図1は進化した移動通信ネットワークの構造図である。
EPC(Evolved Packet Core)は様々な構成要素を含むことができ、図1においては、そのうち一部に該当する、S-GW(Serving Gateway)52、PDNGW(Packet Data Network Gateway)53、MME(Mobility Management Entity)51、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service)Supporting Node)、ePDG(enhanced Packet Data Gateway)を示す。
S-GW52は無線接続ネットワーク(RAN)とコアネットワークの間の境界点として操作(動作:以下同じ)し、eNodeB22とPDNGW53の間のデータ経路を維持する機能をする要素である。また、端末(またはUser Equipment:UE)がeNodeB22によってサービング(serving)される領域にわたって移動する場合、S-GW52はローカル移動性アンカポイント(anchor point)の役割をする。すなわち、E-UTRAN(3GPP<登録商標:以下同じ>リリース-8以降、定義されたEvolved-UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)Terrestrial Radio Access Network)内での移動性のためにS-GW52を介してパケットがルーティングされる。また、S-GW52は他の3GPPネットワーク(3GPPリリース8の前に定義されたRAN、例えば、UTRANまたはGERAN(GSM(Global System for Mobile Communication)/EDGE(Enhanced Datarates for Global Evolution)Radio Access Network)との移動性のためのアンカポイントとして機能することもできる。
PDNGW(またはP-GW)53はパケットデータネットワークに向けたデータインターフェースの終点(termination point)に該当する。PDNGW53はポリシー執行特徴(policy enforcement features)、パケットフィルタリング(packet filtering)、課金サポート(charging support)などをサポートすることができる。また、3GPPネットワークと非3GPPネットワーク(例えば、I-WLAN(Interworking Wireless 内部(local)Area Network)のような信頼されていないネットワーク、CDMA(Code Division Multiple Access)ネットワークのような信頼されているネットワーク)との移動性管理のためのアンカポイント役割をすることができる。
図1のネットワーク構造の例においては、S-GW52とPDNGW53が別途のゲートウェイで構成されることを示すが、2つのゲートウェイが単一のゲートウェイ構成オプション(Single Gateway Configuration Option)にしたがって実装される。
MME51は、UEのネットワーク接続に対するアクセス、ネットワークリソースの割り当て、トラッキング(tracking)、ページング(paging)、ローミング(roaming)及びハンドオーバなどをサポートするためのシグナリング及び制御機能を実行する要素である。MME51は加入者及びセッション管理に関連する制御プレーン(control plane)機能を制御する。MME51は数多くのeNodeB22を管理し、他の2G/3Gネットワークに対するハンドオーバのための従来のゲートウェイの選択のためのシグナリングを実行する。また、MME51はセキュリティプロセス(Security Procedures)、端末対ネットワークセッションハンドリング(Terminal-to-network Session Handling)、アイドル端末位置決定管理(Idle Terminal Location Management)などの機能を実行する。
SGSNは他の接続3GPPネットワーク(例えば、GPRSネットワーク、UTRAN/GERAN)に対するユーザの移動性管理及び認証(authentication)のような全てのパケットデータをハンドリングする。
ePDGは信頼されていない非3GPPネットワーク(例えば、I-WLAN、WiFiホットスポット(hotspot)など)に対するセキュリティノードとしての役割をする。
図1を参照して説明した通り、IP能力を有する端末(またはUE)は、3GPPアクセスは勿論非3GPPアクセスベースとしてもEPC内の様々な要素を経由して事業者(すなわち、オペレータ(operator))が提供するIPサービスネットワーク(例えば、IMS)にアクセスすることができる。
また、図1においては、様々な参照ポイント(例えば、S1-U、S1-MMEなど)を示す。
3GPPシステムにおいては、E-UTRAN及びEPCの異なる機能エンティティ(functional entity)に存在する2つの機能を結ぶ概念的なリンクを参照ポイント(reference point)と定義する。次の表1は図1に示されている参照ポイントをまとめたものである。表1の例以外にもネットワーク構造にしたがって様々な参照ポイントが存在する。
図1に示されている参照ポイントのうち、S2a及びS2bは非3GPPインターフェースに該当する。S2aは信頼される非3GPPアクセス及びPDNGW間の関連制御及び移動性サポートをユーザ平面に提供する参照ポイントである。S2bはePDG及びPDNGW間の関連制御及び移動性サポートをユーザ平面に提供する参照ポイントである。
<次世代移動通信ネットワーク>
4世代移動通信のためのLTE(long term evolution)/LTE-Advanced(LTE-A)の成功に支えられ、次世代、すなわち5世代(いわゆる5G)移動通信に対する関心も高まっており、研究も続々と進んでいる。
国際電気通信連合(ITU)が定義する5世代移動通信は最大20Gbpsのデータ送信速度とどこでも最小100Mbps以上の体感送信速度を提供することを言う。正式名称は、「IMT-2020」である。
5世代移動通信は様々なサービスをサポートするための多数のヌメロロジー(numerology)またはSCS(subcarrier spacing)をサポートする。例えば、SCSが15kHzである場合、伝統のセルラーバンドにおいての広い領域(widearea)をサポートし、SCSが30kHz/60kHzである場合、高密度都市(dense-urban)、さらに低い遅延(lower latency)及びさらに広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)をサポートし、SCSが60kHzまたはそれより高い場合、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅をサポートする。
NR周波数帯(frequency band)は2つのタイプ(FR1、FR2)の周波数範囲(frequency range)と定義される。FR1は410MHz-7125MHzであり、FR2は24250MHz-52600MHzでミリ波(millimeter wave,mmW)を意味することができる。
説明の便宜上、NRシステムにおいて用いられる周波数範囲の中で、FR1は「sub 6GHz range」を意味し、FR2は「above 6GHz range」を意味し、ミリ波(millimeter wave,mmW)と呼べる。
上述した通り、NRシステムの周波数範囲の数値は変更できる。例えば、FR1は下記表A7のように410MHzから7125MHzの帯域を含むことができる。すなわち、FR1は6GHz(または5850、5900、5925MHzなど)以上の周波数帯域を含むことができる。例えば、FR1内で含まれる6GHz(または5850、5900、5925MHzなど)以上の周波数帯域は無免許帯(unlicensed band)を含むことができる。無免許帯は様々な用途で用いられ、例えば車両のための通信(例えば、自立走行)のために用いられる。
ITUにおいては、3つの使用シナリオ、例えばeMBB(enhanced Mobile BroadBand)mMTC(massive Machine Type Communication)及びURLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communications)を提示している。
先ず、URLLCは高い信頼性と低い遅延時間を要求する使用シナリオに関するものである。例えば、自動運転、工場自動化、拡張現実のようなサービスは高い信頼性と低い遅延時間(例えば、1ms以下の遅延時間)を要求する。現在4G(LTE)の遅延時間は統計的に21-43ms(best 10%)、33-75ms(median)である。これは1ms以下の遅延時間を要求するサービスをサポートするのに不十分である。
次に、eMBB使用シナリオは移動の超広帯域を要求する使用シナリオに関するものである。
このような超広帯域の高速サービスは既存のLTE/LTE-Aのために設計されたコアネットワークによっては受け入れられにくい。
従って、いわゆる5世代移動通信においてはコアネットワークの再設計が切実に要求される。
図2は次世代移動通信ネットワークの構造図である。
5GC(5G Core)は様々な構成要素を含むことができ、図1においてはそのうちの一部に該当するAMF(Accessand Mobility Management Function)41とSMF(Session Management Function)42とPCF(Policy Control Function)43、UPF(User Plane Function)44、AF(Application Function)45、UDM(Unified Data Management)46、N3IWF(Non-3GPP Inter Working Function)49を含む。
UE10はNG-RAN(Next Generation Radio Access Network)すなわち、gNBまたは基地局を介してUPF44を介してデータネットワークに接続される。
UE10は信頼されていない非3GPP(non-3rd Generation Partnership Project)アクセス、例えば、WLAN(Wireless 内部(local)Area Network)を介してもデータサービスが提供される。前記非3GPPアクセスをコアネットワークに接続させるために、N3IWF49が配置される。
図3は次世代移動通信の予想構造をノード観点から示した例示図である。
図3を参照してわかるように、UEは次世代RAN(Radio Access Network)を介してデータネットワーク(DN)と接続される。
示されている制御プレーン機能(Control plane Function;CPF)ノードは4世代移動通信のMME(Mobility Management Entity)の機能全部または一部、S-GW(Serving Gateway)及びP-GW(PDN Gateway)の制御プレーン機能の全部または一部を実行する。前記CPFノードはAMF(Accessand Mobility Management Function)とSMF(Session Management Function)を含む。
示されているユーザ平面機能(User Plane Function;UPF)ノードはユーザのデータが送受信されるゲートウェイの一種である。前記UPFノードは4世代移動通信のS-GW及びP-GWのユーザ平面機能の全部または一部を実行することができる。
示されているPCF(Policy Control Function)は事業者のポリシーを制御するノードである。
示されているアプリケーション機能(Application Function:AF)はUEに複数のサービスを提供するためのサーバーである。
示されている統合データ管理(Unified Data Management:UDM)は4世代移動通信のHSS(Home subscriber Server)のように、加入者情報を管理するサーバーの一種である。前記UDMは前記加入者情報を統合データリポジトリ(Unified Data Repository:UDR)に格納して管理する。
示されている認証サーバー機能(Authentication ServerFunction:AUSF)はUEを認証及び管理する。
示されているネットワークスライス選択機能(Network Slice Selection Function:NSSF)は後述する通りネットワークスライスのためのノードである。
図2においてはUEが2つのデータネットワークに多重PDU(Protocol Data Unitor packet data unit)セッションを用いて同時に接続することができる。
図4は2つのデータネットワークに対する同時アクセスをサポートするためのアーキテクチャを示した例示図である。
図4においてはUEが1つのPDUセッションを用いて2つのデータネットワークに同時アクセスするためのアーキテクチャが示されている。
図3及び図4に示した参照ポイントは次の通りである。
N1はUEとAMF間に参照ポイントを示している。
N2は(R)ANとAMF間に参照ポイントを示している。
N3は(R)ANとUPF間に参照ポイントを示している。
N4はSMFとUPF間に参照ポイントを示している。
N5はPCFとAF間に参照ポイントを示している。
N6はUPFとDN間に参照ポイントを示している。
N7はSMFとPCF間に参照ポイントを示している。
N8はUDMとAMF間に参照ポイントを示している。
N9はUPF間に参照ポイントを示している。
N10はUDMとSMF間に参照ポイントを示している。
N11はAMFとSMF間に参照ポイントを示している。
N12はAMFとAUSF間に参照ポイントを示している。
N13はUDMとAUSF間に参照ポイントを示している。
N14はAMF間に参照ポイントを示している。
N15はPCFとAMF間に参照ポイントを示している。
N16はSMF間に参照ポイントを示している。
N22はAMFとNSSF間に参照ポイントを示している。
図5はUEとgNBの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の構造を示した別の例示図である。
