JP2023514363A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023514363A
JP2023514363A JP2022549626A JP2022549626A JP2023514363A JP 2023514363 A JP2023514363 A JP 2023514363A JP 2022549626 A JP2022549626 A JP 2022549626A JP 2022549626 A JP2022549626 A JP 2022549626A JP 2023514363 A JP2023514363 A JP 2023514363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
tube
heat exchanger
matrix
tube heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022549626A
Other languages
English (en)
Inventor
バービル,リチャード
パーカー,リチャード
ダリモア,サミュエル
Original Assignee
リアクション エンジンズ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リアクション エンジンズ リミテッド filed Critical リアクション エンジンズ リミテッド
Publication of JP2023514363A publication Critical patent/JP2023514363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/10Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged one within the other, e.g. concentrically
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/16Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
    • F28D7/163Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation with conduit assemblies having a particular shape, e.g. square or annular; with assemblies of conduits having different geometrical features; with multiple groups of conduits connected in series or parallel and arranged inside common casing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/16Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/026Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
    • F28F9/027Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits in the form of distribution pipes
    • F28F9/0275Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits in the form of distribution pipes with multiple branch pipes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2210/00Heat exchange conduits
    • F28F2210/02Heat exchange conduits with particular branching, e.g. fractal conduit arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)

Abstract

シェルとシェル内の配管とを備えるシェルアンドチューブ型熱交換器。配管は、流管を備える。流管は、その長さに沿って複数の節点で分枝する。シェルアンドチューブ型熱交換器は、流管に流体結合された管マトリックスをさらに備える。【選択図】図1

Description

本開示は、シェルアンドチューブ型熱交換器およびそのような熱交換器の運転方法に関する。熱交換器は、ガスタービンエンジンおよびハイブリッドロケット型エンジンなどの航空宇宙システムにおける用途を有し得る。
既知の熱交換器は、シェルと、典型的にはシェル内に管束を備える配管とを含む。ある流体は管束を通過し、別の流体は管束の周りのシェルの容積を通過する。最初に異なる温度の流体を用いると、流体間の熱伝達が生じる。しかしながら、既知の構成は、材料およびそれに関連する質量に起因して、その用途に限界があり、そのため、軽量で効率的な設計を必要とする用途には適さない可能性がある。
本開示は、先行技術に関連する問題に対処し、および/または少なくともある程度改善することを目的とする。
本開示の第1の態様によれば、以下のものが提供される。
シェルアンドチューブ型熱交換器であって、
シェルと、
前記シェル内の配管であって、配管は流管を備え、前記流管はその長さに沿って複数の節点で分枝する、配管と、
前記流管に流体結合された管マトリックスと、
を備えるシェルアンドチューブ型熱交換器が提供される。
有利には、流管の連続的な分枝または分岐により、このような配管は、一方の端部で1つの入口に流体結合され、他方の端部で管マトリックスに流体結合された、究極的に極めて小さい断面、例えば100μm未満の直径の断面を有する流管を提供することができる。
節点は、流管の長さに沿った、流管が分枝または分岐する位置である。
任意に、それぞれの節点または分岐点において、流管は複数の副管に分枝または分岐する。
シェルは、管マトリックスに隣接して形成され得、マトリックスの管は、1つ以上のウェブまたはフィンによってシェルに結合され得る。このような構成は、有利には、低圧熱交換器の用途のような1つのマトリックスのみが必要とされる用途を有し得る。シェルは、例えば、付加製造技術によってマトリックスと一体的に形成され得る。材料は、金属、例えば、316Lステンレス鋼を含み得る。
副管は、流管の先行部分よりも直径が小さく、管の直径は、その後続の分枝に伴ってサイズが次第に減少するようになっている。このような構成は、副管の数の増加による全表面積の増大に伴う性能上の利点を提供することができる。
流管の長さに沿った節点における流管の副管への漸進的な分枝は、準フラクタル形態を有し得る。これは、分枝パターンが各節点で同一または類似した形で繰り返すことを意味する。
各々のそれぞれの副管は、例えば副管の範囲に対して略垂直に延在する共通の平面において整列された節点で、さらに分枝または分岐し得る。
任意に、各々の副管において分枝または分岐が生じるそれぞれの対応する節点は、オフセットされてもよく、または湾曲面において整列されてもよい。そのような構成は、よりコンパクトな分岐構造を可能にし得る。
流管の内部断面積は、任意に、分枝または分岐節点を通して、またはその領域内で、一定または概ね一定に維持され得る。すなわち、節点または分岐点を通る流管の全断面積が、流管が細分化するときに一定またはほぼ一定に維持される。このことにより、流管の節点における圧力集中を回避することができる。
流管の断面は、節点間で略円形であり得る。流管の断面は、非円形の形状、例えば涙滴形状を有し得る。管は、涙滴の丸みを帯びた先端がシェルの容積内の流体の流れに面するように構成され得る。このことにより、シェルを通過する流体の圧力降下を低減することができる。
流管は、シェルの容積内でバッフルとして機能することができるウェブによって支持され得る。これらは、シェル内の流れまたは流体を有利に方向付けることができ、停滞流領域を回避することもできる。
