JP2023536406A - ネットワークスライス登録の方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)などの第4世代(4th-generation:4G)通信システム以降のより高いデータレートをサポートするために提供される第5世代(5th-generation:5G)又はプレ-5G(pre-5G)通信システムを提供する。【解決手段】本発明のネットワークエンティティによって実行される第1の方法は、ユーザー機器(user equipment:UE)に対する少なくとも1つの第2の単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を含む保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する場合、UEから、第1のアクセスタイプを介して少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む要求されたNSSAI(requested NSSAI)を含む要求メッセージを受信する段階と、少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む保留中のNSSAIをUEに送信する段階と、を有し、少なくとも1つの第1のS-NSSAIは、少なくとも1つの第2のS-NSSAIとは異なる。【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワークスライスに登録するための方法、装置、及びシステムに関する。より詳細に、本発明は、3GPP(登録商標)5Gにおけるネットワークスライス固有の認証及び認可中に追加のネットワークスライスに登録するための方法、装置、及びシステムに関する。更に、本発明は、条件付きでNSSAAを実行するための方法、装置、及びシステムに関する。
ここでは、次のドキュメントを参照している。
[1]3GPP(登録商標)TS23.501V16.5.0
[2]3GPP(登録商標)TS23.502V16.5.0
[3]3GPP(登録商標)TS24.501V16.5.0
4G通信システムの商業化以降、無線データトラフィックの増大する需要を満たすために、改良された5G通信システム又はプレ5G(pre-5G)通信システムを開発するための努力がなされてきた。従って、5G通信システム又はプレ5G通信システムは、「4Gを超えたネットワーク(Beyond 4G Network)」又は「LTE後のシステム(Post LTE System)」とも呼ばれている。5G通信システムは、より高いデータレートを達成するために、超周波数(mmWave)帯域、例えば60GHz帯域などでの具現が考慮されている。電波の伝搬損失を減らして伝送距離を延ばすために、5G通信システムでは、ビームフォーミング、MIMO(Massive Multiple-Input Multiple-Output)、FD-MIMO(Full Dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam forming)、大規模アンテナ(large scale antenna)技術が論議されている。また、5G通信システムでは、システムネットワークの改善のための開発が、高度なスモールセル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud Radio Access Network:cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、デバイス間(Device to Device:D2D)通信、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協調通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Points)、受信側干渉キャンセル(interference cancellation)などに基づいて進んでいる。5Gシステムでは、高度なコーディング変調(advanced coding modulation:ACM)方式としてのFQAM(Hybrid FSK and QAM Modulation)及びSWSC(Sliding Window Superposition Coding)、高度なアクセス技術としてのFBMC(Filter Bank Multi Carrier)、NOMA(non-orthogonal multiple access)、及びSCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
インターネットは、現在人間が情報を生成及び消費する人間中心の接続ネットワークからモノなどの分散したエンティティが情報を交換して処理するIoT(Internet of Things)ネットワークに進化している。IoT技術とクラウドサーバとの接続を通じたビッグデータ(Big data)処理技術の結合である、IoE(Internet of Everything)技術も台頭している。IoTの実現には、「センシング技術」、「有線・無線通信やネットワークインフラストラクチャ」、「サービスインターフェース技術」、「セキュリティ技術」などの技術要素が必要であり、最近では、センサーネットワーク(sensor network)、M2M(Machine to Machine)通信、MTC(Machine Type Communication)などの技術が研究されている。そのようなIoT環境では、接続されたモノ間で生成されるデータを収集及び分析することによって、人間の生活に新しい価値を生み出すインテリジェントなIT(Internet Technology)サービスを提供することができる。IoTは、既存のIT(Information Technology)技術と様々な産業用アプリケーションとの融合及び組み合わせを通じて、スマートホーム、スマートビル、スマートシティ、スマトカー、コネクテッドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマートアプライアンス、高度な医療サービスを含む様々な分野に適用される可能性がある。
これに伴い、5G通信システムをIoTネットワークに適用するための様々な試みが行われている。例えば、センサーネットワーク(sensor network)、M2M(Machine to Machine)通信、MTC(Machine Type Communication)などの技術は、ビームフォーミング、MIMO、アレイアンテナなどの技法によって具現される。上述のビッグデータ処理技術としてのクラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN)が適用されるのも、5G技術とIoT技術との融合の一例であると考えられる。
3GPP(登録商標)5GS(3rd Generation Partnership Project 5th Generation System)では、次のように定義されている(例えば、[1]で)。ネットワークスライス(network slice:NS)は、特定のネットワーク機能及びネットワーク特性を提供する論理ネットワークとして定義される。ネットワークスライスインスタンス(network slice instance:NSI)は、配置されたNSを形成する一連のネットワーク機能インスタンス及び必要なリソース(例えば、コンピューティング(compute)、ストレージ、及びネットワーキングリソース)として定義される。ネットワーク機能(network function:NF)は、定義された機能的動作及び3GPP(登録商標)定義インタフェースを有する、ネットワーク内の3GPP(登録商標)採用又は3GPP(登録商標)定義プロセッシング機能として定義される。
NSは、単一のネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information:S-NSSAI)によって識別される。
<ネットワークスライス固有の認証及び認可(Network slice-specific authentication and authorization)の概要>
ネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)は、3GPP(登録商標)のRel-16の一部として導入された。この機能により、ネットワークは、S-NSSAI(単一ネットワークスライス選択支援情報(NSSAI))のセットに対してスライス固有の認証及び認可を実行し、ユーザーがこれらのスライスにアクセスする。この手順は、5Gモビリティ管理(5G mobility management:5GMM)認証手順が完了し、更に登録手順が完了した後に実行される。上記特徴の上位レベルの説明は、[1]に記載されている。詳細は、[2]及び[3]に記載されている。NSSAA手順に関する重要なポイントは、このセクションに要約されている。
NSSAAは、3GPP(登録商標)アクセス及び非3GPP(登録商標)アクセスの両方に適用され、実際には、アクセスに依存しない(access agnostic)。即ち、スライスが正常に認可された場合、両方のアクセスタイプ(即ち、3GPP(登録商標)及び非3GPP(登録商標)アクセスタイプ)に対して認可されたと考えられる。「認可された(authorized)」という用語は、スライス固有の認証/認可が特定のS-NSSAIに対して成功したことを意味する。しかし、これは、S-NSSAIが3GPP(登録商標)アクセスを介してユーザー機器(UE)の現在のトラッキングエリア(tracking area:TA)で使用されることを意味するものではない。
各々がS-NSSAIによって識別されるスライスのセットが登録手順中にNSSAAの対象である場合、AMFは、NSSAAが実行される(又は、NSSAAが必要な)これらのS-NSSAIを示す登録承諾(Registration Accept)メッセージで保留中のNSSAIをUEに送信する。
アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function:AMF)は、NSSAAを実行する必要があるため、登録承諾メッセージで許可されたNSSAIをUEに送信しない。この場合、AMFは、保留中のNSSAIをUEに送信することに加えて、「ネットワークスライス固有の認証及び認可を実行する(Network slice-specific authentication and authorization is to be performed)」に設定された5GS登録結果IEの「NSSAAを実行する(NSSAA to be performed)」インジケータを設定する。
例えば、スライスはNSSAAを必要としないか又はスライスは既にNSSAAの対象であったため、UEがNSSAAを再度実行する必要はなく、いくつかのスライスを使用する場合がある。この場合、AMFは登録承諾で許可されたNSSAIを送信し、許可されたNSSAIにはNSSAAが不要なこれらのS-NSSAIが含まれている。しかし、AMFが登録承諾メッセージで保留中のNSSAIを送信するためのNSSAAを必要とする他のスライスが存在し、保留中のNSSAIには、NSSAAを必要とするS-NSSAIが含まれている。
保留中のNSSAIの一部である任意のS-NSSAIと共に、要求されたNSSAIをUEが送信することを禁止する要件が存在する。
Rel-15(即ち、NSSAAが導入される前)から、UEは、TS 24.501に規定されているように、現在登録されているスライスを変更する必要がある場合、登録手順を開始することに留意すべきである。実際、これは、[3]のセクション5.5.1.3.2で、UEが登録要求を送信するためのトリガとして明示的にキャプチャされる。
「i)UEが現在登録されているスライスを変更する必要がある場合(when the UE needs to change the slice(s) it is currently registered to)」
従って、UEが現在登録されているスライスを変更する必要がある場合、UEは、登録要求を送信し、要求されたNSSAI IEを上記メッセージに含める。
現在のアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)の動作は、最後に受信された要求されたNSSAIをユーザー機器(UE)が使用することを望むS-NSSAIのセットとして考慮することに留意しなければならない。例えば、UEが要求されたNSSAIと共に登録要求を時間T1に送信した場合、AMFは、T1でUEによって送信された要求されたNSSAIのエントリをUEが使用することを望むS-NSSAIの最新のセットであると考慮する。その後、UEが要求されたNSSAIと共に登録要求を時間T2に送信する場合、AMFは、T2でUEによって送信された要求されたNSSAIのエントリをUEが使用することを望むS-NSSAIの最新のセットであると考慮する。
時間T2で送信された要求されたNSSAIには時間T1で要求されたNSSAIからのいくつかのエントリが含まれている可能性があるが、留意すべき重要な点は、AMFが(即ち、この例では、時間T2で)最後に受信した要求されたNSSAIをUEが使用する必要があるS-NSSAIを含むと考慮し、従って、例えば時間T1でUEから前に要求されたNSSAIのいずれも有効でないと考慮することに留意すべきである。
上記のように、次の例が有用である。
時間T1で、UEは、S-NSSAI{A、B}に対して要求されたNSSAI={A、B}を送信する。
時間T2で、UEは、スライスの新しいセットに登録する必要がある。UEが依然としてS-NSSAI Bを使用する必要がある場合、UEは、新しく要求されたNSSAIにエントリBが含まれていることを確認する必要がある。従って、例えばUEがS-NSSAI{B、C}を使用する必要がある場合、UEは、{B、C}に設定された要求されたNSSAIを送信しなければならない。
AMFが要求されたNSSAI{B、C}を受信すると、AMFは、対応する許可されたNSSAI{A、B}を有する可能性のある、前に要求されたNSSAI{A、B}がUEによってもはや必要されないと考え、AMFは、要求されたNSSAI{B、C}を処理してこれが許可されるか否かを判断する。{A、B}に基づいて、前に許可されたNSSAIは、{B、C}を含む新しい要求されたNSSAIにより、この時点以降は、もはや有効ではないということに留意すべきである。
<登録エリアに基づく特定のスライスの使用を許可する>
NSSAAの前に、ネットワークスライシング(network slicing)は、許可されたNSSAIを使用して現在の登録エリア(registration area:RA)(及び現在のサービスを提供している公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network:PLMN)について)において、UEによって使用されることが許されるS-NSSAIを指示する。
しかし、一部のスライスは、UEの現在のRAで利用できないか又は許可されていない可能性がある。しかし、これは、上記スライスが現在のサービスを提供しているPLMNで完全に許可されていないことを意味するものではない。従って、スライスは、RA、例えばエリア1では利用できないか又は許可されないが、上記スライスは、同じサービスを提供しているPLMNの別のRA、例えばエリア2で利用できるか又は許可される。
要求されたNSSAIでS-NSSAIが現在のRAでUEに対して許可されていない場合、AMFは、拒否されたNSSAIにS-NSSAIを含めて、関連する原因(cause)を「現在の登録エリアではS-NSSAIを使用できない(S-NSSAI not available in the current registration area)」に設定する。これは、UEが異なるRAに入るときに、UEが同じスライスを使用することができることを意味する。
一方、UEによって要求されたS-NSSAIがRAに関係なくPLMN全体で使用を許可されない場合、AMFは、拒否されたNSSAIにS-NSSAIを含めて、関連する原因を「現在のPLMN又はSNPNでは、S-NSSAIを使用できない(S-NSSAI not available in the current PLMN or SNPN)」に設定する。これは、RAに関係なく、UEが現在のPLMNのスライスを使用できないことを意味する。
NSSAAはネットワークスライシングへの追加として提供されることに留意すべきであり、ここで、ネットワークはスライスがNSSAAの対象であるか否かを更に確認する必要があり、その場合、ネットワークはNSSAAを実行する。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ネットワークエンティティによって実行される方法、ユーザー機器(UE)によって実行される方法、ユーザー機器(UE)、及びネットワークエンティティを提供することにある。
