JP2023516940A - ローカルクロマ量子化パラメータ制御のための高レベルの制約フラグ - Google Patents

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Abstract

ビデオ圧縮方式における圧縮効率を改善するための方法及び装置が、ローカルクロマ量子化パラメータの個別の制御を可能にする。この制御を使用して、ローカルクロマ量子化パラメータを無効化することができる。一実施形態は、既存のローカルルーマ量子化パラメータ制御フラグを使用して、ローカルクロマ量子化パラメータを制御する。別の一実施形態は、別個のローカルクロマ量子化パラメータ制御フラグを含む。ビットストリームシンタックスがフラグの搬送に使用される。【選択図】図4

Description

本実施形態のうちの少なくとも1つは、概して、ビデオの符号化又は復号化のための方法又は装置に関する。
高い圧縮効率を実現するために、画像及びビデオの符号化方式は、通常、空間ベクトル予測及び/又は動きベクトル予測を含む予測、並びにビデオコンテンツの空間的冗長性及び時間的冗長性を活用した変換を採用している。一般に、フレーム内又はフレーム間の相関を利用するために、イントラ予測又はインター予測が使用され、次いで、しばしば予測誤差又は予測残差と呼ばれる原画像と予測画像の間の差分が、変換、量子化、及びエントロピ符号化される。ビデオを再構成するには、エントロピ符号化、量子化、変換、及び予測に対応する逆の処理によって、圧縮データを復号化する。変換及び逆変換を含むいくつかの符号化ツールを、符号化及び復号化のプロセスで使用することができる。
プロファイルを構築するため及び/又はクロマ量子化を制御するために使用される制約フラグに関する本明細書に記載の一般的な態様によって、従来技術の短所及び欠点に対処することができる。
第1の態様によれば、方法が提供される。この方法は、クロマ量子化に使用される少なくとも1つの量子化パラメータに基づいて少なくとも1つのビデオブロックを量子化するステップ及び、当該量子化された少なくとも1つのビデオブロックと、当該少なくとも1つの量子化パラメータを示すシンタックスとを符号化するステップを含む。
第2の態様によれば、方法が提供される。この方法は、ビデオビットストリームを、少なくとも1つの符号化されたビデオブロックのクロマ量子化に使用される少なくとも1つの量子化パラメータを制御するために使用されるシンタックスについて解析するステップ及び、シンタックスに基づき、少なくとも1つの量子化パラメータを使用して当該少なくとも1つのビデオブロックを復号化するステップを含む。
別の態様によれば、装置が提供される。この装置は、プロセッサを備える。プロセッサは、前述した方法のいずれかを実行することによって、ビデオのブロックを符号化する、又はビットストリームを復号化するように構成することができる。
少なくとも一実施形態の別の一般的な態様によれば、復号化実施形態のいずれかに係る装置と、(i)信号を受信するように構成されたアンテナであって、信号がビデオブロックを含む、アンテナ、(ii)受信された信号を、ビデオブロックを含む周波数帯域に制限するように構成されたバンドリミッタ、又は(iii)ビデオブロックを表す出力を表示するように構成されたディスプレイ、のうちの少なくとも1つと、を備えるデバイス、が提供される。
少なくとも一実施形態の別の一般的な態様によれば、説明した符号化実施形態又は変形形態のいずれかに従って生成されたデータコンテンツを含む非一時的なコンピュータ可読媒体が提供される。
少なくとも一実施形態の別の一般的な態様によれば、説明した符号化実施形態又は変形形態のいずれかに従って生成されたビデオデータを含む信号が提供される。
少なくとも一実施形態の別の一般的な態様によれば、ビットストリームは、説明した符号化実施形態又は変形形態のいずれかに従って生成されたデータコンテンツを含むようにフォーマットされる。
少なくとも一実施形態の別の一般的な態様によれば、コンピュータプログラム製品であって、プログラムがコンピュータによって実行される時、説明した復号化実施形態又は変形形態のいずれかをコンピュータに実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
一般的な態様の上記及び他の態様、特徴、及び利点は、例示的な実施形態の以下の詳細な説明を添付の図面を参照しながら読み進めることによって明らかになるであろう。
標準の一般的なビデオ圧縮方式を示す。 標準の一般的なビデオ圧縮方式を示す。 ローカルクロマ量子化パラメータの制御による符号化のための一般的な態様における符号化方法の一実施形態を示す。 ローカルクロマ量子化パラメータの制御による復号化のための一般的な態様における復号化方法の別の実施形態を示す。 本明細書に記載の態様を使用した符号化又は復号化のための装置の一実施形態を示す。 本明細書に記載の実施形態が実装され得る典型的なプロセッサ構成を示す。 本明細書に記載の態様における方法の別の一実施形態を示す。 本明細書に記載の態様における方法の別の一実施形態を示す。 本明細書に記載の態様における方法の別の一実施形態を示す。
高い圧縮効率を実現するために、画像及びビデオの符号化方式は、通常、動きベクトル予測を含む予測、並びにビデオコンテンツの空間的冗長性及び時間的冗長性を活用した変換を採用している。一般に、フレーム内又はフレーム間の相関を利用するために、イントラ予測又はインター予測が使用され、次いで、しばしば予測誤差又は予測残差と呼ばれる原画像と予測画像の間の差分が、変換、量子化、及びエントロピ符号化される。ビデオを再構成するには、エントロピ符号化、量子化、変換、及び予測に対応する逆の処理によって、圧縮データを復号化する。
以下の一般的な態様は、ビデオ圧縮の分野、より具体的には、ビデオ圧縮方式の量子化ステップのローカル制御を無効化するために提供される高レベルシンタックスである。高効率ビデオ符号化(HEVC)及び多用途ビデオ符号化(Versatile Video Coding:VVC)などのビデオ圧縮規格は、ビットレート及び/又はビデオ品質を調整するために使用される量子化ステップサイズで量子化を使用する。HEVC及びVVC(ドラフト8)の仕様は、現在の量子化ステップを定義するために量子化パラメータQP(又はqP)を使用する。
HEVC仕様は、以下のように、符号化ブロック周波数変換係数TransCoeffLevelが現在の量子化ステップ(levelScale[qP%6]<<(qP/6))によってスケーリングされ、量子化行列m[][]によって更にスケーリングされる逆量子化プロセスを使用する。
d[x][y]=Clip3(coeffMin,coeffMax,((TransCoeffLevel[xTbY][yTbY][cIdx][x][y]m[x][y]levelScale[qP%6]<<(qP/6))+(1<<(bdShift-1)))>>bdShift)
式中、
・TransCoeffLevel[...]は、その空間座標xTbY、yTbY、及びその成分インデックスcIdxによって特定される現在のブロックの変換された係数の絶対値である。
・x及びyは、水平/垂直周波数インデックスである。
・qPは、現在の量子化パラメータである。
