JP2023533841A - プラズマ支援加工装置用の電圧波形発生器 - Google Patents

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Abstract

プラズマ支援加工装置用の電圧波形発生器は、共通ノードと、第1のスイッチノードにおいて少なくとも2つの電圧レベルを切り替えるように動作可能な電圧供給回路と、第1のスイッチノードと共通ノードとの間に接続された第1のインダクタと、電圧供給回路を動作させるように構成された制御ユニットとを備える。

Description

本発明は、プラズマ支援加工装置用の電圧波形発生器に関し、かつプラズマ支援加工において使用される電圧波形、詳細には、加工される基板に接触するプラズマのシース全体にわたって電圧バイアスを生成するための電圧波形を生成する方法に関する。電圧バイアスは有利には、プラズマ支援エッチング、プラズマ支援層堆積、または反応性イオンエッチング(REI)においてイオンエネルギーを制御するために使用される。
プラズマ支援エッチングおよびプラズマ支援層堆積では、イオンエネルギーを制御するためのバイアス電圧を生成するために無線周波数(RF)発生器が使用される。プロセス制御を改善するには、バイアス電圧の正確な制御およびそれによって得られるイオンエネルギー分布(IED)が重要である。このバイアス電圧の生成は一般に、効率が限定された(広帯域)線形増幅器または融通性が限定された(狭帯域)スイッチモード増幅器または専用パルス発生増幅器を用いて行われる。一般に、増幅器は、出力電圧波形を間接的にのみ制御し(たとえば、出力電力を制御するかまたは較正に依存する)、それによって、性能が限定され(発生する波形は、望ましい出力電圧波形に近い波形にならない)、望ましいイオンエネルギー分布が得られず、再現性が限定される(ウエハ間のばらつきおよびシステム間のばらつき)。
米国特許出願公開第2018/0032100号は、プラズマ支援加工装置用の波形発生器について説明しており、この波形発生器では、各々が独自の浮動DC電源を有する複数のブリッジレグが、縦続接続されており、出力ノードにおいて切り替え電圧波形が得られる。電圧波形は、出力電圧が半導体スイッチに印加される駆動信号に比例するように電流制御方法に従って半導体スイッチを駆動することによって得られた電圧勾配を含むことができる。
米国特許第9208992号は、加工される基板の照射される表面において周期電圧関数を形成するためのスイッチモード電源を備えるプラズマ支援加工装置について説明している。周期電圧関数は、所望のイオンエネルギー強度分布を生成して基板のエッチングまたは基板上のプラズマ支援堆積を実行する。
上記のスイッチモード電源は、DC電流によって特定の形状の波形を発生させてイオン電流を補償することができる(米国特許第9208992号の図14を参照されたい)。そうするために、スイッチモード電源は、2つのスイッチ構成要素を備え、これらの構成要素は、ハーフブリッジにおいて結合され、米国特許第9208992号の図3に示すようにコントローラによって生成された駆動信号に基づいて制御される。
現在のプラズマ支援プロセスでは、より高い整流電圧レベル、より大きい反応器サイズ、より高い容量を目指す傾向がある。
固有のプラズマ反応器容量および反応器とバイアス電圧発生器との間の相互接続の浮遊インダクタンスが、固有の共振特性を有するLC回路を形成する。システム内の共振に起因して、シース電圧の望ましくないリンギングを生じさせる共振の励起を抑制するには低切り替え速度(スイッチノード上の限定されたdV/dt)または制動抵抗(もしくはスナバ)が必須である。この電圧リンギングは所望のIEDに対して悪影響を及ぼす。しかし、切り替え速度が遅いと、放電周期が長くなり、プロセス/放電比が事実上低下し、それによって、基板を加工する時間が長くなる。放電時間が長すぎることも、シース形成またはシースの保存に悪影響を与えることがある。さらに、制動抵抗(またはスナバ)はさらなる望ましくない損失をもたらす。
米国特許出願公開第2018/0032100号 米国特許第9208992号
本発明の目的は、上記の欠点、および特に電圧リンギングに関する欠点を解消することである。本発明の目的は、プラズマ支援加工において使用される電圧波形発生器、および少なくとも等しい効率および場合によってはより高い効率を実現するのを可能にする電圧波形を発生させる関連方法を提供することである。一目的は、そのような発生器および効率損失を妨げるかまたは限定しつつプロセススループットを向上させるのを可能にする方法を提供することである。
本発明の目的は、改良されたプロセス制御を可能にするプラズマ支援加工装置および関連方法を提供することである。詳細には、一目的は、理想的な電圧波形または望ましい電圧波形により正確に到達するのを可能にし、ならびに/またはそのような理想的な電圧波形により高速に収束させるのを可能にする装置および方法を提供することである。
本開示の第1の態様によれば、添付の特許請求の範囲に記載された電圧波形発生器が提供される。本明細書で説明するプラズマ支援加工装置用の電圧波形発生器は、共通ノードと、第1のスイッチノードにおける少なくとも2つの電圧レベルを切り替えるように動作可能である電圧供給回路と、第1のスイッチノードと共通ノードとの間に接続された第1の(物理的)インダクタと、電圧供給回路を動作させるように構成された制御ユニットとを備える。第1のインダクタのインダクタンスは有利には、プラズマ支援加工装置への電気接続の浮遊インダクタンスを増大させ、それによって、負荷容量および浮遊インダクタンスによって形成されるLC回路の共振周波数を低減させ、負荷インピーダンスを増大させる。これによって、負荷に印加される電流(および電圧)の制御が改善する。これによってまた、スイッチノードにおける所望の電圧波形を生成する電圧切り替え時にLC回路の電圧振動が低減し、所望の電圧波形の改善された制御が可能になる。
有利には、電圧波形発生器は、共通ノードおよび電圧クランプノードに接続された電圧クランプ回路を備える。電圧クランプ回路は、共通ノードの電圧を電圧クランプノードの電圧にクランプするように動作可能であり、電圧クランプノードは、電圧供給回路の電圧ノードであってもよい。有利には、制御ユニットは、第1のインダクタを流れる電流(およびしたがって、インダクタに蓄積されるエネルギー)が実質的にゼロである瞬間に電圧クランプノードにおける電圧に等しい電圧を共通ノードにおいて実現するようにスイッチノードにおいて少なくとも2つの電圧レベルを切り替えるための切り替え時間を決定するように構成される。そうすることによって、電圧振動および/または電圧オーバシュートを低減させるかまたは抑制したうえで電圧クランプをアクティブ化することができ、所望の電圧波形の制御がさらに改善される。
本開示の第2の態様によれば、添付の特許請求の範囲に記載されたプラズマ支援加工用の装置が提供される。
