JP2023509161A - 電気デバイスを制御するためのセンサデバイス - Google Patents
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Abstract
本発明は、電気デバイスを制御するためのセンサデバイスであって、センサデバイスは、コントローラ及びレンジセンサを含み、センサデバイスは、重力に対してある向きに取り付けられるように構成され、レンジセンサは、重力に対するセンサデバイスの向きを得る、及び、向きが第1の所定の向きにある場合、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の対象物を検出するための第1の検出モードにおいて動作するように構成され、コントローラは、レンジセンサが対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成される、センサデバイスを提供する。
Description
本発明は、電気デバイス(electrical device)を制御するためのセンサデバイスであって、センサデバイスは、コントローラ、任意選択的に枢動可能なヘッド(pivotable head)及びレンジセンサ(range sensor)を含む、センサデバイスに関する。レンジセンサは、好ましくは、飛行時間(Time-of-Flight)センサである。本発明はさらに、電気デバイスと、本発明によるセンサデバイスとを含むシステムに関する。本発明はさらに、このようなセンサデバイスが電気デバイスを制御する方法に関する。本発明は、好ましくは、センサデバイスが壁プラグ(wall-plug)であることに関してもよい。本発明は、好ましくは、電気デバイスが照明デバイスであることに関してもよい。
伝統的に、照明器具は、壁スイッチによってオン又はオフするように制御される。これらのスイッチは、建物の建設中に決定されることが多い予め定められた位置に設置される。このようなスイッチの設置、及びこのようなスイッチの設置の将来起こりうる改装(remodeling)は、例えば再配線の労力に起因して面倒で高価なものである。同じことは、建築環境における他の電気デバイスにも当てはまる。
今日では、ワイヤレス照明ソリューションが、バッテリ給電ワイヤレススイッチ、ポーターブルデバイスの専用アプリ、又は建物内に設置されるセンサによって制御される場合がある。センサは、自律的な照明制御を可能にする。例えば、PIRセンサは、空間内の動きを検出する及び検出時に照明を制御するために使用され得る。PIRセンサは、広い視野によって特徴付けられる。このような広い視野は多くの動き検出アプリケーションに有利であるが、専用エリアを観察するためには、PIRセンサは、例えば、シュラウドを挿入する又はPIRレンズを再フォーカスする(refocus)ことにより、局所的にマスク又は遮蔽される必要がある。これらの作業は時間がかかり、面倒で、最適とは言えず、動き検出で意図しないパターンをもたらすことが多い。
したがって、センサによって、好ましくは照明器具等、建築環境における電気デバイスを正確且つ直感的に制御するための改善された代替案を見つけることが照明の分野において明らかに必要とされている。
本発明の(最初の)目的は、少なくとも上記の課題及び不利な点を緩和する、電気デバイス、好ましくは、照明デバイスを制御するための改善されたセンサデバイスを提供することである。
そのために、本発明は、電気デバイス(electrical device)を制御するためのセンサデバイスであって、センサデバイスは、コントローラ、枢動可能なヘッド(pivotable head)及びレンジセンサを含み、枢動可能なヘッドは、レンジセンサ(range sensor)を収容し、動作時にセンサデバイスが取り付けられる表面に対してある向きにされる(oriented)ように構成され、レンジセンサは、枢動可能なヘッドの向き(orientation)を得る、及び、枢動可能なヘッドの向きが第1の所定の向きにある場合、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ(distance range)内の対象物(object)を検出するための第1の検出モードにおいて動作するように構成され、コントローラは、レンジセンサが対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成される、センサデバイスを提供する。レンジセンサは、好ましくは、飛行時間(Time-of-Flight:ToF)センサであってもよい。
したがって、本発明は、動作時にある表面に取り付けられるように構成されるセンサデバイスを提供する。斯くして、センサデバイスは、表面取り付け可能なセンサデバイス(surface-mountable sensor device)であってもよい。表面は、例えば、壁であってもよい。センサデバイスは、例えば、壁上のソケットに取り付けられてもよい。一実施形態において、センサデバイスは、壁プラグ(wall-plug)であってもよい。例えば、センサデバイスは、(壁)電源プラグ((wall-)power plug)であってもよい。また、制御することは、様々な例において、グループ化すること又はコミッショニングすることを意味してもよい。
ある態様では、対象物は、複数の対象物のうちの1つ、又は複数の対象物のうちの制御対象物(control object)であってもよい。これにより、制御対象物は、本発明による異なる検出モードに対して異なってもよい。
レンジセンサ(例えば、飛行時間センサ)を収容する、枢動可能なヘッドに起因して、センサデバイスは、表面に対する向きで調整可能なセンシング機能性を提供することができる。これは、(例えば壁上の例えばソケット等)表面上の取り付け位置が、特定のセンシング機能性及び/又は関連する制御機能性を提供するために活用され得るので、有利である。前記対象物は、例えば、アプリケーション全体を通して制御対象物であってもよい。
すなわち、この特定のセンシング機能性は、レンジセンサ、例えば、飛行時間(ToF)センサによってイネーブルにされる。このようなレンジセンサは、高性能な近接及び測距センシング(high-performance proximity and ranging sensing)を提供する。例えば、光学的飛行時間センサは、放出された光子が反射される時間に基づいて対象物までの距離を直接測定し得る。したがって、本発明によるセンサデバイスは、特定の距離レンジにおける対象物の存在センシング及び/又は動きセンシングを提供することができ、センシングは、有利なことに、枢動可能なヘッド及びそこに収容されるレンジセンサの向きに適応されることができる。また、距離レンジは、アプリケーション全体を通して角距離レンジ(angular distance range)の概念を含んでもよい。
より具体的には、レンジセンサ(及び/又はその関連する回路)は、枢動可能なヘッドの向きを得るように構成される。枢動可能なヘッドの向きが第1の所定の向き(すなわち、例えば、動作時にセンサデバイスが取り付けられる表面に対する第1の所定の向き)にある場合、レンジセンサは、第1の検出モードにおいて動作する。第1の検出モードは、レンジセンサが、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の対象物を検出するように構成されることによって特徴付けられる。斯くして、レンジセンサを収容する枢動可能なヘッドの向きに依存して、レンジセンサは、レンジセンサからの専用の第1の所定のセンシングレンジ(sensing range)において(レンジ)センシング((range) sensing)をイネーブルにすることができる。
前記第1の所定のセンシングレンジ内で検出され得る、対象物の存在及び/又は動きは、その後、電気デバイスを制御するための関連する制御機能性をイネーブルにすることができる。電気デバイスは、例えば、照明デバイスであってもよい。さらに、検出される対象物は、制御対象物であってもよい。すなわち、レンジセンサが(第1の検出モードで動作されている場合に)(制御)対象物を検出すると、コントローラは、電気デバイス、例えば、照明デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成される。さらに、制御信号は、通知信号と表現されてもよい。制御信号は、例えばブリッジ又はクラウド等、中間デバイスを介して電気デバイスに(例えばワイヤレスで)伝達されてもよい。
それゆえ、本発明によるセンサデバイスは、有利なことに、第1の所定の向きに向けられている場合に制御機能性をイネーブルにし、第1の所定の距離レンジ内の(制御)対象物の検出が、電気デバイスの動作を制御することができる。例えば、電気デバイスは、前記所定の距離レンジ内の(制御)対象物の検出に基づいてオン又はオフに切り替えられてもよい。これにより、検出及び/又は制御機能性は、センサデバイスの位置及び向きに関して選択的であり得る。
したがって、本発明によるセンサデバイスは、建築環境、とりわけ、照明分野において、レンジセンサ及び壁スイッチの機能性を介して適応可能な存在/動き検出を提供する、柔軟なセンサソリューションを提供する。本発明によるセンサデバイスは、照明デバイス等の電気デバイスを制御するために、センサデバイスとのリモートインタラクション(remote interaction)を可能にする。
例えば、本発明によるセンサデバイスは、(仮想)壁スイッチとして動作されてもよい。別の言い方をすれば、センサデバイスは、照明デバイス等の電気デバイスを制御するための仮想壁スイッチを提供してもよい。したがって、一実施形態において、第1の所定の向きは、表面から30°以内、又は好ましくは表面に実質的に平行であってもよい。
したがって、レンジセンサを収容している枢動可能なヘッドが(動作時にセンサデバイスが取り付けられる)表面に実質的に平行に向けられるときは、レンジセンサは、第1の検出モードで動作してもよく、第1の検出モードは、レンジセンサが、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の制御対象物を検出することによって特徴付けられる。これにより、第1の検出モードは、制御機能、又はコミッショニング機能に関連してもよい。これは、センサデバイスが、直感的な表面スイッチ(intuitive surface-switch)として機能することを可能にし、前記第1の所定の距離レンジ内の(制御)対象物の存在及び/又は動きが、電気デバイス、例えば、照明デバイスを制御することができる。上述したように、前記表面は、(動作時にセンサデバイスが取り付けられる)壁であってもよい。
さらに、一実施形態において、枢動可能なヘッドは、壁に第1のユーザインターフェースを投影するように構成される投影ユニットを含んでもよく、第1のユーザインターフェースは、レンジセンサからの第1の所定の距離レンジを示してもよい。このような投影ユニットが、(動作時にセンサデバイスが取り付けられる)表面上に第1のユーザインターフェースを投影し得るので、本発明によるセンサデバイスは、有利なことに、電気デバイスを制御するためのユーザインターフェースを提供する。第1のユーザインターフェースが、第1の所定の距離レンジを示し得るので、投影された第1のユーザインターフェースは、有利なことに、電気デバイスを制御するための明確に視認できる、直感的なユーザインターフェースを提供する。
