JP2023517001A - 輪足バイモーダル機械脚及びロボット - Google Patents

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Abstract

輪足バイモーダル機械脚(14)及びロボット(10)であって、該ロボット(10)は、胴部(12)と、胴部(12)に連結されるn本の機械脚(14)と、を備え、機械脚(14)は、大腿ユニット(2)と、下腿ユニット(3)と、を備え、大腿ユニット(2)の関節端(202)と下腿ユニット(3)の関節端(301)とは、回転軸(4)を介してヒンジ連結され、回転軸(4)に走行輪(5)が固定され、足式モーダルにある場合、n本の機械脚(14)における下腿ユニット(3)は、回転軸(4)に固定連結され、輪式モーダルにある場合、少なくとも二本の機械脚(14)における下腿ユニット(3)は、回転軸(4)に回動連結される。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、
2020年07月10日に提出された、出願番号が202010663751.7であり、発明名称が「輪足バイモーダル機械脚及びロボット」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、
2020年07月10日に提出された、出願番号が202010662698.9であり、発明名称が「ロボット」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、
2020年08月03日に提出された、出願番号が202010769371.1であり、発明名称が「機械脚及びロボット犬」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、
それらの全内容が参照として本願に組み込まれる。
本願は、ロボット分野に関し、特に輪足バイモーダル機械脚及びロボットに関する。
ロボットは、足式運動及び輪式運動という二つの形態を同時に有するロボットである。一般的なロボットとして、両足、三足、四足及び六足機械脚を有するロボットを用いる。
関連技術において、四足ロボットを提供し、該四足ロボットに四本の機械脚が取り付けられている。四本の機械脚の下腿の末端に走行輪が取り付けられており、該四足ロボットに輪式及び足式という二つの運動モーダルを有させる。
上記機械脚の下腿の末端が輪式構造であるため、下腿の末端のグリップ力及び平衡性が悪い。
本願の実施例は、輪足バイモーダル機械脚及びロボットを提供する。前記技術的解決手段は以下の通りである。
本願の一様態によれば、輪足バイモーダル機械脚を提供する。前記輪足バイモーダル機械脚は、駆動装置と、大腿ユニットと、下腿ユニットと、を備え、
前記大腿ユニットの根元端は、駆動装置に連結され、前記大腿ユニットの関節端と前記下腿ユニットの関節端とは、回転軸を介してヒンジ連結され、前記回転軸と走行輪とは、伝動連結され、前記駆動装置は、伝動装置を介して前記回転軸に連結され、
前記下腿ユニットは、ロック部材を有し、
前記ロック部材がロック状態にある場合、前記下腿ユニットは、前記回転軸に固定連結され、
前記ロック部材がアンロック状態にある場合、前記下腿ユニットは、前記回転軸に回動連結される。
本願の一様態によれば、ロボットを提供する。前記ロボットは、胴部と、前記胴部に連結されるn本の前記輪足バイモーダル機械脚と、を備え、nは、2以上の正の整数である。
本願の実施例の提供する技術的解決手段による有益な効果は、少なくとも以下を含む。
大腿ユニットと下腿ユニットとの関節に走行輪を設けることで、足式モーダルにある場合、ロック部材を介して、下腿ユニットと回転軸とを固定連結し、回転軸によって下腿ユニットを動かして足式走行を実現し、走行輪が、地面と接触することなく、大下腿の関節に位置するため、下腿ユニットが良好なグリップ力及び平衡性を保持することができる。輪式モーダルにある場合、全て又は一部の下腿ユニットと回転軸とが回動連結され、回転軸における走行輪が輪式走行を実現し、大腿ユニットの長さが胴部と地面との隙間を確保できるため、輪式モーダルでのロボットの通過性 及び通過速度を向上させる。全体から見れば、上記ロボットは、構造がコンパクトであり、器用さが高く、軽量であるという特徴を有し、輪式モーダルと足式モーダルとの柔軟な切り替えによって、ロボットの環境適応能力を大幅に向上させることができる。
本願の一例示的な実施例に提供されるロボットの正面図である。 本願の一例示的な実施例に提供される足式モーダルにあるロボットの概略図である。 本願の一例示的な実施例に提供される機械脚の斜視図である。 本願の一例示的な実施例に提供される足式モーダルにあるロボットの上面図である。 本願の一例示的な実施例に提供される足式モーダルにあるロボットの側面図である。 本願の一例示的な実施例に提供される第1輪式モーダルにあるロボットの斜視図である。 本願の一例示的な実施例に提供される第1輪式モーダルにあるロボットの正面図である。 本願の一例示的な実施例に提供される第2輪式モーダルにあるロボットの斜視図である。 本願の一例示的な実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚の斜視図である。 本願の一例示的な実施例に提供されるロック部材の概略図である。 本願の一例示的な実施例に提供されるロック状態にあるロック部材の概略図である。 本願の一例示的な実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚の分解斜視図である。 本願の一例示的な実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚の分解上面図である。 本願の一例示的な実施例に提供される機械脚の斜視図である。 本願の一例示的な実施例に提供される機械脚の斜視図である。 本願の一例示的な実施例に提供される止めピン部材の概略図である。 本願の一例示的な実施例に提供されるピン軸の正面図である。 本願の一例示的な実施例によるピン軸の側面図である。 本願の一例示的な実施例に提供される回転軸の断面図である。 本願の一例示的な実施例に提供される回転軸の正面図である。 本願の一例示的な実施例に提供される機械脚の分解斜視図である。 本願の一例示的な実施例に提供される機械脚の分解上面図である。 本願の一例示的な実施例に提供される足底部とリニアモーターとの連結の概略図である。 本願の一例示的な実施例に提供される磁気エンコーダの概略図である。 本願の一例示的な実施例に提供される磁気部材の概略図である。
本願の実施例における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明する。勿論、上記の図面は本願の一部の実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わなくても、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
本願の実施例は、ロボットを提供する。該ロボットは、輪式モーダル又は足式モーダルで走行することができる。
図1は、本願の一例示的な実施例に提供されるロボット10の概略図を示す。該ロボット10は、胴部12と、胴部12に連結されるn本の輪足バイモーダル機械脚14と、を備え、nは、2以上の正の整数である。
輪足バイモーダル機械脚14は、駆動装置1と、大腿ユニット2と、下腿ユニット3と、を備え、大腿ユニット2の関節端と下腿ユニット3との関節端は、回転軸4を介してヒンジ連結され、回転軸4と走行輪5とは、伝動連結される。