前記無線インターフェースプロトコルは3GPP無線接続網規格に基づく。前記無線インターフェースプロトコルは水平に物理層(Physical層)、データリンク層(Data Link層)及びネットワーク層(Network層)で構成され、垂直にはデータ情報送信のためのユーザ平面(User Plane)と制御信号(Signaling)転送のための制御プレーン(Control plane)に分けられる。
前記プロトコル層は通信システムにおいて広く知られている開放型システム接続(Open System Interconnection;OSI)の基準モデルの下位3つの層をもとにL1(第1層)、L2(第2層)、L3(第3層)に分けられる。
以下において、前記無線プロトコルの各層を説明する。
第1層である物理層は物理チャネル(Physical Channel)を用いて情報送信サービス(情報Transfer Service)を提供する。前記物理層は上位にある媒体アクセス制御(Medium Access Control)層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して接続されており、前記送信チャネルを介して媒体アクセス制御層と物理層の間のデータが転送される。そして、互い他の物理層の間、すなわち送信側と受信側の物理層の間は物理チャネルを介してデータが転送される。
第2層は媒体アクセス制御(Medium Access Control;MAC)層、無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層そしてパケットデータコンバージェンス(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)層を含む。
第3層は無線リソース制御(Radio Resource Control;以下、RRCと略す)を含む。前記RRC層は制御プレーンにおいてのみ定義され、無線ベアラ(Radio Bearer;RBと略す)の設定(設定)、再設定(Re設定)及び解除(Release)に関連し論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。このとき、RBはUEとE-UTRAN間のデータ転送のために第2層によって提供されるサービスを意味する。
前記NAS(Non-Access Stratum)層は接続管理(セッションManagement)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を実行する。
NAS層はMM(Mobility Management)のためのNASエンティティとSM(session Management)のためのNASエンティティに分けられる。
1)MMのためのNASエンティティは通常次のような機能を提供する。
AMFに関連するNAS手順として、次を含む。
-登録管理及び接続管理手順。AMFは次のような機能をサポートする。
-UEとAMF間に安全なNAS信号を接続(安全性保護、暗号化)
2)SMのためのNASエンティティはUEとSMF間にセッション管理を実行する。
SMシグナリングメッセージはUE及びSMFのNAS-SM層において処理、すなわち生成及び処理される。SMシグナリングメッセージの内容はAMFによって解釈されない。
-SMシグナリング送信の場合、
-MMのためのNASエンティティはSMシグナリングのNAS送信を示すセキュリティヘッダ、受信するNAS-MMに対する追加情報を介してSMシグナリングメッセージを転送する方法と位置を誘導するNAS-MMメッセージを生成する。
-SMシグナリング受信時、SMのためのNASエンティティはNAS-MMメッセージの安全性検査を実行し、追加情報を解釈してSMシグナリングメッセージを導出する方法及び場所を誘導する。
その一方で、図4においてNAS層の下に位置するRRC層、RLC層、MAC層、PHY層をまとめてアクセス層(Access Stratum:AS)とも呼べる。
次世代移動通信(すなわち、5G)のためのネットワークシステム(すなわち、5GC)は非(non)3GPPアクセスもサポートする。前記非3GPPアクセスの例として、代表的にWLANアクセスがある。前記WLANアクセスは信頼される(trusted)WLANと信頼されていない(untrusted)WLANを全て含むことができる。
5GのためのシステムにおいてAMFは3GPPアクセスのみならず非3GPPアクセスに対する登録管理(RM:Registration Management)及び接続管理(CM:Connection Management)を実行する。
次世代(すなわち、5世代)移動通信においては地域サービス(または地理的領域特化サービス)を提供することを考慮している。このような地域サービスを次世代移動通信においてはLADNと称することを考慮している。
その一方で、ネットワークノードのうち、NWDAF(Network Data Analytics Function)はUE移動性関連情報を収集することができ、データ分析を介してUE移動統計または予測を生み出すことができた。
また、次世代(すなわち、5世代)移動通信においては、URLCCのために重複送信が議論されている。
しかし、重複送信のためにはNWDAFの機能の拡張に対する研究が必要であるが、これまで積極的に進んでいなかったいった問題がある。
本明細書において用いられる技術的な用語はただ特定の実施形態を説明するために使用されたことで、本明細書の内容に限定しようとする意図ではないことに注意する必要がある。また、本明細書において用いられる技術的な用語は本明細書において特に他の意味と定義されない限り、本明細書の開示が属する技術分野において通常の知識を有する者によって一般的に理解される意味として解釈するべきであり、過渡に包括的な意味と解釈するか、過渡に縮小された意味と解釈しない。また、本明細書において用いられる技術的な用語が本明細書の内容と思想を正確に表現できない誤った技術的な用語であるときは、当業者が正しく理解することができる技術的な用語に代替して理解するべきである。また、本明細書において用いられる通常の用語は事前に定義されていることにしたがって、または前後の文脈上にしたがって解釈するべきであり、過渡に縮小された意味と解釈しない。
また、本明細書において用いられる単数の表現は文脈上、明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「構成される」または「有する」などの用語は明細書上に記載された複数の構成要素、または複数のステップを必ず全て含むことと解釈しない、そのうち一部の構成要素または一部のステップは含まれない場合があり、またはさらに構成要素またはステップをさらに含む場合があることとして解釈するべきである。
また、本明細書において用いられる第1、第2などのように序数を含む用語は様々な構成要素を説明するのに使用できるが、前記構成要素は前記用語によって限られてはならない。前記用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられる。例えば、権利範囲から逸脱することなく、第1構成要素は第2構成要素と称することができ、同様に第2構成要素も第1構成要素と称することができる。
ある構成要素が他の構成要素に接続されているか、接続されていると言及されるときは、その他の構成要素に直接的に接続されているかまたは接続されている場合もあるが、中間に他の構成要素が存在する場合もある。その一方で、ある構成要素が他の構成要素に直接接続されているか直接接続されていると言及されたときは、中間に他の構成要素が存在しないと理解するべきである。
以下、添付の図面を参照して実施形態を詳細に説明するが、図面符号に関らず同一または同様の構成要素は同様な基準番号を与え、これに対する重複する説明は省略することにする。また、本明細書の内容を説明することにおいて関連した公知技術に対する具体的な説明が本明細書の要旨をぼかすことっができると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付の図面は本明細書の内容と思想を簡単に理解できるようにするためのもので、添付の図面によって本明細書の内容と思想が制限されることと解釈してはならないことを注意する必要がある。本明細書の内容と思想は添付の図面外に全ての変更、均等物から代替物にまで拡張されると解釈されるべきである。
本明細書において“AまたはB(A or B)”は“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“AまたはB(A or B)”は“A及び/またはB(A and/or B)”と解釈されることができる。例えば、本明細書において“A、BまたはC(A、B or C)”は“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。
本明細書で使われるスラッシュ(/)や読点(comma)は“及び/または(and/or)”を意味することができる。例えば、“A/B”は“A及び/またはB”を意味することができる。それによって、“A/B”は“ただA”、“ただB”、または“AとBの両方とも”を意味することができる。例えば、“A、B、C”は“A、BまたはC”を意味することができる。
本明細書において“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”は、“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)”や“少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)”という表現は“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”と同じく解釈されることができる。
また、本明細書において“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”は、“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。また、“少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)”や“少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)”は“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”を意味することができる。
また、本明細書で使われる括弧は“例えば(for example)”を意味することができる。具体的に、“制御情報(PDCCH)”で表示された場合、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。また、本明細書の“制御情報”は“PDCCH”に制限(limit)されずに、“PDDCH”が“制御情報”の一例として提案されたものである。また、“制御情報(即ち、PDCCH)”で表示された場合も、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。
本明細書において、一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されることもでき、同時に具現されることもできる。
添付の図面においては例的にUE(User Equipment)が示されているが、示されている前記UEはUE100(Terminal)、ME(MobileEquipment)、などの用語として言及される。また、前記UEはノートパソコン、携帯電話、PDA、スマートフォン(Smart phone)、マルチメディア機器などのように携帯可能な機器であるか、PC、車両搭載装置のように携帯不可能な機器である。
<ネットワークスライス(Network Slice)>
以下、次世代移動通信において導入されるネットワークのスライスを説明する。
次世代移動通信は1つのネットワークを介して様々なサービスを提供するためにネットワークのスライスに対する概念を紹介している。ここで、ネットワークのスライスは特定サービスを提供するとき必要な機能を持ったネットワークノードの組み合わせである。スライスインスタンスを構成するネットワークノードはハードウェア的に独立したノードであるか、または論理的に独立したノードである。
各スライスインスタンスはネットワーク全体を構成するのに必要な全てのノードの組み合わせで構成される。この場合、1つのスライスインスタンスはUEに単独でサービスを提供することができる。
それとは異なって、スライスインスタンスはネットワークを構成するノードのうち一部のノードの組み合わせで構成される。この場合、スライスインスタンスはUEに単独でサービスを提供せず、既存の他のネットワークノードに連携してUEにサービスを提供することができる。また、複数のスライスインスタンスが互い連携してUEにサービスを提供することもできる。
スライスインスタンスはコアネットワーク(CN)ノード及びRANを含めた全体ネットワークノードが分離できるという点で専用コアネットワークと差がある。また、スライスインスタンスは単にネットワークノードが論理的に分離できるといる点で専用コアネットワークと差がある。
図6aはネットワークスライスの概念を実装するためのアーキテクチャの例を示した例示図である。
図6aを参考してわかるように、コアネットワーク(CN)は複数のスライスインスタンスに分けられる。各スライスインスタンスはCP機能ノードとUP機能ノードのうち1つ以上を含むことができる。
各UEはRANを介して自身のサービスに合ったネットワークスライスインスタンスを用いることができる。
図6aに示されているものと異なって、各スライスインスタンスは他のスライスインスタンスとCP機能ノードとUP機能ノードのうち1つ以上を共有することもできる。これに対して図6bを参照して説明すると次の通りである。
図6bはネットワークスライスの概念を実装するためのアーキテクチャの他の例を示した例示図である。
図6bを参照すれば、複数のUP機能ノードがクラスタリングされ、同様に複数のCP機能ノードもクラスタリングされる。
そして、図6bを参照すれば、コアネットワーク内のスライスインスタンス#1(または、インスタンス#1という)はUP機能ノードの第1クラスタを含む。そして、前記スライスインスタンス#1はCP機能ノードのクラスタをスライス#2(またはインスタンス#2という)と共有する。前記スライスインスタンス#2はUP機能ノードの第2クラスタを含む。