配管は、熱伝達媒体を導入するための流体入口または出口を有し得る。
任意に、流管は、管入口が複数の副管に分枝する主分枝節点をさらに備える。
各節点において、流管は、例えば2本、3本または4本の副管に分枝または分岐し得る。後続の節点において、副管の各々は、等しいまたは異なる数の更なる副管にそれぞれ分枝または分岐し得る。この分枝または分岐パターンは、次々と増える副管を形成し続け得る。
任意に、前記配管は、管モジュールとして形成される。このことは、熱交換器のスケーリングを可能にし得る。加えて、モジュール設計は、モジュールの保守点検または保守点検中の交換を可能にする。
管モジュールは、モジュールの全ての副管用の共通の入口を有し得る。管モジュールは、モジュールの全ての副管用の共通の出口を有し得る。
任意に、熱交換器は複数の管モジュールを備える。このようにして、熱交換器は、モジュールの数を選択することによって、要件に従ってサイズ決定され得る。
任意に、複数の管モジュールの各々は実質的に同一である。
任意に、複数の管モジュールの各々は前記シェルの回転軸の周りに配置される。
任意に、複数の管モジュールの各々は前記シェルの長手方向軸の周りに角度を成して離間して配置される。
任意に、各々の管モジュールは共通の流体入口に接続される。共通流体入口は、各々のモジュールに流体結合する管のウェブに流体結合され得る。
任意に、複数の管モジュールは、略リング状構造体を形成する。
任意に、リング状構造体は、それを貫通して画定された開口部を備える。
任意に、開口部はシェルの長手方向軸上に位置する。
任意に、リング状構造体の開口部内にプラグが設けられる。プラグは、その点におけるシェルの全断面積の約10%以下の表面積を有し得る。
任意に、前記管マトリックスは前記モジュール内に設けられる。各々のモジュールは、管マトリックスを備え得る。管マトリックスは、管の比較的密な配置、例えば、管マトリックス内の管の直径の2倍未満(例えば、管マトリックス内の管の直径と実質的に等しいかまたはそれ未満)の間隔を形成し得る。流管は、管マトリックスと流体連通している、より小さな副管へと次第に分枝し得る。流管が分枝するモジュールのセクションは、マトリックスへの流体送達のためのマニホールドを形成し得る。管マトリックスは、100本、1000本またはそれ以上の管を備え、用途に応じてサイズ決定され得る。マトリックスの管は、互いに等間隔で離間し得る。マトリックスの管は、例えばそれらの外縁に沿って、互いに結合され得る。マトリックスは、アレイ状に配置され得る管の塊を形成し得る。マトリックスは、シェル内の配管と共に配置され得る。
管マトリックスは、モジュール内の最小直径の管を備え得る。管マトリックスは、最大表面積をもたらし、ひいては、熱交換器における熱伝達の大部分をもたらし得る。
マトリックスの外側輪郭は、用途に応じて成形され得る。例えば、マトリックスは、リング、四辺形、円形、または任意の他の形状のセグメントの形態にある外側輪郭または外周を有し得る。このことにより、マトリックスは、位置決めされるシェルまたは空間または容積の輪郭に有利に適合することができる。
マトリックスの容積の形状は、直方体、円柱または任意の他の形状であり得る。
任意に、管マトリックスは、複数の略平行な管を備える。マトリックスの管は、互いに離間して、例えばアレイ状に配置され得る。マトリックスの管は、実質的に直線状の列に配置され得る。列は平行であり得る。マトリックスの管の間隔は均一であり得る。隣接列の管は、互いにオフセットされ得る、および/または交互の列に整列され得る。
任意に、管マトリックスは、マトリックスの管がシェルに対して軸方向に延在するように整列される。
任意に、管マトリックスの範囲は、概ねシェルの軸に対して垂直な平面上に位置決めされる。
支持フィンまたはリブがマトリックス内の隣接する管の間に設けられ得る。フィンは、マトリックス内の管の全長に沿って延在し得る。
任意に、別個の支持フィンまたはリブが、マトリックス内の隣接する管の間に、マトリックスの管の長さに沿って間隔を置いて設けられ得る。フィンまたはリブのこのような配置は、マトリックスにおける熱勾配の適応を助けることができる。フィンまたはリブの間隔は、フィンまたはリブの幅とほぼ等しい間隔であり得る。
フィンは、実質的に平坦なストリップの形態にあり得る。
任意に、別個の支持フィンが、管のマトリックス全体にわたって互い違いに離間して設けられ得る。このような配置は、熱勾配の適応における利点を依然として提供しながら、質量を低減することができる。
任意に、管モジュールは、付加製造プロセスを使用して製造され得る。マトリックスは、分枝管セクションおよび/または集約管セクションと一体的に形成され得る。
モジュールの材料は、用途に応じて選択され得る。材料は、316Lステンレス鋼などのステンレス鋼、アルミニウムおよびチタンを含み得る。
任意に、管マトリックスの下流側において、各々の管は、その長さに沿って複数の節点で集約される。管のこの連続的な集約は、モジュールの分枝または分岐形態と同一または実質的に同一の形態を有し得、分枝に関連して説明した特徴は、副管の集約に等しく適用され得る。
任意に、管マトリックスは、分枝管セクションまたはマニホールドと集約管セクションまたはマニホールドとの間に配置され、それらに流体接続される。分枝管セクションおよび集約管セクションは、シェルの両側に位置決めされ得、マトリックスはシェル内のほぼ中央に位置合わせされる。
集約管セクションまたはマニホールドは、管のウェブに結合され得る。管のウェブは、管モジュールの各々に結合され得る。管のウェブは、共通の流体入口/出口を有し得る。
任意に、管のウェブ内の各々の管は、スパイラル状、例えば螺旋状に配置されたセクションを含み得る。この管のスパイラル配置は、熱交換器内の管モジュール(単数または複数)の熱膨張または収縮に対する適応をもたらし得るが、管の軸方向移動を可能にする。
スパイラルは、その回転軸が熱交換器シェルの中心長手方向軸と位置合わせされた状態で配置され得る。
任意に、モジュールの分枝管セクションは、集約セクションと実質的に同一の形態を有する。
任意に、シェルは丸みを帯びている。
任意に、シェルは略球形である。このことは、最大内容積を有するが、最小外表面積、ひいては最小限の材料のシェルを可能にする。このような形態はまた、内圧に耐える構造を提供することができる。
シェルは、ダクト、例えば円筒状ダクトとして形成され得る。マトリックスおよび流管は、前記ダクト内に設けられ得る。配管への入口および出口は、流管に対して非軸方向に、例えば実質的に垂直に延在し得る。入口および出口は、シェルの壁、たとえばダクトを貫通して延在し得、その中にマトリックスおよび配管が設けられる。
任意に、シェルは流体入口を備える。
任意に、シェルの入口は、ディフューザを介してシェルの内容積と流体連通している。ディフューザは、シェルの内面にほぼ一致する流路として形成され得る。
任意に、シェルはサーマルライナーを備える。このような配置により、シェルを均一な温度で維持することができ、ひいては熱応力を低減することができる。
任意に、サーマルライナーは、シェルの内面に実質的に一致し、シェルの内面から離間して、それらの間に流路を形成する。このことは、入口からシェルに流入する流体の少量のブリード流を可能にし得る。
本開示のさらなる態様によれば、第1の態様およびその任意の特徴に従うシェルアンドチューブ型熱交換器を運転する方法であって、
シェルに加熱剤または冷却剤を供給して前記シェルを満たすステップと、
前記シェル内の配管に流体を供給するステップと、
を含む方法が提供される。
加熱剤または冷却剤は、ディフューザを介して供給され得る。
加熱剤または冷却剤の少量のブリード流がサーマルライナーに供給され得る。このことにより、確実にシェルの上流側および下流側を等温にすることができる。
本開示の第3の態様によれば、第1の態様またはその任意の特徴に従う熱交換器を備えるエンジンまたは車両が提供される。
ここで、本開示について、以下の図面を参照ながら例を挙げて説明する。
