JP2023510812A - 練り歯磨きにおける白色顔料としての天然デンプン及び多孔質デンプン - Google Patents

練り歯磨きにおける白色顔料としての天然デンプン及び多孔質デンプン Download PDF

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Abstract

本発明は、歯科衛生製品及び特に練り歯磨きにおける白色顔料としての天然デンプン及び/又は多孔質デンプンの使用に関する。本発明はまた、歯科衛生製品組成物及び特に練り歯磨き組成物を加工するプロセスにも関する。【選択図】なし

Description

本発明は、歯科衛生製品及び特に練り歯磨きにおける白色顔料としての天然デンプン及び/又は多孔質デンプンの使用に関する。本発明はまた、歯科衛生製品組成物及び特に練り歯磨き組成物を製造するプロセスにも関する。
練り歯磨き組成物は、一般に、湿潤剤及び様々な配合成分、例えば、着香料、着色剤、白色顔料、防腐剤、洗剤、抗歯石剤、抗菌剤などからなる液体媒体中に研磨剤及びゲル化剤を含有している。練り歯磨きにおいて使用される典型的な白色顔料は、二酸化チタンである。しかしながら、最近の研究では、二酸化チタン粒子は、新たな汚染物質として(Hazardous Effects of Titanium Dioxide Nanoparticles in Ecosystem,Syed Niaz Ali Shah et al.,Bioinorganic Chemistry and Applications.Volume 2017,Article ID 4101735,12 pages)、また、人間の健康に有害であるものとして(Titanium dioxide in our everyday life;is it safe?,Matej Skocaj et al.,Radiol Oncol.2011 Dec;45(4):227-247)(Titanium dioxide nanoparticles:a review of current toxicological data,Hongbo Shi,Particle and Fibre Toxicology volume 10,Article number:15(2013))認識されてきている。
したがって、練り歯磨きなどの歯科衛生製品のために、より環境に優しく、毒性の少ない白色顔料を提供する必要がある。
本発明者らは、驚くべきことに、天然デンプン及び/又は多孔質デンプンが、歯科用製品及び特に練り歯磨きにおいて、非化学的で環境に優しい白色顔料として使用され得ることを見出した。特に、天然デンプン及び多孔質デンプンは、歯に優しく、消費者によって天然で健康な配合成分として認められており、耐性の問題を有していない。
本発明の第1の目的は、歯科衛生製品組成物中の二酸化チタンを置き換えるための白色顔料としてのデンプンの使用に関し、デンプンは、天然デンプン、多孔質デンプン又はそれらの混合物である。
本発明の第2の目的は、歯科衛生製品組成物、特に天然デンプン、多孔質デンプン若しくはそれらの混合物を含有する又はそれらからなる白色顔料を含む練り歯磨き組成物に関する。
本発明の第3の目的は、本発明の歯科衛生製品組成物、特に本発明の練り歯磨き組成物を製造するプロセスであって、天然デンプン、多孔質デンプン、又はそれらの混合物を白色顔料として添加するステップを含む、プロセスに関する。
本発明の第4の目的は、歯科衛生製品組成物、特に本発明のプロセスから得られた練り歯磨き組成物に関する。
本発明の第1の目的は、歯科衛生製品組成物中の二酸化チタンを置き換えるための白色顔料としてのデンプンの使用に関し、デンプンは、天然デンプン、多孔質デンプン又はそれらの混合物である。
本明細書で使用される場合、「歯科衛生製品」という表現は、練り歯磨き、チューインガム、及び好ましくは練り歯磨きを指す。
本明細書で使用される場合、「天然デンプン」という表現は、天然源から得られるデンプンを指す。当該デンプンは、酵素的又は化学的加工方法に起因するものではない。デンプンの典型的な天然源は、穀物、塊茎、根、豆果及び果物である。本発明において、天然デンプンは、抽出プロセスによって、タピオカ、ワキシータピオカ、トウモロコシ、エンドウ豆、ジャガイモ、ワキシージャガイモ、小麦、ワキシー小麦、ワキシートウモロコシ、高アミローストウモロコシ、緑豆、米、もち米、サツマイモ、ワキシーサツマイモ、キビ、サゴ、モロコシ、キノア、クズウコン、アマランス、レンコン及びソバなどの天然源から回収され得る。天然デンプンは、通常は、湿式粉砕又は乾式粉砕の既知のプロセスのいずれかを使用して抽出される。
