JP2023530254A - 手術後の眼科的ケアのための組成物および方法 - Google Patents

手術後の眼科的ケアのための組成物および方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】本明細書に提供されるのは、手術後の眼のケアのためのある防腐剤を含まない眼の製剤である。【選択図】なし

Description

本出願は、2020年6月10日に出願の米国仮特許出願第63/037,171号の利益を主張し、これは引用によって本明細書に組み込まれる。
眼手術の手術後ケアは、いくつかの薬剤の投与に関与する。これらの薬剤は、1つの医薬品有効成分(API)を含む点眼薬の個々のボトルの形態で典型的に投与されるため、結果としてスポイトボトルの数が多く、患者のコストの増加および防腐剤への眼の曝露が増加するため、患者コンプライアンスが低下する。結果的に、単一のスポイトボトルに複数のAPIを含む、防腐剤を含まない眼製剤を開発する必要がある。
本明細書に提供されるのは、1つの態様では、眼の眼科的状態を処置する方法であり、医薬組成物を、送達デバイスを介して、かつ所定の投与計画によって、眼に、眼内に、または眼のまわりに投与する工程を含み、ここで、
医薬組成物は、防腐剤を含むことなく、
医薬組成物は、
(1)プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(2)プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%、
(3)モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(4)ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、のうちの1つを含み、
ここで、これらの割合は、体積あたりの重量に関するものであり、
および眼科的状態は、白内障手術後のケア、レーシック手術後のケア、白内障手術後の眼の網膜のケア、網膜手術後の眼の網膜のケア、眼内手術の準備中の状態、または眼内手術中の状態である。
いくつかの実施形態では、送達デバイスは点眼器である。いくつかの実施形態では、点眼器は複数投与型点眼器である。いくつかの実施形態では、複数投与型点眼器は、(i)所定の計量された量の液体を分注するためのスポイトボトルであり、液体がスポイトボトルに逆流することを防止する逆止位置を備えるスポイトボトル、あるいは(ii)ディスペンサー開口部付近に存在する液体が、所定の閾値未満の圧力であるときにディスペンサー開口部を閉じる密閉クロージャ部材を含むオフタルミック・スクイーズ・ディスペンサー(Ophthalmic Squeeze Dispenser)(OSD)である。
いくつかの実施形態では、所定の投与計画は、1日当たり1回、1日当たり2回、1日当たり3回、隔日1回、1週間1回、隔週1回、または月1回である。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%を含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む。
眼の眼科的状態を処置する方法であり、医薬組成物を、送達デバイスを介して、かつ所定の投与計画によって眼に、眼内に、または眼のまわりに投与する工程を含み、ここで、医薬組成物は、合成され互いに連通して保存される少なくとも2つの医薬品有効成分を含み、医薬組成物は、防腐剤を含むことなく、ここで、該方法は、既存の方法と比較して、より有効であり、ここで、既存の方法は、少なくとも2つの医薬品有効成分を少なくとも2つの別個の異なる容器から投与し、および、医薬組成物は、
(1)プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(2)プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%、
(3)モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(4)ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、のうちの1つを含み、
ここで、これらの割合は、体積あたりの重量に関するものである。
いくつかの実施形態では、眼科的状態は、白内障手術後のケア、レーシック手術後のケア、白内障手術後の眼の網膜のケア、網膜手術後の眼の網膜のケア、眼内調達の準備中の状態、または眼内手術中の状態の1つ以上である。
いくつかの実施形態では、送達デバイスは点眼器である。いくつかの実施形態では、点眼器は複数投与型点眼器である。いくつかの実施形態では、前記複数投与型点眼器は、(i)所定の計量された量の液体を分注するためのスポイトボトルであって、液体がスポイトボトルに逆流することを防止する逆止位置を備えるスポイトボトル、あるいは(ii)オフタルミック・スクイーズ・ディスペンサー(OSD)であって、ディスペンサー開口部付近に存在する液体が、所定の閾値未満の圧力であるときにディスペンサー開口部を閉じる密閉クロージャ部材を含むオフタルミック・スクイーズ・ディスペンサーである。
いくつかの実施形態では、所定の投与計画は、1日当たり1回、1日当たり2回、1日当たり3回、隔日1回、1週間1回、隔週1回、または月1回である。
いくつかの実施形態では、前記医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む。
いくつかの実施形態では、前記医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%を含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む。
いくつかの実施形態では、前記医薬組成物は、ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む。
引用による組み込み
本明細書に言及される全ての刊行物、特許、および特許出願は、あたかも個々の刊行物、特許、または特許出願が参照によって組み込まれるよう具体的かつ個別に示されるのと同じ程度まで、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の新規な特徴は、特に添付の請求項で説明されている。本発明の特徴と利点をより良く理解するには、本発明の原理が用いられる例示的実施形態を説明する以下の詳細な説明と添付図面とを参照されたい。
所与の医薬組成物を合成する方法のフロー図を示す。
手術後眼のケアを提供する目的のための、単一のスポイトボトルに複数のAPIを含有し、防腐剤を含まない眼製剤を開発する必要があることが本明細書に認識される。
本明細書に提供させるのは、1つの態様では、眼の眼科的状態を処置する方法であり、医薬組成物を、送達デバイスを介して、かつ所定の投与計画によって眼に、眼内に、または眼のまわりに投与する工程を含み、ここで、
医薬組成物は、防腐剤を含むことなく、
医薬組成物は、
(1)プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(2)プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%、
(3)モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(4)ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、のうちの1つを含み、
ここで、これらの割合は、体積あたりの重量に関するものであり、
および眼科的状態は、白内障手術後のケア、レーシック手術後のケア、白内障手術後の眼の網膜のケア、網膜手術後の眼の網膜のケア、眼内手術の準備中の状態、または眼内手術中の状態である。
医薬組成物1:プレドニゾロンPO1%/モキシフロキサシンHCl0.5%/ブロムフェナク0.075%
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物はプレドニゾロン、あるいはその薬学的に許容可能な塩、またはアナログを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、リン酸プレドニゾロンナトリウム(プレドニゾロンPO)を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、酢酸プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ヘミコハク酸プレドニゾロンナトリウム塩を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ヘミコハク酸プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ヘキサン酸プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ピバル酸プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、テブト酸プレドニゾロンを含む。
いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、プレドニゾロン、リン酸プレドニゾロン、プレドニゾロンNaPO、またはリン酸プレドニゾロンナトリウムとして知られている場合がある。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、プレドニゾロンリン酸ナトリウム点眼液の米国薬局方各条を満たすように調製され得る。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、抗炎症性ステロイドであってもよい。プレドニゾロンPOの作用機序は、多形核白血球の移動の阻害、および毛細管(capilla)の増加逆転であり得る。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、点眼薬の使用を介して、眼の中、眼で、および/または眼の周りでは炎症を処置するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、眼手術の準備に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、眼手術中に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、眼手術後に使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、体積当たりの重量において約1%の量のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.9%~1.1%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約0.9%~約1.0%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約1.0%~約1.1%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約0.90%~約0.95%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約0.95%~約1.00%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約1.00%~約1.05%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約1.05%~約1.10%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.90%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.91%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.92%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.93%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.94%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.95%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.96%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.97%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.98%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.99%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.00%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.01%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.02%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.03%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.04%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.05%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.06%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.07%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.08%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.09%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.10%のプレドニゾロンを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、モキシフロキサシンまたはその薬学的に許容可能な塩を含む。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンHClは、モキシフロキサシンあるいはモキシフロキサシン塩酸塩として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンHClは、合成フルオロキノロン抗菌剤であってもよい。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンは、点眼液に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンは、細菌性結膜炎(すなわち、ピンクアイ(Pink eye))の処置に使用されてもよい。モキシフロキサシンHClの作用機序は、一部の細菌DNA複製、移送、修復、および/または再結合に必要とされ得るDNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIVの阻害による場合がある。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、体積当たりの重量において約0.5%の量でモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%~0.55%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%~0.50%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.50%~0.55%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.46%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.47%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.48%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.49%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.50%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.51%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.52%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.53%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.54%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.55%のモキシフロキサシンを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ブロムフェナクまたはその薬学的に許容可能な塩を含む。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、ブロムフェナク、ブロムフェナクナトリウム、およびブロムフェナク点眼液として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、ブロムフェナクナトリウムセスキ水和物(sesquihydrate)として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)であってもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、シクロオキシゲナーゼ阻害によってプロスタグランジン合成を阻むことができ、COX-1への親和性が低く、COX-2の優先度を示している。