JP2023534527A - 放送局アプリケーション及びｖｏｄアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイド - Google Patents

Abstract

放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの番組ガイドの表示のための電子装置及び方法を提供する。電子装置は、電子装置上の放送局アプリケーションに関連する番組コンテンツアイテムを含むＤＴＶ信号を受信して、番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットを抽出する。電子装置は、電子装置上の少なくとも１つのＶＯＤアプリケーションによって提供されるＶＯＤアセットセットを選択して、少なくとも１つのメタデータソースから番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットに関連する帯域外メタデータセットを抽出する。電子装置は、帯域内メタデータセット及び帯域外メタデータセットを構文解析し、構文解析されたメタデータセットをマスターテンプレートに基づいて統合メタデータファイルに組み合わせる。電子装置は、統合メタデータファイルに基づいて、番組ガイドをレンダリングするようにディスプレイ装置を制御する。【選択図】 図１

Description

〔関連出願との相互参照／引用による組み入れ〕
なし

本開示の様々な実施形態は、ディスプレイ装置、及びディスプレイ装置のための対話型ユーザインターフェイスに関する。具体的には、本開示の様々な実施形態は、放送局アプリケーション及びビデオオンデマンド（ＶＯＤ）アプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドを表示する電子装置及び方法に関する。

従来の放送テレビ（ＴＶ）は、テレビによって受信され、デジタル的にチューニングされ、復号され、全画面又は視聴領域を占めるＴＶ画面上でレンダリングされるように、１つのデジタル信号を生成し、指定されたＲＦチャンネルを介して送信することができる。デジタル信号は、様々な放送チャンネルの番組情報及びスケジュール情報に関連するメタデータを含むことができる。例えば、番組情報は、ＴＶ番組表に関連する数少ないデータ点の中でも特に、仮想チャンネルＩＤ、チャンネル呼び出し符号（ｃｈａｎｎｅｌ ｃａｌｌ ｌｅｔｔｅｒｓ）、番組タイトル、メディア再生時間（ｍｅｄｉａ ｄｕｒａｔｉｏｎ）を含むことができる。一般に、メタデータは、ビデオ番組に関する消費者の好奇心を満たすのに十分な奥深さ及び詳細を欠いていることがある。

当業者には、説明したシステムと、本出願の残り部分において図面を参照しながら示す本開示のいくつかの態様とを比較することにより、従来の慣習的な手法のさらなる限界及び不利点が明らかになるであろう。

実質的に少なくとも１つの図に関連して図示及び／又は説明し、特許請求の範囲にさらに完全に示すような、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための電子装置及び方法を提供する。

全体を通じて同じ要素を同じ参照符号によって示す添付図面を参照しながら本開示の以下の詳細な説明を検討することにより、本開示のこれらの及びその他の特徴及び利点を理解することができる。

本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的なネットワーク環境を示す図である。 本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的な電子装置のブロック図である。 本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的な動作を示す図である。 本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的なシナリオを集合的に示す図である。 本開示の実施形態による、番組ガイドからコンテンツ検索を行う例示的なシナリオを示す図である。 本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的な動作を示すフローチャートである。

開示する放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための電子装置及び方法では、後述する実装を見出すことができる。本開示の例示的な態様は、番組ガイドをレンダリングするようにディスプレイ装置を制御できる電子装置（例えば、スマートテレビ）を提供する。番組ガイドは、番組コンテンツアイテム及びＶＯＤアセットのための複数の視聴オプション及びコンテンツ記述子を含むことができる。番組ガイドは、デジタルテレビ（ＤＴＶ）信号から受信されたメタデータ（すなわち、帯域内メタデータ）と、（インターネットを介してアクセスできるウェブサイト、又はアプリケーションプログラミングインターフェイス（ＡＰＩ）リソースサーバなどの）他のアクセス可能なネットワーク上でホストできる他のメタデータソースから受信されたメタデータ（すなわち、帯域外メタデータ）との組み合わせに基づいて取得できる統合メタデータファイルに基づいてレンダリングすることができる。

ＤＴＶ信号は、電子装置上の様々な放送局アプリケーションに関連することができる番組コンテンツアイテムを含むことができる。ＤＴＶ信号からは、番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータを抽出することができる。少なくとも１つのメタデータソースからは、番組コンテンツアイテムに関連する帯域外メタデータセットを抽出することができる。抽出された帯域内メタデータセット及び抽出された帯域外メタデータセットに基づいて、統合メタデータファイルを生成することができる。統合メタデータファイルに基づいて、ディスプレイ装置上に番組ガイドをレンダリングすることができる。

番組ガイドは、帯域内メタデータ及び様々な帯域外メタデータソースから取得されたメタデータ成分を含む統合メタデータファイルに基づいて、オンエア放送コンテンツ又はＶＯＤコンテンツに関する詳細情報をユーザに提供することができる。番組ガイドは、複数のソースから収集された厳選情報（ｃｕｒａｔｅｄ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を提供し、従ってユーザが関心を持つ可能性があるコンテンツを深く検索する能力をユーザに提供することもできる。詳細な情報とコンテンツを深く検索する能力とを有する番組ガイドのレンダリングは、ユーザ体験を向上させることができる。

番組ガイドは、ユーザの過去の経験及び最近のユーザ活動に基づいて推奨を提供することができる。さらに、番組ガイドは、コンテンツアイテムに関連するアプリケーションにかかわらず、放送局とＶＯＤアプリケーションとを切り替える必要なく全てのコンテンツアイテムをリストして再生できる単一のインターフェイスを提供することができる。

番組ガイドは、帯域内メタデータ及び帯域外メタデータを構文解析することによって生成されるモノリシックな統合ガイドを提供できるアプリケーションと見なすことができる。従って、１つのモノリシックなガイド内で全てのコンテンツチャンネルを同時に見ることができ、各チャンネルに根付いた別のアプリを有する必要性をなくすことができる。メタデータＩＰと放送との組み合わせは、１つ１つの個別の放送アプリケーションを実行するのではなくモノリシックな統合ガイドのみを参照して、求められる実際のコンテンツを発見する能力を高めることができる。

上述した要約は、本開示の詳細な説明においてさらに開示する概念の選択を単純な形で紹介するために示したものである。この要約は、特許請求する主題の重要な又は必須の発明概念を特定するように意図するものでも、特許請求する主題の範囲を決定するように意図するものでもない。

図１は、本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的なネットワーク環境を示す図である。図１にはネットワーク環境１００の図を示す。ネットワーク環境１００は、電子装置１０２、高度テレビシステム委員会（Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎｓ Ｓｙｓｔｅｍｓ Ｃｏｍｍｉｔｔｅｅ：ＡＴＳＣ）受信機１０４、ディスプレイ装置１０６、及びメタデータソース１０８を含む。電子装置１０２は、通信ネットワーク１１０を介してメタデータソース１０８に通信可能に結合することができる。また、ディスプレイ装置１０６は、電子装置１０２の入力／出力（Ｉ／Ｏ）インターフェイス又はネットワークインターフェイスを介して電子装置１０２に通信可能に結合することもできる。

ネットワーク環境１００には、電子装置１０２上でアクセス／インストールできる複数の放送局アプリケーション１１２及びＶＯＤアプリケーション１１４を示す。図１には、ディスプレイ装置１０６上に表示できる番組ガイド１１６をさらに示す。

図１では、電子装置１０２及びディスプレイ装置１０６を２つの別個の装置として示しているが、いくつかの実施形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、ディスプレイ装置１０６の機能全体を電子装置１０２に含めることもできる。

電子装置１０２は、メタデータソース１０８から取得された帯域外メタデータセットと、デジタルテレビ（ＤＴＶ）信号に含まれる帯域内メタデータセットとに基づいてディスプレイ装置１０６上に番組ガイドをレンダリングするように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。本明細書では、帯域内メタデータセットが、複数の放送局アプリケーション１１２に関連する複数の番組コンテンツアイテムに関連することができる。帯域外メタデータセットは、複数の番組コンテンツアイテムと、ＶＯＤアプリケーション１１４に関連するＶＯＤアセットセットとに関連することができる。電子装置１０２は、帯域内番組コンテンツアイテム及び帯域外ＶＯＤアセットの受信及び／又は再生を同時に行うことができる適切なミドルウェア及びコーデックを含むことができる。電子装置１０２の実装例としては、以下に限定するわけではないが、スマートテレビ（ＴＶ）、インターネットプロトコルＴＶ（ＩＰＴＶ）、デジタルメディアプレーヤ（ＤＭＰ）、マイクロコンソール、セットトップボックス、オーバーザトップ（ＯＴＴ）プレーヤ、デジタルメディアストリーマ、メディアエクステンダ／レギュレータ、デジタルメディアハブ、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、タブレット、ウェアラブル電子装置、或いはケーブル又は衛星ネットワーク、無線放送、又はインターネットベースの通信信号からの放送信号にカプセル化されたコンテンツを受信し、復号し、再生する能力を有する他のいずれかのディスプレイ装置を挙げることができる。

ＡＴＳＣ受信機１０４は、無線（ＯＴＡ）放送信号を受信し、受信したＯＴＡ信号からＤＴＶ信号を抽出するように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。抽出されたＤＴＶ信号は、複数の番組コンテンツアイテムと、複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットとを含むことができる。例示的な実施形態では、ＡＴＳＣ受信機１０４をＡＴＳＣ３．０チューナとして実装することができる。このような例示的な実装では、ＤＴＶ信号を、ＡＴＳＣ３．０標準仕様に準拠できるＡＴＳＣ３．０信号とすることができる。

図１では、電子装置１０２及びＡＴＳＣ受信機１０４を２つの別個の装置として示しているが、いくつかの実施形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、ＡＴＳＣ受信機１０４の機能全体を電子装置１０２に含めることもできる。

ディスプレイ装置１０６は、番組ガイド１１６などの番組ガイドをレンダリングするように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。１つの実施形態では、ディスプレイ装置１０６が、ディスプレイ装置１０６のユーザがタッチ画面を介して（単複の）ユーザ入力を直接提供できるようにするタッチ画面を含むことができる。ディスプレイ装置１０６は、以下に限定するわけではないが、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）ディスプレイ技術、発光ダイオード（ＬＥＤ）ディスプレイ技術、プラズマディスプレイ技術、又は有機ＬＥＤ（ＯＬＥＤ）ディスプレイ技術のうちの少なくとも１つなどの複数の既知の技術、或いはその他のディスプレイ装置によって実現することができる。少なくとも１つの実施形態では、ディスプレイ装置１０６を、スマートＴＶのディスプレイユニット、ヘッドマウント装置（ＨＭＤ）、スマートメガネ装置、シースルーディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ（ＨＵＤ）、車載型インフォテインメントシステム、投影型ディスプレイ、エレクトロクロミックディスプレイ、又は透明ディスプレイとすることができる。

