JP2023535342A - 鉱化微粒子のフィブリル化セルロース固化 - Google Patents

鉱化微粒子のフィブリル化セルロース固化 Download PDF

Info

Publication number
JP2023535342A
JP2023535342A JP2023502743A JP2023502743A JP2023535342A JP 2023535342 A JP2023535342 A JP 2023535342A JP 2023502743 A JP2023502743 A JP 2023502743A JP 2023502743 A JP2023502743 A JP 2023502743A JP 2023535342 A JP2023535342 A JP 2023535342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellulose
fibrillated cellulose
pulp
stabilization
fibrillated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023502743A
Other languages
English (en)
Inventor
グーレイ,キース
バイアー,ニコラス
ミンハス,ガーマインダー
Original Assignee
パフォーマンス・バイオフィラメンツ・インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パフォーマンス・バイオフィラメンツ・インク filed Critical パフォーマンス・バイオフィラメンツ・インク
Publication of JP2023535342A publication Critical patent/JP2023535342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K17/00Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials
    • C09K17/14Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials containing organic compounds only
    • C09K17/18Prepolymers; Macromolecular compounds
    • C09K17/32Prepolymers; Macromolecular compounds of natural origin, e.g. cellulosic materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

選択されたサイズ範囲の粒子を含む微粒子に対してある程度の安定化を提供するように寸法決めされたセルロースフィブリルを利用するプロセスを含む、粒状材料の安定化のためのプロセスが提供される。選択された実施形態では、比較的少量のナノフィブリル化セルロースは、ミクロンからミリメートルスケールの鉱物化を含む一連の未固化粒状材料に対して有意な程度の安定化をもたらすのに適切な長さの繊維を提供する。【選択図】図1

Description

技術革新は、セルロース繊維複合材料、特に鉱化微粒子、例えば鉱くずを固化するように作用するセルロースナノフィブリルを含む複合材料の分野で開示されている。
セルロースは、地球上で最も豊富な有機ポリマーとしてしばしば特徴付けられる。セルロース繊維が商業的に抽出されるプラントでは、セルロースは、一般に、重合度(DP)が様々な線状β(1,4)Dグルコースポリマーの形態をとり、様々な寸法のフィブリルに集合的に結合し、ヘミセルロース及びリグニンのマトリックス中の他の成分で埋め込まれる。リグノセルロース系バイオマスからセルロース繊維を抽出し、ミクロフィブリル化セルロース(カナダ特許第1141758号及び米国特許第4374702号参照)並びにセルロースナノフィラメント(国際公開第2011140643号及び国際公開第2012097446号参照)などの一連のセルロース由来材料を得るための非常に多種多様なプロセスが記載されている。
ナノフィブリル化セルロース(NFC)は、例えば、化学的又は機械的エネルギーをクラフトパルプ又はサーモメカニカルパルプ(TMP)などのパルプに適用することによって調製され得、その結果、より大きなセルロース繊維は、より大きな繊維の層間剥離を伴うプロセスにおいて、断面がナノスケールのより小さなフィラメント又はフィブリルに分解される。機械的粉砕プロセスは、例えば、長さが最大10数~100数マイクロメートルであるこのスケールのフィブリルを提供するために使用され得る。これらのプロセスは、セルロース系パルプの精製を伴ってもよく、これに関連して、水に懸濁した繊維状セルロース系(伝統的に紙)パルプの機械的処理を意味する精製を伴ってもよい。精製プロセスは、パルプの稠度(パルプ中の固体の重量割合、例えば3~5重量%の固体を有する低稠度パルプ)及び精製プロセスの強度(リファイナバーの衝撃ごとに繊維の単位質量に加えられる比エネルギー)によって特徴付けられ得る。高稠度及び低精製強度の条件下での高全比精製エネルギー(パルプに与えられる有用なエネルギー)の使用を伴う、高アスペクト比セルロースナノフィラメントを調製するためのプロセスが記載されている(国際公開第2012097446号参照)。次いで、フィブリルの寸法は、フィブリルを含む複合製品に異なるレオロジー特性を付与し得る。
