JP2023509116A - 注射デバイスの操作を検出するための装置 - Google Patents

注射デバイスの操作を検出するための装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023509116000001
注射デバイスのハウジング内に配置されるように構成された、注射デバイスの操作を検出するための装置は:従動部材に対して回転可能であるように構成されたカム部材と;それら部材を付勢して互いに当接させるように配置された弾性部材であって、従動部材に対するカム部材の回転が従動部材の往復運動を引き起こし、従動部材が注射デバイスの軸方向に往復運動するように構成された弾性部材と;カム部材と従動部材との間に設けられ、従動部材の往復運動を検出するように構成された接触センサとを含む。カム部材は、従動部材と当接するように配置されかつ従動部材の往復運動を引き起こすように構成された、軸方向に変化するプロファイルを含む形状化セクションを含み、接触センサは、カム部材上に配置され、従動部材が往復運動したときに従動部材から離間するように構成されている。
【選択図】図5

Description

本開示は、注射デバイスの操作を検出するための装置に関し、詳細には、薬剤の注射中に注射デバイスの用量設定機構または用量投薬機構の操作を検出するための装置に関する。
薬剤注射による定期的な治療を必要とする様々な疾患がある。典型的には、患者が従うべき注射のタイミングおよび投与を管理する投与計画を医療従事者が計画する。それゆえ、注射のタイミングおよび/または投与は、患者に応じておよび注射に応じて変えることができる。多くの場合、投与管理計画の一部として、ユーザは、たとえば、治療の効果を監視するために、または後の注射のためのパラメータを計算する間のフィードバックとして、注射のパラメータを記録する必要がある。それは、手書きのデータ日誌をつけることによって実現することができる。
注射は、注射デバイスを用いることで医療関係者または患者自身が行うことができる。注射デバイス(すなわち、医薬品容器から薬剤を送達できるデバイス)は、典型的には、薬剤容器に連結されたシリンジと、針を通して薬剤を押し出す用量投薬機構とを有する。薬剤チャンバは再利用可能とすることができ、空の薬剤カートリッジを新たなものに交換できるように用量投薬機構がリセットされるように設計されている。代替的に、注射デバイスは使い捨てであってもよく、充填済み薬剤容器の内容物が空になったときに注射デバイスが廃棄される。適切には、注射デバイスは、投与予定の薬剤の量をユーザが設定または「ダイヤル設定」できるようにする用量設定機構を含む。
一例として、1型糖尿病および2型糖尿病は、たとえば1日に1回または数回の注射の、投与計画に従ったインスリン用量の注射によって、患者自身が治療することができる。特許文献1には、典型的にはペンと称される適切な注射デバイスが開示されており、本明細書でペンに関する言及は注射デバイスと置換え可能である。使い捨てペンが1組の一方向針を備え、それら針が毎回の使用前にペンに取り付けられることが知られている。次いで、投与計画によって注射予定および処方予定のインスリン用量は、たとえば、必要な体積まで用量ノブを回すことによって用量設定機構を介して手動選択することができる。次いで、適切な皮膚部分に針を挿入し、用量投薬機構の注射ボタンを押すことによって、その用量が注射される。投与計画の管理の一部として、ユーザは、注射のパラメータを記録する。このようなパラメータは、たとえば、注射の日付および時刻、血糖値、医薬品および用量、ならびに/または食事および運動の情報のうちの1つまたはそれ以上でよい。
WO2004/078241
本明細書の様々な態様によれば、注射デバイスの操作を検出するための装置であって:従動部材に対して回転可能であるように構成されたカム部材と;それら部材を付勢して互いに当接させるように配置された弾性部材であって、従動部材に対するカム部材の回転が従動部材の往復運動を引き起こす、弾性部材と;カム部材と従動部材との間に設けられ、従動部材の往復運動を検出するように構成された接触センサとを含む、装置が提供される。
本明細書の様々な態様によれば、注射デバイスのハウジング内に配置されるように構成された、注射デバイスの操作を検出するための装置であって:
従動部材に対して回転可能であるように構成されたカム部材と;
それら部材を付勢して互いに当接させるように配置された弾性部材であって、従動部材に対するカム部材の回転が従動部材の往復運動を引き起こし、従動部材が注射デバイスの軸方向に往復運動するように構成された弾性部材と;
カム部材と従動部材との間に設けられ、従動部材の往復運動を検出するように構成された接触センサとを含み、
カム部材は、従動部材と当接するように配置されかつ従動部材の往復運動を引き起こすように構成された、軸方向に変化するプロファイルを含む形状化セクションを含み、
接触センサは、カム部材上に配置され、従動部材が往復運動したときに従動部材から離間するように構成されている、装置が提供される。
カム部材と従動部材との間に接触センサを設けることによって、接触センサは、従動部材の往復運動に応答して信号を提供することができる。信号は、検出された従動部材の往復運動から、注射デバイスによって送達された用量または注射デバイスにダイヤル設定された用量を判定するために使用することができる。
したがって、例示的な実施形態によれば、添付の特許請求の範囲に記載の改良型の注射デバイスが提供される。本開示の他の構成は、本出願の説明および他の記載から明らかになろう。注射デバイスの部材の動きを監視するセンサを使用することによって、用量測定を電子的に記録でき、したがって、改善された用量管理能力が提供される。
添付の図面を参照しながら例示的な実施形態が説明される。
注射デバイスの概略図である。 図1の注射デバイスの分解された部材の図である。 投与計数機構の断面図である。 図3の投与計数機構の断面図である。 図3の投与計数機構の断面図である。 図3の投与計数機構の断面図である。 代替的な投与計数機構の図である。
ここで、例示的な実施形態について詳細に記載する。それらの例が添付の図面に示されており、図面では同様の参照番号は全体を通して同様の要素を指す。
図1は、例示的な実施形態で使用するのに適した注射デバイス200の分解図である。図示される注射デバイスは、注射ペンまたはペンと称されることが多い。ペンの様々な設計が知られており、本明細書では簡潔な説明が行われるが、ペンの具体的な構成を以下の説明から修正しても変更してもよいことが理解されよう。
注射デバイス200は遠位端および近位端を有する。「遠位」という用語は注射部位に比較的近い方の位置を指し、「近位」という用語は注射部位から比較的遠く離れた方の位置を指す。
