JP2023529639A - パケット処理方法、デバイス、およびシステム - Google Patents

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Abstract

本出願は、パケット処理方法、デバイス、およびシステムを提供する。本方法は、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信し、IPv6パケットが、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、第1のIPv6拡張ヘッダが、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示し、第2のネットワークデバイスが、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行することを含む。これは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがIPv6パケットを正常に転送することができることを保証する。

Description

本出願は、2020年6月5日に出願された、「パケット処理方法、デバイス、およびシステム」と題された中国特許出願第CN202010508115.7号の優先権を主張し、2020年6月19日に出願された、「パケット処理方法、デバイス、およびシステム」と題された中国特許出願第CN202010566025.3号の優先権を主張し、これらの全体は参照によりここに組み込まれる。
本出願は、通信技術の分野に関し、特に、パケット処理方法、デバイス、およびシステムに関する。
インターネットプロトコルバージョン6(Internet Protocol version 6、IPv6)は、Internet技術タスクフォース(Internet Engineering Task Force、IETF)によって設計された仕様のセットであり、インターネットプロトコルバージョン4(Internet Protocol version 4、IPv4)のアップグレードバージョンである。IPv6は、IP次世代(IP Next Generation、IPng)とも呼ばれる、ネットワークレイヤプロトコルの第2世代の標準プロトコルである。
IETFのリクエスト・フォー・コメント(Request For Comments、RFC)8200は、IPv6の定義、パケットカプセル化フォーマット、および機能を記述および説明している。IPv4と比較して、IPv6は以下の特徴を有し、(1)IPv6は、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレスの長さを32ビットから128ビットに拡張し、アドレス指定能力を改善する。(2)IPv6パケットのヘッダが簡略化される。(3)IPv6は、より柔軟な拡張およびオプションをサポートする。(4)IPv6は、フローラベル能力をサポートする。(5)IPv6は、認証およびプライバシー保護能力をサポートする。
実際の適用シナリオでは、RFC8200は、IPv6パケット内の拡張ヘッダに対して特定の動作を指定していない。各ネットワークデバイス製造業者は、ネットワークデバイス製造業者のサービス要件に基づいてプライベート構成を実行する。しかしながら、ネットワークデバイス製造業者のプライベート構成は、IPネットワークにおけるネットワークデバイスの通常のパケット転送プロセスに影響を及ぼし得る。
本出願は、IPv6パケットが、パケットを受信したネットワークデバイスによって正常に転送されることができないという従来技術の問題を解決するために、パケット処理方法、デバイス、およびシステムを提供する。
第1の態様によれば、パケット処理方法が提供される。本方法は、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信し、IPv6パケットが、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、第1のIPv6拡張ヘッダが、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示し、第1のIPv6拡張ヘッダが、IPv6ヘッダの次ヘッダであり、第2のネットワークデバイスが、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行することを含む。
本出願で提供される解決策に基づいて、第2のネットワークデバイスは、IPv6パケットが第2のネットワークデバイスによって正常に転送されることができることを保証するために、対応する処理プレーンでIPv6パケット内のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する。
第1の態様の可能な実施態様では、IPv6ヘッダは次ヘッダ情報を含み、第2のネットワークデバイスが、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行することは、第2のネットワークデバイスが、次ヘッダ情報に基づいて、IPv6ヘッダの次ヘッダが第1のIPv6拡張ヘッダであると決定し、第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行することを含む。
第1の態様の別の可能な実施態様では、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプおよびオプションデータの長さを示し、オプション長さ情報はオプションデータの長さを示し、第2のネットワークデバイスが、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する前に、本方法は、第2のネットワークデバイスが、オプションタイプ情報が識別されることができると決定し、第2のネットワークデバイスが、オプション長さ情報に基づいてではなく、オプションタイプ情報に基づいてオプションデータの長さを決定することをさらに含む。
第1の態様のさらに別の可能な実施態様では、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプおよびオプションデータの長さを示し、オプション長さ情報はオプションデータの長さを示し、第2のネットワークデバイスが、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する前に、本方法は、第2のネットワークデバイスが、オプションタイプ情報が識別されることができないと決定し、第2のネットワークデバイスが、オプション長さ情報に基づいてオプションデータの長さを決定することをさらに含む。
第1の態様のさらに別の可能な実施態様では、IPv6パケットは第2のIPv6拡張ヘッダをさらに含み、第2のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスが制御プレーンで第2のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示し、第2のIPv6拡張ヘッダは第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダであり、本方法は、第2のネットワークデバイスが、第1のIPv6拡張ヘッダおよび第2のIPv6拡張ヘッダに基づいて第2のネットワークデバイスの制御プレーンで第2のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行することをさらに含む。
第2の態様によれば、パケット処理方法が提供される。本方法は、第1のネットワークデバイスが、IPv6パケットを生成し、IPv6パケットが、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、IPv6ヘッダが、IPv6パケットのプロトコルタイプがIPv6であることを示し、第1のIPv6拡張ヘッダが、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示し、第1のIPv6拡張ヘッダが、IPv6ヘッダの次ヘッダであり、第1のネットワークデバイスが、IPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信することを含む。
本出願で提供される解決策に基づいて、第1のネットワークデバイスは、IPv6ヘッダおよびIPv6拡張ヘッダを搬送するIPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信する。これに対応して、IPv6パケットが第2のネットワークデバイスによって正常に転送されることができることを保証するために、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信し、IPv6パケット内のIPv6ヘッダおよびIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスの対応する処理プレーンでIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する。
第2の態様の可能な実施態様では、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプおよびオプションデータの長さを示し、オプション長さ情報はオプションデータの長さを示す。
第2の態様の別の可能な実施態様では、IPv6パケットは第2のIPv6拡張ヘッダをさらに含み、第2のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスが制御プレーンで第2のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示し、第2のIPv6拡張ヘッダは第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダである。
第1の態様または第2の態様において、任意選択で、IPv6ヘッダは次ヘッダ情報を含み、次ヘッダ情報は、IPv6ヘッダの次ヘッダが第1のIPv6拡張ヘッダであることを示す。
第1の態様または第2の態様において、任意選択で、次ヘッダ情報は、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダを処理するべきであることをさらに示す。
第1の態様または第2の態様において、任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、オプションタイプ情報およびオプションデータを含み、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプおよびオプションデータの長さを示す。
第1の態様または第2の態様において、任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは第1のオプション情報および第2のオプション情報を含み、第1のオプション情報は第1のオプションタイプ情報および第1のオプションデータを含み、第2のオプション情報は第2のオプションタイプ情報および第2のオプションデータを含み、第1のオプションタイプ情報は第1のオプション情報のタイプおよび第1のオプションデータの長さを示し、第2のオプションタイプ情報は第2のオプション情報のタイプおよび第2のオプションデータの長さを示す。
第1の態様または第2の態様において、任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはビットマップを含み、ビットマップは、第1のビットおよび第2のビットを含み、第1のビットは第1のオプションタイプ情報を示し、第2のビットは第2のオプションタイプ情報を示す。
第1の態様または第2の態様において、任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは処理プレーン情報を含み、処理プレーン情報は、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す。
第1の態様または第2の態様において、任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは処理ポリシー情報を含み、処理ポリシー情報は、第1のIPv6拡張ヘッダに含まれる少なくとも1つのオプション情報に対してIPv6パケットを受信したネットワークデバイスによって実行されるべき動作を示す。
第1の態様または第2の態様において、任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。
第3の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、前述の方法における第1のネットワークデバイスの挙動を実施する機能を有する。この機能は、ハードウェアに基づいて実施されてもよいし、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアに基づいて実施されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
可能な設計では、ネットワークデバイスの構造は、プロセッサおよびインターフェースを含む。プロセッサは、前述の方法における対応する機能を実行する際にネットワークデバイスをサポートするように構成される。インターフェースは、ネットワークデバイスと別のネットワークデバイスとの間の通信をサポートし、別のネットワークデバイスから前述の方法で使用される情報または命令を受信するように構成される。ネットワークデバイスは、メモリをさらに含んでもよい。メモリは、プロセッサに結合され、ネットワークデバイスに必要なプログラム命令およびデータを格納するように構成される。
別の可能な設計では、ネットワークデバイスは、プロセッサ、送信機、受信機、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、およびバスを含む。プロセッサは、バスを介して送信機、受信機、ランダムアクセスメモリ、および読み出し専用メモリに別個に結合される。ネットワークデバイスが動作する必要があるとき、通常の動作状態に入るようにネットワークデバイスをブートストラップするために、読み出し専用メモリに予めインストールされた基本入力/出力システムまたは読み出し専用メモリ内の組み込みシステム内のbootloaderがブートに使用される。ネットワークデバイスが通常の動作状態に入った後、プロセッサが第1の態様または第1の態様の可能な実施態様のいずれか1つにおける方法を実行することを可能にするために、アプリケーションおよび動作システムがランダムアクセスメモリ内で動作される。
