JP2023536619A - デュアルアクティブプロトコルスタックハンドオーバ報告のための重複廃棄を考慮するユーザプレーン態様 - Google Patents

デュアルアクティブプロトコルスタックハンドオーバ報告のための重複廃棄を考慮するユーザプレーン態様 Download PDF

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Abstract

無線デバイスによって実施される方法は、少なくとも1つのハンドオーバ(HO)中断時間を含むユーザプレーン(UP)情報を取得することを含む。少なくとも1つのHO中断時間は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられる。無線デバイスは、ネットワークノードに、無線デバイスのハンドオーバに関連付けられた報告を送信し、報告は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を含む。【選択図】図20

Description

本開示は、一般に、無線通信に関し、より詳細には、デュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバ報告のための重複廃棄を考慮するユーザプレーン態様に関するシステムおよび方法に関する。
簡略化された第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)無線通信システムは、図1に示されており、1つまたは複数のアクセスノードと通信するユーザ機器(UE)を含み、その1つまたは複数のアクセスノードはネットワークノードに接続される。アクセスノードは無線アクセスネットワークの一部である。
3GPP TS36.300 v.16.2.0および関連仕様書において指定されているものなど、(Long Term Evolution(LTE)または第4世代(4G)とも呼ばれる)3GPPエボルブドパケットシステム(EPS)規格仕様書に準拠する無線通信システムの場合、アクセスノードは一般にエボルブドノードB(eNB)に対応し、ネットワークノードは一般にモビリティ管理エンティティ(MME)および/またはサービングゲートウェイ(SGW)のいずれかに対応する。eNBは、この場合拡張ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)である無線アクセスネットワークの一部であるが、MMEとSGWは両方ともエボルブドパケットコアネットワーク(EPC)の一部である。eNBは、X2インターフェースを介して相互接続され、S1インターフェースを介してEPCに接続され、より詳細には、S1-Cを介してMMEに接続され、S1-Uを介してSGWに接続される。
一方、3GPP TS38.300 v.16.2.0および関連仕様書において指定されているものなど、(新無線(New Radio:NR)または第5世代(5G)とも呼ばれる)3GPP 5Gシステム(5GS)規格仕様書に準拠する無線通信システムの場合、アクセスノードは一般に5GノードB(gNB)に対応し、ネットワークノードは一般にアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、ならびに/またはユーザプレーン機能(UPF)のいずれかに対応する。gNBは、この場合NG-RAN(次世代無線アクセスネットワーク)である無線アクセスネットワークの一部であるが、AMFとUPFは両方とも5Gコアネットワーク(5GC)の一部である。gNBは、Xnインターフェースを介して相互接続され、NGインターフェースを介して5GCに接続され、より詳細には、NG-Cを介してAMFに接続され、NG-Uを介してUPFに接続される。
NRとLTEとの間の高速モビリティをサポートし、コアネットワークの変更を回避するために、LTE eNBはまた、NG-U/NG-Cを介して5GCに接続され、Xnインターフェースをサポートすることができる。5GCに接続されたeNBは、次世代eNB(ng-eNB)と呼ばれ、次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)の一部と見なされる。5GCに接続されたLTEについては本文書ではさらに説明しないが、本文書でLTEおよびNRについて説明するソリューション/特徴の大部分は、5GCに接続されたLTEにも適用することに留意されたい。本明細書で使用されるLTEという用語は、さらなる詳述なしにLTE-EPCを指すために使用される。
LTEおよびNRにおけるRRC_CONNECTEDにおけるモビリティ
RRC_CONNECTED状態におけるモビリティはハンドオーバとしても知られる。ハンドオーバの目的は、たとえばモビリティにより、(ソースセル接続としても知られる)ソース無線接続を使用するソースアクセスノードから、(ターゲットセル接続としても知られる)ターゲット無線接続を使用するターゲットアクセスノードにUEを移動することである。ソース無線接続は、ソースアクセスノードによって制御されるソースセルに関連付けられる。ターゲット無線接続は、ターゲットアクセスノードによって制御されるターゲットセルに関連付けられる。したがって言い換えれば、ハンドオーバ中に、UEはソースセルからターゲットセルに移動する。時々、ソースアクセスノードまたはソースセルは「ソース」と呼ばれ、ターゲットアクセスノードまたはターゲットセルは「ターゲット」と呼ばれることがある。
いくつかのケースでは、ソースアクセスノードとターゲットアクセスノードとは、異なるeNBまたはgNBなど、異なるノードである。これらのケースは、ノード間ハンドオーバ、eNB間ハンドオーバまたはgNB間ハンドオーバとも呼ばれる。他のケースでは、ソースアクセスノードとターゲットアクセスノードとは、同じeNBとgNBなど、同じノードである。これらのケースは、ノード内ハンドオーバ、eNB内ハンドオーバまたはgNB内ハンドオーバとも呼ばれ、ソースセルとターゲットセルとが同じアクセスノードによって制御されるケースをカバーする。また他のケースでは、ハンドオーバは同じセル内で(したがって、そのセルを制御する同じアクセスノード内でも)実施され、これらのケースもセル内ハンドオーバと呼ばれる。
したがって、ソースアクセスノードおよびターゲットアクセスノードは、特定のUEのハンドオーバ中に所与のアクセスノードによってサーブされる役割を指すことを理解されたい。たとえば、所与のアクセスノードはあるUEのハンドオーバ中にはソースアクセスノードとしてサーブし得るが、その所与のアクセスノードは異なるUEのハンドオーバ中にはターゲットアクセスノードとしてもサーブする。そして、所与のUEのノード内またはセル内ハンドオーバの場合、同じアクセスノードはそのUEのためのソースアクセスノードとターゲットアクセスノードの両方としてサーブする。
E-UTRANまたはNG-RANにおけるRRC_CONNECTED UEは、UEによって送られた測定報告に基づいてサービングセルとネイバーセルとの測定を実施するようにネットワークによって設定され得、ネットワークは、ネイバーセルへのUEのハンドオーバを実施することを決定し得る。ネットワークは次いでUEにハンドオーバコマンドメッセージを送る。LTEでは、このメッセージは、mobilityControlInfoと呼ばれるフィールドをもつRRConnectionReconfigurationメッセージである。NRでは、このメッセージは、reconfigurationWithSyncフィールドをもつRRCReconfigurationメッセージである。
これらの再設定は、(EUTRA-EPCの場合にはX2もしくはS1インターフェースを介して、またはNG-RAN-5GCの場合にはXnもしくはNGインターフェースを介して)ソースアクセスノードからの要求に応じてターゲットアクセスノードによって実際に用意され、既存のRRC設定と、ソースアクセスノードからの要求において与えられるUE能力と、それ自体の能力と、意図されたターゲットセルおよびターゲットアクセスノードにおけるリソース状況とを考慮に入れる。ターゲットアクセスノードによって与えられた再設定パラメータは、たとえば、ランダムアクセス設定、ターゲットアクセスノードによって割り振られる新しいC-RNTI、UEが、ターゲットアクセスノードに関連付けられた新しいセキュリティキーを計算することを可能にし、したがってUEが、ターゲットアクセスノードにアクセスすると新しいセキュリティキーに基づいて暗号化され、完全性保護されたSRB1上でハンドオーバ完了メッセージ(LTEではRRConnectionReconfiguratioCompleteメッセージ、およびNRではRRCReconfigurationCompleteメッセージ)を送ることができるセキュリティパラメータなど、たとえば、ターゲットアクセスノードにアクセスするためにUEによって必要とされる情報を含んでいる。
図2は、例としてLTEを使用する、ハンドオーバプロシージャ中の、UEと、(ソースgNB、ソースeNBまたはソースセルとしても知られる)ソースアクセスノードと、(ターゲットgNB、ターゲットeNBまたはターゲットセルとしても知られる)ターゲットアクセスノードとの間のシグナリングフローを示す。
特に、ステップ1において、測定報告がUEからソースeNBに送られる。その後、ユーザデータがUEとソースeNBとソースeNBとSGWとの間で交換される。ステップ2において、ソースeNBはハンドオーバ(HO)決定を実施する。ステップ3において、ソースeNBはターゲットeNBにハンドオーバ要求を送る。ステップ4において、ターゲットeNBはソースeNBにHO要求確認応答を送る。ステップ5において、ソースeNBはUEにRCC接続再設定メッセージを送る。ステップ6において、UEはソースセルから離れる。ステップ7において、ソースeNBはターゲットeNBにSNステータス転送メッセージを送る。その後、データがソースeNBからターゲットeNBにフォワーディングされる。ステップ8において、UEとターゲットeNBとの間でランダムアクセスが実施される。ステップ9において、RRC接続再設定完了メッセージがUEからターゲットeNBに送信される。その後、ユーザデータがUEとターゲットeNBとの間で交換される。ステップ10において、ターゲットeNBはMMEに経路切替え要求を送る。ステップ11において、MMEとSGWとは経路切替え関係シグナリングを交換する。その後、ユーザデータがターゲットeNBとSGWとの間で交換され、SGWはターゲットeNBに終了マーカーを送り、ターゲットeNBは次いで終了マーカーをソースeNBにフォワーディングし、ソースeNBは次いで終了マーカーをターゲットeNBに戻す。ステップ12において、ターゲットeNBはMMEに経路切替え要求確認応答を送る。ターゲットeNBは、次いで、ステップ13において、ソースeNBにUEコンテキスト解放メッセージを送信する。
必要とされるサービス品質(QoS)に応じて、以下のサブセクションにおいて説明するように、各ユーザプレーン無線ベアラに適したシームレスハンドオーバまたはロスレスハンドオーバのいずれかが実施される。
シームレスハンドオーバ
シームレスハンドオーバは、無線リンク制御(RLC)非確認型モード(UM)にマッピングされるユーザプレーン無線ベアラのために適用される。これらのタイプのデータは、一般に、ロスに対する耐性は妥当であるが、遅延に対する耐性はより小さい(たとえばボイスサービス)。シームレスハンドオーバは、したがって、複雑さと遅延とを最小にするように設計されるが、いくつかのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サービスデータユニット(SDU)のロスを生じ得る。
シームレスハンドオーバが適用される無線ベアラの場合、ハンドオーバにおいて、ヘッダ圧縮コンテキストを含むPDCPエンティティはリセットされ、COUNT値は0にセットされる。いずれにせよハンドオーバにおいて新しいキーが生成されるので、COUNT値を維持するセキュリティ上の理由はない。送信がまだ開始していないUE中のPDCP SDUはハンドオーバの後にターゲットアクセスノードに送信される。ソースアクセスノードにおいて、まだ送信されていないPDCP SDUはX2/Xnインターフェースを介してターゲットアクセスノードにフォワーディングされ得る。送信がすでに開始したが、うまく受信されていないPDCP SDUは失われる。ハンドオーバにおいてソースアクセスノードとターゲットアクセスノードとの間でコンテキスト(すなわち設定情報)が転送される必要はないので、これは複雑さを最小にする。
ロスレスハンドオーバ
PDCPデータパケットデータユニット(PDU)に追加されたシーケンス番号(SN)に基づいて、ハンドオーバ中の順次配信を保証すること、さらには、ハンドオーバの前に受信がまだ確認応答されていないPDCP SDUの再送信を実施する、完全ロスレスハンドオーバ機能を与えることが可能である。このロスレスハンドオーバ機能は、主に、1つのPDCP SDUのロスが、伝送制御プロトコル(TCP)の反応に起因するデータレートの急激な低減を生じることがある、ファイルダウンロードなどの遅延耐性サービスのために使用される。
ロスレスハンドオーバは、RLC確認型モード(AM)にマッピングされるユーザプレーン無線ベアラのために適用される。RLC AMが使用されるとき、送信されたが、まだRLCレイヤによって確認応答されていないPDCP SDUはPDCPレイヤ中の再送信バッファに記憶される。
ダウンリンク(DL)におけるロスレスハンドオーバを保証するために、ソースアクセスノードは、再送信バッファに記憶されたDL PDCP SDU、ならびにゲートウェイから受信された最新のDL PDCP SDUを(再)送信のためにターゲットアクセスノードにフォワーディングする。ソースアクセスノードは、コアネットワークゲートウェイ(LTE/EPCではSGW、LTE/5GCおよびNRではUPF)から、ソースアクセスノードに送られた最後のパケット(いわゆる「終了マーカー」パケット)を示す指示を受信する。ソースアクセスノードはまた、この指示をターゲットアクセスノードにフォワーディングし、それにより、ターゲットアクセスノードがゲートウェイから直接受信されたパケットの送信をいつ開始することができるかを、ターゲットアクセスノードは知る。
アップリンク(UL)におけるロスレスハンドオーバを保証するために、UEは、ターゲットアクセスノード中のPDCP再送信バッファに記憶されたUL PDPC SDUを再送信する。再送信は、ハンドオーバコマンドを受信すると実施されるPDCP再確立によってトリガされる。ソースアクセスノードは、復号および圧縮解除の後に、順序を外れて受信されたすべてのPDCP SDUをターゲットアクセスノードにフォワーディングする。したがって、ターゲットアクセスノードは、ソースアクセスノードから受信されたPDCP SDUと、ハンドオーバ中に維持されるPDCP SNに基づいてUEから受信された再送信されたPDCP SDUとを並べ替え、それらを正しい順序でゲートウェイに配信することができる。
ロスレスハンドオーバの追加の特徴はいわゆる選択的再送信である。いくつかのケースでは、PDCP SDUがうまく受信されたが、対応するRLC確認応答が受信されないことが起こり得る。このケースでは、ハンドオーバの後に、RLCレイヤから受信された不正確なステータスに基づいてUEまたはターゲットアクセスノードによって開始される不要な再送信があり得る。これらの不要な再送信を回避するために、PDCPステータス報告がターゲットアクセスノードからUEに、およびUEからターゲットアクセスノードに送られ得る。ハンドオーバの後にPDCPステータス報告を送るべきかどうかは、各無線ベアラについて、および各方向について独立して設定される。
Rel-14 メイクビフォアブレイク(Make-Before-Break)ハンドオーバ
ハンドオーバ中断時間は、一般に、UEがソースアクセスノードとの送信/受信を停止してから、ターゲットアクセスノードがUEとの送信/受信を再開するまでの時間として定義される。
3GPP TR36.881 v.14.0.0による、LTE pre-Rel-14では、ハンドオーバ中断時間は少なくとも45msである。LTEおよびNRでは、ハンドオーバ中断時間を減少させるための異なるソリューションがそれ以来議論されてきた。改善は、たとえば、短い中断時間が保証されることとなる低レイテンシ(たとえば空中制御、工業自動化制御、工業制御)に関する新しいサービス要件によって促進される。
1つのそのような改善の例として、LTE Rel-14において、ハンドオーバ中断時間をできる限り0ms近くに短縮する目的でメイクビフォアブレイク(Make-Before-Break:MBB)が導入された。図3は、リリース14 LTE MBBによる例示的なシグナリングを示す。
特に、ステップ1において、測定報告がUEからソースeNBに送られる。その後、ユーザデータがUEとソースeNBとソースeNBとSGWとの間で交換される。ステップ2において、ソースeNBはハンドオーバ(HO)決定を実施する。ステップ3において、ソースeNBはターゲットeNBにハンドオーバ要求を送る。ステップ4において、ターゲットeNBはソースeNBにHO要求確認応答を送る。ステップ5において、ソースeNBはUEにRCC接続再設定メッセージを送る。その後、ユーザデータがUEとソースeNBとソースeNBとSGWとの間で交換される。ステップ6において、UEはソースセルから離れる。ステップ7において、ソースeNBはターゲットeNBにSNステータス転送メッセージを送る。その後、データがソースeNBからターゲットeNBにフォワーディングされる。ステップ8において、UEとターゲットeNBとの間でランダムアクセスが実施される。ステップ9において、RRC接続再設定完了メッセージがUEからターゲットeNBに送信される。その後、ユーザデータがUEとターゲットeNBとの間で交換される。ステップ10において、ターゲットeNBはMMEに経路切替え要求を送る。ステップ11において、MMEとSGWとは経路切替え関係シグナリングを交換する。その後、ユーザデータがターゲットeNBとSGWとの間で交換され、SGWはターゲットeNBに終了マーカーを送り、ターゲットeNBは次いで終了マーカーをソースeNBにフォワーディングし、ソースeNBは次いで終了マーカーをターゲットeNBに戻す。ステップ12において、ターゲットeNBはMMEに経路切替え要求確認応答を送る。ターゲットeNBは、次いで、ステップ13において、ソースeNBにUEコンテキスト解放メッセージを送信する。
LTE Rel-14において導入されたMBBハンドオーバプロシージャは、UEが、ソースセルにおいてハンドオーバコマンドメッセージ(mobilityControlInfoをもつRRCConnectionReconfigurationメッセージ)を受信するとMACをリセットし、RLCとPDCPとを再確立する標準ハンドオーバプロシージャとは異なり、UEが、ソースセルから切断する前にターゲットセルに接続するハンドオーバ機構を指す。RRCConnectionReconfigurationメッセージ中のmobilityControlInfoは、ソースセルへの接続を保つようUEに命令するためのmakeBeforeBreakフィールドを含む。
MBBソリューションでは、ソースセルへの接続は、ハンドオーバコマンドの受信の後に、UEがターゲットセルにおいて初期アップリンク(UL)送信を実行するまで維持される、すなわち、媒体アクセス制御(MAC)リセットならびにRLCおよびPDCP再確立は、UEがターゲットセルにおいてランダムアクセスを実施するまで、または、MBBがRACHレスハンドオーバと組み合わせられる(すなわち、rach-SkipがmobilityControlInfo中に存在する)場合、UEが初期PUSCH送信を実施するまで、UEにおいて遅延させられる。ターゲットセルへの接続のための再調整を開始するためにソースセルとのUL送信/DL受信をいつ停止するかはUE実装(およびUE能力)による。
ソースeNBがUEへの送信/UEからの受信を停止した時点において、ソースeNBは、PDCPステータス保存が適用される無線ベアラのアップリンクPDCP SN受信機ステータスとダウンリンクPDCP SN送信機ステータスとを伝達するために、SN STATUS TRANSFERメッセージをターゲットeNBに送る(図3中のステップ8)。
LTE Rel-14(3GPP TS36.300 v.14.12.0およびTS36.331 v.14.14.0)において指定されているMBBはいくつかの知られている制限を有する。たとえば、MBBと、RACHレスハンドオーバなどの他の改善とが組み合わせられる場合でも、0ms程度のハンドオーバ中断時間に達することは依然として不可能である。Rel-14におけるMBBは、周波数内ハンドオーバについてのみサポートされ、UEが単一の受信機(Rx)/送信機(Tx)チェーンを装備されると仮定する。周波数内ハンドオーバシナリオでは、単一のRx UEはターゲットセルとソースセルの両方から同時に受信することが可能であるが、単一のTx UEは両方のセルに同時に送信することが可能でない。したがって、MBB Rel-14では、UEは第1のUL送信の前にソースセルへの接続を解放する。これは、UEがRACHプリアンブルを送信するか、または(RACHレスハンドオーバ(HO)が設定される場合)ハンドオーバ完了メッセージを送信するときに行われる。
したがって、UEは、ターゲットセルとの接続がパケット送信/受信の準備ができる前にソースセルとの接続を解放し、その結果、5ms程度の中断時間が生じる。
Rel-16デュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバ
Rel-14 MBBの欠点に対処し、0ms程度の中断時間を達成するために、デュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバとしても知られるメイクビフォアブレイク(MBB)の拡張バージョンがLTEとNRの両方のためのRel-16のために指定されている。
DAPSハンドオーバは、ハンドオーバのためのRRCメッセージ(すなわち、マスターセルグループ(MCG)のためのreconfigurationWithSyncをもつRRCReconfiguration)の受信の後に、ターゲットgNBへのランダムアクセスが成功した後にソースセルを解放するまで、UEがソースgNB接続を維持するハンドオーバプロシージャとして定義される。
DAPSハンドオーバ中に、UEは、ソースセルとターゲットセルとから同時に送信することと受信することとが可能であると仮定される。実際には、これは、UEがデュアルTx/Rxチェーンを装備されることを必要とし得る。デュアルTx/Rxチェーンはまた、潜在的に、周波数間ハンドオーバなど他のハンドオーバシナリオにおいてDAPSハンドオーバをサポートすることを可能にする。
図4は、LTEの場合のDAPSノード間ハンドオーバの例を示す。特に、ステップ1において、測定報告がUEからソースeNBに送られる。その後、ユーザデータがUEとソースeNBとソースeNBとSGWとの間で交換される。ステップ2において、ソースeNBはハンドオーバ(HO)決定を実施する。ステップ3において、ソースeNBはターゲットeNBにハンドオーバ要求を送る。ステップ4において、ターゲットeNBはソースeNBにHO要求確認応答を送る。ステップ5において、ソースeNBはUEにRCC接続再設定メッセージを送る。ステップ6において、ソースeNBはターゲットeNBにSNステータス転送メッセージを送る。その後、データがソースeNBからターゲットeNBにフォワーディングされ、ユーザデータがUEとソースeNBとソースeNBとターゲットeNBとの間で交換される。ステップ7において、UEとターゲットeNBとの間でランダムアクセスが実施される。ステップ8において、RRC接続再設定完了メッセージがUEからターゲットeNBに送信される。その後、ユーザデータがUEとターゲットeNBとの間で交換される。ステップ9において、ターゲットeNBはMMEに経路切替え要求を送る。ステップ10において、MMEとSGWとは経路切替え関係シグナリングを交換する。その後、ユーザデータがターゲットeNBとSGWとの間で交換され、SGWはターゲットeNBに終了マーカーを送り、ターゲットeNBは次いで終了マーカーをソースeNBにフォワーディングし、ソースeNBは次いで終了マーカーをターゲットeNBに戻す。ステップ11において、MMEはターゲットeNBに経路切替え要求確認応答を送る。ターゲットeNBは、次いで、ステップ12において、ソースeNBにUEコンテキスト解放メッセージを送信する。ステップ13において、UEはソースセルを解放する。
ステップ5において、(ベアラごとにセットされる)ハンドオーバコマンド中の「DAPS HO」指示、たとえば、MCGのためのreconfigurationWithSyncをもつRRCReconfigurationを受信すると、UEは、(DAPSが設定されたベアラの場合)ターゲットアクセスノードに関連付けられたターゲットセルへの接続を確立しながら、ソースアクセスノードに関連付けられたソースセルへの接続を維持することが留意され得る。すなわち、UEは、ステップ5~8の間に、それぞれのベアラについていかなる中断もなしに、ソースアクセスノードを介してDL/ULユーザプレーンデータを送り、受信することができる。そして、ステップ8の後に、UEは、通常のHOプロシージャと同様にUL/DLユーザプレーンデータ送信のために利用可能なターゲットリンクを有する。
所与のベアラについてのDAPS設定は、TS38.331 v.16.1.0において説明されているように、DAPSが設定されるべき各DRBについて、RadioBearerConfigの一部として与えられ、RadioBearerConfig IEはMCGのためのreconfigurationWithSyncをもつRRCReconfiguration中に含まれる。