未固化粒状材料の安定化は、地盤工学及び建築構造を含む多種多様な状況で必要とされる。バルク粒状材料は、例えば粒径又は粒度分布(PSD又はGSD)によって物理的に特徴付けられ得る。非常に細粒の粘土-シルト粒径範囲では、例えば、比重計試験を使用して(ASTM D 7928(2017)参照)、ストークスの法則に基づく沈降法(水中での粒子の沈降速度が粒径、形状、及び質量に依存するという原理に基づく)を使用して、0.075mm~約0.001mmの範囲のGSDを有する材料を分析し得る。粒状材料は、特に材料が非常に微細な材料の少なくとも一部を含む場合、安定化の課題を呈する可能性がある。
安定化を必要とする粒状材料は、それらの化学的、しばしば鉱物学的成分によって特徴付けられ得る。未固化土壌は、例えば、粘土、砂及び腐植の混合物を含むことが多い。粘土自体が、典型的には微量の石英(SiO)、金属酸化物(Al、MgOなど)及び有機物を含む細粒粘土鉱物で構成される別個のクラスの粒状材料を形成し得る。粘土鉱物は、典型的には、鉱物構造中に可変量の水を含有し、可変量の鉄、マグネシウム、アルカリ金属、アルカリ土類、及び他のカチオンを含む、含水フィロケイ酸アルミニウムなどのフィロケイ酸塩である。粘土は、粒径及び幾何学的形状並びに含水量に起因する固有の可塑性の程度に起因する安定化問題を呈する可能性があり、この問題は超細粒材料(例えば、サイズが2マイクロメートル未満)の粘土鉱物に存在する特徴によって悪化する場合がある。特に安定化の課題をもたらし得る粘土の1つの特徴は、粘土粒子表面上の電荷の存在である。粘土粒子は、負に帯電する傾向があり、これにより粘土粒子は、互いに反発し、水を引き寄せる。これら2つの要因は、粘土含有微粒子の固化及び強化に関する課題をもたらす。脈石は、カオリナイトAl(Si10)(OH)及びギブサイトAl(OH)などの粘土鉱物を含有することが多い。一部のビチューメン鉱くずでは、例えば、カオリナイト及びイライトが微細分率中に存在し、これは脱水及び固化を特に困難かつ時間がかかるものにする場合がある。
剪断強度を増加させる方法、特にサイズの範囲内に存在する一連の鉱物学的に異なる成分を含む材料を含んだ粒状材料を安定化することができる方法が依然として必要とされている。
米国特許第4374702号 カナダ特許第1141758号 国際公開第2011140643号 国際公開第2012097446号
選択されたサイズ範囲の粒子を含む微粒子に対して驚くべき程度の安定化を提供するように寸法決めされたセルロースフィブリルを利用するプロセスを含む、粒状材料の安定化のためのプロセスが提供される。選択された実施形態では、比較的少量のナノフィブリル化セルロースは、それに応じて、ミクロンからミリメートルスケールの鉱化を含む粒子を含んだ材料中のかなりの割合の粒子の絡み合いと一致する安定化の程度をもたらすために適切な寸法の繊維を提供することができる。例えば、フィブリル化セルロース及び粒状材料のサイズ範囲は、鉱化粒子の少なくとも50%がフィブリル化セルロースフィブリルの少なくとも50%の幅範囲内に入るサイズ範囲内にあるように一致してもよい。このようにして、フィブリルのかなりの部分は、粒子のかなりの割合を絡み合わせるのに適切な長さである。
未固化粒状材料は、例えば、20~100%、又は少なくとも50%の重量分率を含む粘土又はシリカ粒子などの超細粒鉱物粒子のかなりの部分、1μm~2mmのサイズ範囲の鉱化粒子、又は標準的な粒径分類で≦2μmなどの特定の閾値未満の同様の分率を含み得る。未固化粒状材料は、最初は、比較的低い剪断強度、例えば1kPa未満、及び/又は有意な含水量(地盤工学含水量:質量/質量固体)、例えば25重量%~1000重量%、又は50重量%~500重量%を有することを特徴とし得る。この種の未固化材料は、有意な安定化課題を呈する。
この種の未固化粒状材料を安定化するためのフィブリル化セルロースを寸法決めするために、フィブリル化セルロースは、少なくとも75%の重量分率などのかなりの分率、長さ対幅の比較的高いアスペクト比(ARl:w)、例えば≧20のARl:wを有するセルロースフィブリルを含み得る。セルロースフィブリルのこの分率は、例えば、1μm未満、又は20nm~30μmの幅、及び10μmを超える、又は1μm~約2,000μmの長さを有する50%を超えるセルロースフィブリルを有する、比較的長く薄いフィブリルの比較的大きな割合を含み得る。あるいは、乾燥フィブリル化セルロースは、比較的高い吸水性、例えば、乾燥フィブリル化セルロース1グラム当たり少なくとも1.5グラムの水(g/g)、又は少なくとも2、3、4若しくは5g/g、又は2~5.5g/g、又は3~5.5g/gの保水値を特徴としてもよい。
有意な安定化を達成するために、未固化粒状材料は、比較的小さな割合のフィブリル化セルロース、例えば乾燥重量基準(鉱くず固体の乾燥質量に対するセルロースの乾燥質量)で約0.025重量%~5重量%、又は0.05重量%~1重量%と混合され得る。選択された実施形態では、安定化は、所望の程度の材料強度、例えば100kPaを超える剪断強度を、所望の期間内、例えば<365日、又は<100日、又は<30日達成するように実施され得る。この安定化は、混合材料が選択された場所に埋め込まれた後、安定化時間にわたって行われてもよく、大気又は他の乾燥が行われ、フィブリル化セルロースが、場合によっては混合材料のより迅速な乾燥をもたらす。安定化時間の終了時の安定化された材料は、例えば、未固化粒状材料の剪断強度よりも少なくとも50%高い安定化された剪断強度を有し得る。選択された実施形態では、この程度の安定化は、例えば少なくとも10、25、50、75、又は100重量%の地盤工学含水量を含む安定化された材料を用いて、有意な含水量が存在する場合でも達成され得る安定化された材料が経時的に乾燥すると、さらなる安定化が起こり得、その結果、安定化時間は乾燥期間と一致する。
