JP2023520514A - マスク型il-15サイトカインおよびその切断産物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片と、マスキング部分と、タンパク質分解的に切断可能なリンカーとを含む、マスク型IL-15サイトカインに関する。マスキング部分は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片をマスクし、それによって、IL-サイトカインまたはその機能的断片のその同族受容体への結合を低減または防止するが、標的部位における切断可能なリンカーのタンパク質分解切断時に、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、活性化され、その同族受容体への結合が可能またはより可能なものになる。【選択図】図2

Description

関連出願の相互参照
本出願は、それぞれが参照によりその全体で本明細書に組み込まれる、2020年4月1日に出願された米国仮出願第63/003,845号、2020年11月13日に出願された第63/113,751号、および2020年11月25日に出願された第63/118,582号の優先権の利益を主張する。
ASCIIテキストファイル上の配列表の提出
ASCIIテキストファイル上の以下の提出の内容は、参照によりその全体で本明細書に組み込まれる:配列表のコンピュータ可読形態(CRF)(ファイル名:737762002940SEQLIST.TXT、記録日:2021年3月25日、サイズ:2,000KB)。
本発明は、マスク型IL-15サイトカイン、ならびにその使用および製造に関連する方法に関する。本発明はまた、該マスク型IL-15サイトカインの切断産物、およびその使用に関連する方法に関する。
がんは、米国で第2の主要な死因であり、次の5つの主要な原因(慢性呼吸器疾患、脳卒中、事故、アルツハイマー病、および糖尿病)よりも多くの死因を占めている。特に標的療法では大きな進歩が遂げられているが、この分野ではまだ多くの研究が残されている。免疫療法およびこの分野の分科である免疫腫瘍学は、悪性腫瘍を治療するための実行可能で刺激的な治療選択肢を生み出している。特に、がんの1つの特徴は免疫回避であり、顕著な努力が、がんを認識および治療するために免疫系を再活性化するための標的を識別し、これらの標的に対する療法を開発してきたことが現在では認識されている。
サイトカイン療法は、免疫系を刺激して抗腫瘍細胞傷害を誘発するための有効な方略である。特に、インターロイキン-2(IL-2)の組換え形態であるアルデスロイキンは、転移性腎細胞がんおよび黒色腫の治療のためにFDAによって承認されている。残念ながら、患者に投与されるサイトカインは、一般的に非常に短い半減期を有し、それによって、頻繁な投与を必要とする。例えば、Proleukinというブランド名で市販されているアルデスロイキンの製品ラベルは、薬剤が5分間の静脈内(IV)投与を受けた患者では85分の半減期を有することが示されたと記載している。加えて、高用量のサイトカインの投与は、全身免疫活性化を通して血管漏出などの有害な健康転帰を引き起こし得る。これらの所見は、全身免疫活性化に関連する副作用を伴わずに腫瘍を効果的に標的化するサイトカイン治療薬を開発する必要性を例証している。本明細書では、この必要性に対処するために、マスクIL-15サイトカイン、該マスクIL-15サイトカインの切断産物、およびその組成物、ならびにその使用方法が提供される。
開示される発明は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片の1つ以上の受容体結合部位においてマスキング部分によってマスクされるように操作される、IL-15サイトカインまたはその機能的断片に関する。IL-15サイトカインは、タンパク質分解的に切断可能なリンカーを含むことによって、腫瘍微小環境内などの標的部位においてプロテアーゼによって活性化可能であるように操作される。マスク型サイトカイン構築物では、マスキング部分は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のその同族受容体への結合を低減または防止する。標的部位における切断可能なリンカーのタンパク質分解切断時に、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、活性化され、その同族受容体への結合が可能またはより可能なものになる。
本明細書に提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-非切断可能L2-MM-切断可能L1-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
HLが、半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、マスク型IL-15サイトカインである。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-非切断可能L2-MM-SD1-CP-SD2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
CPが、切断可能なペプチドであり、SD1が、第1のスペーサードメインであり、SD2が、第2のスペーサードメインである。
いくつかの実施形態では、スペーサードメインは、アミノ酸残基G、SおよびPが豊富である。
いくつかの実施形態では、第1のスペーサードメイン(SD1)は、長さで3~18個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号24~32のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第2のスペーサードメイン(SD2)は、長さで2~10個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号35~40のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-非切断可能L2-MM-[’IL-15Rαドメイン’]-SD1-CP-SD2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
「IL-15Rαドメイン」は、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインである。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-非切断可能L2-MM-SD1-CP-SD2-[’IL-15Rαドメイン’]-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
“IL-15Rαドメイン”が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインである、請求項2~7のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、野生型sushiドメインsIL-15RαまたはsIL-15Rαバリアントを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片は、配列番号55、56、57、および58のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Nを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Qを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26NおよびR35Qを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。(配列番号172、173、174、175、および176を参照されたい。)
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含む、第1のポリペプチドと、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-切断可能L2-C C’を含む、第2のポリペプチドと、を含み、
HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、マスク型IL-15サイトカインである。
いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-SD1-CP-SD2-C C’を含み、
CPは、切断可能なペプチドであり、SD1は、第1のスペーサードメインであり、SD2は、第2のスペーサードメインである。
いくつかの実施形態では、スペーサードメインは、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である。
いくつかの実施形態では、第1のスペーサードメイン(SD1)は、長さで3~18個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号24~32のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第2のスペーサードメイン(SD2)は、長さで2~10個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号35~40のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、
N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖をさらに含み、
「IL-15Rαドメイン」は、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインであり、「IL-15Rαドメイン」は、IL-15サイトカイン(C)に非共有結合される。
いくつかの実施形態では、第2のポリペプチド鎖は、IL-15サイトカインまたはその断片のC’末端に共有結合しているIL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインをさらに含むため、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-SD1-CP-SD2 -C-[’IL-15Rαドメイン’] C’を含み、
IL-15Rαドメインは、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-[’IL-15Rαドメイン’]-SD1-CP-SD2-C C’を含み、
IL-15Rαドメインは、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、野生型sushiドメインsIL-15RαまたはsIL-15Rαバリアントを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片は、配列番号55、56、57、および58のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Nを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Qを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26NおよびR35Qを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。(配列番号172、173、174、175、および176を参照されたい。)
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで4~6個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、「GS」反復を含む。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1-切断可能L1-MM C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-非切断可能L2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、
HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、マスク型IL-15サイトカインである。
いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-SD1-CP-SD2 -MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-非切断可能L2-C C’を含み、
CPは、切断可能なペプチドであり、SD1は、第1のスペーサードメインであり、SD2は、第2のスペーサードメインである。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、
N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖を含み、
「IL-15Rαドメイン」は、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインであり、「IL-15Rαドメイン」は、IL-15サイトカイン(C)に非共有結合される。
いくつかの実施形態では、スペーサードメインは、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である。
いくつかの実施形態では、第1のスペーサードメイン(SD1)は、長さで3~18個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号24~32のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第2のスペーサードメイン(SD2)は、長さで2~10個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号35~40のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで18~22個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその断片は、配列番号2またはその機能的断片を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、少なくとも1つのアミノ酸修飾を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置D22、E46、E53に1つ以上のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置D22、E46、E53、N71、N79、またはN112に1つ以上のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71およびN79にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71およびN112にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N79およびN112にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71、N79、およびN112にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、位置N71に追加の変異を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、位置S73に追加の変異を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、アミノ酸位置N72、N79、V80、T81、およびN112のうちの1つ以上に追加の変異を含む。
いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-SD1-CP-SD2-[CのN’末端ドメイン]-[’IL-15Rαドメイン’]-[C’末端ドメイン]C’を含み、
IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、N’末端ドメインと、C’末端ドメインとを含み、IL-15Rαドメインは、非切断可能な「αサブユニットリンカー」が両側に配置されたIL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで4~6個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、「GS」反復を含む。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、スペーサードメインは、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である。
いくつかの実施形態では、第1のスペーサードメイン(SD1)は、長さで3~18個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号24~32のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第2のスペーサードメイン(SD2)は、長さで2~10個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号35~40のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、野生型sushiドメインsIL-15RαまたはsIL-15Rαバリアントを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片は、配列番号55、56、57、および58のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Nを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Qを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26NおよびR35Qを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。(配列番号172、173、174、175、および176を参照されたい。)
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のN’末端ドメインおよびC’末端ドメインは、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置D22、E46、E53に1つ以上のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のN’末端ドメインおよびC’末端ドメインは、位置N71に追加の変異を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のN’末端ドメインおよびC’末端ドメインは、位置S73に追加の変異を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のN’末端ドメインおよびC’末端ドメインは、アミノ酸位置N72、N79、V80、T81、およびN112のうちの1つ以上に追加の変異を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のN’末端ドメインは、配列番号9のアミノ酸配列を含み、IL-115サイトカインまたはその機能的断片のC’末端ドメインは、配列番号10のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号33のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号34のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なリンカー内の切断可能なペプチドは、配列番号155を含む。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なリンカー内の切断可能なペプチドは、配列番号156を含む。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なリンカーは、SD1-CP-SD2を含み、SD1は、第1のスペーサードメインであり、CPは、切断可能なペプチドであり、SD2は、第2のスペーサードメインであり、CPは、配列番号155に示されるアミノ酸配列を有する。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なリンカーは、SD1-CP-SD2を含み、SD1は、第1のスペーサードメインであり、CPは、切断可能なペプチドであり、SD2は、第2のスペーサードメインであり、CPは、配列番号156に示されるアミノ酸配列を有する。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号41~54、162、163、164、165、166、または167のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号41~54、162、163、164、165、166、167、168、169、170、または171のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、第1の抗体Fcドメインまたはその断片を含み、第2の半減期延長ドメインは、第2の抗体Fcドメインまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、第1のFcドメインは、CH3ドメインまたはその断片を含み、第2のFcドメインは、CH3ドメインまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、第1および/または第2のFcドメインは各々、第1および第2の半減期延長ドメインの非共有結合性会合を促進する1つ以上の修飾を含有する。
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは各々、IgG1 Fcドメインまたはその断片である。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされる、変異Y349C、T366S、L38A、およびY407Vを含む、IgG1 Fcドメインまたはその断片を含み、第1の半減期延長ドメインに「ホール」を形成し、第2の半減期延長ドメインは、変異S354CおよびT366Wを含む、IgG1 Fcドメインまたはその断片を含み、第2の半減期延長ドメインに「ノブ」を形成する。
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは各々、IgG1 Fcドメインまたはその断片であり、各々、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされたアミノ置換N297Aを含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63のアミノ酸配列を含み、その第2の半減期延長ドメインは、配列番号64のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは各々、IgG1 Fcドメインまたはその断片であり、各々、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされたアミノ置換I253Aを含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65のアミノ酸配列を含み、その第2の半減期延長ドメインは、配列番号66のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、IL-15Rβまたはその断片もしくはバリアントを含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、位置C122にアミノ酸置換を有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、位置C122Sにアミノ酸置換を有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、位置C168にアミノ酸置換を有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、位置C168Sにアミノ酸置換を有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、位置C122およびC168にアミノ酸置換を有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸を含む。
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-切断可能L2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、
第3のポリペプチド鎖であって、
N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖と、を含み、
HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まず、
「IL-15Rαドメイン」が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインであり、「IL-15Rαドメイン」が、第2のポリペプチド鎖内のIL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される、マスク型IL-15サイトカインである。
いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-SD1-CP-SD2-C C’を含み、
前記第3のポリペプチド鎖が、
N’IL-15RαドメインC’を含み、
CPは、切断可能なペプチドであり、SD1は、第1のスペーサードメインであり、SD2は、第2のスペーサードメインであり、「IL-15Rαドメイン」は、第2のポリペプチド鎖内のIL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される。
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1-切断可能L1-MM C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-非切断可能L2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、
第3のポリペプチド鎖であって、
N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖と、を含み、
HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まず、
「IL-15Rαドメイン」が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインであり、「IL-15Rαドメイン」が、第2のポリペプチド鎖内のIL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される、マスク型IL-15サイトカインである。
いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-SD1-CP-SD2 -MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-非切断可能L2-C C’を含み、
第3のポリペプチド鎖は、
N’IL-15RαドメインC’を含み、
CPは、切断可能なペプチドであり、SD1は、第1のスペーサードメインであり、SD2は、第2のスペーサードメインであり、「IL-15Rαドメイン」は、第2のポリペプチド鎖内のIL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、IL-15サイトカインのみに非共有結合され、すなわち、第2のポリペプチド鎖と第3のポリペプチド鎖との間に共有結合が存在しない。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、第1の抗体Fcドメインまたはその断片を含み、第2の半減期延長ドメインは、第2の抗体Fcドメインまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63のアミノ酸配列を含み、その第2の半減期延長ドメインは、配列番号64のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、IL-15Rβまたはその断片もしくはバリアントを含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸を含む。
いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号177のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第2のポリペプチド鎖は、配列番号183のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71QおよびN79Qにアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、野生型sushiドメインsIL-15Rαまたはそのバリアントを含む。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1のペプチド鎖は、配列番号68のアミノ酸配列を含み、第2のペプチド鎖は、配列番号83のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1のペプチド鎖は、配列番号177のアミノ酸配列を含み、第2のペプチド鎖は、配列番号193のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1のペプチド鎖は、配列番号177のアミノ酸配列を含み、第2のペプチド鎖は、配列番号194のアミノ酸配列を含む。
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの切断産物であり、該切断産物は、その同族受容体に結合することが可能であり、切断産物は、本明細書に記載されるようにマスク型IL-15サイトカイン中の切断可能なペプチドのタンパク質分解切断によって調製可能である、IL-15サイトカインまたはその機能的断片を含む。
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの切断産物であり、切断産物は、その同族受容体に結合することが可能であり、切断産物は、
PCP-SD-Cを含む、ポリペプチドを含み、
PCPは、タンパク質分解的に切断可能なペプチドの一部であり、SDは、スペーサードメインであり、Cは、IL-15サイトカインまたはその機能的断片である。
いくつかの実施形態では、SDは、本明細書に記載されるSD2である。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なペプチドは、本明細書に記載される。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその断片は、本明細書に記載される。
いくつかの実施形態では、切断産物は、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインをさらに含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片は、IL-15サイトカイン(C)に非共有結合される。
いくつかの実施形態では、切断産物は、
PCP-SD-[’IL-15Rαドメイン’]-Cを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、
PCP-SD-C-[’IL-15Rαドメイン’]を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片は、配列番号55、56、57、および58のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Nを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Qを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26NおよびR35Qを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを有する配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。(配列番号172、173、174、175、および176を参照されたい。)
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの切断産物であり、切断産物は、その同族受容体に結合することが可能であり、切断産物は、
PCP-SD2-[CのN’末端ドメイン]-[’IL-15Rαドメイン’]-[CのC’末端ドメイン]を含み、
IL-15Rαドメインは、非切断可能な「αサブユニットリンカー」が両側に配置されたIL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む。
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの切断産物であり、切断産物は、その同族受容体に結合することが可能であり、切断産物は、
第1のポリペプチド鎖であって、
HL1-SD-PCPを含み、
HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、SDが、スペーサードメインであり、PCPが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドの一部である、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
HL2-L2-Cを含む、ポリペプチドを含み、
HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、リンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片である、第2のポリペプチド鎖とを含む、タンパク質ヘテロ二量体を含み、
第1の半減期延長ドメインは、第2の半減期延長ドメインと会合する。
いくつかの実施形態では、SDは、本明細書に記載されるSD1である。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なペプチドは、本明細書に記載される。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその断片は、本明細書に記載される。
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは、本明細書に記載される。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーL2は、本明細書に記載される。
いくつかの実施形態では、切断産物は、IL-15サイトカイン(C)に非共有結合されたIL-15Rαサブユニットまたはその断片をさらに含む。
本明細書で提供されるものは、配列番号104,105,106,107,108,109,110,111,112,113,114,115,116,117,118,119,120,121,122,123,124,125,126,136,137,138,139,140,141,142および143、ならびに144~147、および199~228、および307から選択されるアミノ酸配列を含む切断産物である。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインをコードする核酸である。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインの鎖のうちの1つをコードする核酸である。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載される核酸を含む、ベクターである。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインをコードする核酸を含む、ベクターである。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインの鎖のうちの1つをコードする核酸を含む、ベクターである。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載される核酸を含む宿主細胞である。
一実施形態では、宿主細胞は、HEK細胞である。別の実施形態では、宿主細胞は、CHO細胞である。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインを含む組成物である。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインと、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物である。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、単一単位剤形である。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、静脈内投与のために製剤化され、単一単位剤形である。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、注射のために製剤化され、単一単位剤形である。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、液体であり、単一単位剤形である。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカイン、または本明細書に記載される組成物、もしく本明細書に記載される医薬組成物を含む、キットである。
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインを産生する条件下で、本明細書に記載される宿主細胞を培養することを含む、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインを産生する方法である。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載される切断産物をコードする核酸である。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載される切断産物を含む組成物である。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載される切断産物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物である。
本明細書で提供されるものは、薬物に使用するための、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインである。
本明細書で提供されるものは、薬物に使用するための、本明細書に記載される切断産物である。
本明細書で提供されるものは、対象においてがんを治療または予防する方法であって、有効量の本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインを対象に投与することを含む、方法である。
本明細書で提供されるものは、対象においてがんを治療または予防する方法であって、有効量の本明細書に記載される組成物を対象に投与することを含む、方法である。
本明細書で提供されるものは、対象においてがんを治療または予防する方法であって、夕刻量の本明細書に記載される医薬組成物を対象に投与することを含む、方法である。
本明細書で提供されるものは、対象においてがんを治療または予防する方法であって、有効量の本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインを対象に投与することを含み、それによって、マスク型サイトカインが、インビボでタンパク質分解的に切断され、本明細書に記載される切断産物を産生する、方法である。
本明細書で提供されるものは、対象においてがんを治療または予防する方法であって、その同族受容体に結合することが可能である切断産物をインビボで産生するステップを含み、切断産物が、本明細書に記載される、方法である。
いくつかの実施形態では、がんは、固形腫瘍である。
本明細書で提供されるものは、がんの治療または予防に使用するための、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインである。
本明細書で提供されるものは、がんを治療または予防する方法に使用するためのマスク型IL-15サイトカインであって、方法が、有効量のマスク型IL-15サイトカインを対象に投与することを含み、それによって、マスク型サイトカインが、インビボでタンパク質分解的に切断され、本明細書に記載される切断産物を産生する、マスク型IL-15サイトカインである。
いくつかの実施形態では、がんは、固形腫瘍である。
本明細書で提供されるものは、がんの治療または予防に使用するための、本明細書に記載される切断産物である。
本明細書で提供されるものは、がんの治療または予防に使用するための、本明細書に記載される切断産物であって、方法が、本明細書に記載されるマスク型サイトカインを患者に投与し、それによって、インビボでマスク型サイトカインのタンパク質分解切断によって切断産物を産生するステップを含む、切断産物である。
本明細書で提供されるものは、対象においてがんを治療または予防する方法に使用するための、本明細書に記載される切断産物であって、方法が、対象に投与された本明細書に記載されるマスク型サイトカインからインビボのタンパク質分解切断によって切断産物を産生するステップを含む、切断産物である。
いくつかの実施形態では、がんは、固形腫瘍である。
マスキング部分と、サイトカインまたはその機能的断片(「サイトカイン」)と、半減期延長ドメインと、第1の切断可能なペプチド(「1CP」)、第1のN末端スペーサードメイン(「1NSD」)、および第1のC末端スペーサードメイン(「1CSD」)を含む、第1のリンカーとを含む、マスク型サイトカインの例示的実施形態の構造を示す。これらの例示的実施形態はまた、第2の切断可能なペプチド(「2CP」)、第2のN末端スペーサードメイン(「2NSD」)、および第2のC末端スペーサードメイン(「2CSD」)を含む、第2のリンカーも含む。矢印によって示されるように、例示的実施形態は、第1のリンカーに連結されたマスキング部分を示し、サイトカインまたはその機能的断片は、第1のリンカーおよび第2のリンカーに連結され、マスキング部分およびサイトカインまたはその機能的断片は、サイトカインまたはその機能的断片が第1のリンカーに連結され、マスキング部分が第1のリンカーおよび第2のリンカーに連結されるように、交換され得る。図1は、単量体としてのマスク型サイトカインの例示的実施形態の構造を示す。 マスキング部分と、サイトカインまたはその機能的断片(「サイトカイン」)と、第1の半減期延長ドメインと、第2の半減期延長ドメインとを含む、マスク型サイトカインの例示的実施形態の構造を示す。図2に示される例示的実施形態はまた、第1の切断可能なペプチド(「1CP」)、第1のN末端スペーサードメイン(「1NSD」)、および第1のC末端スペーサードメイン(「1CSD」)を含む、第1のリンカーと、第2の切断可能なペプチド(「2CP」)、第2のN末端スペーサードメイン(「2NSD」)、および第2のC末端スペーサードメイン(「2CSD」)を含む、第2のリンカーとを含む。例示的な第1および第2の半減期延長ドメインは、第1の半減期延長ドメイン内の「ホール」および第2の半減期延長ドメイン内の「ノブ」によって示されるように、第2の半減期延長ドメインとの第1の半減期延長ドメインの会合を促進する「ノブ・イントゥ・ホール(knobs into holes)」修飾を含む。第1の半減期延長ドメインおよび第2の半減期延長ドメインはまた、ジスルフィド結合の形成により、少なくとも部分的に会合するものとして示される。「ホール」は、(マスキング部分に連結された)第1の半減期延長ドメインの一部としては描写され、「ノブ」は、(サイトカインに連結された)第2の半減期延長ドメインの一部として描写され、「ホール」および「ノブ」は、代替的に、「ホール」が(サイトカインに連結された)第2の半減期延長ドメインの一部であり、「ノブ」が(マスキング部分に連結された)第1の半減期延長ドメインの一部であるように、それぞれ、第2の半減期延長ドメインおよび第1の半減期延長ドメインに含まれ得ることを理解されたい。 腫瘍微小環境などにおけるプロテアーゼによる切断の前(左)および後(右)のマスク型サイトカインの例示的実施形態を示す。図3A-Bは、マスク型IL-2サイトカインの例示的実施形態を示す。プロテアーゼによる切断は、マスキング部分(例えば、図3Bに示されるようなIL-2Rβ)を放出するか、またはIL-2(図3A)を放出する。 IL-2構築物(AK304、AK305、AK307、AK308、AK309、AK310、AK311、AK312、AK313、AK314、およびK315)の産生および精製後の、フロースルー(FT)サンプル(すなわち、プロテインAカラムに結合しなかったタンパク質)および溶出(E)サンプル(すなわち、プロテインAカラムに結合し、そこから溶出されたタンパク質)についてのSDS-PAGE分析を示す。 CD25-Fcへの例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物(AK168)またはrhIL-2対照の結合を試験したSPR分析からの結果を示す。図5Aは、AK168とCD25-Fcとの間の相互作用を示す。図5Bは、MMPで活性化されたAK168とCD25-Fcとの間の相互作用を示し、図5Cは、組換えヒトIL-2(rhIL2)対照とCD25-Fcとの間の相互作用を示す。図5Dは、会合定数(ka)、解離定数(kd)、平衡解離定数(KD)、ならびに各相互作用のChi2値およびU値について取得されたデータを要約する表を提供する。 CD122-Fcへの例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物(AK111)またはrhIL2対照の結合を試験したSPR分析からの結果を示す。図6Aは、AK111とCD122-Fcとの間の相互作用を示す。図6Bは、プロテアーゼで活性化されたAK111とCD122-Fcとの間の相互作用を示し、図6Cは、組換えヒトIL-2(rhIL-2)対照とCD122-Fcとの間の相互作用を示す。図6Dは、会合定数(ka)、解離定数(kd)、平衡解離定数(KD)、ならびに各相互作用のChi2値およびU値について取得されたデータを要約する表を提供する。 腫瘍微小環境などにおけるプロテアーゼによる切断の前(左)および後(右)のマスク型サイトカインの例示的実施形態を示す。 Fc部分からのIL-2の放出を実証する、MMP10プロテアーゼの非存在下(左レーン)または存在下(右レーン)でインキュベートされた例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物のSDS-PAGE分析を示す。 対照として構築物AK032、AK035、AK041、またはrhIL-2で治療されたPBMCにおけるSTAT5活性化(%)を示す。STAT5活性化のレベル(%)は、rhIL-2(図8A)、AK032(図8B)、AK035(図8C)、またはAK041(図8D)を用いたインキュベーション後に決定される、NK細胞、CD8+T細胞、エフェクターT細胞(Teff)、および調節性T細胞(Treg)について示される。 構築物AK081またはAK032で治療されたPBMCにおけるSTAT5活性化(%)を示す。MMP10への事前曝露の有無を問わないAK081構築が試験された。アイソタイプ対照ならびにIL-2陰性対照も試験された。STAT5活性化のレベル(%)は、NK細胞(図9A)、CD8+T細胞(図9C)、およびCD4+T細胞(図9B)について示される。 構築物AK081およびAK111、ならびにrhIL-2および抗RSV抗体を含んだ対照を使用した、PBMCにおけるSTAT5活性化研究からの結果を示す。無治療対照も試験された。EC50(pM)もまた、rhIL-2、AK081、およびAK111治療について示される。STAT5活性化(%)が、CD4+FoxP3+CD25+細胞(図10A)、CD8+細胞(図10B)、およびCD4+FoxP3-CD25-細胞(図10C)について示される。図10Dは、AK081、AK111構築物、ならびにrhIL-2対照のEC50(pM)および倍率変化データを提供する。 構築物AK167およびAK168、ならびにrhIL-2および抗RSV抗体を含む対照を使用したPBMCにおけるSTAT5活性化研究の結果を示す。無治療対照も試験された。EC50(pM)もまた、rhIL-2、AK167、およびAK168治療について示される。STAT5活性化(%)が、CD4+FoxP3+CD25+細胞(図11A)、CD8+細胞(図11B)、およびCD4+FoxP3-CD25-細胞(図11C)について示される。図11Dは、AK167およびAK168構築物、ならびにrhIL-2対照についてEC50(pM)および倍率変化データを提供する。 (+MMP10)であったか、または以前にMMP10プロテアーゼに曝露されなかった、構築物AK165もしくはAK166、またはアイソタイプ対照もしくはIL-2-Fc対照で治療されたPBMCにおけるSTAT5活性化(%)を示す。図12Aに示されるような凡例は、図12Bにも適用され、図12Cに示されるような凡例は、図12Dにも適用される。STAT5活性化(%)が、CD4+FoxP3+T調節性細胞(図12A)、CD4+FoxP3-Tヘルパー細胞(図12B)、CD8+細胞傷害性T細胞(図12C)、およびCD56+NK細胞(図12D)について示される。 (+MMP10)であったか、または以前にMMP10プロテアーゼに曝露されなかった、構築物AK109もしくはAK110、またはアイソタイプ対照もしくはIL-2-Fc対照で治療されたPBMCにおけるSTAT5活性化(%)を示す。図12Bに示されるような凡例は、図13Aにも適用される。STAT5活性化(%)が、NK細胞(図13A)、CD8細胞(図13B)、およびCD4細胞(図13C)について示される。 構築物AK211、AK235、AK253、AK306、AK310、AK314、およびAK316、ならびにrhIL-2対照を使用したPBMCにおけるSTAT5活性化試験からの結果を示す。STAT5活性化(%)が、CD3+CD4+FoxP3+細胞(図14A)、CD3+CD4+FoxP3-細胞(図14B)、およびCD3+CD8+細胞(図14C)について示される。図14Dは、試験された構築物の各々ならびにrhIL-2対照のEC50データを提供する。 プロテアーゼによって活性化された構築物AK081、AK167、AK216、AK218、AK219、AK220、およびAK223、ならびにrhIL-2対照を使用したPBMCにおけるSTAT5活性化試験からの結果を示す。STAT5活性化(%)が、CD4+FoxP3+CD25+調節性T細胞(図15A)、CD4+FoxP3-CD25-細胞(図15B)、およびCD8+細胞(図15C)について示される。図15Dは、試験された構築物の各々ならびにrhIL-2対照のEC50データを提供する。 構築物AK081、AK189、AK190、もしくはAK210、または抗RSV対照で治療されたPBMCにおけるSTAT5活性化(%)を示す。図16Aに示されるような凡例は、図16Bおよび16Cにも適用される。STAT5活性化(%)が、調節性T細胞(図16A)、CD4ヘルパーT細胞(図16B)、およびCD8細胞(図16C)について示される。 構築物AK167、AK191、AK192、もしくはAK193、または抗RSV対照で治療されたPBMCにおけるSTAT5活性化に(%)を示す。図17Aに示されるような凡例は、図17Bおよび17Cにも適用される。STAT5活性化(%)は、調節性T細胞(図17A)、CD4ヘルパーT細胞(図17B)、およびCD8細胞(図17C)について示される。 構築物AK032、AK081、AK111、AK167、もしくはAK168、または抗RSV対照を使用して担腫瘍マウスで実行された薬物動態研究からの結果を示す。図18Aは、試験された構築物の各々の構造の単純な描写を提供する。図18Bは、ヒトIgGを検出することによって血漿中のFcレベル(μg/mL)を示し、図18Cは、ヒトCD122を検出することによって血漿中のFc-CD122レベル(μg/mL)を示し、図18Dは、ヒトIL-2を検出することによって血漿中のFc-IL2レベル(μg/mL)を示す。検出ステップの前に、抗ヒトIGが、捕捉抗体として使用された。 構築物AK167、AK191、AK197、AK203、AK209、もしくはAK211、または抗RSV対照を使用して担腫瘍マウスで実行された薬物動態研究からの結果を示す。図19Aは、試験された構築物の各々の構造の単純な描写を提供する。図19Bは、ヒトIgGを検出することによって血漿中のFcレベル(μg/mL)を示し、図19Cは、ヒトIL-2を検出することによって血漿中のFc-IL-2レベル(μg/mL)を示し、図19Dは、ヒトCD122を検出することによって血漿中のFc-CD122レベル(μg/mL)を示す。検出ステップの前に、抗ヒトIGが、捕捉抗体として使用された。 AK032、AK081、AK111、AK167、もしくはAK168構築物、または抗RSV IgG対照を使用して、脾臓、血液、および腫瘍中のCD4、CD8、NK、およびTregのインビボ応答率を試験した研究からの結果を示す。脾臓組織については、CD3細胞のCD8細胞%(図20A)、CD3細胞のCD4%(図20B)、CD3-細胞のNK細胞%(図20C)、およびCD4細胞のFoxP3%(図20D)が示される。血液については、CD3細胞のCD8細胞%(図20E)、CD3細胞のCD4%(図20F)、CD3-細胞のNK細胞%(図20G)、およびCD4細胞のFoxP3%(図20H)が示される。腫瘍組織については、CD3細胞のCD8細胞%(図20I)、CD3細胞のCD4%(図20J)、CD3-細胞のNK細胞%(図20K)、およびCD4細胞のFoxP3%(図20L)が示される。 AK167、AK168、AK191、AK197、AK203、AK209、もしくはAK211構築物、または抗RSV IgG対照を使用して、脾臓、血液、および腫瘍中のCD4、CD8、NK、およびTregのインビボ応答率を試験した研究からの結果を示す。脾臓組織については、CD3細胞のCD8細胞%(図21A)、CD3細胞のCD4%(図21B)、CD3-細胞のNK細胞%(図21C)、およびCD4細胞のFoxP3%(図21D)が示される。血液については、CD3細胞のCD8細胞%(図21E)、CD3細胞のCD4%(図21F)、CD3-細胞のNK細胞%(図21G)、およびCD4細胞のFoxP3%(図21H)が示される。腫瘍組織については、CD3細胞のCD8細胞%(図21I)、CD3細胞のCD4%(図21J)、CD3-細胞のNK細胞%(図21K)、およびCD4細胞のFoxP3%(図21L)が示される。 AK235、AK191、AK192、AK193、AK210、AK189、AK190、もしくはAK211構築物、または抗RSV IgG対照を使用して、脾臓、血液、および腫瘍中のCD4、CD8、NK、およびTregのインビボ応答率を試験した研究からの結果を示す。脾臓組織については、CD3細胞のCD8細胞%(図22A)、CD3細胞のCD4%(図22B)、CD3-細胞のNK細胞%(図22C)、およびCD4細胞のFoxP3%(図22D)が示される。血液については、CD3細胞のCD8細胞%(図22E)、CD3細胞のCD4%(図22F)、CD3-細胞のNK細胞%(図22G)、およびCD4細胞のFoxP3%(図22H)が示される。脾臓組織については、CD3細胞のCD8細胞%(図22I)、CD3細胞のCD4%(図22J)、CD3-細胞のNK細胞%(図22K)、およびCD4細胞のFoxP3%(図22L)が示される。 AK235、AK191、AK192、AK193、AK210、AK189、AK190、またはAK211構築物を使用した、脾臓、血液、および腫瘍におけるインビボT細胞活性化からの結果を示す。T細胞活性化が、脾臓、血液、および腫瘍中のCD8+T細胞(図23A、図23D、図23G)、CD4+T細胞(図23B、図23E、図23H)、またはFoxp3+細胞(図23C、図23F、図23I)におけるCD25の平均蛍光強度(MFI)として測定された。統計分析が、非切断可能なAK211構築物と比較して、一元配置分散分析を使用して実施された。 例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK168(切断可能なペプチド配列:MPYDLYHP、配列番号24)およびAK209(切断可能なペプチド配列:VPLSLY、配列番号28)のインビボ切断を試験した研究からの結果を示す。図24Eは、AK167、AK168、およびAK209構築物の合計レベル、ならびに各構築物の非切断形態のレベルについて、総血漿中IgG濃度(μg/mL)の薬物動態研究からの結果を示す。 例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK111もしくはAK168、または非マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK081もしくはAK167、または抗RSV対照を使用して血管漏出を評価したインビボ研究からの結果を示す。図25Aは、体重減少の割合(%)を示し、図25B、25C、および25Dは、それぞれ、各々について肝臓、肺、および脾臓の重量をグラムで示す。 AK081、AK111、AK167、もしくはAK168構築物、または抗RSV対照の投与後の肝臓および肺組織内への染料漏出の程度を測定することによって示される血管漏出を評価したインビボ研究からの結果を示す。肝臓(図26A)および肺(図26B)内への染料漏出の程度が、650nmにおける吸光度に基づいて測定された。 AK081、AK111、AK167、もしくはAK168構築物、または抗RSV対照の投与後の肝臓および肺組織内への単核細胞血管周囲浸潤の程度を測定することによって示される血管漏出を評価したインビボ研究からの結果を示す。肝臓内の単核細胞の平均数(図27A)および肺内の単核細胞の平均数(図27B)が、各々について描写される。 AK032、AK081、AK111、AK167、もしくはAK168構築物、または抗RSV対照を用いた治療過程にわたって腫瘍体積および体重を評価した同系腫瘍モデル研究からの結果を示す。図28Aは、治療過程にわたる腫瘍体積についてのデータを示し、図28Bは、治療過程にわたる体重の変化率(%)についてのデータを示す。 I253A FcRn変異を伴うAK471が、TMEにおいて堅調なCD8 T細胞の拡張を誘発した一方で、周辺では不活性のままであったことを示す。 AK471が、アグリコ-hIgG1と比較して、わずかに短い半減期を有することを示す。 血漿中のAK471で切断または切除の証拠がないことを示す。 実施例5の結果を示す。 実施例5の結果を示す。 実施例6iの結果を示す。 実施例6iiの結果を示す。 実施例6iiiの結果を示す。 実施例6ivの結果を示す。 実施例6vの結果を示す。 実施例6viの結果を示す。 実施例6viiの結果を示す。 実施例6viiiの結果を示す。 実施例6ixの結果を示す。 実施例6xの結果を示す。 (+MMP)を伴う、もしくは活性化プロテアーゼへの事前の曝露を伴わない、例示的マスク型IL-15ポリペプチド構築物AK248、または対照としてのrhIL-15についてのレポーターバイオアッセイからの結果を示す。図44Aは、HEK-Blue IL2レポーター細胞株を使用したレポーターバイオアッセイからの結果を示し、図44Bは、マウスCTLL2細胞株を用いたIL-15バイオアッセイを使用したレポーターバイオアッセイからの結果を示す。 実施例7の結果を示す。 実施例8の結果を示す。 実施例8の結果を示す。 実施例8の結果を示す。 実施例8の結果を示す。 実施例8の結果を示す。 実施例8の結果を示す。 AK244、AK507、またはXTX200構築物を使用して、脾臓および腫瘍中のB16F10マウスモデルにおけるCD8 T細胞およびNK細胞のインビボ応答を試験した研究からの結果を示す。脾臓組織については、CD8 T細胞(図52A)、NK細胞(図52B)が示される。腫瘍については、CD8 T細胞(図52C)、NK細胞(図52D)が示される。 0.5mpk、1.5mpk、および5.0mpkの投与量において構築物AK244、AK507、およびXTX200を使用して、担腫瘍マウスで実行された薬物動態研究からの結果を示す。図53は、ヒトIgGを検出することによって血漿中のFcレベル(μg/mL)を示す。 例示的構築物AK244、AK507、AK443、およびXTX200を使用して、脾臓重量および肺重量を評価したインビボ研究の結果を示す。図54Aは、脾臓重量をグラム(g)で示す。図54Bは、肺重量をグラム(g)で示す。 AK507、AK564、AK595、およびAK596を使用して、例示的IL-15構築物にマスキング部分を追加する効果を評価する研究からの結果を示す。AK253は、非マスク型陽性対照である、IL-2である。図55Aは、日数で測定された半減期に対する効果を示す。図55Bは、1日μg/mlで測定された薬剤曝露に対する効果を示す。 例示的な非切断可能なマスク型IL-15構築物AK564およびAK596、非マスク型IL-15構築物AK507およびAK595、ならびに対照としてのXTX200およびビヒクルを使用して、体重減少の割合(%)を評価したインビボ研究からの結果を示す。図56Aは、野生型IL-15ドメインを含む構築物AK507およびAK564の体重減少の割合(%)を示す。図56Bは、IL-15ドメインに単一変異(N71Q)を含む、構築物AK595およびAK596の体重減少の割合(%)を示す。 例示的な非切断可能なマスク型IL-15構築物AK564およびAK596、非マスク型IL-15構築物AK507およびAK595、ならびに対照としてAK253およびビヒクルを使用して、腫瘍中の(CD4+の)Tregs%および(CD45+の)CD8+%を評価したインビボ研究からの結果を示す。図57Aは、Treg%を示す。図57Bは、CD8+%を示す。 例示的な非切断可能なマスク型IL-15構築物AK564またはAK596、非マスク型IL-15構築物AK507またはAK595、ならびに対照としてのAK253およびビヒクルを使用して、腫瘍中のCD8:Treg比を評価したインビボ研究からの結果を示す。 例示的な非切断可能なマスク型IL-15構築物AK564またはAK596、非マスク型IL-15構築物AK507またはAK595、ならびに対照としてのAK253およびビヒクルを使用して、腫瘍中の(CD45+の)NK細胞%を評価したインビボ研究からの結果を示す。 例示的な非切断可能なマスク型IL-15構築物AK564またはAK596、非マスク型IL-15構築物AK507またはAK595、ならびに対照としてのAK253およびビヒクルを使用して、腫瘍中の%Ki-67+NK細胞および%ICOS+NK細胞を評価したインビボ研究からの結果を示す。図60Aは、Ki-67+NK細胞%の結果を示す。図60Bは、ICOS+NK細胞%の結果を示す。 は、例示的な非切断可能なマスク型IL-15構築物AK564またはAK596、非マスク型IL-15構築物AK507またはAK507またはAK595、ならびに対照としてのAK253およびビヒクルを使用して、腫瘍中のKi-67+Treg%、Ki-67+Tconv%、Ki-67+CD8+%、およびKi-67+NK細胞%を評価したインビボ研究からの結果を示す。図61Aは、Ki-67+Treg%の結果を示す。図61Bは、Ki-67+Tconv%の結果を示す。図61Cは、Ki-67+CD8+%の結果を示す。図61Dは、Ki-67+NK細胞%の結果を示す。 AK564、AK596、AK906、AK907、AK908、AK909、AK910、およびAK911のSDS-PAGE分析からのゲル画像結果を示す。 CHO-K1細胞内のマスク型および非マスク型IL-15構築物の活性化を試験するために使用されたHEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果を示す。 ペプチド基質を含まない例示的IL-15構築物AK904およびAK910、ペプチド基質を含むAK929、AK935、AK931、AK937、AK934、AK933、AK939、およびAK940を使用した、SDS-PAGEおよびHEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果を示す。図64A~64Dは、SDS-PAGEゲルの結果を示す。図65A~65Jは、HEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果を示す。 ペプチド基質を含まない例示的IL-15構築物AK904およびAK910、ペプチド基質を含むAK929、AK935、AK931、AK937、AK934、AK933、AK939、およびAK940を使用した、SDS-PAGEおよびHEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果を示す。図64A~64Dは、SDS-PAGEゲルの結果を示す。図65A~65Jは、HEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果を示す。 ペプチド基質を含まない例示的IL-15構築物AK904およびAK910、ならびにペプチド基質を含む構築物AK932、AK938、AK930、およびAK936を使用した、SDS-PAGEおよびHEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果を示す。図66A~66Dは、SDS-PAGEゲルの結果を示す。図67A~67Fは、HEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果を示す。 ペプチド基質を含まない例示的IL-15構築物AK904およびAK910、ならびにペプチド基質を含む構築物AK932、AK938、AK930、およびAK936を使用した、SDS-PAGEおよびHEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果を示す。図66A~66Dは、SDS-PAGEゲルの結果を示す。図67A~67Fは、HEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果を示す。 例示的構築物rhIL-15、AK507、AK564、およびAK564を使用した、実施例16のSPR研究の結果を示す。 例示的構築物rhIL-15、AK507、AK564、およびAK564を使用した、実施例16のSPR研究の結果を示す。
マスキング部分を使用することにより、投与されたIL-15サイトカインまたはその機能的断片の全身的副作用は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のその同族受容体への結合能力を妨害することによって低減され得る。
インターロイキン-15受容体は、IL-15に結合するI型サイトカイン受容体である。IL-15Rαサブユニットからなり、IL-2受容体と共通のβおよびγサブユニットを共有する(IL-2Rβ鎖は、CD122とも呼ばれ、IL-2Rγ鎖は、CD132とも呼ばれる)。共有サブユニットは、IL-15およびIL-2の多くの重複生物学的効果の基礎を形成する。IL-15Rαは、非常に高い親和性でIL15に特異的に結合し、βおよびγサブユニットから独立してIL-15に結合することが可能である。本明細書で使用される場合の「IL-15R」という用語は、IL-15Rα鎖、IL-2Rβ鎖、およびIL-2Rγ鎖という3つの別個の非共有結合鎖を含む、高親和性IL-15受容体複合体を指す。IL-15は、IL-15Rα鎖、IL-2Rβ鎖およびIL-2Rγ鎖のヘテロ二量体、ならびにIL-2Rβ鎖およびIL-2Rγ鎖と組み合わせたIL-15Rα鎖に結合することが可能である。場合によっては、この用語はまた、IL-15Rα鎖、IL-2Rβ鎖、またはIL-2Rγ鎖、もしくはそれらの組み合わせを包含する。
したがって、いくつかの実施形態では、IL-15RαへのIL-15サイトカインまたはその機能的断片の結合を低減または防止する、マスキング部分が採用される。全身的効果をさらに低減するために、いくつかの実施形態では、IL-15受容体のIL-15Rβおよび/またはIL-15RγサブユニットのIL-15サイトカインまたはその断片の結合もまた、マスク型サイトカイン中のマスキング部分によって低減または防止され得る。
タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含むリンカーを使用して、IL-15サイトカインまたはその機能的断片をマスクすることにより、マスキング部分を使用することによって妨害される結合能力は、腫瘍微小環境における切断可能なペプチドの切断によって復元され得る。したがって、本明細書で提供されるIL-15サイトカインは、がんの特徴のうちの1つである、高局所濃度の活性プロテアーゼを活用することによって、腫瘍微小環境に薬理学的活性を正確に標的化するように操作される。腫瘍微小環境のこの特徴は、全身的に不活性な分子を、IL-15切断産物の形態の局所的に活性なIL-15サイトカインまたはその機能的断片に形質転換するために使用される。腫瘍微小環境におけるIL-15サイトカインまたはその機能的断片の活性化は、活性形態で対象に投与される薬剤と関連付けられ得る全身毒性を有意に低減させる。したがって、本発明のマスク型IL-15サイトカインは、プロドラッグとみなされ得る。
本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインは、様々な有利な特性を示すことが見出されている。本明細書のいずれかの場所に記載されるマスク型IL-15サイトカインは、タンパク質分解切断時に、優先的に腫瘍微小環境内で、かつ周辺ではより低いレベルにおいて、免疫細胞を活性化すること(増殖および拡張)が可能であることが見出されている。本明細書のいずれかの場所に記載されるマスク型IL-15サイトカインは、腫瘍の根絶の促進(すなわち、抗腫瘍活性を示す)およびタンパク質分解切断時の転移の阻害が可能であることが見出されている。本明細書のいずれかの場所に記載されるマスク型IL-15サイトカインは、有利な長期薬剤曝露を実証することが見出されている。本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインは、有利な安定性を示すことが見出されている。本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインは、有利な忍容性を実証することが見出されている。さらに、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインは、有利な効力を実証することが判明している。
1.マスク型サイトカイン
本明細書で提供されるものは、マスク型サイトカインである。
いくつかの実施形態では、マスキング部分と、IL-15サイトカインまたはその機能的断片とを含む、マスク型IL-15サイトカインが提供され、マスキング部分は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片をマスクし、それによって、IL-サイトカインまたはその機能的断片のその同族受容体への結合を低減または防止し、タンパク質分解的に切断可能なペプチドが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片とマスキング部分との間に存在する。
1.1「線形」マスク型サイトカイン
いくつかの実施形態では、マスク型IL-15サイトカインは、マスキング部分と、単一ポリペプチド鎖内に連結されたIL-15サイトカインまたはその機能的断片とを含む。
いくつかの実施形態では、マスク型IL-15サイトカインは、
N’HL-L2-C-L1-MM C’を含む、ポリペプチド鎖を含み、
HLは、半減期延長ドメインであり、L1は、第1のリンカーであり、MMは、マスキング部分であり、L2は、第2のリンカーであり、Cは、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、少なくとも第1のリンカーは、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含む。
いくつかの実施形態では、マスク型IL-15サイトカインは、
N’HL-L2-MM-L1-C C’を含む、ポリペプチド鎖を含み、
HLは、半減期延長ドメインであり、L1は、第1のリンカーであり、MMは、マスキング部分であり、L2は、第2のリンカーであり、Cは、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、少なくとも第1のリンカーは、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、本明細書のいずれかの場所に記載のとおりである。
いくつかの実施形態において、第1のリンカーは、本明細書のいずれかの場所に記載されるような切断可能なリンカーである。
いくつかの実施形態では、第2のリンカーは、本明細書のいずれかの場所に記載されるような非切断可能なリンカーである。
いくつかの実施形態では、半減期延長ドメイン(HL)は、二量体化Fcドメイン(HL1-HL2)を含む、抗体またはその断片のFc領域(すなわち、イムノグロブリン重鎖のC末端領域)を含む。免疫グロブリン重鎖のFc領域の境界は変化し得るが、ヒトIgG重鎖のFc領域は通常、位置Cys226におけるアミノ酸残基またはPro230から、そのカルボキシル末端に及ぶように定義される。いくつかの実施形態では、抗体の二量体化Fcドメイン(HL1-HL2)は、本明細書のいずれかの場所に記載されるように、第1の半減期延長ドメインと、第2の半減期延長ドメインとを含み、第1の半減期延長ドメインは、第1のFcドメインまたはその断片を含み、第2の半減期延長ドメインは、第2のFcドメインまたはその断片を含む。いくつかの実施形態では、HL2は、ポリペプチド鎖の成分であり、HL1は、それに二量体化されるため、
第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1 C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-L2-MM-L1-C C’を含む。
いくつかの実施形態では、HL2は、ポリペプチド鎖の成分であり、HL1は、それに二量体化されるため、
第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-非切断可能L2-MM-切断可能L1-C C’を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、本明細書のいずれかの場所に記載のとおりである。
1.2「ヘテロ二量体」マスク型サイトカイン
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるものは、第1のポリペプチド鎖内のマスキング部分と、第2のポリペプチド鎖内のIL-15サイトカインまたはその機能的断片とを含む、マスク型サイトカインである。そのようなマスク型サイトカインは、「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインと称され得る。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、
a)第1のリンカーを介して第1の半減期延長ドメインに連結されたマスキング部分を含む、第1のポリペプチド鎖と、
b)第2のリンカーを介して第2の半減期延長ドメインに連結されたIL-15サイトカインまたはその機能的断片を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含む、タンパク質ヘテロ二量体であり、
第1の半減期延長ドメインは、第2の半減期延長ドメインと関連付けられ、
第1のリンカーまたは第2のリンカーのうちの1つは、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含む。
マスキング部分、半減期延長ドメイン、IL-15サイトカインまたはその機能的断片、リンカー、および第1の半減期延長ドメインと第2の半減期延長ドメインとの間の会合のタイプは、本明細書に記載されるもののうちのいずれか1つ、および本明細書に記載されるものの任意の組み合わせであり得る。
いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖において、第1の半減期延長ドメインは、第1のリンカーのアミノ末端に連結され、第1のリンカーのカルボキシ末端は、マスキング部分のアミノ末端に連結され、第2のポリペプチド鎖では、第2の半減期延長ドメインは、第2のリンカーのアミノ末端に連結され、第2のリンカーのカルボキシ末端は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のアミノ末端に連結される。いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-L2-C C’を含み、
HL1は、第1の半減期延長ドメインであり、L1は、第1のリンカーであり、MMは、マスキング部分であり、HL2は、第2の半減期延長ドメインであり、L2は、第2のリンカーであり、Cは、IL-15サイトカインまたはその機能的断片である。
いくつかの実施形態では、第2のリンカーは、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含み(本明細書では「タンパク質分解的に切断可能なリンカー」と称されるリンカー)、第1のリンカーは、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない(本明細書では「非タンパク質分解的に切断可能なリンカー」と称されるリンカー)。この配置は、本明細書では「構造A」として記載される。いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-切断可能L2-C C’を含む。
いくつかの実施形態では、第1のリンカーは、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含み(本明細書では「タンパク質分解的に切断可能なリンカー」と称されるリンカー)、第2のリンカーは、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない(本明細書では「非タンパク質分解的に切断可能なリンカー」と称されるリンカー)。この配置は、本明細書では「構造B」として記載される(かつ構造Aの「逆転」バージョンを表す)。いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-非切断可能L2-C C’を含む。
1.3 IL-15サイトカイン
本明細書で提供されるものは、マスク型サイトカインまたはその切断産物で使用するためのIL-15サイトカインまたはその機能的断片である。サイトカインは、特に免疫系の細胞内で、細胞シグナル伝達において役割を果たす。IL-15は、白血球の活性を調節する免疫系内のサイトカインシグナル伝達分子の一種である、インターロイキンである。
真核細胞では、IL-15は、162個のアミノ酸(配列番号1)の前駆体ポリペプチドとして合成され、これは次いで、アミノ酸残基1~48の除去によって成熟IL-15に処理される。これは、成熟した活性形態で分泌される114個のアミノ酸(アミノ酸残基49~162)からなるIL-15の成熟形態をもたらす(配列番号2を参照)。
IL-15前駆体ポリペプチド(配列番号1):
MRISKPHLRSISIQCYLCLLLNSHFLTEAGIHVFILGCFSAGLPKTEANWVNVISDLKKIEDLIQSMHIDATLYTESDVHPSCKVTAMKCFLLELQVISLESGDASIHDTVENLIILANNSLSSNGNVTESGCKECEELEEKNIKEFLQSFVHIVQMFINTS
IL-15成熟ポリペプチド(配列番号2):
NWVNVISDLKKIEDLIQSMHIDATLYTESDVHPSCKVTAMKCFLLELQVISLESGDASIHDTVENLIILANNSLSSNGNVTESGCKECEELEEKNIKEFLQSFVHIVQMFINTS
本明細書で使用される場合の「IL-15」または「IL-15ポリペプチド」という用語は、任意のインターロイキン-15(IL-15)タンパク質、またはその機能的断片もしくはバリアントを指す。この用語は、霊長類(例えば、ヒト)およびげっ歯類(例えば、ラットおよびマウス)などの哺乳動物を含む、任意の脊椎動物源由来の任意の天然IL-15を包含する。この用語は、未処理IL-15(例えば、アミノ酸残基1~162からなるIL-15の完全長前駆体形態)、ならびに細胞内の処理から生じる任意の形態のIL-15(例えば、アミノ酸残基49~162からなるIL-15の成熟形態)を包含する。したがって、この用語は、配列番号2のアミノ酸配列、ならびにその配列バリアントによってコードされる、タンパク質を包含する。この用語はまた、IL-15の天然に存在するバリアントを包含する。この用語はまた、切断、欠失、IL-15が別の分子に連結される形態、および(例えば、置換、付加、または欠失による)アミノ酸配列への少なくとも1つのアミノ酸変化によって引き起こされるバリアントなどのIL-15の天然に存在しないバリアントも包含する。いくつかの態様では、バリアントまたは相同体は、配列番号1または2のアミノ酸配列によってコードされるIL-15ポリペプチドなどの天然に存在するIL-15ポリペプチドと比較して、配列全体または配列の一部(例えば、50、100、または114連続アミノ酸部分)にわたって、少なくとも90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%アミノ酸配列同一性を有する。したがって、「IL-15」または「IL-15ポリペプチド」という用語は、配列番号1または2のアミノ酸配列への1つ以上のアミノ酸置換によって作成されたバリアントなどのそのバリアントを含む、配列番号1または2のアミノ酸配列を含むIL-15タンパク質を含む。
IL-15サイトカインの「機能的断片」は、(例えば、完全長サイトカインタンパク質と比較して、少なくとも50%、80%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%活性以内で)サイトカイン受容体結合能を保持するか、または修飾している、完全長サイトカインタンパク質の一部を含む。サイトカイン受容体結合能は、例えば、サイトカインの同族受容体またはその成分(例えば、ヘテロ三量体受容体複合体の1つ以上の鎖)に結合するサイトカインの能力によって示されることができる。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、インターロイキン-2受容体、特にIL-15Rα鎖に結合することが可能な任意の天然に存在するインターロイキン-2(IL-15)タンパク質またはその修飾バリアントである。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその断片は、配列番号2またはその機能的断片を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、少なくとも1つのアミノ酸修飾を有するアミノ酸配列を含む。少なくとも1つのアミノ酸修飾の各々は、置換、挿入、または欠失などの任意のアミノ酸修飾であり得る。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、少なくとも1個、少なくとも2個、少なくとも3個、少なくとも4個、少なくとも5個、少なくとも6個、少なくとも7個、少なくとも8個、少なくとも9個、または少なくとも10個のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、少なくとも5つのアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、1つ以上のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置D22、E46、E53に1つ以上のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置D22、E46、E53、N71、N79、N112に1つ以上のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置D22にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置E46にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置E53にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N79にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N112にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置E46およびE53にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71およびN79にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71およびN112にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N79およびN112にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71、N79、およびN112にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、位置D22におけるアミノ酸置換は、D22Aである。
いくつかの実施形態では、位置E46におけるアミノ酸置換は、E46Aである。
いくつかの実施形態では、位置E46におけるアミノ酸置換は、E46Rである。
いくつかの実施形態では、位置E46におけるアミノ酸置換は、E46Sである。
いくつかの実施形態では、位置E53におけるアミノ酸置換は、E53Aである。
いくつかの実施形態では、位置E53におけるアミノ酸置換は、E53Rである。
いくつかの実施形態では、位置E53におけるアミノ酸置換は、E53Sである。
いくつかの実施形態では、位置N71におけるアミノ酸置換は、N71Qである。
いくつかの実施形態では、位置N79におけるアミノ酸置換は、N79Qである。
いくつかの実施形態では、位置N112におけるアミノ酸置換は、N112Qである。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換D22Aを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換E46Aを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換E46AおよびE53Aを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換E46RおよびE53Rを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換E46SおよびE53Sを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置E53Aにアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号9のアミノ酸配列と、配列番号10のアミノ酸配列とを含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号9のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列と、配列番号10のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列とを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換N71Qを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換N79Qを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換N112Qを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換N71QおよびN79Qを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換N71QおよびN112Qを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換N79QおよびN112Qを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換N71Q、N79Q、およびN112Qを有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
配列が、以下の表1に示される。
いくつかの実施形態では、追加の変異が、位置N71において上記の配列のうちのいずれかに含まれ得る。いくつかの実施形態では、変異は、N71A、N71R、N71W、N71F、N71P、N71M、N71L、N71T、N71S、またはN71Yである。
いくつかの実施形態では、追加の変異が、位置S73において上記の配列のうちのいずれかに含まれ得る。いくつかの実施形態では、変異は、S73A、S73W、S73V、またはS73Mである。
いくつかの実施形態では、追加の変異が、アミノ酸位置N72、N79、V80、T81、およびN112のうちの1つ以上において上記の配列のうちのいずれかに含まれ得る。いくつかの実施形態では、N72A、N79A、V80A、T81A、およびN112Rから選択される1つ以上の追加の変異が、上記の配列のうちのいずれかに含まれ得る。
いくつかの実施形態では、追加の変異が、アミノ酸位置N72、S73、N79、V80、T81、およびN112のうちの1つ以上において上記の配列のうちのいずれかに含まれ得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の変異N72A、S73A、N79A、V80A、T81A、およびN112が、上記の配列のうちのいずれかに含まれ得る。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、O-グリコシル化部位を除去する目的で、配列番号2の成熟IL-15のアミノ酸配列と比較して、1つ以上のアミノ酸残基、例えば、残基1~3を除去させる。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、O-グリコシル化部位を除去する目的で、配列番号2の成熟IL-15のアミノ酸配列と比較して、1つ以上のアミノ酸残基を置換させる。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、O-グリコシル化部位を除去する目的で、配列番号2の成熟IL-15のアミノ酸配列と比較して、例えば、残基1~3の領域内に、1つ以上のアミノ酸残基を挿入させる。いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、残基1~3内にO-グリコシル化部位を有していない。
1.4 マスキング部分
本明細書で提供されるものは、マスク型サイトカインで使用するためのマスキング部分である。マスキング部分は、マスク型サイトカインから切断されて、その切断産物を形成することを理解されたい。マスキング部分は、マスク型サイトカイン中のIL-15サイトカインまたはその機能的断片をマスクし、それによって、IL-サイトカインまたはその機能的断片のその同族受容体への結合を低減または防止する。いくつかの実施形態では、マスキング部分は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のIL-15Rαへの結合を低減または防止する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるマスキング部分は、抗IL-15抗体もしくはIL-15同族受容体タンパク質などのIL-15サイトカインもしくはその機能的断片に結合すること、または別様にそれに対する親和性を示すことが可能な部分を指す。タンパク質(例えば、サイトカイン)の同族タンパク質(例えば、サイトカイン受容体)への結合の程度を決定するための方法は、当該技術分野で周知である。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、IL-15サイトカイン受容体、またはそのサブユニットもしくは機能的断片を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、IL-15Rβ(CD122とも称される)、またはIL-15との親和性を保持するか、もしくは別様に実証するその断片、部分、もしくはバリアントを含む。
IL-15Rβの野生型配列は、配列番号11に示される。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、マスキングペプチドは、配列番号11のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、マスキング部分は、1~4個のアミノ酸置換を伴う配列番号11のアミノ酸配列を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、マスキング部分は、1つまたは2つのアミノ酸置換を伴う配列番号11のアミノ酸配列を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、IL-15Rβ(またはその機能的断片、部分、もしくはバリアント)を含み、IL-15Rβは、位置C122にアミノ酸置換を有する。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、IL-15Rβ(またはその機能的断片、部分、もしくはバリアント)を含み、IL-15Rβは、位置C122Sにアミノ酸置換を有する。
いくつかの実施形態では、IL-15Rβ、またはその断片、部分、もしくはバリアントは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、位置C122にアミノ酸置換を有する。
いくつかの実施形態では、IL-15Rβ、またはその断片、部分、もしくはバリアントは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、アミノ酸位置122に変異C122Sを有する。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、C122変異を伴う配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、C122S変異を伴う配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、IL-15Rβ(またはその機能的断片、部分、もしくはバリアント)を含み、IL-15Rβは、位置C168にアミノ酸置換を有する。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、IL-15Rβ(またはその機能的断片、部分、もしくはバリアント)を含み、IL-15Rβは、アミノ酸置換C168Sを有する。
