JP2023522973A - 腹膜腔のための排液シャントデバイス - Google Patents

腹膜腔のための排液シャントデバイス Download PDF

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Abstract

第1のカテーテルと、第1のカテーテルに流体結合された電子ポンプと、電子ポンプに流体結合された手動ポンプと、手動ポンプに流体結合された第2のカテーテルとを備える、流体を排出するためのシャント。排出動作中、シャントは、流体がシャントを通じて受動的に圧力駆動されるように配置および構成され、電子ポンプは、シャントを通じて流体のボーラスを流すことによって、シャント内の閉塞を防ぐように配置される。さらに、手動ポンプは、電子ポンプが流体のボーラスを発生させることができない場合に、シャントを通じて流体のボーラスを流すことによってシャント内の閉塞を防ぐように配置される。【選択図】図2

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、参照によりその開示全体が本明細書に援用される、2020年4月23日に出願された米国仮特許出願第63/014,204号の優先権を主張する。
[0002]本明細書は、包括的には、腹膜腔から腹水液を排出するための排液シャントデバイスおよび方法に関し、より詳細には、非悪性の腹水液を排出するための腹膜シャントデバイス、および非悪性の腹水液を排出するための方法に関する。
[0003]身体内の領域から流体を排出するためにシャントデバイスが用いられる。特に、患者の腹膜腔から腹水液を排出するために腹膜シャントデバイスが用いられる。腹水は、腹部内に流体が蓄積したものである。流体を腹膜腔から排出するために、シャントデバイスは、腹膜腔から中心静脈系へ、または患者の膀胱へ流体をポンピングするための一貫した圧力を提供する電子ポンプに頼る場合がある。しかしながら、ポンプは、流体を排出するために常に作動されているため、ポンプのバッテリ寿命が低下し、充電が必要となる。ポンプが機能を停止すると、流体が腹膜腔から排出されず、患者に合併症が生じることになる。さらには、流体がシャントデバイスを通過する際、シャントデバイス内に閉塞が形成される場合がある。シャント内の閉塞を除くために、シャント内で変動する圧力を発生させなくてはならない。
[0004]したがって、腹膜腔から流体を排出し、シャント内の閉塞を受動的に除く腹膜シャントデバイスが必要とされている。
[0005]第1の態様による、第1のカテーテルと、第1のカテーテルに流体結合された電子ポンプと、電子ポンプに流体結合された手動ポンプと、手動ポンプに流体結合された第2のカテーテルとを含む、流体を排出するためのシャント。排出動作中、流体はシャントを通じて受動的に圧力駆動され、電子ポンプは、シャントを通じて流体のボーラスを流すことによって、シャント内の閉塞を防ぐように配置される。
[0006]第2の態様による、離散的な時間間隔において電子ポンプを動作させる制御ユニットをさらに含む、上記の態様に記載のシャント。
[0007]第3の態様による、電子ポンプが、流体のボーラスを、シャントを通じて圧力駆動されている流体よりも高い圧力でシャントを通じて流れる流体の圧力波として動かす、上記の態様のうちのいずれかに記載のシャント。
[0008]第4の態様による、第2のカテーテルに流体結合された一方向弁をさらに含む、上記の態様のうちのいずれかに記載のシャント。
[0009]第5の態様による、第1のカテーテル、電子ポンプ、手動ポンプ、第2のカテーテル、および一方向弁が、シャントを形成するように直列に配置される、上記の態様のうちのいずれかに記載のシャント。
[0010]第6の態様による、第1のカテーテルが、患者の腹膜空間から流体を排出するために、腹膜空間内に配置されるように構成される、上記の態様のうちのいずれかに記載のシャント。
[0011]第7の態様による、第2のカテーテルが、患者の腹膜空間を患者の膀胱と流体結合するために患者の膀胱内に配置されるように構成される、上記の態様のうちのいずれかに記載のシャント。
[0012]第8の態様による、一方向弁が、膀胱内の流体がシャントを通じて流れることを阻止する、上記の態様のうちのいずれかに記載のシャント。
[0013]第9の態様による、手動ポンプが、手動の作動に基づいて、流体のボーラスをシャントを通じて動かすように配置および構成される。