第1のデンプン抽出プロセスの例は、以下のステップを含む、すなわち、
1)外来物質から穀粒(grain kernel)を浄化するステップ、
2)水、アルカリ溶液、又は還元剤を含有する溶液中に穀物を浸漬して、穀粒を軟化させ、デンプンとタンパク質との分離を促進するステップ、
3)任意選択で、粗粉砕後に、液体サイクロンによって穀粒から細菌を除去するステップ、
4)残りの穀粒を微粉砕して、繊維、タンパク質、及びデンプンを放出させるステップ、
5)様々な開口径を有する篩を通過させて、タンパク質及びデンプンから繊維を分離するステップ、
6)任意選択で、デンプン及びタンパク質を含有するスラリー中の過剰な水を除去するステップ、
7)複数段階の液体サイクロンを使用するなど、密度によってデンプンからタンパク質を分離するステップ、
8)例えば、遠心フィルター、真空フィルター、ベルト型乾燥機、及び/又はフラッシュ乾燥機を使用して、デンプンを乾燥させるステップ、
9)乾燥したデンプンを回収するステップ。
第2のデンプン抽出プロセスの別の例は、以下のステップを含む、すなわち、
1)汚れ及び細枝からのデンプン質根(starchy root)又はデンプン質塊茎(starchy tuber)を浄化及び洗浄するステップ、
2)デンプン質根又はデンプン質塊茎の皮を除去し、身を切ってぶつ切りにするステップ、
3)根を粥状のスラリーに粉砕するステップ、
4)大きい開口径及び微細な開口径を有する篩及び/又はフィルタークロスによって、デンプンスラリーから粗繊維及び微細繊維を除去するステップ、
5)二相若しくは三相分離器又は一連の液体サイクロンを使用して、デンプンスラリーを濃縮するステップ、
6)遠心分離機又は高圧濾過又はプレスフィルターを使用してデンプンを脱水するステップ、
7)フラッシュ乾燥機を使用してデンプンを乾燥させるステップ、
8)乾燥したデンプンを回収するステップ。
有利には、抽出プロセスは、有機溶媒を含まず、化学反応物を含まない。化学的変換はない。したがって、抽出プロセスから得られた天然デンプンを組み込んでいる歯科衛生製品、特に練り歯磨きは、クリーンラベルの歯科衛生製品、特にクリーンラベルの練り歯磨きであることができる。
本発明に有用な天然デンプンは、ゼラチン化されていないが、顆粒状形態である。
本発明の好ましい実施形態では、デンプンは多孔質デンプンである。
本明細書で使用される場合、「多孔質デンプン」という表現は、多数の細孔が顕微鏡技術によってデンプン顆粒の表面上に認識できるまで、1つ又は多数のデンプン分解酵素によって加水分解された顆粒状デンプンを指す。
本発明によれば、多孔質デンプンは、デンプンのゼラチン化温度よりも低い温度で、α-アミラーゼ及びアミログルコシダーゼなどの1つ又は多数のデンプン分解酵素による天然デンプン顆粒の酵素的加水分解を介して生成され得る。天然デンプン顆粒は、タピオカ、ワキシータピオカ、トウモロコシ、エンドウ、ジャガイモ、ワキシージャガイモ、小麦、ワキシー小麦、ワキシートウモロコシ、高アミローストウモロコシ、緑豆、米、もち米、サツマイモ、ワキシーサツマイモ、キビ、サゴ、モロコシ、キノア、クズウコン、アマランス及びソバをベースとし得る。
得られた多孔質デンプン顆粒の粒径は、粉砕、均質化、又は微粉化によって更に低減され得る。
塩酸及び硫酸などの酸を使用して、天然デンプン又は多孔質デンプンを加水分解して、酵素加水分解前又は物理的修飾(粉砕、均質化又は微粉化など)前に顆粒状構造を弱めることができる。
得られたデンプン顆粒は、表面上及び顆粒の内部に多孔質構造を有し得る。好ましくは、それらは、内部チャネルを通して核に接続されていてもよく又は接続されていなくてもよい多数の大小の細孔を有する。
本発明の好ましい実施形態では、本発明で使用される多孔質デンプンは、0.01μm~5μm、好ましくは0.05μm~2.5μm、より好ましくは0.1μm~1μmの直径を有する多数の細孔を表面上に有する。
多孔性は、走査型電子顕微鏡法を使用して観察することができる。
本発明の好ましい実施形態では、本発明で使用される多孔質デンプンは、0.5μm~200μm、好ましくは1μm~100μm、より好ましくは2μm~60μmの粒径を有する。
粒径は、レーザー回折粒径分析計(Beckman Coulter LS 13 320)によって測定され得る。