注射デバイス200は、グリップアセンブリ202、キャップ203およびニードルアセンブリ204を含む。グリップアセンブリは、ハウジング210およびカートリッジアセンブリ220から形成される。カートリッジアセンブリ220は、薬剤を収容するカートリッジ224を収容するためのカートリッジホルダ222を含む。図示のように、ハウジング210は、実質的に円筒形であり、その長手方向軸に沿って近位端から遠位端まで実質的に一定の直径を有する。長手方向軸は、近位端から遠位端まで延びる近位-遠位方向と、その逆の遠位-近位方向を有する。
カートリッジアセンブリ220は、ハウジング210に組み付けられて、グリップアセンブリ202を形成する。適切なことに、カートリッジアセンブリ220の近位端は連結部材(図示せず)を含み、ハウジング210の遠位端は対応する連結部材(図示せず)を含み、それら連結部材は2つの部材を連結するように互いに協働して係合する。図示のように、カートリッジホルダ222は、実質的に円筒形であり、カートリッジ224のための中空の受容部を有する。カートリッジはストッパ228を含み、ストッパ228は、カートリッジ224から薬剤を排出するために使用中にカートリッジ224内で前進することができる。ここで、注射中に薬剤用導管として働くようにニードルアセンブリ204がグリップアセンブリと協働することが理解されよう。
カートリッジホルダ222はその側部にポートホール226を有する。カートリッジ224がカートリッジホルダ222に収容されているときに、ポートホール226によって、ユーザがポートホール226を通してカートリッジ224を見ることが可能になる。図1は、カートリッジ224のストッパ228がポートホール226を通して視認できることを示す。図1は、ポートホール226を1つ有するカートリッジホルダ222を示すが、カートリッジホルダ222はその代わりにポートホール226を2つ以上有することができる。たとえば、カートリッジホルダ222は、カートリッジホルダ222の一方の側に位置する第1のポートホール226と、カートリッジホルダ222の第2の側に、いくつかの事例では対向する側に位置する第2のポートホールとを有することができる。このように、カートリッジホルダ222内のカートリッジ224の第1の側は、第1のポートホール226を通して視認可能とすることができ、カートリッジ224の第2の異なる側は、第2のポートホールを通して視認可能でよい。他のポートホールの構成を用いてもよい。
針206、内側針キャップ207、および外側針キャップ208を含むニードルアセンブリが示されている。ニードルアセンブリ204の針206は、針206がカートリッジ224の薬剤と流体連通するように、カートリッジホルダ222に装着することができる。針206は、内側針キャップ207および外側針キャップ208によって保護される。
着脱可能なキャップ203はカートリッジアセンブリに取り付けられる。キャップ203は、グリップアセンブリに取り付けられているときは、カートリッジホルダ222を、したがって、カートリッジ224を少なくとも部分的にカバーする。キャップ203は、針206、内側針キャップ207または外側針キャップ208のうちの1つまたはそれ以上があってもなくても、カートリッジホルダ222を少なくとも部分的にカバーするように、グリップアセンブリに取り付けることもできる。
カートリッジホルダ222は、外面上に、たとえば、カートリッジホルダ222の近位端に隣接して、およびハウジング210の取付け部に隣接して、キャップ保持機能223を有することができる。それゆえ、キャップ203は、嵌められたときに、カートリッジアセンブリを実質的にカバーすることができる。キャップ保持機能223は、グリップアセンブリに取り付けられているときにキャップ203を定位置に保持するように、キャップ203の内面の対応する連結機能と係合する。キャップ保持機能223は、リッジ、溝、バンプ、ロックおよび/またはピップのうちの1つまたはそれ以上を含むことができる。いくつかの例では、キャップ保持機能は、注射デバイス200のハウジング210上に位置する。
図2に示されるように、ハウジング210は用量投薬機構および用量設定機構を収納する。用量設定機構は、注射予定の用量を選択するために使用され、用量投薬機構は、用量を注射するために起動される。この例では、用量投薬機構は、カートリッジ224の遠位端に向かってストッパ228を押しやるために起動される。注射デバイス200は、カートリッジが空になるかまたは注射デバイス200の使用期限日(たとえば、初回の使用から28日)に達するまで、複数回の注射プロセスのために使用することができる。注射デバイス200は使い捨てでも再使用可能でもよい。
ストッパ228をカートリッジ224に押し込むために、用量投薬機構は、ピストンロッド232、駆動スリーブ234、およびトリガボタン236を含み、それらが共に、ストッパ228に対抗して圧力プレート237をカートリッジ224に押し込むように働く。薬物送達デバイス200から射出予定の薬剤用量または薬物用量は、投与ノブ242を回すことによって選択される。投与ノブ242は、ねじ山付きインサート243によって用量ダイヤルスリーブ244に連結されており、ここで、投与ノブ242によって用量ダイヤルスリーブ244が回転すると、選択された用量がハウジング210の投与窓212に表示され、クリッカ250がばねクラッチ252を介して駆動スリーブ234と相互作用する。投与ノブ242、用量ダイヤルスリーブ244、およびクリッカ250を一緒にしたものが用量設定機構である。用量ダイヤルスリーブ244は、クリッカ250の周りに配置され、クリッカ250は、用量ダイヤルスリーブ244の回転と共に触覚または可聴のフィードバックを生成するフィードバック機構251を含む。クリッカ250は、金属クラッチばね252と共に駆動スリーブ234に連結される。
駆動スリーブ234に最終用量ナット260(LDN:last dose nut)が設けられている。最終用量ナット260は、用量投薬動作ごとに前進して、カートリッジ224に残る全薬剤を追跡する。トリガボタン236は、薬物送達デバイス200の用量投薬動作を起動するために押し下げられる。駆動スリーブ234は、駆動スリーブから突出するフランジ262および264を含む。たとえば、フランジは径方向のフランジでよい。LDN260はねじ山付き部材であり、適切には、ハーフナットである。駆動スリーブは、典型的には2つのフランジ間に延在する、ねじ山付きボルトセクションを含む。用量設定機構の対応する回転によって駆動スリーブが回転されると、LDN260は、それぞれのねじ山の協働によって駆動スリーブに沿って動かされる。LDNは、最小フランジであるフランジ262から動くように適切に配置され、最小フランジは、LDNがフランジに当接しカートリッジが満杯のときのLDNの開始位置を示す。LDNは、用量が注射されるたびに、駆動スリーブに沿って反復運動する。LDNは、用量設定機構の回転に応答して前進するが、用量投薬動作中に駆動スリーブが押しやられるときは駆動スリーブに対して並進運動しない。LDNは、最大フランジである他方のフランジに当接し、最大フランジは、LDNが動くのを防止し、その結果、用量ダイヤル設定機構がカートリッジに残る用量を超えるような用量をダイヤル設定することが防止される。
