JP2023161273A - 表示装置 - Google Patents

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哲也 石田
Tetsuya Ishida
祐 内海
Tasuku Uchimi
淳 川田
Atsushi Kawada
亮 大友
Ryo Otomo
昌史 森下
Masashi Morishita
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Abstract

【課題】狭額縁化による表示品位の低下を抑制した表示装置を提供する。【解決手段】本発明の表示装置は、表示パネルと、前記表示パネルの周囲を支持する枠状のパネルホルダとを備え、前記パネルホルダは、前記表示パネルの周囲を背面側から支持するための、前記枠状の内側に向かって突出した第1突出部を有し、前記第1突出部の先端部では、前記パネルホルダの他の部分の少なくとも一部よりも、光の反射率が高いことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置に関するものである。
表示装置として、画像を表示する液晶パネルと、液晶パネルの背面側に配置されたバックライトモジュールとを有する液晶表示装置が知られている。液晶パネルは、表示領域と、表示領域の周囲の非表示領域とを含む。バックライトモジュールから表示領域の背面に照射された光を選択的に透過することで、画像が表示される。液晶パネルとバックライトモジュールとの間には枠状のパネルホルダが配置されており、液晶パネルの前面側にはベゼルが配置されている。液晶パネルは、パネルホルダとベゼルで非表示領域を挟むように保持されている。パネルホルダは、バックライトモジュールから発せられた光を不必要に反射して表示品位を低下させることがないよう、反射率の低い材料で形成される。
パネルホルダと液晶パネルとの接触部や、ベゼルと液晶パネルとの接触部には、クッションやシリコーンゴムなどの弾性体が配置されていることが多い。この弾性体には、液晶パネルにかかる応力を緩和したり、液晶パネルとバックライトモジュールとの間に塵埃が侵入するのを防いだりする役割がある。
近年、デザイン性や設置性を向上するために液晶表示装置の狭額縁化が進んでいる。特許文献1には、狭額縁と、均一な表示品位とを両立するために、パネルホルダの一部の形状をテーパ形状にした液晶表示装置が開示されている。
特開2015-60110号公報
特許文献1に開示の液晶表示装置では、液晶表示装置を斜めから見た際に導光板の端部が明るく見えるのが抑制される。しかしながら、狭額縁化により、正面視でパネルホルダが液晶パネルの表示領域に近接すると、反射率の低いパネルホルダがバックライトモジュールからの光を吸収するため、表示領域の外周部が暗くなる。
また、狭額縁化により、非表示領域が狭小となり、弾性体が液晶パネルに接触する面積も小さくなることで、液晶パネルにかかる応力を抑制しながら、液晶パネルを好適に保持することが困難となる。弾性体から液晶パネルに作用する力が大きすぎると、液晶パネルにかかる応力によって表示品位が低下するし、弾性体から液晶パネルに作用する力が小さすぎると、塵埃の侵入によって表示品位が低下する。
これら表示品位の低下は、特許文献1に開示の液晶表示装置や、有機EL表示装置などでも発生する。
本発明は、狭額縁化による表示品位の低下を抑制した表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の表示装置は、表示パネルと、前記表示パネルの周囲を支持する枠状のパ
ネルホルダとを備え、前記パネルホルダは、前記表示パネルの周囲を背面側から支持するための、前記枠状の内側に向かって突出した第1突出部を有し、前記第1突出部の先端部では、前記パネルホルダの他の部分の少なくとも一部よりも、光の反射率が高いことを特徴とする。
本発明の第2の表示装置は、略矩形の表示パネルと、背面弾性体と、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持する枠状のパネルホルダとを備え、前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されている状態において、前記背面弾性体の柔軟性は、前記表示パネルの角部に対応する第2部分で、前記角部に対応しない第1部分よりも高いことを特徴とする。
本発明の第3の表示装置は、表示パネルと、背面弾性体と、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持する枠状のパネルホルダとを備え、前記背面弾性体のうち、前記表示パネルにの中心側の面は、前記表示パネル側から前記パネルホルダ側に向かうように、前記表示パネルの背面から傾斜して立ち上がっていることを特徴とする。
本発明によれば、狭額縁化による表示品位の低下を抑制した表示装置を提供することができる。
実施形態1に係る液晶表示装置の分解斜視図である。 実施形態1に係る液晶表示装置の正面図である。 実施形態1に係る液晶表示装置の断面図である。 実施形態1に係るパネルホルダの断面図である。 実施形態1に係るパネルホルダと反射シートの断面図である。 実施形態1に係るパネルホルダの断面図である。 実施形態2に係る背面弾性体の配置を示す図である。 実施形態2に係る背面弾性体の配置を示す図である。 実施形態2に係る背面弾性体の配置を示す図である。 実施形態3に係る液晶表示装置の断面図である。 実施形態4に係る液晶表示装置の断面図である。 実施形態4に係る液晶表示装置の断面図である。 実施形態4に係る液晶表示装置の断面図である。 実施形態5に係る背面弾性体の配置を示す図である。 実施形態5に係る背面弾性体の配置を示す図である。 実施形態5に係る背面弾性体の配置を示す図である。 実施形態6に係る液晶表示装置の断面図である。 実施形態6に係る液晶表示装置の断面図である。 実施形態7に係る液晶表示装置の断面図である。 実施形態7に係る液晶表示装置の断面図である。