メタデータソース１０８は、番組コンテンツアイテムに関連する帯域外メタデータを記憶するように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、メタデータソース１０８が、（ＶＯＤアプリケーション１１４などの）ＶＯＤアプリケーションによって提供される複数のＶＯＤアセットに関連する帯域外メタデータを記憶することもできる。メタデータソース１０８の実装例としては、以下に限定するわけではないが、クラウドサーバ、データベースサーバ、ファイルサーバ、ウェブサーバ、メディアサーバ、又はアプリケーションサーバを挙げることができる。１つの実施形態では、メタデータソース１０８が、一般公開されたエンドポイントを有するサーバサイドウェブアプリケーションプログラミングインターフェイス（ＡＰＩ）を実装することができる。適切な認証を有する（電子装置１０２などの）いずれかの電子装置は、このようなエンドポイントを使用して帯域外メタデータにアクセスすることができる。

通信ネットワーク１１０は、電子装置１０２とメタデータソース１０８とが互いに通信できるようにする通信媒体を含むことができる。通信ネットワーク１１０は、有線又は無線通信ネットワークとすることができる。通信ネットワーク１１０の例としては、以下に限定するわけではないが、インターネット、ワイヤレスフィデリティ（Ｗｉ－Ｆｉ）ネットワーク、パーソナルエリアネットワーク（ＰＡＮ）、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、又はメトロポリタンエリアネットワーク（ＭＡＮ）を挙げることができる。

ネットワーク環境１００内の様々な装置は、様々な有線及び無線通信プロトコルに従って通信ネットワーク１１０に接続するように構成することができる。このような有線及び無線通信プロトコルの例としては、以下に限定するわけではないが、伝送制御プロトコル・インターネットプロトコル（ＴＣＰ／ＩＰ）、ユーザデータグラムプロトコル（ＵＤＰ）、ハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）、ファイル転送プロトコル（ＦＴＰ）、ＺｉｇＢｅｅ、ＥＤＧＥ、ＩＥＥＥ８０２．１１、ライトフィデリティ（Ｌｉ－Ｆｉ）、８０２．１６、ＩＥＥＥ８０２．１１ｓ、ＩＥＥＥ８０２．１１ｇ、マルチホップ通信、無線アクセスポイント（ＡＰ）、装置間通信、セルラー通信プロトコル、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（ＢＴ）通信プロトコルのうちの少なくとも１つを挙げることができる。

動作時には、ＡＴＳＣ受信機１０４が、衛星放送ネットワーク（図示せず）又は地上波放送ネットワーク（図示せず）からＯＴＡ放送信号を受信することができる。ＯＴＡ放送信号は、（単複の）ＤＴＶ信号及び（単複の）搬送波信号を含むことができる。ＡＴＳＣ受信機１０４は、受信したＯＴＡ信号からＤＴＶ信号を抽出し、抽出されたＤＴＶ信号を電子装置１０２に送信することができる。電子装置１０２は、抽出されたＤＴＶ信号をＡＴＳＣ受信機１０４から受信することができる。抽出されたＤＴＶ信号は、複数の番組コンテンツアイテムと、複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットとを含むことができる。複数の番組コンテンツアイテムの各々は、電子装置１０２上の複数の放送局アプリケーション１１２のうちの少なくとも１つに関連することができる。全ての放送局アプリケーションは、１又は２以上のテレビ局を介して番組コンテンツアイテム（例えば、ＴＶ番組又はＴＶショー）及び（ＴＶ広告などの）非番組コンテンツアイテムを放送できるＴＶネットワークなどの放送局又は放送ネットワークに対応することができる。

電子装置１０２は、抽出されたＤＴＶ信号から複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットを抽出することができる。抽出された帯域内メタデータセットは、複数の番組コンテンツアイテムに関連する番組情報及びスケジュール情報を含むことができる。帯域内メタデータセットは、複数の放送局アプリケーションが将来的に（例えば、数時間又は数日後に）放送する可能性がある将来的な番組コンテンツアイテムに関連する番組情報及びスケジュール情報を含むこともできる。

統合メタデータファイルを準備するために、電子装置１０２上のＶＯＤアプリケーションによって提供されるＶＯＤアセットを選択することができる。１つの実施形態では、電子装置１０２が、複数の番組コンテンツアイテムの各番組コンテンツアイテムのコンテキストを決定することができる。番組コンテンツアイテムのコンテキストは、電子装置１０２上の（ＶＯＤアプリケーション１１４などの）ＶＯＤアプリケーションによって提供される複数のＶＯＤアセットの各ＶＯＤアセットのコンテキストに一致することができる。電子装置１０２は、複数のＶＯＤアセットと複数の番組コンテンツアイテムとの間のコンテキスト的一致に基づいて、複数のＶＯＤアセットからＶＯＤアセットセットを選択することができる。これに加えて又はこれに代えて、ＶＯＤアセットセットは、ユーザ活動データ及びユーザ嗜好データなどのユーザ情報に基づいて選択することもできる。ＶＯＤアセットの選択の詳細については、例えば図３に示す。

電子装置１０２は、メタデータソース１０８などの様々なメタデータソースから帯域外メタデータセットを抽出することができる。抽出された帯域外メタデータセットは、複数の番組コンテンツアイテム及び／又は選択されたＶＯＤアセットセットに関連することができる。抽出された帯域外メタデータセットは、複数の番組コンテンツアイテム及び／又は選択されたＶＯＤアセットの各々について、以下に限定するわけではないが、番組タイトル、ジャンル／サブジャンルタグ、キャスト及びクルー情報、コンテンツ評価、ユーザレビュー、ポスター／トレイラーＵＲＬ、詳細な筋書き又は要約などの追加コンテンツ記述子を含むことができる。各帯域外メタデータは、拡張可能マークアップ言語（ＸＭＬ）又はＪａｖａＳｃｒｉｐｔオブジェクトノーテーション（ＪＳＯＮ）などの特定のフォーマットの独立したメタデータファイルとして抽出することができる。１又は２以上のメタデータファイルのフォーマットは異なることができる。従って、帯域内メタデータセット及び帯域外メタデータセットから統合メタデータファイルを準備するには、このようなメタデータセットから好適なメタデータフィールドを抽出して統合メタデータファイルにするのに適した構文解析法を実装することが必要となり得る。構文解析法については、例えば図３において詳細に説明する。

電子装置１０２は、抽出された帯域内メタデータセット及び抽出された帯域外メタデータセットを構文解析することができる。その後、電子装置１０２は、構文解析された帯域内メタデータセット及び構文解析された帯域外メタデータセットを、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットのための統合メタデータファイルに組み合わせることができる。このような組み合わせは、全てのメタデータファイル、すなわち抽出された帯域内メタデータセット及び抽出された帯域外メタデータセットのための統合フォーマッタとして機能できるマスターテンプレートに基づいて実行することができる。

電子装置１０２は、統合メタデータファイルに基づいて（番組ガイド１１６などの）番組ガイドをレンダリングするようにディスプレイ装置を制御することができる。番組ガイドは、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットのための複数の視聴オプション１１８を含むことができる。例えば、複数の視聴オプション１１８は、アプリ内クリック可能サムネイル、コンテンツプレビューウィンドウ、ビデオプレーヤ、再生可能サムネイル、画像／ビデオカルーセル、スライドショー、タイル、リンクプレビュー、クリック可能グリッドカード、動的又は静的テーブル、及び一連のアクションベースの提供物と統合されたグラフィカルＵＩ要素などを含むことができる。番組ガイド１１６は、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットのための複数のコンテンツ記述子１２０を含むこともできる。各コンテンツ記述子は、番組コンテンツアイテム又はＶＯＤアセットに関するさらなる詳細情報（例えば、タイトル、評価及び簡単な説明など）を提供することができる。

図１には、本開示の範囲から逸脱することなく修正、追加又は省略を行うことができる。例えば、ネットワーク環境１００は、本開示において図示し説明するものよりも多くの又は少ない要素を含むことができる。

図２は、本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的な電子装置のブロック図である。図２の説明は、図１の要素に関連して行う。図２には、電子装置１０２のブロック図２００を示す。電子装置１０２は、回路２０２、メモリ２０４、入力／出力（Ｉ／Ｏ）装置２０６、及びネットワークインターフェイス２０８を含むことができる。少なくとも１つの実施形態では、電子装置１０２がＡＴＳＣ受信機１０４を含むこともできる。別の実施形態では、電子装置１０２がディスプレイ装置１０６を含むこともできる。

回路２０２は、メモリ２０４、Ｉ／Ｏ装置２０６、ネットワークインターフェイス２０８、ＡＴＳＣ受信機１０４及びディスプレイ装置１０６に通信可能に結合することができる。回路２０２は、電子装置１０２が実行すべき異なる動作に関連するプログラム命令を実行するように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。回路２０２は、１又は２以上の特殊処理ユニットの機能をまとめて実行する統合プロセッサ又はプロセッサ群として実装できる１又は２以上の特殊処理ユニットを含むことができる。回路２０２は、当業で周知の複数のプロセッサ技術に基づいて実装することができる。回路２０２の実装例は、Ｘ８６ベースのプロセッサ、グラフィックプロセッシングユニット（ＧＰＵ）、縮小命令セットコンピューティング（ＲＩＳＣ）プロセッサ、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）プロセッサ、複合命令セットコンピューティング（ＣＩＳＣ）プロセッサ、マイクロコントローラ、中央処理装置（ＣＰＵ）、及び／又はその他の計算回路とすることができる。

メモリ２０４は、回路２０２が実行すべきプログラム命令を記憶するように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。少なくとも１つの実施形態では、メモリ２０４が、抽出された帯域内メタデータセット、抽出された帯域外メタデータセット、及び電子装置１０２上に番組ガイド１１６をレンダリングする際の基本となる統合メタデータファイルを記憶することもできる。メモリ２０４は、電子装置１０２にインストールされた又は電子装置１０２上でアクセス可能な放送局アプリケーション及びＶＯＤアプリケーションの各々に関連するユーザ情報を記憶することもできる。メモリ２０４の実装例としては、以下に限定するわけではないが、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、リードオンリメモリ（ＲＯＭ）、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）、固体ドライブ（ＳＳＤ）、ＣＰＵキャッシュ、及び／又はセキュアデジタル（ＳＤ）カードなどを挙げることができる。