いくつかの実施形態では、IL-15Rβ、またはその断片、部分、もしくはバリアントは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、アミノ酸位置C168に変異を有する。
いくつかの実施形態では、IL-15Rβ、またはその断片、部分、もしくはバリアントは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、アミノ酸位置168に変異C168Sを有する。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、C168変異を伴う配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、C168S変異を伴う配列番号11のアミノ酸配列を含む。
IL-15Rβ、またはその断片、部分、もしくはバリアントが、配列番号11のIL-15Rβと比較して、アミノ酸位置C122およびC168において変異を有する、請求項のいずれか一項に記載のマスク型サイトカイン。
IL-15Rβ、またはその断片、部分、もしくはバリアントが、配列番号11のIL-15Rβと比較して、変異C122SおよびC168Sを有する、請求項のいずれか一項に記載のマスク型サイトカイン。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸を含む。
配列が、表2に示される。
1.5 リンカー
本明細書で提供されるものは、マスク型サイトカインまたはその切断産物で使用するためのリンカーである。本明細書で提供されるリンカーは、本明細書に記載されるマスク型サイトカインにおいて2つの機能的成分をともに連結するために使用される、さらに2つのアミノ酸のペプチドを指す。
いくつかの実施形態の非切断可能なリンカーおよび切断可能なリンカーは、以下でより詳細に記載される。
1.5.1 非タンパク質分解的に切断可能なリンカー
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで3~25個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、G、S、およびPからなる群から選択されるアミノ酸残基タイプのみを含む。
構造Aの「線形」マスク型サイトカインおよび「ヘテロ二量体」マスク型サイトカイン中の非タンパク質分解的に切断可能なリンカー
ヘテロ二量体マスク型サイトカインの構造Aのいくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで3~8個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで4~6個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、「GS」反復を含む。いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、N’末端「P」残基を含む。いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号22(PGSGS)に示されるアミノ酸配列を含む。
第2のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なリンカーであるように、第2のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なペプチドを含み、第1のリンカーが非タンパク質分解的に切断可能なリンカーであるように、第1のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで3~25個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで4~6個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号22(PGSGS)に示されるアミノ酸配列を含む。
配列が、表3に示される。
構造Bの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカイン中の非タンパク質分解的に切断可能なリンカー
ヘテロ二量体マスク型サイトカインの構造Bのいくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで15~25個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで18~22個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号21(GGSSPPGGGSSGGGSGPSGSPG)に示されるアミノ酸配列を含む。
第1のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なリンカーであるように、第1のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なペプチドを含み、第2のリンカーが非タンパク質分解的に切断可能なリンカーであるように、第2のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、長さで3~25個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号21(GGSSPPGGGSSGGGSGP)に示されるアミノ酸配列を含む。
配列が、表3に示される。
いくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖および第2のポリペプチド鎖は、第1の半減期延長ドメインが第2の半減期延長ドメインと会合すること、およびマスキング部分が集合構築物中のIL-2サイトカインまたはその機能的断片をマスクすることを促進するために、同じまたは類似の長さであることが望ましい。したがって、マスキング部分が、IL-2サイトカインまたはその機能的断片よりも短いアミノ酸配列である場合、長さの差は、より長いリンカーL1を使用することによって完全または部分的に補償され得る。
1.5.2 タンパク質分解的に切断可能なリンカー
タンパク質分解的に切断可能なペプチド
切断可能なリンカーは、切断可能なペプチドを含む。
切断可能なペプチドは、切断可能なペプチドがタンパク質分解的に切断可能であるように、プロテアーゼ切断部位を含む。プロテアーゼは、標的基質タンパク質の2つの特異的アミノ酸残基間のペプチド結合を切断および加水分解する酵素である。本明細書で使用される場合の「切断部位」は、本明細書に記載される切断可能なペプチドを含むリンカーのいずれかで見出される、切断可能なペプチドの一部の切断のための認識可能な部位を指す。したがって、切断部位は、本明細書に記載される切断可能なペプチドの配列で見出され得る。いくつかの実施形態では、切断部位は、切断剤によって認識および切断されるアミノ酸配列である。
いくつかの実施形態では、プロテアーゼ切断部位は、腫瘍関連プロテアーゼ切断部位である。本明細書で提供される「腫瘍関連プロテアーゼ切断部位」は、プロテアーゼによって認識されるアミノ酸配列であり、その発現は、腫瘍細胞またはその腫瘍細胞環境に特異的であるか、または情報調節される。
腫瘍細胞環境は、複雑であり、複数の異なるプロテアーゼを含むことができる。したがって、所与の切断可能なペプチドが腫瘍細胞環境内で切断される正確な部位は、腫瘍型の間、同じ腫瘍型を有する患者の間、および特定の腫瘍細胞環境に依存する同じ腫瘍に形成された切断産物の間で変化し得る。さらに、切断後でさえも、例えば、1つまたは2つの末端アミノ酸の除去による、初期切断産物のさらなる修飾は、腫瘍細胞環境内のプロテアーゼのさらなる作用によって生じ得る。したがって、切断産物の分布は、本明細書に記載されるマスク型サイトカインの単一構造の投与後に、患者の腫瘍細胞環境内に形成されることが予期され得る。
本明細書で参照される切断部位は、腫瘍細胞環境と関連することが知られているプロテアーゼの標的である切断可能なペプチド内の2つの特異的アミノ酸残基の間の部位を指すことを理解されたい。この意味で、異なるプロテアーゼが、異なる切断部位において切断可能なペプチドを切断する、本明細書に記載される切断可能なペプチド内に1つを超える切断部位が存在し得る。また、1つを超えるプロテアーゼが、切断可能なペプチド内の同じ切断部位に作用し得る可能性もある。プロテアーゼ切断部位についての考察は、当該技術分野で見出され得る。
したがって、本明細書に開示される切断可能なペプチドは、1つ以上のプロテアーゼによって切断され得る。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、IL-15サイトカイン受容体、特に、IL-15Rαを発現する領域または細胞内で共局在化される、プロテアーゼのための基質である。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、5mer(すなわち、長さで5個のアミノ酸のペプチド)であり、6mer(すなわち、長さで6個のアミノ酸のペプチド)、7-mer(すなわち、長さで7個のアミノ酸のペプチド)、8mer(すなわち、長さで8個のアミノ酸のペプチド)、9mer(すなわち、長さで9個のアミノ酸のペプチド)、10mer(すなわち、長さで10個のアミノ酸のペプチド)、11mer(すなわち、長さで11個のアミノ酸のペプチド)、12mer(すなわち、長さで12個のアミノ酸のペプチド)、13mer(すなわち、長さで13個のアミノ酸のペプチド)、14mer(すなわち、長さで14個のアミノ酸のペプチド)、15mer(すなわち、長さで15個のアミノ酸のペプチド)、16mer(すなわち、長さで16個のアミノ酸のペプチド)、17-mer(すなわち、長さで17個のアミノ酸のペプチド)、または18mer(すなわち、長さで18個のアミノ酸のペプチド)である。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、長さで5~18個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、長さで6~10個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカー内の切断可能なペプチドは、以下に示されるアミノ酸配列を含む。
Figure 2023520514000002
純粋に一例として、上記の表では、*は、切断可能なペプチド内の既知のまたは観察されたプロテアーゼ切断部位を示す。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号33(MPYD*LYHP)のアミノ酸を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号34(VPLS*LY)のアミノ酸配列を含み、例えば、切断可能なペプチドは、配列番号320(VPLSLYSG)のアミノ酸配列を含み得る。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号27(RAAA*VKSP)のアミノ酸を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号134(DSGG*FMLT)のアミノ酸を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号135(HEQ*LTV)のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号155(ISSGLL*SG*RS)のアミノ酸配列を含み、例えば、切断可能なペプチドは、配列番号321(ISSGLLSGRSDQP)のアミノ酸配列を含み得る。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号156(DLLA*VVAAS)のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号33(MPYD*LYHP)のアミノ酸からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号34(VPLS*LY)のアミノ酸からなる。いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号320(VPLSLYSG)のアミノ酸を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号27(RAAA*VKSP)のアミノ酸からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号134(DSGG*FMLT)のアミノ酸からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号135(HEQ*LTV)のアミノ酸からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号155(ISSGLL*SG*RS)のアミノ酸からなる。いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号321(ISSGLLSGRSDQP)のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なペプチドは、配列番号156(DLLA*VVAAS)のアミノ酸からなる。
配列番号155または156に示されるアミノ酸配列を有する切断可能なペプチドは、非腫瘍細胞環境と比較して、腫瘍細胞環境内で非常に特異的な切断を実証することが見出されている。したがって、これらの切断可能なペプチドが、本明細書のいずれかの場所で開示されるようにマスク型IL-15サイトカインに組み込まれるとき、投与されたIL-15サイトカインまたはその機能的断片の任意の全身性副作用は、さらに低減され得る。
他のリンカードメイン
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、長さで10~25個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、スペーサードメイン(SD)が両側に配置されたタンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含む。
SD-CP-SD
いくつかの実施形態では、リンカーは、切断可能なリンカーを含み、
N’SD1-CP-SD2 C’
SD1は、第1のスペーサードメインであり、SD2は、第2のスペーサードメインである。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、IL-15Rαサブユニットまたはその機能的断片(「IL-15Rαドメイン」)を含む、ドメインをさらに含む。「IL-15Rαドメイン」をマスク型サイトカイン構築物に組み込むことは、CD8 T細胞およびNK細胞を活性化する当該サイトカインの効力を増加させることが実証されている。
IL-15Rαサブユニット(CD215とも称される)は、IL-2Rαと構造的に類似し、IL-15Rαの細胞外ドメインは、単一のタンパク質結合Sushiドメイン、膜近位プロリントレオニン豊富(PT)領域、およびsushiドメインおよびPT領域を接続するリンカー/ヒンジ領域からなる。IL-15Rαサブユニットは、非常に高い親和性でIL-15に特異的に結合し、βおよびγサブユニットから独立してIL-15に結合することが可能である。
インターロイキン(IL)-15は、広範囲の細胞型に作用するが、CD8 T細胞、NK細胞、NKT細胞、およびCD8αα上皮内リンパ球を含む免疫細胞の特定の群の発生、恒常性、および機能のために最も重要であるサイトカインである。IL-15シグナルは、IL-2/15Rβおよび共通γ(γC)鎖を介して伝達されるが、これは、極めて一意であるこれらのシグナル伝達成分へのIL-15の送達である。分泌される他のサイトカインとは対照的に、IL-15は、主に高親和性IL-15Rαに結合されて存在する。IL-15/IL-15Rα複合体が細胞表面にシャトル送達されるとき、それらは、β/γC受容体複合体を通して対向する細胞を刺激することができる。IL-15送達のこの新規の機序は、トランスプレゼンテーションと呼ばれている(その内容が参照により本明細書に組み込まれる、S.W.Stonier and K.S.Schluns,’Trans-presentation:a novel mechanism regulating IL-15 delivery and responses’,Immunol Lett Jan 4 2010;127(2):85-92)。
IL-15Rαサブユニットは、sushiドメインと呼ばれる保存されたタンパク質結合モチーフを含む。IL-15Rαサブユニットのアミノ酸31~95を含む、sushiドメインsIL-15Rαは、IL-15と相互作用することに関与し、IL-15/IL-15Rα機能のために不可欠である(その内容が参照により本明細書に組み込まれる、’The Sushi Domain of Soluble IL-15 Receptor α Is Essential for Binding IL-15 and Inhibiting Inflammatory and Allogenic Responses In Vitro and In Vivo’,J Immunol July 1 2001;167(1)277-282)。
野生型IL-15Rαサブユニットの配列が、主要ドメインの内訳とともに以下に示される。
Figure 2023520514000003
>sp|Q13261|1~30(シグナルペプチド)
MAPRRARGCRTLGLPALLLLLLLRPPATRG
>sp|Q13261|31~205(細胞外ドメイン)[注:31~95は正準「Sushiドメイン」である]
ITCPPPMSVEHADIWVKSYSLYSRERYICNSGFKRKAGTSSLTECVLNKATNVAHWTTPSLKCIRDPALVHQRPAPPSTVTTAGVTPQPESLSPSGKEPAASSPSSNNTAATTAAIVPGSQLMPSKSPSTGTTEISSHESSHGTPSQTTAKNWELTASASHQPPGVYPQGHSDTT
>sp|Q13261|206~228(膜貫通ドメイン)
VAISTSTVLLCGLSAVSLLACYL
>sp|Q13261|229~267(細胞質ドメイン)
KSRQTPPLASVEMEAMEALPVTWGTSSRDEDLENCSHHL
本明細書の「IL-15Rαドメイン」は、1つ以上、例えば、1つ、2つ、3つ、または4つのアミノ酸置換を伴う野生型IL-15Rαサブユニットの細胞外ドメインの配列などの野生型IL-15Rαサブユニットまたはそのバリアントの細胞外ドメインの配列を含むことができる。いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットは、配列番号55のアミノ酸配列を含む。
本明細書の「IL-15Rαドメイン」は、1つ以上、例えば、1つ、2つ、3つ、または4つのアミノ酸置換を伴う野生型sushiドメインsIL-15Rαの配列などの野生型sushiドメインsIL-15Rαまたはそのバリアントの配列を含むことができる。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットは、配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットは、配列番号57のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットは、配列番号58のアミノ酸配列を含む。
本明細書の「IL-15Rαドメイン」は、1つ以上、例えば、1つ、2つ、3つ、または4つのアミノ酸置換を伴う野生型sushiドメインsIL-15Rαの配列などの野生型sushiドメインsIL-15Rαまたはそのバリアントの配列を含むことができる。いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットは、配列番号56のアミノ酸配列からなる。いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットは、1つ、2つ、または3つの置換などの1つ以上のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Nを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Qを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35にアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、アミノ酸置換R26NおよびR35Qを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号55、56、57、または58のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Nを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、位置R26およびR35に追加のアミノ酸置換を伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26SまたはR26N、およびR35QまたはR35Sを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαは、追加のアミノ酸置換R26NおよびR35Qを伴う配列番号56のアミノ酸配列を含む。(配列番号172、173、174、175、および176を参照されたい。)
一実施形態では、「IL-15Rαドメイン」の配列は、野生型配列である。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαドメインは、IL-15Rαサブユニットまたはその断片と、「αサブユニットリンカー」とを含む。
配列が、表5に示される。
「線形」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、
N’HL-非切断可能L2-MM-SD1-CP-SD2-C C’を含む、ポリペプチド鎖を含む。
「線形」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-非切断可能L2-MM-SD1-CP-SD2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖とを含む。
「線形」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-非切断可能L2-MM-[’IL-15Rαドメイン’]-SD1-CP-SD2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖とを含む。
これは、以下に概略的に示される。
Figure 2023520514000004
「線形」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、第1のポリペプチド鎖であって、
N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
第2のポリペプチド鎖であって、
N’HL2-非切断可能L2-MM-SD1-CP-SD2-[’IL-15Rαドメイン’]-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖とを含む。
これは、以下に概略的に示される。
Figure 2023520514000005
構造Aの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-SD1-CP-SD2-C C’を含む。
これは、以下に概略的に示される。
Figure 2023520514000006
「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインは、IL-15サイトカインまたはその断片に共有結合しているため、
第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-SD1-CP-SD2-[C(-[’IL-15Rαドメイン’])]C’を含む。
構造Aの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインは、IL-15サイトカインまたはその断片に挿入されるため、
第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-SD1-CP-SD2-[CのN’末端ドメイン]-[’IL-15Rαドメイン’]-[C’末端ドメイン]C’を含み、
IL-15Rαドメインは、非切断可能な「αサブユニットリンカー」が両側に配置されたIL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む。
これは、以下に概略的に示される。
Figure 2023520514000007
いくつかの実施形態では、CのN’末端ドメインは、配列番号9のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、CのC’末端ドメインは、配列番号10のアミノ酸配列を含む。
構造Aの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインは、IL-15サイトカインまたはその断片のC’末端に共有結合されているため、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-SD1-CP-SD2-C-[’IL-15Rαドメイン’]C’を含む。
これは、以下に概略的に示される。
Figure 2023520514000008
構造Aの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-[’IL-15Rαドメイン’]-SD1-CP-SD2-C C’を含む。
これは、以下に概略的に示される。
Figure 2023520514000009
構造Bの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-SD1-CP-SD2-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-非切断可能L2-C C’を含む。
これは、以下に概略的に示される。
Figure 2023520514000010
スペーサードメインは、1つ以上のアミノ酸からなり得る。スペーサードメインの機能は、存在する場合、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を本明細書に記載される構築物中の他の機能的成分に連結することである。
スペーサードメインは、腫瘍細胞環境または非腫瘍細胞環境内のプロテアーゼとのタンパク質分解的に切断可能なペプチドの生物学的相互作用を改変しないことを理解されたい。言い換えれば、スペーサードメインの存在下でさえも、本明細書に開示される本発明のタンパク質分解的に切断可能なペプチドは、その有利な腫瘍特異性を保持する。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なペプチドに隣接するスペーサードメインは異なる。
いくつかの実施形態では、スペーサードメインは、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である。
いくつかの実施形態ではスペーサードメインは、G、S、およびPからなる群から選択されるアミノ酸残基タイプのみを含む。
いくつかの実施形態では、SD1のN末端は、グリシン(G)である。
いくつかの実施形態では、第1のスペーサードメイン(SD1)は、長さで3~18個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、第1のスペーサードメイン(SD1)は、長さで6~14個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、第1のスペーサードメイン(SD1)は、長さで6~9個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号23を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号24を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号25を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号26を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号197を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号28を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号29を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号30を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号31を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号32を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号148を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号149を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号150を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号151を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号152を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号153を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号154を含む。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号23からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号24からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号25からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号26からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号197からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号28からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号29からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号30からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号31からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号32からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号148からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号149からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号150からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号151からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号152からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号153からなる。
いくつかの実施形態では、SD1は、配列番号154からなる。
いくつかの実施形態では、第2のスペーサードメイン(SD2)は、長さで2~10個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、第2のスペーサードメイン(SD2)は、長さで3~8個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号35を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号36を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号37を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号38を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号39を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号40を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号157を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号158を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号159を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号160を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号161を含む。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号35からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号36からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号37からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号38からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号39からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号40からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号157からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号158からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号159からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号160からなる。
いくつかの実施形態では、SD2は、配列番号161からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号23のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号38のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号24のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号36のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号24のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号40のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号24のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号39のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号25のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号35のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号26のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号37のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号26のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号36のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号197のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号38のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号28のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号38のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号29のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号36のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号30のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号36のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号31のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号36のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号32のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号36のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号148のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号39のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号149のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号39のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号150のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号157のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号151のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号159のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号150のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号158のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号152のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号39のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号153のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号160のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号154のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号37のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号26のアミノ酸配列を含むSD1と、配列番号161のアミノ酸配列を含むSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号23のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号38のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号24のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号36のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号24のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号40のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号24のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号39のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号25のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号35のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号26のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号37のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号26のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号36のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号197のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号38のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号28のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号38のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号29のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号36のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号30のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号36のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号31のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号36のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号32のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号36のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号148のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号39のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号149のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号39のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号150のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号157のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号151のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号159のアミノ酸配列からなむSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号150のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号158のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号152のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号39のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号153のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号160のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号154のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号37のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号26のアミノ酸配列からなるSD1と、配列番号161のアミノ酸配列からなるSD2とを含む。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なリンカーは、SD1-CP-SD2を含み、SD1は、第1のスペーサードメインであり、CPは、切断可能なペプチドであり、SD2は、第2のスペーサードメインであり、CPは、配列番号155に示されるアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、スペーサードメインは、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である。いくつかの実施形態では、スペーサードメインは、G、S、およびPからなる群から選択されるアミノ酸残基タイプのみを含む。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なリンカーは、SD1-CP-SD2を含み、SD1は、第1のスペーサードメインであり、CPは、切断可能なペプチドであり、SD2は、第2のスペーサードメインであり、CPは、配列番号156に示されるアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、スペーサードメインは、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である。いくつかの実施形態では、スペーサードメインは、G、S、およびPからなる群から選択されるアミノ酸残基タイプのみを含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号41のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号42のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号43のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号44のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号45のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号46のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号47のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号48のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号49のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号50のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号51のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号52のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号53のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号54のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号162のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号163のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号164のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号165のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号166のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号167のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号168のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号169のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号170のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号171のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号41のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号42のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号43のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号44のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号45のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号46のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号47のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号48のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号49のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号50のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号51のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号52のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号53のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号54のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号162のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号163のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号164のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号165のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号166のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号167のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号168のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号169のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号170のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号171のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号168を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号169を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号170を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21を含む。
いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号171を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21を含む。
第2のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なリンカーであるように、第2のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なペプチドを含み、第1のリンカーが非タンパク質分解的に切断可能なリンカーであるように、第1のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号168を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22を含む。いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号169を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22を含む。
第1のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なリンカーであるように、第1のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なペプチドを含み、第2のリンカーが非タンパク質分解的に切断可能なリンカーであるように、第2のリンカーがタンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号170を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21を含む。いくつかの実施形態では、切断可能なリンカーは、配列番号171を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21を含む。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なリンカーは、配列番号155のアミノ酸配列からなる切断可能なペプチドを含む。(ISSGLL*SGRS)。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なリンカーは、配列番号156のアミノ酸配列からなる切断可能なペプチドを含む。(DLLA*VVAAS)。
1.5.3 非切断可能な「αサブユニットリンカー」
いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、長さで8~30個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、長さで10~25個のアミノ酸である。
いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である。
いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、G、S、およびPからなる群から選択されるアミノ酸残基タイプのみを含む。いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、GおよびSからなる群から選択されるアミノ酸残基タイプのみを含む。
いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、配列番号13に示されるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、配列番号14に示されるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、配列番号15に示されるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、配列番号16に示されるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、配列番号17に示されるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、配列番号18に示されるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、非切断可能なαサブユニットリンカーは、配列番号19に示されるアミノ酸配列を含む。
例示的な非切断可能なリンカー、切断ペプチド、スペーサードメイン、切断可能なリンカー、およびαサブユニットリンカーが、表3および4に示される。例示的AK分子で開示されるリンカーの組み合わせは、本明細書で開示される任意のIL-15サイトカインまたはその断片とともに使用され得る。例示的AK分子で開示されるリンカーの組み合わせは、本明細書で開示される任意のマスキング部分とともに使用され得る。例示的AK分子で開示されるリンカーの組み合わせは、本明細書で開示される任意の半減期延長ドメインとともに使用され得る。言い換えれば、例示的AK分子で開示されるリンカーの組み合わせは、本明細書に開示されるIL-15サイトカインもしくはその断片、本明細書に開示されるマスキング部分、および/または本明細書に開示される半減期延長ドメインの任意の組み合わせとともに使用され得る。
1.6 三本鎖構築物
いくつかの実施形態では、マスク型IL-15構築物は、第1のポリペプチド鎖と、第2のポリペプチド鎖と、第3のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、第3のポリペプチド鎖は、「IL-15Rαドメイン」を含む。「IL-15Rαドメイン」をマスク型サイトカイン構築物に組み込むことは、CD8 T細胞およびNK細胞を活性化する当該サイトカインの効力を増加させることが実証されている。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、IL-15サイトカインと会合している。
いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、IL-15サイトカインに非共有結合される。
構造Aの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-切断可能L2-C C’を含み、
マスク型サイトカインは、
N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖をさらに含み、
「IL-15Rαドメイン」は、第2のポリペプチド鎖内のIL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される。
構造Aの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-SD1-CP-SD2-C C’を含み、
マスク型サイトカインは、
N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖をさらに含み、
「IL-15Rαドメイン」は、第2のポリペプチド鎖内のIL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される。
これは、以下に概略的に示される。
Figure 2023520514000011
構造Bの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-切断可能L1-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-非切断可能L2-C C’を含み、
マスク型サイトカインは、
N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖をさらに含み、
「IL-15Rαドメイン」は、第2のポリペプチド鎖内のIL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される。
構造Bの「ヘテロ二量体」マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、
N’HL1-SD1-CP-SD2-MM C’を含み、
第2のポリペプチド鎖は、
N’HL2-非切断可能L2-C C’を含み、
マスク型サイトカインは、
N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチドをさらに含み、
「IL-15Rαドメイン」は、第2のポリペプチド鎖内のIL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される。
これは、以下に概略的に示される。
Figure 2023520514000012
IL-15サイトカインと「IL-15Rαドメイン」との間の非共有結合は、サイトカイン受容体複合体を形成する際に、これらのポリペプチド配列の生化学的サイトカイン受容体関係から生じることを理解されたい。2つの配列間のこの天然の相互作用は、本質的に純粋に非共有結合性である。したがって、いくつかの実施形態では、「IL-15Rαドメイン」は、IL-15サイトカインのみに非共有結合され、すなわち、第2のポリペプチド鎖と第3のポリペプチド鎖との間に共有結合が存在しない。
HL1、HL2、MM、C、L1、L2、および「IL-15Rαドメイン」は、本明細書のいずれかの場所に定義されるとおりであり得る。
一実施形態では、「IL-15Rαドメイン」の配列は、野生型配列である。
三本鎖構築物で使用され得る、HL1、HL2、MM、C、L1、L2、および「IL-15Rαドメイン」の配列の例示的組み合わせは、以下の「例示的マスク型サイトカイン」の節で開示される。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号54bに示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号166に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号42に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号162に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号165に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号167に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号47に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号163に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号177のアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号177のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチド鎖は、配列番号185のアミノ酸配列を含み、第3のポリペプチド鎖は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号177のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチド鎖は、配列番号186のアミノ酸配列を含み、第3のポリペプチド鎖は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号177のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチド鎖は、配列番号187のアミノ酸配列を含み、第3のポリペプチド鎖は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号177のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチド鎖は、配列番号191のアミノ酸配列を含み、第3のポリペプチド鎖は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
三本構築物のいくつかの実施形態では、第2のポリペプチド鎖は、配列番号183のアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号188のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチド鎖は、配列番号183のアミノ酸配列を含み、第3のポリペプチド鎖は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号189のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチド鎖は、配列番号183のアミノ酸配列を含み、第3のポリペプチド鎖は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号190nのアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチド鎖は、配列番号183のアミノ酸配列を含み、第3のポリペプチド鎖は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
三本鎖構築物のいくつかの実施形態では、第1のポリペプチド鎖は、配列番号192のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチド鎖は、配列番号183のアミノ酸配列を含み、第3のポリペプチド鎖は、配列番号56のアミノ酸配列を含む。
1.7 半減期延長ドメイン
本明細書で提供されるものは、マスク型サイトカインまたはその切断産物で使用するための半減期延長ドメインである。インビボでの長い半減期は、治療用タンパク質にとって重要である。残念ながら、対象に投与されるサイトカインは、通常、腎臓によるクリアランスおよびエンドサイトーシス分解を含む機序によって対象から急速に取り除かれるため、一般的に短い半減期を有する。したがって、本明細書で提供されるマスク型サイトカインでは、半減期延長ドメインは、インビボでのサイトカインの半減期を延長する目的で、マスク型サイトカインに連結される。
「半減期延長ドメイン」という用語は、血清中の標的成分の半減期を延長するドメインを指す。「半減期延長ドメイン」という用語は、例えば、抗体および抗体断片を包含する。
本明細書で提供されるマスク型サイトカインは、第2の半減期延長ドメインと会合する第1の半減期延長ドメインを含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインおよび第2の半減期延長ドメインは、非共有結合的に会合している。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインおよび第2の半減期延長ドメインは、共有結合される。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、1つ以上のジスルフィド結合を介して第2の半減期延長ドメインに連結される。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、半減期延長ドメインリンカー(HLDL)を介して第2の半減期延長ドメインに連結される。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインおよび第2の半減期延長ドメインは、非共有結合的に会合し、さらに、第1の半減期延長ドメインは、ジスルフィド結合を介して第2の半減期延長ドメインに連結される。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、第1の抗体またはその断片を含み、第2の半減期延長ドメインは、第2の抗体またはその断片を含む。
FcRn介在性再循環が可能である抗体またはその断片は、対象からのマスク型サイトカインのクリアランスを低減するか、または別様に遅延させ、それによって、投与されたマスク型サイトカインの半減期を延長し得る。いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、FcRn介在性再循環が可能である任意の重鎖ポリペプチドまたはその一部(例えば、Fcドメインまたはその断片)などのFcRn介在性再循環が可能である任意の抗体またはその断片である。
抗体またはその断片は、任意の抗体またはその断片であり得る。しかしながら、第1の半減期延長ドメインと、第2の半減期延長ドメインとを含む、マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインまたは第2の半減期延長ドメインのいずれかは、軽鎖ポリペプチドなどのFcRn受容体に結合しない抗体またはその断片を含み得る。例えば、マスク型サイトカインのいくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、FcRn受容体と直接相互作用しない軽鎖ポリペプチドまたはその一部を含む、抗体またはその断片を含むが、それにもかかわらず、マスキング型サイトカインは、重鎖ポリペプチドを含むことなどによって、FcRn受容体と相互作用することが可能である第2の半減期延長ドメインを含むことにより、延長した半減期を有する。FcRn介在性再循環は、抗体またはその断片のFc領域へのFcRn受容体の結合を必要とすることが、当該技術分野で認識されている。例えば、研究は、残基I253、S254、H435、およびY436(Kabat EUインデックス番号付けシステムに従って番号付けされる)が、ヒトFc領域とヒトFcRn複合体との間の相互作用のために重要であることを示している。例えば、Firan,M.,et al.,Int.Immunol.13(2001)993-1002、Shields,R.L.,et al,J.Biol.Chem.276(2001)6591-6604)を参照されたい。残基248~259、301~317、376~382、および424~437(Kabat EUインデックス番号付けシステムに従って番号付けされる)の様々な変異体も調査および報告されている。Yeung,Y.A.,et al.(J.Immunol.182(2009)7667-7671)。
いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、重鎖ポリペプチドまたは軽鎖ポリペプチドのいずれかを含む。いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、重鎖ポリペプチドまたは軽鎖ポリペプチドのいずれかの一部を含む。いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、Fcドメインまたはその断片を含む。いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、CH2およびCH3ドメインまたはその断片を含む。いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、重鎖ポリペプチドの定常ドメインを含む。いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、軽鎖ポリペプチドの定常ドメインを含む。いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、重鎖ポリペプチドまたはその断片(例えば、Fcドメインまたはその断片)を含む。いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、軽鎖ポリペプチドを含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、第1のFcドメインまたはその断片を含み、第2の半減期延長ドメインは、第2のFcドメインまたはその断片を含む。
いくつかの実施形態では、第1および/または第2のFcドメインは各々、第1および第2の半減期延長ドメインの非共有結合性会合を促進する1つ以上の修飾を含有する。いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、変異Y349C、T366S、L38A、およびY407Vを含む、IgG1 Fcドメインまたはその断片を含み、第1の半減期延長ドメインに「ホール」を形成し、第2の半減期延長ドメインは、変異S354CおよびT366Wを含む、IgG1 Fcドメインまたはその断片を含み、第2の半減期延長ドメインに「ノブ」を形成する。
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは各々、IgG1、IgG2、もしくはIgG4 Fcドメインまたはその断片である。いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは各々、IgG1 Fcドメインまたはその断片である。ヒトIgG1免疫グロブリン重鎖定常ガンマ1は、以下の配列を有する。
[配列表1]
Figure 2023520514000013
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは、第1および第2の半減期延長ドメインが各々、1つ以上のアミノ酸修飾を伴う配列番号59またはその断片を含むように、配列番号59を有するヒトIgG1免疫グロブリン重鎖定常ガンマ1の配列(「親配列」)に由来する。
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは各々、任意に1つ以上のアミノ酸修飾を伴って、上記に太字で示される配列番号59の部分を含み、すなわち、以下である。
DKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG
(配列番号60)
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは、「ノブ・イントゥ・ホール(knob into holes)」アプローチに従って第1および第2の半減期延長ドメインの会合を促進するために、アミノ置換を伴う配列番号60を含む。いくつかの実施形態では、配列配列番号60は、第1の半減期延長ドメインに「ホール」を形成するための変異Y349C、T366S、L38A、およびY407V(Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされる)と、第2の半減期延長ドメインに「ノブ」を形成するための変異S354CおよびT366W(Kabat EU番号付けシステムに従って番号付される)とを含有する。これらの修飾配列は、以下に示される配列番号61および62を有する。
第1の半減期延長ドメイン(Y349C、T366S、L38A、およびY407V)配列番号61:
DKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSRDELTKNQVSLSCAVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLVSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG
第2の半減期延長ドメイン(S354CおよびT366W)配列番号62:
DKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRDELTKNQVSLWCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは各々、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされたアミノ置換N297Aをさらに含む。
第1の半減期延長ドメイン(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)配列番号63:
DKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYASTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSRDELTKNQVSLSCAVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLVSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG
第2の半減期延長ドメイン(S354C、T366W、およびN297A)配列番号64:
DKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYASTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRDELTKNQVSLWCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは各々、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされたアミノ置換I253Aをさらに含む。
いくつかの実施形態では、第1および第2の半減期延長ドメインは各々、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされた両方のアミノ置換N297AおよびI253Aをさらに含む。
第1の半減期延長ドメイン(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)配列番号65:
DKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMASRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYASTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVCTLPPSRDELTKNQVSLSCAVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLVSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG
第2の半減期延長ドメイン(S354C、T366W、N297A、およびI253A)配列番号66:
DKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMASRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYASTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPCRDELTKNQVSLWCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPG
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号60、61、63、および65のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第2の半減期延長ドメインは、配列番号60、62、64、および66のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号60、61、63、および65のうちのいずれか1つのアミノ酸配列と比較して、1つ以上のアミノ酸置換、付加、または欠失などの1つ以上の修飾を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、第2の半減期延長ドメインは、配列番号60、62、64、および66のうちのいずれか1つのアミノ酸配列と比較して、1つ以上のアミノ酸置換、付加、または欠失などの1つ以上の修飾を有するアミノ酸配列を含む。1つ以上の修飾は、いくつかの実施形態では、ポリペプチド鎖のヘテロ二量体化を促進し、および/またはポリペプチド鎖のホモ二量体化を抑制するか、エフェクター機能を改変するか、もしくはエフェクター機能を強化する、任意の修飾または改変を含む、本明細書に記載される任意の修飾または改変であり得る。
いくつかの実施形態では、Fcドメインまたはその断片は、エフェクター機能を改変する1つ以上のアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、IgG1 Fcドメインまたはその断片であり、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされた、N297A、N297G、N297Q、L234A、L235A、C220S、C226S、C229S、P238S、E233P、L234V、L234F、L235E、P331S、S267E、L328F、D265A、およびP329Gからなる群から選択される1つ以上のアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、IgG2 Fcドメインまたはその断片であり、アミノ酸置換:Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされた、V234AおよびG237A、H268Q、V309L、A330S、およびA331S、ならびに/またはV234A、G237A、P238S、H268A、V309L、およびA330Sを含む。いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、IgG2 Fcドメインまたはその断片であり、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされた、V234A、G237A、H268Q、V309L、A330S、A331S、P238S、H268A、およびV309Lからなる群から選択される1つ以上のアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、IgG4 Fcドメインまたはその断片であり、アミノ置換:Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされた、L235A、G237A、およびE318A、S228P、L234A、およびL235A、H268Q、V309L、A330S、およびP331S、ならびに/またはS228PおよびL235Aを含む。いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、IgG2 Fcドメインまたはその断片であり、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされた、L235A、G237A、E318A、S228P、L234A、H268Q、V309L、A330S、およびP331Sからなる群から選択される1つ以上のアミノ酸置換を含む。
いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、1つ以上のアミノ酸置換強化エフェクター機能を含む、Fcドメインまたはその断片を含む。いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、IgG1 Fcドメインまたはその断片であり、アミノ置換:Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされた、S298A、E333A、およびK334A;S239DおよびI332E;S239D、A330L、およびI332E;P247IおよびA339DまたはA339Q;D280HおよびK290S;D280H、K290S、およびS298DまたはS298Vのいずれか;F243L、R292P、およびY300L;F243L、R292P、Y300L、およびP396L;F243L、R292P、Y300L、V305I、およびP396L;G236A、S239D、およびI332E;K326AおよびE333A;K326WおよびE333S;K290E、S298G、およびT299A;K290E、S298G、T299A、およびK326E;K290N、S298G、およびT299A、K290N、S298G、T299A、およびK326E;K334V、L235S、S239D、およびK334V、K334VおよびQ331M;S239D、F243V、E294L、またはS298T;E233L、Q311M、およびK334V;L234I、Q311M、およびK334V;K334VおよびS298T、A330MまたはA330F;K334V、Q311M、およびA330MまたはA330Fのいずれか;K334V、S298T、およびA330MまたはA330Fのいずれか;K334V、S239D、およびA330MまたはS298Tのいずれか;L234Y、Y296W、およびK290Y、F243VまたはE294L;Y296WおよびL234YまたはK290Yのいずれか;S239D、A330S、およびI332E、V264I;F243LおよびV264I;L328M;I332E;L328MおよびI332E;V264IおよびI332E;S239EおよびI332E;S239QおよびI332E;S239E;A330Y;332D;L328IおよびI332E;L328QおよびI332E;V264T;V240I;V266I;S239D;S239DおよびI332D;S239DおよびI332N;S239DおよびI332Q;S239EおよびI332D;S239EおよびI332N;S239EおよびI332Q;S239NおよびI332D;S239NおよびI332E;S239QおよびI332D;A330YおよびI332E;V264I、A330YおよびI332E;A330LおよびI332E;V264I、A330L、およびI332E;L234E、L234Y、またはL234I;L235D、L235S、L235Y、またはL235I;S239T;V240M;V264Y;A330I;N325T;I332EおよびL328D;L328V、L328T、またはL328I;V264I、I332E、およびS239EまたはS239Qのいずれか;S239E、V264I、A330Y、およびI332E;A330Y、I332E、S239DまたはS239Nのいずれか;A330L、I332E、S239DまたはS239Nのいずれか;264I、S298A、およびI332E;S298A、I332E、S239DまたはS239Nのいずれか;S239D、V264I、およびI332E;S239D、V264I、S298A、およびI332E;S239D、V264I、A330L、およびI332E;S239D、I332E、およびA330I;P230A、P230A、E233D、およびI332E;E272Y;K274T、K274E、K274R、K274L、またはK274Y;F275W;N276L;Y278T;V302I;E318R;S324D、S324IまたはS324V;K326IまたはK326T;T335D、T335R、またはT335Y;V240IおよびV266I;S239D、A330Y、I332E、およびL234I;S239D、A330Y、I332E、およびL235D;S239D、A330Y、I332E、およびV240I;S239D、A330Y、I332E、およびV264T;ならびに/もしくはS239D、A330Y、I332E、およびK326EまたはK326Tのいずれかを含む。いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、IgG1 Fcドメインまたはその断片であり、P230A,E233D,L234E,L234Y,L234I,L235D,L235S,L235Y,L235I,S239D,S239E,S239N,S239Q,S239T,V240I,V240M,F243L,V264I,V264T,V264Y,V266I,E272Y,K274T,K274E,K274R,K274L,K274Y,F275W,N276L,Y278T,V302I,E318R,S324D,S324I,S324V,N325T,K326I,K326T,L328M,L328I,L328Q,L328D,L328V,L328T,A330Y,A330L,A330I,I332D,I332E,I332N,I332Q,T335D,T335R,およびT335Yからなる群から選択される1つ以上のアミノ酸置換を含む。
いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、FcRnへの半減期延長ドメインの結合を強化する1つ以上のアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のアミノ酸置換は、酸性pHにおけるFcRnへのFc含有ポリペプチド(例えば、重鎖ポリペプチドまたはそのFcドメインもしくは断片)の結合親和性を増加させる。いくつかの実施形態では、半減期延長ドメインは、M428F、T250QおよびM428F;M252Y、S254T、およびT256E;P257IおよびN434H;D376VおよびN434H;P257IおよびQ3111;N434A;N434W;M428FおよびN434S;V259IおよびV308F;M252Y、S254T、およびT256E;V259I、V308F、およびM428F;T307QおよびN434A;T307QおよびN434S;T307Q、E380A、およびN434A;V308PおよびN434A;N434H;ならびにV308Pからなる群から選択される1つ以上のアミノ酸置換を含む。
製造目的で、シグナルペプチドは、タンパク質の分泌を改善するように半減期ドメインの上流で操作され得る。シグナルペプチドは、当該技術分野で公知であるような細胞株の要件に従って選択される。シグナルペプチドは、精製され、医薬品として製剤化されるタンパク質の一部として発現されないことを理解されたい。
1.7.1 ヘテロ二量体化修飾
本明細書に記載される半減期延長ドメインは、2つの異なる半減期延長ドメインのヘテロ二量体化を促進する1つ以上の修飾を含み得る。いくつかの実施形態では、その正しいヘテロ二量体形態でのマスク型サイトカインの産生が効率的に産生されるように、第1の半減期延長ドメインおよび第2の半減期延長ドメインのヘテロ二量体化を促進することが望ましい。したがって、Klein et al.(2012),MAbs,4(6):653-663に記載されているような任意の方略を含む、当該技術分野で利用可能な任意の方略を使用して、1つ以上のアミノ酸修飾が、第1の半減期延長ドメインに行われることができ、1つ以上のアミノ酸修飾が、第2の半減期延長ドメインに行われることができる。例示的方略および修飾が、以下で詳細に記載される。
ノブ・イントゥ・ホールアプローチ
2つの異なる半減期延長ドメインのヘテロ二量体化を促進するための1つの方略は、「ノブ・イントゥ・ホール(knobs-into-holes)」と呼ばれるアプローチである。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、各々がCH3ドメインを含む、第1の半減期延長ドメインと、第2の半減期延長ドメインとを含む。いくつかの実施形態では、CH3ドメインを含む半減期延長ドメインは、重鎖ポリペプチドまたはその断片(例えば、Fcドメインまたはその断片)である。2つの半減期延長ドメインのCH3ドメインは、例えば、「ノブ・イントゥ・ホール」技術によって改変されることができ、これは、例えば、WO 1996/027011、Ridgway,J.B.et al,Protein Eng.(1996)9(7):617-621、Merchant,A.M.,et al,Nat.Biotechnol.(1998)16(7):677-681において、いくつかの実施例とともに詳細に記載されている。また、Klein et al.(2012),MAbs,4(6):653-663も参照されたい。ノブ・イントゥ・ホール法を使用して、2つのCH3ドメインの相互作用表面は、改変され、2つの改変されたCH3ドメインを含有する2つの半減期延長ドメインのヘテロ二量体化を増加させる。これは、「ノブ」として作用する、半減期延長ドメインのうちの1つのCH3ドメインにバルク残基を導入することによって生じる。次いで、かさばる残基を収容するために、ノブを収容することができる「ホール」が、他の半減期延長ドメインに形成される。改変されたCH3ドメインのいずれかが、「ノブ」であり得る一方で、他方は、「ホール」であり得る。ジスルフィド架橋の導入は、ヘテロ二量体をさらに安定化する(Merchant,A.M.,et al,Nat.Biotechnol.(1998)16(7)、Atwell,S.,et al,J.Mol.Biol.(1997)270(1):26-35)とともに、収率を増加させる。
97%を超えるヘテロ二量体化収率は、重鎖にS354C変異およびT366W変異を導入して「ノブ」を作成し、重鎖にY349C、T366S、L368A、およびY407V変異を導入して「ホール」を作成することによって(Kabat EU番号付けシステムによる残基の番号付け)、達成され得ることが報告されている。Carter et al.(2001),J.Immunol.Methods,248:7-15、Klein et al.(2012),MAbs,4(6):653-663.
