JP2023528557A - 患者支持装置のためのリフトシステム及びロードセル - Google Patents

患者支持装置のためのリフトシステム及びロードセル Download PDF

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Abstract

患者支持装置は、ベース及び支持フレームを含む。リフトシステムは、ベースに対して支持フレームを昇降させるように動作する。リフトシステムは、第1のリフト及び第2のリフトを含む。第1のリフト及び第2のリフトは、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に支持フレームをセットするように独立に動作可能である。複数のロードセルは、リフトと支持フレームとの間で作用し、それにより、支持フレームにかかる荷重が複数のロードセルに伝達されて、荷重が測定される。第1のリフトは、支持フレームを1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に移動させる第2のリフトの動作に応答して、ベースに対して縦方向に移動するように配置された被案内体を含む。

Description

〔関連出願に対する相互参照〕
本特許出願は、2020年5月27日に出願された米国仮特許出願第63/030478号の優先権及びその全ての利益を主張し、その全体の内容及び開示は、参照によりその全体が組み込まれる。
病院ベッド等の患者支持装置は、ヘルスケア状況において患者のケアを容易にする。従来の患者支持装置は、ベース、患者がその上に支持される支持フレーム、ベースに対して支持フレームを昇降させるためのリフトシステム、及び、患者の重量を測定するため又は患者の位置若しくは移動を検出するための複数のロードセルを含む。時として、リフトシステムは患者を1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位にすることが可能であることが望ましい。しかしながら、ロードセルの配置に応じて、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位において行われる測定は、所望されるよりも正確でないことがある。
本開示は、ベース、支持フレーム及び患者支持デッキを有する支持構造を含む患者支持装置を提供し、支持フレームは第1の縦端部から第2の縦端部まで縦方向に延在し、ベースはガイドを有する。第1のリフトは、ベースに対して支持フレームの第1の縦端部を上昇させる又は降下させるために設けられる。第1のリフトは、ガイドに沿ってベースに対して縦方向に可動な被案内体を有する。第2のリフトは、ベースに対して支持フレームの第2の縦端部を上昇させる又は降下させるために設けられる。第1のリフト及び第2のリフトは、第1の縦端部及び第2の縦端部がベースに対して異なる高さにある1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に支持フレームをセットするように動作可能である。患者支持装置はさらに、複数のロードセルを含み、支持フレームにかかる荷重が複数のロードセルに伝達されて、荷重を測定するように、第1のリフトと支持フレームとの間で作用するために第1のリフトに結合された少なくとも1つのロードセルと、第2のリフトと支持フレームとの間で作用するために第2のリフトに結合された少なくとも1つのロードセルと、を有する。被案内体は、支持フレームを1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に移動させる第2のリフトの動作に応答して、ベースに対して縦方向に移動するように配置され、それにより、第1のリフトは、第2のリフトに向かって縦方向に移動して、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への支持フレームの移動に対応する。
本開示は、取付け部分から荷重印可部分まで縦軸に沿って縦方向に延在する細長い本体を含むロードセルも提供する。荷重印可部分は、一対のサイド開口、及び、サイド開口間に延在するピボットシャフト通路を定め、荷重印可領域は、ピボットシャフト通路を通って途中に位置する。一対のサイド開口のそれぞれは第1の径を有し、ピボットシャフト通路は、荷重印可領域において第2の径を有し、第2の径は前記第1の径より小さい。
患者支持装置の斜視図である。 支持フレームがベースに対して第1の高さにある状態の図1の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームがベースに対して第2の高さまで下がった状態の図1の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームがトレンデレンブルグ体位にある状態の図1の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームが別のトレンデレンブルグ体位にある状態の図1の患者支持装置の立面略図である。 支持フレーム、リフトシステム、ロードセル、及びベースの部分を示す図1の患者支持装置の上面略図である。 図1の患者支持装置のリフトのクローズアップ図である。 代替のアクチュエータを有する図1の患者支持装置のリフトのクローズアップ図である。 図5Bの代替のアクチュエータを有する図1の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームがベースに対して第1の高さにある状態の別の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームがトレンデレンブルグ体位にある状態の図6の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームが別のトレンデレンブルグ体位にある状態の図6の患者支持装置の立面略図である。 支持フレーム、リフトシステム、ロードセル、及びベースの部分を示す図6の患者支持装置の上面略図である。 支持フレームがベースに対して第1の高さにあり、ロードセルが代替の配置にある状態の図6の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームがトレンデレンブルグ体位にある状態の図9の患者支持装置の立面略図である。 支持フレーム、リフトシステム、ロードセル、及びベースの部分を示す図9の患者支持装置の上面略図である。 支持フレームがベースに対して第1の高さにあり、ロードセルが代替の配置にある状態の図6の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームがトレンデレンブルグ体位にある状態の図12の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームがベースに対して第1の高さにある状態の別の患者支持装置の立面略図である。 支持フレームがトレンデレンブルグ体位にある状態の図14の患者支持装置の立面略図である。 制御システムの略図である。 図1の患者支持装置のロードセルの配置の斜視図である。 ロードセルの上面斜視図である。 図18のロードセルの底面斜視図である。 図18のロードセルの上面図である。 図18のロードセルの側面図である。 図18のロードセルの底面図である。 図18のライン23-23に沿って全体的に切り取った図18のロードセルの断面図である。 図18のロードセルのブッシング及びブロックの部分拡大図である。 ロードセルの別のブッシング及び別のブロックの部分拡大図である。 ロードセルのブッシング内のピボットシャフトの種々の位置を示す図である。 図25Cのライン26-26に沿って全体的に切り取った図18の2つのロードセルの断面図である。ロードセルのうちの一方についての断面がライン26-26に示す方向から反転されることに留意されたい。 別のロードセルの断面図である。
図1を参照すると、ヘルスケア状況において患者を支持するための患者支持装置30が示される。図1に示す患者支持装置30は病院ベッドである。しかしながら、他のバージョンにおいて、患者支持装置30は、ストレッチャ、コット、テーブル、車椅子、又は患者のケアで利用される同様の装置とすることができる。
支持構造32は、患者のための支持体を提供する。図1に示す支持構造32は、ベース34及び支持フレーム36を含む。ベース34はベースフレーム35を含む。支持フレーム36は、図1においてベースフレーム35の上に離間される。支持構造32は、支持フレーム36上に配設された患者支持デッキ38も含む。患者支持デッキ38は幾つかのセクションを含み、その一部は、ファウラーセクション(fowler section)、シートセクション、大腿セクション、及びフットセクション等の支持フレーム36に対して関節接合する(例えば、旋回する)ことが可能である。患者支持デッキ38は、患者がその上で支持される患者支持表面42を提供する。
マットレス40は、使用中に患者支持デッキ38上に配設される。マットレス40は、患者がその上で支持される2次患者支持表面を含む。ベース34、支持フレーム36、患者支持デッキ38、及び患者支持表面42はそれぞれ、患者支持装置30上での患者のヘッド及びフットの指定された配置に対応してヘッドエンド及びフットエンドを有する。ヘッドエンド及びフットエンドは、対向する縦端部と呼ばれることもできる。ベース34は、ヘッドエンドからフットエンドまでその長さに沿う縦軸L1を含む。ベース34は、縦軸L1に交差して(例えば、垂直に)配置された鉛直軸Vを含むこともでき、支持フレーム36は、鉛直軸Vに沿って、ベース34に対して昇降がなされる。支持構造32の構造は、既知の、又は、従来の、いかなる設計にすることもでき、特に上記で述べたものに限定されないとすることができる。さらに、マットレス40は、特定のバージョンでは省略可能であり、それにより、患者が患者支持表面42に直接載せられる。
サイドレール44,46,48,50は、支持構造32に結合される。第1のサイドレール44は、患者支持デッキ38の右ヘッドエンドに位置決めされる。第2のサイドレール46は、支持フレーム36の右フットエンドに位置決めされる。第3のサイドレール48は、患者支持デッキ38の左ヘッドエンドに位置決めされる。第4のサイドレール50は、支持フレーム36の左フットエンドに位置決めされる。患者支持装置30がストレッチャ又はコットである場合、より少数のサイドレールが存在するものとしてもよい。サイドレール44,46,48,50は、患者支持装置30への進入及び患者支持装置30からの退出を阻止する上昇位置と、1つ又は複数の中間位置と、そのような進入及び退出に対して邪魔にならない降下位置との間で可動である。幾つかの構成において、患者支持装置30は、サイドレールを含まないものとすることができる。
