JP2023528314A - 射出瞳拡大器 - Google Patents

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Abstract

本発明の実例となる態様によれば、少なくとも2つの部分に分割される射出瞳拡大器、EPE格子であって、EPE格子が、第1部分における複数の格子バーと、第2部分における複数の格子バーとを備え、第1部分の前記複数の格子バーは、第2部分の前記複数の格子バーと概ね同じ方向に向けられ、且つ、格子バーの方向に垂直な方向に、ずらされている、EPE格子が得られる。

Description

本発明の実施例は、一般に、例えば導波路型ディスプレイなどの光導波路装置のためのEPE(Exit Pupil Expander)(射出瞳拡大器)に関する。
一般に、射出瞳拡大器、EPEに関して改善を行なう必要が存在している。通常、光線はEPE格子に干渉するので、アウトカップリングされた画像に不均一性が生じる。よって、EPE格子に干渉する光線により生じる干渉を低減する必要がある。
例えば、米国特許出願公開第2018/0052501(A1)号は、直交瞳拡大器、OPE(Orthogonal Pupil Expander)における均一な格子により生じる波の干渉を示すEPEについて論じている。例えば、異なる位置において格子のパラメータ又は材料などを変化させることによって、波の干渉を低減し、且つ、出力画像の輝度の均一性を高めることができる。
しかし、そのような解決法によっては、格子の振幅応答を変えることなく回折光線の位相を独立して調整することはできない。すなわち、米国特許出願公開第2018/0052501(A1)号を考慮すると、光導波路の動作を変更する自由度を、より高くする必要がある。格子バーの幅、高さ及び/又はフィル・ファクタの変更によっても、必要な効果を実現することはできない。したがって、例えば、光導波路装置のための改良されたEPE格子を提供する必要が存在する。
米国特許出願公開第2018/0052501(A1)号
Joseph W.Goodman、「Introduction to Fourier Optics」 3rd Edition,2004(360ページ)
いくつかの態様によれば、独立請求項の対象が提供される。いくつかの実施例は、従属請求項において定義される。
本発明の第1の態様によれば、少なくとも2つのセグメント(segments)(以下、「部分」ともいう)に分割される射出瞳拡大器(EPE)格子において、EPE格子が、第1部分における複数の格子バーと、第2部分における複数の格子バーとを備え、第1部分の前記複数の格子バーは、第2部分の前記複数の格子バーと概ね同じ方向に向けられ、且つ、格子バーの方向に垂直な方向に、ずらされている、EPE格子が得られる。
第1態様の実施例は、以下の箇条書きリストからの少なくとも1つの特徴又は以下の特徴のいずれかの組合せを含んでもよい。
・第1部分の前記複数の格子バー及び第2部分の前記複数の格子バーは、EPE格子において異なる経路沿いに伝搬する光線に異なる位相シフトを生じさせるように、ずらされている。
・第2部分の前記複数の格子バーの各々は、第1部分の対応する格子バーに対し、格子バーの方向に垂直な方向に、ある距離だけずらされている。
・第1部分の第1格子バーは、第2部分の第1格子バーの対応する格子バーであり、第1部分の第2格子バーは、第2部分の第2格子バーの対応する格子バーである。
・前記距離はEPE格子の周期より小さい。
・第2部分の前記複数のバーの各々は、第1部分の対応する格子バーから横方向に前記距離だけずれている。
・第2部分の前記複数のバーの各々は、第1部分の対応する格子バーから鉛直方向に前記距離だけずれている。
・EPE格子は二重周期である。
・EPE格子の第1部分は、第1部分で偏向された光線に第1の位相シフトを生じさせるように構成され、EPE格子の第2部分は、第2部分で偏向された光線に第2の位相シフトを生じさせるように構成されている。
・第1の位相シフトは第2の位相シフトと異なっている。
・第1部分で偏向された光線の振幅は、第2部分で偏向された光線の振幅と同じである。
・第2部分は、EPE格子に案内された光線に関して、第1部分の後に続いている。
・EPE格子は、第3部分における複数の格子バーをさらに備え、第3部分の前記複数のバーの各々は、第1部分の対応する格子バーから、格子バーの方向に垂直な方向に、ある距離だけずれている。
・第1部分の後続の格子バー間の距離は、第2部分の後続の格子バー間の距離と同じである。