いくつかの実施形態では、ブロムフェナックは、鎮痛剤として使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは眼痛を処置するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナックは、眼の炎症を処置するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、眼手術後の治癒および/または健康を処置、促進、および/または増進するために使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、体積当たりの重量において約0.075%の量でブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0675%~0.0825%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0675%~0.0700%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0700%~0.0725%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0725%~0.0750%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0750%~0.0775%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0775%~0.0800%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0800%~0.0825%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0675%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0680%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0685%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0690%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0695%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0700%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0705%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0710%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0715%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0720%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0725%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0730%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0735%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0740%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0745%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0750%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0755%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0760%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0765%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0770%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0775%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0780%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0785%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0790%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0795%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0800%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0805%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0810%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0815%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0820%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0825%のブロムフェナクを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは約8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.0である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.1である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.2である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.3である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.4である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.5である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、7.6である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.7である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.9である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.0である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.1である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.2である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.3である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.4である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.5である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.6である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.7である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.9である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは9.0である。
いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPO1%、モキシフロキサシンHCl0.5%、およびブロムフェナック0.075%を含む医薬組成物の合成は、(工程101)清浄作業区域を準備する(例えば、洗浄および/または消毒する)工程、(工程102)滅菌済および/または発熱物質除去済の装置のみを使用する工程、(工程103)(1%、0.5%、0.075%の目標を念頭において)粉末フード中の適用可能なAPI(例えば、プレドニゾロンPO、モキシフロキサシンHCl、ブロムフェナックなど)を計量する工程、(工程104)(1%、0.5%、0.075%の目標を念頭において)滅菌水(またはSWFI)中で計量されたAPI粉末を溶解する工程、(工程105)水酸化ナトリウムおよび(較正された)pH計の使用によりpHを検査して、>8の標的へ調整する工程、(工程106)1%、0.5%および0.075%の目標を念頭において、滅菌水(またはSWFI)を含むqs(「十分な量」)、(工程107)得られた溶液をコンパウンド・アセプティック・アイソレーター(compounding aseptic isolator)(CAI)に移送する工程、(工程108)1%プレドニゾロンPO、0.5%モキシフロキサシンHClおよび0.075%ブロムフェナクを含む医薬組成物を産出するために、得られた溶液を滅菌濾過(例えば、0.22ミクロンのフィルター)する工程、(工程109)バブルポイント試験、滅菌試験、および/または内毒素試験などのQA/QC(品質保証/品質管理)試験、(工程110)最終送達デバイス、例えば、滅菌の眼科用スポイトボトル(例えば、「スポイト容器」、「滅菌スポイト」等)を充填する工程、および(工程111)ラベルを付けて保存する工程、を含んでもよい。例えば、図1を参照されたい。いくつかの実施形態では、最終送達デバイス、例えば、滅菌の眼科用スポイトボトルは、耐光性であってもよい。
医薬組成物2:プレドニゾロンPO1%/モキシフロキサシンHCl0.5%
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%を含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、プレドニゾロンまたはその薬学的に許容可能な塩、またはアナログを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、リン酸プレドニゾロンナトリウム(プレドニゾロンPO)を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、酢酸プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ヘミコハク酸プレドニゾロンナトリウム塩を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ヘミコハク酸プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ヘキサン酸プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ピバル酸プレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、テブト酸プレドニゾロンを含む。
いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、プレドニゾロン、リン酸プレドニゾロン、プレドニゾロンNaPO、またはリン酸プレドニゾロンナトリウムとして知られている場合がある。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、プレドニゾロンリン酸ナトリウム点眼液の米国薬局方各条を満たすように調製されてもよい。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、抗炎症性ステロイドであってもよい。プレドニゾロンPOの作用機序は、多形核白血球の移動の阻害、および毛細管の増加逆転であり得る。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、点眼薬の使用を介して、眼の中、眼で、および/または眼の周りでは炎症を処置するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、眼手術の準備に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、眼手術中に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOは、眼手術後に使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、体積当たりの重量において約1%の量でプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.9%~1.1%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約0.9%~約1.0%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約1.0%~約1.1%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約0.90%~約0.95%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約0.95%~約1.00%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約1.00%~約1.05%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約1.05%~約1.10%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.90%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.91%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.92%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.93%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.94%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.95%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.96%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.97%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.98%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.99%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.00%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.01%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.02%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.03%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.04%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.05%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.06%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.07%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.08%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.09%のプレドニゾロンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1.10%のプレドニゾロンを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、モキシフロキサシンまたはその薬学的に許容可能な塩を含む。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンHClはモキシフロキサシンあるいはモキシフロキサシン塩酸塩として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンHClは合成フルオロキノロン抗菌剤であってもよい。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンは点眼液に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンは細菌性結膜炎(すなわち、ピンクアイ)の処置に使用されてもよい。モキシフロキサシンHClの作用機序は、一部の細菌DNA複製、移送、修復、および/または再結合に必要とされ得るDNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIVの阻害による場合がある。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、体積当たりの重量において約0.5%の量でモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%~0.55%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%~0.50%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.50%~0.55%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.46%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.47%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.48%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.49%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.50%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.51%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.52%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.53%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.54%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.55%のモキシフロキサシンを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.0である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.1である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.2である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.3である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.4である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.5である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.6である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.7である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.9である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.0である。
いくつかの実施形態では、プレドニゾロンPOおよび0.5%モキシフロキサシンHClを含む医薬組成物の合成は、(工程101)清浄作業区域を準備する(例えば、洗浄するおよび/または消毒する)工程、(工程102)滅菌済および/または発熱物質除去済の装置のみを使用する工程、(工程103)(1%および0.5%の目標を念頭に置いて)粉体フード中の適用可能なAPI(例えばプレドニゾロンPOおよびモキシフロキサシンHCl)を計量する工程、(工程104)(1%および0.5%の目標を念頭に置いて)滅菌水(またはSWFI)中で計量されたAPI粉末を溶解する工程、(工程105)水酸化ナトリウムおよび(較正された)pH計の使用によりpHを検査して、>7の標的へ調整する工程、(工程106)1%および0.5%の目標を念頭に置いて、滅菌水(またはSWFI)を含むqs(「十分な量」)、(工程107)得られた溶液をコンパウンド・アセプティック・アイソレーター(CAI)に移送する工程、(工程108)1%プレドニゾロンPOおよび0.5%モキシフロキサシンHClを含む医薬組成物を産出するために、得られた溶液を滅菌濾過(例えば、0.22ミクロンのフィルター)する工程、(工程109)バブルポイント試験、滅菌試験、および/または内毒素試験などのQA/QC(品質保証/品質管理)試験、(工程110)最終送達デバイス、例えば、滅菌の眼科用スポイトボトル(例えば、「スポイト容器」、「滅菌スポイト」等)を充填する工程、および(工程111)ラベルを付けて保存する工程、を含んでもよい。例えば、図1を参照されたい。いくつかの実施形態では、例えば、滅菌の眼科用スポイトボトルという最終の送達デバイスは、耐光性であってもよい。
