JP2023164084A - プログラム、システム、および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタの接続に関する設定における利便性を向上させるプログラムを提供する。【解決手段】通信装置と通信する情報処理装置のコンピュータを、前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得手段、前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示手段、前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う処理手段、として機能させる。前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、装置間の接続に関する設定を行うプログラム、システムおよび方法に関する。
PC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置が、プリンタ等の通信装置に、アクセスポイントに関する情報を送信し、当該通信装置と外部装置とを接続させる技術が知られている。特許文献1には、プリンタ側で接続方式の選択画面を表示することが記載されている。
特開2019-180038号公報
特許文献1では、プリンタ側で接続方式の選択画面を表示した後、端末側で接続方式のユーザの意思確認を受け付けており、選択決定までのユーザ操作が複雑である。
本発明は、プリンタの接続に関する設定における利便性を向上させるプログラム、システム、および方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、通信装置と通信する情報処理装置のコンピュータを、前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得手段、前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示手段、前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う処理手段、として機能させ、前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、プリンタの接続に関する設定における利便性を向上させることができる。
情報処理装置と通信装置とアクセスポイントの構成を示す図である。 NFCユニットの構成を示す図である。 情報処理装置と通信装置の間で実行されるシーケンス図である。 情報処理装置において表示される画面を示す図である。 情報処理装置において実行される処理を示すフローチャートである。 情報処理装置において実行される処理を示すフローチャートである。 情報処理装置において実行される処理を示すフローチャートである。 情報処理装置において表示される画面を示す図である。 通信装置において実行される処理を示すフローチャートである。 情報処理装置と通信装置の間で実行されるシーケンス図である。 WEC開始画面を示す図である。 DPP待ち受けモード開始処理を示すフローチャート図である。 WECの実行処理を示すフローチャート図である。 情報処理装置において表示される画面を示す図である。 情報処理装置において表示される画面を示す図である。 情報処理装置において表示される画面を示す図である。 情報処理装置において表示される画面を示す図である。 情報処理装置において表示される画面を示す図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。情報処理装置として、本実施形態ではスマートフォンを例示しているが、これに限定されない。例えば情報処理装置として、携帯端末、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、通信装置として、本実施形態ではプリンタを例示しているが、これに限定されず、情報処理装置と無線通信を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等に適用することができる。また、プリンタのみならず複写機やファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ、スマートスピーカ等にも適用可能である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を備える複合機にも適用可能である。
また、本実施形態では、情報処理装置は、Wi-Fi Easy Connect(以下、WEC)(登録商標)と呼ばれる機能に対応している場合は、当該機能を実行可能である。WECとは、Wi-Fi Allianceで策定されたDevice Provisioning Protocol(以下、DPP)を用いて、他の装置のネットワークセットアップを実行する機能である。なお他の装置のネットワークセットアップとは具体的には、他の装置をネットワークを形成するアクセスポイントと接続させる処理である。WECにおいては、「Configurator」という役割で動作する装置(以下、Configurator装置)と、「Enrollee」という役割で動作する装置(以下、Enrollee装置)との間で通信が行われる。Configurator装置はEnrollee装置からBootstrapping情報を取得する。Bootstrapping情報には、例えばEnrollee装置の識別情報(MACアドレス等)や、Enrollee装置とセキュアな通信を行うために用いられる公開鍵情報などが含まれる。本実施形態では、Bootstrapping情報を「WEC関連情報」として説明する。なお、他の情報もWEC関連情報として扱われて良い。そしてConfigurator装置は、取得したBootstrapping情報を用いてEnrollee装置との無線通信を実行する。具体的には例えば、Configurator装置は、Bootstrapping情報に含まれる公開鍵を用いてプロトコルキーを暗号化し、暗号化したプロトコルキーをEnrollee装置に送信する。そしてその暗号化したプロトコルキーに基づいて共通鍵を暗号化し、その共通鍵を用いて暗号化した情報を、Enrollee装置に送信する。なおここで送信される情報は具体的には例えば、アクセスポイントに接続するための接続情報である。そしてEnrollee装置は、Configurator装置から受信した接続情報を使ってアクセスポイントとの無線接続を確立する。なお、本実施形態におけるWECによるネットワークセットアップ処理においては、WECに対応している情報処理装置は、Configurator装置として動作し、WECに対応している通信装置は、Enrollee装置として動作するものとして説明する。
まず、本実施形態の情報処理装置と、本実施形態の情報処理装置と通信可能な通信装置の構成について図1のブロック図を参照して説明する。また、本実施形態では以下の構成を例に記載するが、本実施形態は通信装置と通信を行うことが可能な装置に関して適用可能なものであり、特にこの図のとおりに機能を限定するものではない。
情報処理装置101は、本実施形態の情報処理装置である。情報処理装置101は、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、表示部108、通信部110、近距離無線通信部111等を有する。CPU103、ROM104、RAM105等によって、情報処理装置101のコンピュータが形成される。
入力インタフェース102は、キーボード109等の操作部が操作されることにより、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースである。なお、操作部は、物理キーボードや物理ボタン等であっても良いし、表示部108に表示されるソフトキーボードやソフトボタン等であっても良い。すなわち、入力インタフェース102は、表示部108を介してユーザからの入力を受け付けても良い。
CPU103は、システム制御部であり、情報処理装置101の全体を制御する。
ROM104は、CPU103が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSという。)プログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
RAM105は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。なお、RAM105は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、情報処理装置101の設定情報や情報処理装置101の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM105に設けられている。また、RAM105は、CPU103の主メモリとワークメモリとしても用いられる。
外部記憶装置106は、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのアプリケーションプログラム(以後、設定アプリ)、通信装置151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等を保存している。設定アプリとは、通信装置151の接続先のアクセスポイントの設定をWEC等で行うためのアプリケーションプログラムである。なお、設定アプリは、ネットワークセットアップ機能以外の他の機能を備えていても良い。例えば設定アプリは、通信装置151に印刷を実行させる機能や、通信装置151にセットされた原稿をスキャンさせる機能、通信装置151の状態を確認する機能等を備えていても良い。設定アプリは、例えば、通信部110を介したインターネット通信によって、外部のサーバからインストールされることにより、外部記憶装置106に格納される。また、外部記憶装置106は、通信部110を介して接続している通信装置151との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を保存している。
出力インタフェース107は、表示部108がデータの表示や情報処理装置101の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。
表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行う。
通信部110は、通信装置151やアクセスポイント131等の装置と接続して、データ通信を実行するための構成である。例えば、通信部110は、通信装置151内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。通信部110と通信装置151内のアクセスポイントが接続することで、情報処理装置101と通信装置151は相互に通信可能となる。なお、通信部110は無線通信で通信装置151とダイレクトに通信しても良いし、情報処理装置101や通信装置151の外部に存在する外部装置を介して通信しても良い。なお、外部装置とは、情報処理装置101の外部及び通信装置151の外部に存在する外部アクセスポイント(アクセスポイント131等)や、アクセスポイント以外で通信を中継可能な装置を含む。本実施形態では、通信部110が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるWi-Fi(WirelessFidelity)(登録商標)であるものとする。そして、前述したWECを、通信部110による通信により実行するものとする。また、アクセスポイント131としては、例えば、無線LANルーター等の機器などが挙げられる。なお、本実施形態において、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介して接続する方式をインフラ接続方式という。
