JP2023522006A - 電気エネルギーの生成 - Google Patents

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Abstract

電気エネルギーを生成するための回路が開示される。この回路は、導体と組み合わせてパルス発生器を使用する。この回路の導体への冷却効果により、廃熱を使用可能なエネルギーに変換することができる。 負荷に供給される合成エネルギーは、導体による外部エネルギーの吸収により、パルス発生器によって供給されるエネルギーよりも大きくなる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年8月20日に出願された米国仮出願第62/889,506号の優先権を主張して2020年8月19日に出願された米国特許出願第16/997,557号(現在、特許第10,951,136号)の継続出願である、2021年2月12日に出願された継続出願第17/175,248号の継続出願である。さらに、本出願は、2020年4月14日に出願された米国仮出願第63/009,856号の優先権を主張するものである。これらの出願のすべてが参照により本明細書に組み込まれる。
電気エネルギーの生成は、私たちの社会のエネルギー需要にとって基本的な技術である。内燃機関内におけるシリンダのような、プラズマ炎に含まれる熱エネルギーの変換は、機械エネルギーへの変換をもたらす熱エネルギーの利用の一例である。熱エネルギーが利用できる場合、ホットシンクおよびコールドシンクからの熱エネルギーを機械エネルギーに変換するために、カルノーエンジンやスターリングサイクルエンジンなどの複雑で高価な装置が使用されている。このような装置の制限は、2つの熱源間の温度差が大きくなければならないことである。大型エンジンでは、15~30%の範囲の効率が一般的である。数摂氏度などの小さな温度差は、実用価値はほとんどない。熱電対などのデバイスを使用した直接熱電変換などの他の方法は、温度差が小さい場合、同様に実用的ではない。熱エネルギーを電気エネルギーに変換する便利で直接的な方法が、電力を生成するために非常に必要とされ、望まれている。
電気エネルギーを生成するために使用されるカーバーボルタ効果(CVE)回路の一例である。 図1のCVE回路を使用して電気エネルギーを生成するための回路の一般的な実施形態を示す。 電気エネルギーを生成するためのCVE回路の別の実施形態を示す。 内部の空洞を通って送られる流体を有するエタロンの一例を示す。 電気エネルギーを生成するための別の実施形態による回路である。 電気エネルギーを生成するための別の実施形態によるフローチャートである。 電気エネルギーを生成するための別の実施形態による回路図である。 CVE回路の別の実施形態である。 CVE回路の応用例である。 光起電力面と共に使用されるCVE回路の応用例である。 複数の異なる熱源と共に使用されるCVE回路の応用例である。 原子炉パイルと共に使用されるCVE回路の応用例である。 CVE回路を使用するための実施形態のフローチャートである。
多くの用途で使用するための電気エネルギーを生成するための方法およびシステムが開示される。方法は、その用途において一般的であり、多くの電動装置、例えばポータブルツール、センサー、光学デバイス、照明、加熱、冷却、呼吸装置、医療装置、タイミング装置、ポータブルコンピューター、携帯電話、電動の冷却装置または暖房装置に適用することができるだけでなく、便利で強力な電気エネルギーの供給が必要とされる他の同様のより大きな固定アプリケーションに適用することができる。そのような装置と方法の必要性が十分に記述されている。より具体的には、機械、電気、太陽、電磁気、およびその他のエネルギーを一つの形態から電気エネルギーに変換する、より一般的で優れた変換器が必要とされている。変換器は、可変の周波数、周期、および強度を有するDC、AC、熱、EM放射、またはその他のエネルギー源である場合、さまざまなエネルギー形態に対してより優れた入力耐性を有すること、さまざまな電圧、波形および電流をそれらが接続されたアプリケーション負荷へ出力できる機能を有し、単一の単純な電気出力の共通性を有することが非常に必要とされている。さらに、変換器は、周囲温度と熱源との間の温度差が非常に小さい場合に動作する必要がある。そのため、「廃熱変換器」と呼ばれている。
カーバーボルタ効果(CVE)は、大量の電力を提供するために使用することができる動的な物理的効果である。CVEは、導電体内の単一の電力伝送過渡の電力または空間を介しての材料内のエネルギー移動におけるわずかな過渡増加として説明することができる。「動的」という用語は、効果の一時的な性質を説明するために使用されている。それは、材料における、急速な電圧変化、並びにその他の相及び状態の変化などの一時的な事象中に検出され得る。本明細書に記載の装置の実施形態は、熱エネルギーの電気エネルギーへの変換によってこの現象(すなわち、CVE)を利用するように構成される。CVEの大きさは、大きなdV/dt値(時間に対する電圧の変化)に比例する。
本装置の動作及び製造を理解することには、出力回路内にエタロンが存在することを認識することが含まれ、エタロンの実施及び製造のための方法が開示される。
図1は、熱エネルギーを電気エネルギーに変換するためのCVE回路100である。方形波発生器105は、結合インダクタ110の一次側に入る方形波パルス列(連続パルス)を発生させする。結合インダクタの二次側は、非線形抵抗デバイス、または時々、負性抵抗装置112とも呼ばれる、サイリスタなどに接続される。負性抵抗はオプションであり、多くの場合使用されない。負性抵抗素子112は、二次側からの電流を、入力電圧に基づいて、その内部構造によって決定される特定の値に制限する素子として機能する。負性抵抗素子112は、電圧が正の方向に一定量を超えるまで有意の電流を伝導せず、電圧が一定量よりも負になるまで負の電圧範囲では伝導しない。例えば、2つの電圧は+25Vと-25Vであり得る。この電圧特性のために、寄生損失を克服するのに十分な電力が利用可能であれば、結合インダクタの二次側の出力は、常に確実に+25Vおよび-25Vを超える。