医薬組成物3:モキシフロキサシンHCl0.5%/ブロムフェナク0.075%
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約0.5%モキシフロキサシンHClおよび約0.075%のブロムフェナクを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、モキシフロキサシンまたはその薬学的に許容可能な塩を含む。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンHClはモキシフロキサシンあるいはモキシフロキサシン塩酸塩として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンHClは合成フルオロキノロン抗菌剤であってもよい。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンは点眼液に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンは細菌性結膜炎(すなわち、ピンクアイ(Pink eye))の処置に使用されてもよい。モキシフロキサシンHClの作用機序は、一部の細菌DNA複製、移送、修復、および/または再結合に必要とされ得るDNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIVの阻害による場合がある。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は体積当たりの重量において約0.5%の量でモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%~0.55%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%~0.50%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.50%~0.55%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.46%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.47%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.48%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.49%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.50%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.51%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.52%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.53%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.54%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.55%のモキシフロキサシンを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ブロムフェナクまたはその薬学的に許容可能な塩を含む。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、ブロムフェナク、ブロムフェナクナトリウム、およびブロムフェナク点眼液として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクはブロムフェナクナトリウムセスキ水和物(sesquihydrate)として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)であってもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、シクロオキシゲナーゼ阻害によってプロスタグランジン合成を阻むことができ、COX-1への親和性が低く、COX-2の優先度を示している。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは鎮痛剤として使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは眼痛を処置するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは眼の炎症を処置するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、眼科手術後の治癒および/または健康を処置、促進、および/または増進するために使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、体積当たりの重量において約0.075%の量でブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0675%~0.0825%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0675%~0.0700%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0700%~0.0725%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0725%~0.0750%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0750%~0.0775%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0775%~0.0800%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0800%~0.0825%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0675%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0680%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0685%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0690%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0695%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0700%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0705%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0710%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0715%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0720%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0725%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0730%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0735%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0740%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0745%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0750%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0755%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0760%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0765%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0770%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0775%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0780%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0785%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0790%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0795%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0800%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0805%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0810%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0815%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0820%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0825%のブロムフェナクを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.0である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.1である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.2である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.3である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.4である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.5である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.6である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.7である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.9である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.0である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.1である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.2である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.3である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.4である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.5である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.6である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.7である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.9である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは9.0である。
いくつかの実施形態では、0.5%のモキシフロキサシンHClおよび0.075%のブロムフェナクを含む医薬組成物の合成は、(工程101)清浄作業区域を準備する(例えば、洗浄するおよび/または消毒する)工程、(工程102)滅菌済および/または発熱物質除去済の装置のみを使用する工程、(工程103)(0.5%および0.075%の目標を念頭に置いて)粉体フード中の適用可能なAPI(例えばモキシフロキサシンHClおよびブロムフェナク)を計量する工程、(工程104)(0.5%および0.075%の目標を念頭に置いて)滅菌水(またはSWFI)中で計量されたAPI粉末を溶解する工程、(工程105)水酸化ナトリウムおよび(較正された)pH計の使用によりpHを検査して、>8の標的へ調整する工程、(工程106)0.5%および0.075%の目標を念頭に置いて、滅菌水(またはSWFI)を含むqs(「十分な量」)、(工程107)得られた溶液をコンパウンド・アセプティック・アイソレーター(CAI)に移送する工程、(工程108)0.5%モキシフロキサシンHClおよび0.075%ブロムフェナクを含む医薬組成物を産出するために、得られた溶液を滅菌濾過(例えば、0.22ミクロンのフィルター)する工程、(工程109)バブルポイント試験、滅菌試験、および/または内毒素試験などのQA/QC(品質保証/品質管理)試験、(工程110)最終送達デバイス、例えば、滅菌の眼科用スポイトボトル(例えば、「スポイト容器」、「滅菌スポイト」等)を充填する工程、ならびに(工程111)ラベルを付けて保存する工程、を含んでもよい。例えば、図1を参照されたい。いくつかの実施形態では、例えば、滅菌の眼科用スポイトボトルという最終の送達デバイスは、耐光性であってもよい。
医薬組成物4:ジフルプレドナート0.05%/モキシフロキサシンHCl0.5%/ブロムフェナク0.075%
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHC、約0.5%およびブロムフェナク約0.075%を含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ジフルプレドナートまたはその薬学的に許容可能な塩を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、ジフルプレドナートは、ジフルプレドナート点眼液の米国薬局方各条を満たすように調製され得る。いくつかの実施形態では、ジフルプレドナートは抗炎症性ステロイドであってもよい。ジフルプレドナートの作用機序は、多形核白血球の移動の阻害、および毛細管の増加逆転であり得る。いくつかの実施形態では、ジフルプレドナートは、点眼薬の使用によって眼の中、眼、および/または眼の周りの炎症を治療するために使用され得る。いくつかの実施形態では、ジフルプレドナートは眼手術の準備に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ジフルプレドナートは眼科手術中に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ジフルプレドナートは眼科手術後に使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は体積当たりの重量において約0.05%の量でジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.045%~0.055%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.045%~0.050%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.050%~0.055%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.045%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.046%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.047%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.048%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.049%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.050%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.051%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.052%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.053%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.054%のジフルプレドナートを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.055%のジフルプレドナートを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、モキシフロキサシンまたはその薬学的に許容可能な塩を含む。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンHClはモキシフロキサシンまたはモキシフロキサシン塩酸塩として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンHClは合成フルオロキノロン抗菌剤であってもよい。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンは点眼液に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、モキシフロキサシンは細菌性結膜炎(すなわち、ピンクアイ(Pink eye))の処置に使用されてもよい。モキシフロキサシンHClの作用機序は、一部の細菌DNA複製、移送、修復、および/または再結合に必要とされ得るDNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIVの阻害による場合がある。