・EPE格子は、EPE格子の外部へ光を拡散して結合するように構成され、好ましくはインカップラとして動作するようにも構成される。
・EPE格子は、EPE格子において異なる経路を通って伝搬する光線の振幅を不変に保つように構成される。
本発明の第2の態様によれば、画像を表示するための光導波路装置であって、光導波路と、光導波路内に画像を回折結合するインカップリング格子と、光導波路の外部へ画像を回折結合するアウトカップリング格子と、前記請求項のいずれかに記載のEPE格子とを備え、EPE格子は、アウトカップリング格子上の画像の射出瞳を拡大するため、インカップリング格子とアウトカップリング格子との間に存する、光導波路装置が得られる。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様による光導波路装置を備える、ヘッドマウント・ディスプレイ、HMD(head-mounted display)又はヘッドアップ・ディスプレイ、HUD(head-up display)などの個人用表示装置が得られる。
本発明の少なくともいくつかの実施例によるシステムの実例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施例による光導波路装置の実例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施例によるインカップリング格子、射出瞳拡大器、及びアウトカップリング格子の実例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施例による射出瞳拡大器の実例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施例による、ずらされた格子バーの第1の実例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施例による、ずらされた格子バーの第2の実例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施例による、ずらされた格子バーの第2の実例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施例による位相シフトの実例を示す。 本発明の少なくともいくつかの実施例による、ずらされた2次元格子バーの実例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施例による、ずらされた2次元格子バーの実例を示す図である。 本発明の少なくともいくつかの実施例による、異なる部分(セグメント)における移動距離の分布例を示す図である。
本発明の実施例は、例えば、光導波路装置のための射出瞳拡大器、EPE格子に関する。より具体的には、本発明の実施例は、EPE格子に干渉する光線により生じる干渉効果を低減するEPE格子を提供する。本発明の実施例によれば、EPE格子は、位相シフトが異なる少なくとも2つのセグメント(segments)(「部分」ともいう)に分割される。前記少なくとも2つの部分は各々、複数の格子バーを有してもよく、各部分の格子バーは、異なる経路沿いに光線が各部分を伝搬する際に、異なる位相シフト、例えば、ローマン(Lohmann)の迂回路-位相原理に従って制御された異なる位相シフトを生じるように構成してもよい。このように、EPE格子は、光導波路の動作を変更する自由度を、より高めるため、異なる経路沿いに伝搬する光線の振幅を同一、すなわち不変に保つように構成してもよい。例えば、EPE格子に干渉する光線により生じる干渉を低減することができる。
EPE格子は、第1部分における複数の格子バーと、第2部分における複数の格子バーとを備えてもよく、第1部分の前記複数の格子バーは、第2部分の前記複数の格子バーに対し、ずらされている。すなわち、第1及び第2部分の格子バーは一列になっていなくてもよく、第2部分の前記複数のバーの各々は、第1部分の対応する格子バーから、格子バーの方向に垂直な方向に、ある距離だけ、ずれていてもよい。すなわち、ずれとは、ある格子バーが対応する格子バーから外れている距離を指してもよい。
図1は、本発明の少なくともいくつかの実施例によるシステムの実例を示す。このシステムは、少なくとも1つの光源140を含んでもよい。少なくとも1つの光源140は、例えばレーザ又は発光ダイオード、LED光源を含んでもよく、レーザ光源は、LEDよりも厳密に単色性であるという利点を有している。本発明の実施例は特定の光源に限定されず、2種類以上の光源140を用いて実現してもよい。少なくとも1つの光源140は、任意の鏡130と共に、導波路型ディスプレイにその画像を生成させるために利用可能な角度間隔のライト・フィールドを生成するように構成してもよい。