一実施形態において、第1の所定の距離レンジは、不連続であってもよく、複数の第1の所定の距離サブレンジ(distance subrange)からなってもよい。このような実施形態は、第1の所定の距離レンジが連続的である必要はないことを提案する。すなわち、レンジセンサの第1の検出モードは、複数の不連続な距離レンジにおいてセンシングを行う(例えば、レンジセンサから1メートルと2メートルの間、及びレンジセンサから3メートルと4メートルの間をセンシングし、これによりレンジセンサから2メートルと3メートルの間の検出を考慮に入れない)ように構成されてもよい。これは、レンジセンサが、第1の検出モードにおいて(制御)対象物を検出するための誂えられた(tailored)特定のレンジを定義することができ、したがって、検出レンジが、電気デバイスを制御するためのユーザインターフェースとして使用され得るので有利である。
さらに、これに対応して、コントローラは、レンジセンサがそれぞれの所定の距離サブレンジで対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成されてもよい。
上述したように、電気デバイスは、照明デバイスであってもよい。照明デバイスは、例えば、照明器具、スポットライト、ピクセル化スポットライト(pixilated spotlight)、蛍光灯、プロジェクタ、フラッドライト、及び/又はブリッジであってもよい。代替的に、前記電気デバイスは、アクチュエータ、センサ、センサバンドル、スピーカ、HVACシステム、電動ドア、ヒータ、給水システム、冷蔵庫、ファン、給餌機、セキュリティシステム、放香具、及び/又は窓のブラインドであってもよい。
また、本発明によるセンサデバイスは、第1の検出モードと異なってもよい、さらなる検出モードにおいてレンジセンサを動作させるために、さらなる向きに向けられてもよい。したがって、一実施形態において、レンジセンサは、枢動可能なヘッドの向きが第2の所定の向きにある場合、レンジセンサから第2の所定の距離レンジ内の対象物を検出するための第2の検出モードにおいて動作するように構成されてもよく、第1の所定の向きは、第2の所定の向きとは異なってもよく、及び/又は、第1の検出モードは、第2の検出モードとは異なってもよい。
さらに、一実施形態において、第2の所定の向きは、表面に垂直な平面から30°以内、又は好ましくは表面に実質的に垂直であってもよい。それゆえ、第1の向きで動作される第1の検出モードは、第1の機能、例えばユーザ制御機能又は例えばコミッショニング機能を可能にしてもよく、一方、第2の向きで動作される第2の検出モードは、第2の機能、例えば単なる存在センシング機能を可能にしてもよい。提案された実施形態では、第2の所定の向きは、表面に対して実質的に垂直であってもよく、これにより、表面が囲んでいる空間への有利な視野を提供することができる。上述したように、前記表面は、(動作時にセンサデバイスが取り付けられる)壁であってもよい。
上述したように、電気デバイスは、照明デバイスであってもよい。照明デバイスは、例えば、照明器具、スポットライト、ピクセル化スポットライト、蛍光灯、フラッドライト、及び/又はブリッジであってもよい。代替的に、前記電気デバイスは、アクチュエータ、センサ、センサバンドル、スピーカ、HVACシステム、電動ドア、ヒータ、給水システム、冷蔵庫、ファン、給餌機、セキュリティシステム、放香具、及び/又は窓のブラインドであってもよい。
上記と同様に、一実施形態において、枢動可能なヘッドは、第2の所定の向きと整列した(aligned with)表面上に第2のユーザインターフェースを投影するように構成される投影ユニットを含んでもよく、第2のユーザインターフェースは、レンジセンサからの第2の所定の距離レンジを示してもよい。上記と同様に、一実施形態において、第2の所定の距離レンジは、不連続であってもよく、複数の第2の所定の距離サブレンジからなってもよい。
一実施形態において、第1の検出モードは、電気デバイスを制御するためのユーザインターフェース機能に関連してもよく、第2の検出モードは、存在(又は動き又は距離)検出機能に関連してもよい。代替的に、第1の検出モードは、電気デバイスをコミッショニングするためのコミッショニング機能に関連してもよく、第2の検出モードは、存在(又は動き又は距離)検出機能に関連してもよい。斯くして、本発明によるセンサデバイスは、有利なことに、単一のセンサデバイスで様々な異なる機能性を提供することができ、前記機能性は、枢動可能なヘッドの向きに基づいて切り替えられることができる。
一実施形態において、センサデバイスは、枢動可能なヘッドの向きを測定するためのセンシング手段を含んでもよく、センシング手段は、枢動可能なヘッドの向きをレンジセンサに伝達するように構成されてもよい。前記センシング手段は、例えば、ジャイロスコープ又は加速度計であってもよい。センシング手段は、例えば、枢動可能なヘッド、又はセンサデバイスの本体、又はこれらの両方に部分的に含まれてもよい。さらに、飛行時間センサ等のレンジセンサは、関連する(例えば統合された)チルトセンサ又はボールチルトセンサ(ball tilt sensor)を介して自身で向きを抽出してもよい。
一実施形態において、センサデバイスは、重力に対するセンサデバイスの向きを測定するための向きセンサ(orientation sensor)を含んでもよい。このような実施形態において、コントローラは、重力に対するセンサデバイスの前記向きを受信してもよい。これは、コントローラが、センサデバイスがどのように取り付けられているか(例えば、立壁(standing wall)又は天井に取り付けられているか等)を知ることを可能にする。この情報は、第1及び/又は第2の所定の向きを微調整する(finetune)ために使用されてもよい。
代替的に、ある態様において、向きセンサは、検出平面に対するセンサの向きを測定及び/又は取得してもよい。このような情報は、例えば、前述のように、投影ユニットによって壁/表面上に投影されるユーザインターフェースのレイアウト/形状を制御するために使用されてもよい。
一実施形態において、制御信号は、照明デバイスが光源の照明特性を適応させるための指示(instruction)を含んでもよく、照明特性は、オン/オフシーケンス(on/off sequence)、強度、色、色温度、変調、偏光、ビーム幅及び/又はライトシーン(light scene)のいずれかであってもよい。したがって、制御信号は、照明制御信号であってもよい。
レンジセンサは、例えば、光学的レンジセンシング(optical range sensing)、レーダベースのレンジセンシング(radar based range sensing)、及び/又は音響的レンジセンシング(acoustic range sensing)によって動作してもよい。前述のように、レンジセンサは、飛行時間センサであってもよい。代替的に、ある例では、指向性レーダセンサ、又は限定された視野を有する指向性PIRセンサも、距離を測定し、レンジセンサとして認定されてもよい。
さらに、飛行時間センサは、異なるモダリティに対して可能にされ得る。一実施形態において、飛行時間センサは、光学的飛行時間センサ(optical Time-of-Flight sensor)、音響的飛行時間センサ(acoustic Time-of-Flight sensor)、IR飛行時間センサ(IR Time-of-Flight sensor)、又はRFベースの飛行時間センサ(RF based Time-of-Flight sensor)のいずれかであってもよい。光学的飛行時間センサを考慮すると、ある実施形態において、飛行時間センサは、光学的シングルピクセル飛行時間センサ(optical single pixel Time-of-Flight sensor)、光学的ピクセルアレイ飛行時間センサ(optical pixel-array Time-of-Flight sensor)、光学的ピクセルマトリクス飛行時間センサ(optical pixel-matrix time-of-flight sensor)、又は光学的三角測量ベースのセンサ(optical triangulation-based sensor)のいずれかであってもよい。
一実施形態において、コントローラは、ワイヤレス通信回路を含んでもよく、ワイヤレス通信回路は、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、NFC、RFID、IR、Lo-Ra、Li-Fi、VLC、RF、及びIEEE 802.15.1のうちの少なくとも1つを介して制御信号を出力するように構成されてもよい。
代替的及び/又は追加的な実施形態において、有線通信回路は、電力線通信(Power Line Communication)、Ethernet(登録商標)、光ファイバ通信(Fiber Optical Communication)、DALI、又はコード化主電源(Coded Mains)のうちの少なくとも1つを介して制御信号を出力するように構成されてもよい。
レンジセンサは、(制御)対象物を検出する際に「トリップワイヤ(tripwire)」として機能し得るように、実質的に狭い視野を有してもよい。したがって、一実施形態において、レンジセンサは、35°より小さい頂角を有する視野を有してもよい。
一実施形態において、制御対象物は、人、身体部位(body part)、腕(arm)、手(hand)、指、指先、脚(leg)、足(foot)、置物、ジェスチャ、ドローン、ドア、窓、家具、ポータブルデバイス、又は携帯物(portable object)のいずれかである。
ある態様では、センサデバイスは、前記第1及び/又は第2の所定の向き付けを記憶するためのローカルメモリを含んでもよい。センサデバイスは、壁プラグであってもよい。センサデバイスは、センサデバイスに給電する及び/又はセンサデバイスを取り付けるための電源プラグを含んでもよい。例えば、電源プラグが受ける電力は、レンジセンサ(例えば、飛行時間センサ)及びコントローラを給電してもよい。代替的に、センサデバイスは、バッテリ給電されてもよい。ある例では、センサデバイスは、枢動可能なヘッドをある向きにする(orient)ための電気的アクチュエータを含んでもよい。このような電気的アクチュエータは、例えば、電気モータであってもよい。
ある態様では、上記のことを考慮すると、本発明は、斯くして、例えば、照明デバイスを制御するための壁プラグであって、壁プラグは、コントローラ、枢動可能なヘッド及びレンジセンサを含み、枢動可能なヘッドは、レンジセンサを収容し、動作時に壁プラグが取り付けられる壁に対してある向きにされるように構成され、レンジセンサは、枢動可能なヘッドの向きを得る、及び、枢動可能なヘッドの向きが第1の所定の向きにある場合、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の制御対象物を検出するための第1の検出モードにおいて動作するように構成され、コントローラは、レンジセンサが制御対象物を検出すると照明デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成される、壁プラグを提供してもよい。レンジセンサは、例えば、飛行時間センサであってもよい。