シェルおよび配管を示す例示的な熱交換器の断面図である。 複数の管モジュールを示す図1の熱交換器の部分破断斜視図である。 ディフューザを示す図1の熱交換器の断面図である。 分岐マニホールドの漸進的な層を示す図である。 分岐マニホールドの斜視図である。 分岐マニホールドの平面図である。 分枝配管の複数の平坦な節点面を示す図である。 分枝配管の複数の湾曲した節点面を示す図である。 節点の第1の断面図を示す。 節点の一連の第2の断面図を示す。 連続的なフィン配列を有する管マトリックスの破断斜視図を示す。 離間したフィン配列を有する管マトリックスの破断斜視図を示す。 互い違いに離間されたフィン配列を有する管マトリックスの破断斜視図を示す。 一定温度での管マトリックスの破断図を示す。 熱勾配を受ける管マトリックスの破断図を示す。 モジュール取り付けの位置を強調した熱交換器の断面図を示す。 モジュール取り付けを示す熱交換器の拡大断面図を示す。 分岐マニホールドおよびマトリックスシェルによって取り囲まれたマトリックスセクションの斜視図を示す。 シェルおよび配管を示す例示的な熱交換器の断面図である。 代替のマトリックスの形態の一例を示す。 涙滴管断面の一例を示す図である。 熱交換器のシェル内に存在するバッフル支持体の一例を示す。
図1は、熱交換器全体を1で示す。熱交換器はシェル2を備え、シェル2は、図示されている例では、略球形である。シェル2は、シェル入口3を備える。シェル2はさらに、シェル出口4を備える。シェル入口3およびシェル出口4はともに、略円形の断面を有する。シェルは2つの半球体、すなわち流体がシェル2の容積内に導入される入口半球体27と、出口半球体28とを備える。シェル入口3は、入口半球体27の表面上に位置する。シェル出口4は、出口半球体28の表面に位置する。シェル出口4の位置は、シェル入口3の正反対の位置である。
シェル2内には、配管5が位置している。図示されている例では、配管5はシェル2を完全に貫通して延在する。配管5は、流管6を備える。流管6は、流管入口ウェブ29と流管出口ウェブ30とを備える。流管入口ウェブ29は、シェル2の出口半球体28に位置し、流管出口ウェブ30は、シェル2の入口半球体28に位置する。配管5は、用途に応じて加熱剤または冷却剤を供給することができる管入口7をさらに備える。管入口7は、シェル出口4の中央に位置し、シェル出口4よりも小さい直径を有する。管入口7は、流管入口ウェブ29にも流体接続される。流管6は、管出口8を有する。管出口8は、シェル入口3の中央に位置し、シェル入口3よりも小さい直径を有する。管出口8は、流管出口ウェブ30に流体接続される。管入口7および管出口8はともに、略円形の断面を有する。
ここで図1および図2を参照すると、流管6の流管入口ウェブ29と流管出口ウェブ30との間のセクションは、複数の管モジュール9を備える。この例では、8つの管モジュール9が存在する。管モジュール9は、実質的に同一のモジュールである。複数の管モジュール9は、シェル2の長手方向軸の周りに角度を成して配置される。管モジュール9のこの角度配置は、リング状構造体または略トロイダル構造体を形成する。複数の管モジュール9がまとめて配置されるときに、それらは略円形の外側輪郭を形成する。この円形の外側輪郭の表面は、シェル2の長手方向軸から全ての点においてほぼ等距離にある。管モジュール9は、シェル入口3とシェル出口4との間で実質的に等距離に離間されるように、シェル2の中心平面内に位置する。管モジュール9のリング状構造体は、それを貫通して画定された開口部を有する。開口部は、略円形であり、シェルの長手方向軸上に位置する。開口部は、開口部を塞ぐ中心線プラグ16によって覆われる、または封止される。このことにより、開口部によるシェル入口3とシェル出口4との流体接続が防止される。例えば、開口部は、シェル入口3とシェル出口4との間で等距離にあるシェル2の断面の約9分の1である。中心線プラグ16の代わりに別の管モジュール(図示せず)が使用されてもよい。
各々の管モジュール9は、分枝管セクションまたはマニホールド18を備える。各々の管モジュール9は、管マトリックス13をさらに備える。各々の管モジュール9はさらに、集約管セクションまたはマニホールド19を備える。分枝マニホールド18は、管マトリックス13に流体接続される。管マトリックス13は、集約マニホールド19に流体接続される。したがって、分枝マニホールド18は、集約マニホールド19に流体接続される。配管5は、複数の節点で分枝マニホールド18内の複数の副管へと分枝する。配管5は、複数の節点で集約マニホールド19内の単一の副管に集約される。このようにして、配管5の表面積は、分枝マニホールド18において大幅に増加する。配管5の表面積は、管マトリックス13において実質的に一定である。集約マニホールド19において、配管5の表面積は大幅に減少する。
管モジュール9は、管モジュール入口10備える。管モジュール入口10は、出口半球体28に位置する。管モジュール入口10には、流管6が分枝し始める節点が位置する。この節点は、主分枝節点として知られる。管モジュール9は、管モジュール出口11をさらに備える。管モジュール出口11には、集約マニホールドの副管が1つの単一管に集約される節点が位置する。この節点は、主集約節点として知られる。管モジュール出口11は、入口半球体27に位置する。管モジュール入口10および管モジュール出口11は、互いに流体接続される。管モジュール入口10および管モジュール出口11は、シェル2の長手方向軸と略平行な軸上に整列される。管モジュール入口10は、分枝マニホールド19および集約マニホールド18に流体接続される。
流管入口ウェブ29は、管入口7から管モジュール入口10までの流管6の長さを備える。流管入口ウェブ29は、最初は単一管である。流管入口ウェブ29は、次いで、分岐点12において複数のモジュール供給管へと分岐する。
流管入口ウェブ29はさらに、拡張螺旋体31を備える。拡張螺旋体31は、支持されている管モジュール9の軸方向の熱膨張または収縮を可能にする。すなわち、拡張螺旋体31は、熱交換器がシェル2に対する管モジュール9の熱膨張に対処できるようにする。熱交換器1全体にわたる極端な温度勾配は、関連するエンジンの始動中に発生する可能性があり、したがって、配管5が、過度の熱歪み無しにそのような極端な温度勾配に適応できることが重要である。入口ウェブにおいて、モジュール供給管の各々は、螺旋状に配置される。モジュール供給管6の数に応じて、二重螺旋体、三重螺旋体が形成され得る。拡張螺旋体は、完全に出口半球体28内に位置する。拡張螺旋体31はさらに、全長にわたってシェルの長手方向軸から等距離にある。拡張螺旋体31の後、流管入口ウェブ29は、管モジュール入口10に接続する。
図1を参照すると、管モジュール入口10は、管マトリックス13に流体接続される。各々の管モジュール9の管マトリックス13は全て、シェル入口3とシェル出口4との間で実質的に等距離に離間されるように、シェル2の中心平面内に位置する。管マトリックス13はさらに、管マトリックス入口14を備える。この例では、管マトリックス入口14は出口半球体28に位置する。
分枝マニホールド18は、管モジュール入口10から管マトリックス入口14までの管の長さを備える。分枝マニホールド18において、配管5の流管は、その長さに沿った複数の点において、さらに多くの副管へと分枝する。配管5が分かれるまたは分岐するたびに、後続の副管はそれぞれ、分割前の管よりも小さい直径を有する。分枝マニホールド18において、副管が分枝または分岐する角度は実質的に一定である。配管5は、管モジュール入口10から管マトリックス入口14に達するまで繰り返し分枝する。副管を分枝するパターンは、サイズを縮小しながら実質的に繰り返される。このパターンはフラクタルパターンに類似していると考えることができる。
管マトリックス13はさらに、管マトリックス出口15を備える。管マトリックス出口は、入口半球体27に位置する。管マトリックス入口14および管マトリックス出口15は、互いに流体接続される。管マトリックス入口14および管マトリックス出口15は、シェルの長手方向軸と略平行な軸上に整列される。
マニホールドセクション18、19は、付加製造技術を用いて形成され得る。用途に応じた316Lステンレス鋼、アルミニウムおよびチタンなどの材料が、用途に応じて選択され得る。このことにより、配管の複雑な形態を可能にする。管のアスペクト比、すなわち管の外径に対する管の内径は、利用可能な製造公差、特に壁厚によって制限される。