画像はライト・フィールドにおいて符号化されていてもよい。ライト・フィールドは、図1においてフィールド100として模式的に示されている。実施例によっては、物理的一次ディスプレイがライト・フィールド100の画像を表示してもよく、他の実施例では、システムが物理的一次ディスプレイを含まず、角度間隔内に分布するライト・フィールド100内で画像を単に符号化してもよい。ライト・フィールド100からの光線、すなわち光信号104を直接、又は、例えば鏡及び/又はレンズを備える光ガイド102を用いて光導波路110へ伝達し、導波路型ディスプレイを構成してもよい。光ガイド102は、特定の実施例の詳細に依存するという意味において任意であり、省略してもよい。言い換えれば、光ガイド102は、すべての実施例に存在するものではない。
導波路110において、光線104は、素子112と相互作用することにより画像生成光線114として導波路110から眼120に向け空気中へ偏向されるまで、導波路内部で反復して反射されることにより進行し素子112aと相互作用してもよい。素子112及び112aは、例えば半透過型鏡、表面レリーフ格子、又は他の回折構造を備えてもよい。素子112aは、例えば光線104を導波路110内部で拡散させ、導波路ディスプレイの画像を正確に生成させるように構成してもよい。ライト・フィールド100の異なる角度アスペクトからの光は素子112と相互作用し、ライト・フィールド100で符号化された画像を光線114が眼120の網膜上に生成するようになっている。
この時、素子112は、光線104を出射位置において導波路110から出射させてもよい。この結果、ユーザは、ライト・フィールド100で符号化された画像を自身の眼120の前で知覚することになる。導波路110は、少なくとも部分的に透明であってよいので、導波路型ディスプレイが例えば頭部装着型である場合、ユーザは導波路110を通して自身の現実の周囲を有利に見ることもできる。素子112a及び112の作用の結果、光は複数の素子112において導波路110から複数の角度で射出される。導波路型ディスプレイには、眼120及び、任意に、図示明確化のため図1では示されないユーザの他方の眼の前方の、異なる見かけの奥行きをシミュレートする光を伝達する複数の導波路110が存在してもよい。
特に、本発明の実施例は、例えば、インカップリング格子、EPE格子、及びアウトカップリング格子を含むライトガイド型回折ディスプレイなどの光導波路装置のための射出瞳拡大器、EPEに関する。光導波路は、光周波数光を伝達することができる。光、すなわち可視の周波数とは、波長が約400から700ナノメートルの光を意味する。光導波路はディスプレイに用いることができ、1つ又は複数の導波路を用いて、ライト・フィールドからの光を、ユーザの眼への射出のための適切な位置まで伝達することができる。
本発明の実施例は、例えば、回折格子を利用したヘッドマウント・ディスプレイ、HMD及びヘッドアップ・ディスプレイ、HUDに用いることができる。HMD及びHUDは、例えば、拡張現実又は仮想現実型用途のための光導波路技術を用いて実現することができる。拡張現実では、ユーザは、現実世界とそこに重ね合わされた補足的表示とによる視界を見ている。仮想現実では、ユーザは、現実世界の視界を奪われ、代わりにソフトウェアが設定する場面の視界を与えられる。一般に、例えば光導波路装置のためのEPE格子に関して改善を行なう必要が存在する。
図2aは、本発明の少なくともいくつかの実施例による光導波路装置の実例を示す。光導波路装置200は、光導波路110と、インカップリング格子202と、アウトカップリング格子204と、EPE格子206とを備えてもよい。図2aの実例では、光導波路装置200の射出瞳は、光導波路装置200のインカップリング格子202とアウトカップリング格子204との間のEPE格子206を用いて拡大することができる。