負性抵抗装置は、このタイプの動作を提供できる任意の装置とすることができる。装置の例には次のものが含まれるが、これらに限定されない。
1.ガス放電ランプ
2.スパークギャップ
3.ツェナーダイオード
4.サイリスタ
5.トライアック
6.ガンダイオード
7.ダイオード(各種)
8.シリコン制御整流子(SCR)
9.論理回路で制御されるスイッチング素子
変圧器(または結合インダクタ)の駆動電子回路が二次側の出力を正から負にスイングさせると、>25Vから-25Vより負への非常に速い遷移が起こる。次に、これらの高いdV/dtの過渡変化は、CVEが利用されるのに必要な高速電圧スイングを生成するために利用される。したがって、dV/dtが大きいほど(電圧が高く、時間が短いほど)、CVEがより顕著になる。負性抵抗デバイス112と組み合わせた方形波は、この目標を達成するのに役立つ。この例では、キャパシタC1 114とインダクタ116とが発振回路を形成し、その電圧スイングで電流の効果をさらに増幅してC2 118に有用な出力を生成する。C2キャパシタ118は、次に、全体を120で示す1つまたは複数の整流ダイオードに接続され、正の電圧出力V+および負の電圧出力V-の両方をそれぞれ生成する。キャパシタ114とインダクタ116とによって形成される発振回路は、方形波入力信号の周波数より高い周波数で発振する信号を生成することができる。
熱交換器130は、電気エネルギーへの変換のために熱エネルギーの継続的な流入を与える材料のための熱伝導経路を提供する。熱交換器は、回路に熱を受け入れるために使用される任意の装置とすることができる。一例では、所望の誘電率および透磁率を有する材料で満たされた管(例えば、導電性管または非導電性管)が使用される。可能性のある材料には、空気、水、メタノール、エタノール、およびアセトアミド(または水もしくはエタノールなどの液体の溶液)が含まれる。フェライトスラリーも使用できる。材料は、図示されていない外部ポンプを使用して、管を通して送るか、または循環させることができる。あるいは、固体物質を共振空洞内に固定化することができる。続いて、管を通して液体を送り込み、材料と管自体を熱交換させることができる。管は任意の所望の長さにすることができる。例えば、管は長さ1フィートから5フィートにし得る。管は、円形、正方形、長方形、楕円形、平坦側面の楕円形、またはカスタム形状など、任意の所望の断面形状にすることができる。任意の幾何学的形状を使用することもできる(たとえば、N辺の多角形状または折り畳み形状)。断面がどのようなものであっても、管は、流体が通過できる空洞を備えた状態で引き延ばすことができる。管は、本明細書に記載のエタロンとすることができる。管は、導電性材料で作ることができ、固体の導体とすることができる。
図2は、回路200の一般的なバージョンを示す。オプションのドライバ210は、高いdV/dtのパルスの連続ストリームを供給する連続パルス発生器とすることができる。このドライバが、装置に開始インパルスを提供する。これは、装置を動かすためのオン/オフスイッチとして機能し、装置が動作する周波数を制御するのに役立つ。
dV/dt装置220が示されている。図1では、dV/dt装置を、高いdV/dtパルスまたはパルス列を発生させる少なくとも1つの方法を示すために、変圧器または結合インダクタ110として示している。これに代わり、キャパシタまたはキャパシタアレイ、機械的スイッチ、または電場(電荷)または磁場(磁石)を別のコイル、キャパシタ、インダクタ、または別の磁石または磁場に近接させる他のスピン装置または回転装置を使用することもできる。CVE装置には、1つまたは複数の重要な能動装置が組み込まれていてもよい。例としては、サイリスタまたはツェナーダイオードなどの負性抵抗装置がある。
CVEエミッタ230が熱交換器240に結合されて示されている。次に、熱交換器は、CVE受信器250に結合され得る。エミッタ230におけるdV/dt電荷の急速な形成が、エミッタからのエネルギーの「波」の発生をもたらす。このアンテナのようなモードでは、エミッタは真空または空気以外の材料とも接触し得る。この材料は、その比誘電率または比透磁率で特徴付けられる、異なる誘電率または透磁率を有する特性を有し得る。この材料は、導電性材料と接触させることもできる。エミッタ230及びレシーバ250は、エタロンチャンバーの端でインピーダンス変化を生じさせる多種多様な材料(例えば、銅、真ちゅう、青銅、ステンレス鋼、グラフェン)とすることができる。実際、エミッタとレシーバの間の材料に関して、誘電率、透磁率、またはその両方を変化する限り、何でも使用することができる。したがって、エミッタ230は、回路を熱交換器240(エタロンであり得る)に結合し、信号を熱交換器に送信する。レシーバ250は、信号が熱交換器を通過すると、その信号を受信する。
熱交換器240は、CVEエミッタとCVEレシーバとの間にあるものとして示されている。実際には、熱交換器は、エミッタとレシーバを包囲することができる。例えば、熱交換器がその中に空洞を有する管(例えば、エタロン)である場合、エミッタ230とレシーバ250は、管のそれぞれの端に取り付けることができる。熱交換器は、電気エネルギーへの変換のための熱エネルギーを継続的に流入させるために必要な材料の熱伝導路を提供する。この材料は導電性であってもよい。熱交換器は、回路に熱を注入するために使用される任意の装置とすることができる。一例では、所望の誘電率及び透磁率を有する材料で満たされた管(例えば、導電性管または非導電性管)が使用される。可能な材料には、空気、水、メタノール、エタノール、及びアセトアミド(または水、エタノールなどの液体の溶液)が含まれる。フェライトスラリーを使用することもできる。材料は、図示されていない外部ポンプを使用して、熱交換器を通して、送るか、循環させることができる。あるいは、固体材料を共振空洞内に固定することができる。その後、液体を空洞にポンプで送り、材料と空洞自体を熱交換させることができる。したがって、この材料は、CVEエミッタとCVEレシーバの間の媒体として機能することと、熱交換器を循環する外部ソースを有する熱交換器として機能することの2つの目的を有し得る。電子波がCVEエミッタとCVEレシーバの間で送信され、そこに含まれる材料の誘電率と透磁率が共振周波数に影響を与え得る。