付加製造技術が使用される場合、マニホールドセクションおよび管マトリックス13は、1つの連続片として形成され得る、または別々に製造されて、例えばマニホールドセクションをマトリックス管にろう付けすることによって接合され得る。
管マトリックス13は、複数の略平行な管を備える。管マトリックスの管は、配管5の最小直径の管である。管マトリックス13は、その管がシェル2の長手方向軸と略平行になるように整列される。管マトリックス入口14と管マトリックス出口15との間では、管マトリックスの管は、分枝も集約もしない。この例では、モジュールのマトリックスは、100を超える数のマトリックス管を備える。
管マトリックス出口15には、複数の副管がある。集約マニホールド19は、管マトリックス出口15と管モジュール出口11との間の配管5の長さを備える。集約マニホールド19は、複数の節点で配管5を集約する。このようにして、配管5は、各々の管モジュール出口11において、複数の副管から単一管に集約される。配管5が集約されるたびに、後続の副管はそれぞれ、副管を形成するために集約される管よりも大きい直径を有する。集約マニホールド19において、副管が集約される角度は実質的に一定である。副管が集約される角度は、副管が分枝する角度と実質的に同じである。配管5は、管マトリックス出口から管モジュール出口11まで繰り返し集約される。副管を集約するパターンは、サイズを拡大しながら実質的に繰り返される。
流管出口ウェブ30は、管モジュール出口11から管出口8までの流管6の長さを備える。流管出口ウェブ30において、流管6は、最初は複数のモジュール出口管である。各々の管モジュール出口11は、1つのモジュール出口管に対応する。すなわち、各々のモジュール出口管は、1つの管モジュール出口11に対応する。流管出口ウェブ30は、次いで、接合点17において複数のモジュール出口管を1つの単一管に接合する。この例では、この単一管は、管出口8に到達する前に分岐せず、他の管と接合もしない。
図1、図2および図3を参照すると、シェル2は、ディフューザ20をさらに備える。ディフューザ20は、入口半球体27に位置する。ディフューザ20は、シェル2の内面とディフューザ表皮21との間に通路を形成する。このディフューザは、低い圧力損失で入口流れを効率的に減速させるためのものである。ディフューザ表皮21は、シェル2の湾曲に実質的に追従する。ディフューザ表皮21は、シェル入口3を覆う。シェル2の内面とディフューザ表皮21との間に形成されたディフューザ通路79は、その長さの大部分にわたってほぼ一定の幅を有する。シェル2の内面とディフューザ表皮21との間に形成されたディフューザ通路79は、シェル入口3ではより厚みがある。これは、シェル入口3におけるシェル2が長手方向に延びているためである。シェル2の内面とディフューザ表皮21との間のディフューザ通路79は、ディフューザフィン22によって分割される。これらのディフューザフィンは、ディフューザ通路79を分流チャネルに分割する。これらの分流チャネルは、矩形断面を有する。この例では、チャネルの入口対出口面積比は1:4である。
ディフューザ20は、ディフューザ出口80をさらに備える。ディフューザ出口80は、ディフューザ通路79の端部に位置する。シェル2は、入口プレナム23をさらに備える。ディフューザ20は、ディフューザ出口80を介して入口プレナム23に流体接続される。シェル2は、出口プレナム24をさらに備える。入口プレナムと出口プレナムとは流体接続される。入口プレナム23および出口プレナム24は、管マトリックス13の管の間の空間を通して流体接続される。出口プレナム24は、シェル出口4に流体接続される。
ここで図1および図2を参照する。シェル2は、サーマルライナー25をさらに備える。サーマルライナー25は、入口プレナム23をシェル出口4と流体接続する。サーマルライナー25は、シェルの外面の温度を維持する。サーマルライナー25は、入口流体の少量のブリード流を供給することによって、確実に2つの半球体27、28を適度に等温にする。このことは、このようにしなければ生じることになる高い熱応力を除去する。サーマルライナー25の大部分は、シェル2の出口半球体28に位置する。サーマルライナー25は、シェル2の内面とサーマルライナー表皮26との間に通路を形成する。サーマルライナー表皮26は、シェル2の湾曲に実質的に追従する。通路の第1の部分は、入口半球体27内へと延在する。通路の第2の部分は、管モジュール9の構造体の外面とシェル2の内面との間にある。サーマルライナー表皮26の第2の部分は、管モジュール9の略円形の外側輪郭に直接隣接している。サーマルライナー表皮26の第3のセクションは、シェル出口4に流体接続される。
熱交換器1の1つの典型的な動作において、配管5は加熱剤流体で満たされる。加熱剤流体は、管入口7を通って配管5に入り、管出口8を通って配管5から出る。この加熱剤流体は、例えばヘリウムであり得る。この加熱剤流体は、約600Kの温度で配管5に入る。シェル2は冷却剤流体で満たされる。この冷却剤流体は、シェル入口を通ってシェルに入り、シェル出口を通ってシェルから出る。冷却剤流体は、例えば液体水素であり得る。冷却剤流体は、例えば、約50Kの温度および約マッハ2の流速でシェル2に入る。加熱剤流体は、冷却剤流体よりも高圧である。加熱剤流体は、シェル流体に対して反対方向に流れ、向流構成を形成する。このことは、流体の流れが同じ方向である場合と比較して、熱交換率を高める。典型的には、加熱剤流体は、管マトリックスを通って最も遅く流れ、起こり得る熱交換量を増加させる。
分枝マニホールド18および集約マニホールド19は、分岐マニホールドの形態として考えることができる。ここで図4、図5Aおよび図5Bを参照する。図4は、図5Aおよび図5Bに示される分岐マニホールド32の漸進的な断面層を示す。その最も単純な形態では、分岐マニホールド32は、入口管または出口管を取り入れ、それを4本のより小さい管に分岐させ、次いで、これらの分岐の各々が4本に分割されるなど、漸進的層において同様にして分割される。分岐は、管マトリックス44の管直径に達するまで続けられる。具体的には、分岐マニホールド32の第1の層33は、単一の入口または出口管を示す。分岐マニホールド32の第2の層34は、点線で示されているこの単一管がどのようにして4本の副管に分かれるかを示している。これら4本の副管の直径は等しい。分岐マニホールド32の第3の層35は、これらの4つの副管の各々をそれらの独自の4本の副管に分割し、合計16本の副管を形成する。これらの16本の副管の直径は等しい。次いで、第4の層36は、これらの16本の副管の各々をそれらの独自の4本の副管に分割し、合計64本の副管を形成する。第5の層37は、これらの64本の副管の各々がどのようにして4本に分割されて256本の副管を形成するかを示している。これらの256本の副管それぞれの直径は等しい。第6の層38は、これらの256本の副管の各々がどのようにして4本にさらに分割されて1024本の副管を形成するかを示している。これらの1024本の副管それぞれの直径は等しい。各層において、副管は、互いに規則的な間隔で離間され、格子状パターンを形成する。例えば、第1の層33において、単一の入口管または出口管は、仮想正方形の中心に円として描かれる。第2の層34では、仮想正方形は4つの小正方形に分割され、小正方形の各々は各々の小正方形の中心に円として描かれる。分岐パターンは、その後の層35~38の各々について繰り返される。これは、管の直径が各層において一定であることを意味する。異なるスケールで繰り返される分岐パターンは、「フラクタル」として知られる。管は、層を層33から層38まで順番に見るときに、分枝していると考えることができる。あるいは、管は、層を層38から層33へと逆の順序で見るときに、集約していると考えることができる。管の表面積は、管が第1の層33から第6の層38へと順番に分枝するにつれて増大する。あるいは、管の表面積は、管が第6の層38から第1層33へと逆の順序で集約されるにつれて減少する。