図2aに示すように、例えば、プロジェクタなどの図1の光源140からの光線104をインカップリング格子202に向けてもよい。インカップリング格子202は、光導波路110内に光線104を案内するように構成してもよい。すなわち、インカップリング領域202は、光導波路110内に画像を回折結合してもよい。実施例によっては、図2aに示すように、インカップリング格子202は、例えば光導波路110の表面に存してもよい。しかしながら実施例によっては、光導波路110の内部にインカップリング格子202を備えてもよい。同様に、光導波路110はアウトカップリング格子204及び/若しくはEPE格子206を備えてもよく、又はインカップリング格子202及び/若しくはEPE格子206は、光導波路110の表面に存してもよい。
光線104は導波路内の内部反射を経て、EPE格子206を経由してアウトカップリング格子204に向け伝搬し、ディスプレイの可視領域を横方向に拡げてもよい。実例となる実施例によっては、EPE格子206は、このように光線104の経路に沿ってインカップリング格子202とアウトカップリング格子204との間に存して、アウトカップリング格子204上の画像の射出瞳を拡大してもよい。さらに、アウトカップリング格子204は、光導波路110の外部へ眼120に向けて、光線114を介して画像を回折結合してもよい。
図2aは、インカップリング格子202、アウトカップリング格子204、及びEPE格子206を備えた実例を示している。しかしながら実施例によっては、EPE格子206の外部へ光を拡散して結合するようにEPE格子206を構成してもよい。またEPE格子206は、インカップラとして動作するように構成してもよい。例えば、二次元構造の場合、光線が結合、拡散、アウトカップリングされる同一の格子により格子領域全体を構成してもよい。
図2bは、本発明の少なくともいくつかの実施例によるインカップリング、IC(in-coupling)格子、EPE、及びアウトカップリング、OC(out-coupling)格子の実例を示している。通常、例えばLEDプロジェクタが光源140として使用される時に、光線がEPE格子206に干渉して、アウトカップリングされた画像に不均一性(例えば縞)が生じる。よって本発明の実施例は、例えば、画像の不均一性を最小化するため、光導波路の動作を変更する自由度を、より高くする改良されたEPEを提供するものである。
図3は、本発明の少なくともいくつかの実施例によるEPE格子の実例を示す。図3の実例に示すように、図2のEPE格子206のようなEPE格子を部分に分割してもよい。図3の破線は、各部分の境界を示す。例えば、EPE格子を、図3に示すように、少なくとも第1部分310と第2部分320とに分割してもよい。より具体的には、ローマンの迂回路-位相原理に従って制御された位相シフトのような異なる位相シフトを生じさせる部分にEPE格子を分割してもよい。位相シフトを適切に選択すると、干渉効果を低減することができる。
EPE格子206の各部分は、複数の格子バーを有してもよく、異なる部分の格子バーは、光線が異なる経路に沿って各部分を通り伝搬する際に、各部分において位相シフトが異なる、回折された入射光線を生成するように構成してもよい。例えば、EPE格子206の第1部分310は、少なくとも第1格子バーと、第2格子バーとを備えてもよく、EPE格子206の第2部分320は、少なくとも第1格子バーと、第2格子バーとを備えてもよく、第1及び第2部分の格子バーは、異なる位相シフトを生じさせて、EPE格子206に干渉する光線により生じる干渉を低減するように構成してもよい。
本発明の実例となる実施例によっては、EPE格子における干渉を低減するためローマンの迂回路-位相原理を利用し、光が格子から回折する際に、格子の性質により決まる一定の位相及び振幅を有する1組の反射され伝送された回折次数を生じるようにしてもよい。格子バーの相対位置が格子の周期内でずれている場合、例えば、1次元の場合に関して、以下の式により決定可能な位相シフトが生じる。
(ds)=t*exp(-i*2π*m*ds/d) (1)
式中、dは格子の周期を指し、dsは格子バーの位置のシフトであり、mは対象の光信号の回折次数(例えば-2,-1,0,1,2)であり、t=t(0)は、格子バーが変位していない場合の格子の振幅である。この結果、ゼロ以外の回折次数の位相は、格子バーを変位させることにより調整可能である一方、バーが変位していない格子と比較して、すべての回折次数の振幅が同じままとなる。式(1)は例えば、x及びy方向においてm及びn回折次数による周期dx及びdyをそれぞれ用いて2次元格子のために一般化してもよい。格子の周期dは、ある部分における後続の格子バー間の距離と言ってもよい。位相シフトは、「Introduction to Fourier Optics」 3rd Edition,2004(360ページ)においてJoseph W.Goodmanにより記述された、ローマンの迂回路-位相原理に従って制御してもよい。