本発明のさらなる目的は、少なくとも上記の課題及び不利な点を緩和する、改善された(制御)システムを提供することである。そのために、本発明はさらに、本発明によるセンサデバイス及び電気デバイスを含むシステムであって、センサデバイスは、動作時に電気デバイスを制御するように構成される、システムを提供する。システムのさらなる例では、電気デバイスは、照明デバイスであってもよい。システムのさらなる例では、センサデバイスは、壁プラグであってもよい。本発明によるセンサデバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明による照明システムにも準用し得る。
例えば、壁プラグは、壁電源プラグであってもよい。この場合、レンジセンサによって提供されるユーザインターフェースが、有利なことに、壁電源プラグを介して給電される電気デバイスを動作時に制御するために使用され得る。
本発明のさらなる目的は、少なくとも上記の課題及び不利な点を緩和する、センサデバイスが電気デバイスを制御する改善された方法を提供することである。そのために、本発明は、センサデバイスが電気デバイスを制御する方法であって、センサデバイスは、コントローラ及びレンジセンサを収容する枢動可能なヘッドハウジングを含み、方法は、動作時にセンサデバイスが取り付けられる表面に対して枢動可能なヘッドをある向きにする(orient)ことと、枢動可能なヘッドの向きを得ることと、枢動可能なヘッドの向きが第1の所定の向きにある場合、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の(制御)対象物を検出するための第1の検出モードにおいてレンジセンサを動作することと、レンジセンサが(制御)対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力することとを含む、方法を提供してもよい。本発明によるセンサデバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明による方法にも準用し得る。
レンジセンサは、飛行時間センサであってもよい。ある例では、方法は、枢動可能なヘッドの向きが第2の所定の向きにある場合、レンジセンサから第2の所定の距離レンジ内の(制御)対象物を検出するための第2の検出モードにおいてレンジセンサを動作することを含んでもよい。これにより、ある例では、第1の所定の向きは、第2の所定の向きとは異なってもよく、及び/又は、第1の検出モードは、第2の検出モードとは異なってもよい。ある例では、方法は、動作時にセンサデバイスが取り付けられる表面に対して枢動可能なヘッドを向き変更する(re-orient)ことを含んでもよい。例えば、方法は、枢動可能なヘッドを第1の向きから第2の向きに向き変更することを含んでもよい。
上記の実施形態において、センサデバイスは、単一のレンジセンサを収容する枢動可能なヘッドを含み、レンジセンサは、枢動可能なヘッドの得られた向きに依存して、第1の検出モード又は第2の検出モードで動作してもよい。しかしながら、本発明の代替的な態様では、枢動可能なヘッドは、第2の(又はさらなる)レンジセンサを収容してもよい。レンジセンサは、前述のように、飛行時間センサであってもよい。
ある態様では、本発明は、本発明によるセンサデバイスであって、センサデバイスは、第2のレンジセンサを含み、枢動可能なヘッドは、第2のレンジセンサを収容し、第2のレンジセンサは、枢動可能なヘッドの向きを得る、及び、枢動可能なヘッドの向きが第1の所定の向きにある場合、第2のレンジセンサから第3の所定の距離レンジ内の(制御)対象物を検出するための第3の検出モードにおいて動作するように構成される、センサデバイスを提供してもよい。第2のレンジセンサによって検出される対象物は、レンジセンサによって検出される対象物とは異なる対象物であってもよい。第2のレンジセンサも、例えば、飛行時間センサであってもよい。第2のレンジセンサは、例えば、シングルピクセル化センサ(single pixelated sensor)であってもよい。
ある例では、センサデバイスは、第1のレンジセンサ及び第2のレンジセンサを含むレンジユニットを含んでもよく、枢動可能なヘッドは、レンジユニットを収容してもよい。
さらに、ある例では、コントローラは、レンジセンサ又は第2のレンジセンサが対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成されてもよい。
これにより、ある例では、レンジセンサは、第1の視野を有してもよく、第2のレンジセンサは、第2の視野を有してもよく、第1の視野と第2の視野は、異なってもよい。この例において、第2の視野は、少なくとも部分的に第1の視野とオーバーラップしていてもよく、又は、代替的に、第2の視野は、第1の視野とオーバーラップしていなくてもよい。したがって、レンジセンサ及び第2のレンジセンサは、空間の異なるセクションを観察してもよい。さらなる例では、第2の視野は、第1の視野に対して垂直であってもよい。
例えば、センサデバイスのレンジセンサは、例えば、先に例示したように、第1の所定の距離レンジとの直感的なユーザインターフェースを提供することによって照明制御機能を可能にするために、例えば、動作時にセンサデバイスが取り付けられる壁に平行な第1の視野を有してもよく、一方、第2のレンジセンサは、例えば、第3の所定の距離レンジ内の対象物を検出することによって存在検出機能を可能にするために、前記壁に垂直な第2の視野を有してもよい。
さらに、レンジセンサと第2のレンジセンサの動作はインタラクトし、これにより本発明によるセンサデバイスにより機能性を提供してもよい。したがって、ある例では、コントローラは、レンジセンサが第2のレンジセンサから第3の所定の距離レンジ内の制御対象物を検出するとレンジセンサからの第1の所定の距離レンジを適応させるように構成されてもよい。
このような実施形態は、例えば、(例えば、壁の近くにいる人が検出される)第3の所定の距離レンジにおける検出後、コントローラが、第1の向きにおけるより人間工学的なユーザインターフェース(例えば、壁に実質的に平行又は壁上のユーザインターフェース)に第1の所定の距離レンジを調整若しくは設定する、又は、(制御)対象物の検出が電気デバイスをコミッショニングするために用いられる、第1の向きにおけるコミッショニングモードに第1の所定の距離レンジを調整若しくは設定する例において有利であり得る。後者の場合、例えば、(制御対象物としての)手を第1の所定の距離レンジで上下に動かすことで、(電気デバイスとしての)照明デバイスの光学系又はビーム幅をコミッショニングすることが想定され得る。他の例が同様に想定されてもよい。
先に部分的に述べたように、センサデバイスは、重力に対するセンサデバイスの向きを測定するための向きセンサを含んでもよい。これにより、本発明の目的を達成しつつ、枢動可能なヘッドを必要としない、本発明によるセンサデバイスが提供され得る。
したがって、本発明のさらなる、同様の目的において、本発明は、電気デバイスを制御するためのセンサデバイスであって、センサデバイスは、コントローラ及びレンジセンサを含み、センサデバイスは、重力に対してある向きに取り付けられるように構成され、レンジセンサは、重力に対するセンサデバイスの向きを得る、及び、向きが第1の所定の向きにある場合、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の対象物を検出するための第1の検出モードにおいて動作するように構成され、コントローラは、レンジセンサが対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成される、センサデバイスを提供する。レンジセンサは、同様に好ましくは、飛行時間(ToF)センサであってもよい。レンジセンサは、センサデバイス内に固定的に収容されてもよい。(上述した)本発明の最初の目的によるセンサデバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明のさらなる目的によるセンサデバイスに準用してもよい。
したがって、本発明はさらに、同様に、動作時に、重力に対してある向きに取り付けられる、例えば、ある表面に取り付けられるように構成されるセンサデバイスを提供する。斯くして、センサデバイスは、表面取り付け可能なセンサデバイスであってもよい。表面は、例えば、壁又は天井であってもよい。センサデバイスは、例えば、壁上のソケットに取り付けられてもよい。一実施形態において、センサデバイスは、壁プラグであってもよい。例えば、センサデバイスは、(壁)電源プラグであってもよい。また、制御することは、様々な例において、グループ化すること又はコミッショニングすることを意味してもよい。
ある態様では、対象物は、複数の対象物のうちの1つ、又は複数の対象物のうちの制御対象物であってもよい。これにより、制御対象物は、本発明による異なる検出モードに対して異なってもよい。
斯くして、本発明のさらなる目的のセンサデバイスは、重力(又は言い換えれば、重力方向)に対する向きにおいて調節可能なセンシング機能性を提供することができる。これは、重力に対するセンサデバイスの向きが、特定のセンシング機能性及び/又は関連する制御機能性を提供するために活用され得るので、有利である。
それゆえ、本発明によるセンサデバイスは、特定の距離レンジにおける対象物の存在センシング及び/又は動きセンシングを提供することができ、センシングは、有利なことに、センサデバイス及びそこの関連するレンジセンサの向きに適応されることができる。
より具体的には、レンジセンサ(及び/又はその関連する回路)は、センサデバイスの向きを得るように構成される。センサデバイスの向きが第1の所定の向き(すなわち、例えば、重力に対する第1の所定の向き)にある場合、レンジセンサは、第1の検出モードにおいて動作する。第1の検出モードは、レンジセンサが、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の対象物を検出するように構成されることによって特徴付けられる。斯くして、センサデバイス及びそこに収容される関連するレンジセンサの向きに依存して、レンジセンサは、レンジセンサからの専用の第1の所定のセンシングレンジにおいて(レンジ)センシングを可能にすることができる。
前記第1の所定のセンシングレンジ内で検出され得る、対象物の存在及び/又は動きは、その後、電気デバイスを制御するための関連する制御機能性をイネーブルにすることができる。
したがって、本発明によるセンサデバイスは、建築環境、とりわけ、照明分野において、レンジセンサ及び壁スイッチの機能性を介して適応可能な存在/動き検出を提供する、柔軟なセンサソリューションを提供する。本発明によるセンサデバイスは、照明デバイス等の電気デバイスを制御するために、センサデバイスとのリモートインタラクションを可能にする。
例えば、本発明によるセンサデバイスは、(仮想)壁スイッチとして動作されてもよい。別の言い方をすれば、センサデバイスは、照明デバイス等の電気デバイスを制御するための仮想壁スイッチを提供してもよい。したがって、一実施形態において、第1の所定の向きは、重力方向から30°以内、又は好ましくは重力方向に実質的に平行であってもよい。