本発明の一実施形態によるネットワークエンティティの方法は、ユーザー機器(user equipment:UE)の保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する間に、UEから、第1のアクセス技術を介して少なくとも1つの第1の単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を示す要求を受信する段階と、前記保留中のNSSAIがUEから受信した前の要求で示されている第1のアクセス技術を介した1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を含む場合、前記要求が少なくとも1つの新しいネットワークスライスを使用するためのものであると判断し、前記保留中のNSSAIから1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を削除する段階と、有し、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIは、前記保留中のNSSAIで示される任意のS-NSSAIとは異なる。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上がネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)の対象であるか否かを判断する段階と、そうである場合に前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を前記保留中のNSSAIに追加する段階と、を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む前記保留中のNSSAIをUEに送信する段階、又は前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む追加の保留中のNSSAIをUEに送信する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記保留中のNSSAIは、第1のアクセス技術とは異なる第2のアクセス技術を介して、UEから受信された前の要求で示された少なくとも1つの第2のS-NSSAIの指示を含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記保留中のNSSAIにおいて、前記少なくとも1つの第2のS-NSSAIの指示を維持する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前にUEに許可されたS-NSSAIに関する情報とUEに許可されるように判断された少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上に関する情報とを含む許可されたNSSAI(allowed NSSAI)をUEに送信する段階、又はUEに許可されるように決定された少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上に関する情報を含む追加の許可されたNSSAI(additional allowed NSSAI)をUEに送信する段階と、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上がUEに許可されていないか、又はUEの現在の登録エリア(registration area:RA)で利用可能でないと判断される場合、UEに許可されていないか又はUEの現在のRAで利用できない前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む拒否されたNSSAI(rejected NSSAI)をUEに送信する段階とのうちの1つ又はそれ以上を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記保留中のNSSAIで示される各S-NSSAIに対して、ネットワークエンティティは、前記S-NSSAIの使用が要求されたアクセス技術の記録(record)を格納する。
本発明の一実施形態によるUEの方法は、ユーザー機器(user equipment:UE)の保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する間に、第1のアクセス技術を介して少なくとも1つの第1の単一のNSSAI(S-NSSAI)を示す要求をネットワークエンティティに送信する段階を有し、前記保留中のNSSAIがUEによって送信された前の要求で示された前記第1のアクセス技術を介した1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を含む場合、前記要求は、少なくとも1つの新しいネットワークスライスを使用するための要求であり、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIは、前記保留中のNSSAIで示される任意のS-NSSAIとは異なる。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記ネットワークエンティティから前記要求への応答を受信する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記要求が前記少なくとも1つの新しいネットワークスライスを使用するための要求である場合、前記方法は、前記応答に基づいて前記1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を前記保留中のNSSAIから削除する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記受信した応答に基づいて前記保留中のNSSAIを変更してネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)の対象である前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含める段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記受信した応答は、前記NSSAAの対象である前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む保留中のNSSAIを含むか、又は、前記受信した応答は、NSSAAの対象である前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIの1つ又はそれ以上の指示を含む追加の保留中のNSSAIを含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記受信した応答に応答して前記保留中のNSSAIにおいてNSSAAが完了していない少なくとも1つの第2のS-NSSAIのいずれかの指示を維持する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記応答は、UEに前に許可されたS-NSSAIに関する情報とUEに許可された少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上に関する情報とを含む許可されたNSSAI、或いはUEに許可された少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上に関する情報を含む追加の許可されたNSSAI、及びUEに許可されていないか又はUEの現在の登録エリアで利用できない前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む拒否されたNSSAIのうちの少なくとも1つを含む。
本発明の一実施形態で、前記保留中のNSSAIは、UEからネットワークエンティティに送信される前の要求で示された第1のアクセス技術とは異なる第2のアクセス技術を介した少なくとも1つの第2のS-NSSAIの指示を含む。
本発明の他の実施形態様によるネットワークエンティティの方法は、ユーザー機器(user equipment:UE)の保留中のネットワークスライス選択支援情報(slice selection assistance information:NSSAI)が存在する間に、UEから少なくとも1つの単一のNSSAI(S-NSSAI)を示す要求を受信する段階と、前記要求が少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるか否かを判断する段階と、を有する。
本発明の一実施形態で、前記要求が要求されたNSSAIを含む場合に、前記要求は、少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであると判断され、前記要求は、追加の要求されたNSSAIを含むか、又は前記ネットワークエンティティは、前記要求が少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるという指示をUEから受信する。
本発明の一実施形態で、前記要求は、同じか又は異なるアクセス技術を介して前記保留中のNSSAIで示されるS-NSSAIに対応する少なくとも1つのネットワークスライスを使用するためのものである。
本発明の一実施形態で、前記少なくとも1つのS-NSSAIは、前記保留中のNSSAIで示される任意のS-NSSAIとは異なる。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上がネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)の対象であるか否かを判断する段階と、そうである場合、前記少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を前記保留中のNSSAIに追加する段階と、を含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む前記保留中のNSSAIをUEに送信する段階、又は前記少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む追加の保留中のNSSAIをUEに送信する段階を含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、UEに前に許可されたS-NSSAIに関する情報とUEに許可されるように判断された少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上に関する情報とを含む許可されたNSSAIをUEに送信するか、又はUEに許可されると判断された少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上に関する情報を含む追加の許可されたNSSAIをUEに送信する段階と、前記少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上がUEに許可されていないか又はUEの現在の登録エリア(RA)で利用できないと判断された場合、UEに許可されていないか又はUEの現在のRAで利用できない前記少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む拒否されたNSSAIをUEに送信する段階と、のうちの1つ又はそれ以上を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記要求が少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものである場合、前記方法は、前記保留中のNSSAIからS-NSSAIの指示を削除せずに前記要求を処理する段階を更に含む。
本発明の他の実施形態によるUEの方法は、ユーザー機器(user equipment:UE)の保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance Information:NSSAI)が存在する間に、少なくとも1つの単一のNSSAI(S-NSSAI)を指示し、少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するための第1の要求をネットワークエンティティに送信する段階、又は、UEの保留中のNSSAIが存在する間、同じか又は異なるアクセス技術を介して前記保留中のNSSAIで示されるS-NSSAIに対応する少なくとも1つのネットワークスライスを使用するための第2の要求を前記ネットワークエンティティに送信する段階を有する。
本発明の一実施形態で、前記保留中のNSSAIで示される1つ又はそれ以上のS-NSSAIに対応する1つ又はそれ以上のネットワークスライスの使用に加えて、前記少なくとも1つの追加のネットワークスライスの使用が要求される。
本発明の一実施形態で、前記第1の要求は、要求されたNSSAI又は追加の要求されたNSSAIであること、前記第1の要求は、少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるという指示をUEが前記ネットワークエンティティに送信すること、のうちの少なくとも1つである。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記ネットワークエンティティから、第1の要求に対する応答を受信する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記受信した応答に基づいて前記保留中のNSSAIを変更してネットワークスライス固有の認証及び認可(NSSAA)の対象である前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含める段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記受信した応答は、NSSAAの対象である前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む保留中のNSSAIを含むか、又は、前記受信した応答は、NSSAAの対象である前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む追加の保留中のNSSAIを含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記受信した応答に応答して前記保留中のNSSAIにおいてNSSAAが完了していない前に要求されたネットワークスライスに対応する任意のS-NSSAIの指示を維持する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記応答は、UEに前に許可されたS-NSSAIに関する情報及びUEに許可された少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上に関する情報を含む許可されたNSSAI、或いはUEに許可された少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上に関する情報を含む追加の許可されたNSSAI、及びUEに許可されていないか又はUEの現在の登録エリアで利用できない前記少なくとも1つのS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む拒否されたNSSAIのうちの少なくとも1つを含む。
本発明の更に他の実施形態によるネットワークエンティティの方法は、単一のネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information:S-NSSAI)がUEの登録エリア(RA)に基づいてユーザー機器(user equipment:UE)に利用可能であるか又は許可されているかを決定し、そうでない場合にS-NSSAIのネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)を実行せずに、拒否されたNSSAIにS-NSSAIを含める段階、又は、S-NSSAIのNSSAAを実行してNSSAAを実行した後にS-NSSAIがUEのRAに基づいてUEに利用可能であるか又は許可されているかを決定し、そうでない場合に前記S-NSSAIを前記拒否されたNSSAIに含める段階を含む。
本発明の一実施形態で、前記S-NSSAIは、UEから受信したネットワークスライスの使用のための要求で示されるか、又は前記S-NSSAIは、UEのサブスクリプションでデフォルト(default)としてマークされる。
本発明の一実施形態で、前記S-NSSAIが特定のアクセス技術を介して前記RAで利用できない場合、前記S-NSSAIがUEに利用できないか又は許可されないと判断される。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記拒否の理由が前記RAに基づくという指示を設定する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記拒否されたNSSAI及び前記指示をUEに送信する段階を更に含む。
本発明の一実施形態によると、前記方法のうちの1つ又はそれ以上に従って動作するように構成されたネットワークエンティティ又はUEが提供される。
本発明の一実施形態様によると、前段落によるネットワークエンティティ及び/又はUEを含むネットワークが提供される。
本発明の一実施形態によると、前記プログラムがコンピュータ又はプロセッサによって実行されると、前記コンピュータ又はプロセッサに前記の方法のうちの1つ又はそれ以上を実行させる命令(instruction)を含むコンピュータプログラムが提供される。