本開示の第3の態様によれば、添付の特許請求の範囲に記載された電圧波形を発生させる方法が提供される。
有利には、本明細書で説明する電圧波形発生器および本明細書で説明する装置は、本明細書で説明する方法を実施するように構成される。
本開示の態様は、以下の番号付き条項に記載されている。
1. プラズマ支援加工装置用の電圧波形発生器であって、
第1のスイッチノードおよび共通ノードと、
第1のスイッチノードに接続され、第1のスイッチノードにおいて少なくとも2つの電圧レベルを切り替えるように動作可能である電圧供給回路と、
第1のスイッチノードと共通ノードとの間に接続された第1のインダクタと、
共通ノードにおいて所定の電圧波形を取得するように電圧供給回路を動作させるように構成された制御ユニットとを備える電圧波形発生器。
2. 制御ユニットは、第1のインダクタを通じて第1の符号の第1の電流パルスを取得し、次いで逆の符号の第2の電流パルスを取得するように電圧供給回路を動作させるように構成される、条項1に記載の電圧波形発生器。
3. 制御ユニットは、スイッチノードにおいて切り替え電圧信号を取得し、それによって、第1のインダクタを電流パルスが流れ、それによって、共通ノードにおいて所定の波形を取得することが可能になるように電圧供給回路を動作させるように構成される、条項1または2に記載の電圧波形発生器。
4. 切り替え電圧信号は、電圧レベルのシーケンスを含み、シーケンスは、第1の大きさを有する第1の電圧レベルと、それに続く、第1の大きさよりも小さい第2の大きさを有する第2の電圧レベルと、それに続く、第2の大きさよりも大きい第3の大きさを有する第3の電圧レベルとを含み、第3の大きさは、第1の大きさと等しいかまたは異なる、条項3に記載の電圧波形発生器。
5. 所定の波形は電圧パルスである、条項1から4のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
6. 電圧供給回路は、第1のスイッチノードにおいて少なくとも3つの電圧レベルを切り替えるように動作可能な中性点クランプ型コンバータを備える、条項1から5のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
7. 共通ノードに結合され、共通ノードからDC電流を引き出すように構成された電流源を備える、条項1から6のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
8. 電流源は、共通ノードに連続的に接続され、DC電流を連続的に引き出すように構成される、条項7に記載の電圧波形発生器。
9. 共通ノードに結合され、共通ノードの電圧を所定のレベルにクランプするように動作可能な電圧クランプ回路を備える、条項1から8のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
10. 電圧クランプ回路は、電圧供給回路の電圧ノードに結合され、電圧ノードは、少なくとも2つの電圧レベルの一方を所定のレベルとして提供するように構成される、条項9に記載の電圧波形発生器。
11. 電圧クランプ回路は、1つまたは複数のダイオードを備える受動クランプブランチを備える、条項9または10に記載の電圧波形発生器。
12. 電圧クランプ回路は、能動クランプブランチを備える、条項9から11のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
13. 能動クランプブランチと受動クランプブランチは並列接続される、条項11および12に記載の電圧波形発生器。
14. 電気的減衰要素を備える、条項9から13のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
15. 制御ユニットは、第1のインダクタを流れる電流が実質的にゼロである瞬間に所定のレベルに等しい電圧を共通ノードにおいて実現するようにスイッチノードにおいて少なくとも2つの電圧レベルを印加するための切り替え時間を決定するように構成される、条項9から14のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
16. プラズマ反応器に接続される出力端子を備え、共通ノードが、DC電流阻止コンデンサを通して出力端子に接続される、条項1から15のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
17. 基板のプラズマ支援加工用の装置であって、
プラズマを発生させるための手段と、
基板を支持するための加工プラットフォームと、
条項1から16のいずれか一項に記載の電圧波形発生器とを備え、
共通ノードが、加工プラットフォームに電気的に接続される装置。
18. プラズマ支援加工を受ける基板用の電圧波形を発生させる方法であって、
スイッチノードに切り替え電圧を印加するステップであって、スイッチノードが、インダクタを介して共通ノードに接続され、共通ノードが基板に電気的に結合され、切り替え電圧によって、第1の電流がインダクタを流れ、インダクタを流れる第1の電流が、電圧波形の電圧パルスのランプアップおよびランプダウンを定める、ステップを含む方法。
19. 切り替え電圧を印加するステップは、
第1の周期の間第1の大きさを有する第1の電圧レベルを印加し、第1の電流を増大させるステップと、
第1の周期の後に続く第2の周期の間第1の大きさよりも小さい第2の大きさを有する第2の電圧レベルを印加し、第1の電流を低減させるステップとを含む、条項18に記載の方法。
20. 第2の周期の後に続く第3の周期中の、第1の電流の絶対値が実質的にゼロである間共通ノードにおける電圧を第3の大きさを有する第3の電圧レベルにクランプするステップをさらに含む、条項19に記載の方法。
21. 第3の大きさは、第1の大きさ以上である、条項20に記載の方法。
22. 第1の電流の絶対値は、実質的にゼロであり、共通ノードにおける電圧は、第2の周期の終了時には実質的に第3の電圧レベルに等しい、条項20または21に記載の方法。
23. 第2の周期および場合によっては第3の周期の後に続く第4の周期の間、第4の大きさを有する第4の電圧レベルを印加し、第1の電流の絶対値を増大させるステップをさらに含む、条項19から22のいずれか一項に記載の方法。
24. 第2の周期の後に続く第5の周期、場合によっては第3の周期、場合によっては第4の周期の間、第2の大きさよりも大きい第5の大きさを有する第5の電圧レベルを印加し、第1の電流の絶対値を低減させるステップをさらに含む、条項19から23のいずれか一項に記載の方法。
25. 以後のサイクルの少なくとも第3の周期と第1の周期との間、共通ノードに第2の電流を印加するステップを含む、条項18から24のいずれか一項に記載の方法。
26. 第2の電流は、第1の周期から第3の周期全体にわたって印加される、条項25に記載の方法。