第1の半減期延長ドメインと、第2の半減期延長ドメインとを含む、いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、アミノ酸変異S354CおよびT366W(Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされる)を含む重鎖ポリペプチドまたはその一部(例えば、Fcドメインまたはその断片)を含み、第2の半減期延長ドメインは、アミノ酸変異Y349C、T366S、L368A、およびY407V(Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされる)重鎖ポリペプチドまたはその一部(例えば、Fcドメインまたはその断片)を含む。第1の半減期延長ドメインと、第2の半減期延長ドメインとを含む、いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、アミノ酸変異Y349C、T366S、L368A、およびY407V(Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされる)を含む重鎖ポリペプチドまたはその一部(例えば、Fcドメインまたはその断片)を含み、第2の半減期延長ドメインは、アミノ酸変異S354CおよびT366W(Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされる)重鎖ポリペプチドまたはその一部(例えば、Fcドメインまたはその断片)を含む。
ノブおよびホールを形成するために作製され得る置換の追加的な例には、その内容が参照により本明細書に組み込まれる、US20140302037A1に記載されるものが含まれる。例えば、いくつかの実施形態では、以下のアミノ酸置換のいずれかが、各々、Fcドメインを含有する、第1の半減期延長ドメイン(「第1のドメイン」)および対になった第2の半減期延長ドメイン(「第2のドメイン」)に行われることができる:Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされた、(a)第1のドメイン内のY407Tおよび第2のドメイン内のT366Y、(b)第1のドメイン内のY407Aおよび第2のドメイン内のT366W、(c)第1のドメイン内のF405Aおよび第2のドメイン内のT394W、(d)第1のドメイン内のF405Wおよび第2のドメイン内のT394S、(e)第1のドメイン内のY407Tおよび第2のドメイン内のT366Y、(f)第1のドメイン内のT366YおよびF405A、ならびに第2のドメイン内のT394WおよびY407T、(g)第1のドメイン内のT366WおよびF405W、ならびに第2のドメイン内のT394SおよびY407A、(h)第1のドメイン内のF405WおよびY407A、および第2のドメイン内のT366WおよびT394S、または(i)第1のドメインのT366W、ならびに第2のドメイン内のT366S、L368A、およびY407V。
いくつかの実施形態では、以下のアミノ酸置換のいずれかが、各々、Fcドメインを含有する、第1の半減期延長ドメイン(「第1のドメイン」)および対になった第2の半減期延長ドメイン(「第2のドメイン」)に行われることができる:Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされた、(a)第2のドメイン内のY407Tおよび第1のドメイン内のT366Y、(b)第2のドメイン内のY407Aおよび第1のドメイン内のT366W、(c)第2のドメイン内のF405Aおよび第2のドメイン内のT394W、(d)第2のドメイン内のF405Wおよび第1のドメイン内のT394S、(e)第2のドメイン内のY407Tおよび第1のドメイン内のT366Y、(f)第2のドメイン内のT366YおよびF405A、ならびに第1のドメイン内のT394WおよびY407T、(g)第2のドメイン内のT366WおよびF405W、ならびに第1のドメイン内のT394SおよびY407A、(h)第2のドメイン内のF405WおよびY407A、および第1のドメイン内のT366WおよびT394S、または(i)第2のドメインのT366W、ならびに第1のドメイン内のT366S、L368A、およびY407V。
各々、Fcドメインを含む、第1の半減期延長ドメインと、第2の半減期延長ドメインとを含む、実施形態では、本明細書に記載されるヘテロ二量体化改変のうちのいずれかが、本明細書に記載されるマスク型サイトカインのうちのいずれかのヘテロ二量体形成を促進するためにFcドメインで使用されることができる。
1.8 例示的マスク型サイトカイン
本開示によるマスク型サイトカインは、本明細書のいずれかの場所に記載されるIL-15サイトカインまたはその機能的断片、本明細書のいずれかの場所に記載されるマスキング部分、本明細書のいずれかの場所に記載される第1および第2の半減期ドメイン、ならびに本明細書のいずれかの場所に記載される切断可能および非切断可能なリンカーを組み合わせることができる。
本開示によるマスク型サイトカインは、本明細書のいずれかの場所に記載されるIL-15サイトカインまたはその機能的断片、本明細書のいずれかの場所に記載されるマスキング部分、本明細書のいずれかの場所に記載される第1および第2の半減期ドメイン、本明細書のいずれかの場所に記載される切断可能および非切断可能なリンカー、ならびに本明細書のいずれかの場所に記載されるIL-15Rαドメインを組み合わせることができる。
さらに、ある実施形態では、本明細書に開示される任意の特定の配列は、任意に、1つ、2つ、または3つの置換などのさらなるアミノ酸置換を含み得る。別の実施形態では、マスク型サイトカインのドメインについて本明細書に開示される任意の特定の配列に対して少なくとも90%、好ましくは95%、より好ましくは99%の相同性を有する配列も、本発明によって包含される。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、非切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、非切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、非切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、非切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、非切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、非切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なリンカーは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なリンカーは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なリンカーは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号65(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、N297A、およびI253A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、N297A、およびI253A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号2のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号3のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号4のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号5のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号6のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号7のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号11のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号8のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号65(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号66(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号155に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号156に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号22に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号155に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号156に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号27に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号34に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号33に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号127のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号128のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号129のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号130のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号131のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号132のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、IL-15サイトカインまたはその機能的断片は、配列番号133のアミノ酸配列を含み、マスキング部分は、配列番号12のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインは、配列番号63(Y349C、T366S、L38A、Y407V、およびN297A)を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号64(S354C、T366W、およびN297A)を含み、非切断可能なリンカーは、配列番号21に示されるアミノ酸配列を含み、切断可能なペプチドは、配列番号134に示されるアミノ酸配列を含み、IL-15Rαドメインは、配列番号56に示されるアミノ酸配列を含む。
1.9 バリアントマスキング部分を伴うマスク型サイトカイン
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、位置C122にアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、位置C122Sにアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、位置C122にアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、位置C122Sにアミノ酸置換を有する。
C122変異を伴う配列番号11のアミノ酸配列を含む、IL-15Rβポリペプチドが本明細書で提供される。
C122S変異を伴う配列番号11のアミノ酸配列を含む、IL-15Rβポリペプチドが本明細書で提供される。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、位置C168にアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、位置C168Sにアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、位置C168にアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、位置C168Sにアミノ酸置換を有する。
C168変異を伴う配列番号11のアミノ酸配列を含む、IL-15Rβポリペプチドが本明細書で提供される。
C68S変異を伴う配列番号11のアミノ酸配列を含む、IL-15Rβポリペプチドが本明細書で提供される。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、位置C122およびC168にアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、位置C122SおよびC168Sにアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、位置C122およびC168にアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、配列番号11のIL-15Rβと比較して、位置C122SおよびC168Sにアミノ酸置換を有する。
IL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片が本明細書で提供され、IL-15Rβポリペプチドは、配列番号12のアミノ酸を含む。
マスキング部分と、IL-15サイトカインまたはその機能的断片とを含む、マスク型IL-15サイトカインが提供され、マスキング部分は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片をマスクし、それによって、IL-サイトカインまたはその機能的断片のその同族受容体への結合を低減または防止し、タンパク質分解的に切断可能なペプチドが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片とマスキング部分との間に存在し、マスキング部分は、本明細書のいずれかの場所で定義されるIL-15Rβポリペプチドまたはその機能的断片である。
1.10 バリアント半減期延長ドメインを伴うマスク型サイトカイン
Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされたアミノ酸置換I253Aを含む、IgG1 Fcドメインまたはその断片が本明細書で提供される。
Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされたアミノ酸置換N297AおよびI253Aを含む、IgG1 Fcドメインまたはその断片が本明細書で提供される。
アミノ酸置換I253Aを含むIgG1 Fcドメインまたはその断片を含む、第1のポリペプチド配列と、アミノ酸置換I253Aを含むIgG1 Fcドメインまたはその断片を含む、第2のポリペプチド配列とを含む、二量体が本明細書で提供される。
アミノ酸置換N297AおよびI253Aを含むIgG1 Fcドメインまたはその断片を含む、第1のポリペプチド配列と、アミノ酸置換N297A およびI253Aを含むIgG1 Fcドメインまたはその断片を含む、第2のポリペプチド配列とを含む、二量体が本明細書で提供される。
配列番号65を含む第1のポリペプチド配列と、配列番号66を含む第2のポリペプチド配列とを含む、二量体が本明細書で提供される。
マスキング部分と、IL-15サイトカインまたはその機能的断片と、半減期延長ドメインとを含む、マスク型サイトカインが本明細書で提供され、マスキング部分は、IL-15サイトカインまたはその機能的断片をマスクし、それによって、IL-15サイトカインまたはその機能的断片のその同族受容体への結合を低減または防止し、タンパク質分解的に切断可能なペプチドが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片とマスキング部分との間に存在し、半減期延長ドメインは、本明細書のいずれかの場所に定義される二量体化IgG1 Fcドメインを含む。
2.切断産物
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインの切断産物である。
本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインは、切断可能なリンカーを含む。切断部位における切断可能なリンカーのタンパク質分解切断時に、IL-15サイトカインまたはその機能的断片を含む切断産物が形成される。切断産物中のIL-15サイトカインまたはその機能的断片は、もはやマスキング部分によってマスクされなくなるため、活性化される。したがって、切断産物中のIL-15サイトカインまたはその機能的断片は、標的タンパク質に結合することが可能である。
腫瘍細胞環境は、複雑であり、複数の異なるプロテアーゼを含むことができる。したがって、マスク型IL-15サイトカイン内の所与の切断可能なペプチドが腫瘍細胞環境内で切断される正確な部位は、腫瘍型の間、同じ腫瘍型を有する患者の間、および同じ腫瘍に形成された切断産物の間でさえも変化し得る。さらに、切断後でさえも、例えば、1つまたは2つの末端アミノ酸の除去による、初期切断産物のさらなる修飾は、腫瘍細胞環境内のプロテアーゼのさらなる作用によって生じ得る。したがって、切断産物の分布は、本明細書に記載されるマスク型サイトカインの投与後に、患者の腫瘍細胞環境内に形成されることが予期され得る。
本明細書で提供されるものは、その同族受容体に結合することが可能なIL-15切断産物であって、本明細書に記載される記述または実施形態のうちのいずれか1つに定義されるマスク型IL-15サイトカイン中の切断可能なペプチドのタンパク質分解切断によって調製可能である、IL-15サイトカインまたはその機能的断片を含む、切断産物である。
また、本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの切断産物であり、切断産物は、IL-15Rに結合することが可能であり、切断産物は、本明細書のいずれかの場所に定義されるIL-15サイトカインまたはその機能的断片を含む。また、本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの単一構造から取得されるか、または取得可能である切断産物の分布であり、切断産物の分布内の各切断産物は、(i)IL-15Rに結合することが可能であり、(ii)本明細書のいずれかの場所に定義されるIL-15サイトカインまたはその機能的断片を含む。
本明細書で提供されるものは、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインの切断産物であり、切断産物は、その同族受容体に結合することが可能であり、切断産物は、
PCP-SD-Cを含む、ポリペプチドを含み、
PCPは、本明細書に記載されるタンパク質分解的に切断可能なペプチドの一部であり、SDは、本明細書に記載されるスペーサードメインであり、Cは、本明細書に記載されるIL-15サイトカインまたはその機能的断片である。
例えば、そのような切断産物は、マスク型サイトカインに由来し得る。
Figure 2023520514000014
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号2の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号3の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号4の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号5の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号8の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号127の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号128の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号129の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号130の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号131の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号132の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号133の成熟IL-15に対して少なくとも90%の相同性を伴うアミノ酸配列を有する。
いくつかの実施形態では、切断産物は、本明細書に記載されるIL-15Rαサブユニットまたはその断片(「IL-15Rαドメイン」)を含むドメインをさらに含む。いくつかの実施形態では、IL-15Rαドメインは、本明細書に記載されるIL-15Rαサブユニットまたはその断片と、「αサブユニットリンカー」とを含む。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインは、本明細書に記載されるIL-15サイトカインまたはその断片に共有結合している。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号104のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号105のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号106のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号107のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号117のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号118のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号119のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号120のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号121のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号122のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号307のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号104のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号105のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号106のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号107のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号117のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号118のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号119のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号120のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号121のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号122のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号307のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、
PCP-SD-[’IL-15Rαドメイン’]-Cを含む。
例えば、そのような切断産物は、マスク型サイトカインに由来し得る。
Figure 2023520514000015
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号116のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号116のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、
PCP-SD-C-[’IL-15Rαドメイン’]を含む。
例えば、そのような切断産物は、マスク型サイトカインに由来し得る。
Figure 2023520514000016
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号108のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号109のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号110のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号111のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号112のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号113のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号114のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号115のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号126のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号108のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号109のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号110のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号111のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号112のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号113のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号114のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号115のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号126のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、
PCP-SD-[C(-[’IL-15Rαドメイン’])]を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、
PCP-SD2-[CのN’末端ドメイン]-[’IL-15Rαドメイン’]-[CのC’末端ドメイン]を含み、
本明細書に記載されるIL-15Rαドメインは、非切断可能な「αサブユニットリンカー」が両側に配置されたIL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む。
例えば、そのような切断産物は、マスク型サイトカインに由来し得る。
Figure 2023520514000017
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号123のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号124のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号123のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号124のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインは、本明細書に記載されるIL-15サイトカインまたはその断片に非共有結合している。したがって、いくつかの実施形態では、切断産物は、
PCP-SD-Cを含む、ポリペプチドであって、
PCPは、本明細書に記載されるタンパク質分解的に切断可能なペプチドの一部であり、SDは、本明細書に記載されるスペーサードメインであり、Cは、本明細書に記載されるIL-15サイトカインまたはその機能的断片である、ポリペプチドと、
ポリペプチド鎖であって、
IL-15Rαドメインを含む、ポリペプチド鎖とを含む。
例えば、そのような切断産物は、マスク型サイトカインに由来し得る。
Figure 2023520514000018
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号136のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号137のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号138のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号142のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号144のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号145のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号200のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号199のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号202のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号201のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号204のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号203のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号215のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号214のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号220のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号219のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号222のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号221のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号136のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号137のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号138のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号142のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号144のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号145のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号200のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号199のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖とからなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号202のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、および配列番号201のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号204のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、および配列番号203のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号215のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、および配列番号214のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号220のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、および配列番号219のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号222のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、および配列番号221のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖からなる。
上記の実施形態については、切断産物の第1のポリペプチド鎖は、マスク型IL-15サイトカインの第2のポリペプチド鎖から産生され、切断産物の第2のポリペプチド鎖は、マスク型IL-15サイトカインの第3のポリペプチド鎖であることを理解されたい。
さらに、本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの切断産物であり、切断産物は、IL-15Rに結合することが可能であり、切断産物は、
a)第1の半減期延長ドメインを含む、第1のポリペプチド鎖と、
b)式5を含むポリペプチドを含む、第2のポリペプチド鎖とを含む、タンパク質ヘテロ二量体を含み、
HL2-L2-Cを含む、ポリペプチドを含み、
(5)
HL2は、第2の半減期延長ドメインであり、L2は、非切断可能なリンカーであり、Cは、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、第1の半減期延長ドメインは、第2の半減期延長ドメインと会合している。また、本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの単一構造から取得されるか、または取得可能である切断産物の分布であり、切断産物の分布内の各切断産物は、(i)IL-15Rに結合することが可能であり、(ii)タンパク質ヘテロ二量体であって、
a)第1の半減期延長ドメインを含む、第1のポリペプチド鎖と、
b)式5を含むポリペプチドを含む、第2のポリペプチド鎖とを含む、タンパク質ヘテロ二量体を含み、
HL2-L2-Cを含む、ポリペプチドを含み、
(5)
HL2は、第2の半減期延長ドメインであり、L2は、非切断可能なリンカーであり、Cは、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、第1の半減期延長ドメインは、第2の半減期延長ドメインと会合している。
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの切断産物であり、切断産物は、その同族受容体に結合することが可能であり、切断産物は、
第1のポリペプチド鎖であって、
HL1-SD-PCPを含み、
HL1が、本明細書に記載される第1の半減期延長ドメインであり、SDが、本明細書に記載されるスペーサードメインであり、PCPが、本明細書に記載されるタンパク質分解的に切断可能なペプチドの一部である、第1のポリペプチド鎖と、第2のポリペプチド鎖であって、
HL2-L2-Cを含む、ポリペプチドを含み、
HL2が、本明細書に記載される第2の半減期延長ドメインであり、L2が、本明細書に記載される非切断可能なリンカーであり、Cが、本明細書に記載されるIL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、第1の半減期延長ドメインが、第2の半減期延長ドメインと会合している、第2のポリペプチド鎖とを含む、タンパク質ヘテロ二量体を含む。
例えば、そのような切断産物は、マスク型サイトカインに由来し得る。
Figure 2023520514000019
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号125のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号125のアミノ酸配列からなる。
本明細書で提供されるものは、マスク型IL-15サイトカインの切断産物であり、切断産物は、その同族受容体に結合することが可能であり、切断産物は、第1のポリペプチド鎖であって、
HL1-SD-PCPを含み、
HL1が、本明細書に記載される第1の半減期延長ドメインであり、SDが、本明細書に記載されるスペーサードメインであり、PCPが、本明細書に記載されるタンパク質分解的に切断可能なペプチドの一部である、第1のポリペプチド鎖と、第2のポリペプチド鎖であって、
HL2-L2-Cを含む、ポリペプチドを含み、
HL2が、本明細書に記載される第2の半減期延長ドメインであり、L2が、本明細書に記載される非切断可能なリンカーであり、Cが、本明細書に記載されるIL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、第1の半減期延長ドメインが、第2の半減期延長ドメインと会合している、第2のポリペプチド鎖と、第3のポリペプチド鎖であって、
IL-15Rαドメインを含む、第3のポリペプチド鎖とを含む。
例えば、そのような切断産物は、マスク型サイトカインに由来し得る。
Figure 2023520514000020
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号139のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号140のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号141のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号143のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号146のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号147のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号207のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号206のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖と、配列番号205のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号210のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号209のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖と、配列番号208のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号213のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号212のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖と、配列番号211のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号218のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号217のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖と、配列番号216のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号225のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号224のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖と、配列番号223のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号228のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖と、配列番号227のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖と、配列番号226のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖とを含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号139のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号140のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号141のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号143のアミノ酸配列からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号146のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号147のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号207のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、配列番号206のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖、および配列番号205のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号210のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、配列番号209のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖、および配列番号208のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号213のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、配列番号212のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖、および配列番号211のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号218のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、配列番号217のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖、および配列番号216のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号225のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、配列番号224のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖、および配列番号223のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖からなる。
いくつかの実施形態では、切断産物は、配列番号228のアミノ酸配列を有する第1のポリペプチド鎖、配列番号227のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチド鎖、および配列番号226のアミノ酸配列を有する第3のポリペプチド鎖からなる。
切断産物内で、マスキング部分、半減期延長ドメイン、IL-15サイトカインまたはその機能的断片、リンカー、スペーサードメイン、および第1の半減期延長ドメインと第2の半減期延長ドメインとの間の会合のタイプは、本明細書に記載されるもののうちのいずれか1つ、および本明細書に記載されるものの任意の組み合わせであり得る。
切断可能なペプチドの位置は、IL-15サイトカインを含む、結果として生じる切断産物の構造を決定する。
「タンパク質分解的に切断可能なペプチドの一部」は、切断部位における切断が生じた後の元のタンパク質分解的に切断可能なペプチド配列の一部を指す。切断後に、例えば、1つまたは2つの末端アミノ酸の除去による、初期切断産物のさらなる修飾もまた、腫瘍細胞環境内のプロテアーゼのさらなる作用によって生じ得る。したがって、マスク型サイトカインの投与後に患者の腫瘍細胞環境に形成され得る切断産物の分布内の切断産物は、タンパク質分解的に切断可能なペプチドのいかなる部分も含有しない場合がある。
いくつかの実施形態では、「一部」は、元のタンパク質分解的に切断可能なペプチド配列の1つのアミノ酸、2つのアミノ酸、3つのアミノ酸、4つのアミノ酸、5つのアミノ酸、または6つのアミノ酸を指す。いくつかの実施形態では、「一部」は、元のタンパク質分解的に切断可能なペプチド配列の2つのアミノ酸を指す。いくつかの実施形態では、「一部」は、元のタンパク質分解的に切断可能なペプチド配列の3つのアミノ酸を指す。いくつかの実施形態では、「一部」は、元のタンパク質分解的に切断可能なペプチド配列の4つのアミノ酸を指す。
いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なペプチドの「一部」は、長さで3~6個のアミノ酸である。いくつかの実施形態では、タンパク質分解的に切断可能なペプチドの「一部」は、長さで3または4個のアミノ酸である。
本明細書に開示される切断可能なリンカーのための切断部位が、以下に開示される。
Figure 2023520514000021
純粋に一例として、上記の表では、*は、切断可能なペプチド内の既知のまたは観察されたプロテアーゼ切断部位を示す。
したがって、本明細書に開示されるものは、本明細書に開示されるマスク型サイトカインのうちのいずれか1つの切断産物である。
3.結合アッセイ
サイトカインまたはその機能的断片が特異的である、サイトカインまたはその機能的断片と結合パートナー(例えば、サイトカイン受容体などの標的タンパク質)との間のなどの免疫学的結合相互作用の強度または親和性は、相互作用の解離定数(Kd)の観点から表されることができ、より小さいKdは、より大きい親和性を表す。IL-15サイトカイン受容体(例えば、IL-15R、またはIL-15Rα、IL-15Rβ、IL-15Rγ、もしくはそれらの組み合わせなどのその成分)へのIL-15サイトカインの結合は、Kdの観点から表されることができる。いくつかの実施形態では、免疫学的結合相互作用は、マスク型サイトカイン(プロテアーゼの存在下または非存在下)と、サイトカイン受容体などの標的タンパク質との間のものである。IL-15サイトカイン結合の文脈では、標的タンパク質は、IL-15R(IL-15Rα、IL-15Rβ、およびIL-15Rγ鎖を含む)、IL-15Rα鎖、IL-15Rβ鎖、またはIL-15Rα/β二量体複合体であり得る。タンパク質の免疫学的結合特性は、当該技術分野で周知の方法を使用して定量化することができる。例えば、1つの方法は、サイトカイン受容体(例えば、IL-15R)/サイトカイン(例えば、IL-15)複合体形成および解離の速度を測定することを含み、これらの速度は、複合体パートナーの濃度、相互作用の親和性、および両方向の速度に等しく影響する幾何学的パラメータに依存する。「オンレート定数」(Kon)および「オフレート定数」(Koff)の両方は、濃度ならびに会合および解離の実際の速度の計算によって決定することができる。Koff/Konの比は、親和性に関連しないすべてのパラメータの削除を可能にし、解離定数Kdと等しい。Davies et al.,Annual Rev Biochem.59:439-473,(1990)を参照されたい。
いくつかの態様では、本明細書に記載されるマスク型サイトカインは、マスキング部分を含むが切断可能なペプチドを含まない親サイトカインと比較して、プロテアーゼによる切断時に、ほぼ同じまたはより高い親和性を伴う標的タンパク質に結合する。標的タンパク質は、任意のサイトカイン受容体であり得る。いくつかの実施形態では、標的タンパク質は、IL-15R(IL-15Rα、IL-15Rβ、およびIL-15Rγ鎖を含む)である。いくつかの実施形態では、標的タンパク質は、IL-15Rαである。いくつかの実施形態では、標的タンパク質は、IL-15Rβである。いくつかの実施形態では、標的タンパク質は、IL-15Rα/β二量体複合体である。
いくつかの実施形態では、リンカー中に切断可能なペプチドを含まない本明細書に提供されるマスク型サイトカインは、標的タンパク質と≦1M、≦150nM、100nM、≦50nM、≦10nM、≦1nM、≦0.1nM、≦0.01nM、または≦0.001nM(例えば、10-8M以下、例えば、10-8M~10-13M、例えば、10~9M~10~13M)の解離定数(Kd)を有する。いくつかの実施形態では、リンカー中に切断可能なペプチドを含む、本明細書で提供されるマスク型サイトカインは、プロテアーゼによって切断可能である前の標的タンパク質と≦1M、≦150nM、≦100nM、≦50nM、≦10nM、≦1nM、≦0.1nM、≦0.01nM、または≦0.001nM(例えば、10-8M以下、例えば、10-8M~10-13M、例えば、10-9M~10~13M)の解離定数(Kd)を有する。いくつかの実施形態では、リンカー中に切断可能なペプチドを含む、本明細書で提供されるマスク型サイトカインは、プロテアーゼによる切断時の標的タンパク質と≦1M、≦150nM、100nM、≦50nM、≦10nM、≦1nM、≦0.1nM、≦0.01nM、または≦0.001nM(例えば、10-8M以下、例えば、10-8M~10-13M、例えば、10-9M~10~13M)の解離定数(Kd)を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に提供されるマスク型サイトカインのサイトカインまたはその機能的断片は、マスク型サイトカインのマスキング部分で≧500M,≧250M,≧200M,≧150M,≧100M,≧50M,≧10M,≧1M,≧500nM,≧250nM,≧150nM,≧100nM,≧50 nM,≧10nM,≧1nM,≧0.1nM,≧0.01nM、または≧0.001nMの解離定数(Kd)を有する。いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるマスク型サイトカインのサイトカインまたはその機能的断片は、約もしくは少なくとも約175M、約もしくは少なくとも約150M、約もしくは少なくとも約125M、約もしくは少なくとも約100M、約もしくは少なくとも約75M、約もしくは少なくとも約50M、約もしくは少なくとも約25M、約もしくは少なくとも約5M、約もしくは少なくとも約1M、約もしくは少なくとも約750nM、約もしくは少なくとも約500nM、約もしくは少なくとも約250nM、約もしくは少なくとも約150nM、約もしくは少なくとも約100nM、約もしくは少なくとも約75nM、または約もしくは少なくとも約50nMなどの約200M~約50nMである解離定数(Kd)を有する。結合親和性を評価するためのアッセイは、当該技術分野で周知である。
いくつかの態様では、所望の閉塞比を示すマスク型サイトカインが提供される。本明細書で使用される場合の「閉塞比」という用語は、(a)第1の条件セットの下でのパラメータの最大検出レベルと、(b)第2の条件セットの下でのそのパラメータの最小検出値との比を指す。マスク型IL-15ポリペプチドの文脈では、(a)マスク型IL-15ポリペプチドの切断可能なペプチドを切断することが可能な少なくとも1つのプロテアーゼの存在下でマスク型IL-15ポリペプチドに結合する標的タンパク質(例えば、IL-15Rタンパク質)の最大検出レベルと、(b)プロテアーゼの非存在下でマスク型IL-15ポリペプチドに結合する標的タンパク質(例えば、IL-15Rタンパク質)の最小検出値との比を指す。したがって、マスク型サイトカインの閉塞比は、切断前のマスク型サイトカインのEC50を切断後のマスク型サイトカインのEC50で割ることによって、計算されることができる。マスク型サイトカインの閉塞比はまた、プロテアーゼによる切断前のマスク型サイトカインの解離定数と、プロテアーゼによる切断後のマスク型サイトカインの解離定数との比として計算されることもできる。いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインのより大きい閉塞比は、マスク型サイトカインによって結合された標的タンパク質が、マスク型サイトカインの切断可能なペプチドを切断することが可能なプロテアーゼの存在下で、プロテアーゼの非存在下よりも大きい程度に生じる(例えば、大部分が生じる)ことを示す。
いくつかの実施形態では、最適な閉塞比を伴うマスク型サイトカインが本明細書で提供される。いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインの最適な閉塞比は、マスク型サイトカインが、本明細書に企図される方法または組成物に有用な望ましい特性を有することを示す。いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるマスク型サイトカインは、約2対約10,000、例えば、約80対約100の最適な閉塞比を示す。本明細書で提供されるマスク型サイトカインのうちのいずれかのさらなる実施形態では、閉塞比は、約2対約7,500、約2対約5,000、約2対約2,500、約2対約2,000、約2対約1,000、約2対約900、約2対約800、約2対約700、約2対約600、約2対約500、約2対約400、約2対約300、約2対約200、約2対約100、約2対約50、約2対約25、約2対約15、約2対約10、約5対約10、約5対約15、約5対約20、約10対約100、約20対約100、約30対約100、約40対約100、約50対約100、約60対約100、約70対約100、約80対約100、または約100対約1,000である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるマスク型サイトカインは、約2対約1,000の最適な閉塞比を示す。プロテアーゼによる切断前および/または切断後の標的タンパク質へのマスク型IL-15ポリペプチドの結合は、ELISAによるものなどの当該技術分野で周知の技術を使用して決定されることができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスキング部分は、サイトカインまたはその機能的断片と標的タンパク質(例えば、サイトカイン受容体)との間の親和性よりも低い親和性で、本明細書に記載されるサイトカインまたはその機能的断片に結合する。ある特定の実施形態では、本明細書で提供されるマスキング部分は、≧500M,≧250M,≧200M,≧150M,≧100M,≧50M,≧10M,≧1M,≧500nM,≧250nM,≧150nM,≧100nM,≧50nM,≧10nM,≧1nM,≧0.1nM,≧0.01nM、または≧0.001nMの解離定数(Kd)で、本明細書に記載されるサイトカインまたはその機能的断片に結合する。
4.マスク型IL-15サイトカイン産生
本明細書に記載されるマスク型サイトカインは、その例示的方法が記載される、当該技術分野で利用可能な技術を使用して調製される。
4.1 抗体産生
マスク型IL-15サイトカインのいくつかの実施形態は、抗体またはその断片を含む。以下の節は、本明細書で提供されるマスク型IL-15サイトカインのいくつかの実施形態で使用され得る、抗体、ならびにその抗体断片、バリアント、および誘導体の産生についてさらなる詳細を提供する。いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、ジスルフィド結合を通して会合しているマスク型IL-15サイトカインの2つのコピーによって産生される二量体の形態である。
1.抗体断片
本発明は、いくつかの実施形態では、抗体断片を包含する。抗体断片は、Fcドメイン、いくつかの断片の中でも、重鎖の一部、軽鎖の一部、Fab、Fv、またはscFvなどの任意の抗体断片であり得る。抗体断片は、酵素消化などの従来の手段によって、または組換え技術によって生成され得る。ある特定の状況では、抗体断片を全抗体ではなく本明明細書に記載のマスク型抗体断片に連結するという利点が存在する。ある特定の抗体断片の概説については、Hudson et al.(2003)Nat.Med.9:129-134を参照されたい。
抗体断片の産生のために様々な技術が開発されてきた。従来、これらの断片は、インタクトな抗体のタンパク質分解的消化を介して導出された(例えば、Morimoto et al.,Journal of Biochemical and Biophysical Methods 24:107-117(1992)、およびBrennan et al.,Science,229:81(1985)を参照されたい)。しかしながら、これらの断片は現在、組換え宿主細胞によって直接産生されることができる。Fab、Fv、およびScFv抗体断片はすべて、E.coliならびにHEK293およびCHO細胞などの他の細胞型で発現され、そこから分泌され、したがって、大量のこれらの断片の容易な産生を可能にすることができる。代替的に、Fab-SH断片は、培養培地から直接回収され、F(ab)2断片を形成するように化学的に結合されることができる(Carter et al.,Bio/Technology 10:163-167(1992))。別のアプローチによると、F(ab)2断片は、組換え宿主細胞培養物から直接単離されることができる。FcRN/サルベージ受容体結合エピトープ残基を含む、インビボ半減期の増加を伴うFabおよびF(ab)2断片は、米国特許 第5,869,046号に記載されている。マスク型サイトカインで使用するための抗体断片の産生のための他の技法が、当業者に明らかであろう。ある特定の実施形態では、マスク型抗体は、一本鎖Fv断片(scFv)を含む。WO93/16185、米国特許 第5,571,894号および第5,587,458号を参照されたい。scFv融合タンパク質は、scFvのアミノまたはカルボキシ末端のいずれかにおいてエフェクタータンパク質の融合をもたらすように構築され得る。上記のAntibody Engineering,ed.Borrebaeckを参照されたい。また、いくつかの実施形態では、ポリペプチドリンカーを介して連結された2つのscFvを含むbi-scFvが、マスク型サイトカインとともに使用されることができる。