[0014]第10の態様による、第1のカテーテルと、電子ポンプと、手動ポンプと、第2のカテーテルと、一方向弁とを含む、腹膜腔から流体を排出するためのシャント。第1のカテーテルは、患者の腹膜腔内に配置されるように構成される。電子ポンプは、第1のカテーテルに流体結合される。手動ポンプは、第1のカテーテルに流体結合される。第2のカテーテルは、患者の膀胱内に配置されるように構成され、電子ポンプおよび手動ポンプに流体結合される。一方向弁が、第2のカテーテルに流体結合され、第2のカテーテルを通じた膀胱からの流体の逆流を阻止するように構成される。電子ポンプは、シャント内の閉塞を阻止するために流体のボーラスを動かすように配置および構成される。手動ポンプは、電子ポンプが流体のボーラスを生成することができないときに、シャント内の閉塞を阻止するために流体のボーラスを動かすように配置および構成される。
[0015]第11の態様による、予め選択された時間間隔において電子ポンプを動作させる制御ユニットをさらに含む、上記の態様のいずれかに記載のシャント。
[0016]第12の態様による、電子ポンプが、流体のボーラスを、シャントを通じて受動的に圧力駆動されている流体よりも高い圧力でシャントを通じて流れる流体の圧力波として動かす、上記の態様のうちのいずれかに記載のシャント。
[0017]第13の態様による、電子ポンプおよび手動ポンプが、腹膜腔の外側にあるように配置および構成される、上記の態様のいずれかに記載のシャント。
[0018]第14の態様による、第1のカテーテル、電子ポンプ、手動ポンプ、第2のカテーテル、および一方向弁が、シャントを形成するように直列に配置される、上記の態様のうちのいずれかに記載のシャント。
[0019]第15の態様による、電子ポンプおよび手動ポンプが、並列に流体結合される、上記の態様のいずれかに記載のシャント。
[0020]第16の態様によれば、腹膜腔から流体を排出する方法は、第1のカテーテルを患者の腹膜腔内に配置することと、患者の膀胱内に第2のカテーテルを配置することとを含む。第1のカテーテルおよび第2のカテーテルは、流体結合される。腹膜腔からの流体は、腹膜腔と膀胱との間の圧力差に起因して、第1のカテーテルおよび第2のカテーテルを通じて膀胱へ受動的に動かされる。流体の第1のボーラスが、第1のカテーテルおよび第2のカテーテルに流体結合された電子ポンプを介して動かされる。電子ポンプが流体の第1のボーラスを生成することができないとき、第1のカテーテルおよび第2のカテーテルに流体結合された手動ポンプを介して、流体の第2のボーラスが動かされる。第2のカテーテル内の閉塞を低減するために、第2のカテーテルを通じて流体の第1のボーラスまたは流体の第2のボーラスが流される。
[0021]第17の態様による、流体の第1のボーラスおよび流体の第2のボーラスが、予め選択された時間間隔において動かされる、上記の態様のいずれかに記載の腹膜腔から流体を排出する方法。
[0022]第18の態様による、流体の第1のボーラスおよび流体の第2のボーラスが、腹膜腔と膀胱との間の圧力差に起因して腹膜腔から第2のカテーテルを通じて膀胱へ流れる流体よりも高い圧力で第2のカテーテルを通じて流れる流体の圧力波である、上記の態様のいずれかに記載の腹膜腔から流体を排出する方法。
[0023]第19の態様による、一方向弁が、膀胱からの第2のカテーテルを通じた流体の逆流を阻止するために、第2のカテーテルに流体結合される、上記の態様のうちのいずれかに記載の腹膜腔から流体を排出する方法。
[0024]第20の態様による、電子ポンプおよび手動ポンプが、流体の第1のボーラスまたは流体の第2のボーラスを動かすためにのみ用いられる、上記の態様のうちのいずれかに記載の腹膜腔から流体を排出する方法。
[0025]本明細書に記載の実施形態によって提供されるこれらの特徴および追加の特徴は、図面と併せて、以下の詳細な説明を考慮することで、より完全に理解されよう。
[0026]図面に記載される実施形態は、本質的に例証的かつ例示的であり、請求項によって定義される主題を限定することを意図していない。例証的な実施形態の以下の詳細な説明は、同様の構造が、同様の参照番号を用いて示される、以下の図面と併せて読まれたとき、理解することができる。
[0027]本明細書に示されるかまたは記載される1つまたは複数の実施形態による排液シャントデバイスを概略的に示す。 [0028]本明細書に示されるかまたは記載される1つまたは複数の実施形態による、患者の体内に配置された図1の排液シャントデバイスを概略的に示す。 [0029]図3Aは、本明細書に示されるかまたは記載される1つまたは複数の実施形態による排液シャントデバイスを概略的に示す。 [0030]図3Bは、本明細書に示されるかまたは記載される1つまたは複数の実施形態による排液シャントデバイスを概略的に示す。 [0031]図3Cは、本明細書に示されるかまたは記載される1つまたは複数の実施形態による排液シャントデバイスを概略的に示す。 [0032]本明細書に示されるかまたは記載される1つまたは複数の実施形態による、図1の排液シャントデバイスの使用方法を示す。
