JP2023517548A - おくるみ式衣服 - Google Patents
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Abstract
Description
定義
a)乳児は、目覚めてしまうのに十分な軽度の驚愕反射を未だに示す可能性がある。
b)手が突然自由になることが、乳児を不安にさせる可能性がある。乳児は、手の動きが大半の時間制限されて、運動能力を発達させる十分な機会と経験が持てなかったために、震える手で自らを突いたり引っ掻いたりして、多くの場合、自身を不安定にし、その眠りが妨げられることになる。
c)同様に、乳児は、自己接触の機会や経験、並びに、自己安定(self-settling)や自己鎮静能力(self-soothing abilities)を発展させる機会や経験が十分ではないと、睡眠周期の間に目覚めるたびに、落ち着いて再入眠できるよう、親に頼るようになる。
乳児の上胴を受ける上胴部を備え、
前記上胴部は、
使用時に乳児の背中を覆う背部と、
使用時に乳児の胸上部を覆う前胸部と、
使用時に乳児の右肘の位置に対応する右肘領域と、
使用時に乳児の左肘の位置に対応する左肘領域と、
を有し、
前記衣服は、可撓性素材から形成され、
肘領域のそれぞれから前胸部に延びる肘領域のそれぞれの開口部と、
各開口部に連通する前腕袖と、
を備え、
開口部及び前腕袖は、乳児が、開口部を通って前腕袖内に前腕を所定の前腕位置まで伸ばすことができ、乳児が、可撓性素材の抵抗に抗して前腕を所定の前腕位置から離れるように動かすことにより、前腕が所定の位置に向けて付勢されるように相対的に構成されている。
最近の研究では、感覚運動行動は、実際には、子宮内のより早い時期に始まることが示唆されている。胎児の最初の運動活動では、周囲の空間を感じることができ、体とその動きの結果を感じることができる。これらの原始的な運動によって、身体又は子宮環境との偶発的な接触が生じることがある。このような偶発的な接触の結果は記憶され、胎児はすぐに「好みの」動作のレパートリーを示し始める(Fagard et al., 2018)。胎児のこれらの動きは、乳児の探索的な感覚運動行動の直接的な前兆ともいえる。
<セルフ・タッチの重要性>
a)正中線で手を合わせる。
b)腹や胸に触れる。
c)手、指、親指を吸引する。
d)耳や鼻に触れる。
e)目を擦る。
f)唇や髪を擦る。
<正中線行動の重要性>
体の正中線で手を合わせる行動は、通常、生後3カ月時に生じるが、胎児手位がこの行動を容易にしている(Weiss et al., 2010)。
a)乳児と親の間のより良いコミュニケーションが促進される。これによって、
1.親が乳児のニーズによりよく対応できるようになり、
2.乳児と親の絆が向上され、
3.親の自信を高め、母親のうつ病のリスクを最小限に抑えることができる。
b)乳児の、より健康的な認知運動発達と自主学習とが促進される。
c)乳児の自己安定又は自己鎮静の能力が促進される。
d)斜頭症及び斜頸の予防及び治療に役立つ。胎児手位は、正中線行動を促進し、その結果、顎引き頭位を促進して後頭部を床面から持ち上げ、頸部屈筋を強化し、乳児が頭を左右に更に動かすのを助け、これによって斜頭症と斜頸の予防と治療に役立つ。
e)乳児をおくるみからスムーズに離れさせることができる。
f)偶発的な腹臥位のリスクに対する安全性を提供する。胎児手位によって、腹臥位での乳児の顔と床面が自然に分離される。この姿勢により、乳児は、前腕と肘を使って頭と胸を表面から支えることができ、前のセクションで説明したように、腹臥位から仰臥位への寝返りが補助される。
a)前のセクションで述べたように、環境の変化は、乳児の探索行動や目標指向行動の相対的な中断や、出生後早期の運動制御の欠落をもたらす。したがって、乳児は、両方、または、少なくとも一方の腕が、前身頃106の内側に配置され、両手が前腕-手位置決め部126a、126bの内側に配置される胎児手位に徐々に移動することによって、両方、または、少なくとも一方の腕が、より強くくるまれることによる効果を得ることができる。これにより、子宮環境から外部環境への適応がよりスムーズで迅速になる。