Ｉ／Ｏ装置２０６は、入力を受け取り、受け取った入力に基づいて出力を提供するように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。様々な入力及び出力装置を含むＩ／Ｏ装置２０６は、回路２０２と通信するように構成することができる。Ｉ／Ｏ装置２０６の例としては、以下に限定するわけではないが、リモートコンソール、タッチ画面、キーボード、マウス、ジョイスティック、マイク、（ディスプレイ装置１０６などの）ディスプレイ装置、及びスピーカを挙げることができる。

ネットワークインターフェイス２０８は、通信ネットワーク１１０を介した回路２０２とメタデータソース１０８との間の通信を容易にするように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。ネットワークインターフェイス２０８は、電子装置１０２と通信ネットワーク１１０との有線又は無線通信をサポートする様々な既知の技術を使用して実装することができる。ネットワークインターフェイス２０８は、以下に限定するわけではないが、アンテナ、無線周波数（ＲＦ）トランシーバ、１又は２以上の増幅器、チューナ、１又は２以上の発振器、デジタルシグナルプロセッサ、コーダ－デコーダ（ＣＯＤＥＣ）チップセット、加入者ＩＤモジュール（ＳＩＭ）カード、又はローカルバッファ回路を含むことができる。

ネットワークインターフェイス２０８は、インターネット、イントラネット、又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、及びメトロポリタンエリアネットワーク（ＭＡＮ）などの無線ネットワークなどのネットワークと無線通信を介して通信するように構成することができる。無線通信は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ（ＧＳＭ）、拡張データＧＳＭ環境（ＥＤＧＥ）、広帯域符号分割多重アクセス（Ｗ－ＣＤＭＡ）、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）、符号分割多重アクセス（ＣＤＭＡ）、時分割多重アクセス（ＴＤＭＡ）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、（ＩＥＥＥ８０２．１１ａ、ＩＥＥＥ８０２．１１ｂ、ＩＥＥＥ８０２．１１ｇ又はＩＥＥＥ８０２．１１ｎなどの）ワイヤレスフィデリティ（ＷｉＦｉ）、ボイスオーバーインターネットプロトコル（ＶｏＩＰ）、ライトフィデリティ（Ｌｉ－Ｆｉ）、又はワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス（Ｗｉ－ＭＡＸ）、電子メールのためのプロトコル、インスタントメッセージング及びショートメッセージサービス（ＳＭＳ）などの複数の通信規格のうちの１つ又は２つ以上を使用することができる。

図１で説明したような電子装置１０２によって実行される機能又は動作は、回路２０２によって実行することができる。回路２０２によって実行される動作については、例えば図３、図４及び図５において詳細に説明する。

図３は、本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的な動作を示す図である。図３の説明は、図１及び図２の要素に関連して行う。図３には、本明細書で説明するような例示的な動作３０２～３１４を示すブロック図３００を示す。ブロック図３００に示す例示的な動作は３０２から開始することができ、図１又は図２の電子装置１０２などのいずれかのコンピュータシステム、装置又はデバイスによって実行することができる。ブロック図３００の１又は２以上のブロックに関連する例示的な動作については離散ブロックで示しているが、これらは特定の実装に応じてさらなるブロックに分割し、より少ないブロックに結合し、又は削除することもできる。

３０２において、信号取得を実行することができる。回路２０２は、地上波放送ネットワーク又は衛星放送ネットワークからＯＴＡ放送信号３０２ａを受信することができる。受信されるＯＴＡ放送信号３０２ａは放送チャンネルから受信することができ、ＤＴＶ信号及び搬送波信号を含むことができる。回路２０２は、ＯＴＡ放送信号３０２ａからＤＴＶ信号を抽出することができる。ＤＴＶ信号は、（ＡＴＳＣ３．０などの）ＡＴＳＣ標準仕様に準拠することができる。抽出されたＤＴＶ信号は、電子装置１０２にインストールされた、又は電子装置１０２を介してアクセス可能な様々な放送局アプリケーションに関連することができる複数の番組コンテンツアイテム（以下、番組コンテンツアイテムと呼ぶ）を含むことができる。具体的には、ＤＴＶ信号は、それぞれのテレビネットワークの放送局アプリケーション毎にそれぞれの番組コンテンツアイテム（例えば、ＴＶエピソード）を含むことができる。

３０４において、帯域内メタデータを抽出することができる。回路２０２は、抽出されたＤＴＶ信号から帯域内メタデータセットを抽出することができる。抽出された（ＡＴＳＣ３．０ＴＶメタデータなどの）帯域内メタデータセットは、番組コンテンツアイテムに関連することができ、番組コンテンツアイテムに関連する番組情報及びスケジュール情報を含むことができる。限定ではなく一例として、（ＤＴＶ信号に含まれる）番組コンテンツアイテムの帯域内メタデータは、典型的にＴＶ番組表を形成する数少ないデータ点の中でも特に、仮想チャンネルＩＤ、チャンネル呼び出し符号、番組タイトル、メディア継続時間、現在の再生時間、時刻、コンテンツ評価を含むことができる。

いくつかの実施形態では、抽出された帯域内メタデータセットが、将来的に（例えば、数時間又は数日後に）放送される予定の将来的な番組コンテンツアイテムに関連する番組情報及びスケジュール情報を含むこともできる。例えば、現在スポーツ放送局のアプリケーション上のライブストリームを通じてバスケットボールの試合が放送されている場合、ライブストリームの帯域内メタデータは、このスポーツ放送局のアプリケーション上の今後のスポーツ番組の番組情報及びスケジュール情報を指定することもできる。また、抽出された帯域内メタデータセットは、オーディオコンテンツ、字幕及び視聴者タイプなどに関する情報を含むこともできる。

ＤＴＶ信号の帯域内メタデータは、個別に管理された各放送局によって様々なローカル放送チャンネルから配信することができる。例えば、ＡＴＳＣ３．０は、拡張メタデータ構造及び（イベント情報テーブル（ＥＩＴ）内で見つかる）コンテンツ記述子を提供する。ＡＴＳＣ３．０仕様における伝送方法及びメタデータ構造は、番組システム識別子プロトコル（Ｐｒｏｇｒａｍ Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ：ＰＳＩＰ）生成器からのＰＳＩＰデータを使用する。帯域内メタデータは、番組メタデータ通信プロトコル（Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｍｅｔａｄａｔａ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）すなわちＰＭＣＰを使用して配信することができる。ＡＴＳＣ Ａ／７６Ｂに定められるＰＭＣＰは、システム情報（ＳＩ）又はメタデータ（帯域内メタデータ）を作成して管理するシステム間でこれらのデータ要素を交換するための標準的手段をＡＴＳＣ放送局に提供することができる。以下に、ＸＭＬフォーマットの形態の帯域内メタデータの例を示す。

上記の例では、放送局アプリケーションが５７－２というテレビチャンネル番号に対応する。帯域内メタデータは、２０２０年０１月３１日午前１０：００に放送できる第１の番組コンテンツアイテム、すなわち「Ｂａｒｎｅｙ ａｎｄ Ｃｈｕｃｋ」の番組記述を含む。第１の番組コンテンツアイテムは、運動及びダンスに関連するＴＶ番組として説明されており、子供が見るのに適したものである。第１の番組コンテンツアイテムの音声言語及び字幕言語は英語で利用可能である。帯域内メタデータは、２０２０年０１月３１日午前１０：３０に放送できる第２の番組コンテンツアイテム、すなわち「Ａｎｇｅｌｓ」の番組記述も含む。第２の番組コンテンツアイテムは、全ての視聴者タイプに適したものである。第２の番組コンテンツアイテムの音声言語及び字幕言語も英語で利用可能である。第２の番組コンテンツアイテムは、視覚障害者のための別の音声も含む。

３０６において、ＶＯＤアセットを選択することができる。このような選択が行われる前に、電子装置１０２にインストールされた又は電子装置１０２上でアクセスできるＶＯＤアプリケーションの（複数のＶＯＤアセットを含む）全てのＶＯＤ提供物を識別することができる。限定ではなく一例として、電子装置１０２上のＶＯＤアプリケーションは、対話型ＶＯＤ（ＩＶＯＤ）プラットフォーム、ニアＶＯＤ（Ｎｅａｒ ＶＯＤ：ＮＶＯＤ）プラットフォーム、プッシュ型ＶＯＤ（ＰＶＯＤ）プラットフォーム、無料ＶＯＤ（ＦＶＯＤ）プラットフォーム、広告支援型ＶＯＤ（ａｄｖｅｒｔｉｓｉｎｇ－ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ ＶＯＤ：ＡＶＯＤ）プラットフォーム、定額型ＶＯＤ（ｓｕｂｓｃｒｉｐｔｉｏｎ ＶＯＤ：ＳＶＯＤ）プラットフォーム、都度課金型ＶＯＤ（Ｔｒａｎｓａｃｔｉｏｎａｌ ＶＯＤ：ＴＶＯＤ）プラットフォーム、又は視聴権販売型（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｓｅｌｌ－Ｔｈｒｏｕｇｈ：ＥＳＴ）プラットフォームのうちの１つ又は２つ以上に対応することができる。このようなＶＯＤプラットフォームは当業者に周知であり、従ってこのようなＶＯＤプラットフォームの説明は簡潔にするために本開示から省略する。

ＶＯＤアプリケーションの全ての提供物が識別されると、回路２０２は、複数のＶＯＤアセット（すなわち、ＶＯＤアプリケーションの識別された提供物）からＶＯＤアセットセット（以下、ＶＯＤアセットと呼ぶ）を選択することができる。本明細書では、ＶＯＤアセットの様々な選択方法を示す。

１つの実施形態では、回路２０２が、電子装置１０２上でユーザが最近視聴した可能性がある、又は現在視聴している可能性がある（単複の）番組コンテンツアイテムのコンテキストを決定することができる。回路２０２は、複数のＶＯＤアセットの各ＶＯＤアセットのコンテキストを決定することもできる。各ＶＯＤアセットは、それぞれのＶＯＤアセットと（単複の）番組コンテンツアイテムとの間のコンテキスト的一致に基づいて選択することができる。本明細書では、ジャンルタグ又はサブジャンルタグ、番組タイトル／説明キーワード、キャスト又はクルーメンバー、過去のコンテンツ評価、スクリプト文字、又はこれらの組み合わせの観点からコンテキストを決定することができる。例えば、電子装置１０２上のスポーツ放送局アプリケーションの番組コンテンツアイテムとして全米バスケットボール協会（ＮＢＡ）の試合が生放送される場合には、ＮＢＡの試合にコンテキスト的に関連することができるそれぞれのＶＯＤアセットを選択することができる。また、選択を微調整するために、ＮＢＡのチーム名又は選手情報などの追加属性を使用して、ＶＯＤアプリケーション上で利用可能な同様のＶＯＤコンテンツ／アセットを検索することもできる。