ヘッドボード52及びフットボード54は、支持フレーム36に結合される。幾つかのバージョンにおいて、ヘッドボード52及びフットボード54が含まれるとき、ヘッドボード52及びフットボード54はベース34等の患者支持装置30上の他の場所に結合されてもよい。幾つかのバージョンにおいて、患者支持装置30は、ヘッドボード52及びフットボード54の少なくとも一方を含まない。
ハンドル等の介護者インターフェース56は、床表面上での患者支持装置30の移動を容易にするためにフットボード54及びサイドレール44,46,48,50に一体化されて示される。さらなる介護者インターフェース56は、ヘッドボード52、及び、患者支持装置30の他のコンポーネント、の少なくとも一方に一体化されてもよい。介護者インターフェース56は、移動のために患者支持装置30を操作するために介護者によっては把持可能である。
ホイール58は、床表面上での輸送を容易にするためにベース34に結合される。ホイール58は、ベース34の角部に隣接してベース34の4つの象限のそれぞれに配置される。示されているバージョンでは、ホイール58は、輸送中に、支持構造32に対して回転し旋回することができるキャスターホイールである。ホイール58のそれぞれは、キャスター組み立て体60の一部を形成する。各キャスター組み立て体60はベース34に取り付けられる。理解すべきは、キャスター組み立て体60の種々の構成が企図されるということである。さらに、幾つかのバージョンにおいて、ホイール58は、キャスターホイールではなく、操縦不能若しくは操縦可能なもの、非電動式若しくは電動式のもの、又はそれらを適宜組み合わせたものとすることができる。さらなるホイールも企図される。例えば、患者支持装置30は、1つ又は複数の電動式ホイールと共に、4つの非電動式で操縦不能なホイールを含むことができる。幾つかの場合、患者支持装置30はホイールを含まないものとすることができる。幾つかのバージョンにおいて、収納位置と展開位置との間で可動である1つ又は複数の補助ホイール(電動式又は非電動式)が、支持構造32に結合されてもよい。
患者支持装置30は、ベース34に対して支持フレーム36及び患者支持デッキ38を昇降させるように動作するリフトシステム70を含む。リフトシステム70は、支持フレーム36を、第1の高さ(図2に示す)から、より低い第2の高さ(図3に示す)まで、又は、その間の任意の所望の位置まで移動させるように構成される。リフトシステム70はヘッドエンドリフト72及びフットエンドリフト74を含む。ヘッドエンドリフト72は、ベース34に対して支持フレーム36のヘッドエンドを上昇させるか又は降下させるように配置される。フットエンドリフト74は、ベース34に対して支持フレーム36のフットエンドを上昇させるか又は降下させるように配置される。ヘッドエンドリフト72及びフットエンドリフト74のそれぞれは、リフト72,74を作動させるアクチュエータ76,77を含む。リフト72,74は、別々に、かつ、独立して動作可能であり、それにより、支持フレーム36及び患者支持デッキ38は、図4A及び4Bに示すように、ヘッドエンド及びフットエンドがベース34に対して異なる高さにある、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位にセット可能である。
リフト72,74は、同一の形態、又は、異なる形態を有することができる。例えば、リフトのうちの1つのリフトは、クランクタイプ機構又はシザータイプ機構とすることができ、一方、リフトのうちの他のリフトは、コラムリフトとすることができる。ヘッドエンドリフト72及びフットエンドリフト74は、ヘッドエンドリフト72が患者支持装置30のフットエンドにあり、フットエンドリフト74が患者支持装置30のヘッドエンドにあるように、互換性があるものとしてもよい。図2~図4Bは、リフト72,74及びそれらの動作を示す立面略図である。マットレス40、サイドレール44,46,48,50、ヘッドボード52、及びフットボード54は、例証のために、図2~図4Bにおいて省略されている。
ヘッドエンドリフト72は1つ又は複数のヘッドエンド脚部78を含み、フットエンドリフト74は1つ又は複数のフットエンド脚部80を含む。示されているバージョンでは、横方向に離間した2つのヘッドエンド脚部78及び横方向に離間した2つのフットエンド脚部80が存在する。図2~図4Bは立面略図であるため、1つのヘッドエンド脚部78及び1つのフットエンド脚部80のみが、例証を容易にするために示される。他のヘッドエンド脚部78及びフットエンド脚部80並びにそれらの接続は、図示するものと同じであるが、ベースフレーム35の反対側面上にある(すなわち、ベースフレーム35の一方の内部側面のみが図2~図4Bに示される)。ヘッドエンド脚部78及びフットエンド脚部80は、反対方向にではあるが、同様に配置される。脚部78,80の全ては、図1及び図5に見られる。
図2~図4Bを特に参照すると、脚部78,80のそれぞれは、ロードセル82に旋回可能に結合された第1の端部から、ベース34に旋回可能かつ摺動可能に結合された第2の端部まで(縦軸L1に対して)鋭角で延在する。より具体的には、第1の端部は、上側ピボット軸P1においてロードセル82に旋回可能に結合され、第2の端部は、下側ピボット軸P2においてベースフレーム35に旋回可能に結合される。ロードセル82は、以下でさらに説明するように、支持フレーム36に固定された取付け部分を有する(例えば、図17参照)。
ヘッドエンド脚部78に結合されたロードセル82(幾つかのバージョンにおいて、1つのみである可能性がある)は、ヘッドエンドリフト72と支持フレーム36との間で作用する。フットエンド脚部80に結合されたロードセル82(幾つかのバージョンにおいて、1つのみである可能性がある)は、フットエンドリフト74と支持フレーム36との間で作用する。脚部78,80とロードセル82との間、及び、脚部78,80とベースフレーム35との間、の少なくとも一方のピボット接続は、任意の適切なブラケット、ピボットピン、ピボットシャフト、又は任意の他の適切なピボット接続を使用して形成されることができる。脚部78,80は、それらのそれぞれのアクチュエータ76,77に動作可能に結合されて、ロードセル82に対して上側ピボット軸P1の周りに旋回し、ベース34に対して下側ピボット軸P2の周りに旋回するように、それぞれのアクチュエータ76,77によって移動させられる。幾つかのバージョンにおいて、リフト72,74はそれぞれ、単一脚部を含むことができる。幾つかのバージョンにおいて、支持フレーム36を昇降させることが可能な他のタイプのリフト部材が使用されることができる。
リフト72,74のそれぞれは、下側ピボット軸P2の周りのピボット接続によって脚部78,80の第2の端部に旋回可能に接続される被案内体B1,B2を含む。1つの被案内体B1,B2が、各脚部78,80のために設けられる(2つの誘導体B1,B2のみが図2~図4Bに見られる)。示されているバージョンでは、被案内体B1,B2は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の低摩擦材料で形成されたブロックを含んで、ブロックがベース34に対して並進するときの摩擦を制限する。ブロックは、ボックス状、球形、円筒形等を含む、任意の形状とすることができる。幾つかのバージョンにおいて、被案内体は、ローラ、ピン、シャフト、ギア、又は縦方向に移動する他の可動要素を含む。
ベース34は、被案内体B1,B2を受け入れるために、ベースフレーム35に固定された一対のヘッドエンドガイド84及び一対のフットエンドガイド86を含む(やはり、2つのガイドのみが図2~図4Bに見られる)。被案内体B1,B2は、リフト72,74の動作中にガイド84,86内で縦方向に並進するように構成される。脚部78,80に被案内体B1,B2がピボット接続されているために、ガイド84,86は、動作中に脚部78,80の第2の端部の並進運動を案内するように作用する(図2及び図3を比較されたい)。ヘッドエンドガイド84は、ヘッドエンド脚部78に旋回可能に接続された被案内体B1の移動を案内する。フットエンドガイド86は、フットエンド脚部80に旋回可能に接続された被案内体B2の移動を案内する。
ヘッドエンドガイド84はヘッドエンドガイドトラック92を含み、フットエンドガイド86はフットエンドガイドトラック94を含む。ガイドトラック92,94は、被案内体B1,B2を受け入れるように形作られる。ガイドトラック92,94は、ベースフレーム35に固定され、細長い形状を有する。特に、ガイドトラック92,94は、ベースフレーム35から内方に臨む開口を有する長方形ボックスとして示される。ガイドトラック92,94は、被案内体B1,B2を鉛直方向で規制する上側及び下側壁Wを有して、被案内体の運動をガイドトラック92,94内の摺動に制限する。幾つかのバージョンにおいて、ガイドトラック92,94は、上側及び下側壁Wから延在するフランジを有して、被案内体B1,B2をガイドトラック92,94内に捕捉し、ガイドトラック92,94からの横方向引き抜きを防止することができる。示されているバージョンでは、ガイドトラック92,94は、水平に配置されるが、他の配置も企図される。ガイドトラック92,94は、弓状、直線状、又は、その組み合わせ等の形状とすることができる。ガイドトラック92,94は、被案内体B1,B2の縦方向及び鉛直方向の両方の移動を容易にするように、形作られるか、配置されるか、あるいは、それらのいずれがなされてもよい。ガイドトラック92,94は、ブロックが摺動する滑り軸受けガイドトラックであり、PTFEでコーティングされた金属や他の低摩擦材料の少なくとも1つ等、低摩擦材料で同様に形成又はコーティングがなされてもよい。