・levelScale[qP%6]と(qP/6)による左シフトとの乗算は、量子化ステップqStep=(levelScale[qP%6])<<(qP/6))による乗算と等価である。
・m[...][...]は、二次元量子化マトリックスである。
・bdShiftは、画像サンプルビット深度を説明するための追加のスケーリング係数である。項(1<<(bdShift-1))は、最も近い整数に丸める目的で使用される。
・d[...]は、結果として得られる逆量子化された変換された係数の絶対値である。
HEVC(範囲拡張あり)及びVVCでは、特定のシンタックスを使用して、QPをローカルに調整することが可能である。ルーマQPオフセットを指定することができ、任意選択的に、クロマQPオフセットも指定することができる。VVC変換ユニットシンタックス構造に存在する関連シンタックスを以下に示す。
Figure 2023516940000002
cu_qp_delta_abs及びcu_qp_delta_sign_flagは、現在の符号化ユニット(CU)のルーマQPとルーマQP予測との差であるCuQpDeltaValを計算するために使用される。ルーマQP予測は、現在の量子化グループの上部及び左側のブロックのルーマQPに基づいており、ここでは説明しない。
cu_chroma_qp_offset_flag及びcu_chroma_qp_offset_idxは、クロマQPオフセットを導出するために使用される。cu_chroma_qp_offset_flagは、オフセット特徴を有効にし(そうでなければオフセットはゼロである)、cu_chroma_qp_offset_idxは、以下のように全てのインデックスについて各クロマ成分のオフセットが存在するルックアップテーブル内のインデックスを指定する。
Figure 2023516940000003
VVCでは、「general_constraint_info」と呼ばれるシンタックス構造(profile_tier_levelシンタックス構造によって参照される)は、いくつかの符号化ツールを無効化するために使用することができるいくつかのフラグを含む。これは、所与のプロファイルのいくつかのツールを無効化するために使用することができ、その結果、このプロファイルに準拠するデコーダは、これらの無効化されたツールを実装する必要がない。
例えば、これにより、VVCのサブセットに準拠する低複雑度デコーダを指定することが可能になる。
ローカルQP制御に関連する制約フラグのシンタックス及びセマンティクスを以下に示す。
Figure 2023516940000004
1に等しいno_qp_delta_constraint_flagは、cu_qp_delta_enabled_flagが0に等しいことがビットストリーム適合性の要件であることを指定する。0に等しいno_qp_delta_constraint_flagはそのような制約を課さない。
注:cu_qp_delta_enabled_flagは、PPSシンタックス構造に存在し、ローカルルーマQP制御に関連する全てのシンタックスを調整する。これをゼロに強制することは、ローカルルーマQP制御シンタックスがビットストリームに存在せず、機能を無効化することを意味する。
現在のVVCドラフトでは、ローカルクロマQP制御を制約フラグで無効化することはできない。このことは、ローカルクロマQP制御なしでプロファイルを定義することを妨げる。
本明細書に開示される少なくとも1つの実施形態は、高レベルの制約フラグを用いてローカルクロマQP制御を無効化することを可能にする。
方法1:no_qp_delta_constraint_flagを使用してルーマ及びクロマ双方のローカルQP制御を無効化する
高レベルの制約フラグでローカルクロマQP制御を無効化するための1つの方法は、ローカルルーマQP制御を無効化するように設計されたフラグを再使用して、ルーマ及びクロマ双方のローカルQP制御を無効化させることである。この手法は、エンコーダのみ(適合性)で使用することができる。
エンコーダのみの実施形態の場合、シンタックスは、デコーダについては変更されず、制約フラグの値を無視する(サポートされているプロファイルとの適合性をチェックする場合を除き、そうでなければクラッシュする);また、無効なPPSフラグを検出してクラッシュしてもよい)。
エンコーダは、制約フラグが1である時にクロマQP制御を実際に無効化することによって、適合性制約に従わなければならない。
VVCドラフト8のコンテキストにおける例示的なシンタックス及びセマンティクスを以下に示す。
Figure 2023516940000005
セマンティクス(下線は追加部分):
Figure 2023516940000006
注:pps_cu_chroma_qp_offset_list_enabled_flagは、PPSシンタックス構造に存在し、ローカルクロマQP制御に関連する全てのシンタックスを調整する。これをゼロに強制することは、ローカルクロマQP制御シンタックスがビットストリームに存在せず、機能を無効化することを意味する。
方法2:特定の制約フラグを追加してローカルクロマQP制御を無効化する
高レベルの制約フラグでローカルクロマQP制御を無効化する別の方法は、特定の制約フラグを追加することである。これは、異なるプロファイルの機能を個別に制御するのに有用であり得る。例えば、HEVCでは、ローカルルーマQP制御はコア仕様であるが、ローカルクロマQP制御は範囲拡張であり、これは、範囲拡張のないHEVCでは、ローカルルーマQP制御は可能であるが、ローカルクロマQP制御は存在しないことを意味する。デコーダは、新しい適合性フラグを解析しなければならないが、その値を無視する。
エンコーダは、制約フラグが1である時にクロマQP制御を実際に無効化することによって、適合性制約に従わなければならない。
VVCドラフト8のコンテキストにおける例示的なシンタックス及びセマンティクスを以下に示す:
Figure 2023516940000007
セマンティクス(下線は追加部分):
Figure 2023516940000008
方法3:クロマQP制御をルーマQP制御の使用に依存させる
高レベル制約フラグでローカルクロマQP制御を無効化する別の方法は、ローカルルーマQP制御を無効化するように設計されたフラグを使用して、クロマQP制御シンタックスを(SPSレベルでの)ルーマQP制御の有効化に調整することである。
VVCドラフト8のコンテキストにおける例示的なシンタックス及びセマンティクスを以下に示す:
Figure 2023516940000009
セマンティクス:変更なし
方法4:ルーマQP制御及びクロマQP制御の両方を追加のフラグに調整する
高レベルの制約フラグでローカルクロマQP制御を無効化する別の方法は、新しいフラグを(PPSレベルで)無効化する単一の制約フラグを使用することであり、この新しいフラグは、全てのQP制御関連シンタックス(ルーマ及びクロマの両方)を調整する。
VVCドラフト8のコンテキストにおける例示的なシンタックス及びセマンティクスを以下に示す:
Figure 2023516940000010
セマンティクス(取り消し線は削除部分、下線は追加部分):
Figure 2023516940000011
