JP2023509692A - 周波数範囲駆動型ネットワークスライシング - Google Patents

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Abstract

ネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)は、ユーザ機器(UE)とネットワークとの間でシグナリングされ得る。ネットワークからUEに送信されるNSSAIは、例えば、NSSAI内の各単一NSSAI(S-NSSAI)の動作周波数帯域(OFB)だけでなく、無線アクセス技術(RAT)周波数選択優先度(RFSP)インデックスも含み得、ネットワークは、これらを、UE登録手順中に、UEアクセス及びモビリティサブスクリプションの一部として構成する。RAT制限は、ある特定のスライスがある特定のRATを介してアクセス可能でないことをUEに示すために拡張され得る。UEには、ネットワークによって、代替のNSSAIと、各S-NSSAIの対応するOFBとが提供され得、それによって、これらのS-NSSAIが、要求された場合に、許可されていることをUEに示す。UEは、代替の許可されたNSSAIを選択し、登録更新要求をネットワークに送信することができ得る。【選択図】図6A

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年1月2日に出願され、かつ「Frequency range driven network slicing」と題する米国仮特許出願第S/N62/956,441号、2020年2月10日に出願され、かつ「Frequency range driven network slicing」と題する米国仮特許出願第S/N62/972,212号、及び2020年7月29日に出願され、かつ「Frequency range driven network slicing」と題する米国仮特許出願第S/N63/057,996号の優先権の利益を主張し、これらの内容は全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、限定はしないが、3rd Generation Partnership Project (3GPP) TS 23.501、System Architecture for the 5G System,Stage 2,v16.1.0,Release 16,2019-06、3GPP TS 23.502,Procedures for the 5G System,Stage 2,v16.1.1,Release 15,2019-06、GSMA NG.116 Generic Slice Template,Version 1.0,23 May 2019、3GPP TS 38.101-1 User Equipment (UE) radio transmission and reception,Part 1 - Range 1 Standalone,V16.1.0 (2019-09)、3GPP TS 38.101-2 User Equipment (UE) radio transmission and reception,Part 2 - Range 2 Standalone,V16.1.0 (2019-09)、及び3GPP TS 23.503,Policy and Charging Control Framework for the 5G System (5GS),Stage 2 (Release 16)などに記載されている技術などのシステム、方法、及び装置又は無線ネットワークに関する。
ユーザ機器(User Equipment、UE)が、様々な周波数帯域で利用可能であるネットワークスライスにアクセスする必要があるとき、UEは、周波数帯域を選択し、ネットワークに接続するか、接続を切断/無効にするか、又は異なる周波数帯域間で切り替える必要があり得る。これらの目標は、様々なメカニズムによって達成され得る。
UEは、ネットワークから、許可されたネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information、NSSAI)と、NSSAI内の各単一ネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information、S-NSSAI)の動作周波数帯域(Operating Frequency Band、OFB)と、それの無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)周波数選択優先度(Frequency Selection Priority、RFSP)インデックスとをネットワークから受信し得、ネットワークは、これらを、UE登録手順中に、UEアクセス及びモビリティサブスクリプションの一部として構成する。
RAT制限は、ある特定のスライスがある特定のRATを介してアクセス可能ではないことをUEに示すために拡張され得る。
UEには、ネットワークによって、代替のNSSAIと、各S-NSSAIの対応するOFBとが提供され得、それによって、これらのS-NSSAIが、要求された場合に、許可されていることをUEに示す。
UEは、代替の許可されたNSSAIを選択し、登録更新要求をネットワークに送信することができ得る。
拡張されたUEルート選択ポリシー(UE Route Selection Policy、URSP)ルールは、公衆移動通信網(Public Land Mobile Network、PLMN)識別子(identifier、ID)及び/又はOFB選択情報の指示を含み得るため、UEは、動作周波数帯域を選択することによって、それ自体を意図されたスライスに導くことができ得る。
ネットワークは、UEの現在の周波数帯域でアクセス可能である、許可されたNSSAI内の特定のS-NSSAI及びアクセス不能である、許可されたNSSAI内の特定のS-NSSAIを示すために、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージをUEに送信し得る。
UEは、UEの現在の周波数帯域でアクセス不能であり得るS-NSSAIにアクセスすることを望むことをRRCメッセージ内に示し得、ネットワークは、UEが、所望のS-NSSAIにアクセスするために正しい周波数帯域に切り替わり得るように、ハンドオーバコマンドを用いてUEをリダイレクトし得る。
対処されるべき他の課題は、例えば、UEが特定のスライスに同時にアクセスすることが許可され得ないこと、及びある特定のスライスが、ある特定の場所、例えば、地理的地域及び/又は追跡領域においてのみUEに利用可能であり得ることを含む。そのようなシナリオに対処するために、いくつかの手法がとられ得る。
ネットワークスライスの同時アクセスを制御するために、UEは、例えば、UE登録手順中に、ネットワークにその同時スライスアクセス能力(Simultaneous Slice Access Capability、SSAC)を示し得、ネットワークは、構成されたNSSAI、許可されたNSSAI、及び/又は拒絶されたS-NSSAIの各S-NSSAIとともにSSACインジケータを含むことによって、スライスが他のネットワークスライスと同時にアクセス可能であるかどうかをUEに伝達することができ得る。
UEは、複数のS-NSSAIに登録することを許可され得、UEは、構成された同時スライスアクセスポリシー(Simultaneous Slice Access Policies、SSAP)に基づいて、2つ以上のスライスとの同時パケットデータユニット(Packet Data Unit、PDU)セッションを有することを制限され得る。例えば、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)は、スライスBがスライスAとともにアクセス可能ではないことを詳述する原因コードを用いてPDUセッション確立要求を拒絶し得る。UEは、この原因コードを受信し、その緊急性又は要件に応じて、UEは、スライスAとのセッションを終了し、スライスBとのPDUセッション確立要求を再試行し得る。
UEは、どのS-NSSAIが地理的地域において利用可能であるか又は利用可能ではないかを知るように構成され得る。場所情報は、S-NSSAI情報内でUEに提供され得る。更に、NULLスライス/サービスタイプ(Slice/Service Type、SST)値は、例えば、ネットワークがS-NSSAIを認識したが、S-NSSAIが特定の地理的地域において及び/又はPLMNにおいて利用可能ではないことをUEに示すために、ネットワークによって使用され得る。
拡張された登録手順が使用され得、UEは、スライスがどの地理的地域からアクセスされ得るかについての情報で構成される。次いで、UEは、アップリンクデータのルートを選択するときにこの情報を使用し得る。例えば、UEは、スライスが利用可能ではないときに優先度の低いルートを選択するために、この情報を使用し得る。
PLMNに登録するかどうかを判定する際に各PLMNにおけるネットワークスライスの利用可能性を考慮するUEでは、拡張されたPLMN選択又は再選択メカニズムが使用され得る。
UEは、UEがURSPルールを評価し、所望のS-NSSAIがPLMNにおけるUEの現在の場所において利用可能ではないためにトラフィックのルートを確立することができないことを識別したときに、PLMN再選択をトリガし得る。
更なる課題は、UEが、UEの現在のOFBにおいて全て利用可能であるネットワークスライスのみにアクセスし得ることである。いくつかの解決法が利用可能である。
例えば、UEは、UEがサポートすることができる動作周波数帯域(OFB)について、ネットワーク(例えば、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)及び/又はコアネットワーク)に通知し得る。この情報は、UEの要求されたスライスを識別し、容易にするために、ネットワークによって利用され得る。
UEのサポートされるOFB、要求されたネットワークスライス、及び要求されたスライスが利用可能であるOFBに基づいて、ネットワークは、例えば、要求されたスライスの全て又は大部分が利用可能である異なるOFBに切り替えるようにUEを誘導し得る。
UEは、ネットワークによって伝達された原因コードを考慮し、ハンドオーバが完了するまで許可されたNSSAIが更新されることを保証しながら、UE登録要求をネットワークに再送信するために、受信したOFB情報を使用し得る。新しいOFBでは、UEは、登録が受け入れられると、一組の許可されたスライスを受信し得る。
UEは、登録更新要求プロセス中に、ネットワークがUEの現在の動作帯域内の要求のスライスの全てを許可することができる場合にのみ許可されたNSSAIを更新することをUEが所望することをネットワークに通知するために、インジケータをネットワークに送信し得る。ネットワークが要求されたスライスの全てを許可することができない場合、UEは、その現在の許可されたNSSAIで機能し続け得る。
UEは、UEの許可されたNSSAI内の全てのスライスが成功したUE登録手順中に利用可能である追跡領域/登録領域(Tracking Area/Registration Area、TA/RA)のリストを受信し得る。UEはモバイルデバイスであり得るため、UEが円満にハンドオーバされ得るそのようなTA/RAの知識をUEが有することが適切であり得る。
UEは、ネットワークに非アクセス層(Non-Access Stratum、NAS)メッセージを送信して、UEの許可されたNSSAI内の全てのスライスが利用可能であるTA/RAのリストを要求し得る。この要求は、時間、TAの変更、及び/又は方向などの何らかのUEコンテキストによってトリガされ得る。
UE-OFBポリシー及び同時スライスアクセスポリシー(SSAP)の両方が、UE登録手順中に2つ以上のスライスの同時アクセスに関する制約として適用され得る。これらのポリシーに基づいて、UEは、スライスの同時アクセスのためにOFBを変更し得る。
PDUセッション確立中に、UE-OFBポリシー及びSSAPが同時に適用され得る。ネットワークによって与えられる決定に基づいて、UEは、そのOFBを切り替えることによって登録更新を要求し、PDUセッションを継続し得る。代替的に、UEは、登録更新及びOFBハンドオーバをせずに既存のPDUセッションを継続することを決定し得る。
UEは、UEの現在のOFBにおいて利用可能であるスライスのみを示すPDUセッション確立要求を開始し得る。
ネットワーク内のスライスとのPDUセッションの間、UEは、所望のスライスのS-NSSAI情報を、RANに向けられたRRCメッセージに含め得る。RANは、要求されたスライス及び要求されたスライスに関連付けられたOFBを識別し得、要求されたスライス及びUEの現在のOFBに基づいて、RANは、更なるPDUセッション確立プロセスを進めることを許可し得るか、そうでなければ、PDUセッション確立手順を継続する前にOFBを変更するようにUEに指示し得る。
複数の進行中のPDUセッションを有するモバイルUEの場合、RANノードは、UEのOFBを切り替えるのを支援し得、UEは、既存のPDUセッションを継続し得る。UE及びスライスがサポートするOFBに基づいて、RANは、全てのPDUセッションを継続しながら、いくつかのPDUセッションを継続しながら、又は進行中のPDUセッションのうちのいずれも継続せずに、UEの新しいセル/OFBを容易にし得る。
本概要は、簡略化された形態で概念の選択を導入するために提供され、これは「発明を実施するための形態」において以下に更に説明される。この概要は、特許請求される主題の主要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、また、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることを意図するものでもない。更に、特許請求される主題は、この開示のいずれかの部分に記載された、いずれか又は全ての欠点を解決する制限に限定されるものではない。
より詳細な理解は、例示として添付の図面と併せて与えられる、以下の詳細な説明から得られ得る。
5Gシステムサービスベースのアーキテクチャの例のブロック図である。 基準点表現における非ローミング5Gシステムアーキテクチャの例のブロック図である。 複数のネットワークスライスを提示するコアネットワークの例を例示する。 登録中のNSSAI及び動作帯域情報配信の例のコールフローである。 代替スライス及び対応する周波数帯域をUEに提供する例のコールフローを示す。 代替スライス及び対応する周波数帯域をUEに提供する例のコールフローを示す。 RRCメッセージングを使用する周波数帯域リダイレクションの例のコールフローを示す。 RRCメッセージングを使用する周波数帯域リダイレクションの例のコールフローを示す。 NSSAI及びOFB及び拡張されたURSPルールを有するUEのグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface、GUI)の例を例示する。 本明細書に記載及び特許請求される方法及び装置が具現化され得る通信システムの例を例示する。 無線通信用のために構成された装置又はデバイスの例のブロック図である。 無線アクセスネットワーク(RAN)及びコアネットワークの例のシステム図である。 別のRAN及びコアネットワークの例のシステム図である。 別のRAN及びコアネットワークの例のシステム図である。 コンピューティングシステムの例のブロック図である。 別の通信システムの例のブロック図である。 S-NSSAI情報要素の例を例示する。 OFBを有する拡張されたS-NSSAI情報要素の例を例示する。 同時スライスアクセスポリシーインジケータをUEに配信する例のコールフローである。 同時スライスアクセスポリシーによる拒絶後に所望のスライスに再登録するUEの例のコールフローである。 同時スライスアクセス制限を伴うPDUセッション要求を取り扱う例のコールフローである。 地理的地域に基づいてネットワークスライスへのアクセスが制限されているUEの例のコールフローである。 アクセス及びモビリティサブスクリプションを介してスライス場所制限情報を構成する例のコールフローである。 同時スライスアクセス制限のサポート、スライスアクセスのサービス領域制限、及びサポート能力を示す、UEのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の例を例示する。 登録手順中の動作周波数帯域ハンドオーバの例のコールフローである。 UEの現在のOFBにおける許可されたスライスを用いた登録更新の例のコールフローである。 ネットワークからTA/RA情報を受信するUEの例のコールフローであり、全てのスライスが全てのOFBにおいて利用可能である。 SSAP及びUE OFBポリシーを用いたUE登録手順の例のコールフローである。 UE-OFBポリシー及びSSAPによる同時制限を取り扱う例のコールフローである。 PDUセッション確立要求中にRRCメッセージ内でS-NSSAIを送信するUEの例のコールフローである。 PDUセッション継続性のOFBを提案するRANの例のコールフローである。
用語
付録の表14は、本明細書において使用される略語の多くを含む。以下は、本明細書において本発明者らによって使用される用語及び造語である。
追跡領域(Tracking Area、TA)-TAは、一組のセルである。TAは、追跡領域のリスト(TAリスト)にグループ化され得、リストは、ユーザ機器(UE)上で構成することができる。TAは、UEのアクセス制御、場所登録、ページング、及びモビリティ管理のために使用される。
登録領域(RA)-登録領域は、NAS手順である場所登録を実施する必要なくUEがローミングし得る領域である。
サービス領域制限-サービス領域制限は、1つ以上のTAを含むか、又は無制限に、例えば、公衆移動通信網(PLMN)の全てのTAを含むように、設定され得る。ユニファイドデータ管理(Unified Data Management、UDM)におけるUEのサブスクリプションデータは、サービス領域制限を含み得、例えば、明示的なTA識別子を使用して、どのTAが許可された領域であるか、及び/又はどのTAが許可されていない領域であるかを指定する。追加的又は代替的に、サービス領域制限は、経度/緯度、郵便番号などの地理的情報を使用して、許可されたTA及び/又は許可されていないTAを識別する。
代替ネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)-NSSAIは、UEがアクセスすることを選択した場合、UEがアクセスすることを許可される一組の1つ以上の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を含む「代替NSSAI」において提供され得る。
ネットワーク機能(Network Function、NF)-NFは、定義された機能的挙動及び定義されたインターフェースを有するネットワーク内の処理機能である。NFは、専用ハードウェア上のネットワーク要素として、専用ハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして、又はクラウドインフラストラクチャ上などの適切なプラットフォーム上でインスタンス化された仮想化機能として実装され得る。
NFインスタンス-NFインスタンスは、NFの識別可能なインスタンスである。
ネットワーク機能サービス-NFサービスは、サービスベースのインターフェースを介して、第1のNF(NFサービスプロデューサ)によって別の承認されたNF(NFサービスコンシューマ)によって呈示されるタイプの能力である。NFは、1つ以上のNFサービスを呈示し得る。例えば、AMFは、Namf_EventExposureサービスを提供し得、AMFが、ある特定のモビリティ管理関連イベントにサブスクライブするNFに通知を送信することを可能にする。
NFサービスインスタンス-NFサービスインスタンスは、NFサービスの識別可能なインスタンスである。
ネットワークスライス-ネットワークスライスは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理ネットワークである。
ネットワークスライスインスタンス-ネットワークスライスインスタンスは、NFインスタンスと、展開されたネットワークスライスを形成する必要なリソース(例えば、計算リソース、記憶リソース、及びネットワークリソース)とのセットである。
ネットワーク能力-ネットワーク能力は、コアネットワークが実装し、そのユーザに(例えば、UE及びアプリケーションサーバに)提供するトランスポートネットワーク機能である。ネットワーク機能の例には、バックグラウンドデータ転送及びイベント監視が含まれる。ネットワーク能力は、1つ以上のNFのうちの1つ以上のNFサービスを通して有効にされ得る。
動作周波数帯域(OFB)-OFB又は動作帯域は、UEとRANノードとの間のデータ送信又は受信のための周波数範囲である。本明細書では、「OFB」及び「動作帯域」は、互換的に使用される。
PC5(インターフェース)-PC5は、ユーザ機器が直接チャネルを介して別のユーザ機器と通信する基準点を指す。
無線アクセス技術/周波数選択優先度(RFSP)インデックス-ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)において、E-UTRANにおける無線リソース管理をサポートするために、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)は、パラメータ「インデックストゥRAT/周波数選択優先度」(RFSPインデックス)をS1にわたってeNodeBに提供する。RFSPインデックスは、特定の無線リソース管理(Radio Resource Management、RRM)戦略を適用するために、eNodeBによって、ローカルに定義された構成にマッピングされる。RFSPインデックスは、UE固有であり、全ての無線ベアラに適用される。このパラメータは、アイドルモードキャンピングを制御するためのUE固有のセル再選択優先度を導出するか、又はアクティブモードUEを異なる周波数層又はRATにリダイレクトすることを決定するために、E-UTRANによって使用され得る。同様に、5GSにおいて、AMFは、サブスクライブされたRFSPインデックスをUDM/ユニファイドデータリポジトリ(Unified Data Repository、UDR)から受信し、特定のRRM戦略を適用するためにローカルに定義された構成にgNodeBにマッピングされる。
同時スライスアクセスポリシー(SSAP)-SSAPという用語は、本明細書では、一度に2つ以上のネットワークスライスへのUEの同時アクセスを制御する一組のポリシーを指すために使用される。例えば、UEは、超信頼低遅延通信(Ultra-Reliable Low-Latency Communication、URLLC)スライスにアクセスすることができ得るが、拡張モバイルブロード帯域(Enhanced Mobile Broadband、eMBB)スライスへのアクセスが拒否され得る一方で、UEは、URLLCスライスにアクセスすること及び/又はアクセスしていることが許可される。
同時スライスアクセス能力(SSAC)-SSACという用語は、本明細書では、3GPP Rel-17又はそれに続くシステム能力を指すために使用され、それにより、ネットワークは、UEが同時に2つ以上のスライスにアクセスすることに制限を強いる必要があり得る。この能力制限は、コアネットワーク内のモバイルネットワークオペレータ(Mobile Network Operator、MNO)によって、SSAPに基づいて課せられ得る。コアネットワークは、同時アクセスの性質を定義するSSACインジケータをUEを提供する。UEは、そのようなポリシーをサポートする必要があり得る。SSAPをサポートするUEは、同時スライスアクセス能力を有することが知られている。UEは、SSACサポートインジケータ(SSAC Support Indicator、SSI)を介してSSACインジケータのサポートを伝達する。
UE-OFBポリシー-本明細書におけるUE-OFBポリシーという用語は、UEが、UEの現在の動作周波数帯域(OFB)において利用可能なスライスのみにアクセスすることを可能にするポリシーを指す。一組の要求されたスライス内の少なくとも1つのスライスがUEの現在のOFBにおいて利用可能ではない場合、全てのスライスにアクセスする要求が、全ての要求されたスライスが利用可能であるOFBハンドオーバの提案とともに拒絶される。
Uu(インターフェース)-5G RANとユーザ機器との間の無線インターフェース。
5Gネットワークアーキテクチャの例
図1は、制御プレーン(Control Plane、CP)内のサービスベースのインターフェースを有する例示的な非ローミング基準アーキテクチャを示している。3GPP TS 23.501,System Architecture for the 5G System;Stage 2,v16.1.0,Release 16,2019-06を参照されたい。
図2は、様々なネットワーク機能が互いにどのように相互作用するかを示す基準点表現を使用して、非ローミングの場合の5Gシステムアーキテクチャの例を表している。TS 23.501を参照されたい。
モビリティ管理及びセッション管理機能(Session Management Function、SMF)が、分離されている。単一のN1 NAS接続は、登録管理及び接続管理の両方のために、並びにセッション管理(Session Management、SM)に関連するUEのメッセージ及び手順のために使用される。単一のN1終結点は、AMF内に位置している。AMFは、SM関連のNAS情報をSMFに転送する。AMFは、UEと交換されるNASシグナリングの登録管理及び接続管理部分に対処する。SMFは、UEと交換されるNASシグナリングのSM部分に対処する。
ネットワーク機能
5Gアーキテクチャは、データ接続性をサポートし、例えば、ネットワーク機能仮想化及びソフトウェア定義ネットワークなどの技術を使用するため展開を可能にすることを提供する。5Gシステムアーキテクチャにより、制御プレーン(CP)ネットワーク機能(NF)間のサービスベースの相互作用を、識別される場合、活用することが可能になる。
NFは、ネットワーク内の処理機能であり、定義された機能的挙動及び定義されたインターフェースを有する。NFは、専用ハードウェア上のネットワーク要素として、専用ハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして、又は例えば、クラウドインフラストラクチャ上の適切なプラットフォーム上でインスタンス化された仮想化機能として、実装することができる。
5GCにおけるネットワークスライシング