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は体積当たりの重量において約0.05%の量でモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%0~0.55%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%~0.50%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.50%~0.55%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.45%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.46%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.47%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.48%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.49%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.50%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.51%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.52%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.53%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.54%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.55%のモキシフロキサシンを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ブロムフェナクまたはその薬学的に許容可能な塩を含む。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクはブロムフェナク、ブロムフェナクナトリウム、およびブロムフェナク点眼液として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクはブロムフェナクナトリウムセスキ水和物として知られる場合がある。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)であってもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、シクロオキシゲナーゼ阻害によってプロスタグランジン合成を阻むことができ、COX-1への親和性が低く、COX-2の優先度を示している。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは鎮痛剤として使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは眼痛を処置するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは眼の炎症を処置するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロムフェナクは、眼科手術後の治癒および/または健康を処置、促進、および/または増進するために使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は体積当たりの重量において約0.075%の量でブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0675%~0.0825%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0675%~0.0700%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0700%~0.0725%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0725%~0.0750%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0750%~0.0775%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0775%~0.0800%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、0.0800%~0.0825%のモキシフロキサシンを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0675%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0680%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0685%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0690%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0695%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0700%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0705%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0710%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0715%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0720%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0725%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0730%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0735%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0740%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0745%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0750%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0755%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0760%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0765%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0770%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0775%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0780%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0785%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0790%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0795%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0800%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0805%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0810%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0815%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0820%のブロムフェナクを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は0.0825%のブロムフェナクを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.0である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.1である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.2である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.3である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.4である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.5である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.6である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.7である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは7.9である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.0である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.1である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.2である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.3である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.4である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.5である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.6である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.7である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは8.9である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは9.0である。
いくつかの実施形態では、0.05%のジフルプレドナート、0.5%モキシフロキサシンHClおよび0.075%ブロムフェナクを含む医薬組成物の合成は、(工程101)清浄作業区域を準備する(例えば、洗浄するおよび/または消毒する)工程、(工程102)滅菌済および/または発熱物質除去済の装置のみを使用する工程、(工程103)(0.05%、0.5%および0.075%の目標を念頭に置いて)粉体フード中の適用可能なAPI(例えば、ジフルプレドナート、モキシフロキサシンHClおよびブロムフェナク)を計量する工程、(工程104)(0.05%、0.5%および0.075%の目標を念頭に置いて)滅菌水(またはSWFI)中で計量されたAPI粉末を溶解する工程、(工程105)水酸化ナトリウムおよび(較正された)pH計の使用によりpHを検査して、>8の標的へ調整する工程、(工程106)0.05%,0.5%および0.075%の目標を念頭に置いて、滅菌水(またはSWFI)を含むqs(「十分な量」)、(工程107)得られた溶液をISO5領域に移送する工程、(工程108)0.05%ジフルプレドナート、0.5%モキシフロキサシンHClおよび0.075%ブロムフェナクを含む医薬組成物を産出するために、水相滅菌濾過(例えば、0.22ミクロンのフィルター)し、親油相を添加し、ホモジナイズしてエマルジョンを得る工程、(工程109)バブルポイント試験、滅菌試験、および/または内毒素試験などのQA/QC(品質保証/品質管理)試験、(工程110)最終送達デバイス、例えば、滅菌の眼科用スポイトボトル(例えば、「スポイト容器」、「滅菌スポイト」等)を充填する工程、および(工程111)ラベルを付けて保存する工程、を含んでもよい。例えば、図1を参照されたい。いくつかの実施形態では、例えば、滅菌の眼科用スポイトボトルという最終送達デバイスは、耐光性であってもよい。いくつかの実施形態では、薬物を含む最終送達デバイスは最終的に滅菌されてもよい。
水溶液の安定性
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される医薬組成物は緩衝液を含む。いくつかの実施形態では、緩衝液は、ホウ酸塩、ホウ酸塩-ポリオール複合体、リン酸塩緩衝剤、クエン酸塩緩衝剤、酢酸塩緩衝剤、炭酸塩緩衝剤、有機緩衝剤、アミノ酸緩衝剤、またはそれらの組み合わせから選択される。
いくつかの実施形態では、ホウ酸塩は、ホウ酸、ホウ酸の塩、他の薬学的に許容可能なホウ酸塩、およびそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、ホウ酸塩は、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸マンガン、および他のそのようなホウ酸塩を含む。
本明細書で使用されるように、用語「ポリオール」は、互いに対してトランス構造中にはない2つの隣接した炭素原子の各々の上に、少なくとも1つのヒドロキシル基を有している任意の化合物を含む。いくつかの実施形態では、ポリオールは、結果として生じる複合体が水溶性であり、かつ薬学的に許容可能である限り、線形または環式、置換または非置換、あるいはそれらの混合物である。いくつかの実施形態では、ポリオールの例は、糖、糖アルコール、糖酸、およびウロン酸を含む。いくつかの実施形態では、ポリオールは、マンニトール、グリセリン、キシリトール、およびソルビトールを含むが、それらに限定されない。
いくつかの実施形態では、リン酸塩緩衝剤は、リン酸、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム、およびリン酸三カリウムなどのアルカリ金属リン酸塩、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、リン酸一マグネシウム、リン酸二マグネシウム(リン酸水素マグネシウム)、およびリン酸三マグネシウムなどのアルカリ土類金属リン酸塩、リン酸水素二アンモニウムおよびリン酸二水素アンモニウムなどのリン酸アンモニウム、あるいは、これらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、リン酸塩緩衝剤は無水物である。いくつかの実施形態では、リン酸塩緩衝剤は水和物である。
いくつかの実施形態では、ホウ酸塩-ポリオール複合体は、米国特許第6,503,497号に記載されるものを含む。
いくつかの実施形態では、クエン酸塩緩衝剤はクエン酸とクエン酸ナトリウムを含む。いくつかの実施形態では、クエン酸塩緩衝剤はクエン酸塩を含む。
いくつかの実施形態では、酢酸塩緩衝剤は、酢酸、酢酸カリウム、および酢酸ナトリウムを含む。
いくつかの実施形態では、炭酸塩緩衝剤は、重炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムを含む。
いくつかの実施形態では、有機緩衝剤は、例えば、2-(N-モルホリノ)エタンスルホン酸(MES)、N-(2-アセトアミド)イミノ二酢酸、N-(カルバモイルメチル)イミノ二酢酸(ADA)、ピペラジン-N,N’-ビス(2-エタンスルホン酸(PIPES)、N-(2-アセトアミド)-2-アミノエタンスルホン酸(ACES)、β-ヒドロキシ-4-モルホリンプロパンスルホン酸、3-モルホリノ-2-ヒドロキシプロパンスルホン酸(MOPSO)、コラミンクロリド、3-(N-モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS)、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-アミノエタンスルホン酸(BES)、2-[(2-ヒドロキシ-1,1-ビス(ヒドロキシメチル)エチル)アミノ]エタンスルホン酸(TES)、4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジンエタンスルホン酸(HEPES)、3-(N,N-ビス[2-ヒドロキシエチル]
アミノ)-2-ヒドロキシプロパンスルホン酸(DIPSO)、アセトアミドグリシン、3-{[1,3-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)-2-プロパニル]アミノ}-2-ヒドロキシ-1-プロパンスルホン酸(TAPSO)、ピペラジン-1,4,-ビス(2-ヒドロキシプロパンスルホン酸(POPSO)、4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-(2-ヒドロキシプロパンスルホン酸)水和物(HEPPSO)、3-[4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジニル]プロパンスルホン酸(HEPPS)、トリシン、グリシンアミド、ビシン、またはN-トリス(ヒドロキシメチル)メチル-3-アミノプロパンスルホン酸ナトリウム(TAPS)などのグッド緩衝液、グリシン、およびジエタノールアミン(DEA)を含む。
いくつかの実施形態では、アミノ酸緩衝剤は、タウリン、アスパラギン酸およびその塩(例えば、カリウム塩など)、E-アミノカプロン酸などを含む。