注:これらの例は限定的ではない。これらの例では、制約フラグによって無効化されるフラグがPPSシンタックス構造に存在するが、本明細書に記載される方法は、(制約フラグによって無効化され得る)これらのフラグがSPSなどの他のシンタックス構造に移動された場合、又はローカルクロマQP制御に関連する制約フラグが、PPS以外のシンタックス構造(例えばSPS)において、pps_cu_chroma_qp_offset_list_enabled_flag以外のフラグを制約(無効化)している場合にも有効であろう。
本明細書で説明する一般的な態様における方法300の一実施形態が、図3に示されている。この方法は、開始ブロック301で開始し、制御は、クロマ量子化に使用される少なくとも1つの量子化パラメータに基づいて少なくとも1つのビデオブロックを量子化するブロック310に進む。制御は、ブロック310から、量子化された少なくとも1つのビデオブロックと、少なくとも1つの量子化パラメータを示すシンタックスとを符号化するブロック320に進む。
本明細書で説明する一般的な態様における方法400の一実施形態が、図4に示されている。この方法は、開始ブロック401で開始し、制御は、ビデオビットストリームを、少なくとも1つの符号化されたビデオブロックのクロマ量子化に使用される少なくとも1つの量子化パラメータを制御するために使用されるシンタックスについて解析するブロック410に進む。制御は、ブロック410から、シンタックスに基づき、少なくとも1つの量子化パラメータを使用して少なくとも1つのビデオブロックを復号化するブロック420に進む。
図5は、ローカルクロマ量子化パラメータ制御を無効化する能力を有する、ビデオを圧縮、符号化、又は復号化するための装置500の一実施形態を示す。この装置は、プロセッサ510を備えており、少なくとも1つのポートを通じてメモリ520に相互接続することができる。プロセッサ510とメモリ520の両方は、外部接続への1つ以上の追加の相互接続を有することもできる。
更にプロセッサ510は、ビットストリームにおいて情報を挿入又は受信し、様々な符号化ツールのいずれかを使用して圧縮、符号化、又は復号化するように構成されている。
本出願は、ツール、特徴、実施形態、モデル、アプローチなどを含む様々な態様を説明している。これらの態様のうちの多くは、具体的に説明され、少なくとも個々の特性を示すために、しばしば限定的に聞こえ得るように説明されている。しかしながら、これは、説明を明確にすることを目的としており、それらの態様の適用又は範囲を限定するものではない。実際、異なる態様の全ては、更なる態様を提供するために組み合わされ、交換され得る。更に、これらの態様は、以前の出願に説明されている態様と組み合わせる、又は交換されることができる。
本出願において説明及び企図される態様は、多くの異なる形態で実装され得る。図1、図2、及び図6は、いくつかの実施形態を提供するが、他の実施形態も企図されており、図1、図2、及び図6の説明は、実装形態の範囲を制限しない。態様のうちの少なくとも1つは、概して、ビデオ符号化及び復号化に関し、少なくとも1つの他の態様は、概して、生成又は符号化されたビットストリームを送信することに関する。これら及び別の態様は、方法、装置、説明した方法のいずれかに従ってビデオデータを符号化又は復号化するための命令を自体に記憶したコンピュータ可読記憶媒体、及び/又は、説明した方法のいずれかに従って生成されたビットストリームを自体に記憶したコンピュータ可読記憶媒体、として実装することができる。
本出願では、「再構成された(reconstructed)」及び「復号化された(decoded)」という用語は、交換可能に使用され得、「ピクセル(pixel)」及び「サンプル(sample)」という用語は、交換可能に使用され得、「画像(image)」、「ピクチャ(picture)」、及び「フレーム(frame)」という用語は、交換可能に使用され得る。通常では、必ずしもそうではないが、「再構成された」という用語はエンコーダ側で使用され、「復号化された」という用語はデコーダ側で使用される。
様々な方法が本明細書に説明されており、本方法の各々は、説明された方法を達成するための1つ以上のステップ又はアクションを含む。ステップ又はアクションの特定の順序が方法の適切な動作のために必要とされない限り、特定のステップ及び/又はアクションの順序及び/又は使用は、修正又は組み合わされ得る。
本文書に説明されている様々な方法及び他の態様を使用して、図1及び図2に示されるようなビデオエンコーダ100及びビデオデコーダ200のモジュール、例えば、イントラ予測モジュール、エントロピ符号化モジュール、及び/又は復号化モジュール(160、360、145、330)を修正することができる。更に、本開示の態様は、VVC又はHEVCに限定されず、例えば、既存のものであれ将来開発されるものであれ、他の規格及び勧告、並びに任意のそのような規格及び勧告(VVC及びHEVCを含む)の拡張に適用することができる。別段の指標がない限り、又は技術的に除外されない限り、本出願に説明される態様は、個別で又は組み合わせて使用され得る。
本出願において、様々な数値が使用されている。具体的な値は、例示を目的としており、説明されている態様は、これらの具体的な値に限定されるものではない。
図1は、エンコーダ100を示している。このエンコーダ100のバリエーションが想定されるが、エンコーダ100は、必ずしも予想される全てのバリエーションを説明せずに、明確さを目的として以下に説明される。
符号化される前に、ビデオシーケンスは、例えば、入力カラーピクチャに色変換(例えば、RGB4:4:4からYCbCr4:2:0への変換)を適用すること、又は圧縮に対してより復元性のある信号配信を得るために、入力ピクチャ成分の再マッピングを(例えば、色成分のうちの1つのヒストグラム均等化を使用して)実行することなどの符号化前処理(101)を経てもよい。メタデータを前処理に関連付けて、ビットストリームに付加することができる。
エンコーダ100では、以下に説明されるように、ピクチャは、エンコーダ要素によって符号化される。符号化されるべきピクチャは、例えば、CUというユニットに分割され(102)、処理される。各ユニットは、例えば、イントラモード又はインターモードのいずれかを使用して符号化される。ユニットがイントラモードで符号化される時、そのユニットは、イントラ予測(160)を実行する。インターモードでは、動き推定(175)及び動き補償(170)が実行される。エンコーダは、ユニットを符号化するためにイントラモード又はインターモードのうちの一方を使用すべきかを判断し(105)、例えば、予測モードフラグによってイントラ/インターの判断を示す。予測残差は、例えば、元の画像ブロックから予測ブロックを減算することによって(110)、計算される。
次いで、その予測残差は、変換(125)及び量子化される(130)。量子化された変換係数、並びに動きベクトル及び他のシンタックス要素は、ビットストリームを出力するためにエントロピ符号化される(145)。エンコーダは、変換をスキップし、量子化を非変換残差信号に直接適用することができる。エンコーダは、変換及び量子化の両方をバイパスすることができ、すなわち、残差は、変換プロセス又は量子化プロセスを適用することなく直接符号化される。
