JP2023504275A - 代謝モニタリングのためのシステム及び方法 - Google Patents

代謝モニタリングのためのシステム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023504275A
JP2023504275A JP2022533176A JP2022533176A JP2023504275A JP 2023504275 A JP2023504275 A JP 2023504275A JP 2022533176 A JP2022533176 A JP 2022533176A JP 2022533176 A JP2022533176 A JP 2022533176A JP 2023504275 A JP2023504275 A JP 2023504275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subject
mouth
concentration
pressure
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022533176A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021110710A5 (ja
Inventor
フランチェスコ ヴィカリオ
エリク ポール ウィグフォルス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2023504275A publication Critical patent/JP2023504275A/ja
Publication of JPWO2021110710A5 publication Critical patent/JPWO2021110710A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/08Detecting, measuring or recording devices for evaluating the respiratory organs
    • A61B5/097Devices for facilitating collection of breath or for directing breath into or through measuring devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/08Detecting, measuring or recording devices for evaluating the respiratory organs
    • A61B5/083Measuring rate of metabolism by using breath test, e.g. measuring rate of oxygen consumption
    • A61B5/0833Measuring rate of oxygen consumption
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/08Detecting, measuring or recording devices for evaluating the respiratory organs
    • A61B5/083Measuring rate of metabolism by using breath test, e.g. measuring rate of oxygen consumption
    • A61B5/0836Measuring rate of CO2 production
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6813Specially adapted to be attached to a specific body part
    • A61B5/6814Head
    • A61B5/6819Nose
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2505/00Evaluating, monitoring or diagnosing in the context of a particular type of medical care
    • A61B2505/07Home care
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/02Details of sensors specially adapted for in-vivo measurements
    • A61B2562/0247Pressure sensors

Abstract

本開示は、対象者の鼻気道から呼気を収集することと、呼気の一部を受け取る混合チャンバと、1回又は複数回の呼吸中、吸気及び呼気に関連する気体パラメータに関連する信号を出力する複数のセンサと、インターフェース器具における気体の流量を決定し、対象者の口呼吸を検出するために、対象者の口の近くの圧力変化を決定し、混合チャンバにおける呼気の一部のO2及びCO2の濃度測定値を決定し、口呼吸に対応する濃度測定値を廃棄し、決定された流量と、CO2濃度と、決定されたO2濃度とに基づいて、対象者の酸素消費量VO2と二酸化炭素生成量VCO2との割合を決定するように構成されたプロセッサとを有する、代謝モニタリングのためのシステムを記載する。

Description

[01] 本開示は、代謝モニタリングのためのシステム及び方法に関する。
[02] 本開示は、代謝モニタリングのためのシステム及び方法に関する。既存の商用デバイスは、人工呼吸器を装着した重篤患者、(例えば、栄養士や栄養学者による)専門の訪問、健康な対象者のスポットチェックを含む、いくつかのアプリケーションをカバーしている。代謝をモニタリングするためのより良いデバイスが必要である。
[03] したがって、本開示の1つ又は複数の態様は、対象者の鼻気道から呼気を収集するように構成されたインターフェース器具と、インターフェース器具に動作可能に接続された混合チャンバであって、インターフェース器具から、呼気の少なくとも一部を受け取るように構成された混合チャンバと、1回又は複数回の呼吸中、対象者による吸気及び呼気に関連する1つ又は複数の気体パラメータに関連する信号を出力するように構成された複数のセンサと、出力された信号を受信するためにセンサに動作可能に接続された1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサとを備え、1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサは、センサから出力された信号に基づいて、1回又は複数回の呼吸中、インターフェース器具における気体の流量を決定し、対象者の口呼吸を検出するために、センサから出力された信号に基づいて、1回又は複数回の呼吸中、対象者の口の近くの圧力変化を決定し、センサから出力された信号に基づいて、混合チャンバにおける呼気の一部のO2及びCO2の濃度測定値を決定し、口呼吸に対応する濃度測定値を廃棄し、決定された気体の流量と、混合チャンバにおける呼気の決定された二酸化炭素濃度と、混合チャンバにおける呼気の決定された酸素濃度とに基づいて、対象者の酸素消費量VO2と二酸化炭素生成量VCO2との割合を決定するようにコンピュータ可読命令によって構成された、代謝モニタリングのためのシステムに関する。
[04] 本開示の別の態様は、インターフェース器具を用いて、対象者の鼻気道から呼気を収集することと、インターフェース器具に動作可能に接続された混合チャンバにおいてインターフェース器具から呼気の少なくとも一部を受け取るステップと、複数のセンサから、1回又は複数回の呼吸中、対象者による吸気及び呼気に関連する1つ又は複数の気体パラメータに関連する出力信号を受信するステップと、1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサを用いて、センサからの出力信号に基づいて、1回又は複数の呼吸中、インターフェース器具における気体の流量を決定するステップと、1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサを用いて、対象者の口呼吸を検出するために、センサからの出力信号に基づいて、1回又は複数回の呼吸中、対象者の口の近くの圧力変化を決定するステップと、1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサを用いて、センサからの出力信号に基づいて、混合チャンバにおける呼気の一部のO2及びCO2の濃度測定値を決定し、口呼吸に対応する濃度測定値を廃棄するステップと、1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサを用いて、決定された気体の流量と、混合チャンバにおける呼気の決定された二酸化炭素濃度と、混合チャンバにおける呼気の決定された酸素濃度とに基づいて、対象者の酸素消費量VO2と二酸化炭素生成量VCO2との割合を決定するステップとを有する、代謝モニタリングのための方法を提供する。
