JP2023532247A - 呼設定に基づく着呼制御 - Google Patents

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Abstract

記憶された複数の呼設定に基づく着呼制御のための電子装置及び方法を提供する。電子装置は、第1の発呼者に関連する第1の発呼者装置から第1の呼を受け取る。電子装置は、受け取られた第1の呼に基づいて、第1の発呼者装置に第1のチャレンジメッセージを送信する。電子装置は、記憶された複数の呼設定のうちの第1の呼設定に基づいて、第1の発呼者装置に第2のチャレンジメッセージをさらに送信する。電子装置は、第1の発呼者装置から受け取られた、第1の呼とは異なる第2の呼の受信時刻を決定する。電子装置は、閾値期間、決定された第2の呼の受信時刻及び記憶された複数の呼設定のうちの第2の呼設定に基づいて第2の呼をさらに制御する。【選択図】 図1

Description

〔関連出願との相互参照/引用による組み入れ〕
なし。
本開示の様々な実施形態は、呼設定に基づく着呼制御に関する。具体的には、本開示の様々な実施形態は、呼設定に基づく着呼制御のための電子装置及び方法に関する。
電話通信に関する技術の進歩に伴い、未知の発信番号から複数の人々にロボコールを行う様々な技術が開発されてきた。ロボコールは、キャンペーン又はテレマーケティングのために使用できる予め録音されたメッセージを受呼者に配信することができる。このようなロボコールを識別及び/又はフィルタ除去するために、ネットワーク装置又は受呼者装置の末端におけるいくつかの解決策(例えば、ブラックリスト又はホワイトリスト)が開発されてきた。このような解決策は、ロボコールを人間呼(human calls)と正確に区別し又はフィルタ除去できるほど十分に効果的でない場合があるとともに、受呼者装置において受け取られた重要な呼の喪失を招く恐れもある。様々な受呼者は、このようなロボコールを受けること又は重要な呼が失われることを望まないと考えられる。
当業者には、説明したシステムと、本出願の残り部分において図面を参照しながら示す本開示のいくつかの態様とを比較することにより、従来の慣習的な手法のさらなる限界及び不利点が明らかになるであろう。
実質的に少なくとも1つの図に関連して図示及び/又は説明し、特許請求の範囲にさらに完全に示すような、呼設定に基づく着呼制御のための電子装置及び方法を提供する。
全体を通じて同じ要素を同じ参照符号によって示す添付図面を参照しながら本開示の以下の詳細な説明を検討することにより、本開示のこれらの及びその他の特徴及び利点を理解することができる。
本開示の実施形態による、呼設定に基づく着呼制御のための例示的なネットワーク環境を示す図である。 本開示の実施形態による、呼設定に基づく着呼制御のための例示的な電子装置を示すブロック図である。 本開示の実施形態による、呼設定に基づく着呼制御のための例示的な動作を示す図である。 本開示の実施形態による、呼設定に基づく着呼制御のための例示的な動作を示すフローチャートである。
ロボコールをフィルタ除去してボイスメールなどのサーバに着呼を記憶するように予め記憶できる呼設定に基づく着呼制御のための開示する電子装置及び方法では、後述する実装を見出すことができる。本開示の例示的な態様は、発呼者(例えば、人、又はコンピュータ、又はロボット)に関連する発呼者装置(例えば、別の携帯電話機、通信装置、コンピュータなど)からの第1の呼(例えば、電話呼、ボイスオーバーインターネットプロトコル呼)を受け取ることができる電子装置(例えば、携帯電話機)を提供する。ある実施形態では、発呼者装置又は発呼者の識別情報(例えば、電話番号、発呼者識別情報)が電子装置にとって未知であることができる。電子装置は、受け取った第1の呼に基づいて、発呼者に関連する発呼者装置に(ロボット発呼者を人間発呼者と区別するためのCAPTCHA質問などの)第1のチャレンジメッセージをさらに送信することができる。電子装置は、電子装置のメモリに記憶できる複数の呼設定のうちの第1の呼設定に基づいて、発呼者装置に第2のチャレンジメッセージをさらに送信することができる。第2のチャレンジメッセージは、ロボット発呼者を人間発呼者と正確に区別するための(第1のチャレンジメッセージとは異なる)別のメッセージとすることができる。第1の呼設定は、送信した第1のチャレンジメッセージに関連することができる。第2のチャレンジメッセージは、発呼者装置が閾値時間内に再び電子装置を呼び出す要求を示すことができる。電子装置は、発呼者装置から受け取られた第2の呼の受信時刻をさらに決定することができる。電子装置は、閾値時間、決定された第2の呼の受信時刻及び記憶された複数の呼設定のうちの第2の呼設定に基づいて第2の呼をさらに制御することができる。第2の呼の制御は、電子装置上で第2の呼に関するアラートを生成すること(すなわち、可聴ベル音(audio ring)を生成すること)、又は第2の呼をサーバ(すなわち、ローカル又はネットワークボイスメール)に送信することに対応することができる。
開示する電子装置は、開示する電子装置に関連する他の電子装置、複数のパートナ(サードパーティ)、又はネットワークサービスプロバイダのうちの1つ又は2つ以上から収集されたデータに基づいて、各呼に関連する発呼者装置の識別情報を自動的に決定することができる。開示する電子装置は、発呼者装置に第1のチャレンジメッセージをさらに送信することができ、発呼者装置から受け取られた応答に基づいて呼を制御する動作をさらに行うことができる。この動作は、受け取った呼を(ボイスメールのような)サーバに転送すること、或いはロボコール及び人間発呼者(すなわち、第1のチャレンジメッセージ及び第2のチャレンジメッセージに正しく応答できる人物)をさらに識別するために発呼者装置に第2のチャレンジ質問を送信することに対応することができる。
従って、開示する電子装置は、3ステップアプローチ(すなわち、識別情報の決定及びチャレンジメッセージの制御)に従って、潜在的ロボコールを人間発呼者と識別してフィルタ除去する。発呼者は、たとえ第1の質問チャレンジメッセージに回答した場合でも、閾値時間内に再び呼び出しを行うための別のフィルタ基準(すなわち、第2のチャレンジメッセージで言及されるようなフィルタ基準)を満たすことが必要となり得る。電子装置の記憶された複数の呼設定は、電子装置に関連するユーザに受呼に関してさらにアラートを発するために発呼者又は発呼者装置が満たす必要がある複数のチャレンジメッセージ及びフィルタ基準を示すことができる。開示する電子装置は、第2のチャレンジメッセージ又は対応する呼設定において言及される基準が満たされるまで第2の呼のアラート又は通知を抑制し続けることができる。従って、開示する電子装置は、記憶された呼設定に基づいて着呼を制御し、これによってロボコールを受け取ることを回避して電子装置とのユーザ体験をさらに向上させることができる。さらに、開示する電子装置は、記憶された複数の呼設定に基づいて、各潜在的な呼(ロボコール又は人間呼のいずれか)を記憶のためにサーバ(ボイスメール)に送信/リダイレクトして、サーバに送信された全ての重要な呼又は情報にユーザが将来的な再調査及び使用のためにアクセスできるようにすることもできる。
図1は、本開示の実施形態による、呼設定に基づく着呼制御のための例示的なネットワーク環境を示す図である。図1にはネットワーク環境100の図を示す。ネットワーク環境100は、電子装置102上で受け取られる複数の着呼の各々を処理するための複数の呼設定104を記憶できる電子装置102を含むことができる。さらに、電子装置102はユーザ106に関連することができる。図1には、複数の発呼者装置108、第1の発呼者110(すなわち、複数の発呼者装置108のうちの第1の発呼者装置108Aに関連することができる発呼者)、及びサーバ112をさらに示す。電子装置102は、通信ネットワーク114を介して複数の発呼者装置108及びサーバ112に通信可能に結合することができる。
電子装置102は、第1の発呼者110に関連する第1の発呼者装置108Aから第1の呼又は第2の呼を受け取るように構成できる好適なロジック、回路、インターフェイス及び/又はコードを含むことができる。電子装置102は、受け取られた第1の呼又は第2の呼がロボコールであるかどうかを判定するようにさらに構成することができる。電子装置102は、受け取られた呼がロボコールであるか、それとも人間からの呼であるかの判定に基づいて、受け取られた第1の呼又は第2の呼を制御するようにさらに構成することができる。電子装置102の例としては、以下に限定するわけではないが、電話機、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)装置、タブレット、ゲーム装置、コンピュータ装置、メインフレーム機、サーバ、コンピュータワークステーション、撮像装置、及び/又はネットワーク呼を受け取って処理する能力を有することができる消費者電子(CE)装置を挙げることができる。
複数の呼設定104は、電子装置102上で受け取ることができる複数の発呼者装置108からの複数の着呼の各々を処理又は制御するために電子装置102が実行できる複数のルール及び/又は動作を含むことができる。複数の呼設定104は、第1の呼設定104A、第2の呼設定104B、第3の呼設定104C、第4の呼設定104D、及び第Nの呼設定104Nを含むことができる。複数の呼設定104の各々は、特定の所定の順序で各着呼に適用することができる。いくつかの実施形態では、複数の呼設定104のうちの前回の呼設定の結果に基づいて、複数の呼設定104のうちの特定の呼設定を着呼に適用することができる。例えば、第2の呼設定104Bは、第1の呼設定104Aを着呼に適用した結果に基づいて適用することができる。複数の設定104の詳細については、例えば図3において説明する。いくつかの実施形態では、複数の呼設定104が、電子装置102にインストールされたソフトウェアアプリケーションに関連することができる。電子装置102は、ソフトウェアアプリケーション(例えば、ダイヤラアプリケーション又はダイヤラアプリケーションと協働するように構成された別のアプリケーションなどの、着呼に関するアプリケーション)の実行に基づいて複数の呼設定104の各々を着呼に適用することができる。
複数の発呼者装置108は、ユーザ106(すなわち、受呼者)に関連する電子装置102への呼を開始するように構成できる好適なロジック、回路、インターフェイス及び/又はコードを含むことができる。複数の発呼者装置108は、第1の発呼者装置108A、第2の発呼者装置108B及び第Nの発呼者装置108Nを含むことができる。複数の発呼者装置108の各々は、対応する発呼者に関連することができる。例えば、第1の発呼者装置108Aは、第1の発呼者110に関連することができる。同様に、第2の発呼者装置108Bは、第2の発呼者(図示せず)に関連することができる。複数の発呼者装置108の各々は、対応する識別情報(例えば、電話番号)を有することができる。ある実施形態では、第1の発呼者110に関連する第1の発呼者装置108Aの識別情報が電子装置102にとって未知である(又は記憶されていない)ものとすることができ、第2の発呼者に関連する第2の発呼者装置108Bの識別情報が電子装置102にとって既知である(又は記憶されている)ものとすることができる。複数の発呼者装置108の各々の例としては、以下に限定するわけではないが、電話機、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)装置、タブレット、ゲーム装置、コンピュータ装置、撮像装置、メインフレーム機、サーバ、コンピュータワークステーション、及び/又はネットワーク呼を開始する能力を有することができる消費者電子(CE)装置を挙げることができる。