特に図2を参照すると、脚部78,80は、被案内体B1,B2がガイドトラック92,94内で縦方向に移動すると、それらの被案内体B1,B2に対して旋回する。そのため、脚部78,80は、ベースフレーム35に旋回可能かつ摺動可能に結合される。ガイドトラック92,94及び脚部78,80は、支持フレーム36がベース34に対して降下させられるときに被案内体B1が被案内体B2に向かって移動し、支持フレーム36がベース34に対して上昇させられるときに互いに離れるように、配置される(図2及び図3を比較されたい)。幾つかのバージョンにおいて、ガイドトラック92,94及び脚部78,80は、昇降させている間の被案内体B1,B2の運動が反転するように配置可能である。ガイドトラック92及びヘッドエンド脚部78に関連する被案内体B1は図5Aにおいて最も示される-ガイドトラック94、及び、フットエンド脚部80に関連する被案内体B2は、ヘッドエンド脚部78に関して、形状、サイズ、及び配置が類似していてもよい。
アクチュエータ76,77は、リフト72,74を作動させるために任意の適切な場所に取り付け可能である。図1~図5Aに示されているバージョンでは、アクチュエータ76は、以下でさらに説明する、ヘッドエンド脚部78に固定されたハウジング100a及び一対のリンク110の少なくとも一方に固定された回転シャフト102aを有する回転アクチュエータである。回転シャフト102aは、ハウジング100aを通ってリンク110の両方に固定可能である。ハウジング100aは、ピボット軸P7の周りに回転シャフト102aを回転させるように動作可能なモータM(図5A参照)及びギア列を含む。回転シャフト102aは、ハウジング100aに対して回転して、リンク110をヘッドエンド脚部78に対して回転させる。代替的に、ハウジング100aは、リンク110に固定可能であり、回転シャフト102aはヘッドエンド脚部78に固定可能である。回転アクチュエータのための他の適切な場所が可能である。
アクチュエータ76は、ヘッドエンド脚部78とリンク110との間で動作するために図5B及び図5Cに示すように位置することもできる。このバージョンにおいて、アクチュエータ76の第1の端部は、リンク110に、例えば、リンク110のうちの1つに直接、又は、リンク110に固定されかつリンク110の間に延在するクロス部材95(図5B参照)のブラケットに旋回可能に接続される。アクチュエータ76の第2の端部は、ヘッドエンド脚部78に、例えば、ヘッドエンド脚部78のうちの1つに直接、又は、ヘッドエンド脚部78に固定されかつヘッドエンド脚部78の間に延在するヘッドエンド支持部材96(図5B参照)のブラケット106に旋回可能に接続される。このバージョンにおいて、アクチュエータ76は、ハウジング100と、ヘッドエンド脚部78に対してリンク110を回転させるためにハウジング100に対して伸縮するドライブロッド102と、を含む線形アクチュエータである。ハウジング100及びドライブロッド102は、ブラケット、ピボットピン、ピボットシャフト、又は任意の他の適切なピボット接続を介して、リンク110及び脚部78に旋回可能に接続されることができる。
示されている種々のバージョンにおいて、アクチュエータ76は、ベース34又は支持フレーム36に対するいかなる接続部もなしに配置される。示されている種々のバージョンにおいて、第1のリフト72は自立リフトである。トレンデレンブルグ体位への移動中に、以下でさらに説明するように、第1のリフト72は、第2のリフト74に対して縦方向に摺動する。結果として、アクチュエータ76も、第2のリフト74に向かって摺動する、ハウジング100a,100及び回転シャフト/ドライブロッド102a,102の両方を含んで、縦方向に摺動する。
図2を再び参照すると、アクチュエータ77は、ベースフレーム35に旋回可能に接続された第1の端部を有する。より具体的には、アクチュエータ77は、ハウジング100と、ハウジング100に対して伸縮するドライブロッド102と、を含み、ハウジング100は、ベースブラケット104を介してベースフレーム35に対して第1の端部で旋回可能に接続される。ベースブラケット104はベースフレーム35に(例えば、締結具、溶接等によって)固定される。アクチュエータ77の第1の端部は、ベースフレーム35に対して固定されたピボット軸P3の周りに旋回する。ピボット軸P3は、ピボットピン、ピボットシャフト、又は任意の他の適切な接続を介してベースブラケット104によって定められる。アクチュエータ77は、第1の端部から、フットエンド脚部80に支持ブラケット106を介して旋回可能に接続される第2の端部まで延在する。支持ブラケット106は、フットエンド支持部材98(図1参照)に固定される。支持ブラケット106は、締結具、溶接等によってフットエンド支持部材98に固定される。アクチュエータ77の第2の端部は、ピボットピン、ピボットシャフト、又は任意の他の適切なピボット接続を介して支持ブラケット106によって定められるピボット軸P4の周りに旋回する。示されているバージョンでは、ヘッドエンド支持部材96は、一対のヘッドエンド脚部78の第2の端部を相互接続し、フットエンド支持部材98は、一対のフットエンド脚部80の第2の端部を相互接続する(図1及び図5参照)。そのため、支持部材96,98は、脚部78,80と共に移動するために、それぞれの脚部78,80に剛性固定されたクロス支持体として作用する。支持部材96,98は、締結具、溶接等、任意の適切な方法で、それらのそれぞれの脚部78,80に固定可能である。そのため、アクチュエータ77を介して支持ブラケット106に加えられるいずれの力も、フットエンド脚部80に対する支持ブラケット106の剛性接続のために、フットエンド脚部80に伝達される。
アクチュエータ77は、図5Aに示すアクチュエータ76がヘッドエンド脚部78及びリンク110に対して配置されるのと同じ方法で、フットエンド脚部80及びリンク108に対して配置された回転アクチュエータとすることもできる。アクチュエータ77は、フットエンド脚部80とリンク108との間で作用する代わりに、図5B及び図5Cに示すアクチュエータ76のように配置可能である。多数のアクチュエータタイプ及び配置が、ベース34に対して支持フレーム36を昇降させるリフト72,74を動作させるために可能である。
アクチュエータ76,77は、それぞれの脚部78,80に動作可能に結合されて、被案内体B1,B2及びガイドトラック92,94によって、それぞれの脚部78,80の第2の端部を縦方向に移動させ、ベース34に対して支持フレーム36を昇降させるために、上側及び下側ピボット軸P1,P2の周りにそれぞれの脚部78,80を(それらのピボット接続によって)旋回させる。アクチュエータ76,77は、線形アクチュエータ、回転アクチュエータ、又は他のタイプのアクチュエータを含む。アクチュエータ76,77は、電動式、油圧式、電気油圧式、空気圧式、又は同様なものとすることができる。アクチュエータ76,77は、作動のために、モータ、ギア列、ドライブスクリュー、ナット/主ねじ等を含むことができる。示されているバージョンでは、アクチュエータ76,77は、電気モータ駆動式アクチュエータである。
さらに図2を参照すると、1つ又は複数の第1のリンク108は、フットエンド脚部80に対して第1の端部で旋回可能に接続され、第1の端部から、ベース34に旋回可能に接続された第2の端部まで延在する。示されているバージョンでは、2つの第1のリンク108は、フットエンド脚部80と共に移動するピボット軸P5の周りに旋回するために、フットエンド脚部80に旋回可能に接続される(1つの第1のリンク108のみが図2~図4Bに示される)。第1のリンク108のそれぞれは、ベースフレーム35に対して固定されるピボット軸P6の周りに旋回するためにベースフレーム35に旋回可能に接続される。第1のリンク108についてのピボット接続は、ピボットピン、ピボットシャフト、又は任意の他の適切なピボット接続によって形成可能である。ピボット軸P5は、フットエンド脚部80に関する上側ピボット軸P1及び下側ピボット軸P2と並んで(in-line with)両軸間の中間に位置する。
幾つかのバージョンにおいて、第1のリンク108がフットエンド脚部80及びベースフレーム35とピボット接続されているために、また、上側ピボット軸P1が支持フレーム36に固定されているために、昇降させている間、第1のリンク108は、支持フレーム36の移動を制御し、或る程度規制する(一部のわずかな相対的移動が、ロードセル82によって許容可能である)。図2と図3を比較すると、昇降させている間、上側ピボット軸P1が下側ピボット軸P2と鉛直方向で整列したままであることに留意されたい。さらに、リフト72,74が、図4A及び図4Bに示すように、支持フレーム36をトレンデレンブルグ体位にセットするために独立に動作するとき、第1のリンク108は、フットエンドの上側ピボット軸P1がベース34に対して縦方向にシフトすることを防止するように作用する。逆に、ヘッドエンドの上側ピボット軸P1は縦方向にシフトする。
1つ又は複数の第2のリンク110は、ヘッドエンド脚部78に対して第1の端部で旋回可能に接続され、第1の端部から、ベース34に旋回可能に接続された第2の端部まで延在する。示されているバージョンでは、2つの第2のリンク110は、ヘッドエンド脚部78と共に移動するピボット軸P7の周りに旋回するために、ヘッドエンド脚部78に旋回可能に接続される(1つの第2のリンク110のみが図2~図4Bに示される)。また、第2のリンク110はピボット軸P8の周りに旋回するために、ベースフレーム35に旋回可能に接続される。第1のリンク108及びピボット軸P6と違って、ピボット軸P8は、ベースフレーム35に対して固定されるのではなく、ベースフレーム35に対して縦方向に移動することができる。被案内体B3は、ガイド112内で摺動するために、第2のリンク110の第2の端部においてピボット軸P8の周りに旋回可能に接続される。被案内体B3及びガイド112は、上記で説明したものと同様であって、第2のリンク110の第2の端部がベース34に対して摺動することを可能にすることができる(図5Aも参照)。第2のリンク110についてのピボット接続は、ピボットピン、ピボットシャフト、又は任意の他の適切なピボット接続によって形成可能である。ピボット軸P7は、ヘッドエンド脚部78に関する上側ピボット軸P1及び下側ピボット軸P2と並んで両軸間の中間に位置する。ヘッドエンドリフト72のためのアクチュエータ76は、上記で説明したように、第2のリンク110に動作可能に結合される。