ここで図6を参照する。上述の分岐マニホールド32は、分岐または分枝/集約節点が位置する分岐マニホールド32の各層に対する2D(x,y)座標のセットを形成する。これらの層は、一連の平面39~42上に位置すると仮定することができる。第1の平面39は、図4の第1の層33に対応すると考えることができる。第2の平面40は、図4の第2の層34に対応すると考えることができる。第3の平面41は、図4の第3の層35に対応すると考えることができる。第4の平面42は、第4の層36に対応すると考えることができる。残りの平面43は、第5の層37およびそれ以降の層に対応すると考えることができる。平面39~43は平坦である。第1の平面39には、単一の入口管または出口管がある。この管は、複数の副管に分枝しており、そのうちの2つがこの2次元断面で見られる。分岐は、管マトリックス44の管直径に達するまで、各平面で継続される。図6から分かるように、各層間の節点の間隔は次第に小さくなる。発散角は、副管が管から分岐する角度である。発散角は、転向角または分枝角としても知られている。各平面における分岐は、一定の発散角で生じる。
ここで図7を参照する。分岐マニホールド32の全容積および管長を短くし、マニホールドの全質量を減少させる方法を模索することが望ましい。これは、節点間の距離を最小化することによって達成され得る。熱交換器の分岐マニホールドセクションは、典型的には、供給する表面積が増大した管マトリックスよりも重い。節点間の距離を短くする1つの方法は、節点座標を操作することである。このことを念頭に置いて、節点間の横方向距離を短くすることができ、このことにより、所与の発散角に対する節点の軸方向距離が短くなる。このことは、節点の座標平面を一連の湾曲面に再成形することによって達成され得る。これらの湾曲面は、2次元または3次元において湾曲し得る。すなわち、節点の各平面間の距離を短くすることにより、分岐マニホールド32の管長を短くすることができる。節点の平面を湾曲させることは、節点の各平面間の横方向距離を短くする。節点面を湾曲させることによって各節点間の管長を短くすることにより、発散角を増加させずに、全マニホールド質量を減少させることができる。熱交換器が節点面の湾曲により利益を得るために、節点面の全てが湾曲していなければならないわけではない。図7に示す例では、第1の平面35は平坦なままである。第2の平面46、第3の平面47、第4の平面48および残りの平面49は、いずれも湾曲している。第2の平面46は最も湾曲しており、曲率は第3の平面47から残りの平面49まで減少している。この構成は、各節点における発散角を最小にする。この構成はまた、そうでなければ収容するために最も大きな空間を必要とする初期分岐段を短縮する。この構成は、同様の発散角を有する同等の平面節点システムと比較して、管長を約3分の1だけ短くする。湾曲面技術は、分枝マニホールドおよび集約マニホールドの両方において管長を短くするために利用され得る。
ここで図8および図9を参照する。節点は、管がさらなる副管へと細分化される点または位置である。図8は、節点51の断面図である。図9は、1つの管がいくつかの副管へと分かれるときの節点51のいくつかの断面を示す。節点は、高い内圧に耐え、使用時に生じ得る内部流動条件を最適化するように設計されなければならない。付加製造プロセスを使用して節点を製造することができることも重要である。配管の断面積が節点間の断面積の漸増と比較して節点で増大している場合、配管全体にわたる圧力降下は増大する。
節点は、2つのフェーズ、フェーズ1およびフェーズ2に分割されていると考えることができる。フェーズ1は、分岐が分かれる前の単一の直線状圧力容器である。フェーズ2は、節点51の元の中心線から分岐するいくつかの圧力容器である。これらの2つのフェーズは、確実に節点の壁における応力集中を制限することができる。フェーズ1では、1組のフィンが節点51の内壁から徐々に延びて中央で合流する。これは、流れを複数のセクタに分割する。この例では、4つのセクタがある。このフェーズの間、管の全径は、フィンが占める断面積を考慮して増加しなければならない。全ての圧力負荷を節点51の壁が受けるので、断面は円形のままである。フィンが中央で結合すると生じるフェーズ2では、分離した流れセクタが発散する。幾何学的には、各々のチャネルの重心は、節点の元の中心線から離れて円形経路をたどる。このことにより、断面は、外半径が小さくなるにつれてローブ形状をとる。このフェーズの間、圧力負荷がフィンに伝達される。このことにより、節点の壁厚を減少させることができる。したがって、節点は、単一の円形断面管から複数の円形断面管への移行を可能にする。
図8および図9に示す節点断面は、流れ面積が節点を通して一定のまま維持されるようにスケーリングされる。マニホールドの断面がその入口からそのマトリックスセクションまで増大する場合、これは、熱交換器の入口とマトリックスの始端との間の増大した全断面積が、節点間の直線状の管セクションに収容されることを意味する。あるいは、マニホールド全体の断面積は、その入口からマトリックスの始端まで直線的にスケーリングされ得る。
セクション52~57は、節点51のフェーズ1に対応する。セクション52の断面は円形であり、セクションの周囲に比較的薄い節点壁64を有する。セクション53の断面は、節点壁64の4つの角から突出し始める4つのフィン65を有する。節点は、セクション54からセクション55およびセクション66を通って、セクション57で節点の中央で結合するまで成長し続ける。結合したフィン65は、節点51の中央で「x」形状を形成し、結合したフィン65と節点壁64との間で互いから閉鎖された4つの空のセクションを有する。57において、結合したフィン65は節点壁64よりも厚い。セクション58~セクション63は、節点51のフェーズ2に対応する。節点51のセクション58の断面は、以前の断面よりも薄い節点壁64を特徴とする。節点壁64は、断面59、60を通して薄くなり、その後、断面61において、中央の円形キャビティが4つのキャビティを囲む結合フィン65の「x」の中央に形成される。断面62では、4つのキャビティが分離され、4つの別個の円形管を形成する。これら4つの円形管の各々の節点壁は、最初の部分52の節点壁64よりも薄い。これら4つの円形管は、断面63では互いからさらに離れて位置する。断面52~断面63の各々は、2本の垂直軸に関して対称である。
ここで、図10A、図10B、および図10Cを参照する。製造を容易にし、規則的な管間隔にするのを助けるために、複数のマトリックス管68がそれらの長さに沿って支持される。最も基本的な実施形態では、これは、図10Aに示すように、全ての規則的なグリッド方向の連続フィン65によって達成され得る。連続フィンでは、フィンの厚さが管壁の厚さと同様であると仮定すると、マトリックス全体の質量が増加する可能性がある。入口半球体から出口半球体まで管マトリックスを通過するシェル内の流体の圧力降下もまた、流れ面積の減少により増大し得る。
フィンの質量は、連続的な支持フィン65を等間隔に離間された別個の支持フィン(図10Bに示されている離間フィン65として知られる)と置き換えることによってさらに低減され得る。このことにより、支持フィンの製造に使用するのに必要な材料の体積および質量が減少する。図10Bに示す実施例では、離間フィンは、概ね長方形の形状である。各管の長さの約50%が、離間フィンによって使用される。
この重量低減の原理はさらに、各管の長さに沿った各点における単一のグリッド方向に沿って支持するために支持フィンを互い違いに配置することによって実現され得る。図10Cに示される互い違いの支持フィン67は、各管の長さに沿って順にグリッド方向を周期的に切り替える。図示されている例では、事前に6つのフィンが互い違いに配置されているときには、1つの離間フィンのみが必要である。互い違いに配置された支持フィンは、離間フィン65と比較して、マトリックスセクション支持体の容積および質量を6分の5、すなわちは83%減少させる可能性がある。
離間フィン66の使用はまた、熱勾配のより容易な適応を可能にする。このことは、非線形始動過渡事象に関して、特に有益である。熱膨張に適応できることは、機能が破壊されるのを防止するために、管マトリックスセクションに関して非常に重要である。図11Aは、マトリックスセクションの2次元断面を示しており、複数のマトリックス管68が互いに実質的に平行に延び、離間フィン66によって接続されている。図11Bは、同じマトリックスセクションであるが、非線形熱勾配69を有する2次元断面を示す。非線形熱勾配69は、示された方向における温度の増加を示す。温度が上昇するにつれて、マトリックス管68間の離間フィン66のサイズが大きくなる。離間フィン66は、このようにして拡張することができ、その結果、連続的なフィン配列65と比較して熱応力が低くなる。このことにより、管68間の間隔は、高温の支持フィン66によって増大する。