DAPSハンドオーバの場合、UEは、ソースセルを解放するまで、すなわち、daps-SourceReleaseメッセージがターゲットによって送信されるまでソースgNBからのダウンリンクユーザデータ受信を継続し、ターゲットgNBへのランダムアクセスプロシージャが成功するまでソースgNBへのアップリンクユーザデータ送信を継続する。そうするために、UEは、ハンドオーバの持続時間全体について、すなわち、HO完了情報を含んでいるRRCReconfigurationCompleteが送信されるまで、ソースセルに対する無線リンク監視(RLM)を実施し続けるべきである。それは、たとえば、UEが、可能な同期外れ指示、ソースとのRLC再送信がしきい値を超えるかどうかなどを監視し続けるべきであることを暗示する。明らかに、DAPSを実施する間にRLFがソースセルにおいて行われる場合、UEはソース接続を解放するが、UEはターゲットへのDAPS HOを継続することができる。
前に説明されたように、DAPS HOが設定されたUEは、ターゲットにおいてハンドオーバが完了されるまで、すなわち、RRCReconfigurationCompleteがターゲットに送信されるまで、ソースセルに向かうUL送信を継続することができる。DLの場合、代わりに、ソースネットワークノード(たとえばソースgノードB)は、(RRCReconfigurationCompleteを受信した後に)ターゲットによって送信されたdaps-SourceReleaseメッセージ中で伝達されたソース設定解放がUEによって受信されるまで、DLデータを送り続けることができる。したがって、ソースセルへのULデータ送信はハンドオーバ完了を超えて延長されないが、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)/否定応答(NACK)および他の可能なレイヤ1制御シグナリングなど、ソースセルへのいくつかのUL送信は、ハンドオーバの完了後にソースセルに向けて実施されるべきである。
RRCによってトリガされるハンドオーバ機構は、DAPSハンドオーバを除いて、少なくともMACエンティティをリセットし、RLCを再確立することをUEに要求し、ハンドオーバコマンドを受信すると、UEは、
- ターゲットのためのMACエンティティ(すなわち異なる/新しいMACエンティティ)を作成し、
- DAPSが設定された各データ無線ベアラ(DRB)のためのターゲットのためのRLCエンティティと、関連する専用トラフィックチャネル(DTCH)論理チャネルとを確立し、
- DAPSが設定されたDRBの場合、ソースおよびターゲットのための別個のセキュリティおよびロバストヘッダ圧縮(ROHC)機能でPDCPエンティティを再設定し、それらをそれぞれソースおよびターゲットによって設定されたRLCエンティティと関連付け、
- ソース設定の残りをソースの解放まで保持する。
DAPSが設定されたDRBの場合、ソースgNBは、ソースgNBがターゲットgNBからのHANDOVER SUCCESSメッセージを受信するまでダウンリンクパケットを送信することを停止しない。RRCにおいて、UEアクションは、3GPP TS38.331 v.16.1.0中のセクション5.3.5.5.2、5.3.5.5.4、および5.3.5.5.5に定義される。
DAPSが設定されたDRBの場合、ダウンリンクPDCP SDUは、シーケンス番号(SN)割り振りがターゲットgNBにハンドオーバされる(実行プロシージャ中の後でのみ行われる)まで、ソースノード(gNB)によって割り振られたSNを用いてフォワーディングされる。
図4のステップ6において、ソースアクセスノードは、UL PDCP受信機ステータスと、第1のフォワーディングされたDL PDCP SDUのSNとを示すSNステータス転送メッセージをターゲットアクセスノードに送る。アップリンクPDCP SN受信機ステータスは、少なくとも第1の消失したUL SDUのPDCP SNを含み、そのようなSDUがある場合、UEがターゲットセルにおいて再送信する必要がある、順序を外れたUL SDUの受信ステータスのビットマップを含み得る。SNステータス転送メッセージはまた、第1の消失したUL SDUのハイパーフレーム数(HFN)、ならびにターゲットアクセスノードにおけるCOUNT保存のためのHFN DLステータスを含んでいる。言い換えれば、DAPSが設定されたDRBの場合、ソースアクセスノード(または単にソースgNB)は最初にEARLY STATUS TRANSFERメッセージを送る。EARLY STATUS TRANSFERメッセージにおいて伝達されるDL COUNT値は、ソースgNBがターゲットgNBにフォワーディングする第1のPDCP SDUのPDCP SNおよびHFNを示す。ソースgNBは、ソースgNBがステップ8bにおいてターゲットgNBにSN STATUS TRANSFERメッセージを送るまで、ダウンリンクPDCP SDUにSNを割り振ることを停止しない。
ターゲットアクセスノードとの接続セットアップが成功すると、すなわち、図4のステップ8においてハンドオーバ完了メッセージを送った後に、UEは、(UEが、ランダムアクセスが成功した後にのみターゲットを使用するULの場合を除いて)ソースアクセスノードへの1つのデータリンクと、ターゲットアクセスノードへの1つのデータリンクとの、2つのデータリンクを維持する。図4のステップ8の後に、UEは、ターゲットアクセスノードセキュリティキーと圧縮コンテキストとを使用する通常のHOプロシージャと同様に、ターゲットアクセスノード上のULユーザプレーンデータを送信する。したがって、両方のノードへの同時ULユーザデータ送信の必要がなく、それにより2つのノード間のUE電力分割が回避され、またUE実装が簡略化される。周波数内ハンドオーバの場合、一度に1つのノードにULユーザプレーンデータを送信することはまた、UL干渉を低減し、それによりネットワーク側での復号の成功の見込みが高くなる。
UEは、ソースリンクが解放されるまで、ソースアクセスノードとターゲットアクセスノードの両方についてのセキュリティおよび圧縮コンテキストを維持する必要がある。UEは、PDUがその上に送信されるセルに基づいて、PDCP PDUのために使用されるべきセキュリティ/圧縮コンテキストを区別することができる。
パケット重複を回避するために、UEは、図4のステップ8において、ハンドオーバ完了メッセージと一緒に、最後の受信されたPDCP SNを示すPDCPステータス報告を送り得る。PDCPステータス報告に基づいて、ターゲットアクセスノードは、重複PDCPパケット(すなわち同一のシーケンス番号をもつPDCP PDU)、すなわちソースセルにおいてUEによってすでに受信されたPDCPパケットをUEに送ることを回避することができる。
図4のステップ13におけるソースセルの解放は、たとえば、(図に示されていない)ターゲットアクセスノードからの明示的メッセージによって、または、解放タイマーの満了など、何らかの他のイベントによってトリガされ得る。
図4のステップ5の後にソースアクセスノードがパケットデータフォワーディングを開始する代替として(すなわち、UEに「早いパケットフォワーディング」としても知られるハンドオーバコマンドを送った後に)、ターゲットアクセスノードは、パケットデータフォワーディングをいつ開始するべきかをソースアクセスノードに示し得る。たとえば、パケットデータフォワーディングは、後のステージにおいて、ターゲットセルへのリンクが確立されたときに、たとえば、UEがターゲットセルにおいてランダムアクセスを実施した後か、または(「遅いパケットフォワーディング」としても知られる)UEがターゲットアクセスノードにRRC接続再設定完了メッセージを送ったときに開始し得る。後のステージにおいてソースアクセスノードにおいてパケットデータフォワーディングを開始することによって、ターゲットセルからのUEによって受信される重複PDCP SDUの数は潜在的に少なくなり、それによりDLレイテンシがやや低減される。しかしながら、後のステージにおいてパケットデータフォワーディングを開始することはまた、たとえば、ターゲットアクセスノードへの接続が確立される前にUEとソースアクセスノードとの間の接続が失われた場合の、ロバストネスと低減されるレイテンシとの間のトレードオフである。そのような場合、UEへのDLデータ転送において短い中断があるであろう。図5は、デュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバにおけるUE側におけるプロトコルスタックを示す。
図5は、DAPSハンドオーバにおけるUE側におけるプロトコルスタックを示す。
各ユーザプレーン無線ベアラは関連するPDCPエンティティを有し、関連するPDCPエンティティは、それぞれソースセルについて1つ、それぞれターゲットセルについて1つの、2つの関連するRLCエンティティと、2つの関連するMACと、2つの関連するPHYとを有する。PDCPエンティティは、ソースセルとターゲットセルとについて異なるセキュリティキーとROHCコンテキストとを使用するが、SN割り当て(UL送信の場合)および並べ替え/重複検出(DL受信の場合)は共通である。PDCPエンティティは、ULのためのSN割り当てと、DLのための並べ替え重複検出とを実施する。
NRの場合、PDCPの上に、ベアラへのQoSフローのマッピングを担当するサービスデータ適応プロトコル(SDAP)と呼ばれる追加のプロトコルレイヤがあることに留意されたい。このレイヤは、図5に示されておらず、本明細書でさらに説明しない。
DAPSハンドオーバ失敗
タイマーベースのハンドオーバ失敗プロシージャはNRにおいてサポートされる(すなわち、UEは、同期を用いた再設定をもつRRCReconfigurationを受信したときにタイマーT304を開始し、成功したときにタイマーを停止し、満了時にハンドオーバ失敗を宣言する)。RRC接続再確立プロシージャは、ハンドオーバ失敗から回復するために使用される。しかしながら、DAPS HOが失敗したとき、UEは、ソースセル設定にフォールバックする可能性を有し、ソースセルとの接続を再開し、ソースリンクが解放されていない場合にRRC接続再確立をトリガすることなしにソースを介してDAPS HO失敗を報告する。明らかに、ソースセルへのそのようなフォールバックは、T304が満了する時間にソースセルに対するRLFがまだ宣言されていない場合にのみ行われ得る。UEがソースセルにフォールバックすると、UEは、UEがターゲットに向けたDAPS HOに失敗したことをソースセルに示す失敗情報を発行する。
さもなければ、ターゲットへのDAPSハンドオーバが失敗した、すなわちT304が満了した時間にソースセルに対するRLFがすでに行われている場合、UEは、再確立のためにソースおよびターゲットとは異なる第3のセルを選択する。この特徴は3GPP TS38.331 v16.1.0のセクション5.3.5.8.3およびセクション5.7.5で説明されている。
3GPPにおける自己組織化ネットワーク(SON)
自己組織化ネットワーク(SON)は、モバイル無線アクセスネットワークの計画、設定、管理、最適化および修復をより簡単でより高速にするように設計された自動化技術である。SON機能および挙動は、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)およびNGMN(次世代モバイルネットワーク)などの団体によって作成された、一般に認められているモバイル産業勧告において定義され、指定されている。
3GPPでは、SONエリア内のプロセスは自己設定プロセスと自己最適化プロセスとに分類される。自己設定プロセスは、システム動作のための必要な基本設定を得るために、新たに展開されたノードが自動インストールプロシージャによって設定されるプロセスである。
このプロセスは動作前(pre-operational)状態で働く。動作前状態は、eNBが電源を入れられ、バックボーンコネクティビティを有するときから、RF送信機がオンに切り替えられるまでの状態として理解される。
図6は、3GPP TS36.300 v.16.2.0に開示されている自己設定/自己最適化機能の分岐(ramification)を示す。特に、図6に示されているように、
・ 基本セットアップおよび
・ 初期無線設定。
のような動作前状態においてハンドリングされる機能は自己設定プロセスによってカバーされる。
自己最適化プロセスは、ネットワークを自動調整するためにUEおよびアクセスノード測定およびパフォーマンス測定が使用されるプロセスとして定義される。
このプロセスは動作状態で働く。動作状態は、RFインターフェースがさらにオンに切り替えられた状態として理解される。
図6において説明するように、
- 最適化/適応
のような動作状態においてハンドリングされる機能は自己最適化プロセスによってカバーされる。
LTEでは、動的設定、自動ネイバーリレーション(ANR)、モビリティ負荷分散、モビリティロバストネス最適化(MRO)、RACH最適化、およびエネルギー節約のためのサポートなどの特徴を含む、自己設定および自己最適化のためのサポートは、3GPP TS36.300 v.16.2.0セクション22.2に記載されているように指定される。
NRでは、3GPP TS38.300 v.16.2.0セクション15において説明されているように、動的設定、Rel-15における自動ネイバーリレーション(ANR)などの自己設定特徴で始まる、自己設定および自己最適化のためのサポートも指定される。NR Rel-16では、モビリティロバストネス最適化(MRO)などの自己最適化特徴を含む、より多くのSON特徴が指定されている。
3GPPにおけるモビリティロバストネス最適化(MRO)
シームレスハンドオーバは3GPP技術の主要な特徴である。ハンドオーバの成功は、UEが、データ送信において過剰な中断を引き起こすことなしに異なるセルのカバレッジエリア中を動き回ることを保証する。しかしながら、ネットワークがUEを「正しい」ネイバーセルに時間内にハンドオーバすることに失敗するシナリオがあり、そのようなシナリオでは、UEは無線リンク障害(RLF)またはハンドオーバ失敗(HOF)を宣言する。
HOFおよびRLF時に、UEは、UEが再び到達可能になり得るように、UEができる限り早く戻ろうと試みていることが確認されるように、たとえば、セルを選択し、再確立プロシージャを開始することを試みるなどの自律的アクションを取り得る。RLFは、UE自体とネットワークとの間で利用可能な信頼できる通信チャネル(無線リンク)がないことにUEが気づいたときにのみ、UEによって宣言されるので、RLFは不十分なユーザ体感を生じる。また、接続を再確立することは、新たに選択されたセルとのシグナリング(ランダムアクセスプロシージャ、RRC再確立要求、RRC再確立RRC再確立完了、RRC再設定およびRRC再設定完了)を要求し、UEが再びネットワークとデータを交換することができるまで、ある程度のレイテンシを追加する。
少なくとも3GPP TS36.331 v.16.1.0によれば、無線リンク障害についての可能性のある原因は、
1)関係するタイマーT310の無線リンク監視の満了、
2)タイマーT312関連する測定報告の満了(T310が動作していたときに測定報告を送ったにもかかわらず、このタイマーの持続時間内にネットワークからのハンドオーバコマンドを受信しない)、
3)RLC再送信の最大数に到達した、
4)MACエンティティからランダムアクセス問題指示を受信した
のうちの1つであり得る。
RLFは、パフォーマンスとユーザ体感とを劣化させる再確立につながるので、後のRLFを回避するために、RLFについての理由を理解し、モビリティ関係パラメータ(たとえば測定報告のトリガ条件)を最適化しようと試みることはネットワークの利益になる。ネットワークにおけるMRO関係報告ハンドリングの標準化前に、UEのみが、RLFの時間に無線品質がどのように見えたか、RLFを宣言する実際の理由は何かなどに関連する何らかの情報に気づいていた。ネットワークがRLFの理由を識別するために、ネットワークは、UEと、また近隣基地局の両方からのより多くの情報を必要とする。
LTEにおけるMROソリューションの一部として、RLF報告プロシージャがRel-9 RAN2作業におけるRRC仕様に導入された。そのことは、UEがRLFの瞬間に関連情報をロギングし、後で、(たとえば再確立の後に)UEが接続に成功したことをターゲットセルに報告することが標準化されたという意味で、RRC仕様に影響を与えた。そのことはまた、RLF報告を受信するeノードBは、どこで失敗が発生したのかをeノードBにフォワーディングし得るので、gノードB間インターフェース、すなわち、X2AP仕様に影響を与えた。
UEによって生成されたRLF報告について、それのコンテンツは後続のリリースにおけるさらなる詳細で拡張された。3GPP TS36.331 v.16.1.0に基づく測定報告中に含まれる測定値は、
1)最後のサービングセル(PCell)の測定量(RSRP、RSRQ)。
2)異なるRAT(EUTRA、UTRA、GERAN、CDMA2000)の異なる周波数におけるネイバーセルの測定量。
3)WLAN APに関連する測定量(RSSI)。
4)Bluetoothビーコンに関連する測定量(RSSI)。
5)利用可能な場合、ロケーション情報(ロケーション座標と速度とを含む)。
6)利用可能な場合は、最後のサービングセルのグローバル一意識別情報、他の場合は、最後のサービングセルのPCIおよびキャリア周波数。
7)PCellのトラッキングエリアコード。
8)「ハンドオーバコマンド」メッセージの最後の受信から経過した時間。
9)前のサービングセルにおいて使用されたC-RNTI。
10)UEに1のQCI値を有するDRBが設定されたか否か
である。
RLF関係パラメータの検出およびロギングはLTE RRC仕様3GPP TS36.331 v.16.1.0のセクション5.3.11.3に取り込まれれている。
RLFが宣言された後に、RLF報告がロギングされ、UEがセルを選択し、再確立に成功すると、UEは、ターゲットセルにその利用可能性を気づかせるために、UEがRRC再確立完了メッセージ中で利用可能なRLF報告を有するという指示を含む。次いで、フラグ「rlf-ReportReq-r9」をもつUEInformationRequestメッセージを受信すると、UEは、UEInformationResponseメッセージ中に(上記で説明されたように、UE可変VarRLF-Reportに記憶された)RLF報告を含み、ネットワークに送るものとする。
UEからのRLF報告と、UE自体がどのセルを再確立したかについての知識とに基づいて、元のソースセルは、RLFがカバレッジホールにより引き起こされたのか、ハンドオーバ関連パラメータ設定により引き起こされたのかを推論することができる。RLFがハンドオーバ関連パラメータ設定によると考えられた場合、元のサービングセルは、ハンドオーバ関係失敗を、早すぎるクラスか、遅すぎるクラスか、間違ったセルへのハンドオーバのクラスにさらに分類することができる。これらのハンドオーバ失敗クラスについて以下で手短に説明する。
たとえば、ハンドオーバ失敗が「遅すぎるハンドオーバ」ケースにより起ころうとそうでなかろうと、元のサービングセルが、特定のターゲットセルに向かうハンドオーバに関連するUEにハンドオーバコマンドを送ることに失敗したとき、およびUEがRLF後にこのターゲットセルにおいてそれ自体を再確立する場合、元のサービングセルはハンドオーバ失敗を「遅すぎるハンドオーバ」であると分類することができる。元のサービングセルからの例示的な修正アクションは、ハンドオーバ決定を行うことにつながるイベントトリガ型測定報告をIEがいつ送るかを制御するターゲットセルに向けてCIO(セル個別オフセット)を減少させることによって、このターゲットセルに向けてハンドオーバプロシージャを若干早く開始することであり得る。
しかしながら、元のサービングセルが、ハンドオーバに関連するUEにハンドオーバコマンドを送ることに成功したが、UEが、このターゲットセルに向けてランダムアクセスを実施することに失敗したとき、元のサービングセルはハンドオーバ失敗を「早すぎるハンドオーバ」であると分類することができる。元のサービングセルからの例示的な修正アクションは、ハンドオーバ決定を行うことにつながるイベントトリガ型測定報告をIEがいつ送るかを制御するターゲットセルに向けてCIO(セル個別オフセット)を増加させることによって、このターゲットセルに向けてハンドオーバプロシージャを若干遅く開始することであり得る。
別の例として、元のサービングセルが特定のターゲットセルに向けてこのUEのためのハンドオーバを実施しようと意図するが、UEがRLFを宣言し、第3のセルにおいてそれ自体を再確立するとき、元のサービングセルは、ハンドオーバ失敗を「間違ったセルへのハンドオーバ」であると分類することができる。元のサービングセルからの修正アクションは、ターゲットセルに向けてCIO(セル個別オフセット)を減少させることによってか、または、再確立セルに向けてCIOを増加させることによって、UEがそこにおいて再確立したセルに向けてハンドオーバを若干早く開始することを介して、ターゲットセルに向けたハンドオーバにつながる測定報告プロシージャを若干遅く開始することであり得る。
無線リンク障害指示とハンドオーバ報告という、2つの異なるタイプのノード間メッセージがその目的でLTEにおいて標準化された。3GPP TS36.423 v.16.2.0参照。
無線リンク障害指示プロシージャは、RRC再確立の試み、またはeNB間の受信されたRLF報告に関する情報を転送するために使用される。このメッセージは、UEがそこにおいてUEの前のサービングセルであったeNBへの再確立を実施するeNBから送られる。RLF指示メッセージのコンテンツは以下で与えられる。
しかしながら、いくつかの問題が存在する。たとえば、DAPS HOはハンドオーバ中のユーザプレーンパフォーマンスの利益になることが予想される。事実上、通常のハンドオーバとは異なり、DAPS HOが設定されたUEは、ハンドオーバがターゲットにおいて完了されるまで、すなわちRRCReconfigurationCompleteがターゲットに送信されるまで、ソースセルに向けてUL送信を継続することができる。ソースネットワークノード(たとえばソースgノードB)は、RRCReconfigurationCompleteを受信した後にターゲットによってdaps-SourceReleaseメッセージ中で伝達されるソース設定解放がUEによって受信されるまで、DLデータを送り続けることができる。しかしながら、上記の利益は、場合によっては、追加の量の重複パケットがネットワークによって送信されるという犠牲を伴い得る。それは、DAPS HOがトリガされるとき、ソースはDLデータをスケジューリングし続けることができるが、UEはターゲットセルに向かって移動しているので、それらのデータがUEによって正しく受信されないことがあり、ソースセルに関する無線状態はその時点で十分に良いとは言えないかもしれないからである。したがって、ソースセルが、HOコマンドの後にDLデータをスケジューリングし続けることができる場合でも、(ソースセルにおいて送信される)それらのパケットのためにも、ターゲットセルに向けてX2/Xnを介してデータフォワーディングプロシージャを何とか開始する必要があり得る。したがって、ソース設定がどのくらい長く保たれるかに応じて、UEは、後で廃棄するために処理する必要があるかなりの量の重複を受信し得、そのことは、全体的な体感される遅延に影響を及ぼし得る。
また、これらのパケットはいずれにせよ廃棄されるであろうから、それはソースノードにおけるリソースの浪費と見られ得、ひいては他のUEについて干渉につながり得る。その上、ソースに関する無線状態が劣化している可能性が非常に高い間、ソースセルによって送信されるパケットがハンドオーバ持続時間全体にわたって、HO完了の後にも送信され得るとすると、それらのパケットは「通常よりも高い」損失を受け得る。ソースがUEへのパケットをスケジューリングし得る場合でも、ソースはDLトラフィック需要に依存し得るので、ソースはスケジューリングする必要がないことに注意されたい。これに関連して、送信されたDLパケットはUEによって確認応答される必要がある、すなわち、HARQ ACK/NACKが送信される必要があること、また、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)などを含むチャネル状態情報(CSI)など可能なL1制御シグナリングも強調され得る。しかしながら、リンク適応のためにソースセルに必要とされるそのようなUL送信は、ターゲットセルによるスケジューリングされたULデータ送信との起こり得る衝突により、受信されないことがある。衝突が起こった場合、送信能力制限により両方のUL送信を実施することが可能でないUEは、ターゲット上のUL送信に優先度を付けなければならない。
現在のSON報告フレームワーク(たとえばRLF報告、またはHO成功報告または失敗情報メッセージ報告など任意の他のタイプの報告)は、DAPS HOにも通常ハンドオーバにも関係しない、ユーザプレーンパフォーマンスに関するいかなる情報も与えない。そのような情報がなければ、問題は2つある。第1に、ネットワークは、DAPS HOのユーザプレーンパフォーマンスへの影響を決定すること、したがって、たとえば、いくつかのセルの間を移動するUEに対してDAPS HOが設定されるとき、DAPS HOがシステムに利益をもたらしているか否かを評価することが可能でない。第2に、ネットワークは、通常のHOのユーザプレーンパフォーマンスへの影響を決定すること、したがって、いくつかのセル間を移動しているUEに対して通常のHOではなくDAPS HOを設定することが有益であるか否かを評価することが可能でない。