27. 条項1から16のいずれか一項に記載の電圧波形発生器の制御ユニット、または条項17に記載の装置に実装される、条項18から26のいずれか一項に記載の方法。
次に、本発明の態様について添付の図面を参照しながらより詳細に説明する。図面では、同じ参照符号が同じ特徴を示す。
本発明の態様によるICP(誘導結合プラズマ)反応器用のバイアス発生器に使用される電圧波形発生器の一例を示す図である。 簡略化されたプラズマ反応器モデルおよびそれに結合された本発明による電圧波形発生器を示す図である。 本発明による電圧波形発生器の構成要素のブロック図である。 加工および放電周期中のプラズマ電圧とシース電圧の組合せ、すなわち、照射される基板表面における電圧を示す図である。 加工および放電周期中の基板ステージにおける電圧、すなわち、本発明によるバイアス発生器によって供給される電圧を示す図である。 加工および放電周期の間、バイアス電圧発生器内で生成され、DC阻止コンデンサを通じてバイアスされた電圧を示す図である。 加工および放電周期中のシース電流およびイオン電流を示す図である。 加工および放電周期中の基板ステージ電流を示す図である。 加工および放電周期の間本発明によるバイアス発生器によって供給される電流を示す図である。 本発明によるバイアス電圧発生器の回路図である。 図6のバイアス電圧発生器のパルス発生回路におけるDC電源として使用される中性点クランプ型(NPC)電気コンバータの回路図である。 放電周期中の図4Cの電圧波形の詳細を示す図である。 放電周期の間パルス発生回路によって供給される電流の詳細を示す図である。 パルス発生回路のインダクタコイルを流れる電流を増大させる電圧放電パルスのランプアップ周期中のバイアス電圧発生器における電流経路を示す図である。 パルス発生回路のインダクタコイルを流れる電流を低減させる、ランプアップの後に続く電圧放電パルスのフリーホイール周期中のバイアス電圧発生器における電流経路を示す図である。 図11と同じフリーホイール周期中のバイアス電圧発生器における代替電流経路を示す図である。 パルス発生回路のインダクタコイルを電流が流れない間の、電圧放電パルスの電圧クランプ周期中のバイアス電圧発生器における電流経路を示す図である。 パルス発生回路のインダクタコイルを流れる逆電流を増大させる電圧放電パルスのランプダウン周期中のバイアス電圧発生器における電流経路を示す図である。 パルス発生回路のインダクタコイルを流れる逆電流を低減させるランプダウンの後に続くフリーホイール周期中のバイアス電圧発生器における電流経路を示す図である。 「レインスティック」DC/DCコンバータとして設けられる、本明細書で説明するバイアス電圧発生器の電流源用の電源の回路図である。 電流源のスイッチノードにおける電圧と本明細書で説明するバイアス電圧発生器の共通ノードにおける電圧との対比を示す図であり、この場合、電流源が切り替えられ、スイッチノードにおいて切り替え電圧が得られ電流源のインダクタにわたるボルト秒が最低限に抑えられる。 図17の電圧波形に関連付けられた電流源のインダクタを流れる電流上の電流リップルを示す図である。
図1は、誘導結合プラズマ(ICP)装置100におけるバイアス電圧波形発生器(BVG)10の一般的な使用法の1つを示し、BVG10は、基板ステージ電圧を制御することによって基板101(一般にはウエハ)電圧を制御する。プラズマ反応器102では、インダクションコイル107によって囲まれた誘電チューブ108にプラズマ形成ガス104を導入することによってプラズマ103が発生する。この構成は、基板101が配置されたプラットフォーム105(基板ステージ)の方へプラズマ103を導くプラズマトーチを形成する。場合によっては、前駆物質109をプラズマ反応器102に導入することができる。当技術分野において知られているように、RF電源120および整合ネットワーク121を通じて無線周波数(RF)電圧がインダクションコイル107に印加される。RF電源120ならびにBVG10は、システムホストコントローラ130を通じて制御することができる。本発明に適したプラズマプロセスは、いわゆる低圧プラズマまたは減圧プラズマであり、すなわち、たとえば1mTorrから10Torrの間の大気圧よりもずっと低い圧力で動作する。この目的のために、プラズマ反応器102は有利には気密であり、プラズマ反応器102内の所望の圧力は真空ポンプ106によって得られる。
BVG10は、容量結合プラズマ(CCP)反応器のような他の構成、またはソース発電器(RF電源)とBVGとの間で制御信号が(システムホストコントローラを介さずに)直接相互接続される構成において使用することもできる。異なるソースを使用してプラズマを発生させることができる(たとえば、容量結合プラズマ、電子サイクロトロン共鳴、マグネトロン、DC電圧など)。
図2は、プラズマ反応器102の電気モデルを表し、BVG10から見て反応器、プラズマ、シース、および基板によって課される負荷を示す。シースは、より高密度の陽イオン、したがって、全体的に過剰な正電荷を有する境界層であり、過剰な正電荷は、プラズマに起因して基板の照射される表面上に形成される。過剰な正電荷は一般に、正電荷が接触する、基板の照射される表面上の逆の負電荷と相殺する。Vplは、基板の上方のシースにおけるプラズマ電位を表し、Iはシース内のイオン電流を表す。vshは、シースにわたる電圧を表す。シースは、シース容量Cshとしてモデル化することができ、シース容量電流ishは、プロセス周期中のシース内の制限されたイオン移動度を表し、一方、ダイオードDは、放電周期中のシース内の高電子移動度を表す。vsubは、基板101にわたる電圧を表す。集中容量Csubは、誘電基板の容量を表す。Lparは、BVG出力電力相互接続および帰路の浮遊インダクタンスを表す集中インダクタンスである。Cは、(たとえば、基板ステージ上/内の静電(誘電)チャックホルダに起因する)基板ステージの容量、ならびに関連する電圧vおよび電流iを有するアース14との基板ステージ電力相互接続からの容量を表す集中容量である。この容量は通常、基板テーブルからダークシールド、すなわち、プラズマがプラットフォームを越えて、たとえばポンプ106に伝搬するのを妨げるプラットフォーム105に隣接する金属シールドへの容量によって支配される。
シースにわたるDC(バイアス)電圧は理想的には、狭いIEDをもたらし、DC電圧のレベルが(平均)イオンエネルギーのレベルを制御する。プラズマ照射表面上に収集される正電荷イオンによって、誘電基板および/または誘電材料の基板ステージ(たとえば、静電チャックホルダ)上で電荷蓄積が生じる。電荷蓄積に起因して、シース電圧を一定に維持するにはBVGによって低減する(低減し続ける)電圧を印加する必要がある。このことは実際の実装形態では実現不能である。基板および/または基板ステージの損傷を防止するには、電荷蓄積、したがって基板および/または基板ステージにわたる電位を限定する必要がある。この補償は、連続する(プラズマ)プロセス周期間の放電間隔中の基板および/または基板ステージの周期放電によって実現することができる。
