JP2023163546A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の興趣を向上させることが可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技機100は、遊技の進行を制御する主制御手段110mと、前記主制御手段11mからの信号に応じた演出を制御する演出制御手段130mとを備えている。前記演出制御手段130mは、表示手段131において演出図柄70aが第1変動経路で変動する変動演出を行う第1モードと、前記表示手段131において演出図柄70aが第1変動経路と異なる第2変動経路で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能である。【選択図】図19

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来の遊技機では、取得条件の成立によって取得された判定情報に基づいて遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定し、該判定結果に基づいて演出図柄の変動演出を画像表示装置で実行するものが一般的である。
このような遊技機では、演出図柄の変動演出の変動パターンが複数種類あり、判定結果に基づいて複数種類ある変動パターンの中から選択して、選択した変動パターンでの演出図柄の変動演出を画像表示装置で表示するものであった(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-018225号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の遊技機では、演出図柄の変動演出の態様において、改善の余地があり、遊技の興趣の低下を招くおそれがあった。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、遊技の興趣を向上することができる遊技機の提供を目的とする。
[適用例1]
本開示に係る遊技機は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出を開始するとき、変動開始演出(例えば演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)を実行可能であり、前記変動開始演出は、第1態様(通常)と、第1態様と異なる第2態様(例えば先読みや擬似連など)と、があり、
前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前記第1態様の変動開始演出が実行された場合よりも、前記第2態様の変動開始演出が実行された場合の方が、大当たりを期待させる所定演出(例えば役物の作動演出やエフェクトなどの先読み演出や、カットイン、発展、ステップアップなどの演出や、擬似連演出など)が実行され易いことを特徴とする。
本発明によれば、遊技の興趣を向上することができる遊技機を提供することが可能となる。
第1実施形態の遊技機100の正面図である。 外枠160に対してガラス枠150と内枠170が開いた状態を示す遊技機100の斜視図である。 遊技機100の機能ブロックを表す図である。 主制御基板300のメインROM301bを説明するための図である。 大当たり判定テーブルの一例を示す図である。 主制御基板300のメインRAM301cを説明するための説明図である。 主制御基板300で実行される処理の概略フローを示す説明図である。 演出制御基板320の詳細を示すブロック図である。 サブRAM320cに設けられる事前判定情報記憶領域320c3を模式的に示す説明図である。 演出制御基板320で実行される処理の一覧を示す説明図である。 上部ユニット180の斜視図であり、(A)は上部ユニット180がガラス枠150の上部の一部を覆うように外枠160に対して固定された状態の図であり、(B)は上部ユニット180が外枠160に対してのみ固定された状態の図である。 上部ユニット180背面における斜視図であり、(A)は右背面の斜視図であり、(B)は左背面の斜視図である。 上部ユニット180における提灯部材1580の概略図であり、(A)は提灯部材1580の斜視図であり、(B)は提灯部材1580が分解された状態を示す概略図である。 ガラス枠150および外枠160の上部における構成の概略図であり、(A)は上部ユニット180が取り外された状態のガラス枠150および外枠160の上部における構成の概略図であり、(B)は上部ユニット180が取り外された状態のガラス枠150および外枠160の右上部の構成の概略を示した斜視図である。 ガラス枠150の錠ユニット190の構成の概略図であり、(A)はロック状態の錠ユニット190を示す図であり、(B)は非ロック状態の錠ユニット190を示す図である。 刀柄ユニット135の正面図である。 刀柄ユニット135の概略図であり、(A)は刀柄ユニット135の背面の概略図であり、(B)は刀柄ユニット135の底面の概略図である。 ガラス枠150の下部における構成の上面の概略図である。 ガラス枠150の下部における構成の概略図であり、(A)はガラス枠150の下部の底面図であり、(B)はガラス枠150の下部の背面図である。 遊技盤ユニット102の表側面の斜視図である。 遊技盤ユニット102の裏側面の斜視図である。 遊技盤102Aの表側面の斜視図である。 役物ユニット102Bの表側面の斜視図である。 演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとが設けられたメイン表示装置131の裏側面の斜視図である。 (A)は上部役物ユニット154及び下部役物ユニット156が初期位置にある状態の役物機構部158の概略を示した概略図であり、(B)は上部役物ユニット154が第1位置にある状態の役物機構部158の概略を示した概略図である。 (A)は上部役物ユニット154が第2位置にある状態の役物機構部158の概略を示した概略図であり、(B)は下部役物ユニット156が進出位置にある状態の役物機構部158の概略を示した概略図である。 (A)は上部役物ユニット154の上役物装飾部600の表面の概略図であり、(B)は上役物装飾部600の裏面の概略図である。 (A)は上部役物ユニット154の上役物本体部650の表面の概略図であり、(B)は上役物本体部650の内部の構成の概略図である。 (A)は下部役物ユニット156の下役物装飾部700の表面の概略図であり、(B)は下役物装飾部700の裏面の概略図である。 (A)は下部役物ユニット156の下役物本体部750の表面の概略図であり、(B)は下役物本体部750の内部の構成の概略図である。 (A)は上部役物ユニット154の第2上装飾係止部645と第2上本体係止部695とがロック状態となっている状態を示す斜視図であり、(B)は第2上装飾係止部645と第2上本体係止部695とが非ロック状態となっている状態を示す斜視図である。 (A)は上役物装飾部800の表面の概略図であり、(B)は(A)に示した状態の上役物装飾部800の裏面の概略図であり、(C)は上役物装飾部800の表面の概略図であり、(D)は(C)に示した状態の上役物装飾部800の裏面の概略図である。 (A)は下役物装飾部900の表面の概略図であり、(B)は(A)に示した状態の下役物装飾部900の裏面の概略図であり、(C)は下役物装飾部900の表面の概略図であり、(D)は(C)に示した状態の下役物装飾部900の裏面の概略図である。 上部ユニット180の着脱操作における文字役物1550の動きを説明する図であり、(A)は文字役物1550によりガラス枠150の上部の一部が覆われた状態を示す概略図であり、(B)は文字役物1550によりガラス枠150の上部の一部が覆われていない状態を示す概略図である。 ガラス枠150を開放した状態の概略図である。 ガラス枠150を開放した状態の概略図であり、(A)は遊技盤102Aのみを取外した状態の概略図であり、(B)は遊技盤ユニット102を取外した状態の概略図である。 ガラス枠150および内枠170を開放した状態の概略図である。 ガラス枠150および内枠170を開放した状態の概略図であり、(A)は演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとを取外した状態の概略図であり、(B)はメイン表示装置131を取外した状態の概略図である。 装着エラー報知の態様を示した図であり、(A)は上装飾部未装着エラー報知の態様を示した図であり、(B)は上装飾部誤装着エラー報知の態様を示した図であり、(C)は上装飾部未装着エラー報知および上装飾部誤装着エラー報知における出力のタイミングを説明する図である。 装着エラー報知の態様を示した図であり、(A)は下装飾部未装着エラー報知の態様を示した図であり、(B)は下装飾部誤装着エラー報知の態様を示した図である。 装着エラー報知の態様を示した図であり、(A)は上部ユニット未装着エラー報知の態様を示した図であり、(B)は上部ユニット誤装着エラー報知の態様を示した図である。 装着エラー報知のその他の態様を示した図であり、(A)は上装飾部未装着エラー報知のその他の態様を示した図であり、(B)は上装飾部誤装着エラー報知のその他の態様を示した図であり、(C)は上装飾部未装着エラー報知のその他の態様を示した図である。 電源復旧報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(A)は電源復旧報知の態様を説明する図であり、(B)は電源復旧報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。 RAMクリア報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(A)はRAMクリア報知の態様を説明する図であり、(B)はRAMクリア報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。 設定変更報知および設定確認報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(A)は設定変更報知の態様を説明する図であり、(B)は設定確認報知の態様を説明する図である。 扉開放エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(A)は扉開放エラー報知の態様を説明する図であり、(B)は扉開放エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(C)は扉開放エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。 磁気エラー報知および電波エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(A)は磁気エラー報知の態様を説明する図であり、(B)は磁気エラー報知における出力のタイミングを説明する図であり、(C)は電波エラー報知の態様を説明する図であり、(D)は磁気エラー報知と電波エラー報知との関係を説明する図である。 スイッチ接続エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(A)はスイッチ接続エラー報知の態様を説明する図であり、(B)はスイッチ接続エラー報知における出力のタイミングを説明する図であり、(C)はスイッチ接続エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。 振動エラー報知等と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(A)は振動エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(B)は異常入賞報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(C)は排出エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。 皿満杯エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(A)は皿満杯エラー報知の態様を説明する図であり、(B)は皿満杯エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。 左打ち報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(A)は左打ち報知の態様を説明する図であり、(B)は左打ち報知と装着エラー報知との関係を説明する図であり、(C)は左打ち報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。 種々の報知等の出力の優先度について説明する図であり、(A)は種々の報知等での枠ランプ/盤ランプにおける出力の優先度を説明する図であり、(B)は種々の報知等での音声出力装置における出力の優先度を説明する図である。 種々の報知等のメイン表示装置131における出力の態様について説明する図であり、(A)は種々の報知でのメイン表示装置131における出力の態様を説明する図であり、(B)は装着エラー報知でのメイン表示装置131における出力の態様を説明する図である。 第2実施形態の遊技機200の正面図である。 遊技機200の構成を示す遊技機200を分解した斜視図である。 遊技機200の機能ブロックを表す図である。 遊技機200における管理システムの全体の概要図である。 外枠2160に対してガラス枠2150が開いた状態を示す遊技機200の斜視図である。 遊技機200の裏面図であり、(A)は裏カバー2600が取付けられている状態の図であり、(B)は裏カバー2600が取り外された状態の図である。 装飾ユニット2180の概略図であり、(A)は装飾ユニット2180の斜視図であり、(B)は装飾ユニット2180が取り外された状態を示す概略図である。 その他の実施形態としての種々の検出方式を説明する表である。 遊技状態の移行の一例を示す説明図である。 第1変動経路の変動演出例を示す説明図である。 第2変動経路の変動演出例を示す説明図である。 予告演出の演出例を示す説明図である。 予告演出の演出例を示す説明図である。 予告演出の演出例を示す説明図である。 予告演出の演出例を示す説明図である。 予告演出の演出例を示す説明図である。 予告演出の演出例を示す説明図である。 予告演出の演出例を示す説明図である。 変動演出の変動開始期間を示す説明図である。 変動開始演出の一例を示す説明図である。 保留記憶数に応じた変動開始期間及び変動停止示唆期間を示す説明図である。 変動演出の変動停止示唆期間を示す説明図である。 変動経路の切り替えの一例を示す説明図である。 変動経路の切り替えの一例を示す説明図である。 変動経路の切り替えの一例を示す説明図である。 変動経路の切り替えの一例を示す説明図である。 変動経路の切り替えの一例を示す説明図である。 変動経路の切り替えの一例を示す説明図である。 連続演出の一例を示す説明図である。 可動部材の作動演出の一例を示す説明図である。 操作ボタンの操作示唆演出の一例を示す説明図である。 擬似連演出の一例を示す説明図である。 擬似連演出の一例を示す説明図である。 擬似連演出の一例を示す説明図である。 擬似連演出の一例を示す説明図である。 ノーマルリーチ演出の一例を示す説明図である。 SPリーチ演出の一例を示す説明図である。 SPリーチ演出の一例を示す説明図である。図31の続きである。 SPリーチ演出の一例を示す説明図である。 昇格演出の一例を示す説明図である。 有利遊技状態の変動演出の一例を示す説明図である。 有利遊技状態のノーマルリーチ演出の一例を示す説明図である。 有利遊技状態のSPリーチ演出の一例を示す説明図である。 変動経路の関係を示す説明図である。 SPリーチ演出の一例を示す説明図である。 復活演出の一例を示す説明図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の遊技機の一実施形態としての遊技機100、および遊技機200について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている諸要素およびその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[第1実施形態の遊技機100の説明]
図1および図2を参照して、まず、本発明の第1実施形態である遊技機100の構成について説明する。図1は、本実施形態の遊技機100の正面図である。図2は、外枠160に対して、ガラス枠150と内枠170が開いた状態を示す遊技機100の遊技機枠に関する斜視図である。なお、遊技機100は、遊技者の発射操作に基づいて遊技球を発射させ、特定の入賞装置に遊技球が入賞すると、その入賞に基づいて所定数の遊技球を遊技者に払い出すパチンコ遊技機である。
以下の説明では、必要に応じて、遊技機100の左右方向を「X方向」とも呼び、特に、遊技機100の右方向を「+X方向」とも呼び、遊技機100の左方向を「-X方向」とも呼ぶ。また、遊技機100の上下方向を「Y方向」とも呼び、特に、遊技機100の上方向を「+Y方向」とも呼び、遊技機100の下方向を「-Y方向」とも呼ぶ。さらに、遊技機100の奥行方向を「Z方向」とも呼び、特に、遊技機100に対して奥側に向かう方向を「+Z方向」とも呼び、遊技機100に対して手前側に向かう方向を「-Z方向」とも呼ぶ。
図1および図2に示すように、遊技機100は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠160と、その外枠160の前方側で該外枠160と回動可能に支持された内枠170、及びその内枠170の前方側で該内枠170と回動可能に支持されたガラス枠150を備えている。ガラス枠150には、ガラス部材151が裏側から着脱自在に設けられる。また、ガラス枠150の所定の位置には、ガラス枠150及び内枠170を外枠160に対して開閉可能な状態にするとともに、後述する上部ユニット180を着脱可能な状態にするための錠ユニット190が設けられており、詳細については後述する。さらに、ガラス枠150の所定位置には、ガラス枠150が開放されたことを検出するための図示しないガラス枠開放スイッチが設けられており、内枠170の所定位置には、内枠170が開放されたことを検出するための図示しない内枠開放スイッチが設けられている。
内枠170には、遊技機100を構成する主要な機構や種々の部品及び基板などが設けられるとともに、遊技盤ユニット102が着脱自在に設けられている。ガラス部材151と遊技盤ユニット102との間には、遊技領域106が設けられている。この遊技領域106は、遊技球が流下する遊技球流下領域と、メイン表示装置131の表示画面領域とを含む。
図1に示すように、遊技盤ユニット102は、遊技領域106を構成する遊技盤102Aと、種々の可動役物等を備える役物ユニット102Bと、メイン表示装置131と、演出制御基板320を備える演出制御基板ユニット102Cと、主制御基板300を備える主制御基板ユニット102Dと、から構成されている。また、遊技盤ユニット102を構成するこれらの構成部材の詳細については、後述する。なお、遊技盤ユニット102の遊技盤102Aは、開口部102AZを有している。メイン表示装置131は、この開口部102AZに配置される。これにより、遊技者からメイン表示装置131が視認し易くなる。また、遊技盤ユニット102において、遊技者側の面を表側面とも呼び、奥側の面(表側面とは反対面)を裏側面とも呼ぶ。
ガラス枠150の下部側には、演出操作ユニットBSUが設けられている。演出操作ユニットBSUは、刀柄ユニット135及び演出操作スティック136が設けられている。また、演出操作ユニットBSUの奥側には、上皿128が設けられており、演出操作ユニットBSUの右下方には、発射ハンドル装置103が設けられている。さらに、ガラス枠150の上部側には、所定の遊技状態になると所定の関連動作を実行する上部ユニット180が、ガラス枠150の上部の一部を覆うように設けられている。なお、詳細については後述するが、上部ユニット180は、外枠160に対して取り付けられており、ガラス枠150に対しては係合するような構成のものである。そして、ガラス枠150の左右両側面には、遊技時及び非遊技時に演出表示を行うための第1サイド表示装置132、第2サイド表示装置133が設けられている。
上皿128は、遊技機100に並設される球貸機(図示省略)から供給される遊技球や入賞時の賞球である遊技球等の流路である球流路が形成されており、遊技領域106に発射するための遊技球を貯留するための皿である。また、球流路の途中には上皿128に遊技球が満杯となる皿満杯エラーの発生を検出する満杯検出スイッチ314が設けられている。なお、満杯検出スイッチ314によって上皿128の満杯が検出されている間は後述する賞球払出装置等による遊技球の払い出しが停止される。さらに、上皿128に貯留された遊技球は、発射レール(図示せず)に導出され、発射ハンドル装置103により所定の発射強度で発射レールを介して誘導レール(図示せず)に誘導されて、遊技領域106(遊技球流下領域)に発射される。この場合、遊技者による発射ハンドル装置103の回転操作具合により、発射ハンドル装置103から発射された遊技球は、遊技領域106に含まれる遊技球流下領域の左側ルート106a、または、右側ルート106bを通過する。具体的には、遊技者が、発射ハンドル装置103を比較的弱めに回転操作した場合には、発射ハンドル装置103から発射された遊技球は、左側ルート106aを通過し得る。一方、遊技者が、発射ハンドル装置103を比較的強めに回転操作した場合には、発射ハンドル装置103から発射された遊技球は、右側ルート106bを通過し得る。
演出操作ユニットBSUの中央部には、刀剣における柄の部分の形態を模した刀柄ユニット135が配置されている。刀柄ユニット135は、遊技者の操作により演出態様を変更させるためのものであるとともに、所定の遊技状態に応じた種々の態様で作動して各種の演出を行う役物としても機能する。また、演出操作ユニットBSUの左側には、遊技者によって遊技機100の音量等を調節するときに操作されるジョイステックである演出操作スティック136が設けられている。
図1に示すように、遊技領域106には、上部の奥側に上部役物ユニット154と、遊技球流下領域の下部に下部役物ユニット156と、これらのユニットと遊技盤102Aとに挟まれた位置であってこれらの可動役物とメイン表示装置131とを覆うように配置される導光パネルを備える導光パネルユニット181と、がそれぞれ設けられている。
上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、役物ユニット102Bに備えられた可動役物(いわゆるギミック)であり、これらのユニット154,156を、遊技者によるゲームの進行に応じて所定の動作で移動等させることによって各種の演出を行うようになっている。また、導光パネルユニット181は、透明なアクリルなどの樹脂製の導光パネルと、導光パネルに入光させるための発光部と、を備えている。導光パネルユニット181では、メイン表示装置131で表示される演出表示が導光パネルを透過して視認可能とするとともに、発光部から入射される光によりパネルの一部を発光させることにより図柄などを表示させることが可能となっている。なお、従来の導光パネルユニットでは、導光パネルの端部を覆うような構造で発光部が設けられていたが、導光パネルユニット181では、導光パネルの端部を略覆わないで導光パネルの側面部から入光されるように発光部が設けられているため、従来に比べ導光パネルの発光領域を広いものとすることができる。本願では、「可動役物」は、動く役物を意味するように解釈される。また、「役物」は、可動役物、および動かない不動役物の両方を含むように広義に解釈される。
遊技領域106の略中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を有する第1始動装置112が設けられている。この第1始動装置112は、一般入賞装置タイプの入賞装置であって、遊技球が入賞すると、大当たり乱数が取得されて大当たり判定が行われるとともに、所定の賞球(例えば3個)が払い出される。また、第1始動装置112の上方には、遊技球が遊技球流下領域の主に左側ルート106aの途中で、釘の間を通過せず、いわゆるワープし、第1始動装置112に入球しやすくなるステージ140が備えられている。なお、ステージ140に入球した遊技球は、ステージ140に滞留した後に、ステージ140の所定の切欠きから遊技球流下領域に戻る場合がある。
また、遊技領域106の右側下方の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を有する第2始動装置115が設けられている。第2始動装置115は、いわゆるアタッカ型電動役物であって、その下部には、始動口が設けられ、始動口の上側に可動片115bを有しており、この可動片115bは、遊技盤102Aから突出する突出状態と、遊技盤102Aに引き込む引き込み状態とに可動制御される。そして、可動片115bが引き込み状態になると、遊技球を始動口から第2始動装置115内に導き、遊技球が第2始動装置115に入球容易となる。逆に、可動片115bが突出状態になると、遊技球が始動口に入球せず、遊技球は第2始動装置115に入賞できなくなる。つまり、第2始動装置115において、可動片115bが突出状態にあるときには遊技球の入賞機会がなく、可動片115bが引き込み状態にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。なお、第2始動装置115は、遊技球が入賞すると、上記第1始動装置112と同様に、大当たり乱数が取得されて大当たり判定が行われるとともに、例えば第1始動装置112と同じ賞球(3個)が払い出される。
また、遊技領域106の右側の領域には、遊技球が通過可能な普通領域を有する普通図柄作動ゲート113bと、遊技球が入球可能な第1大入賞装置117と、遊技球が入球可能な第2大入賞装置127と、が設けられている。普通図柄作動ゲート113bは、遊技球が通過すると、当たり乱数が取得されて当たり判定が行われる。なお、普通図柄作動ゲート113bを遊技球が通過しても、その通過に基づいた賞球が払い出されることはない。
第1大入賞装置117は、いわゆるアタッカ型電動役物であって、その下部には、開口部が設けられ、開口部の上側に可動片117bを有しており、この可動片117bは、遊技盤102Aから突出する突出状態と、遊技盤102Aに引き込む引き込み状態とに可動制御される。そして、可動片117bが引き込み状態になると、遊技球を開口部から第1大入賞装置117内に導き、遊技球が第1大入賞装置117に入賞可能となる(この状態を「開放」または「開放状態」とも呼ぶ)。また、第1大入賞装置117に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば15個)が払い出される。逆に、可動片117bが突出状態になると、遊技球が開口部に入球せず、遊技球は第1大入賞装置117に入賞できなくなる(この状態を「閉塞」または「閉塞状態」とも呼ぶ)。
第2大入賞装置127は、いわゆるアタッカ型電動役物であって、その下部には、開口部が設けられ、開口部の上側に可動片127bを有しており、この可動片127bは、遊技盤102Aから突出する突出状態と、遊技盤102Aに引き込む引き込み状態とに可動制御される。そして、可動片127bが引き込み状態になると、遊技球を開口部から第2大入賞装置127内に導き、遊技球が第2大入賞装置127に入賞可能となる(この状態を「開放」または「開放状態」とも呼ぶ)。また、第2大入賞装置127に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個)が払い出される。逆に、可動片127bが突出状態になると、遊技球が開口部に入球せず、遊技球は第2大入賞装置127に入賞できなくなる(この状態を「閉塞」または「閉塞状態」とも呼ぶ)。
また、第2大入賞装置127の上方には、入賞補助装置(図示せず)を備えている。この入賞補助装置は、遊技領域106の右側ルート106bを通過した複数の遊技球が閉塞状態の可動片127bを通過するときに、可動片127bの上に所定の時間滞留するようになっており、所定の時間毎に可動片127bが開放されて、滞留している複数の遊技球を一度に第2大入賞装置127に入球させることにより、遊技者に対する興趣を向上させるようになっている。
なお、遊技領域106の最下部には、第1始動装置112、第2始動装置115、第1大入賞装置117、第2大入賞装置127のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口111が設けられている。また、遊技領域106の右側の領域には、普通図柄作動ゲート113b、第2始動装置115、第1大入賞装置117、第2大入賞装置127を手前側から覆うカバー116が設けられている。このカバー116には、遊技球を第2始動装置115、第1大入賞装置117、第2大入賞装置127に誘導するために、遊技盤102A側に突出した誘導部が形成されている。
遊技領域106の略中央部分には、液晶表示器(LCD)等からなるメイン表示装置131が設けられており、このメイン表示装置131は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、第1始動装置112、第2始動装置115の遊技球の入賞に基づいて、大当たりの判定結果を報知するための複数の装飾図柄が変動表示され、特定の装飾図柄の組合せ(例えば、777等)が停止して確定停止表示されることにより、大当たり判定結果として大当たりが報知される。
つまり、装飾図柄は、第1始動装置112、第2始動装置115に遊技球が入賞したときには、後述する第1特別図柄表示器120、第2特別図柄表示器122に表示される特別図柄の変動表示に合わせて変動表示されるとともに、所定の変動時間経過後に特別図柄の停止表示に合わせて停止表示される。すなわち、メイン表示装置131による装飾図柄の変動表示と第1特別図柄表示器120、第2特別図柄表示器122による特別図柄の変動表示のタイミングは、同期している。また、この装飾図柄の変動表示中に、様々な画像やキャラクタ等を演出表示したり、あるいは、特別図柄に係る保留表示の先読み演出等を表示したりすることによって、大当たりに当選するかもしれないという期待感を遊技者に与えるようにもなっている。
なお、本実施形態においては、メイン表示装置131を液晶表示装置として用いているが、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイを用いてもよいし、プロジェクタや、いわゆる7セグメントLED、ドットマトリクス、回転ドラム等の表示装置を用いてもよい。
図1に示すように、遊技領域106の左側下方には、表示器125が設けられている。表示器125は、普通図柄表示器118と、普通図柄保留表示器119と、第1特別図柄表示器120と、第2特別図柄表示器122と、第1特別図柄保留表示器123と、第2特別図柄保留表示器124とを有する。表示器125の詳細は後述する。
メイン表示装置131は、遊技盤ユニット102の略中央に配置され、3つの装飾図柄が変動表示され、種々の演出が表示される。このようなメイン表示装置131で表示される演出は、後述する演出パターンに基づいて実行される。以下では、メイン表示装置131で表示される演出を、単に「表示演出」とも呼ぶ。なお、本実施形態では、装飾図柄は、数字の1~9と、特殊図柄とを含む。
メイン表示装置131における表示演出では、後述する大当たり判定で、当選した場合、すなわち、大当たりの場合には、最後に、3つの装飾図柄を停止表示させて、大当たりを表す大当たり図柄配列(例えば、「7,7,7」などのゾロ目)を表示させる。また、表示演出において、後述する大当たり判定で、落選した場合、すなわち、ハズレの場合には、最後に、3つの装飾図柄を停止表示させて、ハズレを表すハズレ図柄配列(例えば、「2,5,1」などのばらけ目)を表示させる。これにより、遊技者は、大当たり判定の結果を認識することができる。
遊技者が発射ハンドル装置103を小さい回転角で回転させた状態を維持するいわゆる「左打ち」を行うと、遊技球が相対的に弱い打球力で打ち出される。この場合、遊技球は、遊技領域106における左側領域を流下する。一方、遊技者が発射ハンドル装置103を大きい回転角で回転させた状態を維持するいわゆる「右打ち」を行うと、遊技球が相対的に強い打球力で打ち出される。この場合、遊技球は、遊技領域106における右側領域を流下する。したがって、普通図柄作動ゲート113b、第2始動装置115、第1大入賞装置117あるいは第2大入賞装置127へ入球させる際は「右打ち」が必要となってくる。
第1始動装置112は、常時開放されている始動装置である。一方、第2始動装置115は、通常時は可動片115bによって閉塞されている。可動片115bは、普通図柄作動ゲート113bへの遊技球の入球を条件とする判定結果に基づいて、第2始動装置115を開放する。この場合、遊技球が入球し易い状態が作出される。遊技球が第1始動装置112または第2始動装置115へ入球した場合には、大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、および、変動パターン乱数が取得され、以下の4つの判定が実行され得る。
(1)遊技者にとって有利な大当たり遊技を実行するか否かの判定(以下では、大当たり判定とも呼ぶ)。
(2)表示器125において、大当たり判定の結果を報知するための大当たりか否かを示す図柄(以下では、特別図柄とも呼ぶ)の判定(以下では、大当たり図柄判定とも呼ぶ)。
(3)この大当たり図柄判定での大当たりの場合に実行されるものであって、当該大当たりの種別を表す図柄(以下では、大当たり図柄とも呼ぶ)の判定。
(4)メイン表示装置131での表示演出において、リーチを行うか否かの判定(以下では、リーチ判定とも呼ぶ)、複数の変動パターンのうちでいずれの変動パターンとするかの判定(以下では、変動パターン判定とも呼ぶ)。
ここで、「大当たり遊技」とは、第1大入賞装置117あるいは第2大入賞装置127を開放させる特別遊技である。また、「リーチ」とは、メイン表示装置131において、変動表示する3つの装飾図柄のうち、2つの装飾図柄が停止表示し、当該2つの装飾図柄が、大当たり図柄配列を構成する3つの装飾図柄のうちの2つを構成する状態となった場合をいう。例えば、メイン表示装置131において、変動表示する3つの装飾図柄のうち、2つの装飾図柄が停止表示し、当該2つの装飾図柄が同じ状態となった場合をいう。この場合、大当たり図柄配列を構成する3つの装飾図柄のうちの2つを構成する装飾図柄を、リーチ図柄とも呼ぶ。
なお、以下の説明では、第1始動装置112を通過した遊技球の入賞を条件として実行される上記4つの判定を「第1特別図柄判定」とも呼び、第2始動装置115への遊技球の入賞を条件として実行される上記4つの判定を「第2特別図柄判定」とも呼び、これらの判定を総称して「特別図柄判定」とも呼ぶ。
また、遊技球が普通図柄作動ゲート113bを通過した場合には、普通図柄乱数が取得され、第2始動装置115の可動片115bを開放するか否かの判定が実行される。以下では、普通図柄作動ゲート113bへの遊技球の通過を条件として実行される判定を「普通図柄判定」とも呼ぶ。本実施形態の遊技機100では、普通図柄判定で当たりとなる確率、すなわち、可動片115bを開放すると判定する確率は、遊技機100の遊技状態で変化する仕様となっている。
第1大入賞装置117は、大当たり図柄判定の結果に応じて可動片117bが開放される。第1大入賞装置117は、通常はこの可動片117bによって閉塞されている。これに対して、大当たり判定の判定結果が大当たりである場合、上記可動片117bを作動させて第1大入賞装置117を開放する大当たり遊技が実行される。このため、遊技者は、大当たり遊技中に「右打ち」を行うことで、大当たり遊技が行われていないときに比べてより多くの賞球を得ることができる。なお、第2大入賞装置127は、第1大入賞装置117と略同様に可動片127bが作動し、大当たり判定の判定結果に応じた大当たり遊技のときに開放される。
[表示器125の説明]
図1に示すように、表示器125は、主に大当たり図柄判定や普通図柄判定に関する情報を表示し、第1特別図柄表示器120、第2特別図柄表示器122、第1特別図柄保留表示器123、第2特別図柄保留表示器124、普通図柄表示器118、及び、普通図柄保留表示器119を有している。
第1特別図柄表示器120は、第1特別図柄判定が行われると、特別図柄を変動表示してから停止表示し、当該停止表示した特別図柄によって、第1特別図柄判定における大当たり図柄判定の判定結果を報知する。この第1特別図柄表示器120には、大当たり図柄判定の判定結果として、大当たりであることを示す大当たり図柄、または、第1特別図柄判定の結果がハズレであることを示すハズレ図柄が停止表示される。
第2特別図柄表示器122は、第2特別図柄判定が行われると、特別図柄を変動表示してから停止表示し、当該停止表示した特別図柄によって、第2特別図柄判定における大当たり図柄判定の判定結果を報知する。この第2特別図柄表示器122には、大当たり図柄判定の判定結果として、大当たりであることを示す大当たり図柄、または、第2特別図柄判定の結果がハズレであることを示すハズレ図柄が停止表示される。
ところで、本実施形態の遊技機100は、特別図柄判定に係る特別図柄の変動表示中や大当たり遊技中など、第1始動装置112に新たに遊技球が入賞した場合、この入賞を契機とする第1特別図柄判定及び図柄の変動表示を即座に実行しない構成となっている。そこで、遊技機100は、第1特別図柄判定を保留し、当該第1特別図柄判定のための4つの乱数情報を1組の保留情報として格納する保留機能を備えている。第1特別図柄保留表示器123は、このようにして格納された第1特別図柄判定のための保留情報の数を表示する。また、同様に、遊技機100は、特別図柄判定に係る特別図柄の変動表示中や大当たり遊技中など、第2始動装置115に新たに遊技球が入賞した場合、第2特別図柄判定を保留し、当該第2特別図柄判定のための4つの乱数情報を1組の保留情報として格納する保留機能も備えている。第2特別図柄保留表示器124は、このようにして格納された第2特別図柄判定のための保留情報の数を表示する。
普通図柄表示器118は、普通図柄判定が行われると、普通図柄を変動表示してから停止表示し、当該停止表示した普通図柄によって、普通図柄判定の判定結果を報知する。ところで、普通図柄表示器118における普通図柄の変動表示中など、遊技球が普通図柄作動ゲート113bを通過しても普通図柄判定及び普通図柄判定に係る普通図柄の変動表示を即座に実行しない構成となっている。そこで、遊技機100は、普通図柄判定を保留し、当該普通図柄判定のための普通図柄乱数の情報を保留情報として格納する保留機能を備えている。普通図柄保留表示器119は、このようにして格納された普通図柄判定のための保留情報の数を表示する。
なお、本実施形態の遊技機100では、右打ちランプ(図示せず)とラウンドランプ(図示せず)とを備えている。右打ちランプは、後述の大当たり遊技状態時と後述の時短遊技状態時に点灯し、遊技者に右打ち(詳細は後述)をすることを推奨する。ラウンドランプは、1つ以上のランプから構成される。ラウンドランプは、大当たり時において、消灯状態から点灯状態に移行する。ラウンドランプは、点灯により大当たり時の大当たり種別に応じて、ラウンド遊技の回数を示唆する。例えば、ラウンドランプが2つある場合には、一方のラウンドランプが点灯することによって、ラウンド遊技を4回実行することを示唆し(すなわち、4R大当たりであることを示唆し)、他方のラウンドランプが点灯することによって、ラウンド遊技を16回実行することを示唆する(すなわち、16R大当たりであることを示唆する)。
[遊技機100の内部構成]
図3~図4-3を参照して、遊技機100の内部構成について説明する。図3は、遊技機100の機能ブロックを表す図である。図4-1は、主制御基板300のメインROM301bを説明するための図である。図4-2は、大当たり判定テーブルの一例を示す図であり、(A)は、第1始動装置112への遊技球の入賞(入球)に基づき取得した特図判定情報を判定(大当たり判定)するための特1大当たり判定テーブルであり、(B)は、第2始動装置115への遊技球の入賞(入球)に基づき取得した特図判定情報を判定(大当たり判定)するための特2大当たり判定テーブルである。図4-3は、主制御基板300のメインRAM301cを説明するための説明図である。遊技機100は、主制御基板300、払出制御基板310、演出制御基板320、画像制御基板330、ランプ制御基板340、発射制御基板350、および、電源基板360を備えている。
図3に示すように、主制御基板300は、遊技機の基本動作を制御する。主制御基板300は、ワンチップマイコン301を備えている。ワンチップマイコン301は、メインCPU301a、メインROM301bおよびメインRAM301cを含んでいる。また、主制御基板300は、主制御用の入力ポート及び出力ポート(いずれも図示せず)を備えている。さらに、メインRAM301cの記憶内容をクリア又は遊技の有利度合いの段階である(大当たりと判定される確率の)設定値を更新するための信号を入力する302a、設定キーを用いた操作によって後述する設定変更モードや設定確認モードに移行させるための信号を入力する設定キースイッチ302b、遊技機の実性能を把握可能とする性能情報や設定値を表示するための情報表示器302c、その他の電子部品等が実装されている。
情報表示器302cは、左右方向に並べられた4つの7セグメント表示器で構成されている。そして、左から2つの7セグメント表示器によって性能情報の種類(データ種別)を示す識別情報を表示するための識別セグが構成され、右から2つの7セグメント表示器によって設定値や性能情報の数値を示す数値情報を表示するための数値セグが構成されている。なお、設定値を表示する場合にはスタティック点灯が行われ、性能情報を表示する場合にはダイナミック点灯が行われるようになっている。
この主制御用の入力ポートには、普通図柄作動ゲート113bに遊技球が入球したことを検知するゲート検出スイッチ303、第1始動装置112に遊技球が入球したことを検知する第1始動装置検出スイッチ304a、第2始動装置115に遊技球が入球したことを検知する第2始動装置検出スイッチ304b、第1大入賞装置117に遊技球が入球したことを検知する第1入賞装置検出スイッチ306a、第2大入賞装置127に遊技球が入球したことを検知する第2入賞装置検出スイッチ306b、及び、払出制御基板310が接続されている。また、遊技機の外部等からの異常な磁気を検出するための磁気検出センサ305a、遊技機の外部等からの異常な電波を検出するための電波検出センサ305b、及び、遊技機に対して外部等から加わった異常な振動を検出する振動検出センサ305cが接続されている。この主制御用の入力ポートによって、各種信号が主制御基板300に入力される。
また、主制御用の出力ポートには、可動片115bを開閉動作させる始動装置開閉ソレノイド307、可動片117bを開閉動作させる第1大入賞装置開閉ソレノイド308、可動片127bを開閉動作させる第2大入賞装置開閉ソレノイド370、特別図柄及び普通図柄を表示する図柄表示器118,120,122、特別図柄判定のための保留情報数及び普通図柄判定のための保留情報数を表示する図柄保留表示器119,123,124、外部情報信号を出力する遊技情報出力端子板309、払出制御基板310、及び、演出制御基板320が接続されている。この主制御用の出力ポートによって、各種信号が主制御基板300から出力される。
なお、遊技情報出力端子板309は、主制御基板300において生成された外部情報信号を遊技店のホールコンピュータ等に出力するための基板である。遊技情報出力端子板309は主制御基板300と配線接続され、遊技情報出力端子板309には、遊技店のホールコンピュータ等と接続をするためのコネクタが設けられている。
主制御基板300のワンチップマイコン301において、メインCPU301aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づき、メインROM301bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。
図4-1に示すように、メインROM301bには、遊技制御用のプログラムや各種遊技に必要なテーブルが格納されており、例えば、大当たり判定テーブルT1と、大当たり図柄判定テーブルT2と、リーチ判定テーブルT3と、第1変動パターンテーブルT4と、第2変動パターンテーブルT5と、普通図柄判定テーブルT6と、が格納されている。大当たり判定テーブルT1は、大当たり乱数に基づいて、大当たり判定を行うためのテーブルである。大当たり判定テーブルT1は、2つの大当たり判定テーブル、すなわち、特1大当たり判定テーブルT1Aと、特2大当たり判定テーブルT1Bとを含む。
図4-2に示すように、大当たり判定テーブルには、現在の設定値と、現在の確率状態と、大当たり判定用乱数値と、大当たり判定結果(大当たり、ハズレ)とが対応付けられており、参考として最右欄に「大当たり」である場合のおおよその当選確率が記載されている。メインCPU110aは、特1大当たり判定テーブル又は特2大当たり判定テーブルを参照し、現在の設定値、確率状態、大当たり判定用乱数値に基づいて、「大当たり」、「ハズレ」の何れであるのかを判定する。例えば、特1大当たり判定テーブルによれば、設定値が「1」であって通常遊技状態であるときには、「100」~「299」という200個の大当たり判定用乱数値が「大当たり」と判定される。そして、大当たりと判定される以外の大当たり判定用乱数値が「ハズレ」と判定される。
大当たり図柄判定テーブルT2は、大当たり図柄乱数に基づいて、大当たり図柄判定を行うためのテーブルである。大当たり図柄判定テーブルT2は、2つの大当たり図柄判定テーブル、すなわち、特1大当たり図柄判定テーブルT2Aと、特2大当たり図柄判定テーブルT2Bとを含む。
リーチ判定テーブルT3は、リーチ判定乱数に基づいて、リーチ判定を行うためのテーブルである。リーチ判定テーブルT3は、4つのリーチ判定テーブル(図示せず)、すなわち、特1通常時リーチ判定テーブルと、特1確変時リーチ判定テーブルと、特2通常時リーチ判定テーブルと、特2確変時リーチ判定テーブルとを含む。これらの4つのリーチ判定テーブルは、遊技状態や特別図柄の種別によって、選択される。具体的には、特1通常時リーチ判定テーブルは、非確変遊技状態において、第1始動装置112への入球に基づく表示演出でリーチを実行するか否かを選択するためのテーブルである。特1確変時リーチ判定テーブルは、確変遊技状態において、第1始動装置112への入球に基づく表示演出でリーチを実行するか否かを選択するためのテーブルである。特2通常時リーチ判定テーブルは、非確変遊技状態において、第2始動装置115への入球に基づく表示演出でリーチを実行するか否かを選択するためのテーブルである。特2確変時リーチ判定テーブルは、確変遊技状態において、第2始動装置115への入球に基づく表示演出で装飾図柄を用いてリーチを実行するか否かを選択するためのテーブルである。なお、非確変遊技状態や確変遊技状態など、各種の遊技状態の詳細は、後述する。
第1変動パターンテーブルT4は、変動パターン乱数に基づいて、変動パターン判定を行うためのテーブルである。第1変動パターンテーブルT4は、4つの変動パターンテーブル、すなわち、第1特1通常時変動パターンテーブルT4Aと、第1特1確変時変動パターンテーブルT4Bと、第1特2通常時変動パターンテーブルT4Cと、第1特2確変時変動パターンテーブルT4Dとを含む。これら4つの変動パターンテーブルは、遊技状態と特別図柄の種別によって、選択され得る。具体的には、第1特1通常時変動パターンテーブルT4Aは、非確変遊技状態で、第1始動装置112への入球に基づく第1特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第1特1確変時変動パターンテーブルT4Bは、確変遊技状態で、第1始動装置112への入球に基づく第1特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第1特2通常時変動パターンテーブルT4Cは、非確変遊技状態で、第2始動装置115への入球に基づく第2特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第1特2確変時変動パターンテーブルT4Dは、確変遊技状態で、第2始動装置115への入球に基づく第2特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。
第2変動パターンテーブルT5は、変動パターン乱数に基づいて、変動パターン判定を行うためのテーブルである。第2変動パターンテーブルT5は、4つの変動パターンテーブル、すなわち、第2特1通常時変動パターンテーブルT5Aと、第2特1確変時変動パターンテーブルT5Bと、第2特2通常時変動パターンテーブルT5Cと、第2特2確変時変動パターンテーブルT5Dとを含む。これら4つの変動パターンテーブルは、遊技状態と特別図柄の種別によって、選択され得る。具体的には、第2特1通常時変動パターンテーブルT5Aは、非確変遊技状態で、第1始動装置112への入球に基づく第1特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第2特1確変時変動パターンテーブルT5Bは、確変遊技状態で、第1始動装置112への入球に基づく第1特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第2特2通常時変動パターンテーブルT5Cは、非確変遊技状態で、第2始動装置115への入球に基づく第2特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。第2特2確変時変動パターンテーブルT5Dは、確変遊技状態で、第2始動装置115への入球に基づく第2特別図柄の変動パターンを選択するためのテーブルである。
これら第1変動パターンテーブルT4と、第2変動パターンテーブルT5は、変動パターン判定時に、いずれか1つのテーブルが選択され、同時に選択されることはない。第1変動パターンテーブルT4は、平均変動秒数(平均演出時間)が第2変動パターンテーブルT5よりも短いテーブルであり、後述の取得時保留順情報が「3」、または、「4」の場合に選択される。第2変動パターンテーブルT5は、平均変動秒数が第1変動パターンテーブルT4よりも長いテーブルであり、後述の取得時保留順情報が「1」、または、「2」の場合に選択される。
これら第1変動パターンテーブルT4と第2変動パターンテーブルT5とは、種々の変動パターンを有している。具体的には、擬似連演出、通常ハズレ演出、ノーマルリーチ(ハズレまたは当たり)演出、SPリーチ(ハズレまたは当たり)演出(リーチ形成演出の実行後の発展演出)、SPSPリーチ(ハズレまたは当たり)演出(SPリーチ演出の実行後の発展演出)、SPSPリーチ復活(当たり)演出、ハズレ図柄配列が形成される演出、特定図柄での大当たり図柄配列が形成される演出、といった種々の演出が組み合わされた変動パターンである。ここで、擬似連演出(または擬似連続変動演出)とは、特別図柄の変動表示中において、装飾図柄を変動表示させ、当該装飾図柄を仮停止させた後、再び、変動表示させて、装飾図柄の変動表示を擬似的に繰り返す演出である。なお、この場合、擬似連演出では、装飾図柄を仮停止させているが、これに限られず、装飾図柄を仮停止させずに、スローダウンさせた後、その後、装飾図柄を変動表示させてもよい。
普通図柄判定テーブルT6は、普通図柄乱数に基づいて、普通図柄判定を行うためのテーブルである。上述した大当たり判定テーブルT1、大当たり図柄判定テーブルT2、および、普通図柄判定テーブルT6についての詳細は、後述する。
図4-3(A)に示すように、メインRAM301cは、メインCPU301aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、複数の記憶領域を有しており、例えば、保留情報記憶領域301cxと、保留情報判定領域301cyと、を有している。また、メインRAM301cは、各種フラグ(後述する確変遊技フラグ、時短遊技フラグ、および、大当たり遊技フラグなど)や、各種記録値などが格納される記憶領域(図示せず)を有している。
図4-3(B)に示すように、保留情報記憶領域301cxは、第1始動装置112に係る保留情報、および、取得時保留順情報を対応付けて格納可能な4つの保留情報領域(第1保留情報領域、第2保留情報領域、第3保留情報領域、第4保留情報領域)と、第2始動装置115に係る保留情報を格納可能な4つの保留情報領域(第1保留情報領域、第2保留情報領域、第3保留情報領域、第4保留情報領域)と、が設けられている。
保留情報記憶領域301cxの第1特別図柄に対応する保留情報領域において、保留情報の格納の優先順は、第1保留情報領域が最優先で格納対象とされ、第1保留情報領域に保留情報が格納されていれば、次に、第2保留情報領域が優先で格納対象とされ、次に、第3保留情報領域が優先で格納対象とされ、最後に、第4保留情報領域が格納対象として選択される。第2特別図柄に対応する保留情報領域においても同様である。なお、図4-3(B)では、保留情報が格納されている保留情報領域には、「〇」が示されており、保留情報が格納されていない保留情報領域には、「-」が示されている。
保留情報記憶領域301cxの保留情報領域に格納される取得時保留順情報は、保留情報が取得された際の保留順を表す情報である。詳しくは、取得時保留順情報は、保留情報が取得された場合において、その際に格納される保留情報領域の番号に対応する。例えば、保留情報が取得された場合において、第1保留情報領域のみに保留情報が格納されている場合には、保留情報は第2保留情報領域に格納されることになるので、取得時保留順情報は、「2」となる。保留情報が取得された場合において、第1保留情報領域、第2保留情報領域、および、第3保留情報領域に保留情報が格納されている場合には、保留情報は、第4保留情報領域に格納されることになるので、取得時保留順情報は、「4」となる。保留情報判定領域301cyは、保留情報に基づいて、特別図柄判定が実行される判定領域である。
図3に示すように、払出制御基板310は、遊技球の発射制御と賞球の払い出し制御を行う。この払出制御基板310は、図示しない払出CPU、払出ROM、払出RAMから構成されるワンチップマイコンを備えており、主制御基板300に対して、双方向に通信可能に接続されている。払出CPUは、遊技球が払い出されたか否かを検知する払出球計測スイッチ311、扉開放スイッチ312、満杯検出スイッチ314、及び、タイマからの入力信号に基づいて、払出ROMに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを主制御基板300に送信する。また、払出制御基板310の出力側には、遊技球の貯留部から所定数の賞球を遊技者に払い出すための賞球払出装置の払出モータ313が接続されている。払出CPUは、主制御基板300から送信された払出個数指定コマンドに基づいて、払出ROMから所定のプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、賞球払出装置の払出モータ313を制御して所定の賞球を遊技者に払い出す。このとき、払出RAMは、払出CPUの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
演出制御基板320は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この演出制御基板320は、サブCPU320a、サブROM320b、サブRAM320cを備えており、主制御基板300に対して、当該主制御基板300から演出制御基板320への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU320aは、主制御基板300から受信した各種コマンド、各種ユニット、演出操作スティック136、及び、タイマからの入力信号に基づいて、サブROM320bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを画像制御基板330やランプ制御基板340へ送信する。
例えば、サブCPU320aは、主制御基板300から変動開始コマンドを受信すると、メイン表示装置131、第1サイド表示装置132、第2サイド表示装置133、音声出力装置331、刀柄ユニット135、上部ユニット180、上部役物ユニット154、下部役物ユニット156、役物機構部158、導光パネルユニット181、演出用盤照明装置341(盤ランプ)、および演出用枠照明装置342(枠ランプ)等に遊技演出を実行させるための演出パターンを決定し、当該演出パターンを実行するための演出パターン指定コマンドを画像制御基板330やランプ制御基板340へ送信する。この演出パターンの決定についての詳細は、後述する。また、サブROM320bには、演出制御用のプログラムや各種の遊技の決定に必要なデータおよび複数のテーブルが格納されている。これらのテーブルについての詳細は、後述する。さらに、サブRAM320cは、サブCPU320aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するとともに、遊技状態、演出パターン、装飾図柄、計数カウンタ、および、発射操作情報等が格納される。なお、サブRAM320cには、複数の記憶領域が設けられている。これらの記憶領域についての詳細は、後述する。
画像制御基板330は、メイン表示装置131の画像表示制御を行うための図示しない画像CPU、制御ROM、制御RAM、CGROM、VRAM、VDPと、音声CPU、音声ROM、及び、音声RAMを備えている。この画像制御基板330は、演出制御基板320に対して双方向通信可能に接続されており、その出力側にメイン表示装置131、第1サイド表示装置132、第2サイド表示装置133、および音声出力装置331が接続されている。
画像CPUは、演出制御基板320から受信したコマンドに基づいて、VDPに所定の画像を表示させる制御を行う。制御RAMは、画像CPUの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、制御ROMから読み出されたデータを一時的に格納する。また、制御ROMには、画像CPUの制御処理のプログラムや、演出パターンに基づくアニメーションを表示するためのアニメパターン、アニメシーン情報などが格納されている。CGROMには、メイン表示装置131等に表示される装飾図柄や背景等の画像データが多数格納されており、画像CPUは、演出制御基板320から送信された各種コマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、CGROMに格納された所定の画像データをVRAMに展開させ、VRAMに展開された画像データをメイン表示装置131等に表示させる制御を行い、表示演出を実現する。音声ROMには、音声出力装置331から出力するための音声のデータが多数格納されており、音声CPUは、演出制御基板320から送信された各種コマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、ガラス枠150、第1サイド表示装置132、および第2サイド表示装置133に設けられたスピーカ等の音声出力装置331における音声出力制御を行い、音声演出を実現する。
ランプ制御基板340は、刀柄ユニット135、上部ユニット180、上部役物ユニット154、下部役物ユニット156、および導光パネルユニット181の制御と、遊技盤ユニット102の装飾部材に設けられたランプなどの演出用盤照明装置341(盤ランプ)の制御と、発射ハンドル装置103に内蔵されるランプやガラス枠150に設けられた装飾部材のランプなどの演出用枠照明装置342(枠ランプ)の制御と、を実行する。具体的には、ランプ制御基板340は、刀柄ユニット135、上部ユニット180、上部役物ユニット154、下部役物ユニット156、及び役物機構部158の各々に設けられたモータ等を駆動制御することで、ユニットの可動役物(可動体)による役物可動演出を実現する。なお、電源復旧時等において、例えば、可動役物等を後述するような初期位置→進出位置→初期位置の一連の移動である初期作動を実行する。また、ランプ制御基板340は、導光パネルユニット181の発光部を制御することで導光パネルによる発光演出を実現したり、刀柄ユニット135や上部ユニット180や上部役物ユニット154や下部役物ユニット156や演出用盤照明装置341(盤ランプ)を点灯/点滅制御することで照明演出を実現したり、演出用枠照明装置342(枠ランプ)を点灯/点滅制御することで演出用枠照明装置342(枠ランプ)による照明演出を実現したりする。なお、ランプ制御基板340は、刀柄ユニット135、上部ユニット180、役物機構部158等から後述する所定の信号を受信可能に接続されている。
発射制御基板350は、発射ハンドル装置103に設けられたタッチセンサ351からのタッチ信号を入力するとともに、発射ボリューム352から供給された電圧に基づいて、発射用ソレノイド353や玉送りソレノイド354に対する通電制御を行う。タッチセンサ351は、遊技者が発射ハンドル装置103に触れたことによる静電容量の変化を利用した静電容量型の近接スイッチから構成され、遊技者が発射ハンドル装置103に触れたことを検知すると、発射制御基板350に発射用ソレノイド353の通電を許可するタッチ信号を出力する。発射ボリューム352は、可変抵抗器から構成され、その発射ボリューム352に印加された定電圧(例えば5V)を可変抵抗器により分圧して、分圧した電圧を発射制御基板350へ供給する。ここで、発射用ソレノイド353の回転速度は、発射制御基板350に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間に発射される遊技球の個数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、1個の遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。なお、タッチセンサ351からのタッチ信号及び発射ボリューム352からの電圧信号は、演出制御基板320へ入力されるようになっている。これにより、演出制御基板320において遊技球の発射を検出可能となる。
電源基板360は、コンデンサからなるバックアップ電源を備えており、遊技機100に電源電圧を供給する。具体的には、主制御基板300、払出制御基板310、演出制御基板320、発射制御基板350へ電源電圧を供給する。また、遊技機100に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御基板300に出力する。より具体的には、電断検知信号がハイレベルになるとメインCPU301aは動作可能状態になり、電断検知信号がローレベルになるとメインCPU301aは動作停止状態になる。バックアップ電源はコンデンサに限らず、例えば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。
[主制御基板300での処理一覧]
図4-4を参照して、主制御基板300で実行される処理を説明する。図4-4は、主制御基板300で実行される処理の概略フローを示す説明図である。
図4-4に示すように、主制御基板300のメインCPU301aは、電源が供給されると、メインROM301bに格納されているプログラムに基づいて、メイン処理を実行する。また、メインCPU301aは、メイン処理の実行中に、一定周期(例えば4ミリ秒周期)ごとに繰り返しタイマ割込処理を実行する。以下に、メイン処理およびタイマ割り込み処理の各種処理を説明する。
[メイン処理の説明]
メイン処理は、遊技の制御を開始するためや可動役物等の各種駆動源を初期動作させるための処理であり、例えば、電源投入処理、電源復旧処理、RAMクリア処理、設定変更処理、設定確認処理、を含む処理である。電源投入処理とは、電源投入されたとき等に実行される処理であり、この処理においては、遊技の制御状態が初期化されたこと及び現在の遊技状態(ここでは通常遊技状態としての非時短遊技状態)を示す電源投入指定コマンドが払出制御基板310及び演出制御基板320に送信される。これにより、演出制御基板320では、遊技の制御状態が初期化されたこと示す電源投入報知を実行するための処理が行われることになる。電源復旧処理とは、遊技の進行状態(制御状態)が電源断前の状態に復帰(復旧)して電源断前の状態から遊技を再開することが可能となるときに実行する処理であり、この処理においては、遊技の制御状態が復旧したこと及び停電発生前の遊技状態を示す電源復旧指定コマンドが演出制御基板320に送信される。これにより、演出制御基板320では、遊技の制御状態が電源断前の状態に復帰したことを示す電源復旧報知を実行するための処理が行われることになる。RAMクリア処理とは、RAMクリアスイッチ302aの操作に基づいて遊技の制御状態を初期化(遊技用RAM領域の設定値領域以外を初期化)するための処理であり、この処理においては、RAMクリア指定コマンドが演出制御基板320に送信される。これにより、演出制御基板320では、RAMクリア報知を行うための処理が行われることになる。設定変更処理は、設定キースイッチ302bやRAMクリアスイッチ302bの操作に基づいて遊技の有利度合いの段階である(大当たり判定で大当たりと判定される確率の)設定値を変更(更新)するための設定変更モードへ移行する処理であり、この処理においては、設定変更指定コマンドが演出制御基板320に送信される。これにより、演出制御基板320では、設定値の変更中であること(設定変更モードであること)を報知するための設定変更報知を実行するための処理が行われることになる。設定確認処理は、遊技店員等が設定値を確認するための設定確認モードへ移行する処理であり、この処理においては、設定確認指定コマンドが演出制御基板320に送信される。これにより、演出制御基板320によって設定確認が行われていること(設定確認モードであること)を報知するための設定確認報知を実行するための処理が行われることになる。
[タイマ割込処理の説明]
乱数更新処理は、大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数、および、普通図柄乱数などの各種乱数値を更新する処理である。スイッチ処理は、各スイッチからの検知信号が入力された場合に実行される処理であって、第1始動装置112または第2始動装置115の入球を検出すると大当たり乱数等を取得し保留情報として記憶する始動装置スイッチ処理と、普通図柄作動ゲート113bを遊技球が通過した場合に普通図柄乱数を取得して記憶するゲートスイッチ処理と、大当たり遊技を実行中(大当たり遊技状態時)に第1大入賞装置117に入賞した遊技球を検知する第1大入賞装置スイッチ処理と、大当たり遊技状態時に第2大入賞装置127に入賞した遊技球を検知する第2大入賞装置スイッチ処理と、を含む処理である。なお、始動装置スイッチ処理には、保留情報に基づいて大当たり判定や大当たり図柄判定等を実行する事前判定処理が含まれる。
特別図柄処理は、スイッチ処理(第1始動装置112、第2始動装置115)における処理結果に応じた特別図柄に関する処理であって、特別図柄の変動表示が終了するとメインRAM301cの保留情報記憶領域301cxにおける保留情報と取得時保留順情報とをシフトさせる保留情報シフト処理と、保留情報シフト処理で保留情報判定領域301cyにシフトされた保留情報の大当たり乱数と大当たり判定テーブルT1とに基づいて大当たり判定を実行する大当たり判定処理と、大当たり判定の結果が大当たりの場合に保留情報に含まれる大当たり図柄乱数と大当たり図柄判定テーブルT2とに基づいて大当たり図柄(特別図柄)を決定する大当たり図柄判定処理と、保留情報に含まれるリーチ乱数とリーチ判定テーブルT3とに基づいてリーチ判定を実行するリーチ判定処理と、変動パターンテーブルおよび保留情報の変動パターン乱数に基づいて変動パターンを設定する変動パターン設定処理と、第1特別図柄表示器120または第2特別図柄表示器122の変動表示を停止表示させる特別図柄停止処理と、を含む処理である。
普通図柄処理は、スイッチ処理(普通図柄作動ゲート113b)における処理結果に応じた普通図柄に関する処理であって、普通図柄の保留情報がある場合に普通図柄乱数と普通図柄判定テーブルT6とに基づいて普通図柄を判定する普通図柄判定処理と、普通図柄判定で当たりと判定した場合に可動片115bの動作パターンを設定する動作パターン設定処理と、動作パターン設定処理で設定された動作パターンに基づいて第2始動装置115の可動片115bを開閉制御する開閉部材制御処理と、を含む処理である。
大入賞装置開放制御処理は、第1大入賞装置117及び第2大入賞装置127の開閉制御に関する処理であって、大当たり遊技の初めのオープニング演出中に開放パターンを設定する開放パターン設定処理と、大当たり遊技の最後のエンディング演出が終了する場合に大当たり遊技フラグをOFFにしたり時短遊技フラグ等をONにしたりするとともに時短変動回数を所定回数(例えば、8000回)に設定する遊技状態設定処理と、を含む処理である。払出処理は、スイッチ処理での検出結果(遊技球の入賞)に応じた賞球の払い出しを制御する処理である。コマンド送信処理は、上記処理において生成された各種コマンドや演出内容を決定するために必要な情報を演出制御基板320に送信する処理である。
異常判定処理は、各種エラー等が発生したか否かを判定し、発生したエラー等に対応するエラー系指定コマンドを演出制御基板130に送信するための処理である。これにより、演出制御基板320によって種々のエラー系報知を行うための処理が実行されることになる。各種エラー等とは、例えば、扉開放スイッチ313がOFF状態からON状態になった場合の扉開放エラー、ゲート検出スイッチ303等の種々のスイッチが未接続(誤った接続)等となっているような異常状態である場合のスイッチ接続エラー、磁気検出センサ305aによって異常な磁気が所定期間に亘って検出された場合の磁気エラー、電波検出センサ305bによって異常な電波が所定期間に亘って検出された場合の電波エラー、振動検出センサ305cによって異常な振動が所定期間に亘って検出された場合の振動エラー、特別遊技中でないときに大入賞口に遊技球が入賞したりした場合の異常入賞エラー、各種入賞口に入賞した遊技球数と入賞球を流下させる入賞球流路から排出される遊技球数が一致しない場合の排出エラー、満杯検出スイッチ314により上皿128が満杯であることが検出された場合の球抜きエラー、遊技の制御が行われている間にRAMクリアスイッチ302aや設定キースイッチ302bが操作された場合の操作エラー、非確変遊技状態であるときに遊技球が右側ルート106bを通過した場合の右打ち状態等がある。
[演出制御基板320の電気的構成]
図4-5および図4-6を参照して、演出制御基板320の電気的構成について説明する。図4-5は、演出制御基板320の詳細を示すブロック図である。図4-6は、サブRAM320cに設けられる事前判定情報記憶領域320c3を模式的に示す説明図である。演出制御基板320は、主制御基板300から送信されるコマンド(変動パターン等含む)に基づき、演出パターンを決定して、演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドを画像制御基板330及びランプ制御基板340へ送信する。上述したように、画像制御基板330にはメイン表示装置131等が電気的に接続されており、ランプ制御基板340には、刀柄ユニット135等が電気的に接続されている。かかる構成により、画像制御基板330およびランプ制御基板340は、演出制御基板320から送信される演出パターン指定コマンドに基づいて、表示演出、音声演出、照明演出、および、役物可動演出を実行することが可能となる。
図4-5に示すように、サブROM320bには、基幹表示演出指定テーブルTS1と、装飾図柄決定テーブルTS2と、チャンスアップ決定テーブルTS3とが格納されている。基幹表示演出指定テーブルTS1は、主制御基板300から送信される変動パターンに基づいて、上述した通常ハズレ演出、ノーマルリーチ(ハズレまたは当たり)演出、SPリーチ(ハズレまたは当たり)演出、SPSPリーチ(ハズレまたは当たり)演出、および、SPSPリーチ復活(当たり)演出のうちのいずれかの演出を、表示演出における基幹となる演出(以下では、基幹表示演出とも呼ぶ)として指定するためのテーブルである。本実施形態では、主制御基板300から送信される変動パターンと基幹表示演出とが一対一に対応している。なお、変動パターンに対し複数の基幹表示演出を対応させておき、演出制御基板320のサブCPU320aが抽選で基幹表示演出を選択するようにしてもよい。このようにすれば、同じ変動パターンであっても、その演出内容を変えることができる。また、複数の変動パターンに対して一つの基幹表示演出を対応させるようにしてもよい。装飾図柄決定テーブルTS2は、演出パターンに基づく表示演出において、仮停止表示や確定停止表示する装飾図柄の組み合わせと、リーチを実行する場合におけるリーチ図柄と、を決定するためのテーブルである。チャンスアップ決定テーブルTS3は、表示演出において、所定のチャンスアップ演出を決定するためのテーブルである。ここで、チャンスアップ演出とは、通常の演出とは異なる態様の表示演出を実行して、通常の演出と比較して、大当たりの期待度を上昇させるための演出である。
図4-5に示すように、サブRAM320cには、保留記憶領域320c1と、事前判定情報記憶領域320c3とが設けられている。なお、サブRAM320cは、所定のフラグなどが記憶されるフラグ記憶領域(図示せず)も有している。例えば、このフラグ記憶領域には、後述する連続実行演出フラグや擬似連演出実行フラグなどが格納される。保留記憶領域320c1は、第1特別図柄に対応した第1保留領域、第2保留領域、第3保留領域、および、第4保留領域と、第2特別図柄に対応した第1保留領域、第2保留領域、第3保留領域、および、第4保留領域との8つの領域に区分され、それぞれに1つの保留フラグが格納可能となっている。保留記憶領域320c1の第1特別図柄に対応する保留領域において、保留フラグの格納の優先順は、第1保留領域が最優先で格納対象とされ、第1保留領域に保留フラグが格納されていれば、次に、第2保留領域が優先で格納対象とされ、次に、第3保留領域が優先で格納対象とされ、最後に、第4保留領域が格納対象として選択される。第2特別図柄に対応する保留領域においても同様である。演出制御基板320が主制御基板300からの保留コマンドを受信すると、保留記憶領域320c1において、保留フラグが格納されている保留領域を特定し、当該保留領域の次に優先的に格納すべき保留領域に保留フラグを格納する。ただし、第4保留領域に保留フラグが格納されている状態で、保留コマンドを受信した場合には、保留フラグの格納は行わない。また、保留フラグの消去の優先順は、格納する場合の優先順の逆であり、すなわち、第4保留領域が最優先で消去対象とされ、第4保留領域に保留フラグが格納されていないと、次に、第3保留領域が優先で消去対象とされ、次に、第2保留領域が優先で消去対象とされ、最後に、第1保留領域が消去対象として選択される。演出制御基板320が主制御基板300から図柄確定コマンドを受信すると、保留記憶領域320c1において、保留フラグが格納されている保留領域を特定し、優先的に消去すべき保留領域の保留フラグを消去する。第1保留領域に保留フラグを格納されていない場合には、消去処理を行わない。
図4-6に示すように、事前判定情報記憶領域320c3は、事前判定情報(事前判定用特別図柄と事前判定用変動パターンと取得時保留順情報)を格納するための記憶領域であり、特別図柄の種別に対応して、それぞれ、4つの格納領域(第1格納領域、第2格納領域、第3格納領域、および、第4格納領域)が設けられている。また、それぞれの格納領域には、事前判定用特別図柄に基づく大当たり判定情報を格納する大当たり判定情報欄と、事前判定用図柄に基づく大当たり図柄情報を格納する大当たり図柄情報欄と、事前判定用変動パターンに基づく変動パターン情報を格納する変動パターン情報欄と、取得時保留順情報を格納する取得時保留順情報欄と、連続演出の発動の有無を示す連続演出有無情報を格納する連続演出有無情報欄と、が設けられている。詳細は後述するが連続演出有無情報は、連続演出発動情報と、連続演出不発動情報とを含む。
主制御基板300から送信されてくる保留コマンドには、事前判定情報(事前判定用特別図柄と事前判定用変動パターンと取得時保留順情報)が含まれる。事前判定情報記憶領域320c3には、これらの事前判定情報が対応付けられて格納される。第1特別図柄に対する格納領域において、事前判定情報を格納する優先順は、第1格納領域が最優先で格納対象とされ、第1格納領域に事前判定情報が格納されていれば、次に、第2格納領域が優先で格納対象とされ、次に、第3格納領域が優先で格納対象とされ、最後に、第4格納領域が格納対象として選択される。第2特別図柄に対する格納領域についても同様である。例えば、第1特別図柄の第3格納領域に既に事前判定情報が格納されている状態で、新たな第1特別図柄の事前判定情報(特定図柄A、変動パターン7B、取得時保留順情報「4」)を格納する場合(図4-6参照)には、第4格納領域の取得時保留順情報欄に「4」を表す情報を格納し、第4格納領域の変動パターン情報欄に「変動パターン7B」を表す情報を格納し、第4格納領域の大当たり図柄情報欄に「特定図柄A」を表す情報を格納し、第4格納領域の大当たり判定情報欄に「大当たり」を表す情報を格納する。
なお、図4-6では、第1特別図柄に係る第1格納領域の事前判定情報として、大当たり判定情報欄に「ハズレ」の情報が、大当たり図柄情報欄に「なし」の情報が、変動パターン情報欄に「変動パターン1」の情報が、取得時保留順情報欄に「3」を表す情報がそれぞれ格納されている。第2格納領域の事前判定情報として、大当たり判定情報欄に「ハズレ」の情報が、大当たり図柄情報欄に「なし」の情報が、変動パターン情報欄に「変動パターン2AX」の情報が、取得時保留順情報欄に「1」を表す情報がそれぞれ格納されている。第3格納領域の事前判定情報として、大当たり判定情報欄に「ハズレ」の情報が、大当たり図柄情報欄に「なし」の情報が、変動パターン情報欄に「変動パターン4BX」の情報が、取得時保留順情報欄に「2」を表す情報がそれぞれ格納されている。また、連続演出有無情報欄には、後述の先読み処理において、連続演出を実行するか否かを表す連続演出発動情報が格納される。なお、図4-6では、第1特別図柄に係る第4格納領域に対応する連続演出有無情報欄に、連続演出の発動を示す情報である連続演出発動情報として「〇」が示され、その他の格納領域には、連続演出を発動しないことを示す情報である連続演出不発動情報として「-」が示されている。
[演出制御基板320での処理一覧]
図4-7を参照して、演出制御基板320で実行される処理を説明する。図4-7は、演出制御基板320で実行される処理の一覧を示す説明図である。
図4-7に示すように、演出制御基板320のサブCPU320aは、電源が供給されると、サブROM320bに格納されているプログラムに基づいて、演出メイン処理を実行する。また、サブCPU320aは、演出メイン処理中の実行中に、一定周期(例えば、2ミリ秒)ごとに繰り返し演出タイマ割込処理を実行する。以下に、演出メイン処理および演出タイマ割込処理の各種処理を説明する。
[演出メイン処理の説明]
演出メイン処理は、主制御基板300でのメイン処理に対応する処理であり、例えば、電源投入報知処理、電源復旧報知処理、RAMクリア報知処理、設定変更報知処理、設定確認報知処理、を含む処理である。電源投入報知処理は、メインCPU301aから送信された電源投入指定コマンドに基づく電源投入報知を実行するための処理である。電源復旧報知処理は、メインCPU301aから送信された電源復旧指定コマンドに基づく電源復旧報知を実行するための処理である。RAMクリア報知処理は、メインCPU301aから送信されたRAMクリア指定コマンドに基づくRAMクリア報知を実行するための処理である。設定変更報知処理は、メインCPU301aから送信された設定変更指定コマンドに基づく設定変更報知を実行するための処理である。設定確認報知処理は、メインCPU301aから送信された設定確認指定コマンドに基づく設定確認報知を実行するための処理である。
[演出タイマ割込処理の説明]
乱数更新処理は、演出に用いる各種乱数(例えば、装飾図柄決定乱数、チャンスアップ乱数)を更新する処理である。コマンド受信処理は、主制御基板300から送信される種々のコマンド等に基づく処理であって、保留コマンドに基づいて連続演出や擬似連演出を行うか否かを判定する先読み処理と、基幹表示演出指定テーブルTS1や装飾図柄決定テーブルTS2やチャンスアップ決定テーブルTS3に基づいて演出パターンを決定する演出パターン決定処理と、保留コマンドを受信した場合にサブRAM320cの保留記憶領域320c1に保留フラグを格納するとともにメイン表示装置131での保留表示のための保留表示コマンドをセットする保留処理と、変動開始コマンドを受信した場合にサブRAM320cの事前判定情報記憶領域320c3の事前判定情報のシフト処理を実行する事前判定情報シフト処理と、普通図柄判定の判定結果に応じてメイン表示装置131で普通図柄の変動に対応する演出を行うための処理である普図演出処理と、図柄確定コマンドに基づいてメイン表示装置131で変動中の装飾図柄を確定停止表示させるための処理である図柄確定処理と、オープニング演出やエンディング演出や大当たり遊技中のラウンド演出を実行する大当たり処理と、後述するエラー系報知処理と、を含む処理である。演出ボタン処理は、刀柄ユニット135や演出操作スティック136を介した入力を検出して所定の演出を行う処理である。コマンド送信処理は、上記各種処理で生成された各種コマンドを画像制御基板330及びランプ制御基板340へ送信する処理である。ここで、連続演出とは、メイン表示装置131において、実行され得る演出であり、特別図柄における複数の変動表示に亘って、変動開始演出中に実行され得る演出である。この連続演出は、1種類の演出だけで構成されていてもよいし、複数種類の演出を含んでいてもいい。連続演出が複数種類の演出を含む場合には、複数種類の演出のうち1つの演出を選択して実行するようにしてもよい。また、連続演出は、特別図柄における1回の変動表示に実行されてもよい。また、擬似連演出は、1種類の演出だけで構成されていてもよいし、複数種類の演出を含んでいてもいい。擬似連演出が複数種類の演出を含む場合には、複数種類の演出のうち1つの演出を選択して実行するようにしてもよい。
エラー系報知処理とは、サブCPU320aが受信したエラー系指定コマンド等に応じた種々の態様のエラー報知を実行するための処理であり、エラー系指定コマンド等の種類に応じたエラー報知を実行するための報知指示コマンドを生成する処理である。ここで、「エラー系指定コマンド」には、扉開放エラー指定コマンド、スイッチ接続エラー指定コマンド、磁気エラー指定コマンド、電波エラー指定コマンド、振動エラー指定コマンド、異常入賞エラー指定コマンド、排出エラー指定コマンド、球抜きエラー指定コマンド、操作エラー指定コマンド、左打ち状態指定コマンド等が含まれる。なお、各エラー系指定コマンドに応じた各エラー報知の態様の詳細については、後述する。
[上部ユニット180の構成]
図5-1~図5-3を参照して、上部ユニット180の構成について説明する。図5-1は、上部ユニット180の斜視図であり、(A)は上部ユニット180がガラス枠150の上部の一部を覆うように外枠160に対して固定された状態の図であり、(B)は上部ユニット180が外枠160に対してのみ固定された状態の図である。図5-2は、上部ユニット180背面における斜視図であり、(A)は右背面の斜視図であり、(B)は左背面の斜視図である。図5-3は、上部ユニット180における提灯部材1580の概略図であり、(A)は提灯部材1580の斜視図であり、(B)は提灯部材1580が分解された状態を示す概略図である。
図5-1に示すように、上部ユニット180は、内部にLEDが設けられた第1側部1510と第2側部1530と、所定の文字のロゴが形成され可動に構成された役物である文字役物1550と、第1側部1510と第2側部1530とが可動に連結されるとともに外枠160に対して固定される第1支柱部1515と第2支柱部1535と、を備える。
文字役物1550は、所定の文字のロゴが形成された本体部1555と、遊技状態に応じた演出において本体部1555を作動させるための駆動部1570とから構成されている。本体部1555は、ロゴが形成されたロゴ部材が可動となっているとともに、内部に図示しない可動役物が収納されている。駆動部1570は、本体部1580のロゴ部材および可動役物を作動させるためのモータ、当該モータからの駆動力をロゴ部材や可動役物に伝えるためのリンク機構、ランプ制御基板340からの各種の信号の送受信および電源基板360からの電力供給等の上部ユニット180の作動を制御するための図示しないユニット制御部、が設けられている。なお、本体部1555には、図示しないLEDが設けられており、遊技状態に応じた演出において、様々な発光演出が行われる。
第1側部1510は、第1支柱部1515に対して摺動可能に連結されるとともに文字役物1550が固定されている。また、第2側部1530は、第2支柱部1535に対して摺動可能に連結されるとともに文字役物1550が固定されている。さらに、第1側部1510および第2側部1530の各々には、遊技状態に応じて発光する装飾のための部材であって、提灯の形態に模した後述する提灯部材1580、1585が設けられている。そして、第2側部1530の側面部には、識別表示部1532が設けられている。識別表示部1532は、所定の端末機にて読取可能なコード(例えば、QRコード(登録商標)等であって、読取った所定の端末機にて機種名等の情報が表示されるコード)が表示されているコード部と、装着時の注意書(例えば、「注意!指挟み」等)が表示されている注意書部と、装着される的確な機種の名称等(例えば、「機種ABC」等)が表示されている機種名部と、から構成されている。なお、第1側部1510と第2側部1530には、図示しないLEDが設けられており、遊技状態に応じた演出において、様々な発光演出が行われる。そして、第1支柱部1515には、図示しないレールが設けられた第1レール部と、第1側部1510が固定されるとともに第1レール部のレールに沿って摺動可能な図示しない第1摺動部と、が設けられている。またそして、第2支柱部1535には、図示しないレールが設けられた第2レール部と、第2側部1530が固定されるとともに第2レール部のレールに沿って摺動可能な図示しない第2摺動部と、が設けられている。
図5-1(B)に示すように、ガラス枠150の上部の一部を覆うように外枠160に対して固定される上部ユニット180(図5-1(A)を参照。)を、ガラス枠150から取外すとき(外枠160に対して固定されているもののガラス枠150の上部の一部を覆わないような状態にするとき)には、第1摺動部に固定された第1側部1510と第2摺動部に固定された第2側部1530と第1側部1510および第2側部1530に固定された文字役物1550とを一体として、第1支柱部1515の第1レール部および第2支柱部1535の第2レール部のレールに沿って遊技機の前面で上斜め前方向に移動させる。このように、図5-1(B)に示すような状態に上部ユニット180をすることで、ガラス枠150が、上部ユニット180の文字役物1550により覆われていない状態となって、開閉可能な状態とすることができる。なお、ガラス枠150の開閉の構造についての詳細は、後述する。
図5-2(A)に示すように、第1支柱部1515の端部には、外枠160に対して取付けられる第1支柱取付部1517が設けられている。この第1支柱取付部1517は、外枠160に対して挿入される第1支柱取付ピン1520と、第1支柱取付ピン1520と同じ方向に延設された第1支柱取付片1525とが設けられている。また、第1支柱取付ピン1520は、先端においてテーパが形成されることで先細った形状となっており、テーパが形成されていない部分に切欠き部1521が設けられている。文字役物1550の駆動部1570におけるガラス枠150に取付けられる背面の左領域には、ガラス枠150に対して挿入される第1本体取付ピン1590と、後述する第1ガラス枠隆起部と嵌合する第1本体嵌合穴1593とが設けられている。また、第1本体取付ピン1590は、先端においてテーパが形成されることで先細った形状となっており、テーパが形成されていない部分に切欠き部1591が設けられている。
図5-2(B)に示すように、第2支柱部1535の端部には、第1支柱部1515の第1支柱取付部1517と略同様の構成の第2支柱取付部1537が設けられている。この第2支柱取付部1537は、第1支柱取付ピン1520と略同じ形状で切欠き部1541が形成された第2支柱取付ピン1540と、第1支柱取付片1525と略同じ形状の第2支柱取付片1545とが設けられている。文字役物1550の駆動部1570におけるガラス枠150を覆う背面の右領域には、第1本体取付ピン1590と同じ形状で切欠き部1596が形成された第2本体取付ピン1595と、後述する第2ガラス枠隆起部1735と嵌合する第2本体嵌合穴1598とが設けられている。
さらに、文字役物1550の駆動部1570におけるガラス枠150を覆う背面の右領域には、遊技盤ユニット102における制御基板等と電気的に接続するための上部ユニットコネクタ1575が設けられている。また、上部ユニットコネクタ1575には、図示しないバネが設けられており、着脱方向に可動な構造となっている。このような構造の上部ユニットコネクタ1575においては、所定の力で、着脱方向に引っ張ったり、押圧したりすることが可能な構造となっている。
図5-3(A)に示すように、提灯部材1580は第1側部1510の前側部に固定されており、詳述しないが、提灯部材1585は第2側部1530の前側部に固定されている。提灯部材1580は、前面側に「U」の文字の装飾が施された半透明の部材であり、内部に設けられたLEDを発光させることにより、発光演出を実行するための部材である。なお、提灯部材1585は、提灯部材1580と同様の構成であって、同様の発光演出を実行するためのものである。
図5-3(B)に示すように、提灯部材1580は、裏側提灯ケース部1581a、表側提灯ケース部1581b、および提灯基板1582を有する。裏側提灯ケース部1581aおよび提灯基板1582は、第1側部1510に固定されており、裏側提灯ケース部1581aに対して表側提灯ケース部1581bを嵌め合わせると、提灯基板1582が内包されるような構造である。つまり、表側提灯ケース部1581bは、上部ユニット180における着脱可能な部材である。また、提灯基板1582には、複数のLEDと、検出物体に信号光を照射して検出物体からの反射光を受光して検出する6つの反射型センサ1583a~1583fと、これらのLEDや反射型センサの作動およびユニット制御部との種々の信号の送受信等を制御するための提灯制御部が設けられている。表側提灯ケース部1581bの内側には反射型センサ1583a~1583fによって検出可能な検出物体(例えば、アルミ部材)が設けられる反射部1584a~1584eが5つ設けられている。そして、提灯基板1582の提灯制御部は、ランプ制御基板340からの演出のための信号をユニット制御部を介して受信して、LEDに所定の発光演出を実行させるとともに、反射型センサ1583a~1583fを作動させて検出結果をユニット制御部を介してランプ制御基板340に送信可能となっている。
[ガラス枠150、外枠160、および内枠170の上部の構成]
図6-1および図6-2を参照して、ガラス枠150、外枠160、および内枠170の上部の構成と、ガラス枠150に設けられた錠ユニット190の構成について説明する。図6-1は、ガラス枠150および外枠160の上部における構成の概略図であり、(A)は上部ユニット180が取り外された状態のガラス枠150および外枠160の上部における構成の概略図であり、(B)は上部ユニット180が取り外された状態のガラス枠150および外枠160の右上部の構成の概略を示した斜視図である。図6-2は、ガラス枠150の錠ユニット190の構成の概略図であり、(A)はロック状態の錠ユニット190を示す図であり、(B)は非ロック状態の錠ユニット190を示す図である。なお、図6-1は、遊技機100から上部ユニット180が取り外された状態であるため、遊技盤ユニット102の役物ユニット102Bに設けられている遊技盤コネクタ1620がコネクタ開口部1615から露出している。
図6-1(A)に示すように、ガラス枠150には、上部ユニット180の第1本体取付ピン1590が挿入される第1ガラス枠挿入孔部1600と、第2本体取付ピン1595が挿入される第2ガラス枠挿入孔部1610と、上部ユニットコネクタ1575が挿入されるコネクタ開口部1615と、ガラス枠150を開放するときに操作される開放レバー1625とが設けられている。外枠160には、第1支柱取付部1517が取付けられる第1支柱固定部1650と、第2支柱取付部1537が取付けられる第2支柱固定部1660と、後述する外枠ロック機構におけるロック状態から非ロック状態に切替えるときに操作される外枠ロック解除操作部1675と、が設けられている。
図6-1(B)に示すように、第2ガラス枠挿入孔部1610には、開口縁に丸みを帯びた面取り部が形成されている第2ガラス枠挿入孔1630と、第2ガラス枠隆起部1635とが設けられている。第2ガラス枠挿入孔1630は、開口縁に面取り部が形成されていることで、面取り部が形成されていないものに比べて、第2本体取付ピン1595を面取り部に沿って挿入し易い構造となっている。また、第2ガラス枠隆起部1635は、第2本体嵌合穴1598に嵌合する突起と、第2ガラス枠挿入孔1630の下方に設けられた半円状の突起とから構成されている。この第2ガラス枠隆起部1635において、半円状の突起が形成されていることで、第2本体取付ピン1595を第2ガラス枠挿入孔1630へ挿入するときに、第2本体取付ピン1595が開口縁の面取り部に沿って開口縁の下方へ滑り出てしまうことが防止される。つまり、第2ガラス枠挿入孔1630の開口縁の面取り部と第2ガラス枠隆起部1635とは、第2本体取付ピン1595を第2ガラス枠挿入孔1630へ挿入するときの位置決めのガイドとしての機能を有する。
なお、第1ガラス枠挿入孔部1600は、第2ガラス枠挿入孔部1610と略同様の構造であり、詳述しないが、第1ガラス枠挿入孔と、第1ガラス枠隆起部とが設けられている。また、コネクタ開口部1615には、内枠170に取付けられた遊技盤ユニット102における遊技盤コネクタ1620が配設されるため、文字役物1550をガラス枠150に取付けたときに、上部ユニットコネクタ1575を遊技盤コネクタ1620に嵌合させることができる。さらに、開放レバー1625は、錠ユニット190に連結されており、開放レバー1625が操作されると、ガラス枠150が開放可能となる。なお、開放レバー1625は、文字役物1550がガラス枠150の上部の一部を覆うような状態になっているときには、文字役物1550とガラス枠150との間に配設されるため、操作が難しい状態となっている。
第2支柱固定部1660は、第2外枠挿入孔1662と、第2外枠挿入片1665と、第2外枠受け部1667と、第2外枠押圧部1670とが設けられている。第2外枠挿入孔1662は、開口縁に面取り部が形成されていることで、面取り部が形成されていないものに比べて、第2支柱取付ピン1540を面取り部に沿って挿入し易い構造となっている。また、第2外枠挿入片1665は、第2外枠挿入孔1662の開口から上方に延設された壁部であり、第2支柱部1535を取付けるときに、第2支柱取付ピン1540が第2外枠挿入孔1662以外の部分に入り込むことを防止する。さらに、第2外枠押圧部1670は、後述する外枠ロック機構に連結されている部材であって、第2支柱部1535が取付けられるときに、第2支柱取付片1545によって押圧される。
また、第2外枠受け部1667は、第2支柱部1535を取付けたときに第2支柱部1535の底面を接触させて上部ユニット180を支える、といった機能を備えるとともに、第2支柱部1535を取付けるときに第2支柱部1535の底面を沿わせつつ、第2支柱取付ピン1540を第2外枠挿入孔1662に挿入させることも可能にする部材である。つまり、第2外枠挿入孔1662と、第2外枠挿入片1665と、第2外枠受け部1667とは、第2支柱取付ピン1540を第2外枠挿入孔1662に挿入させるときの位置決めのガイドとしての機能を有する。なお、第1支柱固定部1650は、第2支柱固定部1660と同様の構成であり、第1外枠挿入孔と、第1外枠挿入片と、第1外枠受け部と、第1外枠押圧部とが設けられている。
[上部ユニット180のロック機構の構成]
上部ユニット180におけるロック機構としては、ガラス枠150に対してのロック状態と非ロック状態との切替が可能な錠ユニット190によるガラス枠ロック機構と、外枠160に対してのロック状態と非ロック状態との切替が可能な外枠ロック機構と、がある。特に、ガラス枠ロック機構は上部ユニット180の文字役物1550におけるガラス枠150に対するロック機構であり、外枠ロック機構は上部ユニット180の第1支柱部1515と第2支柱部1535とにおける外枠160に対するロック機構である。以下に、ガラス枠ロック機構と外枠ロック機構とについて説明する。
