JP2023501647A - 左心耳デバイス及び方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023501647000001
体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスであって、前記デバイスは、複数の長尺部材を有するフレーム、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された膜、及び、前記膜との血液接触の血栓形成性応答を最小限に抑えるように構成された、前記膜の少なくとも一部の上に配置されたコーティング、を含み、ここで、前記フレームは、(i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在し、前記フレームの長手方向軸にほぼ垂直な第一の平面内に実質的に配置された湾曲パターンを含む複数の長尺部材の面部分を有する、前記フレームの実質的に均一な近位端、及び、本体部分を含む、デバイス。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年11月15日に出願された仮出願第62/936,045号、2019年11月15日に出願された仮出願第62/936,056号、2020年6月25日に出願された仮出願第63/044,234号及び2020年6月25日に出願された仮出願番号63/044,246号の利益を主張する。これらのすべての全体を、あらゆる目的のために参照により本明細書に組み込む。
分野
本開示は、患者内のアパチャ、導管、空間、器官及び他の構造及び/又は開口部を閉塞、ろ過及び/又は支持するために使用されうる、可動固定性を備えたインプラント可能なメディカルデバイスに関する。
背景
心耳などの心臓構造は、心臓に関連する多くの病状に関連する心臓の血流障害に寄与する可能性がある。例えば、心耳内の血流障害によって引き起こされ、心房細動に関連する合併症は、塞栓性脳卒中に寄与する可能性がある。
要旨
1つの例(「例1」)によれば、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスは、複数の長尺部材を有するフレーム、ここで、前記フレームは、(i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在し、前記フレームの長手方向軸にほぼ垂直な第一の平面内に実質的に配置された湾曲パターンを含む複数の長尺部材の面部分を有する、前記フレームの実質的に均一な近位端、及び、本体部分、を含む、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された膜、及び、前記膜との血液接触の血栓形成性応答を最小限に抑えるように構成された、前記膜の少なくとも一部の上に配置されたコーティングを含む。
例1のデバイスに加えて、別の例(「例2」)によれば、前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜に沿った血液凝固を低減させるように構成されたヘパリンを含む。
例1のデバイスに加えて、別の例(「例3」)によれば、前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜の外面への血小板付着を低減させるように構成されている。
例1のデバイスに加えて、別の例(「例4」)によれば、前記コーティングはカルメダヘパリンコーティングである。
例1のデバイスに加えて、別の例(「例5」)によれば、前記複数の長尺部材は、前記フレームの本体部分に加えられた圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度的に変位させるように構成されている。
例1のデバイスに加えて、別の例(「例6」)によれば、前記複数の長尺部材は、前記フレームの本体部分の周囲長さを約20%~約50%だけ減少させる圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度的に変位させるように構成されている。
例6のデバイスに加えて、別の例(「例7」)によれば、前記複数の長尺部材は、圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を角度的に変位させ、そして前記中央フレーム部分を前記フレームの長手方向軸とほぼ整列させて維持するように構成されている。
例1のデバイスに加えて、別の例(「例8」)によれば、前記複数の長尺部材の面部分は、前記フレームの近位端内に、第一の湾曲セクション、第二の湾曲セクション、及び、前記第一の湾曲セクションと前記第二の湾曲セクションとの間の変曲点を含む。
1つの例(「例9」)によれば、患者の左心耳内にインプラント可能なメディカルデバイスを展開する方法は、左心耳の小孔に隣接してデリバリーシースを配置すること、前記デリバリーシースから左心耳内にインプラント可能なメディカルデバイスを展開すること、ここで、前記インプラント可能なメディカルデバイスは、複数の長尺部材を有するフレーム、(前記フレームは、(i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在している複数の長尺部材の面部分を有する、前記フレームの実質的に均一な近位端、及び、本体部分を有する)、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された膜、及び、前記膜との血液接触の血栓形成性応答を最小限に抑えるように構成された、前記膜の少なくとも一部の上に配置されたコーティングを有し、及び、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜に沿った血栓症の血液凝固を低減させることを含む。
例9の方法に加えて、別の例(「例10」)によれば、前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜に沿った血液凝固を低減させるように構成されたヘパリンを含む。
例9の方法に加えて、別の例(「例11」)によれば、前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜の外面への血小板付着を低減させるように構成されている。
例9の方法に加えて、別の例(「例12」)によれば、この方法はまた、前記フレームの本体部分に加えられた圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~45度だけ角度的に変位させることによって、前記複数の長尺部材で左心耳からの1つ以上の力を吸収することを含む。
例12の方法に加えて、別の例(「例13」)によれば、この方法はまた、前記フレームの本体部分に加えられた圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を角度的に変位させ、それに応答して、前記近位端の長手方向の動きを低減させることを含む。
例13の方法に加えて、別の例(「例14」)によれば、左心耳からの1つ以上の力を吸収する方法はまた、前記近位端の実質的に均一な形状を維持することによって血栓症形成を軽減することを含む。
例12の方法に加えて、別の例(「例15」)によれば、前記複数の長尺部材は、前記フレームの本体部分の周囲長さを約20%~約50%だけ低減する圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度的に変位させるように構成されている。
1つの例(「例16」)によれば、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスは、複数の長尺部材を有するフレーム、(ここで、前記フレームは、(i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在し、前記フレームの長手方向軸にほぼ垂直な第一の平面内に実質的に配置された湾曲パターンを含む前記複数の長尺部材の面部分を有する、前記フレームの実質的に均一な近位端、前記フレームの長手方向軸とほぼ平行に整列するように前記第一の平面から移行している複数の長尺部材の第一の湾曲部分を含むショルダー部分、及び、前記複数の長尺部材の第一の本体部分によって形成される、前記フレームの周りに周囲方向に配置された第一の複数のセルを含む第一の本体部分、前記フレームの長手方向軸に向かって内向きに前記フレームを移行している前記複数の長尺部材の第二の湾曲部分を含むヒップ部分、前記フレームの周りに周囲方向に配置された第二の複数のセルを含む第二の本体部分を含む)、及び、前記フレームの少なくとも一部に取り付けられ、そして前記フレームの周りに周囲方向に配置された複数の開口部を含む膜、及び、前記長手方向軸に対してそして前記長手方向軸に向けて回転し、そして前記複数の開口部を通過するように構成されている、前記ヒップ部分に配置された複数のアンカーを含む。
例16のデバイスに加えて、別の例(「例17」)によれば、前記複数のアンカーは、前記フレームの実質的に均一な近位端の収縮に応答して回転しそして前記複数の開口部を通過するように構成されている。
例16のデバイスに加えて、別の例(「例18」)によれば、前記複数のアンカーは、アンカーチップとデリバリーシースとの間の接触を回避するために、前記フレームがデリバリー構成で配置されることに応答して、回転してそして前記複数の開口部を通過するように構成されている。
1つの例(「例19」)によれば、患者の左心耳を閉塞することに起因する血栓を低減する方法であって、左心耳の小孔を横切ってインプラント可能なメディカルデバイスを配置することを含む方法であり、前記インプラント可能なメディカルデバイスは、実質的に均一な近位端を備えたフレーム、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された膜、及び、前記膜との血液接触の血栓形成応答を最小限に抑えるように構成された、前記膜の少なくとも一部の上に配置されたコーティングを含む。
例19の方法に加えて、別の例(「例20」)によれば、前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜に沿った血液凝固を低減させるように構成されたヘパリンを含む。
例9の方法に加えて、別の例(「例21」)によれば、前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜の外面への血小板の付着を低減させるように構成されている。
1つの例(「例22」)によれば、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスは、複数の長尺部材を有するフレーム、(ここで、前記フレームは、(i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在し、前記フレームの長手方向軸にほぼ垂直な第一の平面内に実質的に配置された湾曲パターンを含む複数の長尺部材の面部分を有する、前記フレームの実質的に均一な近位端、前記フレームの長手方向軸に実質的に平行に配置された複数の長尺部材の第一の本体部分と、前記長手方向軸に対して前記フレームを内側にテーパー化させる複数の長尺部材の第二の本体部分とを含む本体部分を含む)、及び、前記フレームの少なくとも一部に取り付けられた膜、及び、前記膜との血液接触の血栓形成反応を最小限に抑えるように構成された前記膜の少なくとも一部の上に配置されたコーティングを含む。
例22のデバイスに加えて、別の例(「例23」)によれば、前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜に沿った血液凝固を低減させるように構成されたヘパリンを含む。
