JP2023519965A - 神経疾患を治療するためのブプロピオンおよびデキストロメトルファンの組み合わせの使用 - Google Patents

神経疾患を治療するためのブプロピオンおよびデキストロメトルファンの組み合わせの使用 Download PDF

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Abstract

ブプロピオンとデキストロメトルファンとを含む組み合わせ投与療法を含む大うつ病性障害またはアルツハイマー病に関連する焦燥を治療する方法を提供する。特に、41歳以上のヒト対象に1日1回または2回、約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩との投与を含む方法を提供する。【選択図】なし

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年3月30日に出願された米国仮特許出願番号第63/002,132号、2020年4月27日に出願された米国仮特許出願番号第63/016,178号、及び2020年5月29日に出願された米国仮特許出願番号第63/032,517号の利益を請求し、この出願は、2020年6月5日に出願された米国特許出願第16/894,713号の一部係属出願であり、引用によってそれらの全体の開示を本明細書に取り込む。
いくつかの実施形態は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、または、これらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグをデキストロメトルファンと共投与することを含む、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大させる方法を含む。
いくつかの実施形態は、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグをデキストロメトルファンと共にヒトに共投与することを含み、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグが、少なくとも約40ng・時間/mLであるデキストロメトルファンのAUC0-12をもたらす量で投与される、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含む。
いくつかの実施形態は、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグをデキストロメトルファンと共にヒトに共投与することを含み、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグが、少なくとも約6ng/mLであるデキストロメトルファンのC最大をもたらす量で投与される、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含む。
いくつかの実施形態は、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグをデキストロメトルファンと共にヒトに共投与することを含み、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグが、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間にわたり、少なくとも約5ng/mLであるデキストロメトルファンのC平均をもたらす量で投与される、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグを投与することを含み、ヒトはデキストロメトルファンの高代謝群であり、デキストロメトルファンはトレオヒドロキシブプロピオンと同時にヒトの体内に存在する、デキストロメトルファンの代謝寿命を増大する方法を含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒト患者に、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを共投与することを含み、ヒト患者は、デキストロメトルファンで治療された結果として有害事象を経験する危険性がある、デキストロメトルファンでの治療に関連する有害事象を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグ、デキストロメトルファン、および水溶性ビヒクルを含む、デキストロメトルファンのための経口徐放性送達システムを含む。
いくつかの実施形態は、有効量のブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグを、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに経口投与することを含む、有効性を失うことなく投与され得るデキストロメトルファンの投与回数を低減させる方法を含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンによる治療を必要とするヒトに、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを共投与することを含み、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグを、デキストロメトルファンでの治療の少なくとも2日間の最初の日に投与し、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンと比較して、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンが共投与される最初の日にデキストロルファン血漿濃度の低減が起こる、デキストロルファン血漿濃度を低減させる方法を含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンによる治療を必要とするヒトに、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを共投与することを含み、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグを、デキストロメトルファンでの治療の少なくとも2日間の最初の日に投与し、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンと比較して、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンが共投与される最初の日にデキストロルファン血漿濃度の低減が起こる、デキストロルファン血漿濃度を低減させる方法を含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンを共投与することを含み、ブプロピオンを、デキストロメトルファンでの治療の少なくとも2日間の最初の日に投与し、ブプロピオン無しで投与される同量のデキストロメトルファンと比較して、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンが共投与される最初の日にデキストロルファン血漿濃度の低減が起こる、デキストロルファン血漿濃度を低減させる方法を含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを共投与することを含み、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグを、デキストロメトルファンでの治療の少なくとも2日間の最初の日に投与し、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンと比較して、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンが共投与される最初の日にデキストロルファン血漿濃度の低減が起こる、デキストロルファン血漿濃度を低減させる方法を含む。
いくつかの実施形態は、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンを、少なくとも8日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、8日目に、ブプロピオン無しで投与される同量のデキストロメトルファンを8日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロメトルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも8日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、8日目に、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを8日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロメトルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも8日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、8日目に、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを8日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロメトルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも8日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、8日目に、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを8日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ブプロピオントおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、ブプロピオン無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、ヒドロキシブプロピオン無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、エリトロヒドロキシブプロピオン無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、トレオヒドロキシブプロピオン無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、ブプロピオン無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、スレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、スレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、ブプロピオン無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、スレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも9日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、9日目に、スレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを9日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンを、少なくとも10日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、10日目に、ブプロピオン無しで投与される同量のデキストロメトルファンを10日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも10日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、10日目に、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを10日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも10日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、10日目に、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを10日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
いくつかの実施形態は、スレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを、少なくとも10日間連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与することを含み、10日目に、スレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同量のデキストロメトルファンを10日間連続して投与することによって達成されたであろうデキストロルファン血漿濃度よりも、デキストロルファン血漿濃度が低い、デキストロルファン血漿濃度を低減する方法を含む。
ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、もしくは代謝産物、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグのような抗うつ剤化合物は、デキストロメトルファンの神経障害の治療のような治療的特性の改善のために使用され得る。ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、もしくは代謝産物、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグは、立体化学に関係なく、何人かのヒトにおけるデキストロメトルファンの代謝産物を阻害するまたは低減するのに効果があり得る。これは、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、もしくは代謝産物、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグとデキストロメトルファンの共投与により達成され得る。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトに、1)デキストロメトルファン、又は2)抗うつ剤とデキストロメトルファンとの組み合わせを投与することを含む神経障害を治療する方法を含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、ヒトに対してデキストロメトルファンとブプロピオンとを共投与することを含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝産物を阻害する方法を含み、ヒトにブプロピオンを投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、ブプロピオンと同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝産物寿命を増大する方法を含み、デキストロメトルファンでの治療の必要のあるヒトにブプロピオンを投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、ブプロピオンと同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの高代謝産物を補正する方法を含み、必要とするヒトにブプロピオンを投与することを含む。
いくつかの実施形態は、咳の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与と組み合わせてブプロピオンを投与することを含むデキストロメトルファンの鎮咳薬特性を改善する方法を含む。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトに、ブプロピオンまたは別の活性化合物と、デキストロメトルファンと、の組み合わせを投与することを含む咳の治療方法を含む。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトに、1)デキストロメトルファン、または2)ブプロピオンおよびデキストロメトルファンを投与することを含む神経障害を治療する方法を含み、1)デキストロメトルファン、または2)ブプロピオンおよびデキストロメトルファンは、少なくとも8日間、少なくとも9日間、又は少なくとも10日間、少なくとも1日1回投与される。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトに、約150mg/日から約300mg/日のブプロピオンおよび約15mg/日から約60mg/日のデキストロメトルファンを投与することを含む神経障害を治療する方法を含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグをデキストロメトルファンとともにヒトに共投与することを含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグをデキストロメトルファンとともにヒトに共投与することを含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグをデキストロメトルファンとともにヒトに共投与することを含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝産物を阻害する方法を含み、ヒトにブプロピオンを投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、ブプロピオンと同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝産物を阻害する方法を含み、ヒトにヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグを投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、ヒドロキシブプロピオンと同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝産物を阻害する方法を含み、ヒトにエリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグを投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、エリトロヒドロキシブプロピオンと同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝産物を阻害する方法を含み、ヒトにトレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグを投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、トレオヒドロキシブプロピオンと同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝寿命を増大する方法を含み、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグを投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、ヒドロキシブプロピオンと同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝寿命を増大する方法を含み、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにエリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグを投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、エリトロヒドロキシブプロピオンと同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにブプロピオンおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、ブプロピオンは、デキストロメトルファンとブプロピオンとの共投与の少なくとも2日(少なくとも2日間の共投与)の第1日目投与され、デキストロメトルファン血漿濃度の増大は、ブプロピオン無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与と比べて、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンが共投与される第1日目に起こる。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグは、デキストロメトルファンとヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグとの共投与の少なくとも2日の第1日目に投与され、デキストロメトルファン血漿濃度の増大は、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与と比べて、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンが共投与される第1日目に起こる。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにエリトロヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグは、デキストロメトルファンとヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグとの共投与の少なくとも2日の第1日目に投与され、デキストロメトルファン血漿濃度の増大は、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与と比べて、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンが共投与される第1日目に起こる。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトにトレオヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグは、デキストロメトルファンとヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグとの共投与の少なくとも2日の第1日目に投与され、デキストロメトルファン血漿濃度の増大は、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与と比べて、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンが共投与される第1日目に起こる。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、少なくとも5日間連続、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、5日目に、デキストロメトルファン血漿濃度は、5日間連続のブプロピオン無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンを投与することにより達成されるデキストロメトルファン血漿濃度と比べて高い。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、少なくとも5日間連続、ヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、5日目に、デキストロメトルファン血漿濃度は、5日間連続のヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンを投与することにより達成されるデキストロメトルファン血漿濃度と比べて高い。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、少なくとも5日間連続、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、5日目に、デキストロメトルファン血漿濃度は、5日間連続のエリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンを投与することにより達成されるデキストロメトルファン血漿濃度と比べて高い。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、少なくとも5日間連続、トレオヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、5日目に、デキストロメトルファン血漿濃度は、5日間連続のトレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンを投与することにより達成されるデキストロメトルファン血漿濃度と比べて高い。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、少なくとも6日間連続、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、6日目に、デキストロメトルファン血漿濃度は、6日間連続のブプロピオン無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンを投与することにより達成されるデキストロメトルファン血漿濃度と比べて高い。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、少なくとも6日間連続、ヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、6日目に、デキストロメトルファン血漿濃度は、6日間連続のヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンを投与することにより達成されるデキストロメトルファン血漿濃度と比べて高い。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、少なくとも6日間連続、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、6日目に、デキストロメトルファン血漿濃度は、6日間連続のエリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンを投与することにより達成されるデキストロメトルファン血漿濃度と比べて高い。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、少なくとも6日間連続、トレオヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、6日目に、デキストロメトルファン血漿濃度は、6日間連続のトレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しで投与される同じ量のデキストロメトルファンを投与することにより達成されるデキストロメトルファン血漿濃度と比べて高い。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに、デキストロメトルファンとともにブプロピオンを共投与することを含むデキストロメトルファンのトラフ効果(trough effect)を低減する方法を含み、デキストロルファンは、ブプロピオン無しの同じ量のデキストロメトルファンの投与により達成される血漿濃度の少なくとも2倍であるデキストロメトルファンとのブプロピオンの共投与後12時間の血漿濃度を有する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒト患者に、デキストロメトルファンとともにヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグを共投与することを含むデキストロメトルファンのトラフ効果を低減する方法を含み、デキストロルファンは、ヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しの同じ量のデキストロメトルファンの投与により達成される血漿濃度の少なくとも2倍であるデキストロメトルファンとのヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグの共投与後12時間の血漿濃度を有する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒト患者に、デキストロメトルファンとともにエリトロヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグを共投与することを含むデキストロメトルファンのトラフ効果を低減する方法を含み、デキストロルファンは、エリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しの同じ量のデキストロメトルファンの投与により達成される血漿濃度の少なくとも2倍であるデキストロメトルファンとのエリトロヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグの共投与後12時間の血漿濃度を有する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンでの治療を必要とするヒト患者に、デキストロメトルファンとともにトレオヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグを共投与することを含むデキストロメトルファンのトラフ効果を低減する方法を含み、デキストロルファンは、トレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグ無しの同じ量のデキストロメトルファンの投与により達成される血漿濃度の少なくとも2倍であるデキストロメトルファンとのトレオヒドロキシブプロピオンまたはそのプロドラッグの共投与後12時間の血漿濃度を有する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファン治療を必要とするヒト患者にブプロピオンおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファンでの治療に関連する有害事象を低減する方法を含み、ヒト患者は、デキストロメトルファンで治療された結果のような有害事象を経験する危険がある。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファン治療を必要とするヒト患者にヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファンでの治療に関連する有害事象を低減する方法を含み、ヒト患者は、デキストロメトルファンで治療された結果のような有害事象を経験する危険がある。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファン治療を必要とするヒト患者にエリトロヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを共投与することを含むデキストロメトルファンでの治療に関連する有害事象を低減する方法を含み、ヒト患者は、デキストロメトルファンで治療された結果のような有害事象を経験する危険がある。
いくつかの実施形態は、ブプロピオンによる治療に関連する有害事象を低減する方法を含み、ブプロピオン治療の必要あるヒト患者にデキストロメトルファンおよびブプロピオンを共投与することを含み、ヒト患者は、ブプロピオンでの治療結果と同じ有害事象を経験する危険がある。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの高代謝産物を補正する方法を含み、ヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグを必要とするヒトに投与することを含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの高代謝産物を補正する方法を含み、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグを必要とするヒトに投与することを含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの高代謝産物を補正する方法を含み、トレオヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグを必要とするヒトに投与することを含む。
いくつかの実施形態は、咳の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与と組み合わせてブプロピオンを投与することを含む、デキストロメトルファンの鎮咳特性を改善する方法を含む。
いくつかの実施形態は、咳の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与と組み合わせてヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグを投与することを含む、デキストロメトルファンの鎮咳特性を改善する方法を含む。
いくつかの実施形態は、咳の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与と組み合わせてエリトロヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグを投与することを含む、デキストロメトルファンの鎮咳特性を改善する方法を含む。
いくつかの実施形態は、咳の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与と組み合わせてトレオヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグを投与することを含む、デキストロメトルファンの鎮咳特性を改善する方法を含む。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトにヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンの組み合わせを投与することを含む咳を治療する方法を含む。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトにエリトロヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンの組み合わせを投与することを含む咳を治療する方法を含む。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトにトレオヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンの組み合わせを投与することを含む咳を治療する方法を含む。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトにブプロピオンおよびデキストロメトルファンを投与することを含む神経障害を治療する方法を含み、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンは、少なくとも8日間、少なくとも9日間、又は少なくとも10日間、少なくとも1日1回投与される。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトにヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを投与することを含む神経障害を治療する方法を含み、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンは、少なくとも8日間、少なくとも9日間、少なくとも10日間、少なくとも1日1回投与される。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトにエリトロヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを投与することを含む神経障害を治療する方法を含み、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンは、少なくとも8日間、少なくとも9日間、少なくとも10日間、少なくとも1日1回投与される。
いくつかの実施形態は、必要とするヒトにトレオヒドロキシブプロピオン、またはそのプロドラッグおよびデキストロメトルファンを投与することを含む神経障害を治療する方法を含み、トレオヒドロキシブプロピオンおよびデキストロメトルファンは、少なくとも8日間少なくとも9日間、少なくとも10日間、少なくとも1日1回投与される。
いくつかの実施形態は、治療的に有効量のデキストロトメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグのような抗うつ剤と、薬学的に許容される賦形剤とを含む、医薬組成物、剤形、または薬剤を含む。
いくつかの実施形態は、うつ病を治療するためのブプロピオンの使用に関連する発作のリスクを低減する方法を含み、デキストロメトルファン-ブプロピオンの組み合わせを1日2回経口投与することを含み、この方法は、ブプロピオン150mg単独で同じ日数、1日2回ヒトに経口投与することと比較して、1)少なくともうつ病治療において有効であり、及び2)ヒトに発作のリスクを低減させることを特徴とする。
いくつかの実施形態は、うつ病を患っているヒトに、デキストロメトルファンおよびブプロピオンを1日2回経口で共投与することを含む、うつ病の治療におけるブプロピオンの治療効果を改善する方法を含み、この方法は、そのヒトにブプロピオン150mg単独で1日2回5週間経口投与することによって、その人のうつ病を治療することと比較してより有効であることを特徴とする。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせは、同量のデキストロメトルファンまたはブプロピオンを独立して経口投与することと比較して、より有効である。
いくつかの実施形態は、約90mg~約125gのブプロピオンを、約0.3mg/kg~約1mg/kgのデキストロメトルファンと組み合わせて、1日1回又は2回で少なくとも23日間、うつ病を患っているヒトに経口投与することを含む、うつ病の治療におけるブプロピオンの効果を改善する方法を含み、デキストロメトルファンと組み合わせたブプロピオンの経口投与は、デキストロメトルファン無しでブプロピオンを同じ用量で経口投与するよりも、うつ病の治療においてより効果的であることを特徴とする。
いくつかの実施形態は、少なくとも1つの抗うつ剤による治療が以前に成功しなかったうつ病を患うヒトを選ぶことと、デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療を1日1回又は2回、ヒトに少なくとも約5週間経口投与することと、を含み、デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療は約40mg~約70mgのデキストロメトルファンと約100mg~約140mgのブプロピオンとを含むことを特徴とする、治療抵抗性うつ病を治療する方法を含む。
いくつかの実施形態は、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンの組み合わせを、それを必要とするヒトに1日1回又は1日2回投与することを含む、うつ病の症状を迅速に緩和する方法を含み、ヒトは、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンの組み合わせが投与される最初の日から2週間以内に治療効果を感じることを特徴とする。
いくつかの実施形態は、治療を必要とするヒトにブプロピオンおよびデキストロメトルファンの組み合わせを1日1回又は1日2回投与することを含む、うつ病を治療する方法を含み、ヒトはアジア系であることを特徴とする。
いくつかの実施形態は、ニコチン中毒を患っている人に、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンの組み合わせを少なくとも21日間連続して毎日投与することを含む、タバコの喫煙に関連するニコチン中毒の治療方法を含み、その人がアドリブ(ad-lib)タバコ喫煙者であり、そのヒトにブプロピオン200mg~250mgとデキストロメトルファン80mg~140mgの合計量が毎日投与され、該方法は、同量のブプロピオンの単独投与より効果的である、ことを特徴とする。
ニコチン中毒の治療を含むいくつかの実施形態において、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンの組み合わせの投与は、1日に喫煙されるタバコの平均数の減少によって測定すると、ブプロピオン単独と比較してニコチン自己投与の強度において少なくとも20%より大きい減少をもたらす。
ニコチン中毒の治療を含むいくつかの実施形態において、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンの組み合わせの投与は、ブプロピオン単独と比較して、呼気一酸化炭素濃度において少なくとも10%より大きな減少をもたらす。
ニコチン中毒の治療を含むいくつかの実施形態において、ブプロピオンおよびデキストロメトルファンの組み合わせを1日2回、2等分して投与することにより、1週間、2週間、3週間、4週間、または本明細書に記載の別の時点のような特定の時点におけるニコチン自己投与の強度が、2分割投与のうちの一方を同じ時間投与することによって生じたであろう、又は組み合わせを投与しないことによって生じたであろう強度よりも大きく低減される。
図1は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目に投与した後、経時デキストロメトルファンの平均血漿中濃度のプロットである。 図2は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目のデキストロメトルファンの平均AUC0-12を示す。 図3は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目のデキストロメトルファンの平均AUC0-24を示す。 図4は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目のデキストロメトルファンの平均AUC0-infを示す。 図5は、デキストロメトルファンおよびブプロピオンと比べたデキストロメトルファン単独での対象への投与について8日目のデキストロメトルファンのAUCにおける倍率変化を示す。 図6は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について1日目および8日目のデキストロメトルファンの平均AUC0-12を示す。 図7は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について血漿濃度中の平均デキストロメトルファンを示す。 図8は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について1日目および8日目の平均デキストロメトルファン最大血漿濃度を示す。 図9は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について8日目の投与後の経時デキストロルファンの平均血漿濃度のプロットを示す。 図10は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について1日目および8日目の投与後の平均デキストロルファン最大血漿濃度を示す。 図11は、デキストロメトルファン単独、またはデキストロメトルファンおよびブプロピオンの対象への投与について1日目および8日目のデキストロルファンの平均AUC0-12を示す。 図12は、ヒト肝臓ミクロソームにおけるデキストロメトルファンの代謝の阻害に対する種々の抗うつ剤化合物の効果を示す。 図13は、ブプロピオン単独、またはデキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与された対象の6週間の投与期間中のベースラインからの平均MADRS総スコア変化の経時的なプロットである。 図14は、ブプロピオン単独、またはデキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与された対象について、6週間の投与期間中に経時的に寛解(MADRS≦10)を達成した対象の割合を示す図である。 図15は、実施例6に記載の対象についての、経時的なMADRS総スコアの減少を示すプロットである。 図16は、実施例6に記載の対象についての経時的な応答者のパーセンテージのプロットである。 図17は、実施例6に記載された対象についての、経時的な寛解における対象のパーセンテージのプロットである。 図18は、実施例7に記載の対象についての、ベースラインからのMADRS総スコアの経時的変化のプロットである。 図19は、実施例7に記載された対象についての、ベースラインからのQIDS-SR-16総スコアの経時的変化のプロットである。 図20は、実施例7に記載の対象について、寛解している(QIDS-SR-16スコア≦5)被験者のパーセンテージの経時的なプロットである。 図21は、実施例7に記載された対象についての、ベースラインからのMGH-CPFQの認知項目の経時的変化のプロットである。 図22は、実施例8に記載された対象についての、ベースラインからのCMAI総スコアの経時的変化のプロットである。 図23は、実施例8に記載された被験者についての、経時的なベースラインからのCMAI減少パーセントのプロットである。 図24は、実施例8に記載の対象についての、経時的なベースラインからCMAI減少≧30%の応答者のパーセンテージのプロットである。 図25は、Murrough(Journal of Affective Disorders 218(2017)277-283、図3A)で報告されたように、デキストロメトルファンとキニジンとの組み合わせ(DM/Q)と比較した、実施例10におけるDM/BUの臨床試験からのMADRSスコアのベースラインからの低減を示す。