以下に、本発明の実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下では液晶表示装置に本発明を適用した例を説明するが、本発明は、有機EL表示装置などの他の表示装置にも適用可能である。また、以下では表示装置の上側、下側、左側、および右側のうちの特定の側(右側や下側)の部分の構成について詳しく説明するが、他の側(左側や上側)についても、同様の構成を採用可能である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について説明する。図1は、実施形態1に係る液晶表示装置1の分解斜視図であり、図2は、液晶表示装置1の正面図である。
液晶表示装置1は、画像を表示するためのユニットである表示モジュール20の背面側に、駆動のための電気回路基板や、内部構成部品、背面外装であるリアカバーなど(いずれも不図示)を有する。表示モジュール20は、前面側から順に、ベゼル3、液晶パネル2、パネルホルダ30、光学シート群11、およびバックライトモジュール4を含む。
バックライトモジュール4は、背面側に配置されたケース8の内側に、複数の光源9を実装した光源基板5と、反射シート10とを有する。光源9は特に限定されないが、例えばLED(Light Emitting Diode)である。反射シート10は、光源9からの光を効率良く光学シート群11へ反射させるためのものであり、反射シート10には、反射率の高い材料が使用されていたり、表面処理が施されていたりする。ケース8は、強度および光源5の放熱を考慮し、金属材料を用いた機械加工(プレス加工など)により形成された部材で構成されることが好ましい。
ベゼル3は、後述する前面弾性体50を介して液晶パネル2の周囲を前面側から支持するフレームである。ベゼル3として、金属材料を用いた機械加工(プレス加工など)により形成されることが多いが、樹脂成形により形成されてもよい。
光学シート群11は、バックライトモジュール4からの光を光学的に整えて液晶パネル2へ照射するためのシート状またはプレート状の部材である。光学シート群11は、面方向において光量を均一にするための拡散板や、光の出射方向を制御するためのプリズムシートなどで構成される。光学シート群11の材料として、ポリカーボネートやポリエチレンテレフタレートなどが用いられる。
図3は、液晶表示装置1の断面図であり、図2におけるA-A断面を示す。図4は、パネルホルダ30の断面図であり、図3からパネルホルダ30を抜粋した図である。
液晶パネル2は、画像を表示する略矩形の表示パネルであり、表示領域2Aの周囲に非表示領域2Bを有する。表示領域2Aは、背面側に配置されたバックライトモジュール4からの光を選択的に前面側に透過することで画像を表示する領域であり、ベゼル3とパネルホルダ30は、表示領域2Aの光を遮らないような開口を有する。また非表示領域2Bは、ベゼル3に貼り付け(取り付け)られた前面弾性体50と、パネルホルダ30に貼り付け(取り付け)られた背面弾性体40とによって挟持される領域である。非表示領域2Bが前面弾性体50と背面弾性体40とによって挟持されることで、液晶パネル2が保持される。
パネルホルダ30は、例えばポリカーボネートなどの樹脂材料を用いた射出成形により形成された枠状の部材であり、光学シート群11を挟んでケース8に固定されている。パネルホルダ30は、光学シート群11からの強い光や、液晶パネル2の端部から出射したり反射したりした迷光を液晶パネル2側に不必要に反射しないよう、黒色などの反射率の低い色で形成される。パネルホルダ30は、液晶パネル2の周囲を支持する。具体的には、パネルホルダ30は、背面弾性体40を介して液晶パネル2の周囲を背面側から支持する。
パネルホルダ30は、液晶パネル2や光学シート群11に平行なベース部130と、ベース部130に垂直なふたつの立壁部(液晶パネル側立壁部131および光学シート側立壁部132)とを含む。液晶パネル側立壁部131は、液晶パネル2側(前面側)に延びており、前面側の端がベゼル3の内面に接触する。光学シート側立壁部132は、光学シ
ート群11側(背面側)に延びており、背面側の端がケース8に接触する。
ベース部130は、(背面弾性体40を介して)液晶パネル2の周囲を背面側から支持するための部分であり、パネルホルダ30の外形である枠状の内側に向かって突出した突出部である。ベース部130は、液晶パネル2側に、液晶パネル2に平行で且つ液晶パネル2に面する液晶パネル側ベース面133を有する。また、ベース部130は、光学シート群11側に、光学シート群11に平行で且つ光学シート群11に面する光学シート側ベース面134を有する。さらに、ベース部130は、バックライトモジュール4からの光を液晶パネル2側へ通過させるための開口部を形成する面として、内周面135および内周傾斜面136を有する。内周面135は、液晶パネル2に垂直で、正面視で表示領域2Aよりも外周側(外側)に位置する。内周傾斜面136は、内周面135と光学シート側ベース面134とを繋ぐ面取り状の傾斜面であり、光学シート群11から出射された光を極力遮らないよう、光学シート群11側に開くように傾斜している。
液晶パネル側ベース面133には、液晶パネル2を背面側から保持するための背面弾性体40が両面テープを用いた接着などにより配置される。背面弾性体40は、ベゼル3の内周に設けられた前面弾性体50とで液晶パネル2を前後に挟むように液晶パネル2を保持する。