上述のように、用量設定機構が投与ノブ242、用量ダイヤルスリーブ244およびクリッカ250として示されているが、薬物送達デバイスの用量を設定するために、任意の数の異なる用量設定機構が当技術分野では通常であり、本開示の態様が他のこのような用量設定機構と置換え可能であることを当業者は理解するであろう。同様に、用量投薬機構がピストンロッド232、駆動スリーブ234、トリガボタン236を含むものとして示されているが、薬物送達デバイスの用量を送達または投薬するためのいくつかの異なる用量投薬機構(たとえば、駆動機構)が当技術分野で知られており、本開示の態様が他のこのような用量投薬機構と置換え可能であることを当業者は理解するであろう。
薬物送達デバイス200の動作について続けると、投与ノブ236を回すことによって、クリッカ250に対して用量ダイヤルスリーブ244を回転させることで、機械的なクリック音がユーザに音響フィードバックを提供する。投与ディスプレイ212に表示される数字は用量ダイヤルスリーブ244上に印刷されており、用量ダイヤルスリーブ244は、ハウジング210に収容され、金属ばねクラッチ252を介して駆動スリーブ234と機械的に相互作用する。注射ボタン236が押されると、ディスプレイ212に表示される薬物用量が薬物送達デバイス200から射出される。用量設定動作中は、駆動スリーブ234は、外向きに螺旋動する用量ダイヤルスリーブ244と共に、遠位-近位方向にらせん状に回転される。注射ボタン236が押されると、駆動スリーブ234は、解放され、遠位に前進し、そのことがピストンロッド232の回転を引き起こす。ピストンロッド232の回転は、カートリッジ224のストッパ228に対抗して圧力プレート237を押しやり、圧力プレート237がストッパ228をカートリッジ224に押し込んで、カートリッジ224から薬剤が排出される。代表的な薬物送達デバイスのより詳細な説明が2011年5月3日発行の米国特許第7,935,088(B2)号に記載されている。
図2は、用量設定動作の終了時かつ用量投薬動作の前の薬物送達デバイス200を示し、ここで、用量ダイヤルスリーブ244および駆動スリーブ234は、用量を設定するために、ハウジング210およびピストンロッド232のねじ山付き端部233に対してらせん状に回転されている。駆動スリーブ234に沿って初期位置から薬物送達デバイス200に残る用量を示す位置まで前進する、最終用量ナット260が示されている。注射ボタン236が用量投薬したときに、駆動スリーブ234はハウジング210中に前進し、支承ナット280はピストンロッド232の回転を誘発する。支承ナット280は、ハウジング210の内側に固定して着座し、ピストンロッド232とねじ係合する。ピストンロッド232が回転すると、支承ナット280は移動できないので、ピストンロッド232が(ハウジング210に対して)ねじ送りされる。ピストンロッド232の回転は、ピストンロッド232および圧力プレート237を近位-遠位方向の近位に押しやって、ストッパ228をカートリッジ224に押し込む。投薬されると、駆動スリーブは非用量ダイヤル設定位置になる。
注射デバイス200から射出予定の薬剤用量は、投与ノブ242を回すことによって選択することができ、次いで、選択された用量は、たとえば、国際単位(IU)の倍数で、投与窓212を介して表示される。投与窓12に表示される選択された用量の一例は、図1に示されるように、「30」IUでよい。選択された用量は、たとえば電子ディスプレイによって異なる形式で等しく適切に表示できることに留意されたい。
投与ノブ242を回すことによって、機械的なクリック音がユーザに音響フィードバックを提供する。投与窓212に表示される数字は、ハウジング210に収容されるスリーブ244に印刷されている。針206が患者の皮膚部分に刺され、次いで注射ボタン236が押されると、ディスプレイ窓212に表示された薬剤用量が注射デバイス200から射出される。注射ボタン236が押された後に注射デバイス200の針206が皮膚部分に一定時間残ると、用量のうちの多くが患者の身体に実際に注射される。薬剤用量の射出によって、投薬クリッカも機械的なクリック音を提供し、その音は、投与ノブを用いるときのクリッカ250によって生み出される音とは異なる。
ペン注射デバイスが簡潔に説明されているが、当技術分野で知られているように他の注射デバイスが想定される。
図3は投薬クリッカ300を示し、投薬クリッカ300は、カム部材301、従動部材302およびばね303を含む。ばね303は、カム部材301に対して従動部材302を付勢するように配置される。カム部材301は、ハウジング210に取り付けられる。
いくつかの例では、従動部材302は、用量投薬機構に連結することができる。たとえば、従動部材302は、ピストンロッド232に取り付けることができる。このような例では、投薬クリッカ300は、投薬された用量を検出するように構成することができる。
いくつかの他の例では、従動部材302は、用量設定機構に連結することができる。このような例では、投薬クリッカ300は、設定された用量を検出するように構成することができる。
カム部材301は、従動部材302に対して固定されるように構成されている。カム部材301は軸方向の動きが妨げられる。従動部材302は、ばね303の圧縮および伸長によって、軸方向に移動可能である。従動部材302は、送達段階の間に用量が送達されているときに、回転するように構成されている。
カム部材301は、図では鋸歯状プロファイルとして示される形状化セクションを含む。従動部材302は、カム部材301の形状化部分と係合するように構成された、対応するプロファイルを有する。カム部材301および従動部材302の形状化セクションは、図では完全に係合されている。ばね303は、カム部材301に対して従動部材302を付勢するように配置されている。ばね303は、カム部材301の形状化セクションと従動部材302の形状化セクションとの間の係合を維持する。