このように、異なる位相シフトは、例えば、ローマンの迂回路-位相原理に従って、第2部分320のようなある部分の格子バーを、第1部分310のような隣接部分に対しずらすことにより実現してもよい。その結果、EPE格子206に干渉する光線により生じる干渉を低減することができる。それでも回折光線の振幅は同じままである。
すなわち、振幅分布は、EPE格子206全体により変化し得るが、例えば、単一格子の場合に振幅が変化しないよう、ローマンの迂回路-位相原理に従って位相シフトを制御するように、EPE格子206を構成してもよい。よって、振幅を変えることなく回折光線の位相を制御することができる。そのため、導波路の動作を変更するための、より高い自由度が実現される。例えば、初期設計段階において、まず位相なしに導波路を設計し、次に、干渉を低減するように位相シフトを変更する際に、振幅を同じに保ってもよい。
ずれの大きさも部分によって変化させてもよく、干渉の効果を最小化できるように最適化してもよい。代替的、又は付加的に、各部分の大きさを変化させてもよい。すなわち、第1部分310は第1の大きさを有してもよく、第2部分320は第2の大きさを有してもよく、第1の大きさは第2の大きさと異なっている。
図3の例に関して、EPE格子の第1部分310の格子バーに向けて入射光線104を案内してもよい。第1部分310の格子バーは、入射光線104を0次光線104a及び1次光線104bに回折してもよい。第1部分310における格子バーの位置は、0次光線104aの位相に影響を及ぼさないが、1次光線104bの位相には影響を与える。0次光線104aは非偏向光線と呼んでもよく、1次光線104bは偏向光線と呼んでもよい。ゼロ以外の他の回折次数(すなわちm=(-2,-1,1,2))の光線は偏向光線と呼んでもよい。
すなわち、0次光線104aは引き続き直線状、すなわち、曲がらない光線であってもよい。1次光線104bは引き続き直線状ではない、すなわち、曲がる光線であってもよい。
回折された0次光線104aは第1部分310から第2部分320の格子バーに向けてさらに案内してもよく、第2部分320の格子バーは、入射0次光線104aを0次光線104c及び1次光線104dに回折してもよい。さらに、第2部分320における格子バーの位置は、0次光線104cの位相に影響を及ぼさないが、1次光線104dの位相には影響を与える。また、0次光線104cは非偏向光線と呼んでもよく、1次光線104dは偏向光線と呼んでもよい。
さらに、回折された1次光線104bは第1部分310から第3部分330の格子バーに向けてさらに案内してもよく、前記第3部分330の格子バーは、光線104bを非偏向光線104e及び偏向光線104fに回折してもよい。光線は、EPEのいくつかの部分を通して同様に案内してもよい。
異なる部分で偏向された光線は、異なる位相を有してもよく、言い換えれば、異なる部分は、偏向光線に対して異なる位相シフトを生じさせてもよいが、偏向光線(及び非偏向光線)の振幅は同じであってもよい。例えば、第1部分310は、第1部分310で偏向された光線104bに第1の位相シフトを生じさせるように構成してもよく、第2部分320は、第2部分320で偏向された光線104dに第2の位相シフトを生じさせるように構成してもよい。第1の位相シフトは第2の位相シフトと異なってもよいが、第1部分310で偏向された光線の振幅は、第2部分320で偏向された光線の振幅と同じであってもよい。異なる経路沿いに伝搬する光線は同じ位置に当たって干渉してもよいが、そのような干渉は光線の位相を調整することにより制御可能である。
各部分の格子バーは同じ方向305に構成してもよいが、少なくともいくつかの部分の格子バーを、隣接部分の対応する格子バーに対して、格子バーの方向305に垂直な方向315にずらし、異なる経路沿いに伝搬する回折光線が異なる位相シフトを生じるようにしてもよい。例えば、第2部分320の前記複数のバーの各々は、第1部分310の対応する格子バーから、格子バーの方向305に垂直な方向315に、ある距離だけ移動、すなわち、ずらしてもよい。
すなわち、ある部分における後続の格子バー間の距離以内で格子バーを移動させることにより、位相シフトを偏向光線に実現することができる。非偏向光線104a、104c、104eの位相は、それでも変位しなくてもよく、すべての回折次数の振幅は、位相シフトに関わらず同じままでもよい。