[0033]図1は、非悪性の腹水液を排出するためのシャントデバイスの実施形態を全体的に示している。シャントデバイスは、概して、電子ポンプと、手動ポンプと、一方向弁と、第1のカテーテルと、第2のカテーテルとを含む。本明細書においてより詳細に説明されるように、シャントデバイスは、患者の身体から腹水液を除去するために、患者の腹膜腔から患者の膀胱に受動的に腹水液を排出するために用いることができる。例えば、第1のカテーテルは腹膜腔内に配置することができ、第2のカテーテルは膀胱内に配置することができ、腹膜腔と膀胱との間の圧力勾配、およびシャントデバイスの位置決めに起因して、腹膜腔からの腹水液が膀胱に流れるように腹膜腔を膀胱に流体結合する。シャントデバイスを通じた流体の流れを説明するために用いられる「受動的に」という用語は、外部ポンプを必要とすることなくシャントデバイスを通じて流体を動かすこととして定義される。受動的なポンピング動作は、少なくとも部分的に、呼吸、横隔膜の作用、2つの別個の空洞間の自然な圧力差などの患者の体によって生じる内力、および/またはシャントデバイス内の表面張力に起因して生じる。さらに、電子ポンプおよび手動ポンプは、シャントデバイス内に形成された可能性がある任意の閉塞を除くために、変動する時間間隔において流体のボーラスを生成するように配置することができる。シャントデバイスおよび方法の様々な実施形態について、本明細書においてより詳細に説明する。
[0034]ここで図1を参照すると、シャントデバイス100の実施形態が全体的に示されている。示されるように、シャントデバイス100は、電子ポンプ102と、手動ポンプ104と、一方向弁106と、第1のカテーテル108と、第2のカテーテル110とを含むことができる。本明細書において以下でより詳細に説明されるように、デバイス100は、身体から腹水液を除去し、シャントデバイス100内に閉塞が形成されることを阻止するために、患者の腹膜腔から患者の膀胱に受動的に腹水液を排出するように構成される。このシャントデバイスを用いて、患者の身体内の任意のタイプの空洞/領域から、およびこの空洞/領域に、任意のタイプの流体を排出することができることに留意されたい。シャントデバイス100は、流体を膀胱に排出することができることに留意されたい。しかしながら、本シャントデバイス100は、中心静脈系等の身体の他の領域に流体を排出するのに用いられてもよいことが企図される。
[0035]図1をさらに参照すると、電子ポンプ102は、ハウジング112と、モータ114と、制御ユニット116と、バッテリ118とを含むことができる。モータ114は、配線115A、115Bを介して制御ユニット116およびバッテリ118に通信可能に結合される。モータ114は、第1のカテーテル108に流体結合され、モータ114が制御ユニット116によって作動されると、第1のカテーテル108内の流体から形成された流体のボーラスが生成されるようにする。制御ユニット116は、特定の離散的な時間間隔においてモータ114を作動するように設計された、予めプログラムされたコンピュータとすることができる。例えば、制御ユニット116は、12時間を増分単位として1分の持続時間にわたってモータ114を作動するようにプログラムすることができる。さらに、制御ユニット116は、電子ポンプ102の動作パラメータが変更される必要がある場合、Wi-Fi、Bluetooth等の無線接続を介して、患者の体内に外科的挿入を行った後に再プログラムされてもよい。電子ポンプ102のバッテリ118は、モータ114および制御ユニット116の双方に電力を提供するように作動的に配置される。バッテリ118は、誘導充電を通じて無線充電可能であり得るリチウムイオンバッテリタイプとすることができる。モータ114、制御ユニット116およびバッテリ118は、ハウジング112内に配置される。ハウジング112は、剛性のまたは可撓性のシェルとすることができ、モータ114、制御ユニット116およびバッテリ118を、患者の身体の内部等の外部環境から封止する。ハウジング112は、制御ユニット116との無線通信、およびバッテリ118の誘導帯電を可能にする非導電性材料から作製することができる。
