JP2023534954A - 小データの送信方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

本開示は、IoT(Internet of Things)技術を用いて4世代(4G)システムより高いデータ送信率をサポートする5世代(5G)通信システムを融合する通信方法及びシステムを提供する。本開示は、スマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマートカー、コネクテッドカー、ヘルスケア、デジタル教育、スマート小売、セキュリティー及び安全サービスのような5G通信技術及びIoT関連技術に基づいた知能型サービスに適用されることができる。小データの送信方法及び装置が提供される。

Description

本開示は、無線通信システムに関する。より具体的に、本開示は、無線通信システムにおける小データの送信装置、方法、及びシステムに関する。
4世代(4G)通信システムの商用化以降に増加傾向にある無線データトラフィック需要を満たすために、改善された5世代(5G)またはpre-5G通信システムを開発するための努力が行われている。このような理由により、5Gまたはpre-5G通信システムは、「4Gネットワークを超す(Beyond 4G Network)」通信システムまたは「LTE(long term evolution)システム以降(Post LTE System)」通信のシステムとも呼ばれている。高いデータ送信率(data rate)を達成するために、5G通信システムは、超高周波(mmWave)帯域(例えば、60GHz帯域)で具現されるものと見なされる。radio waveの伝播損失を減少させ、送信距離を増加させるために、5G通信システムではビームフォーミング(beamforming)、巨大なMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)、FD-MIMO(Full Dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam forming)、及び大規模アンテナ(large scale antenna)技術が論議されている。また、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムでは、進歩した小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud Radio Access Network; cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、デバイス間通信(Device-to-Device(D2D) communication)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Point)、受信端干渉除去(reception-end interference cancellation)などの技術開発が行われている。5G通信システムでは、進歩したコーディング変調(Advanced Coding Modulation、ACM)方式であるFQAM(Hybrid FSK and QAM Modulation)及びSWSC(Sliding Window Superposition Coding)と、進歩したアクセス技術であるFBMC(Filter Bank Multi Carrier)、NOMA(non orthogonal multiple access)、及びSCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
人間が情報を生成して消費する人間中心接続ネットワークであるインターネットは、事物のような分散したエンティティが人間の介入無しに情報を取り交わして処理する事物インターネット(Internet of Things;IoT)へ進化している。クラウドサーバとの接続によるIoT技術及びビックデータ(big Data)処理技術を組み合わせたIoE(Internet of Everything)技術が台頭されている。IoTを具現するために、センシング技術、有無線通信及びネットワークインフラ、サービスインターフェース技術、及びセキュリティー技術のような技術要素が求められ、最近には事物間の接続のためのセンサーネットワーク(sensor network)、M2M(Machine-to-Machine)、MTC(MachineタイプCommunication)などの技術が研究されている。IoT環境では、接続された事物で生成されたデータを収集、分析し、人間の生活に新しい価値を創出する知能型IT(Internet Technology)サービスが提供されることができる。IoTは、既存のIT(Information Technology)技術と多様な産業間の融合及び複合を介してスマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマートカーまたはコネクテッドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマート家電、進歩した医療サービスなどの分野に応用されることができる。
これに従って、5G通信システムをIoT網に適用するための多様な試みが行われている。例えば、センサーネットワーク(sensor network)、MTC(MachineタイプCommunication)、M2M(Machine-to-Machine)など技術は、5G通信技術が、ビームフォーミング、MIMO、及びアレイアンテナなどの技法によって具現されている。前述したビックデータ処理技術としてクラウドRAN(cloud Radio Access Network)が適用されることも、5G技術とIoT技術間の融合(convergence)の一例であると言える。
一方、最近、5G通信システムにおいて小データ送信(small data transmission;SDT)に対する多様な研究が行われている。
上述した情報は、本開示を理解しやすくするための背景情報としてのみ提供される。上述した情報のうち任意のものが、本開示に関連して先行技術として適用され得るかに対するいかなる決定がなされておらず、いかなる主張もなされていない。
無線通信システムに対するSDT手順を向上させる必要がある。
本開示の態様は、少なくとも上述した問題点及び/または短所を解決し、少なくとも下記で説明される利点を提供するものである。したがって、本開示の一態様は、4世代(4G)以降、さらに高いデータ送信率をサポートする4世代(5G)通信システムを融合する通信方法及びシステムを提供するものである。
付加的な態様は、次の説明で部分的に説明され、部分的には説明から明白になるか、提示された実施例の実行によって学習されることができる。
本開示の態様によれば、端末によって行われる方法が提供される。方法は、基地局から小データ送信(SDT)のための少なくとも1つの設定されたグラント(grant)アップリンク(uplink)リソースを含む無線リソース制御(radio resource control;RRC)解除メッセージを受信する段階と、端末がRRC非活性状態にある間に開始されるSDT手順に基づき、一般アップリンク(normal uplink;NUL)または補充アップリンク(supplementary uplink;SUL)のうちからアップリンク搬送波(carrier)を識別する段階と、識別されたアップリンク搬送波上でSDT手順のための設定されたグラントアップリンクリソースに関連した同期化信号ブロック(synchronization signal block;SSB)のうちからSSBを識別する段階と、識別されたSSBに相応するアップリンクグラントでアップリンクデータを基地局に送信する段階と、を含む。
本開示の他の態様によれば、基地局によって行われる方法が提供される。方法は、小データ送信(SDT)のための少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースを含む無線リソース制御(RRC)解除メッセージを端末に送信する段階と、端末がRRC非活性状態にある間に開始されるSDT手順に基づいて同期化信号ブロック(SSB)-SSBは、アップリンク搬送波上でSDT手順のための設定されたグラントアップリンクリソースに関連した複数のSSBのうち1つであり、アップリンク搬送波は、一般アップリンク(NUL)または補充アップリンク(SUL)のうち1つである-に相応するアップリンクグラントでアップリンクデータを端末から受信する段階と、を含む。
本開示の他の態様によれば、端末が提供される。端末は、送受信機、及び少なくとも1つのプロセッサを含み、少なくとも1つのプロセッサは、送受信機を介して基地局から、小データ送信(SDT)のための少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースを含む無線リソース制御(RRC)解除メッセージを受信し、端末がRRC非活性状態にある間に開始されるSDT手順に基づき、一般アップリンク(NUL)または補充アップリンク(SUL)うちからアップリンク搬送波を識別し、識別されたアップリンク搬送波上でSDT手順のための設定されたグラントアップリンクリソースに関連したSSBのうちから同期化信号ブロック(SSB)を識別し、識別されたSSBに相応するアップリンクグラントでアップリンクデータを送受信機を介して基地局に送信するように設定される。
本開示の他の態様によれば、基地局が提供される。基地局は、送受信機、及び少なくとも1つのプロセッサを含み、少なくとも1つのプロセッサは、小データ送信(SDT)のための少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースを含む無線リソース制御(RRC)解除メッセージを送受信機を介して端末に送信し、端末がRRC非活性状態にある間に開始されるSDT手順に基づいて同期化信号ブロック(SSB)-SSBは、アップリンク搬送波上でSDT手順のために設定されたグラントアップリンクリソースに関連した複数のSSBのうち1つであり、アップリンク搬送波は、一般アップリンク(NUL)または補充アップリンク(SUL)のうち1つである-に相応するアップリンクグラントでのアップリンクデータを送受信機を介して端末から受信するように設定される。
本開示の他の態様、利点、及び顕著な特徴は、添付の図面とともに取られ、本開示の多様な実施例を開示する下記の詳細な説明から当業者に明らかになる。
本開示の多様な実施例によれば、SDT手順は効率的に向上することができる。
本開示の特定の実施例の上述した他の態様、特徴、及び利点は、添付の図面とともに取られた下記の説明から一層明らかになる。
本開示の一実施例によって、予め設定されたアップリンクグラントを用いた小データ送信の一例を示す。 本開示の一実施例による同期化信号ブロックとアップリンクグラント間の関連(association)の一例を示す。 本開示の一実施例による同期化信号ブロックとアップリンクグラント間の関連の他の例を示す。 本開示の一実施例によって、予め設定された(preconfigured)アップリンクリソースを用いる小データ送信のためのフローチャートを示す。 本開示の一実施例によって、予め設定されたアップリンクリソースを用いる小データ送信のためのフローチャートを示す。 本開示の一実施例によって、小データに対するMAC(medium access control)プロトコルデータユニット(protocol data unit;PDU)を生成するためのフローチャートを示す。 本開示の一実施例によって、小データ送信のためのMAC PDUを生成するためのフローチャートを示す。 本開示の一実施例による端末のブロック図である。 本開示の一実施例による基地局のブロック図である。
図面の全体にかけて、類似する参照番号は、類似する部分、構成要素、及び構造を指し示すものと理解される。
添付の図面を参照した下記の説明は、請求範囲及びその均等物によって定義されたように、本開示の多様な実施例に対する包括的な理解を助けるために提供される。これは、相応する理解を助けるための多様な特定詳細事項を含むが、これは、単に例示的なものであると見なされなければならない。したがって、当業者は、本明細書で説明された多様な実施例の多様な変更及び修正が、本開示の範囲及び思想を逸脱せずに行われることができることを認識するであろう。また、明瞭性及び簡潔性のためによく知られた機能及び構成に対する説明は、省略されることができる。
下記の説明及び請求範囲で用いられた用語及び単語は、書誌的な意味に限定されず、発明者によって本開示に対する明確かつ一貫した理解ができるようにするためにのみ用いられる。したがって、本開示の多様な実施例に対する下記の説明は、単に例示のために提供され、添付の請求範囲及びその均等物によって定義されたように、本開示を制限するために提供されないということが当業者には自明でなければならない。
単数形態「a」、「an」及び「the」は、文脈がその他に明らかに示されない限り、複数対象を含むということが理解されなければならない。したがって、例えば、「構成要素表面」に対する参照は、このような表面のうち1つ以上に対する参照を含む。
「実質的に(substantially)」という用語は、引用された特性、パラメータまたは値が正確に達成される必要はないが、例えば、許容誤差、測定エラー、測定正確度限界及び当業者に知られた他の要因を含む偏差または変動は、特性が提供しようとする効果を除外しない程度で発生する可能性があることを意味する。
フローチャート(またはシーケンスダイヤグラム)のブロック及びフローチャートの組み合せは、コンピュータプログラムの命令語によって示されて行われ得ることを、当業者は知ることになる。このようなコンピュータプログラムの命令語は、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータまたはプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ上にロードされることができる。ロードされたプログラムの命令語が、プロセッサによって行われる時、これはフローチャートに説明された機能を行うための手段を生成する。コンピュータプログラムの命令語が専門コンピュータまたはプログラム可能なデータ処理装置で使用可能なコンピュータ判読可能メモリに格納されることができることから、フローチャートに説明された機能を行う製品を生成することも可能である。コンピュータプログラムの命令語がコンピュータまたはプログラム可能なデータ処理装置上にロードされることができることから、プロセスとして行われる時、これはフローチャートに説明された機能の動作を行うことができる。
フローチャートのブロックは、1つ以上の論理機能を具現する1つ以上の実行可能な命令語を含むモジュール、セグメント、またはコードに相応することができるか、この一部に相応することができる。場合によっては、ブロックによって示された機能は、羅列された手順と異なる手順で行われることができる。例えば、シーケンスに羅列された2つのブロックは、同時に行われるか逆順に行われることができる。
このような説明において、「ユニット」、「モジュール」なとの単語は、例えば、機能または動作を行うことができるFPGA(field-programmable gate array)または注文型集積回路(application-specific integrated circuit;ASIC)のようなソフトウェア構成要素またはハードウェア構成要素を指し示すことができる。しかし、「ユニット」などは、ハードウェアまたはソフトウェアに限定されない。ユニットなどは、アドレス可能な格納媒体に常住するか1つ以上のプロセッサを駆動するために設定されることができる。ユニットなどは、ソフトウェア構成要素、オブジェクト志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、タスク構成要素、プロセス、機能、属性、手順、サブルーチン、プログラムコードセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイまたは変数を指し示すことができる。構成要素とユニットが提供する機能は、より小さい構成要素とユニットの組み合せであることができ、より大きい構成要素とユニットを設定するために他の構成要素と組み合わされることができる。構成要素及びユニットは。セキュアマルチメディアカードでデバイスまたは1つ以上のプロセッサを駆動するように設定されることができる。
詳細な説明に先立ち、本開示を理解するのに必要な用語又は定義が説明される。しかし、このような用語は、非制限的な方式に解釈されなければならない。
「基地局(BS)」は、ユーザ装置(UE)と通信するエンティティであり、BS、BTS(base transceiver station)、NB(node B)、eNB(evolved NB)、アクセスポイント(access point、AP)、5G NB(5GNB)またはgNB(next generation node B)として指し示されることができる。
「UE」は、BSと通信するエンティティであり、UE、装置、移動局(mobile station;MS)、モバイル装置(mobile equipment;ME)または端末として指し示されることができる。
近年、増加する広帯域加入者の数を満たし、より多数のさらに優れたアプリケーションとサービスを提供するために、多様な広帯域無線技術が開発された。2世代無線通信システムは、ユーザの移動性を保障し、かつ音声サービスを提供するために開発された。3世代無線通信システムは、音声サービスのみならずデータサービスもサポートする。最近、4世代無線通信システムは、高速データサービスを提供するために開発された。しかし、現在、4世代無線通信システムは、増加する高速データサービスのための需要を満たすためのリソースの不足によって困難がある。したがって、5世代無線通信システムは、増加する高速データサービスのための需要を満たし、超信頼性及び低遅延アプリケーション(low latency application)をサポートするために開発されている。