図6-2に示すように、ガラス枠ロック機構を構成する錠ユニット190は、ガラス枠150の背面に設けられる機構であって、回転部材1680と、第1リンク部材1681と、第2リンク部材1685と、第3リンク部材1690とを備える。回転部材1680は、ガラス枠150に設けられた鍵穴部材に連結されており、鍵穴部材の鍵穴に差込まれた所定の鍵が回転されることに連動して回転する部材である。第1リンク部材1681は、回転部材1680の作動に応じて、ガラス枠150の右側の面において上下方向に作動可能に設けられた部材であり、第2リンク部材1685に対して作用可能に設けられている。第2リンク部材1685は、第1リンク部材1681の作動に応じて、第3リンク部材1690を連動させるように設けられた部材である。第3リンク部材1690は、ガラス枠150の上側の面において左右方向に作動可能に設けられた部材であり、第2リンク部材1685を介して第1リンク部材1681の作動が作用可能に設けられている。また、付勢力供給部1688は、付勢力を発生させるバネが設けられるとともに、第1リンク部材1681に対して下方向の付勢力が加えられるように、第1リンク部材1681にワイヤで連結されている。センサ1698は、第3リンク部材1690の動きに応じて、錠ユニット190がロック状態か非ロック状態かを検知するセンサである。
図6-2(A)に示すように、錠ユニット190がロック状態である場合は、第1ガラス枠挿入孔部1600に挿入された第1本体取付ピン1590の切欠き部1591に対して、第3リンク部材1690の左端部1693が嵌まり込むとともに、第2ガラス枠挿入孔部1610に挿入された第2本体取付ピン1595の切欠き部1596に対して、第3リンク部材1690の右端部1695が嵌まり込んだ状態である。つまり、錠ユニット190がロック状態である場合には、文字役物1550を取外すことができないこととなる。なお、文字役物1550を取付けていないときの錠ユニット190においては、第3リンク部材1690に対して、図示しないバネにより左方向の付勢力が働いていることで、上述したようなロック状態が維持される。
図6-2(B)に示すように、錠ユニット190が非ロック状態である場合には、第1本体取付ピン1590の切欠き部1591に対して、第3リンク部材1690の左端部1693が嵌まり込んでおらず、第2本体取付ピン1595の切欠き部1596に対して、第3リンク部材1690の右端部1695も嵌まり込んでいない状態である。つまり、錠ユニット190が非ロック状態である場合には、文字役物1550を取外すことができることとなる。
ここで、錠ユニット190によるガラス枠ロック機構において、ロック状態から非ロック状態にする場合の各部材の作動について説明する。まず、鍵穴部材に挿入された所定の鍵を左に回すと、回転部材1680が左に回転し、第1リンク部材1681を上方向に作動させる。この第1リンク部材1681の動きが、第2リンク部材1685を介して第3リンク部材1690に作用し、第3リンク部材1690が右方向に作動する。このように、第3リンク部材1690が右方向に作動することによって、第1本体取付ピン1590の切欠き部1591に対する第3リンク部材1690の左端部1693の嵌まり込みと、第2本体取付ピン1595の切欠き部1596に対する第3リンク部材1690の右端部1695の嵌まり込みが解除される。一方で、文字役物1550をガラス枠150に取付けるときは、錠ユニット190においてはロック状態であって、第1ガラス枠挿入孔部1600および第2ガラス枠挿入孔部1610に対して第1本体取付ピン1590および第2本体取付ピン1595を挿入することとなる。このとき、挿入される第1本体取付ピン1590および第2本体取付ピン1595は上述のように先細りの形状であることから、第3リンク部材1690の左端部1693および右端部1695の各々が右方向へ逃げるように、第3リンク部材1690自体が右方向へ移動する。そして、第1本体取付ピン1590および第2本体取付ピン1595が挿入されると、第3リンク部材1690は付勢力によって左方向へ移動して、切欠き部1591および切欠き部1596に対して、第3リンク部材1690の左端部1693および右端部1695が嵌まり込み、第1本体取付ピン1590および第2本体取付ピン1595がロックされる。
外枠ロック機構は、第1外枠押圧部、第2外枠押圧部1670、および複数の部材から構成されたリンク機構であり(図6-1を参照。)、外枠160に対して上部ユニット180の第1支柱部1515と第2支柱部1535とが取外し不可能なロック状態または取外し可能な非ロック状態に、外枠ロック解除操作部1675が操作されることによって切替可能なものである。外枠ロック機構は、外枠160に対して外枠160における第1支柱固定部1650と第2支柱固定部1660とで挟まれる位置に設けられており、上部ユニット180がガラス枠150に対して取付けられているときには、文字役物1550によって外枠ロック解除操作部1675が露出していないため操作できないように設けられている。つまり、上部ユニット180を外枠160から取外すときには、文字役物1550を遊技機の前面で上斜め前方向に移動させることによりガラス枠150の上部の一部を覆わない状態にした後に、露出した外枠ロック解除操作部1675が操作されることによって第1支柱固定部1650と第2支柱固定部1660とが非ロック状態となり、上部ユニット180の全体を取外す、という手順の作業を実行することとなる。
ここで、上部ユニット180と遊技盤ユニット102との電気的な接続について説明する。まず、上部ユニット180と遊技盤ユニット102とが電気的に非接続状態となる場合、つまり、上部ユニットコネクタ1575と遊技盤コネクタ1620との接続について説明する。上部ユニットコネクタ1575は上部ユニット180の背面に設けられたオス型コネクタ(図5-2(B)を参照。)であり、遊技盤コネクタ1620は遊技盤ユニット102(役物ユニット102B)の上部に設けられたメス型コネクタ(図9-1および図9-4を参照。)であり、上部ユニットコネクタ1575と遊技盤コネクタ1620とは互いに嵌合する形状である。また、上述したように、上部ユニットコネクタ1575は可動な構造であるものの、遊技盤コネクタ1620は上部ユニットコネクタ1575のように可動でない構造のものである。上部ユニット180がガラス枠150の上部の一部を覆うような状態で取付けられていると、上部ユニットコネクタ1575はコネクタ開口部1615から露出している遊技盤コネクタ1620に嵌合された状態となって、上部ユニット180が遊技盤ユニット120を介して電源基板360から電力供給可能、且つ上部ユニット180のユニット制御部とランプ制御基板340とで種々の信号の送受信可能に接続されることとなる。
また、上部ユニットコネクタ1575は、上述したように、図示しないバネによって、着脱方向における所定の可動範囲を有しているため、引っ張られることが可能な構造とされている。そのため、錠ユニット190を非ロック状態にして文字役物1550をガラス枠150から少し離間させた状態にするだけでは、上部ユニットコネクタ1575は遊技盤ユニット102から外れることがなく、ガラス枠150に対して文字役物1550を所定の距離に(上部ユニットコネクタ1575の可動範囲よりも大きい範囲となるように)離間させないと上部ユニットコネクタ1575が遊技盤コネクタ1620から外れないようになっている。つまり、遊技機100において、例えば、錠ユニット190の鍵穴に所定の鍵を挿入して左に回すと電源基板360からの上部ユニット180への電力供給が遮断されるような構成とすれば、文字役物1550を遊技機の前面で上斜め前方向に移動させてガラス枠150の上部の一部を覆わない状態にするときには、所定の鍵を左に回す操作によって上部ユニット180への電力供給が遮断された後に、上部ユニットコネクタ1575が引っ張られつつ遊技盤コネクタ1620から引き抜かれることとなる。したがって、このような構成であれば、上部ユニット180に対する瞬断が防止されていることとなるため、例えば、文字役物1550が誤って取外されることを原因とした上部ユニット180での瞬断による故障が防止されるような構成とすることができる。
[刀柄ユニット135の構成]
図7-1および図7-2を参照して、刀柄ユニット135の構成について説明する。図7-1は、刀柄ユニット135の正面図である。図7-2は、刀柄ユニット135の概略図であり、(A)は刀柄ユニット135の背面の概略図であり、(B)は刀柄ユニット135の底面の概略図である。
図7-1および図7-2に示すように、刀柄ユニット135には、刀柄部1700と、外カバー1750と、機構部1755と、が設けられている。刀柄部1700は、刀剣における柄の部分の形態を模した形状のものであって、遊技状態に応じて振動等の態様での演出を行うとともに、遊技者による押圧等の操作可能に構成されている。外カバー1750は、後述するガラス枠150の下部に取付けられた場合に、ガラス枠150に形成された開口部1880を覆うような形状に構成されている。機構部1755は、刀柄部1700を作動させるためのモータ、モータの駆動や図示しないLEDの発光とランプ制御基板340との種々の信号の送受信等の制御のための制御部と、それらを内包するケースと、を備える。また、機構部1755には、制御部とランプ制御基板340との種々の信号の送受信と電源基板360からの電力供給のために、後述するガラス枠150のガラス枠コネクタ1860と接続させるための刀柄コネクタ1760が設けられている。さらに、機構部1755のケースには、ガラス枠150に対して、刀柄ユニット135をロックさせるための第1刀柄ロック孔1780、第2刀柄ロック孔1770が設けられている。
[ガラス枠150の下部の構成]
図8-1および図8-2を参照して、ガラス枠150の下部において、刀柄ユニットが取付けられる部分の構成について説明する。図8-1は、ガラス枠150の下部における構成の上面の概略図である。図8-2は、ガラス枠150の下部における構成の概略図であり、(A)はガラス枠150の下部の底面図であり、(B)はガラス枠150の下部の背面図である。
図8-1および図8-2に示すように、ガラス枠150の下部には、2つのスピーカ1820、1825と、演出操作スティック136と、上皿128と、刀柄ユニット135の機構部1755が嵌まり込むための開口部1880と、が設けられた内部に刀柄ユニット135の機構部1755を内包する形状のガラス枠下装飾部1810が形成されている。また、ガラス枠下装飾部1810には、底面における第1刀柄固定部1885と、ガラス枠150の背面における第2刀柄固定部1895と、内部のガラス枠コネクタ1860と、が設けられている。さらに、第1刀柄固定部1885は、開口部1880の内側における底面から上方に突設されたピン状部とピン状部の中心から放射状に延設された2つの突起部とからなる第1刀柄固定ピン1887aと、ガラス枠150の外側における底面に設けられた第1刀柄固定切替部1887bとから構成されている。第1刀柄固定部1885は、第1刀柄固定切替部1887bを回転させると、連結されている第1刀柄固定ピン1887aも回転するような構造である。なお、第2刀柄固定部1895は、第1刀柄固定部1885と同様の構造であり、第2刀柄固定ピン1897aと、第2刀柄固定切替部1897bとから構成されている。
このような構成のガラス枠150に刀柄ユニット135を取付けるときには、まず、ガラス枠コネクタ1860を刀柄コネクタ1760に接続して、刀柄ユニット135の機構部1755を開口部1880からガラス枠下装飾部1810の内部に挿入する。このとき、第1刀柄固定ピン1887aが第1刀柄ロック孔1780に嵌まり込むとともに、第2刀柄固定ピン1897aが第2刀柄ロック孔1770に嵌まり込むように、機構部1755をガラス枠下装飾部1810の内部に挿入する。そして、第1刀柄固定切替部1887bおよび第2刀柄固定切替部1897bを回転操作することで、ガラス枠150のガラス枠下装飾部1810に対して、刀柄ユニット135をロックさせる。このように、刀柄ユニット135がガラス枠150に対して取付けられると、ガラス枠コネクタ1860と刀柄コネクタ1760とが接続されているため、刀柄ユニット135が電源基板360から電力供給可能、且つ刀柄ユニット135の制御部とランプ制御基板340とで種々の信号の送受信可能に接続されることとなる。なお、ガラス枠150のガラス枠下装飾部1810から刀柄ユニット135を取外すときは、ガラス枠150の背面に設けられた第2刀柄固定切替部1897b(図8-2(B)を参照。)を操作しなければいけないため、上述した錠ユニット190の鍵穴部材に所定の鍵を差込み操作してガラス枠150を開放させる必要がある。
[遊技盤ユニット102の構成]
図9-1~図9-5を参照して、遊技盤ユニット102の構成について説明する。図9-1は、遊技盤ユニット102の表側面の斜視図であり、図9-2は、遊技盤ユニット102の裏側面の斜視図である。図9-3は、遊技盤102Aの表側面の斜視図である。図9-4は、役物ユニット102Bの表側面の斜視図である。図9-5は、演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとが設けられたメイン表示装置131の裏側面の斜視図である。
図9-1および図9-2に示すように、遊技盤ユニット102は、遊技盤102Aと、役物ユニット102Bと、メイン表示装置131と、演出制御基板ユニット102Cと、主制御基板ユニット102Dと、から構成されている。遊技盤102Aは、遊技盤ユニット102の表側面において、役物ユニット102Bに対して着脱可能に取付けられる。また、メイン表示装置131は、遊技盤ユニット102の裏側面において、役物ユニット102Bに対して着脱可能に取付けられる。さらに、演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとは、遊技盤ユニット102の裏側面において、メイン表示装置131に対して各々が着脱可能に取付けられる。
図9-1に示すように、遊技盤ユニット102の遊技盤102Aの表側面には、四角の各々に遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918aを一つずつ備えている。これらの遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918aは、各々において略同様の構造であり、遊技盤102Aの表面に回転操作が可能に設けられた固定切替部と、遊技盤102Aの裏面に突設されたピン状部とピン状部の中心から放射状に延設された2つの突起部とからなる固定ピンとから構成されている。これらの遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918aは、各々の固定切替部を回転させると、遊技盤102Aの裏側面において連結されている各々の固定ピンも回転するような構造である。なお、これら遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918aの各々の固定ピンが嵌まり込むために役物ユニット102Bに設けられたロック孔1912b、1914b、1916b、1918bについては後述する。また、遊技盤ユニット102の役物ユニット102Bの上部には、上述したように上部ユニットコネクタ1575と嵌合する形状の遊技盤コネクタ1620が設けられており、遊技盤コネクタ1620は、上部ユニットコネクタ1575とは異なり、可動でない構造のものである。さらに、遊技盤ユニット102の役物ユニット102Bの表側面には、四角の各々に、後述するユニット押圧部2022、2024やユニット固定部2026、2028により押圧される部分であるユニット係合部1922、1924、1926、1928が設けられている。
図9-2に示すように、遊技盤ユニット102の裏側面には、役物ユニット102Bに対して、着脱可能にメイン表示装置131が設けられ、メイン表示装置131に対して着脱可能に演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとが設けられている。また、遊技機100における電源基板360から供給される電力や、主制御基板300等からの各種の信号等に関しての授受を中継するための中継基板1950が、役物ユニット102Bに設けられている。中継基板1950は、役物ユニット102Bに対して着脱不可能に設けられており、遊技機100における各ユニットとは図示しないケーブルによって接続されている。また、役物ユニット102Bには、中継基板1950と種々の可動役物との間にメイン表示装置131が設けられるスペースが形成されており、そのスぺ―スには、メイン表示装置131がスライドされることによって嵌まり込むための表示装置枠が設けられている。さらに、メイン表示装置131には、表示装置枠に嵌まり込んだ状態で、役物ユニット102Bに対して嵌合することによって、着脱可能な状態である非ロックまたは着脱不可能な状態であるロックに切替可能なロック切替部1970、1975が設けられている。
[遊技盤102Aの構成]
図9-3に示すように、遊技盤102Aは、透明なアクリル部材からなり、複数の釘(図示せず)や風車(図示せず)が配置されている。これら釘や風車は、遊技球の動きを変更したり、所定の入賞口に誘導したりする機能を有する。また、遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918aや、第1始動装置112、普通図柄作動ゲート113b、第2始動装置115、第1大入賞装置117、第2大入賞装置127、可動片115b、117b、127bが設けられている。なお、上述のように各始動装置等が設けられている遊技盤102Aには、図示しないゲート検出スイッチ303、第1始動装置検出スイッチ304a、第2始動装置検出スイッチ304b、第1入賞装置検出スイッチ306a、第2入賞装置検出スイッチ306b、および始動装置開閉ソレノイド307、第1大入賞装置開閉ソレノイド308、第2大入賞装置開閉ソレノイド370も設けられている。さらに、遊技盤102Aには、表示器125における種々の表示の示唆する内容の説明等が記載されたカバーである表示器カバー1925Aも設けられている。
なお、本実施形態では、遊技盤102Aは、透明に形成されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、遊技盤102Aは、光透過性に形成されていればよく、半透明でもよい。また、遊技盤102Aは、アクリル部材以外の部材、例えば、透明なプラスチック部材から形成されてもよい。
[役物ユニット102Bの構成]
図9-4に示すように、役物ユニット102Bには、上部役物ユニット154と、下部役物ユニット156と、上部役物ユニット154及び下部役物ユニット156を種々の態様で作動させる役物機構部158と、導光パネルユニット181と、ユニット係合部1922、1924、1926、1928と、が設けられている。また、役物ユニット102Bには、表示器125における複数のLEDで構成された部材である発光部材1925Bが、遊技盤102Aの表示器カバー1925Aによって覆われる位置に設けられている。さらに、役物ユニット102Bには、ロック孔1912b、1914b、1916b、1918bが設けられている。ここで、遊技盤102Aの遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918aと、役物ユニット102Bのロック孔1912b、1914b、1916b、1918bとによるロック機構について説明する。役物ユニット102Bに遊技盤102Aを取付けるときには、まず、遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918aにおける各々の固定ピンが、ロック孔1912b、1914b、1916b、1918bに嵌まり込むように取付ける。そして、遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918aの各々を回転操作することで、役物ユニット102Bに対して、遊技盤102Aをロックさせることができる。なお、役物機構部158においては、所定の装飾が施された機構カバー155a,155bによって、上部役物ユニット154を作動させるためのレール部が露出しないように覆われている。
[メイン表示装置131等の構成]
図9-5に示すように、演出制御基板ユニット102Cは、演出制御基板320が演出制御基板ケース1990に内包されたものであり、主制御基板ユニット102Dは、主制御基板300が主制御基板ケース1980に内包されたものである。また、演出制御基板ケース1990は、図示しないサブ固定部によりメイン表示装置131に対して固定されており、サブ固定部が操作されることによって着脱可能な構成となっている。さらに、主制御基板ケース1980も、図示しないメイン固定部によりメイン表示装置131に対して固定されており、メイン固定部が操作されることによって着脱可能な構成となっている。つまり、演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとは、各々がメイン表示装置131に対して着脱可能な構成となっている。なお、メイン表示装置131の裏側からであれば、主制御基板300に実装されている情報表示器302cが主制御基板ケース1980に内包された状態で視認可能となっており、主制御基板300に設けられたRAMクリアスイッチ302aと設定キースイッチ302bとの操作が可能となっている。
[役物機構部158の構成および作動態様]
図10-1、図10-2を参照して、ここで、役物機構部158の構成および作動態様について説明する。図10-1(A)は、上部役物ユニット154及び下部役物ユニット156が初期位置にある状態の役物機構部158の概略を示した概略図であり、図10-1(B)は、上部役物ユニット154が第1位置にある状態の役物機構部158の概略を示した概略図である。図10-2(A)は、上部役物ユニット154が第2位置にある状態の役物機構部158の概略を示した概略図であり、図10-2(B)は、下部役物ユニット156が進出位置にある状態の役物機構部158の概略を示した概略図である。
図10-1および図10-2に示すように、役物機構部158は、役物ユニット102Bの左上部に設けられた左上モータ410、左上リンク部415、役物ユニット102Bの左側部に設けられた左レール部430、左連結部435、役物ユニット102Bの右上部に設けられた右上モータ460、右上リンク部465、役物ユニット102Bの右側部に設けられた右レール部480、右連結部485、役物ユニット102Bの下部に設けられた下モータ510、役物ユニット102Bの下部に設けられた下ベース部530、接続帯部550、下リンク部565、下連結部585、を備えている。
左上リンク部415は、左上モータ410と上部役物ユニット154とを連結しており、図示しないギヤによって左上モータ410の駆動と連動する構成となっている。左連結部435は、上部役物ユニット154と左レール部430とを連結しており、左レール部430のレールに沿って上下方向に摺動する構成となっている。右上リンク部465は、右上モータ460と上部役物ユニット154とを連結しており、図示しないギヤによって右上モータ460の駆動と連動する構成となっている。右連結部485は、上部役物ユニット154と右レール部480とを連結しており、右レール部480のレールに沿って上下方向に摺動する構成となっている。下リンク部565は、下ベース部530と下部役物ユニット156とを連結しており、下ベース部530に設けられた図示しないギヤによって下モータ510の駆動と連動する構成となっている。下ベース部530は、演出制御基板320等と種々の信号の送受信が可能な図示しない制御部を有している。下連結部585は、下部役物ユニット156と右レール部480とを連結しており、右レール部480のレールに沿って上下方向に摺動する構成となっているとともに、後述する下部役物ユニット156の制御部と種々の信号の送受信が可能に接続される図示しない中継基板を有している。接続帯部550は、下ベース部530の制御部と下連結部585の中継基板とを、種々の信号の送受信が可能に接続している。
接続帯部550は、平帯状の接続線と、接続線を覆うカバー部材と、から構成されている。接続線は、所謂、フレキシブルフラットケーブルであり、下ベース部530の制御部と下連結部585の中継基板とを電気的に接続することによって、演出制御基板320と下役物本体部750の制御部とを種々の信号を送受信可能に接続している。カバー部材は、可撓性を有するとともに透過性を有する樹脂によって成形された部材であり、一方の平面および両方の側面に亘る切込が伸長方向に対して略直交するように複数形成されている。また、切込は、カバー部材の伸長方向に向かって湾曲したような形状となっている。さらに、このような構成の接続帯部550においては、下ベース部530の制御部と下連結部585の中継基板とを接続するときに、カバー部材の切込の形成された一方の平面が屈曲するときの外周面となるように設けられ、切込が形成されていない他方の平面が屈曲するときの内周面となるように設けられる。このような接続帯部550であれば、カバー部材において、切込が形成されている一方の平面側は屈曲するときに曲がり易いものの、切込が形成されていない他方の平面側は屈曲するときに過度に接続線が折れ曲がってしまうことを防止することとなる。また、下部役物ユニット156における下役物装飾部等の交換作業を行うとともに、接続帯部550による電気的な配線の接続作業を行う場合に、接続帯部550の接続線はカバー部材で覆われているため、交換作業時の接続線の破損を防ぐこともできる。
図10-1(A)に示すように、まず、上部役物ユニット154及び下部役物ユニット156が初期位置にある場合は、上部役物ユニット154は最も上方となる位置となっており、下部役物ユニット156は最も下方となる位置となっており、開口部102AZから各々の一部が視認可能な状態となっている(例えば、図1を参照。)。次に、図10-1(B)に示すように、上部役物ユニット154が第1位置にある場合は、上部役物ユニット154は初期位置での状態から略平行に移動して初期位置に比べ下方となる位置となっており、開口部102AZから全体が視認可能な状態となっている。上部役物ユニット154が初期位置から第1位置へ移動するときには、左上モータ410の駆動によって、左上リンク部415が下方へ伸展することで左連結部435が左レール部430に沿って下方に摺動するとともに、右上モータ460の駆動によって、右上リンク部465が下方へ伸展することで右連結部485が右レール部480に沿って下方に摺動する。
図10-2(A)に示すように、次に、上部役物ユニット154が第2位置にある場合は、上部役物ユニット154は初期位置での状態から右側のみが下方に移動又は第1位置での状態から左側のみが上方に移動して斜めに傾いたような位置となっており、開口部102AZから全体が視認可能な状態となっている。上部役物ユニット154が初期位置から第2位置へ移動するときには、左上モータ410は駆動しないものの、右上モータ460の駆動によって、右上リンク部465が下方へ伸展することで右連結部485が右レール部480に沿って下方に摺動する。また、上部役物ユニット154が第1位置から第2位置へ移動するときには、左上モータ410の駆動によって、左上リンク部415が上方へ屈曲することで左連結部435が左レール部430に沿って上方に摺動するものの、右上モータ460は駆動しない。次に、図10-2(B)に示すように、下部役物ユニット156が進出位置にある場合は、下部役物ユニット156は初期位置での状態から略平行に移動して初期位置に比べ上方となる位置となっており、開口部102AZから全体が視認可能な状態となっている。下部役物ユニット156が初期位置から進出位置へ移動するときには、下モータ510の駆動によって、下リンク部565が下部役物ユニット156を持ち上げるように上方へ上がることで下連結部585が右レール部480に沿って上方に摺動する。
上述においては、上部役物ユニット154は、初期位置から第1位置への移動、初期位置から第2位置への移動、第1位置から第2位置への移動、について説明したが、種々の態様で移動してもよい。例えば、上部役物ユニット154は、第2位置から第1位置へ移動したり、第1位置又は第2位置から初期位置へ移動したりしてもよい。また、上部役物ユニット154は、第2位置から第1位置への移動の途中までの過程を複数回反復する作動態様で、所謂、煽り演出を実行してもよい。さらに、下部役物ユニット156も種々の態様で移動してもよく、例えば、初期位置から進出位置への移動の途中までの過程を複数回反復する作動態様で、所謂、煽り演出を実行してもよい。なお、第1位置又は第2位置の上部役物ユニット154と、進出位置の下部役物ユニット156とは、互いに接触および干渉しない構成となっており、上部役物ユニット154の移動と下部役物ユニット156の移動とが略同時に行われたりする演出を実行してもよい。
[上部役物ユニット154及び下部役物ユニット156の構成]
図11-1~図11-4を参照して、ここで、上部役物ユニット154及び下部役物ユニット156の構成について説明する。図11-1(A)は、上部役物ユニット154の上役物装飾部600の表面の概略図であり、図11-1(B)は、上役物装飾部600の裏面の概略図である。図11-2(A)は、上部役物ユニット154の上役物本体部650の表面の概略図であり、図11-2(B)は、上役物本体部650の内部の構成の概略図である。図11-3(A)は、下部役物ユニット156の下役物装飾部700の表面の概略図であり、図11-3(B)は、下役物装飾部700の裏面の概略図である。図11-4(A)は、下部役物ユニット156の下役物本体部750の表面の概略図であり、図11-4(B)は、下役物本体部750の内部の構成の概略図である。
図11-1、図11-2に示すように、上部役物ユニット154は、所定の装飾が施された上役物装飾部600と、役物機構部158の左上リンク部415、左連結部435、右上リンク部465、右連結部485に連結される上役物本体部650と、で構成されている。また、図11-3、図11-4に示すように、下部役物ユニット156は、所定の装飾が施された下役物装飾部700と、役物機構部158の下リンク部565、下連結部585に連結される下役物本体部750と、で構成されている。さらに、詳細については後述するが、上部役物ユニット154における上役物装飾部600は、役物機構部158に連結された上役物本体部650に対して着脱可能に設けられており、下部役物ユニット156における下役物装飾部700は、役物機構部158に連結された下役物本体部750に対して着脱可能に設けられている。
図11-1(A)に示すように、上役物装飾部600は、各々において所定の装飾が施された第1上装飾部材605、第2上装飾部材610、第3上装飾部材615、を備えている。第1上装飾部材605は、後述する上役物本体部650の複数のLED653からの光を透過するように構成されている。第2上装飾部材610は、タイヤをモチーフとした形態の装飾であり、回転可能に構成されている。第3上装飾部材615は、自動二輪車の排気管をモチーフとした形態の装飾であり、第2上装飾部材610の回転に連動して上下に反復的に作動するように構成されている。
図11-1(B)に示すように、また、上役物装飾部600は、裏面において、上装飾回転軸部620、4つの反射部630a~630d、第1上装飾係止部640、第2上装飾係止部645、2つの上装飾嵌合部647、648、を備えている。上装飾回転軸部620は、図示しないギヤ部によって第2上装飾部材610および第3上装飾部材615に連動するように構成された回転軸であり、回転することによって第2上装飾部材610が回転するとともに第3上装飾部材が上下に反復的に作動することとなる。第1上装飾係止部640および第2上装飾係止部645は、上役物装飾部600が上役物本体部650に取付けられたときに上役物本体部650に対して係止する部材であり、詳細な構成については後述する。2つの上装飾嵌合部647、648は、上役物装飾部600が上役物本体部650に取付けられたときに上役物本体部650の一部が嵌まり込む部分である。4つの反射部630a~630dは、後述する反射型センサ680a~680dによって検出可能な検出物体(例えば、アルミ部材)が設けられる箇所である。さらに、上役物装飾部600の裏面においては、識別表示部632が設けられている。識別表示部632は、上述の上部ユニット180の識別表示部1532と同様の構成であって、コード部と注意書部と機種名部とから構成されている。
図11-2(A)に示すように、次に、上役物本体部650は、上役物装飾部600が取付けられることによって覆われる上本体表面部651に、複数のLED653、検出物体に信号光を照射して検出物体からの反射光を受光して検出する4つの反射型センサ680a~680dが設けられているとともに、第1上本体摺動部660、第2上本体摺動部665、上本体押圧部670、上本体回転軸部675、第1上本体係止部690、第2上本体係止部695の一部が露出している。なお、上本体表面部651において、複数のLED653等が設けられていない裏面には、演出制御基板320と種々の信号の送受信可能に接続される図示しない制御部が設けられている。
図11-2(B)に示すように、また、上役物本体部650は、内部に上本体モータ655、複数のギヤから構成された上本体ギヤ機構678を備えている。上本体ギヤ機構678は、上本体モータ655が駆動することによって、第1上本体摺動部660、第2上本体摺動部665、上本体回転軸部675が作動するように構成されている。第1上本体摺動部660および第2上本体摺動部665は、上本体押圧部670に連結されたギヤに噛合うようなラックギヤが形成されており、上本体モータ655が駆動すると上本体ギヤ機構678を介して左右方向に平行移動するように構成されている。上本体押圧部670は、上本体ギヤ機構678を構成する複数のギヤのうちの一つのギヤから延設された部材であり、上本体表面部651の表面上から押圧可能に設けられている。上本体回転軸部675は、上本体ギヤ機構678を構成する複数のギヤのうちの一つのギヤから延設された部材であり、上本体表面部651の表面上から取付けられた上役物装飾部600の上装飾回転軸部620と嵌合するように設けられている。第1上本体係止部690および第2上本体係止部695は、上役物装飾部600が取付けられたときに上役物装飾部600に対して係止する部材であり、詳細な構成については後述する。なお、上本体押圧部670は、押圧されない場合には上本体回転軸部675が作動するように、一方で、押圧された場合には第1上本体摺動部660および第2上本体摺動部665が作動するように、といったように上本体ギヤ機構678における上本体モータ655の駆動力の伝わる態様を切替え可能に構成されている。
図11-3(A)に示すように、次に、下役物装飾部700は、表面において、各々に所定の装飾が施された第1下装飾部材705、第2下装飾部材710、を備えている。第1下装飾部材705は、後述する下役物本体部750の複数の下役物光源部783からの光を透過するように構成されている。第2下装飾部材710は、ベルトのバックルをモチーフとした形態の装飾であり、回転可能に構成されている。
図11-3(B)に示すように、また、下役物装飾部700は、裏面において、下装飾回転軸部720、4つの反射部730a~730d、第1下装飾係止部740、第2下装飾係止部745、2つの下装飾嵌合部747、748、を備えている。下装飾回転軸部720は、第2下装飾部材710に連動するように構成された回転軸であり、回転することによって第2下装飾部材710が回転することとなる。第1下装飾係止部740および第2下装飾係止部745は、下役物装飾部700が下役物本体部750に取付けられたときに下役物本体部750に対して係止する部材であり、詳細な構成については後述する。2つの下装飾嵌合部747、748は、下役物装飾部700が下役物本体部750に取付けられたときに下役物本体部750の一部が嵌まり込む部分である。4つの反射部730a~730dは、後述する反射型センサ780a~780dによって検出可能な検出物体(例えば、アルミ部材)が設けられる箇所である。さらに、下役物装飾部700の裏面においては、識別表示部732が設けられている。識別表示部732は、上述の上部ユニット180の識別表示部1532や上役物装飾部600の識別表示部632と同様の構成であって、コード部と注意書部と機種名部とから構成されている。
図11-4(A)に示すように、下役物本体部750は、表側において、下役物装飾部700が取付けられることによって覆われる下本体表面部751に、複数のLED753、検出物体に信号光を照射して検出物体からの反射光を受光して検出する4つの反射型センサ780a~780dが設けられているとともに、第1下本体回転軸部770、第2下本体回転軸部775、第1下本体係止部790、第2下本体係止部795の一部が露出している。なお、下本体表面部751において、複数のLED753等が設けられていない裏面には、下連結部585の中継基板及び下ベース部530の制御部を介して演出制御基板320と種々の信号の送受信可能に接続される図示しない制御部が設けられている。
図11-4(B)に示すように、また、下役物本体部750は、内部において、下本体モータ755、複数のギヤから構成された下本体ギヤ機構778を備えている。下本体ギヤ機構778は、下本体モータ755が駆動することによって、第1下本体回転軸部770、第2下本体回転軸部775が作動するように構成されている。第1下本体回転軸部770は、下本体ギヤ機構778を構成する複数のギヤのうちの一つのギヤから延設された部材である。第2下本体回転軸部775は、下本体ギヤ機構778を構成する複数のギヤのうちの一つのギヤから延設された部材であり、下本体表面部751の表面上に取付けられた下役物装飾部700の下装飾回転軸部720と嵌合するように設けられている。第1下本体係止部790および第2下本体係止部795は、下役物装飾部700が取付けられたときに下役物装飾部700に対して係止する部材であり、詳細な構成については後述する。
図11-5を参照して、ここで、上役物ユニット154における上役物本体部650に対する上役物装飾部600の着脱方法について説明する。上役物ユニット154においては、上役物本体部650に対して上役物装飾部600を着脱する場合に、第1上装飾係止部640と第1上本体係止部690との状態、および第2上装飾係止部645と第2上本体係止部695との状態をロック状態又は非ロック状態に切替える必要がある。図11-5(A)は、上部役物ユニット154の第2上装飾係止部645と第2上本体係止部695とがロック状態となっている状態を示す斜視図であり、図11-5(B)は、第2上装飾係止部645と第2上本体係止部695とが非ロック状態となっている状態を示す斜視図である。なお、以下に説明する第2上装飾係止部645と第2上本体係止部695とによるロック機構は、第1上装飾係止部640と第1上本体係止部690とによるロック機構、第1下装飾係止部740と第1下本体係止部790とによるロック機構、および第2下装飾係止部745と第2下本体係止部795とによるロック機構、と同じ構成である。
図11-5(A)に示すように、上役物ユニット154において上役物本体部650に対して上役物装飾部600が取付けられてロック状態となっている場合には、第2上装飾係止部645は上役物本体部650の第2上本体被係止部696に係止するとともに、第2上本体係止部695が第2上装飾係止部645の第2上装飾被係止部646に係止することとなる。なお、第2上装飾係止部645および第2上本体係止部695は、各々における図示しないバネによってロック状態となる方向に付勢力が加わっているため、ロック状態が維持されることとなる。また、上役物装飾部600の2つの上装飾嵌合部647、648には、上役物本体部650の一部が嵌まり込んだ状態である。
図11-5(B)に示すように、また、上役物ユニット154において上役物本体部650に対して上役物装飾部600を取り外すときにロック状態から非ロック状態とする場合には、第2上本体係止部695を第2上装飾係止部645の第2上装飾被係止部646に係止していない状態にした後で、第2上装飾係止部645を上役物本体部650の第2上本体被係止部696に係止していない状態にすることとなる。そして、第1上装飾係止部640と第1上本体係止部690とによるロック機構においても、非ロック状態とした後に、2つの上装飾嵌合部647、648に嵌まり込んでいる上役物本体部650の一部を抜出すことによって、上役物本体部650に対して上役物装飾部600を取り外すことができる。つまり、上役物ユニット154において上役物本体部650から上役物装飾部600を着脱するときには、第1上装飾係止部640と第1上本体係止部690とによるロック機構、および第2上装飾係止部645と第2上装飾係止部695とによるロック機構をロック状態又は非ロック状態に切替えなければならない。また、下役物ユニット156において下役物本体部750から下役物装飾部700を着脱するときには、第1下装飾係止部740と第1下本体係止部790とによるロック機構、および第2下装飾係止部745と第2下本体係止部795とによるロック機構をロック状態又は非ロック状態に切替えなければならない。
[上役物装飾部800及び下役物装飾部900の構成]
上述のように、上部役物ユニット154及び下部役物ユニット156においては、上役物装飾部600及び下役物装飾部700を着脱することができるため、上役物装飾部600及び下役物装飾部700を装着部材として交換することができることとなる。ここで、図12-1、図12-2を参照して、上役物装飾部600とは異なる構成である上役物装飾部800と、下役物装飾部700とは異なる構成である下役物装飾部900と、の構成について説明する。図12-1(A)は、上役物装飾部800の表面の概略図であり、図12-1(B)は、(A)に示した状態の上役物装飾部800の裏面の概略図であり、図12-1(C)は、上役物装飾部800の表面の概略図であり、図12-1(D)は、(C)に示した状態の上役物装飾部800の裏面の概略図である。図12-2(A)は、下役物装飾部900の表面の概略図であり、図12-2(B)は、(A)に示した状態の下役物装飾部900の裏面の概略図であり、図12-2(C)は、下役物装飾部900の表面の概略図であり、図12-2(D)は、(C)に示した状態の下役物装飾部900の裏面の概略図である。
図12-1(A)に示すように、上役物装飾部800は、各々において所定の装飾が施された第1上装飾部材805、第2上装飾部材810、を備えている。第1上装飾部材805は、上役物本体部650の複数のLED653からの光を透過するように構成されており、後述する光のような形態の装飾(図12-1(C)を参照。)が施されている。第2上装飾部材810は、第1上装飾部材805の一部を覆うように設けられたダイヤ型の形態の装飾であり、4つに分割するように可動に構成されている。
図12-1(B)に示すように、また、上役物装飾部800は、裏面において、上装飾突起部820、第1上装飾摺動部823、第2上装飾摺動部825、4つの反射部830a~830d、第1上装飾係止部840、第2上装飾係止部845、図示しない2つの上装飾嵌合部、を備えている。上装飾突起部820は、上役物装飾部800が上役物本体部650に取付けられたときに、上本体押圧部670を押圧する部材である。第1上装飾摺動部823及び第2上装飾摺動部825は、図示しないギヤ部によって第2上装飾部材810に連動するように構成された摺動可能な部材であり、摺動することによって第2上装飾部材810が4つに分割するように作動することとなる。第1上装飾係止部840および第2上装飾係止部845は、上述の上役物装飾部600の第1上装飾係止部640および第2上装飾係止部645と同様の構成であり、4つの反射部830a~830dは、上述の上役物装飾部600の4つの反射部630a~630dと同様の構成である。つまり、このような構成の上役物装飾部800が上役物本体部650に対して取付けられた場合には、上装飾突起部820によって上役物本体部650の上本体押圧部670が押圧されるとともに、第1上装飾摺動部823が第1上本体摺動部660に嵌合し、第2上装飾摺動部825が第2上本体摺動部665に嵌合することとなる。
図12-1(C)、(D)に示すように、さらに、上役物装飾部800が上役物本体部650に対して取付けられた場合には、上装飾突起部820によって上役物本体部650の上本体押圧部670が押圧されているため、上役物本体部650の第1上本体摺動部660および第2上本体摺動部665が左右方向に摺動することとなる。また、上役物装飾部800においては、第1上装飾摺動部823が第1上本体摺動部660に嵌合しているとともに、第2上装飾摺動部825が第2上本体摺動部665に嵌合しているため、第1上装飾摺動部823および第2上装飾摺動部825が左右方向に摺動して、第2上装飾部材810が4つに分割するように作動して、覆っていた第1上装飾部材805の一部を視認可能な状態にする。
図12-2(A)に示すように、次に、下役物装飾部900は、各々に所定の装飾が施された第1下装飾部材905、第2下装飾部材910、を備える。第1下装飾部材905は、下役物本体部750の複数の下役物光源部783からの光を透過するように構成されている。第2下装飾部材910は、所定の形態の装飾であり、回転して変形するように構成されている。
図12-2(B)に示すように、また、下役物装飾部900は、裏面において、下装飾回転軸部920、4つの反射部930a~930d、第1下装飾係止部940、第2下装飾係止部945、図示しない2つの下装飾嵌合部、を備えている。下装飾回転軸部720は、図示しないギヤ部によって第2下装飾部材910に連動するように構成された回転軸であり、回転することによって第2下装飾部材910が回転して変形することとなる。第1下装飾係止部940および第2下装飾係止部945は、上述の下役物装飾部700の第1下装飾係止部740および第2下装飾係止部745と同様の構成であり、4つの反射部930a~930dは、上述の下役物装飾部700の4つの反射部730a~730dと同様の構成である。つまり、このような構成の下役物装飾部900が下役物本体部750に取付けられた場合には、下装飾回転軸部920が第1下本体回転軸部770に嵌合することとなる。
図12-2(C)、(D)に示すように、さらに、上役物装飾部800が上役物本体部650に対して取付けられた場合には、下装飾回転軸部920が第1下本体回転軸部770に嵌合しているため、下装飾回転軸部920が回転して、第2下装飾部材910が回転して変形することとなる。
[遊技機100における種々の部材の着脱]
図13-1~図13-5を参照して、遊技機100における種々の部材の着脱について説明する。図13-1は、上部ユニット180の着脱操作における文字役物1550の動きを説明する図であり、(A)は文字役物1550によりガラス枠150の上部の一部が覆われた状態を示す概略図であり、(B)は文字役物1550によりガラス枠150の上部の一部が覆われていない状態を示す概略図である。図13-2は、ガラス枠150を開放した状態の概略図である。図13-3は、ガラス枠150を開放した状態の概略図であり、(A)は遊技盤102Aのみを取外した状態の概略図であり、(B)は遊技盤ユニット102を取外した状態の概略図である。図13-4は、ガラス枠150および内枠170を開放した状態の概略図である。図13-5は、ガラス枠150および内枠170を開放した状態の概略図であり、(A)は演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとを取外した状態の概略図であり、(B)はメイン表示装置131を取外した状態の概略図である。
[上部ユニット180の着脱]
図13-1(A)に示すように、上部ユニット180は、文字ユニット1550がガラス枠150の上部の一部を覆った状態で外枠160に対して取付けられる。上部ユニット180においては、文字役物1550がガラス枠150の上部の一部を覆った状態になるとともに、第1支柱部1515および第2支柱部1535が外枠160に対して取付けられている。このように、上部ユニット180が取付けられていると、文字役物1550によりガラス枠150の上部の一部が覆われているとともに、文字役物1550と第1側部1510と第2側部1530と第1支柱部1515と第2支柱部1535とが一体となるように連結されているため、ガラス枠150を開放させることができない。
図13-1(B)に示すように、取付けられている上部ユニット180を取外すときには、まず、鍵穴部材に挿入された所定の鍵を左に回して、錠ユニット190を非ロック状態にした状態で、文字役物1550を遊技機の前面で上斜め前方向に移動させる。このとき、文字役物1550は、第1側部1510および第2側部1530と一体となって、第1支柱部1515および第2支柱部1535のレールに沿って持ち上がるように移動する。このとき、第1支柱部1515と第2支柱部1535とは、外枠160に取付けられた状態である。このように、第1側部1510および第2側部1530と文字役物1550が一体として移動させられると、ガラス枠150は開放可能な状態となる。また、鍵穴部材に挿入された所定の鍵を左に回すと、遊技盤ユニット102から上部ユニット180への電力供給が遮断される構成となっている。なお、このように文字役物1550のみを移動させたときには、文字役物1550が元の位置(図13-1(A)に示すような位置)に戻ってしまう場合があるため、移動させた文字役物1550を固定させるため(元の位置に戻らないようにするため)の文字役物固定部材(図示せず)を有するようにしてもよい。このような文字役物固定部材を利用すれば、文字役物1550を移動させた後に、遊技機100に対して上部ユニット180を脱着させる場合、作業者は、文字役物1550の落下等を防止しつつ作業ができるため、文字役物の落下等で指を挟んだりすることを防止することができる。
[遊技盤ユニット102の着脱]
図13-2に示すように、遊技機100において、上部ユニット180の文字ユニット1550を移動させた後に、ガラス枠150を開放させると、遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918a、ユニット押圧部2022、2024、およびユニット固定部2026、2028が露出し、操作可能な状態となる。このような状態で、遊技盤固定部1912a、1914a、1916a、1918aを操作すると、遊技盤102Aのみを遊技盤ユニット102から取外すことが可能となり、ユニット固定部2026、2028を操作すると、遊技盤ユニット102を内枠170から取外すことが可能となる。ここで、ユニット押圧部2022、2024およびユニット固定部2026、2028の構成について説明する。ユニット押圧部2022、2024は、内枠170に配設された役物ユニット102Bの左側に設けられたユニット係合部1922、1924を押圧することによって、役物ユニット102Bの左側を挟み込むように役物ユニット102Bが内枠170から抜けないように固定する部材である。一方、ユニット固定部2026、2028は、遊技盤ユニット102の役物ユニット102Bの右側に設けられたユニット係合部1926、1928を押圧することによって、役物ユニット102Bが内枠170から外れることを防止するようにロック状態にするレバー形状の部材であり、レバーを押し込むことによってロック状態とし、レバーを引くことによって非ロック状態とに切替可能な構成となっている。
図13-3(A)に示すように、遊技盤102Aのみを遊技盤ユニット102から取外した状態にすると、上部役物ユニット154における上役物装飾部600の着脱および下部役物ユニット156における下役物装飾部700の着脱をすることができる。また、図13-3(A)、(B)に示すように、役物ユニット102Bを内枠170から取外すときには、まず、内枠170のユニット固定部2026、2028を操作することにより非ロック状態にして、役物ユニット102Bの右側を内枠から取外し可能な状態にする。そして、役物ユニット102Bを右斜め前方に移動させることで、ユニット押圧部2022、2024による挟み込みの状態から挟み込まれない状態となって、役物ユニット102Bを内枠170から取外すことができる。なお、役物ユニット102Bは、演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとが取付けられた状態で、一体として取外すことができる。また、役物ユニット102Bに遊技盤102Aが取付けられた状態であっても、ガラス枠150を開放させると、ユニット固定部2026、2028が操作可能に露出しているため、遊技盤ユニット102の全体を内枠170から取外すことも可能である。
図13-4に示すように、遊技機100において、上部ユニット180の文字ユニット1550を移動させた後に、ガラス枠150と内枠170とを開放させると、遊技盤ユニット102の裏側面が露出し、演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとを取外し可能な状態となる。このような状態であると、演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとのうちのいずれかのみを取外したり、演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとの両方を取外したりすることが可能となる。なお、ガラス枠150が内枠170と一体となった状態で、内枠170のみを開放状態にしても、上述と同様の状態になり、遊技盤ユニット102の裏側面が露出することとなる。また、内枠170の下部には、電源基板360等を有する内枠基板ユニット2030が設けられている。また、このようにガラス枠150と内枠170とを開放させると、主制御基板300に実装されている情報表示器302c(図9-5を参照。)が主制御基板ケース1980に内包された状態で視認可能となり、主制御基板300に設けられたRAMクリアスイッチ302aと設定キースイッチ302b(図9-5を参照。)との操作および電源基板360に設けられている電源スイッチの操作が可能となる。なお、設定キースイッチ302bの操作とは、設定キースイッチ302bに設けられている鍵穴に対して、所定の鍵を挿入した状態で回転させることでON又はOFFに切替える、といった操作となる。
ここで、RAMクリア処理を実行するための操作、設定変更処理を実行するための操作、設定確認処理を実行するための操作、の手順について説明する。まず、RAMクリア処理は、設定キースイッチ302bをOFF状態にして、RAMクリアスイッチ302aをON状態にしたままで、電源スイッチをONにすること(電源スイッチをONにした後も約3秒間はRAMクリアスイッチ302aをON状態に維持する)で実行させることができる。そして、これらの操作の後、後述するRAMクリア報知の実行が開始されるとともに、情報表示器302cは、初期動作(全点灯と全消灯とを5秒間繰り返す)を実行し、その後に現在の性能情報に関する数値を表示する。次に、設定変更処理は、設定キースイッチ302bをON状態にして、RAMクリアスイッチ302aをON状態にしたままで、電源スイッチをONにすること(電源スイッチをONにした後も約3秒間はRAMクリアスイッチ302aをON状態に維持する)で開始させること(設定変更モードへ移行させること)ができる。そして、これらの操作の後、後述する設定変更報知の実行が開始されるとともに、情報表示器302cは、現在の設定値を表示する。なお、このとき、RAMクリアスイッチ302aの操作に応じて、設定値を変更することができ、情報表示器302cは、変更された設定値を表示する。そして、設定キースイッチ302bをOFF状態にすると、後述する設定変更報知(設定変更モード)が終了するとともに、後述するRAMクリア報知を開始し、情報表示器302cは、上述と同様の初期動作を実行し、その後に現在の性能情報に関する数値を表示する。次に、設定確認処理は、設定キースイッチ302bをON状態にして、RAMクリアスイッチ302aをON状態にしたままで、電源スイッチをONにすることで開始させること(設定確認モードへ移行させること)ができる。そして、これらの操作の後、後述する設定確認報知の実行が開始されるとともに、情報表示器302cは、現在の設定値を表示する。なお、このとき、RAMクリアスイッチ302aの操作に応じて、設定値を変更することができ、情報表示器302cは、変更された設定値を表示する。そして、設定キースイッチ302bをOFF状態にすると、後述する設定確認報知(設定確認モード)が終了するとともに、電源復旧処理(後述する電源復旧報知)を開始し、情報表示器302cは、上述と同様の初期動作を実行し、その後に現在の性能情報に関する数値を表示する。このように、遊技機100では、ガラス枠150および内枠170が開放中であれば、RAMクリア処理や設定変更処理や設定確認処理を実行させるための操作が可能となる。また、ガラス枠150が内枠170と一体となった状態で、内枠170のみを開放状態にすれば、RAMクリア処理や設定変更処理や設定確認処理を実行させるための操作が可能となる。つまり、ガラス枠150が閉鎖された状態であっても、内枠170が開放状態であれば、RAMクリア処理や設定変更処理や設定確認処理を実行させるための操作が可能となる。したがって、上述の内容を言い換えると、内枠170が開放状態であるとともにガラス枠150が開放状態である場合と、内枠170が閉鎖状態であるもののガラス枠150が開放状態である場合と、内枠170が開放状態であるとともにガラス枠150が開放状態である場合と、内枠170が開放状態であるもののガラス枠150が閉鎖状態である場合と、においては、RAMクリア処理や設定変更処理や設定確認処理を実行させるための操作が可能となる。
図13-5(A)、(B)に示すように、メイン表示装置131から演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとを取外すことができる。また、中継基板1950が設けられている端部に対して反対側の端部に向けてメイン表示装置131をスライドさせることによって、メイン表示装置131を役物ユニット102Bから取外すこともできる。なお、演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとが取付けられたメイン表示装置131をスライドさせることによって、演出制御基板ユニット102Cと主制御基板ユニット102Dとメイン表示装置131とを一体として、内枠170から取外すこともできる。
[上役物装飾部および下役物装飾部の交換]
上述のような構成の本実施形態の遊技機100においては、着脱可能に設けられた種々の部材を交換することができる。特に、ネジ等で固定されておらずドライバ等の工具を使用しなくとも着脱可能な種々の部材を交換することができる。例えば、遊技機100以外の機種を遊技機100に変更するにあたって、遊技機のガラス枠150、外枠160、および内枠170等はそのままで、主制御基板300、演出制御基板320を交換した後に、上役物装飾部600、および下役物装飾部700についても、変更前の機種のものから遊技機100に対応するこれらの部材に交換することが可能である。このように交換するときには、上述のように、遊技機の電源をOFFにして交換作業を行い、交換作業が終了して電源をONにすると、上本体表面部651の制御部および下本体表面部751の制御部からランプ制御基板340を介して、演出制御基板320に所定の信号が送信される。そして、演出制御基板320は、受信した所定の信号に基づき判定処理を実行し、交換作業によって交換された上役物装飾部600、および下役物装飾部700が、正常に装着されているか否かと、的確なものか否かと、を判定する。なお、演出制御基板320は、判定処理を実行した後、そのまま遊技機100の電源をONとしたときの演出メイン処理等を実行するため、遊技機100においては、例えば、第1始動装置112等に遊技球が入球するとメイン表示装置131に装飾図柄の変動等が表示される、といったように遊技の実行可能な状態となる。
ここで、上述した上役物装飾部600および下役物装飾部700に対する判定処理について、以下に、より詳細な説明を行う。まず、所定の信号は、上本体表面部651の制御部および下本体表面部751の制御部が生成する4ビット構成の信号である。これは、上本体表面部651等における各々の4つの反射型センサ680a~680d等(図11-2を参照。)が、上役物装飾部600等の裏面に対して信号光を照射し、上役物装飾部600等側からどの位置の反射型センサ680a~680dに対応する反射光が照射されたかの検出結果を示す信号である。当該4ビット信号において、例えば、反射型センサ680aが反射光を検出すると0ビット目が「1」となり、反射型センサ680bが反射光を検出すると1ビット目が「1」となり、反射型センサ680cが反射光を検出すると2ビット目が「1」となり、反射型センサ680dが反射光を検出すると3ビット目が「1」となる。なお、反射光を検出しなかった反射型センサに対応するビットは「0」を示す。
このような構成において、より具体的に、所定の信号の生成と、演出制御基320の判定と、について以下に説明する。例えば、上役物装飾部600における4つの反射部630a~630d(図11-1を参照。)において、3つの反射部630a~630cには検出物体が設けられており、反射部630dには検出物体が設けられていない。この場合、反射型センサ680a~680dから上役物装飾部600の裏面に対して信号光が照射されると、外光の侵入による誤検知等がない限り、反射型センサ680d以外の反射型センサ680a~680cは反射部630a~630cからの反射光を検出することとなる。すると、上役物本体部650の制御部は各反射型センサ680a~680dの検出結果に基づいて、「0111」の4ビット信号を生成する。生成された当該信号は上役物本体部650の制御部からランプ制御基板340を介して、演出制御基板320へと送信される。つまり、反射型センサ680a~680dは反射部630a~630dに対して直接的に接触することなく検出をすることができるため、このように反射型センサ680a~680dと反射部630a~630cとを利用した検出方式も、所謂、非接触式の検出方式であるといえる。
そして、演出制御基板320は、上役物装飾部600の装着時の照合用情報として「0111」という数値データを予めサブROM320d内に記憶している。演出制御基板320は、上記のとおり上役物本体部650の制御部で生成された「0111」の4ビット信号を受信すると、照合用情報「0111」を用いて、上役物装飾部600が、正常に装着されているか否かと、的確な装着部品であるか否かと、の判定処理を実行する。この場合、受信した4ビット信号「0111」と照合用情報「0111」とは全てのビット対応数値が一致するため、演出制御基板320は、装着された上役物装飾部600が、正常に装着されているとともに、的確なものであった、と判定する。また、例えば、上役物装飾部600が装着されていない場合や上役物装飾部600におけるロック機構が非ロック状態となっている場合、反射型センサ680a~680dの全て又はいずれかが反射光を検出できず、上役物本体部650の制御部では4ビット信号を生成できないことがある。このような場合、演出制御基板320は、装着された上役物装飾部600が、正常に装着されていない、と判定し、後述する上装飾部未装着エラー報知(装着エラー報知)を実行するための上装飾部未装着エラー指定コマンドを生成する。さらに、例えば、演出制御基板320が機種の変更やスペックの変更等で交換されることで、サブROM内に記憶される照合用情報が上役物装飾部800に対応する「0011」となったと仮定する。この場合において、上役物装飾部600を装着すると、先の通り「0111」の4ビット信号が上役物本体部650の制御部によって生成され、演出制御基板320に当該信号が送信される。この4ビット信号「0111」を受信した演出制御基板320は、当該信号と照合用情報「0011」とを比較した結果、3ビット目の対応数値が異なると判定し、装着された上役物装飾部600は、本来の上役物装飾部800とは異なるものであって、的確なものではない、と判定し、後述する上装飾部誤装着エラー報知(装着エラー報知)を実行するための上装飾部誤装着エラー指定コマンドを生成する。なお、下役物装飾部700の交換等における判定処理も、上述の上役物装飾部600の交換等における判定処理と略同様である。
[上役物装飾部に関する装着エラー報知の態様]
図14-1を参照して、上述した遊技機100における上役物装飾部600に関する装着エラー報知である上装飾部未装着エラー報知および上装飾部誤装着エラー報知の態様について具体的に説明する。図14-1は、装着エラー報知の態様を示した図であり、(A)は上装飾部未装着エラー報知の態様を示した図であり、(B)は上装飾部誤装着エラー報知の態様を示した図であり、(C)は上装飾部未装着エラー報知および上装飾部誤装着エラー報知における出力のタイミングを説明する図である。
図14-1(A)に示すように、上装飾部未装着エラー報知では、メイン表示装置131に、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、装着エラー表示2020aが表示される。装着エラー表示2020aは、メイン表示装置131における装飾図柄等の視認性が阻害されないような位置(例えば、左上隅)に表示され、上役物装飾部600が正常に装着されていないことを示唆する数字等で表されたエラーコード「○○-□」が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「上役物エラーです」といった判定された部材を特定するための音声が出力される。さらに、上装飾部未装着エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点滅し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は消灯している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないで、上部ユニット180は、点滅する。なお、上装飾部未装着エラー報知は、上役物装飾部600が正常に装着される(当該エラーが解消される)まで継続して実行される。また、枠ランプや上部ユニット180は、上装飾部未装着エラー報知に対応する上装飾部未装着エラー態様の所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよい。このような上装飾部未装着エラー報知が実行されると、部材交換の作業者は、交換した部材が確実に装着されていないことを容易に認識することができる。
図14-1(B)に示すように、上装飾部誤装着エラー報知では、メイン表示装置131に、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、装着エラー表示2020bが表示される。装着エラー表示2020bは、メイン表示装置131における装飾図柄等の視認性が阻害されないような位置(例えば、右上隅)に表示され、上役物装飾部600が的確な部材ではないことを示唆する数字等で表されたエラーコード「○○-△」が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「上役物エラーです」といった判定された部材を特定するための音声が出力される。さらに、上装飾部誤装着エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点滅し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は消灯している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないで、上部ユニット180は、点滅する。なお、上装飾部誤装着エラー報知は、的確な上役物装飾部が正常に装着される(当該エラーが解消される)まで継続して実行される。また、枠ランプや上部ユニット180は、上装飾部誤装着エラー報知に対応する上装飾部誤装着エラー態様の所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよい。このような上装飾部誤装着エラー報知が実行されると、部材交換の作業者は、交換した部材が的確な部材ではないことを容易に認識することができる。
図14-1(C)に示すように、また、上述の上装飾部未装着エラー報知および上装飾部誤装着エラー報知は、所定のタイミングで実行して、終了するようにしてもよい。例えば、演出制御基板130が上装飾部未装着エラーまたは上装飾部誤装着エラーに対応するエラー系指定コマンドを受信したとき(t0)、メイン表示装置131での装着エラー表示2020a又は装着エラー表示2020bの出力を開始し、音声出力装置331での「上役物エラーです」の音声等の出力を開始し、盤ランプを消灯させるとともに枠ランプでの点滅(250msの間隔でオンとオフを繰り返す態様)と上部ユニットでの点灯を実行するようにしてもよい。そして、上装飾部未装着エラーまたは上装飾部誤装着エラーが解消して、演出制御基板130が当該エラーの解消に対応するコマンドを受信したとき(t1)から1秒経過したとき(t2)に、メイン表示装置131での装着エラー表示2020a又は装着エラー表示2020bの出力を終了し、音声出力装置331での音声等の出力を終了し、枠ランプでの点滅を終了し、上装飾部未装着エラー報知または上装飾部誤装着エラー報知を終了するようにしてもよい。つまり、上装飾部未装着エラー報知および上装飾部誤装着エラー報知においては、当該エラーが解消しても、所定期間で当該報知を実行するものとしてもよい。このような上装飾部未装着エラー報知および上装飾部誤装着エラー報知が実行されると、当該エラーが解消された後に当該報知が所定期間継続されてから終了するため、部材交換の作業者は、交換した部材が、確実に装着されていない、または的確な部材ではない、ことが発生していたものの、解消したことを確実に認識することができる。
また、上装飾部未装着エラー報知と、上装飾部誤装着エラー報知と、では、メイン表示装置131等で異なる態様で実行されていたが、同じ態様であってもよい。例えば、上装飾部誤装着エラー報知において、メイン表示装置131には、上装飾部未装着エラー報知と同様の装着エラー表示2020aが表示されるようにしてもよい。このような態様の報知であれば、作業者は、上部役物ユニット154の上役物装飾部600の交換作業に基づく何らかのエラーが発生していることを容易に認識することができる。
[下役物装飾部に関する装着エラー報知の態様]
図14-2を参照して、上述した遊技機100における下役物装飾部700に関する装着エラー報知である下装飾部未装着エラー報知および下装飾部誤装着エラー報知の態様について具体的に説明する。図14-2は、装着エラー報知の態様を示した図であり、(A)は下装飾部未装着エラー報知の態様を示した図であり、(B)は下装飾部誤装着エラー報知の態様を示した図である。
図14-2(A)に示すように、下装飾部未装着エラー報知では、メイン表示装置131に、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、装着エラー表示2030aが表示される。装着エラー表示2030aは、メイン表示装置131における装飾図柄等の視認性が阻害されないような位置(例えば、保留アイコン表示領域の上方であって左下隅)に表示され、下役物装飾部700が正常に装着されていないことを示唆する数字等で表されたエラーコード「××-□」が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「下役物エラーです」といった判定された部材を特定するための音声が出力される。さらに、下装飾部未装着エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点滅し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は消灯している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないで、上部ユニット180は、点滅する。なお、下装飾部未装着エラー報知は、下役物装飾部700が正常に装着される(当該エラーが解消される)まで継続して実行される。また、枠ランプや上部ユニット180は、下装飾部未装着エラー報知に対応する下装飾部未装着エラー態様の所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよい。このような下装飾部未装着エラー報知が実行されると、部材交換の作業者は、交換した部材が確実に装着されていないことを容易に認識することができる。
図14-2(B)に示すように、下装飾部誤装着エラー報知では、メイン表示装置131に、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、装着エラー表示2030bが表示される。装着エラー表示2030bは、メイン表示装置131における装飾図柄等の視認性が阻害されないような位置(例えば、右下隅)に表示され、下役物装飾部700が的確な部材ではないことを示唆する数字等で表されたエラーコード「××-△」が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「下役物エラーです」といった判定された部材を特定するための音声が出力される。さらに、下装飾部誤装着エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点滅し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は消灯している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないで、上部ユニット180は、点滅する。なお、下装飾部誤装着エラー報知は、的確な下役物装飾部が正常に装着される(当該エラーが解消される)まで継続して実行される。また、枠ランプや上部ユニット180は、下装飾部誤装着エラー報知に対応する下装飾部誤装着エラー態様の所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよい。このような下装飾部誤装着エラー報知が実行されると、部材交換の作業者は、交換した部材が的確な部材ではないことを容易に認識することができる。
また、下装飾部未装着エラー報知と、下装飾部誤装着エラー報知と、では、メイン表示装置131等で異なる態様で実行されていたが、同じ態様であってもよい。例えば、下装飾部誤装着エラー報知において、メイン表示装置131には、下装飾部未装着エラー報知と同様の装着エラー表示2030aが表示されるようにしてもよい。このような態様の報知であれば、作業者は、下部役物ユニット156の下役物装飾部700の交換作業に基づく何らかのエラーが発生していることを容易に認識することができる。さらに、下装飾部未装着エラー報知および下装飾部誤装着エラー報知においても、上述の上装飾部未装着エラー報知と同様に、当該エラーが解消しても、所定期間で当該報知を実行するものとしてもよい。
[表側提灯ケース部の交換と装着エラー報知の態様]
次に、上述した表側提灯ケース部1581b等の交換と判定処理と装着エラー報知とについて、以下に、より詳細な説明を行う。上述の上役物装飾部600等と同様に、例えば、遊技機100以外の機種を遊技機100に変更するにあたって、遊技機のガラス枠150、外枠160、および内枠170等はそのままで、主制御基板300、演出制御基板320を交換した後に、表側提灯ケース部1581b等についても、変更前の機種のものから遊技機100に対応するこれらの部材に交換することが可能である。なお、表側提灯ケース部1581b等における交換作業の手順と装着エラー報知の態様とは、上述した上役物装飾部600等における交換作業の手順と装着エラー報知の態様と略同様であるため詳細な説明を省略し、異なる事項について詳細な説明を行う。表側提灯ケース部1581b等の交換のときの判定処理における所定の信号は、上述の上役物装飾部600等とは異なり、提灯制御部が生成する6ビット構成の信号であり、6つの反射型センサ1583a~1583fが表側提灯ケース部1581bの裏面に対して信号光を照射し、表側提灯ケース部1581b側からどの位置の反射型センサ1583a~1583fに対応する反射光が照射されたかの検出結果を示す信号である。具体的には、当該6ビット信号において、反射型センサ1583aが反射光を検出すると0ビット目が「1」となり、反射型センサ1583bが反射光を検出すると1ビット目が「1」となり、反射型センサ1583cが反射光を検出すると2ビット目が「1」となり、反射型センサ1583dが反射光を検出すると3ビット目が「1」となり、反射型センサ1583eが反射光を検出すると4ビット目が「1」となり、反射型センサ1583fが反射光を検出すると5ビット目が「1」となる。なお、反射光を検出しなかった反射型センサに対応するビットは「0」を示す。そして、演出制御基板320は、上述の上役物装飾部600等と同様に、判定処理の結果に基づいて、提灯未装着エラー報知や提灯誤装着エラー報知といった装着エラー報知を実行する。このような提灯未装着エラー報知や提灯誤装着エラー報知が実行されると、部材交換の作業者は、交換した部材が確実に装着されていないことや交換した部材が的確な部材ではないことを容易に認識することができる。
[上部ユニット等の交換と装着エラー報知の態様]
次に、上述した上部ユニット180や刀柄ユニット135の交換と判定処理と装着エラー報知とについて、以下に、より詳細な説明を行う。上述の上役物装飾部600等と同様に、例えば、遊技機100以外の機種を遊技機100に変更するにあたって、遊技機のガラス枠150、外枠160、および内枠170等はそのままで、主制御基板300、演出制御基板320を交換した後に、上部ユニット180等についても、変更前の機種のものから遊技機100に対応するユニットに交換することが可能である。なお、上部ユニット180等における交換作業の手順は、上述した上役物装飾部600等における交換作業の手順と略同様であるため詳細な説明を省略する。上部ユニット180等の交換のときの判定処理における所定の信号は、6ビット構成の信号であり、上部ユニット180の制御部(若しくは刀柄ユニット135の制御部)内のROMに記憶される機種固有情報に応じた信号である。各ユニットが遊技機のガラス枠150、外枠160、および内枠170等に装着されて、遊技機への電力供給が開始されると、各ユニット内の制御部に設けられたICがROM内から機種固有情報を読み出し、ユニット制御部、ランプ制御基板340を介して、演出制御基板320へと当該機種固有情報に応じた6ビット長信号を送信する。例えば、上部ユニット180の機種固有情報に応じた6ビット長信号は「011111」である。
ここで、上部ユニット180の交換における判定処理および装着エラー報知の態様について説明する。演出制御基板320は、例えば、上部ユニット180装着時の照合用情報として「011111」という数値データを予めサブROM320d内に記憶している。演出制御基板320は、上記のとおり上部ユニット180の制御部から送信された「011111」の6ビット信号を受信すると、照合用情報「011111」を用いて、上部ユニット180が、正常に装着されているか否かと、的確な装着部品であるか否かと、の判定処理を実行する。今回の例の場合、受信した6ビット信号「011111」と照合用情報「011111」とは全てのビット対応数値が一致するため、演出制御基板320は装着された上部ユニット180が、正常に装着されているとともに、的確なものであった、と判定する。また、例えば、上部ユニット180が装着されていない場合や上部ユニット180における上部ユニットコネクタ1575が遊技盤コネクタ1620に確実に嵌合されていない場合、演出制御基板320が6ビット信号を受信できないことがある。このような場合、演出制御基板320は、上部ユニット180が、正常に装着されていない、と判定し、後述する上部ユニット未装着エラー報知(装着エラー報知)を実行するための上部ユニット未装着エラー指定コマンドを生成する。さらに、これに対して、例えば、演出制御基板320が機種の変更やスペックの変更等で交換されることで、サブROM320d内に記憶される照合用情報が「001111」となったと仮定する。この場合においても、上部ユニット180を装着すると、先の通り「011111」の6ビット信号が上部ユニット180の制御部から演出制御基板320に送信される。6ビット信号「011111」を受信した演出制御基板320は、当該信号と照合用情報「001111」とを比較した結果、5ビット目の対応数値が異なると判定し、装着された上部ユニット180は、本来の上部ユニットとは異なるものであって、的確なものではない、と判定し、後述する上部ユニット誤装着エラー報知(装着エラー報知)を実行するための上部ユニット誤装着エラー指定コマンドを生成する。
[上部ユニットに関する装着エラー報知の態様]
図14-3を参照して、上述した遊技機100における上部ユニット180に関する装着エラー報知である上部ユニット未装着エラー報知および上部ユニット誤装着エラー報知の態様について具体的に説明する。図14-3は、装着エラー報知の態様を示した図であり、(A)は上部ユニット未装着エラー報知の態様を示した図であり、(B)は上部ユニット誤装着エラー報知の態様を示した図である。なお、以下に説明する装着エラー報知の態様は、上部ユニット180に関するものであるが、刀柄ユニット135、第1サイド表示装置132、第2サイド表示装置133等といったように、遊技機から取外して交換可能な部材やユニット等においても同様の態様の装着エラー報知を実行するようにしてもよい。
図14-3(A)に示すように、上部ユニット未装着エラー報知では、メイン表示装置131に、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、装着エラー表示2050aが表示される。装着エラー表示2050aは、メイン表示装置131における装飾図柄等の視認性が阻害されないような位置(例えば、上端中央部)に表示され、上部ユニット180が正常に装着されていないことを示唆する数字等で表されたエラーコード「●●-□」が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「上部ユニットエラーです」といった判定された部材を特定するための音声が出力される。さらに、上部ユニット未装着エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は消灯し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は点滅している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動(例えば、装着エラー表示2050aの一部に対して覆う(重畳する)ような態様の作動)を実行するものの、上部ユニット180は、消灯している。なお、上部ユニット未装着エラー報知は、上部ユニット180が正常に装着される(当該エラーが解消される)まで継続して実行される。また、枠ランプおよび盤ランプは、上部ユニット未装着エラー報知に対応する上部ユニット未装着エラー態様の所定の発光色や所定の間隔での点滅等を実行してもよい。このような上部ユニット未装着エラー報知が実行されると、部材交換の作業者は、交換した部材が確実に装着されていないことを容易に認識することができる。また、上部ユニット未装着エラー報知における装着エラー表示2050aは、メイン表示装置131の上側の領域であって、上部ユニット180に対して近い位置に表示されるため、上部ユニット180に関するエラー報知であることを容易に認識させることもできる。さらに、上部ユニット未装着エラー報知では、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156が初期作動等の所定の作動を実行するため、交換可能な部材等に関する装着エラーであっても、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156に関する装着エラーではないことを容易に認識することもできる。
図14-3(B)に示すように、上部ユニット誤装着エラー報知では、メイン表示装置131に、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、装着エラー表示2050bが表示される。装着エラー表示2050bは、メイン表示装置131における装飾図柄等の視認性が阻害されないような位置(例えば、上端中央部)に表示され、上部ユニット180が的確な部材ではないことを示唆する数字等で表されたエラーコード「●●-△」が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「上部ユニットエラーです」といった判定された部材を特定するための音声が出力される。さらに、上部ユニット誤装着エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は消灯し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は点滅している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動(例えば、装着エラー表示2050bの一部に対して覆う(重畳する)ような態様の作動)を実行するものの、上部ユニット180は、消灯している。なお、上部ユニット誤装着エラー報知は、的確な上部ユニットが正常に装着される(当該エラーが解消される)まで継続して実行される。また、盤ランプは、上部ユニット誤装着エラー報知に対応する上部ユニット誤装着エラー態様の所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよい。このような上部ユニット誤装着エラー報知が実行されると、部材交換の作業者は、交換した部材が的確な部材ではないことを容易に認識することができる。また、上部ユニット誤装着エラー報知における装着エラー表示2050bは、メイン表示装置131の上側の領域であって、上部ユニット180に対して近い位置に表示されるため、上部ユニット180に関するエラー報知であることを容易に認識させることもできる。さらに、上部ユニット誤装着エラー報知では、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156が初期作動等の所定の作動を実行するため、交換可能な部材等に関する装着エラーであっても、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156に関する装着エラーではないことを容易に認識することもできる。
また、上部ユニット未装着エラー報知と、上部ユニット誤装着エラー報知と、では、メイン表示装置131等で異なる態様で実行されていたが、同じ態様であってもよい。例えば、上部ユニット誤装着エラー報知において、メイン表示装置131には、上部ユニット未装着エラー報知と同様の装着エラー表示2050aが表示されるようにしてもよい。このような態様の報知であれば、作業者は、上部ユニット180の交換作業に基づく何らかのエラーが発生していることを容易に認識することができる。さらに、上部ユニット未装着エラー報知および上部ユニット誤装着エラー報知においても、上述の上装飾部未装着エラー報知と同様に、当該エラーが解消しても、所定期間で当該報知を実行するものとしてもよい。
[装着エラー報知のその他の態様]
図14-4を参照して、上述した遊技機100における上役物装飾部600に関する装着エラー報知のその他の態様について具体的に説明する。図14-4は、装着エラー報知のその他の態様を示した図であり、(A)は上装飾部未装着エラー報知のその他の態様を示した図であり、(B)は上装飾部誤装着エラー報知のその他の態様を示した図であり、(C)は上装飾部未装着エラー報知のその他の態様を示した図である。
図14-4(A)に示すように、まず、この上装飾部未装着エラー報知では、メイン表示装置131に、上述の上装飾部未装着エラー報知(図14-1を参照。)と同様の位置に、装着エラー表示2060aが表示される。但し、装着エラー表示2060aは、上役物装飾部600が正常に装着されていないことを具体的に示唆するような、例えば、「上役物:取付無」が表示されるようにしてもよい。なお、音声出力装置331、枠ランプ、盤ランプ、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156、および上部ユニット180は、上述の上装飾部未装着エラー報知と同じ態様で作動するものとする。このような上装飾部未装着エラー報知が実行されると、部材交換の作業者は、交換した部材が確実に装着されていないことを具体的且つより容易に認識することができる。また、上述した下装飾部未装着エラー報知や提灯未装着エラー報知や上部ユニット未装着エラー報知の装着エラー表示においても、同様に、各部材等が正常に装着されていないことを具体的に示唆する内容が表示されるようにしてもよい。
図14-4(B)に示すように、次に、この上部装飾誤装着エラー報知では、メイン表示装置131に、装飾図柄を覆うような大きさで、装着エラー表示2060bが表示されるようにしてもよい。また、装着エラー表示2060bは、遊技機の機種と装着された部材が的確でないこととを具体的に示唆するような、例えば、「この遊技機は『機種ABC』です。『上役物』は『機種XYZ』のもので、的確なものではありません。」が表示されるようにしてもよい。なお、音声出力装置331、枠ランプ、盤ランプ、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156、および上部ユニット180は、上述の上装飾部誤装着エラー報知と同じ態様で作動するものとする。このような上装飾部誤装着エラー報知が実行されると、部材交換の作業者は、交換した部材が的確な部材ではないことを具体的且つより容易に認識することができるだけでなく、本来であれば交換すべき的確な部材を認識することができる。つまり、交換作業の作業者に対して、的確な部材への再度の交換を促して、的確な部材への交換作業に繋げるようにすることができる。また、上述した下装飾部誤装着エラー報知や提灯誤装着エラー報知や上部ユニット誤装着エラー報知の装着エラー表示においても、同様に、遊技機の機種と装着された部材が的確でないこととを具体的に示唆する内容が表示されるようにしてもよい。
ここで、このような遊技機の機種と装着された部材が的確でないこととを具体的に示唆する内容の装着エラー表示による装着エラー報知を可能とするための判定処理について、上述の判定処理と異なる処理手順について説明する。まず、例えば、演出制御基板には、複数のスペック毎に対応する複数の照合用情報を予め記憶しておくとともに、正しい照合用情報を定めておく。そして、交換された部材から受信した所定の信号を照合用情報と照合して、的確な部材であるか否かを判定するとともに、受信した所定の信号が正しい照合用情報に適合しなかった場合には、受信した所定の信号と適合する照合用情報に対応する機種を特定して、上述のような報知を実行する。より具体的に、上述の第1実施形態において、演出制御基板320のサブROM320dには、照合用情報として、『機種ABC』の「011111」、『機種OPQ』の「011110」、『機種XYZ』の「011100」といったように複数の機種毎に対応付けた数値データのテーブルを記憶させるとともに、制御基板320が『機種ABC』のものであることを定義しておくものとする。そして、例えば、『機種XYZ』の上役物装飾部が装着されると、演出制御基板320は、上役物本体部の制御部から受信した所定の信号「011100」と照合用情報とを照合して、所定の信号は『機種ABC』の「011111」とは異なるものであって、『機種XYZ』の「011100」と一致するものと処理する。そして、演出制御基板320は、メイン表示装置131に装着エラー表示2260bを表示させる。
図14-4(C)に示すように、次に、この上装飾部未装着エラー報知では、メイン表示装置131における装飾図柄、保留アイコン表示領域、当該アイコン表示領域等の表示を一切表示させずに装着エラー表示2060cを大きく表示するような態様であってもよい。このような装着エラー表示2060cの表示であれば、上役物装飾部が正常に装着されていないことを示唆する数字等で表されたエラーコードがメイン表示装置131の表示領域全体を黒色とした黒色背景の上に白色文字で表示されるため、装着エラー表示2060cのみに注目させるようにすることができる。なお、音声出力装置331、枠ランプ、盤ランプ、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156、および上部ユニット180は、上述の上装飾部未装着エラー報知と同じ態様で作動するものとする。また、上述した下装飾部未装着エラー報知や提灯未装着エラー報知や上部ユニット未装着エラー報知の装着エラー表示においても、同様に、黒色背景の上に白色文字で各部材等が正常に装着されていないことを具体的に示唆する内容が表示されるようにしてもよい。さらに、上述した下装飾部誤装着エラー報知や提灯誤装着エラー報知や上部ユニット誤装着エラー報知の装着エラー表示においても、同様の態様であってもよい。そして、この装着エラー表示において、白色文字で表示される内容としては、各部材等が正常に装着されていないことを具体的に示唆する内容や遊技機の機種と装着された部材が的確でないこととを具体的に示唆する内容であってもよい。
ここで、上部役物ユニット154、下部役物ユニット156、上部ユニット180等、のうち2つ以上のユニットに関する装着エラー報知を実行する場合について説明する。まず、メイン表示装置131に表示される装着エラー表示においては、上部役物ユニット154に関する装着エラー表示2020a(2020b)と、下部役物ユニット156に関する装着エラー表示2030a(2030b)と、上部ユニット180に関する装着エラー表示2050a、2050bと、ではメイン表示装置131での表示位置が異なるため、同時に表示することができる。具体的には、交換作業後に電源ONしたとき、下部役物装飾部700が正常に装着されておらず、的確な上部ユニット180とは異なる上部ユニットが装着されている場合、メイン表示装置131には、保留アイコン表示領域の上方であって左下隅に装着エラー表示2030aが表示されるとともに、上端中央部に装着エラー表示2050bが表示されることとなる。この場合、音声出装置331(スピーカ1820等)では、「下部役物エラーです」と「上部ユニットエラーです」という音声が交互に繰り返して出力されるようにしてもよい。このような装着エラー報知であれば、部材交換の作業者は、交換した複数の部材等のうちでいずれの部材等についてエラーとなっているか、ということを容易に認識することができる。
また、複数の装着エラー報知を実行する場合に、各装着エラー報知で優先度が異なるようにしてよい。例えば、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156に関する装着エラー報知は、上部ユニット180に関する装着エラー報知よりも優先度を高くしてもよい。具体的には、交換作業後に電源ONしたとき、下部役物装飾部700が正常に装着されておらず、的確な上部ユニット180とは異なる上部ユニットが装着されている場合、メイン表示装置131には、保留アイコン表示領域の上方であって左下隅に装着エラー表示2030aが表示されるとともに、音声出装置331(スピーカ1820等)では、「下部役物エラーです」という音声が出力されるようにしてもよい。そして、その後、下部役物ユニット156に関する装着エラーが解消された場合、メイン表示装置131には、装着エラー表示2030aが消失し、上端中央部に装着エラー表示2050bが表示されるとともに、音声出装置331(スピーカ1820等)では、「上部ユニットエラーです」という音声が出力されるようにしてもよい。このような装着エラー報知であれば、部材交換の作業者は、交換した複数の部材等のうちでいずれの部材等についてエラーとなっているか、ということを確実且つ容易に認識することができるだけでなく、作業者に対して、再度の交換作業の確実な実行を促すことができる。
さらに、例えば、上述のような装着部材等を交換するときに、遊技機100の状態を装着部材等の交換が可能な状態となる交換モードがあってもよいし、装着部材等を交換した後に、交換可能な装着部材等が装着されたユニット等を作動させて確認するためのチェックモードがあってもよい。例えば、交換モードとしては、遊技機100において、電源をONにした直後に、RAMクリアスイッチ302aを所定秒数(例えば、3秒間)以上に亘って押下することで、交換モードに移行するようにしてもよい。より具体的に、例えば、遊技機100が交換モードとなると、メイン表示装置131に「交換モード中です。」といった表示が出力されるとともに、交換部材等が装着されたり交換されたりするユニット等は交換作業が容易に可能な交換位置(例えば、初期位置と進出位置との中間位置等)に移動するようにしてもよい。また、交換作業の終了後の交換モード中にRAMクリアスイッチを所定秒数(例えば、3秒間)以上に亘って押下することで交換モードを終了し、所定期間(例えば、15秒間)のチェックモードに移行するようにしてもよい。より具体的に、例えば、遊技機100がチェックモードとなると、メイン表示装置131に「チェックモード中です。」といった表示が出力されるとともに、交換部材等が装着されたり交換されたりするユニット等が正常に作動するか否かを判断するために当該ユニット等(例えば、当該ユニット以外の各種ソレノイドも含む)を所定期間で作動させるようにしてもよい。なお、交換モード中には、交換部材等が装着されたり交換されたりするユニット等の所定の作動(交換位置への移動等)以外の遊技機100における作動は制限されるようにしてもよい。また、交換モード中の当該ユニット等の交換位置への移動は、通常の可動演出のスピードに比べて遅いスピードで移動するようにしてもよい。