[0036]電子ポンプ102は、第1のカテーテル108から電子ポンプ102を通じて流れるように流体を引き込むために第1のカテーテル108に流体結合される。第1のカテーテル108は、患者の腹膜腔内に設置されるように配置された先端部分130を含む。実施形態において、第1のカテーテル108は、腹膜腔の外部であるが患者の身体の内部に電子ポンプ102が配置されることを可能にしながら、患者の腹膜腔内に先端部分130を配置するのに十分長い。第1のカテーテル108は、患者の身体内に挿入されるのに適した任意のタイプの可撓性チューブとすることができる。さらに、実施形態において、第1のカテーテル108は、第1のカテーテル108を腹膜腔内に固定するために様々な形態で成形することができる。例えば、先端部分130は、腹膜腔内に先端部分130を固定するために、湾曲または螺旋形状に曲げることができる。
[0037]図1をさらに参照すると、手動ポンプ104は、ハウジング120と、可撓性膜122と、弁106とを含むことができる。可撓性膜122は、可撓性膜122を押し下げることによってシャントデバイス100を通じて流体を手動でポンピングするために用いられる。可撓性膜122を押し下げることによって、ハウジング120内に圧力が生成され、これによって、シャントデバイス100内に含まれる流体が患者の膀胱に向かって流れる。流体は、ハウジング120から弁106を通じて流れる。弁106は、手動ポンプ104を通過する任意の流体が腹膜腔に向かって逆方向に流れる逆流を防ぐ。弁106は、ダックビル弁、または弁106の対向する側面に圧力差が生成されたときに単一の方向に流体が流れることのみを可能にする別のタイプの一方向弁とすることができる。実施形態において、手動ポンプ104は、電子ポンプ102と直列に配置することができ、ここで、腹膜腔からの流体は、同じ流体が手動ポンプ104に入る前に電子ポンプ102を通過することになる。手動ポンプ104は、チューブ132を介して電子ポンプ102に流体結合される。チューブ132は、患者の身体に挿入するのに適した任意の可撓性チューブとすることができる。いくつかの実施形態では、手動ポンプ104は、チューブ132を必要とすることなく、電子ポンプ102に直接流体結合することができる。
[0038]図1をさらに参照すると、別の一方向弁124が、電子ポンプ102および第1のカテーテル108に流体結合されるように配置される。流体は、ハウジング112から弁124を通じて流れる。弁124は、電子ポンプ102を通過する任意の流体が腹膜腔に向かって逆方向に流れる逆流を防ぐ。弁124は、ダックビル弁、または弁124の対向する側面に圧力差が生成されたときに単一の方向に流体が流れることのみを可能にする別のタイプの一方向弁とすることができる。
[0039]一方向弁106の、手動ポンプ104と反対側には、第2のカテーテル110が配置される。第2のカテーテル110は、患者の膀胱に挿入される先端部分136を含む。第2のカテーテル110は、患者の身体内に挿入されるのに適した任意のタイプの可撓性チューブとすることができる。さらに、実施形態において、第2のカテーテル110は、第2のカテーテル110を腹膜腔内に固定するために様々な形態で成形することができる。例えば、先端部分136は、腹膜腔内に先端部分136を固定するために、湾曲または螺旋形状に曲げることができる。
[0040]ここで図2を参照すると、シャントデバイス100は、腹膜腔12から膀胱14へ腹水液18を排出するために患者10の身体16内に配置することができる。特に、第1のカテーテル108は、患者10の腹膜腔12内に配置することができる。腹膜腔12は、患者10の身体16内の壁側腹膜(腹壁を取り囲む腹膜)と、臓側腹膜(内蔵を取り囲む腹膜)との間の空間である。しかしながら、実施形態において、第1のカテーテル108は、流体が排出されることを必要とする、身体16の任意の領域内に配置することができる。第1のカテーテル108は、流体18が第1のカテーテル108に入ることができるように腹膜腔12内に配置される。例えば、第1のカテーテル108の先端部分130は、流体18が腹膜腔12内において集まる、腹膜腔12の下側セクションに配置することができる。第1のカテーテルは、腹膜腔12の壁内の切開部を通じて延びることもできる。電子ポンプ102は、腹膜腔12の外側に配置されてもよく、より詳細には、無線充電または電子ポンプ102との通信を可能にするために、身体16の皮膚の直下に配置されてもよい。さらに、手動ポンプ104は、患者10が、閉塞を防ぐようにシャントを通じて流体のボーラスを流すために手動ポンプ104の可撓性膜122を押し下げることを可能にするために、身体16の皮膚の直下に配置されてもよい。
