JP2023178115A - One-way clutch - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ワンウェイクラッチに関する。 The present invention relates to a one-way clutch.
ワンウェイクラッチ(「オーバーランニングクラッチ」ともいう。)には、側板に設けられた孔を通して潤滑油(潤滑用流体)を供給させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。 BACKGROUND ART One-way clutches (also referred to as "overrunning clutches") that supply lubricating oil (lubricating fluid) through holes provided in side plates are known (for example, see Patent Document 1).
しかしながら、従来のワンウェイクラッチには、潤滑用流体を容易かつ効率的に摩擦面に対して展張させる点において、改善の余地がある。 However, conventional one-way clutches have room for improvement in easily and efficiently spreading lubricating fluid against friction surfaces.
本発明の目的は、潤滑用流体を容易かつ効率的に摩擦面に対して展張させることができる、ワンウェイクラッチを提供することである。 An object of the present invention is to provide a one-way clutch that can easily and efficiently spread lubricating fluid against a friction surface.
(1)本発明に係る、ワンウェイクラッチは、インナークラッチと、アウタークラッチと、前記インナークラッチに設けられたクラッチキー収容凹部に収容されるクラッチキーと、前記クラッチキーとともに前記クラッチキー収容凹部に収容される弾性部材と、を備える、ワンウェイクラッチであって、前記クラッチキー収容凹部に、前記クラッチキーが前記弾性部材の付勢力に抗して前記クラッチキー収容凹部に沈み込むとき、前記クラッチキー収容凹部に収容された潤滑用流体を、前記インナークラッチと前記アウタークラッチとの間に供給するためのインナークラッチ側供給溝が形成されている。 (1) The one-way clutch according to the present invention includes an inner clutch, an outer clutch, a clutch key accommodated in a clutch key accommodating recess provided in the inner clutch, and a clutch key accommodated in the clutch key accommodating recess together with the clutch key. a one-way clutch, the one-way clutch comprising: a one-way clutch in which the clutch key is inserted into the clutch key accommodating recess when the clutch key sinks into the clutch key accommodating recess against the biasing force of the elastic member; An inner clutch side supply groove is formed for supplying the lubricating fluid contained in the recess between the inner clutch and the outer clutch.
(2)上記(1)に記載されたワンウェイクラッチにおいて、前記インナークラッチ側供給溝は、径方向供給溝と、前記径方向供給溝と交差する軸線方向供給溝と、によって形成されているものとすることができる。 (2) In the one-way clutch described in (1) above, the inner clutch side supply groove is formed by a radial supply groove and an axial supply groove intersecting the radial supply groove. can do.
(3)上記(1)又は(2)に記載されたワンウェイクラッチにおいて、前記径方向供給溝と前記軸線方向供給溝とは、等しい溝深さを有しているものとすることができる。 (3) In the one-way clutch described in (1) or (2) above, the radial supply groove and the axial supply groove may have the same groove depth.
(4)上記(1)又は(2)に記載されたワンウェイクラッチにおいて、前記径方向供給溝と前記軸線方向供給溝とは、異なる溝深さを有しているものとすることができる。 (4) In the one-way clutch described in (1) or (2) above, the radial supply groove and the axial supply groove may have different groove depths.
(5)上記(1)から(4)のいずれかに記載されたワンウェイクラッチは、前記アウタークラッチに、前記潤滑用流体を、前記インナークラッチと前記アウタークラッチとの間に供給するためのアウタークラッチ側供給溝が形成されていることが好ましい。 (5) The one-way clutch described in any one of (1) to (4) above includes an outer clutch for supplying the lubricating fluid to the outer clutch between the inner clutch and the outer clutch. Preferably, a side supply groove is formed.
(6)上記(5)に記載されたワンウェイクラッチにおいて、前記アウタークラッチ側供給溝は、軸線方向にらせん状に延在するらせん状供給溝を含んでいることが好ましい。 (6) In the one-way clutch described in (5) above, it is preferable that the outer clutch side supply groove includes a helical supply groove extending spirally in the axial direction.
(7)上記(6)に記載されたワンウェイクラッチにおいて、前記らせん状供給溝の軸線方向端は、前記アウタークラッチの軸線方向端と不連続であるものとすることができる。 (7) In the one-way clutch described in (6) above, the axial end of the spiral supply groove may be discontinuous with the axial end of the outer clutch.
(8)上記(1)から(7)のいずれかに記載されたワンウェイクラッチは、前記インナークラッチと前記アウタークラッチとの間に供給された前記潤滑用流体の漏出を抑えるための、少なくとも1つの環状シール部材を備えていることが好ましい。例えば、上記いずれか1つの本発明に係る、ワンウェイクラッチは、前記インナークラッチと前記アウタークラッチとの間に供給された前記潤滑用流体の漏出を抑えるための、少なくとも1つの環状のシール部材を備えていることができる。 (8) The one-way clutch described in any one of (1) to (7) above includes at least one clutch for suppressing leakage of the lubricating fluid supplied between the inner clutch and the outer clutch. Preferably, an annular seal member is provided. For example, the one-way clutch according to any one of the above inventions includes at least one annular seal member for suppressing leakage of the lubricating fluid supplied between the inner clutch and the outer clutch. I can do that.