例22のデバイスに加えて、別の例(「例24」)によれば、前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜の外面への血小板の付着を低減させるように構成されている。
例22のデバイスに加えて、別の例(「例25」)によれば、前記コーティングはカルメダヘパリンコーティングである。
1つの例(「例26」)によれば、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスは、複数の長尺部材を有するフレーム、(ここで、前記フレームは、(i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在し、前記フレームの長手方向軸にほぼ垂直な第一の平面内に実質的に配置された湾曲パターンを含む複数の長尺部材の面部分を有する、前記フレームの実質的に均一な近位端、前記フレームの長手方向軸に実質的に平行に配置された複数の長尺部材の第一の本体部分と、前記長手方向軸に対して前記フレームを内側にテーパー化する複数の長尺部材の第二の本体部分とを含む本体部分を含む)、及び、前記フレームの少なくとも一部に取り付けられ、前記フレームの周りに周囲方向に配置された複数の開口部を含む膜、及び、前記長手方向軸に対してそして前記長手方向軸に向けて回転し、前記複数の開口部を通過するように構成されている、ヒップ部分に配置された複数のアンカーを含む。
例26のデバイスに加えて、別の例(「例27」)によれば、前記複数のアンカーは、前記フレームの実質的に均一な近位端の収縮に応答して回転し、前記複数の開口部を通過するように構成されている。
例26のデバイスに加えて、別の例(「例28」)によれば、前記複数のアンカーは、アンカーチップとデリバリーシースとの間の接触を回避するために、前記フレームがデリバリー構成で配置されることに応答して、回転してそして前記複数の開口部を通過するように構成されている。
1つの例(「例29」)によれば、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスは、複数の長尺部材を有するフレーム、(ここで、前記フレームは、(i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在している複数の長尺部材の面部分を有する前記フレームの実質的に均一な近位端、及び、本体部分を含む)、及び、前記フレームに取り付けられた膜を含み、そして前記複数の長尺部材は、前記フレームの本体部分に加えられた圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度的に変位させるように構成されている。
例29のデバイスに加えて、別の例(「例30」)によれば、前記複数の長尺部材は、前記フレームの本体部分の周囲長さを約20%~約50%だけ低減する圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度的に変位させるように構成されている。
例30のデバイスに加えて、別の例(「例31」)によれば、前記複数の長尺部材は、前記圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を角度的に変位させ、そして前記中央フレーム部分を前記フレームの長手方向軸とほぼ整列させて維持するように構成されている。
例29のデバイスに加えて、別の例(「例32」)によれば、前記複数の長尺部材の面部分は、前記フレームの近位端内に、第一の湾曲セクション、第二の湾曲セクション及び前記第一の湾曲セクションと前記第二の湾曲セクションとの間の変曲点を含む。
例32のデバイスに加えて、別の例(「例33」)によれば、前記複数の長尺部材の面部分はそれぞれ、前記中央フレーム部分に開始点、そして近位端の周囲に終了点を含み、そして前記開始点及び前記終了点は、前記開始点と前記終了点との間の接線に対して半径方向にオフセットされている。
例33のデバイスに加えて、別の例(「例34」)によれば、前記長尺部材の面部分の開始点及び前記長尺部材の面部分の終了点は、約40度及び約60度だけオフセットされている。
例33のデバイスに加えて、別の例(「例35」)によれば、前記長尺部材の各面部分の中央フレーム部分での開始点に対する垂直な接線は、前記複数の長尺部材の2つの面部分の間の近位端の周囲と交差する。
例32のデバイスに加えて、別の例(「例36」)によれば、前記第一の湾曲セクションは第一の曲率半径を含み、前記第二の湾曲セクションは第二の曲率半径を含み、そして前記第一の曲率半径及び前記第二の曲率半径はほぼ等しい。
例32のデバイスに加えて、別の例(「例37」)によれば、前記第一の湾曲セクション及び前記第二の湾曲セクションは反対方向にある。
例29のデバイスに加えて、別の例(「例38」)によれば、前記本体部分は、1つ以上の周囲部材を含む遠位セクションを含む。
例29のデバイスに加えて、別の例(「例39」)によれば、前記遠位セクションにおける周囲部材は、前記フレームの均一な圧縮を容易にする。
例29のデバイスに加えて、別の例(「例40」)によれば、前記複数の長尺部材のうちの1つ以上は、前記本体部分内でより狭い幅のセクションを含む。
例29のデバイスに加えて、別の例(「例41」)によれば、前記複数の長尺部材のうちの1つ以上は、前記近位端内でより狭い幅のセクションを含む。
別の例(「例42」)によれば、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスは、複数の長尺部材を有するフレーム、[ここで、前記フレームは、(i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在し、前記中央フレーム部分と前記近位端の周囲との間に第一の湾曲及び第二の湾曲を含む、前記複数の長尺部材の面部分を有し、(ここで、前記第一の湾曲は前記第二の湾曲の反対側にある)、前記フレームの実質的に均一な近位端、及び、本体部分を含む]、及び、前記フレームに取り付けられた膜を含み、ここで、前記複数の長尺部材の面部分は、前記フレームの本体部分に加えられた圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を角度的に変位させ、そして前記近位端を実質的に均一な形状に維持するように構成されている。
例43のデバイスに加えて、別の例(「例43」)によれば、前記複数の長尺部材は、前記フレームの本体部分の周囲長さを約20%~約50%だけ低減する圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度方向に変位させるように構成されている。
例43のデバイスに加えて、別の例(「例44」)によれば、前記複数の長尺部材は、前記圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を角度的に変位させ、そして前記中央フレーム部分を前記フレームの長手方向軸とほぼ整列させて維持するように構成されている。
1つの例(「例45」)によれば、患者の左心耳内にインプラント可能なメディカルデバイスを展開する方法は、左心耳の小孔に隣接してデリバリーシースを配置すること、前記デリバリーシースからインプラント可能なメディカルデバイスを左心耳内に展開すること、ここで、前記インプラント可能なメディカルデバイスは、複数の長尺部材を有するフレーム、(ここで、前記フレームは、(i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在している複数の長尺部材の面部分を有する、前記フレームの実質的に均一な近位端、及び本体部分を含む)、及び、自己拡張性フレームに取り付けられた膜を含む、ならびに、前記フレームの本体部分に加えられた圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度的に変位させることによって、前記複数の長尺部材で左心耳からの1つ以上の力を吸収することを含む。
例45の方法に加えて、別の例(「例46」)によれば、前記フレームの本体部分に加えられた圧縮力に応答して前記中央フレーム部分を角度的に変位させると、それに応答して前記近位端の長手方向の動きが低減される。
例46の方法に加えて、別の例(「例47」)によれば、左心耳からの1つ以上の力を吸収することは、前記近位端の実質的に均一な形状を維持することによって血栓症の形成を軽減することを含む。
例45の方法に加えて、別の例(「例48」)によれば、前記複数の長尺部材は、前記フレームの本体部分の周囲長さを約20%~約50%だけ低減する圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度方向に変位させるように構成されている。
上述の例はまさに実施例であり、本開示によって他の方法で提供される本発明の概念のいずれかの範囲を制限又は他の方法で狭めるように読まれるべきではない。複数の例が開示されているが、なおも他の実施形態は、例示的な例を示して説明する以下の詳細な説明から当業者に明らかになるであろう。したがって、図面及び詳細な説明は、本質的に限定的なものではなく、本質的に例示的なものと考えられるべきである。
図面の簡単な説明
添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成し、実施形態を示し、記載とともに、本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1Aは、本開示の様々な態様による、心臓の左心耳(「LAA」)へのインプラント可能なメディカルデバイスの展開の準備としてカテーテルデリバリーシステムが配置されているヒト心臓の断面図である。
図1Bは、本開示の様々な態様による、カテーテルデリバリーシステムから展開され、LAA内に配置されたインプラント可能なメディカルデバイスを備えた図1Aの構成を示している。
図1Cは、本開示の様々な態様による、デリバリーシステムから展開され、血管内に配置されたインプラント可能なメディカルデバイスを備えた図1Aの構成を示している。
図2は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレームを示している。
図3は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレームの斜視図を示している。
図4は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレームの近位端部分の上面図を示している。
図5Aは、本開示の様々な態様による、圧縮力に応答するインプラント可能なメディカルデバイスの例示的なフレームの側面図を示している。
図5Bは、本開示の様々な態様による、図5Aに示される例示的なフレームの上面図を示している。
図6は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための別の例示的なフレームを示している。
図7は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレームの部分拡大図を示している。
図8は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレームの別の部分拡大図を示している。
図9は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレームのカットパターンの拡大図を示している。
図10は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なデリバリーシース、コレット及び例示的なフレームの一部を示している。
図11Aは、本開示の様々な態様による、例示的なインプラント可能なメディカルデバイスのための第一の斜視図である。