エンコーダは、符号化されたブロックを復号化して、更なる予測のための参照を提供する。量子化された変換係数は、逆量子化され(140)、逆変換されて(150)、予測残差を復号化する。復号化された予測残差、及び予測されたブロックを組み合わせると(155)、画像ブロックが再構成される。ループ内フィルタ(165)が、再構成されたピクチャに適用され、例えば、非ブロック化/SAO(サンプル適応オフセット、Sample Adaptive Offset)フィルタ処理を実行して、符号化アーチファクトを低減する。フィルタ処理された画像は、参照ピクチャバッファ(180)に記憶される。
図2は、ビデオデコーダ200のブロック図を示している。デコーダ200では、以下に説明されるように、ビットストリームが、デコーダ要素によって復号化される。ビデオデコーダ200は、一般に、図1に説明したような符号化パスとは逆向きの復号化パスを実行する。エンコーダ100もまた、通常、ビデオデータ符号化の一部として、ビデオ復号化を実行する。
特に、デコーダの入力は、ビデオビットストリームを含み、これは、ビデオエンコーダ100によって生成され得る。ビットストリームは、まず、変換係数、動きベクトル、及び他の符号化情報を取得するために、エントロピ復号化される(230)。ピクチャ分割情報は、ピクチャがどのように分割されているかを示す。したがって、デコーダは、復号化されたピクチャ分割情報に従って、ピクチャを分割し得る(235)。変換係数は、逆量子化され(240)、逆変換されて(250)、予測残差を復号化する。復号化された予測残差、及び予測されたブロックを組み合わせると(255)、画像ブロックが再構成される。予測されたブロックは、イントラ予測(260)又は動き補償予測(すなわち、インター予測)(275)から取得され得る(270)。ループ内フィルタ(265)が、再構成された画像に適用される。フィルタ処理された画像は、参照ピクチャバッファ(280)に記憶される。
復号化されたピクチャは、復号化後処理(285)、例えば、逆色変換(例えば、YCbCr 4:2:0からRGB4:4:4への変換)、又は符号化前処理(101)で実行された再マッピングプロセスの逆を実行する逆再マッピングを更に経ることができる。復号化後処理は、符号化前処理において導出され、ビットストリームにおいてシグナリングされたメタデータを使用することができる。
図6は、様々な態様及び実施形態が実装されているシステムの一例のブロック図を示している。システム1000は、以下に説明する様々なコンポーネントを含むデバイスとして具現化することができ、本文書に説明する態様のうちの1つ以上を実行するように構成されている。このようなデバイスの例としては、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、デジタルマルチメディアセットトップボックス、デジタルテレビ受信機、パーソナルビデオ録画システム、接続型家電、及びサーバなどの様々な電子デバイスが挙げられるが、これらに限定されない。システム1000の要素は、単独で、又は組み合わせて、単一の集積回路(IC)、複数のIC、及び/又は別個のコンポーネントで具現化され得る。例えば、少なくとも1つの実施形態では、システム1000の処理要素及びエンコーダ要素/デコーダ要素は、複数のIC及び/又は個別のコンポーネントにわたって分散される。様々な実施形態では、システム1000は、例えば、通信バスを経由して、又は専用の入力ポート及び/若しくは出力ポートを介して、1つ以上の他のシステム又は他の電子デバイスに通信可能に結合される。様々な実施形態では、システム1000は、本文書に説明されている態様のうちの1つ以上を実装するように構成されている。
システム1000は、少なくとも1つのプロセッサ1010を含み、プロセッサ1010は、例えば、本文書に説明される様々な態様を実装するために、その中にロードされた命令を実行するように構成されている。プロセッサ1010は、埋め込みメモリ、入出力インターフェース、及び技術分野において既知の様々な他の回路を含むことができる。システム1000は、少なくとも1つのメモリ1020(例えば、揮発性メモリデバイス及び/又は不揮発性メモリデバイス)を含む。システム1000は、記憶デバイス1040を含み、これは、不揮発性メモリ及び/又は揮発性メモリを含むことができ、これらのメモリとしては、これらに限定されないが、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、EEPROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable Read-Only Memory、PROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory、DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory、SRAM)、フラッシュ、磁気ディスクドライブ、及び/又は光ディスクドライブが挙げられる。記憶デバイス1040は、非限定的な実施例として、内部記憶デバイス、取り付けられた記憶デバイス(着脱可能及び着脱不能な記憶デバイスを含む)、及び/又はネットワークアクセス可能記憶デバイスを含むことができる。
システム1000は、例えば、データを処理して符号化ビデオ又は復号化ビデオを提供するように構成されたエンコーダ/デコーダモジュール1030を含み、そのエンコーダ/デコーダモジュール1030は、それ自体のプロセッサ及びメモリを含むことができる。エンコーダ/デコーダモジュール1030は、符号化機能及び/又は復号化機能を実行するためにデバイスに含めることのできるモジュールを表す。既知であるように、デバイスは、符号化モジュール及び復号化モジュールのうちの一方又は両方を含むことができる。更に、エンコーダ/デコーダモジュール1030は、システム1000の別個の要素として実装することができる、又は当業者に既知であるように、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとしてプロセッサ1010内に組み込むことができる。
本文書に説明される様々な態様を実行するためにプロセッサ1010又はエンコーダ/デコーダ1030にロードされるプログラムコードは、記憶デバイス1040に記憶することができ、その後、プロセッサ1010による実行のためにメモリ1020にロードすることができる。様々な実施形態に従って、プロセッサ1010、メモリ1020、記憶デバイス1040、及びエンコーダ/デコーダモジュール1030のうちの1つ以上は、本文書に記憶される処理の実行中に様々なアイテムのうちの1つ以上を記憶することができる。かかる記憶されたアイテムは、これらに限定されないが、入力ビデオ、復号化ビデオ、又は復号化ビデオの一部分、ビットストリーム、行列、変数、並びに、方程式、式、動作、及び動作論理の処理からの中間結果又は最終結果を含むことができる。