本発明によれば、潤滑用流体を容易かつ効率的に摩擦面に対して展張させることができる、ワンウェイクラッチを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a one-way clutch that can easily and efficiently spread lubricating fluid to a friction surface.
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る、ワンウェイクラッチについて説明をする。 Hereinafter, a one-way clutch according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
ここで、本開示において、「軸線方向」とは、後述のヨークユニット100の中心軸線О1に沿って延在する方向をいう。また、本開示において、「軸直方向」とは、軸線方向に対して直交する方向(いわゆる、円形の径方向)をいう。特に、本開示において、軸直方向のうち、中心軸線О1に近づく方向を軸直方向内側といい、中心軸線О1から遠ざかる方向を軸直方向外側という。さらに、本開示において、「周方向」とは、中心軸線О1の周りの周方向をいう。
Here, in the present disclosure, the "axial direction" refers to a direction extending along the central axis O1 of the
図1中、符号100は、自在継手(全体図は省略。)を構成する2つのヨークのうちの一方のヨーク101を備えるヨークユニットである。ヨークユニット100は、当該ヨークユニット100の中心軸線О1に沿って延在している。本開示において、ヨークユニット100の中心軸線О1の延在方向一方側は、シャフト側であり、当該中心軸線О1の延在方向他方側は自在継手側である。本開示において、ヨークユニット100のシャフト側には、駆動シャフト(図示省略。)を接続させることができ、自在継手側には、自在継手の他方のヨーク(図示省略。)を結合させることができる。
In FIG. 1,
本開示において、ヨークユニット100は、ヨーク101とともに一体的に構成された、本発明の一実施形態に係るワンウェイクラッチ1を備えている。
In the present disclosure, the
ワンウェイクラッチ1は、インナークラッチ2と、アウタークラッチ3と、インナークラッチ2に設けられたクラッチキー収容凹部11に収容されるクラッチキー4と、クラッチキー4とともにクラッチキー収容凹部11に収容される弾性部材5と、を備えている。
The one-
本開示において、インナークラッチ2は、筒状のインナークラッチである。本開示において、インナークラッチ2の中心軸線は、ヨークユニット100の中心軸線О1と同一である。本開示において、インナークラッチ2の内周面には、前記駆動シャフトを接続するための、複数のスプライン溝2sが形成されている。スプライン溝2sは、中心軸線О1に沿って延在している。スプライン溝2sは、図2に示すように、中心軸線О1の周りの周方向に間隔を置いて配置されている。本開示において、前記駆動シャフトには、例えば、スプライン溝2sに適合するスプライン突起(図示省略。)が形成されており、インナークラッチ2のスプライン溝2sに嵌合させることができる。
In the present disclosure, the
さらに、本開示において、インナークラッチ2には、図1に示すように、軸直方向に延在する貫通穴2hが形成されている。貫通穴2hにはボールBが配置されている。貫通穴2hの軸直方向内側開口部は、スプライン溝2sに開口し、ボールBの一部を露出させている。その一方で、貫通穴2hの軸直方向外側開口部は、インナークラッチ2の外周面に開口し、環状のセットカバーCによって閉じられている。セットカバーCは、バックアップリングR1とL字リングR2との間でコイルスプリングSによって軸線方向シャフト側に付勢されている。ただし、本開示において、バックアップリングR1は、インナークラッチ2の段差によって軸線方向自在継手側に保持されており、L字リングR2は、ストッパリングR3によって軸線方向シャフト側に保持されている。
Furthermore, in the present disclosure, as shown in FIG. 1, the
クラッチキー収容凹部11は、インナークラッチ2に形成された軸直方向内側に凹んだ凹部である。クラッチキー収容凹部11は、軸線方向に延在している。本開示において、クラッチキー収容凹部11のシャフト側端は、シャフト側仕切部材6によって閉じられている。シャフト側仕切部材6は、中心軸線О1の周りの周方向に延在する環状のシャフト側仕切部材である。シャフト側仕切部材6は、インナークラッチ2の外周面に固定されている。その一方で、本開示において、クラッチキー収容凹部11の自在継手側端は、自在継手側仕切部材7によって仕切られている。自在継手側仕切部材7は、後述のとおり、アウタークラッチ3とヨーク101とのそれぞれに結合されている。
The clutch key housing recess 11 is a recess formed in the
クラッチキー収容凹部11には、クラッチキー4が収容されている。本開示において、クラッチキー4は、扁平なクラッチキーである。具体的には、図1に示すように、クラッチキー4は軸線方向に延在する長尺部材であり、図3に示すように、扁平な断面形状を有している。本開示において、クラッチキー4は、後述のノッチ3aに係止可能な先端部4aと、クラッチキー4を軸直方向に揺動させるときの基点となる後端部4bとを備えている。さらに、本開示において、クラッチキー4は、先端部4aの直下に段差面4cを備えている。段差面4cは、クラッチキー4をクラッチキー収容凹部11に収容した状態において、当該クラッチキー収容凹部11の底面12と向かい合う側に設けられている。本開示において、段差面4cは、クラッチキー4の、2つの軸線方向端4e(図1参照。)のそれぞれに連続しており、当該2つの軸線方向端4eのそれぞれに開放されている。