第1の発呼者110は、第1の発呼者装置108Aを介して電子装置102への呼を開始できる人物(人間)又はコンピュータ(例えば、ロボット)に対応することができる。第1の発呼者110が人物又は人間である場合、電子装置102は、第1の呼を本物の呼とみなすことができる。ロボコールは、コンピュータ(或いはロボット又は自動機械)から発信され、予め録音されたメッセージを含み又は配信できるため、第1の発呼者110がコンピュータ又はロボットである場合には、第1の呼をロボコールとみなすことができる。電子装置102は、その後の再調査のためにロボコールをボイスメール(すなわち、サーバ112)に送信することができる。
サーバ112は、第1の発呼者110から受け取られた第1の呼又は第2の呼を記憶するように構成できる好適なロジック、回路、インターフェイス及び/又はコードを含むことができる。いくつかの実施形態では、サーバ112が、第1の発呼者110から受け取られた第1の呼又は第2の呼に関するメッセージ又は情報を(テキストフォーマットなどで)記憶することができる。サーバ112は、記憶された第1の呼又は第2の呼を第1のフォーマット(すなわち、オーディオフォーマット)から第2のフォーマット(例えば、テキストフォーマット)に変換して第1の呼又は第2の呼に関するメッセージ又は情報を記憶するようにさらに構成することができる。第2のフォーマットのメッセージ又は情報は、第1のフォーマット(すなわち、オーディオフォーマット)の第1の呼又は第2の呼によって消費されるメモリサイズと比べて少ないメモリサイズしか消費しないことができる。ある実施形態では、サーバ112が、第1の呼又は第2の呼をオーディオフォーマットからテキストフォーマットに変換できるオーディオ-テキスト(又は音声-テキスト)変換器を含むことができる。サーバ112は、第1の呼又は第2の呼の変換された(テキストフォーマットの)メッセージ/情報を、電子装置102、又は電子装置102に関連する電子メールサーバに送信するようにさらに構成することができる。いくつかの実施形態では、サーバ112が、第1の呼又は第2の呼をオーディオフォーマットで、又は(「.wav」ファイルのような)オーディオ添付ファイルとして送信することができる。いくつかの実施形態では、サーバ112を、複数の発呼者装置108、又は第1の発呼者110を含むこともできる複数の発呼者に関連する識別情報を記憶するように構成することができる。
サーバ112は、ネットワークボイスメールとして実装することができる。サーバ112は、クラウドサーバとして実装することもでき、Webアプリケーション、クラウドアプリケーション、HTTPリクエスト、リポジトリ操作及びファイル転送などを通じて動作を実行することができる。サーバ112の他の例示的な実装としては、以下に限定するわけではないが、コールサーバ、データベースサーバ、ファイルサーバ、ウェブサーバ、メディアサーバ、アプリケーションサーバ、メインフレームサーバ又はクラウドコンピューティングサーバを挙げることができる。少なくとも1つの実施形態では、当業者に周知の複数の技術を使用することによって、サーバ112を複数の分散型クラウドベースリソースとして実装することができる。当業者であれば、本開示の範囲は、2つの独立したエンティティとしてのサーバ112及び電子装置102の実装に限定しないこともできると理解するであろう。いくつかの実施形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、サーバ112の機能性を全体的に又は少なくとも部分的に電子装置102に組み込むこともできる。このような場合、サーバ112は、電子装置102に組み込まれたローカルボイスメールとみなすことができる。
通信ネットワーク114は、電子装置102、複数の発呼者装置108及びサーバ112が互いに通信できるようにする通信媒体を含むことができる。通信ネットワーク114は、有線又は無線通信ネットワークとすることができる。いくつかの実施形態では、電子装置102が、通信ネットワーク114を介して第1の発呼者装置108Aから第1の呼又は第2の呼を受け取ることができる。通信ネットワーク114は、複数の発呼者装置108と電子装置102との間の(第1の呼又は第2の呼などの)電話呼を処理する電気通信ネットワークを含むことができる。このような場合、通信ネットワーク114は、(以下に限定するわけではないが)セルラーネットワーク、モバイルネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、無線アクセスネットワーク(RAN)装置、統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)、又はボイスオーバーインターネットプロトコル(VOIP)ネットワークなどの異なる電話ネットワークを含むことができる。通信ネットワーク114の他の例としては、以下に限定するわけではないが、インターネット、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi)ネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、又はメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)を挙げることができる。
ネットワーク環境100内の様々な装置は、様々な有線及び無線通信プロトコルに従って通信ネットワーク114に接続するように構成することができる。このような有線及び無線通信プロトコルの例としては、以下に限定するわけではないが、伝送制御プロトコル・インターネットプロトコル(TCP/IP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、ファイル転送プロトコル(FTP)、ZigBee、EDGE、IEEE802.11、ライトフィデリティ(Li-Fi)、802.16、IEEE802.11s、IEEE802.11g、マルチホップ通信、無線アクセスポイント(AP)、装置間通信、セルラー通信プロトコル、Bluetooth(BT)通信プロトコルのうちの少なくとも1つを挙げることができる。
動作中、電子装置102は、ユーザ106からのユーザ入力を受け取って、複数の呼設定104のうちの1つ又は2つ以上を、電子装置102の複数の着呼の各々を処理(すなわち、制御とも呼ばれる)するように構成するよう構成することができる。複数の呼設定104の各々の構成は、チェックできるルールの構成に対応することができ、電子装置102は、複数の発呼者装置108の各々から受け取られた各着呼を処理するために対応する動作を実行することができる。いくつかの実施形態では、複数の呼設定104の各々を、電子装置102に関連するユーザ106から受け取られたユーザ入力に基づいて構成することができる。他のいくつかの実施形態では、複数の呼設定104の一連の呼設定を受け取られたユーザ入力に基づいて構成し、複数の呼設定104の残りの呼設定を電子装置102がデフォルトとして定義することができる。電子装置102は、複数の呼設定104の構成後に複数の呼設定104を記憶するように構成することができ、各着呼に複数の呼設定104のうちの1つ又は2つ以上を適用することができる。
ある実施形態では、電子装置102を、第1の発呼者110に関連する第1の発呼者装置108Aからの着呼(例えば、第1の呼)を受け取るように構成することができる。電子装置102は、受け取られた第1の呼に初期呼設定(すなわち、第3の呼設定104Cと呼ばれる呼設定)をさらに適用することができる。初期呼設定では、電子装置102が、第1の呼に関連する発呼者識別(ID)又は識別情報を決定することができる。第1の呼に関連する発呼者IDは、第1の呼の発信元である第1の発呼者装置108Aの電話番号に対応することができる。電子装置102は、電子装置102に記憶することができる、又はユーザ106のユーザプロファイルに関連付けることができる一連のホワイトリスト登録された連絡先(すなわち、連絡先リスト)内で、決定された発呼者IDをさらに検索することができる。ある実施形態では、記憶された一連のホワイトリスト登録された連絡先内に決定された発呼者IDが存在する場合、電子装置102は、第1の発呼者110の識別情報が電子装置102にとって既知であるとみなすことができる。このようなシナリオでは、電子装置102がユーザ106に第1の呼に関するアラートを発して、受け取られた第1の呼に複数の呼設定104のうちの残りの呼設定を適用しないことができる。
別の実施形態では、第1の呼の第1の発呼者装置108A又は第1の発呼者110の識別情報又は発呼者IDが電子装置102にとって未知であり、記憶された一連のホワイトリスト登録された連絡先内に第1の呼の決定された発呼者IDが存在しないことができる。第1の発呼者装置108A又は第1の発呼者110の識別情報としては、以下に限定するわけではないが、第1の発呼者装置108Aの電話番号、第1の発呼者110に関連する名前、第1の発呼者110に関連するロボコール情報、又は第1の発呼者110に関連する組織名を挙げることができる。ある実施形態では、電子装置102が、複数の発呼者又は複数の発呼者装置108の識別情報を記憶できる複数のサードパーティ(図示せず)から収集されたデータに基づいて第1の発呼者装置108A又は第1の発呼者110の識別情報を決定することができる。複数のサードパーティは、複数の発呼者又は複数の発呼者装置108に関する識別情報に関するデータを複数のユーザから収集しておくことができる。いくつかの実施形態では、複数の発呼者又は複数の発呼者装置108に関する識別情報をサーバ112に記憶することができる。電子装置102は、第1の発呼者装置108Aに関する識別情報をサーバ112から、或いは通信ネットワーク114に関連する、又は第1の呼を発信できる第1の発呼者装置108Aのサービスプロバイダに関連する別のサーバ(図示せず)から受け取ることができる。
電子装置102は、識別情報の決定に基づいて、決定された識別情報及び第3の呼設定104Cに基づいて第1の呼を制御するようにさらに構成することができる。第1の発呼者110の識別情報内のロボコール情報によって第1の発呼者110がコンピュータ/ロボットであることが示された場合、電子装置102は、第3の呼設定104Cに基づいて第1の呼をサーバ112に転送することができる。第1の発呼者110の識別情報に含まれるロボコール情報によって第1の発呼者110がコンピュータ/ロボットではない可能性があることが示された場合、電子装置102は、第1の発呼者110に関連する第1の発呼者装置108Aに(第1のチャレンジ質問を含む)第1のチャレンジメッセージを送信することができる。