図4Aを参照すると、プロセス繰返し周期Tは、プラズマ加工周期Tprocessを含み、プラズマ加工周期Tprocessに放電周期Tが先行する(またはプラズマ加工周期Tprocessに放電周期Tが後続する)。プラズマ加工周期Tprocessの間、シース電圧vshおよび/または基板の照射される表面上のプロセス電圧、Vprocess=vsh+Vplは有利には、(直接または間接的に)制御され一定に維持される。Vprocessの一般的な値は0Vから-1000Vの間の範囲である。連続するプラズマ加工周期Tprocess間の放電周期Tの間、基板ステージに正電圧パルスが印加され、照射される基板表面上に蓄積された電荷を除去することができる。放電周期Tは有利には、可能な限り小さく、一般的には200~500ns程度であり、この周期の間に発生する電圧パルスは有利には、立ち上がり時間および立下り時間が短く、場合によっては、電圧ピークの振動が最小限であることを特徴とする。
上記で説明した電圧形状は、図4Bに示すように、BVG10によって基板ステージにおいて電圧波形を発生させることによって取得することができる。図2の等価電気方式を考慮すると、基板にわたる電荷/電圧蓄積を補償するにはTprocessの間BVGによって電圧勾配を発生させなければならない。
図5A~図5Cを参照すると、図4A~図4Bの電圧波形に対応するプロセス電流が示されている。Tの電圧パルスに電流パルスishが伴い、一方、プラズマ電流Iは、全繰返し周期Tの間実質的に一定のままであり、すなわち、Tprocessの間ish=0であることがわかる。基板において、Tの間に非常に高い電流ピークisubが生じ、一方、理想的にはTprocessの間isub=-Iである。isubを発生させるには、Tの間にBVGによってずっと高い電流パルスiloadを発生させなければならず、一方、Tprocessの間発生させなければならない電流iloadは一般に、(約0Aから4Aの間であり、図2の方式
に対して)1桁小さい。
電圧波形発生回路
上記で説明した所望の電圧波形を取得するために、本発明によれば、図3に概略的に示すBVG10が設けられる。BVG10は、共通ノード13に結合されたパルス発生回路11および電流源16を備える。共通ノード13は、任意の物理的DC阻止コンデンサCblockを通してBVG10の出力ノード12に結合される。
パルス発生回路11は、放電周期Tの間電圧パルスを発生させるように構成され、電圧パルスは共通ノード13に印加され、DC阻止コンデンサCblockを介して出力ノード12に印加される。任意の電圧クランプ回路15を共通ノード13に結合して、以下にさらに説明するように電圧パルスの上部プラトーにおける電圧振動および/またはオーバシュートを低減させることができる。電流源16は、少なくとも加工周期Tprocessの間共通ノード13に電流iCSを供給するように構成され、一方、パルス発生回路11は有利には、Tprocessの間動作不能である。したがって、Tprocessの間iload=iCSが成立する。iCSが一般に負である(電流源16が電流を引き込む)ことに留意すると好都合である。
一態様によれば、電流源16は、全繰返し周期Tの間連続的に動作して共通ノード13にiCSを供給する。この場合、放電周期Tの間iload=iCS+ipulseが成立する。しかし、グラフ図5A~図5Cから明白なように、iCS(0.5Aから4Aの間、好ましくは1Aから2Aの間)は、Tの間ipulse(ピーク振幅は少なくとも30A、有利には少なくとも40A)よりも1桁小さく、したがって、電圧パルスの発生における影響は無視することができる。
図4Cを参照すると、DC阻止コンデンサCblockにわたるDCバイアス電圧vCblockは共通ノードにおける電圧vCN上にバイアスを設定するのを可能にする。
BVG10の様々な部分の回路図が図6に表されている。パルス発生回路11は有利には、少なくとも2つの(DC)電圧ノードA~Gを有する(DC)電源に接続された能動スイッチ112を備える中性点クランプ(NPC)ブリッジ回路を備えるかまたはこの中性点クランプ(NPC)ブリッジ回路からなる。ここで、Gは電気グランドGNDを示す。電源は有利には、「レインスティック」コンバータ110として設けられ、場合によっては、図7に示すように(分離された)DC/DCコンバータと組み合わされ、少なくとも2つの電圧ノードA~Gを形成する(図7の例では7つの電圧ノード、したがって、6つのDCバス電圧A~B、B~C、C~D、D~E、E~F、およびF~G)。一例として、各DCバス電圧A~BまたはF~Gなどは、100Vから400Vの間、有利には200Vから400Vの間のDC電圧を供給することができる。有利には、DCバス電圧A~B、B~Cなどは、コンバータ110の能動スイッチの動作を調整することによって制御可能である。
電圧ノードA~Gは、NPCブリッジの動作可能スイッチ112を通してスイッチノード111に接続され、動作可能スイッチ112は、制御ユニット17に動作可能に結合される。スイッチ112は有利には、半導体スイッチであり、たとえば、電界効果トランジスタ(FET)として設けられ、有利には内部逆平行ダイオード(図示せず)を備える。スイッチノード111は、物理的インダクタ(たとえば、コイル)Lpulseを介して共通ノード13に接続される。インダクタLpulseは有利には、パルス発生回路11から引き出された電流ipulseを正確に制御し、ipulseを制御する際に基板ステージへの電気結合の寄生インダクタンス(図2ではLparによって表される)の影響を実質的に低減または抑制するのを可能にする。実際、Lpulseがない場合、電流ipulseは主として寄生インダクタンスLparによって定められ、寄生インダクタンスLparが未知であるので、ipulseは正確に推定するのが困難である。有利には、LparはLpulseと比較して相対的に小さい。Lpulseを供給すると、スイッチノード111が見る等価LC回路のLC共振周波数を低下させ、負荷インピーダンスを増大させるのが可能になる。スイッチノード111に電圧が印加されると、電流がよりゆっくりと増大し、クリーンな放電パルスを発生させるためにスイッチノード111に印加される電圧パルスのタイミングを算出するのがより容易になる。