いくつかの実施形態では、プロセッサ1010及び/又はエンコーダ/デコーダモジュール1030の内部のメモリを使用して、命令を記憶し、かつ符号化中又は復号化中に必要とされる処理のための作業メモリを提供する。しかしながら、他の実施形態では、処理デバイス(処理デバイスは例えば、プロセッサ1010又はエンコーダ/デコーダモジュール1030のいずれかとすることができる)の外部のメモリが、これらの機能のうちの1つ以上のために使用される。外部メモリは、メモリ1020及び/又は記憶デバイス1040、例えば、ダイナミック揮発性メモリ及び/又は不揮発性フラッシュメモリとすることができる。いくつかの実施形態では、外部不揮発性フラッシュメモリを使用して、例えば、テレビのオペレーティングシステムを記憶する。少なくとも1つの実施形態では、RAMなどの高速な外部の動的揮発性メモリは、MPEG-2(MPEGはMoving Picture Experts Groupと称され、MPEG-2はISO/IEC13818とも称され、13818-1はH.222としても知られ、13818-2はH.262としても知られている)、HEVC(HEVCは高効率映像符号化(High Efficiency Video Coding)と称され、H.265及びMPEG-H Part2としても知られている)、又はVVC(Joint Video Experts Team、JVETによって開発中の新しい標準である多用途ビデオコーディング(Versatile Video Coding))などのビデオの符号化動作及び復号化動作のための作業メモリとして使用される。
システム1000の要素への入力は、ブロック1130に示されるように、様々な入力デバイスを通じて提供することができる。そのような入力デバイスには、(i)例えば、放送事業者による放送によって送信されるRF信号を受信する無線周波数(radio frequency、RF)部分、(ii)コンポーネント(COMP)入力端子(又はCOMP入力端子のセット)、(iii)ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)入力端子、及び/又は(iv)高解像度マルチメディアインターフェース、HDMI)入力端子が含まれるが、これらに限定されない。図6には示されていないが、他の例としては、コンポジットビデオが挙げられる。
様々な実施形態では、ブロック1130の入力デバイスは、技術分野で既知であるように、関連するそれぞれの入力処理要素を有する。例えば、RF部分は、(i)所望の周波数を選択すること(信号を選択すること、又は信号をある帯域の周波数に帯域制限することとも称される)と、(ii)選択された信号をダウンコンバートすることと、(iii)(例えば)特定の実施形態でチャネルと称され得る信号周波数帯域を選択するために、より狭い帯域の周波数に再び帯域制限することと、(iv)ダウンコンバートされ、帯域制限された信号を復調することと、(v)エラー訂正を実行することと、(vi)所望のデータパケットのストリームを選択するために逆多重化することと、に好適な要素と関連付けられ得る。様々な実施形態のRF部分は、これらの機能を実行する1つ以上の要素、例えば、周波数セレクタ、信号セレクタ、バンドリミッタ、チャネルセレクタ、フィルタ、ダウンコンバータ、復調器、エラー訂正器、及びデマルチプレクサを含む。RF部分は、様々なこれらの機能を実行するチューナを含むことができ、例えば、受信した信号をより低い周波数(例えば、中間周波数又は近ベースバンド周波数)に又はベースバンドにダウンコンバートすることを含む。セットトップボックスの一実施形態では、RF部分及びその関連する入力処理要素は、有線(例えば、ケーブル)媒体を介して送信されるRF信号を受信し、所望の周波数帯域にフィルタリング、ダウンコンバート、及び再フィルタリングすることによって周波数選択を実行する。様々な実施形態では、上で説明される(及び他の)要素の順序を並べ替える、これらの要素の一部を削除する、並びに/又は、類似若しくは異なる機能を実行する他の要素を追加する。要素を追加することは、例えば、増幅器及びアナログ-デジタル変換器を挿入するなど、既存の要素間に要素を挿入することを含み得る。様々な実施形態において、RF部分は、アンテナを含む。
加えて、USB端子及び/又はHDMI端子は、システム1000をUSB接続及び/又はHDMI接続にわたって他の電子デバイスに接続するためのそれぞれのインターフェースプロセッサを含むことができる。入力処理の様々な側面、例えば、リード-ソロモンエラー訂正は、例えば、必要に応じて、別個の入力処理IC内で実装する、又はプロセッサ1010内で実装することができることを理解されたい。同様に、USB又はHDMIインターフェース処理の側面は、必要に応じて、別個のインターフェースIC内で、又はプロセッサ1010内で実装することができる。復調され、エラー訂正され、逆多重化されたストリームは、例えば、プロセッサ1010、並びにメモリ及び記憶要素と組み合わせて動作して、出力デバイス上に提示するのに必要なデータストリームを処理するエンコーダ/デコーダ1030を含む、様々な処理要素に提供される。
システム1000の様々な要素は、一体型ハウジング内に設けることができ、一体型ハウジング内では、様々な要素は、適切な接続構成、例えば、Inter-IC(I2C)バス、配線、及びプリント回路基板を含む、技術分野で既知の内部バスを使用して相互に接続され、互いの間でデータを送信することができる。
システム1000は、通信チャネル1060を介して他のデバイスとの通信を可能にする通信インターフェース1050を含む。通信インターフェース1050は、通信チャネル1060上でデータを送信及び受信するように構成されたトランシーバを含むことができるが、これに限定されない。通信インターフェース1050は、モデム又はネットワークカードを含むことができるが、これらに限定されず、通信チャネル1060は、例えば、有線媒体及び/又は無線媒体内に実装することができる。
データは、様々な実施形態において、Wi-Fiネットワーク、例えば、IEEE802.11(IEEEは、the Institute of Electrical and Electronics Engineersを指す)などの無線ネットワークを使用して、システム1000にストリーミングされるか、又は他の方法で提供される。これらの実施形態のWi-Fi信号は、Wi-Fi通信のために適応された通信チャネル1060及び通信インターフェース1050を介して受信される。これらの実施形態の通信チャネル1060は、典型的に、ストリーミングアプリケーション及び他のオーバザトップ通信を可能にするためにインターネットを含む、外部ネットワークへのアクセスを提供するアクセスポイント又はルータに接続される。他の実施形態では、入力ブロック1130のHDMI接続を介してデータを配信するセットトップボックスを使用して、システム1000にストリーミングデータを提供する。更に他の実施形態では、入力ブロック1130のRF接続を使用して、システム1000にストリーミングデータを提供する。上で示されるように、様々な実施形態は、データをストリーミング以外の様式で提供する。加えて、様々な実施形態は、Wi-Fi以外の無線ネットワーク、例えば、セルラネットワーク又はBluetoothネットワークを使用する。