CVEレシーバ250が熱交換器に結合されて示されている。CVEレシーバは、熱交換器240と接触していても、(例えば、エアギャップまたは間隔を置いて)接触していなくてもよい。レシーバ250は、波からの電気誘導、熱交換器との電気接触、またはエミッタ230との電気接触によって、CVEにより提供されるエネルギーの増加を得ることができる。レシーバは、変換された熱を電気伝導路に収集して、負荷260によって直接利用するか、または調整回路270によって調整することができる。負荷260は任意所望の負荷とすることができ、抵抗要素(例えば、電球)を有するものとすることができる。調整回路270はCVEレシーバ250に接続されて示されている。この回路270は、通常、AC信号(またはパルスDC)を別の周波数範囲に変換するか、または1つまたは複数のDC電圧に変換する回路である。調整回路の一例としては、フルブリッジ整流器及びキャパシタがあり得る。
電気負荷280は、調整回路270の出力を受け取る。負荷は、電気エネルギーを使用するものであれば何でもよい。これは、電気エネルギー負荷260の直接使用に類似するが、モジュール270からの調整を必要とし得る。モジュール260は、CVEレシーバ250の出力を直接使用する。この出力は、典型的なAC信号特性を有する。抵抗性負荷は、方形波または正弦波のいずれでも、このタイプの電気的特性を許容することができる。
図3は、コンポーネント320への接続によって示されるように、負性抵抗装置345がdV/dt波の放射と共に使用される回路300である。前述したように、負性抵抗装置はオプションである。パルス発生器310は、インダクタまたは変圧器312に結合される。結合されたインダクタまたは変圧器312の二次側の出力は、V340で示される電圧が基準となる。負性抵抗装置345は、インダクタに結合される。コンポーネント320からの波の放射が受信コンポーネント350に結合され得る。受信コンポーネント350も、インダクタに結合され得る。受信コンポーネント320と受信コンポーネント350との間の接続は、破線の双方向矢印によって示され、真空、空気、または均質または不均質の他の誘電体材料とし得る。導電性材料が使用されてもよい。
図4は、増幅のためにエタロンを使用する回路400である。dV/dt装置410は、任意のパルス発生器とし得る。あるいは、上で述べたように、dV/dt装置は、図3に示されているように、負性抵抗装置に結合された変圧器とし得る。コンポーネント420、430の組み合わせは、エタロンまたはファブリペロー干渉計と同様の共振空洞を含む。それは、熱交換器130の説明と同様であり得、負荷なしで示されている。それは、電気的に誘導された波の放射によって、または単に基準用途のための電圧源基準をより高くすることによって、負荷を付けずに利用することを可能にする。負荷(例えば、抵抗性)がある場合、エタロンは、共振が発生したときに限られないが、特に共振が発生したときに、エミッタ及びレシーバと結合コンポーネント自体との間の熱エネルギーをキャプチャすることにより、dV/dt装置から増幅された電力を生成することができる。
光周波数よりはるかに低い活性化周波数を使用することができる。ほとんどの場合、共振空洞内の最低基本波長は、他のコンポーネントの相対的なサイズと比較して非常に長い。共振空洞のサイズを小さくするために、より高い比誘電率または比透磁率の材料を使用して、関連するエタロンの長さを大幅に短くすることができる。装置のこの部分は、コンポーネント420と430との間の点線の両方向矢印によって示されている。
高誘電率キャパシタの場合、3から≧20,000の範囲の比誘電率は珍しいことではない。もっと高い誘電率の材料が知られている。これらの材料は、比誘電率に比透磁率を掛けたものの逆数の平方根などの同様の因子によって、エタロンの長さの大幅な短縮をもたらす。
エタロン440は、コンポーネント420、430の間に示されている。エタロン(波共振空洞)チャンバーは、1つ(または複数)の発振器コンポーネントと見なすことができる。この特定のエタロンは、導体内の電流振動ではなく、放射された電波を含むという点で、ただの電気伝導性の要素とは異なる。中空エタロンはまた、真空または空気よりも大きい誘電率(及び/または透磁率)を有する材料で共振空洞を満たすことができる。この誘電率/透磁率の増加により、基本発振長が減少する。その長さを折りたたむ(または巻く)と、全体のサイズを小さくすることができる。エタロン空洞は、熱の電気エネルギーへの変換のほとんどが行われる場所とすることができる。流体はエタロンの空洞を通って移動することができる。流体はdV/dt波の共振によって絶えず冷却されるとともに、エタロン流体の動きが、外部ソースから熱を運ぶことによって効果的に熱を共振容積に取り込む手段をもたらす。また、共振空洞容積への単純な熱伝導/対流を使用して外部熱源から熱を提供することもでき、例えば、第2の流体(例えば、水)またはヒートパイプを使用することもできる。
エタロン440は、本実施形態では、それを貫通する空洞を備えた円筒管として示されている。ポンプ450は、エタロン440を通して流体を送るために使用される。ヒートシンク460は、周囲環境から熱を抽出し、熱を流体に渡すために使用される。その後、エタロンは熱を電気エネルギーに変換することができる。エタロンは、異なる誘電率及び透磁率を有する材料、例えば、空気、水、メタノール、エタノール、アセトアミド(例えば、水又はエタノールの溶液)などで満たすことができる。より高い誘電率の材料は、より低い駆動周波数を使用して、それでも共振状態にすることができる。エタロンは、コンポーネント420とコンポーネント430との間の電気的結合として機能し、熱交換器としても機能するという2つの目的を有することができる。