従動部材302が回転すると、カム部材301の形状化セクションが従動部材302の形状化セクションから係合解除される。カム部材301は、従動部材302に対して固定されており、回転することができず、そのため、従動部材302は、図4に示されるように回転されると、軸方向にカム部材301から離れる方に押される。鋸歯状プロファイルの「上り勾配」セクションは、2つの部材を押し開く。従動部材302がカム部材301から離れると、ばね303は圧縮される。従動部材302がさらに回転すると、カム部材301および従動部材302は共に戻ることができる。鋸歯状プロファイルの「下り勾配」セクション上で、2つの部材は共に動くことができる。ばね303は伸長し、軸方向にカム部材301に向かって従動部材302を付勢する。
従動部材302がカム部材301に対して回転し続けると、従動部材302が軸方向に往復運動することになる。カム部材301の鋸歯状プロファイルは、従動部材302の往復運動をもたらす。鋸歯状プロファイル上の各「歯」は、用量送達動作の最小値に対応してよい。すなわち、各歯は、薬剤用量の射出に関連する投薬クリッカ300の1クリックに対応することができる。従動部材302は、送達段階の間に用量が送達されるときに投与量が1段階減少するごとに1回往復運動することができる。
用量検出機構300はさらに、圧電センサ310を含む。圧電センサは接触センサの一例である。図5に示されるように、用量検出機構300は、図3および図4に示される内側セクションの径方向外側に配置される、外側セクションを含むことができる。圧電センサ310は、用量検出機構300の外側セクションに配置できる。圧電センサ310は、内側セクションの外周に延在するピエゾリングとして形成することができる。
いくつかの他の例では、圧電センサ310は、完全なリングを形成しないように、形成することができる。たとえば、圧電センサ310は、たとえば図7に示されるようにカム部材301の内側セクションの外周の一部分にのみ延在する、異なる形状(たとえば、方形または矩形)であるように形成することができる。このような例では、カム部材301の内側セクションの外周の少なくとも一部分に延在するように配置される、用量検出機構300の外側セクションに、少なくとも1つのドームを形成してもよい。このように、ドームは、従動部材302が圧電センサ310と適切な接触を行うこと、および/または、従動部材302がカム部材301と一緒になるときに従動部材302が傾くことが防止されることを保証することができる。
一実施形態では、圧電センサ310はカム部材301に取り付けられている。圧電センサ310は、従動部材302と接触するように配置される。ばね303によって従動部材302を圧電センサ310に押し付けることができる。代替的に、圧電センサ310は、従動部材302に取り付けることができる。圧電センサ310は、カム部材301と接触するように配置することができる。ばね303によって圧電センサ310をカム部材301に押し付けることができる。
圧電センサ310は、カム部材301および従動部材302の形状化セクションが十分に係合されるときに、従動部材302が圧電センサ310と接触するように配置されている。カム部材301の形状化セクションが従動部材302の形状化セクションから係合解除すると、従動部材302は圧電センサ310から離される。このように、従動部材302の往復運動によって、従動部材302が圧電センサ310との離接を繰り返す。
圧電センサ310は、加えられる圧力に応答して電圧を生成するように構成されている。圧電センサ310は、別の要素との物理的接触に応答して電圧を生成する。たとえば、圧電センサ310は、従動部材302との物理的接触に応答して電圧を生成する。圧電センサ310は、圧電センサ310と従動部材302との間の物理的接触を示す電圧レベルを有するセンサ信号を提供する。センサ信号は、圧電センサ310が従動部材302と接触しているときに、高い電圧レベルを有する。このように、圧電センサ310は、従動部材302の往復運動に対応する電圧信号を有するセンサ信号を生み出すことができる。
用量が送達されるときの従動部材302の回転はそれぞれ、鋸歯状プロファイル上の1つの歯に対応し、センサ信号の対応する電圧ピークをもたらす。それゆえ、送達段階の間に用量が送達されるときの投与量の各段階の減少が、センサ信号の対応する電圧ピークをもたらす。
圧電センサ310によるセンサ信号の出力は電子システムに提供される。電子システムは、信号フィルタ、アナログデジタル変換器(ADC)、プロセッサ、バッテリ、およびディスプレイを含む。信号フィルタは、ADCおよびプロセッサによる改善された処理のためにセンサ信号をフィルタ処理するように構成されている。信号フィルタは、センサ信号の高周波ノイズを低減させるように構成された低域フィルタを含むことができる。信号フィルタは、センサ信号の低レベルノイズを低減させるように構成された閾値フィルタを含むことができる。
ADCは、処理のためにアナログセンサ信号をデジタル信号に変換するように構成されている。ADCは、圧電センサ310と従動部材302との接触によって生成される各電圧ピークをロジックハイすなわちデジタルの「1」に変換することができる。その他の場合で、センサ信号の電圧ピークを含まない部分は、ロジックローすなわちデジタルの「0」に変換することができる。
いくつかの例では、バッテリは、電子システムのプロセッサと同じ場所に位置してよい。他の例では、バッテリは、圧電センサ310と同じ場所に位置してよい。
電子システムはさらに、増幅回路を含むことができる。増幅回路は、さらなる処理のために必要に応じて圧電センサ310によって生成される電圧パルスを増幅することができる。
いくつかの例では、プロセッサは、マイクロコントローラを含むことができる。プロセッサは、圧電センサ310からセンサ信号を受信する入力ピンを含むことができる。プロセッサの入力ピンは、プロセッサが、センサ信号に提供される投与量送達と関連する電圧パルスを計数できるように、センサ信号の受信に応答してプロセッサにおいて中断をトリガするように構成することができる。プロセッサは、圧電センサ310から直接的にセンサ信号を受信できるか、または、信号フィルタ、ADC、および/もしくは増幅回路を介してセンサ信号を受信することができる。
いくつかの例では、プロセッサは、投与量送達に関連する受信センサ信号の電圧パルスと、外的刺激、たとえば、注射デバイスの落下に関連する受信センサ信号の電圧パルスとを識別することができる。たとえば、プロセッサは、信号特性の違いを判定するために信号解析アルゴリズムを実装することができる。
いくつかの他の例では、受信されたセンサ信号は、プロセッサを「起こす」ために使用することができる。プロセッサは、アクティブモードへの移行が引き起こされるまで、エネルギー消費を、したがって、バッテリ残量を保護するために、スリープモードであるように構成することができる。プロセッサは、たとえば、センサ信号において検出される投与量送達に関連する最初の「クリック」に応答して、スリープモードからアクティブモードに移行するように構成することができる。