上記で述べたように、リフト72,74が、支持フレーム36をトレンデレンブルグ体位にセットするために独立に動作するとき、第1のリンク108は、フットエンドリフト74に作用して、フットエンドの上側ピボット軸P1がベース34に対して縦方向にシフトすることを防止するが、ヘッドエンドの上側ピボット軸P1は縦方向にシフトする。また、第2のリンク110は図4A及び図4Bに示すように、縦方向にシフトする。より具体的には、アクチュエータ76,77のいずれか又は両方が、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に支持フレーム36及び患者支持デッキ38をセットするために動作するとき、ピボット軸P8は、縦方向に移動して、ヘッドエンドの上側ピボット軸P1と整列したままになる(トレンデレンブルグ体位に移動する前に、ピボット軸P1,P8によって作られる図2の鉛直ラインV1と図4Aに示す鉛直ラインV2とを比較されたい)。そのため、被案内体B3は、ガイド112内をベース34に対してフットエンドに向かって縦方向に移動する。
図4Aに示すように、トレンデレンブルグ体位に移動すると、上側ピボット軸P1とピボット軸P6,P8との間の水平方向の縦距離は短くなる(水平距離D1と水平距離D2とを比較されたい)。ヘッドエンドリフト72はフットエンドリフト74に向かって摺動して、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への支持フレーム36の移動に対応する。これは、支持フレーム36及び患者支持デッキ38を、図4A及び図4Bに示すトレンデレンブルグ体位のいずれかにセットするときに起こる。そのため、支持フレーム36及び患者支持デッキ38をトレンデレンブルグ体位にセットするためのリフト72,74のいずれか又は両方の動作は、ヘッドエンドリフト72に関連する上側ピボット軸P1を縦方向でフットエンドに接近して移動させる。同様に、ピボット軸P8及び関連する被案内体B3も、縦方向でフットエンドに接近して移動する。また、ヘッドエンドリフト72に関連する、下側ピボット軸P2及び対応する被案内体B1は縦方向でフットエンドに接近して移動する。例えば、図2と図4Aを比較すると、支持フレーム36及び患者支持デッキ38を図4Aのトレンデレンブルグ体位にセットするためにフットエンドリフト74が作動されると、ヘッドエンドリフト72は、同じ構成のまま、全体がフットエンドリフト74に向けて摺動する。換言すれば、ヘッドエンド脚部78、第2のリンク110、被案内体B1、被案内体B3、及びアクチュエータ76は全て、(D1-D2)に等しい距離だけ縦方向に変位する。
患者支持装置30上で使用されることができる別のリフトシステムは、2019年12月16日に出願され、「Patient Support With Lift Assembly」という名称の米国仮特許出願第62/948540号に示され、その出願は参照により本明細書に組み込まれる。
図6~図8は、リフトシステム70とほぼ同じ方法で、ベース34に対して支持フレーム36及び患者支持デッキ38を昇降させるように動作する別のリフトシステム170を示す。リフトシステム170は、ベース34に対して種々の高さの間で支持フレーム36を移動させるように構成される。リフトシステム170はヘッドエンドリフト172及びフットエンドリフト174を含む。ヘッドエンドリフト172は、ベース34に対して支持フレーム36のヘッドエンドを上昇させる又は降下させるように配置される。フットエンドリフト174は、ベース34に対して支持フレーム36のフットエンドを上昇させる又は降下させるように配置される。ヘッドエンドリフト172及びフットエンドリフト174のそれぞれは、リフト172,174を作動させるアクチュエータ176,177を含む。リフト172,174は、別々に、かつ、独立して動作可能であり、それにより、支持フレーム36及び患者支持デッキ38は、図7A及び7Bに示すように、ヘッドエンド及びフットエンドがベース34に対して異なる高さにある、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位にセット可能である。
ヘッドエンドリフト172及びフットエンドリフト174は、ヘッドエンドリフト172が患者支持装置30のフットエンドにあり、フットエンドリフト174が患者支持装置30のヘッドエンドにあるように、互換性があるものとしてもよい。図6~図7Bは、リフト172,174及びそれらの動作を示す立面略図である。マットレス40、サイドレール44,46,48,50、ヘッドボード52、及びフットボード54は、例証のために、図6~図7Bにおいて省略されている。
このバージョンにおいて、ヘッドエンドリフト172は、一対の第1のロードセル82とベース34との間に延在するヘッドエンドコラムリフト178を含む(一対のロードセル82のうちの一方のみが図6~図7Bに示される)。アクチュエータ176は、ヘッドエンドコラムリフト178を伸長させ収縮させるように配置される。ヘッドエンドコラムリフト178は、ベース34に対して摺動しないように固定され、ベースフレーム35に固定されたベース部分179を有する。フットエンドリフト174は、一対の第2のロードセル82とベース34との間に延在するフットエンドコラムリフト180を含む(一対のロードセル82のうちの一方のみが図6~図7Bに示される)。アクチュエータ177は、フットエンドコラムリフト180を伸長させ収縮させる。フットエンドリフト174は、以下でさらに説明するように、ベース34及びヘッドエンドリフト172に対して摺動することを許容されて、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への支持フレーム36の移動に対応する。
コラムリフト178,180は、入れ子方式で鉛直方向に伸縮する。ヘッドエンドコラムリフト178の端部は、上側ピボット軸P1において一対の第1のロードセル82に旋回可能に接続される。フットエンドコラムリフト180の端部は、上側ピボット軸P1において一対の第2のロードセル82に旋回可能に接続される。コラムリフト178,180とロードセル82との間のピボット接続は、任意の適切なブラケット、ピボットピン、ピボットシャフト、又は任意の他の適切なピボット接続を使用して形成可能である。例えば、図8においてロードセル82にコラムリフト178,180を接続するピボットシャフト187,189を参照されたい。幾つかのバージョンにおいて、コラムリフト178,、180は、鉛直方向に動作するように配置され取り付けられた、上記で説明したアクチュエータ77等の線形アクチュエータの形態とすることができる。コラムリフト178,180は、伸縮可能な油圧式ジャックとすることができる。コラムリフト178,180は、2002年2月26日に出願された「Linkage For Lift/Lowering Control For A Patient Supporting Platform」という名称の米国特許第6820294号で説明されるようなもの、又は、2006年3月24日に出願された「Articulated Support Surface For A Stretcher Or Gurney」という名称の米国特許第7395564号で説明されるようなものとすることができ、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
フットエンドコラムリフト180は、図7A及び図7Bに示すように、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への移動中にフットエンドコラムリフト180を支持する被案内体B4を含む。示されているバージョンでは、被案内体B4はホイール186を有するカート184を含む。カート184は、フットエンドコラムリフト180のベース部分181に固定される。ベース34は、カート184を受け入れるガイド188を提供する。ガイド188は、ガイドトラック190を含み、ガイドトラック190はカート184の移動をガイドトラック190内に制限する。ガイドトラック190は、カート184及びホイール186を支持する底壁と、カート184の移動を制限する1つ又は複数の側壁と、によって定められ、これにより、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への移動中に、運動が縦方向となるように制限可能である。
支持フレーム36に相対的に固定される上側ピボット軸P1にコラムリフト178,180がピボット接続されているために、また、ヘッドエンドコラムリフト178がそのベース部分179をベースフレーム35に固定されているために、被案内体B4は、支持フレーム36及び患者支持デッキ38をトレンデレンブルグ体位にセットするために、リフト172,174のいずれか又は両方の動作中にガイド188内で縦方向に並進するように構成される(図6及び図7A又は図7Bを比較されたい)。支持フレーム36及び患者支持デッキ38がトレンデレンブルグ体位になるまで移動すると、被案内体B4、さらに言うと、フットエンドリフト174は、図7A及び図7Bの矢印で示すように、ヘッドエンドリフト172に向かって摺動する。リフト172,174が、支持フレーム36を水平に維持しながら、支持フレーム36を上昇させる又は降下させるように同時に動作する場合、被案内体B4は、静止したままとなる(図示せず)。
図9~図11は、ヘッドエンドコラムリフト178に接続されたロードセル82が、フットエンドコラムリフト180に旋回可能に接続された他のロードセル82と同じ縦配置になるように再配置されていることを除いて、図6~図8に示すのと同じリフトシステム170を示している。図6~図8に示されているバージョンでは、対をなすロードセル82は、支持フレーム36に、対向する向きで取り付けられる。図9~図11において、対となるロードセル82は、支持フレーム36に、同じ向きで取り付けられる。
図12及び図13は、ロードセル82の別の代替の配置を示し、それらの取付け部分は、支持フレーム36の代わりにリフト172,174に固定され、ピボット軸P1の周りに旋回するために、ピボット接続において支持フレーム36に旋回可能に接続される(旋回運動を参照すために図12及び図13を比較されたい)。結果として、ロードセル82は、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への支持フレーム36の移動中に、ベース34の縦軸L1に平行に、実質的に水平にされたままである(図13参照)。逆に、図1~図11に示されているバージョンでは、複数のロードセル82は、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への支持フレーム36の移動中に、支持フレーム36と共に傾斜するように配置される。