別の実施形態では、複数のＶＯＤアセットからのＶＯＤアセットの選択をユーザ情報３０６ａに基づいて実行することができる。回路２０２は、ユーザ活動データ及びユーザ嗜好データを含むことができるユーザ情報３０６ａを収集することができる。ユーザ活動データは、例えばコンテンツ視聴履歴、電子装置１０２上の放送アプリケーション又はＶＯＤアプリケーションの使用ログ、又は電子装置１０２に関連するユーザの検索履歴を含むことができる。同様に、ユーザ嗜好データは、コンテンツ購読（例えば、ＶＯＤアプリケーション上のホラーをテーマにしたコンテンツの購読）、ほとんどの場合にユーザが選択するコンテンツタグ、検索キーワード、及びユーザのプロファイル又は１又は２以上のデータ集約機関から得られる（年齢層、場所、性／性別、又は支出／収入などの）その他の嗜好データポイントを含むことができる。

別の実施形態では、ＶＯＤアセットセットの選択が、ユーザが１つのＶＯＤアプリケーションを別のＶＯＤアプリケーションよりも好んでいることに基づくことができる。このような事例では、ユーザが他のＶＯＤアプリケーションよりも第１のＶＯＤアプリケーション上でコンテンツを見ることを好んでいると回路２０２が判定した場合、他のＶＯＤアプリケーションに比べて第１のＶＯＤアプリケーションの（ビデオショー、エピソード／シーズンなどの）ＶＯＤアセットをより多く選択することができる。

３０８において、メタデータソース１０８から帯域外メタデータを抽出することができる。このようなメタデータソース１０８からの帯域外メタデータは、後で（３０４において抽出された）帯域内メタデータセットと組み合わせて全体的なコンテンツ記述の記述範囲及び品質の詳細をさらに詳しく説明するために抽出することができる。例えば、帯域内メタデータに典型的に含まれる標準的な放送記述子を補足する様々なメタデータソースが存在する。このようなメタデータソースの各々は、それぞれのメタデータソースプロバイダのデータフォーマットの慣行に基づくことができる固有のデータ構造又はメタデータフィールドを有する厳選されたメタデータを記憶することができる。従来、メタデータソースは、マルチチャンネルビデオ番組配信業者（Ｍｕｌｔｉｃｈａｎｎｅｌ Ｖｉｄｅｏ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｏｒｓ：ＭＶＰＤ）又はその他の独立放送ネットワークのケーブルガイドを補完することに取り組む企業によって管理されていた。各メタデータソースは、ＸＭＬ、ＪＳＯＮ、（欧州データフォーマット（ＥＤＦ）などの）構造化データファイルフォーマット、セパレータ／デリミタが定められたテキストファイル、又は（ＪａｖａＳｃｒｉｐｔなどの）好適なスクリプト言語に支えられたテンプレートなどの特定のファイルフォーマットを通じて帯域外メタデータを提供することができる。

回路２０２は、メタデータソース１０８から帯域外メタデータセットを個々のメタデータファイルとして抽出することができる。抽出された帯域外メタデータセットは、（３０２における）番組コンテンツアイテム及び（３０６における）選択されたＶＯＤアセットに関連することができる。限定ではなく一例として、帯域外メタデータセットは、標準的なＨＴＭＬ５ ＪａｖａＳｃｒｉｐｔコマンドを使用して、ＷｅｂＳｏｃｋｅｔを介してＪＳＯＮ又はＸＭＬファイルとして抽出することができる。このようなファイルは、抽出されると、メモリ２０４上にローカルに、又は電子装置１０２上の半永久的キャッシュフォルダ又はディレクトリに記憶することができる。

メタデータソース１０８は、インターネットを介してアクセス可能であり、放送局アプリケーションに関連する番組コンテンツアイテムのための厳選されたコンテンツ記述子を記憶することができる。メタデータソース１０８は、電子装置１０２にインストールされた又は電子装置１０２上でアクセス可能なＶＯＤアプリケーションによって提供されるＶＯＤアセットのための追加コンテンツ記述子を記憶することもできる。ある実施形態では、メタデータソース１０８を、１又は２以上の放送局ネットワーク又はＶＯＤサービスプロバイダが所有して維持することができるサーバ／クラウドベースのリソースとすることができる。或いは、メタデータソース１０８は、複数の放送局ネットワーク又はＶＯＤサービスプロバイダのさらなる厳選されたコンテンツ記述子を記憶することができるサードパーティサーバ／クラウドベースのリソースとすることもできる。限定ではなく一例として、メタデータソースは、映画、テレビ番組、ホームビデオ又はオンラインストリーミングコンテンツに関連する情報のオンラインデータベースを維持することができる。メタデータソースは、キャスト、制作クルー及び個人の経歴、プロット概要、トリビア、ファン及び批判的批評、並びにコンテンツ評価などの情報にアクセスするための一般公開されたエンドポイントを有するウェブＡＰＩを提供することができる。以下に、番組コンテンツのためのＸＭＬフォーマットでの帯域外メタデータの例を示す。

上記の例には、タイトル、制作年、視聴者評価（ｒａｔｅｄ ａｕｄｉｅｎｃｅ）、上映時間、キャスト及びクルー名、筋書きの詳細、コンテンツ評価及びコンテンツ言語などのメタデータフィールドの詳細を示す。上記の例に示す詳細は、本開示を限定するものとして解釈すべきではない。本開示は、本開示の範囲から逸脱することなく、帯域外メタデータのための他のタイプのデータフィールド又は他のファイルフォーマットにも適用可能である。

ＡＴＳＣ仕様によれば、帯域内メタデータは、ＯＴＡ放送信号３０２ａを介して放送ビデオストリームと共に送信できるＤｙｎａｍｉｃ Ａｄａｐｔｉｖｅ Ｓｔｒｅａｍｉｎｇ ｏｖｅｒ ＨＴＴＰ（ＤＡＳＨ）ＸＭＬマニフェストファイル（ＭＰＥＧ－ＤＡＳＨ Ｍｅｄｉａ Ｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ（ＭＰＤ））の一部として配信することができる。しかしながら、通常、帯域内メタデータは、番組コンテンツアイテムに関する消費者の好奇心を満たすほど十分な奥深さ及び詳細さを欠いている。本明細書で説明するように、帯域内メタデータを補完するために、抽出された帯域外メタデータセットを選択的に構文解析し、後でマスターテンプレートに従って帯域内メタデータと組み合わせることができる。

３１０において、マスターテンプレートをメモリ２０４にロードすることができる。マスターテンプレートは、マスターデータファイル（ＭＤＦ）と呼ぶこともできる。他のいくつかの実施形態では、電子装置１０２が、放送局によって制御されたマスターテンプレート又はローカルに制御されたマスターテンプレートをロードすることができる。マスターテンプレートは、ＤＴＶ信号を通じて帯域内でダウンロードすることも、或いは外部ＩＰベースのソースを通じて帯域外でダウンロードすることもできる。電子装置１０２上にマスターテンプレートを有する利点は、マスターテンプレートを使用して帯域内メタデータと帯域外メタデータとを組み合わせることができる点である。

３１２において、（３０４からの）帯域内メタデータセット及び（３０８からの）帯域外メタデータセットを構文解析することができる。ＭＤＦ又はマスターテンプレートは、帯域内メタデータセット及び帯域外メタデータセットが構文解析されて組み合わされた後に取得できる統合メタデータファイルの統合フォーマッタとして機能することができる。ある実施形態では、回路２０２が、抽出された帯域内メタデータセット及び抽出された帯域外メタデータセットを構文解析することができる。その後、回路２０２は、マスターテンプレート（すなわち、ＭＤＦ）に基づいて、構文解析された帯域内メタデータセットと構文解析された帯域外メタデータセットとを統合メタデータファイルに組み合わせることができる。

限定ではなく一例として、メタデータ構文解析では、マスターテンプレートを読み込んで、後でマスターテンプレートの特定のフォーマットで統合メタデータファイル内に追加されるように（様々なＩＰソースから取得される）帯域外メタデータ及び帯域内メタデータ（すなわち、ＡＴＳＣ３．０帯域内メタデータ）から選択する必要があるメタデータフィールド又はコンポーネントを決定することができる。以下の表１に、「Ｂａｒｎｅｙ ａｎｄ Ｃｈｕｃｋ」の帯域内メタデータ及び帯域外メタデータから選択されたメタデータフィールド又はメタデータ成分の例を示す。

表１：帯域内メタデータ及び帯域外メタデータから選択されたメタデータフィールド
以下、表１のメタデータフィールドに基づいて、ＸＭＬフォーマットでの統合メタデータファイルの例を示す。

別の実施形態では、回路２０２が、マスターテンプレートの各メタデータフィールド又はメタデータ成分を、統合メタデータファイルを生成するように動的に制御されてシグナリングされるデータ要素として更新することができる。例えば、回路２０２は、マスターテンプレートを使用してメタデータソース１０８に問い合わせて、マスターテンプレートの各メタデータフィールドを個別に更新することができる。その後、更新されたメタデータフィールドを、（統合構造とすることができる）マスターテンプレートの他のメタデータフィールドと組み合わせることができる。

帯域内番組コンテンツアイテム（放送ビデオ）及びＶＯＤアセット（ブロードバンドストリーミングビデオ）などの複数のビデオを電子装置１０２上で同時に取り扱うには、このようなビデオに関連するメタデータを個別にビデオと同期して管理するだけでなく、イベント全体としてビデオ間で同期させて管理することが必要となり得る。各イベントは、マルチキャストマルチビューイベントを形成するように協働する複数のライブビデオ又は厳選されたビデオで構成することができる。通常、各協調イベントには、ライブ又は時限成分（ｔｉｍｅｄ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）が存在する。各イベントは、オーディオ信号、ビデオ信号及び時限メタデータ（ｔｉｍｅｄ ｍｅｔａｄａｔａ）信号が時間的に一致するようにプレイアウト（ｐｌａｙｏｕｔ）のための基準として機能できる同期又は刻時成分（ｃｌｏｃｋｉｎｇ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）を有することができる。従って、オーディオ、ビデオ及び時限メタデータ信号の同期問題に対処するために、マスターテンプレートを使用してメタデータソース１０８からの帯域外メタデータを処理することができる。