図4は、本発明の少なくともいくつかの実施例による、ずらされた格子バーの第1実例を示す。より具体的には、図4は、どのように第2部分320の第1格子バー321及び第2格子バー322をそれぞれ第1部分320の対応する第1格子バー311及び第2格子バー312に対し、格子バーの方向305に垂直な方向315に、距離410だけずらしてもよいかを示す。すなわち、第1部分310の第1格子バー311は、第2部分320の第1格子バー321の対応する格子バーであってもよく、第1部分310の第2格子バー312は、第2部分320の第2格子バー322の対応する格子バーであってもよい。
このようにして、第2部分320の第1格子バー321は、第1部分310の対応する格子バー、すなわち、第1格子バー311から、距離410だけずらしてもよい。同様に、第2部分320の第2格子バー322も、第1部分310の対応する格子バー、すなわち、第2格子バー312から、距離410だけずらしてもよい。この結果、第1部分310の第1格子バー311及び第2格子バー312は、第2部分320の対応する第1格子バー321及び第2格子バー322に対し、格子バーの方向305に垂直な方向315にずらされ、それにより、回折光線の振幅が同じままであっても、EPE格子において異なる経路沿いに伝搬する光線に異なる位相シフトを生じさせることになる。すなわち、第2部分320のすべての格子バーを第1部分310の対応する格子バーに対し、同じ距離410だけずらしてもよい。
距離410は、ある部分の隣接する格子バー間の距離420より小さくてもよい。すなわち、距離410は、EPE格子の周期より小さくてもよい。例えば、EPE格子がEPE格子の周期内に2本の格子バーを備える場合、両方の格子バーを同じ量だけずらしてもよい。
図5a及び5bは、本発明の少なくともいくつかの実施例による、ずらされた格子バーの第2実例を示す。より具体的には、図5a及び5bは、どのように第2部分320の前記複数のバーの各々を第1部分310の対応する格子バーに対し、格子バーの方向305に垂直な方向315、例えば横方向に、距離dsだけずらしてもよいかを示す。(式(1)における)距離dsは、図4の距離410に対応するものでもよい。ある部分における後続の格子バー、例えば第1部分310の第1格子バー311及び第2格子バー312の間の距離は、図4の距離420に対応するものでもよい(式(1)における)dにより示される。
すなわち、図5bにおける第2部分320の第1格子バー321は、図5aにおける第1部分310の第1格子バー311に対し距離dsだけずれていてもよく、図5bにおける第2部分320の第2格子バー322は、図5aにおける第1部分の第2格子バー312に対し距離dsだけずれていてもよい。このように、ある部分の格子バーを、別の部分の格子バーに対し、ある部分における後続の格子バー間の距離以内、すなわち周期d以内で移動させることにより、位相シフトを回折次数、すなわち偏向光線に実現することができる。例えば、図5bに示すように、第2部分320の第1格子バー321は、第1部分310の第1格子バー311に対し、1次元格子の場合は格子バーの平面上で、例えば横方向に距離dsだけずらしてもよい。横方向とは、EPE格子のある側からEPE格子の別の側に延びる方向を指すものでもよい。
図5a及び5bは、格子バー311、312、321、及び322の横断面図を示す。格子バーは一般に、様々な形状を有する場合がある。しかし本発明の実施例は格子バーの特定の形状に限定されない。例えば、格子バーの横断面は矩形又は三角形であってもよい。さらに、格子バーの幅、高さ、フィル・ファクタ又は他のいかなる特性も、部分によって変化してもよく、例えば、第1部分310の格子バーは、第2部分320と異なる幅を有してもよい。
図6は、本発明の少なくともいくつかの実施例による位相シフトの実例を示す。より具体的には、図6は、ds/dの比の関数としての位相シフトの実例を示す。図6では、ローマン・シフトdsの関数としての1次回折次数の電場成分の位相である。
図7a及び7bは、本発明の少なくともいくつかの実施例による、ずらされた2次元格子バーの実例を示す。すなわち、図7a及び7bは、二重周期の格子バーの実例を示す。
より具体的には、図7a及び7bは、本発明の実施例がどのように2次元EPE格子に適用可能であるかを示している。図7aは、第1部分310の第1格子バー311の位置を示し、図7bは、第2部分320の第1格子バー321の位置を示す。図7bから分かるように、2次元格子の場合、第2部分320の第1格子バー321は、格子バーの平面上、すなわち横方向dx、及び格子バーの平面に垂直な平面上、すなわち鉛直方向dyにずらしてもよい。鉛直方向とは、EPE格子の底からEPE格子の頂上部へ延びる方向を指すものでもよい。図5a及び5bに示す実例と同様に、図7a及び7bに示す格子バーも、例えば矩形状又は三角形状など、任意の形状又は他の特性を有してもよい。