[05] 本開示のさらに別の態様は、対象者の鼻気道から呼気を収集するための手段と、インターフェース器具から、呼気の少なくとも一部を受け取るための手段と、1回又は複数回の呼吸中、対象者による吸気及び呼気に関連する1つ又は複数の気体パラメータに関連する信号を出力するための感知手段と、感知手段から出力された信号に基づいて、1回又は複数回の呼吸中、呼気を収集するための手段における気体の流量を決定するための手段と、対象者の口呼吸を検出するために、感知手段から出力された信号に基づいて、1回又は複数回の呼吸中、対象者の口の近くの圧力変化を決定するための手段と、感知手段から出力された信号に基づいて、呼気の少なくとも一部を受け取るための手段における呼気の一部のO2及びCO2の濃度測定値を決定し、口呼吸に対応する濃度測定値を廃棄するための手段と、決定された気体の流量と、呼気の少なくとも一部を受け取るための手段における呼気の決定された二酸化炭素濃度と、呼気の少なくとも一部を受け取るための手段における呼気の決定された酸素濃度とに基づいて、対象者の酸素消費量VO2と二酸化炭素生成量VCO2との割合を決定するための手段とを備えた、代謝モニタリングのためのシステムに関する。
[06] 本開示のこれら及び他の目的、特徴、及び特性、並びに構造の関連要素の動作方法及び機能、並びに部品及び製造の経済性の組合せは、様々な図において同一の参照番号が対応する部分を示す、これらすべてが本明細書の一部を形成する添付の図面を参照して、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を考慮すると、より明らかになるであろう。しかしながら、図面は、例示及び説明のみを目的としており、開示の限定の定義として意図されないと明確に理解されたい。
[07] 1つ又は複数の実施形態による、夜間の代謝モニタリングのためのシステムを示す図である。 [08] 1つ又は複数の実施形態による、インターフェース器具の例を示す図である。 [09] 1つ又は複数の実施形態による、対象者インターフェースの例を示す図である。 1つ又は複数の実施形態による、対象者インターフェースの例を示す図である。 [10] 1つ又は複数の実施形態による、夜間の代謝モニタリングのためのシステムの例を示す図である。 [11] 1つ又は複数の実施形態による、夜間の代謝モニタリングのためのシステムの例を示す図である。 [12] 1つ又は複数の実施形態による、夜間の代謝モニタリングのための方法を示す図である。
[13] 本明細書で使用される場合、単数形は、コンテキストが明らかに他のことを指さない限り、複数形の参照を含む。本明細書で使用される場合、2つ以上の部品又は構成要素が「結合される」という記述は、リンクが発生する限り、部品が直接又は間接的に、すなわち1つ又は複数の中間部品又は構成要素を介してともに結合又は動作することを意味するものとする。本明細書で使用される場合、「直接結合された」とは、2つの要素が互いに直接接触していることを意味する。本明細書で使用される場合、「固定的に結合された」又は「固定された」は、2つの構成要素が、互いに対して一定の方位を維持しながら、1つのものとして動くように結合されることを意味する。
[14] 本明細書で使用される場合、「単一」という用語は、構成要素が単一の部品又はユニットとして作成されることを意味する。つまり、個別に作成され、1つのユニットとしてともに結合された部品を含む構成要素は、「単一の」構成要素又は本体ではない。本明細書で適用される場合、2つ以上の部品又は構成要素が互いに「係合する」という記述は、部品が、直接又は1つ又は複数の中間部品又は構成要素を介して、互いに力を及ぼすことを意味するものとする。本明細書で適用される場合、「数」という用語は、1つ又は1つより大きい整数(すなわち、複数)を意味するものとする。
[15] 例えば、限定しないが、頂上、底、左、右、上方、下方、前方、後方、及びそれらの派生語など、本明細書で使用される方向的なフレーズは、図面に示される要素の方位に関連し、そこに明示的に記載されていない限り、特許請求の範囲を限定しない。
[16] 図1は、本開示の1つ又は複数の実施形態による、代謝モニタリングのためのシステム100の例を示す。いくつかの実施形態では、システム100は、対象者が非アクティブである(例えば、眠っている)間の代謝モニタリングのために構成される。いくつかの実施形態では、システム100は、夜間の代謝モニタリングのために構成される。システム100は、高価で散発的な測定のための専用施設でのみ利用可能な代謝室又は他の器具の使用を必要とするのではなく、対象者の代謝を自宅で(夜間に、熟練した人員を必要とせずに)モニタリングすることを可能にする。代謝とその変化を継続的にモニタリングすることで、基礎エネルギ消費量と、グリコーゲンの利用可能な貯蔵量とに関する洞察が得られ、体重及びエネルギ管理を最適化するために、食事と身体活動を調整するために使用される。
[17] いくつかの実施形態では、システム100は、酸素消費量(VO)及び二酸化炭素生成量(VCO)の測定値と、それらの一晩の変化とに基づいて、対象者の代謝状態に関する情報を提供する。いくつかの実施形態では、システム100は、気体分析(例えば、CO及びOの濃度測定)のために使用される混合チャンバを含む。混合チャンバは、小さく、比較的持ち運び可能にすることができる。インターフェースを着用する以外は、対象者の協力は必要とされない。VO及びVCOの測定値は、対象者のエネルギ消費量(EE)及び呼吸商(RQ)を推定するために使用される。エネルギ消費量(EE)は、個人のカロリの必要性を評価するために使用され、呼吸商(RQ)は、主にエネルギを生成するために使用される栄養素(例えば、炭水化物、脂肪、タンパク質など)に関する情報を提供する。
[18] いくつかの実施形態では、システム100は、さらなる分析のために、1回又は複数回の呼吸中、対象者の鼻におけるすべての呼気を(例えば、すべての呼吸で、連続的に)収集するように設計された対象者インターフェース90を備える。いくつかの実施形態では、システム100は、無効な測定値(口呼吸を含む測定値)を廃棄するために、(例えば、圧力センサ44を用いて)口呼吸を検出するように構成される。これにより、VO、VCO、EE、及び/又はRQのより正確な決定を与える。次に、システム100は、対象者の夜間の代謝状態のより良い画像を提供する。
[19] いくつかの実施形態では、システム100は、対象者インターフェース90、1つ又は複数のセンサ40、混合チャンバ30、1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサ60、ユーザインターフェース120、電子記憶装置130、ネットワーク150、及び/又は他の構成要素を備える。
[20] いくつかの実施形態では、対象者インターフェース90は、呼吸可能な気体(例えば、周囲空気)の流れを、対象者70の気道に通すように構成される。対象者インターフェース90は、呼吸可能な周囲空気を、対象者の鼻孔に送り、対象者の鼻孔から(例えば、インターフェース器具80を用いて)呼気を収集するようにも構成される。いくつかの実施形態では、対象者インターフェース90は、導管50、インターフェース器具80、1つ又は複数の弁85、及び/又は他の構成要素を備える。いくつかの実施形態では、インターフェース器具80は、対象者70の気道と対象者インターフェース90との間に気体を通すために、対象者70の気道(例えば、鼻孔)の1つ又は複数の外部オリフィスを、取り外し可能に係合するように構成される。インターフェース器具80は、導管50と取り外し可能に結合することができる(例えば、インターフェース器具80は、洗浄、交換、及び/又は他の目的のために取り外すことができる)。いくつかの実施形態では、インターフェース器具80は、対象者の鼻孔に配置され、対象者の鼻腔と密閉を形成するように構成された2つのプロングを含む。鼻腔を密閉することにより、以下に説明するように、さらなる分析のために、対象者の鼻孔からすべての呼気を収集することができる。インターフェース器具80の例は、鼻カニューレ、又は気体の流れを対象者の気道を用いて通す他の非侵襲的又は侵襲的なインターフェース器具を含む。本開示は、これらの例に限定されず、任意の送達手段を使用して、対象者に気体の流れを送ることを企図している。