いくつかの実施形態は、神経障害の治療を必要とする人に、治療的有効量のデキストロメトルファンと、治療的有効量のブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤とを投与することを含む神経障害を治療する方法を含む。
いくつかの実施形態は、神経障害を治療においてデキストロメトルファンの治療特性を増強する方法を含み、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤とを共投与することを含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの高代謝群であるヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法を含み、ヒトに、ブプロピオンのような抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンを共投与することを含む。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの代謝産物を阻害する方法を含み、ヒトにブプロピオンのような抗うつ剤化合物を投与することを含み、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、抗うつ剤と同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの排出半減期(T1/2)を増大する方法を含む、デキストロメトルファンの代謝産物寿命を増大する方法を含む。これらの実施形態は、ヒトに、ブプロピオンのような抗うつ剤化合物を投与することを含み得、ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、且つデキストロメトルファンは、抗うつ剤化合物と同時にヒトの身体に存在する。
いくつかの実施形態は、デキストロメトルファンの高代謝産物を補正する方法を含み、痛みの治療を必要とするヒトのような、前記補正を必要とするヒトにブプロピオンのような抗うつ剤化合物を投与することを含む。
いくつかの実施形態は、神経障害の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与と組み合わせて、ブプロピオンのような抗うつ剤化合物を投与することを含む神経障害の治療おけるデキストロメトルファンの治療特性を改善する方法を含む。
いくつかの実施形態は、神経障害の治療を必要とするヒトにブプロピオンのような抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンを組み合わせて投与することを含む神経障害を治療する方法を含む。
デキストロメトルファンと、例えばブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、または抗うつ剤化合物のプロドラッグのような抗うつ剤化合物との共投与は、1日、または2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、22日間、23日間、24日間、25日間、30日間、35日間、40日間、45日間、50日間、55日間、60日間、65日間、70日間、75日間、80日間、85日間、90日間、100日間、もしくはそれ以上の期間連続して1回以上起こる。いくつかの実施形態において、共投与は、少なくとも2日間連続して少なくとも毎日である。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、または抗うつ剤化合物のプロドラッグのような抗うつ剤化合物と、デキストロメトルファンとの共投与は、1日2回の共投与に先立って、1、2、3、4、5、6、又は7日間、1日1回行われてもよい。
デキストロメトルファンは以下の構造を含む。
Figure 2023519965000001
デキストロメトルファンは、咳抑制剤として使用されている。OTCモノグラフ[21CFR341.74]の下でFDAのデキストロメトルファン製品のラベル表示要件によると、デキストロメトルファンは、1日6回(4時間ごと)、1日4回(6時間ごと)、または1日3回(8時間ごと)投与されるべきである。OTCモノグラフ[21CFR341.74]にも、「用法は臭化水素酸デキストロメトルファンと同等である・・・経口投与は4時間ごとに10~20ミリグラム、6~8時間ごとに30ミリグラム、24時間で120ミリグラムを超えてはならない、または医師の指示による」と記載がある。
デキストロメトルファンは、ヒトの肝臓で超高速に代謝される。この超高速な肝代謝は、高代謝群である個人における全身薬物暴露を制限し得る。ヒトは、1)デキストロメトルファンの高代謝群-超高速にデキストロメトルファンを代謝するヒト、2)デキストロメトルファンの低代謝群-デキストロメトルファンをわずかにしか代謝しないヒト、または3)デキストロメトルファンの中間代謝群-デキストロメトルファンの代謝が高代謝群および低代謝群の間のどこかにあるヒトであり得る。デキストロメトルファンの高代謝群は、超高速代謝群でもあり得る。デキストロメトルファンの高代謝群は人口のかなりの部分である。例えば、デキストロメトルファンは、デキストロルファンに代謝され得る。
同じ経口投与量のデキストロメトルファンが与えられた場合、デキストロメトルファンの血漿濃度は、デキストロメトルファンの高代謝群と比較して低代謝群または中間代謝群において有意に高い。デキストロメトルファンの低血漿濃度は、デキストロメトルファンの高代謝群、および場合によっては中間代謝のための単剤としての臨床的有用性を制限し得る。ブプロピオンなどのいくつかの抗うつ剤を含む治療活性化合物は、デキストロメトルファンの代謝を阻害し、およびデキストロメトルファンの血漿濃度を上昇させ、それによりその治療効果を高め得る。同様に、抗うつ剤は、治療効果を失うことなく、1日2回の代わりに1日1回、1日3回の代わりに1日1回、1日4階の代わりに1日1回、1日3回の代わりに1日2回、または1日4回の代わりに1日2回のような少ない頻度でデキストロルファンを与えられるようにし得る。
デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、例えばブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との共投与は、デキストロメトルファンおよびデキストロルファンの作用機序または薬理学的特性を高め得る。デキストロメトルファンおよびデキストロルファンの作用機序としては、シグマ-1アゴニストおよびNMDAアンタゴニスト特性、カルシウムチャンネル遮断、ムスカリン結合、セロトニントランスポーター(5HTT)阻害およびミュー受容体増強が挙げられ得る。
いくつかの実施形態は、シグマ-1受容体、またはNMDA受容体を作動させ、それに拮抗し、またはそれを調節し、カルシウムチャネルを遮断し、ムスカリン受容体に結合し、セロトニントランスポーター(5HTT)を阻害し、またはミュー受容体を増強するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、例えばブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との共投与を含む。
デキストロメトルファンおよびデキストロルファンの薬理学的特性には、NMDA高親和性サイト、NMDR-2A、および機能的NMDR-2B受容体拮抗作用、シグマ-1刺激、推定mTOR活性化(シグマ-1刺激、ミュー増強、ベータアドレナリン受容体刺激、および5HTT阻害による)、推定AMPA受容体輸送(mTOR活性化、PCP拮抗作用、シグマ-1刺激、ベータ刺激、ミュー増強、および5HTT阻害による)、および樹状突起形成、紡錘体形成、シナプス形成、NMDA拮抗作用およびシグマ-1およびmTORシグナリングによるニューロンの生存が含まれ得る。いくつかの実施形態は、NMDA高親和性部位、NMDR-2A、機能的NMDR-2B受容体、シグマ-1受容体、推定mTOR受容体(シグマ-1の刺激、ミュー受容体の増強、ベータアドレナリン受容体の刺激、または5HTTの阻害などによる)、または推定AMPA受容体(例えば、mTORの活性化、PCP活性の拮抗、シグマ-1受容体の刺激、ベータアドレナリン作動性受容体の刺激、ミュー受容体の増強、または5HTTの阻害などによる)に結合し、それを作動させ、それに拮抗し、それを刺激し、それを活性化し、それを阻害する、それの輸送に影響を及ぼし、またはそれを調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、例えばブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物またはプロドラッグのような抗うつ剤との共投与を含む。いくつかの実施形態は、樹状突起形成、紡錘体形成、またはシナプス形成を引き起こし、増大し、低減し、またはそれを調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、例えばブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との共投与を含む。いくつかの実施形態は、NMDA拮抗作用および/またはシグマ-1および/またはmTORシグナリングによるニューロンの生存を引き起こし、増大し、低減し、または調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、例えばブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との共投与を含む。
デキストロメトルファンおよびデキストロルファンの薬理学的特性は、5HTTおよびノルエピネフリン輸送体阻害、シグマ-1刺激、NMDAおよびPCP拮抗作用、ならびにセロトニン5HT1b/d受容体が存在すればその刺激を含み得る。いくつかの実施形態は、5HTTおよび/もしくはノルエピネフリン輸送体、シグマ-1受容体、NMDAおよび/もしくはPCP受容体に結合し、それを作動させ、それに拮抗し、それを刺激し、それを活性化し、それを阻害し、それの輸送に影響を及ぼし、またはそれを調節し、および/もしくはセロトニン5HT1b/d受容体を刺激するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、例えばブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との共投与を含む。
デキストロメトルファンおよびデキストロファンのさらなる特性には、シナプス前アルファ-2アドレナリン受容体が存在すればその拮抗作用またはシナプス後アルファ-2刺激、ベータ刺激および可能なムスカリン性およびミュー拮抗作用が含まれ得る。いくつかの実施形態は、シナプス前アルファ-2アドレナリン受容体、シナプス後アルファ-2受容体、ベータアドレナリン受容体、ムスカリン受容体、またはミュー受容体に結合し、それを作動させ、それに拮抗し、それを刺激し、それを活性化し、それを阻害し、それの輸送に影響を及ぼし、それを調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、例えばブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との共投与を含む。デキストロメトルファンおよびデキストロルファンは、グリア細胞調節剤であり得る。いくつかの実施形態は、グリア細胞を調節するための、デキストロメトルファンまたはデキストロルファンと、例えばブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との共投与を含む。
疼痛または他の神経障害は、デキストロメトルファン血漿濃度を高め、又はデキストロメトルファンの生物学的利用能性を上昇させることによって、例えば、治療有効量のデキストロルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物のその代謝産物もしくはプロドラッグのような治療有効量の抗うつ剤化合物とを疼痛または他の神経障害の治療を必要とする人に投与することを含む方法によって、治療され得る。
デキストロルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって得られ得るような、高められたデキストロメトルファン濃度により、治療または増大した効能を伴って治療され得る神経障害の例は、限定されないが、感情障害、精神障害、脳機能障害、運動障害、認知症、運動ニューロン疾患、神経変性疾患、発作障害、および頭痛を含む。
高められたデキストロメトルファン濃度により、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせにより、治療され得る情動障害は、限定されないが、うつ病、大うつ病、治療抵抗性うつ病および治療抵抗性双極性うつ病、循環気質を含む双極性障害、季節性情動障害、気分障害、慢性うつ病(ディスチミア)、精神病性うつ病、産後うつ病、月経前不快気分障害(PMDD)、状況的うつ病、非定型うつ病、躁病、不安障害、注意欠陥障害(ADD)、多動を含む注意欠陥障害多動(ADDH)、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)、双極性および躁状態、強迫性障害、過食症、肥満または体重増加、ナルコレプシー、慢性疲労症候群、月経前症候群、物質中毒または乱用、ニコチン中毒、心理性的機能不全、仮性影響、および情緒不安定を含む。
うつ病は、うつ病の症状によって現れることがある。これらの症状には、気分の変化、激しい悲しみの感情、絶望、精神機能低下、集中力の低下、悲観的心配、焦燥、不安、過敏性、罪悪感、怒り、無価値感、無謀な行動、自殺念慮もしくは未遂、および/または自己卑下のような心理的変化が含まれる場合がある。うつ病の身体的症状には、不眠、拒食症、食欲不振、体重減少、体重増加、エネルギーと性欲との低下、疲労、落ち着きのなさ、痛み、疼痛、頭痛、けいれん、消化不良、および/またはホルモン分泌の概日リズムの異常が含まれる場合がある。
患者の中には、抗うつ薬のような薬物療法を行ったとしても、治療効果が不十分である、または全く治療効果が得られない者がいる。治療抵抗性うつ病(TRD)、または難治性うつ病は、少なくとも2種類の抗うつ薬を用いた治療に失敗した患者に、一般的に関連する病態である。TRDの診断の一部は、例えば現在のうつ病エピソードにおいて、抗うつ薬を十分な量、および十分な経過で投与しても十分な治療効果が得られないことである。TRDは、薬物/アルコール乱用または摂食障害のような他の医学的または心理学的疾患が併存するために、またはTRDが誤診されているために、治療がより困難な場合がある。TRD患者の中には、1、2、3、またはそれ以上の適切な抗うつ剤治療の試みに十分な反応が得られなかった、または1、2、3、またはそれ以上の先行する抗うつ剤治療に失敗した、もしくは十分な反応が得られなかった者がいる。いくつかの実施形態において、治療抵抗性うつ病の治療を受けている患者は、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上の抗うつ剤治療による治療に失敗している。
デキストロメトルファンの生物学的利用能もしくは血漿濃度を高めた治療、またはデキストロメトルファンと抗うつ剤(ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグなど)との併用により改善することができる治療効果の指標としては、これに限定されるものではないが、以下の、モンゴメリー・アスバーグうつ病評価尺度(MADRS)、生活の楽しさと満足度に関する質問票ショートフォーム、機能障害範囲ツール、シーハン障害尺度、患者評価副作用目録(PRISE)、コロンビア自殺重症度評価尺度(C-SSRS)、簡易抑うつ症状尺度-自己申告(QIDS-SR)、臨床全般印象度(CGI)尺度、マサチューセッツ総合病院の認知および身体機能質問票(CPFQ)、ハミルトンうつ病評価尺度17項目版(HAM-D17)、マサチューセッツ総合病院抗うつ薬治療反応質問票(MGF ATRQ)、簡易抑うつ症状尺度16項目版-自己申告(QIDS-SR16)、シーハン障害尺度(SDS)、臨床全般印象重症度(CGI-S)、臨床全般印象変化度(CGI-C)、ユーロQOL5件5水準(EQ-5D-5L)、患者全般的変化印象(PGIC)、全般性不安障害7項目(GAD-7)、臨床全般印象度改善度(CGI-I)、シーハン障害尺度(SDS)、簡易抑うつ症状尺度16項目版-自己申告(QIDS-SR16)、ハミルトン不安尺度(HAM-A)、マサチューセッツ総合病院認知・身体機能質問票(CPFQ)、CPFQ-認知サブスケール(4~7項目)、簡易精神症状評価尺度(BPRS)等、数字記号代用テスト(DSST)、レイ聴覚言語性学習タスク(RAVLT)、トレイルメイキングテスト(TMT)、ストループ色彩命名テスト(STROOP)、単純反応時間(SRT)、選択反応時間(CRT)等、がある。いくつかの実施形態では、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで人を治療することは、その人のスコアを、上記評価の1つにおいて、ベースライン又はプラセボと比較して、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、約10~20%、約20~30%、約30~40%、約40~50%、約5~15%、約15~25%、約25~35%、約35~45%、約45~55%、約50~60%、約60~70%、約70~80%、約80~90%、約90~100%改善(例えば、低減)させ得る。いくつかの実施形態において、改善は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態では、改善は、プラセボと比較される。
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせを投与することにより、迅速な治療効果、例えば、治療開始後約1週間以内、約2週間以内、約3週間以内、または約4週間以内をもたらす可能性がある。例えば、限定するものではないが、MADRS、生活の質の楽しみと満足度質問票ショートフォーム、機能障害範囲調査票、PRISE、C-SSSR、QIDS-SR)、CGI、CPFQ、HAM-D17、MGH ATRQ、CGI-S、CGI-C、EQ-5D-5L、PGIC、GAD-7、CGI-I、ADS、QIDS-SR16、HAM-A、CPFQ、CPFQ-認知サブスケール(4~7項)、BPRS、DSST、RAVLT、TMT、STROOP、SRT、CRT等を含む本明細書に記載の評価のいずれかにおける改善は、これらの期間内に観察される可能性がある。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファン、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせの高められた生物学的利用能の増強は、30分、1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、6~8時間、8~12時間、12時間、1日、1~7日、1週間、2週間、3週間、4週間、6週間、または8週間以内に作用開始する可能性がある。
本明細書に記載の治療から利益を得る可能性のある患者は、約18歳未満、約0~5歳、約5~10歳、約10~12歳、または約12~18歳の患者のような小児患者、約18~70歳、約18~65歳、約18~30歳、約10~20歳、約20~30歳、約30~40歳、約40~50歳、約50~60歳、約60~70歳、約70~80歳、約80~90歳、約30~50歳、約50~65歳の患者のような成人患者、65歳を超える、65~75歳、約75~90歳、又は90歳を超える患者のような高齢患者、および約41歳以上の患者を含む。
いくつかの実施形態において、例えばうつ病のタイプのためにデキストロメトルファンとブプロピオンの組み合わせで治療されるヒトは、アジア系であるか、またはアジア系であることが選択される。いくつかの実施形態では、例えばうつ病の種類のためにデキストロメトルファンとブプロピオンの組み合わせで治療されるヒトは、日本系である、または日本系であることが選択される。いくつかの実施形態では、例えばうつ病の種類のためにデキストロメトルファンとブプロピオンの組み合わせで治療されるヒトは、韓国系であるか、または韓国系であることが選択される。いくつかの実施形態において、例えばうつ病の種類のためにデキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療されるヒトは、中国系であるか、またはそうであることが選択される。アジア系、中国系、日本系、または韓国系であるという個人の帰属は、その個人による自己申告に基づいてもよい。これらのアジア系患者において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの併用は、ブプロピオン単独では有効でないうつ病の治療に有効である可能性がある。アジア系の患者は、他の民族または文化系の患者よりも重度のうつ病を患っている可能性があるため、このことは特に重要である可能性がある。
いくつかの実施形態において、ヒトは、精神病性または緊張性の特徴を有するうつ病エピソードを有さないか、又は有さないことが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトは、双極性障害(1型又は2型)および物質誘発性(例えば、抗うつ薬誘発性)躁病を含む躁病、軽躁病または混合エピソード、または軽躁/混合エピソードを有していない、又は有していないことが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトは、統合失調症、統合失調感情、または別の精神病性障害を有さないか、又は有さないことが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトは、広場恐怖症を伴う、もしくは伴わないパニック障害を有さないか、または有さないことが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトは、強迫性障害を有さないか、または有さないことが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトは、過食症または神経性食欲不振症を有しないか、又は有しないことが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトは、持続性神経認知障害を有さないか、または有さないことが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトは、治療前の6か月間、不安障害を有さないか、または有さないことが選択される。
いくつかの実施形態では、デキストロメトルファンとブプロピオンの組み合わせで、例えばうつ病のタイプのために治療されるヒトは、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fourth Edition, Text Revision(DSM-IV-TR)、Structured Clinical Interview for Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Clinical Trials Version SCID-5-CT による大うつ病障害との診断を受けているか、又は受けていることが選択される。いくつかの実施形態では、ヒトは現在、SCID-5-CTに基づく、精神病の特徴を伴わないMDDについてのDSM-5基準を満たす。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンの組合せで治療されるヒトは、例えば、うつ病のタイプのために、約8週間~約24ヶ月、約1~6ヶ月、約6~12ヶ月、約1~2年、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、少なくとも約4週間、少なくとも約6週間、少なくとも約2ヶ月、少なくとも約3ヶ月、少なくとも約4ヶ月、少なくとも約6ヶ月、少なくとも約9ヶ月、少なくとも約1年、少なくとも約18ヶ月、少なくとも約2年、約1~12週間、約3~6ヶ月、約6~9ヶ月、約9~12ヶ月、約12~18ヶ月、約18~24ヶ月約2~4年、約4~6年、約6~10年、約10~20年、またはそれ以上の期間続いた大うつ病エピソードに苦しんでいる、または苦しんでいることが選択される
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組合せで治療されるヒトは、例えば、うつ病のタイプのために、例えば、少なくとも1、少なくとも約2、少なくとも約3、少なくとも約4、少なくとも約5、少なくとも約10、少なくとも約15、少なくとも約20、少なくとも約30を含む大うつ病エピソードを有する、又は有することが選択され、少なくとも約20、少なくとも約20、少なくとも約30、又はそれ以上の大うつ病エピソード、例えば、少なくとも約10、少なくとも約40、少なくとも約40、少なくとも約40、少なくとも約30、又はそれ以上の大うつ病エピソード、例えば、少なくとも約15、少なくとも約15、少なくとも約40、少なくとも約40、少なくとも約30、又はそれ以上を有する。少なくとも約40、少なくとも約50、少なくとも約60、少なくとも約70、少なくとも約80、少なくとも約90、少なくとも約100、約1~5、約5~10、約10~20、約20~30、約30~40、約40~50、約50~60、約60~70、約70~80、約80~90、約90~100、又は約4~7の生涯うつ病エピソードを含む、約1~100またはそれ以上の、大うつ病エピソードのような生涯うつ病エピソードを有する、又は有していることが選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療される、例えばうつ病のタイプのために、現在のうつ病エピソード(例えば現在の大うつ病エピソード)における以前の抗うつ剤療法を含む1つ以上の以前の抗うつ剤療法、例えば1、2、3、4、5以上の以前の抗うつ剤療法に対して不十分な反応を有する、または有することが選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組合せで治療されるヒトは、例えばうつ病のタイプのため、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)、セロトニンノルエピネフリン再取り込み阻害剤(SNRI)またはブプロピオンなどを用いたバックグラウンド抗うつ療法を、少なくとも8週間、且つ適切な用量で、二重盲検治療期間に入る前に少なくとも4週間安定した用量で受けたことがあるか、又は受けていることが選択される。いくつかの実施形態では、抗うつ剤療法は、ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせによる治療と併用して継続される。
いくつかの実施形態では、例えばうつ病の種類のためにデキストロメトルファンとブプロピオンの組み合わせで治療されるヒトは、男性であるか、又は男性であることが選択される。いくつかの実施形態では、例えばうつ病の種類のためにデキストロメトルファンとブプロピオンの組み合わせで治療されるヒトは、女性であるか、または女性であることが選択される。
いくつかの実施形態では、例えばうつ病のタイプのために、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療されるヒトは、ボディマス指数が、約18~40kg/m、約18.5kg/m2、約18.5kg/m未満、約19kg/m、約19~24.9kg/m、約25kg/m、約25~29kg/m、約29kg/m、約29kg/mより多い、約18~22kg/m、約22~24kg/m、約24~26kg/m、約26~28kg/m、約28~30kg/m、約30~32kg/m、約32~34kg/m、約34~36kg/m、約36~38kg/m、約38~40kg/m、約18~26kg/m、約26~34kg/m、または約34~40kg/mのボディマス指数を有する、または有することが選択される。
MADRSは臨床医が評価する尺度である。MADRSは、前週における抑うつ症状を評価するために使用される。被験者は、罪悪感、悲しみ、倦怠感、悲観主義、内的緊張、自殺願望、睡眠または食欲の低下、焦燥、不安、体重減少、身体症状、集中困難、興味欠如の感情を評価する10項目で評価される。各項目は7点満点で採点される。0点は症状がないことを示し、6点は最大重症度の症状を示す。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療されるヒトは、例えば、うつ病のタイプのために、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約55、約20~25、約25~30、約30~35、約35~40、約40~45、約45~50、約50~55、約55~60、約25~35、約35~45、約45~60、約25~40、または約40~60のMADRSスコアを有する、または有するために選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせによる治療により、ベースライン又はプラセボと比較して、ヒトは、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、約10~20%、約20~30%、約30~40%、約40~50%、約50~60%、約60~80%、約80~90%、または約90~100%減少したMADRSスコアをヒトが有する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせによる治療により、ヒトは、34未満、約20~34、約7~19、約0~6、約30以下、約26以下、約25以下、約20以下、約17以下、約14以下、約12以下、約10以下、約8以下、約6以下、約5以下、約4以下、約3以下、約2以下、約1以下、約0以下、約0.1~6、約0.1~1、約1~2、約2~3、約3~4、約4~5、約5~6、約6~7、約7~8、約8~9、約9~10、約10~11、約11~12、約12~13、約13~14、約14~15、約15~16、約16~17、約17~18、約18~19、約19~20、約18~20、約0.1~3、約3~6、約6~9、約9~12、約12~14、約12~15、または約15~20のMADRSスコアを有する結果となる。
サブスケールMADRS-6は、うつ病の中核症状を表すと考えられているMADRSの10項目のうち、報告された悲しみ、明白な悲しみ、内面の緊張、倦怠感、感じられないこと、および悲観的思考という6項目に対する回答の合計である。MADRS-6スコアに含まれないMADRSの項目は、睡眠の減少、食欲の低下、集中力の欠如、および自殺念慮である。MADRSのスコアが高いほど、より重度のうつ病であることを示し、各項目は0~6のスコアである。全体のスコアは0~60の範囲である。質問項目は、以下の症状、1.明白な悲しみ、2.報告された悲しみ、3.内面の緊張、4.睡眠の減少、5.食欲の低下、6.集中力の欠如、7.倦怠感、8.感じることができない、9.悲観的思考、10.自殺念慮、に関する質問である。通常のカットオフポイントは、a)0~6:正常/症状なし、b)7~19:軽度のうつ病、c)20~34:中等度のうつ病、d)34以上:重度のうつ病、である。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンの組合せで治療されるヒトは、例えばうつ病のタイプのために、治療の開始前に、少なくとも約15、少なくとも約18、少なくとも約20、少なくとも約21、少なくとも約24、少なくとも約27、少なくとも約30、少なくとも約33、約15~18、約18~21、約21~24、約24~27、約27~30、約30~33、約30~34、約33~36、少なくとも約34、約7~19、約15~19、約15~24、約24~30、約20~34、または約30~36のMADRS-6スコアを有する、または有することが選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせによる治療により、ベースライン又はプラセボと比較して、ヒトが、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、又は少なくとも約50%、約10~20%、約20~30%、約30~40%、約40~50%、約50~60%、約60~80%、約80~90%、または約90~100%減少したMADRS-6スコアを有する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせによる治療により、ヒトが、約17以下、約15以下、約10以下、約8以下、約6以下、約5以下、約4以下、約3以下、約2以下、約1以下、約0.1~6、約0.1~1、約1~2、約2~3、約3~4、約4~5、約5~6、約6~7、約7~8、約8~9、約9~12、約12~15、約0.1~3、約3~6、約6~8、約6~9、または約9~15であるMADRS-6スコアを有する結果となる。
いくつかの実施形態において、例えばうつ病のタイプのため、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療されるヒトは、治療を開始する前に、2、4、または6であるMADRSにおける項目1(明白な悲しみ)のスコアを有する、又は有することが選択される。
いくつかの実施形態では、デキストロメトルファン及びブプロピオンの組み合わせによる治療により、ベースライン又はプラセボと比較して、ヒトは、MADRSの項目1のスコアが少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%減少する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせによる治療により、ヒトは、MADRSの項目1のスコアが約2以下の結果となる。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~4週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の終了時、第2週の開始もしくは終了時、第3週の開始もしくは終了時、第4週の開始もしくは終了時、第5週の開始もしくは終了時、第6週の開始もしくは終了時、第7週の開始もしくは終了時、第8週の開始もしくは終了時、第9週の開始もしくは終了時、第10週の開始もしくは終了時、第11週の開始もしくは終了時、第12週の開始もしくは終了時、第13週の開始もしくは終了時、第14週の開始もしくは終了時、第15週の開始もしくは終了時、第16週の開始もしくは終了時、または他の任意の時点において評価されることができる。いくつかの実施形態において、治療効果は、MADRSを使用して毎週評価される。
CGI-S尺度は、MDDの対象集団と比較して、対象の現在の精神疾患の状態の重症度を評価するために用いられる臨床医により評価され尺度である。対象は1~7の尺度で評価され、1は「正常な状態」を示し、7は「最も重症な病気の多い対象の中」を示す。CGI-Sは、精神疾患の評価について幅広い専門的な訓練と経験と積んだ者が実施することができる。可能な評価は、1)正常、全く病気ではない、2)境界の精神病的状態、3)軽度の病的状態、4)中等度の病的状態、5)著しい病的状態、6)重度な病的状態、7)最も重度な病的状態の患者の中、である。
いくつかの実施形態において、例えばうつ病のタイプのための、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療されるヒトは、少なくとも約3、少なくとも約4、少なくとも約5、少なくとも約6、約7、約3~7、約4~7、約3~4、約4~5、約5~6、または約6~7の臨床全般重症度(CGI-S)スコアを有する、又は有することが選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースラインまたはプラセボと比較して、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%のCGI-Sスコアが減少する結果となる。いくつかの実施形態において、低減は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、低減は、プラセボと比較される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、CGI-Sスコアにおける低下が少なくとも約1、少なくとも約2、少なくとも約3、少なくとも約4、少なくとも約5、約0.1~約6、約0.1~約1、約1~約2、約3~約3、約4~約5、約5~約6、約0.1~3、または約3~約6の結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~4週、第1~6週、第2~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始もしくは終了時、第2週の開始もしくは終了時、第3週の開始もしくは終了時、第4週の開始もしくは終了時、第5週の開始もしくは終了時、第6週の開始もしくは終了時、第7週の開始もしくは終了時、第8週の開始もしくは終了時、第9週の開始もしくは終了時、第10週の開始もしくは終了時、第11週の開始もしくは終了時、第12週の開始もしくは終了時、第13週の開始もしくは終了時、第14週の開始もしくは終了時、第15週の開始もしくは終了時、第16週の開始もしくは終了時、または他の任意の時点において評価されることができる。
患者評価尺度である16項目のQID-SR-16は、30項目の抑うつ症状尺度(IDS)の短縮版であり、抑うつ症状の重症度を評価するために設計されている。QID-SR-16は、大うつ病エピソードを診断するための基準となる症状領域を評価する。
QID-SRは、過去7日間における対象の抑うつ症状を評価するために使用されることができる。対象は、睡眠、悲しみの感情、食欲、体重変化、集中力、自己評価、自殺傾向、一般的な興味レベル、エネルギーレベル、精神運動遅延、および落ち着きのなさの10項目について症状の重さを報告する。各項目は4段階評価であり、0点は症状なし、3点は症状の重さが最大であることを表す。
QIDSの総スコアは、0~27点であり、5点以下はうつ病なしを示し、6~10点は軽度のうつ病を示し、11~15点は中度のうつ病を示し、16~20点は重度のうつ病を表し、総スコアが21点を超える総スコアは非常に重度のうつ病を示す。
いくつかの実施形態において、例えば、うつ病のタイプのために、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組合せで治療されるヒトは、治療を開始する前に、少なくとも約16、少なくとも約18、少なくとも約21、少なくとも約24、少なくとも約27、少なくとも約30、少なくとも約33、約16~18、約16~19、約16~20、約18~21、約21~24、約24~27、約15~21、または約21~27のQID-SR-16スコアを有する、又は有することが選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ベースライン又はプラセボと比較して、ヒトはQID-SR-16スコアが、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%低下する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせによる治療により、ヒトは、約6以下、約5以下、約4以下、約3以下、約2以下、約1以下、約0.1~6、約0.1~5、約0.1~1、約1~2、約2~3、約3~4、約4~5、約5~6、約0.1~3、または約3~6のQID-SR-16スコアを有する結果となる。治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
CGI尺度は臨床医が評価する尺度であり、治験責任医師が薬物治療の結果と考えるか否かにかかわらず、精神疾患の改善または悪化の合計を評価するために使用される。対象を1~7の尺度で評価し、1は対象が非常に改善したことを示し、7は対象が非常に悪化したことを示す。CGI-Iは、精神疾患の評価について幅広い専門的な訓練および経験を積んだ者が実施することができる。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせによる治療により、ヒトは、約3以下、約2以下、約1、約1~2、または約2~3でのCGI-Iスコアを有する結果となる。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
VAMSは、100mmの線で構成される患者により評価される気分尺度であり、線の両端では、例えば幸せおよび悲しみのような気分の極限が、悲しい顔と嬉しい顔のように、グラフィック、図式、または絵で表現される。線の両端は、気分の両極を表す単語でさらに固定されることもある。対象は、自分の気分を線上の印として評価するよう求められる。線上の距離が測定され、0~100の数値として計算される。対象は、毎日VAMSを完成させるよう求められることがある。
いくつかの実施形態において、例えば、うつ病のタイプのために、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせにより治療されるヒトは、少なくとも約40mm、少なくとも約50mm、少なくとも約60mm、少なくとも約70mm、少なくとも約80mm、少なくとも約90mm、約40~50mm、約50~60mm、約60~70mm、約70~80mm、約80~90mm、約90~100mm、約40~60mm、約60~80mm、または約80~100mmのVAMSスコアを持っている、または持っているために選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースラインまたはプラセボと比較して、VAMSスコアにおける少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%の減少を有する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせによる治療により、ヒトが、約50mm未満、約40mm未満、約30mm未満、約20mm未満、約10mm未満、約0~10mm、約10~20mm、約20~30mm、約30~40mm、約40~50mm、約0~25mm、または約25~50mmのVAMSスコアを有する結果となる。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~第4週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
コロンビア自殺重症度評価スケール(C-SSRS)は、自殺念慮と自殺行動の重症度を報告する臨床医評価尺度である。自殺念慮は5項目、1(死んでしまいたいという願望)、2(具体性はない積極的な自殺念慮)、3(自殺方法の考えはある(計画はない)が、実行する意思はない積極的な自殺念慮)、4(実行する意思が多少あるが、具体的計画はない積極的な自殺念慮)、5(具体的な計画および実行する意思がある積極的な自殺念慮)で分類される。C-SSRSは、最も深刻なタイプの観念の頻度、持続時間、制御可能性、抑止力、理由など、観念の強度に関する情報も収集する。自殺行動は5項目の尺度、0(自殺行為なし)、1(準備行為または行動)、2(中断した自殺企図)、3(中断された自殺企図)、4(実際の自殺企図)で分類される。複数の分類は、それらが別々のエピソードを表している場合に選択することができる。実際の自殺企図のみについては、最初の企図、最も致命的な企図、最近の企図について、実際の致死性または潜在的な致死性を分類する。
C-SSRSは、治療を受けている人が医療専門家に会うたびに実施されてもよい。C-SSRSは、最近の回想期間に沿って、対象の自殺念慮および行動の生涯の履歴について全て記入されてもよい。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースライン又はプラセボと比較して、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、又は少なくとも約50%のコロンビア自殺重症度評価スケール(C-SSRS)スコアの低下を有する結果になる。いくつかの実施形態では、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態では、減少は、プラセボと比較される。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~第4週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
シーハン障害尺度(SDS)は、患者の症状が次の3つの項目、仕事/学校、社会生活、および家族/家庭の責任、に及ぼす影響を測定するために用いられる自己評価手段である。3つの項目は、それぞれスコアは0から10までの範囲である。各領域が症状によってどの程度混乱したかを最もよく表す数字が、0(全くない)から10(非常にある)までの線上に記される。3つの項目または領域のそれぞれのスコアを点数を足すことで、0(障害なし)から30(高度障害)までのグローバルなSDSスコアとなり、3つの項目または領域を、集約してグローバルな機能障害を評価することができる。
いくつかの実施形態において、例えばうつ病のタイプのために、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療されるヒトは、各項目のSDS(0~10スケール)について、少なくとも約4、少なくとも約5、少なくとも約6、少なくとも約7、少なくとも約8、少なくとも約9であり、およびSDS合計スコアについて、少なくとも約5、少なくとも10、少なくとも約20、約10~15、約15~20、約20~25、または約25~30であるシーハン障害尺度(SDS)スコアを有する、または有することが選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースライン又はプラセボと比較して、SDSスコアが少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、又は少なくとも約50%減少する結果になる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~第4週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D、HRSD、HDRS、HAMD-17)は、臨床医が評価する尺度であり、17項目の尺度は、抑うつ、罪悪感、自殺傾向、不安、焦燥、洞察力のレベル、不眠のパターン、仕事および他の活動への興味の喪失、体重減少、心気症、および精神運動遅滞の程度に基づいて対象のうつ状態の評価を行うために用いられる。また、生殖器症状や身体症状の確認にも使用することができる。項目は、0~2スケールまたは0~4スケールで評価される。スコアが高いほど重症であることを示す。例えば、うつ病のHAM-Dスコアレベルが10~13の場合は軽度と理解され、14~17は軽度から中等度、>17の場合は中等度から重度と理解される。