システム1000は、ディスプレイ1100、スピーカ1110、及び他の周辺デバイス1120を含む様々な出力デバイスに出力信号を提供することができる。様々な実施形態のディスプレイ1100は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、湾曲ディスプレイ、及び/又は折り畳み可能なディスプレイのうちの1つ以上を含む。ディスプレイ1100は、テレビジョン、タブレット、ラップトップ、携帯電話(移動電話)、又は他のデバイス用であり得る。ディスプレイ1100はまた、他のコンポーネントに統合され得るか(例えば、スマートフォンのように)、又は別個(例えば、ラップトップ用の外部モニタ)であり得る。他の周辺デバイス1120としては、実施形態の様々な例において、スタンドアロンデジタルビデオディスク(又はデジタル多用途ディスク)(両方の用語の略称としてDVR、digital versatile disc)、ディスクプレーヤ、ステレオシステム、及び/又は照明システムのうちの1つ以上が挙げられる。様々な実施形態は、システム1000の出力に基づいて機能を提供する1つ以上の周辺デバイス1120を使用する。例えば、ディスクプレーヤは、システム1000の出力を再生する機能を実行する。
様々な実施形態では、制御信号が、システム1000とディスプレイ1100、スピーカ1110、又は他の周辺デバイス1120との間で、AV.Link、Consumer Electronics Control(CEC)、又はユーザ介入の有無にかかわらずデバイス間の制御を可能にする他の通信プロトコルなどのシグナリングを使用して通信される。出力デバイスは、それぞれのインターフェース1070、1080、及び1090を通じた専用接続を介してシステム1000に通信可能に結合することができる。代替的に、出力デバイスは、通信インターフェース1050を介して通信チャネル1060を使用して、システム1000に接続することができる。ディスプレイ1100及びスピーカ1110は、例えば、テレビジョンなどの電子デバイス内のシステム1000の他のコンポーネントと単一のユニットに統合され得る。様々な実施形態において、ディスプレイインターフェース1070は、ディスプレイドライバ、例えば、タイミングコントローラ(timing controller、T Con)チップなどを含む。
代替的に、例えば、入力1130のRF部分が個別のセットトップボックスの一部分である場合、ディスプレイ1100及びスピーカ1110は、代替的に、他のコンポーネントのうちの1つ以上から分離することができる。ディスプレイ1100及びスピーカ1110が外部コンポーネントである様々な実施形態では、出力信号は、例えば、HDMIポート、USBポート、又はCOMP出力を含む専用の出力接続を介して提供することができる。
実施形態は、プロセッサ1010によって実装されるコンピュータソフトウェアによって、又はハードウェアによって、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって、実行することができる。非限定的な例として、実施形態は、1つ以上の集積回路によって実装することができる。メモリ1020は、技術環境に適した任意のタイプとすることができ、非限定的な例として、光学メモリデバイス、磁気メモリデバイス、半導体ベースのメモリデバイス、固定メモリ、及び取り外し可能なメモリなどの任意の適切なデータ記憶技術を使用して実装することができる。プロセッサ1010は、技術環境に適切な任意のタイプとすることができ、非限定的な例として、マイクロプロセッサ、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、及びマルチコアアーキテクチャに基づくプロセッサ、のうちの1つ以上を包含することができる。
様々な実装形態は、復号化することを含む。本出願で使用される「復号化」は、例えば、表示するのに適した最終出力を生成するために、受信した符号化シーケンスに対して実行される処理の全て又は一部を包含することができる。様々な実施形態において、このような処理は、例えば、エントロピ復号化、逆量子化、逆変換、及び差動復号化など、デコーダによって一般的に実行される処理のうちの1つ以上を含む。様々な実施形態では、そのようなプロセスにはまた、若しくは代替的に、本出願に記載される様々な実装形態のデコーダによって実施されるプロセスも含まれる。
更なる例として、一実施形態では「復号化」はエントロピ復号化のみを指し、別の実施形態では「復号化」は差動復号化のみを指し、別の実施形態では「復号化」はエントロピ復号化及び差動復号化の組み合わせを指す。「復号化処理」という句が、操作のサブセットを具体的に指すことを意図しているか、又はより広範な復号化処理を一般的に指すことを意図しているかは、特定の説明の文脈に基づいて明らかになり、当業者にはよく理解されると考えられる。
様々な実装形態は、符号化することを含む。本出願で使用される「符号化」は、「復号化」に関する上記の説明と同様に、例えば、符号化されたビットストリームを生成するために入力ビデオシーケンスに対して実行される処理の全て又は一部を包含することができる。様々な実施形態において、このような処理は、例えば、分割、差動符号化、変換、量子化、及びエントロピ符号化など、エンコーダによって一般的に実行される処理のうちの1つ以上を含む。様々な実施形態では、そのようなプロセスにはまた、若しくは代替的に、本出願に記載される様々な実装形態のエンコーダによって実施されるプロセスも含まれる。
更なる例として、一実施形態では、「符号化」は、エントロピ符号化のみを指し、別の実施形態では、「符号化」は、差動符号化のみを指し、別の実施形態では、「符号化」は、差動符号化とエントロピ符号化との組み合わせを指す。「符号化処理」という句が、操作のサブセットを具体的に指すことを意図しているか、又はより広範な符号化処理を一般的に指すことを意図しているかは、特定の説明の文脈に基づいて明らかになり、当業者にはよく理解されると考えられる。
本明細書で使用されるシンタックス要素は、説明上の用語であることに留意されたい。したがって、これらは他のシンタックス要素名の使用を排除するものではない。
図がフローチャートとして提示されている場合、その図は対応する装置のブロック図も提供するものと理解されたい。同様に、図がブロック図として提示されている場合、その図は対応する方法/処理のフローチャートも提供するものと理解されたい。
様々な実施形態が、パラメトリックモデル又はレート歪み最適化に関連し得る。特に、符号化プロセス中に、レートと歪みとの間のバランス又はトレードオフは、通常、多くの場合は計算の複雑さの制約を与えるものと考えられる。これは、レート歪み最適化(RDO)メトリックによって、あるいは最小二乗平均(LMS)、絶対誤差平均(MAE)、又は他のそのような測定によって測定することができる。レート歪み最適化は、通常、レートと歪みとの加重和であるレート歪み関数を最小化するように定式化される。レート歪み最適化問題を解くには、異なるアプローチがある。例えば、これらのアプローチは、全ての考慮されるモード又は符号化パラメータ値を含む全ての符号化オプションの広範なテストに基づき得、それらの符号化コスト、並びに符号化及び復号化後の再構成された信号の関連する歪みの完全な評価を伴う。また、符号化の複雑さを軽減するために、より高速なアプローチ、特に、再構成された信号ではなく、予測又は予測残差信号に基づく近似歪みの計算を使用することもできる。これらの2つのアプローチを組み合わせて使用することもでき、例えば、可能な符号化オプションの一部のみに対して近似歪みを使用し、他の符号化オプションに対しては完全な歪みを使用することができる。他のアプローチでは、可能な符号化オプションのサブセットのみを評価する。より一般的には、多くのアプローチは、最適化を実行するために様々な技術のいずれかを採用するが、最適化は、必ずしも符号化コスト及び関連する歪みの両方の完全な評価ではない。