[21] いくつかの実施形態では、対象者インターフェース90は、呼吸可能な気体が、対象者の鼻孔に流れることを可能にするように構成された弁85を含む。例えば、1つ又は複数の弁は、インターフェース器具80の内部に配置される。いくつかの実施形態では、弁85は、呼吸可能な気体(例えば、大気からの空気)が、一方向に流れることを可能にするように構成される。例えば、弁85は、吸気中に開き、呼気中に閉じるように構成される。そのような弁の例は、一方向弁、チェック弁、逆止弁、及び/又は気体の流れを一方向にのみ可能にする他の弁を含む。いくつかの実施形態では、対象者インターフェース90は、気体源(例えば、対象者の呼吸をサポートするための加圧気体源)から、対象者に呼吸可能な気体を送るように構成される。
[22] いくつかの実施形態では、センサ40は、1回又は複数回の呼吸中、対象者70の1つ又は複数の呼吸パラメータに関連する情報を伝達する出力信号を生成するように構成される。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の呼吸パラメータは、対象者インターフェースによって提供される呼吸可能な気体に関連する気体パラメータ、対象者70の呼吸に関連する呼吸パラメータ、対象者70の生理学的パラメータ、及び/又は他のパラメータを含む。呼吸可能な気体の1つ又は複数の気体パラメータは、例えば、吸気流量、呼気流量、吸入ボリューム、吸入ボリューム、圧力、湿度、温度、加速度、速度、気体成分濃度(例えば、O濃度、CO濃度など)、及び/又は呼吸可能な気体の他のパラメータのうちの1つ又は複数を含む。対象者70の呼吸に関連する呼吸パラメータは、一回換気量、タイミング(例えば、吸気の開始及び/又は終了、呼気の開始及び/又は終了など)、吸気流量、呼気流量、呼吸速度、呼吸気流、(例えば、吸入、呼気、呼吸サイクルなどの)持続時間、呼吸頻度、呼吸努力、呼気気体成分濃度(例えば、O濃度、CO濃度など)、及び/又は他の呼吸パラメータを含む。生理学的パラメータは、酸素濃度計パラメータ、脈拍、温度、血圧、及び/又は他の生理学的パラメータを含む。
[23] いくつかの実施形態では、センサ40は、そのようなパラメータを直接(例えば、対象者及び/又は対象者インターフェースとの流体連通を介して)測定する1つ又は複数のセンサを備える。いくつかの実施形態では、センサ40は、1つ又は複数のパラメータに関連する出力信号を間接的に(例えば、他のセンサ、又は、システム100の内部又は外部の他の構成要素からの測定を通じて)生成する1つ又は複数のセンサを備える。いくつかの実施形態では、センサ40は、1つ又は複数の、対象者インターフェースの位置を測定するための位置センサと、吸気及び/又は呼気のボリュームを測定するためのボリュームセンサと、対象者インターフェース90の内部又は外部の気体圧力を測定するための圧力センサと、対象者インターフェースの内部及び/又は外部の湿度を測定するための湿度センサと、気体温度を測定するための気体温度センサとを含む。いくつかの実施形態では、センサ40は、対象者70の生理学的パラメータに関連する出力信号を生成するように構成された1つ又は複数のセンサを含む。例えば、対象者の心臓パラメータを測定するための心臓センサ、対象者の動きを検出するための動きセンサ、加速度計、酸素計、オーディオセンサ、ビデオセンサ(カメラ)、及び/又は他のセンサである。例えば、いくつかの実施形態では、センサ40は、対象者への、又は対象者からの吸気及び/又は呼気の流量を測定するように構成された(図3~図4に示される)1つ又は複数の流量センサ42を含む。流量センサ42は、対象者による吸気の流量、対象者による呼気の流量、インターフェース器具80、導管50、混合チャンバ30の内部の呼気の流量、及び/又は、システム100の他の場所における気体流量を測定するように構成される。
[24] いくつかの実施形態では、センサ40は、システム100の内部の1つ又は複数の場所における気体圧力に関連する信号を出力するように構成された1つ又は複数の圧力センサ44を含む。例えば、圧力センサ44は、対象者の口又はその近くに配置され、対象者の口又はその近くの圧力を測定するように構成された圧力ラインを含む。いくつかの実施形態では、センサ40は、呼気中のO濃度に関連する信号を出力するように構成された(図3~図4に示される)1つ又は複数のO濃度センサ45を含む。いくつかの実施形態では、1つ又は複数のO濃度センサ45は、吸気中のO濃度に関連する信号を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、1つ又は複数のO濃度センサ45は、混合チャンバにおける呼気中のO濃度に関連する信号を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、センサ40は、呼気中のCO濃度に関連する信号を出力するように構成された(図3~図4に示される)1つ又は複数のCO濃度センサ47を含む。いくつかの実施形態では、1つ又は複数のCO濃度センサ47は、吸気中のCO濃度に関連する信号を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、CO2センサは、非分散型赤外線(NDIR)CO2センサである。とはいえ、これは他のCO2センサが考慮される可能性があるため、限定的であると解釈されるべきではなく、他の記載が限定的であることを示唆しない。
[25] いくつかの実施形態では、1つ又は複数のCO濃度センサ45は、混合チャンバにおける呼気中のCO濃度に関連する信号を出力するように構成される。いくつかの実施形態では、混合チャンバは、気体センサ、並びに気体センサから気体濃度を計算する際にこれらの要因を補正するために必要な湿度及び温度のセンサを含む。いくつかの実施形態では、呼気は、インターフェースを介してサンプリングされ、混合チャンバに送られ、そこで、以前にサンプリングされ、混合チャンバ内にすでに存在する気体と混合される。
[26] センサ40は、例えば、呼吸デバイス、導管50の内部の(又は、呼吸デバイス、導管50と通信している)対象者70上のインターフェース器具80の内部の(又は、インターフェース器具80と通信している)様々な場所、及び/又は他の場所など、複数の場所に配置されたセンサを含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ60は、鼻孔との密閉の状態か否かを(例えば、センサ40から出力された信号に基づいて)検出する。例えば、プロセッサ60は、(例えば、流量、及び/又は鼻孔における圧力の決定に基づいて、及び/又は、鼻孔と関連する器具又はその位置に基づいて)、呼気の漏れを検出するように構成される。動作中、密閉が壊れた場合、プロセッサ60は、測定値を廃棄するか、又は器具と鼻孔との間の密閉が壊れていることを示す警告を対象者に送信するように構成される。
[27] 図2Aは、1つ又は複数の実施形態による、対象者インターフェース90の例200を示す。これらの実施形態では、対象者インターフェース90は、対象者の気道と対象者インターフェース90との間で気体を通すために鼻孔と係合するように構成されたインターフェース器具80を含む。インターフェース器具80は、対象者の鼻孔に配置され、対象者の鼻腔と密閉を形成するように構成された2つのプロング205、207を含む。これにより、さらなる測定及び分析のために、対象者の鼻孔からすべての呼気を収集できる。対象者インターフェース90は、インターフェース器具80に動作可能に接続され、さらなる測定及び分析のために、呼気を混合チャンバ30に向けるように構成された導管50を含む。対象者インターフェース90は、口呼吸を検出するために(口又はその近くに配置された圧力ライン204を介して)対象者の口又はその近くの圧力を測定するように構成された圧力センサ44を含む。口呼吸は、(対象者の口又はその近くの圧力変化を示す)圧力センサ44から出力された信号の変化に基づいて決定することができる。
[28] いくつかの実施形態では、呼気中の圧力の(所定のしきい値を超える)上昇は、口からの呼気を示す。口からの呼気は、VO2測定値及びVCO2測定値を無効にする。したがって、プロセッサ(60)は、口の呼気が検出された(口圧がしきい値を超えた)時間ウィンドウで獲得されたVO2測定値及びVCO2測定値を廃棄する。対象者の夜間代謝率を正確に決定するために、口呼吸を含む測定値は廃棄される。例えば、獲得されたVO2測定値及びVCO2測定値(のみならず、それらから導出された対応するEE及びRQの値)は、ユーザに表示されない。
[29] 以下に説明するように、いくつかの実施形態では、プロセッサ(60)は、呼吸毎に口又はその近くの(口呼吸を示す)圧力変化の検出に応答して、O2及びCO2の濃度測定値を廃棄するように構成される。例えば、O2及びCO2の濃度測定値は、呼吸毎に(例えば、1回以上の呼吸に対して)決定される。口呼吸を含むと決定された1回又は複数回の呼吸の特定の呼吸に応答して、その特定の呼吸のO2及びCO2の濃度は、廃棄される(O2消費及び/又はCO2生成のさらなる分析及び測定には使用されない)。言い換えれば、O2消費VO2及び/又はCO2生成VO2は、呼気が対象者の鼻気道から来る呼吸についてのみ測定される。いくつかの実施形態では、O2消費VO及び/又はCO2生成VCOは、(口呼吸に関係なく)すべての呼吸について測定される。これらの実施形態では、口呼吸に対応するVO2及びVCO2は、その後、エネルギ消費量EE及び呼吸商RQの測定において廃棄される。
