JP2023528299A - ネットワークスライスに関する選択支援情報 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023528299000001
好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するための装置、方法、およびシステムが開示される。1つの装置(500)は、プロセッサ(505)と、好ましいネットワークスライスのセットに対応する選択支援情報(125)をモバイル通信ネットワークから受信する(705)トランシーバ(525)とを含み、選択支援情報(125)は、優先度順で、最も好ましいネットワークスライスから開始する少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示を含み、選択支援情報(125)は、ターゲットセル検出情報およびターゲットセル選択情報のうちの1つをさらに含む。プロセッサ(505)は、最も好ましいネットワークスライスに対応する最高優先度周波数レイヤ上でセル探索を実行し(710)、セル探索の結果に基づいて、最も好ましいネットワークスライスをサポートする最高優先度周波数レイヤのセルを選択する(715)。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年5月21にPrateek Basu Mallick、Ravi Kuchibhotla、Joachim Loehr、Hyung-Nam Choi、およびGenadi Velevにより出願された、「NETWORK-ASSISTED OPTIMAL SLICE SELECTION IN 5G SYSTEM」という名称の米国仮特許出願第63/028,510号の優先権を主張し、この出願は参照により本明細書に組み込まれる。本出願はまた、2020年5月21日にPrateek Basu Mallick、Ravi Kuchibhotla、Joachim Loehr、Genadi Velev、およびHyung-Nam Choiにより出願された、「UE-BASED OPTIMAL SLICE SELECTION IN 5G SYSTEM」という名称の米国仮特許出願第63/028,511号の優先権を主張し、この出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書で開示される主題は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報の受信に関する。
特定のワイヤレス通信システムにおいて、ネットワーク事業者は、ユーザ機器(「UE」)が、カバレッジを提供する第1のキャリア上のセルにキャンプオンするものの、上位レイヤがスライス/サービス「x」に対するサービス要求手順を始動するとすぐに、最小遅延を伴って、スライス「x」(代替として、サポートサービス「x」)をサポートする第2のキャリア上の異なるセル上で無線リソース制御(「RRC」)接続を確立することを選好することがある。しかしながら、別個の無線キャリアを監視することは、UEにおける電力消費を増大させる。
開示されるのは、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するための手順である。前記手順は、装置、システム、方法、またはコンピュータプログラム製品によって実装され得る。
ユーザ機器デバイス(「UE」)の1つの方法は、好ましいネットワークスライスのセットに対応する選択支援情報をモバイル通信ネットワークから受信するステップであって、選択支援情報が、優先度順で、最も好ましいネットワークスライスから開始する少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示を含み、選択支援情報が、ターゲットセル検出情報およびターゲットセル選択情報のうちの少なくとも1つをさらに含む、ステップを含む。本方法は、最も好ましいネットワークスライスに対応する最高優先度周波数レイヤ上でセル探索を実行するステップと、セル探索の結果に基づいて、最も好ましいネットワークスライスをサポートする最高優先度周波数レイヤのセルを選択するステップとを含む。
上記で簡単に説明した実施形態のより具体的な説明は、添付の図面に示されている特定の実施形態を参照することによって与えられる。これらの図面はいくつかの実施形態のみを示しており、したがって範囲を限定するものとみなされるべきではないことを理解した上で、実施形態は、添付の図面を使用して追加の具体性および詳細と共に記述および説明される。
好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するためのワイヤレス通信システムの一実施形態を示す概略図である。 5G新無線(「NR」)プロトコルスタックの一実施形態を示すブロック図である。 RAN展開の一実施形態を示す図である。 好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するための手順の一実施形態を示すコールフロー図である。 好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するために使用され得るユーザ機器装置の一実施形態を示す図である。 好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するために使用され得るネットワーク装置の一実施形態を示す図である。 好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するための第1の方法の一実施形態を示すフローチャート図である。
当業者には理解されるように、実施形態の態様は、システム、装置、方法、またはプログラム製品として具現化され得る。したがって、実施形態は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、またはソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとり得る。
たとえば、開示された実施形態は、カスタム超大規模集積(「VLSI」)回路またはゲートアレイ、論理チップ、トランジスタ、もしくは他のディスクリートコンポーネントなどの既製の半導体を備えるハードウェア回路として実装され得る。開示された実施形態はまた、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブルロジックデバイスなどのプログラマブルハードウェアデバイスにおいて実装され得る。別の例として、開示された実施形態は、たとえば、オブジェクト、手順、または機能として編成され得る遂行可能コードの1つまたは複数の物理的または論理的ブロックを含み得る。
さらに、実施形態は、以下でコードと呼ばれる、機械可読コード、コンピュータ可読コード、および/またはプログラムコードを記憶する1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージデバイスに具現化されたプログラム製品の形態をとり得る。ストレージデバイスは、有形、非一時的、および/または非伝送的であり得る。ストレージデバイスは、信号を具現化しない場合がある。ある実施形態では、ストレージデバイスは、コードにアクセスするための信号のみを使用する。
1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組合せが利用され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読ストレージ媒体であり得る。コンピュータ可読ストレージ媒体は、コードを記憶するストレージデバイスであり得る。ストレージデバイスは、たとえば、これらに限定されないが、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、ホログラフィック、マイクロメカニカル、あるいは半導体システム、装置、またはデバイス、あるいは前述の任意の適切な組合せであり得る。
ストレージデバイスのより具体的な例(網羅的でないリスト)は、1つまたは複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、読取り専用メモリ(「ROM」)、消去可能でプログラム可能な読取り専用メモリ(「EPROM」またはフラッシュメモリ)、ポータブルコンパクトディスク読取り専用メモリ(「CD-ROM」)、光学ストレージデバイス、磁気ストレージデバイス、または前述の任意の適切な組合せを含む。本明細書の文脈では、コンピュータ可読ストレージ媒体は、命令遂行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれに関連して使用するためのプログラムを含むか、または記憶できる任意の有形の媒体であり得る。
実施形態の動作を実行するためのコードは、任意の数の行であってもよく、Python、Ruby、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組合せなど、および/またはアセンブリ言語などの機械語で記述されてもよい。コードは、完全にユーザのコンピュータ上で、一部はユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして、一部はユーザのコンピュータ上でかつ一部はリモートコンピュータ上で、あるいは完全にリモートコンピュータまたはサーバ上で遂行され得る。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイヤレスLAN(「WLAN」)、またはワイドエリアネットワーク(「WAN」)を含む任意のタイプのネットワークを通じて、ユーザのコンピュータに接続されてもよく、外部コンピュータへの接続が行われてもよい(たとえば、インターネットサービスプロバイダ(「ISP」)を使用してインターネット経由で)。
さらに、実施形態の記載された特徴、構造、または特性は、任意の適切な方法で組み合わされ得る。以下の説明では、実施形態の完全な理解を提供するために、プログラミング、ソフトウェアモジュール、ユーザ選択、ネットワークトランザクション、データベースクエリ、データベース構造、ハードウェアモジュール、ハードウェア回路、ハードウェアチップなどの例などの、多数の特定の詳細が提供される。しかしながら、当業者は、特定の詳細のうちの1つまたは複数がなくても、または他の方法、コンポーネント、材料などを用いて実施形態が実施され得ることを認識するであろう。他の例では、よく知られている構造、材料、または動作は、実施形態の態様を不明瞭にすることを避けるために、詳細には図示または説明されていない。
本明細書全体を通じて「一実施形態(one embodiment)」、「実施形態(an embodiment)」、または類似の言葉への言及は、その実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が少なくとも一実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通じて「一実施形態において(in one embodiment)」、「実施形態において(in an embodiment)」というフレーズ、および類似の言葉の出現は、必ずしもそうである必要はないが、すべてが同じ実施形態を指す場合があるが、別段の明示的な指定がない限り、「すべてではないが、1つまたは複数の実施形態(one or more but not all embodiments)」を意味する。「含む(including)」、「備える(comprising)」、「有する(having)」、という用語、およびそれらの変形は、別段の明示的な指定がない限り、「含むが、これらに限定されない(including but not limited to)」を意味する。列挙されたアイテムのリストは、別段の明示的な指定がない限り、一部またはすべてのアイテムが相互に排他的であることを含意するものではない。「a」、「an」、および「the」という用語はまた、別段の明示的な指定がない限り、「1つまたは複数(one or more)」を意味する。
本明細書で使用されるように、「および/または(and/or)」の結合を伴うリストは、リスト内の任意の単一のアイテムまたはリスト内のアイテムの組合せを含む。たとえば、A、B、および/またはCのリストは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、BとCの組合せ、AとCの組合せ、またはA、B、およびCの組合せを含む。本明細書で使用される場合、「のうちの1つまたは複数(one or more of)」という用語を使用するリストは、リスト内の任意の単一のアイテムまたはリスト内のアイテムの組合せを含む。たとえば、A、BおよびCのうちの1つまたは複数は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、BとCの組合せ、AとCの組合せ、またはA、B、およびCの組合せを含む。本明細書で使用される場合、「のうちの1つ(one of)」という用語を使用するリストは、リスト内の任意の単一のアイテムのうちの1つだけを含む。たとえば、「A、B、およびCのうちの1つ」は、Aのみ、Bのみ、またはCのみを含み、A、B、およびCの組合せは除外される。本明細書で使用される場合、「A、B、およびCで構成されるグループから選択される構成要素」には、A、B、またはCのうちの1つだけを含み、A、B、およびCの組合せは除外される。本明細書で使用される場合、「A、B、およびC、ならびにそれらの組合せで構成されるグループから選択される構成要素」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、BとCの組合せ、AとCの組合せ、またはA、B、およびCの組合せを含む。