示されているNSSFはUEのサービスを収容することができるスライス(またはインスタンス)を選択する。
示されているUEは前記NSSFによって選択されたスライスインスタンス#1を介してサービス#1を用いることができ、併せて前記Nによって選択されたスライスインスタンス#2を介してサービス#2を用いることができる。
<登録手順>
UEは移動追跡(mobility tracking)を可能にし、データ受信を可能にし、そしてサービスを受信するために認可(authorise)を得る必要がある。このために、UEはネットワークに登録する必要がある。登録手順はUEが5Gシステムに対する初期登録をする必要があるとき実行される。また、前記登録手順は、UEが周期的登録更新を実行するとき、アイドルモードにおいて新しいTA(tracking area)に移動するとき、そしてUEが周期的な登録更新を実行する必要があるときに実行される。
初期登録手順の間、UEのIDがUEから獲得される。AMFはPEI(IMEISV)をUDM、SMF及びPCFへ転送することができる。
図7a及び図7bは例示的な登録手順を示した信号フロー図である。
1)UEはRANにANメッセージを送信することができる。前記ANメッセージはANパラメータ、登録要求メッセージを含むことができる。前記登録要求メッセージは登録タイプ、加入者の恒久IDまたは臨時ユーザID、セキュリティパラメータ、NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)、UEの5G能力、PDU(Protocol Data Unit)セッション状態などの情報を含むことができる。
5G RANである場合、前記ANパラメータはSUPI(Subscription PermanentIdentifier)または臨時ユーザID、選択されたネットワーク及びNSSAIを含むことができる。
登録タイプは「初期登録」(すなわち、UEが非登録状態にある)、「移動性登録更新」(すなわち、UEが登録された状態にあり移動性のため登録手順を開始する)または「定期登録更新」(すなわち、UEが登録された状態にあり周期的な更新タイマー満了のため登録手順を開始する)であるかどうかを示すことができる。臨時ユーザIDが含まれている場合、前記臨時ユーザIDは最後のサービングAMFを示している。UEが3GPPアクセスのPLMN(Public Land Mobile Network)と他のPLMNにおいて非3GPPアクセスを介して既に登録された場合、UEが非3GPPアクセスを介して登録手順の間、AMFによって割り当てられたUEの臨時IDを提供しないことができる。
セキュリティパラメータは認証及び安全性保護のために使用される。
PDUセッション状態はUEにおいて使用可能な(以前設定された)PDUセッションを示すことができる。
2)SUPIが含まれているか、臨時ユーザIDが有効なAMFを示さない場合、RANは(R)AT及びNSSAIに基づいてAMFを選択することができる。
(R)ANが適切なAMFを選択することができない場合、ローカルポリシーにしたがって任意のAMFを選択し、前記選択されたAMFに登録要求を転送する。選択されたAMFがUEをサービスすることができない場合、選択されたAMFはUEのためにより適切な別のAMFを選択する。
3)前記RANは新しいAMFにN2メッセージを送信する。前記N2メッセージはN2パラメータ、登録要求を含む。前記登録要求は登録タイプ、加入者の恒久識別子または臨時ユーザID、セキュリティパラメータ、NSSAI及びMICOモード基本設定などを含むことができる。
5G-RANが使用されるとき、N2パラメータはUEがキャンプしているセルに関連する位置情報、セル識別子及びRATタイプを含む。
UEによって指示されている登録タイプが周期的な登録更新であれば、後述するプロセス4~17は実行されない。
4)前記新しく選択されたAMFは以前AMFに情報要求メッセージを送信することができる。
UEの臨時ユーザIDが登録要求メッセージに含まれサービングAMFが最後登録以降、変更された場合、新しいAMFはUEのSUPI及びMMコンテキストを要求するために完全な登録要求情報を含む情報要求メッセージを以前AMFへ送信することができる。
5)以前AMFは前記新しく選択されたAMFに情報応答メッセージを送信する。前記情報応答メッセージはSUPI、MMコンテキスト、SMF情報を含むことができる。
具体的には、以前AMFはUEのSUPI及びMMコンテキストを含む情報応答メッセージを送信する。
-以前AMFに活性PDUセッションに対する情報がある場合、前記以前AMFにはSMFのID及びPDUセッションIDを含むSMF情報を前記情報応答メッセージ内に含めることができる。
6)前記新しいAMFはSUPIがUEによって提供されないか以前AMFから検索されなければ、UEにIdentity Requestメッセージを送信する。
7)前記UEは前記SUPIを含むIdentity Responseメッセージを前記新しいAMFへ送信する。
8)AMFはAUSFをトリガーすると決定することができる。この場合、AMFはSUPIに基づいて、AUSFを選択することができる。
9)AUSFはUE及びNASセキュリティ機能の認証を開始することができる。
10)前記新しいAMFは以前AMFに情報応答メッセージを送信することができる。
もしAMFが変更された場合、新しいAMFはUEMMコンテキストの転送を確認するために、前記情報応答メッセージを送信することができる。
-認証/セキュリティ手順が失敗すれば登録は拒否され、新しいAMFは以前AMFに拒否メッセージを送信することができる。
11)前記新しいAMFはUEにIdentity Requestメッセージを送信することができる。
PEIがUEによって提供されなかったか以前AMFから検索されない場合、AMFがPEIを検索するためにIdentity Requestメッセージが送信される。
12)前記新しいAMFはME識別子を検査する。
13)後述するプロセス14が実行されれば、前記新しいAMFはSUPIに基づいてUDMを選択する。
14)最終登録以降、AMFが変更されるか、AMFにおいてUEに対する有効な加入コンテキストがないか、UEがAMFにおいて有効なコンテキストを参照しないSUPIを提供すれば、新しいAMFは位置更新(Update Location)手順を開始する。またはUDMが以前AMFに対する位置キャンセル(Cancel Location)を開始する場合にも開始される。以前AMFはMMコンテキストを廃棄して可能な全てのSMF(ら)に通知し、新しいAMFはAMF関連加入データをUDMから得た後、UEに対するMMコンテキストを生成する。
ネットワークスライスが用いられる場合、AMFは要求されたNSSAI、UE加入及びローカルポリシーに基づいて許可されたNSSAIを獲得する。AMFが許可されたNSSAIをサポートするのに適しない場合、登録要求を再びルーティングする。
15)前記新しいAMFはSUPIに基づいてPCFを選択することができる。
16)前記新しいAMFはUE Context Establishment RequestメッセージをPCFへ送信する。前記AMFはPCFにUEに対する運営者ポリシーを要求することができる。
17)前記PCFはUE Context Establishment Acknowledgedメッセージを前記新しいAMFへ送信する。
18)前記新しいAMFはSMFにN11要求メッセージを送信する。
具体的には、AMFが変更すれば、新しいAMFは各SMFにUEをサービスする新しいAMFを通知する。AMFは利用可能なSMF情報としてUEからのPDUセッション状態を検証する。AMFが変更された場合、使用可能なSMF情報が以前AMFから受信される。新しいAMFはUEにおいて活性化されないPDUセッションに関連するネットワークリソースを解除するようにSMFに要求することができる。
19)前記新しいAMFはN11応答メッセージをSMFへ送信する。
20)前記、以前AMFはUE Context Termination RequestメッセージをPCFへ送信する。
前記以前AMFがPCFにおいてUEコンテキストが設定されるように以前要求した場合、前記以前AMFはPCFにおいてUEコンテキストを削除することができる。
21)前記PCFは以前AMFにUE Context Termination Requestメッセージを送信することができる。
22)前記新しいAMFは登録受容メッセージをUEへ送信する。前記登録受容メッセージは臨時ユーザID、登録領域、移動性制限、PDUセッション状態、NSSAI、定期登録更新タイマー及び許可されたMICOモードを含むことができる。
前記登録受容メッセージは許可されたNSSAIとそして前記マッピングされたNSSAIの情報を含むことができる。UEのアクセスタイプに対する前記許可されたNSSAI情報は登録受容メッセージを含むN2メッセージ内に含まれる。前記マッピングされたNSSAIの情報は前記許可されたNSSAIの各S-NSSAIをHPLMNのために設定されたNSSAIのS-NASSIにマッピングした情報である。
前記AMFが新しい臨時ユーザIDを割り当てる場合、臨時ユーザIDが前記登録受容メッセージ内にさらに含まれる。移動性制限がUEに適用される場合に移動性制限を指示する情報が前記登録受容メッセージ内に追加的に含まれる。AMFはUEに対するPDUセッション状態を示す情報を登録受容メッセージ内に含めることができる。UEは受信されたPDUセッション状態において活性と表示されないPDUセッションに関連する任意の内部リソースを除去することができる。PDUセッション状態情報がRegistration Requestメッセージにあれば、AMFはUEにPDUセッション状態を示す情報を前記登録受容メッセージ内に含めることができる。
23)前記UEは前記新しいAMFに登録完了メッセージを送信する。
<PDUセッション確立手順>
PDU(Protocol Data Unit)セッション確立手順は下記通り2つのタイプのPDUセッション確立手順が存在する。
-UEが開示するPDUセッション確立手順
-ネットワークが開示するPDUセッション確立手順。このために、ネットワークは装置トリガーメッセージをUEのアプリケーション(ら)へ送信することができる。
図8a及び図8bは例示的なPDUセッション確立手順を示した信号フロー図である。
図8a及び図8bに示されている手順は図7に示されている登録手順にしたがってUEがAMF上に既に登録されていると仮定する。したがってAMFは既にUDMからユーザ加入データを獲得したことと仮定する。
1)UEはAMFにNASメッセージを送信する。前記メッセージはS-NSSAI(Session Network Slice Selection Assistance Information)、DNN、PDUセッションID、要求タイプ、N1 SM情報などを含むことができる。
具体的には、前記UEは現在アクセスタイプの許可された(allowed)NSSAIからS-NSSAIを含める。もし前記マッピングされたNSSAIに対する情報が前記UEに提供されたなら、前記UEは前記許可されたNSSAIに基づいたS-NSSAIと前記マッピングされたNSSAIの情報に基づいた対応S-NSSAIを全て提供することができる。ここで、前記マッピングされたNSSAIの情報は前記許可されたNSSAIの各S-NSSAIをHPLMNのために設定されたNSSAIのS-NASSIにマッピングした情報である。
より具体的には、前記UEは図5の登録手順においてネットワーク(すなわち、AMF)から受信した登録受容メッセージの含まれた、かつ許可されたS-NSSAIと前記マッピングされたS-NSSAIの情報を抽出して格納している。従って、前記UEは前記PDUセッション確立要求メッセージに前記許可されたNSSAIに基づいたS-NSSAIと前記マッピングされたNSSAIの情報に基づいた対応S-NSSAIを全て含めて送信することができる。
新しいPDUセッションを確立するために、UEは新しいPDUセッションIDを生成することができる。
UEはPDUセッション確立要求メッセージをN1 SM情報内に含めたNASメッセージを送信することでUEによって開示されるPDUセッション確立手順を開始することができる。前記PDUセッション確立要求メッセージは要求タイプ、SSCモード、プロトコル構成オプションを含むことができる。
PDUセッション確立が新しいPDUセッションを設定するためのことである場合、要求タイプは「初期要求」を示している。しかし、3GPPアクセスと非3GPPアクセスの間の既存のPDUセッションが存在する場合、前記要求タイプは「既存のPDUセッション」を示すことができる。
前記UEによって送信されるNASメッセージはANによってN2メッセージ内にカプセル化される。前記N2メッセージはAMFへ送信され、ユーザ位置情報及びアクセス技術のタイプ情報を含むことができる。
-N1 SM情報は外部DNによるPDUセッション認証に対する情報が含まれたSM PDU DN要求コンテナを含むことができる。
2)AMFはメッセージが前記要求タイプが「初期要求」を示す場合、そして前記PDUセッションIDがUEの既存のPDUセッションのために使用されなかった場合、新しいPDUセッションに対する要求に該当すると決定することができる。
NASメッセージがS-NSSAIを含まない場合、AMFはUE加入にしたがって要求されたPDUセッションに対するデフォルトS-NSSAIを決定することができる。AMFはPDUセッションIDとSMFのIDに関連付けて格納することができる。
前記AMFはSMFを選択することができる。
3)AMFはNsmf_PDUSession_CreateSMContextRequestメッセージまたはNsmf_PDUSession_UpdateSMContextRequestメッセージを前記選択されたSMFへ送信することができる。
前記Nsmf_PDUSession_CreateSMContextRequestメッセージはSUPI、DNN、S-NSSAI(s)、PDU Session ID、AMF ID、Request Type、PCF ID、Priority Access、N1 SM container、User location information、Access Type、PEI、GPSI、UE presence in LADN service area、Subscription For PDU Session Status Notification、DNN Selection Mode、Trace Requirementsを含むことができる。前記SM containerはPDU Session Establishment Requestメッセージを含むことができる。