b)病気や、歯の生え始め、急成長等による睡眠退行期に、乳児をよりしっかりとくるむことができる。
c)前腕及び手の動きをそれぞれ選択的に制限又は許容することができる機能により、保育者は、段階的に又は少しずつ、乳児が自分の手を使って自己安定又は自己鎮静して安らいで眠るように乳児をトレーニングすることができる。手を使って自己安定又は自己鎮静できる乳児は、最終的に手を自由にするにより、よりよく対処や適応ができるので、乳児のおくるみからの円滑なな移行/卒業を助け、乳児がおくるみから離れることの困難を克服できる。
d)前のセクションで述べたように、頭頸部のコントロールが苦手で、長時間に亘って頭を片側に向ける傾向がある乳児や、常に片方の手を吸引する乳児などは、側頭部に平らな部分ができる可能性(斜頭症)が高くなる。指しゃぶりされる手を前身頃106内に配置して乳児がこれをしゃぶるのを防止し、反対の手を前腕-手位置決め部126a、126bの一方に配置することが可能であれば、乳児がその首及び頭を反対側に向けて反対側の手をしゃぶるように促し、これによって斜頭症の予防及び治療に役立つ。
e)乳児の首と頭の回転に影響を与えることができることは、斜頸の問題のある側の首を徐々に伸ばすことによって、斜頸の治療にも役立つ。また、指しゃぶりされる側を定期的に交代させ、乳児の首を確実に両側で均等に伸ばすようにすることにより、斜頸の予防がより助長される。
a)おむつ/おしめへのアクセスを容易にし、保育者は、乳児を起こしたり、不穏にさせたりすることなく、乳児のおむつ/おしめを交換できる。
b)また、乳児の下半身は、おむつ/おしめを露出しているので、気温が高い時期の過昇温のリスクも軽減される。
c)気温が涼しくなると、例えば、暖かい乳児用寝袋や、パジャマ、ボディスーツ、又は任意の適切な衣服アイテム等の他の衣服と一緒に、又は重ねて着用できるため、図1のおくるみ式衣服は、あらゆる季節に使用できる汎用性を有する。
d)股関節が自由に動けるようになり、胎勢で膝を曲げることができるため、股関節を強く包むことに伴う股関節形成不全のリスクを排除できる。
e)あらゆるタイプのヒップブレースやヒップハーネスと共に使用できる。
f)車やベビーカーでの移動の際に、例えば、5点ハーネスや、子ども用安全ハーネス等を使用できる。
a)乳児の臀部がくるまれないため、臀部がきつくくるまれることに関連する股関節形成不全を除去、低減、又は最小化できる。
b)胸をきつくくるむことに関連する肺炎を除去、低減、又は最小化できる。胸のサイズは、おくるみごとに予め決められているので、誤ってきつくくるまれすぎる危険性はない。
c)如何なる締結機構やラッピング技術を使用していないため、おくるみからの離脱の際に首絞めの状態や窒息が生じることを除去、低減、又は最小化できる。
d)単層の生地を使用しているため、厚着による過剰発熱を除去、低減、又は最小化できる。
e)腹臥位によるSUDIを除去、低減、又は最小化できる。胎児手位をとることにより、腹臥位において、乳児の顔と床面が自然に離間する。この姿勢では、乳児は、前腕と肘を使って頭と胸を表面から支え、前のセクションで説明したように、腹臥位から仰臥位に寝返ることを補助できる。
a)顔や頭を引っかく傾向がある乳児もいる。乳児が湿疹を有する場合は、この行動が特に問題となる。手を覆うことで引っかき傷を防ぎ、湿疹の炎症を最小限に抑えることができる。
b)布を通して手のおしゃぶりをしたり、布を通して顔をこすったりして体の一部に触れることを好む乳児には、手を覆うことが有益な場合がある。
c)まだ手の動きの制御を習得中の乳児の中には、自分の目を突いたり、顔を平手打ちしたりして眠れなくなる傾向を有する乳児もいる。手を覆うことにより、指で目を突くことを防止でき、また、手を前腕-手位置決め部126a、126bの内部に更に押し込むことによって、手が動ける範囲を減少させて、手が誤って顔を叩くことを防止できる。