内周面135には、光学シート群11から出射された光を液晶パネル2側に反射するための反射シート110(光反射シート)が配置される。反射シート110は、内周面135(ベース部130の先端部)に対して、例えば両面テープや接着剤により貼り付けられ、正面視で液晶パネル2の表示領域2Aよりも外周側に配置される。反射シート110の材料は、例えば発泡させたポリエチレンテレフタレートである。発泡させたポリエチレンテレフタレートで反射シート110を構成した場合に、反射シート110の反射率は95%~98%程度となる。
このように、内周面135に反射シート110を配置することで、光学シート群11からパネルホルダ30の内周面135に照射された光L100を、液晶パネル2側へ反射させることが可能となる。これにより、狭額縁化により、正面視でパネルホルダ30の内周面135が表示領域2Aに近接した場合でも、表示領域2Aの外周部における輝度低下を抑制することができる。また、パネルホルダ30は黒色などの反射率の低い色で形成されるため、液晶パネル側ベース面133や光学シート側ベース面134が反射する迷光は発生しにくく、迷光による表示品位の低下も抑制することができる。
図5(a)~5(c)は、実施形態1に係るパネルホルダと、当該パネルホルダの反射シートとの変形例を表す縦断面図であり、図2におけるA-A断面に相当する。前述の反射シート110は内周面135にのみ貼り付けていたが、図5(a)の反射シート110aのように、内周傾斜面136にも反射シートを貼り付けてよい。図5(b)のように、内周傾斜面136がないパネルホルダ30cを用いてもよく、液晶パネル側ベース面133および光学シート側ベース面134に接する内周面135cの全体に反射シート110bを貼り付けてもよい。また、図5(c)の反射シート110cように、液晶パネル側ベース面133の一部と光学シート側ベース面134の一部とにもかかるように反射シートを貼り付けてもよい。このとき、背面弾性体40は反射シート110cの上に重ねて貼り付けてもよい。もしくは、背面弾性体40の役割を反射シート110cが兼ねてもよい。これにより、液晶パネル2や光学シート群11によって反射シート110cがパネルホルダ30に押し付けられるため、反射シート110cがパネルホルダ30から剥離するのを抑制することができる。
図6(a)~6(c)は、実施形態1に係るパネルホルダの変形例を表す縦断面図であ
り、図2におけるA-A断面に相当する。前述のパネルホルダ30では、成形色を黒色などの反射率の低い色としていたが、例えば図6(a)のパネルホルダ30dのように、内周面135dの近傍のみ成形色を反射率の高い白色とする二色成形によりパネルホルダを形成してもよい。白色の樹脂材料の反射率は70%以上、例えば70%~85%程度であることが多いため、内周面135dに反射シート110を配置しなくても、バックライトモジュール4からの光を液晶パネル2側に反射する効果が得られる。また、図6(b)のパネルホルダ30eのように、白色塗装により内周面135eの反射率を高めてもよい。もしくは、図6(f)のパネルホルダ30fのように、全体の成形色を反射率の高い白色とし、内周面135f以外の面を黒色に塗装してもよい。
以上、本実施形態によれば、パネルホルダの内周面(ベース部の先端部)の反射率が、パネルホルダの他の部分よりも高い反射率に高められる。これにより、狭額縁化により、正面視でパネルホルダの内周面が液晶パネルの表示領域に近接した場合でも、表示領域の外周部における輝度低下を抑制することができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2について説明する。なお、他の実施形態と同様の構成についての説明は適宜省略し、他の実施形態と異なる構成について詳しく説明する。
図7(a)は、実施形態2に係る液晶表示装置の背面弾性体の配置を示す正面図である。実施形態1で説明したように、液晶表示装置の液晶パネルは、ベゼルに貼り付けられた前面弾性体とパネルホルダに貼り付けられた背面弾性体とによって挟持されて保持されている。図7(a)のパネルホルダ230は、正面から見たときに、中央部に開口部230h(バックライトモジュールからの光が通る開口部)のある枠形状を有している。開口部230hの縁に沿うように、背面弾性体240,241が配置される。背面弾性体240,241の上に液晶パネルを載置し、パネルホルダ230の凸部237,238に液晶パネルの端面を当接することにより、液晶パネルの位置が定まる。背面弾性体240は、液晶表示装置の垂直方向と平行に配置され、背面弾性体241は、液晶表示装置の水平方向と平行に配置される。背面弾性体240,241はいずれも、短冊形状を有する、ウレタンやゴムなどを主成分としたクッションなどである。
図7(b)は、実施形態2に係る液晶表示装置の背面弾性体の断面図であり、図7(a)におけるB-B断面を示す。パネルホルダ230は、液晶パネル側(前面側)へ立設した液晶パネル側立壁部231と、液晶パネルに対向するベース部とを有する。ベース部は、液晶パネル側に、液晶パネル側ベース面233と突出部233tを有する。液晶パネル側ベース面233と突出部233tは連続しており、突出部233tの方が液晶パネル側ベース面233よりも液晶パネルに近い。液晶パネル側ベース面233と突出部233tの上に背面弾性体241を貼り付けると、背面弾性体241は突出部233tに追従して、突出部233tがある部分(領域R1)で液晶パネルの方向に突出する。図7(b)において、領域R1は突出部233tに対応する領域であり、領域R2はそれ以外の領域である。図示をしていないが、背面弾性体240も、背面弾性体241と同様の形態をとる。
図7(c)は、実施形態2に係る液晶表示装置の液晶パネルを載置した状態での背面弾性体の断面図である。前述したとおり、背面弾性体241はクッションなどの柔軟性のある部材である。このため、液晶パネル2を背面弾性体241の上に載置することにより、背面弾性体241は圧縮される。液晶パネル2を載置すると、パネルホルダ230の突出部233tが液晶パネル2に近接し、突出部233tで液晶パネル2の荷重を受けることになる。従って、背面弾性体241は領域R1で最も圧縮される。一方、領域R2では、背面弾性体241の圧縮率は低いため、液晶パネル2は背面弾性体241の柔軟性に合わ