前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextRequestメッセージはSUPI、DNN、S-NSSAI(s)、SM Context ID、AMF ID、Request Type、N1 SM container、User location information、Access Type、RAT type、PEIを含むことができる。前記N1 SM containerはPDU Session Establishment Requestメッセージを含むことができる。
AMF IDはUEをサービスするAMFを識別するために使用される。N1 SM情報はUEから受信されたPDUセッション確立要求メッセージを含むことができる。
4)SMFは加入者データ要求メッセージをUDMへ送信する。前記加入者データ要求メッセージは加入者恒久ID、DNNを含むことができる。UDMは加入データ応答メッセージをSMFへ送信することができる。
上記のプロセス3において要求タイプが「既存のPDUセッション」を示す場合、SMFは当該要求が3GPPアクセスと非3GPPアクセスの間のハンドオーバからよるものと決定する。SMFはPDUセッションIDに基づいて既存のPDUセッションを識別することができる。
SMFがまだDNNに関連するUEに対するSM関連加入データを検索しない場合、SMFは加入データを要求することができる。
加入データには認証された要求タイプ、認証されたSSCモード、基本QoSプロファイルに対する情報が含まれる。
SMFはUEリクエストがユーザ加入及びローカルポリシーに従うかどうかを確認することができる。または、SMFはAMFによって転送されたNASSMシグナリング(関連SM拒否原因を含む)を介してUE要求を拒否し、SMFはAMFにPDUセッションIDが解除したと見なされるべきであることを知らせる。
5)SMFはNsmf_PDUSession_CreateSMContextResponseメッセージまたはNsmf_PDUSession_UpdateSMContextResponseメッセージをAMFへ送信する。
前記Nsmf_PDUSession_CreateSMContextResponseメッセージはCause、SM Context IDまたはN1 SM containerを含むことができる。前記N1 SM containerはPDU Session Rejectを含むことができる。
上記のプロセス3においてSMFがNsmf_PDUSession_CreateSMContextRequestメッセージを受信して、前記SMFがPDU Session establishment requestメッセージを処理することができる場合、前記SMFSMコンテキストを生成し、AMFにSMコンテキストIDを転送する。
6)2次認証/許可(Secondary authentication/authorization)が選択的に実行される。
7a)PDUセッションのために操作PCCが用いられる場合、SMFはPCFを選択する。
7b)前記SMFはSMポリシーアソシエーション(association)をPCFと確立するためにSMポリシーアソシエーション確立手順を実行する。
8)プロセス3の要求タイプが「初期要求」を示すとSMFはPDUセッションに対するSSCモードを選択する。プロセス5が実行されなければSMFはUPFも選択することができる。要求タイプIPv4またはIPv6の場合SMFはPDUセッションに対するIPアドレス/プレフィックス(prefix)を割り当てることができる。
9)SMFはSMポリシーアソシエーション修正手順を実行して、ポリシー制御要求トリガ条件に対する情報を提供する。
10)要求タイプが「初期要求」を示しSMFは選択されたUPFを用いてN4セッション確立手順を開始し、そうでなければ、選択したUPFを用いてN4セッション修正手順を開始することができる。
10a)SMFはUPFにN4セッション確立/修正要求メッセージを送信する。そして、前記SMFはPDUセッションに対してUPFに設置されるパケット探知、試行及び報告ルールを提供することができる。SMFがCNトンネル情報が割り当てられる場合、CNトンネル情報がUPFに提供される。
10b)UPFはN4セッション確立/修正応答メッセージを送信することで、応答することができる。CNトンネル情報がUPFによって割り当てられる場合、CNトンネル情報がSMFに提供される。
11)前記SMFはNamf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージをAMFへ送信する。前記Namf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージはPDU Session ID、N2 SM information、N1 SM containerを含むことができる。
前記N2 SM情報はPDU Session ID、QFI(QoS Flow ID)、QoS Profile(s)、CN Tunnel Info、S-NSSAI from the Allowed NSSAI、Session-AMBR、PDU Session Type、User Plane Security Enforcement information、UE Integrity Protection Maximum Data Rateを含むことができる。
前記N1 SM containerはPDUセッション確立受容メッセージを含むことができる。
前記PDUセッション確立受容メッセージは許可されたQoSルール、SSCモード、S-NSSAI、割り当てられたIPv4アドレスを含むことができる。
12)AMFはRANにN2 PDUセッション要求メッセージを送信する。前記メッセージはN2 SM情報、NASメッセージを含むことができる。前記NASメッセージはPDUセッションID、PDUセッション確立受容メッセージを含むことができる。
AMFはPDUセッションID及びPDUセッション確立受容メッセージを含むNASメッセージを送信することができる。また、AMFはSMFから受信N2 SM情報をN2 PDUセッション要求メッセージ内に含めRANへ送信する。
13)RANはSMFから受信された情報に関連するUEとの特定シグナリング交換をすることができる。
RANはまたPDUセッションに対してRAN N3トンネル情報を割り当てる。
RANはプロセス10において提供されたNASメッセージをUEに転送する。前記NASメッセージはPDUセッションID、N1 SM情報を含むことができる。前記N1 SM情報はPDUセッション確立受容メッセージを含むことができる。
RANは必要なRANリソースが設定され、RANトンネル情報の割り当てが正常な場合にのみNASメッセージをUEに送信する。
14)RANはAMFにN2 PDUセッション応答メッセージを送信する。前記メッセージはPDUセッションID、原因、N2 SM情報を含むことができる。前記N2 SM情報はPDUセッションID、(AN)トンネル情報、受容/拒否されたQoSプロファイルリストを含むことができる。
-RANトンネル情報はPDUセッションに該当するN3トンネルのアクセスネットワークアドレスに該当する。
15)AMFはNsmf_PDUSession_UpdateSMContextRequestメッセージをSMFへ送信することができる。前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextRequestメッセージはN2 SM情報を含むことができる。ここで、前記AMFはRANにおいて受信したN2 SM情報をSMFへ転送することである。
16a)前記PDUセッションに対するN4セッションが既に設定されない場合、SMFはUPFとともにN4セッション確立手順を開始することができる。そうでない場合、SMFはUPFを用いてN4セッション修正手順を開始することができる。SMFはANトンネル情報とCNトンネル情報を提供することができる。CNトンネル情報はSMFがプロセス8においてCNトンネル情報を選択した場合にのみ提供する必要があることができる。
16b)前記UPFはSMFにN4セッション修正応答メッセージを送信することができる。
17)前記SMFはNsmf_PDUSession_UpdateSMContextResponseメッセージをAMFに送信する。
このプロセスが終了すれば、AMFは関連イベントをSMFに転送することができる。
18)前記SMFはNsmf_PDUSession_SMContextStatusNotifyメッセージを送信する。
19)SMFはUPFを介してUEに情報を送信する。具体的には、PDUType IPv6の場合SMFはIPv6 Router Advertisementを生成してこれをN4とUPFを介してUEへ送信することができる。
20)手順中にPDUセッション確立が正常ではない場合、SMFはAMFに知らせる。
図9a及び図9bはPDUセッションの修正手順を示している。
MA PDUセッションはPDUセッション修正手順に基づいて確立/管理される。
PDUセッション修正手順はUEが開示することができ、またはネットワークが開示することもできる。
1a)UEが開示する場合、前記UEはNASメッセージを送信することで、PDUセッション修正手順を開示することができる。前記NASメッセージはN1 SMコンテナを含むことができる。前記N1 SMコンテナはPDUセッション修正要求メッセージ、PDUセッションID、そしてUEの安全性保護(Integrity Protection)最大データレートに対する情報を含むことができる。前記PDUセッション修正要求メッセージはPDUセッションID、パケットフィルター、要求されたQoSに対する情報、5G SMコアネットワーク能力、パケットフィルターの数を含むことができる。前記UEの安全性保護最大データレートはUEがUP安全性保護をサポートすることができる最大データレートを示している。前記パケットフィルターの数はQoSルールのためにサポートされるパケットフィルターの数を示している。
前記NASメッセージはRANを介して前記UEの位置情報にしたがって適当なAMFへ転送される。そうであれば、前記AMFはNsmf_PDUSession_UpdateSMContextメッセージをSMFへ送信する。前記メッセージはSM(session Management)コンテキストID、N1 SMコンテナを含むことができる。前記N1 SMコンテナはPDUセッション修正要求メッセージを含むことができる。
1b)ネットワークノード中、PCFによって開示される場合、PCFはSMポリシー提携(Association)修正手順を開示することで、ポリシーの変更をSMFに知らせることができる。
1c)ネットワークノード中、UDMによって開示される場合、UDMはNudm_SDM_Notificationメッセージを送信することで、SMFの加入データを更新することができる。前記SMFはセッション管理加入者データを更新し、ACKメッセージを前記UDMに転送することができる。
1d)ネットワークノード中、SMFによって開示される場合、SMFはQoS更新をトリガーすることができる。
上記の1aから1dにしたがってトリガーされる場合、SMFはPDUセッション修正手順を実行することができる。
1e)ネットワークノード中、ANによって開示される場合、ANはQoSフローがマッピングされたANリソースが解除される場合、SMFに知らせることができる。前記ANはN2メッセージをAMFへ送信することができる。前記N2メッセージはPDUセッションID、N2 SM情報を含むことができる。前記N2 SM情報はQFI(QoS Flow ID)、ユーザ位置情報、そしてQoSフローが解除されたことを示す指示を含むことができる。前記AMFはNsmf_PDUSession_UpdateSMContextメッセージを送信することができる。前記メッセージはSMコンテキストID、N2 SM情報を含むことができる。
2)前記SMFはSMポリシー提携修正手順を実行することで、加入イベントに対する報告を送信することができる。もしPDUセッション修正手順が1bまたは1dによってトリガーされた場合、このステップはスキップすることができる。動的PCCがネットワークに配置されない場合、SMFはQoSプロファイルの変更を決定するために内部ポリシーを適用することができる。
後述するプロセス3からプロセス7はPDUセッション修正がUPFの操作のみを要求する場合、実行されない。
3a)UEまたはANが開示する場合、SMFはNsmf_PDUSession_UpdateSMContextメッセージを送信することで、AMFに応答することができる。前記メッセージはN2 SM情報、N2 SMコンテナを含むことができる。前記N2 SM情報はPDUセッションID、QFI、QoSプロファイル、セッション-AMBRを含むことができる。前記N1 SMコンテナはPDUセッション修正命令を含むことができる。前記PDUセッション修正命令はPDUセッションID、QoSルール、QuSルール操作、QoSフローレベルQoSパラメータ、セッション-AMBRを含むことができる。
前記N2 SM情報はAMFがANへ転送する必要がある情報を含むことができる。前記N2 SM情報は1つ以上のQoSフローが追加または修正されたことをANに通知するために、QFIとQoSプロファイルを含むことができる。もし、PDUセッション修正がユーザ平面リソースが設定されないUEによって要求される場合、前記ANに転送される前記N2 SM情報はユーザ平面リソースの確立に対する情報を含むことができる。
前記N1 SMコンテナはAMFがUEへ転送するPDUセッション修正命令を含むことができる。前記PDUセッション修正命令はQoSルール、QoSフローレベル(level)QoSパラメータを含むことができる。
3b)SMFによって開示される場合、SMFはNamf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージを送信することができる。前記メッセージはN2 SM情報、N1 SMコンテナを含むことができる。前記N2 SM情報はPDUセッションID、QFI、QoSプロファイル、セッション-AMBRを含むことができる。前記N1 SMコンテナはPDUセッション修正命令を含むことができる。前記PDUセッション修正命令はPDUセッションID、QoSルール、QoSフローレベル(level)QoSパラメータを含むことができる。