a)保育者は、手を露出させるだけで、別の衣服に着替えさせることなく、乳児を就寝時の恰好からうつ伏せ時間の遊びのための恰好に速やかに切り替えることができる。これは、保育者にとっては、便利で時間の節約となり、乳児にとっては、妨害を最小化することになる。
b)おくるみ式の衣服を、通常の衣服と同様の形態に変換して使用でき、より長い期間使用できることは、更なる汎用性及びコスト削減をもたらす。
c)運動コントロールが良好になった乳児、又は手、指、若しくは親指を直接おしゃぶりすることを早期に好む乳児には、保育者が乳児の手を露出させておくことにより、そうした行動を行わせるままにすることができる。
d)手を覆うこと及び露出させることを交互に切り替えることができる機能は、手のおしゃぶりに更に影響を与えるためのより簡単な代替的手法を提供する。これによって、特に、頭頸部のコントロールが弱いこと、手をおしゃぶりしているときに頭を傾けていること、又は片側に斜頸を有していることのいずれかを原因として長時間に亘って頭を一方に向ける傾向がある乳児に対して、斜頭症及び斜頸の予防及び治療に更に役立つ。
e)両手を又は片手を交互に選択的に覆い又は露出させる機能によって、保育者が乳児のニーズをより理解し、乳児の運動及び認知発達の改善を補助するための追加的な手段が提供される。
f)両手を又は片手を交互に選択的に覆い又は露出させる機能によって、乳児が自己安定又は自己鎮静して安心して眠ることができるように、保育者が乳児を段階的に又は少しずつトレーニングするための更なる手段が提供される。
g)乳児の驚愕反射を十分に抑制しつつ、選択的に、乳児の前腕及び手の更なる動きの自由を許容することが可能であるため、仰臥位から腹臥位に寝返る徴候を示す乳児を早期に(乳児を目覚めさせてしまうのに十分な驚愕反射レベルをまだ有している間に)おくるみから離脱させるという前述の困難を直接克服できる。
h)長期間に亘る乳児のおくるみは、睡眠に強く関連付けられる。おくるみからの離脱時における乳児の環境変化が小さいほど、結果もよりスムーズになる。乳児の手を選択的に露出させることができることにより、乳児は、より長い期間、おくるみ式衣服を使用でき、おくるみ式衣服からの移行/離脱をよりスムーズに行うことができる。
a)物に手を伸ばしたり、掴んだり、探ったりすることを楽しむが、ある程度の驚愕反射を有する、より成長し、活動性が高まった乳児。
b)特別なニーズを有するより成長した子どもや成人。
a)一部の乳児は、「最適胎勢」として、覚醒時に、前腕及び手が正中線に向けて、正中線周りに動かすことを好む一方で、睡眠中に、前腕及び手が正中線から外側に離れるように配置される状態を含む場合がある。この嗜好は、自然発生的なものであってもよく、過去に異なるおくるみ式の方法/器具を使用したことに起因するものであってもよい。図29~図32及び図33~図38の構成は、これらの乳児を、睡眠中は、好ましい「最適胎勢」に配置し、支持することを可能にし、すなわち、肘を曲げ/屈曲させた状態で、上腕及び肘を胴の側面にしっかりと押し込み、前腕及び手を引き上げ、正中線Mから更に外側に離して配置し、覚醒中は、乳児の前腕と手を「胎児手位」に位置決めして支持し、「正中線に向けて、正中線周りに」身体の様々な部分に動くことを「助長及び許容」する。その一方で、驚愕反射を抑えるために、上腕と肘を胴体の側面にしっかりと折り込んだままにできる。
b)より成長した活動的な乳児は、驚愕反射を抑制するのに十分なおくるみ式衣服にくるまれたままで、前腕及び手の自由な動きを練習してこれに慣れることができる。そのため、保育者が乳児をおくるみからスムーズに移行/離脱させるための更なる手段が提供される。
c)前腕及び手の動きがより自由であることを好むが、安心感と落ち着きを高めるために上腕及び肘を胴の側面にしっかりと折り込むことを好む、特別なニーズを有するより成長した子ども又は成人のおくるみのための追加手段を提供する。
a)以下のような状況では、乳児を落ち着かせるためにより制限が強くなるおくるみが必要になる場合がある。
i.生後早期の時期であり、環境の変化により、乳児の探索行動及び目標指向行動が相対的に中断し、運動制御ができなくなる時期。
ii.病気や、歯の生え始め、急激な成長期等に起因する睡眠退行の時期。