エミッタ420及びレシーバ430は、エタロンチャンバーの端でインピーダンス変化を生じさせる多様な材料(例えば、銅、真ちゅう、青銅、ステンレス鋼、グラフェン)とすることができる。インダクタ及びキャパシタなどの異なる電気素子をエミッタ420及びレシーバ430として使用することもできる。実際、エミッタとレシーバの間の材料に関して、それが誘電率、透磁率、またはその両方を変化させる限り、何でも使用することができる。負荷は、レーザーや伝送やアンテナの分野でよく知られているように、ソースと適切なインピーダンス整合が得られるように選択する必要がある。
図5は、エタロンの反射面520及び530の間にある材料510の追加の図式表現である回路500である。熱エネルギー材料510は、エミッタからの到来波またはレシーバからの反射波の透過経路及び/又は反射経路内にある。CVEにより、波のパワーは、両表面の間で波が横断するごとに増強される。このように、波のエネルギーの増加に必要なエネルギーは、エネルギー保存の法則により材料自体に含まれる熱エネルギーから得られるので、材料510は冷却される。
所与の空洞内の共振を達成するためには、空洞の形状を考慮に入れなければならない。正方形または円形の形状はもちろん、長円形、楕円形、多角形、及びその他の幾何学的形状を使用することができる。また、共振空洞を満たす材料は、共振の周波数を決定する役割を果たす。所与の空洞を満たす材料の誘電率または透磁率を増加させると、その共振がより低い周波数に変化する。電波の周波数の場合、空洞の共振周波数は、純粋な真空に対する材料の比誘電率に比透磁率を掛けたものの逆数の平方根に比例する。したがって、より高い透磁率及びより高い誘電率の材料は、エタロン空洞の物理的サイズの縮小をもたらすことができる。
より高い誘電率の材料(熱エネルギー材料)を使用して、真空または空気で満たされた空洞を有するものよりも実質的に短い(よって小さい)エタロン空洞を提供することができる。さらに、材料510は、環境または熱源から空洞への熱伝達を容易にするために熱伝導性とすることができる。熱伝達を促進するために循環させることができるという点で液体材料が魅力的である。使用できる材料は、波自体を透過する材料である。使用可能であるいくつかの材料(またはそれらの混合物、懸濁物質、または懸濁液)は以下の通りであるが、これらに限定されない。
1.チタン酸バリウム
2.その他のペロブスカイト混合金属チタン酸塩
3.フェライト
4.無機酸化物
5.空気
6.有機アルコール
7.波を透過し得る有機材料
8.導電性金属
9.半導体材料
10.炭素の種(グラファイト、グラフェン、フラーレンなど)
11.高調波発生を介して他の周波数でそれ自体が共振する材料(リン光物質、ローダミンなど)
12.水または溶解した塩を有する水、液体、または他の種が懸濁されたまたは均質な水
材料を使用して、空洞を部分的に満たすかまたは完全に満たして、エタロン空洞への熱伝導のための経路を提供するにことができる。負荷540は、抵抗素子を有する負荷などの任意の所望の電気負荷とし得る。dV/dt装置550は、上記のものと同様である。
装置の例として、以下のコンポーネントのセットを使用することができる。
1.変圧器(結合インダクタ)、10:1の変圧比、2Aの定格電流、700uHの2次インダクタンス
2.0.01uF、1000Vセラミックキャパシタ
3.254uHフェライトシングルインダクタ、10Aインダクタ
4.銅管(外径5/8インチ×内径1/2インチ×長さ24インチ)
5.粉末フェライト(125メッシュ)
6.抵抗負荷(110オーム、100W金属皮膜抵抗器)
7.2ピース銅線(10AWG×1インチ長)
8.ツェナーダイオード(1N5388)
図1に示される概略図を使用して説明すると、最初に銅管にフェライト粉末が充填される。それぞれ1本の銅線が管の各端に挿入され、回路の残部に接続するために使用される。変圧器は、1Hzから数ギガヘルツの周波数のパルス電流源によって駆動される。必要な正確な周波数は、変圧器の一次側を駆動するために必要な電力に対する、生成される電力の比を最大化することによって調整することができる。変圧器の二次側は、銅管内の一つの銅線に取り付けられる。残りの銅線を有する銅管の他端は、ツェナーダイオードなどの負性抵抗装置に取り付けられる。ダイオードの他端はインダクタに取り付けられる。残りの接続は、変圧器の出力の二次側に戻される。電気エネルギーは、上記の二次回路のほぼすべての部分に、共振回路で生成された電圧へのタップとして、キャパシタを取り付けることによって取得することができる。キャパシタの残りのリード線は、オプションとして、従来の方法で整流回路に接続して、AC、パルスDC、または平滑化DCの出力にさらに変換することができる。
図6は、一実施形態による電力を発生させるためのフローチャートである。プロセスブロック610において、パルス発生器などによって、パルスの連続ストリームが発生される。パルス発生器は、100V/μsまたは10,000~100,000V/μsまたはそれ以上のdV/dtを持つパルスを発生させることができる。特定の使用例では、3~10V/μsが使用される。場合によっては、1V/μsを使用することができる。プロセスブロック620において、パルスの連続ストリームが貫通空洞を有する管に印加される。管は導電性とすることができ、空洞を通して流体を連続的にポンプで送ることができる(プロセスブロック630)。流体は、ヒートシンクまたは他の発熱体によって暖められ得る。流体は管を通過するときにCVEにより冷却され得る。プロセスブロック640において、流体の熱エネルギーの電気エネルギーへの変換に起因してパルス発生器によって出力された電力よりも大きな電力を有する電気信号を管から出力することができる。いくつかの実施形態では、発振器を使用して、パルス発生器よりも高い周波数でパルスを発生させることができる。