ネットワークスライスは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理ネットワークである。PLMN内のネットワークスライスは、コアネットワーク(Core Network、CN)制御プレーン(CP)及びユーザプレーンネットワーク機能を含む。ネットワークスライスインスタンスは、NFインスタンスと、展開されたネットワークスライスを形成する必要なリソース(例えば、計算リソース、記憶リソース、及びネットワークリソース)とのセットである。
ネットワークスライスは、サポートされた特徴及びネットワーク機能の最適化について異なり得、その場合、そのようなネットワークスライスは、異なるSSTのものであり得る。オペレータは、同じ特徴を配信する複数のネットワークスライスインスタンスを展開し得るが、UEの異なるグループの場合、例えば、それらが異なるコミットされたサービスを配信するとき、及び/又はそれらが顧客専用であるため、その場合は、そのようなネットワークスライスは、同じSSTのものであり得るが、異なるスライス区分子を通して区別される。
ネットワークは、UEが登録されるアクセスタイプ(例えば、3GPPアクセス及び/又はN3GPPアクセス)に関係なく、5G-ANを介して、合計で最大8つの異なるS-NSSAIに関連付けられた、同時に1つ以上のネットワークスライスインスタンスを単一のUEにサービス提供し得る。UEにサービスを提供するAMFインスタンスは、UEにサービスを提供するネットワークスライスインスタンスの各々に論理的に属し、例えば、このAMFは、UEにサービスを提供するネットワークスライスインスタンスに共通である。
ネットワークスライスの識別及び選択、S-NSSAI及びNSSAI
ネットワークスライスは、S-NSSAIによって識別され、スライス/サービスタイプ(SST)及びスライス区分子(SD)を含み得る。SSTは、特徴及びサービスに関して予想されるネットワークスライス挙動を指す。スライス区分子(SD)は、任意選択的な情報であり、同じSSTの複数のネットワークスライス間で区別するために、SSTを補足する。
S-NSSAIは、標準値(例えば、そのようなS-NSSAIは、標準化されたSST値を有するSSTからのみ構成され、かつSDは含まない)、又は非標準値(例えば、そのようなS-NSSAIは、SST及びSDの両方から構成されるか、又は標準化されたSST値を有さないSSTのみから構成され、かつSDは含まないかのいずれである)を有することができる。非標準値を有するS-NSSAIは、それが関連付けられているPLMN内の単一のネットワークスライスを識別する。非標準値を有するS-NSSAIは、S-NSSAIが関連付けられているPLMN以外の任意のPLMNに対して、アクセス層(Access Stratum、AS)手順においてUEによって使用されないものとする。付録の表1は、標準化されたSST値を示している。
NSSAIは、S-NSSAIの集合である。NSSAIは、構成されたNSSAI、要求されたNSSAI、又は許可されたNSSAIであり得る。UEとネットワークとの間のシグナリングメッセージの中で送信される許可されたNSSAI及び要求されたNSSAI内に、最大8つのS-NSSAIが存在することができる。UEによってネットワークにシグナリングされる要求されたNSSAIにより、ネットワークが、このUEのサービングAMF、ネットワークスライス、及びネットワークスライスインスタンスを選択することが可能になる。
オペレータの動作上の必要性又は展開の必要性に基づいて、ネットワークスライスインスタンスは、1つ以上のS-NSSAIと関連付けることができ、S-NSSAIは、1つ以上のネットワークスライスインスタンスと関連付けることができる。同じS-NSSAIに関連付けられた複数のネットワークスライスインスタンスは、同じ又は異なる追跡領域(TA)において展開され得る。同じS-NSSAIに関連付けられた複数のネットワークスライスインスタンスが同じTAにおいて展開されるとき、UEにサービスを提供するAMFインスタンスは、このS-NSSAIに関連付けられた2つ以上のネットワークスライスインスタンスに論理的に属し(例えば、共通であり)得る。
要求されたNSSAI(もしあれば)及びサブスクリプション情報に基づいて、5Gコア(5G Core、5GC)は、このネットワークスライスインスタンスに対応する5GC制御プレーン(CP)及びユーザプレーンネットワーク機能(NF)を含む、UEにサービス提供するネットワークスライスインスタンスの選択を担う。
RANは、5GCが許可されたNSSAIのRANに通知する前に、UE CP接続に対処するために、アクセス層(AS)シグナリングにおいて要求されたNSSAIを使用し得る。要求されたNSSAIは、条項6.3.5に記載されるように、AMF選択のためにRANによって使用される。UEがRRC接続を再開することを要求し、RRC非アクティブ状態でCM-CONNECTEDであるときに、UEは、RRCレジュームに要求されたNSSAIを含めないものとする。
UEがアクセスタイプに正常に登録されると、CNは、許可されたNSSAIを対応するアクセスタイプに提供することによってRANに通知する。
標準化されたSST値が、グローバル相互運用性を確立する方法をスライシングに提供するため、PLMNは、最も共通に使用されるSSTに関するローミング使用事例をより効率的にサポートすることができる。
標準化されたSSTが、本明細書の付録の以下の表1にある。TS 23.501を参照されたい。
構成されたNSSAI
構成されたNSSAIは、1つ以上のPLMNに適用可能な、UEにプロビジョニングされたNSSAIである。構成されたNSSAIは、サービングPLMNによって構成され、サービングPLMNに適用され得る。PLMNごとに多くとも1つの構成されたNSSAIが存在する。
デフォルト構成されたNSSAI
デフォルト構成されたNSSAIは、ホーム公衆移動通信網(Home Public Land Mobile Network、HPLMN)によって構成され、特定の構成されたNSSAIがUEに提供されていない任意のPLMNに適用される。デフォルト構成されたNSSAIにおいて使用される値は、全てのローミングパートナーによって共通に決定されることが予想される。デフォルト構成されたNSSAIは、UEにおいて構成される場合、UEがサービングPLMNに関する構成されたNSSAIを有していない場合にのみ、サービングPLMNにおいてUEによって使用される。UEは、デフォルト構成されたNSSAIで事前構成され得る。
要求されたNSSAI
要求されたNSSAIは、登録中にUEによってサービングPLMNに提供されるNSSAIである。構成されたNSSAIから選択された要求されたNSSAI内のS-NSSAIは、このPLMNに、それが利用可能である場合に適用可能である。PLMNに関する構成されたNSSAIが利用可能でない場合、要求されたNSSAI内のS-NSSAIは、デフォルト構成されたNSSAIから、それがUEにおいて構成されている場合に選択される。
UEによってネットワークにシグナリングされる要求されたNSSAIにより、ネットワークが、このUEのサービングAMF、ネットワークスライス、及びネットワークスライスインスタンスを選択することが可能になる。要求されたNSSAI(もしあれば)及びサブスクリプション情報に基づいて、5GCは、このネットワークスライスインスタンスに対応する5GC制御プレーン及びユーザプレーンネットワーク機能を含む、UEにサービス提供するネットワークスライスインスタンスの選択を担う。
許可されたNSSAI
許可されたNSSAIは、登録手順中にサービングPLMNによって提供されるNSSAIであり、UEが現在の登録領域のサービングPLMNにおいて登録されていないS-NSSAI値を示す。アクセスタイプにわたるUE登録手順の完了に成功すると、UEは、AMFから、1つ以上のS-NSSAIと、必要な場合、HPLMN S-NSSAIへの1つ以上のS-NSSAIのマッピングを含む、このアクセスタイプの許可されたNSSAIを入手する。これらのS-NSSAIは、現在の登録領域及びアクセスタイプに対して有効であり、UEによって同時に使用することができる。
許可されたNSSAIのマッピング
許可されたNSSAIのマッピングは、サービングPLMNに関する許可されたNSSAIの各S-NSSAIの、HPLMN S-NSSAIへのマッピングである。
構成されたNSSAIのマッピング
構成されたNSSAIのマッピングは、サービングPLMNに関する構成されたNSSAIの各S-NSSAIの、HPLMN S-NSSAIへのマッピングである。
S-NSSAI符号化
S-NSSAI情報要素の目的は、ネットワークスライスを識別することである。S-NSSAI情報要素は、3GPP TS 24.501 Non-Access-Stratum(NAS) protocol for a 5G systemの9.11.2.8に記載されているように、本明細書の付録の図9及び表8に示されるように符号化される。
S-NSSAIは、最小長が3オクテット及び最大長が10オクテットのタイプ4情報要素である。
URSPルール
UEのルート選択ポリシー(URSP)は、URSPルールの優先度付けられたリストを含む。3GPP TS 23.503 Policy and Charging Control Framework for 5G system;Stage 2 (Release 16)を参照されたい。URSPを示す本明細書の付録の表2も参照されたい。URSPルールの構造は、本明細書の付録の表3及び表4に記載されている。
ネットワークスライシングの拡張
3GPP SA2 study,Feasibility Study on Enhancement of Network Slicing Phase 2 (S2-1908583)は、ネットワークスライスの新しい拡張に関わる。この研究は、GSMA NG.116 Generic Slice Template,Version 1.0,23 May 2019において公開されたジェネリックスライステンプレート(Generic Slice Template、GST)の概念に基づいて推奨される特徴を更に調査し、組み込むために、GSMA 5GJAから受信した要求の結果として行われた。この研究の主な目的は、SA2所有のTSにおける5Gシステム手順においてGSTパラメータのサポートを識別し、これらのギャップに対処し得る潜在的な解決策を研究することである。
NG.116において特徴付けられる多くの関連する属性の中で、それらのうちの1つは、ネットワークスライスによってサポートされる無線スペクトルを扱った。各ネットワークスライスは、それが提供するサービスのタイプに基づいて、異なる無線周波数範囲においてサポート又は動作し得る。ニューレイディオ(New Radio、NR)が動作することができる周波数範囲は、TS 38.101の表5.1-1に記載されるように識別される。本明細書の付録の表5を参照されたい。
これは、特定の周波数帯域が、特定のネットワークスライスにアクセスするために使用することができることを意味する。例えば、eMBBスライスは、2.6GHz及び4.9GHzにおいてサポートすることができるが、URLLCスライスは、4.9GHzにおいてのみサポートすることができる。いくつかの他の展開シナリオでは、eMBBサービスのためにより高い周波数帯域を使用しながら、より低い周波数帯域は、IoTのために使用することができる。すなわち、スペクトル帯域とネットワークスライスとの組み合わせは、5Gスペクトル帯域の効率的な使用だけでなく、サービス分離を必要とするサービスプロバイダのために良好なツールであり得る。
無線スペクトル
NG.116は、特定の周波数範囲に対処するために無線スペクトルと呼ばれる属性を定義する。NG.116では、この属性は、ネットワークスライスによってサポートされる無線スペクトルを定義する。いくつかの端末が使用される頻度に関して制限され得るため、これは重要な情報である。本明細書の付録の表6は、無線スペクトル属性の摘要を表している。
この属性は、ネットワークスライスにアクセスするためにどの周波数が使用することができるかを定義する。NRは、FR1及びFR2動作帯域で動作するように設計されている。表6の記号n1、n77、n38は、FR1周波数範囲指定内のNR動作帯域の例を表している。TS 23.101の表5.2.1は、周波数範囲指定FR1及びFR2(表5)とNR動作帯域との間の関係を定義する。例えば、n1 NR動作帯域は、1920MHz~1980MHzの間でUEが送信に使用し、基地局が受信に使用するアップリンク(Uplink、UL)動作帯域と、2110MHz~2170MHzの間でUEが受信に使用し、基地局が送信に使用するダウウンロード(Downlink、DL)動作帯域とを表し、FDD(周波数分割複信)複信モードで動作する。
また、無線スペクトル属性が、スケーラビリティ属性タグを有することも留意されたい。タグは、各属性の性質についての追加情報を与えるために、属性に添付されるラベルとして使用される。GSMA NG.116は、2つのタイプの属性、すなわち、文字属性及びスケーラビリティ属性が存在することを定義する。属性は、両方のカテゴリに分類することはできない。
文字属性は、スライスを特徴付け、例えば、スライスが提供するスループット、レイテンシー、及び/又はアプリケーションプログラミングインターフェース(Application Programming Interface、API)を特徴付ける。それは、ネットワークスライスコンシューマ(Network Slice Consumer、NSC)及びネットワークスライスプロバイダ(Network Slice Provider、NSP)から独立している。スケーラビリティ属性は、スライスのスケーラビリティについての属性の情報、例えば、スライスにおいて許可される端末の数、を提供する。このタイプの属性は、ネットワークスライスコンシューマ(NSC)及びネットワークスライスプロバイダ(NSP)に固有である。
サービス領域
NG.116はまた、サービス領域属性を定義する。この属性は、端末が特定のネットワークスライスにアクセスできる領域を規定する。したがって、属性は、サービスが提供されることになる国のリストを規定する。
リストは、ネットワークスライスプロバイダ(NSP)及びそれらのローミング契約に固有である。リストが2つ以上のエントリを含む場合では、HPLMNとアクセスされた公衆移動通信網(VPLMN)との間のローミング契約が必要である。本明細書の付録の表9は、属性詳細を記載している。
地域仕様
サービス領域属性にリストされる全ての国について、サービスが国全体で提供されるか、又は国の一部のみで提供されるかを示す必要がある。ネットワークスライスコンシューマ(NSC)が特定の場所を必要とする場合、この属性は、サービスが提供される国の地域を規定するために使用することができる。サービス属性の領域にリストされる全ての国について完了する必要がある。
地域のリストは、各国に固有であり、これらの地域を定義する方法は、ネットワークスライスコンシューマ(NSC)及びネットワークスライスプロバイダ(NSP)を決定することである。本明細書の付録の表10は、属性詳細を記載している。
サービス領域はまた、基地局場所及びそのカバレッジ、セルなどに依存し得る。加えて、GSMA NST116文書は、地理的パーティショニングを記載している。この手法は、地理的地域を一組のゾーン/グリッドにパーティショニングすることを必要とし、これは、より良好なリソース使用のために、所定の寸法のゾーンの規則的なセットを定義することからなる。
無線リソース管理機能
RANにおける無線リソース管理をサポートするために、AMFは、パラメータ「無線アクセス周波数(RAT)/周波数選択優先度(RFSPインデックス)」をN2にわたって無線アクセスネットワーク(RAN)に提供する。TS 23.501を参照されたい。RFSPインデックスは、RANにおいて任意の利用可能な情報を考慮して、特定の無線リソース管理(RRM)戦略を適用するために、RANによって、ローカルに定義された構成にマッピングされる。RFSPインデックスは、UE固有であり、全ての無線ベアラに適用される。このパラメータは、アイドルモードキャンプを制御するためにUE固有のセル再選択優先度を導出するためにRANによって使用され得、また、アクティブモードUEを異なる周波数層又はRATにリダイレクトすることを決定するために使用され得る。
HPLMNは、サブスクライブされたS-NSSAIを考慮してRFSPインデックスを設定し得る。AMFは、(例えば、登録手順中に)UDMからサブスクライブされたRFSPインデックスを受信する。非ローミングサブスクライバの場合、AMFは、オペレータの構成に応じて、以下の手順のうちの1つに従って使用中のRFSPインデックスを選択する。使用中のRFSPインデックスは、サブスクライブされたRFSPインデックスと同一であり得るか、又はAMFは、サブスクライブされたRFSPインデックス、ローカルに構成されたオペレータのポリシー、許可されたNSSAI、及び、登録手順中に受信される場合、UEの使用設定を含む、AMFにおいて利用可能なUE関連コンテキスト情報に基づいて、使用中のRFSPインデックスを選択し得る(3GPP TS 23.502,Procedures for the 5G System;Stage 2,v16.1.1,Release 15,2019-06を参照されたい)。
ローミングサブスクライバの場合、AMFは、アクセスされたネットワークポリシーに基づいて使用中のRFSPインデックスを選択し得るが、HPLMNからの入力(例えば、HPLMNごとに事前構成されたRFSPインデックス値、又はHPLMNとは無関係に全てのローマーに使用される単一のRFSPインデックス値)を考慮することができる。
使用中のRFSPインデックスはまた、Xn又はN2がNG-RAN内ハンドオーバのために使用されると、ソースからターゲットRANノードに転送される。
AMFは、受信したサブスクライブされたRFSPインデックス値及び使用中のRFSPインデックス値を記憶する。登録手順中に、AMFは、使用中のRFSPインデックス値を更新し得る(例えば、AMFは、AMFにおけるUE関連コンテキスト情報が変更された場合、使用中のRFSPインデックス値を更新する必要があり得る)。使用中のRFSPインデックス値を変更すると、AMFは、既存のUEコンテキストを修正することによって、又はRAN内の新しいUEコンテキストを確立することによって、又はユーザプレーンの確立が必要とされない場合に、次世代アプリケーションプロトコル(Next Generation Application Protocol、NGAP)ダウンリンクNASトランスポートメッセージ内に使用中の更新されたRFSPインデックス値を含めるように構成することによって、使用中の更新されたRFSPインデックス値をNG-RANノードに直ちに提供する。
アクセス及びモビリティ関連ポリシー制御
アクセス及びモビリティポリシー制御機能は、サービス領域制限の管理、RFSP機能の管理、及びUE集約最大ビットレート(UE Aggregate Maximum Bit Rate、UE-AMBR)、及びSMF選択の管理を包含する。この条項は、3GPPアクセスにわたって登録されるUEのサービス領域制限及びRFSPインデックスの管理を定義する。
UEのサブスクリプションは、サービス領域制限を含み得、許可された追跡領域識別子(Tracking Area Identity、TAI)のリストを拡張することによって、又は許可されていないTAIを低減することによって、又は許可されたTAIの最大数を増加させることによって、任意の時点で、オペレータ定義のポリシーに基づいて、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)によって更に修正され得る。PCFにおけるオペレータ定義のポリシーは、UE場所、時刻、及び他のNFによって提供される情報などの入力データに依存し得る。
AMFは、登録手順中に、又はAMFが変更されたときに、UDMから受信したサブスクライブされたサービス領域制限を報告し得る。報告のための条件は、AMFにおけるローカルポリシーが、アクセス及びモビリティ制御が有効にされていることを示すことを必要とする。AMFはまた、3GPP TS 23.503,Policy and Charging Control Framework for the 5G System (5GS);Stage 2 (Release 16)の6.1.2.5に記載のように、サービス領域制限のポリシー制御要求トリガが変更されると、サブスクライブされたサービス領域制限をPCFに報告する。AMFは、PCFから修正されたサービス領域制限を受信する。AMFはそれらを保存し、それを使用してUEのモビリティ制限を判定する。PCFは、無制限のサービス領域が存在することをAMFに示すことができる。
サービス領域制限は、許可されたTAIのリスト又は許可されていないTAIのリスト、及び任意選択的に許可されたTAIの最大数からなる。
RFSPインデックスの管理は、TS 23.501条項5.3.4に記載されているように、PCFが、無線リソース管理機能を実施するために、AMFによって使用されるRFSPインデックスを修正することを可能にする。PCFは、例えば、累積使用量、ネットワークスライスインスタンス当たりの負荷レベル情報などを考慮するオペレータポリシーに基づいてRFSPインデックスを修正する。サブスクライブされたRSFPインデックスは、任意の時点で、オペレータポリシーに基づいてPCFによって更に調整され得る。
無線リソース管理のために、AMFは、登録手順中に、又はAMFが変更されたときに、UDMから受信したサブスクライブされたRFSPインデックスを報告し得る。報告のための条件は、AMFにおけるローカルポリシーが、アクセス及びモビリティ制御が有効にされていることを示すことを必要とする。AMFは、PCFへのRFSPインデックス変更に対するサブスクリプションが満たされると、サブスクライブされたRFSPインデックスをPCFに報告する。AMFは、PCFから修正されたRFSPインデックスを受信する。
UE-AMBRの管理は、PCFが、サービングネットワークポリシーに基づいてAMFにUE-AMBR情報を提供することを可能にする。AMFは、UDMから受信したサブスクライブされたUE-AMBRを報告し得る。報告のための条件は、PCFが、サブスクライバUE-AMBR変更を報告するためにAMFにポリシー制御要求トリガを提供したことを必要とする。AMFは、PCFから修正されたUE-AMBRを受信する。AMFは、TS 23.501条項5.7.2.6に規定されているように、サービングネットワークのUE-AMBR値をRANに提供する。
課題の例
MNOは、複数のネットワークスライスを提示し得る。各ネットワークスライスは、所望のQoS、セキュリティ機能、及びネットワーク機能などの特定のスライス特性をUEに提示するように設計及び構成され得る。4つの標準スライス/サービスタイプが、TS 23.501,Rel 16において定義されている。本明細書の付録の表1を参照されたい。ネットワークオペレータは、ある特定のスライスがある特定の周波数帯域を介してのみ利用可能であるように、自分のネットワークを計画することを望み得る。
図3は、4つの異なるタイプのネットワークスライスを提示することができるコアネットワークを示している。すなわち、URLLC、V2X、eMBB、及び大規模モノのインターネット(Massive Internet-of-Things、MIoT)。これらのネットワークスライスは、異なる周波数帯域において動作され得、これらの周波数帯域は、QoS、NF、及び/又は地理的地域などの要因に基づいてスライスタイプにあてがわれ得る。
UEが特定のスライスにアクセスするとき、ネットワークは、UEが他のスライスにアクセスすることを制限すること、UEが同じSST値を有する他のスライスにアクセスすることを制限すること、又はUEが同じSD値を有する他のスライスにアクセスすることを制限すること、を行う必要があり得る。例えば、これは、企業がスライスを展開し、UEが別の企業に属する他の1つ又は複数のスライスに同時にアクセスしているときに、UEがスライスにアクセスすることを防止することを望むというシナリオにおいて望ましくあり得る。
考慮されるべき別のネットワークスライシングシナリオは、ローミングに関する。UEがローミングしているとき、UEのHPLMNとVPLMNとの間のローミング契約は、UEがVPLMNを介してアクセスすることを許可されるスライスを規定する。更に、ローミング契約は、VPLMNが、UEがいくつかの国又は地域においてある特定のスライスにアクセスすることを許可し、他の国又は地域においてアクセスすることを許可しないように取り決めされ得る。例えば、これは、企業が、企業のスライスがある特定の国又は地域からアクセスされることを望まないシナリオにおいて、又はある特定のスライスタイプがアクセスされるべきでないことを現地の規制が規定するシナリオにおいて、企業のスライスがアクセスされることを望まないシナリオにおいて、行われ得る。
図3を参照して記載するシナリオでは、UEが別個の周波数帯域上でのみ利用可能であるスライスにアクセスする必要があるとき、UEは、周波数帯域を選択する、別の周波数帯域又は異なる周波数帯域への接続を切断/無効にする、又は異なる周波数帯域間で切り替える必要があり得る。
UE及びターゲットネットワークスライスにおいて使用されるアプリケーションのタイプに基づいて、UEは、それ自体を、スライスの周波数帯域に対応する事前定義された事前に割り振られた周波数帯域に導くことができなければならない。現在の5GSは、UEが、登録及び登録解除することなく、特定のネットワークスライスに割り当てられた特定の周波数帯域に導くためのメカニズムを提供していない。
UEは、ネットワークスライスに割り当てられた周波数帯域間でそれ自体をナビゲートするために、一組のポリシーを用いて構成されなければならない。5GSは、そのようなポリシーを定義しなければならない。MNOは、ネットワークスライスに周波数帯域を割り振るが、UEは、正しいネットワークスライスに正常に導くために周波数帯域情報を必要とし得る。そのため、周波数帯域とネットワークスライスとの関係情報がUEに提供されなければならない。現在の5GSは、そのような周波数帯域及び対応するネットワークスライス情報を構成又はUEに配信するメカニズムについて記載していない。
UEは、コアネットワークから受信した情報を使用して、正しい動作周波数帯域を介してターゲットネットワークスライスに正しく導くためのポリシーを有していなければならない。そのようなポリシーは、UEにおいて事前に構成されてもよく、又はコアネットワークによって配信されてもよい。現在の5GSは、UEのそのようなポリシーを定義していない。更に、ポリシーは、UEが正しい周波数に正常に導くことができるように、UEに定義される必要がある。
ネットワークが、UEが任意の他のスライスにアクセスすることを制限すること、UEが同じSST値を有する他のスライスにアクセスすることを制限すること、又はUEが同じSD値を有する他のスライスにアクセスすることを制限することを行うことを許可にするために、以下の質問に対応する必要がある。
第1に、5GSが、UEにこれらの制限をどのように認識させるか?言い換えれば、ネットワークが、UEにこれらの制限が実施されていることをどのように認識させるか?