本明細書に提供されるのは、いくつかの実施形態では、クエン酸塩緩衝剤、酢酸塩緩衝剤、またはその組み合わせを本質的に含まない医薬組成物である。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、クエン酸塩緩衝剤、酢酸塩緩衝剤、またはその組み合わせを実質的に含まない。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、検出可能な量のクエン酸塩緩衝剤、酢酸塩緩衝剤、またはその組み合わせを有していない。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される医薬組成物は、さらにpH調整剤を含む。いくつかの実施形態では、使用されるpH調整剤は酸または塩基である。いくつかの実施形態では、塩基は、オキシド、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩などから選択される。いくつかの実施形態では、オキシドは、酸化カルシウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物であり、水酸化物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類金属であり、および炭酸塩は、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムなどである。いくつかの実施形態では、酸は、塩酸、硝酸、リン酸、酢酸、クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸などの鉱酸および有機酸である。いくつかの実施形態では、pH調整剤は、酢酸塩、重炭酸塩、塩化アンモニウム、クエン酸塩、リン酸塩、それらの薬学的に許容可能な塩、およびそれらの組み合わせまたは混合物を含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、pH調整剤はHCl、NaOH、またはそれらの組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約6~約9、約6.5~約8.9、約7.0~約8.8、約7~約8.5、または約7.5~約8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは約8.0である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは約8.1である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは約8.2である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは約8.3である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは約8.4である。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約6.5を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約6.6を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約6.7を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約6.8を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約6.9を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.0を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.1を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.2を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.3を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.4を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.5を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.6を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.7を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.8を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約7.9を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8.0を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8.1を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8.2を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8.3を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8.4を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8.5を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物は約8.6のpHを上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8.7を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8.8を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約8.9を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約9.0を上回る。いくつかの実施形態では、pHは、保存条件下で長期間経過後の医薬組成物のpHである。
いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約6~約9、約6.5~約8.9、約7.0~約8.8、約7~約8.5、または約7.5~約8である。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.0である。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.1である。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.2である。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.3である。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.4である。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.5である。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約6.5を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約6.6を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約6.7を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約6.8を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約6.9を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.0を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.1を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.2を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.3を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.4を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.5を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.6を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.7を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.8を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約7.9を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.0を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.1を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.2を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.3を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.4を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.5を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.6を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.7を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.8を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約8.9を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物の初期pHは、約9.0を上回る。いくつかの実施形態では、pHは、保存条件下で長期間経過後の医薬組成物のpHである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される医薬組成物のpHは、医薬組成物の安定性に関連する。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約6~約9、約6.5~約8.9、約7.0~約8.8、約7~約8.5、または約7.5~約8である。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは約8.0である。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは約8.1である。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは約8.2である。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは約8.3である。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは約8.4である。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは約8.5である。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約6.5を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約6.6を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約6.7を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約6.8を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約6.9を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.0を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.1を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.2を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.3を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.4を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.5を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.6を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.7を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.8を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約7.9を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.0を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.1を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.2を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.3を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.4を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.5を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.6を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.7を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.8を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約8.9を上回る。いくつかの実施形態では、安定した医薬組成物のpHは、約9.0を上回る。
本明細書に記載される医薬組成物は、いくつかの実施形態では、防腐剤を実質的に含まない。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、塩化ベンザルコニウム防腐剤を実質的に含まない。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、検出可能な量の塩化ベンザルコニウム防腐剤を含まない。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、検出可能な量の塩化ベンザルコニウムを含まない。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、セトリモニウム、過ホウ酸ナトリウム、安定化オキシクロロ複合体、SofZia、ポリクオタニウム-1、クロロブタノール、エデト酸二ナトリウム、ポリヘキサメチレンビグアニド、またはその組み合わせから選択される防腐剤を実質的に含まない。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、検出可能な量の防腐剤を含まない。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、防腐剤を実質的に含まない。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される医薬組成物は、プラスチック容器に保存される。いくつかの実施形態では、プラスチック容器の材料は、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、フッ素処理HDPE、消費後樹脂(PCR)、K-レジン(SBC)、または生物学的プラスチックを含む。いくつかの実施形態では、プラスチック容器の材料はLDPEを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される医薬組成物は、プラスチック容器に保存される。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約6~約9、約6.5~約8.9、約7.0~約8.5、約7~約8.5、または約7.5~約8である。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.0である。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.1である。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.2である。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.3である。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.4である。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.5である。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約6.5を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約6.6を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約6.7を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約6.8を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約6.9を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.0を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.1を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.2を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.3を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.4を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.5を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.6を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.7を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.8を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約7.9を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.0を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.1を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.2を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.3を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.4を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.5を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.6を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.7を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.8を上回る。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物のpHは、約8.9を上回る。いくつかの実施形態では、医薬組成物のpHは、約9.0を上回る。
いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、貯蔵条件下で長期間後に少なくとも80%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、貯蔵条件下で長期間後に少なくとも85%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、貯蔵条件下で長期間後に少なくとも90%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、貯蔵条件下で長期間後に少なくとも93%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、貯蔵条件下で長期間後に少なくとも95%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、貯蔵条件下で長期間後に少なくとも97%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、貯蔵条件下で長期間後に少なくとも98%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、貯蔵条件下で長期間後に少なくとも99%の効能を有する。いくつかの実施形態では、保存条件は、約25℃、約40℃、または約60℃の温度を含む。いくつかの実施形態では、長期間は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1か月、少なくとも2か月、少なくとも3か月、少なくとも4か月、少なくとも5か月、少なくとも6か月、少なくとも8か月、少なくとも10か月、少なくとも12か月、少なくとも18か月、または少なくとも24か月である。
いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、約0℃、約2℃、約5℃、約10℃、約15℃、約25℃、約40℃、または約60℃の温度で少なくとも80%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、約0℃、約2℃、約5℃、約10℃、約15℃、約25℃、約40℃、または約60℃の温度で少なくとも85%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、約0℃、約2℃、約5℃、約10℃、約15℃、約25℃、約40℃、または約60℃の温度で少なくとも90%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、約0℃、約2℃、約5℃、約10℃、約15℃、約25℃、約40℃、または約60℃の温度で少なくとも93%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、約0℃、約2℃、約5℃、約10℃、約15℃、約25℃、約40℃、または約60℃の温度で少なくとも95%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、約0℃、約2℃、約5℃、約10℃、約15℃、約25℃、約40℃、または約60℃の温度で少なくとも97%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、約0℃、約2℃、約5℃、約10℃、約15℃、約25℃、約40℃、または約60℃の温度で少なくとも98%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、約0℃、約2℃、約5℃、約10℃、約15℃、約25℃、約40℃、または約60℃の温度で少なくとも99%の効能を有する。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、約0℃~約30℃、2℃~約10℃、または約16℃~約26℃の温度で少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも93%、少なくとも95%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の効能を有している。
いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1か月、少なくとも2か月、少なくとも3か月、少なくとも4か月、少なくとも5か月、少なくとも6か月、少なくとも8か月、少なくとも10か月、少なくとも12か月、少なくとも18か月、または少なくとも24か月の期間、少なくとも80%の効能を有している。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1か月、少なくとも2か月、少なくとも3か月、少なくとも4か月、少なくとも5か月、少なくとも6か月、少なくとも8か月、少なくとも10か月、少なくとも12か月、少なくとも18か月、または少なくとも24か月の期間、少なくとも85%の効能を有している。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1か月、少なくとも2か月、少なくとも3か月、少なくとも4か月、少なくとも5か月、少なくとも6か月、少なくとも8か月、少なくとも10か月、少なくとも12か月、少なくとも18か月、または少なくとも24か月の期間、少なくとも90%の効能を有している。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1か月、少なくとも2か月、少なくとも3か月、少なくとも4か月、少なくとも5か月、少なくとも6か月、少なくとも8か月、少なくとも10か月、少なくとも12か月、少なくとも18か月、または少なくとも24か月の期間、少なくとも93%の効能を有している。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1か月、少なくとも2か月、少なくとも3か月、少なくとも4か月、少なくとも5か月、少なくとも6か月、少なくとも8か月、少なくとも10か月、少なくとも12か月、少なくとも18か月、または少なくとも24か月の期間、少なくとも95%の効能を有している。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1か月、少なくとも2か月、少なくとも3か月、少なくとも4か月、少なくとも5か月、少なくとも6か月、少なくとも8か月、少なくとも10か月、少なくとも12か月、少なくとも18か月、または少なくとも24か月の期間、少なくとも97%の効能を有している。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1か月、少なくとも2か月、少なくとも3か月、少なくとも4か月、少なくとも5か月、少なくとも6か月、少なくとも8か月、少なくとも10か月、少なくとも12か月、少なくとも18か月、または少なくとも24か月の期間、少なくとも98%の効能を有している。いくつかの実施形態では、プラスチック容器に保存される医薬組成物は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも1か月、少なくとも2か月、少なくとも3か月、少なくとも4か月、少なくとも5か月、少なくとも6か月、少なくとも8か月、少なくとも10か月、少なくとも12か月、少なくとも18か月、または少なくとも24か月の期間、少なくとも99%の効能を有している。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される医薬組成物は水溶液として製剤化される。いくつかの実施形態では、水溶液は安定した水溶液である。いくつかの実施形態では、水溶液は上に記載されているようなプラスチック容器に保存される。いくつかの実施形態では、水溶液はガラス容器に保存されない。いくつかの実施形態では、水溶液は暗所で保存される。いくつかの実施形態では、水溶液は光がある状態で保存される。いくつかの実施形態では、水溶液は光がある状態で安定している。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼に許容可能な医薬製剤は、保存条件(例えば、室温)下で、少なくとも約1日間、少なくとも約2日間、少なくとも約3日間、少なくとも約4日間、少なくとも約5日間、少なくとも約6日間、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、少なくとも約4週間、少なくとも約5週間、少なくとも約6週間、少なくとも約7週間、少なくとも約8週間、少なくとも約3か月間、少なくとも約4か月間、少なくとも約5か月間、または少なくとも約6か月間のいずれかの期間にわたって、化合物分解に関して安定している(例えば、30%未満の分解、25%未満の分解、20%未満の分解、15%未満の分解、10%未満の分解、8%未満の分解、5%未満の分解、3%未満の分解、2%未満の分解、または5%未満の分解)。他の実施形態では、本明細書に記載される製剤は、少なくとも約1週間の期間にわたって化合物の分解に関して安定している。さらに、少なくとも約1か月の期間にわたって化合物の分解に関して安定している製剤が本明細書に記載されている。
水溶液の投与量間の均一性
典型的に、眼科用水溶液は点眼ボトルに入れられ、液滴として投与される。例えば、眼科用水溶液の単回投与(つまり一回量)は、患者の眼への1滴、2滴、3滴、またはそれ以上の液滴を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用水溶液の1回投与量は、点眼ボトルからの水溶液組成物の1回の液滴である。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるのは、投与量間の均一濃度を提供する眼科用医薬組成物である。いくつかの実施形態では、投与量間の均一濃度は、ある投与量から別の投与量までの薬剤含量の有意な変化を提示しない。いくつかの実施形態では、投与量間の均一濃度は、ある投与量から別の投与量まで一貫した薬剤含量を提供する。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化が50%未満である。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化が40%未満である。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化が30%未満である。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化が20%未満である。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化が10%未満である。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化が5%未満である。
いくつかの実施形態では、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化は10回の連続投与に基づく。いくつかの実施形態では、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化は8回の連続投与に基づく。いくつかの実施形態では、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化は5回の連続投与に基づく。いくつかの実施形態では、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化は3回の連続投与に基づく。いくつかの実施形態では、投与量間の眼科用薬剤の濃度変化は2回の連続投与に基づく。
滅菌性
いくつかの実施形態では、医薬組成物は滅菌される。ヒトにおいて使用するために本明細書で開示される医薬組成物を滅菌するための手段およびプロセスが本明細書で開示される実施形態に含まれる。米国食品医薬品局(FDA)は、http://www.fda.gov/cder/guidance/5882fnl.htmで利用可能な「Guidance for Industry:Sterile Drug Products Produced by Aseptic Processing」の中で規制ガイダンスを提供しており、その全体が参照により本書に組み込まれる。
本明細書で使用されるように、滅菌は、生成物または包装に存在する微生物を破壊または除去するために使用されるプロセスを意味する。対象および組成物の滅菌に利用可能な任意の適切な方法が使用される。微生物の不活性化に利用可能な方法としては、限定されないが、非常に強い熱、致死薬、あるいはγ線の適用が挙げられる。いくつかの実施形態では、眼科用製剤の調製のプロセスは、製剤を加熱滅菌、化学的滅菌、放射線滅菌、あるいは濾過滅菌から選択される滅菌法にさらすことを含む。使用される方法は、デバイスまたは滅菌される組成物の性質に大きく依存する。多くの滅菌方法の詳細な記載は、Lippincott,Williams & Wilkinsによって公開された、Remington:The Science and Practice of PharmacyのChapter 40で与えられ、この主題に関する引用によって組み込まれる。
濾過
濾過滅菌は、微生物を破壊するのではなく、溶液から除去するために用いられる方法である。膜フィルターは感熱性溶液を濾過するために使用される。そのようなフィルターは、混合セルロースエステル(MCE)、ポリフッ化ビニリデン(PVF、PVDFとしても知られる)、またはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の薄く、強力で、均質なポリマーであり、および0.1~0.22μmの範囲の孔径を有する。様々な特性の溶液は、様々なフィルター膜を使用して任意選択で濾過される。例えば、PVFとPTFEの膜は、有機溶媒の濾過に非常に適している一方、水溶液はPVFまたはMCEの膜によって濾過される。濾過装置は、注射器に取り付けられた単一の使用場所で使い捨て可能なフィルターから、製造工場で使用される商業用スケールフィルターに至るまで、多くのスケールでの使用に利用可能である。膜フィルターはオートクレーブまたは化学的滅菌によって滅菌される。膜濾過システムの検証は、以下の標準化されたプロトコル(Microbiological Evaluation of Filters for Sterilizing Liquids,Vol4,No.3.Washington,D.C:Health Industry Manufacturers Association,1981)によって行われ、および既知数(約10/cm)のBrevundimonas diminuta(ATCC 19146)などの非常に小さな微生物を膜フィルターに負荷することを含む。
医薬組成物は、膜フィルターを通過することにより任意選択で滅菌される。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される方法は、濾過滅菌の手段によって、製剤(またはその成分)を滅菌する工程を含む。
放射線滅菌
放射線滅菌の1つの利点は、熱による分解または他の損傷を受けずに、多くの種類の生成物を滅菌できることである。一般的に使用される放射線は、β線であり、または代替的に60Co源からのγ線である。γ線は、その透過性能力ゆえに、溶液、組成物、および不均質な混合物を含む多くの種類の生成物の滅菌に使用することができる。照射の殺菌効果は生体高分子とのγ線の相互作用から発生する。この相互作用により荷電種および遊離ラジカルが生成される。転位および架橋結合プロセスなどのその後の化学反応は、そのような生体高分子に正常な機能を喪失させる。本明細書に記載される製剤も、β照射を使用して任意選択で滅菌される。
加熱滅菌
多くの方法が高熱の適用による滅菌に利用可能である。1つの方法は、飽和水蒸気オートクレーブを使用するものである。この方法では、少なくとも121℃の温度の飽和水蒸気を、滅菌される対象に接触させる。熱は、対象が滅菌される場合、微生物に直接伝達され、または滅菌される水溶液の大部分を加熱することによって微生物に間接的に伝達される。この方法は、滅菌プロセスにおいて柔軟性があり、安全、かつ経済的であるため、広く実行される。
微生物
いくつかの実施形態では、医薬組成物は微生物を実質的に含まない。許容可能なバイオバーデンまたは滅菌性レベルは、治療上許容可能な組成物を定義する適用可能な基準に基づく。例えば、許容可能な滅菌性(例えば、バイオバーデン)レベルは、製剤1グラム当たり約10コロニー形成単位(cfu)、製剤1グラム当たり約50cfu、製剤1グラム当たり約100cfu、製剤1グラム当たり約500cfu、または製剤1グラム当たり約1000cfuを含む。いくつかの実施形態では、製剤の許容可能なバイオバーデンレベルまたは滅菌性は、10cfu/mL未満、50cfu/mL未満、500cfu/mL未満、または1000cfu/mL未満の微生物剤を含む。加えて、許容可能なバイオバーデンレベルまたは滅菌性は、指定された好ましくない微生物薬剤の排除を含む。一例として、指定された好ましくない微生物薬剤は、大腸菌(E.coli)、サルモネラ属、緑膿菌(P.aeruginosa)、および/または他の特定の微生物剤を含むが、それらに限定されない。
滅菌保証品質管理、品質保証、および検証プロセスの重要な構成要素は、滅菌性試験の方法である。滅菌性試験は、ほんの一例として、2つの方法によって行われる。1つ目は、試験される医薬組成物のサンプルを増殖培地に加え、最大で21日の期間インキュベートする直接接種である。増殖培地の混濁度が汚染を示す。この方法の短所として、感度を弱める小さなサンプルサイズの塊状材料、および目視観察に基づく微生物成長の検出が挙げられる。代替的な方法は、膜濾過滅菌性試験である。この方法では、大量の生成物を小さな膜フィルター紙に通過させる。その後、濾過紙を培地に入れて微生物の成長を促す。この方法は、塊の生成物全体がサンプリングされるため、感度が高いという長所を有する。市販のMillipore Steritest滅菌性試験システムは、膜濾過滅菌試験による判定に任意選択で使用される。
大腸菌とサルモネラ菌の試験は、30~35℃で24~72時間インキュベートされたラクトース培養液の使用、MacConkey寒天および/またはEMB寒天での18~24時間のインキュベーション、および/またはラパポート培地の使用を含む。緑膿菌を検出するための試験は、NAC寒天の使用を含む。
ある実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、製剤1グラム当たり約60未満のコロニー形成単位(CFU)、約50未満のコロニー形成単位、約40未満のコロニー形成単位、または約30未満のコロニー形成単位の微生物剤を有する。ある実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は眼と等張になるように製剤化される。
内毒素
滅菌プロセスのさらなる態様は、微生物の死滅からの副産物(以後「産物(Product)」)の除去である。発熱物質除去のプロセスはサンプルから発熱物質を取り除く。発熱物質は、免疫応答を引き起こす内毒素または外毒素である。内毒素の一例は、グラム陰性菌の細胞壁で見られるリポ多糖類(LPS)分子である。オートクレーブ滅菌またはエチレンオキシドを用いる処置のような滅菌処理は細菌を死滅させるが、LPS残留物は敗血症性ショックなどの炎症誘発性の免疫反応を引き起こす。内毒素の分子サイズが広く変動するため、内毒素の存在は、「内毒素単位」(EU)で表される。1EUはE.coli LPSの100ピコグラムに相当する。いくつかの実施形態では、ヒトは、体重のわずか5EU/kgほどに対する反応しか進行させない。バイオバーデン(例えば、微生物限度)および/または滅菌性(例えば、内毒素レベル)は、当該技術分野で認識されるような任意の単位で表現される。特定の実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、慣習的に許容可能な内毒素レベル(例えば、対象の体重の5EU/kg)と比較したときに、より低い内毒素レベル(例えば、対象の体重の<4EU/kg)を含有している。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、対象の体重の約5EU/kg未満を有している。他の実施形態では、眼科用医薬組成物は、対象の体重の約4EU/kg未満を有している。追加の実施形態では、眼科用医薬組成物は、対象の体重の約3EU/kg未満を有している。追加の実施形態では、眼科用医薬組成物は、対象の体重の約2EU/kg未満を有している。
いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約5EU/kg未満を有している。他の実施形態では、眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約4EU/kg未満を有している。追加の実施形態では、眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約3EU/kg未満を有している。他の実施形態では、眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約1EU/kg未満を有している。追加の実施形態では、眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約0.2EU/kg未満を有している。特定の実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約1~約5EU/mLを含有する。特定の実施形態において、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約2~約5EU/mL、医薬組成物の約3~約5EU/mL、または医薬組成物の約4~約5EU/mLを含有する。