本発明において、デンプンは、タピオカデンプン、ワキシータピオカデンプン、トウモロコシデンプン、エンドウ豆デンプン、ジャガイモデンプン、ワキシージャガイモデンプン、小麦デンプン、ワキシー小麦デンプン、ワキシートウモロコシデンプン、高アミローストウモロコシデンプン、緑豆デンプン、米デンプン、もち米デンプン、サツマイモデンプン、ワキシーサツマイモデンプン、キビデンプン、サゴデンプン、ソルガムデンプン、キノアデンプン、クズウコンデンプン、アマランスデンプン、レンコンデンプン及びソバデンプンからなる群から選択され得る。
本発明の好ましい実施形態では、本発明で使用される多孔質デンプンは、ゼラチン化されていないが、顆粒状形態である。
本明細書で使用される場合、「白色顔料」という表現は、波長選択的吸収の結果として反射光又は透過光の色を変える化合物を指す。
練り歯磨きにおいて使用される典型的な白色顔料は、二酸化チタンである。
本発明の好ましい実施形態では、デンプンは、歯科衛生製品組成物中、特に練り歯磨き組成物中の二酸化チタンの最大30重量%、好ましくは最大60重量%、より好ましくは最大100重量%に取って代わる。
本発明の好ましい実施形態では、天然デンプンは、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、特に練り歯磨き組成物の総重量に対して、0.5重量%~30重量%、好ましくは1重量%~20重量%、より好ましくは2重量%~15重量%、更により好ましくは5~10重量%である。
本発明の好ましい実施形態では、多孔質デンプンは、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、特に練り歯磨き組成物の総重量に対して、0.5重量%~30重量%、好ましくは1重量%~20重量%、より好ましくは2重量%~15重量%、更により好ましくは5~10重量%である。
本発明の歯科衛生製品組成物及び特に本発明の練り歯磨き組成物は、研磨剤、湿潤剤、界面活性剤、増粘剤及び任意選択で添加剤を更に含み得る。
研磨剤は、練り歯磨き配合物の主要な部分である粉末材料であり、歯磨きの機能を付与する。その機能は、歯表面上の汚れを除去し、光沢を付与し、同時に歯を摩滅しないことである。
好適な研磨剤の例は、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム、シリカ、水酸化アルミニウム、ピロリン酸カルシウム、リン酸二カルシウム二水和物又はそれらの混合物を含むが、それらに限定されない。
典型的には、研磨材は、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、10重量%~25重量%(シリカのような低研磨練り歯磨き)、又は25重量%~50重量%、好ましくは30重量%~50重量%(炭酸カルシウム/リン酸二カルシウムのような高研磨練り歯磨き)を示す。
本発明の好ましい実施形態では、水は、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、0%~40重量%、好ましくは10重量%~30重量%、更により好ましくは15重量%~25重量%を示す。
湿潤剤は、練り歯磨きを特定レベルの水分、粘度及び滑らかさの範囲内に保ってペーストを硬化させないようにして、ペーストをチューブから押出しやすいようにするために使用され、湿潤剤の別の機能は、寒冷な場所で使用することができるように練り歯磨きの凝固点を低減することである。
本発明の好ましい実施形態では、湿潤剤は、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ポリエチレングリコール及びそれらの混合物から選択される。
湿潤剤は、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、10重量%~70重量%、好ましくは20重量%~60重量%、より好ましくは30重量%~50重量%を示す。
界面活性剤を使用して、汚染除去及び発泡の能力を有する練り歯磨きを提供する。
界面活性剤の例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルメチルアミン酢酸ナトリウム、ラウリルアルコールスルホン酸ナトリウム、モノラウリン酸スルホン酸グリセリルナトリウム、ジオクチルスルホン化コハク酸ナトリウムが挙げられるが、それらに限定されない。
界面活性剤は、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、0.01重量%~10重量%、好ましくは0.1重量%~7重量%、より好ましくは1重量%~4重量%を示す。