第2に、新しいアプリケーション層活動が、通常、現在制限されているスライス上でトラフィックを送信しようと試みるようにUEをトリガすることになる、UEがスライスにアクセスする場合を、UEがどのように対処するか?
第3に、UEが制限に違反しようと試みるときにネットワークが何をするか?言い換えれば、UEが、同時にアクセスされることが許可されていない2つのスライスに同時にアクセスしようと試みるときに、ネットワークが何をするか?この質問に対する回答は、ネットワークがこれらの制限をレガシー(Rel-15及びRel-16)UEにも適用する必要があることを考慮するべきである。
UEがローミングしているときに、UEがある特定のPLMNにおける特定のスライスにアクセスすることのみを許可される場合に対処するために、以下の質問に対応する必要がある。
第1に、UEがローミングしているときに、ある特定のスライスがある特定のPLMNにおいてアクセスすることができないことを、ネットワークがUEにどのように伝達するか?言い換えれば、UEが、特定の国又は地域にあるときに、スライスが所与のVPLMNを介してアクセスされることができないことをUEにどのように伝えるか?
第2に、UEがアクセスすることを望み得る現在の場所及びスライスがどのようにPLMN選択に影響を及ぼすか?
第3に、UEが、スライスへのアクセスを許可せず、拒絶されるPLMNを介してスライスにアクセスしようと試みる場合、UEは、異なるPLMNに切り替えるように試みるべきか?
第4に、本明細書で考察される質問に対する回答は、ネットワークがこれらの制限をレガシー(Rel-15及びRel-16)UEに適用する必要があることを考慮すべきである。
更に、UEが、スライスが利用可能であるOFBに基づいてネットワークスライスにアクセスするように制限されると、スライスアクセスの複数のシナリオが生じ得る。例えば、UEは、UEの現在のOFBにおいて利用可能であるスライスへのアクセスのみを許可され得る。そのような設定では、以下の質問に対応する必要があり得る。
ネットワークがUEがアクセスすることができるスライスを選択するのにUEを支援することができるように、サポートするOFBについてUEがどのようにネットワークに伝達するか?
UEの現在のOFBにおいて利用可能ではないスライスにUEがアクセスすることを望むときに何か起こるか?ネットワークが、スライスへのUEのアクセスをどのように容易にするか?
OFBがスライスにアクセスする場合の制約になるとき、2つ以上のスライスの同時アクセスに対するUEの制約にどのように影響を及ぼすか?
スライスがUEの現在のOFB内に存在しない場合、スライスへのPDUセッションを確立するために、5GSはどのようにUEの要求を管理するか?UEが新しいOFB/セルに移動するときに、5GSがPDUセッション継続性のシナリオにどのように対処するか?この質問に対する回答は、ネットワークがこれらの制限をレガシー(Rel-15及びRel-16)UEに適用する必要があることも考慮すべきである。
UEにおける周波数帯域構成に基づく解決策
特定のUL及びDL周波数範囲に並進する動作帯域、3GPP TS38.101(Part1及びPart2、並びにTS 38.101-1及びTS 38.101-2を含む) User Equipment (UE) radio transmission and reception V16.1.0(2019-09)は、事前定義され、ネットワークスライスに割り当てられ得る。これらの動作帯域を対応するネットワークスライスに割り振り及び構成することは、MNOのローカルポリシーに依存し得る。図4は、各スライスの動作帯域がUEに配信される方法の例を示している。
図4のステップ0において、MNOは、3GPP TS 38.101-1 User Equipment (UE) radio transmission and reception;Parts 1&2,V16.1.0 (2019-09),and assign them to S-NSSAI(s) as part of UE Access and Mobility Subscription at the UDM/UDRにおいて定義されるように、動作帯域(例えば、n1、n7、n12など)を割り振り、UDM/UDRにおけるUEアクセス及びモビリティサブスクリプションの一部としてそれらをS-NSSAIにあてがい得る。これには、RFSPインデックス構成が含まれ得る。
ステップ1において、UEは、アクセスネットワークを介してAMFに登録要求を送信する。要求は、要求されたNSSAIを含む。初期登録又はモビリティ登録更新の場合、UEは、許可されたNSSAI内のS-NSSAIがサブスクライブされたS-NSSAIに基づいて許可されているかどうかを、ネットワークが検証することができることを保証するために、要求されたNSSAIの各S-NSSAIのHPLMN S-NSSAIへのマッピングである、要求されたNSSAIのマッピング(利用可能な場合)を含む。UEは、UEがデフォルト構成されたNSSAIを使用している場合、デフォルト構成されたNSSAI指示を含む。
ステップ2において、RANは、TS 23.501条項6.3.5に記載されているように、AMFを選択する。
ステップ3において、RANは、AMFにN2メッセージ(N2パラメータ、登録要求、及びUEポリシーコンテナ)を送信する。N2パラメータは、選択されたPLMN ID又はPLMN ID及びネットワーク識別子(network identifier、NID)、UEがキャンピングするセルに関連する場所情報及びセル識別情報、及び、セキュリティ情報を含むUEコンテキストがNG-RANにおいてセットアップする必要があることを示すUEコンテキスト要求を含み得る。
ステップ4において、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用して、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータを取り出し得る。これは、UDMがNudr_DM_QueryによってUDRからこの情報を取り出し得ることを必要とする。これには、動作帯域及び対応するS-NSSAI関係及びRFSPインデックス情報が含まれる。
AMFは、UDMからアクセス及びモビリティサブスクリプションデータを取得した後、UEに関するUEコンテキストを作成する。
モビリティ制限は、TS 23.501条項5.3.4.1に記載されているようなRAT制限、禁止領域、サービス領域制限、コアネットワークタイプ制限及びクローズドアクセスグループ情報からなり、RAT制限は3GPP RATを定義し、UEはPLMNにおいてアクセスことが許可されない。制限されたRATでは、サブスクリプションに基づくUEは、このPLMNのネットワークへのアクセスを許可されない。RAT制限は、RAT制限がS-NSSAIごとに示されるように拡張され得る、言い換えれば、ある特定のスライスは、ある特定のRATを介してアクセス可能ではあり得ない。
ステップ5において、AMFは、PCFに対して、RAT制限、サブスクライブされたサービス領域制限、サブスクライブされたRFSPインデックス、及び更なる評価のためにUDMから受信したサブスクライブされたUE-AMBRを報告し得る。
ステップ6において、PCFは、オペレータポリシーに基づいて、RFSPインデックス、RAT制限、サービス領域制限、及びサブスクライブされたUE-AMBRを修正し得る。
ステップ7において、AMFは、PCFから、修正されたRFSPインデックス、修正されたRAT制限、修正されたサービス領域制限、及び修正されたUE-AMBRを受信し得る。
修正されたRFSPインデックス、修正されたRAT制限、修正されたサービス領域制限、及び修正されたUE-AMBRは、サブスクライブされたRFSPインデックス、RAT制限、サービス領域制限、及びUE-AMBRに取って代わり得る。
ステップ8において、AMFは、RANノードを介してUEに登録受諾メッセージを送信する。AMFは、N2メッセージ中の、RANノードへの登録受諾メッセージの中で、RFSPインデックス、RAT制限、サービス領域制限、及びUE-AMBRを送信し得る。
ステップ9において、RANノードは、登録受諾をUEに転送し得る。登録受諾は、各S-NSSAI及びその対応する動作帯域情報を有する許可されたNSSAI、各S-NSSAI及びその対応する動作帯域を有するサービングPLMNに関する構成NSSAIのマッピング、各S-NSSAI及びその対応する動作帯域を有するサービングPLMNに対する構成されたNSSAI、及び、各S-NSSAI及びその対応する動作帯域を有する構成されたNSSAIのマッピングを含み得る。登録受諾にはまた、RAT制限を含むモビリティ制限が含まれる。RAT制限は、S-NSSAIごとに制限が示されるように含むように拡張されており、言い換えれば、ある特定のスライスは、ある特定のRATを介してアクセス可能ではないことがある。
UEは、各S-NSSAIに関連付けられている、RAT制限及び許可された周波数範囲をGUI上に表示し得る。ユーザは、「設定」GUI内からGUIを視認し得る。
OFBを有する拡張S-NSSAI情報要素
図4を参照して記載する解決策では、登録が成功すると、AMFは、UEに、各S-NSSAIに添付された動作周波数帯域情報を有する許可されたNSSAIを送信する。S-NSSAI情報要素は、TS 24.501のセクション9.11.2.8に記載されている。図10は、動作周波数帯域(OFB)情報の2オクテットで拡張されたS-NSSAI情報要素を示している。それは、S-NSSAIがUEに利用可能であるべき動作周波数帯域を定義する。図10は、オクテット11からオクテット12に含まれ得るOFBを表している。S-NSSAI情報要素(Information Element、IE)内のアップリンク及びダウンリンク動作帯域を符号化するために、2オクテットが追加されている。しかしながら、代替的に、動作帯域情報は、オクテットの既存の限界(例えば、現在のS-NSSAI IEサイズ)を共有することによって符号化され得る。加えて、複数の動作周波数帯域情報要素をUEに提供することができ、各OFB情報要素は、(S-NSSAIに関連付けられたPLMNにおいて)OFB情報が有効であると見なすべき場所情報と関連付けることができる。場所情報の例は、登録領域、追跡領域、及びセル識別子である。
UEは、UEがアクセスすることを望むサービスに基づいて、どの動作周波数帯域を使用するかを判定するために、OFB情報要素を使用し得る。例えば、UEがデュアル接続性を使用していない場合、どのセルが接続するかを判定するためにこの情報を使用し得る。UEがデュアル接続を使用している場合、どのプライマリセル及びどのセカンダリセルに接続すべきかを判定するためにこの情報を使用し得る。
本明細書の付録の表11は、動作周波数帯域情報で更新されたS-NSSAI情報要素についての詳細を表している。
利用可能なスライスの動作周波数帯域ハンドオーバ
セルにキャンピングされたUEの場合、登録受諾メッセージ中にUEによって受信された許可されたNSSAIは、現在の動作周波数帯域で全て利用可能である一組のS-NSSAIのみを含むものとする。スライスがUEの現在のOFBにおいて利用可能である場合にのみ、UEがネットワークスライスにアクセスすることができるスキームは、UE-OFBポリシーと称すことができる。しかしながら、UEが、UEの現在のOFBにおいて利用可能ではあり得ないスライスを要求し得るシナリオが存在し得る。そのような場合、登録要求は、ネットワークによって(例えば、AMFによって)原因コードを用いて拒絶され得る。登録拒絶メッセージ内の原因コードは、拒絶の理由、及びOFBについて、更なる情報をUE又はRANノードに提供し得るが、要求された全てのスライスが利用可能で、異なる動作帯域に移動するようにUEをトリガし、要求されたNSSAIからのS-NSSAIの全てが利用可能である。登録手順中のOFBハンドオーバが図17に記載されている。
ステップ0において、MNOは、TS 38.101-1及び38.101-2において定義されるように動作帯域(例えばn1、n7、n12など)を割り振り、それらをUDM/UDRにおけるUEアクセス及びモビリティサブスクリプションの一部としてS-NSSAIにあてがい得る。これには、RFSPインデックス構成が含まれ得る。
ステップ1において、UEは、アクセスネットワークを介してAMFに登録要求を送信する。要求は、要求されたNSSAIを含む。初期登録又はモビリティ登録更新の場合、UEは、要求されたNSSAI内のS-NSSAIがサブスクライブされたS-NSSAIに基づいて許可されるかどうかをネットワークが検証することができることを保証するために、要求されたNSSAIの各S-NSSAIのHPLMN S-NSSAIへのマッピングである、要求されたNSSAIマッピング(利用可能な場合)を含む。UEは、UEがデフォルト構成されたNSSAIを使用している場合、デフォルト構成されたNSSAI指示を含む。
加えて、UEはまた、UEがサポートするOFBをAMFに示し得る。これには、UEが現在使用されているOFBが含まれる。UEはまた、登録要求メッセージとともにスライス優先度を要求内に含み得る。加えて、そのような指示は、そのOFBプリファレンスの指示、例えば、AMFに通信されるOFBの中のその優先OFBを含み得る。UEはまた、以下のうちの1つ以上をAMFに示し得る。
第1に、V2X OFB、V2Xが優先するOFB、同時Uu&PC5ベースの動作のためのV2X動作帯域。
第2に、帯域内キャリアアグリゲーション動作のためのOFB、帯域内キャリアアグリゲーション動作のためのUEの優先OFB。
第3に、帯域内キャリアアグリゲーション動作のためのOFB、帯域内キャリア集約動作のためのUEの優先OFB。
第4に、デュアル接続性動作のためのOFB、デュアル接続動作のためのUEの優先OFB。
第5に、UL多重入力多重出力(Multiple-Input Multiple-Output、MIMO)のためのOFB、UL MIMOのためのUEの優先OFB。
第6に、優先順位におけるS-NSSAIプリファレンス、UEは、登録要求を受諾又は拒絶する際のAMFを支援するために、どのS-NSSAIが現在のOFBに必須であるかを示し得る。
代替的に、RANノードがN2メッセージにおいて登録要求をAMFに転送するとき、RANノードは、UEがどの動作帯域を使用しているかをAMFに示し得る。この指示は、N2メッセージの一部として含まれる。加えて、指示は、(例えば、OFB指示がRRCメッセージにおいてRANノードに送信された場合)本明細書に記載のOFB指示オプションのうちのいずれかを含み得る。
ステップ2において、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用して、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータを取り出し得る。これは、UDMがNudr_DM_QueryによってUDRからこの情報を取り出し得ることを必要とする。これには、動作帯域及び対応するS-NSSAI関係及びRFSPインデックス情報が含まれる。
AMFは、UDMからアクセス及びモビリティサブスクリプションデータを取得した後、UEに関するUEコンテキストを作成する。
モビリティ制限は、TS 23.501条項5.3.4.1[1]に記載されているように、RAT制限、禁止領域、サービス領域制限、コアネットワークタイプ制限及びクローズドアクセスグループ情報からなり、RAT制限は、UEがPLMNにおいてアクセスすることが許可されない3GPP無線アクセス技術を定義する。制限されたRATでは、UEは、UEサブスクリプションに応じて、このPLMNのネットワークへのアクセスを許可されず、例えば、UEのサブスクリプションは、ネットワークによって使用されて、UEがアクセスを許可されているか又は許可されていないかを判定するために、ネットワークによって使用される。RAT制限は、S-NSSAIごとに示されるように拡張され得、言い換えれば、ある特定のスライスは、ある特定のRATを介してアクセス可能ではあり得ない。この解決策では、本明細書に記載されるように、S-NSSAIとOFB又はOFBオプションとの間のマッピングがコアネットワークにおいて維持されると仮定される。例えば、AMFのコアネットワークは、UEから受信したOFB情報を、S-NSSAIの選択及びRAT制限の判定のための入力として使用する。更に、代替の実施形態では、RAT制限は、S-NSSAI及びOFBの組み合わせごとに示されるように拡張され得、OFBの指示は、V2X関連OFB指示オプション、例えば、CAキャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)OFBオプション又はデュアル接続OFBオプションを含む、本明細書に記載のOFB指示オプションを含み得る。
ステップ3において、AMFはUE-OFBポリシーを適用する。UEサブスクリプション情報に基づいて、(ステップ1で受信された)UEによってサポートされるOFB又はOFBのオプション、及びUEの現在のOFBを介してアクセス可能であり得る要求されたNSSAI内からのS-NSSAIの数は、要求されたNSSAI内の全てのS-NSSAIがUEの現在の動作周波数帯域で利用可能であるわけではないことを識別し得る。
加えて、AMFは、要求されたNSSAIからのS-NSSAIの全てがUEによってアクセス可能である、本明細書で記載されるようなOFBオプションを含む1つ又は複数のOFBを識別することができ得る。そのような場合、AMFは、UEからの登録要求を原因コードを用いて拒絶し、要求されたNSSAIからのS-NSSAIの全てがUEによってアクセス可能であるOFBをUEに示し得る。
ステップ4において、AMFは、原因コードを用いて、登録拒絶メッセージをUEに返信し得る。原因コードは、要求されたスライスがUEの現在のOFBにおいて必ずしも利用可能であるわけではないため、登録要求が拒絶されたことをUEに示し得る。加えて、それはまた、UEにサポートされたOFB又は本明細書に記載されるようなOFBオプションを含むOFBを含有し得、そこから、全ての要求されたスライスがアクセス可能であり、別のOFBから登録要求を再送信することをUEに提案し得る。
UEが複数のOFBをサポートするが、要求されたスライスは、UEがサポートする任意のOFBにおいて必ずしも利用可能であるわけではない場合、AMFは、UE登録要求又は登録更新要求を原因コードを用いて拒絶する。原因コードは、要求されたスライスがOFBのうちのいずれにおいても利用可能でないことを示す。原因コードは、5GSに、以下のケースを適合させるように要求し得る。
ケース1において、原因コードは、要求されたNSSAIからのS-NSSAIの大部分がUEによってアクセス可能であるOFBをリストし得る。加えて、原因コードはまた、AMFが許可されたNSSAIで送信することができる許可されたS-NSSAIの数を示し得る。
ケース2において、原因コードは、要求されたNSSAIからのほとんどのS-NSSAIがアクセス可能であり得る提案を含み得る。例えば、UEは、3つのOFB(例えば、OFB1、OFB2、及びOFB3)をサポートし得る。AMFは、8つのS-NSSAIのうちの4つのみがUEの現在のOFB(例えば、OFB1)においてアクセス可能であることを発見し得、OFB2及びOFB3がそれぞれ6つのS-NSSAI及び7つのS-NSSAIをサポートすることを発見し、UEに別のOFBにおける登録を再送信することを望むかどうかを選択することを提案し得る。
ケース3において、原因コードは、全てのスライスがそのUEのスライスの優先度に基づいて利用可能であるOFBの提案を含み得る。スライスのランクは、周波数範囲(frequency range、FR)、OFB、UEタイプ、スライス、スライスタイプなどによって提供されるサービス、スライスタイプなどに基づいて定義され得る。例えば、異なるタイプのUE(例えば、携帯電話、自律車両、接続専用車両、固定IoTデバイスなど)が存在し得る。これらのUEは、それらが通常要求する異なるサービスを有してもよく、これは、例えば、ある特定のアップリンク又はダウンリンクデータレート及びQoSを必要とし、MNOを伴うSLAを有しもよい。これらのUEのいくつかが複数のスライスへのアクセス権を有する場合、各UEについて、スライスの優先度は他のUEとは異なり得る。例えば、自律型車両UEは、リストにおいて、URLLCスライスを一番上に、eMBBスライスを二番目に、及びIoTスライスを三番目に有し得る。優先度は、携帯電話に対して同じではなくてもよく、eMBBをそのリストの一番上に及びURLLCスライスを二番目として有し得る。加えて、FR及び対応するOFBは、トラフィックの1つの形式(例えば、最低レイテンシトラフィック)により好適であり得る。AMFが登録拒絶メッセージを送信するとき、原因コードは、UEのスライスの優先度に基づいてランク付けされたOFBを含み得るが、全てのスライスはそのOFBにおいて利用可能である。これは、UEが、登録要求を再送信するためにより適切なOFBを選択することを許可する。このケースはまた、AMFが、スライスの大部分が利用可能であるOFBを有するUEを提案することができときに好適であり得る。例えば、eMBBスライスがOFBにおいて利用可能ではないが、URLLCが別のOFBにおいて利用可能であり、その逆も同様である場合、UEは、それ自体のサービス/スライス優先度に基づいて、その登録要求をOFBに送信することを選択し得る。
(ステップ1において)UEがサポートしたOFBをサブミットしたときに、UEが限定された数のOFBのみを示す場合、又は(ステップ1において)EUがサブミットした全てのOFBのうちの限られた数のOFBのみをネットワークがサポートする場合、及び要求されたNSSAI内のS-NSSAIがUEの現在の帯域において必ずしも利用可能ではない場合、ネットワークは、全てのスライスがUEのOFBにおいて利用可能であるわけではないことを示す原因コードを用いて、登録拒絶メッセージをUEに返信し得る。
別の代替形態では、OFBのいずれも、全てのUEが要求したスライスをサポートしていないが、UEの現在のOFBがいくつかの要求されたスライスをサポートする場合、AMFは、UEの現在のOFBにおいてサポートされているある特定のスライスのみを含み得る許可されたNSSAIを用いて登録受諾メッセージで応答し、原因コードを用いて拒絶されたNSSAI内にS-NSSAIの残りを含み得る。原因コードは、スライスが、現在のOFBでサポートされていないために拒絶されたことを示す。原因コードはまた、各スライスが利用可能であるOFBを示し得る。
ステップ5において、ネットワークから受信した原因コード内の情報に基づいて、UEは、提案されたOFBを選択し得る。UEは、新しい提案されたOFBを使用して、新しい登録要求を開始し得る。これは、ステップ1におけるUEの初期登録要求とは異なるRANノードを介して要求を送信することを伴い得る。AMFは、異なるRANノードにおいて登録要求を行うようにRANノード及びUEを支援し得る。AMFは、要求されたスライスが利用可能であるOFBを認識している。ステップ1においてサブミットされたサポートされたUE OFB、及びRANノードによってサポートされるOFBについてのAMFの知識に基づいて、AMFは、OFB、そのためRANノードの変更を示す原因コードを送信し得る。代替的に、第1のRANノード(RANノード-1)は、要求されたNSSAIをサポートし、UEの場所/TAにある第2のRANノード(RANノード-2)への周波数間セル変更をトリガし得る。
ステップ6において、UEサブスクリプション情報、UEがサポートするOFBについての(ステップ1で受信された)UEの指示、UEの現在のOFB、及び要求されたNSSAI内からのS-NSSAIの数及び優先度に基づいて、AMFは、要求されたNSSAI内のS-NSSAIがUEの現在の動作帯域において全て入手可能であることを識別し得る。
UEは、新しい動作帯域に正常に切り替えられるまで、その許可されたNSSAIを更新することを許可され得ないことに留意されたい。
ステップ7において、AMFは、RANを介して、登録受諾/拒絶メッセージをUEに送信する。登録受諾は、各S-NSSAI及びその対応する動作帯域情報を有する許可されたNSSAI、各S-NSSAI及びその対応する動作帯域を有する許可されたNSSAIのマッピングを含み得る。許可されたNSSAI内のS-NSSAI及び許可されたNSSAIのマッピング内のS-NSSAIは全て、UEの現在の動作周波数帯域において利用可能である。
登録更新手順中に、UEは、要求中の全てのスライスがUEの現在の動作帯域内で許可される場合にのみ、その許可されたNSSAIを更新することのみを望み得ることに留意されたい。UEは、登録要求において、要求されたNSSAI内のS-NSSAIの全てが許可されている場合、その許可されたNSSAIを更新することのみを望むことを示し得る。
許可されたNSSAIによる登録更新
一般登録又は登録更新要求が拡張され得、UEは、要求内のスライスの全てがUEの現在の動作帯域内で許可されることになる場合にのみ、その許可されたNSSAIを更新することを望むことを知らせるために、ネットワークにインジケータを送信し得る。そうでない場合、UEは、その現在の許可されたNSSAIを保持することを好み得る。このシナリオは、以下のように図18に記載されている。
ステップ1において、UEは、登録又は登録更新要求を送信し、登録又は登録更新要求は、要求されたNSSAIを含み得る。要求メッセージにおいて、UEはまた、オールスライスインジケータと呼ばれるインジケータを含み得、オールスライスインジケータは、要求内の全てのS-NSSAIが現在の動作帯域において許可されることになる場合にのみ、その許可されたNSSAIを更新するというUEの所望についてネットワークに通知し、そうでない場合は、UEは許可されたNSSAIを更新することを望んでいない。