そして、上述の複数の装着エラー報知において、装着エラー報知の実行中の枠ランプと盤ランプ等は、各装着エラー報知に対応する特有の発光態様(点灯、点滅、消灯を組合わせた態様)等にて発光等してもよかったが、装着エラー報知の実行中に遊技が開始された場合(入賞等に基づき特別図柄や装飾図柄が変動開始された場合)には、装着エラー報知の実行中とは異なる発光態様を実行するようにしてもよい。具体的に、例えば、装着エラー報知の実行中には、点灯又は点滅していた枠ランプや盤ランプ等が、遊技が開始された場合に消灯するようにしてもよい。また、装着エラー報知の実行中の発光態様および遊技の開始後の発光態様において、枠ランプまたは盤ランプの一部のみが、点灯し、残りの枠ランプまたは盤ランプが、消灯する、といった態様であってもよい。つまり、装着エラー報知中と、装着エラー報知中であって遊技の実行中と、通常時(装着エラー報知が実行されていないとき)の遊技中と、の各々で枠ランプおよび盤ランプ等の発光態様が異なるようにしてもよい。このような態様であれば、装着エラー報知の実行中と遊技中との枠ランプの発光態様が異なるため、遊技者は、装着エラー報知の実行中であることを容易に認識することができる。
そしてまた、上述のように、交換可能な部材等である上部ユニット180や上役物装飾部600や下役物装飾部700においては、コード部と注意書部と機種名部とから構成されている識別表示部が設けられているため、作業者は、識別表示部の表示を確認しながら作業を行うことができる。具体的に、作業者は、識別表示の注意書部の表示を確認することで、注意しての作業を行うことができる。また、例えば、上装飾部誤装着エラー報知等の装着された部材等が的確な部材ではないことが報知される装着エラー報知(図14-1~図14-3を参照。)において、エラーコードが表示される装着エラー表示では、作業者が装着した部材等に対応する機種名等を判別することができない場合がある。このような場合でも、コード部を読取らせた所定の端末機の出力表示や機種名部を確認することによって、作業者が装着した部材等に対応する機種名等を確認することができ、的確な部材等を装着することのできる作業に繋げることができる。
[種々の報知と装着エラー報知との関係]
図15-1~図15-9を参照して、種々の報知と上述した装着エラー報知との関係について説明する。図15-1は、電源復旧報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。図15-2は、RAMクリア報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。図15-3は、設定変更報知および設定確認報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。図15-4は、扉開放エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。図15-5は、磁気エラー報知および電波エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。図15-6は、スイッチ接続エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。図15-7は、振動エラー報知等と装着エラー報知との関係を説明する図である。図15-8は、皿満杯エラー報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。図15-9は、左打ち報知と装着エラー報知との関係を説明する図である。
まず、装着エラー報知との関係を説明する種々の報知とは、上述した種々の報知のうち、電源復旧報知、RAMクリア報知、設定変更報知、設定確認報知、およびエラー系指定コマンドに応じたエラー報知である。また、エラー系指定コマンドに応じた報知としては、上述したエラー系指定コマンドのうち、扉開放エラー指定コマンドに応じた扉開放エラー報知、スイッチ接続エラー指定コマンドに応じたスイッチ接続エラー報知、磁気エラー指定コマンドに応じた磁気エラー報知、電波エラー指定コマンドに応じた電波エラー報知、振動エラー指定コマンドに応じた振動エラー報知、異常入賞エラー指定コマンドに応じた異常入賞エラー報知、排出エラー指定コマンドに応じた排出エラー報知、球抜きエラー指定コマンドに応じた球抜きエラー報知、左打ち状態指定コマンドに応じた左打ち報知である。以下に、装着エラー報知と、これらの種々の報知との関係について詳細に説明する。
[電源復旧報知と装着エラー報知との関係]
図15-1(A)に示すように、例えば、特別図柄の変動中やラウンド遊技中といった遊技中に磁気エラー等の発生に応じて電源断から電源復旧とした場合、演出制御基板320は、遊技の制御状態が電源断前の状態に復帰したことを認識させるために電源復旧報知を実行する。電源復旧報知では、メイン表示装置131において、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、電源復旧表示2081が表示される。電源復旧表示2081は、メイン表示装置131における装飾図柄の大部分を覆うような大きさで表示され、電源復旧中であることを示唆する「電源復旧中です」といった文字が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「電源復旧中です」(例えば、ブザー音等の電源復旧報知音であってもよい。)といった電源復旧中であることを示唆する音声等が出力される。さらに、電源復旧報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点滅し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)も点滅している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行するとともに、上部ユニット180は、点灯している。なお、電源復旧報知は、メイン表示装置131での電源復旧表示2081を所定期間(例えば30秒間)に亘って表示したり、音声出力装置331(スピーカ1820等)での音声等を所定期間(例えば30秒間)に亘って出力させたり、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180とを所定期間(例えば60秒間)に亘って点滅等させたりしてもよい。また、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180は、電源復旧報知に対応する電源復旧態様といった所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよい。
図15-1(B)に示すように、例えば、電源復旧のための作業者による電源スイッチ等の操作時に、上部役物ユニット154に触れてしまい上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、電源復旧報知が実行される期間中であるにも関わらず上装飾部未装着エラー報知が優先的に実行される。なお、上装飾部未装着エラー報知の態様は、上述と同様であるため詳細な説明は省略する。このとき、メイン表示装置131での表示態様、音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニットでの発光態様、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156の作動態様においては、上装飾部未装着エラー報知での態様が優先的に実行される。そして、例えば、本来電源復旧報知が実行される期間内に、上役物装飾部600が正常に装着される等で当該エラーが解消された場合、上述した電源復旧報知(図15-1(A))に移行する。つまり、上役物未装着エラー報知は、電源復旧報知よりも優先度の高い報知である。なお、ここでは、電源復旧報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、電源復旧報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の優先度にしてもよい。このように電源復旧報知よりも上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知が優先的に実行されると、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることを確実且つ容易に認識することができる。
また、一方で、上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知よりも電源復旧報知が優先的に実行されるようにしてもよい。具体的に、電源復旧報知が実行される期間中には、電源復旧報知(図15-1(A))が優先的に実行され、当該期間の終了後に、装着エラー報知(例えば、図15-1(B)等)が実行されるようにしてもよい。つまり、電源復旧報知は、上役物未装着エラー報知よりも優先度の高い報知であってもよい。このように装着エラー報知よりも電源復旧報知が優先的に実行されても、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることを確実且つ容易に認識することができる。さらに、電源復旧報知よりも装着エラー報知が優先的に実行される場合であっても、メイン表示装置131と音声出力装置331と枠ランプと盤ランプとのうちのいずれか少なくもと一つにおいて、電源復旧報知に対応する態様で実行されるようにしてもよい。一方で、装着エラー報知よりも電源復旧報知が優先的に実行される場合であっても、メイン表示装置131と音声出力装置331と枠ランプと盤ランプとのうちのいずれか少なくもと一つにおいて、装着エラー報知に対応する態様で実行されるようにしてもよい。このような態様であれば、作業者は、電源復旧中であることと装着エラーが発生していることとを容易に認識することができる。
[RAMクリア報知と装着エラー報知との関係]
図15-2(A)に示すように、例えば、電源投入時にRAMクリアスイッチが押下された場合、演出制御基板320は、RAMクリア中であることを認識させるためにRAMクリア報知を実行する。RAMクリア報知では、メイン表示装置131において、装飾図柄(例えば、電源投入時等の初期装飾図柄「135」等)と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、RAMクリア表示2082が表示される。RAMクリア表示2082は、メイン表示装置131における装飾図柄の大部分を覆うような大きさで表示され、RAMクリア処理中であることを示唆する「RAMクリア中」といった文字が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「RAMクリア中です」(ブザー音等のRAMクリア報知音)といったRAMクリア処理中であることを示唆する音声等が出力される。さらに、RAMクリア報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点灯し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)も点灯している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行するとともに、上部ユニット180は、点灯している。なお、RAMクリア報知は、メイン表示装置131でのRAMクリア表示2082を所定期間(例えば60秒間)に亘って表示したり、音声出力装置331(スピーカ1820等)での音声等を所定期間(例えば60秒間)に亘って出力させたり、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180とを所定期間(例えば60秒間)に亘って点滅等させたりしてもよい。また、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180は、RAMクリア報知に対応するRAMクリア態様といった所定の発光色や所定の間隔での点灯や点滅を実行してもよい。
図15-2(B)に示すように、例えば、RAMクリアのための作業者による電源スイッチやRAMクリアスイッチ等の操作時に、上部役物ユニット154に触れてしまい上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、メイン表示装置131においてRAMクリア報知のRAMクリア表示2082とともに上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示される。このとき、メイン表示装置131以外の態様である音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニットや上部ユニット180での発光態様等においては、RAMクリア報知での態様が優先的に実行されるものの、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等を実行しないようにしてもよい。つまり、RAMクリア報知は、上役物未装着エラー報知よりも優先度の高い報知である。そして、例えば、RAMクリア報知が実行されている期間内に、上役物装飾部600が正常に装着される等で当該エラーが解消された場合、メイン表示装置131における装着エラー表示2020aが非表示となる。なお、ここでは、RAMクリア報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、RAMクリア報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の優先度にしてもよい。このようにRAMクリア報知中であっても上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知の少なくとも一部が実行されると、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることと、RAMクリア中であることと、を確実且つ容易に認識することができる。また、一方で、上述のような装着エラー報知よりも電源復旧報知が優先的に実行される場合と同様に、RAMクリア報知の後に、装着エラー報知が実行されるようにしてもよい。
[設定変更報知および設定確認報知と装着エラー報知との関係]
図15-3(A)に示すように、設定変更処理が実行されると、演出制御基板320は、設定値の変更中であること(設定変更モードであること)を認識させるために設定変更報知を実行する。設定変更報知では、メイン表示装置131において、設定値の変更中であることを示唆する「設定変更中」といった文字で構成された全面に亘る大きさの設定変更表示2083aが表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「設定変更中です」(ブザー音等の設定変更報知音)といった電源変更中であることを示唆する音声等が出力される。さらに、設定変更報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は消灯しているが、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は点滅している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないとともに、上部ユニット180は、消灯している。なお、設定変更報知は、上述した通り、設定キースイッチ302bをOFF状態にするまで継続する。また、盤ランプは、設定変更報知(設定変更モード)に対応する設定変更態様といった所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよい。
図15-3(B)に示すように、設定確認処理が実行されると、演出制御基板320は、設定値の確認中であること(設定確認モードであること)を認識させるために設定確認報知を実行する。設定確認報知では、メイン表示装置131において、設定値の確認中であることを示唆する「設定確認中」といった文字で構成された全面に亘る大きさの設定確認表示2083bが表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「設定確認中です」(ブザー音等の設定確認報知音)といった電源変更中であることを示唆する音声等が出力される。さらに、設定確認報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は消灯しているが、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は点滅している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないとともに、上部ユニット180は、消灯している。なお、設定確認報知は、上述した通り、設定キースイッチ302bをOFF状態にするまで継続する。また、盤ランプは、設定確認報知(設定確認モード)に対応する設定確認態様といった所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよい。また、設定確認報知の実行中に、刀柄ユニット135(演出ボタン)等が操作された場合、メイン表示装置131には、設定値の変更に関する履歴一覧(例えば、変更された日時と変更前および変更後の設定値との一覧表)が表示されるようにしてもよい。
ここで、例えば、設定変更や設定確認のための作業者による設定キースイッチ302bやRAMクリアスイッチ302a等の操作時に、上部役物ユニット154に触れてしまい上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合でも、上装飾部未装着エラー報知といった装着エラー報知は実行されないで、設定変更報知や設定確認報知が実行された後に、装着エラー報知が実行される。つまり、設定変更報知や設定確認報知は、上役物未装着エラー報知よりも優先度の高い報知である。なお、設定変更報知の終了後は、上述のようにRAMクリア報知が実行されるため、当該装着エラーが解消されていない場合は、RAMクリア報知中のメイン表示装置131において、上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示されること(図15-2(B)を参照。)で、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることを確実且つ容易に認識することができる。また、設定確認報知の終了後は、上述のように電源復旧報知が実行されるため、当該装着エラーが解消されていない場合は、上装飾部未装着エラー報知が優先的に実行されること(図15-1(B)を参照。)で、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることを確実且つ容易に認識することができる。なお、ここでは、設定変更報知および設定確認報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、その他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の態様であってもよい。なお、設定変更報知および設定確認報知の実行中は、設定変更モード等であり設定変更処理等の実行中であるため、遊技の実行不可能な状態となっている。
[扉開放エラー報知と装着エラー報知との関係]
図15-4(A)に示すように、例えば、特別図柄の変動中やラウンド遊技中といった遊技中に遊技球の詰まり等でガラス枠150等を開放させた場合(扉開放スイッチ312がON状態になった場合)、演出制御基板320は、ガラス枠150等が開放中であることを認識させるために扉開放エラー報知を実行する。扉開放エラー報知では、メイン表示装置131において、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、扉開放表示2084が表示される。扉開放表示2084は、メイン表示装置131における装飾図柄の大部分を覆うような大きさで表示され、ガラス枠150等が開放中であることを示唆する「扉が開いています」といった文字が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「扉が開いています」(ブザー音等の扉開放報知音であってもよい。)といったガラス枠150等が開放中であることを示唆する音声等が出力される。さらに、扉開放エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点滅し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は消灯している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないで、上部ユニット180は、点滅している。なお、扉開放エラー報知は、開放しているガラス枠150等が閉鎖される(扉開放スイッチ312がOFF状態になる)まで継続して実行される。また、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180は、扉開放エラー報知に対応する扉開放態様といった所定の発光色や所定の間隔での点滅等を実行してもよい。
図15-4(B)に示すように、例えば、扉開放時に、上部役物ユニット154に触れてしまい上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、扉開放エラー報知が実行される期間中であるにも関わらず上装飾部未装着エラー報知が優先的に実行される。なお、上装飾部未装着エラー報知の態様は、上述と同様であるため詳細な説明は省略する。このとき、メイン表示装置131での表示態様、音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニットでの発光態様、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156の作動態様においては、上装飾部未装着エラー報知での態様が優先的に実行される。そして、例えば、扉が開放されている状態で、上役物装飾部600が正常に装着される等で当該エラーが解消された場合、上述した扉開放エラー報知(図15-4(A))に移行する。つまり、上役物未装着エラー報知は、扉開放エラー報知よりも優先度の高い報知である。なお、ここでは、扉開放エラー報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、扉開放エラー報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の優先度にしてもよい。このように扉開放エラー報知よりも上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知が優先的に実行されると、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることを確実且つ容易に認識することができる。
また、一方で、上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知よりも扉開放エラー報知が優先的に実行されるようにしてもよい。具体的に、装着エラー報知が実行されうる期間中には、扉開放エラー報知(図15-4(A))が優先的に実行され、当該期間の終了後に、装着エラー報知(例えば、図15-4(B)等)が実行されるようにしてもよい。このように装着エラー報知よりも扉開放エラー報知が優先的に実行されても、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることを確実且つ容易に認識することができる。さらに、扉開放エラー報知よりも装着エラー報知が優先的に実行される場合であっても、メイン表示装置131と音声出力装置331と枠ランプと盤ランプとのうちのいずれか少なくもと一つにおいて、扉開放エラー報知に対応する態様で実行されるようにしてもよい。一方で、装着エラー報知よりも扉開放エラー報知が優先的に実行される場合であっても、メイン表示装置131と音声出力装置331と枠ランプと盤ランプとのうちのいずれか少なくもと一つにおいて、装着エラー報知に対応する態様で実行されるようにしてもよい。このような態様であれば、作業者は、電源復旧中であることと装着エラーが発生していることとを容易に認識することができる。
図15-4(C)に示すように、例えば、上述と同様に、扉開放エラー報知中に上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、メイン表示装置131において扉開放エラー報知の扉開放表示2084とともに上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示されるようにしてもよい。このとき、メイン表示装置131以外の態様である音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニット180での発光態様等においては、扉開放エラー報知での態様が優先的に実行され、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等を実行しないようにしてもよい。つまり、扉開放エラー報知は、上役物未装着エラー報知よりも優先度の高い報知であってもよい。そして、例えば、扉開放エラー報知が実行されている期間内に、上役物装飾部600が正常に装着される等で当該エラーが解消された場合、メイン表示装置131における装着エラー表示2020aが非表示となってもよい。なお、ここでは、扉開放エラー報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、扉開放エラー報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の優先度にしてもよい。このように扉開放エラー報知中であっても上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知の少なくとも一部が実行されると、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることと、ガラス枠150等が開放中であることと、を確実且つ容易に認識することができる。
[磁気エラー報知および電波エラー報知と装着エラー報知との関係]
図15-5(A)に示すように、例えば、遊技中に遊技機の外部等からの異常な磁気が磁気検出センサ305aによって検出された場合や磁気検出センサ305aにおける未接続または誤接続等の異常が検出された場合、演出制御基板320は、磁気エラーが発生したことを認識させるために磁気エラー報知を実行する。磁気エラー報知では、メイン表示装置131において、磁気エラーの発生中であることを示唆する「磁気センサーエラー」といった文字で構成された全面に亘る大きさの磁気エラー表示2085aが表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「磁気エラーです」(例えば、ブザー音等の磁気エラー報知音であってもよい。)といった磁気エラーが発生中であることを示唆する音声等が出力される。さらに、磁気エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点滅しているが、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は消灯している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないとともに、上部ユニット180は、消灯している。なお、磁気エラー報知は、電源をOFF状態にするまで継続する。また、磁気検出スイッチ305aが未接続等の場合の磁気エラー報知では、磁気検出スイッチ305aを正常に接続することで、磁気エラー報知を終了させてもよいが、正常に接続した後も所定時間(例えば、5秒間)は磁気エラー報知を継続して実行してもよい。さらに、磁気エラー報知において、磁気エラー表示2085aが装飾図柄等の全てを覆う態様であるため、装飾図柄等は視認不可能であったが、磁気エラー表示2085aが装飾図柄等の少なくとも一部を覆うような態様で、装飾図柄等の少なくとも一部を視認可能であるようにしてもよい。そして、磁気エラー報知の実行中には、刀柄ユニット135等(演出ボタン)の操作音、入賞時の保留変化の効果音、および通常の遊技中の態様での枠ランプや盤ランプ等での発光、が制限されるようにしてもよい。またそして、遊技中に磁気エラーが発生したときは、例えば、可動演出中の上部役物ユニット154等を停止してもよいし継続してもよいが、メイン表示装置131においては、全面黒の表示にしてもよい。さらにそして、枠ランプや盤ランプは、磁気エラー報知に対応する磁気エラー態様といった所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよいし、上述した種々の装着エラー報知等の発光態様と同じであってもよい。そしてまた、音声出力装置331における音声等の出力のタイミングについても、磁気エラー報知に対応する磁気エラー態様といった所定のタイミングであってもよいし、上述した種々の装着エラー報知等のタイミングと同じであってもよい。
図15-5(B)に示すように、また、上述の磁気エラー報知は、所定のタイミングで実行して、終了するようにしてもよい。例えば、磁気検出センサ305aで500ms期間の磁気が検知されて(磁気検知信号を500ms検知)、演出制御基板130が磁気エラーに対応するエラー系指定コマンドを受信したとき(t0)、メイン表示装置131での磁気エラー表示2085aの出力を開始し、音声出力装置331での「磁気エラーです」の音声とサイレン音との出力を開始し、盤ランプを消灯させるとともに枠ランプでの赤点滅(250msの間隔でオンとオフを繰り返す態様)を実行するようにしてもよい。なお、演出制御基板130が磁気エラーに対応するエラー系指定コマンドを受信したときから0.4秒経過するまで(t0~t1)の期間において、遊技情報出力端子板309では、200ms間でオン出力し、その後200ms間でオフ出力するような出力を繰り返し実行するようにしてもよい。そして、演出制御基板130が磁気エラーに対応するエラー系指定コマンドを受信したときから30秒経過したとき(t2)に、メイン表示装置131での磁気エラー表示2085aの出力を終了し、音声出力装置331での「磁気エラーです」の音声とサイレン音との出力を終了し、枠ランプでの赤点滅を終了し、磁気エラー報知を終了するようにしてもよい。なお、この磁気エラー報知においても、上述の上装飾部未装着エラー報知と同様に、当該エラーが解消しても、所定期間で継続して当該報知を実行するものとしてもよい。
図15-5(C)に示すように、遊技中に遊技機の外部等からの異常な電波が電波検出センサ305bによって検出された場合や電波検出センサ305bにおける未接続または誤接続等の異常が検出された場合、演出制御基板320は、電波エラーが発生したことを認識させるために電波エラー報知を実行する。電波エラー報知では、メイン表示装置131において、電波エラーが発生中であることを示唆する「電波センサーエラー」といった文字で構成された全面に亘る大きさの電波エラー表示2085bが表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「電波エラーです」(例えば、ブザー音等の電波エラー報知音であってもよい。)といった電波エラーが発生中であることを示唆する音声等が出力される。さらに、電波エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点滅しているが、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は消灯している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないとともに、上部ユニット180は、消灯している。なお、電波エラー報知は、電源をOFF状態にするまで継続する。また、電波検出スイッチ305bが未接続等の場合の電波エラー報知では、電波検出スイッチ305bを正常に接続することで、電波エラー報知を終了させてもよいが、正常に接続した後も所定時間(例えば、5秒間)は電波エラー報知を継続して実行してもよい。さらに、電波エラー報知において、電波エラー表示2085bが装飾図柄等の全てを覆う態様であるため、装飾図柄等は視認不可能であったが、電波エラー表示2085bが装飾図柄等の少なくとも一部を覆うような態様で、装飾図柄等の少なくとも一部を視認可能であるようにしてもよい。そして、電波エラー報知の実行中には、刀柄ユニット135等(演出ボタン)の操作音、入賞時の保留変化の効果音、および通常の遊技中の態様での枠ランプや盤ランプ等での発光、が制限されるようにしてもよい。またそして、遊技中に電波エラーが発生したときは、例えば、可動演出中の上部役物ユニット154等を停止してもよいし継続してもよいが、メイン表示装置131においては、全面黒の表示にしてもよい。さらにそして、枠ランプや盤ランプは、電波エラー報知に対応する電波エラー態様といった所定の発光色や所定の間隔での点滅を実行してもよいし、上述した種々の装着エラー報知等の発光態様と同じであってもよい。そしてまた、音声出力装置331における音声等の出力のタイミングについても、電波エラー報知に対応する電波エラー態様といった所定のタイミングであってもよいし、上述した種々の装着エラー報知等のタイミングと同じであってもよい。
ここで、例えば、磁気エラー又は電波エラーの発生中に、経年による上部役物ユニット154の不具合で上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合でも、上装飾部未装着エラー報知といった装着エラー報知は実行されないで、磁気エラー報知や電波エラー報知が実行された後に、装着エラー報知が実行される。つまり、装着エラーよりも磁気エラーや電波エラー等といった磁気検出スイッチ305aや電波検出スイッチ305bに関する異常の方が重篤なエラーであるため、装着エラー報知よりも磁気エラー報知や電波エラー報知の方が優先度は高くなっている。なお、磁気エラー報知および電波エラー報知の実行中は、磁気エラー等の重篤なエラーの発生中であるため、遊技の実行不可能な状態となっている。
図15-5(D)に示すように、磁気エラーの発生中に電波エラーが発生した場合、メイン表示装置131には、磁気エラー表示2085cと電波エラー表示2085dとが表示されるようにしてもよい。具体的には、磁気エラーのみの発生中は、磁気エラー報知(図15-5(A))のみを実行し、磁気エラーの発生中に電波エラーが発生すると、磁気エラー表示2085cと電波エラー表示2085dとが表示されるような態様となる。このとき、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「磁気エラーです」と「電波エラーです」といった2種類の音声が交互に出力される。また、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は点滅しているが、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は消灯している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないとともに、上部ユニット180は、消灯している。なお、電波エラーの発生中に磁気エラーが発生した場合、電波エラー報知の態様から磁気エラー表示2085cと電波エラー表示2085dとが表示されるような態様に移行することになる。つまり、磁気エラーと電波エラーとは、共に重篤なエラーであるため、磁気エラー報知と電波エラー報知との優先度は略同じであって、先に発生したエラーに対応するエラー報知が先に実行されることとなる。このような報知態様であれば、重篤なエラーが2つ以上発生したとしても、遊技者や遊技管理者は、2つ以上の重篤なエラー発生を確実且つ容易に認識することができる。なお、磁気検出センサ305aおよび電波検出センサ305bにおける未接続または誤接続等の異常としては、例えば、具体的に、主制御基板300において、本来であれば磁気検出センサ305aが接続される端子に対して電波検出センサ305bが接続されるとともに、本来であれば電波検出センサ305bが接続される端子に対して磁気検出センサ305aが接続される場合がある。
また、磁気エラーの方が電波エラーよりも重篤であるとして、磁気エラー報知が電波エラー報知よりも優先度が高いものとしてもよい。具体的に、電波エラーの発生中に磁気エラーが発生した場合、電波エラー報知の実行を中止し、磁気エラー報知のみを実行するようにしてもよい。また、このとき、メイン表示装置131は、磁気エラー表示2085cと電波エラー表示2085dとが表示されるような態様であるものの、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「磁気エラーです」といった音声等のみが出力されるようにしてもよい。このような態様であれば、より重篤なエラーの発生について、遊技者や遊技管理者は、確実且つ容易に認識することができる。
なお、磁気エラー報知または電波エラー報知の実行中において、メイン表示装置131等での当該エラー報知を実行するとともに、図柄保留表示器119、123、124(保留の有無等を表示するサブ保留表示器(図示しない))での保留表示を表示しないようにすることもできる。また、その後、電源断後に電源投入したときは、エラー報知を実行することなく保留されていた演出を正常な遊技として実行可能であるようにしてもよい。さらに、一方で、磁気エラーまたは電波エラーを検知した状態で、図柄保留表示器119、123、124(保留の有無等を表示するサブ保留表示器(図示しない))での保留表示を継続して実行可能であるようにしてもよい。そして、磁気エラー報知または電波エラー報知の実行中に電源断状態なり、その後復旧状態となった場合にも、メイン表示装置131、音声出力装置331、枠ランプ、盤ランプ等で、上述の態様のエラー報知を実行するようにしてもよい。また、当該エラー報知の実行中に、リセット復旧した場合は、正常に復旧するようにしてもよい。
[スイッチ接続エラー報知と装着エラー報知との関係]
図15-6(A)に示すように、例えば、ゲート検出スイッチ303等の種々のスイッチのいずれかにおける未接続または誤接続等の異常が検知された場合、演出制御基板320は、種々のスイッチのいずれかが異常であることを認識させるためにスイッチ接続エラー報知を実行する。スイッチ接続エラー報知では、メイン表示装置131において、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、スイッチエラー表示2086が表示される。スイッチエラー表示2086は、メイン表示装置131における装飾図柄の大部分を覆うような大きさで表示され、種々のスイッチのいずれかにおける異常が発生中であることを示唆する「スイッチ異常」といった文字が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「スイッチエラーです」(例えば、ブザー音等のスイッチエラー報知音であってもよい。)といった種々のスイッチのいずれかにおける異常が発生中であることを示唆する音声等が出力される。さらに、スイッチ接続エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)は消灯し、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)は点滅している。そして、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないとともに、上部ユニット180は、消灯している。なお、スイッチ接続エラー報知は、異常が検出されたスイッチの異常が解消される(全てのスイッチの異常が解消される)まで継続して実行される。また、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180は、スイッチ接続エラー報知に対応するスイッチ接続エラー態様といった所定の発光色や所定の間隔での点灯や点滅を実行してもよい。さらに、スイッチ接続エラー報知の実行中は、種々のスイッチのいずれかでの異常が発生中であるため、正常な遊技の実行が不可能な状態となっている。
図15-6(B)に示すように、また、上述のスイッチ接続エラー報知は、所定のタイミングで実行して、終了するようにしてもよい。例えば、種々のスイッチの断線等(磁気検出センサ305aで1秒間ONとなった場合)で、演出制御基板130がスイッチ接続エラーに対応するエラー系指定コマンドを受信したとき(t0)から100ms経過したとき(t1)、メイン表示装置131でのスイッチエラー表示2086の出力を開始し、音声出力装置331での「スイッチエラーです」の音声と5秒間のサイレン音との繰り返しの出力を開始し、盤ランプを消灯させるとともに枠ランプでの赤点滅(250msの間隔でオンとオフを繰り返す態様)を実行するようにしてもよい。そして、種々のスイッチの断線が解消して、演出制御基板130がスイッチ接続エラーに対応するエラー系終了指定コマンドを受信したとき(t2)に、メイン表示装置131でのスイッチ接続エラー表示2086の出力を終了し、音声出力装置331での「スイッチエラーです」の音声と5秒間のサイレン音との繰り返しの出力を終了し、枠ランプでの赤点滅を終了し、スイッチ接続エラー報知を終了するようにしてもよい。
図15-6(C)に示すように、例えば、演出制御基板320等の交換作業時に、種々のスイッチのいずれかで誤接続としてしまったととともに、上部役物ユニット154に触れてしまい上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、メイン表示装置131においてスイッチ接続エラー報知のスイッチエラー表示2086とともに上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示される。このとき、メイン表示装置131以外の態様である音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニットや上部ユニット180での発光態様等においては、例えば、スイッチ接続エラー報知での態様が優先的に実行されるとともに、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等を実行しないようにしてもよい。つまり、スイッチ接続エラー報知は、上役物未装着エラー報知よりも優先度の高い報知である。そして、例えば、スイッチ接続エラー報知が実行されている期間内に、上役物装飾部600が正常に装着される等で当該エラーのみが解消された場合、メイン表示装置131における装着エラー表示2020aが非表示となる。なお、ここでは、スイッチ接続エラー報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、スイッチ接続エラー報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の態様(優先度)にしてもよい。このようにスイッチ接続エラー報知中であっても上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知の少なくとも一部が実行されると、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることと、種々のスイッチのいずれかでの異常が発生中であることと、を確実且つ容易に認識することができる。また、一方で、上述のような装着エラー報知よりも電源復旧報知が優先的に実行される場合と同様に、スイッチ接続エラー報知の後に、装着エラー報知が実行されるようにしてもよい。
なお、上述のように、種々のスイッチにおける未接続等であったときに、上述したスイッチ接続エラー報知を実行するようにしたが、未接続となっているスイッチの種類に応じて当該エラー報知の態様や優先度が異なるように設定されていてもよい。例えば、磁気検出センサ305aおよび電波検出センサ305bが未接続等であった場合のスイッチ接続エラー報知は、その他のスイッチが未接続等であった場合のスイッチ接続エラー報知に比べて、優先度が高くなるように設定されていてもよい。また、反射型センサ680a~680dおよび反射型センサ780a~780dが、主制御基板300または演出制御基板320と未接続等となったとき、上述のスイッチ接続エラー報知と同じ態様のエラー報知を実行するようにしてもよい。さらに、上述のスイッチ接続エラー報知は、遊技中に種々のスイッチが未接続等であった場合の態様であるが、電源投入時に種々のスイッチが未接続等であった場合も、同じ態様のスイッチ接続エラー報知が実行されるようにしてもよい。そして、種々のスイッチが未接続等となるタイミングとしては、客待ちデモ演出の実行中、可動役物の作動を含むSPリーチ演出等の種々の演出の実行中、大当たり演出の実行中、等があり、このようなタイミングで種々のスイッチが未接続等となった場合も、上述のスイッチ接続エラー報知と同様の態様で、メイン表示装置131でのスイッチエラー表示2086の表示、音声出力装置331での出力等が実行されるようにしてもよい。一方で、主制御基板300と演出制御基板320とが未接続等となった場合、メイン表示装置131と主制御基板300または演出制御基板320とが未接続等となった場合、主制御基板300と遊技情報出力端子板309とが未接続等となった場合、払出制御基板310と主制御基板300とが未接続等となった場合、払出制御基板310または主制御基板300と球貸機とが未接続等となった場合、上述したスイッチ未接続エラー報知を実行しないようにしてもよい。
[振動エラー報知等と装着エラー報知との関係]
図15-7(A)に示すように、例えば、遊技中に遊技機の外部等からの異常な振動が振動検出センサ305cによって検出された場合、演出制御基板320は、異常な振動が発生中であることを認識させるために振動エラー報知を実行する。具体的に、振動エラー報知では、メイン表示装置131において、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、表装飾図柄の大部分を覆うような大きさでの表示の「異常振動エラー」といった文字で構成された振動エラー表示2087aが表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「異常振動エラーです」(例えば、警報音等の振動エラー報知音であってもよい。)といった異常な振動が発生中であることを示唆する音声等が出力される。さらに、振動エラー報知では、枠ランプは点滅し、盤ランプは消灯しており、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないとともに、上部ユニット180は消灯している。なお、振動エラー報知は、異常な振動が検知されてから所定期間(例えば、10秒間)に亘って実行されるようにしてもよく、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180は、振動エラー報知に対応する振動エラー態様といった所定の発光色や所定の間隔での点灯や点滅を実行してもよい。なお、振動エラー報知の実行中は、遊技の進行を可能な状態であるが、異常な振動が発生したため、遊技の進行を所定期間で不可能な状態となっていてもよい。そして、例えば、異常な振動の発生中であることが検知されるとともに、異常な振動等により上部役物ユニット154の上役物装飾部600がずれてしまって正常に装着されていないと判定された場合、メイン表示装置131において振動エラー表示2087aとともに上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示される。このとき、メイン表示装置131以外の態様である音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニットや上部ユニット180での発光態様等においては、例えば、振動エラー報知での態様が優先的に実行されるとともに、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等を実行しないようにしてもよい。つまり、振動エラー報知は、上役物未装着エラー報知よりも優先度の高い報知である。そして、例えば、メイン表示装置131において振動エラー表示2087aとともに装着エラー表示2020aが表示されているときに、所定期間(例えば、10秒間)経過すると、振動エラー報知を停止して、上装飾部未装着エラー報知を実行するようにしてもよい。なお、ここでは、振動エラー報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、振動エラー報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の態様(優先度)にしてもよい。このように振動エラー報知中であっても上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知の少なくとも一部が実行されると、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることと、異常な振動が発生中であることと、を確実且つ容易に認識することができる。また、一方で、上述のような装着エラー報知よりも電源復旧報知が優先的に実行される場合と同様に、振動エラー報知の後に、装着エラー報知が実行されるようにしてもよい。
図15-7(B)に示すように、例えば、第1大入賞装置117等の経年による不具合で、特別遊技中でないときに第1入賞装置検出スイッチ306a等で入賞が検出された場合、演出制御基板320は、異常な入賞が発生したことを認識させるために異常入賞報知を実行する。具体的に、異常入賞報知では、メイン表示装置131において、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、表装飾図柄の大部分を覆うような大きさでの表示の「異常入賞エラー」といった文字で構成された異常入賞表示2087bが表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「異常入賞エラーです」(例えば、警報音等の異常入賞報知音であってもよい。)といった異常な入賞が発生したことを示唆する音声等が出力される。さらに、異常入賞報知では、枠ランプは点滅し、盤ランプは消灯しており、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないとともに、上部ユニット180は消灯している。なお、異常入賞報知は、電源をOFF状態にするまで実行されるようにしてもよく、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180は、異常入賞報知に対応する異常入賞態様といった所定の発光色や所定の間隔での点灯や点滅を実行してもよい。また、異常入賞報知の実行中は、遊技の進行を可能な状態であるが、異常な入賞が発生したため、遊技の進行を所定期間で不可能な状態となっていてもよい。そして、例えば、異常な入賞が検知されるとともに、経年による不具合で上部役物ユニット154の上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、メイン表示装置131において異常入賞表示2087bとともに上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示される。このとき、メイン表示装置131以外の態様である音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニットや上部ユニット180での発光態様等においては、例えば、異常入賞報知での態様が優先的に実行されるとともに、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等を実行しないようにしてもよい。つまり、異常入賞報知は、上役物未装着エラー報知よりも優先度の高い報知である。そして、例えば、メイン表示装置131において異常入賞表示2087bとともに装着エラー表示2020aが表示されているときに、電源復旧されるものの上部役物ユニット154の不具合が解消されていないと、異常入賞報知を停止して、上装飾部未装着エラー報知を実行するようにしてもよい。なお、ここでは、異常入賞報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、異常入賞報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の態様(優先度)にしてもよい。このように異常入賞報知中であっても上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知の少なくとも一部が実行されると、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることと、異常な入賞が発生したことと、を確実且つ容易に認識することができる。また、一方で、上述のような装着エラー報知よりも電源復旧報知が優先的に実行される場合と同様に、異常入賞報知の後に、装着エラー報知が実行されるようにしてもよい。
図15-7(C)に示すように、例えば、入賞球流路等における経年による不具合で、各種入賞口に入賞した遊技球数と入賞球を流下させる入賞球流路から排出される遊技球数が一致しない場合、演出制御基板320は、遊技球の異常な排出が発生したことを認識させるため排出エラー報知を実行する。具体的に、排出エラー報知では、メイン表示装置131において、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、表装飾図柄の大部分を覆うような大きさでの表示の「排出エラー」といった文字で構成された排出エラー表示2087cが表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「排出エラーです」(例えば、警報音等の排出エラー報知音であってもよい。)といった遊技球の異常な排出が発生したことを示唆する音声等が出力される。さらに、排出エラー報知では、枠ランプは点滅し、盤ランプは消灯しており、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等の所定の作動を実行しないとともに、上部ユニット180は消灯している。なお、排出エラー報知は、電源をOFF状態にするまで実行されるようにしてもよく、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180は、排出エラー報知に対応する排出エラー態様といった所定の発光色や所定の間隔での点灯や点滅を実行してもよい。さらに、排出エラー報知の実行中は、遊技球の異常な排出が発生したため、遊技の実行不可能な状態となっている。そして、例えば、このような経年による不具合に基づく遊技球の異常な排出が検出されるとともに、経年による不具合で上部役物ユニット154の上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、メイン表示装置131において排出エラー表示2087cとともに上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示される。このとき、メイン表示装置131以外の態様である音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニットや上部ユニット180での発光態様等においては、例えば、排出エラー報知での態様が優先的に実行されるとともに、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等を実行しないようにしてもよい。つまり、排出エラー報知は、上役物未装着エラー報知よりも優先度の高い報知である。そして、例えば、メイン表示装置131において排出エラー表示2087cとともに装着エラー表示2020aが表示されているときに、電源復旧されるものの上部役物ユニット154の不具合が解消されていないと、排出エラー報知を停止して、上装飾部未装着エラー報知を実行するようにしてもよい。なお、ここでは、排出エラー報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、排出エラー報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の態様(優先度)にしてもよい。このように排出エラー報知中であっても上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知の少なくとも一部が実行されると、作業者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることと、遊技球の異常な排出が発生したことと、を確実且つ容易に認識することができる。また、一方で、上述のような装着エラー報知よりも電源復旧報知が優先的に実行される場合と同様に、排出エラー報知の後に、装着エラー報知が実行されるようにしてもよい。
[皿満杯エラー報知と装着エラー報知との関係]
図15-8(A)に示すように、例えば、満杯検出スイッチ314にて上皿128に遊技球が満杯となったことが検出された場合、演出制御基板320は、遊技者に対して上皿128から遊技球を抜くことを促すために皿満杯エラー報知を実行する。皿満杯エラー報知では、メイン表示装置131において、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、皿満杯表示2088が表示される。皿満杯表示2088は、メイン表示装置131における装飾図柄の少なくとも一部を覆うような大きさで表示され、上皿128から遊技球を抜くことを促す「球を抜いて下さい」といった文字が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「球を抜いて下さい」といった上皿128から遊技球を抜くことを促すような音声等が出力される。さらに、皿満杯エラー報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156、および上部ユニット180は、その時点での遊技状態等に応じた発光態様や作動態様での演出を実行可能である。なお、皿満杯エラー報知は、上皿128から遊技球が抜かれて満杯検出スイッチ314での検出に基づいて満杯状態が解消されたことが検知されるまで継続して実行される。また、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180は、皿満杯エラー報知に対応する皿満杯エラー態様といった所定の発光色や所定の間隔での点灯や点滅を実行してもよい。さらに、皿満杯エラー報知の実行中は、遊技の実行可能な状態であるものの、賞球等の遊技球の払出が停止された状態となっている。
図15-8(B)に示すように、例えば、上皿128に遊技球が満杯となっていることが検出されるとともに、経年による不具合等で上部役物ユニット154の上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、メイン表示装置131において、皿満杯エラー報知の皿満杯表示2088とともに上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示される。このとき、メイン表示装置131以外の態様である音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニットや上部ユニット180での発光態様等においては、例えば、上装飾部未装着エラー報知での態様が優先的に実行されるとともに、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等を実行しないようにしてもよい。つまり、上役物未装着エラー報知は、皿満杯エラー報知よりも優先度の高い報知である。そして、例えば、上装飾部未装着エラー報知が実行されている期間内に、上皿128での満杯状態が解消されたことが検知された場合、メイン表示装置131における皿満杯表示2088が非表示となる。なお、ここでは、皿満杯エラー報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、皿満杯報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の態様(優先度)にしてもよい。このように上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知中であっても皿満杯エラー報知の少なくとも一部が実行されると、作業者や遊技者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることと、上皿128において遊技球が満杯であることと、を確実且つ容易に認識することができる。また、このとき、メイン表示装置131における皿満杯表示2088の表示とともに、音声出力装置331(スピーカ1820等)で「球を抜いて下さい」といった上皿128から遊技球を抜くことを促すような音声等が出力されるようにしてもよい。このような態様であると、遊技者は、装着エラーが発生していることとともに、上皿128において遊技球が満杯であること、をより確実且つ容易に認識することができる。
[左打ち報知と装着エラー報知との関係]
図15-9(A)に示すように、例えば、非確変遊技状態であるときに遊技球が右側ルート106bを通過したことが検知された場合、演出制御基板320は、遊技者に対して左側ルート106aを遊技球が通過するように左打ちを促すために左打ち報知を実行する。左打ち報知では、メイン表示装置131において、装飾図柄と保留アイコン表示領域と当該アイコン表示領域とともに、左打ち表示2089が表示される。左打ち表示2089は、メイン表示装置131における装飾図柄の少なくとも一部を覆うような大きさで表示され、左打ちを促す「左打ち←」といった文字等が表示される。また、音声出力装置331(スピーカ1820等)では、「左打ちに戻して下さい」といった右打ちから左打ちをすることを促すような音声等が出力される。さらに、左打ち報知では、枠ランプ(ガラス枠150等に設けられた演出用枠照明装置342)、盤ランプ(遊技盤ユニット102等に設けられた演出用盤照明装置341)、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156、および上部ユニット180は、その時点での遊技状態等に応じた発光態様や作動態様での演出を実行可能である。なお、左打ち報知は、右側ルート106bにおける遊技球の通過を検知してから所定期間(例えば、5秒間)で継続して実行される。また、枠ランプと盤ランプと上部ユニット180は、左打ち報知に対応する左打ち態様といった所定の発光色や所定の間隔での点灯や点滅を実行してもよい。さらに、左打ち報知の実行中は、通常の遊技を実行可能な状態である。
図15-9(B)に示すように、例えば、非確変遊技状態等であるときに遊技球が右側ルート106bを通過したことが検知されるとともに、経年による不具合等で上部役物ユニット154の上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、メイン表示装置131において、左打ち報知の左打ち表示2089とともに上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示される。このとき、メイン表示装置131以外の態様である音声出力装置331(スピーカ1820等)での出力態様、枠ランプや盤ランプや上部ユニットや上部ユニット180での発光態様等においては、例えば、上装飾部未装着エラー報知での態様が優先的に実行されるとともに、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等を実行しないようにしてもよい。つまり、上役物未装着エラー報知は、左打ち報知よりも優先度の高い報知である。そして、例えば、上装飾部未装着エラー報知が実行されている期間内に、所定期間(例えば、5秒間)経過した場合、メイン表示装置131における左打ち表示2089が非表示となる。なお、ここでは、左打ち報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、左打ち報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の態様(優先度)にしてもよい。このように上装飾部未装着エラー報知等の装着エラー報知中であっても左打ち報知の少なくとも一部が実行されると、作業者や遊技者は、交換可能な部材が確実に装着されていない等の装着エラーが発生していることと、非確変遊技状態等であるにも関わらず右打ちをしていることと、を確実且つ容易に認識することができる。
図15-9(C)に示すように、例えば、非確変遊技状態等であるときに遊技球が右側ルート106bを通過したことが検知されるとともに、経年による不具合等で上部役物ユニット154の上役物装飾部600が正常に装着されていないと判定された場合、図15-9(B)で説明した状態と同様に、メイン表示装置131において、左打ち報知の左打ち表示2089とともに上装飾部未装着エラー報知の装着エラー表示2020aが表示される。しかし、このとき、図15-9(B)で説明した態様とは異なり、メイン表示装置131以外の態様である音声出力装置331での出力態様、枠ランプや盤ランプでの発光態様等においては、例えば、左打ち報知での態様が優先的に実行されるとともに、上部役物ユニット154および下部役物ユニット156は、初期作動等を実行しないようにしてもよい。そして、例えば、上装飾部未装着エラー報知が実行されている期間内に、所定期間(例えば、5秒間)経過した場合であって、装着エラーが解消していない場合、メイン表示装置131における左打ち表示2089が非表示となるとともに、音声出力装置331での出力態様および枠ランプや盤ランプでの発光態様等が上未装着エラー態様となってもよい。つまり、左打ち報知は、上役物未装着エラー報知よりも優先度の高い報知であってもよい。なお、ここでは、左打ち報知と上装飾部未装着エラー報知との関係について説明したが、左打ち報知とその他の装着エラー報知(上部ユニット180における装着エラー報知等)でも同様の態様(優先度)にしてもよい。このような態様であると、遊技者は、装着エラーが発生していることとともに、非確変遊技状態等であるにも関わらず右打ちをしていること、をより確実且つ容易に認識することができる。
[種々の報知等の出力の優先度の説明]
図15-10を参照して、ここで、上述した種々の報知および装着エラー報知の出力の優先度について、一例を説明する。図15-10は、種々の報知等の出力の優先度について説明する図であり、(A)は種々の報知等での枠ランプ/盤ランプにおける出力の優先度を説明する図であり、(B)は種々の報知等での音声出力装置における出力の優先度を説明する図である。
図15-10(A)に示すように、種々の報知等での枠ランプ/盤ランプにおける出力の優先度としては、例えば、種々の報知等が3つの異なる優先度のグループに分けられて設定されていてもよい。例えば、最も優先度の高い「優先度1」の報知としては、上部ユニット誤装着エラー報知、上装飾部未装着エラー報知、上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知があるとしてもよい。また、次に優先度の高い「優先度2」の報知としては、電源復旧報知、RAMクリア報知、設定変更報知、設定確認報知があるとしてもよい。そして、最も優先度の低い「優先度3」の報知としては、上部ユニット未装着エラー報知、扉開放エラー報知、磁気エラー報知、電波エラー報知、スイッチ接続エラー報知、振動エラー報知、異常入賞報知、排出エラー報知、皿満杯エラー報知があるとしてもよい。このような優先度において、例えば、種々の報知が重複して実行される場合、枠ランプ/盤ランプにおいては、優先度の高い報知の態様で即時実行するようにしてもよい。また、このような優先度において、例えば、優先度が同じ報知が重複して実行される場合、枠ランプ/盤ランプにおいては、先に実行されている報知の態様で優先して実行するようにしてもよい。さらに、例えば、優先度の異なる報知が重複して実行される場合であって、優先度の高い報知が終了したときに、優先度の低い報知の実行時間中であれば、枠ランプ/盤ランプにおいては、新たに、その優先度の低い報知を開始するようにしてもよい。さらに、この優先度において、上述した報知以外に、種々の事象に対応する報知が含まれていてもよく、例えば、上部ユニット180や上部役物ユニット154や下部役物ユニット156や役物機構部158における作動エラーに関する報知が「優先度8」として設定されていてもよい。このような優先度で種々の報知等が出力されると、遊技の進行等に支障があるような重要なエラー等に関する報知が優先されるため、遊技機の管理者等は、重要なエラー等の発生をより的確に把握することができる。
図15-10(B)に示すように、種々の報知等での音声出力装置331における出力の優先度としては、例えば、種々の報知等が各々異なる優先度となるように設定されていてもよい。例えば、最も優先度の高い「優先度1」の報知としては、RAMクリア報知であり、次に優先度の高い「優先度2」の報知としては、電源復旧報知であり、次に優先度の高い「優先度3」の報知としては、上部ユニット誤装着エラー報知であり、次に優先度の高い「優先度4」の報知としては、異常入賞報知であるように設定されていてもよい。また、次に優先度の高い「優先度5」の報知としては、磁気エラー報知であり、次に優先度の高い「優先度6」の報知としては、排出エラー報知であり、次に優先度の高い「優先度7」の報知としては、扉開放エラー報知であり、次に優先度の高い「優先度8」の報知としては、スイッチ接続エラー報知であるように設定されていてもよい。このような優先度において、例えば、種々の報知が重複して実行される場合、音声出力装置331においては、優先度の高い報知の態様で即時実行するようにしてもよい。また、このような優先度において、例えば、同じ報知が重複して実行される場合、音声出力装置331においては、先に実行されている報知の途中にて、新たに当該報知を即時実行するようにしてもよい。さらに、例えば、優先度の異なる報知が重複して実行される場合であって、優先度の高い報知が終了したときに、優先度の低い報知の実行時間中であれば、音声出力装置331においては、新たに、その優先度の低い報知を開始するようにしてもよい。なお、優先度の高い報知での音声出力装置331における出力の終了後に、当該優先度の高い報知での表示装置131における出力が継続している場合は、新たな報知での音声出力装置331における出力は開始しないようにしてもよい。また、音声出力装置331での出力の後は、新たな所定のコマンドで復旧するか、当該報知の前の状態に復旧するようにしてもよい。さらに、この優先度において、上述した報知以外に、種々の事象に対応する報知が含まれていてもよく、例えば、上部ユニット180や上部役物ユニット154や下部役物ユニット156や役物機構部158における作動エラーに関する報知が「優先度8」として設定されていてもよい。このような優先度で種々の報知等が出力されると、遊技の進行等に支障があるような重要なエラー等に関する報知が優先されるため、遊技機の管理者等は、重要なエラー等の発生をより的確に把握することができる。
[種々の報知等のメイン表示装置における出力の態様の説明]
図15-11を参照して、ここで、上述した種々の報知および装着エラー報知のメイン表示装置131における出力の態様について、一例を説明する。図15-11は、種々の報知等のメイン表示装置131における出力の態様について説明する図であり、(A)は種々の報知でのメイン表示装置131における出力の態様を説明する図であり、(B)は装着エラー報知でのメイン表示装置131における出力の態様を説明する図である。
図15-11(A)に示すように、例えば、種々の報知でメイン表示装置131に表示される文字等から構成される各表示は、報知が重複した場合であっても、各々で重ならない位置に出力されるようにしてもよい。また、これらの表示は、メイン表示装置131に表示される装飾図柄等の種々の図柄の全てを覆わないように出力されるようにしてもよい。さらに、これらの表示は、メイン表示装置131に表示される種々の画像を視認可能であるように、25%の透過度で出力されるようにしてもよい。具体的には、最も上部に扉開放エラー報知で出力される扉開放表示2084x、その下に磁気エラー報知で出力される磁気エラー表示2085ax、その下に電波エラー報知で出力される電波エラー表示2085bx、その下にスイッチ接続エラー報知で出力されるスイッチエラー表示2086x、その下に振動エラー報知で出力される振動エラー表示2087ax、その下に異常入賞報知で出力される異常入賞表示2087bx、その下に排出エラー報知で出力される排出エラー表示2087cx、その下に皿満杯エラー報知で出力される皿満杯表示2088x、が設けられるようにしてもよい。なお、これらの表示は、メイン表示装置131に出力されるようにしたが、第1サイド表示装置132または第2サイド表示装置133に出力されるようにしてもよい。また、複数の報知を実行する場合、これらの表示は、上述の種々の報知の優先度に応じて報知するようにしてもよい。
図15-11(B)に示すように、例えば、種々の装着エラー報知でメイン表示装置131に表示される種々の装着エラー表示は、報知が重複した場合であっても、各々で重ならない位置に出力されるようにしてもよい。また、これらの表示は、メイン表示装置131に表示される装飾図柄等の種々の図柄の全てを覆わないように出力されるようにしてもよい。さらに、これらの表示は、メイン表示装置131に表示される種々の画像を視認可能であるように、25%の透過度で出力されるようにしてもよい。具体的には、最も上部に上装飾部未装着エラー報知で出力される装着エラー表示2020ax、その下に上装飾部誤装着エラー報知で出力される装着エラー表示2020bx、その下に下装飾部未装着エラー報知で出力される装着エラー表示2030ax、その下に下装飾部誤装着エラー報知で出力される装着エラー表示2030bx、その下に上部ユニット未装着エラー報知で出力される装着エラー表示2050ax、その下に上部ユニット誤装着エラー報知で出力される装着エラー表示2050bx、が設けられるようにしてもよい。なお、これらの表示は、メイン表示装置131に出力されるようにしたが、第1サイド表示装置132または第2サイド表示装置133に出力されるようにしてもよい。また、複数の報知を実行する場合、これらの表示は、上述の種々の報知の優先度に応じて報知するようにしてもよい。
また、装飾エラー報知または種々のエラー報知の実行中に、他のエラーが発生した場合、装飾エラー報知等を実行する複数の報知手段(メイン表示装置131等)のうち、所定の報知手段では他のエラーに対応するエラー報知の態様で並行して実行可能であり、特定の報知手段では他のエラーに対応するエラー報知より装飾エラー報知等を優先して実行可能であるとしてもよい。
なお、上述では、当該所定の報知手段での装飾エラー報知と、当該特定の報知手段での第2異常報知と、を並行して実行する場合を説明したが、不正に対する危険度が高い不正を検知した場合には、不正前に表示していた装飾図柄、小図柄、数字保留、音量調整画像等を非表示状態とし、全画面で不正に対するエラー報知を優先的に報知するようにしてもよい。また、磁気エラー報知または電波エラー報知の実行中もメイン表示装置131における装飾図柄、背景演出、数字保留、音量調整画像などを表示するとともに、メイン表示装置131、音声出力装置331、枠ランプ、盤ランプでの上述のような態様の磁気エラー報知または電波エラー報知を実行するようにしてもよい。
[第2実施形態の遊技機200の説明]
図16-1~図16-7を参照して、次に、本発明の第2実施形態である遊技機200の構成について説明する。図16-1は、第2実施形態の遊技機200の正面図である。図16-2は、遊技機200の構成を示す遊技機200を分解した斜視図である。図16-3は、遊技機200の機能ブロックを表す図である。図16-4は、遊技機200における管理システムの全体の概要図である。図16-5は、外枠2160に対してガラス枠2150が開いた状態を示す遊技機200の斜視図である。図16-6は、遊技機200の裏面図であり、(A)は裏カバー2600が取付けられている状態の図であり、(B)は裏カバー2600が取り外された状態の図である。図16-7は、装飾ユニット2180の概略図であり、(A)は装飾ユニット2180の斜視図であり、(B)は装飾ユニット2180が取り外された状態を示す概略図である。
遊技機200は、所謂、管理遊技機と定義されるものであって、遊技機枠と遊技盤とで構成され、機械単体内で一定数の遊技球を循環させ、遊技に用いる遊技球等を遊技者に直接払い出すことを不用とした遊技機である。従来のICカードユニットと同様の機能に、遊技機200に対する不正監視機能や遊技の出玉情報を遊技者に分かり易く表示する機能を追加した管理遊技機専用のICカードユニット(以下、専用ユニット2300という。)に接続することで遊技が可能になるものである。なお、遊技球の玉貸及び返却スイッチは、専用ユニット2300に設けられている。以下の遊技機200の説明において、第1実施形態の遊技機100と同様の構成のものについては、詳細な説明を省略する。
図16-1および図16-2に示すように、遊技機200は、遊技盤2102、遊技機枠である外枠2160と裏機構部2170と前飾り2120が設けられたガラス枠2150、操作部2130、ガラス部材2151で構成されている。遊技盤2102は、遊技領域が形成されており、図示しない種々の可動役物や始動装置や入賞装置や遊技盤演出用LEDやメイン液晶表示器2327等が設けられており、裏機構部2170に対して着脱可能に取付けられている。裏機構部2170は、遊技機枠の内枠に相当する枠に形成されているものであり、後述する発射機構2190や遊技球循環機構2380や接続端子板2370や枠制御基板2340や電源ユニット2360や球磨き機構2385や鉄球検出機構2650等が設けられている。ガラス枠2150は、前飾り2120やスピーカ2132,2133や後述する装飾ユニット2180が設けられている。操作部2130は、後述する計数スイッチ2136や遊技球数表示装置2125や枠用音声報知装置2131やハンドル2103や演出スイッチユニット2135が設けられている。ガラス部材2151は、無色、透明であり、遊技盤2102の全体の構造の見通しを妨げず、遊技盤2102上の遊技球の位置を確認することができるように構成されている。
図16-3に示すように、遊技機200は、第1実施形態の遊技機100と同様の構成である主制御基板2310、演出制御基板2320、発射制御基板2350、および電源ユニット2360を備えている。また、遊技機200は、図示しない枠制御CPU、枠制御ROM、枠制御RAMを含むワンチップマイコンを有する枠制御基板2340を備えている。さらに、枠制御基板2340は、制御用の入力ポート及び出力ポート(いずれも図示せず)を備えている。この入力ポートには、第1実施形態の遊技機100と同様の種々の検出スイッチ、後述する計数スイッチ2136、遊技球循環機構2380、接続端子板2370、球磨き機構2385、主制御基板2310、および発射制御基板2350が接続されている。また、制御用の出力ポートには、後述する計数スイッチ2136、遊技球数表示装置2125、枠用音声報知装置2131、遊技球循環機構2380、接続端子板2370、球磨き機構2385、主制御基板2310、および発射制御基板2350が接続されている。なお、接続端子板2370は、枠制御基板2340において生成された種々の情報信号を後述する専用ユニット2300に出力するための基板である。そして、主制御基板2310の出力ポートには、枠制御基板2340、演出制御基板2320、および図示しない図柄表示器の制御用のメイン表示・入賞表示基板2315が接続されている。演出制御基板2320の出力ポートには、前飾り2120に設けられた複数のLEDの制御用の枠演出用LED基板2322、遊技盤2102に設けられた図示しない可動役物やLED等の制御用の遊技盤演出用基板2325、メイン液晶表示器2327等が接続されている。発射制御基板2350の出力ポートには、後述する発射装置の制御用の発射調整基板2355が接続されている。
性能表示モニタ2345は、枠制御基板2340に実装されている7セグLEDで構成されており、性能データ(分間獲得遊技球数(ベース値)、役物比率、連続役物比率等)、遊技球数(獲得遊技球数)、発生している遊技機200のエラーコード等を表示するものである。なお、性能データとは、主制御基板2310上のメインCPUからの情報を基に、枠制御基板2340上の枠制御CPUが演算することによって得られるデータである。また、遊技球数(獲得遊技球数)とは、メインCPUにてカウントされることによって得られる情報であって、枠制御CPUがメインCPUから当該情報を受信することで性能表示モニタ2345に表示可能となる情報である。
なお、遊技機200は、第1実施形態の遊技機100と同様の遊技機であるが、遊技機100のような上皿128(図1を参照。)が設けられておらず、遊技者が直接遊技球に触れることができないようになっている。専用ユニット2300から貸し出された玉数、発射球数及び獲得遊技球数等は、枠制御基板2340のCPUで電磁的に記録して管理され、遊技球数表示装置2125で表示される。遊技終了時は、計数スイッチ2136を押下することで、遊技機200で管理されていた遊技球数を専用ユニット2300へ送信し、その管理を移管する。なお、遊技球は、非磁性体のものを使用する。遊技機200単体で発射に必要な最小数の遊技球を本体内で循環させ、循環途中には、発射機構2190、球磨き機構2385、および遊技球循環機構2380が設けられている。発射機構2190は、第1実施形態の遊技機100と同様の発射性能を有しているものの、遊技盤2102の左上に配置されるように裏機構部2170に設けられている。球磨き機構2385は、遊技球の汚れを落とす為の研磨布がカセット内に収納されており、このカセットは一定期間毎に交換されるものである。遊技機200においては、性能情報、遊技機設置情報および不正監視情報が専用ユニット2300へ送信され、専用ユニット2300から後述する遊技機情報センタ2450へ送信されることとなる。なお、ホールコンピュータ2402へ出力される情報は、専用ユニット2300から出力され、電源は商用電源(100V)が使用される。遊技機200と専用ユニット2300は、遊技球数等を通信する為の専用ユニットケーブルにより接続され、枠制御基板-専用ユニット間インターフェース(以下、「専用PIF」という。)規約に従って通信する。
図16-4に示すように、遊技機200における管理システムは、営業所2400、データセンタ2420、遊技機情報センタ2450において、相互に種々のデータを送受信して管理するシステムである。営業所2400は、複数の遊技機200と専用ユニット2300とを有するとともに、これら複数の遊技機200等を管理するためのホールコンピュータ2402、および管理コンピュータ2405を備えている。専用ユニット2300は、遊技機200から受信した遊技機情報の内、性能情報など秘匿情報を遊技機情報センタ2450へ送信するためのSC基板がユニット制御部に組み込まれており、SC基板と遊技機情報センタ2450との間は暗号化通信を行い、通信の途中で復号する事はできないようになっている。なお、第1実施形態の遊技機100における遊技情報出力端子板309(図3を参照。)から出力していた種々の情報は、専用ユニット2300が専用PIFを介して受信し、専用ユニット2300からホールコンピュータ2402へ出力するようになっており、遊技機200からの種々の遊技機情報を受信して計数管理を行うとともに、遊技球の監視を行っている。管理コンピュータ2405は、営業所2400内に設置され、営業所2400の外部のデータセンタ2420と接続されており、SC基板から送信される暗号化された秘匿情報を受信し、データセンタ2420へ送信するものである。データセンタ2420は、SC基板から送信される暗号化された秘匿情報に何ら手を加える事無く、遊技機情報センタ2450へ送信するようになっている。
遊技機情報センタ2450は、営業所2400の外部で種々の情報を一元的に管理する情報センタであり、機歴サーバ2452、不正監視サーバ2453、性能情報サーバ2455、遊技者情報サーバ2457等を備えている。機歴サーバ2452は、営業所2400に設置された遊技機200や中古移動で営業所2400に再設置された遊技機200の移動履歴に関する情報を管理するためのサーバである。このように移動履歴に関する情報が、当該遊技機200が最終的に廃棄されるまで把握(監視)されることで、正規の流通ルートとは異なる経路を経て設置される遊技機200の検知や最終所有者を特定することによる不法投棄の抑制につながるものである。具体的に、新規設置時において、まず、遊技機製造業者は製造にあたり制御チップ供給会社に主基板のチップの購入を依頼し、次に、制御チップ供給会社は遊技機製造業者へ販売した各制御チップの製造情報(チップID番号等)を機歴サーバ2452に登録し、次に、遊技機製造業者は遊技機出荷時に遊技盤及び枠の製造番号、各制御チップの製造情報(チップID番号等)、納品先の営業所情報等の出荷情報を登録し、そして、製造業者から出荷された遊技機200が、営業所2400に設置され、遊技機200に電源が入ると専用ユニット2300を介して主及び枠制御チップのチップID番号を自動的に機歴サーバ2452へ送信し、遊技機200の設置確認と設置期間等を管理することとなる。また、中古移動時において、設置確認されていた遊技機200が撤去されると、専用ユニット2300は機歴サーバ2452へ通信断のエラー報知を行い、中古移動後であって新たな営業所に設置されると上述と同様に機歴サーバ2452にチップID番号等が送信されるとともに、移動した営業所名も更新されることとなり、中古移動されたことが確認できるようになる。さらに、撤去もしくは廃棄時において、営業所2400から撤去された遊技機200が処理会社にて廃棄処理が行われると、遊技機製造業者は廃棄情報を機歴サーバ2452に登録する。なお、営業所2400から撤去された遊技機のチップID番号が一定期間過ぎても機歴サーバ2452に送信されない場合、営業所2400が倉庫へ保管したか、遊技機製造業者へ連絡する手段を持たない処理会社が廃棄したか、どちらかと判断されて、廃棄か否かの確認は設置されていた最終営業所2400に確認することで倉庫保管か廃棄か確認することが可能である。
不正監視サーバ2453は、遊技機200の性能情報、遊技者情報、不正監視情報、設置情報等の情報を受信するためのサーバであり、また、遊技機情報センタ2450と専用ユニット2300の暗号化通信を実現するための通信鍵の生成や受信した情報の復号化を行うものである。さらに、不正監視情報を判定して営業所2400内の専用ユニット2300を介して、ホールコンピュータ2402を含む周辺設備に通知することも可能である。性能情報サーバ2455は、営業所2400に設置された各遊技機200の性能情報を一元管理するサーバである。遊技者情報サーバ2457は、依存対策に係る自己及び家族からの申告書をもとに、当該申告書に記載された申告項目の情報を全国の営業所に設置してある各遊技機200から収集し管理するためのサーバであり、遊技者が申告限度(消費金額、遊技回数、遊技時間等)に達した場合に遊技制限を行うことを目的とするものである。具体的に、全国の営業所に設置された各専用ユニット2300から消費金額、遊技回数、遊技時間、会員カードID番号等の遊技者情報を受信して集計し、第三者機関が収集された情報をもとに、申告者が入店して遊技する際に申告限度を超えているか否かを認識可能となり、全国の営業所にて遊技制限の実施を可能とするものである。
図16-5および図16-6に示すように、発射装置は、1分間に100個未満の遊技球を発射装置内にある発射ソレノイドの駆動によって1球ずつ発射する装置であって、発射機構2190とハンドル2103等により構成されており、タッチ検出機能、発射停止機能、発射強弱調整機能、打出し強度調整機能等を有する。また、ハンドル2103は、図示しない発射停止ボタン、発射停止スイッチ、ハンドルレバー、タッチセンサ、ハンドルボリューム及びリングにより構成されており、発射機構2190は、図示しない弁、発射ソレノイド、発射台及び杵により構成されている。なお、遊技者が直接操作する場合のほかでは、遊技球を発射することができないようにされている。タッチ検出機能とは、タッチセンサにより、遊技者がハンドル2103を触っているかの検出を行う機能である。発射停止機能とは、タッチ状態を検出していないとき、発射停止スイッチが押下されているとき、遊技球数表示装置2125が計数中のとき、遊技球数が「0」になっているとき、主制御基板2310から発射停止信号が出力されているとき、専用ユニット2300の専用ユニット用電源から生成される接続信号が出力されていないとき、発射停止になるエラーを検出しているとき、に遊技球の発射を停止する機能である。発射強弱調整機能とは、ハンドル2103が操作されることによってハンドル2103内部に設けられたハンドルボリュームの強度を調整し、遊技球を遊技盤面の任意の位置への発射を行う機能である。打出し強度調整機能とは、発射調整基板2355に搭載されている可変抵抗を調整することによってハンドルレバーが原点位置状態にある時の発射強度電圧を調整する機能である。具体的に、遊技者によってハンドル2103が操作されると発射ソレノイドの作動、停止及び発射強度を変化させることができ、発射停止ボタンが操作されると遊技球を一発ずつ発射することができる。例えば、遊技者がハンドル2103のリングに触れている状態では、リングに接続されているタッチセンサが検知信号を発射制御基板2355に出力し、発射制御基板2355がこの信号を検知すると発射ソレノイドへの通電が可能になる。なお、遊技者がハンドル2103のリングに触れていない場合は、ハンドル2103の各状態に係わらず、発射ソレノイドへの通電は不可となる。そして、遊技者がハンドルレバーを回す前は、ハンドルレバーにより、発射停止ボタンが押され、発射停止スイッチが押下されており、遊技者がハンドルレバーを回すと、発射停止スイッチの押下が解除されて、ハンドルボリュームの検出電圧が変化し、回した角度に応じて、発射ソレノイドへの通電電流の強弱が変化する。その結果、遊技球の飛距離が変化し、遊技者は遊技盤上の任意の位置に遊技球を発射することができる。そしてまた、タッチセンサが遊技者の操作を検出し、ハンドルボリュームが時計回りに回されており、発射停止スイッチが開放状態となっている場合は、発射ソレノイドへの通電が可能になる。なお、遊技者が遊技中に発射停止ボタンを押下するとハンドル2103の各状態に係わらず、発射ソレノイドへの通電は不可となり、遊技者が発射停止ボタンを押すことをやめ、発射停止スイッチが開放状態となった場合は、発射ソレノイドへの通電が可能になる。発射機構2190は、主制御基板2310による発射許可信号と、遊技者の直接操作に伴うハンドル2103の各状態により、発射ソレノイドへの通電が可能となった場合、遊技球を遊技盤に発射することができる。また、発射ソレノイドが作動すると連動する減算基準信号が発射制御基板2355から枠制御基板2340に出力される。なお、減算基準信号は、減算機構にある減算ソレノイドを通電する基準となるものである。発射ソレノイドを駆動させると、杵が作動して発射台に停止している遊技球が発射され、発射された遊技球は、弁を通過して遊技盤上に発射されることとなる。なお、弁は、遊技球が通過後に定位置に戻るようになっている。
図16-5に示すように、遊技球数表示装置2125は、遊技者が容易に表示内容を確認できる構造であって、加減算した遊技球数とエラーコードを表示するものであり、遊技球数表示器と発射機構の裏面に搭載された減算機構及び計数スイッチによって構成されている装置である。また、減算機構は減算ソレノイド、減算機構入口センサ、減算機構出口センサ及び可動片により構成されており、計数スイッチはLED表示部、フォトセンサ検出部により構成されており、遊技球数表示器はLED表示部により構成されている。さらに、遊技球数表示装置2125は、加算機能、減算機能、遊技球数表示機能、エラー表示機能、といった機能を有する。加算機能とは、専用ユニット2300から貸出通知を受信すると、受信した貸出球数を加算したり、主制御基板2310から獲得遊技球数を受信すると、受信した獲得遊技球数を加算したりする機能である。減算機能とは、計数スイッチが押下されると、専用ユニット2300に送信した計数球数を減算したり、減算ソレノイドを動作させて遊技球を発射台に送り出すとき、減算機構に設けられた減算機構入口センサにより遊技球数を1減算したりする機能である。遊技球数表示機能とは、加算機能と減算機能にて加減算した遊技球数を表示する機能であり、エラー表示機能とは、エラーが発生した場合は、遊技球数とエラーコードを交互に表示する機能である。具体的に、減算機構は、減算基準信号を基準として、減算ソレノイドを通電し可動片を動かすことにより、電磁的方法によって記録された遊技球を実球に変換し、発射機構へ送り出し、遊技球が減算機構入口センサを通過すると遊技球数を減算し、遊技球数表示器に表示する。例えば、減算機構入口センサに遊技球が有り、減算機構出口センサに遊技球が無く、かつ遊技球数が有る場合は、減算基準信号を出力後に減算ソレノイドを通電する。減算ソレノイドが通電されると、可動片が作動することで遊技球を1球可動片内に移動させ、可動片内に入った遊技球は可動片が作動することによって、発射機構の発射台に送り出されます。また、減算ソレノイドが通電され、遊技球が可動片に移動する際に減算機構入口センサは1球の遊技球の通過を検知する。そして、遊技球数表示装置2125は、減算機構入口センサで遊技球の通過を検知することにより、遊技球数を1球減算し、遊技球数表示器に表示させる。さらに、減算ソレノイドへの通電が停止すると、発射機構2190に送り出された遊技球は減算機構出口センサにて検知されることとなる。また、計数スイッチは、専用ユニット接続確認用の計数が供給されると、フォトセンサ検出部とLED表示部が動作可能状態になる。フォトセンサ検出部とLED表示部が動作可能状態かつ、遊技球数が「0」ではない場合、計数可能な状態になり、LED表示部は計数可の表示になる。このように計数可能な状態のときに、計数スイッチが押下され、フォトセンサ検出部により遮蔽を検出すると、枠制御基板が計数球通知にて送信する計数球数を遊技球数から減算し、遊技球数表示器に表示させることとなる。なお、計数スイッチ押下中は、LED表示部に計数中である旨が表示される。そして、遊技球数表示器は、加減算した遊技球数を表示し、エラーが発生しているときは、遊技球数とエラーコードを交互に表示するようになっている。
図16-6(B)に示すように、電源ユニット2360は、裏機構部2170の下部に設けられており、AC100V入力部、ACDCコンバータ部、メイン系電源生成部、サブ系電源生成部、過負荷出力遮断部、DC出力部で構成されており、メイン系電源生成機能、サブ系電源生成機能、表示機能、スイッチ機能といった機能を有するものである。メイン系電源生成機能とは、AC100Vからメイン系電源を生成し、枠制御基板2340を経由して主制御基板2310へ供給する機能である。なお、遊技機枠に使用するDC24Vについては、枠制御基板2340内で生成し、枠制御基板2340から供給される。サブ系電源生成機能とは、AC100Vからサブ電源系統を生成し、電源ユニット2360から遊技盤に供給する機能である。なお、前飾り2120や操作部2130で使用される電力は遊技盤2102を経由して供給される。表示機能とは、メイン系電源とサブ系電源の各々に、LEDを搭載して電源の供給状態を表示する機能である。スイッチ機能とは、搭載されているメインスイッチによってAC100Vの供給、遮断の切換を行う機能である。具体的に、AC100V入力部は、入力されるAC100Vを、メインスイッチ、ヒューズ、ラインフィルタ、突入電流保護を経て、ACDCコンバータ部に供給する。なお、メインスイッチは電源遮断、ヒューズは短絡保護、ラインフィルタはノイズ除去を目的として使用しており、AC100VのFGにはノイズ除去用のノイズフィルタを使用している。突入電流保護としてリレー、サージや過電圧保護としてバリスタ及びスパークキラーも使用している。ACDCコンバータ部は、絶縁トランスを使用したLLC共振コンバータによるスイッチング方式を採用しており、AC100V入力部から供給されるAC電圧に対して、ダイオードブリッジとコンデンサにより整流・平滑を行い、1次側のDC電圧を生成する。生成されたDC電圧は、スイッチング電源制御ICとFETによりチョッピングされ、絶縁トランスを介して2次側に方形波電圧として出力される。2次側に出力した方形波電圧に対して、整流ダイオードとコンデンサにより整流・平滑を行い、36V電源を生成する。なお、電源動作を安定させるためのFB回路、力率を上げるための効率改善回路が設けられている。メイン系電源生成部は、ACDCコンバータ部で生成したDC36Vから生成し、各電源系統の過電流保護機能を搭載している。また、種々の電力をDCDCコンバータやスイッチングレギュレータにて生成したり、ヒューズを経由して供給したりする。サブ系電源生成部は、サブ系電源について、メイン系電源同様にACDCコンバータ部で生成した電力から生成し、各電源系統の過電流保護機能を搭載している。また、種々の電力をDCDCコンバータにて生成したり、ヒューズとFETスイッチとを経由して供給したりする。過負荷出力遮断部は、ACDCコンバータ部で生成した電力の電流値を検出することにより、電源ユニットの総出力を所定値で制限している。総出力が所定値を一定時間超えると、サブ系電源の出力を停止するものの、メイン系電源については停止せずに出力を継続するようになっている。DC出力部は、メイン系電源とサブ系電源との各々に、搭載されているLEDにて電源の供給状態を表示し、各電源系統の過電圧保護機能を搭載している。