したがって、センサデバイスが(動作時に)重力方向に実質的に平行に向けられるときは、レンジセンサは、第1の検出モードで動作してもよく、第1の検出モードは、レンジセンサが、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の制御対象物を検出することによって特徴付けられる。これにより、第1の検出モードは、制御機能、又はコミッショニング機能に関連してもよい。これは、センサデバイスが、直感的な表面スイッチとして機能することを可能にし、前記第1の所定の距離レンジ内の(制御)対象物の存在及び/又は動きが、電気デバイス、例えば、照明デバイスを制御することができる。上述したように、前記表面は、(動作時にセンサデバイスが取り付けられる)壁であってもよい。
さらに、一実施形態において、センサデバイスは、第1のユーザインターフェースを投影するように構成される投影ユニットを含んでもよい。前記投影は、例えば、動作時にセンサデバイスが取り付けられる表面(例えば、壁)上であってもよい。第1のユーザインターフェースは、レンジセンサからの第1の所定の距離レンジを示してもよい。このような投影ユニットが、(動作時にセンサデバイスが取り付けられてもよい)表面上に第1のユーザインターフェースを投影し得るので、本発明によるセンサデバイスは、例えば、有利なことに、電気デバイスを制御するためのユーザインターフェースを提供する。第1のユーザインターフェースが、第1の所定の距離レンジを示し得るので、投影された第1のユーザインターフェースは、有利なことに、電気デバイスを制御するための明確に視認できる、直感的なユーザインターフェースを提供する。
一実施形態において、第1の所定の距離レンジは、不連続であってもよく、複数の第1の所定の距離サブレンジからなってもよい。このような実施形態は、第1の所定の距離レンジが連続的である必要はないことを提案する。すなわち、レンジセンサの第1の検出モードは、複数の不連続な距離レンジにおいてセンシングを行う(例えば、レンジセンサから1メートルと2メートルの間、及びレンジセンサから3メートルと4メートルの間をセンシングし、これによりレンジセンサから2メートルと3メートルの間の検出を考慮に入れない)ように構成されてもよい。これは、レンジセンサが、第1の検出モードにおいて(制御)対象物を検出するための誂えられた特定のレンジを定義することができ、したがって、検出レンジが、電気デバイスを制御するためのユーザインターフェースとして使用され得るので有利である。
また、本発明によるセンサデバイスは、第1の検出モードと異なってもよい、さらなる検出モードにおいてレンジセンサを動作させるために、さらなる向きに向けられてもよい。したがって、一実施形態において、レンジセンサは、センサデバイスの向きが第2の所定の向きにある場合、レンジセンサから第2の所定の距離レンジ内の対象物を検出するための第2の検出モードにおいて動作するように構成されてもよく、第1の所定の向きは、第2の所定の向きとは異なってもよく、及び/又は、第1の検出モードは、第2の検出モードとは異なってもよい。
さらに、一実施形態において、第2の所定の向きは、重力方向に垂直な平面から30°以内、又は好ましくは重力方向に実質的に垂直であってもよい。それゆえ、第1の向きで動作される第1の検出モードは、第1の機能、例えばユーザ制御機能又は例えばコミッショニング機能を可能にしてもよく、一方、第2の向きで動作される第2の検出モードは、第2の機能、例えば単なる存在センシング機能を可能にしてもよい。提案された実施形態では、第2の所定の向きは、重力方向に対して実質的に垂直であってもよく、これにより、水平に空間への有利な視野を提供することができる。前述のように、センサデバイスは、(動作時に)壁に取り付けられてもよい。
一実施形態において、センサデバイスは、第2の所定の向きと整列した表面上に第2のユーザインターフェースを投影するように構成される投影ユニットを含んでもよく、第2のユーザインターフェースは、レンジセンサからの第2の所定の距離レンジを示してもよい。上記と同様に、一実施形態において、第2の所定の距離レンジは、不連続であってもよく、複数の第2の所定の距離サブレンジからなってもよい。
一実施形態において、第1の検出モードは、電気デバイスを制御するためのユーザインターフェース機能に関連してもよく、第2の検出モードは、存在(又は動き又は距離)検出機能に関連してもよい。代替的に、第1の検出モードは、電気デバイスをコミッショニングするためのコミッショニング機能に関連してもよく、第2の検出モードは、存在(又は動き又は距離)検出機能に関連してもよい。斯くして、本発明によるセンサデバイスは、有利なことに、単一のセンサデバイスで様々な異なる機能性を提供することができ、前記機能性は、センサデバイスの向きに基づいて切り替えられることができる。
一実施形態において、センサデバイスは、センサデバイスの向きを測定するためのセンシング手段を含んでもよく、センシング手段は、センサデバイスの向きをレンジセンサに伝達するように構成されてもよい。前記センシング手段は、例えば、ジャイロスコープ又は加速度計又はチルトセンサ又はボールチルトセンサ等であってもよい。斯くして、センサデバイスは、センシング手段を含んでもよい。代替的に、レンジセンサがセンシング手段を含んでもよい。
本発明のさらなる目的は、少なくとも上記の課題及び不利な点を緩和する、センサデバイスが電気デバイスを制御する改善された方法を提供することである。そのために、本発明は、センサデバイスが電気デバイスを制御する方法であって、センサデバイスは、コントローラ及びレンジセンサを含み、方法は、重力に対してセンサデバイスをある向きにすることと、センサデバイスの向きを得ることと、センサデバイスの向きが第1の所定の向きにある場合、レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の(制御)対象物を検出するための第1の検出モードにおいてレンジセンサを動作することと、レンジセンサが(制御)対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力することとを含む、方法を提供してもよい。本発明によるセンサデバイスに当てはまる利点及び/又は実施形態は、本発明による方法にも準用し得る。
レンジセンサは、飛行時間センサであってもよい。ある例では、方法は、センサデバイスの向きが第2の所定の向きにある場合、レンジセンサから第2の所定の距離レンジ内の(制御)対象物を検出するための第2の検出モードにおいてレンジセンサを動作することを含んでもよい。これにより、ある例では、第1の所定の向きは、第2の所定の向きとは異なってもよく、及び/又は、第1の検出モードは、第2の検出モードとは異なってもよい。ある例では、方法は、重力に対してセンサデバイスを向き変更する(re-orient)ことを含んでもよい。例えば、方法は、センサデバイスを第1の向きから第2の向きに向き変更することを含んでもよい。対象物は、同じ対象物又は異なる対象物であってもよい。例えば、第1の検出モードでは、人の身体部位が第1の所定の距離レンジで検出されてもよく、第2の検出モードでは、人全体が第2の所定の距離レンジで検出されてもよい。
上記の実施形態において、センサデバイスは、単一のレンジセンサを含み、レンジセンサは、センサデバイスの得られた向きに依存して、第1の検出モード又は第2の検出モードで動作してもよい。しかしながら、本発明の代替的な態様では、センサデバイスは、第2の(又はさらなる)レンジセンサを収容してもよい。レンジセンサは、前述のように、飛行時間センサであってもよい。
ある態様では、本発明は、本発明によるセンサデバイスであって、センサデバイスは、第2のレンジセンサを含み、第2のレンジセンサは、センサデバイスの向きを得る、及び、センサデバイスの向きが第1の所定の向きにある場合、第2のレンジセンサから第3の所定の距離レンジ内の(制御)対象物を検出するための第3の検出モードにおいて動作するように構成される、センサデバイスを提供してもよい。第2のレンジセンサによって検出される対象物は、レンジセンサによって検出される対象物とは異なる対象物であってもよい。第2のレンジセンサも、例えば、飛行時間センサであってもよい。第2のレンジセンサは、例えば、シングルピクセル化センサであってもよい。
ある例では、センサデバイスは、第1のレンジセンサ及び第2のレンジセンサを含むレンジユニットを含んでもよい。
さらに、ある例では、コントローラは、レンジセンサ又は第2のレンジセンサが対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成されてもよい。
これにより、ある例では、レンジセンサは、第1の視野を有してもよく、第2のレンジセンサは、第2の視野を有してもよく、第1の視野と第2の視野は、異なってもよい。この例において、第2の視野は、少なくとも部分的に第1の視野とオーバーラップしていてもよく、又は、代替的に、第2の視野は、第1の視野とオーバーラップしていなくてもよい。したがって、レンジセンサ及び第2のレンジセンサは、空間の異なるセクションを観察してもよい。さらなる例では、第2の視野は、第1の視野に対して垂直であってもよい。
例えば、センサデバイスのレンジセンサは、例えば、先に例示したように、第1の所定の距離レンジとの直感的なユーザインターフェースを提供することによって照明制御機能を可能にするために、動作時にセンサデバイスが取り付けられる壁に平行な第1の視野を有してもよく、一方、第2のレンジセンサは、例えば、第3の所定の距離レンジ内の対象物を検出することによって存在検出機能を可能にするために、前記壁に垂直な第2の視野を有してもよい。
さらに、レンジセンサと第2のレンジセンサの動作はインタラクトし、これにより本発明によるセンサデバイスにより機能性を提供してもよい。したがって、ある例では、コントローラは、レンジセンサが第2のレンジセンサから第3の所定の距離レンジ内の制御対象物を検出するとレンジセンサからの第1の所定の距離レンジを適応させるように構成されてもよい。
このような実施形態は、例えば、(例えば、壁の近くにいる人が検出される)第3の所定の距離レンジにおける検出後、コントローラが、第1の向きにおけるより人間工学的なユーザインターフェース(例えば、壁に実質的に平行又は壁上のユーザインターフェース)に第1の所定の距離レンジを調整若しくは設定する、又は、(制御)対象物の検出が電気デバイスをコミッショニングするために用いられる、第1の向きにおけるコミッショニングモードに第1の所定の距離レンジを調整若しくは設定する例において有利であり得る。後者の場合、例えば、(制御対象物としての)手を第1の所定の距離レンジで上下に動かすことで、(電気デバイスとしての)照明デバイスの光学系又はビーム幅をコミッショニングすることが想定され得る。他の例が同様に想定されてもよい。
ここで、本発明が、概略的で非限定的な図によってさらに述べられる。
本発明によるセンサデバイスの一実施形態を概略的に示す。
本発明によるセンサデバイス及び照明デバイスを含む、本発明によるシステムの一実施形態を概略的に示す。
本発明によるセンサデバイス及び照明デバイスを含む、本発明によるシステムの一実施形態を概略的に示す。
本発明によるセンサデバイス、照明デバイス及びビル管理デバイスを含む、本発明によるシステムの一実施形態を概略的に示す。