代替的に、オールスライスインジケータは、他のOFBが全ての要求されたスライスをサポートしない場合にのみ、現在のOFBに留まるというUEの所望を表し得る。
ステップ2において、AMFは、UE-OFBポリシーを適用し、全ての要求されたスライスがUEの現在のOFBにおいて利用可能であるかどうかを確認する。加えて、AMFはまた、UEからのオールスライスインジケータを考慮する。AMFは、UE-OFBポリシー及びオールスライスインジケータの結果に基づいて、2つの代替決定を有し得る。
ステップ3-aにおいて、AMFが、登録更新要求内の要求されたスライスのうちの1つ以上がUEの現在のOFBにおいて利用可能でないことに遭遇し、加えて、UEからのオールスライスインジケータを検出する場合、AMFは、許可されたNSSAIを更新せずに登録更新受諾メッセージを返信することになり、登録更新受諾メッセージは、UEがその許可されたNSSAIを更新するべきではないことをUEに示すための原因コード又は何らかの他の指示を含むことになる。原因コード又は指示は、オールスライスインジケータが充足されなかったことを示し得る。この登録更新は、許可されたNSSAI以外の全てを更新し得るか、又は登録更新要求を拒絶し得る。
ステップ3-bにおいて、AMFが、要求されたNSSAIのスライスがUEの現在のOFBにおいて全て利用可能であることに遭遇し、かつUEからオールスライスインジケータを検出する場合、AMFは、新しい一組の許可されたNSSAIを伴う登録更新受諾メッセージを返信することになる。
登録要求内にオールスライスインジケータを含める代わりに、UEは、登録要求に現在の許可されたNSSAIを含め得る。登録要求の中に許可されたNSSAIが存在することにより、オールスライスインジケータをサービス提供し得る。
全てのセルにおいて利用可能なスライスを有する追跡領域/登録領域
UEがそのOFBのうちのいずれかにおいて全てのスライスにアクセスすることができる場合、UEが、UEの許可されたNSSAIの全てのスライスが利用可能であり得るTA/RAの事前知識を有することが便利であり得る。この情報は、UEが様々なTA/RAを通過するときに、UEがスムーズに移動することを容易にし得る。このようなTA/RAが利用可能である場所に関する情報は、ネットワークにおいて構成され得、ネットワークは、図19に表されているように、登録、登録更新プロセス、又はUE構成更新プロセス中にその情報をUEに配信し得る。
ステップ0-Aにおいて、動作、管理及び保守(Operations,Administration and Maintenance、OAM)エンティティは、全てのスライスが、追跡領域/登録領域の全てのセルを介してアクセスされることを可能にするUE-OFBポリシーを用いてPCFを構成し得る。このUE-OFBポリシーは、後で適用されるAMFに送信され得る。加えて、OFB対スライス関係は、RFSPインデックスなどのRANリソース割り振り情報とともにRANノードに送信され得る。
ステップ0-Bにおいて、UDM/UDRは、UEのTA/RA情報のリストを用いて構成され得る。TA/RA情報のリストは、各TAの追跡領域識別子(Tracking Area Identifier、TAID)を規定し、UEは、全てのOFBにおいて許可されたSlicesへのアクセス権を有することができる。
ステップ1において、UEは、RANを介して、登録又は登録更新要求をネットワークに送信する。加えて、UEはまた、UEがサポートするOFBについてAMFに示し得る。これには、UEが現在使用されているOFBが含まれる。
ステップ2において、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用して、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータを取り出し得る。これは、UDMがNudr_DM_QueryによってUDRからこの情報を取り出し得ることを必要とする。これには、動作帯域及び対応するS-NSSAI関係及びRFSPインデックス情報が含まれる。
AMFは、UDMからアクセス及びモビリティサブスクリプションデータを取得した後、UEに関するUEコンテキストを作成する。
ステップ3において、AMFは、要求されたNSSAI、UEがサポートするOFB、現在のTA/RAを含むTA/RAの全てのセルにおいて全て利用可能なスライスを検査し、UEの許可されたNSSAIを識別し、UEがサポートするOFBが利用可能であるTA/RAを識別し、許可されたNSSAIの全てのスライスが利用可能であるTA/RAのリストとともに許可されたNSSAIを判定する。
ステップ4において、AMFは、許可されたNSSAIと、もしあれば拒絶されたNSSAIとを有する登録受諾メッセージを送信する。加えて、AMFはまた、許可されたNSSAIの全てのスライスが利用可能であるRA内の全てのTAについてのTAIDのリストを配信する。
代替的に、UEは、NASメッセージを、許可されたNSSAIの全てのスライスがそのTA/RAの全てのセルにおいて利用可能であるTA/RAのリストを要求するネットワークに送信し得る。このNASメッセージ要求は、UEが移動を開始するある時点又はUEがそのTAを変更するポイントなど、UEの状態の変化(例えば、UEの場所)によってトリガされ得る。
別の代替形態では、許可されたNSSAI内の全てのスライスが全てのそのセルにおいて利用可能であるTA/RAリストについての要求は、新しいサービス要求などのNASメッセージに含まれ得る。
更に別の代替形態では、許可されたNSSAI内の全てのスライスが全てのセルにおいて利用可能であるTA/RAのリストは、ネットワークがUEから取得するUEモビリティ情報に基づいてUEに配信され得る。例えば、UEがある特定の速度である特定の方向に移動している場合、ネットワークは、UEの動きを検出することができ得、NWDAFを使用して、ネットワークは、UEが向かい得る地理的地域においてUEのTA/RAを変更させるUEの確率を予測することができ得る。これは、登録更新、UE構成更新、又は単にNASメッセージを送信するために、ネットワークをトリガし得、許可されたNSSAIが全てのセルにおいて利用可能であるTA/RAのリストを含み得る。
UEにおける代替NSSAIプロビジョニングに基づく解決策
図5A及び図5Bに示される解決策の例は、UEが同じ周波数帯域で利用可能ではないスライスに登録するように要求したことを検出するために、ネットワークに依存する。次いで、ネットワーク(AMF)は、UEが現在のOFBを有する許可されたNSSAIとして受信されるスライスへの即時アクセスを有し得るため、どのスライスが優先され、許可されたNSSAIに含まれるべきかを判定する。また、UEはネットワークスライスへのアクセスを認可され得るが、UEが一度にある特定のOFBのみにアクセスし得るため、より低い優先度を有するスライスは、許可されたNSSAIに含まれ得ない。更に、AMFは、要求された場合に、他のどのNSSAIが許可されているかをUEに示す方法として、UEに1つ以上の代替NSSAIを提供する。次いで、UEは、ネットワークがNSSAIに提供したS-NSSAIが最高優先度ではないと決定した場合、異なるNSSAIを要求することを判定することができる。
図5A及び図5Bは、代替スライス及び対応する周波数帯域をUEに提供することを例示している。図5Aのステップ0-Aにおいて、UEは、PLMNに関する構成されたNSSAI及びPLMNに関する許可されたNSSAIを有し得る。そのため、UEは、NSSAI内の特定のスライスをターゲットとする登録を要求することができる。
ステップ0-Bにおいて、MNOは、TS 38.101-1において定義された動作帯域(例えば、n1、n7、n12など)を割り振り、UDM/UDRにおけるUEアクセス及びモビリティサブスクリプションの一部としてS-NSSAIにあてがい得る。これには、RFSPインデックス構成が含まれ得る。
ステップ1において、UEは、RANを介してネットワーク(AMF)に登録要求を送信する。UE登録要求は、UEが登録することを望むスライスに対応するS-NSSAIを含む要求されたNSSAIを、AS層及びNAS層内のネットワークに提供し得る。
要求されたNSSAIは、要求されたNSSAIが送信されるアクセスタイプに関する許可されたNSSAI、又はそのサブセット、プラス、アクセスタイプの許可されたNSSAI内のまだ許可されていないNSSAIからの1つ以上のS-NSSAIであり得る。
登録要求は、UEがどの動作周波数帯域で動作することができるかの指示、及びUEが2つ以上の周波数帯域において同時に動作することができるかどうかの指示を含む、UEの能力をAMFに更に示し得る。
ステップ2において、RANは、TS 23.501、条項6.3.5に記載されているように、AMFを選択する。
ステップ3において、RANは、AMFにN2メッセージ(N2パラメータ、登録要求、及びUEポリシーコンテナ)を送信する。N2パラメータは、選択されたPLMN ID(又はPLMN ID及びNID)、UEがキャンピングしているセルに関連する場所情報及びセル識別情報、及びセキュリティ情報を含むUEコンテキストがNG-RANにおいてセットアップされる必要があることを示すUEコンテキスト要求を含む。
図5Aのコールフローは、図5Bに続く。図5A及び図5Bのステップ4~ステップ7は、図4のステップ4~ステップ7と類似している。
図5Bのステップ8において、AMFは、登録要求を評価し得る。AMFは、UEが異なるOFBを有するネットワークスライスに登録しようとしていることを発見し得る。そのため、AMFは、NSSAI内の全てのS-NSSAIに対して機能する周波数にUEをリダイレクトすることはでき得ない。
ネットワークは、UEを異なるネットワークスライスに向ける多様な周波数帯域において接続をサービス提供することができ得るが、許可されたNSSAI内のS-NSSAIのいくつかのみを許可し得る。
したがって、AMFは、より高い優先度のネットワークスライスのS-NSSAI及び対応する動作周波数帯域を、要求されたNSSAIから選択し、それを許可されたNSSAIとしてUEに返信することができ得る。加えて、AMFは、UEによって要求された場合に許可されることになるS-NSSAIの他の組み合わせを含む、代替の許可されたNSSAIを送信し得る。代替の許可されたNSSAIの存在は、UEが、要求されたNSSAI内のS-NSSAIの全てに同時に接続することを許可することができないために、ネットワークが、許可されたNSSAI内の要求されたNSSAIからの全てのS-NSSAIを含まなかったというUEへの指示であり、要求されたNSSAI内のS-NSSAIが優先されるべきかどうかを、ネットワークが判定するという指示である。AMFはまた、要求NSSAIからのS-NSSAIが許可されたNSSAIに存在しなかった理由(例えば、いくつかのS-NSSAIのみが相互に排他的な周波数でのみ利用可能であるため、いくつかのS-NSSAIが同時にアクセスされることができないため、など)の指示を提供し得る。許可されたS-NSSAI及び代替の許可されたNSSAIは、(各)S-NSSAIの動作周波数帯域を更に示し得る。
図5Bのステップ9において、AMFは、RANノードを介して登録受諾メッセージをUEに送信する。AMFは、(各)S-NSSAIの対応する動作周波数帯域を有する許可されたNSSAIと、各S-NSSAIの対応する動作周波数帯域を有する代替の許可されたNSSAIとを送信し得る。メッセージは、N2メッセージにおけるRANノードの登録受諾メッセージ内に、対応するRFSPインデックス、RAT制限、サービス領域制限、及びUE-AMBRを含み得る。
ステップ10において、RANノードは、許可されたNSSAI及び対応する動作周波数帯域を含む登録受諾メッセージをUEに転送し得る。それはまた、代替の許可されたNSSAI及びNSSAI内の各S-NSSAIの動作周波数帯域情報を含む。
ステップ11において、UEは、許可されたNSSAIを使用するか、又はステップ10の登録受諾メッセージ内で提供された情報(例えば、代替のNSSAI)に基づいて形成される新しい要求されたNSSAIとともに登録更新要求を送信することを選択し得る。
URSPルール拡張
考察されたように、UEは、各S-NSSAIの許可されたNSSAI及びOFBを受信し得。代替的に、又は追加的に、URSPルールは、適切なS-NSSAI/周波数帯域の組み合わせに向けてUEを導くように拡張され得る。登録受諾メッセージによって、RANノードには、RFSPインデックス、RAT制限、禁止領域、サービス領域制限、コアネットワークタイプ制限、及びクローズドアクセスグループ情報などのいくつかの重要な情報も提供される。RFSPインデックス及び対応する周波数スペクトル情報により、RANがUEに適したリソースを管理することが可能になる。RANノードは、RFSPインデックスの受信にも合わせて、動作周波数帯域情報をUEにプロビジョニングする。
UEがネットワーク内のスライスに接続しようと試みるとき、異なるネットワークスライスは、特定のOFBを介してのみアクセス可能であり得る。そのため、UEは、ネットワークスライスに接続するために正しい周波数帯域を使用することを確実にしなければならない。加えて、UEは、適切なPLMN上にキャンピングされる必要があり得、適切なPLMNのために、周波数帯域及びそれらの帯域を通してアクセス可能な対応するスライスが、UEがアクセス権を有することができるように構成される。したがって、UEルート選択ポリシーは、UEがキャンピングされるPLMNと、UEがアクセスすることができるスライスと、UEがネットワークスライスに到達するために使用する必要がある動作周波数帯域との間の関係を示すように拡張され得る。
この情報は、URSPルールにおいて構成され得る。こうして、付録の表4に提示されるURSPルールのルート選択記述子(Route Selection Descriptor、RSD)部分は、付録の表7に示される動作周波数帯域及びPLMN情報を含めることによって拡張され得る。特に表4は、2つの新しいRSD情報要素、PLMN ID及びOFBで更新される。代替的に、情報は、UEが示されたPLMN内に及び示された周波数にキャンピングされない限り、UEがルートを確立することを試みることがないように、ルート選択検証基準の一部として含まれ得る。
ネットワークスライス情報とともにPLMN ID及びOFB情報を有することは、RSDのこれら3つの構成要素間の関係を形成する。ルート選択構成要素内のPLMN ID及び動作周波数帯域を有することにより、UEが所望のPLMN/周波数帯域の組み合わせに移動することを保証することができる。ルート選択検証基準においてPLMN ID及びOFBを有することは、UEがPLMNにおいて既にキャンピングしており、周波数帯域を使用している場合にのみ、ルートを確立しようと試みるようにUEを構成するために使用され得る。
RRC再構成を使用した周波数帯域リダイレクション
UEが一組のスライスに登録しようと試みるとき、ネットワーク(AMF)は、UEが同じ周波数において使用することができないスライスに登録しようとしていることを検出し得る。したがって、AMFは、NSSAI内のS-NSSAIの全てに対して機能する単一の周波数にUEをリダイレクトすることができない。言い換えれば、全てのS-NSSAIにアクセスするために使用することができる単一のRFSPインデックスは存在しない。この解決策では、AMFは、要求されたS-NSSAIの全てに登録されたUEを考慮し、RANに複数のRFSPインデックスを与え、どのS-NSSAIが各RFSPインデックスとともに使用することができるかをRANに伝える。次いで、UE及びRANノードは、どのS-NSSAIにアクセスする必要があるかに応じて、周波数帯域間の移動を調整するためにRRCメッセージングを使用する。
図6A及び図6Bは、RRCメッセージングを使用する周波数帯域リダイレクションを例示している。図6Aのステップ0-Aにおいて、UEは、PLMNに関する構成されたNSSAI及びPLMNに関する許可されたNSSAIを有し得る。したがって、UEは、NSSAI内の特定のスライスをターゲットとする登録を要求することができる。
ステップ0-Bにおいて、MNOは、TS 38.101-1において定義された動作帯域(例えば、n1、n7、n12など)を割り振り、UDM/UDRにおけるUEアクセス及びモビリティサブスクリプションの一部としてS-NSSAIにあてがい得る。これには、RFSPインデックス構成が含まれ得る。
ステップ1において、UEは、RANを介してネットワーク(AMF)に登録要求を送信する。UE登録要求は、アクセス層(AS)層及びNAS層におけるネットワークに、UEが登録することを望むスライスに対応するS-NSSAIを含む要求されたNSSAIを提供し得る。
要求されたNSSAIは、要求されたNSSAIが送信されるアクセスタイプに関する許可されたNSSAI、又はそのサブセット、プラス、アクセスタイプの許可されたNSSAI内のまだ許可されていないNSSAIからの1つ以上のS-NSSAIであり得る。
ステップ2において、RANは、TS 23.501条項6.3.5に記載されているように、AMFを選択する。
ステップ3において、RANは、AMFにN2メッセージ(N2パラメータ、登録要求、及びUEポリシーコンテナ)を送信する。N2パラメータは、選択されたPLMN ID(又はPLMN ID及びNID)、場所情報、及びUEがキャンピングしているセルに関連するセル識別情報、並びに、セキュリティ情報を含むUEコンテキストがNG-RANにおいてセットアップする必要があることを示すUEコンテキスト要求を含む。
図6Aのステップ4~ステップ7は、図4のステップ4~ステップ7に類似している。
ステップ8において、AMFは、登録要求を評価し得る。AMFは、UEが異なるOFBを有するネットワークスライスに登録しようとしていることを発見し得る。そのため、AMFは、NSSAI内の全てのS-NSSAIに対して機能する(例えば、RFSPインデックスを取り出す)周波数にUEをリダイレクトすることはでき得ない。
RANノードに対するAMF応答は、複数のRFSPインデックス及び各インデックスを用いて機能することになるNSSAI内のS-NSSAIを含むように拡張され得る。
図6Aのコールフローは、図6Bに続く。図6Bのステップ9において、AMFは、複数のRFSPインデックスと、各RFSPインデックスを用いてアクセスすることができるS-NSSAIをRANに提供する。
加えて、AMFは、登録受諾メッセージにおいてRANを介してUEにアクセス層接続NSSAI包含モードパラメータを提供し、UEがNSSAI情報をRRC接続確立に含めるべきかどうか、及びいつ含めるべきか示し得る。
ステップ10において、RANノードは、登録受諾メッセージを転送する。アイドルモードキャンピングを制御するために、登録受諾メッセージには、UEに対するRRCメッセージに、UE固有セル再選択優先度の複数のセットが含まれ得る。優先度の各セットは、1つ以上のS-NSSAIと関連付けられる。
メッセージは、許可されたNSSAI内のS-NSSAIが、UEが現在使用している周波数帯域においてアクセス可能であることを示し得る。
メッセージは、許可されたNSSAI内のS-NSSAIが、UEが現在使用している周波数帯域においてアクセス可能ではないことを示し得る。
ステップ11において、UEは、UEが現在使用している周波数帯域においてアクセス可能ではないS-NSSAIにアクセスすることを望むことを示すために、RRCメッセージをRANノードに送信する。
ステップ12において、RANノードは、UEがS-NSSAIにアクセスするために使用することができる周波数に切り替わるように、OFB変更コマンドでUEに指示するRRCメッセージで応答する。
第1のネットワークスライスにおける進行中のセッションを用いた第2のネットワークスライスにおけるDLトラフィックの取り扱い
本明細書に記載の解決策のうちのいくつかでは、UEは、異なる周波数帯域を介してのみアクセス可能であるスライスに登録することを許可され、UEは、各スライスがどの周波数帯域からアクセス可能であるかを知るための情報を用いて更に構成される。UEはまた、周波数帯域#1を介してネットワークに接続され得、ダウンリンク(DL)データは、周波数帯域#2を介してのみアクセス可能であるスライス(S-NSSAI)においてUEのネットワークに到達する。ネットワークは、DLデータを受信するためにUEが切り替えるべきOFBを含むNAS通知をUEに送信することによって、このシナリオに対処し得る。代替的に、NAS通知は、DLデータが利用可能であるS-NSSAI又はPDUセッションIDを示し得、UEは、以前に構成された情報に基づいて関連付けられたOFBを導出し得る。この情報を用いてUEがどのように構成されるかを、図4を参照して記載する。
UEが、UEがダウンリンクデータを受信するために異なる周波数帯域に切り替える必要があることを示すNAS通知を受信するとき、UEは、異なる周波数帯域を介してネットワークに接続し、許可されたPDUセッションのリストを用いてUEトリガサービス要求をネットワークに送信し得、許可されたPDUセッションは、UEポリシー、及びこれらのPDUセッションのS-NSSAIが3GPPアクセスの許可されたNSSAI内にあるかどうかに従って、周波数帯域において再アクティブ化することができる。
本明細書に記載されるように、UEが異なる周波数帯域に接続する前に、UEは、UEが現在使用されている周波数帯域においてアクセス可能ではないS-NSSAIにアクセスすることを望むことを示すために、RRCメッセージをRANノードに送信し得る。RANノードは、UEがS-NSSAIにアクセスするために使用することができる周波数に切り替わるように、OFB変更コマンドを用いてUEに指示するRRCメッセージで応答し得る。
登録中の同時ネットワークスライスアクセスを制限する
UEは、1つ以上の構成されたNSSAIで構成され、構成されたNSSAIのうちの1つは、デフォルトのNSSAIであり得る。構成されたNSSAI内の各S-NSSAIについて、構成は、同時スライスアクセス能力(SSAC)インジケータを含み得る。SSACインジケータは、S-NSSAIがどのように使用されるかを示し得る。例えば、SSACインジケータは、S-NSSAIが、任意のネットワークスライスと、任意の他のネットワークスライスと、同じSST値を有するネットワークスライスのみと、同じSST値を有するネットワークスライスとではなく、同じSD値を有するネットワークスライスのみと、同じSD値を有するネットワークスライスとではなく、及び/又は同じネットワークスライスグループ(Network Slice Group、NSG)内のネットワークスライスとのみ、使用され得ることを示し得る。
各S-NSSAIに関連付けられているSSACインジケータは、OAMシステムを介して、AMF、UDM/UDR、及びPCFなどのネットワーク機能によって構成され得る。
UEがネットワークに登録するとき、SSACサポートインジケータ(SSI)を使用してSSACインジケータをサポートする(例えば、理解する)かどうかをネットワークに示し得る。ネットワークは、SSAC情報が構成されたNSSAIに含まれるべきかどうかを判定するために、SSIを使用し得る。
図11は、UEがSSACのサポートをどのように示し得るか、及びネットワークがSSACインジケータをUEにどのように配信し得るかを示している。図11は、TS 23.502に記載されているUE登録手順の拡張に焦点を当てている。
ステップ0-Aにおいて、図11を参照して記載するように、OAMシステムは、各S-NSSAIのSSACインジケータを用いて、AMF、UDM/UDR、及びPCFなどのネットワーク機能(NF)を構成するために使用され得る。OAMは、サブスクライブされたNSSAIが含まれるUEサブスクリプション内の各S-NSSAIのSSACインジケータを構成し得、PCFは、各S-NSSAIのSSACインジケータを含み得るUEのポリシーを用いて構成又は更新され得るか、又はAMFは、構成され得るか、又はUDM又はPCFからS-NSSAIのSSACインジケータを受信し得る。更に、SSACインジケータは、UEごとにS-NSSAIごとにプロビジョニングされ得る。例えば、UEごとの構成は、いくつかのUEがスライスにアクセスするときにそれらのみを制限し、他のUEを制限しないことが望ましいシナリオにおいて望ましくあり得る。
ステップ0-Bにおいて、図11を参照して記載するように、UEは、1つ以上の構成されたNSSAIで構成され得、各構成されたNSSAI内の各S-NSSAIは、SSACインジケータを含み得る。
ステップ1において、UEは、登録要求をネットワークに送信する。登録要求は、要求されたNSSAI、要求されたNSSAIのマッピング、及びデフォルトの構成されたNSSAI指示を含み得る。UEは、TS 23.501において定義されるように、UEがデフォルト構成されたNSSAIを使用している場合、デフォルト構成されたNSSAI指示を含む。UEは、登録メッセージにおいてSSAIを使用して、UEがSSACインジケータをサポートすること示し得る。SSIが、単一ビット指示であり得るか、又はUEが、要求されたNSSAI内の各S-NSSAIの構成されたSSACインジケータを含むことによってそのサポートを示し得る。
ステップ2において、RANは、TS 23.501、条項6.3.5に記載されるようにAMFを選択する。
ステップ3において、RANは、AMFにN2メッセージ(N2パラメータ、登録要求、及びUEポリシーコンテナ)を送信する。N2パラメータは、選択PLMN ID(又はPLMN ID及びNID)、場所情報、及びUEがキャンイングしているセルに関連するセル識別情報、セキュリティ情報を含むUEコンテキストがNG-RANにおいてセットアップされる必要があることを示すUEコンテキスト要求を含む。