近距離無線通信部111は、通信装置151等の装置と近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部110とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離無線通信部111は、例えば、通信装置151内の近距離無線通信部157と接続可能である。通信方式としては、例えば、Near Field Communication(NFC)、Bluetooth(登録商標) Classic、Bluetooth Low Energy(BLE)、Wi-Fi Aware等が挙げられる。
本実施形態では、情報処理装置101は、設定アプリによるネットワークセットアップ処理の実行指示に基づいて情報処理装置101のOSによりWECを実行する。
通信装置151は、本実施形態の通信装置である。通信装置151は、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、近距離無線通信部157等を有する。ROM152、RAM153、CPU154等によって、通信装置151のコンピュータが形成される。
通信部156は、通信装置151内部のアクセスポイントとして、情報処理装置101等の装置と接続するためのアクセスポイントを有している。なお、該アクセスポイントは、情報処理装置101の通信部110に接続可能である。通信部156が、該アクセスポイントを有効化することで、通信装置151がアクセスポイントとして動作することになる。なお、通信部156は情報処理装置101とダイレクトに無線接続しても良いし、アクセスポイント131を介して無線接続しても良い。本実施形態では、通信部156が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるものとする。また以下の説明において、Wi-Fi(WirelessFidelity)(登録商標)とは、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格である。また、通信装置151がWECに対応しているのであれば、前述したWECを、通信部156による通信により実行するものとする。また、通信部156は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウエアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
本実施形態の通信装置151は、通信部156を用いて通信を行うためのモードとして、インフラストラクチャモード及びP2P(Peer to Peer)モードで動作可能である。
インフラストラクチャモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置(例えば、アクセスポイント131)を介して、情報処理装置101等の他の装置と通信する形態である。インフラストラクチャモードで動作する通信装置151によって確立される外部アクセスポイントとの接続を、インフラストラクチャ接続(以後、インフラ接続)という。本実施形態では、インフラ接続において、通信装置151が子局として動作し、外部アクセスポイントが親局として動作する。なお本実施形態において親局とは、親局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定する装置であり、子局とは、子局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定せず、親局が決定した通信チャネルを用いる装置である。
P2Pモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置を介さず、情報処理装置101等の他の装置と直接的に通信する形態である。本実施形態では、P2Pモードには、通信装置151がアクセスポイントとして動作するAPモードが含まれるものとする。APモード時に通信装置151内で有効化されるアクセスポイントの接続情報(SSIDやパスワード)は、ユーザが任意に設定可能であるものとする。なおP2Pモードには、例えば、通信装置151がWi-Fi Direct(WFD)によって通信するためのWFDモードが含まれていても良い。なお、複数のWFD対応機器のうちいずれが親局として動作するかは、例えば、Group Owner Negotiationというシーケンスに従って決定される。なお、Group Owner Negotiationが実行されずに、親局が決定されても良い。WFD対応機器であり且つ親局の役割を果たす装置を特に、Group Ownerという。P2Pモードで動作する通信装置151によって確立される他の装置との直接的な接続を、ダイレクト接続という。本実施形態では、ダイレクト接続において、通信装置151が親局として動作し、他の装置が子局として動作する。
また、本実施形態では通信装置151は、ユーザから所定の操作を受け付けることで、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのモードであるネットワークセットアップモードとして動作可能である。通信装置151は、ネットワークセットアップモードとして動作する場合、通信部156を用いることにより、ネットワークセットアップモードとして動作中に有効なセットアップ用アクセスポイントとして動作する。当該セットアップ用アクセスポイントは、上述のAPモード時に有効化されるアクセスポイントとは異なるアクセスポイントである。また当該セットアップ用アクセスポイントのSSIDは、情報処理装置101の設定アプリが認識可能な所定の文字列を含むものとする。また、当該セットアップ用アクセスポイントは、接続にパスワードを必要としないアクセスポイントであるものとする。また、ネットワークセットアップモードとして動作している通信装置151は、セットアップ用アクセスポイントと接続している情報処理装置101との通信において、所定の通信プロトコル(セットアップ用通信プロトコル)を用いるものとする。セットアップ用通信プロトコルは具体的には例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)である。通信装置151は、ネットワークセットアップモードでの動作を開始した後、所定の時間が経過したら、ネットワークセットアップモードでの動作を停止し、セットアップ用アクセスポイントを無効化する。これは、セットアップ用アクセスポイントは上述したようにパスワードを必要としないアクセスポイントであるため、長時間有効化していると、適切でない装置から接続を要求されてしまう可能性が高まるためである。なおセットアップ用アクセスポイントは、パスワードを必要とするアクセスポイントであっても良い。その場合、セットアップ用アクセスポイントとの接続に用いられるパスワードは、設定アプリが予め把握している固定の(ユーザが変更できない)パスワードであるものとする。
またさらに、本実施形態では通信装置151は、ユーザから所定の操作を受け付けることで、通信装置151のネットワークセットアップを、セットアップ用通信プロトコルとは異なる通信プロトコルで実行するためのモードとしても動作可能である。本実施形態では、セットアップ用通信プロトコルとは異なる通信プロトコルは、上述したDPPであるものとし、当該モードを、DPP待ち受けモードと呼ぶものとする。通信装置151がDPP待ち受けモードで動作している状態において、情報処理装置101からDPPによるネットワークセットアップ要求が受信された場合、後述するようにしてDPPによるネットワークセットアップを実行する。そのためDPP待ち受けモードとは言い換えれば、DPPによるネットワークセットアップ要求を待ち受けているモードである。DPP待ち受けモードについては図10及び図12において後述する。
近距離無線通信部157は、情報処理装置101等の装置と近距離で無線接続するための構成であり、例えば、情報処理装置101内の近距離無線通信部111と接続可能である。通信方式としては、例えば、NFC、Bluetooth Classic、BLE、Wi-Fi Aware等が挙げられる。
RAM153は、バックアップ電源を必要とするSRAM等で構成される。なお、RAM153は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、通信装置151の設定情報や通信装置151の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM153に設けられている。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した印刷情報を一旦保存するための受信バッファや各種の情報を保存する。
ROM152は、CPU154が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM152に格納されている各制御プログラムは、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
CPU154は、システム制御部であり、通信装置151の全体を制御する。
プリントエンジン155は、RAM153に保存された情報や情報処理装置101等から受信した印刷ジョブに基づき、インク等の記録剤を紙等の記録媒体上に付加することで記録媒体上に画像を形成し、印刷結果を出力する。なお一般に、情報処理装置101等から送信される印刷ジョブのデータ量は大きいため、印刷ジョブの通信には、高速通信が可能な通信方式を用いることが求められる。そのため、通信装置151は、近距離無線通信部157よりも高速な通信が可能な通信部156を介して、印刷ジョブを受信する。
なお、通信装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、通信装置151に保存される情報は、当該メモリに保存されても良い。
図2は近距離無線通信部111や近距離無線通信部157の詳細構成の一例を示した図である。近距離無線通信部111と近距離無線通信部157の構成の一例としてNFCユニット200の構成を説明する。NFCユニット200は、NFCコントローラ部201と、アンテナ部202と、RF部203と、送受信制御部204と、NFCメモリ205(書き換え可能な不揮発性メモリで構成される)と、電源206と、デバイス接続部207を有する。アンテナ部202は、他のNFCデバイス(例えば近距離無線通信部111)から電波やキャリアの受信や、他のNFCデバイスに電波やキャリアの送信を行う。RF部203はアナログ信号をデジタル信号に変復調する機能を備えている。RF部203はシンセサイザを備えていて、バンド、チャネルの周波数を識別し、周波数割り当てデータによるバンド、チャネルの制御をしている。送受信制御部204は送受信フレームの組み立て及び分解、プリアンブル付加及び検出、フレーム識別など、送受信に関する制御を行う。送受信制御部204はNFCメモリ205の制御も行い、各種データやプログラムを読み書きする。アクティブモードとして動作する場合、電源206(スマートホンやMFPの主電源)を介して電力の供給を受け、デバイス接続部207を通じてデバイスとの通信や、アンテナ部202を介して送受信されるキャリアにより、通信可能な範囲にある他のNFCデバイスと通信する。一方、パッシブモードとして動作する場合、アンテナ部202を介して他のNFCデバイスからキャリアを受信して電磁誘導により他のNFCデバイスから無線による電力の供給を受け、キャリアの変調により当該他のNFCデバイスとの間で通信を行い、データを送受信する。
図3は、情報処理装置101と通信装置151によって実行されるWEC接続処理を示すシーケンス図である。図3に示すシーケンスは、例えば、各装置のCPUが各装置のROMや外部記憶装置等に格納されたプログラムを各装置のRAMに読み出して実行することにより実現される。