[0041]図2をさらに参照すると、第2のカテーテル110は、患者10の膀胱14内に配置することができる。腹膜腔12からシャントデバイス100を通じて膀胱14に流体18が排出されると、膀胱は流体18で満たされ始める。膀胱14が最大容量まで満たされると、患者10が膀胱14を空にする前に、膀胱14内に蓄えられた流体18が第2のカテーテル110の先端部分136に達し、シャントデバイス100を通じて逆方向に流れようとする可能性がある。各ポンプ102および104の一方向弁106および124は、膀胱からシャントデバイス100を通じて流体18が逆流することを防ぐ。
[0042]第1のカテーテル108が腹膜腔12内に配置され、第2のカテーテル110が膀胱14内に配置された状態で患者10の身体16内にシャントデバイス100が配置されることに起因して、腹膜腔12と膀胱14との間にシャントデバイス100を通じて流体18の受動的な圧力駆動流を形成することができる。腹膜腔12および膀胱14が流体結合されるため、腹膜腔12と膀胱14との間の任意の圧力勾配は、流体18の圧力駆動流を生成することになる。例えば、腹膜腔12内で圧力が増大すると、腹膜腔12内に蓄えられた流体18は、腹膜腔12の圧力が放出されるにつれ、第1のカテーテル108を通じて押し進められることになる。腹膜腔12内の圧力は、患者に横隔膜を腹膜腔内に作用させることによって、または通常通り呼吸することによって増大させることができる。呼吸または横隔膜を作用させる活動は、膀胱14内の圧力を増大させないため、腹膜腔12内に高い圧力が存在し、膀胱14内に低い圧力が存在する状態で、腹膜腔12と膀胱14との間に圧力勾配が形成される。この圧力差により、追加のポンピング機構を必要とすることなく、流体18が腹膜腔12から膀胱14に受動的に流れる。電子ポンプ102および手動ポンプ104の配置が流体連通状態にあることに起因して、ポンプが作動されていないときであっても、受動圧力駆動流が依然としてシャントデバイス100を通じて流れることができる。
[0043]流体18が腹膜腔12からシャントデバイス100を通じて膀胱14へ流れる際、流体内に生体物質が存在する場合があり、生体物質がシャントデバイス100を形成する流体チャネルの内面に収集されると、シャントデバイス100内の潜在的閉塞を形成する可能性がある。閉塞を防ぐか、または閉塞を除くために、生体物質を膀胱14に除去するために流体のボーラスを生成し、シャントデバイス100の構成要素を通じて流すことができる。流体のボーラスは、シャントデバイス100を通じて受動的に圧力駆動されている流体18よりも高い圧力でシャントデバイス100を通じて流れる流体18の圧力波である。流体のボーラスは、電子ポンプ102および/または手動ポンプ104によって形成することができる。実施形態において、電子ポンプ102は、1日全体にわたって離散的な時間間隔において流体のボーラスを活性化し生成するようにプログラムされる。閉塞除去ボーラスを生成するために離散的な時間間隔を有する目的は、閉塞が最初から形成されることを防ぐためである。電子ポンプ102は短期間のみ作動し、1日に数回のみ作動するため、電子ポンプ102のバッテリ寿命は、ポンプが一定の速度で腹膜腔12から流体18を排出することを定常的に要求するシャントデバイスと比較して延ばすことができる。
[0044]電子ポンプ102がシャントデバイス100内の閉塞を防ぐかまたは除くために流体のボーラスを生成することができない場合、手動ポンプ104を用いて流体のボーラスを生成することができる。電子ポンプ102が失敗する場合がある状況は、電子構成要素、機械構成要素の誤作動、またはバッテリの消耗を含む。これらの状況において、手動ポンプ104の存在がなければ、患者10は、電子ポンプ102を交換するための緊急手術を受けることが必要となり、そうでなければ、過剰な流体18が患者の腹膜腔12内で増大し、他の関連する健康問題を引き起こす場合がある。シャントデバイス100内の閉塞を防ぐかまたは除くために、手動ポンプ104を用いて、電子ポンプ102の流体のボーラス以上の圧力の流体のボーラスを生成することができる。手動ポンプ104を用いることが必要とされる場合、患者10は、終日離散的な時間間隔において、設定されたポンプ回数、手動ポンプ104をポンピングしなくてはならない。例えば、患者は、12時間ごとに少なくとも20回の個別のポンピングで、手動ポンプ104をポンピングしなくてはならない。これにより、シャントデバイス100内の任意の生体物質を除くのに十分な流体18のボーラスを生成することになる。
[0045]ここで図3A~図3Cを参照すると、シャントデバイスを形成する様々な構成要素は、患者10の要求されたパラメータに依拠して異なる結果を達成するように配置することができる。図3Aに示すように、電子ポンプ102、手動ポンプ104および一方向弁106は、直列に配置され、ここで、腹膜腔12からの流体18は、シャントデバイス100の各構成要素を通過する。流体18は、ポンプが流体のボーラスを生成していないときであっても、電子ポンプ102および手動ポンプ104を依然として通過することになる。