フィンは、付加製造技術を用いてマトリックス管68と一体的に形成され得る。
ここで図12Aおよび図12Bを参照する。熱交換器1は、図1に示すものと同じ構造である。図12Aは、熱交換器1の断面を示す。図12Bは、図12Aにおいて78で囲まれた部分の拡大図である。複数の管モジュール9の管マトリクス13の角において、管モジュール9は、シェル2の内面に取り付けられる。図12Bは、分枝マニホールド18の管70を示す。次いで、これらの分枝マニホールド管70は、管マトリックス13に入る。分枝マニホールド管70は、複数の管マトリックス管71として管マトリックス13内で続いている。管マトリックス13は、離間したフィン構成72を特徴とする。離間フィン72は、管マトリックス管71を支持する。管モジュール9の外縁部において、離間フィンはモジュールジャケット76に接合される。このモジュールジャケットにより、管モジュール9を熱交換器1のシェル79に取り付けることができる。管モジュール9は、管マトリックス13の全長にわたってモジュールジャケット76によって取り囲まれる。このことにより、確実に、シェル2を通過する流れが管マトリックス13を通らざるを得なくなる。モジュールジャケット76は、モジュールジャケットフランジ73を特徴とする。モジュールジャケットフランジ73は、管マトリックス13から垂直に延在する。モジュールジャケットフランジ73は、管マトリックス13の全長に延びるモジュールジャケット76のセクションよりも厚い壁を有する。モジュールジャケットフランジ73とモジュールジャケット76との間の角度は90度である。モジュール取付フレーム75がシェル79の内面から延在する。モジュールジャケットフランジ73は、モジュール取付フレーム75に隣接している。モジュールジャケットフランジ73とモジュール取付フレーム75との間には隙間がある。この隙間は、ガスケット74または同様のシールによって充填される。このシールは気密シールである。
ここで図13を参照すると、図1に示され、図5Aにおいてより詳細に示される例の分枝マニホールド18および集約マニホールド19と同様の分岐構造を有する代替の分岐マニホールド132が示されている。しかしながら、図13に示す構成は、単一モジュールを有する熱交換器100であり、低圧の用途を有し得る。
管マトリックス113は、複数のマトリックス管を備え、それらは、この例では、略平行に配置された管である。管マトリックス113の外縁または外周に位置するマトリックス管は、外側マトリックス管と見なされる。管マトリックス113は、マトリックスシェル181によって取り囲まれる。マトリックスシェル181は、管マトリックス113の外縁または輪郭に実質的に一致する。このことは、マトリックスシェル181の第1の側に入り、マトリックスシェル181の第2の側から出る冷却剤流体が、管マトリックス113の管の間でマトリックスシェル181の第1の側から第2の側へ流れるときに、実質的に管マトリックス113の外側限界内に留まることを確実にする。マトリックスシェル181は、比較的薄い材料層であり、管マトリックス113に平行に走る複数の実質的に平行なリッジ183および溝184を有する波形外面182を有する。波形外面182は、マトリックスシェル181に、滑らかな外面を有するマトリックスシェルの例よりも高い、さらなる剛性および強度を付与する。
マトリックスシェル181は、複数のウェブまたはフィンを介して管マトリックス113に接続される。マトリックスシェル181は、複数のウェブまたはフィンを介して外側マトリックス管に接続され得る。ウェブまたはフィンは、連続構成、離間構成、および/または互い違いの構成であり得る。マトリックスシェル181はさらに、1つの管マトリックスに限定されるシェルアンドチューブ熱交換器構成で使用されてもよい。図1のマトリックスと同様に、管マトリックス113は、付加製造技術を用いて製造され得る。加えて、シェル181は、付加製造技術を用いて管マトリックス113と一体的に形成され得る。
図14は、略円筒形の管マトリックス213を有する単一マトリックス熱交換器モジュールを備える、さらなる熱交換器配置全体を201で示している。この熱交換器は、図示されている例では、略円筒形状を有するシェル202を備える。シェル202は、シェル202の両端に位置する、シェル202の容積内へのシェル入口203とシェル出口204とを備える。シェル入口203およびシェル出口204は、シェル202の両端で実質的に軸方向に整列される。
図14の配置は、図1の配置と同様の分岐構成を有する。配管205は、管入口207と、管モジュール入口210と、分枝マニホールド218と、管マトリックス213と、集約マニホールド219と、管モジュール出口211と、管出口208とを備える。分枝マニホールド218、管マトリックス213、および集約マニホールド219は、図1の例の分枝マニホールド18、管マトリックス13、および集約マニホールド19と形態において同様である。管入口207は、管出口208に流体接続される。この例は、1つの管マトリックスのみを備え、したがって、第1の例に見られるような接合点または分岐点は存在しない。したがって、管入口207は管モジュール入口210に直接接続され、管出口208は管モジュール出口211に直接接続される。管入口207および管出口208は、管マトリックス213に対して軸方向に整列される。管入口207は、半楕円形の端部を有する円筒形であるシェル202の側壁を通ってシェル202に入る。さらに、管出口208は、前記シェルの側壁を通ってシェル202から出る。管入口207および管出口208は、それぞれシェル202の同じ側壁を通って前記シェル202に出入りし得る。管マトリックス213は、シェル202に取り付けられる。この取り付けは、図12Aおよび図12Bの例に関して説明したものと同様の方法の取り付けであり得、この取り付けにより、確実に、シェル202を通過する流れが管マトリックス213を通らざるを得なくなる。図示されていないが、熱交換器201は、本出願において説明する任意の特徴の全て、例えば、拡張螺旋、節点構造、およびマトリックス支持フィンを有し得る。
ここで図15を参照すると、円筒形の管マトリックスの一例が示されている。この例は、3つのセクション、すなわち、分枝マニホールド318、管マトリックス313、および集約マニホールド319を備える配管を示す。明確にするために、部品は分解された形で示されているが、部品は部品間を流体結合するように隣接していることを理解されたい。分枝マニホールド318、管マトリックス313、および集約マニホールド319は、図1の例の分枝マニホールド18、管マトリックス13、および集約マニホールド19と構造において同様である。管マトリックス313は、管マトリックス入口314および管マトリックス出口315をさらに備える。管マトリックス313は、必要に応じて、任意の画定された空間に適合することができ、その空間を効果的に満たすことができるように成形され得る。例えば、管マトリックス313は、管に適合するように成形され、管輪郭を埋め得る。管マトリックス313は、軸方向に見られるときに、湾曲した側面を有する輪郭、直線状の側面を有する輪郭、または直線と湾曲との組み合わせである輪郭を有し得る。この例では、管マトリックス313は、実質的に円筒形状を有する。分枝マニホールド318は、管マトリックス313と流体連通している。集約マニホールド319は、管マトリックス313と流体連通している。したがって、分枝マニホールド318は、マトリックス313を介して集約マニホールド319と流体連通している。分枝マニホールド318および集約マニホールド319は、管マトリックス313の両側に位置する。分枝マニホールド318は、複数の副管を備える。最小直径の分枝マニホールド副管は、管マトリックス313に隣接して流体連通し、マトリックス入口面385を形成する。集約マニホールド319は、複数の副管を備える。最小直径の集約マニホールド副管は、管マトリックス313に隣接して流体連通し、マトリックス出口面386を形成する。