図3の示すシーケンスが実行されるにあたって、情報処理装置101は、アクセスポイント131と接続済みの状態である。また、通信装置151は、工場出荷状態(着荷状態)においてユーザにより初めて電源ON操作が実行される状態である。なお、工場出荷状態とは例えば、通信装置151が初期設定を完了していない状態に相当する。例えば、通信装置151は、インクタンクやプリントヘッド等が装着されていない状態で工場から出荷される。通信装置151は、初期設定として例えば、同梱されたインクタンクやプリントヘッド等を通信装置151に装着するようにユーザに促す処理、レジ調整、プリントヘッドのクリーニング処理などの通信装置151を使用可能にするための処理を行う。
初期設定時、S101において、NFCメモリ205に対して初期値が設定され、S202において、NFCユニットが起動する。このとき、NFCユニットは、ターゲットとして動作し、イニシエータからの命令を待っている状態になる。
通信装置151が工場出荷状態であるか否かは、RAM153やメモリ等に保存されるフラグ(初期起動フラグ)を用いて制御される。通信装置151は、初期設定が完了したことに応じて初期起動フラグの状態を変化させ、初期設定の完了以降は通信装置151の電源がONされたとしても初期設定が起動されないように構成されている。通信装置151を利用するためには、通信装置151のネットワークセットアップが実行されることが好ましいため、本実施形態では初期設定時にネットワークセットアップ処理が実行される。
S103において、CPU154は、ネットワークセットアップモードでの動作を通信装置151に開始(有効化)させる。具体的には、CPU154は、セットアップ用アクセスポイントを有効化する。ネットワークセットアップモードでの動作は、例えば通信装置151の所定のボタン操作によって開始されても良い。さらに、CPU154は、所定の時間が経過したらネットワークセットアップモードを終了するため、ネットワークセットアップモードのタイムアウト用タイマを起動し、ネットワークセットアップモードでの動作が開始されてからの経過時間をカウントする。
一方、情報処理装置101では、S104において、CPU103は、ユーザ操作等に応じて、ROM104や外部記憶装置106等に格納された設定アプリをRAM105に読み出して実行する。このとき、CPU103は、NFCユニットをイニシエータとして動作を開始させる。S105において、CPU103は、設定アプリの画面を表示部108に表示する。設定アプリの画面上には、例えば「プリンタとの接続を行う」といった通信装置151との接続のための項目が表示される。ユーザによりその項目が選択されると、CPU103は、例えば「端末をプリンタにタッチして下さい」といった情報処理装置101を通信装置151に近接させることを促すメッセージを表示部108に表示する。S106において、ユーザは、情報処理装置101のNFCユニットを通信装置151のNFCユニットに近接させる(1回目のタッチ)。
情報処理装置101のNFCユニットと通信装置151のNFCユニットとが近接すると、NFCユニット間においてデータ伝送が行われる。具体的には、S107において、通信装置151の情報のRead要求が情報処理装置101から通信装置151に送信され、S108において、通信装置151の情報がRead応答として通信装置151から情報処理装置101に送信される。
通信装置151の情報は例えば、プリンタ名称、識別情報、WiFi接続情報、各設定方式による設定可否情報、通信装置151の状態情報、タイムアウト情報、WEC関連情報、WFD接続情報を含む。プリンタ名称は例えば、通信装置151の名称である。識別情報は例えば、通信装置151のシリアル番号、MACアドレスである。WiFi接続情報は例えば、外部アクセスポイント(例えばアクセスポイント131)に未接続であるかもしくは接続済みであるか、外部インフラネットワークに未接続であるかもしくは接続済みであるか、といった情報である。
ここで、本実施形態におけるネットワークセットアップ処理の設定方式について説明する。複数の設定方式によりネットワークセットアップ処理が実行可能であり、複数の設定方式には以下の第1~第4設定方式の4種類が含まれる。第1設定方式とは、ネットワークセットアップ用プロトコルによるネットワークセットアップである。第2設定方式とは、DPPによるネットワークセットアップである。なお第2設定方式は、情報処理装置101とAPとが接続した後のユーザによる情報処理装置101に対する当該APと接続するためのパスワードの入力無しに当該APと接続するための接続情報を通信装置151に送信するためのプロトコルを用いる方法であれば良い。例えば、iOSの機能でありHTTP(HyperText Transfer Protocol)を用いた機能であるAccessory Setupによる方法であっても良い。第3設定方式とは、WiFi Directによるネットワークセットアップである。なお第3設定方式は、P2Pモードの通信装置151と情報処理装置101が接続するための設定方式であれば良い。そのため、通常のWiFi規格によるネットワークセットアップであり、APモードの通信装置151と情報処理装置101が接続するための設定方式であっても良い。第4設定方式とは、WPS(WiFi Protected Setup)によるネットワークセットアップである。情報処理装置101と通信装置151との間で実行される設定方式は第1~第4設定方式に限られず、他の設定方式によりネットワークセットアップ処理が実行可能であっても良い。通信装置151の情報に含まれる各設定方式による設定可否情報は、通信装置151が第1~第4の設定方式それぞれによる設定を行う能力を有しているか否かを示す情報である。例えば、設定可否情報は、通信装置151が各プロトコルに対応しているもしくは対応していないことに基づいている。
通信装置151の状態情報は、通信装置151の現在の状態が、各設定方式を実行可能であるかを示す情報である。図3に示すケースにおいては、通信装置151は現在、ネットワークセットアップモードにある。その場合、通信装置151の状態情報は、例えば、「第1設定方式:可、第2設定方式:可、第3設定方式:有効、第4設定方式:可」である。通信装置151の現在、他の状態である場合についての通信装置151の状態情報については後述する。通信装置151の状態情報はさらに、通信装置151の現在の状態に自動で移行したかもしくは手動で移行したかを示す情報を含んでも良い。例えば、工場出荷状態においてユーザにより初めて電源ON操作が実行された場合には、自動で移行したことを示す情報が含まれる。また、例えば、通信装置151の所定のボタン操作が実行された場合には、手動で移行したことを示す情報が含まれる。
タイムアウト情報は、ネットワークセットアップ処理のタイムアウト時間である。図3に示すケースにおいてS108で通信装置151の情報が送信された時点では、通信装置151は、ネットワークセットアップモードである。ネットワークセットアップモードでは、上述したように、セットアップアクセスポイントはパスワードを必要としないアクセスポイントである。そのため、ネットワークセットアップ処理にタイムアウト時間を設け、セキュリティを確保する。例えば、ネットワークセットアップモードに自動で移行した場合には、ネットワークセットアップモードの開始から60分と設定され、手動で移行した場合には、ネットワークセットアップモードの開始から10分と設定される。そして、それらの時間から算出される残り時間がタイムアウト情報として送信される。
WEC関連情報は例えば、上述のBootstrapping情報である。WEC関連情報は、通信装置151がネットワークセットアップモードの場合に送信される。なお、WEC関連情報は、S108で送信されなくても良く、後述する2回目のタッチにおいて送信されるようにしても良い。WFD接続情報は例えば、通信装置151のアクセスポイントのSSID及びパスワードである。
S109において、CPU103は、S108で受信した通信装置151の情報に基づいて、表示部108に表示するための表示データを生成する。S110において、CPU103は、S109で生成された表示データに基づいて、表示部108に、他の設定方式を選択可能な選択画面を表示する。
図4は、S110で表示される選択画面の一例を示す図である。図4の選択画面は、設定アプリの画面として表示される。領域401は、通信装置151の情報に含まれる、プリンタ名称、識別情報、WiFi接続情報に基づいて表示される。例えば、領域401として、プリンタ名称「ABCPRINTER」、シリアルナンバー「ABCD1234」、MACアドレス「22:33:44:55:66:77」が表示される。また、通信装置151の現在の状態がネットワークセットアップモードであるので、外部アクセスポイントとの接続状況「未接続」が表示される。領域402には、情報処理装置101の情報が表示される。例えば、領域402として、現在のWiFiの接続先「AP1」、MACアドレス「11:22:33:44:55:66」が表示される。また、領域402としてインターネットとの接続状況に関するメッセージが表示されるようにしても良い。
選択項目403、404、406、407は、S108で受信した通信装置151の情報に基づいて表示される、ユーザにより選択可能な設定方式を示す。図3に示すケースの場合、通信装置151がネットワークセットアップモードであるので、通信装置151の状態情報は「第1設定方式:可、第2設定方式:可、第3設定方式:有効、第4設定方式:可」である。従って、図4では、第1設定方式以外の他の設定方式を選択可能なように、第2設定方式に対応する選択項目403及び404、第3設定方式に対応する選択項目407、第4設定方式に対応する選択項目406が表示される。後述するが、本実施形態では、第1設定方式と第2設定方式の両方が実行可能である場合には、第2設定方式が優先的に選択項目として表示される。
選択項目403は、領域402に表示されている情報処理装置101の現在のWiFiの接続先(外部アクセスポイント)との接続を通信装置151に設定する際に押下される。選択項目404は、領域402に表示されている情報処理装置101の現在のWiFiの接続先以外の外部アクセスポイントを選択する際に押下される。タイムアウト時間405は、通信装置151の情報に含まれるタイムアウト情報に基いて表示される。タイムアウト時間405の表示により、ネットワークセットアップ処理が可能な残り時間をユーザに認識させることができる。
選択項目406は、WPSを用いたネットワークセットアップ処理(第4設定方式)を選択する際に押下される。選択項目407は、WiFi Directを用いたネットワークセットアップ処理(第3設定方式)をユーザが選択する際に押下される。選択項目408は、ネットワークセットアップ処理を行わない場合に押下される。
S111において、CPU103は、図4の選択画面上でのユーザ選択を受け付ける。ここでは、図4の選択項目403もしくは404が選択されたとして説明する。選択項目403が押下されると、CPU103は、少なくとも設定操作が行われたときに情報処理装置101がWiFiによって無線接続していた外部アクセスポイント(以下、接続済みAP)に関する情報を取得する。当該情報には、情報処理装置101がWiFiによって無線接続しているアクセスポイントと接続するための情報(SSID、暗号化方式を示す情報等)が含まれる。なお取得された情報は、情報処理装置101のメモリの所定の記憶領域に保存される。選択項目404が押下されると、CPU103は、情報処理装置101の周囲のアクセスポイントの検索を情報処理装置101のOSに指示し、その検索結果を設定アプリにより取得する。そして、CPU103は、その検索結果を選択可能に表示する画面を表示部108に表示する。CPU103は、ユーザにより選択されたアクセスポイントに関する情報(SSID、暗号化方式を示す情報等)を取得し、取得した情報を情報処理装置101のメモリの所定の記憶領域に保存する。
S112において、CPU103は、「再度、端末をプリンタにタッチして下さい」といった情報処理装置101のNFCユニットを通信装置151のNFCユニットに近接させることを促すメッセージを表示部108に表示する。図8(a)は、その際に表示される画面の一例である。S113において、ユーザは、情報処理装置101のNFCユニットを通信装置151のNFCユニットに近接させる(2回目のタッチ)。