[0046]ここで図3Bを参照すると、シャントデバイス200は、腹膜腔12に対し並列配置の電子ポンプ202および手動ポンプ204を含むことができる。電子ポンプ202は、カテーテル230Aを介して腹膜腔12に流体結合される。手動ポンプ204は、カテーテル230Bを介して腹膜腔12に流体結合される。電子ポンプ202は、逆流を防ぐために、一方向弁224に流体結合される。手動ポンプ204は、逆流を防ぐために一方向弁206に流体結合される。
[0047]ここで図3Cを参照すると、シャントデバイス300は電子ポンプ302を含むことができ、電子ポンプ302は、電子ポンプ302を作動させるために互いに通信可能に結合された、モータ314と、制御ユニット316と、バッテリ318とを含む。電子ポンプ302は、カテーテル330を介して腹膜腔に流体結合される。一方向弁324は、電子ポンプ302と直列に配置され、電子ポンプ302に流体結合される。一方向弁324は、膀胱14からの流体18の逆流を防ぐためのハウジング326および弁部材328を含み、カテーテル336を介して膀胱14に流体結合される。
[0048]ここで、図1および図2と併せて図4の流れ図を参照すると、腹膜腔から患者の膀胱に腹水液を排出する例示的な方法400が概略的に示されている。より詳細には、シャントデバイス100は、シャントデバイス100内で閉塞が形成されることも防ぎながら、腹膜腔12から流体18を受動的に排出するように動作可能である。図4および以下の付随する説明の描写は、本明細書に記載の主題を制限することも、シャントデバイス100の動作方法の厳密な説明を表すことも意図したものではなく、本明細書に記載の方法の全体的な流体の受動的排出および閉塞防止手段を示す単純な概略的概観を提供することを意図している。
[0049]図1および図2のシャントデバイス100と併せて図4をさらに参照すると、腹膜腔12から流体18を排出する例示的な方法400の流れ図が概略的に示されている。最初に、ステップ402において、第1のカテーテルが患者の腹膜腔内に配置される。図2を参照すると、第1のカテーテル108は、患者10の腹膜腔12内に配置することができる先端部分130を含む。第1のカテーテル108は、シャントデバイス100の残りの構成要素を腹膜腔12に流体結合する。
[0050]ステップ404において、第2のカテーテルが患者の膀胱内に配置される。図2を参照すると、第2のカテーテル110は先端部分136を含み、患者10の腹膜腔14内に配置される。第1のカテーテル108および第2のカテーテル110は、シャントデバイス100を作る構成要素を介して互いに流体結合される。
[0051]ステップ406において、流体が腹膜腔から膀胱に流される。図2を参照すると、第1のカテーテル108および第2のカテーテル110は、腹膜腔12を膀胱14に流体結合する。腹膜腔12内に存在する流体18は、腹膜腔12と膀胱14との間の圧力差に起因して、第1のカテーテル108および第2のカテーテル110を通じて流れる。圧力差は、患者10が呼吸により、または横隔膜を腹膜腔内に作用させることにより、腹膜腔内の圧力を増大させることによって生成される。流体18は、腹膜腔12から連続して排出するために、第1のカテーテル108および第2のカテーテル110を通じて連続的に流れる。
[0052]図4をさらに参照すると、ステップ408において、流体の第1のボーラスが生成される。先行する段落において記載されている例を参照すると、シャントデバイス100内に集まる任意の生体物質を防ぎ、除くために、電子ポンプ102によって流体18のボーラスを離散的な時間間隔において自動的に生成することができる。流体のボーラスは、腹膜腔12と膀胱14との間の圧力差に起因してシャントデバイス100を通じて流れる受動的に排出される流体18よりも高い圧力で第2のカテーテル110を通じて進む流体18の圧力波である。流体18のボーラスの圧力が大きいほど、シャントデバイス100のチューブ内に存在する任意の生体物質が取り除かれるかまたは除去され、生体物質が膀胱14に除去されて、患者10から排泄される。
[0053]図4をさらに参照すると、ステップ410において、流体の第2のボーラスが生成される。先行する段落において記載されている例を参照すると、流体18の第2のボーラスは、手動ポンプ104によって生成することができる。実施形態において、手動ポンプ104は、電子ポンプ102が誤作動するかまたは電力を喪失し、流体18のボーラスを発生させることができない場合にのみ用いられる。手動ポンプ104を用いて流体18のボーラスを生成する場合、ハウジング120内の流体18と、第2のカテーテル110内の流体との間の圧力差を生成するために、ハウジング120の可撓性膜122が押し下げられる。圧力はハウジング120内でより高いため、流体18のボーラスはハウジング120内で生成され、シャントデバイス100を通じて第2のカテーテル110に向かって進行するように付勢される。