いくつかの実施形態において、例えば、うつ病の種類のために、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療されるヒトは、治療を開始する前に、少なくとも約16、少なくとも約19、少なくとも約21、少なくとも約24、少なくとも約27、少なくとも約30、少なくとも約33、少なくとも約36、約16~19、約18~21、約21~24、約24~27、約27~30、約30~33、約33~36、約36~40、約15~24、約24~33、または約33~40、または40を超えるHAM-Dスコアを有する、または有するために選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースライン又はプラセボと比較して、HAM-Dスコアが少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%減少する結果になる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~第4週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。いくつかの実施形態において、治療効果は、HAM-Dを使用して毎週評価される。
MADRSスコアからHAM-Dスコアへの変換、またはその逆は、以下の表を用いて行うことができる。
Figure 2023519965000002

Figure 2023519965000003

Figure 2023519965000004

Figure 2023519965000005
ハミルトン不安尺度(HAM-A)は、臨床医が実施する尺度であり、14項目からなり、それぞれ0(不安はない)から4(非常に強い)までの5段階で評価される。可能性のある最も高い総スコアは56であり、最も重度の不安を表し、可能性のある最も低いスコアは0であり、不安がないことを表す。
いくつかの実施形態において、例えばうつ病のタイプのために、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組合せで治療されるヒトは、少なくとも約20、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約55、約20~25、約25~30、約30~35、約35~40、約40~45、約45~50、約50~56、約25~35、約35~45、約45~56、約25~40、または約40~56のハミルトン不安尺度(HAM-A)スコアを有する、又は有することが選択されている。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースラインまたはプラセボと比較して、HAM-Aスコアが少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%減少する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~第4週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
マサチューセッツ総合病院の認知および身体機能質問票(CPFQ)は、気分障害および不安障害における認知および実行機能障害の測定に用いられる7項目の患者により評価される尺度であり、うつ病の長期治療中に出現または持続し得る臨床的に関連した認知および身体症状を評価するために開発された。対象は、自分の身体的および認知的機能の認知された質を評定する。CPFQは、意欲/熱中度、覚醒/注意力、気力、集中/注意力、想起、言葉探す能力、冴え/頭の回転の7項目を個別に評価し、重症度が高くなるにつれ、1~6でスコア化される。CPFQの身体的側面は眠気と疲労とを評価し、認知的側面は無気力、不注意、物忘れ、言葉探しの困難さ、および精神的遅れを評価する。スコアが高いほど、より多くの障害があることを示す。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースライン又はプラセボと比較して、CPFQスコアが少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%減少する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースライン又はプラセボと比較して、CPFQ-認知サブスケール(4~7項目)スコアが少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%減少する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~第4週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
簡易精神症状評価尺度(BPRS)は、うつ病、不安、幻覚、および異常行動のような精神症状を測定するために開発された臨床医が実施する尺度である。各症状は、1(存在しない)から7(極めて重い)までの間で評価される。項目が評価されない場合は、0が入力され、分析から除外される。この尺度は、精神病性障害に精通し、評価に使用される構成概念を解釈できる臨床医によって実施されるべきである。第1因子(現実の歪み)の項目は、疑い深さ、幻覚的行動、および異常な思考内容である。
いくつかの実施形態において、例えば、うつ病のタイプのために、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせにより治療されるヒトは、開始時のスコアである簡易精神医学評価尺度(BPRS)-第1因子のスコアについて、少なくとも約3、少なくとも約4、少なくとも約5、少なくとも約6、約7、約3~7、約4~7、約4~5、約5~6、または約6~7を有する、又は有することが選択されている。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースライン又はプラセボと比較して、BPRS-第1因子のスコアが少なくとも約1、少なくとも約2、少なくとも約3、少なくとも約4、少なくとも約5、約0.1~約6、約0.1~約1、約1~2、約2~3、約3~約4、約4~約5、約5~約6、約0.1~3、または約3~6減少する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~第4週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
いくつかの実施形態において、例えばうつ病のタイプのために、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療されるヒトは、少なくとも約20、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約55、少なくとも約60、約20~25、約25~30、約30~35、約35~40、約40~45、約45~50、約50~55、約55~60、約60~63、約25~35、約35~45、約45~55、約55~63、約25~40、または約40~63のベックうつ病質問票(BDI)スコアを有する、または有することが選択される。
ベックうつ病調査票(BDI、BDI-1A、BDI-II)は、対象が過去1週間にどのように感じていたかについての21問の複数選択肢による自己報告式の調査票である。各質問には、強度に幅のある4つの可能性のある回答が設定されている。テストがスコア化される場合、各回答に0から3の値が割り当てられ、その総スコアを解説と比較して、うつ病の重症度を決定する。総スコアが高いほど、より重度のうつ病症状を示す。標準的なカットオフスコアは以下の、0~9:ごく軽度のうつ病、10~18:軽度のうつ病、19~29:中等度のうつ病、30~63:重度のうつ病を示す。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ヒトは、ベースライン又はプラセボと比較して、BDIスコアが少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%減少する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~第4週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
いくつかの実施形態において、例えばうつ病のタイプのため、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせで治療されるヒトは、少なくとも0.5mg/L、少なくとも1mg/L、少なくとも2mg/L、またはそれより高いC反応性タンパク質(CRP)レベルを有する、または有することが選択される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを投与することにより、ベースライン又はプラセボと比較して、ヒトはCRPレベルが少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、または少なくとも約50%改善する結果となる。いくつかの実施形態において、減少は、ベースラインと比較される。いくつかの実施形態において、減少は、プラセボと比較される。
治療効果は、任意の適切な時期、例えば、第1~2週、第1~3週、第1~第4週、第1~5週、第1~6週、第4~6週、第6~8週、第8~12週、第12~16週、第1週の開始時もしくは終了時、第2週の開始時もしくは終了時、第3週の開始時もしくは終了時、第4週の開始時もしくは終了時、第5週の開始時もしくは終了時、第6週の開始時もしくは終了時、第7週の開始時もしくは終了時、第8週の開始時もしくは終了時、第9週の開始時もしくは終了時、第10週の開始時もしくは終了時、第11週の開始時もしくは終了時、第12週の開始時もしくは終了時、第13週の開始時もしくは終了時、第14週の開始時もしくは終了時、第15週の開始時もしくは終了時、第16週の開始時もしくは終了時、またはその他の任意の時に評価されることができる。
上記のいくつかの評価のスコア間の変換は、以下の表に従って行うことができる。
Figure 2023519965000006
Figure 2023519965000007
Figure 2023519965000008

Figure 2023519965000009
Figure 2023519965000010
Figure 2023519965000011
Figure 2023519965000012
Figure 2023519965000013
Figure 2023519965000014
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いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせは、中枢神経系(CNS)障害の治療のためのマルチモーダル活性を有する新規かつ経口のNMDA受容体拮抗剤である。デキストロメトルファンは、グルタミン酸受容体モジュレータとしても知られる非競合的N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体アンタゴニストであり、現在利用可能なうつ病治療薬とは異なる作用機序で作用する新規の薬剤である。
デキストロメトルファンは、シグマ-1受容体アゴニスト、ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニスト、およびセロトニンとノルエピネフリンとのトランスポーター阻害薬でもある。ブプロピオンは、デキストロメトルファンの生物学的利用能を高めることができ、ノルエピネフリンおよびドーパミンの再取り込み阻害剤、およびニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニストである。デキストロメトルファンおよびブプロピオンは、ともにニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニストであり、ニコチン依存症に関連する機序を有する。したがって、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせは、禁煙治療に新たな作用機序をもたらす可能性がある。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせは、ニコチン中毒を治療するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせは、ヒトに1日1回または1日2回投与されてもよい。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせは、ヒトに1日2回投与されてもよい。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせは、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、少なくとも6週間、少なくとも1ヶ月、少なくとも2ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも4ヶ月、少なくとも5ヶ月、少なくとも6ヶ月、約6~12ヶ月、約1年、約2年またはそれより長く、1日1回または1日2回ヒトに投与されることができる。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせは、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、又はそれより長く、ヒトに1日2回投与され得る。
いくつかの実施形態において、喫煙者は、アドリブ(ad-lib)喫煙者であってもよく、またはアドリブ喫煙者であることが選択されてもよい。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせの投与前に、喫煙者は一日平均で、例えば、約10、約10~15、約10~17、約10~20、約11、約12、約13、約14、約15、約16、約17、約18、約19、約20、約20~25、約25~30、約30~40、約40~50本、またはそれより多くの本数のタバコを吸ってもよいし、吸うことが選択されてもよい。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせは、ニコチン中毒を治療するために使用することができ、組み合わせは、約30~100mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約35mg、約55mg、約65mg、約75mg、約85mgまたは約95mgのデキストロメトルファンを遊離塩基形態又は塩形態で含んでいる。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンは、HBr塩の形態である。
いくつかの実施形態では、デキストロメトルファンとブプロピオンの組み合わせは、ニコチン中毒を治療するために使用されてもよく、この組み合わせは、約100~200mg、約100~150mg、約150~200mg、約100~110mg、約110~120mg、約120~130mg、約130~140mg、約140~150mg,約150~160mg、約160~170mg、約170~180mg、約180~190mg、約190~200mg、約105mg、約115mg、約125mg、約135mg、約145mg、約150mg、約155~165mg、約165~175mg、約175~185mg、または約185~195mgのブプロピオンを、遊離基形態又は塩形態で含有する。いくつかの実施形態において、ブプロピオンは、HCl塩の形態である。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせのヒトへの投与は、毎日の喫煙日記を介して評価される、1日当たりに喫煙されたタバコの本数を用いて測定される喫煙強度の低減をもたらす。
デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせによるヒトへの治療は、例えば、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、3ヶ月、4ヶ月、6ヶ月、又はそれより長い期間にわたって、ブプロピオン単独と比較して1日に喫煙するタバコの平均本数を、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、約5~10%、約10~15%、約15~20%、約20~25%、約25~30%、10~20%、約20~30%、約30~40%、約40~50%、約50~60%、約60~80%、約80~100%、約20%、約25%大きく、約30%、又は約50%減少させる。
デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを用いたヒトの治療は、1日当たり少なくとも1本、少なくとも2本、少なくとも3本、少なくとも4本、少なくとも5本、少なくとも6本、少なくとも7本、少なくとも8本、少なくとも9本、少なくとも10本、少なくとも15本、少なくとも20本、約8~9本、約8~10本、約10~15本、約15~20本、約25本、またはそれより多い本数のタバコの平均削減量をもたらす。
デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを用いたヒトへの治療は、喫煙者が、ブプロピオン単独で治療した者と比較して、喫煙強度の生化学的マーカーである呼気一酸化炭素レベルにおいて、50%以上の減少を経験する喫煙者の割合を、例えば、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、約35%、約50%、約60%、約60~80%、約80~90%、約90~100%多くする。
デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを用いたヒトへの治療は、デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせの一方又は両方の投与を欠いた者と比較して、投与当日に少なくとも1本、または約1~2本のタバコの減少をもたらし、翌日には少なくとも1本、少なくとも2本、約1~2本または約2~3本のタバコの減少がもたらされる。
デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせを用いたヒトへの禁煙治療は、ブプロピオン単独に対する改善の大きさが、同様の設計の試験において承認された禁煙治療薬であるバレニクリンについて報告されたプラセボに対する改善と同程度であるという結果をもたらす。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンの生物学的利用能の増強、又はデキストロメトルファンとブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、又はこれらの化合物の代謝物若しくはプロドラッグなどの抗鬱剤の組み合わせは、TRDを含む本明細書に記載される任意の状態の治療のための補助療法として使用され得る。例えば、補助療法は、別の抗うつ剤と組み合わせて使用され得、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、クロミプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、ミアンセリン、イミプラミン、2-クロロイミプラミン、アミトリプチリン、アモキサピン、デシプラミン、プロトリプチリン、トリミプラミン、ノルトリプチリン、マプロチリン、フェネルジン、イソカルバジド、トラニルシプロミン、パロキセチン。トラゾドン、シタロプラム、セルトラリン、アリロキシインダナミン、ベナクチジン、エスシタロプラム、フルボキサミン、ベンラファキシン、デスベンラファキシン、デュロキセチン、ミルタザピン、ネファゾドン、セレギリン、シブトラミン、ミルナシプラン、テソフェンシン。ブラソフェンシン、モクロベミド、ラサジリン、ニラミド、イプロニアジド、イプロクロジド、トロキサトン、ブトリプチリン、ドスレピン、ジベンゼピン、イプリンドール、ロフェプラミン、オポピラモール、ノルフルオキセチン、ダポキセチン、ケタミン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグ、またはこれらの化合物の薬学的に許容される塩が挙げられる。
いくつかの実施形態において、TRDは、デキストロメトルファンの生物学的利用能もしくは血漿濃度の増強によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの代謝物もしくはプロドラッグのような抗鬱剤と、の組み合わせによって治療されてもよく、少なくとも約5%の少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、最大約100%のうつ病症状の低減、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の他の低減をもたらすことができる。
デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって得られるような、デキストロメトルファンの高められた血漿濃度によって治療され得る精神障害は、限定されないが、恐怖症、全般性不安障害、社会不安障害、パニック障害、広場恐怖症、強迫性障害、および心的外傷後ストレス障害(PTSD)を含むがこれらに限定されない不安障害、躁病、躁うつ病、軽躁病、単極性うつ病、うつ病、ストレス障害、身体表現性障害、人格障害、精神病、統合失調症、妄想性障害、統合失調性感情障害、統合失調症傾向、攻撃性、アルツハイマー病における攻撃性、焦燥、ならびにアルツハイマー病における焦燥を含む。
アルツハイマー型認知症では、病状の進行に伴い、焦燥が生じる。焦燥は、不適切な言語的、感情的、および/または身体的行動として現れる場合がある。不適切な行動には、これらに限るものではないが、支離滅裂な喃語、不適切な感情的反応、注意を引くための要求、脅迫、過敏性、欲求不満、叫び、反復的な質問、気分変動、罵倒、暴言、身体の暴発感情的苦痛、落ち着きのなさ、細切れ、睡眠障害、妄想、幻覚、歩き回る、徘徊、探す、あさる、体の動きを繰り返す、ため込む、影を作る、叩く、ひっかく、噛み付く、戦闘的、多動、および/または蹴ることが含まれる場合がある。
いくつかの実施形態において、アルツハイマー病における焦燥は、デキストロメトルファンの血漿濃度の増強によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの任意の化合物の代謝物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤と、の組み合わせによって、によって治療されてもよく、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、最大で約100%の焦燥に関連する症状の低減をもたらす、またはこれらの任意の値によって区切られた範囲内の他の低減をもたらす可能性がある。
アルツハイマー型認知症(AD)は、認知機能の低下と、焦燥を含む行動および心理症状を特徴とする進行性の神経変性疾患である。ADは最も一般的な認知症であり、米国では推定600万人が罹患しており、この数は2050年までにおよそ1400万人に増加すると予測されている。焦燥は、AD患者の最大70%にみられ、感情的苦痛、攻撃的行動、破壊的な過敏性、および脱抑制を特徴とする。AD患者において、焦燥の管理が優先である。AD患者の焦燥は、介護者の負担の増加、機能の低下、認知機能の低下の促進、老人ホームへの早期入居、および死亡率の上昇と関連する。現在、AD患者の焦燥の治療法としてFDAが承認している治療法はない。
デキストロメトルファンの生物学的利用能もしくは血漿濃度を高めた治療によって、またはデキストロメトルファンとブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリスロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝物若しくはプロドラッグなどの抗うつ薬の併用によって、改善することができる治療効果の指標は、以下に限定されるものではないが、神経精神目録-臨床医(NPI-C)の評価尺度の全体および全ての領域、神経精神症状評価-臨床医(NPI-C)の評価尺度の焦燥領域、コーヘン・マンスフィールド焦燥評価表(CMAI)、コーネル認知症抑うつ尺度(CSDD)、神経精神症状評価(NPI焦燥/攻撃性領域)、併用薬(併用薬の使用頻度)、アルツハイマー病共同研究-日常生活動作目録(ADCS-ADL)、無関心領域を含む神経精神症状評価(NPI)個別領域およびNPIトータルスコア、NPI焦燥/攻撃性介護者の苦痛、修正アルツハイマー病共同研究-臨床全般印象度焦燥の変動(mADCS-CGIC Agitation)、患者全般印象変動(PGIC)(介護者による評価)、認知症の生活の質(DEMQOL)、生活の質-アルツハイマー病の尺度(AoL-AD)、ゼリット負担尺度、認知症の資源利用(RUDE)、アルツハイマー病評価尺度-認知サブスケール(ADAS-Cog)、ミニメンタルエステート検査(MMSE)、介護者緊張指数(CSI)、神経精神症状評価(NPI)の個別領域、神経精神症状評価(NPI)総スコア、神経精神症状評価(NPIの焦燥/攻撃性領域)、神経精神症状評価(NPI領域の介護者苦痛)等、を含む。
デキストロメトルファンの高められた生物学的利用能もしくは血漿濃度によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって、治療され得る物質中毒乱用は、限定されないが、コカインへの薬物依存、中毒、精神刺激薬(例えば、クラック、コカイン、スピード、メタ)、ニコチン、アルコール、オピオイド、抗不安薬や睡眠薬、大麻(マリファナ)、アンフェタミン、幻覚剤、フェンシクリジン、揮発性溶媒、および揮発性亜硝酸塩を含む。ニコチン中毒は、喫煙タバコ、葉巻および/またはパイプのような全ての既知の形態のニコチン中毒、ならびに噛みタバコ中毒を含む。
デキストロメトルファンの高められた生物学的利用能もしくは血漿濃度によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る脳機能障害は、限定されないが、老人性認知症、アルツハイマー型認知症、記憶喪失、健忘症/健忘症候群、てんかん、意識障害、昏睡、注意の低下、言語障害、音声のけいれん、パーキンソン病、レノックス・ガストー症候群、自閉症、多動症候群、および統合失調症のような知的障害を含む障害を含む。脳機能障害はまた、限定されないが、脳卒中、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化症、脳静脈血栓症、頭部外傷等であって、その症状は、意識障害、老人性痴呆症、昏睡、注意の低下、および言語障害を含むような症状のものを含む、脳血管疾患によって引き起こされる障害を含む。
デキストロメトルファンの高められた生物学的利用能もしくは血漿濃度によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る運動障害は、限定されないが、アカシジア、無動、関連する運動、アテトーゼ、運動失調、バリズム、ヘミバリズム、動作緩慢、脳性麻痺、舞踏病、ハンチントン病、リウマチ性舞踏病、シデナム舞踏病、ジスキネジー、遅発性ジスキネジー、ジストニア、眼瞼痙攣、痙性斜頸、ドーパミン応答性ジストニア、パーキンソン病、下肢静止不能症候群(RLS)、振戦、本態性振戦、およびトゥレット症候群、およびウィルソン病を含む。
デキストロメトルファンの高められた生物学的利用能もしくは血漿濃度によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る痴呆は、限定されないが、アルツハイマー病、パーキンソン病、血管性認知症、レビー小体を有する痴呆症、混合型認知症、前頭側頭認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病、正常圧水頭症、ハンチントン病、ウェルニッケ・コルサコフ症候群、およびピック病を含む。
デキストロメトルファンの高められた生物学的利用能もしくは血漿濃度によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る運動ニューロン疾患は、限定されないが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、進行性球麻痺、原発性側索硬化症(PLS)、進行性筋萎縮症、ポリオ後症候群(PPS)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、脊髄性筋萎縮症、テイ・サックス病、サンドホフ病、および遺伝性痙性対麻痺を含む。
デキストロメトルファンの高められた生物学的利用能もしくは血漿濃度によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る神経変性疾患は、限定されないが、アルツハイマー病、プリオン関連疾患、小脳性運動失調症、脊髄小脳変性症(SCA)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、延髄性筋萎縮症、フリードライヒ失調症、ハンチントン病、レビー小体病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALSまたはルー・ゲーリック病)、多発性硬化症(MS)、多系統萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群、大脳皮質基底核変性症、進行性核上性麻痺、ウィルソン病、メンケス病、副腎白質ジストロフィー、皮質下梗塞および白質脳症(CADASIL)を伴う脳常染色体優性動脈症、筋ジストロフィー、シャルコー・マリー・トゥース(CMT)、家族性痙性対麻痺、神経線維腫症、オリーブ橋小脳萎縮または変性症、線条体黒質変性症、ギラン・バレー症候群、および痙性対麻痺を含む。
デキストロメトルファンの高められた生物学的利用能もしくは血漿濃度によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る発作障害は、限定されないが、てんかん発作、非てんかん性発作、てんかん、熱性けいれん、単純部分発作、ジャクソン発作、複雑部分発作、および持続性部分てんかんを含むがこれらに限定されない部分発作、全身性強直間代発作、欠神発作、脱力発作、ミオクローヌス発作、若年性ミオクローヌス発作、および乳児痙攣を含むがこれらに限定されない一般化された発作、およびてんかん重積状態を含む。
デキストロメトルファンの高められた生物学的利用能もしくは血漿濃度によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって治療され得る頭痛の種類は、限定されないが、片頭痛、緊張、およびクラスタ頭痛を含む。
デキストロメトルファンの高められた生物学的利用能もしくは血漿濃度によって、またはデキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせによって治療され得るその他の神経障害は、レット症候群、自閉症、耳鳴り、意識障害の乱れ、性的機能不全、難治性の咳、ナルコレプシー、脱力発作、外転筋痙攣性発声障害、内転筋痙攣性発声障害、筋肉の緊張の発声障害、およびボーカル振戦を含むがこれらに限定されない制御されない喉頭筋痙攣による音声障害、糖尿病性神経障害、メトトレキサート神経毒性のような化学療法誘発性神経毒性、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、および便失禁を含むがこれらに限定されない失禁、および勃起不全を含む。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせは、痛み、関節痛、鎌状赤血球症に関連する痛み、情動調節障害、うつ病(治療抵抗性うつ病を含む)、記憶および認知症に関連する障害、統合失調症、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、レット症候群、発作、咳(慢性の咳を含む)などの治療に用いられ得る。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグなどの抗うつ剤との組み合わせを治療不応性うつ病の治療に使用することができる。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との組み合わせは、アロディニアの治療に用いられ得る。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグなどの抗うつ剤との組み合わせを治療不応性痛覚過敏の治療に使用することができる。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグなどの抗うつ剤との組み合わせを皮膚炎の治療に使用することができる。
デキストロルファンの痛み緩和特性は、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤とをデキストロメトルファンとともに共投与することを含む方法により増強され得る。
ブプロピオンの痛み緩和特性は、デキストロメトルファンを、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグと一緒に共投与することを含む方法により増強され得る。
いくつかの実施形態において、ケタミンまたは他のNMDA受容体アンタゴニストは、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグなどの抗うつ剤と投与され得る。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンおよびキニジンは、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグなどの抗うつ剤と共投与され得る。
これらの方法は、限定されないが、筋骨格系疼痛、神経因性疼痛、癌関連疼痛、急性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、関節炎痛、複合性局所疼痛症候群などを含む任意のタイプの痛みを治療または緩和を与えるために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝産物またはプロドラッグとデキストロメトルファンとの共投与は、炎症に関連する疼痛を含むクローン病などの炎症または炎症状態を治療または軽減するために使用され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝産物またはプロドラッグとデキストロメトルファンとの共投与は、乾癬、癌、ウイルス感染の治療に、または多発性骨髄腫のアジュバント治療として用いることができる。
筋骨格系疼痛の例は、腰痛(すなわち腰仙痛み)、原発性月経困難症、および関節リウマチに関連する痛み、若年性関節リウマチ、変形性関節症、強直性脊椎炎を含む軸性脊椎関節炎のような関節痛、椎骨クラッシュ骨折に関連する痛み、線維性異形成、骨形成不全症、骨のパジェット病、一時的な骨粗鬆症、股関節の一時的な骨粗鬆症等を含む。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンのような抗うつ剤との組み合わせは、腰痛、関節リウマチに関連する疼痛、若年性関節リウマチ、変形性関節症、びらん性変形性関節症、血清陰性(非リウマチ様)関節症、非関節リウマチ、関節周囲障害、強直性脊椎炎を含む軸索脊椎関節症、パジェット病、線維性異形成、SAPHO症候群、一時的な股関節の変形性関節症、椎骨圧迫骨折(vertebral crush fractures)、骨粗鬆症などを含む筋骨格痛を緩和するために経口投与され得る。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンのような抗うつ剤との組み合わせは、筋骨格痛、関節炎痛および複合型局所疼痛症候群を含む炎症性疼痛を緩和するために投与され得る。
関節炎は、疼痛と関連し得る炎症性関節疾患を指す。関節炎の痛みの例としては、変形性関節症、びらん性変形性関節症、リウマチ性関節炎、若年性リウマチ性関節炎、血清陰性(非リウマチ様)関節症、非関節リウマチ、関節周囲障害、シャルコーの足を含む神経因性関節症、強直性脊椎炎を含む軸索脊椎関節症、SAPHO症候群に関連する疼痛を含む。
いくつかの実施形態において、デキストロルファンとブプロピオンのような抗うつ剤との組み合わせは、慢性筋骨格痛の治療に用いられ得る。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプロピオンのような抗うつ剤との組み合わせは、複合型局所疼痛症候群I型(CRPS-I)、複合型局所疼痛症候群II型(CRPS-II)、CRPS-NOS、または他のタイプのCRPSなどの複合型局所疼痛症候群を緩和するために投与され得る。CRPSは炎症性疼痛の一種である。CRPSはまた、神経障害成分を有し得る。複合型局所的疼痛症候群は衰弱性疼痛症候群である。浮腫、自律神経、運動および感覚変化を伴いうる四肢の重度の痛みを特徴とする。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプレピオンのような抗うつ剤との組み合わせは、神経因性疼痛を緩和するために経口投与され得る。
神経因性疼痛の例は、糖尿病性末梢神経障害、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛、モノラディキュロパシー(monoradiculopathies)、幻肢痛、中枢性疼痛等を含む。神経因性疼痛の他の原因は、癌関連疼痛、腰部神経根圧迫、脊髄損傷、脳卒中後疼痛、中枢多発性硬化症痛、HIV関連神経障害、放射線療法または化学療法関連神経障害等を含む。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンとブプレピオンのような抗うつ剤との組み合わせは、線維筋痛症を緩和するために経口投与され得る。
用語「治療する」または「治療」は、ヒトまたは他の動物における疾患の診断、治癒、緩和、治療、もしくは予防、またはさもなくばヒトもしくは他の動物の体の構造もしくは任意の機能に影響を与えるいずれかの活動を含む。
任意の抗うつ剤は、デキストロメトルファンの治療特性を改善するために、デキストロメトルファンと組み合わせて使用し得る。デキストロメトルファンおよび抗うつ剤化合物は、別々の組成物もしくは投与形態で投与され得るか、または両方を含む単一の組成物もしくは投薬形態で投与され得る。
キニジンは、デキストロメトルファンの血漿濃度を増強させるためにデキストロメトルファンと共投与することができる。キニジンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、および非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)の組み合わせについて、キニジンは1日あたり、約1~1000mg、1~10mg、10mg、約5mg、約4.5、約1~3mg、約2~4mg、約3~5mg、約4~6mg、約5~7mg、約6~8mg、約7~9mg、約8~10mg、約9~11mg、約10~12mg、約4. 5mg、20mg、30mg、30~100mg、約40mg、約50mg、約60mg、約70mg、約80mg、約90mg、約10~30mg、約30~50mg、50~70mg、約10~90mgの投与量、またはこれらの数値に区切られる範囲における任意の投与量である。
デキストロルファンと共投与され得る抗うつ剤組成物は、限定されないが、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、クロミプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、ミアンセリン、イミプラミン、2-クロミプラミン、アミトリプチリン、アモキサピン、デシプラミン、プロトリプチリン、トリミプラミン、ノルトリプチリン、マプロチリン、フェネルジン、イソカルボキサジド、トラニルシプロミン、パロキセチン、トラゾドン、シタロプラム、セルトラリン、アリールオキシインダンアミン、ベナクチジン、エスシタロプラム、フルボキサミン、ベンラファキシン、デスベンラファキシン、デュロキセチン、ミルタザピン、ネファゾドン、セレギリン、シブトラミン、ミルナシプラン、テソフェンシン(tesofensine)、ブラソフェンシン(brasofensine)、モクロベミド、ラサギリン、ニアラミド、イプロニアジド、イプロクロジド、トロキサトン、ブトリプチリン、ドスレピン、ジベンゼピン、イプリンドール、ロフェプラミン、オピプラモール、ノルフルオキセチン、ダポキセチン、ケタミンなど、またはこれらの化合物の任意の代謝産物もしくはプロドラッグ、またはこれらの化合物の任意の薬学的に許容可能な塩を含む。
ケタミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、および非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)の組み合わせについて、ケタミンは1日あたり約0.01~0.2mg、約0.2~0.4mg、約0.4~0.6mg、約0.6~0.8mg、約0.8~1mg、約1~1.2mg、約1.2~1.4mg、約1.4~1.6mg、約1.6~1.8mg、約1.8~2mg、約2~2.2mg、約2.2~2.4mg、約2.4~2.6mg、約2.6~2.8mg、約2.8~3mg、約3~3.2mg、約3.2~3.4mg、約3.4~3.6mg、約3.6~3.8mg、約3.8~4mg、約3.9~4.1mg、約4~4.2mg、約0.2~0.4mg、約0.2~0.6mg、約0.2~0.8mg、約0.2~1mg、約0.2~1.2mg、約0.2~1.4mg、約0.2~1.6mg、約0.2~1.8mg、約0.2~2.0mg、0.2~2.5mg、約0.2~3.0mg、約0.2~3.5mg、約0.2~4.0mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約10~500mg、約50~400mg、約50~300mg、約100~250mg、約1~10mg、約10~200mg、約10~150mg、約10~100mg、約10~180mg、約10~160mg、約10~140mg、約10~120mg、約10~100mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約25mg、約50mg、約100mg、約250mgの投与量、またはこれらの任意の値で区切られた範囲の任意の投与量で投与することができる。
テソフェンシンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、および非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、テソフェンシンは、1日あたり約0.1~0.2mg、約0.1~0.3mg、約0.1~0.4mg、約0.1~0.5mg、約0.1~0.6mg、約0.1~0.7mg、約0.1~0.8mg、約0.1~0.9mg、約0.1~0.1mg、約0.1~0.12mg、約0.01~0.2mg、約0.1~0.3mg、約0.2~0.4mg、約0.3~0.5mg、約0.4~0.6mg、約0.5~0.7mg、約0.6~0.8mg、約0.7~0.9mg、約0.8~1mg、約0.9~1.1mgの投与量、またはこれらの任意の値のいずれかで区切られた範囲内の任意の投与量で投与することができる。
ブラソフェンシン及びデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、および非重水素変性デキストロメトルファンを含む)の組み合わせについて、ブラソフェンシンは、1日あたり約0.01~0.2mg、約0. 2~0.4mg、約0.4~0.6mg、約0.6~0.8mg、約0.8~1mg、約1~1.2mg、約1.2~1.4mg、約1.4~1.6 mg、約1.6~1.8mg、約1.8~2mg、約2~2.2mg、約2.2~2.4mg、約2.4~2.6mg、約2.6~2.8mg、約2.8~3mg、約3~3.2mg、約3.2~3.4mg、約3.4~3.6mg、約3.6~3.8mg、約3.8~4mg、約3.9~4.1mg、約4~4.2mg、約0.2~0.4mg、約0.2~0.6mg、約0.2~0.8mg、約0.2~1mg、約0.2~1.2mg、約0.2~1.4mg、約0.2~1.6mg、約0.2~1.8mg、約0.2~2.0mg、0.2~2.5mg、約0.2~3.0mg、約0.2~3.5mg、約0.2~4.0mgの投与量で、またはこれらの任意の値のいずれかで区切られた範囲内の投与量で、投与されることができる。
クロミプラミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、および非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)の組み合わせについて、クロミプラミンは、1日あたり約10~500mg、約50~400mg、約50~300mg、約100~250mg、約1~10mg、約10~200mg、約10~150mg、約10~100mg、約10~180mg、約10~160mg、約10~140mg、約10~120mg、約10~100mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~350mg、約350~400mg、約25mg、約50mg、約100mg、約250mgの投与量で、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ドキセピンとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、および非重水素変性デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ドキセピンは、1日あたり約1~500mg、約1~10mg、約1~40mg、約1~30mg、約1~20mg、約1~18mg、約1~16mg、約1~14mg、約1~12mg、約1~10mg、約10~150mg、約10~125mg、約10~100mg、約10~75mg、約10~70mg、約10~60mg、約10~50mg、約10~40mg、約10~30mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの投与量で、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
フルオキセチンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、および非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、フルオキセチンは、1日あたり約1~10mg、約5~15mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約20mg、約60mg、約100mg、約150mgの投与量で、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ミアンセリンとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素変性デキストロメトルファンを含む)の組み合わせについて、ミアンセリンは、1日あたり約1~300mg、約1~90mg、約1~60mg、約1~30mg、約1~25mg、約1~20mg、約1~15mg、約1~10mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約30mg、約60mg、約90mg、約120mg、約150mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
イミプラミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、イミプラミンは、1日あたり約1~10mg、約5~150mg、約5~125mg、約5~100mg、約5~75mg、約5~60mg、約5~50mg、約5~40mg、約5~30mg、約5~25mg、約5~20mg、約5~15mg、約10~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
2-クロロイミプラミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、2-クロロイミプラミンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
アミトリプチリンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、アミトリプチリンは1日あたり約1~10mg、約5~100mg、約5~70mg、約5~60mg、約5~50mg、約5~40mg、約5~35mg、約5~30mg、約5~25mg、約5~20mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約10mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
アモキサピンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、および非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)について、アモキサピンは、1日あたり約1~10mg、約10~20mg、約10~300mg、約10~250mg、約10~200mg、約10~150mg、約10~120mg、約10~100mg、約10~80mg、約10~60mg、約10~40mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約500~600mg、約600~700mg、約700~800mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
デシプラミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、デシプラミンは、1日あたり約1~10mg、約1~15mg、約10~20mg、約10~25mg、約10~30mg、約10~40mg、約10~50mg、約10~60mg、約10~70mg、約10~80mg、約10~90mg、約10~100mg、約10~120mg、約10~140mg、約10~150mg、約10~180mg、約10~200mg、約20~30mg、約20~40mg、約30~40mg、約40~50mg、約40~60mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約90~110mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約180~220mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約280~320mg、約300~350mg、約350~400mg、約100~200mg、約25~100mg、約25mg、約50mg、約100mg、約200mg、約250mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
プロトリプチリンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、プロトリプチリンは、1日あたり約5~100mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約15~60mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約20mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
トリミプラミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせの場合、トリミプラミンは、1日あたり、約20~300mg、約1~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~100mg、約5~125mg、約5~150mg、約10~20mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約100~200mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約180~220mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約10mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ノルトリプチリンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ノルトリプチリンは、1日あたり約1~5mg、約5~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~100mg、約5~125mg、約5~150mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約20~30mg、約25~30mg、約30~35mg、約30~50mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~150mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約80~120mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約20mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
マプロチリンとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン及び非重水素変性デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、マプロチリンは、1日あたり、約1~5mg、約5~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~100mg、約5~125mg、約5~150mg、約10~15mg、約10~250mg、約10~75mg、約10~50mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約60~90mg、約65~70mg、約70~75mg、約75~80mg、約80~85mg、約80~120mg、約85~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約100~150mg、約120~125mg、約125~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~225mg、約210~240mg、約200~250mg、約10mg、約25mg、約30mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約225mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
フェネルジンとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素変性デキストロメトルファンを含む)の組み合わせについて、フェネルジは、1日あたり約1~5mg、約5~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~90mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約40~50mg、約45~50mg、約50~55mg、約50~70mg、約50~200mg、約55~60mg、約60~65mg、約60~90mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、80~120mg、約90~100mg、約100~120mg、約100~150mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
イソカルボキサジドとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素変性デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、イソカルボキサジドは、1日あたり約1~5mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~16mg、約2~17mg、約2~18mg、約2~19mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~50mg、約2~55mg、約2~60mg、約5~10mg、約5~15mg、約10~15mg、約10~60mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約30~50mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約50~70mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
トラニルシプロミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン及び非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、トラニルシプロミンは、1日あたり約1~5mg、約1~30mg、約1~25mg、約1~20mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~16mg、約2~17mg、約2~18mg、約2~19mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~50mg、約2~55mg、約2~60mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
パロキセチンとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、および非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、パロキセチンは、1日あたり約1~5mg、約1~50mg、約1~20mg、約1~15mg、約1~10mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~16mg、約2~17mg、約2~18mg、約2~19mg、約2~20mg、約2~30mg、約2~40mg、約2~50mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約60mg、約100mg、約150mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
トラゾドンとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素変性デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、トラゾドンは、1日あたり約1~10mg、約10~20mg、約10~30mg、約10~40mg、約10~50mg、約10~60mg、約10~70mg、約10~80mg、約10~90mg、約10~100mg、約10~120mg、約10~140mg、約10~150mg、約10~180mg、約10~200mg、約10~250mg、約10~300mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
シタロプラムとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、シタロプラムは、1日あたり約1~5mg、約1~20mg、約1~15mg、約1~10mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~25mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約60mg、約100mg、約150mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
セルトラリンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、セルトラリンは、1日あたり約1~5mg、約1~50mg、約1~45mg、約1~40mg、約1~30mg、約1~20mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~16mg、約2~17mg、約2~18mg、約2~19mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~50mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~75mg、約75~80mg、約80~85mg、約85~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~125mg、約125~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~300mg、約10mg、約25mg、約30mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約200mg、約225mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
アリールオキシインダナミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、アリールオキシインダナミンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ベナクチジンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ベナクチジンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
エスシタロプラムとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、エスシタロプラムは、1日あたり約1~5mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~12mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約5~10mg、約5~15mg、約10~15mg、約10~30mg、約15~20mg、約15~30mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~200mg、約5mg、約10mg、約15mg、約20mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約50mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
フルボキサミンとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン及び非重水素変性デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、フルボキサミンは、1日あたり50~300mg、1~10mg、約10~20mg、約10~30mg、約10~40mg、約10~50mg、約10~60mg、約10~70mg、約10~80mg、約10~90mg、約10~100mg、約10~120mg、約10~140mg、約10~150mg、約10~180mg、約10~200mg、約10~250mg、約10~300mg、約20~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約90~110mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約180~220mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約240~260mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約280~320mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~500mg、約10mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ベンラファキシンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン及び非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ベンラファキシンは、1日あたり約1~10mg、約5~20mg、約5~25mg、約5~30mg、約5~35mg、約5~40mg、約5~45mg、約5~50mg、約5~55mg、約5~60mg、約5~65mg、約5~70mg、約5~75mg、約5~100mg、約5~125mg、約5~150mg、約10~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約120~180mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約225、約250mg、約375mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
デスベンラファキシンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、デスベンラファキシンは、1日あたり約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~50mg、約2~75mg、約2~100mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約20~30mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約40~60mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約80~120mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約60mg、約100mg、約150mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
デュロキセチンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、デュロキセチンは、1日あたり約1~5mg、約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~21mg、約2~22mg、約2~23mg、約2~24mg、約2~25mg、約2~26mg、約2~27mg、約2~28mg、約2~29mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約2~60mg、約2~90mg、約2~120mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約20~40mg、約25~30mg、約30~35mg、約30~50mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約50~70mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約60mg、約100mg、約120mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ミルタザピンとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン及び非重水素変性デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ミルタザピンは、1日あたり約2~5mg、約2~6mg、約2~7mg、約2~8mg、約2~9mg、約2~10mg、約2~11mg、約2~12mg、約2~13mg、約2~14mg、約2~15mg、約2~20mg、約2~25mg、約2~30mg、約2~35mg、約2~40mg、約2~45mg、約1~5mg、約5~10mg、約5~100mg、約10~15mg、約10~50mg、約15~20mg、約15~45mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約45mg、約60mg、約75mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ネファゾドンとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素変性デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ネファゾドンは、1日あたり約1~10mg、約10~20mg、約20~40mg、約20~50mg、約20~60mg、約20~70mg、約20~80mg、約20~90mg、約20~100mg、約20~120mg、約20~140mg、約20~160mg、約20~180mg、約20~200mg、約20~250mg、約20~300mg、約20~450mg、約20~600mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約80~120mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約160~240mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~1000mg、約1000~1500mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
セレギリンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、セレギリンは、1日あたり約0.5~2mg、約2~5mg、約1~10mg、約1~9mg、約1~8mg、約1~7mg、約1~6mg、約1~5mg、約1~3mg、約3~5mg、約5~10mg、約5~15mg、約10~15mg、約15~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約5mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
シブトラミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせの場合、シブトラミンは、1日あたり約1~5mg、約1~15mg、約1~10mg、約1~8mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約5mg、約10mg、約15mg、約20mg、約30mg、約40mg、約60mg、約100mg、約120mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ラサジリンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ラサジリンは、1日あたり約0.1~0.3mg、約0.3~0.5mg、約0.3~0.7mg、約0.5~0.7mg、約0.5~1.5mg、約0.7~0.9mg、約0.9~1.0mg、約1.0~1.5mg、約1.5~2.0mg、約2.0~3.0mg、約0.1mg、約0.25mg、約0.5mg、約0.75mg、約1mg、約2mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ミルナシプランとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ミルナシプランは、1日あたり約1~7.5mg、約7.5~12.5mg、約5~20mg、約5~100mg、約5~90mg、約5~80mg、約5~70mg、約5~60mg、約5~50mg、約5~40mg、約12.5~15mg、約15~20mg、約20~30mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~35mg、約35~40mg、約40~45mg、約45~50mg、約50~55mg、約40~60mg、約55~60mg、約60~65mg、約65~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約80~120mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約180~220mg、約200~300mg、約300~400mg、約7.5mg、約12.5mg、約25mg、約50mg、約75mg、約60mg、約100mg、約200mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
モクロベミドとデキストロメトルファン(重水素変性デキストロメトルファン、例えば、d6-デキストロメトルファン、非重水素変性デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、モクロベミドは、1日あたり約1~10mg、約10~20mg、約20~25mg、約20~450mg、約20~300mg、約20~250mg、約20~200mg、約20~150mg、約20~100mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~320mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約430~470mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ニャラミドとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ニャラミドは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
イプロニアジドとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、イプロニアジドは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
イプロクロジドとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、イプロクロジドは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
トロキサトンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、トロキサトンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ブトリプチリンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ブトリプチリンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ドスレピンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ドスレピンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ジベンゼピンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ジベンゼピンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
イプリンドールとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、イプリンドールは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ロフェプラミンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ロフェプラミンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
オピプラモールとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、オピプラモールは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ノルフルオキセチンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ノルフルオキセチンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ダポキセチンとデキストロメトルファン(重水素修飾デキストロメトルファン、例えばd6-デキストロメトルファン、非重水素修飾デキストロメトルファンを含む)との組み合わせについて、ダポキセチンは、1日あたり約0.1~0.25mg、約0.25~0.5mg、約0.5~0.75mg、約0.75~1mg、約1~5mg、約5~10mg、約10~15mg、約15~20mg、約20~25mg、約25~30mg、約30~40mg、約40~50mg、約50~60mg、約60~70mg、約70~80mg、約80~90mg、約90~100mg、約100~120mg、約120~140mg、約140~150mg、約150~160mg、約160~180mg、約180~200mg、約200~220mg、約220~240mg、約240~250mg、約250~260mg、約260~280mg、約280~300mg、約300~320mg、約320~350mg、約350~400mg、約400~450mg、約450~500mg、約500~550mg、約550~600mg、約600~650mg、約650~700mg、約700~800mg、約800~1000mg、約25mg、約50mg、約75mg、約100mg、約150mg、約250mg、約300mg、約400mg、約600mgの投与量、またはこれらの任意の数値で区切られた範囲の投与量で投与することができる。
ブプロピオンは、以下に示す構造を有する(ブプロピオン塩酸塩形態が示される)。
Figure 2023519965000016
デキストロメトルファンとブプロピオンを組み合わせは、いずれか一方の成分を投与することによって達成される場合よりも、大きな疼痛緩和のようなより高い効果を提供し得る。高代謝群において、デキストロメトルファンは、急速且つ広範囲に代謝され得、高用量でさえも低全身曝露をもたらす。ブプロピオンは、抗うつおよび鎮痛特性を有する他に、デキストロメトルファン代謝の阻害剤である。ブプロピオンは、ドーパミンおよびノルエピネフリン再取り込み阻害剤である。それはまた、ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニストであり得、それは炎症性疾患に関連するサイトカインを調節することができる。ブプロピオンは、腫瘍壊死因子-アルファおよびインターフェロン-γの濃度に影響を及ぼし得る。ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン(トレオヒドロブプロピオンまたはトレオジヒドロブプロピオンとしても知られている)、およびエリトロヒドロキシブプロピオン(またエリトロヒドロブプロピオンまたはエリトロジヒドロブプロピオンとしても知られている)を含むブプロピオンの代謝産物は、デキストロメトルファンの代謝の阻害剤でもある。したがって、体内で急速に変換されるブプロピオンの形態(例えば、塩、水和物、溶媒和物、多形体等)を含むブプロピオンは、プロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、およびエリトロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグである。ブプロピオンのプロドラッグには、N-メチルブプロピオンおよびN-ベンジルブプロピオンが含まれ得る。
上述したように、この阻害は、痛み、鬱病、禁煙等を含む神経障害の緩和のような相加または相乗効果をもたらす、デキストロメトルファンの血漿濃度を増大し得る。したがって、デキストロメトルファン代謝の阻害は組み合わせの多くの潜在的な利点のうちの1つだけであるが、ブプロピオンとデキストロメトルファンの共投与は、それによって多くの個人にブプロピオンの有効性を増強し得る。ブプロピオンとデキストロメトルファンの共投与は、多くの個人のブプロピオンの鎮痛特性を増強し得る。ブプロピオンとデキストロメトルファンの共投与はまた、作用のより早い開始を含む、多くの個人のブプロピオンの抗うつ特性を増強し得る。
デキストロメトルファンおよびブプロピオンの共投与の別の潜在的利点は、デキストロメトルファンによる治療に関連したそのような傾眠などの有害事象の可能性を低減に有用であり得ることである。これは、例えば、デキストロメトルファンで治療される結果として有害事象を経験する危険性のあるヒト患者において、有用であり得る。
デキストロメトルファンおよびブプロピオンの共投与の別の潜在的な利点は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグによる治療に関連した、発作のような有害事象の可能性を低減するために有用であり得ることである。これは、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグで治療される結果として有害事象を経験する危険性のあるヒト患者において、有用であり得る。
デキストロメトルファン、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグに関して、共投与は、中枢神経系有害事象、胃腸の事象、またはこれらのいずれかの化合物に関連した別のタイプの有害事象を低減し得る。中枢神経系(CNS)の有害事象は、限定されないが、神経質、めまい、不眠、ふらつき、振戦、幻覚、痙攣、CNS抑制、恐怖、不安、頭痛、増大した神経過敏または興奮、耳鳴り、眠気、めまい、鎮静、傾眠、錯乱、見当識障害、倦怠感、協調運動障害、疲労、幸福感、神経過敏、不眠、睡眠の乱れ、けいれん発作、興奮、緊張のような状態、ヒステリー、幻覚、妄想、パラノイア、頭痛および/または片頭痛、ならびに眼球運動危機、斜頸、過剰興奮性、筋緊張の増大、運動失調および/または舌突出のような錐体外路症状を含む。
胃腸の有害事象は、限定されないが、吐き気、嘔吐、腹痛、嚥下障害、消化不良、下痢、腹部膨満、鼓腸、出血を伴う消化性潰瘍、軟便、便秘、胃の痛み、胸焼け、ガス、食欲不振、胃の膨満感、消化不良、膨満感、胃酸過多、口渇、胃腸障害、および胃の痛みを含む。
デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグのような抗うつ剤との共投与は、2つの化合物が同じ剤形で投与されることを必ずしも必要としない。例えば、2つの化合物は、単一剤形で投与され得、またはそれらは、2つの別々の剤形で投与され得る。さらに、2つの化合物は同時に投与され得るが、これは必須ではない。共投与による治療が実行されている時間の少なくとも一部の時間において同時にヒトの身体に両方がある限り、化合物は異なる時間に与えられ得る。
ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、および/またはデキストロメトルファンの副作用は、デキストロメトルファンと共にブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはスレオヒドロキシブプロピオンを投与することによって低減され得る。低減する可能性のある副作用の例は、回転と運動の異常感覚、焦燥、腕の衰弱、膨満感、目のかすみ、目の灼熱感、耳鳴り、バイタルサインの変化(これに限るものではないが、心拍、呼吸数、体温、および血圧を含む)、冷感、便秘、集中困難、睡眠困難、入眠困難、排尿困難、排便困難、耳の不快感、目の不快感、胃の不快感、めまい、唇の乾燥、口の乾燥、喉の乾燥、月経困難症、疲労、熱っぽい、頭が重い、いつもより興奮する、いつもより疲れた感じがする、疲れを感じる、手の震え、手の脱力感、頭痛、胸やけ、ほてり、血圧上昇、皮膚過敏症、頭および顔の皮膚過敏症、不随意筋収縮、全身の不随意筋収縮、膝痛、脚気、ふらつき、軟便、食欲不振、腰痛、月経異常、金属味がする、唾液量増加、粘膜乾燥、鼻づまり、吐き気、鼻水、目の軽い圧迫感、伸びをした時やあくびをした時の震え、皮膚過敏、腕、顔および/または頭の皮膚過敏、睡眠障害、軟便、胃痛、胃部不快感、手および/または足の汗、喉の炎症、喉痛、耳鳴り、震え、および/または脱力感を含む。これらの副作用は、医薬規制用語集(MedRA)に掲載されている対応する用語、同等な用語、またはその他の関連する用語に従って参照またはグループ化することもできる。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグとデキストロルファンとの組み合わせからなる共投与は、組み合わせの疼痛緩和特性に寄与するブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンの両方をもたらす。例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ単独またはデキストロルファン単独と比較して、組み合わせは、作用の潜在的により早い開始を含む疼痛緩和特性を改善し得る。
いくつかの実施形態において、組み合わせは、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ単独と比較して、少なくとも約0.5%、少なくとも約1%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも約100%、約500%まで、もしくは1000%まで、約0.5%~約1000%、約10%~約20%、約20%~約30%、約30%~約40%、約40%~約50%、約50%~約60%、約60%~約70%、約70%~約80%、約80%~約90%、約90%~約100%、約100%~約110%、約110%~約120%、約120%~約130%、約130%~約140%、約140%~約150%、約150%~約160%、約160%~約170%、約170%~約180%、約180%~約190%、約190%~約200%、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の疼痛緩和の量、またはこれらの任意の値の間の任意の疼痛緩和の量の疼痛緩和特性を改善し得る。
いくつかの実施形態において、組み合わせは、デキストロルファン単独と比較して、少なくとも約0.5%、少なくとも約1%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約50%、少なくとも約100%、約500%まで、もしくは1000%まで、約0.5%~約1000%、約10%~約20%、約20%~約30%、約30%~約40%、約40%~約50%、約50%~約60%、約60%~約70%、約70%~約80%、約80%~約90%、約90%~約100%、約100%~約110%、約110%~約120%、約120%~約130%、約130%~約140%、約140%~約150%、約150%~約160%、約160%~約170%、約170%~約180%、約180%~約190%、約190%~約200%、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の疼痛緩和の量、またはこれらの任意の値の間の任意の疼痛緩和の量の疼痛緩和特性を改善し得る。
特に断りのない限り、構造、名称、または任意の他の手段により、デキストロメトルファン、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオンのような本明細書に記載されている化合物への言及は、薬学的に許容される塩、多形体、溶媒和物、水和物などの代替固体形態、互変異性体、重水素変性デキストロメトルファンのような重水素変性物、化合物が本明細書に記載のように用いられる条件下で本明細書に記載の化合物に急速に変換しうる任意の化学種を含む。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物若しくはプロドラッグの1つの立体異性体の過剰量を投与することができる。他の実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグの過剰のS-エナンチオマー(例えば、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、または光学異性的に純粋なS-エナンチオマー)、または過剰のR-エナンチオマー(例えば、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、または光学異性的に純粋なR-エナンチオマー)が投与され得る。
重水素濃縮ブプロピオンおよび/またはエナンチオピュアな重水素濃縮ブプロピオンの例として、以下に示すものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
Figure 2023519965000017
Figure 2023519965000018
Figure 2023519965000019
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、これらの化合物のいずれかの代謝物またはプロドラッグと、の両方が即時放出となるように処方され、他の実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、これらの化合物のいずれかの代謝物またはプロドラッグは、両方とも持続放出となるように処方される。
重水素変性デキストロメトルファンの例は、限定されないが、以下に示す
Figure 2023519965000020

d6-デキストロメトルファンを含む。
剤形または組成物は、単独またはビヒクル内で、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物またはプロドラッグのような、デキストロメトルファンの代謝を阻害する化合物との配合物または混合物であり得る。例えば、デキストロメトルファンおよびブプロピオンは、ビヒクル内で互い分散され得、またはビヒクル内で一緒に分散され得る。分散液は固体材料の混合物を含み、小さな個々の粒子は、実質的に1つの化合物であるが、2つの異なる薬剤の2つの粉体が固体ビヒクル材料と配合される場合に起こり得るような、小さな粒子同士が互いに分散され、配合が固体形態において行われる。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンおよびブプロピオンは、組成物または剤形内に実質的に均一に分散され得る。代わりに、デキストロメトルファンおよびブプロピオンは、組成物または剤形内で別個のドメインまたは相にあり得る。例えば、一方の薬剤はコーティングにあり得、他方の薬物はコーティング内のコアにあり得る。例えば、一方の薬剤は持続放出のために処方され得、他方の薬剤は即時放出のために処方され得る。
いくつかの実施形態は、持続放出を提供する剤形のブプロピオンと即時放出を提供する剤形のデキストロメトルファンとを含む錠剤の投与を含む。ブプロピオンの持続放出を達成し得る様々な方法があるが、いくつかの実施形態において、ブプロピオンは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースと組み合わされる。例えば、ブプロピオン塩酸塩の粒子は、配合粉末の混合物を形成するために、微結晶性セルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えばMETHOCEL(登録商標))と配合され得る。これは、単一の錠剤の即時放出のデキストロメトルファンと組み合わせ得る。
デキストロメトルファンおよび/もしくはブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、およびエリトロヒドロキシブプロピオンのような抗うつ剤、または非ブプロピオン抗うつ剤(便宜上本明細書でまとめてすべて「治療化合物」と呼ばれる)は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,2005に記載の投与の選択された経路および標準薬務に基づき選択された医薬キャリアと組み合わされ得る。有効成分およびキャリアの相対的な割合は、例えば、化合物の溶解度および化学性質、投与の選択された経路ならびに標準薬務により決定され得る。
治療化合物は、患者の体内の所望の部位または作用部位(1または複数)との活性剤の接触をもたらす任意の手段によって投与され得る。化合物は、個々の治療薬としてまたは治療薬の組み合わせのいずれかとして、医薬と併せて使用可能な任意の従来の手段によって投与され得る。例えば、それらは、医薬組成物中で唯一の活性剤として投与され得、またはそれらは他の治療的に活性成分と組み合わせて使用され得る。