電圧クランプ回路15は、共通ノード13とDC電圧ノード、特に、電源110の電圧ノードAなどのDC電源の電圧ノードとの間に切り替え可能な接続を形成する。この目的のために、第1のブランチ151は、共通ノード13と電圧ノードAとの間に能動的に切り替え可能な接続を形成するために1つの能動スイッチまたは能動スイッチ、たとえば能動半導体スイッチ153の直列構成を備える。スイッチ153は、制御ユニット17を通じて操作することができる。電圧クランプ回路は、第1のブランチ151と並列に第2のブランチ152を備え、第1のブランチ151は、1つのダイオードまたは一連のダイオード155などの受動スイッチを備えることができ、能動スイッチ153がオンにされる瞬間は臨界的ではなくなる。電圧クランプ回路15は、抵抗器154などの電気的減衰要素を備えることができ、抵抗器154は、有利にはスイッチ153と直列に第1のブランチ151に接続されるか、または代替的に第2のブランチ152に接続されるか、または両方のブランチ151および152に接続される。抵抗器154は、電圧クランプ回路15をアクティブ化したときに電圧不一致によって生じる電圧振動を低減/減衰させるのを可能にする。
電流源回路
本明細書で説明する他の態様と組み合わせて提供するか、または他の態様とは独立に提供することのできる別の態様によれば、電流源16は、スイッチ162を通してスイッチノード161に切り替え可能に接続された少なくとも2つの電圧レベル(ノード)X、Yを有する電源を備え、スイッチ162は、FETなどの能動半導体スイッチとすることができ、かつ動作可能に制御ユニット17に結合することができる。スイッチノード161は有利には、物理的インダクタ(たとえば、コイル)LCSを介して共通ノード13に接続される。電流源16は有利には、バックコンバータとして設けられ、スイッチ162のデューティ比によって、電流源のスイッチノード161におけるDC電圧を調整するのが可能になる。有利には、電圧ノードXおよびY間のDCバス中点GNDCSが設けられる。GNDCSの電圧レベルは有利には、インダクタLCSにわたるボルト秒積が最小化されるように(たとえば、制御ユニット17によって)制御される。一例では、スイッチ162のデューティサイクル(デューティ比)が0.5(50%)に設定される場合のスイッチノード161における(平均)DC電圧。この場合、XおよびYの電位は有利にはGNDCSに対して対称的である。
図16を参照すると、電流源16の電源は、複数のDCバス電圧X~GNDCs、GNDCs~Y、Y~Zなどを実現する複数の電圧ノードX、Y、Z、およびGNDCSを備えるいわゆる「レインスティック」DC/DCコンバータ160として設けることができる。DCバスの電圧は有利には、DC/DCコンバータ160のスイッチの適切な切り替えによって調整可能であり、有利には100Vから400Vの間の連続的なノード間の電圧差によって適切な値に設定することができる。ノードGNDCSは、電流源16のバックコンバータにおけるDCバス中点として働き、ノードXとノードYとの間に挿入される。有利には、「レインスティック」DC/DCコンバータ160および電源110の「レインスティック」コンバータは、共有される電源に接続され、具体的には、コンバータ/電源160および110はDCバスを共有し、たとえば、2つのコンバータ間でDCバスE~Fが共有される。
電圧波形(パルス)発生
次に、放電周期Tの間電圧パルスを発生させるためのパルス発生回路11の動作について説明する。Tの間共通ノード13において発生する電圧パルスvCNの拡大波形が図8に実線で示されている。パルス発生回路11によって供給されインダクタLpulseを通って流れる対応する電流ipulseが図9に示されている。
電圧パルスは、瞬間tから開始するランプアップ周期T12を含み、瞬間tには、たとえば制御ユニット17によってスイッチ112が操作され、高電圧レベル、たとえばノードAにおける電圧レベルがスイッチノード111に接続される。このことは、図8では、スイッチノード111における電圧vSNを示す点線によって示されている。この場合、スイッチノード111とノードAとの間のすべてのスイッチ112が閉じられ、図10において灰色の矢印によって示すように、電流がパルス発生回路を流れる。高電圧によって、図9に示すように、Lpulseを通る電流ipulseが増大する。ipulseの勾配は有利には、Lpulseのインダクタンスによって定められる。インダクタンス値が小さいほど一般に、電流および電圧のランプアップが高速になるが、典型的にはピーク電流が高くなり、上記で説明した切り替えタイミングがより臨界的になり、スイッチのタイミングがわずかにずれた場合の信号振動に対する感度が増す。Lpulseのインダクタンス値が大きくなるとランプ勾配が小さくなる。したがって、Lpulseの最適なインダクタンス値は0.5μHから10μHの間、有利には1μHから5μHの間である。
瞬間tにおいて、スイッチ112が開かれて非導電状態になり、すべてのスイッチ112が非導電状態に維持される。このことは、ランプアップ周期T12が終了してフリーホイール周期T23が開始したことを示す。瞬間tは、共通ノード13における電圧がほぼスイッチノード111における電圧レベル(たとえば、ノードAの電圧レベル)に達する瞬間として選択することができる。インダクタLpulseを流れる電流ipulseは連続しなければならないので、図11に灰色矢印によって示されるように、ノードGにおける電気グランドからノードGとスイッチノード111との間に配置されたスイッチ112の内部逆平行ダイオードを通る電流経路が形成される。スイッチノード111における電圧vSNがノードGの電圧レベルに低下し、一方、共通ノード13における電圧vCNは、インダクタLpulseにおける電流に起因して引き続きいくらか上昇し、インダクタLpulseにおける電流は、依然として流れており、そのエネルギーを負荷容量に放出し、依然としてこの容量を充電しながらランプダウンしている。電圧vCNは最終的にノードAのレベルに達することができる。したがって、インダクタLpulseを流れる電流ipulseは低減し、最終的に、フリーホイール周期T23が終了したことを示す瞬間tにおいてゼロになる。
代替的に、フリーホイール周期T23の間スイッチノード111を中間電圧レベルB~Fに接続することが可能である。これによって、ipulseの立下り勾配が変化し、したがって、電圧の立ち上がりエッジの勾配に影響を与え、したがって、所望の波形に基づいて適切な電圧レベルを選択することができる。スイッチノード111が電圧ノードFに接続される例示的なケースについての電流経路は図12に示されている。この場合、スイッチ112aが能動的に閉じられてノードFを通る電流経路が形成される。
瞬間tにおいて、共通ノード13における電圧が有利には、クランプ周期T34の間共通ノード13の最大レベル、たとえばノードAのレベルにクランプされる。電圧クランプ回路15は有利にはこの目的のために使用される。スイッチ153は、能動半導体スイッチ、たとえばFETであってもよく、制御ユニット17によって導電状態になるように操作される。したがって、共通ノード13における電圧レベルはノードAの電圧にクランプされる。スイッチ153をオンにしたときに共通ノード13と電圧ノードAとの間に電圧不一致がある場合、有利には抵抗器154によって抑制される。瞬間tにおいてインダクタLpulseを流れる電流ipulseがゼロであり、T34の間すべてのスイッチ112が非導電状態に維持されるので、全クランプ周期T34の間ipulseはゼロのままになる。クランプ周期T34の長さは有利には、電圧パルスの所望の長さTに基づいて選択される。