図14及び図15は、ロードセル82の別の代替の配置を示し、フットエンドのロードセル82は、フットエンドリフト174に対して摺動するように被案内体B4に固定された取付け部分を有する。このバージョンにおいて、リフト172,174の両方は、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への支持フレーム36の移動中でも、縦方向に摺動しないように固定される。代わりに、フットエンドのロードセル82は、摺動機構(例えば、複数のローラとして示される)によって、フットエンドリフト174に対して被案内体B4と共に摺動する。このバージョンにおいて、ロードセル82の全ては、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への支持フレーム36の移動中に水平のままである。
図16を参照すると、アクチュエータ76,77,176,177の動作を制御する制御システムが示される。制御システムは、1つ又は複数のプロセッサを有するコントローラ200を含む。プロセッサは、メモリに記憶された命令又はアルゴリズムを処理し、アクチュエータ76,77,176,177の動作を制御して、ベース34に対して支持フレーム36を均等に昇降させるためにアクチュエータ76,77,176,177の移動を連携させる、又は、トレンデレンブルグ体位、例えば、通常の又は逆のトレンデレンブルグ体位に支持フレーム36をセットするためにアクチュエータ76,77,176,177を独立に動作させる。付加的に又は代替的に、コントローラ200は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、システムオンチップ、ディスクリート回路部、及び、本明細書で説明する機能を実施することが可能である他の適切なハードウェアのうち少なくとも一種を1つ又は複数と、ソフトウェア又はファームウェアと、を含むことができる。コントローラ200は、患者支持装置30に搭載されるか、あるいは、離れた場所にあってもよい。幾つかのバージョンにおいて、コントローラ200はベース34に取り付けられる。幾つかのバージョンにおいて、コントローラ200はフットボード54に取り付けられる。アクチュエータ76,77,176,177及びコントローラ200の少なくとも一方に対する電力は、電池電源及びは外部電力源の少なくとも一方によって供給可能である。
コントローラ200は、コントローラ200がアクチュエータ76,77,176,77を制御可能となるように、アクチュエータ76,77,176,177に結合される。コントローラ200は、1つ又は複数の所望の機能を実施するために、有線又は無線接続によってアクチュエータ76,77,176,177と通信することができる。コントローラ200は、1つ又は複数のセンサによってアクチュエータ76,77,176,177の現在の状態をモニターし、コントローラ200が1つ又は複数のユーザ入力デバイスから受信する1つ又は複数の入力信号に基づいて、アクチュエータ76,77,176,77がセットされるべき所望の状態を決定することができる。アクチュエータ76,77,176,177の状態は、アクチュエータ76,77,176,177の位置、相対的位置、角度、給電ステータス(例えば、オン/オフ)、又は、任意の他のパラメータとすることができる。
介護者等のユーザは、コントローラ200に対して対応する入力信号を送信する1つ又は複数のユーザ入力デバイス202を作動させることができ、コントローラ200は、入力信号に基づいてアクチュエータ76,77,176,177の動作を制御する。ユーザ入力デバイス202は、ユーザによって作動可能な任意のデバイスを含むことができ、制御パネル、タッチスクリーン等に設けられてもよい。ユーザ入力デバイス202は、機械式作動(手、足、指等)、ハンズフリー作動(音声、足等)等を含むが、それに限定されない種々の異なる方法で作動されるように構成可能である。ユーザ入力デバイス202は、ボタン(上昇させる、降下させる、通常トレンデレンブルグ、及び反転トレンデレンブルグに対応するボタン等)、(例えばカメラを通して)ユーザの手、足、又は他の身体部分の運動をモニターするためのジェスチャ検知デバイス、音声作動コマンドを受信するためのマイクロフォン、フットペダル、及びセンサ(ユーザの身体部分を検知する光バー又は光ビーム等の赤外線センサ、超音波センサ、静電容量センサ等)を含むことができる。さらに、ボタン/ペダルは、物理的ボタン/ペダル、或いは、光学投影を通した又はタッチスクリーン上の等の、仮想的に実装されたボタン/ペダルとすることができる。ボタン/ペダルは、機械接続式ボタン/ペダル、又は、ユーザが加えた力がスイッチ又はポテンショメータ等のセンサを作動させるドライブ・バイ・ワイヤ(drive-by-wire)タイプのボタン/ペダルとすることもできる。理解すべきは、ユーザ入力デバイスの任意の組み合わせを利用できるということである。ユーザ入力デバイスは、サイドレール44,46,48,50、ヘッドボード52、フットボード54、又は他の適切な場所のうちの1つに位置することができる。ユーザ入力デバイスは、ポータブル電子デバイス(例えば、iWatch(登録商標)、iPhone(登録商標)、iPad(登録商標)、又は同様の電子デバイス)上に位置することもできる。
動作中、ユーザは、ベース34に対して支持フレーム36を移動させたいとき、ユーザ入力デバイス202の1つ又は複数を作動させる。例えば、ユーザが、ベース34に対して支持フレーム36を降下させたい、例えば、支持フレーム36を図2に示す位置から図3に示す位置まで移動させたい場合、ユーザは、適切なユーザ入力デバイス202(例えば、タッチスクリーンボタン202b参照)を作動させる。作動すると、コントローラ200は、アクチュエータ76,77に出力信号を送信して、支持フレーム36を降下させるように、アクチュエータ76,77の同時動作を引き起こす。
制御システムは、患者の重量を示すための、若しくは、例えばベッド離脱警報システムとの連携等で、患者支持装置30上での患者の位置/移動を検出するための、又は、その両方のための、スケールを含むこともできる。スケールは、コントローラ200に接続されたロードセル82を含んで、ロードセル82のそれぞれによって測定された荷重に関連する信号を提供する。例えば、各ロードセル82は、一対の作動リード線及び一対のセンサリード線を含むことができる。コントローラ200は、作動リード線と導通する回路を含んで、作動リード線のうちの1つの作動リード線によってロードセル82に電力を供給することができ、他の作動リード線はグラウンドに結合されている。コントローラ200は、コントローラ200に出力を提供するセンサリード線と導通するものとすることができ、その出力は、ロードセル82にどれだけの力が加えられているかに相関する。例えば、参照により本明細書に組み込まれる、2019年8月23日に出願された「Angle Calibration Using Load Cells」という名称の米国特許出願第16/549612号におけるロードセルの説明を参照されたい。
ロードセル82からそれらのセンサリード線を介して受信された出力信号は、スケールアルゴリズムを使用するコントローラ200によってひとまとめに処理されて、例えば、図16に示すように、ディスプレイ206に出力するために患者の重量を決定することができる。例えば、参照により本明細書に組み込まれる、「Angle Calibration Using Load Cells」という名称の米国特許出願第16/549612号で説明される方法を参照されたい。スケールは、風袋機能208、及び、キログラムとポンドとの間で切り換えるための変換器210を含むことができる。幾つかのバージョンにおいて、リフト72,74,172,174と支持フレーム36との間にロードセル82を取り付けることによって、リフト72,74,172,174は、風袋重量の一部ではなく、それにより、リフトの下に位置する別個の軽量フレームに依拠する患者支持装置と比較して、風袋重量を低減する。
図17は、図1~図5の患者支持装置30から、ロードセル82の1つの配置を示す。示されているバージョンでは、ロードセル82の対82aはヘッドエンド脚部78に結合され、ロードセル82の対82bはフットエンド脚部80に結合される。ロードセル82は、荷重を測定するために、支持フレーム36にかかる荷重が複数のロードセル82に伝達されるように配置される。ロードセル82が1つ又は複数の締結具によって取り付けられる支持フレーム36の部分36aは図17に示される。ロードセル82は、締結具、溶接等によって支持フレーム36に取り付け可能である。脚部78,80の第1の端部が、ピボットシャフト212によって、それぞれの一対のロードセル82に旋回可能に接続されることが示されている。
ロードセル82のそれぞれは、縦軸L2に沿って取付け部分216から荷重印可部分218まで縦方向に延在する細長い本体214を含む。取付け部分216は、図17に示すように、支持フレーム36の部分36aに取り付けられ固定される。示されているバージョンでは、複数のロードセル82のそれぞれは、支持フレーム36のヘッドエンドとフットエンドとの間に縦方向に配置される。リフト72,74は、リフトの対応する脚部78,80がピボット軸P1で荷重印可部分218に旋回可能に接続されることによって、ロードセル82の荷重印可部分218に旋回可能に接続される。幾つかのバージョンにおいて、取付け部分216は、リフト72,74,172,174に取り付けられ固定され、荷重印可部分218は支持フレーム36に旋回可能に接続される(例えば、図12及び図13参照)。図17において、ロードセル82の対82a,82bは、それらの荷重印可部分218が互いに反対方向に臨むように、縦方向で整列され方向付けられて示されている。幾つかのバージョンにおいて、図9~図11に示すように、ロードセル82の対82a、82bは、荷重印可部分218が同一の方向に臨むように、縦方向に整列され方向付けられる。