実施形態の態様は、実施形態による方法、装置、システム、およびプログラム製品の概略フローチャート図および/または概略ブロック図を参照して以下に説明される。概略フローチャート図および/または概略ブロック図の各ブロック、ならびに概略フローチャート図および/または概略ブロック図中のブロックの組合せは、コードによって実装できることが理解されよう。このコードは、コンピュータのプロセッサまたは他のプログラム可能なデータ処理装置を介して遂行される命令が、フローチャート図および/またはブロック図において指定された機能/行為を実装するための手段を作成するようにマシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供され得る。
コードはまた、ストレージデバイスに記憶された命令が、フローチャート図および/またはブロック図において指定された機能/行為を実装する命令を含む製品を生成するように、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスを特定の方法で機能させることができるストレージデバイスに記憶され得る。
コードはまた、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で遂行されるコードが、フローチャート図および/またはブロック図において指定された機能/行為を実装するためのプロセスを提供するように、コンピュータで実装されるプロセスを生成するために、一連の動作ステップが、コンピュータ、他のプログラム可能な装置、または他のデバイスにおいて実行されるように、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスにロードされ得る。
図面におけるフローチャート図および/またはブロック図は、様々な実施形態による装置、システム、方法、およびプログラム製品の可能な実装形態のアーキテクチャ、機能、および動作を示している。この点に関して、フローチャート図および/またはブロック図における各ブロックは、指定された論理機能を実装するためのコードの1つまたは複数の遂行可能な命令を含む、モジュール、セグメント、またはコードの一部を表し得る。
いくつかの代替実施形態では、ブロックに記載された機能が、図面に記載された順序とは異なる場合がある点にも留意されたい。たとえば、関連する機能に応じて、連続して示される2つのブロックが実際には実質的に同時に遂行されてもよく、時にはブロックが逆の順序で遂行されてもよい。示された図面の1つまたは複数のブロック、あるいはその一部と、機能、論理、または効果において同等である他のステップおよび方法が考えられ得る。
フローチャートおよび/またはブロック図において、様々な矢印のタイプおよび線のタイプが使用され得るが、それらは、対応する実施形態の範囲を限定するものではないことを理解されたい。実際、図示される実施形態の論理フローのみを示すために、いくつかの矢印または他のコネクタが使用され得る。たとえば、矢印は、描かれた実施形態の列挙されたステップ間の不特定の期間の待機または監視期間を示し得る。ブロック図および/またはフローチャート図の各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャート図におけるブロックの組合せは、指定された機能または行為を実行する専用ハードウェアベースのシステム、または専用ハードウェアとコードとの組合せによって実装することができる点にも留意されたい。
各図面における要素の説明は、前の図面の要素を参照する場合がある。同様の番号は、同様の要素の代替実施形態を含め、すべての図面において同様の要素を指す。
一般に、本開示は、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するためのシステム、方法、および装置について説明する。モバイル通信ネットワーク事業者は、ユーザ機器(「UE」)が、カバレッジを提供するキャリア「f1」上のセルにキャンプオンするものの、上位レイヤがスライス/サービス「x」に対するサービス要求手順を始動するとすぐに、最小遅延を伴って、スライス/サービス「x」をサポートするキャリア「f2」上の異なるセル上でRRC接続を確立することを選好することがある。UEの観点から、最善のユーザ経験を保証しながら、上記の手順の間に電力消費を最小限に抑えることが重要になる。
いくつかの実施形態では、UEは、ネットワークに成功裏に登録するとき、許可されるスライスリスト内のスライスの各々に対する周波数のリストを受信する、および/またはネットワークに成功裏に登録するとき(など)、拒否されたスライスリスト内のスライスの各々に対してサポートされる周波数のリストを受信する。ネットワークスライスに対する周波数は、サービングセルの無線帯域とは異なる無線帯域(すなわち、定義された周波数範囲)内であり得る点に留意されたい。したがって、本明細書で使用される場合、「ネットワークスライスのための周波数」は、(たとえば、3GPP(登録商標) TS 38.104において定義されるように)周波数/帯域組合せを指す。特定の実施形態では、無線帯域は暗示されることがある。他の実施形態では、無線帯域は明示的に指示されることがある。
しかしながら、(3GPP TS 23.501、セクション5.15.9に記載される)「モードd」動作中のUEは、登録手順を始動する間、NSSAI(スライス情報)を含まないことがある。さらに、上記の実施形態は、UEが現在のネットワーク内にまだ登録されていないとき、初期セル選択ケースを支援しない。さらに、ネットワークが登録手順の結果(すなわち、出力)として前記スライス/周波数マッピングを提供しない場合、上記の実施形態は機能しない。
上記の欠点とは別に、(登録手順中に提供される)スライス/周波数マッピングが登録エリア全体(すなわち、UEにシグナリングされるトラッキングエリア(「TA」)リスト)にわたって均一でない場合、UEは、提供されるTAリスト内の他の部分に移動すると、自らが指示された周波数上でサポートされるスライスを見出すことが依然として可能であるかどうかが分からない可能性がある。ここで、登録エリアは、UEにシグナリングされるTAリストによって指示され得る。
特定の実施形態では、ネットワークは、(たとえば、3GPP TS 38.331に従って)RRCReleaseメッセージ内でRedirectedCarrierInfoを使用してネットワークスライスに対する周波数を指示し得る。しかしながら、そのようなメッセージングは、RRC接続されたUEのみに適用可能である。さらに、典型的には、セル輻輳状況により、RRCReleaseメッセージ内でRedirectedCarrierInfoのシグナリングが一般に使用される。したがって、それはリダイレクションが実際にスライス/サービス理由であることを保証しない。
以下で説明される解決策は、ネットワークスライスに対する周波数をシグナリングするためのUE非アクセス層(「NAS」)登録手順への依存を取り除く。以下で説明される解決策はまた、新しいシグナリング、新しい手順を開発することによって、またUEベースの解決策を実装することによってすら、既存の専用ならびにブロードキャスト解決策を取り巻く不確実性を取り除く。
様々な実施形態では、ネットワークは、特定のスライスをサポートするターゲットセルに対するUEのセル探索(たとえば、検出、測定、および評価)を支援するための選択支援情報をUEに提供する。選択支援情報は、UEが、所望のスライスをサポートするセルを迅速に見出し、トリガされると、最小遅延を伴ってサービス要求(または、登録)を始動するために、そのスライスにキャンプオンすることを可能にする。
図1は、本開示の実施形態による、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するためのワイヤレス通信システム100を示している。一実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、少なくとも1つのリモートユニット105と、無線アクセスネットワーク(「RAN」)120と、モバイルコアネットワーク140とを含む。RAN 120およびモバイルコアネットワーク140は、モバイル通信ネットワークを形成する。RAN 120は、リモートユニット105がワイヤレス通信リンク123を使用して通信するベースユニット121から構成され得る。特定の数のリモートユニット105、ベースユニット121、ワイヤレス通信リンク123、RAN 120、およびモバイルコアネットワーク140が図1に示されているが、当業者は、任意の数のリモートユニット105、ベースユニット121、ワイヤレス通信リンク123、RAN 120、およびモバイルコアネットワーク140がワイヤレス通信システム100に含まれ得ることを認識するであろう。
一実装形態では、RAN 120は、第3世代パートナーシッププロジェクト(「3GPP」)仕様において指定される5Gシステムに準拠している。たとえば、RAN 120は、新無線(「NR」)無線アクセス技術(「RAT」)および/またはロングタームエボリューション(「LTE」)RATを実装する、次世代無線アクセスネットワーク(「NG-RAN」)であり得る。別の例では、RAN 120は、非3GPP RAT(たとえば、Wi-Fi(登録商標)または電気電子技術者協会(「IEEE」)802.11ファミリ準拠のWLAN)を含み得る。別の実装形態では、RAN 120は、3GPP仕様において指定されたLTEシステムに準拠している。しかしながら、より一般的には、ワイヤレス通信システム100は、いくつかの他のオープンまたは独自の通信ネットワーク、たとえば、他のネットワークの中でも、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(「WiMAX」)またはIEEE802.16ファミリ規格を実装し得る。本開示は、任意の特定のワイヤレス通信システムアーキテクチャまたはプロトコルの実装形態に限定されることを意図していない。
一実施形態では、リモートユニット105は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(「PDA」)、タブレットコンピュータ、スマートフォン、スマートテレビ(たとえば、インターネットに接続されたテレビ)、スマート家電(たとえば、インターネットに接続された家電)、セットトップボックス、ゲーム機、セキュリティシステム(セキュリティカメラを含む)、車載コンピュータ、ネットワークデバイス(たとえば、ルータ、スイッチ、モデム)などのコンピューティングデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、リモートユニット105は、スマートウォッチ、フィットネスバンド、光学ヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブルデバイスを含む。さらに、リモートユニット105は、UE、加入者ユニット、移動体、移動局、ユーザ、端末、モバイル端末、固定端末、加入者局、ユーザ端末、ワイヤレス伝送/受信ユニット(「WTRU」)、デバイス、または当技術分野において使用される他の用語で呼ばれることがある。様々な実施形態では、リモートユニット105は、加入者識別および/または識別モジュール(「SIM」)と、モバイル端末機能(たとえば、無線伝送、ハンドオーバ、音声符号化および復号化、エラー検出および修正、シグナリング、ならびにSIMへのアクセス)を提供するモバイル機器(「ME」)とを含む。特定の実施形態では、リモートユニット105は、端末機器(「TE」)を含み得、および/または機器もしくはデバイス(たとえば、上述のコンピューティングデバイス)に埋め込まれてもよい。
リモートユニット105は、アップリンク(「UL」)およびダウンリンク(「DL」)通信信号を介して、RAN 120内のベースユニット121のうちの1つまたは複数と直接通信し得る。さらに、ULおよびDL通信信号は、ワイヤレス通信リンク123を介して運ばれ得る。ここで、RAN 120は、リモートユニット105にモバイルコアネットワーク140へのアクセスを提供する中間ネットワークである。以下でより詳細に説明されるように、ベースユニット121は、第1のキャリア周波数を使用して動作するセルおよび/または第2のキャリア周波数を使用して動作するセルを提供し得る。第1のキャリア周波数を使用するセルは、第1の周波数レイヤを形成し得、第2のキャリア周波数を使用するセルは、第2の周波数レイヤを形成し得る。