本発明の一実施形態によると、前段落によるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ又はプロセッサ読み取り可能なデータキャリアが提供される。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様によるネットワークエンティティによって実行される方法は、ユーザー機器(user equipment:UE)に対する少なくとも1つの第2の単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を含む保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する場合、前記UEから、第1のアクセスタイプを介して少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む要求されたNSSAI(requested NSSAI)を含む要求メッセージを受信する段階と、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む前記保留中のNSSAIを前記UEに送信する段階と、を有し、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIは、前記少なくとも1つの第2のS-NSSAIとは異なる。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記保留中のNSSAIが前記UEから受信した前の要求メッセージで要求された前記少なくとも1つの第2のS-NSSAIを含む場合、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)の対象であるか否かを判断する段階と、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIがNSSAAの対象である場合、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIを前記保留中のNSSAIに追加する段階と、を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記要求メッセージが少なくとも1つの新しいネットワークスライスを使用するためのものであるか否かを判断する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記保留中のNSSAI内の各S-NSSAIに対して、前記ネットワークエンティティは、S-NSSAIの使用が要求された第1のアクセスタイプの記録(record)を格納する。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様によるユーザー機器(user equipment:UE)によって実行される方法は、前記ユーザー機器(user equipment:UE)に対する少なくとも1つの第2の単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を含む保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する場合、第1のアクセスタイプを介して少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む要求されたNSSAI(requested NSSAI)を含む要求メッセージをネットワークエンティティに送信する段階と、前記ネットワークエンティティから、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む前記保留中のNSSAIを受信する段階と、を有し、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIは、前記少なくとも1つの第2のS-NSSAIとは異なる。
本発明の一実施形態で、前記保留中のNSSAIが前記UEによって送信された前の要求で要求された前記少なくとも1つの第2のS-NSSAIを含み、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)の対象である場合、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIが前記保留中のNSSAIに追加される。
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様によるネットワークエンティティによって実行される方法は、ユーザー機器(user equipment:UE)に対する保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する場合、前記UEから、少なくとも1つの単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を含む要求されたNSSAI(requested NSSAI)を含む要求メッセージを受信する段階と、前記要求メッセージが少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるが否かを判断する段階と、を有する。
本発明の一実施形態で、前記要求メッセージが要求されたNSSAIを含む場合、前記要求メッセージが追加の要求されたNSSAIを含む場合、又は前記要求メッセージが少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるという指示を前記UEから前記ネットワークエンティティが受信した場合、前記要求メッセージは、少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであり、前記要求メッセージは、同じか又は異なるアクセスタイプを介して前記保留中のNSSAI内のS-NSSAIに対応する少なくとも1つのネットワークスライスを使用するためのものである。
本発明の一実施形態で、前記少なくとも1つのS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び認可(NSSAA)の対象であるか否かを判断する段階と、前記少なくとも1つのS-NSSAIがNSSAAの対象である場合、前記少なくとも1つのS-NSSAIを前記保留中のNSSAIに追加する段階と、を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記方法は、前記少なくとも1つのS-NSSAIを含む前記保留中のNSSAIを前記UEに送信する段階を更に含む。
本発明の一実施形態で、前記要求メッセージが少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものである場合、前記方法は、前記保留中のNSSAIからS-NSSAIを削除せずに前記要求メッセージを処理する段階を更に含む。
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様によるユーザー機器(user equipment:UE)によって実行される方法は、前記UEに対する保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する場合、少なくとも1つの単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を含み、少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するための第1の要求メッセージを、ネットワークエンティティに送信する段階を有し、前記保留中のNSSAI内の少なくとも1つのS-NSSAIに対応する1つ又はそれ以上のネットワークスライスの使用に加えて前記少なくとも1つの追加のネットワークスライスの使用が要求される。
本発明の一実施形態で、前記第1の要求メッセージは、要求されたNSSAI又は追加の要求されたNSSAIを含むこと、及び前記UEは、前記第1の要求メッセージが少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるという指示を前記ネットワークエンティティに送信すること、のうちの少なくとも1つである。
様々な態様、利点、及び顕著な特徴は、本発明の実施形態を開示する図面と併せて、以下の詳細な説明から当業者に明らかになるであろう。本発明の実施形態を、図面を参照して以下に更に説明する。
本発明の一実施形態によるネットワークエンティティの構造の一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるUEの構造の一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるネットワークエンティティの方法を示す図である。 本発明の一実施形態によるUEの方法を示す図である。 本発明の他の実施形態によるネットワークエンティティの方法を示す図である。 本発明の他の実施形態によるUEの方法を示す図である。 本発明の更に他の実施形態によるネットワークエンティティの方法を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の詳細な説明は、特許請求の範囲によって定義されるように、本発明の包括的な理解を助けるために提供される。詳細な説明は、その理解を助けるために様々な特定の詳細を含むが、それらは、単に例示的なものと見なされるであろう。従って、当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載された実施形態の様々な変更及び修正がなされ得ることを認識するであろう。
同一又は類似の構成要素を異なる図面に示すが、同一又は類似の参照符号によって指定する。
当該技術分野で知られている技術、構造、構成、機能、又はプロセスの詳細な説明は、明確且つ簡潔にするために、及び本発明の要旨を不明瞭にすることを避けるために、省略する。
本明細書で使用する用語及び単語は、書誌的又は標準的な意味に限定されるものではなく、単に本発明の明確且つ一貫した理解を可能にするために使用されるに過ぎない。
本明細書では、単語「含む(comprise)」、「含む(include)」、及び「含有する(contain)」、及び単語の変形、例えば「含む」(comprising)及び「含む(comprises)」は、「含むが、これらに限定されない(including but not limited to)」ことを意味し、他の機能、要素、コンポーネント、整数、ステップ、プロセス、動作、機能、特性、属性、及び/又はそれらのグループを除外することを意図したものではない(除外しない)。
本明細書では、単数形、例えば「a」、「an」、及び「the」は、文脈上特段の要求がない限り、複数形を含む。例えば、「オブジェクト(object)」についての言及は、そのようなオブジェクトの1つ又はそれ以上への言及を含む。
本明細書では、「Yに対するX(X for Y)」の一般的な形態の言語(ここで、Yは、任意のアクション、プロセス、動作、機能、アクティビティ、又はステップであり、Xは、そのアクション、プロセス、動作、機能、アクティビティ、又はステップを実行するための何れかの手段である)は、Yを実行するために、特にXが適合、構成、又は配置された手段を含むが、必ずしも排他的ではない。
本発明の一態様、実施形態、例、又は請求項に関連して説明又は開示している特徴、要素、構成要素、整数、ステップ、プロセス、動作、機能、特徴、属性、及び/又はそれらのグループは、別々にそれとは互換性のない限り、本明細書に記載する他の任意の態様、実施形態、例、又は請求項に適用可能であるものと理解すべきである。
本発明の実施形態は、ネットワークで認証及び認可を実行するための方法、装置、及びシステムを提供する。次の実施形態は、3GPP(登録商標)5Gに適用可能であり、3GPP(登録商標)5Gに関連する用語を使用する。例えば、本発明の実施形態は、3GPP(登録商標)5GでNSSAAを実行する方法、装置、及びシステムを提供する。しかし、当業者は、本明細書に開示する技術が、これらの実施形態又は3GPP(登録商標)5Gに限定されず、任意の適切なシステム又は規格、例えば1つ又はそれ以上の既存及び/又は次世代の無線通信システム又は規格に適用できることを理解するであろう。
例えば、本明細書で開示する様々なネットワークエンティティの機能性(functionality)及び他の特徴は、他の通信システム又は規格において対応するか又は同等のエンティティ又は特徴に適用することができる。対応するか又は同等のエンティティ又は特徴は、ネットワーク内で同一又は類似の役割、機能、動作、又は目的を実行するエンティティ又は機能と見なすことができる。例えば、以下の実施形態で、AMFの機能はアクセス及びモビリティ管理機能を実行する任意の他の適切なタイプのエンティティに適用され、以下の実施形態におけるSMFの機能性はセッション管理機能を実行する任意の他の適切なタイプのエンティティに適用される。
当業者は、本発明が本明細書に開示する特定の実施形態に限定されないことを理解するであろう。例えば、
-本明細書で開示する技術は、3GPP(登録商標)5Gに限定されない。
-本明細書で開示する実施形態で、1つ又はそれ以上のエンティティは、同等な又は対応する機能、プロセス、又は動作を実行する1つ又はそれ以上の代替エンティティに置き換えられる。
-本明細書で開示する実施形態で、1つ又はそれ以上のメッセージは、同等な又は対応する情報を通信する1つ又はそれ以上の代替メッセージ、信号、又は他のタイプの情報キャリアに置き換えられる。
-1つ又はそれ以上の更なる要素、エンティティ、及び/又はメッセージが本明細書に開示される実施形態に追加される。
-一実施形態で、1つ又はそれ以上の必須ではない要素、エンティティ、及び/又はメッセージが省略される場合がある。
-一実施形態における特定のエンティティの機能、プロセス、又は動作は、他の実施形態で、2つ又はそれ以上の別個のエンティティに分割される。
-一実施形態における2つ又はそれ以上の別個のエンティティの機能、プロセス、又は動作は、他の実施形態では、単一のエンティティによって実行される。
-一実施形態における特定のメッセージによって伝達される情報は、他の実施形態で、2つ又はそれ以上の別個のメッセージによって伝達される。
-一実施形態における2つ又はそれ以上の別個のメッセージによって伝達される情報は、他の実施形態で、単一のメッセージによって伝達される。
-動作が実行される順序は、可能である場合、他の実施形態で変更される。
-ネットワークエンティティ間の情報の送信は、本明細書に開示する実施形態に関連して説明するメッセージの特定の形式、タイプ、及び/又は順序に限定されない。
本発明の実施形態は、1つ又はそれ以上の定義されたネットワーク機能及び/又はそのための方法を実行するように構成された装置/デバイス/ネットワークエンティティの形態で提供される。本発明の実施形態は、1つ又はそれ以上のそのような装置/デバイス/ネットワークエンティティ、及び/又はそのための方法を含むシステム(例えば、ネットワーク)の形態で提供される。例えば、以下の実施形態で、ネットワークは、UE、AMF、及びSMFを含む。
関連技術を考慮すると、少なくとも以下の問題が存在する。
<1.問題:NSSAAが進行中(ongoing)の場合のスライスへの登録>
次のシナリオが発生する可能性がある。
-ステップ1:UEは、登録要求(Registration Request)メッセージで要求されたNSSAI(requested NSSAI)を送信する。
o簡単にするために、この要求されたNSSAIにエントリ{A、B}が含まれていると仮定する。
-ステップ2:UEは、登録承諾(Registration Accept)メッセージで保留中のNSSAIを受信する。
o簡単にするために、スライスBに対してNSSAAを実行する必要があることを反映して、この保留中のNSSAIに{B}が含まれていると仮定する。
-ステップ3:UEは、また登録承諾メッセージで許可されたNSSAIを受信する。
o簡単にするために、これに{A}が含まれていると仮定する。
-ステップ4:UEは、追加のスライスに登録する必要がある。即ち、UEは、ステップ1で要求されたものに加えて、より多くのスライスを使用する必要がある。
o簡単にするために、UEが{A、B、C}を使用する必要があると仮定する。
保留中のNSSAIが、ステップ1で(要求されたNSSAIで)UEによって要求された少なくとも1つのS-NSSAIを含む場合、上述の要件に従って、S-NSSAI Bが保留中のNSSAIリストにあるため、UEは、エントリ{B}を含む要求されたNSSAIを送信できない。
これにより、UEが要求されたNSSAI{A、C}を送信する場合、AMFは、新しい要求されたNSSAI{A、C}を確認し、最後に要求されたNSSAI(即ち、{A、B})が有効でないと考える。その後、AMFは、UEが現在スライス{A、C}のみを使用することを望んでおり、UEがスライス{B}を使用することを望んでいないと結論付ける。これにより、AMFが保留中のNSSAIからスライスBのS-NSSAIを削除する。
上記の実施形態では、要求されたNSSAIが保留中のNSSAIにあるS-NSSAIを含むことができないという特定の要件により、UEが使用する必要がある実際のスライスについてUEがAMFに通知できない場合が生じることが分かる。更に、AMFは、UEが実際に使用することを望むスライスについて誤った決定を下す。
<2.問題:UEの登録エリアで利用できないスライスのNSSAA>
