JP2023536575A - 下顎骨調整装置 - Google Patents

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Abstract

下顎骨調整装置は、上マウスピース及び下マウスピースを含み、上マウスピース及び下マウスピースは、上歯収容空間及び下歯収容空間を有し、上歯収容空間及び下歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体の上顎歯列弓及び下顎歯列上にそれぞれ嵌合され、上マウスピース及び下マウスピースの側壁には、上臼歯領域及び下臼歯領域に対応して粘膜保護装置及び位置決め部が延設され、上マウスピース及び下マウスピースが装着された後、位置決め部と粘膜保護装置とが結合されるとともに、活動変位空間が保持され、人体の下顎骨が前方に変位されて固定されても、締め付けられて人体の下顎骨の顎頭の箇所が不快に感じることがないとともに、舌後根が引っ込んで気道が塞がれることを防ぐことができるとともに、口腔粘膜が傷つくことを防ぐ。【選択図】図6A

Description

本発明は、下顎骨調整装置に関し、特に、人体の下顎骨を前方に変位させて位置決めし、気道の通りを保持するとともに、睡眠時に呼吸が止まることと、鼾の発生という問題を解決し、粘膜保護装置により口腔粘膜が傷付くことを防ぐ、下顎骨調整装置に関する。
多くの者は睡眠時、鼾をかいて呼吸が止まることがあるが、これは主に睡眠中に筋肉が緩み、重力の関係で、図1に示すように、口部10内の口腔101のサポート軟口蓋102、舌根7の筋肉が垂れ下がり、気道8が押し潰されて空気の通りが維持できない場合、鼾が発生し、最悪の場合、呼吸が一時的に止まるか喘ぐことがあり、これは睡眠時無呼吸症候群とも称されるが、睡眠時無呼吸症候群は睡眠の質に影響を与える可能性がある上、高血圧、心臓病などの疾病を誘発することもあった。
上述した問題を解決するために、市販されている多くのいわゆる鼾止め器又は鼾止め装置などの製品が販売されているが、従来の鼾止め装置の大部分は上下マウスピースと、接続機構の結合とにより、下顎骨を前方に変位させ、顎が垂れ下がって気道8が詰まってしまうことを防いでいた。
しかし、上述した従来の製品全ては固定機構を使用し、上下マウスピースを固定し、下顎骨を強く前方に変位させるとともに、下顎骨を強く固定して元に戻らないようにするが、長期間装着した場合、下顎頭がとても痛むため、使用者はこの装置を適宜装着させることができず、呼吸が止まる症状がある使用者にとっては非常に困ったことであった。
また、従来の鼾止め装置の大部分は決まった規格であるため、使用者の歯列形状に合わず、マウスピースと歯との間に隙間があるため、位置がずれて最悪の場合、外れてしまうこともあり、鼾の発生と呼吸停止を防ぐ効果が好ましくない状況が発生することがあった。
また、従来の鼾止め装置は、マウスピース方式で上顎及び下顎の2列の歯列周囲に装着させるが、マウスピースが一定の厚さを有するため、下顎骨が前方に変位した場合、上下のマウスピース自体の厚さにより、前歯領域の噛み合わせに明らかな違和感が生じるため、使用者が睡眠時にこの装置を装着すると、容易に入眠することができなくなった。
また、もう一つの鼾止め装置は、接続機構を前歯領域に設置し、上下の前歯を引っ張り、下顎骨が前方に強く引っ張られるが、このような設置は、前歯領域が受ける力が大きすぎるため、長期間装着した場合、前歯領域がこのように強く引っ張られると、使用者が非常に耐えがたくなるため、これは長期間使用できる装置ではなかった。
そのため、上述した問題を解決するために、本発明は、上マウスピース及び下マウスピースに粘膜保護装置及び位置決め部をそれぞれ組み合わせるとともに、上位置決め部、下位置決め部から立柱及びフック部がそれぞれ延び、上、位置決め部のフック部が掛合されると、下顎骨が前方移動された位置となり、気道8の通りをスムーズに保持するとともに、呼吸が止まることと鼾が発生する問題を同時に解決することができる。また、上、位置決め部が強固に組み合わされるのでなく、可動可能に掛合されるため、全方位の活動空間を有し、強固に結合されて人体下顎骨の関節箇所(顎頭の箇所)に不快感が発生することを防ぐため、本発明は最良な解決策なはずである。