5世代無線通信システムは、より低い周波数帯域のみならず、10GHz~100GHz帯域のようなより高い周波数(mmWave)帯域で具現され、さらに高いデータ送信率を達成するであろう。radio waveの伝播損失を緩和し、送信距離を増加させるために、ビームフォーミング、巨大なMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)、FD-MIMO(Full Dimensional MIMO)、アレイアンテナ、アナログビームフォーミング、及び大規模アンテナ技術が5世代無線通信システムの設計で考慮されている。また、5世代無線通信システムは、データ送信率、遅延時間(latency)、信頼性、移動性などの観点で非常に異なる要求事項を持つ異なる使用ケース(use case)を解決するものと予想される。しかし、5世代無線通信システムの無線インターフェース(air-interface)の設計は、UEが最終顧客にサービスを提供する使用ケース及び市場部門(market segment)によって非常に異なる能力を持つUEをサービングするのに十分に柔軟であると予想される。5世代無線通信システムが解決するものと予想されるいくつかの例示的な使用ケースは、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、m-MTC(massive Machine Type Communication)、URLLC(ultra-reliable low latency communication)などである。数十Gbpsのデータ送信率、低い遅延時間、高い移動性などのようなeMBB要求事項は、関連技術によっていつどこででもインターネット接続を必要とする無線広帯域加入者を示す市場部門を扱う。非常に高い接続密度(connection density)、間欠的データ送信(infrequent data transmission)、非常に長いバッテリー寿命、低い移動性アドレス(mobility address)などのようなm-MTC要求事項は、数十億の装置の接続を構想するIoT(Internet of Things)/IoE(Internet of Everything)を示す市場部門を扱う。非常に低い遅延時間、非常に高い信頼性、及び可変移動性などのようなURLLC要求事項は、自律走行自動車に対するイネイブラー(enabler)の1つとして予想される産業自動化アプリケーション、車両対車両/車両対インフラ通信を示す市場部門を扱う。
より高い周波数(mmWave)帯域で動作する5世代無線通信システムにおいて、UEとgNBはビームフォーミングを用いて互いに通信する。ビームフォーミング技術は、伝播経路損失を緩和してより高い周波数帯域で通信のための伝播距離を増加させるのに用いられる。ビームフォーミングは、高利得アンテナを用いて送受信性能を向上させる。ビームフォーミングは、送信端で行われる送信(TX)ビームフォーミングと受信端で行われる受信(RX)ビームフォーミングに分類されることができる。一般的に、TXビームフォーミングは、複数のアンテナを用いることによって伝播の到逹する領域が特定の方向に稠密に位置するようにすることで指向性を増加させる。
このような状況で、複数のアンテナのアグリゲーション(aggregation)は、アンテナアレイ(antenna array)と言うことができ、アレイに含まれたそれぞれのアンテナは、アレイ要素(array element)と言うことができる。アンテナアレイは、線形アレイ、プレーナアレイ(planar array)などのような多様な形態に設定されることができる。TXビームフォーミングを用いると、信号の志向性が増加し、伝播距離が増加する。また、信号が志向性方向以外の方向には殆ど送信されないことから、他の受信端に作用する信号干渉は非常に減少される。受信端は、RXアンテナアレイを用いることによってRX信号上でビームフォーミングを行うことができる。RXビームフォーミングは、伝播が特定方向に集中されるようにすることによって特定方向に送信されるRX信号強度を増加させ、特定方向以外の方向に送信される信号をRX信号から排除し、干渉信号を遮断する効果を提供する。
ビームフォーミング技術を用いることによって、送信機は異なる方向の複数の送信ビームパターンを作ることができる。このような送信ビームパターンのそれぞれは、TXビームとも言える。高周波で動作する無線通信システムは、それぞれの狭いTXビームがセルの一部にカバレージ(coverage)を提供することから、セル内で信号を送信するために複数の狭いTXビームを用いる。TXビームが狭いほど、アンテナ利得は高くなることから、ビームフォーミングを用いて送信される信号の伝播距離が長くなる。受信機は、異なる方向の複数のRXビームパターンを作ることもできる。このような受信ターンのそれぞれは、RXビームとも言える。
5世代無線通信システムは、独立型動作モードと二重接続(dual connectivity;DC)をサポートする。DCにおいて、多重Rx/Tx UEは、非理想的バックホール(non-ideal backhaul)を介して接続された2つの異なるノード(またはNB)によって提供されるリソースを活用するように設定されることができる。1つのノードは、マスターノード(Master Node;MN)の役割をし、他の1つは、補助ノード(Secondary Node;SN)の役割をする。MNとSNは、ネットワークインターフェースを介して接続され、少なくともMNは、コアネットワークに接続される。NRはまた、MR-DC(Multi-RAT Dual Connectivity)動作をサポートすることから、無線リソース接続状態(RRC_CONNECTEDのUEは、非理想的バックホールを介して接続された2つの異なるノードに位置され、E-UTRA(Evolved Universal Mobile Telecommunications System(UMTS) Terrestrial Radio Access)(すなわち、ノードがng-eNBである場合)、またはNR(New Radio)アクセス(すなわち、ノードがgNBである場合)を提供する2つの別個のスケジューラーによって提供される無線リソースを活用するように設定される。キャリアアグリゲーション/二重接続(carrier aggregation/dual connectivity;CA/DC)が設定されていないRRC_CONNECTEDのUEに対するNRには、PCell(primary cell)を含む1つのサービングセルのみがある。CA/DCが設定されたRRC_CONNECTEDのUEに対し、「サービングセル」という用語は、Special Cell及びすべての2次セル(secondary cell;SCell)を含むセルのセットを示すために用いられる。NRにおいて、マスターセルグループ(Master Cell Group;MCG)という用語は、PCell及び選択的に1つ以上のSCellを含むマスターノードに関連したサービングセルのグループを指し示す。NRにおいて、2次セルグループ(Secondary Cell Group;SCG)という用語は、1次SCell(primary SCell;PSCell)及び選択的に1つ以上のSCellを含む2次ノードに関連したサービングセルのグループを指し示す。NRにおいて、PCellは、1次周波数上で動作するMCG内のサービングセルを指し示し、ここで、UEは、初期接続設定手順(connection establishment procedure)を行うか接続再設定手順を開始する。CAが設定されたUEに対するNRにおいて、SCellは、Special Cell上に付加的な無線リソースを提供するセルである。PSCellは、同期化手順を有する再設定(Reconfiguration with Sync procedure)を行う時、UEがランダムアクセスを行うSCG内のサービングセルを指し示す。二重接続動作の場合、SpCell(すなわち、Special Cell)という用語は、MCGのPCellまたはSCGのPSCellを指し示し、そうでない場合、Special Cellという用語は、PCellを指し示す。
5世代無線通信システム(またはNR)において、物理的ダウンリンク制御チャンネル(Physical Downlink Control Channel;PDCCH)は、物理的ダウンリンク共有チャンネル(physical downlink shared channel;PDSCH)上でダウンリンク(downlink;DL)送信をスケジューリングし、物理的アップリンク共有チャンネル(physical uplink shared channel;PUSCH)上でアップリンク(uplink;UL)送信をスケジューリングするのに用いられ、ここで、PDCCH上のダウンリンク制御情報(Downlink Control Information;DCI)は、少なくとも変調及びコーディングフォーマット、リソース割当、及びダウンリンクスケジューリング(downlink scheduling;DL-SCH)に関連したハイブリッド-自動再送要求(hybrid-automatic repeat request(ARQ);HARQ)情報を含むダウンリンク割当;少なくとも変調及びコーディングフォーマット、リソース割当、及びアップリンクスケジューリング(uplink scheduling;UL-SCH)に関連したHARQ情報を含むアップリンクスケジューリンググラントを含む。スケジューリングに加え、PDCCHは、設定されたグラントで設定されたPUSCH送信の活性化及び非活性化;PDSCH半永久的(semi-persistent)送信の活性化及び非活性化;スロットフォーマットを1つ以上のUEに通知すること;UEが、UEのための送信が意図されないと仮定可能な物理的リソースブロック(physical resource block;PRB)及び直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing;OFDM)シンボルを1つ以上のUEに通知すること;物理的アップリンク制御チャンネル(PUCCH)及びPUSCHに対する送信電力制御(transmit power control;TPC)命令の送信;1つ以上のUEによるサウンディング基準信号(sounding reference signal;SRS)送信のための1つ以上のTPC命令の送信;UEの活性帯域幅部分を切り替えること;ランダムアクセス手順を開始することのために用いられることができる。
UEは、相応する検索空間設定によって1つ以上の設定されたCORESET(COntrol REsource SET)で設定されたモニタリングオケージョン(occasion)でPDCCH候補セットをモニタリングする。CORESETは、1~3つのOFDMシンボルの持続時間を有するPRBセットで設定される。リソースユニットREG(Resource Element Groups)及びCCE(Control Channel Element)は、それぞれのCCEがREGセットで設定されるCORESET内で定義される。制御チャンネルは、CCEのアグリゲーションによって形成される。制御チャンネルに対する異なるコードレート(code rate)は、異なる数のCCEをアグリゲーションすることで実現される。インターリーブされた(interleaved)及び非インターリーブされた(non-interleaved)CCE-REGマッピングは、CORESETでサポートされる。PDCCHには、ポーラーコーディング(polar coding)が用いられる。PDCCHを返送するそれぞれのリソース要素グループは、自身の復調基準信号(demodulation reference signal;DMRS)を返送する。PDCCHには、QPSK(Quadrature Phase-Shift Keying)変調が用いられる。
NRにおいて、検索空間設定リストは、それぞれの設定された帯域幅部分(bandwidth part;BWP)に対してgNBによってシグナリングされ、ここで、それぞれの検索設定は、識別子によって固有に識別される。ページング受信、SI受信、ランダムアクセス応答受信のような特定の目的のために用いられる検索空間設定の識別子は、gNBによって明示的にシグナリングされる。NRにおいて、検索空間設定は、パラメータMonitoring-periodicity-PDCCH-slot、Monitoring-offset-PDCCH-slot、Monitoring-symbols-PDCCH-in-slot、及び持続期間を含む。UEは、パラメータPDCCHモニタリング周期(Monitoring-periodicity-PDCCH-slot)、PDCCHモニタリングオフセット(Monitoring-offset-PDCCH-slot)、及びPDCCHモニタリングパターン(Monitoring- symbol-PDCCH-in-slot)を用いてスロット内のPDCCHモニタリングオケージョンをモニタリングする。PDCCHモニタリングオケージョンは、スロット「x」乃至x+durationにあり、ここで、数「y」があるラジオフレームで数「x」があるスロットは、下記式1を満たす:
[式1]
(y*(ラジオフレームのスロット数)+x-Monitoring-offset-PDCCH-slot)mod(Monitoring-periodicity-PDCCH-slot)=0
PDCCHモニタリングオケージョンを有するそれぞれのスロットでのPDCCHモニタリングオケージョンの開始シンボルは、Monitoring-symbols-PDCCH-in-slotによって与えられる。PDCCHモニタリングオケージョンの長さ(シンボル単位)は、検索空間に関連したCORESETに与えられる。検索空間設定は、これに関連したCORESET設定の識別子を含む。CORESET設定のリストは、それぞれの設定されたBWPに対してgNBによってシグナリングされ、ここで、それぞれのCORESET設定は、識別子によって固有に識別される。それぞれのラジオフレームの持続時間は、10msであることを注目する。ラジオフレームは、ラジオフレーム番号またはシステムフレーム番号によって識別される。それぞれのラジオフレームは、ラジオフレームでのスロットの数とスロットの持続時間が副搬送波間隔によって変わる多様なスロットを含む。ラジオフレームにおけるスロット数とスロットの持続時間は、サポートされるそれぞれの副搬送波間隔(subcarrier spacing;SCS)に対するラジオフレームがNRに予め定義されていることによって変わる。それぞれのCORESET設定は、TCI(transmission configuration indicator)状態のリストに関連する。TCI状態当たり1つのDL基準信号(reference signal;RS ID(SSBまたはCSI-RS(channel state information(CSI) RS)が設定される。CORESET設定に相応するTCI状態のリストは、RRCシグナリングを介してgNBによってシグナリングされる。TCI状態リストのTCI状態のうち1つは、活性化されてgNBによってUEに示される。TCI状態は、検索空間のPDCCHモニタリングオケージョンでPDCCHの送信のためにgNBが用いるDL TXビーム(DL TXビームは、TCI状態のSSB/CSI RSでQCLされる(quasi-co-located(QCLed)))を示す。
NRにおいては、帯域幅適応(bandwidth adaptation;BA)がサポートされる。BAを用いるとUEの受信及び送信帯域幅がセルの帯域幅ほど大きい必要がなく、調整されることができる:幅は変更するように(例えば、電力を節約するために活動が少ない期間の間には縮小するように)注文されることができ;位置は(例えば、スケジューリング柔軟性を増加させるために)周波数ドメインで移動することができ;副搬送波間隔は変更するように(例えば、異なるサービスを許容するように)注文されることができる。セルの全体セル帯域幅のサブセットは、帯域幅部分(BWP)という。
BAは、BWPをRRC接続UEに設定し、設定されたBWPのうちどれが現在に活性的なものであるかをUEに知らせることによって達成される。BAが設定される時、UEは1つの活性BWP上でPDCCHのみをモニタリングすべきであり、すなわち、サービングセルの全体DL周波数上でPDCCHをモニタリングする必要がない。RRC接続状態で、UEにはそれぞれの設定されたサービングセル(すなわち、PCellまたはSCell)に対して1つ以上のDL及びUL BWPが設定される。活性化されたサービングセルの場合、特定時点に常に1つの活性UL及びDL BWPがある。サービングセルに対するBWPスイッチング(switching)は非活性BWPを活性化し、同時に活性BWPを非活性化するのに用いられる。BWPスイッチングは、ダウンリンク割当またはアップリンクグラントを示すPDCCH、bwp-InactivityTimer、RRCシグナリング、またはランダムアクセス手順の開始時にMAC(medium access control)エンティティ自体によって制御される。SpCellの付加またはSCellの活性化時に、それぞれfirstActiveDownlinkBWP-Id及びfirstActiveUplinkBWP-Idによって示されたDL BWP及びUL BWPは、ダウンリンク割当またはアップリンクグラントを示すPDCCHを受信せずに活性的である。サービングセルに対する活性BWPは、RRCまたはPDCCHによって示される。アンペアードスペクトラム(unpaired spectrum)の場合、DL BWPはUL BWPとペアになり、BWPスイッチングはULとDLいずれにも共通的である。BWP非活性タイマーの満了時、UEは活性DL BWPを基本DL BWPまたは初期DL BWPにスイッチングする(基本DL BWPが設定されていない場合)。
5G無線通信システムでは、ランダムアクセス(random access;RA)がサポートされる。ランダムアクセス(RA)は、UL時間同期化を達成するのに用いられる。初期アクセス、ハンドオーバー、無線リソース制御(RRC)接続再設定手順、スケジューリング要請送信、SCG(secondary cell group)付加/修正、ビーム障害復旧及びRRC CONNECTED状態で同期化されていないUEによるULにおけるデータまたは制御情報送信の間にRAが用いられる。様々なタイプのランダムアクセス手順がサポートされる。