前に示したように、スライスは、少なくともUEの登録エリア(RA)でUEが使用できるようにする必要がある。利用可能である場合、及びスライスがNSSAAの対象である場合、ネットワークは、問題のS-NSSAIに対してNSSAAを実行する。
上述のように、現在の仕様では、NSSAAを実行する必要があるか否かを確認する前にUEのRAでスライスの有用性を確認する必要はない。即ち、AMFは、要求されたNSSAI内のS-NSSAIがNSSAAの対象であるか否かを直に確認し、そうである場合、AMFは、NSSAAを実行する。これが発生した場合、UEに対して実際に利用できないS-NSSAIのNSSAAを実行するために、シグナリングが不必要に使用される状況が発生する可能性がある。これにより、計算リソースも不必要に使用される。
UEのRAでスライスの有用性が最初に検証されないようにネットワークが構成されている場合、AMFは、NSSAAの実行後にこの検証を実行する必要がある。その後、AMFは、スライスがPLMN及び登録エリアの組み合わせに対して許可されないことを許可するか又は指示することができる。このコンポーネント(component)は、現在の仕様にも存在しない。
問題を更に明確にするために、[3]から次のテキストを使用することができる(参照:5.5.1.2.4;5.5.1.3.4)。
「UEが、ネットワークスライス固有の認証及び認可のサポートを指示し、要求されたNSSAIIEにネットワークスライス固有の認証及び認可の対象となる1つ又はそれ以上のS-NSSAIが含まれている場合、AMFは、登録承諾(REGISTRATION ACCEPT)メッセージに以下を含む必要がある。
a)S-NSSAI又はマッピングされたS-NSSAIを含む許可されたNSSAI(存在する場合)。
1)ネットワークスライス固有の認証及び認可の対象ではなく、AMFによって許可されているもの、又は
2)ネットワークスライス固有の認証及び認可が正常に実行されたもの、
b)必要に応じて、失敗又は取り消されたNSSAAの拒否されたNSSAI、
c)ネットワークスライス固有の認証及び認可が実行されるか、又は進行中の1つ又はそれ以上のS-NSSAIを含む保留中のNSSAI(存在する場合)、及び
d)許可されたNSSAIが登録承諾(REGISTRATION ACCEPT)メッセージに含まれていない場合、ネットワークスライス固有の認証及び認可手順がネットワークによって実行されるか否かを示すように設定される5GS登録結果IE内の「実行されるNSSAA(NSSAA to be performed)」インジケータ。
箇条書きa1)から、AMFは、S-NSSAIが「AMFによって許可されているか否か」を検証することが分かる。ここで、許可されたNSSAIの概念は、UEのRA毎であるため(即ち、許可されたNSSAIのエントリは、現在のRAでのみ有効である)、AMFは、UEのRAを考慮することに留意すべきである。
しかし、箇条書きc)から、AMFは、NSSAAが要求される場合のみを検証することが分かる。そのため、NSSAAがS-NSSAIに常に必要である可能性があるが、これは、このスライスでNSSAAが成功したとしても、現在のRAでS-NSSAIを使用できることを意味するものではない。従って、S-NSSAIがNSSAAを必要とするが、現在のRAでは、S-NSSAIが許可されていない場合を考慮するためにAMFの動作を更新する必要がある。
<1.NSSAAが進行中の場合のスライスへの登録を許可するソリューション>
以上で説明したように、UEが追加のスライス、即ち保留中のNSSAAがあるスライスに加えて登録する必要がある場合、問題が発生する可能性がある。
<1a.追加のスライスに登録するための新しい情報要素(information element:IE)の使用>
ここで開示する第1のソリューションは、問題を解決するために新しいIEを使用することである。新しいIEは、UEが最初に要求し、また保留中のNSSAIにあるS-NSSAIに加えてUEが少なくとも1つのS-NSSAIを登録又は使用することを望んでいることを示す目的で定義することができる。
新しいIEには、任意の名前を付けることができる。しかし、この説明では、このIEを、追加の要求されたNSSAI IE(Additional requested NSSAI IE)(又は略して、追加の要求されたNSSAI(additional requested NSSAI))と呼ぶ。
この第1のソリューションのための2つのオプションを開示するが、本発明の実施形態は、これらに限定されないことが理解される。
オプション1
これらのスライスのいずれかがUEの保留中のNSSAIにある対応するS-NSSAIを有するスライスのセットにUEが登録する必要がある場合、UEは、登録要求(Registration Request)を送信し、追加の要求されたNSSAI IE(追加の要求されたNSSAI)を含める。UEは、保留中のNSSAIにあるS-NSSAIのセットに加えてUEが登録する(又は使用する)必要のあるS-NSSAIのセットを含むように追加の要求されたNSSAI IEのコンテンツ(contents)を設定する必要がある。しかし、追加の要求されたNSSAIには、保留中のNSSAIからのS-NSSAIが含まれていない。
UEは、保留中のNSSAIに少なくとも1つのS-NSSAIを含めることになった要求されたNSSAIを前に送信した異なるアクセスで追加の要求されたNSSAIを送信できることに留意すべきである。そうすることによって、即ち要求された追加のNSSAIを異なるアクセス技術(又はアクセスタイプ)を介して送信することによって、UEは、保留中のNSSAI内のS-NSSAIに加えて(必要に応じて、存在する場合、許可されたNSSAI内のS-NSSAIに加えて)要求された追加のNSSAI内のS-NSSAIを使用することを望むことを示す。従って、要求された追加のNSSAIの使用は、ここで説明するように、任意のアクセス技術(又はアクセスタイプ)に適用される。更に、追加の要求されたNSSAIを送信するために、UEによって使用されるアクセス技術に関係なく、ここで説明するUEの同じ動作が適用される。様々な実施形態で、アクセス技術は、アクセスタイプと呼ばれる。
追加の要求されたNSSAIのコンテンツは、UEが有している場合(又はAMFがUEに対して有している場合)、許可されたNSSAIにある任意のS-NSSAIに加えて要求されているS-NSSAIのセットであると考慮される。そのように、追加の要求されたNSSAIの目的は、保留中のNSSAI内のS-NSSAIと、また存在する場合、UEが許可されたNSSAIで受信したS-NSSAIとに加えて、UEが使用することを望むスライスを指示するためのものである。従って、このオプションでは、追加の要求されたNSSAIには、許可されたNSSAIのエントリが含まれない。
AMFが追加の要求されたNSSAIを受信すると、AMFは、保留中のNSSAI(現在のアクセス技術からの要求による)で、許可されたNSSAI(存在する場合)及び追加の要求されたNSSAI内のS-NSSAIエントリの総数が現在のアクセス技術について特定の最大数、例えば8を超えないようにする必要がある。8を超えた場合、AMFは、UEが使用を要求するS-NSSAIの最大数が特定の最大数、例えば8を超えないように、追加の要求されたNSSAIで最後のMエントリ(Mは、整数)を無視する必要がある。
AMFが追加の要求されたNSSAI IE(又は追加の要求されたNSSAI)を受信し、そして(選択的に)UEの保留中のNSSAIがある場合、AMFは、追加の要求されたNSSAI内のS-NSSAIを、UEが(保留中のNSSAIで、及び(選択的に)存在する場合、許可されたNSSAIでS-NSSAIエントリに加えて)追加で使用又は登録することを望む新しい追加のスライスと考える。次に、AMFは、追加の要求されたNSSAI内のいずれかのS-NSSAIがUEに許可されているか(即ち、NSSAの対象ではないか、又はNSSAAが要求されていないか、又は正常に実行されているか)を検証する必要があり、またNSSAAの対象であり、NSSAAが必要な任意のS-NSSAIが存在するかを検証する。
追加の要求されたNSSAIが、要求されたS-NSSAIのうちの少なくとも1つが保留中のNSSAIに配置されたスライスのセットを要求するために前に使用されたものとは異なるアクセス技術を介して受信された場合でも、AMFは、ここで説明しているアクションを実行することに留意すべきである。従って、AMFは、追加の要求されたNSSAIが受信されるアクセス技術に関係なく、ここで説明しているのと同じ動作を取る。従って、要求された追加のNSSAIの受信は、UEが要求されたNSSAIがAMFによって受信されたアクセス技術で、追加の要求されたNSSAIのS-NSSAI及び保留中のNSSAIのS-NSSAI(及び選択的に、存在する場合、許可されたNSSAIのS-NSSAI)の使用を望むことを意味する。これは、またNSSAAが成功した場合、(上述のように)AMFは、追加の要求されたNSSAIが受信されるアクセス技術に基づいて、UEが対応するS-NSSAIを使用することを望んでいるとAMFが決定した各々の、そして全てのアクセス技術を介して許可されたNSSAIを送信する必要があることを意味する。例えば、AMFは、上記で説明したように、AMFによる決定後に各アクセス技術を介して送信する必要がある構成更新コマンド(Configuration Update Command)メッセージを使用して許可されたNSSAIをUEに送信する。
追加の要求されたNSSAI内のS-NSSAIのうちの少なくとも1つがNSSAAの対象である場合、AMFは、保留中のNSSAI(又はNSSAAが必要なS-NSSAI)のリストを更新して、このS-NSSAI(追加の要求されたNSSAIから)もNSSAAの対象とすべきである。AMFは、このS-NSSAIに対してNSSAAを実行する必要がある。また、AMFは、保留中のNSSAIにNSSAAを必要とする追加の要求されたNSSAIからのS-NSSAIが含まれるように保留中のNSSAIの新しいリストでUEを更新する必要がある。AMFは、登録承諾(Registration Accept)メッセージで保留中のNSSAIの新しいリストをUEに送信する必要がある。
追加の要求されたNSSAI内の少なくとも1つのS-NSSAIがUEに許可されている場合、AMFは、また登録承諾(Registration Accept)メッセージに許可されたNSSAIを含める。ここで、許可されたNSSAIは、次の通りである。
-存在する場合、前にUEに許可されていた全てのS-NSSAIを含む、UEに許可されている全てのS-NSSAIが含まれる。いずれかのS-NSSAIが、NSSAAを必要とせず(又はNSSAAが、前に正常に実行されている)、UEに許可されている場合(選択的に、現在の登録エリアで)、許可されたNSSAIに追加の要求されたNSSAIからのS-NSSAIを含めることができることに留意すべきである。
-NSSAAが正常に完了した任意のS-NSSAIを含む(選択的に、前に要求されたNSSAIから)。AMFは、登録承諾メッセージで、選択的にUEに送信される保留中のNSSAIから、そのようなS-NSSAIを削除することもできることに留意すべきである。
追加の要求されたNSSAI内の少なくとも1つのS-NSSAIがUEに許可されていないか又は現在の登録エリアで利用できない場合、AMFは、任意のそのようなS-NSSAI及び拒否の理由を指示する対応する原因値を含む拒否されたNSSAIを送信する必要がある。
一実施形態で、AMFは、新しい追加の許可されたNSSAI IE(又は追加の許可されたNSSAI)を使用して、UEに許可された追加の要求されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを含めることができる。AMFは、登録承諾メッセージでこのIEをUEに送信することができる。
一実施形態で、AMFは、新しい追加の保留中のNSSAI IE(又は追加の保留中のNSSAI)を使用して、NSSAAの対象である(又はNSSAAが実行される)追加の要求されたNSSAIから任意のS-NSSAIを含めることができる。AMFは、登録承諾メッセージでこのIEをUEに送信することができる。
一実施形態で、追加の許可されたNSSAI IE及び/又は追加の保留中のNSSAI IEは、構成更新コマンド(Configuration Update Command:CUC)メッセージでUEに送信することができる。
UEが登録承諾メッセージ(又はCUCメッセージ)で追加の許可されたNSSAI IEを受信した場合、UEは、このIEのエントリを許可されたNSSAIのリストに追加する必要がある。また、UEは、拒否されたNSSAIからの任意のS-NSSAI又は追加の許可されたNSSAIからのS-NSSAIに一致する(追加の)保留中のNSSAIを削除する必要がある。
UEが登録承諾メッセージ(又はCUCメッセージ)で追加の保留中のNSSAI IEを受信した場合、UEは、このIEのエントリを保留中のNSSAIのリストに追加する必要がある。また、UEは、拒否されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを削除するか、又は追加の保留中のNSSAIからのS-NSSAIに一致する(追加の)許可されたNSSAIを削除する必要がある。
一実施形態で、UEが追加の要求されたNSSAIを送信するとき、UEは、要求されたNSSAIを同じNASメッセージで送信できない。
一実施形態で、AMFが追加の許可されたNSSAIを送信するとき、AMFは、許可されたNSSAIを同じNASメッセージで送信できない。
一実施形態で、AMFが追加の保留中のNSSAIを送信するとき、AMFは、保留中のNSSAIを同じNASメッセージで送信できない。
オプション2:
オプション1とは対照的に、ここで追加の要求されたNSSAIには、存在する場合、許可されたNSSAIにある任意のS-NSSAIを含める必要がある。従って、UEが前に要求されたものに加えてスライスに登録する(又は使用する)必要がある場合、UEは、追加の要求されたNSSAIを含む登録要求メッセージを送信する必要があり、ここで後者には、UEが登録(又は使用)したい追加の(新しい)S-NSSAI及び許可されたNSSAIに含まれるS-NSSAIが含まれる。
AMFが追加の要求されたNSSAIを受信すると、AMFは、保留中のNSSAI(現在のアクセス技術からの要求による)及び追加の要求されたNSSAI内のS-NSSAIエントリの総数が現在のアクセス技術について特定の最大数、例えば8を超えないようにする必要がある。8を超えた場合、AMFは、UEが使用を要求するS-NSSAIの最大数が特定の最大数、例えば8を超えないように追加の要求されたNSSAIで最後のMエントリ(Mは、整数)を無視する必要がある。
UEは、保留中のNSSAIに少なくとも1つのS-NSSAIを含めることになった要求されたNSSAIを前に送信した異なるアクセスで追加の要求されたNSSAIを送信することができることに留意すべきである。そうすることによって、即ち、異なるアクセス技術を介して要求された追加のNSSAIを送信することによって、UEは、保留中のNSSAI内のS-NSSAIに加えて、要求された追加のNSSAI内のS-NSSAIを使用したいことを指示する。従って、要求された追加のNSSAIの使用は、ここで説明する任意のアクセス技術に適用される。更に、追加の要求されたNSSAIを送信するために、UEによって使用されるアクセス技術に関係なく、ここで説明するUEの同じ動作が適用される。
AMFが、追加の要求されたNSSAIを受信すると、(選択的に)UEの保留中のNSSAIがある場合、AMFは、UEに許可されている任意のS-NSSAIがあるか否かを(即ち、NSSAの対象ではないか、又はNSSAAが要求されないか、又は正常に実行されているかを)検証し、また任意のS-NSSAIが、NSSAAの対象であり、NSSAAを必要としているか否かを検証する。
追加の要求されたNSSAIが、要求されたS-NSSAIのうちの少なくとも1つが保留中のNSSAIに配置されたスライスのセットを要求するために前に使用したものとは異なるアクセス技術を介して受信された場合でも、AMFは、ここで説明しているアクションを実行することに留意すべきである。従って、AMFは、追加の要求されたNSSAIが受信されるアクセス技術に関係なく、ここで説明しているのと同じ動作を取る。従って、要求された追加のNSSAIの受信は、UEが、要求されたNSSAIがAMFによって受信されたアクセス技術で追加の要求されたNSSAI内のS-NSSAI及び保留中のNSSAI内のS-NSSAIを使用したいことを意味する。これはまた、NSSAAが成功した場合、(上記で説明したように)AMFは、追加の要求されたNSSAIが受信されるアクセス技術に基づいて、UEが、対応するS-NSSAIを使用したいことをAMFが決定した各々の、そして全てのアクセス技術を介して許可されたNSSAIを送信する必要があることを意味する。例えば、AMFは、上記で説明したように、AMFによる決定後に各アクセス技術を介して送信する必要のある構成更新コマンドメッセージを使用して、許可されたNSSAIをUEに送信することができる。
追加の要求されたNSSAIのうちの少なくとも1つのS-NSSAIがNSSAAの対象である場合、AMFは、保留中のNSSAI(又はNSSAAが必要なS-NSSAI)のリストを更新する必要があり、従って、このS-NSSAI(追加の要求されたNSSAIから)もNSSAAの対象である。AMFは、このS-NSSAIに対してNSSAAを実行する必要がある。また、AMFは、保留中のNSSAIにNSSAAを必要とする追加の要求されたNSSAIからの任意のS-NSSAIが含まれるように、保留中のNSSAIの新しいリストでUEを更新する必要もある。AMFは、登録承諾メッセージで保留中のNSSAIの新しいリストをUEに送信する必要がある。