本発明は、いくつかの実施形態では、線形抗体(例えば、米国特許第5,641,870号に記載されるような)、または適切なリンカーを介して連結された抗体の重鎖および軽鎖配列を含む一本鎖免疫グロブリンを含む。そのような線形抗体または免疫グロブリンは、単一特異性または二重特異性であり得る。そのような一本鎖免疫グロブリンは、二量体化され、それによって、元々四量体である抗体のものと類似する構造および活性を維持することができる。また、いくつかの実施形態では、抗体またはその断片は、単一の重鎖可変領域を有し、軽鎖の配列を有していない抗体であり得る。そのような抗体は、単一ドメイン抗体(sdAb)またはナノボディと呼ばれる。これらの抗体はまた、本発明による抗体の機能的断片の意味に包含される。抗体断片は、本明細書で提供される指導に従って、本明細書に記載されるマスク型サイトカインに連結されることができる。
2.ヒト化抗体
本発明は、いくつかの実施形態では、ヒト化抗体またはその抗体断片を包含する。いくつかの実施形態では、ヒト化抗体は、任意の抗体断片を含む任意の抗体であり得る。非ヒト抗体をヒト化するための様々な方法が当該技術分野で既知である。例えば、ヒト化抗体は、非ヒトである源から導入される1つ以上のアミノ酸残基を有することができる。これらの非ヒトアミノ酸残基は、しばしば、典型的には「輸入」可変ドメインから取り込まれる「輸入」残基と称される。ヒト化は、ヒト抗体の対応する配列に超可変領域の配列を置換することによって、Winterの方法(Jones et al.(1986)Nature 321:522-525;Riechmann et al.(1988)Nature 332:323-327、Verhoeyen et al.(1988)Science 239:1534-1536)の後に本質的に行われ得る。したがって、そのような「ヒト化」抗体は、キメラ抗体であり(米国特許第4,816,567号)、より実質的に少ないインタクトなヒト可変ドメインが、非ヒト種からの対応する配列によって置換されている。実際には、ヒト化抗体は、典型的には、いくつかの超可変領域残基および場合によりいくつかのFR残基が、げっ歯類抗体の類似部位からの残基によって置換されている、ヒト抗体である。ヒト化抗体は、本明細書で提供される指導に従って、本明細書に記載されるマスク型サイトカインに連結されることができる。
3.ヒト抗体
本発明のいくつかの実施形態のヒト抗体は、ヒト由来ファージディスプレイライブラリから選択されるFvクローン可変ドメイン配列を、既知のヒト定常ドメイン配列と組み合わせることによって、構築されることができる。代替的に、本発明のいくつかの実施形態のヒトモノクローナル抗体は、例えば、ヒトモノクローナル抗体を産生するために、例えば、マウス、ラット、ウシ(例えば、乳牛)、またはウサギ細胞を使用することによる、ハイブリドーマ法によって作製されることができる。いくつかの実施形態では、ヒト抗体およびヒトモノクローナル抗体は、任意の抗原に結合する抗体であり得る。いくつかの実施形態では、本発明のヒトモノクローナル抗体は、標的抗原でヒト免疫グロブリン座位を含む非ヒト動物を免疫化し、抗体を免疫動物または免疫動物に由来する細胞から単離することによって、作製されることができる。好適な非ヒト動物の例としては、HuMAb Mouse(登録商標)(Medarex,Inc.)、KM Mouse(登録商標)、「TCマウス」、およびXenomouse(商標)などのトランスジェニックまたはトランスクロモソミック動物が挙げられる。例えば、Lonberg,et al.(1994)Nature 368:856-859、Fishwild,D.et al.(1996)Nature Biotechnology 14:845-851、WO2002/43478、米国特許第 5,939,598号、第6,075,181号、第6,114,598号、第6,150,584号、第6,162,963号、およびTomizuka et al.(2000)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 97:722-727を参照されたい。
ヒトモノクローナル抗体の産生のためのヒト骨髄腫およびマウス-ヒトヘテロ骨髄腫細胞株は、例えば、Kozbor J.Immunol.,133:3001(1984)、Brodeur et al.,Monoclonal Antibody Production Techniques and Applications,pp.51-63(Marcel Dekker,Inc.,New York,1987)、およびBoerner et al.,J.Immunol.,147:86(1991)によって記載されている。ヒト抗体は、本明細書で提供される指導に従って、本明細書に記載されるマスク型サイトカインに連結されることができる。
4.二重特異性抗体
二重特異性抗体は、少なくとも2つの異なる抗原に対する結合特異性を有するモノクローナル抗体である。ある特定の実施形態では、二重特異性抗体は、ヒトまたはヒト化抗体である。いくつかの実施形態では、結合特異性のうちの1つは、第1の抗原に対するものであり、他方の結合特異性は、第2の抗原に対するものであり、これは、同じ標的タンパク質上の2つの異なるエピトープ、または2つの異なる標的タンパク質上の2つの異なるエピトープのいずれかであり得る。二重特異性抗体はまた、第1の抗原および/または第2の抗原を発現する細胞に細胞傷害性薬剤を局在化するために使用され得る。二重特異性抗体はまた、特定の細胞、例えば、がん細胞を死滅させるために、T細胞またはナチュラルキラー細胞などの細胞を動員するために使用され得る。二重特異性抗体は、完全長抗体または抗体断片(例えば、F(ab’)2二重特異性抗体)として調製されることができる。二重特異性抗体は、本明細書で提供される指導に従って、本明細書に記載されるマスク型サイトカインに連結されることができる。
二重特異性抗体を作製するための方法は、当該技術分野で既知である。Milstein and Cuello,Nature,305:537(1983)、1993年5月13日に公開されたWO93/08829、Traunecker et al.,EMBO J.,10:3655(1991)、Kontermann and Brinkmann,Drug Discovery Today,20(7):838-847を参照されたい。二重特異性抗体の生成のさらなる詳細については、例えば、Suresh et al.,Methods in Enzymology,121:210(1986)を参照されたい。二重特異性抗体には、架橋または「ヘテロ複合体」抗体が含まれる。例えば、ヘテロ複合体内の抗体の一方は、アビジンに結合され、他方はビオチンに結合され得る。ヘテロ複合体抗体は、任意の好都合な架橋方法を使用して作製され得る。好適な架橋剤は、いくつかの架橋技術とともに、当該技術分野で周知であり、米国特許 第4,676,980号に開示されている。
5.単一ドメイン抗体
いくつかの実施形態では、単一ドメイン抗体は、本明細書で提供される指導に従ってマスク型サイトカインに連結される。単一ドメイン抗体は、任意の抗体であり得る。単一ドメイン抗体は、抗体の重鎖可変ドメインのすべてもしくは一部、または軽鎖可変ドメインのすべてもしくは一部を含む、単一ポリペプチド鎖である。ある特定の実施形態では、単一ドメイン抗体は、ヒト単一ドメイン抗体である(Domantis,Inc.,Waltham,Mass.、例えば、米国特許第6,248,516B1を参照されたい)。いくつかの実施形態では、単一ドメイン抗体は、抗体の重鎖可変ドメインのすべてまたは一部からなる。いくつかの実施形態では、単一ドメイン抗体は、標的抗原によるラクダ科の免疫化によって得られたラクダ科由来抗体である。いくつかの実施形態では、単一ドメイン抗体は、標的抗原によるサメの免疫化によって得られたサメ由来抗体である。いくつかの実施形態では、単一ドメイン抗体は、ナノボディである(例えば、WO2004041865A2およびUS20070269422A1を参照されたい)。
6.抗体バリアント
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される抗体またはその断片のアミノ酸配列修飾が企図される。例えば、抗体のFcRn結合親和性および/またはpH依存性FcRn結合親和性を改善することが望ましくあり得る。また、特定のアミノ酸修飾を導入することによって、抗体重鎖のヘテロ二量体化を促進することも望ましくあり得る。ヘテロ二量体化を促進するために行われ得る特定の修飾を含む、抗体鎖のヘテロ二量体化を促進するための方法は、Klein et al.(2012),MAbs,4(6):653-663によって記載されている。
抗体のアミノ酸配列バリアントは、抗体をコードするヌクレオチド配列に適切な変化を導入することによって、またはペプチド合成によって調製され得る。そのような修飾は、例えば、抗体のアミノ酸配列内の残基からの欠失、および/またはそれへの挿入、および/またはその置換を含む。欠失、挿入、および置換の任意の組み合わせを行い、最終構築物を得ることができるが、但し、最終構築物は、所望の特徴を保有していることを条件とする。アミノ酸改変は、配列が作製されるときに対象の抗体アミノ酸配列に導入され得る。
変異誘発のための好ましい位置である抗体のある特定の残基または領域の識別のための有用な方法は、Cunningham and Wells(1989)Science,244:1081-1085により記載されるように、「アラニンスキャニング変異誘発」と呼ばれる。ここで、残基または標的残基の群が識別され(例えば、arg、asp、his、lys、およびgluなどの荷電残基)、中性または負に荷電したアミノ酸(例えば、アラニンまたはポリアラニン)によって置換されて、アミノ酸と抗原の相互作用に影響を及ぼす。次いで、置換に対する機能的感受性を示すそれらのアミノ酸位置は、置換部位に、または置換部位のために、さらなるまたは他のバリアントを導入することによって精製される。したがって、アミノ酸配列変異を導入するための部位は、予め決定されているが、変異自体の性質は、予め決定される必要はない。例えば、所与の部位での変異の性能を分析するために、alaスキャニングまたはランダム変異誘発が標的コドンまたは領域において行われ、発現された免疫グロブリンが所望の活性についてスクリーニングされる。
アミノ酸配列挿入には、1つの残基から数百以上の残基を含有するポリペプチドの長さの範囲のアミノ末端融合および/またはカルボキシル末端融合を含み、ならびに単一または複数のアミノ酸残基の配列間挿入を含む。末端挿入の例としては、N末端メチオニル残基を有する抗体が挙げられる。抗体分子の他の挿入バリアントには、抗体の血清半減期を延長する、酵素またはポリペプチドに対する抗体のN末端またはC末端への融合が含まれる。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、ヒンジ領域近くのプロテアーゼ切断を除去、低減、または別様に妨害するように修飾される。IgGの「ヒンジ領域」は、一般的に、E216を含み、KabatのようなEUインデックスに従ってヒトIgGlのP230で終端するものとして定義されるが、機能的には、鎖の可撓性部分は、E216~G237などの上部および下部ヒンジ領域と称される追加の残基を含むとみなされ得(Roux et al.,1998 J Immunol 161:4083)、下部ヒンジは、FcyR結合が一般的に起因したFc領域の残基233~239と称されている。本明細書に記載されるマスク型サイトカインのうちのいずれかに対する修飾は、例えば、参照により本明細書に組み込まれるUS 20150139984A1に記載される方法に従って、ならびに本明細書に記載される修飾のうちのいずれかを組み込むことによって、実施されることができる。
いくつかの実施形態では、薬物動態を改善するFcRn変異としては、M428L,T250Q/M428L,M252Y/S254T/T256E,P257I/N434H,D376V/N434H,P257I/Q3111,N434A,N434W,M428L/N434S,V259I/V308F,M252Y/S254T/T256E,V259I/V308F/M428L,T307Q/N434A,T307Q/N434S,T307Q/E380A/N434A,V308P/N434A,N434H,V308Pが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、そのような変異は、低いpHでFcRnへの抗体結合を強化するが、中性pHでは抗体親和性を変化させない。
ある特定の実施形態では、抗体またはその断片は、抗体がグリコシル化される程度を増加または減少させるように改変される。ポリペプチドのグリコシル化は、典型的には、N結合型またはO結合型のいずれかである。N結合型とは、アスパラギン残基の側鎖への炭水化物部分の付着を指す。Xがプロリン以外の任意のアミノ酸である、トリペプチド配列のアスパラギン-X-セリンおよびアスパラギン-X-スレオニンは、アスパラギン側鎖への炭水化物部分の酵素的付着のための認識配列である。したがって、ポリペプチド中のこれらのトリペプチド配列のいずれかの存在は、潜在的グリコシル化部位を作成する。O結合型グリコシル化とは、ヒドロキシアミノ酸、最も一般的にはセリンまたはスレオニンへの糖、すなわち、N-アセチルガラクトサミン、ガラクトース、またはキシロースのうちの1つの付着を指すが、5-ヒドロキシプロリンまたは5-ヒドロキシリシンも使用され得る。
マスク型サイトカインへのグリコシル化部位の付加または欠失は、(N結合型グリコシル化部位のための)上記に記載されるトリペプチド配列のうちの1つ以上が作成または除去されるように、アミノ酸配列を改変することによって、便宜的に達成される。改変はまた、(O結合型グリコシル化部位のための)元の抗体の配列への1つ以上のセリン残基またはスレオニン残基の付加、欠失、または置換によって行われ得る。
抗体またはその断片がFc領域を含む場合、それに付着した炭水化物は、改変され得る。例えば、抗体のFc領域に付着したフコースを欠く成熟炭水化物構造を有する抗体は、米国特許出願第US2003/0157108号(Presta,L.)に記載されている。US2004/0093621(Kyowa Hakko Kogyo Co.,Ltd)も参照されたい。抗体のFc領域に付着した炭水化物中の二等分N-アセチルグルコサミン(GlcNAc)を有する抗体は、WO 2003/011878,Jean-Mairet et al.、および米国特許 第6,602,684号,Umana et al.で参照されている。抗体のFc領域に付着したオリゴ糖中に少なくとも1つのガラクトース残基を有する抗体は、WO 1997/30087,Patel et al.に報告されている。また、そのFc領域に付着した改変炭水化物を有する抗体に関するWO1998/58964(Raju,S.)およびWO1999/22764(Raju,S.)も参照されたい。修飾グリコシル化を有する抗原結合分子に関するUS2005/0123546(Umana et al.)も参照されたい。
ある特定の実施形態では、グリコシル化バリアントは、Fc領域を含み、Fc領域に付着した炭水化物構造は、フコースを欠くか、または低減されたフコースを有する。そのようなバリアントは、改善されたADCC機能を有する。任意に、Fc領域は、その中に、ADCCをさらに改善する1つ以上のアミノ酸置換、例えば、Fc領域の位置298、333、および/または334(残基のEU番号付け)における置換をさらに含む。「脱フコシル化」抗体または「フコース欠損」抗体に関連する刊行物の例には、US 2003/0157108;WO 2000/61739;WO 2001/29246;US 2003/0115614;US 2002/0164328;US 2004/0093621;US 2004/0132140;US 2004/0110704;US 2004/0110282;US 2004/0109865;WO 2003/085119;WO 2003/084570;WO 2005/035586;WO 2005/035778;W02005/053742;Okazaki et al.J.Mol.Biol.336:1239-1249(2004)、Yamane-Ohnuki et al.Biotech.Bioeng.87:614(2004)が挙げられる。脱フコシル化抗体を産生する細胞株の例としては、タンパク質フコシル化を欠損したLee 13 CHO細胞(Ripka et al.Arch.Biochem.Biophys.249:533-545(1986)、米国特許出願第US2003/0157108A1号,Presta,L、およびWO2004/056312A1,Adams et al.、特に実施例11)、およびアルファ-1,6-フコシルトランスフェラーゼ遺伝子、FUT8、ノックアウトCHO細胞(Yamane-Ohnuki et al.Biotech.Bioeng.87:614(2004))などのノックアウト細胞株、ならびに31,4-N-アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼIII(GnT-III)およびゴルジμ-マンノシダーゼII(ManII)を過剰発現する細胞が挙げられる。
本明細書の実施形態のうちのいずれかでは、マスク型サイトカインは、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)活性を改善するように操作され得る。いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、アルファ1,6-フコシルトランスフェラーゼ(Fut8)ノックアウトを有する細胞株で産生され得る。いくつかの実施形態では、宿主細胞は、低減した内因性アルファ1,6-フコシル化活性を有するように修飾されている。哺乳動物宿主細胞内のフコシル化経路を修飾するための方法の例は、例えば、その内容が参照により本明細書に組み込まれる、Yamane-Ohnuki and Satoh,MAbs,1(3):230-236(2009)で見出され得る。FUT8遺伝子の発現を部分的または完全に不活化するための方法および組成物の例は、例えば、米国公開 第20160194665A1号、WO2006133148A2に記載されており、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、CHO細胞のLecl3バリアント(例えば、Shields et al.,J.Biol.Chem.,277(30):26733-40(2002)を参照されたい)、低減したFUT8活性を有するYB2/0細胞株(例えば、Shinkawa et al.,J.Biol.Chem.,278(5):3466-73(2003)を参照されたい)で産生される。いくつかの実施形態では、アルファ1,6-フコシル化に関連する遺伝子に対する低分子干渉RNA(siRNA)が導入され得る(例えば、Mori et al.,Biotechnol.Bioeng.88(7):901-908(2004)、Imai-Nishiya et al.,BMC Biotechnol.7:84(2007)、Omasa et al.,J.Biosci.Bioeng.,106(2):168-173(2008)を参照されたい)。いくつかのさらなる実施形態では、マスク型サイトカインは、31,4-N-アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼIII(GnT-III)を過剰発現する細胞株で産生され得る。さらなる実施形態では、細胞株は、加えて、ゴルジμ-マンノシダーゼII(ManII)を過剰発現する。本明細書の実施形態のうちのいくつかでは、マスク型サイトカインは、ADCC活性を改善するFc領域に少なくとも1つのアミノ酸置換を含み得る。
いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、その血清半減期を改善するように改変される。抗体の血清半減期を増加させるために、例えば、米国特許第5,739,277号に記載されるように、連結された抗体(特に、抗体断片)にFcRN/サルベージ受容体結合エピトープを組み込み得る。本明細書で使用される場合、「サルベージ受容体結合エピトープ」という用語は、IgG分子のインビボ血清半減期を増加する要因となるIgG分子(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、またはIgG4)のFc領域のエピトープを指す(US2003/0190311、米国特許第6,821,505号、米国特許第6,165,745号、米国特許第5,624,821号、米国特許第5,648,260号、米国特許第6,165,745号、米国特許第5,834,597号)。
バリアントの別のタイプは、アミノ酸置換バリアントである。これらのバリアントは、異なる残基により置き換えられた抗体分子中の少なくとも1つのアミノ酸残基を有する。置換変異誘発についての目的の部位としては、超可変領域が挙げられるが、FRの改変もまた企図される。保存的置換は、「好ましい置換」の見出しで、表2に示されている。そのような置換により生物活性に望ましい変化が生じる場合、表2において「例示的置換」で表示されるか、またはアミノ酸のクラスに関して以下にさらに記載される、より大きな置換変化が導入され得、生成物がスクリーニングされ得る。
Figure 2023520514000022
抗体の生物学的特性における置換修飾は、(a)例えば、シートまたはヘリカル立体構造としての置換領域中のポリペプチド主鎖の構造、(b)標的部位における分子の荷電もしくは疎水性、または(c)側鎖の体積の維持に対する効果が有意に異なる置換を選択することにより実現される。アミノ酸は、それらの側鎖の特性の類似性に従ってグループ化され得る(A.L.Lehninger,in Biochemistry,second ed.,pp.73-75,Worth Publishers,New York(1975)):
(1)非極性:Ala(A)、Val(V)、Leu(L)、Ile(I)、Pro(P)、Phe(F)、Trp(W)、Met(M)
(2)非荷電極性:Gly(G)、Ser(S)、Thr(T)、Cys(C)、Tyr(Y)、Asn(N)、Gin(Q)
(3)酸性:Asp(D)、Glu(E)
(4)塩基性:Lys(K)、Arg(R)、His(H)
代替として、天然に存在する残基は、以下の一般的な側鎖の特性に基づいてグループに分けられ得る:
(1)疎水性:ノルロイシン、Met、Ala、Val、Leu、he、
(2)中性親水性:Cys、Ser、Thr、Asn、Gin、
(3)酸性:Asp、Glu、
(4)塩基性:His、Lys、Arg、
(5)鎖の方向性に影響を与える残基:Gly、Pro、
(6)芳香族:Trp、Tyr、Phe。
非保存的置換は、これらのクラスのうちの1つのメンバーを別のクラスのものに交換することを伴う。そのような置換残基はまた、保存的置換部位、または残りの(非保存的)部位に導入され得る。
別のタイプの置換バリアントは、天然に存在するアミノ酸残基の天然に存在しないアミノ酸残基への置換を伴う。天然に存在しないアミノ酸残基は、例えば、tRNA再コードを通して、または例えば、参照により本明細書に組み込まれるWO2016154675A1に記載される方法のうちのいずれかを通して、組み込まれることができる。
置換バリアントの1つのタイプは、親抗体(例えば、ヒト化抗体またはヒト抗体)の1つ以上の超可変領域残基を置換することを伴う。概して、さらなる開発のために選択された結果として生じるバリアントは、それらが生成される親抗体に対して、修飾された(例えば、改善された)生物学的特性を有する。そのような置換バリアントを生成するための便宜的な方法は、ファージディスプレイ、酵母ディスプレイ、または哺乳動物ディスプレイを使用する親和性成熟を伴う。簡潔には、いくつかの超可変領域部位(例えば、6~7つの部位)が変異され、各部位ですべての可能なアミノ酸置換を生成する。このようにして生成された抗体は、各粒子内にパッケージングされたファージコートタンパク質(例えば、M13の遺伝子III生成物)の少なくとも一部への融合として、繊維状ファージ粒子からディスプレイされる。次いで、ファージディスプレイバリアントが、その生物学的活性(例えば、結合親和性)についてスクリーニングされる。修飾のための超可変領域部位候補を識別するために、スキャニング変異誘発(例えば、アラニンスキャニング)を実施し、抗原結合に有意に寄与する超可変領域残基を識別することができる。代替的に、または加えて、抗体と抗原との間の接触点を識別するために、抗原-抗体複合体の結晶構造を分析することが有益であり得る。そのような接触残基および隣接残基は、本明細書に詳述されるものを含む、当該技術分野で既知の技術による置換の候補である。そのようなバリアントが生成されると、バリアントのパネルは、本明細書に記載されるものを含む、当該技術分野で既知の技術を使用したスクリーニングを受け、1つ以上の関連アッセイにおいて優れた特性を有する抗体は、さらなる開発のために選択され得る。
マスク型抗体のアミノ酸配列バリアントをコードする核酸分子は、当該技術分野で既知の様々な方法によって調製される。これらの方法には、天然源からの単離(天然に存在するアミノ酸配列バリアントの場合)、または例えば、抗体の以前に調製されたバリアントもしくは非バリアントバージョンのオリゴヌクレオチド媒介性(もしくは部位指向型)変異誘発、PCR変異誘発、およびカセット変異誘発による調製が含まれるが、これらに限定されない。
本発明の抗体のFc領域に1つ以上のアミノ酸修飾を導入し、それによって、Fc領域バリアントを生成することが望ましくあり得る。Fc領域バリアントは、ヒンジシステインのアミノ酸位置を含む1つ以上のアミノ酸位置にアミノ酸修飾(例えば、置換)を含む、ヒトFc領域配列(例えば、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、またはIgG4 Fc領域)を含み得る。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるマスク型サイトカインは、エフェクター機能が強化されたIgG1、IgG2、IgG3、またはIgG4アイソタイプを有する、抗体またはその断片を含む。いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるマスク型サイトカインは、エフェクター機能が強化されたIgG1アイソタイプを有する、抗体またはその断片を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に提供されるマスク型サイトカインは、エフェクター機能が強化されたIgG1アイソタイプを有する。いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、脱フコシル化される。いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、増加したレベルのマンノース部分を含む。いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、増加したレベルの二等分グリカン部分を有する。いくつかの実施形態では、IgG1は、アミノ酸変異を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるマスク型サイトカインは、IgG1アイソタイプ(例えば、ヒトIgG1アイソタイプ)を有する抗体を含む。いくつかの実施形態では、IgG1は、エフェクター機能を強化する1つ以上のアミノ酸置換を含む。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換S298A、E333A、およびK334Aを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換S239DおよびI332Eを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換S239D、A330L、およびI332Eを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換P247IおよびA339DまたはA339Qを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換D280H、S298Dの有無を問わないK290S、またはS298Vを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換F243L、R292P、およびY300Lを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換F243L、R292P、Y300L、およびP396Lを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換F243L、R292P、Y300L、V305I、およびP396Lを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換G236A、S239D、およびI332Eを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換K326AおよびE333Aを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換K326WおよびE333Sを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、K326Eの有無を問わず、アミノ酸置換K290E、S298G、T299Aを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、K326Eの有無を問わず、アミノ酸置換K290N、S298G、T299Aを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換K334Vを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換L235S、S239D、およびK334Vを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換K334VおよびQ331M、S239D、F243V、E294L、またはS298Tを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換E233L、Q311M、およびK334Vを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換L234I、Q311M、およびK334Vを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換K334VおよびS298T、A330M、またはA330Fを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換K334V、Q311M、およびA330MまたはA330Fのいずれかを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換K334V、S298T、およびA330MまたはA330Fのいずれかを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換K334V、S239D、およびA330MまたはS298Tのいずれかを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換L234Y、Y296W、およびK290Y、F243V、またはE294Lを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換Y296WおよびL234YまたはK290Yのいずれかを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換S239D、A330S、およびI332Eを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。
いくつかの実施形態では、IgG1は、エフェクター機能を減少させるか、または阻害する、1つ以上のアミノ酸置換を含む。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換N297A、N297G、またはN297Qを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換L234AまたはL235Aを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換C220S、C226S、C229S、およびP238Sを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換C226S、C229S、E233P、L234V、およびL235Aを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換L234F、L235E、およびP331Sを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。一実施形態では、IgG1は、アミノ酸置換S267EおよびL328Fを含み、アミノ酸残基は、KabatのようなEUインデックスに従って番号付けされる。
この説明および当該技術分野の教示によれば、いくつかの実施形態では、マスク型サイトカインの抗体またはその断片は、例えば、Fc領域内に、野生型の対応する抗体と比較して、1つ以上の改変を含み得ることが企図される。例えば、例えば、WO99/51642に記載されるように、改変された(すなわち、改善されたか、または減少したかのいずれかである)C1q結合および/または補体依存性細胞傷害(CDC)をもたらすであろう、特定の改変がFc領域に行われ得ることが考えられる。また、Fc領域バリアントの他の例に関して、Duncan & Winter Nature 322:738-40(1988)、米国特許 第5,648,260号、米国特許 第5,624,821号、およびWO94/29351も参照されたい。WO00/42072(Presta)およびWO2004/056312(Lowman)は、FcRへの結合が改善されたか、または減少した抗体バリアントを説明する。これらの特許刊行物の内容は、参照により本明細書に具体的に組み込まれる。また、Shields et al.J.Biol.Chem.9(2):6591-6604(2001)も参照されたい。増加した半減期と、母体のIgGの胎児への移入の要因となる新生児Fc受容体(FcRn)への改善された結合とを有する抗体(Guyer et al.,J.Immunol.117:587(1976)and Kim et al.,J.Immunol.24:249(1994))は、US2005/0014934A1(Hinton et al.)に記載されている。これらの抗体は、FcRnへのFc領域の結合を改善する、その中に1つ以上の置換を有するFc領域を含む。改変Fc領域アミノ酸配列を有し、C1q結合能が増加または減少したポリペプチドバリアントは、米国特許 第6,194,551B1号、WO99/51642に記載されている。これらの特許刊行物の内容は、参照により本明細書に具体的に組み込まれる。また、Idusogie et al.J Immunol.164:4178-4184(2000)も参照されたい。
4.2 マスク型IL-15サイトカイン・薬剤複合体
本発明はまた、1つ以上の薬剤に複合体化された本明細書に開示される任意のIL-15マスク型サイトカインであり得る、本明細書で提供されるマスク型IL-15サイトカインを含む、マスク型IL-15サイトカイン-薬物複合体(MCDC)も提供する。いくつかの実施形態では、1つ以上の薬剤は、化学療法剤もしくは薬剤、成長阻害剤、毒素(例えば、タンパク質毒素、細菌、真菌、植物、もしくは動物起源の酵素的に活性な毒素、またはその断片)、または放射性同位元素を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の薬剤は、免疫刺激剤である。
いくつかの実施形態では、マスク型IL-15サイトカインに複合体化された1つ以上の薬物には、メイタンシノイド(米国特許第5,208,020号、第5,416,064号、および欧州特許EP0425235B1を参照されたい)、モノメチルオーリスタチン薬物部分DEおよびDF(MMAEおよびMMAF)などのオーリスタチン(米国特許第5,635,483号および第5,780,588号、ならびに第7,498,298号を参照されたい)、ドラスタチン、カリチアマイシンまたはその誘導体(米国特許第5,712,374号、第5,714,586号、第5,739,116号、第5,767,285号、第5,770,701号、第5,770,710号、第5,773,001号、および第5,877,296号、Hinman et ak,Cancer Res.53:3336-3342(1993)、ならびにLode et ak,Cancer Res.58:2925-2928(1998)を参照されたい)、ダウノマイシンまたはドキソルビシンなどのアントラサイクリン(Kratz et ak,Current Med.Chem.13:477-523(2006)、Jeffrey et ak,Bioorganic & Med.Chem.Letters 16:358-362(2006)、Torgov et ak,Bioconj.Chem.16:717-721(2005)、Nagy et ak,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 97:829-834(2000)、Dubowchik et ak,Bioorg.& Med.Chem.Letters 12:1529-1532(2002)、King et ak,J.Med.Chem.45:4336-4343(2002)、および米国特許第6,630,579号を参照されたい)、メトトレキサート、ビンデシン、ドセタキセル、パクリタキセル、ラロタキセル、テセタキセル、およびオルタタキセルなどのタキサン、トリコテセン、ならびにCC1065が含まれるが、これらに限定されない。
別の実施形態では、マスク型IL-15サイトカインに複合体化された1つ以上の薬物には、チューブリン重合の阻害剤(例えば、メイタンシノイドおよびオーリスタチン)、DNA損傷剤(例えば、ピロロベンゾジアゼピン(PBD)二量体、カリチアミシン、デュオカルマイシン、およびインド-リノベンゾジアゼピン二量体)、ならびにDNA合成阻害剤(例えば、エキサテカン誘導体Dxd)が含まれるが、これらに限定されない。
別の実施形態では、マスク型IL-15サイトカイン-薬物複合体は、ジフテリアA鎖、ジフテリア毒素の非結合活性断片、エキソトキシンA鎖(Pseudomonas aeruginosa由来)、リシンA鎖、アブリンA鎖、モデクシンA鎖、アルファ-サルシン、Aleurites fordiiタンパク質、ジアンチン(dianthin)タンパク質、Phytolaca americanaタンパク質(PAPI、PAPII、およびPAP-S)、momordica charantia阻害剤、クルシン、クロチン、sapaonaria officinalis阻害剤、ジェロニン、ミトゲリン、レストリクトシン、フェノマイシン、エノマイシン、およびトリコテセンを含むが、これらに限定されない、酵素的に活性な毒素またはその断片に複合体化された本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインをむ。
別の実施形態では、マスク型IL-15サイトカイン-薬物複合体は、放射性原子に複合体化された本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインを含み、放射性複合体を形成する。様々な放射性同位体が、放射性複合体の産生に利用可能である。例としては、At211、1131、1125、Y90、Rel86、Rel88、Sml53、B1212、P32、Pb212、およびLuの放射性同位元素が挙げられる。放射性複合体が検出に使用されるとき、これは、例えば、tc99mもしくは1123などのシンチグラフィー研究検査用の放射性原子、または再びヨウ素-123、ヨウ素-131、インジウム-111、フッ素-19、炭素-13、窒素-15、酸素-17、ガドリニウム、マンガン、もしくは鉄などの核磁気共鳴(NMR)画像法(磁気共鳴画像法、MRIとしても知られる)用のスピン標識を含み得る。
いくつかの実施形態では、マスク型IL-15サイトカイン・薬剤複合体は、1つ以上の免疫刺激剤に複合体化された本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインを含む。いくつかの実施形態では、免疫刺激剤は、インターフェロン遺伝子(STING)アゴニストまたはtoll様受容体(TER)アゴニストの刺激剤である。
STINGアゴニストは、STINGの任意のアゴニストであり得る。いくつかの実施形態では、STINGアゴニストは、環状ジヌクレオチド(CDN)である。CDNは、任意のCDNまたはその誘導体もしくはバリアントであり得る。いくつかの実施形態では、STINGアゴニストは、cGAMP、c-di-AMP、c-di-GMP、cAIMP、およびc-di-IMPからなる群から選択されるCDNである。いくつかの実施形態では、STINGアゴニストは、cGAMP、c-di-AMP、c-di-GMP、cAIMP、およびc-di-IMPからなる群から選択されるCDNの誘導体またはバリアントである。いくつかの実施形態では、STINGアゴニストは、4-(2-クロロ-6-フルオロベンジル)-N-(フラン-2-イルメチル)-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-6-カルボキサミド、またはその誘導体もしくはバリアントである。例えば、Sali et al.(2015)PloS Pathog.,11(12):e!005324を参照されたい。
TLRアゴニストは、TLR1、TLR2、TLR3、TLR4、TLR5、TLR6、TLR7、TLR8、TLR9、またはTLR10などの任意のTLRのアゴニストであり得る。いくつかの実施形態では、TLRアゴニストは、TLR1、TLR2、TLR4、またはTLR5などの細胞表面上で発現されるTLRのアゴニストである。いくつかの実施形態では、TLRアゴニストは、TLR3、TLR7、TLR8、TLR9、またはTLR10などの細胞内で発現されるTLRのアゴニストである。
マスク型IL-15サイトカインおよび細胞傷害性薬剤の複合体は、N-スクシンイミジル-3-(2-ピリジルジチオ)プロピオネート(SPDP)、スクシンイミジル-4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(SMCC)、イミノチオラン(IT)、イミドエステルの二官能性誘導体(ジメチルアジピミジン酸塩HClなど)、活性エステル(スベリン酸ジスクシンイミジルなど)、アルデヒド(グルタルアルデヒドなど)、ビス-アジド化合物(ビス(p-アジドベンゾイル)ヘキサンジアミンなど)、ビス-ジアゾニウム誘導体(ビス-(p-ジアゾニウムベンゾイル)-エチレンジアミンなど)、ジイソシアネート(トルエン2,6-ジイソシアネートなど)、およびビス-活性フッ素化合物(1,5-ジフルオロ-2,4-ジニトロベンゼンなど)などの様々な二官能性タンパク質結合剤を使用して作製され得る。例えば、リシンイムノトキシンは、Vitetta et ah,Science 238:1098(1987)に記載されるように調製されることができる。炭素-14-標識1-イソチオシアネートベンジル-3-メチルジエチレントリアミンペンタ酢酸(MX-DTPA)は、抗体への放射性ヌクレオチドの複合体化のための例示的キレート剤である。W094/11026を参照されたい。リンカーは、細胞における細胞傷害性薬物の放出を促進する「切断可能なリンカー」であり得る。例えば、酸不安定リンカー、ペプチダーゼ感受性リンカー、光不安定リンカー、ジメチルリンカー、またはジスルフィド含有リンカー(Chari et ah,Cancer Res.52:127-131(1992)、米国特許第5,208,020号)が、使用され得る。
本明細書のMCDCは、BMPS、EMCS、GMBS、HBVS、LC-SMCC、
MBS、MPBH、SBAP、SIA、SIAB、SMCC、SMPB、SMPH、スルホ-EMCS、スルホ-GMBS、スルホ-KMUS、スルホ-MBS、スルホ-SIAB、スルホ-SMCC、およびスルホ-SMPB、ならびにSVSB((例えば、Pierce Biotechnology,Inc.,Rockford,IL.,U.S.A)から市販されているスクシンイミジル-(4-ビニルスルホン安息香酸))を含むが、これらに限定されない、架橋試薬を用いて調製されるそのような複合体を明示的に企図するが、これらに限定されない。
4.3 ベクター、宿主細胞、および組換え法
本発明のIL-15マスク型サイトカインの組換え産生については、それをコードする1つ以上の核酸は、さらなるクローニング(DNAの増幅)のため、
または発現のために、単離され、複製可能なベクターに挿入される。その成分を含む、マスク型IL-15サイトカインをコードするDNAは、従来の手順を使用して容易に単離および配列決定される。多くのベクターが利用可能である。ベクターの選択は、使用される宿主細胞に部分的に依存する。概して、宿主細胞は、原核細胞または真核細胞(概して哺乳動物)起源のいずれかである。適用可能であるときに、IgG、IgM、IgA、IgD、およびIgE定常領域を含む、抗体またはその断片の任意のアイソタイプの定常領域が、この目的で使用され得、そのような定常領域は、任意のヒトまたは動物種から取得され得ることを理解されたい。いくつかの実施形態では、1つのベクターが、IL-15マスク型サイトカインをコードするために使用される。いくつかの実施形態では、1つを超えるベクターが、マスク型IL-15サイトカインをコードするために使用される。
1.原核宿主細胞を使用したマスク型IL-15サイトカインの生成
a.ベクター構築
本発明のマスク型サイトカインのポリペプチド成分をコードするポリヌクレオチド配列は、標準的な組換え技法を使用して取得されることができる。抗体またはその抗体断片の所望のポリヌクレオチド配列は、ハイブリドーマ細胞などの抗体産生細胞から単離され、配列決定され得る。代替的に、ポリヌクレオチドは、ヌクレオチド合成器もしくはPGR技法を使用して合成されるか、または他の供給源から取得されることができる。取得されると、マスク型サイトカインの成分をコードする配列は、原核宿主において異種ポリヌクレオチドを複製および発現することが可能な組換えベクターに挿入される。当該技術分野で利用可能かつ既知の多くのベクターが、本発明の目的で使用されることができる。適切なベクターの選択は、主に、ベクターに挿入される核酸のサイズ、およびベクターで形質転換される特定の宿主細胞に依存するであろう。各ベクターは、その機能(異種ポリヌクレオチドの増幅もしくは発現、またはその両方)、およびそれが常駐する特定の宿主細胞とのその適合性に応じて、様々な成分を含有する。ベクター成分には、一般的に、複製起点、選択マーカー遺伝子、プロモーター、リボソーム結合部位(RBS)、シグナル配列、異種核酸挿入、および転写ターミネーター配列が含まれるが、これらに限定されない。
一般に、宿主細胞と適合する種に由来するレプリコンおよび対照配列を含有するプラスミドベクターが、これらの宿主に関連して使用される。ベクターは、通常、複製部位、ならびに形質転換細胞において表現型選択を提供することが可能なマーキング配列を担持する。例えば、E.coliは、典型的には、E.coli種に由来するプラスミドであるpBR322を使用して形質転換される。pBR322は、遺伝子コードアンピシリン(Amp)およびテトラサイクリン(Tet)耐性を含有し、したがって、形質転換細胞を識別するための容易な手段を提供する。pBR322、その誘導体、または他の微生物プラスミドもしくはバクテリオファージもまた、内因性タンパク質の発現のために微生物によって使用され得るプロモーターを含有し得るか、または含有するように修飾され得る。特定の抗体の発現に使用されるpBR322誘導体の例は、Carter et ah,米国特許 第5,648,237号に記載されている。
加えて、宿主微生物と適合するレプリコンおよび制御配列を含有するファージベクターが、これらの宿主に関連して形質転換ベクターとして使用されることができる。例えば、E.coli LE392などの感受性宿主細胞を形質転換するために使用され得る組換えベクターを作製する際に、7GEM.TM.-11などのバクテリオファージが利用され得る。
本発明の発現ベクターは、ポリペプチド成分の各々をコードする、2つ以上のプロモーター-シストロン対を含み得る。プロモーターは、その発現を調節するシストロンの上流(5’)に位置する非翻訳調節配列である。原核プロモーターは、典型的には、誘導性および恒常性の2つのクラスに分類される。誘導性プロモーターは、培養条件の変化、例えば、栄養素の有無または温度の変化に応答して、その制御下でシストロンの転写のレベルの増加を開始するプロモーターである。
様々な潜在的宿主細胞によって認識される多数のプロモーターが周知である。選択されたプロモーターは、制限酵素消化を介してプロモーターをソースDNAから除去し、単離されたプロモーター配列を本発明のベクターに挿入することによって、マスク型サイトカインのいずれかの鎖をコードするシストロンDNAに動作可能に連結されることができる。天然プロモーター配列および多くの異種プロモーターの両方が、標的遺伝子の増幅および/または発現を指示するために使用され得る。
いくつかの実施形態では、異種プロモーターは、それらが、天然標的ポリペプチドプロモーターと比較して、発現された標的遺伝子のより大きな転写量およびより高い収率を一般的に許容するため、利用される。
原核宿主とともに使用するために好適なプロモーターには、PhoAプロモーター、3-ガラクタマーゼおよびラクトースプロモーター系、トリプトファン(trp)プロモーター系、およびtacまたはtrcプロモーターなどのハイブリッドプロモーターが挙げられる。しかしながら、細菌において機能する他のプロモーター(他の既知の細菌またはファージプロモーターなど)も同様に好適である。それらのヌクレオチド配列が公開されており、それによって、当業者が、任意の必要な制限部位を供給するためのリンカーまたはアダプターを使用して、例えば、軽鎖および重鎖を含むマスク型サイトカインのための標的軽鎖および重鎖をコードするシストロンにそれらを動作可能にライゲーションすることが可能にしている(Siebenlist et al.(1980)Cell 20:269)。
本発明の一態様では、組換えベクター内の各シストロンは、膜にわたって発現ポリペプチドの転座を配向する分泌シグナル配列成分を含む。一般に、シグナル配列は、ベクターの成分であり得るか、またはベクターに挿入される標的ポリペプチドDNAの一部であり得る。本発明の目的のために選択されるシグナル配列は、宿主細胞によって認識および処理される(すなわち、シグナルペプチダーゼによって切断される)ものであるべきである。異種ポリペプチドに対して天然のシグナル配列を認識および処理しない原核宿主細胞については、シグナル配列は、例えば、アルカリホスファターゼ、ペニシリナーゼ、Ipp、または熱安定性エンテロトキシンII(STII)リーダー、LamB、PhoE、PelB、OmpA、およびMBPからなる群から選択される原核生物シグナル配列によって置換される。本発明の一実施形態では、発現系の両方のシストロンで使用されるシグナル配列は、STIIシグナル配列またはそのバリアントである。
別の態様では、本発明によるポリペプチド成分の産生は、宿主細胞の細胞質内で生じ得るため、各シストロン内の分泌シグナル配列の存在を必要としない。この点に関して、免疫グロブリン軽鎖および重鎖を含む実施形態については、例えば、軽鎖および重鎖は、マスキング部分、リンカー配列の有無を問わず発現され、例えば、フォールディングおよびアセンブリされて、細胞質内に機能的免疫グロブリンを形成する。ある特定の宿主株(例えば、E.coli trxB株)は、ジスルフィド結合形成に好ましい細胞質条件を提供し、それによって、発現されたタンパク質サブユニットの適切なフォールディングおよびアセンブリを可能にする。Proba and Pluckthun Gene,159:203(1995)を参照されたい。
本発明のマスク型サイトカインはまた、本発明の分泌および適切にアセンブリされた抗体の収率を最大化するために、発現ポリペプチド成分の定量的比が調節され得る、発現系を使用することによって産生されることができる。そのような調節は、ポリペプチド成分の翻訳強度を同時に調節することによって少なくとも部分的に達成される。
本発明のマスク型サイトカインを発現するために好適な原核宿主細胞には、例えば、グラム陰性またはグラム陽性生物などの古細菌および真正細菌が含まれる。有用な細菌の例としては、Escherichia(例えば、E.coli)、Bacilli(例えば、B.subtilis)、Enterobacteria、Pseudomonas種(例えば、P.aeruginosa)、Salmonella typhimurium、Serratia marcescans、Klebsiella、Proteus、Shigella、Rhizobia、Vitreoscilla、またはParacoccusが挙げられる。一実施形態では、グラム陰性細胞が使用される。一実施形態では、E.coli細胞は、本発明の宿主として使用される。E.coli株の例としては、遺伝子型W3110 AfhuA(AtonA)ptr3 lac Iq lacL8 AompTA(nmpc-fepE)degP41 kanR(米国特許第5,639,635号)を有する33D3株を含む、W3110株(Bachmann,Cellular and Molecular Biology,vol.2(Washington,D.C.:American Society for Microbiology,1987),pp.1190-1219;ATCC Deposit No.27,325)およびその誘導体が挙げられる。E.coli 294(ATCC 31,446)、E.coli B、E.coli 1776(ATCC 31,537)、およびE.coli RV308(ATCC 31,608)などの他の株およびその誘導体も好適である。これらの例は、限定するものではなく例示的なものである。定義された遺伝子型を有する上述の細菌のうちのいずれかの誘導体を構築するための方法は、当該技術分野で既知であり、例えば、Bass et ah,Proteins,8:309-314(1990)に記載されている。細菌の細胞内のレプリコンの複製可能性を考慮して、適切な細菌を選択することが一般的に必要である。例えば、pBR322、pBR325、pACYC177、またはpKN410などの周知のプラスミドを使用してレプリコンを供給する場合、E.coli、Serratia、またはSalmonella種を宿主として好適に使用することができる。典型的には、宿主細胞は、最小限の量のタンパク質分解酵素を分泌するべきであり、追加のプロテアーゼ阻害剤は、望ましくは、細胞培養に組み込まれ得る。
b.マスク型サイトカイン産生
宿主細胞は、上記に説明される発現ベクターで形質転換され、プロモーターを誘導するか、形質転換体を選択するか、または所望の配列をコードする遺伝子を増幅するために、適宜に修飾された従来の栄養素培地中で培養される。
形質転換とは、DNAが、染色体外要素として、または染色体統合体によってのいずれかで複製可能であるように、原核宿主にDNAを導入することを意味する。使用される宿主細胞に応じて、形質転換は、そのような細胞に適切な標準的な技術を使用して行われる。塩化カルシウムを用いるカルシウム処理は、実質的な細胞壁障壁を含有する細菌細胞に一般的に使用される。形質転換のための別の方法は、ポリエチレングリコール/DMSOを用いる。使用されるさらに別の技法は、電気穿孔法である。
本発明のマスク型サイトカインを産生するために使用される原核細胞は、当該技術分野で既知の培地中で増殖され、選択された宿主細胞の培養に好適である。好適な培地の例としては、必要な栄養補助剤を加えたルリアブロス(LB)が挙げられる。いくつかの実施形態では、培地はまた、発現ベクターの構築に基づいて選択される選択剤を含有し、発現ベクターを含有する原核細胞の増殖を選択的に許容する。例えば、アンピシリン耐性遺伝子を発現する細胞の増殖のために、アンピシリンが培地に添加される。
炭素、窒素、および無機リン酸源以外の任意の必要な補助剤もまた、単独で、または別の補助剤もしくは複合窒素源などの培地との混合物として、適切な濃度で導入され得る。任意に、培養培地は、グルタチオン、システイン、シスタミン、チオグリコレート、ジチオエリスリトール、およびジチオスレイトールからなる群から選択される1つ以上の還元剤を含有し得る。
原核宿主細胞は、好適な温度で培養される。ある特定の実施形態では、E.coliの増殖については、増殖温度は、約20℃~約39℃、約25℃~約37℃、または約30℃の範囲である。培地のpHは、主に宿主生物に応じて、約5~約9の範囲の任意のpHであり得る。ある特定の実施形態では、E.coliについては、pHは、約6.8~約7.4、または約7.0である。
誘導性プロモーターが本発明の発現ベクターで使用される場合、タンパク質発現は、プロモーターの活性化に好適な条件下で誘導される。本発明の一態様では、PhoAプロモーターは、ポリペプチドの転写を制御するために使用される。したがって、形質転換された宿主細胞は、誘導のためにリン酸制限培地中で培養される。ある特定の実施形態では、リン酸制限培地は、C.R.A.P.培地である(例えば、Simmons et ah,J.Immunol.Methods(2002),263:133-147を参照されたい)。当該技術分野で既知であるように、用いられるベクター構築物に従って、様々な他の誘導剤が使用され得る。
一実施形態では、本発明の発現されたマスク型サイトカインは、宿主細胞の周辺質に分泌され、そこから回収される。タンパク質回収は、典型的には、一般に浸透圧ショック、超音波処理、または溶解などの手段によって微生物を破壊することを伴う。細胞が破壊されると、細胞片または細胞全体が、遠心分離または濾過によって除去され得る。タンパク質は、
例えば、親和性樹脂クロマトグラフィーによってさらに精製され得る。代替的に、タンパク質は、培養培地に輸送され、その中で単離されることができる。細胞は、培養物から除去され得、培養上清は、産生されたタンパク質のさらなる精製のために濾過および濃縮される。発現されたポリペプチドは、ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)およびウェスタンブロットアッセイなどの一般的に既知の方法を使用して、さらに単離および識別されることができる。
本発明の一態様では、マスク型サイトカイン産生は、発酵プロセスによって大量に行われる。組換えタンパク質の産生には、様々な大規模な流加発酵手順が利用可能である。大規模な発酵は、少なくとも1000リットルの容量を有し、ある特定の実施形態では、約1,000~100,000リットルの容量を有する。これらの発酵槽は、酸素および栄養素、特にグルコースを分配するために撹拌器インペラーを使用する。小規模の発酵とは、一般的に、体積容量が約100リットル以下であり、かつ約1リットル~約100リットルの範囲であり得る、発酵槽内の発酵を指す。
発酵プロセスでは、タンパク質発現の誘導は、典型的には、細胞が好適な条件下で、所望の密度、例えば、約180~220のOD550まで増殖させられた後に開始され、その段階で、細胞は初期静止期にある。様々な誘導剤が、当該技術分野で既知であり、上記に記載されるように、用いられるベクター構築物に従って使用され得る。細胞は、誘導の前により短い期間にわたって成長し得る。細胞は通常、約12~50時間誘導されるが、より長いまたはより短い誘導時間が使用されてもよい。
本発明のポリペプチドの産生収率および品質を改善するために、様々な発酵条件が修正され得る。例えば、分泌抗体ポリペプチドの適切なアセンブリおよびフォールディングを改善するために、Dsbタンパク質(DsbA、DsbB、DsbC、DsbD、および/またはDsbG)またはFkpA(カペロン活性を有するペプチジルプロリルシス,トランス-イソメラーゼ)などのシャペロンタンパク質を過剰発現する追加のベクターが、宿主原核細胞を共形質転換するために使用されることができる。シャペロンタンパク質は、細菌宿主細胞中で産生される異種タンパク質の適切なフォールディングおよび溶解性を促進することが実証されている。Chen et al.(1999)J.Biol.Chem.274:19601-19605、Georgiou et ak,米国特許 第6,083,715号、Georgiou et ak,米国特許 第6,027,888号、Bothmann and Pluckthun(2000)J.Biol.Chem.275:17100-17105、Ramm and Pluckthun(2000)J.Biol.Chem.275:17106-17113、Arie et ak(2001)Mol.Microbiol.39:199-210.