本開示のいくつかの態様およびそれらの実施形態はこれらのまたは他の課題へのソリューションを与え得る。たとえば、いくつかの実施形態によれば、成功したハンドオーバ報告においてユーザプレーン(UP)関係情報を報告するための無線デバイスによる方法およびシステムが提供される。
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスによって実施される方法は、少なくとも1つのハンドオーバ(HO)中断時間を含むUP情報を取得することを含む。少なくとも1つのHO中断時間は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられる。無線デバイスは、無線デバイスのハンドオーバに関連付けられた報告をネットワークノードに送信し、報告は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を含む。
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスは、少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を取得するように適応される。少なくとも1つのHO中断時間は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられる。無線デバイスは、無線デバイスのハンドオーバに関連付けられた報告をネットワークノードに送信するように適応され、報告は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を含む。
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードによって実施される方法は、無線デバイスから無線デバイスのハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告を受信することを含む。報告は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を含む。
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードは、無線デバイスから無線デバイスのハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告を受信するように適応される。報告は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を含む。
いくつかの実施形態は以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を与え得る。たとえば、1つの技術的利点は、いくつかの実施形態が、DAPSハンドオーバパフォーマンスに関するUP関係情報をネットワークが有することを可能にすることである。この情報は、ソースノードとターゲットノードの両方が、ビームレベル設定(たとえば、RLMおよびBFD-BFRリソース)ならびにハンドオーバ関係パラメータ(たとえば、セル個別オフセット)、またはターゲットセルにおけるRACHリソースの最適化(専用プリアンブルまたはHO時間におけるRACHアクセスのための設定されたビームの割り当て)を最適化するために有益であろう。
別の例として、技術的利点は、いくつかの実施形態は、いくつかのセルの間のUEのハンドオーバのために好ましいオプションがDAPS HOであるのか通常のHOであるのかをネットワークが決定することを助けることであり得る。さらに、ネットワークは、どのベアラがDAPSからの利益を得るであろうか否かを決定し得る。
他の利点は当業者に容易に明らかになり得る。いくつかの実施形態は、具陳された利点のいずれも有しないか、いくつかを有するか、またはすべてを有し得る。
開示される実施形態ならびにそれらの特徴および利点のより完全な理解のために、次に、添付の図面と併せて行う以下の説明を参照する。
簡略化された第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)無線通信システムを示す図である。 例としてLong Term Evolution(LTE)を使用する、ハンドオーバプロシージャ中のユーザ機器(UE)とソースアクセスノードとターゲットアクセスノードとの間のシグナリングフローを示す図である。 リリース14LTE MBBによる例示的なシグナリングを示す図である。 LTEの場合のデュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ノード間ハンドオーバの例を示す図である。 DAPSハンドオーバにおけるUE側におけるプロトコルスタックを示す図である。 3GPP TS36.300 v.16.2.0に開示されている自己設定/自己最適化機能の分岐を示す図である。 いくつかの実施形態による、例示的な無線ネットワークを示す図である。 いくつかの実施形態による、例示的なネットワークノードを示す図である。 いくつかの実施形態による、例示的な無線デバイスを示す図である。 いくつかの実施形態による、例示的なユーザ機器を示す図である。 いくつかの実施形態による、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る仮想化環境を示す図である。 いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示す図である。 いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータの一般化されたブロック図である。 一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示す図である。 一実施形態による、通信システムにおいて実装される別の方法を示す図である。 一実施形態による、通信システムにおいて実装される別の方法を示す図である。 一実施形態による、通信システムにおいて実装される別の方法を示す図である。 いくつかの実施形態による、無線デバイスによる例示的な方法を示す図である。 いくつかの実施形態による、例示的な仮想コンピューティングデバイスを示す図である。 いくつかの実施形態による、無線デバイスによる別の例示的な方法を示す図である。 いくつかの実施形態による、別の例示的な仮想計算デバイスを示す図である。 いくつかの実施形態による、ネットワークノードによる例示的な方法を示す図である。 いくつかの実施形態による、別の例示的な仮想コンピューティングデバイスを示す図である。 いくつかの実施形態による、ネットワークノードによる別の例示的な方法を示す図である。 いくつかの実施形態による、別の例示的な仮想計算デバイスを示す図である。
次に、添付の図面を参照しながら、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連のある技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同様に、実施形態のいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目標、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになる。
いくつかの実施形態では、「ネットワークノード」というより一般的な用語が、使用され得、(直接または別のノードを介して)UEと、および/または別のネットワークノードと通信する、任意のタイプの無線ネットワークノードまたは任意のネットワークノードに対応し得る。ネットワークノードの例は、ノードB、MeNB、ENB、MCGまたはSCGに属するネットワークノード、基地局(BS)、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR無線ノード、eノードB、gノードB、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、リレー、ドナーノード制御リレー、基地トランシーバ局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナシステム(DAS)におけるノード、コアネットワークノード(たとえばMSC、MMEなど)、O&M、OSS、SON、測位ノード(たとえばE-SMLC)、MDT、テスト機器(物理ノードまたはソフトウェア)などである。
いくつかの実施形態では、ユーザ機器(UE)または無線デバイスという非限定的な用語が、使用され得、セルラまたはモバイル通信システムにおいてネットワークノードおよび/または別のUEと通信する任意のタイプの無線デバイスを指すことがある。UEの例は、ターゲットデバイス、D2D(device to device)UE、マシン型UE、またはマシンツーマシン(M2M)通信が可能なUE、PDA、PAD、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、UEカテゴリーM1、UEカテゴリーM2、ProSe UE、V2V UE、V2X UEなどである。
さらに、基地局/gノードBおよびUEなどの専門用語は、非限定的であると見なされるべきであり、その2つの間のある階層関係を特に暗示せず、概して、「gノードB」はデバイス1と見なされ得、「UE」はデバイス2と見なされ得、これらの2つのデバイスは何らかの無線チャネルを介して互いと通信する。そして、以下では、送信機または受信機はgNBまたはUEのいずれかであり得る。
いくつかの実施形態によれば、情報の第1のセットは、UEがターゲットセルへのハンドオーバに成功しなかったが、UEがソースセルへのフォールバックに成功したことを示す成功ハンドオーバ報告中に含まれ得るか、またはUEがターゲットセルへのハンドオーバにもソースセルへのフォールバックにも成功しなかったことを示すRLF報告(またはハンドオーバ失敗メッセージ)中に含まれ得る。本明細書で使用されるフォールバック、およびフォールバックのためのプロシージャという用語は、無線デバイスがソースセル設定に戻り、ソースセルとの接続を再開することを指す。
いくつかの実施形態では、情報のセットは、UEがDAPS HOのために設定された場合と、通常の非DAPS HOがトリガされた場合の両方に含まれ得る。
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスによる方法は、たとえば、デュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバ中に受信/送信されたパケットから導出された情報など、ソースセルに関連する情報、および/または、たとえば、DAPSハンドオーバ中に受信/送信されたパケットから導出された情報など、ターゲットセルに関連する情報の包含を含み得る。情報の例は、ソース/ターゲットを介して送信/受信されるパケットの数、遅延関連、到着間時間、シーケンス番号、ハンドオーバ中断時間などである。
本方法はまた、たとえば、DAPSハンドオーバ中にUEがアクセスしたターゲットノードなど、ターゲットネットワークノードへのその情報の送信を含む。本方法は、ターゲットネットワークノードが、報告に基づいてそれ自体のパラメータを調整/最適化/セットすること、および/または、報告に基づいてそれ自体のパラメータを調整し得る、たとえば、DAPSが所与のベアラなどについて設定されるべきであるかどうかを決定し得るソースネットワークノード(たとえば、DAPSハンドオーバを設定したソースノード)に報告コンテンツをフォワーディングすることを含む。いくつかの実施形態によれば、ソースセル情報はターゲットネットワークノードにおいて有用であり得、したがって、ターゲットノードは、(たとえば、場合によっては、ノード間メッセージを介して取得される支援情報を使用してなど)ソースノードによって送信され、ソースノードを介してUEによって受信されるパケットについてのパフォーマンスを理解する。この情報は、ターゲットノードパラメータを調整/最適化するか、またはDAPSパフォーマンスに関連するカウンタおよび/もしくはイベントおよび/もしくはキーパフォーマンスインジケータ(KPI)を生成するために使用され得る。いくつかの実施形態によれば、ソースセル情報はソースネットワークノードにおいて有用であり得、したがって、ソースは、ソースノードによって送信され、場合によってはUEによってうまく受信されるか、または受信されないパケットについてのパフォーマンスを理解する。この情報は、ソースノードパラメータを調整/最適化するために、またはDAPSパフォーマンスに関連するカウンタおよび/もしくはイベントおよび/もしくはキーパフォーマンスインジケータ(KPI)を生成するために使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、ターゲットセル情報はソースネットワークノードにおいて有用であり得、したがって、ソースは、ターゲットノードによって送信され、場合によってはUEによってうまく受信されるか、または受信されないパケットのためのパフォーマンスを理解する。この情報は、ソースノードパラメータを調整/最適化するか、またはDAPSパフォーマンスに関連するカウンタおよび/もしくはイベントおよび/もしくはキーパフォーマンスインジケータ(KPI)を生成するために使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、ターゲットセル情報はターゲットネットワークノードにおいて有用であり得、したがって、ソースは、ターゲットノードによって送信され、場合によってはUEによってうまく受信されるか、または受信されないパケットのためのパフォーマンスを理解する。この情報は、ソースノードパラメータを調整/最適化するか、またはDAPSパフォーマンスに関連するカウンタおよび/もしくはイベントおよび/もしくはキーパフォーマンスインジケータ(KPI)を生成するために使用され得る。
DLの場合のHO中断時間
特定の実施形態では、UEが現在設定している各DRBについて別個のHO中断時間が測定され得、その場合、HO中断時間は、(DAPSベアラと非DAPSベアラの両方について)ソースにおいて受信された所与のベアラの最後のパケットと、ターゲットにおいて受信された同じベアラの第1のパケットとの間の到着間時間になる。さらなる特定の実施形態では、HO中断時間は、ターゲットにおいて受信された同じベアラの第1のパケットの受信時に計算される。これは、(それはDAPS HOの場合に起こり得るので)場合によっては、ターゲットノードからの第1のパケットの受信の後にソースノードから受信される同じベアラの連続パケットがHO中断時間の計算のために無視される/考慮されないことを暗示する。
別の特定の実施形態では、別個のHO中断時間は、最も高い5QI/QCI値を有する最も優先度の高いベアラ、もしくはある値よりも高い5QI/QCI優先度を有する最も優先度の高いベアラなど、特定の1つもしくは複数のベアラについてのみ、またはネットワークによって示されたベアラについてのみ測定される。
別の特定の実施形態では、ソースにおいて受信された最後のパケットと、そのようなパケットがそれに関連するベアラとは無関係にターゲットにおいて第1のパケットとの間の到着間時間を表す、単一のHO中断時間が測定される。さらなる特定の実施形態では、HO中断時間は、ターゲットにおいて受信された第1のパケットの受信時に計算される。これは、(それはDAPS HOの場合に起こり得るので)場合によっては、ターゲットノードからの第1のパケットの受信の後にソースノードから受信される連続的にパケットがHO中断時間の計算について無視される/考慮されないことを暗示する。例示的な例として、時間Tは、この場合、ソース、すなわちS5からすでに受信されたパケットの重複であり得るので、ターゲットからのパケットの受信T5において計算される。時間Tは、ソースからの最後の受信されたパケット(S5)とT5までの間の時間になる。ターゲットから受信された第1のパケットの後、すなわち、T5にソースからまたはターゲットから受信されたいずれのパケットも、HO中断時間Tの計算のために考慮されない。
別の特定の実施形態では、DLの場合のHO中断時間T1~T0は、少なくとも以下で定義される方法、すなわち、
・ (ランダムアクセスおよびRRC再設定完了の送信の後に)UEがターゲットノードからの第1のパケットを受信する時間(T1)までの、UEがソースノードからパケットを受信することを停止する時間(T0)。
・ DAPS解放メッセージを含む、ターゲットからのRRC再設定メッセージに応答して、UEがRRC再設定完了を送信する時間(T1)までの、UEがソースノードからのパケットを受信することを停止する時間(T0)、
・ (ランダムアクセスおよびRRC再設定完了の送信の後に)UEがターゲットからの第1のパケットを受信する時間(T1)までの、UEがソースからHOコマンドを受信する時間(T0)
のうちの1つにおいて測定され得る。
特定の実施形態では、上記の測定値は、HO中断時間が、ネットワークによって設定されたあるしきい値を超えた場合にのみ報告される。代替的に、測定値は、HO中断時間が、ネットワークによって設定されたあるしきい値を超えた場合にのみロギングされ得る。後者の場合、その条件が満たされた場合にのみ、利用可能性インジケータが完了メッセージ中に含まれる。別の特定の実施形態では、測定値はベアラごとにロギングおよび/または報告される。推論は、ネットワークは、ベアラごとにAPSを設定することを決定することができることである。
上記では、ソースから受信されたパケットとターゲットから受信されたパケットとの間などの様々な時間をUEがどのように測定するかについて説明した。特定の実施形態では、UEがソースおよびターゲットからパケットを受信したときに、UEは、最初に、重複パケットを廃棄するための廃棄プロシージャを適用し、その後に、上記で説明された測定を実施する。測定は、廃棄プロシージャ中に廃棄されなかったパケットに対してのみ実施される。
たとえば、UEは、第1のノードからのパケットの第1のセットと、第2のノードからのパケットの第2のセットとを受信し得る。第1のセットおよび第2のセット中のパケットのうちのいくつかが複製であり得る場合、UEは、重複パケットが廃棄される重複廃棄方法を適用するであろう。さらなる特定の実施形態では、UEは、第1のノードからの最後の受信された非重複パケットから、第2のノードからの第1の受信された非重複パケットの時間までの時間である時間(T)を決定する。
またさらなる実施形態では、この時間Tは第2のノードからの第1の非重複パケットの受信時に計算され、記憶され得、この時間Tは所与のHOについて1回のみ計算される。これは、(それはDAPS HOの場合に起こり得るので)場合によっては、第2のノードからの第1の非重複パケットの受信の後に第1のノードから受信されるいずれの追加のパケットも、Tの計算のために無視されるないし考慮されないことを暗示する。例示的な例として、時間Tは、ターゲットから受信される第1の非重複パケットの受信時に計算される。時間Tは、ソースからの最後の受信された非重複パケットと、ターゲットから受信された第1の非重複パケットの受信までの間の時間になる。ターゲットから受信される第1の非重複パケットの後にソースからまたはターゲットから受信されるいずれのパケットも、HO中断時間Tの計算のために考慮されない。
別の実施形態では、UEは複数のタイマー値を含み得、それらの複数のタイマー値を使用して、ネットワークは、第1のノードからの最後の非重複パケットの受信と第2のノードからの第1の非重複パケットの受信との間の時間を計算することができる。そのような測定の一部として、UEは以下を含み得る。
・ タイマー-T1:UEは、DAPSハンドオーバコマンドの受信時にこのタイマーを開始し、第1のノード(ソースノード)からの最後のパケットの受信時にこのタイマーを停止する。
・ 時間-T2:UEは、DAPSハンドオーバコマンドの受信時にこのタイマーを開始し、第2のノード(ターゲットノード)からの第1のパケットの受信時にこのタイマーを停止する。
T1の値とT2の値とに基づいて、ネットワークは、(T2-T1)を計算することによって、第1のノードからの最後の非重複パケットの受信と第2のノードからの第1の非重複パケットの受信との間の時間を推定することができる。そのように計算された値が極めて小さい(負の値または0である)場合、ネットワークは、アプリケーションがパケットの連続ストリームを得ることができることを保証することにDAPSハンドオーバが成功したと解釈することができる。
特定の実施形態では、UEはまた、DAPSハンドオーバコマンドの受信時に開始され、第2のノード(ターゲットノード)からの第1のパケットの受信時に停止されるタイマー-T3を報告し得る。この値は、UEがDAPSハンドオーバ中にどのくらい長く第1のノード(ソースノード)からのみ受信したかについて理解するために、タイマー-T1とともに有用である。
本明細書で使用される上記の「受信」という用語はパケットの成功した受信を指すことが留意され得る。
特定の実施形態では、UEに体感品質(QoE)報告が設定されたとき、UEは、DAPSハンドオーバの時間に経験されるアプリケーションレベル中断を含む。そのようなシナリオでは、QoE報告は、以下のうちの少なくとも1つであるハンドオーバ中断時間を含む。
○ UEのアプリケーションレイヤにパケットが供給されなかったときの、第1のノード(ソースノード)からのDAPSハンドオーバコマンドの受信と第2のノード(ターゲットノード)からのソースDAPS解放コマンド(daps-SourceRelease)との間の最大持続時間。
○ UEのアプリケーションレイヤにパケットが供給されなかったときの、第1のノード(ソースノード)からのDAPSハンドオーバコマンドの受信と第2のノード(ターゲットノード)からの第1の非重複パケットとの間の最大持続時間。
UEは、たとえば、成功したHO報告のRLF報告がネットワークによって要求されたときに、時間Tを報告する。これは、UEは、(たとえば所与のベアラのために)ソースから受信した最後の非重複パケットから、UEがターゲットから受信した第1の非重複パケットまでの時間を決定し得ることを意味する。
UEがソースノードおよびターゲットノードからパケット番号1、2および3を受信する特定のシナリオを考慮することによって、UEが、ソース基地局からパケット番号1および番号2を受信し、ターゲットからパケット番号2および番号3を受信する場合、(UEがソースからパケット番号2を受信した後に、UEがターゲットからパケット番号2を受信した場合)UEは、ターゲットから受信したパケット番号2を重複であると見なすであろう。UEは、重複パケット番号2を廃棄し、測定を実施するであろう。たとえば、UEは、ソースからパケット番号2を受信した時間から、UEがターゲットからパケット番号3を受信するまでの時間を測定し得る。
UEがパケット番号2をソースから受信する前に、UEがパケット番号2をターゲットから受信した場合、UEは、ソースからのパケット番号2を重複パケットであると見なし、それを廃棄するであろう。これは、UEが、ソースからのパケット番号1とターゲットからのパケット番号2との間に経過する時間Tを測定し、記憶し得ることを意味する。UEが後でソースからの非重複パケット番号3を受信した場合、その非重複パケット番号3は、それが非重複である場合でも、Tを計算するために使用されない、すなわち、Tは各HOプロシージャについて1回のみ計算される(したがって記憶される)。
いくつかの実施形態によれば、上記の計算は、重複検出を実行するレイヤ、たとえばPDCPレイヤにおいて実行され得る。
いくつかの実施形態によれば、1つの可能な利点は、場合によってはベアラごとに、HO中断時間に関係するUEによって報告された情報に基づいて、ネットワークは、場合によってはベアラごとに、DAPS HOを設定するべきであるか否かを決定することができることである。これにより、キーパフォーマンスインジケータのネットワーク側に関する計算も可能になり、カウンタ/イベントの定義により、ネットワークは特徴のパフォーマンスを理解することが可能になるであろう。
ULにおけるHO中断時間
HO中断の表現はDLの場合と同じであるが、唯一の違いは、HO中断時間が、うまく送信された、すなわち、ソースによって確認応答された、ソースにおいて受信された最後のパケットと、ターゲットにおいてうまく送信された、すなわち、ターゲットによって確認応答された第1のパケットとの間の到着間時間となることであり、DLケースの場合のように、関係する最後のパケットおよび第1のパケットは、同じデータ無線ベアラに関連付けられ得るか、関連付けられ得ない。
いくつかの実施形態によれば、1つの可能な利点は、場合によってはベアラごとに、HO中断時間に関係するUEによって報告された情報に基づいて、ネットワークは、場合によってはベアラごとに、APS HOを設定するべきであるか否かを決定することができることである。これにより、キーパフォーマンスインジケータのネットワーク側に関する計算も可能になり、カウンタ/イベントの定義によりネットワークは特徴のパフォーマンスを理解することが可能になる。DAPSハンドオーバ中にUEによって検出されるDL PDCP重複の数/ボリューム。
特定の実施形態では、上記の測定は、重複の量/ボリュームが、ネットワークによって設定されたあるしきい値を超えた場合にのみ報告され得る。たとえば、無線デバイス(すなわち、UE)は、UP情報の量またはボリュームがしきい値を超えたときに報告を生成し得る。
別の実施形態では、情報は、DAPSハンドオーバ中にUEによって検出されたDL PDCP重複の数/ボリュームが、ネットワークによって設定されたあるしきい値を超えた場合にのみロギングされ得る。その意味では、その条件が満たされた場合にのみ、利用可能性インジケータが完了メッセージ中に含まれ得る。特定の実施形態では、利用可能性インジケータは、UEが重複の数をカウントした場合の整数(たとえばN=12)のような、カウント値である。