The clutch key 4 is accommodated in the clutch key accommodating
また、図1に示すように、クラッチキー4とクラッチキー収容凹部11の底面12との間には、弾性部材5が介在している。本開示において、弾性部材5は、図1に示すように、クラッチキー収容凹部11の底面12に対して局所的に接触する部分と、クラッチキー4の段差面4cに対して局所的に接触する部分とを有している。これによって、クラッチキー4は、クラッチキー収容凹部11に収容されている状態において、軸直方向外側に付勢(押圧)されている。本開示において、弾性部材5は、板バネである。ただし、弾性部材5は、板バネに限定されることなく、クラッチキー4を径方向外側に付勢するものであればよい。
Further, as shown in FIG. 1, an
加えて、図3に示すように、弾性部材5は、クラッチキー4の段差面4cに収容されている。これによって、クラッチキー4は、当該クラッチキー4の後端部4bを基点として軸直方向に揺動させることができる。弾性部材5は、図3に示すように、初期状態において、クラッチキー4の先端部4aがインナークラッチ2の外周面から露出するように、当該クラッチキー4の先端部4aを軸直方向外側に付勢している。これによって、クラッチキー4の先端部4aをアウタークラッチ3に設けられたノッチ3aに引っ掛けて当該ノッチ3aに係止させることができるとともに、アウタークラッチ3の内周面との接触によってクラッチキー4の先端部4aを弾性部材5の付勢力(押圧力)に抗してクラッチキー収容凹部11に押し込むことができる。
In addition, as shown in FIG. 3, the
アウタークラッチ3もまた、筒状のアウタークラッチである。アウタークラッチ3は、その内側にインナークラッチ2を収容する。アウタークラッチ3の中心軸線もまた、ヨークユニット100の中心軸線О1と同一である。図3に示すように、本開示において、クラッチキー4は、弾性部材5によって軸直方向外側に付勢されることによって、インナークラッチ2の外周面から軸直方向外側に露出している。アウタークラッチ3の内周面には、弾性部材5によって軸直方向外側に付勢されたクラッチキー4を係止させるための、ノッチ3aが形成されている。
The
インナークラッチ2の外周面には、複数のクラッチキー収容凹部11が周方向に間隔を置いて形成されている。図4に示すように、本開示において、インナークラッチ2は、2つのクラッチキー収容凹部11を備えている。2つのクラッチキー収容凹部11は、中心軸線Оの周りで周方向に180°の角度の位置に形成されている。即ち、2つのクラッチキー収容凹部11は、中心軸線Оを挟んで対向する位置に配置されている。言い換えれば、本開示において、ワンウェイクラッチ1は、2つのクラッチキー4を備え、当該2つのクラッチキー4は、中心軸線Оを挟んで対向する位置に配置されている。
A plurality of clutch key
その一方で、図8に示すように、アウタークラッチ3の内周面には、複数のノッチ3aが周方向に間隔を置いて形成されている。本開示において、アウタークラッチ3は、4つのノッチ3aを備えている。4つのノッチ3aは、周方向に90°の角度の位置に配置されている。即ち、4つのノッチ3aは、周方向に等間隔に配置されている。これによって、2つのクラッチキー4は、中心軸線Оを挟んで対向する位置に配置された2つのノッチ3aに同時に係止され、或いは、2つのノッチ3aを同時に通り過ぎる。
On the other hand, as shown in FIG. 8, a plurality of
図3を参照すれば、ワンウェイクラッチ1は、インナークラッチ2がアウタークラッチ3に対して周方向一方側に回転しようとするときクラッチキー4がアウタークラッチ3のノッチ3aと係合する一方、インナークラッチ2がアウタークラッチ3に対して周方向他方側に回転しようとするときクラッチキー4が弾性部材5の付勢力に抗してクラッチキー収容凹部11に沈み込んで、インナークラッチ2を空転させる。
Referring to FIG. 3, in the one-
具体的には、図3のように、軸線方向シャフト側からみたときの、反時計回りの回転を正回転(周方向一方側回転)とした場合、インナークラッチ2の正回転の回転速度がアウタークラッチ3の正回転の回転速度以上であるときには、インナークラッチ2は、クラッチキー4とノッチ3aとの係合によりアウタークラッチ3を一体的に回転させる。即ち、本開示において、ヨークユニット100は、前記駆動シャフトの正回転の回転速度が前記自在継手(ヨーク101)の正回転の回転速度以上であるときには、前記駆動シャフトからの入力回転を前記自在継手に伝達する。その一方で、インナークラッチ2の正回転の回転速度がアウタークラッチ3の正回転の回転速度未満であるときには、インナークラッチ2は、クラッチキー4とノッチ3aとの係合が解除されることによりアウタークラッチ3に対して空転する。即ち、本開示において、ヨークユニット100は、前記駆動シャフトの正回転の回転速度が前記自在継手(ヨーク101)の正回転の回転速度未満であるとき、前記自在継手からの入力回転が前記駆動シャフトに伝達することを阻止する。
Specifically, as shown in FIG. 3, when the counterclockwise rotation when viewed from the axial shaft side is defined as a forward rotation (rotation on one side in the circumferential direction), the rotational speed of the