本発明の下顎骨調整装置は、上マウスピース及び下マウスピースを含み、前記上マウスピースは、上歯収容空間を有し、前記上歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体の上顎歯列弓上に嵌合され、前記上マウスピースの側壁には、上臼歯領域に対応して粘膜保護装置が延設され、前記粘膜保護装置は、弧形外壁面を有し、前記粘膜保護装置には、貫通孔が設けられ、前記下マウスピースは、下歯収容空間を有し、前記下歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体の下顎歯列弓上に嵌合され、前記下顎歯列弓は、下顎骨上に位置し、前記下マウスピースの側壁には、下臼歯領域に対応して位置決め部が延設され、前記位置決め部には、前記粘膜保護装置に向かって延びた立柱が延設され、前記立柱の前端部は、人体の顎頭に向かって延びた折曲部が設けられ、前記立柱と前記折曲部とにより折曲角度が形成され、 前記粘膜保護装置の前記貫通孔の孔径は前記位置決め部より大きく、前記上マウスピース及び前記下マウスピースが装着された後、前記折曲部及び前記立柱が前記貫通孔に挿通されると、前記立柱が後方移動する際、前記貫通孔の壁面により妨げられて後方移動されることを防ぎ、前記折曲部が前記粘膜保護装置の頂端表面により妨げられて前記下マウスピースが下方に移動することを防ぎ、人体の前記下顎骨が所定位置に固定され、前記貫通孔の孔径が前記立柱より大きいため、前記貫通孔内で前記立柱が自由に活動し得て、前記下顎骨が自由に活動し得るため、長時間装着しても、前記顎頭の箇所が不快に感じることがない。
好適な実施例において、前記上臼歯領域及び前記下臼歯領域は、第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯をそれぞれ含み、前記粘膜保護装置及び前記位置決め部の位置は、前記第一大臼歯、前記第二大臼歯の何れか1つの臼歯又は何れか2つの臼歯間の一側に対応される。
好適な実施例において、前記粘膜保護装置及び前記位置決め部は、前記第一大臼歯の周辺一側に対応する。
好適な実施例において、前記上マウスピース及び/又は前記下マウスピースには、人体の前記上顎歯列弓及び/又は人体の前記下顎歯列弓の前歯領域に対応して開口が形成され、前記開口から前歯領域の歯面が露出される。
好適な実施例において、前記上マウスピース及び前記下マウスピースは、人体の前記上顎歯列弓及び人体の前記下顎歯列弓の前歯領域の噛み合わせ面の厚さが1mmより小さい。
好適な実施例において、前記位置決め部の前記立柱と前記折曲部との角度が30~110度であるが、90度近くであることが最適である。
好適な実施例において、前記位置決め部の前記立柱上には、調整器が嵌設され、前記調整器の厚さにより前記下顎骨が前方に変位して位置決めされる位置が微調整される。
好適な実施例において、前記粘膜保護装置の前記顎頭近くの頂端壁面上には、位置決め槽が形成され、前記位置決め槽は、一端が前記貫通孔の内壁面に接続され、他端に係合槽が設けられるとともに、前記位置決め部の前記折曲部の端部には、係合ブロックが設けられ、前記位置決め槽は、前記折曲部を結合して位置決めさせるために用い、前記係合ブロックが前記係合槽中に係合されることにより、前記上マウスピース及び前記下マウスピースが結合されたときの安定性が高まる。
好適な実施例において、前記粘膜保護装置の前記顎頭近くの頂端壁面が前記折曲部より大きいため、前記粘膜保護装置の前記弧形外壁面から前記折曲部は露出されず、前記折曲部の端部と口腔粘膜とが接触されることを防ぐ。