いくつかの実施形態では、リモートユニット105は、モバイルコアネットワーク140とのネットワーク接続を介してアプリケーションサーバ151と通信する。たとえば、リモートユニット105内のアプリケーション107(たとえば、ウェブブラウザ、メディアクライアント、電話および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(「VoIP」)アプリケーション)は、RAN 120を介するモバイルコアネットワーク140とのプロトコルデータユニット(「PDU」)セッション(または、他のデータ接続)を確立するために、リモートユニット105をトリガし得る。次いで、モバイルコアネットワーク140は、PDUセッションを使用して、パケットデータネットワーク150内のリモートユニット105とアプリケーションサーバ151との間のトラフィックを中継する。PDUセッションは、リモートユニット105とユーザプレーン機能(「UPF」)141との間の論理接続を表す。
PDUセッション(または、PDN接続)を確立するために、リモートユニット105は、モバイルコアネットワーク140に登録されなければならない(第4世代(「4G」)システムのコンテキストにおいては、「モバイルコアネットワークに接続されている」とも呼ばれる)。リモートユニット105は、モバイルコアネットワーク140との1つまたは複数のPDUセッション(または、他のデータ接続)を確立し得る点に留意されたい。したがって、リモートユニット105は、パケットデータネットワーク150と通信するための少なくとも1つのPDUセッションを有し得る。リモートユニット105は、他のデータネットワークおよび/または他の通信ピアと通信するための追加のPDUセッションを確立し得る。
5Gシステム(「5GS」)のコンテキストでは、「PDUセッション」という用語は、UPF 141を通じてリモートユニット105と特定のデータネットワーク(「DN」)との間のエンドツーエンド(「E2E」)ユーザプレーン(「UP」)接続を提供するデータ接続を指す。PDUセッションは、1つまたは複数のサービス品質(「QoS」)フローをサポートする。特定の実施形態では、特定のQoSフローに属するすべてのパケットが同じ5G QoS識別子(「5QI」)を有するように、QoSフローとQoSプロファイルとの間に1対1のマッピングがあってもよい。
進化型パケットシステム(「EPS」)などの4G/LTEシステムのコンテキストでは、パケットデータネットワーク(「PDN」)接続(EPSセッションとも呼ばれる)は、リモートユニットとPDNとの間のE2E UP接続を提供する。PDN接続手順は、EPSベアラ、すなわち、リモートユニット105とモバイルコアネットワーク140内のパケットゲートウェイ(「PGW」、図示せず)との間のトンネルを確立する。特定の実施形態では、特定のEPSベアラに属するすべてのパケットが同じQoSクラス識別子(「QCI」)を有するように、EPSベアラとQoSプロファイルとの間に1対1のマッピングがある。
ベースユニット121は、地理的領域にわたって分散され得る。特定の実施形態では、ベースユニット121はまた、アクセス端末、アクセスポイント、ベース、基地局、ノード-B(「NB」)、進化型ノードB(eNodeBまたは「eNB」と略され、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(「E-UTRAN」)ノードBとしても知られる)、5G/NRノードB(「gNB」)、ホームノードB、中継ノード、RANノードと呼ばれるか、または当技術分野において使用される任意の他の用語で呼ばれ得る。ベースユニット121は、一般に、RAN 120などのRANの一部であり、1つまたは複数の対応するベースユニット121に通信可能に結合された1つまたは複数のコントローラを含み得る。無線アクセスネットワークのこれらおよび他の要素は図示されていないが、当業者によって一般によく知られている。ベースユニット121は、RAN 120を介してモバイルコアネットワーク140に接続する。
ベースユニット121は、ワイヤレス通信リンク123を介して、たとえばセルまたはセルセクタなどのサービスエリア内のいくつかのリモートユニット105にサービスを提供し得る。ベースユニット121は、通信信号を介して、リモートユニット105のうちの1つまたは複数と直接通信し得る。一般に、ベースユニット121は、時間、周波数、および/または空間ドメインにおいてリモートユニット105にサービスを提供するために、DL通信信号を伝送する。さらに、DL通信信号は、ワイヤレス通信リンク123を介して運ばれ得る。ワイヤレス通信リンク123は、認可された、または認可されていない無線スペクトルにおける任意の適切なキャリアであり得る。ワイヤレス通信リンク123は、リモートユニット105のうちの1つまたは複数および/またはベースユニット121のうちの1つまたは複数の間の通信を容易にする。認可されていないスペクトル上のNR動作(「NR-U」と呼ばれる)中、ベースユニット121およびリモートユニット105は、認可されていない(すなわち、共有されている)無線スペクトルを介して通信する点に留意されたい。
一実施形態では、モバイルコアネットワーク140は、5GCまたは進化型パケットコア(「EPC」)であり、他のデータネットワークの中でも、インターネットおよびプライベートデータネットワークのようなパケットデータネットワーク150に結合され得る。リモートユニット105は、モバイルコアネットワーク140のサブスクリプションまたはその他のアカウントを有していてもよい。様々な実施形態では、各モバイルコアネットワーク140は、単一のモバイルネットワーク事業者(「MNO」)に属する。本開示は、任意の特定のワイヤレス通信システムアーキテクチャまたはプロトコルの実装形態に限定されることを意図していない。
モバイルコアネットワーク140は、いくつかのネットワーク機能(「NF」)を含む。図示されるように、モバイルコアネットワーク140は、少なくとも1つのUPF 141を含む。モバイルコアネットワーク140はまた、これらに限定されないが、RAN 120にサービスを提供するアクセスおよびモビリティ管理機能(「AMF」)143と、セッション管理機能(「SMF」)145と、ポリシ制御機能(「PCF」)147と、統合データ管理機能(「UDM」)と、ユーザデータリポジトリ(「UDR」)とを含む、複数の制御プレーン(「CP」)機能を含む。特定の数およびタイプのネットワーク機能が図1に示されているが、当業者は、任意の数およびタイプのネットワーク機能がモバイルコアネットワーク140に含まれ得ることを認識するであろう。
UPF 141は、5Gアーキテクチャにおいて、パケットルーティングおよび転送、パケット検査、QoS処理、ならびにデータネットワーク(DN)を相互接続するための外部PDUセッションを担当する。AMF 143は、NASシグナリングの終了と、NAS暗号化および完全性保護と、登録管理と、接続管理と、モビリティ管理と、アクセス認証および承認と、セキュリティコンテキスト管理とを担当する。SMF 145は、セッション管理(すなわち、セッションの確立、変更、解放)と、リモートユニット(すなわち、UE)IPアドレスの割当ておよび管理と、DLデータ通知と、適切なトラフィックルーティングのためのUPF141のトラフィックステアリング構成とを担当する。
PCF 147は、統一されたポリシフレームワークを担当し、CP機能にポリシルールを提供し、UDRにおけるポリシ決定のためのサブスクリプション情報にアクセスする。UDMは、Authentication and Key Agreement(「AKA」)クレデンシャルの生成と、ユーザ識別の処理と、アクセス許可と、サブスクリプション管理とを担当する。UDRはサブスクライバ情報のリポジトリであり、多数のネットワーク機能を提供するために使用することができる。たとえば、UDRは、サブスクリプションデータ、ポリシ関連データ、サードパーティアプリケーションへの公開が許可されているサブスクライバ関連データなどを記憶し得る。いくつかの実施形態では、UDMは、組み合わされたエンティティ「UDM/UDR」149として示されるUDRと同じ場所に配置される。
様々な実施形態では、モバイルコアネットワーク140はまた、ネットワークリポジトリ機能(「NRF」)(ネットワーク機能(「NF」)サービスの登録と検出を提供し、NFが相互に適切なサービスを識別し、アプリケーションプログラミングインターフェース(「API」)を介して相互に通信することを可能にする)、Network Exposure Function(「NEF」)(顧客およびネットワークパートナが、ネットワークデータおよびリソースに簡単にアクセスできるようにすることを担当する)、認証サーバ機能(「AUSF」)、または5GC用に定義された他のNFを含み得る。存在するとき、AUSFは、認証サーバおよび/または認証プロキシとして作用し得、それにより、AMF 143がリモートユニット105を認証することを可能にする。特定の実施形態では、モバイルコアネットワーク140は、認証、承認、およびアカウンティング(「AAA」)サーバを含み得る。
様々な実施形態では、モバイルコアネットワーク140は、異なるタイプのモバイルデータ接続および異なるタイプのネットワークスライスをサポートし、各モバイルデータ接続は特定のネットワークスライスを利用する。ここで、「ネットワークスライス」は、特定のトラフィックタイプまたは通信サービスのために最適化されたモバイルコアネットワーク140の部分を指す。たとえば、1つまたは複数のネットワークスライスは、拡張モバイルブロードバンド(「eMBB」)サービスのために最適化され得る。別の例として、1つまたは複数のネットワークスライスは、超高信頼低遅延通信(「URLLC」)サービスのために最適化され得る。他の例では、ネットワークスライスは、マシンタイプ通信(「MTC」)サービス、マッシブMTC(「mMTC」)サービス、モノのインターネット(「IoT」)サービスのために最適化され得る。さらに他の例では、ネットワークスライスは、特定のアプリケーションサービス、垂直サービス(vertical service)、特定の使用事例などのために展開され得る。
ネットワークスライスインスタンスは、単一のネットワークスライス選択支援情報(「S-NSSAI」)によって識別され得るが、リモートユニット105が使用を許可されているネットワークスライスのセットは、ネットワークスライス選択支援情報(「NSSAI」)によって識別される。ここで、「NSSAI」は、1つまたは複数のS-NSSAI値を含むベクトル値を指す。特定の実施形態では、様々なネットワークスライスは、SMF 145およびUPF 141などのネットワーク機能の別個のインスタンスを含み得る。いくつかの実施形態では、異なるネットワークスライスは、AMF 143などのいくつかの一般的なネットワーク機能を共有し得る。説明を簡単にするために、異なるネットワークスライスは図1には示されていないが、それらのサポートは想定されている。様々な実施形態では、ネットワークスライスの第1のセットは、第1のキャリア周波数と使用するために優先度付けされてよく、ネットワークスライスの第2のセットは、第2のキャリア周波数と使用するために優先度付けされてよい。以下でより詳細に論じるように、リモートユニット105が、周波数レイヤ(すなわち、キャリア周波数を動作させている)と好ましいネットワークスライスの特定の組合せを選択するように、RAN 120は選択支援情報125をリモートユニット105に送信する(すなわち、ベースユニット121を介して送信される)。
図1は、5G RANと5Gコアネットワークのコンポーネントを示しているが、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報の受信を実行するために説明された実施形態は、IEEE 802.11バリアント、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(「GSM」、すなわち2Gデジタルセルラーネットワーク)、汎用パケット無線サービス(「GPRS」)、ユニバーサル移動体通信システム(「UMTS」)、LTEバリアント、CDMA2000、Bluetooth、ZigBee、Sigfoxなどを含む、他のタイプの通信ネットワークおよびRATに適用される。
さらに、モバイルコアネットワーク140がEPCであるLTE変形では、図示されるネットワーク機能は、モビリティ管理エンティティ(「MME」)、サービングゲートウェイ(「SGW」)、PGW、ホームサブスクライバサーバ(「HSS」)などの適切なEPCエンティティに置き換えられ得る。たとえば、AMF 143はMMEにマッピングされ得、SMF 145はPGWの制御プレーン部分および/またはMMEにマッピングされ得、UPF 141はSGWおよびPGWのユーザプレーン部分にマッピングされ得、UDM/UDR 149はHSSにマッピングされ得る、などである。
以下の説明では、「RANノード」という用語は基地局に使用されるが、たとえば、gNB、eNB、基地局(「BS」)、アクセスポイント(「AP」)などの任意の他の無線アクセスノードに置き換えることができる。さらに、動作は、主に5G NRのコンテキストにおいて説明されている。しかしながら、提案される解決策/方法は、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報の受信をサポートする他のモバイル通信システムにも同様に適用可能である。