競争ベースランダムアクセス(contention based random access;CBRA):これは、4段階CBRAともいう。このようなタイプのRAにおいて、UEは、まずRAプリアンブル(Msg1(message1)ともいう)を送信した後、RARウインドウでランダムアクセス応答(random access response;RAR)を待つ。RARは、Msg2(message2)ともいう。次世代ノードB(next generation node B;gNB)は、物理的ダウンリンク共有チャンネル(PDSCH)上でRARを送信する。RARを返送するPDSCHをスケジューリングするPDCCHは、RA-RNTI(RA-radio network temporary identifier)にアドレッシングされる。RA-RNTIは、RAプリアンブルがgNBによって検出された時間-周波数リソース(物理的RAチャンネル(PRACH)オケージョン、またはPRACH送信(TX)オケージョン、またはRAチャンネル(RACH)オケージョンともいう)を識別する。RA-RNTIは、次のように計算される:RA-RNTI=1+s_id+14*t_id+14*80*f_id+14*80*8*ul_carrier_id、ここで、s_idはUEがMsg1、すなわち、RAプリアンブルを送信したPRACHオケージョンの第1直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルのインデックスであり;0≦s_id<14であり;t_idはPRACHオケージョンの第1スロットのインデックスであり(0≦t_id<80);f_idは周波数ドメインでスロット内のPRACHオケージョンのインデックスであり(0≦f_id<8);ul_carrier_idはMsg1送信に用いられるNUL(normal UL)搬送波の場合は0、SUL(supplementary UL)搬送波の場合は1である。gNBによって検出された多様なRAプリアンブルに対する様々なRARは、gNBによって同一のRAR MAC(medium access control)PDU(protocol data unit)で多重化されることができる。MAC PDU内のRARは、RARがUEによって送信されるRAプリアンブルのRAプリアンブル識別子(RA preamble identifier;RAPID)を含む場合、UEのRAプリアンブル送信に相応する。RAプリアンブル送信に相応するRARがRARウインドウの間に受信されず、UEが設定可能な(RACH設定でgNBによって設定される)回数の間にRAプリアンブルをまだ送信していない場合、UEは第1段階に戻り、すなわち、RAリソース(プリアンブル/PRACHオケージョン)を選択し、RAプリアンブルを送信する。第1段階に戻る前にバックオフ(backoff)が適用されることができる。
RAプリアンブル送信に相応するRARが受信されれば、UEはRARで受信されたULグラントでMsg3(message3)を送信する。Msg3は、RRC接続要請、RRC接続再設定要請、RRCハンドオーバー確認、スケジューリング要請、SI要請などのようなメッセージを含む。Msg3は、UEアイデンティティ(identity)(すなわち、セル-無線ネットワーク臨時識別子(cell-radio network temporary identifier;C-RNTI)、またはS-TMSI(system architecture evolution(SAE)-temporary mobile subscriber identity)、または乱数(random number))を含むことができる。Msg3を送信した後、UEは競争解決タイマーを開始する。競争解決タイマーが行われる間、UEがMsg3に含まれたC-RNTIにアドレッシングされたPDCCHを受信すれば、競争解決は成功的であるものと見なされ、競争解決タイマーは中止され、RA手順は完了する。競争解決タイマーが行われる間、UEがUEの競争解決アイデンティティ(例えば、Msg3で送信された共通制御チャンネル(CCCH)サービスデータユニット(SDU)の第1Xビット)を含む競争解決MAC制御要素(CE)を受信すれば、競争解決は成功的なものと見なされ、競争解決タイマーは中止され、RA手順は完了する。競争解決タイマーが満了され、UEが設定可能な回数の間にRAプリアンブルをまだ送信していない場合、UEは第1段階に戻り、すなわち、RAリソース(プリアンブル/PRACHオケージョン)を選択し、RAプリアンブルを送信する。第1段階に戻る前にバックオフが適用されることができる。
無競争ランダムアクセス(contention free random access;CFRA):これは、レガシー(legacy)CFRAまたは4段階CFRAともいう。CFRA手順は、低い待機時間が求められるハンドオーバー、Scellのためのタイミングアドバンス設定などのようなシナリオに用いられる。eNB(またはgNB)は、専用RAプリアンブルをUEに割り当てる。UEは、専用RAプリアンブルを送信する。eNB(またはgNB)は、RA-RNTIにアドレッシングされたPDSCH上でRARを送信する。RARは、RAプリアンブル識別子及びタイミング整列情報を伝達する。RARはULグラントを含むこともできる。RARは、CBRA手順と類似するRARウインドウで送信される。CFRAは、UEによって送信されたRAプリアンブルのRAPIDを含むRARを受信した後、成功的に完了されたものと見なされる。BFRのためにRAが開始される場合、CFRAは、C-RNTIにアドレッシングされたPDCCHがBFRのための検索空間で受信されれば、成功的に完了されたものと見なされる。RARウインドウが満了され、RAが成功的に完了せず、UEが設定可能な(RACH設定でgNBによって設定される)回数の間にRAプリアンブルをまだ送信していない場合、UEはRAプリアンブルを再送信する。
ハンドオーバー及びBFRのような特定イベントの場合、専用プリアンブルがUEに割り当てられれば、RA手順の第1段階の間、すなわち、Msg1送信のためのRAリソース選択の間、UEは専用プリアンブルを送信するかまたは非専用プリアンブルを送信するかを決定する。専用プリアンブルは、一般的にSSB/CSI RS(channel state information reference signal)のサブセットに提供される。gNBによってCFRAリソース(すなわち、専用プリアンブル/PRACHオケージョン)が提供されるSSB/CSI RSのうち臨界値以上のDL RSRP(reference signal received power)を有するSSB/CSI RSがない場合、UEは非専用プリアンブルを選択する。そうでない場合、UEは専用プリアンブルを選択する。RA手順の間、1つのRA試みはCFRAである可能性があるが、他のランダムアクセス試みはCBRAである可能性がある。
2段階競争ベースランダムアクセス(2段階CBRA):第1段階において、UEは、PRACH上でランダムアクセスプリアンブルを送信し、PUSCH上でペイロード(すなわち、MAC PDU)を送信する。ランダムアクセスプリアンブル及びペイロード送信は、MsgAともいう。第2段階において、MsgA送信後、UEは、設定されたウインドウ内でネットワーク(すなわち、gNB)からの応答をモニタリングする。応答は、MsgBともいう。CCCH SDUがMsgAペイロードで送信されれば、UEはMsgBの競争解決情報を用いて競争解決を行う。MsgBで受信された競争解決アイデンティティがMsgAで送信されたCCCH SDUの最初の48ビットと一致すれば、競争解決は成功したものである。C-RNTIがMsgAペイロードで送信された場合、UEがC-RNTIにアドレッシングされたPDCCHを受信すれば、競争解決は成功的である。競争解決が成功的であれば、RA手順は成功的に完了したものと見なされる。送信されたMSGAに相応する競争解決情報の代わりに、MsgBはMsgAで送信されたランダムアクセスプリアンブルに相応するフォールバック情報を含むことができる。フォールバック情報が受信されれば、UEは、CBRA手順と同様にMsg3を送信し、Msg4を用いて競争解決を行う。競争解決が成功的であれば、RA手順は成功的に完了したものと見なされる。フォールバック時(すなわち、Msg3送信時)、競争解決が失敗すれば、UEはMsgAを再送信する。UEがMsgAを送信した後、ネットワーク応答をモニタリングする設定されたウインドウが満了され、UEが上述したように競争解決情報またはフォールバック情報を含むMsgBを受信していない場合、UEはMsgAを再送信する。MsgA設定可能な回数を送信した後にRA手順が成功的に完了されなければ、UEは、4段階RACH手順にフォールバックし、すなわち、UEはPRACHプリアンブルのみを送信する。
MsgAペイロードは、CCCH SDU、専用制御チャンネル(DCCH) SDU、専用トラフィックチャンネル(dedicated traffic channel;DTCH)SDU、バッファー状態報告(buffer status report;BSR)MAC CE、電力ヘッドルーム報告(power headroom report;PHR)MAC CE、SSB情報、C-RNTI MAC CEまたはパディング(padding)のうち1つ以上を含むことができる。MsgAは、第1段階におけるプリアンブルとともにUE ID(例えば、ランダムID、S-TMSI、C-RNTI、再開IDなど)を含むことができる。UE IDは、MsgAのMAC PDUに含まれることができる。C-RNTIのようなUE IDは、MAC CEがMAC PDUに含まれるMAC CEで返送されることができる。他のUE ID(例えば、ランダムID、S-TMSI、C-RNTI、再開IDなど)は、CCCH SDUで返送されることができる。UE IDは、ランダムID、S-TMSI、C-RNTI、再開ID、IMSI(international mobile subscriber identity)、遊休モードID、非活性モードIDなどのうち1つであることができる。UE IDは、UEがRA手順を行う異なるシナリオで異なることができる。UEが電源を入れた後(ネットワークに付着される前)、RAを行う時、UE IDはランダムIDである。UEがネットワークに付着された後、UEがIDLE状態でRAを行う時、UE IDはS-TMSIである。UEが(例えば、接続された状態で)割り当てられたC-RNTIを有した場合、UE IDはC-RNTIである。UEがINACTIVE状態にある場合、UE IDは再開IDである。UE IDに付加し、一部付加的な制御情報は、MsgAに送信されることができる。制御情報は、MsgAのMAC PDUに含まれることができる。制御情報は、接続要請インディケーション(indication)、接続再開要請インディケーション、SI要請インディケーション、バッファー状態インディケーション、ビーム情報(例えば、1つ以上のDL TXビームIDまたはSSB ID)、BFRインディケーション/情報、データ指示子(indicator)、セル/基地局(BS)/送受信ポイント(TRP)転換インディケーション、接続再設定インディケーション、再設定完了またはハンドオーバー完了メッセージなどのうち1つ以上を含むことができる。
2段階無競争ランダムアクセス(2段階CFRA):この場合、gNBは、MsgA送信のための専用ランダムアクセスプリアンブル及び物理的アップリンク共有チャンネル(PUSCH)リソースをUEに割り当てる。プリアンブル送信に用いられるPRACHオケージョンも示されることができる。2段階CFRAの第1段階において、UEは、CFRAリソース(すなわち、専用プリアンブル/PUSCHリソース/PRACHオケージョン)を用いてPRACH上でランダムアクセスプリアンブルを送信し、PUSCH上でペイロードを送信する。2段階CFRAの第2段階において、MsgA送信後、UEは、設定されたウインドウ内でネットワーク(すなわち、gNB)からの応答をモニタリングする。UEがC-RNTIにアドレッシングされたPDCCHを受信すれば、RA手順は成功的に完了されたものと見なされる。UEが送信されたプリアンブルに相応するフォールバック情報を受信すれば、RA手順は成功的に完了されたものと見なされる。
ハンドオーバー及びBFRのような特定イベントの場合、専用プリアンブル及びPUSCHリソースがUEに割り当てられれば、RA手順の第1段階の間、すなわち、MsgA送信のためのRAリソース選択の間、UEは、専用プリアンブルを送信するかまたは非専用プリアンブルを送信するかを決定する。専用プリアンブルは、一般的にSSB/CSI RSのサブセットに提供される。gNBによってCFRAリソース(すなわち、専用プリアンブル/PRACHオケージョン/PUSCHリソース)が提供されるSSB/CSI RSのうち臨界値以上のDL RSRPを有するSSB/CSI RSがない場合、UEは非専用プリアンブルを選択する。そうでない場合、UEは専用プリアンブルを選択する。RA手順の間、1つのRA試みは2段階CFRAである可能性があるが、他のRA試みは2段階CBRAである可能性がある。
RA手順が開始されれば、UEはまず搬送波(すなわち、SULまたはNUL)を選択する。RA手順に用いる搬送波がgNBによって明示的にシグナリングされれば、UEはRA手順を行うためにシグナリングされた搬送波を選択する。RA手順に用いる搬送波がgNBによって明示的にシグナリングされなかった場合;及びRA手順のためのサービングセルがSULを設定した場合;及びDL経路損失基準のRSRPがrsrp-ThresholdSSB-SULより小さい場合、UEは、RA手順を行うためにSUL搬送波を選択する。そうでない場合、UEは、RA手順を行うためにNUL搬送波を選択する。UL搬送波を選択すれば、UEは技術的仕様(technical specification;TS)38.321のセクション5.15に明示されたように、RA手順の間にUL及びDL BWPを決定する。その後、UEは、このようなRA手順の間に2段階または4段階RAを行うかを決定する。
-このようなランダムアクセス手順がPDCCH順序によって開始され、PDCCHによって明示的に提供されるra-PreambleIndexが0b000000でない場合、UEは4段階RACHを選択する。
-そうでない場合、2段階無競争ランダムアクセスリソースが、このようなランダムアクセス手順のためにgNBによってシグナリングされれば、UEは2段階RACHを選択する。
-そうでない場合、4段階無競争ランダムアクセスリソースが、このようなランダムアクセス手順のためにgNBによってシグナリングされれば、UEは4段階RACHを選択する。
-そうでない場合、このようなランダムアクセス手順のために選択されたUL BWPが2段階RACHリソースのみを設定すれば、UEは2段階RACHを選択する。
-そうでない場合、このようなランダムアクセス手順のために選択されたUL BWPが4段階RACHリソースのみを設定すれば、UEは4段階RACHを選択する。
-そうでない場合、このようなランダムアクセス手順のために選択されたUL BWPが2段階及び4段階RACHリソースいずれもを設定し、
-ダウンリンク経路損失基準のRSRPが設定された臨界値未満の場合、UEは4段階RACHを選択する。そうでない場合、UEは2段階RACHを選択する。
5世代無線通信システムにおいて、セルブロードキャストSSB(Synchronization Signal and PBCH block)でノードB(gNB)または基地局は、PSS(primary synchronization signal)、及びSSS(secondary synchronization signal)、及びシステム情報で構成される。システム情報(system information;SI)は、セルで通信するのに必要な共通パラメータを含む。5世代無線通信システム(次世代無線部(radio)またはNRともいう)において、SIは、MIB(master information block)と多数のSIB(system information block )に分けられ、ここで:
-MIBは、常に80msの周期でBCH上で送信され、80ms内で繰り返され、セルからSIB1(system information block 1)を獲得するのに必要なパラメータを含む。
-SIB1は、160msの周期及び可変送信繰り返しでDL-SCH上で送信される。SIB1の基本送信繰り返し周期は20msであるが、実際の送信繰り返し周期はネットワークの具現次第である。SIB1のスケジューリング情報は、SIBとSIメッセージ間のマッピング、それぞれのSIメッセージの周期及びSIウインドウの長さを含む。SIB1のスケジューリング情報は、関連SIメッセージがブロードキャストされるか否かを示すそれぞれのSIメッセージに対する指示子を含む。少なくとも1つのSIメッセージがブロードキャストされない場合、SIB1は1つ以上のSIメッセージをブロードキャストするようにgNBに要請するためのランダムアクセスリソース(PRACHプリアンブル及びPRACHリソース)を含むことができる。
-SIB1以外のSIBは、DL-SCH上で送信されるSI(SystemInformation)メッセージで返送される。同じ周期を有するSIBだけが同一のSIメッセージにマッピングされることができる。それぞれのSIメッセージは、周期的に発生する時間ドメインウインドウ(すべてのSIメッセージに対して同じ長さを有するSI-ウインドウという)内で送信される。それぞれのSIメッセージはSI-ウインドウに関連し、異なるSIメッセージのSI-ウインドウは重なることがない。1つのSI-ウインドウ内で相応するSIメッセージのみが送信される。SIB1を除くすべてのSIBは、SIB1のインディケーションを用いてセル特定または領域特定的であるように設定されることができる。セル特定SIBは、SIBを提供するセル内でのみ適用可能であるが、領域特定SIBは、1つまたは多数のセルで構成され、systemInformationAreaIDによって識別されるSI領域という領域内で適用可能である。