iii.個人の嗜好やより強い驚愕反射の存在に起因するものかもしれないが、乳児によっては、腕をより拘束的にくるんだ方が落ち着きやすい場合もある。
iv.まだ手の動きをコントロールできるようになっていない乳児の中には、自分の目を突いたり、顔を平手打ちしたりして眠れなくなる傾向を有する乳児もおり、このようなことは、手を覆っていても起こる。
v.顔や頭を引っかく傾向がある乳児もいる。乳児が湿疹を有する場合は、この行動が特に問題となる。手を覆うことでは、引っかき傷を防ぎ、湿疹の炎症を最小限に抑えることができるが、全ての乳児に当てはまるわけではない。
b)図1の衣服を使用して、乳児の前腕及び手を前身頃106内に完全に封入して乳児の腕をより制限的にくるむこともできるが、図39~図41の構成によれば、乳児の前腕や手を、一部の乳児に求められているような特定の位置に保持させるためのより安全な方法が提供される。
a)胎内環境から外環境への適応を容易にする。
b)前腕と手の配置位置を複数用意することにより、乳児のニーズの変化に合わせて使用することができ、更なる汎用性とコスト削減が可能になる。
c)乳児の個々のニーズや、発達段階、嗜好に応じて、保育者が乳児をくるむための追加手段が提供される。
a)おくるみ式衣服が乳児の体にずり上がらないようにするために、おくるみ式衣服を乳児の股に固定する、より安全な方法が提供される。これにより、生地の緩みによる狭窄や窒息等のリスク、及び、乳児の胴体が露出されるリスクを排除しながら、おむつ/おしめへのアクセスを容易になる。そのため、保育者は、乳児を起こしたり、不穏にさせたりすることなく、乳児のおむつ/おしめの点検や交換ができる。
b)乳児の下半身を覆うことで、周囲の気温が下がっても、乳児に暖かさを提供できる。
a)保育者が、おくるみ式衣服を選択的に開閉して、「乳児を内部に配置又は保持」でき、おくるみ式衣服から速やか且つ容易に「乳児を取り出す」ことができる。この構成は、保育者が夜中に乳児の体をくるむ必要がある場合や、ぐずっている乳児や、気分がすぐれない乳児を刺激しすぎないようにすばやく、おくるみでくるんだり、おくるみを解除したりする必要がある場合に特に有益である。
b)乳児の下半身と四肢を完全に覆うことができるため、より低温な環境や天候の下でも、乳児にさらなる暖かさを提供できる。このおくるみ式衣服は、あらゆる季節や環境温度に亘って、乳児のおくるみとして対応できるようにするために、様々な暖かさや厚さを有する任意の適切な素材で形成することができる。
c)おくるみ式衣服の完全に閉鎖された環境は、子宮内の快適で安全な環境に閉じ込められているという付加的な感覚を乳児に与えることができる。このことは、乳児を落ち着かせるのに、更に役立つ。
d)下半身が完全に閉じられていても、この衣服は、次のような利点がある。
i.おむつ/おしめへのアクセスが容易であり、保育者が、乳児を起こしたり、不穏にさせたりすることなく、乳児のおむつ/おしめを点検したり、交換したりできる。
ii.過熱の危険性を低減するための追加的な方法が提供される。例えば、気温が高い時期は、下側ジッパスライダ304を引き上げて、解除可能な締結機構174の下半分を開放されたままにできるため、空気を循環させるための開放換気可能になる。
iii.より寒い時期及び低い気温下では、暖かい乳児用寝袋、パジャマ、ボディスーツ等、他の衣服との重ね着が可能である。
iv.十分な空間を提供し、乳児の臀部及び脚部を制限しないベル型のデザインのおかげで、胎児姿勢において股関節が自由に動き、膝が自由に曲がるようになるため、股関節形成不全のリスクを低減又は排除できる。
v.袋部分300をより広く構成することにより、あらゆるタイプのヒップブレースやヒップハーネスと共に使用することができる。
vi.車やベビーカーでの移動の際に、5点ハーネス等、子ども用安全ハーネスを使用できる。
e)下半身と下肢を完全に包み込むことで、乳児は、下半身と下肢の皮膚に生地の質感を感じることができる。これにより、乳児を落ち着かせる追加的な触覚刺激を与えることができ、乳児の感覚発達を更に促すことができる。
