JP2023535308A - エアロゾル供給システム用の消耗品 - Google Patents

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Abstract

本発明は、不燃式エアロゾル供給システムで使用するための消耗品に関する。本発明による消耗品は、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含むエアロゾル生成セグメントと、非晶質固体材料のセクションを含むマウスピースセグメントとを備える。本発明はまた、このような消耗品を用いる不燃式エアロゾル供給システム、消耗品を製造するための方法、及び非晶質固体材料のセクションの使用に関する。【選択図】 図1

Description

本発明は、エアロゾル供給システムで使用するための消耗品、不燃式エアロゾル供給システム、消耗品を製造するための方法、及び非晶質固体材料のセクションの使用に関する。
シガレット(紙巻タバコ)、シガー(葉巻タバコ)などの喫煙品は、使用時にタバコを燃焼させてタバコ煙を生じさせる。燃焼させずに化合物を放出する製品を作り出すことによって、このような喫煙品の代替品を提供する試みがなされている。そのような製品の例は、いわゆる「非燃焼加熱式」製品又はタバコ加熱デバイス若しくはタバコ加熱製品であり、喫煙材を燃焼させるのではなく加熱することによって化合物を放出する。
本発明の第1の態様によれば、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含むエアロゾル生成セグメントと、非晶質固体材料のセクションを含むマウスピースセグメントとを備える、不燃式エアロゾル供給システムで使用するための消耗品が提供される。
いくつかの実施形態において、消耗品は、第1の端部及び第2の端部を有するロッドの形態を有し、ロッドは複数の部分を含み、複数の部分のうちの1つは、非晶質固体材料のセクションと少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含む少なくとも1つの部分とを含む。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクションは、非晶質固体材料の収集したシートを含む。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクションは、非晶質固体材料の細長い細片を含む。任意選択で、細長い細片は、消耗品の長手方向軸線に実質的に位置合わせされている。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は、約0.5mm~約2mm又は約1mm~約2mmの厚さを有する。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は支持材料に設けられている。任意選択で、支持材料は紙又は箔である。
いくつかの実施形態において、支持材料はサセプタを含む。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は圧着されている。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料はゲル化剤を含む。任意選択で、ゲル化剤は、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ペクチン、ゼラチン、多糖、グアーガム、及びカラギーナンからなる群から選択される1つ又は複数である。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料はエアロゾル形成材料を含む。任意選択で、エアロゾル形成材料は、エリスリトール、プロピレングリコール、グリセロール、植物性グリセリン、トリアセチン、ソルビトール、及びキシリトールからなる群から選択される1つ又は複数である。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は香味料を含み、任意選択で、香味料はメンソールである。
いくつかの実施形態において、部分における少なくとも1つのエアロゾル生成材料は、タバコ材料を含む。
いくつかの実施形態において、タバコ材料は再生タバコ材料を含み、任意選択で紙再生タバコ材料を含む。
いくつかの実施形態において、マウスピースセグメントは繊維状材料体をさらに含む。
いくつかの実施形態において、マウスピースセグメントは中空管状要素を含む。任意選択で、中空管状要素は紙管であるか、又はフィラメントトウから形成されている。
いくつかの実施形態において、中空管状要素は、非晶質固体材料のセクションとエアロゾル生成材料を含む部分との間に配置されている。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクションとエアロゾル生成材料を含む部分とは、互いに直接隣り合っている。
いくつかの実施形態において、消耗品は口側端部に中空管状要素を備える。
いくつかの実施形態において、マウスピースは1つ又は複数の香料変性要素を含む。任意選択で、香料変性要素はカプセルである。
本発明の第2の態様によれば、不燃式エアロゾル供給デバイスと、第1の態様による消耗品とを備える、不燃式エアロゾル供給システムが提供される。
本発明の第3の態様によれば、非晶質固体材料のシートを収集して、非晶質固体材料のセクションを形成することを含む、第1の態様による消耗品を製造するための方法が提供される。
本発明の第4の態様によれば、非晶質固体材料のシートを切断して、非晶質固体材料のセクションが形成される非晶質固体材料の複数の細片を形成することを含む、請求項1~25のいずれか一項に記載の消耗品を製造するための方法が提供される。
いくつかの実施形態において、細片は少なくとも約5mmの切断長さを有する。
本発明の第5の態様によれば、不燃式エアロゾル供給システムにおける消耗品の使用時にエアロゾルの温度を低下させるための、消耗品における非晶質固体材料のセクションの使用が提供される。
以下で、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を例としてのみ説明する。
不燃式エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品の第1の実施形態の側断面図である。 不燃式エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品の第2の実施形態の側断面図である。 不燃式エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品の第3の実施形態の側断面図である。 不燃式エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品の第4の実施形態の側断面図である。 不燃式エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品の第5の実施形態の側断面図である。 図1~図5の消耗品のエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するための、不燃式エアロゾル供給デバイスの斜視図である。
本発明は、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含むエアロゾル生成セグメントと、非晶質固体材料のセクションを含むマウスピースセグメントとを備える消耗品に関する。消耗品は、不燃式エアロゾル供給システムで使用するためのものである。
エアロゾル生成材料は、例えば、加熱される、照射される、又は任意の他の方法でエネルギーを加えられるとエアロゾルを生成することができる材料である。エアロゾル生成材料は、1つ又は複数の活性物質及び/又は香料、1つ又は複数のエアロゾル形成材料、並びに任意選択で1つ又は複数の他の機能材料を含むことができる。
非晶質固体材料は、加熱される、照射される、又は任意の他の方法でエネルギーを加えられるとエアロゾルを生成することができるため、エアロゾル生成材料である。しかしながら、非晶質固体材料は、消耗品のマウスピースセグメント内に配置されると、エアロゾル送達デバイスによって直接加熱することができない。非晶質材料は、消耗品のエアロゾル生成セグメントを加熱することにより生成される、加熱されたエアロゾルに晒されることによって加熱される。
消耗品のエアロゾル生成セグメントを加熱することにより生成される、加熱されたエアロゾルは、非晶質材料のセクションを通過するため、非晶質材料はヒートシンクして作用し、エアロゾルの温度を低下させる。非晶質材料は、消耗品のエアロゾル生成セグメントから生成される、加熱されたエアロゾルによって加熱することができ、これにより、エアロゾル形成剤及び香料などの揮発性成分を非晶質固体材料から放出することができる。
非晶質固体材料が、加熱されたエアロゾルに晒されることによって融解せず、相を変化させないことが重要である。したがって、非晶質固体材料のセクションを含む消耗品は、使用時にその構造的完全性を実質的に維持する。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料に接触する前の加熱されたエアロゾルの温度は、消耗品における非晶質固体材料のセクションの位置に応じて約250℃~約60℃である。
エアロゾルは、非晶質固体材料のセクションを通るときに冷却される。いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクションは、従来のセルロースアセテートトウを含む同じサイズのセクションの効果と比較して、エアロゾルの温度をさらに約10℃低下させる。
エアロゾルを生成したエアロゾル生成材料から消耗品の口側端部へエアロゾルが進むときのエアロゾルの全体の温度低下は、例えば、エアロゾルが通る消耗品部分の性質及び消耗品における消耗品部分の位置、並びに消耗品の全体的なフォーマット(すなわち、長さ及び直径)を含むいくつかの要因に応じて決まる。
それにもかかわらず、非晶質固体材料のセクションは、エアロゾルが使用者に届くときのエアロゾルの温度を制御するために使用できるヒートシンク特性を有することが明らかである。
いくつかの実施形態において、エアロゾルが非晶質固体材料のセクションから出るときのエアロゾルの温度は、消耗品における非晶質固体材料のセクションの位置に応じて約180℃~約40℃である。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクションは、約7mm~約30mm、任意選択で約10mm~約20mmの長さを有する。
消耗品の使用時に、非晶質固体材料はヒートシンクとして作用し、消耗品のエアロゾル生成材料を加熱することによって生成されるエアロゾルの温度を低下させる。いずれか1つの特定の理論に束縛されることを望まないが、非晶質固体材料の高密度性及び非晶質固体材料の水/蒸気を吸収する能力が、熱の吸収に寄与すると仮定される。いくつかの実施形態において、高温のパフが発生したときに、最初の数パフで生成される蒸気を吸収するように、非晶質固体材料のセクションを最適化することができる。
加熱されたエアロゾルが非晶質固体材料のセクションに接触すると、エアロゾルに存在する蒸気の少なくとも一部(場合によっては大部分)が、気相で残るのではなく、固体の非晶質固体材料に凝結する。したがって、蒸気が消費者の口に移動して、唇/口腔で凝結し灼熱感を生じさせることを防ぐ。
エアロゾルの温度を低下させることに加えて、非晶質固体材料は、エアロゾル生成材料からのエアロゾルによって加熱されたときに、エアロゾル及び/又はその蒸気を生成することもできる。いくつかの実施形態において、非晶質固体材料によって生成されたこのエアロゾルは、体感及び口当たり、並びに任意選択で1つ又は複数の活性物質及び/又は香料を含む所望の特性を有する成分を含む。