発現された異種タンパク質(特に、タンパク質分解感受性であるタンパク質)のタンパク質分解を最小化するために、タンパク質分解酵素を欠損したある特定の宿主株が、本発明に使用されることができる。例えば、宿主細胞株は、プロテアーゼIII、OmpT、DegP、Tsp、プロテアーゼI、プロテアーゼMi、プロテアーゼV、プロテアーゼVI、およびそれらの組み合わせなどの既知の細菌プロテアーゼをコードする遺伝子内の遺伝的変異に影響するように修飾され得る。いくつかのE.coliプロテアーゼ欠損株が、利用可能であり、例えば、上記のJoly et ak(1998)、Georgiou et ak,米国特許第5,264,365号、Georgiou et ak,米国特許 第5,508,192号、Kara et ak,Microbial Drug Resistance,2:63-72(1996)に記載されている。
一実施形態では、タンパク質分解酵素を欠損し、かつ1つ以上のシャペロンタンパク質を過剰発現するプラスミドで形質転換されたE.coli株は、本発明の発現系において宿主細胞として使用される。
c.マスク型サイトカイン精製
いくつかの実施形態では、本明細書で産生されるマスク型サイトカインは、さらなるアッセイおよび使用のために実質的に均質である調製物を取得するためにさらに精製される。当該技術分野で既知の標準的なタンパク質精製方法を用いることができる。以下の手順は、好適な精製手順の例である:免疫親和性カラムまたはイオン交換カラム上の分画、エタノール沈殿、逆相HPLC、シリカ上またはDEAEなどの陽イオン交換樹脂上のクロマトグラフィー、クロマトフォーカシング、SDS-PAGE、硫酸アンモニウム沈殿、および例えば、Sephadex G-75を使用するゲル濾過。
いくつかの実施形態では、固相上に固定化されたプロテインAは、本発明のマスク型サイトカインの免疫親和性精製に使用される。プロテインAは、抗体のFc領域に高い親和性で結合する、Staphylococcus aureas由来の41kD細胞壁タンパク質である。Lindmark et al(1983)J.Immunol.Meth.62:1-13。プロテインAが固定化される固相は、ガラスもしくはシリカ表面を含むカラム、または制御された細孔ガラスカラムもしくはケイ酸カラムであり得る。いくつかの用途では、カラムは、グリセロールなどの試薬でコーティングされ、汚染物質の非特異的な付着を防止する可能性がある。
精製の第1のステップとして、上述の細胞培養に由来する調製物が、プロテインA固定化固相に適用され、プロテインAへの目的の抗体の特異的結合を可能にすることができる。次いで、固相が洗浄され、固相に非特異的に結合された汚染物質を除去する。最後に、目的のマスク型サイトカインは、溶出によって固相から回収される。
マスク型サイトカインの成分への高い親和性結合を提供する精製の他の方法は、当技術分野で既知の標準的なタンパク質精製方法に従って用いられることができる。
2.真核宿主細胞を使用したマスク型サイトカインの生成
真核宿主細胞で使用するためのベクターには、概して、以下の非限定的な構成要素、すなわち、シグナル配列、複製起点、1つ以上のマーカー遺伝子、エンハンサー要素、プロモーター、および転写終結配列のうちの1つ以上が含まれる。
a.シグナル配列成分
真核宿主細胞で使用するためのベクターはまた、シグナル配列、または成熟タンパク質もしくは目的のポリペプチドのN末端に特定の切断部位を有する他のポリペプチドを含有し得る。選択される異種シグナル配列は、宿主細胞によって認識および処理される(すなわち、シグナルペプチダーゼによって切断される)ものであり得る。哺乳動物細胞発現では、哺乳動物シグナル配列ならびにウイルス分泌リーダー、例えば、単純ヘルペスgDシグナルが利用可能である。
そのような前駆体領域のDNAは、リーディングフレーム内でマスク型サイトカインをコードするDNAにライゲーションされる。
b.複製起点
概して、複製起点成分は、哺乳動物発現ベクターに必要とされない。例えば、SV40起点は、典型的には、早期プロモーターを含むためにのみ使用され得る。
c.選択遺伝子成分
発現ベクターおよびクローニングベクターは、選択マーカーとも称される、選択遺伝子を含有し得る。典型的な選択遺伝子は、(a)抗生物質もしくは他の毒素、例えば、アンピシリン、ネオマイシン、メトトレキサート、もしくはテトラサイクリンに対する耐性を付与するタンパク質、(b)関連する場合、栄養要求性欠損を相補するタンパク質、または(c)複合培地から利用可能ではない重要な栄養素を供給するタンパク質をコードする。
選択スキームの1つの例は、宿主細胞の増殖を停止するために薬物を利用する。異種遺伝子で正常に形質転換することに成功したそれらの細胞は、薬物抵抗性を付与するタンパク質を産生し、したがって、選択レジメンを生き延びる。そのような優性の選択の例は、ネオマイシン、ミコフェノール酸、およびハイグロマイシンという薬物を使用する。
哺乳動物細胞のための好適な選択可能マーカーの別の例は、DHFR、チミジンキナーゼ、メタロチオネイン-Iおよび-II、霊長類メタロチオネイン遺伝子、アデノシンデアミナーゼ、オルニチンデカルボキシラーゼなどの核酸をコードするマスク型サイトカインを取り込む細胞成分の識別を可能にするものである。
例えば、いくつかの実施形態では、DHFR選択遺伝子で形質転換された細胞は、最初に、DHFRの競合的アンタゴニストであるメトトレキサート(Mtx)を含有する培養培地中ですべての形質転換体を培養することによって識別される。いくつかの実施形態では、野生型DHFRが用いられるときの適切な宿主細胞は、DHFR活性が欠損したチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株(例えば、ATCC CRL-9096)である。
代替的に、マスク型サイトカイン、野生型DHFRタンパク質、およびアミノグリコシド3’-ホスホトランスフェラーゼ(APH)などの別の選択可能マーカーをコードするDNA配列で形質転換または共形質転換された宿主細胞(特に、内因性DHFRを含有する野生型宿主)は、アミノグリコシド系抗生物質、例えば、カナマイシン、ネオマイシン、またG418などの選択可能マーカーの選択剤を含有する培地中の細胞増殖によって、選択されることができる。米国特許 第4,965,199号を参照されたい。宿主細胞は、グルタミン合成酵素(GS)を欠損した細胞株を含むNS0を含んでもよい。哺乳動物細胞用の選択可能マーカーとしてのGSの使用のための方法は、米国特許 第5,122,464号および米国特許 第5,891,693号に記載されている。
d.プロモーター成分
発現ベクターおよびクローニングベクターは、通常、宿主生物によって認識され、本明細書に記載される任意のマスク型サイトカインであり得る、目的のマスク型サイトカインをコードする核酸に動作可能に連結される、プロモーターを含有する。プロモーター配列は、真核生物について既知である。例えば、ほぼすべての真核遺伝子は、転写が開始される部位からおよそ25~30塩基上流に位置するAT豊富領域を有する。多くの遺伝子の転写の開始から70~80塩基上流に見出される別の配列は、Nが任意のヌクレオチドであり得る、CNCAAT領域である。ほとんどの真核遺伝子の3’末端に、コード配列の3’末端へのポリAテールの付加のためのシグナルであり得るAATAAA配列がある。ある特定の実施形態では、これらの配列のうちのいずれかまたはすべては、真核生物発現ベクターに好適に挿入され得る。
哺乳動物宿主細胞中のベクターからの転写は、例えば、ポリオーマウイルス、鶏痘ウイルス、アデノウイルス(アデノウイルス2など)、ウシパピローマウイルス、トリ肉腫ウイルス、サイトメガロウイルス、レトロウイルス、B型肝炎ウイルス、およびシミアンウイルス40(SV40)などのウイルスのゲノムから、異種哺乳動物プロモーター、例えば、アクチンプロモーターまたは免疫グロブリンプロモーターから、熱ショックプロモーターから取得されるプロモーターによって制御されるが、但し、そのようなプロモーターが宿主細胞系と適合性であることを条件とする。
SV40ウイルスの初期プロモーターおよび後期プロモーターは、SV40ウイルス複製起点も含有するSV40制限断片として便宜的に取得される。ヒトサイトメガロウイルスの即時早期プロモーターは、HindIII E制限断片として便宜的に取得される。ウシパピローマウイルスをベクターとして使用して哺乳動物宿主においてDNAを発現するための系は、米国特許 第4,419,446号に開示されている。この系の修飾は、米国特許 第4,601,978号に記載されている。また、単純ヘルペスウイルス由来のチミジンキナーゼプロモーターの制御下でのマウス細胞におけるヒトβ-インターフェロンcDNAの発現を記載している、Reyes et ah,Nature 297:598-601(1982)も参照されたい。代替的に、ラウス肉腫ウイルス長末端反復をプロモーターとして使用することができる。
e.エンハンサー要素成分
より高い真核生物による本発明のマスク型サイトカインをコードするDNAの転写は、しばしば、エンハンサー配列をベクターに挿入することによって増加される。多くのエンハンサー配列は、現在、哺乳動物遺伝子(グロビン、エラスターゼ、アルブミン、α-フェトプロテイン、およびインスリン)から既知である。しかしながら、典型的には、真核細胞ウイルス由来のエンハンサーが使用されるであろう。例としては、複製起点の後期側のSV40エンハンサー(bp100~270)、ヒトサイトメガロウイルス早期プロモーターエンハンサー、マウスサイトメガロウイルス早期プロモーターエンハンサー、複製起点の後期側のポリオーマエンハンサー、およびアデノウイルスエンハンサーが挙げられる。また、Yaniv,Nature 297:17-18(1982)(真核生物プロモーターの活性化のためのエンハンサー要素について記載している)も参照されたい。エンハンサーは、
マスク型サイトカインコード配列に対する位置5’または3’においてベクターにスプライスされ得るが、一般的に、プロモーターから5’の部位に位置する。
f.転写終結成分
真核宿主細胞で使用される発現ベクターはまた、転写の終結のため、およびmRNAの安定化のために必要な配列を含有し得る。そのような配列は、真核またはウイルスDNAまたはcDNAの5’および場合により3’の非翻訳領域から一般的に利用可能である。これらの領域は、マスク型サイトカインをコードするmRNAの非翻訳部分にポリアデニル化断片として転写されたヌクレオチドセグメントを含有する。1つの有用な転写終結成分は、ウシ成長ホルモンポリアデニル化領域である。WO94/11026およびその中に開示される発現ベクターを参照されたい。
g.宿主細胞の選択および形質転換
本明細書のベクター中でDNAをクローニングまたは発現するための好適な宿主細胞は、脊椎動物宿主細胞を含む、本明細書に記載される高等真核生物細胞を含む。培養(組織培養)における脊椎動物細胞の増殖は、日常的な手順となっている。有用な哺乳動物宿主細胞株の例としては、SV40(COS-7、ATCC CRL 1651)によって形質転換されたサル腎臓CV1株、ヒト胚腎臓株(懸濁培養での増殖用にサブクローニングされた293または293細胞、Graham et ah,J.Gen Virol.36:59(1977))、ベビーハムスター腎臓細胞(BHK、ATCC CCL 10)、チャイニーズハムスター卵巣細胞/-DHFR(CHO、Urlaub et ah,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77:4216(1980))、マウスセルトリ細胞(TM4、Mather,Biol.Reprod.23:243-251(1980))、サル腎臓細胞(CV1 ATCC CCL 70)、アフリカミドリザル腎臓細胞(VERO-76、ATCC CRL-1587)、ヒト子宮頸がん細胞(HELA、AATCC CCL 2)、イヌ腎臓細胞(MDCK、ATCC CCL 34)、バッファローラット肝臓細胞(BEL 3A、ATCC CRL 1442)、ヒト肺細胞(W138、ATCC CCL 75)、ヒト肝臓細胞(Hep G2、HB 8065)、マウス乳腺腫瘍(MMT 060562、ATCC CCL51)、TRI細胞(Mather et ah,Annals N.Y.Acad.Sci.383:44-68(1982))、MRC5細胞、FS4細胞、およびヒト肝がん株(Hep G2)が挙げられる。
宿主細胞は、マスク型サイトカイン産生のために上記に記載される発現またはクローニングベクターで形質転換され、プロモーターを誘導するために、形質転換体を選択するために、または所望の配列をコードする遺伝子を増幅するために、適宜に修飾された従来の栄養素培地中で培養される。
h.宿主細胞の培養
本発明のマスク型サイトカインを産生するために使用される宿主細胞は、様々な培地中で培養され得る。Ham’s F10(Sigma)、最小必須培地((MEM)、Sigma)、RPMI-1640(Sigma)、およびダルベッコ改変イーグル培地((DMEM)、Sigma)などの市販の培地は、宿主細胞を培養するために好適である。加えて、Ham et ah,Meth.Enz.58:44(1979)、Barnes et ah,Anal.Biochem.102:255(1980)、米国特許 第4,767,704号、第4,657,866号、
A,921,162¥第4,560,655号、または第5,122,469号、WO 90/03430、WO 87/00195、または米国特許 再発行第30,985号に記載される培地のうちのいずれかが、宿主細胞の培養培地として使用され得る。これらの培地のうちのいずれかは、必要な場合、ホルモンおよび/または他の成長因子(インスリン、トランスフェリン、または上皮成長因子など)、塩(塩化ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、およびリン酸塩など)、緩衝剤(HEPESなど)、ヌクレオチド(アデノシンおよびチミジンなど)、抗生物質(GENTAMYCIN(商標)薬物など)、微量元素(通常、マイクロモル範囲内の最終濃度で存在する無機化合物として定義される)、およびグルコースまたは同等のエネルギー源で補充され得る。任意の他の補助剤も、当業者に既知であろう適切な濃度で含まれ得る。温度、pH、および同等物などの培養条件は、発現のために選択された宿主細胞で以前に使用されたものであり、当業者には明らかであろう。
i.マスク型サイトカインの精製
組換え技法を使用するとき、マスク型サイトカインは、細胞内で産生されるか、または培地中に直接分泌されることができる。マスク型サイトカインが第1のステップとして細胞内で産生される場合、宿主細胞または溶解断片のいずれかである微粒子状破片が、例えば、遠心分離または限外濾過によって除去され得る。マスク型サイトカインが培地中に分泌されるとき、そのような発現系由来の上清は、最初に、市販のタンパク質濃度フィルター、例えば、AmiconまたはMillipore Pellicon限外濾過ユニットを使用して濃縮され得る。PMSFなどのプロテアーゼ阻害剤が、タンパク質分解を阻害するための前述のステップのうちのいずれかに含まれ得、抗生物質が、外来性汚染物質の増殖を防止するために含まれ得る。
細胞から調製されたマスク型サイトカイン組成物は、例えば、ヒドロキシルアパタイトクロマトグラフィー、ゲル電気泳動、透析、および親和性クロマトグラフィーを使用して精製されることができ、親和性クロマトグラフィーが便宜的な技法である。親和性リガンドとしてのプロテインAの好適性は、もしあれば、マスク型サイトカインに存在する任意の免疫グロブリンFcドメインの種およびアイソタイプに依存する。プロテインAが、ヒトIgGl、IgG2、またはIgG4重鎖に基づく抗体を精製するために使用されることができる(Lindmark et ak,J.Immunol.Methods 62:1-13(1983))。プロテインGが、すべてのマウスアイソタイプおよびヒトy3について推奨される(Guss et ak,EMBO J.5:15671575(1986))。親和性リガンドが付着しているマトリックスは、アガロースであり得るが、他のマトリックスも利用可能である。制御細孔ガラスまたはポリ(スチレンジビニル)ベンゼンなどの機械的に安定したマトリックスは、アガロースで達成され得るよりも速い流量および短い処理時間を可能にする。マスク型サイトカインがCH3ドメインを含む場合、Bakerbond ABX(商標)樹脂(J.T.Baker,Phillipsburg,N.J.)が精製に有用である。
イオン交換カラム上の分画、エタノール沈殿、逆相HPLC、シリカ上のクロマトグラフィー、ヘパリンSEPHAROSE(商標)上のクロマトグラフィー、陰イオンまたは陽イオン交換樹脂(ポリアスパラギン酸カラムなど)上のクロマトグラフィー、クロマトフォーカシング、SDS-PAGE、および硫酸アンモニウム沈殿などのタンパク質精製のための他の技法もまた、回収されるマスク型サイトカインに応じて利用可能である。
任意の予備的精製ステップに続いて、目的のマスク型サイトカインおよび汚染物質を含む混合物は、例えば、低塩濃度(例えば、約0~0.25M塩)で実施される、約2.5~4.5のpHにおける溶出緩衝液を使用した低pH疎水性相互作用クロマトグラフィーによって、さらなる精製を受け得る。
一般に、研究、試験、および臨床用途における使用のためのマスク型サイトカインを調製するための様々な方法論は、上記に記載される方法論と一致し、および/または特定の目的のマスク型サイトカインについて当業者によって適切であるとみなされるように、当該技術分野で定着している。
5.組成物
いくつかの態様では、また、本明細書で供されるものは、本明細書に記載されるIL-15マスク型サイトカインのうちのいずれかを含む組成物である。いくつかの実施形態では、組成物は、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインの例示的実施形態のうちのいずれかを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインのうちのいずれかの二量体を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、医薬組成物である。いくつかの実施形態では、組成物は、マスクIL-15サイトカインを含み、以下に詳細に記載される構成要素のうちの1つ以上をさらに含む。例えば、いくつかの実施形態では、組成物は、1つ以上の薬学的に許容される担体、賦形剤、安定剤、緩衝剤、防腐剤、等張剤、非イオン性界面活性剤もしくは洗剤、または他の治療剤もしくは活性化合物、またはそれらの組み合わせを含む。組成物の様々な実施形態は、本明細書では製剤と称されることもある。
治療用製剤は、所望の純度を有する活性成分を、任意選択的な薬学的に許容される担体、賦形剤、または安定剤と混合することによって、保管のために調製される(Remington:The Science and Practice of Pharmacy,20th Ed.,Lippincott Williams & Wiklins,Pub.,Gennaro Ed.,Philadelphia,Pa.2000)。許容される担体、賦形剤、または安定剤は、用いられる投与量および濃度でレシピエントにとって非毒性であり、緩衝剤、アスコルビン酸、メチオニン、ビタミンE、メタ重亜硫酸ナトリウムを含む酸化防止剤、防腐剤、等張剤、安定剤、金属複合体(例えば、Znタンパク質複合体)、EDTAおよび/または非イオン性界面活性剤などのキレート剤を含む。
緩衝剤を使用して、特に安定性がpH依存性である場合に、治療有効性を最適化する範囲内でpHを調整することができる。緩衝剤は、約50mM~約250mMの範囲の濃度で存在し得る。本発明とともに使用するための好適な緩衝剤は、有機酸および無機酸の両方ならびにその塩を含む。例えば、クエン酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、シュウ酸塩、乳酸塩、酢酸塩である。加えて、緩衝剤は、トリスなどのヒスチジン塩およびトリメチルアミン塩からなり得る。
防腐剤は、微生物の増殖を防止するために添加されることができ、典型的には、約0.2%~1.0%(w/v)の範囲内で存在する。治療剤とともに一般的に使用される好適な防腐剤の例としては、オクタデシルジメチルベンジル塩化アンモニウム、塩化ヘキサメトニウム、ベンザルコニウムハロゲン化物(例えば、塩化物、臭化物、ヨウ化物)、塩化ベンゼトニウム、チメロサール、フェノール、ブチルまたはベンジルアルコール、メチルまたはプロピルパラベンなどのアルキルパラベン、カテコール、レゾルシノール、シクロヘキサノール、3-ペンタノール、m-クレゾール、o-クレゾール、p-クレゾール、p-ヒドロキシ安息香酸メチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、2-フェノキシエタノール、p-ヒドロキシ安息香酸ブチル、2-フェニルエタノール、エタノール、クロロブタノール、チオメロサル、ブロノポール、安息香酸、イミド尿素、クロロヘキシジン、デヒドロ酢酸ナトリウム、クロロクレゾール、p-ヒドロキシ安息香酸エチル、およびクロルフェネシン(3p-クロルフェノキシプロパン-1,2-ジオール)が挙げられる。
「安定剤」として知られることもある等張剤は、組成物中の液体の等張性を調整または維持するために存在し得る。タンパク質および抗体などの大きな荷電生体分子とともに使用されたとき、それらはアミノ酸側鎖の荷電群と相互作用し、それによって、分子間および分子内相互作用の可能性を低減することができるため、しばしば「安定剤」と称される。
等張剤は、他の成分の相対量を考慮に入れて、約0.1重量%~約25重量%または約1~約5重量%の任意の量で存在し得る。いくつかの実施形態では、等張剤としては、多価糖アルコール、グリセリン、エリスリトール、アラビトール、キシリトール、ソルビトール、およびマンニトールなどの三価または価数がより多い糖アルコールが挙げられる。
追加の賦形剤には、(1)増量剤、(2)溶解性エンハンサー、(3)安定剤、および(4)変性または容器壁への付着を防止する薬剤のうちの1つ以上として作用し得る薬剤が含まれる。そのような賦形剤には、多価糖アルコール(上記に列挙)、アラニン、グリシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチジン、アルギニン、リジン、オルニチン、ロイシン、2-フェニルアラニン、グルタミン酸、トレオニンなどのアミノ酸、スクロース、ラクトース、ラクチトール、トレハロース、スタキオース、マンノース、ソルボース、キシロース、リボース、リビトール、ミオイニシトース、ミオイニシトール、ガラクトース、ガラクチトール、グリセロール、シクリトール(例えば、イノシトール)、ポリエチレングリコールなどの有機糖または糖アルコール、尿素、グルタチオン、チオクト酸、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリセロール、α-モノチオグリセロール、およびチオ硫酸ナトリウムなどの硫黄含有還元剤、ヒト血清アルブミン、ウシ血清アルブミン、ゼラチン、または他の免疫グロブリンなどの低分子量タンパク質、ポリビニルピロリドンなどの親水性ポリマー、単糖類(例えば、キシロース、マンノース、フルクトース、グルコース)、二糖類(例えば、ラクトース、マルトース、スクロース)、ラフィノースなどの三糖類、ならびにデキストリンまたはデキストランなどの多糖類が含まれる。
非イオン性界面活性剤または洗剤(「湿潤剤」としても知られる)は、治療剤を可溶化すること、ならびに撹拌誘導凝集から治療用タンパク質を保護することを助けるために存在し得、これはまた、活性治療用タンパク質または抗体の変性を引き起こすことなく、製剤がせん断表面応力に曝露されることを可能にする。非イオン性界面活性剤は、約0.05mg/ml~約1.0mg/mlまたは約0.07mg/ml~約0.2mg/mlの範囲内で存在する。いくつかの実施形態では、非イオン性界面活性剤は、約0.001%~約0.1%w/v、または約0.01%~約0.1%w/v、もしくは約0.01%~約0.025%w/vの範囲内で存在する。
好適な非イオン性界面活性剤には、ポリソルベート(20、40、60、65、80など)、ポリオキサマー(184、188など)、PLURONIC(登録商標)ポリオール、TRITON(登録商標)、ポリオキシエチレンソルビタンモノエーテル(TWEEN(登録商標)-20、TWEEN(登録商標)-80など)、ラウロマクロゴール400、ポリオキシル40ステアリン酸、ポリオキシエチレン水素化ヒマシ油10、50および60、グリセロールモノステアレート、スクロース脂肪酸エステル、メチルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースを含む。使用され得る陰イオン性洗剤には、ラウリル硫酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、およびジオクチルスルホン酸ナトリウムが含まれる。陽イオン性洗剤には、ベンザルコニウム塩化物またはベンゼトニウム塩化物が含まれる。
製剤をインビボでの投与に使用するためには、製剤は滅菌でなければならない。製剤は、滅菌濾過膜を通した濾過によって滅菌され得る。本明細書の治療用組成物は、概して、滅菌アクセスポートを有する容器、例えば、静注液バッグ、または皮下注射針により穿孔可能なストッパーを有するバイアルに入れられる。
投与経路は、例えば、皮下、静脈内、腹腔内、筋肉内、動脈内、病変内、もしくは関節内経路、局所投与、吸入による、または徐放性もしくは持続放出手段による、注射または注入などの好適な様式で、単回もしくは複数回のボーラス、または長期間にわたる注入によるものなどの既知の許容された方法に従う。
本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインのうちのいずれかは、単独で、または本明細書に記載される方法であるような他の治療剤と組み合わせて使用されることができる。「と組み合わせて」という用語は、同一または別個の製剤に含まれる2つ以上の治療剤(例えば、マスク型IL-15サイトカイン)を包含する。いくつかの実施形態では、「と組み合わせて」とは、「同時」投与を指し、その場合、本発明のマスク型IL-15サイトカインの投与は、1つ以上の追加の治療剤の投与に同時に(例えば、同じ時間に、またはマスク型IL-15サイトカインの投与と1つ以上の追加の治療剤の投与との間で1時間以内に)生じる。いくつかの実施形態では、「と組み合わせて」とは、逐次的投与を指し、その場合、本発明のマスク型IL-15サイトカインの投与は、1つ以上の追加の治療剤の投与の前および/または後に(例えば、マスク型IL-15サイトカインの投与と1つ以上の追加の治療剤の投与との間で1時間を超えて)生じる。本明細書で企図される薬剤には、細胞傷害性薬剤、サイトカイン、免疫チェックポイント分子を標的とする薬剤、免疫刺激分子を標的とする薬剤、成長阻害剤、免疫刺激剤、または抗がん剤が含まれるが、これらに限定されない。
本明細書の製剤はまた、治療されている特定の適応症、好ましくは、互いに悪影響を及ぼさない相補的な活性を有する適応症のために必要に応じて、1つを超える活性化合物を含有し得る。代替として、または加えて、組成物は、細胞傷害性薬剤、サイトカイン、免疫チェックポイント分子もしくは刺激分子を標的とする薬剤、成長阻害剤、免疫刺激剤、抗炎症剤、または抗がん剤を含み得る。そのような分子は、意図される目的に有効な量で、組み合わせて好適に存在する。
製剤は、液体製剤、固体(凍結乾燥)製剤、または凍結製剤などの任意の好適な状態で提示され得る。治療使用のためのこれらのタイプの製剤の各々を調製するためのアプローチは、当該技術分野で周知である。
6.治療の方法
本明細書で提供されるものは、有効量の本明細書に記載される任意のマスク型IL-15サイトカインまたはその組成物を対象に投与することを含む、対象における疾患を治療または予防するための方法である。いくつかの態様では、本明細書に記載される任意の組成物を対処に投与することを含む、対象における疾患を治療するために方法が提供される。いくつかの実施形態では、対象(例えば、ヒト患者)は、がんと診断されたか、またはそのような障害を発症するリスクがある。いくつかの実施形態では、有効量の本明細書に記載される任意のマスク型IL-15サイトカインまたはその組成物を対象に投与することを含む、対象において疾患を治療または予防するために方法が提供され、マスク型IL-15サイトカインは、酵素による切断時に活性化される。いくつかの実施形態では、マスク型IL-15サイトカインは、腫瘍微小環境で活性化される。マスク型IL-15サイトカインは、切断された後に治療的に活性である。したがって、いくつかの実施形態では、活性薬剤は、切断産物である。
疾患の予防または治療について、活性薬剤の適切な投与量は、上記に定義されるような治療される疾患のタイプ、疾患の重症度および経過、薬剤が予防または治療目的で投与されるかどうか、以前の治療法、対象の臨床歴および薬剤に対する応答、ならびに担当医師の裁量に依存する。薬剤は、一度に、または一連の治療にわたって、対象に好適に投与される。
本明細書に記載される方法のいくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインの投与の間の間隔は、約1週間以上である。本明細書に記載される方法のいくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインの投与間の間隔は、約2日以上、約3日以上、約4日以上、約5日以上、または約6日以上である。本明細書に記載の方法のいくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインの投与間の間隔は、約1週間以上、約2週間以上、約3週間以上、または約4週間以上である。本明細書に記載される方法のいくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15サイトカインの投与間の間隔は、約1か月以上、約2か月以上、または約3か月以上である。本明細書で使用される場合、投与の間の間隔とは、マスク型IL-15サイトカインの1回の投与とマスク型IL-15サイトカインの次の投与との間の期間を指す。本明細書で使用される場合、約1か月の間隔は、4週間を含む。いくつかの実施形態では、治療は、マスク型IL-15サイトカインの複数の投与を含み、投与の間の間隔は、変化し得る。例えば、いくつかの実施形態では、第1の投与と第2の投与との間の間隔は、約1か月であり、後続の投与の間の間隔は、約2週間である。いくつかの実施形態では、第1の投与と第2の投与との間の間隔は、約2日、3日、4日、または5日、もしくは6日であり、後続の投与の間の間隔は、約1週間である。
いくつかの実施形態では、マスク型IL-15サイトカインは、ある期間にわたって複数回投与される。対象に複数回投与される投与量は、いくつかの実施形態では、各投与について同じ投与量であり得るか、またはいくつかの実施形態では、マスク型サイトカインは、2つ以上の異なる投与量で対象に投与されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、マスク型IL-15サイトカインは、最初に、1つの投与量で1回以上投与され、後に、以降の時点で開始して第2の投与量で1回以上投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15ポリペプチドは、一律の用量で投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15ポリペプチドは、1回用量当たり約25mg~約500mgの投与量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、マスク型IL-15ポリペプチドは、1回用量当たり約25mg~約50mg、約50mg~約75mg、約75mg~約100mg、約100mg~約125mg、約125mg~約150mg、約150mg~約175mg、約175mg~約200mg、約200mg~約225mg、約225mg~約250mg、約250mg~約275mg、約275mg~約300mg、約300mg~約325mg、約325mg~約350mg、約350mg~約375mg、約375mg~約400mg、約400mg~約425mg、約425mg~約450mg、約450mg~約475mg、または約475mg~約500mgの投与量で対象に投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15ポリペプチドは、対象の体重または体表面積(BSA)に基づく投与量で対象に投与される。疾患のタイプおよび重症度に応じて、約1μg/kg~15mg/kg(例えば、0.1mg/kg~10mg/kg)のマスク型IL-15ポリペプチドが、
例えば、1回以上の別個の投与によるか、または連続注入によるかにかかわらず、患者への投与のための初期候補投与量であり得る。1つの典型的な1日投与量は、上述の要因に応じて、約1μg/kg~約100mg/kg以上の範囲であり得る。数日以上にわたる反復投与については、状態に応じて、疾患症状の所望の抑制が生じるまで治療が概して維持されるであろう。したがって、約0.5mg/kg、約2.0mg/kg、約4.0mg/kg、または約10mg/kg(もしくはそれらの任意の組み合わせ)のうちの1つ以上の用量が、患者に投与され得る。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15ポリペプチドは、1回用量当たり約25mg~約500mgの用量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のマスク型IL-15ポリペプチドは、約0.1mg/kg~約10mg/kgまたは約1.0mg/kg~約10mg/kgの用量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15ポリペプチドは、約0.1mg/kg、約0.5mg/kg、約1.0mg/kg、約1.5mg/kg、約2.0mg/kg、約2.5mg/kg、約3.0mg/kg、約3.5mg//kg、約4.0mg/kg、約4.5mg/kg、約5.0mg/kg、約5.5mg/kg、約6.0mg/kg、約6.5mg/kg、約7.0mg/kg、約7.5mg/kg、約8.0mg/kg、約8.5mg/kg、約9.0mg/kg、約9.5mg/kg、または約10.0mg/kgのうちのいずれかの投与量で対象に投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型IL-15ポリペプチドは、約または少なくとも約0.1mg/kg、約もしくは少なくとも約0.5mg/kg、約もしくは少なくとも約1.0mg/kg、約もしくは少なくとも約1.5mg/kg、約もしくは少なくとも約2.0mg/kg、約もしくは少なくとも約2.5mg/kg、約もしくは少なくとも約3.0mg/kg、約もしくは少なくとも約3.5mg/kg、約もしくは少なくとも約4.0mg/kg、約もしくは少なくとも約4.5mg/kg、約もしくは少なくとも約5.0mg/kg、約もしくは少なくとも約5.5mg/kg、約もしくは少なくとも約6.0mg/kg、約もしくは少なくとも約6.5mg/kg、約、または少なくとも約7.0mg/kg、約もしくは少なくとも約7.5mg/kg、約もしくは少なくとも約8.0mg/kg、約もしくは少なくとも約8.5mg/kg、約もしくは少なくとも約9.0mg/kg、約もしくは少なくとも約9.5mg/kg、約もしくは少なくとも約10.0mg/kg、約もしくは少なくとも約15.0mg/kg、約もしくは少なくとも約20mg/kg、約もしくは少なくとも約30mg/kg、約もしくは少なくとも約40mg/kg、約もしくは少なくとも約50mg/kg、約もしくは少なくとも約60mg/kg、約もしくは少なくとも約70mg/kg、約もしくは少なくとも約80mg/kg、約もしくは少なくとも約90mg/kg、または約もしくは少なくとも約100mg/kgの投与量で対象に投与される。上記に記載される投与頻度のうちのいずれかが、使用され得る。
本明細書で企図される治療の方法は、本明細書に記載されるマスク型サイトカインまたは組成物のうちのいずれかを用いた障害または疾患の治療である。いくつかの実施形態では、治療の方法は、本明細書に記載される任意のマスク型IL-2ポリペプチド、または本明細書に記載される任意のマスク型IL-15ポリペプチド、もしくは本明細書に記載されるマスク型サイトカインを含む組成物のうちのいずれかを使用する。本発明の製剤を用いて治療可能である障害または疾患には、白血病、リンパ腫、頭頸部がん、結腸直腸がん、前立腺がん、膵臓がん、黒色腫、乳がん、神経芽細胞腫、肺がん、卵巣がん、骨肉腫、膀胱がん、子宮頸がん、肝臓がん、腎臓がん、皮膚がん(例えば、メルケル細胞がん)、または精巣がんが含まれる。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるものは、本明細書に記載される任意のマスク型サイトカインまたは組成物の投与による、がんの治療または予防の方法である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるものは、マスク型ILポリペプチド、またはマスク型IL-15ポリペプチド、もしくは本明細書に記載されるマスク型サイトカインを含む組成物のうちのいずれかの投与による、がんの治療または予防の方法である。本明細書で使用される場合、「がん」という用語は、白血病、リンパ腫、黒色腫、神経内分泌腫瘍、がん腫、および肉腫を含む、哺乳動物に見られるすべてのタイプのがん、新生物、または悪性腫瘍を指す。本明細書で提供されるマスク型サイトカイン、医薬組成物、または方法で治療され得る例示的ながんには、リンパ腫、肉腫、膀胱がん、骨がん、脳腫瘍、子宮頸がん、結腸がん、食道がん、胃がん、頭頸部がん、腎臓がん、骨髄腫、甲状腺がん、白血病、前立腺がん、乳がん(例えば、トリプルネガティブ、ER陽性、ER陰性、化学療法抵抗性、ハーセプチン耐性、HER2陽性、ドキソルビシン耐性、タモキシフェン耐性、腺管がん、小葉がん、原発性、転移性)、卵巣がん、膵臓がん、肝臓がん(例えば、肝細胞がん)、肺がん(例えば、非小細胞肺がん、肺扁平上皮がん、腺がん、肺大細胞がん、小細胞肺がん、カルチノイド、肉腫)、多形膠芽腫、神経膠腫、黒色腫、前立腺がん、去勢抵抗性前立腺がん、乳がん、トリプルネガティブ乳がん、膠芽腫、卵巣がん、肺がん、扁平上皮細胞がん(例えば、頭部、頸部、または食道)、結腸直腸がん、白血病、急性骨髄性白血病、リンパ腫、B細胞リンパ腫、または多発性骨髄腫が含まれる。追加の例としては、甲状腺のがん、内分泌系のがん、脳のがん、乳房のがん、子宮頸部のがん、結腸のがん、頭頸部のがん、食道のがん、肝臓のがん、腎臓のがん、肺のがん、非小細胞肺がん、黒色腫、中皮腫、卵巣のがん、肉腫、胃のがん、子宮のがん、または髄芽腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、神経芽細胞腫、神経膠腫、多形性膠芽腫、卵巣がん、横紋筋肉腫、原発性血小板血症、原発性マクログロブリン血症、原発性脳腫瘍、がん、悪性膵臓インスリノーマ、悪性カルチノイド、膀胱がん、前がん性皮膚病変、精巣がん、リンパ腫、甲状腺がん、神経芽腫、食道がん、泌尿生殖器がん、悪性高カルシウム血症、子宮内膜がん、副腎皮質がん、内分泌または外分泌膵臓の新生物、甲状腺髄様がん、甲状腺髄様がん腫、黒色腫、結腸直腸がん、甲状腺乳頭がん、肝細胞がん、乳頭パジェット病、小葉がん、腺管がん、膵星細胞のがん、肝星細胞のがん、または前立腺がんが挙げられる。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるものは、本明細書に記載される任意のマスク型IL-15サイトカインまたは組成物の投与による、がんの治療または予防の方法である。いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるものは、抗がん剤と組み合わせた本明細書に記載される任意のIL-15マスク型サイトカインまたは組成物の投与による、がんの治療または予防の方法である。抗がん剤は、がん増殖を低減すること、がん細胞複製を妨害すること、がん細胞を直接的もしくは間接的に死滅させること、転移を低減すること、腫瘍血液供給を低減すること、または細胞生存を低減することが可能な任意の薬剤であり得る。いくつかの実施形態では、抗がん剤は、PD-1阻害剤、EGFR阻害剤、HER2阻害剤、VEGFR阻害剤、CTLA-4阻害剤、BTLA阻害剤、B7H4阻害剤、B7H3阻害剤、CSFIR阻害剤、HVEM阻害剤、CD27阻害剤、KIR阻害剤、NKG2A阻害剤、NKG2Dアゴニスト、TWEAK阻害剤、ALK阻害剤、CD52標的化抗体、CCR4標的化抗体、PD-L1阻害剤、KIT阻害剤、PDGFR阻害剤、BAFF阻害剤、HD AC阻害剤、VEGFリガンド阻害剤、CD19標的化分子、FOFR1標的化分子、DFF3標的化分子、DKK1標的化分子、MUC1標的化分子、MUG16標的化分子、PSMA標的化分子、MSFN標的化分子、NY-ES0-1標的化分子、B7H3標的化分子、B7H4標的化分子、BCMA標的化分子、CD29標的化分子と、CD151標的化分子、CD123標的化分子、CD33標的化分子、CD37標的化分子、CDH19標的化分子、CEA標的化分子、クローディン18.2標的化分子、CFEC12A標的化分子、EGFRVIII標的化分子、EPCAM標的化分子、EPHA2標的化分子、FCRH5標的化分子、FLT3標的化分子、GD2標的化分子、グリピカン3標的化分子、gpA33標的化分子、GPRC5D標的化分子、IL-23R標的化分子、IL-1RAP標的化分子、MCSP標的化分子、RON標的化分子、ROR1標的化分子、STEAP2標的化分子、TfR標的化分子、CD166標的化分子、TPBG標的化分子、TROP2標的化分子、プロテアソーム阻害剤、ABE阻害剤、CD30阻害剤、FLT3阻害剤、MET阻害剤、RET阻害剤、IL-1(3-阻害剤、MEK阻害剤、ROS1阻害剤、BRAE阻害剤、CD38阻害剤、RANKE阻害剤、B4GALNT1阻害剤、SLAMF7阻害剤、IDH2阻害剤、mTOR阻害剤、CD20標的化抗体、BTK阻害剤、PI3K阻害剤、FLT3阻害剤、PARP阻害剤、CDK4阻害剤、CDK6阻害剤、EGFR阻害剤、RAF阻害剤、JAK1阻害剤、JAK2阻害剤、JAK3阻害剤、IL-6阻害剤、IL-17阻害剤、平滑化阻害剤、IL-6R阻害剤、BCL2阻害剤、PTCH阻害剤、PIGF阻害剤、TGFB阻害剤、CD28アゴニスト、CD3アゴニスト、CD40アゴニスト、GITRアゴニスト、0X40アゴニスト、VISTAアゴニスト、CD137アゴニスト、LAG3阻害剤、TIM3阻害剤、TIGIT阻害剤、およびIL-2R阻害剤からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるものは、抗炎症剤と組み合わせた本明細書に記載される任意のマスク型IL-15サイトカインの投与による、がんの治療または予防の方法である。抗炎症剤は、炎症を予防、対抗、阻害、または別様に低減することが可能な任意の薬剤であり得る。
いくつかの実施形態では、抗炎症剤は、シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害剤である。COX阻害剤は、COX-1および/またはCOX-2の活性を阻害する任意の薬剤であり得る。いくつかの実施形態では、COX阻害剤は、COX-1を選択的に阻害する(すなわち、COX阻害剤は、COX-2の活性を阻害するよりもCOX-1の活性を阻害する)。いくつかの実施形態では、COX阻害剤は、COX-2を選択的に阻害する(すなわち、COX阻害剤は、COX-1の活性を阻害するよりもCOX-2の活性を阻害する)。いくつかの実施形態では、COX阻害剤は、COX-1およびCOX-2の両方を阻害する。
いくつかの実施形態では、COX阻害剤は、選択的COX-1阻害剤であり、SC-560、FR122047、P6、モフェゾラク、TFAP、フルルビプロフェン、およびケトプロフェンからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、COX阻害剤は、選択的COX-2阻害剤であり、セレコキシブ、ロフェコキシブ、メロキシカム、ピロキシカム、デラコキシブ、パレコキシブ、バルデコキシブ、エトリコキシブ、クロメン誘導体、クロマン誘導体、N-(2-シクロヘキシルオキシニトロフェニル)メタンスルホンアミド、パレコキシブ、ルミラコキシブ、RS 57067、T-614、BMS-347070、JTE-522、S-2474、SVT-2016、CT-3、ABT-963、SC-58125、ニメスリド、フロスリド、NS-398、L-745337、RWJ-63556、L-784512、ダルブフェロン、CS-502、LAS-34475、LAS-34555、S-33516、ジクロフェナク、メフェナム酸、およびSD-8381からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、COX阻害剤は、イブプロフェン、ナプロキセン、ケトロラク、インドメタシン、アスピリン、ナプロキセン、トルメチン、ピロキシカム、およびメクロフェナマートからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、COX阻害剤は、SC-560、FR122047、P6、モフェゾラク、TFAP、ルルビプロフェン、ケトプロフェン、セレコキシブ、ロフェコキシブ、メロキシカム、ピロキシカム、デラコキシブ、パレコキシブ、バルデコキシブ、エトリコキシブ、クロメン誘導体、クロマン誘導体、N-(2-シクロヘキシルオキシニトロフェニル)メタンスルホンアミド、パレコキシブ、ルミラコキシブ、RS 57067、T-614、BMS-347070、JTE-522、S-2474、SVT-2016、CT-3、ABT-963、SC-58125、ニメスリド、フロスリド、NS-398、L-745337、RWJ-63556、L-784512、ダルブフェロン、CS-502、LAS-34475、LAS-34555、S-33516、ジクロフェナク、メフェナム酸、SD-8381、イブプロフェン、ナプロキセン、ケトロラク、インドメタシン、アスピリン、ナプロキセン、トルメチン、ピロキシカム、およびメクロフェナマートからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、抗炎症剤は、NF-kB阻害剤である。NF-kB阻害剤は、NF-kB経路の活性を阻害する任意の薬剤であり得る。いくつかの実施形態では、NF-kB阻害剤は、IKK複合体阻害剤、IkB分解阻害剤、NF-kB核転座阻害剤、p65アセチル化阻害剤、NF-kB DNA結合阻害剤、NF-kBトランス活性化阻害剤、およびp53誘導阻害剤からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、IKK複合体阻害剤は、TPCA-1、NF-kB活性化阻害剤VI(BOT-64)、BMS-345541、アンレキサノクス、SC-514(GK-01140)、IMD-0354、およびIKK-16からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、IkB分解阻害剤は、BAY-11-7082、MG-115、MG-132、ラクタシスチン、エポキソマイシン、パルテノリド、カルフィルゾミブ、およびMLN-4924(ペボネジスタット)からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、NF-kB核内転座阻害剤は、JSH-23およびロリプラムからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、p65アセチル化阻害剤は、ガリン酸およびアナカルデン酸からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、NF-kB DNA結合阻害剤は、GYY-4137、p-XSC、CV-3988、およびプロスタグランジンE2(PGE2)からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、NF-kBトランス活性化阻害剤は、LY-294002、ウォルトマンニン、およびメサラミンからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、p53誘導阻害剤は、キナクリンおよびフラボピリドールからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、NF-kB阻害剤は、TPCA-1、NF-kB活性化阻害剤VI(BOT-64)、BMS-345541、アムレキサノクス、SC-514(GK-01140)、IMD-0354、IKK-16、BAY-11-7082、MG-115、MG-132、ラクタシスチン、エポキシシン、パルテノリド、カルフィルゾミブ、MLN-4924(ペボネジスタット)、JSH-23ロリプラム、没食子酸、アナカルド酸、GYY-4137、p-XSC、CV-3988、プロスタグランジンE2(PGE2)、LY-294002、ウォルトマンニン、メサラミン、キナクリン、およびフラボピリドールからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるものは、抗がん治療用タンパク質と組み合わせた本明細書に記載される任意のマスク型IL-15サイトカインまたは組成物の投与による、がんの治療または予防の方法である。抗がん治療用タンパク質は、がん増殖を低減すること、がん細胞複製を妨害すること、がん細胞を直接的もしくは間接的に死滅させること、転移を低減すること、腫瘍血液供給を低減すること、または細胞生存を低減することが可能な任意の治療用タンパク質であり得る。例示的抗がん治療用タンパク質は、抗体またはその断片、抗体誘導体、二重特異性抗体、キメラ抗原受容体(CAR)T細胞、融合タンパク質、または二重特異性T細胞エンゲージャー(BiTE)の形態で生じ得る。いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるものは、CAR-NK(ナチュラルキラー)細胞と組み合わせた本明細書に記載される任意のマスク型IL-15サイトカインまたは組成物の投与による、がんの治療または予防の方法である。
7.製造物品またはキット
別の態様では、本明細書に記載される任意のマスク型IL-15サイトカインを含む、製造品またはキットが提供される。製造物品またはキットは、本発明の方法におけるサイトカインの使用のための説明書をさらに含み得る。したがって、ある特定の実施形態では、製造品またはキットは、有効量のマスク型サイトカインを個体に投与することを含む、個体において障害(例えば、がん)を治療または予防するための方法におけるマスク型サイトカインの使用のための説明書を含み得る。例えば、ある特定の実施形態では、製造品またはキットは、有効量のマスク型IL-15ポリペプチドを個体に投与することを含む、個体において障害(例えば、がん)を治療または予防する方法におけるマスク型IL-15ポリペプチドの使用のための説明書を含む。ある特定の実施形態では、個体は、ヒトである。いくつかの実施形態では、個体は、白血病、リンパ腫、頭頸部がん、結腸直腸がん、前立腺がん、膵臓がん、黒色腫、乳がん、神経芽細胞腫、肺がん、卵巣がん、骨肉腫、膀胱がん、子宮頸がん、肝臓がん、腎臓がん、皮膚がん、または精巣がんからなる群から選択される疾患を有する。
製造物品またはキットは、容器をさらに含み得る。好適な容器としては、例えば、ボトル、バイアル(例えば、デュアルチャンバーバイアル)、シリンジ(シングルまたはデュアルチャンバーシリンジなど)、試験管、および静注(IV)バッグが挙げられる。容器は、ガラスまたはプラスチックなどの様々な材料から形成され得る。容器は、製剤を保持する。いくつかの実施形態では、製剤は、凍結乾燥製剤である。いくつかの実施形態では、製剤は、凍結製剤である。いくつかの実施形態では、製剤は、液体乾燥製剤である。
製造物品またはキットは、容器上にあるか、または容器と関連付けられる、ラベルまたは添付文書をさらに含み得、製剤の再構成および/または使用のための指示を示し得る。ラベルまたは添付文書は、製剤が、個体における障害(例えば、がん)を治療または予防するための皮下、静脈内、または他の投与様式に有用であるか、または意図されていることをさらに示し得る。製剤を保持する容器は、単回使用バイアルまたは複数回使用バイアルであってもよく、これは再構成された製剤の反復投与を可能にする。製造物品またはキットは、好適な希釈剤を含む第2の容器をさらに含み得る。製造物品またはキットは、他の緩衝剤、希釈剤、フィルター、針、シリンジ、および使用説明書を伴う添付文書を含む、商業的、治療的、およびユーザーの観点から望ましい他の材料をさらに含み得る。
具体的な実施形態では、本発明は、単回用量投与ユニット用のキットを提供する。そのようなキットは、治療用サイトカインの水性製剤の容器を含み、
シングルまたはマルチチャンバープレフィルドシリンジの両方を含む。例示的事前充填シリンジは、Vetter GmbH(Ravensburg,Germany)から入手可能である。
本明細書の製造物品またはキットは、任意に、第2の薬剤を含む容器をさらに含み、マスク型サイトカインは、第1の薬剤であり、その物品またはキットは、有効量における第2の薬剤で対象を治療するためのラベルまたは添付文書上の説明書をさらに含む。
別の実施形態では、本明細書で提供されるものは、自動注射器での投与のための本明細書に記載される製剤を含む、製造物品またはキットである。自動注射器は、起動時に、患者または投与者からの追加の必要な措置なしにその内容物を送達する、注射装置として説明され得る。これらは、送達速度が一定でなければならず、かつ送達時間が数瞬よりも長い場合、治療用製剤のセルフメディケーションに特に適している。
8.定義
別段に定義のない限り、本明細書で使用されるすべての専門用語、表記、ならびに他の技術用語および科学用語は、請求される主題が関連する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有することを意図している。一場合によっては、一般的に理解される意味を伴う用語は、明確性および/または容易な参照のために本明細書で定義され、本明細書のそのような定義の包含は、当該技術分野で一般的に理解されるものに対する実質的な差異を表すと必ずしも解釈されるべきではない。
本発明は、当然のことながら変化し得る特定の組成物または生物学系に限定されないことを理解されたい。また、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のためのものであるに過ぎず、制限を意図するものではないことを理解されたい。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、内容が他に別様に明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、「an IL-15 polypeptide(IL-15ポリペプチド)」の言及は、任意に、2つ以上のそのようなポリペプチドおよび同等物の組み合わせを含む。
本明細書で使用される場合の「約」という用語は、この技術分野の当業者に容易に知られているそれぞれの値に対する通常の誤差範囲を指す。本明細書の「約」の値またはパラメータの言及は、その値またはパラメータを本質的に対象とする実施形態を含む(および記載する)。
本明細書に記載される本発明の態様および実施形態は、態様および実施形を「を含む」、「からなる」、および「から本質的になる」を含むことを理解されたい。
本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、項目のうちのいずれか1つ、項目の任意の組み合わせ、または用語が関連する項目のすべてを指す。例えば、「A、B、および/またはC」という語句は、以下の実施形態の各々を包含することを意図している:A、B、およびC、A、B、またはC、AまたはB、AまたはC、BまたはC、AおよびB、AおよびC、BおよびC、AおよびBまたはC、BおよびAまたはC、CおよびAまたはB、A(単独)、B(単独)、ならびにC(単独)。
「抗体」という用語は、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体(イムノグロブリンFc領域を有する完全長抗体を含む)、ポリエピトープ特異性を有する抗体組成物、多重特異性抗体(例えば、二重特異性抗体、ダイアボディ、および単鎖分子、ならびに抗体断片(例えば、Fab、F(ab’)2、およびFv)を含む。「イムノグロブリン(Ig)」という用語は、本明細書では「抗体」と同義的に使用される。
「抗体」という用語は、当該部位は、同じポリペプチド鎖(VH-VL)中の軽鎖可変(VL)ドメインに接続された重鎖可変(VH)ドメインを含む、2つの抗原結合部位を伴う小さな抗体断片を指す。
塩基性4鎖抗体ユニットは、2つの同一の軽(L)鎖および2つの同一の重(H)鎖から構成されるヘテロ四量体糖タンパク質である。IgM抗体は、J鎖と呼ばれる追加のポリペプチドとともに、5個の塩基性ヘテロ四量体ユニットからなり、10個の抗原結合部位を含有するが、一方でIgA抗体は、J鎖と組み合わせて多価集合体を形成するように重合することができる、2~5個の塩基性4鎖ユニットを含む。IgGの場合、4鎖ユニットは、概して、約150,000ダルトンである。各L鎖は、1つの共有結合ジスルフィド結合によってH鎖に連結されるが、一方で2つのH鎖は、H鎖アイソタイプに応じて、1つ以上のジスルフィド結合によって互いに連結される。各H鎖およびL鎖はまた、規則的な間隔を置いた鎖内ジスルフィド架橋を有する。各H鎖は、N末端に可変ドメイン(VH)を有し、続いてa鎖およびy鎖の各々に対して3つの定常ドメイン(CH)、ならびにpおよびsアイソタイプに対して4つのCHドメインを有する。各L鎖は、N末端に可変ドメイン(VL)を有し、続いてその他方の末端に定常ドメインを有する。VLは、VHと整列し、CLは、重鎖の第1の定常ドメイン(CHI)と整列する。特定のアミノ酸残基は、軽鎖可変ドメインと重鎖可変ドメインとの間に界面を形成すると考えられる。VHおよびVLの対合は、ともに単一の抗原結合部位を形成する。抗体の異なるクラスの構造および特性については、例えば、Basic and Clinical Immunology,8th Edition,Daniel P.Sties,Abba I.Terr and Tristram G.Parsolw(eds),Appleton & Lange,Norwalk,CT,1994,page 71 and Chapter 6を参照されたい。