増粘剤は、練り歯磨きに質感、流動性及び安定性を付与することが目的である。
本発明の好ましい実施形態では、増粘剤は、カルボキシメチルセルロース、カラギーナン、キサンタンガム及びそれらの混合物から選択される。
増粘剤は、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、0.01重量%~10重量%、好ましくは0.1重量%~5重量%、より好ましくは1重量%~2重量%を示す。
本発明の好ましい実施形態では、添加剤は、着香料、甘味料、防腐剤、着色剤、抗歯石剤、他のもの、及びそれらの混合物から選択される。
添加剤は、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、0重量%~10重量%、好ましくは0.1重量%~7重量%、より好ましくは1重量%~4重量%を示す。
当技術分野で周知のすべての種類の着香料を、本発明の歯科衛生製品組成物、特に本発明の練り歯磨き組成物に添加することができる。着香料としては、例えば、柑橘油、果物エッセンス、ペパーミント油、スペアミント油、丁字油、冬緑油、アニスなどの植物及び果実由来の油を含む精油、合成着香料、及びそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。人工着香料も企図することができる。当業者は、天然及び人工着香料が任意の感覚的に許容可能なブレンドで組み合わされ得ることを認めるであろう。
甘味料の例としては、サッカリンナトリウム、ネオテーム、スクラロース、アスパルテーム、ステビア抽出物(又はステビアグリコシド)、アセスルファムK、糖アルコール(ソルビトール、キシリトール、マルチトール、及びエリスリトールなど)、ルオハングオ抽出物、及びそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
防腐剤は、歯科衛生製品の腐敗及び劣化を防ぎ、歯科衛生製品の貯蔵寿命を延ばす物質を指す。防腐剤の例としては、p-ヒドロキシ安息香酸メチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、p-ヒドロキシ安息香酸エチル及びそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
着色剤の例としては、ルテイン、リコピン、ゼアキサンチン、ブリリアントブルー、及びそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
抗歯石剤の例としては、モノフルオロリン酸ナトリウム、及びそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
他の添加剤の例としては、エタノールが挙げられるが、それに限定されない。
本発明の好ましい実施形態では、歯科衛生製品組成物、特に練り歯磨き組成物は、
歯科衛生製品組成物の総重量に対して、特に練り歯磨き組成物の総重量に対して、0.5重量%~30重量%、好ましくは1重量%~20重量%、より好ましくは2重量%~15重量%、更により好ましくは5~10重量%の天然デンプンと、
歯科衛生製品組成物の総重量に対して、特に練り歯磨き組成物の総重量に対して、0.5重量%~30重量%、好ましくは1重量%~20重量%、より好ましくは2重量%~15重量%、更により好ましくは5~10重量%の多孔質デンプンと、
任意選択で、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、0重量%~40重量%、好ましくは10重量%~30重量%、より好ましくは15重量%~25重量%の水と、
歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、10重量%~70重量%、好ましくは20重量%~60重量%、より好ましくは30重量%~50重量%の湿潤剤と、
任意選択で、歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、10重量%~25重量%(シリカのような低研磨練り歯磨き)、又は25重量%~50重量%、好ましくは30重量%~50重量%(炭酸カルシウム/リン酸二カルシウムのような高研磨練り歯磨き)の研磨剤と、
歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、0.01重量%~10重量%、好ましくは0.1重量%~7重量%、より好ましくは1重量%~4重量%の界面活性剤と、
歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、0.01重量%~10重量%、好ましくは0.1重量%~5重量%、より好ましくは1重量%~2重量%の増粘剤と、
歯科衛生製品組成物の総重量に対して、好ましくは練り歯磨き組成物の総重量に対して、0重量%~10重量%、好ましくは0.1重量%~7重量%、より好ましくは1重量%~4重量%の添加剤と、を含む。
本発明はまた、先に定義したように、歯科衛生製品組成物、特に天然デンプン、多孔質デンプン若しくはそれらの混合物を含有する、又はそれらからなる白色顔料を含む練り歯磨き組成物にも関する。
本発明の好ましい実施形態では、組成物は、白色顔料として二酸化チタンを含まない。
先に定義したように、特定の歯科衛生製品組成物、特に練り歯磨き組成物により、発酵性が低く、非う蝕原性及び非浸食性であり、許容性の問題が全くなく、良好な口当たり及び良好な加工特性を有する歯に優しい歯科衛生製品、特に練り歯磨きを得ることが可能である。特に、歯科衛生製品、特に練り歯磨きは、白色顔料として二酸化チタンを使用して作製された歯科衛生製品、特に、練り歯磨きと同様な、更には改善された口当たり及び香味送達特性を有する歯に優しい歯科衛生製品であり、特に歯に優しい練り歯磨きである。特に、天然デンプン及び多孔質デンプンは、非化学的で環境に優しい白色顔料である。
本発明において、「歯に優しい歯科衛生製品」は、健康な人々において、低い発酵性、非う蝕原性及び非浸食性の可能性を有する製品を指す。同様に、「歯に優しい練り歯磨き」は、健康な人々において、低い発酵性、非う蝕原性及び非浸食性の可能性を有する練り歯磨きを指す。
歯科衛生製品、特に練り歯磨きの「歯に優しい」特性は、Imfeld,Th.N.,Identification of Law Caries Risk Dietary Components,Monographs in Oral Science,Vol.11,198pp.,H.M.Myers(編),S.Karger AG,Basel,1983に記載されている標準化方法(Toothfriendly International’s Standard Operation Procedures)に従う口内pH遠隔測定によって測定することができる。この標準化方法では、歯間プラークのpHは、プラーク被覆電極(plaque-covered electrode)によって、試験される歯科衛生製品の、特に練り歯磨きの消費又は使用中及び消費又は使用後30分間にわたって測定する。例えば、歯科衛生製品、特に練り歯磨きが、消費/使用中も、消費/使用後30分の間も、細菌発酵によって5.7未満の歯間プラークのpHを低下させない場合、歯科衛生製品、特に、練り歯磨きは、低い発酵性、非う蝕原性及び非浸食性の可能性を有すると考えられる。
特に、本発明者らは、天然デンプン及び多孔質デンプンが、口内の細菌によって容易に発酵されなかったため、歯科衛生製品、特に練り歯磨きの消費又は使用後に、歯間プラークのpHは臨界レベル(pH5.7)まで低下しないことを見出した。本発明の好ましい実施形態では、歯科衛生製品組成物、特に練り歯磨き組成物の生成物の消費又は使用後の歯間プラークは、5.7未満のpHまで低下せず、好ましくは、歯科衛生製品組成物の消費又は使用後の歯間プラークは、5.7~7、より好ましくは6~7のpHを有する。
歯科衛生製品の研磨は、Tawakoli et al.,2015,Swiss Dent J,125,1210-9に記載されているプロトコルに従って試験することができる。
本発明の別の態様は、白色顔料として二酸化チタンを使用して作製された歯科衛生製品組成物、特に練り歯磨き組成物と同様な、更には改善された口当たり及び香味送達特性を保ちながら、天然デンプン、多孔質デンプン又はそれらの混合物を白色顔料として使用して、歯に優しい歯科衛生製品組成物、好ましくは練り歯磨き組成物を作製することである。特に、天然デンプン及び多孔質デンプンは、非化学的で環境に優しい白色顔料であり、耐性の問題を有しない。
したがって、本発明の別の目的は、先に定義した歯科衛生製品組成物、特に、先に定義した練り歯磨き組成物を製造するプロセスであって、天然デンプン、多孔質デンプン又はそれらの混合物を白色顔料として添加するステップを含む、プロセスに関する。