消耗品は、使用者に送達されるエアロゾルの温度の改善に加えて、いくつかの利点を有することができる。他のヒートシンクは、エアロゾルが通過するときにエアロゾルから揮発性物質を除去する傾向がある。これにより、味及び送達される活性物質が劣るエアロゾルが生じることがある。それに対して、エアロゾルが非晶質固体材料のセクションを通過するときには、エアロゾルから除去される成分はより少なくなる。実際に、いくつかの実施形態において、簡単に前述したように、非晶質固体材料は、望ましい成分をエアロゾルに放出することができる。
加えて、消耗品は、良好な閉圧力降下を受ける。
非晶質固体材料
非晶質固体材料を、「モノリシック固体」(すなわち非繊維状)と呼ぶこともできる。いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は、乾燥ゲルであってもよい。非晶質固体材料は、液体などの何らかの流体を内部に保持することのできる固体材料である。
非晶質固体材料は、1つ又は複数のエアロゾル形成材料を含む。任意選択で、非晶質固体材料は、1つ又は複数の活性物質及び/若しくは香料、並びに/又は、任意選択で1つ又は複数の他の機能材料をさらに含むことができる。
1つ又は複数の他の機能材料は、pH調整剤、着色剤、防腐剤、結合剤、充填剤、安定剤、及び/又は酸化防止剤のうちの1つ又は複数を含むことができる。
非晶質固体材料が、約1wt%、5wt%、10wt%、15wt%、20wt%、又は25wt%~約60wt%、50wt%、45wt%、40wt%、又は35wt%のゲル化剤(すべて乾燥重量基準で計算)を含むことができると好適である。例えば、非晶質固体材料は、1~50wt%、5~45wt%、10~40wt%、又は20~35wt%のゲル化剤を含むことができる。いくつかの実施形態において、ゲル化剤は親水コロイドを含む。
いくつかの実施形態において、ゲル化剤は、アルギン酸塩、ペクチン、デンプン(及び誘導体)、セルロース(及び誘導体)、ガム、シリカ又はシリコーン化合物、粘土、ポリビニルアルコール、及びそれらの組合せを含む群から選択される1つ又は複数の化合物を含む。例えば、いくつかの実施形態において、ゲル化剤は、アルギン酸塩、ペクチン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、プルラン、キサンタンガムグアーガム、カラギーナン、アガロース、アラビアゴム、フュームドシリカ、PDMS、ケイ酸ナトリウム、カオリン、及びポリビニルアルコールのうちの1つ又は複数を含む。場合によっては、ゲル化剤は、アルギン酸塩及び/又はペクチンを含み、非晶質固体材料の形成中に硬化剤(カルシウム源など)と混合されてもよい。場合によっては、非晶質固体材料は、カルシウム架橋アルギン酸塩及び/又はカルシウム架橋ペクチンを含むことができる。
いくつかの実施形態において、ゲル化剤はアルギン酸塩を含み、アルギン酸塩は、非晶質固体材料の10~30wt%の量(乾燥重量基準で計算)で非晶質固体材料に存在する。いくつかの実施形態において、アルギン酸塩は、非晶質固体材料に存在する唯一のゲル化剤である。他の実施形態において、ゲル化剤は、アルギン酸塩と、ペクチンなどの少なくとも1つのさらなるゲル化剤とを含む。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は、カラギーナンを含むゲル化剤を含むことができる。
非晶質固体材料が、約0.1wt%、0.5wt%、1wt%、3wt%、5wt%、7wt%、又は10%~約50wt%、45wt%、40wt%、35wt%、30wt%、又は25wt%のエアロゾル形成材料(すべて乾燥重量基準で計算)を含むことができると好適である。例えば、非晶質固体材料は、0.5~40wt%、3~35wt%、又は10~25wt%のエアロゾル形成材料を含むことができる。
本明細書で使用されるとき、エアロゾル形成材料は、グリセリン、グリセリロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソエリスリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及びプロピレンカーボネートのうちの1つ又は複数を含むことができる。
場合によっては、エアロゾル形成材料は、エリスリトール、プロピレングリコール、グリセリロール、植物性グリセリン(VG)、トリアセチン、ソルビトール、及びキシリトールから選択される1つ又は複数の化合物を含む。場合によっては、エアロゾル形成材料は、グリセロールを含むか、グリセロールから本質的に構成されるか、又はグリセロールから構成される。
エアロゾル形成材料は、非晶質固体材料に含まれると、可塑剤として作用することができる。したがって、使用するゲル化剤が普通なら脆性材料になる非晶質固体材料に、より多くのエアロゾル形成材料を含めることが望ましいとされ得る。したがって、例えば、ゲル化剤がアルギン酸塩である場合、少なくとも7wt%以上のグリセロールなどのエアロゾル形成材料を含むことができる。このエアロゾル形成材料の量により、アルギン酸塩ベースの非晶質固体材料に、必要なレベルの可塑性を与えて、破損することのない消耗品セクションの形成を可能にする。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は香料を含む。香料の性質に応じて、非晶質固体材料は、最大約80wt%、70wt%、60wt%、55wt%、50wt%、又は45wt%の香料を含むことができると好適である。場合によっては、非晶質固体材料は、少なくとも約0.1wt%、1wt%、10wt%、20wt%、30wt%、35wt%、又は40wt%の香料(すべて乾燥重量基準で計算)を含むことができる。
例えば、非晶質固体材料は、1~80wt%、10~80wt%、20~70wt%、30~60wt%、35~55wt%、又は30~45wt%の香料を含むことができる。場合によっては、香料は、メンソールを含むか、メンソールから本質的に構成されるか、又はメンソールから構成される。
非晶質固体材料に設けられる香料は、タバコ材料に直接添加される香料に比べてより安定して非晶質固体材料内に保持され、本明細書に開示された消耗品間に、より一貫した香料プロファイルをもたらすことができる。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は香料を含まない。
場合によっては、非晶質固体材料は、製造中に香料を乳化する乳化剤をさらに含むことができる。香料が室温で固体である実施形態において、香料を融解形態に加熱して、乳化剤と混合することができる。非晶質固体材料は、約0.1wt%、約0.2wt%、又は約0.5wt%~約15wt%、好適には約10wt%の乳化剤(乾燥重量基準で計算)を含むことができる。適切な乳化剤は、ソルビタン(SPANなど)、ポリソルベート(TWEENなど)、及びアラビアゴムを含む。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料はヒドロゲルであり、湿重量基準で計算して約20wt%未満の水を含む。場合によっては、ヒドロゲルは、湿重量基準で計算して約15wt%、12wt%、又は10wt%未満の水を含むことができる。場合によっては、ヒドロゲルは、(湿重量基準で)少なくとも約1wt%、2wt%、又は少なくとも約5wt%の水を含むことができる(WWB)。
いくつかの実施形態において、地域の規制が許す場合、非晶質固体材料は、活性物質をさらに含む。例えば、場合によっては、非晶質固体材料は、タバコ材料及び/又はニコチンをさらに含む。場合によっては、非晶質固体材料は、5~60wt%(乾燥重量基準で計算)のタバコ材料及び/又はニコチンを含むことができる。場合によっては、非晶質固体材料は、約1wt%、5wt%、10wt%、15wt%、20wt%、又は25wt%~約70wt%、60wt%、50wt%、45wt%、40wt%、35wt%、又は30wt%(乾燥重量基準で計算)の活性物質を含むことができる。場合によっては、非晶質固体材料は、約1wt%、5wt%、10wt%、15wt%、20wt%、又は25wt%~約70wt%、60wt%、50wt%、45wt%、40wt%、35wt%、又は30wt%(乾燥重量基準で計算)のタバコ材料を含むことができる。例えば、非晶質固体材料は、10~50wt%、15~40wt%、又は20~35wt%のタバコ材料を含むことができる。場合によっては、非晶質固体材料は、約1wt%、2wt%、3wt%、又は4wt%~約20wt%、18wt%、15wt%、又は12wt%(乾燥重量基準で計算)のニコチンを含むことができる。例えば、非晶質固体材料は、1~20wt%、2~18wt%、又は3~12wt%のニコチンを含むことができる。
場合によっては、地域の規制が許す場合、非晶質固体材料は、タバコ抽出物などの活性物質を含む。場合によっては、非晶質固体材料は、5~60wt%(乾燥重量基準で計算)のタバコ抽出物を含むことができる。場合によっては、非晶質固体材料は、約5wt%、10wt%、15wt%、20wt%、又は25wt%~約60wt%、50wt%、45wt%、40wt%、35wt%、又は30wt%(乾燥重量基準で計算)のタバコ抽出物を含むことができる。例えば、非晶質固体材料は、10~50wt%、15~40wt%、又は20~35wt%のタバコ抽出物を含むことができる。タバコ抽出物は、非晶質固体材料が1wt%、1.5wt%、2wt%、又は2.5wt%~約6wt%、5wt%、4.5wt%、又は4wt%(乾燥重量基準で計算)のニコチンを含むような濃度でニコチンを含有することができる。
場合によっては、タバコ抽出物から得られるもの以外のニコチンが非晶質固体材料に存在しなくてもよい。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は、タバコ材料を含まないが、ニコチンを含む。一部のそのような場合に、非晶質固体材料は、約1wt%、2wt%、3wt%、又は4wt%~約20wt%、18wt%、15wt%、又は12wt%(乾燥重量基準で計算)のニコチンを含むことができる。例えば、非晶質固体は、1~20wt%、2~18wt%、又は3~12wt%のニコチンを含むことができる。
場合によっては、活性物質及び/又は香料の総含有量は、少なくとも約0.1wt%、1wt%、5wt%、10wt%、20wt%、25wt%、又は30wt%であってもよい。場合によっては、活性物質及び/又は香料の総含有量は、約90wt%、80wt%、70wt%、60wt%、50wt%、又は40wt%未満であってもよい(すべて乾燥重量基準で計算)。
場合によっては、タバコ材料、ニコチン、及び香料の総含有量は、少なくとも約0.1wt%、1wt%、5wt%、10wt%、20wt%、25wt%、又は30wt%であってもよい。場合によっては、活性物質及び/又は香料の総含有量は、約90wt%、80wt%、70wt%、60wt%、50wt%、又は40wt%未満であってもよい(すべて乾燥重量基準で計算)。
非晶質固体材料は、ゲルから作製されてもよく、このゲルは、0.1~50wt%で含まれる溶媒をさらに含むことができる。しかしながら、本発明者らは、香料が溶解する溶媒を含めると、ゲルの安定性が低下することがあり、香料がゲルから結晶化し得ることを確認した。したがって、場合によっては、ゲルは、香料が溶解する溶媒を含まない。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は、60wt%未満、例えば、1wt%~60wt%、又は5wt%~50wt%、又は5wt%~30wt%、又は10wt%~20wt%の充填剤を含む。