図2は、本開示の実施形態による、NRプロトコルスタック200を示している。図2は、5Gコアネットワーク(「5GC」)内のUE 205、RANノード210、およびAMF 215を示しているが、これらは、ベースユニット121およびモバイルコアネットワーク140と相互作用するリモートユニット105のセットを表している。図示されるように、プロトコルスタック200は、ユーザプレーンプロトコルスタック201および制御プレーンプロトコルスタック203を備える。ユーザプレーンプロトコルスタック201は、物理(「PHY」)レイヤ220と、媒体アクセス制御(「MAC」)サブレイヤ225と、無線リンク制御(「RLC」)サブレイヤ230と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(「PDCP」)サブレイヤ235と、サービスデータ適応プロトコル(「SDAP」)レイヤ240とを含む。制御プレーンプロトコルスタック203は、物理レイヤ220と、MACサブレイヤ225と、RLCサブレイヤ230と、PDCPサブレイヤ235とを含む。制御プレーンプロトコルスタック203はまた、無線リソース制御(「RRC」)レイヤ245および非アクセス層(「NAS」)レイヤ250を含む。
ユーザプレーンプロトコルスタック201のASレイヤ(「ASプロトコルスタック」とも呼ばれる)は、少なくともSDAP、PDCP、RLC、およびMACサブレイヤ、ならびに物理レイヤで構成される。制御プレーンプロトコルスタック203のASレイヤは、少なくともRRC、PDCP、RLC、およびMACサブレイヤ、ならびに物理レイヤで構成される。レイヤ2(「L2」)は、SDAP、PDCP、RLC、およびMACサブレイヤに分割される。レイヤ3(「L3」)は、RRCサブレイヤ245および制御プレーン用のNASレイヤ250を含み、たとえば、ユーザプレーン用のインターネットプロトコル(「IP」)レイヤおよび/またはPDUレイヤ(図示せず)を含む。L1とL2は「下位レイヤ(lower layers)」と呼ばれ、L3以上(たとえば、トランスポートレイヤ、アプリケーションレイヤ)は「上位レイヤ(higher layers)」または「上位レイヤ(upper layers)」と呼ばれる。
物理レイヤ220は、トランスポートチャネルをMACサブレイヤ225に提供する。物理レイヤ220は、本明細書で説明するように、エネルギー検出しきい値を使用して、クリアチャネルアセスメントおよび/またはリッスンビフォアトーク(「CCA/LBT」)手順を実行し得る。特定の実施形態では、物理レイヤ220は、ULリッスンビフォアトーク(LBT)失敗の通知をMACサブレイヤ225のMACエンティティに送信し得る。MACサブレイヤ225は、論理チャネルをRLCサブレイヤ230に提供する。RLCサブレイヤ230は、RLCチャネルをPDCPサブレイヤ235に提供する。PDCPサブレイヤ235は、無線ベアラをSDAPサブレイヤ240および/またはRRCレイヤ245に提供する。SDAPサブレイヤ240は、QoSフローをコアネットワーク(たとえば、5GC)に提供する。RRCレイヤ245は、キャリアアグリゲーションおよび/またはデュアルコネクティビティの追加、修正、および解放を提供する。RRCレイヤ245はまた、シグナリング無線ベアラ(「SRB」)およびデータ無線ベアラ(「DRB」)の確立、構成、維持、および解放を管理する。
NASレイヤ250は、UE 205とAMF 215との間にある。NASメッセージは、透過的にRANを通過する。NASレイヤ250は、通信セッションの確立を管理し、RANの異なるセル間を移動する際にUE 205との連続通信を維持するために使用される。対照的に、ASレイヤは、UE 205とRAN(すなわち、RANノード210)との間にあり、ネットワークのワイヤレス部分を介して情報を運ぶ。
図3は、本開示の実施形態による、モバイル通信ネットワークのRAN部分の例示的なネットワーク展開300を示している。RAN 301は、以下でより詳細に説明されるように、複数の周波数レイヤをサポートし得る。示される実施形態では、UE 205は、第1の周波数上で動作する第1のセル305のカバレッジエリア内にある。ここで、第1のセル305は、ネットワークスライスの第1のセット311をサポートする、第1の周波数レイヤ310の一部である。たとえば、第1のサービスをサポートするスライス「i」(「スライスi」として示される)および第2のサービスをサポートするスライス「ii」(「スライスii」として示される)は、ネットワークスライスの第1のセット311の部分であり得る。第1のセル305は、第1の周波数レイヤ310上の任意のセルを表し得る。
示されるように、UE 205はやはり、第1の周波数とは異なる第2の周波数上で動作する第2のセル315のカバレッジエリア内にある。ここで、第2のセル315は、第1のセット311とは異なる、ネットワークスライスの第2のセット321をサポートする第2の周波数レイヤ320の部分である。たとえば、第1のサービスをサポートするスライス「x」(「スライスx」として示される)および第2のサービスをサポートするスライス「y」(「スライスy」として示される)は、ネットワークスライスの第2のセット321の部分であり得る。ここで、第2のセル315は、第2の周波数レイヤ320上の任意のセルを表し得る。
一実施形態では、第1の周波数レイヤ310は、ネットワークスライスの第2のセット321のいずれもサポートしない。他の実施形態では、第1の周波数レイヤ310のセルは、ネットワークスライスの第2のセット321内のスライスのうちの1つまたは複数をサポートし得るが、モバイル通信ネットワークは、ネットワークスライスの第2のセット321のスライスが、可能な場合、第2の周波数で使用されることを選好し得る。
示される実施形態では、たとえば、第1の周波数レイヤがより大きな地理的カバレッジを提供することにより、ネットワーク事業者は、UE 205が第1の周波数レイヤ310のキャリアにキャンプオンすることを選好すると仮定される。本明細書で使用される場合、「キャンピング」は、UE 205がセルを選択し、RRC接続を始動するようにまたはブロードキャストサービスを受信するように準備されているRRCアイドル状態のUE 205の挙動を指す。RRCアイドル状態にある間、UE 205は、オンになるが、モバイル通信ネットワークとの確立されたRRC接続を何ら有しない点に留意されたい。
いくつかの実施形態では、UE 205がRRC接続状態からRRCアイドル状態に遷移するとき、UE 205は、キャンプオンするためのセルを選択する。このセルは、RRC接続解放メッセージ内に指示される周波数上のセルであり得る。セルにキャンプオンするとき、UE 205は、セル内でブロードキャストされるシステム情報を監視し、受信することができる。UE 205はまた、セルにキャンプオンするとき、カバレッジセル(および、近隣セル)に対して実行する。さらに、UE 205は、カバレッジセルにキャンプオンしている間、セル再選択を実行し得る。
しかしながら、UE 205は、ネットワークスライスの第2のセット321の部分である好ましいスライス(「所望の」スライスとも呼ばれる)を有し得る。本明細書で使用される場合、「好ましいスライス」または「所望のスライス」は、許可されるスライスリスト、拒否されるスライスリスト、構成されたスライスリストなどの部分であるスライスを指す。様々な実施形態では、モバイル通信ネットワークは、たとえば、UE 205によって実行される登録手順に基づいて、「所望の」スライスリストについて知っている。様々な実施形態では、UE 205は、専用のシグナリングされたcellReselectionPrioritiesリスト内の第1のエントリがその最も望まれるスライスに対応すると仮定する。たとえば、最も望まれるスライスは、最高優先度のスライスであり得る。絶対周波数優先度リスト(absolute frequency priority list)とも呼ばれるcellReselectionPriorities(「cRP」)リストは、周波数優先度のリスト、たとえば、ARFCN(絶対無線周波数チャネル番号)値およびそれらの対応する優先度のセットを含む。
スライス間の優先度は、最も好ましいスライス、次いで、次の下位の好ましいスライスなどをUEに指示するために明示的に指示され得る。あるいは、たとえば、スライス優先度の指示は、たとえば、第1の出現スライスが最も好ましいスライスであり、次にリストされる好ましいスライスが次の最も好ましいスライスであるなど、支援情報リスト内のそれらの出現の順序に一致する優先度順でスライスをリストすることによって、暗示的に達成され得る。
第2のセル315に接続する際の遅延を最小限に抑えるために、UE 205は、第2の周波数レイヤ320のパラレルメンテナンス(parallel maintenance)を実行する。したがって、自らが第1の周波数レイヤ(たとえば、周波数「f1」)にキャンプオンするとUE 205が考えるにもかかわらず、UE 205がサービス「x」に対して上位レイヤから入るデータ用の接続を要求するときはいつでも、パラレルメンテナンスは、UE 205が第2のセル315とのRRC接続を非常に迅速に確立することを可能にする。電力を保存するために、UE 205は第2の周波数レイヤ(すなわち、周波数「f2」)を連続的に監視することを要求されるべきではない。以下で説明される解決策は、(セル305にキャンプオンしている)UE 205における電力消費と第2のセル315とのRRC接続を確立するための時間との間の最適化を実現する。
第1の周波数レイヤ310は、同じキャリア周波数、すなわち、第1の周波数「f1」上で動作するセル(または、セルセクタ)の集合である。示される実施形態では、第1の周波数レイヤは、以下のセル、すなわち、セル1、セル2、セル3、およびセル4を含む。ここで、ネットワークスライスの第1のセット311は、周波数「f1」と共に使用するために優先度付けされる。したがって、UE 205は、特定の地理的エリア内にあるとき、第1の周波数レイヤ310にキャンプオンするように構成され得る。いくつかの実施形態では、第1の周波数レイヤ310内のセルの地理的カバレッジエリアは隣接し得る。
第2の周波数レイヤ320は、同じキャリア周波数、すなわち、第2の周波数「f2」上で動作するセル(または、セルセクタ)の第2の集合である。示される実施形態では、第2の周波数レイヤは、以下のセル、すなわち、セルa、セルb、セルc、およびセルdを含む。ここで、ネットワークスライスの第2のセット321は、周波数「f2」と共に使用するために優先度付けされる。示される実施形態では、第2の周波数レイヤ320のセルの地理的カバレッジエリアは隣接しない。しかしながら、他の実施形態では、第2の周波数レイヤ320の1つまたは複数のセルは、隣接するカバレッジエリアを有し得る。
第1の解決策によれば、ネットワークは、選択支援情報をUE 205に提供する。ここで、選択支援情報は、特定のスライスをサポートするターゲットセルのための(すなわち、第2のセル315のための)UEのセル探索(たとえば、検出、測定、および評価)を支援する。選択支援情報は、トリガされると、最小遅延を伴ってサービス要求(または、登録)を始動するために、UE 205が所望のスライスをサポートするセルを迅速に見出し、それにキャンプオンすることを可能にする。
本明細書で使用される場合、セル探索は、検出/走査、測定、および評価の組み合わされた手順を指す。検出(走査としても知られる)は、特定のキャリア周波数(たとえば、「f1」または「f2」)への同調および測定のための候補の識別を指す。測定段階において、UE 205は、候補セルの、基準信号受信電力(「RSRP」)および/または基準信号受信品質(「RSRQ」)など、信号強度を測定する。評価段階において、UE 205は、測定結果を使用してセル選択基準を検査する。
本明細書で使用される場合、セル選択は、セル探索中に集められた情報を使用して、および/または前に記憶された情報を使用して、適切なセルを選択することを指す。ここで、UE 205は、信号強度、信号品質、サービスタイプなど、セル選択基準を使用してセルを選択する。特定の実施形態では、UE 205は、3GPP TS 36.304に記述されるようにセル選択を実行する。
第1の解決策の一実装形態では、ネットワークは、所望のスライスと所望のスライス(または、その同等物)をサポートする1つまたは複数の周波数レイヤとの間のマッピングを提供する。指示された周波数の各々に対して、その対応する優先度も指示される。別の実装形態では、周波数情報に加えて(または、その代わりに)、ターゲットセルを見つける(すなわち、検出する)ための情報および/またはターゲットセルに対してUEの選択(または、再選択)をバイアスするための情報がUE 205に提供される。
ターゲットセルを見つける(すなわち、検出する)ための情報(また、本明細書でカテゴリー「a」からの情報を指す)に関して、提供される情報は、UE 205が周波数帯域のより包括的な走査を回避することによってターゲットセルを検出することを助けるために使用される。これらは、以下の情報要素(「IE」)を含む:
FreqBandIndicatorNR ::= INTEGER(1..1024)
FrequencyInfoDL ::= SEQUENCE{
absoluteFrequencySSB ARFCN-ValueNR
frequencyBandList MultiFrequencyBandListNR、
absoluteFrequencyPointA ARFCN-ValueNR、
scs-SpecificCarrierList SEQUENCE(SIZE(1..maxSCSs)) OF SCS-SpecificCarrier、
...