図7は、CVE回路700の別の実施形態を示す。回路700は、発振器702を含み、発振器702は、キャパシタ704とインダクタ706とを含み、LCまたはタンク回路を形成する。キャパシタ704とインダクタ706とは、電気素子708の両側に直列に結合されて示されているが、それらは直列に結合し、電気素子の片側に一緒に配置することもできる。回路700は、熱源または複数の異なる熱源からの追加の熱722の吸収を可能にする追加の表面積を提供するヒートシンク720をさらに備える。ヒートシンク720は、電気素子708に熱的に結合されて、それらの間の熱伝達(例えば、直接接触)を可能にすることができる。熱源は、ヒートシンクが存在する周囲空気を含む電気素子708よりも温かい任意の熱源を含むことができる。回路700は、前述の回路と同様に動作することができ、パルス発生器730は、単一の電気パルス、または高いdV/dt比を有する一連の電気パルスのいずれかを発生させることができる。発振器702は、各パルスに応答して振動信号を発生させることができ、電気素子708は、冷却し、パルス発生器730によって出力された電気パルスの電力を増加させることによって、熱エネルギーを電気エネルギーに変換することができる。ヒートシンク720は、熱722を吸収して、電気エネルギーに変換可能な一定の熱エネルギー源を電気素子708に提供することができる。したがって、負荷740に提供される電力は、パルス発生器730によって生成される電力よりも大きくなる。
CVE変圧器のさらなる利点は、事実上、任意の周波数または周波数の混合を有する実質的に任意の電気入力の形態(AC、DCなど)を容易に受け入れることにある。また、電気出力が一貫して既知のAC波形であり、幅広い電気のフォーマットに比較的簡単に変換できるという利点もある。所望の電気出力の波形及び電圧が入力と同じ場合でも、CVE変圧器は、入力波形を除去し、「クリーニング」し、より一貫した指定の出力にするという価値をもたらすことができる。スプリアスAC信号、DCオフセット、およびその他の形態の不特定の電力汚染を除去することができる。さらに、入力波形の周波数範囲は、入力の高周波成分と低周波成分との両方を同時に使用するために回路を何ら変更する必要なく、出力の周波数範囲より高くすることも低くすることもできる。したがって、入力の全エネルギー量をより容易に利用することができる。これは、電気信号の単純な整流が非常に非効率であり得る数百kHzを超える周波数を有する入力電力にとって特に有用である。
CVE変圧器から利益を得ることができる用途には、電子機器や電気用品に影響を与える可能性のある、落雷、核爆発、化学兵器、太陽関連現象、およびその他の高エネルギーイベントからの電気エネルギーインパルスに起因する大量の電気輸送における電気ノイズの抑制が含まれるが、これらに限定されない。他の熱またはエネルギー源の電気出力への変換による追加エネルギーとともに、1つ以上の電気入力を補充する必要がある他の用途も有効な用途であり得る。
電気エネルギー以外の他の形態のエネルギーを「CVE変圧器」に入力することもできる。エネルギー入力は、熱または熱に変換できるエネルギー源のいずれかである。例としては、運動エネルギー(フライホイール)、音響、光、電磁の放射、磁気、化学、核(原子)、および重力のポテンシャルがある。これらのエネルギー源はすべて、最終的に熱エネルギーの生成につながる。
図8は、使用可能なCVEドライブ802(破線で示す)を含むCVE回路800の別の例である。この例では、電圧源810をスイッチ812と共に使用して、パルスのストリームを供給することができる。スイッチ812は、マイクロプロセッサ(図示せず)によって制御することができる。スイッチ812は、インダクタ822の第1の巻線820に結合される。インダクタ822の第2の巻線824は、直列に結合されたキャパシタ830とインダクタ832に結合され、二次発振器として使用される。エタロン840は、電気素子として使用することができ、キャパシタ830とインダクタ832とによって形成される二次発振器と連動して、電圧源810とスイッチ812とによって生成されるパルスの冷却効果を使用して、熱から電気エネルギーへのエネルギー変換を提供する。エタロン840への熱の注入により、電圧源810により供給されるよりも増加したエネルギーを負荷回路850に供給することができる。
図9は、エタロンとして機能する銅線920に結合されたCVEドライブ910(上記の任意のCVE回路であり得る)を示す。CVEドライブは電気負荷930にも結合することができる。銅線920は、絶縁体の周りに巻き付けられ、熱吸収システム940内に配置され得る。熱吸収システム940は、銅線920より大きい表面積および重量を有する金属ヒートシンクとすることができる。あるいは、熱吸収システム940は、水が銅線よりも大きな表面積を有するような、例えば銅線が水中に沈められている液体ベースのものとしてもよい。したがって、多様な異なる熱吸収システムを使用することができる。
電気エネルギー以外の他の形態のエネルギーをCVEドライブに入力することができる。エネルギー入力は、熱源または熱に変換できるエネルギー源のいずれかである。例としては、運動エネルギー (フライホイール)、音響、光、電磁の放射、磁気、化学、核(原子)、および重力のポテンシャルがある。これらのエネルギー源はすべて、最終的に熱エネルギーの生成を引き起こす。
ワイヤ920と接触できる熱エネルギー源は多数あり得る。任意の数の熱エネルギー源はすべて、熱吸収システム940内に含まれる熱エネルギーに均一化される。いかなる熱も電気エネルギーに変換できるため、熱エネルギーの源および特性は重要ではない。この回路は、熱エネルギーの源が既知の方法によって他の形態の電気エネルギーに変換することが通常困難である場合に有利である。例としては、マルチギガヘルツのマイクロ波、低周波AC、低電圧DCおよびAC、基準化されていないACおよびDC電位、非常に高電圧のACおよびDCなどがある。エネルギーは、赤外線、可視光線、紫外線、およびより高い周波数の領域の電磁波の場合、熱に変換されてから電気エネルギーに変換される。さらに、低品位の廃熱を有用な電気出力に変換することができる。