図8は、本発明の少なくともいくつかの実施例による、異なる部分における移動距離の分布例を示す。図8において、インカップリング格子202、アウトカップリング格子204、及びEPE格子206である。図8に示すように、第1部分310及び第2部分320のようなEPE格子206の部分は、異なる部分の格子バーを異なる距離だけ移動させて、回折光線の振幅を同じに保ちながら、回折光線に異なる位相シフトを生じさせ、それによってEPE格子206に干渉する光線により生じる干渉を低減するように構成してもよい。
開示された本発明の実施例は本明細書で開示された特定の構造、プロセス工程、又は材料に限定されないが、関連する技術の当業者であれば認識されるように、その均等物に及ぶものと了解すべきである。本明細書で用いられる用語は、特定の実施例を説明する目的でのみ使用されており、限定を意図しないということも了解されるべきである。
本明細書を通じて、一実施例又はある実施例への言及は、当該実施例に関して説明した特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。よって、本明細書を通じて、様々な箇所における文言「一実施例において」又は「ある実施例において」の出現は、同じ実施例に言及する必ずしもすべてではない。例えば、約又は実質上などの用語を用いて数値への言及がなされる場合、正確な数値も開示される。
本明細書で用いられる通り、複数の品目、構造要素、構成要素、及び/又は材料は便宜上、共通のリストにおいて提示する場合がある。しかし、これらのリストは、リストの各要素が独立且つ特異の要素として個々に特定されるものとして見なすべきである。よって、そのようなリストのいかなる個々の要素も、反対の指示なしに共通の群内の提示のみを根拠として同じリストの他の要素の事実上の均等物として見なすべきでない。加えて、本発明の様々な実施例及び実例は、本明細書において、様々なその構成要素の代替手段と共に言及する場合がある。このような実施例、実例、及び代替手段は相互の事実上の均等物として見なすべきでないが、本発明の独立且つ自律的な表現と見なすべきであることが了解される。
さらに、説明した特徴、構造、又は特性は、1つ又は複数の実施例において適切な様態で組み合わせてもよい。上述の説明において、長さ、幅、形状などの実例のような多数の具体的詳細は、本発明の実施例に関する完全な理解を得られるように提示している。しかしながら、関連する技術の当業者は、具体的詳細のうち1つ又は複数を用いず、又は、他の方法、構成要素、材料などにより本発明を実施可能であるものと認識するであろう。他の例では、本発明の態様の曖昧化を避けるため、周知の構造、材料、又は動作は、詳細に図示又は説明されない。
上述の実例は1つ又は複数の特定の用途において本発明の原理を説明するものであるが、発明の能力を行使することなく、且つ、本発明の原理及び概念から逸脱することなく、形態、使用法、及び実施の詳細における多数の変更をなし得ることは、当業者にとって明らかであろう。したがって、以下に述べる特許請求の範囲による場合を除き、本発明が限定されることは意図されない。
本文書において動詞「備える(to comprise)」及び「含む(to include)」は、列挙されない特徴の存在を排除も要求もしない開放された限定として用いられる。従属請求項に列挙された特徴は、別段の明示がない限り、相互に自由に組合せ可能である。さらに、本文書を通じて、「ある(a又はan)」、すなわち、単数形の使用は複数を排除するものではないことが了解されるべきである。
本発明の少なくともいくつかの実施例は、HMD及びHUDにおいて産業的な用途が認められる。
頭字語リスト
HMD ヘッドマウント・ディスプレイ(Head-Mounted Display)
HUD ヘッドアップ・ディスプレイ(Head-Up Display)
LCOS 反射型液晶パネル(Liquid Crystal on Silicon)
LED 発光ダイオード(Light-Emitting Diode)
MEMS 微小電気機械システム(Microelectromechanical System)
100 ライト・フィールド
102 光ガイド
104 光線
110 導波路
112 素子
114 指向光