第4の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、主制御基板およびインターフェース基板を含み、スイッチング基板をさらに含んでもよい。ネットワークデバイスは、第1の態様または第1の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。具体的には、ネットワークデバイスは、第1の態様または第1の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成されたモジュールを含む。
第5の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、コントローラおよび第1の転送サブデバイスを含む。第1の転送サブデバイスはインターフェース基板を含み、スイッチング基板をさらに含んでもよい。第1の転送サブデバイスは、第4の態様におけるインターフェース基板の機能を実行するように構成され、第4の態様におけるスイッチング基板の機能をさらに実行してもよい。コントローラは、受信機、プロセッサ、送信機、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、およびバスを含む。プロセッサは、バスを介して受信機、送信機、ランダムアクセスメモリ、および読み出し専用メモリに別個に結合される。コントローラが動作される必要があるとき、通常の動作状態に入るようにコントローラをブートするために、読み出し専用メモリに予めインストールされた基本入力/出力システムまたは組み込みシステムのbootloaderが、起動されるべきシステムをブートするために使用される。コントローラが通常の動作状態に入った後、プロセッサが第4の態様における主制御基板の機能を実施することを可能にするために、アプリケーションおよび動作システムがランダムアクセスメモリ内で動作される。
第6の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、前述のネットワークデバイスによって使用されるプログラム、コード、または命令を格納するように構成される。プログラム、コード、または命令を実行するとき、プロセッサまたはハードウェアデバイスは、第1の態様における第1のネットワークデバイスの機能またはステップを遂行し得る。
第7の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、前述の方法における第2のネットワークデバイスの挙動を実施する機能を有する。この機能は、ハードウェアに基づいて実施されてもよいし、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアに基づいて実施されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
可能な設計では、ネットワークデバイスの構造は、プロセッサおよびインターフェースを含む。プロセッサは、前述の方法における対応する機能を実行する際にネットワークデバイスをサポートするように構成される。インターフェースは、ネットワークデバイスと別のネットワークデバイスとの間の通信をサポートし、前述の方法で使用される情報または命令を別のネットワークデバイスに送信するように構成される。ネットワークデバイスは、メモリをさらに含んでもよい。メモリは、プロセッサに結合され、ネットワークデバイスに必要なプログラム命令およびデータを格納するように構成される。
別の可能な設計では、ネットワークデバイスは、プロセッサ、送信機、受信機、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、およびバスを含む。プロセッサは、バスを介して送信機、受信機、ランダムアクセスメモリ、および読み出し専用メモリに別個に結合される。ネットワークデバイスが動作される必要があるとき、通常の動作状態に入るようにネットワークデバイスをブートするために、読み出し専用メモリに予めインストールされた基本入力/出力システムまたは組み込みシステムのbootloaderが、起動されるべきシステムをブートするために使用される。ネットワークデバイスが通常の動作状態に入った後、プロセッサが第2の態様または第2の態様の可能な実施態様のいずれか1つにおける方法を実行することを可能にするために、アプリケーションおよび動作システムがランダムアクセスメモリ内で動作される。
第8の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、主制御基板およびインターフェース基板を含み、スイッチング基板をさらに含んでもよい。ネットワークデバイスは、第2の態様または第2の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。具体的には、ネットワークデバイスは、第2の態様または第2の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成されたモジュールを含む。
第9の態様によれば、ネットワークデバイスが提供される。ネットワークデバイスは、コントローラおよび第2の転送サブデバイスを含む。第2の転送サブデバイスはインターフェース基板を含み、スイッチング基板をさらに含んでもよい。第2の転送サブデバイスは、第8の態様におけるインターフェース基板の機能を実行するように構成され、第8の態様におけるスイッチング基板の機能をさらに実行してもよい。コントローラは、受信機、プロセッサ、送信機、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、およびバスを含む。プロセッサは、バスを介して受信機、送信機、ランダムアクセスメモリ、および読み出し専用メモリに別個に結合される。コントローラが動作される必要があるとき、通常の動作状態に入るようにコントローラをブートするために、読み出し専用メモリに予めインストールされた基本入力/出力システムまたは組み込みシステムのbootloaderが、起動されるべきシステムをブートするために使用される。コントローラが通常の動作状態に入った後、プロセッサが第8の態様における主制御基板の機能を実施することを可能にするために、アプリケーションおよび動作システムがランダムアクセスメモリ内で動作される。
第10の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、前述のネットワークデバイスによって使用されるプログラム、コード、または命令を格納するように構成される。プログラム、コード、または命令を実行するとき、プロセッサまたはハードウェアデバイスは、第2の態様におけるネットワークデバイスの機能またはステップを遂行し得る。
第11の態様によれば、ネットワークシステムが提供される。ネットワークシステムは、第1のネットワークデバイスおよび第2のネットワークデバイスを含む。第1のネットワークデバイスは、第3の態様、第4の態様、または第5の態様のネットワークデバイスであり、第2のネットワークデバイスは、第7の態様、第8の態様、または第9の態様のネットワークデバイスである。
前述の解決策によれば、IPv6パケットが第2のネットワークデバイスによって正常に転送されることができることを保証するために、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信した後、第2のネットワークデバイスは、IPv6パケット内のIPv6ヘッダおよびIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスの対応する処理プレーンでIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する。
本出願の一実施形態による通信ネットワークの構造の概略図である。 本出願の一実施形態による別の通信ネットワークの構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるパケット処理方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるIPv6パケットのパケットヘッダのフォーマットを示す。 本出願の一実施形態によるIPv6拡張ヘッダのフォーマットを示す。 本出願の一実施形態によるIPv6拡張ヘッダ内のオプションのフォーマットを示す。 本出願の一実施形態によるIPv6拡張ヘッダ内のオプションのフォーマットを示す。 本出願の一実施形態によるIPv6拡張ヘッダ内のオプションのフォーマットを示す。 本出願の一実施形態による第2のネットワークデバイスの構造の概略図である。 本出願の一実施形態による第2のネットワークデバイスのハードウェア構造の概略図である。 本出願の一実施形態による別の第2のネットワークデバイスのハードウェア構造の概略図である。 本出願の一実施形態による第1のネットワークデバイスの構造の概略図である。 本出願の一実施形態による第1のネットワークデバイスのハードウェア構造の概略図である。 本出願の一実施形態による別の第1のネットワークデバイスのハードウェア構造の概略図である。
以下は、特定の実施形態を使用して本出願の技術的解決策を詳細に説明する。
図1は、本出願の一実施形態による通信ネットワークの構造の概略図である。図1に示されているように、通信ネットワークはIPネットワークであり得る。通信ネットワークは、第1のネットワークデバイスおよび第2のネットワークデバイスを含む。第1のネットワークデバイスは、IPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信し得る。したがって、通信ネットワークはIPv6ネットワークであり得る。第1のネットワークデバイスは、ルータ、レイヤ3スイッチ、端末デバイス、またはサーバを含む。第2のネットワークデバイスは、ルータ、レイヤ3スイッチ、端末デバイス、またはサーバを含む。第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイスは、ハードウェアデバイス、例えばルータもしくはスイッチ、またはハードウェアデバイスに配置された仮想ネットワークデバイスであってもよい。第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイスがハードウェアデバイスであるとき、第1のネットワークデバイスまたは第2のネットワークデバイスは、1つ以上の転送基板を含んでもよく、各転送基板は、別のネットワークデバイスと通信するために使用される物理ポートを含み、各転送基板は、中央処理装置(central processing unit、CPU)を含んでもよい。
第1のネットワークデバイスは、有線リンクを使用してIPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信してもよい。例えば、第1のネットワークデバイスはルータであり、第2のネットワークデバイスもルータである。第1のネットワークデバイスは、無線リンクを使用してIPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信してもよい。例えば、第1のネットワークデバイスは端末デバイスであり、第2のネットワークデバイスは基地局である。IPv6パケットは、第1のネットワークデバイスによって生成され得る。例えば、第1のネットワークデバイスは、IPv6パケットを生成し、次に、IPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信する。あるいは、IPv6パケットは、第1のネットワークデバイスを使用して転送され得る。例えば、第1のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスの前ホップのネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信し、IPv6パケットを処理し、処理されたIPv6パケットを第2のネットワークデバイスに転送する。第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信した後、IPv6パケットを処理する。第2のネットワークデバイスが次ホップネットワークデバイスに接続されている場合、第2のネットワークデバイスは、処理されたIPv6パケットを次ホップデバイスにさらに転送し得る。
図1に示されているように、第2のネットワークデバイスは、制御プレーンおよびデータプレーンを含み得る。制御プレーンは、通信ネットワークにおけるネットワークプロトコルの動作を制御および管理し、データプレーンによって必要とされる様々なネットワーク情報および転送エントリを提供するように構成される。データプレーンは、転送プレーンまたはユーザプレーンとも呼ばれ得、ネットワークデバイスのインターフェースで様々なタイプのデータを処理および転送するように構成される。加えて、第2のネットワークデバイスは管理プレーンをさらに含んでもよい。管理プレーンは、システム運用保守担当者向けであり、入力および出力、ユーザ管理、ライセンス(license)、ならびに管理オブジェクトの監視、構成、アラーム、および統計を提供する。可能な実施態様では、管理プレーンは別個に設定されず、管理プレーンの機能は制御プレーンに含まれる。
可能な実施態様では、第2のネットワークデバイスの制御プレーンおよびデータプレーンは、例えば本出願の図8に示されているように、同じ機能エンティティにおいて実施される。図8は、第2のネットワークデバイスのハードウェア実施態様を示す。図8のプロセッサは、第2のネットワークデバイスの制御プレーンおよびデータプレーンを実施するように構成される。別の可能な実施態様では、第2のネットワークデバイスの制御プレーンおよびデータプレーンは、例えば本出願の図9に示されているように、異なる機能エンティティにおいて実施される。図9は、第2のネットワークデバイスの別のハードウェア実施態様を示す。図9では、主制御基板は、第2のネットワークデバイスの制御プレーンを実施するように構成され、インターフェース基板は、第2のネットワークデバイスのデータプレーンを実施するように構成される。具体的には、主制御基板上の中央処理装置は、第2のネットワークデバイスの制御プレーンを実施するように構成され、インターフェース基板上の中央処理装置は、第2のネットワークデバイスのデータプレーンを実施するように構成される。加えて、図9の主制御基板およびインターフェース基板は、2つの独立したネットワークデバイスによって実施されてもよい。言い換えれば、第2のネットワークデバイスは2つの独立したネットワークデバイスを含み、2つの独立したネットワークデバイスは、それぞれ制御プレーンおよびデータプレーンを実施する。