好ましい実施形態では、本発明のプロセスは、白色顔料として二酸化チタンを添加するステップを含まない。
本発明の歯科衛生製品組成物、特に練り歯磨き組成物は、様々な歯科衛生製品配合成分を当技術分野で知られている市販のミキサーに順次加えることによって製造することができる。
本発明はまた、本発明のプロセスから得られた、歯科衛生製品組成物、特に練り歯磨き組成物にも関する。
本発明を以下の図及び実施例によって例示するが、これらは本発明を説明することを意図しており、その範囲を限定するものではないことが理解される。
多孔質ワキシートウモロコシデンプンの走査型電子顕微鏡写真である。 実施例1の天然ワキシートウモロコシデンプンで作製された練り歯磨きのpH遠隔測定結果である。 実施例2の多孔質ワキシートウモロコシデンプンで作製された練り歯磨きのpH遠隔測定結果である。
以下の実施例では、以下の商品を使用する。
Roquetteによって商品化されたNeosorb70/70B(液体ソルビトール)、
Sinopharmによって商品化されたラウリル硫酸ナトリウム、
Ashlandによって商品化されたカルボキシメチルセルロース、
Sinopharmによって商品化されたエタノール、
IFFによって商品化された着香料、
Sinopharmによって商品化されたサッカリンナトリウム、
Sinopharmによって商品化されたp-ヒドロキシ安息香酸メチル
Sinopharmによって商品化されたp-ヒドロキシ安息香酸プロピル、
Sinopharmによって商品化されたモノフルオロリン酸ナトリウム。
実施例1で使用される天然ワキシートウモロコシデンプンは、説明に記載のデンプン抽出プロセスの第1の例に記載したプロトコルに従って生成された。
実施例2で使用される多孔質ワキシートウモロコシデンプンは、以下のプロトコルに従って、天然ワキシートウモロコシから生成された。
1.天然のワキシートウモロコシデンプンを脱炭酸水に固形分26%まで懸濁させる。
2.3.3%NaOH溶液を使用して、デンプンスラリーのpHを7.0に調整する。
3.耐熱性(thermosable)α-アミラーゼ(NovozymesからのLiquozyme Supra、2.67mgの酵素/g乾燥デンプン)を添加し、55℃で4時間反応させる。
4.5%塩酸溶液を使用してpHを3~3.5に調整し、1時間保持することによって、反応を停止させる。
5.3.3%水酸化ナトリウム溶液を使用してpHを4.5~5.5に戻す。
6.デンプンスラリーを約25℃まで冷却する。
7.スラリーをプレス濾過して多孔質デンプンケーキを得る。
8.脱炭酸水でケーキを洗浄する。
9.フラッシュ乾燥機を使用してケーキを乾燥させ、12%未満の水分含有量を有する粉末にする。
多孔質ワキシートウモロコシデンプンの走査型電子顕微鏡写真を図1に示す。
実施例1:天然ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された練り歯磨きの研磨性及び発酵性の分析
試験した練り歯磨き試料のレシピを表1に示す。
Figure 2023510812000001
練り歯磨きの試料は、以下のプロトコルに従って調製した:
1.サッカリンナトリウム及びモノフルオロリン酸ナトリウムを50℃で水中に溶解することによって、第1の溶液を調製する。
2.80℃でNEOSORB70/70Bソルビトール溶液に防腐剤を添加することによって第2の溶液を調製する。次いで、この第2の溶液を50℃に冷却し、カルボキシメチルセルロースを、激しい撹拌条件下で分散させる。
3.第1の溶液を第2の溶液に添加する。得られた混合物を30分間放置する。
4.5分間真空混合する。
5.ワキシートウモロコシデンプンの半分を添加し、10分間混合する。
6.ワキシートウモロコシデンプンの第2の半分を添加し、更に10分間混合する。
7.ラウリル硫酸ナトリウム溶液及びエタノールを添加し、続いて3分間混合する。
8.最後に、着香料を添加し、真空下で5分間混合する。
得られた練り歯磨きの「歯に優しい品質」を、pH遠隔測定標準化法(Imfeld,Th.N.,Identification of Law Caries Risk Dietary Components,Monographs in Oral Science,Vol.11,198pp.,H.M.Myers(編),S.Karger AG,Basel,1983に記載されているToothfriendly International’s Standard Operation Procedures)を使用して試験した。試料は、5日経過したプラークを有するボランティアにおいて試験した。