ステップ4は、TS 23.502の図4.2.2.2.2-1のステップ8~ステップ19に類似している。
ステップ5において、AMFは、RANを介してUEに登録受諾メッセージを送信し得る。登録受諾メッセージにおいて、AMFは、許可されたNSSAI、許可されたNSSAIのマッピング、サービングPLMNに関する構成されたNSSAI、構成されたNSSAIのマッピング、及び拒絶されたS-NSSAIを含み得る。サービングPLMNに関する構成されたNSSAIの各S-NSSAIについて、AMFは、SSACインジケータを含み得る。任意選択的に、SSACインジケータはまた、各S-NSSAIについて、許可されたNSSAI、許可されたNSSAIのマッピング、構成されたNSSAIのマッピングに含まれ得る。SSACインジケータが存在しないことは、他のネットワークスライスとの同時使用に関してS-NSSAIに関連付けられた制限がないというサインとして機能し得る。各拒絶されたS-NSSAIは、原因値と関連付けられ得る。AMFは、S-NSSAIに関連付けられたSSAC構成が許可されたS-NSSAI内のS-NSSAIのうちの1つと適合しないため、S-NSSAIが拒絶されたことをUEに示すように、原因値を設定し得る。UEが登録要求メッセージにおいてSSACのサポートを示さない場合、AMFは、いかなるSSACインジケータもUEに提供し得ない。ネットワークが同時使用制限のためにいかなるS-NSSAIも拒絶し、UEがSSACのサポートを示さなかった場合、各拒絶されたS-NSSAIに関連付けられた原因コードは、原因#62-利用可能なネットワークスライス無し、などの一般的な原因コードであり得る。
図11に記載するように、AMFは、S-NSSAI#1のSSACが、許可されたNSSAI内にある第2のS-NSSAI(S-NSSAI#2)のSSACと不適合であるため、S-NSSAI(S-NSSAI#1)が拒絶されたことを、登録受諾メッセージにおいてUEに通知し得る。これが生じるとき、UEは、その後、S-NSSAI#2よりもむしろS-NSSAI#1に登録されることになると判定し得る。そのようなシナリオでは、UEは、その後、要求されたNSSAI内にS-NSSAI#1を含み、かつ要求されたNSSAI内にS-NSSAI#2を含まない第2の登録要求メッセージを送信し得る。後続の登録受諾メッセージは、許可されたNSSAI内にS-NSSAI#2を含み得、許可されたNSSAI内にS-NSSAI#1を含み得ない。この手順は、図12に表されている。
ステップ1において、UEは、登録要求を、要求されたNSSAIでネットワークに送信する。要求されたNSSAIは、少なくとも2つのS-NSSAI、すなわち、S-NSSAI#1及びS-NSSAI#2を含み得る。
ステップ2において、AMFは、UEのスライスアクセス要求に対処するために、SSAC関連ポリシーを適用し得る。AMFは、S-NSSAI#1及びS-NSSAI#2がUEによってともにアクセスされ得ないことを識別する。そのため、AMFは、許可されたNSSAIのS-NSSAI#2を選択し、S-NSSAI#1を拒絶する。
ステップ3において、AMFは、S-NSSAI#2を有する許可されたNSSAI、及びS-NSSAI#1を有する拒絶されたNSSAI、並びにS-NSSAI#2とのS-NSSAI#1の同時アクセス不適合を示す拒絶理由コードで、UEに登録受諾メッセージを送信する。
ステップ4において、UEは、S-NSSAI#1の拒絶原因コードを識別する。しかしながら、UEは、S-NSSAI#1にアクセスすることを選択する。
ステップ5aにおいて、UEは、後続の要求において、その要求されたNSSAI内のS-NSSAI#1で登録更新要求を送信する。
ステップ5bにおいて、代替的に、UEは、登録受諾メッセージを受信した後に、AMFに返される登録完了メッセージにおいて要求されたNSSAI内のS-NSSAI#1を含むことによってプリファレンスを示し得る。
ステップ6において、AMFは、S-NSSAI#1の登録要求を受諾する。この時点で、S-NSSAI#2は、UEに対して登録解除される。
登録手順中にSSAP及びUE-OFBポリシーをともに実装する
AMFは、2つ以上のスライスがUEによって同時にアクセス可能であるかどうかを確認するために、SSAPを実装し得る。しかしながら、UE-OFBポリシーはまた、2つ以上のスライスのUEの同時アクセスについての制約として作用し得る。UE-OFBポリシーは、全ての要求されたスライスが共通の動作帯域において利用可能であることを保証する。加えて、共通の周波数帯域は、UEの現在の動作周波数帯域でなければならない。AMFは、図20の例に例示されるように、UE-OFBポリシーとともにSSAPを実装し得る。
図20のステップ0-2は、図17のステップ0~ステップ2と同じステップを伴う。
ステップ3において、AMFは、2つの異なるポリシーを検査し得る。第1に、AMFは、UE-OFBポリシーを検査し、要求されたNSSAI内の全てのスライスがUEの現在のOFBにおいて利用可能であるかどうかを確認する。第2に、AMFはSSAPを実行し、SSAPに基づいて2つ以上のスライスが同時にアクセス可能であるかどうかを確認する。
ステップ4aにおいて、全てのスライスがUEの現在のOFBを介してアクセス可能である場合、AMFは、2つ以上のスライスがSSAPに基づいて同時にアクセス可能であるかどうかを確認する。2つ以上のスライスがSSAPに基づいて同時にアクセス可能ではない場合、AMFは、許可されたNSSAIの1つのS-NSSAIを選択し、他の不適合S-NSSAIを、一組の拒絶されたS-NSSAIに組み入れ、拒絶されたNSSAIを拒絶する理由を示す原因コードを登録受諾メッセージに含める。次いで、登録受諾メッセージは、UEに送信される。
ステップ4bにおいて、1つ以上の要求されたスライスがUE-OFBポリシーに基づいてUEの現在のOFBで利用可能でない場合、図17に記載する手順は適用可能であり得、AMFは、全てのスライスがアクセス可能である動作帯域に移動するようにUEに指示する。
全ての要求されたS-NSSAIがUEの現在のOFBにおいて利用可能ではない場合、AMFは、要求されたNSSAIに関するSSAPを確認しない。言い換えれば、要求されたNSSAI内のS-NSSAIのうちの1つがUEの現在のOFBにおいて利用可能ではない場合、UEは、その動作帯域において全てのスライスに同時にアクセスし得ない。
しかしながら、UEが全てのスライスが利用可能である異なるOFBに正常にハンドオーバされる場合、AMFは、登録受諾メッセージを決定する前にSSAPを適用し得る。
全てのスライスが利用可能である新しいOFBにUEがハンドオーバされる場合、AMFは、SSAPを適用する。SSAPが2つのスライスが同時にアクセス可能ではないと判定する場合、それらのうちの一方は拒絶されたNSSAIに配置され、他方は許可されたNSSAIに配置される。例えば、要求されたNSSAIに8つのスライスがあり、それらの全てがUEの現在のOFBにおいて利用可能であり、それらのうちの2つが同時にアクセス可能ではなかったことをSSAPが識別した場合、許可されたNSSAIは7つのS-NSSAIを有することになり、7つのS-NSSAIは登録受諾メッセージを介してUEに配信され得、1つのS-NSSAIは拒絶されたNSSAIに配信される。
代替的に、AMFは、OFBを変更するようにUEに指示することなく、UEの現在のOFBにおいて利用可能ではないスライスを許可しないように、UE-OFBポリシーで構成され得る。言い換えれば、AMFは、UEの現在のOFBにおいて利用可能なスライスについて、許可されたNSSAIで送信し、UEの現在のOFBにおいて利用可能ではない他のスライスを拒絶されたスライスのリストに組み入れ得る。UEがUEの現在のOFBにおいて許可されているスライスに関するUE-OFBポリシーを実装した後、AMFは、これらのスライスがSSAPに基づいて同時にアクセス可能であるかどうかを確認する。いかなるSSAP不適合スライスも発見されなかった場合、それは、拒絶されたスライスのリストに組み入れられ、スライスの残りの部分は、登録受諾メッセージにおいて許可されたNSSAIとしてUEに返信され得る。この代替形態内では、UE-OFBポリシーは、スライスの大部分が利用可能であるOFBを変更するようにUEを指示するように構成され得る。UEがOFBを変更し、アクセス可能なスライスを発見すると、SSAPはそれらのスライスに対して実装され得る。
一方、AMFは、逆の順序でSSAP及びUE-OFBポリシーを適用し得る。すなわち、SSAPは、UE-OFBポリシーの前に適用される。この場合、UEは、最初に、同時アクセスのSSAPポリシーを確認する。SSASPがUEに全てのスライスに同時にアクセスすることを許可する場合、AMFは、次に、UE-OFBポリシーを適用する。UE-OFBポリシーが、スライスのうちの1つがUEの現在のOFBで利用可能ではないことを識別する場合、AMFは、全てのスライスがアクセス可能であるOFBにその登録要求をハンドオーバするようにUEに指示する。
しかし、SSAPポリシーが、スライスのうちの1つ以上が第1の場所で許可され得ないことを発見した場合、アクセス不能のスライスは、拒絶されたスライスと見なされ、スライスの残りは、UE-OFBポリシーを通過する。UE-OFBポリシーが、スライスのうちの1つがUEの現在のOFBを介してアクセス可能ではあり得ないことを識別する場合、図17に記載されている手順は適用可能であり得、AMFは、その登録要求を、全てのスライスがアクセス可能であるOFBにハンドオーバするようにUEに指示する。そうでない場合、これらのスライスのS-NSSAIは、許可されたNSSAIに配置され、登録受諾メッセージとしてUEに返信される。UE-OFBポリシーを確認することの引き換えに、SSAPに起因して拒絶されたスライスは含まれないことに留意されたい。ここでも、AMFがUEを異なるOFBに向ける場合、SSAP適用が繰り返えされ得る。言い換えれば、AMFは、登録受諾メッセージを決定し、それをUEに送信する前に、SSAPポリシーを再度確認し得る。
ステップ5~ステップ7は、図17のステップ5~ステップ7と同じであり、ステップ4bが真になる場合にのみ適用される。この場合、UE-OFBポリシーが適用され、そのため、AMFは、全てのスライスが利用可能である別のOFBへのUEハンドオーバを指示する。
PDUセッション確立中の同時ネットワークスライスアクセスを制限する
ネットワークスライスの同時使用に対する制限は、PDUセッション確立中に適用され得る。言い換えれば、UEは、ネットワークスライスに登録することが許可され得るが、制限されたスライスにおいてPDUセッションを同時に有することのみ制限され得る。
スライスの同時アクセスに対する制限は、URSPルールのルート選択検証基準における同時スライス検証基準フィールドを実装することによって、PDUセッション確立プロセス中に適用され得る。同時スライス検証基準フィールドを有する拡張URSPルールは、本明細書の付録の表7に表されている。
図13は、UEがS-NSSAIの許可されたリストからスライスにおいてPDUセッションを確立しようと試みるが、コアネットワークがある特定のスライスの同時アクセスを制限するために、PDUセッションを確立することができない場合を記述する代替形態を表している。
ステップ1において、PDUセッションが、スライス(スライスA)において以前に確立されている。
ステップ2において、同時スライスアクセスポリシー(SSAP)が、適用されるAMFに配信されている。
ステップ3において、UEは、ネットワーク内の別のスライス(スライスB)について第2のPDUセッション確立要求を確立することを試み得る。この要求は、UEがSSACインジケータをサポートする(例えば、理解する)かどうかをネットワークに示し得るSSIを含み得る。ネットワークは、UEがSSAC拒絶原因コード及び構成情報を理解するかどうかを判定するために、SSIを使用し得る。
ステップ4において、AMFは、スライスBがUEのスライスAに同時にアクセス可能ではないことを識別する。
ステップ5において、AMFは、PDUセッション確立要求が、UEが確立されたPDUセッションを既に有するS-NSSAIと同時に使用することができないS-NSSAIに対するものである場合に、PDUセッション確立を拒絶することになる。UEがSSAC情報を理解する能力を示した場合、AMFは、スライスBがスライスAとともにアクセス可能ではないことを詳述する原因コードで要求を拒絶し得る。UEは、この原因コードを受信し得、その緊急性又は要件に応じて、スライスAとのセッションを終了し、スライスBとのPDUセッション確立要求を再試行し得る。
代替的に、セッションがスライスAに関して進行中である場合、AMFは、スライスAとのセッションが終了するとすぐに、UEが、PDUセッション確立要求を試みることができ得ることを、拒絶原因コードにおいてUEに示し得る。
代替的に、スライスAとの進行中のPDUセッションが失効している場合、AMFは、セッションを終了し、スライスBのPDUセッション確立要求を受諾し得る。
別の代替形態は、UEがUEのスライス優先度についてのいくつかの情報(例えば、緊急状況)を有し、スライスBがスライスAよりも高い優先度である場合、UEは、スライスAとのPDUセッションを終了し、スライスBのPDUセッション確立要求を送信し得る。
PDUセッション確立手順中のUE-OFBポリシー及びSSAPによる同時スライスアクセス制限の取り扱い
2つ以上のスライスの同時アクセスに対する制限はまた、スライスが利用可能であるOFBに基づき得る。この制限は、PDUセッション確立手順中に適用され得る。この場合、異なる周波数帯域で利用可能なスライスが許可され、一般的なUE登録手順又は登録更新手順中に許可されたNSSAIに配信され得ると仮定する。しかしながら、UE-OFBポリシーは、PDUセッション確立中に適用され得る。加えて、UE-OFBポリシーは、UEがセル又はTA/RAを変更し、UEが既存のPDUセッションを継続する必要があるときに実装され得る。言い換えれば、2つのPDUセッションがネットワーク内の2つの異なるネットワークスライスに向けて確立される場合、両方とも同じOFB下で利用可能でなければならず、OFBはUEの現在のOFBでなければならない。この手順はまた、UEが一般登録手順中に、そのサポートするOFBをネットワークに既にサブミットしていると仮定する。場合によっては、図21の例に例示されるように、UE-OFBポリシーがSSAPともに適用され得る。
図21のステップ1において、SSAP及びUE-OFBポリシーが、AMFにおいて配信又は構成されている。
ステップ2において、UEは、スライス(スライスA)においてPDUセッションを確立する。
ステップ3において、UEは、異なるOFBにおいて利用可能である第2のネットワークスライス(スライスB)の新しいPDUセッションを開始し得る。ここで、AMFは、UE-OFBポリシー及びSSAPをともに適用し得る。
AMFは、最初に、UE-OFBポリシーを適用し、次に、SSAPポリシーを適用し得、又はその逆も可能である。第2のPDUセッションがUEの現在のOFBにおいて利用可能ではないスライスに向けて要求される場合、AMFは、UE-OFBポリシーを通してこのシナリオを識別し得る。そのため、PDUセッション要求は、拒絶され得る。加えて、AMFはまた、全てのスライスがPDUセッションに(例えば、スライスA及びスライスBの両方に)利用可能であり得るOFBを識別し得る。AMFは、原因コードでUEにPDUセッション拒絶応答を送信し得る。原因コードは、スライスがUEの現在のOFBにおいて利用可能ではなかったため、PDUセッションが拒絶されたことを示し得る。加えて、原因コードは、両方のスライスが利用可能であり、PDUセッションが両方のスライスにおいて同時に確立することができるOFBについての情報を送信し得る。代替的に、原因コードは、要求されたPDUセッションを確立するためにどのOFBを使用できるかについての情報を送信し得る。AMFが、2つのスライスが利用可能であるOFBを発見しなかった場合、原因コードは、UE-OFBポリシーの違反を述べる拒絶の理由のみを示す。この場合、SSAPポリシー適用は、以下の2つのオプションをとり得る。
オプション1では、AMFは、2つのスライスの適合を保証するためにSSAPポリシーを適用し得る。それらが適合しない場合、SSAPに起因する不適合情報が、PDUセッション要求拒絶メッセージにおいて原因コードを介してUEに送信され得る。この拒絶情報はまた、UEが、現在の許可されたNSSAIに留まるかどうか、又は完全に異なるOFBに移動するかどうかを、後で決定するのに役立ち得ることに留意されたい。
UE-OFBポリシー及びSSAP確認の両方が不成功であった場合、UEがOFBのうちのいずれにおいても両方のスライスにアクセスできないことが保証される。こうして、AMFは、拒絶メッセージ及びそれを示す原因コードを送信し得る。
オプション2では、AMFはSSAPポリシーを適用し得ず、UE-OFBポリシーに基づいて拒絶メッセージを送信するだけである。
しかし、スライス(例えば、スライスB)に向かう第2のPDUセッション確立要求が、スライスAにおける確立されたPDUセッションと同じOFBにおいて利用可能でありOFBがUEの現在のOFBである場合、AMFは、SSAPを実装する。2つのスライスが互いに適合する場合、第2のスライスのPDUセッション確立は成功することになる。スライスBがスライスAに適合しない場合、PDUセッション要求は、原因コードで拒絶される。
ステップ4において、AMFは、UE PDUセッション受諾又は拒絶のメッセージを送信し得る。UE-OFBポリシー確認及びSSAP確認の両方が成功する場合、UEは、スライスBにおいてPDUセッションを確立するものとする。UE-OFBポリシーの不成功に起因してPDUセッションが拒絶された場合、AMFは、原因コードを有する拒絶メッセージをPDUセッションに送信する。原因コードは、UEの現在のOFBにあるスライスの不成功を示し、両方のスライス(スライスA及びスライスB)がアクセス可能であり得るOFB、又はスライスBがアクセス可能であるOFBを推奨し得る。拒絶がSSAPの違反に起因する場合、原因コードは、スライス(スライスA及びスライスB)が同時アクセスに不適合であることを示す。
ステップ5-Aにおいて、UEがUE-OFBポリシーに基づいて原因コードを有するPDUセッション拒絶メッセージを取得する場合、UEは、スライスAおいて進行中のPDUセッションを保持し、スライスBに対するPDUセッション確立要求を差し控えることを選択し得る。言い換えれば、UEは、両方のスライスが利用可能であり得る他のOFBを使用するというAMFの推奨を無視し得る。拒絶がUE-OFBポリシー及びSSAPの両方の違反に起因する場合、UEは、OFBを変更し得ず、PDUセッション確立要求を差し控え、スライスAにおける進行中のPDUセッションを継続するだけである。
ステップ5-Bにおいて、PDUセッションが、OFBの変更を示す原因コードで拒絶される場合、UEは、両方のスライスが利用可能である新しいOFBにおいて新しい許可されたNSSAIを要求することを選択し得る。UEがこのオプションを選択する場合、UEは、最初に、進行中のPDUセッションの状態を保存し、スライスAにおいて進行中のPDUセッションのPDUティアダウンを要求する必要があり得る。PDUセッションティアダウンが完了すると、UEは、前のステップにおいてAMFによって推奨されたOFBに向けて登録更新要求を送信する必要があることになる。登録が新しいOFBを介して成功すると、UEは、以前にティアダウンされたPDUセッションを再確立し、PDUセッションを継続し得る。UEはまた、新しいOFBを使用して、スライスBにおける新しいPDUセッション確立要求を要求し得る。代替的に、UEがOFBを変更すると、既存のセッションは、単に新しいOFBにハンドオーバされ得る。
代替形態では、UEが、UEが現在いるOFB(セル)に基づいて、どのスライスがどのOFBで利用可能であるかについての情報を有するため、UEは、単に、UEの現在のOFBにおいて利用可能なスライス上でのみPDUセッション確立プロセスを開始し得る。このようにして、PDUセッションを確立し、AMFがUE-OFBポリシーに基づいてPDUセッションを確立することができるかどうかを判定することを待機するのに障害はない。PDUセッションが確立されると、AMFは、そのUEの2つ以上のスライスの適合を実装ために、SSAPのみを適用し得る。
スライス利用可能性に基づくRAN支援UEハンドオーバ
各S-NSSAIは、その利用可能なOFBと関連付けられ得る。この情報(例えば、S-NSSAI及び対応するOFB)は、成功した登録手順中にRANノードに伝達される。UEがネットワーク内のスライスとのPDUセッションを確立することを要求するとき、UEは、RANに向けられたRRCメッセージ内に所望のスライス情報を含め得る。RANは、要求されたスライス及び要求されたスライスと関連付けられたOFBを識別し得る。要求されたスライスがUEの現在のOFBにある場合、RANは、PDUセッション確立プロセスを進めることを許可し得、そうでなければ、RANは、PDUセッション確立手順を継続する前に、OFBを変更するようにUEに指示し得る。このプロセスは、図22に記載されている。
ステップ0において、AMFは、S-NSSAI対OFB関連情報が存在するアクセス及びモビリティサブスクリプションデータを取り出し得る。この情報は、UE登録手順中にRANに伝達され得る。
ステップ1において、UEは、RANを介して、PDUセッション確立要求をネットワークに送信する。この要求では、UEはまた、UEがPDUセッションを確立することを望む、要求されたスライスのS-NSSAIをRRCメッセージに含め得る。このS-NSSAI情報は、AMFに送信されるスライス情報に追加されることに留意されたい。
加えて、UEはまた、スライス優先度を含み得る。更に、UEは、そのOFBプリファレンスの指示を含み得る。UEはまた、以下のうちの1つ以上をRANに示し得る。
第1に、V2X OFB、V2Xが優先するOFB、同時Uu及びPC5ベース動作のためのV2X動作帯域。
第2に、帯域内キャリアアグリゲーション動作のためのOFB。帯域内キャリアアグリゲーション動作のためのUEの優先OFB。
第3に、帯域内キャリアアグリゲーション動作ためのOFB、帯域内キャリアアグリゲーション動作のためのUEの優先OFB。
第4に、デュアル接続性動作のためのOFB、デュアル接続動作のためのUEの優先OFB。
第5に、UL MIMOのOFB、UL MIMOのUEの優先OFB。
第6に、優先順位におけるS-NSSAIプリファレンス、UEは、登録要求を受諾又は拒絶する際のAMFを支援するために、どのS-NSSAIが現在のOFBに必須であるかを示し得る。
ステップ2において、RANが、コアネットワークから受信したS-NSSAI対OFB関係情報を既に有しているため、RANは、要求されたS-NSSAIと関連付けられたOFBを識別し、UEの現在のOFBにおいてUEがそれにアクセスできるかどうかを確証する。
識別に基づいて、RANは、以下のうちの1つを行う。
ケース1:
ステップ3において、RANは、要求されたスライスがUEの現在のOFBにおいてアクセス可能であることを識別し、そのため、PDUセッション確立要求をAMFに向けて転送する。
ステップ4において、関連ネットワーク機能は、TS 23.501の条項4.3.2.2.1[2]に記載されているように、PDUセッション確立設定手順に関与し得る。
ステップ5において、AMFは、NASメッセージをRANに送信し、NASメッセージは、N2 PDUセッション要求を示す。AN固有リソースは、UEとRANとの間でセットアップされ、これは、PDUセッション確立要求の受諾を示し、次いで、RANは、N2 PDUセッション応答をAMFに返信する。
ケース2:
ステップ3において、RANは、要求されたスライスがUEの現在のOFBにおいてアクセス可能ではないことを識別する。加えて、RANは、要求されたスライスが利用可能であるOFBを識別し、NASメッセージをUEに返信して、スライスがアクセス可能であり得るOFBを提案する。
ステップ4において、UEは、RANが提案したOFBにそれ自体を導き得、PDUセッション確立要求をネットワークに送信し得る。スライスがOFBにおいて利用可能であるため、RANノードは、要求をネットワークに向けて転送する。
ステップ5において、PDUセッション確立要求は、ネットワークによって受諾され、UEは、ネットワーク内の所望のスライスに向けてPDUを送信し始め得る。
UEが新しいセルに移動するときのPDUセッションの取り扱い
UEは、OFB(セル)における複数のネットワークスライス内に複数の進行中のPDUセッションを有し得る。UEは、モバイルであり得、新しいOFBに移動することを望み得る。UEがサポートする利用可能なOFBに基づいて、RANは、UEがOFBを切り替えるのを支援し得、UEは既存のPDUセッションを継続することができる。ネットワークがOFBにおける全てのスライスをサポートすることができない場合、RANは、UEに原因コードでUEに通知し得る。図23は、手順を記載している。
ステップ0において、UEは、ネットワーク内の複数のスライス内で進行中のPDUセッションを有し得る。
ステップ1において、UEは、新しいセルに移動し、進行中のPDUセッションで継続し、ネットワークとのPDUセッションを有するセルを離れることを望むことを示すメッセージをRANに送信し得る。
ステップ2において、RANは、スライスと、PDUセッションを有するスライスが利用可能であり得るOFBとを識別し、それに向けて、UEがスライス内の既存のPDUセッションを継続することができる。UEの現在のRANノードは、UEの所望のOFBと、これらのOFBが、コアネットワークを介して又はRANノード間で直接、サポートするスライスとについて、他のRANノードと協調し得る。