下腿ユニット3は、ロック部材を有し、該ロック部材は、下腿ユニット3と回転軸4との相対的位置をロック又はアンロックするためのものである。該ロック部材が下腿ユニット3と回転軸4との相対的位置をロックする場合、下腿ユニット3と回転軸4とは、固定連結され、下腿ユニット3の運動は、回転軸4の回転によって制御され、輪式モーダルから足式モーダルに切り替えられる。該ロック部材が下腿ユニット3と回転軸4との相対的位置をアンロックする場合、下腿ユニット3の運動は、回転軸4の回転によって制御されることなく、足式モーダルから輪式モーダルに切り替えられる。
足式モーダルにある場合、n本の輪足バイモーダル機械脚14における下腿ユニット3と回転軸4とは、固定連結される。ロボット10は、回転軸4によって下腿ユニット3を動かして足式運動方式で走行する。回転軸4が走行輪5を動かして前へ回動させる時、下腿ユニット3も動かされて前へ回動する。回転軸4が走行輪5を動かして後ろへ回動させる時、下腿ユニット3も動かされて後ろへ回動する。上記プロセスを繰り返して実行すると、足式運動を実現することができる。
輪式モーダルにある場合、少なくとも二本の輪足バイモーダル機械脚14における下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結される。回転軸4と走行輪5とは、下腿ユニット3に対して自由に回動できるため、回転軸4は、走行輪5を駆動して前へ回動させることによって、輪式運動を実現する。
一例において、足式モーダルから輪式モーダルに切り替えるプロセスにおいて、ロボット10が、足式モーダルで、下腿ユニット3の末端を用いて着地するため、回転軸4は、まず、下腿ユニット3を動かして大腿ユニット2に近接する第1方向へ回動させる。走行輪5が着地した後、回転軸4は、引き続き、大腿ユニット2へ揃えて収めるように下腿ユニット3を動かす。下腿ユニット3と大腿ユニット2とが揃えて収められた後、下腿ユニット3の末端は、離地状態にあり、ロック部材は、下腿ユニット3と回転軸4との相対的位置をアンロックし、この時、足式モーダルから輪式モーダルへの切り替えを完了する。後続で、輪式モーダルでは、回転軸4は、走行輪5を動かして輪式運動で前進又は後退させる。
一例において、輪式モーダルから足式モーダルへ切り替えるプロセスにおいて、ロボット10が輪式モーダルで走行輪5を用いて着地するため、回転軸4は、まず、大腿ユニット2から離れる第2方向へ回動させるように下腿ユニット3を動かす。下腿ユニット3の末端が着地した実施例に提供される、回転軸4は、引き続き、下腿ユニット3を動かして第2方向へ回動させることによって、ロボット10の胴部12を上に持ち上げるように支持し、走行輪5は、これに伴って離地状態にあり、ロック部材は、下腿ユニット3と回転軸4との相対的位置をロックし、この時、輪式モーダルから足式モーダルへの切り替えを完了する。後続で、足式モーダルでは、回転軸4は、下腿ユニット3を動かして足式運動で前進又は後退させる。
以上に記載されたように、本実施例に提供されるロボットは、大腿ユニットと下腿ユニットとの間の関節に走行輪を設けることで、足式モーダルにある場合、下腿ユニットと回転軸とが固定連結され、回転軸によって下腿ユニットを動かして足式走行を実現し、走行輪が、地面と接触することなく、大、下腿の関節に位置するため、下腿ユニットが良好なグリップ力と平衡性を保持することができる。輪式モーダルにある場合、全て又は一部の下腿ユニットと回転軸とが回動連結され、回転軸における走行輪が輪式走行を実現し、大腿ユニットの長さが胴部と地面との隙間を確保できるため、輪式モーダルでのロボットの通過性を向上させる。
上記ロボット10の輪足バイモーダル機械脚14の数は、二本、三本、四本、六本などであってもよく、本願は、輪足バイモーダル機械脚14の数を限定しない。以下は、輪足バイモーダル機械脚14の数が4本であることを例として説明する。図2は、本願の別の例示的な実施例に提供されるロボット10の斜視図を示す。該ロボット10は、胴部12と、胴部12に連結される4本の輪足バイモーダル機械脚14と、を備える。
図3を参照すると、各輪足バイモーダル機械脚14について、該輪足バイモーダル機械脚14は、駆動装置1と、大腿ユニット2と、下腿ユニット3と、を備える。
駆動装置1は、第1大腿駆動装置151と、第2大腿駆動装置152と、下腿駆動装置153と、のうちの少なくとも一つを含む。例示的に、第1大腿駆動装置151、第2大腿駆動装置152及び下腿駆動装置153は、組み合わせた駆動装置を構成する。下腿駆動装置153は更に、大腿ユニット2の根元端201に連結され、大腿ユニット2の関節端202は、下腿ユニット3の関節端301に連結され、下腿ユニット3における地面に近接する側面(近地側と略称される)に、補助輪9が設けられ、下腿ユニット3の末端22に足底部8が設けられる。
例示的に、第1大腿駆動装置151、第2大腿駆動装置152及び下腿駆動装置153は、いずれも、モーターである。各モーターは、ステータ部と、ロータ部と、を含み、ロータ部は、ステータ部に対して回転できる。
図4と図5とを参照すると、図4は、ロボット10の上面図であり、図5は、ロボット10の側面図である。
第1大腿駆動装置151は、大腿ユニット2を、胴部12の両側に沿って回動するように駆動するためのものである。第1大腿駆動装置151の第1ステータ部は、胴部12に連結され、第1大腿駆動装置151の第1ロータ部は、第2大腿駆動装置152の第2ステータ部の側面に連結される。選択的に、第1ロータ部の中軸線は、胴部12の中軸線に平行である。
第2大腿駆動装置152は、大腿ユニット2を、胴部12の前/後方に沿って揺動するように駆動するためのものである。第2大腿駆動装置152の第2ロータ部は、下腿駆動装置153の第3ステータ部に連結される。選択的に、第2ロータ部は、胴部12の外側に向かい、第2ステータ部は、胴部12の内側に向かい、第2ロータ部の中軸線は、胴部12の中軸線に垂直である。
下腿駆動装置153の第3ステータ部は、大腿ユニット2の根元端201に連結され、下腿駆動装置153の第3ロータ部は、伝動装置を介して回転軸4に連結される。選択的に、第3ロータ部の中軸線は、第2ロータ部の中軸線と重なり合うか又は平行である。
該ロボット10は、足式モーダル、第1輪式モーダル及び第2輪式モーダルの少なくとも三つの運動モーダルを有する。
足式モーダル:
図2に示される足式モーダルでは、各輪足バイモーダル機械脚14における下腿ユニット3と回転軸4とは、固定連結される。第2大腿駆動装置152の第2ロータ部は、大腿ユニット2を、胴部12の前/後方に沿って揺動するように駆動する。下腿駆動装置153の第3ロータ部は回転し、回転軸4によって走行輪5と下腿ユニット3とを動かして足式運動方式で走行させる。下腿駆動装置153が回転軸4によって走行輪5を動かして前へ回動させる時、下腿ユニット3も動かされて前へ回動する。下腿駆動装置153が回転軸4によって走行輪5を動かして後ろへ回動させる時、下腿ユニット3も動かされて後ろへ回動する。上記プロセスを繰り返して実行すると、足式運動を実現することができる。
第1輪式モーダル
図6に示される第1輪式モーダルでは、各輪足バイモーダル機械脚14中における下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結される。下腿駆動装置153は、回転軸4によって、下腿ユニット3を動かして回転させることなく、走行輪5を動かして回転させる。
選択的な設計において、図7に示すように、下腿ユニット3は、第1磁気部材91を有してもよく、大腿ユニット2は、第2磁気部材92を有してもよい。ここで、第1磁気部材91と第2磁気部材92とのうちの一方は、磁石であり、第1磁気部材91と第2磁気部材92とのうちの他方は、磁石又は鉄塊である。
第1輪式モーダルでは、第1磁気部材91は、第2磁気部材92と吸着可能である。例示的に、下腿ユニット3と大腿ユニット2とが収縮収束状態にある場合、下腿ユニット3と大腿ユニット2とは、磁気部材間の磁気によって固定され、下腿ユニット3による第1輪式モーダルへの邪魔を減少させる。下腿ユニット3と大腿ユニット2とが収縮収束状態にある場合、下腿ユニット3の末端は、上向きであるため、胴部12は、適切な地面との隙間を有し、風抵抗が小さく、且つ良好な通過性及び通過速度を有する。ここで、収縮収束状態は、下腿ユニット3が大腿ユニット2方向へ収縮した後、下腿ユニット3と大腿ユニット2とが接近して揃えるという状態である。