情報処理装置101のNFCユニットと通信装置151のNFCユニットとが近接すると、NFCユニット間においてデータ伝送が行われる。具体的には、S114において、Write要求が情報処理装置101から通信装置151に送信され、S115において、Write応答が通信装置151から情報処理装置101に送信される。S114で送信されるWrite要求には、S111での選択結果に対応する情報が含まれる。即ち、選択された設定方式に対応する値が通信装置151のNFCメモリに書き込まれる。
以下、図4の画面上で選択項目403が選択されたとして説明する。即ち、S114では、選択項目403に対応する値がWrite要求として送信される。
S108でWEC関連情報が送信されていなかった場合、2回目のタッチにおけるS116として、WEC関連情報の要求が情報処理装置101から通信装置151に送信される。WEC関連情報とは例えば、Bootstrapping情報である。そして、WEC関連情報が通信装置151から情報処理装置101に送信される。S108でWEC関連情報が既に送信されていた場合、S116は実行されない。
S117において、CPU154は、NFCメモリに値が書き込まれると、DPP待ち受けモードでの動作を通信装置151に開始させる。DPP待ち受けモードについては図12において後述する。また、DPP待ち受けモードのタイムアウト用タイマを起動し、DPP待ち受けモードでの動作が開始されてからの経過時間をカウントする。その後、S118において、通信装置151は、DPP待ち受けモードとなる。
S119~S122において、CPU103は、取得したWEC関連情報を用いてWECを実行する。なお本実施形態では、設定アプリは、WECを直接的に実行するのではなく、WECを実行するための処理として、OS標準のWEC用アプリケーションプログラム(以下、WEC用アプリ)を起動する処理を行う。そして、WEC用アプリによってWEC用のAPIが実行されて、OSにWECの実行要求が行われることにより、OSによりWECが実行される。なお設定アプリからWEC用のAPIが実行されて、OSにWECの実行要求が行われても良く、WECを実行するための処理は当該実行要求であっても良い。そして、S119~S122の処理の詳細は図10において後述する。
図5は、情報処理装置101において実行される処理を示すフローチャートである。図5の処理は、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納されたプログラムをRAM105に読み出して実行することにより実現される。図5の処理は、図3のS104で設定アプリが実行されると開始される。
S201において、CPU103は、情報処理装置101のオペレーティングシステムプログラム(OS)のバージョン情報を取得する。S202において、CPU103は、情報処理装置101のNFCユニットを通信装置151のNFCユニットに近接させることを促すメッセージを表示部108に表示する。S202は、図3のS105に対応する。S203において、CPU103は、通信装置151から通信装置151の情報を取得したか否かを判定する。ここで、通信装置151の情報を取得したと判定されなかった場合はS203の処理を繰り返し、通信装置151の情報を取得したと判定された場合はS204に進む。例えば、図3のS108で通信装置151からのRead応答に、通信装置151の情報が含まれていれば、通信装置151の情報を取得したと判定され、S204に進む。
S204において、CPU103は、取得した通信装置151の情報に基づいて、通信装置151がネットワークセットアップ処理に対応しているか否かを判定する。S204の判定は、例えば、通信装置151の情報に含まれるプリンタ名称、識別情報に基いて行われる。例えば自社製以外のプリンタであると判定された場合や、通信装置151の情報に、図4の選択画面の選択項目に関する情報が何も含まれていない場合には、通信装置151がネットワークセットアップ処理に対応していないと判定され、S209に進む。S209において、CPU103は、通信装置151に対してネットワークセットアップ処理を実行することができない旨を示す通知画面を表示部108に表示し、その後、図3及び図5の処理を終了する。一方、S204で通信装置151がネットワークセットアップ処理に対応していると判定された場合、S205に進む。
S205において、CPU103は、図4の選択画面の選択項目として表示すべき項目を抽出する。
図6は、S205の処理を示すフローチャートである。S301において、CPU103は、S201で取得されたOSのバージョン情報に基いて、情報処理装置101のOSが対応している設定方式を取得する。例えば、ROM104や外部記憶装置106等には、OSのバージョン情報と、第1~第4設定方式それぞれをサポートしているか否かの情報とが対応付けて格納されており、CPU103は、それらの情報を参照して、OSが対応している設定方式を取得する。S302において、CPU103は、図3のS108で取得された通信装置151の情報に含まれる各設定方式による設定可否情報に基いて、通信装置151が対応している設定方式を取得する。S303において、CPU103は、S301で取得された設定方式と、S302で取得された設定方式とから合致している設定方式を抽出する。即ち、S301~S303により、情報処理装置101と通信装置151両方が共通な能力として有する設定方式が取得される。
S304において、CPU103は、図3のS108で取得された通信装置151の情報に含まれる通信装置151の状態情報に基いて、通信装置151の現在の状態で実行可能な設定方式を取得する。
S305において、CPU103は、S303で抽出された設定方式と、S304で取得された設定方式とで合致する設定方式を、図3のS110で表示する選択項目として特定する。その際、CPU103は、第1設定方式と第2設定方式の両方がS303で抽出され、且つS304でも取得されている場合には、表示する選択項目として第2設定方式を特定する。即ち、第1設定方式は、表示する選択項目として特定されない。S305の後、図6の処理を終了する。
S304~S305により、情報処理装置101と通信装置151両方が共通な能力として有する設定方式であり、且つ現在の通信装置151の状態で実行可能な設定方式が特定される。そのような構成により、例えば、通信装置151がWECに対応していないにも関わらず、情報処理装置101側でDPPによるネットワークセットアップに対応する選択項目が表示されてしまうといったことを防ぐことができる。また、ネットワークセットアップ用プロトコルによるネットワークセットアップとDPPによるネットワークセットアップの両方が可能である場合、選択項目としては、DPPによるネットワークセットアップが優先的に表示される。そのような構成により、ユーザに対して、パスワード等の情報を入力させる必要のない、より利便性の高い設定方式を提示することができる。
S305の後、図5のS206において、CPU103は、S108で受信した通信装置151の情報に基づいて、表示部108に表示するための表示データを生成し、表示部108に表示させる。ここで生成される表示データとは、例えば図4の選択画面を表示させるためのデータである。図5のS206は、図3のS109及びS110に対応する。
S207において、CPU103は、ユーザによる選択を受け付けたか否かを判定する。ここでの選択とは、例えば図4の選択項目403、404、406~408のいずれかの選択である。S207の処理は、ユーザによる選択を受け付けたと判定されるまで繰り返される。ユーザによる選択を受け付けたと判定された場合、S208に進む。
S208において、CPU103は、S207で受け付けた選択結果に応じた処理を行う。S208の処理について、図7を参照しながら説明する。S208の後、図5の処理を終了する。
図7は、S208の処理を示すフローチャートである。S401において、CPU103は、S207で受け付けた選択結果が、DPPを用いたネットワークセットアップ(第2設定方式)、WiFi Directを用いたネットワークセットアップ(第3設定方式)、WPSを用いたネットワークセットアップ(第4設定方式)のいずれかであった場合、S402に進む。例えば、図4の選択項目403、404、406、407のいずれかかが選択された場合、S402に進む。一方、S207で受け付けた選択結果が、ネットワークセットアップを実行しない項目であった場合、S409に進む。例えば、図4の選択項目408が選択された場合、S409に進む。S409において、CPU103は、表示部108に、ネットワークセットアップ処理を行わない旨のメッセージ画面を表示し、その後、図7の処理を終了する。なお、選択項目408が押下された場合、ネットワークセットアップ用プロトコルによるネットワークセットアップ(第1設定方式)を行うための画面が表示されても良い。ネットワークセットアップ用プロトコルによるネットワークセットアップを行うための画面とは例えば、通信装置151に接続設定したいアクセスポイントの選択やアクセスポイントの情報(パスワード等)の入力を行うための画面である。
S402において、CPU103は、S114で通信装置151に送信するWrite要求として、S207で受け付けた選択結果に対応する値を設定する。S403において、CPU103は、「端末をプリンタにタッチして下さい」といった情報処理装置101を通信装置151に近接させることを促すメッセージ画面を表示部108に表示する。S403の処理は、図3のS113に対応する。図8(a)は、S403で表示される画面の一例を示す図である。
S404において、CPU103は、通信装置151に対するWrite要求が完了したか否かを判定する。S404の判定は、例えば、通信装置151からのWrite応答を受信したか否かに基づいて行われる。S404の処理は、通信装置151に対するWrite要求が完了したと判定されるまで繰り返される。通信装置151に対するWrite要求が完了したと判定された場合、S405に進む。
S405において、CPU103は、S207で受け付けた選択結果に応じた処理を実行するよう制御を切り替える。S207で受け付けた選択結果が第2設定方式であった場合、S406に進む。S406において、CPU103は、取得したWEC関連情報を用いてWECを実行するための処理を開始する。具体的には例えば、OS標準のWEC用アプリを起動する処理が行われる。その際、例えば、通信装置151から取得したBootstrapping情報がURIパラメータとしてOSに引き渡される。S406の後、図7の処理を終了する。
また、S207で受け付けた選択結果が第4設定方式であった場合、S407に進む。S407において、CPU103は、接続設定を行うアクセスポイントの接続ボタンの押下を促すメッセージを表示する。図8(b)は、S407で表示される画面の一例を示す図である。S407の後、図7の処理を終了する。
また、S207で受け付けた選択結果が第3設定方式であった場合、S408に進む。S408において、CPU103は、WiFi Directで通信装置151と接続するための処理を開始する。具体的には例えば、情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントとの接続を切断し、図3のS108で受信したWFD接続情報に基づいて、WFDモードで動作する通信装置151とWiFi Directにより接続する。なおAPモードで動作する通信装置151とP2PによりWiFi接続する形態であっても良い。S408の後、図7の処理を終了する。
図9は、通信装置151において実行される処理を示すフローチャートである。図9の処理は、例えば、CPU154がROM152や外部記憶装置等に格納されたプログラムをRAM153に読み出して実行することにより実現される。図9の処理は、図3のS108でRead応答が情報処理装置101に送信された後、開始される。