特定の実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、慣習的に許容可能な内毒素レベル(例えば、医薬組成物の0.5EU/mL)と比較したときに、より低い内毒素レベル(例えば、医薬組成物の<0.5EU/mL)を含有している。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約0.5EU/mL未満を有している。他の実施形態では、眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約0.4EU/mL未満を有している。追加の実施形態では、眼科用医薬組成物は、医薬組成物の約0.2EU/mL未満を有している。
発熱物質の検出は、ほんの一例として、複数の方法によって行われる。滅菌性に適切な試験は、米国薬局方(USP)<71>滅菌試験法(23rd edition,1995)に記載される試験を含む。ウサギの発熱性物質試験法とリムルス変形細胞溶解物試験は両方とも、米国薬局方チャプター<85>および<151>(USP23/NF 18, Biological Tests, The United States Pharmacopeial Convention, Rockville, MD, 1995)で指定される。代替的な発熱物質アッセイは単球活性化サイトカインアッセイに基づいて開発されている。品質管理適用に適した均一の細胞株が開発されており、ウサギの発熱性物質試験法とリムルス変形細胞溶解物試験に合格したサンプルの発熱性を検知する能力を実証している(Taktak et al,J.Pharm.Pharmacol.(1990),43:578-82)。追加の実施形態では、眼科用医薬組成物は脱パイロジェンにさらされる。さらなる実施形態では、眼科用医薬組成物の製造のプロセスは、発熱性に関して医薬組成物を試験することを含む。特定の実施形態では、本明細書に記載される医薬組成物は、実質的に発熱物質を含まない。
処置方法
本明細書に提供されるのは、一態様では、眼の眼科的状態を処置する方法であって、医薬組成物を、送達デバイスを介して、かつ所定の投与計画によって眼に、眼内に、または眼のまわりに投与する工程を含み、ここで、
医薬組成物は、防腐剤を含むことなく、
医薬組成物は、
(1)プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(2)プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%、
(3)モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(4)ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、のうちの1つを含み、
ここで、これらの割合は、体積あたりの重量に関するものであり、および
眼科的状態は、緑内障、白内障手術後のケア、レーシック手術後のケア、白内障手術後の眼の網膜のケア、網膜手術後の眼の網膜のケア、眼内手術の準備中の状態、または眼内手術中の状態である。
本明細書に提供されるのは、別の態様では、眼の眼科的状態を処置する方法であって、医薬組成物を、送達デバイスを介して、かつ所定の投与計画によって眼に、眼内に、または眼のまわりに投与する工程を含み、ここで、医薬組成物は、互いに連通して合成され保存される少なくとも2つの医薬品有効成分を含み、ここで、医薬組成物は、防腐剤を含むことなく、ここで、方法は、既存の方法と比較して、より有効であり、ここで、既存の方法は、少なくとも2つの医薬品有効成分を少なくとも2つの別個の異なる容器から投与し、および、ここで、医薬組成物は、
(1)プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(2)プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%、
(3)モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
(4)ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、のうちの1つを含み、
ここで、これらの割合は、体積あたりの重量に関するものである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、緑内障の処置、白内障手術後のケア、レーシック手術後のケア、白内障手術後の眼の網膜のケア、網膜手術後の眼の網膜のケア、眼内手術の準備中、または眼内手術中で使用するためである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、緑内障の処置で使用するためである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、白内障手術後のケアで使用するためである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、レーシック手術後のケアで使用するためである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、白内障手術後の眼の網膜のケアで使用するためである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、網膜手術後の眼の網膜のケアで使用するためである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、眼内手術の準備で使用するためである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、眼内手術中で使用するためである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物は、点眼ボトル中にパッケージ化され、滴剤として投与される。例えば、眼科用医薬組成物の単回投与(つまり一回の投与量)は、患者の目への1滴、2滴、3滴、またはそれ以上の液滴を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される眼科用医薬組成物の1回の投与量は、点眼ボトルからの水性組成物の1滴である。
いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、緑内障の処置、白内障手術後のケア、レーシック手術後のケア、白内障手術後の眼の網膜のケア、網膜手術後の眼の網膜のケア、眼内手術の準備中、または眼内手術中でするための眼科用溶液として製剤化される。
いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は1回目の使用前に室温以下で保存される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、1回目の使用前に約2℃~約10℃で保存される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、1回目の使用前に約2℃、約3℃、約4℃、約5℃、約6℃、約7℃、約8℃、約9℃、または約10℃で保存される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、1回目の使用前に約4℃~約8℃で保存される。
いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は1回目の使用後に室温で保存される。いくつかの実施形態では、眼用医薬組成物は、1回目の使用後に約16℃~約26℃で保存される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、1回目の使用後に約16℃、約17℃、約18℃、約19℃、約20℃、約21℃、約22℃、約23℃、約24℃、約25℃、または約26℃で保存される。
いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は以下のように投与される。投与される眼の下蓋が引き下げられ、所定の量の医薬組成物(例えば、1~3滴)が眼瞼の内部に適用される。分注機構の眼科用先端は、汚染および/または損傷を回避するために表面に一切触れない。
いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、長期間にわたって所定の時間間隔で投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は毎日一回投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は一日おきに投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、1週間、2週間、1か月、2か月、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年、6年、7年、8年、9年、10年、11年、または12~15年の間投与される。
いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、1日当たり1回、1日当たり2回、1日当たり3回、隔日1回、1週間1回、隔週1回、または月1回投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は1日当たり1回投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は1日当たり2回投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は1日当たり3回投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は隔日1回投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は1週間1回投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は隔週1回投与される。いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は月1回投与される。
いくつかの実施形態では、眼科用医薬組成物は、50%未満、40%未満、30%未満、20%未満、10%未満、または5%未満の投与間の眼科用薬剤の濃度変化を有している用量で投与される。
医薬組成物が必要とする個体に投与される回数は、医療専門家の判断、障害、障害の重症度、および医薬組成物に対する個体の反応に左右される。いくつかの実施形態では、本明細書で開示される医薬組成物は、軽度の急性の疾病を抱えた必要とする個体に一回投与される。いくつかの実施形態では、本明細書で開示される医薬組成物は、中程度または重篤な急性の疾病を抱える必要とする個体に1回を超えて投与される。患者の状態が改善しない場合、医者の判断で、眼科用薬剤の投与は、患者の疾患または疾病の症状を改善するか、さもなければ制御または制限するために、慢性的に、即ち、患者の生涯を含む長期間の間投与され得る。
患者の状態が改善する場合、医者の判断で、眼科用薬剤は継続的に与えられ、代替的に、投与される薬物の用量は、特定の期間、一時的に減少されるか、一時的に中止される(すなわち、「休薬期間」)。休薬期間の長さは、2日から1年の間で変化し、ほんの一例として、2日、3日、4日、5日、6日、7日、10日、12日、15日、20日、28日、35日、50日、70日、100日、120日、150日、180日、200日、250日、280日、300日、320日、350日、および、365日を含む。休薬期間中の用量減少は、ほんの一例として、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、および100%を含む、10%~100%である。
患者の眼科的状態が改善すると、必要に応じて、眼科用薬剤の維持量が投与される。引き続いて、投与の用量または頻度またはその両方は、症状に応じて、改善した疾患、障害、または、疾病が維持されるレベルまで任意選択で減少される。特定の実施形態において、患者は、任意の症状の再発時に長期的な間欠的処置を必要とする。
そのような量に相当する眼科用薬剤の量は、例えば、投与されている具体的な眼科用薬剤、投与経路、処置されている疾病、処置されている標的面積、および処置されている対象または宿主を含む、事例を取り巻く特定の状況に従って、特定の化合物、疾患の状態およびその重症度などの要因によって変わる。所望の投与量は、1回の投与量または分割された投与量で表され、同時に(または短期間にわたって)または適切な間隔をおいて投与される。
いくつかの実施形態では、初期の投与では、特定の眼科用薬剤を用い、続く投与では、異なる医薬組成物または眼科用薬剤を用いる。
送達デバイス
特定の実施形態では、本明細書に記載されるのは、リザーバー、およびリザーバー上に嵌合された分注先端を含む流動体分注デバイスを含む眼科用生成物、および本明細書に記載される医薬組成物であり、ここで、医薬組成物は必要とする個体の眼の中へと分注先端から分注される。いくつかの実施形態では、リザーバーの医薬組成物は、防腐剤を実質的に含まない。
いくつかの実施形態では、眼科用生成物は、送達デバイスを含む。いくつかの実施形態では、送達デバイスは点眼器である。いくつかの実施形態では、点眼器は複数投与型点眼器である。いくつかの実施形態では、複数投与型点眼器は、(i)所定の計量された量の液体を分注するためのスポイトボトルであり、該スポイトボトルは、液体がスポイトボトルに逆流することを防止する逆止位置を備え、あるいは(ii)オフタルミック・スクイーズ・ディスペンサー(OSD)であり、該オフタルミック・スクイーズ・ディスペンサーは、ディスペンサー開口部付近に存在する液体が、所定の閾値未満の圧力であるときにディスペンサー開口部を閉じる密閉クロージャ部材を含む。いくつかの実施形態では、複数投与型点眼器は、所定の計量された量の液体を分注するためのスポイトボトルであり、該スポイトボトルは、液体がスポイトボトルに逆流することを防止する逆止位置を備える。いくつかの実施形態では、複数投与型点眼器は、オフタルミック・スクイーズ・ディスペンサー(OSD)であり、該オフタルミック・スクイーズ・ディスペンサーは、ディスペンサー開口部付近に存在する液体が、所定の閾値未満の圧力であるときにディスペンサー開口部を閉じる密閉クロージャ部材を含む。本明細書で使用されるように、用語「実質的に防腐剤を含まない」または「防腐剤を実質的に含まない」は、防腐剤の約1%未満、約0.5%未満、約0.4%未満、約0.3%未満、約0.2%未満、約0.1%未満、約0.01%未満、または約0.001%未満のうちの1つを有する医薬組成物を指す。いくつかの実施形態では、用語は防腐剤を0%含む、または防腐剤を含まない医薬組成物を指す。
いくつかの実施形態では、眼科用生成物は、リザーバー、およびリザーバー上に嵌合された分注先端を含む流動体分注デバイス、ならびにプレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含むリザーバーの眼科用組成物を含み、ここで、眼科用組成物は、必要とする個体の眼へと分注先端から分注され、および分注される眼科用組成物は実質的に防腐剤を含まない。
いくつかの実施形態では、眼科用生成物は、リザーバー、およびリザーバー上に嵌合された分注先端を含む流動体分注デバイス、ならびにプレドニゾロンPO約1%と、モキシフロキサシンHCl約0.5%を含むリザーバーの眼科用組成物を含み、ここで、眼科用組成物は、必要とする個体の眼へと分注先端から分注され、および分注される眼科用組成物は実質的に防腐剤を含まない。
いくつかの実施形態では、眼科用生成物は、リザーバー、およびリザーバー上に嵌合された分注先端を含む流動体分注デバイス、ならびにモキシフロキサシンHCl約0.5%とブロムフェナク約0.075%を含むリザーバーの眼科用組成物を含み、ここで、眼科用組成物は、必要とする個体の眼へと分注先端から分注され、および分注される眼科用組成物は実質的に防腐剤を含まない。
いくつかの実施形態では、眼科用生成物は、リザーバー、およびリザーバー上に嵌合された分注先端を含む流動体分注デバイス、ならびにジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含むリザーバーの眼科用組成物を含み、ここで、眼科用組成物は、必要とする個体の眼へと分注先端から分注され、および分注される眼科用組成物は実質的に防腐剤を含まない。
いくつかの実施形態では、リザーバーは、ポリマー材料、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)プラスチック、または非PVCプラスチックを含む。いくつかの実施形態では、リザーバーの材料は、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、フッ素処理HDPE、消費後樹脂(PCR)、K-レジン(SBC)、またはビオプラスチックを含む。いくつかの実施形態では、リザーバーの材料は、エチレン酢酸ビニル(EVA)、およびKraton(登録商標)などのブロックコポリマーを含む。いくつかの実施形態では、リザーバーの材料は、高密度ポリエチレン(HDPE)を含む。いくつかの実施形態では、リザーバーの材料は、低密度ポリエチレン(LDPE)を含む。いくつかの実施形態では、リザーバーの材料は、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む。いくつかの実施形態では、リザーバーの材料は、ポリプロピレン(PP)を含む。いくつかの実施形態では、リザーバーの材料は、ポリスチレン(PS)を含む。いくつかの実施形態では、リザーバーの材料は、エチレン酢酸ビニル(EVA)を含む。
いくつかの実施形態では、リザーバーは可塑剤をさらに含む。例示的な可塑剤は、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)、フタル酸モノ-(2-エチルヘキシル)(MEHP)、およびトリメリット酸トリエチルヘキシル(triethylhexyltrimellitate)(TEHTM)などのフタル酸エステル類、クエン酸アセチルトリ-n-ヘキシル、クエン酸アセチルトリ-n-(ヘキシル/オクチル/デシル)、クエン酸アセチルトリ-n-(オクチル/デシル)、およびクエン酸n-ブチリルトリ-n-ヘキシルなどのクエン酸エステル類、ならびにTEHTM、ジ(イソノニル)シクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸(DINCH)またはクエン酸n-ブチリルトリ-n-ヘキシルなどの非フタル酸可塑剤のファミリーを含む。
いくつかの実施形態では、リザーバーは、リザーバーを押すことによって眼科用組成物を分注するように、少なくとも部分的に弾性変形可能である。
いくつかの実施形態では、リザーバーはガラスを含む。
いくつかの実施形態では、リザーバーは、本明細書に記載される医薬組成物の複数の単位投与量を貯蔵する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスは、複数投与型流動体分注デバイスである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスは、防腐剤を含まない、または実質的に防腐剤を含まない組成物の貯蔵を可能にする。いくつかの実施形態では、流動体分注デバイスは、複数投与型の防腐剤を含まないデバイスである。
いくつかの実施形態では、Aptar Pharma(AptarGroup)の流動体分注デバイスは本明細書に記載される組成物の送達のために利用される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は防腐剤を含まない。
いくつかの実施形態では、Nemera La Verpilliere S.A.S.の流動体分注デバイスは本明細書に記載される組成物の送達のために利用される。いくつかの実施形態では、米国特許第8,986,266号および/または第8,863,998号に記載されるような流動体分注デバイスは、本明細書に記載される組成物の送達のために利用される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は防腐剤を含まない。