図1は、人体の気道が押圧された筋肉を示す図である。 図2は、人体の頭骨の歯列及び下顎骨を示す図である。 図3Aは、本発明の下顎骨調整装置の上マウスピースを示す斜視図である。 図3Bは、本発明の下顎骨調整装置の上マウスピースを示す平面図である。 図4Aは、本発明の下顎骨調整装置の下マウスピースを示す斜視図である。 図4Bは、本発明の下顎骨調整装置の下マウスピースを示す平面図である。 図5Aは、本発明の下顎骨調整装置の装着状態の骨格の変位状態を示す図である。 図5Bは、本発明の下顎骨調整装置の装着状態の骨格の変位状態を示す図である。 図6Aは、本発明の下顎骨調整装置の上マウスピースと下マウスピースとを接続する状態の図である。 図6Bは、本発明の下顎骨調整装置の上マウスピース及び下マウスピースを口腔粘膜に実施した図である。 図7は、本発明の下顎骨調整装置を装着した後の気道の状態を示す図である。 図8Aは、本発明の下顎骨調整装置の上マウスピースの開口構造を示す図である。 図8Bは、本発明の下顎骨調整装置の下マウスピースの開口構造を示す図である。 図9は、本発明の下顎骨調整装置の嵌設調整器を示す図である。 図10Aは、本発明の下顎骨調整装置の調整器を示す図である。 図10Bは、本発明の下顎骨調整装置の調整器を示す図である。 図10Cは、本発明の下顎骨調整装置の調整器を示す図である。 図11は、本発明の下顎骨調整装置の粘膜保護装置の他の実施例を示す図である。
本発明の他の技術内容、特徴及び効果については、以下、図面を参照しながら好適な実施例の詳細な説明で明らかにする。
図2に示すように、人体の口腔内には、上顎歯列弓及び下顎歯列弓を有する。上顎歯列弓及び下顎歯列弓の歯列は以下の通りである。
1.上顎歯列弓は、以下の歯列を有する:
(a)前歯領域31は、上中切歯311、上側切歯312、上犬歯313を含む。
(b)上臼歯領域32は、第一小臼歯321、第二小臼歯322、第一大臼歯323、第二大臼歯324(及び第3の大臼歯)を含む。
2.下顎歯列弓は、以下の歯列を有する:
(a)前歯領域41は、下中切歯411、下側切歯412、下犬歯413を含む。
(b)下臼歯領域42は、第一小臼歯421、第二小臼歯422、第一大臼歯423、第二大臼歯424(及び第3の大臼歯)を含む。
図3A、図3B、図4A、図4Bに示すように、本発明の下顎骨調整装置は、上マウスピース1及び下マウスピース2を含み、上マウスピース1及び下マウスピース2は、上歯収容空間11及び下歯収容空間21をそれぞれ有し、上マウスピース1及び下マウスピース2は、3Dスキャンで使用者の歯型に製作されるため、人体の上顎歯列弓及び下顎歯列弓は上歯収容空間11及び下歯収容空間21に密着される。
上マウスピース1の側壁の上臼歯領域32に対応した箇所には、粘膜保護装置12が設けられる。粘膜保護装置12は、弧形外壁面121を有する。粘膜保護装置12内には、貫通孔122が開設される。
下マウスピース2の側壁の上臼歯領域32に対応した箇所には、位置決め部22が設けられる。位置決め部22には、上臼歯領域32に向かって延びた立柱221が設けられる。立柱221の前端には、下顎骨5の顎頭51に向かって折れ曲がって延びた折曲部222が設けられ、立柱221と折曲部222とにより角度が形成される。当該角度は、30~110度であり、30度、40度、50度、60度、70度、80度、90度、100度及び110度を含むが、90度であることが最適であり、位置決め部22は貫通孔122の孔径より小さく、位置決め部22の立柱221及び折曲部222が貫通孔122にそれぞれ挿設される。
上マウスピース1及び下マウスピース2(下顎骨5の顎頭51が元の位置A1に位置する)を装着した後、図5Aに示すように、使用者は口部の筋肉をコントロールすることにより下顎骨5を下方に移動させてから、下顎骨5を前方へ移動させると、下マウスピース2がそれに伴って前方に移動する(元の位置A1から第1の前方移動位置A2に移動する)。