5世代無線通信システムにおいて、RRCはRRC_IDLE、RRC_INACTIVE、及びRRC_CONNECTED状態のうち1つにあることができる。UEは、RRC接続が設定された時、RRC_CONNECTED状態またはRRC_INACTIVE状態にある。そうでない場合、すなわち、RRC接続が設定されていない場合、UEはRRC_IDLE状態にある。RRC状態はまた、次のように特性化されることもできる:
RRC_IDLEで、UE特定DRX(discontinuous)は、上位階層によって設定されることができる。UEは、DCIを介してページングRNTI(P-RNTI)で送信された短文メッセージをモニタリングし;5G-S-TMSI(5G-S-temoprary mobile subscriber identity)を用いてCNページングのためのページングチャンネルをモニタリングし;隣接したセル測定及びセル(再)選択を行い;システム情報を獲得し、SI要請(設定された場合)を送信することができ;ロギングされた(logged)測定設定されたUEに対する位置及び時間とともに利用可能な測定のロギング(logging)を行う。
RRC_INACTIVEで、UE特定DRXは、上位階層またはRRC階層によって設定されることができ;UEは、UE非活性(inactive)ASコンテクストを格納する。RANベースの通知領域は、RRC階層によって設定される。UEは、DCIを介してP-RNTIで送信された短文メッセージをモニタリングし;5G-S-TMSIを用いるCNページング及び全体I-RNTIを用いるRANページングのためのページングチャンネルをモニタリングし;隣接したセル測定及びセル(再)選択を行い;設定されたRANベースの通知領域の外部に移動する時、RANベースの通知領域のアップデートを周期的に行い;システム情報を獲得し、SI要請(設定された場合)を送信することができ;ロギングされた測定設定されたUEに対する位置及び時間とともに利用可能な測定のロギングを行う。
RRC_CONNECTEDで、UEはASコンテクストを格納し、UEへ/からのユニキャストデータの送信が発生する。UEは、設定された場合、DCIを介してP-RNTIで送信された短文メッセージをモニタリングし;データがスケジューリングされるかを決定するために共有データチャンネルに関連した制御チャンネルをモニタリングし;チャンネル品質及びフィードバック情報を提供し;隣接したセル測定及び測定報告を行い;システム情報を獲得する。
RRC_CONNECTEDで、ネットワークは、一時停止(suspend)設定でRRCRleaseを送信することによってRRC接続の一時停止を開始することができる。RRC接続が一時中止される時、UEは、UE非活性ASコンテクストとネットワークから受信されたすべての設定を格納し、RRC_INACTIVE状態に切り替える(transit)。UEには、SCGが設定された場合、UEは、RRC接続再開手順を開始する時SCG設定を解除する。RRC接続を一時中止するためのRRCメッセージはインテグリティ保護され、暗号化される。
一時中止されたRRC接続の再開は、UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態に切り替える必要がある時、上位階層によって開始されるか、RNA(RAN based notification area)アップデートを行うためにRRC階層によって開始されるか、NG-RANからのRANページングによって開始される。RRC接続が再開される時、ネットワークは、格納されたUE非活性ASコンテクスト及びネットワークから受信された任意のRRC設定に基づいてRRC接続再開手順によってUEを設定する。RRC接続再開手順は、ASセキュリティーを再活性化し、SRB(signaling radio bearer)及びDRB(data radio bearer)を再設定する。RRC接続を再開するための要請に応答し、ネットワークは一時中止されたRRC接続を再開し、UEをRRC_CONNECTEDに送信するか、再開するための要請を拒否し、UEを(待機タイマーに従って)RRC_INACTIVEに送信するか、RRC接続を直接再び一時停止してUEをRRC_INACTIVEに送信するか、RRC接続を直接解除してUEをRRC_IDLEに送信するか、NASレベル復旧を開始するようにUEに指示する(この場合、ネットワークは、RRC設定メッセージを送信する)。
再開手順を開始すれば、UEは、
-値が、SIB1に提供されるパラメータを除き、相応する物理的階層仕様に明示されたような基本(default)L1パラメータ値を適用し;
-基本MACセルグループ設定を適用し;
-CCCH設定を適用し;
-タイマーT319を開始し;
-SIB1に含まれたtimeAlignmentTimerCommonを適用し;
-基本SRB1設定を適用し;
-変数pendingRNA-UpdateをFALSEに設定し;
-RRCResumeRequestメッセージまたはRRCResumeRequest1の送信を開始し;
-次のものを除き、格納されたUE非活性ASコンテクストからRRC設定、RoHC状態、DRBマッピング規則に対する格納されたQoSフロー及びKgNB及びKRRCintキーを復元し;
*-masterCellGroup;
*-格納された場合、mrdc-SecondaryCellGroup;及び
*-pdcp-Config;
-resumeMAC-Iを次のものを介して計算されたMAC-Iの16個の最下位ビットに設定し;
*条項(clause)8(すなわち、8ビットの倍数)VarResumeMAC-Inputに従ってエンコーディングされたASN.1;
*UE非活性ASコンテクストのKRRCintキーと以前に設定されたインテグリティ保護アルゴリズム;及び
*2進数1に設定されたCOUNT、BEARER、及びDIRECTIONに対するすべての入力ビット;
-格納されたnextHopChainingCount値を用いて現在KgNBキーまたはNHに基づいてKgNBキーを導き出し;
-KRRCencキー、KRRCintキー、KUPintキー、及びKUPencキーを導き出し;
-設定されたアルゴリズムとKRRCintキー及びKUPintキーを用いてSRB0を除くすべてのシグナリング無線ベアラにインテグリティ保護を適用するように下位階層を設定し、すなわち、インテグリティ保護は、UEによって送受信されるすべての後続メッセージに適用されなければならず;
-SRB0を除くすべてのシグナリング無線ベアラに対して暗号化を適用し、設定された暗号化アルゴリズム、KRRCencキー及び導き出されたKUPencキーを適用するように下位階層を設定し、すなわち、暗号化設定は、UEによって送受信されるすべての後続メッセージに適用されなければならず;
-SRB1に対するPDCPエンティティを再設定し;
-SRB1を再開し;
-RRCResumeRequestまたはRRCResumeRequest1を送信する。
4G無線通信システムにおいて、RRC_IDLEにおける小データ送信のために、UEには予め設定されたULリソースが設定されることができる。UEは、RRC接続解除メッセージで小データ送信のためのPUSCHリソース(例えば、周期的ULグラント)を受信する。UEがRRC_IDLEで送信するデータの量が少ない場合、UEは、UEがRRC接続解除メッセージでULグラントを受信した同一のセルにキャンピング(camping)され、UEが有効なTAを有する場合、UEは最も速いULグラントを選択し、選択されたULグラントでMAC PDUを送信する。UEは、設定された時間区間内でネットワークからの応答を待つ。応答のために、UEは、RRC接続解除メッセージでUEに割り当てられたRNTIにアドレッシングされたPDCCHをモニタリングする。応答が受信されない場合、小データ送信は失敗したものと見なされる。
5G無線通信システムは、PDCCHモニタリングのために多重ビーム、多重UL搬送波、多重BWP、及び検索空間をサポートする。このようなすべての態様は、既存手順では考慮されない。小データ送信手順は、PDCCHモニタリングのために多重ビーム、多重UL搬送波、多重BWP、及び検索空間をサポートするように向上されなければならない。
5G無線通信システムにおいて、MAC PDUを生成するためにLCP(logical channel prioritization)手順が用いられる。RRCは、それぞれの論理チャンネルに対するマッピング制限を設定することによってLCP手順を制御する。
-allowedSCS-Listは、送信のために許容された副搬送波間隔を設定し;
-maxPUSCH-Durationは、送信のために許容された最大PUSCH持続時間を設定し;
-configureGrantType1Allowedは、設定されたグラントType1が送信のために用いられ得るかを設定し;
-allowedServingCellsは、送信のために許容されたセルを設定し;
-allowedCG-Listは、送信のために設定された許容されたグラントを設定し;
-allowedPHY-PriorityIndexは、送信のために動的グラントの許容されたPHY優先順位インデックスを設定する。
SDTの場合、RRC接続再開が開始されればDRBが再開される。問題は、格納されたASコンテクストのLCH制限が小データ送信のためにMAC PDU生成中に適用されるか否かである。
実施例1-RRC_INACTIVEで小データ送信のためのRRC接続の再開を開始する時の動作、またはRRC_INACTIVEで小データ送信手順を開始する時の動作
UEは、RRC_INACTIVE状態にある。RRC_INACTIVE状態の間、UEは小データ送信のためにRRC接続再開を開始する(小データ送信を行うための基準が満たされる場合)。小データ送信のためのRRC接続再開は、小データ送信手順とも言うことができる。小データ送信のためのRRC接続再開の開始時、または小データ送信手順の開始時に、UEは次のような動作を行う:
-値がSIB1に提供されるパラメータを除き、相応する物理的階層仕様に明示されたような基本L1パラメータ値を適用し;
-基本MACセルグループ設定を適用し;
-CCCH設定を適用し;
-タイマー(T319または小データ送信のためにgNBによって設定された新しいタイマー)を開始し;
-SIB1に含まれたtimeAlignmentTimerCommonを適用し;
-基本SRB1設定を適用し;
-変数pendingRNA-Updateをfalseに設定し;
-RRCResumeRequestメッセージまたはRRCResumeRequest1の送信を開始し;
-フィールドuseFullResumeIDがSIB1でシグナリングされる場合:
*用いるメッセージとしてRRCResumeRequest1を選択し;
*resumeIdentityを格納されたfullI-RNTI値に設定し;
-その他に(else):
*用いるメッセージとしてRRCResumeRequestを選択し;
*resumeIdentityを格納されたshortI-RNTI値に設定し;
-次のものを除き、格納されたUE非活性ASコンテクストからRRC設定、RoHC状態、DRBマッピング規則に対する格納されたQoSフロー及びKgNB及びKRRCintキーを復元し;
*masterCellGroup;
*格納された場合、mrdc-SecondaryCellGroup;及び
*pdcp-Config;
-resumeMAC-Iを次のものを介して計算されたMAC-Iの16個の最下位ビットに設定し;
*ASN.1でエンコーディングされたVarResumeMAC-Inputを介し、
*UE非活性ASコンテクストのKRRCintキーと以前に設定されたインテグリティ保護アルゴリズム;及び
*2進数1に設定されたCOUNT、BEARER及びDIRECTIONに対するすべての入力ビット;
-格納されたnextHopChainingCount値を用いて現在KgNBキーまたはNHに基づいてKgNBキーを導き出し;
-KRRCencキー、KRRCintキー、KUPintキー、及びKUPencキーを導き出し;
-設定されたアルゴリズムとKRRCintキー及びKUPintキーを用いてSRB0を除くすべての無線ベアラにインテグリティ保護を適用するように下位階層を設定し、すなわち、インテグリティ保護は、UEによって送受信されるすべての後続メッセージ及びユーザデータに適用されなければならず;以前に設定されたUPインテグリティ保護があるDRBのみがインテグリティ保護を再開しなければならず;
SRB0を除くすべての無線ベアラに対して暗号化を適用し、設定された暗号化アルゴリズム、KRRCencキー及び導き出されたKUPencキーを適用するように下位階層を設定し、すなわち、暗号化設定は、UEによって送受信されるすべての後続メッセージ及びデータに適用されなければならない。
すべてのSRB及びすべてのDRBに対するPDCPエンティティを再設定し(またはSRB1及びすべてのDRBに対するPDCPエンティティを再設定する);UEは、DRB及びSRB2の再設定されたPDCPエンティティに対して格納されたASコンテクストからのPDCP設定を適用することに注目する。一実施例において、格納されたASコンテクストからPDCP設定を適用するかまたは基本PDCP設定を適用するかは、RRCRleaseメッセージまたはRRCReconfigurationメッセージでgNBによって示されることができ、UEは、格納されたASコンテクストからPDCP設定を適用するか、これによってDRB及びSRB2の再設定されたPDCPエンティティに対して基本PDCP設定を適用する。
-DRBに対するRLCエンティティを再設定する(UEが非活性状態に入る時、SRB1に対するRLCエンティティが再設定されることを注目する)。UEは、DRB及びSRB2の再設定されたRLCエンティティに対して格納されたASコンテクストからのRLC設定を適用する。一実施例において、格納されたASコンテクストからRLC設定を適用するかまたは基本RLC設定を適用するかは、RRCRleaseメッセージまたはRRCReconfigurationメッセージでgNBによって示されることができ、UEは、格納されたASコンテクストからRLC設定を適用するか、これによってDRB及びSRB2の再設定されたRLCエンティティに対して基本RLC設定を適用する。
-すべてのSRB及びすべてのDRBを再開し(またはSRB1及びすべてのDRBを再開する);
*接続再開時、PDCPがDTCH SDUを下位階層に提供する時点も明示される必要がある。RRCは、DRBの再開時にこれをPDCPに示すことができる。
-RRCResumeRequestまたはRRCResumeRequest1を送信する。ユーザデータは、暗号化され(UPインテグリティ保護が設定されたDRBに対してのみ)、インテグリティ保護され、CCCH上でRRCResumeRequest/RRCResumeRequest1メッセージと多重化されたDTCH上で送信される。BSR(regular or truncated)のような一部サポート情報も含まれることができ;UEを示す新しいMAC CEは、より多くのULデータを有しているか、UEはULデータに応答してDLデータを期待し/するか、SS-RSRPまたはCQIを含むか;UEを示すRRCメッセージのインディケーションはより多くのULデータを有しているか、UEはULデータに応答してDLデータを期待する。このような送信は、RACHベース小データ送信の場合、Msg3またはMsgAで行われ、非RACHベース小データ送信の場合、予め設定されたULグラントで行われることを注目する。
-代案の実施例において、アップリンクデータとともにRRCResumeRequestまたはRRCResumeRequest1を送信する代わりに、インテグリティ保護があるアップリンクデータが送信される。RRCResumeRequestまたはRRCResumeRequest1メッセージは送信されない。gNBは、アップリンクデータとともに受信されたMAC-Iに基づいてUEを認証することができる。このような送信は、RACHベース小データ送信の場合、Msg3またはMsgAで行われ、非RACHベース小データ送信の場合、予め設定されたULグラントで行われる。
上述した動作ですべてのDRBを再開し、すべてのDRBに対するPDCP/RLCエンティティを再設定する代わりに、UEは小データ送信が許容されるこのようなDRBのみを再開して再設定する。
-小データ送信が許容されるDRBは、gNBによってシグナリングされることができる(例えば、RRCRleaseメッセージまたは任意の他のRRCシグナリングメッセージで)。小データ送信が許容されるDRBの1つ以上のDRBアイデンティティ(identity)は、RRCRleaseメッセージまたはRRCReconfigurationメッセージのような任意の他のRRCシグナリングメッセージに含まれることができる。代案として、指示子(例えば、SDTAllowedがTRUEに設定される)は、該当DRBに対してSDTが許容されることを示すDRBの設定に含まれることができる。SDTAllowedがFALSEに設定されるか含まれなければ、UEは該当DRBに対してSDTが許されないと仮定する。
-一実施例において、このようなDRBのLCHからのデータが小データ送信のためのULグラントでLCH制限(allowedSCS-List、maxPUSCH-Duration、configureGrantType1Allowed、allowedServingCells、allowedCG-List及びallowedPHY-PriorityIndex)によって送信されるように許容される場合、DRBは小データ送信のために許容されると見なされる。DRBに関連したLCHのLCH設定で1つ以上のLCH制限が設定される。allowedSCS-Listは、送信のために許容された副搬送波間隔を設定し;送信のために許容される最大PUSCH持続時間を設定するmaxPUSCH-Duration;設定されたグラントタイプ1が送信のために用いられ得るかを設定するconfigureGrantType1Allowed;送信のために許容されたセルを設定するallowedServingCells;送信のために設定された許容されたグラントを設定するallowedCG-List;及び送信のための動的グラントの許容されたPHY優先順位インデックスを設定するallowedPHY-PriorityIndexを含む。例えば、小データ送信のためのULグラントのためのSCSがSCS Xであり、DRBに対するLCHにはallowedSCS-Listが設定され、SCS XがallowedSCS-Listに含まれない場合、DRBは小データ送信のために考慮されない。