主制御基板2310は、遊技機枠の開放状態検出機能、発射停止機能、不正検出機能、バックアップ機能等を有している。遊技機枠の開放状態検出機能とは、ガラス枠開放スイッチ及び裏機構部開放スイッチにより、遊技機枠のガラス枠2150及び裏機構部2170の開放状態を検出する機能である。発射停止機能とは、発射を停止する場合、枠制御基板2340に発射停止信号を出力する機能であり、不正検出機能とは、所定の不正を検出すると、枠制御基板2340にシリアル信号(コマンド形式)を出力する機能である。また、バックアップ機能とは、枠制御基板2340内のバックアップ回路より出力される電断検出信号を検出すると、遊技状態をRAMに記憶する機能であり、大当り状態(ラウンド回数も含む)、高確率・時短状態、保留メモリ(特別図柄、普通図柄)の乱数値、普通電動役物、第1種特別電動役物、エラー状態等をバックアップする機能である。なお、復旧処理は、電源投入時に枠制御基板2340に搭載されているRAMクリアスイッチの押下状態に応じて実行される。
また、主制御基板2310は、図示しないメインRAMに、獲得出玉相当情報を記憶するための記憶領域である獲得出玉相当情報記憶領域を備えている。獲得出玉相当情報とは、大当たり遊技状態時における大入賞装置等への入賞に基づいて遊技者に払い出された遊技球の数を表す。獲得出玉相当情報記憶領域に記憶される獲得出玉相当情報が表す数(獲得出玉相当数とも呼ぶ)は、例えば、大入賞装置に1つの遊技球が入ると、賞球数(例えば、15)ずつ加算される。すなわち、獲得出玉相当情報が表す数は、大当たり遊技状態時において、大入賞装置に入った遊技球の数に、賞球数を乗じた値となる。なお、獲得出玉相当情報記憶領域に記憶される獲得出玉相当情報は、時短遊技状態が終了した場合に、メインCPUによってリセット(消去)される。したがって、この獲得出玉相当情報が表す数は、初大当たり時における大当たり遊技状態に払い出された遊技球数と、初大当たり後の時短遊技状態が終了する前に再度大当たり遊技状態に移行した場合に払い出された遊技球数との和である。すなわち、時短遊技状態が継続している間の獲得出玉相当数は、大当たり遊技状態に移行する度に、当該大当たり遊技状態で払い出された遊技球数分加算されていく。
演出制御基板2320は、図示しないサブRAMに、獲得出玉相当情報記憶処理を実行することで獲得出玉相当情報を記憶するための記憶領域である獲得出玉相当情報記憶領域を備えている。具体的に、獲得出玉相当情報記憶処理として、主制御基板2310からの獲得出玉相当情報コマンドを受信した場合に、当該コマンドが表す獲得出玉相当情報を記憶する処理を実行する。なお、獲得出玉相当情報は、獲得出玉相当情報コマンドが送信されてくるたびに上書き保存される情報である。
図16-6(A)に示すように、枠制御基板2340は、裏機構部2170の下部に裏カバー2600に覆われた状態で設けられた遊技球数の制御を行うものであり、主制御基板2310との通信機能、専用ユニット2300との通信機能、発射許可信号の生成、電源生成機能、バックアップ機能、エラー検知機能等を有するものである。主制御基板2310との通信機能とは、主制御基板2310との通信機能により、獲得遊技球数、遊技機設置情報、ホールコン情報及び不正監視情報を枠制御CPUで受信し、発射停止信号はCPUを介さず受信する機能である。なお、各情報の受領結果を枠制御CPUから送信するようになっている。専用ユニット2300との通信機能とは、専用ユニット2300との通信機能により、貸出通知を枠制御CPUで受信し、専用ユニットのVL(専用ユニット用電源)から生成される接続信号はCPUを介さず受信する機能である。なお、計数通知、遊技機設置情報、遊技機性能情報、ホールコン情報、不正監視情報及び貸出受領結果を枠制御CPUから送信するようになっている。発射許可信号の生成とは、主制御基板2310からの発射停止信号が解除されていること、専用ユニットのVL(専用ユニット用電源)から生成される接続信号が出力されていること及び発射停止になる遊技機200のエラーが無いことにより、発射許可信号を生成し、発射制御基板2350に出力する機能である。電源生成機能とは、電源ユニット2360から供給されている電力を枠制御基板2340に搭載しているコンデンサに蓄電して、主制御基板2310及び枠制御基板2340用のバックアップ電源として使用する機能である。また、電源ユニット2360から供給された電力より、遊技機枠のみが使用する電力を生成するようにもなっている。バックアップ機能とは、バックアップ回路により、電源ユニット2360から供給されている電力を監視し、電源の降下を検出すると、電源断検出信号を主制御基板2310に送信し、遊技状態をRAMに記憶する機能である。なお、電源投入時に遊技球クリアスイッチと、RAMクリアスイッチの押下状態に応じて、復旧処理を行うようにもなっている。具体的には、遊技球クリアスイッチが押下時には、遊技球数情報を初期状態にし、非押下時には、RAMに記憶された情報により、遊技球数情報を電源が遮断される前の状態に戻す。また、RAMクリアスイッチが押下時には、遊技情報を初期状態にし、非押下時には、RAMに記憶された情報により、遊技情報を電源が遮断される前の状態に戻す。なお、枠制御基板2340においてバックアップされる項目としては、遊技球数情報、遊技情報、性能情報等がある。
枠制御基板2340におけるエラー検知機能とは、各装置及び機構の状態により、所定のエラーを検知する機能であり、例えば、専用ユニット2300と遊技機枠の未接続の検出である専用PIFケーブル断線エラー、専用ユニット2300と遊技機枠間の通信無応答の検出である遊技機200と専用ユニット2300との通信無応答エラー、遊技盤2102と遊技機枠間の通信無応答または未接続の検出である遊技機内通信異常、減算機構入口センサが球詰りを検出している時または減算機構入口センサの故障の検出である減算機構入口センサ異常、研磨モータが回転しないことの検出である球磨き機構異常、揚上モータが回転しないことの検出である遊技球循環機構異常、排出球通路から球磨き機構2385間で球詰りの検出である排出球通路異常、入賞球通路から球磨き機構2385間で球詰りの検出である入賞球通路異常、球磨き機構2385内で球詰りの検出である球磨き機構部通路異常、遊技球循環機構2380内で球詰りの検出である遊技球循環機構通路異常、球磨き機構2385のカセット未装着の検出であるカセット未装着エラー、遊技球数が所定の球数(例えば、40000)をオーバーした遊技球数オーバーエラー、循環球数過少の検出である循環球数過少エラー、循環球数過多の検出である循環球数過多エラー、種々のセンサ(入賞通路カウントセンサ,非入賞通路カウントセンサ,球通路球詰り監視センサ,研磨入口センサまたは揚上入口センサ)の異常の検出である遊技機枠の近接センサ異常等がある。不正検知機能とは、各装置及び機構の状態により所定の不正を検知する機能であり、例えば、ガラス枠2150の開放の検出であるガラス枠開放、裏機構部2170の開放の検出である裏機構部開放、遊技機枠で異常な電波の検出である不正電波検知、遊技球数クリアの検出である遊技球数クリア、主制御基板2310が検出した入賞球数と枠制御基板2340が検出した入賞球数の差が所定の球数(例えば、100)以上となった入賞球数異常、発射球数と総戻り球数(入賞通路カウントセンサ+非入賞通路カウントセンサ)の差が所定の球数(例えば、100)以上となった入賞球数異常、所定の大きさ以下の球の検出である小球検知、鉄球の検出である鉄球検知等がある。また、エラー検知後や不正検知後の動作としては、枠用音声報知機構2131により異常概要を報知したり、遊技球数表示装置2125によりエラーコードを表示したり、減算機構を停止させることで遊技が出来ない状態になったり、スピーカにより異常内容を報知したり、LCDでエラーを表示したり、外部より異常が容易に分かるように電飾を点灯させたりすることができる。
図16-6(B)に示すように、球磨き機構2385は、裏機構部2170の下部に設けられた遊技機200内の遊技球を研磨する機構であり、枠制御基板2340により制御され、研磨布を搭載したカセットによって、遊技球を自動的に研磨するものである。また、球磨き機構2385は、図示しない研磨モータ、カセットモータ、カセット、球入口、球出口、カセットスイッチ、研磨モータセンサ、研磨入口センサ、研磨中継基板、可動片、球抜きレバー、排出通路及び球排出口により構成されている。さらに、球磨き機構2385は、球磨き機能、研磨モータ回転検出機能、カセット検出機能を有している。球磨き機能とは、研磨モータを駆動し、遊技球を研磨布に押し付けるように動かすことにより、遊技球の研磨を行う機能である。なお、研磨布は、カセットに搭載した構造で交換可能となっており、カセットモータを駆動して、一定周期で布を巻き取るように動かされる。研磨モータ回転検出機能とは、研磨モータセンサにより、研磨モータの回転を検出する機能である。カセット検出機能とは、カセットスイッチにより、研磨布を搭載したカセットの有無を検出する機能である。なお、球磨き機構2385は、遊技球の磨きと同時に自動に拭き取り部を巻き取る構造であり、寿命などにより交換が必要なカセットの交換が可能であり、枠制御基板2340によって、研磨布を搭載したカセットの検出が実行される。具体的に、球磨き機構2385は、球入口から遊技球が進入すると、研磨入口センサにより遊技球を検出し、研磨モータとカセットモータを駆動し、研磨モータセンサにより研磨モータの回転を検出する。また、押板がカセットスイッチを押すことにより、カセットが取り付けられていることを検出する。
図16-6(A)、(B)に示すように、遊技球循環機構2380は、裏機構部2170の左側部に設けられ、遊技機200において、揚上モータを駆動して、遊技球を発射機構2190に移動させることにより、遊技球の循環を行う機構である。また、遊技球循環機構2380は、図示しない球入口、揚上入口センサ、揚上モータ、スクリュー、揚上中継基板、揚上モータセンサ基板及び揚上出口センサにて構成されている。さらに、遊技球循環機構2380は、揚上モータを駆動して遊技球を発射機構に移動させる揚上機能と、揚上モータセンサにより揚上モータの回転を検出する揚上モータ回転検出機能と、を有する。具体的に、遊技球循環機構2380は、遊技球が球入口から進入し、揚上入口センサにより遊技球を検知すると、揚上モータを駆動させる。揚上モータが回転すると揚上モータセンサ基板は、ギヤのスリットによりモータの回転を検知する。そして、揚上モータが駆動すると、揚上モータに備えられたモータギヤが回転し、モータギヤが回転すると、連動してギヤが回転し、スクリューギヤが回転する。スクリューギヤにはスクリューが備えられ、スクリューギヤが回転すると、スクリューが回転し、遊技球はスクリューが回転することにより、遊技機200の上部へ搬送され、搬送された後、発射機構2190に受け渡されることとなる。球入口から入った遊技球は整列し、揚上モータが駆動することにより回転する球送りカムが回転すると、遊技球は球送りカム内に取り込まれ搬送され、スクリューに受け渡される。
外枠防犯機構は、図示しないが、遊技機200と専用ユニット2300などの隙間から異物を挿入されることを防ぐ機構であり、外枠内の右板、左板、右防犯板、左防犯板及び固定用ネジにて構成される。外枠防犯機構は、固定用ネジを緩めて右防犯板及び左防犯板を調整可能な範囲まで移動させた後に、固定用ネジを締めて右防犯板及び左防犯板を固定することによって設置されるものである。このとき、周辺環境と突き当たるか、右防犯板及び左防犯板の穴における移動範囲迄移動可能となっている。
図16-6(B)に示すように、鉄球検出機構2650は、裏機構部2170の下部に設けられており、図示しない球通路、球通路球詰り監視センサ、解除レバー及び磁石により構成され、磁石による球磨き機構への遊技球供給停止と、球通路球詰り監視センサにより鉄球を検出する機構である。なお、鉄球の検出に伴い、枠制御基板2340は、専用ユニット2300へ不正監視情報を送信する。また、検出解除機能として、球磨き機構2385にある解除レバーの操作により、遊技球は磁石への吸着が解除され、鉄球の検出を解除することも可能である。具体的に、鉄球検出機構2650は、遊技機200内に鉄球が混入すると、解除レバー先端に装着されている磁石により鉄球を保持する。そして、球通路内の遊技球及び鉄球は通路内で滞留し、枠制御基板2340が球通路球詰り監視センサにて検出することとなる。なお、解除レバーを矢印解除方向に可動させることにより、磁石から鉄球が離れ球詰り状態は解除されることとなる。
図16-5に示すように、枠用音声報知機構2131は、操作部2130の下部に設けられ、枠制御基板2340が出力する枠用報知コマンドに応じて、音声報知を行う機構であり、枠用音声報知器のみで構成されているものである。具体的に、枠用音声報知機構2131は、枠制御基板2340が出力する枠用報知コマンドに応じて、遊技球をクリアしたこと、係員を呼ぶこと、計数をすること、等といった音声報知内容を繰返し報知する。ただし、計数が完了したことおよびカードの取忘れ注意のことについては、繰返しではなく、1回だけ報知する。
扉開放検出機構は、図示しないが、遊技機200の扉開放を検出する機構であり、ガラス枠開放スイッチ、板金、スイッチ押さえ及び裏機構部開放スイッチにより構成されている。また、扉開放検出機構は、ガラス枠開放スイッチによってガラス枠2150の開閉を検出するガラス枠開放検出機能と、裏機構部開放スイッチによって裏機構部2170の開閉を検出する裏機構部開放検出機能と、を有する機構である。なお、枠制御基板2340は、ガラス枠2150の開放検出または裏機構部2170の開放検出に伴って、専用ユニット2300へ不正監視情報を送信するように構成されている。具体的に、扉開放検出機構は、ガラス枠2150が閉鎖状態で裏機構部2170のガラス枠開放スイッチがガラス枠2150の板金に押されて押下状態になり、ガラス枠2150が開放状態でガラス枠開放スイッチが非押下状態になることによって、ガラス枠開放スイッチで開放状態を検出することとなり、裏機構部2170が閉鎖状態で裏機構部2170の裏機構部開放スイッチが外枠2160のスイッチ押さえに押されて押下状態になり、裏機構部2170が開放状態で裏機構部開放スイッチが非押下状態になることによって、裏機構部開放スイッチで開放状態を検出することとなる。
電波検出機構は、図示しないが、枠用電波センサにより異常な電波を検出する機構であり、異常な電波検出に伴い、枠制御基板2340によって専用ユニット2300へ不正監視情報が送信されることとなる。
球抜き機構は、図示しないが、遊技機200内の遊技球を遊技機200外に排出する機構であり、遊技球循環機構2380、発射装置、鉄球検出機構2650、球磨き機構2385及び枠制御基板2340に搭載されている球抜きスイッチによって構成されている。球抜き機構における球抜き機能とは、枠制御基板2340により発射許可信号が生成され、遊技球数が「0」の状態で、球抜きスイッチを押下しながら電源を投入すると、発射による球抜きが可能な状態になり、遊技球数が「0」以外の場合は、球抜き出来ないようになっている。なお、この機能の動作中は遊技機200と専用ユニット2300との通信を無効にするようにもなっている。具体的に、球抜き機構は、球抜きが可能な状態な場合、球磨き機構の球抜きレバーを排出方向にセットすると、排出通路を塞いでいた可動片が上部に移動し、排出通路が開放される。そして、排出通路が開放された状態にて、遊技球を発射させることにより、遊技球循環機構2380、発射装置、鉄球検出機構2650を循環した遊技球が、球磨き機構2385の排出口より排出されようになっている。
図16-5に示すように、演出スイッチユニット2135は、振動モータ、分銅、スプリング、演出ボタン、演出スイッチ、調整ボタン上、調整ボタン下、調整ボタン左、調整ボタン右、演出基板、演出スイッチ基板に搭載された調整スイッチ上、調整スイッチ下、調整スイッチ左及び調整スイッチ右により構成されており、遊技者の操作によって遊技機200の演出の選択及び決定を行ったり、演出制御基板2320からの信号によって演出ボタンを振動させたりするものである。また、演出スイッチユニット2135は、調整ボタン上、調整ボタン下、調整ボタン左及び調整ボタン右の操作によって演出の選択が行える演出の選択機能や、演出制御基板2320からの信号によって振動モータが駆動して演出ボタンを振動させる振動による演出機能や、演出ボタンの操作によって演出の決定が行える演出の決定機能、といった機能を有する。具体的に、調整スイッチでは、調整ボタン上が押下されると、調整ボタン上が可動して調整スイッチ上が押下され、押下をやめると調整スイッチ上の反力によって調整ボタン上は通常時の状態に戻る。また、調整ボタン下の押下に伴い調整スイッチ下が連動し、調整ボタン左の押下に伴い調整スイッチ左が連動し、調整ボタン右の押下に伴い調整スイッチ右が連動するような構造である。また、振動モータが回転すると、振動モータ軸に圧入された分銅が偏心し、演出ボタンが振動することとなる。さらに、演出ボタンが押下されると、演出ボタンに結合された遮光板が可動し、演出スイッチによって演出ボタンの押下が検出され、押下をやめると4ヶ所あるスプリングの反力によって通常状態に戻るようになっている。
図16-7(A)、(B)に示すように、装飾ユニット2180は、ガラス枠2150の上部であって、前飾り2120の上部に設けられた上部LED2720を覆うように設けられた部材であり、遊技機200の機種に特有な所定の装飾が施された半透明の部材が前面側に形成された部材である。このような装飾ユニット2180が設けられていると、覆われた上部LED2720を発光させることにより、遊技機200の機種に特有な所定の装飾の部分が発光しているような発光演出が実行されることとなる。なお、詳細には図示しないが、装飾ユニット2180は、一部がガラス枠2150と外枠2160とに挟まれ、ガラス枠2150を所定の鍵にて開放させると着脱可能となる構成である。また、前飾り2120の上部LED2720の周囲には、検出物体に信号光を照射して検出物体からの反射光を受光して検出する6つの反射型センサ2183a~2183fが設けられている。さらに、装飾ユニット2180は、内側に反射型センサ2183反射型センサ2183a~2183fによって検出可能な検出物体(例えば、アルミ部材)が設けられる反射部2184a~2184eが5つ設けられている。そして、上部LED2720および反射型センサ2183a~2183fは、演出制御基板2320に対して種々の信号の送受信が可能に接続された遊技機演出用LED基板2322によって制御されており、反射型センサ2183a~2183fを作動させて検出結果を遊技機演出用LED基板2322を介して演出制御基板2320に送信可能となっている。
[遊技機200における部材の交換]
上述のような構成の第2実施形態の遊技機200においても、第1実施形態の遊技機100のように、着脱可能に設けられた種々の部材を交換することができる。例えば、装飾ユニット2180、および演出制御基板2320については、変更前のスペックのもの(例えば、デザインが異なるもの)から遊技機100のスペックに対応するこれらの部材等に交換することが可能である。このように装飾ユニット2180を交換すると、6つの反射型センサ2183による検出結果に基づき、遊技機枠演出用LED基板2322から演出制御基板2320に所定の信号が送信される。そして、演出制御基板2320は、受信した所定の信号に基づき判定処理を実行し、交換作業によって交換された装飾ユニット2180が的確なものか否かを判定する。
ここで、上述した装飾ユニット2180等に対する判定処理について、以下に、より詳細な説明を行う。所定の信号は、遊技機枠演出用LED基板2322が生成する6ビット構成の信号であり、上述の第1実施形態と同様に、6つの反射型センサ2183a~2183fが装飾ユニット2180の裏面に対して信号光を照射し、装飾ユニット2180側からどの位置の反射型センサ2183a~2183fに対応する反射光が照射されたかの検出結果を示す信号である。
図16-7(B)を参照して、具体的には、前飾り2120および装飾ユニット2180において、6つの反射型センサ2183a~2183fに対して、反射部2184a~2184eは5つであるため、遊技機枠演出用LED基板2322が反射型センサ2183a~2183fの検出結果に基づき生成する6ビット構成の信号は、「011111」となる。次に、生成された当該信号は遊技機枠演出用LED基板2322から演出制御基板2320へと送信される。そして、演出制御基板320は、遊技機枠演出用LED基板2322で生成された「011111」の6ビット信号を受信すると、予めサブROM内に記憶していた照合用情報「011111」を用いて、装飾ユニット2180が的確な装着部品であるか否かの判定処理を実行する。今回の例の場合、受信した6ビット信号「011111」と照合用情報「011111」とは全てのビット対応数値が一致するため、演出制御基板2320は装着された装飾ユニット2180は的確なものであったと判定する。
これに対して、例えば、演出制御基板2320が機種の変更やスペックの変更等で交換されることで、サブROM内に記憶される照合用情報が「001111」となったと仮定する。この場合においても、装飾ユニット2180を装着すると、先の通り「011111」の6ビット信号が遊技機枠演出用LED基板2322によって生成され、演出制御基板2320に当該信号が送信される。この場合には、演出制御基板2320は、受信した6ビット信号「001111」と照合用情報「011111」とが不一致であるため、装着された装飾ユニット2180が的確なものではないと判定する。その結果、演出制御基板2320は、図14ー1(A)~(C)に示すような装着エラー表示2050a~2050cをメイン表示器2327に表示し、装着された装飾ユニット2180が的確なものではない旨を外部に報知する。また、演出制御基板2320は、スピーカ2132、2133から装着部材が異なる旨の音声を出力したり、前飾り2120の上部LED2720等を装着部材が異なる旨の態様で発光させるようにしたりすることも併せて実行してもよい。このように、反射型センサ2183a~2183fの検出結果を用いて生成される6ビット信号と、機種若しくはスペック固有で記憶する照合用情報とを比較することで、的確な部材に交換されたか否かを交換作業の作業者に対して確実に認識させることが可能となる。
なお、上述した第1実施形態および第2実施形態において、6ビット信号および照合用情報として「000000」や「111111」といった全てのビット対応数値が同じ値となる構成は避けることが好適である。例えば、反射型センサ1583a~1583f、2183a~2183fの反射光検出機能の故障により「000000」の6ビット信号が生成されてしまう虞や、ノイズ等の影響により提灯制御部から送信される6ビット信号が全て「111111」に書き換えられてしまう虞などが考えられるためである。6ビット信号および照合用情報として「000000」や「111111」の構成を採用してしまうと、これらの故障や不具合の原因を突き止めることが困難となるばかりか、的確でない部材が装着されたにもかかわらず演出制御基板320、2320がエラー判定を行わない虞もある。
また、上述した第1実施形態および第2実施形態において、所定の信号として6ビット長の信号を用いて説明したが、信号のビット長は6ビットに限られない。1ビット長構成とすれば「0」「1」の2種類の信号が出力可能となり、8ビット長構成とすれば「0」「1」の2種類×8階乗=256種類の信号が出力可能となる。信号を何ビット長とするかは、機種変更の予定数や販売スペックの種類数などを考慮して、適宜に設定すればよい。
[その他の実施形態]
上述の実施形態においては、演出制御基板320等での判定処理の結果は、メイン表示装置131等での装着エラー表示2050a等の表示、スピーカ1820等での音声の出力、種々の照明(LED)等での発光、により報知される態様であったが、交換作業の作業者に対して確実に認識させることができる態様であればどのような態様であってもよい。具体的に、例えば、上述の第1実施形態の遊技機100であれば、メイン表示装置131における装飾図柄、保留表示、当該変動アイコン等の演出に係る表示の視認性を阻害しないように、第1サイド表示装置132や第2サイド表示装置133の表示領域の全体に亘って装着部材が異なる旨(例えば、装着エラー表示2050bのような表示)が表示されるような態様であってもよい。また、交換する部材がLED等の照明を備えるユニットであれば、演出制御基板320等による判定処理の判定結果で的確なものではないと判定された場合に、当該ユニットのLED等の照明のみを発光させる態様であってもよい。具体的に、例えば、上述の第1実施形態の遊技機100であれば、上部ユニット180が交換されて、演出制御基板320の判定処理において的確な部材でないと判定された場合に、上部ユニット180のLEDを発光するものの、遊技機100に設けられたその他の照明等を発光させないような態様とすることができる。このような態様によれば、交換作業後に的確でない部材のみを発光させるため、作業者は的確でない部材を的確に認識することができる。
上述の実施形態においては、演出制御基板320等での判定処理の結果は、メイン表示装置131等において、装着エラー表示2050a等が表示されるものの、装飾図柄の変動等の演出が表示されて遊技機100等では遊技の実行可能な状態であった。つまり、上述の実施形態においては、遊技の実行可能な状態でのメイン表示装置131等での装着エラー表示2050a等の表示のみによって、作業者が的確な部材に交換されていないことを認識するような態様であったが、作業者がより認識し易すければどのような態様であってもよい。例えば、演出制御基板は、判定処理で的確な部材が装着されていないと判定すると、作業者に対して再度の交換をより明確に促すような交換モードといったモードに変更するようにしてもよい。より具体的に、第1実施形態の遊技機100であれば、演出制御基板320は、交換モードに変更すると、メイン表示装置131に交換モードである旨を表示するとともに、判定処理で的確なものでないと判定した部材については作動しないように制御するようにしてもよい。また、例えば、交換する部材が、交換した後に電源をONにすると、交換した位置に比べて交換作業のし難い位置に移動する部材であるものとする。このような部材に対する判定処理で的確なものでないと判定すると、演出制御基板は、交換モードに変更すると、この部材を交換作業のし易い位置に移動させるようにしてもよい。さらに、このように交換モードに変更可能な遊技機において、部材の交換作業は、交換モードにおいてのみ可能とするような態様としてもよい。
上述の実施形態においては、的確な部材であるか否かの検出方式として、反射型センサと検出物体との組合せの方式で、所謂、非接触式の反射波検出方式であったが、非接触式で被検出部を検出できる方式であればどのような方式であってもよい。ここで、上述の実施形態において、遊技機100の提灯部材1580、および遊技機200の装飾ユニット2180の検出方式として採用でき得る具体的な方式について、図17を参照して説明する。図17は、その他の実施形態としての種々の検出方式を説明する表である。
図17に示すように、その他の実施形態としての検出方式としては、磁力検出方式、色彩検出方式、ID検出方式を挙げることができる。磁力検出方式とは、検出するセンサとしてはホールICを利用し、検出物体としては磁石を利用する方式であり、ホールICのホール素子に流す電流と磁石の磁界とによって発生するホール電圧を検知することにより磁石の有無を検知する方式である。なお、磁力検出方式では、磁束密度に比例してホール電圧が増加するため、検出物体の磁石における磁力の強さに応じて、ホールICによる検出可能な距離を調節することができる。このような磁力検出方式を上述の遊技機200の装飾ユニット2180に採用すると、前飾り2120に6つのホールICが設けられ、装飾ユニット2180に5つの磁石が設けられることとなる。そして、判定処理に利用する所定の信号は、6つのホールICでの検出による、装飾ユニット2180側の対応する位置における磁石の有無の検出結果に基づいた信号となる。
また、色彩検出方式とは、検出するセンサとしてはカラーセンサを利用し、検出物体としては色彩シールを利用する方式であり、色彩シールに対する投光の反射光から色値の割合を算出することによって色彩シールの色彩パターンを識別する方式である。なお、色彩検出方式では、色彩シールの色彩パターン毎に識別することができるため、複数の色彩シール毎に色彩パターンを変更することによって、多種類の識別を可能とすることができる。このような色彩検出方式を上述の遊技機200の装飾ユニット2180に採用すると、例えば、前飾り2120に1つのカラーセンサと投光用の白色LEDとが設けられ、装飾ユニット2180に1つの色彩シールが設けられるようにすることができる。そして、判定処理に利用する所定の信号は、カラーセンサでの検出による、装飾ユニット2180側の色彩シールの色彩パターンに基づいた信号となる。より具体的に、演出制御基板2320のサブROMには、照合用情報として、所定の色彩パターンである色彩パターンXXXに基づく情報を記憶させておく。そして、装飾ユニット2180の色彩シールが色彩パターンXYZのものであるとすると、演出制御基板2320は、交換された装飾ユニット2180の検出による所定の信号として、受信した色彩パターンXYZに基づく信号と照合用情報とに基づいて判別処理を実行する。この場合には、受信した色彩パターンXYZに基づく信号と照合用情報である色彩パターンXXXに基づく情報とが一致しないため、演出制御基板2320を備える遊技機に対して、装飾ユニット2180は的確な装着部材ではないものと判定されることとなる。
さらに、ID検出方式とは、検出するセンサとしてはリーダライタとアンテナを備えたリーダ回路を利用し、検出物体としてはコイル状アンテナを備えたICタグ(例えば、RFID(Radio Frequency Identifier))を利用する方式であり、ICタグに記憶されたID情報をリーダ回路が近距離の無線通信によって読取る方式である。なお、ICタグはワンチップの集積回路によって構成されているため、集積回路に応じてICタグにおける記憶可能な情報量を多いものとすることができる。このようなID検出方式を上述の遊技機200の装飾ユニット2180に採用すると、例えば、前飾り2120に1つのリーダ回路が設けられ、装飾ユニット2180に1つのICタグが設けられるようにすることができる。そして、判定処理に利用する所定の信号は、ICタグに記憶されているID情報に基づいた信号となる。より具体的に、演出制御基板2320のサブROMには、照合用情報として、所定のID情報であるID情報Xを記憶させておく。そして、装飾ユニット2180のICタグに記憶されているID情報がID情報Yであるとすると、演出制御基板2320は、交換された装飾ユニット2180の検出による所定の信号として受信したID情報Yと照合用情報とに基づいて判別処理を実行する。この場合には、受信したID情報Yと照合用情報であるID情報Xとが一致しないため、演出制御基板2320を備える遊技機に対して、装飾ユニット2180は的確な装着部材ではないものと判定されることとなる。
なお、上述した色彩検出方式およびID検出方式に替えて、検出するセンサとしてはバーコードリーダを利用し、検出物体としてバーコードが印刷されたバーコードシールを利用するバーコード読取方式であってもよい。このようなバーコード読取方式を上述の遊技機200の装飾ユニット2180に採用すると、例えば、前飾り2120に1つのバーコードリーダが設けられ、装飾ユニット2180に1つのバーコードシールが設けられるようにすることができる。また、所定の信号、照合用情報、演出制御基板2320における判定処理については、上述の色彩検出方式およびID検出方式と同様の態様とすることができる。
上述の実施形態においては、的確な部材であるか否かが交換作業の後に検出されて、その検出結果に基づく判定処理の結果の報知によって、作業者が交換した装着部材が的確な部材であった否かを認識できるような態様であったが、更に、これらの交換可能な装着部材に作業者が視認可能な識別表示が設けられていてもよい。例えば、この識別表示は、機種やスペックに応じた固有のものであって、刻印等で部材の表面から識別可能に設けられた数字、文字、記号等で表現された表示であってもよい。このような識別表示が交換する装着部材に設けられていると、交換作業を行う前に、作業者が的確な部材の組合せであるか否かを視認して確認することができる。つまり、このような識別部材が設けられた交換可能な装着部材を備える遊技機であれば、交換作業において的確なものでない部材を装着することをより防止できる。
上述の実施形態においては、的確な部材であるか否かが交換作業の後に検出されて、メイン表示装置等で報知されるような形態であったが、更に、交換される装着部材が取付けられる位置に取付けできないような構造であってもよい。具体的には、取付けられる位置と装着部材との各々に凹凸が形成されており、的確な部材であれば嵌合して、取付可能となっているような構成のものであってもよい。特に、機種やスペックに応じて固有の凹凸とすれば、的確でない部材を取付けようとしても、互いの凹凸が嵌合しないで取付けることができないようにすることができる。つまり、このような構成であれば、的確でない部材に交換することができないようにすることができ、交換作業において的確でない部材を取付けることをより防止することができる。また、上述の第1実施形態の遊技機100における刀柄ユニット135に、このような態様の構成を採用するようにしてもよい。例えば、刀柄ユニット135の第1刀柄ロック孔1780および第2刀柄ロック孔1770を機種毎に異なる形状に形成するとともに、ガラス枠150の第1刀柄固定ピン1887aおよび第2刀柄固定ピン1897bも第1刀柄ロック孔1780および第2刀柄ロック孔1770に対応するように機種毎に異なる形状に形成されていてもよい。より具体的には、刀柄ユニット135の第1刀柄ロック孔1780および第2刀柄ロック孔1770の形状と、ガラス枠150の第1刀柄固定ピン1887aおよび第2刀柄固定ピン1897bの形状とが、『機種XXX』と『機種YYY』とでは異なるように形成されており、『機種XXX』の第1刀柄ロック孔1780および第2刀柄ロック孔1770に、『機種YYY』の第1刀柄固定ピン1887aおよび第2刀柄固定ピン1897bが嵌まり込まないように構成されている態様のものがある。つまり、『機種XXX』の刀柄ユニット135を『機種YYY』のガラス枠150に装着することができないこととなるような構成である。
上述の実施形態における刀柄ユニット135や上部ユニット180では、駆動部1570の制御部および機構部1755の制御部からの所定の信号に基づき演出制御基板320で判定処理が実行されるものであったが、これらの着脱可能な部材に他の検出手段を設けてもよい。具体的には、装着部材が取付けられる箇所に反射部を設けるとともに、刀柄ユニット等の装着部材側に反射型センサを設け、装着部材から演出制御基板320に検出結果が送信されるようにしてもよい。このような構成であっても、交換作業によって交換された刀柄ユニット等が的確なものか否かが判定されて、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
上述の実施形態においては、演出制御基板等で的確な部材であるか否かが判定されるような構成であったが、所定の端末を利用して判定できるようにしてもよい。例えば、交換される部材に所定の端末のカメラで撮影することによって所定の情報が表示されるコードが表示されていて、そのコードを撮影することによって的確な部材であるか否かの判定結果が所定の端末に表示されるような方式であってもよい。また、遊技機の外部の所定のサーバ等に的確な部材が取付けられた遊技機全体の画像データが保存されており、その画像データと所定の端末のカメラで撮影された交換作業後の遊技機全体の画像とを比較するような画像処理によって、的確な部材が取付けられているか否かが判定されるような方式であってもよい。このような方式であれば、交換作業の作業者は、的確な部材であるか否かの判定結果を容易に知ることができる。
[本実施形態の特徴]
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、所定の情報を検知可能な複数の検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dと、を備えた遊技機において、制御手段は、複数の検知手段により第1異常状態と、第1異常状態とは異なる第2異常状態を検知可能であり、複数の報知手段は、第1異常状態の検知に基づく第1異常報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)と、第2異常状態の検知に基づく第2異常報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能であり、複数の検知手段のうち所定の検知手段による第1異常報知の実行中に第1異常状態が解消すると、実行中の第1異常報知を所定期間継続して報知する(図14-1(C))ような構成にすることができる。このような遊技機であれば、交換作業者は、報知手段での第1異常報知が第1異常状態の解消後であっても所定期間継続して実行されるため、例えば、交換作業により異常状態が発生した場合でも、従来に比べて確実且つ容易に認識することができる。なお、上述において、第1異常報知は上装飾部未装着エラー報知等に対応する状態であり、第2異常報知は上装飾部誤装着エラー報知等に対応する状態である、としたが、これに限定されず、例えば、第1異常状態および第2異常状態は、種々の報知に対応するいずれかの状態(特に、スイッチ接続エラー報知に対応する状態)であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、従来の遊技機に比べて容易に異常状態が発生したことを認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、所定の情報を検知可能な複数の検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dと、を備えた遊技機において、制御手段は、複数の検知手段により第1異常状態と、第1異常状態とは異なる第2異常状態を検知可能であり、複数の報知手段は、第1異常状態の検知に基づく第1異常報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)と、第2異常状態の検知に基づく第2異常報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能であり、第1異常報知と、第2異常報知と、で優先順位が異なるように実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、着脱部材の交換作業者は、報知手段による第1異常報知および第2異常報知によって、交換作業により取付けられた着脱部材に関して、例えば、的確な着脱部材が正常に取付けられているか否か、といった第1異常状態および第2異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、例えば、第2異常状態が遊技の進行上で第1異常状態よりも重篤な異常等である場合、第2異常報知における報知の優先順位を第1異常報知よりも上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に第2異常状態の発生を把握できる。なお、上述において、第1異常状態は上装飾部未装着エラー報知等に対応する状態であり、第2異常状態は上装飾部誤装着エラー報知等に対応する状態である、としたが、これに限定されず、例えば、第1異常状態および第2異常状態は、種々の報知に対応するいずれかの状態(特に、スイッチ接続エラー報知に対応する状態)であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、第1異常状態および第2異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、演出を実行可能な第1手段である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700が取付け可能な第2手段である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dと、を備えた遊技機において、第2手段に第1手段とは異なる第3手段である上役物装飾部800、下役物装飾部900等を取り付け可能であり、制御手段は、第2手段に第3手段が取付けられている場合、検知手段による検知に基づいて、報知手段により異常報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、報知手段による異常報知によって、交換作業者は、例えば、交換作業で第2手段に取付けた部材が本来の的確な部材である第1手段とは異なる第3手段であることを従来の遊技機に比べて的確なタイミングで容易に認識することができる。なお、上述において、第1手段は着脱可能な上役物装飾部600等であり、第2手段は上役物本体部650等であり、第3手段は上役物装飾部800等である、としたが、これに限定されず、例えば、第1手段が種々のスイッチ等であり、第2手段は種々のスイッチが接続される主制御基板300および演出制御基板320であり、第3手段は第1手段とは異なる種々のスイッチ等であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、従来の遊技機に比べて的確なタイミングで容易に異常状態が発生したことを認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、演出を実行可能な第1手段である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700が取付け可能な第2手段である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dと、を備えた遊技機において、第2手段に第1手段とは異なる第3手段である上役物装飾部800、下役物装飾部900を取り付け可能であり、制御手段は、第2手段に第3手段が取付けられている取付け異常状態である場合、検知手段による検知に基づいて、報知手段により第1異常報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能であり、取付け異常状態とは異なる所定の異常状態である場合、報知手段により第1異常報知とは異なる第2異常報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)を実行可能であり、第1異常報知と、第2異常報知と、で優先順位が異なるように実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、交換作業者は、報知手段による第1異常報知および第2異常報知によって、交換作業により取付けられた着脱部材に関して、例えば、的確な着脱部材が正常に取付けられているか否か、といった取付け異常状態および所定の異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、例えば、所定の異常状態が遊技の進行上で取付け異常状態よりも重篤な異常等である場合、第2異常報知における報知の優先順位を第1異常報知よりも上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に所定の異常状態の発生を把握できる。なお、上述において、所定の異常状態は上装飾部未装着エラー報知等に対応する状態である、としたが、これに限定されず、例えば、所定の異常状態は、種々の報知に対応するいずれかの状態(特に、スイッチ接続エラー報知に対応する状態)であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、取付け異常状態および所定の異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、演出を実行可能な第1手段である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700が取付け可能な第2手段である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dと、を備えた遊技機において、第2手段に第1手段とは異なる第3手段である上役物装飾部800、下役物装飾部900を取り付け可能であり、制御手段は、第1手段が正常に取付けられていない第1取付け異常状態である場合、検知手段による検知に基づいて、報知手段によって第1異常報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)を実行可能であり、第3手段が取付けられている第2取付け異常状態である場合、検知手段による検知に基づいて、報知手段によって第1異常報知とは異なる第2異常報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、交換作業者は、報知手段による第1異常報知および第2異常報知によって、交換作業により取付けられた部材に関して、例えば、的確な部材が正常に取付けられているか否か、といった第1取付け異常状態および第2取付け異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。なお、上述において、第1取付け異常状態は上装飾部未装着エラー報知等に対応する状態であり、第2取付け異常状態は上装飾部誤装着エラー報知等に対応する状態である、としたが、これに限定されず、例えば、第1取付け異常状態および第2取付け異常状態は、種々の報知に対応するいずれかの状態(特に、スイッチ接続エラー報知に対応する状態)であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、第1取付け異常状態および第2取付け異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、演出を実行可能な第1手段である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700が取付け可能な第2手段である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dと、を備えた遊技機において、第2手段に第1手段とは異なる第3手段である上役物装飾部800、下役物装飾部900を取り付け可能であり、制御手段は、第1手段が正常に取付けられていない第1取付け異常状態である場合、検知手段による検知に基づいて、報知手段によって第1異常報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)を実行可能であり、第3手段が取付けられている第2取付け異常状態である場合、報知手段によって第1異常報知とは異なる第2異常報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能であり、第1取付け異常状態および第2取付け異常状態とは異なる所定の異常状態である場合、報知手段によって第3異常報知である種々の報知(図15-1~図15-11)を実行可能であり、第1異常報知又は第2異常報知と、第3異常報知と、で優先順位が異なるように実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、交換作業者は、報知手段による第1異常報知および第2異常報知によって、交換作業により取付けられた部材に関して、例えば、的確な部材が正常に取付けられているか否か、といった第1取付け異常状態および第2取付け異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、例えば、所定の異常状態が遊技の進行上で第1取付け異常状態および第2取付け異常状態よりも重篤な異常等である場合、第3異常報知における報知の優先順位を第1異常報知又は第2異常報知よりも上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に所定の異常状態の発生を把握できる。なお、上述において、第1取付け異常状態は上装飾部未装着エラー報知等に対応する状態であり、第2取付け異常状態は上装飾部誤装着エラー報知等に対応する状態である、としたが、これに限定されず、例えば、第1取付け異常状態および第2取付け異常状態は、種々の報知に対応するいずれかの状態(特に、スイッチ接続エラー報知に対応する状態)であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、第1取付け異常状態および第2取付け異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である演出制御基板320と、着脱可能な着脱部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、着脱部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備え、本体部材は、着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dを有し、制御手段は、検知手段により検知された所定の情報に基づく第1所定事象が発生している場合、報知手段によって所定の事象報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)を実行可能であり、検知手段により検知された所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、報知手段によって所定の事象報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、着脱部材の交換作業者は、報知手段による所定の事象報知によって、交換作業により取付けられた着脱部材に関して、例えば、的確な着脱部材が正常に取付けられているか否か、といった第1所定事象および第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、特に、音声出力装置331においては、例えば、上装飾部未装着エラー報知と上装飾部誤装着エラー報知では、所定事象の対象を特定可能なような同じ出力内容あるため、作業者はより容易に認識することができる。なお、上述において、第1所定事象は上装飾部未装着エラー報知等に対応する事象であり、第2所定事象は上装飾部誤装着エラー報知等に対応する事象である、としたが、これに限定されず、例えば、第1所定事象および第2所定事象は、種々の報知に対応するいずれかの事象であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、第1所定事象および第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である演出制御基板320と、着脱可能な着脱部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、着脱部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備え、本体部材は、着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dを有し、制御手段は、検知手段により検知された所定の情報に基づく第1所定事象が発生している場合、報知手段によって所定の事象報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)を実行可能であり、検知手段により検知された所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、報知手段によって所定の事象報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能であり、第1所定事象および第2所定事象とは異なる第3所定事象が発生している場合、報知手段によって所定の事象報知とは異なる特定の事象報知である種々の報知(図15-1~図15-11)を実行可能であり、所定の事象報知と特定の事象報知とで優先順位が異なるように実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、着脱部材の交換作業者は、報知手段による所定の事象報知によって、交換作業により取付けられた着脱部材に関して、例えば、的確な着脱部材が正常に取付けられているか否か、といった第1所定事象および第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、特に、音声出力装置331においては、例えば、上装飾部未装着エラー報知と上装飾部誤装着エラー報知では、所定事象の対象を特定可能なような同じ出力内容あるため、作業者はより容易に認識することができる。さらに、例えば、第3所定事象が遊技の進行上で第1所定事象および第2所定事象よりも重篤な異常等である場合、特定の事象報知における報知の優先順位を所定の事象報知よりも上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に第3所定事象の発生を把握できる。なお、上述において、第1所定事象は上装飾部未装着エラー報知等に対応する事象であり、第2所定事象は上装飾部誤装着エラー報知等に対応する事象である、としたが、これに限定されず、例えば、第1所定事象および第2所定事象は、種々の報知に対応するいずれかの事象であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、第1所定事象および第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である演出制御基板320と、着脱可能な着脱部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、着脱部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備え、本体部材は、着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dを有し、制御手段は、検知手段により検知された所定の情報に基づく第1所定事象が発生している場合、報知手段によって所定の第1事象報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)を実行可能であり、検知手段により検知された所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、報知手段によって所定の第2事象報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、着脱部材の交換作業者は、報知手段による第1事象報知および第2事象報知によって、交換作業により取付けられた着脱部材に関して、例えば、的確な着脱部材が正常に取付けられているか否か、といった第1所定事象および第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。なお、上述において、第1所定事象は上装飾部未装着エラー報知等に対応する事象であり、第2所定事象は上装飾部誤装着エラー報知等に対応する事象である、としたが、これに限定されず、例えば、第1所定事象および第2所定事象は、種々の報知に対応するいずれかの事象であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、第1所定事象および第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である演出制御基板320と、着脱可能な着脱部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、着脱部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備え、本体部材は、着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dを有し、制御手段は、検知手段により検知された所定の情報に基づく第1所定事象が発生している場合、報知手段によって所定の第1事象報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)を実行可能であり、検知手段により検知された所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、報知手段によって所定の第2事象報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能であり、第1所定事象および第2所定事象とは異なる第3所定事象が発生している場合、報知手段によって第1事象報知および第2事象報知とは異なる第3事象報知である種々の報知(図15-1~図15-11)を実行可能であり、第1事象報知と第3事象報知とで優先順位が異なるように実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、着脱部材の交換作業者は、報知手段による第1事象報知および第2事象報知によって、交換作業により取付けられた着脱部材に関して、例えば、的確な着脱部材が正常に取付けられているか否か、といった第1所定事象および第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、第1事象報知と第2事象報知とでは、異なる態様の報知であるため、作業者は、より容易に第1所定事象または第2所定事象が発生しいていることを認識することができる。さらに、例えば、第3所定事象が遊技の進行上で第1所定事象および第2所定事象よりも重篤な異常等である場合、特定の事象報知における報知の優先順位を第1事象報知よりも上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に第3所定事象の発生を把握できる。なお、上述において、第1所定事象は上装飾部未装着エラー報知等に対応する事象であり、第2所定事象は上装飾部誤装着エラー報知等に対応する事象である、としたが、これに限定されず、例えば、第1所定事象および第2所定事象は、種々の報知に対応するいずれかの事象であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、第1所定事象および第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、演出を実行可能な第1手段である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、第1手段とは異なる第2手段である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dと、を備えた遊技機において、制御手段は、第2手段が所定の異常状態である場合、報知手段によって異常報知である装着エラー報知(図14-1~図14-4)を実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、着脱部材の交換作業者は、報知手段による異常報知によって、交換作業により取付けられた着脱部材に関して、例えば、的確な着脱部材が正常に取付けられているか否か、といった所定の異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。なお、上述において、所定の異常状態は装着エラー報知に対応する状態である、としたが、これに限定されず、例えば、所定の異常状態は、種々の報知に対応するいずれかの状態(特に、スイッチ接続エラー報知に対応する状態)であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、所定の異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、演出を実行可能な第1手段である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700が取付け可能な第2手段である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、第2手段に関する第1情報を検知可能な第1検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dと、2手段に関する第1情報とは異なる第2情報を検知可能な第2検知手段である演出制御基板320と、を備えた遊技機において、制御手段は、第1手段の取付け状態が所定の第1異常状態である場合、第1検知手段による検知に基づいて、報知手段によって第1異常報知である上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知(図14-1(A)等)を実行可能であり、第1異常状態とは異なる所定の第2異常状態である場合、第2検知手段による検知に基づいて、報知手段によって第2異常報知である上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-1(B)等)を実行可能であり、第1異常報知と、第2異常報知と、で優先順位が異なるように実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、交換作業者は、報知手段による第1異常報知および第2異常報知によって、交換作業により取付けられた部材に関して、例えば、的確な部材が正常に取付けられているか否か、といった第1異常状態および第2異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、例えば、第1異常状態が遊技の進行上で第2異常状態よりも重篤な異常等である場合、第1異常報知における報知の優先順位を第2異常報知よりも上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に第1異常状態の発生を把握できる。なお、上述において、第1異常状態は上装飾部未装着エラー報知等に対応する状態であり、第2異常状態は上装飾部誤装着エラー報知等に対応する状態である、としたが、これに限定されず、例えば、第1異常状態および第2異常状態は、種々の報知に対応するいずれかの状態(特に、スイッチ接続エラー報知に対応する状態)であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様に、作業者は、第1異常状態および第2異常状態が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段である演出制御基板320と、演出制御手段により制御され、所定の手順で着脱可能に構成された演出部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、演出制御手段により制御され、演出部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、演出制御手段により制御され、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備え、本体部材は、演出部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dを有し、演出制御手段は、検知手段による所定の情報の検知結果が第1所定事象の発生を示すものである場合、報知手段によって第1所定事象に応じた第1事象報知である装着エラー報知(図14-1~図14-4)を実行可能であり、第1所定事象とは異なる第2所定事象の発生があった場合、報知手段によって第2所定事象に応じた第2事象報知である種々の報知(図15-1~図15-11)を実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、例えば、報知手段による第1事象報知によって、交換作業者は、交換作業により取付けられた演出部材が的確な部材が正常に取付けられているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、報知手段による第2事象報知によって、作業者は、第1所定事象とは異なる第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段である演出制御基板320と、演出制御手段により制御され、所定の手順で着脱可能に構成された演出部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、演出制御手段により制御され、演出部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、演出制御手段により制御され、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備え、本体部材は、演出部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dを有し、演出制御手段は、検知手段による所定の情報の検知結果が第1所定事象の発生を示すものである場合、報知手段によって第1所定事象に応じた第1事象報知である装着エラー報知(図14-1~図14-4)を実行可能であり、第1所定事象とは異なる第2所定事象の発生があった場合、報知手段によって第2所定事象に応じた第2事象報知である種々の報知(図15-1~図15-11)を実行可能であり、第1所定事象および第2所定事象とは異なる第3所定事象の発生があった場合、報知手段によって第3所定事象に応じた第3事象報知である種々の報知(図15-1~図15-11)を実行可能であり、第1事象報知と、第3事象報知と、で報知の優先順位が異なるように実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、例えば、報知手段による第1事象報知によって、交換作業者は、交換作業により取付けられた演出部材が的確な部材が正常に取付けられているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、報知手段による第2事象報知および第3事象報知によって、作業者は、第1所定事象とは異なる第2所定事象だけでなく、第3所定事象についても、発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。さらに、例えば、第3所定事象が遊技の進行上で第1所定事象および第2所定事象よりも重篤な異常等である場合、第3事象報知における報知の優先順位を第1事象報知および第2事象報知よりも上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に第3所定事象の発生を把握できる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段である演出制御基板320と、演出制御手段により制御され、所定の手順で着脱可能に構成された第1演出部材である上部ユニット180と、演出制御手段により制御され、第1演出部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102Bと、演出制御手段により制御され、遊技の進行に応じて所定の態様の作動演出を実行する第2演出部材である上部役物ユニット154、下部役物ユニット156と、演出制御手段により制御され、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備え、本体部材は、第1演出部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620を有し、演出制御手段は、検知手段による所定の情報の検知結果が所定事象の発生を示すものである場合、報知手段によって所定事象に応じた所定の事象報知である上部ユニット未装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-3)を実行可能であり、所定事象の発生の有無にかかわらず第2演出部材による所定の態様での作動を実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、報知手段による所定の事象報知によって、交換作業者は、例えば、交換作業により取付けられた第1演出部材が的確な部材が正常に取付けられているか否か等の所定事象の発生の有無を従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、当該所定事象の発生の有無にかかわらず第2演出部材による初期作動等が実行されることによって、例えば、第2演出部材に対する異常等が発生していない場合には、作業者は、当該異常等が発生していないことを従来に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段である演出制御基板320と、演出制御手段により制御され、所定の手順で着脱可能に構成された第1演出部材である上部ユニット180と、演出制御手段により制御され、第1演出部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102Bと、演出制御手段により制御され、遊技の進行に応じて所定の態様の作動演出を実行する第2演出部材である上部役物ユニット154、下部役物ユニット156と、演出制御手段により制御され、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備え、本体部材は、第1演出部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620を有し、演出制御手段は、検知手段による所定の情報の検知結果が第1所定事象の発生を示すものである場合、報知手段によって第1所定事象に応じた第1事象報知である上部ユニット未装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知(図14-3)を実行可能であり、第1所定事象の発生の有無にかかわらず第2演出部材による所定の態様での作動を実行可能であり、第1所定事象とは異なる第2所定事象の発生があった場合、報知手段によって第2所定事象に応じた第2事象報知である種々の報知(図15-1~図15―11)を実行可能であり、第1事象報知と、第2事象報知と、で報知の優先順位が異なるように実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、報知手段による第1事象報知によって、交換作業者は、例えば、交換作業により取付けられた第1演出部材が的確な部材が正常に取付けられているか否か等の第1所定事象の発生の有無を従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。また、第1所定事象の発生の有無にかかわらず第2演出部材による初期作動等が実行されることによって、例えば、第2演出部材に対する異常等が発生していない場合には、作業者は、当該異常等が発生していないことを従来に比べて容易に認識することができる。さらに、報知手段による第2事象報知によって、作業者は、第1所定事象とは異なる第2所定事象が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。そして、例えば、第2所定事象が遊技の進行上で第1所定事象よりも重篤な異常等である場合、第2事象報知における報知の優先順位を第1事象報知よりも上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に第2所定事象の発生を把握できる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技の進行を制御する遊技制御手段である主制御基板300と、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段である演出制御基板320と、演出制御手段により制御される本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、演出制御手段により制御され、本体部材に着脱可能な演出部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、演出制御手段により制御され、所定の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、演出部材を着脱することにかかる所定情報を表示する表示部である識別表示部1532,632,732と、を備え、演出制御手段は、本体部材に演出部材が正常に取付けられているか否かの取付け判定を実行可能であり、取付け判定において演出部材が正常に取付けられていない異常状態であると判定した場合、報知手段によって当該異常状態に応じた異常報知である装着エラー報知(図14-1~図14-4)を実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、演出部材の交換作業者は、表示部の所定情報に則して、このような表示部が設けられていない従来の遊技機に比べて容易に交換作業を実行することができる。また、報知手段による異常報知によって、交換作業者は、交換作業により取付けられた演出部材が正常に取付けられているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技の進行を制御する遊技制御手段である主制御基板300と、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段である演出制御基板320と、演出制御手段により制御される本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、演出制御手段により制御され、本体部材に着脱可能な演出部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、演出制御手段により制御され、所定の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、演出部材を着脱することにかかる所定情報を表示する表示部である識別表示部1532,632,732と、を備え、演出制御手段は、本体部材に演出部材が正常に取付けられているか否かの取付け判定を実行可能であり、取付け判定において演出部材が正常に取付けられていない第1異常状態であると判定した場合、報知手段によって当該第1異常状態に応じた第1異常報知である装着エラー報知(図14-1~図14-4)を実行可能であり、第1異常状態とは異なる第2異常状態であるか否かの異常判定を実行可能であり、異常判定において第2異常状態であると判定した場合、報知手段によって第2異常報知である種々の報知(図15-1~図15-11)を実行可能であり、第1異常報知と、第2異常報知と、で報知の優先順位が異なるような構成にすることができる。このような遊技機であれば、演出部材の交換作業者は、表示部の所定情報に則して、このような表示部が設けられていない従来の遊技機に比べて容易に交換作業を実行することができる。また、報知手段による第1異常報知によって、交換作業者は、交換作業により取付けられた演出部材が正常に取付けられているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。さらに、報知手段による第2異常報知によって、作業者は、第1異常とは異なる第2異常が発生しているか否かを従来の遊技機に比べて容易に認識することができる。そして、例えば、第2異常が遊技の進行上で第1異常よりも重篤な異常等である場合、第2異常報知における報知の優先順位を上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に第2異常の発生を把握できる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技機枠である外枠160に対して回動可能に支持され閉鎖状態又は開放状態に維持可能な第1枠である内枠170と、第1枠に対して回動可能に支持され閉鎖状態又は開放状態に維持可能な第2枠であるガラス枠150と、遊技者に有利な特別遊技の実行される確率が定められた設定値を所定の値に設定可能な設定手段であるRAMクリアスイッチ302a、設定キースイッチ302bと、を備え、設定手段は、第1枠が開放状態であるとともに、第2枠が開放状態である場合、設定値を所定の値に設定可能であり、第1枠が閉鎖状態であるものの、第2枠が開放状態である場合、設定値を所定の値に設定可能であるような構成にすることができる。このような遊技機であれば、作業者は、第1枠である内枠170が開放状態または閉鎖状態であるかにかかわらず第2枠であるガラス枠150を開放状態にしさえすれば、遊技機のスペックの変更等に則した交換作業に伴う設定値の設定変更の作業が可能となるため、第1枠と第2枠との両者を開放状態にしなければ設定値変更の作業のできないような従来に比べて容易に当該作業を行うことができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技機枠である外枠160に対して回動可能に支持され閉鎖状態又は開放状態に維持可能な第1枠である内枠170と、第1枠に対して回動可能に支持され閉鎖状態又は開放状態に維持可能な第2枠であるガラス枠150と、遊技者に有利な特別遊技の実行される確率が定められた設定値を所定の値に設定可能な設定手段であるRAMクリアスイッチ302a、設定キースイッチ302bと、を備え、設定手段は、第1枠が開放状態であるとともに、第2枠が開放状態である場合、設定値を所定の値に設定可能であり、第1枠が開放状態であるものの、第2枠が閉鎖状態である場合、設定値を所定の値に設定可能であるような構成にすることができる。このような遊技機であれば、作業者は、第2枠であるガラス枠150が開放状態または閉鎖状態であるかにかかわらず第1枠である内枠170を開放状態にしさえすれば、遊技機のスペックの変更等に則した交換作業に伴う設定値の設定変更の作業が可能となるため、第1枠と第2枠との両者を開放状態にしなければ設定値変更の作業のできないような従来に比べて容易に当該作業を行うことができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である演出制御基板320と、着脱可能な着脱部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、着脱部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、特別遊技の実行される確率が定められた設定値を設定可能な設定手段であるRAMクリアスイッチ302a、設定キースイッチ302bと、を備え、本体部材は、着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dを有し、制御手段は、設定手段において設定値を設定可能である第1所定事象が発生している場合、報知手段によって特定の事象報知である設定変更報知(図15-3)を実行可能であり、検知手段により検知された所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、報知手段によって特定の事象報知とは異なる所定の事象報知である装着エラー報知(図14-1~図14-4)を実行可能であり、第1所定事象と、第2所定事象と、が発生している場合、報知手段によって所定の事象報知を実行しないで特定の事象報知を実行することが可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、第1所定事象と第2所定事象とが発生しているときの報知手段においては、装着エラー報知を実行しないで設定変更報知を実行するため、作業者は、遊技の進行上で装着エラー報知より重要な設定変更報知を従来に比べ容易に認識することができる。なお、上述において、第1所定事象は設定変更に対応する事象であり、第2所定事象は装着エラー報知に対応する事象である、としたが、これに限定されず、例えば、第1所定事象が装着エラー報知および種々の報知に対応するいずれかの事象であってもよく、第2所定事象が装着エラー報知および種々の報知に対応するいずれかの事象であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様の効果を奏することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技を制御する制御手段である演出制御基板320と、着脱可能な着脱部材である上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700と、着脱部材が取付けられる本体部材である役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備え、本体部材は、着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段である遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780dを有し、制御手段は、検知手段により検知された所定の情報に基づく第1所定事象と、第1所定事象とは異なる第2所定事象と、が発生している場合、報知手段によって所定の事象報知である装着エラー報知とスイッチ接続エラー報知(図15-6(C))を実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、例えば、装着エラー報知に対応する第1所定事象とスイッチ接続エラー報知に対応する第2所定事象とが発生しているときの報知手段においては、装着エラー報知とともにスイッチ接続エラー報知を実行するため、作業者は、遊技の進行上で重要な装着エラー報知とスイッチ接続エラー報知を共に従来に比べ容易に認識することができる。なお、上述において、第1所定事象は装着エラー報知に対応する事象であり、第2所定事象はスイッチ接続エラー報知に対応する事象である、としたが、これに限定されず、例えば、第1所定事象が種々の報知に対応するいずれかの事象であってもよく、第2所定事象が装着エラー報知および種々の報知に対応するいずれかの事象であってもよい。このような遊技機であっても、上述と同様の効果を奏することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技機の外からの第1不正を検知可能な第1検知手段である電波検出センサ305bと、遊技機の外からの第2不正を検知可能な第2検知手段である磁気検出センサ305aと、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備えた遊技機において、制御手段は、第1検知手段による検知に基づいた第1異常である場合、報知手段によって第1異常報知である電波エラー報知を実行可能であり、第2検知手段による検知に基づいた第2異常である場合、報知手段によって第2異常報知である磁気エラー報知を実行可能であり、第1異常と第2異常とがともに発生しており、第1異常が第2異常よりも先に発生していた場合、第1異常報知を、第2異常が発生していても所定期間実行するような構成にすることができる。このような遊技機であれば、第1異常と第2異常とがともに発生していても、先に発生していた第1異常が所定期間実行されるため、作業者は、先に発生していた遊技の進行上で重篤な異常を的確に把握することができる。
以上のように、上述した実施形態の遊技機100によれば、遊技機の外からの第1不正を検知可能な第1検知手段である電波検出センサ305bと、遊技機の外からの第2不正を検知可能な第2検知手段である磁気検出センサ305aと、遊技を制御する制御手段である主制御基板300、演出制御基板320と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段であるメイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342と、を備えた遊技機において、制御手段は、第1検知手段による検知に基づいた第1異常である場合、報知手段によって所定の態様の第1異常報知である電波エラー報知を実行可能であり、第2検知手段による検知に基づいた第2異常である場合、報知手段によって所定の態様の第2異常報知である磁気エラー報知を実行可能であり、第1異常報知よりも、第2異常報知の方が、優先順位が高くなるように実行可能な構成にすることができる。このような遊技機であれば、例えば、第2異常状態が遊技の進行上で第1異常状態よりも重篤な異常等である場合、第2異常報知における報知の優先順位を第1異常報知よりも上位にして実行できるため、作業者は、従来よりも的確なタイミングで容易に第2異常状態の発生を把握できる。
[第3実施形態]
次に、図18~図37に基づき第3実施形態について説明する。
(遊技状態)
図18に示すように、本実施形態の遊技機1においては、従来の遊技機と同様に、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経て「時短遊技状態(第1有利遊技状態)」に移行する((イ)→(二))場合と、「時短遊技状態(第1有利遊技状態又は第2有利遊技状態)」において、大当たり判定処理によって大当たりと判定されたときには「大当たり遊技」を実行する((ハ))場合と、一方で、大当たりと判定されなかった場合には、「通常遊技状態」に移行する((ホ))場合とがある。さらに、従来の遊技機とは異なり、「通常遊技状態」において「所定条件の成立」となると、大当たり遊技を経ずとも「時短遊技状態(第2有利遊技状態)」に移行する((ロ))ことを可能としている。なお、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経て「時短遊技状態」に移行した場合においては、「高確時短遊技状態(第1時短遊技状態)」の遊技可能回数が例えば「80回」や「100回」などの所定回数となっており、「低確時短遊技状態(第2時短遊技状態)」の遊技可能回数が「80回」や「100回」などの所定回数となっている。一方で、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経ないで「低確時短遊技状態(第3時短遊技状態又は第4時短遊技状態)」に移行した場合においては、遊技可能回数が例えば「700回」などとなっている。つまり、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経て「時短遊技状態」に移行する場合における遊技可能回数よりも、「通常遊技状態」から「大当たり遊技」を経ないで「所定条件の成立」によって「時短遊技状態」へ移行する場合の方が、「時短遊技状態」の遊技可能回数が多いような関係になっている。例えば、本実施形態においては、通常遊技状態における大当たりと判定される確率であって、最も低い確率(設定値が「1」の場合の1/300)の逆数の約3.8倍以下となるように第3時短遊技状態および第4時短遊技状態の「700回」といった遊技可能回数が設定されるようにしてもよい。第1時短遊技状態及び/又は第2時短遊技状態を第1有利遊技状態という場合がある。第3時短遊技状態及び/又は第4時短遊技状態を第2有利遊技状態という場合がある。
また、「第4時短遊技状態」の遊技可能回数については、時短図柄が停止表示された遊技状態に応じて異なるように設定されていてもよい。例えば、「時短遊技状態」において時短図柄が停止表示された場合は、「通常遊技状態」において時短図柄が停止表示された場合に比べて、多い回数となるようにしてもよいし、一方で、少ない回数となるようにしてもよい。
ここで、「所定条件の成立」とは、本実施形態において、第1所定条件と第2所定条件とが設定されている。第1所定条件としては、「起点」から実行された特別図柄の変動表示の回数である累積回数「n」が所定の回数に達した場合である。具体的には、メインRAM301cに、「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」における特別図柄の変動表示の回数である累積回数「n」を計数記憶する領域が設けられており、当該領域で計数記憶する累積回数「n」が所定の回数に達すると、「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」から「低確時短遊技状態(第3時短遊技状態)」に移行するようになっている。また、第2所定条件としては、予め設定された「時短図柄(特定のハズレ図柄)」で停止した場合であり、この場合は、「通常遊技状態」から「低確時短遊技状態(第4時短遊技状態)」に移行するようになっている。なお、「時短図柄」が決定される割合は任意の割合としてもよい。例えば、設定値毎の大当たりと判定される確率と同一または近似する確率としてもよいし、設定値毎の大当たりと判定される確率よりも決定され難い確率としてもよいし、決定され易い確率としてもよい。また、「所定条件の成立」は、第1所定条件及び第2所定条件のうちいずれか1の条件のみを備えるようにしてもよいし、2つの条件を備えるようにしてもよいし、これらの条件以外の条件が備わっていてもよい。
なお、第1所定条件における所定の回数としては、設定値毎の大当たりと判定される確率に応じた任意の回数を設定することができる。例えば、本実施形態においては、通常遊技状態における大当たりと判定される確率であって、最も高い確率(設定値が「4」の場合の1/270)の逆数の約2.5倍以上で約3.0倍以下となるように所定の回数を「800(回)」と設定してもよい。さらに、「起点」としては、例えば、「大当たり遊技」が終了した時点や、上述の設定変更のときなどのRAMクリアが行われた時点を設定することができる。つまり、メインRAM301cの累積回数「n」を計数記憶する領域においては、「大当たり遊技」への移行時又は「大当たり遊技」の終了時や、RAMクリアが行われた時点で累積回数「n」の初期化処理が実行されることとなる。また、第2所定条件の「時短図柄」としては、複数の種類の図柄が予め設定されていてもよく、時短遊技状態4の遊技可能回数は「時短図柄」の種類毎に異なる回数が設定されていてもよい。
これにより、遊技者に対して、遊技を行うか否かの判断材料を与えることができ、闇雲に遊技を行ってしまうような遊技者を減らすことができる。また、例えば、所定の回数が「800(回)」程度である場合、長く大当たりが得られなかった遊技者に対して救済的
に措置を与えることができるので、遊技離れ等の防止に繋がる。さらに、「所定条件の成立」によって「時短遊技状態」に移行する場合は、「大当たり遊技」を経て「低確時短遊技状態(第2時短遊技状態)」に移行する場合よりも、「低確時短遊技状態(第3時短遊技状態又は第4時短遊技状態)」の遊技可能回数が多くなるので、「低確非時短遊技状態(通常遊技状態)」を積極的に遊技してみようと思わせることができ、遊技機の稼働を向上させることができる。
(通常遊技状態の演出例)
通常遊技状態の変動演出例について以下に説明する。
(演出図柄-通常図柄)
通常遊技状態において第1画像表示装置131に表示される演出図柄70aとして、数字部(識別数字)からなる識別部と、キャラクタや枠などの飾りからなる装飾部とで基本的に構成された通常図柄が設定されている。通常図柄は、異なる演出モードで共通して用いてもよいが、例えば後述する第1変動経路と第2変動経路とで異なる態様の通常図柄を用いたり、演出モードAと演出モードBとで異なる態様の通常図柄を用いたりするなど、複数種類の通常図柄が設定されていてもよい。例えば、図19に示す第1変動経路において、演出図柄70aとしての通常図柄が、矩形状のベース画像、所定のキャラクタからなるキャラクタ画像CG、キャラクタの一部である棒状画像SGおよびキャラクタの背景を装飾する図柄エフェクト画像ZEからなる装飾部と、六角形状のベース画像および数字部(識別文字)からなる識別部で構成されている。図20に示す第2変動経路において、演出図柄70aとしての通常図柄が、矩形状のベース画像、所定のキャラクタからなるキャラクタ画像CGおよびキャラクタの背景を装飾する図柄エフェクト画像ZEからなる装飾部と、六角形状のベース画像および数字部(識別文字)からなる識別部で構成されており、第1変動経路と同じ識別数字を有するものであっても態様が異なっている。なお、通常遊技状態において用いられる通常図柄として、前述した装飾部(キャラクタ画像等)と識別部とから構成されるものに限らず、識別部だけまたは識別部と図柄枠とからなるシンプルな構成であってもよい。また、通常図柄として、識別部(数字)の中に装飾部(キャラ等)が配置されていてもよい。
(演出図柄-特異図柄)
演出図柄70aとしては、「1」~「9」等の数字や「A」~「Z」などの記号による識別部(識別情報)を有する前記通常図柄と別に、特異図柄が設定されていてもよい。特異図柄としては、例えば、停止表示されることでアイコン変化予告の発生を示唆(報知)する変化図柄(1段階期待度が高い表示態様に保留アイコンが変化することを示す第1変化図柄、2段階期待度が高い表示態様に保留アイコンが変化することを示す第2変化図柄)や、変動停止表示されることで擬似連演出の発生を示唆(報知)する擬似連図柄などを設定可能である。
通常遊技状態においては、複数種類数設定された演出モードの各々に対応する背景画像が左右にスクロール(往復動作)しているものとする。
なお、遊技状態が特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態)であっても、基本的な流れは通常遊技状態と同様となる。具体的には、第1保留数、第1特別図柄記憶指定コマンド、第1特別図柄、第1特別図柄表示器120、第1特別図柄保留表示器123、サブ第1変動表示器(図示せず)、サブ第1保留表示器(図示せず)、第1保留数表示領域70E、第1保留アイコン表示領域70B、第1ランプ図柄、第1始動装置112の各々を、第2保留数、第2特別図柄記憶指定コマンド、第2特別図柄、第2特別図柄表示器122、第2特別図柄保留表示器124、サブ第2変動表示器(図示せず)、サブ第2保留表示器(図示せず)、第2保留数表示領域70F、第2保留アイコン表示領域70D、第2ランプ図柄、第2始動装置115に読み替えればよい。特別遊技状態においては、複数種類数設定された演出モードの各々に対応する背景画像が左右にスクロール(往復動作)しているものとする。また、特定遊技状態において第1画像表示装置131に表示される演出図柄70aは、数字部(識別文字)からなる識別部のみで構成されているものとする。通常遊技状態で例示した事項を、特別遊技状態に適用しても、特別遊技状態で例示した事項を、通常遊技状態に適用してもよい。
(変動演出例1)
図19は、通常遊技状態における演出モードAの場合を示す。
主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンド(開始時cd)を、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器での第1ランプ図柄の変動表示が開始される(図19(a)参照)。このとき、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器120で開始される。
第1画像表示装置131(メイン液晶)の画面において、左中右列の演出図柄70のそれぞれが、上から下に流れる縦スクロールの変動経路で変動表示される。また、特殊図柄TZが、その場で数字が切り替わる態様の変動経路で変動表示される。なお、第1ランプ図柄および第1特別図柄は、単数または複数を用いたLEDの発光(点滅)や発光位置の変化などによる変動経路で変動表示される。このように、演出図柄70aの変動経路が、特殊図柄TZ、第1ランプ図柄および第1特別図柄と異なっている。
変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右列の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図19(b)参照)。このように、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、仮停止時の演出図柄70a自体の揺れ動作と、棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEの揺らぎ動作(演出動作)とを含む変動停止示唆演出が実行される。
このように変動停止示唆期間において、変動停止示唆演出と、演出図柄70aの変動停止表示とを実行可能である。なお、変動示唆演出は、変動停止示唆演出を開始してから演出図柄70aが変動停止表示されるまでの期間であってもよい。また、演出図柄70aの「変動停止表示」は、特に断りがない場合、演出図柄70aの仮停止状態を含み、演出図柄70aが確定停止された本停止状態に限らない。
特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器120において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図19(c)参照)、サブ第1変動表示器において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器120において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図19(d)参照)。このように、演出図柄70aの変動開始に際して、演出図柄70の揺れ動作や演出図柄70aのキャラクタ画像CGの腕を動かすような演出動作を含む変動開始演出が実行される。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図19(e)参照)。
変動演出の開始から所定時間が経過すると、変動停止示唆演出が実行されて、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)にて仮停止状態で変動停止表示される。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図19(f)参照)。
特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器120において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図19(g)参照)、サブ第1変動表示器において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器120において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器での1ランプ図柄の変動表示が開始される。このとき、演出図柄70aの変動開始演出が実行して、演出図柄70aがスクロールする(図19(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図19(i)参照)。