クランプブランチ152のダイオード155は、電圧vCNの上昇が高速過ぎ、たとえば、過度に早く、具体的には、インダクタLpulseを流れる電流がゼロになる前に、ノードAのレベルに達する場合に電圧vCNのクランプを可能にすることに留意すると好都合である。このことは、切り替えタイミングの不一致が生じたときに行われてもよい。
クランプ周期T34中のBVGを通る可能な電流経路は、図13に灰色の矢印によって表されている。共通ノード13の電圧レベルが最終的に電圧クランプ回路15の反対側でノードAのレベルに達したときに、ダイオード155が導電を開始してもよい。この時点で、スイッチ153を非導電状態に切り替えることができる。
代替的に、T34の間スイッチ153を導電状態に維持することができる。このことは、電流源16が放電周期Tの間も動作する場合に特に適切である。その場合のスイッチ153は、電流源16によって引き出された電流がクランプ間隔の間負荷容量を放電させ、共通ノード13の電圧をAよりも低い電圧に低下させるのを防止する。したがって、スイッチ153は、電流源16によって引き出された電流を導き、共通ノード13の電圧を電圧ノードAの電圧にクランプされた状態に維持するのを可能にする。
代替的に、クランプ周期T34を省略することが可能である。そのような場合、電圧クランプ回路15を設ける必要はない。
有利には、共通ノード13と電圧ノードGとの間にクランプダイオード(図示せず)が設けられ、図4Cを見るとわかるように電圧スパイクの大きさを限定することが可能になる。このような電圧スパイクは、クランプ回路15のスイッチ153をオフにした(開いた)ときに誘起され、電流源16の電流を中断する。13とGの間のダイオードがこの電圧スパイクをクランプする。
瞬間tにおいて電圧パルスのランプダウンが開始される。このことは、クランプ周期T34が終了し、ランプダウン周期T45が開始したことを示す。ランプダウンを実現するために、インダクタLpulseを流れる電流ipulseは負にされる。この目的のために、スイッチノード111が、共通ノード13の(瞬間)電位よりも低い電位を有するDC電源110の電圧ノードに接続される。例示的な本実施形態では、電圧クランプ回路15に起因して共通ノードが電圧レベルAに固定されるので、レベルB~Gのいずれかを選択すれば十分である。選択されたレベルはもちろん、ランプダウンの勾配に影響を及ぼし、したがって、適切なレベルは所望の波形に基づいて選択することができる。
一例として、スイッチ112bおよび112cを導電状態になるように操作することによってスイッチノード111が電圧ノードCに接続された場合にランプダウン周期の間BVG10を通る電流経路が図14に示されている。T45の間の電圧vCNおよびvSNが図8に示されており、インダクタLpulseを流れる電流ipulseが図9に示されている。
ランプダウン周期T45の後にフリーホイール周期T56が続き、放電周期(およびしたがって、パルス発生回路11の動作)が終了し新しい加工周期Tprocessが開始する前にLpulseを流れる電流ipulseがゼロに戻される。この目的のために、tにおいて、スイッチ112bおよび112cが非導電状態に切り替え直され、すべてのスイッチ112が非導電状態(または任意の他の適切な電圧レベルを選択することができる)のままになる。ipulseは連続的なままでなければならないので、インダクタLpulseはスイッチノード111と電圧ノードAとの間に電流を流す。スイッチ112は、内部逆平行ダイオードを備えることができ、その場合、内部逆平行ダイオードはこの電流を導く。代替的に、外部ダイオードをスイッチ112と逆平行に設けることができる。さらに代替的に、このような逆平行ダイオードの動作を模倣した他の解決策を使用することができ、たとえば、スイッチ112をGaN常時オフ接合ゲート電界効果トランジスタ(JFET)スイッチとすることができ、それによって第3象限動作が可能になり、すなわち、逆導電状態のダイオードと同様の挙動が可能になる。T56の間結果として得られる電流経路は、図15における灰色の矢印によって表される。スイッチ112の内部ダイオードは、瞬間tに電流ipulseがゼロになった後(図9参照)自動的に非導電状態になる。このことは、放電周期が終了して新しい加工周期Tprocessが開始したことを示す。
瞬間t~tおよびスイッチノード111に印加される電圧レベルA~Gは有利には、インダクタLpulseのV.s(ボルト秒)バランスを維持するように選択される。言い換えれば、図8を参照すると、曲線vCNと曲線vSNとの間に結果として得られる領域はTのタイムスパンにわたってゼロになるはずである。これによって、インダクタLpulseにおける電流ipulseの平均値が変動しない定常状態/動作を維持することが可能になる。iCSがTにわたって連続的に流されると、T(およびT)にわたるipulseの平均値がゼロにならず、iCSに関係付けられ、したがってIに関係付けられることに留意すると好都合である。周期T12~T56の前、後、または間に追加の電圧切り替え状態(vSNの周期)を追加してvCNについての所望の電圧波形を取得できることに留意すると好都合である。
プロセス周期Tprocessの間、パルス発生回路11は動作不能のままであり、インダクタLpulseを電流ipulseが流れることはない。したがって、Lpulseにわたる電圧はゼロであり、スイッチノード111における電圧レベルは、Tprocess中の共通ノード13の電圧レベルに従う。
電流生成
次に、電流源16の動作について説明する。Iに起因する負荷容量Csubの充電を補償するには、Csub(およびしたがって、Cからも)電流を取り込む必要がある。この目的のために、図4B~図4Cに示すように、プロセス周期Tprocessの間共通ノード13において(およびしたがって、出力ノード12において)電圧勾配を取得しなければならない。電流源16は、適切なDC電流iCSを供給するように操作される。電流源16は有利には、共通ノード13に連続的に接続されて、全繰返し周期Tの間、すなわち、TprocessとTの両方の間、電流iCSを連続的に供給する。その理由は、これによって、電流源16を有効化/無効化するかまたは接続/切断するときに生じるひずみが解消され、接続/切断デバイス/回路を実装するために講じる必要のある措置に関するシステムの複雑さが解消される。