ロードセル82のうちの1つは、図18~図27においてより詳細に示される。幾つかのバージョンにおいて、ロードセル82は同一である。幾つかのバージョンにおいて、ロードセルは、タイプ、形状、サイズ、分解能等が異なるものとすることができる。1つのタイプのロードセル82について詳細に説明する。図18~図22を参照すると、梁タイプロードセルが示される。ロードセル82の取付け部分216は、取付け部分216を取り付けるための締結具を受け入れる一対のボア221を含む。ロードセル82の荷重印可部分218は、例えば、脚部78、80のうちの1つをロードセル82に接続するために使用されるピボットシャフト212を受け入れる。ロードセル82の細長い本体214は、荷重印可部分218を取付け部分216に接続する上側及び下側梁224,226も含む。図20~図22において最もよく見られるように、1つ又は複数の上側ひずみゲージ228は上側梁224に結合され、1つ又は複数の下側ひずみゲージ230は下側梁226に結合される。
図20~図22を参照すると、梁224,226及びひずみゲージ228,230は、縦軸L2に沿って印可される荷重よりも、縦軸L2を横切って印可される荷重の方に対して、ひずみゲージ228,230の感度がより高くなるように、配置される。理想的には、荷重は、縦軸L2に対して垂直に、鉛直方向にのみ印可される(「鉛直荷重(vertical load)」参照)。そのような荷重下で、鉛直荷重の方向に応じて、上側梁224が引っ張り状態に置かれ、かつ、下側梁226が圧縮状態に置かれるか、その逆にもなる。。圧縮時には、上側ひずみゲージ228は正の極性を有し、下側ひずみゲージ230は負の極性を有する。結果として、上側ひずみゲージ228及び下側ひずみゲージ230は、鉛直荷重に2倍の感度があって、印可された荷重を適切に測定する。
荷重の測定中に、梁224,226の間で正確にセンタリングされた縦軸L2に沿って印可された縦方向荷重(「端部荷重(end load)」)が存在する場合、両方の梁は、均等に引っ張り又は圧縮状態に置かれ、ひずみゲージ228,230の極性が逆であるため、ひずみゲージ228,230に対する関連作用は、実質的に打ち消される。そのため、ロードセル82にかかる端荷重は、ロードセル82によって事実上無視されることができる。しかしながら、端荷重が縦軸L2から鉛直方向へオフセットした場合、ひずみゲージ228,230に対する関連作用は、事実上打ち消されることになるのではなく、ひずみゲージ228,230の極性が逆であるため、増幅される可能性がある。縦軸L2を横切って、横方向に印可される荷重(「側面荷重(side load)」参照)も、望ましくなく、測定中の補償が難しいとすることができる。これらの荷重は、ひずみゲージ228,230において複雑なせん断/引っ張り/圧縮荷重を引き起こす。縦軸L2の周りのロードセル82のねじれも、望ましくなく、ひずみゲージ228,230における内部せん断荷重を梁224,226の反対方向に引き起こす。そのようなねじれは、測定中に補償するのが難しいとすることもでき、不正確な読みをもたらす場合がある。これらの理由で、側面荷重及びロードセル82のねじれを最小にすることが望ましいとすることができる。
図23を参照すると、ロードセル82はブッシング232を有し、ブッシング232は、側面荷重及びロードセル82のねじれを最小にし、荷重の印可を小さい荷重印可領域Rに集中させるように形作られて構成される。ブッシング232は、一対の側面開口234及び側面開口234の間に延在するピボットシャフト通路236を定める。ピボットシャフト通路236はピボットシャフト212を受け入れる。側面開口234のそれぞれは第1の径D1を有し、ピボットシャフト通路236は、荷重印可領域Rに第2の径D2を有する。第2の径D2は第1の径D1より小さい。
荷重印可領域Rは、ピボットシャフト通路236の中ほどに位置し、ピボットシャフト通路236の長さLNの50%未満、ピボットシャフト通路236の長さLNの30%未満、又はピボットシャフト通路236の長さLNの10%未満の幅Wを有する。荷重印可領域Rは、荷重がそれに沿って集中される幅Wを有する平面を定める。幾つかのバージョンにおいて、荷重印可領域Rは、1.0インチ未満、0.6インチ未満、0.4インチ未満、又は0.3インチ未満の幅Wを有する。細長い本体214は、細長い本体214の中ほど(中央)に延在する鉛直平面VPを定め、鉛直平面VPは荷重印可領域Rの中央を通過する。したがって、荷重印可領域Rは、ピボットシャフト通路236内でセンタリングされた比較的狭い領域を示し、そこで荷重が理想的にロードセル82へ印可される。
ピボットシャフト通路236は、一対の側面開口234のそれぞれにおける第1の径D1から荷重印可領域Rにおける第2の径D2までテーパダウンする。テーパは、ピボットシャフト通路236の中心軸CAに対して、少なくとも3度、少なくとも5度、少なくとも10度、又は少なくとも15度の角度αを形成することができる。側面開口234と荷重印可領域Rとの間のテーパは、中心軸CAに対するピボットシャフト212の傾斜がピボットシャフト通路236内で起こる場合に、ピボットシャフト212を受け入れるための自由空間を提供する。この自由空間は、ねじれ荷重がひずみゲージ228,230によって認識される前に、ピボットシャフト212が少なくとも制限された程度まで傾斜することを可能にする。
図24を参照すると、細長い本体214はブロック238を含み、ブッシング232はブロック238に結合されて、ピボットシャフト通路236を定める。ブロック238は貫通孔240を定め、ブッシング232は貫通孔240内に位置する。ブッシング232は、中央ブッシング部分244及び側面ブッシング部分246を有する。ブッシング232は、貫通孔240内にインサート成形されるか、(最初にブッシング232を軟化させ、次に挿入することによって)貫通孔240内に圧入されるか、2ピースで形成され、貫通孔240内で共に締結/接着されるか、又は、その他の方法で貫通孔240内に配設されてもよい。ブロック238は、少なくとも部分的に金属で形成され、ブッシング232は少なくとも部分的にプラスチックで形成される。ブッシング232は、ブッシング232内でのピボットシャフト212の移動を容易にするために、少なくとも部分的に、例えばPTFE等の低摩擦かつ低摩耗材料により、形成、コーティング、又は、その両方がなされてもよい。
図24Aを参照すると、接続を容易にするために連結特徴部241,243を有する代替のブロック238a及びブッシング232aが示されている。連結特徴部は、環状戻り止めポケット243に嵌合する環状戻り止めリブ241を含むことができる。他のタイプのスナップフィットタイプ接続も企図される。幾つかの場合、そのような連結特徴部について、単一セット又は複数セット(図示されている)が存在するものとすることができる。ブッシング232aは、付加的に又は代替的に、ブロック238a内に圧入されることができる。図24Aにおいて、ブッシング232aは、別個のキャップ245を有する2ピースであるものとして示されている。キャップ245は、ブッシング232aの他のピースがブロック238aを通して挿入されると、ブッシング232aの端部の周りに取り付け可能となる。キャップ245が取り付けられると、結果生じるブッシング232aは、図24に示すブッシング232に類似する。キャップ245は、溶接、締結具、接着剤、及び、は圧入等の少なくとも1つによって取り付け可能である。
図25A~図25Cを参照すると、ブロック238は側面242を有し、側面ブッシング部分246は、側面242から延在し、例えば、ピボットシャフト212によってロードセル82に旋回可能に接続される脚部78,80のピボットブラケット等のピボットブラケット248に当接して突き当たる(図25B参照)。図25Cは、ピボットシャフト212のわずかな傾斜の作用を示しているが、(ピボットシャフト通路236のテーパ付き形状のおかげで)その傾斜に対応するねじれをロードセル82に引き起こしていない。したがって、ピボットシャフト212に作用する荷重は、大部分、荷重印可領域Rに、かつ、鉛直方向及び端部方向の少なくとも一方へ、依然として印可される。
上記で説明したロードセル82の幾つかの配置において、ロードセル82は、トレンデレンブルグ体位への移動中に支持フレーム36と共に傾斜する(例えば、図4A参照)。しかしながら、そのような傾斜中に普通なら起こる端部荷重は、ヘッドエンドリフト72(又は、幾つかのバージョンにおいてフットエンドリフト74)が、摺動し、被案内体B1,B2,B4及びベース34に沿うそれらの並進によってそのような傾斜移動を補償するように構成されるために最小にされる。ロードセル82は、支持フレーム36に対して縦方向に整列されるため、ロードセル82が端部荷重に対して感度が低いということをさらに利用する。
図26は、ロードセル82のうちの2つ(1つのロードセルはヘッドエンド脚部78に取り付けられ、他のロードセルはフットエンド脚部80に取り付けられる)の傾斜を示す。図26は、ピボットシャフト212を通してロードセル82に作用する結果生じる荷重F1,F2の印可を示す。ロードセル82の傾斜によって、荷重F1,F2は、ロードセル82の縦軸L2に対して或る角度で印可されるが、荷重F1,F2は、上記で論じた理由で、荷重印可領域Rによって定められる平面に沿ってやはり印可される。荷重F1,F2のそれぞれは、縦軸L2に垂直に向く垂直成分FV及び縦軸L2に平行に向く縦成分FLを有する。縦成分FLの印可は、正確に縦軸L2に沿わないため、それぞれの特定のロードセル82について、ひずみゲージ228,230に対する、打ち消されない一部の端部荷重作用が存在する場合がある。しかしながら、ロードセル82が、対向する向きで設置されるため、ロードセル82に対する集団的作用は打ち消す傾向がある。結果として、測定される荷重は、荷重F1,F2の垂直成分FVに実質的に基づく。