例えば、オリンピックのようなイベントは、放送スケジュールに従う複数のスポーツイベントの一連の厳選された番組コンテンツアイテム（すなわち、ビデオ）の放送に対応することができる。各番組コンテンツアイテムでは、それぞれのメタデータソースが帯域外メタデータを構造化ファイルの形で電子装置１０２に配信することができるが、多くの場合は独自のデータフォーマットである。番組コンテンツアイテムに複数の帯域外メタデータファイルが存在する場合には、このようなデータファイルをファイル毎にセグメント化した後に、マスターテンプレートと共に使用する優先順位を付けることができる。その後、優先順位が付けられたファイルのメタデータフィールドを、メタデータテンプレートのそれぞれのメタデータフィールドのためのデータソースとして選択することができる。一例として、タイトル、俳優名、公開日又は評価などの一点メタデータ成分（ｓｉｎｇｌｅ ｐｏｉｎｔ ｍｅｔａｄａｔａ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔｓ）については、回路２０２がメタデータソース１０８に問い合わせて、このようなメタデータ成分を統合メタデータファイル内に選択的に入力することができる。ある実施形態では、回路２０２が各メタデータファイルにマスターキーコードを割り当て、どのメタデータファイル（すなわち、抽出された帯域外メタデータ）を優先してマスターテンプレートのメタデータフィールドに使用し、どのメタデータファイルをスキップするかを制御することができる。

ある実施形態では、マスターテンプレートが、メタデータソースに関する情報と、メタデータファイル（帯域内メタデータ及び帯域外メタデータの両方）を離散データフィールドに構文解析してこのようなファイルのメタデータフィールドを統合メタデータファイル内に選択的に転送する方法とを含むことができる。

別の実施形態では、メタデータファイルとしての帯域内メタデータセット及び帯域外メタデータセットを個別に構文解析し、個別に再フォーマットし、フォーマット構造に基づいて組み合わせることができる。帯域内メタデータ及び帯域外メタデータのメタデータ成分が個別に引き出され、ランク付けされ、マスターテンプレートに基づいて再フォーマットされる。ファイルとして抽出された帯域外メタデータは、割り当てられた独自のキーを有することができ、各メタデータ成分又はフィールドを参照することができる。回路２０２は、統合メタデータファイルを生成するためにテンプレートを構成し、帯域外メタデータのメタデータ成分を構成されたテンプレートに構文解析する。その後、構成されたテンプレートを、帯域内メタデータセット及び他の帯域外メタデータなどの他の全てのメタデータソースのための共通テンプレートとして使用することができる。回路２０２は、このようなテンプレートからデータを引き出すことによって統合メタデータファイルを生成することができる。

別の実施形態では、メモリ２０４が、様々なタイプのメタデータ構造を構文解析してマスターテンプレートのための好適なメタデータ成分及び既知のデータフォーマットパターンを探し出すように訓練できる機械学習モデルを記憶することができる。機械学習モデルは、例えば単語ベクトル／文章ベクトルの観点から表すことができるテキストを構文解析できるディープニューラルネットワーク（ＤＮＮ）とすることができる。

回路２０２は、メタデータファイル（すなわち、帯域内メタデータセット及び帯域外メタデータセット）を検査して、放送日、放送時間、番組タイトル、キャストメンバー又はコンテンツ評価などのメタデータ成分のタイプ毎に既知のパラメータに基づいてメタデータ成分を探し求める機械学習モデルを実装することができる。例えば、既知のデータフォーマットパターンは、ネットワーク番組イベント又はＴＶ番組のコンテンツ／番組日付が番組タイトルに近接して存在することとすることができる。これに加えて又はこれに代えて、機械学習モデルは、電子装置１０２に通信可能に結合できるコンテンツサーバ（図示せず）上に実装することもできる。回路２０２は、コンテンツサーバにメタデータファイルを送信することができ、コンテンツサーバは、メタデータファイルの不完全なデータ構造を評価し、再評価し、構文解析して、マスターテンプレートのための好適なメタデータ成分を識別するように、インデックス付けプログラム（ｉｎｄｅｘｉｎｇ ｐｒｏｇｒａｍ）を実行することができる。

なお、メタデータ（帯域内又は帯域外）は、メタデータフィールド毎に多くの形態、フォーマット、スタイル及び長さをとることができる。マスターテンプレートは、統合メタデータファイルの最終フォーマットと、初期ソースから最終変換のためのメザニンファイルフォーマット（ｍｅｚｚａｎｉｎｅ ｆｉｌｅ ｆｏｒｍａｔ）へのメタデータの変換とを指定することができる。いくつかの事例では、特定のメタデータソースからのメタデータファイルのメタデータフィールドが既知であり、これをメタデータファイルの構文解析方法に関するプログラム命令を含むことができるマスターテンプレートにプログラムすることができる。しかしながら、このプログラムは、電子装置１０２又は装置メーカー又は放送局／コンテンツ所有者のいずれかによって使用されるメタデータファイルの既存の関係及びライセンスに基づくことができる。

３１４において、ディスプレイ装置１０６上に番組ガイド３１６をレンダリングすることができる。回路２０２は、統合メタデータファイルに基づいて番組ガイド３１６をレンダリングするようにディスプレイ装置１０６を制御することができる。番組ガイド３１６は、ユーザが（ＤＴＶ信号上の）番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットなどの様々な帯域内及び帯域外コンテンツ提供物の中からコンテンツアイテムを調べて視聴できるようにすることができるプログラム的に更新されたＵＩ要素を有するディスプレイ装置１０６ １０２上のグラフィカルインターフェイスとしてレンダリングすることができる。回路２０２は、統合メタデータファイル内のそれぞれのメタデータフィールド又はメタデータ成分に基づいて、番組ガイド３１６の各ＵＩ要素を埋めることができる。

番組ガイド３１６は、番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットのための第１の複数の視聴オプション３１８を含むことができる。第１の複数の視聴オプション３１８は、例えば、クリック可能なサムネイル、コンテンツプレビューウィンドウ、ビデオプレーヤ、再生可能なサムネイル、画像／ビデオカルーセル、スライドショー、タイル、及びアクションベースの提供物のセットと統合されたグラフィカルＵＩ要素などを含むことができる。例えば、番組ガイド３１６は、オンエアＴＶ番組のプレビューサムネイル、及び様々なＴＶチャンネルからの今後の番組を含むことができる。番組ガイド３１６は、オンエアＴＶ番組にコンテキスト的に関連する可能性がある、又は電子装置１０２上の過去又は最近のユーザ活動に関連する可能性がある選択されたＶＯＤアセットのクリック可能なサムネイルを含むこともできる。

いくつかの実施形態では、番組ガイド３１６が、番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットのための複数のコンテンツ記述子を含むこともできる。コンテンツ記述子の例としては、以下に限定するわけではないが、プロット又は番組説明、ジャンルタグ、コンテンツ評価、キャスト及びクルー情報、（予告編／ポスターなどの）画像／ビデオ、レビュー／コメント、又はコンテンツビュー（現在及び過去の視聴率）を挙げることができる。

ある実施形態では、回路２０２が、統合メタデータファイルをディスプレイ装置１０６上の番組ガイド３１６としてプレイアウトできるようにキャッシュすることができる。マスターテンプレートは、スケジュールベースでのメタデータ更新を試みるようにプログラムすることができる。従って、統合メタデータファイルは、メタデータの更新に基づいてスケジュールベースで定期的に更新することができる。統合メタデータファイルが更新されると、番組ガイド３１６は、更新されたコンテンツ記述子で新たなコンテンツ視聴オプションを提供するようにスケジュールベースで更新することができる。（統合的にフォーマットされた）マスターテンプレート及び統合メタデータファイル、（番組コンテンツアイテム及びＶＯＤアセットに関連する）全てのビデオファイル及びオーディオファイルは、番組ガイド３１６上で互いに同期することができる。

本明細書では、番組ガイド３１６とのユーザ関連インタラクションの実施形態について説明する。１つの実施形態では、回路２０２が、番組ガイド３１６上の第１の複数の視聴オプション３１８からの第１の視聴オプションの選択に対応するユーザ入力を受け取ることができる。回路２０２は、ユーザ入力に基づいて、番組コンテンツアイテム又は選択されたＶＯＤアセットのうちの１つとしてのコンテンツアイテムを選択することができる。番組ガイド３１６上に複数のコンテンツ記述子が表示されていない場合、回路２０２は、選択されたコンテンツアイテムに関連するコンテンツ記述子を複数のコンテンツ記述子から選択し、選択されたコンテンツ記述子を含むＵＩ要素を表示するようにディスプレイ装置１０６を制御することができる。ＵＩ要素は、レンダリングされた番組ガイド３１６のスロット内に、或いは選択された視聴オプションに隣接するコールアウトウィンドウとして表示することができる。回路２０２は、選択されたコンテンツ記述子を読み込むと、番組ガイド３１６上の別のユーザ入力によって、選択されたコンテンツアイテムをディスプレイ装置１０６上で再生し続けるか否かを判定できるようになる。或いは、回路２０２は、選択されたコンテンツ記述子が表示されている間、ディスプレイ装置１０６ １０２上の選択されたコンテンツの一部の再生を同時に制御することもできる。ユーザが別の視聴オプションを選択すると決定した場合には、番組ガイド３１６をリフレッシュして第１の複数の視聴オプション３１８をリロードすることができる。

また、いくつかの実施形態では、回路２０２が、受信したＤＴＶ信号に含まれる番組コンテンツアイテム、選択されたＶＯＤアセット、又は将来的なタイムスケジュールで放送される将来的な番組コンテンツアイテムのうちの１つ又は２つ以上から複数の視聴可能コンテンツアイテムを選択することができる。このような選択は、複数の視聴可能コンテンツアイテムと選択されたコンテンツアイテムとの関連性又はユーザ情報３０６ａの一方又は両方に基づくことができる。回路２０２は、選択が行われた後に、レンダリングされた番組ガイド３１６上に推奨ＵＩをレンダリングするようにディスプレイ装置１０６を制御し、選択された複数の視聴可能コンテンツアイテムにリンクされた視聴可能な推奨として、推奨ＵＩ上に第２の複数の視聴オプションを表示することができる。

例えば、推奨ＵＩは、メディアプレーヤＵＩ（又はユーザが選択した視聴オプション）の隣に表示することができる。ユーザは、ユーザが選択したコンテンツアイテムのコンテンツ記述子を読みながら、選択されたコンテンツアイテムに文脈的に関連する、又は（ユーザ嗜好及びユーザ活動を含む）ユーザ情報３０６ａに基づく番組（帯域内放送又はＶＯＤ）の推奨を見ることができる。ユーザは、第２の複数の視聴オプションから別の視聴オプションを選択するか否かを推奨ＵＩから決定することができる。いずれの場合にも、ディスプレイ装置１０６上で個々の放送局アプリケーション又はＶＯＤアプリケーションを切り替え又は開くことなく様々なコンテンツプロバイダ（放送局アプリケーション／ＶＯＤアプリケーション）のコンテンツアイテム又は提供物を発見し、読み、調べ、視聴する能力をユーザに与えるモノリシックガイドをユーザに提示することができる。推奨ＵＩの例については図４に示す。