治療化合物は、例えば経口または非経口的に、選択された投与経路に適合する種々の形態でヒト患者に投与され得る。この点において、非経口投与は、以下の経路による投与を含む。すなわち、静脈内、筋肉内、皮下、眼内、滑液嚢内、経皮、眼、舌下および頬を含む経上皮;、通気、エアロゾルおよび直腸全身を介した眼科、皮膚、眼、直腸および鼻吸入を含む局所的投与である。
デキストロメトルファン対ブプロピオンの比率は変化し得る。いくつかの実施形態において、デキストロメトルファン対ブプロピオンの重量比率は、0.1から約10、約0.1から約2、約0.2から約1、約0.1から約0.5、約0.1から約0.3、約0.2から約0.4、約0.3から約0.5、約0.5から約0.7、約0.8から約1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.45、約0.6、約0.9、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の比率、またはこれらの任意の値の間の任意の比率である。0.1の比率は、デキストロメトルファンの重量がブプロピオンのそれの1/10であることを示す。10の比率は、デキストロメトルファンの重量がブプロピオンのそれの10倍であることを示す。
治療組成物におけるデキストロメトルファンの量は、変化し得る。例えば、いくつかの液体組成物は、約0.0001%(w/v)から約50%(w/v)、約0.01%(w/v)から約20%(w/v)、約0.01%から約10%(w/v)、約0.001%(w/v)から約1%(w/v)、約0.1%(w/v)から約0.5%(w/v)、約1%(w/v)から約3%(w/v)、約3%(w/v)から約5%(w/v)、約5%(w/v)から約7%(w/v)、約7%(w/v)から約10%(w/v)、約10%(w/v)から約15%(w/v)、約15%(w/v)から約20%(w/v)、約20%(w/v)から約30%(w/v)、約30%(w/v)から約40%(w/v)、または約40%(w/v)から約50%(w/v)のデキストロメトルファンを含み得る。
いくつかの液体剤形は、約10mgから約500mg、約30mgから約350mg、約50mgから約200mg、約50mgから約70mg、約20mgから約50mg、約30mgから約60mg、約40mgから約50mg、約40mgから約55mg、約40mgから約42mg、約42mgから約44mg、約44mgから約46mg、約46mgから約48mg、約48mgから約50mg、約80mgから約100mg、約110mgから約130mg、約170mgから約190mg、約45mg、約60mg、約90mg、約120mg、もしくは約180mgのデキストロメトルファン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のデキストロメトルファンの量、またはこれらの任意の値の間の任意のデキストロメトルファンの量を含み得る。
いくつかの固体組成物は、少なくとも約5%(w/w)、少なくとも約10%(w/w)、少なくとも約20%(w/w)、少なくとも約50%(w/w)、少なくとも約70%(w/w)、少なくとも約80%、約10%(w/w)から約30%(w/w)、約10%(w/w)から約20%(w/w)、約20%(w/w)から約30%(w/w)、約30%(w/w)から約50%(w/w)、約30%(w/w)から約40%(w/w)、約40%(w/w)から約50%(w/w)、約50%(w/w)から約80%(w/w)、約50%(w/w)から約60%(w/w)、約70%(w/w)から約80%(w/w)、または約80%(w/w)から約90%(w/w)のデキストロメトルファンを含み得る。
いくつかの固体剤形は、約10mgから約500mg、約30mgから約350mg、約20mgから約50mg、約30mgから約60mg、約40mgから約50mg、約40mgから約42mg、約42mgから約44mg、約44mgから約46mg、約46mgから約48mg、約48mgから約50mg、約50mgから約200mg、約50mgから約70mg、約80mgから約100mg、約110mgから約130mg、約170mgから約190mg、約60mg、約90mg、約120mg、もしくは約180mgのデキストロメトルファン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のデキストロメトルファンの量、またはこれらの任意の値の間の任意のデキストロメトルファンの量を含み得る。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンの量は、患者の体重に基づき、約0.1mg/kg~約20mg/kg、約0.75mg/kg~約7.5mg/kg、約0.1mg/kg~約5mg/kg、約0.1mg/kg~約3mg/kg、約0.3mg/kg~約0.9mg/kg、約0.3mg/kg~約1mg/kg、約0.6mg/kg~約0.8mg/kg、約0.7mg/kg~約0.8mg/kg、約0.75mg/kg、約0.4mg/kg~約1.5mg/kg、約1mg/kg~約2mg/kg、約10mg/kg~約20mg/kg、約12mg/kg~約17mg/kg、約15mg/kg~約20mg/kg、約1mg/kg、約1mg/kg~約10mg/kgの範囲にある、またはこれらの範囲によって区切られる任意の値またはその間にある任意の値である。
治療用組成物におけるブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグの量は、変化し得る。デキストロメトルファンの血漿濃度の増大が望まれる場合、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグは、デキストロメトルファンの血漿濃度を増加させる量で投与されるべきである。例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグは、8日目、9日目、または10日目で、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで投与されるデキストロメトルファンの同じ量の血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、少なくとも約40倍、少なくとも約50倍、少なくとも約60倍、少なくとも約70倍、または少なくとも約80倍であるヒトにおけるデキストロメトルファンの血漿濃度をもたらす量で投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグは、8日目、9日目、または10日目で、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで投与されるデキストロメトルファンの同じ量の血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、少なくとも約40倍、少なくとも約50倍、少なくとも約60倍、少なくとも約70倍、または少なくとも約80倍である、投与時間からの曲線下の12時間領域(AUC0-12)または投与後12時間後(C平均)についてのヒトにおける平均血漿濃度をもたらす、デキストロメトルファンの量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグは、8日目、9日目、または10日目で、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで投与されるデキストロメトルファンの同じ量の血漿濃度の少なくとも約2倍、少なくとも約5倍、少なくとも約10倍、少なくとも約15倍、少なくとも約20倍、少なくとも約30倍、または少なくとも約40倍である、ヒトにおける最大血漿濃度(C最大)をもたらす、デキストロメトルファンの量でヒトに投与され得る。
ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグの共投与のために、デキストロメトルファン血漿濃度の増大は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しの投与されるデキストロメトルファンの同じ量と比較して、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグが投与される第1日目に生じ得る。例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグが投与される第1日目のデキストロメトルファン血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得る水準の少なくとも約1.5倍、少なくとも約2倍、少なくとも約2.5倍、少なくとも約3倍、少なくとも約4倍、少なくとも約5倍、少なくとも約6倍、少なくとも約7倍、少なくとも約8倍、少なくとも約9倍、または少なくとも約10倍であり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた第1日目のデキストロメトルファンAUCは、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るAUCの少なくとも2倍であり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた最初の日のデキストロメトルファンAUC0-12は、少なくとも約15ng・時間/mL、少なくとも約17ng・時間/mL、少なくとも約19ng・時間/mL、少なくとも約20ng・時間/mL、少なくとも約22ng・時間/mL、少なくとも約23ng・時間/mL、少なくとも約24ng・時間/mL、少なくとも約25ng・時間/mL、少なくとも約26ng・時間/mL、少なくとも約27ng・時間/mL、少なくとも約28ng・時間/mL、少なくとも約29ng・時間/mL、少なくとも約30ng・時間/mL、少なくとも約31ng・時間/mL、少なくとも約32ng・時間/mL、少なくとも約33ng・時間/mL、少なくとも約34ng・時間/mL、少なくとも約35ng・時間/mL、少なくとも約36ng・時間/mL、少なくとも約37ng・時間/mL、少なくとも約38ng・時間/mL、少なくとも約39ng・時間/mL、少なくとも約40ng・時間/mL、少なくとも約41ng・時間/mL、少なくとも約42ng・時間/mL、少なくとも約43ng・時間/mL、少なくとも約44ng・時間/mL、少なくとも約45ng・時間/mL、少なくとも約46ng・時間/mL、少なくとも約47ng・時間/mL、少なくとも約48ng・時間/mL、少なくとも約49ng・時間/mL、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約51ng・時間/mL、少なくとも約52ng・時間/mL、少なくとも約53ng・時間/mL、少なくとも約54ng・時間/mL、少なくとも約55ng・時間/mL、少なくとも約56ng・時間/mL、少なくとも約56.7ng・時間/mL、および10,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンAUC0-12は、少なくとも約40ng・時間/mL、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約60ng・時間/mL、少なくとも約70ng・時間/mL、少なくとも約80ng・時間/mL、少なくとも約90ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約150ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約250ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約350ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約450ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約525ng・時間/mL、約525ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約650ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約750ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、約800ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約875ng・時間/mL、約875ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約900ng・時間/mL~約1000ng・時間/mL、約1000ng・時間/mL~約1100ng・時間/mL、約1100ng・時間/mL~約1200ng・時間/mL、約1200ng・時間/mL~約1300ng・時間/mL、約1300ng・時間/mL~約1400ng・時間/mL、約1400ng・時間/mL~約1500ng・時間/mL、約1500ng・時間/mL~約1600ng・時間/mL、約1600ng・時間/mL~約1700ng・時間/mL、約1700ng・時間/mL~約1800ng・時間/mL、約1800ng・時間/mL~約2000ng・時間/mL、少なくとも約850ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約950ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1050ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1150ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1250ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1350ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1450ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1550ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1625ng・時間/mL、少なくとも約1650ng・時間/mL、少なくとも約1675ng・時間/mL、または少なくとも約1686.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約50,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンAUC0-24は、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約1850ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約2950ng・時間/mL、または少なくとも約2975.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンAUC0-infは、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約3000ng・時間/mL、少なくとも約3100ng・時間/mL、少なくとも約3200ng・時間/mL、少なくとも約3300ng・時間/mL、少なくとも約3400ng・時間/mL、少なくとも約3500ng・時間/mL、少なくとも約3600ng・時間/mL、少なくとも約3700ng・時間/mL、少なくとも約3800ng・時間/mL、少なくとも約3900ng・時間/mL、少なくとも約4000ng・時間/mL、少なくとも約4100ng・時間/mL、少なくとも約4200ng・時間/mL、少なくとも約4300ng・時間/mL、少なくとも約4400ng・時間/mL、少なくとも約4500ng・時間/mL、少なくとも約4600ng・時間/mL、少なくとも約4700ng・時間/mL、少なくとも約4800ng・時間/mL、少なくとも約4900ng・時間/mL、少なくとも約5000ng・時間/mL、少なくとも約5100ng・時間/mL、少なくとも約5200ng・時間/mL、少なくとも約5300ng・時間/mL、少なくとも約5400ng・時間/mL、少なくとも約5500ng・時間/mL、少なくとも約5600ng・時間/mL、少なくとも約5700ng・時間/mL、少なくとも約5800ng・時間/mL、少なくとも約5900ng・時間/mL、少なくとも約6000ng・時間/mL、少なくとも約6100ng・時間/mL、少なくとも約6200ng・時間/mL、少なくとも約6300ng・時間/mL、少なくとも約6400ng・時間/mL、少なくとも約6500ng・時間/mL、少なくとも約6600ng・時間/mL、少なくとも約6700ng・時間/mL、少なくとも約6800ng・時間/mL、少なくとも約6900ng・時間/mL、少なくとも約7000ng・時間/mL、少なくとも約7100ng・時間/mL、少なくとも約7150ng・時間/mL、少なくとも約7200ng・時間/mL、または少なくとも約7237.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンAUC0-12は、少なくとも約40ng・時間/mL少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約60ng・時間/mL、少なくとも約70ng・時間/mL、少なくとも約80ng・時間/mL、少なくとも約90ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約150ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約250ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約350ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約450ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約525ng・時間/mL、約525ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約650ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約750ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、約800ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約875ng・時間/mL、約875ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約900ng・時間/mL~約1,000ng・時間/mL、約1,000ng・時間/mL~約1,100ng・時間/mL、約1,100ng・時間/mL~約1,200ng・時間/mL、約1,200ng・時間/mL~約1,300ng・時間/mL、約1,300ng・時間/mL~約1,400ng・時間/mL、約1,400ng・時間/mL~約1,500ng・時間/mL、約1,500ng・時間/mL~約1,600ng・時間/mL、約1,600ng・時間/mL~約1,700ng・時間/mL、約1,700ng・時間/mL~約1,800ng・時間/mL、約1,800ng・時間/mL~約2,000ng・時間/mL、少なくとも約850ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約950ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1050ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1150ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1250ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1350ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1450ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1550ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1625ng・時間/mL、少なくとも約1650ng・時間/mL、少なくとも約1675ng・時間/mL、または少なくとも約1686.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約50,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンAUC0-24は、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約1850ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約2950ng・時間/mL、または少なくとも約2975.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンAUC0-infは、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約3000ng・時間/mL、少なくとも約3100ng・時間/mL、少なくとも約3200ng・時間/mL、少なくとも約3300ng・時間/mL、少なくとも約3400ng・時間/mL、少なくとも約3500ng・時間/mL、少なくとも約3600ng・時間/mL、少なくとも約3700ng・時間/mL、少なくとも約3800ng・時間/mL、少なくとも約3900ng・時間/mL、少なくとも約4000ng・時間/mL、少なくとも約4100ng・時間/mL、少なくとも約4200ng・時間/mL、少なくとも約4300ng・時間/mL、少なくとも約4400ng・時間/mL、少なくとも約4500ng・時間/mL、少なくとも約4600ng・時間/mL、少なくとも約4700ng・時間/mL、少なくとも約4800ng・時間/mL、少なくとも約4900ng・時間/mL、少なくとも約5000ng・時間/mL、少なくとも約5100ng・時間/mL、少なくとも約5200ng・時間/mL、少なくとも約5300ng・時間/mL、少なくとも約5400ng・時間/mL、少なくとも約5500ng・時間/mL、少なくとも約5600ng・時間/mL、少なくとも約5700ng・時間/mL、少なくとも約5800ng・時間/mL、少なくとも約5900ng・時間/mL、少なくとも約6000ng・時間/mL、少なくとも約6100ng・時間/mL、少なくとも約6200ng・時間/mL、少なくとも約6300ng・時間/mL、少なくとも約6400ng・時間/mL、少なくとも約6500ng・時間/mL、少なくとも約6600ng・時間/mL、少なくとも約6700ng・時間/mL、少なくとも約6800ng・時間/mL、少なくとも約6900ng・時間/mL、少なくとも約7000ng・時間/mL、少なくとも約7100ng・時間/mL、少なくとも約7150ng・時間/mL、少なくとも約7200ng・時間/mL、または少なくとも約7237.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンAUC0-12は、少なくとも約40ng・時間/mL、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約60ng・時間/mL、少なくとも約70ng・時間/mL、少なくとも約80ng・時間/mL、少なくとも約90ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約150ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約250ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約350ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約450ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約550ng・時間/mL、約500ng・時間/mL~約525ng・時間/mL、約525ng・時間/mL~約600ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約650ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約750ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、約800ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約850ng・時間/mL~約875ng・時間/mL、約875ng・時間/mL~約900ng・時間/mL、約900ng・時間/mL~約1,000ng・時間/mL、約1,000ng・時間/mL~約1,100ng・時間/mL、約1,100ng・時間/mL~約1,200ng・時間/mL、約1,200ng・時間/mL~約1,300ng・時間/mL、約1,300ng・時間/mL~約1,400ng・時間/mL、約1,400ng・時間/mL~約1,500ng・時間/mL、約1,500ng・時間/mL~約1,600ng・時間/mL、約1,600ng・時間/mL~約1,700ng・時間/mL、約1,700ng・時間/mL~約1,800ng・時間/mL、約1,800ng・時間/mL~約2,000ng・時間/mL、少なくとも約850ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約950ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1050ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1150ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1250ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1350ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1450ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1550ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1625ng・時間/mL、少なくとも約1650ng・時間/mL、少なくとも約1675 ng・時間/mL、または少なくとも約1686.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約50,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンAUC0-24は、少なくとも約50ng・時間/mL、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約1850ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約2950ng・時間/mL、または少なくとも約2975.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンAUC0-infは、少なくとも約75ng・時間/mL、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約300ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1000ng・時間/mL、少なくとも約1100ng・時間/mL、少なくとも約1200ng・時間/mL、少なくとも約1300ng・時間/mL、少なくとも約1400ng・時間/mL、少なくとも約1500ng・時間/mL、少なくとも約1600ng・時間/mL、少なくとも約1700ng・時間/mL、少なくとも約1800ng・時間/mL、少なくとも約1900ng・時間/mL、少なくとも約2000ng・時間/mL、少なくとも約2100ng・時間/mL、少なくとも約2200ng・時間/mL、少なくとも約2300ng・時間/mL、少なくとも約2400ng・時間/mL、少なくとも約2500ng・時間/mL、少なくとも約2600ng・時間/mL、少なくとも約2700ng・時間/mL、少なくとも約2800ng・時間/mL、少なくとも約2900ng・時間/mL、少なくとも約3000ng・時間/mL、少なくとも約3100ng・時間/mL、少なくとも約3200ng・時間/mL、少なくとも約3300ng・時間/mL、少なくとも約3400ng・時間/mL、少なくとも約3500ng・時間/mL、少なくとも約3600ng・時間/mL、少なくとも約3700ng・時間/mL、少なくとも約3800ng・時間/mL、少なくとも約3900ng・時間/mL、少なくとも約4000ng・時間/mL、少なくとも約4100ng・時間/mL、少なくとも約4200ng・時間/mL、少なくとも約4300ng・時間/mL、少なくとも約4400ng・時間/mL、少なくとも約4500ng・時間/mL、少なくとも約4600ng・時間/mL、少なくとも約4700ng・時間/mL、少なくとも約4800ng・時間/mL、少なくとも約4900ng・時間/mL、少なくとも約5000ng・時間/mL、少なくとも約5100ng・時間/mL、少なくとも約5200ng・時間/mL、少なくとも約5300ng・時間/mL、少なくとも約5400ng・時間/mL、少なくとも約5500ng・時間/mL、少なくとも約5600ng・時間/mL、少なくとも約5700ng・時間/mL、少なくとも約5800ng・時間/mL、少なくとも約5900ng・時間/mL、少なくとも約6000ng・時間/mL、少なくとも約6100ng・時間/mL、少なくとも約6200ng・時間/mL、少なくとも約6300ng・時間/mL、少なくとも約6400ng・時間/mL、少なくとも約6500ng・時間/mL、少なくとも約6600ng・時間/mL、少なくとも約6700ng・時間/mL、少なくとも約6800ng・時間/mL、少なくとも約6900ng・時間/mL、少なくとも約7000ng・時間/mL、少なくとも約7100ng・時間/mL、少なくとも約7150ng・時間/mL、少なくとも約7200ng・時間/mL、または少なくとも約7237.3ng・時間/mLであり得、いくつかの実施形態において、約100,000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた第1日目のデキストロメトルファンC最大は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るC最大の少なくとも2倍であり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる最初の日のデキストロメトルファンC最大は、少なくとも約1.0ng/mL、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約2.5ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約3.1ng/mL、少なくとも約3.2ng/mL、少なくとも約3.3ng/mL、少なくとも約3.4ng/mL、少なくとも約3.5ng/mL、少なくとも約3.6ng/mL、少なくとも約3.7ng/mL、少なくとも約3.8ng/mL、少なくとも約3.9ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約4.1ng/mL、少なくとも約4.2ng/mL、少なくとも約4.3ng/mL、少なくとも約4.4ng/mL、少なくとも約4.5ng/mL、少なくとも約4.6ng/mL、少なくとも約4.7ng/mL、少なくとも約4.8ng/mL、少なくとも約4.9ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約5.1ng/mL、少なくとも約5.2ng/mL、少なくとも約5.3ng/mL、少なくとも約5.4ng/mL、少なくとも約5.5ng/mL、少なくとも約5.6ng/mL、少なくとも約5.7ng/mL、少なくとも約5.7ng/mL、少なくとも約5.8ng/mL、少なくとも約5.9ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約6.1ng/mL、少なくとも約6.2ng/mL、少なくとも約6.3ng/mL、少なくとも約6.4ng/mL、少なくとも約6.5ng/mL、少なくとも約6.6ng/mL、少なくとも約6.7ng/mL、少なくとも約6.8ng/mL、少なくとも約6.9ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約7.1ng/mL、少なくとも約7.2ng/mL、少なくとも約7.3ng/mL、少なくとも約7.4ng/mL、少なくとも約7.5ng/mL、少なくとも約7.6ng/mL、少なくとも約7.7ng/mL、少なくとも約7.8ng/mL、少なくとも約7.9ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約8.1ng/mL、少なくとも約8.2ng/mL、少なくとも約8.3ng/mL、少なくとも約8.4ng/mL、少なくとも約8.5ng/mL、少なくとも約8.6ng/mL、または少なくとも約8.7ng/mLであり得、いくつかの実施形態において、約1000ng・時間/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンC最大は、約50ng/mL~約60ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、少なくとも約145ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約155ng/mL、または少なくとも約158.1ng/mLであり得、いくつかの実施形態において約10,000ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンC最大は、約50ng/mL~約60ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、少なくとも約145ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約155 ng/mL、または少なくとも約158.1ng/mLであり得、いくつかの実施形態において約10,000ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンC最大は、約50ng/mL~約60ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、少なくとも約145ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約155ng/mL、または少なくとも約158.1ng/mLであり得、いくつかの実施形態において約10,000ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグは、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間にわたって、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mLであり、いくつかの実施形態において約10,000ng/mLまでであり得るデキストロメトルファンC平均をもたらす量で投与される。例えば、デキストロメトルファンを1日目の午前8時および午後8時に投与し、デキストロメトルファンを1日目の午前8時後および午後8時前に投与しない場合、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間は、1日目の午前8時の直後から午後8時の直前までである。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンC平均は、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mLであり得、いくつかの実施形態において、約10,000ng/mLまでであり得る。上記のC平均値は、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間、またはデキストロメトルファンが8日目に1度だけ投与される場合、C平均はデキストロメトルファンの最初の投与後12時間に対するものであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンC平均は、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5 ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mLであり得、いくつかの実施形態において、約10,000ng/mLまでであり得る。上記のC平均値は、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間、またはデキストロメトルファンが9日目に1度だけ投与される場合、C平均はデキストロメトルファンの最初の投与後12時間に対するものであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンC平均は、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約125ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約135ng/mL、少なくとも約140ng/mL、または少なくとも約140.5ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、約170ng/mL~約200ng/mLであり得、いくつかの実施形態において、約10,000ng/mLまでであり得る。上記のC平均値は、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間、またはデキストロメトルファンが10日目に1度だけ投与される場合、C平均はデキストロメトルファンの最初の投与後12時間に対するものであり得る。
デキストロメトルファンの変動指数値FI(%)は、式で求めることができる。
Figure 2023519965000021
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンFI(%)は、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、デキストロメトルファンと、を共投与することによって血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを8日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍または少なくとも2倍、減少する。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、デキストロメトルファンと、を共投与することによって血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを9日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍または少なくとも2倍、減少する。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンFI(%)は、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、デキストロメトルファンと、を共投与することによって血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを10日間投与した場合と比較して、少なくとも1,5倍または少なくとも2倍、減少する。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、50%未満、40%未満、30%未満、約20~50%、約20~40%、約20~30%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、50%未満、40%未満、30%未満、約20~50%、約20~40%、約20~30%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、50%未満、40%未満、30%未満、約20~50%、約20~40%、約20~30%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンFI(%)は、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、デキストロメトルファンと、を共投与することによって血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを8日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、または少なくとも6倍減少する。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、デキストロメトルファンと、を共投与することによって血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを9日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、または少なくとも6倍減少する。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた10日目のデキストロメトルファンFI(%)は、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物の代謝物もしくはプロドラッグと、デキストロメトルファンと、を共投与することによって血漿濃度を上昇させずにデキストロメトルファンを10日間投与した場合と比較して、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、または少なくとも6倍減少する。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた8日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、70%未満、60%未満、50%未満、約30~70%、約30~60%、約30~50%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、70%未満、60%未満、50%未満、約30~70%、約30~60%、約30~50%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
