JP2023519473A - 光学式タッチスクリーン - Google Patents

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Abstract

タッチ検出装置は、1つ以上の光源を有し、前記1つ以上の光源からの光が内部全反射で伝送されるトッププレートと、内部で光が伝送可能であり、互いに光学的に分離された複数のベースプレート要素を含むベースプレートと、を備える。前記トッププレート及び前記ベースプレートは、外部物体が前記トッププレートの第1面に接触し、それによってタッチを行う場合、光が前記トッププレートの第2面から、下にあるベースプレート要素に結合され、前記ベースプレート要素内で伝送されるように構成される。前記各ベースプレート要素は、当該ベースプレート要素に関連付けられて当該ベースプレート要素内で伝送された光を検出するための1つ以上のセンサを有する。タッチ検出装置は、前記トッププレートの前記第1面のタッチに関連する前記センサからの情報を判定する処理手段をさらに備える。【選択図】図5

Description

本発明は、光学式タッチスクリーン技術に関し、特に、デバイス制御用のタッチスクリーンの構造と操作に関する。
デバイス制御用のタッチ検出スクリーンの設置は、特に携帯電子デバイスに対してますます普及しつつある。従来のタッチスクリーン装置は、LCDディスプレイ表面と、LCDディスプレイ表面上に配置される抵抗膜式または静電容量式オーバーレイとを含み得る。
抵抗膜式タッチスクリーンでは、LCDディスプレイ表面にオーバーレイを介して圧力が加えられると、相対位置を表す電子信号が、コントローラIC及びデバイスドライバなどによって生成され、ホストコンピューティングデバイスでは、そのような信号を、キーの押下やスクロールアクションなどのタッチベースの入力として解釈する。同様に、静電容量式タッチスクリーンでは、オーバーレイで作成された電界の乱れを使用して、タッチアクションを判定する。
抵抗膜式タッチスクリーンは、低コスト、低消費電力、スタイラスサポートの観点から多くのアプリケーションで特に好まれる。抵抗膜式タッチスクリーンは、一般に、薄い空間で区切られた導電層と抵抗膜を含む。指やスタイラスなどのポインタが画面に触れると、層間が接触し、スイッチが効果的に閉じて電流が流れる。コントローラは、層間の電流を特定し、タッチポイントの位置を導き出す。
しかし、抵抗膜式タッチスクリーンには、多くの欠点がある。オーバーレイの結果、画面は、完全に透明ではなく、通常、直射日光の下では読み取ることができない。さらに、そのようなスクリーンは、感圧層の劣化を受けやすく、また定期的な再校正を必要とする。さらに、検出には十分な圧力をかける必要がある。したがって、ポインタによって不十分な圧力が加えられると、検出されなくなる。さらに、抵抗膜式タッチスクリーンは、「マルチタッチ」と呼ばれる機能、すなわち2つ以上のポインタが同時に画面にタッチしていること、を識別できない。
静電容量式タッチスクリーンは、一般的に高いコストで抵抗膜式タッチに関連する問題のいくつかを克服する。このようなシステムは、埋め込まれた導体のアレイのタッチによる静電容量の変化を検出することによって機能する。この検出は、これらの導体の静電容量の差動変化(自己静電容量)またはこれらの導体のペア(またはセット)の静電容量の差動変化(相互静電容量)のいずれかに基づくことができる。静電容量式タッチスクリーンの欠点には、誤作動、電磁干渉、比較的高価な工具コストなどがある。
抵抗膜式および静電容量式両技術の最も重大な欠点の1つは、重要なダイナミックレンジを有するタッチの圧力強度を本質的に判定できないことである。これは、軽い、偶発的な、タッチと、よりしっかりした、意図された、タッチとを区別することが容易ではなく、追加の制御入力としてのタッチ圧力の使用が本質的に実現できないことを意味する。
他のタイプのタッチスクリーン技術が開発されている。例えば、本出願人は、WO2015/155508に記載される漏れ内部全反射に基づく代替技術を考案した。これは、従来のタッチスクリーンの多くの問題に対処する。
しかしながら、代替のタッチスクリーンは、依然として一般に、平らなガラスシートがデバイスのフロントユーザインターフェース面を形成する従来のデバイスディスプレイに使用が制限されている。タッチスクリーン技術の使用を拡大し、この形状因子が不便または不適切な状況で効果的かつ確実に使用できるようにすることが望ましい。
本発明は、このような背景を踏まえて考え出された。
第1態様では、本発明は、以下を含むタッチ検出装置を提供する。1つ以上の光源を有し、前記1つ以上の光源からの光が内部全反射で伝送されるトッププレートと、内部で光が伝送可能であり、互いに光学的に分離された複数のベースプレート要素を含むベースプレートと、を備え、前記トッププレート及び前記ベースプレートは、外部物体が前記トッププレートの第1面に接触し、それによってタッチを行う場合、光が前記トッププレートの第2面から、下にあるベースプレート要素に結合され、前記ベースプレート要素内で伝送されるように構成され、前記各ベースプレート要素は、当該ベースプレート要素に関連付けられて当該ベースプレート要素内で伝送された光を検出するための1つ以上のセンサを有し、前記トッププレートの前記第1面のタッチに関連する前記センサからの情報を判定する処理手段をさらに備えるタッチ検出装置。
このアプローチを用いて、広範囲の機能性をもつタッチ検出装置を達成できた。タッチスクリーン装置は、制御機能のような特定の機能のために設計することができ、効果的なユーザ対話のために設計を最適化することができる。さらに、実施形態では、複数のタッチおよび複雑な動作を効果的に使用して入力を提供することができる。
実施形態では、1つ以上のベースプレート要素は、タッチの有無を検出するように適合された第1ベースプレート要素タイプのものであり、タッチの位置は検出しない。このような第1ベースプレート要素タイプのベースプレート要素は、タッチの圧力の強さを検出するように適合されることもできる。このベースプレート要素タイプは、それ自体でボタンのようなタッチスクリーン要素を提供するために効果的であるか、またはより複雑な機能を達成するために他のベースプレート要素と組み合わせて使用することができる。
実施形態では、1つ以上のベースプレート要素は、第2ベースプレート要素タイプのものであり、第2ベースプレート要素タイプのものは、第1端部および第2端部、第1端部に関連付けられた1つ以上の第1端部センサ、および第2端部に関連付けられた1つ以上の第2端部センサを有し、第2ベースプレート要素タイプのベースプレート要素は、第1端部と第2端部との間のタッチの有無およびタッチの位置を検出するように適合される。
ここでも、第2ベースプレート要素タイプの1つ以上のベースプレート要素は、タッチの圧力の強さを検出するように適合されてもよい。しかしながら、ここで、処理手段は、第1端部と第2端部との間の第2ベースプレート要素タイプのベースプレート要素に沿った動きを検出するように適合されてもよい。これにより、ベースプレート要素は、スライダまたは以下に示すようにダイヤルの機能を提供することができる。ここでも、他のベースプレート要素と組み合わせて、より複雑な機能を提供することができる。
第2ベースプレート要素タイプのベースプレート要素の1つ以上は、実質的に長方形でなくてもよく、例えば、第1端部と第2端部との間の曲線を描いてもよい。
実施形態では、トッププレートは非平面であってもよく、例えば、溝付きまたは輪郭付きであってもよい。たとえば、1つまたは複数のベースプレート要素は、トッププレートの溝またはくぼみの下にある。装置は、溝の下に位置する第2ベースプレート要素タイプのベースプレート要素を有するトッププレート内に溝を備えることができ、このような溝は指ガイドとして機能することができる。このような湾曲は、効果的な装置の動作を妨げるものではない。湾曲の範囲は、内部全反射によってトッププレート内に光を保持する必要性によってのみ限定される。
いくつかの実施形態では、1つ以上のベースプレート要素が関連付けられたトッププレートから隆起した1つ以上の突出領域が存在してもよい。これらの突出領域の少なくとも1つは、中央領域とトッププレートの平面領域との間に周縁領域を有する中央領域を含むことができる。周縁領域は、それに関連する1つ以上のベースプレート要素を有することができる。この周縁領域は、周縁領域へのタッチを検出するために、その下に配置された第2ベースプレート要素タイプのベースプレート要素を有することができる。
このように、処理手段は、周縁領域の下方に配置された第2ベースプレート要素タイプのベースプレート要素にダイヤルの機能性を持たせることができる。周縁領域は、周縁領域へのタッチを検出するために、その下に配置された第1ベースプレート要素タイプの1つ以上のベースプレート要素を有することができる。1つ以上のベースプレート要素は、中央領域の下にあってもよい。中央領域の下に位置するベースプレート要素は、第3ベースプレート要素タイプであってもよく、第3ベースプレート要素タイプのベースプレート要素は、タッチの有無および中央領域上のタッチの位置を検出するように適合される。
このようにして、本発明の実施形態は、上述のような複数の独立したタッチ検出スクリーン要素を含むタッチ検出スクリーンを提供し、これらは、少なくとも3つの異なるタイプのベースプレート要素を使用することができることが分かる。タッチ検出スクリーン要素は、装置のトッププレートが連続し、ベースプレートがセグメント化されるように構成することができる。例えば、トッププレートは、単一の連続したシートまたは材料パネルから形成されてもよく、ベースプレートは、スクリーンの異なるタッチ検出領域を画定するようにセグメント化されてもよい。トッププレートは、複数のベースプレート要素上で光学的に連続していてもよい。個々のベースプレート要素は、タッチスクリーン要素と同様に、平面上に直線または曲線のパスを定義したり、リングの周りに円形のパスを描いたりできる。