[30] 図2B~図2Cは、1つ又は複数の実施形態による、インターフェース器具80の例を示す。インターフェース器具80は、対象者の鼻孔に適合し、対象者の鼻腔と密閉を形成するように構成された2つのプロング205、207を含む鼻インターフェースである。インターフェース器具80は、(図2Cにおける矢印Aによって示されるように)周囲気体を対象者の気道に向けるように構成された弁85を含む。弁85は、パッシブ吸入弁(例えば、一方向弁、チェック弁、逆止弁など)である。アクティブ弁が考慮され、本開示の実施形態と互換性がある。動作中、吸気(例えば、周囲空気)は、一方向吸入弁85に入り、(矢印Bによって示されるようにプロングを通って)鼻に入る。呼気の間、弁は閉じられ、気体は、(図2Cにおいて矢印Cによって示されるように)、混合チャンバ(図示せず)に至る管に向けられる。
[31] 図1に戻って示すように、システム100は、対象者インターフェース90に動作可能に接続された混合チャンバ30を備える。混合チャンバ30は、呼気の全部又は一部を収集するように構成される。いくつかの実施形態では、混合チャンバ30は、混合チャンバの内部の呼気の気体パラメータを測定するための1つ又は複数のセンサ40を含むように構成される。例えば、O2濃度、CO2濃度、流量、ボリューム、圧力などである。
[32] プロセッサ60は、システム100において情報処理機能を提供するように構成される。したがって、プロセッサ60は、1つ又は複数のデジタルプロセッサ、1つ又は複数のアナログプロセッサ、情報を処理するように設計された1つ又は複数のデジタル回路、情報を処理するように設計された1つ又は複数のアナログ回路、ステートマシン、及び/又は、情報を電子的に処理するための他のメカニズムを含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ60は、センサ(40)、混合チャンバ30、対象者インターフェース90、ユーザインターフェース120、及び/又はシステム100の他の構成要素に動作可能に接続される。プロセッサ60は、単一のエンティティとして図1に図示されているが、これは単に例示目的のためである。いくつかの実施では、プロセッサ60は、複数の処理ユニットを含む。これらの処理ユニットは、同じデバイス(例えば、センサ(40)、混合チャンバ30、対象者インターフェース90、ユーザインターフェース120など)の内部に物理的に配置されるか、又はプロセッサ60は、協調して動作し、システム100の外部(例えば、クラウド)に配置された、複数のデバイスの処理機能を表す。いくつかの実施形態では、プロセッサ(60)は、(例えば、ネットワーク150を介して通信可能に結合された)システム100の内部及び/又は外部に配置された複数のデバイスの処理機能を表す。
[33] プロセッサ60は、1つ又は複数のコンピュータプログラム構成要素を実行するように構成される。1つ又は複数のコンピュータプログラム構成要素は、パラメータ構成要素62、代謝状態構成要素64、フィードバック構成要素66、及び/又は他の構成要素のうちの1つ又は複数を含む。プロセッサ60は、ソフトウェアや、ハードウェアや、ファームウェアや、ソフトウェア、ハードウェア、及び/又はファームウェアのいくつかの組合せや、及び/又は、プロセッサ60において処理機能を構成するための他のメカニズムによって、構成要素62、64、及び66を実行するように構成される。
[34] 構成要素62、64、及び66は、単一の処理ユニットの内部の同じ場所に配置されているとして図1に例示されているが、プロセッサ60が複数の処理ユニットを備える実施において、構成要素62、64、及び66のうちの1つ又は複数は、他の構成要素から離れて配置されることが理解されるべきである。以下に記載される様々な構成要素62、64、及び66によって提供される機能の説明は、例示目的のためであり、構成要素62、64、及び66の何れかが、説明されるよりも多い又は少ない機能を提供する可能性があるため、限定することは意図されていない。例えば、構成要素62、64、及び66のうちの1つ又は複数が削除され、その機能の一部又はすべてが、他の構成要素62、64、及び/又は66によって提供される。別の例として、プロセッサ60は、構成要素62、64、及び/又は66のうちの1つに起因する以下の機能の一部又はすべてを実行する1つ又は複数の追加の構成要素を実行するように構成される。
[35] いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、1つ又は複数のパラメータを(例えば、システム100の内部又は外部の構成要素から)受信、決定、及び/又は取得するように構成される。1つ又は複数のパラメータは、センサ40から出力された信号に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、対象者70の呼吸に関連する1つ又は複数の呼吸パラメータ、システム100の内部の呼吸可能な気体の1つ又は複数のパラメータ(例えば、呼吸デバイスによって送られる呼吸可能な気体の流れに関連するパラメータ)、対象者70の1つ又は複数の生理学的パラメータ、及び/又は他のパラメータを決定するように構成される。対象者70の呼吸に関連する呼吸パラメータは、個々の呼吸の開始及び/又は終了を含む。いくつかの実施形態では、呼吸パラメータは、一回換気量、タイミング(例えば、吸気の開始及び/又は終了、呼気の開始及び/又は終了など)、呼吸速度、(例えば、吸入、呼気、単一の呼吸サイクルなどの)持続時間、呼吸気流、呼吸努力、呼吸頻度、及び/又は他の呼吸パラメータを含む。対象者に送られる呼吸可能な気体の流れの1つ又は複数の気体パラメータは、例えば、流量、心拍数、ボリューム、圧力、湿度、温度、加速度、速度、及び/又は他の気体パラメータのうちの1つ又は複数を含む。生理学的パラメータには、酸素濃度計パラメータ、脈拍、体温、血圧、動き、及び/又は他の生理学的パラメータを含む。
[36] いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、1つ又は複数のセンサ40(例えば、流量センサ42)から出力された信号に基づいて、呼気の流量を決定するように構成される。いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、対象者インターフェース90(又はインターフェース器具80)の内部の吸気流量、呼気流量、及び/又は他の気体流量を決定するように構成される。いくつかの実施形態では、呼気全体の流量が決定される。上記で説明したように、インターフェース器具80は、呼気全体を収集することを可能にするために、鼻孔と密閉を形成するように構成される。いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、呼気の一部の流量を決定するように構成される。例えば、いくつかの実施形態では、(全呼気が収集された後)呼気がサンプリングされる。例えば、いくつかの実施形態では、サンプルは、さらなる測定(例えば、O濃度測定及びCO濃度測定)のために混合チャンバに向けられる一定の割合の流れである。いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、吸気のボリューム、及び/又は呼気のボリュームを決定するように構成される。例えば、対象者インターフェース90の内部のボリュームセンサ、混合チャンバ30、及び/又はシステム100の内部又は外部の他の場所から出力された信号に基づく。いくつかの実施形態では、吸気及び/又は呼気のボリュームは、流量センサ42から出力された信号に基づいて決定される。
[37] いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、システム100の内部又は外部の1つ又は複数の場所における圧力を決定するように構成される。いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、対象者の口又はその近くの圧力を決定するように構成される。いくつかの実施形態では、圧力は、1つ又は複数のセンサ40(例えば、圧力センサ44)から出力された信号に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、対象者の口又はその近くの圧力変化を決定するように構成される。