本発明による方法を概略的に示す。
本発明によるセンサデバイスの一実施形態を概略的に示す。
本発明による方法を概略的に示す。
ここで、本発明は、本発明の例示的な実施形態が示されている添付図面を参照して以下で述べられる。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書で述べられる本発明の実施形態に限定して解釈されるべきではなく、むしろ、本発明のこれらの実施形態は、本開示が当業者に本技術の範囲を伝えるように、例示として提供されている。
先に部分的に述べたように、建築環境、とりわけ、照明分野において、例えば家庭及びオフィス分野において照明デバイスを制御する等、センサによって電気デバイスを正確且つ直感的に制御するための改善された代替案を見つけることが明らかに必要とされている。
図1は、非限定的な例として、本発明によるセンサデバイス100の一実施形態を概略的に示している。センサデバイス100は、本体20と、枢動可能なヘッド11と、レンジセンサ12と、投影ユニット16と、コントローラ13とを含む。レンジセンサ12は、飛行時間センサ12である。
枢動可能なヘッド11は、本体20に接続され、ジョイント18によって本体20に対してスイベル(swivel)及び/又はピボット(pivot)するように構成される。このような向き変更可能(re-orientable)構造は、当該技術分野においてよく知られ、これ以上詳述されない。ここでは、枢動可能なヘッド11は、第1の向き1に配置されているが、代替的に、手動又は自動で、(点線で描かれた)第2の向き2に移動(又は方向付け(directed))されてもよい。後者の場合、枢動可能なヘッド及び/又は本体が、枢動可能なヘッドを異なる向きに向けるための電気モータ等の電気アクチュエータを含む、いくつかの代替例が提供されてもよい。代替的に、パワー又はモータ駆動ミラー(powered or motorized mirror)が、レンジセンサの光学センサビーム及び/又は投影を方向付ける(direct)ために使用されてもよい。
本体20は、コントローラ13と、センシング手段15と、ワイヤレス通信回路14とを含む。コントローラ13は、センシング手段15及びワイヤレス通信回路14と動作可能に結合される及び/又は通信する。センシング手段15は、必ずしも本体20に含まれる必要はない。また、コントローラ13は、飛行時間センサ12と通信する。センシング手段、コントローラ、及び/又はワイヤレス通信手段は、代替的に、枢動可能なヘッド自体に含まれてもよい。本体20はさらに、動作時に表面にセンサデバイス100を電気的及び機械的に取り付けるための電源プラグ19を含む。表面は、壁である。代替的に、電源プラグは任意選択的であるため、他の手段が、動作時に表面にセンサデバイスを取り付けるために想定されてもよい。
前記壁は、代替的に、天井、床、窓、デバイス表面、家具等の任意の他の表面又は平面であってもよい。さらに代替的に、前記センサデバイスは、電源として内部バッテリから電力を受けてもよい。さらに代替的に、前記ワイヤレス通信回路は、有線通信のための通信回路であってもよい。投影ユニットは、ここでは任意選択的であってもよい。さらに代替的に、センサデバイスは、例えば、センサデバイスが重力に対して、代替的には、表面に対して水平又は垂直に取り付けられているかどうかを検出するように、重力に対する、代替的には、表面に対するセンサデバイスの向きを測定するための向きセンサを含んでもよい。
枢動可能なヘッド11は、飛行時間センサ12と投影ユニット16とを含む。両者は、枢動可能なヘッド11内に固定的に配置されている。上述のように、投影ユニット16は任意選択的であってもよい。飛行時間センサ12(及び/又は投影ユニット16)は、視野を有し、視野は、センサデバイス100に対して外側に方向付けられる。ここでは、飛行時間センサ12は、光学的ピクセルアレイ飛行時間センサ12である。代替的に、飛行時間センサのために、音響ベースのToFセンサ、IRベースのToFセンサ、又はRFベースのToFセンサ等、他の飛行時間センシングモダリティが想定されてもよい。投影ユニット16は、(例えば、光学系、回折素子等を有する)LED、OLED、若しくはピクセル化LED光源、又はレーザ源等の光源を含む。投影ユニット16は、例えば、光シート(light sheet)、パターン、色、変調、レーザスポット等のユーザインターフェースを投影するように構成される。
センシング手段15は、枢動可能なヘッド11がセンサデバイス100の本体20に対してどのように向けられているかを測定する。センシング手段15は、この情報を、例えばコントローラ13を介して、飛行時間センサ12に伝達する。これにより、飛行時間センサ12は、この情報、斯くして、枢動可能なヘッド11の向き1、2を得るように構成される。ここでは、枢動可能なヘッド11が第1の向き1にある。飛行時間センサ12は、枢動可能なヘッド11の向き1、2が第1の所定の向き1にある場合、第1の検出モードにおいて動作する。ここでは、第1の所定の向き1は、枢動可能なヘッド11の実際の(概略的に描かれた)向き1とマッチする。第1の所定の向きは、例えば、電源プラグ19に対して垂直であってもよい。第1の検出モードは、飛行時間センサ12が、飛行時間センサ12から第1の所定の距離レンジ3内の(制御対象物等の)対象物を検出することによって特徴付けられる。ここでは、第1の所定の距離レンジ3は、飛行時間センサの完全な(動作)距離レンジ(complete (operational) distance range)である。
さらに、飛行時間センサ12が対象物を検出する場合、コントローラ14は、制御信号17を出力する。制御信号は、代替的に、通知信号と表現されてもよい。制御信号17は、他の電気デバイスを制御するように構成されてもよい。ここでは、制御信号17は、照明デバイスを制御するように構成される。制御信号17は、ワイヤレス通信回路14を介して送信される。ワイヤレス通信回路14は、例えば、トランスミッタ又はトランシーバを含んでもよい。ワイヤレス通信回路14は、ZigBee(登録商標)を介して制御信号17を出力するように構成される。代替的に、制御信号17は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、NFC、RFID、IR、Lo-Ra、Li-Fi、VLC、RF、及びIEEE 802.15.1のうちの少なくとも1つを介して、又は、代替的に、電力線通信、Ethernet(登録商標)、光ファイバ通信、DALI、若しくはコード化主電源のいずれかによる有線通信を介して出力されてもよい。
それゆえ、表面取り付け可能なセンサデバイス100は、有利なことに、当該表面に対する飛行時間センサを収容している枢動可能なヘッド11の向きに基づく第1の機能性を可能にする。したがって、枢動可能なヘッド11が第1の所定の向きに向けられるときは、第1の所定の距離レンジ3内の(制御)対象物の検出は、前記照明デバイスの動作を制御してもよい。
ある実施形態において、表面取り付け可能なセンサデバイス100は、例えば、壁電源プラグであってもよい。
図1に示されるような、センサデバイスは、様々な例において適用されてもよい。図2~図4は、図1に示される実施形態によるセンサデバイスと同様である、本発明によるセンサデバイスを含むシステムを示し、このようなセンサデバイスの異なるタイプのアプリケーションが、非限定的な実施形態において説明される。
図6は、非限定的な例として、本発明によるセンサデバイス900の一実施形態を概略的に示している。センサデバイス900は、レンジセンサ912と、投影ユニット916と、コントローラ913とを含む。レンジセンサ912は、飛行時間センサ912である。レンジセンサは、ここでは、センサデバイス900内に固定的に収容される。
ここでは、センサデバイス900は、第1の向き901に配置されているが、代替的に、(点線で描かれた)第2の向き902に移動(又は方向付け)されてもよい。これは、例えば、手動再取付け(manual remounting)によってなされてもよい。
センサデバイス900は、コントローラ913と、センシング手段915と、ワイヤレス通信回路914とを含む。コントローラ913は、センシング手段915及びワイヤレス通信回路914と動作可能に結合される及び/又は通信する。また、センシング手段915は、レンジセンサ912内に含まれてもよい。また、コントローラ913は、飛行時間センサ912と通信する。センサデバイス900はさらに、動作時に例えば表面にセンサデバイス900を電気的及び機械的に取り付けるための電源プラグ919を含む。このような表面は、壁、天井、又は任意の他の表面であってもよい。
センサデバイス900は、飛行時間センサ912と投影ユニット916とを含む。先に部分的に述べたように、両者は、センサデバイス900内に固定的に配置されている。上述のように、投影ユニット916は任意選択的であってもよい。ワイヤレス通信回路914は、代替的に、例えばPLCで動作する、有線通信回路であってもよい。飛行時間センサ912(及び/又は投影ユニット916)は、視野を有し、視野は、センサデバイス900に対して外側に方向付けられる。ここでは、飛行時間センサ912は、光学的ピクセルアレイ飛行時間センサ912である。代替的に、飛行時間センサのために、音響ベースのToFセンサ、IRベースのToFセンサ、又はRFベースのToFセンサ等、他の飛行時間センシングモダリティが想定されてもよい。投影ユニット916は、(例えば、光学系、回折素子等を有する)LED、OLED、若しくはピクセル化LED光源、又はレーザ源等の光源を含む。投影ユニット916は、例えば、光シート、パターン、色、変調、レーザスポット等のユーザインターフェースを投影するように構成される。
センシング手段915は、センサデバイス900が重力904に対してどのように向けられているかを測定する。センシング手段915は、この情報を、例えばコントローラ913を介して、飛行時間センサ912に伝達する。代替的に、センシング手段は、この情報をコントローラに伝達してもよく、コントローラが、飛行時間センサを動作してもよく、このような代替例において、飛行時間センサの制御回路は部分的にコントローラに統合されてもよい。これにより、飛行時間センサ912は、この情報、斯くして、センサデバイス900の向き901、902を得るように構成される。
ここでは、センサデバイス900は第1の向き901にある。第1の向き901は、ここでは、重力904に対して実質的に垂直である。飛行時間センサ912は、センサデバイス900の向き901、902が第1の所定の向きにある場合、第1の検出モードにおいて動作する。ここでは、第1の所定の向きは、重力方向904(に垂直な平面等)から30°以内である。それゆえ、センサデバイス900の実際の(概略的に描かれた)向き901は、第1の所定の向きとマッチする(第1の所定の向き内に入る)。第1の検出モードは、飛行時間センサ912が、飛行時間センサ912から第1の所定の距離レンジ903内の(制御対象物等の)対象物を検出することによって特徴付けられる。ここでは、第1の所定の距離レンジ903は、飛行時間センサのレンジの(概略的に示された)中間部分のみであるが、代替的に、飛行時間センサの完全な(動作)距離レンジであってもよい。