処理手段は、典型的には、複数のタッチ検出スクリーン要素のうちのどれがタッチされたかを判定するように適合されるが、さらに多くの判定を行うことができる。タッチスクリーン要素がタッチされた順序を判定する場合がある。さらに、複数のタッチ検出要素が同時にタッチされたかどうかを判定することができる。タッチ検出装置は、異なるベースプレート要素に関連する同時のタッチを判定するように適合することができ、次いで、処理手段は、異なるベースプレート要素に対する同時のタッチをユーザ動作に関連付けるように適合することができる。処理手段は、外部物体によるタッチのタッチ圧力の強度、タッチ圧力、またはタッチ圧力の変化率を判定することができる。
実施形態において、ディスプレイ要素は、1つ以上のベースプレート要素の下に配置される。
実施形態において、ベースプレート要素のいくつかまたはすべては損失性を有する。WO2015/155508に教示されているアプローチは、漏れ内部全反射が損失性ベースプレートと組み合わせて使用され、本発明の実施形態における使用に特に有効である。次いで、ベースプレート要素への光の入射と、ベースプレートに関連する1つ以上のセンサとの間の伝送損失を処理手段が使用して、タッチの位置を判定することができる。実施形態において、損失性ベースプレート要素は、伝送損失を付与するためにドープされる。異なるドーピングのレベルが、異なるベースプレート要素に付与されてもよい。例えば、異なるドーピングのレベルが、異なるベースプレート要素タイプのベースプレート要素に付与されてもよい。
ベースプレート要素は、他のベースプレート要素から光学的に分離されることが望ましい。マスク層は、光学的分離を提供するために、トッププレートとベースプレート要素との間に設けられてもよい。カットアウトをベースプレートに使用して、1つのベースプレート要素を別のベースプレート要素から分離することができる。ベースプレート要素を他のベースプレート要素から分離するために、1つ以上のモールディングを設けることができる。ベースプレート要素と他のベースプレート要素との間の光伝送を防止するために、ベースプレート要素の一部または全部の周囲にコーティングを設けることができる。これらのアプローチは、その実施形態の必要性に応じて、単独で、または組み合わせて使用することができる。
第2態様では、本発明は、タッチ検出装置を含むユーザインターフェースの操作方法を提供し、前記タッチ検出装置は、関連する1つ以上の光源を有して前記1つ以上の前記光源からの光が内部全反射で伝送されるトッププレートと、内部で光が伝送可能であり、互いに光学的に分離された複数のベースプレート要素を含むベースプレートと、複数のセンサと、を備え、前記トッププレート及び前記ベースプレートは、外部物体が前記トッププレートの第1面に接触し、それによってタッチを行う場合、光が前記トッププレートの第2面から、下にあるベースプレート要素に結合され前記ベースプレート要素内で伝送されるように構成され、前記各ベースプレート要素は、当該ベースプレート要素に関連付けられて当該ベースプレート要素内で伝送された光を検出するための前記複数のセンサのうちの1つ以上のセンサを有し、前記ユーザインターフェースの操作方法は、前記複数のセンサから受信した信号から前記タッチ検出装置における複数のユーザタッチイベントを検出し、前記複数のユーザタッチイベントをユーザインターフェースアクションとして解釈する。
実施形態では、複数のユーザタッチイベントは、複数のベースプレート要素に関連する。特定の実施形態では、複数のユーザタッチイベントのうちの2つ以上は、同じベースプレート要素に関連する。
場合によっては、複数のユーザタッチイベントが同時に発生する。他の場合には、複数のユーザタッチイベントは、複数の時点における単一のタッチに関連する。ここで、複数のユーザタッチイベントは、スワイプ動作またはスクロール動作として解釈することができる。
特定の実施形態では、複数のユーザイベントは、複数の時点における複数の同時のタッチイベントに関連する。このような一例では、タッチ検出装置は、ベースプレート上のタッチを検出するための突出領域を有し、突出領域は、その下に1つ以上のベースプレート要素を有する周縁領域と共にトッププレートから隆起し、上記方法は、複数の時点で複数の同時のタッチイベントであって回転動作としてのタッチイベントを検出することをさらに含む。
本発明をより容易に理解するために、本発明の好ましい非限定的な実施形態を、添付の図面を参照して、例としてのみ説明する。
図1は、タッチスクリーン装置の概略断面図である。 図2は、単一のタッチスクリーン要素で構成されるベースプレートの平面図である。 図3aは、タッチスクリーン要素を組み込んだタッチスクリーン装置を示す。 図3bは、図3aのタッチスクリーン装置のトッププレートの断面図であり、指ガイドを提供するトッププレートの輪郭を示す。 図3cは、図3aのタッチスクリーン装置のトッププレートの代替構成を示す。 図4は、湾曲した輪郭を有するタッチスクリーン要素の概略断面図である。 図5は、湾曲した輪郭を有する本発明の実施形態によるタッチスクリーン装置の概略断面図である。 図6aは、図5のタッチスクリーン装置の平面図であり、図9bは、装置の複数のベースプレート要素を示す本発明のスクリーン装置において、トッププレートと図9aのセグメント化されたベースプレートとの間に位置し得るマスク層の斜視図である。 図6bは、図5のタッチスクリーン装置の代替の実施形態の平面図であり、各ベースプレート要素の外縁部に2つのセンサが設けられる。 図7は、本発明の別の実施形態による湾曲した輪郭を有するタッチスクリーン装置の概略断面図である。 図8は、図7のタッチスクリーン配置の平面図である。 図9aは、本発明の実施形態のスクリーン装置で使用するためのセグメント化されたベースプレートの斜視図である。 図9bは、本発明のスクリーン配置において、トッププレートと図9aのセグメント化されたベースプレートとの間に位置し得るマスク層の斜視図である。 図10は、図9のセグメント化されたベースプレートの平面図である。 図11は、図7のタッチスクリーン装置を組み込んだデバイスを示す。 図12は、図7のタッチスクリーン装置を組み込んだ別のデバイスを示す。
図面および以下の説明では、似た機能に似た参照記号が割り当てられる。
以下に記載される本発明の実施形態は、WO2015/155508に記載される漏れ全反射に基づく機能システムを使用し、WO2015/155508は、法律によって許可される範囲で参照により本明細書に組み込まれる。この機能システムについて、図1を参照して説明する。
図1は、光学的透明トッププレート10と、その1つ以上の縁に位置する1つ以上の光源12とを含むタッチスクリーン装置8を示す。トッププレート10は、例えばガラスまたはアクリルである任意の光学的透明材料によって形成されてもよい。光源12は、当業者に明らかであるように、発光ダイオード(LED)または他の既知の光源を含んでもよい。レンズ(不図示)は、必要に応じて、照明光を集束および/または横方向に広げるために、光源12とトッププレート10の縁との間に設けられてもよい。
装置が明るい周囲条件で効果的に動作するように、光源12は、赤外または可視の強度変調光源を含むことができる。複数の光源12を設けてもよい。この場合、タッチ位置を正確に検出する能力は、スペクトル拡散に基づくアプローチまたは複数の変調周波数のいずれかを使用して各光源12を一意に変調することによって強化できる。図1では、光源12がトッププレート10の端に設けられることが示されるが、他の実施形態では、異なる位置からトッププレート10に光を入射できることに留意されたい。
トッププレート10の下に任意の中間層14が位置し、中間層14は、光学的透明プレートの屈折率よりも低い屈折率を有する。示される例では、中間層14は、空気からなるが、中間層14に使用される物質は、それがトッププレート10に使用される材料よりも低い屈折率を有するという要件にてのみ絞られる。
トッププレート10は、光源12に照射され、トッププレート10内の光の内部全反射を引き起こす。内部全反射は、入射光波が表面の法線に対して特定の臨界角よりも大きい角度で媒質の境界に当たったときに発生する現象である。境界の反対側で屈折率が低く、入射角が臨界角よりも大きい場合、光は境界を通過できず、媒体内で完全に反射される。
タッチスクリーン装置8は、光学的分散及び損失のあるボトム、すなわちベースプレート18と、その縁に位置する光センサの形態のセンサ20とをさらに含む。ベースプレート18は、主に損失のあるプレートを形成するために、上方から入射した光を、このプレートの上面および下面から消失させるだけでなく、その縁に向かって分散させる分散特性を有する。このような分散特性は、当業者に明らかなように、多くの異なる方法で達成できる。
例えば、図1のプレート18は、その中に埋め込まれた光学的に屈折性および/または反射性の非常に微細な粒子または分子18aを有する。換言すれば、ベースプレート18には、ベースプレート18内を進行する光に対して伝送損失を与えるように、光散乱粒子18aがドープされている。そのような粒子18aは、その上に入射した光を、屈折および/または反射させ、その結果、ベースプレート18内で散乱させ、それにより、光がベースプレート18を横切って縁に向かって拡がるにつれて散乱/損失を引き起こし (さらに、光がこのプレートの上面および下面を通って失われるようにする)、光センサ20によって検出され得るようにする。同様の分散特性および損失特性をベースプレート18に与える他の方法は、回折/分散物質でベースプレート18をコーティングすること、または表面パターニングを含むことができる。