図11Bは、本開示の様々な態様による、図11Aに示されるインプラント可能なメディカルデバイスの側面図である。
図11Cは、本開示の様々な態様による、図11A~Cに示される、インプラント可能なメディカルデバイスの第二の斜視図である。
図12A~Dは、本開示の様々な態様による、様々なサイズの例示的なインプラント可能なメディカルデバイスを示している。
図13A~Bは、本開示の様々な態様による、インプラント処置後のコーティングを有する例示的なインプラント可能なメディカルデバイスを示している。
図14Aは、本開示の様々な態様による、第一の構成にあるデリバリーカテーテルを備えた例示的なフレーム及びアンカーを示している。
図14Bは、本開示の様々な態様による、第二の構成にある、図14Aに示されるとおりのフレーム、アンカー及びデリバリーカテーテルを示している。
図15Aは、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスが心臓の左心耳(「LAA」)内に配置されているヒト心臓の例示的な図である。
図15Bは、本開示の様々な態様による、図15Aに示される、デバイス及びLAAの拡大図を示している。
図16Aは、本開示の様々な態様による、デバイスのコーティングされていないインプラントの面の代表的なSEM画像(1000X)である。
図16Bは、本開示の様々な態様による、CBAS(登録商標)ヘパリン表面を備えたデバイスインプラントの面の代表的なSEM画像(1000X)である。
図17は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスの別の例示的なフレームを示している。
詳細な説明
定義及び用語
本開示は、限定的に読まれることを意図するものではない。例えば、本出願で使用される用語は、当該分野の用語がそのような用語に帰する意味の関係で広く読まれるべきである。
不正確さの用語に関して、「約」及び「ほぼ」という用語は、交換可能に使用されて、記載された測定値を含み、また、記載された測定値に合理的に近い測定値を含む測定値を指すことができる。記載された測定値に合理的に近い測定値は、関連技術の当業者によって理解され、容易に確認されるように、記載された測定値から合理的に少量だけ逸脱している。このような逸脱は、測定誤差、測定及び/又は製造装置の校正の違い、測定値の読み取り及び/又は設定における人為的エラー、性能及び/又は他の構成要素に関連する測定値の違いを考慮した構造パラメータを最適化するために行われた小さな調整、特定の実装シナリオ、例えば、人又は機械による対象の不正確な調整及び/又は操作及び/又は同様のものに起因することがある。関連技術の当業者がそのような合理的に小さな差異の値を容易に確認できないと判断された場合には、「約」及び「ほぼ」という用語は、記載された値の±10%を意味すると理解することができる。
様々な実施形態の記載
当業者は、本開示の様々な態様が、意図された機能を発揮するように構成された任意の数の方法及び装置によって実現できることを容易に理解するであろう。本明細書で参照される添付の図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではなく、本開示の様々な態様を説明するために誇張されていることがあり、その点で、図面は限定として解釈されるべきではないことにも留意されたい。
図1A~Bは、本開示の様々な態様による、心臓の心耳(付属器官)18内へのインプラント可能なメディカルデバイス30の展開の準備としてデリバリーシース20が配置されているヒト心臓10の断面図である。図1A~Bは、心臓10の右心房14、左心房16、右心室32及び左心室34の描写を示している。示されているように、心耳18は、心臓10の左心房16内に位置している。したがって、心耳18は、左心耳18と考えることができる。以下の議論は、左心耳18内へのインプラント可能なメディカルデバイス30の展開に焦点を当てているが、インプラント可能なメディカルデバイス30は、心臓10内又は人体内の他の場所での他の付属器官又は開口部に配置することができる。
左心耳18は、心臓10の左心房16の前外側壁36から延在している筋肉嚢と考えることができ、これは、左心房16のリザーバとして機能する。正常な心臓周期において、左心耳18は、心臓10の収縮中に左心房16の残りの部分とリズミカルに収縮することができる。したがって、正常な心臓サイクル中に、左心耳18は左心房16とともに収縮し、左心耳18内に集まる又は回収することができる血液を送り出し、そこから循環させる。しかしながら、不整脈(例えば、心房細動)を特徴とする心周期の間に、左心耳18は、左心房16とともに十分に収縮し損なう可能性があり、これにより、血液が左心耳18内で停滞する可能性がある。心耳18内の停滞血液は、凝固して血栓を形成しやすく、これは、心耳18から外れ、最終的には塞栓性脳卒中を引き起こす可能性がある。本開示の様々な態様と一貫するインプラント可能なメディカルデバイス30は、左心耳18内の血液停滞を防止及び軽減するのを助けるために、左心耳18にデリバリーされうる。
特定の例において、そして図1A~Bに示されるように、インプラント可能なメディカルデバイス30は、低侵襲性経カテーテル手順によって左心耳18にデリバリーされうる。より具体的には、デリバリーシース20は、大静脈12を通って、右心房14に入り、心房中隔15を通って、そして左心房16内に、心耳18に向かってナビゲートされうる。幾つかの実施形態において、患者の血管系への経皮的アクセスは、例えば、患者の大腿静脈とすることができる。この例示的な技術は単なる一例であり、本明細書で提供される閉塞デバイスを展開するために他の多くのアクセス技術も実行できることを理解されたい。展開プロセスのこの時点で、閉塞デバイスは、デリバリーシース20の管腔内に含まれ、崩潰された薄型のデリバリー構成で構成される。経カテーテルシステムが一般的に示され、説明されているが、他のデリバリーシーステム(例えば、胸腔鏡)も考えることができる。
図1Bは、本開示の様々な態様に従って、インプラント可能なメディカルデバイス30がデリバリーシース20から展開され、左心耳18内に配置された図1Aの構成を示している。示されるように、内側カテーテル22は、インプラント可能なメディカルデバイス30に解放可能に結合されることができ、そしてデリバリーシース20の管腔内に摺動可能に配置されている。内側カテーテル22は、インプラント可能なメディカルデバイス30をデリバリーシース20から展開させるように臨床オペレータにより使用されうる。例えば、左心耳18の小孔38を通してインプラント可能なメディカルデバイス30を配置した後に、臨床オペレータは、内側カテーテル22に対してデリバリーシース20を引っ込めて、インプラント可能なメディカルデバイスのシースを外して展開することができる。小孔38は、左心耳18のポーチ様構造を形成するためにテーパーが発生する左心房16の前外側壁36の一部と考えることができる。インプラント可能なメディカルデバイス30は閉塞面40を含むことができ、これは、左心耳18の小孔38の近くに配置される。内側カテーテル22は、インプラント可能なメディカルデバイス30の閉塞面40内で中央にハブ又は中央フレーム部分を介してインプラント可能なメディカルデバイス30に解放可能に結合されることができる。
デリバリーシース20の拘束範囲から出てきた後に、インプラント可能なメディカルデバイス30は拡張構成に再構成することができる。インプラント可能なメディカルデバイス30は、左心耳18内に画定された空間の輪郭に一致するように拡張することができる。本明細書に提供されるデバイスは体の多くの異なる領域で使用されることができ、そして左心耳18内へのインプラント可能なメディカルデバイス30の展開は、単なる一例の実施例である。より具体的には、図1Cは、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイス30がデリバリーシステムから展開され、血管壁42の間の血管内に配置された図1Aの構成を示している。各インプラント位置において、インプラント可能なメディカルデバイス30に作用する力(血液ポンプ又は筋肉収縮など)は、インプラント可能なメディカルデバイス30をインプラント位置から外す恐れがある可能性がある。
特定の例において、左心耳18の小孔38に対するインプラント可能なメディカルデバイス30の配置が強化されることができ、インプラント可能なメディカルデバイス30が左心耳18からの血栓が塞栓形成するのを防止することを確実にする。より具体的には、閉塞面40は、閉塞面40が、実質的に均一な表面を形成するように、小孔38の反対側にある前外側壁36の部分を接続するように、左心耳18内に配置されうる。特定の例において、閉塞面40が左心耳18の小孔38に対して不均一であるならば(例えば、閉塞面の他の部分を超えて突出するハブを有するデバイス、凹面であり、部分的に凹面であり又はくぼみを含む閉塞面を有するデバイス、又は、凹面であり、部分的に凹面である閉塞面を有するデバイス)又は閉塞面が突起を含むならば、血液はインプラントされたデバイス30の面に沿って収集又は停滞する可能性がある。これらの例において、不均一な表面が左心房18内の血流を変化/攪乱する可能性があるため、血栓はインプラント可能なメディカルデバイス30の面に沿って発生する可能性がある。このため、インプラント可能なメディカルデバイス30が、不適切な位置決め又はデバイスの設計の結果として不均一な表面を含むならば、患者は血液凝固及び血栓形成を受けやすいままである。
インプラント可能なメディカルデバイス30の適切な位置決め及びデリバリー後に、内側カテーテル22をインプラント可能なメディカルデバイス30から切り離すことができ、デリバリーシース20及び内側カテーテル22を患者から除去することができる。インプラント可能なメディカルデバイス30が示されるように展開された状態で、左心耳18内に画定された空間は、インプラント可能なメディカルデバイス30によって提供される物理的バリアのおかげで、本質的に左心房16から分離される。このように、凝固して血栓を形成しやすいLLA18内の停滞血液が左心房16に入るのを防ぐことができ、それにより、潜在的に塞栓性脳卒中を引き起こすのを防ぐことができる。さらに、左心耳18の小孔38に対してインプラント可能なメディカルデバイス30の閉塞面40を配置することは、インプラント可能なメディカルデバイス30の面に沿った血液の収集又は停滞を防ぐのに役立つことができる。
インプラント可能なメディカルデバイス30は、フレーム要素と、フレームの少なくとも一部に結合又は取り付けられた膜とを含むことができる。以下でさらに詳細に論じられるように、膜は、位置決め中に内側カテーテル22がインプラント可能なメディカルデバイス30と界面形成することを可能にするように構成されている。さらに、膜はまた、均一な閉塞面40を維持するように構成されている。不均一な表面が左心房18内の血流を変更/攪乱する可能性があるため、血栓は、インプラント可能なメディカルデバイス30の閉塞面40に沿って発生する可能性がある。このため、インプラント可能なメディカルデバイス30、及びデバイス30を展開するためのシステムは、血液凝固及び血栓形成の機会を減らすために、均一な面40を維持するように構成されうる。
図2は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレーム200を示している。インプラント可能なメディカルデバイスは、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスであることができる。フレーム200は、複数の長尺部材202から形成された単一のフレームであることができる。特定の実施形態において、フレーム200は、一体で自己拡張性であることができる。フレーム200は、異なる形状、角度又は他の特徴(図4を参照してさらに詳細に説明されるとおり)を有する本体部分を含むことができるか、又は、筒形、円錐形、円錐台形、半球形、球冠、角錐形、切頭角錐形及びそれらの組み合わせなどの別の形状であることができる。そのような様々な形状及び様々な幾何形状のありとあらゆる組み合わせ及びサブコンビネーションが考えられ、本開示の範囲内にある。