その一方で、図3のように、軸線方向シャフト側からみたときの、時計回りの回転を逆回転(周方向他方側回転)とした場合、インナークラッチ2の逆回転の回転速度がアウタークラッチ3の逆回転の回転速度以上であるときには、インナークラッチ2は、クラッチキー4とノッチ3aとの係合が解除されることによりアウタークラッチ3に対して空転する。即ち、本開示において、ヨークユニット100は、前記駆動シャフトの逆回転の回転速度が前記自在継手(ヨーク101)の逆回転の回転速度以上であるとき、前記駆動シャフトからの入力回転が前記自在継手に伝達することを阻止する。その一方で、インナークラッチ2の逆回転の回転速度がアウタークラッチ3の逆回転の回転速度未満であるときには、インナークラッチ2は、クラッチキー4とノッチ3aとの係合によりアウタークラッチ3と一体的に回転する。即ち、本開示において、ヨークユニット100は、前記駆動シャフトの逆回転の回転速度が前記自在継手(ヨーク101)の逆回転の回転速度未満であるときには、前記自在継手からの入力回転を前記駆動シャフトに伝達する。
On the other hand, as shown in FIG. 3, when the clockwise rotation when viewed from the axial shaft side is reverse rotation (rotation on the other side in the circumferential direction), the rotational speed of the reverse rotation of the
ここで、クラッチキー収容凹部11には、クラッチキー4が弾性部材5の付勢力に抗してクラッチキー収容凹部11に沈み込むとき、クラッチキー収容凹部11に収容された潤滑用流体を、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に供給するためのインナークラッチ側供給溝15が形成されている。
Here, when the clutch key 4 sinks into the clutch key
図3を参照すれば、クラッチキー収容凹部11には、前記潤滑用流体が収容(充填)されている。これによって、クラッチキー4及び弾性部材5はスムーズな動きを可能とする。その一方で、インナークラッチ2とアウタークラッチ3とが相対回転するときには、クラッチキー4は、アウタークラッチ3によって軸直方向内側に押圧される場合がある。この場合、クラッチキー4は、弾性部材5の付勢力に抗してクラッチキー収容凹部11に沈み込む。これによって、クラッチキー収容凹部11に収容された潤滑用流体は、クラッチキー4の沈み込みによって、クラッチキー4とクラッチキー収容凹部11との間で圧縮される。クラッチキー4とクラッチキー収容凹部11との間で圧縮された前記潤滑用流体は、インナークラッチ側供給溝15を通して、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に圧送される。これによって、クラッチキー収容凹部11に収容された潤滑用流体を容易かつ効率的にインナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に展張させることができる。したがって、ワンウェイクラッチ1によれば、前記潤滑用流体を容易かつ効率的に摩擦面に対して展張させることができる。
Referring to FIG. 3, the clutch
その一方で、インナークラッチ2とアウタークラッチ3とが相対回転するときにも、クラッチキー4が弾性部材5の付勢力によってクラッチキー収容凹部11の底面12から離間する場合がある。また、インナークラッチ2とアウタークラッチ3とが一体的に回転するときには、クラッチキー4がノッチ3aに係止されている。この場合もまた、クラッチキー4は、弾性部材5の付勢力によってクラッチキー収容凹部11の底面12から離間する。この場合、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に圧送された前記潤滑用流体は、インナークラッチ側供給溝15を通して、クラッチキー4とクラッチキー収容凹部11との間に形成された空間に帰還させることができる。
On the other hand, even when the
図7を参照すれば、クラッチキー収容凹部11は、底面12と、2つの周方向側面13とによって形成されている。2つの周方向側面13はそれぞれ、周方向に間隔を置いて配置されているとともに底面12に連なっている。本開示において、クラッチキー収容凹部11はさらに、2つの周方向外縁面14を含んでいる。周方向外縁面14の軸直方向内側端は、当該周方向外縁面14に隣接する周方向側面13に連なっている。これに対し、周方向外縁面14の軸直方向外側端は、インナークラッチ2の外周面に連なっている。本開示において、クラッチキー収容凹部11の周方向外縁面14は、軸直方向外側に向かうにしたがって互いに周方向に遠ざかるテーパ面である。
Referring to FIG. 7, the clutch key
その一方で、インナークラッチ側供給溝15は、径方向供給溝16を含んでいる。径方向供給溝16は、クラッチキー収容凹部11の周方向側面13に形成されている。径方向供給溝16は、軸直方向に延在している。これによって、クラッチキー収容凹部11に収容された潤滑用流体は、径方向供給溝16を通って、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に効率的に供給することができる。
On the other hand, the inner clutch