スタイラス又は指22のようなポインタがトッププレート10の第1面23に接触する場合、トッププレート10内の内部全反射は、漏れ内部全反射 (Frustrated total Internal Reflection、FIR) によって中断される。これにより、いくらかの光23がトッププレート10および中間層14を通ってベースプレート18に伝達され、光は、ベースプレート18内で伝達されるために、トッププレート10の第2面25から、底にあるベースプレート18に伝達される。ベースプレート18の分散/損失特性は、上から入射した光を、前述したように、プレート18を通って縁に向かって損失的に分散及び散乱させ、光の一部は、光センサ20によって検出される。
指22などの柔軟なポインタからの圧力が増加すると、タッチ面積が大きくなり、指22の下の接触度が増加し、内部全反射光がより妨げられ、これにより、トッププレート10から出射されるエバネッセント光の強度が増加する。
トッププレート10がタッチされる位置は、光がベースプレート18に入射する相対位置を決定し、すなわち、ベースプレート18の縁からの入射光の距離を決定することが理解されよう(すなわち、光センサの縁に到達するために光が移動する必要がある距離)。その結果、光センサ20によって検出される光の相対量は、トッププレート10がタッチされる位置、すなわち、光が入射するベースプレート18上の位置に完全に依存する。
さらに、トッププレート10へのタッチの強さまたは圧力、すなわちユーザがトッププレート10をどれだけ強く押すかによって、トッププレート10から放出される光の絶対量が判定され、そして、ベースプレート18に捕捉される光の絶対量または強度が判定される。所与のタッチ位置について光センサ20によって検出される絶対光強度は、したがって、タッチ強度または圧力を示し、光の絶対強度が高いほど、より強く、より力強いトッププレート10へのタッチを示し、光の強度が低いほど、より軽く、軽い力のトッププレート10へのタッチを示す。
損失ベースプレート18の散乱/分散特性を使用して、捕捉光の減衰の挙動を、元のタッチからの距離で制御することができるので、タッチポイントの位置を一意に計算でき、タッチ位置の精度が制御される。ベースプレート18に埋め込まれた散乱/分散材料18aの濃度の空間分布(profile)を制御することによって、距離とともに減衰された捕捉光の強度分布(profile)も制御され得る。
処理手段(不図示)は、光センサ20から、それによって検出された光の量および強度を表すデータを受信するために設けられ、トッププレート10上のタッチポイントの位置およびタッチの性質および/または形状を計算できる。各フォトダイオード20における相対強度およびそれらの相対位置を比較することによって、ならびにベースプレート18の分散および減衰特性の知識を使用することによって、タッチまたは複数のタッチさえも位置および性質を計算することが可能である。デバイスドライバ (不図示) は、結果のデータを、キーの押下やスクロールアクションなどのタッチベースの入力として解釈できる。
次に、本発明の実施形態をより詳細に説明する。図1に示す機能システムを使用する1つ以上の基本要素を使用することで、幅広い機能を実現する多彩な範囲のタッチスクリーン構造を開発できる。図2は、本発明の一実施形態による、あるタイプのタッチスクリーン要素24の実装を示す。具体的に、図2は、この要素24のベースプレート18を平面図で示す。以下で説明するように、このタイプの要素24は、拡張された二次元領域を横切るタッチの検出を要求されない場合がある、より寸法的に制限された、または機能的に制限された目的を有する場合がある。しかしながら、後に示されるように、複数の要素24の使用は、広範囲の機能を達成することができる。
図示されていないが、図2の実施形態では、トッププレート10は、ベースプレート18とほぼ同じサイズおよび形状であり、ベースプレート18の上に重なっている。このように、スクリーン装置8は、ユーザがトッププレート10に触れると、トッププレート10から出射された光をベースプレート18が受光するように構成されている。他の実施形態では、トッププレート10は、トッププレート10の一部分のみ、この領域はベースプレート18の上に重なる領域である、が接触機能を有するように、ベースプレート18を越えて延びてもよい。
ベースプレート18及びトッププレート10は、この場合にはそれぞれ細長い形状であり、図2に示すバージョンでは、第1、第2端部26、28を有し、第1、第2側面30、32によってそれぞれ接合された、略台形形状である。しかしながら、トッププレート10およびベースプレート18の形状は、この特定の形状に限定されず、これらのプレート10,18は、単純な長方形などの任意の数の他の形状であってもよく、または蹄鉄などのより複雑な形状であってもよいことを理解されたい。
ベースプレート18の第1端部26には第1センサ34が設けられ、ベースプレート18の第2端部28には第2センサ36が設けられている。第1、第2センサ34、36は、ベースプレート18に向かって内向きに、かつ互いに向かって、その第1、第2端部26、28においてベースプレート18から出る光を検出するように向けられる。すなわち、複数のセンサ20をベースプレート端部26、28で使用して、感度または範囲を改善することができる。複数のセンサ20の使用は、光の全体的な収集効率を向上させるとともに、要素24内の接触位置の判定にさらなる精度を加える。以下にさらに説明するように、より限定された機能性が必要な場合には、実施形態は、ベースプレート18の一端にただ一つのセンサ20を使用することができる。
図1の構成におけるように、少なくとも1つの光源12は、トッププレート10の縁に配置されるが、他の実施形態では、光源12は、他の位置から光をトッププレート10に入射することができる。使用時には、光は1つ以上の光源12からトッププレート10内に入射され、トッププレート10内で内部全反射する。
ユーザがトッププレート10に触れると、光は、トッププレート10から下方に伝達されて、下のベースプレート18に入り、ベースプレート18は、この例では、図1の例のように、ベースプレート18の損失および分散特性を付与する光散乱粒子 (図2にて不図示) がドープされている。タッチが生じるトッププレート10内の位置は、ベースプレート18内で捕捉された光が第1、第2センサ34、36に到達するために移動しなければならない距離を決定する。
図1の装置に関して既に説明したのと同様に、処理手段 (不図示) は、検出された光の量および強度を表す第1、第2センサ34、36からデータを受信し、トッププレート10から漏れた光が入射する、その第1、第2端部26、28の間のベースプレート18、の長さに沿った位置を計算する。このようにして、トッププレート10上の対応するタッチ位置、すなわち、トッププレート10の第1、第2端部26、28の間の長さに沿ったタッチ位置、およびタッチの性質を判定することができる。したがって、この装置は、ベースプレート18に沿った検出される動作を可能にする、該動作としては、例えば、スライドまたはスワイプ動作の形態である、すなわち、ユーザがその第1、第2端部26,28の間のタッチスクリーン要素24の長さに沿って指またはポインタをスライドまたはスワイプさせる動作である。
本実施形態の装置8のサンプリングレートは、毎秒約50サンプルである。このように、システムの時間応答は本質的に瞬時であり、ユーザは、タイムラグに気づかずに、任意の実現可能な速度でスワイプまたはスクロールすることができる。システムは、この特定のサンプリングレートに限定されず、他の実施形態では、サンプリングレートは、より高くてもよく、または実際にはより低くてもよいことに留意されたい。
次に、センサからデータを受信する処理手段 (不図示) 内のデバイスドライバは、結果のデータを解釈する。また、ベースプレート18の下に配置されたディスプレイスクリーンまたは他のディスプレイ手段 (図2にて不図示) があってもよく、これはタッチの性質および位置に基づいて制御されてもよい。
例えば、ディスプレイスクリーンは、トッププレート10上のタッチポイントの真下のディスプレイスクリーンの領域が照明されるように、トッププレート10上のタッチ位置に対応する位置で照明されるように制御され得る。
別の例では、ディスプレイスクリーンは、例えばタッチのタイプおよびタッチの圧力/力に依存して、タッチポイントから離れた領域で照明するように制御され得る。この場合、タッチスクリーン要素24は、ディスプレイスクリーンのどの部分にも重なっていない可能性がある。
トッププレート10の長さに沿ったタッチの位置は、任意の時点で判定することができるので、トッププレート10の長さに沿ったスクロール又はスワイプ動作も検出することができる。このような動作に応答して、例えば、スワイプ動作に追従するようにディスプレイスクリーンを照明するように制御してもよい。
さらに、図2の実施形態は、ベースプレート18の各端部にセンサ20を含むが、他の実施形態では、代わりに、1つ以上のセンサ20をベースプレート18の一端部のみに含むことができる。そのような実施形態では、トッププレート10上のタッチの有無を検出することができるが、タッチの正確な位置を判定することはできない。センサ20は、特定の時点または期間におけるタッチの有無を記録する。したがって、これは別のタイプのベースプレート要素であり、図2に示すものとは異なる機能を提供する。
図3aは、本発明の実施形態を示しており、図2と同様のトッププレート10は、より大きく、拡張された平面のトッププレート10の一部を形成し、トッププレート10のタッチ検出領域38を画定している。これに対応して、ベースプレート18は、より大きく拡張された平面ベースプレート18の一部を形成し、ベースプレート18の集光領域を画定する。
タッチ検出領域38は、図3bに示すように、トッププレート10上に設けられた2つの隆起または輪郭42によって、トッププレート10の周囲領域40から画定され、使用中のユーザの指22を方向付けるために、タッチ検出領域38の各第1、第2側面44、46に沿って延びるように配置され、指ガイドを提供する。すなわち、輪郭42は、タッチ検出領域38として機能するトッププレート10の領域をユーザが識別することを支援または可能にし、タッチ検出領域38の長さに沿ってスワイプまたはスクロールするときにユーザの指22のガイドとして機能する。