フレーム200は、本体部分206内の長尺部材202によって形成される任意の数の列及びセルを含むことができる。本体部分206内の長尺部材202は、列内に複数のセルを形成することができる。単一のセル204が強調表示されている(示されているように、フレーム200は複数の同様のセルを含む)。セル204は、5辺形、6辺形又は他の形状から形成されることができ、例えば、限定するわけではないが、多角形、正方形、矩形、平行四辺形、菱形、台形、ダイアモンド形、山形、八角形、三角形などであることができる。図2に示されるように、フレーム200は、本体部分206からフレーム200の長手方向軸208に対して内向きにテーパー化している。フレーム200がテーパーに移行する点は、フレーム200のウエスト部分210であり、フレーム200の端部212はウエスト部分210の遠位にある。長尺部材202はまた、端部212を形成する。特定の例において、長尺部材202は、フレーム200のウエスト部分210で収束し、フレーム200の端部212内で発散し又は二股に分かれる。
フレーム200をテーパー化部分に移行することに加えて、1つ以上のアンカー214はまた、ウエスト部分210に配置されうる。1つ以上のアンカー210は、部材202が収束するところに近く又は収束するところのセル204の部分に配置されうる。フレーム200がデリバリー構成に配置されていることに応答して、ウエスト部分210に沿って配置された1つ以上のアンカー214は長手方向軸に対して内向きに向かって移動する(例えば、回転する)ように構成されている。1つ以上のアンカー214は、フレーム200がデリバリーカテーテルに装填されてデリバリー構成になる(例えば、経カテーテルデリバリーのために崩潰された状態)になるように、収縮、移動又は内向きに回転することができる。フレーム200はまた、フレームの遠位端に遠位開口部216を含む。長尺部材202は、フレームの端部212内で内向きにテーパー化しており、遠位開口部216で終端又は終了している。特定の例において、遠位開口部216は、本体部分206の直径の約10%~20%である直径を含むことができる。遠位開口部216は、約5mm及び約7mm、又は、より具体的には、特定の例で約6mmであることができる。遠位開口部216のサイジングは、デリバリーシースとともに配置されたときに、フレームのデリバリー構成への均一な崩潰を容易にすることができる。
フレーム200はまた、中央フレーム部分から延在している長尺部材202によって形成された近位端部分218を含む(図3にさらに詳細に示されるとおり)。特定の例において、長尺部材202は、フレーム200の近位端部分218から本体部分206に移行した後に分岐する。さらに、示されるように、フレーム200の近位端部分218は均一である。特定の例において、フレーム200の近位端部分218が均一であることは、実質的に均一な表面を含むことができる。さらに、フレーム200の近位端部分218が均一であることは、長尺部材202がフレーム200の近位端部分218を横切って(例えば、共通の平面内で)単一の表面を形成しうる場合を含みうる。特定の場合において、長尺部材202は、ウエスト部分210に対して垂直に配置されているフレーム200の近位端部分218内にある。特定の例において、フレーム200の近位端部分218は、突起がないか、又は形状の急激な変化がない場合がある。例えば、フレーム200の近位端部分218は、実質的に均一な表面を維持しながら、フレーム200の長手方向軸208に対して高さが徐々に上向き又は下向きに増加すること(例えば、約0.05mm~約2mmの増加又は減少)を含むことができる。
さらに、長尺部材202は、本体部分206において、フレーム200の長手方向軸208に垂直な平面からフレーム200の長手方向軸208に平行な平面に移行することができる。膜で覆われているときに(例えば、図1A~Cに示されるとおり)、フレーム200の近位端218は閉塞面を形成する。さらに、フレーム200の近位端218は、フレーム200の本体部分206及び/又は端部212に作用する圧縮力に応答して、実質的に均一な閉塞面を維持するように構成されうる。長尺部材202及び中央フレーム部分(図示せず)は以下にさらに詳細に記載されるとおりである。
図3は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスの例示的なフレーム200の斜視図を示している。フレーム200は、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスとして使用することができる。フレーム200は、フレーム200の近位端218に、又はその内部に配置された中央フレーム部分320と、中央フレーム部分320から延在している複数の長尺部材202とを含む面部分を形成する実質的に均一な近位端218を含む。
フレーム200はまた、長尺部材202によって形成される本体部分206を含むことができる。本体部分206の少なくとも一部は、フレーム200の近位端218に対して実質的に垂直に延在している。近位端218及び中央フレーム部分320内の長尺部材202の部分はフレーム200の面部分を形成する。膜(図1A~Cに示されるとおり)で覆われると、近位端202及び中央フレーム部分320内の長尺部材202は、インプラント可能なメディカルデバイスの閉塞面を形成する。
特定の例において、複数の長尺部材202の面部分(近位端部分218内)は、図5A~Bを参照してより詳細に説明されるように、フレーム200の本体部分206に加えられる圧縮力に応答して、中央フレーム部分320を角度的に変位させるように構成されている。複数の長尺部材202の面部分は、中央フレーム部分320を角度的に変位させて、フレーム200の近位端218を共通の平面内に維持するように構成されうる。特定の例において、近位端320は、フレーム200の本体部分206及び/又は近位端218の縁又は周囲に作用する力がない場合、及び、フレーム200の本体部分206及び/又は近位端218の縁又は周囲に力が作用している場合に、実質的に均一である。
複数の長尺部材202の面部分は、左心耳などのインプラント処置位置からの1つ以上の力を吸収するように構成されている。複数の長尺部材202の面部分は、フレーム200の本体部分に作用する力に応答して中央フレーム部分を角度的に変位させる。左心耳からの1つ以上の力を吸収することは、実質的に均一な閉塞面を維持することによって血栓形成を軽減することを含む。中央フレーム部分320の角度的な変位によって近位端218を実質的に均一に維持することにより、血液凝固及び血栓形成の機会が低減する。特定の例において、実質的に均一なものは、近位端218の表面に沿って突然又はランダムに逸脱することのない表面を含むことができる。
図4は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレーム200の近位端部分218の上面図を示している。上記のように、長尺部材202の面部分422は、フレーム200の近位端218の実質的に均一な形状を維持するように構成されうる。例示を容易にするために、長尺部材202の面部分422の1つは図4に強調表示されている。
長尺部材202の面部分422のそれぞれは、フレーム200の近位端218内で、第一の湾曲セクション424、第二の湾曲セクション426及び第一の湾曲セクション424と第二の湾曲セクション426との間の変曲点428を含むことができる。特定の例において、長尺部材202の面部分422は、中央フレーム部分320に開始点430を含み、そして近位端218の周囲に終了点432を含む。開始点430及び終了点432は、開始点430と終了点430との間の接線に対して半径方向にオフセットされうる。特定の例において、示されるように、接線は、中央フレーム部分320での開始点430に垂直であり、接線は、長尺部材202の面部分422の隣接するものの間の近位端部218の周囲と交差する。
特定の例において、第一の湾曲セクション424は第一の曲率半径を含み、第二の湾曲セクション426は第二の曲率半径を含む。第一の曲率半径及び第二の曲率半径はほぼ等しくてもよい。さらに、示されるように、第一の湾曲セクション424及び第二の湾曲セクション426は反対方向であることができる。さらに、曲率半径は、長尺部材202の面部分422を横切るひずみを分配させることができる。近位端218で発生するひずみは、特定の例において、長尺部材202の面部分422を横切って均一に分布することができる。
特定の例において、長尺部材202の面部分422の開始点430及び長尺部材202の面部分422の終了点432は、約40度~約60度だけオフセットされている。示されるように、長尺部材202の面部分422の開始点430及び長尺部材202の面部分422の終了点432は、約45度(約+/-5%を含む)だけオフセットされている。さらに、長尺部材202の面部分422の開始点430及び長尺部材202の面部分422の終了点432は、約55度(約+/-5%を含む)だけオフセットされている。
図5A~Bは、本開示の様々な態様による、圧縮力に応答するインプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレーム200の側面図及び上面図をそれぞれ示す。インプラント可能なメディカルデバイスは、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスであることができる。フレーム200は、複数の長尺部材202から形成された一体のフレームであることができる。特定の実施形態において、フレーム200は、一体であり、自己拡張性であることができる。上で詳細に論じたように、フレーム200は、本体部分206を含み、本体部分206からフレーム200の長手方向軸208に対して内向きにテーパー化している。フレーム200がテーパーに移行する点は、フレーム200のウエスト部分210であり、フレーム200の端部212はウエスト部分210に対して遠位にある。フレーム200はまた、フレームの遠位端に遠位開口部216を含む。長尺部材202は、フレームの端部212内に内向きにテーパー化しており、遠位開口部216で終端又は終了する。フレーム200はまた、中央フレーム部分320から延在している長尺部材202によって形成される近位端部分218を含む(図5Bに示される)。
力は、患者にインプラント処置されるときにフレーム200に作用することができる。フレーム200は、フレーム200に作用する圧縮力に応答して形状又は構成が変化することができ、その一例が図5A~Bに示されている。特定の例において、そして示されるように、フレーム200、複数の長尺部材202は、フレーム200の本体部分206に加えられた圧縮力に応答して、中央フレーム部分320を角度的に変位させるように構成されている。中央フレーム部分320を角度的に変位させることにより、長尺部材202の面部分422は、フレーム200の近位端218の実質的に均一な形状を維持するように構成されうる。説明を容易にするために、長尺部材202の面部分422のうちの1つが図5Bに強調表示されて示されている。