[38] いくつかの実施形態では、パラメータ成分62は、対象者による呼気及び/又は吸気におけるO濃度を測定するように構成される。いくつかの実施形態では、パラメータ成分62は、混合チャンバにおける呼気の一部におけるO濃度を測定するように構成される。いくつかの実施形態では、O濃度は、Oセンサ45から出力された信号に基づいて測定される。上述したように、Oセンサは、混合チャンバに、又は器具インターフェースの他の場所に配置される。いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、対象者からの呼気におけるCO濃度を測定するように構成される。いくつかの実施形態では、パラメータ成分62は、混合チャンバにおける呼気の一部におけるCO濃度を測定するように構成される。いくつかの実施形態では、CO濃度は、COセンサから出力された信号に基づいて測定される。上述したように、COセンサは、混合チャンバに、又は器具インターフェースの他の場所に配置される。いくつかの実施形態では、パラメータ構成要素62は、口又はその近くの(口呼吸を示す)圧力変化の検出に応答して、O2及びCO2の濃度測定値を廃棄するように構成される。例えば、いくつかの実施形態では、パラメータ成分は、すべての呼吸について(例えば、1回又は複数回の呼吸について)、O2及びCO2の濃度を測定する。呼吸の特定の呼吸が、口呼吸を含むと決定された場合、その特定の呼吸のO2及びCO2の濃度は廃棄される(O2消費及び/又はCO2生成のさらなる分析及び測定に使用されない)。言い換えれば、O2消費及び/又はCO2生成は、呼気が対象者の鼻気道から来る呼吸についてのみ測定される。いくつかの実施形態では、O2消費VO及び/又はCO2生成VCOは、(口呼吸に関係なく)すべての呼吸について測定される。これらの実施形態では、(圧力センサ出力に基づく)口呼吸に対応するVO2及びVCO2は、エネルギ消費量EE及び呼吸商RQの測定において廃棄される。
[39] いくつかの実施形態では、代謝状態成分64は、混合チャンバにおいて決定されたCO濃度に基づいて、呼気におけるCO生成(VCO)を決定するように構成される。例えば、いくつかの実施形態では、VCOは、毎分あたりのミリリットル単位の二酸化炭素生成の速度として計算することができる。いくつかの実施形態では、代謝状態成分64は、対象者によるO消費VOを決定するように構成される。いくつかの実施形態では、O消費VOは、混合チャンバにおいて決定されたO濃度、吸気のボリューム、呼気のボリューム、及び吸気中のOの濃度に基づいて決定される。
[40] いくつかの実施形態では、代謝状態成分64は、VO測定値及びVCO測定値に基づいて、エネルギ消費量EE及び呼吸商RQを計算するように構成される。いくつかの実施形態では、対象者のカロリの必要性を評価するためにEEが使用される。RQは、主にエネルギ(炭水化物、脂肪、タンパク質)を生成するために使用される栄養素に関する情報を提供するために使用される。いくつかの実施形態では、呼吸商RQは、VCO/VOの比率である。いくつかの実施形態において、エネルギ消費量EE(代謝率)は、以下の式
代謝率(1日あたりのkcal)=1.44(3.94VO+1.11VCO
を使用して計算され、ここで、VOは1分あたりのミリリットル単位の酸素消費量であり、VCOは1分あたりのミリリットル単位の二酸化炭素生成の速度である。この式は、
代謝率(1分あたりのCal)=3.94VO+1.11VCO
のように、1分あたりのカロリの単位で記述することもできる。
[41] いくつかの実施形態では、フィードバック構成要素66は、測定されたパラメータ(例えば、VO、VCO、EE、RQ、及び/又は構成要素62、64によって決定される他のパラメータ)を表示するように構成される。測定値及び推奨事項は、グラフィカルインターフェース(例えば、ユーザインターフェース120、専用ディスプレイ、ラップトップ、スマートフォン又は同様のもの)を介して表示される。いくつかの実施形態では、フィードバック構成要素66は、体重を管理するための最適な栄養及び活動挙動に関する推奨事項(例えば、測定値のみならず、ユーザによって設定された目標(例えば、体重を減らす、身体的パフォーマンスを最適化する)に基づく食事及び/又は活動)を提供するように構成される。
[42] 図3は、1つ又は複数の実施形態による、夜間の代謝モニタリングのためのシステムの例300を示す。この例では、周囲空気302は、(例えば、図1の対象者インターフェースと同様の弁を有する対象者インターフェースを介して)対象者の鼻304に向けられる。対象者の鼻からの呼気は、混合チャンバ30に向けられ、そこでO及びCOの濃度が測定される。プロセッサ60は、混合チャンバ30において測定されたO及びCOの濃度に基づいて、VO、VCO、EE、及びRQを決定する。口310又はその近くの圧力変化は、口呼吸を検出するために圧力センサ44で測定される。口呼吸を含む測定値は、代謝率の決定を向上するために廃棄される。
[43] 図4は、1つ又は複数の実施形態による、夜間の代謝モニタリングのためのシステムの例400を示す。この例では、周囲空気302は対象者の鼻304に向けられる。収集された呼気は(呼気全体が収集された後に)サンプリングされ、サンプル405は、さらなる測定のために混合チャンバ30に向けられる。いくつかの実施形態では、一定の割合の流れが混合チャンバにおいて収集される。場合によっては、呼気全体のうちの2%が混合チャンバ30に向けられ、そこでO及びCOの濃度が測定される。プロセッサ60は、混合チャンバ30において測定されたO及びCOの濃度に基づいて、VO、VCO、EE、及びRQを決定する。口310又はその近くの圧力変化は、口呼吸を検出するために圧力センサ44で測定される。口呼吸を含む測定値は、より良好な代謝率決定のために廃棄される。図3及び図4における実施形態の相違は、図3の実施形態では、すべての呼気が混合チャンバへ進み、そこでO及びCOの測定が行われることであり、図4の実施形態では、呼気の比例サンプル(すなわち、任意の時点での全体の流れの一定のパーセンテージ)が混合チャンバへ進み、残りは直接周囲に向かうことである。どちらの構成でも、VO及びVCOの測定が可能であり、精度とサイズとの間で様々なトレードオフが提供される。
[44] ユーザインターフェース120は、システム100と、対象者70及び/又は他のユーザとの間のインターフェースを提供するように構成され、このインターフェースを介して、対象者70及び/又は他のユーザは、システム100に情報を提供し、システム100から情報を受信することができる。他のユーザは、例えば、介護者、医師、及び/又は他のユーザを含む。これにより、データ、手がかり、結果、及び/又は指示、並びに集合的に「情報」と呼ばれる他の任意の通信可能な項目を、ユーザ(例えば、対象者70)、プロセッサ60、及び/又はシステム100の他の構成要素との間で伝送することが可能になる。別の例として、睡眠段階、睡眠時間、呼吸特徴分布、治療情報フィードバック、対象者70の呼吸速度、及び/又は他の情報は、ユーザインターフェース120を介してユーザ(例えば、対象者70)に表示される。ユーザインターフェース120に含めるのに適したインターフェースデバイスの例は、キーパッド、ボタン、スイッチ、キーボード、ノブ、レバー、ディスプレイスクリーン、タッチスクリーン、スピーカ、マイクロフォン、インジケータライト、可聴アラーム、プリンタ、触覚フィードバックデバイス、及び/又は他のインターフェースデバイスを含む。1つの実施形態では、ユーザインターフェース120は、複数の別個のインターフェースを含む。
[45] ハードワイヤ又はワイヤレスの何れかの他の通信技法もまた、ユーザインターフェース120として本開示によって企図されることが理解されるべきである。例えば、本開示は、ユーザインターフェース120が、電子記憶装置130によって提供されるリムーバブル記憶装置インターフェースと統合されることを企図している。この例では、情報は、ユーザがシステム100の実施をカスタマイズすることを可能にするリムーバブル記憶装置(例えば、スマートカード、フラッシュドライブ、リムーバブルディスクなど)からシステム100にロードされる。ユーザインターフェース120としてシステム100と共に使用するように適合された他の例示的な入力デバイス及び技法は、限定されないが、RS-232ポート、RFリンク、IRリンク、モデム(電話、ケーブル又はその他)を含む。要するに、システム100と情報を通信するための任意の技法は、本開示によって、ユーザインターフェース120として企図される。