電子装置102は、第1の発呼者110の決定された識別情報に基づいて識別されるような、第1の呼がロボコールではない可能性があるとの判定に基づいて、第1の発呼者装置108Aに第1のチャレンジメッセージをさらに送信することができる。このような場合、第1の発呼者110は人間発呼者である可能性がある。第1のチャレンジ質問を含む第1のチャレンジメッセージは、算術的質問、推論的質問、音声に関する質問、タイミングに関する質問、画像ベースの質問、ボタン押下要求質問又は論理的質問のうちの少なくとも1つを含むことができる。第1の発呼者装置108Aは、第1のチャレンジ質問メッセージを受け取るように構成することができ、送信された第1のチャレンジメッセージの第1の応答を電子装置102に提供することができる。第1のチャレンジメッセージの詳細については、例えば図3において説明する。
電子装置102は、第1の発呼者装置108Aから第1のチャレンジメッセージの第1の応答をさらに受け取ることができる。電子装置102は、受け取られた第1の応答を、第1のチャレンジメッセージに関する第1の呼設定104Aによって示される所定の応答と比較するようにさらに構成することができる。第1の呼設定104Aによって示される所定の応答は、送信した(チャレンジ質問を含む)第1のチャレンジメッセージの正しい回答に対応することができる。
ある実施形態では、受け取られた第1の応答と、第1の呼設定104Aによって示される応答とが異なる場合がある。このような場合、電子装置102は、第1の呼をサーバ112(すなわち、ボイスメール)に送信するように構成することができ、第1の呼をサーバ112に送信したことに関するアラートを電子装置102上でさらに生成することができる。別の実施形態では、受け取られた第1の応答と、第1の呼設定104Aによって示される応答とが類似する場合がある。このような場合、電子装置102は、記憶された複数の呼設定104のうちの第1の呼設定104Aに基づいて、第1の発呼者装置108Aを介して第1の発呼者110に第2のチャレンジメッセージを送信するように構成することができる。第2のチャレンジメッセージは、第1の発呼者110が閾値時間内(例えば、15分以内)に再び電子装置102を呼び出す要求を示すことができる。電子装置102は、送信した第2のチャレンジメッセージにおいて要求を示した後に、受け取られた第1の呼を切断又は却下するようにさらに構成することができる。
ある実施形態では、電子装置102を、第1の発呼者装置108Aから第2の呼を受け取るようにさらに構成することができる。電子装置102は、第2の呼における識別情報をさらに決定し、第1の呼における識別情報と第2の呼における識別情報とを比較して、第2の呼が第1の発呼者装置108Aから発信されたものであるか否かを判定することができる。第2の呼が第1の発呼者装置110以外の可能性がある発呼者装置から発信されていた場合(すなわち、第2の呼における識別情報が第1の呼における識別情報と異なる場合)、電子装置102は、記憶された複数の呼設定104のうちの第3の呼設定104Cに基づいて第2の呼をさらに制御することができる。第2の呼が同じの第1の発呼者装置108A又は第1の発呼者110から発信されていた場合(すなわち、第2の呼における識別情報が第1の呼における識別情報と同じである場合)、電子装置102は、第1の発呼者装置108Aから受け取られた第2の呼の受信時刻及び第1の呼の受信時刻をさらに決定することができる。電子装置102は、決定された第1の呼の受信時刻と第2の呼の受信時刻との間の時間差をさらに計算し、計算された時間差と、第2のチャレンジメッセージ及び複数の呼設定104のうちの第2の呼設定104Bに示される閾値期間とを比較することができる。計算された時間差が閾値期間よりも大きい場合、電子装置102は、第2の呼をサーバ112に送信して、第2の呼をサーバ112に送信したことに関するアラートを電子装置102上で生成することができる。別の実施形態では、計算された時間差が閾値期間以下である場合、電子装置102は、複数の呼設定104のうちの1つに基づいて、第2の呼を受け取ったことに関するアラートをユーザ106のために(すなわち、例えば電子装置102のディスプレイ画面(図示せず)上のユーザインターフェイス(UI)の表示を介して)生成することができる。複数の呼設定104及び着呼制御の詳細については、例えば図3においてさらに説明する。
図2は、本開示の実施形態による、呼設定に基づく着呼制御のための例示的な電子装置を示すブロック図である。図2の説明は、図1の要素に関連して行う。図2には電子装置102のブロック図200を示す。電子装置102は、回路202、メモリ204、入力/出力(I/O)装置206、及びネットワークインターフェイス208を含むことができる。回路202は、メモリ204、I/O装置206及びネットワークインターフェイス208に通信可能に結合することができる。I/O装置206は、ディスプレイ画面206Aをさらに含むことができる。
回路202は、電子装置102によって実行される異なる動作に関連するプログラム命令を実行するように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。例えば、これらの動作の一部としては、以下に限定するわけではないが、第1の呼の受信、第1のチャレンジメッセージの送信、第2のチャレンジメッセージの送信、第2の呼の受信、第2の呼の受信時刻の決定及び第2の呼の制御を挙げることができる。回路202は、1又は2以上の特殊処理ユニットの機能をまとめて実行する統合プロセッサ又はプロセッサ群として実装できる1又は2以上の特殊処理ユニットを含むことができる。回路202は、当業で周知の複数のプロセッサ技術に基づいて実装することができる。回路202の実装例は、X86ベースのプロセッサ、グラフィックプロセッシングユニット(GPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、マイクロコントローラ、中央処理装置(CPU)、及び/又はその他の計算回路とすることができる。
メモリ204は、回路202が実行すべきプログラム命令を記憶するように構成できる好適なロジック、回路、インターフェイス及び/又はコードを含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、メモリ204が複数の呼設定104を記憶することができる。メモリ204は、第1の呼の受信時刻及び第2の呼の受信時刻を記憶することもできる。他のいくつかの実施形態では、メモリ204が、第1のチャレンジメッセージを含むこともできる複数の第1のチャレンジメッセージ、及び複数の第1のチャレンジメッセージの各々に対応する複数の応答(すなわち、正しい回答)を記憶することもできる。他のいくつかの実施形態では、メモリ204が、第1の発呼者110を含むこともできる複数の発呼者の識別情報を記憶することもできる。メモリ204の実装例としては、以下に限定するわけではないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、ハードディスクドライブ(HDD)、固体ドライブ(SSD)、CPUキャッシュ、及び/又はセキュアデジタル(SD)カードなどを挙げることができる。
I/O装置206は、入力を受け取り、受け取った入力に基づいて出力を提供するように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。例えば、電子装置102は、I/O装置206を介してユーザ106からユーザ入力を受け取ることができる。ユーザ入力は、電子装置102において受け取られた第1の呼又は第2の呼を受諾又は拒絶することとすることができる。電子装置102は、受け取られた第1の呼又は第2の呼についてのアラート又は通知をユーザ106のために表示するようにI/O装置206を制御することができる。様々な入力及び出力装置を含むI/O装置206は、回路202と通信するように構成することができる。I/O装置206の例としては、以下に限定するわけではないが、タッチ画面、キーボード、振動モータ、マウス、ジョイスティック、マイク、(ディスプレイ画面206Aなどの)ディスプレイ装置、及びスピーカを挙げることができる。
ディスプレイ画面206Aは、第1の呼又は第2の呼についてのアラート又は通知を表示するように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。ディスプレイ画面206Aは、ユーザ106がディスプレイ画面206Aを介してユーザ入力を提供することを可能にできるタッチ画面とすることができる。タッチ画面は、抵抗膜式タッチ画面、静電容量式タッチ画面、又は熱式タッチ画面のうちの少なくとも1つとすることができる。ディスプレイ画面206Aは、以下に限定するわけではないが、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイ、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は有機LED(OLED)ディスプレイ技術、又はその他のディスプレイ装置のうちの少なくとも1つなどの複数の既知の技術を通じて実現することができる。ある実施形態によれば、ディスプレイ画面206Aは、ヘッドマウント装置(HMD)のディスプレイ画面、スマートメガネ装置、シースルーディスプレイ、投影型ディスプレイ、エレクトロクロミックディスプレイ、又は透明ディスプレイを示すことができる。
ネットワークインターフェイス208は、通信ネットワーク114を介して回路202、(第1の発呼者装置108Aを含む)複数の発呼者装置108及びサーバ112間の通信を容易にするように構成できる好適なロジック、回路及びインターフェイスを含むことができる。ネットワークインターフェイス208は、電子装置102と通信ネットワーク114との有線又は無線通信をサポートする様々な既知の技術を使用して実装することができる。ネットワークインターフェイス208は、以下に限定するわけではないが、アンテナ、無線周波数(RF)トランシーバ、1又は2以上の増幅器、チューナ、1又は2以上の発振器、デジタルシグナルプロセッサ、コーダ-デコーダ(CODEC)チップセット、加入者IDモジュール(SIM)カード、又はローカルバッファ回路を含むことができる。
ネットワークインターフェイス208は、インターネット、イントラネット、又はセルラー電話ネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、無線アクセスネットワーク(RAN)、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、及びメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと無線通信を介して通信するように構成することができる。無線通信は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、拡張データGSM環境(EDGE)、広帯域符号分割多重アクセス(W-CDMA)、ロングタームエボリューション(LTE)、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、Bluetooth、(IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g又はIEEE802.11nなどの)ワイヤレスフィデリティ(WiFi)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、ライトフィデリティ(Li-Fi)、又はワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Wi-MAX)、電子メールのためのプロトコル、インスタントメッセージング及びショートメッセージサービス(SMS)などの複数の通信規格のうちの1つ又は2つ以上を使用することができる。図1で説明したような電子装置102によって実行される機能又は動作は、回路202によって実行することができる。回路202によって実行される動作については、例えば図3及び図4において詳細に説明する。