追加の要求されたNSSAI内の少なくとも1つのS-NSSAIがUEに許可されている場合、AMFは、また登録承諾メッセージに許可されたNSSAIを含める。ここで、許可されたNSSAIは、次の通りである。
-存在する場合、前にUEに許可されていた全てのS-NSSAIを含む、UEに許可されている全てのS-NSSAIが含まれる。いずれかのS-NSSAIがNSSAAを必要とせず(又はNSSAAが前に正常に実行されている)にUEに許可されている場合(選択的に、現在の登録エリアで)、許可されたNSSAIに追加の要求されたNSSAIからのS-NSSAIを含めることができることに留意すべきである。
-NSSAAが正常に完了した任意のS-NSSAIを含む。AMFは、また登録承諾メッセージで選択的にUEに送信される保留中のNSSAIからそのようなS-NSSAIを削除することに留意すべきである。
追加の要求されたNSSAI内の少なくとも1つのS-NSSAIがUEに許可されていないか又は現在の登録エリアで利用できない場合、AMFは、任意のそのようなS-NSSAI及び拒否の理由を指示する対応する原因値を含む拒否されたNSSAIを送信する必要がある。
一実施形態で、AMFは、新しい追加の許可されたNSSAI IE(又は追加の許可されたNSSAI)を使用して、UEに許可された追加の要求されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを含めることができる。AMFは、登録承諾メッセージで、このIEをUEに送信することができる。
一実施形態で、AMFは、新しい追加の保留中のNSSAI IE(又は追加の保留中のNSSAI)を使用して、NSSAAの対象である(又はNSSAAが実行される)追加の要求されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを含めることができる。AMFは、登録承諾メッセージで、このIEをUEに送信することができる。
一実施形態で、追加の許可されたNSSAI IE及び/又は追加の保留中のNSSAI IEは、構成更新コマンド(CUC)メッセージでUEに送信することができる。
UEが、登録承諾メッセージ(又はCUCメッセージ)で追加の許可されたNSSAI IEを受信した場合、UEは、このIEのエントリを許可されたNSSAIのリストに追加する必要がある。また、UEは、拒否されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを削除するか又は追加の許可されたNSSAIからのS-NSSAIに一致する(追加の)保留中のNSSAIを削除する必要がある。
UEが登録承諾メッセージ(又はCUCメッセージ)で追加の保留中のNSSAI IEを受信した場合、UEは、このIEのエントリを保留中のNSSAIのリストに追加する必要がある。また、UEは、拒否されたNSSAIから任意のS-NSSAIを削除するか又は追加の保留中のNSSAIからのS-NSSAIに一致する(追加の)許可されたNSSAIを削除する必要がある。
一実施形態で、UEが追加の要求されたNSSAIを送信するとき、UEは、同じNASメッセージで要求されたNSSAIを送信できない。
一実施形態で、AMFが追加の許可されたNSSAIを送信するとき、AMFは、同じNASメッセージで許可されたNSSAIを送信できない。
一実施形態で、AMFが追加の保留中のNSSAIを送信するとき、AMFは、同じNASメッセージで保留中のNSSAIを送信できない。
<1b.要求されたNSSAI IEを使用して追加のスライスに登録する>
ここで開示する第2のソリューションは、既存の要求されたNSSAI IE(又は要求されたNSSAI)を使用して上記問題を解決することである。ここで、要求されたNSSAIは、保留中のNSSAIに含まれるS-NSSAIエントリに加えてスライスに登録するためにUEによって使用される必要がある。
この第2のソリューションのための4つのオプションを開示するが、本発明の実施形態は、これらに限定されないことが理解されるであろう。
オプション1
UEがこれらのスライスのいずれかがUEの保留中のNSSAIにある対応するS-NSSAIを有するスライスのセットに登録する必要がある場合、UEは、登録要求を送信し、要求されたNSSAI IEを含める。UEは、保留中のNSSAIにあるS-NSSAIのセットに加えて、UEが登録する(又は使用する)必要があるS-NSSAIのセットを含むように要求されたNSSAI IEのコンテンツを設定する必要がある。しかし、要求されたNSSAIには、保留中のNSSAIからのS-NSSAIが含まれていない。
要求されたNSSAIのコンテンツは、UEが有している場合(又はAMFがUEに対して有している場合)、許可されたNSSAIにある任意のS-NSSAIに加えて要求されているS-NSSAIのセットであると考慮される。そのように、要求されたNSSAIの目的は、保留中のNSSAI内のS-NSSAIと、また存在する場合、許可されたNSSAIでUEが受信したS-NSSAIとに加えて、UEが使用したいスライスを示すためのものである。従って、このオプションでは、要求されたNSSAIには、許可されたNSSAIのエントリが含まれない。
一実施形態で、UEは、要求されたNSSAIのコンテンツが新しいものであるか、又は保留中のNSSAIにおいてUEによって既に要求されたものに加えて、そして選択的に許可されたNSSAIで任意のS-NSSAIに加えて送信されるかを示すために、5GS更新タイプIEの新しいビットを使用することができる。新しいビットは、例えば「追加のスライス指示(Additional slice(s) indication)」と呼ぶことができ、ここで、例えばビットが「1」に設定されている場合、ビットは「追加のスライスが要求されている(Additional slice(s) requested)」ことを意味し、又はビットが「0」に設定されている場合、「追加のスライスが要求されていない(Additional slice(s) not requested)」ことを意味する。従って、UEが、保留中のNSSAIのスライス、及び選択的に許可されたNSSAIのスライスに追加のスライスを要求している場合、UEは、要求されたNSSAIを送信し、それに応じて新しいビットを、例えば「1」に設定する。一方、UEが完全に新しいスライス(即ち、保留中のNSSAI、及び利用可能な場合、許可されたNSSAIに存在するものとは異なるスライス)に登録している場合、UEは、要求されたNSSAIを送信し、それに応じて、このビットの値を、例えば「0」に設定する。
上記で提案したようなビットの使用は、UEが「1」に設定されたビットを有する登録要求を送信するアクセス技術を介して保留中のNSSAI内の全てのS-NSSAIエントリも使用することを望んでいることをAMFに通知することができることに留意すべきである。従って、上記で説明したように、ビットを、例えば[1]に設定するのは、UEが「1」に設定されたビットを有するNASメッセージを送信するためにアクセス技術の使用を介して保留中のNSSAI内のS-NSSAIエントリを使用することを望んでいることを意味する必要がある。しかし、これは、UEが要求されたNSSAIも送信する必要があるという意味ではない。
例えば、UEが現在のアクセス技術を介して保留中のNSSAI(例えば、別のアクセス技術を介した別の/前の登録手順から)にあるスライスに登録又は使用することのみを希望する場合、UEは、ビットを、例えば「1」に設定する必要がある。更に、保留中のNSSAIにあるものに加えて、UEが別のスライスに登録又は使用する必要がある場合、UEは、UEが登録又は使用することを望んでいる追加のS-NSSAIを含む必要がある要求されたNSSAIも含める必要がある。そのようなソリューションは、ここで提案している任意のビットと共に使用され、ここで、ビットは、「追加のスライス指示(Additional slice(s) indication)」の代わりに異なる名称を有することができることに留意すべきである。例えば、このビットは、「保留中のNSSAIのスライスを使用することの要求」と呼ぶことができるか、又は任意の異なる名称を使用することもできる。従って、ビットの名称及び/又は値は、特定の指示のみを意味するために使用され、例として使用される。このビットは、保留中のNSSAIに存在するS-NSSAIが前に使用された同じアクセス技術で、又は上記で説明したような異なるアクセス技術を介して示された理由(即ち、保留中のNSSAIでスライスを使用しようとする要求を示すか、又は保留中のNSSAIでスライスを使用するように要求するために)で使用されることに留意すべきである。
上記のビットの例は、これらの2つのビットの両方が存在し、上記のように使用されることを意味するか、又はこれらのビットの1つが上記のように使用されることを意味することに留意すべきである。
AMFが、要求されたNSSAI IE(又は要求されたNSSAI)を受信し、(選択的に)UEに保留中のNSSAIがある場合、AMFは、要求されたNSSAI内のS-NSSAIをUEが追加で使用するか又は登録することを望む新しい追加のスライスと考慮される。
一実施形態で、AMFは、5GS更新タイプIEの新しいビットの値に基づいて、要求されたNSSAIのコンテンツが保留中のNSSAIでUEが既に要求したものに、そして追加の実施形態において、許可されたNSSAIで要求されたものに追加されるか否かを判断する。
ビットが、例えば「1」に設定されている場合、AMFは、要求されたNSSAIコンテンツが保留中のNSSAIのエントリに加えて、そして選択的に、1つがUEに利用可能な場合、現在の許可されたNSSAIでエントリに加えて要求されていると考える。
AMFが新しい指示、例えば5GS更新タイプIEの新しいビットを受信するが(例えば、このビットは、「1」に設定してUEが追加のスライスを使用したいことを示すか、又はUEが保留中のNSSAIのスライスを使用したいことを示す)要求されたNSSAIを受信しない場合(又は要求されたスライスのセットを含む他のIEを受信しない場合)、AMFは、NASメッセージに要求されたNSSAIが含まれていなかったにも拘わらず、ビットが受信された(又は指示が受信された)アクセス技術で保留中のNSSAIのS-NSSAIを使用することを望んでいることを考慮すべきである。従って、AMFで新しいビットの受信は、UEが、上記指示が受信されるアクセス技術で保留中のNSSAIのS-NSSAIを使用することも望んでいることを意味する可能性がある(従って、AMFが決定する可能性がある)。更に、要求されたNSSAIがAMFによっても受信された場合、AMFは、そのS-NSSAIのコンテンツを保留中のNSSAI内のビットが受信され、選択的に要求されたNSSAIも受信された可能性のあるアクセス技術で、UEがこれらのスライスを使用することを望むものに加えて、UEが登録又は使用することを望む追加のスライスであると考える。
そうでない場合、ビットが、例えば「0」に設定されている場合、AMFは、要求されたNSSAIのコンテンツが完全に新しいスライスとして要求されていると判断し、従って、UEは、現在のアクセスを介して要求された保留中のNSSAIのエントリを使用することを望まなく、選択的に1つがUEに利用可能な場合、UEは、許可されたNSSAIのエントリを使用することを望まないと判断する。AMFは、次に要求されたNSSAIのコンテンツを以下に示すように処理する。
ビットが「0」に設定されている場合、AMFは、ここで提案されているように要求されたNSSAIのコンテンツを選択的に処理する。
上記のように、UEによる新しいビットの使用、及びAMFによる新しいビットのハンドリング(handling)、及び必要に応じて、要求されたNSSAIのハンドリングは、本発明の他のソリューションオプションに適用することができ、従って、5GS更新タイプIEの新しいビットに基づくUE及びAMFに対するこの提案は、このソリューションオプションだけに固有のものではない。
一実施形態によると、新しいビットは、他の任意のIE及び任意の他のNASメッセージで送信することができ、従って、上記提案は、5GS更新タイプのIEのみに限定されず、また登録要求メッセージのみに固有のものでもない。
次に、AMFは、要求されたNSSAI内のいずれかのS-NSSAIがUEに許可されているか否か(即ち、NSSAの対象ではないか、又はNSSAAが要求されていないか、又は正常に実行されているか)を検証し、NSSAAの対象となりNSSAAを要求する任意のS-NSSAIがあるか否かも検証する。
要求されたNSSAI内のS-NSSAIの少なくとも1つがNSSAAの対象である場合、AMFは、保留中のNSSAI(又はNSSAAが必要なS-NSSAI)のリストを更新し、従って、このS-NSSAI(要求されたNSSAIから)もNSSAAの対象である。AMFは、このS-NSSAIに対してNSSAAを実行する必要がある。また、AMFは、保留中のNSSAIが要求されたNSSAIからのNSSAAを必要とする任意のS-NSSAIを含むように、保留中のNSSAIの新しいリストでUEを更新する必要もある。AMFは、登録承諾メッセージで保留中のNSSAIの新しいリストをUEに送信する必要がある。
要求されたNSSAI内の少なくとも1つのS-NSSAIがUEに許可されている場合、AMFは、また登録承諾メッセージに許可されたNSSAIを含める。ここで、上記許可されたNSSAIは、次の通りである。
-存在する場合、前にUEに許可されていた全てのS-NSSAIを含むUEに許可されている全てのS-NSSAIが含まれる。いずれかのS-NSSAIが、NSSAAを必要とせず(又はNSSAAが以前に正常に実行されている)、UEに許可されている場合(選択的に、現在の登録エリアで)、許可されたNSSAIに要求されたNSSAIからのS-NSSAIを含めることができることに留意すべきである。
-NSSAAが正常に完了した任意のS-NSSAIが含まれる。AMFは、また登録承諾メッセージで選択的にUEに送信される保留中のNSSAIからそのようなS-NSSAIを削除することに留意すべきである。
一実施形態で、AMFは、新しい追加の許可されたNSSAI IE(又は追加の許可されたNSSAI)を使用して、UEに許可された要求されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを含めることができる。AMFは、登録承諾メッセージでこのIEをUEに送信することができる。
一実施形態で、AMFは、新しい追加の保留中のNSSAI IE(又は追加の保留中のNSSAI)を使用して、NSSAAの対象である(又はNSSAAが実行される)要求されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを含めることができる。AMFは、登録承諾メッセージでこのIEをUEに送信することができる。
一実施形態で、追加の許可されたNSSAI IE及び/又は追加の保留中のNSSAI IEは、構成更新コマンド(CUC)メッセージでUEに送信することができる。
UEが、登録承諾メッセージ(又はCUCメッセージ)で追加の許可されたNSSAI IEを受信した場合、UEは、このIEのエントリを、許可されたNSSAI のリストに追加する必要がある。また、UEは、拒否されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを削除するか、又は追加の許可されたNSSAIからのS-NSSAIに一致する(追加の)保留中のNSSAIを削除する必要がある。
UEが登録承諾メッセージ(又はCUCメッセージ)で追加の保留中のNSSAI IEを受信した場合、UEは、このIEのエントリを保留中のNSSAIのリストに追加する必要がある。また、UEは、拒否されたNSSAIから任意のS-NSSAIを削除するか、又は追加の保留中のNSSAIからのS-NSSAIに一致する(追加の)許可されたNSSAIを削除する必要がある。
オプション2
オプション1とは対照的に、ここで要求されたNSSAIには、存在する場合、許可されたNSSAIにある任意のS-NSSAIも含める必要がある。従って、UEが前に要求されたものに加えてスライスに登録する(又は使用する)必要がある場合、UEは、要求されたNSSAIを含む登録要求メッセージを送信する必要があり、ここで、後者は、UEが登録する(又は使用する)ことを望んでいる追加の(新しい)S-NSSAI及び許可されたNSSAIに含まれるS-NSSAIを含む。
AMFが要求されたNSSAIを受信すると、(選択的に)UEの保留中のNSSAIがある場合、AMFは、UEに許可されている任意のS-NSSAIがあるか否かを(即ち、NSSAの対象ではないか、又はNSSAAが要求されないか、又は正常に実行されたかを)検証し、また任意のS-NSSAIがNSSAAの対象であり、NSSAAを必要としているか否かを検証する。
要求されたNSSAIのうちの少なくとも1つのS-NSSAIがNSSAAの対象である場合、AMFは、保留中のNSSAI(又はNSSAAが必要なS-NSSAI)リストを更新し、従って、このS-NSSAI(要求されたNSSAIから)が現在もNSSAAの対象である。AMFは、このS-NSSAIに対してNSSAAを実行する必要がある。また、AMFは、保留中のNSSAIが要求されたNSSAIからNSSAAを必要とする任意のS-NSSAIを含むように保留中のNSSAIの新しいリストでUEを更新する必要もある。AMFは、登録承諾メッセージで保留中のNSSAIの新しいリストをUEに送信する必要がある。