いくつかの実施形態では、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファンの血漿濃度が高められた9日目のデキストロメトルファンFI(%)は、100%未満、70%未満、60%未満、50%未満、約30~70%、約30~60%、約30~50%、またはこれらの任意の値で区切られた範囲内の任意のFI(%)値である。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグが投与される第1日目のデキストロメトルファントラフ濃度(例えば、投与後12時間の血漿濃度;「C最小」とも呼ばれる)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るトラフ濃度(trough level)の少なくとも2倍であり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる最初の日のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約0.8ng/mL、少なくとも約0.9ng/mL、少なくとも約1.0ng/mL、少なくとも約1.1ng/mL、少なくとも約1.2ng/mL、少なくとも約1.3ng/mL、少なくとも約1.4ng/mL、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約1.6ng/mL、少なくとも約1.7ng/mL、少なくとも約1.8ng/mL、少なくとも約1.9ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約2.1ng/mL、少なくとも約2.2ng/mL、少なくとも約2.3ng/mL、少なくとも約2.4ng/mL、少なくとも約2.5ng/mL、または少なくとも約2.5ng/mLであり得、約100ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる5日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、または少なくとも約80.9ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる6日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、または少なくとも約102.2ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる7日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、または少なくとも約110.6ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる8日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、少なくとも約119.3ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、または約170ng/mL~約200ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる9日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、または少なくとも約119.3ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、または約170ng/mL~約200ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、例えば、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかの代謝産物もしくはプロドラッグと共にデキストロメトルファンを共投与することによって、デキストロメトルファン血漿濃度が高められる10日目のデキストロメトルファンC最小は、少なくとも約1.5ng/mL、少なくとも約2.0ng/mL、少なくとも約3.0ng/mL、少なくとも約4.0ng/mL、少なくとも約5.0ng/mL、少なくとも約6.0ng/mL、少なくとも約7.0ng/mL、少なくとも約8.0ng/mL、少なくとも約9.0ng/mL、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約15ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約25ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約35ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約45ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約55ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約65ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約75ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約85ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約95ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約105ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約115ng/mL、または少なくとも約119.3ng/mL、約20ng/mL~約30ng/mL、約30ng/mL~約40ng/mL、約40ng/mL~約50ng/mL、約50ng/mL~約55ng/mL、約55ng/mL~約60ng/mL、約80ng/mL~約90ng/mL、約80ng/mL~約85ng/mL、約85ng/mL~約90ng/mL、約90ng/mL~約95ng/mL、約95ng/mL~約100ng/mL、約100ng/mL~約105ng/mL、約105ng/mL~約110ng/mL、約110ng/mL~約115ng/mL、約115ng/mL~約120ng/mL、約120ng/mL~約130ng/mL、約130ng/mL~約135ng/mL、約135ng/mL~約140ng/mL、約140ng/mL~約145ng/mL、約145ng/mL~約150ng/mL、約150ng/mL~約155ng/mL、約155ng/mL~約160ng/mL、約160ng/mL~約170ng/mL、または約170ng/mL~約200ng/mLであり得、約10,000ng/mLまでであり得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグは、デキストロメトルファンでの治療の少なくとも2日の第1日目に投与され、デキストロメトルファン血漿濃度における低減は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで投与されるデキストロメトルファンの同じ量と比べて、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンが共投与される第1日目に起こる。例えば、第1日目のデキストロメトルファンの血漿濃度は、ブプロピオン無しのデキストロメトルファンの同じ量の投与により達成され得るデキストロメトルファン血漿濃度と比べて少なくとも5%低減し得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグは、デキストロメトルファンと共に、少なくとも5日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、5日目のデキストロメトルファン血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで5日間連続投与された同じ量の投与で達成され得るデキストロメトルファン血漿濃度よりも高い。例えば、5日目のデキストロメトルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで5日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得る水準の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも65倍、または上限約500倍であり得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンは、少なくとも6日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、6日目のデキストロメトルファン血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで6日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロメトルファン血漿濃度よりも高い。例えば、6日目のデキストロメトルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで6日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得る水準の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも75倍、または上限約500倍であり得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンは、少なくとも7日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、7日目のデキストロメトルファン血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで7日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロメトルファン血漿濃度よりも高い。例えば、7日目のデキストロメトルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで7日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得る水準の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、または上限約500倍であり得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンは、少なくとも8日連続して共投与され、8日目において、デキストロメトルファンは、例えば、共投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで8日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得る血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、少なくとも100倍、または上限約1000倍の血漿濃度を有する。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンは、少なくとも8日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、8日目のデキストロルファン血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで8日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度よりも低い。例えば、8日目のデキストロルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで8日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度と比べて、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、または少なくとも50%低減され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンは、少なくとも9日連続して共投与され、9日目において、デキストロメトルファンは、例えば、共投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで9日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得る血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、少なくとも100倍、または上限約1000倍の血漿濃度を有する。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンは、少なくとも9日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、9日目のデキストロルファン血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで9日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度よりも低い。例えば、9日目のデキストロルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで9日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度と比べて、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、または少なくとも50%低減され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンは、少なくとも10日連続して共投与され、10日目において、デキストロメトルファンは、例えば、共投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで10日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得る血漿濃度の少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも50倍、少なくとも60倍、少なくとも70倍、少なくとも80倍、少なくとも90倍、少なくとも100倍、または上限約1000倍の血漿濃度を有する。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグおよびデキストロメトルファンは、少なくとも10日連続してデキストロメトルファンでの治療を必要とするヒトに共投与され、10日目のデキストロルファン血漿濃度は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで10日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度よりも低い。例えば、10日目のデキストロルファン血漿濃度(例えば、投与後0時間、1時間、3時間、6時間、または12時間で)は、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはこれらのいずれかの化合物の代謝産物もしくはプロドラッグ無しで10日間連続投与されたデキストロメトルファンの同じ量の投与で達成され得るデキストロルファン血漿濃度と比べて、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、または少なくとも50%低減され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオンは、8日目において、少なくとも約100ng・時間/mL、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約500ng・時間/mL、少なくとも約600ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約800ng・時間/mL、少なくとも約900ng・時間/mL、少なくとも約1,000ng・時間/mL、少なくとも約1,200ng・時間/mL、少なくとも1,600ng・時間/mL、または上限約15,000ng・時間/mLである、ヒトにおけるブプロピオンのAUC0-12をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオンは、8日目において、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約40ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約70ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも120ng/mL、または上限約1,500ng/mLである、ヒトにおけるブプロピオンのC平均をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオンは、8日目において、少なくとも約10ng/mL、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約110ng/mL、少なくとも約120ng/mL、少なくとも約130ng/mL、少なくとも約140ng/mL、少なくとも200ng/mL、または上限約1,500ng/mLである、ヒトにおけるブプロピオンのC最大をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの液体組成物は、約0.0001%(w/v)から約50%(w/v)、約0.01%(w/v)から約20%(w/v)、約0.01%から約10%(w/v)、約1%(w/v)から約3%(w/v)、約3%(w/v)から約5%(w/v)、約5%(w/v)から約7%(w/v)、約5%(w/v)から約15%(w/v)、約7%(w/v)から約10%(w/v)、約10%(w/v)から約15%(w/v)、約15%(w/v)から約20%(w/v)、約20%(w/v)から約30%(w/v)、約30%(w/v)から約40%(w/v)、もしくは約40%(w/v)から約50%(w/v)のブプロピオン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のブプロピオンの量、またはこれらの任意の値の間の任意のブプロピオンの量を含み得る。
いくつかの液体剤形は、約10mgから約1000mg、約50mgから約1000mg、約10mgから約50mg、約50mgから約100mg、約40mgから約90mg、約200mgから約300mg、約70mgから約95mg、約100mgから約200mg、約100mgから約105mg、約105mgから約200mg、約110mgから約140mg、約180mgから約220mg、約280mgから約320mg、約105mg、約200mg、約150mg、もしくは約300mgのブプロピオン、例えば塩化ブプロピオン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のブプロピオンの量、またはこれらの任意の値の間の任意のブプロピオンの量を含み得る。
いくつかの固体組成物は、少なくとも約5%(w/w)、少なくとも約10%(w/w)、少なくとも約20%(w/w)、少なくとも約50%(w/w)、少なくとも約70%(w/w)、少なくとも約80%、約10%(w/w)から約30%(w/w)、約10%(w/w)から約20%(w/w)、約20%(w/w)から約30%(w/w)、約30%(w/w)から約50%(w/w)、約30%(w/w)から約40%(w/w)、約40%(w/w)から約50%(w/w)、約50%(w/w)から約80%(w/w)、約50%(w/w)から約60%(w/w)、約70%(w/w)から約80%(w/w)、もしくは約80%(w/w)から約90%(w/w)のブプロピオン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のブプロピオンの量、またはこれらの任意の値の間の任意のブプロピオンの量を含み得る。
いくつかの固体剤形は、約10mgから約1000mg、約50mgから約1000mg、約10mgから約50mg、約50mgから約100mg、約40mgから約90mg、約200mgから約300mg、約70mgから約95mg、約100mgから約200mg、約100mgから約120mg、約105mgから約200mg、約90mgから約120mg、約100mgから約110mg、約110mgから約140mg、約50mgから約150mg、約180mgから約220mg、約280mgから約320mg、約105mg、約200mg、約150mg、もしくは約300mgのブプロピオン、例えば塩化ブプロピオン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のブプロピオンの量、またはこれらの任意の値の間の任意のブプロピオンの量を含み得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオンは、約0.1μMから約10μM、約0.1μMから約5μM、約0.2μMから約3μM、約0.1μMから約1μM、約0.2μMから約2μM、約1μMから約10μM、約1μMから約5μM、約2μMから約3μM、もしくは約2.8μMから約3μM、約1.5μMから約2μM、約4.5μMから約5μM、約2.5μMから約3μM、約1.8μM、約4.8μM、約2.9μM、約2.8μMのブプロピオン血漿濃度、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の血漿濃度をもたらす用量、またはこれらの任意の値の間の任意の血漿濃度をもたらす用量で投与される。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、またはヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、約0.1μMから約10μM、約0.1μMから約5μM、約0.2μMから約3μM、約0.1μMから約1μM、約0.2μMから約2μM、1μMから約10μM、約1μMから約5μM、約2μMから約3μM、もしくは約2.8μMから約3μM、約1.5μMから約2μM、約4.5μMから約5μM、約2.5μMから約3μM、約1.8μM、約4.8μM、約2.9μM、約2.8μMのヒドロキシブプロピオン血漿濃度、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の血漿濃度をもたらす用量、またはこれらの任意の値の間の任意の血漿濃度をもたらす用量で投与される。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、またはヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目において、少なくとも約3,000ng・時間/mL、少なくとも約7,000ng・時間/mL、少なくとも約10,000ng・時間/mL、少なくとも約15,000ng・時間/mL、少なくとも約20,000ng・時間/mL、少なくとも約30,000ng・時間/mL、上限約50,000ng・時間/mL、上限約150,000ng・時間/mL、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のAUC、またはこれらの任意の値の間の任意のAUCである、ヒトにおけるヒドロキシブプロピオンのAUC0-12をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、またはヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目において、少なくとも約300ng/mL、少なくとも約700ng/mL、少なくとも約1,000ng/mL、少なくとも約1,500ng/mL、少なくとも約2,000ng/mL、少なくとも約4,000ng/mL、上限約10,000ng/mL、上限約50,000ng/mL、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のC最大、またはこれらの任意の値の間の任意のC最大である、ヒトにおけるヒドロキシブプロピオンのC最大をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、またはヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目において、少なくとも約200ng/mL、少なくとも約300ng/mL、少なくとも約700ng/mL、少なくとも約1,000ng/mL、少なくとも約1,500ng/mL、少なくとも約2,000ng/mL、少なくとも約4,000ng/mL、上限約10,000ng/mL、上限約50,000ng/mL、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のC平均、またはこれらの任意の値の間の任意のC平均である、ヒトにおけるヒドロキシブプロピオンのC平均をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、約0.1μMから約10μM、約0.1μMから約5μM、約0.2μMから約3μM、約0.1μMから約1μM、約0.2μMから約2μM、約1μMから約10μM、約1μMから約5μM、約2μMから約3μM、もしくは約2.8μMから約3μM、約1.5μMから約2μM、約4.5μMから約5μM、約2.5μMから約3μM、約1.8μM、約4.8μM、約2.9μM、約2.8μMのトレオヒドロキシブプロピオン血漿濃度、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の血漿濃度をもたらす用量、またはこれらの任意の値の間の任意の血漿濃度をもたらす用量で投与される。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目において、少なくとも約1,000ng・時間/mL、少なくとも約2,000ng・時間/mL、少なくとも約4,000ng・時間/mL、少なくとも約5,000ng・時間/mL、少なくとも約8,000ng・時間/mL、上限約10,000ng・時間/mL、上限約40,000ng・時間/mL、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のAUC、またはこれらの任意の値の間の任意のAUCである、ヒトにおけるトレオヒドロキシブプロピオンのAUC0-12をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目において、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約200ng/mL、少なくとも約400ng/mL、少なくとも約500ng/mL、少なくとも約600ng/mL、少なくとも約800ng/mL、上限約2,000ng/mL、上限約10,000ng/mL、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のC最大、またはこれらの任意の値の間の任意のC最大である、ヒトにおけるトレオヒドロキシブプロピオンのC最大をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはトレオヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目において、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約300ng/mL、少なくとも約400ng/mL、少なくとも約600ng/mL、少なくとも約800ng/mL、上限約2,000ng/mL、上限約10,000ng/mL、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のC平均、またはこれらの任意の値の間の任意のC平均である、ヒトにおけるトレオヒドロキシブプロピオンのC平均をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはエリトロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、約0.1μMから約10μM、約0.1μMから約5μM、約0.2μMから約3μM、約0.1μMから約1μM、約0.2μMから約2μM、約1μMから約10μM、約1μMから約5μM、約2μMから約3μM、もしくは約2.8μMから約3μM、約1.5μMから約2μM、約4.5μMから約5μM、約2.5μMから約3μM、約1.8μM、約4.8μM、約2.9μM、約2.8μMのエリトロヒドロキシブプロピオン血漿濃度、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の血漿濃度をもたらす用量、またはこれらの任意の値の間の任意の血漿濃度をもたらす用量で投与される。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはエリトロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目において、少なくとも約200ng・時間/mL、少なくとも約400ng・時間/mL、少なくとも約700ng・時間/mL、少なくとも約1,000ng・時間/mL、少なくとも約1,500ng・時間/mL、少なくとも約3,000ng・時間/mL、上限約5,000ng・時間/mL、上限約30,000ng・時間/mL、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のAUC、またはこれらの任意の値の間の任意のAUCである、ヒトにおけるエリトロヒドロキシブプロピオンのAUC0-12をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはエリトロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目において、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約60ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約200ng/mL、少なくとも約300ng/mL、上限約1,000ng/mL、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のC最大、またはこれらの任意の値の間の任意のC最大である、ヒトにおけるエリトロヒドロキシブプロピオンのC最大をもたらす量でヒトに投与され得る。
いくつかの実施形態において、ブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、またはエリトロヒドロキシブプロピオンのプロドラッグは、8日目において、少なくとも約20ng/mL、少なくとも約30ng/mL、少なくとも約50ng/mL、少なくとも約80ng/mL、少なくとも約90ng/mL、少なくとも約100ng/mL、少なくとも約150ng/mL、少なくとも約200ng/mL、少なくとも約300ng/mL、上限約1,000ng/mL、上限約5,000ng/mL、これらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意のC平均、またはこれらの任意の値の間の任意のC平均である、ヒトにおけるエリトロヒドロキシブプロピオンのC平均をもたらす量でヒトに投与され得る。
デキストロメトルファンおよびブプロピオンを含む組成物について、いくつかの液体は、約0.0001%(w/v)から約50%(w/v)、約0.01%(w/v)から約20%(w/v)、約0.01%から約10%(w/v)、約1%(w/v)から約3%(w/v)、約3%(w/v)から約5%(w/v)、約5%(w/v)から約7%(w/v)、約5%(w/v)から約15%(w/v)、約7%(w/v)から約10%(w/v)、約10%(w/v)から約15%(w/v)、約15%(w/v)から約20%(w/v)、約20%(w/v)から約30%(w/v)、約30%(w/v)から約40%(w/v)、約40%(w/v)から約50%(w/v)の組み合わされたデキストロメトルファンおよびブプロピオン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の量、またはこれらの任意の値の間の任意の量を含み得る。
いくつかの固体組成物は、少なくとも約5%(w/w)、少なくとも約10%(w/w)、少なくとも約20%(w/w)、少なくとも約50%(w/w)、少なくとも約70%(w/w)、少なくとも約80%、約10%(w/w)から約30%(w/w)、約10%(w/w)から約20%(w/w)、約20%(w/w)から約30%(w/w)、約30%(w/w)から約50%(w/w)、約30%(w/w)から約40%(w/w)、約40%(w/w)から約50%(w/w)、約50%(w/w)から約80%(w/w)、約50%(w/w)から約60%(w/w)、約70%(w/w)から約80%(w/w)、約80%(w/w)から約90%(w/w)の組み合わされたデキストロメトルファンおよびブプロピオン、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の量、またはこれらの任意の値の間の任意の量を含み得る。
いくつかの実施形態において、単一の組成物または剤形中のブプロピオンに対するデキストロメトルファンの重量割合は、約0.1から約2、約0.2から約1、約0.1から約0.3、約0.2から約0.4、約0.3から約0.5、約0.5から約0.7、約0.8から約1、約0.2、約0.3、約0.4、約0.45、約0.6、約0.9、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の任意の値、またはこれらの任意の値の間の任意の値であり得る。
治療化合物の治療的有効量は、状況に依存して変化し得る。例えば、デキストロメトルファンの1日の用量は、いくつかの例において、約0.1mgから約1000mg、約40mgから約1000mg、約20mgから約600mg、約60mgから約700mg、約100mgから約400mg、約15mgから約20mg、約20mgから約25mg、約25mgから約30mg、約30mgから約35mg、約35mgから約40mg、約40mgから約45mg、約45mgから約50mg、約50mgから約55mg、約55mgから約60mg、約20mgから約60mg、約60mgから約100mg、約100mgから約200mg、約100mgから約140mg、約160mgから約200mg、約200mgから約300mg、約220mgから約260mg、約300mgから約400mg、約340mgから約380mg、約400mgから約500mg、約500mgから約600mg、約15mg、約30mg、約60mg、約120mg、約180mg、約240mg、約360mgの範囲、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の1日の用量、またはこれらの任意の値の間の任意の1日の用量であり得る。デキストロメトルファンは、1日1回、またはそれぞれ毎日の用量の約半分、1/3、1/4、もしくは1/6の量で1日2回もしくは12時間毎、1日3回、1日4回、または1日6回投与され得る。
ブプロピオンの1日の用量は、いくつかの例において、約10mgから約1000mg、約50mgから約600mg、約100mgから約2000mg、約50mgから約100mg、約70mgから約95mg、約100mgから約200mg、約105mgから約200mg、約100mgから約150mg、約150mgから約300mg、約150mgから約200mg、約200mgから約250mg、約250mgから約300mg、約200mg約300mg、約300mgから約400mg、約400mgから約500mg、約400mgから約600mg、約360mgから約440mg、約560mgから約640mg、または約500mgから約600mg、約100mg、約150mg、約200mg、約300mg、約400mg、約600mgの範囲、またはこれらの任意の値によって境界づけられる範囲の1日の用量、またはこれらの任意の値の間の任意の1日の用量であり得る。ブプロピオンは、1日1回;、またはそれぞれ毎日の用量の約半分、または1/3の量で1日2回もしくは12時間毎、または1日3回投与され得る。
いくつかの実施形態において、1)約50mg/日から約100mg/日、約100mg/日から約150mg/日、約150mg/日から約300mg/日、約150mg/日から約200mg/日、約200mg/日から約250mg/日、約250mg/日から約300mg/日のブプロピオン、もしくは約300mg/日から約500mg/日のブプロピオン、および/または2)約15mg/日から約60mg/日、約15mg/日から約30mg/日、約30mg/日から約45mg/日、約45mg/日から約60mg/日、約60mg/日から約100mg/日、約80mg/日から約110mg/日、約100mg/日から約150mg/日、もしくは約100mg/日から約300mg/日のデキストロメトルファンが、それを必要とするヒトに投与される。
いくつかの実施形態において、約150mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファン、約150mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のデキストロメトルファン、約150mg/日のブプロピオンおよび約90mg/日のデキストロメトルファン、約150mg/日のブプロピオンおよび約120mg/日のデキストロメトルファン、約200mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファン、約200mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のデキストロメトルファン、約200mg/日のブプロピオンおよび約90mg/日のデキストロメトルファン、約200mg/日のブプロピオンおよび約120mg/日のデキストロメトルファン、約300mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファン、約300mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のデキストロメトルファン、約300mg/日のブプロピオンおよび約90mg/日のデキストロメトルファン、または約300mg/日のブプロピオンおよび約120mg/日のデキストロメトルファンがヒトに投与される。
いくつかの実施形態において、約100mg/日のブプロピオンおよび約15mg/日のデキストロメトルファンが1、2、または3日間ヒトに投与され、続いて約200mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファンが投与される。いくつかの実施形態において、約100mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファンが1、2、または3日間ヒトに投与され、続いて約200mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のデキストロメトルファンが投与される。
いくつかの実施形態において、約75mg/日のブプロピオンおよび約15mg/日のデキストロメトルファンが1、2、または3日間ヒトに投与され、続いて約150mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファンが投与される。いくつかの実施形態において、約75mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファンが1、2、または3日間ヒトに投与され、続いて約150mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のデキストロメトルファンが投与される。
ブプロピオンのような抗うつ剤化合物は、疼痛、うつ病または咳などの神経的状態を治療するために必要とされるだけ投与され得る。いくつかの実施形態において、ブプロピオンのような抗うつ剤組成物およびデキストロメトルファンは、少なくとも1日間、少なくとも3日間、少なくとも5日間、少なくとも7日間、少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも14日間、少なくとも21日間、少なくとも28日間、少なくとも30日間、少なくとも35日間、少なくとも42日間、少なくとも60日間、少なくとも90日間、少なくとも180日間、少なくとも365日間、もしくはそれより長く、1日1回もしくは1日2回のような少なくとも1日1回で投与される。
いくつかの実施形態において、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグとの共投与は、デキストロメトルファンと、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、スレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のプロドラッグとを1日2回共投与する前に、1日1回、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15日またはそれより多くの日数行われてもよい。
治療化合物は、例えば、不活性希釈剤または食用担体と一緒に、経口投与のために処方され得る。または、ハードもしくはソフトシェルゼラチンカプセル内に封入されてもよいし、錠剤中に圧縮されていてもよいし、食事の食物に直接組み込まれていてもよい。経口治療投与では、活性化合物は、賦形剤と共に組み込まれていてもよく、経口摂取錠剤、バッカル錠、トローチ、カプセル、エリキシル、懸濁液、シロップ、ウェハース等の形態において使用され得る。
錠剤、トローチ、ピル、カプセル等は、次の1以上をも含有してもよい。すなわち、トラガカントガム、アカシア、トウモロコシデンプンもしくはゼラチンのような結合剤、リン酸二カルシウムのような賦形剤、トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン、アルギン酸等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、スクロース、ラクトースもしくはサッカリンのような甘味剤、または、ペパーミント、ウィンターグリーン油もしくはチェリー香料のような香味剤である。ユニット剤形がカプセルである場合、上記の種類の材料に加えて、液体担体を含有し得る。様々な他の材料がコーティング剤として存在してもよく、例えば、錠剤、ピルまたはカプセルは、シェラック、糖またはその両方を用いてコーティングされ得る。シロップまたはエリキシルは、活性化合物、甘味剤としてのスクロース、保存剤としてのメチルおよびプロピルパラベン、色素、ならびに、チェリーまたはオレンジフレーバーのような香料を含有し得る。剤形または医薬組成物における当該材料は、使用される量において薬学的に純粋で実質的に非毒性であることが、所望され得る。
ある組成物または剤形は、液体であってもよいし、または液体中に分散された固体相を含んでもよい。
治療化合物は、非経口または腹腔内投与のために処方され得る。遊離塩基または薬学的に許容される塩のような、活性化合物の溶液は、ヒドロキシプロピルセルロースのような界面活性剤と適切に混合された水の中において調製することができる。分散液は、グリセロール、液体ポリエチレングリコールおよびそれらの混合物内に、またはそれらの中に、分散された油を有することもできる。通常の保存および使用の条件下で、これらの製剤は、微生物の増殖を防ぐための保存剤を含有してもよい。
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、黒人もしくはアフリカ系アメリカ人である、または黒人もしくはアフリカ系アメリカ人であることが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、白人である、または白人であることが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、アジア系である、またはアジア系であることが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、ネイティブハワイアンもしくはその他の太平洋諸島民である、またはネイティブハワイアンもしくはその他の太平洋諸島民であることが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、ヒスパニックもしくはラテンアメリカ系である、またはヒスパニックもしくはラテンアメリカ系であることが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、ネイティブアメリカンもしくはアラスカ先住民である、またはネイティブアメリカンもしくはアラスカ先住民であることが選択される。
いくつかの実施形態において、ヒトもしくは患者は、ヒスパニックもしくはラテンアメリカ系ではない、またはヒスパニックもしくはラテンアメリカ系ではないことが選択される。
特に意図する実施形態
以下は、発明者によって特に企図される実施形態の例である。
(実施形態1)
治療を必要とするヒトに、増強されたデキストロメトルファンの血漿濃度もしくは生物学的利用能を送達すること、または治療的有効量のデキストロメトルファンおよび治療的有効量の抗うつ剤化合物の組み合わせを投与することを含む、疼痛または神経障害を治療する方法。
(実施形態2)
治療を必要とするヒトに、抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンの組み合わせを投与することを含む、疼痛を治療する方法。
(実施形態3)
デキストロメトルファンおよび抗うつ剤化合物を共投与することを含む、デキストロメトルファンの疼痛緩和特性を増強する方法。
(実施形態4)
デキストロメトルファンの投与を含む治療を受けるヒトに抗うつ剤化合物を共投与することを含む、デキストロメトルファンの高代謝群であるヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法。
(実施形態5)
ヒトに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの代謝を阻害する方法であって、前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、デキストロメトルファンは、前記抗うつ剤化合物と同時に前記ヒトの身体に存在する、方法。
(実施形態6)
ヒトに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの代謝寿命を増大する方法であって、前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群であり、デキストロメトルファンは、前記抗うつ剤化合物と同時に前記ヒトの身体に存在する、方法。
(実施形態7)
投与を必要とするヒトに抗うつ剤化合物を投与することを含む、デキストロメトルファンの高代謝を補正する方法。
(実施形態8)
疼痛の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与とともに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの疼痛緩和特性を改善する方法。
(実施形態9)
咳の治療を必要とするヒトにデキストロメトルファンの投与とともに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの鎮咳特性を改善する方法。
(実施形態10)
投与を必要とするヒトに抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンの組み合わせを投与することを含む咳を治療する方法。
(実施形態11)
神経障害の治療が必要なヒトにデキストロメトルファンの投与とともに抗うつ剤化合物を投与することを含むデキストロメトルファンの治療特性を改善する方法。
(実施形態12)
投与を必要とするヒトに抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンの組み合わせを投与することを含む神経障害を治療する方法。
(実施形態13)
治療を必要とするヒトに抗うつ剤化合物およびデキストロメトルファンを投与することを含む神経障害を治療する方法であって、前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である、方法。
(実施形態14)
前記デキストロメトルファンおよび前記抗うつ剤化合物は、分離した剤形で投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、または13に記載の方法。
(実施形態15)
治療的有効量のデキストロメトルファンと、治療的有効量の抗うつ剤化合物と、薬学的に許容される添加剤とを含む医薬組成物。
(実施形態16)
デキストロメトルファンの高代謝群であるヒトのデキストロメトルファンの代謝を阻害するための、少なくとも20mgのデキストロメトルファンおよび有効量の抗うつ剤化合物を含む経口剤形。
(実施形態17)
約30mgから約350mgのデキストロメトルファンが前記剤形に存在する、実施形態16に記載の経口剤形。
(実施形態18)
約100mgから約400mgのブプロピオンが前記剤形に存在する、実施形態16または17に記載の経口剤形。
(実施形態19)
前記経口剤形がヒトに投与される場合、約0.1μMから約10μMのブプロピオン血漿濃度をもたらすブプロピオンの量を含む、実施形態16、17、または18に記載の経口剤形。