プロセッサは、センサ信号の電圧ピーク数を計数するように構成されている。電圧ピーク数に基づいて、プロセッサは、送達済み投与量に関する対応する値を判定することができる。プロセッサは、ディスプレイに表示するための判定された送達済み投与量を出力することができる。センサ信号の各電圧ピークは、判定された送達済み投与量の対応する増加をもたらすことができる。判定された送達済み投与量は、注射デバイスの最小投与量送達増分に基づいて、所定量だけ増加することができる。薬剤用量に関連する投薬クリッカ300の各「クリック」は、判定された送達済み投与量の対応する増加をもたらすことができる。
プロセッサは、現在表示されている投与量をメモリに記憶するように構成することができる。プロセッサは、現在時刻および/または日付と一緒に投与量を記憶することができる。
注射デバイスはさらに、記憶されたデータを外部デバイスに伝送するために通信モジュールを含むことができる。たとえば、通信モジュールは、無線通信機能(たとえば、Bluetooth、Wi-Fi、NFC)または有線通信機能を提供することができる。外部デバイスは、伝送されたデータを受信するのに適した任意の外部デバイス、たとえば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、サーバ、または別のスマートデバイスでよい。
図6は、圧電センサ310を電子システムと接続するための配置を示す。図6に示されるような電子システムおよびその接続部は、注射デバイス200のハウジング210に配置することができる。したがって、電子システムおよびその接続部は、圧電センサ310に対して固定されるように配置される。圧電センサ310は、接点、たとえば、トラックまたはワイヤを介して、電子システムと電気接続することができる。いくつかの他の例では、電子システムは、ハウジング210とカートリッジホルダ222との間に配置することができる。
接点は、内側スリーブ402および外側スリーブ400によって設けられる。たとえば、第1の接点が内側スリーブ402によって設けられ、第2の接点が外側スリーブ400によって設けられる。内側スリーブ402は、絶縁スリーブ401によって外側スリーブ400から隔てられている。圧電センサ310は、第1の導電面311および第2の導電面312を含む。内側スリーブ402は、圧電センサ310の第2の導電面312と電気接点するように構成されており、外側スリーブ400は、第1の導電面311と電気接点するように構成されている。このように、電子システムと圧電センサ310との間の電子信号の伝送は、電気接続を介して行うことができる。付加的にまたは代替的に、電子システムは、電気接続を介して圧電センサ310に電力を供給する。
上述のように、用量が送達されるときに投与量の1段階の減少ごとに従動部材302が往復運動することによって、従動部材302が圧電センサ310との離接を繰り返す。それゆえ、上記で説明した配置によれば、投与量送達中に電子システムと圧電センサ310との間の電気接点を維持することができる。
図7は代替の投与計数機構の図を示す。この例では、圧電センサ310は、カム部材301の内側部分の外周の一部分にのみ延在する、矩形であるように形成されている。圧電センサ310に加えて、図7に示されるように、カム部材301は、カム部材301の内側部分の外周の一部分に延在するドームを少なくとも1つ含むことができ、ドームが延在する部分は、圧電センサ310が延在する部分とは異なっていてよく、かつ/または離間するように設定されていてよい。
本出願においては構成の特定の組合せに対して請求項が策定されているが、本開示の範囲は、任意の請求項で現在特許請求されているものと同じ構成に関連するか否かにかかわらず、また、本開示と同じ技術的課題のいずれかまたは全てを軽減するか否かにかかわらず、明示的もしくは暗示的に本明細書で開示される任意の新規の構成もしくはそれら構成の任意の新規の組合せ、またはその一般化も含むことを理解されたい。本出願人はここに、本出願のまたはそこから派生するさらなる任意の出願の審査手続の間に、このような構成および/または構成の組合せに対して新たな請求項を策定できることを通告するものである。
いくつかの実施形態を提示および説明してきたが、特許請求の範囲に定義される本開示の原理から逸脱することなくそれら実施形態に変更を行ってよいことが当業者には理解されるであろう。
「薬物」または「薬剤」という用語は、本明細書では同義的に用いられ、1つもしくはそれ以上の活性医薬成分またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物と、場合により薬学的に許容可能な担体と、を含む医薬製剤を記述する。活性医薬成分(「API」)とは、最広義には、ヒトまたは動物に対して生物学的効果を有する化学構造体のことである。薬理学では、薬剤または医薬は、疾患の治療、治癒、予防、または診断に使用されるか、さもなければ身体的または精神的なウェルビーイングを向上させるために使用される。薬物または薬剤は、限定された継続期間で、または慢性障害では定期的に使用可能である。
以下に記載されるように、薬物または薬剤は、1つもしくはそれ以上の疾患の治療のために各種タイプの製剤中に少なくとも1つのAPIまたはその組合せを含みうる。APIの例としては、500Da以下の分子量を有する低分子、ポリペプチド、ペプチド、およびタンパク質(たとえば、ホルモン、成長因子、抗体、抗体フラグメント、および酵素)、炭水化物および多糖、ならびに核酸、二本鎖または一本鎖DNA(ネイキッドおよびcDNAを含む)、RNA、アンチセンス核酸たとえばアンチセンスDNAおよびRNA、低分子干渉RNA(siRNA)、リボザイム、遺伝子、およびオリゴヌクレオチドが挙げられうる。核酸は、ベクター、プラスミド、またはリポソームなどの分子送達システムに取り込み可能である。1つまたはそれ以上の薬物の混合物も企図される。