図16を参照すると、涙滴形状の外周を有する管断面が示されている。涙滴形状は、略半円形である第1の部分を有し、第1の部分は一点で収束する第2の部分に隣接する。涙滴形状は、典型的には、第2の部分の点における1本の対称線を有する。
シェルを通過するシェル流体の圧力降下を減少させる方法を模索することが望ましい。上述した例の分岐マニホールド、例えば分枝マニホールド18、318および集約マニホールド19、319は、複数の管を備え、典型的にはシェル内に位置し、関係する熱交換器が作動しているときにシェル流体がシェル内を流れる。分岐マニホールドは、シェル流体の圧力降下に寄与する抗力を発生させ得る。
分岐マニホールドの管は、涙滴(または翼)形状の断面外周を有し得る。これらの管は、シェルの容積内のシェル流体流の方向に対して配向され得るので、抗力が低減され、そのことによりシェル流体の圧力降下が低減される。
涙滴形状の管を有する分岐マニホールドの概念は、シェルのいかなる形状にも限定されない。
ここで図17を参照すると、図1の熱交換器が示されているが、複数のバッフル支持体88を備える。
複数のバッフル支持体88は、シェルの容積内へと延在し、シェルの内面に取り付けられ得る。複数のバッフル支持体88は、各々の管モジュール9の分岐マニホールド(分枝マニホールド18および集約マニホールド19)の間に位置し得る、またはそれらに取り付けられ得る。この例では、バッフル支持体88は略直線状のストリップであるが、バッフル支持体88は、シェル内の流体の流れを方向付けるための代替的な形状および形態を有し得る。好ましくは、複数のバッフル支持体は、シェル流体流に対する抵抗を最小にして、シェル流体流の圧力降下を最小にするように成形される。この例では、各々のバッフル支持体88は、実質的に平坦であり、シェルの容積を通って中央開口部まで延在する。複数のバッフル支持体88は、シェル流体のためのターニングベーンとしての機能を果たす。
熱交換器の用途は、例えば航空宇宙用途のためのガスタービンエンジンおよびハイブリッドロケット型エンジンなどを含み得る。

Claims (30)

  1. シェルアンドチューブ型熱交換器であって、
    シェルと、
    前記シェル内の配管であって、前記配管は流管を備え、前記流管はその長さに沿って複数の節点で分枝する、配管と、
    前記流管に流体結合された管マトリックスと、
    を備える、シェルアンドチューブ型熱交換器。
  2. それぞれの節点において、前記流管は複数の副管に分枝する、請求項1に記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  3. 前記配管は、管モジュールとして形成される、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  4. 複数の管モジュールを備える、請求項3に記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  5. 前記複数の管モジュールは、前記シェルの回転軸の周りに配置される、請求項4に記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  6. 前記複数の管モジュールは、略リング状構造体を形成する、請求項5に記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  7. 前記リング状構造体は、貫通して画定された開口部を備え、前記開口部内にプラグが設けられる、請求項6に記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  8. 前記管マトリックスは、前記モジュール内に設けられる、請求項3に従属するときの先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  9. 前記管マトリックスは、複数の略平行な管を備える、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  10. 前記管マトリックスの下流側において、各々の流管は、その長さに沿って複数の節点で集約される、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  11. 前記管マトリックスは、分枝管セクションまたはマニホールドと集約管セクションまたはマニホールドとの間に配置され、それらに流体接続される、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  12. 前記分枝管セクションは、前記集約管セクションと形態において実質的に同様である、請求項11に記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  13. 前記流管の長さに沿った節点における前記流管の副管への漸進的な分枝は、フラクタル形態または準フラクタル形態を有する、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  14. 前記流管の内部断面積は、分枝または分岐節点を通して、一定または概ね一定に維持される、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  15. 前記流管は、整列される節点において副管へと連続的に分枝する、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  16. 分枝または分岐が各々の副管において生じるそれぞれの節点は、前記副管の範囲に対して略垂直に延在する共通の平面において整列され得る、請求項15のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  17. 分枝または分岐が各々の副管において生じるそれぞれの節点は、湾曲面において整列され得る、請求項15に記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  18. 支持フィンまたはリブが、前記マトリックス内の隣接する管の間に、離間してまたは互い違いに設けられ得る、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  19. 前記流れ配管の一部は、螺旋管を含む、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  20. 前記シェルは、丸みを帯びている、例えば、球形である、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  21. 前記シェルの入口は、ディフューザを介して前記シェルの内容積と流体連通している、請求項1~請求項20のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  22. 前記シェルは、前記シェルの内面に実質的に一致するサーマルライナーを備える、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  23. 前記流管は、節点間において実質的に涙滴様の断面を有する、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  24. 1つ以上のバッフルが前記シェル内に設けられて、前記流管および/または配管を支持する、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  25. 前記マトリックスは、湾曲した、または円形の外周を有する、先行する請求項に記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  26. 前記マトリックスは、その外周に隣接するシェルを含む、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  27. 前記流管および前記マトリックスは、例えば付加製造技術を使用して、一体的に形成される、先行する請求項のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器。
  28. 請求項1乃至27のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器を運転する方法であって、