いくつかの実施形態では、CIS Pharmaの流動体分注デバイスは本明細書に記載される組成物の送達のために利用される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は防腐剤を含まない。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスは、任意選択でアトマイザー、ポンプ、またはミスターを含む。そのような実施形態では、ポンプ、ミスター、またはアトマイザーなどの機械システムは、本明細書に記載の医薬組成物の送達を容易にし、および任意選択で投与量の均一性を促進させる(例えば、各投与間で、過剰な薬剤量を最小化し、および/または液滴の均一性を向上させる)ために流動体分注デバイスに組み込まれる。追加の実施形態では、ポンプ、ミスター、またはアトマイザーなどの機械システムは、眼に送達される薬物の量を増加させ、および/または最適化するために流動体分注デバイスに組み込まれる。
いくつかの実施形態では、Aero Pump GMBH (Adelphi Healthcare Packaging)のアトマイザーおよび/またはポンプシステムは、本明細書に記載される流動体分注デバイスおよび医薬組成物に利用される。いくつかの実施形態では、Aero Pump GMBHの複数投与型流動体分注デバイスは本明細書に記載される医薬組成物の送達のために利用される。いくつかの実施形態では、米国特許第10,155,243号および/または米国特許公報第2015/076174に記載されるような流動体分注デバイス(Aero Pump GMBH)が本明細書に記載される流動体分注デバイスおよび医薬組成物に利用される。
いくつかの実施形態では、Eyenovia, Inc.の流動体分注デバイスは本明細書に記載される医薬組成物の送達のために利用される。いくつかの実施形態では、米国特許第9,539,604号、第9,087,145号、第9,463,486号、または第8,684,980号に記載される送達システムおよび/または構成要素の1つ以上を含む流動体分注デバイスは、本明細書に記載される医薬組成物の送達のために利用される。
いくつかの実施形態では、Kedalion Therapeuticsの送達システムおよび/または構成要素の1つ以上を含む流動体分注デバイスは、本明細書に記載される医薬組成物の送達のために利用される。
いくつかの実施形態では、Aptar Pharmaの送達システムおよび/または構成要素(例えば、ポンプ分注システム)の1つ以上を含む流動体分注デバイスは、本明細書に記載される医薬組成物の送達のために利用される。
いくつかの実施形態では、流動体分注デバイスは、任意選択で内部フィルターまたは薄膜を含む。いくつかの実施形態では、内部フィルターまたは薄膜は、眼科用組成物を個人の眼に分注する前に、眼科用組成物から微生物および/または内毒素を除去することができる位置に、流動体分注デバイス内に配置される。いくつかの実施形態では、内部フィルターまたは薄膜は、分注先端をリザーバーに接続するジャンクションに位置される。その他の場合において、内部フィルターまたは薄膜は分注先端内に位置する。いくつかの実施形態では、眼科用組成物は防腐剤を含まない組成物である。
いくつかの実施形態では、内部フィルターまたは薄膜は、酢酸セルロース、硝酸セルロース、ナイロン、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリプロピレン(PP)、ポリビニルジフルオリド(PVDF)、シリコーン、ポリカーボネート、またはその組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、分注される組成物は、防腐剤の約1%未満、約0.5%未満、約0.4%未満、約0.3%未満、約0.2%未満、約0.1%、約0.01%未満、約0.001%未満、または約0.0001%未満の1つを含む。いくつかの実施形態では、分注される組成物は防腐剤を含まない。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスから分注される液滴量は、約0.1μL~約50μLである。いくつかの実施形態では、液滴量は、約0.1μL~約40μL、約0.5μL~約30μL、約1μL~約30μL、約5μL~約20μL、約10μL~約20μL、約5μL~約40μL、約5μL~約30μL、約6μL~約8μL、約6μL~約7μL、約7μL~約8μL、約10μL~約40μL、または約10μL~約30μLのうちの1つである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスから分注される液滴量は、約0.1μL、約0.2μL、約0.3μL、約0.4μL、約0.5μL、約1μL、約5μL、約6μL、約7μL、約8μL、約9μL、約10μL、約20μL、約30μL、約40μL、または50μLである。
いくつかの実施形態では、球状である場合の液滴の線径または直径は、約1~100ミクロン未満である。いくつかの実施形態では、液滴の線径または直径は、約20~100ミクロン、約1~20ミクロン、1~15ミクロン、1~10ミクロン、8~20ミクロン、8~15ミクロン、8~12ミクロン、または1~5ミクロンである。エアロゾルまたはミストの文脈では、液滴のサイズは、例えば、1~5ミクロン、1~10ミクロン、10ミクロン未満、10ミクロンを超える、または100ミクロンまでである。
いくつかの実施形態では、液滴の直径は、方程式V=4πrを使用して算出され、ここで、直径=2rである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスは、個体の眼の上に堆積させられる液滴の放出される質量の少なくとも60%、70%、80%、85%、90%、95%、または99%を促進させる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスは、個体の眼の上に堆積させられる液滴の放出される質量の少なくとも70%を促進させる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスは、個体の眼の上に堆積させられる液滴の放出される質量の少なくとも80%を促進させる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスは、個体の眼の上に堆積させられる液滴の放出される質量の少なくとも90%を促進させる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスは、個体の眼の上に堆積させられる液滴の放出される質量の少なくとも95%を促進させる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される流動体分注デバイスは、個体の眼の上に堆積させられる液滴の放出される質量の少なくとも99%を促進させる。
キット/製品
本開示は、緑内障の処置、白内障手術後のケア、レーシック手術後のケア、白内障手術後の眼の網膜のケア、網膜手術後の眼の網膜のケア、眼内手術の準備中、または眼内手術中のためのキットをさらに提供する。そのようなキットは、一般的に、本明細書に開示される眼科用医薬組成物の1つ以上、およびキットを使用するための説明書を含む。本開示は、ヒトなどの哺乳動物における疾患、機能不全、または障害の症状を治療、緩和、軽減、または改善するための医薬品の製造における、1つ以上の眼科用医薬組成物の使用をさらに企図する。
いくつかの実施形態では、キットは、バイアル、チューブ、またはボトルなどの1つ以上の容器を受け入れるために仕切られたキャリア、パッケージ、または容器を含む。他の実施形態では、容器はガラスまたはプラスチックなどの様々な材料から形成される。
本明細書で提供される製品は包装材料を含む。医薬品を包装する際に使用される包装材料も本明細書で提供される。例えば、米国特許第5,323,907号、第5,052,558号、および第5,033,252号を参照。製薬用の包装材の例は、スポイトボトル、チューブ、ポンプ、バッグ、バイアル、容器、シリンジ、ボトル、および選択される製剤および意図した投与と処置の様式に適した任意の包装材を含むが、これらに限定されない。本明細書に提供される多様な眼科用医薬組成物は、眼への眼科用薬剤の制御放出投与から恩恵を得る、任意の疾患、障害、または疾病のための様々な処置として熟考される。
いくつかの実施形態では、キットは、1つ以上の追加の容器を含み、そのそれぞれは、本明細書に記載される医薬組成物の使用のための商用およびユーザーの観点から望ましい、様々な材料(リンス、拭き取り繊維(wipes)、および/またはデバイスなど)の1つ以上を有している。そのような材料はまた、内容物をリストするラベルおよび/または使用のための説明書および使用のための説明書が伴う添付文書を含む。説明書のセットが任意選択で含まれる。さらなる実施形態では、ラベルは容器上にあるか、容器に付随している。さらなる実施形態において、ラベルを形成している文字、数字、または他の符号が添付され、容器自体に成型され、あるいはエッチングされる場合、ラベルは容器上にあり、ラベルは、例えば、添付文書として、容器を保持するレセプタクルまたは運搬装置内に存在場合には、容器に付随する。他の実施形態では、ラベルは、内容物が特定の治療用途に使用されるべきであることを示すために使用される。さらに他の実施形態では、ラベルはさらに、本明細書に記載される方法などにおいて、内容物の使用のための指示を示す。
特定の実施形態では、眼科用医薬組成物は、本明細書に提供される医薬組成物を含有している1つ以上の単位剤形を含むディスペンサーデバイス中に与えられる。さらなる実施形態では、ディスペンサーデバイスは、投与のための説明書が付けられている。またさらなる実施形態では、ディスペンサーはまた、医薬品の製造、使用、または販売を規制する政府機関によって規定された形態で容器に関連付けられる通知が伴い、その通知は、ヒトまたは動物用の投与のための薬物の形態の機関による承認を反映している。別の実施形態では、こうした通知は、例えば、処方薬について米国食品医薬品局で承認されたラベルであるか、承認された製品の挿入物である。さらに他の実施形態では、適合性のある医薬担体で製剤化される本明細書で提供される医薬組成物を含む組成物も調製され、適切な容器に入れられ、表示された疾病の処置に関してラベルを付けられる。
実施例1:プレドニゾロンPO1%/モキシフロキサシンHCl0.5%/ブロムフェナク0.075%の調製
1,060mLの注射用蒸留水(SWFI)に、モキシフロキサシン塩酸塩(33.3g、76.1mmol)を添加した。溶液が3,520gの重量になるようにSWFIを添加し、得られた懸濁液をすべての固形物が溶解するまで10分間撹拌した。この溶液を10%水酸化ナトリウム(30mL)でpH>7に調整した。
別個の容器において、1,050mLのSWFIにホウ酸(82.01g、1,326mmol)、リン酸プレドニゾロンナトリウム(75.63g、155.5mmol)、および1,060mLのSWFIを順次に添加した。この溶液を10%水酸化ナトリウム(95mL)でpH>7に調整し、およびモキシフロキサシン溶液に添加した。得られた溶液を、必要に応じて10%水酸化ナトリウムでpH>8に調整した。ブロムフェナクナトリウム(5.54g、15.6mmol)を撹拌しながら添加し、SWFIを添加して溶液の重量が6,400gになるようにした。この溶液を10%NaOHでpH>8に調整し、SWFIを添加して溶液の最終重量を6,447.4gとした。
実施例2:プレドニゾロンPO1%/モキシフロキサシンHCl0.5%の調製
3,080mLの注射用蒸留水(SWFI)に、モキシフロキサシン塩酸塩(29.2g、66.7のmmol)を添加し、得られた懸濁液をすべての固形物が溶解するまで撹拌した。この溶液を、10%水酸化ナトリウムでpH7に調整した。
別個の容器において、1,050mLのSWFIにホウ酸(70.63g、1,142mmol)、およびリン酸プレドニゾロンナトリウム(66.28g、136.3mmol)を順次に添加した。この溶液を10%水酸化ナトリウムでpH>7に調整し、およびモキシフロキサシン溶液に添加した。溶液の重量が5,550gになるようにSWFIを添加した。この溶液を10%NaOHでpH>7に調整し、SWFIを添加して溶液の最終重量を5,650.4gとした。
実施例3:モキシフロキサシンHCl0.5%/ブロムフェナク0.075%の調製
1,060mLの注射用蒸留水(SWFI)に、モキシフロキサシン塩酸塩(33.3g、76.1mmol)を添加した。SWFI(3,180mL)を添加し、得られた懸濁液をすべての固形物が溶解するまで撹拌した。ホウ酸(108.3g、1,752mmol)を添加し、およびSWFIを添加して溶液の重量が6,000gになるように調整した。この溶液を、10%水酸化ナトリウムでpH>8に調整した。ブロムフェナクナトリウム(5.54g、15.6mmol)を撹拌しながら添加し、溶液を、10%NaOHでpH>8に調整した。SWFIを添加して溶液の最終重量を6,447.4gとした。
実施例4:ジフルプレドナート0.05%/モキシフロキサシンHCl0.5%/ブロムフェナク0.075%の調製
ヒマシ油(200g)をジフルプレドナート(2.0g、3.93mmol)に添加し、得られた懸濁液を70℃で透明になるまで攪拌し、オーブンで滅菌した。
別個の容器において、1,060mLの注射用蒸留水(SWFI)にモキシフロキサシン塩酸塩(20.7g、47.3mmol)を添加した。SWFI(3,180mL)を添加し、得られた懸濁液をすべての固形物が溶解するまで撹拌した。ポビドン(80.0g)を添加し、得られた懸濁液をすべての固形物が溶解するまで撹拌した。エデト酸2ナトリウム(0.80g、2.38mmol)を添加し、得られた懸濁液をすべての固形物が溶解するまで撹拌した。グリセリン(80.0g、869mmol)およびポリソルベート80NF(160.0g、122mmol)を添加し、溶液を、10%水酸化ナトリウムでpH>8に調整した。ブロムフェナク(3.464g、10.4mmol)を添加し、得られた懸濁液をすべての固形物が溶解するまで撹拌した。ジフルプレドナート溶液を添加し、得られた溶液を10%水酸化ナトリウムでpH>8に調整し、SWFIを添加して溶液の最終重量を4,000.0gとした。得られた懸濁液を、オートクレーブ滅菌されたホモジナイザーヘッドで8,000rpm、1時間乳化した。
本発明の好ましい実施形態が本明細書中で示され、記載されてきたが、このような実施形態はほんの一例として提供されているに過ぎないことが当業者に明らかであろう。当業者であれば、多くの変更、変化、および置換が、本発明から逸脱することなく思いつくだろう。本明細書に記載される本発明の実施形態の様々な代替案が、本発明の実施に際して利用され得ることを理解されたい。以下の請求項は本発明の範囲を定義するものであり、この請求項とその均等物の範囲内の方法、および構造体がそれによって包含されるものであるということが意図されている。

Claims (19)

  1. 眼の眼科的状態を処置する方法であって、医薬組成物を、送達デバイスを介して、かつ所定の投与計画によって眼に、眼内に、または眼のまわりに投与する工程を含み、ここで、
    前記医薬組成物は、防腐剤を含むことなく、
    前記医薬組成物は、
    (1)プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
    (2)プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%、
    (3)モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
    (4)ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、のうちの1つを含み、
    ここで、これらの割合は、体積あたりの重量に関するものであり、および
    前記眼科的状態は、白内障手術後のケア、レーシック手術後のケア、白内障手術後の眼の網膜のケア、網膜手術後の眼の網膜のケア、眼内手術の準備中の状態、または眼内手術中の状態である、方法。
  2. 前記送達デバイスは点眼器である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記点眼器は、複数投与型点眼器である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数投与型点眼器は、(i)所定の計量された量の液体を分注するためのスポイトボトルであって、液体がスポイトボトルに逆流することを防止する逆止位置を備えるスポイトボトル、あるいは(ii)オフタルミック・スクイーズ・ディスペンサー(OSD)であって、ディスペンサー開口部付近に存在する液体が、所定の閾値未満の圧力であるときにディスペンサー開口部を閉じる密閉クロージャ部材を含むオフタルミック・スクイーズ・ディスペンサーである、請求項3に記載の方法。
  5. 前記所定の投与計画は、1日当たり1回、1日当たり2回、1日当たり3回、隔日1回、1週間1回、隔週1回、または月1回である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記医薬組成物は、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記医薬組成物は、ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 眼の眼科的状態を処置する方法であって、医薬組成物を、送達デバイスを介して、かつ所定の投与計画によって眼に、眼内に、または眼のまわりに投与する工程を含み、ここで、前記医薬組成物は、合成され互いに連通して保存される少なくとも2つの医薬品有効成分を含み、前記医薬組成物は、防腐剤を含むことなく、ここで、前記方法は、既存の方法と比較して、より有効であり、ここで、既存の方法は、少なくとも2つの医薬品有効成分を少なくとも2つの別個の異なる容器から投与し、および、前記医薬組成物は、
    (1)プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
    (2)プレドニゾロンPO約1%、およびモキシフロキサシンHCl約0.5%、
    (3)モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、
    (4)ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%、のうちの1つを含み、
    ここで、これらの割合は、体積あたりの重量に関するものである、方法。
  11. 前記眼科的状態は、白内障手術後のケア、レーシック手術後のケア、白内障手術後の眼の網膜のケア、網膜手術後の眼の網膜のケア、眼内調達の準備中の状態、または眼内手術中の状態の1つ以上である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記送達デバイスは点眼器である、請求項10に記載の方法。
  13. 前記点眼器は、複数投与型点眼器である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記複数投与型点眼器は、(i)所定の計量された量の液体を分注するためのスポイトボトルであって、液体がスポイトボトルに逆流することを防止する逆止位置を備えるスポイトボトル、あるいは(ii)オフタルミック・スクイーズ・ディスペンサー(OSD)であって、ディスペンサー開口部付近に存在する液体が、所定の閾値未満の圧力であるときにディスペンサー開口部を閉じる密閉クロージャ部材を含むオフタルミック・スクイーズ・ディスペンサーである、請求項13に記載の方法。
  15. 所定の投与計画は、1日当たり1回、1日当たり2回、1日当たり3回、隔日1回、1週間1回、隔週1回、または月1回である、請求項10に記載の方法。
  16. 前記医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む、請求項10に記載の方法。
  17. 前記医薬組成物は、プレドニゾロンPO約1%およびモキシフロキサシンHCl約0.5%を含む、請求項10に記載の方法。
  18. 前記医薬組成物は、モキシフロキサシンHCl約0.5%およびブロムフェナク約0.075%を含む、請求項10に記載の方法。
  19. 前記医薬組成物は、ジフルプレドナート約0.05%、モキシフロキサシンHCl約0.5%、およびブロムフェナク約0.075%を含む、請求項10に記載の方法。
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