このように演出モードAにおいて、演出図柄70aが上から下に流れる第1変動経路の変動演出が繰り返される。また、第1変動経路演用の変動開始演出と変動停止示唆演出とが、先読み演出や煽りなどの特殊な演出が実行されない限り、基本的に繰り返される。
(変動演出例2)
図20は、通常遊技状態における演出モードBの場合を示す。
主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンド(開始時cd)を、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器での1ランプ図柄の変動表示が開始される(図20(a)参照)。このとき、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器120で開始される。
第1画像表示装置131(メイン液晶)の画面において、左中右列の演出図柄70のそれぞれが、横円環状に流れる変動経路で変動表示される。また、特殊図柄TZが、その場で数字が切り替わる態様の変動経路で変動表示される。ここで、演出モードBにおける左中右列の変動経路の組み合わせを便宜的に第2変動経路という。なお、第1ランプ図柄および第1特別図柄は、単数または複数を用いたLEDの発光(点滅)や発光位置の変化などによる変動経路で変動表示される。このように、演出図柄70aの第2変動経路が、特殊図柄TZ、第1ランプ図柄および第1特別図柄と異なっている。第2変動経路の変動演出であっても、特殊図柄TZ、第1ランプ図柄および第1特別図柄の変動経路及び変動表示態様が第1変動経路の変動演出の場合と同じである。
変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右列の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成しているキャラクタ画像CGの一部が動作(腕を振る)し、図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図20(b)参照)。このように、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、仮停止時の演出図柄70a自体の揺れ動作と、キャラクタ画像CGの一部の動作(演出動作)および図柄エフェクト画像ZEの揺らぎ動作(演出動作)とを含む変動停止示唆演出が実行される。従って、第2変動経路の変動演出であっても、変動停止示唆期間において、変動停止示唆演出と、演出図柄70aの変動停止表示とを実行可能である。
第2変動経路の変動演出における変動停止示唆期間において、第1変動経路の変動演出と同じ態様の変動停止示唆演出を実行してもよいが、実施形態では、変動停止示唆期間において、第1変動経路と第2変動経路とで異なる態様の変動停止示唆演出を実行するようになっている。このようにすることで、変動経路が異なるだけでなく、変動停止示唆演出の違いによっても印象を変えることができ、遊技の興趣を向上できる。
なお、異なる変動経路の変動演出の間において、変動停止示唆演出を構成する演出要素(例えば、演出図柄70a自体の揺動や回転などの動作(変化)やなどの演出、演出図柄70aを構成するキャラクタ画像や識別部などの図柄構成要素の動作(変化)や発光などの演出、演出図柄70aに付随するエフェクトや文字などの付随要素の動作(変化)や発光などの演出)の全部の態様が異なっていてもよい。異なる変動経路の変動演出の間において、変動停止示唆演出を構成する演出要素の一部の態様が異なり(例えばキャラクタ画像の動作態様など)、演出要素の他の部分(例えば演出図柄70aの揺動態様など)が同じ態様であってもよい。
変動停止示唆演出の態様が異なるとは、変動停止示唆演出が実行されるタイミングが相違したり、変動停止示唆演出の実行期間の長さが異なっていたりするなどであってもよい。また、第1変動経路の変動停止示唆期間と第2変動経路の変動停止示唆期間とを、同じ長さであっても、異なる長さにしてもよい。
特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器120において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図20(c)参照)、サブ第1変動表示器において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器120において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、キャラクタ画像CGの一部が動作することや全体又は一部が揺れ動作や拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図20(d)参照)。このように、演出図柄70aの変動開始に際して(変動開始期間において)、演出図柄70の揺れ動作や演出図柄70aのキャラクタ画像CGの首を動かすような演出動作を含む変動開始演出が実行される。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図20(e)参照)。
第2変動経路の変動演出における変動開始期間において、第1変動経路の変動演出と同じ態様の変動開始演出を実行してもよいが、実施形態では、変動開始期間において、第1変動経路と第2変動経路とで異なる態様の変動開始演出を実行するようになっている。このようにすることで、変動経路が異なるだけでなく、変動開始演出の違いによっても印象を変えることができ、遊技の興趣を向上できる。
なお、異なる変動経路の変動演出の間において、変動開始演出を構成する演出要素(例えば、演出図柄70a自体の揺動や回転などの動作(変化)やなどの演出、演出図柄70aを構成するキャラクタ画像や識別部などの図柄構成要素の動作(変化)や発光などの演出、演出図柄70aに付随するエフェクトや文字などの付随要素の動作(変化)や発光などの演出)の全部の態様が異なっていてもよい。異なる変動経路の変動演出の間において、変動開始演出を構成する演出要素の一部の態様が異なり(例えばキャラクタ画像の動作態様など)、演出要素の他の部分(例えば演出図柄70aの揺動態様など)が同じ態様であってもよい。
変動開始演出が異なるとは、変動開始演出が実行されるタイミングが相違したり、変動開始演出の実行期間の長さが異なっていたりするなどであってもよい。また、第1変動経路の変動開始期間と第2変動経路の変動開始期間とを、同じ長さであっても、異なる長さにしてもよい。
変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、変動停止示唆演出が実行される。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図20(f)参照)。
特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器120において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図20(g)参照)、サブ第1変動表示器において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器120において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器での1ランプ図柄の変動表示が開始される。このとき、演出図柄70aの変動開始演出が実行して、演出図柄70aがスクロールされる(図20(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図20(i)参照)。
このように演出モードBにおいて、演出図柄70aが横円環状に流れる第2変動経路の変動演出が繰り返される。演出モードBにおいて、左列の演出図柄70aおよび右列の演出図柄70aが、上下を軸とする円環状の変動経路で、互いに対称な向きに流れるようになっている。演出モードBにおいて、中列の演出図柄70aが、左右列と同様に円環状の変動経路であるが、中列の変動経路の軸が傾いていることで、遊技者に対する変動経路の見え方が左右列と異なっている。
実施形態の遊技機は、演出図柄70aが上から下へ向けて変動する第1変動経路(縦スクロール)の変動演出を実行可能な演出モードAと、演出図柄70aが演出モードAの変動経路と異なる円環状に変動する第2変動経路(円環状スクロール)の変動演出を実行可能な演出モードBとを有している。このように、変動経路を複数種類有していることで、変動経路の違いによって、遊技者に大きな印象の違いを感じさせることができ、遊技者の興趣を向上できる。
前述したように、縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、停止音A(特定音)を出力する特定音演出を実行可能である。円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、停止音B(特定音)を出力する特定音演出を実行可能である。そして、縦スクロールの第1変動経路の変動演出の場合と、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出の場合とで、異なる態様の特定音演出を実行可能になっている。このようにすることで、変動経路の差を強調でき、遊技の興趣を向上できる。ここで、異なる態様とは、停止音の音色等の内容や、音量や、実行タイミングや、実行期間などの違いを含んでいる。
演出モードAにおいて、左中右列の演出図柄70aが同じ変動経路(縦スクロール)である。これに対して、演出モードBにおいて、左右列の演出図柄70aが同じ変動経路(円環状スクロール)であるが、中列の演出図柄70aが左右列と変動経路の態様が異なっており、同一の変動演出の中で複数種類の変動経路が混在している。このように、複数列の演出図柄70aを用いて変動演出を実行する際に、複数種類の変動経路があると、遊技者に特異な印象を感じさせることができ、遊技者の興趣を向上できる。
演出モードBの変動開始期間において、演出モードAと同じ態様の変動開始演出を実行してもよいが、実施形態では、変動開始期間において、演出モードAと演出モードBとで異なる態様の変動開始演出を実行するようになっている。なお、異なる演出モード同士の間において、変動開始演出を構成する演出要素(例えば、演出図柄自体の揺動や回転などの動作(変化)やなどの演出、演出図柄を構成するキャラクタ画像や識別部などの図柄構成要素の動作(変化)や発光などの演出、演出図柄に付随するエフェクトや文字などの付随要素の動作(変化)や発光などの演出)の全部の態様が異なっていてもよい。異なる演出モード同士の間において、変動開始演出を構成する演出要素の一部の態様が異なり(例えばキャラクタ画像の動作態様など)、演出要素の他の部分(例えば演出図柄の揺動態様など)が同じ態様であってもよい。
実施形態のように、変動経路が異なる変動演出の間において、異なる態様の変動開始演出を実行されることで、遊技者に大きな印象の違いを感じさせることができ、遊技者の興趣を向上できる。
演出モードBの変動停止示唆期間において、演出モードAと同じ態様の変動停止示唆演出を実行してもよいが、実施形態では、変動停止示唆期間において、演出モードAと演出モードBとで異なる態様の変動停止示唆演出を実行するようになっている。なお、異なる演出モード同士の間において、変動停止示唆演出を構成する演出要素(例えば、演出図柄自体の揺動や回転などの動作(変化)やなどの演出、演出図柄を構成するキャラクタ画像や識別部などの図柄構成要素の動作(変化)や発光などの演出、演出図柄に付随するエフェクトや文字などの付随要素の動作(変化)や発光などの演出)の全部の態様が異なっていてもよい。異なる演出モード同士の間において、変動停止示唆演出を構成する演出要素の一部の態様が異なり(例えばキャラクタ画像の動作態様など)、演出要素の他の部分(例えば演出図柄の揺動態様など)が同じ態様であってもよい。
実施形態のように、変動経路が異なる変動演出の間において、異なる態様の変動停止示唆演出を実行されることで、遊技者に大きな印象の違いを感じさせることができ、遊技者の興趣を向上できる。
(変動経路の例)
変動経路は、前述した縦スクロールや円環状スクロールに限らず、例えば、右から左または左から右に演出図柄70aが流れる横スクロールや、画面奥から手前に演出図柄が出てくる前後スクロールや、演出図柄70aが横軸または縦軸回転する軸スクロールや、前後の軸を中心とした円環状スクロールや、ルーレットが回るルーレットスクロールなど、単独または組み合わせて構成可能である。
ここで、変動経路が同じとは、演出図柄70aの変動の向き、演出図柄70aの変動の大きさ、演出図柄の変動によって認識される経路の形などが一致することをいい、変動経路が重なっていることをいうのではない。すなわち、図19に示す変動演出例1では、右中左列の演出図柄70aがそれぞれ異なる場所で変動表示されているが、上から下に流れる変動表示の向きや画面の上から下全体に流れる変動表示の大きさや形が同じなので、右中左列の演出図柄70aの変動経路が同じであるという。変動経路が異なるとは、演出図柄70aの変動の向き、演出図柄70aの変動の大きさ、演出図柄の変動によって認識される経路の形などの1つ以上が異なっていることをいう。
図19に示す変動演出例1は、演出図柄70aが上から下に変動することで変動開始して変動スピードが上がり、演出図柄70aが上から下に高速変動してから変動スピードが落ちて、上から下へ変動してきた演出図柄70aが所定位置で仮停止する、単独の変動経路で構成されている。
図20に示す変動演出例2は、演出図柄70aが斜め下に変動することで変動開始して変動スピードが上がり、演出図柄70aが円環状に高速変動してから変動スピードが落ちて、斜め上から変動してきた演出図柄70aが所定位置で仮停止する、変動経路で構成されている。そして、左列の変動経路が、時計回りに回転する軌跡であり、中列及び右列の変動経路が、反時計回りに回転する軌跡である。このように、図20に示す変動演出例2のように、演出図柄70aの列によって、変動経路の向きや経路の大きさや経路の形が異なっていてもよい。
変動経路は、変動演出において移動する演出図柄70aが通る(通っているように見える)ルートをいい、変動経路自体が画面に表示されていてもよいが、実施形態のように変動経路自体を表示しなくてもよい。変動経路は、識別情報が判別可能な状態(低速回転)の演出図柄70aや、識別情報が判別不能な状態(高速回転)の演出図柄70aによって把握可能である。また、画面に表示される演出図柄70aや演出図柄70aのシルエットなどによって、画面外に含めて演出図柄70aが変動しているように、遊技者に認識させることも可能である。なお、変動経路は以下のように分けることもできる。
・停止している演出図柄70aが移動開始する際に通る開始ルート
停止している演出図柄70aが変動開始して、(徐々に)増速して演出図柄70aの識別情報が判別不能になるまで、あるいは画面の外に出るまでの開始ルート
・変動している演出図柄70aが停止する(停止しそうになる)までに通る停止ルート
変動している演出図柄70aが(徐々に)減速して、演出図柄70aの識別情報が判別不能から判別可能となって停止(確定停止または仮停止)するまで、あるいは画面の外から現れた演出図柄70aが停止(確定停止または仮停止)するまでの停止ルート
・変動途中の演出図柄70a途中ルート
識別情報が判別不能な演出図柄70aのシルエットが通るルート、あるいは画面の外から現れて画面の外に出るまでのルート
・画面の一部又は全部を覆う演出(例えばカットイン画像やアイキャッチなど)の後に認識されるルート
変動経路は、複数の態様を組み合わせて構成してもよい。例えば、演出図柄70aが上から下に変動することで変動開始して変動スピードが上がり、演出図柄70aが円環状に高速変動してから変動スピードが落ちて、画面奥から手前へ変動してきた演出図柄70aが所定位置で仮停止するなどのように、複数の変動経路で構成できる。このように、変動経路が途中で変わってもよい。
変動演出について、演出図柄70aが変動開始してから高速変動する前までの開始期間と、演出図柄70aが高速変動する高速変動期間と、高速変動期間から演出図柄70aが変動停止表示(確定停止または仮停止)されるまでの停止示唆期間に分けて、具体的に説明する。なお、演出モードAを例示するが、演出モードBについても演出モードAと同様にすることができる。
(予告演出)
実施形態の遊技機1では、通常遊技状態および有利遊技状態において、大当たり(大当たり遊技への移行)を期待させる(示唆する)複数種類の予告演出(先読みも含んでいてもよい。)を実行可能になっている。通常遊技状態および有利遊技状態において、それぞれ専用の予告演出を設定しても、共用の予告演出を設定しても、これらの組み合わせてであっても、何れであってもよい。また、有利遊技状態で実行可能な予告演出の種類数よりも、通常遊技状態で実行可能な予告演出の種類数の方が多くする、又はその逆であるように、予告演出の種類数が通常遊技状態と有利遊技状態とで異なるようにしてもよい。例えば、有利遊技状態で実行可能な予告演出の種類数よりも、通常遊技状態で実行可能な予告演出の種類数の方が多くすると、通常遊技状態で比較的多くの種類で現れる予告演出によって期待感を持たせることができ、通常遊技状態においても遊技者を惹き付けることができる。なお、予告演出の種類数が通常遊技状態と有利遊技状態とで同じであってもよい。
図21に示すように、予告演出としては、例えば、始動口ランプ等の発光演出(図21(a))や、保留変化演出(図21(b)、図21-5)、エフェクト等による演出図柄70aのキャラ作用変化演出(図21(a))や、演出図柄70aの変動が連続することを示唆する擬似予告演出(図21(c))や、操作ボタン135の振動や発光などのボタン演出(図21-2(a))や、可動役物73,74の作動や発光などの可動役物演出(図21-2(b))などが挙げられる。保留変化演出は、保留アイコンの色や形状等が変化することに限らず、当該アイコンの色や形状等が変化するようにしてもよい(図21-5)。
図21-7に示すように、保留アイコン(当該アイコン)の変化を示唆する作用演出(実施形態では保留アイコンに向かう矢印で表現)を、ミニキャラやアイコンや記号やエフェクトなどの表示や音演出で実行してもよい。そして、作用演出が成功することで、保留アイコン(当該アイコン)の形状や色などが変化する保留変化演出を実行し、作用演出が失敗することで、保留変化演出の実行を制限するようにしてもよい。保留アイコンの変化の示唆に限らず、遊技者から認識可能な要素(例えば演出図柄の態様)が変化することを示唆する演出を作用演出という場合がある。
予告演出としては、図21-3に示すように、カットイン画像(カットイン動画)など、画像を表示するようにしてもよい。図21-3の例では、1回目のカットイン画像よりも2回目の方を、期待度が高い表示で行い、2回目のカットイン画像よりも3回目の方を、期待度が高い表示で行う態様であるが、期待度を変化させなくてもよい。また、図21-3の例では、1回目の予告演出を青エフェクトで行い、2回目の予告演出を緑エフェクトで行い、3回目の予告演出を赤エフェクトで行っている。このように、同じ媒体(例えば、カットイン画像やエフェクト)を含む演出を繰り返し行う場合、媒体により認識(表示)される内容が段階的に変化する演出を、特に変化演出やステップアップ演出という場合がある。
予告演出としては、先読みチャンス目演出(チャンス目停止時発光表示演出)も例示される(図21-6)。先読みチャンス目演出(チャンス目停止時発光表示演出)において、「556」や「667」等の一定の法則を持った出目とするのではなく、演出図柄のうちの奇数図柄の数字を赤色とし、偶数図柄の数字を青色としておき、「135」や「357」等の3つの演出図柄70aの数字が全て赤色となる同色図柄を仮停止(停止表示)させたり、「246」や「468」等の3つの演出図柄70aの数字が全て青色となる同色図柄を仮停止(停止表示)させたりしてもよく、この場合には、青色の同色図柄が仮停止される場合よりも、赤色の同色図柄が仮停止される場合の方が、大当たり期待度が高くなるようにしてもよい。
ここで、先読みチャンス目演出が実行される場合、同色図柄が仮停止(停止表示)までの変動停止示唆期間にて、同色図柄停止音を出力するようにしてもよい。この場合、同色図柄以外の演出図柄70aの変動停止示唆期間に出力される停止音と同じにしてもよいが、異なるようにしてもよい。同色図柄が変動停止表示される変動停止示唆期間にて出力される停止音を、同色図柄以外の演出図柄70aの変動停止示唆期間に出力される停止音と異なるようにすると、遊技者への期待感を高めることができ、遊技の興趣を向上できる。
また、先読みチャンス目演出(チャンス目停止時発光表示演出)では、左中右の3つ(3列)の演出図柄70aが仮停止したタイミングで3つの演出図柄70aの周囲に発光エフェクト画像を表示させてエフェクト効果音を出力する演出を行うのではなく、左中右の3つ(3列)の演出図柄70aが順番に仮停止する毎(例えば、バウンド表示する毎)に、仮停止した演出図柄70aの周囲にエフェクト画像を表示すると共に発光エフェクト効果音を出力する演出(例えば0.5秒ずつ)を行うことで、左中右の3つ(3列)の演出図柄70aが発光するタイミングが異なるようにしてもよい。
また、通常遊技状態においては、先読みチャンス目演出を実行可能とする一方、右打ち画像が表示される特定遊技状態(時短遊技状態、確変遊技状態の少なくとも一方)においては、先読みチャンス目演出を実行しないようにしてもよい。
予告演出としては、図形(キャラクタ)や文字や記号や柄(例えばゼブラ柄)などの組み合わせによる演出を、群演出という場合がある。例えば、図21-4では、複数の図柄(顔図柄)が上から下に降ってくるような群演出を例示している。図21-4の群演出は、同じ種類(顔図形の表情が同じ)の図形の組み合わせであるが、異なる種類(顔図形の表情が異なる)の図形の組み合わせであってもよい。ただし、異なるモチーフ(顔図形と花図形など)による異なる種類の図形の組み合わせであっても、同じモチーフ(顔図形)で図形を揃えると統一感が出せるので好ましい。このように、図21-4(a)、図21-4(b)および図21-4(c)の例は、異なる図形で演出を行っているが、顔というモチーフが同じなので、群予告のモチーフが同じであるといえる。
予告演出は、異なるモードで異なる態様の演出を用いてもよい。また、予告演出は、異なるモードで同じ態様の演出を用いてもよい。このような予告演出を特に区別する場合、モード共通予告という場合がある。
予告演出は、1または複数の変動演出において繰り返し実行するようにしてもよい。予告演出を繰り返し実行する場合、図21-3のように、1回目を青色表示で行い、2回目を緑色表示で行い、3回目を赤色表示で行ったり、表示内容を変化させるなど、段階的に期待感を変化させる変化演出(ステップアップ演出)としてもよい。
予告演出は、遊技盤の発光装置や、遊技枠の発光装置や可動物や、発射装置など、遊技機1の各部を用いて実行してもよい。
予告演出は、様々なタイミングで実施することができる。例えば、変動演出開始前、変動演出における変動開始期間、変動演出における高速変動期間、変動演出における変動停止示唆期間、変動演出後などに開始して、所定期間に亘って演出を実行すればばよい。
図23は、保留記憶数に応じた変動開始期間及び変動停止示唆期間を示す説明図である。
(変動開始期間-保留記憶数が所定数の場合)
保留記憶数が所定数(例えば1個)の場合、左列の演出図柄70aのキャラ画像CGが腕を動かす演出動作を行った後(図22(a1)参照)、左列の演出図柄70aが一旦上に揺れてから下へ向けて変動開始する(図22(b1)参照)。左列の演出図柄70aの変動開始に合わせて音声出力装置331から例えば「ポン」などの変動開始音が出力される。次に、中列の演出図柄70aのキャラ画像CGが腕を動かす演出動作を行った後(図22(b1)参照)、中列の演出図柄70aが一旦上に揺れてから下へ向けて変動開始する(図22(c1)参照)。中列の演出図柄70aの変動開始に合わせて音声出力装置331から例えば「ポン」などの変動開始音が出力される。次に、右列の演出図柄70aのキャラ画像CGが腕を動かす演出動作を行った後(図22(c1)参照)、右列の演出図柄70aが一旦上に揺れてから下へ向けて変動開始する(図22(d1)参照)。右列の演出図柄70aの変動開始に合わせて音声出力装置331から例えば「ポン」などの変動開始音が出力される。このように、保留記憶数が所定数である場合、変動開始期間において、左中右列の演出図柄70aがタイミングをずらして変動開始されると共に、タイミングをずらして変動開始演出が実行される。
(変動開始期間-保留記憶数が特定数の場合)
保留記憶数が所定数(例えば4個)の場合、左中右列の演出図柄70aのキャラ画像CGが腕を動かす演出動作を行った後(図22(a2)参照)、左中右列の演出図柄70aが一旦上に揺れてから下へ向けて変動開始する(図22(b2)参照)。このとき、演出図柄70aの変動開始に合わせて音声出力装置331から例えば「ポポーン」など、保留記憶数が所定数の場合と異なる変動開始音が出力される。このように、保留記憶数が特定数である場合、左中右列の演出図柄70aがタイミングを合わせて(または保留記憶数が所定数の場合よりも短い期間にて)変動開始されると共に、タイミングを合わせて(または保留記憶数が所定数の場合よりも短い期間にて)変動開始演出が実行される。そして、保留記憶数が特定数の変動演出の方が、保留記憶数が所定数の変動演出よりも、変動開始期間が短くなる。
実施形態において、変動開始演出として、変動開始音を出力する音演出を実行可能である。保留記憶が所定数である場合の変動開始演出の音演出と、保留記憶が特定数である場合の変動開始演出の音演出とが、異なる態様である。そして、実施形態では、縦スクロールによる第1変動経路の変動演出および円環状スクロールによる第2変動経路の変動演出において、保留記憶が所定数である場合と、保留記憶が特定数である場合とで、変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間にて、異なる態様の変動開始演出を実行可能である。なお、異なる態様の例として、音演出を挙げたが、演出図柄70a自体の動作等の演出や、演出図柄70aの構成要素の動作等の演出や、演出図柄70aの付随要素の動作等の演出などの態様が異なっていてもよい。例えば、異なるまたは同じ動作を行う場合であっても、保留記憶が所定数である場合の変動開始演出よりも、保留記憶が特定数である場合の変動開始演出の方が、演出期間が短いなど、演出期間の長短も態様が異なっているといえる。
前述したように、縦スクロールの第1変動経路及び円環状スクロールの第2変動経路の何れであっても、変動演出を開始するとき、変動開始演出を実行可能である。縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、保留記憶が所定数と異なる特定数(例えば所定数よりも多い4個)である場合とで、変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、異なる態様の変動開始演出を実行可能である。また、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、保留記憶が所定数と異なる特定数(例えば所定数よりも多い4個)である場合とで、変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、異なる態様の変動開始演出を実行可能である。
このようにすることで、保留記憶が所定数である場合と保留記憶が特定数である場合とで変動開始演出の期待感や見せ方を変えることができ、遊技の興趣を向上できる。特に所定数よりも多い特定数の保留記憶がある場合、変動開始演出をシンプルにしたり短くしたりすることで、遊技の消化スピードを向上でき、遊技者の興趣を向上できる。
(高速変動期間)
高速変動期間では、演出図柄70a(演出図柄70aの識別情報)が判別不能または困難になる。高速変動期間において、演出図柄70aのシルエットや線などの軌跡表示などよって変動経路を示してもよいが、変動開始期間および/または変動停止示唆期間に表示される演出図柄70aの変動経路の表示によって、所定変動経路で演出図柄70aが変動しているように遊技者に錯覚させてもよい。高速変動期間において、変動経路に重ねてあるいは変動経路に変えて、様々な演出(カットイン、ミニキャラ演出、エフェクトなど)が実行される。ここで、高速変動期間中において、変動経路に重なる範囲が広い演出であるほど、遊技者にとって有利な遊技状態に移行し易くしてもよい。
(変動停止示唆期間)
変動停止示唆期間は、演出図柄70aが確定停止(本停止)するまでの期間だけでなく、演出図柄70aが仮停止するまでの期間と仮停止状態の期間との場合もある。すなわち、変動演出の途中において、演出図柄70aが仮停止を繰り返す場合があることから、変動期間中に複数回の変動停止示唆期間がある場合もある。変動停止示唆期間において、停止示唆演出を実行してもよい。
(変動停止示唆期間-保留記憶数が所定数の場合)
保留記憶数が所定数(例えば1個)の場合を説明する。第1画像表示装置131(メイン液晶)の画面において、左中右列の演出図柄70のそれぞれが、上から下に流れる縦スクロールの変動経路で変動表示されている(図24(a1)参照)。変動演出の開始から所定時間が経過すると、左列の演出図柄70aが仮停止する(図24(b1)参照)。このとき、左列の演出図柄70aが仮停止位置からわずかに下へ行き過ぎてから上に戻るように移動して仮停止する。また、仮停止状態において、左列の演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う変動停止示唆演出が実行される。なお、左列の演出図柄70aの仮停止時に音声出力装置から停止音演出(例えば「トン」)が実行される。
次に、右列の演出図柄70aが仮停止する(図24(c1)参照)。このとき、右列の演出図柄70aが仮停止位置からわずかに下へ行き過ぎてから上に戻るように移動して仮停止する。また、仮停止状態において、右列の演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う変動停止示唆演出が実行される。なお、右列の演出図柄70aの仮停止時に音声出力装置から停止音演出(例えば「トン」)が実行される。
次に、中列の演出図柄70aが仮停止する(図24(d1)参照)。このとき、中列の演出図柄70aが仮停止位置からわずかに下へ行き過ぎてから上に戻るように移動して仮停止する。また、仮停止状態において、中列の演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う変動停止示唆演出が実行される。なお、中列の演出図柄70aの仮停止時に音声出力装置から停止音演出(例えば「トン」)が実行される。
特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器120において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われ、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図24(e1)参照)。
このように、保留記憶数が所定数である場合、変動停止示唆期間において、左中右列の演出図柄70aがタイミングをずらして仮停止されると共に、タイミングをずらして変動停止示唆演出が実行される。
(停止示唆期間-保留記憶数が特定数の場合)
保留記憶数が所定数(例えば4個)の場合を説明する。第1画像表示装置131(メイン液晶)の画面において、左中右列の演出図柄70のそれぞれが、上から下に流れる縦スクロールの変動経路で変動表示されている(図24(a2)参照)。変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右列の演出図柄70aが仮停止する(図24(b1)参照)。このとき、左中右列の演出図柄70aが仮停止位置からわずかに下へ行き過ぎてから上に戻るように移動して仮停止する。また、仮停止状態において、各列の演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う変動停止示唆演出が実行される。なお、演出図柄70aの仮停止時に音声出力装置から、保留記憶が所定数の場合と異なる停止音演出(例えば「トーン」)が実行される。
特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器120において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われ、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図24(e1)参照)。
このように、保留記憶数が特定数である場合、変動停止示唆期間において、左中右列の演出図柄70aがタイミングを合わせて(または保留記憶数が所定数の場合よりも短い期間にて)仮停止されると共に、タイミングを合わせて(または保留記憶数が所定数の場合よりも短い期間にて)変動停止示唆演出が実行される。そして、保留記憶数が特定数の変動演出の方が、保留記憶数が所定数の変動演出よりも、変動停止示唆期間が短くなる。
実施形態において、変動停止示唆演出として、変動停止音を出力する音演出を実行可能である。保留記憶が所定数である場合の変動停止示唆演出の音演出と、保留記憶が特定数である場合の変動停止示唆演出の音演出とが、異なる態様である。そして、実施形態では、縦スクロールによる第1変動経路の変動演出および円環状スクロールによる第2変動経路の変動演出において、保留記憶が所定数である場合と、保留記憶が特定数である場合とで、変動停止示唆演出の実行期間を含む変動停止示唆期間にて、異なる態様の変動停止示唆演出を実行可能である。なお、異なる態様の例として、音演出を挙げたが、演出図柄70a自体の動作等の演出や、演出図柄70aの構成要素の動作等の演出や、演出図柄70aの付随要素の動作等の演出などの態様が異なっていてもよい。例えば、異なるまたは同じ動作を行う場合であっても、保留記憶が所定数である場合の変動停止示唆演出よりも、保留記憶が特定数である場合の変動停止示唆演出の方が、演出期間が短いなど、演出期間の長短も態様が異なっているといえる。
このようにすることで、保留記憶が所定数である場合と保留記憶が特定数である場合とで変動停止示唆演出の期待感や見せ方を変えることができ、遊技の興趣を向上できる。特に所定数よりも多い特定数の保留記憶がある場合、変動停止示唆演出をシンプルにしたり短くしたりすることで、遊技の消化スピードを向上でき、遊技者の興趣を向上できる。
縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、保留記憶が所定数である場合に、各列の停止音が順に例えば「トン・トン・トン」と聞こえるパターンの特定音演出が実行される。縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、保留記憶が所定数と異なる特定数である場合に、各列の停止音が合わさった例えば「トーン」と聞こえるパターン特定音演出が実行される。
円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、保留記憶が所定数である場合に、各列の停止音が順に例えば「タン・タン・タン」と聞こえるパターンの特定音演出が実行される。円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、保留記憶が所定数と異なる特定数である場合に、各列の停止音が合わさった例えば「ターン」と聞こえるパターン特定音演出が実行される。
このように、縦スクロールの第1変動経路の変動演出および円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、保留記憶が所定数である場合と保留記憶が所定数と異なる特定数である場合とで、異なるパターンの特定音演出を実行している。
このようにすることで、保留記憶が所定数である場合と保留記憶が特定数である場合とで特定音演出の期待感や雰囲気を変えることができ、遊技者の興趣を向上できる。特に所定数よりも多い特定数の保留記憶がある場合、特定音演出をシンプルにしたり短くしたりすることで、遊技の消化スピードを向上でき、遊技の興趣を向上できる。
縦スクロールの第1変動経路および円環状スクロールの第2変動経路の何れであっても、変動演出を開始するときの変動開始期間にて、変動開始演出を実行可能である。変動開始演出は、演出図柄70a自体や演出図柄70の構成要素や演出図柄70aに付随する要素を用いた基本的な第1態様と、前述の基本的な第1態様と色などを変更したり、第1態様にエフェクトなどを追加したり、基本的な第1態様に加えて又は代えて、例えば図21-1~図21-7に示すような予告演出を行ったりなどして、演出態様や期待度を異なせた第2態様(第1態様と異なる第2態様)とがある。なお、第2態様の変動開始演出は、同色図柄(同色チャンス目)であってもよい。図22-2(a1)に示すように、第1変動経路の変動演出の変動開始期間において、第1態様の変動開始演出として、演出図柄70aを構成するキャラクタ画像が腕を動かす演出動作を行うようになっている。図22-2(a2)に示すように、第2変動経路の変動演出の変動開始期間において、第1態様の変動開始演出として、演出図柄70aを構成するキャラクタ画像が頭を動かす演出動作を行うようになっている。図22-2(a3)に示すように、第1変動経路の変動演出の変動開始期間において、第2態様の変動開始演出として、演出図柄70aを構成するキャラクタ画像が腕を動かす演出動作に加えて、エフェクト表示を行うようになっている。図22-2(a4)に示すように、第2変動経路の変動演出の変動開始期間において、第2態様の変動開始演出として、演出図柄70aを構成するキャラクタ画像が頭を動かす演出動作に加えて、エフェクト表示を行うようになっている。
第2態様の変動開始演出は、所謂先読み(所定の保留記憶をターゲットとして、大当たり移行の期待度が高い又は大当たり移行を煽る演出が実行され易くなっていること)が設定されていてもよく、先読みと関係がないものであってもよい。
縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間にて、第1態様の変動開始演出が実行された場合よりも、第2態様の変動開始演出が実行された場合の方が、大当たりを期待させる所定演出が実行され易くなっている。また、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間にて、第1態様の変動開始演出が実行された場合よりも、第2態様の変動開始演出が実行された場合の方が、大当たりを期待させる所定演出が実行され易くなっている。このように変動経路が異なっても、変動開始演出と所定演出との関係が同じに設定されている。このようにすることで、大当たりへの期待度を高めることができ、遊技の興趣を向上できる。
例えば、第2態様の変動開始演出として、予告演出が実行された場合、変動開始期間の予告演出と関連する又は別の予告演出が、変動開始期間における変動開始演出の後のタイミング、高速変動期間、又は、変動停止示唆期間にて実行され易くなる。仮に、第2態様の変動開始演出として、予告演出が実行されない場合であっても、例えば図21~図21-7に示すような予告演出が、変動開始期間における変動開始演出の後のタイミング、高速変動期間、又は、変動停止示唆期間にて実行され易くなる。先読みが設定されている場合、第2態様の変動開始演出及び所定演出が、先読みが設定されていない場合よりも関連するものが実行され易くなる。所定演出としては、発展演出、音声や画像等のカットイン演出、ステップアップ演出、保留アイコンやその他の色変化演出などであってもよい。第2態様の変動開始演出(例えば青色エフィエクなど)よりも、その後に実行される所定演出(例えば赤色エフェクトなど)の方が、期待度が高くなるようにしてもよい。
実施形態では、第1変動経路と第2変動経路とで異なる態様の変動開始演出を実行可能であるが、第1態様の変動開始演出に付加演出を加えて、第2態様の変動開始演出とする場合、第1変動経路と第2変動経路とで同じ態様の付加演出を追加することができる。
変動開始演出は、例えば、演出図柄70aが停止位置から上方向に移動して、下方向へ移動して、縦スクロールする、演出図柄70aが1つのアクションを行う態様がある。変動開始演出は、例えば、演出図柄70aが停止位置から上方向に移動して、縦軸周りに回転してから下方向へ移動して、縦スクロールする、演出図柄70aが2つのアクションを行う態様がある。なお、アクションは3以上であってもよい。
第1変動経路の変動演出であっても第2変動経路の変動演出であっても、変動開始演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が同じであってもよいが、第1変動経路の変動演出と第2変動経路の変動演出とで、変動開始演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が異なっていてもよい。この場合、第1変動経路の変動演出よりも、第2変動経路の変動演出の方が、変動開始演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が少なくしても多くしてもよい。
通常遊技状態の変動演出であっても有利遊技状態の変動演出であっても、変動開始演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が同じであってもよいが、通常遊技状態の変動演出と有利遊技状態の変動演出とで、変動開始演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が異なっていてもよい。この場合、通常遊技状態の変動演出よりも、有利遊技状態の変動演出の方が、変動開始演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が少なくしても多くしてもよい。
変動停止示唆演出は、例えば、演出図柄70aが上から下に移動してきて、停止位置を通り過ぎてから停止位置に戻るように移動して変動停止表示される、演出図柄70aが1つのアクションを行う態様がある。
変動停止示唆演出は、例えば、演出図柄70aが上から下に移動してきて、停止位置を通り過ぎてから停止位置に戻るように移動して、縦軸周りに回転してから変動停止表示される、演出図柄70aが2つのアクションを行う態様がある。なお、アクションは3以上であってもよい。
第1変動経路の変動演出であっても第2変動経路の変動演出であっても、変動停止示唆演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が同じであってもよいが、第1変動経路の変動演出と第2変動経路の変動演出とで、変動停止示唆演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が異なっていてもよい。この場合、第1変動経路の変動演出よりも、第2変動経路の変動演出の方が、変動停止示唆演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が少なくしても多くしてもよい。
通常遊技状態の変動演出であっても有利遊技状態の変動演出であっても、変動停止示唆演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が同じであってもよいが、通常遊技状態の変動演出と有利遊技状態の変動演出とで、変動停止示唆演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が異なっていてもよい。この場合、通常遊技状態の変動演出よりも、有利遊技状態の変動演出の方が、変動停止示唆演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)が少なくしても多くしてもよい。
なお、演出図柄70aのアクションは、演出図柄70a全体の動作(拡縮や移動や回転など)、演出図柄70aの構成要素(例えば数字等の識別部やキャラ等の装飾部などの一部や全体)の動作(拡縮や移動や回転など)や、演出図柄70aに付随する要素(例えばエフェクトや発光など)などがある。
変動開始演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)と、変動停止示唆演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)とが同じであってもよいが、変動開始演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)よりも、変動停止示唆演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)の方が、多くてもよい。
変動開始演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)よりも、変動停止示唆演出における演出図柄70aのアクション数(アクションの種類数)の方が、少なくてもよい。
変動開始演出よりも、変動停止示唆演出の方が、装飾部など演出図柄70aの要素によるアクション数が多くてもよい。
変動開始演出よりも、変動停止示唆演出の方が、装飾部など演出図柄70aの要素によるアクション数(アクションの種類数)が少なくてもよい。
保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、保留記憶が所定数と異なる特定数(例えば所定数よりも多い4個)である場合とで、変動開始演出のアクション数(アクションの種類数)が同じであってもよいが、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合よりも、保留記憶が所定数と異なる特定数(例えば所定数よりも多い4個)の方が、変動開始演出のアクション数(アクションの種類数)が少なくてもよい。
保留記憶が所定数(例えば1個)である場合よりも、保留記憶が所定数と異なる特定数(例えば所定数よりも多い4個)の方が、変動開始演出のアクション数(アクションの種類数)が多くてもよい。
保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、保留記憶が所定数と異なる特定数(例えば所定数よりも多い4個)である場合とで、変動停止示唆演出のアクション数(アクションの種類数)が同じであってもよいが、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合よりも、保留記憶が所定数と異なる特定数(例えば所定数よりも多い4個)の方が、変動停止示唆演出のアクション数(アクションの種類数)が少なくてもよい。
保留記憶が所定数(例えば1個)である場合よりも、保留記憶が所定数と異なる特定数(例えば所定数よりも多い4個)の方が、変動停止示唆演出のアクション数(アクションの種類数)が多くてもよい。
(変動演出例3)
図25(a)は、通常遊技状態における演出モードAの場合である。左中右列の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成している棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図25(b)参照)。このように、演出図柄70aが変動停止に向かうとき(停止示唆期間)に、仮停止時の演出図柄70a自体の揺れ動作と、棒状画像SGおよび図柄エフェクト画像ZEの揺らぎ動作(演出動作)とを含む変動停止示唆演出が実行される。
特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器120において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図25(b)参照)、サブ第1変動表示器において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器120において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器での1ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、本実施形態のように装飾部の一部が動作することや全体又は一部が拡縮動作するなどの準備動作を行った後に、スクロールを開始する(図25(c)参照)。このように、演出図柄70aの変動開始に際して、演出図柄70の揺れ動作や演出図柄70aのキャラクタ画像CGの腕を動かすような演出動作を含む変動開始演出が実行される。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図25(c)参照)。
縦スクロールの変動経路で変動演出が実行されているときに、所定の切換演出(所定演出)が実行される(図25(d)参照)。実施形態の切換演出において、縦スクロールの変動経路で変動演出が実行されている画面の奥側から所定演出画像が拡大表示されて(図25(c))、演出図柄70aのシルエット等を覆って縦スクロールの変動経路を隠す(図25(d)参照)。また、所定演出画像による所定の演出動作(例えば、手を振るなど)を行って、所定の転換音演出を実行する。実施形態では、切換演出において、当該アイコンを含む保留アイコンが消えているが、切換演出において当該アイコンや保留アイコンを表示するようにしてもよい。
そして、所定演出画像が消えると(切換演出の終了)、第1画像表示装置131(メイン液晶)の画面において、左中右列の演出図柄70のそれぞれが、横円環状に流れる変動経路で変動表示される(図25(e))。このように、切換演出の実行後に、縦スクロールの変動経路から、円環状スクロールの変動経路に変わる。また、画面には、第2変動経路に紐付けられたモード名であるモードBが表示される。なお、モード名は、所定回数の変動演出が実行されると消去される。
変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右列の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)することに加え、演出図柄70aを構成しているキャラクタ画像CGの一部が動作(腕を振る)し、図柄エフェクト画像ZEが揺らぎ動作(演出動作)を行う。また、保留アイコンT1および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図25(f)参照)。このように、演出図柄70aが変動停止に向かうとき(変動演出における変動停止示唆期間)に、仮停止時の演出図柄70a自体の揺れ動作と、キャラクタ画像CGの一部の動作(演出動作)および図柄エフェクト画像ZEの揺らぎ動作(演出動作)とを含む変動停止示唆演出が実行される。
特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示器120において第1特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「164」)で本停止し(図25(g)参照)、サブ第1変動表示器において第1ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
特別図柄の停止時間が経過すると、第1特別図柄の変動表示が第1特別図柄表示器120において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第1変動表示器での1ランプ図柄の変動表示が開始される。このとき、演出図柄70aの変動開始演出が実行して、演出図柄70aがスクロールされる(図25(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図25(i)参照)。
実施形態において、縦スクロールの第1変動経路の変動演出から、切換演出を実行して、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出に切り替え可能である。このようにすることで、変動経路の切り替えの違和感を抑えて、変動経路の切り替えによる期待感を向上できる。
変動経路に紐付いたモード名が画面に表示されていない場合であっても、アイキャッチ等の切換演出を実行した後に、切換演出を実行後の変動経路に紐付いたモード名を表示可能である。
変動経路に紐付いたモード名が画面に表示されている場合であっても、アイキャッチ等の切換演出が実行されている期間においてモード名を消去可能である。そして、切換演出を実行した後に、切換演出を実行後の変動経路に紐付いたモード名を表示可能である。
モード名は、表示を開始してから1回又は2回以上の複数回の変動演出において表示しても、切換演出の実行期間などの所定期間を除いて常に表示するようにしても、何れであってもよい。
円環状スクロールの第2変動経路の変動演出から、切換演出を実行して、縦スクロールの第1変動経路の変動演出に切り替えてもよい。ここで、縦スクロールから円環状スクロールに切り替える際の切換演出の態様と、円環状スクロールから縦スクロールに切り替える際の切換演出の態様とが、同じであっても、異なっていても、何れであってもよい。なお、切換演出を実行した場合であっても、変動経路を切り替えない場合があってもよい。例えば、同じ態様の切換演出であれば、どの変動経路の切り替わるのか判り難くなり、遊技者の興味を惹くことができる。また、異なる態様の切換演出であれば、切り替わり先の期待感を煽ることができる。
第1変動経路の変動開始期間において、第1の変動開始演出を実行可能であると共に、第1変動経路の変動停止示唆期間において、第1の変動停止示唆演出を実行可能である。第2変動経路の変動開始期間において、前記第1の変動開始演出と異なる態様の第2の変動開始演出を実行可能であると共に、第2変動経路の変動停止示唆期間において、前記第1の変動停止示唆演出と異なる態様の第2の変動停止示唆演出を実行可能である。そして、切換演出が実行された場合、変動経路を切り換えない場合よりも切り換える方が実行され易くするとよい。この場合、必ず切り換えてもよい。第1の変動開始演出を実行した場合であっても、切換演出が実行されると、変動停止示唆期間において第1の変動停止示唆演出よりも第2の変動停止示唆演出の方が実行され易くすることができる。第2の変動開始演出を実行した場合であっても、切換演出が実行されると、変動停止示唆期間において第2の変動停止示唆演出よりも第1の変動停止示唆演出の方が実行され易くすることができる。
図25の例では、高速変動期間に切換演出を実行して、変動経路を変更したが、変動経路の変更(アイキャッチ等の切換演出の実行)タイミングはこれに限らず、様々なタイミングで変動経路の変更(アイキャッチ等の切換演出の実行)できる。
図25-2の例では、変動開始期間に切換演出を実行し、切換演出の終了後、切換演出前の第1変動経路(縦スクロール)と変更された第2変動経路(円環状スクロール)で高速スクロールしている状態(高速変動期間)となり、第2変動経路に応じた変動停止示唆期間を経て、第2変動経路に応じた演出図柄70aで変動停止表示される。
図25-3の例では、変動開始期間に切換演出を実行し、切換演出の終了後、切換演出前の第1変動経路(縦スクロール)と変更された第2変動経路(円環状スクロール)で高速スクロールしている状態(高速変動期間)を経ることなく、第2変動経路に応じた変動停止示唆期間を経て、第2変動経路に応じた演出図柄70aで変動停止表示される。ここで、切換演出の終了後、切換演出前の第1変動経路(縦スクロール)と変更された第2変動経路(円環状スクロール)で高速スクロールしている状態(高速変動期間)や変動停止示唆期間を経ることなく、第2変動経路に応じた演出図柄70aで変動停止表示するようにしてもよい(切換演出が消えると、演出図柄70aが変動停止表示(仮停止)している)。
図25-4の例では、変動開始と同時に切換演出を実行し、切換演出の終了後、切換演出前の第1変動経路(縦スクロール)と変更された第2変動経路(円環状スクロール)で高速スクロールしている状態(高速変動期間)となり、第2変動経路に応じた変動停止示唆期間を経て、第2変動経路に応じた演出図柄70aで変動停止表示される。図25-4では、第1変動経路に応じた変動開始演出が実行されず(第1変動経路の変動開始が見えない)、切換演出が消えたら、第2変動経路に変更されている。
図25-5の例では、高速変動期間に切換演出を実行し、切換演出の終了後、切換演出前の第1変動経路(縦スクロール)と変更された第2変動経路(円環状スクロール)で高速スクロールしている状態(高速変動期間)を経ることなく、第2変動経路に応じた変動停止示唆期間を経て、第2変動経路に応じた演出図柄70aで変動停止表示される。ここで、切換演出の終了後、切換演出前の第1変動経路(縦スクロール)と変更された第2変動経路(円環状スクロール)で高速スクロールしている状態(高速変動期間)や変動停止示唆期間を経ることなく、第2変動経路に応じた演出図柄70aで変動停止表示するようにしてもよい(切換演出が消えると、演出図柄70aが変動停止表示(仮停止)している)。
図25-6の例では、変動開始と同時に切換演出を実行し、切換演出の終了後、切換演出前の第1変動経路(縦スクロール)と変更された第2変動経路(円環状スクロール)に対応する変動開始演出を実行してから、高速スクロールしている状態(高速変動期間)となり、第2変動経路に応じた変動停止示唆期間を経て、第2変動経路に応じた演出図柄70aで変動停止表示される。図25-4では、第1変動経路に応じた変動開始演出が実行されず(第1変動経路の変動開始が見えない)、切換演出が消えたら、第2変動経路(円環状スクロール)に対応する演出図柄70aで変動開始するようになっている。

第2変動経路に変更されている。
切換演出を実行しても、変動経路を変更せず、切換演出前の変動経路で変動演出を実行する場合と、切換演出を実行して、切換演出前の変動経路と異なる変動経路で変動演出を実行する場合とがあってもよい。この場合、変動経路の変更を実行する切換演出の態様と、変動経路の変更を実行しない切換演出の態様が、同じであっても異なっていても何れであってもよい。
実施形態では、切換演出が実行されて、変動経路が変更された場合であっても、変更前の変動経路の変動演出での特殊図柄TZと、変更後の変動経路の変動演出での特殊図柄TZとが、共通する態様の図柄(例えば数字)で表示され、共通する変動経路(例えばその場で数字が切り替わる態様)で変動表示され、共通する変動開始の態様(例えば数字の動作などの演出がない)であり、共通する変動停止の態様(例えば数字の動作などの演出がない)になっている。
第1変動経路(例えば縦スクロール)に対応した態様の演出図柄70aによる変動演出において、(切換演出が実行された後に、)第1変動経路と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)に対応した態様の演出図柄70aで変動停止表示可能である。第1変動経路(例えば縦スクロール)に対応した態様の変動開始演出が実行された変動演出において、(切換演出が実行された後に、)第1変動経路と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)に対応した態様の変動停止示唆演出を実行可能である。
(変動演出例4-連続演出)
図26は、4個目の保留記憶(ターゲット保留記憶)をターゲットとした先読み演出の一種として、1回または複数回の変動演出において行われる連続演出を実行する場合である。なお、連続演出は、縦スクロールの第1変動経路の変動演出および円環状スクロールの第2変動経路の変動演出で実行可能であり、複数種類の変動経路の変動演出で実行可能である。
ターゲット保留記憶より3個前の保留記憶に基づいて変動演出が開始されるとき、開始期間において、画面にカットイン画像Aが表示される連続演出の1回目が実行される(図26(b))。ターゲット保留記憶より2個前の保留記憶に基づいて変動演出が開始されるとき、開始期間において、画面にカットイン画像Bが表示される連続演出の2回目が実行される(図26(c))。ターゲット保留記憶より1個前の保留記憶に基づいて変動演出が開始されるとき、開始期間において、画面にカットイン画像Cが表示される連続演出の3回目が実行される(図26(d))。そして、ターゲット保留記憶に基づいて変動演出が開始されるとき、開始期間において、画面にカットイン画像Dが表示される連続演出の4回目が実行される(図26(e))。
連続演出は、例えば、青色文字のカットイン画像よりも赤色文字のカットイン画像の方の期待度が高いなど、色やエフェクトや内容などによって、異なる期待度の演出を実行可能である。このとき、1回目の演出よりも2回目の演出の方の期待度を高くしたり、同じ期待度の演出を連続して実行したり、異なる期待度の演出の組み合わせてもよい。また、連続演出は、同じ態様の演出を繰り返して実行してもよいが、異なる態様の演出を組み合わせて実行してもよい。例えば、1つのストーリーを構成するように、複数の演出で連続演出を組み立ててもよい。
第1変動経路の変動演出で連続演出を実行する場合を説明したが、第2変動経路の変動演出においても連続演出を実行するようにしてもよい。第1変動経路の変動演出で実行される連続演出を第1連続演出といい、第2変動経路の変動演出で実行される連続演出を第2連続演出という場合がある。
実施形態において、第1連続演出が実行される期間で、かつ、縦スクロールの変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間において、縦スクロールの第1変動経路から円環状スクロールの第2変動経路への切り替えを制限可能である。第2連続演出が実行される期間で、かつ、円環状スクロールの変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間において、円環状スクロールの第2変動経路から縦スクロールの第1変動経路への切り替えを可能としてもよいが、実施形態において、円環状スクロールの第2変動経路から縦スクロールの第1変動経路への切り替えも制限している。このように、連続演出が実行される期間と変動開始期間と重なる時期に変動経路の切り替えを制限することで、連続演出が継続して実行される期待感を、変動経路の切り替えによって妨げない。これにより、遊技の興趣を向上できる。
実施形態では、連続演出が実行されている期間において、変動経路の切り替えを制限している。これに代えて、第1連続演出が実行される期間において、第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、第1変動経路から第2変動経路への切り替えの制限、又は、第2連続演出が実行される期間において、第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、第2変動経路から第1変動経路への切り替えの制限、の何れかを可能としてもよい。
実施形態では、変動開始期間で変動経路の切り替えを制限したが、変動期間全体、高速変動期間、変動停止示唆期間、変動開始期間+高速変動期間、高速変動期間+変動停止示唆期間の何れかにおいて、連続演出の実行期間にあたる場合に変動経路の切り替えを制限してもよい。
実施形態において、第1連続演出が実行される期間、かつ、縦スクロールの第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む開始期間において、前述した切換演出(所定演出)の実行を制限可能である。第2連続演出が実行される期間、かつ、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む開始期間において、前述した切換演出(所定演出)の実行を可能としてもよいが、実施形態において、述した切換演出(所定演出)の実行を制限している。のように、連続演出が実行される期間において、開始期間における切換演出の実行を制限することで、連続演出が継続して実行される期待感を、変動経路の切り替えによって妨げない。これにより、遊技の興趣を向上できる。
実施形態では、連続演出が実行されている期間において、切換演出の実行を制限している。これに代えて、第1連続演出が実行される期間において、第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、切換演出の実行の制限、又は、第2連続演出が実行される期間において、第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、切換演出の実行の制限、の何れかを可能としてもよい。
実施形態では、変動開始期間で切換演出の実行を制限したが、変動期間全体、高速変動期間、変動停止示唆期間、変動開始期間+高速変動期間、高速変動期間+変動停止示唆期間の何れかにおいて、連続演出の実行期間にあたる場合に切換演出の実行を制限してもよい。
(変動演出例5-役物作動演出)
図27は、4個目の保留記憶(ターゲット保留記憶)をターゲットとした先読み演出の一種として、1回または複数回の変動演出において行われる可動役物73の作動演出を実行する場合である。なお、可動役物73の作動演出は、縦スクロールの第1変動経路の変動演出および円環状スクロールの第2変動経路の変動演出で実行可能であり、複数種類の変動経路の変動演出で実行可能である。
ターゲット保留記憶より3個前の保留記憶に基づいて変動演出が開始されるとき、変動開始期間において、可動役物73の作動演出の1回目が実行される(図27(b))。ターゲット保留記憶より2個前の保留記憶に基づいて変動演出が開始されるとき、変動開始期間において、可動役物73の作動演出の2回目が実行される(図27(c))。ターゲット保留記憶より1個前の保留記憶に基づいて変動演出が開始されるとき、変動開始期間において、可動役物73の作動演出の3回目が実行される(図27(d))。そして、ターゲット保留記憶に基づいて変動演出が開始されるとき、変動開始期間において、可動役物73の作動演出の4回目が実行される(図27(e))。
可動役物73の作動演出は、例えば、青色発光よりも赤色発光の方の期待度が高いなど、色やエフェクトや作動内容(回数、作動幅等)などによって、異なる期待度の演出を実行可能である。このとき、1回目の演出よりも2回目の演出の方の期待度を高くしたり、同じ期待度の演出を連続して実行したり、異なる期待度の演出の組み合わせてもよい。また、作動演出は、同じ態様の演出を繰り返して実行してもよいが、異なる態様の演出を組み合わせて実行してもよい。例えば、段階的に期待度を煽るように、複数の演出で連続演出を組み立ててもよい。
実施形態において、可動役物73の作動演出が実行される期間で、かつ、縦スクロールの第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間において、縦スクロールの第1変動経路から円環状スクロールの第2変動経路への切り替えを制限可能である。可動役物73の作動演出が実行される期間で、かつ、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間において、円環状スクロールの第2変動経路から縦スクロールの第1変動経路への切り替えを可能としてもよいが、実施形態において、円環状スクロールの第2変動経路から縦スクロールの第1変動経路への切り替えも制限している。このように、可動役物73の作動演出が実行される期間と変動開始期間とが重なる時期において、変動経路の切り替えを制限することで、可動役物73の作動演出が継続して実行される期待感を、変動経路の切り替えによって妨げない。これにより、遊技の興趣を向上できる。
実施形態では、可動役物73の作動演出が実行されている期間において、変動経路の切り替えを制限している。これに代えて、可動役物73の作動演出が実行される期間で、かつ、第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間において、第1変動経路から第2変動経路への切り替えの制限、又は、可動役物73の作動演出が実行される期間で、かつ、第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間において、第2変動経路から第1変動経路への切り替えの制限、の何れかを可能としてもよい。
実施形態では、変動開始期間で変動経路の切り替えを制限したが、変動期間全体、高速変動期間、変動停止示唆期間、開始期間+高速変動期間、高速変動期間+変動停止示唆期間の何れかにおいて、可動役物73の作動演出の実行期間にあたる場合に変動経路の切り替えを制限してもよい。
実施形態において、可動役物73の作動演出が実行される期間、かつ、縦スクロールの第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前述した切換演出(所定演出)の実行を制限可能である。可動役物73の作動演出が実行される期間、かつ、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前述した切換演出(所定演出)の実行を可能としてもよいが、実施形態において、可動役物73の作動演出が実行される期間、かつ、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前述した切換演出(所定演出)の実行を制限している。このように、可動役物73の作動演出が実行される期間において、変動開始期間における切換演出の実行を制限することで、可動役物73の作動演出が継続して実行される期待感を、変動経路の切り替えによって妨げない。これにより、遊技者の興趣を向上できる。
実施形態では、可動役物73の作動演出が実行されている期間において、切換演出の実行を制限している。これに代えて、可動役物73の作動演出が実行される期間において、第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、切換演出の実行の制限、又は、可動役物73の作動演出が実行される期間において、第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、切換演出の実行の制限、の何れかを可能としてもよい。
実施形態では、変動開始期間で切換演出の実行を制限したが、変動期間全体、高速変動期間、変動停止示唆期間、変動開始期間+高速変動期間、高速変動期間+変動停止示唆期間の何れかにおいて、可動役物73の作動演出の実行期間にあたる場合に切換演出の実行を制限してもよい。
(変動演出例6-ボタン操作示唆演出)
図28は、演出の一種として、遊技者に操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出を画面で実行する場合である。なお、操作示唆演出は、縦スクロールの第1変動経路の変動演出および円環状スクロールの第2変動経路の変動演出で実行可能であり、複数種類の変動経路の変動演出で実行可能である。
変動演出において、遊技者に操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出が画面で実行されたとする(図28(a))。操作示唆演出は、所定の操作有効期間が設定されており、操作有効期間に操作ボタン135が操作されると、そのボタン操作が演出内容に反映されるようになっている。実施形態において、操作有効期間がカウントダウン表示で設定されており(図28(a)~(c))、カウント「3」のときに操作ボタン135が操作された場合である。実施形態では、操作ボタン135が操作されることを契機として、所定の画像演出が画面で実行されている(図28(d))。
実施形態において、操作示唆演出が実行される期間で、かつ、縦スクロールの第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、縦スクロールの変動経路から円環状スクロールの変動経路への切り替えを制限可能である。操作示唆演出が実行される期間で、かつ、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、円環状スクロールの第2変動経路から縦スクロールの第1変動経路への切り替えを可能としてもよいが、実施形態において、操作示唆演出が実行される期間で、かつ、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、円環状スクロールの第2変動経路から縦スクロールの第1変動経路への切り替えを制限している。このように、操作示唆演出が実行される期間において、返送開始期間における変動経路の切り替えを制限することで、操作示唆演出が継続して実行される期待感を、変動経路の切り替えによって妨げない。これにより、遊技の興趣を向上できる。
実施形態では、操作示唆演出が実行される期間において、変動経路の切り替えを制限している。これに代えて、操作示唆演出が実行される期間で、かつ、第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間において、第1変動経路から第2変動経路への切り替えの制限、又は、操作示唆演出が実行される期間で、かつ、第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間において、第2変動経路から第1変動経路への切り替えの制限、の何れかを可能としてもよい。
実施形態では、変動開始期間で変動経路の切り替えを制限したが、変動期間全体、高速変動期間、変動停止示唆期間、変動開始期間+高速変動期間、高速変動期間+変動停止示唆期間の何れかにおいて、操作示唆演出の実行期間にあたる場合に変動経路の切り替えを制限してもよい。
実施形態において、操作示唆演出が実行される期間で、かつ、縦スクロールの第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前述した切換演出(所定演出)の実行を制限可能である。操作示唆演出が実行される期間で、かつ、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前述した切換演出(所定演出)の実行を可能としてもよいが、実施形態において、操作示唆演出が実行される期間で、かつ、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前述した切換演出(所定演出)の実行を制限している。このように、操作示唆演出が実行される期間と変動開始期間とが重なる時期において切換演出の実行を制限することで、操作示唆演出が継続して実行される期待感を、変動経路の切り替えによって妨げない。これにより、遊技の興趣を向上できる。
実施形態では、操作示唆演出が実行される期間において、切換演出の実行を制限している。これに代えて、操作示唆演出が実行される期間において、第1変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、切換演出の実行の制限、又は、操作示唆演出が実行される期間において、第2変動経路の変動演出における変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、切換演出の実行の制限、の何れかを可能としてもよい。
実施形態では、変動開始期間で切換演出の実行を制限したが、変動期間全体、高速変動期間、変動停止示唆期間、変動開始期間+高速変動期間、高速変動期間+変動停止示唆期間の何れかにおいて、操作示唆演出の実行期間にあたる場合に切換演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、切換演出(例えばアイキャッチ等)を実行する場合、1回又は複数回の変動演出にて行われる連続演出の実行を制限してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、切換演出(例えばアイキャッチ等)を実行する場合、1回又は複数回の変動演出にて行われる連続演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、切換演出(例えばアイキャッチ等)を実行する場合、1回又は複数回の変動演出にて行われる連続演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、切換演出(例えばアイキャッチ等)を実行する場合、可動役物73の作動演出の実行を制限してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、切換演出(例えばアイキャッチ等)を実行する場合、可動役物73の作動演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、切換演出(例えばアイキャッチ等)を実行する場合、可動役物73の作動演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、切換演出(例えばアイキャッチ等)を実行する場合、操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出の実行を制限してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、切換演出(例えばアイキャッチ等)を実行する場合、操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、切換演出(例えばアイキャッチ等)を実行する場合、操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、他の変動経路へ変更する場合、1回又は複数回の変動演出にて行われる連続演出の実行を制限してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、他の変動経路へ変更する場合、1回又は複数回の変動演出にて行われる連続演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、他の変動経路へ変更する場合、1回又は複数回の変動演出にて行われる連続演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、他の変動経路へ変更する場合、可動役物73の作動演出の実行を制限してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、他の変動経路へ変更する場合、可動役物73の作動演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、他の変動経路へ変更する場合、可動役物73の作動演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、他の変動経路へ変更する場合、操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出の実行を制限してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、他の変動経路へ変更する場合、操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、他の変動経路へ変更する場合、操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出の実行を制限してもよい。
1回又は複数回の変動演出にて行われる連続演出、可動役物73の作動演出、又は操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出が実行される場合に制限されることは、前述した変動経路の変更や切換演出の実行に限らず、例えば、同色図柄などの図柄の停止音、音の出力、発光やエフェクト等の演出など、その他のことを制限してもよい。
変動経路の変更や切換演出の実行が制限することとして、1回又は複数回の変動演出にて行われる連続演出、可動役物73の作動演出、又は操作ボタン135の操作を促す操作示唆演出に限らず、例えば、所定(例えば遊技者にとって有利など)のゾーン(ゾーンへの移行を示唆する示唆演出の実行)にある場合などその他であってもよい。
切換演出(変動経路変更用のアイキャッチ等)が実行されているとき、保留アイコン又は当該アイコンの色や形状が変化する保留変化演出の実行を制限してもよい。
切換演出(変動経路変更用のアイキャッチ等)が実行されているとき、保留アイコン又は当該アイコンの色や形状が変化する保留変化演出の実行を示唆する作用演出の実行を制限してもよい。
切換演出(変動経路変更用のアイキャッチ等)が実行されているとき、リーチになることを示唆又は期待させるリーチ煽り演出の実行を制限してもよい。
切換演出(変動経路変更用のアイキャッチ等)が実行されているときに前述した演出を制限している場合であっても、遊技球が入賞したときに出力される入賞音(変化音も含む)による演出などの特定演出を実行するようにしてもよい。
切換演出実行前の変動経路の変動演出よりも、切換演出実行後の変動経路の変動演出の方が、リーチになることを示唆又は期待させるリーチ煽り演出が実行され易くしてもよい。
切換演出実行前の変動経路の変動演出で実行される、リーチになることを示唆又は期待させるリーチ煽り演出よりも、切換演出実行後の変動経路の変動演出で実行される、リーチになることを示唆又は期待させるリーチ煽り演出の方が、遊技者にとって有利な状態(リーチの成立など)になり易くしてもよい。
切換演出実行前の変動経路の変動演出で実行される、リーチになることを示唆又は期待させるリーチ煽り演出よりも、切換演出実行後の変動経路の変動演出で実行される、リーチになることを示唆又は期待させるリーチ煽り演出の方が、遊技者にとって有利な状態(リーチの成立など)を期待させる演出が実行され易くしてもよい。
(変動演出例7-擬似連演出)
図29に示す変動演出例7は、擬似連演出を実行する場合である。ここで、「擬似連演出」とは、1回の始動装置(第1始動装置112、第2始動装置115)への入賞(入球)に基づく大当たり判定に対して、あたかも複数回の演出図柄70aの変動表示が実行されたかのように見せるために、1回の始動装置(第1始動装置112、第2始動装置115)への入賞(入球)に対して決定された特図変動時間内にて、全部の演出図柄70aが仮停止した後に再度変動を開始する再変動表示を1回又は複数回実行する特殊な態様の演出図柄の変動表示のことである。なお、変動継続演出や連続演出という場合もある。なお、通常遊技状態の場合を挙げているが、有利遊技状態にも適用してもよい。
(第1変動経路)
例えば第1変動経路で演出図柄70aが変動している場合(図29(a1))、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左列の演出図柄70aと右列の演出図柄70aとが仮停止する。このとき、左列および右列の演出図柄70aの停止示唆期間において、第1変動経路に対応した態様Aの変動停止示唆演出が実行される。なお、態様Aの変動停止示唆演出の1種として、左列および右列の演出図柄70aが仮停止するときに、停止音Aが出力される(図29(b1)。また、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆演出の一種として、演出図柄70aの構成要素であるキャラクタ画像の演出動作(例えば棒を振る)が行われる。更に、左列および右列の演出図柄70a全体が、上下に揺れ動く動作演出が行われている。
中列において演出図柄70aとして特異図柄「NEXT」が、第1変動経路で到来する(図29(c1))。中列の特異図柄が所定位置で仮停止するときの停止示唆期間において、特異図柄による変動停止示唆演出が実行される。特異図柄の変動停止示唆演出は、第1変動経路の変動停止示唆演出の態様Aと異なる態様Tで実行される。なお、態様Tの変動停止示唆演出の1種として、左列および右列の演出図柄70aが仮停止するときと異なる態様の停止音Tが出力される(図29(d1)。このとき、中列の特異図柄は、特異図柄の構成要素の動作演出が実行されておらず、この点が左列および右列の演出図柄70aと異なっている。なお、中列の特異図柄全体が、右列および左列の演出図柄70aと同様に上下に揺れ動く演出動作を伴う仮停止状態となってもよいが、実施形態において、中列の特異図柄全体が拡縮するような演出動作が行われている点で、右列および左列と演出動作態様が異なっている。
実施形態では、特異図柄が仮停止すると(擬似連演出:成功)、所定の変動継続演出を実行した後に(図29(e1))、演出図柄70aが再変動される。なお、変動継続演出を省略してもよい。また、実施形態では、例えば、特異図柄が行き過ぎるなど、特異図柄が仮停止しない場合(擬似連演出:失敗)、中列の演出図柄70aとして通常図柄が表示されて、変動経路Aに合わせた態様Aの変動停止示唆演出が実行される。
(第2変動経路)
例えば第2変動経路で演出図柄70aが変動している場合(図29(a2))、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左列の演出図柄70aと右列の演出図柄70aとが仮停止する。このとき、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間において、第2変動経路に対応した態様Bの変動停止示唆演出が実行される。なお、態様Bの変動停止示唆演出の1種として、左列および右列の演出図柄70aが仮停止するときに、停止音Bが出力される(図29(b2)。また、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆演出の一種として、演出図柄70aの構成要素であるキャラクタ画像の演出動作(例えば手を振る)が行われる。更に、左列および右列の演出図柄70a全体が、上下に揺れ動く動作演出が行われている。このように、ここで、態様Bの変動停止示唆演出は、態様Aの変動停止示唆演出と異なっている。
中列において演出図柄70aとして特異図柄「NEXT」が、円環状スクロールの第2変動経路ではなく縦スクロールの第1変動経路で到来する(図29(c2))。中列の特異図柄が所定位置で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間において、特異図柄による変動停止示唆演出が実行される。特異図柄の変動停止示唆演出は、第2変動経路の変動停止示唆演出の態様Bと異なる態様Tで実行される。なお、態様Tの変動停止示唆演出の1種として、左列および右列の演出図柄70aが仮停止するときと異なる態様の停止音Tが出力される(図29(d2)。このとき、中列の特異図柄は、特異図柄の構成要素の動作演出が実行されておらず、この点が左列および右列の演出図柄70aと異なっている。なお、中列の特異図柄全体が、右列および左列の演出図柄70aと同様に上下に揺れ動く演出動作を伴う仮停止状態となってもよいが、実施形態において、中列の特異図柄全体が拡縮するような演出動作が行われている点で、右列および左列と演出動作態様が異なっている。
実施形態では、特異図柄が仮停止すると(擬似連演出:成功)、所定の変動継続演出を実行した後に(図29(e2))、演出図柄70aが再変動される。なお、変動継続演出を省略してもよい。また、実施形態では、例えば、特異図柄が行き過ぎるなど、特異図柄が仮停止しない場合(擬似連演出:失敗)、中列の演出図柄70aとして通常図柄が表示されて、変動経路Bに合わせた態様Bの変動停止示唆演出が実行される。
図示省略するが、擬似連演出(擬似変動)を含む変動演出では、最終的に「リーチ」成立またはハズレとなる前に、左右の図柄「X」「Y」(又は「X」「X」)が停止してから、中図柄「NEXT」が停止し、左右中の図柄が所定の態様「X・NEXT・Y」(又は「X・NEXT・X」)で仮停止状態となった後、左右中の図柄が再始動することで、擬似連が行われ、その回数(例えば1回~3回)が擬似連回数となる。
ここで、擬似連演出が実行されると、リーチ演出に移行しない場合よりも、リーチ演出に移行する場合の方が実行され易くなっている。また、例えば1回目の擬似連演出を実行した後の再変動よりも2回目の擬似連演出を実行した後の再変動の方がリーチ演出に移行し易くなっており、擬似連演出の繰り返し回数が多くなるほど、リーチ演出が実行され易くなっている。
そして、左右中列の演出図柄70aを最終仮停止態様「XXX」(あたり図柄)で仮停止させる前に、例えば、「SPリーチ」ではミッション失敗の演出を行ってから、「SPSPリーチ」ではバトル敗北の演出を行ってから、リーチハズレに対応する終前仮停止態様「XYX」で仮停止させ、この終前仮停止態様「XYX」から最終仮停止態様「XXX」へ復活することを示唆する復活示唆演出を実行可能であり(例えば図37参照)、即ち復活示唆演出を実行する場合と実行しない場合とがあるように構成してもよい。
例えば、(1)左右中の図柄が終前仮停止態様「XYX」で仮停止状態から、(2)復活示唆演出が実行され、その後、(3)左右中の図柄が終前仮停止態様「XYX」から最終仮停止態様「XXX」へ復活して、その最終仮停止態様「XXX」で仮停止し、(4)その最終仮停止態様「XXX」を停止態様として本停止する。
また、第2大当り<第3大当り<第1大当りの順で遊技者に有利な大当りとしてもよく、例えば、第1大当りに対応する停止態様を「777」、第2大当りに対応する停止態様を「222」「444」「666」「888」、第3大当りに対応する停止態様を「111」「333」「555」「999」とすることが例示される。
例えば図8-4参照に示すように、左右中列の演出図柄70aを最終仮停止態様「XXX」で仮停止させる前に、第2大当り又は第3大当りに対応する終前仮停止態様「XaXaXa」で仮停止させ、第2大当り対応する終前仮停止態様「XaXaXa」(「222」等)からは、第3大当り又は第1大当りに対応する最終仮停止態様「XXX」(「333」等又は「777」)へ昇格する可能性を、また、第3大当り対応する終前仮停止態様「XaXaXa」(「333」等)からは、第1大当りに対応する最終仮停止態様「XXX」(「777」)へ昇格する可能性を示唆する昇格示唆演出を実行可能であり、即ち昇格示唆演出を実行する場合と実行しない場合とがあるように構成してもよい。
例えば、(1)左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様「222」で仮停止状態から、(2)昇格示唆演出が実行され、その後、(3)左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様と同じ最終仮停止態様「222」で仮停止し、(4)その最終仮停止態様「222」を停止態様として本停止する。或いは、(2)昇格示唆演出が実行された後、(5)左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様から1段階昇格した最終仮停止態様「333」で仮停止し、(6)その最終仮停止態様「333」を停止態様として本停止する。或いは、(2)昇格示唆演出が実行された後、(7)左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様から2段階昇格した最終仮停止態様「777」で仮停止し、(8)その最終仮停止態様「777」を停止態様として本停止するようにしてもよい。
また、(1)左右中の図柄が終前仮停止態様「333」で仮停止状態から、(2)昇格示唆演出が実行され、その後、(3)左右中の図柄が終前仮停止態様と同じ最終仮停止態様「333」で仮停止し、(4)その最終仮停止態様「333」を停止態様として本停止する。或いは、(2)昇格示唆演出が実行された後、(5)左右中の図柄が終前仮停止態様から1段階昇格した最終仮停止態様「777」で仮停止し、(6)その最終仮停止態様「777」を停止態様として本停止するようにしてもよい。
そのため、昇格示唆演出が実行される変動演出において、昇格示唆演出を介して最終仮停止態様「XXX」が終前仮停止態様「XaXaXa」から昇格しない場合、終前仮停止態様「XaXaXa」が、当初決定された停止態様と同じになるように設定され、昇格示唆演出を介して最終仮停止態様「XXX」が終前仮停止態様「XaXaXa」から昇格する場合、終前仮停止態様「XaXaXa」が、当初決定された停止態様に対応する大当りよりも有利さが低い大当りに対応する停止態様と同じになるように設定してもよい。
変動停止示唆演出は、演出図柄70a自体の動作等の演出や演出図柄70aの構成要素の動作等の演出や演出図柄70aに付随する付随要素の出現等の演出などの演出図柄70aにおける演出要素と、演出図柄70a以外の画面の画像による演出要素と、音声出力装置331や発光装置などの画面以外の出力装置による演出要素などを、単独またはこれらを組み合わせて実行することができる。
変動停止示唆演出は、演出図柄70aが特異図柄である場合であっても、特異図柄自体の動作等の演出や特異図柄の構成要素の動作等の演出や特異図柄に付随する付随要素の出現等の演出などの特異図柄における演出要素と、特異図柄以外の画面の画像による演出要素と、音声出力装置331や発光装置などの画面以外の出力装置による演出要素などを、単独またはこれらを組み合わせて実行するようにしてもよい。
前述したように、縦スクロールの第1変動経路の変動演出における演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、態様Aの変動停止示唆演出と演出図柄70aの変動停止表示とを実行可能である。また、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出における演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、第1変動経路の態様Aと異なる態様Bの変動停止示唆演出と演出図柄70aの変動停止表示とを実行可能である。
実施形態において、縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、例えば、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された後、通常図柄による変動停止示唆演出の態様Aと異なる態様Tの変動停止示唆演出を実行可能である。また、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、通常図柄による変動停止示唆演出として、第1変動経路の態様Aと異なる態様Bが実行される。しかし、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、例えば、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された後、通常図柄による変動停止示唆演出の態様Bと異なる態様Tの変動停止示唆演出を実行可能である。すなわち、第1変動経路及び第2変動経路の何れであっても、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された場合、第1変動経路の態様A及び第2変動経路の態様Bと異なる態様Tの変動停止示唆演出が実行される。また、第1変動経路及び第2変動経路の何れであっても、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された場合、共通する態様Tの変動停止示唆演出が実行されるともいえる。このように、態様Aおよび態様Bと異なる態様Tの変動停止示唆演出を実行することで、擬似連演出(特定演出)の価値を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。ここで異なる態様とは、演出内容、演出期間、演出要素の数、演出の有無などが異なってることも含んでいる。
縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、例えば、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された後、通常図柄による変動停止示唆演出の態様Aと異なる態様Tの変動停止示唆演出の実行、又は、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、例えば、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された後、通常図柄による変動停止示唆演出の態様Bと異なる態様Tの変動停止示唆演出の実行、の何れか一方を行うようにしてもよい。例えば、第1変動経路で擬似連演出が実行された場合だけに、態様Tの変動停止示唆演出を行うのに対して、第2変動経路で擬似連演出が実行された後、態様B及び態様Tと異なる態様の変動停止示唆演出を実行したり、変動停止示唆演出の一部又は全部の実行を制限したり、態様Bの変動停止示唆演出を実行したり、するなどが例示される。なお、第1変動経路と第2変動経路の上記関係を入れ替えてもよい。
特定演出の例として、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出を挙げたが、これに限らず、例えば、変動経路の変更に用いられるアイキャッチなどの転換演出や、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出から通常の演出状態へ復帰させる(遊技者の注意を引き付ける)ための復帰演出や、変動演出で実行されるその他の演出を、態様Tの変動停止示唆演出を実行するためのキーとしてもよい。
実施形態において、態様Tの変動停止示唆演出が実行される場合に、擬似連演出(特定演出)が実行されることから、擬似連演出(特定演出)を伴わない態様Aや態様Bの変動停止示唆演出が実行される場合よりも、擬似連演出(特定演出)を伴う態様Tの変動停止示唆演出が実行される場合の方が、リーチ演出が実行され易い。そして、左中右列の演出図柄70aが揃う「アタリ」になる際には、左列の演出図柄70aと右列の演出図柄70aとが揃ってリーチ演出が実行されることが前提になる。そして、左中右列の演出図柄70aが揃う「アタリ」になると、通常遊技状態から、通常遊技状態よりも遊技者に有利な有利遊技状態に移行する。従って、態様Aや態様Bの変動停止示唆演出が実行される場合よりも、態様Tの変動停止示唆演出が実行される場合の方が、通常遊技状態から有利遊技状態(時短や大当たりなど)に移行し易いといえる。仮に、時短遊技状態であれば、態様Aや態様Bの変動停止示唆演出が実行される場合よりも、態様Tの変動停止示唆演出が実行される場合の方が、時短遊技状態から大当たりに移行し易いといえる。