せて動くことが可能である。つまり、領域R2では、液晶パネル2に反りなどが発生しても、背面弾性体241が液晶パネル2の変形に追従することで、液晶パネル2の応力発生を抑制して、表示品位の低下を抑制することができる。また、背面弾性体241が液晶パネル2に追従して(密着した状態で)変形することで、塵埃の侵入を抑制することができる。一般的に液晶パネルは、温度や湿度により反りが発生しやすく、特に四隅で顕著に反りが見られる。そのため、図7(c)の状態において、背面弾性体240,241が交差し、液晶パネル2の隅部(角部)に対応する領域R2で、液晶パネル2の隅部に対応しない領域よりも、背面弾性体240,241の圧縮率が低い(柔軟性が高い)ことが好ましい。液晶パネル2の長辺方向の長さをL1とし、両端の領域R2に挟まれる部分、すなわち両端の領域R1を含む部分の長さをL2とした場合に、前述した液晶パネルの反りを考慮すると、長さL2は長さL1の50%以上かつ80%以下であることが好ましい。長さL1は液晶パネル2の1辺の長さと捉えることもでき、長さL2は、当該1辺のうち、液晶パネル2の角部に対応しない部分の長さと捉えることもできる。
図8(a)は、実施形態2に係る液晶表示装置の背面弾性体の変形例1の配置を示す正面図である。図8(b)は、実施形態2に係る液晶表示装置の背面弾性体の変形例1の断面図である。図8(c)は、実施形態2に係る液晶表示装置の液晶パネルを載置した状態での背面弾性体の変形例1の断面図である。
図7(a)では、背面弾性体240,241はそれぞれ1つの部材で構成されていた。図8(a)では、垂直方向の背面弾性体として、第1背面弾性体240aと第2背面弾性体241aが交互に配置されており、第1背面弾性体240aの短辺側の端面と第2背面弾性体241aの短辺側の端面とが接触している。同様に、水平方向の背面弾性体としては、第1背面弾性体242aと第2背面弾性体243aが交互に配置されている。第1背面弾性体240a,242aはシリコーンゴムなどの材料から成る。第2背面弾性体241a,243aはウレタンなどの発泡体から成るクッション類である。すなわち、第1背面弾性体240a,242aは第2背面弾性体241a,243aよりも硬度が高く、変形しづらい部材である。逆に捉えれば、第2背面弾性体241a,243aは第1背面弾性体240a,242aよりも硬度が低く、変形しやすい部材ということである。図8(a),8(b)では、第1背面弾性体が配置されている領域を領域R1とし、第2背面弾性体が配置されている領域を領域R2として図示している。図8(b)では、それぞれの部材の厚さ(液晶パネル2の背面に垂直な方向における厚さ)を示しており、領域R1の第1背面弾性体242aよりも領域R2の第2背面弾性体243aの方が厚くなっている。こうすることで、図8(c)で示すように液晶パネル2を載置した場合に、第2背面弾性体243aが主に圧縮されるようになる。前述したように第2背面弾性体243aはクッション類であるため、第2背面弾性体243aが圧縮しても、液晶パネル2に応力はほとんど発生せず、表示品位の低下は生じない。第1背面弾性体242aは、液晶パネル2を載置してもほとんど圧縮されない(厚さをほぼ維持をしている)。また、図7(c)の例と同様に、領域R2では、液晶パネル2に反りなどが発生しても、第2背面弾性体243aが液晶パネル2の変形に追従することで、液晶パネル2の応力発生を抑制して、表示品位の低下を抑制することができる。また、背面弾性体241が液晶パネル2に追従して(密着した状態で)変形することで、塵埃の侵入を抑制することができる。
図9は、実施形態2に係る液晶表示装置の背面弾性体の変形例2の配置を示す正面図である。前述した変形例1と同様に、第1背面弾性体240b,242bと第2背面弾性体241b,243bがパネルホルダ230の開口部230hの縁(または液晶パネル2の辺)に沿って配置されている。第1背面弾性体240b,242bはシリコーンゴムなどの材料から成り、第2背面弾性体241b,243bはウレタンなどのクッション系材料から成り、第1背面弾性体240b,242bは第2背面弾性体241b,243bよりも硬度が高い。水平方向の背面弾性体である第1背面弾性体242bと第2背面弾性体2
43bはそれぞれの短辺側の端面で接触しているが、組立のばらつきにより接触部にわずかな間隙ができることがある。この間隙から塵埃が開口部230hの方向へ侵入することで、液晶パネル2の裏面や、バックライトモジュールに塵埃が付着し、表示品位が低下する可能性がある。そこで、前述した間隙を塞ぐように第3背面弾性体244を配置する。具体的には、第1背面弾性体240bと第2背面弾性体241bの接続箇所や、第1背面弾性体242bと第2背面弾性体243bの接続箇所に沿って、第3背面弾性体244を設ける。第3背面弾性体244は、第2背面弾性体241b,243bと同様にウレタンなどのクッション系材料から成り、第3背面弾性体244の厚さも第2背面弾性体241b,243bと同程度で、第1背面弾性体240b,242bよりも厚い。第3背面弾性体は、垂直方向の背面弾性体としても、同様に配置される。このようにすることで、塵埃の侵入をより抑制することができ、表示品位の低下をより抑制することができる。
以上、本実施形態によれば、液晶パネルの隅部で背面弾性体に柔軟性を持たせることで、狭額縁化により背面弾性体の配置できる範囲を小さくした場合でも、表示品位の低下や塵埃の侵入を抑制することができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3について説明する。なお、他の実施形態と同様の構成についての説明は適宜省略し、他の実施形態と異なる構成について詳しく説明する。