図3cは、本発明の実施形態で利用することができる別の装置を示しており、この装置では、トッププレート10の表面溝48が、ユーザの指22またはスタイラスのガイドとして機能する。集光領域は、ベースプレート18の周囲部分から光学的に分離されたベースプレート18の一部を画定し、本質的に、より大きなベースプレート内のベースプレート要素を画定する。異なるベースプレート要素間の光学的分離の使用は、互いに独立して使用することができる別個のタッチスクリーン要素を提供することによって、異なる領域において異なる機能性をより一般的に提供するために使用することができる。以下でさらに説明するように、異なるタッチスクリーン要素との相互作用を考慮することによって、新しい機能を達成することもできる。
光は、トッププレート10の縁又は複数の縁に位置する一つ又は複数の光源12からトッププレート10に入射し、光の強度を検出する一つ又は複数のセンサ20が、ベースプレート18の集光領域又はベースプレート要素50の各端部に設けられる。
図2の実施形態のように、処理手段は、タッチの位置を判定し、トッププレート10のタッチ検出領域38におけるタッチは、例えば、タッチの真下の領域を照明することができる。また、タッチ検出領域38の長さに沿ったスクロールやスワイプの動作を検出し、それに応じて応答することができる。
図1から図3の構成では、トッププレート10およびベースプレート18は、ほぼ平坦な第1または上面52を有するほぼ平坦な材料シートである。しかしながら、本発明のいくつかの実施形態では、スクリーン装置8のトッププレート10及びベースプレート18は湾曲していてもよい。
当業者に理解されるように、使用されるタッチ検出プロセスの性質のため、湾曲したスクリーン装置を利用することは、他のタイプのタッチスクリーン技術にとって一般に困難である。しかしながら、ここに記載された本発明の実施形態を支持する基本的な技術は、湾曲したスクリーンだけでなく、広範な非平面構造において実施されることを可能にするのに十分に柔軟かつ堅牢である。
図4は、非平面表面に関連して、図2に示されるタイプのタッチスクリーン要素24を使用する図3aのアプローチに対する異なるアプローチを示す。
特に、図4は、図2と同様であるが、平坦な輪郭の代わりに湾曲した輪郭を有するトッププレート10及びベースプレート18を含むタッチスクリーン要素24を示す。
この実施形態では、トッププレート10は、その第1、第2端部26、28が異なるレベルまたは高さに位置するように湾曲しており、したがってスクリーン装置8の異なる平面に位置する。したがって、トッププレート10の第1または上面23は、第1端部26の平面と第2端部28の平面との間で湾曲している。図2の実施形態のように、光は、トッププレート10の縁または複数の縁に位置する1つ以上の光源12からトッププレート10に入射し、トッププレート10内で内部全反射する。図2を参照して説明したように、他の実施形態では、光は他の位置から入射してもよく、光がトッププレート10の縁に入射する必要はない。
ベースプレート18は、トッププレート10の下に配置され、トッププレート10から離間して、トッププレートとベースプレートとの間に任意の中間層14を画定し、中間層14は、この実施形態では、空気を含む。マスキングストリップ65は、この実施形態では、トッププレート10とベースプレート18との間に設けられ、ユーザからトッププレート10の下に設けられた電子回路および支持構造をマスキングする。この例では、ベースプレート18は、トッププレート10の湾曲に追従して一致するように湾曲している。ベースプレート18の第1端部26には第1センサ34が設けられ、ベースプレート18の第2端部には第2センサ36が設けられている。第1、第2センサ34、36は、ベースプレート18に向かって内側に向けられ、その第1、第2端部26、28において、ベースプレート18から出射される光を検出する。
使用時には、ユーザがトッププレート10にタッチしたときにトッププレート10から伝送される光は、ベースプレート18によって捕捉される。この場合のタッチ動作の検出および処理は、図2の装置に関して記載されたものと実質的に同じであるが、実質的に平坦なシステムと比較して、湾曲したシステムでは小さな追加の損失が見られることが理解されるであろう。
次に図5、図6aを参照すると、これらは、タッチスクリーン装置8が湾曲した輪郭を有する本発明の別の実施形態を示す。この実施形態では、タッチ検出装置とも呼ばれるスクリーン装置8は、図4の複数のタッチスクリーン要素24を含む。
この装置のトッププレート10は、輪郭成形され、中央領域を画定する上面56と、周縁領域を画定する湾曲側面58とを有する。上面56は実質的に平面であり、平面図ではほぼ円形である。湾曲側面58は、上面56の周縁60から、この場合は平面領域である、トッププレート10の周囲部分62、まで下方かつ径方向外側に延びている。
トッププレート10は、トッププレート10のタッチを検出可能なタッチ検出領域38を含む。タッチ検出領域38は、本実施形態ではトッププレート10の湾曲側面58によって画定され、以下、外側タッチ検出領域39と呼ぶ。
他の実施形態では、後に説明する図7および図8の実施形態のように、トッププレート10の上面56もタッチ検出可能であることに留意されたい。さらに、一部の実施形態では、トッププレート10の周囲部分62もタッチ感度を有し、さらなる検出領域を画定してもよいが、そのようなさらなる検出領域はここでは明示的に示されていない。
図1の装置と同様に、光は、トッププレート10の縁または複数の縁に配置された1つ以上の光源12からトッププレート10に入射され、トッププレート10内で内部全反射する。
ベースプレート18は、複数の光学的に分離されたベースプレート要素50を形成するようにセグメント化され、これらのベースプレート要素は、トッププレート10から離間して配置され、トッププレート10とベースプレート18との間に空気の任意の中間層14を画定する。この実施形態では、ベースプレート要素50の光学的分離は、ベースプレート要素50の各々の間に、変調された光の周波数に対して不透明なマスキングストリップが配置された1つ以上のギャップまたはスペース64を設けることによって達成される。さらに、この実施形態では、マスキングストリップ65が、トッププレート10とベースプレート18との間に設けられて、ユーザからトッププレート10の下に設けられた電子回路および支持構造をマスキングする。他の実施形態では、ベースプレート要素50は、光学的に分離することができ、それは、複数のショット成形によってベースプレート要素50の各々の間にベースプレート18の選択的に不透明な領域を形成することによって、またはベースプレート要素50の縁を不透明な塗料などでコーティングすることによってできる。
いくつかの実施形態において、マスクは、図9bに示されるような三次元構成要素66であってもよく、これは、図9bに示されるように、トップ、ボトムプレート16,18の間に挿入され、タッチ感度が必要とされない領域においてトップ、ボトムプレート10,18の間に光学的分離を提供する。これは、図9bの場合と同様に、トッププレート10の着色と併せて使用して、トッププレート10の下に設けられた電子機器および支持構造の存在をユーザから隠すことができる。マスクのために選択される材料は、例えばEVA (エチレン-酢酸ビニル) フォームのような、トッププレート10またはベースプレート18のいずれかと接触すると大量のエバネッセント光を放出しないタイプのものであるべきである。
ベースプレート要素50は、トッププレート10のタッチ検出領域38の下方に配置される。この実施形態では、ベースプレート18要素は、トッププレート10のタッチ検出領域38の輪郭に従うか、または追従し、その結果、ベースプレート要素50の輪郭は、一般に、トッププレート10のタッチ検出領域38の輪郭と一致する。他の実施形態では、ベースプレート要素50は、上に重なるトッププレート10のタッチ検出領域38に対して異なる輪郭を有することが可能であろう。例えば、いくつかの実施形態では、トッププレート10のタッチ検出領域38は、図5の実施形態のように輪郭成形されてもよいが、ベースプレート要素50は、実質的に平坦であってもよい。この場合、トッププレート10からの光出力をベースプレート18に送るために、追加の光学系が含まれてもよいが、このような追加の光学系は、例えば、トッププレート10とベースプレート18との間の距離が小さい場合など、いくつかの場合には必要とされなくてもよい。
ここで、ベースプレート18は、複数の外側ベースプレート要素68を含む。外側ベースプレート要素68は、外側検出領域39が外側ベースプレート要素68の上に重なるように、トッププレート10の外側検出領域39の下に配置される。このようにして、外側ベースプレート要素68は、ユーザが外側検出領域39内のトッププレート10に接触したときに、外側検出領域39から伝送した光を捕捉するように構成される。特に、各外側ベースプレート要素68は、それを覆うトッププレート10の外側検出領域39の対応する領域から伝送した光を捕捉するように構成される。
次に図6aを参照すると、本発明のこの実施形態は、複数の外側ベースプレート要素68を含む。この特定の例では、構成は16個の外側ベースプレート要素68を含むが、他の実施形態では、より多くまたはより少ない外側ベースプレート要素68が可能である。ベースプレート要素68は、外側検出領域38の周りに等間隔に配置されている。