f)乳児は、おくるみ式衣服の抵抗に逆らった脚蹴りができるため、筋肉の発達や運動技能の改善にも役立つ。
g)下半身と下肢、足蹴りが完全に閉じられていることは、おくるみ式衣服の固定や乳児の体へのめくれ上がりの防止に更に役立つ。
a)より広い開口部を有するため、活発な乳児をおくるみ式衣服の中に収めたり、、そこから出したりすることがより容易にできる選択肢となり得る。
b)保育者が、おくるみ式衣服の底部から乳児の足を外す必要なく、乳児のおむつ/おしめを点検したり、交換したりでき、乳児を起こしたり、不穏にさせたりするリスクを更に最小限に抑えることができる。
a)保育者は、おくるみ式衣服を選択的に開閉することにより、「乳児を内部に収め、保持したままに」でき、おくるみ式衣服から速やか且つ容易に「乳児を取り出す」こともできる。この点は、保育者が夜中に乳児の体をくるむ必要がある場合や、ぐずっている乳児や気分がすぐれない乳児を刺激しすぎないように、すばやくくるんだり、くるまれた状態から解除したりする必要がある場合に、特に有利である。
b)乳児の下半身と四肢を完全に覆うことができるため、より低温な環境や天候の下でも、乳児にさらなる暖かさを提供できる。このおくるみ式衣服は、あらゆる季節や環境温度に亘って、乳児のおくるみとして対応できるようにするために、様々な暖かさや厚さを有する任意の適切な素材で形成することができる。
c)おくるみ式衣服の完全に閉鎖された環境は、子宮内の快適で安全な環境に閉じ込められているという付加的な感覚を乳児に与えることができる。このことは、乳児を落ち着かせるのにさらに役立つ。
d)下半身が完全に閉じられていても、図51及び図52の実施形態は、次のような利点がある。
i.二方向ジッパによる解除可能な締結機構174が使用されることにより、おむつ/おしめへのアクセスが容易になり、保育者が、乳児を起こしたり、不穏にさせたりすることなく、乳児のおむつ/おしめを点検したり、交換したりできる。
ii.過熱の危険性を低減するための追加的な方法が提供される。例えば、気温が高い時期は、下側ジッパスライダ304を引き上げて、解除可能な締結機構174の下半分を開放されたままにできるため、空気を循環させるための開放換気が可能になる。
iii.より寒い時期及び低い気温下では、パジャマ、ボディスーツ等、他の衣服との重ね着が可能である。
iv.「ワンピーススーツ」のデザインにより、胎児姿勢で股関節が自由に動き、膝を自由に曲げることができるため、股関節形成不全のリスクを排除できる。
v.車やベビーカーでの移動の際に、5点ハーネス等、子ども用安全ハーネスを使用できる。
e)下半身と下肢を完全に包み込むことで、乳児は、下半身と下肢の皮膚に生地の質感を感じることができる。これにより、乳児を落ち着かせる追加的な触覚刺激を与えることができ、乳児の感覚発達を更に促すことができる。
f)乳児は、おくるみ式衣服の抵抗に逆らっった脚蹴りができるため、筋肉の発達や運動技能の改善にも役立つ。
g)下半身と下肢、足蹴りが完全に閉じられていることは、おくるみ式衣服の固定や乳児の体へのめくり上がりの防止に更に役立つ。
h)「ワンピーススーツ」のデザインは、足の自由な動きを許容する(これは、一部のより成長し、より活発な乳児に好まれる)。
i)脚を自由に動かせるということは、特に特別なニーズを有している人に限らず、より成長した子どもや大人にも勧められる。
a)保育者が遊び時間のために乳児の足を選択的に開くことができ、足の触覚刺激が更に促進させることができるため、乳児の感覚及び運動発達の改善に役立つ。
b)保育者は、乳児の足を温かく保てるように、乳児の足を選択的に覆うことができる。これにより、より低温な環境や天候に下においても、乳児に追加的に暖かさを提供できる。
c)おくるみ式衣服と共に、靴下、ブーティ、靴を着用できる。
d)ドロップシート開口部は、保育者に、乳児の検温や、おむつの点検又は交換、トイレ処理、トイレトレーニングを行うための、乳児の下半身への代替的なアクセスを提供する。
e)(特に、特別なニーズのある人に限定されないが、)より成長した小児及び成人への使用に採用された場合、以下のような利点がある。