S501において、CPU154は、情報処理装置101のNFCユニットの近接により情報処理装置101からの書込みが完了したか否かを判定する。例えば、CPU154は、情報処理装置101からのWrite要求が送信され、情報処理装置101に対してWrite応答を送信した場合に、情報処理装置101からの書込みが完了したと判定する。S501の処理は、情報処理装置101からの書込みが完了したと判定されるまで繰り返される。情報処理装置101からの書込みが完了したと判定された場合、S502に進む。
S502において、CPU154は、S501で情報処理装置101から書き込まれた値に応じた処理を実行するよう制御を切り替える。S501で書き込まれた値が第2設定方式を示す値であった場合、S603において、CPU154は、通信装置151を、DPP Authentication Requestを待ち受けるモードに移行させる。S503の後、図9の処理を終了する。
S501で書き込まれた値が第4設定方式を示す値であった場合、S504において、CPU154は、WPSによる設定を開始する。具体的には例えば、図8(b)の画面表示の後、WPSボタンが押下された外部アクセスポイントの探索を行う。S504の後、図9の処理を終了する。
S501で書き込まれた値が第3設定方式を示す値であった場合、S505において、CPU154は、通信機器151をWiFi Directモードとする。具体的には例えば、ビーコン信号を発信し、通信装置151自身のアクセスポイントを外部の装置(例えば情報処理装置101)から検索可能な状態とする。S505の後、図9の処理を終了する。
次に、図3のS119以降の情報処理装置101と通信装置151によって実行される処理を図10を用いて説明する。図10に示すシーケンスは、例えば、各装置のCPUが各装置のROMや外部記憶装置等に格納されたプログラムを各装置のRAMに読み出して実行することにより実現される。
まずS500において情報処理装置101は、OSの機能により、DPPを利用したWECを開始する。具体的にはまず情報処理装置101は、WEC用アプリの起動指示を設定アプリからOSに指示することで、WEC用アプリを起動する。これにより、WEC用アプリがフォアグラウンドで動作し、設定アプリがバックグラウンドで動作することとなる。なお例えば当該指示の実行が、WECを実行するための指示に相当することとなる。これにより情報処理装置101は、WEC用アプリによるWEC開始画面を表示する。なおWEC用アプリは、情報処理装置101に予めインストールされているプログラムであり、情報処理装置101のOSベンダーによって提供されるプログラムである。また、WEC用アプリが起動された場合、設定アプリによって取得されたWEC関連情報が、WEC用アプリに提供される。図11は、WEC用アプリによって表示されるWEC開始画面の一例である。WEC開始画面1100には領域1101、1102、1103が表示されている。領域1101は、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントを変更するための領域である。なお領域1101が操作される前は、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントは、情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントである。情報処理装置101は、領域1101が選択された場合、アクセスポイントのリストを表示し、リストからユーザによって選択されたアクセスポイントを、WECによる設定対象として新たに設定する。なおアクセスポイントのリストには例えば、情報処理装置101がAPサーチにより発見したアクセスポイントや、情報処理装置101が接続したことがあるアクセスポイント等が含まれるものとする。領域1102は、WECの実行をキャンセルするための領域であり、領域1103は、WECの実行を指示するための領域である。情報処理装置101は、領域1102が操作された場合、本シーケンス図における処理を終了する。なおこの場合、WECが失敗したものとしてみなされる。また、情報処理装置101は、領域1103が押下された場合、S501に進む。なお、S500は、図3のS120に対応する。
S501では、WEC用アプリが、WEC関連情報やWECによる設定対象として設定されているアクセスポイントに関する情報を用いてWEC用のAPIを実行することにより、OSにWECの実行が指示される。そして、OSの機能により、情報処理装置101と通信装置151との間で、DPP Authenticationと呼ばれる処理が実行される。DPP Authenticationにおいては、情報処理装置101と通信装置151との間で、認証情報や、情報の暗号化に利用される情報などが通信されることで、装置間の通信の認証が行われる。なおDPP Authenticationにおける通信において情報処理装置101から送信される各種情報は、情報処理装置101によって取得されているWEC関連情報に基づき暗号化される。DPP Authenticationにおいては具体的にはまず情報処理装置101が、DPPによるネットワークセットアップ要求としてAuthentication Requestを送信する。次に、DPP待ち受けモードとして動作する通信装置151は、Authentication Requestを待ち受けるモードであるDPP待ち受けモードとして動作しているため、情報処理装置101から送信された当該Requestを受信する。Authentication Requestを受信した通信装置151は、受信したRequestを、自身が現在有している復号鍵による復号化を試みる。そして通信装置151は、当該復号化に成功した場合、Authentication responseを情報処理装置101に送信し、情報処理装置101との通信を認証する。なお、情報処理装置101が、正確なWEC関連情報を取得できておらず、正確に情報を暗号化できていなかった場合は、通信装置151における復号化が失敗するため、認証は失敗し、Authentication responseが送信されない。Authentication responseが情報処理装置101によって受信されることで、DPP Authenticationが完了する。またDPP Authenticationにおいては、DPPが用いられて通信が実行される。
次にS502において、OSの機能により、情報処理装置101と通信装置151との間で、DPP Configurationと呼ばれる処理が実行される。DPP Configurationにおいては、情報処理装置101は、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントと接続するための接続情報をWECにより通信装置151に送信する。なお接続情報には、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントのSSIDやパスワード、暗号化方式を示す情報等が含まれる。このとき送信されるパスワードは、情報処理装置101とアクセスポイントとの間の接続が確立される際にOS対応のアプリが表示する画面上においてユーザによって入力されていた情報である。そして、情報処理装置101とアクセスポイントとの間の接続が確立された際にOSにより保持されていた情報である。またパスワードは、設定アプリは保持していない情報である。また、このとき送信されるパスワードは、OSが既に保持している情報であり、且つDPP ConfigurationはOSによって実行される処理であるため、設定アプリが表示する画面上において新たにユーザによって入力される必要はない。本実施形態のようにWECによって接続情報を送信することで、設定アプリが表示する画面上においてユーザからパスワードの入力を新たに受け付けることなく且つ、セキュアな通信で、パスワードを通信装置151に送信することができる。なおDPP Configurationにおいても、DPPが用いられて通信が実行される。
なお本実施形態では、DPP Authentication及びDPP Configurationにおける通信は、各装置のビーコン送信によって行われる。また本実施形態では通信装置151は、インフラ接続用のネットワークインターフェースによって、DPP Authentication及びDPP Configurationにおいて情報処理装置101から送信されるビーコンを受信する。
S503では、通信装置151は、DPP待ち受けモードを終了し、インフラストラクチャモードに移行する。そして通信装置151は、WECによって取得した接続情報を用いて、当該接続情報に対応するアクセスポイントとの接続を試みる。接続が成功した場合、以後、通信装置151は、接続したアクセスポイントが形成するネットワークを介して通信を実行可能となる。なお接続したアクセスポイントが形成するネットワークを介した通信は、DPPとは異なるプロトコル(具体的には例えば、Port9100やSNMP、通信装置151のベンダー独自のプロトコル)によって実行される。なお通信装置151は、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続の成否を示す情報を、情報処理装置101に送信しても良い。また、さらに、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続が失敗した場合は、失敗した原因を示す情報を、情報処理装置101に送信しても良い。またこれらの情報送信は、DPPが用いられて実行されてよい。なおWECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続が失敗する原因は、WECにおける通信のエラーや、当該アクセスポイントが発見されなかったことや、通信装置151から取得されたWEC関連情報が適切な情報でなかったこと等である。また例えば、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントとの接続に用いられる暗号化方式が通信装置151が対応していない暗号化方式であったこと等である。また例えば、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントとの接続に用いられる暗号化方式がWECが対応していない暗号化方式であったこと等である。なお情報処理装置101は、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続の成否を示す情報を表示部108に表示してもよい。さらに、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続が失敗した場合は、失敗した原因を示す情報を表示部108に表示してもよい。
S504では、情報処理装置101は、WECの実行が終わったことに基づいて、フォアグラウンドで動作しているアプリを、WEC用アプリから設定アプリに切り替える。そして、情報処理装置101は、自身が属するネットワーク上で、通信装置151を検索する。本処理は、WECの実行が終わったことの通知をOSから受け取った設定アプリにより実現される。そして情報処理装置101は、通信装置151が発見された場合に、通信装置151にケーパビリティ情報を要求し、通信装置151はケーパビリティ情報を情報処理装置101に送信する。これにより、設定アプリ上に、通信装置151の情報を登録し、以後、設定アプリによって通信装置151との通信を実行可能とする。具体的には例えば、設定アプリによって通信装置151に印刷ジョブを送信可能とする。なおこのとき、WECによって通信装置151が接続したアクセスポイントによって形成されるネットワークに情報処理装置101が属している場合には、当該アクセスポイントを介して通信装置151との通信が実行可能となる。また、通信装置151が接続したアクセスポイントが、情報処理装置101が接続しているアクセスポイントでなかった場合等、情報処理装置101と通信装置151との間の通信が実行できない場合は、ケーパビリティ情報の要求や取得は省略される。なおS504における通信は、例えば、DPPともセットアップ用通信プロトコルとも異なる通信プロトコル(具体的には例えば、CHMP)が利用されて実行される。その後情報処理装置101は、本シーケンス図における処理を終了する。