別の特定の実施形態では、UEは重複値についての正確なシーケンス番号をロギングする。したがって、ログは整数のリストを含み得る。正確なシーケンス番号のリストは、どの正確なパケットが重複されて送られ、UEによってうまく受信されたかにネットワークが気づくことを可能にし得る。別の特定の実施形態では、UEは、たとえば、バイト/ビット/キロバイトなどで、データボリューム値をロギングする。
特定の実施形態では、DAPSハンドオーバ中の検出は、これらが、UEがソースからDAPS指示をもつHOコマンドを受信した後に、およびUEがターゲットからDAPSソース解放インジケータを含むRRC再設定を受信する前に、ソースおよびターゲットによって受信されたパケットであることを意味する。これの後に、UEは、測定、および/または情報をロギングすることを停止する。別の特定の実施形態では、このメトリックは、ターゲットへのMsg3の送信と、同じくターゲットからのdaps-SourceRelease RRCReconfigurationメッセージの受信との間に受信されたパケットについて与えられる。
DAPSハンドオーバ中にソースからUEによって正しく受信されたDL PDCP PDUの数/ボリューム
特定の実施形態では、上記の測定は、正しく受信されたDL PDCP PDUの量/ボリュームが、ネットワークによって設定されたあるしきい値よりも小さい場合にのみ報告される。代替的に、情報は、DAPSハンドオーバ中にソースからUEによって正しく受信されたDL PDCP PDUの数/ボリュームが、ネットワークによって設定されたあるしきい値を超えた場合にのみロギングされる。
たとえば、その条件が満たされた場合に、利用可能性インジケータが完了メッセージ中に含まれ得る。特定の実施形態では、DAPSハンドオーバ中の検出は、これらは、UEがソースからDAPS指示をもつHOコマンドを受信した後に、およびUEがターゲットからDAPSソース解放インジケータを含むRRC再設定を受信する前に、ソースおよびターゲットによって受信されたパケットであることを意味する。これの後に、UEは、測定、および/または情報をロギングすることを停止する。
別の実施形態では、このメトリックは、ターゲットへのMsg3の送信と、同じくターゲットからのdaps-SourceRelease RRCReconfigurationメッセージの受信との間に受信されたパケットについて与えられる。
ソースから受信されたが、DAPS中の単一TX動作によりACKされないDL MAC/RLC PDUの数/ボリューム
特定の実施形態では、上記の測定は、ソースから受信されたが、ACKされないDL MAC/RLC PDUの量/ボリュームが、ネットワークによって設定されたあるしきい値よりも小さい場合にのみ報告される。そのような上記の測定のいずれかについての開始時間は、
・ DAPSハンドオーバ設定を受信した時間
・ DAPSターゲットセルへのランダムアクセスを開始する時間
のうちの1つであり得る。
そのような測定についての終了時間は、
・ DAPSハンドオーバのターゲットからのdaps-SourceReleaseを受信した時間。
・ ターゲットセルにRRCReconfiguraitonCompleteメッセージを送る時間
・ daps-SourceReleaseメッセージを受信する前にこのRLFが宣言された場合、DAPSハンドオーバのターゲットにおいてRLFを宣言する時間。
・ ターゲットセルにハンドオーバの失敗を宣言する時間、すなわち、UEが、(ソースセルに向けたRLFがまだ宣言されていない場合に)ソースセルにフォールバックし得るか、または(ソースセルに向けたRLFも宣言されている場合に)再確立のためにソースおよびターゲットとは異なる別のセルを選択し得る、T304満了の時間
・ DAPS HOを実施している間にソースセルにRLFを宣言する時間(たとえば、T310満了、RLC再送信の試みの最大回数に達するなど)
のうちの1つであり得る。別の実施形態では、このメトリックは、ターゲットへのMsg3の送信と、同じくターゲットからのdaps-SourceRelease RRCReconfigurationメッセージの受信との間に受信されたパケットについて与えられる。
いくつかの実施形態によれば、ターゲットセルにおいて実施されるべきUL送信の起こり得る衝突と、ソースセルにおいて実施されるべきUL送信(たとえばHARQ ACK/NACK、CSI)とに関係する情報、UEがソースおよびターゲットへの同時UL送信を実施することが可能でない場合、そのような衝突はUEによって収集され得、そのような情報は、
・ 衝突するUL送信の数。
・ たとえば、無線フレーム内またはSFN内のスロットを示すビットマップによって表される衝突が起こる時間
を含み得る。
上記の情報測定を収集する開始時間は、
・ DAPSハンドオーバ設定を受信した時間
・ DAPSターゲットセルへのランダムアクセスを開始する時間
のうちの1つであり得る。
そのような測定についての終了時間は、
・ DAPSハンドオーバのターゲットからのdaps-SourceReleaseを受信した時間。
・ ターゲットセルにRRCReconfigurationCompleteメッセージを送る時間。
・ daps-SourceReleaseメッセージを受信する前にこのRLFが宣言された場合、DAPSハンドオーバのターゲットにおいてRLFを宣言する時間。
・ DAPS HOを実施する間にソースセルにRLFを宣言する時間(たとえばT310満了、RLC再送信の試みが最大回数に達するなど)
のうちの1つであり得る。
いくつかの実施形態によれば、情報は、UEがDAPSハンドオーバのソースに送り、UEがそれについてソースからACKを受信しなかったUL PDCP/RLC PDUの数を含み得る。結果として、UEはこれらの同じパケットをDAPSハンドオーバのターゲットに送り得る。そのような測定についての開始時間は、
・ DAPSハンドオーバ設定を受信した時間、
・ DAPSターゲットセルへのランダムアクセスを開始する時間
のうちの1つであり得る。
そのような測定についての終了時間は、
・ DAPSハンドオーバのターゲットからのdaps-SourceReleaseを受信した時間、
・ ターゲットセルにRRCReconfiguraitonCompleteメッセージを送る時間、
・ daps-SourceReleaseメッセージを受信する前にこのRLFが宣言された場合、DAPSハンドオーバのターゲットにおいてRLFを宣言する時間
のうちの1つであり得る。
いくつかの実施形態によれば、情報は、UEがその間にUL PUSCHに関するデータをソースノード(第1のネットワークノード)またはターゲットノード(第2のネットワークノード)のいずれかに向けて送ることが不可能であった持続時間を含み得る。追加または代替として、情報は、ターゲットへのMsg3の送信と、同じくターゲットからのdaps-SourceRelease RRCReconfigurationメッセージの受信との間の持続時間を含み得る。特定の実施形態では、たとえば、Msg3は、それのペイロード中に、DAPSハンドオーバプロシージャの一部としてターゲットに送信されるRRCReconfigurationCompleteを含む。このタイマーは、UEが、ターゲットノードに接続されている間に、ソースRANノードからDL PDUをどのくらい長い間受信したかをネットワークが決定することを助けることができる。UEは、ターゲットへの接続(すなわちMsg3のシグナリング)が起こると、ソースへのULを実施することが可能でないことがある。この理由で、UEがターゲットに接続すると、UEは、ソースによって受信されるPDUについてのACK/NACKをシグナリングすることが可能でないことがある。したがって、DL PDUの受信をackし、そのようなメトリックをPDU受信に関する他のメトリクスと組み合わせることが可能であることなしに、UEがソースからDL PDUをどのくらい長く受信したかを知っていることが重要である。
特定の実施形態では、UEからの情報を受信したネットワークノードは、ターゲットへのMsg3の送信とdaps-SourceRelease RRCReconfigurationメッセージの受信との間の時間ウィンドウ中にPDUがどのように受信されたかを評価し得る。たとえば、ノードは、以下のメトリクスを評価し得る。
・ ターゲットへのMsg3の送信と、同じくターゲットからのdaps-SourceRelease RRCReconfigurationメッセージの受信との間に受信された、DAPSハンドオーバ中にUEによって検出されたDL PDCP重複の数/ボリューム、
・ ターゲットへのMsg3の送信と、同じくターゲットからのdaps-SourceRelease RRCReconfigurationメッセージの受信との間に受信された、DAPSハンドオーバ中にソースからUEによって正しく受信されたDL PDCP PDUの数/ボリューム、および/または
・ ターゲットへのMsg3の送信と、同じくターゲットからのdaps-SourceRelease RRCReconfigurationメッセージの受信との間に受信された、DAPS中にソースから受信されたが、単一TX動作によりACKされないDL MAC/RLC PDUの数/ボリューム。
ネットワークノードは、メトリクスの比較および分析が行われると1つまたは複数のアクションを取り得る。たとえば、報告された時間ウィンドウ中に、多数の重複パケットがあることをターゲットネットワークノードが認識した場合、ターゲットセルに入るUEは、ターゲットネットワークノードからのパケットを正しく受信するために十分に良好なデータチャネル品質を有するので、ターゲットネットワークノードはdaps-SourceRelease RRCReconfigurationのシグナリングを予想することを決定し得る。反対に、報告された時間ウィンドウ中に、ソースからUEによって正しく受信された多数があったが、重複パケットはほとんどないことをターゲットネットワークノードが認識した場合、ターゲットセルに入るUEは、ターゲットネットワークノードからのパケットを正しく受信するために十分に良好なデータチャネル品質を有しないことがあるので、ターゲットネットワークノードは、daps-SourceRelease RRCReconfigurationのシグナリングを遅らせることを決定し得る。
ソースからのDAPS HOコマンド、すなわちRRC再設定の受信から、UEがターゲットからのDAPS-SourceRelease RRCReconfigurationメッセージを受信する時間までの持続時間
いくつかの実施形態によれば、情報は、ソースネットワークノードからのRRC再設定を含み得るDAPS HOコマンドの受信から、UEがターゲットノードからのDAPS-SourceReleaseReconfigurationメッセージを受信する時間までの持続時間を含み得る。これは、DAPSを用いてやや低減される中断時間と等価であろう時間である。
所与のベアラのためのトラフィックパターンに関する情報
特定の実施形態では、情報は所与のベアラのためのトラフィックパターンに関する情報を含み得る。これは、DAPS HOコマンドが所与のベアラのために受信された後の、ソースネットワークノードからのパケットの到着間時間に対応し得る。たとえば、UEは、t0中に第1のパケット、t1中に別のパケット、t2中に別のパケットなどを受信し得る。その場合、UEはこれらの時間間隔および/または絶対時間スタンプをロギングし得る。
特定の実施形態では、提案されているメトリクス/測定値ごとの利用可能性インジケータがあり得る。代替的に、場合によっては、提案している1つまたは複数のメトリック/測定値を含んでいる、報告全体のための利用可能性インジケータがあり得る。利用可能性インジケータはネットワークへのメッセージに追加され得、したがって、ネットワークは、情報/報告(たとえば、RRCReconfigurationComplete、RRCReestablishment-Complete)の利用可能性に気づき、情報/報告を取り出すべきか否かを決定し得る。
UP関係測定値を含むためのトリガ
いくつかの実施形態によれば、UEは、UEにDAPSハンドオーバが設定されたときに上述の1つまたは複数の測定値を含む情報を含む。
他の実施形態では、UEは、UEにDAPSハンドオーバが設定されたとき、およびそのような測定値についての対応する要求をもつ即時MDTが含まれる(これは即時MDTフレームワークにおける新しい測定要求であり得る)ときに、上述の1つまたは複数の測定値を含み得る。そのようなシナリオでは、即時MDT要求は、DAPS HOの時間にどのUP測定値がUEによって記憶されるべきであるかに関する指示を含み得る。
ネットワーク内のメッセージ転送を助けるために含められるべきセル識別子
いくつかの実施形態によれば、UEは、DAPSハンドオーバのソースセルと、同じくDAPSハンドオーバのターゲットセルとの識別子をさらに含み得る。これは、DAPSターゲットネットワークノードがDAPSハンドオーバが完了すると直ちにUEによって記憶される測定値をフェッチしないシナリオのために必要とされる。この報告が後の時間的ポイントにおいてフェッチされる場合、ネットワークは、どのセルがDAPSハンドオーバのソースであったか、およびどのセルがDAPSハンドオーバのターゲットであったかを知る必要がある。
報告の取出し、およびそれがどのようにロギングされるかに関するさらなる実施形態
いくつかの実施形態によれば、場合によっては、たとえば、DAPSハンドオーバ中に受信/送信されるパケットから導出される情報など、DAPSハンドオーバに関するパフォーマンス情報を含む、たとえば、成功ハンドオーバ報告中などのUP関係情報をUEから受信するための方法がターゲットネットワークノードにおいて与えられる。
特定の実施形態では、UEは、場合によってはDAPSハンドオーバ情報を含む、ハンドオーバ関係情報をロギングし、UEがターゲットセルとのランダムアクセスの後にRRC再設定完了を送信するとき、UEは、報告が利用可能である場合、利用可能性インジケータを含む。受信すると、ターゲットネットワークノードは、場合によってはDAPSパフォーマンスに関する情報を含む、ハンドオーバ情報を報告することをUEに要求する要求メッセージ(たとえばUEInformationRequest)を送信することができる。UEは、報告、たとえばUEInformationResponseを含むメッセージで応答し得る。
別の特定の実施形態では、UEは、場合によってはDAPSハンドオーバ情報を含む、ハンドオーバ関係情報をロギングし得、DAPS解放指示(たとえばdaps-SourceRelease)を含んだターゲットネットワークノードからのRRC再設定に応答して、UEがRRC再設定完了を送信するとき、UEは、報告が利用可能である場合、利用可能性インジケータを含み得る。前の実施形態と比較すると、この代替は、UEがターゲットネットワークノードにアクセスする時間と、ソースネットワークノードが解放される時間との間により多くのDAPS関係情報を取得する可能性を与える。言い換えれば、UEは、ソースネットワークノードが解放される前に、依然として何らかの種類のDAPSモードにある。したがって、DAPS関係情報をロギングし続け、UEがDAPS解放指示を受信した後にのみ報告することは理にかない得る。
別の特定の実施形態では、UEは、DAPSソース解放指示を受信した後に、少なくともタイマーによって制御されるしばらくの間、ソースネットワークノードからのパケットを受信し続け得る。タイマーは、DAPS解放指示をもつRRC再設定メッセージを受信すると開始する。1つのオプションでは、UEのみが、タイマーが満了した後に応答して(または、一般に、これが仕様において定義されたあらかじめ定義された時間である場合、時間が経過した後に)RRC再設定完了を送る。別のオプションでは、UEは、タイマーが動作しているときに応答してRRC再設定完了を送る。
関係する実施形態では、UEは、場合によってはDAPSハンドオーバ情報を含む、ハンドオーバ関係情報をロギングし得、UEがターゲットネットワークノードからのRRC再設定に応答してRRC再設定完了を送信した後にも、情報をロギングし続け得る。UEは、その情報を、上記で説明したタイマーのようなタイマーによって制御され得る定義された時間量の間、ロギングし続けることができる。それは、ターゲットネットワークノードからのDAPS解放指示を受信した後に、ソースネットワークノードによってUEに送信されるいくつかのパケットが依然としてあり得るという意味で有用であり得る。この報告は、ネットワークからの要求に応答して、または、UEが情報をロギングし、ネットワークにメッセージを送信するタイマーの満了時に、UEによって後で送信され得る。
図7は、いくつかの実施形態による、無線ネットワークを示す。本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図7に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図7の無線ネットワークは、ネットワーク106、ネットワークノード160および160b、ならびに無線デバイス110のみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノード160および無線デバイス110は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信(communication)、通信(telecommunication)、データ、セルラ、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを含み、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
ネットワーク106は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
ネットワークノード160と無線デバイス110とは、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
図8は、いくつかの実施形態による、例示的なネットワークノード160を示す。本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供するための、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
図8では、ネットワークノード160は、処理回路170と、デバイス可読媒体180と、インターフェース190と、補助機器184と、電源186と、電力回路187と、アンテナ162とを含む。図8の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノード160は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード160の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノード160は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノード160が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体180)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ162がRATによって共有され得る)。ネットワークノード160は、ネットワークノード160に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な図示される構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード160内の他の構成要素に統合され得る。
処理回路170は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路170によって実施されるこれらの動作は、処理回路170によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
処理回路170は、単体で、またはデバイス可読媒体180などの他のネットワークノード160構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノード160機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路170は、デバイス可読媒体180に記憶された命令、または処理回路170内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路170は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路172とベースバンド処理回路174とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路172とベースバンド処理回路174とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路172とベースバンド処理回路174との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体180、または処理回路170内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路170によって実施され得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路170によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路170は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路170単独に、またはネットワークノード160の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード160によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
デバイス可読媒体180は、限定はしないが、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路170によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路170によって実行されることが可能であり、ネットワークノード160によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体180は、処理回路170によって行われた計算および/またはインターフェース190を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路170およびデバイス可読媒体180は、統合されていると見なされ得る。
インターフェース190は、ネットワークノード160、ネットワーク106、および/または無線デバイス110の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェース190は、たとえば有線接続上でネットワーク106との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末194を備える。インターフェース190は、アンテナ162に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ162の一部であり得る、無線フロントエンド回路192をも含む。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198と増幅器196とを備える。無線フロントエンド回路192は、アンテナ162および処理回路170に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ162と処理回路170との間で通信される信号を調整するように設定され得る。無線フロントエンド回路192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたは無線デバイスに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路192は、デジタルデータを、フィルタ198および/または増幅器196の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナ162を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ162は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路192によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路170に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード160は別個の無線フロントエンド回路192を含まないことがあり、代わりに、処理回路170は、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路192なしでアンテナ162に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路172の全部または一部が、インターフェース190の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェース190は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末194と、無線フロントエンド回路192と、RFトランシーバ回路172とを含み得、インターフェース190は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路174と通信し得る。