ステップ3-Aにおいて、RANノードは、UEが進行中のPDUセッションを有する全てのスライスを新しいセルもサポートすることを識別する場合、新しいOFBにおける全てのスライスに対してそのサポートを示す肯定応答を返信する。次いで、RANノードは、UEの円満なOFBハンドオーバを容易にし、PDUセッションを継続し得る。
ステップ3-Bにおいて、RANノードは、新しいセルが全てのUEのスライスをサポートしないことを識別し、より多くのスライスがサポートされ得る、UEの到達範囲内の他のセルを識別し得る。この場合、RANは、より多い数のスライスがサポートされるOFBにおいてPDUセッションを継続するようにUEに提案し得る。加えて、それは、提案されたOFBにおいてサポートされないS-NSSAIをUEに示し得る。次いで、RANは、サポートされるスライスに対するUEの円満なOFBハンドオーバを容易にし、PDUセッションを継続し得る。
ステップ3-Cにおいて、RANノードは、新しいセルがUEのスライスのうちのいずれもサポートしないことを識別し得、UEの到達範囲内の他のセルがそれらのスライスをサポートすることができないことを更に識別し得る。この場合、RANは、OFBが要求されたスライスをサポートすることができないことを述べる原因コードを有する応答をUEに返信する。この場合、RANは、PDUセッションを継続することができず、そのため、全てのPDUセッションが終了され得る。
代替的に、ネットワークは、新しいセル内のデフォルトスライスをサポートし得、そのため、RANノードは、応答内にその情報を示し得る。UEは、デフォルトスライスにおいて、許可されたUEがデフォルトスライスで1つ以上のPDUセッションを継続し得る場合、PDUセッションを確立し得る。
ステップ4において、UEは、新しいOFBに切り替わる。UEが新しいOFBに切り替わると、コアネットワークは、これについて通知される。ポリシー内の任意の更新が存在する場合、PCFは、AMFが新しいOFBへの移行を完全に受諾する前に、ポリシーをAMF及びRANノードに送信する。ハンドオーバが成功した後、UEは、PDUセッションを継続する。
NSSAIにおけるスライス場所制限情報を構成する
UEがある特定の国のある特定のPLMN内にあるときに、ある特定のネットワークスライスがUEに利用可能ではない場合があり得る。PLMN IDが、モバイル国コード(mobile country code、MCC)を含み、こうして、PLMN IDベースでUEにおいて構成されている任意の情報は、国ごとに既に構成されていることに留意されたい。
登録又は構成更新中に、ネットワークは、サービングPLMNに関する、「構成されたNSSAIのマッピング」をUEに送信し得る。この情報がUEに送信されるとき、各S-NSSAIは、図9を参照して記載されるように、符号化される。
本明細書の付録の図9及び表8に表された符号化が使用されるとき、少なくともマッピングされたSSTがUEに提供されることに留意されたい。
SST及びSDフィールドの符号化は、3GPP TS 23.003,Numbering,Addressing and Identificationのセクション28.4.2に記載されている通りである。TS 23.003”において説明されるように、S-NSSAIは、SST及びSDフィールドの両方を含み得る(この場合、S-NSSAI長は合計32ビットである)、又はS-NSSAIは、SSTフィールドを含み得る(この場合、S-NSSAI長は8ビットのみである)。
SSTフィールドは、標準化値及び非標準化値を有し得る。値0~127は、標準化SST範囲に属し、それらは3GPP TS 23.501に定義されている。値128~255は、オペレータ固有範囲に属する。
SDフィールドは、16進法FFFFFFとして定義される予約値「SSTに関連付けられたSD値無し」を有する。ある特定のプロトコルでは、SD値がSSTに関連付けられていないことを示すために、SDフィールドは含まれない。
TS 23.501、セクション5.15.2.2は、4つのSST値がネットワークスライス(eMBB、URLLC、MIoT、及びV2X)の特性を示すために標準化されていることを説明している。
ある特定のPLMN(例えば、ある特定のPLMN IDで利用可能ではない)において、ある特定の国で利用可能ではないことを、ネットワークがUEに伝達する必要がある場合をカバーするために、新しいSST値が、NULL又はサポートされない場合を表すように標準化され得る。この値がSSTフィールドに提供されるとき、HPLMNマップのS-NSSAIに関連付けられているS-NSSAIがマッピングしないことと、UEが、PLMNに接続されたときに、HPLMNのS-NSSAIのサービスにアクセスすることが制限されていないこととが、UEへの指示である。本明細書の付録の表12は、TS 23.501からの標準化SST値を示す。この表は、PLMNにおいてS-NSSAIにマッピングするSST値、又はスライスがないことをUEに示すために、SST値がどのように修正することができるかを示すために更新されている。
代替的に、新しいSD値は、PLMN内のネットワークスライスに対してマッピングされたS-NSSAIがないことをUEに示すように定義され得る。代替的に、この指示は、S-NSSAI情報要素(IE)又は異なる情報要素の内部に持ち込まれる新しい情報において伝達され得る。
PLMN内にマッピングされたSNSSAIがないことをUEに伝達する別の代替手法は、S-NSSAI情報要素を介するものである。S-NSSAI IEは、マッピングされ構成されたNSSAI内に、SST又はSST及びSDのみを含み得る。UEは、示されたSST又はSST及びSDが、VPLMNにおいてマッピングを伴わないHPLMN構成されたNSSAIであることを意味するものとして解釈し得る。
PLMN内にマッピングされたS-NSSAIがないことをUEに示す別の代替手法は、UEに状態を示す、「S-NSSAIコンテンツの長さ」フィールドの新しい符号化を定義することである。例えば、00001001の符号化は、情報要素がマッピングされたHPLM SST値のみを搬送することを示し得、00001010の符号化は、情報要素がマッピングされたHPLMN SD値のみを搬送することを示し得、00001011の符号化は、情報要素がマッピングされたHPLM SST値及びマッピングされたHPLMN SD値を搬送することを示し得る。VPLMNに対するSST及びSD値が存在しないことは、HPLMN S-NSSAIがPLMNにおいてマッピングを有していないという、UEへの指示であることになる。
構成されたNSSAI内のスライスは、HPLMN内の特定の地域においてのみ利用可能である場合であり得る。この場合、ネットワークは、スライスがアクセス可能である地域をUEに伝達する必要がある。登録又は構成更新中に、ネットワークは、「構成されたNSSAI」をUEに送信し得る。この情報がUEに送信されるとき、各S-NSSAIは、TS 24.501のセクション9.11.2.8に記載され、付録の図8及び表11に示されるように符号化される。ネットワークは、UE S-NSSAIがS-NSSAI情報要素において利用可能である地理的領域を示し得る。例えば、「S-NSSAIコンテンツの長さ」符号化は、位置情報が情報要素に存在することを情報要素が示すことをネットワークがUEに示すことができるように修正することができる。例えば、10000001の値は、SST及び地理的情報(例えば、サービス領域)がS-NSSAIコンテンツに含まれることをUEに示すことができる。更に、地理的情報は、符号化が地理的情報の形式をUEに示すように符号化することができる。フォーマットの例は、登録領域(例えば、サービス領域リスト)エリア、追跡領域識別情報リスト、セル識別子、国、シタイル、及びGPS座標を含む。地理的エリアが情報要素に含まれていない場合、UEは、S-NSSAIがPLMN全体において利用可能であると仮定し得る。代替的に、地理的領域は、S-NSSAIにアクセスすることが制限されている場所をUEに示し得る。
UEがローミングである場合、ある特定のスライス(例えば、S-NSSAI)は、VPLMN又はVPLMN内のある特定の地域において利用可能ではない場合もあり得る。この場合、S-NSSAIが利用可能である(又は利用可能ではない)地域は、「構成されたNSSAIのマッピング」情報要素の一部としてUEに示され、本明細書に記載されるように符号化することができる。
本明細書の付録の表13は、S-NSSAI情報要素符号化が、上述の情報を伝達するためにどのように更新され得るかを示している。UEがネットワークに登録するとき、UEは、UEが新しい情報要素符号化及び拒絶原因コードを理解することになることをネットワークが知るように、ネットワークが地理的S-NSSAI制限を受信することをサポートすることをネットワークに示し得る。
UEが、S-NSSAIへのアクセスがPLMNにおいて制限されている地域からS-NSSAIにアクセスしようと試みるとき、ネットワークは、S-NSSAIを拒絶し、拒絶されたS-NSSAIを有する原因コードを提供し、アクセスがUEの現在の場所において許可されていないため、S-NSSAIが拒絶されていることを示し得る。原因コードは、アクセスが許可されている場所又はアクセスが許可されていない場所をUEに更に示し得る。更に、UEが、そのS-NSSAIのうちの1つへのアクセスが制限されている場所に移動する場合、ネットワークは、新しい許可されたNSSAIとともにUE構成更新メッセージをUEに送信し得。許可されたNSSAIは、新しい許可されたNSSAIがUEの現在の場所に起因して現在制限されているS-NSSAIを欠落していることになるため、以前にUEに送信された許可されたNSSAIとは異なることになる。図14は、UEが地理的地域に基づいてアクセスを拒否されるプロセスを記載している。
ステップ1において、UEは、異なる地理的地域(例えば、国)内のVPLMNにおいてAMFを用いてUE登録手順を開始する。登録要求は、要求されたNSSAI、要求されたNSSAIのマッピング、及び他の情報の中でも特に、デフォルト構成されたNSSAI指示を含み得る。要求されたNSSAI内のS-NSSAIのうちの1つは、地理的地域において制限され得、UEは、この制限を認識し得ない。加えて、UEは、地理的S-NSSAI制限をサポートすることを示すインジケータを含んでも含まなくてもよい。
ステップ2において、AMFは、アクセスされた地理的地域におけるUEの制限されたスライスを識別し得る。付録の表12を参照されたい。構成されたNSSAIのS-NSSAIのマッピング及び許可されたNSSAIのS-NSSAIのマッピングは、例えば、アクセスされたネットワーク内の任意のネットワークスライスにホームネットワークスライスの対応するマッピングがないことを示すために、NULLに設定され得る。そのため、アクセスされたアクセス及びモビリティ管理機能(V-AMF)は、ある特定の要求されたS-NSSAIを拒否し得る。
ステップ3において、AMFは、許可されたNSSAIと、拒絶原因コードを有する拒絶されたS-NSSAIとともに、登録受諾メッセージをUEに送信し得る。拒絶理由は、コードが、S-NSSAIマッピングがUEの現在の地域中のVPLMNにおいて利用不可能であった(NULL)ことを示し得るからである。
アクセス及びモビリティサブスクリプションを介してスライス場所制限情報を構成する
サービス領域制限は、許可された領域又は許可されていない領域のいずれかからなる。特に、それは、限定された追跡領域を含み得、代替的に、PLMNにおける全ての追跡領域(TA)を含み得る。UEは、サービス領域に基づいて1つ以上のネットワークスライスにアクセスするように制限され得る。ある特定のスライスが、許可された領域において利用可能であり得るか又は許可されていない領域において利用可能ではあり得ないシナリオに対処するため、サービス領域におけるネットワークスライスの利用可能性を示す新しいフィールド、例えば、スライス利用可能性領域制限と呼ばれるフィールドが使用され得る。このフィールドは、その領域における構成されたNSSAIの各S-NSSAIの利用可能性又は利用不可能性を規定する。この情報は、UDMにおいて、TS 23.502(UEサブスクリプションデータタイプ)の表5.2.3.3.1-1に定義されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータタイプの一部として記憶され得る。UE登録プロセス中に、スライス利用可能性領域制限情報は、UEサブスクリプションデータとともにAMFに送信され得、そこで適用され得る。
代替的に、スライス利用可能性領域制限情報は、登録受諾メッセージとともにUEに配信され、UEにおいて評価され得る。
更に別の代替形態は、UEにおいて、構成されたNSSAIを構成するときに、各S-NSSAIのスライス領域利用可能性制限情報を使用してUEを事前構成することである。
図15は、スライス利用可能性領域制限情報がネットワーク内のAMF、代替的にはUEに伝達されるプロセスを記載している。
ステップ0において、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータ内のスライス利用可能性領域制限フィールドは、UEのために構成される。
ステップ1において、UEは、RANノードを介してAMFに向けた一般的UE登録手順を開始する。要求は、要求されたNSSAIを含み得る。
ステップ2において、UEの場合、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用して、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータ、SMF選択サブスクリプションデータ、SMFデータ内のUEコンテキストなどを含み得る、UEサブスクリプション情報を取り出し得る。これは、UDMが、Nudr_DM_QueryによってUDRからこの情報を取り出し得ることを必要とする。UEサブスクリプション内のフィールド。
ステップ3において、AMFは、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータ内のスライス利用可能性領域制限フィールドを識別し、サービス領域の制限されたスライスを構成する。
ステップ4-aにおいて、AMFは、登録受諾メッセージをUEに送信する。登録受諾メッセージにおいて、AMFは、許可されたNSSAI、許可されたNSSAIのマッピング、構成されたNSSAI、及び構成されたNSSAIのマッピング、並びに拒絶されたNSSAIを含む。拒絶されたNSSAIは、その場所において拒絶されたS-NSSAI、及び各S-NSSAIに関連付けられたスライス利用可能性領域制限を含むため、UEは、スライスが現在の場所に対して拒絶されたことを認識し、UEは、スライスに再び登録しようと試みるときを考慮するために、この情報を使用することができる。
ステップ4-bにおいて、AMFは、登録受諾メッセージをUEに送信する。登録受諾メッセージにおいて、AMFは、許可されたNSSAI、許可されたNSSAIのマッピング、構成されたNSSAI及び構成されたNSSAIのマッピングを含み、許可されたNSSAI内の各S-NSSAIに関連付けられたスライス利用可能性領域制限、構成されたNSSAI及び許可されたNSSAIのマッピングは、UEに配信される。このオプションでは、スライスが現在の領域において制限されている場合でも、UEはスライスに登録することを許可される。UEは、制限領域においてスライスアクティビティを許可しない(例えば、PDUセッション確立を開始/許可しない)ことによって、この制限を適用する役割を果たし、ネットワークは、制限領域においていかなるスライスアクティビティも許可しない(例えば、PDUセッション確立を許可しない)ことによってこの制限を適用することになる。
ステップ5において、登録受諾メッセージ(ステップ4-b)とともに、UEがネットワークからスライス利用可能性領域制限情報を受信した場合、アプリケーショントラフィックがUEにおいて生成されるとき、スライス利用可能性領域制限情報は、URSPルールが評価されるときに考慮され得る。言い換えれば、この情報は、制限されたスライスをバイパスし、RSDが評価されるときにネットワークにおいてより低い優先度ルートを選択するために使用され得る。
PLMN選択中にスライス場所制限情報を使用する
図15を参照して記載される手順は、ネットワークが、どのPLMNスライス(例えば、S-NSSAI)が利用可能であるかについての情報、及びスライスが利用可能であるPLMN内の地域についての情報を用いて、UEをどのように構成し得るかを例示している。この情報はまた、UEにおいて、例えばUEのSIMカード内で、又はeSIMプロトコルを介して構成することができる。UEがPLMN内のスライスの利用可能性を認識すると、UEは、PLMN選択及びPLMN再選択中にこの情報を考慮し得。PLMN選択及びPLMN再選択は、TS 23.122に規定されている。
スイッチオン時のPLMN選択、又は自動ネットワーク選択モードにおけるカバレッジの欠如からの回復は、TS 23.122のセクション4.4.3.1.1に規定されている。この手順は、PLMNに登録しようと試みるかどうかを判定するときに、各PLMNにおけるネットワークスライス(S-NSSAI)の利用可能性が考慮されるように拡張され得る。例えば、S-NSSAIがUEの現在の場所でPLMNにおいて利用可能ではない場合、PLMNは、UEが、全て、又はそれ以上のS-NSSAIが利用可能であるPLMNに登録しようと最初に試みることになるという意味で、PLMNはより低い優先度と見なされ得る。PLMN IDと各周波数上の最も強いセルの電力レベルとに加えて、ASはまた、PLMN内のUE場所のNASを通知してスライス認識PLMN選択を可能にするために、追跡領域(TA)コード及び/又はセルIDも提供するように拡張され得る。UEは、その構成されたNSSAI又はPLMNに関連付けられたマッピングされ構成されたNSSAIの一部であるS-NSSAIの利用可能性のみを考慮し得る。
各周波数の最も強いセルのPLMN ID及び電力レベルに加えて、ASは、TAコード、セルID、及び/又はRANエリアIDを提供して、NASを介してPLMN内のUE場所に通知して、スライス認識PLMN選択を可能にするように拡張され得る。
加えて、2つの異なるネットワークスライスが2つの異なるPLMNにおいて利用可能であり得、両方のS-NSSAIについてのS-NSSAIのマッピングが利用可能であり得る。そのような場合、UEは、スライスを選択するために事前定義されたスライス優先度を使用し得、そのため、それが利用可能であるPLMNを選択し得る。
スイッチオン時のPLMN選択及び手動ネットワーク選択モードにおけるカバレッジの欠如からの回復は、TS 23.122のセクション4.4.3.1.2に規定されている。この手順は、UEがどのPLMNが存在するかを判定するときに、各PLMNにおけるネットワークスライス(S-NSSAI)の利用可能性が考慮されるように拡張され得る。例えば、いくつかのS-NSSAIがUEの現在の場所でPLMNにおいて利用可能ではないとき、この情報はユーザに表示され得る。例えば、ディスプレイは、サービスが限定されていることを示し得、ディスプレイは、どのサービスが利用可能であるかを示し得、ディスプレイは、どのサービスが利用可能ではないかなどを示し得る。加えて、ディスプレイは、PLMNにおいてサービスが利用可能ではない理由及び場所を示し得る。
自動ネットワーク選択モードにおけるPLMN再選択は、TS 23.122のセクション4.4.3.2.1に規定されている。PLMN再選択は、PLMN選択手順に対する提案された拡張において本明細書で記載されるように、各PLMNにおけるネットワークスライス(S-NSSAI)の利用可能性を考慮するために拡張され得る。更に、UEは、UEがURSPルールを評価し、所望のS-NSSAIがPLMN内のUEの現在の場所において利用可能ではないため、トラフィックに対してルートを確立することができないことを発見したとき、PLMN再選択をトリガすることを許可され得る。
図7は、RAN及びコアネットワークと協調して、S-NSSAIごとの許可されたNSSAI及び対応するOFB、代替の許可されたNSSAI及びOFB、拡張URSPルール、並びに周波数帯域導き能力を保持するUEのGUIを示している。
図16は、同時スライスアクセス制限をサポートするためのUEの構成と、地理的地域場所情報を含むサービス領域に起因するスライスアクセス制限のサポート、及び同時スライスアクセス検証基準をサポートするための拡張URSPルールを含む、UEのGUIを示している。
環境の例
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、サービスのコーディング、セキュリティ、及び品質の作業を含む、無線アクセス、コアトランスポートネットワーク、及びサービス能力を含む移動体通信ネットワーク技術の技術規格を開発する。最近の無線アクセス技術(RAT)規格には、WCDMA(一般に3Gと称される)、LTE(一般に4Gと称される)、及びLTE-Advanced規格が含まれる。3GPPは、「5G」とも呼ばれる新しい無線(NR)と呼ばれる次世代のセルラー技術の標準化に取り組み始めた。3GPP NR標準開発は、次世代無線アクセス技術(新しいRAT)の定義を含むと予想され、これは、6GHz未満の新しいフレキシブル無線アクセスの提供、及び6GHzを超える新しいウルトラモバイルブロードバンド無線アクセスの提供を含むと予想される。フレキシブル無線アクセスは、6GHz未満の新しいスペクトルにおける新しい非後方互換性無線アクセスからなると予想され、同じスペクトルで一緒に多重化されて、分岐要件を有する一連の広範な3GPP NR使用事例に対処することができる異なる動作モードを含むことが予想される。ウルトラモバイルブロードバンドは、例えば、屋内用途及びホットスポットのためのウルトラモバイルブロードバンドアクセスの機会を提供するcmWave及びmmWaveスペクトルを含むと予想される。特に、ウルトラモバイルブロードバンドは、センチメートル波及びミリ波固有のデザイン最適化を用いて、6GHz未満のフレキシブル無線アクセスと共通のデザインフレームワークを共有することが予想される。
3GPPは、NRがサポートすることが予想される様々な使用事例を識別し、データ転送速度、待ち時間、及びモビリティのための多種多様なユーザ経験要件をもたらす。使用事例としては、以下の一般的なカテゴリ、すなわち、拡張されたモバイルブロードバンド(例えば、過密領域のブロードバンドアクセス、屋内超高速ブロードバンドアクセス、クラウド内のブロードバンドアクセス、あらゆる場所で50Mbps以上、超低コストブロードバンドアクセス、自動車内のモバイルブロードバンド)、クリティカル通信、大規模マシンタイプ通信、ネットワーク運用(例えば、ネットワークスライシング、ルーティング、マイグレーション及び相互作用、並びにエネルギー節約)、車車間通信(Vehicle-to-Vehicle Communication、V2V)、路車間通信(Vehicle-to-Infrastructure Communication、V2I)、ネットワーク通信(Vehicle-to-Network Communication、V2N)、歩車間通信(Vehicle-to-Pedestrian Communication、V2P)、及び他のエンティティとの車両通信のいずれかを含み得る拡張車車間路車間(enhanced vehicle-to-everything、eV2X)通信を含み得る。これらのカテゴリにおける特定のサービス及びアプリケーションには、数例を挙げると、例えば、監視及びセンサネットワーク、デバイスリモート制御、双方向リモートコントロール、パーソナルクラウドコンピューティング、ビデオストリーミング、無線クラウドベースのオフィス、第1応答者接続性、自動車用ecall、災害警告、リアルタイムゲーミング、マルチパーソンビデオ通話、自律運転、拡張現実、タッチインターネット、及び仮想現実が含まれる。これらの使用事例などの全てが、本明細書で企図される。
図8Aは、本明細書に記載され特許請求される方法及び装置が具現化され得る通信システム100の例の一実施形態を例示している。示されるように、通信システム100の例は、無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)102a、102b、102c、102d、102e、102f、及び/又は102g(一般的又は集合的に、WTRU102と称され得る)、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105/103b/104b/105b、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network、PSTN)108、インターネット110、他のネットワーク112、及びV2Xサーバ(又はProSe機能及びサーバ)113を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図することが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102d、102e、102f、102gの各々は、無線環境において動作し、及び/又は通信するように構成された任意のタイプの装置又はデバイスであり得る。各WTRU102a、102b、102c、102d、102e、102f、102gは、手持ち式無線通信装置として図1A~図1Eに表されているが、5G無線通信について企図される多種多様な使用事例では、各WTRUは、単なる例として、ユーザ機器(UE)、移動局、固定又はモバイル加入者ユニット、ページャ、セルラー電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、ネットブック、ノートブックコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家庭用電子機器、スマートウォッチ又はスマート衣類などのウェアラブルデバイス、医療又はeヘルスデバイス、ロボット、産業機器、ドローン、車、トラック、列車、又は飛行機などの車両などを含む、無線信号を送信及び/又は受信するように構成された任意のタイプの装置又はデバイスを備えるか、又はその中で具現化され得ることを理解されたい。