前記UEがCM-IDLE状態であり、ATCが活性化された場合であれば、前記AMFは前記Namf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージに基づいてUEコンテキストを更新して格納した後、後述するプロセス3からプロセス7はスキップすることができる。前記UEが到達可能な(reachable)状態、すなわちUEがCM-CONNECTED状態に進入する場合、前記AMFは前記UEとUEコンテキストを同期化するためにN1メッセージを送信することができる。
4)前記AMFはN2 PDUセッション要求メッセージをANへ送信することができる。前記N2 PDUセッション要求メッセージはSMFから受信したN2 SM情報そしてNASメッセージを含むことができる。前記NASメッセージはPDUセッションID、N1 SMコンテナを含むことができる。前記N1 SMコンテナはPDUセッション修正命令を含むことができる。
5)前記ANは前記SMFから受信した情報と関係のあるUEとANシグナリング交換を実行する。例えば、NG-RAN(すなわち、gNBまたは基地局)の場合、前記PDUセッションに関連する必要ANリソースを修正するために、UEとRRC接続再設定(Connection Reconfiguration)手順が実行される。
6)前記ANは前記受信したN2 PDUセッション要求に応答して、N2 PDUセッションACKメッセージを送信する。前記N2 PDUセッションACKメッセージはN2 SM情報そしてユーザ位置情報を含むことができる。前記N2 SM情報は受容/拒否されるQFIのリスト、ANトンネル情報そしてPDUセッションIDなどを含むことができる。
7)前記AMFはANから受信したN2 SM情報とユーザ位置情報をNsmf_PDUSession_UpdateSMContextメッセージを介してSMFへ転送する。そうであれば、前記SMFはNsmf_PDUSession_UpdateSMContextメッセージを前記AMFへ転送する。
8)前記SMFはPDUセッション修正に含まれたUPFのN4セッションを更新するためにN4セッション修正要求メッセージをUPFへ送信する。
新しいQoSフローができる場合、前記SMFは前記新しいQoSフローのULパケット検出ルールを前記UPFとともに更新する。
9)前記UEはPDUセッション修正命令の受信に応答して、NASメッセージを送信する。前記NASメッセージはPDUセッションID、N1 SMコンテナを含むことができる。前記N1 SMコンテナはPDUセッション修正命令ACKを含むことができる。
10)前記ANは前記NASメッセージを前記AMFへ送信する。
11)前記AMFは前記ANから受信したN1 SMコンテナとユーザ位置情報をNsmf_PDUSession_UpdateSMContextメッセージを介してSMFへ転送することができる。前記N1 SMコンテナはPDUセッション修正命令ACKを含むことができる。前記SMFはNsmf_PDUSession_UpdateSMContext応答メッセージを前記AMFへ転送することができる。
12)前記SMFは前記PDUセッション修正に含まれたUPFのN4セッションを更新するために、N4セッション修正要求メッセージをUPFへ送信する。前記メッセージはN4セッションIDを含むことができる。
13)上記のプロセス1bまたはプロセス2においてSMFがPCFと相互作用する場合、前記SMFはPCC決定が実行できるかどかをSMポリシー提携修正手順を介して、PCFに知らせることができる。
前記SMFは前記PDUセッション変更に関連するユーザ位置情報を要求したエンティティに通知することができる。
<重複送信>
その一方で、次世代(すなわち、5世代)移動通信においてはURLCCのために重複送信が議論されている。
図10aは重複送信のためのアーキテクチャの一例を示し、図10bは重複送信のためのアーキテクチャの別の一例を示している。
図10aを参照してわかるように、NG-RANとUPFの間にN3トンネルが2つ生成される。これにしたがってデータは2つのトンネルを介して重複して転送される。NG-RANノード及びUPFはパケットのコピー及び除去をサポートすることができる。
図10bを参考してわかるように、NG-RANノードとUPFの間で2つのN3及びN9トンネルに基づいてUPFとNG-RAN間に2つの中間UPFが重複送信をサポートすることができる。NG-RANノードとUPFはパケットコピー及び除去機能を実行することができる。
URLLC QoSフロー確立の間、または以降、確立された、重複送信のためのPDUセッションのURLCC QoSフローのために、NG-RANとUPF間に2つのN3及びN9トンネルが存在する。ダウンリンクトラフィックの場合、UPFはDNからのQoSフローのダウンリンクパケットを複製し、ダウンリンクパケットに同様なGTP-Uシーケンスナンバーを割り当てることができる。このような複製されたパケットはN9トンネル1及びN9トンネル2それぞれにI-UPF1とI-UPF2へ送信される。各I-UPFはUPFから受信したパケット(同様なGTP-Uシーケンスナンバーを持つ)N3トンネル1及びN3トンネル2を介してNG-RANへ転送することができる。NG-RANはGTP-Uシーケンスナンバーに基づいて重複したパケットを除去することができる。アップリンクトラフィックの場合、NG-RANはUEからのQoSフローのパケットを複製し、同様なGTP-Uシーケンスナンバーを割り当てることができる。このような重複パケットはI-UPF1及びI-UPF2でN3トンネル1及びN3トンネル2へ送信される。各I-UPFはNG-RANから受信したパケット(同様なGTP-Uシーケンスナンバーを持つ)をN9トンネル1及びN9トンネル2を経由してUPFへ転送することができる。UPFはGTP-Uシーケンスナンバーに基づいて重複したパケットを除去することができる。
<NWDAF(Network Data Analytics Function)>
UE移動性統計または分析をサポートするNWDAFはNF(Network Function)、OAM(Operations、Administration and Maintenance)からUE移動性関連情報を収集することができ、データ分析を介してUE移動統計または予測を生み出すことができる。
NWDAFが提供するサービスは複数のNFのうち、例えばAMFによって使用される。
図11はNWDAFの操作のための信号の流れを示した例示図である。
NWDAFはUE移動性関連分析を統計または予測の形で提供することができる。図10においてはAF(Application Function)がNWDAFからサービスを受けるNFであることを示している。AFはNEFを経由して分析を要求し、NEFは前記要求をNWDAFに提供することができる。
1)NFは特定UEまたはUEのグループに対する分析のためにNWDAFに要求メッセージを転送することができる。前記メッセージは例えばNnwdaf_AnalyticsInfoまたはNnwdaf_AnalyticsSubscriptionサービスに基づいたメッセージである。前記NFは統計または予測を提供することができる。分析される情報のタイプはUE移動性情報である。NFは分析報告のターゲットにおいてUE idまたは内部グループIDを提供することができる。
2)要求が許可された場合、そして要求された分析を提供するために、NWDAFは全てのサービングAMFにUEの位置変更に対するイベントを通知するように加入することができる。NWDAFが既に分析を完了した場合、このステップは実行されない。
NWDAFはサービスデータを受信するためにAFに加入する。このためにNaf_EventExposure_SubscribeまたはNnef_EventExposure_Subscribeサービスベースのメッセージが使用される。
NWDAFはOAMからUE移動性情報を収集する。
NWDAFはUEまたはUEのグループを担当するAMFを選択する。
3)NWDAFは要求された分析を実行する。
4)NWDAFは前記要求されるUE移動性分析をNFに提供する。このためにNnwdaf_AnalyticsInfo_Requesに対する応答メッセージまたはNnwdaf_AnalyticsSubscription_Notifyメッセージが使用される。
5-6)NFがUE移動性分析に対する通知メッセージを受信するために加入完了した場合、NWDAFは分析結果を生成してNFに提供することができる。
本明細書の開示は前述の問題点を解決するための方法を提示する。
<本明細書の開示が解決しようとする問題点>
NWDAFの情報分析/予測機能を活用してネットワーク自動化を実行するための研究が進んでおり、効果的にMEC(Mobile Edge Computing)サービスを提供するための努力が進んでいる。特に、UP経路の最適化のための研究が進んでいる。
5Gサービスの場合、4Gと比較してより多くのUEがより多くのネットワークのリソースを活用してリアルタイムサービスを受けるため情報の分析/リソース管理のための判断が重要な状況である。
I.本明細書の開示の概要(Overview)
I-1.第1ネットワークノード(例えば、NWDAF)の機能
本明細書の開示によれば、第1ネットワークノード(例えば、NWDAF)はネットワークノードから、UEをサービングするNG-RANの情報を獲得することができる。
第1ネットワークノード(例えば、NWDAF)から、重複送信経路(redundant transmission path)に関するQoS及びデータ効率性に関する情報を獲得する。
また、第1ネットワークノード(例えば、NWDAF)は重複送信経路(redundant transmission path)使用に対する効率性に対して統計/予測値を分析することができる。
また、第1ネットワークノード(例えば、NWDAF)は分析された統計値及び予測値をネットワークノード、特に、SMFに送付することができる。
I-2.第2ネットワークノード(例えば、SMF)の機能
第2ネットワークノード(例えば、SMF)は前記獲得した情報を活用して重複送信を適用したPDUセッションを設定するか否か及び管理を決定することができる。
重複送信がサポートされるPDUセッションを確立すると決定した場合、第2ネットワークノード(例えば、SMF)はPSA(PDU session Anchor)UPFとNG-RANに重複送信の実行を知らせる(参考に、UEに転送されるメッセージはAMFを経由)
第2ネットワークノード(例えば、SMF)はURLCCサービスのために重複送信を効率的にサポートするかを決定するのに使用される情報をNWDAFから獲得することができる。
第2ネットワークノード(例えば、SMF)は重複送信が実行されるべきかを決定することができる。
第2ネットワークノード(例えば、SMF)は重複送信が活性化された場合、重複送信を中止するかを決定することができる。
II.実装例
II-1.UP(User Plane)最適化のためのNWDAFのサポート
エッジコンピューティング(edge computing)のために、UP最適化がサポートされる。エッジコンピューティング環境において、特にURLLCサービスのために効率的なUPリソース使用が重複送信に対する経験分析を介してサポートされる。
SMFは許可された5QI(5G QoS Identifier)、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、重複送信が実行されると決定することができ、SMFはPSA UPF及びNG-RANにN4インターフェースを介した重複送信を実行するように知らせ、N2情報を転送することができる。
NWDAFは重複送信に対する経験分析をSMFへ送信することができ、これはURLCCサービスのために効率的な重複送信をサポートするために、重複送信を実行させるか重複送信を中止させるかを決定するのに利用される、SMF内に設定された事業者のポリシーに影響を与える可能性がある。
以下、記述した通りモニタリングデータをUPFがSMFへ送信する場合、またはRANから直接データを収集することができる場合など様々な環境において、重複送信に対する経験分析をサポートするNWDAFは、
i)UE移動関連情報をNF(例えば、AMFまたはAF)及びOAMから収集することができる。
具体的には、UEの移動にしたがって、接続するNG-RANが異なる場合があり、NG-RANの重複送信に関連する能力が異なるため、有効性を確認/予測するのに使用する目的で前記UE移動関連情報が収集される。
ii)パケットドロップ(drop)及び/またはパケット遅延測定に対する情報をNF(例えば、UPFまたはSMF)及びOAMから(追加的に、NG-RANから)収集することができる。
前記情報はバックホール(backhaul)ネットワークの状態を把握するための目的で収集される。
iii)重複送信に対する効率性情報をNF(例えば、UPF)及びOAMから(追加的に、NG-RANから)収集することができる。
前記情報は実際重複経路が有効に使用されているか確認する目的で使用される。すなわち、経路1に着いたパケットのみで十分なQoSが保証されれば、経路2に着くパケットは不要である。例えば、どの経路のデータが使用され、どの経路のデータが重複パケットとして処理されドロップ(drop)されるか、各経路(path)のデータが実際用いられるか経路別の成功率(success rate)などが測定される。
iv)重複送信のために確立されたPDUセッションに関連する情報をNF(例えば、SMF)及びOAMから収集することができる。
前記情報はPDUセッションの数またはPDUセッションの性能などを含むことができる。前記情報は重複送信を適用しているPDUセッションの有効性を確認/予測する目的で使用される。
-重複送信に対する経験統計または予測を提供するためにデータ分析を実行することができる。
NWDAFからの分析サービスはNF(例えば、SMF)が提供される。
このような分析サービスを受けるNF(例えば、SMF)は前記要求内に次を含めることができる。
-分析ID=「Redundant Transmission Experience」
-分析報告のターゲットは単独UE、任意のUEまたはグループのUEである。
-分析フィルター情報は以下の情報を選択的に含むことができる。
a.関心領域;
b.S-NSSAI;
c.DNN.