要求されたNSSAI内の少なくとも1つのS-NSSAIがUEに許可されている場合、AMFは、また登録承諾メッセージに許可されたNSSAIを含める。ここで、許可されたNSSAIは、次の通りである。
-存在する場合、前にUEに許可されていた全てのS-NSSAIを含むUEに許可されている全てのS-NSSAIが含まれる。いずれかのS-NSSAIがNSSAAを必要とせず(又はNSSAAが、前に正常に実行されている)、UEに許可されている場合(選択的に、現在の登録エリアで)、許可されたNSSAIに要求されたNSSAIからのS-NSSAIを含めることができることに留意すべきである。
-NSSAAが正常に完了した任意のS-NSSAIが含まれる。AMFは、また登録承諾メッセージで選択的にUEに送信される保留中のNSSAIからそのようなS-NSSAIを削除することに留意すべきである。
一実施形態で、AMFは、新しい追加の許可されたNSSAI IE(又は追加の許可されたNSSAI)を使用して、UEに許可された要求されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを含めることができる。AMFは、登録承諾メッセージでこのIEをUEに送信することができる。
一実施形態で、AMFは、新しい追加の保留中のNSSAI IE(又は追加の保留中のNSSAI)を使用して、NSSAAの対象である(又はNSSAAが実行される)要求されたNSSAIからの任意のS-NSSAIを含めることができる。AMFは、登録承諾メッセージでこのIEをUEに送信することができる。
一実施形態で、追加の許可されたNSSAI IE及び/又は追加の保留中のNSSAI IEは、構成更新コマンド(CUC)メッセージでUEに送信することもできる。
UEが登録承諾メッセージ(又はCUCメッセージ)で追加の許可されたNSSAI IEを受信した場合、UEは、このIEのエントリを許可されたNSSAIのリストに追加する必要がある。また、UEは、拒否されたNSSAIから任意のS-NSSAIを削除するか、又は追加の許可されたNSSAIからのS-NSSAIに一致する(追加の)保留中のNSSAIを削除する必要がある。
UEが登録承諾メッセージ(又はCUCメッセージ)で追加の保留中のNSSAI IEを受信した場合、UEは、このIEのエントリを保留中のNSSAIのリストに追加する必要がある。また、UEは、拒否されたNSSAIから任意のS-NSSAIを削除するか、又は追加の保留中のNSSAIからのS-NSSAIに一致する(追加の)許可されたNSSAIを削除する必要がある。
オプション3
ここで、UEは、そのようなリストがUE及び/又はAMFで利用できる場合、保留中のNSSAIにある任意のS-NSSAIに登録することを許可されていない。従って、UEが要求されたNSSAIの送信を許可されるのは、保留中のNSSAIに一致するS-NSSAIのエントリが存在しないS-NSSAIのセットにUEが登録又は使用する必要がある場合のみである。更に、これは、新しい要求されたNSSAIを送信するために使用されるアクセスと同じアクセスを介して前に要求された保留中のNSSAI内の全てのS-NSSAIのエントリがUEによる使用に必要でないと考えられることを意味する。いくつかの実施形態で、「一致するエントリ(matching entry)」は、対応するスライスへの登録が要求されるアクセス技術を考慮に入れる。
この場合、AMFが要求されたNSSAIを受信すると、AMFは、保留中のNSSAIに一致するS-NSSAIが存在しない全く新しいS-NSSAIのセットをUEが要求していると考える。従って、AMFが要求されたNSSAIを受信した場合、及び(選択的に)AMFがUEの保留中のNSSAIを持っている場合、AMFは、新しく受信した要求されたNSSAIを有効であると考慮し、現在のアクセスに対して前に許可されたNSSAIを有効でないと考慮する。
AMFは、要求されたNSSAIのコンテントを検証し、保留中のNSSAIのコンテンツと比較する必要がある。
このアクセス技術で受信した要求されたNSSAIに含まれる任意のS-NSSAIについて、S-NSSAIが別のアクセス技術で要求されていない場合、AMFは、保留中のNSSAIから要求されたNSSAIからのエントリに一致する任意のS-NSSAIを削除する必要がある。これは、UEがNSSAAの対象であり、従って保留中のNSSAIに存在する別のアクセス技術を介して別のS-NSSAIのセットを要求した可能性があるためである。AMFは、このアクセス技術を介して要求された(即ち、要求されたNSSAIが受信された)S-NSSAIの任意の進行中のNSSAAを停止する必要がある。
このアクセス技術を介して受信した要求されたNSSAIに含まれる任意のS-NSSAIについて、S-NSSAIが前に別のアクセス技術を介して要求されていた場合、AMFは、それが存在する場合、保留中のNSSAIからS-NSSAIのエントリを削除してはならない。次に、AMFは、新しく要求されたNSSAIが既存の手順に従ってNSSAAの対象であるか否かを検証する必要がある。
UEが別のアクセス技術で登録されていない場合、AMFは、直ちに保留中のNSSAIのコンテンツを有効でないと考慮するか、又は要求されたNSSAIが受信されるときに保留中のNSSAIから全てのS-NSSAIを削除することができる。
次に、AMFは、新しく要求されたNSSAIが既存の手順に従ってNSSAAの対象であるか否かを検証する必要がある。そうである場合、AMFは、NSSAAの対象となる任意のS-NSSAIを保留中のNSSAIに含め、更新された保留中のNSSAIをUEに送信し、AMFは、NSSAAの対象となるS-NSSAIに対してNSSAAを実行する必要がある。そうでない場合、S-NSSAIが許可され、現在のRAでUEが利用できる場合、AMFは、許可されたNSSAIにS-NSSAIを含め、それをUEに送信する必要がある。新しく要求されたNSSAIは、NSSAAの対象ではない可能性があるため、上記で説明したように、AMFが保留中のNSSAIからいくつかのエントリを削除した可能性があることに留意すべきである。この場合、AMFにS-NSSAIエントリが含まれていなくても、AMFは、任意のS-NSSAIエントリを削除した後、更新された保留中のNSSAIを送信し、それをUEに送信する必要がある。
上記のコンテンツは、次の例を参照して説明される。
例1
‐UEは、第1のアクセスを介して要求されたNSSAI={A、B}を送信した。
-UEは、第2のアクセスを介して要求されたNSSAI={C、D}を送信した。
-AMFには、UEの保留中のNSSAI={A、B、C、D}がある。
-UEは、第1のアクセスを介して要求されたNSSAI={E、F}を送信する。
oAMFは、保留中のNSSAIから{A、B}を削除する必要がある。
oAMFは、{E、F}がNSSAAの対象であるか否かを検証する必要がある。
そうでない場合、AMFは、保留中のNSSAI={C、D}をUEに送信する必要がある。
そうである場合、AMFは、保留中のNSSAI={C、D、E、F}をUEに送信する必要がある。
オプション4
ここで、UEは、要求されたNSSAIが保留中のNSSAIからのS-NSSAIエントリを含むことができるか否かを示すように構成される。
UEは、USIM又はMEでこの情報を使用して事前設定される。代案的に、ネットワークは、5GS登録結果IE又は5GSネットワーク機能サポートIEの一部として定義される新しいビットを使用して、UEに通知する。
例えば、新しいビット、例えば「保留中のNSSAIからのS-NSSAIへの登録(Registration to an S-NSSAI from the pending NSSAI)」(RSPN)ビット(この名称は、単なる例であり、ビットの呼び方が異なることに留意すべきである)が定義される。例えば、ビットが値「1」に設定されている場合、これは「保留中のNSSAIからのS-NSSAIへの登録が許可されている(Registration to an S-NSSAI from the pending NSSAI allowed)」ことを意味し、「0」に設定されている場合、「保留中のNSSAIからのS-NSSAIへの登録が許可されていない(Registration to an S-NSSAI from the pending NSSAI not allowed)」ことを意味する。AMFは、オペレータポリシー又はUEサブスクリプションに基づいて、このビットを対応する値に設定する。
事前構成で又は上述のようなネットワークからの指示を使用して、保留中のNSSAIからのS-NSSAIを要求又は登録するように構成されている場合、UEは、このS-NSSAIが保留中のNSSAIに存在していても、要求されたNSSAIに任意のS-NSSAIを含める。
保留中のNSSAIからのS-NSSAIを要求又は登録するように構成されていない場合、UEは、上記で提案されたソリューションオプションのいずれかを使用して動作する。例えば、UEが要求されたNSSAIを送信するときはいつでも、それは上述のオプション2(ソリューション1bの場合)のように、保留中のNSSAIに加えてスライスを要求していることを意味する。但し、この場合、他のソリューションオプションも使用することができる。
<1c.保留中のNSSAIが空になるまで待機する>
上記の問題に対する別のソリューションとして、UEは、保留中のNSSAIにある少なくとも1つのS-NSSAIに加えて、少なくとも1つの他のS-NSSAIを使用するための要求を送信する前に保留中のNSSAIが空になるまで待機するように構成される。
例えば、UEは、新しいスライスに登録する前にNSSAAが終了又は完了するまで待機するか、又はUEが使用することを望んでいるスライス(例えば、アクセス技術を介して)に(保留中のNSSAIが空でない場合でも)保留中のNSSAIで対応するS-NSSAIエントリがないことを確認するために待機する。例えば、UEが3GPP(登録商標)アクセスを介してスライス{A、B}を使用するように要求したと仮定する。また、保留中のNSSAIに{A、B}が含まれていると仮定する。NSSAAの間又は保留中のNSSAIが空でない間に、UEがスライス{A、B、C}を使用したい場合、UEは、UEが使用したいスライスのセットからのS-NSSAIエントリ(即ち、この例では、{A、B、C}から)も保留中のNSSAIになくなるまで待機する必要がある。そのため、保留中のNSSAIが空であるか又はUEが必要とするS-NSSAIエントリが存在しないように変更されている場合、UEは、対応するS-NSSAIを要求されたNSSAIに含めて登録要求で後者を送信することによって、対応するS-NSSAIを使用することを要求する。
選択的に、UEは、特定の事前設定(例えば、USIM又は不揮発性メモリ又は管理オブジェクトファイル)又は保留中のNSSAIに存在するS-NSSAIを、UEが要求できない既知の時間Tを待機するように構成される。そのため、保留中のNSSAIが受信される度に又は保留中のNSSAIのコンテンツが変更される度に、UEは、T単位(例えば、秒、分、時間など)の長さを有するタイマを開始する。この時間Tの間、UEは、保留中のNSSAIにあるS-NSSAIを要求することが許可されない。タイマが満了すると、UEは、S-NSSAIがまだ保留中のNSSAIにある場合でも、S-NSSAIを要求することが許可される。対案的に、UEは、登録承諾メッセージ又は構成更新コマンド(Configuration Update Command)メッセージなどの任意のNASメッセージでタイマTの値を提供される。AMFは、上記のNASメッセージでタイマTの長さを提供し、AMFは、いつでも、又はそのポリシーで必要な場合はいつでも、又はAMFがこのタイマの期間(duration)を変更することを決定した場合はいつでも、これを行うことができる。
<2.NSSAAの対象であるが、UEの現在の登録エリアでは許可されていないS-NSSAIのハンドリングのソリューション>
上述のように、NSSAAの対象であるが、UEのRAで利用できないか又は許可されていないS-NSSAIがある場合、問題が発生する可能性がある。S-NSSAIがNSSAAの対象であるが、現在のUEの登録エリア(RA)では利用できない場合をハンドリングするための2つのソリューションを開示する。
<2a.AMFは、UEのRAで利用できないスライスに対してNSSAAを実行しない>
ここで、AMFは、S-NSSAIがUEのRAでUEに利用できるか/許可されているか(選択的に:S-NSSAIが要求されたNSSAI(又は要求されたマッピングされたNSSAI又は追加の要求されたNSSAI)に存在し、後者がUEによって送信された場合、又はUEが要求されたNSSAIを送信しなかった場合(又は要求されたマッピングされたNSSAIを送信しなかった場合、又は追加の要求されたNSSAIを送信しなかった場合)、UEのサブスクリプションでデフォルトとしてマークされているS-NSSAI又は要求されたNSSAIのエントリ(又は要求されたマッピングされたNSSAI又は追加の要求されたNSSAIで)がUEに利用できない/許可されていない)を確認する必要がある。一実施形態で、この条件は、このS-NSSAIにNSSAAが必要であるか否かに関係なく、事前に確認する必要がある。
AMFが、このRAでUEにS-NSSAIが使用できない/許可されていないと判断した場合、AMFは、S-NSSAIのNSSAAを開始すべきではない。AMFは、拒否されたNSSAIにS-NSSAIを含め、それに応じて原因値を設定してS-NSSAIが拒否された理由を示す必要がある。例えば、原因値を「現在の登録エリアでは、S-NSSAIを使用できない(S-NSSAI not available in the current registration area)」に設定することができる。
S-NSSAIは、1つのアクセス技術を介して現在のRAでUEに利用可能であるが他のアクセス技術では利用できない可能性があるため、このソリューションは、アクセス毎に選択的に適用される。
<2b.AMFは、UEのRAで利用できないスライスに対してNSSAAを実行する>
ここで、AMFは、S-NSSAIがUEのRAでUEに利用できるか/許可されているか(選択的に:S-NSSAIが要求されたNSSAI(又は要求されたマッピングされたNSSAI又は追加の要求されたNSSAI)に存在し、後者がUEによって送信された場合、又はUEが要求されたNSSAIを送信しなかった場合(又は要求されたマッピングされたNSSAIを送信しなかった場合、又は追加の要求されたNSSAIを送信しなかった場合)、UEのサブスクリプションでデフォルトとしてマークされているS-NSSAI又は要求されたNSSAIのエントリ(又は要求されたマッピングされたNSSAI又は追加の要求されたNSSAIで)がUEに利用できない/許可されていない)を確認する。
S-NSSAIがNSSAAの対象である場合、現在のRAでS-NSSAIが利用できない場合でも、AMFは、NSSAAを実行する。NSSAAの完了後:AMFは、
-NSSAAがS-NSSAIに対して失敗した場合、AMFは、拒否されたNSSAIにS-NSSAIを含め、原因を「ネットワークスライス固有の認証と認可が失敗又は取り消されたため、S-NSSAIを利用できない(S-NSSAI not available due to the failed or revoked network slice-specific authentication and authorization)」又は「S-NSSAIは、現在の登録エリアでは利用できない(S-NSSAI not available in the current registration area)」に設定する。AMFは、拒否されたNSSAIをNASメッセージ(例えば、構成更新コマンド(Configuration Update Command)メッセージなど)でUEに送信する。
-NSSAAがS-NSSAIに対して成功した場合、AMFは、拒否されたNSSAIにS-NSSAIを含め、原因を「現在の登録エリアではS-NSSAIを利用できない(S-NSSAI not available in the current registration area)」に設定する。AMFは、拒否されたNSSAIをNASメッセージ(例えば、構成更新コマンドメッセージなど)でUEに送信する。
ソリューション2a及び/又はソリューション2bは、必要に応じてソリューション1a及び1bのオプションのいずれかと組み合わせることができることを理解されたい。
<3.更なる議論>
本発明の更なる実施形態を提供する。当業者は、これらの更なる実施形態が上記のソリューションオプションのうちの1つ又はそれ以上にどのように関連するかを理解するであろう。
図1は、上述した実施形態のうちの1つ又はそれ以上に従って動作するように構成されたネットワークエンティティ100(例えば、AMF)の構造の概略図を提供する。ネットワークエンティティ100は、UEに信号を送信するように構成された送信機102、UEから信号を受信するように構成された受信機104、及び送信機及び受信機を制御して上述の方法などに従って処理を実行し、更にネットワークと通信するように構成される少なくとも1つのコントローラ(又はプロセッサ)106を含む。一実施形態で、ネットワークエンティティ100は、送信機102及び受信機104を含むトランシーバを含む。