更なる利点として、CVE回路は、事実上、任意の周波数または周波数の混合を有する実際に任意の電気入力の形態(AC、DCなど)を実質的に受け入れる能力を含む。また、CVE回路は、その電気出力が一貫して既知のAC波形であり、広範な電気のフォーマットに比較的簡単に変換できるという利点も有する。所望の電気出力の波形および電圧が入力と同じである場合でも、CVE回路は、入力波形を除去し、「クリーニング」し、より一貫した指定の出力にするという価値を提供することができる。スプリアスAC信号、DCオフセット、およびその他の形態の不特定の電力汚染を除去することができる。さらに、入力波形の周波数範囲は、入力の高周波成分と低周波成分との両方を同時に使用するために回路を何ら変更する必要なく、出力の周波数範囲より高くすることも低くすることもできる。したがって、入力の全エネルギー量をより容易に利用することができる。これは、電気信号の単純な整流が非常に非効率であり得る数百kHzを超える周波数を有する入力電力に有用であり得る。
CVE回路から利益を得ることができる用途には、電子機器や電気用品に影響を与える可能性のある、落雷、核爆発、化学兵器、太陽関連現象、および他の高エネルギーイベントからの電気エネルギーインパルスに起因する大量電気輸送における電気ノイズの抑制が含まれるが、これらに限定されない。他の熱またはエネルギー源の電気出力への変換からの追加エネルギーとともに、1つまたは複数の電気入力を補充する他の用途も使用することができる。
図10は、CVEドライブ1010が太陽電池パネルの過熱に適用可能であることを示している。この電気回路は、光起電力面1030の背後に取り付けられた銅面などの導電性材料の面1020に電気スイッチパルスを提供する能力を有する。導電性材料1020は取付面1032に取り付けることができる。導電性材料1020は、パルスで駆動されるCVEドライブ1010に応答して冷却する。導体1020は、回路の出力1040でAC電圧を発生させながら、光起電力面1030から低グレードの廃熱を吸収する。取付面1032は、不注意による接触から導体1020を保護し、外部環境に対する熱障壁も提供することができる。
図11は、実質的に任意の周波数の実質的に任意の電圧源または任意の他の潜在的な熱源を単一の制御されたAC電圧出力に変換できる別の実施形態を示す。装置の入力において、装置は、広範囲の電圧、電流、および周波数にわたるAC、DC、パルスDC、またはそれらの混合の電気エネルギーを吸収し、熱エネルギーを直接または電磁吸収によって吸収する。装置は、入力された電気エネルギーを吸収し、エネルギーを熱エネルギーに変換することができ、その後、熱エネルギーを、その入力にどのような電気、電磁気、または熱エネルギーの混合物が与えられたかによらず、単一の電気エネルギーフォーマットにおける出力として電気エネルギーの形態に変換することができる。
CVEドライブ1110の電気エネルギーの出力をさらに変換するための回路は、電気エネルギーを他の電気仕様に変換するために、オプションとして、接続され得る。CVEドライブ1110のAC出力は、6~300kHzで0~600VACの形式から、通常使用のほとんどすべてのDCまたはACの電圧および電流に変換されるのに特に適している。60Hzで120VACまたは50Hzで240Vなどの電圧は、容易にその出力に追加され得る。3.3、5、9、12、24、48、96、200、400VDCなどのDC電圧も、容易にその出力に追加され得る。
熱吸収システム1120は、熱素子を収容するための熱的に隔離された箱、または単に偶発的な接触を防ぐための箱とすることができ、またそれはまったく使用されなくてもよい。複数の抵抗器R1-RNが、電気エネルギー源の入力用の熱吸収システム内に示されている。入力の数は0~Nの範囲とすることができ、Nは任意の整数値である。複数の電圧電流源がある場合、入力は、「リターン」のラベル記号で表されるように、さまざまな源のリターンラインに個別に接続された幾つかの異なる抵抗で構成することができる。ある電圧/電流源から他の電圧/電流源への「クロストーク」を防ぐために、複数のリターンが必要になることがあり得る。抵抗の値は、入力源から必要とされる電力、ならびにその電圧および電流の特性によって決まる。典型的には、抵抗加熱素子は、安全のために、熱伝導性であるが電気的に非伝導性であるハウジング内に封入されるように作られる。典型的な抵抗入力に供給された電気信号は、熱に変換される。次いで、熱吸収システム1120の非導電性ハウジングの内部は、CVEドライブ1110に結合された導体1130と熱的に接触することができ、または代りに、抵抗素子は導体1130に直接取り付けられてもよい。抵抗素子は、電気信号をジュール熱により熱エネルギーに変換するためにカーボンコンポジション抵抗などの単純な抵抗素子で構成される。あるいは、抵抗素子は、可変抵抗を有し得るトランジスタなどの能動的に制御される電子素子であってもよい。他の可変抵抗素子が使用されてもよい。抵抗のワット数は、マイクロワットから数キロワット以上であってよい。
導体1130は、CVEドライブ1110に応答して冷却され、電気的ではない他の熱源、例えば、冷却モジュールへのインターフェースに適した熱特性を有する、加熱された空気、液体、および/または固体などと接触させることもできる。例として、熱吸収システム1120との単純な直接接触は、熱源を導体1130と直接熱伝導接触するように取り付けることによって行われてもよい。あるいは、ポンプ輸送液を使用して抵抗素子から導体1130へ熱を移動させるより複雑な方法が使用されてもよい。さらに、エリア1120は、電磁放射、誘導磁気加温、または他の熱エネルギー源によって加熱されてもよい。