また、本開示において、径方向供給溝16は、周方向側面13から周方向外縁面14に至る範囲に形成されている。本開示において、径方向供給溝16の軸直方向内側端は、クラッチキー収容凹部11の底面12から離間しており、当該底面12と不連続である。ただし、径方向供給溝16の軸直方向内側端は、クラッチキー収容凹部11の底面12に連続させることにより、当該底面12に接するようにすることができる。これに対し、径方向供給溝16の軸直方向外側端は、クラッチキー収容凹部11の周方向外縁面14に連続させることにより、当該周方向外縁面14に開放されている。クラッチキー収容凹部11の周方向外縁面14は、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に隙間を形成する。この隙間は、クラッチキー4が中心軸線О1に沿って延在していることから、当該中心軸線О1に沿って延在している。このため、クラッチキー収容凹部11の周方向外縁面14は、潤滑用流体をより広い範囲に展張させるために有効である。ただし、クラッチキー収容凹部11の周方向外縁面14は、省略することができる。
Further, in the present disclosure, the
さらに、インナークラッチ側供給溝15は、径方向供給溝16と、径方向供給溝16と交差する軸線方向供給溝17と、によって形成されているものとすることができる。この場合、クラッチキー収容凹部11に収容された潤滑用流体は、径方向供給溝16及び軸線方向供給溝17を通って、軸線方向全体に効率的に展張させることができる。
Further, the inner clutch
図5に示すように、インナークラッチ側供給溝15は、径方向供給溝16に加えて軸線方向供給溝17を含んでいる。軸線方向供給溝17は、周方向側面13に形成されている。軸線方向供給溝17は、軸線方向に延在し、径方向供給溝16と合流する。これによって、クラッチキー収容凹部11に収容された潤滑用流体は、径方向供給溝16に加えて、軸線方向供給溝17を通って、軸線方向全体に効率的に展張させることができる。なお、本開示において、軸線方向供給溝17の軸線方向端は、クラッチキー収容凹部11の軸線方向端に連続させることにより、当該クラッチキー収容凹部11の軸線方向端に開放されている。ただし、軸線方向供給溝17の軸線方向端は、クラッチキー収容凹部11の軸線方向端から離間させることにより、当該クラッチキー収容凹部11の軸線方向端と不連続にさせるにこともできる。
As shown in FIG. 5 , the inner clutch
図5に示すように、径方向供給溝は、複数の径方向供給溝16とすることができる。複数の径方向供給溝16は、軸線方向に間隔を置いて配置されている。この場合、前記潤滑用流体を、軸線方向全体に、より効率的に展張させることができる。本開示において、径方向供給溝は、2つの径方向供給溝16であるが、より多数の径方向供給溝16を設けてもよい。また、本開示において、軸線方向供給溝は、1つの軸線方向供給溝17である。ただし、軸線方向供給溝もまた、複数の軸線方向供給溝17とすることができる。この場合、複数の軸線方向供給溝17は、軸直方向に間隔を置いて配置される。
As shown in FIG. 5, the radial feed groove can be a plurality of
また、本開示において、径方向供給溝16と軸線方向供給溝17とは、等しい溝深さを有している。図7に示すように、径方向供給溝16の溝深さと、軸線方向供給溝17の溝深さとは等しい。この場合、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間には、径方向供給溝16と軸線方向供給溝17とを通して、等しい量の前記潤滑用流体を展張させることができる。
Further, in the present disclosure, the
また、図6に示すように、本開示において、インナークラッチ2は、軸線方向に沿って大径部21と、中径部22と、小径部23とによって形成されている。大径部21は、インナークラッチ2のうちで、軸直方向幅(径方向幅)が最も大きい部分である。小径部23は、インナークラッチ2のうちで、軸直方向幅(径方向幅)が最も小さい部分である。中径部22は、その軸直方向幅(径方向幅)が大径部21の軸直方向幅と小径部23の軸直方向幅との中間の部分である。本開示において、中径部22は、第1中径部22aと、第2中径部22bと、によって形成されている。本開示において、第1中径部22aは、その軸直方向幅(径方向幅)が第2中径部22bの軸直方向幅(径方向幅)よりも大きい部分である。
Further, as shown in FIG. 6, in the present disclosure, the
本開示において、クラッチキー収容凹部11は、インナークラッチ2の大径部21に形成された切欠きによって形成されている。前記切欠きは、大径部21の2つの軸線方向端のそれぞれに連続させることにより、当該大径部21の2つの軸線方向端のそれぞれに開放させている。即ち、本開示において、クラッチキー収容凹部11は、シャフト側軸線方向端と自在継手側軸線方向端とのそれぞれが大径部21の軸線方向端に開放されている。ただし、本開示において、第1中径部22aには、シャフト側仕切部材6を固定するための環状固定溝24が形成されている。図1を参照すれば、クラッチキー収容凹部11のシャフト側軸線方向端は、シャフト側仕切部材6によって閉じられている。
In the present disclosure, the clutch key
また、図1を参照すれば、クラッチキー収容凹部11の自在継手側軸線方向端は、自在継手側仕切部材7によって閉じられている。自在継手側仕切部材7の内周側には、ヨーク101が固定されている。符号M1は、自在継手側仕切部材7とヨーク101とを固定する、環状の溶接部である。また、自在継手側仕切部材7の外周側には、アウタークラッチ3が固定されている。符号M2は、自在継手側仕切部材7とアウタークラッチ3とを固定する、環状の溶接部である。
Further, referring to FIG. 1, the universal joint side axial end of the clutch