第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信し、IPv6パケットは、パケットヘッダおよびペイロードを含む。RFC8200の定義によれば、IPv6パケットのパケットヘッダは、IPv6ヘッダを含む(RFC8200のセクション3)。IPv6ヘッダは、次ヘッダ(Next Header)情報を含み、これは、次ヘッダフィールドとも呼ばれ得る。IPv6ヘッダ内の次ヘッダ情報の値が0である場合、それは、IPv6ヘッダの次ヘッダがホップバイホップオプションヘッダ(Hop-by-Hop Options Header)であることを示す。説明を容易にするために、本出願では、ホップバイホップオプションヘッダを表すために「HBHヘッダ」が使用される。HBHヘッダがIPv6ヘッダの次ヘッダであることは、HBHヘッダがIPv6ヘッダの直後に続く(immediately following)ことを意味する。具体的には、HBHヘッダは、IPv6パケットのIPv6ヘッダとペイロードとの間にカプセル化され、IPv6ヘッダに隣接する。RFC8200のセクション4.3で説明されているように、HBHヘッダは、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。さらに、HBHヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。
HBHヘッダは、オプション(Option)情報を含む。詳細については、RFC8200のセクション4.2を参照されたい。オプション情報は、オプションタイプ(Option Type)情報、オプションデータ長(Opt Data Len)情報、およびオプションデータを含む。オプションタイプ情報の長さは8ビット(bits)である。オプションタイプ情報の2つの最上位ビットは、IPv6ヘッダを受信するネットワークデバイスがオプションタイプ情報を識別することができないときにネットワークデバイスによって実行されるべき動作を決定する。例えば、2つの最上位ビットの値が00である場合、それは、ネットワークデバイスがオプション情報をスキップし、IPv6パケットのヘッダを引き続き処理することを示す。特定の処理プロセスは、IPv6パケット内のHBHヘッダ内の次ヘッダ情報によって示されるヘッダを処理することをさらに含む。2つの最上位ビットの値が01である場合、それは、ネットワークデバイスがIPv6パケットを破棄することを示す。2つの最上位ビットの値が10または11である場合、それは、ネットワークデバイスがIPv6パケットを破棄し、インターネット制御メッセージプロトコル(Internet Control Message Protocol、ICMP)パラメータを含むメッセージを送信することを示す。したがって、RFC8200は、HBHヘッダ内のオプションタイプ情報が識別されることができないときに、HBHヘッダを含むIPv6パケットに対して実行されるべき単純な動作(オプション情報のスキップまたはパケットの破棄)を指定している。しかしながら、RFC8200は、HBHヘッダを含むIPv6パケットに対する特定の動作方法を指定していない。現在、様々なベンダのネットワークデバイスによって一般的に使用されている処理方法は以下の通りであり、ネットワークデバイスは、IPv6パケット内のIPv6ヘッダ内の次ヘッダ情報の値が0であると決定し、ネットワークデバイスは、IPv6ヘッダの次ヘッダがHBHヘッダであると決定することができる。次に、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスのデータプレーンからネットワークデバイスの制御プレーンにIPv6パケットを送信する。ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスの制御プレーンで、HBHヘッダを含むすべてのIPv6パケットを処理する。結果として、ネットワークデバイスの制御プレーンに対する負荷が増加されるだけでなく、IPv6パケットの通常の転送も影響を受け得る。例えば、HBHヘッダ内のオプションタイプ情報は、ネットワークデバイスのデータプレーンによって識別され得るが、ネットワークデバイスの制御プレーンによって識別されることができない。IPv6パケットがHBHヘッダを含むと決定した後、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスの制御プレーンにIPv6パケットを直接送信する。IPv6パケットを受信した後、ネットワークデバイスの制御プレーンは、HBHヘッダをスキップし得るか、またはIPv6パケットを直接破棄し得る。その結果、この処理方法は、IPv6パケットの通常の転送に影響を及ぼす。例えば、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスの制御プレーンで、HBHヘッダを含むすべてのIPv6パケットを処理する。しかしながら、ネットワークデバイスのデータプレーンと制御プレーンとの間のチャネルの帯域幅リソースは限定されている。大量のIPv6パケットがチャネルを介して制御プレーンに送信される場合、チャネルの不十分な帯域幅リソースに起因してパケットが失われ得る。その結果、この処理方法は、IPv6パケットの通常の転送に影響を及ぼす。
前述の問題を解決するために、本出願は対応する解決策を提供する。図1を参照されたい。第1のネットワークデバイスは、IPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信し、第2のネットワークデバイスはIPv6パケットを受信する。IPv6パケットは、IPv6ヘッダおよびIPv6拡張ヘッダを含み、IPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンまたは制御プレーンでIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す。第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信した後、第2のネットワークデバイスは、IPv6パケット内のIPv6ヘッダおよびIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスの対応する処理プレーンでIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する。これは、IPv6パケットが第2のネットワークデバイスによって正常に転送されることができることを保証する。
図2は、本出願の一実施形態による別の通信ネットワークの構造の概略図である。図2に示されているように、通信ネットワークは、ルータR0、R1、R2、R3、R4、およびR5を含む。ルータR0、R1、R2、およびR3は、リンクを介して順次接続され、ルータR4は、リンクを介してルータR2およびルータR3に接続される。ルータR0は、リンクを介してサーバにさらに接続され、ルータR3は、リンクを介してユーザ機器にさらに接続される。加えて、通信ネットワークはネットワーク管理デバイスをさらに含み、ネットワーク管理デバイスはリンクを介してルータR1、R2、R3、およびR4に接続される。通信ネットワークは、インサイチュフロー情報テレメトリ(In-situ Flow Information Telemetry、iFIT)ネットワークドメインを含み、iFITネットワークドメインは、ルータR1、R2、R3、およびR4を含む。ルータR1はiFITネットワークドメインの入口ノードであり、ルータR2およびルータR4はiFITネットワークドメインの中間ノードであり、ルータR3はiFITネットワークドメインの出口ノードである。ルータR0はエッジルータであり得る。サーバは、ルータR0およびiFITネットワークドメインを介してIPv6パケットをユーザ機器に送信し得る。サーバはまた、ルータR0およびiFITネットワークドメインを介して、ユーザ機器によって送信されたIPv6パケットを受信し得る。
本出願のこの実施形態は、サーバがIPv6パケットをユーザ機器に送信する例を使用して説明を提供する。iFITネットワークドメイン内のネットワークデバイスは、データフローに対してインサイチュフローサービス性能測定を実行し、測定結果をネットワーク管理デバイスに報告し得る。図2に示されているネットワークでは、サーバがルータR0、R1、R2、およびR4を介してIPv6パケットを含むデータフローをユーザ機器に送信する場合、iFITネットワークドメインの報告方法は出口ノード報告に設定され得る。具体的には、ルータR4は、測定結果をネットワーク管理デバイスに報告する役割を担う。このようにして、本出願で提供されるIPv6拡張ヘッダは、iFITネットワークドメインでインサイチュフローサービス性能測定を実施するために使用され得る。本出願で提供されるIPv6拡張ヘッダは、RFC8200で定義されているHBHヘッダの改善であり、したがって、「新HBHヘッダ」と呼ばれ得る。本出願のこの実施形態では、特別な説明が追加されない限り、「HBHヘッダ」は、RFC8200で定義されているHBHヘッダを意味し、「新HBHヘッダ」は、本出願で提案されているIPv6拡張ヘッダを意味する。
ルータR1は、iFITネットワークドメインの入口ノードであり、ネットワーク管理デバイスから受信されたインサイチュフローサービス性能測定タスクに基づいて、対応する測定を開始する役割を担う。具体的には、ルータR1は、ルータR0によって送信されたパケット(IPv6パケットであってもよい)を受信する。第1の新HBHヘッダは、IPv6パケットを取得するためにパケットにカプセル化される。IPv6パケットは、IPv6ヘッダおよび第1の新HBHヘッダを含む。第1の新HBHヘッダは、IPv6ヘッダの次ヘッダである。ルータR1は、IPv6パケットをルータR2に送信する。IPv6パケットを受信した後、ルータR2は、IPv6ヘッダおよび第1の新HBHヘッダに基づいて、データプレーンでルータR2によって実行されるべき第1の新HBHヘッダ内の動作を決定し得る。具体的には、第1の新HBHヘッダはオプション情報を含み、オプション情報内のオプションタイプ情報によって示されるタイプは、インサイチュフローサービス性能測定(例えば、iFITネットワークドメインでの検出)である。オプション情報内のオプションデータは、測定タスクに対応する特定の動作(例えば、遅延検出)を示す。ルータR2は、オプションタイプ情報の指示に基づいて測定タスクを実行し、オプションデータの指示に基づいて特定の動作を実行し、オプション情報内のオプションデータに測定結果を追加する。次に、ルータR2は、更新されたIPv6パケットをルータR3に送信する。ルータR3は、ルータR2と同じ方法でインサイチュフローサービス性能測定を実行し、測定結果をネットワーク管理デバイスに報告する。IPv6パケットは、iFITヘッダをさらに含む。通常、iFITヘッダは、IPv6パケット内のペイロードにカプセル化され得る。
図2に示されている実施態様では、iFITネットワークドメインにおけるインサイチュフローサービス性能測定は、新HBHヘッダに基づいて実施され得る。逆に、本出願における新HBHヘッダが使用されないが、RFC8200で定義されているHBHヘッダがIPv6ヘッダの次ヘッダとして使用される場合、ルータR1は、受信されたIPv6パケットをルータR1の制御プレーンに直接送信してもよい。ルータR1の制御プレーンは、HBHヘッダをスキップしてもよいし、またはIPv6パケットを直接破棄してもよい。結果として、インサイチュフローサービス性能測定は実行されることができず、IPv6パケットは正常に転送され得ない。さらに、ネットワーク内のネットワークデバイスは、異なるベンダ製であり得る。RFC8200によれば、HBHヘッダ内の対応する動作の定義は、ネットワークデバイスの構成に基づいて決定される。したがって、異なるベンダからの異なる構成に起因して、サービスが相互接続されることが失敗し得る。
図3は、本出願の一実施形態によるパケット処理方法のフローチャートである。図3に示されている方法は、図1または図2に示されているネットワーク構造に適用され得る。本出願のこの実施形態では、説明を容易にするために、「第1のネットワークデバイス」および「第2のネットワークデバイス」が説明に使用される。「第1のネットワークデバイス」は、図2のルータR1であってもよく、「第2のネットワークデバイス」は、図2のルータR2またはルータR3であってもよいことを理解されたい。具体的には、本方法は以下のステップを含む。
S101:第1のネットワークデバイスはIPv6パケットを生成し、IPv6パケットはIPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す。
S102:第1のネットワークデバイスは、IPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信する。
可能な実施態様では、第1のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスの前ホップのネットワークデバイスによって送信された第1のパケットを受信する。第1のパケットはIPv6パケットではない。次に、第1のネットワークデバイスは、IPv6プロトコルに従って第1のパケットをIPv6パケットとしてカプセル化する。別の可能な実施態様では、第1のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスの前ホップのネットワークデバイスによって送信された第1のパケットを受信する。第1のパケットはIPv6パケットである。次に、第1のネットワークデバイスは、IPv6パケットを取得するために、第1のパケットを更新する。更新プロセスは、第1のIPv6拡張ヘッダを第1のパケットに追加することを含む。
前述の実施態様を参照すると、第1のIPv6拡張ヘッダは、新HBHヘッダであってもよい。図4は、IPv6パケットにおけるIPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダのフォーマットを示す。IPv6ヘッダは、IPv6パケットのプロトコルタイプがIPv6であることを示す。IPv6ヘッダは、バージョン(Version)情報、トラフィッククラス(Traffic Class)情報、フローラベル(Flow Label)情報、ペイロード長(Payload Length)情報、次ヘッダ(Next Header)情報、ホップリミット(Hop Limit)情報、送信元アドレス(Source Address)情報、および宛先アドレス(Destination Address)情報を含む。例えば、IPv6ヘッダ内の次ヘッダ情報(説明を容易にするために、IPv6ヘッダ内の次ヘッダ情報は、以下では「第1の次ヘッダ情報」と呼ばれる)の値はTBDである。TBDは、IPv6ヘッダの次ヘッダが第1のIPv6拡張ヘッダであることを示す。言い換えれば、図4に示されているように、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットのIPv6ヘッダとペイロードとの間にカプセル化され、IPv6ヘッダに隣接する。「TBD」は例示的な表現にすぎず、特定の値は関連する標準化団体によって決定されてもよい。