任意の脊椎動物種由来のL鎖は、それらの定常ドメインのアミノ酸配列に基づいて、カッパおよびラムダと呼ばれる、2つの明確に異なるタイプのうちの1つに割り当てられることができる。その重鎖の定常ドメイン(CH)のアミノ酸配列に応じて、免疫グロブリンを異なるクラスまたはアイソタイプに割り当てることができる。免疫グロブリンの5つのクラス:IgA、IgD、IgE、IgG、およびIgMがあり、それぞれ、a、8、e、y、およびpと指定された重鎖を有する。yおよびaクラスは、CH配列および機能における比較的軽微な差異に基づいてサブクラスにさらに分割され、例えば、ヒトは、以下のサブクラスを発現する:IgGl、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1、およびIgA2。IgG1抗体は、アロタイプと称される複数の複数の多型バリアント(Jefferis and Lefranc 2009.mAbs Vol 1 Issue 4 1-7で論評される)で存在することができ、そのうちのいずれかが、本発明で使用するために好適である。ヒト集団における一般的なアロタイプバリアントは、a、f、n、zという文字で指定されるものである。
「単離された」抗体は、その産生環境(例えば、天然または組換え)の成分から識別、分離、および/または回収された抗体である。いくつかの実施形態では、単離されたポリペプチドは、その産生環境からの他のすべての成分と無関連である。組換えトランスフェクト細胞から生じるものなどのその産生環境の汚染成分は、抗体の研究、診断、または治療用途に典型的には干渉する材料であり、酵素、ホルモン、および他のタンパク質性もしくは非タンパク質性溶質を含み得る。いくつかの実施形態では、ポリペプチドは、(1)例えば、Lowry法によって決定される抗体の95重量%超まで、およびいくつかの実施形態では、99重量%超まで、(1)回転カップシークエンサーの使用によってN末端もしくは内部アミノ酸配列の少なくとも15個の残基を得るために十分な程度まで、または(3)クマシーブルーもしくはシルバー染色を使用した非還元もしくは還元条件下でのSDS-PAGEによる均質性まで、精製される。抗体の天然環境の少なくとも1つの成分が存在しないため、単離された抗体は、組換え細胞内でインサイチュに抗体を含む。しかしながら、通常、単離されたポリペプチドまたは抗体は、少なくとも1つの精製ステップによって調製される。
本明細書で使用される場合、「モノクローナル抗体」という用語は、実質的に均質な抗体の集団から得られる抗体を指し、すなわち、集団を構成する個々の抗体は、わずかな量で存在し得る可能な天然に存在する変異および/または翻訳後修飾(例えば、異性化、アミド化)を除き、同一である。いくつかの実施形態では、モノクローナル抗体は、重鎖および/または軽鎖にC末端切断を有する。例えば、1、2、3、4、または5個のアミノ酸残基は、重鎖および/または軽鎖のC末端で切断される。いくつかの実施形態では、C末端切断は、重鎖からC末端リジンを除去する。いくつかの実施形態では、モノクローナル抗体は、重鎖および/または軽鎖にN末端切断を有する。例えば、1、2、3、4、または5個のアミノ酸残基は、重鎖および/または軽鎖のN末端で切断される。いくつかの実施形態では、モノクローナル抗体の短縮型形態は、組換え技術によって作製され得る。いくつかの実施形態では、モノクローナル抗体は、高度に特異的であり、単一の抗原部位に配向されている。いくつかの実施形態では、モノクローナル抗体は、高度に特異的であり、複数の抗原部位(例えば、二重特異性抗体または多重特異性抗体など)に配向されている。「モノクローナル」という修飾語句は、実質的に均質な抗体群から取得されたときの抗体の特徴を示すが、任意の特定の方法による抗体の産生を必要とするとはみなされないものとする。例えば、本発明に従って使用されるモノクローナル抗体は、例えば、ハイブリドーマ法、組換えDNA法、ファージディスプレイ技術、およびヒト免疫グロブリン遺伝子座の一部もしくはすべてまたはヒト免疫グロブリン配列をコードする遺伝子を有する動物においてヒトまたはヒト様抗体を産生するための技術を含む、様々な技法によって作製され得る。
「完全長抗体」、「インタクトな抗体」、または「全抗体」という用語は、抗体断片とは対照的に、その実質的にインタクトな形態の抗体を指すために同義的に使用される。具体的には、全抗体は、Fc領域を含む重鎖および軽鎖を有するものを含む。定常ドメインは、天然配列定常ドメイン(例えば、ヒト天然配列定常ドメイン)またはそのアミノ酸配列バリアントであってもよい。場合によっては、インタクトな抗体は、1つ以上のエフェクター機能を有し得る。
「抗体断片」は、インタクトな抗体の抗原結合領域および/または可変領域、ならびに/もしくはインタクトな抗体の定常領域などのインタクトな抗体の一部を含む。抗体断片の例としては、抗体のFc領域、Fc領域の一部、またはFc領域を含む抗体の一部が挙げられる。抗原結合抗体断片の例としては、ドメイン抗体(dAbs)、Fab、Fab’、F(ab’)2、およびFv断片、抗体、線形抗体(米国特許第5,641,870号、実施例2、Zapata et ah,Protein Eng.8(10):1057-1062 [1995]を参照されたい)、一本鎖抗体分子、および抗体断片から形成された多重特異性抗体が挙げられる。単一重鎖抗体もしくは単一軽鎖抗体は、操作されることができるか、または重鎖の場合には、単一重鎖分子を産生するように操作されたラクダ科、サメ、ライブラリ、もしくはマウスから単離されることができる。
抗体のパパイン消化は、「Fab」断片と呼ばれる2つの同一の抗原結合断片と、容易に結晶化する能力を反映する名称である残留「Fc」断片とを産生した。Fab断片は、H鎖の可変領域ドメイン(VH)、および1つの重鎖(VH)の第1の定常ドメイン(CHI)とともに、L鎖全体からなる。各Fab断片は、抗原結合に関して一価であり、すなわち、単一の抗原結合部位を有する。抗体のペプシン処理は、異なる抗原結合活性を有する2つのジスルフィド連結Fab断片にほぼ対応し、依然として抗原を架橋することが可能である、単一の大きなF(ab’)2断片を産出する。Fab’断片は、抗体ヒンジ領域由来の1つ以上のシステインを含むCHIドメインのカルボキシ末端に数個の追加の残基を有することによって、Fab断片とは異なる。Fab’-SHは、定常ドメインのシステイン残基が遊離チオール基を持つ、Fab’の本明細書における名称である。F(ab’)2抗体断片は、元々、それらの間にヒンジシステインを有するFab’断片の対として産生された。抗体断片の他の化学結合も既知である。Fc断片は、ジスルフィドによって一緒に保持される両方のH鎖のカルボキシ末端部分を含む。抗体のエフェクター機能は、Fc領域内の配列およびグリカンによって決定され、Fc受容体(FcR)によっても認識される領域は、ある特定の細胞型上に見られる。
参照ポリペプチド配列に対する「アミノ酸配列同一性率(%)」は、それらの配列を整列させ、必要であればギャップを導入して最大配列同一性率を達成した後の、参照ポリペプチド配列中のアミノ酸残基と同一である候補配列中のアミノ酸残基の割合として定義され、配列同一性の一部としての任意の保存的置換を考慮していない。アミノ酸配列同一性パーセントを決定するための整列は、当該技術分野の技術範囲内にある種々の方法、例えば、BLAST、BLAST-2、ALIGN、Megalign(DNASTAR)ソフトウェアなどの公開されている入手可能なコンピュータソフトウェアを使用して達成されることができる。当業者であれば、比較される配列の完全長にわたる最大整列を達成するために必要な任意のアルゴリズムを含む、配列を整列するための適切なパラメータを決定することができる。例えば、所与のアミノ酸配列Bに対する、所与のアミノ酸配列Bとの、または所与のアミノ酸配列Bに対した、所与のアミノ酸配列Aのアミノ酸配列同一性%(所与のアミノ酸配列Bに対する、所与のアミノ酸配列Bとの、または所与のアミノ酸配列Bに対した、ある特定のアミノ酸配列同一性%を有するか、または含む、所与のアミノ酸配列Aと代替的に称され得る)は、以下のように計算される。
100×画分X/Y
式中、Xは、そのプログラムのAおよびBの整列における配列によって同一の一致としてスコア付けされたアミノ酸残基の数であり、Yは、Bにおけるアミノ酸残基の総数である。アミノ酸配列Aの長さがアミノ酸配列Bの長さと等しくない場合、A対Bのアミノ酸配列同一性%は、B対Aのアミノ酸配列同一性%と等しくないことを理解されたい。
抗体「エフェクター機能」は、抗体のFc領域(天然配列のFc領域またはアミノ酸配列バリアントのFc領域)に起因する生物学的活性を指し、抗体アイソタイプによって変化する。抗体エフェクター機能の例としては、Clq結合および補体依存性細胞傷害、Fc受容体結合、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)、貪食作用、細胞表面受容体(例えば、B細胞受容体)の下方調節、ならびにB細胞活性化が挙げられる。
本明細書で使用される場合の「結合親和性」は、分子(例えば、サイトカイン)の単一の結合部位とその結合パートナー(例えば、サイトカイン受容体)との間の非共有相互作用の強度を指す。いくつかの実施形態では、結合タンパク質(例えば、サイトカイン)の親和性は、概して、平衡解離定数(Kd)によって表されることができる。親和性は、本明細書に記載されるものを含む、当該技術分野で既知の一般的な方法によって測定されることができる。
本明細書に記載されるサイトカインポリペプチドをコードする「単離された」核酸分子は、それが産生された環境で通常関連する、少なくとも1つの汚染核酸分子から識別および分離される核酸分子である。いくつかの実施形態では、単離された核酸は、産生環境と関連付けられたすべての成分と無関連である。本明細書のポリペプチドおよびサイトカインポリペプチドをコードする単離された核酸分子は、それが天然に見出される形態または環境以外の形態である。したがって、単離された核酸分子は、細胞内に天然に存在する本明細書のポリペプチドおよびサイトカインポリペプチドをコードする核酸と区別される。
「薬学的製剤」という用語は、活性成分の生物学的活性が効果的であることを可能にするような形態であり、かつ製剤が投与される対象に対して許容できない毒性を有する追加の成分を含有しない、調製物を指す。
そのような製剤は、滅菌されている。
本明細書で使用される場合の「担体」は、用いられる投与量および濃度でそれに曝露される細胞または哺乳動物に非毒性である、薬学的に許容される担体、賦形剤、または安定剤を含む。生理学的に許容される担体は、水性pH緩衝溶液であることが多い。生理学的に許容される担体の例としては、リン酸塩、クエン酸塩、および他の有機酸などの緩衝液、アスコルビン酸を含む酸化防止剤、低分子量(約10個未満の残基)ポリペプチド、血清アルブミン、ゼラチン、もしくは免疫グロブリンなどのタンパク質、ポリビニルピロリドンなどの親水性ポリマー、グリシン、グルタミン、アスパラギン、アルギニン、もしくはリジンなどのアミノ酸、単糖類、二糖類、およびグルコース、マンノース、もしくはデキストリンを含む他の炭水化物、EDTAなどのキレート剤、マンニトールもしくはソルビトールなどの糖アルコール、ナトリウムなどの塩形成対イオン、ならびに/またはTWEEN(商標)、ポリエチレングリコール(PEG)、およびPLURONICS(商標)などの非イオン性界面活性剤が挙げられる。
本明細書で使用される場合、「治療」という用語は、臨床病理の経過中に治療されている個体または細胞の自然経過を改変するように設計された臨床介入を指す。治療の望ましい効果には、疾患進行の速度の低下、疾患状態の改善または緩和、ならびに寛解または予後の改善が含まれる。個体は、例えば、障害(例えば、新生物性疾患)に関連する1つ以上の症状が軽減または除去される場合、首尾よく「治療される」。例えば、治療が、疾患を患う個体の生活の質の向上、疾患の治療に必要な他の薬剤の用量の減少、疾患の再発頻度の低減、疾患の重症度の低減、疾患の発症もしくは進行の遅延、および/または個体の生存の延長をもたらす場合、個体は、首尾よく「治療される」。
本明細書で使用される場合、「と併用して」または「と組み合わせて」は、別の治療モダリティに加えて、1つの治療モダリティの投与を指す。したがって、「と併用して」または「と組み合わせて」は、個体への他の治療モダリティの投与の前、その間、またはその後の、1つの治療モダリティの投与を指す。
本明細書で使用される場合、「予防」という用語は、個体における疾患の発生または再発に関して予防を提供することを含む。個体は、障害の素因があるか、障害にかかりやすいか、または障害を発症するリスクがあり得るが、障害と診断されていない。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるマスク型サイトカインは、障害の発症を遅延させるために使用される。
本明細書で使用される場合、障害を発症する「リスクがある」個体は、検出可能な疾患もしくは疾患の症状を有し得るか、または有しない場合があり、本明細書に記載される治療方法の前に、検出可能な疾患もしくは疾患の症状を示している場合があるか、または示していない場合がある。「リスクがある」とは、当該技術分野で既知であるように、個体が、疾患の発症と相関する測定可能なパラメータである1つ以上のリスク因子を有することを示す。これらのリスク因子のうちの1つ以上を有する個体は、これらのリスク因子のうちの1つ以上がない個体よりも、障害を発症する確率が高い。
「有効量」は、少なくとも、治療結果または予防的結果を含む、所望のまたは指示された効果を達成するために必要な投与量および期間で有効な量を指す。
有効量は、1回以上の投与で提供されることができる。「治療的有効量」は、少なくとも、特定の障害の測定可能な改善に影響を与えるために必要な最小濃度である。本明細書における治療的有効量は、患者の疾患状態、年齢、性別、および体重などの因子、ならびに個体において所望の応答を誘発する抗体の能力に応じて変化し得る。治療的有効量はまた、治療的に有益な効果がマスク型サイトカインの任意の毒性または有害な効果を上回る量であり得る。「予防的有効量」は、所望の予防的結果を達成するために必要な投与量および期間で有効な量を指す。典型的には、必ずしもではないが、予防用量が、疾患の前に、または疾患の早期の段階で対象で使用されるため、予防的有効量は、治療的有効量よりも少なくあり得る。
「慢性」投与は、長期間にわたる初期治療効果(活性)を主流にするように、急性モードとは対照的な連続モードでの薬剤の投与を指す。「断続的」投与は、中断することなく連続的に行われるのではなく、むしろ本質的に周期的である治療である。
本明細書で使用される場合、「個体」または「対象」は、哺乳動物である。治療の目的のための「哺乳動物」には、ヒト、家畜および農場動物、ならびにイヌ、ウマ、ウサギ、ウシ、ブタ、ハムスター、スナネズミ、マウス、フェレット、ラット、ネコなどの動物園、スポーツ、またはペット動物が含まれる。いくつかの実施形態では、個体または対象は、ヒトである。
9.実施例
本発明は、以下の実施例を参照することにより、より十分に理解されるであろう。しかしながら、それらは、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。本明細書に記載される実施例および実施形態は、例示目的のためのみであり、それを考量したその様々な修飾または変更が当業者に提案され、本出願の趣旨および目的、ならびに添付の特許請求の範囲に含まれるべきであることを理解されたい。
いくつかの実施例は、IL-2ポリペプチド構築物またはIL-15ポリペプチド構築物の「マスク型」バージョンの操作、産生、および/または試験を記述するが、いくつかの実施例はまた、比較のためなどのIL-2ポリペプチド構築物もしくはIL-15ポリペプチド構築物の親「非マスク型」バージョン、または比較のための対照として試験される本明細書に記載される成分のうちの1つ以上を含む他の構築物も採用する。したがって、例えば、マスク型IL-2ポリペプチド構築物に行われた試験の説明は、構築物の非マスク型バージョンも試験されなかったことを必ずしも意味するわけではない。
実施例1:マスク型IL-2ポリペプチドおよびマスク型IL-15ポリペプチドの操作
マスク型IL-2ポリペプチドおよびマスク型IL-15ポリペプチド構築物は、本明細書の教示に従って生成される。後続の実施例では、いくつかの実験は、単量体形態のマスク型IL-2ポリペプチド構築物の使用を伴い、いくつかの実験は、同じマスク型ポリペプチド構築物の2つのコピーを連結するジスルフィド結合を通して形成された二量体(ホモ二量体)、または2つの異なるポリペプチドによって形成されたヘテロ二量体などの二量体形態のマスク型IL-2構築物の使用を伴う(例えば、表5を参照されたい)。
IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片、マスキング部分、および抗体またはその断片(例えば、Fc領域、重鎖、および/または軽鎖)などの半減期延長ドメインを含む、マスク型IL-2ポリペプチド構築物が生成される。マスキング部分も含むことなく、半減期延長ドメインに連結されたIL-2ポリペプチドまたはその機能的断片を含む、いくつかのIL-2ポリペプチド構築物も生成される。構築物のうちのいくつかはまた、切断可能なペプチドを含み、マスキング部分をIL-2ポリペプチドまたはその機能的断片に連結し、それによって、活性化可能なマスク型IL-2ポリペプチド構築物をもたらす、リンカーも含む。構築物のうちのいくつかはまた、IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片を半減期延長ドメインに連結するリンカーも含む。構築物のうちのいくつかはまた、IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片をマスキング部分に連結するリンカーも含む。IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片をマスキング部分に連結するリンカー内に切断可能なペプチドを含まないマスク型IL-2ポリペプチド構築物は、切断可能なペプチドを含まないため、非活性化可能なマスク型IL-2ポリペプチド構築物または非活性化可能なIL-2ポリペプチド構築物とも称される。例示的IL-2ポリペプチド構築物の構造および組成物が、表3に提供される。
Figure 2023520514000023
また、IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片、第1のマスキング部分、第2のマスキング部分、およびアルブミン、抗体もしくはその断片(例えば、Fc領域、重鎖、および/または軽鎖)、アルブミン結合ペプチド、IgG結合ペプチド、またはポリアミノ酸配列などの半減期延長ドメインを含む、マスク型IL-2ポリペプチド構築物も生成される。構築物のうちのいくつかはまた、第1のマスキング部分をIL-2ポリペプチドまたはその機能的断片に連結するリンカーも含む。構築物のうちのいくつかはまた、第2のマスキング部分をIL-2ポリペプチドまたはその機能的断片に連結するリンカーも含む。構築物のうちのいくつかは、第1のマスキング部分をIL-2ポリペプチドまたはその機能的断片に連結するリンカー、および/または第2のマスキング部分をIL-2ポリペプチドまたはその機能的断片に連結するリンカー内に切断可能なペプチドを含み、それによって、活性化可能なマスキングIL-2ポリペプチド構築物をもたらす。 構築物のうちのいくつかはまた、第2のマスキング部分を半減期延長ドメインに連結するリンカーも含む。IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片を第1のマスキング部分または第2のマスキング部分に連結するリンカーのいずれかに切断可能なペプチドを含まないマスク型IL-2ポリペプチド構築物は、切断可能なペプチドを含まないため、非活性化可能なマスク型IL-2ポリペプチド構築物または非活性化可能なIL-2ポリペプチド構築物とも称される。例示的IL-2ポリペプチド構築物の構造および組成物が、表4に提供される。
Figure 2023520514000024
また、IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片、マスキング部分、第1の半減期延長ドメイン、および第2の半減期延長ドメイン、抗体またはその断片(例えば、Fc領域、重鎖、および/または軽鎖)を含む、マスク型IL-2ポリペプチド構築物も生成される。マスキング部分は、第1の半減期延長ドメインに連結され、IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片は、第2の半減期延長ドメインに連結され、第1の半減期延長ドメインおよび第2の半減期延長ドメインは、第1および第2の半減期延長ドメインの会合を促進する修飾を含有する。1つの例示的実施形態では、マスキング部分は、第1の半減期延長ドメインに連結され、配列番号38のアミノ酸配列を含み、IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片は、第2の半減期延長ドメインに連結され、配列番号48のアミノ酸配列を含み、第1の半減期延長ドメインおよび第2の半減期延長ドメインは、第1および第2の半減期延長ドメインの会合を促進する修飾を含有する。非マスク型IL-2ポリペプチド構築物の1つの例示的実施形態では、実施形態は、第1の半減期延長ドメインに連結されたIL-2ポリペプチドまたはその機能的断片を含み、第2の半減期延長ドメインを含み、IL-2ポリペプチドまたはその機能的断片は、第1の半減期延長ドメインに連結され、配列番号48のアミノ酸配列を含み、第2の半減期延長ドメインは、配列番号79のアミノ酸配列を含む。構築物のうちのいくつかはまた、マスキング部分を第1の半減期延長ドメインに連結するリンカー、および/またはIL-2ポリペプチドもしくはその機能的断片を第2の半減期延長ドメインに連結するリンカーを含む。構築物のうちのいくつかの第1および第2の半減期延長ドメインもまた、連結される。いくつかの構築物では、構築物のうちのいくつかの第1および第2の半減期延長ドメインは、リンカーによって連結される。構築物のうちのいくつかは、マスキング部分を第1の半減期延長ドメインに連結するリンカー、および/またはIL-2ポリペプチドもしくはその機能的断片を第2の半減期延長ドメインに連結するリンカー内に切断可能なペプチドを含み、それによって、活性化可能なマスク型IL-2ポリペプチド構築物をもたらす。IL-2ポリペプチドもしくはその機能的断片を第2の半減期延長ドメインに連結するリンカー、またはマスキング部分を第1の半減期延長ドメインに連結するリンカーのいずれかに切断可能なペプチドを含まないマスク型IL-2ポリペプチド構築物は、切断可能なペプチドを含まないため、非活性化可能なマスク型IL-2ポリペプチド構築物または非活性化可能なIL-2ポリペプチド構築物とも称される。例示的IL-2ポリペプチド構築物の構造および組成物が、表5に提供される。
また、IL-15ポリペプチドまたはその機能的断片、マスキング部分、第1の半減期延長ドメイン、および第2の半減期延長ドメイン、抗体またはその断片(例えば、Fc領域、重鎖、および/または軽鎖)を含む、マスク型IL-15ポリペプチド構築物も生成される。マスキング部分は、第1の半減期延長ドメインに連結され、IL-15ポリペプチドまたはその機能的断片は、第2の半減期延長ドメインに連結され、第1の半減期延長ドメインおよび第2の半減期延長ドメインは、第1および第2の半減期延長ドメインの会合を促進する修飾を含有する。構築物のうちのいくつかはまた、マスキング部分を第1の半減期延長ドメインに連結するリンカー、および/またはIL-15ポリペプチドもしくはその機能的断片を第2の半減期延長ドメインに連結するリンカーも含む。構築物のうちのいくつかの第1および第2の半減期延長ドメインもまた、連結される。いくつかの構築物では、構築物のうちのいくつかの第1および第2の半減期延長ドメインは、リンカーによって連結される。構築物のうちのいくつかは、マスキング部分を第1の半減期延長ドメインに連結するリンカー、および/またはIL-15ポリペプチドもしくはその機能的断片を第2の半減期延長ドメインに連結するリンカー内に切断可能なペプチドを含み、それによって、活性化可能なマスク型IL-15ポリペプチド構築物をもたらす。IL-15ポリペプチドもしくはその機能的断片を第2の半減期延長ドメインに連結するリンカー、またはマスキング部分を第1の半減期延長ドメインに連結するリンカーのいずれかに切断可能なペプチドを含まないマスク型IL-15ポリペプチド構築物は、切断可能なペプチドを含まないため、非活性化可能なマスク型IL-15ポリペプチド構築物または非活性化可能なIL-15ポリペプチド構築物とも称される。例示的IL-15ポリペプチド構築物の構造および組成物が、表5に提供される。
Figure 2023520514000025
Figure 2023520514000026
実施例2:マスク型IL-2およびIL-15ポリペプチドのインビトロ特性評価
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物は、インビトロでいくつかの細胞アッセイおよび機能的アッセイを使用して特性評価される。
産生
構築物(例えば、マスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物)をコードするプラスミドを、Expi293細胞(Life Technologies A14527)またはHEK293-6E細胞(National Research Council;NRC)のいずれかにトランスフェクトした。トランスフェクションは、PEIpro(Polyplus Transfection、115-100)を使用した1mgの総DNAを使用して、総DNAと1:1の比率で実施された。DNAおよびPEIを各々、50mLのOptiMem(Life Technologies 31985088)培地に添加し、滅菌濾過した。DNAおよびPEIを10分間組み合わせ、それぞれ、expi293細胞またはHEK293細胞について、1.8~2.8×10細胞/mLまたは0.85~1.20×10細胞/mの細胞密度、および少なくとも95%の生存率でExpi293細胞に添加した。HEK293-6Eトランスフェクションは、Expi293トランスフェクションに使用されたものと同じプロトコルに従って、細胞密度および少なくとも95%の生存率で実施された。5~7日後、細胞を3000×gで遠心分離することによってペレット化し、上清を0.2μmの膜を通して濾過した。プロテインA樹脂(CaptivA、Repligen CA-PRI-0005)を、濾過された上清に添加し、振とうしながら4°Cで少なくとも2時間インキュベートした。樹脂をカラムの中に充填し、15カラム体積の20mMクエン酸塩(pH6.5)で洗浄し、次いで、15カラム体積の20mMクエン酸塩、500mM塩化ナトリウム(pH6.5)で洗浄した。結合タンパク質を、20mMのクエン酸塩、100mMのNaCl(pH2.9)でカラムから溶出した。
親(例えば、非マスク型)およびマスク型構築物を含む、産生された例示的構築物の力価(mg/L)が、以下の表6に提供される。
Figure 2023520514000027
SDS-PAGE分析
SDS-PAGE分析については、タンパク質サンプルを4x Laemmliサンプル緩衝液(BioRadカタログ番号1610747)を用いて作製した。還元サンプルについては、0.1MのBond Breaker TCEP溶液(Thermo Scientific 77720)を添加し、サンプルを65°Cで5分間加熱した。タンパク質を12ウェル NuPage 4~12% Bis-Tris Protein Gel(Invitrogen NP0322BOX)に装填し、ウェル当たり4μgのタンパク質を装填した。SimplyBlue SafeStain(Invitrogen LC6065)を使用して、ゲルを染色した。
図4に描写されるように、SDS-PAGE分析は、例示的構築物(AK304、AK305、AK307、AK308、AK309、AK310、AK311、AK312、AK313、AK314、およびAK315)の製造および精製後に、フロースルー(FT)サンプル(すなわち、プロテインAカラムに結合しなかったタンパク質)および溶出(E)サンプル(すなわち、プロテインAカラムに結合し、そこから溶出されたタンパク質)に実施された。この例示的データは、本明細書に記載される構築物が、正常に産生および精製され得ることを示す。
レポーターバイオアッセイ
レポーターバイオアッセイは、JAK-STAT経路などの下流経路の活性化を監視するために、非マスク型親構築物または他の対照とともに、マスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物に実施される。
いくつかの研究では、HEK-Blue IL-2レポーター細胞(Invivogen)が、以下の方法に従ってJAK-STAT経路の活性化を試験するために使用された。HEK-Blue IL-2細胞6代継代(p6)(97%生細胞)を、アッセイ培地(DMEM+10%熱不活化FBS)で2回洗浄し、150μL中のアッセイ培地中に5e4細胞/ウェルにおいて3つのプレート内で播種し、約2時間アッセイ培地中で静置して、プレートへの接着を可能にした。試験された各構築物をアッセイ媒体中で300pMに希釈し、次いで、プレートを1:2まで希釈した。75pMの最終開始濃度のために、50μLの各希釈を添加した。HEK-Blue IL-2細胞上清を24時間後に採取し、3ウェル/プレートのアッセイ培地を加えたQuantiblue(180μL+20μL上清)と37°Cで1時間インキュベートした。625nmにおいてBiotek Neo2を使用して、吸光度を読み取った。ある研究では、例示的マスク型IL-15ポリペプチド構築物AK248が、MMP10プロテアーゼへの以前の曝露の有無別に、このプロトコルに従って、陽性対照としての組換えヒトIL-15(rhIL-15)とともに試験された。図45Aおよび45Bに示されるように、マスク型IL-15ポリペプチド構築物AK248(プロテアーゼ切断を伴わない)を使用したときに、JAK-STAT経路の検出可能な活性化はなかったが、活性化プロテアーゼによる切断後、JAK-STAT経路の強いレベルの活性化が観察された。これは、例示的IL-15ポリペプチドが効果的にマスクされ、また、プロテアーゼ切断を通して活性化され得ることを実証する。
いくつかの研究では、CTLL2細胞が、以下の方法に従ってJAK-STAT経路の活性化を試験するために使用された。CTLL2細胞を、10%のFBSを伴うRPMI中にウェル当たり40,000個の細胞で播種した。目的の構築物(例えば、MMPプロテアーゼへの曝露の有無別のマスク型IL-15ポリペプチド構築物AK248、またはrhIL-15などの陽性対照)の希釈物を添加し、37度でインキュベートした。6時間後、Bio-Glo試薬を添加し、BioTek Synergy Neo2プレートリーダーを用いて発光を測定した。
受容体結合
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物の結合が評価される。マスク型IL-2ポリペプチド構築物については、いくつかの実験では、ELISAプレートは、IL-2Rα(CD25とも呼ばれる)、IL-2Rβ(CD122とも呼ばれる)、またはIL-2Rγ(CD132とも呼ばれる)、もしくはそれらの組み合わせなどの受容体サブユニットでコーティングされる。マスク型IL-15ポリペプチド構築物については、いくつかの実験では、ELISAプレートは、IL-15Rα、IL-2Rβ(CD122とも呼ばれる)、またはIL-2Rγ(CD132とも呼ばれる)、もしくはそれらの組み合わせなどの受容体サブユニットでコーティングされる。マスク型IL-2ポリペプチド構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物の希釈物は、受容体サブユニットに結合させられ、抗huFc-HRP検出抗体を使用して検出される。マスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物の結合は、プロテアーゼ切断の有無別の条件で決定される。
細胞上受容体結合
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物の細胞上受容体結合が評価される。マスク型IL-2ポリペプチド構築物の希釈物は、CTLL2細胞などの末梢血リンパ球または組織培養細胞に結合させられ、抗huFc-FITCまたは抗アルブミン-FITC検出抗体を使用して蛍光活性化細胞分類(FACS)によって検出される。マスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物の結合は、プロテアーゼ切断の有無別の条件で決定される。
受容体結合親和性
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物の結合親和性が評価される。マスク型IL-2ポリペプチド構築物の結合親和性は、プロテアーゼ切断の有無別の条件で決定される。
マスク型および非マスク型IL-2ポリペプチド構築物の結合を試験するSPR研究については、Reichertカルボキシメチルデキストランヒドロゲル表面センサチップが、EDCおよびNHSとのアミン結合を介して、10mM酢酸ナトリウム(pH5.0)中の30μg/mlにおいて目的の構築物(例えば、マスク型IL-2ポリペプチド構築物または非マスク型IL-2ポリペプチド構築物)でコーティングおよび固定化された。PBST中のCD25-FcまたはFc-CD122の希釈物(CD25:16nM、8nM、4nM、2nM、1nMおよびCD122:500nM、250nM、125nM、62.5nM、31.25nM)を調製した。Reichert 4Channel SPRを使用して、CD25またはCD122の希釈物を、固定化構築物を伴うクリップ上に流し、25°Cでのオンレートを決定した。平衡時(約3分)、流動緩衝液をPBSTに変更し、6分間にわたってオフレートを決定した。各実行の合間に、チップを10mMのグリシン(pH2.0)で再生した。
図5A~5Dは、CD25-Fcへの例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物(AK168)の結合を試験したSPR分析を使用して、そのアルファ受容体への結合を防止するIL-2上の変異の有効性を描写する。図5Aは、AK168とCD25-Fcとの間の相互作用を描写し、図5Bは、MMPで活性化されたAK168とCD25-Fcとの間の相互作用を描写し、図5Cは、組換えヒトIL-2(rhIL-2)対照とCD25-Fcとの間の相互作用を描写する。図5Dは、会合定数(ka)、解離定数(kd)、平衡解離定数(KD)、ならびに各相互作用のChi値およびU値について取得されたデータを要約する表を提供する。これらの結果は、この例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物(AK168)が、CD25-Fcへの検出可能な結合を実証しなかった一方で、野生型rhIL-2対照は、検出可能な結合を実証しなったことを実証する。
図6A~6Dは、CD122-Fcへの例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物(AK111)の結合を試験したSPR分析を使用して、そのベータ受容体に向けたIL-2のマスキング、ならびにプロテアーゼを用いた活性化後の結合の復元を描写する。図6Aは、AK111とCD122-Fcとの間の相互作用を描写し、図6Bは、MMPで活性化されたAK111とCD122-Fcとの間の相互作用を描写し、図6Cは、組換えヒトIL-2(rhIL-2)対照とCD122-Fcとの間の相互作用を描写する。図6Dは、会合定数(ka)、解離定数(kd)、平衡解離定数(KD)、ならびに各相互作用のChi値およびU値について取得されたデータを要約する表を提供する。これらの結果は、この例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物(AK111)が、プロテアーゼで活性化されていない限り、CD122-Fcへの検出可能な結合を実証しなかった一方で、rhIL-2対照は、検出可能な結合を実証したことを実証する。追加の例示的SPRデータが、マスク型および非マスク型構築物を含む、試験された様々な構築物について、以下の表7に提供される。いくつかの構造については、適用可能である場合、KDは、プロテアーゼによって以前に切断されていることの有無別に構築物について決定された。
Figure 2023520514000028
切断
マスク型IL-2ポリペプチド構築物の切断速度は、上記に記載されるように、プロテアーゼの存在下または非存在下で、マスク型IL-2ペプチド構築物のインキュベーション後に、受容体結合アッセイを行うことによって評価され、プロテアーゼが存在する場合、EDTAの添加などによって、様々な時点で不活化される。マスク型IL-15ポリペプチド構築物の切断速度は、上記に記載されるように、プロテアーゼの存在下または非存在下で、マスク型IL-15ペプチド構築物のインキュベーション後に、受容体結合アッセイを行うことによって評価され、プロテアーゼが存在する場合、EDTAの添加などによって、様々な時点で不活化される。切断速度はまた、還元および非還元ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)を使用して、ならびに質量分析全質量およびペプチドマップ分析によって評価される。切断速度はまた、マスク型IL-2ポリペプチド構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物が、ヒト、マウス、もしくはカニクイザル末梢血リンパ球、または正常なヒト組織もしくはヒト腫瘍組織に曝露される、エクスビボアッセイを使用して評価される。
いくつかのプロテアーゼ活性化研究については、MMP10をMMP切断緩衝液中で50ng/μLに希釈し、1mMのAPMAで37℃において2時間活性化した。5μL(合計250ng)の活性化プロテアーゼを、1μMのマスク型サイトカイン構築物(例えば、マスク型IL-2ポリペプチド構築物)とインキュベートし、37度で2時間インキュベートした。切断は、AnykD(商標)Criterion(商標)TGX Stain-Free(商標)タンパク質ゲルを使用してSDS-PAGEによって評価された。類似アプローチが、他のプロテアーゼによる切断を試験するためにとられた。
図7Aは、腫瘍環境に関連するプロテアーゼなどのプロテアーゼによる切断の前(左)および後(右)のマスク型IL-2ポリペプチドの例示的構造を描写する。図7Bは、MMP10プロテアーゼの非存在下(左レーン)または存在下(右レーン)でインキュベートされた例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物のSDS-PAGE分析を描写する。
増殖
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物を用いた治療後のCTLL2、YT、TF1B、LGL、HH、およびCT6などのIL-2およびIL-15応答性組織培養細胞株の増殖が評価される。マスク型IL-2ポリペプチド構築物を伴う実験については、細胞が、IL-2を欠いた培地中で96ウェル組織培養プレートに2~4時間播種され、次いで、様々な濃度においてマスク型IL-2ポリペプチド構築物で治療される。マスク型IL-15ポリペプチド構築物を伴う実験については、細胞が、IL-15を欠いた培地中で96ウェル組織培養プレートに2~4時間播種され、次いで、様々な濃度におけるマスク型IL-15ポリペプチド構築物で治療される。37度における24~48時間のインキュベーション後、細胞数は、MTS、アラマーブルー、ルシフェラーゼ、または類似の代謝検出試薬の添加、およびプレート分光光度計リーダーによって検出される比色、蛍光、またはルシフェラーゼの読み出しによって決定される。
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物を用いた治療後の免疫細胞の増殖も評価される。ヒト、マウス、またはカニクイザル末梢血単核細胞(PBMC)は、様々な濃度における構築物で治療され、ナチュラルキラー(NK)細胞、CD8+T細胞、CD4+T細胞、および/またはTreg細胞などの細胞型の増殖は、特定の細胞型の染色および蛍光活性化細胞分類(FACS)を通した分析によって決定される。いくつかの実験では、いくつかのPBMCは、比較のために対照で治療される。いくつかの実験では、いくつかのPBMCは、マスク型IL-2ポリペプチド治療のための対照としてのアルデスロイキンで治療される。いくつかの実験では、マスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物は、プロテアーゼ切断(例えば、活性化)の有無別の条件で試験される。いくつかの実験では、NK細胞は、CD45+CD3-CD56+として染色され、CD8+T細胞は、CD45+CD3+CD8+として染色され、CD4+T細胞は、CD45+CD3+CD4+CD25-として染色され、Treg細胞は、CD45+CD3+CD4+CD25+FOXP3+として染色される。いくつかの実験では、PBMCは、5日の期間にわたって治療される。いくつかの実験では、PBMCはまた、細胞増殖のマーカーであるKi67で染色される。いくつかの実験では、PBMCは、治療前にCFSE(Sigma-Aldrich)で標識され、増殖は、CFSE希釈の程度を決定することによって測定される。いくつかの実験では、各構築物、ならびにアルデスロイキンおよび/または他の対照は、0.0001nM~500nMの範囲の1つ以上の濃度などの1つ以上の濃度で投与される。
STAT5活性化
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物を用いた治療後のシグナル伝達兼転写活性化因子5(STAT5)の活性化も評価される。PBMCは、指定された期間にわたって構築物で治療され、次いで、STAT5などのタンパク質のリン酸化状態を維持するために即時に固定される。いくつかの実験では、いくつかのPBMCは、比較のために対照で治療される。いくつかの実験では、いくつかのPBMCは、マスク型IL-2ポリペプチド治療のための対照としてのアルデスロイキンで治療される。いくつかの実験では、マスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物は、プロテアーゼ切断(例えば、活性化)の有無別の条件で試験される。いくつかの実験では、PBMCは、10分、15分、20分、または25分間治療される。いくつかの実験では、各構築物、ならびにアルデスロイキンおよび/または他の対照は、0.0001nM~500nMの範囲の1つ以上の濃度などの1つ以上の濃度で投与される。いくつかの実験では、固定および透過化PBMCは、次いで、リン酸化STAT5(ホスホ-STAT5)に特異的な抗体で染色され、フローサイトメトリーによって分析される。いくつかの実験では、STAT5の合計レベルおよびリン酸化レベルが測定される。NK細胞、CD8+T細胞、CD4+T細胞、および/またはTreg細胞などの特定の細胞型のホスホ-STAT5状態は、特定の細胞型の染色によって決定される。いくつかの実験では、NK細胞は、CD45+CD3-CD56+として染色され、CD8+T細胞は、CD45+CD3+CD8+として染色され、CD4+T細胞は、CD45+CD3+CD4+CD25-として染色され、Treg細胞は、CD45+CD3+CD4+CD25+FOXP3+として染色される。
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物を用いた治療後のCTLL-2細胞などのマウス細胞株内のSTAT5の活性化も評価される。いくつかの実験では、いくつかのCTLL-2細胞は、比較のために対照で治療される。いくつかの実験では、いくつかのCTLL-2細胞は、マスク型IL-2ポリペプチド治療のための対照としてのアルデスロイキンで治療される。いくつかの実験では、マスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物は、プロテアーゼ切断(例えば、活性化)の有無別の条件で試験される。いくつかの実験では、CTLL-2細胞は、10分、15分、20分、または25分間治療され、次いで、STAT5などのタンパク質のリン酸化状態を維持するために固定される。いくつかの実験では、各構築物、ならびにアルデスロイキンおよび/または他の対照は、1つ以上の濃度で投与される。いくつかの実験では、STAT5の合計レベルおよびリン酸化レベルが測定される。
いくつかの研究では、IL-2によって誘導された細胞内STAT5活性化(pSTAT5シグナル)のレベルは、以下の方法によって決定された。凍結されたヒトPBMCを、水浴中で解凍し、39mLの事前加温培地(10%FBS、1%P/S、1%NEAを加えたRPMI1640培地)に添加し、10E6細胞/mLにおいて培地中で回転および再構成した。細胞を、96ウェルプレート中にウェル当たり5E5細胞で播種した。培地中で希釈されたIL-2(例えば、rhIL-2または例示的IL-2含有ポリペプチド構築物)を各ウェルに添加し、37℃で20分間インキュベートした。次いで、細胞を、200μl/ウェルの固定緩衝液(eBiosciences)を用いて4度で一晩固定した。遠心分離後、固定細胞を、200μlの冷たいBD Phosflow緩衝液中に再懸濁し、4℃で30分間インキュベートした。細胞を2回洗浄した後、Biolegend Human TruStain FcX(染色緩衝液中のサンプル当たり合計50μLで2.5μL)を用いて氷上で5分間治療した。染色抗体、すなわち、5μlのpSTAT5-APC(pY694、BD)、10μlのCD56-BV421(5.1H11、Biolegend)、10μlのCD4-PerCP/Cy5.5(A161A1、Biolegend)、および10μlのCD3-FITC(UCHT1、Biolegend)を添加し、氷上で30分間、光から保護してインキュベートした。細胞を2回洗浄し、再懸濁し、フローサイトメトリーによって分析した。
図8A~8Dは、例示的構築物AK032、AK035、AK041、または対照としてのrhIL-2を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化研究からの結果を描写する。STAT5活性化のレベル(%)が、NK細胞、CD8+T細胞、エフェクターT細胞(Teff)、および調節性T細胞(Treg)について示される。AK032およびAK035構築物は、Fcドメインに連結されたIL-2ポリペプチドを含み、AK041構築物は、CD25ドメインおよびCD122ドメインに連結されたIL-2ポリペプチドを含む。示されるように、操作されたIL-2ポリペプチド構築物は、いくつかの実施形態では、CD8+T細胞およびNK細胞の活性化を保持または強化しながら、Treg細胞の活性化を低減することができる。
図9A~9Cは、例示的構築物AK081およびAK032を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化研究からの結果を描写する。MMP10への以前の曝露の有無別のAK081構築物を試験した。アイソタイプ対照ならびに無IL-2陰性対照も試験した。STAT5活性化のレベル(%)は、NK細胞、CD8+T細胞、およびCD4+T細胞について示される。AK032およびAK081構築物は、Fcドメインに連結されたIL-2ポリペプチドを含み、AK081構築物は、IL-2ポリペプチドをFcドメインに接続するリンカー内に切断可能なペプチドを含む。示されるように、非マスク型単量体AK081 IL-2ポリペプチド構築物は、非マスク型二量体AK032 IL-2ポリペプチド構築物と同様に、プロテアーゼ活性化の有無別にPBMCのSTAT5活性化を刺激する。
図10A~10Dは、例示的構築物AK081およびAK111、ならびにrhIL-2および抗RSV抗体を含んだ対照を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化研究からの結果を描写する。無治療対照も試験された。AK111構築物は、(C125A変異を除く)IL-2ポリペプチドの野生型を含む、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。図10A~10Dに示されるように、マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK111は、非マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK081と比較して、STAT5活性化の低減を実証した。図10Dは、AK081、AK111構築物、およびrhIL-2対照のEC50(pM)および倍率変化データを提供する。
図11A~11Dは、例示的構築物AK167およびAK168、ならびにrhIL-2および抗RSV抗体を含んだ対照を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化研究からの結果を描写する。無治療対照も試験された。AK168構築物は、CD25結合を排除または低減するIL-2ポリペプチドの変異形態を含む、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。AK167構築物は、同じ変異IL-2ポリペプチドを含むAK168構築物の親非マスク型形態である。図11A~11Cに示されるように、非マスク型AK167構築物は、rhIL-2対照と比較してSTAT5活性化の低減を実証し、マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK168は、検出可能なSTAT5活性化を誘導しなかった。図11Dは、AK167、AK168構築物、ならびにrhIL-2対照のEC50(pM)および倍率変化データを提供する。AK168構築物のEC50は、検出不能(n.d.)であった。
図12A~12Dは、(+MMP10)であったか、または以前にMMP10プロテアーゼに曝露されなかった、例示的構築物AK165およびAK166、ならびにアイソタイプ対照およびIL-2-Fc対照を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化研究からの結果を描写する。AK166構築物は、(C125A変異を除く)IL-2ポリペプチドの野生型を含む例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。AK165構築物は、同じIL-2ポリペプチドを含むAK166構築物の親非マスク型形態である。図12Aに示されるような凡例は、図12Bにも適用され、図12Cに示されるような凡例は、図12Dにも適用される。図12A~12Dに示されるように、STAT5活性化は、マスク型AK166構築物(プロテアーゼ切断なし)について大幅に減少したが、活性化プロテアーゼMMP10への曝露後にIL2-Fc対照に類似するレベルに回復した。
図13A~13Cは、(+MMP10)であったか、または以前にMMP10プロテアーゼに曝露されなかった、例示的構築物AK109およびAK110、ならびにアイソタイプ対照およびIL-2-Fc対照を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化研究からの結果を描写する。AK109およびAK110構築物は、異なるヘテロ二量体形成変異を有する半減期延長ドメインを含む、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。図13Bに示されるような凡例は、図13Aにも適用される。図13A~13Cに示されるように、STAT5活性化は、マスク型AK109およびAK110構築物(プロテアーゼ切断なし)について大幅に減少したが、活性化プロテアーゼMMP10への曝露後にIL2-Fc対照に類似するレベルまで大幅に増加した。
図14A~14Dは、構築物AK211、AK235、AK253、AK306、AK310、AK314、およびAK316、ならびにrhIL-2対照を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化試験からの結果を描写する。これは、CD25結合を調節する様々な変異を含む、親非マスク型構築物(AK235、AK253、AK306、AK310、AK314)である構築物を含む。図14Dは、試験された構築物の各々ならびにrhIL-2対照のEC50データを提供する。
図15A~15Dは、プロテアーゼによって活性化された構築物AK081、AK167、AK216、AK218、AK219、AK220、およびAK223、ならびにrhIL-2対照を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化試験からの結果を描写する。無治療対照も試験された。これは、CD25結合を調節する様々な変異を含む、マスク型IL-2ポリペプチド構築物(AK216、AK218、AK219、AK220、およびAK223)を含む。構築物は、STAT5を活性化する能力を試験する前に、活性化プロテアーゼに前もって曝露された。図15Dは、試験された構築物の各々ならびにrhIL-2対照のEC50データを提供する。
図16A~16Cは、構築物AK081、AK189、AK190、およびAK210、ならびに抗RSV対照を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化研究からの結果を描写する。これは、C125A変異を有するIL-2ポリペプチドを含み、同じ切断可能なペプチド配列(RAAAVKSP、配列番号27)を含むが、プロテアーゼ切断配列のN末端上のアミノ酸残基の差異により、異なるリンカー配列を有する、マスク型IL-2ポリペプチド構築物(AK189、AK190、AK210)を含む。図16Aに示されるような凡例は、図16Bおよび16Cにも適用される。
図17A~17Cは、構築物AK167、AK191、AK192、およびAK193、ならびに抗RSV対照を使用した、上記に記載されるSTAT5活性化試験からの結果を描写する。これは、R38A、F42A、Y45A、E62A、およびC125A変異を有するIL-2ポリペプチドを含み、同じ切断可能なペプチド配列(RAAAVKSP、配列番号27)を含むが、プロテアーゼ切断配列のN末端上のアミノ酸残基の差異により、異なるリンカー配列を有する、マスク型IL-2ポリペプチド構築物(AK189、AK190、AK210)を含む。図17Aに示されるような凡例は、図17Bおよび17Cにも適用される。
実施例3:マスク型IL-2およびIL-15ポリペプチドのインビボ特性評価
薬物動態
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物の薬物動態が、マウスモデルを使用してインビボで評価される。
マウスが、構築物を用いて静脈内または皮下で治療され、血漿中の構築物の濃度が、経時的に測定される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、比較のために対照で治療される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、マスク型IL-2ポリペプチド治療のための対照としてのアルデスロイキンで治療される。いくつかの実験では、治療されるマウスは、腫瘍を有する。いくつかの実験では、治療されるマウスは、腫瘍を含まない。いくつかの実験では、マウスが、構築物で治療され、血液が、治療過程にわたって様々な時点で採取され、これには、治療の開始前に血液を採血し、血漿を取得するためにそれを処理することが含まれ得る。いくつかの実験では、血液が、2週間、3週間、または4週間またはそれ以上の治療過程にわたって様々な時点で採取される。いくつかの実験では、投与された構築物ならびにアルデスロイキンおよび/または他の対照の平均血漿中濃度が測定される。マスク型IL-2ポリペプチド構築物は、IL-2およびヒトFc特異的ELISAを用いて、PBS Tweenへの希釈後に血漿サンプル中で検出され、各構築物について生成された標準曲線を使用して定量化される。マスク型IL-15ポリペプチド構築物は、IL-15およびヒトFc特異的ELISAを用いて、PBS Tweenへの希釈後に血漿サンプル中で検出され、各構築物について生成された標準曲線を使用して定量化される。完全長および切断構築物の割合は、抗huFc-HRPおよびanti-huIL-2-HRPを用いたウェスタンブロットによって、ならびに全質量およびペプチド質量分析によって決定される。
腫瘍におけるマスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物の薬物動態も、マウスモデルを使用してインビボで評価される。腫瘍を有するマウスが、構築物を用いて静脈内または皮下で治療され、マウスの腫瘍内の構築物の濃度が、評価される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、比較のために対照で治療される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、マスク型IL-2ポリペプチド治療のための対照としてのアルデスロイキンで治療される。腫瘍は、構築物の存在、および特定のプロテアーゼの存在について分析される。いくつかの実験では、腫瘍は、完全長および切断構築物の存在および割合について分析される。
いくつかの薬物動態研究は、以下の方法に従って実行された。C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×10個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mmサイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の目的の構築物(例えば、非マスク型親IL-2ポリペプチド構築物、マスク型IL-2ポリペプチド構築物、または非切断可能なマスク型IL-2ポリペプチド構築物)の単回の2mg/kg静脈内用量を受けた。試験された構築物としては、例えば、AK032、AK081、AK111、AK167、AK168、AK191、AK197、AK203、AK209、およびAK211が挙げられる。投与後5分、1日目、2日目、および5日目に血漿を収集した。薬物レベルは、捕捉抗体および様々な検出抗体として抗ヒトIgG(クローンM1310G05、Biolegend)を利用したELISAを使用して、決定された。ヒトIgG(ab97225、Abcam)またはCD122(クローン9A2、Ancell)およびIL-2(Poly5176、Biolegend)に対するHRPまたはビオチン複合検出抗体が、それぞれ、総薬剤レベルおよび非切断薬剤レベルを検出するために利用された。