実施例1で論じたように、FFT試料(2つの試験)及び遠心分離装置の鉱くずのハイドロメーター分析の結果を示す散布図である。 実施例1で論じたように、0.5重量%のセルロース用量に対するセルロース希釈の影響を示す折れ線グラフである。 実施例1で論じたように、1.0重量%のセルロース用量に対するセルロース希釈の影響を示す折れ線グラフである。 実施例1で論じたように、7.5重量%のセルロース用量に対するセルロース希釈の影響を示す折れ線グラフである。 実施例1で論じたように、乾燥が実質的に存在しない場合の処理されたFFTの剪断強度に対するセルロース用量の影響を示す線グラフである。 実施例1で論じたように、<90秒で混合された33重量%のFFT-2.5重量%のセルロース用量試料に対する混合速度の効果を示す線グラフである。 実施例1で論じたように、180秒間混合された33重量%のFFT-2.5重量%のセルロース用量試料に対する混合速度の効果を示す線グラフである。 実施例1で論じたように、600RPMで混合された33重量%のFFT-2.5重量%のセルロース用量試料に対する混合時間の効果を示す線グラフである。 実施例1で論じたように、900RPMで混合された33重量%のFFT-2.5重量%のセルロース用量試料に対する混合時間の効果を示す線グラフである。 実施例1で論じたように、600RPMで混合された53重量%のFFT-2.5重量%のセルロース用量試料に対する混合時間の効果を示す線グラフである。 実施例1で論じたように、900RPMで混合された53重量%のFFT-2.5重量%のセルロース用量試料に対する混合時間の効果を示す線グラフである。 実施例1で論じたように、セルロース処理された試料の大気乾燥を示す折れ線グラフである。 実施例3で論じたように、NFCを0.1重量%添加すると、鉱くず/埋め戻し材の圧縮強度が倍増することを示す折れ線グラフである。 実施例4で論じたような土壌試料の強化を示す写真である。
未固化鉱くず、鉱石、脈石材料、土壌、土工、埋め戻し材、鉄鋼スラグ、クリンカーアッシュ、石炭スラリー、フライアッシュ、イルメナイトクレイ(Ileminite clay)及びそれらの混合物などの広範囲の粒状材料を安定化するために適合させ得るプロセスが提供される。本明細書に開示される例示的な実施形態は、鉱くず及び土壌を含む化学的及び物理的に異なる材料の効果的な安定化を実証する。例示された鉱くずは、特に扱いにくい種類の材料、流動性の微細鉱くず(FFT)、一般に砂、泥、分散粘土及び水の混合物からなる有意な量で製造されるいくつかの炭化水素回収作業の細粒スラリー廃棄物である。処理しなければ、FFTは、数十年にわたって目に見えるほどの固化を示さない場合がある。本プロセスは、それに応じて、比較的少量のフィブリル化セルロース安定剤を使用して、そうでなければ回収又は輸送が非常に困難であり得る材料の効果的な安定化を実証した。安定化のための期間は、材料ごとに変動する場合があり、その可変の同様のプロセスを調整することによって、驚くほど広範囲の材料で効果的になり得ることが見出された。この用途の多様性は、フィブリル化セルロース安定剤の明確な特徴と一致し、フィブリル化セルロース安定剤は、安定化される粒子のサイズ範囲と一致する比較的広い範囲の長さのフィブリルを含みながら、比較的高いARl:wアスペクト比、表面積、及び保水能力を有するフィブリルから構成される。
フィブリル化セルロース安定剤のサイズ範囲は、選択された実施形態では、粘土-シルト粒径範囲の材料を含む超細粒鉱物粒子のかなりの分率を含む未固化粒状材料の効果的な安定化を促進する。これは、例えば、粘土鉱物(例えば、カオリナイト、ギブサイト及びイライト)又はシリカ粒子(石英)などの別個の鉱物粒子を含み得る。粒状材料は、例えば、20~100%、又は少なくとも30、40、50、60、70、80若しくは90%の重量分率、例えば約1μm~約2mmの特定のサイズ範囲の鉱物粒子、又は標準的な粒径分類(メッシュサイズ若しくはハイドロメーター試験など)で2、3、4、5、6、7、8、9若しくは10μm以下などの特定の閾値未満の同様の分率を含み得る。
安定化の必要性を反映して、未固化粒状材料は、最初は比較的低い剪断強度を有すると特徴付けられ得る。それにより、これは、比較的低い支持能力及び/又は非拘束圧縮強度を反映し得る。未固化材料の初期剪断強度は、例えば、0.5、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、又は20kPa未満であり得る。未固化材料はまた、いくつかの実施態様では、例えば50重量%~1000重量%の地盤工学含水量、又は少なくとも50、75、100、150、200、250、300、500、又は1000重量%の地盤工学含水量の有意な含水量を有すると特徴付けられ得る。この種の未固化材料は、有意な安定化課題を呈する。
未固化材料の安定化は、例えば、混合材料が選択された部位に埋め込まれた後、安定化時間にわたって行われてもよい。安定化時間の終了時の安定化された材料は、例えば、未固化粒状材料の剪断強度よりも少なくとも30、40、50、60、70又は80%高い安定化された剪断強度を有し得る。安定化された材料は、代替的又は追加的に、これらのパラメータの一方又は両方の30、40、50、60、70又は80%の改善など、非拘束圧縮強度及び/又は支持能力の改善の程度によって特徴付けられ得る。選択された実施形態では、この程度の安定化は、例えば少なくとも10、25、50、75、又は100重量%の地盤工学含水量を含む安定化された材料を用いて、有意な含水量が存在する場合でも達成され得る。安定化された材料が経時的に乾燥すると、さらなる安定化が起こり得、その結果、安定化時間は乾燥期間と一致する。安定化された材料は、それに応じて、例えば10、20、30、40、50、60、70又は80%減少した重量分率の水を含有してもよい。