結果を図2に示す。
図2に示されているように、得られたプラークpH曲線から、練り歯磨きの試料は、練り歯磨きのスラリーを口の中で渦巻かせている30分の間又は30分後のどちらでも、歯間プラークのpHが5.7未満に低下することとは関連がないことが実証された。増水(W)及びパラフィン咀嚼(PC)中の歯間プラークpHの増加、並びに陽性対照処理(10%スクロース溶液による)後における5未満への歯間プラークpHの低下は、プラーク被覆電極の適切な機能を実証した。プラーク被覆電極を用いて得られたpH曲線は、試験した製品も浸食可能性が無いことを実証した。
したがって、ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された練り歯磨き試料は、発酵性が低い(pH≧5.7)。
ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された練り歯磨き試料の研磨性(RDA)を、以下のプロトコルに従って試験した。
6つのウシ歯根を放射線照射した。照射により、アパタイトのリンを放射性物質32P及びガンマ放射線に変えた。歯根をアクリル樹脂に埋め込み、その後、自動化された8つの部分ブラッシング機(placebrushing machine)を使用して25分間ブラッシングし、合計1,500の水平のブラッシングストローク(1分あたり60ストローク)でブラッシングした。ブラッシング負荷は、合計2.5Nに達した。参照歯ブラシとして、平面毛材レイアウト(Paro M43媒体、Esro AG)を備えた手動歯ブラシを使用した。ブラッシング媒体は、練り歯磨き試料から調製されたスラリー又は標準的な研磨材から調製されたスラリーのいずれかであった。スラリー調製物では、25gの練り歯磨き、40mLの人工唾液及び50μLのシリコン抗抗消泡剤(Fluka Chemie)を5分間分散させた。標準的なスラリーは、10gのISO Sidentと、カルボキシメチルセルロース(0.5%)、グリセリン(10%)及び人工唾液からの50g溶液とを混合することによって調製した。ブラッシングの実行は、いわゆる「サンドイッチ」技法で実施した。最初の実行は、標準的な研磨剤スラリーで実施し、続いて練り歯磨きスラリーを用いて実施し、最後に標準的な研磨剤スラリーで実施した。各実行後、0.5gの使用済みスラリーをピペットで取り、32Pの「1分当たり崩壊量」(dpm)を、Phosphorimagers(登録商標)(Molecular Dynamics)によって測定した。ブラッシング後のスラリー中の32Pの量は、試験した製品の歯硬組織の研磨に関する指標である。「サンドイッチ」技法の標準的な研磨剤スラリー実行の値を平均し、100と設定した。練り歯磨き試料の相対的な象牙質研磨性は、標準的な研磨量の百分率として表された。
試験した練り歯磨き試料は、2.05の平均RDA値を提示し、これは、ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された練り歯磨きが、「ほとんど研磨性ではない(rarely abrasive)」(RDA 0-20)のカテゴリーに入る練り歯磨きであることを意味している(Tawakoli et al.,2015,Swiss Dent J,125,1210-9)。
これらの結果により、ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された練り歯磨きが、歯に対して研磨効果を有さず、う蝕原性及び浸食性の可能性が無いため「歯に優しい」ことが実証された。
実施例2:多孔質ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された練り歯磨きの研磨性及び発酵性の分析
試験される練り歯磨き試料のレシピを表2に示す。
Figure 2023510812000002
練り歯磨き試料を、実施例1のプロトコルに従って調製し、ワキシートウモロコシデンプンは、多孔質ワキシートウモロコシデンプンによって置き換えられている。
得られた練り歯磨きの「歯に優しい品質」を、実施例1と同様にpH遠隔測定標準化法を使用して試験した。生成物を、6日経過したプラークを有するボランティアで試験した。
結果を図3に示す。