なお上述では、WEC用アプリによってWEC開始画面が表示され、WEC用アプリがWEC用のAPIを実行することによりWECの実行をOSに指示する形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば設定アプリによってWEC開始画面が表示されても良い。またWEC用のAPIを設定アプリが実行することによりWECの実行をOSに指示する形態であっても良い。
ここで、図3のS118における処理を図12を用いて説明する。
図12は、DPP待ち受けモード開始処理の内容を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートは、例えば、CPU154がROM152やメモリ等に格納された設定アプリをRAM153に読み出して実行することにより実現される。図12の処理は、図3のS114及びS117でNFCメモリに第2設定方式の値が書き込まれると開始される。
S601において、CPU154は、DPP通信の待ち受けチャネルを決定する。DPP通信の待ち受けチャネルとは、情報処理装置101から送信されるDPPによるネットワークセットアップ要求を待ち受けるチャネルのことである。また、DPP configuration処理も同じチャネルが使用される。なお、DPP通信の待ち受けチャネルにどのチャネルを使用するかは、例えば、ユーザが通信装置151の操作画面から設定してもよい。
S602において、CPU154は、上述した、情報処理装置101とセキュアな通信を行うために用いられる公開鍵情報を生成する。
S603において、CPU154は、上述したBootstrapping情報を生成する。Bootstrapping情報には、例えば、通信装置151の識別情報(MACアドレス等)や、DPP通信の待ち受けチャネルに関する情報、S602で生成された公開鍵情報などが含まれる。
なお、図12では、図3においてBootstrapping情報がS116で送信されるものとして説明している。Bootstrapping情報がS108で送信される場合には、例えば、図3のS103でネットワークセットアップモードとなったことをトリガとして、S601~S603の処理を実行しても良い。
S604において、CPU154は、DPP待ち受けモードを開始する。DPP待ち受けモードが開始されると、通信装置151と情報処理装置101との間でDPP Authenticationにおける通信が可能となる。
S605において、CPU154は、DPP待ち受けモードタイムアウト用タイマを起動する。なおCPU154は、DPP待ち受けモードでの動作を開始した後、所定の時間が経過したら、DPP待ち受けモードでの動作を停止する。
図13は、DPPを用いたネットワークセットアップ(WEC)の実行処理を示すフローチャートであり、図10のシーケンスにおける通信装置151の動作に相当する。図13に示すフローチャートは、例えば、CPU154がROM152やメモリ等に格納された設定アプリをRAM153に読み出して実行することにより実現される。また、図13のフローチャートは、通信装置151が情報処理装置101からのDPP Authentication処理におけるWECの実行要求を受信したことに基づいて開始される。
S701において、CPU154は、DPP Authentication処理を実行する。上述したように、DPP Authentication処理においては、情報処理装置101と通信装置151との間で、認証情報や、情報の暗号化に利用される情報などが通信されることで、装置間の通信の認証が行われる。なおDPP Authenticationにおいては、DPPが用いられて通信が実行される。
S702において、CPU154は、情報処理装置101とのDPP Authentication処理が成功したか否かを判定する。上述したように、DPP Authenticationにおける通信において情報処理装置101から送信される各種情報は、情報処理装置101によって取得されているWEC関連情報に基づき暗号化される。CPU154は、情報処理装置101から受信した情報を、あらかじめ保持している復号鍵によって復号化することに成功した場合、情報処理装置101との通信を認証する。なお、情報処理装置101が、正確なWEC関連情報を取得できておらず、正確に情報を暗号化できていなかった場合は、通信装置151における復号化が失敗するため、認証は失敗する。よって、CPU154は、情報処理装置101との通信の認証が成功した場合、DPP Authentication処理が成功したと判定し、失敗した場合、DPP Authentication処理が失敗したと判定する。CPU154は、S702でNOと判定された場合、本フローチャートを終了する。一方、CPU154は、S702でYESと判定された場合、S703に進む。
S703において、CPU154は、DPP Configuration処理を実行する。DPP Configuration処理において、CPU154は、情報処理装置101からWECによる設定対象として設定されているアクセスポイントと接続するための接続情報をWECにより受信する。なお接続情報には、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントのSSIDやパスワード、暗号化方式を示す情報等が含まれる。
S704において、CPU154は、情報処理装置101とのDPP Configuration処理が成功したか否かを判定する。具体的には、CPU154は、情報処理装置101からWECによる設定対象として設定されているアクセスポイントと接続するための接続情報をWECにより受信した場合、成功したと判定し、受信できなかった場合、失敗したと判定する。CPU154は、S704でNOと判定された場合、本フローチャートを終了する。一方、CPU154は、S704でYESと判定された場合、S705に進む。なおCPU154は、DPP Configuration処理が成功すると、アクセスポイントのSSIDや暗号化方式、パスワードを取得する。
S705において、CPU154は、情報処理装置101から受け取ったWECによる設定対象として設定されているアクセスポイントの情報にSSIDが含まれているか否かを判定する。CPU154は、S705でNOと判定された場合、本フローチャートを終了する。一方、CPU154は、S705でYESと判定された場合、S706に進む。
S706において、CPU154は、情報処理装置101から受け取ったWECによる設定対象として設定されているアクセスポイントの情報に暗号化方式が含まれているか否かを判定する。CPU154は、S706でNOと判定された場合、本フローチャートを終了する。一方、CPU154は、S706でYESと判定された場合、S707に進む。
S707において、CPU154は、情報処理装置101から受け取ったWECによる設定対象として設定されているアクセスポイントの情報にパスワードが含まれているか否かを判定する。なおCPU154は、DPP通信を用いてアクセスポイントと接続する場合は、パスワードではなく公開鍵情報が含まれているか否かを判定してもよい。CPU154は、S707でNOと判定された場合、本フローチャートを終了する。一方、CPU154は、S707でYESと判定された場合、DPP待ち受けモードを終了する。CPU154は、DPP待ち受けモードを終了すると、情報処理装置101からのDPP Authentication処理の要求に応じることが出来ない。
S708において、CPU154は、情報処理装置101から受け取ったWECによる設定対象として設定されているアクセスポイントの各種情報(SSID、パスワード、暗号化方式)によって、当該アクセスポイントに接続する。そしてCPU154は、本フローチャートを終了する。
以上のように、本実施形態では、通信装置151がネットワークセットアップモードである場合、ネットワークセットアップ用プロトコル以外の他の設定方式が実行可能であれば、他の設定方式を選択可能な選択画面を情報処理装置101に表示する。具体的には例えば、DPPによるネットワークセットアップと、WiFi Directによるネットワークセットアップとを選択可能な選択画面を表示する。そして、選択画面で選択を受け付けると、該選択された設定方式に対応した処理を開始する。そのような構成により、ユーザは通信装置151での画面操作を行うことがないので、利便性を向上させることができる。
本実施形態では、図3に示すように、通信装置151がネットワークセットアップモードであるケースの構成を説明した。以下、通信装置151が他の状態であるケースを説明する。
まず、情報処理装置101がアクセスポイント131(アクセスポイントAとする)と接続済みの状態であり、通信装置151が他のアクセスポイント(アクセスポイントBとする)と接続済みの状態のケースについて説明する。
情報処理装置101では、図3のS104~S107の処理が行われる。そして、S108では、Read応答として、通信装置151の情報が通信装置151から情報処理装置101に送信される。通信装置151は現在、アクセスポイントBと接続済みの状態であるので、通信装置151の状態情報は「第1設定方式:不可、第2設定方式:不可、第3設定方式:有効、第4設定方式:不可」となる。その場合、S110では、図14の画面が情報処理装置101に表示される。図14に示すように、本ケースの場合、選択画面の領域1401の外部アクセスポイントとの接続状況は「AP2に接続済み」となる。また、図14に示すように、選択画面には、第3設定方式に対応する選択項目1404が表示される。一方、通信装置151はアクセスポイントBと接続済みであるので、図4の選択項目403、404、406に対応する項目は表示されない。また、通信装置151をアクセスポイントAに接続させるための選択項目1403が表示される。
ここで、選択項目1403が選択された場合、図3のS114で、選択項目1403に対応する情報がWrite要求として通信装置151に送信される。また、選択項目1403が選択された場合、通信装置151の所定の操作および情報処理装置101のNFCユニットを通信装置151のNFCユニットに近接させることを促す画面が情報処理装置101に表示される。図15は、その際に表示される画面の一例を示す。図15の画面が表示される際、例えば、「プリンタとアクセスポイントBとの接続は切断されます。」といった警告メッセージが表示されるようにしても良い。ユーザにより所定の操作が行われると通信装置151は、アクセスポイントBとの接続を切断し、ネットワークセットアップモードに移行する。
その後、情報処理装置101のNFCユニットが通信装置151のNFCユニットに近接し、図3のS107及びS108のデータ伝送が行われる。そこで通信装置151から情報処理装置101に送信される通信装置151の状態情報は、「第1設定方式:可、第2設定方式:可、第3設定方式:有効、第4設定方式:可」となる。そして、S110では、図16の選択画面が情報処理装置101に表示される。図16に示すように、選択画面には、図4と同様の選択項目が表示される。図16の画面は、図14の画面と異なり、領域1601の外部アクセスポイントとの接続状況は「未接続」となる。
次に、情報処理装置101が通信装置151とWiFi Directで接続済みの状態のケースについて説明する。