実施形態において、縦スクロールの第1変動経路の変動演出の変動演出において、変動停止示唆演出を開始してから演出図柄70aの変動停止表示を実行するまでの停止示唆期間にて、通常態様である態様Aと異なる態様Tの変動停止示唆演出が実行されるときの方が、態様Tの変動停止示唆演出が実行されない場合よりも、遊技者に有利な遊技遊技状態に移行し易くなっている。円環状スクロールの第2変動経路の変動演出の変動演出において、変動停止示唆演出を開始してから演出図柄70aの変動停止表示を実行するまでの停止示唆期間にて、通常態様である態様Bと異なる態様Tの変動停止示唆演出が実行されるときの方が、態様Tの変動停止示唆演出が実行されない場合よりも、遊技者に有利な遊技遊技状態に移行し易くなっている。このようにすることで、態様Tの変動停止示唆演出が実行されることの期待度を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
なお、縦スクロールの第1変動経路の変動演出の変動演出において、変動停止示唆演出を開始してから演出図柄70aの変動停止表示を実行するまでの停止示唆期間にて、通常態様である態様Aと異なる態様Tの変動停止示唆演出が実行されるときの方が、態様Tの変動停止示唆演出が実行されない場合よりも、遊技者に有利な遊技遊技状態に移行し易いが、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出の変動演出において、変動停止示唆演出を開始してから演出図柄70aの変動停止表示を実行するまでの停止示唆期間にて、通常態様である態様Bと異なる態様Tの変動停止示唆演出が実行されるときの方が、態様Tの変動停止示唆演出が実行されない場合よりも、遊技者に有利な遊技遊技状態に移行し難くても、遊技者に有利な遊技状態に移行し易さが同じであってもよい。なお、第1変動経路と第2変動経路の上記関係を入れ替えてもよい。
図29の例によれば、第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出の何れであっても、同じモチーフの擬似連演出(所定演出)を実行可能である。実施形態において、第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出の何れであっても、擬似連演出にて同じ特異図柄を用いているが、第1変動経路の特異図柄と第2変動経路の特異図柄とで形状などの一部又は全部が異なっていても、変動の継続(発展)を示唆する内容が同じである場合なども、モチーフが同じであるといえる。そして、第1変動経路の変動演出において擬似連演出が実行される場合よりも、第2変動経路の変動演出において擬似連演出が実行される場合の方が、遊技者にとって有利な有利遊技状態に移行し易くしてもよい。このようにすることで、どのような変動経路の変動演出が実行されるかで期待度が変化し、遊技の興趣を向上できる。
前記関係に限らず、第2変動経路の変動演出において擬似連演出が実行される場合よりも、第1変動経路の変動演出において擬似連演出が実行される場合の方が、遊技者にとって有利な有利遊技状態に移行し易くしてもよい。
図29-2に示すように、中列の特異図柄が所定位置で変動停止表示するまでの変動停止示唆期間において、変動停止示唆演出の一部又は全部の実行を制限してもよい。実施形態において、特異図柄の変動停止示唆期間にて、停止音の出力や特異図柄の構成要素による変動停止示唆演出の実行が制限されている。縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、例えば、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された後、特異図柄の変動停止示唆演出の実行を制限して、特異図柄の変動停止表示を実行可能である(図29-2(a1)~(e1))。円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、例えば、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された後、特異図柄の変動停止示唆演出の実行を制限して、特異図柄の変動停止表示を実行可能である(図29-2(a2)~(e2))。このようにすることで、擬似連演出後の演出との落差により擬似連演出の価値を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、例えば、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された後、変動停止示唆演出の実行の制限、又は、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、例えば、演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更される擬似連演出(特定演出)が実行された後、変動停止示唆演出の実行の制限、の何れか一方を行うようにしてもよい。例えば、第1変動経路で擬似連演出が実行された場合だけに、中列の特異図柄の変動停止示唆期間にて、変動停止示唆演出の実行を制限し、第2変動経路で擬似連演出が実行された後、中列の特異図柄の変動停止示唆期間にて、変動停止示唆演出を実行可能としてもよい。なお、第1変動経路と第2変動経路の上記関係を入れ替えてもよい。
図29の例によれば、縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、通常図柄の状態にある演出図柄70aが、上から下に流れて所定の停止表示位置を越えてバウンドして戻るような停止示唆動作や、前述の停止音A等を伴う変動停止示唆演出を伴う第1停止態様で変動停止表示可能である。円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、通常図柄の状態にある演出図柄70aが、斜め上から斜め下に流れて所定の停止表示位置を越えてバウンドして戻るような停止動作や、前述の停止音B等による変動停止示唆演出を伴う第2停止態様で変動停止表示可能である。縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、中列の演出図柄70aを通常図柄に変えて特異図柄の変動表示による演出(所定演出)が実行される(実行された後)と、前述した第1停止態様と異なる停止示唆動作(例えばバウンドしない)や異なる停止音T等による変動停止示唆演出を伴う第3停止態様で変動停止表示可能である。円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、中列の演出図柄70aを通常図柄に変えて特異図柄の変動表示による演出(所定演出)が実行される(実行された後)と、前述した第2停止態様と異なる停止示唆動作(例えばバウンドしない)や異なる停止音T等による変動停止示唆演出を伴う第3停止態様で変動停止表示可能である。なお、第3停止態様は、所定の変動経路で到来する態様に限らず、特異図柄が突然出現するような、変動経路を経ない(変動経路が不明)であってもよい。また、中列で特異図柄による演出が実行される場合であっても、右列及び左列の演出図柄70aを、変動経路に応じた停止態様で変動停止表示可能である。このように、実施形態において、第1変動経路及び第2変動経路の何れであっても、中列に特異図柄が出現する所定演出が実行された後、第1停止態様及び第2停止態様と異なる第3停止態様で中列の特異図柄が変動停止表示される。このようにすることで、第3停止態様の変動停止表示が行われることの期待感を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
図29-2の例においても、図29-1の例と同様に、縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、通常図柄の状態にある演出図柄70aが、上から下に流れて所定の停止表示位置を越えてバウンドして戻るような停止示唆動作や、前述の停止音A等を伴う変動停止示唆演出を伴う第1停止態様で変動停止表示可能である。円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、通常図柄の状態にある演出図柄70aが、斜め上から斜め下に流れて所定の停止表示位置を越えてバウンドして戻るような停止動作や、前述の停止音B等による変動停止示唆演出を伴う第2停止態様で変動停止表示可能である。図29-2の例によれば、縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、中列の演出図柄70aを通常図柄に変えて特異図柄の変動表示による演出(所定演出)が実行される(実行された後)と、前述した第1停止態様と異なり、変動停止示唆演出を伴わない第3停止態様で変動停止表示可能である。円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、中列の演出図柄70aを通常図柄に変えて特異図柄の変動表示による演出(所定演出)が実行される(実行された後)と、前述した第2停止態様と異なり、変動停止示唆演出を伴わない第3停止態様で変動停止表示可能である。なお、第3停止態様は、所定の変動経路で到来する態様に限らず、特異図柄が突然出現するような、変動経路を経ない(変動経路が不明)であってもよい。また、中列で特異図柄による演出が実行される場合であっても、右列及び左列の演出図柄70aを、変動経路に応じた停止態様で変動停止表示可能である。このように、図29-2の例においても、第1変動経路及び第2変動経路の何れであっても、中列に特異図柄が出現する所定演出が実行された後、第1停止態様及び第2停止態様と異なる第3停止態様で中列の特異図柄が変動停止表示される。このようにすることで、第3停止態様の変動停止表示が行われることの期待感を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
図1および図2に示すように、第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出において、識別情報が相異なる演出図柄70aを含む特定並び(識別情報が揃わない並び)で演出図柄70aが変動停止表示される特定変動演出(ハズレ図柄が変動停止表示される変動演出)を実行可能である。そして、特定変動演出において、演出図柄70aが変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、特定音(停止音)を出力する特定音演出を実行するようになっている。図29、図29-2および図29-3に示すように、特定変動演出の中には、識別情報が異なる演出図柄70aとして特異図柄「NEXT」を含む場合がある。
図29に示す例では、特異図柄を含む特定変動演出であっても、特異図柄が変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、特定音(停止音)を出力する特定音演出を実行している。より具体的には、左列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて特定音演出が実行され、右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて特定音演出が実行され、更に中列の特異図柄の変動停止示唆期間にて特定音演出が実行される。
図29-2に示す例では、左列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて特定音演出が実行されると共に、右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて特定音演出が実行されるが、中列の特異図柄の変動停止示唆期間にて特定音演出の実行が制限されている。このように、特異図柄を含む特定変動演出において、特異図柄が停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、特定音(停止音)を出力する特定音演出を制限している。このように、図29-2に示す例は、第1変動経路の特定変動演出および第2変動経路Bの特定変動演出の何れであっても、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(特定演出)が実行される(実行された後)と、特定音(停止音)を出力する特定音演出の実行を制限可能になっている。このようにすることで、擬似連演出が行われることの期待感を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1変動経路の特定変動演出において、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(特定演出)が実行される(実行された後)と、特定音(停止音)を出力する特定音演出の実行を制限する一方で、第2変動経路の特定変動演出において、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(特定演出)が実行される(実行された後)と、特定音(停止音)を出力する特定音演出の実行を制限しないようにしてもよい。また、第2変動経路の特定変動演出において、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(特定演出)が実行される(実行された後)と、特定音(停止音)を出力する特定音演出の実行を制限する一方で、第1変動経路の特定変動演出において、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(特定演出)が実行される(実行された後)と、特定音(停止音)を出力する特定音演出の実行を制限しないようにしてもよい。
図29に示す例において、第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、所定音(変動経路に応じて、通常図柄に紐付いた停止音)を出力する第1音演出を実行可能である。また、第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、所定音(変動経路に応じて、通常図柄に紐付いた停止音)を出力する第1音演出を実行可能である。第1変動経路の変動演出の変動演出において、変動停止示唆期間にて、所定音と異なる特定音(特異図柄に紐付いた停止音)を出力する第2音演出を実行可能である。また、第2変動経路の変動演出の変動演出において、変動停止示唆期間にて、所定音と異なる特定音(特異図柄に紐付いた停止音)を出力する第2音演出を実行可能である。
図29に示す例では、第1変動経路の変動演出において、特異図柄「NEXT」(特定識別情報を有する演出図柄70a)が変動停止表示されるハズレの変動演出よりも、特異図柄と異なる通常図柄(特定識別情報と異なる所定識別情報を有する演出図柄70a)が変動停止表示されるハズレの変動演出の方が、第1音演出が実行され易くなっている。また、第2変動経路の変動演出において、特異図柄「NEXT」(特定識別情報を有する演出図柄70a)が変動停止表示されるハズレの変動演出よりも、特異図柄と異なる通常図柄(特定識別情報と異なる所定識別情報を有する演出図柄70a)が変動停止表示されるハズレの変動演出の方が、第1音演出が実行され易くなっている。このようにすることで、擬似連演出が行われることの期待感を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
ここで、変動停止示唆期間にて、通常図柄及び特異図柄の少なくとも一方で、第1音演出及び第2音演出の両方を実行可能としてもよいが、この場合であっても、特異図柄「NEXT」(特定識別情報を有する演出図柄70a)が変動停止表示されるハズレの変動演出よりも、特異図柄と異なる通常図柄(特定識別情報と異なる所定識別情報を有する演出図柄70a)が変動停止表示されるハズレの変動演出の方が、第1音演出が実行され易くするとよい。
ここで、通常図柄が変動停止表示されるハズレの変動演出においても、特定条件(例えば、大当たり又はリーチ成立の期待度が高い演出が実行されているなど)である場合、第2音演出を実行してもよいが、このときも、第2音演出よりも第1音演出の方が実行され易くするとよい(第2音演出の実行割合<第1音演出の実行割合)。なお、実施形態では、特異図柄と異なる通常図柄(特定識別情報と異なる所定識別情報を有する演出図柄70a)が変動停止表示されるハズレの変動演出のとき、第2音演出の実行が制限されて第1音演出が実行される。
なお、第1音演出及び第2音演出は、音色等の内容や、音の大きさや、変動停止示唆期間の中における実行タイミングや、実行期間の長さなど要素の一部又は全部が異なっていていてもよく、要素の一部が異なっていれば、要素の残部が同じであってもよい。また、第1音演出及び第2音演出に付随して実行される例えばエフェクト等の付随演出の一部又が異なっていても、付随演出の一部又は全部が同じであってもよい。
図29-3(a1)から図29-3(e1)には、演出図柄70aが第3変動経路で変動演出される場合を示している。第1変動経路は、演出図柄70aが画面において上下の軸周りに回転する場合である。例えば上下軸スクロールの第3変動経路で演出図柄70aが変動している場合(図29-3(a2))、変動演出の開始から所定時間が経過すると、左列の演出図柄70aと右列の演出図柄70aとが仮停止する。このとき、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間において、第3変動経路に対応した態様Cの変動停止示唆演出が実行される。なお、態様Cの変動停止示唆演出の1種として、左列および右列の演出図柄70aが変動停止表示(仮停止)されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音Cが出力される(図29(b2)。ここで、態様Cの変動停止示唆演出は、態様Aまたは態様Bと同じにしてもよいが、実施形態において態様Aおよび態様Bと異なる態様の変動停止示唆演出を実行している。そして、中列において演出図柄70aとして特異図柄「NEXT」が、上下軸スクロールの第3変動経路と異なる縦スクロールで到来して(図29-3(c2))、仮停止する(図29-3(d1))。
図29-3の例によれば、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(所定演出)が実行される(実行された後)と、第2変動経路としての通常態様の円環状スクロールを経ることなく、第2変動経路と異なる縦スクロールの変動経路で、特異図柄を変動停止表示することが可能である。同様に、上下軸スクロールの第3変動経路の変動演出において、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(所定演出)が実行される(実行された後)と、第3変動経路としての通常態様の上下軸スクロールを経ることなく、第3変動経路と異なる縦スクロールの変動経路で、特異図柄を変動停止表示することが可能である。このように、図29-3の例では、異なる変動経路の変動演出であっても、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(所定演出)が実行されると、特異図柄に即した変動経路に切り替わる。このようにすることで、擬似連演出が行われることの期待感を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
図29及び図29-2に示すように、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(所定演出)が実行される(実行された後)と、第2変動経路としての通常態様の円環状スクロールを経ることなく、第2変動経路と異なる縦スクロールの変動経路で、特異図柄を変動停止表示する一方で、縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、通常図柄に変えた特異図柄の変動表示による演出(所定演出)が実行される(実行された後)と、第変動経路としての通常態様の縦スクロールの変動経路で、特異図柄を変動停止表示するようにしてもよい。なお、前述と逆の関係であってもよい。
擬似連演出において、中列の演出図柄70aを、通常図柄から特異図柄に変更することを例示したが、これに限らず、図29-4に示すように、中列の通常図柄に加えて、特異図柄による変動演出を実行するようにしてもよい。この場合、中列の通常図柄の変動停止表示のタイミングと、中列の特異図柄の変動停止表示のタイミングを同じにしても、異なるようにしても、何れであってもよい。中列の通常図柄の変動停止示唆期間において、変動経路に応じた変動停止示唆演出を実行しても、実行を制限しても、何れであってもよい。 中列の特異図柄の変動停止示唆期間において、変動経路に応じた変動停止示唆演出を実行しても、実行を制限しても、何れであってもよい。
演出図柄70aが通常図柄から特異図柄に変更又は特異図柄が追加される擬似連演出を挙げて説明した事項については、これに限らず、例えば、変動経路の変更に用いられるアイキャッチなどの転換演出や、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出から通常の演出状態へ復帰させる(遊技者の注意を引き付ける)ための復帰演出や、変動演出で実行されるその他の演出を当て嵌めた場合に、前述した制御を適用してもよい。
また、擬似連演出を例示して説明事項について、例えば、変動経路の変更に用いられるアイキャッチなどの転換演出や、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出から通常の演出状態へ復帰させる(遊技者の注意を引き付ける)ための復帰演出や、変動演出で実行されるその他の演出の場合、前述した制御と適用しなくもよく、擬似連演出と逆の制御など、擬似連演出と異なる制御を行ってもよい。
演出図柄70aの変動停止表示(本停止、仮停止)では、演出図柄70aが大当たり抽選の結果を示す所定の態様(ハズレ態様、大当たり態様等)で所定時間(例えば、0.5秒)停止するようになっている。大当たり態様(特別結果態様)は、「777」などのように同一の演出図柄の組み合わせや「357」などのように規則性を持った演出図柄70aの組み合わせ(例えば、チャンス目など)であり、ハズレ態様はそれ以外の態様である。
(リーチ演出)
また、演出図柄70aの変動表示中には、大当たり抽選の結果に応じて、リーチ演出や背景画像、キャラクタ等の様々な演出画像やムービー等が第1画像表示装置131(メイン液晶)や第2画像表示装置132,133(サブ液晶)に表示されることで、大当たり(特別遊技)が実行されることへの遊技者の期待感(以下、「大当たり当選期待度」と言う)を高めるようになっている。
ここで、「リーチ演出」とは、大当たりを報知する演出図柄70aの組合せの一部が仮停止して、他の演出図柄70aが変動を行うような、遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる変動態様を意味する。例えば、大当たりを報知する演出図柄70aの組み合わせ(大当たり結果態様)として「777」の3桁の演出図柄70aの組み合わせが設定されている場合に、左側領域と右側領域に2つの演出図柄70aが「7」で仮停止して、中央領域で残りの演出図柄70aが変動を行っている態様を言う。
また、リーチ演出の種類は、本実施の形態においては、「ノーマルリーチ演出」、「SPリーチ演出」、「SPSPリーチ演出」及び「全回転リーチ演出」の5種類がある。
「ノーマルリーチ演出」とは、当該ノーマルリーチ演出となる以前の背景画像が表示されている状態で、左側領域と右側領域に2つの演出図柄70aが仮停止し、中央領域で残り1つの演出図柄70aが変動するリーチ状態を形成した状態で実行されるリーチ演出のことである。
「SPリーチ演出」とは、ノーマルリーチ演出の後に実行され、リーチ状態を形成した状態の演出図柄70aが画面隅部に縮小表示され、ノーマルリーチ演出よりも演出効果が高い(大当たりとなる期待感が高い)ムービー(動画、アニメーション等)が流れるリーチ演出のことである。
「SPSPリーチ演出」とは、ノーマルリーチ演出又はSPリーチ演出の後に実行され、ノーマルリーチ演出又はSPリーチ演出よりも演出効果(大当たりとなる期待感が高い)が高いムービー(動画、アニメーション等)が流れるリーチ演出のことである。なお、SPSPリーチ演出においても、リーチ状態を形成した状態の演出図柄70aを画面隅部に縮小表示するようにしてもよい。
「全回転リーチ演出」とは、大当たりを報知する複数の演出図柄70aの組み合わせが全て揃った状態で低速に変動するリーチ演出である。実施形態においては、大当たり抽選において当選したときにのみ実行されるリーチ演出である。
実施形態では、リーチ演出に係る大当たり当選期待度としては、ノーマルリーチ演出<SPリーチ演出<SPSPリーチ演出<全回転リーチ演出(大当たり確定)の順で高くなっている。
(ノーマルリーチの変動演出例)
図30(a1)は、通常遊技状態における縦スクロールの第1変動経路の変動演出の場合である。左列および右列に、同じ識別情報を有する演出図柄70aが縦スクロールの第1変動経路で仮停止し、リーチとなる(図30(b1))。このとき、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、態様Aの変動停止示唆演出が実行され、例えば停止音Aが出力される。なお、左列および右列の演出図柄70aが、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)する仮停止状態の変動停止表示が実行されている。
図30(c1)に示すように、中列に、左列および右列と異なる識別情報を有する演出図柄70aが第1変動経路で仮停止することでハズレとなる。このとき、中列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、態様Aの変動停止示唆演出が実行され、例えば停止音Aが出力して仮停止状態の変動停止表示が実行される。そして、所定時間経過すると、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し(図30(d1))。
なお、中列に、左列および右列と同じ識別情報を有する演出図柄70aが仮停止することでアタリとなり、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止した後に、所定の当選演出が実行された後に遊技者に有利な遊技状態に移行する。当たりとなる場合、中列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、通常実行される態様Aの変動停止示唆演出と異なる態様(当たり用)の変動停止示唆演出を実行してもよい。
図30(a2)は、通常遊技状態における円環状スクロールの第2変動経路の変動演出の場合である。左列および右列に、同じ識別情報を有する演出図柄70aが円環状スクロールの第2変動経路で仮停止し、リーチとなる(図30(b2))。このとき、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、態様Bの変動停止示唆演出が実行され、例えば停止音Bが出力される。なお、左列および右列の演出図柄70aが、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)する仮停止状態の変動停止表示が実行されている。
図30(c2)に示すように、中列に、左列および右列と異なる識別情報を有する演出図柄70aが変動経路Bで仮停止することでハズレとなる。このとき、中列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、態様Bの変動停止示唆演出が実行され、例えば停止音Bが出力して仮停止状態の変動停止表示が実行される。そして、所定時間経過すると、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し(図30(d2))。
なお、中列に、左列および右列と同じ識別情報を有する演出図柄70aが仮停止することでアタリとなり、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止した後に、所定の当選演出が実行された後に遊技者に有利な遊技状態に移行する。当たりとなる場合、中列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、通常実行される態様Bの変動停止示唆演出と異なる態様(当たり用)の変動停止示唆演出を実行してもよい。
このようにハズレのノーマルリーチの場合、中列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、変動経路に対応する態様の変動停止示唆演出が実行されて、変動経路に対応する態様の停止音が出力されるようになっている。
(SP(SPSP)リーチの変動演出例)
図31(a1)は、通常遊技状態における縦スクロールの第1変動経路の変動演出の場合である。左列および右列に、同じ識別情報を有する演出図柄70aが縦スクロールの第1変動経路で仮停止し、リーチとなる図31(b1))。このとき、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、態様Aの変動停止示唆演出が実行され、停止音Aが出力される。なお、左列および右列の演出図柄70aが、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)する仮停止状態の変動停止表示が実行されている。
その後、SPリーチ演出(特定演出)に発展する場合は、SPリーチ演出に発展させる(遊技者の注意を引き付ける)ための発展演出(所定演出)が実行される。発展演出は、単数、または、第1の発展演出と第2の発展演出とのように複数設定可能である。複数の発展演出を実行する場合、大当たり遊技が実行されない場合には、第1の発展演出が実行され易く(実行割合が高い)、大当たり遊技が実行される場合には、第2の発展演出が実行され易い(実行割合が高い)ようにすることが可能である。つまり、第2の発展演出の方が第1の発展演出よりも大当たり期待度が高い演出とするとよい。なお、ノーマルリーチ演出を所定期間実行してからSPリーチ演出に切り替えるようにしてもよい。なお、発展演出は、ホワイトアウトやブラックアウトやエフェクトなどの所定の画像表示などを単独または組み合わせて実行される。
図31(c1)に示すように、SPリーチ演出において、背景がモードA背景からSP用背景に切り替わる。そして、左列の演出図柄70aが、仮停止していた演出図柄70aと異なる態様(例えば識別部のみのシンプルな態様)に切り替わると共に、仮停止時よりも縮小して画面の左上などの異なる位置に移動して仮停止状態で変動停止表示が実行される。なお、SPリーチ演出に際して、通常図柄から構成や大きさなどが変化した図柄を、変更図柄という場合がある。また、右列の演出図柄70aが、仮停止していた演出図柄70aと異なる態様(例えば識別部のみのシンプルな態様)に切り替わると共に、仮停止時よりも縮小して画面の右上などの異なる位置に移動して仮停止状態で変動停止表示が実行される。このとき、縮小して仮停止表示されている左列および右列の演出図柄70aである変更図柄は、左右に揺動するなど所定の演出動作を繰り返している。
図31(c1)に示すように、実施形態のSPリーチ演出において、中列の演出図柄70aについても、第1変動経路の演出図柄70aの通常図柄と異なる態様(例えば識別部のみのシンプルな態様)に切り替わり、第1変動経路と異なるSP用変動経路(実施形態では右上から左下に向けて斜めにスクロール)に切り替わる。中列の演出図柄70aが、第1変動経路のままであってもよいが、実施形態では、第1変動経路と異なる変動経路に切り替わるようになっている。そして、必要に応じて、図示しないアニメーションのカットインやバトル演出などの煽り演出を実行される。
そして、変動演出の結果が「ハズレ」となる場合には、図31(d1)に示すように、画面には、ハズレの組み合わせである演出図柄「2」「8」「2」が仮停止される。SPリーチ演出用の変動経路でスクロールしている中列の変更図柄が、変動停止示唆期間にて、SPリーチ用の変動停止示唆演出を行ってから、画面中央で変動停止表示される。そして、画面左上隅で縮小されていた左列の変更図柄が、画面の左側領域に拡大して変動停止表示されると共に、画面右上隅で縮小されていた右列の変更図柄が、画面の右側領域に拡大して変動停止表示される。このとき、仮停止状態で並んだ左中右列の演出図柄70aは、揺れ動くような演出動作が実行されている。中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、第1変動経路に対応する態様Aの変動停止示唆演出を実行せず、SP用態様の変動停止示唆演出を実行したり、あるいは変動停止示唆演出の実行を制限してもよい。また、中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、第1変動経路に対応する停止音Aを出力したり、あるいは停止音Aを出力せずにSP用態様の停止音を出力したり、あるいは停止音の出力を制限してもよい。なお、中列の演出図柄70aの仮停止時に、ハズレであることを報知する「ハズレ」などの文字情報を表示するようにしてもよい。
その後、SPリーチ演出が終了すると、図31(e1)に示すように、画面では、SPリーチ演出(特定演出)から復帰させる(遊技者の注意を引き付ける)ための復帰演出(所定演出)が実行される。具体的には、SPリーチ演出の演出画像(演出図柄や背景画像等)の視認が規制されるように、画面に復帰画像(例えば、扉画像)を表示する。このとき特殊図柄TZは表示されている。
そして、復帰演出が終了すると、図31(f1)に示すように、SP用背景からモードA用背景に切り替わり、変更図柄の演出図柄70aから切り替わって第1変動経路Aの通常の演出図柄70aが表示(視認が許容)され、第1変動経路の演出図柄「2」「8」「2」が通常図柄で停止表示される。すなわち、復帰演出が実行される前は、変更図柄が変動停止表示されていたが、復帰演出が実行された後、通常図柄に戻るようになっている。また、各列の演出図柄70aが、第1変動経路の変動状態から停止する訳でなく、復帰演出が終了すると、画面の左、中央、右の所定位置で仮停止した状態で通常図柄となって現れる。更に、復帰演出の実行後に、変動停止示唆演出を実行することなく仮停止状態で変動停止表示される。また、停止音の出力も制限される。そして、本停止した後に、次の変動演出が実行される。
一方、変動演出の結果が「大当たり」となる場合には、図31-3(d1)に示すように、画面には、当たりの組み合わせである演出図柄「2」「2」「2」が仮停止される。SPリーチ演出用の変動経路でスクロールしている中列の変更図柄が、変動停止示唆期間にて、SPリーチ用の変動停止示唆演出を行ってから、画面中央で変動停止表示される。そして、画面左上隅で縮小されていた左列の変更図柄が、画面の左側領域に拡大して変動停止表示されると共に、画面右上隅で縮小されていた右列の変更図柄が、画面の右側領域に拡大して変動停止表示される。このとき、仮停止状態で並んだ左中右列の演出図柄70aは、揺れ動くような演出動作が実行されている。中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、第1変動経路に対応する態様Aの変動停止示唆演出を実行せず、SP用態様の変動停止示唆演出を実行したり、あるいは変動停止示唆演出の実行を制限してもよい。また、中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、第1変動経路に対応する停止音Aを出力したり、あるいは停止音Aを出力せずに当たり用態様の停止音を出力したり、あるいは停止音の出力を制限してもよい。なお、中列の演出図柄70aの仮停止時に、当たりであることを報知する「当たり」などの文字情報を表示するようにしてもよい。
その後、SPリーチ演出が終了すると、図31-3(e1)に示すように、画面では、SPリーチ演出(特定演出)から復帰させる(遊技者の注意を引き付ける)ための復帰演出(所定演出)が実行される。具体的には、SPリーチ演出の演出画像(演出図柄や背景画像等)の視認が規制されるように、画面に復帰画像(例えば、扉画像)を表示する。このとき特殊図柄TZは表示されている。
そして、復帰演出が終了すると、図31-3(f1)に示すように、SP用背景からモードA用背景に切り替わり、SP用の演出図柄70aから切り替わって第1変動経路の通常の演出図柄70aが表示(視認が許容)され、第1変動経路の演出図柄「2」「2」「2」が通常図柄で停止表示される。すなわち、復帰演出が実行される前は、変更図柄が変動停止表示されていたが、復帰演出が実行された後、通常図柄に戻るようになっている。また、各列の演出図柄70aが、第1変動経路の変動状態から停止する訳でなく、復帰演出が終了すると、画面の左、中央、右の所定位置で仮停止した状態で通常図柄となって現れる。更に、復帰演出の実行後に、変動停止示唆演出を実行することなく仮停止状態で変動停止表示される。また、通常の停止音の出力も制限して、当たり停止音を出力するようにしてもよい。その後、演出図柄70aが本停止してから、大当たり遊技のオープニング演出が実行されることになる。
なお、当たりに際して、復帰演出(図31-3(e1)及び(図31-3(f1))を省略して、演出図柄70aが本停止してから、大当たり遊技のオープニング演出が実行するようにしてもよい。
図31(a2)は、通常遊技状態における円環状スクロールの第2変動経路の変動演出の場合である。左列および右列に、同じ識別情報を有する演出図柄70aが円環状スクロールの第2変動経路で仮停止し、リーチとなる図31(b1))。このとき、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、態様Bの変動停止示唆演出が実行され、停止音Bが出力される。なお、左列および右列の演出図柄70aが、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)する仮停止状態の変動停止表示が実行されている。
その後、SPリーチ演出(特定演出)に発展する場合は、SPリーチ演出に発展させる(遊技者の注意を引き付ける)ための発展演出(所定演出)が実行される。発展演出は、単数、または、第1の発展演出と第2の発展演出とのように複数設定可能である。複数の発展演出を実行する場合、大当たり遊技が実行されない場合には、第1の発展演出が実行され易く(実行割合が高い)、大当たり遊技が実行される場合には、第2の発展演出が実行され易い(実行割合が高い)ようにすることが可能である。つまり、第2の発展演出の方が第1の発展演出よりも大当たり期待度が高い演出とするとよい。なお、ノーマルリーチ演出を所定期間実行してからSPリーチ演出に切り替えるようにしてもよい。なお、発展演出は、ホワイトアウトやブラックアウトやエフェクトなどの所定の画像表示などを単独または組み合わせて実行される。
図31(c2)に示すように、SPリーチ演出において、背景がモードB背景からSP用背景に切り替わる。そして、左列の演出図柄70aが、仮停止していた演出図柄70aと異なる態様(例えば識別部のみのシンプルな態様)に切り替わると共に、仮停止時よりも縮小して画面の左上などの異なる位置に移動して仮停止状態で変動停止表示が実行される。なお、SPリーチ演出に際して、通常図柄から構成や大きさなどが変化した図柄を、変更図柄という場合がある。また、右列の演出図柄70aが、仮停止していた演出図柄70aと異なる態様(例えば識別部のみのシンプルな態様)に切り替わると共に、仮停止時よりも縮小して画面の右上などの異なる位置に移動して仮停止状態で変動停止表示が実行される。このとき、縮小して仮停止表示されている左列および右列の演出図柄70aである変更図柄は、左右に揺動するなど所定の演出動作を繰り返している。
図31(c2)に示すように、実施形態のSPリーチ演出において、中列の演出図柄70aについても、第2変動経路の演出図柄70aの通常図柄と異なる態様(例えば識別部のみのシンプルな態様)に切り替わり、第2変動経路と異なるSP用変動経路(実施形態では右上から左下に向けて斜めにスクロール)に切り替わる。中列の演出図柄70aが、第2変動経路のままであってもよいが、実施形態では、第2変動経路と異なる変動経路に切り替わるようになっている。そして、必要に応じて、図示しないアニメーションのカットインやバトル演出などの煽り演出を実行される。
そして、変動演出の結果が「ハズレ」となる場合には、図31(d2)に示すように、画面には、ハズレの組み合わせである演出図柄「2」「8」「2」が仮停止される。SPリーチ演出用の変動経路でスクロールしている中列の変更図柄が、変動停止示唆期間にて、SPリーチ用の変動停止示唆演出を行ってから、画面中央で変動停止表示される。そして、画面左上隅で縮小されていた左列の変更図柄が、画面の左側領域に拡大して変動停止表示されると共に、画面右上隅で縮小されていた右列の変更図柄が、画面の右側領域に拡大して変動停止表示される。このとき、仮停止状態で並んだ左中右列の演出図柄70aは、揺れ動くような演出動作が実行されている。中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、第2変動経路に対応する態様Bの変動停止示唆演出を実行せず、SP用態様の変動停止示唆演出を実行したり、あるいは変動停止示唆演出の実行を制限してもよい。また、中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、第2変動経路に対応する停止音Bを出力したり、あるいは停止音Bを出力せずにSP用態様の停止音を出力したり、あるいは停止音の出力を制限してもよい。なお、中列の演出図柄70aの仮停止時に、ハズレであることを報知する「ハズレ」などの文字情報を表示するようにしてもよい。
その後、SPリーチ演出が終了すると、図31(e2)に示すように、画面では、SPリーチ演出(特定演出)から復帰させる(遊技者の注意を引き付ける)ための復帰演出(所定演出)が実行される。具体的には、SPリーチ演出の演出画像(演出図柄や背景画像等)の視認が規制されるように、画面に復帰画像(例えば、扉画像)を表示する。このとき特殊図柄TZは表示されている。
そして、復帰演出が終了すると、図31(f2)に示すように、SP用背景からモードB用背景に切り替わり、変更図柄の演出図柄70aから切り替わって第2変動経路の通常の演出図柄70aが表示(視認が許容)され、第2変動経路の演出図柄「2」「8」「2」が通常図柄で停止表示される。すなわち、復帰演出が実行される前は、変更図柄が変動停止表示されていたが、復帰演出が実行された後、通常図柄に戻るようになっている。また、各列の演出図柄70aが、第2変動経路の変動状態から停止する訳でなく、復帰演出が終了すると、画面の左、中央、右の所定位置で仮停止した状態で通常図柄となって現れる。更に、復帰演出の実行後に、変動停止示唆演出を実行することなく仮停止状態で変動停止表示される。また、停止音の出力も制限される。そして、本停止した後に、次の変動演出が実行される。
一方、変動演出の結果が「大当たり」となる場合には、図31-3(d2)に示すように、画面には、当たりの組み合わせである演出図柄「2」「2」「2」が仮停止される。SPリーチ演出用の変動経路でスクロールしている中列の変更図柄が、変動停止示唆期間にて、SPリーチ用の変動停止示唆演出を行ってから、画面中央で変動停止表示される。そして、画面左上隅で縮小されていた左列の変更図柄が、画面の左側領域に拡大して変動停止表示されると共に、画面右上隅で縮小されていた右列の変更図柄が、画面の右側領域に拡大して変動停止表示される。このとき、仮停止状態で並んだ左中右列の演出図柄70aは、揺れ動くような演出動作が実行されている。中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、第1変動経路に対応する態様Bの変動停止示唆演出を実行せず、SP用態様の変動停止示唆演出を実行したり、あるいは変動停止示唆演出の実行を制限してもよい。また、中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、第2変動経路に対応する停止音Bを出力したり、あるいは停止音Bを出力せずに当たり用態様の停止音を出力したり、あるいは停止音の出力を制限してもよい。なお、中列の演出図柄70aの仮停止時に、当たりであることを報知する「当たり」などの文字情報を表示するようにしてもよい。
その後、SPリーチ演出が終了すると、図31-3(e2)に示すように、画面では、SPリーチ演出(特定演出)から復帰させる(遊技者の注意を引き付ける)ための復帰演出(所定演出)が実行される。具体的には、SPリーチ演出の演出画像(演出図柄や背景画像等)の視認が規制されるように、画面に復帰画像(例えば、扉画像)を表示する。このとき特殊図柄TZは表示されている。
そして、復帰演出が終了すると、図31-3(f2)に示すように、SP用背景からモードA用背景に切り替わり、SP用の演出図柄70aから切り替わって第2変動経路の通常の演出図柄70aが表示(視認が許容)され、第2変動経路の演出図柄「2」「2」「2」が通常図柄で停止表示される。すなわち、復帰演出が実行される前は、変更図柄が変動停止表示されていたが、復帰演出が実行された後、通常図柄に戻るようになっている。また、各列の演出図柄70aが、第2変動経路の変動状態から停止する訳でなく、復帰演出が終了すると、画面の左、中央、右の所定位置で仮停止した状態で通常図柄となって現れる。更に、復帰演出の実行後に、変動停止示唆演出を実行することなく仮停止状態で変動停止表示される。また、通常の停止音の出力も制限して、当たり停止音を出力するようにしてもよい。その後、演出図柄70aが本停止してから、大当たり遊技のオープニング演出が実行されることになる。
なお、当たりに際して、復帰演出(図31-3(e2)及び(図31-3(f2))を省略して、演出図柄70aが本停止してから、大当たり遊技のオープニング演出が実行するようにしてもよい。
なお、変動演出の結果が「大当たり」となる場合には、図31(d2)のタイミングで大当たりの組み合わせである演出図柄70aが仮停止される。その後、(復帰演出(ハズレ時の復帰演出と異なる態様としてもよい)を実行した後に)演出図柄70aが本停止してから、大当たり遊技のオープニング演出が実行されることになる。このとき、仮停止になるまでの停止示唆期間にて停止音(アタリ示唆音)を出力し、復帰演出後の停止示唆期間にて停止音(アタリ確定音)を出力するようにしてもよい。
SPリーチを例示して説明したが、SPSPリーチについても、SPリーチと同様にしてもよい。
縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが相異なる並び(ハズレ態様)で変動停止表示される特定変動演出を実行可能である。同様に、円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが相異なる並び(ハズレ態様)で変動停止表示される特定変動演出を実行可能である。ハズレとなる第1変動経路の特定変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、停止音(特定音)を出力する特定音演出を実行可能である。ハズレとなる第2変動経路の特定変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、停止音(特定音)を出力する特定音演出を実行可能である。
第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されないハズレの場合と、リーチ演出が実行されたハズレの場合がある。第1変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されないハズレの場合、特定列(例えば中列)の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて実行される音演出として、停止音Aの出力がある。これに対して、第1変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されたハズレの場合、特定列(例えば中列)の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて実行される音演出として、SP用停止音の出力や復帰演出後の無音状態がある。第2変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されないハズレの場合、特定列(例えば中列)の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて実行される音演出として、停止音Bの出力がある。これに対して、第2変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されたハズレの場合、特定列(例えば中列)の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて実行される音演出として、SP用停止音の出力や復帰演出後の無音状態がある。
実施形態によれば、第1変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されないハズレの変動演出と、リーチ演出が実行されたハズレの変動演出とで、特定列(中列)の演出図柄70aにて変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの停止示唆期間に実行される音演出の演出態様が異なっている。同様に、第2変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されないハズレの変動演出と、リーチ演出が実行されたハズレの変動演出とで、特定列(中列)の演出図柄70aにて変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの停止示唆期間に実行される音演出の演出態様が異なっている。
このようにすることで、リーチ演出が実行されるときの期待度を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止表示されるときの表示態様として、第1変動経路に対応した通常図柄(第1表示態様)と、通常図柄と異なる態様のSP用の変更図柄(第1表示態様と異なる第2表示態様)とがある。また、第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止表示されるときの表示態様として、第2変動経路に対応した通常図柄(第1表示態様)と、通常図柄と異なる態様のSP用の変更図柄(第1表示態様と異なる第2表示態様)とがある。
SPリーチ演出が実行されるハズレの変動演出において、左列や右列(第1列)の演出図柄70aが変動停止表示されるとき、変動経路に対応した通常図柄が表示される場合と、SP用の変更図柄が表示される場合とがある。SPリーチ演出が実行されるハズレの変動演出において、中列(第2列)の演出図柄70aが変動停止表示されるとき、変動経路に対応した通常図柄が表示される場合と、SP用の変更図柄が表示される場合とがある。SPリーチ演出が実行されるハズレの変動演出において、右列及び左列は、リーチになるときに通常図柄で変動停止表示されると共に、復帰演出の実行後にも通常図柄で変動停止表示される。これに対して、SPリーチ演出が実行されるハズレの変動演出において、中列は、SPリーチ演出にてSP用の変更図柄で変動停止表示されて、復帰演出の実行後にだけに通常図柄で変動停止表示される。
第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの停止示唆期間にて、停止音(特定音)を出力する特定音演出を実行可能である。SPリーチ演出が実行されるハズレの第1変動経路の変動演出において、右列及び左列は、リーチになるときに通常図柄で変動停止表示される変動停止示唆期間で特定音演出を実行可能であるが、復帰演出の実行後に通常図柄で変動停止表示される変動停止示唆期間で特定音演出の実行を制限している。また、第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの停止示唆期間にて、停止音(特定音)を出力する特定音演出を実行可能である。SPリーチ演出が実行されるハズレの第2変動経路の変動演出において、右列及び左列は、リーチになるときに通常図柄で変動停止表示される変動停止示唆期間で特定音演出を実行可能であるが、復帰演出の実行後に通常図柄で変動停止表示される変動停止示唆期間で特定音演出の実行を制限している。
このように実施形態では、第1変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されたハズレの変動演出の場合、左列または中列の出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、中列の演出図柄70aが通常図柄(第1表示態様)で変動停止表示されるときの方が、停止音の出力(特定音演出)が実行され難くなっている。また、第2変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されたハズレの変動演出の場合、左列または中列の出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、中列の演出図柄70aが通常図柄(第1表示態様)で変動停止表示されるときの方が、停止音の出力(特定音演出)が実行され難くなっている。このようにすることで、リーチ演出が実行されるときの期待度を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
前述したように、第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)を出力する特定停止演出を実行可能である。第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)を出力する特定停止演出を実行可能である。特定停止演出は、停止音(特定音)を出力する音演出が実行される第1演出態様と、第1演出態様と異なる第2演出態様とがある。ここで、第1演出態様の特定音演出は、右列及び左列の演出図柄70aがリーチ態様になる変動停止示唆期間に実行される。第2演出態様としては、SP用の変更図柄の変動停止示唆期間にて出力されるSP用停止音や、復帰演出後の無音状態などが例示される。実施形態では、中列の演出図柄の変動停止示唆期間にて、第1演出態様の特定音演出の実行を制限し、SP用停止音又は無音状態による第2演出態様だけを実行するようになっている。
このように、第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されたハズレの変動演出の場合、左列及び右列(第1列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、中列(第2列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときの方が、第2演出態様の特定停止演出が実行され易くなっている。また、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されたハズレの変動演出の場合、左列及び右列(第1列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、中列(第2列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときの方が、第2演出態様の特定停止演出が実行され易くなっている。このようにすることで、リーチ演出が実行されるときの期待度を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されないバラハズレの場合、中列(特定列)の演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音を出力する特定音演出を実行可能である。第1変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されないバラハズレの場合、特定音演出が実行されるとき、通常図柄(第1表示態様で変動停止表示される。第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されるバラハズレの場合、中列(特定列)の演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音を出力する特定音演出を実行可能である。ただし、第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されるバラハズレの場合、復帰演出後の通常図柄(第1表示態様)で変動停止表示されるときは特定音演出の実行が制限され、復帰演出前のSP用の変更図柄(第2表示態様)で変動停止表示されるときに特定音演出が実行可能となる。
第2変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されないバラハズレの場合、中列(特定列)の演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音を出力する特定音演出を実行可能である。第2変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されないバラハズレの場合、特定音演出が実行されるとき、通常図柄(第1表示態様で変動停止表示される。第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されるバラハズレの場合、中列(特定列)の演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音を出力する特定音演出を実行可能である。ただし、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されるバラハズレの場合、復帰演出後の通常図柄(第1表示態様)で変動停止表示されるときは特定音演出の実行が制限され、復帰演出前のSP用の変更図柄(第2表示態様)で変動停止表示されるときに特定音演出が実行可能となる。
従って、第1変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されたハズレの変動演出よりも、リーチ演出が実行されないハズレの変動演出の方が、通常図柄(第1表示態様)で停止表示されるときに特定音演出が実行され易いといえる。同様に、第2変動経路の変動演出において、リーチ演出が実行されたハズレの変動演出よりも、リーチ演出が実行されないハズレの変動演出の方が、通常図柄(第1表示態様)で停止表示されるときに特定音演出が実行され易いといえる。このようにすることで、リーチ演出が実行されるときの期待度を上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1変動経路の変動演出の変動演出において、ハズレの変動演出の場合、演出図柄70aが停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(所定音:ハズレ目停止音)を出力する第1音演出を実行可能である(図24、図31(b1)参照)。第2変動経路の変動演出の変動演出において、ハズレの変動演出の場合、演出図柄70aが停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(所定音:ハズレ目停止音)を出力する第1音演出を実行可能である(図24、図31(b2)参照)。特に、リーチ演出が実行されないハズレの変動演出では、変動演出の実行期間の中で、第1音演出が1回行われる。特に、演出図柄の変動停止表示及び再変動が繰り返されるSPリーチ演出が実行されるハズレの変動演出では、変動演出の実行期間の中で、第1音演出が複数回行われることがある。
図31-3に示すように、第1変動経路の変動演出にてSPリーチ演出(リーチ演出)が実行される場合、変動演出の結果が「大当たり」となる場合には、大当たりの組み合わせである演出図柄70aが仮停止される変動変動示唆期間にて、当たり示唆停止音(特定音:当たり目停止音)を出力する第2音演出を実行した後に(図31-3(d1))、当たり確定音(特殊音)を出力する第3音演出を実行可能にしてもよい(図31-3(f1))。同様に、第2変動経路の変動演出にてSPリーチ演出(リーチ演出)が実行される場合、変動演出の結果が「大当たり」となる場合には、大当たりの組み合わせである演出図柄70aが仮停止される変動変動示唆期間にて、当たり示唆停止音(特定音:当たり目停止音)を出力する第2音演出を実行した後に(図31-3(d2))、当たり確定音(特殊音)を出力する第3音演出を実行可能にしてもよい(図31-3(f2))。このようにすることで、大当たりへの移行を盛り上げることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1音演出は、通常(リーチ演出や擬似連演出等が実行されない)のハズレの停止表示において実行され、このとき出力される音を第1特定音という場合がある。第2音演出は、例えば、決め演出後に始めて演出図柄70aが揃ったときに実行され、このとき出力される音を第2特定音という場合がある。第3音演出は、第2音演出の実行後、大当たり図柄として表示される3つの演出図柄70aのうち所定の演出図柄(中列の演出図柄)70aが他の演出図柄70aに比べて画面での占有領域が広くなるように表示されるときに実行され、このとき出力される音を第3特定音という場合がある。ここで、第3音演出には、第3特定音の出力後、昇格演出で大当たり図柄が停止したときの第4特定音と、第4特定音の出力後、識別部のみ変更態様の演出図柄70aが装飾部と識別部とからなる通常態様に変化して最終確定するときの第5特定音を含んでいる。第1特定音~5特定音の出力を、通常遊技状態で実行される演出として、時短遊技状態において第1特定音~第5特定音の全ての出力が制限されるようにしてもよい。すなわち、時短遊技状態よりも、通常遊技状態の方が、実行可能な特定音の種類数が多くすることができる。時短遊技状態では、短い時間でいろいろ表示処理を進めるので、通常遊技状態で第1特定音~第5特定音が出力される表示上のシチュエーション1~5を、第1特定音が出力されているときに複数のシチュエーションを合わせて進めることが可能である。
前述したように、第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)を出力する特定音演出を実行する場合と、SPリーチ演出の復帰演出後のように特定音演出を実行しない場合とに制御可能である。同様に、第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが変動停止示唆演出を開始してから変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)を出力する特定音演出を実行する場合と、SPリーチ演出の復帰演出後のように特定音演出を実行しない場合とに制御可能である。
実施形態では、SP用の変更図柄による変動停止表示、復帰演出及び通常図柄による変動停止表示の順に、変動演出が実行されて、SP用の変更図柄による変動停止表示では特定音演出を実行するが、復帰演出後の通常図柄による変動停止表示では特定音演出の実行を制限している。すなわち、第1変動経路の変動演出において、特定音演出を実行する場合よりも、特定音演出を実行しない場合の方が、復帰演出(所定演出)が実行され易いといえる。同様に、第2変動経路の変動演出において、特定音演出を実行する場合よりも、特定音演出を実行しない場合の方が、復帰演出(所定演出)が実行され易いといえる。このようにすることで、復帰演出によって特定音演出を実行しないことの落差を大きくすることができ、遊技の興趣を向上できる。
前述したように、第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが所定態様(通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)が出力される第1変動停止示唆演出、または停止音(特定音)の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能である。第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが所定態様(通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)が出力される第1変動停止示唆演出、または停止音(特定音)の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能である。ここで、第2停止示唆演出は、SPリーチやSPSPリーチが実行される場合に基本的に実行される。そして、前述したように、SPリーチやSPSPリーチのリーチ演出において、演出図柄70aの表示位置が画面中央の通常位置と画面の隅との間で移動する変化演出が実行される。
従って、第1変動経路の変動演出において、通常図柄が変動停止表示される際の第1変動停止示唆演出(停止音あり)が実行される変動演出よりも、通常図柄が変動停止表示される際の第2変動停止示唆演出(停止音なし)が実行される変動演出の方が、変動演出において演出図柄70aの表示位置が変化する変化演出が実行され易いといえる。同様に、第2変動経路の変動演出において、通常図柄が変動停止表示される際の第1変動停止示唆演出(停止音あり)が実行される変動演出よりも、通常図柄が変動停止表示される際の第2変動停止示唆演出(停止音なし)が実行される変動演出の方が、変動演出において演出図柄70aの表示位置が変化する変化演出が実行され易いといえる。このようにすることで、変化演出の実行の有無や停止示唆演出の種類によって遊技者に与える印象を変えることができ、遊技の興趣を向上できる。
前述したように、第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音A(特定音)が出力される第1変動停止示唆演出が実行可能である。また、第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されると復帰演出後に、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音A(特定音)の出力が制限される第2変動停止示唆演出が実行可能である。
前述したように、第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音B(特定音)が出力される第1変動停止示唆演出が実行可能である。また、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されると復帰演出後に、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音B(特定音)の出力が制限される第2変動停止示唆演出が実行可能である。
第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出(SPSPリーチ演出)が実行されない場合よりも、SPリーチ演出(SPSPリーチ演出)が実行される場合の方が、リーチ演出が行われる前に、保留アイコンT1が通常態様から特殊態様に変化する保留変化演出(予告演出:図21(b)参照)など、画面に表示されている所定の情報が変化する変化演出が実行され易くなっている。同様に、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出(SPSPリーチ演出)が実行されない場合よりも、SPリーチ演出(SPSPリーチ演出)が実行される場合の方が、リーチ演出が行われる前に、保留アイコンT1が通常態様から特殊態様に変化する保留変化演出(予告演出:図21(b)参照)など、画面に表示されている所定の情報が変化する変化演出が実行され易くなっている。
ここで、変化演出としては、図21-5に示すように、当該アイコンの形状や色が変化することで期待感を煽ってもよい。換言すると、SPリーチ演出が実行されたハズレの変動演出において、前記変化演出をSPリーチ演出前に実行してリーチ成立を煽る頻度が高いのに対して、SPリーチ演出が実行されないハズレの変動演出において、前記変化演出が実行してリーチ成立を煽る頻度が低い。なお、変化演出としては、保留アイコンの形状や色などが変化する例に限らず、演出図柄70aの色や形状が変化したり、画面に表示される文字や記号などの色や形状が変化したりするなど、情報表示が(遊技者の期待感を与える態様で)変化する演出を含む。ここで、変化演出は、例えば、リーチ演出が実行されない変動演出≦ノーマルリーチ演出が実行される変動演出≦SPリーチ演出が実行される変動演出≦SPSPリーチ演出が実行される変動演出の順に実行され易く設定してもよい。
従って、第2停止示唆演出は、SPリーチ演出(SPリーチ演出後の復帰演出)の実行が前提になることから、第1変動経路の変動演出において、第1停止示唆演出が実行される変動演出(リーチなしのハズレ変動)よりも、第2停止示唆演出が実行される変動演出(SPリーチ実行のハズレ)の方が、変動演出において所定の情報表示の変化演出が実行され易いといえる。同様に、第2停止示唆演出は、SPリーチ演出(SPリーチ演出後の復帰演出)の実行が前提になることから、第2変動経路の変動演出において、第1停止示唆演出が実行される変動演出(リーチなしのハズレ変動)よりも、第2停止示唆演出が実行される変動演出(SPリーチ実行のハズレ)の方が、変動演出において所定の情報表示の変化演出が実行され易いといえる。このようにすることで、第2停止示唆演出の実行前との落差を大きくすることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されない場合よりも、SPリーチ演出が実行される場合の方が、リーチ演出が行われる前に、保留アイコンT1が通常態様から特殊態様に段階的に変化する保留変化演出(予告演出)やカットイン画像の表示態様が段階的に変化するなど、予告演出が表す期待度が段階的に変化する変化演出が実行され易くなっている。同様に、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されない場合よりも、SPリーチ演出が実行される場合の方が、リーチ演出が行われる前に、保留アイコンT1が通常態様から特殊態様に段階的に変化する保留変化演出(予告演出)やカットイン画像の表示態様が段階的に変化するなど、予告演出が表す期待度が段階的に変化する変化演出が実行され易くなっている。
換言すると、SPリーチ演出が実行されたハズレの変動演出において、前記変化演出をSPリーチ演出前に実行してリーチ成立を煽る頻度が高いのに対して、SPリーチ演出が実行されないハズレの変動演出において、前記変化演出が実行してリーチ成立を煽る頻度が低い。なお、変化演出としては、保留アイコンの形状や色などが変化する例に限らず、演出図柄70aの色や形状が変化したり、画面に表示される文字や記号などの色や形状が変化するなど、情報表示が(遊技者の期待感を与える態様で)変化する演出を含む。ここで、変化演出は、例えば、リーチ演出が実行されない変動演出≦ノーマルリーチ演出が実行される変動演出≦SPリーチ演出が実行される変動演出≦SPSPリーチ演出が実行される変動演出の順に実行され易く設定してもよい。
従って、第2停止示唆演出は、SPリーチ演出(SPリーチ演出後の復帰演出)の実行が前提になることから、第1変動経路の変動演出において、第1停止示唆演出が実行される変動演出(リーチなしのハズレ変動)よりも、第2停止示唆演出が実行される変動演出(SPリーチ実行のハズレ)の方が、変動演出において期待度が段階的に変化する変化演出が実行され易いといえる。同様に、第2停止示唆演出は、SPリーチ演出(SPリーチ演出後の復帰演出)の実行が前提になることから、第2変動経路の変動演出において、第1停止示唆演出が実行される変動演出(リーチなしのハズレ変動)よりも、第2停止示唆演出が実行される変動演出(SPリーチ実行のハズレ)の方が、変動演出において期待度が段階的に変化する変化演出が実行され易いといえる。このようにすることで、第2停止示唆演出の実行前との落差を大きくすることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されない場合よりも、SPリーチ演出が実行される場合の方が、リーチ演出が行われる前に、同色図柄が表示される先読みチャンス目演出が実行され易くなっている。第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されない場合よりも、SPリーチ演出が実行される場合の方が、リーチ演出が行われる前に、同色図柄が表示される先読みチャンス目演出が実行され易くなっている。換言すると、SPリーチ演出が実行されたハズレの変動演出において、先読みチャンス目演出をSPリーチ演出前に実行してリーチ成立を煽る頻度が高いのに対して、SPリーチ演出が実行されないハズレの変動演出において、先読みチャンス目演出を実行してリーチ成立を煽る頻度が低い。ここで、先読みチャンス目演出は、例えば、リーチ演出が実行されない変動演出≦ノーマルリーチ演出が実行される変動演出≦SPリーチ演出が実行される変動演出≦SPSPリーチ演出が実行される変動演出の順に実行され易く設定してもよい。
従って、第2停止示唆演出は、SPリーチ演出(SPリーチ演出後の復帰演出)の実行が前提になることから、第1変動経路の変動演出において、第1停止示唆演出が実行される変動演出(リーチなしのハズレ変動)よりも、第2停止示唆演出が実行される変動演出(SPリーチ実行のハズレ)の方が、変動演出において先読みチャンス目演出が実行され易いといえる。同様に、第2停止示唆演出は、SPリーチ演出(SPリーチ演出後の復帰演出)の実行が前提になることから、第2変動経路の変動演出において、第1停止示唆演出が実行される変動演出(リーチなしのハズレ変動)よりも、第2停止示唆演出が実行される変動演出(SPリーチ実行のハズレ)の方が、変動演出において先読みチャンス目演出が実行され易いといえる。
第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音A(特定音)が出力される第1停止示唆演出が実行可能である。また、第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されると復帰演出後に、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音A(特定音)の出力が制限される第2停止示唆演出が実行可能である。第1変動経路の変動演出において、先読みチャンス目演出が実行されるとき、演出図柄70aが変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音A(特定音)と異なる同色図柄停止音が出力される。このように、第1停止示唆演出において、通常の停止音A(第1特定音)と先読みチャンス目演出特有の同色図柄停止音(第2特定音)とがある。なお、第2停止示唆演出では、同色図柄停止音が出力されない。
第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音B(特定音)が出力される第1停止示唆演出が実行可能である。また、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されると復帰演出後に、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音B(特定音)の出力が制限される第2停止示唆演出が実行可能である。第2変動経路の変動演出において、先読みチャンス目演出が実行されるとき、演出図柄70aが変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音B(特定音)と異なる同色図柄停止音が出力される。このように、第1停止示唆演出において、通常の停止音B(第1特定音)と先読みチャンス目演出特有の同色図柄停止音(第2特定音)とがある。なお、実施形態の第2停止示唆演出では、同色図柄停止音が出力されない。
そして、第1変動経路の変動演出において、第2停止示唆演出が実行される変動演出よりも、第1停止示唆演出が実行される変動演出の方が、同色図柄停止音(第2特定音)が出力され易くなっている。また、第2変動経路の変動演出において、第2停止示唆演出が実行される変動演出よりも、第1停止示唆演出が実行される変動演出の方が、同色図柄停止音(第2特定音)が出力され易くなっている。このようにすることで、第2停止示唆演出の実行前との落差を大きくすることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されない場合よりも、SPリーチ演出が実行される場合の方が、リーチ演出が行われる前に、前述した各種の予告演出(事前報知演出)が実行され易くなっている。同様に、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されない場合よりも、SPリーチ演出が実行される場合の方が、リーチ演出が行われる前に、前述した各種の予告演出(事前報知演出)が実行され易くなっている。換言すると、SPリーチ演出が実行されたハズレの変動演出において、前記予告演出(事前報知演出)をSPリーチ演出前に実行してリーチ成立を煽る頻度が高いのに対して、SPリーチ演出が実行されないハズレの変動演出において、予告演出(事前報知演出)を実行してリーチ成立を煽る頻度が低い。
大当たりの期待度を報知する予告演出としては、特に限定するものではないが、例えば、同色図柄が表示される先読みチャンス目演出と共に、可動役物73を作動する作動演出を挙げることができる。また、当該変動において、リーチ演出がSPリーチ演出に発展するなど、大当たりの期待度が高い演出への移行を示唆する発展演出としての予告演出であってもよい。ここで、予告演出は、例えば、リーチ演出が実行されない変動演出≦ノーマルリーチ演出が実行される変動演出≦SPリーチ演出が実行される変動演出≦SPSPリーチ演出が実行される変動演出の順に実行され易く設定してもよい。
従って、第2停止示唆演出は、SPリーチ演出(SPリーチ演出後の復帰演出)の実行が前提になることから、第1変動経路の変動演出において、第1停止示唆演出が実行される変動演出(リーチなしのハズレ変動)よりも、第2停止示唆演出が実行される変動演出(SPリーチ実行のハズレ)の方が、変動演出において予告演出が実行され易いといえる。同様に、第2停止示唆演出は、SPリーチ演出(SPリーチ演出後の復帰演出)の実行が前提になることから、第2変動経路の変動演出において、第1停止示唆演出が実行される変動演出(リーチなしのハズレ変動)よりも、第2停止示唆演出が実行される変動演出(SPリーチ実行のハズレ)の方が、変動演出において予告演出が実行され易いといえる。このようにすることで、第2停止示唆演出の実行前との落差を大きくすることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1変動経路の変動演出において、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音A(特定音)が出力される第1停止示唆演出が実行可能である。また、第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されると復帰演出後に、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音A(特定音)の出力が制限される第2停止示唆演出が実行可能である。第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音B(特定音)が出力される第1停止示唆演出が実行可能である。また、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出が実行されると復帰演出後に、演出図柄70aが装飾部および識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音B(特定音)の出力が制限される第2停止示唆演出が実行可能である。
第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出(SPSPリーチ演出)が実行されると、リーチ対象図柄(左列および右列の演出図柄70a)が位置を変えて縮小表示される図柄変化演出が実行される。また、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出(SPSPリーチ演出)が実行されると、リーチ対象図柄(左列および右列の演出図柄70a)が位置を変えて縮小表示される図柄変化演出が実行される。一方、第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出(SPSPリーチ)が実行されないと(通常の変動やノーマルリーチ演出の場合)、左列および右列の演出図柄70aが位置を変えて縮小表示される図柄変化演出が実行されない。また、第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出(SPSPリーチ)が実行されないと(通常の変動やノーマルリーチ演出の場合)、左列および右列の演出図柄70aが位置を変えて縮小表示される図柄変化演出が実行されない。
従って、第1変動経路の変動演出において、第1変動停止示唆演出が実行される変動演出よりも、第2変動停止示唆演出が実行される変動演出の方が、変動演出におけるリーチ演出においてリーチ対象となる演出図柄70aが変化する図柄変化演出が実行され易いといえる。同様に、第2変動経路の変動演出において、第1変動停止示唆演出が実行される変動演出よりも、第2変動停止示唆演出が実行される変動演出の方が、変動演出におけるリーチ演出においてリーチ対象となる演出図柄70aが変化する図柄変化演出が実行され易いといえる。このようにすることで、変動演出に変化を付けることができ、遊技の興趣を向上できる。
なお、図柄変化演出は、位置変化や縮小表示に加えて又は代えて、演出図柄70aの色が変化する演出であってもよい。例えば、図21-6に示すように、演出図柄70aを構成する識別数字の色が、青から赤に変化するなどが例示される。
実施形態において、通常遊技状態における第1変動経路の変動演出において、群演出やモード共通演出(所定演出:図21-4参照)を実行可能である。また、通常遊技状態における第2変動経路の変動演出において、第1変動経路の変動演出で実行可能な群演出やモード共通演出と、同じモチーフの群演出やモード共通演出を実行可能である。ここで同じモチーフとは、動物や花や車等の概念程度の範囲で題材が同じことをいい、例えば、第1変動経路における犬図形で実行する群予告と、第2変動経路における猫図形で実行する群予告とは、動物という同じモチーフの群予告であるといえる。
第1変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合よりも、第2変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合の方が、遊技者にとって有利な有利遊技状態に移行し易くしてもよい。ここで有利遊技状態への移行し易さは、第1変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合よりも、第2変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合の方が、リーチ演出(リーチの成立)が実行され易く設定したり、リーチ演出(リーチの成立)が実行され易さが同じであっても変動経路Bの方をリーチ演出が発展し易く設定したりするなどで差を付けることができる。このようにすることで、変動経路の違いによって期待感に差を付けることができ、遊技の興趣を向上できる。
なお、第2変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合よりも、第1変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合の方が、遊技者にとって有利な有利遊技状態に移行し易くしてもよい。また、第1変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合と、第2変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合とで、技者にとって有利な有利遊技状態に移行し易さが同じであってもよい。
実施形態では、有利遊技状態における所定変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、群演出やモード共通演出(所定演出)を実行可能である。ここで、有利遊技状態の所定変動経路においても、通常遊技状態における第1変動経路や第2変動経路の変動演出で実行可能な群演出やモード共通演出と、同じモチーフの群演出やモード共通演出を実行可能としてもよい。この場合、通常遊技状態よりも有利遊技状態の方が入賞し易く変動時間が短いことなどから、通常遊技状態における第1及び第2変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合よりも、有利遊技状態における所定変動経路の変動演出において群演出やモード共通演出が実行される場合の方が、遊技者にとって有利な有利遊技状態(大当たり)に移行し易いといえる。このようにすることで、変動経路の違いによって期待感に差を付けることができ、遊技の興趣を向上できる。
なお、有利遊技状態においても、通常遊技状態と同じ変動経路を設定してもよい。
リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出など)において、所定(例えば中列)の演出図柄70aが、特定(例えば右列や左列)の演出図柄70aよりも拡大表示される変化演出が、通常遊技状態よりも、有利遊技状態の方が実行され易くてもよい。
(全回転リーチの変動演出例)
実施形態において、全回転リーチは、ノーマルリーチ、SPリーチまたはSPSPリーチの発展として実行されるリーチ演出である。ここで、左右中の図柄を最終仮停止態様「XXX」で仮停止させる前に、第2大当り又は第3大当りに対応する終前仮停止態様「XaXaXa」で仮停止させ、第2大当り対応する終前仮停止態様「XaXaXa」(「222」等)からは、第3大当り又は第1大当りに対応する最終仮停止態様「XXX」(「333」等又は「777」)へ昇格する可能性を、また、第3大当り対応する終前仮停止態様「XaXaXa」(「333」等)からは、第1大当りに対応する最終仮停止態様「XXX」(「777」)へ昇格する可能性を示唆する昇格示唆演出を実行可能であり、即ち昇格示唆演出を実行する場合と実行しない場合とがあるように構成してある。
図21-4(a)に示すように、「222」の揃いで左中右列の演出図柄70が変動停止表示(仮停止)されたとする。このとき、演出図柄70aが変動停止表示(仮停止)されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ示唆音Aが出力される。そして、演出図柄70aが「222」の揃いで停止する場合、変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ確定音イが出力される。なお、アタリ示唆音Aとアタリ確定音イとは異なる態様である。
左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様「222」で仮停止状態から、昇格示唆演出が実行される場合、左右中列の演出図柄70aが同期して横軸周りに回転する変動経路で変動する(図21-4(b))。昇格示唆演出が実行された後、左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様から1段階昇格した最終仮停止態様「333」で仮停止し、その最終仮停止態様「333」を停止態様として本停止する(図21-4(c))。このとき、演出図柄70aが変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ示唆音Bが出力される。そして、演出図柄70aが「333」の揃いで本停止する場合、変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ確定音Bが出力される。なお、アタリ示唆音Bとアタリ示唆音Aとは異なる態様であり、実施形態ではアタリ示唆音Aよりもアタリ示唆音Bの方が、期待度を大きく煽る高い音演出が実行される。アタリ確定音ロとアタリ確定音イとは異なる態様であり、実施形態ではアタリ確定音イよりもアタリ確定音ロの方が、期待度を大きく煽る高い音演出が実行される。また、アタリ示唆音Bとアタリ確定音ロとは異なる態様である。
あるいは、昇格示唆演出が実行された後、左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様と同じ最終仮停止態様「222」で仮停止し、その最終仮停止態様「222」を停止態様として本停止する(図21-4(a))。このとき、演出図柄70aが変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ示唆音Aが出力される。そして、演出図柄70aが「222」の揃いで停止する場合、変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ確定音Aが出力される。
昇格示唆演出が実行された後、左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様から更に2段階昇格した最終仮停止態様「777」で仮停止し、その最終仮停止態様「777」を停止態様として本停止する(図21-4(e))。このとき、演出図柄70aが変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ示唆音Cが出力される。そして、演出図柄70aが「777」の揃いで停止する場合、変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ確定音ハが出力される。なお、アタリ示唆音Cとアタリ示唆音A及びアタリ示唆音Bとは異なる態様であり、実施形態ではアタリ示唆音A及びアタリ示唆音Bよりもアタリ示唆音Cの方が、期待度を大きく煽る高い音演出が実行される。アタリ確定音ハとアタリ確定音イ及びアタリ確定音路とは異なる態様であり、実施形態ではアタリ確定音イ及びアタリ確定音ロよりもアタリ確定音ハの方が、期待度を大きく煽る高い音演出が実行される。また、アタリ示唆音Cとアタリ確定音ハとは異なる態様である。
左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様「333」で仮停止状態から、昇格示唆演出が実行される場合、左右中列の演出図柄70aが同期して横軸周りに回転する変動経路で変動する(図21-4(d)。昇格示唆演出が実行された後、左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様から更に1段階昇格した最終仮停止態様「777」で仮停止し、その最終仮停止態様「777」を停止態様として本停止する(図21-4(e))。このとき、演出図柄70aが変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ示唆音Cが出力される。そして、演出図柄70aが「777」の揃いで停止する場合、変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ確定音ハが出力される。
あるいは、昇格示唆演出が実行された後、左右中列の演出図柄70aが終前仮停止態様と同じ最終仮停止態様「333」で仮停止し、その最終仮停止態様「333」を停止態様として本停止する(図21-4(c))。このとき、演出図柄70aが変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ示唆音Bが出力される。そして、演出図柄70aが「333」の揃いで停止する場合、変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、音声出力装置331から、識別情報の種類に応じたアタリ確定音Cが出力される。
音の態様が異なるとは、音色等の内容が異なったり、音量が異なったり、長さやタイミングが異なったりするなどが例示される。
なお、「222」から「777」へ2段階昇格するようにしてもよい。また、昇格せずに、異なる識別情報に切り替わるようにしてもよい。
実施形態では、昇格示唆演出が実行される変動演出において、昇格示唆演出を介して最終仮停止態様「XXX」が終前仮停止態様「XaXaXa」から昇格しない場合、終前仮停止態様「XaXaXa」が、当初決定された停止態様と同じになるように設定され、昇格示唆演出を介して最終仮停止態様「XXX」が終前仮停止態様「XaXaXa」から昇格する場合、終前仮停止態様「XaXaXa」が、当初決定された停止態様に対応する大当りよりも有利さが低い大当りに対応する停止態様と同じになるように設定されている。
第1変動経路の変動演出において、昇格示唆演出が実行されるとき、第1識別情報(例えば「222」)を有する演出図柄70aが変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、第1識別情報と異なる第2識別情報(例えば「333」や「777」を有する演出図柄が変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の特定音演出を実行可能である。また、第2変動経路の変動演出において、昇格示唆演出が実行されるとき、第1識別情報(例えば「222」)を有する演出図柄70aが変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、第1識別情報と異なる第2識別情報(例えば「333」や「777」を有する演出図柄が変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の特定音演出を実行可能である。このようにすることで、識別情報の違いによる期待感を煽ることができ、遊技の興趣を向上できる。
特定音演出は、1段階目に変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間に実行される第1音演出(アタリ示唆音)と、本停止に向かう2段階目に変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間に実行される第2音演出(アタリ確定音)と、がある。第1音演出と第2音演出とは、異なる態様である。
第1変動経路の変動演出において、昇格示唆演出が実行されるとき、第1識別情報(例えば「222」)を有する演出図柄70aが変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、第1識別情報と異なる第2識別情報(例えば「333」や「777」を有する演出図柄が変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の特定音演出の第1音演出を実行可能である。また、第2変動経路の変動演出において、昇格示唆演出が実行されるとき、第1識別情報(例えば「222」)を有する演出図柄70aが変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、第1識別情報と異なる第2識別情報(例えば「333」や「777」を有する演出図柄が変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の特定音演出の第1音演出を実行可能である。このようにすることで、識別情報の違いによる期待感を煽ることができ、遊技の興趣を向上できる。
第1変動経路の変動演出において、昇格示唆演出が実行されるとき、第1識別情報(例えば「222」)を有する演出図柄70aが変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、第1識別情報と異なる第2識別情報(例えば「333」や「777」を有する演出図柄が変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の特定音演出の第2音演出を実行可能である。また、第2変動経路の変動演出において、昇格示唆演出が実行されるとき、第1識別情報(例えば「222」)を有する演出図柄70aが変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、第1識別情報と異なる第2識別情報(例えば「333」や「777」を有する演出図柄が変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の特定音演出の第2音演出を実行可能である。このようにすることで、識別情報の違いによる期待感を煽ることができ、遊技の興趣を向上できる。
(有利遊技状態の演出例)
有利遊技状態の変動演出例について以下に説明する。
(演出図柄-通常図柄)
有利遊技状態において第1画像表示装置131に表示される演出図柄70aとして、数字部(識別数字)からなる識別部で基本的に構成された通常図柄が設定されている。通常図柄は、異なる有利モードで共通して用いてもよいが、例えば有利モードAと有利モードBとで異なる態様の通常図柄を用いるなど、複数種類の通常図柄が設定されていてもよい。なお、有利遊技状態において用いられる通常図柄として、前述した通常遊技状態と同様に、装飾部(キャラクタ画像等)と識別部とから構成されるものを用いてもよい。