他の実施形態において、非晶質固体材料は、20wt%未満、好適には10wt%未満又は5wt%の未満の充填剤を含む。場合によっては、非晶質固体材料は、1wt%未満の充填剤を含み、場合によっては、充填剤を含まない。
充填剤は、存在する場合、1つ又は複数の無機充填剤材料、例えば、炭酸カルシウム、パーライト、バーミキュライト、珪藻土、コロイドシリカ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、及びモレキュラーシーブなどの適切な無機吸着剤を含むことができる。充填剤は、1つ又は複数の有機充填剤材料、例えば、木材パルプ、微結晶セルロースを含むセルロース及びセルロース誘導体を含むことができる。特定の場合において、非晶質固体材料は、チョークなどの炭酸カルシウムを含まない。
充填剤を含む特定の実施形態において、充填剤は繊維状である。例えば、充填剤は、木材パルプ、麻繊維、セルロース、又はセルロース誘導体などの繊維状有機充填剤材料であってもよい。理論に束縛されることを望まないが、非晶質固体材料に繊維状充填剤を含めると、材料の引張強度を高くすることができると考えられる。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料はタバコ繊維を含まない。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料はシートの形態で設けられる。
非晶質固体材料が充填剤を含まないようないくつかの実施形態において、非晶質固体材料は、200N/m~400N/m、又は200N/m~300N/m、又は約250N/mの引張強度を有することができる。このような引張強度は、非晶質固体材料がシートとして形成された後に細断され、エアロゾル生成物品に組み込まれる実施形態に特に適切であり得る。
非晶質固体材料がシートの形態で使用されるようないくつかの実施形態において、引張強度を高くするために充填剤が含まれる。いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は、少なくとも約2000N/m及び/又は最大約5000N/mの引張強度を有することができる。いくつかの実施形態において、引張強度は、約3000~約4000N/mであってもよい。このような引張強度は、非晶質固体材料が巻きシートとして消耗品に含まれる実施形態に特に適切であり得る。
場合によっては、非晶質固体材料は、ゲル化剤、水、エアロゾル形成材料、香料、及び任意選択で活性物質から本質的に構成されても、又はそれらから構成されてもよい。
場合によっては、非晶質固体材料は、ゲル化剤、水、エアロゾル形成材料、香料、及び任意選択でタバコ材料及び/又はニコチン源から本質的に構成されても、又はそれらから構成されてもよい。
一部の例において、非晶質固体材料は、1~60wt%のゲル化剤と、0.1~50wt%のエアロゾル形成剤と、0~20wt%の充填剤と、0.1~80wt%の香料とを含み、これらの重量は乾燥重量基準で計算される。
非晶質固体材料のプラグ
前述したように、消耗品は、非晶質固体材料のセクション又はプラグを含む。いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクション又はプラグは、非晶質固体材料のシートから形成される。いくつかの実施形態において、セクション又はプラグは、非晶質固体材料のシートから構成されるか、又は非晶質固体材料のシートから本質的に構成される。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクション又はプラグは、例えば、約25wt%、30wt%、35wt%、40wt%、45wt%、50wt%、60wt%、又は70wt%の非晶質固体材料~約70wt%、75wt%、80wt%、85wt%、90wt%、95wt%、又は100wt%の非晶質固体材料を含む。いくつかの実施形態において、セクション又はプラグは非晶質固体材料から本質的に構成される。いくつかの実施形態において、セクション又はプラグは非晶質固体材料から構成される。非晶質固体材料がシートの形態又は細断シートの形態である実施形態において、セクション又はプラグは、約25体積%~約70体積%の非晶質固体材料を含む。非晶質固体材料がビーズの形態である実施形態において、セクション又はプラグは、少なくとも約50体積%、任意選択で約50体積%~約80体積%の非晶質固体材料を含む。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のシートは、収集した又は束ねたシートとして、圧着シートとして、セクション又はプラグに組み込まれる。シートは、収集した形態、巻いた形態、又はコイル状の形態であってよい。他の実施形態において、シートは、細断された後にセクション又はプラグに収集され、任意選択で、材料を一緒に保持するラッパー又は別のシート材料によって取り囲まれてもよい。いくつかの実施形態において、セクション又はプラグは、非晶質固体材料に加えて、不活性シート又は他の不活性充填剤をさらに含み、所望の充填体積をもたらすことができる。このような充填剤を含めることにより、セクション及び消耗品の総重量を低減させることもできる。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクション又はプラグは、例えば、約50体積%、60体積%、又は70体積%の非晶質固体材料~約80体積%、85体積%、又は90体積%の非晶質固体材料を含む。これにより、消耗品全体にわたる圧力降下が非晶質固体材料のセクションによって影響されないことが確実になる。
いくつかの実施形態において、シートの形態の非晶質固体材料は、約30g/m~約150g/mの面密度を有することができる。場合によっては、シートは、約55g/m~約135g/m、又は約80~約120g/m、又は約70~約110g/m、又は特に約90~約110g/m、又は好適には約100g/mの単位面積質量を有することができる。このような面密度は、非晶質固体材料が細断シートとしてエアロゾル生成物品に含まれる場合に特に適切であり得る。
非晶質固体材料のセクション又はプラグは、30g/m~約120g/mなどの任意の適切な面密度を有することができる。場合によっては、シートは、80~120g/m、又は約70~110g/m、又は特に約90~110g/m、又は好適には約100g/mの単位面積質量を有することができる。
場合によっては、非晶質固体材料のシートは、キャリア層を含むことができる。キャリア層は、気体及び/又はエアロゾルに対して実質的に又は完全に不透過性であってもよい。これにより、エアロゾル又は気体がキャリアを通過することを防ぎ、以て、流れを制御し、使用者への良好な送達を確実にする。
キャリアは、非晶質固体材料を支持するために使用可能な任意の適切な材料であってもよい。場合によっては、キャリアは、金属箔、紙、カーボン紙、耐油紙、セラミック、グラファイト及びグラフェンなどの炭素同素体、プラスチック、厚紙、木材、又はそれらの組合せから選択される材料から形成されてもよい。場合によっては、キャリアは、再生タバコのシートなどのタバコ材料を含んでもよく、又はタバコ材料から構成されてもよい。場合によっては、キャリアは、金属箔、紙、厚紙、木材、又はそれらの組合せから選択される材料から形成されてもよい。場合によっては、キャリア自体が、前述のリストから選択される材料の層を含む積層構造であってもよい。場合によっては、キャリアは、香料キャリアとして機能することもできる。例えば、キャリアに、香味料又はタバコ抽出物を含浸させてもよい。
いくつかの実施形態において、キャリア又は支持体はサセプタを含む。いくつかの実施形態において、サセプタはキャリアに埋め込まれる。一部の代替実施形態において、サセプタは、キャリアの一側又は両側にある。
場合によっては、非晶質固体材料に当接するキャリアの表面が、多孔質であってもよい。例えば、場合によっては、キャリアは紙を含む。本発明者らは、紙などの多孔質キャリアが本発明に特に適切であり、多孔質(紙)層が非晶質固体材料層に当接し、強い結合を形成することを見出した。非晶質固体材料は、ゲルを乾燥させることによって形成され、理論によって限定されないが、ゲルを形成するスラリーが多孔質キャリア(例えば紙)に部分的に含浸されるため、ゲルが硬化して架橋を形成するときに、キャリアがゲルに部分的に結合されることが考えられる。これは、ゲルとキャリア(及び乾燥ゲルとキャリア)との強い結合をもたらす。
さらに、表面粗さが、非晶質固体材料とキャリアとの結合の強度に寄与することができる。本発明者らは、(キャリアに当接する表面の)紙の粗さが、50~1000ベック(Bekk)秒、好適には50~150ベック秒、好適には100ベック秒(50.66~48.00kPaの気圧区間にわたって測定)であり得ることを見出した。(ベック平滑度試験機は、紙表面の平滑度を測定するために使用される機器である。この試験機では、平滑なガラス表面と紙試料との間に特定圧力の空気が侵入させられる。これらの表面の間に、ある固定体積の空気が浸透する時間(秒)が「ベック平滑度」である)。
いくつかの実施形態において、紙と耐油紙との積層体を使用することができる。紙層は非晶質固体材料に当接し、粘着性の非晶質固体材料は耐油紙のキャリア裏当てに容易に粘着しない。
場合によっては、キャリアは、約0.01mm~約2mm、好適には約0.015mm、0.02mm、0.05mm、又は0.1mm~約1.5mm、1mm、又は0.5mmの厚さを有することができる。
場合によっては、非晶質固体材料層は、約0.015mm~約1.5mm、好適には約0.05mm~約1.5mm又は0.05mm~約1mmの厚さを有することができる。厚さは、約0.1mm又は0.15mm~約1mm、0.5mm、又は0.3mmであり得ることが好適である。非晶質固体材料は、2つ以上の層を含んでもよく、本明細書に記載の厚さは、これらの層の総厚を指す。
非晶質固体材料の厚さは、当業者に知られているようなカリパス又は走査電子顕微鏡(SEM)などの顕微鏡、又は当業者に知られている任意の他の適切な技法を使用して測定することができる。
本発明者らは、非晶質固体材料が薄すぎる場合、製造及び取扱いが困難になることがあることを確認した。非常に薄い材料は、キャストすることがより困難であり、壊れやすく、使用中のエアロゾル形成に支障をきたすおそれがある。
場合によっては、キャリア層における非晶質固体材料の個々の細片又は切片は、その面積にわたって約0.015mmの最小厚さを有する。場合によっては、非晶質固体材料の個々の細片又は切片は、その面積にわたって約0.05mm又は約0.1mmの最小厚さを有する。場合によっては、非晶質固体材料の個々の細片又は切片は、その面積にわたって約1.0mmの最大厚さを有する。場合によっては、非晶質固体材料の個々の細片又は切片は、その面積にわたって約0.5mm又は約0.3mmの最大厚さを有する。
非晶質固体材料のシートがキャリア層を含まない実施形態において、非晶質固体材料は、少なくとも約1mm及び/又は約2mm以下の厚さを有することができる。非晶質固体材料は、2つ以上の層を含んでもよく、本明細書に記載の厚さは、非晶質固体材料のこれらの層の総厚を指す。
誤解を避けるために、本明細書で面密度に言及する場合、これは非晶質固体材料の所与の細片、切片、又はシートについて計算された平均面密度を指し、この面密度は、非晶質固体材料の所与の細片、切片、又はシートの表面積及び重量を測定することによって計算される。
本明細書で規定される厚さは、材料の平均厚さである。場合によっては、非晶質固体材料の厚さは、25%、20%、15%、10%、5%、又は1%以下で変化し得る。
エアロゾル生成材料の部分
消耗品は、非晶質固体材料のセクション又はプラグに加えて、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含むエアロゾル生成セグメントを備える。