各外側ベースプレート要素68は、図2のベースプレート18と同一であり、平面視で略台形形状を有し、それぞれ第1、第2端部26、28を含み、第1、第2側面30、32によってそれぞれ接合される。各外側ベースプレート要素68の第1端部26は、トッププレート10の上面56の周縁部60の下に位置している。各外側ベースプレート要素68は、第1端部26から第2端部28まで下方かつ径方向外側に延びる。各外側ベースプレート要素68の第1、第2端部26、28は、図5に最もよく示されるように、トッププレート10に重なる部分の輪郭に一致するように湾曲している。既に述べたように、他の実施形態では、ベースプレート要素68の一つ又は全ての輪郭が、上に重なるトッププレート10のタッチ検出領域38の輪郭と異なることが可能であろう。
この実施形態では、上述したように、各外側ベースプレート要素68は、図2のベースプレート18と同一である。このようにして、外側ベースプレート要素68の各々は、光散乱粒子18aのドーピングと同じレベル、すなわちドーピング密度、および本質的に同じ分散特性および損失特性を有する。しかし、他の実施形態では、外側ベースプレート要素68のいくつかまたはすべては、互いに異なるドーピングのレベルを有することができる。
装置は、さらに、各外側ベースプレート要素68に関連する2つの外側センサ70を含む。この実施形態では、外側センサ70はフォトダイオードの形態であり、プリント回路基板72上に実装される。
第1外側センサ74が各外側ベースプレート要素68の第1端部26に設けられ、第2外側センサ76が各外側ベースプレート要素68の第2端部28に設けられる。第1、第2外側センサ74、76の各々は、対応する外側ベースプレート要素68を通って伝送した光を検出するために、対応する外側ベースプレート要素68に向かって内側に向くように配置される。各外側ベースプレート68要素の各端部26、28にセンサ70を含めることにより、外側ベースプレート要素68の長さに沿った位置、すなわち、径方向位置、径方向プレス位置、または径方向タッチ位置とも呼ばれ、光がトッププレート10から入射する位置を判定することができる。これにより、ベースプレート要素68に沿ったスワイプ動作を検出することができる。
さらなる実施形態では、複数のセンサ70をベースプレート要素68の第1および/または第2端部26、28に配置して、回転位置標定のさらなる次元を要素68に追加する、すなわち、ベースプレート要素68の第1、第2側面30、32の間の位置を判定できるようにすることができる。例えば、図6bに示す実施形態では、二つの第2外側センサ76が、各ベースプレート要素68の第2端部28に設けられている。ダイヤル形状構造では、これを使用して、システム全体に対する外側センサ要素上のタッチの回転感度を高めることができる。1つ以上のセンサ70が外側ベースプレート68の一端にのみ設けられている実施形態では、外側ベースプレート要素68を覆うトッププレート10の対応する領域上のタッチの有無を検出することができるが、要素68に沿った接触の正確な径方向位置を判定することはできない。
タッチスクリーン装置8は、ベースプレート18の下に配置され、情報を表示するように構成されたディスプレイ領域78をさらに含む。
ディスプレイ領域78は、外側タッチ検出領域38の下の外側ディスプレイ領域80と、トッププレート10の上面56の下の中央ディスプレイ領域82とを含む。
外側ディスプレイ領域80は、図5に示すように、複数のフレキシブルライトパイプ84および関連するLED86の形態のディスプレイ要素を含む。ライトパイプは、LEDからの光を伝送するための光ファイバまたは透明ロッドを含む公知の光学部品である。この実施形態では、透明なロッドからなる1つ以上のライトパイプ84が各外側ベースプレート要素68の下に配置され、ライトパイプ84に光を注入する1つ以上のLED86がライトパイプ84の各端部に設けられている。このようにして、例えば、ライトパイプ84を用いて、トッププレート10上のタッチポイントを含むディスプレイ領域78の領域を照明することにより、外側検出領域38内のタッチに関する位置情報を表示することができる。
中央ディスプレイ領域82は、ディスプレイスクリーン88の形態のディスプレイ要素を含む。ディスプレイスクリーン88は、この実施形態では、平面視でほぼ円形であり、LCDスクリーンであるが、他の実施形態では、ディスプレイスクリーン88は、OLEDディスプレイなどの異なる形態をとることができる。
ユーザが、外側検出領域38内のトッププレート10の第1面23に触れると、光は、トッププレート10の第2面25から、そのベースプレート要素68内を伝送するために下の対応する外側ベースプレート要素68に結合される。トッププレート10がタッチされる位置は、外側ベースプレート要素68の第1、第2端部26、28からの入射光の距離、すなわち、対応するベースプレート要素68の第1、第2外側センサ74、76に到達するために光が移動する必要がある距離を決定する。タッチ圧力、すなわち、トッププレート10がユーザによってどれだけ強く押圧されるかは、トッププレート10から放出される光の絶対量を判定し、したがって、対応するベースプレート要素68によって捕捉される光の絶対強度を判定する。したがって、所与のタッチ位置についてセンサ70によって検出される絶対光強度は、タッチ圧力を示し、光の高い絶対強度は、より硬く、より力強い、タッチを示し、光の低い強度は、スクリーン装置8に対するより軽いタッチを示す。
検出された光の量および強度を表すデータを外側センサ70から受信する処理手段 (不図示) は、次に、図2の装置に関して既に説明したのと同じ方法で、トッププレート10から漏れた光が入射したときの第1、第2端部26、28間の外側ベースプレート要素68の長さに沿った径方向位置、およびタッチ圧力を計算することができる。ベースプレート要素68への光の入射と、ベースプレート要素68に関連する1つ以上のセンサ又はセンサ70との間の伝送損失は、タッチの位置を判定するための処理手段によって使用される。湾曲は、内部全反射の角度を超えて大幅な追加の光損失を引き起こすほど過剰ではないので、ベースプレート要素68の湾曲による損失のわずかな増加は、径方向位置計算処理に大きな変化を必要としない。必要とされる計算は、センサ70からの距離に伴う光損失の対数的性質を考慮すると比較的単純である。
次に、ディスプレイ領域78は、タッチの性質および位置に基づいて制御することができる。
例えば、外側タッチ検出領域38におけるタッチは、外側ディスプレイ領域80の対応する領域に照明を生じさせることができる。代替的または追加的に、外側タッチ検出領域39におけるタッチは、表示能力を有するスクリーン装置8の他の領域における照明を生じさせることができる。例えば、外側タッチ検出領域39におけるタッチは、タッチポイントから離れた外側ディスプレイ領域80の他の領域に照明を生じさせることができる。また、他の実施形態では、他のディスプレイ領域を設けてもよいことを理解されたい。これらのディスプレイ領域は、別のタッチ検出領域38に関連付けられていてもよく、あるいは単に、ユーザがディスプレイ領域から離れたタッチ検出領域38内のトッププレート10にタッチしたときに情報を表示するように構成されたディスプレイ領域であってもよい。また、ディスプレイ領域78の照明およびこの照明によって表示される情報の種類は、スクリーン装置8の特定の用途に依存することも理解されるべきである。
スクリーン装置8の特定の実施形態に応じて、特定の位置におけるタッチ、および/または特定の種類のタッチが、特定の制御機能に関連付けられてもよい。例えば、スクリーン装置8がスピーカのための制御スクリーンに組み込まれている実施形態では、特定の領域におけるタッチ、および/または特定のタイプのタッチによって、デバイス設定が選択され、さらには、いくつかの適切な位置で制御スクリーンが照明される。
スクリーン装置8は、既に示したように、タッチの位置に基づいて情報を表示するように構成されているのに加えて、タッチの性質に基づいて情報を表示するように構成されていてもよい。
たとえば、ユーザーによるスワイプ操作によって、特定の情報が表示されたり、特定の操作 (特定のデバイス設定の選択など) が実行されたりしてもよい。例えば、図5および図6aの実施形態では、ベースプレート要素68の上に重なるトッププレート10の長さに沿ったスワイプ動作を検出することができ、特定の情報を表示させたり、ボリューム設定の制御のような特定の動作を行わせたりすることができる。
別の例として、外側タッチ検出領域39で同時に発生する複数のタッチを検出し、異なる制御機能によって帰属されてもよい。例えば、再びスピーカシステムの制御パネルを例にとると、外側検出領域39における二本指タップは、例えば、スピーカ出力を一時停止させ得る。
さらに、図5および図6aの外側検出領域39を 「静的ダイヤル」 として使用するように構成することも可能である。すなわち、ユーザが外側検出領域39を把持し、回転ダイヤルを回転させるように指を動かすと、通常、回転ダイヤルの回転に伴う制御機能が実行されるように構成することができる。また、スピーカシステムの制御パネルの例を挙げると、ユーザが外側検出領域39を把持し、可動ダイヤルを回転させるように手を回すと、それに応じてスピーカの音量が増減するように構成することができる。
外側検出領域39をコンピュータマウスとして使用するように構成することも可能である。例えば、システムは、外側検出領域39を把持またはピンチすることによって、通常は標準的なマウスのボタンをクリックすることによって引き起こされる、関連するディスプレイ上の動作を引き起こすように構成することが可能であろう。また、外側検出領域39におけるスクロールまたはスイープ動作が、通常は標準的なマウスの移動、すなわち画面上のポインタの移動によって引き起こされる関連するディスプレイ上の動作を引き起こすように、外側検出領域39を構成することも可能である。