簡単な補正が、荷重F1,F2を決定するために、各ロードセル82によって行われる測定に適用可能である。この補正は、ロードセル82の角度を測定し(例えば、トレンデレンブルグ角度は、加速度計、ジャイロスコープ、傾斜センサ、又はコントローラ200に接続された他の適切な手段によって測定可能である)、測定された角度の余弦関数に基づいて荷重F1,F2を単純に決定し、余弦関数を、測定された荷重(例えば、FV)に適用することによって計算される。補正係数は、L=W・cos(T)の関係に基づき、ここで、Lは荷重の集団的測定値であり、Wは患者の総重量であり、Tはトレンデレンブルグ角度である。例えば、参照により本明細書に組み込まれる「Angle Calibration Using Load Cells」という名称の米国特許出願第16/549612号で説明される補正アルゴリズム及び関連するコンポーネントを参照されたい。しかしながら、そのような補正は、図12及び図13に示すロードセル82の配置において必要とされないことになる。その理由は、1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位へ支持フレーム36を移動させるときの支持フレーム36の傾斜中に、ロードセル82がそれらの水平配置(+/-5度)を実質的に維持するせいで、その配置における荷重F1,F2が、垂直方向に実質的に印可されることになるからである。
図27は、ロードセル82のブロック338が、上記で説明したブッシング232によって提供されるようなテーパ付きピボットシャフト通路336を提供して、ピボットシャフト212からの荷重がそこに集中されることができる小さい荷重印可領域Rをもたらすように形作られるロードセル82のバージョンを示す。
幾つかのバージョンが上記説明において論じられた。しかしながら、本明細書で論じるバージョンは、網羅的であること又は本発明を特定の形態に限定することを意図されない。使用されている用語は、制限の語ではなく、説明の語の性質を帯びていることを意図される。多くの修正及び変形が、上記教示に照らして可能であり、本発明は、具体的に説明した以外の方法で実施されることができる。
本開示は、従属条項に述べられる特定の特徴と共に以下の条項も含み、以下の条項は、上記構成及び図面を参照してより詳細に説明されるように具体的に実装されることができる。
条項
I.患者支持装置であって、
ベース、支持フレーム、及び患者支持デッキを含む支持構造であって、前記支持フレームは、第1の縦端部から第2の縦端部まで縦方向に延在し、前記ベースは、ガイドを有する、支持構造と、
前記ベースに対して前記支持フレームの前記第1の縦端部を上昇させる又は降下させる第1のリフトであって、前記ガイドに沿って前記ベースに対して縦方向に可動な被案内体を有する、第1のリフトと、
前記ベースに対して前記支持フレームの前記第2の縦端部を上昇させる又は降下させる第2のリフトであって、前記第1のリフト及び前記第2のリフトは、前記第1の縦端部及び前記第2の縦端部が前記ベースに対して異なる高さにある1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に前記支持フレームをセットするように独立に動作可能である、第2のリフトと、
複数のロードセルであって、前記支持フレームにかかる荷重が前記複数のロードセルに伝達されて前記荷重を測定するように、前記第1のリフトと前記支持フレームとの間で作用するために前記第1のリフトに結合された少なくとも1つのロードセル、及び、前記第2のリフトと前記支持フレームとの間で作用するために前記第2のリフトに結合された少なくとも1つのロードセル、を有する、複数のロードセルと、を備え、
前記被案内体は、前記支持フレームを前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に移動させる前記第2のリフトの動作に応答して、前記ベースに対して前記縦方向に移動するように配置され、それにより、前記第1のリフトは、前記第2のリフトに向かって前記縦方向に移動して、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への前記支持フレームの移動に対応する、患者支持装置。
II.前記第1の縦端部は、ヘッドエンド及びフットエンドのうちの一方としてさらに定められ、前記第2の縦端部は、前記ヘッドエンド及び前記フットエンドのうちの他方としてさらに定められる、条項Iに記載の患者支持装置。
III.前記複数のロードセルのそれぞれは、取付け部分から荷重印可部分まで前記縦方向に延在する細長い本体を含む、条項IIに記載の患者支持装置。
IV.前記複数のロードセルのそれぞれは、前記支持フレームの前記ヘッドエンドと前記フットエンドとの間に前記縦方向に配置される、条項IIIに記載の患者支持装置。
V.前記第1のリフトに結合された前記少なくとも1つのロードセルは、一対の第1のロードセルとしてさらに定められ、前記第2のリフトに結合された前記少なくとも1つのロードセルは、一対の第2のロードセルとしてさらに定められる、条項IVに記載の患者支持装置。
VI.前記第1のリフトは、前記一対の第1のロードセルの荷重印可部分に旋回可能に接続され、前記第2のリフトは、前記一対の第2のロードセルの荷重印可部分に旋回可能に接続され、前記一対の第1のロードセルの前記取付け部分は、前記支持フレームに固定され、前記一対の第2のロードセルの前記取付け部分は、前記支持フレームに固定される、条項Vに記載の患者支持装置。
VII.前記一対の第1のロードセルの前記取付け部分は、前記第1のリフトに固定され、前記一対の第2のロードセルの前記取付け部分は、前記第2のリフトに固定され、前記一対の第1のロードセルの前記重印可部分は、前記支持フレームに旋回可能に接続され、前記一対の第2のロードセルの荷重印可部分は、前記支持フレームに旋回可能に接続される、条項V~IVのいずれか1項に記載の患者支持装置。
VIII.前記第1のリフトは、
前記一対の第1のロードセルから前記ベースまで延在する1つ又は複数の第1の脚部であって、前記ベースに対して摺動するために前記ベースに摺動可能に結合される、1つ又は複数の第1の脚部と、
前記1つ又は複数の第1の脚部に旋回可能に接続され、前記1つ又は複数の第1の脚部から前記ベースまで延在する1つ又は複数のリンクと、
前記1つ又は複数の第1の脚部及び前記1つ又は複数のリンクに動作可能に結合された第1のアクチュエータと、
を含み、
前記被案内体は、前記1つ又は複数のリンクに旋回可能に接続され、前記被案内体は、前記ベースに結合されて、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への移動中に、前記ベースに対して前記ガイドに沿って前記縦方向に並進する、条項V~VIIのいずれか1項に記載の患者支持装置。
IX.前記第2のリフトは、
前記一対の第2のロードセルから前記ベースまで延在する1つ又は複数の第2の脚部であって、前記ベースに対して摺動するために前記ベースに摺動可能に結合される、1つ又は複数の第2の脚部と、
前記1つ又は複数の第2の脚部に動作可能に結合された第2のアクチュエータと、
を含む、条項VIIIに記載の患者支持装置。
X.前記第1のリフトは、前記一対の第1のロードセルから前記ベースまで延在する第1のコラムリフトと、前記第1のコラムリフトを伸縮させる第1のアクチュエータと、を含み、前記第1のコラムリフトは、前記ベースに対して摺動しないように固定される、条項V~IXのいずれか1項に記載の患者支持装置。
XI.前記第2のリフトは、前記一対の第2のロードセルから前記ベースまで延在する第2のコラムリフトと、前記第2のコラムリフトを伸縮させる第2のアクチュエータと、を含み、前記被案内体は、前記第2のコラムリフトを支持し、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への移動中に、前記ベースに対して前記第2のコラムリフトを前記縦方向に並進させるために配置される、条項Xに記載の患者支持装置。
XII.前記一対の第1のロードセルは、前記一対の第2のロードセルと縦方向に整列し、前記一対の第1のロードセルの前記荷重印可部分、及び、前記一対の第2のロードセルの前記荷重印可部分が、互いに反対方向に臨むように方向付けられている、条項V~XIのいずれか1項に記載の患者支持装置。
XIII.前記一対の第1のロードセルは、前記一対の第2のロードセルと縦方向に整列し、前記一対の第1のロードセルの前記荷重印可部分、及び、前記一対の第2のロードセルの前記荷重印可部分が、同一の方向に臨むように方向付けられる、条項V~XIIのいずれか1項に記載の患者支持装置。
XIV.前記一対の第1のロードセル及び前記一対の第2のロードセルは、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への前記支持フレームの移動中に、前記支持フレームと共に傾斜するように配置される、条項V~XIIIのいずれか1項に記載の患者支持装置。
XV.前記一対の第1のロードセル及び前記一対の第2のロードセルは、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への前記支持フレームの移動中に、実質的に水平のままであるように配置される、条項V~XIVのいずれか1項に記載の患者支持装置。
XVI.前記被案内体は、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に前記支持フレームを移動させる前記第1のリフトの動作に応答して、前記ベースに対して前記縦方向に移動するように配置される、条項I~XVのいずれか1項に記載の患者支持装置。
XVII.前記支持構造に結合された複数のサイドレール、及び、前記ベースに結合された複数のキャスターホイールを備える、条項I~XVIのいずれか1項に記載の患者支持装置。
XVIII.ロードセルであって、
取付け部分から荷重印可部分まで縦軸に沿って縦方向に延在する細長い本体を備え、前記荷重印可部分は、一対のサイド開口、及び、前記サイド開口間に延在するピボットシャフト通路を定め、荷重印可領域は、前記ピボットシャフト通路の中ほどに位置し、
前記一対のサイド開口のそれぞれは、第1の径を有し、前記ピボットシャフト通路は、前記荷重印可領域において第2の径を有し、前記第2の径は、前記第1の径より小さい、ロードセル。
XIX.前記ピボットシャフト通路は、前記一対のサイド開口のそれぞれにおける前記第1の径から前記荷重印可領域における前記第2の径までテーパダウンする、条項XVIIIに記載のロードセル。
XX.前記細長い本体は、前記細長い本体を通って途中まで延在する平面を定め、前記平面は前記荷重印可領域を通過する、条項XVIII~XIXのいずれか1項に記載のロードセル。
XXI.前記細長い本体は、ブロック、及び、前記ピボットシャフト通路を定めるために前記ブロックに結合されたブッシングを含み、前記ブロックは、少なくとも部分的に金属で形成され、前記ブッシングは、少なくとも部分的にプラスチックで形成される、条項XVIII~XXのいずれか1項に記載のロードセル。