いくつかの実施形態において、エアロゾル生成は、1つ又は複数の活性物質及び/又は香料を含む。いくつかの実施形態において、この材料は、タバコ又は他の植物由来の材料を含む。このエアロゾル生成材料がタバコを含む場合、この材料を加熱することにより、ニコチン及び香料又は香り化合物を含む揮発性タバコ成分を放出する。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含む消耗品の部分は、タバコ材料を含む。本明細書で使用するとき、「タバコ材料」という用語は、タバコ又はその誘導体若しくは代替品を含む任意の材料を指す。「タバコ材料」という用語は、タバコ、タバコ誘導体、膨張タバコ、再生タバコ、又はタバコ代替品のうちの1つ又は複数を含むことができる。タバコ材料は、挽きタバコ、タバコ繊維、刻みタバコ、押出タバコ、タバコ茎、タバコラミナ、再生タバコ、及び/又はタバコ抽出物のうちの1つ又は複数を含むことができる。
タバコ材料を刻みラグタバコの形態で設けることができる。刻みラグタバコは、少なくとも1インチ当たり15刻み(1cm当たり約5.9刻み、約1.7mmの刻み幅と同等)の刻み幅を有することができる。刻みラグタバコは、好ましくは少なくとも1インチ当たり18刻み(1cm当たり約7.1刻み、約1.4mmの刻み幅と同等)、より好ましくは少なくとも1インチ当たり20刻み(1cm当たり約7.9刻み、約1.27mmの刻み幅と同等)の刻み幅を有する。一例において、刻みラグタバコは、1インチ当たり22刻み(1cm当たり約8.7刻み、約1.15mmの刻み幅と同等)の刻み幅を有する。刻みラグタバコは、1インチ当たり40刻み(1cm当たり約15.7刻み、約0.64mmの刻み幅と同等)以下の刻み幅を有することが好ましい。0.5mm~2.0mm、例えば0.6mm~1.7mm又は0.6mm~1.5mmの刻み幅により、特に加熱されたときの表面積と体積との比、並びにエアロゾル生成材料のロッドの全体的な密度及び圧力降下に関して好ましいタバコ材料が得られることがわかっている。刻みラグタバコは、タバコ材料の形態の混合物、例えば、紙再生タバコ、葉タバコ、押出タバコ、及びバンドキャストタバコのうちの1つ又は複数の混合物から形成することができる。タバコ材料は、紙再生タバコ、又は紙再生タバコ及び葉タバコの混合物を含むことが好ましい。
タバコ材料は、任意の適切な厚さを有することができる。タバコ材料は、少なくとも約0.145mm、例えば少なくとも約0.15mm又は少なくとも約0.16mmの厚さを有することができる。タバコ材料は、約0.25mmの最大厚さを有することができ、例えば、タバコ材料の厚さは、約0.22mm未満又は約0.2mm未満であってもよい。いくつかの実施形態において、タバコ材料は、0.175mm~0.195mmの平均厚さを有することができる。このような厚さは、タバコ材料が再生タバコ材料である場合に特に適切であり得る。
タバコ材料は、約700mg/cc未満の密度を有する再生タバコ材料、例えば紙再生タバコ材料を含むことができる。例えば、エアロゾル生成材料は、約600mg/cc未満の密度を有する再生タバコ材料を含む。代わりに又は加えて、エアロゾル生成材料3は、少なくとも350mg/ccの密度を有する再生タバコ材料を含むことができる。
いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料は充填剤成分を含む。充填剤成分は、一般に非タバコ成分であり、すなわちタバコ由来の原料を含まない成分である。充填剤成分は、木材繊維若しくはパルプ又は小麦繊維などの非タバコ繊維であってもよい。充填剤成分は、チョーク、パーライト、バーミキュライト、珪藻土、コロイダルシリカ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウムなどの無機材料であってもよい。充填剤成分は、非タバコキャスト材料又は非タバコ押出材料であってもよい。充填剤成分は、タバコ材料の0~20重量%の量、又は組成物の1~10重量%の量で存在し得る。いくつかの実施形態において、充填剤成分は存在しない。
いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料はエアロゾル形成材料を含む。
いくつかの実施形態において、タバコ材料と共に含まれるエアロゾル形成材料は、グリセロール、プロピレングリコール、又はグリセロール及びプロピレングリコールの混合物であってもよい。グリセロールは、タバコ材料の10~20重量%、例えば組成物の13~16%重量%の量、又は組成物の約14重量%若しくは15重量%の量で存在し得る。プロピレングリコールは、存在する場合、組成物の0.1~0.3重量%の量で存在し得る。
タバコ材料は、10重量%~90重量%のタバコ葉を含有することができ、エアロゾル形成材料は、葉タバコの最大約10重量%の量で設けられる。タバコ材料の10重量%~20重量%のエアロゾル形成材料の全体的なレベルを実現するためには、再生タバコ材料などのタバコ材料の別の成分に、エアロゾル形成材料をより大きい重量パーセントで加えることができると、有利であることがわかっている。
本明細書に記載のタバコ材料は、ニコチンを含有する。ニコチン含有量は、タバコ材料の0.5~1.75重量%であり、例えばタバコ材料の0.8~1.5重量%であってもよい。加えて又は代わりに、タバコ材料は、10%~90重量%のタバコ葉を含有し、タバコ葉の1.5重量%よりも高いニコチン含有量を有する。1.5%よりも高いニコチン含有量を有するタバコ葉を、紙再生タバコなどのよりニコチンの少ない母材と組み合わせて使用することにより、適切なニコチンレベルを有しながら、紙再生タバコを単独で使用した場合よりも良好な知覚性能を有するタバコ材料を提供し、有利であることがわかっている。タバコ葉、例えば刻みラグタバコは、例えば、タバコ葉の1.5%~5重量%のニコチン含有量を有することができる。
本明細書に記載のタバコ材料は、本明細書に記載の香料のうちのいずれかなどのエアロゾル変性剤を含有することができる。一実施形態において、タバコ材料はメンソールを含有し、メンソール入りの物品を形成する。タバコ材料は、3mg~20mgのメンソール、好ましくは5mg~18mg、より好ましくは8mg~16mgのメンソールを含むことができる。本例では、タバコ材料は16mgのメンソールを含む。タバコ材料は、2重量%~8重量%のメンソール、好ましくは3重量%~7重量%のメンソール、より好ましくは4重量%~5.5重量%のメンソールを含有することができる。一実施形態において、タバコ材料は、4.7重量%のメンソールを含む。そのような高いレベルのメンソール装填は、高いパーセンテージの、例えばタバコ材料の50重量%超の再生タバコ材料を使用して実現することができる。代わりに又は加えて、大量のエアロゾル生成材料、例えばタバコ材料を使用すると、実現できるメンソール装填のレベルを高くすることができ、例えば約500mm超、又は好適には約1000mm超のタバコ材料などのエアロゾル生成材料が使用される。
実施形態において、タバコ材料は、本明細書で規定するタバコ成分、及び本明細書で規定するエアロゾル形成材料を含む。実施形態において、タバコ材料は、本明細書で規定するタバコ成分、及び本明細書で規定するエアロゾル形成材料から本質的に構成される。実施形態において、タバコ材料は、本明細書で規定するタバコ成分、及び本明細書で規定するエアロゾル形成材料から構成される。
紙再生タバコは、本明細書に記載のタバコ材料のタバコ成分に、タバコ成分の10重量%~100重量%の量で存在し得る。実施形態において、紙再生タバコは、タバコ成分の10重量%~80重量%又は20重量%~70重量%の量で存在する。さらなる実施形態において、タバコ成分は、紙再生タバコから本質的に構成されるか、又は紙再生タバコから構成される。好ましい実施形態において、葉タバコは、タバコ材料のタバコ成分に、タバコ成分の少なくとも10重量%の量で存在する。例えば、葉タバコは、タバコ成分の少なくとも10重量%の量で存在し得、タバコ成分の残りは、紙再生タバコ、バンドキャスト再生タバコ、又はバンドキャスト再生タバコ及びタバコ顆粒などの別の形態のタバコの組合せを含む。葉タバコは、タバコ材料の最大40%~60%の量で存在し得、タバコ成分の残りは、紙再生タバコ、バンドキャスト再生タバコ、又はバンドキャスト再生タバコ及びタバコ顆粒などの別の形態のタバコの組合せを好適に含む。
紙再生タバコとは、溶媒を用いてタバコ原材料を抽出して、可溶物の抽出物及び繊維状材料を含む残留物を得、次に(通常は濃縮後に、任意選択でさらなる処理後に)、抽出物を繊維状材料に堆積させることによって、(通常は繊維状材料の精製後に、任意選択で非タバコ繊維の一部を追加すると共に)抽出物を残留物からの繊維状材料と再混合するプロセスによって形成される、タバコ材料を指す。再混合プロセスは製紙プロセスに似ている。
紙再生タバコは、当技術分野で知られているあらゆる種類の紙再生タバコであってもよい。特定の実施形態において、紙再生タバコは、タバコ細片、タバコ茎、及び全葉タバコのうちの1つ又は複数を含む原材料から作製される。さらなる実施形態において、紙再生タバコは、タバコ細片及び/又は全葉タバコ、及びタバコ茎から構成される原材料から作製される。しかしながら、他の実施形態において、小片、微粉、及びもみ殻が、代わりに又は追加で原材料に使用されてもよい。
本明細書に記載のタバコ材料で使用するための紙再生タバコは、紙再生タバコを調製するための当業者に知られている方法によって調製されてもよい。
タバコ材料の密度は、熱が材料を通って伝導する速度に影響を与え、密度が低いと、例えば700mg/cc未満の密度であると、熱が材料を通ってよりゆっくりと伝導するため、より持続的なエアロゾルの放出が可能になる。
いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料は、少なくとも2つのエアロゾル生成材料の混合物を含む。このような実施形態において、混合物は、タバコ材料を含む第1の成分と、本明細書に記載の非晶質固体材料を含む第2の成分とを含むことができる。このようなエアロゾル生成材料は、例えば、追加の香料を非晶質固体材料成分に含めることによってエアロゾル生成材料に導入することができるため、使用時に、望ましい香料プロファイルを有するエアロゾルを提供することができる。前述したように、少なくとも350mg/cc~約700mg/cc未満の密度を有するタバコ材料が、より持続的なエアロゾルの放出につながり、有利であることがわかっている。一貫した香料プロファイルを有するエアロゾルを提供するために、エアロゾル生成材料の非晶質固体材料成分は、ロッド全体にわたって均一に分散されるべきである。これは、タバコ材料の面密度と同様の面密度を有するように非晶質固体材料をキャストすることと、エアロゾル生成材料全体にわたる均一な分散を確実にするように非晶質固体材料を処理することとによって実現することができる。
いくつかの実施形態において、タバコ材料成分と非晶質固体材料成分との均一な混合は、シートの形態の非晶質固体材料が細断されるときに実現することができる。細断された非晶質固体材料の切断幅は、0.75mm~2mm、例えば1mm~1.5mmであることが好ましい。細断によって形成された非晶質固体材料のストランドは、切断幅に加えて、細断された非晶質固体材料の切断長さを規定するように、横方向に、例えばクロスカット式の細断プロセスで切断されてもよい。細断された非晶質固体材料の切断長さは、少なくとも5mm、例えば少なくとも10mm、又は少なくとも20mmであることが好ましい。細断された非晶質固体材料の切断長さは、60mm未満、50mm未満、又は40mm未満であってもよい。いくつかの実施形態において、細断された非晶質固体材料と刻みラグタバコとの均一な混合を実現するために、細断された非晶質固体材料の切断長さは、不均一であることが好ましい。切断長さと呼ばれるが、非晶質固体材料の断片又は細片の長さは、代わりに又は加えて、製造中に決定される材料の寸法、例えば製造される材料のシートの幅によって決まることがある。