分析目標区間:統計または予測が要求される時間区間を示している。
II-1.入力データ
重複送信に対する経験に関連してデータ分析をサポートするNWDAFはOAM、5GCそしてAFからUE移動性情報を収集し、AFからサービスデータを収集することができる。
さらに、重複送信に関連し確立されたPDUセッションに対する情報をNF(例えば、SMF)から収集することができる。
以下の表はUE移動性情報を示している。
以下の表はUE移動性に関連するAFからのサービスデータを示している。
追加的に、粒度(granularity)の異なるレベル別、すなわち、QoSフロー別、UE別、GTP-U経路別にパケットドロップ及び/またはパケット遅延測定が入力される。
以下の表はパケットドロップ及び/又はパケット遅延測定を示している。
以下の表は重複送信に対する効率的な測定を示している。
以下の表は重複送信に関連して確立されたPDUセッションに対する情報を示している。
II-2.分析結果の出力
重複送信に関連する経験に対してデータ分析をサポートするNWDAFは重複送信経験分析をNF(例えば、SMF)へ送信することができる。
以下の表は重複送信に関連する経験統計である。
以下の表は重複送信に関連する経験予測を示している。
II-3.手順
II-3-1.分析手順
NWDAFは分析を統計値または予測情報の形で提供することができる。
図12は分析結果をNFに提供する例を示した信号フロー図である。
1)NFは特定UEまたはUEのグループに対する分析のためにNWDAFに要求メッセージを転送することができる。前記メッセージは例えばNnwdaf_AnalyticsInfoまたはNnwdaf_AnalyticsSubscriptionサービスに基づいたメッセージである。前記NFは統計または予測を提供することができる。分析される情報のタイプは重複送信に関連する経験である。NFは分析報告のターゲットにおいてUEidまたは内部グループIDを提供することができる。分析フィルター情報は選択的にDNN、S-NSAI、関心領域を含むことができる。
2)要求が許可された場合、そして要求された分析を提供するために、NWDAFは全てのサービングAMFにUEの位置変更に対するイベントを通知するように加入することができ、URLCCサービス上においてPDUセッションをサービングする全てのSMFに重複送信に関連する情報を通知するように加入要求することができる。
NWDAFはNaf_EventExposure_SubscribeサービスまたはNnef_EventExposure_Subscribeを用いて、サービスデータを獲得するためにAFに加入することができる。
前記NWDAFはUE移動性情報、パケット測定情報及び/または重複送信に関連する情報をOAMから収集することができる。
NWDAFが前記要求された分析を既に持っている場合このステップは実行されずスキップすることができる。
3)NWDAFは前記要求された分析のために分析を実行する。
4)NWDAFは前記要求された分析結果を前記NFに提供することができる。このためにNnwdaf_AnalyticsInfo_RequestresponseメッセージまたはNnwdaf_AnalyticsSubscription_Notifyメッセージが使用される。
5-7)前記プロセス1において、NFが重複送信に関係した経験に分析に対して要求した場合、AMF、AFそしてOAMからイベント通知メッセージを受信すれば、前記NWDAFは分析を実行し、分析結果をNFに提供することができる。
前記分析結果をSMFが利用しようとする場合、重複送信に関係した経験分析はPDUセッションをどのように処理するか決定するのに使用される。例えば、重複送信に関係した経験分析はURLCCサービスのためのPDUセッションに対して重複送信が実行されるべきか中止されるべきか否かを決定するのに使用される。
II-3-2.ネットワークノードの機能改善
SMFはURLCCサービスのために重複送信を効率的にサポートするための決定するためにNWDAFからの情報を獲得できるように改善される。
SMFは前記獲得された情報に基づいて
重複送信が実行されるべきと決定することができる。
または活性化されている場合、重複送信を中止する必要があると決定することができる。
NWDAFは次のように改善される。
NWDAFは重複送信に関連する経験統計及び予測を提供することができる。
本明細書においては前記手順において使用されたNnwdafサービス操作のために、下記通りNWDAFによって提供される分析情報内に「Redundant Transmission Experience」を追加することができる。
II-3-3.Nnwdafサービス操作に対する標準規格上の変更内容
以下の表はNWDAFによって提供されるサービスを示している。
以下の表はNWDAFによって提供される分析情報を示している。
以下において、分析結果が活用される例に対して説明する。
III.分析結果が活用される例
III-1.N3/N9インターフェース上において重複送信のサポート
URLLC QoSフロー確立プロセスまたは以降、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいてSMFは重複送信が実行されると決定する場合、SMFはUPF及びNG-RANにN4インターフェースを介して重複送信を実行するように知らせ、N2情報を転送することができる。この場合、NG-RANはトンネル情報(例えば、他のIPアドレス)内に他のルーティング情報を含め提供することができる。このようなルーティング情報はネットワーク配置設定にしたがって送信層経路に分岐されるようにするためにマッピングされる。
URLCCサービスのためにNWDAFを用いる配置オプションの場合、SMFは重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信が実行されるように決定することができる。
重複送信がN3及びN9インターフェース上において実行される場合、DNからUPFが受信したQoSフローの各ダウンロードパケットに対して、UPFはパケットをコピーし、重複送信に対して同様なGTP-Uシーケンスナンバーを割り当てることができる。
NG-RANはGTP-Uシーケンスナンバーに基づいて重複パケットを除去し、当該PDUをUEへ転送する。
NG-RANがUEから受信したQoSフローの各アップリンクパケットに対して、NG-RANはパケットをコピーし、同様なGTP-Uシーケンスナンバーを割り当てる。このようなパケットは2つのN3トンネルを介してUPFへ送信される。UPFはGTP-Uシーケンスナンバーに基づいて重複パケットを除去することができる。
UPF及びNG-RANはSMF指示に基づいてQoSフロー別に1つまたは2つのトンネルを介してパケットを送信する。
III-2.UEが要求するPDUセッション確立手順に対する標準規格上の変更内容
PDUセッション確立手順に対しては図8a及び図8bを参照して既に説明している。以下においては差異を中心に説明する。
プロセス4において、SMFはPDUセッションが重複を要求するか否かを決定することができる
URLCCサービスのためにNWDAFを用いる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFはPDUセッションが重複を要求するかどうか、すなわち重複送信が実行されるべきか否かを決定することができる。UEリクエストが有効しない場合、SMFはPDUセッションの確立を受容しないことと決定することができる。
プロセス10aにおいて、SMFがPDUセッションのために重複送信を実行すると決定した場合、SMFは1つのCNトンネル情報がPDUセッションの重複トンネルとして用いられることでUPFに知らせることができる。URLCCサービスのためにNWDAFを用いる場合、
重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信が実行されるべきか否かを決定することができる。
重複送信のためにUPFとNG-RANの間に2つのI-UPFを使用するとSMFが決定した場合、SMFは対応するCNトンネル情報を要求し、I-UPFとUPFに提供することができる。URLLCサービスのためにNWDAFを用いる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信が実行されるべきか否かを決定することができる。SMFがアップリンク方向にQoSフローのための重複パケットを除去するようにUPFに知らせることができる。SMFはCNトンネル情報がPDUセッションの重複トンネルで用いられるとUPFに知らせることができる。
プロセス11において、前記CNトンネル情報はPDUセッションに対応するN3トンネルのコアネットワークアドレスに該当することができる。2つのCNトンネル情報が重複送信のためにPDUセッションのために含まれる場合、SMFはPDUセッションの重複トンネルとして用いられるCNトンネル情報のうち、1つをNG-RANに知らせることができる。
プロセス12において重複送信のためにPDUセッションのための2つのCNトンネル情報をRANが受信する場合、プロセス13においてRANは2つのANトンネル情報を割り当てることができ、SMFにいずれか1つのANトンネル情報がPDUセッションの重複トンネルに使用されると知らせることができる。
プロセス16a.SMFが1つまたは複数のQoSフローのために重複送信を実行すると決定した場合、SMFはダウンリンク方向にQoSフローのパケットコピーを実行するようにUPFに知らせることができる。1つまたは複数のQoSフローのために2つのI-UPFを介して重複送信をする場合、SMFは2つのI-UPFにANトンネル情報を提供し、UPFにパケットコピーを実行するように知らせることができる。
SMFは2つのI-UPFにUPFのULトンネル情報とDLトンネル情報を提供することができる。
URLLCサービスのためにNWDAFを用いる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信が実行されるべきか否かを決定することができる。
III-3.PDUセッション修正手順に対する標準規格上の変更内容
PDUセッション修正手順に対しては図9a及び図9bを参照して既に説明している。以下においては差異を中心に説明する。
ステップ2aにおいて、重複送信がPDUセッションに対して活性化されない場合、SMFはQoSフローに対して重複送信を実行することで決定され、SMFはQoSフローのためにパケットコピー及び除去を実行するようにUPFに指示することができる。
URLLCサービスのためのNWDAFを用いる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信が実行されるべきか否かを決定することができる。
PDUセッションに対する重複送信が活性化された場合、SMFが重複送信を中止すると決定した場合、SMFはPDUセッションの重複トンネルとして用いられるCNトンネル情報を解除し、UPFにパケットコピーを中止して対応するQoSフローを除去するように指示することができる。
URLCCサービスを利用するNWDAFの場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を中止させるべきか否かを決定することができる。
重複送信がPDUセッションに対して活性化されない場合、そしてSMFがUPFとNG-RANの間で2つのI-UPFを用いてQoSフローに対して重複送信を実行すると決定した場合、SMFはN4セッション確立要求メッセージをI-UPFへ送信することができる。前記メッセージはUPFのULCNトンネル情報とCNトンネル情報を割り当てるように要求を含むことができる。
URLLCサービスを利用するNWDAFを用いる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行させるべきか中止させるべきか否かを決定することができる。
URLLCサービスのためにNWDAFを用いる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を中止することで決定することができる。
プロセス3aにおいて、SMFが重複送信を活性化すると決定した場合、SMFはN2 SM情報内にさらにCNトンネル情報を含めることができる。
重複送信がPDUセッションに対して活性化された場合、そしてSMFは重複送信を中止させると決定した場合、SMFはANトンネルを解除し、UPFにパケットコピーを中止させPDUセッションの重複トンネルに関連し除去するように要求することができる。
URLLCサービスのためにNWDAFを用いる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を中止することで決定することができる。
プロセス3bにおいて、PDUセッションに対して重複送信が活性化されている場合、そしてSMFは重複送信を中止させると決定した場合、SMFはANトンネルを解除し、パケットコピーを中止してPDUセッションの重複トンネルを除去するようにRANに要求することができる。
URLLCサービスを用いるNWDAFの場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を中止することで決定することができる。
プロセス8において、追加ANトンネル情報がRANによって返された場合、SMFは重複送信のためにANトンネル情報をUPFに知らせることができる。2つのI-UPFを利用する重複送信の場合、SMFはANトンネル情報を2つのI-UPFへ転送することができる。2つのI-UPFのCNトンネル情報がUPFによって割り当てられた場合、SMFは2つのDLCNトンネル情報をUPFに提供することができる。
III-4.XnベースインターNG-RANハンドオーバ手順に対する標準規格上の変更内容
図13はユーザ平面再割り当てが伴わないXnベースインターNG-RANハンドオーバの手順を示した例示図である。
以下においては図13に示されているステップのうち、重複送信に関連する内容に対してのみ説明する。
ステップ4において、URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
ステップ6において、重複送信がPDUセッションの1つまたは複数のQoSフローに対して実行される場合、2つのCNトンネル情報が送信され、SMFはターゲットNG-RANに2つのCNトンネルのうち1つがPDUセッションの重複トンネルで用いられると知らせることができる。
URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
図14a及び図14bは中間UPFが存在する場合、XnベースインターNG-RANハンドオーバの手順を示した例示図である。
重複送信がターゲットNG-RANにスイッチするPDUセッションの1つ以上のQoSフローに対して実行される場合、SMFは2つの中間UPF(すなわち、I-UPF)を選択し、ターゲットNG-RAN及びUPFの間で2つのI-UPFを介して2つのN3及びN9トンネルをセットアップすることができる。
URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
以下においては図14に示されている全てのステップに対して説明せず、重複送信に関連する内容に対してのみ説明する。
ステップ3bにおいて、UPFはN4セッション確立応答メッセージをSMFへ送信することができる。UPFはCNトンネル情報をSMFに提供することができる。重複送信がPDUセッションの1つまたは複数のQoSフローに対して実行される場合、UPFはSMFに2つのCNトンネル情報を提供することができ、いずれか1つのCNトンネル情報はPDUセッションの重複トンネルで用いられるとSMFに知らせることができる。UPFはCNトンネル情報をSMFによって提供されたULパケット検出と連携させることができる。
URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
ステップ4bにおいて、I-UPFはN4セッション確立応答メッセージをSMFへ送信することができる。I-UPFのULとDLCNトンネル情報はSMFへ送信される。
SMFがPDUセッションの重複送信を実行するために2つの中間UPF(すなわち、I-UPF)を選択する場合、プロセス4a及びプロセス4bはSMFと各I-UPFの間で実行される。URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