図10(a),(b)は実施形態3に係る液晶表示装置の断面図である。図10(a)で示すように実施形態3に係る液晶表示装置の液晶パネル2は、ベゼル3に設けた前面弾性体350とパネルホルダ330に設けた背面弾性体340とによって前後方向から挟持されている。パネルホルダ330は、正面から見たときに、中央部に開口部(バックライトモジュールからの光が通る開口部)のある枠形状を有している。前面弾性体350と背面弾性体340は液晶パネル2の非表示領域2Bに配置されている。背面弾性体340は、正面視でパネルホルダ330の開口の四辺に沿うように配置され、液晶パネル2の背面側およびバックライトモジュールの内部に異物が侵入するのを防止(抑制)する防塵構造を実現する。背面弾性体340が接着されるパネルホルダ330の液晶パネル側ベース面333は傾斜している。このため、背面弾性体340のうち、液晶表示装置の中心側の面は、バックライトモジュールから液晶パネル2に向かって液晶パネル2の中心方向に傾斜角θで傾斜している。これは、液晶パネル2の中心側の面が、液晶パネル2側からパネルホルダ330側に向かうように、液晶パネル2の背面から傾斜角(90度-θ)で傾斜して立ち上がっていると捉えることもできる。これら傾斜角は、15度以上かつ75度以下であることが好ましい。
ここで額縁が狭い液晶パネル2を用いる場合は、必要な防塵性能を得るために背面弾性体340を液晶パネル2の表示領域2Aと非表示領域2Bの境界付近まで配置する必要がある。この場合であっても、背面弾性体340を傾斜角θで傾斜させることで、表示領域2Aに近い部分の背面弾性体の量が少なくなり、表示領域2Aの周辺部でバックライトモジュールの照明光が背面弾性体によって遮光されにくくなる。ひいては、表示領域2Aの周辺部での輝度低下を抑制することができる。また、背面弾性体340を傾斜角θで傾斜させることで、液晶パネルと背面弾性体の接触面積が大きくなり、液晶パネルを十分に保持することができる。
以上、本実施形態によれば、背面弾性体を液晶パネルの非表示領域に傾斜させて当接させることで、狭額縁化しても、表示領域の周辺部における輝度低下を抑制しつつ、背面弾性体で防塵することができる。また、液晶パネルを十分に保持することができる。なお、図10(b)で示すように背面弾性体340を液晶パネル2の外側に延長させ、前面弾性体350と接触させるてもよい。そうすることで、前面弾性体350と背面弾性体340
の間でも防塵できるようになり、液晶パネル2の裏面側への異物の侵入をより抑制することができる(防塵性能の向上)。
<実施形態4>
本発明の実施形態4について説明する。なお、他の実施形態と同様の構成についての説明は適宜省略し、他の実施形態と異なる構成について詳しく説明する。
背面弾性体はパネルホルダと液晶パネルにより圧縮変形することにより、防塵機能やパネル保持機能を実現する。しかしながら、圧縮変形した部分がパネルホルダの開口部から表示領域側へはみ出すと、映像視認時に、視野角に依っては背面弾性体が影のように見える現象(表示領域の周辺部の輝度が低下して見るような表示品質の低下)が発生する場合がある。狭額縁化により背面弾性体と液晶パネルの接触部分が小さくなるため、このような表示品質の低下が発生しやすくなる。本実施形態では背面弾性体とパネルホルダの形状を変更し、このような表示品質の低下を抑制する。
図11は、実施形態4に係る液晶表示装置の断面図である。液晶パネル2とパネルホルダ430の間に背面弾性体442が配置される。背面弾性体442は正面視で長手方向に伸長したクッションである。また実施形態1で前述したが、背面弾性体442は、パネルホルダ430の液晶パネル側ベース面433に両面テープや接着剤で接着される。本実施形態では、パネルホルダ430の液晶パネル側ベース面433の一部に溝431(窪み)を設ける。溝431の深さは0.5mm以上あることが好ましい。背面弾性体442は、溝431の端部(液晶パネル2の中心に近い側の端部)を跨ぐように設けられている。背面弾性体442は、溝431の部分において接着されておらず、背面弾性体442と溝431の間に隙間が設けられている。液晶パネル2が組付けられると、背面弾性体442は圧縮変形し、その一部が溝431に入り込む。これにより背面弾性体442が表示領域側にはみ出すことを抑制できる。なお、背面弾性体442を溝431の底面にも接着してよく、そうすることで背面弾性体442が溝431に入り込むように傾き、背面弾性体442が表示領域側にはみ出すことを抑制できる。
図12(a)~12(e)は、実施形態4に係る液晶表示装置の変形例を示す断面図である。図12(a)~12(e)のパネルホルダおよび背面弾性体の形状によっても、図11と同様の効果が得られる。
図12(a)では、パネルホルダ430aは、背面弾性体442aが接着される面に対し、開口部より遠い側に、斜面部432aを有する。背面弾性体442aは斜面部432aでは接着されておらず、背面弾性体442aと斜面部432aの間に隙間がある。液晶パネル2が組付けられると、背面弾性体442は圧縮変形し、その一部が斜面部432aによって形成された空間(溝)に入り込む。これにより背面弾性体442aが表示領域側にはみ出すこと抑制できる。
図12(b)では、一端がパネルホルダ430bの開口部を形成する(一端が開口部と接触する)ように斜面部432bが設けられており、背面弾性体442bが斜面部432bに接着されている。背面弾性体442bは液晶パネル2に対して平行に接触しないが、圧縮変形した部分はパネルホルダ430bの開口部の側とは反対の側に移動する。