その後、口を閉じると、図5Bに示すように、立柱221及び折曲部222が粘膜保護装置12の貫通孔122に挿通され、折曲部222が上マウスピース1に位置するときに、下顎骨5が筋肉により自動的に後方移動し、後方に移動する行程で立柱221が貫通孔122により顎頭51近くの内壁面により妨げられて元の位置A1まで後方移動することを防ぐ。折曲部222は後方移動の影響を受けて顎頭51に向かって移動するとともに、粘膜保護装置12の頂端壁面123により妨げられて下顎骨5が下方に移動することを防ぎ、口が閉じた状態に維持され(顎頭51の箇所が第2の前方移動位置A3に移動し、位置決め状態が図6Aに示すような状態になる)、本実施例において、粘膜保護装置12及び位置決め部22は、第一大臼歯の周辺一側に対応するように設けられる。貫通孔122が顎頭51の内側壁面近くの位置とは、下顎骨5が前方移動して位置決めされる所定位置である。当該位置は、使用者がカスタマイズして使用者の生理機能が受けいれられる前方移動位置を得てもよい。立柱221の寸法が貫通孔122より大幅に小さく、貫通孔122内で立柱221が全方位で移動し、睡眠状態下でも下顎骨5は依然として潜在意識の影響を受けて自由に移動することができ、固定されない。また、粘膜保護装置12の頂端壁面123の面積が折曲部222より大きいため、粘膜保護装置12の弧形外壁面121から折曲部222が露出されず、折曲部222の端部と口腔粘膜1011とが接触されることを防ぐことができる(図6Bを参照する)。
また、折曲部222が粘膜保護装置12の頂端壁面123により妨げられると、下顎骨5が下方に変位することがないため、使用者が睡眠時に口が開かれることを防ぐことができる。そのため、下顎骨5が前方に変位して位置決めされて下方に口を移動させることができない場合、舌根7及びサポート軟口蓋102が上方へ引っ張り上げられ、睡眠時の気道8の通りをスムーズに保持し、無呼吸となる症状及び鼾の発生を防ぐことができる。
また、図6Bに示すように、弧形外壁面121の円弧角度が口腔粘膜1011上に接触され、下顎骨5が僅かに移動しても弧形外壁面121により粘膜に掻き傷は発生せず、弧形外壁面121は、圧力を口腔粘膜1011上に分散させ、単点で当接されないため、長時間装着しても、口腔粘膜1011が不快に感じることはない。
図8A及び図8Bに示すように、上マウスピース1及び/又は下マウスピース2が人体の上顎歯列弓3の前歯領域31及び人体の下顎歯列弓4の前歯領域41に対して形成された開口13,23から前歯領域31,41の歯面が露出され、使用者の下顎骨5が前方に変位すると、前歯領域31,41の歯面が互いに接触され、上マウスピース1及び/又は下マウスピース2の厚さが大きすぎて下顎骨5が下方に変位した位置となり、顎頭51の箇所が不快に感じることはない。
また、上マウスピース1及び/又は下マウスピース2の厚さにより使用者の噛み合わせが不快に感じるため、上マウスピース及び下マウスピースは、人体の上顎歯列弓及び人体の下顎歯列弓の前歯領域の噛み合わせ面の厚さが1mmより小さくされ、前歯領域の噛み合わせが、マウスピースを装着する前の噛み合わせ習慣に類似し、使用者の不快感を低減させることができる。
図7、図9及び図10A~図10Cに示すように、下顎骨5が前方に変位して位置決めされる位置は、睡眠時に気道の通りをスムーズに保持することができなくなることを防ぐために、必要に応じて調整器6を立柱221上に嵌設し(図9を参照する)、調整器6の厚さにより下顎骨5が前方に変位して位置決めされる位置をコントロールすることができる。調整器6を装着した後の立柱221全体の寸法は、貫通孔122より依然として小さいため、貫通孔中で立柱221は全方位で移動可能である。
図10A~図10Cに示すように、調整器6,6’,6’’が弾性を有するとともに、ホール61,61’,61’’を有し、ホール61,61’,61’’の設計により調整器6,6’,6’’を立柱221上に嵌設させるとともに、調整器6,6’,6’’の厚さが異なるようにし、使用者自ら所望の調整器6,6’,6’’を選択して使用し、下顎骨5を前方に変位させて位置決めする位置を自ら調整し、微調整する目的を達成すると同時に、使用者が受けいれられる前方移動位置下で、気道8の流れをスムーズに保持し、睡眠時の呼吸が止まることを防ぎ、鼾を止める目的を達成することができる。