未固化粒状材料の安定化のためにフィブリル化セルロースを寸法決めするために、フィブリル化セルロースは、少なくとも50、60、70、75、80又は85%の重量分率などの実質的な分率、長さ対幅の比較的高いアスペクト比(ARl:w)、例えば≧20、30、40、50、60、70、80、90若しくは100、又は約20~500のARl:wを有するセルロースフィブリルを含み得る。セルロースフィブリルのこの分率は、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10μm未満、又は20nm~30μmなどの範囲内の幅、及び5、10、又は15μmを超える長さ、又は最大1μm~約2,000μmなどの範囲内の長さを有する40、50、60、又は70%を超えるセルロースフィブリルを有する、比較的長く細いフィブリルの比較的大きな割合を含み得る。フィブリル化セルロースは、比較的高い吸水性、例えば、乾燥フィブリル化セルロース1グラム当たり少なくとも1.5グラムの水(g/g)、又は少なくとも2、3、4若しくは5g/g、又は2~5.5g/g、又は3~5.5g/gの保水値を特徴としてもよい。フィブリル化セルロースの表面積は、制御に適した別のパラメータであり、例えば、少なくとも約50、60、70、80、90又は100m/gであり得る。フィブリル化セルロースの乾燥時の比重は、いくつかの実施形態では、約1.3~約1.5であり得る。加えて、又は代替的に、フィブリル化セルロースの粘度は、以下に記載されるように、100s-1の剪断速度下、25℃で水中に1%w/wのナノフィラメントを含む懸濁液が100cpsを超える、又は80、90、110若しくは120cpsを超える粘度を有するようなものであり得る。
必要な特徴を有するフィブリル化セルロースは、国際公開第2011140643号及び国際公開第2012097446号(参照により本明細書に組み込まれる)に記載されているプロセスなどの種々のプロセスによって調製され得る。そこに記載されているように、セルロース系ナノフィラメントは、少なくとも100μmの長さ及び約30~約300nmの幅を有し得、ナノフィラメントは、互いに物理的に分離されており、25℃の水中、100s-1の剪断速度で1%w/wのナノフィラメントを含む懸濁液は、100cpsを超える粘度を有する。そのようなセルロース系フィラメントを製造するために記載されるプロセスは、少なくとも100μmの元の長さを有するセルロース系繊維を含むパルプを提供することと、少なくとも1000m/分~2100m/分の平均線速度を有するブレードを備える剥離撹拌機にフィラメントを曝露することによって、パルプのセルロース系フィラメントを剥離することを含む少なくとも1つのナノフィラメント化ステップにパルプを供給することであって、ブレードが、元の長さを実質的に維持しながらセルロース系繊維を剥離して、ナノフィラメントを製造する、供給することと、を伴う。
有意な安定化を達成するために、未固化粒状材料は、比較的小さい割合のフィブリル化セルロース、例えば乾燥重量基準で約0.025重量%~5重量%、又は乾燥重量基準で約1、2、3、4、5、6、7、8、9若しくは10重量%未満の量と混合されてもよい。選択された実施形態では、所望の程度の材料強度、例えば50、60、70、80、90、100、110、120、130、140又は150kPaを超える剪断強度を達成するように安定化が実施され得る。このプロセスは、所望の期間内、例えば10、25、50、100又は365日以内にこの程度の安定化が達成されるように適合され得る。フィブリル化セルロースで処理された未固化粒状材料は、例えば、未処理材料よりも迅速に、例えば未処理材料よりも少なくとも10、25、50、又は75%速い所望の最小剪断強度を達成し得る。あるいは、安定化時間は、1、2、3、6、9若しくは12ヶ月未満、又は1、6、12若しくは24時間未満であり得る。いくつかの実施形態では、例えば土壌があり水分含有量が低い場合、安定化効果は、本質的に即時的であることが観察されている。これは、高い固形分を有する鉱くずなどの材料、例えば、遠心分離された鉱くずの場合も同様であり得る。対照的に、FFTなどの比較的低い固形分を有する材料の場合、安定化時間は、7~14日間であり、材料の乾燥と並行して行われた(本明細書に記載の実施例において)。
選択された実施形態では、フィブリル化セルロースは、混合材料を乾燥させるプロセスを加速するために、例えばフィブリル化セルロースと同様に混合されていない同等の未固化粒状材料よりも速く乾燥するように、未固化粒状材料と混合されてもよい。
フィブリル化セルロースは、フィブリル化セルロースを未固化粒状材料と混合する前に、水性媒体中に予備分散されていてもよい。予備分散させたフィブリル化セルロースは、場合によっては貯蔵されてもよく、貯蔵容器は、それに応じて、本明細書に開示される方法に従ってフィブリル化セルロースを使用するための指示を有してもよい。