例示的な実施形態において、エアロゾル生成材料は、例えば刻みラグタバコとして設けられたタバコ材料を50%~98%、例えば80%~95%の量で含む第1の成分と、細断された非晶質固体材料を2%~50%、例えば5%~20%の量で含む第2の成分とを含む。
送達される物質
不燃式エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品は、一部又はすべてが使用者によって使用中に消費されることを意図したエアロゾル生成材料を含む。
いくつかの実施形態において、送達される物質は活性物質を含む。送達される物質は、消耗品に含まれるエアロゾル生成材料のうちのいずれか1つ又は複数に存在し得る。
本明細書で使用される活性物質は、生理学的反応を実現又は強化することを意図した材料である生理学的活性材料であってもよい。活性物質は、例えば、栄養補助食品、向知性薬、及び精神活性物質から選択されてもよい。活性物質は、天然由来であっても合成的に得られるものであってもよい。活性物質は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6若しくはB12若しくはCなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、又はそれらの成分、誘導体、若しくは組合せを含むことができる。活性物質は、タバコ、大麻、又は別の植物性物質の1つ又は複数の成分、誘導体、又は抽出物を含むことができる。
いくつかの実施形態において、活性物質はニコチンを含む。いくつかの実施形態において、活性物質は、カフェイン、メラトニン、又はビタミンB12を含む。
本明細書に記載するように、活性物質は、1つ又は複数の植物性物質又は、その成分、誘導体、若しくは抽出物を含んでもよく、或いはこれに由来してもよい。本明細書で使用されるとき、「植物性物質」という用語は、限定されないが、抽出物、葉、樹皮、繊維、茎、根、種、花、果実、花粉、外皮、殻などを含む植物由来の任意の材料を含む。或いは、材料は、合成的に得られる植物性物質に天然に存在する活性化合物を含むことができる。材料は、液体、気体、固体、粉末、微粉、粉砕粒子、顆粒、ペレット、断片、細片、シートなどの形態であってもよい。植物性物質の例は、タバコ、ユーカリ、スターアニス、麻、ココア、大麻、フェンネル、レモングラス、ペパーミント、スペアミント、ルイボス、カモミール、亜麻、ショウガ、イチョウ葉、ハシバミ、ハイビスカス、ローレル、甘草、抹茶、マテ、オレンジの皮、パパイヤ、ローズ、セージ、緑茶若しくは紅茶などの茶、タイム、クローブ、シナモン、コーヒー、アニシード(アニス)、バジル、ベイリーフ、カルダモン、コリアンダー、クミン、ナツメグ、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、ラベンダー、レモンピール、ミント、ジュニパー、エルダーフラワー、バニラ、ウィンターグリーン、シソ、クルクマ、ターメリック、サンダルウッド、シラントロ、ベルガモット、オレンジの花、マートル、カシス、バレリアン、ピーマン、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、カーヴィ、バーベナ、タラゴン、ゼラニウム、マルベリー、朝鮮人参、テアニン、テアクリン、マカ、アシュワガンダ、ダミアナ、ガラナ、クロロフィル、バオバブ、又はこれらの任意の組合せである。ミントは、以下のミント品種、すなわち、ヨウシュハッカ(Mentha Arvensis)、グレープフルーツミント(Mentha c.v.)、エジプシャンミント(Mentha niliaca)、ペパーミント(Mentha piperita)、ライムミント(Mentha piperita citrata c.v.)、チョコレートミント(Mentha piperita c.v.)、カーリーミント(Mentha spicata crispa)、ワイルドミント(Mentha cordifolia)、ホースミント(Mentha longifolia)、パイナップルミント(Mentha suaveolens variegata)、ペニーロイヤルミント(Mentha pulegium)、イングリッシュスペアミント(Mentha spicata c.v.)、及びアップルミント(Mentha suaveolens)から選択されたものであってもよい。
いくつかの実施形態において、活性物質は、1つ又は複数の植物性物質又はその成分、誘導体、若しくは抽出物を含むか、又はそれらに由来し、植物性物質はタバコである。
いくつかの実施形態において、活性物質は、1つ又は複数の植物性物質又はその成分、誘導体、若しくは抽出物を含むか、又はそれらに由来し、植物性物質は、ユーカリ、スターアニス、ココア、及び麻から選択される。
いくつかの実施形態において、活性物質は、1つ又は複数の植物性物質又はその成分、誘導体、若しくは抽出物を含むか、又はそれらに由来し、植物性物質は、ルイボス及びフェンネルから選択される。
いくつかの実施形態において、消耗品のエアロゾル生成セグメントにおけるエアロゾル生成材料は、活性物質を含む。いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は活性物質を含まない。
いくつかの実施形態において、送達される物質は香料を含む。
本明細書で使用されるとき、「香料」及び「香味料」という用語は、地域の規制が許す場合に、成人消費者向けの製品に所望の味、香り、又は他の体性感覚センセーションを作り出すために使用され得る材料を指す。それらの材料は、天然由来の香料材料、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成的に得られる材料、又はそれらの組合せ(例えば、タバコ、大麻、甘草、アジサイ、オイゲノール、ホオノキ、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、メープル、抹茶、メンソール、日本ミント、アニシード(アニス)、シナモン、ターメリック、インドスパイス、アジアスパイス、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ルバーブ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、マルベリー、柑橘類、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウィスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、チャット、ナスワール、キンマ、シーシャ、松、ハニーエッセンス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、オレンジの花、サクラの花、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ワサビ、ピーマン、ショウガ、コリアンダー、コーヒー、麻、メンタ属の任意種のミント油、ユーカリ、スターアニス、ココア、レモングラス、ルイボス、亜麻、イチョウ葉、ハシバミ、ハイビスカス、ローレル、マテ、オレンジの皮、ローズ、緑茶若しくは紅茶などの茶、タイム、ジュニパー、エルダーフラワー、バジル、ベイリーフ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンピール、ミント、シソ、クルクマ、シラントロ、マートル、カシス、バレリアン、ピーマン、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、カーヴィ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、香味強化剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性化剤若しくは刺激剤、糖及び/又は代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、チクロ、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、若しくはマンニトール)、並びに、チャコール、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、又は息清涼剤などの他の添加剤を含むことができる。それらの材料は、模造品、合成若しくは天然成分、又はそれらの混合物であってもよい。それらの材料は、任意の適切な形態、例えば、油などの液体、粉末などの固体、又は気体であってもよい。
いくつかの実施形態において、香料は、メンソール、スペアミント、及び/又はペパーミントを含む。いくつかの実施形態において、香料は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類、及び/又はレッドベリーの香料成分を含む。いくつかの実施形態において、香料はオイゲノールを含む。いくつかの実施形態において、香料は、タバコから抽出された香料成分を含む。いくつかの実施形態において、香料は、大麻から抽出された香料成分を含む。
いくつかの実施形態において、香料は、通常、香り若しくは味覚神経に加えて又はそれに代えて第5脳神経(三叉神経)の刺激によって化学的に誘導されて知覚される体性感覚センセーションを実現するように意図された感覚惹起物質を含むことができ、それらは加熱、冷却、ヒリヒリ感、麻酔効果を提供する薬剤を含むことができる。適切な熱効果剤は、限定されないが、バニリルエチルエーテルであってもよく、適切な冷却剤は、限定されないが、ユーカリプトールWS-3であってもよい。
いくつかの実施形態において、消耗品のエアロゾル生成材料セグメントは香料を含む。いくつかの実施形態において、非晶質固体材料は香料を含む。他の実施形態において、非晶質固体材料は香料を含まない。
いくつかの実施形態において、消耗品は、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含むエアロゾル生成セグメント及び非晶質固体材料のセクションを含むマウスピースセグメントに加えて、エアロゾル生成材料保管領域、エアロゾル生成材料移送部品、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、ラッパー、フィルター、及び/又はエアロゾル変性剤のうちの1つ又は複数をさらに備えることができる。
エアロゾル変性剤は、通常はエアロゾル生成領域の下流に配置され、例えばエアロゾルの味、香料、酸味、又は別の特性を変化させることによって、生成されたエアロゾルを変性するように構成された物質である。エアロゾル変性剤は、エアロゾル変性剤を選択的に放出するように動作可能なエアロゾル変性剤放出部品に設けられていてもよい。
エアロゾル変性剤は、例えば添加剤又は吸着剤であってもよい。エアロゾル変性剤は、例えば香味料、着色剤、水、及び炭素吸着剤のうちの1つ又は複数を含むことができる。エアロゾル変性剤は、例えば固体、液体、又はゲルであってもよい。エアロゾル変性剤は、粉末、糸、又は顆粒の形態であってもよい。エアロゾル変性剤は、濾過材を含まなくてもよい。
いくつかの実施形態において、エアロゾル変性剤を、消耗品に注入された材料として設けることができ、又は、マウスピースセグメント内にも配置され得る糸、例えば、香味料若しくは他のエアロゾル変性剤を保持する糸に設けることができる。
いくつかの実施形態において、エアロゾル変性剤は、破壊可能なカプセル、例えば、液体ペイロードを囲む固体の脆弱なシェルを有するカプセルに設けられる。単一のカプセルを使用しても、複数のカプセルを使用してもよい。いくつかの実施形態において、1つ又は複数のカプセルが、マウスピースに配置され、例えば、繊維状材料のプラグに埋め込まれる。