アンテナ162は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ162は、無線フロントエンド回路192に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ162は、たとえば2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全指向性、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ162は、ネットワークノード160とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード160に接続可能であり得る。
アンテナ162、インターフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ162、インターフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電力回路187は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合され得、本明細書で説明される機能を実施するための電力を、ネットワークノード160の構成要素に供給するように設定される。電力回路187は、電源186から電力を受信し得る。電源186および/または電力回路187は、それぞれの構成要素に好適な形態で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノード160の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源186は、電力回路187および/またはネットワークノード160中に含まれるか、あるいは電力回路187および/またはネットワークノード160の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード160は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路187に電力を供給する。さらなる例として、電源186は、電力回路187に接続された、または電力回路187中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
ネットワークノード160の代替実施形態は、本明細書で説明される機能、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図8に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード160は、ネットワークノード160への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノード160からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノード160のための診断、メンテナンス、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にし得る。
図9は、例示的な無線デバイス110を示す。いくつかの実施形態による。本明細書で使用される無線デバイスは、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、無線デバイスという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、無線デバイスは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、無線デバイスは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいは、ネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。無線デバイスの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップコンピュータ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)、車載無線端末デバイスなどを含む。無線デバイスは、たとえばサイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実装することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、無線デバイスは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別の無線デバイスおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。無線デバイスは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、無線デバイスは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、無線デバイスは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連付けられた他の機能が可能である。上記で説明された無線デバイスは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明された無線デバイスはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
示されているように、無線デバイス110は、アンテナ111と、インターフェース114と、処理回路120と、デバイス可読媒体130と、ユーザインターフェース機器132と、補助機器134と、電源136と、電力回路137とを含む。無線デバイス110は、無線デバイス110によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、無線デバイス110内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
アンテナ111は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェース114に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ111は、無線デバイス110とは別個であり、インターフェースまたはポートを通して無線デバイス110に接続可能であり得る。アンテナ111、インターフェース114、および/または処理回路120は、無線デバイスによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別の無線デバイスから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ111は、インターフェースと見なされ得る。
示されているように、インターフェース114は、無線フロントエンド回路112とアンテナ111とを備える。無線フロントエンド回路112は、1つまたは複数のフィルタ118と増幅器116とを備える。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111および処理回路120に接続され、アンテナ111と処理回路120との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111に結合されるか、またはアンテナ111の一部であり得る。いくつかの実施形態では、無線デバイス110は別個の無線フロントエンド回路112を含まないことがあり、むしろ、処理回路120は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ111に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122の一部または全部が、インターフェース114の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたは無線デバイスに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路112は、デジタルデータを、フィルタ118および/または増幅器116の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナ111を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ111は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路112によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路120に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
処理回路120は、単体で、またはデバイス可読媒体130などの他の無線デバイス110構成要素と併せてのいずれかで、無線デバイス110機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路120は、本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体130に記憶された命令、または処理回路120内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
示されているように、処理回路120は、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、無線デバイス110の処理回路120は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路124およびアプリケーション処理回路126の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路122は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路122およびベースバンド処理回路124の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路126は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122は、インターフェース114の一部であり得る。RFトランシーバ回路122は、処理回路120のためのRF信号を調整し得る。
いくつかの実施形態では、無線デバイスによって実施されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体130に記憶された命令を実行する処理回路120によって提供され得、デバイス可読媒体130は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路120によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路120は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路120単独に、または無線デバイス110の他の構成要素に限定されないが、全体として無線デバイス110によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
処理回路120は、無線デバイスによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路120によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路120によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報を無線デバイス110によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
デバイス可読媒体130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路120によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体130は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路120によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路120およびデバイス可読媒体130は、統合されていると見なされ得る。
ユーザインターフェース機器132は、人間のユーザが無線デバイス110と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであり得る。ユーザインターフェース機器132は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザが無線デバイス110への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、無線デバイス110にインストールされるユーザインターフェース機器132のタイプに応じて変動し得る。たとえば、無線デバイス110がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、無線デバイス110がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器132は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132は、無線デバイス110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路120が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路120に接続される。ユーザインターフェース機器132は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132はまた、無線デバイス110からの情報の出力を可能にするように、および処理回路120が無線デバイス110からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器132は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、無線デバイス110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器134は、概して無線デバイスによって実施されないことがある、より固有の機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊化されたセンサー、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器134の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変動し得る。
電源136は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。無線デバイス110は、電源136から、本明細書で説明または示される任意の機能を行うために電源136からの電力を必要とする、無線デバイス110の様々な部分に電力を配信するための、電力回路137をさらに備え得る。電力回路137は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備え得る。電力回路137は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、無線デバイス110は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路137はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源136に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源136の充電のためのものであり得る。電力回路137は、電源136からの電力に対して、その電力を、電力が供給される無線デバイス110のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、コンバート、または他の修正を実施し得る。
図10は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連付けられないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連付けられないことがある、デバイス(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連付けられるか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス(たとえば、スマート電力計)を表し得る。UE2200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図8に示されているUE200は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定された無線デバイスの一例である。前述のように、無線デバイスおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図10はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、無線デバイスに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図10では、UE200は、入出力インターフェース205、無線周波数(RF)インターフェース209、ネットワーク接続インターフェース211、ランダムアクセスメモリ(RAM)217と読取り専用メモリ(ROM)219と記憶媒体221などとを含むメモリ215、通信サブシステム231、電源213、および/または任意の他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、プロセッサ201を含む。記憶媒体221は、オペレーティングシステム223と、アプリケーションプログラム225と、データ227とを含む。他の実施形態では、記憶媒体221は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図10に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変動し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
図10では、プロセッサ201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。プロセッサ201は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態マシンなど、マシン可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶されたマシン命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態マシン、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、プロセッサ201は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形態での情報であり得る。
図示された実施形態では、入出力インターフェース205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE200は、入出力インターフェース205を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE200への入力およびUE200からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE200は、ユーザがUE200に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェース205を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
図10では、RFインターフェース209は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース211は、ネットワーク243aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク243aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース211は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
RAM217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス202を介してプロセッサ201にインターフェースするように設定され得る。ROM219は、プロセッサ201にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM219は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体221は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体221は、オペレーティングシステム223と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム225と、データファイル227とを含むように設定され得る。記憶媒体221は、UE200による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
記憶媒体221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、あるいはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体221は、UE200が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体221中に有形に具現され得、記憶媒体221はデバイス可読媒体を備え得る。
図10では、プロセッサ201は、通信サブシステム231を使用してネットワーク243bと通信するように設定され得る。ネットワーク243aとネットワーク243bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム231は、ネットワーク243bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム231は、IEEE802.2、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別の無線デバイス、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するための、送信機233および/または受信機235を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機233および受信機235は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
示されている実施形態では、通信サブシステム231の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム231は、セルラ通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワーク243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク243bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源213は、UE200の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE200の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE200の複数の構成要素にわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム231は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、プロセッサ201は、バス202上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、プロセッサ201によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、プロセッサ201と通信サブシステム231との間で区分され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