フィブリル化セルロースは、例えば、TMP-NFCを製造するために、例えば、サーモメカニカルパルプ(TMP)から製造され得る。あるいは、フィブリル化セルロースは、漂白広葉樹クラフトパルプ、漂白針葉樹クラフトパルプ、ケミカルパルプ、メカニカルパルプ、亜硫酸パルプから製造され得る。パルプは、例えば、広葉樹、針葉樹、又は一年生繊維リグノセルロース材料から製造され得る。選択された実施形態では、化学物質を含まない(機械的)精製プロセスを使用して、非常に高いアスペクト比及び表面積を有する並外れた強度及び純度のセルロースフィブリルを提供し得る。フィブリル化セルロースを製造するための化学物質を含まないプロセスは、例えば、ある時点で化学プロセスステップに以前に供された木材パルプを含む、出発材料標準木材パルプとして使用し得る。パルプ繊維又は他のバイオマスをナノセルロースに変換するための化学物質を含まない方法は、それに応じて、ナノセルロースのフィブリル化/抽出を増進するために強酸又は酸化剤を使用する他の方法とは異なる機械的精製プロセスである。
文脈上別段の指示がない限り、本明細書で使用される「セルロースフィブリル」は、バルクフィブリル化セルロース材料を指し、「フィブリル化セルロース」は、例えば本明細書で論じられる方法を使用して精製又はフィブリル化されたセルロース繊維を指す。いくつかの実施形態では、セルロースフィブリルは、ナノフィブリル化セルロース及び/又はミクロフィブリル化セルロースを含む。
[実施例]
[実施例1]
鉱くず
この実施例は、流体微細鉱くず(FFT)として知られる、オイルサンド操作によって製造された細粒スラリー廃棄物の処理に関する。処理されたFFTは、不十分な固化及び沈降特性、約35質量%の固形分を有し、砂、シルト、分散粘土及び水の混合物からなる。バルクX線回折(XRD)分析は、FFT試料が大部分がカオリナイト(58重量%)、石英(24重量%)、及びイライト(9重量%)からなり、少量の他の粘土及びシルトを含むことを示していた。遠心分離された鉱くずのものと比較したFFT試料に対する二重比重計試験の結果を図1に見ることができ、FFTが遠心分離ケーキよりもわずかに微細な材料を有することを示している。
セルロース処理された鉱くずのための混合及び強度特性の最適化を示すために、3つのセルロース:水希釈物を例示した。希釈物は、1重量%、4重量%、及び8重量%であった。セルロースを希釈する場合、計算量の蒸留水をセルロースに添加し、4ブレードインペラを用いて200RPMで1時間混合した。次いで、混合物を密封し、24時間静置した。次いで、図2、図3、及び図4にそれぞれ見られるように、希釈物を0.5重量%、1.0重量%、及び7.5重量%の3つのセルロース:FFT用量で使用した。FFTの初期固形分は、33重量%であり、すべての比は、固体の乾燥質量に基づいた。
4重量%のセルロース:水希釈物を投与効果の説明に使用した。セルロース:FFT用量を0.2重量%から10重量%変動させ、得られた剪断強度を評価した。例示される7つの用量は、以下の通りである:乾燥質量に基づいて、0.2、0.5、1.0、2.5、5.0、7.5、及び10重量%。試料を乾燥せずに密閉系で処理した。19日間にわたって試験した剪断強度値は、図5で見ることができる。
混合の速度及び持続時間を含む、セルロース:FFT混合物の撹拌のための代替パラメータを例示した。33重量%の固体FFTについての250RPM、600RPM及び900RPMの混合速度を示している。<90秒及び180秒についての2.5重量%のセルロース:FFT用量からの結果をそれぞれ図6及び図7に示す。
加えて、速度の効果は、混合速度も変動させながら、2つの混合時間(90秒及び180秒)を比較することによって試験した。600RPM及び900RPMの混合の結果を、それぞれ図8及び図9に示す。
53重量%のより高い固形分のFFTについても混合パラメータの説明を行った。すべての試料を2.5重量%のセルロース:FFT用量において、セルロース:4重量%の水希釈物と混合した。より高い固形分のFFTで完全な分散を達成することは、90秒ではより困難であったため、混合時間を180秒及び360秒に増加させた。600RPM及び900RPMの2つの混合速度を示した。より低い固形分のFFTと同様に、53重量%のFFT試料は、900RPMではなく600RPMでより高い強度を達成する。結果は、600RPM及び900RPMについてそれぞれ図10及び図11に示すように、混合時間の変動が剪断強度にどのように影響するかを示す。
表1に特徴を示すように、6つの鉱くず試料について定量試験を実施した。
Figure 2023535342000002
セルロース処理された鉱くずの非排水剪断強度特性に対する乾燥の効果を説明するために、大気圧乾燥試験及び表面付近の剪断強度試験を行った。蒸発試験は、7つの同一の容器(直径15cm×13cmの高さ)を使用して実施した。1つの容器は、潜在蒸発(PE)速度を測定するために水を含有し、鉱くず試料を有する他の6つの容器は、実際の蒸発(AE)速度を測定するために使用した。蒸発速度を決定するために、各容器の質量を定期的に監視した。レオメーター(低強度、<40kPa)又はベーン剪断装置(より高い強度、>40kPa)のいずれかを使用して、約3cmの深さで各サンプルの剪断強度を測定した。蒸発面の上方の空気の温度及び相対湿度(RH)を毎日測定して、任意の温度異常を説明した。
2つの未処理の鉱くず試料:FCTC(凝集及び遠心分離した鉱くずケーキ、55.40重量%の固体)及びFTT(凝集及び増粘した鉱くず、46.4重量%の固体)と比較したセルロース処理した試料を図12に示す。図12はまた、大気乾燥アッセイで試験した0.2重量%及び未処理の試料を比較する。これらの結果は、<0.1重量%のNFCの添加は、剪断強度を劇的に増加させることが見出され、これは、<11日で、>100kPaの輸送可能な目標ピーク強度を達成したことを示している。
[実施例2]
埋め戻し材