薬物または薬剤は、薬物送達デバイスでの使用に適合化された一次パッケージまたは「薬物容器」に包含可能である。薬物容器は、たとえば、1つもしくはそれ以上の薬物の収納(たとえば、短期または長期の収納)に好適なチャンバを提供するように構成されたカートリッジ、シリンジ、リザーバ、または他の硬性もしくは可撓性のベッセルでありうる。たとえば、いくつかの場合には、チャンバは、少なくとも1日間(たとえば、1日間~少なくとも30日間)にわたり薬物を収納するように設計可能である。いくつかの場合には、チャンバは、約1カ月~約2年間にわたり薬物を収納するように設計可能である。収納は、室温(たとえば、約20℃)または冷蔵温度(たとえば、約-4℃~約4℃)で行うことが可能である。いくつかの場合には、薬物容器は、投与される医薬製剤の2つ以上の成分(たとえば、APIと希釈剤、または2つの異なる薬物)を各チャンバに1つずつ個別に収納するように構成されたデュアルチャンバカートリッジでありうるか、またはそれを含みうる。かかる場合には、デュアルチャンバカートリッジの2つのチャンバは、人体もしくは動物体への投薬前および/または投薬中に2つ以上の成分間の混合が可能になるように構成可能である。たとえば、2つのチャンバは、互いに流体連通するように(たとえば、2つのチャンバ間の導管を介して)かつ所望により投薬前にユーザによる2つの成分の混合が可能になるように構成可能である。代替的または追加的に、2つのチャンバは、人体または動物体への成分の投薬時に混合が可能になるように構成可能である。
本明細書に記載の薬物送達デバイスに含まれる薬物または薬剤は、多くの異なるタイプの医学的障害の治療および/または予防のために使用可能である。障害の例としては、たとえば、糖尿病または糖尿病に伴う合併症たとえば糖尿病性網膜症、血栓塞栓障害たとえば深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症が挙げられる。障害のさらなる例は、急性冠症候群(ACS)、アンギナ、心筋梗塞、癌、黄斑変性、炎症、枯草熱、アテローム硬化症および/または関節リウマチである。APIおよび薬物の例は、ローテリステ2014年(Rote Liste 2014)(たとえば、限定されるものではないがメイングループ12(抗糖尿病薬剤)または86(オンコロジー薬剤))やメルク・インデックス第15版(Merck Index,15th edition)などのハンドブックに記載されているものである。
1型もしくは2型糖尿病または1型もしくは2型糖尿病に伴う合併症の治療および/または予防のためのAPIの例としては、インスリン、たとえば、ヒトインスリン、もしくはヒトインスリンアナログもしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP-1)、GLP-1アナログもしくはGLP-1レセプターアゴニスト、はそのアナログもしくは誘導体、ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP4)阻害剤、またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物、またはそれらのいずれかの混合物が挙げられる。本明細書で用いられる場合、「アナログ」および「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドに存在する少なくとも1つのアミノ酸残基の欠失および/または交換によりおよび/または少なくとも1つのアミノ酸残基の付加により天然に存在するペプチドの構造たとえばヒトインスリンの構造から形式的に誘導可能な分子構造を有するポリペプチドを指す。付加および/または交換アミノ酸残基は、コード可能アミノ酸残基または他の天然に存在する残基または純合成アミノ酸残基のどれかでありうる。インスリンアナログは、「インスリンレセプターリガンド」とも呼ばれる。特に、「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドの構造から形式的に誘導可能な分子構造、たとえば、1つまたはそれ以上の有機置換基(たとえば脂肪酸)がアミノ酸の1つまたはそれ以上に結合したヒトインスリンの分子構造を有するポリペプチドを指す。場合により、天然に存在するペプチドに存在する1つまたはそれ以上のアミノ酸が、欠失し、および/または非コード可能アミノ酸を含めて他のアミノ酸によって置き換えられ、または天然に存在するペプチドに非コード可能なものを含めてアミノ酸が付加される。
インスリンアナログの例は、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン(インスリングラルギン);Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン(インスリングルリジン);Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン(インスリンリスプロ);Asp(B28)ヒトインスリン(インスリンアスパルト);位置B28のプロリンがAsp、Lys、Leu、ValまたはAlaに置き換えられたうえに位置B29のLysがProに置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28~B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリンおよびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体の例は、たとえば、B29-N-ミリストイル-des(B30)ヒトインスリン、Lys(B29)(N-テトラデカノイル)-des(B30)ヒトインスリン(インスリンデテミル、レベミル(Levemir)(登録商標));B29-N-パルミトイル-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-ミリストイルヒトインスリン;B29-N-パルミトイルヒトインスリン;B28-N-ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28-N-パルミトイル-LysB28ProB29ヒトインスリン;B30-N-ミリストイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30-N-パルミトイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29-N-(N-パルミトイル-ガンマ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン、B29-N-オメガ-カルボキシペンタデカノイル-ガンマ-L-グルタミル-des(B30)ヒトインスリン(インスリンデグルデク、トレシーバ(Tresiba)(登録商標));B29-N-(N-リトコリル-ガンマ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)-des(B30)ヒトインスリンおよびB29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