i.折り重ね式足用ミトン410a、410bを開放位置で折り返した状態では、乳児は、足開口部406a、406bから足を出して、必要に応じて歩き回ることができる。よって、例えば、夜中に起きてトイレに行くことができ、トイレに行く際におくるみ式衣服を脱がないで済む。
ii.二方向ジッパによる解除可能な締結機構174により、男児であれば、おくるみ式衣服を脱がせる必要なく、排尿させることができる。
iii.ドロップシート締結機構414により、ドロップシート開口部412を選択的に開閉でき、おくるみ式衣服を脱がせることなく、男児が排便し、女児が排尿及び排便することができる。
a)図1~図38の実施形態及び構成に示すように、外側面130a、130bの長さL2を変化させずに、内側面128a、128bの長さL1を変化させる。
b)図20~図24の実施形態に示すように、開放位置又は閉鎖位置の間で選択的に折り畳むことができ、好ましくは、弾性素材で形成され、乳児の手首にぴったりとフィットするサイズの手開口部134a、134bを有する折り重ね式ハンドミトン136a、136bを設ける。
c)図25~図28の実施形態に示すように、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に折り畳むことができ、乳児の親指を通して前腕-手位置決め部126a、126bを固定できる親指穴138a、138bを有する折り重ね式ハンドミトン136a、136bを設ける。
d)図25~図28の実施形態に示すように、手開口部134a、134bの外周/周囲長を変化させる。
e)前腕-手開口部124a、124bの外周/周囲長及び/又は形状を変化させる。例えば、乳児の胸部をほぼ完全に覆うように、前腕-手開口部124a、124bの長さをより大きく構成する。前腕-手開口部124a、124bが肘領域120a、120bを起点として、胸領域122a、122bを越えて延び、前衿ぐり114の直下であって、正中線Mの近くで終端となるようにする。これにより、内側面128a、128bの長さL1と外側面130a、130bの長さL2とが同じ長さに構成されていても、図25~図28の構成とは異なり、乳児の前腕及び手は、顔又は口の近くの身体の正中線に向かって幾らか上向きに配置されたままとなる(図37及び図38に示すように、これは、図1~図19の実施形態とより類似した配置である)。
f)図39~図43の実施形態に示すように、前腕-手開口部124a、124bが、肘領域120a、120bが始点となり、前身頃106上の胸領域又はその上方の様々な領域が終端となるように構成する。
g)図39~図43の実施形態に示すように、前身頃106上の様々な位置に設けられた前腕-手開口部124a、124bと前腕-手位置決め部126a、126bとの複数の対を構成する。
h)伸縮性の異なる様々な生地によっておくるみ式衣服を構成する。
a)外側面130a、130bの長さL2を変化させる。例えば、L2の長さが乳児の前腕の長さとほぼ同じ場合、上腕と肘の動きが最も制限される。また、L2の長さが乳児の前腕の長さよりも長い場合、乳児の腕のより多くの部分を前腕-手位置決め部126a、126bによって包み込むことができ、上腕及び肘の動きの自由度を高めることができる。
b)外側面130a、130bの長さL2を、内側面128a、128bの長さL1の変化に併せて変化させる。
c)図20~図25の実施形態に示すように、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に折り畳むことができる折り重ね式ハンドミトン136a、136bを、乳児の手首にぴったりとフィットするサイズを有し、好ましくは、弾性素材で形成された手開口部134a、134bと共に設ける。
d)図25~図28の実施形態に示すように、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に折り畳むことができる折り重ね式ハンドミトン136a、136bを、乳児の親指を通して前腕-手位置決め部126a、126bを固定できる親指穴138a、138bと共に設ける。