図11は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境300を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノード330のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境300において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーション320によって実装され得る。アプリケーション320は、処理回路360とメモリ390-1とを備えるミドルウェア(MW)330を提供する、仮想化環境300において稼働される。メモリ390-1は、処理回路360によって実行可能な命令395を含んでおり、それにより、アプリケーション320は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境300は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路360を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス330を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路360は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイス330はメモリ390-1を備え得、メモリ390-1は、処理回路360によって実行される命令395またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイス330は、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)370を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)370は物理ネットワークインターフェース380を含む。各ハードウェアデバイス330は、処理回路360によって実行可能なソフトウェア395および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、マシン可読記憶媒体390-2をも含み得る。ソフトウェア395は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ350をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン(VM)340を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
VM340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ350またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンス320の事例の異なる実施形態が、仮想マシン340のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
動作中に、処理回路360は、ソフトウェア395を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ350をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ350は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤ350は、仮想マシン340に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
図11に示されているように、ハードウェア330は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア330は、アンテナ3225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェア330は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)3100を介して管理される、(たとえば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ上にコンソリデートするために使用され得る。
NFVのコンテキストでは、VM340は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。VM340の各々と、そのVMに専用のハードウェアであろうと、および/またはそのVMによってVM340のうちの他のVMと共有されるハードウェアであろうと、そのVMを実行するハードウェア330のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ330の上の1つまたは複数の仮想マシン340において稼働する特定のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図11中のアプリケーション320に対応する。
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機3220と1つまたは複数の受信機3210とを含む、1つまたは複数の無線ユニット3200は、1つまたは複数のアンテナ3225に結合され得る。無線ユニット3200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード330と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノード330と無線ユニット3200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム3230を使用して、影響を及ぼされ得る。
図12は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示す。
図12を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク411とコアネットワーク414とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク410を含む。アクセスネットワーク411は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局412a、412b、412cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア413a、413b、413cを規定する。各基地局412a、412b、412cは、有線接続または無線接続415上でコアネットワーク414に接続可能である。カバレッジエリア413c中に位置する第1のUE491が、対応する基地局412cに無線で接続するか、または対応する基地局412cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア413a中の第2のUE492が、対応する基地局412aに無線で接続可能である。この例では複数のUE491、492が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが対応する基地局412に接続している状況に等しく適用可能である。
通信ネットワーク410は、それ自体、ホストコンピュータ430に接続され、ホストコンピュータ430は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ430は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。通信ネットワーク410とホストコンピュータ430との間の接続421および422は、コアネットワーク414からホストコンピュータ430に直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク420を介して進み得る。中間ネットワーク420は、パブリックネットワーク、プライベートネットワークまたはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク420は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク420は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
図12の通信システムは全体として、接続されたUE491、492とホストコンピュータ430との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続450として説明され得る。ホストコンピュータ430および接続されたUE491、492は、アクセスネットワーク411、コアネットワーク414、任意の中間ネットワーク420、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続450を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続450は、OTT接続450が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局412は、接続されたUE491にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ430から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、知らされないことがあるかまたは知らされる必要がない。同様に、基地局412は、UE491から発生してホストコンピュータ430に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
図13は、いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示す。
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図13を参照しながら説明される。通信システム500では、ホストコンピュータ510が、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース516を含む、ハードウェア515を備える。ホストコンピュータ510は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路518をさらに備える。特に、処理回路518は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ510は、ホストコンピュータ510に記憶されるかまたはホストコンピュータ510によってアクセス可能であり、処理回路518によって実行可能である、ソフトウェア511をさらに備える。ソフトウェア511はホストアプリケーション512を含む。ホストアプリケーション512は、UE530およびホストコンピュータ510において終端するOTT接続550を介して接続するUE530など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション512は、OTT接続550を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム500は、通信システム中に提供される基地局520をさらに含み、基地局520は、基地局520がホストコンピュータ510およびUE530と通信することを可能にするハードウェア525を備える。ハードウェア525は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース526、ならびに基地局520によってサーブされるカバレッジエリア(図13に図示せず)中に位置するUE530との少なくとも無線接続570をセットアップおよび維持するための無線インターフェース527を含み得る。通信インターフェース526は、ホストコンピュータ510への接続560を容易にするように設定され得る。接続560は直接であり得るか、あるいは、接続560は、通信システムのコアネットワーク(図13に図示せず)を、および/または通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局520のハードウェア525は、処理回路528をさらに含み、処理回路528は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局520は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア521をさらに有する。
通信システム500は、すでに言及されたUE530をさらに含む。UE530のハードウェア535は、UE530が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続570をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース537を含み得る。UE530のハードウェア535は、処理回路538をさらに含み、処理回路538は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE530は、UE530に記憶されるかまたはUE530によってアクセス可能であり、処理回路538によって実行可能である、ソフトウェア531をさらに備える。ソフトウェア531はクライアントアプリケーション532を含む。クライアントアプリケーション532は、ホストコンピュータ510のサポートのもとに、UE530を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ510では、実行しているホストアプリケーション512は、UE530およびホストコンピュータ510において終端するOTT接続550を介して、実行しているクライアントアプリケーション532と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション532は、ホストアプリケーション512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続550は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション532は、クライアントアプリケーション532が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図13に示されているホストコンピュータ510、基地局520およびUE530は、それぞれ、図12のホストコンピュータ430、基地局412a、412b、412cのうちの1つ、およびUE491、492のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図13に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図12のものであり得る。
図13では、OTT接続550は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局520を介したホストコンピュータ510とUE530との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE530からまたはホストコンピュータ510を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行い得る。
UE530と基地局520との間の無線接続570は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続570が最後のセグメントを形成するOTT接続550を使用して、UE530に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、データレート、レイテンシ、および/または電力消費を改善し、それにより、ユーザ待ち時間の低減、ファイルサイズに対する制限の緩和、応答性の向上、および/またはバッテリー寿命の延長などの利益を提供し得る。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ510とUE530との間のOTT接続550を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続550を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ510のソフトウェア511およびハードウェア515でまたはUE530のソフトウェア531およびハードウェア535で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続550が通過する通信デバイスにおいて、またはその通信デバイスに関連して、センサー(図示せず)が配備され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア511、531が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局520に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局520に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ510の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア511および531が、ソフトウェア511および531が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続550を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
図14は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図12および図13を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図14への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ610の(随意であり得る)サブステップ611において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ620において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップ630において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップ640において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
図15は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図12および図13を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図15への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ710において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ720において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップ730において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図16は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図12および図13を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図16への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ810において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ820において、UEはユーザデータを提供する。ステップ820の(随意であり得る)サブステップ821において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ810の(随意であり得る)サブステップ811において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップ830において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ840において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図17は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図12および図13を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図17への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ910において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップ920において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップ930において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図18は、いくつかの実施形態による、無線デバイス110による方法1000を示す。ステップ1002において、無線デバイス110はUP情報を取得する。ステップ1004において、無線デバイス110は、無線デバイス110のハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告をネットワークノード160に送信する。報告はUP情報を含む。UP情報は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる情報のいずれかを含み得る。代替的に、UP情報は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる、UP情報および/またはUPデータが利用可能であることを示すUPインジケータを含み得る。
図19は、無線ネットワーク(たとえば、図7に示された無線ネットワーク)中の仮想装置1100の概略ブロック図を示す。装置は、無線デバイスまたはネットワークノード(たとえば、図7に示された無線デバイス110またはネットワークノード160)において実装され得る。装置1100は、図18を参照しながら説明された例示的な方法、および場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。また、図18の方法は、必ずしも装置1100のみによって行われるとは限らないことを理解されたい。方法の少なくともいくつかの動作は1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
仮想装置1100は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る他のデジタルハードウェアを備え得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得るメモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信プロトコルおよび/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、装置1100の取得モジュール1110、送信モジュール1120および任意の他の好適なユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実施させるために使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、取得モジュール1110は装置1100の取得機能のうちのいくつかを実施し得る。たとえば、取得モジュール1110はUP情報を取得し得る。
いくつかの実施形態によれば、送信モジュール1120は装置1100の送信機能のうちのいくつかを実施し得る。たとえば、送信モジュール1120は、無線デバイス110のハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告をネットワークノード160に送信し得る。報告はUP情報を含む。UP情報は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる情報のいずれかを含み得る。代替的に、UP情報は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる、UP情報および/またはUPデータが利用可能であることを示すUPインジケータを含み得る。
本明細書で使用されるモジュールという用語は、たとえば、エレクトロニクス、電気デバイスおよび/または電子デバイスの分野における従来の意味を有し得、本明細書で説明されるものなど、それぞれのタスク、プロシージャ、計算、出力、および/または表示機能などを行うための、電気回路および/または電子回路、デバイス、ユニット、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令を含み得る。