第2輪式モーダル
下腿ユニット3の近地側に補助輪9が更に設けられる。第2輪式モーダルでは、胴部12の同一端(前端又は後端)02に位置するm本の輪足バイモーダル機械脚14における下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結され、胴部12の他端04に位置する残りのn-m本の輪足バイモーダル機械脚14における下腿ユニット3と回転軸4とは、固定連結される。
例示的に、図8に示すように、胴部12の後端02に位置する二本の輪足バイモーダル機械脚14における下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結され、胴部12の前端04に位置する二本の輪足バイモーダル機械脚14における下腿ユニット3と回転軸4とは、固定連結される。
第2輪式モーダルでは、ロボット10は、2本の機械脚による支持のみによって輪式前進又は後退を行ってもよい。補助輪9は、輪式前進又は後退プロセスにおいて、支持及び転動補助の能力を提供する。例えば、胴部12の後端02に位置する二本の輪足バイモーダル機械脚14における下腿ユニット3における補助輪9と走行輪5とは、計4つの輪が着地する。ここで、二つの走行輪5は、駆動力による駆動で移動し、二つの補助輪9は、走行輪5の移動に追従して移動する。二つの走行輪5と二つの補助輪9とは、四つの着地点を提供してロボット10の走行プロセスにおける安定性を確保する。
第2輪式モーダルでは、胴部12の後端02に位置する二本の輪足バイモーダル機械脚14における下腿ユニット3と大腿ユニット2とは、磁気部材によって吸着可能である。
ロボット10は、胴部12の後端02に位置する二本の輪足バイモーダル機械脚14によって輪式前進又は後退を行う。輪式前進又は後退プロセスにおいて、ロボット10は更に、胴部12の前端04に位置する二本の輪足バイモーダル機械脚14によって、他の動作、例えば、ドア開け、物品運搬、撮影などを行うこともできる。
上記実施例から分かるように、上記輪足バイモーダル機械脚は、下腿ユニット3と回転軸4とは、固定連結と回動連結との間で切り替えることができ、又は、換言すれば、固定状態と回動状態との間で切り替えることができ、又は、換言すれば、足式状態と輪式状態との間で切り替えることができる。いくつかの実施例において、下腿ユニット3内に、ロック部材7(又は、止めピン部材7とも呼ばれる)を有し、該ロック部材7は、固定連結と回動連結との切り替えを実現するためのものである。
図9は、本願の一例示的な実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚14の概略図を示す。該機械脚は、駆動装置1と、大腿ユニット2と、下腿ユニット3と、を備え、
大腿ユニット2の根元端201は、駆動装置1に連結され、大腿ユニット2の関節端202と下腿ユニット3の関節端301とは、回転軸4を介してヒンジ連結され、回転軸4と走行輪5とは、伝動連結され、駆動装置1は、伝動装置6を介して走行輪5に連結される。例示的に、回転軸4の両端と中間位置とのうちの少なくとも一つの位置に走行輪5が固定されており、走行輪5は、一つ又は複数であってもよい。
下腿ユニット3は、ロック部材(図9に示されておらず、図10又は図15を参照する)を有し、
ロック部材がロック状態にある場合、下腿ユニット3と走行輪5とがロックされ、下腿ユニット3は、走行輪5を介して回転軸4に固定連結され、駆動装置1が回転軸4によって走行輪5と下腿ユニット3とを動かして足式運動方式で走行させる。
ロック部材がアンロック状態にある場合、下腿ユニット3と走行輪5とがアンロックされ、下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結され、それによって、駆動装置1が回転軸4を介して、下腿ユニット3を動かして運動させることなく、走行輪5を動かして輪式運動方式で走行させる。
上記輪足バイモーダル機械脚14の作動原理は以下を含む。
ロック部材がロック状態にある場合、下腿ユニット3は、走行輪5を介して回転軸4に固定連結される。駆動装置1が回転軸4によって走行輪5を動かして前へ回動させる時、下腿ユニット3も動かされて前へ回動する。駆動装置1が回転軸4によって走行輪5を動かして後ろへ回動させる時、下腿ユニット3も動かされて後ろへ回動する。上記プロセスを繰り返して実行すると、足式運動を実現することができる。
ロック部材がアンロック状態にある場合、下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結され、即ち、回転軸4と走行輪5とは、下腿ユニット3に対して自由に回動可能である。駆動装置1は、回転軸4によって走行輪5を駆動して前へ回動させることによって、輪式運動を実現する。
以上に記載されたように、本実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚において、下腿ユニットにロック部材を設け、該ロック部材がロック状態にある場合、下腿ユニットと走行輪とがロックされ、下腿ユニットが走行輪を介して回転軸に固定連結され、駆動装置が回転軸によって走行輪を駆動して、下腿ユニットを動かして足式モーダルで走行させる。該ロック部材がアンロック状態にある場合、下腿ユニットと走行輪とがアンロックされ、下腿ユニットと回転軸とは、回動連結され、駆動装置が回転軸によって走行輪を駆動して輪式モーダルで走行させる。本願は、1セットの駆動装置のみによって、輪足バイモーダル機械脚を実現することができ、機械脚の構造を簡略化し、機械脚の小型化及び軽量化に有利である。
ロック部材7の設計について、少なくとも二つの実現形態がある。
第1形態:ロック部材7は、平行ピンを含み、止めピン穴は、走行輪5に設けられ、図10に示す通りである。
第2形態:ロック部材7は、ダブルテーパーピンを含み、止めピン穴は、回転軸4に設計され、図15に示す通りである。
ロック部材7の第1実現形態:止めピン穴が走行輪5に設計される。
図10は、本願の一例示的な実施例に提供されるロック部材7の構造図を示す。ロック部材7は、下腿ユニット3と走行輪5とをロック又はアンロックするためのものである。該ロック部材7は、リニアモーター71と、平行ピン72と、を含む。
リニアモーター71は、電気エネルギーを直線運動の機械的エネルギーに変換するための伝動装置である。選択的に、下腿ユニット3内にモーター固定ベース33を有し、モーター固定ベース33は、リニアモーター71と下腿ユニット3の内壁とを固定する。
平行ピン72は、リニアモーター71の出力端に固定される。走行輪5は、少なくとも一つの止めピン溝74を有する。リニアモーター71は、平行ピン72を駆動して止めピン溝74に挿入するか又は止めピン溝74から抜き出す。
平行ピン72が止めピン溝74に挿入される時、ロック部材7は、ロック状態にある。下腿ユニット3と走行輪5とはロックされ、下腿ユニット3は、走行輪5を介して回転軸4に固定連結され、図11に示す通りである。回転軸4が走行輪5を動かして回動させる時、下腿ユニット3も走行輪5に追従して回動する。
平行ピン72が止めピン溝74から抜き出される時、ロック部材7は、アンロック状態にある。下腿ユニット3と走行輪5とはアンロックされ、下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結される。回転軸4が走行輪5を動かして回動させる時、下腿ユニット3は、走行輪5に追従して回転することがない。
いくつかの実施例において、止めピン溝74は、少なくとも二つであり、各止めピン溝74は、いずれも、走行輪5の径方向に沿って分布する。即ち、該走行輪5において、径方向に沿って少なくとも二つの止めピン溝74が分布しており、少なくとも二つの止めピン溝74は、均一に分布してもよいか又は不均一に分布してもよい。