また、図9を参照すれば、アウタークラッチ3には、前記潤滑用流体を、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に供給するためのアウタークラッチ側供給溝30が形成されている。
Further, referring to FIG. 9, the
アウタークラッチ側供給溝30は、アウタークラッチ3の内周面に形成されている。アウタークラッチ側供給溝30は、インナークラッチ側供給溝15と協働して前記潤滑用流体を展張させる。これによって、前記潤滑用流体は、インナークラッチ側供給溝15に加えて、アウタークラッチ側供給溝30を通って、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に効率的に供給される。
The outer clutch
具体的には、本開示において、アウタークラッチ側供給溝30は、軸線方向にらせん状に延在する、らせん状供給溝31を含んでいる。らせん状供給溝31は、中心軸線О1の周りをらせん状に延在している。これによって、前記潤滑用流体は、らせん状供給溝31を通して軸線方向全体により効率的に展張させることができる。なお、本開示において、らせん状供給溝31の溝深さは、ノッチ3aの溝深さよりも浅い。
Specifically, in the present disclosure, the outer clutch
また、本開示において、アウタークラッチ3には、潤滑用流体導入部(潤滑用流体導入用ニップル)33が設けられている。潤滑用流体導入部33は、アウタークラッチ3を軸直方向に貫通し、アウタークラッチ3の外周側から内周側への潤滑用流体の導入を可能にする。これによって、前記潤滑用流体は、アウタークラッチ3の外部から、潤滑用流体導入部33を通して、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に供給することができる。
Further, in the present disclosure, the
加えて、本開示において、アウタークラッチ側供給溝30は、中心軸線О1の周りで周方向に延在する環状供給溝32を含んでいる。本開示において、潤滑用流体導入部33は、環状供給溝32に通じている。これによって、アウタークラッチ3の外部から潤滑用流体導入部33を通して導入された前記潤滑用流体を、中心軸線О1の周りで周方向全体に供給することができる。なお、本開示において、環状供給溝32の溝深さは、ノッチ3aの溝深さよりも浅い。
Additionally, in the present disclosure, the outer clutch
さらに、本開示において、環状供給溝32には、らせん状供給溝31が合流している。これによって、らせん状供給溝31には、環状供給溝32を通して、潤滑用流体導入部33から導入された前記潤滑用流体を供給することができる。なお、本開示において、環状供給溝32の溝深さは、らせん状供給溝31の溝深さよりも浅い。即ち、本開示において、環状供給溝32の溝深さが最も浅く、次いで、らせん状供給溝31、ノッチ3aの順で深くなっている。
Furthermore, in the present disclosure, the
本開示において、らせん状供給溝31の軸線方向端31aは、アウタークラッチ3の軸線方向端3bから軸線方向において離間しており、当該アウタークラッチ3の軸線方向端3bと不連続である。即ち、本開示において、らせん状供給溝31の軸線方向端31aは、アウタークラッチ3の軸線方向端3bに開放されていない。これによって、らせん状供給溝31を通って展張する前記潤滑用流体がアウタークラッチ3の軸線方向端3bから漏出することを抑えることができる。
In the present disclosure, the
また、本開示において、ワンウェイクラッチ1は、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に供給された前記潤滑用流体の漏出を抑えるための、少なくとも1つの環状シール部材8を備えていることが好ましい。この場合、前記潤滑用流体がアウタークラッチ3の軸線方向端3bから漏出することをさらに抑えることができる。
Further, in the present disclosure, it is preferable that the one-
図1を参照すれば、本開示において、アウタークラッチ3とシャフト側仕切部材6との間には、中心軸線О1の周りで周方向に延在する、環状シール部材8を備えている。環状シール部材8としては、例えば、パッキン、Оリング等の、ゴムまたは樹脂によって形成された弾性部材が挙げられる。本開示において、環状シール部材8は、アウタークラッチ3の内周面とシャフト側仕切部材6の外周面との間をシールする。これによって、前記潤滑用流体がアウタークラッチ3のシャフト側の軸線方向端3bから漏出する現象をさらに抑えることができる。なお、本開示において、アウタークラッチ3の自在継手側の軸線方向端3bは、自在継手側仕切部材7およびヨーク101が溶接されていることによって、前記潤滑用流体の漏出を抑えることができる。このため、アウタークラッチ3の自在継手側の、環状シール部材8の配置は省略することができる。
Referring to FIG. 1, in the present disclosure, an annular seal member 8 is provided between the
上述のとおり、ワンウェイクラッチ1は、インナークラッチ2とアウタークラッチ3とが相対回転するときに、クラッチキー4がクラッチキー収容凹部11に沈み込むことによって、当該クラッチキー収容凹部11に収容された潤滑用流体を、インナークラッチ側供給溝15を通して、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に展張させる。これによって、稼働時の、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間の摩擦抵抗を減少させることができる。この場合、発熱の抑制(発熱量の低下)とワンウェイクラッチ1の動作寿命の延長とを図ることができる。