図20は、いくつかの実施形態による、無線デバイス110による別の方法1200を示す。ステップ1202において、無線デバイス110は、少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を取得する。少なくとも1つのHO中断時間は、無線デバイス110によって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられる。ステップ1204において、無線デバイス110は、無線デバイスのハンドオーバに関連付けられた報告をネットワークノード160に送信する。報告は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を含む。
特定の実施形態では、ハンドオーバはDAPSハンドオーバを含む。
特定の実施形態では、複数のパケットのうちの第1のパケットは無線デバイスのハンドオーバ中に第1のノードから受信され、複数のパケットのうちの第2のパケットは、第1のパケットが受信された後に第2のノードから受信される。少なくとも1つのHO中断時間は第1のノードからの第1のパケットに基づいて計算される。少なくとも1つのHO中断時間は、したがって、第1のノードから受信された複数のパケットのうちの第1に基づいて計算され、第1のノードからの第1のパケットに続く後続のパケットは、したがって、少なくとも1つのHO中断時間を計算するときに考慮されない。
さらなる特定の実施形態では、第1のパケットは第1のノードからのパケットの第1のセット中で受信され、第2のパケットは第2のノードからのパケットの第2のセット中で受信される。
さらなる特定の実施形態では、無線デバイス110は、少なくとも1つのHO中断時間を決定するときに、第1のパケットが受信された後に受信される第2のパケットを無視するか、または考慮しない。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は第1のノードからの第1のパケットの受信時に決定される。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は第1のノードからの第1のパケットの受信と、第2のノードからの第2のパケットの受信の両方の後に決定され、無線デバイス110は、第2のノードからの第2のパケットを廃棄するための廃棄プロシージャを実施する。
特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、第1のノードからの最後の受信された非重複パケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードからの第1の受信された非重複パケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含む。
特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、第1のノードからの最後の受信された重複パケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードからの第1の受信された非重複パケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含む。
特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、第1のノードからの最後の受信された非重複パケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードからの第1の受信された重複パケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含む。
特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、第1のノードからの最後の受信されたパケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードからの第1の受信された非重複パケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含み、このHO中断は第2のノードからの第1の受信された非重複パケットの受信時に計算される。
特定の実施形態では、UEは、HO中断時間に関係する上記の実施形態のいずれか1つごとに計算されるHO中断時間の最大値としてTを計算する。
特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、第2のノードからの第1の受信されたパケットが重複であるか否かとは無関係に、第1のノードからの最後の受信されたパケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードからの第1の受信されたパケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含み、このHO中断は第2のノードからの第1の受信されたパケットの受信時に計算される。
さらなる特定の実施形態では、UEは、第1のノードからのパケットの第1のセットと、第2のノードからのパケットの第2のセットとを受信し、UEはパケットの第1のセットとパケットの第2のセットとに重複廃棄プロシージャを適用する。UEは、次いで、得られた(非廃棄パケット)に基づいて少なくとも1つのHO中断時間を計算する。少なくとも1つのHO中断時間は、第1のノードからの最後の受信された非廃棄パケットから、第2のノードからの第1のその後受信された非廃棄パケットまでの間の時間量(T)を含む。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、第2のノードからの第1の非重複パケットの受信時に決定される。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間はハンドオーバプロシージャの終了時に決定される。
さらなる特定の実施形態では、無線デバイス110は、第2のノードからの第1の非重複パケットの受信の後の第1のノードから受信された少なくとも1つの非重複パケットを無視するおよび/または考慮しないおよび/または廃棄する。
さらなる特定の実施形態では、UP情報は、少なくとも1つのHO中断時間に関連する少なくとも1つのタイマー値を含む。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのタイマー値は、無線デバイス110によるハンドオーバコマンドの受信から、第1のノードからの最後のパケットの受信までに測定された時間を含む。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのタイマー値は、無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、第2のノードからの第1のパケットの受信までに測定された時間を含む。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのタイマー値は、無線デバイス110によるハンドオーバコマンドの受信から、第2のノードからの第1のパケットの受信までに測定された時間を含む。
特定の実施形態では、HO中断時間は、第1のノードからのハンドオーバコマンドの受信と、第2のノードからのハンドオーバ解放コマンドとの間の最大持続時間を含む。
特定の実施形態では、HO中断時間は、第1のノードからのハンドオーバコマンドの受信と、第2のノードからの第1の非重複パケットとの間の最大持続時間を含む。
特定の実施形態では、無線デバイス110のハンドオーバはソースノードからターゲットノードへのものであり、第1のノードがターゲットノードであり、第2のノードがソースノードを備える。
特定の実施形態では、無線デバイス110のハンドオーバはソースノードからターゲットノードへのものであり、第1のノードがソースノードであり、第2のノードがターゲットノードを備える。
特定の実施形態では、第1のパケットおよび第2のパケットは複数のベアラ内の同じベアラに関連付けられる。
特定の実施形態では、UP情報を取得するとき、無線デバイスは、本明細書で説明される実施形態のいずれかに従って少なくとも1つのHO中断時間を計算および/または決定する。
特定の実施形態では、UP情報を取得するとき、無線デバイス110は無線デバイスのハンドオーバ中に少なくとも1つのHO中断時間をロギングする。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、少なくとも1つのHO中断時間がしきい値を超えるか、またはしきい値に等しい場合にのみロギングされる。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間はDRBごとにロギングされる。
図21は、無線ネットワーク(たとえば、図7に示された無線ネットワーク)中の仮想装置1300の概略ブロック図を示す。装置は無線デバイスまたはネットワークノード(たとえば、図7に示された無線デバイス110またはネットワークノード160)において実装され得る。装置1300は、図20を参照しながら説明された例示的な方法、および場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。また、図20の方法は必ずしも装置1300のみによって行われるとは限らないことを理解されたい。方法の少なくともいくつかの動作は1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
仮想装置1300は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る処理回路、ならびに、SP)、専用デジタル論理などを含み得る他のデジタルハードウェアを備え得る。処理回路は、ROM、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得るメモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに、本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、装置1300の取得モジュール1310、送信モジュール1320および任意の他の好適なユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実施させるために使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、取得モジュール1310は装置1300の取得機能のうちのいくつかを実施し得る。たとえば、取得モジュール1310は、少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を取得し得る。少なくとも1つのHO中断時間は、無線デバイス110によって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられる。
いくつかの実施形態によれば、送信1320は装置1300の送信機能のうちのいくつかを実施し得る。たとえば、送信モジュール1320は、無線デバイスのハンドオーバに関連付けられた報告をネットワークノード160に送信し得る。報告は、無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を含む。
図22は、いくつかの実施形態による、ネットワークノード160による方法1400を示す。ステップ1402において、ネットワークノード160は、無線デバイス110のハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告を無線デバイス110から受信する。報告はUP情報を含む。UP情報は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる情報のいずれかを含み得る。代替的に、UP情報は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる、UP情報および/またはUPデータが利用可能であることを示すUPインジケータを含み得る。
図23は、無線ネットワーク(たとえば、図7に示された無線ネットワーク)中の仮想装置1500の概略ブロック図を示す。装置は無線デバイスまたはネットワークノード(たとえば、図7に示された無線デバイス110またはネットワークノード160)において実装され得る。装置1500は、図22を参照しながら説明された例示的な方法、および場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。また、図22の方法は必ずしも装置1500のみによって行われるとは限らないことを理解されたい。方法の少なくともいくつかの動作は1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
仮想装置1500は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る処理回路、ならびに、DSP、専用デジタル論理などを含み得る他のデジタルハードウェアを備え得る。処理回路は、ROM、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得るメモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、装置1500の受信モジュール1510と任意の他の好適なユニットとに本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実施させるために使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、受信モジュール1510は装置1500の受信機能のうちのいくつかを実施し得る。たとえば、受信モジュール1510は、無線デバイス110のハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告を無線デバイス110から受信し得る。報告はUP情報を含む。UP情報は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる情報のいずれかを含み得る。代替的に、UP情報は、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる、UP情報および/またはUPデータが利用可能であることを示すUPインジケータを含み得る。
図24は、いくつかの実施形態による、ネットワークノード160による別の方法1600を示す。ステップ1602において、ネットワークノード160は、無線デバイス110のハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告を無線デバイスから受信する。報告は、無線デバイス110によって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を含む。
特定の実施形態では、ハンドオーバはDAPSハンドオーバを含む。
特定の実施形態では、複数のパケットのうちの第1のパケットは、無線デバイスのハンドオーバ中に第1のノードから無線デバイスによって受信され、複数のパケットのうちの第2のパケットは、第1のパケットが受信された後に第2のノードから無線デバイスによって受信される。少なくとも1つのHO中断時間は、第1のノードからの第1のパケットに基づいて計算される。少なくとも1つのHO中断時間は、第1のノードから受信される複数のパケットのうちの第1に基づいて計算され、第1のノードからの第1のパケットに続く後続のパケットは、したがって、少なくとも1つのHO中断時間を計算するときに考慮されない。
さらなる特定の実施形態では、第1のパケットは第1のノードからのパケットの第1のセットに関連付けられ、第2のパケットは第2のノードからのパケットの第2のセットに関連付けられる。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は第2のパケットに基づかない。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、第1のノードからの第1のパケットの無線デバイスによる受信時間に関連付けられる。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、第1のノードから無線デバイスによって受信される最後の非重複パケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードから無線デバイスによって受信される第1の非重複パケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含む。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は第2のノードからの第1の非重複パケットの受信時に決定される。
さらなる特定の実施形態では、UP情報は、少なくとも1つのHO中断時間に関連付けられた少なくとも1つのタイマー値を含む。
さらなる特定の実施形態では、少なくとも1つのタイマー値は、無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、第1のノードからの最後のパケットの受信までに測定された時間(T1)を含む。
特定の実施形態では、少なくとも1つのタイマー値は、無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、第2のノードからの第1のパケットの受信までに測定された時間(T2)を含む。
特定の実施形態では、無線デバイス110は、少なくとも1つのタイマー値に基づいて、第1のノードからの最後の非重複パケットの無線デバイスによる受信と、第2のノードからの第1の非重複パケットの無線デバイスによる受信との間の時間を推定する。
さらなる特定の実施形態では、無線デバイス110は、第1のノードからの最後の非重複パケットの無線デバイス110による受信と、第2のノードからの第1の非重複パケットの無線デバイス110による受信との間の時間を推定し、T2-T1を計算することを含む。
特定の実施形態では、少なくとも1つのタイマー値は、無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、第2のノードからの第1のパケットの受信までに測定された時間を含む。
特定の実施形態では、HO中断時間は、第1のノードからのハンドオーバコマンドの受信と第2のノードからのハンドオーバ解放コマンドとの間の最大持続時間を含む。
特定の実施形態では、HO中断時間は、第1のノードからのハンドオーバコマンドの受信と第2のノードからの第1の非重複パケットとの間の最大持続時間を含む。
特定の実施形態では、無線デバイス110のハンドオーバはソースノードからターゲットノードへのものであり、第1のノードはターゲットノードを備え、第2のノードはソースノードを備える。
特定の実施形態では、無線デバイス110のハンドオーバはソースノードからターゲットノードへのものであり、第1のノードはソースノードを備え、第2のノードはターゲットノードを備える。
特定の実施形態では、第1のパケットおよび第2のパケットは複数のベアラ内の同じベアラに関連付けられる。
特定の実施形態では、UP情報は、無線デバイス110のハンドオーバ中にロギングされた少なくとも1つのHO中断時間を含む。
特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間は、少なくとも1つのHO中断時間がしきい値を超えるか、またはしきい値に等しい場合にのみロギングされる。
特定の実施形態では、少なくとも1つのHO中断時間はDRBごとにロギングされる。
図25は、無線ネットワーク(たとえば、図7に示された無線ネットワーク)中の仮想装置1700の概略ブロック図を示す。装置は無線デバイスまたはネットワークノード(たとえば、図7に示された無線デバイス110またはネットワークノード160)において実装され得る。装置1700は、図24を参照しながら説明された例示的な方法、および場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。また、図24の方法は必ずしも装置1700のみによって行われるとは限らないことを理解されたい。方法の少なくともいくつかの動作は1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
仮想装置1700は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る処理回路、ならびに、SP)、専用デジタル論理などを含み得る他のデジタルハードウェアを備え得る。処理回路は、ROM、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得るメモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信プロトコルおよび/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、装置1700の受信モジュール1710モジュールと任意の他の好適なユニットとに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実施させるために使用され得る。
いくつかの実施形態によれば、受信モジュール1710は装置1700の受信機能のうちのいくつかを実施し得る。たとえば、受信モジュール1710は、無線デバイス110のハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告を無線デバイス110から受信し得る。報告は、無線デバイス110によって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられている少なくとも1つのHO中断時間を含むUP情報を含む。
例示的な実施形態
例示的な実施形態1. 無線デバイスの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路とを備える、無線デバイス。
例示的な実施形態2. ネットワークノードの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路とを備える、ネットワークノード。
例示的な実施形態3. 無線信号を送り、受信するように設定されたアンテナと、アンテナと処理回路とに接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された、無線フロントエンド回路であって、処理回路が、無線デバイスの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、無線フロントエンド回路と、処理回路に接続され、無線デバイスへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された、入力インターフェースと、処理回路に接続され、処理回路によって処理された無線デバイスからの情報を出力するように設定された、出力インターフェースと、処理回路に接続され、無線デバイスに電力を供給するように設定された、バッテリーとを備える、無線デバイス。
例示的な実施形態4. ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、無線デバイスへの送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備え、セルラネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを有するネットワークノードを備え、ネットワークノードの処理回路が、ネットワークノードの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
例示的な実施形態5. ネットワークノードをさらに含む、実施形態4に記載の通信システム。
例示的な実施形態6. 無線デバイスをさらに含み、無線デバイスがネットワークノードと通信するように設定された、実施形態4または5に記載の通信システム。
例示的な実施形態7. ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、無線デバイスが、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える、実施形態4から6のいずれか1つに記載の通信システム。
例示的な実施形態8. ホストコンピュータと、ネットワークノードと、無線デバイスとを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、ネットワークノードを備えるセルラネットワークを介して無線デバイスにユーザデータを搬送する送信を始動することとを含み、ネットワークノードが、ネットワークノードの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、方法。
例示的な実施形態9. ネットワークノードにおいてユーザデータを送信することをさらに含む、実施形態8に記載の方法。
例示的な実施形態10. ユーザデータが、ホストコンピュータにおいて、ホストアプリケーションを実行することによって提供され、方法が、無線デバイスにおいて、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む、実施形態8または9に記載の方法。
例示的な実施形態11. ネットワークノードと通信するように設定された無線デバイスであって、無線デバイスが、実施形態8から10のいずれか1つを実施するように設定された、無線インターフェースと処理回路とを備える、無線デバイス。