別の実施形態では、回路２０２が、統合メタデータファイルに基づいてデータベースを作成することができる。データベースは、番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットの各々のインデックスを含むことができる。番組ガイド３１６は、作成されたデータベースにリンクできる検索ＵＩを含むことができる。いずれかの時点で、回路２０２は、レンダリングされた番組ガイド３１６の検索ＵＩを介して検索クエリを受け取ることができる。回路２０２は、受け取られた検索クエリに基づいて、作成されたデータベースを検索し、番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットのうちの１つ又は２つ以上としての視聴可能コンテンツアイテムセットを選択することができる。その後、回路２０２は、選択された視聴可能コンテンツアイテムセットをレンダリングされた番組ガイド３１６の結果ＵＩ上に検索結果セットとして表示するようにディスプレイ装置１０６を制御することができる。検索ＵＩの例については図５に示す。

図４は、本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的なシナリオを集合的に示す図である。図４の説明は、図１、図２及び図３の要素に関連して行う。図４には例示的なシナリオ４００を示す。

例示的なシナリオ４００には、図１又は図２の電子装置１０２の例示的な実装であるＴＶ４０２を示す。この例示的な実装では、ＴＶ４０２を、帯域内番組コンテンツアイテム及び帯域外ＶＯＤを同時に受信及び／又は再生できる適切なミドルウェア及びコーデックを有するスマートＴＶとすることができる。図１又は図２のディスプレイ装置１０６の例示的な実施形態とすることができるディスプレイパネル４０４をさらに示す。ディスプレイパネル４０４上にレンダリングされた番組ガイド４０６の待ち受けページ（ｌａｎｄｉｎｇ ｐａｇｅ）４０６ａをさらに示す。番組ガイド４０６の待ち受けページ４０６ａ上には、（例えば、３０２において説明したような）ＤＴＶ信号及び（例えば、３０６において説明したような）ＶＯＤアセットに含まれる番組コンテンツアイテムの複数の視聴オプション４０８が示されている。複数の視聴オプション４０８は、第１の視聴オプション４０８ａ、第２の視聴オプション４０８ｂ及び第３の視聴オプション４０８ｃを含む。待ち受けページ４０６ａ上には、第１の視聴オプション４０８ａのための簡単なコンテンツ記述子４１０ａ、第２の視聴オプションのための簡単なコンテンツ記述子４１０ｂ、及び第３の視聴オプション４０８ｃのための簡単なコンテンツ記述子４１０ｃも示されている。

第１の視聴オプション４０８ａは、スポーツ放送局アプリケーションに関連するスポーツ番組アイテムのクリック可能な画像サムネイルとすることができる。簡単なコンテンツ記述子４１０ａは、スポーツ番組のタイトル（すなわち、ＮＢＡの試合）とすることができる。同様に、第２の視聴オプション４０８ｂは、ＶＯＤアプリケーションに関連するＮＢＡの歴史に関するＶＯＤアセットのクリック可能なビデオサムネイルとすることができる。簡単なコンテンツ記述子４１０ｂは、ＶＯＤアセットのタイトル（ＮＢＡの歴史）とすることができる。同様に、第３の視聴オプション４０８ｃは、ニュース放送局アプリケーションに関連する番組コンテンツアイテムの別のクリック可能なビデオサムネイルとすることができる。簡単なコンテンツ記述子４１０ｃは、番組コンテンツアイテムのタイトル（９時のニュース）とすることができる。

回路２０２は、いずれかの時点で複数の視聴オプション４０８からの視聴オプションの選択に対応するユーザ入力を受け取ることができる。選択された視聴オプションは、放送局アプリケーション又はＶＯＤアプリケーションのいずれかに関連することができる。例えば、ユーザ入力は、第２の視聴オプション４０８ｂの選択に対応することができる。回路２０２は、第２の視聴オプション４０８ｂに関連するコンテンツアイテムを決定することができる。この場合、第２の視聴オプション４０８ｂに関連するコンテンツアイテムは、ＶＯＤアプリケーションが提供できる「ＮＢＡの歴史」というタイトルのＶＯＤアセットである。

回路２０２は、第２の視聴オプション４０８ｂの選択に基づいてプレーヤページ４０６ｂをロードし、レンダリングされた番組ガイド４０６のプレーヤページ４０６ｂ上にメディアプレーヤＵＩ４１２をレンダリングするようにディスプレイパネル４０４を制御することができる。メディアプレーヤＵＩ４１２をロードして「ＮＢＡの歴史」というコンテンツアイテムを再生することができる。また、回路２０２は、番組ガイド４０６上のプレーヤページ４０６ｂのスロット内にＵＩ要素４１４を表示するようにディスプレイパネル４０４を制御することができる。ＵＩ要素４１４は、メディアプレーヤＵＩ４１２上で再生すべきコンテンツアイテムの説明を提供できるコンテンツ記述子４１６を含むことができる。図示のように、この説明は、例えばコンテンツアイテムのタイトル、公開年度、ジャンル、概要、監督、脚本家、スター／キャストを含む。いくつかの実施形態では、ＵＩ要素４１４を、待ち受けページ４０６ａ上の第１の視聴オプション４０８ａに隣接するコールアウトウィンドウとして表示することができる。説明は、抽出された帯域外メタデータセットに含まれる番組及びスケジュール情報と番組コンテンツアイテム（帯域内放送）の詳細なコンテンツ記述とを含む（例えば、３１２において取得された）統合メタデータファイルから抽出することができる。

別の実施形態では、回路２０２が、レンダリングされた番組ガイド４０６のプレーヤページ４０６ｂ上に推奨ＵＩ４２０をレンダリングすることができる。推奨ＵＩ４２０は、ユーザにコンテンツアイテムを推奨することができる。回路２０２は、推奨ＵＩ４２０を生成するために、番組コンテンツアイテム及びＶＯＤアセットのための統合メタデータファイルに基づいて複数の視聴可能コンテンツアイテムを選択することができる。複数の視聴可能コンテンツアイテムは、複数の視聴可能コンテンツアイテムと、選択されたコンテンツアイテム、すなわちＶＯＤアセット、すなわちＮＢＡの歴史との関連性に基づいて選択することができる。この関連性は、例えばジャンル情報、俳優、タイトルワード、視聴率又は視聴回数に基づいて確立することができる。

例えば、ＶＯＤアセット（ＮＢＡの歴史）のジャンル又はサブジャンル情報はスポーツ、歴史及びドキュメンタリータグを含み、評価は１０段階評価で７．３とすることができる。複数の視聴可能コンテンツは、ＶＯＤアセットに関連することができる。図示のように、例えば複数の視聴可能コンテンツアイテムは、評価８の野球ハイライトに関するＶＯＤアセット、ＮＢＡプレーヤをゲストにしたテレビ番組、及びユーザが最近電子装置１０２上で視聴した可能性があるＴＶ番組の別のエピソードを含むことができる。

図５は、本開示の実施形態による、番組ガイドからのコンテンツ検索のための例示的なシナリオを示す図である。図５の説明は、図１、図２及び図３の要素に関連して行う。図５には例示的なシナリオ５００を示す。例示的なシナリオ５００には、図１又は図２の電子装置１０２の例示的な実装であるＴＶ５０２を示す。この例示的な実装では、テレビ５０２を、帯域内番組コンテンツアイテム及び帯域外ＶＯＤを同時に受信及び／又は再生できる適切なミドルウェア及びコーデックを有するスマートテレビとすることができる。図１又は図２のディスプレイ装置１０６の例示的な実施形態とすることができるディスプレイパネル５０４をさらに示す。ディスプレイパネル５０４上にレンダリングされた番組ガイド５０６の待ち受けページ５０６ａをさらに示す。番組ガイド５０６の待ち受けページ５０６ａ上には、ユーザが番組ガイド５０６を検索して帯域内番組コンテンツアイテム及び帯域外ＶＯＤアセットを容易に発見できるように提供できる検索ＵＩ５０８が示されている。

番組ガイド５０６は、（例えば、３１２において説明したような）構文解析された帯域内メタデータセットと構文解析された帯域外メタデータセットとの組み合わせに基づいて取得できる統合メタデータファイルに基づいてディスプレイパネル５０４上にレンダリングすることができる。ＴＶ５０２は、統合メタデータファイルに基づいて作成できるデータベース５１０を記憶することができる。データベース５１０は、統合メタデータファイルにおいて番組及びスケジュール情報と詳細なコンテンツ記述子とを追加した、番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットの各々のインデックスを含むことができる。例えば、番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットの各々には、番組及びスケジュール情報と詳細コンテンツ記述子とに含まれるキーワードに基づいてインデックス付けすることができる。

一例として、データベース５１０は、以下の表２に示すようにジャンルに基づいてインデックス付けすることができる。

表２には、簡潔にするために３つのジャンルのみに関連する情報を示す。

回路２０２は、いずれかの時点で検索ＵＩ５０８を介して検索クエリ５１２を受け取ることができる。回路２０２は、検索クエリ５１２に基づいてデータベース５１０を検索し、視聴可能コンテンツアイテムセットを選択することができる。選択される視聴可能コンテンツアイテムセットは、（ＤＴＶ信号に含まれる）番組コンテンツアイテム及び（ＶＯＤアプリケーション上で利用可能な）選択されたＶＯＤアセットのうちの１つ又は２つ以上とすることができる。回路２０２は、レンダリングされた番組ガイド５０６の結果ＵＩ５１６上に、選択された視聴可能コンテンツアイテムセットを検索結果セット５１４として表示するようにディスプレイパネル５０４を制御することができる。

図示のように、受け取られた検索クエリ５１２は「コメディ」とすることができる。（データベース５１０を表す）表１を「コメディ」のジャンルについて検索することができる。「コメディ」のジャンルに対応する視聴可能コンテンツアイテムセットを選択することができる。表１を参照すると、選択された視聴可能オプションセットは、「コメディビデオ１」、「コメディビデオ２」、「映画２」、「コメディビデオ３」、及び「ＴＶシリーズ４」を含むことができる。選択された視聴可能コンテンツアイテムセットは、結果ＵＩ５１６上に検索結果セット５１４として表示することができる。いくつかの実施形態では、検索結果セット５１４から検索結果が選択された場合、回路２０２が、レンダリングされた番組ガイド５０６上にメディアプレーヤＵＩをロードし、選択された検索結果に関連するコンテンツアイテムを再生するようにディスプレイパネル５０４を制御することができる。