実施例2-予め設定されたULグラントを用いた小データ送信
図1は、本開示の一実施例によって、予め設定されたアップリンクグラント(CGタイプ1PUSCHリソースともいう)を用いた小データ送信の一例を示す。
図1を参照すれば、RRC_CONNECTEDで、UEは、RRC_INACTIVE間に予め設定されたPUSCHをサポートするかを示す能力を報告する。UEは、例えば、UEAssistanceInformationメッセージに予め設定されたPUSCHを設定するための選好度を報告することができる。gNBは、UE能力、UEタイプ、UE選好度、及びULトラフィックパターンに基づいてRRC_INACTIVEで予め設定されたPUSCHを設定することに決定する。
UEは、動作110でgNBから専用シグナリング(RRCReconfigurationメッセージまたはRRCRleaseメッセージ)で小データ送信(SDT)のための予め設定されたPUSCHリソース(例えば、CG Type1リソース)を受信する。
*一実施例において、SDTのためのこのようなPUSCHリソースは、UEがSDTのためのPUSCHリソースを含むRRCRleaseメッセージまたはRRCReconfigurationメッセージを受信したセルに適用することができる。一実施例において、SDTのためのこのようなリソースは、多重セルに適用することができる。SDTのためのULリソースとセル間の関連に対する詳細な事項は、後述する。
*このようなPUSCHリソースは、SSBにもマッピングされる。PUSCHリソースとSSB間のマッピング規則は、後述する。
*多重UL搬送波がサポートされる場合、SDTのための予め設定されたPUSCHリソースは、SUL及びNULに対して別個に受信される。
*予め設定されたPUSCH上の設定は、RRCRleaseで提供される。例えば、このような設定は、RRCRleaseがRRC_INACTIVEに切り替えるために用いられる時に付加されることができる。この設定は、SuspendConfig IEに付加されることができる。代案として、Type1上のConfiguredGrantConfigは、RRCReconfigurationに提供される。UEがRRC_INACTIVE間に設定されたグラントタイプ1を使用し続けることができるかを示す指示子はRRCRleaseに含まれる。また、付加的な(予め設定されたPUSCH特定)設定は、RRCRleaseに提供されることができる。
UEがRRC_INACTIVEにある間、動作120で予め設定されたPUSCHリソースを用いるSDTは開始される。予め設定されたPUSCHリソースを用いるSDTに対する基準は、後述する。
UEは、動作130でUL搬送波を選択する。
*SULが(UEがSDTを行っているセル、すなわち、RRC_INACTIVEのキャンピングされたセルに)設定され、ダウンリンク経路損失基準(例えば、SSB)のRSRPがRSRPThresholdSUL-SDTより小さい場合、UEはSULを選択する。そうでない場合、UEはNULを選択する。RSRPThresholdSUL-SDTは、gNBから受信される。RSRPThresholdSUL-SDTが設定されない場合、UEはRACH設定で設定されたRSRPThresholdSULを用いる。RSRPThresholdSUL-SDTは、小データ送信のためにSULとNULの間で選択するために設定された新しいパラメータである。このパラメータは、ランダムアクセスプリアンブル送信のためのSUL及びNUL搬送波選択と異なる。その理由は、SDTの場合に送信されるUL情報が接続設定/再開のための一般的なランダムアクセス手順の場合よりはるかに大きく、安定した送信を保障するためにはるかに強力なチャンネル条件を必要とするからである。
その後、UEは、動作140で選択されたUL搬送波上のSDTのための予め設定されたPUSCHリソースに関連したSSBのうちからRSRPThresholdSSB-SDTより高いSS-RSRPを有するSSBを選択する。RSRPThresholdSSB-SDTは、gNBから受信される。RSRPThresholdSSB-SDTが設定されていない場合、UEはRACH設定で設定されたRSRPThresholdSSBを用いる。選択されたUL搬送波上で、UEは予め設定されたPUSCHリソースを用いる小データ送信のためにUL BWP上でSDTのために予め設定されたPUSCHリソースを用いる。予め設定されたPUSCHリソースを用いる小データ送信のためのUL BWPに対しては、後述する。
UEは、動作150で選択されたUL搬送波の予め設定されたPUSCHリソースから選択されたSSBに相応する最も速い利用可能なULグラントを選択する。
UEは、小データ送信のためのMAC PDUを生成し、動作160で選択されたULグラント時に送信する。UEは、次のオプションのうち1つを用いて小データを送信する:
*RRCResumeRequest(または新しいRRCメッセージ)+(DTCH上の)アップリンクデータ。resumeIdentity、ResumeMAC-I、RCRResumeRequest/RRCResumeRequest1のresumeCause。新しいresumeCauseは、小データ送信または予め設定されたPUSCHを介した小データ送信を示すために導入されることができる。
*RRCResumeRequest(または新しいRRCメッセージ)。resumeIdentity、ResumeMAC-I、resumeCause、RRCResumeRequest/RRCResumeRequest1のNASコンテナ。NASコンテナはULデータを含む。
*新しいMAC CE(resumeIdentity、ResumeMAC-I)+(DTCH上の)アップリンクデータ。resumeIdentityは、UE識別のために提供される。ResumeMAC-Iは、セキュリティーのためのものである。
実施例2-1 - SDTのための予め設定されたPUSCHリソースの詳細な事項
関連したセル
一実施例において、専用シグナリングで受信されたSDTのために予め設定されたPUSCHリソース設定は、UEが設定を受信したセルで有効である。
一実施例において、gNBは、専用シグナリングで多重セルに対するSDTのために予め設定されたPUSCHリソースをシグナリングすることもできる。
*シグナリングは、予め設定されたPUSCHリソース設定及び関連した1つ以上のセルアイデンティティを含むことができる。
*1つの設定が多数のセルにマッピングされることができる。
*RRCRleaseメッセージを受信したセルに関連した設定のためにセルアイデンティティがスキップ(skip)されることができる。
関連したBWP
一実施例において、専用シグナリングで受信されたSDTに対する予め設定されたPUSCHリソース設定は、初期UL BWPに適用される(またはSDTに対する予め設定されたPUSCHリソース設定は、初期UL BWPのためのものであるか、SDTに対する予め設定されたPUSCHリソース設定は、初期UL BWPのためにシグナリングされる)。
代案の実施例において、予め設定されたPUSCHリソース設定を用いるSDTに対する適用可能なBWP(RRCReconfigurationメッセージで設定されたBWPのうち1つから、BWP IDが示されることができる)は、RRCメッセージ(例えば、RRCRlease、RRCReconfigurationメッセージまたはSIメッセージ)で知らされることができる。一実施例において、BWP設定は、BWPが予め設定されたPUSCHリソース設定を用いてSDTに適用されることを示す指示子(indicator)を含むことができる。一実施例において、予め設定されたPUSCHリソース設定を用いるSDTに対するBWPは、設定がSDTに対する予め設定されたPUSCHリソース設定を含むBWPである。適用可能なBWPが通知されなければ、専用シグナリングで受信されたSDTに対する予め設定されたPUSCHリソース設定は、初期UL BWPに適用される。
代案として、絶対値ベース周波数ドメイン情報は、シグナリングされることができる。
関連したUL搬送波
一実施例において、SDTに対する予め設定されたPUSCHリソースは、NUL及びSULに対して別個に設定される。
シグナリングを最適化するために、SULとNULの両方に対する設定が同一である場合、SULに対する設定はスキップされることができ、UEはSULがセルに設定されている場合にもNUL設定をSULに適用する。
SSBとULグラント間の関連
システムが、さらに高い周波数に配置される場合、UEは、SSBと設定されたグラント(すなわち、PUSCHオケージョン/リソース)間の関連が設定されることを知る必要がある。
RRC_INACTIVE状態で、UEはSSBのみ測定することができることから、設定されたグラントはSSBに関連する。
グラントをSSBに関連させるために、本開示では次のオプションが提案される:
-オプション1:シグナリングは、SDTのためのUL搬送波に対する1つの設定されたグラント設定を含む。
*1-1:グラント設定(またはPUSCHリソース設定)に関連した1つ以上のSSB Idのリストがシグナリングされる。
*1-2:グラント設定は、送信されたSSBがパラメータssb-PositionsInBurstによって決定されるセルにおけるすべての送信されたSSBに関連する。
*一実施例において、ULグラントは、i=[floor(CURRENT_symbol/periodicity)]モジュロN1の場合、第i SSBに関連し、ここで、
**CURRENT_symbol=[SFN Х numberOfSlotsPerFrame Х numberOfSymbolsPerSlot+フレーム Х numberOfSymbolsPerSlotのスロット番号+スロットのシンボル番号]
**numberOfSlotsPerFrame及びnumberOfSymbolsPerSlotは、それぞれフレーム当たり連続スロットの数及びスロット当たり連続シンボルの数を指し示す。numberOfSlotsPerFrameは、SCSに特定し、それぞれのSCSに対して予め定義される。SCSは、設定されたグラントに関連したUL BWPのSCSである。
**(シンボルの)周期は、ULグラントが設定され、シグナリングされる周期である。
**SFNは、設定されたULグラントが割り当てられるシステムフレーム番号である。
**スロット番号は、設定されたULグラントの開始スロットである。
**シンボル番号は、設定されたULグラントの開始シンボルである。
**N1=SSBの数
**SSBは、SSB IDの昇順にマッピングされる。
図2は、本開示の一実施例による同期化信号ブロックとアップリンクグラント(PUSCHオケージョン/リソース)間の関連の一例を示す。
図2を参照すれば、ULグラント/PUSCHオケージョンは、1つのSSBに関連する。それぞれのSSBがULグラント/PUSCHオケージョンにマッピングされる期間は、関連期間(association period)が設定されたグラント周期の倍数である関連期間であると言うことができる。図2で、関連期間は、グラントを設定した4個の期間を含む。それぞれのULグラント/PUSCHオケージョンは、1つ以上のSSBにマッピングされることをできることが注目しなければならない。図2で、それぞれのULグラント/PUSCHオケージョンは、1つのSSBにマッピングされる。
-オプション2:シグナリングは、UL搬送波に対する多重グラント設定を含む。
*このオプションにおいて、グラント設定に関連した1つ以上のSSB IDのリストは、相応する設定でシグナリングされる。グラント設定のそれぞれのULグラントは、リストのSSBに関連する。
図3は、本開示の一実施例による同期化信号ブロックとアップリンクグラント間の関連の他の例を示す。
図3を参照すれば、それぞれのグラント設定は、1つのSSBにマッピングされる。したがって、設定されたグラント設定のすべてのULグラント/PUSCHオケージョンは、同一のSSBにマッピングされる。グラント設定が多数のSSBにマッピングされる場合、SSBは、図2でのように順次方式でULグラント/PUSCHオケージョンに順次にマッピングされることができる。グラント設定のULグラント/PUSCHオケージョンも周波数分割多重化される場合、ULグラント/PUSCHオケージョンは、まず周波数で順次にマッピングされた後、時間的にマッピングされることができる。
実施例2-2 - SDTに対して予め設定されたPUSCHリソースを用いるか否かを決定する基準
UEは、次の条件が満たされる場合、予め設定されたPUSCHリソース(またはCGリソース)を用いてSDTを行うことができる。異なる実施例においては、下記の条件のサブセットが適用されることができる。
条件1:上位階層はRRC接続の再開を要請し、再開要請はモバイル発信呼(mobile originating calls)に対するものであり、設定原因はmo-Dataであるか;上位階層は、RRC接続の再開を要請し、再開要請はモバイル発信呼に対するものであるか;再開要請はモバイル発信呼に対するものである。
条件2:UEはSDTをサポートする。
条件3:予め設定されたPUSCHリソースは、以前の中断手順の間の中断インディケーション(suspend indication)とともにRRCRleaseメッセージでシグナリングされ、UEは予め設定されたPUSCHリソースを受信した同一のセルにある。
条件4:UEは、以前の中断手順の間に中断インディケーションとともにRRCRleaseメッセージに提供されたnextHopChainingCountの格納された値を有する。nextHopChainingCountが常にRRCRleaseメッセージに提供される場合、この条件はスキップされることができる。
条件5:LCPに対するLCH制限がSDTに適用される場合、データが送信のために利用可能なすべてのLCHは、LCH制限によってSDTに対する予め設定されたPUSCHリソースに対するMAC PDUで多重化されるように許容される。
ネットワークは、SDTが許容されるDRBを示すことができることも注目する。この場合、条件5で、SDTが許容されるDRBに相応するLCHが考慮される。SDTが許容されるDRB以外のDRBに対する送信のためのデータが利用可能な場合、UEはSDTなしに接続再開を開始しなければならない。一実施例において、条件5はSDTを決定するのに用いられない。
条件6:UEは有効なTA値を有する。
ネットワークは、SDT-TimeAlignmentTimerを設定する。SDT-TimeAlignmentTimerは、ネットワークからSDT-TimeAlignmentTimer設定を受信すれば開始する。タイミングアドバンス命令MAC制御要素が受信されるかPDCCHがタイミングアドバンス調整を示す時、SDT-TimeAlignmentTimerは再び開始する。
*SDT-TimeAlignmentTimerが実行中の場合;及び
*経路損失基準(すなわち、SSB)のSS-RSRP(SS基準信号受信電力が2次同期化信号を返送するリソース要素の電力寄与度(power contributions)の線形平均である)が、最後のSDT-TimeAlignmentTimerが開始された後、rsrp-IncreaseThresh以上増加しない場合;及び
*経路損失基準(すなわち、SSB)のSS-RSRPが最後のSDT-TimeAlignmentTimerが開始された後、rsrp-DecreaseThresh以上減少しない場合、
**TAは、有効なものと見なされる。TA有効性検査(validation)のためにSS-RSRPが測定されるSSBは、キャンピングされた(camped)セルで送信されたSSBのうち1つであるか、TA有効性検査のためにSS-RSRPが測定されるSSBは、予め設定されたPUSCHリソースに関連したSSBのうち1つであるか、TA有効性検査のためにSS-RSRPが測定されるSSBは、予め設定されたPUSCHリソースに関連したSSBのうち1つであり、また、キャンピングされたセルで送信される。このようなSSBがいくつか存在する場合、このようなSSBのうちの最上のSSBのSS-RSRP(すなわち、SS-RSRP値が最も高いもの)がTA有効性検査のために用いられることができる。
条件7:UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いてSDTのために選択されたUL搬送波/UL BWPに対する予め設定されたPUSCHリソースに関連したSSBのうちの臨界値より高いSS-RSRPを有する少なくとも1つのSSBを有する。ダウンリンク経路損失基準のRSRPがrsrp-ThresholdSSB-SULより小さければ、予め設定されたPUSCHリソースを用いるSDTに対するSULが選択される。そうでない場合、予め設定されたPUSCHリソースを用いるSDTに対するNULが選択される。一実施例において、条件7はSDTを決定するのに用いられない。
条件8:送信されるMAC PDUのサイズが予め設定されたPUSCHリソースの送信ブロックのサイズ(transport block size;TBS)以下であるか、使用可能なデータのサイズがデータボリューム臨界値以下である場合(データボリューム臨界値はgNBによってシグナリングされる)、次のオプションのうち1つを用い、予め設定されたPUSCHリソースを用いてSDTに対するTBSを設定し、小データ送信のために予め設定されたPUSCHリソースを用いるか一般接続再開を用いるかを決定することができる。
実施例2-2-1 - オプション1:(キャンピングされたセルのUL搬送波に対する)単一PUSCH設定及び信号品質ベース臨界値なし
gNBは、SDTに対する(キャンピングされたセルのUL搬送波に対する)単一PUSCH設定を設定する。TBSは、明示的にシグナリングされず、PUSCHリソースのSCS、PRBの数及びOFDMシンボルの数に基づいて決定される。TBSは明示的にシグナリングされることもできる。
-メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、送信のために選択されたUL搬送波上のPUSCH設定によるペイロードのTBサイズより小さい場合、