GLP-1、GLP-1アナログおよびGLP-1レセプターアゴニストの例は、たとえば、リキシセナチド(リキスミア(Lyxumia)(登録商標))、エキセナチド(エキセンジン-4、バイエッタ(Byetta)(登録商標)、ビデュリオン(Bydureon)(登録商標)、ヒラモンスターの唾液腺により産生される39アミノ酸ペプチド)、リラグルチド(ビクトーザ(Victoza)(登録商標))、セマグルチド、タスポグルチド、アルビグルチド(シンクリア(Syncria)(登録商標))、デュラグルチド(トルリシティ(Trulicity)(登録商標))、rエキセンジン-4、CJC-1134-PC、PB-1023、TTP-054、ラングレナチド/HM-11260C(エフペグレナチド)、HM-15211、CM-3、GLP-1エリゲン、ORMD-0901、NN-9423、NN-9709、NN-9924、NN-9926、NN-9927、ノデキセン、ビアドール-GLP-1、CVX-096、ZYOG-1、ZYD-1、GSK-2374697、DA-3091、MAR-701、MAR709、ZP-2929、ZP-3022、ZP-DI-70、TT-401(ペガパモドチド(Pegapamodtide))、BHM-034、MOD-6030、CAM-2036、DA-15864、ARI-2651、ARI-2255、チルゼパチド(LY3298176)、バマドゥチド(Bamadutide)(SAR425899)、エキセナチド-XTENおよびグルカゴン-Xtenである。
オリゴヌクレオチドの例は、たとえば、家族性高コレステロール血症の治療のためのコレステロール低下アンチセンス治療剤ミポメルセンナトリウム(キナムロ(Kynamro)(登録商標))、またはアルポート症候群の治療のためのRG012である。
DPP4阻害剤の例は、リナグリプチン、ビダグリプチン、シタグリプチン、デナグリプチン、サキサグリプチン、ベルベリンである。
ホルモンの例としては、脳下垂体ホルモンもしくは視床下部ホルモンまたはレギュラトリー活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニスト、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(Somatropine)(ソマトロピン(Somatropin))、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、リュープロレリン、ブセレリン、ナファレリン、およびゴセレリンが挙げられる。
多糖の例としては、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリンもしくは超低分子量ヘパリンもしくはそれらの誘導体、もしくは硫酸化多糖たとえばポリ硫酸化形の上述した多糖、および/またはそれらの薬学的に許容可能な塩が挙げられる。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例は、エノキサパリンナトリウムである。ヒアルロン酸誘導体の例は、ハイランG-F20(シンビスク(Synvisc)(登録商標))、ヒアルロン酸ナトリウムである。
本明細書で用いられる「抗体」という用語は、イムノグロブリン分子またはその抗原結合部分を指す。イムノグロブリン分子の抗原結合部分の例としては、抗原への結合能を保持するF(ab)およびF(ab’)2フラグメントが挙げられる。抗体は、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、キメラ抗体、脱免疫化もしくはヒト化抗体、完全ヒト抗体、非ヒト(たとえばネズミ)抗体、または一本鎖抗体でありうる。いくつかの実施形態では、抗体は、エフェクター機能を有するとともに補体を固定可能である。いくつかの実施形態では、抗体は、Fcレセプターへの結合能が低減されているか、または結合能がない。たとえば、抗体は、Fcレセプターへの結合を支援しない、たとえば、Fcレセプター結合領域の突然変異もしくは欠失を有するアイソタイプもしくはサブタイプ、抗体フラグメントまたは突然変異体でありうる。抗体という用語は、4価二重特異的タンデムイムノグロブリン(TBTI)および/またはクロスオーバー結合領域配向を有する二重可変領域抗体様結合タンパク質(CODV)に基づく抗原結合分子も含む。
「フラグメント」または「抗体フラグメント」という用語は、完全長抗体ポリペプチドを含まないが依然として抗原に結合可能な完全長抗体ポリペプチドの少なくとも一部分を含む抗体ポリペプチド分子由来のポリペプチド(たとえば、抗体重鎖および/または軽鎖ポリペプチド)を指す。抗体フラグメントは、完全長抗体ポリペプチドの切断部分を含みうるが、この用語は、かかる切断フラグメントに限定されるものではない。本発明に有用な抗体フラグメントとしては、たとえば、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、scFv(一本鎖Fv)フラグメント、線状抗体、単一特異的または多重特異的な抗体フラグメント、たとえば、二重特異的、三重特異的、四重特異的および多重特異的抗体(たとえば、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ)、1価または多価抗体フラグメント、たとえば、2価、3価、4価および多価の抗体、ミニボディ、キレート化組換え抗体、トリボディまたはビボディ、イントラボディ、ナノボディ、小モジュール免疫医薬(SMIP)、結合ドメインイムノグロブリン融合タンパク質、ラクダ化抗体、およびVHH含有抗体が挙げられる。抗原結合抗体フラグメントの追加の例は当技術分野で公知である。
「相補性決定領域」または「CDR」という用語は、特異的抗原認識を媒介する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内の短いポリペプチド配列を指す。「フレームワーク領域」という用語は、CDR配列でないかつ抗原結合が可能になるようにCDR配列の適正配置を維持する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内のアミノ酸配列を指す。フレームワーク領域自体は、典型的には抗原結合に直接関与しないが、当技術分野で公知のように、ある特定の抗体のフレームワーク領域内のある特定の残基は、抗原結合に直接関与しうるか、またはCDR内の1つもしくはそれ以上のアミノ酸と抗原との相互作用能に影響を及ぼしうる。
抗体の例は、抗PCSK-9 mAb(たとえば、アリロクマブ)、抗IL-6 mAb(たとえば、サリルマブ)、および抗IL-4 mAb(たとえば、デュピルマブ)である。
本明細書に記載のいずれのAPIの薬学的に許容可能な塩も、薬物送達デバイスで薬物または薬剤に使用することが企図される。薬学的に許容可能な塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。