図６は、本開示の実施形態による、放送局及びＶＯＤアプリケーションに関連するコンテンツの統合番組ガイドの表示のための例示的な動作を示すフローチャートである。図６の説明は、図１、図２、図３、図４及び図５の要素に関連して行う。図６にはフローチャート６００を示す。６０２～６１６の動作は、図１又は図２の電子装置１０２などのいずれかのコンピュータシステムによって実施することができる。動作は、６０２から開始して６０４に進むことができる。

６０４において、ＤＴＶ信号を受信することができる。ＤＴＶ信号は、電子装置１０２上の複数の放送局アプリケーション１１２に関連する複数の番組コンテンツアイテムを含むことができる。少なくとも１つの実施形態では、回路２０２を、複数の番組コンテンツアイテムを含むことができるＤＴＶ信号を受信するように構成することができる。

６０６において、受信したＤＴＶ信号から複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットを抽出することができる。少なくとも１つの実施形態では、回路２０２を、複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットを抽出するように構成することができる。

６０８において、電子装置１０２上の少なくとも１つのＶＯＤアプリケーション（ＶＯＤアプリケーション１１４など）によって提供される複数のＶＯＤアセットからＶＯＤアセットセットを選択することができる。少なくとも１つの実施形態では、回路２０２を、複数のＶＯＤアセットからＶＯＤアセットを選択するように構成することができる。

６１０において、メタデータソース１０８から帯域外メタデータセットを抽出することができる。帯域外メタデータセットは、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットに関連することができる。少なくとも１つの実施形態では、回路２０２を、メタデータソース１０８から帯域外メタデータセットを抽出するように構成することができる。

６１２において、抽出された帯域内メタデータセット及び抽出された帯域外メタデータセットを構文解析することができる。少なくとも１つの実施形態では、回路２０２が、抽出された帯域内メタデータセット及び抽出された帯域外メタデータセットを構文解析することができる。

６１４において、構文解析された帯域内メタデータセット及び構文解析された帯域外メタデータセットをマスターテンプレートに基づいて統合メタデータファイルに組み合わせることができる。少なくとも１つの実施形態では、回路２０２が、構文解析された帯域内メタデータセット及び構文解析された帯域外メタデータセットをマスターテンプレートに基づいて統合メタデータファイルに組み合わせることができる。

６１６において、統合メタデータファイルに基づいてディスプレイ装置１０６上に（番組ガイド１１６などの）番組ガイドをレンダリングすることができる。少なくとも１つの実施形態では、回路２０２を、統合メタデータファイルに基づいて番組ガイド１１６をレンダリングするようにディスプレイ装置１０６を制御するよう構成することができる。制御は終了に進むことができる。

本開示の様々な実施形態は、機械及び／又はコンピュータが電子装置１０２などの電子装置を動作させるために実行できる命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体及び／又は記憶媒体を提供することができる。これらの命令は、デジタルテレビ（ＤＴＶ）信号を受信することを含む動作を機械及び／又はコンピュータに実行させることができる。ＤＴＶ信号は、電子装置上の複数の放送局アプリケーションに関連することができる複数の番組コンテンツアイテムを含むことができる。動作は、受信したＤＴＶ信号から複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットを抽出し、複数のＶＯＤアセットからＶＯＤアセットセットを選択することをさらに含むことができる。複数のＶＯＤアセットは、電子装置上の少なくとも１つのＶＯＤアプリケーションによって提供することができる。動作は、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットに関連することができる帯域外メタデータセットを抽出し、抽出された帯域内メタデータセット及び抽出された帯域外メタデータセットを構文解析することをさらに含むことができる。動作は、構文解析された帯域内メタデータセット及び構文解析された帯域外メタデータセットをマスターテンプレートに基づいて統合メタデータファイルに組み合わせ、統合メタデータファイルに基づいて番組ガイドをレンダリングするように（ディスプレイ装置１０６などの）ディスプレイ装置を制御することをさらに含むことができる。

本開示の例示的な態様は、（図１のディスプレイ装置１０６などの）ディスプレイ装置に通信可能に結合できる（回路２０２などの）回路を含む（図１の電子装置１０２などの）電子装置を含むことができる。ある実施形態では、電子装置が、（無線（ＯＴＡ）放送信号３０２ａなどの）ＯＴＡ放送信号を受信し、受信したＯＴＡ信号からＤＴＶ信号を抽出するように構成できる（ＡＴＳＣ受信機１０４などの）ＡＴＳＣ受信機を含むことができる。ＤＴＶ信号は、ＡＴＳＣ３．０ＴＶ信号とすることができる。回路は、ＡＴＳＣ受信機からＤＴＶ信号を受信するように構成することができる。ＤＴＶ信号は、電子装置上の（複数の放送局アプリケーション１１２などの）複数の放送局アプリケーションに関連する複数の番組コンテンツアイテムを含むことができる。回路は、受信したＤＴＶ信号から複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットを抽出するようにさらに構成することができる。帯域内メタデータセットは、受信したＤＴＶ信号に含まれる複数の番組コンテンツアイテムと、複数の放送局アプリケーションによって放送される予定の将来的な番組コンテンツアイテムとに関連する番組情報及びスケジュール情報を含むことができる。

回路は、電子装置上の（ＶＯＤアプリケーション１１４などの）少なくとも１つのＶＯＤアプリケーションによって提供される複数のＶＯＤアセットからＶＯＤアセットセットを選択するようにさらに構成することができる。ある実施形態では、ＶＯＤアセットセットを、複数のＶＯＤアセットと複数の番組コンテンツアイテムとの間のコンテキスト的一致に基づいて選択することができる。別の実施形態では、ＶＯＤアセットセットを（ユーザ情報３０６ａなどの）ユーザ情報に基づいて選択することができる。ユーザ情報は、電子装置が収集できるユーザ活動データ及びユーザ嗜好データを含むことができる。ユーザ活動データは、コンテンツ視聴履歴、電子装置上の複数の放送アプリケーション又は少なくとも１つのＶＯＤアプリケーションの使用ログ、又は電子装置に関連するユーザの検索履歴を含むことができる。

回路は、（メタデータソース１０８などの）少なくとも１つのメタデータソースから、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットに関連する帯域外メタデータセットを抽出するようにさらに構成することができる。抽出される帯域外メタデータセットは、少なくとも複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットのための追加コンテンツ記述子を含むことができる。

ある実施形態によれば、回路は、抽出された帯域内メタデータセット及び抽出された帯域外メタデータセットを構文解析するように構成することができる。回路は、構文解析された帯域内メタデータセット及び構文解析された帯域外メタデータセットをマスターテンプレートに基づいて統合メタデータファイルに組み合わせ、統合メタデータファイルに基づいて（番組ガイド４０６などの）番組ガイドをレンダリングするようにディスプレイ装置を制御するようさらに構成することができる。

ある実施形態によれば、番組ガイドは、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットのための（複数の視聴オプション１１８などの）第１の複数の視聴オプションを含むことができる。他のいくつかの実施形態では、番組ガイドが、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットのための（複数のコンテンツ記述子１２０などの）複数のコンテンツ記述子を含むこともできる。

ある実施形態によれば、回路は、番組ガイド上に表示される第１の複数の視聴オプションのうちのある視聴オプションに関するユーザ入力を受け取るようにさらに構成することができる。回路は、受け取ったユーザ入力に基づいて、複数の番組コンテンツアイテム又は選択されたＶＯＤアセットセットのうちの１つとしてコンテンツアイテムを選択するようにさらに構成することができる。

ある実施形態によれば、回路は、レンダリングされた番組ガイド内に（メディアプレーヤＵＩ４１２などの）メディアプレーヤユーザインターフェイス（ＵＩ）をレンダリングするようにディスプレイ装置を制御するようさらに構成することができる。回路は、レンダリングされたメディアプレーヤＵＩ内の選択されたコンテンツアイテムの再生を制御するようにさらに構成することができる。

ある実施形態によれば、回路は、複数のコンテンツ記述子からコンテンツ記述子を選択するようにさらに構成することができる。選択されたコンテンツ記述子は、選択されたコンテンツアイテムに関連することができる。回路は、選択されたコンテンツ記述子を含む（ＵＩ要素４１４などの）ＵＩ要素を表示するようにディスプレイ装置を制御するようさらに構成することができる。ＵＩ要素は、レンダリングされた番組ガイドのスロット内に、或いは視聴オプションに隣接する呼び出しウィンドウとして表示することができる。

ある実施形態によれば、回路は、受信したＤＴＶ信号に含まれる複数の番組コンテンツアイテム、選択されたＶＯＤアセットセット、又は放送される予定の将来的な番組コンテンツアイテムから複数の視聴可能コンテンツアイテムを選択するようにさらに構成することができる。複数の視聴可能コンテンツアイテムは、選択されたコンテンツアイテムとの関連性又はユーザ情報のうちの１つ又は２つ以上に基づいて選択することができる。

ある実施形態によれば、回路は、レンダリングされた番組ガイド上に（推奨ＵＩ４２０などの）推奨ＵＩをレンダリングするように構成することができる。回路は、推奨ＵＩ上に、選択された複数の視聴可能コンテンツアイテムにリンクされた視聴可能な推奨として第２の複数の視聴オプションを表示するようにさらに構成することができる。

ある実施形態によれば、回路２０２は、統合メタデータファイルに基づいて、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットの各々のインデックスを含むことができる（データベース５１０などの）データベースを作成するように構成することができる。回路は、レンダリングされた番組ガイドの検索ＵＩを介して検索クエリを受け取るようにさらに構成することができる。回路は、受け取った検索クエリに基づいて、作成されたデータベースを検索し、複数の番組コンテンツアイテム及び選択されたＶＯＤアセットセットのうちの１つ又は２つ以上としての視聴可能コンテンツアイテムセットを選択するようにさらに構成することができる。回路は、レンダリングされた番組ガイドの（結果ＵＩ５１６などの）結果ＵＩ上に、選択された視聴可能コンテンツアイテムセットを検索結果セットとして表示するようにディスプレイ装置を制御するようさらに構成することができる。

本開示は、ハードウェアで実現することも、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現することもできる。本開示は、少なくとも１つのコンピュータシステム内で集中方式で実現することも、又は異なる要素を複数の相互接続されたコンピュータシステムにわたって分散できる分散方式で実現することもできる。本明細書で説明した方法を実行するように適合されたコンピュータシステム又はその他の装置が適することができる。ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせは、ロードされて実行された時に本明細書で説明した方法を実行するようにコンピュータシステムを制御することができるコンピュータプログラムを含む汎用コンピュータシステムとすることができる。本開示は、他の機能も実行する集積回路の一部を含むハードウェアで実現することができる。