また、図11に示すように、上述した各実施例と違う所は、粘膜保護装置12の顎頭51近くの頂端壁面123上に位置決め槽124が形成される。位置決め槽124は、一端が貫通孔122の内壁面と接続され、他端に係合槽125が形成されるとともに、位置決め部22の折曲部222の端部に係合ブロック223が設けられる。位置決め槽124は、折曲部222と結合して位置決めするために用いられる。係合ブロック223が係合槽125中に係合され、上マウスピース1及び下マウスピース2が結合される際の安定性を高めることができるが、その他の構造は上述した各実施例と同じであるため、ここでは詳しく述べない。
本発明が提供する下顎骨調整装置は、他の従来技術と比べ、以下の長所を有する。
(1)人が寝ているとき、下顎骨5は自由に移動するが、下顎骨5が固定された場合、長時間経つと、下顎骨5の顎頭51が必ず非常に不快に感じるが、本発明は、粘膜保護装置12の貫通孔12の孔径を位置決め部22より大きくし、位置決め部22が貫通孔122内で、全方位で自由に活動できるため、使用者は睡眠時に下顎骨5が全方位で自由に活動し得て、長時間装着しても、下顎骨5の顎頭51は全く不快に感じない。
(2)本発明は下顎骨5を前方に変位させて位置決めさせると、舌根7及びサポート軟口蓋102が同時に引っ張り上げられて移動し、気道8の流れをスムーズに保持することができるため、使用者が寝ているときに呼吸が止まることと、鼾が発生する問題を解決することができる。
本発明は、粘膜保護装置12を弧形外壁面121に設置し、粘膜保護装置12が口腔粘膜1011に当接されたときに圧力が分散され、単点で当接されないため、口腔粘膜1011が不快に感じることがない。
本発明は、上記の実施例により開示されたが、それは本発明を限定するものではなく、当該技術分野を熟知するものなら誰でも、本発明の上述した技術特徴及び実施例を理解し、本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で、各種の変更や修正を加えることができるため、本発明の保護範囲は、本明細書に添付した請求の範囲で特定されるものに準ずる。
1 上マウスピース
11 上歯収容空間
12 粘膜保護装置
121 弧形外壁面
122 貫通孔
123 頂端壁面
124 位置決め槽
125 係合槽
13 開口
2 下マウスピース
21 下歯収容空間
22 位置決め部
221 立柱
222 折曲部
223 係合ブロック
23 開口
31 前歯領域
311 上中切歯
312 上側切歯
313 上犬歯
32 上臼歯領域
321 第一小臼歯
322 第二小臼歯
323 第一大臼歯
324 第二大臼歯
41 前歯領域
411 下中切歯
412 下側切歯
413 下犬歯
42 下臼歯領域
421 第一小臼歯
422 第二小臼歯
423 第一大臼歯
424 第二大臼歯
5 下顎骨
51 顎頭
6 調整器
6’ 調整器
6’’ 調整器
61 ホール
61’ ホール
61’’ ホール
7 舌根
8 気道
10 口部
101 口腔
1011 口腔粘膜
102 サポート軟口蓋
A1 元の位置
A2 第1の前方移動位置
A3 第2の前方移動位置

Claims (9)

  1. 上マウスピース及び下マウスピースを含む、下顎骨調整装置であって、
    前記上マウスピースは、上歯収容空間を有し、前記上歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体の上顎歯列弓上に嵌合され、前記上マウスピースの側壁には、上臼歯領域に対応して粘膜保護装置が延設され、前記粘膜保護装置は、弧形外壁面を有し、前記粘膜保護装置には、貫通孔が設けられ、