}
FrequencyInfoDL-SIB ::= SEQUENCE{
frequencyBandList MultiFrequencyBandListNR-SIB、
offsetToPointA INTEGER(0..2199)、
scs-SpecificCarrierList SEQUENCE(SIZE (1..maxSCSs)) OF SCS-SpecificCarrier
}
これらのIEのこれらのコンテンツは、3GPP TS 38.331において定義されている。UE 205は、コンテンツ内の情報を使用して、所望のスライス(すなわち、第2のセル315)をサポートする無線セルを「見つける」。
ターゲットセルに対してUEの(再)選択をバイアスするための情報(また、本明細書で、カテゴリー「b」からの情報を指す)に関して、ここで、特定のスライスサポートのためのターゲットセルを検出、測定、および評価するための情報が提供され得る。一実施形態では、ターゲットセルに対してUEの(再)選択をバイアスするための情報は、たとえば、3GPP TS 38.331に定義されるような、SIB4などのシステム情報ブロック(「SIB」)、またはそのいくつかのサブセットの内部に含まれ得る。
第1の解決策のいくつかの実施形態では、ネットワークは、カテゴリー「a」または「b」からの情報の複数のセットを提供し得る。たとえば、ネットワークは、eMBB最適化スライスに関する選択支援情報のあるセット、URLLC最適化スライスに関する選択支援情報のもう1つのセット、mMTC最適化スライスに関する選択支援情報のもう1つのセットなどをUE 205に提供し得る。
第1の解決策のいくつかの実施形態では、選択支援情報は、ブロードキャストシグナリングを使用することによって、たとえば、その地理においてサポートされるスライス/サービスのリストおよび前に説明されたカテゴリー「a」または「b」からの対応する情報をシグナリングすることによって、UE 205に提供され得る。上述のように、ネットワークは、たとえば、eMBB最適化スライスに関して1つ、URLLC最適化スライスに関してもう1つ、mMTC最適化スライスに関してもう1つなど、選択支援情報の複数のセットをUE 205に提供し得る。
「地理」は、隣接するセル、TA(トラッキングエリア)などを指す。一例として、RANノード210は、スライス「x」をサポートする第1の周波数のためのcellReselectionPriority-p1、およびスライス「y」をサポートする第2の(同じまたは異なる)周波数のための別のcellReselectionPriority-p2をSIB4内で(または、別のSIB内で)ブロードキャストし得る。スライス「x」に関心を持つUEは、cellReselectionPriority-p1を使用して対応する周波数を再選択し得る。
本明細書で使用される場合、セル再選択は、UE 205がセルをすでに選択しており、たとえば、トリガ条件に応答して、セル選択を新たに実行すると決定することを指す。一実施形態では、トリガ条件はタイマーの失効である。別の実施形態では、トリガ条件は、劣化している(たとえば、しきい値を下回る)現在選択されているセルのRSRPおよび/またはRSRQ測定である。セル再選択中、UE 205は、セル選択の上述のステップを実行する。特定の実施形態では、UE 205は、セル再選択プロセス中にセル探索を再度実行する。いくつかの実施形態では、セル再選択は、初期セル選択中に評価されなかった追加基準を評価し得る。いくつかの実施形態では、UE 205は、セル再選択を実行するとき、NR周波数の周波数優先度のためのCellReselectionPriority(すなわち、要素「FreqPriorityNR」)および/または進化型ユニバーサル地上無線アクセス(「EUTRA」)周波数の周波数優先度のためのCellReselectionPriority(すなわち、要素「FreqPriorityEUTRA」)を考慮する。
いくつかの実施形態では、専用シグナリング(たとえば、RRCシグナリング)を使用することによって、選択支援情報がUE 205に提供される。ここで、以下のシグナリング拡張が使用され得る。
特定の実施形態では、選択支援情報は、たとえば、RRCReleaseメッセージを使用して、RRC解放シグナリングを介して提供され得る。ここで、RANノード210は、所望のスライス/サービスがそのセル内でサポートされない場合、特定のUE(すなわち、UE 205)に許可されるスライスリストを考慮に入れ、セル再選択優先度(「cRP」)、たとえば、カテゴリー「a」または「b」からの情報をシグナリングし得る。そのような実施形態では、その地理においてサポートされるスライス/サービスのリストは、cellReselectionPrioritiesリスト内のエントリ(周波数)単位のサポートされるスライスを含む。
UE 205は、サポートされるスライス/サービスのこのリストを検査し、その最も望ましいスライスをサポートする最高優先度周波数を選択し、RRCアイドルに遷移する間および/またはすでにRRCアイドルにあるとき、対応する再選択パラメータを使用して(再)選択する。1つの例示的なシナリオでは、UE 205は、選択された周波数上で2つ以上の適切なセルを見出すことがあるが、セルは異なるトラッキングエリアに属する。以下でより詳細に論じるように、これらの異なるセル/TA上でサポートされるネットワークスライスは異なり得る。UE 205が、異なるスライスがサポートされる状態で、同じ周波数上で2つ以上の適切なセルの選択肢を有する場合、一実装形態では、UE 205は、最善の無線セル原理に従ってセルを選択する(すなわち、選択された周波数上で最善/最強のセルを選択する)。別の実装形態では、UE 205は、所望のスライスと周波数の最高優先度の組合せに対応するセルを選択する。
別の実装形態では、最も望まれるスライスの最高優先度の周波数上の最善の無線セル原理に従って、そのセルが最も望まれるスライスをサポートしない場合、UE 205は、次の最高優先度周波数を選択し、最も望まれるスライスに対する手順を繰り返す。最も望まれるスライスをサポートする他の周波数がない場合、UE 205は、次の最も望まれるスライス、すなわち、その優先度が最高優先度/最も望まれるネットワークスライスよりもわずかに低いスライスに移動する。特定の実施形態では、UE 205は、ネットワークスライスの第2のセット321の部分である好ましいスライス(「所望の」スライスとも呼ばれる)を有し得る。
本明細書で使用される場合、「好ましいスライス」または「所望のスライス」は、許可されたスライスリスト、拒否されたスライスリスト、構成されたスライスリストなどの部分であるスライスを指す。様々な実施形態では、モバイル通信ネットワークは、たとえば、UE 205によって実行される登録手順に基づいて、「所望の」スライスリストについて知っている。様々な実施形態では、UE 205は、専用のシグナリングされたcellReselectionPrioritiesリスト内の第1のエントリがその最も望まれるスライスに対応すると仮定する。たとえば、最も望まれるスライスは最高優先度スライスであり得る。
さらなる態様として、専用シグナリングを使用して優先度(たとえば、cRP)を提供する他の理由が存在し得る。しかしながら、UE 205は、RRCReleaseメッセージの理由を知らないことがある。したがって、UE 205は、その最も望まれるスライスに対応しない可能性がある第1のエントリから選択を始動することがある。CRP(セル再選択優先度)を提供するための理由を区別するために、「理由」が前記cRPリスト、たとえば、スライス内に追加される。
特定の実施形態では、選択支援情報は、UE 205がその所望のスライスを見出すことができる周波数にUE 205を移動させるために、たとえば、RRCReleaseメッセージ内でRedirectedCarrierInfoを使用して、RRCリダイレクションシグナリングを介して提供され得る。しかしながら、RRCReleaseメッセージ内でRedirectedCarrierInfoをシグナリングすることは、セル輻輳状況により発生する可能性も非常に高い。したがって、RedirectedCarrierInfoのみでは、リダイレクションシグナリングが実際にスライス/サービス理由であることをUE 205に保証しないことになる。
1つの解決策として、ネットワークは、(セル輻輳など)他の理由ではなく、RedirectedCarrierInfoがUE 205を所望のスライス/サービスにいつリダイレクトするかを明示的にシグナリングし得る。RedirectedCarrierInfoがスライス選択理由のために指示されない場合、UE 205は、その情報を無視し、代わりに、もしあれば、その記憶された情報に基づいて、周波数の再選択に進むことができる。
別の解決策として、新しい解放原因(「所望の/許可されるスライスに対する再選択」など)がこの目的で使用され得る。別の解決策として、スライス情報が上記cRPまたは他のパラメータと共に送信されない場合、UE 205は、専用にシグナリングされたcellReselectionPrioritiesリスト内の第1のエントリがその最も望まれるスライスに対応すると仮定する。ここで、UE 205は、第1のエントリに対してセル選択手順を開始する。
図4は、本開示の実施形態による、UE 205が所望のネットワークスライスのための選択支援を受信するための手順400(すなわち、RRC手順)を示している。手順400は、UE 205およびネットワークエンティティ401によって実行される。ここで示されるネットワークエンティティ401は、所望のスライスに関して決定し、選択支援をUE 205に提供し戻すRAN 120および/またはモバイルコアネットワーク140内のエンティティであり得る。上述のように、所望のスライスは、許可されたスライスリスト、拒否されたスライスリスト、構成されたスライスリスト、または同様のリストの部分であるスライスであり得、ネットワークエンティティ401は、UE 205の「所望の」スライスリストについて知っている可能性がある。
手順400は、UE 205が専用のシグナリングを使用してUE 205の所望のスライスをサポートするセル/周波数を見出す際の支援を問い合わせる場合に使用される新しいRRC手順であり得る。
ステップ1において、UE 205は、支援提供要求をネットワークエンティティ401に送信する(メッセージング405参照)。前記要求メッセージは、1つまたは複数の所望のネットワークスライスを含むNSSAIを含み得る。
ステップ2において、ネットワークエンティティ401は、たとえば、RRCメッセージ内で選択支援情報をUE 205に提供する(メッセージング410参照)。ここで、選択支援情報は、カテゴリー「a」からの情報(すなわち、ターゲットセルを検出するための情報)またはカテゴリー「b」からの情報(すなわち、ターゲットセルに対してUEの選択/再選択をバイアスするための情報)の形態をとり得る。
ステップ3において、ネットワークエンティティ401は、所望のスライスをサポートするターゲットセル(すなわち、第2のセル315)にハンドオーバするために要求される無線測定でUE 205を構成する(メッセージング415を参照)。
第2の解決策によれば、UE 205は、NAS登録手順中に選択支援情報を受信する。第2の解決策の実施形態では、登録受入れメッセージは、許可されたNSSAIおよびサポートされる周波数のリストをすべてNAS登録手順の部分としてUE 205に与えられる同じTAリスト内に含む。
UE 205は、次いで、上記で述べたように事業者の選好に基づいて、ただし、NSSAI(すなわち、識別A)によって識別された所望のスライスをサポートする第2の周波数レイヤ320から妥当なカバレッジが存在しない限りにおいてのみ、デフォルトキャリアとして第1の周波数レイヤ310にキャンプオンした状態にとどまり得る。UE 205は、サービングセル(すなわち、第1のセル305)の無線状態を無視してすら、セル探索を実行し続ける(すなわち、より良いセルを走査し続ける)。
UE 205が第2の周波数レイヤ320のセルを発見したとき、UE 205は第2の周波数レイヤ320にキャンプオンし得る。NSSAI(すなわち、識別A)によって識別された所望のスライスは第2の周波数レイヤ320上でサポートされ、登録受入れメッセージ内の許可されたスライスリスト内に含まれるため、これが行われる。
第2の解決策のいくつかの実施形態では、ネットワークは、第2の周波数レイヤ(F2)の再選択パラメータを含む支援が所望のスライスに対して提供されなかった場合に、UE 205が通常行うよりも早くUE 205が第2の周波数レイヤ320のカバレッジに移動することを支援するために、個別の特定の再選択パラメータをUE 205に提供し得る。これは、最小バッテリー消費を保証し、その間にUE 205が第2の周波数レイヤ上のサービスから利益を得ることができる潜在的な持続時間を延長する。
第3の解決策によれば、ネットワークは、提供された選択支援情報が登録エリア(すなわち、UE 205にシグナリングされたTAリスト)全体にわたって有効であるかどうかをUE 205に指示する。たとえば、ネットワークは、提供されたスライス情報マッピングが登録エリア全体にわたって均一であるか否かを指示し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークは、「RANスライスエリア」と呼ばれる有効エリアを定義し、マッピングはRANスライスエリア内で有効である。特定の実施形態では、RANスライスエリアは、登録手順中にUE 205に提供され、定義され、UEにシグナリングされる。たとえば、UE 205には許可されたNSSAI、たとえば、「x」および「y」が登録受入れメッセージ内で送信される。UEにはまた、許可されたNSSAIに対するRANスライスエリアおよび(すなわち、再選択優先度のための)構成がRANスライスエリア内で有効であるという指示が送信される。UE 205がこの有効エリア内にとどまる限り、UE 205は記憶されたセル選択/再選択のためのスライス対周波数マッピング(slice-to-frequency mapping)情報を使用し得る。
本明細書で使用される場合、RANスライスエリアは、Ran-SliceAreaIdによって識別される特定のスライスをサポートする1つまたは複数のセルによってサポートされるRANカバレッジエリアとして定義される。いくつかの実施形態では、RANスライスエリアは登録エリアの一部であると定義され、たとえば、RANスライスエリアは、登録エリアと同じくらい大きくてもまたは登録エリアよりも小さくてもよい。特定の実施形態では、RANスライスエリア(すなわち、有効エリア)は、成功裏の登録中に提供されたTAのリストまたはその一部と同じであってよい。一実施形態では、RANスライスは、RAN通知エリアと同じであってよい。別の実施形態では、RANスライスエリアは、セルのリストであってよい。あるいは、RANスライスエリアは、パブリックランドモバイルネットワーク(「PLMN」)エリアなどとして定義されてよい。