[46] いくつかの実施形態では、電子記憶装置130は、情報を電子的に記憶する電子記憶媒体を含む。電子記憶装置130の電子記憶媒体は、システム100と一体的に(すなわち、実質的に取り外し不可能に)提供されるシステム記憶装置、及び/又は、例えば、ポート(例えば、USBポート、ファイアワイヤポートなど)又はドライブ(例えば、ディスクドライブなど)を介してシステム100にリムーバブルに接続可能であるリムーバブル記憶装置のうちの一方又は両方を含む。電子記憶装置130は、光学的に読取可能な記憶媒体(例えば、光ディスクなど)、磁気的に読取可能な記憶媒体(例えば、磁気テープ、磁気ハードドライブ、フロッピードライブなど)、電荷ベースの記憶媒体(例えば、EEPOM、RAMなど)、ソリッドステート記憶媒体(例えば、フラッシュドライブなど)、及び/又は、他の電子的に読取可能な記憶媒体のうちの1つ又は複数を含む。電子記憶装置130は、ソフトウェアアルゴリズム、プロセッサ60によって決定された情報、ユーザインターフェース120を介して受信された情報、及び/又はシステム100が適切に機能することを可能にする他の情報を格納する。電子記憶装置130は、(全体的又は部分的に)システム100の内部の別個の構成要素であるか、又は電子記憶装置130は、システム100の他の1つ又は複数の他の構成要素(例えば、ユーザインターフェース120、プロセッサ60など)と一体的に(全体的又は部分的に)提供される。
[47] ネットワーク150は、インターネット及び/又は他のネットワーク、イントラネット、PAN(パーソナルエリアネットワーク)、LAN(ローカルエリアネットワーク)、WAN(ワイドエリアネットワーク)、SAN(記憶装置エリアネットワーク)、MAN(メトロポリタンエリアネットワーク)、近距離通信、周波数(RF)リンク、Bluetooth、Wi-Fi、Li-FI、セルラ通信ネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、及び/又は任意のタイプのワイヤ又はワイヤレスのネットワークを含む。これは限定することを意図するものではなく、本開示の範囲は、システム100の構成要素が他のいくつかの通信媒体を介して動作可能にリンクされる実施形態を含むことが理解されよう。場合によっては、ネットワークは、ファイアウォールの背後にある有線イーサネットネットワークなどの安全なローカルエリアネットワークである。
[48] プロセッサ60によって決定され、及び/又は電子記憶装置130によって格納された情報は、センサ測定値、対象者70の呼吸、代謝率、フィードバック、及び/又は他の情報に関連する情報を含む。電子記憶装置130によって格納された情報は、別のコンピュータに(ワイヤ及び/又はワイヤレスで)接続することによって、及び/又は他の方法を介したその他によって、ユーザインターフェース120を介して見ることができる。電子記憶装置130によって格納された情報は、例えば、治療設定を調整するために、医師が医学的決定を行うために使用するために、及び/又は、他の用途のために使用される。いくつかの実施形態では、システム100は、ワイヤレス送信機(図示せず)を含み、プロセッサ30によって決定された情報、電子記憶装置130によって格納された情報、及び/又は他の情報は、例えば、ワイヤレスネットワークを介して介護者へ通信される。非限定的な例として、介護者は、使用情報、対象者の状態、及び/又は他の情報を受信し、介護者がシステム100によって提供される治療を遠隔的に追跡することを可能にする。
[49] いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシステム100の処理機能は、上記のシステム100の構成要素を含む治療デバイス(例えば、センサ、呼吸器治療デバイスなど)において局所的に達成される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のシステム100の処理機能は、システム100の外部で(例えば、ネットワーク100を介してシステム100に接続された1つ又は複数のデバイスによって遠隔的に)達成される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の処理機能は、局所的に実行される処理機能と、遠隔的に実行される処理機能との組合せである。
[50] 図5は、夜間の代謝モニタリングのための方法500を示す。以下に示す方法500の動作は、例示を目的としている。いくつかの実施形態において、方法500は、記載されていない1つ又は複数の追加の動作を用いて、及び/又は議論された動作のうちの1つ又は複数を伴わずに達成される。それに加えて、方法500の動作が、図5において例示され、以下に説明される順番は、限定することを意図されていない。
[51] いくつかの実施形態では、方法500は、1つ又は複数の処理デバイス(例えば、デジタルプロセッサ、アナログプロセッサ、情報を処理するように設計されたデジタル回路、情報を処理するように設計されたアナログ回路、ステートマシン、及び/又は情報を電子的に処理するための他のメカニズム)において実施される。1つ又は複数の処理デバイスは、命令が電子記憶媒体に電子的に記憶されることに応答して、方法500の動作のいくつか又はすべてを実行する1つ又は複数のデバイスを含む。1つ又は複数の処理デバイスは、方法500の1つ又は複数の動作の実行のために特別に設計されるように、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアによって構成された1つ又は複数のデバイスを含む。
[52] 動作502において、呼吸可能な気体が、対象者70の鼻気道に供給される。いくつかの実施形態では、動作502は、(図1に示され、本明細書に記載される)対象者インターフェース90と同じ又は類似の対象者インターフェースによって実行される。
[53] 動作504において、鼻気道から呼気が収集される。いくつかの実施形態では、動作504は、(図1に示され、本明細書に記載される)対象者インターフェース90と同じ又は類似の対象者インターフェースによって実行される。動作506において、呼気の少なくとも一部が収集される。いくつかの実施形態では、動作506は、(図1に示され、本明細書に記載される)混合チャンバ30と同じ又は類似の混合チャンバによって実行される。
[54] 動作508において、1回又は複数回の呼吸中、対象者による吸気及び呼気に関連する1つ又は複数の気体パラメータに関連する出力信号が受信される。いくつかの実施形態では、動作508は、(図1に示され、本明細書に記載される)センサ40と同じ又は類似の複数のセンサによって実行される。
[55] 動作510において、1回又は複数の呼吸中、対象者インターフェースにおける気体の流量は、出力信号に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、動作510は、(図1に示され、本明細書に記載される)プロセッサ60と同じ又は類似の物理的コンピュータプロセッサによって実行される。
動作512において、対象者の口呼吸を検出するために、1回又は複数回の呼吸中、対象者の口の近くの圧力変化は、センサから出力された信号に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、動作512は、(図1に示され、本明細書に記載される)プロセッサ60と同じ又は類似の物理的コンピュータプロセッサによって実行される。
[56] 動作514において、混合チャンバにおける呼気の一部のO2濃度測定値及びCO2濃度測定値は、センサから出力された信号に基づいて決定される。口呼吸に対応する濃度測定値は廃棄される。いくつかの実施形態では、動作514は、(図1に示され、本明細書に記載される)プロセッサ60と同じ又は類似の物理的コンピュータプロセッサによって実行される。
[57] 動作516において、対象者の酸素消費量VO2と二酸化炭素生成量VCO2との割合が決定される。いくつかの実施形態では、対象者の酸素消費量VO2と二酸化炭素生成量VCO2との割合は、測定された気体の流量と、混合チャンバにおける呼気の決定された二酸化炭素濃度と、混合チャンバにおける呼気の決定された酸素濃度とに基づいて決定される。いくつかの実施形態では、動作516は、(図1に示され、本明細書に記載される)プロセッサ60と同じ又は類似の物理的コンピュータプロセッサによって実行される。
[58] 特許請求の範囲において、括弧の間に配置された何れの参照符号も、特許請求の範囲を限定するものとして解釈されないものとする。「備える」又は「含む」という用語は、特許請求の範囲に記載されているもの以外の要素又はステップの存在を排除しない。いくつかの手段を列挙するデバイスの請求項では、これらの手段のいくつかは、1つの同じハードウェア項目によって具現化される。単数形の要素は、そのような要素が複数存在することを排除しない。いくつかの手段を列挙する任意のデバイスの請求項において、これらの手段のいくつかは、1つの同じハードウェア項目によって具現化される。特定の要素が、相互に異なる従属項に記載されているという単なる事実は、これらの要素を組み合わせて使用できないことを示していない。
[59] 上記の説明は、現在最も現実的で好適な実施形態であると考えられているものに基づいて、例示の目的で詳細を提供するが、そのような詳細は、その目的のためだけであり、開示は、明示的に開示された実施形態に限定されず、逆に、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内にある修正及び同等の構成をカバーすることを意図していることを理解されたい。例えば、本開示は、可能な範囲で、任意の実施形態の1つ又は複数の特徴を、他の任意の実施形態の1つ又は複数の特徴と組み合わせることができることを企図することを理解されたい。