図12(c)では、背面弾性体442cの断面形状は矩形形状でなく、矩形の4つのコーナーのうち、パネルホルダ430c側かつ開口部から遠い側の1つのコーナーが欠けた形状を有する。背面弾性体442cの圧縮変形した部分はコーナーが欠けた部分に移動する。なお、液晶パネル2側のコーナーが欠けていてもよい。液晶パネル2が組付けられる前の状態において、背面弾性体の厚さが、液晶パネル2の中心から遠い側で、当該中心に
近い側よりも薄ければよい。
図12(d)でも、背面弾性体442dの断面形状は矩形形状でなく、背面弾性体442dでは、パネルホルダ430dの接着面に略垂直な面(接着面から立ち上がった面)のうち、開口部から遠い側の面に溝(切り欠き)が設けられている。背面弾性体442dの圧縮変形した部分は溝の部分に移動する。
図12(e)でも、背面弾性体442eの断面形状は矩形形状でなく、背面弾性体442eでは、液晶パネル2と接触する面が凸形状を有する。液晶パネル2が組付けられる前の状態において、背面弾性体442eの厚さは、液晶パネル2の中心から遠ざかる方向において徐々に増して徐々に減少する。他の例と同様に、背面弾性体442eはパネルホルダ430eに接着される。背面弾性体442eの圧縮変形した部分は凸形状によって形成される周囲の隙間の部分に移動する。
図13は、実施形態4に係る液晶表示装置の他の変形例を示す断面図である。図13の例は、図10(実施形態3)の構成を基にしている。実施形態3にも記載したが、バックライトの背面弾性体445の接着面である液晶パネル側ベース面443は傾斜しており、背面弾性体445はバックライトモジュールから液晶パネル2に向かって液晶パネル2の中心方向に傾斜している。図13の例では、液晶パネル側ベース面443を、液晶パネル側ベース面443に接着する背面弾性体445の面よりも小さくしている。そして、パネルホルダ435の開口部の側とは反対の側が浮く(パネルホルダ435に接着されない)ように、背面弾性体445を液晶パネル側ベース面443に接着している。こうすることで、背面弾性体445の圧縮変形された部分は、パネルホルダ435の開口部の側とは反対の側へ移動するようになり、背面弾性体445が表示領域側にはみ出すこと抑制できる。
以上、本実施形態によれば、背面弾性体およびパネルホルダの形状を変更することで、液晶パネルをが組付けた際に、背面弾性体が液晶パネルの中心から遠ざかる方向に圧縮変形する。これにより、狭額縁化により背面弾性体と液晶パネルの接触部分が小さくなっても、表示領域の周辺部における輝度低下を抑制することができる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5について説明する。なお、他の実施形態と同様の構成についての説明は適宜省略し、他の実施形態と異なる構成について詳しく説明する。
図14(a),14(b)は、実施形態5に係る液晶表示装置の背面弾性体の配置を示す図である。上下対称であるため、上半分を省略している。
図3に示すように、液晶パネルは、ベゼルに貼り付けられた前面弾性体とパネルホルダに貼り付けられた背面弾性体とによって挟持されて保持されている。図14(a)において、パネルホルダ530には、液晶パネルを保持する為の背面弾性体が開口部の周囲に隙間なく貼り付けられている。第1背面弾性体540はシリコ-ンゴムなどの材料から成る。第2背面弾性体541はウレタンなどの発泡体から成るクッション類である。すなわち、第1背面弾性体540は第2背面弾性体541よりも硬度が高く、変形しづらい部品である。第1背面弾性体540と第2背面弾性体541の上に液晶パネルを載置し、パネルホルダ530の凸部に液晶パネルの端面を当接することにより、液晶パネルの位置が定まる。その他の詳細な構成は、実施形態2と同様である。
第1背面弾性体540と第2背面弾性体541は、パネルホルダ530の開口部に沿って貼り付けられている。塵埃などの侵入を抑制するために、第2背面弾性体541は、1
本の連続した弾性体とし、正面視で第1背面弾性体540に対して外側から回り込むように設けることが好ましい。また、第2背面弾性体541は、第1背面弾性体540と離間しないように貼り付ける必要がある。
第2背面弾性体541を第1背面弾性体540と離間しないように貼り付けるためには、第2背面弾性体541を、第1背面弾性体540と重ならないように、クランク状(連続し異なる方向に急角度にカーブした形状)にしなければならない。最初の曲げ位置と2回目の曲げ位置が近いと、第2背面弾性体541の反発力により第2背面弾性体541が第1背面弾性体540から離れる方向に変形し、隙間が発生する。本実施形態では、この隙間が生じないようにクランク状の第2背面弾性体541をガイドするリブ550(図14(a))をパネルホルダ530に設ける。リブ550の高さは、第2背面弾性体541の厚みの半分程度が好ましい。リブ550は、第1背面弾性体540の端面から、第2背面弾性体541の幅3A以下の水平距離3B離れた位置に設置する。また、パネルホルダ530において第1背面弾性体540の貼り付け位置が示されるように、パネルホルダ530の金型にケガキ線などを配置してもよい。図14(a)の例によれば、第2背面弾性体541を曲げて配置した際に、第2背面弾性体541の外側がリブ550で押さえられて、第2背面弾性体541の変形が抑制される。そのため、第2背面弾性体541を第1背面弾性体540と離間ないように貼り付けることが可能となる。
図14(b)は、前述したリブ550の代わりに第3背面弾性体551を配置した変形例を示す図である。第3背面弾性体551は、第1背面弾性体540と同じ材質である。第3背面弾性体551の配置場所や高さは、リブ550と同様である。パネルホルダ530において第1背面弾性体540と第3背面弾性体551の貼り付け位置が示されるように、パネルホルダ530の金型にケガキ線などを配置してもよい。図14(b)の例によれば、第2背面弾性体541を曲げて配置した際に、第2背面弾性体541の外側が第3背面弾性体551で押さえられて、第2背面弾性体541の変形が抑制される。そのため、第2背面弾性体541を第1背面弾性体540と離間ないように貼り付けることが可能となる。