ステップ5において、PDUセッションの1つまたは複数のQoSフローに対して重複送信が実行される場合、SMFは2つのDLCNトンネル情報をUPFに提供することができ、DLCNトンネル情報のうち、1つがPDUセッションの重複トンネルで用いられるとUPFに知らせることができる。URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
図15は中間UPFが再割り当てられる場合、XnベースインターNG-RANハンドオーバの手順を示した例示図である。
以下において、図15に示されている全てのステップに対して説明せず、重複送信に関連する内容に対してのみ説明する。
SMFはN4セッション修正要求メッセージをPDUセッションアンカへ送信することで説明する。ターゲットUPFのDLCNトンネル情報がこのメッセージに含まれる。PDUセッションの1つ以上のQoSフローに対して重複送信が実行される場合、SMFは2つのDLCNトンネル情報をUPFに提供し、いずれか1つのDLCNトンネル情報がPDUセッションの重複トンネルで用いられるとUPFに知らせることができる。
URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
III-5.インターNG-RANノードN2ベースのハンドオーバ手順に対する標準規格上の変更内容
図16a及び図16bはXnインターフェースがない環境においてインターNG-RANノードN2ベースのハンドオーバ手順を示した例示図である。
以下においては図16a及び図16bに示されている全てのステップに対して説明せず、重複送信に関連する内容に対してのみ説明する。
ステップ5において、PDUセッションの1つ以上のQoSフローに対して重複送信が実行される場合、SMFがT-RAN及びUPFの間に2つのN3及びN9トンネルに基づいて重複送信をサポートするために2つの中間UPFを選択することができる。
ステップ6aにおいてPDUセッションの1つ以上のQoSフローに対して重複送信が実行される場合、そして他のCNトンネル情報が使用される必要がある場合、CNトンネル情報がSMFによって割り当てられた場合、SMFは2つのCNトンネル情報をUPFに提供することができる。また、SMFはいずれか1つのCNトンネル情報がPDUセッションの重複トンネルで用いられるとUPFに知らせることができる。
URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
ステップ6bにおいて、PDUセッションの1つ以上のQoSフローに対して重複送信が実行される場合、UPFはUPFの2つのCNトンネル情報をSMFに提供し、いずれか1つのCNトンネル情報がPDUセッションの重複トンネルで用いられるとSMFに知らせることができる。UPFはCNトンネル情報をSMFによって提供されるULパケット検出ルールと連携させることができる。
URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
ステップ7において、PDUセッションの1つ以上のQoSフローに対して重複送信が実行される場合、2つのULCNトンネル情報がN2 SM情報内に含まれる。URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
ステップ10においてPDUセッションの1つ以上のQoSフローに対して重複送信が実行される場合、T-RANはPDUセッションのための2つのANトンネル情報をN2 SM情報内に含めることができる。
図17aから図17cはXnインターフェースがない環境においてインターNG-RANノードN2ベースのハンドオーバ手順を示した例示図である。
以下においては図17aから図17cに示されている全てのステップに対して説明せず、重複送信に関連する内容に対してのみ説明する。
PDUセッションの1つ以上のQoSフローに対して重複送信が実行される場合、T-RANの2つのN3 ANトンネル情報または2つのT-UPFの2つのDLCNトンネル情報が提供され、SMFはいずれか1つのAN/CNトンネル情報がPDUセッションの重複トンネルで用いられるとUPFに知らせることができる。
URLCCサービスのためにNWDAFが用いられる場合、重複送信に対する経験分析のみならず、許可された5QI、NG-RANノード能力及び/または事業者設定に基づいて、SMFは重複送信を実行すると決定することができる。
IV.本明細書の開示のまとめ
本明細書の開示によれば、第1ネットワーク制御ノード(例えば、NWDAF)は重複送信経路に対する情報を収集し、分析することができる。
第2ネットワーク制御ノード(例えばSMF)は前記分析された情報を獲得して、重複送信を適用したPDUセッションを確立するか否か及びUPリソース管理方法を決定することができる。
図18は本明細書の開示が実装されたプロセッサの構成ブロック図を示している。
図18を参照してわかるように、本明細書の開示が実装されたプロセッサ1020は本明細書において説明された提案された機能、手順及び/または方法を実装するために、複数の回路(circuitry)を含むことができる。例えば、前記プロセッサ1020は第1回路(1020-1)、第2回路(1020-2)そして第3回路(1020-3)を含むことができる。また、示されていないが、前記プロセッサ1020はさらに多くの回路を含むことができる。各回路は複数のトランジスタを含むことができる。
前記プロセッサ1020はASIC(application-specific integrated circuit)またはAP(application processor)と呼ばれ、DSP(digital signal processor)、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)のうち、少なくとも1つを含むことができる。
前記プロセッサはUE、基地局、AMFまたはSMFに含まれる。
前記プロセッサがSMFに含まれる場合に対して説明する。
前記SMFに含まれたプロセッサの第1回路(1020-1)はNWDAF(Network Data Analytics Function)ノードから分析情報を獲得することができる。前記獲得された分析情報は重複送信に対する経験分析情報を含むことができる。
前記SMFに含まれたプロセッサの第2回路(1020-2)は前記分析情報に基づいて、前記PDUセッションに関連する手順の間に前記PDUセッションが2つのトンネルを介して重複送信されるように決定することができる。
前記PDUセッションに関連する手順は:PDUセッション確立手順、PDUセッション修正手順、そしてハンドオーバ手順のうち、1つ以上を含むことができる。
前記SMFに含まれたプロセッサの第2回路(1020-2)は前記決定のために、許可された5QI(5G QoS Identifier)、NG-RANノード能力及び/または事業者設定を考慮することができる。
前記重複送信に対する経験分析情報はDNN(Data Network Name);観測された統計;そしてUE、任意のUEまたはUEグループが重複送信に関連するPDUセッションを効率的に用いるパーセントに対する情報を含むことができる。
前記分析情報は:UL(Uplink)/DL(Downlink)パケットドロップ(Drop)比率、重複送信によるUL/DLパケットドロップレート及び/またはパケットの数、正常なUL/DL送信レート及び/またはパケットの数のうち、1つ以上に基づいてNWDAF(Network Data Analytics Function)ノードによって導出される。
前記SMFに含まれたプロセッサの第3回路(1020-3)は重複送信がターゲットNG-RANにスイッチされるPDUセッションの1つ以上のQoSフローに対して実行される場合、前記SMFノードは2つの中間UPF(User Plane Function)を選択することができる。
前記SMFに含まれたプロセッサの第4回路(示していない)は重複前記SMFノードが1つまたは複数のQoSフローのために重複送信を実行すると決定した場合、SMFノードはダウンリンク方向にQoSフローのパケットコピーを実行するようにUPFに知らせることができる。
前記SMFに含まれたプロセッサの第5回路(示していない)は重複送信がPDUセッションに対して活性化された場合、そしてSMFは重複送信を中止させると決定した場合、SMFはANトンネルを解除し、UPFにパケットコピーを中止させPDUセッションの重複トンネルに関連し除去するように要求することができる。
図19は一実施形態に係る無線通信システムを示している。
図19を参照すれば、無線通信システムは第1装置100aと第2装置100bを含むことができる。
前記第1装置100aは本明細書の開示において説明したUEである。または、第1装置100aは基地局、ネットワークノード、送信UE、受信UE、無線装置、無線通信装置、車両、自立走行機能を搭載した車両、コネクテッドカー(Connected Car)、ドローン(Unmanned Aerial Vehicle、UAV)、AI(Artificial Intelligence)モジュール、ロボット、AR(Augmented Reality)装置、VR(Virtual Reality)装置、MR(Mixed Reality)装置、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、IoT装置、医療装置、ピンテック装置(または金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、5Gサービスに関連する装置またはそれ以外第4次産業革命分野に関連する装置である。
前記第2装置100bは本明細書の開示において説明したネットワークノード(例:AMFまたはMME)である。または、前記第2装置100bは基地局、ネットワークノード、送信UE、受信UE、無線装置、無線通信装置、車両、自立走行機能を搭載した車両、コネクテッドカー(Connected Car)、ドローン(Unmanned Aerial Vehicle,UAV)、AI(Artificial Intelligence)モジュール、ロボット、AR(Augmented Reality)装置、VR(Virtual Reality)装置、MR(Mixed Reality)装置、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、IoT装置、医療装置、ピンテック装置(または金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、5Gサービスに関連する装置またはそれ以外4次産業革命分野に関連する装置である。
例えば、UE100は携帯電話、スマートフォン(smart phone)、ノートパソコン(laptop computer)、デジタル放送用UE機器、PDA(personal digital assistants)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、スレートPC(slate PC)、タブレットPC(tablet PC)、ウルトラブック(ultra book)、装着型機器(wearable device、例えば、ウォッチ型UE機器(smart watch)、ガラス型UE機器(smart glass)、HMD(head mounted display))などを含むことができる。例えば、HMDは頭に着用する形のディスプレイ装置である。例えば、HMDはVR、ARまたはMRを実装するために使用される。
例えば、ドローンは人が乗らず無線制御信号によって飛行する飛行体である。例えば、VR装置は仮想世界のオブジェクトまたは背景などを実装する装置を含むことができる。例えば、AR装置は現実世界のオブジェクトまたは背景などに仮想世界のオブジェクトまたは背景を接続して実装する装置を含むことができる。例えば、MR装置は現実世界のオブジェクトまたは背景などに仮想世界のオブジェクトまたは背景を融合して実装する装置を含むことができる。例えば、ホログラム装置はホログラフィという2つのレーザー光が会うことによって発生する光の干渉現状を活用して、立体情報を記録及び再生して360度の立体映像を実装する装置を含むことができる。例えば、公共安全装置はビデオ中継装置またはユーザの人体に着用可能な映像装置などを含むことができる。例えば、MTC装置及びIoT装置は人の直接的な介入やまたは操作が必要ない装置である。例えば、MTC装置及びIoT装置はスマートメーター、自動販売機、温度計、スマート電球、ドアロックまたは各種のセンサーなどを含むことができる。例えば、医療装置は疾患を診断、治療、軽減、処置または予防する目的で用いられる装置である。例えば、医療装置は怪我または障害を診断、治療、軽減または修正する目的で用いられる装置である。例えば、医療装置は構造または機能を検査、代替または変形する目的で用いられる装置である。例えば、医療装置は妊娠を調整する目的で用いられる装置である。例えば、医療装置は診療用装置、手術用装置、(体外)診断用装置、補聴器または施術用装置などを含むことができる。例えば、セキュリティ装置は発生する恐れがある危険を防ぎ、安全を維持するために設置した装置である。例えば、セキュリティ装置はカメラ、CCTV、レコーダー(recorder)またはブラックボックスなどである。例えば、ピンテック装置はモバイル決済など金融サービスを提供することができる装置である。例えば、ピンテック装置は決済装置またはPOS(Point of Sales)などを含むことができる。例えば、気候/環境装置は気候/環境をモニタリングまたは予測する装置を含むことができる。
前記第1装置100aはプロセッサ1020aのような少なくとも1つ以上のプロセッサと、メモリ1010aのような少なくとも1つ以上のメモリと、送受信機1031aのような少なくとも1つ以上の送受信機を含むことができる。前記プロセッサ1020aは前述の機能、手順、及び/または方法を実行することができる。前記プロセッサ1020aは1つ以上のプロトコルを実行することができる。例えば、前記プロセッサ1020aは無線インターフェースプロトコルの1つ以上の層を実行することができる。前記メモリ1010aは前記プロセッサ1020aと接続され、様々な形の情報及び/または命令を格納することができる。前記送受信機1031aは前記プロセッサ1020aと接続され、無線信号を送受信するように制御される。
前記第2装置100bはプロセッサ1020bのような少なくとも1つのプロセッサと、メモリ1010bのような少なくとも1つ以上のメモリ装置と、送受信機1031bのような少なくとも1つの送受信機を含むことができる。前記プロセッサ1020bは前述の機能、手順、及び/または方法を実行することができる。前記プロセッサ1020bは1つ以上のプロトコルを実装することができる。例えば、前記プロセッサ1020bは無線インターフェースプロトコルの1つ以上の層を実装することができる。前記メモリ1010bは前記プロセッサ1020bと接続され、様々な形の情報及び/または命令を格納することができる。前記送受信機1031bは前記プロセッサ1020bと接続され、無線信号を送受信するように制御される。
前記メモリ1010a及び/または前記メモリ1010bは、前記プロセッサ1020a及び/または前記プロセッサ1020bの内部または外部において各自接続され、有線または無線接続のように様々な技術を介して他のプロセッサに接続される。
前記第1装置100a及び/または前記第2装置100bは1つ以上のアンテナを持つことができる。例えば、アンテナ1036a及び/またはアンテナ1036bは無線信号を送受信するように構成される。
図20は一実施形態に係るネットワークノードのブロック構成図である。
特に、図20においては基地局が中央ユニット(CU:central unit)と分散ユニット(DU:distributed unit)に分割される場合を詳細に例示する図面である。
図20を参照すれば、基地局W20、W30はコアネットワークW10と接続され、基地局W30は隣の基地局W20と接続されている。例えば、基地局W20、W30とコアネットワークW10の間のインターフェースをNGと称することができ、基地局W30隣の基地局W20の間のインターフェースをXNがと称することができる。