他の実施形態において、エアロゾル変性剤又は他の感覚惹起材料が、消耗品を囲むラッパー、例えばマウスピースラッパーに設けられる。エアロゾル変性剤は、内向き面に配置されても、外向き面に配置されてもよい。
消費可能な設計
本明細書で物品とも呼ばれる消耗品は、ロッド状であってもよい。このようなロッドは、多くの場合、製品の長さに応じて名前が付けられ、「レギュラー」(通常68~75mm、例えば約68mm~約72mm)、「ショート」又は「ミニ」(68mm以下)、「キングサイズ」(通常75~91mm、例えば約79mm~約88mm)、「ロング」又は「スーパーキング」(通常91~105mm、例えば約94mm~約101mm)、及び「ウルトラロング」(通常約110mm~約121mm)である。
物品は、製品の円周に応じても名前が付けられ、「レギュラー」(約23~25mm)、「ワイド」(25mm超)、「スリム」(約22~23mm)、「デミスリム」(約19~22mm)、「スーパースリム」(約16~19mm)、及び「マイクロスリム」(約16mm未満)である。
したがって、キングサイズでスーパースリムのフォーマットの物品は、例えば、約83mmの長さ及び約17mmの円周を有することになる。本明細書に記載の物品並びにそのエアロゾル生成材料及びマウスピースは、限定されないが、上記のフォーマットうちのいずれかで作製することができる。
各フォーマットは、異なる長さの部分を有して製造されてもよい。前述したように、少なくとも1つのエアロゾル生成材料と非晶質固体材料の第1のプラグ又はセクションとを含む部分がある。ロッドは円筒形部分から構成され、これらの円筒形部分が位置合わせされ当接して配置されて、ロッド状の消耗品を形成することができる。
いくつかの実施形態において、消耗品は、約21mm又は約23mmの円周を有することができる。消耗品の長さは、例えば、75mm、63mm、57mm、又は48mmであってもよい。一部の消耗品は、35mm未満の長さを有することができる。このような短い消耗品では、エアロゾル生成材料を含む部分が、消耗品の長さの約50%~約75%に沿って延びることができる。
前述したように、消耗品は、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含むエアロゾル生成セグメントと、非晶質固体材料のセクションを含むマウスピースセグメントとを備える。エアロゾル生成セグメントは、複数のセクションを含むことができる。これらのセクションのうちの少なくとも1つは、1つ又は複数のエアロゾル生成材料を含む。他のセクションは、消耗品のセグメントのセクションを分離するキャビティであってもよい。いくつかの実施形態において、消耗品のエアロゾル生成セグメントにおけるセクションのうちの1つ又は複数は、エアロゾル生成材料としての非晶質固体材料を含むことができる。
加えて又は代わりに、消耗品のマウスピースセグメントが複数のセクションを含んでいてもよい。
本明細書で使用される「上流」及び「下流」という用語は、使用中に主流エアロゾルが物品又はデバイスを通って吸い込まれる方向に関して定義される相対的な用語である。
マウスピースセグメントは、約30mm~50mmの長さを有することができる。チップペーパーが、マウスピースを消耗品の隣の部分に接続することができる。
いくつかの実施形態において、マウスピースセグメントは、フィラメントトウ材料、例えばセルロースアセテート繊維トウを含むセクションを含む。フィラメントトウは、ポリビニルアルコール(PVOH)、ポリ乳酸(PLA)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリ(1-4ブタンジオールサクシネート)(PBS)、ポリ(ブチレンアジペート-コテレフタレート)(PBAT)、デンプンベースの材料、綿、脂肪族ポリエステル材料、及び多糖ポリマー、又はそれらの組合せなどの繊維を形成するために使用される他の材料を使用して形成されてもよい。フィラメントトウは、材料がセルロースアセテートトウである場合、トリアセチンなどのトウ用の適切な可塑剤を用いて可塑化されてもよく、又はトウは可塑化されなくてもよい。
いくつかの実施形態において、フィラメントトウ材料を含む部分は、フィラメントトウ材料のプラグ又は材料体を含む。
いくつかの実施形態において、マウスピースセグメントは、口側端部にフィラメントトウ材料のプラグ又は材料体を含む。代わりに又は加えて、マウスピースセグメントは、遠位端にフィラメントトウ材料のプラグ又は材料体を含み、消耗品の隣の部分に隣り合って配置される。
いくつかの実施形態において、マウスピースセグメントは1つ又は複数の中空管状要素を含むことができる。
いくつかの実施形態において、マウスピースセグメントは、口側端部に中空管状要素を含む。代わりに又は加えて、マウスピースセグメントは、遠位端に中空管状要素を含み、消耗品の隣の部分に隣り合って配置される。
いくつかの実施形態において、中空管状要素は紙管である。他の実施形態において、中空管状要素はフィラメントトウから形成される。
マウスピースに配置された中空管状要素は、物品の使用中に消費者の口に接触するマウスピースの下流端において、マウスピースの外面の温度が大幅に低下し、有利であることがわかっている。加えて、管状要素の使用により、中空管状要素の上流でもマウスピースの外面の温度が大幅に低下することもわかっている。理論に束縛されることを望まないが、これは、管状要素がマウスピースの中心近くでエアロゾルを通すため、エアロゾルからの熱がマウスピースの外面に伝達されることを抑制することによると仮定される。
中空管状要素の「壁厚」は、半径方向における管の壁の厚さに対応する。これは、例えばカリパスを使用して測定することができる。壁厚は、0.9mm超、より好ましくは1.0mm超であることが有利である。壁厚は、中空管状要素4の壁全体の周りで略一定であることが好ましい。しかしながら、壁厚が略一定でない場合、壁厚は、中空管状要素4の周りの任意の点で、好ましくは0.9mm超、より好ましくは1.0mm超である。
いくつかの実施形態において、中空管状要素の長さは、約20mm未満である。任意選択で、中空管状要素の長さは、約15mm未満又は約10mm未満である。加えて又は代わりに、中空管状要素の長さは、少なくとも約5mm、少なくとも約6mm、若しくは約5mm~約20mm、約6mm~約10mm、約6mm~約8mmであり、又は約6mm、7mm、若しくは約8mmの長さを有する。
いくつかの実施形態において、中空管状要素の密度は、少なくとも約0.25グラム毎立方センチメートル(g/cc)、少なくとも約0.3g/cc、及び/又は約0.75グラム毎立方センチメートル(g/cc)未満、又は0.6g/cc未満である。いくつかの実施形態において、中空管状要素の密度は、0.25~0.75g/cc、0.3~0.6g/cc、0.4g/cc~0.6g/cc、又は約0.5g/ccである。これらの密度は、より高密度の材料によって与えられる高い硬度と、より低密度の材料のより低い熱伝達特性との良好なバランスを提供することがわかっている。本発明の目的で、中空管状要素の「密度」とは、任意の可塑剤が組み込まれた要素を形成するフィラメントトウの密度を指す。密度は、中空管状要素の総重量を中空管状要素の総体積で割ることによって決定することができ、総体積は、例えばカリパスを用いて得られる中空管状要素の適切な測定値を使用して計算することができる。必要な場合、適切な寸法は、顕微鏡を使用して測定することができる。
いくつかの実施形態において、中空管状要素は、3mm超の内径を有する。内径がこれより小さいと、マウスピースを通って消費者の口に届くエアロゾルの速度が所望以上に速くなって、エアロゾルが温かくなりすぎ、例えば40℃超又は45℃超の温度に達することがある。いくつかの実施形態において、中空管状要素は、3.1mm超、さらに好ましくは3.5mm又は3.6mm超の内径を有する。一実施形態において、中空管状要素の内径は約3.9mmである。
いくつかの実施形態において、中空管状要素は、冷却セグメントとして作用するマウスピース内に空隙を規定する。空隙は、エアロゾル生成材料によって生成された加熱揮発成分が流れるチャンバを提供する。中空管状要素は、エアロゾル蓄積のためのチャンバを提供するように中空であるが、製造中及び消耗品の使用中に生じ得る軸方向の圧縮力及び曲げモーメントに耐えるのに十分な剛性を有する。中空管状要素は、エアロゾル生成材料とフィルター材料のプラグとの間の物理的変位をもたらす。中空管状要素によってもたらされる物理的変位は、中空管状要素の長さにわたる温度勾配を提供する。
いくつかの実施形態において、マウスピースは、少なくとも450mmの内容積部を有するキャビティを備える。少なくともこの容積のキャビティを提供することにより、改善されたエアロゾルの形成が可能になることがわかっている。このようなキャビティのサイズは、温かすぎるエアロゾルが生じることがあるため、加熱揮発成分の冷却を可能にする十分な空間をマウスピース内に提供し、したがって、別の方法によって可能になる温度よりも高い温度にエアロゾル生成材料を晒すことが可能になる。
いくつかの実施形態において、中空管状要素は、中空管状要素の第1の上流端に入る加熱揮発成分と、中空管状要素の第2の下流端から出る加熱揮発成分との間に、少なくとも40℃の温度差をもたらすように構成されていてもよい。中空管状要素は、少なくとも60℃、少なくとも80℃、又は少なくとも100℃の温度差をもたらすように構成されることが好ましい。中空管状要素の長さにわたるこの温度差は、温度の影響を受けやすいフィルター材料のプラグを、加熱時のエアロゾル生成材料の高い温度から保護する。
いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクションは、エアロゾル生成セグメントに隣り合って配置される。非晶質固体材料のセクションは、約5mm~約20mmの長さを有することができる。いくつかの実施形態において、非晶質固体材料のセクションは、約7~約15mmの長さを有することができる。
いくつかの実施形態において、消耗品は、2つ以上のより短い非晶質固体材料のセクションを含み、そのうちの少なくとも1つがマウスピースセグメントに配置される。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含む部分は、消耗品の遠位端に配置される。少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含むこの部分は、約5mm~約20mmの長さを有することができる。いくつかの実施形態において、この部分は、約7~約15mmの長さを有することができる。或いは、消耗品は、2つ以上のより短いエアロゾル生成材料の部分を含むことができる。いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料の部分は、非晶質固体材料のセクションよりも長い。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含む部分は、非晶質固体材料のセクションに直接隣り合って配置されてもよい。或いは、消耗品のこれらの部分は、例えば中空管状要素又は繊維状トウのプラグを含むさらなる部分によって分離されてもよい。
いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料と非晶質固体材料とを含む消耗品の部分の全長は、約10mm~約50mm又は約25mm~約40mmである。
いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料はラッパーで包まれている。ラッパーは、例えば、紙又は紙で裏当てした箔ラッパーであってもよい。本例では、ラッパーは実質的に非通気性である。代替実施形態において、ラッパーは、100コレスタ単位未満、又は60コレスタ単位未満の通気性を有する。このような低通気性のラッパーが、エアロゾル生成材料におけるエアロゾル形成を増進させることがわかっている。理論に束縛されることを望まないが、これは、ラッパーを通るエアロゾル化合物の損失が少なくなることによると仮定される。ラッパーの通気性は、シガレットペーパー、フィルタープラグラップ、及びフィルター接合ペーパーとして使用される材料の通気性の測定に関するISO2965:2009に従って測定することができる。
いくつかの実施形態において、ラッパーはアルミニウム箔を含む。アルミニウム箔は、エアロゾル生成材料内におけるエアロゾルの形成を増進するのに特に有効であることがわかっている。例えば、アルミニウム箔は、約6μmの厚さの金属層を有することができる。いくつかの実施形態において、アルミニウム箔は紙の裏当てを有する。しかしながら、代替構成において、アルミニウム箔は、他の厚さ、例えば4μm~16μmの厚さであってもよい。アルミニウム箔は、紙の裏当てを有している必要はなく、例えば箔に適切な引張強度を与えるのに役立つ他の材料から形成された裏当てを有していてもよく、裏当て材料を有していなくてもよい。アルミニウム以外の金属層又は箔を使用してもよい。ラッパーの総厚は、好ましくは20μm~60μm、より好ましくは30μm~50μmであり、これにより、適切な構造的完全性及び熱伝達特性を有するラッパーを提供することができる。ラッパーが破断するまでにラッパーに加えることのできる引張力は、3,000グラム超の力、例えば3,000~10,000グラムの力又は3,000~4,500グラムの力であってもよい。
いくつかの実施形態において、消耗品は通気されている。例えば、消耗品は、物品を通って引き込まれるエアロゾルの約75%の通気レベルを有することができる。代替実施形態において、消耗品は、物品を通って引き込まれるエアロゾルの50%~80%、例えば65%~75%の通気レベルを有することができる。これらのレベルの通気は、マウスピースを通って引き込まれるエアロゾルの流れを減速させるのに役立ち、以て、エアロゾルがマウスピースの下流端に到達する前に、エアロゾルを十分に冷却することができる。通気部は、物品のマウスピースに直接設けられてもよい。いくつかの実施形態において、通気部は、マウスピースの中空管状要素に設けられ、これは、エアロゾル生成プロセスを助けるのに特に有利であることがわかっている。
いくつかの実施形態において、通気部は、例えば、マウスピースの下流の口側端部から15mm~20mmのところに位置するレーザミシン目として形成された、第1及び第2の平行な列のミシン目によって設けられる。代替実施形態において、通気部は、マウスピースの他の位置、例えば材料体又は口側端部の中空管状要素に設けられてもよい。
いくつかの実施形態において、消耗品のエアロゾル生成セグメントは、エアロゾル生成材料の円筒形ロッドである。エアロゾル生成材料の形態又は構成にかかわらず、エアロゾル生成材料は、約10mm~100mmの長さを有することが好ましい。いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料の長さは、好ましくは約25mm~50mm、より好ましくは約30mm~45mm、さらに好ましくは約30mm~40mmである。
設けられるエアロゾル生成材料の体積は、約200mm~約4300mm、約500mm~1500mm、又は約1000mm~約1300mmで変化し得る。これらの体積、例えば約1000mm~約1300mmのエアロゾル生成材料を設けることは、範囲の下限から選択された体積で実現されるものに比べて、より高い可視性及び知覚性能を有する優れたエアロゾルを実現し、有利であることがわかっている。
設けられるエアロゾル生成材料の質量は、200mg超、例えば、約200mg~400mg、約230mg~360mg、又は約250mg~360mgであってもよい。より大きい質量のエアロゾル生成材料を設けると、より小さい質量のタバコ材料から生成されたエアロゾルに比べて知覚性能が向上し、有利であることがわかっている。
送達システム
本明細書で使用するとき、「送達システム」という用語は、少なくとも1つの物質を使用者に送達するシステムを包含することを意図したものであり、これには、電子シガレット、タバコ加熱製品、及びエアロゾル生成材料の組合せを使用してエアロゾルを生成するためのハイブリッドシステムなどの、エアロゾル生成材料を燃焼させることなくエアロゾル生成材料から化合物を放出する不燃式エアロゾル供給システムが含まれる。
本開示によれば、「不燃式」エアロゾル供給システムは、使用者への少なくとも1つの物質の送達を容易にするために、エアロゾル供給システムの構成要素であるエアロゾル生成材料(又はその成分)が燃焼しない又は燃えないシステムである。
いくつかの実施形態において、送達システムは、動力付き不燃式エアロゾル供給システムなどの不燃式エアロゾル供給システムである。
いくつかの実施形態において、不燃式エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても知られるエアロゾル生成材料加熱システムである。このようなシステムの例は、タバコ加熱システムである。
いくつかの実施形態において、不燃式エアロゾル供給システムは、その1つ又は複数が加熱され得るエアロゾル生成材料の組合せを使用してエアロゾルを生成する。エアロゾル生成材料の各々は、ニコチンを含有していても含有していなくてもよい。
通常、不燃式エアロゾル供給システムは、不燃式エアロゾル供給デバイスと、不燃式エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品とを備えることができる。
本明細書でエアロゾル生成器とも呼ばれる不燃式エアロゾル供給デバイスは、エアロゾルをエアロゾル生成材料から生成するように構成された装置である。いくつかの実施形態において、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料に熱エネルギーを加え、1つ又は複数の揮発性物質をエアロゾル生成材料から放出してエアロゾルを形成するように構成されたヒーターである。いくつかの実施形態において、エアロゾル生成器は、加熱することなくエアロゾルをエアロゾル生成材料から生成するように構成されている。例えば、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料に、振動、大きい圧力、又は静電エネルギーのうちの1つ又は複数を加えるように構成されてもよい。
いくつかの実施形態において、不燃式エアロゾル供給システム、例えばその不燃式エアロゾル供給デバイスは、動力源とコントローラとを備えることができる。動力源は、例えば、電源又は発熱動力源であってもよい。いくつかの実施形態において、発熱動力源は、発熱動力源に近接するエアロゾル生成材料又は熱伝達材料に熱の形態で動力を分散させるようにエネルギーが加えられ得る炭素基材を含む。
いくつかの実施形態において、不燃式エアロゾル供給システムは、消耗品を受け入れるための領域、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、マウスピース、フィルター、及び/又はエアロゾル変性剤を備えることができる。
いくつかの実施形態において、不燃式エアロゾル供給デバイスは、消耗品の異なる部分を別々に、例えば異なる時間及び/又は異なる温度で加熱する。消耗品の設計は、異なるエアロゾル生成材料が適正な温度に加熱されて、所望の構成を有する吸入用のエアロゾルを提供することを確実にする加熱配置に対応する。
いくつかの実施形態において、不燃式エアロゾル供給システムは、2つ以上の加熱ゾーンを有するデバイスを備える。加熱ゾーンは、消耗品のエアロゾル生成セグメントの異なる部分を別々に加熱することができる。これは、消耗品の設計が、加熱ゾーンを最良の方法で利用するように構成され得ることを意味する。
消耗品のエアロゾル生成セグメントの異なる部位又は部分を、異なる温度に加熱することができる。或いは、加熱ゾーンを異なる時間に起動してもよい。
本明細書に記載の図面において、同一の参照数字を使用して同等の特徴、物品、又は部品を示す。
図1は、第1の実施形態による、エアロゾル送達システムで使用するための消耗品又は物品1の側断面図である。
物品1は、マウスピース2と、エアロゾル生成セグメント3とを備える。エアロゾル生成セグメントは、エアロゾル生成材料5のセクション又はプラグを含む円筒形ロッドを含む。マウスピースセグメントは、非晶質固体材料4のセクションとフィラメントトウ材料6の口側端部プラグとを含む。エアロゾル生成材料5の部分と非晶質固体材料4のセクションとの間に、中空管状要素7が配置されている。図示の実施形態において、中空管状要素7は紙管である。
ロッドの形態で前述したが、エアロゾル生成材料を、他の形態、例えば、物品内の材料のプラグ、パウチ、又はパケットで設けてもよい。
いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料5はタバコ材料である。図示の例では、タバコ材料は、紙再生タバコ材料を含むことが好ましい。代わりに又は加えて、タバコ材料は、本明細書に記載の形態のうちのいずれかを含むことができる。タバコ材料は、10重量%~90重量%のタバコ葉を含有し、エアロゾル形成材料は、葉タバコの最大約10重量%の量で設けられ、タバコ材料の残りは紙再生タバコを含む。
図示の例では、非晶質固体材料は、メンソールを含む乾燥ゲルである。代替実施形態において、非晶質固体材料は、本明細書に記載のいずれかの組成物を有することができる。
本明細書に記載の実施形態において、非晶質固体材料を、シートの形態で物品に組み込むことができる。非晶質固体材料のシートを、平面シートとして、収集した又は束ねたシートとして、圧着シートとして、又は巻きシートとして(すなわち、管の形態で)、組み込むことができる。一部のこのような場合には、これらの実施形態の非晶質固体材料は、エアロゾル化可能材料(例えばタバコ)のロッドを取り囲むシートなどのシートとして、エアロゾル生成物品に含まれてもよい。例えば、非晶質固体材料のシートは、タバコなどのエアロゾル化可能材料を取り囲む巻紙に形成されてもよい。或いは、シートの形態の非晶質固体材料を、細断した後に物品に組み込むことができる。いくつかの実施形態において、細断された材料は、非晶質固体材料の細長い細片を含む。細長い細片は、消耗品の長手方向軸線に実質的に位置合わせされてもよい。
エアロゾル生成材料3を含むセグメントを、刻みラグ再生タバコを含むロッドの形態で設けることができる。エアロゾル生成材料は、本明細書に記載の材料のうちのいずれかであってもよい。
図2は、エアロゾル送達システムで使用するための消耗品又は物品1の代替実施形態の側断面図である。
本実施形態において、物品1が備えるマウスピース2は、非晶質固体材料4のセクションに隣り合う、口側端部の中空管状要素7を備え、非晶質固体材料4のセクションは、さらなる中空管状要素7にも当接する。物品1は、エアロゾル生成材料5のセクションを含むエアロゾル生成セグメント3をさらに備える。
図示の実施形態において、口側端部の中空管状要素8は、フィラメントトウ材料から形成されている。他の中空管状要素7は紙管であってもよい。
図3に示すように、さらなる実施形態において、物品1のマウスピース2は、フィラメントトウ6などの材料のプラグに隣り合う、口側端部の中空管状要素8を備え、フィラメントトウ6の他端部は、非晶質固体材料4のセクションに当接する。さらなる中空管状要素7が、非晶質固体材料4のセクションとエアロゾル生成材料5のセクションとの間に配置されている。