図2は、上述した本発明の実施形態のうちの1つ又はそれ以上に従って動作するように構成されたUE200の構造の概略図を提供する。UE200は、信号をネットワークエンティティに送信するように構成された送信機202、ネットワークエンティティから信号を受信するように構成された受信機204、及び送信機及び受信機を制御して上述の方法に従って処理を実行するように構成された少なくとも1つのコントローラ(又はプロセッサ)206を含む。一実施形態で、UE200は、送信機202及び受信機204を含むトランシーバを含む。
図1及び図2では、送信機、受信機、及びコントローラ(又はプロセッサ)を、別個の要素として示しているが、同等の機能を提供する単一の要素又は複数の要素を使用して上述の本発明の実施形態を実装することができる。
図3は、本発明の多様な実施形態による方法を示している。
図3の方法は、一実施形態として、図1に示すようなネットワークエンティティによって実行される。例えば、ネットワークエンティティは、AMFである。
ステップ310において、UEに対する保留中のNSSAIが存在する間、ネットワークエンティティは、UEから第1のアクセス技術を介して少なくとも1つの第1のS-NSSAIを示す要求を受信し、第1のS-NSSAIは、保留中のNSSAIで示される任意のNSSAIとは異なる。
上記要求は、第1のアクセス技術を介して少なくとも1つの第1のS-NSSAIに対応する少なくとも1つのネットワークスライスを使用する(例えば、登録する)要求であることが理解される。例えば、上記要求は、要求されたNSSAI(例えば、要求されたNSSAI IE)であるか又はそれを含む。
一実施形態で、保留中のNSSAIで示される任意のS-NSSAIは、UEが前に使用したことへの要求(即ち、上述の前の/選択的に他の要求)を送信した(異なる)ネットワークスライスに各々対応する。上記前の要求を受信すると、ネットワークエンティティは、そこに含まれる1つ又はそれ以上のS-NSSAIがNSSAAの対象であると判断し、従って、そのような1つ又はそれ以上のS-NSSAIを保留中のNSSAIに追加する。
一実施形態で、UEは、スライスを使用する要求(ステップ310に関連して言及した要求など)に、保留中のNSSAIで示される任意のS-NSSAIを含めることが禁止又は防止される。即ち、ネットワークスライスを使用するための要求は、保留中のNSSAIに含まれるS-NSSAIを示すことができない。
一実施形態で、上記要求がネットワークエンティティによって受信されると、UEが上記要求を送信した時点でUEの保留中のNSSAIに含まれる1つ又はそれ以上のS-NSSAIのNSSAAが完了している(例えば、NSSAAは、成功している)。ここで、ネットワークエンティティで、UEの保留中のNSSAIは、NSSAAが完了したこれらの1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を削除するために更新されるか又は更新されている。しかし、UEは、これについてまだ通知されておらず、その場合、UEにおける保留中のNSSAIは、依然として上記指示を含む。ネットワークエンティティが、上記要求に対する応答を送信する場合、その応答は、UEで保留中のNSSAIにまだ示されているS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上に対してNSSAAが完了したという指示を含み、それによって、UEにこれを通知する。例えば、ネットワークエンティティは、(更新された)保留中のNSSAIと許可されたNSSAIとをUEに送信する。ここで、NSSAAが成功した1つ又はそれ以上の第2のS-NSSAIの情報は保留中のNSSAIから削除され、許可されたNSSAIは、このような第2のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上を指示する。
一実施形態で、NSSAAが成功してAMFがS-NSSAIを許可されたNSSAIにローカルに移動した場合、及びUEからの要求が新しいと見なされる場合(例えば、前の要求で示された任意のS-NSSAIを示さない場合)、AMFは、NSSAAが成功したS-NSSAIを許可されたNSSAIから削除する。これは、AMFが第1の要求に第2の要求のエントリとは相互に排他的なS-NSSAIエントリが含まれていると考慮するためである。
同様に、UEが上記要求を送信したときにUEで保留中のNSSAIにあったS-NSSAIのいずれかに対してNSSAAが失敗した場合、ネットワークエンティティは、保留中のNSSAIからそのようなS-NSSAIの情報を削除し、これらのS-NSSAIへの指示を拒否されたNSSAIに含める。この拒否されたNSSAIは、これらのS-NSSAIに対応するスライスの使用要求が拒否されたことをUEに通知するためにUEに送信される。
少なくとも1つの第1のS-NSSAIに対する要求は、一実施形態で、少なくとも1つの第1のS-NSSAIに関する情報、又は第1のS-NSSAIの各々の指示を含むことが理解され、従って、ネットワークエンティティには、UEが使用することを望んでいるネットワークスライスが通知される。ここで、S-NSSAI又は少なくとも1つのS-NSSAI(又は同様のもの)の指示が参照される場合、上記指示は、S-NSSAI自体であるか、又はそれを含むか、又は(S-NSSAI自体を提供するか又は含めるように)一部の適切な方法でS-NSSAIの1つを各々示す複数の個別の指示を含むことが理解される。
ステップ320では、保留中のNSSAIが第1のアクセス技術を介してUEから受信した前の要求で示された1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を含むか否かが基本的に判断(又は検証、チェックなど)される。即ち、保留中のNSSAIがUEによって前にネットワークエンティティに送信された要求で示された1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を含むか否かがチェックされ、この前に送信された要求は、UEから受信した最新の要求と同じアクセス技術を介して1つ又はそれ以上のS-NSSAIに対応するネットワークスライスを使用するためのものである。保留中のNSSAI内の第1のアクセス技術による1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示は、第1のアクセス技術を介して要求された/要求されていた保留中のNSSAI内の全てのS-NSSAIを含む。
追加又は代替として、ネットワークエンティティは、保留中のNSSAIが異なるアクセス技術(即ち、第1のアクセス技術とは異なる第2のアクセス技術)を介して、前に要求された任意のS-NSSAIの指示を含むか否かを判断(又は確認、チェックなど)する。例えば、そのようなS-NSSAIは、UEによって前にネットワークエンティティに送信された要求/別の要求で示されており、この前に送信された要求は、第1のアクセス技術とは異なるアクセス技術を介してそのようなS-NSSAIに対応するネットワークスライスを使用するためのものである。
ステップ330において、保留中のNSSAIが第1のアクセス技術を介してUEからの前の要求で示された1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を含む場合、ネットワークエンティティは、上記要求が少なくとも1つの新しいネットワークスライスを使用するためのものであると仮定する。一実施形態で、上記要求が少なくとも1つの新しいネットワークスライスを使用するためのものであるという仮定は、保留中のS-NSSAIが第1のアクセス技術とは異なるアクセス技術を介してUEによって前に要求されたS-NSSAI(又はその指示)を含まないことも必要とする。
これに続いて、ステップ340で、ネットワークエンティティは、保留中のNSSAIから1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を削除する。例えば、保留中のNSSAIでUEからの前の要求でネットワークエンティティに示された第1のアクセス技術による任意のS-NSSAIの指示は、保留中のNSSAIから削除される。一実施形態で、これは、新しいネットワークスライス、特に第1のアクセス技術を介した新しいネットワークスライスを使用するための要求である上記要求を反映していると見なすことができることを理解されたい。一実施形態で、アクセス技術を介して新しいネットワークスライスを使用するための要求が、ネットワークエンティティによって、同じアクセス技術を介した前の要求がもはや有効ではないことを意味すると解釈されることが分かる。
追加的又は代替的又は選択的に、ステップ330は、上記要求が受信されるとき、S-NSSAIの使用が要求されたアクセス技術に基づいて保留中のNSSAIで示されているS-NSSAIを削除するか否かを判断する動作を含むと見なされる。保留中のNSSAIにおけるS-NSSAIの使用が要求されたアクセス技術が第1のアクセス技術である場合、上記方法は、ステップ340に進み、保留中のNSSAIからS-NSSAIの指示が削除される。但し、保留中のNSSAIで当該S-NSSAIの使用が要求されたアクセス技術が第1のアクセス技術とは異なるアクセス技術である場合、当該S-NSSAIの指示は、保留中のNSSAIから削除されない。
図3には示していないが、一実施形態では、ネットワークエンティティが、第1の要求に対する応答を送信することが理解される。
例えば、更に以上で説明したように、ネットワークエンティティは、少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上が示される(更新された)保留中のNSSAIをUEに送信し、第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上は、NSSAAが必要なスライスに対応する。代案的に、ネットワークエンティティは、第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上が示される追加の保留中のNSSAI(これは、新しいIEである場合がある)をUEに送信する。
他の実施形態として、上記のように、ネットワークエンティティは、許可されたNSSAIもUEに送信し、これは、上記要求に基づいて変更される。例えば、UEが登録される少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含める。代案的に、ネットワークエンティティは、第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含むように構成され、追加の許可されたNSSAIをUEに送信する。
更に他の実施形態として、上述のように、ネットワークエンティティは、拒否されたNSSAIもUEに送信し、これは、上記要求に基づいて変更又は生成される。例えば、UEからの使用要求(例えば、登録要求)が拒否された少なくとも1つの第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含める。代案的に、UE登録が拒否された第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上を示すための何らかの他の信号がUEに送信される。
上記要求に応答して送信される信号/メッセージのうちの1つ又はそれ以上は、単一の信号で送信されることが理解されるであろう。例えば、登録承諾メッセージ又はCUC(Configuration Update Command)メッセージなどである。
図4は、本発明の多様な実施形態によるUEの方法を示している。この方法は、図2に示したようなUEによって実行されることが理解されるであろう。図4の方法の実施形態は、図3の方法の実施形態と相互に関連することも理解されるであろう。
ステップ410において、UEに対して保留中のNSSAIが存在する間、UEは、第1のアクセス技術を介して少なくとも1つの第1のS-NSSAIを示す要求をネットワークエンティティに送信する。ここで、少なくとも1つの第1のS-NSSAIは、保留中のNSSAIで示される任意のS-NSSAIとは異なる。
保留中のNSSAIがUEによって送信された前の要求で示されている第1のアクセス技術を介した1つ又はそれ以上のS-NSSAIの指示を含む場合、その要求は、少なくとも1つの新しいネットワークスライスを使用するための要求である。即ち、少なくとも1つの第1のS-NSSAIは、保留中のNSSAIで示される任意のS-NSSAIとは異なり、要求が保留中のNSSAIで示される1つ又はそれ以上のS-NSSAIを示した前の要求と同じアクセス技術で送信され、その要求は、新しいネットワークスライスを使用するための要求であると考慮される。
図4は、ネットワークエンティティからの要求に対する応答を受信するステップ420も示しているが、このステップは、本発明の一実施形態では省略されることを理解されたい。このステップ420は、応答のコンテンツがUEによって使用される追加の実施形態にとって有用である。例えば、応答は、保留中のNSSAI、追加の保留中のNSSAI、許可されたNSSAI、追加の許可されたNSSAI、及び/又は拒否されたNSSAIを(個別に又は全体として)含む。
保留中のNSSAI及び追加の保留中のNSSAIは、NSSAAの対象となる第1のS-NSSAIのうちの1つ又はそれ以上の指示を含む。UEは、これを使用して上記指示を含むようにUEで保留中のNSSAIを更新する。
許可されたNSSAIは、前にUEに許可された任意のS-NSSAIの指示とUEに許可された第1のS-NSSAIのいずれかの指示とを含み、追加の許可されたNSSAIは、UEに許可されている第1のS-NSSAIのいずれかの指示を含む。
拒否されたNSSAIは、UEに許可されていないか又はUEの現在の登録エリアで利用できない第1のS-NSSAIのいずれかの指示を含む。
図5は、本発明の多様な実施形態によるネットワークエンティティの方法を示している。この方法は、図1に示したようなネットワークエンティティによって実行されることが理解されるであろう。例えば、ネットワークエンティティは、AMFである。
ステップ510において、UEに対して保留中のNSSAIが存在する間、ネットワークエンティティは、UEから少なくとも1つのS-NSSAIを示す要求を受信する。
ステップ520において、ネットワークエンティティは、要求が少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるか否かを判断する。
一実施形態で、この判断は、上記要求に基づいて実行される。例えば、上記要求が要求されたNSSAI(例えば、要求されたNSSAI IE)であるか又はそれを含む場合、ネットワークエンティティは、その要求が追加のネットワークスライスを使用するためのものであると見なすように構成される。他の実施形態として、上記要求が、追加の要求されたNSSAI(例えば、要求された追加のNSSAI IE)であるか又はそれを含む場合、ネットワークエンティティは、上記要求が追加のネットワークスライスを使用するためのものであると見なすように構成される。
一実施形態で、UEは、少なくとも1つの第1のS-NSSAIを示す要求が少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するための要求であるという指示を上記要求で又は別個に送信する。そのような指示を受信すると、ネットワークエンティティは、上記要求が少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するための(例えば、登録するための)ものであると想定するように構成される。上記指示は、要求されたNSSAI又は追加の要求されたNSSAIに加えて受信される。
一実施形態で、上記要求が少なくとも1つの追加のスライスの使用を要求するためのものであるため、ネットワークエンティティは、保留中のNSSAIから(NSSAAがまだ進行中又は保留中の)S-NSSAIを削除しない。しかし、ネットワークエンティティは、保留中のNSSAIにNSSAAの対象となる要求された第1のS-NSSAIのいずれかの指示を追加する。一実施形態で、ネットワークエンティティは、この保留中のNSSAIをUEに送信するか又は追加の保留中のNSSAIにこの指示を含めてこの追加の保留中のNSSAIをUEに送信する。
一実施形態で、ネットワークエンティティは、第1のS-NSSAIのいずれかがUEに許可されるか否かも判断する。ネットワークエンティティは、許可されたNSSAI(又は追加の許可されたNSSAI)に任意の許可された第1のS-NSSAIを含め、これをUEに送信する。一実施形態で、ネットワークエンティティは、第1のS-NSSAIのいずれかがUEに対して拒否されたか否かを判断する(例えば、本発明の全体に亘って説明している拒否の理由のうちの1つ又はそれ以上について)。ネットワークエンティティは、任意の拒否された第1のS-NSSAIを拒否されたNSSAIに含め、これをUEに送信する。
図6は、本発明の多様な実施形態によるUEの方法を示している。この方法は、図2に示したようなUEによって実行されることが理解されるであろう。図6の方法の実施形態は、図5の方法の実施形態と相互に関連することも理解されるであろう。