図17~図18を参照すると、電流源16のスイッチノード161が(ノードX~Yの)異なる電圧レベル同士を切り替えるのを可能にする1つの利点は、1周期、たとえば、場合によっては1繰返し周期Tまたは1プロセス周期TprocessにわたってiCSの電流リップルを最小限に抑えることができるからである。スイッチノード161の電圧vCSを切り替えると、図17を見るとわかるように、インダクタLCS上のボルト秒(V.s)を所与の周期にわたってゼロにすることが可能になる。図17では、斜線の領域は、共通ノード13における電圧vCNとvCSの電圧との間の差分が1周期にわたって互いを完全に補償することを示す。このことは、iCSの平均値が変動せず、定常状態を実現できることも意味する。このことは、(電流測定手段によって)iCSの平均値を測定し、iCSの平均値が所定の値に等しくなるようにスイッチ162のデューティ比を適合させる(制御ユニット17に実装される電流制御ループによって実施することのできる)ことによって実現することができる。代替的に、または追加として、ノードXおよびノードYの電位を適切に調整することができる。図17は、スイッチノード161における電圧vCSがノードXとノードYとの間で瞬間tに切り替えられることを示す。
電流リップルは、vCSとvCNの曲線間のすべての個々のボルト秒領域が最小化されるようにvCSをvCNと整合させることによって低減させることができる。代替的に、または追加として、iCSの電流リップルを最小限に抑えるようにXおよびYの電圧レベルを適合させることができる。このことは有利には、定常状態、すなわち、ゼロ正味ボルト秒領域を維持する間、または言い換えれば、vCSの平均がvCNの平均に等しい間に実行される。iCS上の電流リップルを低減させると有利には、シース電圧のリップルが低減する。
他の態様では、制御ユニット17は、有利には周波数と位相の両方において、電流源16のスイッチ162およびパルス発生回路11のスイッチ112の切り替えを同期させるように構成される。このことは、制御ユニット17内でスイッチ162および112を操作するための同じクロックを実装することによって実現することができる。このことは、電流源のスイッチノード161の電圧スイッチとパルス発生回路のスイッチノード111の電圧スイッチを同期させるのを可能にする。したがって、所与の周期にわたってインダクタLCSのボルト秒を非常に容易にゼロにすることができ、非同期クロックに起因する任意のあり得る不一致が解消される。そうすることによって、より小さいインダクタコイルLCSを使用することができ、回路がよりコンパクトになる。さらに、iCS上で生じる電流リップルが小さくなる。有利には、LCSのインダクタンスは500μHから1mHの間である。有利には、スイッチ162の切り替え周波数は1kHzから10MHzの間、特に10kHzから1MHzの間である。
電流源16は、3つ以上の切り替え可能な電圧レベルを含み、iCS上の電流リップルをさらに低減させることが可能である。このようにして、電流源のスイッチノード161における電圧を、共通ノード13の電圧vCNの波形により厳密に従わせることができる。しかし、これによって電流源回路のフットプリントが増大することがあり、2電圧レベル回路(バックコンバータ)を性能とフットプリントとの間の最適な妥協点と見なすことができる。
パルス発生回路11ならびに場合によっては電圧クランプ回路15および/または電流源16は、開ループを通じて制御ユニット17によって動作させることができる。代替的に、パルス発生回路11、電圧クランプ回路15、および電流源16のうちのいずれか1つを動作させるための閉ループ制御を制御ユニット17において実施すると有利である場合がある。この目的のために、BVG10は、以下のうちの1つまたは組合せを測定するように構成された測定デバイスを備えることができる。
- 電圧波形(電圧エンベロープ)、共通ノード13および/または出力ノード12において測定されてもよい、
- 放電周期の開始時(瞬間t)における共通ノード13および/または出力ノード12の電圧レベル、
- 放電周期の終了時(瞬間t)における共通ノード13および/または出力ノード12の電圧レベル、
- インダクタLpulseを流れる電流ipulse
- (インダクタLCsを通じて)電流源16によって生成された電流iCS
- クランプ回路15を流れる電流、
- 電源11および/または160のDCバスの1つまたは複数の電圧レベル、ならびに
- プラズマチャンバ102内のプロセス電圧(たとえば、v)。
制御ユニット17で実施されるフィードバック制御ループにおいて上記の測定値のうちのいずれか1つを使用して放電周期の間パルス発生回路および/または電圧クランプ回路の動作を制御することができる。追加的または代替的に、これらの測定値を使用してプロセス周期および放電周期の一方または両方のいずれかの間電流源16の動作を制御することもできる。
10 バイアス電圧波形発生器
11 パルス発生回路
12 出力ノード
13 共通ノード
14 アース
15 電圧クランプ回路
16 電流源
17 制御ユニット
100 誘導結合プラズマ(ICP)装置
101 基板
102 プラズマ反応器
103 プラズマ
104 プラズマ形成ガス
105 プラットフォーム
106 真空ポンプ
107 インダクションコイル
108 誘電チューブ
109 前駆物質
110 電源
111 スイッチノード
112 スイッチ
120 RF電源
121 整合ネットワーク
130 システムホストコントローラ
151 第1のブランチ
152 第2のブランチ
153 能動スイッチ
154 抵抗器
155 ダイオード
160 DC/DCコンバータ
161 スイッチノード
162 スイッチ
A 電圧ノード
block DC阻止コンデンサ
sub 負荷容量
G 電圧ノード
CS DC電流
pulse 電流
sh 電流パルス
sub 電流ピーク
CS インダクタ
pulse インダクタ
par 寄生インダクタンス
プロセス繰返し周期
放電周期
process プラズマ加工周期
sh シース電圧
CN 電圧パルス
SN 電圧

Claims (20)

  1. プラズマ支援加工装置(100)用の電圧波形発生器(10)であって、
    第1のスイッチノード(111)および共通ノード(13)と、
    前記第1のスイッチノード(111)に接続され、前記第1のスイッチノード(111)において少なくとも2つの電圧レベルを切り替えるように動作可能である電圧供給回路(11)と、
    前記第1のスイッチノード(111)と前記共通ノード(13)との間に接続された第1のインダクタ(Lpulse)と、
    前記共通ノード(13)において所定の電圧波形(vCN)を取得するように前記電圧供給回路を動作させるように構成された制御ユニット(17)とを備える電圧波形発生器において、
    前記電圧波形発生器が、前記共通ノード(13)に結合され、前記共通ノードからDC電流(iCS)を引き出すように構成された電流源(16)を備えることを特徴とする電圧波形発生器。