XXII.前記ブロックは、貫通孔を定め、前記ブッシングは、前記貫通孔内に位置する、条項XXIに記載のロードセル。
XXIII.前記ブロックは、側面を有し、前記ブッシングは、前記貫通孔内に位置する中央ブッシング部分及び前記側面から延在する側面ブッシング部分を有する、条項XXIIに記載のロードセル。
XXIV.前記細長い本体は、前記荷重印可部分を前記取付け部分に接続する一対の梁を含む、条項XVIII~XXIIIのいずれか1項に記載のロードセル。
XXV.一対のひずみゲージが前記一対の梁に結合される、条項XXIVに記載のロードセル。
XXVI.前記梁及びひずみゲージは、前記一対のひずみゲージが、前記縦軸に沿って印可される荷重と比較して、前記縦軸を横切って印可される荷重に対して高感度となるように配置される、条項XXVに記載のロードセル。

Claims (20)

  1. 患者支持装置であって、
    ベース、支持フレーム及び患者支持デッキを含む支持構造であって、前記支持フレームは第1の縦端部から第2の縦端部まで延在し、前記ベースはガイドを有する、支持構造と、
    前記ベースに対して前記支持フレームの前記第1の縦端部を上昇させる又は降下させる第1のリフトであって、前記ガイドに沿って前記ベースに対して縦方向に可動な被案内体を有する、第1のリフトと、
    前記ベースに対して前記支持フレームの前記第2の縦端部を上昇させる又は降下させる第2のリフトであって、前記第1のリフト及び前記第2のリフトは、前記第1の縦端部及び前記第2の縦端部が前記ベースに対して異なる高さにある1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に前記支持フレームをセットするように独立に動作可能である、第2のリフトと、
    複数のロードセルであって、前記支持フレームにかかる荷重が前記複数のロードセルに伝達されて前記荷重を測定するように、前記第1のリフトと前記支持フレームとの間で作用するために前記第1のリフトに結合された少なくとも1つのロードセルと、前記第2のリフトと前記支持フレームとの間で作用するために前記第2のリフトに結合された少なくとも1つのロードセルと、を有する、複数のロードセルと、
    を備え、
    前記被案内体は、前記支持フレームを前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に移動させる前記第2のリフトの動作に応答して、前記ベースに対して前記縦方向に移動するように配置され、それにより、前記第1のリフトは、前記第2のリフトに向かって前記縦方向に移動して、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への前記支持フレームの移動に対応する、患者支持装置。
  2. 前記第1の縦端部は、ヘッドエンド及びフットエンドのうちの一方としてさらに定められ、前記第2の縦端部は、前記ヘッドエンド及び前記フットエンドのうちの他方としてさらに定められる、請求項1に記載の患者支持装置。
  3. 前記複数のロードセルのそれぞれは、取付け部分から荷重印可部分まで前記縦方向に延在する細長い本体を含む、請求項2に記載の患者支持装置。
  4. 前記複数のロードセルのそれぞれは、前記支持フレームの前記ヘッドエンドと前記フットエンドとの間で前記縦方向に配置される、請求項3に記載の患者支持装置。
  5. 前記第1のリフトに結合された前記少なくとも1つのロードセルは、一対の第1のロードセルとしてさらに定められ、前記第2のリフトに結合された前記少なくとも1つのロードセルは、一対の第2のロードセルとしてさらに定められる、請求項4に記載の患者支持装置。
  6. 前記第1のリフトは、前記一対の第1のロードセルの荷重印可部分に旋回可能に接続され、前記第2のリフトは、前記一対の第2のロードセルの荷重印可部分に旋回可能に接続され、前記一対の第1のロードセルの前記取付け部分は、前記支持フレームに固定され、前記一対の第2のロードセルの前記取付け部分は、前記支持フレームに固定される、請求項5に記載の患者支持装置。
  7. 前記一対の第1のロードセルの前記取付け部分は、前記第1のリフトに固定され、前記一対の第2のロードセルの前記取付け部分は、前記第2のリフトに固定され、前記一対の第1のロードセルの前記荷重印可部分は、前記支持フレームに旋回可能に接続され、前記一対の第2のロードセルの荷重印可部分は、前記支持フレームに旋回可能に接続される、請求項5に記載の患者支持装置。
  8. 前記第1のリフトは、
    前記一対の第1のロードセルから前記ベースまで延在する1つ又は複数の第1の脚部であって、前記ベースに対して摺動するために前記ベースに摺動可能に結合される、1つ又は複数の第1の脚部と、
    前記1つ又は複数の第1の脚部に旋回可能に接続され、前記1つ又は複数の第1の脚部から前記ベースまで延在する1つ又は複数のリンクと、
    前記1つ又は複数の第1の脚部及び前記1つ又は複数のリンクに動作可能に結合された第1のアクチュエータと、
    を含み、
    前記被案内体は、前記1つ又は複数のリンクに旋回可能に接続され、前記被案内体は、前記ベースに結合されて、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への移動中に、前記ベースに対して前記ガイドに沿って前記縦方向に並進し、
    前記第2のリフトは、
    前記一対の第2のロードセルから前記ベースまで延在する1つ又は複数の第2の脚部であって、前記ベースに対して摺動するために前記ベースに摺動可能に結合される、1つ又は複数の第2の脚部と、
    前記1つ又は複数の第2の脚部に動作可能に結合された第2のアクチュエータと、
    を含む、請求項5に記載の患者支持装置。
  9. 前記第1のリフトは、前記一対の第1のロードセルから前記ベースまで延在する第1のコラムリフトと、前記第1のコラムリフトを伸縮させる第1のアクチュエータと、を含み、前記第1のコラムリフトは、前記ベースに対して摺動しないように固定され、
    前記第2のリフトは、前記一対の第2のロードセルから前記ベースまで延在する第2のコラムリフトと、前記第2のコラムリフトを伸縮させる第2のアクチュエータと、を含み、前記被案内体は、前記第2のコラムリフトを支持し、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への移動中に、前記ベースに対して前記第2のコラムリフトを前記縦方向に並進させるために配置される、請求項5に記載の患者支持装置。
  10. 前記一対の第1のロードセルは、前記一対の第2のロードセルと前記縦方向に整列し、前記一対の第1のロードセルの前記荷重印可部分、及び、前記一対の第2のロードセルの前記荷重印可部分が、互いに反対方向に臨むように方向付けられている、請求項5に記載の患者支持装置。
  11. 前記一対の第1のロードセルは、前記一対の第2のロードセルと前記縦方向に整列し、前記一対の第1のロードセルの前記荷重印可部分、及び、前記一対の第2のロードセルの前記荷重印可部分が、同一方向に臨むように方向付けられている、請求項5に記載の患者支持装置。
  12. 前記一対の第1のロードセル及び前記一対の第2のロードセルは、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への前記支持フレームの移動中に、前記支持フレームと共に傾斜するように配置される、請求項5に記載の患者支持装置。
  13. 前記一対の第1のロードセル及び前記一対の第2のロードセルは、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位への前記支持フレームの移動中に、実質的に水平のままであるように配置される、請求項5に記載の患者支持装置。
  14. 前記被案内体は、前記1つ又は複数のトレンデレンブルグ体位に前記支持フレームを移動させる前記第1のリフトの動作に応答して、前記ベースに対して前記縦方向に移動するように配置される、請求項1に記載の患者支持装置。
  15. 前記支持構造に結合された複数のサイドレール、及び、前記ベースに結合された複数のキャスターホイールを備える、請求項1に記載の患者支持装置。
  16. ロードセルであって、
    取付け部分から荷重印可部分まで縦軸に沿って縦方向に延在する細長い本体であって、前記荷重印可部分は、一対のサイド開口、及び、前記サイド開口間に延在するピボットシャフト通路を定め、荷重印可領域は、前記ピボットシャフト通路の中ほどに位置する、細長い本体を備え、
    前記一対のサイド開口のそれぞれは、第1の径を有し、前記ピボットシャフト通路は、前記荷重印可領域において第2の径を有し、前記第2の径は、前記第1の径より小さい、ロードセル。
  17. 前記ピボットシャフト通路は、前記一対のサイド開口のそれぞれにおける前記第1の径から前記荷重印可領域における前記第2の径までテーパダウンする、請求項16に記載のロードセル。
  18. 前記細長い本体は、前記細長い本体の中ほどに延在する平面を定め、前記平面は、前記荷重印可領域を通過する、請求項16に記載のロードセル。
  19. 前記細長い本体は、ブロック、及び、前記ピボットシャフト通路を定めるために前記ブロックに結合されたブッシングを含み、前記ブロックは、少なくとも部分的に金属で形成され、前記ブッシングは、少なくとも部分的にプラスチックで形成され、
    前記ブロックは、貫通孔を定め、前記ブッシングは、前記貫通孔内に位置し、
    前記ブロックは、側面を有し、前記ブッシングは、前記貫通孔内に位置する中央ブッシング部分、及び、前記側面から延在する側面ブッシング部分、を有する、請求項16に記載のロードセル。
  20. 前記細長い本体は、前記荷重印可部分を前記取付け部分に接続する一対の梁を含み、一対のひずみゲージが、前記一対の梁に結合され、
    前記梁及び前記ひずみゲージは、前記一対のひずみゲージが、前記縦軸に沿って印可される荷重と比較して、前記縦軸を横切って印可される荷重に対して高感度となるように、配置される、請求項16に記載のロードセル。
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