各外側ベースプレート要素68の各端部26、28にセンサ70を含む図5、図6aの実施形態では、光がトッププレート10から外側ベースプレート要素68に入射する外側ベースプレート要素68の長さに沿った位置を判定することができる。これにより、トッププレート10の外側検出領域39を画定する湾曲側面の上方及び/又は下方へのスクロール又はスワイプ動作を検出することができる。このような動作に応答して、ディスプレイ領域78は、スワイプ動作に追従するように照明されてもよい。例えば、使用者が、外側ベースプレート要素68の上に重なるトッププレート10の領域に沿って、その第1端部26から第2端部28まで指をスワイプすると、ディスプレイ領域78は、この移動に従って、その第1端部26から第2端部28まで照明してもよい。
複数の外側ベースプレート要素68の上に重なるトッププレート10の領域上で、外側検出領域39の周りを回転すると、これらのベースプレート要素68のそれぞれに関連するディスプレイ領域78が順番に照明されてもよい。二本以上の指の間で外側検出領域39を把持しながらこのようなスワイプ動作を実行することは、既に説明したように、回転可能なダイヤルを回転させる動作を本質的に模倣することができ、この回転可能なダイヤルは、回転可能なダイヤルが使用され得る方法、例えば、音量または他の適切な制御として使用され得る。
異なる外側ベースプレート要素68に関連して、トッププレート10の異なる領域に同時に加えられる圧力を検出することができ、外側検出領域39を画定するダイヤル領域をユーザが把持またはピンチしていること、または単に、ユーザが外側検出領域39を複数の領域で押圧していることを示すことができ、これらの動作自体が関連する制御機能を有することができる。
上記は、図5、図6aに示すようなスクリーン装置8が有し得る機能の単なる選択であることを当業者は理解するであろう。スクリーン装置8の用途に応じて、他の多くの機能が可能である。
図7、図8は、本発明の別の実施形態を示す。この実施形態の多くの態様は、図5および図6aの実施形態と同じであり、簡潔にするために、同様の特徴は、ここでは再度説明しない。この実施形態が図5、図6aのものと異なる点は、図7、図8のスクリーン配置が、タッチ感知外側検出領域39に加えて、タッチ検出中央検出領域90をさらに含むことである。
中央検出領域90は、実質的に平面であり、平面視でほぼ円形であるトッププレート10の頂面56によって画定される。タッチ検出を可能にするために、中央ベースプレート要素92が、トッププレート10の中央タッチ検出領域90の下に配置され、中央タッチ検出領域90の下に位置し、中央タッチ検出領域90が中央ベースプレート要素92の上に重なるようにする。このように、中央ベースプレート要素92は、ユーザが中央タッチ検出領域90内のトッププレート10に接触したときに、中央タッチ検出領域90の外に伝送した光を捕捉するように構成されている。
特に図8を参照すると、中央ベースプレート要素92は、この実施形態では、多面形状であり、ベースプレート18の頂面56を形成する。
中央ベースプレート要素92から出る光を検出するための少なくとも一つの中央センサ94は、中央ベースプレート要素92の縁部96に位置する。この実施形態では、八つの中央センサ94は、中央ベースプレート要素96の縁部96の周りに等間隔に配置され、中央ベースプレート要素96の中心に向かって内側に向いている。
このアプローチを使用すると、3つの異なるタイプのベースプレート要素、すなわち3つの異なるタイプのタッチスクリーン要素が、1つのタッチスクリーン装置でどのように使用され得るかが分かる。第1タイプは、1つのセンサのみを有することができ、接触の有無を検出するベースプレート要素を含む。第2タイプは、両端にセンサーが付いていて、タッチの位置と両端間の動きを検出することができる。また、第3タイプは、従来のタッチスクリーンと同様に2次元表面の位置を検出するセンサーを備える。これらは全て1つの装置内で一緒に構成することができ、連続的な(光学的に連続的な)トッププレートの間に配置することさえできる。
図5、図6aの実施形態と同様に、ディスプレイスクリーン88は、トッププレート10の頂面56の下に配置される。しかしながら、この実施形態では、ディスプレイスクリーン88も中央ベースプレート要素92の下に配置され、中央ベースプレート要素92がトッププレート10とスクリーン88との間に位置するようになっている。
ユーザが中央検出領域90内のトッププレート10にタッチすると、光がトッププレート10から下方の中央ベースプレート要素92に伝達される。トッププレート10がタッチされる位置およびタッチの性質は、関連する処理手段 (図示せず) を用いて既に説明したのと同じ方法で判定することができる。
次に、ディスプレイ領域78は、図5、図6aの実施形態に関連して既に説明した方法と同様に、タッチの性質および位置に基づいて制御することができる。例えば、中央検出領域90におけるタッチは、ディスプレイスクリーン88の対応するポイントまたは領域を照明することができる。中央検出領域90へのタッチは、中央ディスプレイ領域82に所定の情報を表示させる。中央検出領域90へのタッチは、外部ディスプレイ領域80の全部または一部に照明および/または情報の表示を生じさせる。さらに、中央検出領域90におけるタッチは、装置をオンまたはオフにするなどの動作を生じさせることができる。当業者に理解されるように、多くの他の機能が可能である。
図9a、図10は、本発明のさらなる実施形態のベースプレート18を示す。この実施形態のベースプレート18は、使用のためにスクリーン装置8に組み込まれた場合に、光学的に分離された多数のタッチ検出領域38を画定するようにセグメント化されるか、またはパターン化される。
図9a、図10のベースプレート18は、実質的に平面であり、平面図においてほぼ円形である。他の実施形態では、ベースプレート18は、湾曲していても輪郭が付けられていてもよく、他の形状をとってもよい。
この実施形態では、ベースプレート18は、スクリーン装置8に組み込まれたときに3つの異なるタッチ検出領域に対応する3つの別個の領域98を含む。ベースプレート18のこれら3つの別個の領域98は、ベースプレート18の要素100と呼ぶ。すなわち、本実施形態のベースプレートは、第1ベースプレート要素102と、第2ベースプレート要素104と、第3ベースプレート要素106とを含む。ベースプレート要素100の各々は、同一の共通ファブリックの一部を形成し、全ては、同一のより大きなベースプレート18の一部を形成するが、後述するように、互いに光学的に分離される。
第1、第2ベースプレート要素102,104は、それぞれ略台形形状であり、互いにほぼ同じ大きさである。第3ベースプレート要素106は、第1ベースプレート要素102に隣接する第1端部108と、第2ベースプレート要素104に隣接する第2端部110とを有する。第3ベースプレート要素106は、第1、第2ベースプレート要素102,104の間で、円形ベースプレート18の周囲に延在し、その第1、第2端部108,110の間の曲線を描き、湾曲帯体を形成する。
ベースプレート要素100は、不透明なマスキングストリップ/形状が挿入されたベースプレート18内の開口またはカットアウト112によって、互いに光学的に分離される。具体的には、ベースプレート18は、各ベースプレート要素100の外縁部を画定するカットアウト112を含む。本発明のこの実施形態は、カットアウト112を利用して、ベースプレート18の光学的に分離されたセグメントを作成するが、当業者は、このような光学的分離を作成する多くの異なる方法が存在し、本発明の実施形態のベースプレート18において利用することができることを理解する。一例として、光学的に分離されたベースプレート要素18は、ベースプレートを分割するための選択的に不透明な領域を複数のショット成形などによって形成することによって実現することができる。
カットアウト112はまた、この例ではフォトダイオードの形態である、センサ20を受容するための複数のセンサ受容開口を画定する。センサ受容開口は、2つの第1センサ受容開口114と、2つの第2センサ受容開口116と、4つの第3センサ受容開口118とを含む。第1センサ受容開口114は、第1ベースプレート要素102の外縁部120に設けられている。第2センサ受容開口116は、第2ベースプレート要素104の外縁部122に設けられている。第3センサ受容開口118のうちの2つは、第3ベースプレート要素106の第1端部108に設けられ、第3センサ受容開口118のうちの2つは、第3ベースプレート要素106の第2部110に設けられている。この場合、複数のセンサ20は、ベースプレート10からの集光効率を増加させることに利用されるとともに、また、第3ベースプレート要素106が任意のプレスの径方向位置124の変動の影響を非常に受けにくくすることに利用され、それは、図10に示すように第3要素106は主にプレスの回転位置126に関係しているからである。
本実施形態のベースプレート18を組み込んだスクリーン装置8を組み立てると、第1ベースプレート要素102から出る光を検出するための第1センサ(不図示)が第1センサ受容開口114の各々に受容される。これに対応して、第2ベースプレート要素104から出る光を検出するための第2センサ(不図示)が、第2センサ受容開口116の各々に受容され、第3ベースプレート要素106から出る光を検出するための第3センサ(不図示)が、第3センサ受容開口118の各々に受容される。センサ20の各々は、関連するベースプレート要素102,104,106から出る光を検出するために、関連するベースプレート要素102,104,106に面している。
使用のためにスクリーン装置8に組み込まれる場合、ベースプレート18は、第1、第2、第3ベースプレート要素102,104,106の上に重なるトッププレート10の領域がそれぞれ第1、第2、第3タッチ検出領域を画定するように、実質的に平坦なトッププレート10の下に設けられてもよい。他の実施形態と同様に、トッププレート10は、トッププレート10の縁がベースプレート18の縁で終端するように、またはベースプレート18の端を超えて延在するようにベースプレート18と同じ寸法を有することができる。