情報処理装置101では、図3のS104~S107の処理が行われる。そして、S108では、Read応答として、通信装置151の情報が通信装置151から情報処理装置101に送信される。通信装置151は現在、通信装置151とWiFi Directで接続済みの状態であるので、通信装置151の状態情報は「第1設定方式:不可、第2設定方式:不可、第3設定方式:有効、第4設定方式:不可」となる。その場合、S110では、図17の画面が情報処理装置101に表示される。本ケースでは、通信装置151は情報処理装置101とWiFi Directで接続済みであるので、図17に示すように、図4の選択項目403、404、406、407に対応する項目は表示されない。また、領域1701には、「WFD接続:SmartPhone1」のように、WiFi Directで接続されている情報処理装置101の情報が表示される。また、領域1702には、現在のWiFiの接続先として、WiFi Directで接続されている通信装置151の情報が表示される。また、通信装置151をアクセスポイントAに接続させるための選択項目1703が表示される。
ここで、選択項目1703が選択された場合、S114で、選択項目に対応する情報がWrite要求として通信装置151に送信される。また、選択項目1703が選択された場合、通信装置151の所定の操作を促す図15の画面が情報処理装置101に表示される。図15の画面が表示される際、「現在ダイレクトモードで接続中のプリンタとの接続は切断されます。」といった警告メッセージが表示されるようにしても良い。ユーザにより所定の操作が行われると、通信装置151は、情報処理装置101とのWiFi Directによる接続を切断し、ネットワークセットアップモードに移行する。
その後、情報処理装置101のNFCユニットが通信装置151のNFCユニットに近接し、図3のS107及びS108のデータ伝送が行われる。そこで通信装置151から情報処理装置101に送信される通信装置151の状態情報は、「第1設定方式:可、第2設定方式:可、第3設定方式:有効、第4設定方式:可」となる。その場合、S110では、図18の画面が情報処理装置101に表示される。図18に示すように、選択画面には、図4の選択項目406、407と同様の選択項目が表示される一方、図4の選択項目403に対応する項目は表示されない。これは、情報処理装置101が現在接続中の外部アクセスポイントが存在しないからである。図18の画面は、図17の画面と異なり、領域1801では「WFD接続:未」、領域1802では「WiFi:未接続」となる。選択項目1803が選択されると、外部アクセスポイントの検索をOSに要求し、APサーチが行われる。APサーチ後、ユーザにより外部アクセスポイントが選択されると、図4の選択項目404が選択された場合と同様の処理が行われる。
このように、他のケースによっても、ネットワークセットアップ処理の複数の設定方式を選択可能な選択画面を情報処理装置101に表示させることができる。また、ユーザは通信装置151での画面操作を行うことがないので、利便性を向上させることができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態の開示は、以下のプログラム、システム、および方法を含む。
(項目1)
通信装置と無線通信が可能な情報処理装置のコンピュータを、
前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得手段、
前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示手段、
前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う処理手段、
として機能させ、
前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、
前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含む、
ことを特徴とするプログラム。
(項目2)
前記情報処理装置の情報を取得する第2取得手段、として前記コンピュータをさらに機能させ、
前記表示手段は、前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報と、前記第2取得手段により取得した前記情報処理装置の情報とに基づいて、前記選択画面を表示することを特徴とする項目1に記載のプログラム。
(項目3)
前記通信装置の情報および前記情報処理装置の情報は、前記複数の接続方式それぞれの実行の可否を含むことを特徴とする項目2に記載のプログラム。
(項目4)
前記情報処理装置の情報は、オペレーティングシステムのバージョン情報を含むことを特徴とする項目2又は3に記載のプログラム。
(項目5)
前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報と、前記第2取得手段により取得した前記情報処理装置の情報とに基づいて、前記通信装置および前記情報処理装置が実行可能な接続方式を抽出する抽出手段、として前記コンピュータをさらに機能させることを特徴とする項目3又は4に記載のプログラム。
(項目6)
前記表示手段は、前記抽出手段により取得された接続方式を前記選択画面に選択可能に表示することを特徴とする項目5に記載のプログラム。
(項目7)
前記第1接続方式は、前記アクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための通信として、第1プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式と、前記アクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための通信として、前記第1プロトコルと異なる第2プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式と、を含むことを特徴とする項目5に記載のプログラム。
(項目8)
前記第2プロトコルは、DPP(Device Provisioning Protocol)であることを特徴とする項目7に記載のプログラム。
(項目9)
前記抽出手段が、前記第1プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式と、前記第2プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式との両方を、前記通信装置および前記情報処理装置が実行可能な接続方式として抽出した場合、
前記表示手段は、前記第1プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式を前記選択画面に表示せず、前記第2プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式を前記選択画面に表示することを特徴とする項目7又は8に記載のプログラム。
(項目10)
前記選択画面において前記第1接続方式が選択された場合、前記処理手段は、前記第2プロトコルによる前記通信装置と前記情報処理装置との間の通信を開始させることを特徴とする項目7乃至9のいずれか1項に記載のプログラム。
(項目11)
前記選択画面において前記第2接続方式が選択された場合、前記処理手段は、前記第1プロトコルおよび前記第2プロトコルと異なる第3プロトコルによる前記通信装置と前記情報処理装置との間の通信を開始させることを特徴とする項目10に記載のプログラム。
(項目12)
前記第3プロトコルは、WiFi Directであることを特徴とする項目11に記載のプログラム。
(項目13)
前記第1取得手段は、近距離無線通信により、前記通信装置から前記通信装置の情報を取得することを特徴とする項目1乃至12のいずれか1項に記載のプログラム。
(項目14)
前記選択画面における選択結果を前記近距離無線通信により前記通信装置に送信する送信手段、として前記コンピュータをさらに機能させることを特徴とする項目13に記載のプログラム。
(項目15)
前記表示手段は、前記選択画面において選択が行われた後、前記情報処理装置を前記通信装置に近接させるようユーザに促す画面を前記表示部に表示し、
前記送信手段は、前記情報処理装置が前記通信装置に近接したことにより、前記選択画面における選択結果を前記通信装置に送信することを特徴とする項目14に記載のプログラム。
(項目16)
前記近距離無線通信は、NFC(Near Field Communication)であることを特徴とする項目13乃至15のいずれか1項に記載のプログラム。
(項目17)
情報処理装置と、前記情報処理装置と無線通信が可能な通信装置とを含むシステムであって、
前記情報処理装置は、
前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得手段と、
前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示手段と、
前記選択画面における選択結果を前記通信装置に送信する第1送信手段と、
前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う第1処理手段と、
を備え、
前記通信装置は、
前記通信装置の情報を前記情報処理装置に送信する第2送信手段と、
前記選択画面における選択結果を前記情報処理装置から受信する受信手段と、
前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う第2処理手段と、
を備え、
前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、
前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含む、
ことを特徴とするシステム。
(項目18)
前記第1接続方式は、前記アクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための通信として、DPPを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式であることを特徴とする項目17に記載のシステム。
(項目19)
前記第1処理手段および前記第2処理手段は、DPPによる前記通信装置と前記情報処理装置の間の通信を開始することを特徴とする項目17又は18に記載のシステム。
(項目20)
前記第1処理手段は、DPP Authenticationの要求を前記通信装置に送信することを特徴とする項目19に記載のシステム。
(項目21)
前記第2処理手段は、前記通信装置を前記要求を待ち受けるモードとすることを特徴とする項目20に記載のシステム。
(項目22)
通信装置と無線通信が可能な情報処理装置において実行される方法であって、
前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得工程と、
前記第1取得工程において取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示工程と、
前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う処理工程と、
を有し、
前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、
前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含む、
ことを特徴とする方法。
(項目23)
情報処理装置と、前記情報処理装置と無線通信が可能な通信装置とを含むシステムにおいて実行される方法であって、
前記情報処理装置が、
前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得工程と、
前記第1取得工程において取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示工程と、
前記選択画面における選択結果を前記通信装置に送信する第1送信工程と、
前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う第1処理工程と、