図3に示されているように、得られたプラークpH曲線から、多孔質ワキシートウモロコシデンプンで作製された練り歯磨きは、練り歯磨きのスラリーを口の中で渦巻かせている30分の間又は30分後のどちらでも、歯間プラークのpHが5.7未満に低下することとは関連がないことが実証されている。増水(W)及びパラフィン咀嚼(PC)中の歯間プラークpHの増加、並びにポジティブコントロール処理(10%スクロース溶液による)後における5未満へのプラークpHの低下は、プラーク被覆電極の適切な機能を実証した。プラーク被覆電極を用いて得られたpH曲線は、試験した製品も浸食可能性を欠いていることを実証した。
したがって、多孔質ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された練り歯磨きは、発酵性が低い(pH≧5.7)。
多孔質ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された練り歯磨き試料の研磨性(RDA)を、実施例1のプロトコルに従って試験した。
多孔質ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された試験した練り歯磨きは、RDA値1.3を提示し、それは、「ほとんど研磨性ではない」(RDA0-20)のカテゴリーに入る練り歯磨きであることを意味している(Tawakoli et al.,2015,Swiss Dent J,125,1210-9)。
これらの結果により、多孔質ワキシートウモロコシデンプンを使用して作製された練り歯磨きが、歯に対して研磨効果を有さず、う蝕原性及び浸食性の可能性が無いため「歯に優しい」ことが実証された。
結論天然デンプン及び多孔質デンプンを練り歯磨きにおいて白色顔料として使用した場合、得られた練り歯磨きは、口内で研磨性及び発酵性が低いことが証明された。

Claims (10)

  1. 歯科衛生製品組成物中の二酸化チタンを置き換えるための白色顔料としてのデンプンの使用であって、前記デンプンが、天然デンプン、多孔質デンプン又はそれらの混合物である、使用。
  2. 前記デンプンが、多孔質デンプンである、請求項1に記載の使用。
  3. 前記デンプンが、タピオカデンプン、ワキシータピオカデンプン、トウモロコシデンプン、エンドウ豆デンプン、ジャガイモデンプン、ワキシージャガイモデンプン、小麦デンプン、ワキシー小麦デンプン、ワキシートウモロコシデンプン、高アミローストウモロコシデンプン、緑豆デンプン、米デンプン、もち米デンプン、サツマイモデンプン、ワキシーサツマイモデンプン、キビデンプン、サゴデンプン、ソルガムデンプン、キノアデンプン、クズウコンデンプン、アマランスデンプン、レンコンデンプン及びソバデンプンからなる群から選択される、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 前記歯科衛生製品が、練り歯磨き及びチューインガムからなる群から選択され、好ましくは、前記歯科用製品が、練り歯磨きである、請求項1~3のいずれか一項に記載の使用。
  5. 前記デンプンが、前記歯科衛生製品組成物中の前記二酸化チタンの最大30重量%、好ましくは最大60重量%、より好ましくは最大100重量%に置き換わる、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 前記歯科衛生製品組成物が、前記歯科衛生製品組成物の総重量に対して、0.5重量%~30重量%、好ましくは1重量%~20重量%、より好ましくは2重量%~15重量%、更により好ましくは5~10重量%の天然デンプンを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の使用。
  7. 前記歯科衛生製品組成物が、前記歯科衛生製品組成物の総重量に対して、0.5重量%~30重量%、好ましくは1重量%~20重量%、より好ましくは2重量%~15重量%、更により好ましくは5~10重量%の多孔質デンプンを含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の使用。
  8. 天然デンプン、多孔質デンプン又はそれらの混合物を含有する、又はそれらからなる白色顔料を含む、歯科衛生製品組成物。
  9. 天然デンプン、多孔質デンプン又はそれらの混合物を白色顔料として添加するステップを含む、歯科衛生製品組成物を製造するプロセス。
  10. 前記プロセスが、白色顔料として二酸化チタンを添加するステップを含まない、請求項9に記載のプロセス。
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