As described above, in the one-
特に、本開示において、インナークラッチ側供給溝15は、径方向供給溝16と、径方向供給溝16と交差する軸線方向供給溝17と、によって形成されている。この場合、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間において、潤滑用流体をより効率的に展張させることができる。
In particular, in the present disclosure, the inner clutch
また、本開示において、径方向供給溝16と軸線方向供給溝17とは、等しい溝深さを有している。この場合、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間には、径方向供給溝16と軸線方向供給溝17とを通して、等しい量の潤滑用流体を展張させることができる。
Further, in the present disclosure, the
また、本開示において、クラッチキー4によって圧送された前記潤滑用流体は、アウタークラッチ3に形成されたアウタークラッチ側供給溝30を通しても、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に供給される。これによって、稼働時の、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間の摩擦抵抗をさらに減少させることができる。この場合、さらなる、発熱の抑制(発熱量の低下)とワンウェイクラッチ1の動作寿命の延長とを図ることができる。
Further, in the present disclosure, the lubricating fluid pressure-fed by the clutch key 4 is also supplied between the
特に、本開示において、アウタークラッチ側供給溝30は、軸線方向にらせん状に延在する、らせん状供給溝31を含んでいる。これによって、前記潤滑用流体は、らせん状供給溝31を通して軸線方向全体により効率的に展張させることができる。
In particular, in the present disclosure, the outer clutch
また、本開示において、らせん状供給溝31の軸線方向端31aは、アウタークラッチ3の軸線方向端3bと不連続である。これによって、らせん状供給溝31を通って展張する前記潤滑用流体がアウタークラッチ3の軸線方向端3bから漏出する現象を抑えることができる。
Further, in the present disclosure, the
特に、本開示において、ワンウェイクラッチ1は、インナークラッチ2とアウタークラッチ3との間に供給された前記潤滑用流体の漏出を抑えるための、少なくとも1つの環状シール部材8を備えている。この場合、前記潤滑用流体がアウタークラッチ3の軸線方向端3bから漏出する現象をより抑えることができる。ただし、このことは、環状シール部材8は、省略することができることを否定するものではない。また、環状シール部材8は、らせん状供給溝31の軸線方向端31aを、アウタークラッチ3の軸線方向端3bと不連続させることに代えて、単独で使用することもできる。
In particular, in the present disclosure, the one-
ところで、インナークラッチ2において、径方向供給溝16と軸線方向供給溝17とは、異なる溝深さを有しているものとすることができる。この場合、径方向供給溝16の溝深さと軸線方向供給溝17の溝深さとを変更することによって、所望の部分に、より多くの潤滑用流体を供給することができる。
Incidentally, in the
図10及び図11には、図4~図7のインナークラッチ2の変形例の要部を示す。ただし、上記構成と実質的に同一の部分は、その説明を省略する。図10及び図11に示すように、インナークラッチ2の変形例は、軸線方向供給溝17の溝深さが径方向供給溝16の溝深さよりも深い。この場合、接触によって摩耗を発生し易いインナークラッチ2の軸線方向端(ここでは、クラッチキー収容凹部11の軸線方向端、具体的には、シャフト側仕切部材6及び自在継手側仕切部材7)に、径方向供給溝16よりも、より多くの潤滑用流体を供給することができる。
10 and 11 show main parts of a modification of the
ただし、供給溝の溝深さは、軸線方向供給溝17よりも径方向供給溝16の方を深くすることもできる。この場合、中心軸線О1の周りの周方向に、より多くの潤滑用流体を供給することができる。また、径方向供給溝16が複数の場合、複数の径方向供給溝16の間で溝深さを変更させてもよい。軸線方向供給溝17が複数の場合も同様に、複数の軸線方向供給溝17の間で溝深さを変更させてもよい。
However, the groove depth of the supply grooves may be such that the
以上、本発明の一実施形態に係る、ワンウェイクラッチについて説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で、様々に変更することができる。 Although the one-way clutch according to one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above embodiment, and can be variously modified within the scope of the claims. Can be done.