[0054]ステップ412において、流体の第1のボーラスまたは流体の第2のボーラスは、第2のカテーテルを通じて流れる。先行する段落において記載されている例を参照すると、シャントデバイス100内の閉塞を形成する場合がある任意の生体物質を除去するために、シャントデバイス100のチューブを通じて流体18のボーラスが伝播される。電子ポンプ102のボーラス生成状態に依拠して、手動ポンプ104を用いて流体18のボーラスを生成することができる。電子ポンプ102が流体18のボーラスを生成することが可能である場合、流体18のボーラスを生成する手動ポンプ104は必要とされない。
[0055]ここで、本明細書に記載の実施形態は、非悪性の腹水液を排出するためのシャントデバイスを対象とすることを理解されたい。シャントデバイスは、電子ポンプと、手動ポンプと、一方向弁と、第1のカテーテルと、第2のカテーテルとを含む。シャントデバイスは、患者の身体から腹水液を除去するために、患者の腹膜腔から患者の膀胱に腹水液を排出するために用いることができる。例えば、第1のカテーテルは腹膜腔内に配置することができ、第2のカテーテルは膀胱内に配置することができ、腹膜腔を膀胱に流体結合する。したがって、腹膜腔からの腹水液は、腹膜腔と膀胱との間の圧力勾配に起因して膀胱に流れることになる。さらに、電子ポンプおよび手動ポンプは、シャントデバイス内に形成された場合がある任意の閉塞を除くために変動する時間間隔において流体のボーラスを生成するように配置することができる。手動ポンプは、電子ポンプが誤作動または電力喪失に起因して流体のボーラスを生成することができないときに流体のボーラスを生成するためにのみ必要とされてもよい。電子ポンプは、患者がシャントデバイスから任意の生体物質を除くためにシャントデバイスを手動でポンピングすることを必要としないことを可能にするように、予めプログラムされた時間間隔に基づいて自動的に作動する。
[0056]当業者には、特許請求される主題の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に対し様々な変更および変形を行うことができることが明らかとなろう。このため、本明細書は、本明細書に記載の様々な実施形態の変更および変形が添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内にある限り、そのような変更および変形を包含することが意図される。

Claims (20)

  1. 流体を排出するためのシャントであって、
    第1のカテーテルと、
    前記第1のカテーテルに流体結合された電子ポンプと、
    前記電子ポンプに流体結合された手動ポンプと、
    前記手動ポンプに流体結合された第2のカテーテルと
    を備え、
    排出動作中、前記シャントは、流体が前記シャントを通じて受動的に圧力駆動されるように配置および構成され、前記電子ポンプは、前記シャントを通じて前記流体のボーラスを動かすように配置される、
    シャント。
  2. 請求項1に記載のシャントであって、
    予め選択された時間間隔において前記電子ポンプを動作させる制御ユニットをさらに備える、シャント。
  3. 請求項2に記載のシャントであって、
    前記電子ポンプは、前記流体のボーラスを、前記シャントを通じて圧力駆動されている前記流体よりも高い圧力で前記シャントを通じて流れる前記流体の圧力波として動かす、シャント。
  4. 請求項3に記載のシャントであって、
    前記第2のカテーテルに流体結合された一方向弁をさらに備える、シャント。
  5. 請求項4に記載のシャントであって、
    前記第1のカテーテル、前記電子ポンプ、前記手動ポンプ、前記第2のカテーテル、および前記一方向弁は、前記シャントを形成するように直列に配置される、シャント。
  6. 請求項5に記載のシャントであって、
    前記第1のカテーテルは、患者の腹膜空間から流体を排出するために、前記腹膜空間内に配置されるように構成される、シャント。
  7. 請求項6に記載のシャントであって、
    前記第2のカテーテルは、前記患者の前記腹膜空間を前記患者の膀胱と流体結合するために前記患者の前記膀胱内に配置されるように構成される、シャント。