この実施例では、図13に示すように、NFCをペースト埋め戻し材の2つの供給源に添加し、数日間の硬化時間にわたって圧縮強度を有意に改善することが示された。これらの結果は、NFCの0.1重量%の添加が、2%のセメントを含有する鉱くず/埋め戻し材の圧縮強度を倍増させたことを示している。興味深いことに、NFC充填量を0.2重量%に増加させると、この効果が減少し、これは、本プロセスが低NFC用量の使用に最適化され得ることを示唆している。
[実施例3]
土壌力学
この実施例は、追加が湿潤流動特性及び乾燥土壌力学を劇的に変化させることが示されたパイロット試験における、NFCの土/土壌/砂への添加に関する。NFCによるこの土壌調整は、土工の浸食及び沈降物制御、ダスト抑制及び強化に関する実施形態を提供する。図14に示すように、比較的低いNFC充填量(<0.5重量%)は、湿潤した土壌のゲル化を増進し、乾燥時に凝集性固体の形成をもたらすことが見出された。プロセスは、それに応じて、侵食を低減し、沈降物の放出を制御して、土工の耐久性を改善させるように適合され得る。
参考文献
カナダ特許第2437616号
欧州特許第2014828号
ニュージーランド特許第507723号
米国特許第20020028222号
米国特許第20030134120号
米国特許第20040009141号
米国特許第20080296808号
米国特許第20090324680号
米国特許第20100018641号
米国特許第20100065236号
米国特許第20110277947A1号。
米国特許第3427690号
米国特許第4036679号
米国特許第4120747号
米国特許第4374702号
米国特許第4455237号
米国特許第4811908号
米国特許第5269470号
米国特許第5385640号
米国特許第6183596号
米国特許第6420013号
米国特許第6514384号
米国特許第6818101号
米国特許第6835311号
米国特許第7297228号
米国特許第7455901号
米国特許第7566014号
米国特許第7655112号
米国特許第8282773号
米国特許第8444808号
米国特許第8734611号
米国特許第9856607号
国際公開第1999016960号
国際公開第2007091942号
本明細書における参考文献の引用は、そのような参考文献が本発明の先行技術であることを認めるものではない。本明細書で引用された特許及び特許出願、並びにそのような文献及び刊行物で引用されたすべての文献を含むがこれらに限定されない任意の(1又は複数の)優先文献及びすべての刊行物は、あたかも個々の各刊行物が参照により本明細書に組み込まれることが具体的かつ個別に示され、本明細書に完全に記載されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の様々な実施形態が本明細書に開示されているが、当業者の共通の一般知識に従って、本発明の範囲内で多くの適合及び修正を行うことができる。そのような修正は、実質的に同じ方法で同じ結果を達成するために、本発明の任意の態様の既知の均等物の置換を含む。「例示的」又は「例示された」などの用語は、本明細書では「例、事例、又は例示としての役割を果たす」を意味するために使用される。「例示的」又は「例示された」として本明細書に記載された実施態様は、それに応じて、必ずしも他の実施態様よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではなく、そのような実施態様はすべて独立した実施形態である。特に明記しない限り、数値範囲は範囲を定義する数を含み、数値は必ず所与の小数への近似値である。「を含み、」という単語は、本明細書では「限定されないが、~を含む」という句と実質的に同等のオープンエンド用語として使用され、「含む」という単語は対応する意味を有する。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈上他に明確に指示されない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、「物」への言及は、2つ以上のそのようなものを含む。本発明は、実施例及び図面を参照して実質的に上述したすべての実施形態及び変形を含む。

Claims (13)

  1. 粒状材料の安定化のためのプロセスであって、
    <1μm~2mmのサイズ範囲の少なくとも50%の鉱化粒子の重量分率を含む未固化粒状材料であって、1kPa未満の剪断強度及び10重量%~1000重量%の地盤工学含水量を有する、未固化粒状材料を提供することと、
    フィブリル化セルロースの乾燥重量を基準として約0.025重量%~1重量%の前記未固化粒状材料と混合して、混合材料を提供することであって、前記フィブリル化セルロースが、フィブリル化セルロースフィブリル分率中に≧20の長さ対幅のアスペクト比を有する少なくとも75%のセルロースフィブリルの重量分率を含み、前記フィブリル化セルロースフィブリル分率が、1μm未満の幅及び10μmを超える長さを有する50%を超えるセルロースフィブリルを含む、提供することと、
    安定化時間にわたって安定化された材料を提供するために、前記混合材料をある場所に配置することであって、安定化時間の終点における前記安定化された材料が、未固化粒状材料の剪断強度よりも少なくとも50%高い安定化された剪断強度を有する、配置することと、を含む、プロセス。
  2. 前記鉱化粒子の少なくとも50%が、前記フィブリル化セルロースフィブリル分率の前記セルロースフィブリルの少なくとも50%の幅範囲内に入るサイズ範囲にある、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記安定化時間が、1年未満、1ヶ月未満、又は1時間未満である、請求項1又は2に記載のプロセス。