特定の例において、そして図5Aに示されるように、フレーム200の近位端部分218は、長尺部材202による角度的な変位の結果としての圧縮力に応答して、均一な表面を維持し、この表面はフレーム200の近位端部分218を横切る場合を含むことができる。特定の例において、長尺部材202は、中央フレーム部分320を約30度~約45度だけ角度的に変位させることができる。角度的な変位の量は、長尺部材202の面部分422の中心フレーム部分320での開始点430を見るによって決定することができる。開始点430(例えば、中心フレーム部分320のピーク又は外向きに延在するうねり)は、圧縮力に応答して、長手方向軸208を中心に回転することができる。特定の例において、フレーム200の近位端部分218は、長手方向軸208に対して、0.50mm未満~1.5mmの外向き又は内向きの動きを伴って均一な表面を維持する。例えば、幾つかの例において、インプラント可能なデバイス本体の25%の半径方向の圧縮時に、近位端部分218は、約0.75mmを超えて、内向き又は外向きに延びることなく均一性を維持する。近位端部分218の内向き又は外向きの動きは、近位端部分218の周囲(例えば、図4に示される端点432)からの湾曲をもたらすことができる。これらの例において、フレーム200の近位端部分218の湾曲は一定であり、フレーム200の近位端部分218が均一な表面を維持するように追加の突起がない。左心耳からの1つ以上の力を吸収することには、実質的に均一な閉塞面を維持することによって血栓症の形成を軽減することが含まれる。
特定の例において、複数の長尺部材202(例えば、長尺部材202の面部分422)は、フレーム200の本体部分206の周囲長さを約20%~約50%だけ減少させる圧縮力に応答して、中央フレーム部分320を約30度~約45度だけ角度的に変位させるように構成されている。例えば、幾つかの例において、中央フレーム部分320は、周囲長さを約25%減少させる圧縮力に応答して、角度的な変位が約33度~約35度となる。さらに、複数の長尺部材202は、圧縮力に応答して中央フレーム部分320を角度的に変位させ、フレーム202の長手方向軸208とほぼ整列した中央フレーム部分を維持するように構成されうる。さらに、長尺部材202の面部分422は、図5Bに示されるように、圧縮力に応答して中央フレーム部分320で間隔を維持するように構成されうる。
さらに、フレーム200は、圧縮力に応答してフレーム200の長さ540を実質的に維持するように構成されうる。長尺部材202の面部分422は、近位端218の均一性を維持するために本体に作用する力を吸収するように構成されうるので、特定の例において、本体部分206は、フレーム200の長さ540を元の長さ540の一定のパーセンテージ内に維持する。特定の例において、フレーム200の長さ540は、圧縮力に応答して、元の長さ540の約100%、約105%、約110%、約115%、約120%、約125%、約130%又は約135%に維持される。
図6は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための別の例示的なフレーム200を示している。インプラント可能なメディカルデバイスは、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスであることができる。フレーム200は、複数の長尺部材202から形成された一体のフレームであることができる。フレーム200は、異なる形状、角度又は他の特徴を有するか、又は別の形状、例えば、筒形、円錐形、切頭円錐形、半球形、球冠、角錐形、切頭角錐形など及びそれらの組み合わせであることができる本体部分(例えば、本体部分206及び端部212)を含むことができる。そのような様々な形状及び様々な幾何形状のありとあらゆる組み合わせ及びサブコンビネーションは考えられ、それらは本開示の範囲内にある。
フレーム200はまた、上で詳細に説明したように、中央フレーム部分から延在している長尺部材202によって形成された近位端部分218を含む。特定の例において、長尺部材202は、フレーム200の近位端218から本体部分206に移行した後に分岐する。さらに、示されるように、フレーム200の近位端部分218は、実質的に均一である。長尺部材202は、フレーム200の近位端部分218を横切って単一の表面を(例えば、共通の平面内で)形成することができる。特定の例において、長尺部材202は、フレーム200の近位端部分218内にあり、長手方向軸208に垂直に配置されている。さらに、長尺部材202は、フレーム200の長手方向軸208に垂直な平面からフレーム200の長手方向軸208と平行な平面へと本体部分206において移行することができる。
フレーム200は、本体部分206からフレーム200の長手方向軸208に対して内向きにテーパー化している。フレーム200がテーパーに移行する点は、フレーム200のウエスト部分210であり、フレーム200の端部212はウエスト部分210に対して遠位にある。長尺部材202はまた、端部212を形成する。特定の例において、長尺部材202は、フレーム200のウエスト部分210で収束し、フレーム200の端部212内で発散又は分岐する。
さらに、長尺部材202は、長尺部材202の他の部分よりも広い幅及び狭い幅の部分を含むことができる。長尺部材202は、フレーム200内の位置に応じて様々な幅を含むことができる。例えば、近位端218、本体部分206及び/又は端部212内の長尺部材202は、さらに詳細に議論され、図8で強調表示されるように、異なる幅の領域を有することができる。端部212は、本体部分206に比べて長さが短くてもよい。
フレーム200はまた、フレームの遠位端に遠位開口部216を含む。長尺部材202は、フレームの端部212内で内向きにテーパー化しており、そして遠位開口部216で終端又は終了する。遠位開口部216は、以下でさらに詳細に説明するように、本体部分206の外径に対して、サイズ決めされることができ、それにより、さらに詳細に議論され、図8で強調表示されているように、フレーム200の展開を容易にする。
図7は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレーム200の部分拡大図を示している。図7に示すフレーム200の本体部分206の一部は、フレーム200の近位端218に直接隣接しているか、又はその下にある。図2を参照して上記したように、近位端218内の長尺部材202は、フレーム200の長手方向軸に垂直な平面からフレーム200の長手方向軸208に平行な平面へと本体部分206内で移行することができる。近位端217の周囲には、長尺部材202を移行させるように湾曲したデバイスのショルダー740がある。例示を容易にするために、フレーム200のショルダー740は、図7で一度強調表示されているが、各長尺部材202は、近位端218を本体部分206に移行させるためのショルダー740を含むことができる。
特定の例において、長尺部材202は、ショルダー740に直接隣接するか又はその遠位にある本体部分206内で分岐する。ショルダー740に直接隣接するか又はその遠位にある長尺部材202のセクションは、本体部分206内のより狭い幅のセクションを含むことができる。長尺部材202の他のセクションはまた、より狭い幅を含み、又は、より狭い幅のセクションを含むことができる。
図7に示されるように、長尺部材202の第一のセクション742は、長尺部材202の第二のセクション744よりも狭い幅を有する。本体部分206のこの領域における異なる幅は、フレーム200の耐疲労性を促進することができる。本体部分206に対して作用する力は、フレーム200のショルダー740に向かって集まるか又は分配されうる。本体部分206のこの領域における異なる幅は、長尺部材202を通した力の吸収及び分配を通じて耐疲労性を促進することができる。
図8は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレーム200の別の部分拡大図を示している。本体部分206と同様に、フレーム202の端部212は、セル850を含む。
示されるように、フレーム200は、ウエスト部分210で始まる端部212に向かって内向きにテーパー化し、隣接するアンカー214に由来する長尺部材202は遠位開口部216で収束する。図8に示されているフレーム200は、隣接するアンカー214に由来する長尺部材202の間に周囲部材852を含み、セル850内の遠位開口部216で収束する。特定の例において、周囲部材852は、フレーム200の均一な圧縮を容易にする。特定の例において、フレーム200は周囲部材852の非存在下で圧縮されたときにプリーツ形成する。周囲部材852は、デバイス展開、デバイス装填及びデバイス再装填中にフレーム200がプリーツを形成するか、又は直径を不均一に減少する機会を低減する。
図9は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なフレーム200のカットパターンの拡大図を示している。アンカー214に隣接するフレーム200は、アンカー214をアンカー214のいずれかの側に隣接する長尺部材202から分離する半径952を含む。半径952は、半円形であり、アンカー214に隣接するフレーム200に作用するひずみ又は力を分配するように構成されうる。
図10は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための例示的なデリバリーシース1050、コレット1052及び例示的なフレーム200の一部を示している。図10に示されるフレーム200の部分は、上記で詳細に記載された中央フレーム部分320及び長尺部材202の一部である。
コレット1052は、デリバリーカテーテルの一部を形成することができ、中央フレーム部分320と界面形成することができる。コレット1052は、デリバリーシース1050を通して配置されたデリバリーカテーテルの遠位端に一体的に形成され又は取り付けられることができる(図1に示されるとおり)。コレット1052は、フレーム200の動きを可能にするために、少なくとも部分的に中央フレーム部分320を通過して係合するように構成されうる。コレット1052は、デリバリーカテーテルの回転運動に応答して、中央フレーム部分320と摩擦係合されそして解放されうる。コレット1052の動きは、フレーム200をデリバリーシース1050に出し入れするように動く。コレット1052は、ねじ又は他の機械的係合を使用せずにフレーム200に解放可能に結合して、上記で詳細に説明されているように、実質的に均一な近位端部分を維持することを容易にするように構成されうる。
図11Aは、例示的なインプラント可能なメディカルデバイス30の第一の斜視図であり、図11Bは、インプラント可能なメディカルデバイス30の側面図であり、図11Cは、インプラント可能なメディカルデバイス30の第二の斜視図であり、本開示の様々な態様によるものである。インプラント可能なメディカルデバイス30は、膜260及びフレーム200(膜260によって部分的に隠されている)を含む。フレーム200は、複数の長尺部材202によって形成されうる。フレーム200の近位端218は、中央フレーム部分320を含む。さらに、フレーム200の近位端218は、ハブレスであることができる。中央フレーム部分320は、実質的に均一な近位端部分を維持することを容易にするために、ねじ又は他の機械的係合を使用せずに、デリバリーシステム(例えば、コレット1052)に解放可能な結合するように構成されうる。