(演出図柄-特異図柄)
有利遊技状態においても、演出図柄70aとしては、「1」~「9」等の数字や「A」~「Z」などの記号による識別部(識別情報)を有する前記通常図柄と別に、特異図柄が設定されていてもよい。特異図柄としては、例えば、停止表示されることでアイコン変化予告の発生を示唆(報知)する変化図柄(1段階期待度が高い表示態様に保留アイコンが変化することを示す第1変化図柄、2段階期待度が高い表示態様に保留アイコンが変化することを示す第2変化図柄)や、仮停止することで擬似連演出の発生を示唆(報知)する擬似連図柄などを設定可能である。
有利遊技状態においては、複数種類数設定された有利モードの各々に対応する背景画像が左右にスクロール(往復動作)しているものとする。
(変動演出例10)
図1は、有利遊技状態における有利モードAの場合を示す。ここで、実施形態では、有利モードを1種類だけ設定する例を挙げるが、複数種類の有利モードを設定してもよい。この場合、通常遊技状態に設定されたモードの種類数よりも、有利遊技状態に設定されたモードの種類数の方が少なくなるようにすると(図35参照)、有利遊技状態におけるモードの切り替えを抑えて、遊技の消化スピードを早くできるメリットがある。
主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンド(開始時cd)を、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第2変動表示器での第2ランプ図柄の変動表示が開始される(図32(a)参照)。このとき、第2特別図柄の変動表示が第2特別図柄表示器122で開始される。
第1画像表示装置131(メイン液晶)の画面において、左中右列の演出図柄70のそれぞれが、上から下に流れる縦スクロールの変動経路Aで変動表示される。また、特殊図柄TZが、その場で数字が切り替わる態様の変動経路で変動表示される。なお、第2ランプ図柄および第2特別図柄は、単数または複数を用いたLEDの発光(点滅)や発光位置の変化などによる変動経路で変動表示される。このように、演出図柄70aの変動経路が、特殊図柄TZ、第2ランプ図柄および第2特別図柄と異なっている。
変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右列の演出図柄70aがハズレ態様(「285」)で仮停止する。このとき、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)している。また、保留アイコンT2および当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図32(b)参照)。ここで、演出図柄70aが変動停止表示に向かうとき(変動停止示唆期間)に、仮停止時の演出図柄70a自体の揺れ動作や、演出図柄70aの発光や、拡縮や回転などの演出動作や、演出図柄70aに付随してエフェクトが表示されるなどによって、変動停止示唆演出が実行される。なお、変動停止示唆演出として、停止音を出力しなくても、停止音を出力してもよく、実施形態では停止音を出力している。
ここで、有利遊技状態の変動経路Aと、通常遊技状態の第1変動経路とは、演出図柄70aが縦スクロールする点が同じであるが、変動停止示唆期間にて実行される変動停止示唆演出の態様を、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第1変動経路とで異なるようにしてもよい。例えば、通常遊技状態の第1変動経路における変動停止示唆演出の態様よりも、有利遊技状態の変動経路Aにおける停止示唆演出の態様の方を、演出の種類数が少なくしたり、演出期間を短くしたりすることで、遊技者に有利な有利遊技状態において遊技の消化スピードを早くできるメリットがある。
有利遊技状態の縦スクロールの変動経路Aと、通常遊技状態の円環状スクロールの第2変動経路とは、異なる態様であるが、変動停止示唆期間にて実行される変動停止示唆演出の態様を、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第2変動経路とで同じであっても、異なるようにしてもよい。例えば、通常遊技状態の第2変動経路における変動停止示唆演出の態様よりも、有利遊技状態の変動経路Aにおける停止示唆演出の態様の方を、演出の種類数が少なくしたり、演出期間を短くしたりすることで、遊技者に有利な有利遊技状態において遊技の消化スピードを早くできるメリットがある。
有利遊技状態の変動経路Aと、通常遊技状態の第1変動経路とは、演出図柄70aが縦スクロールする点が同じであるが、変動停止示唆期間にて実行される停止音(特別音)演出の態様を、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第1変動経路とで同じであっても、異なるようにしてもよい。このように、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第1変動経路とで、変動停止示唆期間の停止音の態様を異ならせる(停止音の種類が異なるまたは停止音の有無が異なるなど)ことで、同じ縦スクロールの変動経路であっても遊技状態毎に雰囲気を変えることができる。
有利遊技状態の縦スクロールの変動経路Aと、通常遊技状態の円環状スクロールの第2変動経路とは、異なる態様であるが、変動停止示唆期間にて実行される停止音(特別音)演出の態様を、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第2変動経路とで同じであっても、異なるようにしてもよい。このように、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第2変動経路とで、変動停止示唆期間の停止音の態様を異ならせる(停止音の種類が異なるまたは停止音の有無が異なるなど)ことで、変動経路の違いも相まって遊技状態毎に雰囲気を変えることができる。
特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄表示器122において第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「248」)で本停止し(図32(c)参照)、サブ第2変動表示器において第2ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
特別図柄の停止時間が経過すると、第2特別図柄の変動表示が第2特別図柄表示器122において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第2変動表示器での第2ランプ図柄の変動表示が開始される。なお、演出図柄70aは、変動開始期間にて、本実施形態のように回転動作するような演出動作を行った後に、スクロールを開始する(図32(d)参照)。このように、演出図柄70aの変動開始に際して(変動開始期間において)、演出図柄70の揺れ動作や演出図柄70aの回転などの演出動作を含む変動開始演出が実行される。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT2及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図32(e)参照)。なお、変動開始演出として、変動開始期間にて、開始音を出力しなくても、開始音を出力してもよく、実施形態では開始音を出力している。
変動演出の開始から所定時間が経過すると、左中右の演出図柄70aがハズレ態様(「164」)で仮停止する。このとき、変動停止示唆演出が実行される。また、背景画像のスクロール、保留アイコンT1および当該アイコンTHの回転動作(演出動作)が継続している(図32(f)参照)。
特別図柄の変動時間が経過すると、第2特別図柄表示器60において第2特別図柄がハズレ態様で停止表示される。このタイミングで主制御部110mから送信される停止時コマンド(図では停止時cdと省略している。)を演出制御部130mが正常に受信すると、変動演出を終了させるための処理が行われる。このとき、背景画像のスクロールは継続しているが、当該アイコン表示領域70Cに表示されている当該アイコンTHが10フレーム分のアニメーションとして消去される。また、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様(「164」)で本停止し(図32(g)参照)、サブ第2変動表示器において第2ランプ図柄がハズレ態様(例えば、消灯)で本停止する。
特別図柄の停止時間が経過すると、第2特別図柄の変動表示が第2特別図柄表示器122において開始される。このとき、主制御部110mから送信される開始時コマンドとしての遊技状態指定コマンド、演出図柄指定コマンド及び変動パターン指定コマンドを、演出制御部130mが正常に受信すると、演出図柄70a、特殊図柄TZおよびサブ第2変動表示器での第2ランプ図柄の変動表示が開始される。このとき、演出図柄70aの変動開始演出を実行して、演出図柄70aがスクロールする(図32(h)参照)。その後、所定時間が経過すると、背景画像のスクロールが継続した状態で、演出図柄70aが高速でスクロールした状態となる。このとき、演出図柄70aの変動表示が開始されているため、保留アイコンT1及び当該アイコンTHが回転動作(演出動作)を行っている状態となっている(図32(i)参照)。
このように、演出図柄70aが上から下に流れる変動経路の変動演出が繰り返される。また、有利モードA用の変動開始演出と変動停止示唆演出とが、先読み演出などの特殊な演出が実行されない限り、基本的に繰り返される。
ここで、有利遊技状態の変動経路Aと、通常遊技状態の第1変動経路とは、演出図柄70aが縦スクロールする点が同じであるが、変動演出における変動開始期間にて実行される変動開始演出の態様を、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第1変動経路とで同じであっても、異なるようにしてもよい。例えば、通常遊技状態の第1変動経路における変動開始演出の態様よりも、有利遊技状態の変動経路Aにおける変動開始演出の態様の方を、演出の種類数が少なくしたり、演出期間を短くしたりすることで、遊技者に有利な有利遊技状態において遊技の消化スピードを早くできるメリットがある。
有利遊技状態の縦スクロールの変動経路Aと、通常遊技状態の円環状スクロールの第2変動経路とは、異なる態様であるが、変動演出における変動開始期間にて実行される変動開始演出の態様を、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第2変動経路とで同じであっても、異なるようにしてもよい。例えば、通常遊技状態の第2変動経路における変動開始演出の態様よりも、有利遊技状態の変動経路Aにおける変動開始演出の態様の方を、演出の種類数が少なくしたり、演出期間を短くしたりすることで、遊技者に有利な有利遊技状態において遊技の消化スピードを早くできるメリットがある。
有利遊技状態の変動経路Aと、通常遊技状態の第1変動経路とは、演出図柄70aが縦スクロールする点が同じであるが、変動開始期間にて実行される開始音演出の態様を、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第1変動経路とで同じであっても、異なるようにしてもよい。このように、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第1変動経路とで、開始期間の開始音の態様を異ならせる(開始音の種類が異なるまたは開始音の有無が異なるなど)ことで、同じ縦スクロールの変動経路であっても遊技状態毎に雰囲気を変えることができる。
有利遊技状態の縦スクロールの変動経路Aと、通常遊技状態の円環状スクロールの第2変動経路とは、異なる態様であるが、変動開始期間にて実行される開始音演出の態様を、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第2変動経路とで同じであっても、異なるようにしてもよい。このように、有利遊技状態の変動経路Aと通常遊技状態の第2変動経路とで、開始期間の開始音の態様を異ならせる(開始音の種類が異なるまたは開始音の有無が異なるなど)ことで、変動経路の違いも相まって遊技状態毎に雰囲気を変えることができる。
図16に示すように、実施形態では、通常遊技状態において通常の変動経路として3種類設定されているのに対して、通常遊技状態よりも遊技者に有利な有利遊技状態において通常の変動経路として1種類設定されている。すなわち、有利遊技状態(第2遊技状態)よりも、通常遊技状態(第1遊技状態)の方が、変動演出における演出図柄70aの変動経路の種類数が多くなっている。このようにすることで、有利遊技状態における変動経路の切り替えに掛かる時間の発生を抑えて、遊技者に有利な有利遊技状態において遊技の消化スピードを早くできるメリットがある。
なお、通常遊技状態(第1遊技状態)よりも、有利遊技状態(第2遊技状態)の方が、変動演出における演出図柄70aの変動経路の種類数が多くなっていてもよい。
有利遊技状態においても通常遊技状態と同様に以下のような変動演出を実行可能になっている。演出図柄70aの変動停止表示では、演出図柄70aが大当たり抽選の結果を示す所定の態様(ハズレ態様、大当たり態様等)で所定時間(例えば、0.5秒)停止するようになっている。大当たり態様(特別結果態様)は、「777」などのように同一の演出図柄の組み合わせや「357」などのように規則性を持った演出図柄の組み合わせであり、ハズレ態様はそれ以外の態様である。
(リーチ演出)
演出図柄70aの変動表示中には、大当たり抽選の結果に応じて、リーチ演出や背景画像、キャラクタ等の様々な演出画像やムービー等が第1画像表示装置131(メイン液晶)や第2画像表示装置132,133(サブ液晶)に表示されることで、大当たり(特別遊技)が実行されることへの遊技者の期待感(以下、「大当たり当選期待度」と言う)を高めるようになっている。
有利遊技状態においても「リーチ演出」とは、大当たりを報知する演出図柄70aの組合せの一部が仮停止して、他の演出図柄70aが変動を行うような、遊技者に対して大当たり遊技が実行されることを期待させる変動態様を意味する。例えば、大当たりを報知する演出図柄70aの組合せ(大当たり結果態様)として「777」の3桁の演出図柄70aの組み合わせが設定されている場合に、左側領域と右側領域に2つの演出図柄70aが「7」で仮停止して、中央領域で残りの演出図柄70aが変動を行っている態様を言う。
有利遊技状態においても、リーチ演出の種類は、本実施の形態においては、「ノーマルリーチ演出」、「SPリーチ演出」、「SPSPリーチ演出」及び「全回転リーチ演出」の5種類がある。なお、有利遊技状態と通常遊技状態とでリーチ演出の種類数や態様などが同じであっても、異なっていてもよい。
「ノーマルリーチ演出」とは、当該ノーマルリーチ演出となる以前の背景画像が表示されている状態で、左側領域と右側領域に2つの演出図柄70aが仮停止し、中央領域で残り1つの演出図柄70aが変動するリーチ状態を形成した状態で実行されるリーチ演出のことである。
「SPリーチ演出」とは、ノーマルリーチ演出の後に実行され、リーチ状態を形成した状態の演出図柄70aが画面隅部に縮小表示され、ノーマルリーチ演出よりも演出効果が高い(大当たりとなる期待感が高い)ムービー(動画、アニメーション等)が流れるリーチ演出のことである。
「SPSPリーチ演出」とは、ノーマルリーチ演出又はSPリーチ演出の後に実行され、ノーマルリーチ演出又はSPリーチ演出よりも演出効果(大当たりとなる期待感が高い)が高いムービー(動画、アニメーション等)が流れるリーチ演出のことである。
「全回転リーチ演出」とは、大当たりを報知する複数の演出図柄70aの組合せが全て揃った状態で低速に変動するリーチ演出である。実施形態においては、大当たり抽選において当選したときにのみ実行されるリーチ演出である。
実施形態では、リーチ演出に係る大当たり当選期待度としては、ノーマルリーチ演出<SPリーチ演出<SPSPリーチ演出<全回転リーチ演出(大当たり確定)の順で高くなっている。
(ノーマルリーチの変動演出例-有利遊技状態)
図33は、有利遊技状態における有利モードAの場合である。なお、通常遊技状態で説明した事項を適用してもよい。
左列および右列に、同じ識別情報を有する演出図柄70aが縦スクロールの変動経路Aで変動停止表示(仮停止)されて、リーチとなる(図33(b))。このとき、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、態様YAの変動停止示唆演出が実行され、停止音YAが出力される。なお、左列および右列の演出図柄70aが、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)する仮停止状態になっている。なお、リーチ時の変動停止示唆演出は、リーチにならないときの変動停止演出と異なっていてもよいが、同じであってもよい。また、有利遊技状態におけるリーチ時の変動停止示唆演出が、通常遊技状態と同じであってもよく、異なっていてもよい。
図33(c)に示すように、中列に、左列および右列と異なる識別情報を有する演出図柄70aが変動経路Aで仮停止することでハズレとなる。このとき、中列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、態様YAの変動停止示唆演出が実行され、停止音YAが出力して仮停止状態の変動停止表示が実行される。そして、所定時間経過すると、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止すると共に、特殊図柄TZが予め定められたハズレ態様で本停止し(図33(d))。なお、中列に、左列および右列と同じ識別情報を有する演出図柄70aが仮停止することでアタリとなり、仮停止していた演出図柄70aが停止位置で本停止した後に、所定の当選演出が実行された後に遊技者に有利な遊技状態に移行する。
このようにノーマルリーチの場合、中列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて遊技状態および変動経路に対応する態様の変動停止示唆演出を実行し、遊技状態および変動経路に対応する態様の停止音が出力されるようになっている。
(SP(SPSP)リーチの変動演出例)
図34は、有利遊技状態における有利モードAの場合である。なお、通常遊技状態で説明した事項を適用してもよい。
左列および右列に、同じ識別情報を有する演出図柄70aが変動経路Aで仮停止し、リーチとなる(図34(b))。このとき、左列および右列の演出図柄70aの変動停止示唆期間にて、態様YAの変動停止示唆演出が実行され、停止音YAが出力される。なお、左列および右列の演出図柄70aが、演出図柄70aが予め定められた停止位置を上下するように僅かに揺れ動作(揺動表示)する仮停止状態の変動停止表示が実行される。
その後、SPリーチ演出(特定演出)に発展する場合は、SPリーチ演出に発展させる(遊技者の注意を引き付ける)ための発展演出(所定演出)が実行される。発展演出は、単数、または、第1の発展演出と第2の発展演出とのように複数設定可能である。複数の発展演出を実行する場合、大当たり遊技が実行されない場合には、第1の発展演出が実行され易く(実行割合が高い)、大当たり遊技が実行される場合には、第2の発展演出が実行され易い(実行割合が高い)ようにすることが可能である。つまり、第2の発展演出の方が第1の発展演出よりも大当たり期待度が高い演出とするとよい。なお、ノーマルリーチ演出を所定期間実行してからSPリーチ演出に切り替えるようにしてもよい。なお、発展演出は、ホワイトアウトやブラックアウトやエフェクトなどの所定の画像表示などを単独または組み合わせ実行される。
図34(c)に示すように、SPリーチ演出において、背景が有利A背景からSP用背景に切り替わる。そして、左列の演出図柄70aが、仮停止していた演出図柄70aと異なる態様(例えば識別部に付随する装飾が無くなるシンプルな態様)に切り替わると共に、仮停止時よりも縮小して画面の左上などの異なる位置に移動して仮停止状態で変動停止表示が実行される。なお、SPリーチ演出に際して、有利遊技状態での通常図柄から構成や大きさなどが変化した図柄を、変更図柄という場合がある。また、右列の演出図柄70aが、仮停止していた演出図柄70aと異なる態様(例えば識別部に付随する装飾が無くなるシンプルな態様)に切り替わると共に、仮停止時よりも縮小して画面の右上などの異なる位置に移動して仮停止状態で変動停止表示が実行される。このとき、縮小して仮停止表示されている左列および右列の演出図柄70aである変更図柄は、左右に揺動するなど所定の演出動作を繰り返している。有利遊技状態の変更図柄と通常遊技状態の変更図柄が同じ態様であっても、異なる態様であっても、何れであってもよい。
このように、有利遊技状態の変動演出において、縮小して仮停止表示された演出図柄70aの演出態様が、通常遊技状態の変動演出において、縮小して仮停止表示された演出図柄70aの左右に揺れ動く演出態様と同じになっている。なお、実施形態において、縮小して仮停止表示された演出図柄70aの配置位置が、有利遊技状態および通常遊技状態とで同じになっているが、異なる位置で互いに同様な演出態様で仮停止状態になっていてもよい。通常遊技状態において、演出図柄70aの構成要素を減らした態様で縮小表示したが、有利遊技状態において減少させる演出図柄の構成要素の種類数を通常遊技状態よりも少なくしたり、有利遊技状態において通常の変動演出に用いる態様のまま縮小表示したりするなどであってもよい。
図34(c)に示すように、実施形態のSPリーチ演出において、縦スクロールの変動経路Aと異なるSP用変動経路(実施形態では奥から手前に出てくるようにスクロール)に切り替わる。そして、必要に応じて、図示しないアニメーションのカットインやバトル演出などの煽り演出を実行される。ここで、中列の演出図柄70aについても、縮小表示されている左右列の演出図柄70aと同様に、変動経路Aの演出図柄70aと異なる態様(例えば演出図柄の構成要素を減らすなどのシンプルな態様)に切り替えるようにしてもよい。中列の演出図柄70aが、変動経路Aのままであってもよいが、実施形態では、変動経路Aと異なる変動経路に切り替わるようになっている。そして、必要に応じて、図示しないアニメーションのカットインやバトル演出などの煽り演出を実行される。
そして、変動演出の結果が「ハズレ」となる場合には、図34(d)に示すように、画面には、ハズレの組み合わせである演出図柄「2」「8」「2」が仮停止される。このとき、仮停止状態にある左中右列の演出図柄70aは揺れ動くような演出動作が実行されている。中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、変動経路Aに対応する態様YAの変動停止示唆演出を実行したり、SP用態様の変動停止示唆演出を実行したり、あるいは変動停止示唆演出の実行を制限してもよい。また、中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、変動経路Aに対応する停止音YAを出力したり、あるいは停止音YAを出力せずにSP用態様の停止音を出力したり、あるいは停止音の出力を制限してもよい。なお、中列の演出図柄70aの仮停止時に、ハズレであることを報知する「ハズレ」などの文字情報を表示するようにしてもよい。
その後、SPリーチ演出が終了すると、図34(e)に示すように、画面では、SPリーチ演出(特定演出)から復帰させる(遊技者の注意を引き付ける)ための復帰演出(所定演出)が実行される。具体的には、SPリーチ演出の演出画像(演出図柄や背景画像等)の視認が規制されるように、画面に復帰画像(例えば、扉画像)を表示する。このとき特殊図柄TZは表示されている。
そして、復帰演出が終了すると、図34(f)に示すように、SP用背景から有利A用背景に切り替わり、変更図柄の演出図柄70aから切り替わって変動経路Aの通常の演出図柄70aが表示(視認が許容)され、演出図柄「2」「8」「2」が通常図柄で停止表示される。すなわち、復帰演出が実行される前は、変更図柄が変動停止表示されていたが、復帰演出が実行された後、通常図柄に戻るようになっている。また、各列の演出図柄70aが、変動経路Aの変動状態から停止する訳でなく、復帰演出が終了すると、画面の左、中央、右の所定位置で仮停止した状態で通常図柄となって現れる。更に、復帰演出の実行後に、変動停止示唆演出を実行することなく仮停止状態で変動停止表示される。また、停止音の出力も制限される。そして、本停止した後に、次の変動演出が実行される。
一方、変動演出の結果が「大当たり」となる場合には、図34(d)のタイミングで、画面には、当たりの組み合わせである演出図柄「2」「2」「2」が仮停止される。SPリーチ演出用の変動経路でスクロールしている中列の変更図柄が、変動停止示唆期間にて、SPリーチ用の変動停止示唆演出を行ってから、画面中央で変動停止表示される。そして、画面左上隅で縮小されていた左列の変更図柄が、画面の左側領域に拡大して変動停止表示されると共に、画面右上隅で縮小されていた右列の変更図柄が、画面の右側領域に拡大して変動停止表示される。このとき、仮停止状態で並んだ左中右列の演出図柄70aは、揺れ動くような演出動作が実行されている。中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、変動経路Aに対応する態様の変動停止示唆演出を実行せず、SP用態様の変動停止示唆演出を実行したり、あるいは変動停止示唆演出の実行を制限してもよい。また、中列の演出図柄70の変動停止示唆期間にて、変動経路に対応する停止音を出力したり、あるいは停止音Aを出力せずに当たり用態様の停止音を出力したり、あるいは停止音の出力を制限してもよい。なお、中列の演出図柄70aの仮停止時に、当たりであることを報知する「当たり」などの文字情報を表示するようにしてもよい。
その後、SPリーチ演出が終了すると、画面では、SPリーチ演出(特定演出)から復帰させる(遊技者の注意を引き付ける)ための復帰演出(所定演出)が実行される。具体的には、SPリーチ演出の演出画像(演出図柄や背景画像等)の視認が規制されるように、画面に復帰画像(例えば、扉画像)を表示する。このとき特殊図柄TZは表示されている。
そして、復帰演出が終了すると、SP用背景から有利A用背景に切り替わり、SP用の演出図柄70aから切り替わって通常の演出図柄70aが表示(視認が許容)され、演出図柄「2」「2」「2」が通常図柄で停止表示される。すなわち、復帰演出が実行される前は、変更図柄が変動停止表示されていたが、復帰演出が実行された後、通常図柄に戻るようになっている。また、各列の演出図柄70aが、変動経路Aの変動状態から停止する訳でなく、復帰演出が終了すると、画面の左、中央、右の所定位置で仮停止した状態で通常図柄となって現れる。更に、復帰演出の実行後に、変動停止示唆演出を実行することなく仮停止状態で変動停止表示される。また、通常の停止音の出力も制限して、当たり停止音を出力するようにしてもよい。その後、演出図柄70aが本停止してから、大当たり遊技のオープニング演出が実行されることになる。
なお、当たりに際して、復帰演出を省略して、演出図柄70aが本停止してから、大当たり遊技のオープニング演出が実行するようにしてもよい。
なお、SPリーチを例示して説明したが、SPSPリーチについても、SPリーチと同様にしてもよい。
前述したように、有利遊技状態のSPリーチ演出では、縮小表示された左列および右列の演出図柄70a(変更図柄)の仮停止状態において、左列および右列の演出図柄70aのそれぞれが左右に揺動する演出態様になっている。また、通常遊技状態のSPリーチ演出でも、縮小表示された左列および右列の演出図柄70a(変更図柄)の仮停止状態において、左列および右列の演出図柄70aのそれぞれが左右に揺動する演出態様になっている。このように、通常遊技状態(第1遊技状態)および有利遊技状態(第2遊技状態)において、リーチ演出において仮停止状態の演出図柄70aの動作態様が同じである。このようにすることで、通常遊技状態であっても、有利遊技状態と同様に期待感を与えることができ、遊技の興趣を向上できる。
ここで、通常遊技状態のSPリーチ演出において、第1変動経路および第2変動経路の何れにおいても、変動開始した演出図柄70aの通常態様(第1態様)から縮小表示された縮小態様(第2態様)に変更されて、第1変動経路および第2変動経路の何れにおいても、縮小態様にて左右に揺動する同じ演出態様になる。このようにすることで、通常遊技状態の何れの変動経路であっても、リーチ演出が実行された場合に同じような期待感を与えることができ、遊技の興趣を向上できる。
縦スクロールの変動経路Aの変動演出において、有利遊技状態のSPリーチ演出では、縮小表示された左列および右列の演出図柄70a(変更図柄)の仮停止状態において、左列および右列の演出図柄70aのそれぞれが左右に揺動する演出態様になっている。また、縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、通常遊技状態のSPリーチ演出でも、縮小表示された左列および右列の演出図柄70a(変更図柄)の仮停止状態において、左列および右列の演出図柄70aのそれぞれが左右に揺動する演出態様になっている。このように、通常遊技状態(第1遊技状態)の縦スクロールの変動経路および有利遊技状態(第2遊技状態)の縦スクロールの変動経路において、リーチ演出において仮停止状態の演出図柄70aの動作態様が同じである。このようにすることで、通常遊技状態であっても、有利遊技状態と同様に期待感を与えることができ、遊技の興趣を向上できる。
リーチ演出において仮停止状態の演出図柄70aの動作態様が同じとは、動作態様が全く同じであることに限らず、演出図柄70aの揺れ方向が同じであったり、演出図柄70aの動作する部分が同じであったりするなど、動作態様の一部が同じであってもよい。
前述したように、通常遊技状態における縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出を経ないハズレ停止時に、演出図柄70aが装飾部と識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音A(特定音)が出力される第1変動停止示唆演出を実行可能である。通常遊技状態において縦スクロールの第1変動経路の変動演出において、SPリーチ演出(復帰演出)を経たハズレ停止時に、演出図柄70aが装飾部と識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの停止示唆期間にて、停止音A(特定音)の出力が制限される第2停止示唆演出を実行可能である。
通常遊技状態における円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出を経ないハズレ停止時に、演出図柄70aが装飾部と識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音B(特定音)が出力される第1変動停止示唆演出を実行可能である。通常遊技状態において円環状スクロールの第2変動経路の変動演出において、SPリーチ演出(復帰演出)を経たハズレ停止時に、演出図柄70aが装飾部と識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音B(特定音)の出力が制限される第2停止示唆演出を実行可能である。
有利遊技状態における縦スクロールの変動経路Aの変動演出において、SPリーチ演出を経ないハズレ停止時に、演出図柄70aが識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)が出力される第1停止示唆演出を実行可能である。有利遊技状態において縦スクロールの変動経路Aの変動演出において、SPリーチ演出(復帰演出)を経たハズレ停止時に、演出図柄70aが識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)の出力が制限される第2停止示唆演出を実行可能である。
なお、有利遊技状態において縦スクロールの変動経路Aと異なる態様(例えば上下軸周りや円環状スクロールなど)の変動経路Bを設定してもよい。この場合、有利遊技状態における変動経路Bの変動演出において、SPリーチ演出を経ないハズレ停止時に、演出図柄70aが識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)が出力される第1停止示唆演出を実行可能にしてもよい。有利遊技状態において変動経路Bの変動演出において、SPリーチ演出(復帰演出)を経たハズレ停止時に、演出図柄70aが識別部からなる通常態様(所定態様:通常図柄)で変動停止表示されるまでの変動停止示唆期間にて、停止音(特定音)の出力が制限される第2停止示唆演出を実行可能にしてもよい。
ここで、第1停止示唆演出の停止音としては、通常ハズレ時の第1停止音(停止音Aや停止音Bなど)と、例えば同色図柄の変動停止示唆期間などに出力される第2停止音(同色図柄停止音)と、アタリ時に出力される第3停止音(大当たり用停止音)とがある。
通常遊技状態の縦スクロールの第1変動経路において、リーチになることを期待させるリーチ煽りを行う第1リーチ煽り演出(例えば保留変化や可動役物の作動などの予告演出)を実行可能である。また、通常遊技状態の円環状スクロールの第2変動経路において、リーチになることを期待させるリーチ煽りを行う第1リーチ煽り演出(例えば保留変化や可動役物の作動などの予告演出)を実行可能である。
有利遊技状態の縦スクロールの変動経路Aにおいて、リーチになることを期待させるリーチ煽りを行う第2リーチ煽り演出(例えば保留変化や可動役物の作動などの予告演出)を実行可能である。同様に、有利遊技状態の変動経路Bが設定されている場合、リーチになることを期待させるリーチ煽りを行う第2リーチ煽り演出(例えば保留変化や可動役物の作動などの予告演出)を実行可能にしてもよい。
ここで、通常遊技状態よりも、有利遊技状態の方が、時短の設定や当選確率の違いなどにより、大当たりに移行し易い。すなわち、通常遊技状態における縦スクロールの第1変動経路よりも、有利遊技状態における縦スクロールの変動経路Aの方が、変動経路が同じ態様であっても、アタリ時に出力される第3停止音(大当たり用停止音)による変動停止示唆演出が実行され易い。このようにすることで、通常遊技状態の変動経路の期待感を有利遊技状態に近づけることができ、遊技の興趣を向上できる。
また、通常遊技状態における円環状スクロールの第2変動経路よりも、有利遊技状態における縦スクロールの変動経路Aの方が、変動経路が異なる態様であっても、アタリ時に出力される第3停止音(大当たり用停止音)による変動停止示唆演出が実行され易い。このようにすることで、変動経路の違いによって期待感に差を付けることができ、遊技の興趣を向上できる。
通常遊技状態よりも、有利遊技状態の方が、リーチになることを期待させるリーチ煽りを行うリーチ煽り演出が実行され易くなっている。すなわち、通常遊技状態における縦スクロールの第1変動経路よりも、有利遊技状態における縦スクロールの変動経路Aの方が、変動経路が同じ態様であっても、リーチの移行などの有利な状況への移行を期待させる第2停止音(同色図柄停止音)による変動停止示唆演出が実行され易い。このようにすることで、通常遊技状態の変動経路の期待感を有利遊技状態に近づけることができ、遊技の興趣を向上できる。
また、通常遊技状態における円環状スクロールの第2変動経路よりも、有利遊技状態における縦スクロールの変動経路Aの方が、変動経路が異なる態様であっても、リーチの移行などの有利な状況への移行を期待させる第2停止音(同色図柄停止音)による変動停止示唆演出が実行され易い。このようにすることで、変動経路の違いによって期待感に差を付けることができ、遊技の興趣を向上できる。
そして、縦スクロールの変動経路の変動演出において、第1リーチ煽り演出が実行される変動演出(通常遊技状態)よりも、第2リーチ煽り演出が実行される変動演出(有利遊技状態)の方が、リーチ煽りを行った後にリーチ演出が実行される場合、第3特定音が出力され易くなっている。円環状スクロールの変動経路の変動演出において、第1リーチ煽り演出が実行される変動演出(通常遊技状態)よりも、第2リーチ煽り演出が実行される変動演出(有利遊技状態)の方が、リーチ煽りを行った後にリーチ演出が実行される場合、第3特定音が出力され易くなっている。このようにすることで、リーチ煽り演出の違いにより期待感に差を付けることができ、遊技の興趣を向上できる。
変動演出における変動経路の種類が変わると、演出図柄70aの表示態様(構成態様)を変更するようにしてもよい。例えば、縦スクロールの第1変動経路の演出図柄70aを、キャラクタ画像Aによる装飾部と識別部で構成し、円環状スクロールの第2変動経路の演出図柄70aを、キャラクタ画像Aと異なる態様のキャラクタ画像Bによる装飾部と識別部で構成するなど、演出図柄70aの構成要素の内容を変える例が挙げられる。なお、異なる態様とは、キャラクタ画像が犬をモチーフとしたものであるが、犬のポーズが異なることも含んでいる。また、第1変動経路の演出図柄70aを、識別部からなる構成とし、第2変動経路の演出図柄70aを、キャラクタ画像Bによる装飾部と識別部で構成するなど、演出図柄70aの構成要素の種類数を変えるなど、その他の変更態様であってもよい。
変動演出における変動経路の種類が変わると、背景表示を変更するようにしてもよい。例えば、縦スクロールの第1変動経路の変動演出でモードA背景である場合、円環状スクロールの変動演出において、モードA背景と異なる態様のモードB背景を用いるなどが例示される。なお、異なる態様とは、背景画像が町をモチーフとしたものであるが、朝と夕方の違いなどが異なることも含んでいる。
変動演出における変動経路の種類が変わっても、開始期間にて実行される変動開始演出が同じ態様であってもよいが、変動演出における変動経路の種類が変わると、開始期間にて実行される変動開始演出の態様が変更されるようにしてもよい。なお、態様の変更には、演出内容の変更や演出の種類数の変更や演出期間の変更なども含んでいる。
所定の変動経路の変動演出で実行される変動開始演出において、識別情報が異なる演出図柄70aについて、異なる演出態様であってもよいが、同じモチーフの演出態様であってもよい。ここで、同じモチーフとは、装飾部のキャラクタ画像が異なっていても、手を上げるなどの同じポーズを取ることなどを含んでいる。
変動演出における変動経路の種類が変わっても、停止示唆期間にて実行される停止示唆始演出が同じ態様であってもよいが、変動演出における変動経路の種類が変わると、停止示唆期間にて実行される停止示唆開始演出の態様が変更されるようにしてもよい。なお、態様の変更には、演出内容の変更や演出の種類数の変更や演出期間の変更なども含んでいる。
所定の変動経路の変動演出で実行される変動示唆演出において、識別情報が異なる演出図柄70aについて、異なる演出態様であってもよいが、同じモチーフの演出態様であってもよい。ここで、同じモチーフとは、装飾部のキャラクタ画像が異なっていても、手を上げるなどの同じポーズを取ることなどを含んでいる。
メイン(第1画像表示装置131)の画面だけでなく、サブ(第2画像表示装置132,133)も含めて、演出図柄70aが移動しているように、変動経路を構成してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出および第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出の何れが実行されていても、特定演出(例えばリーチ演出および擬似連演出)において、演出図柄70aを、第3変動経路の変動に切り替え可能にしてもよい。
ここで、第3変動経路は、第1変動経路および第2変動経路の一方と同じ(複数列の演出図柄70の変動経路のうち、全部または一部の列の変動経路が同じ場合も含む。)で他方と異なっていても(複数列の演出図柄70の変動経路のうち、全部または一部の列の変動経路が異なる場合も含む。)、第1変動経路および第2変動経路の両方と異なっていてもよい(複数列の演出図柄70の変動経路のうち、全部または一部の列の変動経路が異なる場合も含む。)。
そして、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出および第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出の何れが実行されていても、第3変動経路(擬似連演出やリーチ演出における変動経路)に切り替わらない場合よりも、第3変動軌跡に切り替わった方が、遊技者に有利な遊技状態に移行し易いといえる。
モードによって変動経路が異なるとは、モードにおいて変動演出される所定数列の演出図柄70aを比較した際に、複数列の演出図柄70の変動経路のうち、全部または一部の列の変動経路が異なる場合を含んでいる。
実施形態において、演出図柄70aと別の特殊図柄TZが、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出および第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出の何れが実行されていても、所定変動経路(その場回転)で変動する変動演出を実行している。そして、第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出の何れが実行されていても、特定演出(リーチ演出)が実行されるとき、演出図柄70aを所定変動軌跡と共通する態様の変動経路に切り替えるようにしてもよく、異なる態様の変動経路に切り替えるようにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、開始期間にて、第1態様の変動開始演出を実行し、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、開始期間にて、第1態様と異なる第2態様の変動開始演出を実行している。第1変動経路の変動演出及び第2変動経路の変動演出の何れであっても、第1態様及び第2態様と異なる第3態様(図柄の拡大や図柄エフェクトや図柄の色変化など、大当たり移行の期待度を煽る予告演出の一種)の変動開始演出を実行するようにしてもよい。そして、第3態様の変動開始演出動作が実行された場合、遊技者に有利な遊技状態に移行し易いといえる。
擬似連演出およびリーチ演出が実行される場合、中列の演出図柄70aの停止示唆演出が、擬似連演出およびリーチ演出が実行されない場合の通常態様の停止示唆演出と異なる態様にしてもよく、同じ態様としてもよい。異なる態様には、通常態様と演出内容の変化だけでなく、停止動作などの演出の一部または演出の全部が実行されないことも含んでい
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、切換演出(例えば、アイキャッチなど)を挟んで、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出に切り替え可能である。変動経路の切り替え方向を一方向にしてもよいが、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、切換演出(例えば、アイキャッチなど)を挟んで、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出に切り替え可能にしてもよい。ここで、第1変動経路から第2変動経路への切り換え時の切換演出と、第2変動経路から第1変動経路への切り換え時の切換演出とで、同じ態様であってもよいが、異なる態様にしてもよい。なお、所定モードの変動演出において、所定モードと別のモードを切り替え可能であるともいえる。
変動演出における第1期間(開始期間や変動前半など)の変動経路と、変動演出における第2期間(停止示唆期間や変動後半)の変動経路とが異なる変動演出を実行可能である。また、第3期間(復帰演出後(リーチ演出後のハズレ確定時))に、第1期間および第2期間の変動経路と異なる停止表示態様にすることが可能である。
変動演出において、特定演出(連続演出、役物作動演出または操作ボタン操作示唆演出など)が実行されているとき、第1変動経路から第2変動経路(第2変動経路から第1変動経路)への切り替えが制限される。また、変動演出において、特定演出(連続演出、役物作動演出または操作ボタン操作示唆演出など)が実行されているとき、切換演出の実行が制限される。ここで、特定演出が実行されると、例えば操作ボタン操作示唆画像の表示などによって、変動経路の視認性が変化する(見えなくなる)ようにしてもよい。
特定演出(例えば、連続演出、役物作動演出または操作ボタン操作示唆演出など)が実行された場合、第1変動経路から第2変動経路(第2変動経路から第1変動経路)への切り替えが制限されるが、切換演出(例えばアイキャッチ)が実行された場合、第1変動経路から第2変動経路(第2変動経路から第1変動経路)への切り替えが可能としてもよい。
第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出の何れであっても、変動経路の一部又は全部を隠す演出として、第1所定演出(カットイン等、期待度を煽る演出)と、第1所定演出と異なる第2所定演出(場面切り替え用のアイキャッチなど、切換演出)とを実行可能である。第1所定演出および第2所定演出の何れであっても、変動経路に重なる位置(変動経路の視認性を変化する(見えなくする)位置)で実行可能である。そして、第1所定演出が実行された場合、第1変動経路から第2変動経路(第2変動経路から第1変動経路)への切り替えが制限されるが、第2所定演出が実行された場合、第1変動経路から第2変動経路(第2変動経路から第1変動経路)への切り替えが可能としてもよい。
連続演出の実行期間、役物作動演出の実行期間または操作ボタンの操作が演出に反映される有効期間などの期間において、変動経路切り替え制限、モード変更制限、モード変更用の切換演出の実行制限が行うようにしてもよい。ここで、SPリーチ演出やSPSPリーチなどの所定のリーチ演出が実行されずにハズレた後に実行される変動演出よりも、SPリーチ演出やSPSPリーチなどの所定のリーチ演出が実行されてからハズレた後に実行される変動演出の方が、変動経路の切り替えの実行や、モード変更の実行や、モード変更用の切換演出の実行がされ易くしてもよい。
第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出において、演出図柄70aの変動経路を隠す(視認性を変化させる)特殊演出(カットインなど)を実行可能である。第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出の何れであっても、特殊演出が実行された場合、遊技者に有利な遊技状態に移行し易くしてもよい。また、第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出の何れであっても、特殊演出が実行された場合、第3変動経路の変動演出(リーチ演出や擬似連など)に移行し易くしてもよい。更に、第1変動経路の変動演出および第2変動経路の変動演出の何れであっても、(カットインなどの演出によって)変動経路の表示が規制された場合、遊技者に有利な遊技状態に移行し易くしてもよい。
演出モードAや有利モードにおいて、1(1つルーレットが表示される場合)または全ての列が縦スクロールする変動経路である。このように、複数列の演出時柄70aによる変動演出において、複数列の演出図柄のうち、共通する(同じ)変動経路で変動する列の関係がある。一方、演出モードBにおいて、第1モードでは、右列および左列が円環状に回転し、中列が横回転する。このように、複数列の演出時柄70aによる変動演出において、複数列の演出図柄のうち、異なる変動経路で変動する列の関係がある。ここで、第1モードおよび第2モードの何れであっても、擬似連演出やリーチ演出において中列の演出図柄70aの変動経路を同じしてもよく、この場合、異なるモードであっても、共通する態様の変動経路の変動演出を実行可能であるといえる。
有利遊技状態よりも、通常遊技状態の方が、モードの種類数を多くしても、同じであっても、少なくしても、何れにすることができる。この場合において、有利遊技状態よりも、通常遊技状態の方が、変動経路の種類数を多くしてもよい。
第1変動経路および第2変動経路の何れであっても、特定音演出(変動開始音の出力)とは異なる特別音演出を実行する変動演出と、特別音演出を実行しない変動演出とがある。特定音演出は、本停止(仮停止)していた演出図柄70aが変動開始してから高速変動期間に至るまでの開始期間にて実行される。また、特定音演出は、予告演出など他の特別な演出を伴わない通常態様の変動開始時にて基本的に実行され、演出図柄70aの変動開始のタイミングを基準として、演出図柄70aの態様や変動経路の態様やモードなどに対応した特定音を出力する。
特別音演出には、所定の第1音演出(期待度が低い変動開始音)と(図36(f1))、1又は複数の変動演出にわたって期待度を段階的に示唆する所定演出(先読み演出、擬似連などの連続演出など)が行われる変動演出の開始に伴う第2音演出(期待度が高い変動開始音)とがある(図36(f2))。そして、第1音演出が実行されるときに実行される所定演出Aよりも、第2音演出が実行されるときに実行される所定演出Bの方が、大当たりに移行する期待度が高くものが実行され易くなっている。また、第1音演出が実行されるときよりも、第2音演出が実行されるときの方が、所定演出が実行され易くなっていてもよい。特別音演出は、演出図柄70aの変動開始から少なくとも一つの演出図柄70aが停止(仮停止)するまでに実行可能であり、特定音演出よりも広い期間で実行可能である。また、特別音演出において、演出図柄70aの変動開始のタイミングを基準として実行可能である。特に第2音演出は、特別音演出と同時期または前又は後に実行される予告演出を含む所定演出(リーチ煽り演出、画面の前の表示演出(導光板、3Dなど)、役物演出、保留変化演出など)に対応した特別音を出力するようにしてもよい。
遊技機1では、リーチ煽り演出に伴う音、画面の前の表示演出(導光板、3Dなど)に伴う音、役物演出に伴う音、保留変化に伴う音など、変動開始音とは異なる音出力が実行されているが、前述した各種演出が演出開始を基準として音演出が実行されるのに対して、特定音演出および特別音演出は、演出図柄70aの変動開始を基準として実行される点で相違している。
ここで、変動演出の停止示唆期間にて実行される停止示唆演出の音演出で出力される変動停止音は、変動経路に紐付いた通常態様の演出図柄70aが変動停止(仮停止)する停止示唆期間に出力される音をいう。例えば、SPリーチ演出のように、通常態様と異なる縮小態様の演出図柄70aが停止表示される場合に音が出力される場合があったとしても、この音演出は、前記変動停止音と異なるものである。
図19に示すように、演出図柄がハズレ態様で仮停止した後に再度抽選を開始するような特別演出(復活演出)が実行される場合に、通常態様から変化した変更態様の演出図柄70aが仮停止する際に、停止音演出を実行または制限してもよく、更に、復帰演出後に、通常態様に戻った演出図柄70aが停止表示される際に、停止音演出を実行または制限してもよい。すなわち、復活演出が実行される場合、SPリーチ演出を実行される場合であっても、SPリーチ演出後(復帰演出)の通常態様の演出図柄の停止示唆期間に停止音を出力してもよい。
擬似連図柄等の特異図柄が停止するハズレ変動において、SPリーチ演出に発展し易いことから、通常態様による中列の演出図柄70aの停止示唆期間にて、停止音演出が制限され易くなっている。ただし、擬似連図柄等の特異図柄が停止するハズレ変動であっても、左列および右列の演出図柄70aが通常態様で停止する停止示唆期間にて、停止音演出が実行され易くなっている。
本開示において「音演出(音)の態様(演出態様を異ならせる」には、効果音の種類(内容)を異ならせることのみならず、音量を異ならせることや音がない(音の出力を制限する)ことも含まれていてもよい。
ノーマルリーチ演出を実行したハズレの変動演出において、中列の演出図柄が停止表示される停止示唆期間にて、所定の音演出が実行される。SPリーチ演出を実行したハズレの変動演出において、通常態様の中列の演出図柄が停止表示される停止示唆期間にて、所定の音演出と異なる態様の音演出が実行される。このように、ノーマルリーチ演出を実行したハズレの変動演出と、SPリーチ演出を実行したハズレの変動演出とで、中列の演出図柄70aの停止示唆期間にて実行される音演出の演出態様が異なっていてもよい。
ノーマルリーチ演出を実行したハズレの変動演出において、中列の演出図柄が停止表示される停止示唆期間にて、所定の停止音が出力される。SPリーチ演出を実行したハズレの変動演出において、通常態様の中列の演出図柄が停止表示される停止示唆期間にて、所定の停止音の出力が制限される。このように、ノーマルリーチ演出を実行したハズレの変動演出と、SPリーチ演出を実行したハズレの変動演出とで、中列の演出図柄70aの停止示唆期間にて出力される所定の停止音の有無が異なっていてもよい。
(a)SPリーチ演出を実行したハズレの変動演出において、操作ボタン135による決めボタン操作を実行した後にハズレた場合、通常態様と異なる変更態様による中列の演出図柄70aが停止表示される停止示唆期間にて、所定の停止音が出力されるが、復帰演出後に、通常態様による中列の演出図柄70aが停止表示される停止示唆期間にて、所定の停止音の出力が制限される。
(b)SPリーチ演出を実行したハズレの変動演出において、操作ボタン135による決めボタン操作を実行した後にハズレた場合、通常態様と異なる変更態様による中列の演出図柄70aが停止表示される停止示唆期間にて、所定の停止音の出力が制限されると共に、復帰演出後に、通常態様による中列の演出図柄70aが停止表示される停止示唆期間にて、所定の停止音の出力が制限される。
前記(a)および(b)のパターンの両方が設定されていてもよく、SPリーチ演出の種類などの条件に応じて、(a)または(b)を選択して実行するようにしてもよい。
アタリ態様で仮停止してから再変動して遊技者に有利なアタリ態様への変化を期待させる昇格演出を実行される場合と、昇格演出が実行されない場合とで、昇格演出の実行(移行)を煽る昇格煽り演出後に、アタリ態様で仮停止したときの停止音の演出態様を異ならしてもよい。
通常遊技状態よりも、有利遊技状態(特に時短遊技状態)の方が、アタリとなる変動演出であっても、停止示唆期間にて演出図柄70a(特に中列)の停止音の出力が制限され易くしてもよい。
演出図柄70は、以下のように表示態様に分けてもよい。なお、表示態様の内容は例示である。
(a)演出図柄70aの第1表示:演出図柄70aが停止しているときの表示
・演出図柄70aの表示領域が不透過(透過度が低い)状態。演出図柄70aの表示領域を介して背景が視認し難い、視認困難、視認不能で表示される状態
・演出図柄70aの停止表示(仮停止表示)時に、装飾部(キャラクタ画像)や識別部(数字)などが演出動作しなかったり、装飾部(キャラクタ画像)や識別部(数字)などが揺れるようにキャラなどの装飾部が揺れるように演出動作したり、識別部(数字)内に入っているエフェクト表示(火やキャラクタ画像)が演出動作したりするなど、様々な演出態様がある。
(b)演出図柄70aの第2表示:変動開始演出が実行される変動開始期間の演出図柄70a
・演出図柄70aの変動開始時に演出図柄70aが持ち上がるなど、開始アクションをしてからスクロールするようにしてもよい。この場合、変動経路が上から下である場合、変動方向と反対側(上)に移動する開始アクションを行うと目立つ。
・開始アクションを行う場合に、アクションエフェクト表示を行うようにしてもよい。アクションエフェクト表示には、例えば、予告演出(先読み演出)や擬似連演出に使用する第1態様と、通常の変動に使用する第2態様とを設定し、態様が異なると期待度が異なるようにしてもよい。
・演出図柄の第2表示(第2表示以後の表示)において、前記演出図柄の第1表示と同じ構成要素のままであっても、前記演出図柄の第1表示と構成要素が変化しても(構成要素の増減、構成要素の内容の変化など)、何れであってもよい。例えば、第1表示において装飾部と識別部とからなる演出図柄70aが、第2表示において識別部のみに変化するなどが挙げられる。なお、第2表示以後の表示には、リーチ演出や擬似連演出などで用いる表示も含まれる。
(c)演出図柄70aの第3表示:高速変動期間の演出図柄70a
演出図柄70の第1表示と比べて演出図柄70aの表示領域の透過度が高くなったり(透過表示)、演出図柄70aの表示領域を介して背景表示が視認し易くなったりする状態。
(d)演出図柄70aの第4表示:変動演出における演出図柄の非表示
SPやSPSPリーチ演出において特殊図柄TZが表示されるものの、左列、中列、右列の演出図柄70aの一部または全部が非表示なる状態。
(e)演出図柄70aの第5表示:リーチ演出時
・リーチ演出(SPまたはSPSP)における左列右列の演出図柄70aの仮停止表示時に、左列および右列の演出図柄の表示が縮小し(縮小表示)、構成要素が変化し、揺れ変動がノーマルリーチ演出と異なる態様に変化している状態。
なお、ノーマルリーチ演出において仮停止状態にある左右列の演出図柄70aの揺れ等の演出動作を、ハズレの変動演出における左右列の演出図柄70aの揺れ等の演出動作と同じにしてもよい。
(f)演出図柄70aの第6表示:リーチ演出における中列の演出図柄
・中列の演出図柄が高速変動期間よりも遅いスピードでスロースクロールする。
・リーチにおける発展を煽る場合の前記第3表示よりも、透過度が低い演出図柄70aの表示を行い、第3表示よりも中列の演出図柄70aが視認し易くしてある。
・SP、SPSPリーチ演出よりも、ノーマルリーチ演出の方が、スロースクロールを実行し易くなっていてもよい。この場合、SP、SPSPリーチ演出においてスロースクロールの実行を制限してもよい。
(g)演出図柄70aの第7表示:リーチ演出の中列の演出図柄
・第6表示よりも中列の演出図柄70aが高速でスクロールされる。
・前記第3表示よりも、透過度が低い演出図柄70aの表示を行い、第3表示よりも中列の演出図柄70aが視認し易くしてある。
・前記第6表示よりも、透過度が高い演出図柄70aの表示を行い、第6表示よりも中列の演出図柄70aが視認し難くしてある。
(h)演出図柄70aの第8表示:中列の演出図柄に特異図柄が加わったルーレット表示
・リーチ演出の実行前またはリーチ演出後に発生する可能があるルーレット演出で用いられる状態であり、擬似連演出やSPリーチ演出の煽りなどを行う。この場合、透過表示して、高速スクロールするようにしてもよい。
(i)演出図柄70aの第9表示:演出図柄70aの変動停止における透過表示
・演出図柄70aの表示領域を介して背景表示が視認しやすい状態から視認しにくい状態へ変化する。
(j)演出図柄70aの第10表示:演出図柄70aの停止示唆期間の停止示唆演出
・演出図柄70aの表示領域が不透過(透過度が低い)状態である。演出図柄70aの表示領域を介して背景が視認し難い、視認困難、視認不能で表示される状態とする。
・第2表示(変動開始演出)と異なる態様で停止示唆演出を行う。
・停止示唆期間にて演出図柄70aがバウンドするなど、停止アクションをしてから停止表示するようにしてもよい。この場合、変動経路が上から下である場合、変動方向と同じ方向へ行きすぎてから上に戻るような停止アクションを行うと目立つ。なお、停止アクションを行う場合、バウンドエフェクトなどのエフェクト表示を行ってもよい。
図19に示すように、ハズレ態様で停止表示してから(図19(g))、所定の復活演出を実行した後に(図19(h)、図19(i))、アタリになるような変動演出を設定してもよい。この場合、図19(g)のハズレが確定したように見せる停止表示において、SPリーチ後のハズレと同様に見せるため、停止音の出力を制限するとよい。この場合、停止示唆期間にて中列の演出図柄70aの停止音の出力が制限されない変動演出よりも、停止示唆期間にて中列の演出図柄70aの停止音の出力が制限されることがある変動演出の方が、復活アタリがある分、有利遊技状態に移行する期待度が高いといえる。
複数の変動経路が設定されている場合、変動経路によって、停止示唆期間にて出力される停止音の態様が異なっていても、同じであってもよい。なお、同じ変動経路であっても、停止示唆期間の違い(ハズレ変動停止やリーチ時の仮停止など)や、演出図柄70aの列の違いなどによって、停止音の態様が異なっていても、同じであってもよい。
複数のモードが設定されている場合、モードによって、停止示唆期間にて出力される停止音の態様が異なっていても、同じであってもよい。なお、同じモードであっても、停止示唆期間の違い(ハズレ変動停止やリーチ時の仮停止など)や、演出図柄70aの列の違いなどによって、停止音の態様が異なっていても、同じであってもよい。
複数の変動経路が設定されている場合、変動経路によって、演出図柄の表示態様が異なっていても、同じであってもよい。なお、同じ変動経路であっても、演出の違い(通常の演出やリーチ演出など)や、演出図柄70aの列の違いなどによって、演出図柄の表示態様が異なっていても、同じであってもよい。
複数の変動経路が設定されている場合、変動経路によって、開始期間における変動開始演出の態様が異なっていても、同じであってもよい。なお、同じ変動経路であっても、演出や開始期間の違い(通常の演出やリーチ演出など)や、演出図柄70aの列の違いなどによって、変動開始演出の態様が異なっていても、同じであってもよい。
複数の変動経路が設定されている場合、変動経路によって、停止示唆期間における変動停止示唆演出の態様が異なっていても、同じであってもよい。なお、同じ変動経路であっても、演出や停止示唆期間の違い(通常の演出やリーチ演出など)や、演出図柄70aの列の違いなどによって、停止示唆演出の態様が異なっていても、同じであってもよい。
複数のモードが設定されている場合、全て又は一部モードにおいて変動経路が異なっていても、同じであってもよい。なお、同じモードであっても、リーチ演出や擬似連演出などにおいて変動経路が切り替わってもよい。
時短遊技状態よりも、通常遊技状態の方が、変動経路の種類数を多くしてもよい。
時短遊技状態よりも、通常遊技状態の方が、モードの種類数を多く、変動経路の種類数を多くしてもよい。
時短遊技状態よりも、通常遊技状態の方が、モードの種類数を多く、変動経路の種類数を少なくしてもよい。
時短遊技状態よりも、通常遊技状態の方が、モードの種類数を少なく、変動経路の種類数を多くしてもよい。
時短遊技状態よりも、通常遊技状態の方が、モードの種類数を少なく、変動経路の種類数を少なくしてもよい。
第1の当選確率(例えば確変)の遊技状態よりも、第1の当選確率よりも低い第2の当選確率の遊技状態(例えば通常)の方が、変動経路の種類数を多くしてもよい。
第1の当選確率(例えば確変)の遊技状態よりも、第1の当選確率よりも低い第2の当選確率の遊技状態(例えば通常)の方が、モードの種類数を多く、変動経路の種類数を多くしてもよい。
第1の当選確率(例えば確変)の遊技状態よりも、第1の当選確率よりも低い第2の当選確率の遊技状態(例えば通常)の方が、モードの種類数を多く、変動経路の種類数を少なくしてもよい。
第1の当選確率(例えば確変)の遊技状態よりも、第1の当選確率よりも低い第2の当選確率の遊技状態(例えば通常)の方が、モードの種類数を少なく、変動経路の種類数を多くしてもよい。
第1の当選確率(例えば確変)の遊技状態よりも、第1の当選確率よりも低い第2の当選確率の遊技状態(例えば通常)の方が、モードの種類数を少なく、変動経路の種類数を少なくしてもよい。
保留記憶数のグループの違いによって、開始期間における変動開始演出の態様が同じであっても、異なるようにしても、何れであってもよい。
保留記憶数のグループの違いによって、開始期間における変動開始演出の演出期間の長さが同じであっても、異なるようにしても、何れであってもよい。
保留記憶数のグループの違いによって、停止示唆期間における停止示唆演出の態様が同じであっても、異なるようにしても、何れであってもよい。
保留記憶数のグループの違いによって、停止示唆期間における停止示唆演出の演出期間の長さが同じであっても、異なるようにしても、何れであってもよい。
保留記憶数のグループの違いによって、開始期間における変動開始音の態様が同じであっても、異なるようにしても、何れであってもよい。
保留記憶数のグループの違いによって、停止示唆期間における停止音の態様が同じであっても、異なるようにしても、何れであってもよい。
なお、保留記憶数のグループは、例えば、保留記憶数「0~3」と保留記憶数「4」で分けたり、「0~2」と「3~4」とで分けたり、個別に分けたり、様々な分けることができる。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において所定演出(予告演出やその他演出)が実行された場合と、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において所定演出が実行された場合とで、遊技者にとって有利な状態(大当たりや時短)へ移行する期待度が異なっていても、同じであってもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において所定演出(予告演出やその他演出)が実行された場合よりも、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において所定演出が実行された場合の方が、遊技者にとって有利な状態(大当たりや時短)へ移行し易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において所定演出(予告演出やその他演出)が実行された場合よりも、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において所定演出が実行された場合の方が、遊技者にとって有利な状態(大当たりや時短)へ移行し易くしてもよい。
停止示唆期間にて出力される停止音は、識別情報の違いや、通常態様と変更態様の違いや、特異図柄と通常図柄との違いなどによって、異なる態様としてもよい。例えば、「7」識別情報を有する演出図柄70aの停止音が、他の「6」などの識別情報を有する演出図柄70aの停止音と異なる態様とすることなどが例示される。
昇格演出が実行されるとき、先(例えば「666」で仮停止)の停止示唆期間で実行された停止示唆演出(例えば停止音演出)と、後の停止示唆期間(例えば「777」で仮停止)で実行された停止示唆演出(例えば停止音演出)とで、態様が異なっていてもよい。この場合、仮停止する識別情報に関係なく、停止示唆期間の先後で停止示唆演出の態様を変えてもよく、仮停止する識別情報が異なる場合に停止示唆期間の先後で停止示唆演出の態様を変えてもよい。
昇格演出が実行されるとき、先(例えば「666」で仮停止)の停止示唆期間で実行された停止示唆演出(例えば停止音演出)と、後の停止示唆期間(例えば「666」や「222」で仮停止)で実行された停止示唆演出(例えば停止音演出)とで、態様が同じであってもよい。この場合、仮停止する識別情報に関係なく、停止示唆期間の先後で停止示唆演出の態様を同じにしてもよく、仮停止する識別情報が同じ(同じグループ)の場合に停止示唆期間の先後で停止示唆演出の態様を同じにしてもよい。
演出モードAは、左中右列の演出図柄70aが縦スクロールする1種類の変動経路で構成されている。演出モードBは、左列および右列の演出図柄70aが円環状スクロールし、中列の演出図柄70aが横回転する2種類の変動経路で構成されている。このように、実施形態では、変動演出における演出図柄70aの変動経路の種類数が、第1モードよりも少ない第2モードがある。
変動経路を切り換える際に用いられる切換演出は、静止画であってもよいが、動画(アミメーション)であってもよい。例えば、文字による切換演出であっても、動きながら出現して、画面に広がるようにすればよい。ここで切換演出が演出動作を伴う場合、演出動作を止めてから切換演出を終了するようにするとよい。
切換演出は、変動経路の切り換えだけでなく、リーチ演出の切り換えや、通常遊技状態と有利遊技状態との切り換えなどで共用してもよい。切換演出は、単数または複数種類あってもよい。複数種類の切換演出を設定する場合、大当たりの期待度が異なる演出内容の切換演出があるとよい。複数種類の切換演出を設定する場合、大当たりの期待度が同じ演出内容であっても、復活演出への移行の期待度が異なるものを設定してもよい。
擬似連図柄等の特異図柄としては、ゾーンの切り換えを示唆するゾーン図柄も含まれる。なお、擬似連演出で説明した事項を、ゾーン図柄による演出に読み替えてもよい。
変動経路を対比するモードとしては、通常遊技状態同士の関係に限らず、通常遊技状態と有利遊技状態との関係や、有利遊技状態同士の関係に読み替えてもよい。
本開示の演出において、同じ態様とは、演出を構成する要素の一部または全部が同じことをいう場合がある。例えば、復帰演出後の停止示唆期間における変動停止演出が同じ態様とは、変動経路が異なると演出図柄を構成する構成要素が異なるものの、停止動作を行わない、停止までの経路がない、停止音がしないなどが同じことをいっている。
本開示における変動停止とは、仮停止および本停止を含んでいる。
変動経路の切り換えのタイミングは、変動演出の途中に限らず、変動停止後であってもよい。
変動経路の切り換えが実行されない場合よりも、変動経路の切り換えが実行された場合の方が、リーチ演出に発展し易くしてもよい。
連続演出は、擬似連演出や先読み演出などを含んでいてもよい。
可動役物73の作動演出は、先読みの対象となるターゲット保留記憶が当該保留となる前であれば、ハズレの変動演出の開始期間に実行するとよい。先読みの対象となるターゲット保留記憶が当該保留となった場合であっても、可動役物73の作動演出を実行してもよい。
ノーマルリーチ演出において、中列の演出図柄70aの停止示唆期間にて停止音を出力可能である。これに対して、SP(SPSP)リーチ演出において、通常態様の演出図柄70aから識別部だけの変更態様の演出図柄70aに変化し、中列の演出図柄70aの停止示唆期間にて停止音を出力可能であるが、復帰演出後のハズレ態様の確定停止に向かう停止示唆期間にて、停止音の出力を制限可能である。そして、ノーマルリーチ演出が実行される変動演出およびリーチ演出自体が実行されない変動演出よりも、SP(SPSP)リーチ演出が実行される変動演出の方が、演出図柄70aが停止表示される回数が多くなり易い。
特殊図柄TZは、演出図柄のように変動開始演出や停止示唆演出を実行しない。特殊図柄TZは、演出図柄70aよりも早いタイミングで高速変動し、その識別情報が判別不能または困難となる。演出図柄70aよりも、特殊図柄TZの方が、開始期間が短いといえる。
識別情報は、識別部の数字情報だけでなく、装飾部のキャラクタ画像CGや識別部などの単体またはこれら組み合わせであってもよく、遊技者が演出図柄の違いを認識するための識別子であればよい。
リーチ演出(例えばSP(SPSP)リーチ演出~における演出図柄70aの識別部(数字など)の態様(例えば色など)が共通していても、第1遊技状態(例えば通常遊技状態)の第1変動経路(縦スクロール)の変動演出よりも、第2遊技状態(有利遊技状態)の第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出の方が、遊技者に有利な状態(例えばアタリやより有利な状態など)に移行し易くしてもよい。
リーチ演出(例えばSP(SPSP)リーチ演出~における演出図柄70aの識別部(数字など)の態様(例えば色など)が共通していても、第1遊技状態(例えば通常遊技状態)の第1変動経路(縦スクロール)の変動演出よりも、第2遊技状態(有利遊技状態)の第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出の方が、遊技者に有利な状態(例えばアタリやより有利な状態など)に移行し易くしてもよい。
リーチ演出(例えばSP(SPSP)リーチ演出~における演出図柄70aの識別部(数字など)の態様(例えば色など)が共通していても、第1遊技状態(例えば通常遊技状態)の第2変動経路(円環状スクロール)の変動演出よりも、第2遊技状態(有利遊技状態)の第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出の方が、遊技者に有利な状態(例えばアタリやより有利な状態など)に移行し易くしてもよい。
実施形態に係る遊技機1は、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えている。前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能である。前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置131、第2画像表示装置132,133)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置131、第2画像表示装置132,133)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能である。ここで、第1モード及び第2モードの両方が、通常遊技状態に設定されたモードであっても、第1モード及び第2モードの両方が、有利遊技状態に設定されたモードであっても、第1モードが通常遊技状態である一方で第2モードが有利遊技状態であっても、第2モードが通常遊技状態である一方で第1モードが有利遊技状態であっても、何れであってもよい。
実施形態の遊技機1は、変動演出の変動開始期間における所定タイミングにおいて、変動開始演出(演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)を実行可能である。ここで、変動開始演出を、複数の変動経路の少なくとも1つで行えばよく、例えば、第1変動経路及び第2変動経路の両方で変動開始演出を行っても、第1変動経路にて変動開始演出を行う一方で第2変動経路にて変動開始演出を実行しないようにしても、第2変動経路にて変動開始演出を行う一方で第1変動経路にて変動開始演出を実行しないようにしても、何れにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出と第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出とで、異なる態様(変動開始演出の一部又は全部の態様が異なる)の変動開始演出を実行することが可能である。
このようにすることで、変動経路の違いを際立たせることができ、遊技の興趣を向上できる。
なお、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出と第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出とで、共通する態様(変動開始演出の一部又は全部の態様が同じ)の変動開始演出を実行するようにしてもよい。
実施形態の遊技機1は、変動演出における演出図柄70aが停止(仮停止又は本停止)されることを示唆する変動停止示唆期間において、変動停止示唆演出(演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)と、演出図柄70aの変動停止表示(仮停止又は本停止)と、を実行可能である。ここで、変動停止示唆演出を、複数の変動経路の少なくとも1つで行えばよく、例えば、第1変動経路及び第2変動経路の両方で変動停止示唆演出を行っても、第1変動経路にて変動停止示唆演出を行う一方で第2変動経路にて変動停止示唆演出を実行しないようにしても、第2変動経路にて変動停止示唆演出を行う一方で第1変動経路にて変動停止示唆演出を実行しないようにしても、何れにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出と第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出とで、異なる態様(変動停止示唆演出の一部又は全部の態様が異なる)の変動停止示唆演出を実行することが可能である。
なお、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出と第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出とで、共通する態様(変動開始演出の一部又は全部の態様が同じ)の変動停止示唆演出を実行するようにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、特定演出(例えば、擬似連演出やSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記変動停止示唆演出の実行を制限して(変動停止示唆演出の一部又は全部の不実行)、前記変動停止表示を実行してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、特定演出(例えば、擬似連演出やSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記変動停止示唆演出の実行を制限して(変動停止示唆演出の一部又は全部の不実行)、前記変動停止表示を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、特定演出(例えば、擬似連演出やSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記変動停止示唆演出の実行を制限して(変動停止示唆演出の一部又は全部の不実行)、前記変動停止表示を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出で実行される変動停止示唆演出の態様と、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出で実行される変動停止示唆演出の態様とを同じにしてもよいが、第1変動経路の変動停止示唆演出と第2変動経路の変動停止演出とを異なる態様(演出構成要素、演出構成要素の種類数、演出の内容、演出タイミング、演出期間などの違いであって、演出構成要素の一部又は全部が異なる)であってもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、特定演出(例えば、擬似連演出やSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、第1変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出及び第2変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出と異なる態様(演出構成要素、演出構成要素の種類数、演出の内容、演出タイミング、演出期間などの違いであって、演出構成要素の一部又は全部が異なる)の変動停止示唆演出を実行してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、特定演出(例えば、擬似連演出やSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、第1変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出及び第2変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出と異なる態様(演出構成要素、演出構成要素の種類数、演出の内容、演出タイミング、演出期間などの違いであって、演出構成要素の一部又は全部が異なる)の変動停止示唆演出を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、特定演出(例えば、擬似連演出やSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、第1変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出及び第2変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出と異なる態様(演出構成要素、演出構成要素の種類数、演出の内容、演出タイミング、演出期間などの違いであって、演出構成要素の一部又は全部が異なる)の変動停止示唆演出を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出における前記変動停止示唆期間において、第1変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出及び第2変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出と異なる第3態様(演出構成要素、演出構成要素の種類数、演出の内容、演出タイミング、演出期間などの違いであって、演出構成要素の一部又は全部が異なる)の変動停止示唆演出が実行されない場合よりも、前記第3態様の変動停止示唆演出が実行される場合の方が、遊技者に有利な遊技状態(例えば通常から有利遊技状態や有利遊技状態から更に有利な有利遊技状態など)に移行し易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出における前記変動停止示唆期間において、第1変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出及び第2変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出と異なる第3態様(演出構成要素、演出構成要素の種類数、演出の内容、演出タイミング、演出期間などの違いであって、演出構成要素の一部又は全部が異なる)の変動停止示唆演出が実行されない場合よりも、前記第3態様の変動停止示唆演出が実行される場合の方が、遊技者に有利な遊技状態(例えば通常から有利遊技状態や有利遊技状態から更に有利な有利遊技状態など)に移行し易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出における前記変動停止示唆期間であっても、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出における前記変動停止示唆期間であっても、第1変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出及び第2変動経路に設定された通常態様の変動停止示唆演出と異なる第3態様(演出構成要素、演出構成要素の種類数、演出の内容、演出タイミング、演出期間などの違いであって、演出構成要素の一部又は全部が異なる)の変動停止示唆演出が実行されない場合よりも、前記第3態様の変動停止示唆演出が実行される場合の方が、遊技者に有利な遊技状態(例えば通常から有利遊技状態や有利遊技状態から更に有利な有利遊技状態など)に移行し易くしてもよい。
実施形態の遊技機1は、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、演出図柄70aを第1停止態様(例えば上から下へ移動して停止(仮停止))で変動停止表示可能であり、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、演出図柄70aを第2停止態様(例えば斜め上から斜め下へ移動して停止(仮停止))で変動停止表示可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、所定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記第1停止態様および前記第2停止態様と異なる第3停止態様(停止までの演出図柄の移動の表示がなく、停止(仮停止)状態で表示)での変動停止表示を実行するようにしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、所定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記第1停止態様および前記第2停止態様と異なる第3停止態様(停止までの演出図柄の移動の表示がなく、停止(仮停止)状態で表示)での変動停止表示を実行するようにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、所定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記第1停止態様および前記第2停止態様と異なる第3停止態様(停止までの演出図柄の移動の表示がなく、停止(仮停止)状態で表示)での変動停止表示を実行するようにしてもよい。
実施形態の遊技機1は、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、演出図柄70aを前記第1変動経路(例えば縦スクロール)に応じた第1変動停止経路(例えば上から下へ移動)から変動停止表示可能であり、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、演出図柄70aを前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)に応じた第2変動停止経路(例えば斜め上から斜め下へ移動)から変動停止表示可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、所定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記第1変動停止経路(例えば上から下へ移動)を経ることなく、演出図柄70aの変動停止表示を実行するようにしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、所定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記第1変動停止経路(例えば上から下へ移動)を経ることなく、演出図柄70aの変動停止表示を実行するようにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、所定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記第1変動停止経路(例えば上から下へ移動)を経ることなく、演出図柄70aの変動停止表示を実行するようにしてもよい。
所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)を実行して、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出から第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出への切り替えるようにしてもよい。
所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)を実行して、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出から第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出への切り替えるようにしてもよい。
所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)を実行して、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出から第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出への切り替え可能である一方で、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出から第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出への切り替えを制限したり、第2変動経路と異なる態様の変動経路から第1変動経路へ切り替え可能としたりしてもよい。
所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)を実行して、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出から第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出への切り替え可能である一方で、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出から第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出への切り替えを制限したり、第1変動経路と異なる態様の変動経路から第2変動経路へ切り替え可能としたりしてもよい。
なお、変動経路切り替え用の所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)は、共通していてもよく、切り替え先又は切り替え元に応じて態様が異なっていてもよい。
実施形態の遊技機1は、第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、1回または複数回の前記変動演出にて行われる第1連続演出(例えば、カットイン、ステップアップ、役物作動、エフェクトなどの演出)を実行可能である。
第1連続演出が実行される期間において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)への切り替えを制限するようにしてもよい。第1変動経路の変動演出において、第1連続演出が実行される期間に、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、1回または複数回の前記変動演出にて行われる第2連続演出(例えば、カットイン、ステップアップ、役物作動、エフェクトなどの演出)を実行可能である。第2連続演出が実行される期間において、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)から前記第1変動経路(例えば縦スクロール)への切り替えを制限するようにしてもよい。第2変動経路の変動演出において、第2連続演出が実行される期間に、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限してもよい。
連続演出(例えば、カットイン、ステップアップ、役物作動、エフェクトなどの演出)が実行される期間において、第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても、他の変動経路への切り替えを制限してもよい。第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても、連続演出が実行される期間に、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限してもよい。
可動役物(第1可動役物73、第2可動役物74)の作動演出が実行される期間において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)への切り替えを制限するようにしてもよい。第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、可動役物(第1可動役物73、第2可動役物74)の作動演出が実行される期間に、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限してもよい。
可動役物(第1可動役物73、第2可動役物74)の作動演出が実行される期間において、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)から前記第1変動経路(例えば縦スクロール)への切り替えを制限するようにしてもよい。第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、可動役物(第1可動役物73、第2可動役物74)の作動演出が実行される期間に、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限してもよい。
可動役物(第1可動役物73、第2可動役物74)の作動演出が実行される期間において、第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても、他の変動経路への切り替えを制限してもよい。第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても、可動役物(第1可動役物73、第2可動役物74)の作動演出が実行される期間に、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限してもよい。
操作手段(操作ボタン135)の操作を促す操作示唆演出が実行される期間において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)への切り替えを制限してもよい。第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、操作手段(操作ボタン135)の操作を促す操作示唆演出が実行される期間に、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限してもよい。
操作手段(操作ボタン135)の操作を促す操作示唆演出が実行される期間において、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)から前記第1変動経路(例えば縦スクロール)への切り替えを制限してもよい。第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、操作手段(操作ボタン135)の操作を促す操作示唆演出が実行される期間に、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限してもよい。
操作手段(操作ボタン135)の操作を促す操作示唆演出が実行される期間において、第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても、他の変動経路への切り替えを制限してもよい。第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても、操作手段(操作ボタン135)の操作を促す操作示唆演出が実行される期間に、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限してもよい。
主制御手段(主制御部110m)は、第1遊技状態(通常遊技状態)と、遊技者への有利度合いが前記第1遊技状態(通常遊技状態)と異なる第2遊技状態(有利遊技状態)と、に制御可能である。演出制御手段(演出制御部130m)は、前記第1遊技状態(通常遊技状態)であっても前記第2遊技状態(有利遊技状態)であっても、表示手段(第1画像表示装置131、第2画像表示装置132,133)において演出図柄70aを変動表示する変動演出を実行可能である。
第2遊技状態(有利遊技状態)よりも、第1遊技状態(通常遊技状態)の方が、変動演出における演出図柄70aの変動経路の種類数を多くしてもよい。