出力は接続された負荷を有し、該負荷はCVEドライブ1110のAC(交流)電気出力をパルスDC(直流)、DC、または所望の他の波形に変換する整流回路とすることができる。装置は、ほぼすべての電圧および波形、またはAC/DC/パルスDC形式の電気エネルギーを吸収することができる。0~50GHzの熱エネルギーの入力を手軽に利用することができる。さらに、他の熱エネルギー源を追加して、CVEドライブ1110の出力の電力を高めることができる。熱吸収システム1120への光子エネルギーの印加も、追加の熱源として実施することができる。一例として、熱吸収システムの側面がEM放射に対して光学的に透明である場合、導体1130は、放射を吸収して熱エネルギーに変換し、次いで電気出力に変換するために直接使用され得る。CVEドライブ1110は非常に低い温度差で作動できるので、通常、高温材料を導体1130自体と接触させる必要はない。これに関連して、通常は廃熱としか見なされない熱源からの熱を熱エネルギーの優れた供給源として使用することができる。
図12は、CVEドライブ1210を使用する別の用途を示す。CVEドライブ1210は、熱吸収システム1222内の導体1220を冷却することができる。原子炉パイル1230は、熱吸収システム1222に隣接することができる。導体1220の冷却効果は、原子炉パイル1230からの廃熱を吸収するために使用することができ、その熱エネルギーをCVEドライブ1210によって電気エネルギーに変換して出力に送ることができる。 CVEドライブは廃熱を電気エネルギーに変換するだけでなく、エネルギー生成装置の安全性も高める。原子炉パイルからの伝熱素子のためのサーキュレータをなくすことによって、装置は、はるかに低い温度レベルで機能し得る固体原子炉とすることができる。原子炉パイルは、熱吸収システム1222内で崩壊し、導体1220のために熱を生成する放射性物質の容器とすることができる。アクティブ制御チェーンプロセスによるアクティブ核反応は、望ましくなく、不要にすることができる。熱源を大幅に簡素化するために密封された容器の放射性熱源が使用され得る。
原子炉自体からの放射性廃棄物は、この変換器の低レベルの熱源としても機能し、タービンを作動させるための高温蒸気の必要性を回避することができる。この場合、低温原子炉を使用することで、原子炉自体の周囲の物理的安全性を中性子の全体的な密度とともに高めることができる。
核熱源をCVEドライブ1210にペアリングするこの方法は、宇宙船に電力を供給するためにも使用することができる。宇宙船が必要とする燃料は核放射性物質であり得るが、低温でのCVEドライブの効率のために原子炉自体ははるかに低い温度で動作する可能性がある。このため、より重いシールドおよび封じ込めの必要性が減り、電力の寿命が長くなる。
CVEドライブ1210からの直接(未修正標準)電気出力は、10Hzから750MHzの範囲の中周波数AC信号であり得るが、正確な周波数はこれらの境界の外にあってもよい。正確な周波数は、導体1220の形状、長さ、および材料によって決まる。この標準出力は、それを使用できる任意の用途のために、さまざまな「負荷」により直接使用することができる。装置の直接出力を使用できる用途には、抵抗発熱素子、誘導コイル、および AC整流素子が含まれる。誘導素子および整流素子は、CVEドライブ1210の直接出力(AC)を他の電気エネルギー波形に変換するためのさらなる回路を含み得る。
図13は、一実施形態による方法のフローチャートである。プロセスブロック1310において、パルスの連続ストリームが発生する。例えば、図1において、パルス発生器105がインダクタ110へのパルスのストリームを発生させることができる。他の例として、図3のパルス発生器310または図7のパルス発生器730を使用することができる。さらに、電圧源810をスイッチ812と共に使用して、パルスの連続ストリームを発生させることができる。プロセスブロック1320において、パルスの連続ストリームが、熱源から熱を受け取る導体に印加される。導体は、図4の440で示されるように、エタロンとすることができる。あるいは、導体はワイヤとしてもよい。熱源は、複数の異なるタイプの熱源のいずれであってもよい。例えば、熱源は、図10に示されるように、ソーラーパワーに関連付ける、または図12に示されるように、原子炉パイルに関連付けることができる。事実上すべての熱源または複数の熱源の組み合わせを使用することができる。プロセスブロック1330において、電気信号を導体から出力させ、図7の負荷740などの出力負荷に供給することができる。出力電気信号は、1つまたは複数の熱源からの熱を電気エネルギーに変換することによって高めることができる。
以下の番号付きパラグラフは、本明細書の実施形態の要約である
パラグラフ1.パルスの連続ストリームを発生させるためのパルス発生器と、
前記パルス発生器に結合され、前記パルスの連続ストリームに応答して冷却するように構成された導体と、
前記導体に隣接して配置された熱源と、
前記導体から放出された電気出力を受け取るための出力部と、
を備える、電気エネルギーを発生させるための回路。
パラグラフ2.前記導体がチューブである、パラグラフ1に記載の回路。
パラグラフ3.前記チューブには真空より大きい所定の誘電率または透磁率を有する材料が充填されている、パラグラフ1または2に記載の回路。
パラグラフ4.前記チューブを通して流体を送るポンプをさらに含む、パラグラフ1~3のいずれかに記載の回路。
パラグラフ5.前記流体が前記チューブと熱を交換し、前記熱源が前記流体に熱を供給する、パラグラフ1~4のいずれかに記載の回路。
パラグラフ6.前記導体が内部に空洞を有するチューブであり、半導体または金属が前記空洞を少なくとも部分的に満たしている、パラグラフ1~5のいずれかに記載の回路。
パラグラフ7.前記熱源が光起電力表面から熱を受け取る、パラグラフ1~6いずれかに記載の回路。
パラグラフ8.前記熱源が原子炉パイルから熱を受け取る、パラグラフ1~7のいずれかに記載の回路。
パラグラフ9.パルスの連続入力ストリームを発生させるステップと、
熱源から熱を受け取る導体に前記パルスの入力ストリームを印加するステップであって、前記パルスの入力ストリームが前記導体を冷却するステップと、
前記導体から電気信号を出力するステップと、
を備える、電気エネルギーを発生させる方法。
パラグラフ10.前記パルスの連続入力ストリームを負性抵抗を介して送信するステップをさらに含む、パラグラフ9に記載の方法。