通信システム100はまた、基地局114a、及び基地局114bを含み得る。基地局114aは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。基地局114bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、他のネットワーク112、及び/又はV2Xサーバ(又はProSe機能及びサーバ)113などの1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、RRH(リモート無線ヘッド)118a、118b、TRP(送信及び受信点)119a、119b、及び/又はRSU(路側器)120a及び120bのうちの少なくとも1つと有線で及び/又は無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。RRH118a、118bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。TRP119a、119bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。RSU120a及び120bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112、及び/又はV2Xサーバ(又はProSe機能及びサーバ)113などの1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102e又は102fのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、Node-B、eNode B、ホームNode B、ホームeNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであってもよい。基地局114a、114bは各々単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、中継ノードなどの他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得るRAN103/104/105の一部であり得る。基地局114bは、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどの他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN103b/104b/105bの一部であり得る。基地局114aは、セル(図示せず)と称され得る、特定の地理的地域内で無線信号を伝送及び/又は受信するように構成され得る。基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、特定の地理的地域内で有線及び/又は無線信号を伝送及び/又は受信するように構成され得る。セルは更にセルセクタに分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、例えば、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(MIMO)技術を採用し得、したがって、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。
基地局114aは、エアインターフェース115/116/117を介してWTRU102a、102b、102cのうちの1つ以上と通信し得、エアインターフェース115/116/117は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光、cmWave、mmWaveなどであり得る。エアインターフェース115/116/117は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
基地局114bは、有線又はエアインターフェース115b/116b/117bを介してRRH118a、118b、TRP119a、119b、及び/又はRSU120a及び120bのうちの1つ以上と通信し得、有線又はエアインターフェース115b/116b/117bは、任意の好適な有線(例えば、ケーブル、光ファイバなど)又は無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、cmWave、mmWaveなどであり得る。エアインターフェース115b/116b/117bは、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
RRH118a、118b、TRP119a、119b、及び/又はRSU120a、120bは、エアインターフェース115c/116c/117cを介してWTRU102c、102d、102e、102fのうちの1つ以上と通信し得、これは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、センチメートル波、ミリ波など)であり得る。エアインターフェース115c/116c/117cは、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
WTRU102a、102b、102c、102d、102e、102f、及び/又は102gは、エアインターフェース115d/116d/117d(図示せず)を介して互いに通信し得、これは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光、センチメートル波、ミリ波など)であり得る。エアインターフェース115d/116d/117dは、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなど、1つ以上のチャネルアクセス方式を採用し得る。例えば、RAN103/104/105の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102c、又はRAN103b/104b/105bのRRH118a、118b、TRP119a、119b、及びRSU120a、120b、並びにWTRU102c、102d、102e、102fは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用してそれぞれエアインターフェース115/116/117又は115c/116c/117cを確立し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102c、又はRAN103b/104b/105bのRRH118a、118b、TRP119a、119b、及び/又はRSU120b、120b、並びにWTRU102c、102dは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、ロングタームエボリューション(LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)を使用して、それぞれエアインターフェース115/116/117又は115c/116c/117cを確立し得る。将来、エアインターフェース115/116/117は、3GPP NR技術を実装し得る。LTE及びLTE-A技術は、LTE D2D及びV2X技術及びインターフェース(サイドリンク通信など)を含む。3GPP NR技術は、NR V2X技術及びインターフェース(サイドリンク通信など)を含む。
一実施形態では、RAN103/104/105の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102c、又はRAN103b/104b/105bのRRH118a、118b、TRP119a、119b、及び/又はRSU120a、120b、並びにWTRU102c、102d、102e、102fは、IEEE802.16(例えば、(ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM Evolution(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
図8Aの基地局114cは、例えば、無線ルータ、ホームNode B、ホームeNode B、又はアクセスポイントであり得、事業所、家庭、車両、キャンパスなどの局所的な領域での無線接続を容易にするための任意の好適なRATを利用し得る。実施形態では、基地局114c及びWTRU102eは、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立するために、IEEE802.11などの無線技術を実装し得る。一実施形態では、基地局114c及びWTRU102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立することができる。更に別の実施形態では、基地局114c及びWTRU102eは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-Aなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立することができる。図8Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114cは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
RAN103/104/105及びRAN103b/104b/105bは、コアネットワーク106/107/109と通信し得、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。例えば、コアネットワーク106/107/109は、呼制御、請求サービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、動画配信などを提供し得、及び/又はユーザ認証など、高レベルセキュリティ機能を実施し得る。
図8Aには示されていないが、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105及び/又はRAN103b/104b/105b及び/又はコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105及び/又はRAN103b/104b/105bと同じ無線アクセス技術(RAT)、又は異なるRATを採用する他のRANと直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、E-UTRA無線技術を利用し得るRAN103/104/105及び/又はRAN103b/104b/105bに接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109はまた、GSM無線技術を用いて別のRAN(図示せず)と通信し得る。
コアネットワーク106/107/109はまた、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、無線送信/受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit、WTRU)102a、102b、102c、102d、102eのゲートウェイとして機能し得る。PSTN108は、基本電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する公衆交換電話網を含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(datagram protocol、UDP)、及びインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの共通通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される、有線又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105及び/若しくはRAN103b/104b/105bと同じRAT、又は異なるRATを採用し得る、1つ以上のRANに接続された別のコアネットワークを含み得る。
通信システム100における無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含み得、例えば、WTRU102a、102b、102c、102d及び102eは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る。例えば、図8Aに示されるWTRU102eは、セルラベースの無線技術を採用し得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を採用し得る基地局114cと通信するように構成され得る。
図8Bは、例えば、WTRU102など、本明細書に例示される実施形態による、無線通信のために構成された装置又はデバイスの例のブロック図である。図8Bに示すように、WTRU102の例は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有しながら、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。また、実施形態は、基地局114a及び114b、並びに/又は、これらに限定されないが、トランシーバ局(BTS)、Node-B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームNode-B、進化型ホームNode-B(eNodeB)、ホーム進化型Node-B(HeNB)、ホーム進化Node-Bゲートウェイ、及びプロキシノードなどを表し得る、基地局114a及び114bなどが、図8Bに示され、本明細書に記載される要素の一部又は全部を含み得ることを企図している。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(Integrated Circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能を実施し得る。プロセッサ118は、送/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図8Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個の構成要素として表しているが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップ内にともに統合され得ることが理解されよう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を介して、基地局(例えば、基地局114a)に信号を伝送するか、又は基地局から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送/受信要素122は、RF信号を伝送及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を伝送及び/又は受信するように構成され得る。送/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得ることが理解されよう。
加えて、送信/受信要素122は、単一の要素として図8Bに表されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用し得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を介して無線信号を伝送及び受信するための2つ以上の送/受信要素122(例えば、多重アンテナ)を含み得る。
トランシーバ120は、送/受信要素122によって送信される信号を変調し、送/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。無線送信/受信ユニット(WTRU)102は、マルチモード能力を有し得る。こうして、トランシーバ120は、例えばUTRA及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128(例えば、液晶表示ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)ユニット又は有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)ディスプレイユニット)に結合され得、それらからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128に出力し得る。更に、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory、RAM)、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ハードディスク又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(Secure Digital、SD)メモリカードなどを含み得る。実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、そのメモリにデータを記憶し得る。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り得、無線送信/受信ユニット(WTRU)102における他の構成要素に電力を分配し、及び/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾式セル電池、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得、これは、WTRU102の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース115/116/117を介して場所情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を決定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の好適な場所決定方法によって場所情報を取得し得ることが理解されよう。
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアモジュールを含み得る。例えば、周辺機器138は、加速度計、生体認証(例えば、指紋認証)センサ、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真又はビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)ポート、又は他の相互接続インターフェース、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(Frequency Modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュールなどの様々なセンサを含み得る。
無線送信/受信ユニット(WTRU)102は、センサ、家電製品、スマートウォッチ若しくはスマートクロージングなどのウェアラブルデバイス、医療若しくはeヘルスデバイス、ロボット、産業機器、ドローン、車、トラック、列車、又は航空機などの車両などの他の装置又はデバイスにおいて具現化され得る。WTRU102は、周辺機器138のうちの1つを含み得る相互接続インターフェースなどの1つ以上の相互接続インターフェースを介して、そのような装置又はデバイスの他の構成要素、モジュール、又はシステムに接続することができる。
図8Cは、実施形態による、無線アクセスネットワーク(RAN)103及びコアネットワーク106のシステム図である。RAN103は、UTRA無線技術を採用して、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、及び102cと通信し得る。RAN103はまた、コアネットワーク106と通信し得る。図8Cに示されるように、RAN103は、Node-B 140a、140b、140cを含み得、これらは各々、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。Node-B140a、140b、140cは各々、RAN103内の特定のセル(図示せず)と関連付けられ得る。RAN103はまた、RNC142a、142bを含み得る。RAN103は、一実施形態との一貫性を保ちながら、任意の数のNode-B及びRNCを含み得ることが理解されよう。
図8Cに示されるように、Node-B 140a、140bは、RNC142aと通信し得る。加えて、Node-B 140cは、RNC142bと通信し得る。Node-B140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介してそれぞれのRNC142a、142bと通信し得る。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信することができる。RNC142a、142bの各々は、それが接続されるそれぞれのNode-B140a、140b、140cを制御するように構成され得る。加えて、RNC142a、142bの各々は、外部ループ電力制御、ロード制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化などの他の機能を実行又はサポートするように構成され得る。
図8Cに示されるコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(media gateway、MGW)144、モバイルスイッチングセンタ(Mobile Switching Center、MSC)146、サービングGPRSサポートノード(serving GPRS support node、SGSN)148、及び/又はゲートウェイGPRSサポートノード(gateway GPRS support node、GGSN)150を含み得る。前述の要素の各々は、コアネットワーク106の一部として表されているが、これらの要素のうちのいずれか1つが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は動作され得ることが理解されよう。
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続され得る。MSC146は、MGW144に接続され得る。MSC146及びMGW144は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
RAN103内のRNC142aはまた、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106内のSGSN148に接続され得る。SGSN148は、GGSN150に接続され得る。SGSN148及びGGSN150は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
コアネットワーク106はまた、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は動作される他の有線又は無線ネットワークを含み得るネットワーク112に接続され得る。
図8Dは、実施形態によるRAN104及びコアネットワーク107のシステム図である。RAN104は、E-UTRA無線技術を採用して、エアインターフェース116を介して無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、及び102cと通信し得る。RAN104はまた、コアネットワーク107と通信し得る。
無線アクセスネットワーク(RAN)104は、eNode-B 160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のeNode-Bを含み得ることが理解されよう。eNode-B160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eNode-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を伝送し、WTRU102aから無線信号を受信することができる。
eNode-B160a、160b及び160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、アップリンク及び/又はダウンリンクにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図8Dに示されるように、eNode-B 160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