フレーム200の近位端218は、フレーム200の近位端218に対して外向き又は内向きに延在する特徴を欠くことができる。複数の長尺部材202の面部分422は、実質的に均一な表面として(例えば、共通平面内で)、入口フレーム部分208から広がり、そしてフレーム200とともに閉塞面40を形成する。上記のように、例えば、図3を参照して、複数の長尺部材202の面部分422は、フレーム200の近位端218を含む平面内に湾曲したパターンを含むことができる。特定の例において、フレーム200の近位端218は、共通平面内にあってよく、又は、平面から内向き又は外向きに約1%~5%のずれを含むことができる。特定の例において、フレーム200は、金属又は金属材料、例えばニチノール(NiTi)から形成されうる。特定のより具体的な実施形態において、フレーム200は、ニチノールの単一の一体片から形成されうる。複数の長尺部材202の面部分422の湾曲したパターンは、フレームの近位端218(例えば、デバイス30の閉塞面40)の適合性を容易にすることができる。複数の長尺部材202の面部分422は、近位端218が力に順応し(例えば、柔らかく)、適応性である(例えば、患者内の力に応答及び適応する)ように、デバイスが患者内に展開されるときに力を吸収することができる。
図11に示されるように、インプラント可能なメディカルデバイス30はまた、インプラント可能なメディカルデバイス30の長手方向軸208に実質的に平行に延在している第一の本体部分206を含むことができる。フレーム200のショルダー部分262は、フレーム200の近位端218の平面から、インプラント可能なメディカルデバイス30(又はフレーム200)の長手方向軸208と実質的に平行に(例えば、約1%~5%のずれの範囲内で)整列されるように長尺部材202を移行させることができる。長尺部材202の第一の本体部分270は、本体部分206を形成する。
インプラント可能なメディカルデバイス30はまた、長手方向軸208に対して角度形成されたウエスト部分210を含むことができる。ウエスト部分210は、フレーム200を第二の本体部分212(又は上記で詳細に論じたとおりにフレーム200の端部)に移行させることができる。第二の本体部分212は、フレーム200を長手方向軸208に向かって内向きに収束する。第一の本体部分206及び第二の本体部分212のそれぞれは、例えば、図2~8に対して上に示しそして議論したとおり、フレーム200の周囲より上に延在している複数のセルを含む。長尺部材202の第二の本体部分272は、第二の本体部分212を形成する。
フレーム200はまた、フレームの遠位端に遠位開口部216を含む。長尺部材202は、フレームの端部212内で内向きにテーパー化し、遠位開口部216で終端又は終了する。特定の例において、遠位開口部216は、本体部分206の直径の約10%~20%の直径を含むことができる。
上記のように、インプラント可能なメディカルデバイス30は、体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスであることができる。インプラント可能なメディカルデバイス30は、それがインプラント処置される標的位置を反映するか、又はそれに適合する形状を有することができる。例えば、図2に示されるように、インプラント可能なメディカルデバイス30は、インプラント可能なメディカルデバイス30が患者の左心耳内にインプラント処置するように構成されているときに、どんぐりのような形状を含む。インプラント可能なメディカルデバイス30は、管状形状、円形形状、又はインプラント可能なメディカルデバイス30がインプラント処置される標的位置と一致する他の形状を有することができる。
特定の例において、膜260は、フレーム200の少なくとも一部に結合又は取り付けられることができる。特定の例において、膜260は、フレーム200の近位端218のみ又は少なくとも近位端218に結合されうる。膜260及びフレーム200の面部分262は、実質的に均一な閉塞面40を形成し、膜260は、中央フレーム部分320を横切って延在しそして覆っている。フレーム200の近位端218は、患者の標的部分(例えば、図15A及び図15Bに示されるような左心耳)の小孔を横切って配置され、そして膜260の後ろの標的部分を急速に閉塞及び遮断することができる。さらに、膜260は、フレーム200の近位端218を実質的又は完全に覆うことができ、その結果、フレーム200への露出がないか又は最小限である。特定の例において、そして以下でさらに詳細に論じられるように、少なくとも、フレーム200の近位端218に接触又は結合されている膜260はコーティングを含むことができ、前記コーティングは膜260が血液接触にさらされることにより起こりうる血栓形成反応を最小限に抑えるように構成されている。
上で詳細に論じたように、長尺部材202の面部分422は、撓んで、フレーム200の近位端218の実質的に均一な形状又は表面を維持するように構成されうる。例示を容易にするために、長尺部材202の面部分422のうちの1つを図4に強調表示して示している。複数の長尺部材202の面部分422は、左心耳などのインプラント位置からの1つ以上の力を吸収するように構成されている。複数の長尺部材202の面部分422は、フレーム200の本体部分206、212に作用する力に応答して、中央フレーム部分320を角度的に変位させる。左心耳からの1つ以上の力を吸収することは、実質的に均一な閉塞面を維持し、デバイスを左心耳に適合させることによって、血栓形成を軽減することを含むことができる。
膜260は、長尺部材202の面部分422の少なくとも一部に取り付けられることができる。特定の例において、膜260は、長尺部材202の面部分422のそれぞれの少なくとも一部に取り付けられることができる。膜260は、フレーム200の本体部分212に作用する圧縮力に応答して、偏向しそして実質的に均一な表面を維持し、長尺部材202の面部分422とともに動くように構成されうる。膜260は、フレーム200の本体部分212に作用する圧縮力に応答して、表面の滑らかさを維持し、そして長尺部材202の面部分422とともに動くように構成されている。膜260は、特定の例において、表面粗さ又は表面トポグラフィーの実質的な変化がなく、閉塞面40の表面の滑らかさを維持する。長尺部材212の面部分422のそれぞれの少なくとも一部に取り付けられている膜260は、長尺部材212及び閉塞面40に対する膜260のうねりを少なくするように構成されうる。
フレームの中央フレーム部分320は、図10のインプラント可能なメディカルデバイス30の標的位置へのデリバリーを参照して上記でさらに詳細に記載されているように、デリバリーシステムと界面形成するように構成されている。血栓形成を回避するために、インプラント可能なメディカルデバイス30が、デリバリー後に均一な閉塞面を維持することが有益なことがある。特定の例において、膜260は、デリバリーシステムとの相互作用に応答してフレーム200内で伸長するように構成されている。特定の例において、膜260は、フレーム200の近位端218で実質的に均一な閉塞面40を維持するために、中央フレーム部分320への偏向から回復するように構成されうる。デリバリーシステムが中央フレーム開口部208から取り外された後に、膜260は、フレーム200の近位端218(フレーム200の近位端218の内面又は外面のいずれか)に沿って跳ね返るか又は戻るように動いて、偏向しそして実質的に均一な閉塞面40を維持するように構成されうる。
膜260は、第一の層及び第二の層を含むことができる。特定の例において、第二の層は、内面の全体よりも少ないフレーム200の内面のパーセンテージに取り付けられることができる。特定の例において、第二の層は、中央フレーム部分320に対して中央に配置されうる。第二の層は、フレーム200の近位端218の内面の約25%~約75%であることができる。特定の例において、膜260の第一の層及び第二の層の一方又は両方は、膜260にエラストマー特性を強化しそして追加するように構成されている。エラストマー特性は、膜260が伸長しそして跳ね返る能力を促進するように構成されることができる。
フレーム200をテーパー化部分に移行することに加えて、1つ以上のアンカー214はまた、ウエスト部分210に配置されうる。1つ以上のアンカー210は、部材202の近く又は部材202が収束するセルの部分に配置されうる。1つ以上のアンカー210はウエスト部分210に沿って配置され、デリバリー構成で配置されているフレーム200に応答して、長手方向軸に対して内向きに向かって移動する(例えば、回転する)ように構成されている。1つ以上のアンカー214は、フレーム200がデリバリーカテーテル内に装填されるときに、デリバリー構成(例えば、経カテーテルデリバリーのために崩潰された状態)になるように、内向きに収縮、移動又は回転することができる。特定の例において、アンカー210は、閉塞面40が収縮するときに、内向きに収縮、移動又は回転することができる。
特定の例において、膜260は、デバイス30の周囲より上に間隔を置いて配置された複数の開口部280を含む。1つ以上のアンカー214は、膜260における1つ以上の開口部280を通して内向きに動く(例えば、回転する)ように構成されうる。膜260における開口部280は、膜260における開口部280の高さとほぼ等しいか、又はそれよりわずかに大きい(例えば、約1%~約5%)高さを含むことができる。膜260における開口部280は、膜260に引っ掛かったり、邪魔したり又は損傷したりすることなく、アンカー214の収縮又は回転を可能にすることができる。
図12A~Dは、本開示の様々な態様による、様々なサイズの例示のインプラント可能なメディカルデバイス30を示している。上記のように、デバイス30は、デバイスの長さとデバイス30の全体の直径及び/又は遠位開口部のサイズとの間の比率を含むことができる。示されている4つのデバイス30は、患者の左心耳へのデバイス30の適合性及び適応性のために、用途の広いサイジングを得るように構成されうる。例えば、他のデバイスは、4つのデバイス30が意図されているサイズ範囲に適合するように構成された最大8つの異なる直径のデバイスを有することができる。
図13A~Bは、本開示の様々な態様による、インプラント処置後のコーティングを有する例示的なインプラント可能なメディカルデバイス30を示している。図13Cは、コーティングなしの例示のメディカルデバイス30を示している。図13A~Bに示されるように、膜260は、実質的に均一な閉塞面40を形成する長尺部材202の面部分のうちの面部分262に配置又は取り付けられる。図13Aに示されるように、デバイス30の閉塞面40は、患者の標的部分(左心耳など)の小孔を横切って配置され、膜260の後ろの標的部分を急速に閉塞及び遮断することができる。さらに示されるように、膜260は、長尺部材202への露出がないか又は最小限である閉塞面40を実質的又は完全に覆う。
図13A~Bに示されるデバイス30の膜260は、血液接触への膜260の暴露によって起こりうる血栓形成応答を最小限に抑えるように構成されたコーティングを含む。特定の例において、コーティングは、ヘパリンコーティングであることができる。ヘパリンコーティングは、ヘパリン分子を膜260に結合するために利用される。ヘパリンコーティングされた膜260に関するさらなる参照については、表面固定化ヘパリンの抗血栓形成活性の特定の教示についての米国特許第6,461,665号(「Scholander」)明細書を参照することができ、これを参照により本明細書に組み込む。特定の例において、ヘパリンコーティングはCARMEDA(登録商標)BioActive Surface(CBAS(登録商標)ヘパリン表面(Heparin Surface))であることができる。1つの例として、図13Aに示されるデバイス30は、180日間イヌにインプラント処置されたCBAS(登録商標)ヘパリン表面を含む(そして、膜260の表面上に最小限の血栓を含み/血栓を含まない)。図13Bに示されるデバイス30は、以下の試験方法のセクションで記載される血液ループで試験されたCBAS(登録商標)ヘパリン表面を含む(そして、膜260の表面に最小限の血栓を含み/血栓を含まない)デバイス30を示す。図13Cは、以下の試験方法のセクションで記載される血液ループで試験されたヘパリンなどの抗血栓性コーティングを有しないデバイスを示し、実質的な血栓被覆を示す。