第1の次ヘッダ情報の値がTBDであることは、IPv6ヘッダの次ヘッダが第1のIPv6拡張ヘッダであることを示す。加えて、第1の次ヘッダ情報の値がTBDであることは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダを処理するべきであることをさらに示し得る。言い換えれば、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスが、第1の次ヘッダ情報の値がTBDであると決定した場合、ネットワークデバイスは、処理のためにIPv6パケットをネットワークデバイスの制御プレーンに送信する代わりに、ネットワークデバイスのデータプレーンでIPv6パケットを処理する。これは、前述の実施態様におけるRFC8200で指定されたHBHヘッダの実施態様とは明らかに異なる。
本出願の一実施態様では、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。言い換えれば、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップにおけるネットワークデバイスは、第1のIPv6拡張パケットをチェックして処理する。さらに、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。
図4を参照されたい。第1のIPv6拡張ヘッダは、次ヘッダ情報、ヘッダ拡張長さ(Hdr Ext Len)情報、およびオプション情報を含む。前述の説明によれば、第1の次ヘッダ情報の値がTBDであることは、IPv6ヘッダの次ヘッダが第1のIPv6拡張ヘッダであることを示し、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダを処理するべきであることを示す。第1のIPv6拡張ヘッダ内のオプション情報は、データプレーンで実行される必要がある特定の動作を格納する。さらに、オプション情報はオプションデータを含み、オプションデータは、データプレーンで実行される必要がある特定の動作を格納する。特定の実施態様については、この実施形態の後続の説明を参照されたい。可能な実施態様では、第1のIPv6拡張ヘッダ内の次ヘッダ情報の値は0であり、第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダがHBHヘッダであることを示す。言い換えれば、新HBHヘッダの後に、RFC8200で定義されているHBHヘッダがカプセル化されることができる。このようにして、データプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダを処理した後、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスは、IPv6パケットをネットワークデバイスの制御プレーンに送信し、制御プレーンでHBHヘッダを処理する。
IPv6パケットは、ペイロード(図4には示されていない)をさらに含む。第1のIPv6拡張ヘッダ内の次ヘッダ情報の値が、第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダがないことを示す場合、ペイロードが、第1のIPv6拡張ヘッダの直後に続く。第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダがHBHヘッダである場合、ペイロードは、HBHヘッダの直後に続き得る。任意選択で、ペイロードの前に他のヘッダがあってもよい。
S103:第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信する。
S104:第2のネットワークデバイスは、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する。
前述の説明を参照すると、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信する。例えば、IPv6パケットは、データパケットである。第2のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスのデータプレーンを使用してIPv6パケットを受信する、例えば、インターフェース基板を使用してIPv6パケットを受信する。IPv6パケットは、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含む。第2のネットワークデバイスは、IPv6パケットを受信した後、IPv6パケット内のIPv6ヘッダを取得する。次に、第2のネットワークデバイスは、IPv6ヘッダを処理し、IPv6ヘッダ内の第1の次ヘッダ情報を取得する。例えば、第2のネットワークデバイスは、第1の次ヘッダ情報の値がTBDであるという事実に基づいて、IPv6ヘッダの次ヘッダが第1のIPv6拡張ヘッダであると決定し、第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダを処理すると決定し得る。これに対応して、第2のネットワークデバイスは、IPv6パケットを第2のネットワークデバイスの制御プレーンに送信せず、第2のネットワークデバイスのデータプレーンでIPv6ヘッダの次ヘッダ、すなわち第1のIPv6拡張ヘッダを引き続き処理する。
IPv6ヘッダに基づいて第1のIPv6拡張ヘッダを決定した後、第2のネットワークデバイスは、第1のIPv6拡張ヘッダに基づいてデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行し、図4に示されているような、第1のIPv6拡張ヘッダ内のオプション情報を取得する。
次に、さらに、図6a、図6b、および図6cは、図4の第1のIPv6拡張ヘッダ内のオプション情報の実施態様を示す。言い換えれば、第1のIPv6拡張ヘッダ内のオプション情報は、図6a、図6b、または図6cに示されている方法で実施されてもよい。
図6aを参照されたい。オプション情報は、オプションタイプ情報およびオプションデータを含む。オプションタイプ情報の長さは8ビットであり得る。オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプを示すだけでなく、オプションデータの長さも示す。例えば、オプションタイプ情報の値は「11001100」である。「11001100」は、オプション情報のタイプが「iFITネットワークドメインでの遅延検出」であることを示し、オプションデータの長さがAAバイトであることを示す。したがって、第2のネットワークデバイスは、値「11001100」、「iFITネットワークドメインでの遅延検出」、および「AAバイト」の間の対応関係を格納する。第2のネットワークデバイスが、オプションタイプ情報の値が「11001100」であると決定したとき、第2のネットワークデバイスは、対応する「iFITネットワークドメインでの遅延検出」および「AAバイト」を見つけ得る。したがって、第2のネットワークデバイスは、オプション情報のタイプが「iFITネットワークドメインでの遅延検出」であり、オプションデータの長さがAAバイトであると決定することができる。第2のネットワークデバイスは、データプレーンで、オプションタイプ情報によって示される動作(送信遅延の測定)を実行し、測定結果をオプションデータに追加する。したがって、第2のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダを処理し得る。図6aに示されている実施態様では、オプション情報の長さが短縮され、したがってIPv6パケットの長さが短縮される。
図6bを参照されたい。オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含む。オプションタイプ情報の長さは8ビットであり得る。図6bのオプションタイプ情報の定義については、図6aの説明を参照されたい。すなわち、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプを示すだけでなく、オプションデータの長さも示す。図6aと比較して、図6bで実施されるオプション情報はオプション長さ情報をさらに含み、オプション長さ情報はオプションデータの長さを示す。第2のネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内のオプション情報を処理するとき、第2のネットワークデバイスはオプション情報内のオプションタイプ情報を取得する。第2のネットワークデバイスは、オプションタイプ情報が識別されることができるかどうかを決定する。言い換えれば、第2のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスがオプションタイプ情報を解析および処理することが可能であるかどうかを決定する。これに対応して、第2のネットワークデバイスが、オプションタイプ情報が識別されることができると決定した場合、第2のネットワークデバイスは、オプションタイプ情報に基づいてオプションデータの長さを決定し、オプション長さ情報に基づいてオプションデータの長さを決定する必要はない。第2のネットワークデバイスが、オプションタイプ情報が識別されることができないと決定した場合、第2のネットワークデバイスは、オプション長さ情報に基づいてオプションデータの長さを決定する。図6bに示されている実施態様では、オプションタイプ情報が識別されることができないときに、第2のネットワークデバイスが、パケット内の識別不可能なデータ部分をスキップし、パケット内の識別可能な部分を引き続き処理することができることが保証される。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは第1のオプション情報および第2のオプション情報を含み、第1のオプション情報は第1のオプションタイプ情報および第1のオプションデータを含み、第2のオプション情報は第2のオプションタイプ情報および第2のオプションデータを含み、第1のオプションタイプ情報は第1のオプション情報のタイプおよび第1のオプションデータの長さを示し、第2のオプションタイプ情報は第2のオプション情報のタイプおよび第2のオプションデータの長さを示す。さらに、任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはビットマップを含み、ビットマップは、第1のビットおよび第2のビットを含み、第1のビットは第1のオプションタイプ情報を示し、第2のビットは第2のオプションタイプ情報を示す。
図6cを参照されたい。オプション情報は、ビットマップ(bitmap)および複数のオプションデータを含む。ビットマップの長さは16ビットであり得る。図6cに示されている実施態様では、複数のオプション情報は、ビットマップを使用して実施されてもよい。具体的には、ビットマップの16ビットは、それぞれ16のオプションタイプを表し得る、すなわち、各ビットは1つのオプションタイプを表す。例えば、ビットマップの値は「0000000000000011」であり、16のオプションタイプを示す。ビットマップ内の最下位ビットはオプションタイプ1を示し、ビットマップ内の2番目の最下位ビットはオプションタイプ2を示し、…、ビットマップ内の最上位ビットはオプションタイプ16を示す。各ビットの値は0または1である。ビットの値が0に設定されるとき、そのビットに対応するオプションタイプは無効にされる。ビットの値が1に設定されるとき、そのビットに対応するオプションタイプは有効にされる。前述の説明によれば、ビットマップの長さが16ビットであるとき、複数のオプションデータの最大数は16である。
例えば、ビットマップの値は「0000000000000011」である。ビット3からビット16までの値はすべて0であり、オプションタイプ3からオプションタイプ16が無効にされていることを示す。ビット1の値は1であり、オプションタイプ1(第1のオプションタイプ情報)が有効にされていることを示す。したがって、オプション情報は、第1のオプションデータをさらに含む。言い換えれば、第1のオプション情報は、第1のオプションタイプ情報および第1のオプションデータを含む。ビットマップ内の第1のオプションタイプ情報の位置および値は、第1のオプションタイプ情報によって示される、第1のオプション情報のタイプおよび第1のオプションデータの長さを決定する。同様に、ビット2の値は1であり、オプションタイプ2(第2のオプションタイプ情報)が有効にされていることを示す。したがって、オプション情報は、第2のオプションデータをさらに含む。言い換えれば、第2のオプション情報は、第2のオプションタイプ情報および第2のオプションデータを含む。ビットマップ内の第2のオプションタイプ情報の位置および値は、第2のオプションタイプ情報によって示される、第2のオプション情報のタイプおよび第2のオプションデータの長さを決定する。前述の方法において、1つのオプション情報を使用して、複数のサブオプション情報の集約が実施され得る。
任意選択で、IPv6パケットは第2のIPv6拡張ヘッダをさらに含み、第2のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスが制御プレーンで第2のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示し、第2のIPv6拡張ヘッダは第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダであり、本方法は、第2のネットワークデバイスが、第1のIPv6拡張ヘッダおよび第2のIPv6拡張ヘッダに基づいて第2のネットワークデバイスの制御プレーンで第2のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行することをさらに含む。
先の実施態様によれば、IPv6パケットはIPv6ヘッダを含み、第1のIPv6拡張ヘッダはIPv6ヘッダの次ヘッダである。第1のIPv6拡張ヘッダは、第1の次ヘッダ情報を含む。第1の次ヘッダ情報の値は0であり得、第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダが、RFC8200で定義されているHBHヘッダ(第2のIPv6拡張ヘッダ)であることを示す。第2のネットワークデバイスは、前述の実施態様に従って第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダを処理し、第1のIPv6拡張ヘッダ内の第1の次ヘッダ情報の値が0であるという事実に基づいて、第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダがHBHヘッダであると決定する。先の実施態様によれば、第2のネットワークデバイスは、IPv6パケットを第2のネットワークデバイスの制御プレーンに送信し、制御プレーンでHBHヘッダを処理し得る。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは処理プレーン情報を含み、処理プレーン情報は、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す。