さらに、飛行時間センサ912が対象物を検出する場合、コントローラ914は、制御信号917を出力する。制御信号は、代替的に、通知信号と表現されてもよい。制御信号917は、他の電気デバイスを制御するように構成されてもよい。ここでは、制御信号917は、照明デバイスを制御するように構成される。制御信号917は、ワイヤレス通信回路914を介して送信される。ワイヤレス通信回路914は、例えば、トランスミッタ又はトランシーバを含んでもよい。ワイヤレス通信回路914は、ZigBee(登録商標)を介して制御信号917を出力するように構成される。代替的に、制御信号917は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、NFC、RFID、IR、Lo-Ra、Li-Fi、VLC、RF、及びIEEE 802.15.1のうちの少なくとも1つを介して、又は、代替的に、電力線通信、Ethernet(登録商標)、光ファイバ通信、DALI、若しくはコード化主電源のいずれかによる有線通信を介して、例えば、電源プラグ919を介して出力されてもよい。
それゆえ、表面取り付け可能なセンサデバイス900は、有利なことに、重力904に対する自身の向きに基づく第1の機能性を可能にする。したがって、センサデバイス900が第1の所定の向きに向けられるときは、第1の所定の距離レンジ903内の(制御)対象物の検出は、前記照明デバイス(又は、代替的に、上述したように電気デバイス)の動作を制御してもよい。ある実施形態において、表面取り付け可能なセンサデバイス900は、例えば、壁電源プラグであってもよい。
図6に示されるような、センサデバイスは、様々な例において適用されてもよい。図2~図4の例は、図6に示されるセンサデバイスで準用されてもよい。すなわち、向き変更可能である枢動可能なヘッド(re-orientable pivotable head)の向き及び機能性は、第1及び/又は第2の動作モードで動作するように、重力に対するセンサデバイスの向き変更(re-orientation)によって準用的に置き換えられてもよい。すなわち、図2~図4は、図1に示される実施形態によるセンサデバイスと同様であるが、斯くして、代替的に、図6に示されるようなセンサデバイスであってもよい、本発明によるセンサデバイスを含むシステムを示している。
図2は、本発明によるシステム200の一実施形態を概略的に示している。システム200は、本発明によるセンサデバイス201を含み、センサデバイス201は、図1に示されるセンサデバイスと同様である。
システム200はさらに、照明デバイス202を含む。照明デバイス202は、給電照明器具(powered luminaire)である。照明デバイス202は、ワイヤレス接続性を有し、ワイヤレス制御コマンドにより制御可能である。ここでは、センサデバイス201は、ZigBee(登録商標)で動作するワイヤレス通信回路を含み、照明デバイス202の接続性もZigBee(登録商標)で動作する。照明デバイス202は、例えば、Bluetooth(登録商標)-Zigbee(登録商標)コンボチップを含んでもよい。前述したように、他のワイヤレス通信モダリティが代替的に選択及び/又は想定されてもよい。
センサデバイス201は、壁プラグである。センサデバイス201は、空間208の壁207上のソケット205にプラグインされる。照明デバイス202も空間208に配置され、動作時に当該空間208を照らすように構成される。さらに、人203が、空間208内に存在する。
引き続き図2を参照すると、センサデバイス201は、人203のジェスチャによって操作されてもよい、照明デバイス202を制御するように構成される仮想壁スイッチを提供してもよい。斯くして、センサデバイス201は、照明デバイス202を制御するように構成される。センサデバイス201の枢動可能なヘッド2011は、壁207に対して実質的に平行に向けられる。枢動可能なヘッド2011の第1の所定の向きは、センサデバイス201が取り付けられる壁207から30°以内である。斯くして、センサデバイス201の枢動可能なヘッド2011は、壁207に対して実質的に平行に向けられるので、飛行時間センサ2012は、第1の所定の向きにあり、第1の検出モードで動作することになる。
第1の検出モードは、飛行時間センサ2012が、飛行時間センサ2012から第1の所定の距離レンジ204内の対象物、すなわち、制御対象物を検出することによって特徴付けられる。図(すなわち図2)は、飛行時間センサ2012の視野を示し、これによりレンジの限定された部分(所定の距離レンジ)が204で示されている。本実施形態では、第1の所定の距離レンジ204は、飛行時間センサ2012から80センチメートル以上120センチメートル以下の距離レンジである。このようなレンジの他のメトリック値は、他の実施形態について所望に応じて想定されてもよい。
したがって、飛行時間センサ2012の第1の検出モードにおいて、飛行時間センサ2012は、第1の所定の距離レンジ204内(のみ)の対象物を検出するように構成される。すなわち、飛行時間センサから80~120センチメートルの間の(距離)ウィンドウである。
また、センサデバイス201の枢動可能なヘッド2011は、投影ユニット2016を含む。このような投影ユニットは、図1を参照するセクションでも述べられている。投影ユニット2016は、第1の所定の距離レンジ204を示す第1のユーザインターフェース206を壁207上に投影する。すなわち、目下描かれているように、第1のユーザインターフェース206は、飛行時間センサ2012からの第1の所定の距離レンジ204とマッチする。これにより、第1のユーザインターフェース206は、壁207上に投影される光パターンであるが、代替的に、壁上に投影される任意の他の視覚的手がかり(visual cue)であってもよい。第1のユーザインターフェース206は、人203が、飛行時間センサ2012が動作している現在の検出レンジ、すなわち、第1の所定の距離レンジ204のインディケーションを視覚的に観察することを可能にする。
ここでは、人203の手が、制御対象物として機能する。人203が自身の手を第1のユーザインターフェース206に持っていくたびに、センサデバイス201の飛行時間センサ2012は、第1の所定の距離レンジ204内の人203の手を検出する。
飛行時間センサ2012が第1の所定の距離レンジ204内の人203の手を検出すると、センサデバイス201のコントローラは、照明デバイス202を制御するためのワイヤレス制御信号を出力する。ここでは、ワイヤレス制御信号は、照明デバイス202を(現在オフである場合)オン又は(現在オンである場合)オフするための指示を含む。したがって、部分的に述べたように、本発明によるセンサデバイス201は、照明デバイス202に仮想壁スイッチ機能性を提供し、したがって、照明デバイス202を直感的に制御する(すなわち、オン/オフトグリングする(on/off toggling))ための改善されたシステムを提供する。代替的に、制御対象物は、人の任意の他の身体部位、又は専用のポータブルデバイス、又はポータブルアイテムであってもよい。さらに代替的に、制御信号は、照明デバイスが光源の照明特性を適応させるための指示を含んでもよく、照明特性は、オン/オフシーケンス、強度、照明方向、色、色温度、変調、偏光、ビーム幅、及び/又はライトシーンのいずれかであってもよい。また、制御コマンドは、光学系を適応させる、又は照明デバイスの(現在の)設定を記憶するための指示を含んでもよい。
さらに、より直感的なユーザインターフェースアクションが代替例として想定されてもよく、例えば、手を上下に動かす、すなわち、飛行時間センサとの距離を変えることで、照明デバイスの増光及び減光、色のトグリング、又は光スペクトルの変更等を提供してもよい。また、手の回転又は指の動きが検出され、ユーザインターフェースコマンドジェスチャに関連付けられてもよい。第1の所定の距離レンジは、様々な異なるユーザ制御オプションを提供するように適合されてもよく、対応する第1のユーザインターフェースは、それに従って適合されてもよい。例えば、様々な所定の距離サブレンジが、飛行時間センサの第1の動作モード内で定義されてもよく、各所定の距離サブレンジは、照明デバイスの制御機能性のためのボタンとして機能してもよい。
全体として、引き続き図2に示されるシステム200の実施形態を参照し、部分的に図1に示されるセンサデバイスを参照すると、センサデバイス201は、壁207に対する向きで調節可能なセンシング機能性を提供することができる。これは、壁207上のソケット205の位置が、照明デバイス202の言及された制御機能性を提供するために活用され得るので、有利である。斯くして、本発明は、センサデバイス201が直感的な壁スイッチとして機能することを可能にし、前記第1の所定の距離レンジ204内の人203の手の存在及び/又は動作が、照明デバイス202を制御することができる。すなわち、飛行時間センサ2012のセンシング(すなわち検出モード)は、枢動可能なヘッド2011の向きに適合される。
図に示されていない、実施形態において、図2に示される実施形態によるセンサデバイスと、(図2に示される照明デバイスとしての)照明器具と、存在センサとを含むシステムが提供される。存在センサは、例えば、PIRセンサであってもよく、例えば、照明器具に統合されてもよく、又はスタンドアロンであってもよい。存在センサは、人の存在を検出し、照明器具をオンにするようにトリガしてもよい。照明器具及び/又は存在センサは、本発明によるセンサデバイスと通信する。存在センサのトリガによって照明器具がオンすると、センサデバイスもオンにトリガされてもよい。これにより、センサデバイスは、図2の実施形態で述べられるように、センサデバイスが壁に平行に向けられる場合、第1の動作モードで動作し、第1の所定の距離レンジを示す第1のユーザインターフェースを投影してもよい。したがって、存在ディテクタが照明器具をオンにするようにトリガすると、本発明によるセンサデバイスもオンにされ、強度、色、変調、方向、色温度等の照明器具の特性及び特徴を直感的にさらに制御するためのユーザインターフェースを壁上にイネーブルにしてもよい。
その代替的な実施形態において、ここで述べられる存在センサは、本発明によるさらなるセンサデバイスにおける第2の飛行時間センサであってもよい。さらに代替的に、この第2の飛行時間センサは、例えば第1の飛行時間センサに対して垂直に(すなわち、これらの飛行時間センサの視野は互いに垂直である)、最初に述べたセンサデバイスの同じ枢動可能なヘッドに収容されてもよく、投影ユニットと組み合わせた第1の飛行時間センサは照明器具に制御機能性を提供し、一方、さらなる飛行時間センサは照明器具に存在検出機能性を可能にしてもよい。さらに代替的に、さらなるセンサデバイスの第2の飛行時間センサの検出に基づいて、投影される第1のユーザインターフェース及び/又は第1の所定の距離レンジが適応されてもよい。