図18A~18Dは、構築物AK032、AK081、AK111、AK167、およびAK168、ならびに抗RSV対照を使用して、担腫瘍マウスで上記に記載されるように実行された薬物動態研究からの結果を描写する。図18Aは、試験された構築物の各々の構造の単純な描写を提供する。示されるように、AK111およびAK168は、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。AK167およびAK168構築物は、CD25への結合を排除または低減する変異(R38A、F42A、Y45A、およびE62A)を含む。図18Aは、ヒトIgGを検出することによって血漿中のFcレベル(μg/mL)を示し、図18Cは、ヒトCD122を検出することによって血漿中のFc-CD122レベル(μg/mL)を示し、図18Dは、ヒトIL-2を検出することによって血漿中のFc-IL2レベル(μg/mL)を示す。
図19A~19Dは、構築物AK167、AK191、AK197、AK203、AK209、およびAK211、ならびに抗RSV対照を使用して、担腫瘍マウスで上記に記載されるように実行された薬物動態研究からの結果を記載する。図19Aは、試験された構築物の各々の構造の単純な描写を提供する。示されるように、AK168、AK191、AK197、AK203、およびAK209は、各々、IL-2ポリペプチドを半減期延長ドメインに接続するリンカー中に異なる切断可能なペプチド配列を含む、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。図19Bは、ヒトIgGを検出することによって血漿中のFcレベル(μg/mL)を示し、図19Cは、ヒトIL-2を検出することによって血漿中のFc-IL2レベル(μg/mL)を示し、図19Dは、ヒトCD122を検出することによって血漿中のFc-CD122レベル(μg/mL)を示す。図19B、19C、および19Dに示されるように、血漿中のFcレベル、Fc-IL2レベル、およびFc-CD122レベルは、試験されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物の間で類似する。
マウスにおける生物活性
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物の薬物動態が、C57BL/6マウスなどのマウスモデルを使用してインビボで評価される。マウスが構築物で治療され、インビボの生物活性が評価される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、比較のために対照で治療される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、マスク型IL-2ポリペプチド治療のための対照としてのアルデスロイキンで治療される。いくつかの実験では、治療されるマウスは、腫瘍を有する。いくつかの実験では、治療されるマウスは、腫瘍を含まない。いくつかの実験では、免疫細胞の用量依存性拡張が、マウスにおいて評価される。いくつかの実験では、マウスは、様々な用量の構築物、アルデスロイキン、または他の対照で治療される。いくつかの実験では、マウスは、2週間にわたって治療される。血液が、様々な時点でマウスから収集され、次いで、目的の免疫細胞マーカーに対する抗体を使用して染色される。いくつかの実験では、CD8+T細胞、NK細胞、およびTreg細胞などの特定の循環細胞型の増殖および拡張の長軸方向動態、ならびにCD8+T細胞およびNK細胞とCD4+CD25+FoxP3+Treg細胞との比率も決定される。いくつかの実験では、マウスは、器官湿潤重量および組織学によって決定される肺および肝臓のような特定の器官における浮腫およびリンパ球浸潤を評価することなどによって、血管漏出について評価される。
いくつかの研究では、以下の方法を実施することによって、IL-2ベースの療法によって媒介される潜在的な毒性関連効果を評価するために、血管漏出が評価された。反復用量毒性研究が、Charles River Laboratoriesから購入され、研究開始時に体重18~22グラムの8~10週齢であったC57BL/6メスマウスを使用して行われた。5匹のマウスの群が、PBS中のマスク型および非マスクIL-2構築物の腹腔内注射を4日または5日間にわたって毎日受けた。試験された構築物は、AK081、AK111、AK167、およびAK168であった。対照抗体も、対照として投与された。最終用量の2時間後、すべてのマウスは、PBS中の0.1mlの1%エバンスブルー(Sigma、カタログ番号E2129)の静脈内注射を受けた。エバンスブルー投与の2時間後、マウスを麻酔し、PBS中10U/mlのヘパリンで灌流した。エバンスブルーの血管漏出の指標としてNanoDrop OneC(Thermo Fisher Scientific,Waltham,MA)を用いて650nmにおける上清の吸光度を測定する前に、脾臓、肺、および肝臓を採取し、3mlの4%PFA中で4℃において2日間固定した。固定された器官をパラフィンに包埋し、切片化し、ヘマトキシリンおよびエオシンで染色した。病理組織学的研究および定量化が、NovoVita Histopath Laboratory,LLC(Allston,MA)によって標準手順に従って実行された。図25A~50Dは、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK111およびAK168、ならびに非マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK081およびAK167、ならびに抗RSV対照を使用して、血管漏出を評価するための上記に記載されるインビボ研究からの結果を描写する。図25Aは、体重減少の割合(%)を示し、図25B、25C、および25Dは、それぞれ、各々について肝臓、肺、および脾臓の重量をグラムで示す。
組織への染料漏出の程度を測定することによって示されるような血管漏出も、抗RSV対照とともに、AK081、AK111、AK167、およびAK168構築物について評価され、結果が、それぞれ、肝臓および肺について図26Aおよび26Bに示される。染料漏出の程度が、650nmにおける吸光度に基づいて測定された。
肝臓および肺への単核細胞血管周辺浸潤の程度を測定することによって示されるような血管漏出も、抗RSV対照とともに、AK081、AK111、AK167、およびAK168構築物について評価され、結果が、それぞれ、肝臓および肺について図27Aおよび27Bに示される。肝臓内の単核細胞の平均数(図27A)および肺内の単核細胞の平均数(図27B)が、各々ついて描写される。図27Bに示されるように、例えば、マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK111およびAK168は、非マスク型構築物AK081およびAK167とは異なり、肺内の検出可能な数の単核細胞をもたらさなかった。
浸潤免疫細胞表現型
実施例1でマスク型IL-2ポリペプチド構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物で治療されたマウスモデルにおいてインビボで腫瘍に浸潤する免疫細胞の表現型が評価される。マウスが構築物で治療され、腫瘍浸潤性免疫細胞の表現型が評価される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、比較のために対照で治療される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、マスク型IL-2ポリペプチド治療のための対照としてのアルデスロイキンで治療される。腫瘍を持つマウスが、構築物、アルデスロイキン、または別の対照で治療され、腫瘍、肝臓、肺、および脾臓などの組織、ならびに血液が、初回投与の5日後、7日後、または10日後などの初回投与後の様々な時点で収集される。いくつかの実験では、免疫細胞が、腫瘍、組織、および血液から単離され、フローサイトメトリーを使用して表現型評価を受ける。いくつかの実験では、単離された免疫細胞は、CD8+T細胞、メモリーCD8+T細胞、活性化NK細胞、CD4+T細胞、およびCD4+Treg細胞のマーカーなどの目的のマーカーを使用して評価される。
いくつかの研究では、インビボで腫瘍に浸潤する免疫細胞の表現型が、以下の方法を使用して評価された。C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×10個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mmサイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の目的の構築物(例えば、非マスク型親IL-2ポリペプチド構築物、マスク型IL-2ポリペプチド構築物、または非切断可能なマスク型IL-2ポリペプチド構築物)の単回の2mg/kg静脈内用量を受けた。5日目に、マウスがCO2窒息によって安楽死させられ、腫瘍、肝臓、脾臓、および血液が採取された。細胞懸濁液が、機械的破損および40μm細胞ストレーナーを通した通過によって脾臓から調製された。腫瘍組織が、Miltenyi Tumor Dissociation Kit試薬(Miltenyiカタログ番号130-096-730)を使用して酵素的に消化され、gentleMACS Dissociator(Miltenyi)が、機械的解離ステップに使用された。脾臓中の赤血球ならびに腫瘍細胞懸濁液および血液が、ACK緩衝液(Gibcoカタログ番号A10492)を使用して溶解された。細胞懸濁液は、以下の抗体で染色された:CD45(クローン30-F11、eBioscience)、CD3(クローン2C11、Biolegend)、CD8(クローン53-6.7、BD Biosciences)、CD4(クローンRM-45、BD Biosciences)、FOXP3(MF-14、Biolegend)、CD25(3C7、Biolegend)、CD44(クローンIM7、eBioscience)、およびNKp46(29A1.4、eBioscience)。データ収集がMACSQuant Analyzerフローサイトメーター(Milenyi)上で実行され、データがFlowJoを使用して分析された。
AK032、AK081、AK111、AK167、およびAK168構築物、ならびに抗RSV IgG対照を使用して上記に記載されるように実行された、脾臓、血液、および腫瘍中のCD4、CD8、NK、およびTregのインビボ応答率を試験した研究からの結果が、図20A~20Lに示される。AK111およびAK168は、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。
AK167、AK168、AK191、AK197、AK203、AK209、およびAK211構築物、ならびに抗RSV IgG対照を使用して上記に記載されるように実行された、脾臓、血液、および腫瘍中のCD4、CD8、NK、およびTregのインビボ応答率を試験した研究からの結果が、図21A~21Lに示される。AK168、AK191、AK197、AK203、およびAK209は、各々、IL-2ポリペプチドを半減期延長ドメインに接続するリンカー中に異なる切断可能なペプチド配列を含む、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。統計分析が、非切断可能なAK211構築物と比較して、一元配置分散分析を使用して実施された。
AK235、AK191、AK192、AK193、AK210、AK189、AK190、およびAK211構築物を使用して上記に記載されるように実行された、脾臓、血液、および腫瘍中のCD4、CD8、NK、およびTregのインビボ応答率を試験した研究からの結果が、図22A~22Lに示される。AK191、AK192、AK193、AK210、AK189、およびAK190は、各々、IL-2ポリペプチドを半減期延長ドメインに接続するリンカー中に異なる切断可能なペプチド配列を含む、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。リンカー配列はまた、利用されるリンカー配列に応じて、これらの構築物間で異なる。AK189、AK190、およびAK210は、C125A変異を有するIL-2ポリペプチドを含み、AK191、AK192、およびAK193は、C125A、R38A、F42A、Y45A、およびE62A変異を有するIL-2ポリペプチドを含む。AK235構築物は、非マスク型構築物であり、AK211構築物は、非切断可能なリンカー配列を含む。統計分析が、非切断可能なAK211構築物と比較して、一元配置分散分析を使用して実施された。
AK235、AK191、AK192、AK193、AK210、AK189、AK190、およびAK211構築物を使用して上記に記載されるように実行された、脾臓、血液、および腫瘍中のインビボT細胞活性を試験した研究からの結果が、図23A~23Iに示される。T細胞活性化が、脾臓、血液、および腫瘍中のCD8+T細胞、CD4+T細胞、またはFoxp3+細胞のCD25の平均蛍光強度(MFI)として測定された。統計分析が、非切断可能なAK211構築物と比較して、一元配置分散分析を使用して実施された。
インビボ切断
マスク型IL-2サイトカイン構築物(例えば、マスク型IL-2ポリペプチド構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物)のインビボ切断が評価される。いくつかの研究では、対照抗体が比較のために投与される。いくつかの研究では、インビボ切断は、マウスにおいて目的の構築物を投与し、一定期間後、ヒトIgGを捕捉し、次いで、例えば、ヒトIgG、CD122、およびIL-2またはIL-15のレベルを測定することによって、評価される。
マスク型IL-2ポリペプチド構築物のインビボ切断を試験するいくつかの研究では、薬剤レベル(すなわち、切断副産物を含む、投与される構築物のレベル)が、捕捉抗体および様々な検出抗体として抗ヒトIgG(クローンM1310G05、Biolegend)を利用するELISAを使用して決定された。ヒトIgG(ab97225、Abcam)またはCD122(クローン9A2、Ancell)およびIL-2(Poly5176、Biolegend)に対するHRPまたはビオチン複合検出抗体が、それぞれ、総薬剤レベルおよび非切断薬剤レベルを検出するために利用された。切断および放出されたIL-2の濃度が、総薬剤濃度から非切断(すなわち、インタクト)を差し引くことによって計算される。図24A~24Dは、例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物AK168(切断可能なペプチド配列:MPYDLYHP、配列番号24)およびAK209(切断可能なペプチド配列:VPLSLY、配列番号28)のインビボ切断を試験した研究からの結果を描写する。AK167構築物は、マスク型AK168構築物と同じIL-2ポリペプチドを含む、切断可能な非マスク型IL-2ポリペプチド構築物である。図24A~24Dにしめされるように、マスク型(AK168およびAK209)構築物ならびに非マスク型(AK167)構築物の両方が効果的に切断され、両方の切断可能なペプチド配列の両方が切断された。図24Eは、AK167、AK168、およびAK209構築物の合計レベル、ならびに各構築物の非切断形態のレベルについて、総血漿中IgG濃度(μg/mL)の薬物動態研究からの結果を描写する。
腫瘍の根絶および転移の阻害
腫瘍根絶を促進し、転移を阻害する実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物およびIL-15ポリペプチド構築物の能力は、同系MC38、CT26、およびB16F10腫瘍モデルなどのマウスモデルを使用してインビボで評価される。
マウスが腫瘍細胞を皮下に移植され、腫瘍が触知可能なサイズまで成長させられる。担腫瘍マウスがマスク型IL-2構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物で治療され、腫瘍体積が治療過程にわたって測定される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、比較のために対照で治療される。いくつかの実験では、数匹のマウスが、マスク型IL-2ポリペプチド治療のための対照としてのアルデスロイキンで治療される。腫瘍体積が、治療過程にわたって定期的に測定される。いくつかの実験では、体重もまた、治療過程にわたって定期的に測定される。いくつかの実験では、血漿サンプルが治療過程にわたって生成され、薬物動態、薬力学、切断、ならびにCD8+T細胞、メモリーCD8+T細胞、活性化NK細胞、CD4+T細胞、およびCD4+Treg細胞のマーカーなどの血液マーカーについて分析される。
転移を阻害するマスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物の能力もまた、肺転移を評価するための同系CT26腫瘍モデルなどの転移研究に好適なマウスモデルを使用してインビボで評価される。マウスは、腫瘍細胞を皮下に移植される。いくつかの実験では、腫瘍は、治療の前に触知可能なサイズまで成長させられる。いくつかの実験では、治療は、腫瘍が触知可能なサイズに成長する前に開始する。担腫瘍マウスは、マスク型IL-2構築物またはマスク型IL-15ポリペプチド構築物で治療され、肺、肝臓、およびリンパ節などの組織への腫瘍細胞転移について評価される。
いくつかの研究では、同系腫瘍モデルが、以下の方法に従って、腫瘍体積を低減するマスク型IL-2ポリペプチド構築物の能力を評価するために使用された。C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約125mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の2mg/kg用量のAK081、AK111、AK167、もしくはAK168、または対照としての抗RSV抗体を受けるように無作為化された。マウスは、6回の投与のために週に3回腹腔内投与された。腫瘍体積がダイヤルキャリパーを使用して計算され(長さ*(幅^2)/2)、体重が週に2回記録された。図28Aおよび28Bは、治療過程にわたって腫瘍体積および体重を評価した同系腫瘍モデル研究からの結果を示す。図28Aに示されるように、マスク型構築物AK111およびAK168を含む例示的IL-2ポリペプチド構築物を使用した治療は、抗RSV対照と比較して、経時的に腫瘍成長阻害をもたらした。図28Bに示されるように、マウスがマスク型構築物AK111およびAK168で治療されたときに観察された、体重減少の一般的な欠如があった。
カニクイザルにおける生物活性
実施例1で生成されたマスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物のインビボ生物活性が、カニクイザルにおいてインビボで評価される。カニクイザルが構築物で治療され、インビボ生物活性、薬物動態、および切断が評価される。いくつかの実験では、数匹のサルが、比較のために対照で治療される。いくつかの実験では、数匹のサルが、マスク型IL-2ポリペプチド治療のための対照としてのアルデスロイキンで治療される。いくつかの実験では、サルは、様々な用量の構築物、アルデスロイキン、または他の対照で治療される。血液が、様々な時点でサルから収集され、次いで、CD8+T細胞、CD8+T細胞、活性化NK細胞、CD4+T細胞、およびCD4+Treg細胞などの特定の細胞型、および/または総リンパ球の用量反応、Ki67+、ならびに可溶性CD25などの目的のマーカーについて評価される。いくつかの実験では、特定の循環TおよびNK細胞型の増殖および拡張の長軸方向動態が評価される。いくつかの実験では、マスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物の薬物動態および切断が、ELISA、PAGE、および質量分析によって決定される。
非ヒト霊長類における例示的マスク型IL-2ポリペプチド構築物の安全性プロファイルを試験するために、用量範囲試験が以下の方法に従って実施される。3匹の健康なオスカニクイザル(Macaca fascicularis)の群が、100mMのクエン酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)中の10、30、および100nmol/kgにおいて、2mL/kgの活性化可能な(すなわち、切断可能な)マスク型IL-2ポリペプチドタンパク質または非切断可能なマスク型IL-2ポリペプチドタンパク質の単回静脈内ボーラス用量を受けるように無作為に割り当てられる。第3の群は、陽性対照として、3、10、および30nmol/kgにおいて親非マスク型切断可能タンパク質を受け取る。この第3の群は、親非マスク型分子のより高い効力を説明するために、より低い範囲で投与される。用量は、分子量の差を説明するためにモルで計算される。血液サンプルが、投与前、ならびに投与後1、24、48、72、96、168、264、および336時間で収集される。自動血液分析器が、リンパ球サブセットおよび血清化学の変化を監視するために使用される。総薬剤レベルおよびインタクトな(すなわち、非切断)薬剤レベルが、上記に記載されるカスタムELISAを使用して血漿から測定される。可溶性CD25レベルが、免疫刺激を監視するためにELISA(R&D systems、カタログ番号DR2A00)で測定される。炎症性サイトカインの血漿中レベルが、カスタム多重化電気化学発光アッセイ(Meso Scale Discovery)を使用して定量化される。血圧が、血管漏出症候群の指標として監視される。PKが、IL-2を捕捉し、ヒトFcを検出するELISA、およびヒトFcを捕捉し、ヒトFcを検出するELISAを使用して分析される。
実施例4:
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×10個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mmサイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の様々なFc-IL-2構築物の単回高用量腹腔内用量を受けた。血漿が、投与後5分、3日目、5日目、および7日目に収集された。
使用される構築物は、以下である:
Figure 2023520514000029
免疫表現型検査が、FACSベースの方法を使用して実施された。5日目に、マウスがCO2窒息によって安楽死させられ、腫瘍、肝臓、脾臓、および血液が採取された。細胞懸濁液が、機械的破損および40μm細胞ストレーナーを通した通過によって脾臓から調製された。腫瘍組織が、Miltenyi Tumor Dissociation Kit試薬(Miltenyiカタログ番号130-096-730)を使用して酵素的に消化され、gentleMACS Dissociator(Miltenyi)が、機械的解離ステップに使用された。脾臓中の赤血球ならびに腫瘍細胞懸濁液および血液が、ACK緩衝液(Gibcoカタログ番号A10492)を使用して溶解された。
細胞懸濁液は、以下の抗体で染色された:CD45(クローン30-F11、eBioscience)、CD3(クローン2C11、Biolegend)、CD8(クローン53-6.7、BD Biosciences)、CD4(クローンRM-45、BD Biosciences)。データ収集がMACSQuant Analyzerフローサイトメーター(Milenyi)上で実行され、データがFlowJoを使用して分析された。
薬物レベルが、捕捉抗体および様々な検出抗体として抗ヒトIgG(クローンM1310G05、Biolegend)を利用したELISAを使用して、決定された。ヒトIgG(ab97225、Abcam)またはCD122(クローン9A2、Ancell)およびIL-2(Poly5176、Biolegend)に対するHRPまたはビオチン複合検出抗体が、それぞれ、総薬剤レベルおよび非切断薬剤レベルを検出するために利用された。
I253A FcRn変異を伴うAK471は、図29Aおよび29Bに示されるように、TMEにおいて堅調なCD8 T細胞の拡張を誘発した一方で、周辺では不活性のままであった。
AK471は、図30A、BおよびCに示されるように、アグリコ-hIgG1と比較して、わずかに短い半減期を有する。
血漿中のAK471で切断または切除の証拠がない(図31A、B、およびC)。
実施例5
CD122上のCys-Ser変異の概要
CD122マスキングドメイン上の2つの遊離システインは、セリンに変異され、タンパク質安定性を増加させ、限定されないが、理論、凝集、酸化、および免疫原性に関するものを含む、開発可能性のリスクを軽減した。変異体は、加速安定性試験で評価され、対照およびCys-Ser変異体は、長時間(3週間)にわたって高温(40℃)で複数のpHにおいてインキュベートされた。様々な分析が、システイン変異の影響を評価するために実施された。結果は、Cys-Ser変異体が、ストレス下での有意に低減した凝集によって証明されるように、タンパク質安定性を明確に強化したことを実証する。pH8.0における3週間のインキュベーション後、システインが変異した構築物は、SEC-HPLCによって測定されると50パーセント超を有する、システイン変異を含有しない対照構築物と比較して、低いレベルの凝集を呈する。CE-SDSは、変異システインを伴う構築物がpH6.0およびpH8.0のインキュベーションについて非凝集のままである(>99%)ことを実証し、対照構築物は、最大15パーセントの凝集のレベルを含有した。
加えて、CD122マスキングタンパク質中の変異システインを伴う構築物は、野生型CD122マスキングタンパク質を含有する(すなわち、システイン残基の変異を伴わない)対照構築物と同様の様式で、IL-2タンパク質と相互作用する。加えて、CD122マスキングタンパク質中の変異システインを伴う構築物は、システイン変異を伴わないCD122マスキングタンパク質を含有する対照構築物と機能的アッセイおよび薬力学研究の両方において類似している。
実験プロトコル
安定性研究
サンプルが、40℃に設定されたGalaxy 170 S空気インキュベーター内でインキュベートされた。20mMのクエン酸塩(pH5.0)、20mMのヒスチジン(pH6.0)、および20mMのトリス(pH8.0)という3つの緩衝系が試験された。各々のpHが、室温(約27℃)で較正され、緩衝液が、HCl/NaOHを用いて0.05pH単位以内に調整された。緩衝液が、0.22μmのボトルトップフィルターによって濾過された。サンプルが、スピン濃縮を介して開始緩衝液に約3000倍で緩衝液交換された。サンプルアリコートが、0、1、3、7、14、および21日目に滅菌条件下で除去さ、れ、以下の分析試験で評価される前に-80℃で保存された。
SEC-HPLC
HPLCシステムが、インキュベートされたサンプル中の凝集レベルを評価するために使用され、このシステムは、分子量標準とともに較正された。高分子量種(HMWS)のレベルが、各サンプルで測定された。HMWSの増加は、増加する凝集のレベルを示した。
これらの研究の結果は、図33Aおよび33Bに示される。凡例は、AK341がCys-Ser変異体であり、AK209が対照である、「AK」分子数を表す。
CE-SDS
CE-SDSが、ラボチップマシン上で実行された。一般に、還元剤が還元条件下での実験に使用された。サンプルが96ウェルPCRプレートの中に装填される前に、サンプルが高熱を受けた。組換えヒトIL-2が、低分子量タンパク質対照として使用された。HMWSのレベルが、各サンプルで測定された。HMWSの増加は、増加する凝集のレベルを示した。
これらの研究の結果は、図33A~33Dに示される。凡例は、AK341がCys-Ser変異体であり、AK209が対照である、「AK」分子数を表す。
実施例6
使用される構築物は、以下のとおりである。
Figure 2023520514000030
i.抗腫瘍活性-AK438およびAK442
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。腫瘍体積がダイヤルキャリパーを使用して計算され(長さ*(幅^2)/2)、体重が週に2回記録された。マウスは、腫瘍量の人道的終点(2000mm3)または毒性による体重減少(20%)に到達すると犠牲にされた。
結果が、図34AおよびBに示される。
ii.末梢(脾臓)対腫瘍CD8 T細胞拡張-AK438およびAK442
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×10個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mmのサイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の低用量レベルにおけるAK253および高用量レベルにおけるすべての他のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。
7日目の免疫表現型検査が、末梢血からFACSベースの方法を使用して実施された。赤血球が、ACK緩衝液(Gibcoカタログ番号A10492)を使用して溶解された。細胞懸濁液は、以下の抗体で染色された:CD45(クローン30-F11、eBioscience)、CD3(クローン2C11、Biolegend)、CD8(クローン53-6.7、BD Biosciences)、CD4(クローンRM-45、BD Biosciences)、およびKi-67(クローンSOLA15、eBioscience)。データ収集がMACSQuant Analyzerフローサイトメーター(Milenyi)上で実行され、データがFlowJoを使用して分析された。Bonferonniの事後検定を用いた一元配置分散分析が、対照AK211と対比した治療の統計的有意性を決定するために実施された)(*P<0.05、**P<0.01、***P<0.001、****P<0.0001)。
結果が、図35AおよびBに示される。
iii.抗腫瘍活性-AK252およびAK438、AK209、AK471
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の低用量レベルにおけるAK253および高用量レベルにおけるすべての他のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。腫瘍体積がダイヤルキャリパーを使用して計算され(長さ*(幅^2)/2)、体重が週に2回記録された。マウスは、腫瘍量の人道的終点(2000mm3)または毒性による体重減少(20%)に到達すると犠牲にされた。
結果が、図36AおよびBに示される。
iv.末梢(脾臓)対腫瘍CD8 T細胞増殖-AK252およびAK438、AK209、AK471
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の低用量レベルにおけるAK253および高用量レベルにおけるすべての他のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。
7日目の免疫表現型検査が、末梢血からFACSベースの方法を使用して実施された。赤血球が、ACK緩衝液(Gibcoカタログ番号A10492)を使用して溶解された。細胞懸濁液は、以下の抗体で染色された:CD45(クローン30-F11、eBioscience)、CD3(クローン2C11、Biolegend)、CD8(クローン53-6.7、BD Biosciences)、CD4(クローンRM-45、BD Biosciences)、およびKi-67(クローンSOLA15、eBioscience)。データ収集がMACSQuant Analyzerフローサイトメーター(Milenyi)上で実行され、データがFlowJoを使用して分析された。Bonferonniの事後検定を用いた一元配置分散分析が、対照AK211と対比した治療の統計的有意性を決定するために実施された)(*P<0.05、**P<0.01、***P<0.001、****P<0.0001)。
結果が、図37AおよびBに示される。
v.抗腫瘍活性-AK252およびAK442、AK203、AK508、ならびにAK510
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の低用量レベルにおけるAK253および高用量レベルにおけるすべての他のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。腫瘍体積がダイヤルキャリパーを使用して計算され(長さ*(幅^2)/2)、体重が週に2回記録された。マウスは、腫瘍量の人道的終点(2000mm3)または毒性による体重減少(20%)に到達すると犠牲にされた。
結果が、図38AおよびBに示される。
vi.末梢(脾臓)対腫瘍CD8 T細胞増殖-AK252およびAK442)、AK203、AK508およびAK510
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の低用量レベルにおけるAK253および高用量レベルにおけるすべての他のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。
7日目の免疫表現型検査が、末梢血からFACSベースの方法を使用して実施された。赤血球が、ACK緩衝液(Gibcoカタログ番号A10492)を使用して溶解された。細胞懸濁液は、以下の抗体で染色された:CD45(クローン30-F11、eBioscience)、CD3(クローン2C11、Biolegend)、CD8(クローン53-6.7、BD Biosciences)、CD4(クローンRM-45、BD Biosciences)、およびKi-67(クローンSOLA15、eBioscience)。データ収集がMACSQuant Analyzerフローサイトメーター(Milenyi)上で実行され、データがFlowJoを使用して分析された。Bonferonniの事後検定を用いた一元配置分散分析が、対照AK211と対比した治療の統計的有意性を決定するために実施された)(*P<0.05、**P<0.01、***P<0.001、****P<0.0001)。
結果が、図39AおよびBに示される。
vii.抗腫瘍活性-AK252、AK508、AK509、AK510、およびAK511
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の低用量レベルにおけるAK253および高用量レベルにおけるすべての他のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。腫瘍体積がダイヤルキャリパーを使用して計算され(長さ*(幅^2)/2)、体重が週に2回記録された。マウスは、腫瘍量の人道的終点(2000mm3)または毒性による体重減少(20%)に到達すると犠牲にされた。
結果が、図40A~40Dに示される。
viii.末梢(脾臓)対腫瘍CD8 T細胞増殖-AK252、AK508、AK509、AK510、AK511
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の低用量レベルにおけるAK253および高用量レベルにおけるすべての他のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。
7日目の免疫表現型検査が、末梢血からFACSベースの方法を使用して実施された。赤血球が、ACK緩衝液(Gibcoカタログ番号A10492)を使用して溶解された。細胞懸濁液は、以下の抗体で染色された:CD45(クローン30-F11、eBioscience)、CD3(クローン2C11、Biolegend)、CD8(クローン53-6.7、BD Biosciences)、CD4(クローンRM-45、BD Biosciences)、およびKi-67(クローンSOLA15、eBioscience)。データ収集がMACSQuant Analyzerフローサイトメーター(Milenyi)上で実行され、データがFlowJoを使用して分析された。Bonferonniの事後検定を用いた一元配置分散分析が、対照AK211と対比した治療の統計的有意性を決定するために実施された)(*P<0.05、**P<0.01、***P<0.001、****P<0.0001)。
自社で生産されたロット番号AK252-06BのAK252++、ATUMによって生産されたロット番号AK252-A-01AのAK252。
結果が、図41AおよびBに示される。
ix.抗腫瘍活性-AK252、AK438、AK442)、AK209、AK341
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の低用量レベルにおけるAK253および高用量レベルにおけるすべての他のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。腫瘍体積がダイヤルキャリパーを使用して計算され(長さ*(幅^2)/2)、体重が週に2回記録された。マウスは、腫瘍量の人道的終点(2000mm3)または毒性による体重減少(20%)に到達すると犠牲にされた。
結果が、図42Aおよび42Bに示される。
x.脾腫および肺浮腫-AK252、AK438、AK442、AK209、AK341
C57BL/6メスマウスが、Charles River Laboratoriesから購入され、試験開始時に8~10週齢であった。MC38腫瘍細胞(マウス当たり5×105個の細胞)を、各マウスの右脇腹に皮下注射した。約100mm3サイズの腫瘍に到達すると(0日目)、マウスは、PBS中の低用量レベルにおけるAK253および高用量レベルにおけるすべての他のFc-IL-2構築物を受けるように無作為化された。マウスは、0日目、3日目、および6日目に静脈内投与された。組織が採取され、6日目に計量された。
結果が、図43Aおよび43Bに示される。
実施例7:IL-15ヘテロAK化(Heteroaklusion)
以下の構築物が、この実施例で使用された:
Figure 2023520514000031
Figure 2023520514000032
IL-15レポーターバイオアッセイ:インターロイキン-15(IL-15)は、単球、マクロファージ、樹状細胞、および上皮細胞を含む、様々な細胞型によって分泌される。IL-15は、ナチュラルキラー(NK)、ナチュラルキラーT(NKT)、およびCD8+メモリーT細胞の活性化および拡張を促進し、IL-2とは異なり、CD4+調節性T細胞(Treg)に影響を与えないか、または活性化誘導性細胞死(AICD)を誘導しない。複数の経路が、IL-15シグナル伝達によって活性化され、細胞増殖、抗アポトーシス生存、および細胞傷害性エフェクター機能に影響を及ぼすことができる。IL-15生物発光細胞ベースアッセイが、サイトカインの作用機序経路を使用してIL-15を定量化するために使用された。アッセイは、製造業者の仕様書に従って実施された。簡潔に述べると、IL-15バイオアッセイ細胞(Promega)のバイアルが解凍され、温かいアッセイ緩衝液に添加された。細胞懸濁液が混合および播種された。IL-15構築物の連続希釈物が、細胞上に播種され、6時間インキュベートされた。生体発光試薬がウェルに添加され、インキュベートされ、発光が測定された。背景が未加工データから差し引かれ、データが非線形に適合された:[アゴニスト]対応答-可変勾配(4つのパラメータ)。各構築物のEC50値が示される。
結果は、図45Aに示される。
HEK-Blue IL-2レポーター細胞を用いたIL-15分子の試験:Invivogenによって開発されたHEK-Blue IL-2レポーター細胞は、JAK-STAT経路の活性化を監視するように特異的に設計されている。これらの細胞は、ヒトJAK3遺伝子およびSTAT5遺伝子とともに、ヒトIL-2Rα、IL-2Rβ、およびIL-2Rγ遺伝子を用いたHEK293細胞の安定したトランスフェクションによって生成され、
完全に機能的なIL-2シグナル伝達経路を取得した。加えて、STAT5誘発性SEAPレポーター遺伝子も導入された。刺激時に、HEK-Blue(商標)IL-2細胞は、STAT5の活性化およびSEAPの後続の分泌を誘起する。STAT5誘発性SEAPのレベルは、QUANTI-Blue(商標)を使用して容易に監視されることができる。HEK-Blue IL-2細胞は、ヒトまたはマウスIL-2の機能性、毒性、および可変用量投与量効果を検証するために使用されることができる。HEK Blue IL-2細胞を、約80%の密集まで継代培地中で増殖させた。アッセイ培地中の洗浄された単一細胞懸濁液が播種され、アッセイ培地中のIL-15分子の連続希釈物が細胞に添加された。プレートが、37℃で24時間インキュベートされた。24時間後、Quanti-Blue溶液(Invivogen)が調製され、細胞上清がQuanti-Blue溶液に添加され、37℃で1~2時間インキュベートされた。625nmにおける吸光度が測定された。データ分析が、Graphpad Prismのバージョン8.3で実施された。背景が未加工データから差し引かれ、データが非線形に適合された:[アゴニスト]対応答-可変勾配(4つのパラメータ)。各IL-15構築物のEC50値が報告された。
結果は、図45Bに示される。
実施例8:
IL-15分子の切断ならびにSDS-PAGEおよび抗IL-15 WBによる分析:
組換えMMPを用いた切断
-IL-15分子が、MMP緩衝液(50mMのトリス(pH8.0)、150mMのNaCl、10mMのCaCl2)に緩衝液交換された。濃度がA280吸光度によって測定された。
-各構築物が、1μMに希釈され、2つの100μLアリコートに分割された。
-予め活性化された200ngのMMP9またはMMP10が、構築物当たり1本の管に添加された。構築物当たりの他の管は、同じ量の緩衝液のみを添加させた(プロテアーゼサンプルなし)。
-サンプルが37℃で16~18時間インキュベートされた。
SDS-PAGEによる分析
-サンプルが、SDS-PAGEによる分析のためにサンプル緩衝液中で調製された。
・12μLの構築物+4μLの4xラメリ緩衝液(還元サンプルにはBMEがあり、非還元サンプルにはBMEがない)。
・サンプルが95℃で10分間煮沸された。
-ウェル当たり15μLの各サンプルが、18ウェル無染色SDS-PAGE(BioRad)に適用された。
-電流が200Vで35分間印加された。
-タンパク質が、BioRad撮像機器を使用することによってゲル上で検出され、45秒の活性化を伴う無染色検出であった。
抗IL-15ウェスタンブロットによる分析
-上記のSDS-PAGEが、半乾燥ブロッティングシステムを使用してニトロセルロース膜に移された。
・移入緩衝液:200mLの5x移入緩衝液(BioRad)、600mLのH2O、および200mLのエタノール。
・ターボ移入プログラム:7分間の2.5A、25V
-膜をブロッキング溶液(1×TBS+1%カゼインブロッカー、BioRad)で1~2時間ブロックし、室温で振とうした。
-膜をブロッキング溶液中で1:500に希釈されたウサギpAb抗IL-15(ab7213、Abcam)で2時間プローブし、室温で振とうした。
-膜をTBS-Tweenで各洗浄に5分間、3回洗浄し、室温で振とうした。
-ブロッキング溶液中で1:2000に希釈された二次HRP複合抗ウサギIgG(CST #7074)を膜に2時間添加し、室温で振とうした。
-膜をTBS-Tweenで各洗浄に5分間、3回洗浄し、室温で振とうした。
-膜は、新たに調製された12mLの化学発光基質(Thermo #37069)を1分間添加し、室温で振とうすることによって開発された。
-化学発光シグナルが、BioRad撮像機器、化学発光ブロット設定を使用して測定された。
-画像が、BioRad Image Labソフトウェアを使用して分析された。
MPYDLYPを含有する分子:
Figure 2023520514000033
i)MPYDLYHPを含有する分子がMMP10によって切断される-NC対照AK244およびAK249は切断されない
結果が、図46A(無染色SDS-PAGE)およびB(抗IL-15ウェスタンブロット)に示される。
ii)AK245の効力がrhIL-15と比較して40倍低減される-酵素活性化後に完全効力に戻らない
結果が、図47A、B、C、およびDに示される。
iii)AK248の効力は現在の希釈系列を使用して計算されることができない-活性は酵素活性化後に完全に復元される
結果が、図48A、B、C、およびDに示される。
VPLSLYを含有する分子:
Figure 2023520514000034
i)VPLSLYを含有する分子がMMP9によって部分的に切断される
結果が、図49A(無染色SDS-PAGE)およびB(抗IL-15ウェスタンブロット)に示される。
ii)AK457の効力は現在の希釈系列を使用して計算されることができない-酵素活性化後に完全効力に戻らない
結果が、図50A、B、C、およびDに示される。
iii)AK458、AK459、およびAK461の効力は、現在の希釈系列を使用して計算されることができない
結果が、図51A、B、C、およびDに示される。
本発明の結果は、例えば、本発明の様々な態様を例証するために提供される、特定の開示される実施形態の範囲で限定されることを意図していない。記載される組成物および方法への様々な修正は、本明細書の説明および教示から明白になるであろう。そのような変形例は、本開示の真の範囲および趣旨から逸脱することなく実践され得、本開示の範囲内に入ることを意図している。
実施例9:
以下の構築物が、この実施例で使用された:
Figure 2023520514000035
AK244は、非マスク型IL-15構築物である。
AK507は、非共有結合Il-15Rα(sushi)ドメインを含む、非マスク型IL-15構築物である。
XTX200は、非マスク型IL-2構築物である。
AK443は、切断可能なマスク型IL-2死滅構築物である。
非共有結合Il-15Rα(sushi)ドメインを含むIL-15構築物は、sushiドメインを伴わない構築物よりも強力である。
CD8 T細胞およびNK細胞の用量依存性活性化が、末梢およびTMEの両方でAK244およびAK507によって観察された。AK507は、CD8 T細胞活性化において、より低い用量レベル(0.5mpk)でより高い効力を示した。AK507は、AK244よりもインビボで強力である。
結果が、図52A~Dに示される。
非共有結合Il-15Rα(sushi)ドメインを含むIL-15構築物は、sushiドメインを伴わない構築物と比較して、類似するPKプロファイルを示す。
AK244およびAK507の両方は、XTX200と比較して、類似する線形PKプロファイルを有する。
結果が、図53に示される。
非共有結合Il-15Rα(sushi)ドメインを含むIL-15構築物は、sushiドメインを伴わない構築物と比較して、より重度の副作用、したがって、より高い効力を示す。
AK507は、AK244よりも重度の脾腫および肺毒性を示す。AK507は、5日目の100%の致死性、および肺重量の用量依存性増加を示した。
Figure 2023520514000036
結果が、図54AおよびBに示される。
実施例10
以下の研究設計が、この実施例で使用された:
Figure 2023520514000037
非共有結合sushiを含むIL-15構築物は、マスキング部分で効果的に「マスク」され、半減期および薬物曝露を増加させることができる。
AK507(非マスク型、sushi)をAK564(マスク型、非切断可能、sushi)と比較し、AK595(非マスク型、sushi+単一IL-15変異N71Q)をAK596(マスク型、非切断可能、sushi+単一IL-15変異N71Q)と比較すると、マスク型構築物は、非マスク型対応物と比較して、より長い半減期を有する。用量比例性もまた、マスク型構築物について達成される。
結果が、図55AおよびBに示される。
非共有結合sushiを含むマスク型IL-15構築物は、非共有結合sushiを含む非マスク型IL-15構築物と比較して、異なる臨床効果を有する。
AK507(非マスク型、sushi)をAK564(マスク型、非切断可能、sushi)と比較し、AK595(非マスク型、sushi+単一IL-15変異N71Q)をAK596(マスク型、非切断可能、sushi+単一IL-15変異N71Q)と比較すると、
i)BW損失%が非マスク型構築物で観察されたが、マスク型構築物では観察されなかった。
結果が、図56AおよびBに示される。
ii)腫瘍中のTregの割合は、マスク型構築物と非マスク型構築物の間で一貫したままであった。腫瘍中のCD8+T細胞の割合は、非マスク型構築物とともに増加した。
結果が、図57AおよびBに示される。
iii)CD8:Treg比は、マスク型構築物では上昇しない。同等の容量においてAK253と比べた改善がある。
結果が、図58に示される。
iv)腫瘍中のCD45+集団のNK細胞の割合は、非マスク型構築物では上昇する。これは、他の白血球集団に対してNKの動員または増殖の増加を示す。
結果が、図59に示される。
v)腫瘍内の増殖および活性化NK細胞の割合の増加が、非マスク型構築物で観察された。
結果が、図60AおよびBに示される。
vi)マスク型構築物は、血液中のKi-67+細胞およびICOS+NK細胞のより低い割合を誘導した。用量の増加は、血液中のマスキングを克服することができる。
結果が、図61A~Dに示される。
実施例11
以下の構築物が、この実施例で使用された:
Figure 2023520514000038
Figure 2023520514000039
単一変異、二重変異、または三重変異をIL-15ドメインに付加することが、分子のグリコシル化パターンを改変し、タンパク質のより均質な混合物を生成する。これは、構築物の製造プロセスにおける一貫性のために有用である。
SDS-PAGE解析が、マスク型IL-15構築物AK564、AK596、AK906、AK907、AK908、AK909、AK910、およびAK911を使用して実行された。AK564(野生型IL-15ドメイン)は、構築物の「ノブ」ドメインを示すバンドの倍加を示した(図62の標識を参照)。この倍加は、それぞれ、IL-15ドメインの二重変異および三重変異を含む、AK910およびAK911で除去される。
結果は、図62に示される。
単一変異、二重変異、または三重変異をIL-15ドメインに付加することは、構築物の効力またはマスキングを改変しない。
HEK-Blue IL-2バイオアッセイが、IL-2およびIL-15活性を監視するよう操作されたレポーター細胞株におけるJAK-STAT経路を試験するために使用された。活性化の程度は、650nmにおける吸光度によって基質溶液で定量化され得る、STAT5-SEAPレポーター遺伝子の誘導によって測定された。WT IL-15(AK507)と比較して、グリコバリアント間で非マスク型EC50の有意差は観察されなかった。マスキングWT IL-15(AK564)と比較して、グリコバリアント間のマスキング能力の有意な喪失は観察されなかった。マスク型三重変異体(AK911)は、マスク型WT IL-15(AK564)よりも3.6倍多くマスクされる。
結果が、図63に示される。
実施例12
以下の構築物が、この実施例で使用された:
Figure 2023520514000040
各AK分子のドメイン特徴および配列の詳細は、第10節内の配列表で見出され得る。
重要なことに、AK929、AK931、AK933、AK934、およびそれらの「逆転」(構造B)対応物AK935、AK937、AK939、およびAK940は、ペプチド基質を含む(その配列は各分子の上方のボックスに描写される)。AK904は、非切断可能な非マスク型構築物であり、AK910は、非切断可能なマスク型構築物であり、両方とも陰性対照として作用する。
切断がペプチド基質を含むマスク型IL-15構築物について達成された。
構築物が、MMP7、9および10とインキュベートされた。各構築物の切断が、SDS-PAGEによって分析され、HEK-Blue IL-2バイオアッセイによって確認された。
HEK-Blueアッセイは、以下のように実行された:
条件:細胞プレート:96ウェルプレート。細胞密度:50K細胞/ウェル。HEK Blue検出の時点が試験された:1時間。構築物番号:試験された合計14個の構築物。
アッセイのフローチャート:
Figure 2023520514000041
結果は、「X」が完全には切断されていないことを示し、「√」が切断を示す、以下の表に示される。
Figure 2023520514000042
HEK-Blue IL-2バイオアッセイからの具体的なEC50読み出し結果が、以下の表に示される。
Figure 2023520514000043
SDS-PAGEゲルの結果が、図64A~Dに示される。HEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果が、図65A~Jに示される。
実施例13
三本鎖構築物の産生
構築物(例えば、マスク型IL-2ポリペプチド構築物およびマスク型IL-15ポリペプチド構築物)をコードするプラスミドが、Expi293細胞(Life Technologies A14527)にトランスフェクトされた。トランスフェクションは、PEI MAX(Polysciences,Inc、24765-1)を使用した1リットルの培養当たり1mgの総DNAを使用して、それぞれ、IL-2およびIL-15について1:4および1:3のDNA比で実施された。1:3:2のDNA比が、三本鎖IL-15分子(Sushiドメインを伴うIL-15)に使用された。DNAおよびPEIが、各々、50mLのFreeStyle F17発現培地(Life Technologies A1383502)に添加された。DNAおよびPEI混合物が、5~10分間インキュベートされ、4~6×10細胞/mLの細胞密度および少なくとも95%の生存率でExpi293細胞に添加された。5~7日後、細胞が4000×gにおける遠心分離によってペレット化され、上清が0.45μmの膜を通して濾過された。濾過された上清が、HiTrap MabSelect SuReカラム(Cytiva、11003494)を通過させられた。結合タンパク質が、20mMのクエン酸塩、100mMのNaCl(pH2.9)でカラムから溶出された。溶出タンパク質は、HiLoad 16/600 Superdex 200pgカラム(Cytiva、28989335)を通過することによってさらに精製された。
実施例14
i.NAT対RCC培養上清によるペプチドの切断
切断ペプチドを含む配列(以下に太字で示される)が、各ペプチドの切断の特異性を試験するために、「NAT」(正常隣接組織)または「RCC」(腎細胞がん)培養上清のいずれかでインキュベートされた。
この目的のために、質量分析法によるペプチド配列決定が、質量分析法(MSP-MS)による多重化基質プロファイリングと呼ばれる公開された技法を使用して、以下の表に示される合成ペプチドについて産生された切断断片を識別するために使用された(O’Donoghue A.J.et al.Nat Methods.2012 Nov;9(11):1095-100)。切断は、これらの反応において経時的に監視され、最も早い時点で切断されることが見出されたペプチドは、調節された培地サンプルにおいてタンパク質分解活性に対して最も感受性があるとみなされた。
結果は、以下のとおりである。
Figure 2023520514000044
切断ペプチドDLLAVVA*ASおよびISSGLL*SG*RSが、最も特異的であると見出された。これらのペプチドを含む配列は、NAT培養では切断されなかったが、RCC培養では毎回切断された。
実施例15
以下の構築物が、この実施例で使用された:
Figure 2023520514000045
各AK分子のドメイン特徴および配列の詳細は、以下のとおりである。
Figure 2023520514000046
Figure 2023520514000047
Figure 2023520514000048
Figure 2023520514000049
Figure 2023520514000050
重要なことに、AK932およびAK930、ならびにそれらの「逆転」対応物AK938およびAK936は、ペプチド基質を含む(その配列は各分子の上方のボックスに描写され、配列表内で太字である)。AK904は、非切断可能な非マスク型構築物であり、AK910は、非切断可能なマスク構築物であり、両方とも陰性対照として作用する。
上記のAK分子は、IL-15ドメインを含むが、このデータの結果および結論はIL-2構築物についても同等に関連性があることを理解されたい。
切断がペプチド基質を含むマスク型構築物について達成された。
構築物が、MMP7、9および10とインキュベートされた。各構築物の切断が、SDS-PAGEによって分析され、HEK-Blue IL-2バイオアッセイによって確認された。
HEK-Blueアッセイは、以下のように実行された:
条件:細胞プレート:96ウェルプレート。細胞密度:50K細胞/ウェル。HEK Blue検出の時点が試験された:1時間。構築物番号:試験された合計14個の構築物。
アッセイのフローチャート:
Figure 2023520514000051
結果は、「X」が完全には切断されていないことを示し、「√」が切断を示す、以下の表に示される。
Figure 2023520514000052
HEK-Blue IL-2バイオアッセイからの具体的なEC50読み出し結果が、以下の表に示される。
Figure 2023520514000053
SDS-PAGEゲルの結果が、図66A~Dに示される。HEK-Blue IL-2バイオアッセイの結果が、図67A~Fに示される。
実施例16
以下の分子が、この実施例で使用された:
rhIL-15 対照
AK507 非マスク型、非共有結合IL-15Rα(sushi)ドメインを伴う
AK563 マスク型、sushiなし
AK564 マスク型、非共有結合IL-15Rα(sushi)ドメインを伴う
これらの分子の配列情報が、第10節に記載される。
表面プラスミド共鳴(SPR)研究が、i)CD122に結合するIL-15のマスキング、およびii)IL-15構築物へのsushiドメイン付着を決定するために実行された。研究の詳細が、以下に記載される。
アッセイ原理:
表面プラズモン共鳴(SPR)アッセイがCD215およびCD122に結合するIL15構築物の動態特性を試験するために実施される。マルチサイクル動態アッセイが、アミン結合法を使用して実施される。
Figure 2023520514000054
機器:biacore 8k
手順:
固定化
1.固定化のために、タンパク質を10mMの酢酸ナトリウム中で20μg/mLにおいて希釈する。