  4. 前記フィブリル化セルロースを前記未固化粒状材料と混合する前に、前記フィブリル化セルロースを水性媒体中に予備分散させることをさらに含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のプロセス。
  5. 乾燥時の前記フィブリル化セルロースが、乾燥フィブリル化セルロース1グラム当たり少なくとも1.5グラムの水、又は乾燥フィブリル化セルロース1グラム当たり少なくとも2、3、4若しくは5グラムの水、又は乾燥フィブリル化セルロース1グラム当たり2~5.5若しくは3~5.5グラムの水の保水値を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のプロセス。
  6. 前記安定化された材料が、少なくとも10重量%の地盤工学含水量、又は10~1000重量%の地盤工学含水量を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のプロセス。
  7. 前記フィブリル化セルロースが、少なくとも約80m/g、又は約50~100m/gである表面積を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載のプロセス。
  8. 前記フィブリル化セルロースが、乾燥時に約1.3~約1.5の比重を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載のプロセス。
  9. 前記鉱物粒子が、粘土及び/又はケイ酸塩粒子の少なくとも一部を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載のプロセス。
  10. 前記フィブリル化セルロースが、サーモメカニカルパルプ(TMP)であるパルプから製造され、TMP-NFCを製造する、請求項1~9のいずれか一項に記載のプロセス。
  11. 前記フィブリル化セルロースが、漂白広葉樹クラフトパルプ、漂白針葉樹クラフトパルプ、ケミカルパルプ、メカニカルパルプ又は亜硫酸パルプであるパルプから製造される、請求項1~9のいずれか一項に記載のプロセス。
  12. 前記パルプが、広葉樹、針葉樹、又は一年生繊維リグノセルロース材料から製造される、請求項10又は11に記載のプロセス。
  13. 前記混合材料が、フィブリル化セルロースと混合されていない未固化粒状材料よりも速く乾燥する、請求項1~12のいずれか一項に記載のプロセス。
JP2023502743A 2020-07-16 2021-06-02 鉱化微粒子のフィブリル化セルロース固化 Pending JP2023535342A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063052791P 2020-07-16 2020-07-16
US63/052,791 2020-07-16
PCT/CA2021/050759 WO2022011449A1 (en) 2020-07-16 2021-06-02 Fibrillated cellulose consolidation of mineralized particulates

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023535342A true JP2023535342A (ja) 2023-08-17

Family

ID=79555883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023502743A Pending JP2023535342A (ja) 2020-07-16 2021-06-02 鉱化微粒子のフィブリル化セルロース固化

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230416607A1 (ja)
EP (1) EP4182404A1 (ja)
JP (1) JP2023535342A (ja)
BR (1) BR112023000844A2 (ja)
CA (1) CA3185599A1 (ja)
WO (1) WO2022011449A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI20100022A (fi) * 2010-01-25 2011-07-26 Upm Kymmene Corp Aine ja koostumus öljykenttäsovelluksiin
CA3090039C (en) * 2018-02-13 2022-04-19 Fpinnovations Desert sand and filamentous cellulose in concrete and mortar
US20190309211A1 (en) * 2018-04-06 2019-10-10 Schlumberger Technology Corporation Cellulose nanofibers in extended cement systems

Also Published As

Publication number Publication date
CA3185599A1 (en) 2022-01-20
BR112023000844A2 (pt) 2023-02-07
EP4182404A1 (en) 2023-05-24
WO2022011449A1 (en) 2022-01-20