本明細書に説明された実装形態及び態様は、例えば、方法又はプロセス、装置、ソフトウェアプログラム、データストリーム、又は信号において実装することができる。たとえ単一の形式の実装形態の文脈でのみ考察される場合でも(例えば、方法としてのみ考察される)、考察された特徴の実装形態は、他の形式(例えば、装置又はプログラム)でも実装することができる。装置は、例えば、適切なハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアにおいて実装することができる。この方法は、例えば、コンピュータ、マイクロプロセッサ、集積回路、又はプログラマブル論理デバイスを含む、一般に処理デバイスを指すプロセッサで実装され得る。プロセッサはまた、例えば、コンピュータ、携帯電話、携帯型/パーソナルデジタルアシスタント(「PDA」)及びエンドユーザ間の情報の通信を容易にする他のデバイスなどの通信デバイスを含む。
「一実施形態」又は「実施形態」又は「一実装形態」又は「実装形態」、及びそれらの他の変形形態の言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、特性などが、少なくとも一実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の様々な場所に現れる「一実施形態では」又は「実施形態では」又は「一実装形態では」又は「実装形態では」という語句の出現、並びに任意の他の変形例は、必ずしも全てが同じ実施形態を指すものではない。
加えて、本出願は、様々な情報を「判定する」ことに言及し得る。情報を判定することは、例えば、情報を推定すること、情報を計算すること、情報を予測すること、又は情報をメモリから取り出すことのうちの1つ以上を含むことができる。
更に、本出願は、様々な情報に「アクセスすること」に言及する場合がある。情報にアクセスすることは、例えば、情報を受信すること、(例えば、メモリから)情報を取得すること、情報を記憶すること、情報を移動すること、情報をコピーすること、情報を計算すること、情報を判定すること、情報を予測すること、又は情報を推定することのうちの1つ以上を含むことができる。
加えて、本出願は、様々な情報を「受信すること」に言及する場合がある。受信することは、「アクセスすること」と同様に、広義の用語であることを意図している。情報を受信することは、例えば、情報にアクセスすること、又は(例えば、メモリから)情報を取得することのうちの1つ以上を含むことができる。更に、「受信すること」は、一般には、例えば、情報を記憶する、情報を処理する、情報を送信する、情報を移動する、情報をコピーする、情報を消去する、情報を計算する、情報を判定する、情報を予測する、又は情報を推定するなどの操作時に、何らかの形で関与する。
例えば、「A/B」、「A及び/又はB(A and/or B)」及び「A及びBのうちの少なくとも1つ(at least one of A and B)」の場合、次の「/」、「及び/又は(and/or)」、及び「のうちの少なくとも1つ(at least one of)」のいずれかの使用は、第1のリストされた選択肢(A)のみの選択、又は第2のリストされた選択肢(B)のみの選択、又は両方の選択肢(A及びB)の選択を包含することが意図されていることを理解されるべきである。更なる実施例として、「A、B、及び/又はC(A, B, and/or C)」及び「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ(at least one of A, B, and C)」の場合、かかる表現は、第1のリストされた選択肢(A)のみの選択、又は第2のリストされた選択肢(B)のみの選択、又は第3のリストされた選択肢(C)のみの選択、又は第1及び第2のリストされた選択肢(A及びB)のみの選択、又は第1及び第3のリストされた選択肢(A及びC)のみの選択、又は第2及び第3のリストされた選択肢のみの選択(B及びC)のみ、又は3つ全ての選択肢の選択(A及びB及びC)を包含することが意図される。このことは、技術分野及び関連技術分野の当業者に明らかであるように、リストされたアイテムの数だけ拡張され得る。
また、本明細書で使用される時、「シグナリングする」という語は、特に、対応するデコーダに対して何かを示すことを意味する。例えば、特定の実施形態では、エンコーダは、複数の変換、符号化モード又はフラグのうちの特定の1つをシグナリングする。このように、ある実施形態では、同じ変換、パラメータ又はモードが、エンコーダ側及びデコーダ側の両方で使用される。したがって、例えば、エンコーダは、デコーダが同じ特定のパラメータを使用することができるように、特定のパラメータをデコーダに送信する(明示的なシグナリング)ことができる。逆に、デコーダが既にその特定のパラメータ及び他のパラメータを有する場合は、単にデコーダがその特定のパラメータを認識及び選択することを可能にするように、送信を行わないシグナリング(暗黙的なシグナリング)を使用することができる。いかなる実際の機能の送信も回避することにより、様々な実施形態において、ビットの節約が実現される。シグナリングは、様々な方式で達成され得ることを理解されたい。例えば、1つ以上のシンタックス要素、フラグなどが、様々な実施形態において、対応するデコーダに情報をシグナリングするために使用される。上記は、「信号(signal)」という語の動詞形に関するものであるが、「信号」という語は、本明細書では名詞としても使用され得る。
当業者には明らかであるように、実装形態は、例えば、記憶又は送信することができる情報を搬送するようにフォーマットされた様々な信号を生成することができる。情報は、例えば、方法を実行するための命令、又は説明されている実装形態の1つによって生成されるデータを含むことができる。例えば、信号は、説明されている実施形態のビットストリームを搬送するようにフォーマットすることができる。このような信号は、例えば、電磁波として(例えば、スペクトルの無線周波数部分を使用する)、又はベースバンド信号としてフォーマットすることができる。フォーマットすることは、例えば、データストリームを符号化すること、及び符号化されたデータストリームでキャリアを変調することを含むことができる。信号が搬送する情報は、例えば、アナログ情報又はデジタル情報とすることができる。信号は、既知であるように、様々な異なる有線リンク又は無線リンクを介して送信することができる。信号は、プロセッサ可読媒体に記憶することができる。
本発明者らは、様々な請求項のカテゴリ及びタイプにわたって、いくつかの実施形態を説明している。これらの実施形態の特徴は、単独で、又は任意の組み合わせで提供することができる。更に、実施形態は、様々な請求項のカテゴリ及びタイプにわたって、以下の特徴、デバイス、又は態様の1つ以上を、単独で、又は組み合わせで含むことができる。