いくつかの実施例において、走行輪5は、少なくとも一つの走行輪を含む。本実施例は、走行輪が第1走行輪51と第2走行輪52とを含むことを例とする。第1走行輪51と第2走行輪52とは、相対的に固定される。第1走行輪51の第2走行輪52に向かう第1輪面に止めピン溝74が形成されており、第2走行輪52の第1走行輪51に向かう第2輪面に止めピン溝74が形成されている。第1輪面と第2輪面とにおける止めピン溝74の数と溝開設位置とはいずれも同じである。
以上に記載されたように、本実施例に提供されるロック部材は、リニアモーター71によって平行ピン72を駆動して走行輪5の止めピン溝74に挿入することによってロックを行い、リニアモーター71によって平行ピン72を駆動して走行輪5の止めピン溝74から抜き出すことによってアンロックを行う。リニアモーター71が下腿ユニット3の内部に隠されるため、構造が比較的に簡潔であり、下腿ユニット3の小型化及び軽量化を良好に確保することができる。
図12と図13とは、それぞれ、本願の別の例示的な実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚14の二つの視野角での分解図を示す。該輪足バイモーダル機械脚14は少なくとも、駆動装置1と、大腿ユニット2と、下腿ユニット3と、回転軸4と、走行輪5と、伝動装置6と、ロック部材7と、を備える。
駆動装置1は、第3ステータ部531と、第3ロータ部532と、を含む。該第3ステータ部531は、回転の駆動力を提供するためのものである。第3ロータ部532の出力端に伝動輪533が固定されている。伝動輪533は、伝動装置6に連結される。伝動装置6は、ベルト又はチェーンであり、本実施例は、伝動装置6がベルトであることを例として説明する。選択的に、伝動輪533の表面に更に、伝動輪533とベルトとの伝動力を増加させるための歯が形成されている。
大腿ユニット2の根元端201は、第3ステータ部531に固定される。大腿ユニット2の関節端202と下腿ユニット3の関節端301とは、回転軸4を介してヒンジ連結される。選択的に、大腿ユニット2は、取り外し可能に連結される第1大腿部220と第2大腿部240とを含む。第1大腿部220と第2大腿部240とは、挿接されるか又はネジを介して連結されるか又はナットを介して連結される。第1大腿部220と第2大腿部240とは、大腿ユニット2のハウジング部分を取り囲んで形成し、大腿ユニット2の内部収容チャンバを形成する。選択的に、第1大腿部220は、伝動装置6の第1側に位置し、第2大腿部240は、伝動装置6の第2側に位置する。例えば、第1大腿部220は、伝動装置6の外側に位置し、第2大腿部240は、伝動装置6の内側に位置する。選択的に、大腿ユニット2内に、ベルト圧着装置23を更に有し、ベルト圧着装置23とベルトの外表面とは、圧着接触する。
下腿ユニット3は、取り外し可能に連結される第1下腿部320と第2下腿部340とを含む。第1下腿部320と第2下腿部340とは、挿接されるか又はネジを介して連結されるか又はナットを介して連結される。第1下腿部320と第2下腿部340とは、下腿ユニット3のハウジング部分を取り囲んで形成し、下腿ユニット3の内部収容チャンバを形成する。選択的に、第1下腿部320は、伝動装置6の第1側に位置し、第2下腿部340は、伝動装置6の第2側に位置する。図3を参照すると、第1下腿部320は、伝動装置6の外側に位置し、第2下腿部340は、伝動装置6の内側に位置する。図3から分かるように、下腿ユニット3の末端22は、足底部8に連結されるためのものであり、該足底部8の材質は、ゴム、木材などの耐摩耗性材料であってもよい。いくつかの実施例において、足底部8は、半円形の蹄状となり、別のいくつかの実施例において、足底部8は、真球状となる。
例示的に、第1大腿部220、第2大腿部240、第1下腿部320及び第2下腿部340は、軸受けを介して回転軸4に嵌設される。第1大腿部220と第1下腿部320との間に、第1スペーサー31が更に嵌設され、第1スペーサー31は、第1大腿部220に対応する軸受けと第1下腿部320に対応する軸受けとの軸受け内輪を隔て、両者間の直接的な摩擦を避けるためのものである。第2大腿部240と第2下腿部340との間に、第2スペーサー32が更に嵌設され、第2スペーサー32は、第2大腿部240に対応する軸受けと第2下腿部340に対応する軸受けとの軸受け内輪を隔て、両者間の直接的な摩擦を避けるためのものである。これに加えて、第1スペーサー31と第2スペーサー32とは更に、軸方向の位置決めの役割を果たす。
例示的に、下腿ユニット3の関節端301は、第1大腿部220と第2大腿部240との間に挟持され、回転軸4は、第1下腿部320と第2下腿部340との間に挟持される。走行輪(5)は、第1下腿部320と第2下腿部340との間に挟持される。
走行輪5は、第1走行輪51と、第2走行輪52と、を含む。第1走行輪51、第2走行輪52及び駆動輪34は、固定連結される。例示的に、走行輪は、第1走行輪51と、第2走行輪52と、を含む。第1走行輪51の第2走行輪52に向かう第1輪面に止めピン溝74が形成されており、第2走行輪52の第1走行輪51に向かう第2輪面に止めピン溝74が形成されている。第1輪面と第2輪面とにおける止めピン溝74の数と溝開設位置とはいずれも同じである。いくつかの実施例において、止めピン溝74は、少なくとも二つであり、各止めピン溝74は、いずれも、走行輪5の径方向に沿って分布する。即ち、該走行輪5において、径方向に沿って少なくとも二つの止めピン溝74が分布しており、少なくとも二つの止めピン溝74は、均一に分布してもよいか又は不均一に分布してもよい。別のいくつかの実施例において、走行輪5は、1つ又は3つ以上であってもよく、本願は、これを限定しない。
別のいくつかの実施例において、走行輪5は、ロボット10に対する関節端301の関節外側に設けられてもよく、又は、ロボット10に対する関節端301の関節内側に設けられてもよい。図14に示すように、走行輪5は、第1走行輪51と第2走行輪52とに加えて、関節外側に位置する第3走行輪53を更に含む。第3走行輪53の輪径は、第1走行輪51(及び/又は第2走行輪52)の輪径と同じであるか又は異なる。
回転軸4に駆動輪34が更に固定される。例示的に、駆動輪34は、第1走行輪51と第2走行輪52との間に位置し、駆動輪34は、伝動装置6を介して伝動輪533に連結される。伝動装置6がベルトであることを例として、駆動輪34は、ベルトを介して伝動輪533に連結される。下腿駆動装置153の第3ロータ部532が回転する時、伝動輪533もこれに伴って回転する。伝動輪533は、ベルトによって駆動輪34を動かして回転させ、駆動輪34は、回転軸4と走行輪5とを動かして同時に回転させることによって、駆動力の伝達を実現する。
下腿ユニット3の内部収容チャンバ内にロック部材7を更に有し、該ロック部材7は、下腿ユニット3と走行輪5とをロック又はアンロックするためのものであり、それにより輪式モーダルと足式モーダルとの切り替えを実現する。いくつかの実施例において、ロック部材7は、リニアモーター71と、平行ピン72と、を含む。
リニアモーター71は、電気エネルギーを直線運動の機械的エネルギーに変換するための伝動装置である。選択的に、下腿ユニット3内にモーター固定ベース33を有し、モーター固定ベース33は、リニアモーター71と下腿ユニット3の内壁とを固定する。
平行ピン72は、リニアモーター71の出力端に固定される。走行輪5は、少なくとも一つの止めピン溝74を有する。リニアモーター71は、平行ピン72を駆動して止めピン溝74に挿入するか又は止めピン溝74から抜き出す。
平行ピン72が止めピン溝74に挿入される時、ロック部材7は、ロック状態にある。下腿ユニット3と走行輪5とはロックされ、下腿ユニット3は、走行輪5を介して回転軸4に固定連結され、図4に示す通りである。回転軸4が走行輪5を動かして回動させる時、下腿ユニット3も走行輪5に追従して回動する。