トッププレート10がベースプレート18の端を超えて延びる後者の場合、図9bに示すように、マスキング層またはマスク層66をトッププレート10とベースプレート18との間に挿入し、トッププレート10とベースプレート18との間に光学的分離を提供することができる。マスク層66は、ベースプレート18を遮蔽し、トッププレート10上での押圧またはタッチが、マスク層66の開口部128に関連するタッチ感度の必要な領域内でのみ、ベースプレート18に光を導入できることを保証する。図9bに示す場合、三次元マスク層66は、個々のベースプレート要素の分離に必要なマスクインサートを、アクティブタッチ領域の外側にあるトッププレート10上のタッチによる迷光からベースプレート18を遮蔽するために使用されるプレート間マスクと組み合わせる。
したがって、光学的分離戦略は、デバイス要件に従って組み合わせることができることがわかる。すなわち、トッププレートとベースプレートとの間のマスキングを使用してもよく、隣接するベースプレート要素間の任意の光路の遮断を使用してもよく、または2つのアプローチを組み合わせて使用してもよい。
処理手段 (不図示) は、検出された光の量および強度を表すデータをセンサ20から受信し、図9a、図10のベースプレート18を組み込んだスクリーン装置8の動作は、本質的に、前述の実施形態に関して既に説明したものと同じである。
本実施形態に係るセンサ20によれば、第1タッチ検出領域及び第2タッチ検出領域におけるタッチの有無、及びタッチの力、すなわちタッチ圧力又はタッチの圧力の強さを検出することができる。システムは、ユーザが第1、第2タッチ検出領域内でトッププレートに接触しているかどうかを検出することができるが、これらの領域内でタッチの位置を検出することはできない。従って、第1、第2ベースプレート要素102,104は、タッチの位置ではなく、タッチの有無を検出するように適合された第1ベースプレート要素タイプであり、第1、第2タッチ検出領域がボタンとして効果的に機能するようになっている。
第3ベースプレート要素106の第1、第2端部108,110の両方にセンサ20が含まれているため、第3タッチ検出領域におけるタッチの有無および位置、ならびにタッチ圧力を判定することができる。したがって、第3ベースプレート要素106は、タッチの有無およびその第1、第2端部108,110の間のタッチの位置を検出するように適合された第2ベースプレート要素タイプであり、各第1、第2端部108,110は、第3ベースプレート要素106のセンサ受容開口118内に受容される関連するセンサ20を伴う。
この装置の1つの可能な実施形態は、スピーカシステム用の制御パネルを形成するスクリーン構成8で使用するためのものである。この場合、第1、第2タッチ検出領域は、トラック選択を制御するボタンを実質的に形成することができ、例えば、第1タッチ検出領域内のタッチが前のオーディオトラックを選択または指示し、第2タッチ検出領域内のタッチが次のオーディオトラックを選択または指示する。第3タッチ検出領域は、タッチ位置を検出する機能を有しており、例えば、音量調整スライダとして用いることができる。この場合、ユーザは、第3タッチ検出領域に沿って一方向に指をスワイプして音量を上げ、第3タッチ検出領域に沿って反対方向に指をスワイプして音量を下げることができる。
図9a、図10のセグメント化されたベースプレート18は、この例では実質的に平面であるが、他の実施形態では、ベースプレート18は、湾曲していてもよいし、輪郭が付けられてもよいことを理解されたい。
本発明のタッチスクリーン装置8を使用することができる装置の例は、スマートフォン、タブレットまたはラップトップのようなハンドヘルドまたはポータブル装置、ならびに洗濯機、冷蔵庫または他の白物家電のような大型電子装置であるが、本発明はこれらの製品における使用に限定されないことは明らかである。
図11、図12は、図7、図8の湾曲したタッチスクリーン装置8を含む装置の2つの例を示す。
図11は、例えばラップトップ(図示せず) と共に使用され得るタッチマウス130に実装された、図7、図8の湾曲したタッチスクリーン装置8を示す。図12は、キーボード134に一体化されたタッチマウス132として組み込まれた、図7、図8のタッチスクリーン装置を示す。
これらの実施形態では、異なる検出領域におけるスクロールおよびスワイプは、タッチスクリーン装置の任意の部分を移動することなく、関連するスクリーン上、例えばラップトップスクリーン上で異なる動作を実行することを可能にする。例えば、検出領域を特定の方向にスワイプすることによって、画面上で特定の動作が実行されるようにしてもよい。すなわち、システムは、検出領域内で上方または下方に、あるいは他の方向にスワイプすることによって、特定の動作または制御が実行されるように構成されてもよい。従って、本発明の技術は、既に説明したように、ダイヤル自体のいかなる部分も動かすことなく、ユーザがダイヤル上に加えて検出されるスワイプ、スクロール及び押圧を可能にする静的ダイヤルを提供することができる。
一般に、本発明の実施形態は、タッチの位置および種類を検出することを可能にする。説明したように、ベースプレート18に関連するセンサ20の配置に応じて、タッチの有無を検出することができ、またはタッチの有無および関連する位置を判定することができる。位置検出は、移動、すなわち、スワイプまたはスクロール動作を検出することを可能にするという点で、システムに追加の有用な機能を提供する。さらに、タッチの力、すなわちタッチ圧力は、タッチの持続時間と同様、すべてのセンサ構成を伴って判定されてもよい。
タッチ圧力を判定する能力は、多くの異なる用途を有し得、当業者に理解されるように、これは、異なる制御機能に起因する、異なるタッチ圧力に対する能力、またはタッチ圧力の動的変化の検出、が含まれるが、これらに限定されるものではない。たとえば、短くて軽いタッチは関連付けられた装置の画面をオフにし、力強くて長いタッチは装置自体をオフにすることができる。さらに、タッチ圧力を判定する能力は、軽いタッチを無視することを可能にし、該軽いタッチは、偶発的である可能性があり、加えられた小さな力のためシステムがそうであるとみなすことができ、それにより、例えば、装置または制御機能の偶発的な作動の可能性を低減することができる。
上記に加えて、それぞれが本質的に別個の検出システムとして扱われる複数の集光プレート、すなわち複数のベースプレート要素の使用は、追加の処理の複雑さなしに、同時に生じる複数のタッチを容易に検出することを可能にする。さらに、ベースプレート18のこのセグメント化は、使用される用途に応じて容易にカスタマイズ可能なタッチ検出領域を生成する。これらの装置のトッププレート10は、有利には、マルチ検出表面を提供し、その上で、タッチスクリーン装置8の特定の構成に応じて、トッププレート10の複数の異なる領域において、タッチの有無、位置、および種類を検出することができる。
複数のベースプレート要素システムのタッチ検出領域の可能なカスタマイズの一例として、ベースプレート要素が光散乱粒子でドープされる実施形態では、これらのベースプレート要素のいくつかまたは全部を異なるドーピング密度とすることができる。選択されるドーピング密度は、例えば、要求される検出範囲、または異なるベースプレート要素によって画定される異なるタッチ検出領域の意図される機能性に基づいてもよい。例えば、タッチ検出領域の意図された用途が、タッチの位置を高い精度で判定することを要求する場合、タッチの有無を検出することのみが必要とされるタッチ検出領域よりも高いドーピングレベルを使用することが好ましい。
本発明は、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載されたものに代わる多くの形態をとるように修正することができることは、当業者には理解されよう。

Claims (41)

  1. 1つ以上の光源を有し、前記1つ以上の光源からの光が内部全反射で伝送されるトッププレートと、
    内部で光が伝送可能であり、互いに光学的に分離された複数のベースプレート要素を含むベースプレートと、を備え、
    前記トッププレート及び前記ベースプレートは、外部物体が前記トッププレートの第1面に接触し、それによってタッチを行う場合、光が前記トッププレートの第2面から、下にあるベースプレート要素に結合され、前記ベースプレート要素内で伝送されるように構成され、
    前記各ベースプレート要素は、当該ベースプレート要素に関連付けられて当該ベースプレート要素内で伝送された光を検出するための1つ以上のセンサを有し、
    前記トッププレートの前記第1面のタッチに関連する前記センサからの情報を判定する処理手段をさらに備えるタッチ検出装置。
  2. 請求項1に記載のタッチ検出装置において、
    1つ以上の前記ベースプレート要素は、タッチの位置ではなくタッチの有無を検出するように適合された第1ベースプレート要素タイプのものであるタッチ検出装置。
  3. 請求項2に記載のタッチ検出装置において、
    前記第1ベースプレート要素タイプの1つ以上のベースプレート要素は、タッチの圧力の強さを検出するようにも適合されるタッチ検出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    前記ベースプレート要素のうちの1つ以上は、第2ベースプレート要素タイプであり、
    前記第2ベースプレート要素タイプのものは、第1端部および第2端部と、前記第1端部に関連する1つ以上の第1端部センサと、前記第2端部に関連する1つ以上の第2端部センサとを有し、前記第2ベースプレート要素タイプの前記ベースプレート要素は、前記第1端部と前記第2端部との間のタッチの有無およびタッチの位置を検出するように適合されるタッチ検出装置。
  5. 請求項4に記載のタッチ検出装置において、
    前記第2ベースプレート要素タイプの1つ以上の前記ベースプレート要素も、タッチの圧力の強さを検出するように適合されているタッチ検出装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載のタッチ検出装置において、