前記通信装置が、
前記通信装置の情報を前記情報処理装置に送信する第2送信工程と、
前記選択画面における選択結果を前記情報処理装置から受信する受信工程と、
前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う第2処理工程と、
を有し、
前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、
前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含む、
ことを特徴とする方法。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101 情報処理装置: 103 CPU: 151 通信装置

Claims (23)

  1. 通信装置と無線通信が可能な情報処理装置のコンピュータを、
    前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得手段、
    前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示手段、
    前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う処理手段、
    として機能させ、
    前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、
    前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含む、
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 前記情報処理装置の情報を取得する第2取得手段、として前記コンピュータをさらに機能させ、
    前記表示手段は、前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報と、前記第2取得手段により取得した前記情報処理装置の情報とに基づいて、前記選択画面を表示することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記通信装置の情報および前記情報処理装置の情報は、前記複数の接続方式それぞれの実行の可否を含むことを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記情報処理装置の情報は、オペレーティングシステムのバージョン情報を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載のプログラム。
  5. 前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報と、前記第2取得手段により取得した前記情報処理装置の情報とに基づいて、前記通信装置および前記情報処理装置が実行可能な接続方式を抽出する抽出手段、として前記コンピュータをさらに機能させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  6. 前記表示手段は、前記抽出手段により取得された接続方式を前記選択画面に選択可能に表示することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記第1接続方式は、前記アクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための通信として、第1プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式と、前記アクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための通信として、前記第1プロトコルと異なる第2プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式と、を含むことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  8. 前記第2プロトコルは、DPP(Device Provisioning Protocol)であることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記抽出手段が、前記第1プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式と、前記第2プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式との両方を、前記通信装置および前記情報処理装置が実行可能な接続方式として抽出した場合、
    前記表示手段は、前記第1プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式を前記選択画面に表示せず、前記第2プロトコルを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式を前記選択画面に表示することを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム。
  10. 前記選択画面において前記第1接続方式が選択された場合、前記処理手段は、前記第2プロトコルによる前記通信装置と前記情報処理装置との間の通信を開始させることを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム。
  11. 前記選択画面において前記第2接続方式が選択された場合、前記処理手段は、前記第1プロトコルおよび前記第2プロトコルと異なる第3プロトコルによる前記通信装置と前記情報処理装置との間の通信を開始させることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記第3プロトコルは、WiFi Directであることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記第1取得手段は、近距離無線通信により、前記通信装置から前記通信装置の情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  14. 前記選択画面における選択結果を前記近距離無線通信により前記通信装置に送信する送信手段、として前記コンピュータをさらに機能させることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記表示手段は、前記選択画面において選択が行われた後、前記情報処理装置を前記通信装置に近接させるようユーザに促す画面を前記表示部に表示し、
    前記送信手段は、前記情報処理装置が前記通信装置に近接したことにより、前記選択画面における選択結果を前記通信装置に送信することを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記近距離無線通信は、NFC(Near Field Communication)であることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載のプログラム。
  17. 情報処理装置と、前記情報処理装置と無線通信が可能な通信装置とを含むシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段により取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示手段と、
    前記選択画面における選択結果を前記通信装置に送信する第1送信手段と、
    前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う第1処理手段と、
    を備え、
    前記通信装置は、
    前記通信装置の情報を前記情報処理装置に送信する第2送信手段と、
    前記選択画面における選択結果を前記情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う第2処理手段と、
    を備え、
    前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、
    前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含む、
    ことを特徴とするシステム。
  18. 前記第1接続方式は、前記アクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための通信として、DPPを用いて前記情報処理装置と前記通信装置の間の通信を行う方式であることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  19. 前記第1処理手段および前記第2処理手段は、DPPによる前記通信装置と前記情報処理装置の間の通信を開始することを特徴とする請求項17又は18に記載のシステム。
  20. 前記第1処理手段は、DPP Authenticationの要求を前記通信装置に送信することを特徴とする請求項19に記載のシステム。
  21. 前記第2処理手段は、前記通信装置を前記要求を待ち受けるモードとすることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
  22. 通信装置と無線通信が可能な情報処理装置において実行される方法であって、
    前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得工程と、
    前記第1取得工程において取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示工程と、
    前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う処理工程と、
    を有し、
    前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、
    前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含む、
    ことを特徴とする方法。
  23. 情報処理装置と、前記情報処理装置と無線通信が可能な通信装置とを含むシステムにおいて実行される方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記通信装置から該通信装置の情報を取得する第1取得工程と、
    前記第1取得工程において取得した前記通信装置の情報に基づいて、前記通信装置と該通信装置の外部の機器の間の接続に関する設定を行うための選択画面を表示部に表示する表示工程と、
    前記選択画面における選択結果を前記通信装置に送信する第1送信工程と、
    前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う第1処理工程と、
    前記通信装置が、
    前記通信装置の情報を前記情報処理装置に送信する第2送信工程と、
    前記選択画面における選択結果を前記情報処理装置から受信する受信工程と、
    前記選択画面における選択結果に応じた処理を行う第2処理工程と、
    を有し、
    前記選択画面は、前記設定のための複数の接続方式それぞれが選択可能に表示された画面であり、
    前記複数の接続方式は、前記機器としてのアクセスポイントと前記通信装置とを接続させるための第1接続方式と、前記機器としての前記情報処理装置と前記通信装置とを接続させるための第2接続方式とを含む、
    ことを特徴とする方法。
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