ステップ610において、UEに対する保留中のNSSAIが存在する間、UEは、少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するための第1の要求をネットワークエンティティに送信する。第1の要求は、少なくとも1つのS-NSSAIを示すか、又はUEは、保留中のNSSAIで示されるS-NSSAIに対応する少なくとも1つのネットワークスライスを使用するための第2の要求を異なるアクセス技術を介してネットワークエンティティに送信する。例えば、第2の要求は、ソリューション1bのオプション1で説明したように、(新しい)ビットである。
一実施形態で、これは、要求されたNSSAI(例えば、要求されたNSSAI IE)であるか又はそれを含む要求によって達成され、ネットワークエンティティは、上記要求が追加のネットワークスライスを使用するためのものであると見なすように構成されることが理解されるであろう。他の実施形態として、上記要求が追加の要求されたNSSAI(例えば、要求された追加のNSSAI IE)であるか又はそれを含む場合、ネットワークエンティティは、上記要求が追加のネットワークスライスを使用するためのものであると見なすように構成される。更に、一実施形態で、UEは、少なくとも1つの第1のS-NSSAIを示す要求が少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するための要求であるという指示を上記要求で又は別個に送信する。そのような指示を受信すると、ネットワークエンティティは、上記要求が少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するための(例えば、登録するための)ものであると想定するように構成される。上記指示は、要求されたNSSAI又は追加の要求されたNSSAIに加えて送信される。
図6は、またネットワークエンティティから上記要求に対する応答を受信するステップ620を示しているが、このステップは、本発明の一実施形態では省略されることを理解されたい。このステップ620は、上記応答のコンテンツが使用される追加の実施形態に有用である。例えば、応答は、保留中のNSSAI、追加の保留中のNSSAI、許可されたNSSAI、追加の許可されたNSSAI、及び/又は拒否されたNSSAIを(個別に又は全体として)含む。これらとその使用法は、図5の方法に関連して上記で説明されている。
図7は、本発明の多様な実施形態による他の方法を示している。
図7の方法は、一実施形態で、図1に示したようなネットワークエンティティによって実行される。例えば、ネットワークエンティティは、AMFである。
一実施形態で、図7は、ネットワークスライスへのアクセスがUEに対して許可されるか否かを判断する状態にあるネットワークエンティティから始まる。一実施形態で、これは、UEからのネットワークスライスを使用する要求の受信に続くか、又はネットワークスライスがUEのサブスクリプションでデフォルトとしてマークされている場合である。これに続いて、ネットワークエンティティは、1つ又は2つの手順を実行するように構成される。本発明は、これらの手順の一方のみを実行するように構成されたネットワークエンティティと、両方を実行するように構成された(そして、例えば任意の手順の間で又はいくつかの因子(factor)又は条件に応答してスイッチするように構成された)ネットワークエンティティを含むことが認識されるであろう。
ステップ710において、ネットワークエンティティは、UEの登録エリア(RA)に基づいてS-NSSAIがUEに対して利用可能であるか又は許可されているかを判断/識別する。一実施形態で、判断は、S-NSSAIがUEの現在の登録エリアで利用可能であるか又は許可されているか否かをチェックすることを含む。
一実施形態で(図7には示していない)、S-NSSAIがUEに対して利用可能であるか又は許可されている場合、ネットワークエンティティは、[3]で説明しているように処理を進める。例えば、ネットワークエンティティは、S-NSSAIがNSSAAの対象であるか否かを確認し、その結果に応じて、保留中のNSSIA、許可されたNSSAI、又は拒否されたNSSAIにS-NSSAIを含める。
しかし、ステップ720において、UEのRAに基づいてS-NSSAIがUEに利用可能ではないか又は許可されないと判断された場合、ネットワークエンティティは、そのS-NSSAIに対してNSSAAを実行することなく、拒否されたNSSAIにS-NSSAIを含める。一実施形態で、ネットワークエンティティは、拒否の理由として、S-NSSAIがUEのRAで利用できないことを示す。即ち、ネットワークエンティティは、S-NSSAIがUEの現在のRAで利用可能でないという拒否の原因を示す指示を構成する。
ステップ730で、ステップ710の代替として、ネットワークエンティティは、S-NSAIに対してNSSAAを実行する。
ステップ740において、ネットワークエンティティは、UEのRAに基づいてS-NSSAIがUEに利用可能であるか又は許可されているかを判断する。これは、一実施形態で、NSSAAの結果に関係なく実行されることを理解されたい。
ステップ750において、UEのRAに基づいてS-NSSAIがUEに利用可能でないか又は許可されていないと判断された場合、S-NSSAIは、拒否されたNSSAIに含まれる。例えば、S-NSSAIがUEのRAで利用できない場合、S-NSSAIは、拒否されたNSSAIに含まれる。一実施形態で、ネットワークエンティティは、また拒否の理由として、S-NSSAIがUEのRAで利用できないことを示す。即ち、ネットワークエンティティは、S-NSSAIがUEの現在のRAで利用できないという拒否の原因を示す指示を構成する。
一実施形態(図7には示していない)で、ネットワークエンティティは、どちらの代案についても拒否されたNSSAIをUEに送信し、及び/又は拒否の理由(又はその指示)をUEに送信する。
本明細書で説明する技法は、適切に構成された任意の装置及び/又はシステムを使用して実装することができる。そのような装置及び/又はシステムは、本明細書で開示する任意の態様、実施形態、例、又は請求項による方法を実行するように構成される。そのような装置は、1つ又はそれ以上の要素、例えば1つ又はそれ以上の受信機、送信機、トランシーバ、プロセッサ、コントローラ、モジュール、ユニットなどを含み、各要素は、本明細書に記載の技術を実施するための1つ又はそれ以上の対応するプロセス、動作、及び/又は方法ステップを実行するように構成される。例えば、Xの動作/機能は、Xを実行するように構成されたモジュール(又はXモジュール)によって実行される。1つ又はそれ以上の要素は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの任意の組み合わせの形で実装することができる。
本発明の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの任意の組み合わせの形で実装することができることを理解されたい。このようなソフトウェアは、いずれも消去可能又は再書き込み(rewrite)可能か否かに関係なく、揮発性又は不揮発性ストレージ、例えばROMなどの記憶装置の形式で、又は例えばRAM、メモリチップ、デバイス、又は集積回路などのメモリの形式で、又は例えば、CD、DVD、磁気ディスク又は磁気テープなどの光学的又は磁気的に読み取り可能な媒体上に格納することができる。
記憶装置及び記憶媒体は、実行時に本発明の実施形態を実装する命令(instruction)を含むプログラム、又はプログラムを格納するのに適したマシン読み取り可能な記憶装置の実施形態であることが理解されるであろう。従って、本発明の実施形態は、本明細書で開示する任意の例、実施形態、態様、及び/又は請求項による方法、装置、又はシステムを実装するためのコードを含むプログラム、及び/又はそのようなプログラムを格納するマシン読み取り可能な記憶装置を提供する。更に、そのようなプログラムは、例えば有線又は無線接続を介して伝送される通信信号など、任意の媒体を介して電子的に伝送することができる。
一方、本発明を、実施形態を参照して説明してきたが、特許請求の範囲によって定義されるように、本発明の範囲から逸脱することなく実施形態及びその詳細における様々な変更がなされ得ることは、当業者によって理解されるであろう。
100 ネットワークエンティティ(モビリティ管理機能:AMF)
102、202 送信機
104、204 受信機
106、206 コントローラ(又はプロセッサ)
200 ユーザー機器(UE)

Claims (15)

  1. ネットワークエンティティによって実行される方法にであって、
    ユーザー機器(user equipment:UE)に対する少なくとも1つの第2の単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を含む保留中の(pending)ネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する場合、前記UEから、第1のアクセスタイプを介して少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む要求されたNSSAI(requested NSSAI)を含む要求メッセージを受信する段階と、
    前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む前記保留中のNSSAIを前記UEに送信する段階と、を有し、
    前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIは、前記少なくとも1つの第2のS-NSSAIとは異なることを特徴とする方法。
  2. 前記保留中のNSSAIが前記UEから受信した前の要求メッセージで要求された前記少なくとも1つの第2のS-NSSAIを含む場合、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)の対象であるか否かを判断する段階と、
    前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIがNSSAAの対象である場合、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIを前記保留中のNSSAIに追加する段階と、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記要求メッセージが少なくとも1つの新しいネットワークスライスを使用するためのものであるか否かを判断する段階を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記保留中のNSSAI内の各S-NSSAIに対して、前記ネットワークエンティティは、S-NSSAIの使用が要求された第1のアクセスタイプの記録(record)を格納することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の方法。
  5. ユーザー機器(user equipment:UE)によって実行される方法であって、
    前記ユーザー機器(user equipment:UE)に対する少なくとも1つの第2の単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を含む保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する場合、第1のアクセスタイプを介して少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む要求されたNSSAI(requested NSSAI)を含む要求メッセージをネットワークエンティティに送信する段階と、
    前記ネットワークエンティティから、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIを含む前記保留中のNSSAIを受信する段階と、を有し、
    前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIは、前記少なくとも1つの第2のS-NSSAIとは異なることを特徴とする方法。
  6. 前記保留中のNSSAIが前記UEによって送信された前の要求で要求された前記少なくとも1つの第2のS-NSSAIを含み、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)の対象である場合、前記少なくとも1つの第1のS-NSSAIが前記保留中のNSSAIに追加されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. ネットワークエンティティによって実行される方法であって、
    ユーザー機器(user equipment:UE)に対する保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する場合、前記UEから、少なくとも1つの単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を含む要求されたNSSAI(requested NSSAI)を含む要求メッセージを受信する段階と、
    前記要求メッセージが少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるか否かを判断する段階と、を有することを特徴とする方法。
  8. 前記要求メッセージが要求されたNSSAIを含む場合、
    前記要求メッセージが追加の要求されたNSSAIを含む場合、又は
    前記要求メッセージが少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるという指示を前記UEから前記ネットワークエンティティが受信した場合、
    前記要求メッセージは、少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであり、
    前記要求メッセージは、同じか又は異なるアクセスタイプを介して前記保留中のNSSAI内のS-NSSAIに対応する少なくとも1つのネットワークスライスを使用するためのものであることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び認可(network slice-specific authentication and authorization:NSSAA)の対象であるか否かを判断する段階と、
    前記少なくとも1つのS-NSSAIがNSSAAの対象である場合、前記少なくとも1つのS-NSSAIを前記保留中のNSSAIに追加する段階と、を更に含むことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つのS-NSSAIを含む前記保留中のNSSAIを前記UEに送信する段階を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記要求メッセージが少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものである場合、前記方法は、前記保留中のNSSAIからS-NSSAIを削除せずに前記要求メッセージを処理する段階を更に含むことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の方法。
  12. ユーザー機器(user equipment:UE)によって実行される方法であって、
    前記UEに対する保留中のネットワークスライス選択支援情報(network slice selection assistance information:NSSAI)が存在する場合、少なくとも1つの単一のNSSAI(single NSSAI:S-NSSAI)を含み、少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するための第1の要求メッセージを、ネットワークエンティティに送信する段階を有し、
    前記保留中のNSSAI内の少なくとも1つのS-NSSAIに対応する1つ又はそれ以上のネットワークスライスの使用に加えて前記少なくとも1つの追加のネットワークスライスの使用が要求されることを特徴とする方法。
  13. 前記第1の要求メッセージは、要求されたNSSAI又は追加の要求されたNSSAIを含むこと、及び
    前記UEは、前記第1の要求メッセージが少なくとも1つの追加のネットワークスライスを使用するためのものであるという指示を前記ネットワークエンティティに送信すること、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 無線通信におけるユーザー機器(user equipment:UE)であって、
    トランシーバと、
    請求項5、請求項6、請求項12、又は請求項13による方法のいずれか1つを動作させるように構成された少なくとも1つのプロセッサと、を備えることを特徴とするUE。
  15. 無線通信におけるネットワークエンティティであって、
    トランシーバと、
    請求項1から請求項4、又は請求項7から請求項11による方法のいずれか1つを動作させるように構成された少なくとも1つのプロセッサと、を備えることを特徴とするネットワークエンティティ。

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