図3は、本発明によるシステム300の一実施形態を概略的に示している。システム300は、本発明によるセンサデバイス301を含み、センサデバイス301は、図1に示されるセンサデバイスと同様である。システム300はさらに、照明デバイス302を含む。照明デバイス302は、給電指向性照明器具(powered directional luminaire)である。照明デバイス302は、ワイヤレス接続性を有し、ワイヤレス制御コマンドにより制御可能である。ここでは、センサデバイス301は、Wi-Fi(登録商標)で動作するワイヤレス通信回路を含み、照明デバイス302の接続性もWi-Fi(登録商標)で動作する。また、前述したように、代替的なワイヤレス通信モードが想定されてもよい。照明デバイスは、代替的に、例えば、空間に指向性サービスを提供する、任意の他の電気デバイスであってもよい。
センサデバイス301は、壁プラグである。センサデバイス301は、空間308の壁307上のソケット305にプラグインされる。空間308は、例えば、廊下、又はオープンオフィス空間であってもよい。空間308は、第1のサブ空間3081(「左側」)と第2のサブ空間3082(「右側」)とに(仮想的に)細分化される。照明デバイス302も空間308に配置され、動作時に当該空間308を照らすように構成される。照明デバイス302は指向性照明器具であるので、照明デバイス302は、空間308を完全に照らす、又は第1のサブ空間3081のみを照らす、又は第2のサブ空間3082のみを照らすことができる。さらに、人303が、空間308内を歩いている。
依然として図3を参照すると、センサデバイス301は、存在センシング機能性を提供する。センサデバイス301はソケット305にプラグインされるので、本発明は、ソケット305の位置を活用して、前記存在センシング機能性を可能にするための「仮想トリップワイヤ(virtual tripwire)」アプリケーションを提供してもよい。ここでは、センサデバイス301の枢動可能なヘッド3011は、図1に示されるような任意選択的な投影ユニットを含まない。
斯くして、センサデバイス301は、照明デバイス302を制御するように構成される。センサデバイス301の枢動可能なヘッド3011は、壁307に対して実質的に垂直に向けられる。枢動可能なヘッド3011の第1の所定の向きは、センサデバイス301が取り付けられ表面(すなわち、壁307)に垂直な平面から30°以内である。代替的に、センサデバイスは、所望のサブ空間を照らすロケーションにコミッショニングされるコネクテッド照明器具(connected luminaire)のセットを制御及び/又はグループ化してもよい。
斯くして、センサデバイス301の枢動可能なヘッド3011は、壁307に対して実質的に垂直に向けられるので、飛行時間センサ3012は、第1の所定の向きにあり、第1の検出モードで動作することになる。第1の検出モードは、飛行時間センサ3012が、飛行時間センサ3012から第1の所定の距離レンジ304内の対象物(又は、制御対象物)を検出することによって特徴付けられる。ここでは、第1の所定の距離レンジ304は不連続であり、2つの別個の所定の距離サブレンジ3041、3042を含む。第1の距離サブレンジ3041は、飛行時間センサ3012からゼロメートルと1メートルとの間であり、一方、第2の距離サブレンジ3042は、飛行時間センサ3012から2メートルと3メートルとの間である。このようなレンジの他のメトリック値、及び/又は第1の所定の距離レンジの他の細分化(subdivision)が、所望に応じて及びそれに従って想定されてもよい。
したがって、飛行時間センサ3012の第1の検出モードにおいて、飛行時間センサ3012は、第1の所定の距離レンジ304内(のみ)の対象物を検出するように構成される。ここでは、人303の体が、検出されるべき(制御)対象物として機能する。とりわけ、人303の足及び脚が検出される。人303が第1の所定の距離レンジ内に歩いていくたびに、センサデバイス301の飛行時間センサ3012は、第1の所定の距離レンジ304内の人303を検出する。より具体的には、人303が第1の距離サブレンジ3041内に歩いていくたびに、飛行時間センサ3012は、第1の距離サブレンジ3041内の人303を検出する。代替的に、及び/又は追加的に、飛行時間センサは、人の歩行方向及び/又は歩行速度も測定してもよい。同様に、人303が第2の距離サブレンジ3042内に歩いていくたびに、飛行時間センサ3012は、第2の距離サブレンジ3042内の人303を検出する。これは、対象物自体をセンシングし得るだけでなく、どのレンジで対象物が検出されるかという、飛行時間センサの有利な特徴である。これらのサブレンジの外側のレンジは、図示された本実施形態において対象物検出のために使用されない。
飛行時間センサ3012が第1の所定の距離レンジ内で、図3に明示されるように、第2の距離サブレンジ3042内の人303を検出すると、センサデバイス301のコントローラは、照明デバイス302を制御するためのワイヤレス制御信号317を出力する。前記制御信号は、代替的に、ブリッジ等の中間デバイスを介して照明デバイスに伝達されてもよい。ここでは、ワイヤレス制御信号317は、指向性光3021で第2のサブ空間3082のみを指向的に照らす照明デバイス302内に含まれる光源の強度を高めるための照明デバイス302に対する指示を含む。これは、有利なことに、人303が存在することが検出される空間のみの照明を可能にする。代替的な例では、制御信号は、指向性照明を提供するように、照明デバイスの光学系又は向きを制御するように構成されてもよい。
反対に、飛行時間センサ3012が第1の距離サブレンジ内の人303を検出すると、センサデバイス301のコントローラは、第1のサブ空間3081のみを指向的に照らす照明デバイス302内に含まれる光源の強度を高めるための照明デバイス302に対する指示を含むワイヤレス制御信号を出力してもよい。
したがって、部分的に述べたように、本発明によるセンサデバイス301は、照明デバイス302に存在検出(「トリップワイヤ」)機能性を提供し、したがって、照明デバイス302によって発せられる光の指向性を直感的に制御するための改善されたシステムを提供する。
図に示されていない、実施形態において、図3に示されるシステムと同様であるが、空間は寝室である、システムが提供される。ベッドが、第1の距離サブレンジと第2の距離サブレンジとの間にかけられる(spanned)レンジに位置付けられる。したがって、第1の距離サブレンジは、ベッドの左側に関連付けられ、一方、第2の距離サブレンジは、ベッドの右側に関連付けられる。それゆえ、本発明によるセンサデバイスの飛行時間センサは、人がベッドの左側又は右側のどちらでベッドから出るかを検出してもよい。同じことが、ベッドに入る場合にも当てはまる。その後、センサデバイスのコントローラは、それぞれの検出に基づいて寝室内のナイトライト等の照明デバイス、又は代替的に任意の他の電気デバイスを制御する。コントローラは、例えば、人がベッドの左側で検出されるときには、ベッドの左側にある照明デバイスを制御してもよい。又は、コントローラは、例えば、人がベッドの右側で最初に検出され、その後、人がベッドに入ること又は寝室を出ることを示す、もはやそこで人を検出しないときには、スピーカ又はラジオをオフにするように制御してもよい。同様のアプリケーション及び例が想定されてもよい。例えば、代替的に、及び/又は追加的に、準用的に、センサデバイスは、ベッド自体で上半身を起こしていること及び横になっていることを検出するのに適ってもよく、例えば、上半身を起こしていることを検出するとライトをオンにするように制御し、横になっていることを検出するとライトをオフにするように制御してもよい。
図4は、非限定的な例として、本発明によるシステム400を概略的に示している。システム400は、本発明によるセンサデバイス401を含み、センサデバイス401は、図1に示されるセンサデバイスと同様である。しかしながら、ここでは、センサデバイス401は、枢動可能なヘッド4011に(任意選択的な)投影ユニットを含まず、センサデバイス401の飛行時間センサ4012は、第2の検出モードにおいて動作するように構成される。
センサデバイス401は、部屋408の天井407に取り付けられている。部屋は、窓406を有する。センサデバイス401は、外部から給電されるが、代替的にバッテリ給電されてもよい。代替的に、センサデバイスは、壁、又は室内の任意の他の表面に取り付けられてもよい。さらに代替的に、センサデバイス402は、例えば、前記天井にある照明器具の表面に取り付けられてもよい。部屋408は、机及び椅子を含むオフィスである。人403は、部屋408内を歩き、椅子に座って机で仕事をすることがある。また、人403は、時々立ち上がってストレッチをしたり、部屋408を出ることもある。センサデバイス401は、机の上方に取り付けられている。
システム400はさらに、建物管理デバイス402を含む。建物管理デバイス402は、照明デバイス、HVACデバイス、暖房デバイス、ファン、窓のブラインド、スピーカ、ロボットクリーナ等の部屋408内のデバイス(図示せず)を管理する。建物管理デバイス402は、有線接続によってセンサデバイス401と通信するが、代替的に、例えば前述したワイヤレスモダリティを介して、センサデバイス401とワイヤレス通信してもよい。これにより、建物管理デバイス402は、センサデバイス401から制御コマンド及び/又は通知信号を受信することができる。
ここでは、センサデバイス401の枢動可能なヘッド4011は、手動調整によって又はその自動作動(automated actuation)によって日中と夜間とで異なる向きにされてもよく、例えば、センサデバイス401は、枢動可能なヘッド4011の向きを適応させるための電気モータ又はピエゾアクチュエータを含んでもよい。他の時間及びユースケースも同様に想定されてもよい。
図4を参照すると、人403は、部屋408内で、机で、椅子に座っている。日中、センサデバイス401の枢動可能なヘッド4011は、センサデバイス401が取り付けられる天井407に対して実質的に垂直に、下方に向けられる。これにより、机は、飛行時間センサ4012の視野内にある。その結果、昼間、枢動可能なヘッド4011は、第1の向き41にある。飛行時間センサ4012は、枢動可能なヘッド4011の向き41、42が第1の所定の向き41にある場合、第1の検出モードにおいて動作する。ここでは、第1の所定の向きは、枢動可能なヘッド4011の実際の(概略的に描かれた)向き41とマッチする。
それゆえ、飛行時間センサ4012は、第1の検出モードで動作する。第1の検出モードは、飛行時間センサ4012が、飛行時間センサ4012から第1の所定の距離レンジ4041内の対象物を検出することによって特徴付けられる。第1の所定の距離レンジ4041は、飛行時間センサ4012から0センチメートル以上100センチメートル以下の距離レンジである。このようなレンジの他のメトリック値は、代替的な例について所望に応じて想定されてもよい。したがって、飛行時間センサ4012の第1の検出モードにおいて、飛行時間センサ4012は、第1の所定の距離レンジ4041内(のみ)の対象物を検出するように構成される。
これは、人403が立ち上がるたびに、人403の頭部(すなわち、対象物)が、第1の所定の距離レンジ4041内で飛行時間センサ4012によって検出されることを意味する。これにより、飛行時間センサ4012は、人が立ち上がるのを検出することができる。さらに、飛行時間センサ4012が第1の所定の距離レンジ4041内の人403の頭部を検出すると、センサデバイス401のコントローラは、建物管理デバイス402にワイヤレス通知信号を出力する。建物管理デバイス402は、この情報に基づいて相応に部屋408を制御してもよい。例えば、建物管理デバイス402は、人403が立ち上がることが検出される場合アンビエント照明にされる、及び/又は人403が座ることが検出される場合タスク照明にされるように部屋408内の照明デバイスを制御してもよい。代替的に、色温度が調整されてもよい。