平行ピン72が止めピン溝74から抜き出される時、ロック部材7は、アンロック状態にある。下腿ユニット3と走行輪5とはアンロックされ、下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結される。回転軸4が走行輪5を動かして回動させる時、下腿ユニット3は、走行輪5に追従して回転することがない。
ロック部材7がロック状態にあるかそれともアンロック状態にあるかに関わらず、大腿ユニット2と回転軸4とは、いずれも、回動連結され、走行輪5は、大腿ユニット2に対して前へ回動するか又は後ろへ回動することができる。
例示的に、下腿ユニット3は、第1磁気部材91を有し、大腿ユニット2は、第2磁気部材92を有する。ロック部材7がロック状態にあり、且つ大腿ユニット2と下腿ユニット3とが収縮収束状態にある場合、第1磁気部材91は、第2磁気部材92と吸着し、大腿ユニット2と下腿ユニット3とに輪式運動プロセスにおいて収縮収束状態を保持させ、下腿ユニット3が上下に揺れる時の揺動を生じてロボット10の運動姿勢に影響を及ぼすことを避ける。収縮収束状態は、下腿ユニット3が大腿ユニット2方向へ収縮した後、下腿ユニット3と大腿ユニット2とが接近して揃えるという状態である。ここで、第1磁気部材91と第2磁気部材92とのうちの一方は、磁石であり、第1磁気部材91と第2磁気部材92とのうちの他方は、磁石又は鉄塊である。本実施例において、第1磁気部材91が磁石であり、第2磁気部材92が鉄塊であることを例として説明する。選択的に、第1磁気部材91と第2磁気部材92との間の磁気吸引力は、下腿駆動装置153の提供する最大駆動力よりも小さい。
以上に記載されたように、本実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚において、下腿ユニットにロック部材を設け、該ロック部材がロック状態にある場合、下腿ユニットと走行輪とがロックされ、下腿ユニットが走行輪を介して回転軸に固定連結され、駆動装置が回転軸によって走行輪を駆動して、下腿ユニットを動かして足式モーダルで走行させる。該ロック部材がアンロック状態にある場合、下腿ユニットと走行輪とがアンロックされ、下腿ユニットと回転軸とは、回動連結され、駆動装置が回転軸によって走行輪を駆動して輪式モーダルで走行させる。本願は、1セットの駆動装置のみによって、輪足バイモーダル機械脚のバイモーダル駆動を実現することができ、輪足バイモーダル機械脚の構造を簡略化し、輪足バイモーダル機械脚の小型化及び軽量化に有利である。
本実施例に提供されるロック部材は、リニアモーターによって平行ピンを駆動して走行輪の止めピン溝に挿入することによってロックを行い、リニアモーターによって平行ピンを駆動して走行輪の止めピン溝から抜き出すことによってアンロックを行う。リニアモーターが下腿ユニットの内部に隠されるため、構造が比較的に簡潔であり、下腿ユニットの小型化及び軽量化を良好に確保することができる。
本実施例に提供されるベルト圧着装置は、伝動装置におけるベルトが圧着状態を保持することを確保することができ、それによって駆動装置による走行輪に対する伝動力を確保する。
本実施例に提供される第1磁気部材と第2磁気部材とは、輪足バイモーダル機械脚が輪式形態にある場合、大腿ユニットと下腿ユニットとを固定することができ、下腿ユニットが走行輪の正常な走行に影響を及ぼさない。
第2実現形態:止めピン穴が回転軸4に設けられる。
図15は、本願の一例示的な実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚14の概略図を示す。該輪足バイモーダル機械脚は、駆動装置1と、大腿ユニット2と、下腿ユニット3と、を含み、
大腿ユニット2の根元端201は、駆動装置1に連結され、大腿ユニット2の関節端202と下腿ユニット3の関節端301とは、回転軸4を介してヒンジ連結され、回転軸4は、走行輪5に伝動連結され、回転軸4に止めピン穴が形成され、駆動装置1は、伝動装置6を介して走行輪5に連結される。例示的に、回転軸4の両端と中間位置とのうちの少なくとも一つの位置に走行輪5が固定されており、走行輪5は、一つ又は複数であってもよい。
下腿ユニット3は、ロック部材を有する。例示的に、下腿ユニット3の内部に、ロック部材(図14に示されておらず、図15を参照する)が設けられる。
ロック部材が回転軸4における止めピン穴に挿入されるという第1モーダル(又はロック状態)では、下腿ユニット3と回転軸4とがロックされ、下腿ユニット3と回転軸4とは固定連結され、下腿駆動装置153が回転軸4によって下腿ユニット3を動かして足式運動方式で走行させる。
ロック部材が回転軸4における止めピン穴から抜き出されるという第2モーダル(又はアンロック状態)では、下腿ユニット3と回転軸4とがアンロックされ、下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結され、下腿駆動装置153が回転軸4によって、下腿ユニット3を動かして運動させることなく、走行輪5を動かして輪式運動方式で走行させる。
上記輪足バイモーダル機械脚14の作動原理は以下を含む。
ロック部材が回転軸4における止めピン穴に挿入されるという第1モーダルでは、下腿ユニット3と回転軸とは、固定連結される。駆動装置1が回転軸4によって走行輪5を動かして前へ回動させる時、下腿ユニット3も動かされて前へ回動する。駆動装置1が回転軸4によって走行輪5を動かして後ろへ回動させる時、下腿ユニット3も動かされて後ろへ回動する。上記プロセスを繰り返して実行すると、足式運動を実現することができる。
ロック部材が回転軸における止めピン穴から抜き出されるという第2モーダルでは、下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結され、即ち、回転軸4と走行輪5とは、下腿ユニット3に対して自由に回動可能である。駆動装置1は、回転軸4によって走行輪5を駆動して前へ回動させることによって、輪式運動を実現する。
以上に記載されたように、本実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚において、下腿ユニットにロック部材を設け、該ロック部材が回転軸における止めピン穴に挿入される場合、下腿ユニットと回転軸とがロックされ、下腿ユニットと回転軸とが固定連結され、駆動装置が回転軸による駆動によって下腿ユニットを動かして足式モーダルで走行させる。該ロック部材が回転軸における止めピン穴から抜き出される場合、下腿ユニットと回転軸とがアンロックされ、下腿ユニットと回転軸とは、回動連結され、駆動装置が回転軸によって走行輪を駆動して輪式モーダルで走行させる。本願は、1セットの駆動装置のみによって、輪足バイモーダル機械脚を実現することができ、輪足バイモーダル機械脚の構造を簡略化し、輪足バイモーダル機械脚の小型化及び軽量化に有利である。
図16は、本願の一例示的な実施例に提供されるロック部材7の構造図を示す。ロック部材7は、下腿ユニット3と回転軸4とをロック又はアンロックするためのものである。該ロック部材7は、リニアモーター71と、平行ピン72と、を含む。
リニアモーター71は、電気エネルギーを直線運動の機械的エネルギーに変換するための伝動装置である。選択的に、下腿ユニット3内にモーター固定ベース33を有し、モーター固定ベース33は、リニアモーター71と下腿ユニット3の内壁とを固定する。
平行ピン72は、リニアモーター71の出力端に固定される。平行ピン72が回転軸4における止めピン穴43に挿入される時、下腿ユニット3と回転軸4とは、固定連結される。平行ピン72が回転軸4における止めピン穴43から抜き出される時、下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結される。