120 眼
130 鏡
140 光源
202 インカップリング格子
204 アウトカップリング格子
206 射出瞳拡大器
310,320 EPEのセグメント
311,312,321,322 格子バー
305,315 方向
410 距離ds
420 距離d

Claims (18)

  1. 少なくとも2つの部分に分割されるEPE(Exit Pupil Expander(射出瞳拡大器))格子であって、前記EPE格子は、第1部分における複数の格子バーと、第2部分における複数の格子バーとを備え、前記第1部分の前記複数の格子バーは、前記第2部分の前記複数の格子バーと概ね同じ方向に向けられ、且つ、前記格子バーの前記方向に垂直な方向に、ずらされている、EPE格子。
  2. 前記第1部分の前記複数の格子バー及び前記第2部分の前記複数の格子バーは、前記EPE格子において異なる経路沿いに伝搬する光線に異なる位相シフトを生じさせるように、ずらされている、請求項1に記載のEPE格子。
  3. 前記第2部分の前記複数の格子バーの各々は、前記第1部分の対応する格子バーに対し、前記格子バーの方向に垂直な前記方向に、ある距離だけずらされている、請求項1又は2に記載のEPE格子。
  4. 前記第1部分の第1格子バーは、前記第2部分の第1格子バーの前記対応する格子バーであり、前記第1部分の第2格子バーは、前記第2部分の第2格子バーの前記対応する格子バーである、請求項3に記載のEPE格子。
  5. 前記距離は前記EPE格子の周期より小さい、請求項3又は4に記載のEPE格子。
  6. 前記第2部分の前記複数のバーの各々は、前記第1部分の対応する格子バーから、横方向に前記距離だけずれている、請求項1から5までのいずれかに記載のEPE格子。
  7. 前記第2部分の前記複数のバーの各々は、前記第1部分の対応する格子バーから、鉛直方向に前記距離だけずれている、請求項1から6までのいずれかに記載のEPE格子。
  8. 前記EPE格子は二重周期である、請求項1から7までのいずれかに記載のEPE格子。
  9. 前記EPE格子の前記第1部分は前記第1部分で偏向された光線に第1の位相シフトを生じさせるように構成され、前記EPE格子の前記第2部分は前記第2部分で偏向された光線に第2の位相シフトを生じさせるように構成されている、請求項1から8までのいずれかに記載のEPE格子。
  10. 前記第1の位相シフトは前記第2の位相シフトと異なっている、請求項9に記載のEPE格子。
  11. 前記第1部分で偏向された前記光線の振幅は、前記第2部分で偏向された前記光線の振幅と同じである、請求項9又は10に記載のEPE格子。
  12. 前記第2部分は、前記EPE格子に案内された光線に関して、前記第1部分の後に続く、請求項1から11までのいずれかに記載のEPE格子。
  13. 前記EPE格子は、第3部分における複数の格子バーをさらに備え、前記第3部分の前記複数のバーの各々は、前記第1部分の対応する格子バーから、前記格子バーの方向に垂直な方向に、ある距離だけずれている、請求項1から12までのいずれかに記載のEPE格子。
  14. 前記第1部分の後続の格子バー間の距離は、前記第2部分の後続の格子バー間の距離と同じである、請求項1から13までのいずれかに記載のEPE格子。
  15. 前記EPE格子は、前記EPE格子の外部へ光を拡散して結合するように構成され、好ましくはインカップラとして動作するようにも構成される、請求項1から14までのいずれかに記載のEPE格子。
  16. 前記EPE格子は、前記EPE格子において異なる経路を通って伝搬する光線の振幅を不変に保つように構成される、請求項1から15までのいずれかに記載のEPE格子。
  17. 画像を表示するための光導波路装置であって、
    光導波路と、
    前記光導波路内に前記画像を回折結合するインカップリング格子と、
    前記光導波路の外部へ前記画像を回折結合するアウトカップリング格子と、
    請求項1から16までのいずれかに記載のEPE格子であって、前記EPE格子は、前記アウトカップリング格子上の前記画像の前記射出瞳を拡大するため、前記インカップリング格子と前記アウトカップリング格子との間に存する、EPE格子とを備える光導波路装置。
  18. 請求項17に記載の光導波路装置を備える、ヘッドマウント・ディスプレイ、HMD又はヘッドアップ・ディスプレイ、HUDなどの個人用表示装置。
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