UE 205がRANスライスエリアの外部に移動するとき、UE 205はネットワークに知らせ、ネットワークは新しい/更新されたスライス対周波数マッピング情報をUE 205に提供し得る。特定の実施形態では、たとえば、特定のネットワークスライスをサポートする古いRANスライスエリアの外部のセルとのRRC接続を選択および/または確立するために、UE 205はスライス対周波数マッピングテーブルをネットワークから再度要求する。
図5は、本開示の実施形態による、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報の受信を実行するために使用され得るユーザ機器装置500を示している。様々な実施形態において、ユーザ機器装置500は、上述の解決策のうちの1つまたは複数を実装するために使用される。ユーザ機器装置500は、上述のリモートユニット105および/またはUE 205の一実施形態であってもよい。さらに、ユーザ機器装置500は、プロセッサ505と、メモリ510と、入力デバイス515と、出力デバイス520と、トランシーバ525とを含み得る。
いくつかの実施形態では、入力デバイス515および出力デバイス520は、タッチスクリーンなどの単一のデバイスに組み合わされる。特定の実施形態では、ユーザ機器装置500は、入力デバイス515および/または出力デバイス520を含まなくてもよい。様々な実施形態では、ユーザ機器装置500は、プロセッサ505、メモリ510、およびトランシーバ525のうちの1つまたは複数を含んでもよく、入力デバイス515および/または出力デバイス520を含まなくてもよい。
図示されるように、トランシーバ525は、少なくとも1つのトランスミッタ530および少なくとも1つのレシーバ535を含む。いくつかの実施形態では、トランシーバ525は、1つまたは複数のベースユニット121によってサポートされる1つまたは複数のセル(または、ワイヤレスカバレッジエリア)と通信する。様々な実施形態では、トランシーバ525は、認可されていないスペクトルにおいて動作可能である。さらに、トランシーバ525は、1つまたは複数のビームをサポートする複数のUEパネルを含み得る。さらに、トランシーバ525は、少なくとも1つのネットワークインターフェース540および/またはアプリケーションインターフェース545をサポートし得る。アプリケーションインターフェース545は、1つまたは複数のAPIをサポートし得る。ネットワークインターフェース540は、Uu、N1、PC5などの3GPP基準点をサポートし得る。当業者によって理解されるように、他のネットワークインターフェース540がサポートされる場合がある。
プロセッサ505は、一実施形態では、コンピュータ可読命令を遂行することができる、および/または論理演算を実行することができる任意の知られているコントローラを含み得る。たとえば、プロセッサ505は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(「CPU」)、グラフィックス処理装置(「GPU」)、補助処理装置、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、または同様のプログラマブルコントローラであってよい。いくつかの実施形態では、プロセッサ505は、本明細書で説明する方法およびルーチンを実行するために、メモリ510内に記憶された命令を遂行する。プロセッサ505は、メモリ510、入力デバイス515、出力デバイス520、およびトランシーバ525に通信可能に結合される。
様々な実施形態では、プロセッサ505は、上述のUEの挙動を実装するために、ユーザ機器装置500を制御する。特定の実施形態では、プロセッサ505は、アプリケーションドメインおよびオペレーティングシステム(「OS」)機能を管理するアプリケーションプロセッサ(「メインプロセッサ」としても知られる)と無線機能を管理するベースバンドプロセッサ(「ベースバンド無線プロセッサ」としても知られる)とを含み得る。
様々な実施形態では、プロセッサ505は、上述のUEの挙動を実装するために、ユーザ機器装置500を制御する。たとえば、トランシーバ525を介して、プロセッサ505は、好ましいネットワークスライスのセットに対応する選択支援情報をモバイル通信ネットワークから受信し得る。ここで、選択支援情報は、優先度順で、最も好ましいネットワークスライスから開始する少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示を含む。選択支援情報は、ターゲットセル検出情報(すなわち、カテゴリー「a」情報)またはターゲットセル選択情報(すなわち、カテゴリー「b」情報)をさらに含む。プロセッサ505は、最も好ましいネットワークスライスに対応する最高優先度周波数レイヤ上でセル探索を実行し、セル探索の結果に基づいて、最も好ましいネットワークスライスをサポートする最高優先度周波数レイヤのセルを選択する。
いくつかの実施形態では、選択支援情報は、最も好ましいネットワークスライスをサポートする最高優先度周波数レイヤ上のターゲットセルを検出、測定、および評価するための情報を含む。一実施形態では、ターゲットセルが選択された最高優先度周波数レイヤ上の最善の無線セルではない場合、プロセッサ505は、優先度順に従って、最も好ましいネットワークスライスをサポートする次の周波数レイヤを選定する(すなわち、選択する)。そのような実施形態では、プロセッサ505は、最も好ましいネットワークスライスをサポートするより下位の優先度周波数レイヤがないとき、優先度順に従って、次の好ましいネットワークスライスをさらに選択し、次の最も好ましいネットワークスライスをサポートするターゲットセルのセル検出、測定、および評価を実行する。
いくつかの実施形態では、選択支援情報を受信することは、システムブロードキャストメッセージをモバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信することを含む。そのような実施形態では、選択支援情報は、特定のネットワークスライスをサポートする特定の周波数レイヤに関するセル再選択優先度情報を含む。特定の実施形態では、少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示は、第1のセル内またはその近くでサポートされるスライスのリスト、およびリスト内の各スライスについての対応する支援情報を含む。
いくつかの実施形態では、選択支援情報を受信することは、専用シグナリングメッセージをモバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信することを含む。特定の実施形態では、少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示は、第1のセル内またはその近くでサポートされるスライスのリスト、およびリスト内の各スライスについての対応する支援情報を含む。特定の実施形態では、選択支援情報は、RRCメッセージ内またはNASメッセージ内で運ばれる。
特定の実施形態では、専用シグナリングメッセージは、リダイレクションが好ましいネットワークスライスに対するという指示を含むRRCリダイレクションメッセージ(たとえば、RedirectedCarrierInfoを備えたRRCReleaseメッセージ)を含む。特定の実施形態では、専用シグナリングメッセージは、選択支援情報を含むRRC解放メッセージを含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ505は、選択支援情報を使用して、好ましいネットワークスライスをサポートするセルを再選択する。
いくつかの実施形態では、選択支援情報は、各対応する動作周波数の絶対周波数優先度を用いた、各ネットワークスライスのその対応する1つの動作周波数/複数の動作周波数へのマッピングを含む。特定の実施形態では、ネットワークスライスの動作周波数へのマッピングは、特定のネットワークスライスをサポートするRANカバレッジエリアを示すRANスライスエリア内で有効である。そのような実施形態では、プロセッサ505は、(たとえば、トランシーバ525を介して)選択支援情報に対応するRANスライスエリアの指示を受信し得る。さらなる実施形態では、RANスライスエリアは、その中でネットワークスライスの動作周波数へのマッピングが有効である登録エリアの一部を定義するセルのセットを含み得る。
いくつかの実施形態では、選択支援情報(たとえば、CRPリスト)はスライス情報を含まない。そのような実施形態では、プロセッサ505は、選択支援情報の第1のエントリを好ましいネットワークスライスに対応すると解釈する。
メモリ510は、一実施形態では、コンピュータ可読ストレージ媒体である。いくつかの実施形態では、メモリ510は、揮発性コンピュータストレージ媒体を含む。たとえば、メモリ510は、ダイナミックRAM(「DRAM」)、同期ダイナミックRAM(「SDRAM」)、および/またはスタティックRAM(「SRAM」)を含むRAMを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ510は、不揮発性コンピュータストレージ媒体を含む。たとえば、メモリ510は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、または任意の他の適切な不揮発性コンピュータストレージデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ510は、揮発性コンピュータストレージ媒体と不揮発性コンピュータストレージ媒体の両方を含む。
いくつかの実施形態では、メモリ510は、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報の受信に関連するデータを記憶する。たとえば、メモリ510は、上述のように、様々なパラメータ、パネル/ビーム構成、リソース割当て、ポリシなどを記憶し得る。特定の実施形態では、メモリ510はまた、オペレーティングシステムまたは装置500上で動作している他のコントローラアルゴリズムなどのプログラムコードおよび関連データを記憶する。
入力デバイス515は、一実施形態では、タッチパネル、ボタン、キーボード、スタイラス、マイクロフォンなどを含む任意の知られているコンピュータ入力デバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス515は、たとえば、タッチスクリーンまたは同様のタッチセンシティブディスプレイとして、出力デバイス520と統合され得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス515は、タッチスクリーン上に表示される仮想キーボードを使用して、および/またはタッチスクリーン上に手書きすることによってテキストが入力され得るように、タッチスクリーンを含む。いくつかの実施形態では、入力デバイス515は、キーボードおよびタッチパネルなどの、2つ以上の異なるデバイスを含む。
出力デバイス520は、一実施形態では、視覚信号、聴覚信号、および/または触覚信号を出力するように設計されている。いくつかの実施形態では、出力デバイス520は、視覚データをユーザに出力できる電子的に制御可能なディスプレイまたはディスプレイデバイスを含む。たとえば、出力デバイス520は、これらに限定されないが、液晶ディスプレイ(「LCD」)、発光ダイオード(「LED」)ディスプレイ、有機LED(「OLED」)ディスプレイ、プロジェクタ、または画像、テキストなどをユーザに出力することができる同様のディスプレイデバイスを含み得る。別の非限定的な例として、出力デバイス520は、スマートウォッチ、スマートグラス、ヘッドアップディスプレイなどの、ユーザ機器装置500の残りの部分とは別個であるが、通信可能に結合された、ウェアラブルディスプレイを含み得る。さらに、出力デバイス520は、スマートフォン、携帯情報端末、テレビ、テーブルコンピュータ、ノートブック(ラップトップ)コンピュータ、パーソナルコンピュータ、車両ダッシュボードなどのコンポーネントであってもよい。
特定の実施形態では、出力デバイス520は、音を生成するための1つまたは複数のスピーカを含む。たとえば、出力デバイス520は、可聴アラートまたは通知(たとえば、ビープ音またはチャイム)を生成し得る。いくつかの実施形態では、出力デバイス520は、振動、運動、または他の触覚フィードバックを生成するための1つまたは複数の触覚デバイスを含む。いくつかの実施形態では、出力デバイス520のすべてまたは一部は、入力デバイス515と統合され得る。たとえば、入力デバイス515および出力デバイス520は、タッチスクリーンまたは同様のタッチセンシティブディスプレイを形成し得る。他の実施形態では、出力デバイス520は、入力デバイス515の近くに配置され得る。
トランシーバ525は、1つまたは複数のアクセスネットワークを介して、モバイル通信ネットワークの1つまたは複数のネットワーク機能と通信する。トランシーバ525は、メッセージ、データ、および他の信号を伝送し、またメッセージ、データ、および他の信号を受信するために、プロセッサ505の制御下で動作する。たとえば、プロセッサ505は、メッセージを送受信するために、特定の時間にトランシーバ525(または、その一部)を選択的に起動し得る。
トランシーバ525は、少なくともトランスミッタ530および少なくとも1つのレシーバ535を含む。本明細書で説明するUL伝送などのUL通信信号をベースユニット121に提供するために、1つまたは複数のトランスミッタ530が使用され得る。同様に、本明細書で説明するように、ベースユニット121からDL通信信号を受信するために、1つまたは複数のレシーバ535が使用され得る。1つのトランスミッタ530および1つのレシーバ535のみが示されているが、ユーザ機器装置500は、任意の適切な数のトランスミッタ530およびレシーバ535を有し得る。さらに、トランスミッタ530およびレシーバ535は、任意の適切なタイプのトランスミッタおよびレシーバであり得る。一実施形態では、トランシーバ525は、認可された無線スペクトルを介してモバイル通信ネットワークと通信するために使用される第1のトランスミッタ/レシーバのペアと、認可されていない無線スペクトルを介してモバイル通信ネットワークと通信するために使用される第2のトランスミッタ/レシーバのペアとを含む。
特定の実施形態では、認可された無線スペクトルを介してモバイル通信ネットワークと通信するために使用される第1のトランスミッタ/レシーバのペアと、認可されていない無線スペクトルを介してモバイル通信ネットワークと通信するために使用される第2のトランスミッタ/レシーバのペアは、単一のトランシーバユニット、たとえば、認可された無線スペクトルと認可されていない無線スペクトルの両方で使用するための機能を実行する単一のチップに組み合わされ得る。いくつかの実施形態では、第1のトランスミッタ/レシーバのペアと、第2のトランスミッタ/レシーバのペアは、1つまたは複数のハードウェアコンポーネントを共有し得る。たとえば、特定のトランシーバ525、トランスミッタ530、およびレシーバ535は、たとえば、ネットワークインターフェース540などの共有ハードウェアリソースおよび/またはソフトウェアリソースにアクセスする物理的に別個のコンポーネントとして実装され得る。