基地局W30はCUW32及びDUW34、W36に分割される。すなわち、基地局W30は階層的に分離され運用される。CUW32は1つ以上のDUW34、W36と接続され、例えば、前記CUW32とDUW34、W36の間のインターフェースをF1と称することができる。CUW32は基地局の上位層(upper layers)の機能を実行することができ、DUW34、W36は基地局の下位層(lower layers)の機能を実行することができる。例えば、CUW32は基地局(例えば、gNB)のRRC(Radio Resource Control)、SDAP(service data adaptation protocol)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層をホストする論理ノード(logical node)であり、DUW34、W36は基地局のRLC(Radio Link Control)、MAC(mediaアクセスcontrol)及びPHY(physical)層をホストする論理ノードである。あるいは、CUW32は基地局(例えば、en-gNB)のRRC及びPDCP層をホストする論理ノードである。
DUW34、W36の操作は部分的にCUW32によって制御される。1つのDUW34、W36は1つ以上のセルをサポートすることができる。1つのセルはただ1つのDUW34、W36によってのみサポートされる。1つのDUW34、W36は1つのCUW32に接続され、適切な実装によって1つのDUW34、W36は複数のCUに接続される。
図21は一実施形態に係るUE100の構成を示したブロック図である。
特に、図21に示されているUE100は上記の図19の第1装置をより詳細に例示する図面である。
UE100はメモリ1010、プロセッサ1020、送受信部1031、電力管理モジュール1091、バッテリー1092、ディスプレイ1041、入力部1053、スピーカー1042及びマイク1052、SIM(subscriber identification module)カード、1つ以上のアンテナを含む。
プロセッサ1020は本明細書において説明された提案された機能、手順及び/または方法を実装するように構成される。無線インターフェースプロトコルの層はプロセッサ1020において実装される。プロセッサ1020はASIC(application-specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含むことができる。プロセッサ1020はAP(application processor)である。プロセッサ1020はDSP(digital signal processor)、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)、モデム(Modem;modulator and demodulator)のうち、少なくとも1つを含むことができる。プロセッサ1020の例はQualcomm(登録商標)製造のSNAP DRAGON TMシリーズプロセッサ、Samsung(登録商標)製造のEXYNOS TMシリーズプロセッサ、Apple(登録商標)製造のAシリーズプロセッサ、Media Tek(登録商標)製造のHELIO TMシリーズプロセッサ、INTEL(登録商標)製造のATOMT Mシリーズプロセッサまたは対応する次世代プロセッサである。
電力管理モジュール1091はプロセッサ1020及び/または送受信部1031に対する電力を管理する。バッテリー1092は電力管理モジュール1091に電力を供給する。ディスプレイ1041はプロセッサ1020によって処理された結果を出力する。入力部1053はプロセッサ1020によって使用される入力を受信する。入力部1053はディスプレイ1041上に表示される。SIMカードは携帯電話及びコンピューターのような携帯電話装置において加入者を識別して認証するのに用いられるIMSI(international mobile subscriber identity)及びそれに関連するキーを安全に格納するために用いられる集積回路である。多くのSIMカードに連絡先情報を格納することもできる。
メモリ1010はプロセッサ1020と操作できるように結合され、プロセッサ610を操作させるための様々な情報を格納する。メモリ1010はROM(read-only memory)、RAM(randomアクセスmemory)、フラッシュメモリ、メモリカード、記憶媒体及び/または他の記憶装置を含むことができる。実施形態がソフトウェアに実装される場合、本明細書において説明された技術は本明細書において説明された機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能など)に実装される。モジュールはメモリ1010に格納されプロセッサ1020によって実行される。メモリ1010はプロセッサ1020内部に実装される。または、メモリ1010はプロセッサ1020外部に実装され、技術分野において告知された様々な手段を介してプロセッサ1020に通信可能に接続される。
送受信部1031はプロセッサ1020と操作できるように結合され、無線信号を送信及び/または受信する。送受信部1031は送信機と受信機を含む。送受信部1031は無線周波数信号を処理するためのベース帯域回路を含むことができる。送受信部は無線信号を送信及び/または受信するように1つ以上のアンテナを制御する。プロセッサ1020は通信を開示するために例えば、音声通信データを構成する無線信号を送信するように命令情報を送受信部1031に転送する。アンテナは無線信号を送信及び受信する機能をする。無線信号を受信するとき、送受信部1031はプロセッサ1020によって処理するために信号を転送してベース帯域に信号を変換することができる。処理された信号はスピーカー1042を介して出力される可聴または可読情報に変換される。
スピーカー1042はプロセッサ1020によって処理された音関連結果を出力する。マイク1052はプロセッサ1020によって使用される音関連入力を受信する。
ユーザは例えば、入力部1053のボタンを押すか(またはタッチするか)またはマイク1052を利用した音声駆動(音声(voice)activation)によって電話ナンバーなどのような命令情報を入力する。プロセッサ1020はこのような命令情報を受信し、電話ナンバーに電話をかけるなど適切な機能を実行するように処理する。駆動上のデータ(operational data)はSIMカードまたはメモリ1010から抽出することができる。また、プロセッサ1020はユーザが認識し、また便宜のために命令情報または駆動情報をディスプレイ1041上にディスプレイすることができる。
図22は図19に示されている第1装置の送受信部または図17に示されている装置の送受信部を詳細に示したブロック図である。
図22を参照すれば、送受信部1031は送信機1031-1と受信機1031-2を含む。前記送信機1031-1はDFT(Discrete Fourier Transform)部1031-11、副搬送波マッパー1031-12、IFFT部1031-13及びCP挿入部1031-14、無線送信部1031-15を含む。前記送信機1031-1は変調器(modulator)をさらに含むことができる。また、例えばスクランブルユニット(示していない;scramble unit)、モジュレーションマッパー(示していない;modulation mapper)、レイヤーマッパー(示していない;layer mapper)及びレイヤーパーミューテータ(示していない;layer permutator)をさらに含むことができ、これは前記DFT部1031-11に先に配置される。すなわち、PAPR(peak-to-average power ratio)の増加を防ぐために、前記送信機1031-1は副搬送波に信号をマッピングする以前先に情報をDFT1031-11に通すようにする。DFT部1031-11によって拡散(spreading)(または同じ意味でプリコーディング)された信号を副搬送波マッパー1031-12を介して副搬送波マッピングをした後に再びIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部1031-13を介して時間軸上の信号にする。
DFT部1031-11は入力されるシンボルにDFTを実行して複素数シンボル(complex-valuedシンボル)を出力する。例えば、Ntxシンボルが入力されれば(但し、Ntxは自然数)、DFTサイズ(size)はNtxである。DFT部1031-11は変換プリコーダ(transform precoder)と呼べる。副搬送波マッパー1031-12は前記複素数シンボルを周波数領域の各副搬送波にマッピングさせる。前記複素数シンボルはデータ送信のために割り当てられたリソースブロックに対応するリソース要素にマッピングされる。副搬送波マッパー1031-12はリソースマッパー(resource element mapper)と呼べる。IFFT部1031-13は入力されるシンボルに対してIFFTを実行して時間領域信号であるデータのための基本帯域(base band)信号を出力する。CP挿入部1031-14はデータのための基本帯域信号の後半部分の一部をコピーしてデータのための基本帯域信号の前方に挿入する。CP挿入を介してISI(Inter-シンボルInterference)、ICI(Inter-Carrier Interference)が防止され多重経路チャネルにおいても直交性が維持される。
他のその一方で、受信機1031-2は無線受信部1031-21、CP除去部1031-22、FFT部1031-23、そして等化部1031-24などを含む。前記受信機1031-2の無線受信部1031-21、CP除去部1031-22、FFT部1031-23は前記送信端1031-1においての無線送信部1031-15、CP挿入部1031-14、IFF部1031-13の逆機能を実行する。前記受信機1031-2は復調器(demodulator)をさらに含むことができる。
<本明細書の開示が適用できるシナリオ>
これに制限されるものではないが、本文書に開示されている本明細書の開示の様々な説明、機能、手順、提案、方法及び/または操作フロー図は機器間に無線通信/接続(例えば、5G)を必要とする様々な分野に適用される。
以下、図面を参照してより具体的には例示する。以下の図面/説明において同様な図面符号は異なるように記述しない限り、同じか対応されるハードウェアブロック、ソフトウェアブロックまたは機能ブロックを例示することができる。
図23は本明細書の開示に適用される通信システム(1)を例示する。
図23を参照すれば、本明細書の開示に適用される通信システム(1)は無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long term evolution))を用いて通信を実行する機器を意味し、通信/無線/5G機器と称する。これに制限されるものではないが、無線機器はロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internetof Thing)機器100)、AI機器/サーバー400を含むことができる。例えば、車両は無線通信機能付きの車両、自立走行車両、車両間通信を実行することができる車両などを含むことができる。ここで、車両はUAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器はAR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両付属のHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピューター、装着型機器、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形で実装される。携帯機器はスマートフォン、スマートパッド、装着型機器(例えば、スマートウォッチ、スマートガラス)、コンピューター(例えば、ノートパソコンなど)などを含むことができる。家電はTV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器はセンサー、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは無線機器にも実装することができ、特定無線機器200aは他の無線機器に基地局/ネットワークノードで操作することもできる。
無線機器100a~100fは基地局200を介してネットワーク300と接続される。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用され、無線機器100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバー400と接続される。ネットワーク300は3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワークまたは5G(例えば、NR)ネットワークなどを用いて構成される。無線機器100a~100fは基地局200/ネットワーク300を介して互い通信することもできるが、基地局/ネットワークを介さず直接通信(e.g.サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は直接通信(e.g.V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサー)は他のIoT機器(例えば、センサー)または他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200間には無線通信/接続150a、150b、150cが行われる。ここで、無線通信/接続はアップ/ダウンリンク通信150aとサイドリンク通信150b(または、D2D通信)、基地局間の通信150c(e.g.relay、IAB(IntegratedアクセスBackhaul)のような様々な無線接続技術(例えば、5GNR)を介して行われる。無線通信/接続150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は互い無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/接続150a、150b、150cは様々な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。このために、本明細書の開示の様々な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報設定プロセス、様々な信号処理プロセス(例えば、チャネルエンコード/デコード、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当てプロセスなどのうち、少なくとも一部が実行される。
以上においては、望ましい実施形態を例示的に説明したが、本明細書の開示はこのような特定実施形態にのみ限定されるものではないため、本明細書の思想及び特許請求範囲に記載された範囲内で様々なの形で修正、変更、または改善することができる。
上述した例示的なシステムにおいて、方法は一連のステップまたはブロックとしてフロー図に基づいて説明されているが、説明されるステップの順序に限定されるものではなく、あるステップは上述した通り他のステップと他の順序でまたは同時に発生することができる。また、当業者であればフロー図に示したステップが排他的ではなく、他のステップが含まれるかフロー図の1つまたはそれ以上のステップが権利範囲に影響を与えず削除できることを理解することができる。
本明細書に記載された請求項は様々な方法で組み合わせることができる。例えば、本明細書の方法請求項の技術的な特徴が組み合わせられ装置に実装され、本明細書の装置請求項の技術的な特徴が組み合わせられ方法として実装することができる。また、本明細書の方法請求項の技術的な特徴と装置請求項の技術的な特徴が組み合わせられ装置に実装され、本明細書の方法請求項の技術的な特徴と装置請求項の技術的な特徴が組み合わせられ方法として実装することができる。
また、本明細書で使われる括弧は“例えば(for example)”を意味することができる。具体的に、“制御情報(PDCCH)”で表示された場合、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。また、本明細書の“制御情報”は“PDCCH”に制限(limit)されずに、“PDCCH”が“制御情報”の一例として提案されたものである。また、“制御情報(即ち、PDCCH)”で表示された場合も、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。
プロセス10aにおいて、SMFがPDUセッションのために重複送信を実行すると決定した場合、SMFは1つのCNトンネル情報がPDUセッションの重複トンネルとして用いられることでUPFに知らせることができる。