US20230416607A1 (en) 2023-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Majeed et al. Stabilization of soft soil using nanomaterials
Al-Rawas Microfabric and mineralogical studies on the stabilization of an expansive soil using cement by-pass dust and some types of slags
Khalid et al. Influence of nano-soil particles in soft soil stabilization
Fuerstenau Grinding aids
Changizi et al. Effect of nanocomposite on the strength parameters of soil
Ahmadi et al. Experimental comparative study on the performance of nano-SiO2 and microsilica in stabilization of clay
Arora et al. Performance of Nano-particles in stabilization of soil: a comprehensive review
Karkush et al. Investigation of the Impacts of Nano-clay on the Collapse Potential and Geotechnical Properties of Gypseous Soils.
Govindasamy et al. Influence of nanolime and curing period on unconfined compressive strength of soil
Hayal et al. Collapse problem treatment of gypseous soil by nanomaterials
Khalid et al. Effect of nanoclay in soft soil stabilization
El-Feky et al. Indirect sonication effect on the dispersion, reactivity, and microstructure of ordinary portland cement matrix.
Wu et al. Stabilization mechanism of calcium lignosulphonate used in expansion sensitive soil
Zaini et al. Effects of Industrial and Agricultural Recycled Waste Enhanced with Lime Utilisation in Stabilising Kaolinitic Soil
Dissanayake et al. Comparison of the stabilization behavior of fly ash and bottom ash treated expansive soil
Kuznetsova The technology for concrete production using an activated mixture of wood processing waste and sand
Zeynali et al. Stabilizing cohesive soils with Micro-and Nano-fly ash as Eco-friendly Materials: An experimental study
JP2023535342A (ja) 鉱化微粒子のフィブリル化セルロース固化
Majeed et al. The effects of using nanomaterials to improvement soft soils
Tabarsa et al. Effect of adding nanoclay on the mechanical behaviour of fine-grained soil reinforced with polypropylene fibers
Sariosseiri et al. Geotechnical properties of Palouse loess modified with cement kiln dust and Portland cement
Premkumar et al. Stabilizing dispersive soil using brown coal fly ash and hydrated lime
Simatupang Effectiveness of lowering saturation on residual shear strength of sand stabilized with fly-ash
Hussien et al. Effect of permeation grouting with nano-materials on shear strength of sandy soil: An experimental study
Diana et al. Shear strength characteristic of geopolymer fly ash and egg shell powder stabilized clay soil