e)図25~図28の実施形態に示すように、手開口部134a、134bの外周/周囲長を変化させる。
f)伸縮性の異なる様々な生地によっておくるみ式衣服を構成する。
a)図2A-Eの実施形態に示すように、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に折り畳むことができる折り重ね式ハンドミトン136a,136bを、乳児の手首にぴったりとフィットするサイズを有し、好ましくは、弾性素材で形成された手開口部134a,134bと共に設ける。
b)図25~図28の実施形態に示すように、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に折り畳むことができる折り重ね式ハンドミトン136a、136bを、乳児の親指を通して前腕-手位置決め部126a、126bを固定できる親指穴138a,138bとともに設ける。
c)図25~図28の実施形態に示すように、手開口部134a,134bの外周/周囲長を変化させることとともに、開放位置又は閉鎖位置の間で選択的に折り畳むことができる折り重ね式ハンドミトン136a,136bを設ける。
[引用文献一覧]
[非特許文献]
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Claims (23)
- 乳児用のおくるみ式衣服であって、
乳児の上半身を受ける上半身部を備え、
前記上半身部は、
使用時に乳児の背中を覆う背部と、
使用時に乳児の胸を覆う前胸部と、
使用時に乳児の正中線を覆う正中線領域と、
使用時に乳児の右肘の位置に対応する右側の肘領域と、
使用時に乳児の左肘の位置に対応する左側の肘領域と、
を有し、
前記おくるみ式衣服は、可撓性素材から形成され、更に、
前記肘領域のそれぞれから前記前胸部へと延びる前記肘領域のそれぞれの開口部と、前記各開口部に連通する前腕袖とを備え、
前記開口部及び前記前腕袖は、乳児が、前腕を、前記開口部を通じて袖内の所定の前腕位置まで伸ばすことができ、
乳児が、前記前腕が所定の位置に向けて付勢される状態で、前記可撓性素材の抵抗に抗して前記前腕を所定の前腕位置から離れるように動かせるように構成されている、おくるみ式衣服。 - 請求項1に記載のおくるみ式衣服において、前記おくるみ式衣服は、弾力性を有する素材から形成されている、おくるみ式衣服。
- 請求項2に記載のおくるみ式衣服において、前記おくるみ式衣服は、乳児が、第1の復元力に対して、前記前腕を、前記所定の位置から乳児の正中位置に向けて、縦に動かすことができるように構成され、且つ、乳児が、第2の復元力に対して、前記前腕を、横に動かすことができるように構成され、前記第1の復元力は、前記第2の復元力よりも小さい、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記前腕袖のそれぞれは、第1の長さを有する外側と、第2の長さを有する内側とを有し、前記第1の長さは、前記第2の長さより長く、前記前腕が前記所定の位置にあるときに、前記前腕が胸部に対して鋭角になる、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記前腕袖のそれぞれは、第1の長さを有する外側と、第2の長さを有する内側とを有し、前記第1の長さと前記第2の長さとは、実質的に同じであり、前記前腕が前記所定の位置にあるとき、前記前腕が胸部に対して実質的に垂直になる、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記前腕袖のそれぞれは、第1の長さを有する外側と、第2の長さを有する内側とを有し、前記第1の長さは、前記第2の長さより短く、前記前腕が前記所定の位置にあるときに、前記前腕が胸部に対して鈍角になる、おくるみ式衣服。
- 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記第1の長さは、手を閉じたときの乳児の前腕と手の長さとの合計と略同じである、おくるみ式衣服。