様々な実施形態では、1つまたは複数のトランスミッタ530および/あるいは1つまたは複数のレシーバ535は、マルチトランシーバチップ、システムオンチップ、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、または他のタイプのハードウェアコンポーネントなどの単一のハードウェアコンポーネントに実装および/または統合され得る。特定の実施形態では、1つまたは複数のトランスミッタ530および/または1つまたは複数のレシーバ535は、マルチチップモジュールに実装および/または統合され得る。いくつかの実施形態では、ネットワークインターフェース540または他のハードウェアコンポーネント/回路などの他のコンポーネントは、任意の数のトランスミッタ530および/またはレシーバ535と単一のチップに統合され得る。そのような実施形態では、トランスミッタ530およびレシーバ535は、もう1つの共通制御信号を使用するトランシーバ525として、あるいは同じハードウェアチップまたはマルチチップモジュールにおいて実装されるモジュラトランスミッタ530およびレシーバ535として論理的に構成され得る。
図6は、本開示の実施形態による、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報の受信を実行するために使用され得るネットワーク装置600を示している。一実施形態では、ネットワーク装置600は、上述のように、ベースユニット121および/またはRANノード210などのRANノードの一実装形態であってもよい。さらに、ベースネットワーク装置600は、プロセッサ605と、メモリ610と、入力デバイス615と、出力デバイス620と、トランシーバ625とを含み得る。
いくつかの実施形態では、入力デバイス615および出力デバイス620は、タッチスクリーンなどの単一のデバイスに組み合わされる。特定の実施形態では、ネットワーク装置600は、入力デバイス615および/または出力デバイス620を含まなくてもよい。様々な実施形態では、ネットワーク装置600は、プロセッサ605、メモリ610、およびトランシーバ625のうちの1つまたは複数を含んでもよく、入力デバイス615および/または出力デバイス620を含まなくてもよい。
図示されるように、トランシーバ625は、少なくとも1つのトランスミッタ630および少なくとも1つのレシーバ635を含む。ここで、トランシーバ625は、1つまたは複数のリモートユニット105と通信する。さらに、トランシーバ625は、少なくとも1つのネットワークインターフェース640および/またはアプリケーションインターフェース645をサポートし得る。アプリケーションインターフェース645は、1つまたは複数のAPIをサポートし得る。ネットワークインターフェース640は、Uu、N1、N2、およびN3などの3GPP基準点をサポートし得る。当業者によって理解されるように、他のネットワークインターフェース640がサポートされる場合がある。
一実施形態では、プロセッサ605は、コンピュータ可読命令を遂行することができる、および/または論理演算を実行することができる任意の知られているコントローラを含み得る。たとえば、プロセッサ605は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、CPU、GPU、補助処理装置、FPGA、または同様のプログラマブルコントローラであってもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサ605は、本明細書に記載の方法およびルーチンを実行するために、メモリ610に記憶された命令を遂行する。プロセッサ605は、メモリ610、入力デバイス615、出力デバイス620、およびトランシーバ625に通信可能に結合される。
様々な実施形態では、本明細書で説明するように、ネットワーク装置600は、1つまたは複数のUEと通信するRANノード(たとえば、gNB)である。そのような実施形態では、プロセッサ605は、上述のRAN挙動を実行するためにネットワーク装置600を制御する。RANノードとして動作するとき、プロセッサ605は、アプリケーションドメインおよびオペレーティングシステム(「OS」)機能を管理するアプリケーションプロセッサ(「メインプロセッサ」としても知られる)と、無線機能を管理するベースバンドプロセッサ(「ベースバンド無線プロセッサ」としても知られる)とを含み得る。
様々な実施形態では、ネットワーク装置600は、1つまたは複数の周波数レイヤ上に1つまたは複数のセルを提供する。たとえば、トランシーバ625を介して、プロセッサ605は、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報をモバイル通信ネットワークから受信することができ、選択支援情報は、好ましいネットワークスライスの指示、ならびにターゲットセル検出情報(すなわち、カテゴリー「a」情報)およびターゲットセル選択情報(すなわち、カテゴリー「b」情報)のうちの少なくとも1つを含む。一実施形態では、選択支援情報は、ブロードキャストメッセージ内で送信される。他の実施形態では、選択支援情報は専用シグナリングを介して送信される。
いくつかの実施形態では、プロセッサ605は、ネットワークスライスの動作周波数へのマッピングに対応するRANスライスエリア(すなわち、有効エリア)を識別する。そのような実施形態では、プロセッサ605は、マッピングおよびRANスライスエリアをUEに送信するためにトランシーバ625を制御し得る。
メモリ610は、一実施形態では、コンピュータ可読ストレージ媒体である。いくつかの実施形態では、メモリ610は、揮発性コンピュータストレージ媒体を含む。たとえば、メモリ610は、ダイナミックRAM(「DRAM」)、同期ダイナミックRAM(「SDRAM」)、および/またはスタティックRAM(「SRAM」)を含むRAMを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ610は、不揮発性コンピュータストレージ媒体を含む。たとえば、メモリ610は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、または任意の他の適切な不揮発性コンピュータストレージデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ610は、揮発性コンピュータストレージ媒体と不揮発性コンピュータストレージ媒体の両方を含む。
いくつかの実施形態では、メモリ610は、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報の受信に関連するデータを記憶する。たとえば、メモリ610は、上述のように、パラメータ、構成、リソース割当て、ポリシなどを記憶し得る。特定の実施形態では、メモリ610はまた、オペレーティングシステムまたは装置600上で動作する他のコントローラアルゴリズムなどのプログラムコードおよび関連データを記憶する。
入力デバイス615は、一実施形態では、タッチパネル、ボタン、キーボード、スタイラス、マイクロフォンなどを含む任意の知られているコンピュータ入力デバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス615は、たとえば、タッチスクリーンまたは同様のタッチセンシティブディスプレイとして、出力デバイス620と統合され得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス615は、タッチスクリーン上に表示される仮想キーボードを使用して、および/またはタッチスクリーン上に手書きすることによってテキストが入力され得るように、タッチスクリーンを含む。いくつかの実施形態では、入力デバイス615は、キーボードおよびタッチパネルなどの、2つ以上の異なるデバイスを含む。
出力デバイス620は、一実施形態では、視覚信号、聴覚信号、および/または触覚信号を出力するように設計されている。いくつかの実施形態では、出力デバイス620は、視覚データをユーザに出力できる電子的に制御可能なディスプレイまたはディスプレイデバイスを含む。たとえば、出力デバイス620は、これらに限定されないが、LCDディスプレイ、LEDディスプレイ、OLEDディスプレイ、プロジェクタ、または画像、テキストなどをユーザに出力することができる同様のディスプレイデバイスを含み得る。別の非限定的な例として、出力デバイス620は、スマートウォッチ、スマートグラス、ヘッドアップディスプレイなどの、ネットワーク装置600の残りの部分とは別個であるが、通信可能に結合された、ウェアラブルディスプレイを含み得る。さらに、出力デバイス620は、スマートフォン、携帯情報端末、テレビ、テーブルコンピュータ、ノートブック(ラップトップ)コンピュータ、パーソナルコンピュータ、車両ダッシュボードなどのコンポーネントであってもよい。
特定の実施形態では、出力デバイス620は、音を生成するための1つまたは複数のスピーカを含む。たとえば、出力デバイス620は、可聴アラートまたは通知(たとえば、ビープ音またはチャイム)を生成し得る。いくつかの実施形態では、出力デバイス620は、振動、運動、または他の触覚フィードバックを生成するための1つまたは複数の触覚デバイスを含む。いくつかの実施形態では、出力デバイス620のすべてまたは一部は、入力デバイス615と統合され得る。たとえば、入力デバイス615および出力デバイス620は、タッチスクリーンまたは同様のタッチセンシティブディスプレイを形成し得る。他の実施形態では、出力デバイス620は、入力デバイス615の近くに配置され得る。
トランシーバ625は、少なくともトランスミッタ630および少なくとも1つのレシーバ635を含む。1つまたは複数のトランスミッタ630は、本明細書で説明するように、UEと通信するために使用され得る。同様に、1つまたは複数のレシーバ635は、本明細書で説明するように、PLMNおよび/またはRAN内でネットワーク機能と通信するために使用され得る。1つのトランスミッタ630および1つのレシーバ635のみが示されているが、ネットワーク装置600は、任意の適切な数のトランスミッタ630およびレシーバ635を有し得る。さらに、トランスミッタ630およびレシーバ635は、任意の適切なタイプのトランスミッタおよびレシーバであり得る。
図7は、本開示の実施形態による、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するための方法700の一実施形態を示している。様々な実施形態では、方法700は、上述のリモートユニット105、UE 205、および/またはユーザ機器装置500などのモバイル通信ネットワーク内のユーザ機器デバイスによって実行される。いくつかの実施形態では、方法700は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、CPU、GPU、補助処理装置、FPGAなどのプロセッサによって実行される。
方法700が始まり、好ましいネットワークスライスのセットに対応する選択支援情報をモバイル通信ネットワークから受信する705。ここで、選択支援情報は、優先度順で、最も好ましいネットワークスライスで開始する少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示を含む。選択支援情報は、ターゲットセル検出情報およびターゲットセル選択情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。方法700は、好ましいネットワークスライスに対応する最高優先度周波数レイヤ上でセル探索を実行するステップ710を含む。方法700は、セル探索の結果に基づいて、好ましいネットワークスライスをサポートする最高優先度周波数レイヤのセルを選択するステップ715を含む。方法700が終了する。
本明細書で開示されるのは、本開示の実施形態による、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するための第1の装置である。第1の装置は、上述のリモートユニット105、UE 205、および/またはユーザ機器装置900など、モバイル通信ネットワーク内のユーザ機器デバイスによって実装され得る。第1の装置は、プロセッサ、および好ましいネットワークスライスのセットに対応する選択支援情報をモバイル通信ネットワークから受信するトランシーバを含む。ここで、選択支援情報は、優先度順で、最も好ましいネットワークスライスで開始する少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示を含み、選択支援情報は、ターゲットセル検出情報またはターゲットセル選択情報をさらに含む。プロセッサは、最も好ましいネットワークスライスに対応する最高優先度周波数レイヤ上でセル探索を実行し、セル探索の結果に基づいて、最も好ましいネットワークスライスをサポートする最高優先度周波数レイヤのセルを選択する。
いくつかの実施形態では、選択支援情報は、最も好ましいネットワークスライスをサポートする最高優先度周波数レイヤ上のターゲットセルを検出、測定、および評価するための情報を含む。いくつかの実施形態では、選択支援情報を受信することは、システムブロードキャストメッセージをモバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信することを含む。そのような実施形態では、選択支援情報は、特定のネットワークスライスをサポートする特定の周波数レイヤに関するセル再選択優先度情報を含む。特定の実施形態では、少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示は、第1のセル内またはその近くでサポートされるスライスのリスト、およびそのリスト内の各スライスについての対応する支援情報を含む。
いくつかの実施形態では、選択支援情報を受信することは、専用シグナリングメッセージをモバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信することを含む。特定の実施形態では、少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示は、第1のセル内またはその近くでサポートされるスライスのリスト、およびそのリスト内の各スライスについての対応する支援情報を含む。特定の実施形態では、選択支援情報は、RRCメッセージ内またはNASメッセージ内で装置に運ばれる。
特定の実施形態では、専用シグナリングメッセージは、リダイレクションが好ましいネットワークスライスに対するという指示を含むRRCリダイレクションメッセージを含む。特定の実施形態では、専用シグナリングメッセージは、選択支援情報を含むRRC解放メッセージを含む。いくつかの実施形態では、プロセッサは、選択支援情報を使用して、好ましいネットワークスライスをサポートするセルを再選択する。