平行ピン72が止めピン穴43に挿入されるという第1モーダルでは、下腿ユニット3と回転軸4とはロックされ、下腿ユニット3は、回転軸4に固定連結される。回転軸4が走行輪5を動かして回動させる時、下腿ユニット3も追従して回動する。
平行ピン72が止めピン穴43から抜き出されるという第2モーダルでは、下腿ユニット3と回転軸4はアンロックされ、下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結される。回転軸4が走行輪5を動かして回動させる時、下腿ユニット3は、追従して回転することがない。
いくつかの実施例において、回転軸4において、径方向に沿って少なくとも二組の止めピン穴43が分布しており、各組の止めピン穴43は、二つの並列した止めピン穴を含む。図15において、止めピン穴が四組であることを例として、各組の止めピン穴43の間のなす角は、90度である。
いくつかの実施例において、平行ピン72は、二つの並列したピン軸73を含み、ピン軸73は、止めピン穴に対応する。即ち、二つの並列したピン軸73の間隔は、二つの並列した止めピン穴43の間の間隔に等しく、ピン軸73の末端形状は、止めピン穴43の孔形状に適応する。少なくとも二組の止めピン穴43は、回転軸の径方向に沿って均一に分布するか又は不均一に分布してもよい。
いくつかの実施例において、走行輪5は、少なくとも一つの走行輪を含む。図15は、走行輪5が第1走行輪51と第2走行輪52とを含むことを例とする。
以上に記載されたように、本実施例に提供されるロック部材は、リニアモーター71によって平行ピン72を駆動して走行輪5の止めピン穴43に挿入することによってロックを行い、リニアモーター71によって平行ピン72を駆動して走行輪5の止めピン穴43から抜き出すことによってアンロックを行う。リニアモーター71が下腿ユニット3の内部に隠されるため、構造が比較的に簡潔であり、下腿ユニット3の小型化及び軽量化を良好に確保することができる。
図17と図18とは、それぞれ、本願の一例示的な実施例に提供されるピン軸73の正面図と上面図とを示す。該ピン軸73は、末端731と、固定端732と、を含む。
末端731の末端形状は、第1楔形状であり、止めピン穴43に挿入されるためのものである。固定端732に固定穴が形成されており、固定端732は、リニアモーター71の平行ピン72の基台に固定されるためのものである。図16を参照すると、平行ピン72の基台は、並列した2本の固定ビームを含んでもよい。2本の固定ビームは、上下両側に2つのピン軸73の固定端732を挟持し、リベット又はネジによって固定する。2本の固定ビームの中部は、リニアモーター71の出力端に固定される。
図19と図20とは、それぞれ、本願の一例示的な実施例に提供される回転軸4の断面図と正面図とを示す。該回転軸4の中部に駆動輪34が固定又は形成されており、駆動輪34の両側に位置する軸体に、四組の止めピン穴43が形成されており、各組の止めピン穴43は、二つの止めピン穴43を含み、止めピン穴43の止めピン穴形状は、第2楔形状である。第1楔形状と第2楔形状とは、互いに適応する。
止めピン穴43の止めピン穴形状は、ピン軸73の末端形状に適応する。即ち、止めピン穴43の止めピン穴形状とピン軸73の末端形状とは、密に嵌合する。
以上に記載されたように、本実施例に提供されるピン軸73と止めピン穴43とは、適応する楔形外部構造(15,16)を用いることによって、ピン軸と回転軸との間で、隙間が生じることなく、密な嵌合を確保することができ、このように、ロボット犬が輪式又は足式運動を行う場合に緩み又は隙間が生じることがない。
図21と図22とは、それぞれ、本願の別の例示的な実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚14の二つの視野角での分解図を示す。該輪足バイモーダル機械脚は、駆動装置1と、大腿ユニット2と、下腿ユニット3と、回転軸4と、走行輪5と、伝動装置6と、ロック部材7と、足底部8と、を含む。
駆動装置1は、回転モーター11と、伝動輪533と、を含む。回転モーター11と伝動輪533とは、固定連結される。該回転モーター11は、回転の駆動力を提供するためのものである。伝動輪533は、伝動装置6に連結される。伝動装置6は、ベルト又はチェーンであり、本実施例は、ベルトを例として説明する。
大腿ユニット2の一端201は、下腿駆動装置153に固定される。大腿ユニット2の他端202と下腿ユニット3の関節端301とは、回転軸を介してヒンジ連結される。選択的に、大腿ユニット2は、取り外し可能に連結される第1大腿部220と第2大腿部240とを含む。第1大腿部220と第2大腿部240とは、挿接されるか又はネジを介して連結されるか又はナットを介して連結される。第1大腿部220と第2大腿部240とは、大腿ユニット2のハウジング部分を取り囲んで形成し、且つ大腿ユニット2の内部収容チャンバを形成する。選択的に、第1大腿部220は、伝動装置6の第1側に位置し、第2大腿部240は、伝動装置6の第2側に位置する。選択的に、大腿ユニット2内に、ベルト圧着装置23を更に含み、ベルト圧着装置23とベルトの外表面とは、圧着接触する。
下腿ユニット3は、取り外し可能に連結される第1下腿部320と第2下腿部340とを含む。第1下腿部320と第2下腿部340とは、挿接されるか又はネジを介して連結されるか又はナットを介して連結される。第1下腿部320と第2下腿部340とは、下腿ユニット3のハウジング部分を取り囲んで形成し、且つ下腿ユニット3の内部収容チャンバを形成する。選択的に、第1下腿部320は、伝動装置6の第1側に位置し、第2下腿部340は、伝動装置6の第2側に位置する。下腿ユニット3の他端に足底部が連結されており、該足底部8の材質は、ゴム、木材などの耐摩耗性材料であってもよい。
例示的に、第1大腿部220、第2大腿部240、第1下腿部320及び第2下腿部340のうちの少なくとも一つは、同一側に属する二つの板状構造で接合されて形成され、二つの板状構造は、リベット継ぎ、又は係合、又は挿接、又はネジで連結される。例えば、図面における第1大腿部220は、二つの板状構造を含み、それにより保守及び交換が容易である。
例示的に、第1大腿部220、第2大腿部240、第1下腿部320及び第2下腿部340は、軸受けを介して回転軸4に嵌設される。第1大腿部220と第1下腿部320との間に、第1スリーブ41が更に嵌設され、第1スリーブ41は、第1大腿部220に対応する軸受けと第1下腿部320に対応する軸受けとの軸受け内輪を隔て、両者間の直接的な摩擦を避けるためのものである。第2大腿部240と第2下腿部340との間に、第2スリーブ42が更に嵌設され、第2スリーブ42は、第2大腿部240に対応する軸受けと第2下腿部340に対応する軸受けとの軸受け内輪を隔て、両者間の直接的な摩擦を避けるためのものである。これに加えて、第1スリーブ41と第2スリーブ42とは更に、軸方向の位置決めの役割を果たす。
例示的に、下腿ユニット3の関節端301は、第1大腿部220と第2大腿部240との間に挟持され、回転軸4は、第1下腿部320と第2下腿部340との間に挟持される。走行輪5は、第1下腿部320と第2下腿部340との間に挟持される。
回転軸4の中部に駆動輪34が固定又は形成されており、駆動輪34は、伝動装置6を介して下腿駆動装置153に連結される。伝動装置6がベルトであることを例として、駆動輪34は、ベルトを介して伝動輪533に連結される。駆動輪34の両側に位置する軸体に、四組の止めピン穴43が形成されており、各組の止めピン穴43は、二つの止めピン穴43を含む。
走行輪5は、第1走行輪51と、第2走行輪52と、を含む。第1走行輪51、第2走行輪52及び駆動輪34は、固定連結される。別のいくつかの実施例において、走行輪5は、ロボット10に対する関節端301の関節外側に設けられてもよく、又は、ロボット10に対する関節端301の関節内側に設けられてもよい。図14に示すように、走行輪5は、第1走行輪51と第2走行輪52とに加えて、関節外側に位置する第3走行輪53を更に含む。第3走行輪53の輪径は、第1走行輪51(及び/又は第2走行輪52)の輪径と同じであるか又は異なる。