前述の実施態様では、ネットワークデバイスがデータプレーンでIPv6パケットを処理することができることを保証するために、新HBHヘッダがIPv6パケット内のIPv6ヘッダの次ヘッダとして提供される。可能な実施態様では、RFC8200で定義されているHBHヘッダは、ネットワークデバイスが、拡張HBHヘッダに基づいてネットワークデバイスのデータプレーンまたは制御プレーンで拡張HBHヘッダを処理することを決定することができるように拡張され得る。
例えば、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信する。IPv6パケットは、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含む。第1のIPv6拡張ヘッダは、拡張HBHヘッダである。図5に示されているように、RFC8200で定義されているHBHヘッダと比較して、拡張HBHヘッダは予約情報を含み、予約情報の長さは2バイトであってもよい。予約情報は処理プレーン情報を含み、第2のネットワークデバイスは、処理プレーン情報の値に基づいて、第2のネットワークデバイスのデータプレーンで拡張HBHヘッダを処理すること、または第2のネットワークデバイスの制御プレーンで拡張HBHヘッダを処理することを決定し得る。前述の実施態様によれば、IPv6ヘッダ内の第1の次ヘッダ情報の値は、IPv6ヘッダの次ヘッダが拡張HBHヘッダであることを示す。IPv6ヘッダ内の第1の次ヘッダ情報を取得した後、第2のネットワークデバイスは、データプレーンでIPv6パケットを維持すること、またはIPv6パケットを制御プレーンに送信することを直接決定しない。第2のネットワークデバイスは、拡張HBHヘッダ内の予約情報内の処理プレーン情報をさらに取得する。例えば、処理プレーン情報の値は00であり、制御プレーンを示す。第2のネットワークデバイスが、処理プレーン情報の値が00であると決定した後、第2のネットワークデバイスは、IPv6パケットを制御プレーンに送信し、第2のネットワークデバイスは、制御プレーンで拡張HBHヘッダを処理する。別の例では、処理プレーン情報の値は11であり、データプレーンを示す。第2のネットワークデバイスが、処理プレーン情報の値が11であると決定した後、第2のネットワークデバイスは、データプレーンでIPv6パケットを維持し、第2のネットワークデバイスは、データプレーンで拡張HBHヘッダを処理する。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは処理ポリシー情報を含み、処理ポリシー情報は、第1のIPv6拡張ヘッダに含まれる少なくとも1つのオプション情報に対してIPv6パケットを受信したネットワークデバイスによって実行されるべき動作を示す。
拡張HBHヘッダ内の予約情報は、処理ポリシー情報をさらに含んでもよい。処理ポリシー情報は、第2のネットワークデバイスが第1のIPv6拡張ヘッダ内の複数のオプション情報を処理するべきであることを示す。例えば、第1のIPv6拡張ヘッダは、オプション情報1、オプション情報2、およびオプション情報3を含む。オプション情報1、オプション情報2、およびオプション情報3はすべて、タイプ-長さ-値(type-length-value、TLV)の方法で実施される。処理ポリシー情報によって示される動作は、オプション情報1、オプション情報2、およびオプション情報3に適用可能である。
同様の実施態様において、前述の新HBHヘッダはまた、複数のオプション情報の処理を実施するために、処理ポリシー情報を含んでもよい。
本出願のこの実施形態では、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。言い換えれば、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップにおけるネットワークデバイスは、第1のIPv6拡張パケットをチェックして処理する。さらに、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。
前述の実施態様によれば、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6ヘッダの次ヘッダであり、IPv6パケットが任意の他の拡張ヘッダを含むとき、第1のIPv6拡張ヘッダは、任意の他の拡張ヘッダの前に配置される。
前述の実施態様によれば、IPv6パケットが第2のネットワークデバイスによって正常に転送されることができることを保証するために、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信した後、第2のネットワークデバイスは、IPv6パケット内のIPv6ヘッダおよびIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスの対応する処理プレーンでIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する。
図7は、本出願の一実施形態による第2のネットワークデバイス1000の構造の概略図である。図7に示されている第2のネットワークデバイス1000は、前述の実施形態の方法において第2のネットワークデバイスによって実行される対応するステップを実行し得る。第2のネットワークデバイスは通信ネットワークに配置され、通信ネットワークは第1のネットワークデバイスをさらに含む。図7に示されているように、第2のネットワークデバイス1000は、受信ユニット1002および処理ユニット1004を含む。
受信ユニット1002は、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信し、IPv6パケットはIPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す、ように構成される。
処理ユニット1004は、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するように構成される。
任意選択で、IPv6ヘッダは次ヘッダ情報を含み、次ヘッダ情報は、IPv6ヘッダの次ヘッダが第1のIPv6拡張ヘッダであることを示す。
任意選択で、次ヘッダ情報は、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダを処理するべきであることをさらに示す。
任意選択で、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するとき、処理ユニット1004は、次ヘッダ情報に基づいて、IPv6ヘッダの次ヘッダが第1のIPv6拡張ヘッダであると決定するように構成され、処理ユニット1004は、第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するようにさらに構成される。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、オプションタイプ情報およびオプションデータを含み、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプおよびオプションデータの長さを示す。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプおよびオプションデータの長さを示し、オプション長さ情報はオプションデータの長さを示す。処理ユニット1004がIPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する前に、処理ユニット1004は、オプションタイプ情報が識別されることができると決定し、オプション長さ情報に基づいてではなく、オプションタイプ情報に基づいてオプションデータの長さを決定するようにさらに構成される。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプおよびオプションデータの長さを示し、オプション長さ情報はオプションデータの長さを示す。処理ユニット1004がIPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて第2のネットワークデバイスのデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する前に、処理ユニット1004は、オプションタイプ情報が識別されることができないと決定し、オプション長さ情報に基づいてオプションデータの長さを決定するようにさらに構成される。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは第1のオプション情報および第2のオプション情報を含み、第1のオプション情報は第1のオプションタイプ情報および第1のオプションデータを含み、第2のオプション情報は第2のオプションタイプ情報および第2のオプションデータを含み、第1のオプションタイプ情報は第1のオプション情報のタイプおよび第1のオプションデータの長さを示し、第2のオプションタイプ情報は第2のオプション情報のタイプおよび第2のオプションデータの長さを示す。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはビットマップを含み、ビットマップは、第1のビットおよび第2のビットを含み、第1のビットは第1のオプションタイプ情報を示し、第2のビットは第2のオプションタイプ情報を示す。
任意選択で、IPv6パケットは第2のIPv6拡張ヘッダをさらに含み、第2のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスが制御プレーンで第2のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示し、第2のIPv6拡張ヘッダは第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダであり、処理ユニット1004は、第1のIPv6拡張ヘッダおよび第2のIPv6拡張ヘッダに基づいて第2のネットワークデバイスの制御プレーンで第2のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するようにさらに構成される。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは処理プレーン情報を含み、処理プレーン情報は、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは処理ポリシー情報を含み、処理ポリシー情報は、第1のIPv6拡張ヘッダに含まれる少なくとも1つのオプション情報に対してIPv6パケットを受信したネットワークデバイスによって実行されるべき動作を示す。
任意選択で、第2のネットワークデバイス1000は送信ユニットをさらに含み、送信ユニットは、処理されたIPv6パケットを第3のネットワークデバイスに送信するように構成される。
図7に示されている第2のネットワークデバイスは、前述の実施形態の方法において第2のネットワークデバイスによって実行される対応するステップを実行し得る。IPv6パケットが第2のネットワークデバイスによって正常に転送されることができることを保証するために、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信し、IPv6パケット内のIPv6ヘッダおよびIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスの対応する処理プレーンでIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する。
図8は、本出願の一実施形態による第2のネットワークデバイス1100のハードウェア構造の概略図である。図8に示されている第2のネットワークデバイス1100は、前述の実施形態の方法において第2のネットワークデバイスによって実行される対応するステップを実行し得る。
図8に示されているように、第2のネットワークデバイス1100は、プロセッサ1101、メモリ1102、インターフェース1103、およびバス1104を含む。インターフェース1103は、無線または有線の方法で実施されてもよい。プロセッサ1101、メモリ1102、およびインターフェース1103は、バス1104を介して接続される。
インターフェース1103は、具体的には、送信機および受信機を含んでもよく、前述の実施形態では、第1のネットワークデバイスから情報を受信し、第1のネットワークデバイスに情報を送信するために第2のネットワークデバイスによって使用される。例えば、インターフェース1103は、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットの受信をサポートするように構成され、または処理されたIPv6パケットの転送をサポートするように構成される。例えば、インターフェース1103は、図3のプロセスS103をサポートするように構成される。プロセッサ1101は、前述の実施形態において第2のネットワークデバイスによって実行される処理を実行するように構成される。例えば、プロセッサ1101は、IPv6拡張ヘッダ内の動作を実行し、および/またはここで説明されている技術のための他のプロセスをサポートするように構成される。例えば、プロセッサ1101は、図3のプロセスS104をサポートするように構成される。メモリ1102は、プログラム、コード、または命令を格納するように構成され、例えば、動作システム11021およびアプリケーション11022を格納する。プログラム、コード、または命令を実行するとき、プロセッサまたはハードウェアデバイスは、方法の実施形態における第2のネットワークデバイスに関連する処理プロセスを遂行することができる。任意選択で、メモリ1102は、読み出し専用メモリ(Read-only Memory、ROM)およびランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含んでもよい。ROMは、基本入力/出力システム(Basic Input/Output System、BIOS)または組み込みシステムを含み、RAMは、アプリケーションおよび動作システムを含む。第2のネットワークデバイス1100が動作される必要があるとき、BIOSのbootloaderまたはROMに固定された組み込みシステムが、通常の動作状態に入るように第2のネットワークデバイス1100をブートする目的で、起動されるべきシステムをブートするために使用される。通常の動作状態に入った後、第2のネットワークデバイス1100は、方法の実施形態における第2のネットワークデバイスに関連する処理プロセスを遂行するために、RAM内のアプリケーションおよび動作システムを動作させる。