  2. 前記制御ユニット(17)は、前記第1のインダクタ(Lpulse)を通じて第1の符号の第1の電流パルスを取得し、次いで逆の符号の第2の電流パルスを取得するように前記電圧供給回路(11)を動作させるように構成される、請求項1に記載の電圧波形発生器。
  3. 前記制御ユニット(17)は、前記スイッチノード(111)において切り替え電圧信号(vSN)を取得し、それによって、前記第1のインダクタ(Lpulse)を電流パルス(ipulse)が流れ、それによって、前記共通ノード(13)において前記所定の波形(vCN)を取得することが可能になるように前記電圧供給回路(11)を動作させるように構成される、請求項1または2に記載の電圧波形発生器。
  4. 前記切り替え電圧信号(vSN)は、電圧レベルのシーケンスを含み、前記シーケンスは、第1の大きさを有する第1の電圧レベルと、それに続く、前記第1の大きさよりも小さい第2の大きさを有する第2の電圧レベルと、それに続く、前記第2の大きさよりも大きい第3の大きさを有する第3の電圧レベルとを含み、前記第3の大きさは、前記第1の大きさと等しいかまたは異なる、請求項3に記載の電圧波形発生器。
  5. 前記所定の波形は電圧パルスである、請求項1から4のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
  6. 前記電圧供給回路(11)は、前記第1のスイッチノード(111)において少なくとも3つの電圧レベルを切り替えるように動作可能な中性点クランプ型コンバータを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
  7. 前記電流源は、前記共通ノード(13)に連続的に接続され、前記DC電流を連続的に引き出すように構成される、請求項1から6のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
  8. 前記共通ノード(13)に結合され、前記共通ノードの電圧を所定のレベルにクランプするように動作可能な電圧クランプ回路(15)を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
  9. 前記電圧クランプ回路(15)は、前記電圧供給回路(11)の電圧ノード(A)に結合され、前記電圧ノードは、前記少なくとも2つの電圧レベルの一方を前記所定のレベルとして提供するように構成される、請求項8に記載の電圧波形発生器。
  10. 前記電圧クランプ回路は、1つまたは複数のダイオード(155)を備える受動クランプブランチ(152)、能動クランプブランチ(151)、および電気的減衰要素(154)のうちの1つまたは複数を備える、請求項8または9に記載の電圧波形発生器。
  11. 前記能動クランプブランチ(151)と前記受動クランプブランチ(152)とを備え、前記能動クランプブランチ(151)と前記受動クランプブランチ(152)は並列接続される、請求項10に記載の電圧波形発生器。
  12. 前記制御ユニット(17)は、前記第1のインダクタ(Lpulse)を流れる電流(ipulse)が実質的にゼロである瞬間(t)に前記所定のレベルに等しい電圧を前記共通ノード(13)において実現するように前記スイッチノード(111)において少なくとも2つの電圧レベルを印加するための切り替え時間を決定するように構成される、請求項8から11のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
  13. プラズマ反応器(102)に接続される出力端子(12)を備え、前記共通ノード(13)が、DC電流阻止コンデンサ(Cblock)を通して前記出力端子に接続される、請求項1から12のいずれか一項に記載の電圧波形発生器。
  14. 基板(101)のプラズマ支援加工用の装置(100)であって、
    プラズマ(103)を発生させるための手段(102、107)と、
    前記基板(101)を支持するための加工プラットフォーム(105)と、
    請求項1から13のいずれか一項に記載の前記電圧波形発生器(10)とを備え、前記共通ノード(13)が、前記加工プラットフォーム(105)に電気的に接続される装置。
  15. プラズマ支援加工を受ける基板(101)用の電圧波形(vCN)を発生させる方法であって、
    スイッチノード(111)に切り替え電圧(vSN)を印加するステップであって、前記スイッチノードが、インダクタ(Lpulse)を介して共通ノード(13)に接続され、前記共通ノード(13)が前記基板に電気的に結合され、前記切り替え電圧によって、第1の電流(ipulse)が前記インダクタを流れ、前記インダクタを流れる前記第1の電流(ipulse)が、前記電圧波形(vCN)の電圧パルスのランプアップおよびランプダウンを定める、ステップと、
    少なくとも前記切り替え電圧を印加する連続的なサイクル間に、前記共通ノード(13)にDC電流(iCS)を印加するステップとを含む方法。
  16. 前記切り替え電圧(vSN)を印加するステップは、
    第1の周期(T12)の間第1の大きさを有する第1の電圧レベルを印加し、前記第1の電流(ipulse)を増大させるステップと、
    前記第1の周期の後に続く第2の周期(T23)の間前記第1の大きさよりも小さい第2の大きさを有する第2の電圧レベルを印加し、前記第1の電流(ipulse)を低減させるステップとを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第2の周期(T23)の後に続く第3の周期(T34)中の、前記第1の電流(ipulse)の絶対値が実質的にゼロである間前記共通ノード(13)における電圧(vCN)を第3の大きさを有する第3の電圧レベルにクランプするステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2の周期(T23)および場合によっては前記第3の周期(T34)の後に続く第4の周期(T45)の間、第4の大きさを有する第4の電圧レベルを印加し、前記第1の電流(ipulse)の絶対値を増加させるステップをさらに含む、請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記第2の周期、場合によっては前記第3の周期(T34)、場合によっては前記第4の周期(T45)の後に続く第5の周期(T56)の間、前記第2の大きさよりも大きい第5の大きさを有する第5の電圧レベルを印加し、前記第1の電流(ipulse)の絶対値を低減させるステップをさらに含む、請求項16から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記DC電流(iCS)は連続的に印加される、請求項15から19のいずれか一項に記載の方法。
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