  8. 請求項1に記載のシャントであって、
    前記一方向弁は、前記膀胱内の流体が前記シャントを通じて流れることを阻止する、シャント。
  9. 請求項1に記載のシャントであって、
    前記手動ポンプは、手動の作動に基づいて、前記流体のボーラスを前記シャントを通じて動かすように配置および構成される、シャント。
  10. 腹膜腔から流体を排出するためのシャントであって、
    患者の前記腹膜腔内に配置されるように構成された第1のカテーテルと、
    前記第1のカテーテルに流体結合された電子ポンプと、
    前記第1のカテーテルに流体結合された手動ポンプと、
    患者の膀胱内に配置されるように構成された第2のカテーテルであり、前記第2のカテーテルは、前記電子ポンプおよび前記手動ポンプに流体結合される、第2のカテーテルと、
    前記第2のカテーテルを通じた前記膀胱からの前記流体の逆流を阻止するために前記第2のカテーテルに流体結合された一方向弁と
    を備え、
    前記電子ポンプは、前記シャント内の閉塞を防ぐために前記流体のボーラスを生成するように配置され、前記手動ポンプは、前記電子ポンプが前記流体のボーラスを生成することができないときに、前記シャント内の閉塞を阻止するために前記流体のボーラスを動かすように配置および構成される、
    シャント。
  11. 請求項10に記載のシャントであって、
    所定の時間間隔において前記電子ポンプを動作させる制御ユニットをさらに備える、シャント。
  12. 請求項11に記載のシャントであって、
    前記電子ポンプは、前記流体のボーラスを、前記シャントを通じて受動的に圧力駆動されている前記流体よりも高い圧力で前記シャントを通じて流れる前記流体の圧力波として動かす、シャント。
  13. 請求項12に記載のシャントであって、
    前記電子ポンプおよび前記手動ポンプは、前記腹膜腔の外側に配置されるように構成される、シャント。
  14. 請求項13に記載のシャントであって、
    前記第1のカテーテル、前記電子ポンプ、前記手動ポンプ、前記第2のカテーテル、および前記一方向弁は、前記シャントを形成するように直列に配置される、シャント。
  15. 請求項14に記載のシャントであって、
    前記電子ポンプおよび前記手動ポンプは、並列に流体結合される、シャント。
  16. 腹膜腔から流体を排出する方法であって、
    第1のカテーテルを患者の前記腹膜腔内に配置するステップと、
    前記患者の膀胱内に第2のカテーテルを配置するステップであり、前記第1のカテーテルおよび前記第2のカテーテルは、流体結合される、ステップと、
    前記腹膜腔と前記膀胱との間の圧力差に起因して、前記腹膜腔から前記第1のカテーテルおよび前記第2のカテーテルを通じて前記膀胱へ受動的に前記流体を流すステップと、
    前記第1のカテーテルおよび前記第2のカテーテルに流体結合された電子ポンプを介して流体の第1のボーラスを動かすステップと、
    前記電子ポンプが前記流体の第1のボーラスを生成することができないとき、前記第1のカテーテルおよび前記第2のカテーテルに流体結合された手動ポンプを介して、流体の第2のボーラスを動かすステップと、
    前記第2のカテーテル内の閉塞を阻止するために、前記第2のカテーテルを通じて前記流体の第1のボーラスまたは前記流体の第2のボーラスを流すステップと
    を含む、方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、
    前記流体の第1のボーラスおよび前記流体の第2のボーラスは、離散的な時間間隔において動かされる、方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、
    前記流体の第1のボーラスおよび前記流体の第2のボーラスは、前記腹膜腔と前記膀胱との間の前記圧力差に起因して前記腹膜腔から前記第2のカテーテルを通じて前記膀胱へ流れる前記流体よりも高い圧力で前記第2のカテーテルを通じて流れる前記流体の圧力波である、方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、
    一方向弁は、前記流体の逆流を阻止するために、前記第2のカテーテルに流体結合される、方法。
  20. 請求項19に記載の方法であって、
    前記電子ポンプおよび前記手動ポンプは、前記流体の第1のボーラスまたは前記流体の第2のボーラスを動かすためにのみ用いられる、方法。
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