図8は、第2のネットワークデバイス1100の簡略化された設計を示しているにすぎないことが理解されよう。実際の適用では、第2のネットワークデバイスは、任意の数のインターフェース、プロセッサ、またはメモリを含んでもよい。
図9は、本出願の一実施形態による別の第2のネットワークデバイス1200のハードウェア構造の概略図である。図9に示されている第2のネットワークデバイス1200は、前述の実施形態の方法において第2のネットワークデバイスによって実行される対応するステップを実行し得る。
図9に示されているように、第2のネットワークデバイス1200は、主制御基板1210、インターフェース基板1230、スイッチング基板1220、およびインターフェース基板1240を含む。主制御基板1210、インターフェース基板1230および1240、ならびにスイッチング基板1220は、相互通信のためにシステムバスを介してシステムバックボードに接続される。主制御基板1210は、システム管理、デバイス保守、およびプロトコル処理などの機能を遂行するように構成される。スイッチング基板1220は、インターフェース基板(インターフェース基板はラインカードまたはサービス基板とも呼ばれる)間のデータ交換を実施するように構成される。インターフェース基板1230および1240は、様々なサービスインターフェース(例えば、POSインターフェース、GEインターフェース、およびATMインターフェース)を提供し、データパケットを転送するように構成される。
インターフェース基板1230は、中央処理装置1231、転送エントリメモリ1234、物理インターフェースカード1233、およびネットワークプロセッサ1232を含み得る。中央処理装置1231は、インターフェース基板を制御および管理し、主制御基板上の中央処理装置と通信するように構成される。転送エントリメモリ1234は、転送エントリを格納するように構成される。物理インターフェースカード1233は、トラフィックを受信および送信するように構成される。ネットワークメモリ1232は、転送エントリに基づいて、トラフィックを受信および送信するように物理インターフェースカード1233を制御するよう構成される。
具体的には、物理インターフェースカード1233は、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信するように構成される。物理インターフェースカード1233は、処理されたIPv6パケットを転送するようにさらに構成される。
IPv6パケットを受信した後、物理インターフェースカード1233は、IPv6パケットを中央処理装置1231に送信する。中央処理装置1231は、IPv6パケットのパケットヘッダ内の情報に基づいて、IPv6パケットが中央処理装置1231によって処理される必要があると決定する。これに対応して、中央処理装置1231はIPv6パケットを処理する。
任意選択で、IPv6パケットを受信した後、物理インターフェースカード1233は、IPv6パケットを中央処理装置1231に送信し、中央処理装置1231は、IPv6パケットのパケットヘッダ内の情報に基づいて、IPv6パケットが中央処理装置1211によって処理される必要があると決定する。中央処理装置1231は、IPv6パケットを中央処理装置1211に送信し、中央処理装置1211はIPv6パケットを処理する。
中央処理装置1231は、転送エントリメモリ1234から転送エントリを取得するようにネットワークメモリ1232を制御するようさらに構成され、中央処理装置1231は、物理インターフェースカード1233を使用して、処理されたIPv6パケットを第3のネットワークデバイスに転送するようにネットワークメモリ1232を制御するようさらに構成される。
インターフェース基板1240の動作は、本発明のこの実施形態におけるインターフェース基板1230の動作と一致することを理解されたい。簡潔にするために、詳細は再び説明されない。この実施形態における第2のネットワークデバイス1200は、前述の方法の実施形態で実施される機能および/または様々なステップに対応し得ることを理解されたい。ここでは詳細は再び説明されない。
加えて、1つ以上の主制御基板があってもよく、複数の主制御基板があるとき、主制御基板は、アクティブ主制御基板およびスタンバイ主制御基板を含んでもよいことに留意されたい。1つ以上のインターフェース基板があってもよく、より強力なデータ処理能力を有する第2のネットワークデバイスは、より多くのインターフェース基板を提供する。また、インターフェース基板上に1つ以上の物理インターフェースカードがあってもよい。スイッチング基板がなくてもよいし、または1つ以上のスイッチング基板があってもよい。複数のスイッチング基板があるとき、負荷分散および冗長バックアップが共同で実施されてもよい。集中転送アーキテクチャでは、第2のネットワークデバイスはスイッチング基板を必要としない場合がある。インターフェース基板は、システム全体のサービスデータ処理機能を実施する。分散転送アーキテクチャでは、第2のネットワークデバイスは少なくとも1つのスイッチング基板を有し得る。大容量データの交換および処理能力を提供するために、スイッチング基板を使用して複数のインターフェース基板間でデータが交換される。したがって、分散アーキテクチャにおける第2のネットワークデバイスのデータアクセスおよび処理能力は、集中アーキテクチャにおける第2のネットワークデバイスのデータアクセスおよび処理能力よりも優れている。使用される特定のアーキテクチャは、特定のネットワーキング配置シナリオに依存する。これはここでは限定されない。
加えて、本出願の一実施形態は、前述の第2のネットワークデバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されたコンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、前述の方法の実施形態を実行するために設計されたプログラムを含む。
図10は、本出願の一実施形態による第1のネットワークデバイス2000の構造の概略図である。図10に示されている第1のネットワークデバイス2000は、前述の実施形態の方法において第1のネットワークデバイスによって実行される対応するステップを実行し得る。第1のネットワークデバイスは通信ネットワークに配置され、通信ネットワークは第2のネットワークデバイスをさらに含む。図10に示されているように、第1のネットワークデバイス2000は、処理ユニット2004および送信ユニット2006を含む。
処理ユニット2004は、IPv6パケットを生成し、IPv6パケットは、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す、ように構成される。
送信ユニット2006は、IPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信するように構成される。
任意選択で、IPv6ヘッダは次ヘッダ情報を含み、次ヘッダ情報は、IPv6ヘッダの次ヘッダが第1のIPv6拡張ヘッダであることを示す。
任意選択で、次ヘッダ情報は、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダを処理するべきであることをさらに示す。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、オプションタイプ情報およびオプションデータを含み、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプおよびオプションデータの長さを示す。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、オプションタイプ情報は、オプション情報のタイプおよびオプションデータの長さを示し、オプション長さ情報はオプションデータの長さを示す。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは第1のオプション情報および第2のオプション情報を含み、第1のオプション情報は第1のオプションタイプ情報および第1のオプションデータを含み、第2のオプション情報は第2のオプションタイプ情報および第2のオプションデータを含み、第1のオプションタイプ情報は第1のオプション情報のタイプおよび第1のオプションデータの長さを示し、第2のオプションタイプ情報は第2のオプション情報のタイプおよび第2のオプションデータの長さを示す。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダはビットマップを含み、ビットマップは、第1のビットおよび第2のビットを含み、第1のビットは第1のオプションタイプ情報を示し、第2のビットは第2のオプションタイプ情報を示す。
任意選択で、IPv6パケットは第2のIPv6拡張ヘッダをさらに含み、第2のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスが制御プレーンで第2のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示し、第2のIPv6拡張ヘッダは第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダである。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは処理プレーン情報を含み、処理プレーン情報は、IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す。
任意選択で、第1のIPv6拡張ヘッダは処理ポリシー情報を含み、処理ポリシー情報は、第1のIPv6拡張ヘッダに含まれる少なくとも1つのオプション情報に対してIPv6パケットを受信したネットワークデバイスによって実行されるべき動作を示す。
任意選択で、第1のネットワークデバイスは受信ユニットをさらに含み、受信ユニットは、第1のネットワークデバイスの前ホップのネットワークデバイスからパケットを受信するように構成される。
図10に示されている第1のネットワークデバイスは、前述の実施形態の方法において第1のネットワークデバイスによって実行される対応するステップを実行し得る。第1のネットワークデバイスは、IPv6ヘッダおよびIPv6拡張ヘッダを搬送するIPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信する。これに対応して、IPv6パケットが第2のネットワークデバイスによって正常に転送されることができることを保証するために、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信されたIPv6パケットを受信し、IPv6パケット内のIPv6ヘッダおよびIPv6拡張ヘッダに基づいて、第2のネットワークデバイスの対応する処理プレーンでIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行する。
図11は、本出願の一実施形態による第1のネットワークデバイス2100のハードウェア構造の概略図である。図11に示されている第1のネットワークデバイス2100は、前述の実施形態の方法において第1のネットワークデバイスによって実行される対応するステップを実行し得る。
図11に示されているように、第1のネットワークデバイス2100は、プロセッサ2101、メモリ2102、インターフェース2103、およびバス2104を含む。インターフェース2103は、無線または有線の方法で実施されてもよい。プロセッサ2101、メモリ2102、およびインターフェース2103は、バス2104を介して接続される。
インターフェース2103は、具体的には、送信機および受信機を含んでもよく、前述の実施形態では、第2のネットワークデバイスから情報またはデータを受信し、第2のネットワークデバイスに情報またはデータを送信するために第1のネットワークデバイスによって使用される。例えば、インターフェース2103は、第2のネットワークデバイスへのIPv6パケットの送信をサポートするように構成される。別の例では、インターフェース2103は、第1のネットワークデバイスの前ホップのネットワークデバイスによって送信されたパケットの受信をサポートするように構成される。例えば、インターフェース2103は、図3のプロセスS102をサポートするように構成される。プロセッサ2101は、前述の実施形態において第1のネットワークデバイスによって実行される処理を実行するように構成される。例えば、プロセッサ2101は、IPv6パケットを処理し、および/または本明細書で説明されている技術で使用される別のプロセスをサポートするように構成される。例えば、プロセッサ2101は、図3の処理S101をサポートするように構成される。メモリ2102は、動作システム21021およびアプリケーション21022を含み、プログラム、コード、または命令を格納するように構成される。プログラム、コード、または命令を実行するとき、プロセッサまたはハードウェアデバイスは、前述の方法の実施形態における第1のネットワークデバイスに関連する処理プロセスを遂行することができる。任意選択で、メモリ2102は、読み出し専用メモリ(Read-only Memory、ROM)およびランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含んでもよい。ROMは、基本入力/出力システム(Basic Input/Output System、BIOS)または組み込みシステムを含み、RAMは、アプリケーションおよび動作システムを含む。第1のネットワークデバイス2100が動作される必要があるとき、BIOSのbootloaderまたはROMに固定された組み込みシステムが、通常の動作状態に入るように第1のネットワークデバイス2100をブートする目的で、起動されるべきシステムをブートするために使用される。通常の動作状態に入った後、第1のネットワークデバイス2100は、方法の実施形態における第1のネットワークデバイスに関連する処理プロセスを遂行するために、RAM内のアプリケーションおよび動作システムを動作させる。
図11は、第1のネットワークデバイス2100の簡略化された設計のみを示していることが理解されよう。実際の適用では、第1のネットワークデバイスは、任意の数のインターフェース、プロセッサ、またはメモリを含んでもよい。
図12は、本出願の一実施形態による別の第1のネットワークデバイス2200のハードウェア構造の概略図である。図12に示されている第1のネットワークデバイス2200は、前述の実施形態の方法において第1のネットワークデバイスによって実行される対応するステップを実行し得る。