パラグラフ11.前記導体が内部に空洞を有するチューブである、パラグラフ9~10に記載の方法。
パラグラフ12.前記熱源が光起電力面である、パラグラフ9~11に記載の方法。
パラグラフ13.前記熱源が原子炉パイルである、パラグラフ9~12に記載の方法。
パラグラフ14.前記パルスの連続ストリームが第1の周波数であり、前記導体に結合された発振器回路を使用して、前記第1の周波数よりも高い第2の周波数の信号を発生させるステップをさらに含む、パラグラフ9~13に記載の方法。
パラグラフ15.前記導体がチューブであり、該チューブを通して流体がポンプで送られ、該流体が熱源から熱を受け取る、パラグラフ9~14に記載の方法。
パラグラフ16.第1の電力を有する電気パルスの連続ストリームを発生させるパルス発生器と、
前記パルス発生器に結合され、電気エネルギーを負荷に提供するための導体であって、熱源から熱を受け取るように構成され、前記電気パルスの連続ストリームに応答して冷却するように構成された導体と、
を備える、電気エネルギーを発生させるための装置。
パラグラフ17.前記導体が、前記熱を受け取り、前記熱を電気エネルギーに変換するように構成されたチューブである、パラグラフ16に記載の装置。
パラグラフ18.前記チューブと直列に結合された発振器をさらに含み、前記電気パルスが第1の周波数であり、前記発振器が、第1の周波数より高い第2の周波数でパルスを発生させる、パラグラフ16~17に記載の装置。
パラグラフ19.前記発振器と直列に結合されたサイリスタをさらに含む、パラグラフ16~18に記載の装置。
パラグラフ20.前記電気パルスの連続ストリームが第1の周波数であり、前記導体に結合された発振器回路を使用して、前記第1の周波数より高い第2の周波数で信号を発生させるステップをさらに含む、パラグラフ16~19に記載の装置。
開示された発明の原理が適用され得る多くの可能な実施形態を考慮すれば、例示された実施形態は、本発明の望ましい例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではないことを理解されたい。むしろ、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によって定義される。したがって、我々は、これらの特許請求の範囲内に入るすべてを我々の発明として請求する。

Claims (20)

  1. パルスの連続ストリームを発生させるためのパルス発生器と、
    前記パルス発生器に結合され、前記パルスの連続ストリームに応答して冷却するように構成された導体と、
    前記導体に隣接して配置された熱源と、
    前記導体から放出された電気出力を受け取るための出力部と、
    を備える、電気エネルギーを発生させるための回路。
  2. 前記導体がチューブである、請求項1に記載の回路。
  3. 前記チューブには真空より大きい所定の誘電率または透磁率を有する材料が充填されている、請求項2に記載の回路。
  4. 前記チューブを通して流体を送るポンプをさらに含む、請求項2に記載の回路。
  5. 前記流体が前記チューブと熱を交換し、前記熱源が前記流体に熱を供給する、請求項4に記載の回路。
  6. 前記導体が内部に空洞を有するチューブであり、半導体または金属が前記空洞を少なくとも部分的に満たしている、請求項1に記載の回路。
  7. 前記熱源が光起電力表面から熱を受け取る、請求項1に記載の回路。
  8. 前記熱源が原子炉パイルから熱を受け取る、請求項1に記載の回路。
  9. パルスの連続入力ストリームを発生させるステップと、
    熱源から熱を受け取る導体に前記パルスの入力ストリームを印加するステップであって、前記パルスの入力ストリームが前記導体を冷却するステップと、
    前記導体から電気信号を出力するステップと、
    を備える、電気エネルギーを発生させる方法。
  10. 前記パルスの連続入力ストリームを負性抵抗を介して送信するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記導体が内部に空洞を有するチューブである、請求項9に記載の方法。
  12. 前記熱源が光起電力面である、請求項9に記載の方法。
  13. 前記熱源が原子炉パイルである、請求項9に記載の方法。
  14. 前記パルスの連続ストリームが第1の周波数であり、前記導体に結合された発振器回路を使用して、前記第1の周波数よりも高い第2の周波数の信号を発生させるステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  15. 前記導体がチューブであり、該チューブを通して流体がポンプで送られ、該流体が熱源から熱を受け取る、請求項9に記載の方法。
  16. 第1の電力を有する電気パルスの連続ストリームを発生させるパルス発生器と、
    前記パルス発生器に結合され、電気エネルギーを負荷に提供するための導体であって、熱源から熱を受け取るように構成され、前記電気パルスの連続ストリームに応答して冷却するように構成された導体と、
    を備える、電気エネルギーを発生させるための装置。
  17. 前記導体が、前記熱を受け取り、前記熱を電気エネルギーに変換するように構成されたチューブである、請求項16に記載の装置。
  18. 前記チューブと直列に結合された発振器をさらに含み、前記電気パルスが第1の周波数であり、前記発振器が、第1の周波数より高い第2の周波数でパルスを発生させる、請求項17に記載の装置。
  19. 前記発振器と直列に結合されたサイリスタをさらに含む、請求項18に記載の装置。
  20. 前記電気パルスの連続ストリームが第1の周波数であり、前記導体に結合された発振器回路を使用して、前記第1の周波数より高い第2の周波数の信号を発生させるステップをさらに含む、請求項16に記載の装置。
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