2.実行の直前に-20℃からEDCおよびNHSアリコートを解凍する。チャネルのチップ表面を活性化するための1:1の混合、10μl/分の流量、420秒の接触時間を使用する。
3.所望の装填量が達成されるまで希釈タンパク質を注入する。
4.チップの表面は、エタノールアミン-HCLでブロックされ、接触時間は420秒、流量は10μl/分であった。
Figure 2023520514000055
結合試験
-泳動緩衝液:20mMのHEPES、300mMのNaCL、0.1%のTween 20、1mMのTCEP
-分析物を泳動緩衝液で最高用量まで希釈する
-泳動緩衝液中で最低8回の連続希釈(2倍)を行う
-サンプルを低濃度から高濃度に流動させる
-25℃、流量60μl/分で実験を実行する
-実行の終了時に中間濃度で1回の濃縮を繰り返した。
Figure 2023520514000056
データ分析:
データは、Biacore Insight Evaluation Software(GE Healthcare)を使用して分析される。
結果が、図68A~D(i)および図69A~D(ii)に示される。
i)リガンドへの結合がマスキングの成功を示さない、CD122に結合するIL-15のマスキング(リガンド=ヒトCD122)
rhIL-15は、CD122へのIL-15の結合を示した
AK507は、CD122へのIL-15の結合を示した
AK563は、CD122へのIL-15の結合を示さなかった
AK564は、CD122へのIL-15の結合を示さなかった
ii)リガンドへの結合がsushiドメインの付着の成功を示さない、IL-15構築物へのスシドメイン付着(リガンド=ヒトCD215)
rhIL-15は、CD215へのIL-15の結合を示した
AK507は、CD215へのIL-15の結合を示さなかった
AK563は、CD215へのIL-15の結合を示した
AK564は、CD215へのIL-15の結合を示さなかった
10.配列
Figure 2023520514000057
Figure 2023520514000058
Figure 2023520514000059
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11.構築物のリスト
以下の表は、「AK」参照番号によって標識された分子の完全な配列を示す。配列の構成要素部分、ならびにそれらが分子の鎖内で組み立てられる順序も示される。個々の鎖は、「DNA」参照番号によって標識される。
[配列表2]
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Claims (168)

  1. マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
    N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
    第2のポリペプチド鎖であって、
    N’HL2-非切断可能L2-MM-切断可能L1-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
    HLが、半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、前記第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、前記第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、マスク型IL-15サイトカイン。
  2. 前記マスク型サイトカインが、第1のポリペプチド鎖であって、
    N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
    第2のポリペプチド鎖であって、
    N’HL2-非断可能L2-MM-SD1-CP-SD2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
    CPが、前記切断可能なペプチドであり、SD1が、第1のスペーサードメインであり、SD2が、第2のスペーサードメインである、請求項1に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  3. 前記スペーサードメインが、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である、請求項2に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  4. 前記第1のスペーサードメイン(SD1)が、長さで3~18個のアミノ酸である、請求項2または3に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  5. SD1が、配列番号24~32のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項2~4のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  6. 前記第2のスペーサードメイン(SD2)が、長さで2~10個のアミノ酸である、請求項2~5のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  7. SD2が、配列番号35~40のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項2~6のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  8. マスク型サイトカインが、第1のポリペプチド鎖であって、
    N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
    第2のポリペプチド鎖であって、
    N’HL2-非切断可能L2-MM-[’IL-15Rαドメイン’]-SD1-CP-SD2 -C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
    「IL-15Rαドメイン」が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインである、請求項2~7のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
    Figure 2023520514000330
  9. 前記マスク型サイトカインが、第1のポリペプチド鎖であって、
    N’HL1 C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
    第2のポリペプチド鎖であって、
    N’HL2-非切断可能L2-MM-SD1-CP-SD2-[’IL-15Rαドメイン’]-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
    “IL-15Rαドメイン”が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインである、請求項2~7のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
    Figure 2023520514000331
  10. 「IL-15Rαドメイン」が、野生型sushiドメインsIL-15RαまたはsIL-15Rαバリアントを含む、請求項8または9に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  11. 前記IL-15Rαサブユニットまたはその断片が、任意に位置R26および/またはR35に追加のアミノ酸置換を伴って、配列番号55、56、57、および58のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項8または9に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  12. 「IL-15Rαドメイン」が、配列番号56のアミノ酸配列を含む、請求項8または9に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  13. マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
    N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
    第2のポリペプチド鎖であって、
    N’HL2-切断可能L2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
    HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、前記第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、前記第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、マスク型IL-15サイトカイン。
  14. 前記第1のポリペプチド鎖が、
    N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
    前記第2のポリペプチド鎖が、
    N’HL2-SD1-CP-SD2-C C’を含み、
    CPが、切断可能なペプチドであり、SD1が、第1のスペーサードメインであり、SD2が、第2のスペーサードメインである、請求項13に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
    Figure 2023520514000332
  15. 前記スペーサードメインが、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である、請求項14に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  16. 前記第1のスペーサードメイン(SD1)が、長さで3~18個のアミノ酸である、請求項14または15に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  17. SD1が、配列番号24~32のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項14~16のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  18. 前記第2のスペーサードメイン(SD2)が、長さで2~10個のアミノ酸である、請求項14~17のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  19. SD2が、配列番号35~40のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項14~18のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  20. 前記マスク型サイトカインが、
    N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖をさらに含み、
    前記「IL-15Rαドメイン」が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインであり、前記「IL-15Rαドメイン」が、IL-15サイトカイン(C)に非共有結合される、請求項13~19のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  21. 前記第2のポリペプチドが、前記IL-15サイトカインまたはその断片のC’末端に共有結合しているIL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む、ドメインをさらに含むため、前記第1のポリペプチド鎖が、
    N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
    前記第2のポリペプチド鎖が、
    N’HL2-SD1-CP-SD2-C-[’IL-15Rαドメイン’] C’を含み、
    前記IL-15Rαドメインが、前記IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む、請求項13~19のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
    Figure 2023520514000333
  22. 前記第1のポリペプチド鎖が、
    N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
    前記第2のポリペプチド鎖が、
    N’HL2-[’IL-15Rαドメイン’]-SD1-CP-SD2-C C’を含み、
    前記IL-15Rαドメインが、前記IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む、請求項13~19のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
    Figure 2023520514000334
  23. 前記「IL-15Rαドメイン」が、野生型sushiドメインsIL-15RαまたはsIL-15Rαバリアントを含む、請求項20~22のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  24. 前記IL-15Rαサブユニットまたはその断片が、任意に位置R26および/またはR35に追加のアミノ酸置換を伴って、配列番号55、56、57、および58のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項20~22のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  25. 前記「IL-15Rαドメイン」が、配列番号56のアミノ酸配列を含む、請求項20~22のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  26. 前記非切断可能なリンカーが、長さで4~6個のアミノ酸である、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  27. 前記非切断可能なリンカーが、「GS」反復を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  28. 前記非切断可能なリンカーが、配列番号22(PGSGS)に示されるアミノ酸配列を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  29. マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
    N’HL1-切断可能L1-MM C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
    第2のポリペプチド鎖であって、
    N’HL2-非切断可能L2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、を含み、
    HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、前記第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、前記第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まない、マスク型IL-15サイトカイン。
  30. 前記第1のポリペプチド鎖が、
    N’HL1-SD1-CP-SD2-MM C’を含み、
    前記第2のポリペプチド鎖が、
    N’HL2-非切断可能L2-C C’を含み、
    CPが、切断可能なペプチドであり、SD1が、第1のスペーサードメインであり、SD2が、第2のスペーサードメインである、請求項29に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
    Figure 2023520514000335
  31. 前記マスク型サイトカインが、
    N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖を含み、
    前記「IL-15Rαドメイン」が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインであり、前記「IL-15Rαドメイン」が、IL-15サイトカイン(C)に非共有結合される、請求項29または30に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  32. 前記スペーサードメインが、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である、請求項29~31のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  33. 前記第1のスペーサードメイン(SD1)が、長さで3~18個のアミノ酸である、請求項29~31のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  34. SD1が、配列番号24~32のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項29~31のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  35. 前記第2のスペーサードメイン(SD2)が、長さで2~10個のアミノ酸である、請求項29~34のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  36. SD2が、配列番号35~40のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項29~35のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  37. 前記非切断可能なリンカーが、長さで18~22個のアミノ酸である、請求項29~36のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  38. 前記非切断可能なリンカーが、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である、請求項29~37のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  39. 前記非切断可能なリンカーが、配列番号21(GGSSPPGGGSSGGGSGPSGSPG)に示されるアミノ酸配列を含む、請求項29~38のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  40. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号2のアミノ酸配列、または前記配列番号2のアミノ酸配列と比較して少なくとも1つのアミノ酸修飾を有するアミノ酸配列を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  41. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、前記配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置D22、E46、またはE53に1つ以上のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  42. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、前記配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置D22、E46、E53、N71、N79またはN112に1つ以上のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  43. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、前記配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71およびN79にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  44. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、前記配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71およびN112位にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  45. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、前記配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N79およびN112にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  46. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、前記配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置N71、N79、およびN112にアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  47. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号3のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  48. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号4のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  49. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号5のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  50. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号6のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  51. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号7のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  52. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号8のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  53. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号127のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  54. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号128のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  55. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号129のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  56. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号130のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  57. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号131のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  58. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号132のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  59. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号133のアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  60. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、位置N71に追加の変異を含む、請求項40または41に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  61. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、位置S73に追加の変異を含む、請求項40~60のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  62. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、アミノ酸位置N72、N79、V80、T81、およびN112のうちの1つ以上に追加の変異を含む、請求項40、41、または61のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  63. 前記第1のポリペプチド鎖が、
    N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
    前記第2のポリペプチド鎖が、
    N’HL2-SD1-CP-SD2-[CのN’末端ドメイン]-[’IL-15Rαドメイン’]-[CのC’末端ドメイン] C’を含み、
    前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、N’末端ドメインと、C’末端ドメインとを含み、前記 IL-15Rαドメインが、非切断可能な「αサブユニットリンカー」が両側に配置された前記IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む、請求項62に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
    Figure 2023520514000336
  64. 前記非切断可能なリンカーが、長さで4~6個のアミノ酸である、請求項63に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  65. 前記非切断可能なリンカーが、「GS」反復を含む、請求項63または64に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  66. 前記非切断可能なリンカーが、配列番号22(PGSGS)に示されるアミノ酸配列を含む、請求項63~65のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  67. 前記スペーサードメインが、アミノ酸残基G、S、およびPが豊富である、請求項63~66のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  68. 前記第1のスペーサードメイン(SD1)が、長さで3~18個のアミノ酸である、請求項63~67のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  69. SD1が、配列番号24~32のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項63~68のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  70. 前記第2のスペーサードメイン(SD2)が、長さで2~10個のアミノ酸である、請求項63~69のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  71. SD2が、配列番号35~40のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項63~70のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  72. 前記「IL-15Rαドメイン」が、前記野生型sushiドメインsIL-15RαまたはsIL-15Rαバリアントを含む、請求項63~71のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  73. 前記IL-15Rαサブユニットまたはその断片が、任意に位置R26および/またはR35に追加のアミノ酸置換を伴って、配列番号55、56、57、および58のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項63~71のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  74. 前記「IL-15Rαドメイン」が、配列番号56のアミノ酸配列を含む、請求項63~71のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  75. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片の前記N’末端ドメインおよびC’末端ドメインが、前記配列番号2のアミノ酸配列と比較して、位置D22、E46、E53に1つ以上のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含む、請求項63~74のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  76. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片の前記N’末端ドメインおよびC’末端ドメインが、位置N71に追加の変異を含む、請求項63~75のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  77. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片の前記N’末端ドメインおよびC’末端ドメインが、位置S73に追加の変異を含む、請求項63~76のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  78. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片の前記N’末端ドメインおよびC’末端ドメインが、アミノ酸位置N72、N79、V80、T81、およびN112のうちの1つ以上に追加の変異を含む、請求項63~77のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  79. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片の前記N’末端ドメインが、配列番号9のアミノ酸配列を含み、前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片の前記C’末端ドメインが、配列番号10のアミノ酸配列を含む、請求項63~74のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  80. 前記切断可能なペプチドが、配列番号33(MPYD*LYHP)のアミノ酸配列を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  81. 前記切断可能なペプチドが、配列番号34(VPLS*LY)のアミノ酸配列を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  82. 前記切断可能なペプチドが、配列番号155(ISSGLL*SG*RS)のアミノ酸配列を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  83. 前記切断可能なペプチドが、配列番号156(DLLA*VVAAS)のアミノ酸配列を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  84. 前記切断可能なリンカーが、配列番号41~54、162、163、164、165、166、または167のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  85. 前記切断可能なリンカーが、配列番号41~54、162、163、164、165、166、167、168、169、170、または171のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  86. 前記第1の半減期延長ドメインが、第1の抗体Fcドメインまたはその断片を含み、前記第2の半減期延長ドメインが、第2の抗体Fcドメインまたはその断片を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  87. 前記第1のFcドメインは、CH3ドメインまたはその断片を含み、前記第2のFcドメインは、CH3ドメインまたはその断片を含む、請求項86に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  88. 前記第1および/または第2のFcドメインが各々、前記第1および第2の半減期延長ドメインの非共有結合性会合を促進する1つ以上の修飾を含有する、請求項86または87に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  89. 前記第1および第2の半減期延長ドメインが各々、IgG1 Fcドメインまたはその断片である、請求項86~88のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  90. 前記第1の半減期延長ドメインが、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けられる、変異Y349C、T366S、L38A、およびY407Vを含む、IgG1 Fcドメインまたはその断片を含み、前記第1の半減期延長ドメインに「ホール」を形成し、前記第2の半減期延長ドメインが、変異S354CおよびT366Wを含む、IgG1 Fcドメインまたはその断片を含み、前記第2の半減期延長ドメインに「ノブ」を形成する、請求項89に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  91. 前記第1および第2の半減期延長ドメインが各々、IgG1 Fcドメインまたはその断片であり、各々、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされたアミノ置換N297Aを含む、請求項89または90に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  92. 前記第1の半減期延長ドメインが、配列番号63のアミノ酸配列を含み、その前記第2の半減期延長ドメインが、配列番号64のアミノ酸配列を含む、請求項86に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  93. 前記第1および第2の半減期伸長ドメインが各々、IgG1 Fcドメインまたはその断片であり、各々、Kabat EU番号付けシステムに従って番号付けされたアミノ酸置換I253Aを含む、請求項89~91のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  94. 前記第1の半減期延長ドメインが、配列番号65のアミノ酸配列を含み、その前記第2の半減期延長ドメインが、配列番号66のアミノ酸配列を含む、請求項93に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  95. 前記マスキング部分が、IL-15Rβまたはその断片もしくはバリアントを含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  96. 前記マスキング部分が、配列番号11のアミノ酸配列を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  97. 前記マスキング部分が、位置C122にアミノ酸置換を有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  98. 前記マスキング部分が、アミノ酸置換C122Sを有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  99. 前記マスキング部分が、位置C168にアミノ酸置換を有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  100. 前記マスキング部分が、アミノ酸置換C168Sを有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  101. 前記マスキング部分が、位置C122およびC168にアミノ酸置換を有するIL-15Rβバリアントまたはその断片を含む、先行請求項のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  102. 前記マスキング部分が、配列番号12のアミノ酸配列を含む、請求項95に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  103. マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
    N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
    第2のポリペプチド鎖であって、
    N’HL2-切断可能L2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、
    第3のポリペプチド鎖であって、
    N’IL-15Rα ドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖と、を含み、
    HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、前記第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、前記第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まず、
    前記「IL-15Rαドメイン」が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインであり、前記「IL-15Rαドメイン」が、前記第2のポリペプチド鎖内の前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される、マスク型IL-15サイトカイン。
  104. 前記第1のポリペプチド鎖が、
    N’HL1-非切断可能L1-MM C’を含み、
    前記第2のポリペプチド鎖が、
    N’HL2-SD1-CP-SD2-C C’を含み、
    前記第3のポリペプチド鎖が、
    N’IL-15RαドメインC’を含み、
    CPが、前記切断可能なペプチドであり、SD1が、第1のスペーサードメインであり、SD2が、第2のスペーサードメインである、請求項103に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  105. マスク型IL-15サイトカインであって、第1のポリペプチド鎖であって、
    N’HL1-切断可能L1-MM C’を含む、第1のポリペプチド鎖と、
    第2のポリペプチド鎖であって、
    N’HL2-非切断可能L2-C C’を含む、第2のポリペプチド鎖と、
    第3のポリペプチド鎖であって、
    N’IL-15RαドメインC’を含む、第3のポリペプチド鎖と、を含み、
    HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、L1が、第1のリンカーであり、MMが、マスキング部分であり、HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、第2のリンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片であり、前記第1のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチド(CP)を含み、前記第2のリンカーが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドを含まず、
    前記「IL-15Rαドメイン」が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインであり、前記「IL-15Rαドメイン」が、前記第2のポリペプチド鎖内の前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片(C)に非共有結合される、マスク型IL-15サイトカイン。
  106. 前記第1のポリペプチド鎖が、
    N’HL1-SD1-CP-SD2-MM C’を含み、
    前記第2のポリペプチド鎖が、
    N’HL2-非切断可能L2-C C’を含み、
    前記第3のポリペプチド鎖が、
    N’IL-15RαドメインC’を含み、
    CPが、前記切断可能なペプチドであり、SD1が、第1のスペーサードメインであり、SD2が、第2のスペーサードメインである、請求項105に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  107. 前記第1の半減期延長ドメインが、第1の抗体Fcドメインまたはその断片を含み、前記第2の半減期延長ドメインが、第2の抗体Fcドメインまたはその断片を含む、請求項103~106のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  108. 前記第1の半減期延長ドメインが、配列番号63のアミノ酸配列を含み、前記第2の半減期延長ドメインが、配列番号64のアミノ酸配列を含む、請求項103~107のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  109. 前記マスキング部分が、IL-15Rβサイトカインまたはその断片もしくはバリアントを含む、請求項103~108のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  110. 前記マスキング部分が、配列番号12のアミノ酸配列を含む、請求項103~109のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  111. 前記第1のポリペプチド鎖が、配列番号177のアミノ酸配列を含む、請求項103または104に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  112. 前記第2のポリペプチド鎖が、配列番号183のアミノ酸配列を含む、請求項105または106に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  113. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、前記配列番号2のアミノ酸配列と比較して、アミノ酸置換N71QおよびN79Qを有するアミノ酸配列を含む、請求項103~112のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  114. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号130のアミノ酸配列に対して約または少なくとも約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項103~113のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  115. 前記IL-15サイトカインまたはその機能的断片が、配列番号130のアミノ酸配列を含む、請求項103~114のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  116. 前記「IL-15Rαドメイン」が、野生型sushiドメインsIL-15Rαまたはそのバリアントを含む、請求項103~115のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  117. 前記「IL-15Rαドメイン」が、配列番号56のアミノ酸配列を含む、請求項103~116のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  118. 前記第1のポリペプチド鎖が、配列番号68のアミノ酸配列を含み、前記第2のポリペプチド鎖が、配列番号83のアミノ酸配列を含む、請求項13に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  119. 前記第1のポリペプチド鎖が、配列番号177のアミノ酸配列を含み、前記第2のポリペプチド鎖が、配列番号193のアミノ酸配列を含む、請求項13に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  120. 前記第1のポリペプチド鎖が、配列番号177のアミノ酸配列を含み、前記第2のポリペプチド鎖が、配列番号194のアミノ酸配列を含む、請求項13に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  121. マスク型IL-15サイトカインの切断産物であって、前記切断産物が、その同族受容体に結合することが可能であり、前記切断産物が、請求項1~115のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン中の前記切断可能なペプチドのタンパク質分解切断によって調製可能である、IL-15サイトカインまたはその機能的断片を含む、切断産物。
  122. マスク型IL-15サイトカインの切断産物であって、前記切断産物が、その同族受容体に結合することが可能であり、前記切断産物が、
    PCP-SD-Cを含む、ポリペプチドを含み、
    PCPが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドの一部であり、SDが、スペーサードメインであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片である、切断産物。
    Figure 2023520514000337
  123. SDが、請求項15、18、または19のいずれか一項に記載のSD2である、請求項122に記載の切断産物。
  124. 前記タンパク質分解的に切断可能なペプチドが、請求項80~82のいずれか一項に記載のとおりである、請求項122または123に記載の切断産物。
  125. 前記IL-15サイトカインまたはその断片が、請求項40~62のいずれか一項に記載のとおりである、請求項122~124のいずれか一項に記載の切断産物。
  126. 前記切断産物が、IL-15Rαサブユニットまたはその断片を含むドメインをさらに含む、請求項122~125のいずれか一項に記載の切断産物。
  127. 前記IL-15Rαサブユニットまたはその断片が、前記IL-15サイトカイン(C)に非共有結合される、請求項126に記載の切断産物。
  128. 前記切断産物が、
    PCP-SD-[’IL-15Rαドメイン’]-Cを含む、請求項126に記載の切断産物。
    Figure 2023520514000338
  129. 前記切断産物が、
    PCP-SD-C-[’IL-15Rαドメイン’]を含む、請求項126に記載の切断産物。
    Figure 2023520514000339
  130. 前記IL-15Rαサブユニットまたはその断片が、任意に位置R26および/またはR35に追加のアミノ酸置換を伴って、配列番号55、56、57、および58のうちの1つを含むアミノ酸配列を含む、請求項126~129のいずれか一項に記載の切断産物。
  131. マスク型IL-15サイトカインの切断産物であって、前記切断産物が、その同族受容体に結合することが可能であり、前記切断産物が、
    PCP-SD2-[CのN’末端ドメイン]-[’IL-15Rαドメイン’]-[CのC’末端ドメイン]を含み、
    前記IL-15Rαドメインが、非切断可能な「αサブユニットリンカー」が両側に配置されたIL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む、切断産物。
    Figure 2023520514000340
  132. マスク型IL-15サイトカインの切断産物であって、前記切断産物が、その同族受容体に結合することが可能であり、前記切断産物が、
    第1のポリペプチド鎖であって、
    HL1-SD-PCPを含み、
    HL1が、第1の半減期延長ドメインであり、SDが、スペーサードメインであり、PCPが、タンパク質分解的に切断可能なペプチドの一部である、第1のポリペプチド鎖と、
    第2のポリペプチド鎖であって、
    HL2-L2-Cを含む、ポリペプチドを含み、
    HL2が、第2の半減期延長ドメインであり、L2が、リンカーであり、Cが、IL-15サイトカインまたはその機能的断片である、第2のポリペプチド鎖とを含む、タンパク質ヘテロ二量体を含み、
    前記第1の半減期延長ドメインが、前記第2の半減期延長ドメインと会合している、切断産物。
    Figure 2023520514000341
  133. SDが、請求項32~34のいずれか一項に記載のSD1である、請求項132に記載の切断産物。
  134. 前記タンパク質分解的に切断可能なペプチドが、請求項80~85のいずれか一項に記載のとおりである、請求項132または133に記載の切断産物。
  135. 前記IL-15サイトカインまたはその断片が、請求項40~62のいずれか一項に記載のとおりである、請求項132~134のいずれか一項に記載の切断産物。
  136. 前記第1および第2の半減期延長ドメインが、請求項86~94のいずれか一項に記載のとおりである、請求項132~135のいずれか一項に記載の切断産物。
  137. 前記非切断可能なリンカーL2が、請求項26~28のいずれか一項に記載のとおりである、請求項132~136のいずれか一項に記載の切断産物。
  138. 前記切断産物が、前記IL-15サイトカイン(C)に非共有結合されたIL-15Rαサブユニットまたはその断片を含む、請求項132~137のいずれか一項に記載の切断産物。
  139. 配列番号104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、および136~143、144~147、および199~228、および307から選択されるアミノ酸配列を含む、切断産物。
  140. 請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカインをコードするか、または前記マスク型IL-15サイトカインの鎖のうちの1つをコードする、核酸。
  141. 請求項140に記載の核酸を含む、ベクター。
  142. 請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカインをコードする核酸を含む、宿主細胞。
  143. 請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカインを含む、組成物。
  144. 請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカインと、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  145. 前記医薬組成物が、単一単位剤形である、請求項144に記載の医薬組成物。
  146. 前記医薬組成物が、静脈内投与のために製剤化され、単一単位剤形である、請求項144または145に記載の医薬組成物。
  147. 前記医薬組成物が、注射のために製剤化され、単一単位剤形である、請求項144または145に記載の医薬組成物。
  148. 前記医薬組成物が、液体であり、単一単位剤形である、請求項144または145に記載の医薬組成物。
  149. 請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン、または請求項143に記載の組成物、もしくは請求項144~148のいずれか一項に記載の医薬組成物を含む、キット。
  150. 請求項1~115のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカインを産生する方法であって、前記マスク型IL-15サイトカインを産生する条件下で、請求項142に記載の宿主細胞を培養することを含む、方法。
  151. 請求項121~139のいずれか一項に記載の切断産物をコードする、核酸。
  152. 請求項121~139のいずれか一項に記載の切断産物を含む、組成物。
  153. 請求項121~139のいずれか一項に記載の切断産物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  154. 薬物に使用するための、請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  155. 薬物に使用するための、請求項121~139のいずれか一項に記載の切断産物。
  156. 対象においてがんを治療または予防する方法であって、請求項1~120のいずれか一項に記載の有効量のマスク型IL-15サイトカインを前記対象に投与することを含む、方法。
  157. 対象においてがんを治療または予防する方法であって、請求項143または152に記載の有効量の組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
  158. 対象においてがんを治療または予防する方法であって、請求項144~148または153のいずれか一項に記載の有効量の組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
  159. 対象においてがんを治療または予防する方法であって、請求項1~78のいずれか一項に記載の有効量のマスク型IL-15サイトカインを前記対象に投与することを含み、それによって、前記マスク型サイトカインが、インビボでタンパク質分解的に切断され、請求項121~139のいずれか一項に記載の切断産物を産生する、方法。
  160. 対象においてがんを治療または予防する方法であって、その同族受容体に結合することが可能である切断産物をインビボで産生するステップを含み、前記切断産物が、請求項121~139のいずれか一項に記載のとおりである、方法。
  161. 前記がんが、固形腫瘍である、請求項156~160のいずれか一項に記載の方法。
  162. がんの治療または予防に使用するための、請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカイン。
  163. がんの治療または予防に使用するための、請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型IL-15サイトカインであって、前記方法が、有効量の前記マスク型IL-15サイトカインを前記対象に投与することを含み、それによって、前記マスク型サイトカインが、インビボでタンパク質分解的に切断され、請求項121~139のいずれか一項に記載の切断産物を産生する、マスク型IL-15サイトカイン。
  164. 前記がんが、固形腫瘍である、請求項162または163に記載の使用のためのマスク型IL-15サイトカイン。
  165. がんの治療または予防に使用するための、請求項121~139のいずれか一項に記載の切断産物。
  166. がんの治療または予防に使用するための、請求項121~139のいずれか一項に記載の切断産物であって、前記方法が、請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型サイトカインを患者に投与し、それによって、インビボで前記マスク型サイトカインのタンパク質分解切断によって前記切断産物を産生するステップを含む、切断産物。
  167. 対象においてがんを治療または予防する方法に使用するための、請求項121~139のいずれか一項に記載の切断産物であって、前記方法が、前記対象に投与された請求項1~120のいずれか一項に記載のマスク型サイトカインからインビボのタンパク質分解切断によって前記切断産物を産生するステップを含む、切断産物。
  168. 前記がんが、固形腫瘍である、請求項165~167のいずれか一項に記載の使用のための切断産物。
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