本開示は、本明細書で説明した方法の実装を可能にする全ての特徴を含み、コンピュータシステムにロードされた時にこれらの方法を実行できるコンピュータプログラム製品に組み込むこともできる。本文脈におけるコンピュータプログラムとは、情報処理能力を有するシステムに特定の機能を直接的に、或いはａ）別の言語、コード又は表記法への変換、ｂ）異なる内容形態での複製、のいずれか又は両方を行った後に実行させるように意図された命令セットの、あらゆる言語、コード又は表記法におけるあらゆる表現を意味する。

いくつかの実施形態を参照しながら本開示を説明したが、当業者であれば、本開示の範囲から逸脱することなく様々な変更を行うことができ、同等物を代用することもできると理解するであろう。また、本開示の範囲から逸脱することなく、特定の状況又は内容を本開示の教示に適合させるように多くの修正を行うこともできる。従って、本開示は、開示した特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲内に収まる全ての実施形態を含むように意図される。

１０２ 電子装置
１０４ ＡＴＳＣ受信機
１０６ ディスプレイ装置
１０８ メタデータソース
１１０ 通信ネットワーク
１１２ 放送局アプリケーション
１１４ ＶＯＤアプリケーション
１１６ 番組ガイド
１１８ 視聴オプション
１２０ コンテンツ記述子

Claims (20)

1. 電子装置であって、
   ディスプレイ装置に通信可能に結合された回路を備え、前記回路は、
   前記電子装置上の複数の放送局アプリケーションに関連する複数の番組コンテンツアイテムを含むデジタルテレビ（ＤＴＶ）信号を受信し、
   前記受信したＤＴＶ信号から前記複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットを抽出し、
   前記電子装置上の少なくとも１つのＶＯＤアプリケーションによって提供される複数のＶＯＤアセットからビデオオンデマンド（ＶＯＤ）アセットセットを選択し、
   少なくとも１つのメタデータソースから、前記複数の番組コンテンツアイテム及び前記選択されたＶＯＤアセットセットに関連する帯域外メタデータセットを抽出し、
   前記抽出された帯域内メタデータセット及び前記抽出された帯域外メタデータセットを構文解析し、
   前記構文解析された帯域内メタデータセット及び前記構文解析された帯域外メタデータセットをマスターテンプレートに基づいて統合メタデータファイルに組み合わせ、
   前記統合メタデータファイルに基づいて番組ガイドをレンダリングするように前記ディスプレイ装置を制御する、
   ように構成される、
   ことを特徴とする電子装置。
2. 無線（ＯＴＡ）放送信号を受信し、
   前記受信したＯＴＡ放送信号から前記ＤＴＶ信号を抽出する、
   ように構成された高度テレビシステム委員会（ＡＴＳＣ）受信機をさらに備える、請求項１に記載の電子装置。
3. 前記ＤＴＶ信号は、ＡＴＳＣ３．０ＴＶ信号である、
   請求項２に記載の電子装置。
4. 前記抽出された帯域内メタデータセットは、前記受信したＤＴＶ信号に含まれる前記複数の番組コンテンツアイテムと、前記複数の放送局アプリケーションによって放送される予定の将来的な番組コンテンツアイテムとに関連する番組情報及びスケジュール情報を含み、
   前記抽出された帯域外メタデータセットは、少なくとも前記複数の番組コンテンツアイテム及び前記選択されたＶＯＤアセットセットのための追加コンテンツ記述子を含む、
   請求項１に記載の電子装置。
5. 前記回路は、前記複数のＶＯＤアセットと前記複数の番組コンテンツアイテムとの間のコンテキスト的一致に基づいて前記ＶＯＤアセットセットを選択するようにさらに構成される、
   請求項１に記載の電子装置。
6. 前記回路は、ユーザ情報に基づいて前記複数のＶＯＤアセットから前記ＶＯＤアセットセットを選択するようにさらに構成される、
   請求項１に記載の電子装置。
7. 前記回路は、ユーザ活動データ及びユーザ嗜好データを含む前記ユーザ情報を収集するようにさらに構成される、
   請求項６に記載の電子装置。
8. 前記ユーザ活動データは、コンテンツ視聴履歴、前記電子装置上の前記複数の放送アプリケーション又は前記少なくとも１つのＶＯＤアプリケーションの使用ログ、或いは前記電子装置に関連するユーザの検索履歴を含む、
   請求項７に記載の電子装置。
9. 前記レンダリングされた番組ガイドは、
   前記複数の番組コンテンツアイテム及び前記選択されたＶＯＤアセットセットのための第１の複数の視聴オプションと、
   前記複数の番組コンテンツアイテム及び前記選択されたＶＯＤアセットセットのための複数のコンテンツ記述子と、
   を含む、請求項１に記載の電子装置。
10. 前記回路は、
    前記番組ガイド上に表示された前記第１の複数の視聴オプションのうちのある視聴オプションに関するユーザ入力を受け取り、
    前記受け取られたユーザ入力に基づいて、前記複数の番組コンテンツアイテム又は前記選択されたＶＯＤアセットセットのうちの１つとしてのコンテンツアイテムを選択する、
    ように構成される、請求項９に記載の電子装置。
11. 前記回路は、
    前記レンダリングされた番組ガイド内にメディアプレーヤユーザインターフェイス（ＵＩ）をレンダリングするように前記ディスプレイ装置を制御し、
    前記レンダリングされたメディアプレーヤＵＩ内の前記選択されたコンテンツアイテムの再生を制御する、
    ように構成される、請求項１０に記載の電子装置。
12. 前記回路は、
    前記複数のコンテンツ記述子から、前記選択されたコンテンツアイテムに関連するコンテンツ記述子を選択し、
    前記選択されたコンテンツ記述子を含むＵＩ要素を表示するように前記ディスプレイ装置を制御する、
    ように構成され、前記ＵＩ要素は、前記レンダリングされた番組ガイドのスロット内に、又は前記視聴オプションに隣接するコールアウトウィンドウとして表示される、
    請求項１０に記載の電子装置。
13. 前記回路は、前記受信したＤＴＶ信号に含まれる前記複数の番組コンテンツアイテム、前記選択されたＶＯＤアセットセット、又は放送される予定の将来的な番組コンテンツアイテムのうちの１つ又は２つ以上から複数の視聴可能コンテンツアイテムを選択するように構成され、
    前記複数の視聴可能コンテンツアイテムは、前記選択されたコンテンツアイテムとの関連性又はユーザ情報のうちの１つ又は２つ以上に基づいて選択される、
    請求項１０に記載の電子装置。
14. 前記回路は、
    前記レンダリングされた番組ガイド上に推奨ＵＩをレンダリングし、
    前記推奨ＵＩ上に、前記選択された複数の視聴可能コンテンツアイテムにリンクされた視聴可能な推奨として第２の複数の視聴オプションを表示する、
    ように前記ディスプレイ装置を制御するよう構成される、請求項１３に記載の電子装置。
15. 前記回路は、
    前記統合メタデータファイルに基づいて、前記複数の番組コンテンツアイテム及び前記選択されたＶＯＤアセットセットの各々のインデックスを含むデータベースを作成し、
    前記レンダリングされた番組ガイドの検索ＵＩを介して検索クエリを受け取り、
    前記受け取った検索クエリに基づいて、前記作成されたデータベースを検索して、前記複数の番組コンテンツアイテム及び前記選択されたＶＯＤアセットセットのうちの１つ又は２つ以上としての視聴可能コンテンツアイテムセットを選択し、
    前記選択された視聴可能コンテンツアイテムセットを、前記レンダリングされた番組ガイドの結果ＵＩ上に検索結果セットとして表示するように前記ディスプレイ装置を制御する、
    ようにさらに構成される、請求項１に記載の電子装置。
16. 電子装置上の複数の放送局アプリケーションに関連する複数の番組コンテンツアイテムを含むデジタルテレビ（ＤＴＶ）信号を受信することと、
    前記受信したＤＴＶ信号から前記複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットを抽出することと、
    前記電子装置上の少なくとも１つのＶＯＤアプリケーションによって提供される複数のＶＯＤアセットからビデオオンデマンド（ＶＯＤ）アセットセットを選択することと、
    少なくとも１つのメタデータソースから、前記複数の番組コンテンツアイテム及び前記選択されたＶＯＤアセットセットに関連する帯域外メタデータセットを抽出することと、
    前記抽出された帯域内メタデータセット及び前記抽出された帯域外メタデータセットを構文解析することと、
    前記構文解析された帯域内メタデータセット及び前記構文解析された帯域外メタデータセットをマスターテンプレートに基づいて統合メタデータファイルに組み合わせることと、
    前記統合メタデータファイルに基づいて番組ガイドをレンダリングするように前記ディスプレイ装置を制御することと、
    を含むことを特徴とする方法。
17. 前記抽出された帯域内メタデータセットは、前記受信したＤＴＶ信号に含まれる前記複数の番組コンテンツアイテムと、前記複数の放送局アプリケーションによって放送される予定の将来的な番組コンテンツアイテムとに関連する番組情報及びスケジュール情報を含み、
    前記抽出された帯域外メタデータセットは、少なくとも前記複数の番組コンテンツアイテム及び前記選択されたＶＯＤアセットセットのための追加コンテンツ記述子を含む、
    請求項１６に記載の方法。
18. 前記ＶＯＤアセットセットの前記選択は、前記複数のＶＯＤアセットと前記複数の番組コンテンツアイテムとの間のコンテキスト的一致に基づく、
    請求項１６に記載の方法。
19. 前記ＶＯＤアセットセットの前記選択はユーザ情報に基づく、
    請求項１６に記載の方法。
20. コンピュータ実行可能命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、電子装置内のコンピュータによって実行された時に、前記電子装置に、
    前記電子装置上の複数の放送局アプリケーションに関連する複数の番組コンテンツアイテムを含むデジタルテレビ（ＤＴＶ）信号を受信することと、
    前記受信したＤＴＶ信号から前記複数の番組コンテンツアイテムに関連する帯域内メタデータセットを抽出することと、
    前記電子装置上の少なくとも１つのＶＯＤアプリケーションによって提供される複数のＶＯＤアセットからビデオオンデマンド（ＶＯＤ）アセットセットを選択することと、
    少なくとも１つのメタデータソースから、前記複数の番組コンテンツアイテム及び前記選択されたＶＯＤアセットセットに関連する帯域外メタデータセットを抽出することと、
    前記抽出された帯域内メタデータセット及び前記抽出された帯域外メタデータセットを構文解析することと、
    前記構文解析された帯域内メタデータセット及び前記構文解析された帯域外メタデータセットをマスターテンプレートに基づいて統合メタデータファイルに組み合わせることと、
    前記統合メタデータファイルに基づいて番組ガイドをレンダリングするように前記ディスプレイ装置を制御することと、
    を含む動作を実行させる、ことを特徴とする非一時的コンピュータ可読媒体。

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