図3は、本開示の実施形態による、呼設定に基づく着呼制御のための例示的な動作を示す図である。図3の説明は図1及び図2の要素に関連して行う。図3には、本明細書で説明するような例示的な動作302~332を示すブロック図300を示す。ブロック図300に示す例示的な動作は302から開始することができ、図1の電子装置102又は図2の回路202などのいずれかのコンピュータシステム、装置又はデバイスによって実行することができる。ブロック図300の1又は2以上のブロックに関連する例示的な動作については離散ブロックで示しているが、これらは特定の実装に応じてさらなるブロックに分割し、より少ないブロックに結合し、又は削除することもできる。
302において、第1の呼の受信動作を実行することができる。第1の呼の受信動作では、回路202が、通信ネットワーク114を介して第1の発呼者装置108Aからの第1の呼を着呼として受け取ることができる。第1の発呼者装置108Aは、人間又はコンピュータ/ロボットとすることができる第1の発呼者110に関連することができる。第1の呼の例としては、以下に限定するわけではないが、電話呼、テレフォニック呼、インターネット呼、VoIP呼、又はチャットメッセンジャー呼を挙げることができる。第1の呼がロボコール(すなわち、第1の発呼者110としての自動機械からの呼)である場合、回路102は、受け取られた第1の呼に関してユーザ106にアラートを発さないことができ、着呼に関する特定の音による通知を抑制するように(電子装置102に関連する)スピーカを制御し、及び/又は着呼(すなわち、第1の呼)に関するUIを表示しないように電子装置102のディスプレイ画面206Aを制御することができる。
304において、識別情報決定動作を実行することができる。識別情報決定動作では、回路202を、受け取られた第1の呼に関連する第1の発呼者装置108A又は第1の発呼者110の識別情報を決定するように構成することができる。識別情報としては、以下に限定するわけではないが、第1の発呼者装置108Aの電話番号(発呼者ID)、第1の発呼者110に関連する名前、第1の発呼者110に関連するロボコール情報、及び第1の発呼者110に関連する組織を挙げることができる。第1の発呼者110に関連するロボコール情報は、受け取られた第1の呼がロボコールと考えられる確率又は指示を提供することができる。
いくつかの実施形態では、受け取られた第1の呼が電話番号又は発呼者IDに関する情報を含むことができる。回路202は、受け取られた第1の呼から、第1の発呼者装置108A又は第1の発呼者110の電話番号又は発呼者IDを抽出するように構成することができる。抽出された電話番号又は発呼者IDは、第1の呼の受信先である第1の発呼者装置108Aの識別情報とみなすことができる。いくつかの実施形態では、抽出された電話番号又は発呼者IDに基づいて、第1の発呼者110の名前を識別情報として決定することができる。例えば、回路202は、電子装置102に記憶された連絡先リスト内で(第1の呼から抽出された)電話番号を検索し、第1の呼を発信した可能性のある第1の発呼者装置108Aを介して第1の発呼者110の名前(すなわち、識別情報)を決定することができる。ある実施形態では、第1の発呼者110の名前が、受け取られた第1の呼に含まれていることもある。第1の発呼者110の名前は、第1の発呼者装置108A、又は第1の呼に関連するサービスプロバイダが第1の呼に含めることができる。回路202は、受け取られた第1の呼から第1の発呼者110の名前を抽出して識別情報を決定することができる。
いくつかの実施形態では、回路202が、決定された発呼者ID(例えば、電話番号)と、複数のサードパーティから収集された、第1の発呼者110の識別情報(例えば、名前)を有することができるデータとに基づいて、第1の発呼者110の識別情報(すなわち、名前)を決定することができる。複数のサードパーティは、複数のユーザから収集できるデータを有することができる。このデータは、第1の発呼者110を含むこともできる複数の発呼者に関する識別情報を含むことができる。例えば、(第1の発呼者110又はユーザ106などの)複数のユーザは、その対応するデータ(すなわち、電話番号又は名前)を(ソーシャルネットワーキング、電子商取引又はマーケティングウェブサイトなどの)異なるウェブサイト上にアップロード又は掲載していることがある。複数のサードパーティは、このようなウェブサイトから抽出されたデータに基づいて第1の発呼者110の識別情報を抽出することができる。複数の又は一群のユーザからのデータ(すなわち、電話番号、名前又はその他の個人情報)の収集は、複数のサードパーティによって行われるクラウドソーシングアプローチと呼ぶことができる。回路202は、第1の呼を受け取った時点で、複数のサードパーティのうちの1つに第1の呼の識別情報を提供する(電話番号などの呼の詳細を含む)要求を送信することができる。電子装置102の回路202は、要求の送信に基づいて、複数のサードパーティのうちの1つ又は2つ以上、或いは複数のサードパーティのうちの1つに関連するサーバから第1の発呼者110又は第1の発呼者装置108Aの(名前などの)識別情報を受け取ることができる。
ある実施形態では、回路202が、決定された又は受け取られた識別情報からロボコール情報を決定することができる。例えば、複数のサードパーティのうちの1つから(又はサービスプロバイダから)受け取られたロボコール情報(すなわち、識別情報に含まれるロボコール情報)は、受け取られた第1の呼が人間に関連する通信装置からではなくロボット又は自動機械から発信された可能性があることを示すことができる。複数のサードパーティは、このような複数の発呼者装置108に関するロボコール情報を関連するサーバに記憶することができる。ロボコール情報は、複数の又は一群のユーザが複数のサードパーティに提供することができる。いくつかの実施形態では、回路202が、受け取られた第1の呼から組織(すなわち、第1の発呼者110に関連する組織)の名前を決定することもできる。回路202は、第1の呼の受呼時に複数のサードパーティのうちの1つから受け取られた情報に基づいて、識別情報を組織の名前(例えば、発呼者の雇用主)として決定することができる。いくつかの実施形態では、複数のサードパーティが、(第1の発呼者110を含む複数の発呼者のような)複数の又は一群のユーザによって提供される複数の報告又はフィードバックに含まれるロボコール情報を受け取ることができる。
別の実施形態では、回路202が、電子装置102のサービスプロバイダに関連するサーバ(図示せず)から第1の発呼者110又は第1の発呼者装置108Aの識別情報を受け取ることができる。ユーザ106は、電子装置102に関連するサービスプロバイダの顧客とすることができる。ある実施形態では、電子装置102のサービスプロバイダのサーバが、第1の呼又は第2の呼が記憶されるサーバ112(すなわち、ボイスメール)と同じものであることができる。
306において、発呼者(すなわち、第1の発呼者装置108A又は第1の発呼者110)に関する情報が電子装置102のホワイトリスト(又は連絡先リスト)内に存在するかどうかを判定することができる。306における動作は、記憶された複数の呼設定104のうちの初期呼設定(すなわち、第3の呼設定104C)の適用に対応することができる。複数の呼設定104のうちの第3の呼設定104Cは、(第1の発呼者110に関連する)第1の発呼者装置108Aから受け取られた第1の呼に関連することができる。回路202は、決定された又は受け取られた第1の発呼者装置108A(又は第1の発呼者110)の識別情報(例えば、電話番号又は発呼者ID)が第3の呼設定104Cの通りに電子装置102の連絡先リストに記憶されているか否かを判定することができる。識別情報が連絡先リストに記憶されていれば、回路202は、受け取られた第1の呼がホワイトリスト登録された呼であり、第1の発呼者装置108Aの識別情報が電子装置102にとって既知であるとみなすことができる。第1の発呼者装置108A又は第1の発呼者110の識別情報が連絡先リスト内に存在しない場合、又は電子装置102にとって未知の可能性がある場合、回路202は、複数の呼設定104のうちの第4の呼設定104D(すなわち、310において説明する呼設定)を適用することができる。第1の発呼者装置108A(又は第1の発呼者)の識別情報が連絡先リスト(すなわち、ホワイトリスト)内に存在する場合、又は電子装置102にとって既知である可能性がある場合、回路202は、受け取られた第1の呼に第3の呼設定104Cを適用することができる。回路202は、第3の呼設定104Cに基づいて第1の呼を制御することができ、第3の呼設定104Cは、第1の呼を受け取ったことに関してユーザ106にアラートを発する(308)指示を含むことができる。いくつかの実施形態では、第3の呼設定104Cが、複数の呼設定104内に存在する他の呼設定の実行を停止する命令を含むことができる。いくつかの実施形態では、第3の呼設定104Cを、受け取られた第1の発呼者装置108Aからの第1の呼に適用できる初期呼設定とすることができる。なお、306又は第3の呼設定104Cは、受け取られた第1の呼に関して説明したものである。しかしながら、第3の呼設定104Cは、着呼に関連する発呼者にかかわらず電子装置102上で受け取られた各着呼に適用可能である。
308において、ユーザアラート動作を実行することができる。ユーザアラート動作では、回路202を、着呼に関してユーザ106にアラートを発するように構成することができる。回路202は、電子装置102の(図2の)ディスプレイ画面206Aを、第1の発呼者装置108Aの発呼者IDを表示できるユーザインターフェイス(UI)を表示するように制御することができる。いくつかの実施形態では、UIが、受け取られた第1の呼の発呼者IDに関連する名前、仕事の詳細などの情報を表示することもできる。このような情報(すなわち、名前)は、発呼者IDに対応する電子装置102の連絡先リストに記憶することができる。UIは、ユーザ106による着呼の受諾又は拒絶を支援する複数のUI要素を含むこともできる。いくつかの実施形態では、回路202が、電子装置102に関連するスピーカを、着呼に関してユーザ106にアラートを発することができる特定の音を出力するように制御することもできる。他のいくつかの実施形態では、電子装置102が、電子装置102に取り付けられた振動モータを、着呼に関してユーザ106にさらにアラートを発するために振動するように制御することもできる。なお、308は受け取られた第1の呼に関して説明したものである。しかしながら、308は、電子装置102上で複数の発呼者装置108のうちの同じ又は異なる発呼者装置から受け取ることができる(第2の呼などの)他の呼にも適用可能である。