例えば、本開示において、インナークラッチ側供給溝15は、クラッチキー収容凹部11の2つの周方向側面13のそれぞれに形成されている。ただし、インナークラッチ側供給溝15は、2つの周方向側面13のいずれか一方のみに形成することができる。例えば、インナークラッチ側供給溝15は、クラッチキー4の先端部4aと向かい合う位置に配置された周方向側面13のみに形成することができる。
For example, in the present disclosure, the inner clutch
また、本開示において、径方向供給溝16は、例えば、図5に示すように、軸直方向に対して平行となっているが、当該軸直方向に対して傾斜させてもよい。軸線方向供給溝17もまた、例えば、図5に示すように、軸線方向に対して平行となっているが、当該軸線方向に対して傾斜させてもよい。また、本開示において、複数の径方向供給溝16は、互いに平行であるが、互いに傾斜させることができる。このことは、軸線方向供給溝17が複数の場合も、同様である。
Further, in the present disclosure, the
また、潤滑用流体としては、例えば、グリス等の半固体又は半流体の潤滑剤、潤滑オイル等の潤滑液、が挙げられる。 Examples of the lubricating fluid include semi-solid or semi-fluid lubricants such as grease, and lubricating fluids such as lubricating oil.
1:ワンウェイクラッチ, 2:インナークラッチ, 2s:スプライン溝, 2h:貫通穴, 21:大径部, 22:中径部,22a:第1中径部, 22b:第2中径部, 23:小径部, 3:アウタークラッチ, 3a:ノッチ, 3b:アウタークラッチの軸線方向端, 4:クラッチキー, 4a:クラッチキーの先端部, 4b:クラッチキーの後端部, 4c:クラッチキーの段差面, 4e:クラッチキーの軸線方向端, 5:弾性部材, 6:シャフト側仕切部材, 7:自在継手側仕切部材, 8:環状シール部材, 11:クラッチキー収容凹部, 12:クラッチキー収容凹部の底面, 13:クラッチキー収容凹部の周方向側面, 14:クラッチキー収容凹部の周方向外縁面, 15:インナークラッチ側供給溝, 16:径方向供給溝, 17:軸線方向供給溝, 30:アウタークラッチ側供給溝, 31:らせん状供給溝, 32:環状供給溝, 33:潤滑用流体導入部, 100:ヨークユニット, 101:ヨーク, B:ボール, C:セットカバー, M1,M2:溶接部, R1:バックアップリング, R2:L字リング, R3:ストッパリング
1: One-way clutch, 2: Inner clutch, 2s: Spline groove, 2h: Through hole, 21: Large diameter portion, 22: Medium diameter portion, 22a: First medium diameter portion, 22b: Second medium diameter portion, 23: Small diameter portion, 3: Outer clutch, 3a: Notch, 3b: Axial end of outer clutch, 4: Clutch key, 4a: Tip of clutch key, 4b: Rear end of clutch key, 4c: Step surface of clutch key , 4e: Axial end of clutch key, 5: Elastic member, 6: Shaft side partition member, 7: Universal joint side partition member, 8: Annular seal member, 11: Clutch key accommodating recess, 12: Clutch key accommodating recess. Bottom surface, 13: Circumferential side surface of clutch key storage recess, 14: Circumferential outer edge surface of clutch key storage recess, 15: Inner clutch side supply groove, 16: Radial supply groove, 17: Axial supply groove, 30: Outer Clutch side supply groove, 31: Spiral supply groove, 32: Annular supply groove, 33: Lubricating fluid introduction part, 100: Yoke unit, 101: Yoke, B: Ball, C: Set cover, M1, M2: Welding part , R1: Backup ring, R2: L-shaped ring, R3: Stopper ring
Claims (8)
前記クラッチキー収容凹部に、前記クラッチキーが前記弾性部材の付勢力に抗して前記クラッチキー収容凹部に沈み込むとき、前記クラッチキー収容凹部に収容された潤滑用流体を、前記インナークラッチと前記アウタークラッチとの間に供給するためのインナークラッチ側供給溝が形成されている、ワンウェイクラッチ。 A one-way clutch comprising: an inner clutch, an outer clutch, a clutch key accommodated in a clutch key accommodating recess provided in the inner clutch, and an elastic member accommodated in the clutch key accommodating recess together with the clutch key. There it is,
When the clutch key sinks into the clutch key accommodating recess against the biasing force of the elastic member, the lubricating fluid accommodated in the clutch key accommodating recess is transferred between the inner clutch and the clutch key accommodating recess. A one-way clutch with a supply groove on the inner clutch side for supply between the outer clutch and the inner clutch.
The one-way clutch according to claim 7, further comprising at least one annular seal member for suppressing leakage of the lubricating fluid supplied between the inner clutch and the outer clutch.
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-
2022
- 2022-06-03 JP JP2022091189A patent/JP2023178115A/en active Pending
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