・ローカルクロマ量子化パラメータ制御を無効化するシンタックスを使用してビデオデータを符号化又は復号化するためのプロセス又はデバイス。
・ローカルクロマ量子化パラメータ制御を無効化するシンタックスを使用してビデオデータを符号化又は復号化するためのプロセス又はデバイスであって、ローカルクロマ量子化パラメータ制御がローカルルーマ量子化パラメータによって制御される、プロセス又はデバイス。
・ローカルクロマ量子化パラメータ制御を無効化するシンタックスを使用してビデオデータを符号化又は復号化するためのプロセス又はデバイスであって、ローカルクロマ量子化パラメータ制御がローカルルーマ量子化パラメータ制御とは異なる別個のシンタックスによって制御される、プロセス又はデバイス。
・HEVC又はVVCビデオ規格による上記のプロセス又はデバイスのうちの1つ。
・記載されたシンタックス要素又はそのバリエーションのうちの1つ又は複数を含むビットストリーム又は信号。
・記載された実施形態のうちのいずれかにより生成された情報を搬送するシンタックスを含むビットストリーム又は信号。
・記載された実施形態のいずれかによる、生成及び/又は送信及び/又は受信及び/又は復号化。
・記載された実施形態のいずれかによる、方法、プロセス、装置、命令記憶媒体、データ記憶媒体、又は信号。
・エンコーダによって使用される方法に対応する方法で、デコーダが符号化モードを決定することを可能にするシグナリングシンタックス要素を挿入する。
・記載されたシンタックス要素又はそのバリエーションのうちの1つ又は複数を含むビットストリーム又は信号を作成及び/又は送信及び/又は受信及び/又は復号化する。
・記載された実施形態のいずれかに従って変換方法を実行する、テレビ、セットトップボックス、携帯電話、タブレット、又は他の電子デバイス。
・記載された実施形態のいずれかに従って変換方法の決定を実行し、得られた画像を(例えば、モニタ、スクリーン、又は他のタイプのディスプレイを使用して)表示する、テレビ、セットトップボックス、携帯電話、タブレット、又は他の電子デバイス。
・符号化された画像を含む信号を受信するために(例えば、チューナを使用して)チャネルを選択、帯域制限、又はチューニングし、記載された実施形態のいずれかに従って変換方法を実行する、テレビ、セットトップボックス、携帯電話、タブレット、又は他の電子デバイス。
・符号化された画像を含む信号を(例えば、アンテナを使用して)無線で受信し、記載された変換方法を実行する、テレビ、セットトップボックス、携帯電話、タブレット、又は他の電子デバイス。

Claims (15)

  1. 方法であって、
    クロマ量子化に使用される少なくとも1つの量子化パラメータに基づいて、少なくとも1つのビデオブロックを量子化することと、
    前記量子化された少なくとも1つのビデオブロックと、前記少なくとも1つの量子化パラメータを示すシンタックスとを符号化することと、
    を含む、方法。
  2. 装置であって、
    プロセッサであって、
    クロマ量子化に使用される少なくとも1つの量子化パラメータに基づいて、少なくとも1つのビデオブロックを量子化することと、
    前記量子化された少なくとも1つのビデオブロックと、前記少なくとも1つの量子化パラメータを示すシンタックスとを符号化することと、
    を実行するように構成されたプロセッサを備える、
    装置。
  3. 方法であって、
    ビデオビットストリームを、少なくとも1つの符号化されたビデオブロックのクロマ量子化に使用される少なくとも1つの量子化パラメータを制御するために使用されるシンタックスについて解析することと、
    前記シンタックスに基づき、前記少なくとも1つの量子化パラメータを使用して前記少なくとも1つのビデオブロックを復号化することと、
    を含む、方法。
  4. 装置であって、
    プロセッサであって、
    ビデオビットストリームを、少なくとも1つの符号化されたビデオブロックのクロマ量子化に使用される少なくとも1つの量子化パラメータを制御するために使用されるシンタックスについて解析することと、
    前記シンタックスに基づき、前記少なくとも1つの量子化パラメータを使用して前記少なくとも1つのビデオブロックを復号化することと、
    を実行するように構成されたプロセッサを備える、
    装置。
  5. 前記シンタックスは、ローカルルーマ量子化パラメータ制御を制御するためのフラグを含む、請求項1若しくは請求項3に記載の方法、又は請求項2若しくは請求項4に記載の装置。
  6. 前記シンタックスは、ローカルクロマ量子化パラメータ制御を制御するための少なくとも1つのフラグを含む、請求項1若しくは請求項3に記載の方法、又は請求項2若しくは請求項4に記載の装置。
  7. 前記シンタックスはno_qp_delta_constraint_flagを含む、請求項1若しくは請求項3に記載の方法、又は請求項2若しくは請求項4に記載の装置。
  8. 前記シンタックスはno_chroma_qp_offset_constraint_flagを含む、請求項1若しくは請求項3に記載の方法、又は請求項2若しくは請求項4に記載の装置。
  9. 前記シンタックスは高効率ビデオ符号化H.265規格に対応する、請求項1若しくは請求項3~8のいずれか一項に記載の方法、又は請求項2若しくは請求項4~8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記シンタックスは多用途ビデオ符号化H.266規格に対応する、請求項1若しくは請求項3~8のいずれか一項に記載の方法、又は請求項2若しくは請求項4~8のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記シンタックスはルーマ量子化制御に使用される、請求項1若しくは請求項3に記載の方法、又は請求項2若しくは請求項4に記載の装置。
  12. デバイスであって、
    請求項4~11のいずれか一項に記載の装置と、
    (i)信号を受信するように構成されたアンテナであって、前記信号がビデオブロックを含む、アンテナ、(ii)受信された前記信号を、前記ビデオブロックを含む周波数帯域に制限するように構成されたバンドリミッタ、及び(iii)ビデオブロックを表す出力を表示するように構成されたディスプレイ、のうちの少なくとも1つと、を備える、デバイス。
  13. 請求項1及び5~11のいずれか一項に記載の方法に従って生成された、又は請求項2及び5~11のいずれか一項に記載の装置によって生成された、プロセッサを使用して再生するためのデータコンテンツを含む、非一時的なコンピュータ可読媒体。
  14. プロセッサを使用して再生するための、請求項1及び5~11のいずれか一項に記載の方法に従って、又は請求項2及び5~11のいずれか一項に記載の装置によって生成されたビデオデータを含む、信号。
  15. コンピュータプログラム製品であって、前記プログラムがコンピュータによって実行される時、請求項1、3及び5~11のいずれか一項に記載の方法を前記コンピュータに実行させる命令を含む、コンピュータプログラム製品。
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