310において、受け取られた第1の呼が潜在的なロボコールであるか否かを判定することができる。310における動作は、記憶された複数の呼設定104のうちの第4の呼設定104Dの適用に対応することができる。第4の呼設定104Dは、対応する識別情報(すなわち、304において決定される識別情報)が電子装置102にとって未知の可能性がある各呼についてのユーザ選択を示すことができる。第4の呼設定104Dは、対応する識別情報が電子装置102にとって未知である呼をサーバ112に転送する命令、或いは対応する識別情報が電子装置102にとって未知である各呼に関連する発呼者に第1のチャレンジメッセージを(318において)送信する命令を含むことができる。
ある実施形態では、回路202が、(304において決定された)第1の発呼者110又は第1の発呼者装置108Aの識別情報内のロボコール情報に基づいて、受け取られた第1の呼が潜在的なロボコールであると判定することができる。回路202は、第4の呼設定104Dに基づいて、受け取られた第1の呼をサーバ112に送信し、或いは(318において)第1の発呼者装置108Aに第1のチャレンジメッセージを送信することができる。ある実施形態では、ロボコール情報が、受け取られた第1の呼がロボコールである、又は人間から受け取られたものではない(「0」~「1」の)確率値を示すことができる。回路202は、第4の呼設定104Dの通りに、ロボコール情報によって示される確率値を閾値と比較することができる。回路202は、この比較に基づいて、受け取られた第1の呼をサーバ112に送信し、或いは第1の発呼者110に第1のチャレンジメッセージを送信することができる(318)。例えば、ロボコール情報の確率値が閾値よりも大きい場合、回路202は、受け取られた第1の呼が潜在的なロボコールの可能性があると判定することができる。このようなシナリオでは、制御は312に進むことができる。別の例では、ロボコール情報の確率値が閾値以下である場合、回路202は、受け取られた第1の呼が潜在的なロボコールではない、又は人間に関連する装置から受け取られた可能性があると判定することができる。このような場合、(ロボコールの確率値が低いので)、制御は318に進み、ロボコール発呼者又は人間発呼者を確認するために第1の発呼者装置108Aに第1のチャレンジメッセージを送信することができる。
312において、第1の呼を記憶のためにサーバ112に送信すべきであるか否かを判定することができる。いくつかの実施形態では、312が、(潜在的なロボコールの可能性がある)各受呼をサーバ112(すなわち、ボイスメール)に記憶すること、又は潜在的なロボコールとして判定できる各受呼を却下/拒絶することのいずれをユーザ106が選択するかを示す第4の呼設定104Dに対応することができる。いくつかの実施形態では、回路202が、I/O装置206を介してユーザ106から、第1の呼を拒絶又は却下した上で拒絶された呼をサーバ112又はメモリ204に自動的に記憶するユーザ入力を受け取ることができる。制御は、記憶された第4の呼設定104Dにおいて示されるユーザ106のユーザ選択に基づいて314又は316に進むことができる。ある実施形態では、回路202を、電子装置102にとって未知の又は潜在的なロボコールの可能性がある受呼についてのユーザ選択を識別するために、メモリ204に記憶された複数の呼設定104から第4の呼設定104Dを検索するように構成することができる。
314において、呼却下動作を実行することができる。呼却下動作では、電子装置102が、第4の呼設定104Dにおいて示されるユーザ選択に基づいて、受け取られた第1の呼を却下又は拒絶することができる。いくつかの実施形態では、回路202が、潜在的なロボコールとして判定された第1の呼が受け取られたこと又は却下されたことに関してユーザ106にアラートを発することができる。図3に示すように、一連の動作は終了することができる。
316において、第4の呼設定104Dにおいて示されるユーザ選択に基づいて、第1の呼を記憶のためにサーバ112に送信することができる。いくつかの実施形態では、サーバ112をネットワークボイスメールとして実装することができる。サーバ112は、第1の呼を(オーディオフォーマットなどの第1のフォーマットで)記憶するように構成することができる。サーバ112は、メモリサイズを節約するために、受け取られた第1の呼(又は第2の呼)をオーディオフォーマットから第2のフォーマット(例えば、テキストフォーマット)に変換し、変換された第1の呼(又は第2の呼)をさらに再記憶することができる。
ある実施形態では、回路202が、サーバ112から第1の呼又は第2の呼を検索する要求をサーバ112に送信することができる。サーバ112は、電子装置102から受け取られた要求に基づいて、記憶された第1の呼(又は第2の呼)を第1のフォーマット(オーディオフォーマット)から第2のフォーマットに変換するように構成することができる。限定するわけではないが、第2のフォーマットはテキストフォーマットに対応することができる。ある実施形態では、サーバ112が、(オーディオフォーマットの)第1の呼又は第2の呼のテキスト複写物を生成できるオーディオ-テキストエンジン(図示せず)を含むことができる。なお、第2のフォーマットのファイルサイズは、第1のフォーマットのファイルサイズよりも小さくなることができる。従って、第2のフォーマットの呼に関する情報が記憶のために消費する(メモリ204などの)メモリ、及び電子装置102への送信のために消費する帯域幅は、第1のフォーマットの呼に必要なメモリ204のサイズ及び帯域幅と比べてそれぞれ少なくなることができる。サーバ112は、第1の呼に関する変換された情報又はメッセージを(第2のフォーマットで)電子装置102にさらに送信することができる。いくつかの実施形態では、サーバ112が、電子装置102から受け取られた要求に基づいて、記憶された第1の呼又は第2の呼を検索して変換することなくオーディオフォーマットで電子装置102に送信することができる。
ある実施形態では、サーバ112を、変換された情報又はメッセージを電子装置102に関連する電子メールサーバに送信するように構成することができる。いくつかの実施形態では、サーバ112が、第1の呼又は第2の呼に関する変換された情報又はメッセージを記憶することができる。サーバ112は、電子装置102から受け取られた要求に基づいて、第1の呼の記憶されたメッセージを第2のフォーマットに変換することなく第1のフォーマットで直接電子装置102に送信することができる。なお、316は、受け取られた第1の呼に関して一例として説明したものである。316は、電子装置102上で複数の発呼者装置108から受け取ることができる(第2の呼などの)他の呼にも適用可能である。
318において、第1のチャレンジメッセージ送信を実行することができる。電子装置102の回路202は、第1の呼の発信元又は受信先とすることができる(第1の発呼者110に関連する)第1の発呼者装置108Aに第1のチャレンジメッセージを送信するように構成することができる。第1のチャレンジメッセージは、例えば図3の310において説明したように、電子装置102に記憶された第4の呼設定104Dに基づいて送信することができる。第1のチャレンジメッセージは、以下に限定するわけではないが、算術的質問、推論的質問、音声に関する質問、タイミングに関する質問、画像ベースの質問、ボタン押下要求質問、又は論理的質問を含むことができる。一例として、第1のチャレンジメッセージは、「2+2は何であるか?」とすることができる。別の例として、第1のチャレンジメッセージは、「アメリカの首都はどこであるか?」とすることができる。別の例として、第1のチャレンジメッセージは、「続行するために1を押してください」とすることができる。いくつかの実施形態では、第1のチャレンジメッセージが、送信された第1のチャレンジメッセージの第1の応答を第1の発呼者110が提供するための時間制限(例えば、30秒)を含むこともできる。回路202は、図3の304及び310において行われる判定に加えて第1の発呼者110がロボットであるか、それとも人間であるかを確認するために、第1の発呼者装置108Aに第1のチャレンジメッセージを送信するように構成することができる。電子装置102のメモリ204は、複数の質問を記憶するように構成することができる。回路202は、複数の質問のうちの1つをメモリ204から選択し、選択した質問を第1のチャレンジメッセージに含めるように構成することができる。ある実施形態では、回路202が、第1のチャレンジメッセージに含めるべき質問をランダムに選択することができる。他の実施形態では、回路202が、第1の発呼者110、第1の発呼者装置108A又は第1の呼に関連する特定の因子に基づいて質問を選択することができる。これらの因子としては、以下に限定するわけではないが、決定された識別情報に基づいて識別された第1の発呼者装置108Aのジオロケーション、決定された識別情報に基づいて識別された第1の発呼者110の教育又は仕事領域(work domain)、決定された識別情報に基づいて識別された第1の発呼者110の年齢又は性別、繰り返しを避けるために最後に選択された質問、第1の呼の受信時刻、又は決定された識別情報に基づいて識別された第1の発呼者装置108Aのソフトウェア又はハードウェア能力を挙げることができる。
320において、第1の応答受信動作を実行することができる。応答受信動作では、回路202が、第1の発呼者110に関連する第1の発呼者装置108Aから第1のチャレンジメッセージの第1の応答を受け取ることができる。第1の応答は、送信した第1のチャレンジメッセージ(すなわち、発呼者が回答すべき質問を含むことができる第1のチャレンジメッセージ)に基づいて受け取ることができる。第1の発呼者装置108Aは、第1の発呼者110からのユーザ入力を第1の応答として受け取るように構成することができる。ユーザ入力は、以下に限定するわけではないが、第1のチャレンジメッセージに基づいて行われるボタンの押下、音声応答又はタッチベースの入力に対応することができる。例えば、第1のチャレンジメッセージが「2+2は何であるか」のような算術的質問である場合、ユーザ入力は、(第1の応答として)第1の発呼者110からボタンの押下、音声入力又はタッチベースの入力に基づいて受け取られる「4」であることができる。いくつかの実施形態では、送信した第1のチャレンジメッセージに含まれる制限時間内に第1の応答が受け取られない場合、電子装置102の回路202は、受け取られた第1の呼を314において説明したように却下又は拒絶するように構成することができる。受け取られた第1の呼がロボコールである場合、或いは第1の発呼者110が第1のチャレンジメッセージ(すなわち、電子装置102から第1の発呼者装置108Aに送信された第1のチャレンジメッセージ)に含まれる質問に基づいて第1の応答を提供できる人間ではない場合、回路202は第1の応答を受け取らないことができる。ロボット又は自動機械(すなわち、第1の呼の発信元とすることができるロボット又は自動機械)は、電子装置102が動的に選択できる受け取られた第1のチャレンジメッセージに基づいて第1の応答を提供するようにプログラムされていない可能性がある。