    前記処理手段は、前記第1端部と前記第2端部との間の前記第2ベースプレート要素タイプの前記ベースプレート要素に沿った動きを検出するように適合されているタッチ検出装置。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    前記第2ベースプレート要素タイプの1つ以上の前記ベースプレート要素が実質的に長方形ではないタッチ検出装置。
  8. 請求項7に記載のタッチ検出装置において、
    前記第2ベースプレート要素タイプの1つ以上の前記ベースプレート要素は、前記第1端部および前記第2端部の間の曲線を描くタッチ検出装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    前記トッププレートは、平坦ではないタッチ検出装置。
  10. 請求項9に記載のタッチ検出装置において、
    1つ以上の前記ベースプレート要素が、前記トッププレートの溝または窪みの下にあるタッチ検出装置。
  11. 請求項10に記載のタッチ検出装置において、
    前記トッププレートに前記溝を有し、前記溝の下に前記第2ベースプレート要素タイプの前記ベースプレート要素が位置するタッチ検出装置。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    1つ以上の前記ベースプレート要素が関連している前記トッププレートから隆起した1つ以上の突出領域がある。
  13. 請求項12に記載のタッチ検出装置において、
    前記突出領域のうちの少なくとも1つは、中央領域と前記トッププレートの平面領域との間に周縁領域を有する前記中央領域を含むタッチ検出装置。
  14. 請求項13に記載のタッチ検出装置において、
    前記周縁領域は、それに関連する1つ以上の前記ベースプレート要素を有するタッチ検出装置。
  15. 請求項4に従属する請求項14に記載のタッチ検出装置において、
    前記周縁領域は、前記周縁領域上のタッチを検出するために、その下に配置された前記第2ベースプレート要素タイプの前記ベースプレート要素を有するタッチ検出装置。
  16. 請求項15に記載のタッチ検出装置において、
    前記処理手段は、前記周縁領域の下方に配置された前記第2ベースプレート要素タイプの前記ベースプレート要素にダイヤルの機能を付与するタッチ検出装置。
  17. 請求項2に従属する、請求項13から請求項16のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    前記周縁領域は、その下に配置された前記第1ベースプレート要素タイプの1つ以上の前記ベースプレート要素を有し、前記周縁領域上のタッチを検出するタッチ検出装置。
  18. 請求項13から請求項17のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    1つ以上の前記ベースプレート要素が前記中央領域の下にあるタッチ検出装置。
  19. 請求項18に記載のタッチ検出装置において、
    前記中央領域の下方に位置する前記ベースプレート要素は、第3ベースプレート要素タイプであり、前記第3ベースプレート要素タイプの前記ベースプレート要素は、タッチの有無および前記中央領域上のタッチの位置を検出するように適合されるタッチ検出装置。
  20. 請求項1から請求項19のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    ディスプレイ要素は、1つ以上の前記ベースプレート要素の下に配置されるタッチ検出装置。
  21. 請求項1から請求項20のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    前記ベースプレート要素の一部またはすべては損失を伴うタッチ検出装置。
  22. 請求項4または請求項19に従属する、請求項21に記載のタッチ検出装置において、
    前記ベースプレート要素への光の入射と、前記ベースプレートに関連する1つ以上のセンサとの間の伝送損失は、タッチの位置を判定するために前記処理手段によって利用されるタッチ検出装置。
  23. 請求項21または請求項22に記載のタッチ検出装置において、
    損失ベースプレート要素は、伝送損失を付与するためにドープされるタッチ検出装置。
  24. 請求項23に記載のタッチ検出装置において、
    異なる前記ベースプレート要素に、異なるレベルのドーピングが付与されるタッチ検出装置。
  25. 請求項24に記載のタッチ検出装置において、
    異なる前記ベースプレート要素タイプの前記ベースプレート要素には、異なるレベルのドーピングが付与されるタッチ検出装置。
  26. 請求項1から請求項25のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    前記トッププレートへの同時のタッチを識別するように適合されているタッチ検出装置。
  27. 請求項26に記載のタッチ検出装置において、
    異なる前記ベースプレート要素に関連する同時のタッチを判定するように適合されているタッチ検出装置。
  28. 請求項27に記載のタッチ検出装置において、
    前記処理手段は、異なる前記ベースプレート要素への同時のタッチをユーザアクションに関連付けるように適合されているタッチ検出装置。
  29. 請求項1から請求項28のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    前記ベースプレート要素は、他の前記ベースプレート要素から光学的に分離されるタッチ検出装置。
  30. 請求項29に記載のタッチ検出装置において、
    マスク層は、前記トッププレートと前記ベースプレート要素との間に設けられ、光学的分離を提供するタッチ検出装置。
  31. 請求項29または請求項30に記載のタッチ検出装置において、
    1つ以上のモールディングが設けられ、前記ベースプレート要素を他の前記ベースプレート要素から分離するタッチ検出装置。
  32. 請求項29または請求項30に記載のタッチ検出装置において、
    前記ベースプレート要素と他の前記ベースプレート要素との間の光伝送を防止するために、前記ベースプレート要素の一部または全部の周囲にコーティングが設けられるタッチ検出装置。
  33. 請求項1から請求項32のいずれか一つに記載のタッチ検出装置において、
    前記トッププレートは、複数の前記ベースプレート要素上で光学的に連続しているタッチ検出装置。
  34. タッチ検出装置を含むユーザインターフェースの操作方法であって、前記タッチ検出装置は、関連する1つ以上の光源を有して前記1つ以上の前記光源からの光が内部全反射で伝送されるトッププレートと、内部で光が伝送可能であり、互いに光学的に分離された複数のベースプレート要素を含むベースプレートと、複数のセンサと、を備え、前記トッププレート及び前記ベースプレートは、外部物体が前記トッププレートの第1面に接触し、それによってタッチを行う場合、光が前記トッププレートの第2面から、下にあるベースプレート要素に結合され前記ベースプレート要素内で伝送されるように構成され、前記各ベースプレート要素は、当該ベースプレート要素に関連付けられて当該ベースプレート要素内で伝送された光を検出するための1つ以上のセンサを有し、
    前記ユーザインターフェースの操作方法は、
    前記複数のセンサから受信した信号から前記タッチ検出装置における複数のユーザタッチイベントを検出し、
    前記複数のユーザタッチイベントをユーザインターフェースアクションとして解釈するユーザインターフェースの操作方法。
  35. 請求項34に記載のユーザインターフェースの操作方法において、
    前記複数のユーザタッチイベントは、前記複数のベースプレート要素に関連するユーザインターフェースの操作方法。
  36. 請求項34または請求項35に記載のユーザインターフェースの操作方法において、
    前記複数のユーザタッチイベントのうちの2つ以上が、同じ前記ベースプレート要素に関連するユーザインターフェースの操作方法。
  37. 請求項34から請求項36のいずれか一つに記載のユーザインターフェースの操作方法において、
    前記複数のユーザタッチイベントが同時に発生するユーザインターフェースの操作方法。
  38. 請求項34から請求項36のいずれか一つに記載のユーザインターフェースの操作方法において、
    前記複数のユーザタッチイベントは、複数の時点における単一のタッチに関連するユーザインターフェースの操作方法。
  39. 請求項38に記載のユーザインターフェースの操作方法において、
    前記複数のユーザタッチイベントは、スワイプ動作またはスクロール動作として解釈されるユーザインターフェースの操作方法。
  40. 請求項34に記載のユーザインターフェースの操作方法において、
    前記複数のユーザイベントは、複数の時点における複数の同時のタッチイベントに関連するユーザインターフェースの操作方法。
  41. 請求項40に記載のユーザインターフェースの操作方法において、
    前記タッチ検出装置は、前記ベースプレート上のタッチを検出するための突出領域を有し、前記突出領域は、その下に1つ以上の前記ベースプレート要素を有する周縁領域と共に前記トッププレートから隆起し、
    前記ユーザインターフェースの操作方法は、複数の時点で複数の同時のタッチイベントであって回転動作としてのタッチイベントを検出することをさらに含むユーザインターフェースの操作方法。
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