図8Dに示されるコアネットワーク107は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ166を含み得る。前述の要素の各々は、コアネットワーク107の一部として表されているが、これらの要素のいずれか1つが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は動作され得ることが理解されよう。
モビリティ管理エンティティ(MME)162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNode-B 160a、160b及び160cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、無線トランジット/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどの役割を果たし得る。MME162はまた、無線アクセスネットワーク(RAN)104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介して無線アクセスネットワーク(RAN)104内のeNode-B 160a、160b、160cの各々に接続され得る。サービングゲートウェイ164は、一般に、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cに/WTRU102a、102b、102cからルーティング及び転送し得る。サービングゲートウェイ164は、eNode B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶することなど、他の機能を実施し得る。
サービングゲートウェイ164は、PDNゲートウェイ166に接続され得、PDNゲートウェイ166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、コアネットワーク107は、公衆交換電話網(PSTN)108など、回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易にし得る。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含むか、又はそれと通信し得る。加えて、コアネットワーク107は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は動作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
図8Eは、実施形態による、無線アクセスネットワーク(RAN)105及びコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、エアインターフェース117を介して無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、及び102cと通信するために、IEEE802.16無線技術を採用するアクセスサービスネットワーク(Access Service Network、ASN)であり得る。WTRU102a、102b、102c、RAN105、及びコアネットワーク109の異なる機能エンティティ間の通信リンクは、基準点として定義され得る。
図8Eに示されるように、RAN105は、基地局180a、180b、180c、及びASNゲートウェイ182を含み得るが、無線アクセスネットワーク(RAN)105は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数の基地局及びASNゲートウェイを含み得ることが理解されよう。基地局180a、180b、180cは各々、RAN105内の特定のセルと関連付けられ得、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、基地局180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を伝送し、WTRU102aから無線信号を受信することができる。基地局180a、180b、180cはまた、ハンドオフトリガ、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(quality of service、QoS)ポリシー施行などのモビリティ管理機能を提供することができる。アクセスサービスネットワーク(ASN)ゲートウェイ182は、トラフィックアグリゲーションポイントとして機能し得、ページング、加入者プロファイルのキャッシング、コアネットワーク109へのルーティングなどの役割を果たし得る。
無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102cとRAN105との間のエアインターフェース117は、IEEE802.16仕様を実装するR1基準点として定義され得る。加えて、WTRU102a、102b、及び102cの各々は、コアネットワーク109との論理インターフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インターフェースは、認証、認可、IPホスト構成管理、及び/又はモビリティ管理に使用され得るR2基準点として定義され得る。
基地局180a、180b、及び180cの各々の間の通信リンクは、WTRUハンドオーバ及び基地局間のデータの転送を容易にするためのプロトコルを含むR8基準点として定義され得る。基地局180a、180b、180cとアクセスサービスネットワーク(ASN)ゲートウェイ182との間の通信リンクは、R6基準点として定義され得る。R6基準点は、WTRU102a、102b、102cの各々と関連付けられたモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含み得る。
図8Eに示されるように、無線アクセスネットワーク(RAN)105は、コアネットワーク109に接続され得る。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクは、例えば、データ転送及びモビリティ管理能力を容易にするためのプロトコルを含むR3基準点として定義され得る。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(mobile IP home agent、MIP-HA)184、認証、承認、アカウンティング(authentication,authorization,accounting、AAA)サーバ186、及びゲートウェイ188を含み得る。前述の要素の各々は、コアネットワーク109の一部として表されているが、これらの要素のいずれか1つが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は動作され得ることが理解されよう。
MIP-HAは、IPアドレス管理の役割を果たし得、WTRU102a、102b、及び102cが、異なるASN及び/又は異なるコアネットワーク間でローミングすることを可能にし得る。MIP-HA184は、無線トランジット/受信ネットワーク(WTRU)102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。AAAサーバ186は、ユーザ認証、及びユーザサービスをサポートする役割を果たし得ことができる。ゲートウェイ188は、他のネットワークと相互作用することを容易にし得る。例えば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、公衆交換電話網(PSTN)108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。加えて、ゲートウェイ188は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
図8Eには示されていないが、RAN105は他のアクセスサービスネットワーク(ASN)に接続され得、コアネットワーク109は他のコアネットワークに接続され得ることが理解されよう。無線アクセスネットワーク(RAN)105と他のASNとの間の通信リンクは、R4基準点として定義され得、RAN105と他のASNとの間の無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含み得る。コアネットワーク109と他のコアネットワークとの間の通信リンクは、ホームコアネットワークとアクセスされたコアネットワークとの間の相互作用を容易にするためのプロトコルを含み得るR5基準として定義され得る。
本明細書に記載され、図1A、図1C、図1D、及び図1Eに例示されるコアネットワークエンティティは、ある特定の既存の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)仕様においてそれらのエンティティに与えられる名前によって識別されるが、将来、それらのエンティティ及び機能は他の名前によって識別され得、将来の3GPPニューレイディオ(NR)仕様を含む、3GPPによって公開される将来の仕様において、ある特定のエンティティ又は機能が組み合わされ得ることが理解される。こうして、図1A、図1B、図1C、図1D、及び図1Eに記載及び例示される特定のネットワークエンティティ及び機能は、例としてのみ提供され、本明細書に開示及び特許請求される主題は、現在定義されているか又は将来定義されているかにかかわらず、任意の同様の通信システムにおいて具現化又は実装され得ることが理解される。
図8Fは、RAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、又は他のネットワーク112内のある特定のノード又は機能エンティティなど、図1A、図1C、図1D、及び図1Eに例示される通信ネットワークの1つ以上の装置が具現化され得る、例示的なコンピューティングシステム90のブロック図である。コンピューティングシステム90は、コンピュータ又はサーバを装備し得、主にコンピュータ可読命令によって制御され得、ソフトウェアの形態であり得るか、又はそのようなソフトウェアが記憶又はアクセスされる場所はどこでも、又はどのような手段によってでもあり得る。そのようなコンピュータ可読命令は、プロセッサ91内で実行されて、コンピューティングシステム90を機能させ得る。プロセッサ91は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ91は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はコンピューティングシステム90が通信ネットワークで動作することを可能にする任意の他の機能を実施し得る。コプロセッサ81は、メインプロセッサ91とは異なる任意選択のプロセッサであり、追加の機能を実施し得るか、又はプロセッサ91を支援し得る。プロセッサ91及び/又はコプロセッサ81は、本明細書に開示される方法及び装置に関連するデータを受信、生成、及び処理することができる。
動作中、プロセッサ91は、命令をフェッチ、復号、及び実行し、コンピューティングシステムのメインデータ転送経路、システムバス80を介して他のリソースに情報を伝送する。そのようなシステムバスは、コンピューティングシステム90内の構成要素を接続し、データ交換のための媒体を定義する。システムバス80は、典型的には、データを送信するためのデータライン、アドレスを送信するためのアドレスライン、及び割り込みを送信し、システムバスを動作させるための制御ラインを含む。そのようなシステムバス80の例は、PCI(周辺構成要素相互接続)バスである。
システムバス80に結合されたメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)82及び読み取り専用メモリ(ROM)93を含む。そのようなメモリは、情報が記憶及び取り出されることを可能にする回路を含む。ROM93は一般に、容易に修正することができない記憶されたデータを含む。RAM82に記憶されたデータは、プロセッサ91又は他のハードウェアデバイスによって読み取られるか、又は変更され得る。RAM82及び/又はROM93へのアクセスは、メモリコントローラ92によって制御され得る。メモリコントローラ92は、命令が実行されると、仮想アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換機能を提供することができる。メモリコントローラ92はまた、システム内のプロセスを分離し、システムプロセスをユーザプロセスから分離するメモリ保護機能を提供し得る。したがって、第1のモードで実行されるプログラムは、それ自体のプロセス仮想アドレス空間によってマッピングされたメモリのみにアクセスすることができ、プロセス間のメモリ共有が設定されていない限り、別のプロセスの仮想アドレス空間内のメモリにアクセスすることができない。
加えて、コンピューティングシステム90は、プリンタ94、キーボード84、マウス95、及びディスクドライブ85などの、プロセッサ91から周辺機器に命令を通信する役割を果たす周辺機器コントローラ83を含み得る。
ディスプレイコントローラ96によって制御されるディスプレイ86は、コンピューティングシステム90によって生成された視覚的出力を表示するために使用される。そのような視覚的出力は、テキスト、グラフィック、アニメーショングラフィック、及び動画を含み得る。視覚的出力は、グラフィカルユーザインターフェース(graphical user interface、GUI)の形態で提供され得る。ディスプレイ86は、CRTベースのビデオディスプレイ、LCDベースのフラットパネルディスプレイ、ガスプラズマベースのフラットパネルディスプレイ、又はタッチパネルで実装され得る。ディスプレイコントローラ96は、ディスプレイ86に送信されるビデオ信号を生成するために必要な電子部品を含む。
更に、コンピューティングシステム90は、図1A、図1B、図1C、図1D、及び図1EのRAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、又は他のネットワーク112などの外部通信ネットワークにコンピューティングシステム90を接続して、コンピューティングシステム90が、それらのネットワークの他のノード又は機能的エンティティと通信することを可能にするために使用され得る、例えば、ネットワークアダプタ97などの通信回路を含み得る。通信回路は、単独で、又はプロセッサ91と組み合わせて、本明細書に記載の特定の装置、ノード、又は機能エンティティの伝送及び受信ステップを実施するために使用され得る。
図8Gは、本明細書に記載され特許請求される方法及び装置が具現化され得る通信システム111の例の一実施形態を例示している。示されるように、通信システム111の例は、無線伝送/受信ユニット(WTRU)A、B、C、D、E、F、基地局、V2Xサーバ、並びにRSU A及びBを含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図することが理解されよう。1つ又はいくつかのWTRU A、B、C、D、Eは、ネットワークの範囲外(例えば、図において、破線として示されるセルカバレッジ境界の外)であり得る。WTRU A、B、CはV2Xグループを形成し、このときWTRU Aはグループリードであり、WTRU B及びCはグループメンバーである。WTRU A、B、C、D、E、Fは、Uuインターフェース又はサイドリンク(PC5)インターフェースを介して通信することができる。
本明細書に記載の装置、システム、方法、及びプロセスのいずれか又は全ては、コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令(例えば、プログラムコード)の形態で具体化され得、その命令は、プロセッサ118又は91などのプロセッサによって実行されるときに、プロセッサに、本明細書に記載のシステム、方法、及びプロセスを実施及び/又は実装させることが理解される。具体的には、本明細書に記載のステップ、動作、又は機能のいずれかは、無線及び/又は有線ネットワーク通信のために構成された装置又はコンピューティングシステムのプロセッサ上で実行される、そのようなコンピュータ実行可能命令の形態で実装され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、情報の記憶のための任意の非一時的(例えば、有形又は物理的)方法又は技術で実装される、揮発性及び不揮発性、リムーバブル及び非リムーバブルな媒体を含むが、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、信号を含まない。コンピュータ可読記憶媒体には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(digital versatile disks、DVD)又は他の光ディスク記憶、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、若しくは他の磁気記憶デバイス、又は所望の情報を記憶するために使用され得、コンピューティングシステムによってアクセスされ得る任意の他の有形若しくは物理媒体が含まれる。
付録
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使用事例に応じて、この属性もスケーラビリティ属性であり得る。
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Claims (15)

  1. プロセッサと、メモリと、ネットワークと通信する通信回路とを備えるユーザ機器(UE)であって、前記メモリが、コンピュータ実行可能命令を含み、前記コンピュータ実行可能命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記UEに、
    前記ネットワークに、第1の要求を送信することであって、前記第1の要求が、第1の要求されたネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)を示し、前記第1の要求は、前記UEが動作帯域情報を受信することが可能であることを更に示す、送信することと、
    前記ネットワークから、許可されたNSSAIを含む応答を受信することであって、前記応答が、前記許可されたNSSAI内の1つ以上の単一NSSAI(S-NSSAI)の許可された動作帯域情報を更に含む、受信することと、を含む動作を実施させる、ユーザ機器(UE)。
  2. 前記動作が、グラフィカルユーザインターフェースを介して、1つ以上のS-NSSAIの許可された動作帯域情報を表示することを更に含む、請求項に記載のUE。
  3. 前記動作が、判定するための前記許可された動作帯域情報を使用して、第2の要求されたNSSAIを判定することを更に含む、請求項1に記載のUE。
  4. 前記応答が、前記許可されたNSSAI内の前記S-NSSAIのうちの1つ以上に同時にアクセスすることができないという指示を更に含む、請求項1に記載のUE。
  5. 前記動作が、非アクセス層(NAS)メッセージ中で前記動作帯域情報を受信することを更に含む、請求項1に記載のUE。
  6. 前記許可された動作帯域情報が、場所情報に関連付けられ、前記場所情報が、前記1つ以上の動作帯域が有効であると見なされる1つ以上の領域を示す、請求項1に記載のUE。
  7. 前記場所情報が、登録領域、追跡領域、又はセル識別子を含む、請求項6に記載のUE。
  8. 前記動作が、無線リソース制御(RRC)メッセージ中で前記許可された動作帯域情報を受信することを更に含む、請求項1に記載のUE。
  9. 前記許可された動作帯域情報が、少なくとも1つのS-NSSAIに関連付けられたセル再選択優先度を含み、前記セル再選択優先度が、アイドルモードキャンピングに関係する、請求項1に記載のUE。
  10. 前記動作が、
    前記ネットワークに、第2の要求を送信することであって、前記第2の要求が、前記UEが現在使用している周波数帯域において、前記UEがアクセス可能でない前記許可されたNSSAI内の選択されたS-NSSAIにアクセスすることを望むことを示す無線リソース制御(RRC)メッセージである、送信することと、
    前記ネットワークから、前記選択されたS-NSSAIにアクセスするために使用することができる周波数帯域へのリダイレクションを受信することと、を更に含む、請求項1に記載のUE。
  11. プロセッサと、メモリと、ネットワークと通信する通信回路とを備えるユーザ機器(UE)であって、前記メモリが、コンピュータ実行可能命令を含み、前記コンピュータ実行可能命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記UEに、
    前記ネットワークに、第1の要求を送信することであって、前記第1の要求が、第1の要求されたネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)を示し、前記第1の要求は、前記UEが同時スライスアクセス能力(SSAC)情報を受信することが可能であることを更に示す、送信することと、
    前記ネットワークから、許可されたNSSAIを含み、前記許可されたNSSAI内の1つ以上のS-NSSAIのSSAC情報を更に含む、第1の応答を受信することと、を含む動作を実施させる、ユーザ機器(UE)。
  12. 前記SSAC情報は、
    第1のS-NSSAIが、任意の他のネットワークスライスとともに使用され得ないか、
    前記第1のS-NSSAIが、同じスライス/サービスタイプ(SST)値を有するネットワークスライスとのみ使用され得るか、
    前記第1のS-NSSAIが、前記同じSST値を有するネットワークスライスとともに使用され得ないか、
    前記第1のS-NASSAIが、同じスライス区分子(SD)値を有するネットワークスライスとともに使用され得るか、又は
    前記第1のS-NSSAIが、前記同じSD値を有するネットワークスライスとともに使用され得ない、ことを示す、請求項11に記載のUE。
  13. 前記動作が、第1のS-NSSAIがグループに関連付けられているという指示を受信することを更に含み、
    前記SSAC情報が、前記S-NSSAIが、前記グループの一部ではないスライスとともに使用され得ないことを示す、請求項11に記載のUE。
  14. プロセッサと、メモリと、ネットワークに接続されたネットワーク回路とを備えるユーザ機器(UE)であって、前記メモリが、コンピュータ実行可能命令を含み、前記コンピュータ実行可能命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記UEに、
    ネットワークに、第1の要求されたネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)を含む第1の登録要求を送信することであって、前記第1の要求されたNSSAIが、第1の単一NSSAI(S-NSSAI)及び第2のS-NSSAIを含む、送信することと、
    前記ネットワークから、前記第1のS-NSSAIを含む第1の許可されたNSSAI、前記第2のS-NSSAIを含む拒絶されたNSSAI、及び前記第2のS-NSSAIが前記第1のS-NSSAIと適合しないことを示す原因コードを含む第1の登録応答を受信することと、
    前記ネットワークに、前記第2のS-NSSAIを含む第2の要求されたNSSAIを含む第2の登録要求を送信することであって、前記第2の登録要求が、前記第1のS-NSSAIを除外する、送信することと、
    前記ネットワークから、前記第2のS-NSSAIを含む第2の許可されたNSSAIを含む第2の登録応答を受信することと、を含む動作を実施させる、ユーザ機器(UE)。
  15. プロセッサと、メモリと、ネットワークと通信する通信回路とを備えるユーザ機器、UEであって、前記メモリが、コンピュータ実行可能命令を含み、前記コンピュータ実行可能命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記UEに、
    前記ネットワークに、少なくとも第1の単一NSSAI(S-NSSAI)及び第2のS-NSSAIを含む要求されたネットワークスライス選択支援情報(NSSAI)を含む登録要求を送信することと、
    前記ネットワークから、許可されたNSSAIを含む登録応答を受信することであって、前記許可されたNSSAIが、前記第1のS-NSSAI及び前記第2のS-NSSAIを含む、受信することと、
    前記第1のS-NSSAIを使用して第1のパケットデータユニット(PDU)セッションを確立することと、
    前記ネットワークに、第2のPDUセッションを確立することに関係する第1のPDUセッション確立要求を送信することであって、前記第2のPDUセッションが、前記第2のS-NSSAIを使用する、送信することと、
    前記第1のS-NSSAI及び前記第2のS-NSSAIとのPDUセッションを同時に維持することができないために前記第2のPDUセッションを確立することができないことを示すことを示す原因コードを含むPDUセッション確立応答を受信することと、
    前記第1のS-NSSAIでの前記第1のPDUセッションを終了させることと、
    前記ネットワークに、前記第2のPDUセッションを確立するために第2のPDUセッション確立要求を送信することと、
    前記第2のPDUセッションの確立の成功を示す第2のPDUセッション確立応答を受信することと、を含む動作を実施させる、ユーザ機器、UE。

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