本明細書に記載されるAPI、公式、装置、方法、システムおよび実施形態の各種構成要素の修正(追加および/または削除)は、このような修正およびそのあらゆる均等物を包含する本発明の全範囲および精神から逸脱することなく行うことができることを、当業者なら理解するであろう。
例示的な薬物送達デバイスは、ISO11608-1:2014(E)のセクション5.2の表1に記載されるような針ベースの注射システムを含んでよい。ISO11608-1:2014(E)に記載されるように、針ベースの注射システムは概して、複数回用量の容器システムおよび(部分排出または全量排出による)単回用量の容器システムに識別することができる。容器は、交換可能な容器でも交換不能な一体型容器でもよい。
ISO11608-1:2014(E)にさらに記載されるように、複数回用量の容器システムは、交換可能な容器を有する針ベースの注射デバイスを含んでよい。このようなシステムでは、各容器は複数回用量を保持し、そのサイズは固定でも可変でもよい(ユーザによって事前設定される)。別の複数回用量の容器システムは、交換不能な一体型容器を有する針ベースの注射デバイスを含んでよい。このようなシステムでは、各容器は複数回用量を保持し、そのサイズは固定でも可変でもよい(ユーザによって事前設定される)。
ISO11608-1:2014(E)にさらに記載されるように、単回用量の容器システムは、交換可能な容器を有する針ベースの注射デバイスを含んでよい。このようなシステムの一例では、各容器は単回用量を保持し、そうすることによって、送達可能な体積全体が排出される(全量排出)。さらなる例では、各容器は単回用量を保持し、そうすることによって、送達可能な体積の一部分が排出される(部分排出)。やはりISO11608-1:2014(E)に記載されるように、単回用量の容器システムは、交換不能な一体型容器を有する針ベースの注射デバイスを含んでよい。このようなシステムの一例では、各容器は単回用量を保持し、そうすることによって、送達可能な体積全体が排出される(全量排出)。さらなる例では、各容器は単回用量を保持し、そうすることによって、送達可能な体積の一部分が排出される(部分排出)。

Claims (18)

  1. 注射デバイスの操作を検出するための装置であって:
    従動部材に対して回転可能であるように構成されたカム部材と;
    それら部材を付勢して互いに当接させるように配置された弾性部材であって、従動部材に対するカム部材の回転が従動部材の往復運動を引き起こす、弾性部材と;
    カム部材と従動部材との間に設けられ、従動部材の往復運動を検出するように構成された接触センサと
    を含む、前記装置。
  2. 従動部材は、注射デバイスの軸方向に往復運動するように構成されている、請求項1に記載の装置。
  3. カム部材は:
    従動部材と当接するように配置されかつ従動部材の往復運動を引き起こすように構成された、軸方向に変化するプロファイルを含む形状化セクションと
    該形状化セクションよりも軸方向の変化が小さく、従動部材が往復運動したときに従動部材から離間するように構成された平坦セクションと
    を含む、請求項1または2に記載の装置。
  4. 注射デバイスのハウジング内に配置されるように構成されており、ここで、従動部材は、注射デバイスの軸方向に往復運動するように構成されており、カム部材は、従動部材と当接するように配置されかつ従動部材の往復運動を引き起こすように構成された、軸方向に変化するプロファイルを含む形状化セクションを含み、接触センサは、カム部材上に配置されており、従動部材が往復運動したときに従動部材から離間するように構成されている、請求項1に記載の装置。
  5. カム部材は:
    形状化セクションよりも軸方向の変化が小さく、従動部材が往復運動したときに従動部材から離間するように構成された平坦セクション
    を含む、請求項4に記載の装置。
  6. カム部材は回転不能に固定され、従動部材は回転可能である、請求項1~5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 従動部材は、注射デバイスが投与量を送達することに応答して回転するように構成されており、従動部材の回転量は投与量に対応する、請求項6に記載の装置。
  8. カム部材の回転は、注射デバイスのための投与量を設定するように構成されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の装置。
  9. 注射デバイスのための投与量を設定するように回転可能であるように構成された投与設定機構をさらに含み、ここで、
    従動部材は、投与設定ダイヤルに関連して定位置に固定されている、
    請求項1~8のいずれか1項に記載の装置。
  10. カム部材は:
    従動部材と当接するように配置されかつ従動部材の往復運動を引き起こすように構成された、軸方向に変化するプロファイルを含む形状化セクションと、
    該形状化セクションよりも軸方向の変化が小さく、従動部材が往復運動したときに従動部材から離間するように構成された平坦セクションと
    を含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の装置。
  11. カム部材の平坦セクションと形状化セクションとは径方向に離間されている、請求項10に記載の装置。
  12. 従動部材は、カム部材の形状化セクションに対応する形状化セクションを含む、請求項10または11に記載の装置。
  13. 形状化セクションは鋸歯状プロファイルを含む、請求項10~12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 鋸歯状プロファイルは複数の歯を含み、各歯は、注射デバイスのための固定投与量に対応する、請求項10に記載の装置。
  15. 接触センサは、カム部材の平坦セクションに配置されている、請求項10~14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 接触センサは、従動部材のうちの、カム部材に隣接するセクションに配置される、請求項1~15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 接触センサは、注射デバイスの別の部材と接触するときに電流を生成するように構成された圧電接触センサである、請求項1~16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 装置は薬剤を収容するカートリッジを含む、請求項1~17のいずれか1項に記載の装置。
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