下腿ユニット3は、ロック部材7を更に有する。ロック部材7は、リニアモーター71と、平行ピン72と、を含む。
リニアモーター71は、電気エネルギーを直線運動の機械的エネルギーに変換するための伝動装置である。選択的に、下腿ユニット3内にモーター固定ベース33を有し、モーター固定ベース33は、リニアモーター71と下腿ユニット3の内壁とを固定する。一例において、図23に示すように、足底部8の末端は、リニアモーター71の末端に挿接され、第1下腿部320と第2下腿部340とによる挟持によって固定される。
平行ピン72は、リニアモーター71の出力端に固定される。平行ピン72の基台は、並列した2本の固定ビームを含んでもよい。2本の固定ビームは、上下両側に2つのピン軸73の固定端732を挟持し、リベット又はネジによって固定する。2本の固定ビームの中部は、リニアモーター71の出力端に固定される。
リニアモーター71は、平行ピン72における二つのピン軸73を駆動して止めピン穴43に挿入するか又は止めピン穴43から抜き出す。いくつかの実施例において、回転軸4に更に、磁気エンコーダ44が設けられ、図24に示すように、該磁気エンコーダ44は、回転軸の回動位置をリアルタイムに記録するためのものであり、それにより磁気エンコーダ44に電気的に連結されるコントローラは、二つのピン軸73を止めピン穴43に正確に挿入するように制御することができる。
止めピン穴43の止めピン穴形状は、ピン軸73の末端形状に適応する。即ち、止めピン穴43の止めピン穴形状とピン軸73の末端形状とは、密に嵌合する。
平行ピン72が止めピン穴43に挿入される時、ロック部材7は、回転軸における止めピン穴に挿入される。下腿ユニット3と走行輪5とはロックされ、下腿ユニット3と回転軸4とは、固定連結される。回転軸4が走行輪5を動かして回動させる時、下腿ユニット3も走行輪5に追従して回動する。
平行ピン72が止めピン穴43から抜き出される時、ロック部材7は、回転軸における止めピン穴から抜き出される。下腿ユニット3と走行輪5とはアンロックされ、下腿ユニット3と回転軸4とは、回動連結される。回転軸4が走行輪5を動かして回動させる時、下腿ユニット3は、走行輪5に追従して回転することがない。
ロック部材7が回転軸における止めピン穴に挿入されるかそれとも止めピン穴から抜き出されるかに関わらず、大腿ユニット2と回転軸4とは、いずれも、回動連結され、走行輪5は、大腿ユニット2に対して前へ回動するか又は後ろへ回動することができる。
選択的な設計において、図25を参照すると、下腿ユニット3は、第1磁気部材91を有し、大腿ユニット2は、第2磁気部材92を有する。ロック部材7が回転軸における止めピン穴に挿入され、且つ大腿ユニット2と下腿ユニット3とが収縮収束状態にある場合、第1磁気部材91と第2磁気部材92とは、吸着可能である。ここで、第1磁気部材91と第2磁気部材92とのうちの一方は、磁石であり、第1磁気部材91と第2磁気部材92とのうちの他方は、磁石又は鉄塊である。
以上に記載されたように、本実施例に提供される輪足バイモーダル機械脚において、下腿ユニットにロック部材を設け、該ロック部材がロック状態にある場合、下腿ユニットと回転軸とがロックされ、下腿ユニットと回転軸とが固定連結され、駆動装置が回転軸による駆動によって下腿ユニットを動かして足式モーダルで走行させる。該ロック部材が回転軸における止めピン穴から抜き出される場合、下腿ユニットと回転軸とがアンロックされ、下腿ユニットと回転軸とは、回動連結され、駆動装置が回転軸によって走行輪を駆動して輪式モーダルで走行させる。本願は、1セットの駆動装置のみによって、輪足バイモーダル機械脚を実現することができ、輪足バイモーダル機械脚の構造を簡略化し、輪足バイモーダル機械脚の小型化及び軽量化に有利である。
本実施例に提供されるロック部材は、リニアモーターによって平行ピンを駆動して走行輪の止めピン穴に挿入することによってロックを行い、リニアモーターによって平行ピンを駆動して走行輪の止めピン穴から抜き出すことによってアンロックを行う。リニアモーターが下腿ユニットの内部に隠されるため、構造が比較的に簡潔であり、下腿ユニットの小型化及び軽量化を良好に確保することができる。
本実施例に提供されるベルト圧着装置は、伝動装置におけるベルトが圧着状態を保持することを確保することができ、それによって駆動装置による走行輪に対する伝動力を確保する。
本実施例に提供される第1磁気部材と第2磁気部材とは、輪足バイモーダル機械脚が輪式形態にある場合、大腿ユニットと下腿ユニットとを固定することができ、下腿ユニットが走行輪の正常な走行に影響を及ぼさない。
上記本願の実施例の番号は、ただ説明するためのものであり、実施例の優劣を示すものではない。
上記実施例の全て又は一部のステップはハードウェアにより実行されてもよいし、プログラム命令に係るハードウェアにより実行されてもよく、前記プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、上記言及した記憶媒体は、読み出し専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどであってもよいことは当業者であれば理解されるべきである。
以上は、本願の選択的な実施例に過ぎず、本願を限定するものではない。本願の精神や原則を逸脱することなく行われるあらゆる修正、同等置換、改良などはすべて本願の保護範囲内に含まれるものとする。

Claims (22)

  1. 輪足バイモーダル機械脚であって、前記輪足バイモーダル機械脚は、駆動装置(1)と、大腿ユニット(2)と、下腿ユニット(3)と、を備え、
    前記大腿ユニット(2)の関節端(202)と前記下腿ユニット(3)の関節端(301)とは、回転軸(4)を介してヒンジ連結され、前記回転軸(4)と走行輪(5)とは、伝動連結され、前記駆動装置(1)は、伝動装置(6)を介して前記回転軸(4)に連結され、
    前記下腿ユニット(3)は、ロック部材(7)を有し、
    前記ロック部材(7)がロック状態にある場合、前記下腿ユニット(3)と前記回転軸(4)とは固定連結され、
    前記ロック部材(7)がアンロック状態にある場合、前記下腿ユニット(3)と前記回転軸(4)とは回動連結されることを特徴とする、
    輪足バイモーダル機械脚。
  2. 前記ロック部材(7)がロック状態にある場合、前記下腿ユニット(3)は、前記走行輪(5)を介して前記回転軸(4)に固定連結されることを特徴とする
    請求項1に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  3. 前記走行輪(5)は、止めピン溝(74)を有し、前記ロック部材(7)は、リニアモーター(71)と、平行ピン(72)と、を含み、前記平行ピン(72)は、前記リニアモーター(71)の出力端に固定され、
    前記平行ピン(72)が前記止めピン溝(74)に挿入される時、前記ロック部材(7)は、前記ロック状態にあり、
    前記平行ピン(72)が前記止めピン溝(74)から離れる時、前記ロック部材(7)は、前記アンロック状態にあることを特徴とする
    請求項2に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  4. 前記走行輪(5)において、径方向に沿って少なくとも二つの前記止めピン溝(74)が分布していることを特徴とする
    請求項3に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  5. 前記走行輪(5)は、第1走行輪(51)と、第2走行輪(52)と、を含み、