322において、第1の発呼者装置108A(すなわち、第1の発呼者110に関連する発呼者装置)から受け取られた第1の応答が正しいか否かを判定することができる。322における動作は、記憶された複数の呼設定104のうちの第1の呼設定104Aの適用に対応することができる。複数の呼設定104のうちの第1の呼設定104Aは、送信した第1のチャレンジメッセージ及び受け取られた第1の応答に関連することができる。第1の発呼者110によって提供された第1のチャレンジメッセージの第1の応答が誤った応答である場合、第1の呼設定104Aは、第1の呼を記憶のためにサーバ112(すなわち、ボイスメール)に転送する命令を含むことができる。第1の発呼者110によって提供された第1のチャレンジメッセージの第1の応答が正しい応答である場合、第1の呼設定104Aは、第1の発呼者110に第2のチャレンジメッセージを転送して第1の呼がロボコールではないことを再確認するとともに電子装置102におけるロボコールのフィルタ除去をさらに強化する命令を含むことができる。
ある実施形態では、回路202を、受け取られた第1の応答と、第1のチャレンジメッセージに関する第1の呼設定104Aによって示される応答とを比較するように構成することができる。第1の呼設定104Aによって示される応答は、第1のチャレンジメッセージに含まれる特定の質問に関する正しい回答に対応することができる。電子装置102のメモリ204は、記憶された複数の質問のための複数の正しい応答を記憶するように構成することができる。ある実施形態では、第1の呼設定104Aによって示される応答(すなわち、正しい回答)が、第1の発呼者装置108Aから受け取られた第1の応答と異なる場合がある。このようなシナリオでは、第1の発呼者装置108Aから受け取られた第1の応答を不正解とすることができ、従って制御は316に進むことができる。別の実施形態では、第1の呼設定104Aによって示される応答が、第1の発呼者装置108Aから受け取られた第1の応答と同じ場合がある。このようなシナリオでは、第1の発呼者装置108Aから受け取られた第1の応答を正解とすることができ、従って制御は324に進むことができる。
ある例によれば、「2+2は何であるか」という質問について第1の呼設定104Aによって示される応答が「4」であり、受け取られた第1の応答が「4」以外である場合には、第1の呼を記憶のためにサーバ112に送信し、ユーザ106のためにアラートを発さないことができる。受け取られた第1の応答が「4」である場合、制御は324に進んで、(限定するわけではないが)第2のチャレンジメッセージの送信などのさらなる動作を行うことができる。いくつかの実施形態では、第1の発呼者装置108Aから誤った応答が受け取られた場合、回路202は、第1の発呼者110に第1の応答において正しい応答を提供する別の機会を与えるために、所定の回数(例えば、2回又は3回)にわたって同じ質問又は異なる質問を(すなわち、第1のチャレンジメッセージにおいて)再送するように構成することができる。所定の回数にわたって誤った応答が受け取られた場合、回路202は、第1の呼を記憶のためにサーバ112に送信して第1の呼を却下することができる。
324において、第2のチャレンジメッセージ送信動作を実行することができる。第2のチャレンジメッセージ送信動作では、回路202が、第1の発呼者装置108Aを介して第1の発呼者110に第2のチャレンジメッセージを送信することができる。送信される第2のチャレンジメッセージは、第1の発呼者110が閾値時間(例えば、15分)内に再び電子装置102を呼び出す要求を示すことができる。例えば332において説明したように、回路202は、第1の呼設定104Aに基づいて第1の発呼者装置108Aに第2のチャレンジメッセージを送信することができる。一般に、(第1の呼の発呼者としての)ロボット又は自動機械の中には、第1のチャレンジメッセージについて第1の応答を正しく提供するように予めプログラムできるものが存在する可能性もある。従って、このような状況でロボコールを受け取ってしまうことを避けるために、記憶された第1の呼設定104Aは、第1の発呼者110がロボット機械であるか、それとも人間であるかを再び確認又は検証するために別のチャレンジメッセージ(すなわち、第2のチャレンジメッセージ)を送信するように電子装置102を制御することができる。第2のチャレンジメッセージの送信は、ロボコールを高精度でフィルタ除去して回避する強化された機能を電子装置102に提供することができる。
ある実施形態では、回路202を、第2のチャレンジメッセージの送信と共に、第1の発呼者110からの第1の呼について決定された識別情報、送信される第2のチャレンジメッセージにおいて示される(又は第1の呼設定104Aにおいて示される)閾値期間及び第1の呼の受信時刻をメモリ204に記憶するように構成することができる。第1の呼の受信時刻は、電子装置102において第1の呼が受け取られた時点のタイムスタンプに関する情報を含むことができる。別の実施形態では、第1の呼の受信時刻が、第1の発呼者110に第2のチャレンジメッセージを送信できる時点のタイムスタンプに関する情報を含むことができる。
326において、第2の呼の受信動作を実行することができる。第2の呼の受信動作では、回路202が、複数の発呼者装置108のうちの発呼者に関連することができる発呼者装置から第2の呼を受け取ることができる。
328において、第2の呼が第1の発呼者110に関連する第1の発呼者装置108Aから受け取られたかどうかを判定することができる。回路202は、例えば304で説明したような第1の呼の識別情報を決定する方法と同様の方法で第2の呼に関連する識別情報を決定することができる。回路202は、第2の呼に関連する識別情報に基づいて、決定された第2の呼の識別情報(例えば、電話番号)と、メモリ204に記憶されている第1の呼の識別情報(例えば、電話番号)とを比較することができる。第2の呼の識別情報が第1の呼の識別情報と異なる場合、第2の呼は、第1の発呼者110とは異なる可能性がある別の発呼者(又は複数の発呼者装置108のうちの別の発呼者装置)から受け取られたものとみなすことができる。このような場合、制御は再び304に進んで、第2の呼を異なる発呼者装置から受け取られた第1の呼とみなすことができる。第2の呼の識別情報と第1の呼の識別情報とが同じである場合、制御は330に進んで第2の呼の受信時刻を決定することができる。第1の呼及び第2の呼の両方の識別情報の類似性は、第1の発呼者110が人間であることを検証するために(324において)送信した第2のチャレンジメッセージによって要求される通りに再び第1の発呼者装置108Aから呼が受け取られた可能性があることを示すことができる。ある実施形態では、回路202が、決定された第2の呼の識別情報と第1の呼の識別情報とを、複数の呼設定104のうちの第2の呼設定104Bに設定された命令又はルールの通りに比較することができる。
330において、受信時刻決定動作を実行することができる。受信時刻決定動作では、回路202を、電子装置102が第1の発呼者装置108Aから受け取った第2の呼の受信時刻を決定するように構成することができる。回路202は、複数の呼設定104のうちの第2の呼設定104Bに設定された命令に基づいて第2の呼の受信時刻を決定するように構成することができる。第2の呼設定104Bは、例えば図3の302~328において説明した第1の呼設定104A、第3の呼設定104C及び第4の呼設定104Dとは異なることができる。
332において、第2の呼の受信時刻が、送信した第2のチャレンジメッセージ又は第1の呼設定104Aにおいて示される閾値時間内に存在するかどうかを判定することができる。332における動作は、記憶された複数の呼設定104のうちの第2の呼設定104Bの適用に対応することができる。第2の呼設定104Bは、(324における)第2のチャレンジメッセージの送信に基づく第1の発呼者装置108Aからの第2の呼の受信時刻に関連することができる。第2の呼の受信時刻が第2のチャレンジメッセージに示される閾値時間内に存在しない場合、第2の呼設定104Bは、第1の呼を記憶(すなわち、316)のためにサーバ112(すなわち、ボイスメール)に転送する命令を含むことができる。第2の呼の受信時刻が閾値時間内に存在しないことは、第1の発呼者110(すなわち、人間でありかつ第2の呼の受信先である第1の発呼者110)が、第2のチャレンジメッセージに言及されている閾値時間ケース(threshold time case)内に再び呼び出しを行うための命令又は要求に従っていない可能性を示すことができる。このような場合、回路202は、予め構成された第2の呼設定104Bの通りに、第2の呼についてのアラートを生成せず、第2の呼を記憶のためにサーバ112に送信し、さらに電子装置102上の第2の呼を却下することができる。第2の呼の受信時刻が第2のチャレンジメッセージに示される閾値期間内である場合、回路202は、第2の呼の設定104Bに従って第2の呼に関するアラートを生成することができる。
ある実施形態では、回路202が、第1の発呼者装置108Aから受け取られた第1の呼及び第2の呼の受信時刻を決定することができる。回路202は、第1の発呼者装置108Aから受け取られた第1の呼の受信時刻(例えば、5:00PM)と第2の呼の受信時刻(例えば、5:20PM)との間の時間差(例えば、20分)をさらに計算することができる。回路202は、時間差の計算に基づいて、計算された時間差と閾値期間とを比較することができる。計算された時間差(例えば、20分)が閾値期間(例えば、15分)よりも大きい場合、回路202は、第2のチャレンジメッセージに言及されている閾値期間内に再び呼び出しを行うための命令又は要求に第1の発呼者装置108A又は第1の発呼者110が従わなかったという理由で、第2の呼を記憶のためにサーバ112に転送することができる。一方で、計算された時間差が閾値期間以下である場合、制御は308に進み、回路202は、ユーザ106のために第2の呼に関するアラートを電子装置102上で生成することができる。ユーザ106が特定の期間で第2の呼を選択しない場合、回路202は、第2の呼を記憶のために自動的にサーバ112に送信することができる。従って、開示する電子装置102は、閾値期間と、決定された第1の呼及び第2の呼の受信時刻の比較とに基づいて、第2の呼設定104Bの通りに第2の呼を制御することができる。
従って、開示する電子装置102は、予め設定された複数の呼設定104に基づいて、潜在的なロボコールを識別してフィルタ除去するための3段階アプローチ(すなわち、識別情報の決定、並びに第1及び第2のチャレンジメッセージの制御)を提供することができる。また、開示する電子装置102は、第1の発呼者110(又は第1の発呼者装置108A)が電子装置102にとって既知となるまで、又は第1の発呼者装置108Aから閾値時間内に第2の呼が受け取られるまで、ユーザ106を妨げたり又はユーザ106にアラートを発したりしないことができる。さらに、開示する電子装置102は、複数の呼設定104に基づいて、サーバ112内のストレージを使用して全ての着呼(ロボコール又は人間呼のいずれか)を制御する。複数の呼設定104に基づいてサーバ112(すなわち、ボイスメール)上に呼を自動記憶することで、電子装置102におけるロボコールのフィルタ除去に起因して重要な呼又は関連情報が失われる可能性をさらに防ぐことができる。電子装置102では、例えば316において説明したように、記憶された呼を同じ形態で、或いはメッセージ又は電子メールの形態で検出することができる。従って、開示する電子装置102は、フィルタ処理されたロボコールとして電子装置102が処理できる又は記憶のためにサーバ112に送信できる全ての着呼にユーザ106が気付くことを可能にすることができる。