再び、図4を参照すると、夜間、センサデバイス401の枢動可能なヘッド4011は、窓406の方向に向けられる。それゆえ、窓406は、飛行時間センサ4012の視野内にある。飛行時間センサ4012は、枢動可能なヘッド4011の向き41、42が第2の所定の向き42にある場合、第2の検出モードにおいて動作する。ここでは、第の所定の向きは、枢動可能なヘッド4011の実際の(概略的に描かれた)向き42とマッチする。
それゆえ、飛行時間センサ4012は、第2の検出モードで動作する。第2の検出モードは、飛行時間センサ4012が、飛行時間センサ4012から第2の所定の距離レンジ4042内の対象物を検出することによって特徴付けられる。第2の所定の距離レンジ4042は、飛行時間センサ4012から2メートル以上2.5メートル以下の距離レンジである。このようなレンジの他のメトリック値は、代替的な例について所望に応じて想定されてもよい。したがって、飛行時間センサ4012の第2の検出モードにおいて、飛行時間センサ4012は、第2の所定の距離レンジ4042内(のみ)の対象物を検出するように構成される。
これは、侵入者(すなわち、対象物)が窓402から侵入するたびに、侵入者が、第2の所定の距離レンジ4042内で飛行時間センサ4012によって検出されることを意味する。第2の所定の距離レンジは窓406に誂えられるので、本発明によるセンサデバイス401は、正確且つロバストな侵入者検出機能性を提供する。斯くして、飛行時間センサ4012は、窓406からの侵入者を検出することができる。
したがって、本発明によるセンサデバイス401は、枢動可能なヘッド4011の向きに基づいて、建物管理デバイス402に侵入者/存在検出機能性を提供し、建物管理デバイス402にボディジェスチャ(body gesture)検出機能性を提供する。
代替的に、侵入者検出に代えて、センサデバイスの枢動可能なヘッドはドアに向けられてもよく、部屋のHVAC制御等、人数カウント(people count)に基づくアプリケーションを提供するように、ドアから入る人が検出され、したがってカウントされてもよい。
図5は、非限定的な例として、本発明によるセンサデバイスが電気デバイスを制御する方法500を概略的に示している。斯くして、センサデバイスは、コントローラと、飛行時間センサを収容する枢動可能なヘッドとを含む。センサデバイスは、図1~図4に示されるようなセンサデバイスと同様であってもよい。方法は、動作時にセンサデバイスが取り付けられる表面に対して枢動可能なヘッドをある向きにするステップ501を含む。方法500は、枢動可能なヘッドの向きを得る次のステップ502と、枢動可能なヘッドの向きが第1の所定の向きにある場合、飛行時間センサから第1の所定の距離レンジ内の(制御)対象物を検出するための第1の検出モードにおいて飛行時間センサを動作するステップ503とを含む。方法500は、飛行時間センサが(制御)対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力するさらなるステップ504を含む。
図7は、非限定的な例として、本発明によるセンサデバイスが電気デバイスを制御する方法800を概略的に示している。斯くして、センサデバイスは、コントローラと、飛行時間センサとを含む。センサデバイスは、例えば、図6に示されるようなセンサデバイスと同様であってもよい。方法800は、動作時に重力に対してセンサデバイスをある向きにするステップ801を含む。方法800は、センサデバイスの向きを得る次のステップ802と、センサデバイスの向きが第1の所定の向きにある場合、飛行時間センサから第1の所定の距離レンジ内の(制御)対象物を検出するための第1の検出モードにおいて飛行時間センサを動作するステップ803とを含む。方法は、飛行時間センサが(制御)対象物を検出すると電気デバイスを制御するための制御信号を出力するさらなるステップ804を含む。ある例では、第1の所定の向きは、重力方向から30°以内である。ある例では、方法はさらに、同じ(制御)対象物、又は別の(制御)対象物を検出するための第2の動作モードにおいて飛行時間センサを動作するステップを含んでもよい。第2の所定の向きは、例えば、重力方向に垂直な平面から30°以内であってもよい。
Claims (15)
- 電気デバイスを制御するためのセンサデバイスであって、当該センサデバイスは、コントローラ及びレンジセンサを含み、
当該センサデバイスは、重力に対してある向きに取り付けられるように構成され、
前記レンジセンサは、
重力に対する当該センサデバイスの向きを得る、
前記向きが第1の所定の向きにある場合、前記レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の対象物を検出するための第1の検出モードにおいて動作する、及び
前記向きが第2の所定の向きにある場合、前記レンジセンサから第2の所定の距離レンジ内の対象物を検出するための第2の検出モードにおいて動作する、
ように構成され、
前記第1の所定の向きは、前記第2の所定の向きとは異なり、及び/又は、前記第1の検出モードは、前記第2の検出モードとは異なり、
前記コントローラは、前記レンジセンサが対象物を検出すると前記電気デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成される、センサデバイス。 - 当該センサデバイスは、壁プラグである、請求項1に記載のセンサデバイス。
- 前記レンジセンサは、飛行時間センサである、請求項1又は2に記載のセンサデバイス。
- 前記第1の所定の向きは、重力方向から30°以内、又は好ましくは重力方向に実質的に平行である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のセンサデバイス。
- 当該センサデバイスは、ある表面に第1のユーザインターフェースを投影するように構成される投影ユニットを含み、
前記第1のユーザインターフェースは、前記レンジセンサからの前記第1の所定の距離レンジを示す、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のセンサデバイス。 - 前記第1の所定の距離レンジは不連続であり、複数の第1の所定の距離サブレンジからなる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のセンサデバイス。
- 前記第2の所定の向きは、重力方向に垂直な平面から30°以内、又は好ましくは重力方向に実質的に垂直である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のセンサデバイス。
- 前記第1の検出モードは、前記電気デバイスを制御するためのユーザインターフェース機能に関連し、前記第2の検出モードは、存在検出機能に関連する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のセンサデバイス。
- 当該センサデバイスは、当該センサデバイスの向きを測定するためのセンシング手段を含み、
前記センシング手段は、当該センサデバイスの向きを前記レンジセンサに伝達するように構成される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のセンサデバイス。 - 前記制御信号は、前記電気デバイスが光源の照明特性を適応させるための指示を含み、
前記照明特性は、オン/オフシーケンス、強度、色、色温度、変調、及び/又はライトシーンのいずれかである、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のセンサデバイス。 - 前記コントローラは、ワイヤレス通信回路を含み、前記ワイヤレス通信回路は、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、NFC、RFID、IR、Lo-Ra、Li-Fi、VLC、RF、及びIEEE 802.15.1のうちの少なくとも1つを介して前記制御信号を出力するように構成される、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のセンサデバイス。
- 前記対象物は、人、身体部位、腕、手、指、指先、脚、足、置物、ジェスチャ、ドローン、ドア、窓、家具、ポータブルデバイス、又は携帯物のいずれかである、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のセンサデバイス。
- 請求項1乃至12のいずれか一項に記載のセンサデバイス及び電気デバイスを含むシステムであって、前記センサデバイスは、動作時に前記電気デバイスを制御するように構成される、システム。
- センサデバイスが電気デバイスを制御する方法であって、前記センサデバイスは、コントローラ及びレンジセンサを含み、当該方法は、
重力に対して前記センサデバイスをある向きにすることと、
前記センサデバイスの向きを得ることと、
前記センサデバイスの前記向きが第1の所定の向きにある場合、前記レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の対象物を検出するための第1の検出モードにおいて前記レンジセンサを動作することと、
前記レンジセンサが対象物を検出すると前記電気デバイスを制御するための制御信号を出力することと、
を含む、方法。 - 電気デバイスを制御するためのセンサデバイスであって、当該センサデバイスは、コントローラ、枢動可能なヘッド及びレンジセンサを含み、
前記枢動可能なヘッドは、前記レンジセンサを収容し、動作時に前記センサデバイスが取り付けられる表面に対してある向きにされるように構成され、
前記レンジセンサは、
前記枢動可能なヘッドの向きを得る、
前記枢動可能なヘッドの前記向きが第1の所定の向きにある場合、前記レンジセンサから第1の所定の距離レンジ内の対象物を検出するための第1の検出モードにおいて動作する、及び
前記枢動可能なヘッドの前記向きが第2の所定の向きにある場合、前記レンジセンサから第2の所定の距離レンジ内の対象物を検出するための第2の検出モードにおいて動作する、
ように構成され、
前記第1の所定の向きは、前記第2の所定の向きとは異なり、及び/又は、前記第1の検出モードは、前記第2の検出モードとは異なり、
前記コントローラは、前記レンジセンサが対象物を検出すると前記電気デバイスを制御するための制御信号を出力するように構成される、センサデバイス。
Applications Claiming Priority (5)
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---|---|---|---|
EP20150071.7 | 2020-01-02 | ||
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