    前記下マウスピースは、下歯収容空間を有し、前記下歯収容空間は、歯の形状に応じて形成され、人体の下顎歯列弓上に嵌合され、前記下顎歯列弓は、下顎骨上に位置し、前記下マウスピースの側壁には、下臼歯領域に対応して位置決め部が延設され、前記位置決め部には、前記粘膜保護装置に向かって延びた立柱が延設され、前記立柱の前端部は、人体の顎頭に向かって延びた折曲部が設けられ、前記立柱と前記折曲部とにより折曲角度が形成され、
    前記粘膜保護装置の前記貫通孔の孔径は前記位置決め部より大きく、前記上マウスピース及び前記下マウスピースが装着された後、前記折曲部及び前記立柱が前記貫通孔に挿通されると、前記立柱が後方移動する際、前記貫通孔の壁面により妨げられて後方移動されることを防ぎ、前記折曲部が前記粘膜保護装置の頂端表面により妨げられて前記下マウスピースが下方に移動することを防ぎ、人体の前記下顎骨が所定位置に固定され、前記貫通孔の孔径が前記立柱より大きいため、前記貫通孔内で前記立柱が自由に活動し得て、前記下顎骨が自由に活動し得るため、長時間装着しても、前記顎頭の箇所が不快に感じないことを特徴とする、下顎骨調整装置。
  2. 前記上臼歯領域及び前記下臼歯領域は、第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯をそれぞれ含み、
    前記粘膜保護装置及び前記位置決め部の位置は、前記第一大臼歯、前記第二大臼歯の何れか1つの臼歯又は何れか2つの臼歯間の一側に対応されることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨調整装置。
  3. 前記粘膜保護装置及び前記位置決め部は、前記第一大臼歯の周辺一側に対応することを特徴とする請求項2に記載の下顎骨調整装置。
  4. 前記上マウスピース及び/又は前記下マウスピースには、人体の前記上顎歯列弓及び/又は人体の前記下顎歯列弓の前歯領域に対応して開口が形成され、前記開口から前歯領域の歯面が露出されることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨調整装置。
  5. 前記上マウスピース及び前記下マウスピースは、人体の前記上顎歯列弓及び人体の前記下顎歯列弓の前歯領域の噛み合わせ面の厚さが1mmより小さいことを特徴とする請求項1に記載の下顎骨調整装置。
  6. 前記位置決め部の前記立柱と前記折曲部との角度が30~110度であることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨調整装置。
  7. 調整器をさらに含み、
    前記調整器は、前記位置決め部の前記立柱上に嵌設され、
    前記調整器の厚さにより前記下顎骨が前方に変位して位置決めされる位置が微調整されることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨調整装置。
  8. 前記粘膜保護装置の前記顎頭近くの頂端壁面上には、位置決め槽が形成され、
    前記位置決め槽は、一端が前記貫通孔の内壁面に接続され、他端に係合槽が設けられるとともに、前記位置決め部の前記折曲部の端部には、係合ブロックが設けられ、
    前記位置決め槽は、前記折曲部を結合して位置決めさせるために用い、前記係合ブロックが前記係合槽中に係合されることにより、前記上マウスピース及び前記下マウスピースが結合されたときの安定性が高まることを特徴とする請求項1に記載の下顎骨調整装置。
  9. 前記粘膜保護装置の前記顎頭近くの頂端壁面が前記折曲部より大きいため、前記粘膜保護装置の前記弧形外壁面から前記折曲部は露出されず、前記折曲部の端部と口腔粘膜とが接触されることを防ぐことを特徴とする請求項1に記載の下顎骨調整装置。
JP2023505777A 2020-08-07 2020-08-07 下顎骨調整装置 Active JP7432978B2 (ja)

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