さらに、膜260は、膜260を通る流体及び/又は材料(血液及び/又は血栓など)の通過を阻害し、ろ過し、調節し又は実質的に調節するように構成されうる。幾つかの実施形態において、膜は、その中で急速な組織の内部成長を誘発するように構成されている。特定の例において、膜260は血液又は体液不透過性膜を提供し、膜260を通る血液又は体液の流れを閉塞するが、内部成長及び内皮化を促進する。膜260は、耐久性のある閉塞及びフレームの補足的な固定強度のための組織内部成長足場を提供するミクロポーラス構造を有することができる。幾つかの実施形態において、膜260は多孔質部材であることができる。膜260の細孔は、実質的に、又は幾つかの例では完全に、血液、他の体液及び塞栓の通過を防ぐのに役立つサイズにされうる。幾つかの実施形態において、膜は、血液、他の体液、血栓、塞栓又は他の体物質が膜を通過するのを防止するか、又は実質的に防止する。さらに、膜260の細孔は、血栓形成の機会を減らすためのヘパリンの付着又は含浸を容易にしうる。コーティングされた膜及びコーティングされていない膜260の血栓形成応答を示すために使用される方法及び装置を記載する試験パラメータの例を以下に示す。
特定の例において、ヘパリンコーティングは、1層以上の層で膜260に適用されうる。各層の被覆材料の化学成分は、同じでも又は異なっていてもよい。幾つかの例において、被覆材料は、それ自体又は他の層の他の被覆材料に架橋されている。架橋結合は共有結合又はイオン結合であることができる。ヘパリン被覆は、膜260の少なくとも一部の上に少なくとも1つの層を形成することができ、それ自体又は被覆の他の層に架橋することができる。架橋は、共有結合、イオン結合又はその両方であることができる。膜260へのヘパリンの層の適用に関する参照については、米国特許第9,399,085号(Cleekら)明細書を参照することができ、それを参照により本明細書に組み込む。CBAS(登録商標)ヘパリン表面を備えたデバイスインプラントは、フィルムの微細構造における赤血球の非特異的捕捉の証拠を有していた(図16A及び図16Bを参照して以下でさらに詳細に論じられるとおり)。
図14Aは、本開示の様々な態様による、第一の構成におけるシース634(又はデリバリーカテーテルなどのデリバリーデバイス)を備えた例示的なフレーム200及びアンカー214を示す。図14Aに示される第一の構成は、フレーム200の展開構成と考えることができる。アンカー214は、フレーム200に対して外向きに突出する。展開構成は、フレーム200が体内にインプラント処置するためにシース634中に装填される前、また、フレーム200がシース634から体内に装填解除されて又は展開された後にとることができる。
図14Bは、本開示の様々な態様による、第二の構成における、図14Aに示されるとおりのフレーム200、アンカー214及びシース634を示している。第二の構成は、フレーム200がシース634内に引き込まれ又はシース634から展開されていることを示している。フレーム200は、完全にデリバリー構成(例えば、シース634内)にはない。図14A及び14Bを比較して示されるように、図14Aに示される展開構成で外向きに突出させていたアンカー214は、フレーム200がシース634内に引き込まれることに応答して、長手方向軸に対して内向きに動いた(例えば、回転した)。アンカー214は、特定の実施形態において、デリバリー構成において隣接するストラット202と実質的に整列している。
シース634は、シース634の遠位端に実質的に円形の本体部分636を含む。実質的に円形の本体部分636は、フレーム200がその後のフレーム200の展開又は再展開のために引き込めることができる管腔638の入口/出口点である。図14Bに示されるように、フレーム200がデリバリー構成に移行されることに応答して、アンカー214は、アンカー214が実質的に円形の本体部分636又はシース634(の他の部分)に接触しないように内向きに回転するように構成されている。アンカー214の一部(アンカーチップなど)はまた、シース634の管腔638内に引き込まれるときに、その管腔638との接触を回避することができる。このように内向きに回転するように構成されたアンカー214がない場合には、シース634を操作する使用者は、シース634内のフレーム200を引き抜こうとするときに大きな抵抗に遭遇する。内向きに回転するように構成されたアンカー214は展開プロセス中において不必要な抵抗を回避する。不必要な抵抗はまた、フレーム200を取り返しのつかないほどプリーツ形成又は折り畳みによってフレーム200自体を損傷する可能性がある。したがって、このように内向きに回転するように構成されたアンカー214は、シース634の損傷を回避し、フレーム200の損傷を回避し、フレーム200を含むインプラント可能なメディカルデバイスのデリバリー及び展開を容易にする。特定の例において、アンカー214の先端は、シース634との接触を回避する。デリバリー構成に移行するときに回転するアンカー214は、先端(これは遠位端から測定して、アンカー206の長さの約1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%であることができる)を、シース634との接触から離れさせる。他の例において、このように回転するアンカー214は、先端をフレーム200の内部に持ってくる。
アンカー214はまた、シース634からフレーム200を展開することに応答して、長手方向軸から外向きに動くように構成されている。フレームが展開構成からデリバリー構成に移行するときにアンカー214の構成又は位置の変化を示すことに加えて、アンカー214の外向きの偏向は、図14Bの第二の構成を図14Aの第一の構成と比較して示されている。図14Bに示されるように、フレームの遠位端416は、シース634内に引っ込められるときに拡張した。開放した遠位端416は、フレーム全体にわたって崩潰力の伝達を容易にし、フレーム200が長尺デリバリー構成へと崩潰することを可能にする。このようにして、フレーム200は、遠位端416に崩潰力を加える必要なしに、シース634内に引っ込めることによって崩壊する。開放した遠位端416は、展開中及びデバイス30が患者内に配置されている間に、伸長を抑制する。特定の例において、開放した遠位端416は、直径が約4mm~8mmであることができる。
シース634は、フレーム200の近位端(図14Aのシース634の実質的に円形の本体部分636に接触するように示される)の前に、フレーム200の遠位端416を展開するように構成されている。さらに、アンカー214は、図14Aに示される展開構成において、外向きに(ウエスト部分210から)突出しそして近位端に向かって上向きに湾曲している。アンカー214は、シース634からフレーム200を展開することに応答して外向きに動く。
特定の実施形態において、シース634の使用者は、フレーム200(及びインプラント可能なメディカルデバイス)をシース634内で再捕捉することができる。フレーム200をシース634から展開し、フレーム200を展開構成に拡張することにより、フレーム200を体内にインプラント処置した後に、フレームの配置は、意図された位置又は意図された角度にない可能性がある。したがって、使用者は、フレーム200を再捕捉しそして再展開することを望むことがある。これらの実施形態において、シース634は、フレーム200をシース634内に(デリバリー構成に)引き込むように構成され、アンカー214は、半径方向内向きに回転しそして体内の組織から解放するように構成されている。アンカー214は、格納運動のために非外傷的に組織から外れる。
図17は、本開示の様々な態様による、インプラント可能なメディカルデバイスのための別の例示的なフレーム200を示している。特定の例において、フレーム200は、長手方向軸208及びフレーム200の近位端218の他の部分に対して高さが増加する隆起部分1160を含むことができる。
特定の例において、隆起部分1160は、フレーム200の近位端218の直径の約5%、約10%、約15%又はそれらの間の任意の数値である直径を含む。さらに、隆起部分1160は、中央フレーム部分320に高さのピークを含むことができる。隆起部分1160は、フレーム200の近位端218の他の部分に対して高さが徐々に増加することができる。特定の例において、隆起部分1160は、フレーム200の近位端218の他の部分に対して15度~25度の角度1162を含むことができる。幾つかの実施形態において、隆起部分1160は、フレーム200の近位端218の他の部分に対して約16度、約17度、約18度、約19度、約20度、約21度、約22度、約23度、約24度又は約25度の増加を有する。徐々である角度1162は、フレーム200の近位端218で突起又は高さの急激な増加を生じさせないことによって近位端218が均一表面を維持するのを容易にする。幾つかの例において、中央フレーム部分320は、インプラント可能なデバイスの少なくとも大部分の厚さに等しい厚さを有する。さらに、フレーム200の近位端218の他の部分に対する隆起部分1160の高さの増加は、約0.1mm~約0.6mmであることができる。例えば、他の部分に対する高さは約0.25mmであることができる。
特定の例において、隆起部分1160は、フレーム200の崩潰構成への移行を容易にすることができる。隆起部分1160は、中央フレーム部分320及び/又は近位端218の周りにひずみを分散させることによって、デリバリーシース内で崩潰構成に移行する際の中央フレーム部分320に対するひずみを軽減する。
膜260に適した膜材料としては、限定するわけではないが、オレフィン、PEEK、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、シリコーン、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)、及び、テトラフルオロエチレン/ポリメチルビニルエーテル(TFE/PMVE)コポリマーなどのフルオロエラストマーなどのポリマーが挙げられる。特定の例において、膜260の第二の層414は、エラストマー材料(例えば、TFE/PMVE)である。第二の層414は、膜260を補強し、膜260のたわみ及び跳ね返りを容易にするように構成されうる。
特定の例において、第二の層414は、第一の層340に、長尺部材212の面部分のそれぞれの少なくとも一部に、又は、第一の層340と、長尺部材212の面部分のそれぞれの少なくとも一部との両方に、取り付けられ、接着され又は結合されることができる。第二の層414は、第二の層414の周囲でのみ第一の層340に取り付けられ、接着され又は結合されることができる。これは、膜260の跳ね返り効果をさらに容易にすることができる。
本明細書で論じられるグラフト構成要素のための生体適合性材料を使用することができる。特定の例において、グラフトは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ポリマー又は延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)ポリマーなどのフルオロポリマーを含むことができる。特定の例において、グラフトは、例えば、限定するわけではないが、ポリエステル、シリコーン、ウレタン、ポリエチレンテレフタレート又は別の生体適合性ポリマー、あるいはそれらの組み合わせなどから形成されうる。特定の例において、生体再吸収性又は生体吸収性材料、例えば、生体再吸収性又は生体吸収性ポリマーを使用することができる。特定の例において、グラフトは、ダクロン、ポリオレフィン、カルボキシメチルセルロース布帛、ポリウレタン、又は、他の織布、不織布又はフィルムエラストマーを含むことができる。