いくつかの実施形態では、電子装置102が複数のユーザに関連することができる。複数のユーザの各ユーザは、自身の選択に従って複数の呼設定104を構成することができる。電子装置102は、各ユーザに関連する複数の呼設定104をメモリ204に記憶するように構成することができる。構成された複数の呼設定104はユーザ毎に異なることができ、及び/又は対応する複数の呼設定104は各ユーザのユーザプロファイルに関連することができる。従って、回路202は、着呼を受け取ると、電子装置102の現在のユーザに関連するユーザプロファイルを決定し、決定されたユーザプロファイルに関連する複数の呼設定104を検索することができる。さらに、回路202は、例えば図3の302~332において説明したように、検索された複数の呼設定104に基づいて各着呼を処理することができる。
いくつかの実施形態では、回路202が、第1の発呼者110が人間であると判定された場合に、第1の発呼者110の識別情報をメモリ204内の連絡先リスト(又はホワイトリスト)に記憶するユーザ要求をユーザ106から受け取ることができる。さらに、回路202は、受け取られたユーザ要求に基づいて、第1の呼(又は第2の呼)の識別情報を電子装置102のメモリ204に記憶することができる。従って、第1の発呼者110(すなわち、ホワイトリストに識別情報が記憶されている発呼者)に関連する第1の発呼者装置108Aから着呼が受け取られた場合、電子装置102の回路202は、第3の呼設定104Cのみを適用し、さらに即座にユーザ106に着呼に関してアラートを発することができる。さらに、このような場合、第1の発呼者装置108Aの識別情報は、ホワイトリスト登録された発呼者として電子装置102の連絡先リストに記憶することができるので、第1の発呼者装置108Aは、電子装置102のユーザ106と通信するために第1の応答を提供して閾値時間内に再び呼び出しを行うことが必要でなくなることができる。
図4は、本開示の実施形態による、呼設定に基づく着呼制御の例示的な動作を示すフローチャートである。図4は、図1、図2及び図3の要素に関連して行う。図4にはフローチャート400を示す。動作402~412は、図1の電子装置102又は図2の回路202などのいずれかのコンピュータシステムによって実行することができる。動作は、402から開始して404に進むことができる。
404において、第1の発呼者110に関連することができる第1の発呼者装置108Aから第1の呼を受け取ることができる。第1の発呼者装置108Aの識別情報は、電子装置102にとって未知であることができる。少なくとも1つの実施形態では、回路202を、例えば図3で説明したように、電子装置102にとって識別情報が未知である第1の発呼者110に関連する第1の発呼者装置108Aからの第1の呼を電子装置102上で受け取るように構成することができる。
406において、受け取られた第1の呼に基づいて、第1の発呼者装置108Aに第1のチャレンジメッセージを送信することができる。少なくとも1つの実施形態では、回路202を、例えば図3で説明したように、受け取られた第1の呼に基づいて、第1の発呼者110に関連する第1の発呼者装置108Aに第1のチャレンジメッセージを送信するように構成することができる。
408において、複数の呼設定104のうちの第1の呼設定104Aに基づいて、第1の発呼者装置108Aに第2のチャレンジメッセージを送信することができる。第1の呼設定は、送信した第1のチャレンジメッセージに関連することができる。第2のチャレンジメッセージは、第1の発呼者装置108Aが閾値時間内に再び電子装置102を呼び出す要求を示すことができる。少なくとも1つの実施形態では、回路202を、例えば図3で説明したように、複数の呼設定104のうちの第1の呼設定104Aに基づいて、第1の発呼者110に関連する第1の発呼者装置108Aに第2のチャレンジメッセージを送信するように構成することができる。
410において、第2の呼の受信時刻を決定することができる。第2の呼は第1の呼と異なることができ、第1の発呼者装置108Aから受け取ることができる。少なくとも1つの実施形態では、回路202を、例えば図3で説明したように、第1の発呼者110から受け取られた第1の呼とは異なる第2の呼の受信時刻を決定するように構成することができる。
412において、閾値期間、決定された第2の呼の受信時刻及び複数の呼設定104のうちの第2の呼設定104Bに基づいて第2の呼を制御することができる。ある実施形態では、回路202を、例えば図3で説明したように、閾値期間、決定された第2の呼の受信時刻及び複数の呼設定104のうちの第2の呼設定104Bに基づいて第2の呼を制御するように構成することができる。制御は終了に進むことができる。
本開示の様々な実施形態は、機械及び/又はコンピュータ(例えば、電子装置102)によって実行可能な又は実装される命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体及び/又は記憶媒体を提供することができる。これらの命令は、機械及び/又はコンピュータに、電子装置にとって識別情報が未知である第1の発呼者に関連する第1の発呼者装置から第1の呼を受け取ることを含む動作を実行させることができる。これらの動作は、受け取られた第1の呼に基づいて第1の発呼者装置に第1のチャレンジメッセージを送信することをさらに含むことができる。動作は、複数の呼設定のうちの第1の呼設定に基づいて第1の発呼者装置に第2のチャレンジメッセージを送信することをさらに含むことができる。第1の呼設定は、送信した第1のチャレンジメッセージに関連することができる。第2のチャレンジメッセージは、第1の発呼者装置が閾値時間内に再び電子装置を呼び出す要求を示すことができる。動作は、第1の発呼者装置から受け取ることができる、第1の呼とは異なる第2の呼の受信時刻を決定することをさらに含むことができる。動作は、閾値期間、決定された第2の呼の受信時刻及び複数の呼設定のうちの第2の呼設定に基づいて、第2の呼を制御することをさらに含むことができる。
本開示の例示的な態様は、(図2のメモリ204などの)メモリに通信可能に結合できる(回路202などの)回路を含むことができる(図1の電子装置102などの)電子装置を含むことができる。メモリは、着呼を処理するための(図1の複数の呼設定104などの)複数の呼設定を記憶するように構成することができる。回路は、(図1の第1の発呼者110などの)第1の発呼者に関連する(図1の第1の発呼者装置108Aなどの)第1の発呼者装置から第1の呼を受け取るように構成することができる。第1の呼の第1の発呼者装置の識別情報は、電子装置にとって未知であることができる。回路は、受け取られた第1の呼から第1の発呼者装置の識別情報を決定するようにさらに構成することができる。回路は、決定された識別情報と、記憶された複数の呼設定のうちの(図1の第3の呼設定104Cなどの)第3の呼設定とに基づいて、第1の呼を制御するようにさらに構成することができる。第3の呼設定は、第1の呼設定及び第2の呼設定とは異なることができる。
ある実施形態によれば、回路は、電子装置に関連するサーバから第1の発呼者の識別情報を受け取るように構成することができる。回路は、受け取られた識別情報と、記憶された複数の呼設定のうちの第3の呼設定とに基づいて第1の呼を制御するようにさらに構成することができる。
ある実施形態によれば、回路は、記憶された複数の呼設定から(図1の第4の呼設定104Dなどの)第4の呼設定を検索するように構成することができる。検索された第4の呼設定は、対応する識別情報が電子装置にとって未知である各呼についてのユーザ選択を示すことができる。ある実施形態では、回路を、検索された第4の呼設定に基づいて、受け取られた第1の呼を(図1のサーバ112などの)サーバに送信するようにさらに構成することができる。別の実施形態では、回路を、ユーザ選択を示すことができる検索された第4の呼設定に基づいて第1の発呼者装置に第1のチャレンジメッセージを送信するようにさらに構成することができる。
ある実施形態によれば、回路は、送信した第1のチャレンジメッセージに基づいて第1の発呼者装置から第1のチャレンジメッセージの第1の応答を受け取るようにさらに構成することができる。回路は、受け取られた第1の応答を、第1のチャレンジメッセージに関連する第1の呼設定によって示される応答と比較するようにさらに構成することができる。ある実施形態では、回路を、比較に基づいて第1の呼をサーバに送信するようにさらに構成することができる。別の実施形態では、回路を、比較に基づいて第1の発呼者装置に第2のチャレンジメッセージを送信するようにさらに構成することができる。第2のチャレンジメッセージは、第1の発呼者が閾値時間内に再び電子装置を呼び出す要求を示すことができる。ある実施形態によれば、回路は、第2の呼を受け取るようにさらに構成することができる。回路は、第1の呼における識別情報と第2の呼における識別情報とを比較するようにさらに構成することができる。回路は、比較に基づいて第2の呼の受信時刻を決定するようにさらに構成することができる。
ある実施形態によれば、回路は、第1の発呼者装置から受け取られた第1の呼の受信時刻を決定するようにさらに構成することができる。回路は、第1の呼の受信時刻と第2の呼の受信時刻との間の時間差を閾値期間と比較するようにさらに構成することができる。回路は、時間差と閾値期間との比較に基づいて第2の呼を制御するようにさらに構成することができる。回路は、閾値期間、決定された第2の呼の受信時刻及び記憶された複数の呼設定のうちの第2の呼設定に基づいて第2の呼を制御するようにさらに構成することができる。第2の呼の制御は、電子装置上において第2の呼に関するアラートを生成すること、又は第2の呼をサーバに送信することに対応する。
ある実施形態によれば、回路は、サーバに記憶された第1の呼又は第2の呼の少なくとも一方を検索する要求をサーバに送信するようにさらに構成することができる。サーバは、電子装置から受け取られた要求に基づいて、記憶された第1の呼又は記憶された第2の呼の一方を第1のフォーマットから第2のフォーマットに変換し、送信された要求に基づいて、変換された第1の呼又は変換された第2の呼の一方を第2のフォーマットで電子装置に送信することができる。サーバはネットワークボイスメールとすることができ、第2のフォーマットはテキストフォーマットとすることができる。ある実施形態によれば、回路は、第1の発呼者装置の識別情報を記憶するユーザ要求を受け取るようにさらに構成することができる。回路は、受け取られたユーザ要求に基づいて第1の呼の識別情報を記憶するようにメモリを制御するようさらに構成することができる。
本開示は、ハードウェアで実現することも、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実現することもできる。本開示は、少なくとも1つのコンピュータシステム内で集中方式で実現することも、又は異なる要素を複数の相互接続されたコンピュータシステムにわたって分散できる分散方式で実現することもできる。本明細書で説明した方法を実行するように適合されたコンピュータシステム又はその他の装置が適することができる。ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせは、ロードされて実行された時に本明細書で説明した方法を実行するようにコンピュータシステムを制御することができるコンピュータプログラムを含む汎用コンピュータシステムとすることができる。本開示は、他の機能も実行する集積回路の一部を含むハードウェアで実現することができる。