いくつかの実施形態では、選択支援情報は、それらの絶対周波数優先度を用いた、好ましいネットワークスライスの各々のそれらの対応する動作周波数へのマッピングを含む。特定の実施形態では、ネットワークスライスの動作周波数へのマッピングは、特定のネットワークスライスをサポートするRANカバレッジエリアを示すRANスライスエリア内で有効である。そのような実施形態では、プロセッサは、(たとえば、トランシーバを介して)選択支援情報に対応するRANスライスエリアの指示を受信し得る。さらなる実施形態では、RANスライスエリアは、その中でネットワークスライスの動作周波数へのマッピングが有効である登録エリアの一部を定義するセルのセットを含み得る。
いくつかの実施形態では、選択支援情報はスライス情報を含まない。そのような実施形態では、プロセッサは、選択支援情報の第1のエントリを好ましいネットワークスライスに対応すると解釈する。
本明細書で開示されるのは、本開示の実施形態による、好ましいネットワークスライスに対応する選択支援情報を受信するための第1の方法である。第1の方法は、リモートユニット105、UE 205、および/またはユーザ機器装置900など、モバイル通信ネットワーク内のユーザ機器デバイスによって実行され得る。第1の方法は、好ましいネットワークスライスのセットに対応する選択支援情報をモバイル通信ネットワークから受信するステップを含む。ここで、選択支援情報は、優先度順で、最も好ましいネットワークスライスで開始する少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示を含み、選択支援情報は、ターゲットセル検出情報およびターゲットセル選択情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。第1の方法は、最も好ましいネットワークスライスに対応する最高優先度周波数レイヤ上でセル探索を実行するステップと、セル探索の結果に基づいて、最も好ましいネットワークスライスをサポートする最高優先度周波数レイヤのセルを選択するステップとを含む。
いくつかの実施形態では、選択支援情報は、最も好ましいネットワークスライスをサポートする最高優先度周波数レイヤ上のターゲットセルを検出、測定、および評価するための情報を含む。いくつかの実施形態では、選択支援情報を受信するステップは、システムブロードキャストメッセージをモバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信するステップを含む。そのような実施形態では、選択支援情報は、特定のネットワークスライスをサポートする特定の周波数レイヤに関するセル再選択優先度情報を含む。特定の実施形態では、少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示は、第1のセル内またはその近くでサポートされるスライスのリスト、およびそのリスト内の各スライスについての対応する支援情報を含む。
いくつかの実施形態では、選択支援情報を受信するステップは、専用シグナリングメッセージをモバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信するステップを含む。特定の実施形態では、少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示は、第1のセル内またはその近くでサポートされるスライスのリスト、およびそのリスト内の各スライスについての対応する支援情報を含む。特定の実施形態では、選択支援情報は、RRCメッセージ内またはNASメッセージ内で装置に運ばれる。
特定の実施形態では、専用シグナリングメッセージは、リダイレクションが好ましいネットワークスライスに対するという指示を含むRRCリダイレクションメッセージを含む。特定の実施形態では、専用シグナリングメッセージは、選択支援情報を含むRRC解放メッセージを含み、本方法は、選択支援情報を使用して、好ましいネットワークスライスをサポートするセルを再選択するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、選択支援情報は、それらの絶対周波数優先度を用いた、好ましいネットワークスライスの各々のそれらの対応する動作周波数へのマッピングを含む。特定の実施形態では、ネットワークスライスの動作周波数へのマッピングは、特定のネットワークスライスをサポートするRANカバレッジエリアを示すRANスライスエリア内で有効である。そのような実施形態では、第1の方法は、選択支援情報に対応するRANスライスエリアの指示を受信するステップをさらに含む。さらなる実施形態では、RANスライスエリアは、その中でネットワークスライスの動作周波数へのマッピングが有効である登録エリアの一部を定義するセルのセットを含む。
いくつかの実施形態では、選択支援情報はスライス情報を含まない。そのような実施形態では、UEは、選択支援情報の第1のエントリを好ましいネットワークスライスに対応すると解釈する。
実施形態は、他の特定の形態において実施され得る。記載された実施形態は、すべての点において、例示としてのみ考慮され、限定的ではないとみなされるべきである。したがって、本発明の範囲は、前述の説明ではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等の意味および範囲内にあるすべての変更は、その範囲内に包含されるべきである。
100 ワイヤレス通信システム
105 リモートユニット
107 アプリケーション
120 無線アクセスネットワーク(「RAN」)
121 ベースユニット
123 ワイヤレス通信リンク
125 選択支援情報
140 モバイルコアネットワーク
141 ユーザプレーン機能(「UPF」)
143 アクセスおよびモビリティ管理機能(「AMF」)
145 セッション管理機能(「SMF」)
147 ポリシ制御機能(「PCF」)
149 UDM/UDR
150 パケットデータネットワーク
151 アプリケーションサーバ
200 NRプロトコルスタック
205 UE
201 ユーザプレーンプロトコルスタック
203 制御プレーンプロトコルスタック
210 RANノード、物理レイヤ
215 AMF
220 物理(「PHY」)レイヤ
225 媒体アクセス制御(「MAC」)サブレイヤ
230 無線リンク制御(「RLC」)サブレイヤ
235 パケットデータコンバージェンスプロトコル(「PDCP」)サブレイヤ
240 サービスデータ適応プロトコル(「SDAP」)レイヤ、SDAPサブレイヤ
245 無線リソース制御(「RRC」)レイヤ、RRCサブレイヤ
250 非アクセス層(「NAS」)レイヤ
300 ネットワーク展開
305 第1のセル、セル
310 第1の周波数レイヤ
311 ネットワークスライスの第1のセット
315 第2のセル
320 第2の周波数レイヤ
321 ネットワークスライスの第2のセット
400 手順
401 ネットワークエンティティ
405 メッセージング
410 メッセージング
415 メッセージング
500 ユーザ機器装置
505 プロセッサ
510 メモリ
515 入力デバイス
520 出力デバイス
525 トランシーバ
530 トランスミッタ
535 レシーバ
540 ネットワークインターフェース
545 アプリケーションインターフェース
600 ネットワーク装置、ベースネットワーク装置
605 プロセッサ
610 メモリ
615 入力デバイス
620 出力デバイス
625 トランシーバ
630 トランスミッタ
635 レシーバ
640 ネットワークインターフェース
645 アプリケーションインターフェース
700 方法
900 ユーザ機器装置

Claims (20)

  1. 複数のネットワークスライスをサポートするモバイル通信ネットワーク内のユーザ機器デバイス(「UE」)の方法であって、
    好ましいネットワークスライスのセットに対応する選択支援情報を前記モバイル通信ネットワークから受信するステップであって、前記選択支援情報が、優先度順で、最も好ましいネットワークスライスで開始する少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示を含み、前記選択支援情報が、ターゲットセル検出情報およびターゲットセル選択情報のうちの少なくとも1つをさらに含む、ステップと、
    前記最も好ましいネットワークスライスに対応する最高優先度周波数レイヤ上でセル探索を実行するステップと、
    前記セル探索の結果に基づいて、前記最も好ましいネットワークスライスをサポートする前記最高優先度周波数レイヤのセルを選択するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記選択支援情報が、前記最も好ましいネットワークスライスをサポートする前記最高優先度周波数レイヤ上のターゲットセルを検出、測定、および評価するための情報を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記選択支援情報を前記受信するステップが、システムブロードキャストメッセージを前記モバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信するステップを含み、前記選択支援情報が、特定のネットワークスライスをサポートする特定の周波数レイヤに関するセル再選択優先度情報を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの前記指示が、前記第1のセル内またはその近くでサポートされるスライスのリスト、および前記リスト内の各スライスについての対応する支援情報を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記選択支援情報を前記受信するステップが、専用シグナリングメッセージを前記モバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記専用シグナリングメッセージが、リダイレクションが好ましいネットワークスライスに対するという指示を含む無線リソース制御(「RRC」)リダイレクションメッセージを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記専用シグナリングメッセージが、前記選択支援情報を含む無線リソース制御(「RRC」)解放メッセージを含み、前記方法が、前記選択支援情報を使用して、好ましいネットワークスライスをサポートするセルを再選択するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
  8. 前記選択支援情報が、無線リソース制御(「RRC」)メッセージ内または非アクセス層(「NAS」)メッセージ内で前記UEに運ばれる、請求項5に記載の方法。
  9. 前記選択支援情報が、それらの絶対周波数優先度を用いた、前記好ましいネットワークスライスの各々のそれらの対応する動作周波数へのマッピングを含む、請求項1に記載の方法。
  10. ネットワークスライスの動作周波数への前記マッピングが、特定のネットワークスライスをサポートするRANカバレッジエリアを示す無線アクセスネットワーク(「RAN」)スライスエリア内で有効であり、前記方法が、前記選択支援情報に対応する前記RANスライスエリアの指示を受信するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記RANスライスエリアが、その中でネットワークスライスの動作周波数への前記マッピングが有効である登録エリアの一部を定義するセルのセットを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記選択支援情報がスライス情報を含まず、前記UEが、前記選択支援情報の第1のエントリを前記好ましいネットワークスライスに対応すると解釈する、請求項1に記載の方法。
  13. モバイル通信ネットワーク内のユーザ機器(「UE」)装置であって、
    好ましいネットワークスライスのセットに対応する選択支援情報を前記モバイル通信ネットワークから受信するトランシーバであって、前記選択支援情報が、優先度順で、最も好ましいネットワークスライスで開始する少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの指示を含み、前記選択支援情報が、ターゲットセル検出情報およびターゲットセル選択情報のうちの少なくとも1つをさらに含む、トランシーバと、
    プロセッサであって、
    前記最も好ましいネットワークスライスに対応する最高優先度周波数レイヤ上でセル探索を実行することと、
    前記セル探索の結果に基づいて、前記最も好ましいネットワークスライスをサポートする前記最高優先度周波数レイヤのセルを選択することと
    を行う、プロセッサと
    を備える、ユーザ機器(「UE」)装置。
  14. 前記選択支援情報が、前記最も好ましいネットワークスライスをサポートするターゲットセルを検出、測定、および評価するための情報を含む、請求項13に記載の装置。
  15. 前記選択支援情報を前記受信することが、システムブロードキャストメッセージを前記モバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信することを含み、前記選択支援情報が、特定のネットワークスライスをサポートする特定の周波数レイヤに関するセル再選択優先度情報を含む、請求項13に記載の装置。
  16. 少なくとも1つの好ましいネットワークスライスの前記指示が、前記第1のセル内またはその近くでサポートされるスライスのリスト、および前記リスト内の各スライスについての対応する支援情報を含む、請求項13に記載の装置。
  17. 前記選択支援情報を前記受信することが、専用シグナリングメッセージを前記モバイル通信ネットワーク内の第1のセルから受信すること含む、請求項13に記載の装置。
  18. 前記選択支援情報が、無線リソース制御(「RRC」)メッセージ内または非アクセス層(「NAS」)メッセージ内で運ばれる、請求項17に記載の装置。
  19. 前記選択支援情報が、ネットワークスライスの動作周波数へのマッピングを含み、ネットワークスライスの動作周波数への前記マッピングが、特定のネットワークスライスをサポートするRANカバレッジエリアを示す無線アクセスネットワーク(「RAN」)スライスエリア内で有効である、請求項13に記載の装置。
  20. 前記トランシーバが、前記選択支援情報に対応する前記RANスライスエリアの指示をさらに受信し、前記RANスライスエリアが、その中でネットワークスライスの動作周波数への前記マッピングが有効である登録エリアの一部を定義するセルのセットを含む、請求項19に記載の装置。
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