図15も、実施形態5に係る液晶表示装置の背面弾性体の配置を示す図である。上下対称であるため、上半分を省略している。図15は、図14(a)のリブ550や図14(b)の第3背面弾性体551の代わりにダボ560を配置した変形例を示す図である。パネルホルダ530に直径が約3mmのダボ560を配置する。ダボ560配置場所や高さはリブ550と同様である。ダボ560として円柱状のダボを使用すれば、ダボ560と第2背面弾性体541との接触部が限定され、組立性が向上される。
図16も、実施形態5に係る液晶表示装置の背面弾性体の配置を示す図である。上下対称であるため、上半分を省略している。図16は、第1背面弾性体の形状が図14(a),14(b),15と異なる変形例を示す図である。図16では、第1背面弾性体と第2背面弾性体の離間を抑制するための、リブ550や第3背面弾性体551、ダボ560のような突起物は、パネルホルダ530に配置されていない。図16では、パネルホルダ530に第1背面弾性体545が貼り付けられている。第1背面弾性体545の端面は、パネルホルダ530の開口部の端面に対して約30度の角度でカットされた面となっている。この角度は45度より小さいことが好ましく、30度より大きくてもよい。第2背面弾性体541を、約30度の角度でカットされた第1背面弾性体545の端面に沿うように貼り付けることで、第2背面弾性体541を第1背面弾性体540と離間ないように貼り付けることができる。
以上、本実施形態によれば、狭額縁化しても、複数の背面弾性体の間に隙間や、液晶パネルと背面弾性体の間の隙間などの発生を抑制することができ、塵埃の侵入やバックライ
トモジュールからの光の漏れなどを抑制することができる。
<実施形態6>
本発明の実施形態6について説明する。なお、他の実施形態と同様の構成についての説明は適宜省略し、他の実施形態と異なる構成について詳しく説明する。
図17は実施形態6に係る液晶表示装置の断面図であり、図18(a),18(b)は実施形態6に係る液晶表示装置の分解断面図であり、いずれも図2におけるA-A断面に相当する。
図17では、図3と同様に、液晶パネル2を背面側から保持するための背面弾性体40が両面テープなどによりパネルホルダ630に配置されている。また、ベゼル3の内周に配置された前面弾性体650と前述した背面弾性体40とにより、液晶パネル2が挟持されている。パネルホルダ630の内周部の一部には凸部637が配置されている。凸部637は実施形態2の凸部238のように、液晶パネル2の位置を制限するために形成されており、液晶パネル2の外周に近接している。
非表示領域2Bが小さい液晶パネル2の場合に、図3のようにベゼルのうち前面弾性体が配置される面にパネルホルダが接触していると、前面弾性体650が、パネルホルダ630の凸部637などに押されて変形する可能性がある。前面弾性体650が、パネルホルダ630の凸部637などに押されて変形すると、液晶パネルに応力が発生し、表示品位が低下する可能性がある。
そこで、本実施形態では、図17に示すように、ベゼル3のうち液晶パネル2に対向する面にパネルホルダ630を接触させず、ベゼル3とパネルホルダ630の間に空間を設け、当該空間に前面弾性体650を配置した。そのようにすることで、前面弾性体650がパネルホルダ630の凸部637などに押されて不必要に変形することを抑制でき、ひいては表示品位の低下を抑制することができる。
前面弾性体650は、図18(a)に示すように、ベゼル3(ベゼル3のうち液晶パネル2に対向する面)に予め接着されていてもよく、前面弾性体650が設けられたベゼル3をバックライトモジュール側へ取り付けてもよい。また、図18(b)に示すように、前面弾性体650を液晶パネル2と凸部637に跨るように配置し、その上からベゼル3を取り付けてもよい。この場合は、前面弾性体650は、液晶パネル2とパネルホルダ630の少なくとも一方の、ベゼル3に対向する面に接着される。
以上、本実施形態によれば、ベゼルとパネルホルダの間に空間を設けることで、狭額縁化しても、前面弾性体の不必要な変形を抑制して、表示品位の低下を抑制することができる。
<実施形態7>
本発明の実施形態7について説明する。なお、他の実施形態と同様の構成についての説明は適宜省略し、他の実施形態と異なる構成について詳しく説明する。
前面弾性体は、パネルホルダと液晶パネルにより圧縮変形するが、狭額縁により、液晶パネルを保持する領域が狭くなるため、液晶パネルの下側に配置する支持部材と前面弾性体が干渉しやすくなる。そのような干渉が生じると、液晶パネルに過度な応力が発生し、表示品位が低下する。本実施形態では、前面弾性体、パネルホルダ、および支持部材を変更して、前述の干渉を抑制する。なお、本実施形態では、液晶パネルの下側に、液晶パネルの端面(下端)を支持する支持部材を配置する例を説明するが、液晶パネルの上側、右
側、および左側にも同様の構成を採用できる。
図19(a)は、実施形態7に係る液晶表示装置の断面図である。図19(a)では、図3と同様に、液晶パネル2を背面側から保持するための背面弾性体40が両面テープなどによりパネルホルダ730aに配置されている。また、ベゼル3の内周に配置された前面弾性体750と前述した背面弾性体40により、液晶パネル2が挟持されている。そして液晶パネル2の下面とパネルホルダ730aとの間に支持部材777aが配置されている。支持部材777aの材料と形状は、外力や温湿度変化に応じて液晶パネル2の反りが発生した場合でも液晶パネル2の応力集中が抑制されるように決定されている。支持部材777aには、摺動性のある材料を用いることが多い。また、支持部材777aは、パネルホルダ730aに両面テープで接着されることが多い。