(実施形態20)
前記経口剤形がヒトに投与される場合、約0.1μMから約2μMのブプロピオン血漿濃度をもたらすブプロピオンの量を含む、実施形態19に記載の経口剤形。
(実施形態21)
ブプロピオンは、約0.1μMから約10μMのブプロピオン血漿濃度をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、または13に記載の方法。
(実施形態22)
ブプロピオンは、約0.3μMから約1μMのブプロピオン血漿濃度をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態21に記載の方法。
(実施形態23)
前記抗うつ剤化合物は、ブプロピオンまたはその代謝物である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、または17に記載の方法、組成物、または剤形。
(実施形態24)
前記抗うつ剤化合物は、ブプロピオンである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、または17に記載の方法、組成物、または剤形。
(実施形態25)
前記抗うつ剤化合物は、クロミプラミン、ドキセピン、フルオキセチン、ミアンセリン、イミプラミン、2-クロロイミプラミン、アミトリプチリン、アモキサピン、デシプラミン、プロトリプチリン、トリミプラミン、ノルトリプチリン、マプロチリン、フェネルジン、イソカルボキサジド、トラニルシプロミン、パロキセチン、トラゾドン、シタロプラム、セルトラリン、アリールオキシインダンアミン、ベナクチジン、エスシタロプラム、フルボキサミン、ベンラファキシン、デスベンラファキシン、デュロキセチン、ミルタザピン、ネファゾドン、セレギリン、ケタミンまたはその薬学的に許容される塩である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、または17に記載の方法、組成物、または剤形。
(実施形態26)
デキストロメトルファンは、咳の治療のために前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、11、12、13、14、21、22、23、24、または25に記載の方法。
(実施形態27)
治療を必要とするヒトに約150mg/日から約300mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日から約120mg/日のデキストロメトルファンを投与することを含む神経障害を治療する方法。
(実施形態28)
治療を必要とするヒトにブプロピオンおよびデキストロメトルファンを投与することを含む神経障害を治療する方法であって、前記ブプロピオンおよびデキストロメトルファンは、少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも1日1回投与される、方法。
(実施形態29)
ブプロピオンは、少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも毎日前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、または27に記載の方法。
(実施形態30)
デキストロメトルファンは、少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも毎日前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、27または28に記載の方法。
(実施形態31)
ブプロピオンは、8日目において、ブプロピオン無しで投与された同じ量のデキストロメトルファンによってもたらされる血漿濃度の少なくとも10倍である前記ヒトにおけるデキストロメトルファンの血漿濃度をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態28、29、または30に記載の方法。
(実施形態32)
ブプロピオンは、8日目において、少なくとも約3000ng・時間/mLであるヒドロキシブプロピオンのAUC0-12をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態28、29、30、または31に記載の方法。
(実施形態33)
ブプロピオンは、8日目において、少なくとも約400ng・時間/mLであるエリトロヒドロキシブプロピオンのAUC0-12をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態28、29、30、31または32に記載の方法。
(実施形態34)
ブプロピオンは、8日目において、少なくとも約2000ng・時間/mLであるトレオヒドロキシブプロピオンのAUC0-12をもたらす量で投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態28、29、30、31、32または33に記載の方法。
(実施形態35)
デキストロメトルファンのブプロピオンに対する重量比は、約0.1から約0.5である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、26、27、28、29、30、31、32、33、または34に記載の方法、組成物、または剤形。
(実施形態36)
前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態27、28、29、30、31、32、33、34、または35に記載の方法。
(実施形態37)
約150mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファンが前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の方法。
(実施形態38)
約150mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のデキストロメトルファンが前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の方法。
(実施形態39)
約200mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファンが前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の方法。
(実施形態40)
約1から約3日間約100mg/日のブプロピオンおよび約15mg/日のデキストロメトルファンが前記ヒトに投与され、約200mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファンの投与がそれに続く、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の方法。
(実施形態41)
約200mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のデキストロメトルファンが前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の方法。
(実施形態42)
約1から約3日間約100mg/日のブプロピオンおよび約30mg/日のデキストロメトルファンが前記ヒトに投与され、約200mg/日のブプロピオンおよび約60mg/日のデキストロメトルファンの投与がそれに続く、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の方法。
(実施形態43)
デキストロメトルファンは、疼痛の治療のために前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態4、5、6、7、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、または42に記載の方法。
(実施形態44)
前記疼痛は、後疼痛、癌性疼痛、関節痛、腰仙部の痛み、筋骨格系疼痛、中枢多発性硬化症の痛み、侵害受容性疼痛、または神経因性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態45)
前記疼痛は、筋骨格疼痛、神経因性疼痛、癌関連疼痛、急性疼痛、または侵害受容性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態46)
前記疼痛は、術後疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態47)
前記疼痛は、癌性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態48)
前記疼痛は、関節痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態49)
前記疼痛は、腰仙部痛を含む、実施形態43に記載の方法。
(実施形態50)
前記疼痛は、筋骨格疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態51)
前記疼痛は、神経因性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態52)
前記疼痛は、侵害受容性疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態53)
前記疼痛は、慢性筋骨格痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態54)
前記疼痛は、関節リウマチと関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態55)
前記疼痛は、若年性関節リウマチと関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態56)
前記疼痛は、変形性関節症と関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態57)
前記疼痛は、軸脊椎関節炎と関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態58)
前記疼痛は、強直性脊椎炎に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態59)
前記疼痛は、糖尿病性末梢神経障害に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態60)
前記疼痛は、後神経痛に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態61)
前記疼痛は、三叉神経痛に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態62)
前記疼痛は、モノ神経根疾患(monoradiculopathies)に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態63)
前記疼痛は、幻肢痛に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態64)
前記疼痛は、中枢性疼痛に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態65)
前記疼痛は、癌関連疼痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態66)
前記疼痛は、腰部神経根圧迫に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態67)
前記疼痛は、脊髄損傷に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態68)
前記疼痛は、脳卒中後疼痛に関連する、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態69)
前記疼痛は、中央多発性硬化症の痛みに関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態70)
前記疼痛は、HIV関連神経障害に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態71)
前記疼痛は、放射線療法関連神経障害に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態72)
前記疼痛は、化学療法関連神経障害に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態73)
前記疼痛は、歯痛を含む、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態74)
前記疼痛は、原発性月経困難症に関連している、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態43に記載の方法。
(実施形態75)
90mg/日のデキストロメトルファンが前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態4、5、6、7、9、10、11、12、13、14、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32の方法、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、または74に記載の方法。
(実施形態76)
45mgのデキストロメトルファンが前記ヒトに1日2回投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態75に記載の方法。
(実施形態77)
150mg/日のブプロピオンが前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態75または76に記載の方法。
(実施形態78)
180mg/日のブプロピオンが前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態75または76に記載の方法。
(実施形態79)
200mg/日のブプロピオンが前記ヒトに投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態75または76に記載の方法。
(実施形態80)
300mg/日のブプロピオンが前記ヒト投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態75または76に記載の方法。
(実施形態81)
トレオヒドロキシブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、ブプロピオンまたはそれらのプロドラッグをデキストロメトルファンと共にヒトに共投与することを含み、トレオヒドロキシブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、ブプロピオンまたはそれらのプロドラッグが、少なくとも約40ng・時間/mLであるデキストロメトルファンのAUC0-12をもたらす量で投与される、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法。
(実施形態82)
前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約50ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態81に記載の方法。
(実施形態83)
前記ヒトは、デキストロメトルファンでの治療を必要としている、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態81または82に記載の方法。
(実施形態84)
前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態81、82または83に記載の方法。
(実施形態85)
トレオヒドロキシブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、ブプロピオン、またはそれらのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも毎日前記ヒトに投与する、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態81、82、83または84に記載の方法。
(実施形態86)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85に記載の方法。
(実施形態87)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約400ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85または86に記載の方法。
(実施形態88)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約800ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85、86または87に記載の方法。
(実施形態89)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85、86、87または88に記載の方法。
(実施形態90)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85、86、87、88または89に記載の方法。
(実施形態91)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85、86、87、88、89または90に記載の方法。
(実施形態92)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約2900ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85、86、87、88、89、90または91に記載の方法。
(実施形態93)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85、86、87、88、89、90、91または92に記載の方法。
(実勢形態94)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85、86、87、88、89、90、91、92または93に記載の方法。
(実施形態95)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約3500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85、86、87、88、89、90、91、92、93または94に記載の方法。
(実施形態96)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約5000ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態85、86、87、88、89、90、91、92、93、94または95に記載の方法。
(実施形態97)
トレオヒドロキシブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、ブプロピオンまたはそれらのプロドラッグをデキストロメトルファンと共にヒトに共投与することを含み、トレオヒドロキシブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、ブプロピオンまたはそれらのプロドラッグが、少なくとも約6ng/mLであるデキストロメトルファンのC最大をもたらす量で投与される、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法。
(実施形態98)
前記ヒトは、デキストロメトルファンでの治療を必要としている、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態97に記載の方法。
(実施形態99)
前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態97または98に記載の方法。
(実施形態100)
トレオヒドロキシブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、ブプロピオン、またはそれらのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも毎日前記ヒトに投与する、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態97、98または99に記載の方法。
(実施形態101)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約20ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態100に記載の方法。
(実施形態102)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約60ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態100または101に記載の方法。
(実施形態103)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約120ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態100、101または102に記載の方法。
(実施形態104)
トレオヒドロキシブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、ブプロピオンまたはそれらのプロドラッグをデキストロメトルファンと共にヒトに共投与することを含み、トレオヒドロキシブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、ブプロピオンまたはそれらのプロドラッグが、1回投与後の12時間の期間にわたり、少なくとも約5ng/mLであるデキストロメトルファンのC平均をもたらす量で投与される、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法。
(実施形態105)
前記ヒトは、デキストロメトルファンでの治療を必要としている、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態104に記載の方法。
(実施形態106)
前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態104または105に記載の方法。
(実施形態107)
トレオヒドロキシブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、ブプロピオン、またはそれらのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも毎日前記ヒトに投与する、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態104、105または106に記載の方法。
(実施形態108)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC平均は、少なくとも約20ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態107に記載の方法。
(実施形態109)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC平均は、少なくとも約70ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態107または108に記載の方法。
(実施形態110)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC平均は、少なくとも約120ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態107、108または109に記載の方法。
(実施形態111)
ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグをデキストロメトルファンと共にヒトに共投与することを含み、ブプロピオンまたはそのプロドラッグが、少なくとも約40ng・時間/mLであるデキストロメトルファンのAUC0-12をもたらす量で投与される、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法。
(実施形態112)
前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約50ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態111に記載の方法。
(実施形態113)
前記ヒトは、デキストロメトルファンでの治療を必要としている、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態111または112に記載の方法。
(実施形態114)
前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態111、112または113に記載の方法。
(実施形態115)
ブプロピオンまたはそのプロドラッグが少なくとも2日間連続して少なくとも毎日デキストロメトルファンと共投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態111、112、113または114に記載の方法。
(実施形態116)
ブプロピオン、またはそのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも毎日前記ヒトに投与する、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態115に記載の方法。
(実施形態117)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態116に記載の方法。
(実施形態118)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約800ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態116に記載の方法。
(実施形態119)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-12は、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態116に記載の方法。
(実施形態120)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態116に記載の方法。
(実施形態121)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-24は、少なくとも約1500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態116に記載の方法。
(実施形態122)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約100ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態116に記載の方法。
(実施形態123)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約3500ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態116に記載の方法。
(実施形態124)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのAUC0-infは、少なくとも約5000ng・時間/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態116に記載の方法。
(実施形態125)
ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグをデキストロメトルファンと共にヒトに共投与することを含み、ブプロピオンまたはそのプロドラッグが、少なくとも約6ng/mLであるデキストロメトルファンのC最大をもたらす量で投与される、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法。
(実施形態126)
前記ヒトは、デキストロメトルファンでの治療を必要としている、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態125に記載の方法。
(実施形態127)
前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態125または126に記載の方法。
(実施形態128)
ブプロピオンまたはそのプロドラッグが少なくとも2日間連続して少なくとも毎日デキストロメトルファンと共投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態126、127または128に記載の方法。
(実施形態129)
ブプロピオン、またはそのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを少なくとも8日間、少なくとも9日間、または少なくとも10日間、少なくとも毎日前記ヒトに共投与する、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態128に記載の方法。
(実施形態130)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約10ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態129に記載の方法。
(実施形態131)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約60ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態129に記載の方法。
(実施形態132)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC最大は、少なくとも約120ng/mLである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態129に記載の方法。
(実施形態133)
ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、トレオヒドロキシブプロピオン、またはこれらの化合物のいずれかのプロドラッグをデキストロメトルファンと共にヒトに共投与することを含み、ブプロピオンまたはそのプロドラッグが、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間にわたり、少なくとも約5ng/mLであるデキストロメトルファンのC平均をもたらす量で投与される、ヒトにおけるデキストロメトルファン血漿濃度を増大する方法。
(実施形態134)
ブプロピオンまたはそのプロドラッグが、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間にわたり、少なくとも約60ng/mLであるデキストロメトルファンのC平均をもたらす量で投与される、いずれかの実施形態、例えば実施形態134に記載の方法。
(実施形態135)
前記ヒトは、デキストロメトルファンでの治療を必要としている、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態134に記載の方法。
(実施形態136)
前記ヒトは、デキストロメトルファンの高代謝群である、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態134または135に記載の方法。
(実施形態137)
ブプロピオンまたはそのプロドラッグが少なくとも2日間連続して少なくとも毎日デキストロメトルファンと共投与される、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態134、135または136に記載の方法。
(実施形態138)
ブプロピオン、またはそのプロドラッグ、およびデキストロメトルファンを少なくとも8日間、9日間、または10日間少なくとも毎日前記ヒトに投与する、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態137に記載の方法。
(実施形態139)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC平均は、少なくとも約8ng/mLであり、前記C平均は、デキストロメトルファンの2回の別々且つ連続投与の間の期間に対するものである、または、デキストロメトルファンが8日目、9日目、または10日目に1度だけ投与される場合、前記C平均は、8日目、9日目、または10日目のデキストロメトルファンの最初の投与後12時間に対するものである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態138に記載の方法。
(実施形態140)
8日目、9日目、または10日目の前記デキストロメトルファンのC平均は、少なくとも約120ng/mLであり、前記C平均は、デキストロメトルファンを2回に分けて連続で投与する間の期間である、または、デキストロメトルファンが8日目、9日目、または10日目に1度だけ投与される場合、前記C平均は、8日目、9日目、または10日目のデキストロメトルファンの最初の投与後12時間に対するものである、いずれかの先行実施形態、例えば実施形態138に記載の方法。
(実施形態141)
うつ病の治療においてブプロピオンの効果を増強させる方法であって、ブプロピオン約90mg~約125mgと、デキストロメトルファン約0.3mg/kg~約1mg/kgとを組み合わせて、1日1または2回、少なくとも23日間、うつ病を患っているヒトに経口投与することを含み、デキストロメトルファンと組み合わせてブプロピオンを経口投与することは、デキストロメトルファンなしでブプロピオンを同じ用量で経口投与する場合よりもうつ病治療において有効である、方法。
(実施形態142)
約0.6mg/kg~約0.8mg/kgのデキストロメトルファンを1日1回または2回経口投与する、実施形態141に記載の方法。
(実施形態143)
約45mgのデキストロメトルファンを1日1回または2回経口投与する、実施形態141に記載の方法。
(実施形態144)
約100mg~約120mgのブプロピオンを1日1回または2回経口投与する、実施形態141に記載の方法。
(実施形態145)
約105mgのブプロピオンを1日1回または2回経口投与する、実施形態142に記載の方法。
(実施形態146)
デキストロメトルファンおよびブプロピオンを、少なくとも35日間経口投与する、実施形態141に記載の方法。
(実施形態147)
前記ヒトが治療抵抗性うつ病を患っている、実施形態141に記載の方法。
(実施形態148)
デキストロメトルファンは、デキストロメトルファンの即時放出を提供する剤形で経口投与される、実施形態141に記載の方法。
(実施形態149)
デキストロメトルファンは、デキストロメトルファンの即時放出を提供する剤形において経口投与される、実施形態143に記載の方法。
(実施形態150)
ブプロピオンが、ブプロピオンの徐放を提供する剤形で経口投与される、実施形態141に記載の方法。
(実施形態151)
ブプロピオンが、ブプロピオンの徐放を提供する剤形で経口投与される、実施形態145に記載の方法。
(実施形態152)
約105mgのブプロピオンを、ブプロピオンの徐放を提供する剤形で1日1回または2回経口投与する、実施形態150に記載の方法。
(実施形態153)
ブプロピオンおよびデキストロメトルファンは、1日1回または2回経口投与される単一の剤形で一緒に経口投与される、実施形態152に記載の方法。
(実施形態154)
デキストロメトルファンおよびブプロピオンは、少なくとも5週間経口投与される、実施形態153に記載の方法。
(実施形態155)
前記ヒトが大うつ病性障害を患っている、実施形態141に記載の方法。
(実施形態156)
ブプロピオンが、エナンチオマー過剰のR-エナンチオマーを含む、実施形態154に記載の方法。
(実施形態157)
ブプロピオンが、エナンチオマー過剰のS-エナンチオマーを含む、実施形態154に記載の方法。
(実施形態158)
デキストロメトルファンが、重水素修飾デキストロメトルファンを含む、実施形態141に記載の方法。
(実施形態159)
前記ヒトは、現在うつ病を患っており、且つ、以前に少なくとも2つの抗うつ剤を用いた治療が不成功であった、実施形態141に記載の方法。
(実施形態160)
治療抵抗性うつ病を治療する方法であって、
うつ病を患っており、以前に少なくとも1つの抗うつ薬による治療が成功しなかったヒトを選択すること、及び、
デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療を1日1回または2回、少なくとも約5週間、該ヒトに経口投与すること、
を含み、
デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療は、約40mg~約70mgのデキストロメトルファンおよび約100mg~約140mgのブプロピオンを含む、ことを特徴とする方法。
(実施形態161)
ブプロピオンが、エナンチオマー過剰のエナンチオマーを含む、実施形態160に記載の方法。
(実施形態162)
デキストロメトルファンが重水素修飾デキストロメトルファンを含む、実施形態160に記載の方法。
(実施形態163)
デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療が、約40mg~約50mgのデキストロメトルファンを含む、実施形態160に記載の方法。
(実施形態164)
デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療が、約100mg~約110mgのブプロピオンを含む、実施形態160に記載の方法。
(実施形態165)
デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療が、約100mg~約110mgのブプロピオンを含む、実施形態163に記載の方法。
(実施形態166)
デキストロメトルファンおよびブプロピオンが、デキストロメトルファンについては即時放出、ブプロピオンについては徐放を提供する単一の投与形態で経口投与される、実施形態165に記載の方法。
(実施形態167)
デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療を1日2回ヒトに少なくとも約5週間経口投与する前に、約1、2、3、4、5、6、または7日間、1日1回経口投与することをさらに含む、実施形態166に記載の方法。
(実施形態168)
デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療が、約45mgのデキストロメトルファンを含む、実施形態167に記載の方法。
(実施形態169)
デキストロメトルファン-ブプロピオン併用治療が、約105mgのブプロピオンを含む、実施形態168に記載の方法。
(実施形態170)
抗うつ薬がデュロキセチンである、実施形態160に記載の方法。
(実施形態171)
うつ病の症状を迅速に緩和する方法であって、ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせを、それを必要とするヒトに1日1回または1日2回投与することを含み、ヒトが、ブプロピオンとデキストロメトルファンの組み合わせを投与した最初の日から2週間以内に治療効果を経験する、方法。
(実施形態172)
うつ病を治療する方法であって、ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせを、治療を必要とするヒトに1日1回または1日2回投与することを含み、そのヒトがアジア系である、方法。
(実施形態173)
うつ病の症状を迅速に緩和するための医薬品の製造におけるブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの使用であって、医薬品を1日1回または1日2回投与して、医薬品が投与された最初の日から2週間以内に治療効果を達成する、使用。
(実施形態174)
うつ病の治療のための医薬品の製造におけるブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの使用であって、医薬品がアジア系のヒトに1日1回または1日2回投与される、使用。
(実施形態175)
実施形態171若しくは172に記載の方法、または実施形態173若しくは174に記載の使用であって、前記ヒトが日本系である、方法。
(実施形態176)
実施形態171若しくは172に記載の方法、または実施形態173若しくは174に記載の使用であって、前記ヒトが中国系である、方法。
(実施形態177)
実施形態171若しくは172に記載の方法、または実施形態173若しくは174に記載の使用であって、前記ヒトが韓国系である、方法。
(実施形態178)
約105mgのブプロピオン塩酸塩、または1)ブプロピオンの別の塩形態もしくは2)ブプロピオンの遊離塩基形態のモル当量を、1日1回または1日2回、経口投与する、実施形態171、172、173、174、175、176、または177に記載の方法または使用。
(実施形態179)
約44mg~約46mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩、または1)デキストロメトルファンの別の塩形態もしくは2)デキストロメトルファンの遊離塩基形態のモル当量を、1日1回または1日2回、経口投与する、実施形態171、172、173、174、175、176、177、または178に記載の方法またはその使用。
(実施形態180)
前記ヒトが以前に少なくとも1つの抗うつ剤療法に対して不十分な反応を示した、実施形態171、172、173、174、175、176、177、178、または179に記載の方法またはその使用。
(実施形態181)
前記うつ病が大うつ病性障害である、実施形態171、172、173、174、175、176、177、178、179、または180に記載の方法またはその使用。
(実施形態182)
前記うつ病が治療抵抗性うつ病である、実施形態171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、または181に記載の方法またはその使用。
(実施形態183)
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせが、1日1回または1日2回、少なくとも30日間投与される、実施形態171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、または182に記載の方法またはその使用。
(実施形態184)
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせを1日1回または1日2回、少なくとも42日間投与する、実施形態171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、または182に記載の方法またはその使用。
(実施形態185)
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの投与により、ベースラインと比較してMADRSスコアが少なくとも約10%減少する、実施形態171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、または184に記載の方法またはその使用。
(実施形態186)
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの投与により、MADRSスコアがプラセボと比較して少なくとも約10%減少する、実施形態171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、または184に記載の方法またはその使用。
(実施形態187)
タバコの喫煙に関連するニコチン中毒の治療方法であって、ニコチン中毒に苦しむヒトに、ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせを少なくとも21日間連続して毎日投与することを含み、前記ヒトがアドリブタバコ喫煙者であり、ブプロピオン200mg~250mgとデキストロメトルファン80mg~140mgの合計量を毎日前記ヒトに投与し、該方法は同じ量のブプロピオンを単独投与するより効果的である、方法。
(実施形態188)
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの投与が、1日当たりの平均喫煙タバコ数の減少によって測定されるニコチン自己投与の強度において、ブプロピオン単独と比較して、少なくとも10%大きな減少をもたらす、実施形態187に記載の方法。
(実施形態189)
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの前記投与が、1日当たりの平均喫煙タバコ数の減少によって測定されるニコチン自己投与の強度において、ブプロピオン単独と比較して、少なくとも15%より大きい減少をもたらす、実施形態187に記載の方法。
(実施形態190)
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの投与が、1日当たりの平均喫煙タバコ数の減少によって測定されるニコチン自己投与の強度において、ブプロピオン単独と比較して、少なくとも20%より大きい減少をもたらす、実施形態187に記載の方法。
(実施形態191)
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの投与が、ブプロピオン単独と比較して、呼気一酸化炭素レベルの少なくとも10%大きな減少をもたらす、実施形態187に記載の方法。
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせの薬剤を1日2回、2等量に分割して服用したヒトは、2分割したうちの1用量のみ服用した場合または組み合わせの薬物を服用しなかったヒトに比べて、投与当日または翌日のニコチン自己摂取の強度がより低減する、実施形態1に記載の方法。