図12に示されているように、第1のネットワークデバイス2200は、主制御基板2210、インターフェース基板2230、スイッチング基板2220、およびインターフェース基板2240を含む。主制御基板2210、インターフェース基板2230および2240、ならびにスイッチング基板2220は、相互通信のためにシステムバスを介してシステムバックボードに接続される。主制御基板2210は、システム管理、デバイス保守、およびプロトコル処理などの機能を遂行するように構成される。スイッチング基板2220は、インターフェース基板(インターフェース基板はラインカードまたはサービス基板とも呼ばれる)間のデータ交換を実施するように構成される。インターフェース基板2230および2240は、様々なサービスインターフェース(例えば、POSインターフェース、GEインターフェース、およびATMインターフェース)を提供し、データパケットを転送するように構成される。
インターフェース基板2230は、中央処理装置2231、転送エントリメモリ2234、物理インターフェースカード2233、ネットワークプロセッサ2232を含み得る。中央処理装置2231は、インターフェース基板を制御および管理し、主制御基板2210上の中央処理装置2211と通信するように構成される。転送エントリメモリ2234は、転送エントリを格納するように構成される。物理インターフェースカード2233は、トラフィックを受信および送信するように構成される。ネットワークメモリ2232は、転送エントリに基づいて、トラフィックを受信および送信するように物理インターフェースカード2233を制御するよう構成される。
具体的には、物理インターフェースカード2233は、IPv6パケットを第1のネットワークデバイスに送信するように構成される。物理インターフェースカード2233は、第1のネットワークデバイスの前ホップのネットワークデバイスによって送信されたパケットを受信するようにさらに構成される。
可能な実施態様では、中央処理装置2211は、IPv6パケットを生成し、IPv6パケットを中央処理装置2231に送信する。IPv6パケットは、物理インターフェースカード2233を使用して第2のネットワークデバイスに送信される。
別の可能な実施態様では、物理インターフェースカード2233は、第1のネットワークデバイスの前ホップのネットワークデバイスによって送信されたパケットを受信し、中央処理装置2231は、IPv6パケットを取得するためにパケットを処理し、IPv6パケットは、物理インターフェースカード2233を使用して第2のネットワークデバイスに送信される。
中央処理装置2231は、転送エントリメモリ2234から転送エントリを取得するようにネットワークメモリ2232を制御するようさらに構成され、中央処理装置2231は、物理インターフェースカード2233を使用してトラフィックを受信および送信するようにネットワークメモリ2232を制御するようさらに構成される。
インターフェース基板2240の動作は、本発明のこの実施形態におけるインターフェース基板2230の動作と一致することを理解されたい。簡潔にするために、詳細は再び説明されない。この実施形態における第1のネットワークデバイス2200は、前述の方法の実施形態で実施される機能および/または様々なステップに対応し得ることを理解されたい。ここでは詳細は再び説明されない。
加えて、1つ以上の主制御基板があってもよく、複数の主制御基板があるとき、主制御基板は、アクティブ主制御基板およびスタンバイ主制御基板を含んでもよいことに留意されたい。1つ以上のインターフェース基板があってもよく、より強力なデータ処理能力を有する第1のネットワークデバイスは、より多くのインターフェース基板を提供する。また、インターフェース基板上に1つ以上の物理インターフェースカードがあってもよい。スイッチング基板がなくてもよいし、または1つ以上のスイッチング基板があってもよい。複数のスイッチング基板があるとき、負荷分散および冗長バックアップが共同で実施されてもよい。集中転送アーキテクチャでは、第1のネットワークデバイスはスイッチング基板を必要としない場合がある。インターフェース基板は、システム全体のサービスデータ処理機能を実施する。分散転送アーキテクチャでは、第1のネットワークデバイスは少なくとも1つのスイッチング基板を有し得る。大容量データの交換および処理能力を提供するために、スイッチング基板を使用して複数のインターフェース基板間でデータが交換される。したがって、分散アーキテクチャにおける第1のネットワークデバイスのデータアクセスおよび処理能力は、集中アーキテクチャにおける第1のネットワークデバイスのデータアクセスおよび処理能力よりも優れている。使用される特定のアーキテクチャは、特定のネットワーキング配置シナリオに依存する。これはここでは限定されない。
加えて、本出願の一実施形態は、前述の第1のネットワークデバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されたコンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータソフトウェア命令は、前述の方法の実施形態を実行するために設計されたプログラムを含む。
本出願の一実施形態は、ネットワークシステムをさらに含む。ネットワークシステムは、第2のネットワークデバイスおよび第1のネットワークデバイスを含む。第2のネットワークデバイスは、図7、図8、または図9の第2のネットワークデバイスであり、第1のネットワークデバイスは、図10、図11、または図12の第1のネットワークデバイスである。
本出願に開示されている内容と併せて説明されている方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実施されてもよいし、またはソフトウェア命令を実行することによりプロセッサによって実施されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールによって形成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体に配置されてもよい。例えば、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出すことができ、または記憶媒体に情報を書き込むことができるように、記憶媒体はプロセッサに結合される。もちろん、記憶媒体はさらにプロセッサの構成要素であってもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに配置されてもよい。加えて、ASICは、ユーザ機器に配置されてもよい。もちろん、プロセッサおよび記憶媒体は、個別の構成要素としてユーザ機器内に存在してもよい。
当業者は、前述の1つ以上の例において、本出願で説明された機能がハードウェアまたはソフトウェアによって実施され得ることを認識すべきである。本発明がソフトウェアによって実施されるとき、前述の機能は、コンピュータ可読媒体に格納されてもよいし、またはコンピュータ可読媒体内の1つ以上の命令またはコードとして送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含む。通信媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの送信を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータにとってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。
本出願の目的、技術的解決策、および有益な効果は、前述の特定の実施態様で詳細にさらに説明されている。前述の説明は、本出願の特定の実施態様にすぎないことを理解されたい。
1000 第2のネットワークデバイス
1002 受信ユニット
1004 処理ユニット
1100 第2のネットワークデバイス
1101 プロセッサ
1102 メモリ
1103 インターフェース
1104 バス
1200 第2のネットワークデバイス
1210 主制御基板
1211 中央処理装置
1220 スイッチング基板
1230 インターフェース基板
1231 中央処理装置
1232 ネットワークプロセッサ
1233 物理インターフェースカード
1234 転送エントリメモリ
1240 インターフェース基板
1241 中央処理装置
1242 ネットワークプロセッサ
1243 物理インターフェースカード
1244 転送エントリメモリ
2000 第1のネットワークデバイス
2004 処理ユニット
2006 送信ユニット
2100 第1のネットワークデバイス
2101 プロセッサ
2102 メモリ
2103 インターフェース
2104 バス
2200 第1のネットワークデバイス
2210 主制御基板
2211 中央処理装置
2220 スイッチング基板
2230 インターフェース基板
2231 中央処理装置
2232 ネットワークプロセッサ
2233 物理インターフェースカード
2234 転送エントリメモリ
2240 インターフェース基板
11021 動作システム
11022 アプリケーション
21021 動作システム
21022 アプリケーション
本出願の一実施態様では、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。言い換えれば、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップにおけるネットワークデバイスは、第1のIPv6拡張ヘッダをチェックして処理する。さらに、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。
本出願のこの実施形態では、第1のIPv6拡張ヘッダは、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。言い換えれば、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップにおけるネットワークデバイスは、第1のIPv6拡張ヘッダをチェックして処理する。さらに、第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、オプション情報は、IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される。
具体的には、物理インターフェースカード2233は、IPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信するように構成される。物理インターフェースカード2233は、第1のネットワークデバイスの前ホップのネットワークデバイスによって送信されたパケットを受信するようにさらに構成される。

Claims (35)

  1. パケット処理方法であって、前記方法は、
    第2のネットワークデバイスによって、第1のネットワークデバイスによって送信されたインターネットプロトコルバージョン6 IPv6パケットを受信するステップであって、前記IPv6パケットは、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、前記IPv6ヘッダは、前記IPv6パケットのプロトコルタイプがIPv6であることを示し、前記第1のIPv6拡張ヘッダは、前記IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す、ステップと、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記IPv6ヘッダおよび前記第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて、前記第2のネットワークデバイスの前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行するステップと
    を含む、パケット処理方法。
  2. 前記IPv6ヘッダは次ヘッダ情報を含み、前記次ヘッダ情報は、前記IPv6ヘッダの次ヘッダが前記第1のIPv6拡張ヘッダであることを示す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記次ヘッダ情報は、前記IPv6パケットを受信した前記ネットワークデバイスが前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダを処理するべきであることをさらに示す、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のネットワークデバイスによって、前記IPv6ヘッダおよび前記第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて、前記第2のネットワークデバイスの前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行する前記ステップは、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記次ヘッダ情報に基づいて、前記IPv6ヘッダの前記次ヘッダが前記第1のIPv6拡張ヘッダであると決定するステップと、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて前記第2のネットワークデバイスの前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行するステップと
    を含む、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、前記オプション情報は、オプションタイプ情報およびオプションデータを含み、前記オプションタイプ情報は、前記オプション情報のタイプおよび前記オプションデータの長さを示す、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、前記オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、前記オプションタイプ情報は、前記オプション情報のタイプおよび前記オプションデータの長さを示し、前記オプション長さ情報は前記オプションデータの前記長さを示し、前記第2のネットワークデバイスによって、前記IPv6ヘッダおよび前記第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて前記第2のネットワークデバイスの前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記オプションタイプ情報が識別されることができると決定するステップと、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記オプション長さ情報に基づいてではなく、前記オプションタイプ情報に基づいて前記オプションデータの前記長さを決定するステップと
    をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、前記オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、前記オプションタイプ情報は、前記オプション情報のタイプおよび前記オプションデータの長さを示し、前記オプション長さ情報は前記オプションデータの前記長さを示し、前記第2のネットワークデバイスによって、前記IPv6ヘッダおよび前記第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて前記第2のネットワークデバイスの前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記オプションタイプ情報が識別されることができないと決定するステップと、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記オプション長さ情報に基づいて前記オプションデータの前記長さを決定するステップと
    をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1のIPv6拡張ヘッダは、第1のオプション情報および第2のオプション情報を含み、前記第1のオプション情報は、第1のオプションタイプ情報および第1のオプションデータを含み、前記第2のオプション情報は、第2のオプションタイプ情報および第2のオプションデータを含み、前記第1のオプションタイプ情報は、前記第1のオプション情報のタイプおよび前記第1のオプションデータの長さを示し、前記第2のオプションタイプ情報は、前記第2のオプション情報のタイプおよび前記第2のオプションデータの長さを示す、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはビットマップを含み、前記ビットマップは、第1のビットおよび第2のビットを含み、前記第1のビットは前記第1のオプションタイプ情報を示し、前記第2のビットは前記第2のオプションタイプ情報を示す、請求項8に記載の方法。
  10. 前記IPv6パケットは第2のIPv6拡張ヘッダをさらに含み、前記第2のIPv6拡張ヘッダは、前記IPv6パケットを受信した前記ネットワークデバイスが制御プレーンで前記第2のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示し、前記第2のIPv6拡張ヘッダは前記第1のIPv6拡張ヘッダの次ヘッダであり、前記方法は、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記第1のIPv6拡張ヘッダおよび前記第2のIPv6拡張ヘッダに基づいて前記第2のネットワークデバイスの前記制御プレーンで前記第2のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行するステップ
    をさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1のIPv6拡張ヘッダは処理プレーン情報を含み、前記処理プレーン情報は、前記IPv6パケットを受信した前記ネットワークデバイスが前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行するべきであることを示す、請求項1または2に記載の方法。
  12. 前記第1のIPv6拡張ヘッダは処理ポリシー情報を含み、前記処理ポリシー情報は、前記第1のIPv6拡張ヘッダに含まれる少なくとも1つのオプション情報に対して、前記IPv6パケットを受信した前記ネットワークデバイスによって実行されるべき動作を示す、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記第1のIPv6拡張ヘッダは、前記IPv6パケットを送信するための経路の各ホップでネットワークデバイスによって処理される、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. パケット処理方法であって、前記方法は、
    第1のネットワークデバイスによって、インターネットプロトコルバージョン6 IPv6パケットを生成するステップであって、前記IPv6パケットは、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、前記IPv6ヘッダは、前記IPv6パケットのプロトコルタイプがIPv6であることを示し、前記第1のIPv6拡張ヘッダは、前記IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す、ステップと、
    前記第1のネットワークデバイスによって、前記IPv6パケットを第2のネットワークデバイスに送信するステップと
    を含む、パケット処理方法。
  15. 前記IPv6ヘッダは次ヘッダ情報を含み、前記次ヘッダ情報は、前記IPv6ヘッダの次ヘッダが前記第1のIPv6拡張ヘッダであることを示す、請求項14に記載の方法。
  16. 前記次ヘッダ情報は、前記IPv6パケットを受信した前記ネットワークデバイスが前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダを処理するべきであることをさらに示す、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、前記オプション情報は、オプションタイプ情報およびオプションデータを含み、前記オプションタイプ情報は、前記オプション情報のタイプおよび前記オプションデータの長さを示す、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、前記オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、前記オプションタイプ情報は、前記オプション情報のタイプおよび前記オプションデータの長さを示し、前記オプション長さ情報は前記オプションデータの前記長さを示す、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1のIPv6拡張ヘッダは、第1のオプション情報および第2のオプション情報を含み、前記第1のオプション情報は、第1のオプションタイプ情報および第1のオプションデータを含み、前記第2のオプション情報は、第2のオプションタイプ情報および第2のオプションデータを含み、前記第1のオプションタイプ情報は、前記第1のオプション情報のタイプおよび前記第1のオプションデータの長さを示し、前記第2のオプションタイプ情報は、前記第2のオプション情報のタイプおよび前記第2のオプションデータの長さを示す、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはビットマップを含み、前記ビットマップは、第1のビットおよび第2のビットを含み、前記第1のビットは前記第1のオプションタイプ情報を示し、前記第2のビットは前記第2のオプションタイプ情報を示す、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1のIPv6拡張ヘッダは処理プレーン情報を含み、前記処理プレーン情報は、前記IPv6パケットを受信した前記ネットワークデバイスが前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行するべきであることを示す、請求項14または15に記載の方法。
  22. 前記第1のIPv6拡張ヘッダは処理ポリシー情報を含み、前記処理ポリシー情報は、前記第1のIPv6拡張ヘッダに含まれる少なくとも1つのオプション情報に対して、前記IPv6パケットを受信した前記ネットワークデバイスによって実行されるべき動作を示す、請求項14から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. ネットワークデバイスであって、前記ネットワークデバイスは、
    別のネットワークデバイスによって送信されたインターネットプロトコルバージョン6 IPv6パケットを受信し、前記IPv6パケットは、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、前記IPv6ヘッダは、前記IPv6パケットのプロトコルタイプがIPv6であることを示し、前記第1のIPv6拡張ヘッダは、前記IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す、ように構成された受信ユニットと、
    前記IPv6ヘッダおよび前記第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて、前記ネットワークデバイスの前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行するように構成された処理ユニットと
    を備える、ネットワークデバイス。
  24. 前記IPv6ヘッダは次ヘッダ情報を含み、前記次ヘッダ情報は、前記IPv6ヘッダの次ヘッダが前記第1のIPv6拡張ヘッダであることを示す、請求項23に記載のネットワークデバイス。
  25. 前記次ヘッダ情報は、前記IPv6パケットを受信した前記ネットワークデバイスが前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダを処理するべきであることをさらに示す、請求項24に記載のネットワークデバイス。
  26. 前記IPv6ヘッダおよび前記第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて前記ネットワークデバイスの前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行するとき、前記処理ユニットは、
    前記次ヘッダ情報に基づいて、前記IPv6ヘッダの前記次ヘッダが前記第1のIPv6拡張ヘッダであると決定し、
    前記第1のIPv6拡張ヘッダに基づいて前記ネットワークデバイスの前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の前記動作を実行する
    ように構成されている、請求項24または25に記載のネットワークデバイス。
  27. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、前記オプション情報は、オプションタイプ情報およびオプションデータを含み、前記オプションタイプ情報は、前記オプション情報のタイプおよび前記オプションデータの長さを示す、請求項23から26のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
  28. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、前記オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、前記オプションタイプ情報は、前記オプション情報のタイプおよび前記オプションデータの長さを示し、前記オプション長さ情報は前記オプションデータの前記長さを示し、前記処理ユニットは、
    前記オプションタイプ情報が識別されることができると決定し、
    前記オプション長さ情報に基づいてではなく、前記オプションタイプ情報に基づいて前記オプションデータの前記長さを決定する
    ようにさらに構成されている、請求項23から26のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
  29. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはオプション情報を含み、前記オプション情報は、オプションタイプ情報、オプション長さ情報、およびオプションデータを含み、前記オプションタイプ情報は、前記オプション情報のタイプおよび前記オプションデータの長さを示し、前記オプション長さ情報は前記オプションデータの前記長さを示し、前記処理ユニットは、
    前記オプションタイプ情報が識別されることができないと決定し、
    前記オプション長さ情報に基づいて前記オプションデータの前記長さを決定する
    ようにさらに構成されている、請求項23から26のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
  30. 前記第1のIPv6拡張ヘッダは、第1のオプション情報および第2のオプション情報を含み、前記第1のオプション情報は、第1のオプションタイプ情報および第1のオプションデータを含み、前記第2のオプション情報は、第2のオプションタイプ情報および第2のオプションデータを含み、前記第1のオプションタイプ情報は、前記第1のオプション情報のタイプおよび前記第1のオプションデータの長さを示し、前記第2のオプションタイプ情報は、前記第2のオプション情報のタイプおよび前記第2のオプションデータの長さを示す、請求項23から26のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
  31. 前記第1のIPv6拡張ヘッダはビットマップを含み、前記ビットマップは、第1のビットおよび第2のビットを含み、前記第1のビットは前記第1のオプションタイプ情報を示し、前記第2のビットは前記第2のオプションタイプ情報を示す、請求項30に記載のネットワークデバイス。
  32. ネットワークデバイスであって、前記ネットワークデバイスは、
    インターネットプロトコルバージョン6 IPv6パケットを生成し、前記IPv6パケットは、IPv6ヘッダおよび第1のIPv6拡張ヘッダを含み、前記IPv6ヘッダは、前記IPv6パケットのプロトコルタイプがIPv6であることを示し、前記第1のIPv6拡張ヘッダは、前記IPv6パケットを受信したネットワークデバイスがデータプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダ内の動作を実行するべきであることを示す、ように構成された処理ユニットと、
    前記IPv6パケットを別のネットワークデバイスに送信するように構成された送信ユニットと
    を備える、ネットワークデバイス。
  33. 前記IPv6ヘッダは次ヘッダ情報を含み、前記次ヘッダ情報は、前記IPv6ヘッダの次ヘッダが前記第1のIPv6拡張ヘッダであることを示す、請求項32に記載のネットワークデバイス。
  34. 前記次ヘッダ情報は、前記IPv6パケットを受信した前記ネットワークデバイスが前記データプレーンで前記第1のIPv6拡張ヘッダを処理するべきであることをさらに示す、請求項32に記載のネットワークデバイス。
  35. ネットワークシステムであって、前記ネットワークシステムは、第1のネットワークデバイスおよび第2のネットワークデバイスを備え、前記第1のネットワークデバイスは、請求項32から34のいずれか一項に記載のネットワークデバイスであり、前記第2のネットワークデバイスは、請求項23から31のいずれか一項に記載のネットワークデバイスである、ネットワークシステム。
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