Claims (21)

  1. 代謝モニタリングのためのシステムであって、前記システムは、
    対象者の鼻気道から呼気を収集するインターフェース器具と、
    前記インターフェース器具に動作可能に接続された混合チャンバであって、前記インターフェース器具から、前記呼気の少なくとも一部を受け取る混合チャンバと、
    1回又は複数回の呼吸中、前記対象者による吸気及び呼気に関連する1つ又は複数の気体パラメータに関連する信号を出力する複数のセンサと、
    出力された前記信号を受信するために前記センサに動作可能に接続された1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサとを備え、前記1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサは、
    前記センサから出力された前記信号に基づいて、1回又は複数回の前記呼吸中、前記インターフェース器具における気体の流量を決定し、
    前記対象者の口呼吸を検出するために、前記センサから出力された前記信号に基づいて、1回又は複数回の前記呼吸中、前記対象者の口の近くの圧力変化を決定し、
    前記センサから出力された前記信号に基づいて、前記混合チャンバにおける前記呼気の一部のO2及びCO2の濃度測定値を決定し、口呼吸に対応する濃度測定値を廃棄し、
    決定された前記気体の流量と、前記混合チャンバにおける前記呼気の決定された二酸化炭素濃度と、前記混合チャンバにおける前記呼気の決定された酸素濃度とに基づいて、前記対象者の酸素消費量VO2と二酸化炭素生成量VCO2との割合を決定するようにコンピュータ可読命令によって構成された、システム。
  2. 1つ又は複数の前記物理的コンピュータプロセッサは、決定された前記酸素消費量VO2及び前記二酸化炭素生成量VCO2に基づいて、前記対象者の代謝状態を決定する、請求項1に記載のシステム。
  3. 1つ又は複数の前記物理的コンピュータプロセッサは、決定された前記酸素消費量VO及び前記二酸化炭素生成量VCOに基づいて、エネルギ消費量及び/又は呼吸商を測定する、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記インターフェース器具は、前記対象者の鼻腔を、大気から密閉する、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記対象者が非アクティブである間、前記対象者の代謝をモニタリングする、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記センサは、前記対象者の口の近くに配置された圧力センサを含み、前記圧力センサは、前記対象者の口の近くの圧力に関連する圧力信号を出力し、O2及びCO2の前記濃度測定値は、前記圧力センサから出力された前記圧力信号に基づいて廃棄される、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記インターフェース器具は、前記対象者の前記鼻気道へ、呼吸可能な気体を提供する、請求項1に記載のシステム。
  8. 代謝モニタリングのための方法であって、前記方法は、
    インターフェース器具を用いて、対象者の鼻気道から呼気を収集するステップと、
    前記インターフェース器具に動作可能に接続された混合チャンバにおいて、前記インターフェース器具から、前記呼気の少なくとも一部を受け取るステップと、
    複数のセンサから、1回又は複数回の呼吸中、前記対象者による吸気及び呼気に関連する1つ又は複数の気体パラメータに関連する出力信号を、受信するステップと、
    前記センサから出力された前記信号に基づいて、1回又は複数回の前記呼吸中、前記対象者インターフェースにおける気体の流量を、1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサを用いて決定するステップと、
    前記対象者の口呼吸を検出するために、1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサを用いて、前記センサから出力された前記信号に基づいて、1回又は複数回の前記呼吸中、前記対象者の口の近くの圧力変化を決定するステップと、
    1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサを用いて、前記センサから出力された前記信号に基づいて、前記混合チャンバにおける前記呼気の一部のO2及びCO2の濃度測定値を決定し、口呼吸に対応する濃度測定値を廃棄するステップと、
    1つ又は複数の物理的コンピュータプロセッサを用いて、決定された前記気体の流量と、前記混合チャンバにおける前記呼気の決定された二酸化炭素濃度と、前記混合チャンバにおける前記呼気の決定された酸素濃度とに基づいて、前記対象者の酸素消費量VO2と二酸化炭素生成量VCO2との割合を決定するステップとを有する、方法。
  9. 決定された前記酸素消費量VO及び前記二酸化炭素生成量VCOに基づいて、前記対象者の代謝状態を決定するステップをさらに有する、請求項8に記載の方法。
  10. 決定された前記酸素消費量VO2及び前記二酸化炭素生成量VCO2に基づいて、エネルギ消費量及び/又は呼吸商を測定するステップをさらに有する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記インターフェース器具を用いて、前記対象者の鼻腔を、大気から密閉するステップをさらに有する、請求項8に記載の方法。
  12. 前記対象者が非アクティブである間、前記対象者の代謝をモニタリングするステップをさらに有する、請求項8に記載の方法。
  13. 前記対象者の口の近くに配置された圧力センサから、前記対象者の口の近くの圧力に関連する、出力された圧力信号を受信するステップをさらに有し、O2及びCO2の前記濃度測定値は、前記圧力センサから出力された前記圧力信号に基づいて廃棄される、請求項8に記載の方法。
  14. 前記インターフェース器具を用いて、前記対象者の前記鼻気道へ、呼吸可能な気体を提供するステップをさらに有する、請求項8に記載の方法。
  15. 代謝モニタリングのためのシステムであって、
    対象者の鼻気道から呼気を収集するための手段と、
    呼吸可能な気体を提供するための手段から、前記呼気の少なくとも一部を受け取るための手段と、
    1回又は複数回の呼吸中、前記対象者による吸気及び呼気に関連する1つ又は複数の気体パラメータに関連する信号を出力するための感知手段と、
    前記感知手段から出力された前記信号に基づいて、1回又は複数回の前記呼吸中、呼吸可能な前記気体を提供するための手段における気体の流量を決定するための手段と、
    前記対象者の口呼吸を検出するために、センサから出力された前記信号に基づいて、1回又は複数回の前記呼吸中、前記対象者の口の近くの圧力変化を決定するための手段と、
    出力された前記信号に基づいて、前記呼気の少なくとも一部を受け取るための手段における前記呼気の一部のO2及びCO2の濃度測定値を決定し、口呼吸に対応する濃度測定値を廃棄するための手段と、
    決定された前記気体の流量と、前記呼気の少なくとも一部を受け取るための手段における前記呼気の決定された二酸化炭素濃度と、前記呼気の少なくとも一部を受け取るための手段における前記呼気の決定された酸素濃度とに基づいて、前記対象者の酸素消費量VOと二酸化炭素生成量VCOとの割合を決定するための手段とを備えた、システム。
  16. 決定された前記酸素消費量VO及び前記二酸化炭素生成量VCOに基づいて、前記対象者の代謝状態を決定するための手段をさらに備えた、請求項15に記載のシステム。
  17. 決定された前記酸素消費量VO2及び前記二酸化炭素生成量VCO2に基づいて、エネルギ消費量及び/又は呼吸商を測定するための手段をさらに備えた、請求項15に記載のシステム。
  18. 前記鼻気道から前記呼気を収集するための手段は、前記対象者の鼻腔を、大気から密閉する、請求項15に記載のシステム。
  19. 前記対象者の代謝状態を決定するための手段は、前記対象者が非アクティブである間、前記対象者の代謝をモニタリングする、請求項15に記載のシステム。
  20. 吸気及び呼気に関連する1つ又は複数の気体パラメータに関連する信号を出力するための感知手段は、前記対象者の口の近くに配置された圧力感知手段を含み、前記圧力感知手段は、前記対象者の口の近くの圧力に関連する圧力信号を出力し、O2及びCO2の前記濃度測定値は、前記圧力感知手段から出力された前記圧力信号に基づいて廃棄される、請求項15に記載のシステム。