本開示は、本明細書で説明した方法の実装を可能にする全ての特徴を含み、コンピュータシステムにロードされた時にこれらの方法を実行できるコンピュータプログラム製品に組み込むこともできる。本文脈におけるコンピュータプログラムは、情報処理能力を有するシステムに特定の機能を直接的に、或いはa)別の言語、コード又は表記法への変換、b)異なる内容形態での複製、のいずれか又は両方を行った後に実行させるように意図された命令セットの、いずれかの言語、コード又は表記法におけるいずれかの表現を意味する。
いくつかの実施形態を参照しながら本開示を説明したが、当業者であれば、本開示の範囲から逸脱することなく様々な変更を行うことができ、同等物を代用することもできると理解するであろう。また、本開示の範囲から逸脱することなく、特定の状況又は内容を本開示の教示に適合させるように多くの修正を行うこともできる。従って、本開示は、開示した特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲内に収まる全ての実施形態を含むように意図される。
100 ネットワーク環境
102 電子装置
104 複数の呼設定
104A 第1の呼設定
104B 第2の呼設定
104C 第3の呼設定
104D 第4の呼設定
104N 第Nの呼設定
106 ユーザ
108 複数の発呼者装置
108A 第1の発呼者装置
108B 第2の発呼者装置
108N 第Nの発呼者装置
110 第1の発呼者
112 サーバ
114 通信ネットワーク

Claims (20)

  1. 電子装置であって、
    着呼を処理するための複数の呼設定を記憶するように構成されたメモリと、
    前記メモリに結合された回路と、
    を備え、前記回路は、
    前記電子装置にとって識別情報が未知である第1の発呼者に関連する第1の発呼者装置から第1の呼を受け取り、
    前記受け取られた第1の呼に基づいて前記第1の発呼者装置に第1のチャレンジメッセージを送信し、
    前記記憶された複数の呼設定のうちの前記送信した第1のチャレンジメッセージに関連する第1の呼設定に基づいて、前記第1の発呼者装置が閾値時間内に再び前記電子装置を呼び出す要求を示す第2のチャレンジメッセージを前記第1の発呼者装置に送信し、
    前記第1の発呼者装置から受け取られた、前記第1の呼とは異なる第2の呼の受信時刻を決定し、
    前記閾値期間、前記決定された第2の呼の受信時刻及び前記記憶された複数の呼設定のうちの第2の呼設定に基づいて前記第2の呼を制御する、
    ように構成される、
    ことを特徴とする電子装置。
  2. 前記第1のチャレンジメッセージは、算術的質問、推論的質問、音声に関する質問、タイミングに関する質問、画像ベースの質問、ボタン押下要求質問又は論理的質問のうちの少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記回路は、
    前記受け取られた第1の呼から前記第1の発呼者装置の前記識別情報を決定し、
    前記決定された識別情報と、前記記憶された複数の呼設定のうちの前記第1の呼設定及び前記第2の呼設定とは異なる第3の呼設定とに基づいて前記第1の呼を制御する、
    ようにさらに構成される、請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記回路は、
    前記電子装置に関連するサーバから前記第1の発呼者装置の前記識別情報を受け取り、
    前記受け取られた識別情報と、前記記憶された複数の呼設定のうちの前記第3の呼設定とに基づいて前記第1の呼を制御する、
    ようにさらに構成される、請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記回路は、
    前記記憶された複数の呼設定から、前記電子装置にとって対応する識別情報が未知である各呼についてのユーザ選択を示す第4の呼設定を検索し、
    前記検索された第4の呼設定に基づいて、前記受け取られた第1の呼を前記サーバに送信する、
    ようにさらに構成される、請求項1に記載の電子装置。
  6. 前記回路は、前記ユーザ選択を示す前記検索された第4の呼設定に基づいて、前記第1の発呼者装置に前記第1のチャレンジメッセージを送信するようにさらに構成される、
    請求項5に記載の電子装置。
  7. 前記回路は、
    前記送信した第1のチャレンジメッセージに基づいて、前記第1の発呼者装置から前記第1のチャレンジメッセージの第1の応答を受け取り、
    前記受け取られた第1の応答を、前記第1のチャレンジメッセージに関連する前記第1の呼設定によって示される応答と比較し、
    前記比較に基づいて、前記第1の発呼者装置に前記第2のチャレンジメッセージを送信する、
    ようにさらに構成される、請求項1に記載の電子装置。
  8. 前記回路は、
    前記送信した第1のチャレンジメッセージに基づいて、前記第1の発呼者装置から前記第1のチャレンジメッセージの第1の応答を受け取り、
    前記受け取られた第1の応答を、前記第1のチャレンジメッセージに関連する前記第1の呼設定によって示される応答と比較し、
    前記比較に基づいて、前記第1の呼を前記サーバに送信する、
    ようにさらに構成される、請求項1に記載の電子装置。
  9. 前記回路は、
    前記第1の呼の前記識別情報と前記第2の呼の前記識別情報とを比較し、
    前記比較に基づいて、前記第2の呼の受信時刻を決定する、
    ようにさらに構成される、請求項1に記載の電子装置。
  10. 前記回路は、
    前記第1の発呼者装置から受け取られた前記第1の呼の受信時刻を決定し、
    前記第1の発呼者装置から受け取られた前記第2の呼の前記受信時刻を決定し、
    前記第1の呼の前記受信時刻と前記第2の呼の前記受信時刻との間の時間差を前記閾値期間と比較し、
    前記時間差と前記閾値期間との前記比較に基づいて前記第2の呼を制御する、
    ようにさらに構成される、請求項1に記載の電子装置。
  11. 前記第2の呼の前記制御は、前記電子装置上で前記第2の呼に関するアラートを生成することに対応し、又は前記第2の呼をサーバに送信することに対応する、
    請求項1に記載の電子装置。
  12. 前記回路は、
    前記サーバに記憶された前記第1の呼又は前記第2の呼の少なくとも一方を検索する要求を前記サーバに送信する、
    ようにさらに構成され、前記サーバは、
    前記電子装置から受け取られた前記要求に基づいて、前記記憶された第1の呼又は前記記憶された第2の呼の一方を第1のフォーマットから第2のフォーマットに変換し、
    前記送信された要求に基づいて、前記変換された第1の呼又は前記変換された第2の呼の一方を前記第2のフォーマットで前記電子装置に送信する、
    請求項11に記載の電子装置。
  13. 前記サーバはネットワークボイスメールであり、前記第2のフォーマットはテキストフォーマットである、
    請求項12に記載の電子装置。
  14. 前記回路は、
    前記第1の発呼者の前記識別情報を記憶するユーザ要求を受け取り、
    前記受け取られたユーザ要求に基づいて、前記第1の呼の前記識別情報を記憶するように前記メモリを制御する、
    ようにさらに構成される、請求項1に記載の電子装置。
  15. 電子装置において、
    前記電子装置にとって識別情報が未知である第1の発呼者に関連する第1の発呼者装置から第1の呼を受け取るステップと、
    前記受け取られた第1の呼に基づいて前記第1の発呼者装置に第1のチャレンジメッセージを送信するステップと、
    複数の呼設定のうちの前記送信した第1のチャレンジメッセージに関連する第1の呼設定に基づいて、前記第1の発呼者装置が閾値時間内に再び前記電子装置を呼び出す要求を示す第2のチャレンジメッセージを前記第1の発呼者装置に送信するステップと、
    前記第1の発呼者装置から受け取られた、前記第1の呼とは異なる第2の呼の受信時刻を決定するステップと、
    前記閾値期間、前記決定された第2の呼の受信時刻及び前記記憶された複数の呼設定のうちの第2の呼設定に基づいて前記第2の呼を制御するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  16. 前記電子装置に関連するサーバから前記第1の発呼者装置の前記識別情報を受け取るステップと、
    前記受け取られた識別情報と、前記記憶された複数の呼設定のうちの前記第1の呼設定及び前記第2の呼設定とは異なる第3の呼設定とに基づいて前記第1の呼を制御するステップと、
    を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の発呼者装置から受け取られた前記第1の呼の受信時刻を決定するステップと、
    前記第1の発呼者装置から受け取られた前記第2の呼の前記受信時刻を決定するステップと、
    前記第1の呼の前記受信時刻と前記第2の呼の前記受信時刻との間の時間差を前記閾値期間と比較するステップと、
    前記時間差と前記閾値期間との前記比較に基づいて前記第2の呼を制御するステップと、
    をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記第2の呼の前記制御は、前記電子装置上で前記第2の呼に関するアラートを生成することに対応し、又は前記第2の呼をサーバに送信することに対応する、
    請求項15に記載の方法。
  19. 前記サーバに記憶された前記第1の呼又は前記第2の呼の少なくとも一方を検索する要求を前記サーバに送信するステップをさらに含み、前記サーバは、
    前記電子装置から受け取られた前記要求に基づいて、前記記憶された第1の呼又は前記記憶された第2の呼の一方を第1のフォーマットから第2のフォーマットに変換し、
    前記送信された要求に基づいて、前記変換された第1の呼又は前記変換された第2の呼の一方を前記第2のフォーマットで前記電子装置に送信する、
    請求項18に記載の方法。
  20. 電子装置によって実行された時に前記電子装置に動作を実行させるコンピュータ実装命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作は、
    前記電子装置にとって識別情報が未知である第1の発呼者に関連する第1の発呼者装置から第1の呼を受け取ることと、
    前記受け取られた第1の呼に基づいて前記第1の発呼者装置に第1のチャレンジメッセージを送信することと、
    複数の呼設定のうちの前記送信した第1のチャレンジメッセージに関連する第1の呼設定に基づいて、前記第1の発呼者装置が閾値時間内に再び前記電子装置を呼び出す要求を示す第2のチャレンジメッセージを前記第1の発呼者装置に送信することと、
    前記第1の発呼者装置から受け取られた、前記第1の呼とは異なる第2の呼の受信時刻を決定することと、
    前記閾値期間、前記決定された第2の呼の受信時刻及び前記複数の呼設定のうちの第2の呼設定に基づいて前記第2の呼を制御することと、
    を含む、ことを特徴とする非一時的コンピュータ可読媒体。
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