- 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記第1の長さは、乳児の前腕の全長と略同じである、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記開口部は、前記肘領域から延び、肘と口の間の線に沿って延びている、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記開口部は、前記肘領域から乳児の前記正中線に向かって延び、胸部下部で終端となる、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記開口部は、前記肘領域から前記正中線に向かって延び、胸部中央部で終端となる、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記開口部は、前記肘領域から延び、下腹部で終端となる、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記開口部は、前記肘領域から、腰側部領域で終端となる、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記開口部は、前記肘領域から、耳に向かって延びている、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、第2の一対の開口部と、第2の一対の袖とを更に備える、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項15のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記前腕又は各前腕が前記前腕袖内に選択的に延在するように構成されている、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記前腕袖の一方又は両方の端部は、手を覆うように閉じられている、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記前腕袖の一方又は両方の端部は、手を通過させて伸ばすことができるように開かれている、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記前腕袖の一方又は両方の端部は、そこから手の一部を伸ばすことができるように構成されている、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、前記前腕袖の一方又は両方の端部は、そこに手又は手の一部を通過させて伸ばすことができるように、閉鎖位置と開放位置との間で選択的に移動される、おくるみ式衣服。
- 請求項1から請求項20のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服において、乳児の脚を緩く受けるための下部を更に備える、おくるみ式衣服。
- 乳児における斜頭症の予防または治療のための方法であって、
請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の衣服を準備する工程と、
前記衣服内に乳児を置く工程と、
一方の腕を袖部の1つに入れて前腕と手を自由にする工程と、
他方の手を前部の内側に入れ、乳児が自由な手を吸引できるようにし、定期的に腕の位置を変えて、吸引できる自由な手を交代させる工程と、
を備える、方法。 - 乳児における斜頸の予防または治療のための方法であって、
請求項1から請求項21のいずれか一項に記載のおくるみ式衣服を準備する工程と、
前記衣服内に乳児を置く工程と、
一方の腕を袖部の1つに入れて前腕と手を自由にする工程と、
他方の手を前部の内側に入れ、乳児が自由な手を吸引できるようにし、定期的に腕の位置を変えて、吸引できる自由な手を交代させる工程と、
を備える、方法。
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