    前記第1走行輪(51)の前記第2走行輪(52)に向かう第1輪面に前記止めピン溝(74)が形成されており、前記第2走行輪(52)の第1走行輪(51)に向かう第2輪面に前記止めピン溝(74)が形成されており、
    前記第1輪面と前記第2輪面とにおける前記止めピン溝(74)の数と溝開設位置とはいずれも同じであることを特徴とする
    請求項4に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  6. 前記回転軸(4)に止めピン穴(43)が形成されており、
    前記ロック部材(7)が前記止めピン穴(43)に挿入されるというロック状態では、前記下腿ユニット(3)と前記回転軸(4)とは、固定連結され、
    前記ロック部材(7)が前記止めピン穴(43)から抜き出されるというアンロック状態では、前記下腿ユニット(3)と前記回転軸(4)とは、回動連結されることを特徴とする
    請求項1に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  7. 前記ロック部材(7)は、リニアモーター(71)と、平行ピン(72)と、を含み、前記平行ピン(72)は、前記リニアモーター(71)の出力端に固定され、
    前記平行ピン(72)が前記止めピン穴(43)に挿入されるという前記ロック状態では、前記下腿ユニット(3)と前記回転軸(4)とは、固定連結され、
    前記平行ピン(72)が前記止めピン穴(43)から抜き出されるという前記アンロック状態では、前記下腿ユニット(3)と前記回転軸(4)とは、回動連結されることを特徴とする
    請求項6に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  8. 前記回転軸(4)において、径方向に沿って少なくとも二組の前記止めピン穴(43)が分布しており、各組の前記止めピン穴(43)は、二つの並列した止めピン穴(43)を含み、
    前記平行ピン(72)は、二つの並列したピン軸(73)を含み、前記ピン軸(73)は、前記止めピン穴に対応することを特徴とする
    請求項7に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  9. 前記ピン軸(73)の末端形状は、第1楔形状であり、前記止めピン穴(43)の止めピン穴形状は、第2楔形状であり、前記第1楔形状と前記第2楔形状とは適応することを特徴とする
    請求項8に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  10. 前記下腿ユニット(3)内にモーター固定ベース(33)を有し、前記モーター固定ベース(33)は、前記リニアモーター(71)と前記下腿ユニット(3)の内壁とを固定することを特徴とする
    請求項3又は4又は5又は7又は8又は9に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  11. 前記回転軸(4)に駆動輪(34)が更に固定連結され、
    前記駆動輪(34)は、前記伝動装置(6)を介して前記駆動装置(1)に連結されることを特徴とする
    請求項1~10のうちいずれか一項に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  12. 前記伝動装置(6)は、ベルトを含み、前記大腿ユニット(2)内に、ベルト圧着装置(23)を有し、
    前記駆動輪は、前記ベルトを介して前記駆動装置(1)に連結され、前記ベルト圧着装置(23)と前記ベルトの外表面とは、圧着接触することを特徴とする
    請求項11に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  13. 前記下腿ユニット(3)は、第1磁気部材(91)を有し、前記大腿ユニット(2)は、第2磁気部材(92)を有し、前記ロック部材(7)が前記ロック状態にあり、且つ前記大腿ユニット(2)と前記下腿ユニット(3)とが収縮収束状態にある場合、前記第1磁気部材(91)は、前記第2磁気部材(92)と吸着し、
    前記第1磁気部材(91)と前記第2磁気部材(92)とのうちの一方は、磁石であり、前記第1磁気部材(91)と前記第2磁気部材(92)とのうちの他方は、磁石又は鉄塊であることを特徴とする
    請求項1~10のうちいずれか一項に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  14. 前記大腿ユニット(2)は、取り外し可能に連結される第1大腿部(220)と第2大腿部(240)とを含み、前記下腿ユニット(3)は、取り外し可能に連結される第1下腿部(320)と第2下腿部(340)とを含み、
    前記第1大腿部(220)と前記第1下腿部(320)とは、前記伝動装置(6)の第1側に位置し、前記第2大腿部(240)と前記第2下腿部(340)とは、前記伝動装置(6)の第2側に位置することを特徴とする
    請求項1~10のうちいずれか一項に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  15. 前記下腿ユニット(3)の関節端(301)は、前記第1大腿部(220)と第2大腿部(240)との間に挟持され、前記回転軸(4)は、前記第1下腿部(320)と第2下腿部(340)との間に挟持されることを特徴とする
    請求項14に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  16. 前記走行輪(5)は、前記第1下腿部(320)と第2下腿部(340)との間に挟持されることを特徴とする
    請求項14に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  17. 前記回転軸(4)に第1スリーブ(41)と第2スリーブ(42)とが更に取り付けられ、
    前記第1スリーブ(41)は、前記第1大腿部(220)と前記第1下腿部(320)との間に取り付けられ、
    前記第2スリーブ(42)は、前記第2大腿部(240)と前記第2下腿部(340)との間に取り付けられることを特徴とする
    請求項10に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  18. 前記下腿ユニット(3)の他端に足底部(8)が連結されていることを特徴とする
    請求項1~10のうちいずれか一項に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  19. 前記下腿ユニット(3)の近地側に補助輪(9)が設けられることを特徴とする
    請求項1~10のうちいずれか一項に記載の輪足バイモーダル機械脚。
  20. 請求項1~17のうちいずれか一項に記載の輪足バイモーダル機械脚(14)を備えることを特徴とする、ロボット。
  21. 前記ロボットは、胴部(12)と、前記胴部(12)に連結されるn本の前記輪足バイモーダル機械脚と、を備え、nは、2以上の正の整数であることを特徴とする
    請求項20に記載のロボット。
  22. 前記下腿ユニット(3)の近地側に補助輪(9)が更に設けられ、
    第1輪式モーダルにある場合、前記n本の機械脚(14)における前記下腿ユニット(3)と前記回転軸(4)とは回動連結され、
    第2輪式モーダルにある場合、前記胴部(12)の同一端に位置するm本の機械脚(14)における前記下腿ユニット(3)と前記回転軸(4)とは回動連結され、残りのn-m本の機械脚(14)における前記下腿ユニット(3)と前記回転軸(4)とは固定連結され、mは、n未満の正の整数であることを特徴とする
    請求項21に記載のロボット。
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