第1遊技状態(通常遊技状態)よりも、第2遊技状態(有利遊技状態)の方が、変動演出における演出図柄70aの変動経路の種類数を多くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、演出図柄70aが相異なる並びで変動停止表示される特定変動演出(バラハズレとなる変動演出)を実行可能である。また、特定変動演出(バラハズレとなる変動演出)における演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の特定変動演出(バラハズレとなる変動演出)において、特定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、特定音演出の実行を制限してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の特定変動演出(バラハズレとなる変動演出)において、特定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、特定音演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の特定変動演出(バラハズレとなる変動演出)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の特定変動演出(バラハズレとなる変動演出)であっても、特定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、特定音演出の実行を制限してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、所定音(例えばバラハズレ用の停止音)を出力する第1音演出と、前記所定音と異なる特定音(例えば擬似連図柄や発展示唆図柄などの特異図柄用の停止音)を出力する第2音演出と、を実行可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、特定の前記演出図柄(例えば擬似連図柄や発展示唆図柄などの演出図柄(特異図柄))が変動停止表示されるハズレの前記変動演出よりも、特定の前記演出図柄と異なる所定の前記演出図柄(通常の演出図柄(通常図柄))が変動停止表示されるハズレの前記変動演出の方が、前記第1音演出(例えばバラハズレ用の停止音による演出)が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、特定の前記演出図柄(例えば擬似連図柄や発展示唆図柄などの演出図柄(特異図柄))が変動停止表示されるハズレの前記変動演出よりも、特定の前記演出図柄と異なる所定の前記演出図柄(通常の演出図柄(通常図柄))が変動停止表示されるハズレの前記変動演出の方が、前記第1音演出(例えばバラハズレ用の停止音による演出)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、特定の前記演出図柄(例えば擬似連図柄や発展示唆図柄などの演出図柄(特異図柄))が変動停止表示されるハズレの前記変動演出よりも、特定の前記演出図柄と異なる所定の前記演出図柄(通常の演出図柄(通常図柄))が変動停止表示されるハズレの前記変動演出の方が、前記第1音演出(例えばバラハズレ用の停止音による演出)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、リーチ演出が実行されないハズレの変動演出と、リーチ演出が実行されたハズレの変動演出とで、特定列(例えば中列)の演出図柄70aにて停止することを示唆する変動停止示唆期間に実行される音演出(例えば停止音による音演出)の演出態様が異なる(音の有無、音の内容、音出力のタイミング、音出力の期間などの相違)ようにしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、リーチ演出が実行されないハズレの変動演出と、リーチ演出が実行されたハズレの変動演出とで、特定列(例えば中列)の演出図柄70aにて停止することを示唆する変動停止示唆期間に実行される音演出(例えば停止音による音演出)の演出態様が異なる(音の有無、音の内容、音出力のタイミング、音出力の期間などの相違)ようにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、リーチ演出が実行されないハズレの変動演出と、リーチ演出が実行されたハズレの変動演出とで、特定列(例えば中列)の演出図柄70aにて停止することを示唆する変動停止示唆期間に実行される音演出(例えば停止音による音演出)の演出態様が異なる(音の有無、音の内容、音出力のタイミング、音出力の期間などの相違)ようにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能である。第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが変動停止表示されるときの表示態様として、第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)と、第1表示態様と異なる第2表示態様(例えば数字などの識別部のみ)と、がある。第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの変動演出の場合、第1列(右列や左列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、第2列(中列)の演出図柄70aが前記第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)で変動停止表示されるときの方が、特定音演出(例えば停止音による演出)が実行され難くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能である。第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが変動停止表示されるときの表示態様として、第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)と、第1表示態様と異なる第2表示態様(例えば数字などの識別部のみ)と、がある。第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの変動演出の場合、第1列(右列や左列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、第2列(中列)の演出図柄70aが前記第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)で変動停止表示されるときの方が、特定音演出(例えば停止音による演出)が実行され難くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能である。第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、演出図柄70aが変動停止表示されるときの表示態様として、第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)と、第1表示態様と異なる第2表示態様(例えば数字などの識別部のみ)と、がある。第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの変動演出の場合、第1列(右列や左列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、第2列(中列)の演出図柄70aが前記第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)で変動停止表示されるときの方が、特定音演出(例えば停止音による演出)が実行され難くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定停止演出(例えば演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)を実行可能である。特定停止演出は、音演出(例えば停止音などによる演出)が実行される第1演出態様と、前記第1演出態様と異なる第2演出態様(例えば停止音なし、音の内容、音の出力タイミング、音の出力期間などが第1演出太陽と違う)と、がある。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの変動演出の場合、第1列(右列や左列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、第2列(中列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときの方が、第2演出態様(例えば停止音なし、音の内容、音の出力タイミング、音の出力期間などが第1演出太陽と違う)の前記特定停止演出が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定停止演出(例えば演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)を実行可能である。特定停止演出は、音演出(例えば停止音などによる演出)が実行される第1演出態様と、前記第1演出態様と異なる第2演出態様(例えば停止音なし、音の内容、音の出力タイミング、音の出力期間などが第1演出太陽と違う)と、がある。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの変動演出の場合、第1列(右列や左列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、第2列(中列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときの方が、第2演出態様(例えば停止音なし、音の内容、音の出力タイミング、音の出力期間などが第1演出太陽と違う)の前記特定停止演出が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定停止演出(例えば演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)を実行可能である。特定停止演出は、音演出(例えば停止音などによる演出)が実行される第1演出態様と、前記第1演出態様と異なる第2演出態様(例えば停止音なし、音の内容、音の出力タイミング、音の出力期間などが第1演出太陽と違う)と、がある。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの変動演出の場合、第1列(右列や左列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときよりも、第2列(中列)の演出図柄70aが変動停止表示されるときの方が、第2演出態様(例えば停止音なし、音の内容、音の出力タイミング、音の出力期間などが第1演出太陽と違う)の前記特定停止演出が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、特定列(例えば中列)の演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能である。第1変動経路の変動停止示唆期間において、演出図柄70aが変動停止表示されるときの表示態様として、第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)と、第1表示態様と異なる第2表示態様(例えば数字などの識別部のみ)と、がある。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの変動演出よりも、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されないハズレの変動演出の方が、前記第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)で停止表示されるときに前記特定音演出が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、特定列(例えば中列)の演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能である。第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動停止示唆期間において、演出図柄70aが変動停止表示されるときの表示態様として、第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)と、第1表示態様と異なる第2表示態様(例えば数字などの識別部のみ)と、がある。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの変動演出よりも、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されないハズレの変動演出の方が、前記第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)で停止表示されるときに前記特定音演出が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、特定列(例えば中列)の演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能である。第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動停止示唆期間において、演出図柄70aが変動停止表示されるときの表示態様として、第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)と、第1表示態様と異なる第2表示態様(例えば数字などの識別部のみ)と、がある。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの変動演出よりも、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されないハズレの変動演出の方が、前記第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)で停止表示されるときに前記特定音演出が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、ハズレの変動演出の場合、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、所定音(例えばハズレ時の停止音)を出力する第1音演出を実行可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、アタリの変動演出の場合、変動停止示唆期間に、特定音(例えばアタリ時の停止音)を出力する第2音演出を実行した後に、特殊音(例えば、所定の演出図柄のサイズ等が変化するときの変化音や昇格演出時の演出図柄の停止音や識別部のみの演出図柄から元の通常の演出図柄に戻ったときの最終の確定停止音など)を出力する第3音演出を実行するようにしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、ハズレの変動演出の場合、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、所定音(例えばハズレ時の停止音)を出力する第1音演出を実行可能である。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、アタリの変動演出の場合、変動停止示唆期間に、特定音(例えばアタリ時の停止音)を出力する第2音演出を実行した後に、特殊音(例えば、所定の演出図柄のサイズ等が変化するときの変化音や昇格演出時の演出図柄の停止音や識別部のみの演出図柄から元の通常の演出図柄に戻ったときの最終の確定停止音など)を出力する第3音演出を実行するようにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロールであっても変動演出において、ハズレの変動演出の場合、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、所定音(例えばハズレ時の停止音)を出力する第1音演出を実行可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロールであっても変動演出において、アタリの変動演出の場合、変動停止示唆期間に、特定音(例えばアタリ時の停止音)を出力する第2音演出を実行した後に、特殊音(例えば、所定の演出図柄のサイズ等が変化するときの変化音や昇格演出時の演出図柄の停止音や識別部のみの演出図柄から元の通常の演出図柄に戻ったときの最終の確定停止音など)を出力する第3音演出を実行するようにしてもよい。
変動開始演出(例えば演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)は、第1態様(通常)と、第1態様と異なる第2態様(例えば先読みや擬似連など)と、がある。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前記第1態様の変動開始演出が実行された場合よりも、前記第2態様の変動開始演出が実行された場合の方が、大当たりを期待させる所定演出(例えば役物の作動演出やエフェクトなどの先読み演出や、カットイン、発展、ステップアップなどの演出や、擬似連演出など)が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、前記変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前記第1態様の変動開始演出が実行された場合よりも、前記第2態様の変動開始演出が実行された場合の方が、大当たりを期待させる所定演出(例えば役物の作動演出やエフェクトなどの先読み演出や、カットイン、発展、ステップアップなどの演出や、擬似連演出など)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、前記変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前記第1態様の変動開始演出が実行された場合よりも、前記第2態様の変動開始演出が実行された場合の方が、大当たりを期待させる所定演出(例えば役物の作動演出やエフェクトなどの先読み演出や、カットイン、発展、ステップアップなどの演出や、擬似連演出など)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行する場合と、前記特定音演出を実行しない場合と、に制御可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出の変動演出において、前記特定音演出を実行する場合よりも、前記特定音演出を実行しない場合の方が、所定演出(例えばSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチ等の復帰演出など)が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行する場合と、前記特定音演出を実行しない場合と、に制御可能である。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出の変動演出において、前記特定音演出を実行する場合よりも、前記特定音演出を実行しない場合の方が、所定演出(例えばSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチ等の復帰演出など)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行する場合と、前記特定音演出を実行しない場合と、に制御可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出の変動演出において、前記特定音演出を実行する場合よりも、前記特定音演出を実行しない場合の方が、所定演出(例えばSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチ等の復帰演出など)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、前記保留記憶が前記所定数と異なる特定数(例えば4個)である場合とで、変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、異なる態様(例えば演出の内容、演出の実行タイミング、演出の実行期間などが異なる)の変動開始演出を実行してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、前記保留記憶が前記所定数と異なる特定数(例えば4個)である場合とで、変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、異なる態様(例えば演出の内容、演出の実行タイミング、演出の実行期間などが異なる)の変動開始演出を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、前記保留記憶が前記所定数と異なる特定数(例えば4個)である場合とで、変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、異なる態様(例えば演出の内容、演出の実行タイミング、演出の実行期間などが異なる)の変動開始演出を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、同じモチーフの所定演出(例えば群演出やモード共通予告など)を実行可能である。
第1変動経路(例えば通常遊技状態における縦スクロール)の変動演出において前記所定演出(例えば群演出やモード共通予告など)が実行される場合よりも、第2変動経路(例えば有利遊技状態における円環状スクロール)の変動演出において前記所定演出(例えば群演出やモード共通予告など)が実行される場合の方が、遊技者にとって有利な状態に移行し易くしてもよい。
第2変動経路(例えば有利遊技状態における円環状スクロール)の変動演出において前記所定演出(例えば群演出やモード共通予告など)が実行される場合よりも、第1変動経路(例えば通常遊技状態における縦スクロール)の変動演出において前記所定演出(例えば群演出やモード共通予告など)が実行される場合の方が、遊技者にとって有利な状態に移行し易くしてもよい。
なお、第1変動経路を通常遊技状態としたが、有利遊技状態であってもよい。第2変動経路を有利遊技状態としたが、通常遊技状態であってもよい。すなわち、通常遊技状態における異なる変動経路に上記制御を適用してもよく、有利遊技状態における異なる変動経路に上記制御を適用してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出の場合と、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出の場合とで、異なる態様(内容や実行タイミングや実行期間などの一部又は全部が異なる)の前記特定音演出を実行するようにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出の場合と、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出の場合とで、共通する態様(内容や実行タイミングや実行期間などの一部又は全部が同じ)の前記特定音演出を実行するようにしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)を出力する特定音演出を実行可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、所定(例えば識別部「6」など)の演出図柄70aが前記変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、前記所定の演出図柄70aと異なる特定(例えば識別部「7」など)の演出図柄70aが前記変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の前記特定音演出を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、前記保留記憶が前記所定数と異なる特定数(例えば4個)である場合とで、異なるパターンの前記特定音演出を実行してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)を出力する特定音演出を実行可能である。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、所定(例えば識別部「6」など)の演出図柄70aが前記変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、前記所定の演出図柄70aと異なる特定(例えば識別部「7」など)の演出図柄70aが前記変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の前記特定音演出を実行してもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、前記保留記憶が前記所定数と異なる特定数(例えば4個)である場合とで、異なるパターンの前記特定音演出を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、演出図柄70aが停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)を出力する特定音演出を実行可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、所定(例えば識別部「6」など)の演出図柄70aが前記変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、前記所定の演出図柄70aと異なる特定(例えば識別部「7」など)の演出図柄70aが前記変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の前記特定音演出を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、前記保留記憶が前記所定数と異なる特定数(例えば4個)である場合とで、異なるパターンの前記特定音演出を実行してもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、リーチ演出において、演出図柄70aを第1態様(例えば数字等の識別部+キャラ等の装飾部)から第2態様(例えば数字等の識別部のみ)に変更して、所定の動作態様(上下や左右や回転などの動作)を伴った仮停止状態で変動停止表示可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出におけるリーチ演出と、第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出におけるリーチ演出とで、前記第2態様にて前記変動停止表示されている演出図柄70aの演出態様(例えばSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチ等の復帰演出後に変動停止表示されるまでの態様)が同じであってもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能である。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、演出図柄70aが所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、演出図柄70aが所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能である。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出において所定の情報表示(保留アイコンや当該アイコンなどの保留表示、その他の遊技者に情報を提示する表示など)の変化演出(色や形状などの変化)が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出において所定の情報表示(保留アイコンや当該アイコンなどの保留表示、その他の遊技者に情報を提示する表示など)の変化演出(色や形状などの変化)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出において所定の情報表示(保留アイコンや当該アイコンなどの保留表示、その他の遊技者に情報を提示する表示など)の変化演出(色や形状などの変化)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記変動第2停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出において期待度が段階的に変化する変化演出(例えば発展、カットイン、ステップアップ、役物作動、保留変化など)が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記変動第2停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出において期待度が段階的に変化する変化演出(例えば発展、カットイン、ステップアップ、役物作動、保留変化など)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記変動第2停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出において期待度が段階的に変化する変化演出(例えば発展、カットイン、ステップアップ、役物作動、保留変化など)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出において演出図柄70aの表示位置が変化する変化演出(例えばリーチ演出時の左列や右列の図柄位置変化など)が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出において演出図柄70aの表示位置が変化する変化演出(例えばリーチ演出時の左列や右列の図柄位置変化など)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出において演出図柄70aの表示位置が変化する変化演出(例えばリーチ演出時の左列や右列の図柄位置変化など)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出におけるリーチ演出においてリーチ対象となる演出図柄70aが変化する変化演出(例えば昇格演出など)が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出におけるリーチ演出においてリーチ対象となる演出図柄70aが変化する変化演出(例えば昇格演出など)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)変動演出において、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出の方が、変動演出におけるリーチ演出においてリーチ対象となる演出図柄70aが変化する変化演出(例えば昇格演出など)が実行され易くしてもよい。
前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)の特定音として、第1特定音(例えば通常の停止音など)と、前記第1特定音と異なる第2特定音(例えば擬似図柄や同色図柄の仮停止時などの特殊な停止音)と、がある。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出よりも、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出の方が、前記第2特定音(例えば擬似図柄や同色図柄の仮停止時などの特殊な停止音)が出力され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出よりも、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出の方が、前記第2特定音(例えば擬似図柄や同色図柄の仮停止時などの特殊な停止音)が出力され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出よりも、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出の方が、前記第2特定音(例えば擬似図柄や同色図柄の仮停止時などの特殊な停止音)が出力され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出よりも、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出の方が、大当たりの期待度を報知する事前報知演出(例えば、役物作動、先読み用図柄の表示や図柄のエフェクトなど、)が実行され易くしてもよい。
第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出よりも、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出の方が、大当たりの期待度を報知する事前報知演出(例えば、役物作動、先読み用図柄の表示や図柄のエフェクトなど、)が実行され易くしてもよい。
第1変動経路(例えば縦スクロール)であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)であっても変動演出において、前記第2変動停止示唆演出(特定音の出力が制限される演出)が実行される変動演出よりも、前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)が実行される変動演出の方が、大当たりの期待度を報知する事前報知演出(例えば、役物作動、先読み用図柄の表示や図柄のエフェクトなど、)が実行され易くしてもよい。
前記第1変動停止示唆演出(特定音の出力が可能な演出)の特定音として、第1特定音(例えば通常(バラハズレ)時の停止音)と、前記第1特定音と異なる第2特定音(例えば擬似図柄や同色図柄の仮停止時などの特殊な停止音)と、前記第1特定音および前記第2特定音と異なる第3特定音(例えば大当たり用の停止音)と、がある。
第1モード(通常遊技状態のモード)において、リーチになることを期待させるリーチ煽りを行う第1リーチ煽り演出を実行可能である。また、第2モード(有利遊技状態のモード)において、前記リーチ煽りを行う第2リーチ煽り演出を実行可能である。
前記第1リーチ煽り演出が実行される前記変動演出よりも、前記第2リーチ煽り演出が実行される前記変動演出の方が、前記リーチ煽りを行った後にリーチ演出が実行される場合、前記第3特定音(例えば大当たり用の停止音)が出力され易くしてもよい。
前述した変動経路に紐付けた制御について、所定の変動経路の制御が明記されて、他の変動経路の制御が明記されていない場合、他の変動経路において、所定の変動経路と同じ制御を実行しても、所定の変動経路と同じ制御を不実行であっても、所定の変動経路と異なる制御を実行しても、何れであってもよい。
◆上記課題を解決するための第1-1の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、所定の情報を検知可能な複数の検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)と、を備えた遊技機において、前記制御手段は、前記複数の検知手段により第1異常状態と、前記第1異常状態とは異なる第2異常状態を検知可能であり、前記複数の報知手段は、前記第1異常状態の検知に基づく第1異常報知(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)と、前記第2異常状態の検知に基づく第2異常報知(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)を実行可能であり、前記複数の検知手段のうち所定の検知手段による前記第1異常報知の実行中に前記第1異常状態が解消すると、前記実行中の前記第1異常報知を所定期間継続して報知する(図14-1(C))ことを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-2の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、所定の情報を検知可能な複数の検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)と、を備えた遊技機において、前記制御手段は、前記複数の検知手段により第1異常状態と、前記第1異常状態とは異なる第2異常状態を検知可能であり、前記複数の報知手段は、前記第1異常状態の検知に基づく第1異常報知(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)と、前記第2異常状態の検知に基づく第2異常報知(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)を実行可能であり、前記第1異常報知と、前記第2異常報知と、で優先順位が異なるように実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-3の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、演出を実行可能な第1手段(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)が取付け可能な第2手段(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、前記第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)と、を備えた遊技機において、前記第2手段に前記第1手段とは異なる第3手段(上役物装飾部800、下役物装飾部900)を取り付け可能であり、前記制御手段は、前記第2手段に前記第3手段が取付けられている場合、前記検知手段による検知に基づいて、前記報知手段により異常報知(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)を実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-4の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、演出を実行可能な第1手段(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)が取付け可能な第2手段(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、前記第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)と、を備えた遊技機において、前記第2手段に前記第1手段とは異なる第3手段(上役物装飾部800、下役物装飾部900)を取り付け可能であり、前記制御手段は、前記第2手段に前記第3手段が取付けられている取付け異常状態である場合、前記検知手段による検知に基づいて、前記報知手段により第1異常報知(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)を実行可能であり、前記取付け異常状態とは異なる所定の異常状態である場合、前記報知手段により前記第1異常報知とは異なる第2異常報知(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)を実行可能であり、前記第1異常報知と、前記第2異常報知と、で優先順位が異なるように実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-5の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、演出を実行可能な第1手段(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)が取付け可能な第2手段(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、前記第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)と、を備えた遊技機において、前記第2手段に前記第1手段とは異なる第3手段(上役物装飾部800、下役物装飾部900)を取り付け可能であり、前記制御手段は、前記第1手段が正常に取付けられていない第1取付け異常状態である場合、前記検知手段による検知に基づいて、前記報知手段によって第1異常報知(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)を実行可能であり、前記第3手段が取付けられている第2取付け異常状態である場合、前記検知手段による検知に基づいて、前記報知手段によって前記第1異常報知とは異なる第2異常報知(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)を実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-6の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、演出を実行可能な第1手段(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)が取付け可能な第2手段(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、前記第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)と、を備えた遊技機において、前記第2手段に前記第1手段とは異なる第3手段(上役物装飾部800、下役物装飾部900)を取り付け可能であり、前記制御手段は、前記第1手段が正常に取付けられていない第1取付け異常状態である場合、前記検知手段による検知に基づいて、前記報知手段によって第1異常報知(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)を実行可能であり、前記第3手段が取付けられている第2取付け異常状態である場合、前記報知手段によって前記第1異常報知とは異なる第2異常報知(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)を実行可能であり、前記第1取付け異常状態および前記第2取付け異常状態とは異なる所定の異常状態である場合、前記報知手段によって第3異常報知(種々の報知:図15-1~図15-11)を実行可能であり、前記第1異常報知又は前記第2異常報知と、前記第3異常報知と、で優先順位が異なるように実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-7の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(演出制御基板320)と、着脱可能な着脱部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記着脱部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備え、前記本体部材は、前記着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)を有し、前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第1所定事象が発生している場合、前記報知手段によって所定の事象報知を実行可能であり(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、前記報知手段によって前記所定の事象報知を実行可能である(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)ことを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-8の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(演出制御基板320)と、着脱可能な着脱部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記着脱部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備え、前記本体部材は、前記着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)を有し、前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第1所定事象が発生している場合、前記報知手段によって所定の事象報知を実行可能であり(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、前記報知手段によって前記所定の事象報知を実行可能であり(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)、前記第1所定事象および前記第2所定事象とは異なる第3所定事象が発生している場合、前記報知手段によって前記所定の事象報知とは異なる特定の事象報知を実行可能であり(種々の報知:図15-1~図15-11)、前記所定の事象報知と前記特定の事象報知とで優先順位が異なるように実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-9の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(演出制御基板320)と、着脱可能な着脱部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記着脱部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備え、前記本体部材は、前記着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)を有し、前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第1所定事象が発生している場合、前記報知手段によって所定の第1事象報知を実行可能であり(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、前記報知手段によって所定の第2事象報知を実行可能である(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)ことを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-10の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(演出制御基板320)と、着脱可能な着脱部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記着脱部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備え、前記本体部材は、前記着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)を有し、前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第1所定事象が発生している場合、前記報知手段によって所定の第1事象報知を実行可能であり(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、前記報知手段によって所定の第2事象報知を実行可能であり(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)、前記第1所定事象および前記第2所定事象とは異なる第3所定事象が発生している場合、前記報知手段によって前記第1事象報知および前記第2事象報知とは異なる第3事象報知を実行可能であり(種々の報知:図15-1~図15-11)、前記第1事象報知と前記第3事象報知とで優先順位が異なるように実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-11の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、演出を実行可能な第1手段(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記第1手段とは異なる第2手段(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、前記第2手段に関する所定の情報を検知可能な検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)と、を備えた遊技機において、前記制御手段は、前記第2手段が所定の異常状態である場合、前記報知手段によって異常報知(装着エラー報知:図14-1~図14-4)を実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-12の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、演出を実行可能な第1手段(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)が取付け可能な第2手段(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、前記第2手段に関する第1情報を検知可能な第1検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)と、前記2手段に関する第1情報とは異なる第2情報を検知可能な第2検知手段(演出制御基板320)と、を備えた遊技機において、前記制御手段は、前記第1手段の取付け状態が所定の第1異常状態である場合、前記第1検知手段による検知に基づいて、前記報知手段によって第1異常報知(上装飾部未装着エラー報知、下装飾部未装着エラー報知、上部ユニット未装着エラー報知:図14-1(A)等)を実行可能であり、前記第1異常状態とは異なる所定の第2異常状態である場合、前記第2検知手段による検知に基づいて、前記報知手段によって第2異常報知(上装飾部誤装着エラー報知、下装飾部誤装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-1(B)等)を実行可能であり、前記第1異常報知と、前記第2異常報知と、で優先順位が異なるように実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-13の構成の遊技機としては、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板320)と、前記演出制御手段により制御され、所定の手順で着脱可能に構成された演出部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記演出制御手段により制御され、前記演出部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、前記演出制御手段により制御され、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備え、前記本体部材は、前記演出部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)を有し、前記演出制御手段は、前記検知手段による前記所定の情報の検知結果が第1所定事象の発生を示すものである場合、前記報知手段によって前記第1所定事象に応じた第1事象報知を実行可能であり(装着エラー報知:図14-1~図14-4)、前記第1所定事象とは異なる第2所定事象の発生があった場合、前記報知手段によって前記第2所定事象に応じた第2事象報知を実行可能である(種々の報知:図15-1~図15-11)ことを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-14の構成の遊技機としては、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板320)と、前記演出制御手段により制御され、所定の手順で着脱可能に構成された演出部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記演出制御手段により制御され、前記演出部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、前記演出制御手段により制御され、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備え、前記本体部材は、前記演出部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)を有し、前記演出制御手段は、前記検知手段による前記所定の情報の検知結果が第1所定事象の発生を示すものである場合、前記報知手段によって前記第1所定事象に応じた第1事象報知を実行可能であり(装着エラー報知:図14-1~図14-4)、前記第1所定事象とは異なる第2所定事象の発生があった場合、前記報知手段によって前記第2所定事象に応じた第2事象報知を実行可能であり(種々の報知:図15-1~図15-11)、前記第1所定事象および前記第2所定事象とは異なる第3所定事象の発生があった場合、前記報知手段によって前記第3所定事象に応じた第3事象報知を実行可能であり(種々の報知:図15-1~図15-11)、前記第1事象報知と、前記第3事象報知と、で報知の優先順位が異なるように実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-15の構成の遊技機としては、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板320)と、前記演出制御手段により制御され、所定の手順で着脱可能に構成された第1演出部材(上部ユニット180)と、前記演出制御手段により制御され、前記第1演出部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B)と、前記演出制御手段により制御され、遊技の進行に応じて所定の態様の作動演出を実行する第2演出部材(上部役物ユニット154、下部役物ユニット156)と、前記演出制御手段により制御され、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備え、前記本体部材は、前記第1演出部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620)を有し、前記演出制御手段は、前記検知手段による前記所定の情報の検知結果が所定事象の発生を示すものである場合、前記報知手段によって前記所定事象に応じた所定の事象報知を実行可能であり(上部ユニット未装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-3)、前記所定事象の発生の有無にかかわらず前記第2演出部材による所定の態様での作動を実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-16の構成の遊技機としては、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板320)と、前記演出制御手段により制御され、所定の手順で着脱可能に構成された第1演出部材(上部ユニット180)と、前記演出制御手段により制御され、前記第1演出部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B)と、前記演出制御手段により制御され、遊技の進行に応じて所定の態様の作動演出を実行する第2演出部材(上部役物ユニット154、下部役物ユニット156)と、前記演出制御手段により制御され、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備え、前記本体部材は、前記第1演出部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620)を有し、前記演出制御手段は、前記検知手段による前記所定の情報の検知結果が第1所定事象の発生を示すものである場合、前記報知手段によって前記第1所定事象に応じた第1事象報知を実行可能であり(上部ユニット未装着エラー報知、上部ユニット誤装着エラー報知:図14-3)、前記第1所定事象の発生の有無にかかわらず前記第2演出部材による所定の態様での作動を実行可能であり、前記第1所定事象とは異なる第2所定事象の発生があった場合、前記報知手段によって前記第2所定事象に応じた第2事象報知を実行可能であり(種々の報知:図15-1~図15―11)、前記第1事象報知と、前記第2事象報知と、で報知の優先順位が異なるように実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-17の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する遊技制御手段(主制御基板300)と、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板320)と、前記演出制御手段により制御される本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、前記演出制御手段により制御され、前記本体部材に着脱可能な演出部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記演出制御手段により制御され、所定の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、前記演出部材を着脱することにかかる所定情報を表示する表示部(識別表示部1532,632,732)と、を備え、前記演出制御手段は、前記本体部材に前記演出部材が正常に取付けられているか否かの取付け判定を実行可能であり、前記取付け判定において前記演出部材が正常に取付けられていない異常状態であると判定した場合、前記報知手段によって当該異常状態に応じた異常報知(図14-1~図14-4)を実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-18の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する遊技制御手段(主制御基板300)と、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御基板320)と、前記演出制御手段により制御される本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、前記演出制御手段により制御され、前記本体部材に着脱可能な演出部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記演出制御手段により制御され、所定の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、前記演出部材を着脱することにかかる所定情報を表示する表示部(識別表示部1532,632,732)と、を備え、前記演出制御手段は、前記本体部材に前記演出部材が正常に取付けられているか否かの取付け判定を実行可能であり、前記取付け判定において前記演出部材が正常に取付けられていない第1異常状態であると判定した場合、前記報知手段によって当該第1異常状態に応じた第1異常報知を実行可能であり(装着エラー報知:図14-1~図14-4)、前記第1異常状態とは異なる第2異常状態であるか否かの異常判定を実行可能であり、前記異常判定において前記第2異常状態であると判定した場合、前記報知手段によって第2異常報知を実行可能であり(種々の報知:図15-1~図15-11)、前記第1異常報知と、前記第2異常報知と、で報知の優先順位が異なることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-19-1の構成の遊技機としては、遊技機枠(外枠160)に対して回動可能に支持され閉鎖状態又は開放状態に維持可能な第1枠(内枠170)と、前記第1枠に対して回動可能に支持され閉鎖状態又は開放状態に維持可能な第2枠(ガラス枠150)と、遊技者に有利な特別遊技の実行される確率が定められた設定値を所定の値に設定可能な設定手段(RAMクリアスイッチ302a、設定キースイッチ302b)と、を備え、前記設定手段は、前記第1枠が開放状態であるとともに、前記第2枠が開放状態である場合、前記設定値を所定の値に設定可能であり、前記第1枠が閉鎖状態であるものの、前記第2枠が開放状態である場合、前記設定値を所定の値に設定可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-19-2の構成の遊技機としては、遊技機枠(外枠160)に対して回動可能に支持され閉鎖状態又は開放状態に維持可能な第1枠(内枠170)と、前記第1枠に対して回動可能に支持され閉鎖状態又は開放状態に維持可能な第2枠(ガラス枠150)と、遊技者に有利な特別遊技の実行される確率が定められた設定値を所定の値に設定可能な設定手段(RAMクリアスイッチ302a、設定キースイッチ302b)と、を備え、前記設定手段は、前記第1枠が開放状態であるとともに、前記第2枠が開放状態である場合、前記設定値を所定の値に設定可能であり、前記第1枠が開放状態であるものの、前記第2枠が閉鎖状態である場合、前記設定値を所定の値に設定可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-20の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(演出制御基板320)と、着脱可能な着脱部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記着脱部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、特別遊技の実行される確率が定められた設定値を設定可能な設定手段(RAMクリアスイッチ302a、設定キースイッチ302b)と、を備え、前記本体部材は、前記着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)を有し、前記制御手段は、前記設定手段において前記設定値を設定可能である第1所定事象が発生している場合、前記報知手段によって特定の事象報知を実行可能であり(設定変更報知:図15-3)、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第2所定事象が発生している場合、前記報知手段によって前記特定の事象報知とは異なる所定の事象報知を実行可能であり(装着エラー報知:図14-1~図14-4)、前記第1所定事象と、前記第2所定事象と、が発生している場合、前記報知手段によって前記所定の事象報知を実行しないで前記特定の事象報知を実行することが可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-21の構成の遊技機としては、遊技を制御する制御手段(演出制御基板320)と、着脱可能な着脱部材(上部ユニット180、上役物装飾部600、下役物装飾部700)と、前記着脱部材が取付けられる本体部材(役物ユニット102B、上役物本体部650、下役物本体部750)と、所定の態様の報知を実行可能な報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備え、前記本体部材は、前記着脱部材に係る所定の情報を検知する検知手段(遊技盤コネクタ1620、反射型センサ680a~680d,780a~780d)を有し、前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記所定の情報に基づく第1所定事象と、前記第1所定事象とは異なる第2所定事象と、が発生している場合、前記報知手段によって所定の事象報知を実行可能である(装着エラー報知とスイッチ接続エラー報知:図15-6(C))ことを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-22の構成の遊技機としては、遊技機の外からの第1不正を検知可能な第1検知手段(電波検出センサ305b)と、遊技機の外からの第2不正を検知可能な第2検知手段(磁気検出センサ305a)と、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備えた遊技機において、前記制御手段は、前記第1検知手段による検知に基づいた第1異常である場合、前記報知手段によって第1異常報知(電波エラー報知)を実行可能であり、前記第2検知手段による検知に基づいた第2異常である場合、前記報知手段によって第2異常報知(磁気エラー報知)を実行可能であり、前記第1異常と前記第2異常とがともに発生しており、前記第1異常が前記第2異常よりも先に発生していた場合、前記第1異常報知を、前記第2異常が発生していても所定期間実行することを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第1-23の構成の遊技機としては、遊技機の外からの第1不正を検知可能な第1検知手段(電波検出センサ305b)と、遊技機の外からの第2不正を検知可能な第2検知手段(磁気検出センサ305a)と、遊技を制御する制御手段(主制御基板300、演出制御基板320)と、所定の態様の報知を実行可能な複数の報知手段(メイン表示装置131、音声出力装置331、演出用盤照明装置341、演出用枠照明装置342)と、を備えた遊技機において、前記制御手段は、前記第1検知手段による検知に基づいた第1異常である場合、前記報知手段によって所定の態様の第1異常報知(電波エラー報知)を実行可能であり、前記第2検知手段による検知に基づいた第2異常である場合、前記報知手段によって所定の態様の第2異常報知(磁気エラー報知)を実行可能であり、前記第1異常報知よりも、前記第2異常報知の方が、優先順位が高くなるように実行可能であることを要旨とする。
◆上記課題を解決するための第2-1の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、 前記主制御手段(主制御部110m)は、 始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、
前記変動演出の変動開始期間における所定タイミングにおいて、変動開始演出(演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出と前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出とで、異なる態様(変動開始演出の一部又は全部の態様が異なる)の変動開始演出を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-2の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、 始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出における前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、変動停止示唆演出(演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)と前記演出図柄(70a)の変動停止表示とを実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出と前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出とで、異なる態様(変動停止示唆演出の一部又は全部の態様が異なる)の変動停止示唆演出を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-3の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出における前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、変動停止示唆演出(演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)と前記演出図柄(70a)の変動停止表示とを実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、特定演出(例えば、擬似連演出やSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記変動停止示唆演出の実行を制限して、前記変動停止表示を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-4の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出における前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、第1態様の変動停止示唆演出(演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)と前記演出図柄の変動停止表示とを実行可能であり、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出における前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、前記第1態様と異なる第2態様の変動停止示唆演出と前記演出図柄の変動停止表示とを実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、特定演出(例えば、擬似連演出やSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記第1態様および前記第2態様と異なる第3態様の変動停止示唆演出を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-5の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出における前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、第1態様の変動停止示唆演出(演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)と前記演出図柄(70a)の変動停止表示とを実行可能であり、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出における前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、前記第1態様と異なる第2態様の変動停止示唆演出と前記演出図柄(70a)の変動停止表示とを実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出における前記変動停止示唆期間において、前記第1態様および前記第2態様と異なる第3態様の変動停止示唆演出が実行されない場合よりも、前記第3態様の変動停止示唆演出が実行される場合の方が、遊技者に有利な遊技状態に移行し易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-6の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)を第1停止態様(例えば上から下へ移動して停止(仮停止))で変動停止表示可能であり、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)を第2停止態様(例えば斜め上から斜め下へ移動して停止(仮停止))で変動停止表示可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、所定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記第1停止態様および前記第2停止態様と異なる第3停止態様(停止までの演出図柄の移動の表示がなく、停止(仮停止)状態で表示)での変動停止表示を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-7の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)を前記第1変動経路(例えば縦スクロール)に応じた第1変動停止経路(例えば上から下へ移動)から変動停止表示可能であり、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)を前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)に応じた第2変動停止経路(例えば斜め上から斜め下へ移動)から変動停止表示可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、所定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記第1変動停止経路(例えば上から下へ移動)を経ることなく、前記演出図柄(70a)の変動停止表示を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-8の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)を実行して、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出への切り替え可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-9の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)へ切り替え可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、1回または複数回の前記変動演出にて行われる連続演出(例えば、カットイン、ステップアップ、役物作動、エフェクトなどの演出)を実行可能であり、前記連続演出が実行される期間において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)への切り替えを制限可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-10の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)へ切り替え可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)へ切り替えるときに、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、1回または複数回の前記変動演出にて行われる連続演出(例えば、カットイン、ステップアップ、役物作動、エフェクトなどの演出)を実行可能であり、前記第1変動経路の変動演出において、前記連続演出が実行される期間に、前記所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-11の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)へ切り替え可能であり、可動役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の作動演出が実行される期間において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)への切り替えを制限可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-12の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)へ切り替え可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路へ切り替えるときに、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、可動役物(第1可動部材73、第2可動部材74)の作動演出が実行される期間に、前記所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-13の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)へ切り替え可能であり、操作手段(操作ボタン135)の操作を促す操作示唆演出が実行される期間において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)への切り替えを制限可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-14の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出において、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)へ切り替え可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)から前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)へ切り替えるときに、所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、操作手段(操作ボタン135)の操作を促す操作示唆演出が実行される期間に、前記所定演出(例えばアイキャッチなどの切換演出)の実行を制限可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-15の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、第1遊技状態(通常遊技状態)と、遊技者への有利度合いが前記第1遊技状態(通常遊技状態)と異なる第2遊技状態(有利遊技状態)と、に制御可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記第1遊技状態(通常遊技状態)であっても前記第2遊技状態(有利遊技状態)であっても、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)を変動表示する変動演出を実行可能であり、前記第2遊技状態(有利遊技状態)よりも、前記第1遊技状態(通常遊技状態)の方が、前記変動演出における前記演出図柄(70a)の変動経路の種類数が多いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-16の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、前記演出図柄(70a)が相異なる並びで変動停止表示される特定変動演出(バラハズレとなる変動演出)を実行可能であり、前記特定変動演出(バラハズレとなる変動演出)における前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の特定変動演出(バラハズレとなる変動演出)において、特定演出(例えば、SP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチなどの復帰演出等)が実行された後、前記特定音演出の実行を制限可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-17の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、 前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間において、所定音(例えばバラハズレ用の停止音)を出力する第1音演出と、前記所定音と異なる特定音(例えば擬似連図柄や発展示唆図柄などの特異図柄用の停止音)を出力する第2音演出と、を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、特定の前記演出図柄(例えば擬似連図柄や発展示唆図柄などの演出図柄(特異図柄))が変動停止表示されるハズレの前記変動演出よりも、特定の前記演出図柄と異なる所定の前記演出図柄(通常の演出図柄(通常図柄))が変動停止表示されるハズレの前記変動演出の方が、前記第1音演出が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-18の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、リーチ演出が実行されないハズレの前記変動演出と、リーチ演出が実行されたハズレの前記変動演出とで、特定列(例えば中列)の前記演出図柄(70a)にて停止することを示唆する変動停止示唆期間に実行される音演出(例えば停止音による音演出)の演出態様が異なることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-19の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が変動停止表示されるときの表示態様として、第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)と、第1表示態様と異なる第2表示態様(例えば数字などの識別部のみ)と、があり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの前記変動演出の場合、第1列(右列や左列)の前記演出図柄(70a)が変動停止表示されるときよりも、第2列(中列)の前記演出図柄(70a)が前記第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)で変動停止表示されるときの方が、前記特定音演出が実行され難いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-20の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定停止演出(例えば演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)を実行可能であり、前記特定停止演出は、音演出が実行される第1演出態様と、前記第1演出態様と異なる第2演出態様(例えば音演出不実行)と、があり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの前記変動演出の場合、第1列(右列や左列)の前記演出図柄(70a)が変動停止表示されるときよりも、第2列(中列)の前記演出図柄(70a)が変動停止表示されるときの方が、前記第2演出態様の前記特定停止演出が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-21の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、特定列(例えば中列)の前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能であり、前記変動停止示唆期間において、前記演出図柄(70a)が変動停止表示されるときの表示態様として、第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)と、第1表示態様と異なる第2表示態様(例えば数字などの識別部のみ)と、があり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されたハズレの前記変動演出よりも、リーチ演出(SP(SPSP)リーチ演出)が実行されないハズレの前記変動演出の方が、前記第1表示態様(例えば数字などの識別部+キャラなどの装飾部)で停止表示されるときに前記特定音演出が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-22の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、ハズレの前記変動演出の場合、前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、所定音(例えばハズレ時の停止音)を出力する第1音演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、アタリの前記変動演出の場合、前記変動停止示唆期間に、特定音(例えばアタリ時の停止音)を出力する第2音演出を実行した後に、特殊音(例えば、所定の演出図柄のサイズ等が変化するときの変化音や昇格演出時の演出図柄の停止音や識別部のみの演出図柄から元の通常の演出図柄に戻ったときの最終の確定停止音など)を出力する第3音演出を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-23の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出を開始するとき、変動開始演出(例えば演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)を実行可能であり、前記変動開始演出は、第1態様(通常)と、第1態様と異なる第2態様(例えば先読みや擬似連など)と、があり、 前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前記第1態様の変動開始演出が実行された場合よりも、前記第2態様の変動開始演出が実行された場合の方が、大当たりを期待させる所定演出(例えば役物の作動演出やエフェクトなどの先読み演出や、カットイン、発展、ステップアップなどの演出や、擬似連演出など)が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-24の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行する場合と、前記特定音演出を実行しない場合と、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出の変動演出において、前記特定音演出を実行する場合よりも、前記特定音演出を実行しない場合の方が、所定演出(例えばSP(SPSP)リーチ演出におけるアイキャッチ等の復帰演出など)が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-25の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記変動演出を開始するとき、変動開始演出(例えば演出図柄自体の動作や発光等の演出、演出図柄の構成要素の動作や発光等の演出、演出図柄に付随する要素の動作や発光等の演出、音演出などの演出図柄以外の要素による演出などの単体又は組み合わせ)を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、前記保留記憶が前記所定数と異なる特定数(例えば4個)である場合とで、前記変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、異なる態様(例えば演出の内容、演出の実行タイミング、演出の実行期間などが異なる)の変動開始演出を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-26の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、同じモチーフの所定演出(例えば群演出やモード共通予告など)を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において前記所定演出が実行される場合よりも、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出において前記所定演出(例えば群演出やモード共通予告など)が実行される場合の方が、遊技者にとって有利な状態に移行し易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-27の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音)を出力する特定音演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出の場合と、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出の場合とで、異なる態様(内容や実行タイミングや実行期間などが異なる)の前記特定音演出を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-28の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)を出力する特定音演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、所定(例えば識別部「6」など)の前記演出図柄(70a)が前記変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合と、前記所定の演出図柄(70a)と異なる特定(例えば識別部「7」など)の前記演出図柄(70a)が前記変動停止示唆期間にて変動停止表示される場合とで、異なる態様の前記特定音演出を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-29の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)を出力する特定音演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)を出力する特定音演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記保留記憶が所定数(例えば1個)である場合と、前記保留記憶が前記所定数と異なる特定数(例えば4個)である場合とで、異なるパターンの前記特定音演出を実行可能であることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-30の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、リーチ演出において、前記演出図柄(70a)を第1態様(例えば数字等の識別部+キャラ等の装飾部)から第2態様(例えば数字等の識別部のみ)に変更して、所定の動作態様(上下や左右や回転などの動作)を伴った仮停止状態で変動停止表示可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出におけるリーチ演出と、前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出におけるリーチ演出とで、前記第2態様にて前記変動停止表示されている前記演出図柄(70a)の演出態様が同じであることを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-31の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出が実行される前記変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出が実行される前記変動演出の方が、前記変動演出において所定の情報表示(保留アイコンや当該アイコンなどの保留表示、その他の遊技者に情報を提示する表示など)の変化演出(色や形状などの変化)が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-32の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出が実行される前記変動演出よりも、前記変動第2停止示唆演出が実行される前記変動演出の方が、前記変動演出において期待度が段階的に変化する変化演出(例えば発展、カットイン、ステップアップ、役物作動、保留変化など)が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-33の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、
前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出が実行される前記変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出が実行される前記変動演出の方が、前記変動演出において前記演出図柄(70a)の表示位置が変化する変化演出(例えばリーチ演出時の左列や右列の図柄位置変化など)が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-34の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第1変動停止示唆演出が実行される前記変動演出よりも、前記第2変動停止示唆演出が実行される前記変動演出の方が、前記変動演出におけるリーチ演出においてリーチ対象となる前記演出図柄(70a)が変化する変化演出(例えば昇格演出など)が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-35の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能であり、前記特定音として、第1特定音(例えば通常の停止音など)と、前記第1特定音と異なる第2特定音(例えば擬似図柄や同色図柄の仮停止時などの特殊な停止音)と、があり、前記第1変動経路の変動演出において、前記第2変動停止示唆演出が実行される前記変動演出よりも、前記第1変動停止示唆演出が実行される前記変動演出の方が、前記第2特定音(例えば擬似図柄や同色図柄の仮停止時などの特殊な停止音)が出力され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-36の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モードと、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記演出図柄(70a)が所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出において、前記第2変動停止示唆演出が実行される前記変動演出よりも、前記第1変動停止示唆演出が実行される前記変動演出の方が、大当たりの期待度を報知する事前報知演出(例えば、役物作動、先読み用図柄の表示や図柄のエフェクトなど、)が実行され易いことを特徴とする。
◆上記課題を解決するための第2-37の構成の遊技機としては、遊技の進行を制御する主制御手段(主制御部110m)と、前記主制御手段(主制御部110m)からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段(演出制御部130m)と、を備えた遊技機であって、前記主制御手段(主制御部110m)は、始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、前記演出制御手段(演出制御部130m)は、前記判定に基づいて、表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において演出図柄(70a)が第1変動経路(例えば縦スクロール)で変動する変動演出を行う第1モード(通常遊技状態のモード)と、前記判定に基づいて、前記表示手段(第1画像表示装置70、第2画像表示装置71)において前記演出図柄(70a)が前記第1変動経路(例えば縦スクロール)と異なる第2変動経路(例えば円環状スクロール)で変動する変動演出を行う第2モード(有利遊技状態のモード)と、に制御可能であり、前記第1変動経路(例えば縦スクロール)の変動演出であっても前記第2変動経路(例えば円環状スクロール)の変動演出であっても、前記演出図柄(70a)が所定態様で停止されることを示唆する変動停止示唆期間に、特定音(例えば停止音など)が出力される第1変動停止示唆演出または前記特定音の出力が制限される第2変動停止示唆演出を実行可能であり、前記特定音として、第1特定音(例えば通常(バラハズレ)時の停止音)と、前記第1特定音と異なる第2特定音(例えば擬似図柄や同色図柄の仮停止時などの特殊な停止音)と、前記第1特定音および前記第2特定音と異なる第3特定音(例えば大当たり用の停止音)と、があり、前記第1モード(通常遊技状態のモード)において、リーチになることを期待させるリーチ煽りを行う第1リーチ煽り演出を実行可能であり、前記第2モード(有利遊技状態のモード)において、前記リーチ煽りを行う第2リーチ煽り演出を実行可能であり、前記第1リーチ煽り演出が実行される前記変動演出よりも、前記第2リーチ煽り演出が実行される前記変動演出の方が、前記リーチ煽りを行った後にリーチ演出が実行される場合、前記第3特定音(例えば大当たり用の停止音)が出力され易いことを特徴とする。
以上、実施形態、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。
70a…演出図柄、100…遊技機、110m…主制御部(主制御手段、130m…演出制御部(演出制御手段)、131…第1画像表示装置(表示手段)、132,133…第2画像表示装置(表示手段) 135…刀柄ユニット(操作ボタン、操作手段)。

Claims (1)

  1. 遊技の進行を制御する主制御手段と、前記主制御手段からの信号に応じた演出を制御する演出制御手段と、を備えた遊技機であって、
    前記主制御手段は、
    始動条件の成立に基づく保留記憶を記憶可能であると共に、前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を実行可能であり、
    前記演出制御手段は、
    前記判定に基づいて、表示手段において演出図柄が第1変動経路で変動する変動演出を行う第1モードと、
    前記判定に基づいて、前記表示手段において前記演出図柄が前記第1変動経路と異なる第2変動経路で変動する変動演出を行う第2モードと、に制御可能であり、
    前記変動演出を開始するとき、変動開始演出を実行可能であり、
    前記変動開始演出は、第1態様と、第1態様と異なる第2態様と、があり、
    前記第1変動経路の変動演出において、前記変動開始演出の実行期間を含む変動開始期間に、前記第1態様の変動開始演出が実行された場合よりも、前記第2態様の変動開始演出が実行された場合の方が、大当たりを期待させる所定演出が実行され易いことを特徴とする遊技機。
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