図示の実施形態において、口側端部の中空管状要素8はフィラメントトウ材料から形成されている。フィラメントトウ6のプラグは、香料を保持するペイロードを有する壊れやすいカプセル9が材料内に埋め込まれている。このようなカプセルは、図示の消耗品のうちのいずれかにおいて、図3に示すフィラメントトウのプラグ又は消耗品の任意の他の適切なセクションに含まれていてもよい。
図4に示す実施形態において、非晶質固体材料4のセクションは、エアロゾル生成セグメント3に隣り合って配置されている。本実施形態において、物品1のマウスピース2は、フィラメントトウ6などの材料のプラグに隣り合う、口側端部の中空管状要素8を備え、フィラメントトウ6の他端部は、さらなる中空管状要素7に当接する。
図5に示す実施形態において、より長い非晶質固体材料4のセクションが、エアロゾル生成セグメント3に隣り合って配置されている。本実施形態において、物品1のマウスピース2は、フィラメントトウ6などの材料のプラグに隣り合う、口側端部の中空管状要素8を備え、フィラメントトウ6の他端部は、非晶質固体材料4のセクションに当接する。
図1~図5に示す実施形態において、物品1は約21mmの外周を有する(すなわち、物品はデミスリムのフォーマットである)。他の実施形態において、物品は、例えば15mm~25mmの外周を有する、本明細書に記載のフォーマットのうちのいずれかで提供されてもよい。物品は加熱されてエアロゾルを放出するものであるので、加熱効率の向上は、この範囲内でより小さい外周、例えば23mm未満の円周を有する物品を使用して実現することができる。適切な製品長さを維持しながら、加熱による改善されたエアロゾルを実現するために、19mm超の物品の円周が特に有効であることもわかっている。19mm~23mm、より好ましくは20mm~22mmの円周を有する物品は、有効なエアロゾル送達を行うことと、効率的な加熱を可能にすることとの良好なバランスを提供することがわかっている。
ロッドの各部分の外周は略同じであり、各部分が滑らかに移行するようになっている。図示の実施形態において、各部分の外周は約20.8mmである。1つ又は複数のラッパーが、ロッド状の消耗品に巻き付けられ、付着されて各部分を所定の位置に保持する。ラッパーは、許容可能な引張強度を有しながら、物品1に巻き付いてペーパーの長手方向の重ね継ぎ目に沿ってラッパー自体に付着するのに十分な可撓性を有するように選択される。巻き付けられた後、ロッドの外周は約21mmである。
本明細書に記載の実施形態によれば、本明細書に記載の消耗品又は物品を複数備えるパックを提供することができる。
図6は、本明細書に記載した消耗品110のエアロゾル生成材料のようなエアロゾル生成媒体/材料からエアロゾルを生成するための、不燃式エアロゾル供給デバイス100の一例を示す。概略を説明すると、デバイス100を使用して、エアロゾル生成媒体を含む交換可能な物品110、例えば図1~図5のいずれか1つに示す物品1又は本明細書の他の箇所に記載した物品1を加熱し、デバイス100の使用者によって吸入されるエアロゾル又は他の吸入可能な媒体を生成することができる。デバイス100と交換可能な物品110とは共に、システムを形成する。
デバイス100は(外側カバーの形態の)ハウジング102を備え、このハウジング102は、デバイス100の様々な部品を囲んで収容する。デバイス100は一端に開口部104を有し、この開口部104を通して、物品110を加熱アセンブリによる加熱のために挿入することができる。使用時に、物品110を加熱アセンブリ内に完全に又は部分的に挿入することができ、物品110を加熱アセンブリの1つ又は複数の部品によって加熱することができる。
本例のデバイス100は、蓋108を含む第1の端部材106を備え、この蓋108は、物品110が所定の位置にないときに、開口部104を閉じるために第1の端部材106に対して可動である。図6では、蓋108は開構成で示されているが、蓋108を閉構成に動かすことができる。例えば、使用者は、蓋108を矢印「B」の方向にスライドさせることができる。
デバイス100は、押されるとデバイス100を動作させるボタン又はスイッチなどの、使用者が操作可能な制御要素112を備えていてもよい。例えば、使用者は、スイッチ112を操作することによってデバイス100をオンにすることができる。
デバイス100は、デバイス100のバッテリを充電するためのケーブルを受け入れることのできる、ソケット/ポート114などの電気部品を備えていてもよい。例えば、ソケット114は、USB充電ポートなどの充電ポートであってもよい。
本明細書に記載の組成物において、量が重量%(wt%)で示される場合、誤解を避けるために、特にそうでないことを明記しない限り、これは乾燥重量基準を指す。したがって、タバコ材料、又はその任意の成分に存在し得るいずれの水も、重量%の決定の目的で完全に無視される。本明細書に記載のタバコ材料の含水量は変化してもよく、例えば、5~15重量%であってもよい。本明細書に記載のタバコ材料の含水量は、例えば、組成物が維持される温度、圧力、及び湿度条件によって変化し得る。含水量は、当業者に知られているように、カール-フィッシャー分析によって決定することができる。一方、誤解を避けるために、エアロゾル形成材料が、グリセロール又はプロピレングリコールなどの液相成分であっても、水以外のいずれの成分もタバコ材料の重量に含まれる。しかしながら、エアロゾル形成材料が、タバコ材料に別個に添加される代わりに又はそれに加えて、タバコ材料のタバコ成分、又はタバコ材料の充填剤成分(存在する場合)に設けられるときは、エアロゾル形成材料はタバコ成分又は充填剤成分の重量には含めずに、本明細書に定義された重量%で「エアロゾル形成材料」の重量に含める。タバコ成分に存在するあらゆる他の原料は、非タバコ由来(例えば、紙再生タバコの場合の非タバコ繊維)であってもタバコ成分の重量に含まれる。
本明細書に記載の様々な実施形態は、特許請求される特徴の理解及び教示を単に助けるために提示されている。これらの実施形態は、実施形態の単なる代表的な具体例として提示され、包括的及び/又は排他的ではない。本明細書に記載の利点、実施形態、実施例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、本発明の範囲を特許請求の範囲に規定されたとおりに限定するもの、或いは特許請求の範囲の均等物に限定するものと考えるべきではなく、特許請求される発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態を使用しても修正を行ってもよいことを理解されたい。本発明の様々な実施形態は、本明細書に明記されたもの以外の、開示された要素、部品、特徴、部分、ステップ、手段などの適切な組合せを好適に含んでも、これらから構成されても、又はこれらから本質的に構成されてもよい。加えて、本開示は、現在は特許請求されていないが将来特許請求される可能性がある他の発明を含んでもよい。

Claims (30)

  1. 不燃式エアロゾル供給システムで使用するための消耗品であって、
    少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含むエアロゾル生成セグメントと、
    非晶質固体材料のセクションを含むマウスピースセグメントと
    を備える、消耗品。
  2. 第1の端部及び第2の端部を有するロッドの形態を有し、前記ロッドは複数の部分を含み、前記複数の部分のうちの1つは、前記非晶質固体材料のセクションと、少なくとも1つのエアロゾル生成材料を含む少なくとも1つの部分とを含む、請求項1に記載の消耗品。
  3. 前記非晶質固体材料のセクションは、非晶質固体材料の収集したシートを含む、請求項1又は2に記載の消耗品。
  4. 前記非晶質固体材料のセクションは、非晶質固体材料の細長い細片を含む、請求項1又は2に記載の消耗品。
  5. 前記細長い細片は、前記消耗品の長手方向軸線に実質的に位置合わせされている、請求項4に記載の消耗品。
  6. 前記非晶質固体材料は、約0.5mm~約2mm又は約1mm~約2mmの厚さを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の消耗品。
  7. 前記非晶質固体材料は支持材料に設けられている、請求項1~6のいずれか一項に記載の消耗品。
  8. 前記支持材料は紙又は箔である、請求項7に記載の消耗品。
  9. 前記支持材料はサセプタを含む、請求項7又は8に記載の消耗品。
  10. 前記非晶質固体材料は圧着されている、請求項1~9のいずれか一項に記載の消耗品。
  11. 前記非晶質固体材料はゲル化剤を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の消耗品。
  12. 前記ゲル化剤は、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ペクチン、ゼラチン、多糖、グアーガム、及びカラギーナンからなる群から選択される1つ又は複数である、請求項11に記載の消耗品。
  13. 前記非晶質固体材料はエアロゾル形成材料を含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の消耗品。
  14. 前記エアロゾル形成材料は、エリスリトール、プロピレングリコール、グリセロール、植物性グリセリン、トリアセチン、ソルビトール、及びキシリトールからなる群から選択される1つ又は複数である、請求項13に記載の消耗品。
  15. 前記非晶質固体材料は香味料を含み、任意選択で、前記香味料はメンソールである、請求項1~14のいずれか一項に記載の消耗品。
  16. 前記部分における前記少なくとも1つのエアロゾル生成材料は、タバコ材料を含む、請求項1~15のいずれか一項に記載の消耗品。
  17. タバコ材料は再生タバコ材料を含み、任意選択で紙再生タバコ材料を含む、請求項1~16のいずれか一項に記載の消耗品。
  18. 前記マウスピースセグメントは繊維状材料体をさらに含む、請求項1~17のいずれか一項に記載の消耗品。
  19. 前記マウスピースセグメントは中空管状要素を含む、請求項1~18のいずれか一項に記載の消耗品。
  20. 前記中空管状要素は紙管であるか、又はフィラメントトウから形成されている、請求項19に記載の消耗品。
  21. 前記中空管状要素は、前記非晶質固体材料のセクションと前記エアロゾル生成材料を含む部分との間に配置されている、請求項19又は20に記載の消耗品。
  22. 前記非晶質固体材料のセクションと前記エアロゾル生成材料を含む部分とは、互いに直接隣り合っている、請求項1~20のいずれか一項に記載の消耗品。
  23. 口側端部に中空管状要素を備える、請求項1~22のいずれか一項に記載の消耗品。
  24. 前記マウスピースは1つ又は複数の香料変性要素を含む、請求項1~23のいずれか一項に記載の消耗品。
  25. 前記香料変性要素はカプセルである、請求項24に記載の消耗品。
  26. 不燃式エアロゾル供給デバイスと、
    請求項1~25のいずれか一項に記載の消耗品と
    を備える不燃式エアロゾル供給システム。
  27. 非晶質固体材料のシートを収集して、非晶質固体材料のセクションを形成することを含む、請求項1~25のいずれか一項に記載の消耗品を製造するための方法。
  28. 非晶質固体材料のシートを切断して、非晶質固体材料のセクションが形成される非晶質固体材料の複数の細片を形成することを含む、請求項1~25のいずれか一項に記載の消耗品を製造するための方法。
  29. 前記細片は少なくとも約5mmの切断長さを有する、請求項28に記載の方法。
  30. 不燃式エアロゾル供給システムにおける消耗品の使用時にエアロゾルの温度を低下させるための、消耗品における非晶質固体材料のセクションの使用。
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