例示的な実施形態12. ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、無線デバイスへの送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備え、無線デバイスが、無線インターフェースと処理回路とを備え、無線デバイスの構成要素が、グループの例示的な実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
例示的な実施形態13. セルラネットワークが、無線デバイスと通信するように設定されたネットワークノードをさらに含む、実施形態12に記載の通信システム。
例示的な実施形態14. ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、無線デバイスの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された、実施形態12または13に記載の通信システム。
例示的な実施形態15. ホストコンピュータと、ネットワークノードと、無線デバイスとを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、ネットワークノードを備えるセルラネットワークを介して無線デバイスにユーザデータを搬送する送信を始動することとを含み、無線デバイスが、無線デバイスの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、方法。
例示的な実施形態16. 無線デバイスにおいて、ネットワークノードからユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態15に記載の方法。
例示的な実施形態17. ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、無線デバイスからネットワークノードへの送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え、無線デバイスが、無線インターフェースと処理回路とを備え、無線デバイスの処理回路が、無線デバイスの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
例示的な実施形態18. 無線デバイスをさらに含む、実施形態17に記載の通信システム。
例示的な実施形態19. ネットワークノードをさらに含み、ネットワークノードが、無線デバイスと通信するように設定された無線インターフェースと、無線デバイスからネットワークノードへの送信によって搬送されたユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備える、実施形態17または18に記載の通信システム。
例示的な実施形態20. ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、無線デバイスの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定された、実施形態17から19のいずれか1つに記載の通信システム。
例示的な実施形態21. ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それにより要求データを提供するように設定され、無線デバイスの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それにより要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、実施形態17から20のいずれか1つに記載の通信システム。
例示的な実施形態22. ホストコンピュータと、ネットワークノードと、無線デバイスとを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、ホストコンピュータにおいて、無線デバイスからネットワークノードに送信されたユーザデータを受信することを含み、無線デバイスが、無線デバイスの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、方法。
例示的な実施形態23. 無線デバイスにおいて、ネットワークノードにユーザデータを提供することをさらに含む、実施形態22に記載の方法。
例示的な実施形態24. 無線デバイスにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それにより、送信されるべきユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することとをさらに含む、実施形態22または23に記載の方法。
例示的な実施形態25. 無線デバイスにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、無線デバイスにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供される、入力データを受信することとをさらに含み、送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、実施形態22から24のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態26. ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、無線デバイスからネットワークノードへの送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え、ネットワークノードが、無線インターフェースと処理回路とを備え、ネットワークノードの処理回路が、ネットワークノードの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
例示的な実施形態27. ネットワークノードをさらに含む、実施形態26に記載の通信システム。
例示的な実施形態28. 無線デバイスをさらに含み、無線デバイスがネットワークノードと通信するように設定された、実施形態26または27に記載の通信システム。
例示的な実施形態29. ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、無線デバイスが、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それにより、ホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定された、実施形態26から28のいずれか1つに記載の通信システム。
例示的な実施形態30. ホストコンピュータと、ネットワークノードと、無線デバイスとを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、ホストコンピュータにおいて、基地局から、ネットワークノードが無線デバイスから受信した送信から発生したユーザデータを受信することを含み、無線デバイスが、グループAの例示的な実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、方法。
例示的な実施形態31. ネットワークノードにおいて、無線デバイスからユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態30に記載の方法。
例示的な実施形態32. ネットワークノードにおいて、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動することをさらに含む、実施形態30または31に記載の方法。
例示的な実施形態33. ネットワークノードが基地局を備える、実施形態1から32のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態34. 無線デバイスがユーザ機器(UE)を備える、実施形態1から33のいずれか1つに記載の方法。
例示的な実施形態35. コンピュータ上で実行されたとき、本明細書で説明される方法およびステップのいずれかを実施する命令を備える、コンピュータプログラム。
例示的な実施形態36. コンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、本明細書で説明される方法およびステップのいずれかを実施する命令を備える、コンピュータプログラム製品。
例示的な実施形態37. コンピュータによって実行されたとき、本明細書で説明される方法およびステップのいずれかを実施する命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体。
例示的な実施形態38. 本明細書で説明される方法およびステップのいずれかを実施するように設定された処理回路を備える、無線デバイス。
例示的な実施形態39. 本明細書で説明される方法およびステップのいずれかを実施するように設定された処理回路を備える、ネットワークノード。
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されるシステムおよび装置に対して修正、追加、または省略が行われ得る。システムおよび装置の構成要素は、統合または分離され得る。その上、システムおよび装置の動作は、より多数の、より少数の、または他の構成要素によって実施され得る。さらに、システムおよび装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア、および/または他の論理を含む任意の好適な論理を使用して実施され得る。本明細書で使用される「各々」は、セットの各メンバーまたはセットのサブセットの各メンバーを指す。
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明される方法に対して修正、追加、または省略が行われ得る。本方法は、より多数の、より少数の、または他のステップを含み得る。さらに、ステップは、任意の好適な順序で実施され得る。
本開示はいくつかの実施形態に関して説明されたが、実施形態の改変および置換は当業者に明らかであろう。したがって、実施形態の上記の説明は、本開示を制約しない。他の変更、置換、および改変が、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく可能である。

Claims (48)

  1. 無線デバイス(110)によって実施される方法(1200)であって、前記方法は、
    少なくとも1つのハンドオーバ(HO)中断時間を含むユーザプレーン(UP)情報を取得すること(1202)であって、前記少なくとも1つのHO中断時間が、前記無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた、ことと、
    ネットワークノード(160)に前記無線デバイスのハンドオーバに関連付けられた報告を送信すること(1204)であって、前記報告が、前記無線デバイスによって受信される前記複数の重複パケットのうちの前記第1のパケットに関連付けられた前記少なくとも1つのHO中断時間を含む前記UP情報を含む、ことと
    を含む、方法(1200)。
  2. 前記ハンドオーバがデュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数パケットのうちの前記第1のパケットが前記無線デバイスの前記ハンドオーバ中に第1のノードから受信され、
    前記複数のパケットのうちの第2のパケットが、前記第1のパケットが受信された後に第2のノードから受信され、
    前記少なくとも1つのHO中断時間が前記第1のノードからの前記第1のパケットに基づいて計算される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1のパケットが前記第1のノードからのパケットの第1のセット中で受信され、前記第2のパケットが前記第2のノードからのパケットの第2のセット中で受信される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つのHO中断時間を決定するときに、前記第2のパケットが、重複パケットであり、前記第1のパケットが受信された後に、受信された場合、前記第2のパケットを無視するかまたは考慮しないことをさらに含む、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つのHO中断時間が、前記第1のノードからの前記第1のパケットの受信と前記第2のノードからの前記第2のパケットの受信の両方の後に決定され、前記方法は、前記第2のパケットが重複パケットである場合、前記第2のノードからの前記第2のパケットを廃棄するための廃棄プロシージャを実施することをさらに含む、請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのHO中断時間が、第1のノードからの最後の受信された非重複パケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードからの第1の受信された非重複パケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのHO中断時間が、第1のノードからの最後の受信された非重複パケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードからの第1の受信された重複パケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのHO中断時間が、前記第2のノードからの前記第1の非重複パケットの受信時に決定される、請求項7に記載の方法。
  10. 第2のノードからの前記第1の非重複パケットの受信の後に前記第1のノードから受信された少なくとも1つのパケットを無視すること/考慮しないことをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記UP情報が、前記少なくとも1つのHO中断時間に関連付けられた少なくとも1つのタイマー値を含む、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つのタイマー値が、前記無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、前記第1のノードからの前記最後のパケットの受信までに測定された時間を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つのタイマー値が、前記無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、前記第2のノードからの前記第1のパケットの受信までに測定された時間を含む、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記少なくとも1つのタイマー値が、前記無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、前記第2のノードからの前記第1のパケットの受信までに測定された時間を含む、請求項11から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記HO中断時間が、第1のノードからのハンドオーバコマンドの受信と第2のノードからのハンドオーバ解放コマンドとの間の最大持続時間を含む、請求項3から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記HO中断時間が、第1のノードからのハンドオーバコマンドの受信と第2のノードからの第1の非重複パケットとの間の最大持続時間を含む、請求項3から14のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記無線デバイスの前記ハンドオーバがソースノードからターゲットノードへのものであり、前記第1のノードが前記ターゲットノードを含み、前記第2のノードが前記ソースノードを含む、請求項3から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記無線デバイスの前記ハンドオーバがソースノードからターゲットノードへのものであり、前記第1のノードが前記ソースノードを含み、前記第2のノードが前記ターゲットノードを含む、請求項3から16のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1のパケットおよび前記第2のパケットが複数のベアラ内の同じベアラに関連付けられる、請求項3から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記UP情報を取得することが、前記無線デバイスの前記ハンドオーバ中に前記少なくとも1つのHO中断時間をロギングすることを含む、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記少なくとも1つのHO中断時間は、前記少なくとも1つのHO中断時間がしきい値を超えるかまたはしきい値に等しい場合にのみロギングされる、請求項20に記載の方法。
  22. 前記少なくとも1つのHO中断時間がDRBごとにロギングされる、請求項20または21に記載の方法。
  23. ネットワークノード(160)によって実施される方法(1600)であって、前記方法は、
    無線デバイス(110)から前記無線デバイスのハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告を受信すること(1602)を含み、
    前記報告が、前記無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのハンドオーバ(HO)中断時間を含むユーザプレーン(UP)情報を含む、方法(1600)。
  24. 前記ハンドオーバがデュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記複数パケットのうちの前記第1のパケットが前記無線デバイスの前記ハンドオーバ中に第1のノードから前記無線デバイスによって受信され、
    前記複数のパケットのうちの第2のパケットが、前記第1のパケットが受信された後に、第2のノードから前記無線デバイスによって受信され、
    前記少なくとも1つのHO中断時間が前記第1のノードからの前記第1のパケットに基づいて計算される、請求項23または24に記載の方法。
  26. 前記第1のパケットが前記第1のノードからのパケットの第1のセットに関連付けられ、前記第2のパケットが前記第2のノードからのパケットの第2のセットに関連付けられた、請求項25に記載の方法。
  27. 前記少なくとも1つのHO中断時間は、前記第2のパケットが重複パケットである場合、前記第2のパケットに基づかない、請求項25または26に記載の方法。
  28. 前記少なくとも1つのHO中断時間が、第1のノードから前記無線デバイスによって受信された最後の非重複パケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードから前記無線デバイスによって受信された第1の非重複パケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含む、請求項23から27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記少なくとも1つのHO中断時間が、第1のノードからの最後の受信された非重複パケットに関連付けられた第1の時間から、第2のノードからの第1の受信された重複パケットの第2の時間までの間の時間量(T)を含む、請求項23から27のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記少なくとも1つのHO中断時間が、前記第2のノードからの前記第1の非重複パケットの受信時に決定される、請求項28に記載の方法。
  31. 前記UP情報が、前記少なくとも1つのHO中断時間に関連付けられた少なくとも1つのタイマー値を含む、請求項28から30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 前記少なくとも1つのタイマー値が、前記無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、前記第1のノードからの前記最後のパケットの受信までに測定された時間(T1)を含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記少なくとも1つのタイマー値が、前記無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、前記第2のノードからの前記第1のパケットの受信までに測定された時間(T2)を含む、請求項31または32に記載の方法。
  34. 前記少なくとも1つのタイマー値に基づいて、前記第1のノードからの前記最後の非重複パケットの前記無線デバイスによる受信と、前記第2のノードからの前記第1の非重複パケットの前記無線デバイスによる受信との間の時間を推定することをさらに含む、請求項32または33に記載の方法。
  35. 前記第1のノードからの前記最後の非重複パケットの前記無線デバイスによる前記受信と、前記第2のノードからの前記第1の非重複パケットの前記無線デバイスによる前記受信との間の時間を推定することが、T2-T1を計算することを含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記少なくとも1つのタイマー値が、前記無線デバイスによるハンドオーバコマンドの受信から、前記第2のノードからの前記第1のパケットの受信までに測定された時間を含む、請求項31から35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記HO中断時間が、第1のノードからのハンドオーバコマンドの受信と第2のノードからのハンドオーバ解放コマンドとの間の最大持続時間を含む、請求項25から36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記HO中断時間が、第1のノードからのハンドオーバコマンドの受信と第2のノードからの第1の非重複パケットとの間の最大持続時間を含む、請求項25から37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記無線デバイスの前記ハンドオーバがソースノードからターゲットノードへのものであり、前記第1のノードが前記ターゲットノードを備え、前記第2のノードが前記ソースノードを備える、請求項25から38のいずれか一項に記載の方法。
  40. 前記無線デバイスの前記ハンドオーバがソースノードからターゲットノードへのものであり、前記第1のノードが前記ソースノードを備え、前記第2のノードが前記ターゲットノードを備える、請求項25から38のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記第1のパケットおよび前記第2のパケットが複数のベアラ内の同じベアラに関連付けられる、請求項25から40のいずれか一項に記載の方法。
  42. 前記ユーザプレーン(UP)情報が、前記無線デバイスの前記ハンドオーバ中にロギングされた少なくとも1つのHO中断時間を含む、請求項25から41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記少なくとも1つのHO中断時間が、前記少なくとも1つのHO中断時間がしきい値を超えるかまたはしきい値に等しい場合にのみロギングされる、請求項42に記載の方法。
  44. 前記少なくとも1つのHO中断時間がDRBごとにロギングされる、請求項42または43に記載の方法。
  45. 無線デバイス(110)であって、
    少なくとも1つのハンドオーバ(HO)中断時間を含むユーザプレーン(UP)情報を取得することであって、前記少なくとも1つのHO中断時間が、前記無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた、ことと、
    ネットワークノード(160)に前記無線デバイスのハンドオーバに関連付けられた報告を送信することであって、前記報告が、前記無線デバイスによって受信される前記複数の重複パケットのうちの前記第1のパケットに関連付けられた前記少なくとも1つのHO中断時間を含む前記UP情報を含む、ことと
    を行うように適応された、無線デバイス(110)。
  46. 請求項2から22のいずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに適応された、請求項45に記載の無線デバイス。
  47. 無線デバイス(110)から前記無線デバイスのハンドオーバプロシージャに関連付けられた報告を受信することであって、前記報告が、前記無線デバイスによって受信される複数の重複パケットのうちの第1のパケットに関連付けられた少なくとも1つのハンドオーバ(HO)中断時間を含むユーザプレーン(UP)情報を含む、ことを行うように適応されたネットワークノード(160)。
  48. 請求項24から44のいずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに適応された、請求項47に記載のネットワークノード。
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