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始しない。UEは、SDTを行うためのRACHベース基準が満たされる場合にRACHを用いて小データ送信を開始することができる。
実施例2-2-2 - オプション2:(キャンピングされたセルのUL搬送波に対する)単一PUSCH設定及び単一RSRP臨界値
gNBは、SDTに対する(キャンピングされたセルのUL搬送波に対する)単一PUSCH設定を設定する。TBSは、明示的にシグナリングされず、PUSCHリソースのSCS、PRBの数及びOFDMシンボルの数に基づいて決定される。TBSは、明示的にシグナリングされることもできる。gNBは、パラメータsdt-Thresholdも設定する。このようなパラメータは、SUL及びNULに対するULカバレッジ(coverage)が異なることからSUL及びNULに対して別個に設定される。
-メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、送信のために選択されたUL搬送波上のPUSCH設定によるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold以上の場合、
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始しない。UEは、SDTを行うためのRACHベース基準が満たされる場合にRACHを用いて小データ送信を開始することができる。
実施例2-2-3 - オプション3:多重[PUSCH設定、臨界値]
gNBは、SDTに対する(キャンピングされたセルのUL搬送波に対する)パラメータPUSCH-Config-SDT-1及びPUSCH-Config-SDT-2 PUSCH設定を設定する。TBSは、明示的にシグナリングされず、PUSCHリソースのSCS、PRBの数及びOFDMシンボルの数に基づいて決定される。TBSは、明示的にシグナリングされることもできる。sdt-Threshold-1も設定される。このようなパラメータは、SUL及びNULに対するULカバレッジが異なることからSUL及びNULに対して別個に設定される。
-メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、送信のために選択されたUL搬送波上でSDTに対するPUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズ以下である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-1で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、選択されたUL搬送波上に対するPUSCH-Config-SDT-2によるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold-2以上である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-2で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始しない。UEは、SDTを行うためのRACHベース基準が満たされる場合にRACHを用いて小データ送信を開始することができる。
このオプションは、gNBがパラメータPUSCH-Config-SDT-1~PUSCH-Config-SDT-N;sdt-Threshold-2~sdt-Threshold-Nを設定することで一般化されることができる。
-メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、送信のために選択されたUL搬送波上でSDTに対するPUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズ以下である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-1で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、選択されたUL搬送波に対するPUSCH-Config-SDT-2によるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold-2以上である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-2で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-2によるペイロードのTBサイズより大きく、(「PUSCH-Config-SDT-2によるペイロードのTBサイズより大きく」一実施例で除去されることができ)、送信のために選択されたUL搬送波上でSDTに対するPUSCH-Config-SDT-3によるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold-3以上である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-2で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-N-1によるペイロードのTBサイズより大きく、(「PUSCH-Config-SDT-N-1によるペイロードのTBサイズより大きく」一実施例で除去されることができ)、送信のために選択されたUL搬送波上でSDTに対するPUSCH-Config-SDT-NによるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold-N以上である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-Nで予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始しない。UEは、SDTを行うためのRACHベース基準が満たされる場合にRACHを用いて小データ送信を開始することができる。
実施例2-2-3A - オプション3A
gNBは、SDTに対する(キャンピングされたセルのUL搬送波に対する)PUSCH設定でパラメータPUSCH-Config-SDT-1及びPUSCH-Config-SDT-2を設定する。TBSは、明示的にシグナリングされず、PUSCHリソースのSCS、PRBの数及びOFDMシンボルの数に基づいて決定される。TBSは、明示的にシグナリングされることもできる。sdt-Threshold-1及びsdt-Threshold-2も設定される。このようなパラメータは、SUL及びNULに対するULカバレッジが異なることからSUL及びNULに対して別個に設定される。
-メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、送信のために選択されたUL搬送波上でSDTに対するPUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold-1以上である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-1で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズより大きく、(「PUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズより大きく」一実施例で除去されることができ)、選択されたUL搬送波に対するPUSCH-Config-SDT-2によるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold-2以上である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-2で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始しない。UEは、SDTを行うためのRACHベース基準が満たされる場合にRACHを用いて小データ送信を開始することができる。
このオプションは、gNBがパラメータPUSCH-Config-SDT-1~PUSCH-Config-SDT-N;sdt-Threshold-1~sdt-Threshold-Nを設定することで一般化されることができる。
-メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、送信のために選択されたUL搬送波上でSDTに対するPUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold-1以上である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-1で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズより大きく、(「PUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズより大きく」一実施例で除去されることができ)、選択されたUL搬送波に対するPUSCH-Config-SDT-2によるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold-2以上である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-2で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-N-1によるペイロードのTBサイズより大きく、(「PUSCH-Config-SDT-N-1によるペイロードのTBサイズより大きく」一実施例で除去されることができ)、送信のために選択されたUL搬送波上でSDTに対するPUSCH-Config-SDT-NによるペイロードのTBサイズ以下であり、ダウンリンク経路損失基準のRSRPがsdt-Threshold-N以上である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-Nで予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始しない。UEは、SDTを行うためのRACHベース基準が満たされる場合にRACHを用いて小データ送信を開始することができる。
実施例2-2-4 - オプション4:多重[TBS]
gNBは、SDTに対する(キャンピングされたセルのUL搬送波に対する)PUSCH設定でパラメータPUSCH-Config-SDT-1及びPUSCH-Config-SDT-2を設定する。TBSは、明示的にシグナリングされず、PUSCHリソースのSCS、PRBの数及びOFDMシンボルの数に基づいて決定される。TBSは、明示的にシグナリングされることもできる。このようなパラメータは、SUL及びNULに対するULカバレッジが異なることからSUL及びNULに対して別個に設定される。
-メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズ以下である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-1で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-2によるペイロードのTBサイズ以下である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-2で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始しない。UEは、SDTを行うためのRACHベース基準が満たされる場合にRACHを用いて小データ送信を開始することができる。
このオプションは、gNBがパラメータPUSCH-Config-SDT-1~PUSCH-Config-SDT-Nを設定することで一般化されることができる。
-メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-1によるペイロードのTBサイズ以下である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-1で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-2によるペイロードのTBサイズ以下である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-2で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-3によるペイロードのTBサイズ以下である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-3で予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に、メッセージのサイズ(送信のために使用可能なULデータ+MACヘッダ及び必要な場合にMAC制御要素)が、PUSCH-Config-SDT-NによるペイロードのTBサイズ以下である場合、
*UEは、PUSCH-Config-SDT-Nで予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始する。
-その他に
*UEは、予め設定されたPUSCHリソースを用いて小データ送信を開始しない。UEは、SDTを行うためのRACHベース基準が満たされる場合にRACHを用いて小データ送信を開始することができる。
実施例2-3 - 予め設定されたPUSCHリソースで小データを送信する時のPDCCHモニタリング
予め設定されたPUSCHリソースでアップリンクデータを送信する時、UEはネットワーク応答のためにPDCCHをモニタリングする必要がある。
検索空間:UEは、PDCCHをモニタリングするための検索空間を知る必要がある。予め設定されたPUSCHリソースを用いてSDTに対するネットワーク応答のためにPDCCHをモニタリングするための検索空間を決定するために次のオプションのうち1つが用いられることができる。
-オプション1:予め設定されたPUSCHリソースを用いるSDT用sdt-SearchSpaceCGは、予め設定されたPUSCHリソースとともにRRCRleaseメッセージでネットワークによってシグナリングされることができる。
*1-1:sdt-SearchSpaceCGは、予め設定されたPUSCHリソースを用いてSDTのために選択されたUL BWPと同一のBWP IDを有する初期DL BWPまたはDL BWPのPDCCH-ConfigCommon IEで検索空間のうち1つを示す。
*1-2:sdt-SearchSpaceCGは、予め設定されたPUSCHリソースを用いてSDTのために選択されたUL BWPと同一のBWP IDを有する初期DL BWPまたはDL BWPのPDCCH-Config IEで検索空間のうち1つを示す。
-オプション2:sdt-SearchSpaceCGは、予め設定されたPUSCHリソースを用いてSDTのために選択されたUL BWPと同一のBWP IDを有する初期DL BWP設定(PDCCH-ConfigCommon IEまたはPDCCH-Config IE)またはDL BWP設定でネットワークによってシグナリングされることができる。
-sdt-SearchSpaceCGは、PDCCHモニタリングのために用いられる(検索空間設定のリストのうちから)検索空間設定の検索空間idを示す。
-UEは、送信がUEによって行われるULグラントに関連したSSBに相応するRXビームを用いて検索空間をモニタリングする。
RNTI:UEは、PDCCHをモニタリングするためにRNTIを知る必要がある。UEは、C-RNTIにアドレッシングされたPDCCHをモニタリングすることができ、ここで、C-RNTIは、UEが予め設定されたPUSCHリソースを受信したセルで用いられたものである。代案として、C-RNTIは(例えば、RRCRleaseメッセージで)、予め設定されたPUSCHリソースとともに割り当てられることができる。
モニタリング時間:UEは、モニタリング応答のための時間区間を知る必要がある。タイマーは、予め設定されたPUSCHリソースとともにネットワークによって設定されることができる。タイマーは、PUSCH送信の終わりに開始されるか、PUSCH送信の終わりの第1PDCCHモニタリングオケージョン、またはPUSCH送信の終わりの固定されたオフセットで開始されることができる。UEがC-RNTIにアドレッシングされたPDCCHを受信し、TBが成功的にデコーディングされれば、タイマーは中止される。
再送信処理:
-オプション1:再送信しない。タイマーが満了すれば、SDTは失敗したものと見なされる。
-オプション2:タイマーベース再送信:UEは、MAC PDU設定可能な回数をまだ送信していない場合、予め設定されたPUSCHリソースを用いて生成されたMAC PDUを再送信する。UEが、MAC PDU設定可能な回数を送信した場合、SDTは失敗したものと見なされる。
*再送信の間、UEは、まずSSBを選択し(一実施例において、UEは第1送信の間に選択されたものと同一のSSBを用いる);その後、UEは、選択されたSSBに相応するPUSCHリソースを選択し;その後、UEは、選択されたPUSCHリソースで送信し;UEは、モニタリングタイマーを開始して応答(すなわち、C-RNTIにアドレッシングされたPDCCH)を待つ。UCIがサポートされる場合、UEはUCIで新しい送信/再送信を示すことができる。RV(Redundancy Version)は、送信/再送信ごとに予め定義されることができる。
*再送信の間、PUSCH送信のためのパワーランピング(power ramping)が行われることができる。以前の送信の電力は、電力ランピング段階によってランピングされることができる。電力ランピング段階は、gNBによってシグナリングされる。
-オプション3:ネットワークトリガー再送信:
*UEが、予め設定されたPUSCHリソースを用いてSDTのために用いられるHARQプロセスのHARQ再送信のためにC-RNTIにアドレッシングされたPDCCHを受信する場合、UEはHARQ再送信を行う。PDCCHは、再送信のためのULグラントを示す。予め設定されたPUSCHリソースを用いるSDTのために用いられるHARQプロセスは、SDT設定でシグナリングされることができるか、予め定義されることができる。
*UEはモニタリングタイマーを再び開始して応答を待つ。
*UEは初期送信の間に選択されたSSBを用い続ける。
*再送信の間、PUSCH送信のためのパワーランピングが行われることができる。以前の送信の電力は、電力ランピング段階によってランピングされることができる。電力ランピング段階は、gNBによってシグナリングされる。
小データ送信に対する応答として、UEは、次のような目的のために信号(RRCメッセージまたはDCI)を受信することができる。
予め設定されたPUSCHを解除するか再開手順(すなわち、RRC_CONNECTED)に切り替える。
実施例2-4 - 予め設定されたPUSCHリソースの解除
オプション1:タイマーベースリリース
-タイマーは、解除メッセージで予め設定されたPUSCHリソースを受信する時(再び)開始する。タイマーが満了すれば、予め設定されたPUSCHリソースが解除される。
オプション2:発生回数によって解除
-MACエンティティは、グラントが用いられない「N」連続関連期間の直後に予め設定されたPUSCHリソースを廃棄しなければならない。関連期間は、設定されたグラントの周期*Xと等しく、ここで、Xは、設定されたグラントに関連したSSBの数である。
オプション3:任意の予め設定されたPUSCHリソースまたは以前に設定されたリソースの使用を示す任意のインディケーションがないRRCRleaseの受信
オプション4:セル変更時の解除
オプション5:接続再開時の解除
オプション6:gNBは、非活性UEに対して予め設定されたPUSCHを解除することを望む場合がある。その後、RANページングが用いられることができる。RANページングにおける新しいフィールドが導入されることができる。UEが新しいフィールドとともにRANページングを受信すれば、UEは予め設定されたPUSCHを解除するが、RRC_CONNECTEDに切り替える必要はない。
実施例2-5 - コンテキストフェッチ(fetch)がないシグナリングのフロー
図4は、本開示の一実施例によって、予め設定されたアップリンクリソースを用いる小データ送信のためのフローチャートを示す。
図4を参照すれば、この場合、gNBがUEのコンテクストを有すると仮定する。
0.予め設定されたPUSCHリソースを用いてSDTを開始するための基準が満たされる。
1.UEは、予め設定されたPUSCHリソースで、UEは、動作410でRRCResumeRequest/RRCResumeRequest1をSRB0上で(最後のサービングgNBと同一の)gNBに送信する。要請は、全体/短い(full/short)I-RNTI(resumeIdentity)、再開原因(resumeCause)、及び認証トークン(resumeMAC-I)を含む。I-RNTI(短いまたは全体I-RNTI)は、コンテクスト識別に用いられ、これの値は、UEがsuspendConfigメッセージを有するRRCRleaseで最後のサービングgNBから受信したI-RNTIと同一でなければならない。ResumeMAC-Iは、16ビットメッセージ認証トークンであり、UEは、UEと最後のサービングgNBの間にネゴシエートされた格納されたASセキュリティーコンテクスト内のインテグリティアルゴリズム(NIAまたはEIA)と、次のような入力を有する格納されたASセキュリティーコンテクストからのKRRCintを用いて計算しなければならない:
-KEY:現在のKRRCintに設定されなければならず;
-BEARER:すべてのビットは、1に設定されなければならず;
-DIRECTION:1に設定されなければならず;
-COUNT:すべてのビットは、1に設定されなければならず;
-MESSAGE:次のような入力を有するVarResumeMAC-Inputに設定されなければならない:
-ソースPCI(RRC接続が中断される前にUEが接続されたPCellの物理的セルアイデンティティに設定される);
-ターゲットセルID(ターゲットセルのSIB1でブロードキャストされるPLMN-IdentityInfoListに含まれた第1PLMN-IdentityのcellIdentity、すなわち、UEが小データを送信しているセルに設定される);及び
-ソースC-RNTI(RRC接続が中断される前にUEが接続されたPCellにあったC-RNTIに設定される)。
UEは、すべてのSRB及びDRBを再開し、以前のRRC接続のRRCRleaseメッセージに提供されたNextHopChainingCountを用いて新しいセキュリティーキーを導き出し、ASセキュリティーを再設定する。ユーザデータは暗号化され、(UPインテグリティ保護が設定されたDRBに対してのみ)インテグリティ保護され、CCCH上でRRCResumeRequest/RRCResumeRequest1メッセージと多重化されたDTCH上で送信される。
代案として、UEは、次のオプションのうち1つを用いることによって小データを送信することができる:
-RRCResumeRequest(または新しいRRCメッセージ)。resumeIdentity、ResumeMAC-I、resumeCause、RRCResumeRequest/RRCResumeRequest1のNASコンテナ。NASコンテナはULデータを含む。
-新しいMAC CE(resumeIdentity、ResumeMAC-I)+(DTCH上の)アップリンクデータ。resumeIdentityは、UE識別のために提供される。ResumeMAC-Iは、セキュリティーのためのものである。
2.gNBは動作420でresumeMAC-Iを検証し、アップリンクデータをUPFに伝達する。
3.gNBは、UEをRRC_INACTIVE状態に維持するためにRRCRleaseメッセージを送信する。PDCCHはC-RNTIにアドレッシングされる。C-RNTIは、UEが予め設定されたPUSCHリソースを受信したセルで用いられたものである。代案として、C-RNTIは、予め設定されたPUSCHリソースとともに割り当てられることができる。動作430でダウンリンクデータが利用可能な場合、ダウンリンクデータは、動作440でDCCH上でRRCRleaseメッセージと多重化されたDTCH上で(UPインテグリティ保護が設定されたDRBに対してのみ)暗号化され、インテグリティ保護されて送信される。
(代案1)gNBが、RRCRlease前にULグラント(C-RNTIにアドレッシングされたPDCCH)をスケジューリング可能な代案のシグナリングのフローを考慮する。UL送信において、UEは、UEが送信するデータがさらにあるかを示すことができる。UEが送信するデータがさらにある場合、gNBは、ULグラントをスケジューリングすることができる。そうでない場合、RRCRleaseをスケジューリングする。UL送信において、UEはPRACHプリアンブルによって示されたSSBがこれ以上適合していない場合、臨界値より高いSSBのSSB IDを含むこともできる。
(代案2)代案として、gNBは、RNTIにアドレッシングされたPDCCHを送信することができ(すなわち、RNTIは予め設定されたリソースとともにgNBによって割り当てられたものであり、RNTIは他のUEにも割り当てられることができる)、スケジューリングされたDL TBは、競争解決アイデンティティ(これは、再開メッセージの第1Xビット(例えば、48ビット)である)及びC-RNTIを含む。これがUEの競争解決アイデンティティと一致すれば、UEはモニタリングタイマーを中止し、UEは小データ送信を成功的なものと見なすことができる。
小データ送信に対する応答として、UEは、次のような目的のために信号(RRCメッセージまたはDCI)を受信することができる。
予め設定されたPUSCHを解除するか、再開手順(すなわち、RRC_CONNECTED)に切り替える。
実施例2-6 - コンテキストフェッチ、及び経路転換を用いた例示的なシグナリングのフロー
図5は、本開示の実施例によって、予め設定されたアップリンクリソースを用いる小データ送信のためのフローチャートである。
図5を参照すれば、この場合、gNBは、UEのコンテクストを有しておらず、最後のサービングgNBから同一のコンテクストをフェッチするものと仮定する。経路転換が行われ、最後のサービングgNBからコンテクストが解除される。これは、UEがRRC解除メッセージを最後に受信したセルと異なるセルで予め設定されたPUSCHリソースを用いてUEが送信する場合にのみ発生することができる。
0.予め設定されたPUSCHリソースを用いてSDTを開始するための基準が満たされる。
1.UEは、予め設定されたPUSCHリソースで、UEは、動作510でRRCResumeRequest/RRCResumeRequest1をSRB0上で(最後のサービングgNBと異なる)gNBに送信する。要請は、全体/短いI-RNTI(resumeIdentity)、再開原因(resumeCause)、及び認証トークン(resumeMAC-I)を含む。I-RNTI(短いまたは全体I-RNTI)は、コンテクスト識別に用いられ、これの値は、UEがsuspendConfigメッセージを有するRRCRleaseで最後のサービングgNBから受信したI-RNTIと同一でなければならない。ResumeMAC-Iは、16ビットメッセージ認証トークンである。UEは、UEと最後のサービングgNBの間にネゴシエートされた格納されたASセキュリティーコンテクスト内のインテグリティアルゴリズム(NIAまたはEIA)と、次のような入力を有する格納されたASセキュリティーコンテクストからのKRRCintを用いてResumeMAC-Iを計算しなければならない:
-KEY:現在のKRRCintに設定されなければならず;
-BEARER:すべてのビットは、1に設定されなければならず;
-DIRECTION:1に設定されなければならず;
-COUNT:すべてのビットは、1に設定されなければならず;
-MESSAGE:次のような入力を有するVarResumeMAC-Inputに設定されなければならない:
-ソースPCI(RRC接続が中断される前にUEが接続されたPCellの物理的セルアイデンティティに設定される);
-ターゲットセルID(ターゲットセルのSIB1でブロードキャストされるPLMN-IdentityInfoListに含まれた第1PLMN-IdentityのcellIdentity、すなわち、UEが再開しようとするセルに設定される);及び
-ソースC-RNTI(RRC接続が中断される前にUEが接続されたPCellにあったC-RNTIに設定される)。
UEは、すべてのSRB及びDRBを再開し、以前のRRC接続のRRCConnectionReleaseメッセージに提供されたNextHopChainingCountを用いて新しいセキュリティーキーを導き出し、ASセキュリティーを再設定する。ユーザデータは、暗号化され、(UPインテグリティ保護が設定されたDRBに対してのみ)インテグリティ保護され、CCCH上でRRCResumeRequest/RRCResumeRequest1メッセージと多重化されたDTCH上で送信される。
2.gNB(すなわち、ターゲットgNB)は、I-RNTIから最後のサービングgNB(すなわち、ソースgNB)のgNBアイデンティティを識別し、動作515でソースgNBがUE要請を検証し、UEコンテクストを検索できるようにするためにI-RNTI、ResumeMAC-I、及びターゲットCell-IDを含むRetrieve UE Context Requestメッセージを送信することによって、UEのコンテクストデータを提供するように最後のサービングgNBに要請する。
3.最後のサービングgNB(すなわち、ソースgNB)は、resumeMAC-Iを検証し、UEコンテクストデータを提供する。
ソースgNBは、I-RNTIを用いてデータベースからUE 5G ASセキュリティーコンテクストを含む格納されたUEコンテクストを検索する。ソースgNBは、検索されたUE 5G ASセキュリティーコンテクストに格納された現在のKRRCintキーを用いてResumeMAC-Iを検証する(上述したものと同一の方式でResumeMAC-Iを計算する)。ResumeMAC-Iの検証が成功的であれば、ソースgNBは、ソースgNBが{NCC、NH}の未使用ペアを有しているかによって水平キー導出(horizontal key derivation)または垂直キー導出(vertical key derivation)に基づいて現在のUE 5G ASセキュリティーコンテクストでターゲットセルPCI、ターゲットARFCN-DL、及びKgNB/NHを用いてKNG-RAN*を計算する。ソースgNBは、ターゲットgNBから受信されたターゲットCell-IDを介してセル設定データベースからターゲットPCI及びターゲットARFCN-DLを獲得することができる。その後、ソースgNBは、動作520でUE 5G ASセキュリティーコンテクストを含むUEコンテクストを含むターゲットGnbに対するXn-AP Retrieve UE Context Responseメッセージで応答しなければならない。ターゲットgNBに送信されたUE 5G ASセキュリティーコンテクストは、新しく導き出されたKNG-RAN*、KNG-RAN*に関連したNCC、UE 5Gセキュリティー能力、UPセキュリティー政策、相応するPDUセッションIDを有するUPセキュリティー活性化状態、及びUEによってソースセルとともに用いられる暗号化及びインテグリティアルゴリズムを含まなければならない。
4.最後のサービングgNBでバッファリングされたDLユーザデータの損失が防止されなければならない場合、gNBは、動作525でフォーワーディングアドレスを提供する。
5.gNBは、動作530及び535で経路転換(switching)を行う。
6.gNBは、動作540で最後(last)のサービングgNBでUEリソースの解除をトリガーする。
7.gNBは、動作545でアップリンクデータをUPFに伝達する。
8.gNBは、UEをRRC_INACTIVE状態に維持するためのRRCRleaseメッセージを送信する。PDCCHはC-RNTIにアドレッシングされる。C-RNTIは、UEが予め設定されたPUSCHリソースを受信したセルで用いられたものである。代案として、C-RNTIは、予め設定されたPUSCHリソースとともに割り当てられることができる。動作550でダウンリンクデータが利用可能な場合、ダウンリンクデータは、動作555でDCCH上でRRCRleaseメッセージと多重化されたDTCH上で(UPインテグリティ保護が設定されたDRBに対してのみ)暗号化され、インテグリティ保護されて送信される。
(代案1)gNBが、RRCRlease前にULグラント(C-RNTIにアドレッシングされたPDCCH)をスケジューリング可能な代案のシグナリングフローを考慮することができる。UL送信において、UEは、UEが送信するデータがさらにあるかを示すことができる。UEが送信するデータがさらにある場合、gNBは、ULグラントをスケジューリングすることができる。そうでない場合、RRCRleaseをスケジューリングする。UL送信において、UEはPRACHプリアンブルによって示されたSSBがこれ以上適合していない場合、臨界値より高いSSBのSSB IDを含むこともできる。
(代案2)代案として、gNBは、RNTIにアドレッシングされたPDCCHを送信することができ(すなわち、RNTIは予め設定されたリソースとともにgNBによって割り当てられたものであり、これは他のUEにも割り当てられることができる)、スケジューリングされたDL TBは、競争解決アイデンティティ(これは、再開メッセージの第1Xビット(例えば、48ビット)である)及びC-RNTIを含む。これがUEの競争解決アイデンティティと一致すれば、UEはモニタリングタイマーを中止し、UEは小データ送信を成功的なものと見なすことができる。
小データ送信に対する応答として、UEは、次のような目的のために信号(RRCメッセージまたはDCI)を受信することができる。
予め設定されたPUSCHを解除するか、再開手順(すなわち、RRC_CONNECTED)に切り替える。
実施例2-7 - SDTのためのMAC PDU生成
本開示の1つの方法において、MsgAまたはMsg3または予め設定されたPUSCHリソースを用いるRRC_INACTIVEにおける小データ送信のために、MAC PDUを生成する間にLCH制限のいずれも適用されない。
図6は、本開示の一実施例によって小データ送信のためのMAC(medium access control)プロトコルデータユニット(PDU)を生成するためのフローチャートを示す。
図6を参照すれば、動作610で新しい送信のためのULグラントが利用可能であれば、動作620でこのようなULグラントがSDTに対するものであるかが決定される。ULグラントがSDTに対するものである場合、UEは、動作640でMAC PDU生成のためのすべての論理チャンネル(すなわち、小データ送信手順を開始する時に再開されるRBに相応する論理チャンネル)を選択し、動作650で選択された論理チャンネルに対するLCP手順を適用する。そうでない場合、UEは、動作630で、段階でMAC PDU生成のためのallowedSCS-List、maxPUSCH-Duration、configuredGrantType1Allowed、allowedServingCells、allowedCG-ListまたはallowedPHY-PriorityIndexのうち少なくとも1つによって、このようなULグラントで送信されるように許容される(小データ送信手順を開始する時に再開されるRBに相応する論理チャンネルのうちから)論理チャンネルを選択する。
図7は、本開示の一実施例によって小データ送信のためのMAC PDUを生成するフローチャートを示す。