(実施形態192)
ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせが、少なくとも42日間連続して毎日前記ヒトに投与される、実施形態187に記載の方法。
(実施形態193)
約105mgのブプロピオンを1日2回、前記ヒトに投与する、実施形態187に記載の方法。
(実施形態194)
ブプロピオンの約200mg~約250mgが、2回に分けて毎日前記ヒトに投与される、実施形態187に記載の方法。
(実施形態195)
約90mgのデキストロメトルファンが毎日前記ヒトに投与される、実施形態187に記載の方法。
(実施形態196)
各用量における約45mgのデキストロメトルファンが、1日2回、前記ヒト人に投与される、実施形態187に記載の方法。
(実施形態197)
各用量におけるデキストロメトルファンの約40mg~約50mgが、1日2回、前記ヒトに投与される、実施形態1に記載の方法。
(実施形態198)
約45mgのデキストロメトルファン及び約105mgのブプロピオンを1日2回、前記ヒトに投与する、実施形態187に記載の方法。
(実施形態199)
デキストロメトルファンのブプロピオンに対する重量比が約0.1~約0.5である、実施形態187に記載の方法。
(実施形態200)
デキストロメトルファンのブプロピオンに対する重量比が約0.4~約0.5である、実施形態187に記載の方法。
(実施形態201)
ニコチン中毒者に対して、デキストロメトルファンを単独で投与するよりも効果的である、実施形態187に記載の方法。
(実施形態202)
約105mgのブプロピオンを1日1回、3日間、前記ヒトに投与し、その後、各用量において105mgのブプロピオンを1日2回少なくとも21日間、前記ヒトに投与する、実施形態187に記載の方法。
(実施形態203)
ニコチン中毒者に対し、治療の24日目に測定されるように、対照方法よりも有効であり、前記対照方法は、105mgのブプロピオンのみを3日間、1日1回前記ヒトに投与すること、その後、各容量において105mgのブプロピオンのみを21日間、1日2回前記ヒト人に投与することからなる、実施形態202に記載の方法。
(実施形態204)
約105mgのブプロピオンを3日間、1日1回前記ヒトに投与し、その後、各用量において105mgのブプロピオンを少なくとも39日間、1日2回前記ヒトに投与する、実施形態187に記載の方法。
(実施形態205)
ニコチン中毒者に対し、治療の24日目に測定されるように、対照方法よりも有効であり、前記対照方法は、105mgのブプロピオンのみを3日間、1日1回前記ヒトに投与すること、その後、各容量において105mgのブプロピオンのみを39日間、1日2回前記人に投与することからなる、実施形態204に記載の方法。
(実施形態206)
ニコチン中毒者に対し、本治療の42日目に測定されるように、対照方法よりも有効であり、対照方法は、105mgのブプロピオンのみを3日間、1日1回前記ヒトに投与し、続いて各容量において105mgのブプロピオンのみを39日間、1日2回前記ヒトに投与することからなる、実施形態204に記載の方法。
(実施形態207)
デキストロメトルファン約45mgを3日間、1日1回前記ヒトに投与し、その後、デキストロメトルファン45mgを少なくとも21日間、1日2回前記ヒトに投与する、実施形態187に記載の方法。
(実施形態208)
本方法は、治療の21日目に測定されるように、対照方法よりも有効であり、対照方法は、105mgのブプロピオンのみを1日2回、21日間、前記ヒトに投与することから成る、実施形態198に記載の方法。
(実施形態209)
ブプロピオンが、少なくとも90%であるエナンチオマー過剰のR-エナンチオマーを有する、実施形態187に記載の方法。
(実施形態210)
ブプロピオンが、少なくとも90%であるエナンチオマー過剰のS-エナンチオマーを有する、実施形態187に記載の方法。
(実施形態211)
ブプロピオンが重水素濃縮ブプロピオンである、実施形態187に記載の方法。
(実施形態212)
デキストロメトルファンが重水素濃縮デキストロメトルファンである、実施形態187に記載の方法。
実施例
実施例1
以下の表1に示すように、15人のヒト被験者は、デキストロメトルファン(DM)単独、またはブプロピオンと組み合わせてDMを受ける2つの処置群の1つに無作為抽出された。
Figure 2023519965000022
すべての被験者は、CYP2D6遺伝子検査によって決定されるようなデキストロメトルファンの高(超高速を含む)代謝群であった。デキストロメトルファンは、1~8日12時間の間隔で投与され、8日目の朝の投与が最終である。ブプロピオンは、1~3日に1日1回、12時間間隔で投与され、8日目の朝の投与が最終である。
血漿試料は、1日目および8日目のデキストロメトルファン、全デキストロルファン、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、およびトレオヒドロキシブプロピオンの濃度分析のために採取された。デキストロメトルファンのトラフ濃度の決定のための血漿試料は、1、5、6、8日目の投与から約12時間後に得られた。
デキストロメトルファン、全デキストロルファン(非コンジュゲートおよびグルクロニド形態)、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、およびトレオヒドロキシブプロピオンの濃度は、LC-MS/MSを用いて測定された。薬物動態学的パラメーターが計算された。
デキストロメトルファン代謝状態の表現型の決定を、Jurica et al. Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics, 2012, 37, 486~490に記載されているようなデキストロメトルファン/デキストロルファンの代謝率を算出することにより行った。投与後3時間のデキストロメトルファンおよびデキストロルファンの血漿濃度が、低代謝表現型を示す0.3以上のデキストロメトルファン/デキストロルファンの比で用いられた。
結果
図1および表2に示すように、デキストロメトルファンの血漿濃度は、ブプロピオン投与でかなり増大した。
Figure 2023519965000023
図2~4に示すように、デキストロメトルファンのAUCは、ブプロピオンの投与でかなり増大した。図5および表2Aに示すように、デキストロメトルファンとのブプロピオンの投与は、デキストロメトルファン単独の投与と比べて8日目におけるそれぞれの平均デキストロメトルファンのAUC0-12、AUC0-24、およびAUC0-infにおいて約60倍、80倍、および175倍の増大をもたらした。図6および表2Bに示すように、デキストロメトルファンAUCにおいての増大は、1日目と同じぐらい早く起こった(AUC0-12においての増大の約3倍)。
Figure 2023519965000024

Figure 2023519965000025
図7ならびに表2Aおよび3に示すように、デキストロメトルファンのトラフ血漿濃度(「最小平均血漿濃度」または「C最小」とも呼ばれる)は、ブプロピオンの投与でかなり増加した。デキストロメトルファンとのブプロピオンの投与は、デキストロメトルファンの単独投与と比べて、8日目におけるデキストロメトルファンの平均トラフ血漿中濃度において約105倍の増加をもたらした。
表2Aに示すように、8日目のデキストロメトルファンの平均血漿濃度(C平均)は、単独のデキストロメトルファンの投与と比較して、ブプロピオン投与で約60倍に増加した。最大平均血漿濃度(C最大)も、図8および表2Aに示すように、かなり増大した。
Figure 2023519965000026
デキストロメトルファンのT最大および排出半減期(T1/2 el)は、8日目にブプロピオンの投与でかなり増加した。デキストロメトルファンとのブプロピオンの投与は、デキストロメトルファン単独の2.3時間と比べて、3.6時間の平均T最大をもたらした。デキストロメトルファンとのブプロピオンの投与は、デキストロメトルファン単独の6.6時間と比べて、27.7時間の平均T1/2 elをもたらした。
図9および表4に示すように、デキストロファンの血漿濃度は、ブプロピオン投与でかなり低減した。
Figure 2023519965000027
図10~11に示すように、平均デキストロルファンのC最大において約78%の減少、およびブプロピオンの投与で8日目の平均デキストロルファンのAUC0-12において約55%の減少があった。
デキストロメトルファン代謝状態の表現型の決定は、いずれかの治療における対象が、1日目での低代謝がなかったことを示した。しかしながら、8日目で、デキストロメトルファン単独で治療された対象が0%であるのと比べて、ブプロピオンで治療された100%の対象は低代謝群状態に変換された。平均血漿デキストロメトルファン/デキストロファンの代謝率は、ブプロピオンの投与で1日目の0.01から8日目の0.71まで増加した。DM単独投与された群における平均率は、1日目で0.00であり、8日目での変化しないままであった。
8日目において、ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、エリトロヒドロキシブプロピオン、およびトレオヒドロキシブプロピオンの平均血漿濃度は、ブプロピオン投与後それぞれ、少なくとも10ng/mL、200ng/mL、20ng/mL、および100ng/mLであった。
このセクションで使用される場合、用語「倍変化」または「倍増加」は、単独でのデキストロメトルファンの同じ値に対するデキストロメトルファンとのブプロピオンの値の割合を指す(つまり、単独でのデキストロメトルファンの同じ値で割られたデキストロメトルファンとのブプロピオンの値)。
実施例2
デキストロメトルファンの代謝を阻害する種々の抗うつ剤化合物の能力をヒト肝臓ミクロソームを用いて調べた。各抗うつ剤化合物を37℃、デキストロメトルファン(5μM)の存在下で、7つの増加濃度(0.1~100μM)で2通り作製し、ヒト肝臓ミクロソーム(0.5mg/mL)と共にインキュベートした。アッセイは、200μLアッセイの最終体積において、5mM塩化マグネシウムを含有する100mMリン酸カリウム(pH7.4)中の2mMのNADPHの存在下で行った。
37℃で最適にインキュベートした後、分析定量のために内部標準を含むメタノールを加えて反応を停止させた。クエンチした試料を4℃で10分間インキュベートし、4℃で10分間遠心分離した。上清を除去し、デキストロメトルファン(デキストロルファン)の代謝産物をLC-MS/MSで分析した。ビヒクル対照と比較した代謝産物の形成の低減の度合いを用いて、各抗うつ剤化合物についてのIC50値(デキストロメトルファン代謝の50%阻害を生じる試験濃度)を計算し、IC50が低いほど効力が高いことを示した。
結果を以下の表5に要約し、対応する効力を図12に示す。
Figure 2023519965000028
実施例3
フェーズ2臨床試験のデザイン
デキストロメトルファンとブプロピオンの併用投与(DM/BU)によるフェーズ2臨床試験は、中等度から重度の大うつ病性障害(MDD)の診断が確定した成人患者80名について、6週間の治療期間に1日2回の投与を実施した無作為二重盲検活性対照米国多施設共同試験であった。投与群(1:1の無作為化)は、DM/BU(デキストロメトルファン45mg/ブプロピオン105mg)43名、または活性比較薬ブプロピオン(105mg)37名の患者であった。これらの患者のうち、23%がうつ病の第一選択治療を以前に受けていた。本臨床試験では、広範な品質管理措置を実施した。
一次評価項目
6週間の治療期間におけるモンゴメリー・アスバーグうつ病評価尺度(MADRS)総スコアのベースラインからの変化を各時点で算出し、平均した。
図13および表Aは、ブプロピオン(BU)またはデキストロメトルファンとブプロピオンとの併用(DM/BU)を投与した対象の6週間の投与期間中のMADRS総スコアの経時的変化を示す図である。
Figure 2023519965000029
二次評価項目
表Bは、二次的評価項目をP値とともに示したものである。
Figure 2023519965000030
図14は、ブプロピオン(BU)またはデキストロメトルファンとブプロピオンとの併用(DM/BU)を投与した対象の6週間の投与期間中に寛解(MADRS≦10で判定)を達成した被験者の割合を示す。
安全性
臨床試験は、DM/BU投与は安全で忍容性が高く、DM/BU治療群とブプロピオン治療群とで有害事象の発生率は同等であることを示した。重篤な有害事象は認められなかった。これらの2つの治療群間において、有害事象による投与中止については、両治療群間に有意差はなかった。DM/BU治療群で最も多く報告された有害事象は、吐き気、めまい、口渇、食欲減退、不安であった。DM/BUは、精神刺激作用、体重増加、性機能障害の悪化とは関連がなかった。
まとめ
MDD患者において、DM/BUのMADRSおよび二次的評価項目で統計的に有意な改善が達成された。活性比較薬であるブプロピオンからの早期且つ持続的な分離が観察された。DM/BUの投与は安全且つ忍容性が高く、精神症状誘発作用、体重増加、性機能障害の悪化などは認められなかった。
このように、DM/BUは、MDDを対象とした臨床試験において、有意且つ迅速な抗うつ作用を示し、好ましい安全性プロファイルを有していた。
結果
図13および図14は、うつ病を有する成人患者80名、6週間の治療期間の間、1日2回、43名について45mgのDMと105mgのBUとの併用での治療を行い、37名の患者について105mgのBU単独投与を行った米国臨床試験の結果に基づいて作成された。これらの患者のうち、23%がうつ病の第一選択薬の治療を以前に受けていた。
図13および表Aに示すように、MADRS総スコア(うつ病評価尺度)は、治療の1週目においてでさえ、DMとBUとの併用は、BU単独の場合よりも有意に低下した。第6週では、DM/BU併用投与は、ブプロピオン単独と比較して、MADRS総スコアを約42%減少させた。
図14に示すように、治療開始2週目という早い段階でさえも、DM/BUの併用投与は、対照であるBU単独(約8倍)よりも寛解率が約20%高く、有意に寛解率が高い。治療の6週目では、DM/BUの併用投与は、対照のBU単独に比べ、寛解率が有意に約30%高くなった。
上記の臨床試験は、ブプロピオンとデキストロメトルファンとの組み合わせ(DM/BU)の投与により、ブプロピオンを単独で投与した場合に比べ、それがなければより高い効果が得られるであろうことを示した。この臨床試験により、デキストロメトルファンとブプロピオンとの併用は、うつ病の治療において相加的又は相乗的な効果を有することが実証された。
実施例4:製品キット
いくつかの実施形態において、製品キットは、うつ病を治療するための、デキストロメトルファンおよびブプロピオンの組み合わせを含み、製品キットは、約30mg~約60mgのデキストロメトルファンおよび約100mg~約200mgのブプロピオンを含む剤形を含み、剤形の1日1回または1日2回の投与により、ブプロピオン単独の投与よりもヒトにおいて大きな有効性がもたらされる。いくつかの実施形態において、製品キットは、45mgのデキストロメトルファンと、105mgのブプロピオンとを含む。
いくつかの実施形態において、製品キットは、デキストロメトルファンの経口徐放送達システムであって、ブプロピオン、デキストロメトルファン、および水溶性ビヒクルを含む剤形として、該剤形が約30mg~約60mgのデキストロメトルファンおよび約100mg~約200mgのブプロピオンを含み、該剤形を1日1回または2回、少なくとも8日間使用すると、デキストロメトルファンの消失半減期(T1/2)が8日目にデキストロメトルファン単独投与の消失半減期よりも長くなる。
実施例5
約4000万人のアメリカの成人がタバコを吸い、そのうちの約70%がやめたいと報告している。米国疾病対策予防センターによると、タバコの使用により、米国だけでも毎年約50万人の早期死亡が発生している。喫煙は、先進国における全死亡の20%%近くを占めると推定される、世界規模の最大の早死原因の一つである(Dani JA and Heinemann S (1996) Neuron 16:5, pp.905-8 )。喫煙の結果としての、直接的な医療費と生産性損失は、米国だけでも1年あたり3000億ドル近くにのぼる。援助なしで禁煙しようと試みる喫煙者の3~5%だけが、6~12ヶ月間成功し、再発率は現在の治療法を用いても80%を超えたままであると推定されている(Hughes JR, et al. (2004) Addiction 99:1, pp. 29-38)。禁煙を試みる喫煙者の大多数が禁煙に失敗していることから、新しいアプローチの必要性が浮き彫りとなっている。デキストロメトルファンとブプロピオンとの組み合わせ(DM/BU)は、DM/BUの新規の作用機序により、この状況に対処する可能性がある。
DM/BUのデキストロメトルファン成分は、シグマ-1受容体アゴニスト、ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニスト、セロトニンとノルエピネフリンの輸送阻害薬である。DM/BUのブプロピオンは、デキストロメトルファンの生物学的利用能を高める役割を果たし、ノルエピネフリンおよびドーパミンの再取り込み阻害剤、ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニストである。DM/BUの両成分は、ニコチン性アセチルコリン受容体アンタゴニストであり、その作用機序はニコチン依存症に関連する。したがって、DM/BUは、禁煙治療のための新しい作用機序を提供する可能性がある。
フェーズ2臨床試験のデザイン
本臨床試験は、DM/BUの禁煙治療における有効性と安全性とを評価するためのフェーズ2ランダム化二重盲検アクティブコントロール試験であった。合計58名の喫煙者を無作為に1:1の割合とし、DM/BU(デキストロメトルファン45mg/ブプロピオン105mg)(n=31)、または活性比較薬ブプロピオン(105mg)(n=27)のいずれかを1日2回投与し、3週間にわたって評価した。この実験に参加した対象は、1日10本以上のタバコを使用する日常的な喫煙者であった。ベースラインでの1日当たりの平均喫煙本数は、DM/BU治療群で20本、ブプロピオン治療群で17本であった。
一次評価項目
一次評価項目は、毎日の喫煙日記により評価された1日当たりの喫煙本数で測定された喫煙強度の変化とした。
アドリブ喫煙の減少は、禁煙と相関することが示されているため、本試験の一次評価項目として選択された。
安全性
服薬アドヒアランスは、朝用量(DM/BUについて97.1%、ブプロピオンについて96.6%)、夜用量(DM/BUについて76.3%、ブプロピオンについて79.4%)ともに試験群間で同等であった。本試験において、DM/BUは安全且つ良好な忍容性を示し、重篤な有害事象は認められなかった。最も多く報告された副作用は、頭痛、口渇、不眠/鮮明な夢であり、両治療群とも同様の発生率であった。
結果
DM/BUにより治療により、ブプロピオンと比較して、事前に設定した一次評価項目である3週間の1日当たりの平均喫煙本数を25%多く減少させた(1日当たりの平均減少本数はDM/BUが8.49本、ブプロピオンが6.79本、p=0.0016)
この発見と一致して、DM/BUを投与された喫煙者は、ブプロピオンで治療された喫煙者と比較して、より多くが、喫煙強度の生化学的指標である呼気一酸化炭素レベルが50%より多く減少した(DM/BUについて52.0%、ブプロピオンについて30.4%、p=0.15)。
加えて、ある日に処方された通りにDM/BUを服用したヒトの対象は、DM/BUの1回または両方の服用を見合わせた対象と比較して、DM/BUの投薬日に吸うタバコが1.0本少なく(p=0.026)、次の日に吸うタバコが1.2本少なく(p=0.008)なった。
まとめ
DM/BUによる治療は、禁煙におけるフェーズ2試験で事前に特定した一次評価項目を達成した。DM/BUを用いた治療は、活性比較薬であるブプロピオン単独と比較して、1日の喫煙量を統計的に有意に減少させた(p=0.0016)ことを示した。このフェーズ2臨床試験における発見は、DM/BUが禁煙治療薬として承認されているブプロピオンと比較されたために注目される。
さらに、ヒトを対象としたこの臨床試験で観察されたブプロピオンに対するDM/BUの改善は、同様のデザインの試験で承認された禁煙治療薬バレニクリンについて報告されたプラセボに対する改善と同様の大きさであることは注目に値する。バレニクリンは、喫煙中毒の治療に使用される処方薬である。この薬剤は、ニコチン受容体部分アゴニストとして初めて承認されたものである。具体的には、バレニクリンは、ニコチン性アセチルコリン受容体のα4/β2サブタイプの部分アゴニストである。
実施例6
大うつ病性障害(MDD)患者におけるデキストロメトルファン(DM)とブプロピオン(BUまたはBUP)の併用治療に関するフェーズ3、ランダム化二重盲検、多施設、プラセボ対照臨床試験が米国で実施された。中等度から重度のMDDと確定診断された患者合計327名をランダムに1:1の割合にわけ、デキストロメトルファン45mg/ブプロピオン105mg(DM/BU)(n=163)、またはプラセボ(n=164)を最初の3日間(1日、2日、3日)は1日1回、その後、1日2回(4日目から開始)、合計6週間投与する。
ベースラインの参加基準は、18~65歳の男性または女性で、精神病の特徴を伴わない現在のMDDに関するDSM-5の基準を満たし、モンゴメリ・オーズバーグうつ病評価尺度(MADRS)の総スコアが25以上、CGI-Sスコアが4以上であることである。除外基準は、電気けいれん療法、迷走神経刺激、経頭蓋磁気刺激、または現在のエピソード中または過去6ヶ月間の、統合失調症、双極性障害、強迫性障害、およびその他の一般的医学的状態から派生した精神症状の実験的中枢神経系治療の既往を含む。
患者の対象者属性とベースライン特性とを以下の表6に示す。
Figure 2023519965000031
対象者属性とベースライン特性とは、両治療群で類似していた。試験完了率は両群とも75%を超えた。
本試験の主要評価項目は、第6週のMADRS総スコアのベースラインからの変化であった。副次的評価項目は、第1週および第2週のMADRSの変化、寛解、反応、臨床的全般印象-改善(CGI-I)、臨床的全般印象-重症度(CGI-S)、患者全般印象-改善(PGI-I)、MADRS-6、シーハン障害尺度(SDS)、他のQOL尺度、安全性および忍容性を含む。P値は最小二乗平均推定値に基づいて算出した。
DM/BUは一次評価項目を満たし、うつ病の症状を迅速且つ有意に改善した。特に、DM/BUはプラセボと比較して、MADRS総スコアで測定される抑うつ症状を迅速、持続的に、且つ統計的に有意に改善した(一次評価項目におけるp=0.002)。DM/BUでは、投与6週目において、モンゴメリ・オーズバーグうつ病評価尺度(MADRS)総スコアがプラセボと比較して統計的に高度に有意に減少し、ベースラインからの平均減少幅はDM/BUについて16.6ポイント、プラセボについて11.9ポイントであった(p=0.002)。
更に、統計的に有意な改善は、1週目、または1日2回の投与開始後わずか4日目に観察された。図15に示すように、MADRS総スコアについては、第1週目に統計的に有意な改善が観察され、MADRS総スコアの減少は、プラセボの4.9ポイントと比較してDM/BUでは7.3ポイント(主要二次評価項目、p=0.007)、その後のすべての時点(例えば第2、3、4、5、6週)においてこの項目についての統計的有意性が維持されていた。また、患者全般印象改善度(PGI-I)(p=0.008)、臨床全般印象重症度(CGI-S)(p=0.0013)、臨床全般印象改善度(CGI-I)(p=0.035)、簡易抑うつ症状尺度16項目版-自己申告(QIDS-SR16)(p=0.0016)、生活の楽しさと満足度に関する質問票ショートフォーム(Q-LES-Q-SF)(p=0.031)、および他の評価項目も、1週目とその後いずれの時点(例えば、第2、3、4、5、6週)でも観察された。
図16に示すように、MADRS総スコアの50%以上の改善と定義される応答は、プラセボを投与された患者の34.0%と比較して、DM/BUを投与された患者の54.0%で6週目に見られた(p<0.001)。
図17に示すように、うつ病からの寛解(MADRS≦10と定義)の割合は、2週目(p=0.013)およびその後の各時点(例えば、3、4または6週目)において、プラセボと比較してDM/BUで統計的に有意に大きく、6週目にプラセボ患者の17.3%と比較してDM/BU患者の39.5%で達成されている(p<0.001)。
DM/BUはまた、シーハン障害尺度(SDS)で測定した機能障害において、2週目(p=0.003)、およびその後のすべての時点(p=0.002、6週目)でプラセボと比較して統計的にも有意な減少と関連していた。
以下のMADRS総スコアにおける臨床効果(50%以上と定義)(p<0.001)、PGI-I(p=0.007)、CGI-S(p=0.002)、CGI-I(p=0.016)、QIDS-SR-16(p=0.001)、シーハン障害尺度(SDS)(p=0.002)、Q-LES-Q-SF(p=0.011)を含む全ての二次評価項目において、DM/BUは、プラセボと比較して6週目に統計的に有意な改善を実証し、時間の経過とともに治療効果が増大することが反映された。
DM/BUフェーズが3臨床試験において良好な忍容性を示した。DM/BU治療群で最も多く報告された有害事象は、めまい、吐き気、頭痛、下痢、傾眠、口渇であった。DM/BU治療群では、治験責任医師が試験薬との因果関係がないと判断した重篤な有害事象が1件あった。有害事象による治療中止の割合は、両治療群とも低かった(DM/BU治療群6.2%、プラセボ群0.6%)。DM/BUでの治療は、精神刺激作用または体重増加とは無関係であった。
実施例7
治療抵抗性うつ病(TRD)の治療におけるDM/BUの有効性と安全性を評価するために、フェーズ3第ランダム化二重盲検アクティブコントロール試験が実施された。過去に1回または2回の抗うつ薬治療が不成功であった大うつ病性障害(MDD)患者に、6週間の導入期間中にブプロピオン150mgを1日2回(1日総量300mg)(n=799、nは患者数を表す)、オープンラベルで投与して治療した。この導入期間中にブプロピオンに応答しなかった患者を、1:1の割合で、無作為に分け、6週間、上記と同じ1日総投与量(n=156)で、またはDM/BU(デキストロメトルファン45mg/105mgブプロピオン)を1日2回(1日総量デキストロメトルファン90mg/210mgブプロピオン)(n=156)で、治療を実施した。オープンラベル期間中の参加基準は、18~65歳の男性または女性で、以前に1または2回の抗うつ剤治療で十分な効果が得られなかった既往があり、それが抗うつ薬治療反応質問票(ATRQ)によって立証されており、ハミルトンうつ病評価尺度17項目版(HAM-17)の総スコアが18以上であることである。二重盲検期間への参加基準は、非盲検期間の失敗を含む2または3回の抗うつ剤治療に対する不十分な反応を含む。除外基準は、現在または過去6ヵ月間に電気けいれん療法、迷走神経刺激、経頭蓋磁気刺激、実験的中枢神経系治療の既往があること、統合失調症、双極性障害、強迫性障害、他の一般内科的疾患による二次的な精神症状を含む。
対象者属性とベースライン特性を以下の表7に示す。試験完了率は、デキストロメトルファン/ブプロピオンについて89%、ブプロピオンについて94%、であり、両治療群でほぼ同じであった。
Figure 2023519965000032
うつ症状の経時的変化は、モモンゴメリー・アスバーグうつ病評価尺度(MADRS)および自己評価型の短縮版抑うつ症状尺度(QID-SR-16)を用いて測定された。一次評価項目は、治療開始6週間後におけるMADRSのベースラインからの変化とした。主要な二次評価項目は、治療1週間後、治療2週間後におけるMADRSのベースラインからの変化、6週間の二重盲検治療期間全体の平均変化、およびシーハン障害尺度(SDS)とした。また、事前に設定した副次的な有効性の変数には、マサチューセッツ総合病院の認知機能・身体機能調査票(CPFQ)の認知機能サブスケール、ハミルトン不安尺度(HAM-A)が含まれる。
図18に示すように、DM/BUは、主要な二次的評価項目である6週間の治療期間全体にわたって平均したMADRSによって測定されたようにTRD患者の症状を迅速且つ有意に改善し、平均減少量はDM/BUについて8.6(n=154)、ブプロピオンについて6.7(n=155)(p=0.031)であった。DM/BU治療による迅速な作用発現は、最も早い測定時点である、1週目のMADRSの平均減少値がDM/BUとブプロピオンについて、それぞれ5.2対3.6であり(p=0.02)、2週目ではDM/BUとブプロピオンについて、それぞれ8.0対6.1であり(p=0.035)、いずれの時点も主要な二次的評価項目であり、統計的に有意であることからも証明されている。6週目(一次評価項目)では、MADRSの平均減少値がDM/BUについて11.6であり、ブプロピオンについて9.4(p=0.031)であり、DM/BUは数値的に大きな改善を示したが、6週目では統計的有意差までは得られなかった。
図19に示すように、DM/BUは、6週間の治療期間全体にわたって平均した自己評価型の短縮版抑うつ症状尺度(QID-SR-16)により測定したTRD患者のうつ症状を迅速且つ有意に改善し、平均減少値はDM/BUの3.3とブプロピオンの2.3であったp=0.013)。
図20に示すように、うつ病の寛解率(QID-SR-16≦5と定義)は、6週目にブプロピオン患者の8.2%に対してDM/BU患者の18.2%によって達成されており(p=0.012)、1週目(p=0.001)と、その後に評価した全ての時点において、ブプロピンと比較してDM/BUで統計的に有意に大きい。
図21に示すように、DM/BUは、マサチューセッツ総合病院の認知機能・身体機能調査票(CPFQ)の認知機能サブスケールを用いて評価すると、ブプロピオンと比較してTRD患者の認知機能を有意に改善した(p=0.011)。認知機能障害は、大うつ病のさまざまな病相でよく報告されており、大うつ病からの機能回復に重要な役割を果たしている。DM/BUを用いた認知機能の改善は、ブプロピオンと比較して迅速であり、早くも2週目には統計的に有意となり(p=0.01)、その後も各時点でも評価された。CPFQの認知機能サブスケールは、鋭さ/知的鋭敏さ、注意の集中/維持の能力、情報の記憶/想起の能力、言葉の検索能力を評価するものである。また、認知機能に加え身体機能を評価するCPFQ全体でも、DM/BUがブプロピオンに対して優れていることを示す統計的有意差が得られた(p=0.014)。
DM/BUは、ハミルトン不安尺度(HAM-A)を用いて評価し、TRD患者の不安症状を、ブプロピオンに比べて迅速且つ有意に軽減した(p=0.009)。DM/BUは、他のすべての有効性評価項目において、活性比較薬ブプロピオンと比較して数値的な改善を示した。
DM/BUは本試験において良好な忍容性を示した。DM/BU治療群で最も多く報告された有害事象は、めまいと吐き気であった。有害事象による中止率は両治療群とも低かった(DM/BUについて2.6%、ブプロピオンについて1.9%)。DM/BU治療群では、投与中止後1週間以上経過してから発生した片頭痛、過量投与、自殺念慮の3つの重篤な有害事象があった。DM/BUの投与での治療は、精神刺激作用、体重増加、性機能障害とは関連がなかった。有害事象は以下の表8に記載されている。
Figure 2023519965000033
実施例8
アルツハイマー病に関連する焦燥を有する患者におけるDM/BUの有効性と安全性とを評価するため、フェーズ2/3ランダム化二重盲検対照多施設米国臨床試験を実施した。アルツハイマー病の可能性が高いと診断され、その疾患に関連する臨床的に意義のある焦燥を有する患者合計366名を、最初は1:1:1の割合で無作為に分け、5週間にわたり、DM/BU(デキストロメトルファン/ブプロピオン、第1週は30mg/105mg、1日1回、第2週は30mg/105mg、1日2回、その後は45mg/105mg、1日2回と、用量を増やす)、ブプロピオン(第1週は105mg、1日1回、その後は105mg、1日2回と用量を増やす)、または整合するプラセボを投与した。独立したデータモニタリング委員会が中間無益性分析を行い、ブプロピオン治療群にはこれ以上無作為に分けないよう勧告した。その後、患者は、DM/BUまたはプラセボを投与するため1:1の割合で無作為に分けられた。無作為化された総患者数は、DM/BU治療群、ブプロピオン治療群およびプラセボ群が、それぞれ159人、49人、158人であった。ベースラインでのコーヘン・マンスフィールド焦燥評価表(CMAI)の総スコアの平均は、DM/BU群、ブプロピオン群、およびプラセボ群について、それぞれ60.8、66.1、59.3であった。CMAIにおける最小スコアは29であり、これは症状が全くないことに相当し、スコアが高いほど焦燥が強いことを意味する。本試験の一次評価項目は、5週目におけるCMAI総スコアのベースラインからの変化であった。P値は最小二乗平均推定値に基づいて算出した。
参加基準には、65~90歳の男性または女性、2011年のNIA-AA基準による推定アルツハイマー病の診断、IPAの焦燥の暫定定義による焦燥の診断、MMSEスコア10~24、NPI-AAスコア4以上、および共同生活者が含まれた。除外基準には、非アルツハイマー型認知症と、選択的セロトニン再取り込み阻害薬および/またはセロトニン・ノルエピネフリン阻害薬(SSRI/SNRI)の現在の使用が含まれた。対象者属性とベースライン特性は以下の表9に示されている。
Figure 2023519965000034
図22に示すように、DM/BUは、ベースラインからの平均減少が、DM/BUについて(n=152)15.4ポイント、BUについて(n=49)10.0、およびプラセボについて(n=156)11.5ポイントであり(p=0.010)、5週目にプラセボと比較してコーヘン・マンスフィールド焦燥評価表(CMAI)総スコアの統計的に有意な平均減少を実証することによって、一次評価項目を満たした。
図23に示すように、これらの結果は、CMAIの平均パーセントのベースラインからの減少が、DM/BUについて48%、プラセボについて38%であったことを表している。CMAIは、歩く、落ち着きがないのような過剰な運動行動、叫ぶ、大声を出す、のような言語的攻撃性、掴む、押す、叩くなどの身体的攻撃性等の、認知症患者の焦燥に関連する行動の頻度を評価する29項目の介護者評価尺度である。また、5週目のCMAI総スコアにおいても、DM/BUはブプロピオンより統計的に優れており(p<0.001)、成分的な貢献が実証された。
DM/BUは焦燥症状を迅速に改善させた。第2週でのCMAI総スコアのベースラインからの平均減少値は、プラセボの8.7ポイントに対し、DM/BUは11.5ポイントであり、DM/BUは、プラセボに対し数値的な差をつけた(p=0.069)。
第3週での、CMAI総スコアのベースラインからの減少は、プラセボの9.7ポイントに対し、DM/BUは13.8ポイントと統計的に有意な平均減少を示し(p=0.007)、その後もこの指標の統計的有意性は維持された。
図24に示すように、プラセボと比較して、DM/BUを用いた統計的に有意に多い割合の患者が、CMAIにおいて、ベースラインから30%以上の改善と定義される臨床反応を達成した(73%対57%、p=0.005)。これらの結果は、修正アルツハイマー病共同研究-臨床全般印象度焦燥の変動(mADCS-CGIC)を用いて測定した臨床医のグローバル評価と一致した。DM/BUは、プラセボと比較して、この指標で統計的に有意に高い焦燥の改善を示した(p=0.036)。
DM/BUは本試験において安全且つ良好な忍容性を示した。DM/BU治療群で最も多く報告された有害事象は、傾眠(DM/BUについて8.2%、ブプロピオンについて4.1%、プラセボについて3.2%)、めまい(DM/BU治療群、ブプロピオン治療群、プラセボ治療群について、それぞれ6.3%、10.2%、3.2%)、下痢(DM/BU治療群、ブプロピオン治療群、プラセボ治療群について、4.4%、6.1%、4.4%)であった。有害事象による投与中止率は、DM/BU治療群、ブプロピオン治療群、プラセボ治療群において、それぞれ1.3%、2.0%、1.3%であった。重篤な有害事象は、ブプロピオンを用いた治療した患者の8.2%及びプラセボ治療の患者の5.7%に対して、DM/BUを用いて治療した患者では3.1%と報告された。いずれの治療群においても、試験薬に関連すると判断される重篤な有害事象は認められなかった。死亡例はプラセボ治療群で1例、ブプロピオン治療群で1例であり、DM/BU治療群ではなかった。DM/BUで治療された患者では、一般的な認知機能の指標として広く利用されているミニメンタルステート検査(MMSE)によって示される、認知機能低下のエビデンスはなかった。DM/BUでの治療は、鎮静作用はなかった。有害事象は以下の表10に記載されている。
Figure 2023519965000035
実施例9
45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩と105mgのブプロピオン塩酸塩との組み合わせを1日2回投与して治療する前に、現在の大うつ病エピソードにおいて2回以上の治療を受けていた大うつ病性障害患者47名でオープンラベル研究を開始した。現在進行中の試験の予備的な結果は、以下の表11に示されている。
Figure 2023519965000036
実施例10
実施例9のオープンラベル研究を継続した。現在の大うつ病エピソードの間に、2つ以上の先行抗うつ薬による治療を受けたにも関わらず、うつ病の症状が継続している患者を合計70名登録した。患者は、45mgのデキストロメトルファン-105mgのブプロピオン調節送達錠剤で1日2回、最長12ヶ月間治療された。結果は表12にまとめられている。
Figure 2023519965000037
図25は、Murrough(Journal of Affective Disorders 218 (2017) 277-283、図3A)で報告されているように、デキストロメトルファンとキニジンの組み合わせ(DM/Q)と比較して、この試験DM/BUに由来するMADRSスコアのベースラインからの減少を表している。
特に断りのない限り、本明細書および特許請求の範囲で使用される成分の量、量、百分率などの性質を表すすべての数字は、すべての場合において、示された正確な値および「約」という用語によって修飾された値の両方を示すものとして理解されるべきである。したがって、反対に示されない限り、本明細書および添付の特許請求の範囲に記載される数値パラメーターは、得ようとする所望の特性に応じて変化し得る近似値である。最低限、特許請求の範囲への均等論の適用を制限しようとする試みとしてではなく、各数値パラメーターは少なくとも報告された有効数字の数と通常の四捨五入技術を適用して解釈されるべきである。
本実施形態を説明する文脈で(特に添付の特許請求の範囲の文脈において)使用される用語「a」、「an」、「the」および同様の指示物は、他に指示がない限りまたは文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数形および複数形の両方を包含すると解釈されるべきである。本明細書中に記載される全ての方法は、本明細書中で他に指示されない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実施され得る。本明細書で提供される任意およびすべての例、または例示的な言語(例えば、「など」)の使用は、単に本実施形態をよりよく説明することを意図しており、特許請求の範囲を限定するものではない。本明細書におけるいかなる言葉も、本特許請求の範囲の実施に不可欠な任意の請求されていない要素を示すものとして解釈されるべきではない。
本明細書に開示された代替要素または実施形態の群分けは、限定として解釈されるべきではない。各群のメンバーは、個別に、または本群の他のメンバーまたは本明細書に見いだされる他の要素と任意に組み合わせて参照され、請求されることがある。利便性および/または手続を迅速にするため、1つまたは複数の群のメンバーが群に含まれるか、群から削除されることが予想される。そのような包含または削除が生じた場合、本明細書は、変更された群を含むとみなされ、したがって、添付の特許請求の範囲で使用されるすべてのマーカッシュ群の記載要件を満たすものとみなされる。
本特許請求の範囲に係る実施形態を実施するために本発明者らに知られている最良の形態を含む特定の実施形態を本明細書に記載する。当然のことながら、これらの記載された実施形態の変形形態は、上記の説明を読めば当業者には明らかになるであろう。本発明者は、当業者がそのような変形を適切に使用することを期待しており、本発明者らは本特許請求の範囲に係る実施形態が本明細書に具体的に記載されている以外の方法で実施されることを意図する。したがって、特許請求の範囲は、準拠法によって許容されるように、特許請求の範囲に記載された主題の全ての改変および均等物を含む。さらに、本明細書中で他に指示されない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、すべての可能な変形における上記の要素の任意の組み合わせが企図される。
最後に、本明細書に開示された実施形態は、特許請求の範囲の原理の例示であることを理解されたい。使用され得る他の改変は、特許請求の範囲内である。したがって、限定ではなく例として、本明細書の教示に従って別の実施形態を利用することができる。したがって、特許請求の範囲は、示されたようにおよび説明したように、実施形態に正確に限定されない。
[付記]
[付記1]
1日あたり1回または2回、治療を必要とするヒトに薬剤の組み合わせを投与する、ことを含み、前記ヒトは約41歳以上であり、前記薬剤の組み合わせが、
約105mgのブプロピオン塩酸塩、または遊離塩基もしくは別の塩形態のブプロピオンのモル当量と、
約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩、または遊離塩基もしくは他の塩形態のデキストロメトルファンのモル当量と、を含む、
ことを特徴とする大うつ病性障害またはアルツハイマー病に関連する焦燥を治療する方法。
[付記2]
前記ヒトは、アルツハイマー病に関連する焦燥に苦しんでいる、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
[付記3]
約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、前記ヒトに1日2回投与する、
ことを特徴とする付記2に記載の方法。
[付記4]
約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも8日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
ことを特徴とする付記2に記載の方法。
[付記5]
約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも14日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
ことを特徴とする付記2に記載の方法。
[付記6]
約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも30日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
ことを特徴とする付記2に記載の方法。
[付記7]
前記ヒトは、大うつ病性障害を患っている、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
[付記8]
約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、前記ヒトに1日2回投与する、
ことを特徴とする付記7に記載の方法。
[付記9]
約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも8日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
ことを特徴とする付記7に記載の方法。
[付記10]
約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも14日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
ことを特徴とする付記7に記載の方法。
[付記11]
約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも30日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
ことを特徴とする付記7に記載の方法。

Claims (11)

  1. 1日あたり1回または2回、治療を必要とするヒトに薬剤の組み合わせを投与する、ことを含み、前記ヒトは約41歳以上であり、前記薬剤の組み合わせが、
    約105mgのブプロピオン塩酸塩、または遊離塩基もしくは別の塩形態のブプロピオンのモル当量と、
    約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩、または遊離塩基もしくは他の塩形態のデキストロメトルファンのモル当量と、を含む、
    ことを特徴とする大うつ病性障害またはアルツハイマー病に関連する焦燥を治療する方法。
  2. 前記ヒトは、アルツハイマー病に関連する焦燥に苦しんでいる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、前記ヒトに1日2回投与する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも8日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも14日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも30日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  7. 前記ヒトは、大うつ病性障害を患っている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、前記ヒトに1日2回投与する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも8日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも14日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  11. 約105mgのブプロピオン塩酸塩と約45mgのデキストロメトルファン臭化水素酸塩とを、少なくとも30日間連続して、前記ヒトに1日2回投与する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
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