さらに、ニチノール(NiTi)は、フレーム又はステント(及び本明細書で論じられるフレームのいずれか)の材料として使用されうるが、他の材料、例えば、限定するわけではないが、ステンレス鋼、L605鋼、ポリマー、MP35N鋼、ポリマー材料、Pyhnox、Elgiloy、又は、その他の適切な生体適合性材料、及びそれらの組み合わせをフレームの材料として使用することができる。NiTiの超弾性特性及び柔軟性は、ステントの順応性を高めることができる。さらに、NiTiは所望の形状に形状設定することができる。すなわち、フレームがデリバリーシステムから展開されるときなど、フレームが拘束解除されているときに、フレームが所望の形状に自己拡張する傾向があるように、NiTiを形状設定することができる。
幾つかのインプラント可能な閉塞デバイス及びフレームの実施形態が本明細書に記載されてきた。特定のデバイスの関係で記載されている1つ以上の特徴は、本明細書で記載されている他のデバイス又は複数のデバイスの1つ以上の特徴と組み合わせることができることを理解されたい。すなわち、本明細書に記載の閉塞デバイス及びフレームの特徴を混合及び適合させて、ハイブリッド閉塞デバイス及びデバイスフレームの実施形態を提供することができ、そのようなハイブリッド閉塞デバイス及びデバイスフレームの実施形態は、本開示の範囲内である。幾つかの例において、特定のデバイス又はフレームに関して記載された1つ以上の特徴が、別のデバイス又はフレームの1つ以上の特徴に置き換得られるか、又は置換されることができる。幾つかの例において、特定のデバイス又はフレームに関して記載された1つ以上の特徴が、別のデバイス又はフレームに追加されるか、又は含まれることができる。また、本明細書に記載されている特徴のいずれかの様々な組み合わせ又はサブコンビネーションは、一般に、本明細書に記載されているデバイス又はフレームのいずれかとともに使用されることができる。本明細書で提供される閉塞デバイス及び閉塞デバイスフレームは、閉塞デバイスが様々な異なる解剖学的構造、インプラント部位及び実装のタイプで使用できるように、広範囲のサイズにスケール化可能であることを理解されたい。
特定の例において、コーティングは、上記で詳細に論じられたように、ヘパリンに加えて、あるいはヘパリンの代わりに、生物活性剤を含むことができる。この薬剤としては、限定するわけではないが、血管拡張剤、抗凝固剤、抗血小板剤、抗血栓形成剤を挙げることができる。
試験方法
特定の方法及び装置が以下に記載されているが、当業者によって適切であると決定される他の方法又は装置を代替的に利用できることを理解されたい。
試験方法
ヘパリン被覆デバイスの評価は、チャンドラーループ又は「血液ループ」と呼ばれる急性のインビトロ再循環血液接触モデルで実施された。この急性血液接触モデルは、血栓形成性を評価するための高感度な方法として確立された歴史を有する(Chandler AB, 1958, Sanchezら, 1997, Anderssonら, 2003, Sinnら, 2011)。この方法は、閉じたチューブループを回転させることによって血液の循環をシミュレートする。インビトロ血液接触試験は、インプラント表面の相対的な血栓形成性の決定を可能にする。チャンドラーループモデルは、循環血液との直接インプラント接触を利用する。新鮮な、抗凝固化されていない、ヘパリン化されていないヒト血液を使用するときに、このモデルは、血栓抵抗性表面と非血栓形成性表面を区別することができる。
試験されたデバイスの一例として、対照及び試験インプラントは、CBAS(登録商標)ヘパリン表面を備えたHeartPrint(登録商標)フレックスコネクタに展開された。ループは、CBAS(登録商標)ヘパリン表面を備えたPVCチューブ(内径8mm)を用いて完成し、凝固カスケード又は血小板活性化の観察された開始のトリガーとして、HeartPrint(登録商標)フレックス及びPVC表面を排除した。さらに、CBAS(登録商標)ヘパリン表面を備えた1つの3mm PVCチューブセグメント、1つの3mmデキストランスルフェートコーティング(DS)PVCチューブセグメント及び1つの3mmコーティングされていないPVCチューブセグメントで、すべてインプラントなしのものは、各実験のシステム対照として機能した。次に、インプラント及びシステム対照を、抗凝固処理されていないヒト全血に血液ループで2時間暴露した。
CBAS(登録商標)ヘパリン表面でコーティングされたPVCチューブセグメントで、展開されたインプラントを備えた又は備えていないものを、IPAでウェットアウトした。次に、ループを水で、次に0.15M NaCl(生理食塩水)溶液で一晩すすぎ、インプラント及びチューブの表面上に存在する可能性のある残留未結合CBAS(登録商標)-ヘパリンをすべて除去した。また、デキストランスルフェートでコーティングされたPVC及びコーティングされていないPVCのチューブセグメント(ループ5及び6)を、血液接触実験の前に0.15M NaClで一晩すすいだ。
2時間の血液ループ評価に続いて、ループから全血を排出し、塩類溶液で穏やかに洗い流して、付着していない血液成分をすべて除去した。全血中の血小板数及び血漿中のバイオマーカーを測定するために、排出された血液(及びインプラントの後ろにしみ出た血液)を、EDTA抗凝固剤を含むチューブに収集した。インプラントをHeartPrint(登録商標)フレックスコネクタから取り外し、さらにすすぎ、写真を撮り、ホルマリン中で固定した。固定されたインプラント及び血漿アリコートを、それぞれSEM評価及びバイオマーカーの測定に使用した。
図16Aは、コーティングされていないデバイスインプラントの面の代表的なSEM画像(1000X)である。図16Bは、CBAS(登録商標)ヘパリン表面を備えたデバイスインプラントの面の代表的なSEM画像(1000X)である。一般に、CBAS(登録商標)ヘパリン表面を備えたデバイスは、フィブリン及び活性化血小板などの血栓要素の証拠が少なかった。CBAS(登録商標)ヘパリン表面を備えたデバイスインプラントは、フィルムの微細構造における赤血球の非特異的捕捉の証拠を有していた(図16B及び図13B)。対照的に、コーティングされていないデバイスインプラント面は、図16A及び図13Cに示されるように、単離され、広範囲の血栓要素(血小板及び赤血球の両方を含むフィブリン及び捕捉された血球の蓄積)の証拠を示した。
本出願の発明は、一般的に及び特定の実施形態に関しての両方で上記に記載されてきた。本開示の範囲から逸脱することなく、実施形態において様々な変更及び変形を行うことができることは当業者に明らかであろう。したがって、実施形態は、それらが添付の特許請求の範囲及びそれらの均等形態の範囲内に入るかぎり、本発明の変更及び変形を網羅することが意図されている。

Claims (15)

  1. 体内の導管、付属器官及び開口部に配置するためのデバイスであって、前記デバイスは、
    複数の長尺部材を有するフレーム、
    少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された膜、及び、
    前記膜との血液接触の血栓形成性応答を最小限に抑えるように構成された、前記膜の少なくとも一部の上に配置されたコーティング、
    を含み、前記フレームは、
    (i)近位端に配置された中央フレーム部分、及び(ii)前記中央フレーム部分から延在し、前記フレームの長手方向軸にほぼ垂直な第一の平面内に実質的に配置された湾曲パターンを含む複数の長尺部材の面部分を有する、前記フレームの実質的に均一な近位端、及び、
    本体部分、
    を含む、デバイス。
  2. 前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜に沿った血液凝固を低減させるように構成されたヘパリンを含む、請求項1記載のデバイス。
  3. 前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜の外面への血小板付着を低減させるように構成されている、請求項1記載のデバイス。
  4. 前記コーティングはカルメダヘパリンコーティングである、請求項1記載のデバイス。
  5. 前記複数の長尺部材は、前記フレームの本体部分に加えられた圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度的に変位させるように構成されている、請求項1記載のデバイス。
  6. 前記複数の長尺部材は、前記フレームの本体部分の周囲長さを約20%~約50%だけ減少させる圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を約30度~約45度だけ角度的に変位させるように構成されている、請求項1記載のデバイス。
  7. 前記複数の長尺部材は、圧縮力に応答して、前記中央フレーム部分を角度的に変位させ、そして前記中央フレーム部分を前記フレームの長手方向軸とほぼ整列させて維持するように構成されている、請求項6記載のデバイス。
  8. 前記複数の長尺部材の面部分は、前記フレームの近位端内に、第一の湾曲セクション、第二の湾曲セクション、及び、前記第一の湾曲セクションと前記第二の湾曲セクションとの間の変曲点を含む、請求項1記載のデバイス。
  9. 前記フレームの本体部分は、前記フレームの長手方向軸とほぼ平行に整列するように第一の平面から移行している前記複数の長尺部材の第一の湾曲部分を含むショルダー部分、及び、前記複数の長尺部材の第一の本体部分によって形成される、前記フレームの周りに周囲方向に配置された第一の複数のセルを含む第一の本体部分、前記フレームの長手方向軸に向かって内向きに前記フレームを移行している前記複数の長尺部材の第二の湾曲部分を含むヒップ部分、及び、前記フレームの周りに周囲方向に配置された第二の複数のセルを含む第二の本体部分を含む、請求項1記載のデバイス。
  10. 前記膜は、前記フレームの周りに周囲方向に配置された複数の開口部を含む、請求項9記載のデバイス。
  11. 前記フレームは、前記長手方向軸に対してそして前記長手方向軸に向かって回転し、前記複数の開口部を通過するように構成された、前記ヒップ部分に配置された複数のアンカーを含む、請求項10記載のデバイス。
  12. 前記複数のアンカーは、前記フレームの実質的に均一な近位端の収縮に応答して、回転しそして前記複数の開口部を通過するように構成されている、請求項11記載のデバイス。
  13. 前記複数のアンカーは、アンカーチップとデリバリーシースとの間の接触を回避するように、デリバリー構成に配置された前記フレームに応答して、回転しそして前記複数の開口部を通過するように構成されている、請求項12記載のデバイス。
  14. 患者の左心耳を閉塞することに起因する血栓を低減する方法であって、前記方法は、
    左心耳の小孔を横切ってインプラント可能なメディカルデバイスを配置することを含み、ここで、前記インプラント可能なメディカルデバイスは、実質的に均一な近位端を備えたフレーム、及び、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された膜、及び、前記膜との血液接触の血栓形成性応答を最小限に抑えるように構成された、前記膜の少なくとも一部の上に配置されたコーティングを有する、方法。
  15. 前記コーティングは、少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された前記膜に沿った血液凝固を低減させ、そして少なくとも前記フレームの実質的に均一な近位端に結合された膜の外面への血小板付着を減少させるように構成されたヘパリンを含む、請求項14記載の方法。
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