図7を参照すれば、SDTのためのMAC PDUを生成するためにallowedSCS-List及びmaxPUSCH-Durationが適用される。これは、allowedSCS-ListがLCHに設定され、allowedSCS-Listに含まれたSCSがSDTに用いられるULグラントのSCSでない場合、このようなLCHはSDTのために選択されないことを意味する。これは、maxPUSCH-DurationがLCHに設定され、allowedSCS-Listに含まれた持続時間がSDTに用いられるULグラントの持続時間でない場合、このようなLCHはSDTのために選択されないことを意味する。AllowedServingCellsは、SDTに対するMAC PDUを生成するために適用されない。ConfiguredGrantType1Allowedは、RACHベース小データ送信のために適用されないが、非RACHベース小データ送信には許容される。非RACHベース小データ送信の場合、configureGrantType1AllowedがLCHに設定されていない場合、このようなLCHはSDTのために選択されない。
具体的に、動作710で新しい送信のためのULグラントが利用可能であれば、動作720でこのようなULグラントがSDTに対するものであるかが決定される。ULグラントがSDTに対するものでない場合、UEは、動作730でMAC PDU生成のためのallowedSCS-List、maxPUSCH-Duration、configureGrantType1Allowed、allowedServingCells、allowedCG-List及びallowedPHY-PriorityIndexによって、このようなULグラントで送信されるように許容される論理チャンネルを選択する。そうでない場合、UEは、動作740でULグラントが予め設定されたULグラントであるか否かを決定する。ULグラントが予め設定されたULグラントである場合、UEは、動作770でallowedSCS-List、maxPUSCH-Duration、configuredGrantType1Allowedによって、このようなULグラントで送信されるように許容される(小データ送信手順を開始する時に再開されるRBに相応する論理チャンネルのうちから)論理チャンネルを選択し、動作760で選択された論理チャンネルに対してLCP手順を適用する。ULグラントが予め設定されたULグラントでない場合、UEは、動作750でallowedSCS-List、maxPUSCH-Durationによって、このようなULグラントで送信されるように許容される(小データ送信手順を開始する時に再開されるRBに相応する論理チャンネルのうちから)論理チャンネルを選択し、動作760で選択された論理チャンネルに対してLCP手順を適用する。
本開示の1つの方法において、ネットワークは、LCH制限を適用するか否かを示す。インディケーションは、SDTに対するRRCRleaseまたはRACH設定であることができる。ネットワークがLCH制限を適用するように示せば、SDTに対してLCHを選択する間にすべてのLCH制限が考慮される。一実施例において、適用されることができる制限は、ネットワークから示されることもできる。この場合、UEは、SDTに対してLCHを選択する間に示されたLCH制限のみを適用する。
図8は、本開示の一実施例による端末のブロック図である。
図8を参照すれば、端末は、送受信機810、制御部820、及びメモリ830を含む。制御部820は、回路、ASIC(application-specific integrated circuit)、または少なくとも1つのプロセッサを指し示すことができる。送受信機810、制御部820、及びメモリ830は、図1~図7に示されるか、上述した端末の動作を行うように設定される。送受信機810、制御部820、及びメモリ830は、別個のエンティティとして示されているが、これらは、1つのチップのように1つのエンティティとして実現されることができる。または、送受信機810、制御部820、及びメモリ830は、互いに電気的に接続されるか結合されることができる。
送受信機810は、信号を他のネットワークエンティティ、例えば、基地局に送信し、基地局から信号を受信することができる。
制御部820は、上述した実施例のうち1つによる機能を行うように端末を制御することができる。例えば、制御部820は、本開示の多様な実施例によって小データ送受信を行うように送受信機810及び/またはメモリ830を制御することができる。
一実施例において、端末の動作は、相応するプログラムコードを格納するメモリ830を用いて具現されることができる。端末には、所望の動作を具現するプログラムコードを格納するメモリ830が装着されることができる。所望の動作を行うために、制御部820は、少なくとも1つのプロセッサまたはCPUを用いることによってメモリ830に格納されたプログラムコードを判読して実行することができる。
図9は、本開示の一実施例による基地局のブロック図である。
図9を参照すれば、基地局は、送受信機910、制御部920、及びメモリ930を含む。制御部920は、回路、ASIC、または少なくとも1つのプロセッサを指し示すことができる。送受信機910、制御部920、及びメモリ930は、図1~図7に示されるか、上述したUEの動作を行うように設定される。送受信機910、制御部920、及びメモリ930は、別個のエンティティとして示されているが、これらは、1つのチップのように1つのエンティティとして実現されることができる。送受信機910、制御部920、及びメモリ930は、互いに電気的に接続されるか結合されることができる。
送受信機910は、信号を他のネットワークエンティティ、例えば、端末に送信し、端末から信号を受信することができる。
制御部920は、上述した実施例のうち1つによる機能を行うように基地局を制御することができる。例えば、制御部920は、本開示の多様な実施例によって小データ送受信を行うように送受信機910及び/またはメモリ930を制御する。
一実施例において、基地局の動作は、相応するプログラムコードを格納するメモリ930を用いて具現されることができる。基地局には、所望の動作を具現するプログラムコードを格納するメモリ930が装着されることができる。所望の動作を行うために、制御部920は、少なくとも1つのプロセッサまたはCPUを用いることによってメモリ930に格納されたプログラムコードを判読して実行することができる。
本開示は、これの多様な実施例を参照して図示されて説明されたが、本技術分野の当業者は、添付の請求項及びその均等物によって定義されたように、本開示の思想及び範囲を逸脱せず、形態及び詳細な事項の多様な変更が行われ得ることを理解するであろう。
本開示は、これの多様な実施例を参照して図示されて説明されたが、本技術分野の当業者は、添付の請求項及びその均等物によって定義されたように、本開示の思想及び範囲を逸脱せず、形態及び詳細な事項の多様な変更が行われ得ることを理解するであろう。
810 送受信機
820 制御部
830 メモリ
910 送受信機
920 制御部
930 メモリ

Claims (15)

  1. 無線通信システムで端末によって行われる方法において、
    基地局から、小データ送信(small data transmission;SDT)のための少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースを含む無線リソース制御(radio resource control;RRC)解除メッセージを受信する段階と、
    前記端末が、RRC非活性状態にある間に開始されるSDT手順に基づき、一般アップリンク(normal uplink;NUL)または補充アップリンク(supplementary uplink;SUL)のうちからアップリンク搬送波(uplink carrier)を識別する段階と、
    識別されたアップリンク搬送波上で前記SDT手順のための設定されたグラントアップリンクリソースに関連した同期化信号ブロック(synchronization signal block;SSB)のうちからSSBを識別する段階と、
    識別されたSSBに相応するアップリンクグラントでアップリンクデータを前記基地局に送信する段階と、を含む、方法。
  2. 前記SDTに対する前記少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースは、前記NULに対する第1の設定されたグラントアップリンクリソース及び前記SULに対する第2の設定されたグラントアップリンクリソースを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記RRC解除メッセージは、前記アップリンクデータに対する応答のための物理的ダウンリンク制御チャンネル(physical downlink control channel;PDCCH)をモニタリングするためのSDT検索空間上の情報、及び前記PDCCHをモニタリングするためのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell-radio network temporary identifier;C-RNTI)上の情報をさらに含み、
    前記SDT検索空間上の情報は、ダウンリンク帯域幅部分に対して設定された少なくとも1つの検索空間のうち1つを示す、請求項1に記載の方法。
  4. 前記アップリンク搬送波は、前記SDTに対するSULに関連した第1基準信号受信電力(reference signal received power;RSRP)臨界値に基づいて識別され、
    前記SDTに対するSULに関連した前記第1RSRP臨界値は、前記基地局から設定され、
    前記SSBは、前記SDTに対するSSBに関連した第2基準信号受信電力(reference signal received power;RSRP)臨界値に基づいて識別され、
    前記SDTに対するSSBに関連した前記第2RSRP臨界値は、前記基地局から設定される、請求項1に記載の方法。
  5. 無線通信システムで基地局によって行われる方法において、
    小データ送信(small data transmission;SDT)のための少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースを含む無線リソース制御(radio resource control;RRC)解除メッセージを端末に送信する段階と、
    前記端末が、RRC非活性状態にある間に開始されるSDT手順に基づいて同期化信号ブロック(synchronization signal block;SSB)-前記SSBは、アップリンク搬送波上で前記SDT手順のための設定されたグラントアップリンクリソースに関連したSSBのうち1つであり、前記アップリンク搬送波(uplink carrier)は、一般アップリンク(normal uplink;NUL)または補充アップリンク(supplementary uplink;SUL)のうち1つである-に相応するアップリンクグラントでのアップリンクデータを前記端末から受信する段階と、を含む、方法。
  6. 前記SDTに対する前記少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースは、前記NULに対する第1の設定されたグラントアップリンクリソース及び前記SULに対する第2の設定されたグラントアップリンクリソースを含み、
    前記RRC解除メッセージは、前記アップリンクデータに対する応答のための物理的ダウンリンク制御チャンネル(physical downlink control channel;PDCCH)をモニタリングするためのSDT検索空間上の情報、及び前記PDCCHをモニタリングするためのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell-radio network temporary identifier;C-RNTI)上の情報をさらに含み、
    前記SDT検索空間上の情報は、ダウンリンク帯域幅部分に対して設定された少なくとも1つの検索空間のうち1つを示す、請求項5に記載の方法。
  7. 前記SDTのためのSULに関連した第1基準信号受信電力(reference signal received power;RSRP)に対する情報は、前記アップリンク搬送波を識別するための前記端末に送信され、
    前記SDTのためのSSBに関連した第2基準信号受信電力(reference signal received power;RSRP)に対する情報は、前記SSBを識別するための端末に送信される、請求項5に記載の方法。
  8. 無線通信システムにおける端末において、
    送受信機と、
    制御部と、を含み、前記制御部は、
    前記送受信機を介して基地局から、小データ送信(small data transmission;SDT)のための少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースを含む無線リソース制御(radio resource control;RRC)解除メッセージを受信し、
    前記端末が、RRC非活性状態にある間に開始されるSDT手順に基づき、一般アップリンク(normal uplink;NUL)または補充アップリンク(supplementary uplink;SUL)のうちからアップリンク搬送波(uplink carrier)を識別し、
    識別されたアップリンク搬送波上で前記SDT手順のための設定されたグラントアップリンクリソースに関連した同期化信号ブロック(synchronization signal block;SSB)のうちからSSBを識別し、
    識別されたSSBに相応するアップリンクグラントでのアップリンクデータを、前記送受信機を介して前記基地局に送信するように設定される、端末。
  9. 前記SDTに対する前記少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースは、前記NULに対する第1の設定されたグラントアップリンクリソース及び前記SULに対する第2の設定されたグラントアップリンクリソースを含む、請求項8に記載の端末。
  10. 前記RRC解除メッセージは、前記アップリンクデータに対する応答のための物理的ダウンリンク制御チャンネル(physical downlink control channel;PDCCH)をモニタリングするためのSDT検索空間上の情報、及び前記PDCCHをモニタリングするためのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell-radio network temporary identifier;C-RNTI)上の情報をさらに含み、
    前記SDT検索空間上の情報は、ダウンリンク帯域幅部分に対して設定された少なくとも1つの検索空間のうち1つを示す、請求項8に記載の端末。
  11. 前記アップリンク搬送波は、前記SDTに対するSULに関連した第1基準信号受信電力(reference signal received power;RSRP)臨界値に基づいて識別され、
    前記SDTに対するSULに関連した前記第1RSRP臨界値は、前記基地局から設定され、
    前記SSBは、前記SDTに対するSSBに関連した第2基準信号受信電力(reference signal received power;RSRP)臨界値に基づいて識別され、
    前記SDTに対するSSBに関連した前記第2RSRP臨界値は、前記基地局から設定される、請求項8に記載の端末。
  12. 無線通信システムにおける基地局において、
    送受信機と、
    制御部と、を含み、前記制御部は、
    小データ送信(small data transmission;SDT)のための少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースを含む無線リソース制御(radio resource control;RRC)解除メッセージを、前記送受信機を介して端末に送信し、
    前記端末が、RRC非活性状態にある間に開始されるSDT手順に基づいて同期化信号ブロック(synchronization signal block;SSB)-前記SSBは、アップリンク搬送波上で前記SDT手順のために設定されたグラントアップリンクリソースに関連したSSBのうち1つであり、前記アップリンク搬送波(uplink carrier)は、一般アップリンク(normal uplink;NUL)または補充アップリンク(supplementary uplink;SUL)のうち1つである-に相応するアップリンクグラントでのアップリンクデータを、前記送受信機を介して端末から受信するように設定される、基地局。
  13. 前記SDTに対する前記少なくとも1つの設定されたグラントアップリンクリソースは、前記NULに対する第1の設定されたグラントアップリンクリソース及び前記SULに対する第2の設定されたグラントアップリンクリソースを含む、請求項12に記載の基地局。
  14. 前記RRC解除メッセージは、前記アップリンクデータに対する応答のための物理的ダウンリンク制御チャンネル(physical downlink control channel;PDCCH)をモニタリングするためのSDT検索空間上の情報、及び前記PDCCHをモニタリングするためのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell-radio network temporary identifier;C-RNTI)上の情報をさらに含み、
    前記SDT検索空間上の情報は、ダウンリンク帯域幅部分に対して設定された少なくとも1つの検索空間のうち1つを示す、請求項12に記載の基地局。
  15. 前記SDTのためのSULに関連した第1基準信号受信電力(reference signal received power;RSRP)に対する情報は、前記アップリンク搬送波を識別するための前記端末に送信され、
    前記SDTのためのSSBに関連した第2基準信号受信電力(reference signal received power;RSRP)に対する情報は、前記SSBを識別するための端末に送信される、請求項12に記載の基地局。
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