    シェルに加熱剤または冷却剤を供給して前記シェルを満たすステップと、
    前記シェル内の配管に流体を供給するステップと、
    を含む、シェルアンドチューブ型熱交換器を運転する方法。
  29. 前記加熱剤または前記冷却剤のブリード流がサーマルライナーに供給され得る、請求項29に記載のシェルアンドチューブ型熱交換器を運転する方法。
  30. 請求項1乃至27のいずれかに記載のシェルアンドチューブ型熱交換器を備えるエンジンまたは車両。
JP2022549626A 2020-02-19 2021-02-05 熱交換器 Pending JP2023514363A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB2002302.4 2020-02-19
GB2002302.4A GB2592221B (en) 2020-02-19 2020-02-19 Heat exchanger
PCT/EP2021/052743 WO2021165052A1 (en) 2020-02-19 2021-02-05 Heat exchanger

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023514363A true JP2023514363A (ja) 2023-04-05

Family

ID=69956570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022549626A Pending JP2023514363A (ja) 2020-02-19 2021-02-05 熱交換器

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20230081562A1 (ja)
EP (1) EP4107461A1 (ja)
JP (1) JP2023514363A (ja)
KR (1) KR20230024870A (ja)
AU (1) AU2021223296A1 (ja)
CA (1) CA3168065A1 (ja)
GB (1) GB2592221B (ja)
WO (1) WO2021165052A1 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003252323A1 (en) * 2003-07-30 2005-02-15 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha Heat exchanger tube panel module, and method of constructing exhaust heat recovery boiler using the module
GB2409825B (en) * 2004-01-08 2007-06-13 Statoil Asa Heat exchange system for a slurry bubble column reactor
CN202876404U (zh) * 2012-10-20 2013-04-17 鹤壁市福顺石英玻璃仪器设备研究所 石英玻璃中空夹层换热列管
US11162424B2 (en) * 2013-10-11 2021-11-02 Reaction Engines Ltd Heat exchangers
US10495384B2 (en) * 2015-07-30 2019-12-03 General Electric Company Counter-flow heat exchanger with helical passages
US20170089643A1 (en) * 2015-09-25 2017-03-30 Westinghouse Electric Company, Llc. Heat Exchanger
CN106767018B (zh) * 2016-11-30 2019-03-22 上海簇睿低碳能源技术有限公司 耦合夹套式的分形分叉结构换热器
WO2019177209A1 (ko) * 2018-03-14 2019-09-19 주식회사 에너솔라 열교환 장치 및 이를 구비한 히트펌프 순차제어장치
RU2680636C1 (ru) * 2018-05-14 2019-02-25 Федеральное государственное унитарное предприятие "Центральный институт авиационного моторостроения имени П.И. Баранова" Система охлаждения многоконтурной газотурбинной установки

Also Published As

Publication number Publication date
EP4107461A1 (en) 2022-12-28
CA3168065A1 (en) 2021-08-26
AU2021223296A1 (en) 2022-09-22
GB2592221B (en) 2022-08-24
KR20230024870A (ko) 2023-02-21
GB202002302D0 (en) 2020-04-01
US20230081562A1 (en) 2023-03-16
WO2021165052A1 (en) 2021-08-26
GB2592221A (en) 2021-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6462026B2 (ja) 分岐する単位セルを含む熱交換器
JP6628233B2 (ja) 熱交換器アセンブリ
US9976815B1 (en) Heat exchangers made from additively manufactured sacrificial templates
US11892245B2 (en) Heat exchanger including furcating unit cells
US11168942B2 (en) Circular core for heat exchangers
US11209222B1 (en) Spiral heat exchanger header
CN111207609B (zh) 基于仿生的紧凑型类蜂巢结构换热器芯体及换热器
EP3855106B1 (en) Fractal heat exchanger with channel
AU2017202129A1 (en) Heat Exchanger and Method of Manufacturing a Heat Exchanger
CN110822942B (zh) 一种基于仿生的三维蛛网层叠管式换热器
CN116697804A (zh) 一种基于三周期极小曲面结构的预冷器
US11415377B2 (en) Two-stage fractal heat exchanger
JP2023514363A (ja) 熱交換器
US20210231383A1 (en) Fractal heat exchanger
CN103486877A (zh) 变流路的微通道扁管缠绕式换热器
RU2680636C1 (ru) Система охлаждения многоконтурной газотурбинной установки
CN109506497B (zh) 一种高效紧凑毛细管换热器
CN114635799A (zh) 一种径向偏置排布的预冷器
US5117904A (en) Heat exchanger
CN217002071U (zh) 一种径向偏置排布的预冷器
US12007176B2 (en) Heat exchanger and method of manufacturing a heat exchanger
TW202332878A (zh) 熱交換器
CN114264186A (zh) 增材制造环形微通道换热器及其加工方法
CN115638053A (zh) 一种组合发动机预冷器锥形结构设计方法
CN112378275A (zh) 一种基于外胀式螺纹管的套管式换热器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240124