  21. 前記対象者の前記鼻気道から前記呼気を収集するための手段は、前記対象者の前記鼻気道に呼吸可能な気体をさらに提供する、請求項15に記載のシステム。
JP2022533176A 2019-12-06 2020-12-02 代謝モニタリングのためのシステム及び方法 Pending JP2023504275A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201962944388P 2019-12-06 2019-12-06
US62/944,388 2019-12-06
PCT/EP2020/084192 WO2021110710A1 (en) 2019-12-06 2020-12-02 Systems and methods for metabolic monitoring

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023504275A true JP2023504275A (ja) 2023-02-02
JPWO2021110710A5 JPWO2021110710A5 (ja) 2023-12-08

Family

ID=73698817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022533176A Pending JP2023504275A (ja) 2019-12-06 2020-12-02 代謝モニタリングのためのシステム及び方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11596326B2 (ja)
EP (1) EP4069077B1 (ja)
JP (1) JP2023504275A (ja)
CN (1) CN114760914A (ja)
WO (1) WO2021110710A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023068841A1 (en) * 2021-10-22 2023-04-27 Samsung Electronics Co., Ltd. A device for metabolism monitoring by means of mos sensor and a corresponding method

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100113956A1 (en) * 1997-04-29 2010-05-06 Salter Labs Nasal cannula for acquiring breathing information
US7640932B2 (en) 1997-04-29 2010-01-05 Salter Labs Nasal cannula for acquiring breathing information
US6884222B1 (en) 2003-11-20 2005-04-26 James R. Braig Method and apparatus for estimation of resting respiratory quotient
NZ716698A (en) * 2012-03-30 2017-09-29 Resmed Ltd Patient interface
US20150119743A1 (en) * 2012-05-01 2015-04-30 Dalhousie University Piezoelectric Beam Bending Actuated Device for Measuring Respiratory System Impedance
GB201220741D0 (en) 2012-11-19 2013-01-02 Davies Gerald G Method and apparatus for estimation of respiratory exchange ratio
GB2523180A (en) 2014-02-18 2015-08-19 Waterford Inst Technology A mask for measuring the composition of exhaled breath
US20150265184A1 (en) * 2014-03-20 2015-09-24 Capnia, Inc. Selection, segmentation and analysis of exhaled breath for airway disorders assessment
US20160150995A1 (en) * 2014-11-28 2016-06-02 Breathometer, Inc. Portable device for personal breath quality and dehydration monitoring
US10925513B2 (en) 2015-07-27 2021-02-23 Massachusetts Institute Of Technology Systems, apparatus, and methods related to modeling, monitoring, and/or managing metabolism
US20200359935A1 (en) 2017-11-09 2020-11-19 Children's Medical Center Corporation Oxygen Consumption and Energy Expenditure Monitoring

Also Published As

Publication number Publication date
US11596326B2 (en) 2023-03-07
WO2021110710A1 (en) 2021-06-10
EP4069077A1 (en) 2022-10-12
EP4069077B1 (en) 2023-07-19
CN114760914A (zh) 2022-07-15
US20210169370A1 (en) 2021-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7186174B2 (ja) 呼吸ガス試料を用いた呼吸測定のためのシステムおよび方法
US20190117930A1 (en) Assistive capnography device
JP6200430B2 (ja) 圧補助装置を監視し且つ制御する方法及び装置
US6620106B2 (en) Indirect calorimetry system
JP5711661B2 (ja) バイオフィードバックモニタリング及び患者の活動及び健康を改善する制御装置を有するベンチレータ
US9895083B2 (en) Non-invasive ventilation measurement
US20170303821A1 (en) Determining if airway clearance is required during respiratory therapy
US11202875B2 (en) Cough assistance and measurement system and method
US20220023558A1 (en) Rescue breathing device
WO2018226639A1 (en) Breath analyzer device
US20160325061A1 (en) Patient ventilator asynchrony detection
US20140326242A1 (en) Sysems and methods for using partial co2 rebreathing integrated in a ventilator and measurements thereof to determine noninvasive cardiac output
JP2022507035A (ja) 呼吸不全の検出および/または予測のための気道内圧の継続的管理のための方法および装置
US11596326B2 (en) Systems and methods for metabolic monitoring
JP7391222B2 (ja) 代謝測定のためのシステム及び方法
EP4079221A1 (en) System for identifying a condition of a user
US20210290101A1 (en) Respiratory diagnostic tool and method
Madsen et al. A Pressure Signal Apnea Monitor

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231130