通常、支持部材は、液晶パネルに垂直な向き(液晶パネルの下面に平行な向き)で、液晶パネルの下面全体に配置される。しかし、そのように配置すると、圧縮変形した前面弾性体と、支持部材との干渉が発生してしまう。そこで、図19(a)では、パネルホルダ730aのうち、液晶パネル2の下面と対向する面に、液晶パネル2の厚み方向の略中心(パネル中心線7c)から前面側の部分として、液晶パネル2の下面から遠ざかる斜面を形成している。パネル中心線7cから前面側では、支持部材777aは前述の斜面に追従し、液晶パネル2から離れるように配置される。これにより、前述の干渉を抑制することができる。パネル中心線7cから背面側では、支持部材777aは液晶パネル2に垂直な向きで配置される。なお、液晶パネル2の下面から支持部材777aの先端部(前面側の端部)までの垂直距離7Aは、液晶パネル2の下面から前面弾性体750の下端(正面視における外端)までの垂直距離7Bよりも長いことが好ましい。つまり、垂直距離7Bは垂直距離7Aよりも短いことが好ましい。
図19(b)は、図19(a)からパネルホルダの形状を変更した変形例を示す。図19(b)では、パネルホルダ730bのうち、液晶パネル2の下面と対向する面に、段差を設けている。段差は、パネル中心線7cの位置に設けている。この段差により、パネルホルダ730bの、液晶パネル2の下面と対向する面のうち、パネル中心線7cから液晶パネル2の前面側の部分は、パネル中心線7cから液晶パネル2の背面側の部分よりも、液晶パネル2の下面から遠くなっている。パネル中心線7cから液晶パネル2の前面側では、支持部材777bは、前述の段差によって形成された空間内に入り込むように曲がり、液晶パネル2から離れる。これにより、圧縮変形した前面弾性体750と、支持部材777bとの干渉を抑制することができる。パネル中心線7cの背面側では、支持部材777aは液晶パネル2に垂直な向きで配置される。なお、支持部材777bが曲がればよく、支持部材777bの厚みは大きくてもよいし、支持部材777bに剛性材料を用いてもよい。パネル中心線7cから液晶パネル2の前方では支持部材777bをパネルホルダ730bに接着させないため、支持部材とパネルホルダの接着面積を低減させることができる。例えば、図19(a)で支持部材777aの下面全体をパネルホルダ730に接着させるとすると、図19(b)では、接着面積を図19(a)の略半分にすることができる。
図20(a)は、実施形態7に係る液晶表示装置の他の変形例を示す断面図である。図20(a)では、図19(a),19(b)とは異なり、前面弾性体が入り込む形状をベゼルに設けることで、前面弾性体と支持部材の干渉を抑制する。図20(a)では、支持部材770は、パネルホルダ735上に貼り付けられており、液晶パネル2に垂直な向き(液晶パネル2の下面に平行な向き)で、液晶パネル2の下面全体に配置されている。前面弾性体750は、ベゼル703aに両面テープなどで貼り付けられている。ベゼル703aのうち、支持部材770と近い部分(液晶パネル2に対向する面)には、溝760(窪み)が設けられており、前面弾性体750は支持部材770と干渉しないように、溝7
60へ入り込むことができる。ベゼル703aには金属や樹脂などの様々な材料を用いることができる。アルミダイキャストや樹脂でベゼル703aを作製(成形)すれば、ベゼル703aのうち、前面弾性体750と接触する部分の厚みを容易に増加させて、溝760を好適に形成することができる。
図20(b)は、図20(a)からベゼルの形状を変更した変形例を示す。ベゼル703bのうち、支持部材770と近い部分に、斜面765が設けられており、前面弾性体750は支持部材770と干渉しないように、斜面765にも貼り付けられている。なお、図20(b)では、図20(a)に対し、前面弾性体とベゼルの接着面積を増加させることができるため、前面弾性体をベゼルから剥離しにくくすることもできる。
以上、本実施形態によれば、前面弾性体や支持部材など周辺部材の形状を変更して、前面弾性体や支持部材が入り込む空間を形成することで、狭額縁化しても、支持部材と前面弾性体の干渉を抑制して、表示品位の低下を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
表示パネルと、
前記表示パネルの周囲を支持する枠状のパネルホルダと
を備え、
前記パネルホルダは、前記表示パネルの周囲を背面側から支持するための、前記枠状の内側に向かって突出した第1突出部を有し、
前記第1突出部の先端部では、前記パネルホルダの他の部分の少なくとも一部よりも、光の反射率が高い
ことを特徴とする表示装置。
(構成2)
前記表示装置の正面視において、前記第1突出部の先端部は、前記表示パネルの表示領域よりも外側に位置する
ことを特徴とする構成1に記載の表示装置。
(構成3)
前記第1突出部の先端部における光の反射率は70%以上である
ことを特徴とする構成1または2に記載の表示装置。
(構成4)
前記第1突出部には、光反射シートが貼り付けられている
ことを特徴とする構成1~3のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成5)
略矩形の表示パネルと、
背面弾性体と、
前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持する枠状のパネルホルダと
を備え、
前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されている状態において、前記背面弾性体の柔軟性は、前記表示パネルの角部に対応する第2部分で、前記角部に対応しない第1部分よりも高い
ことを特徴とする表示装置。
(構成6)
背面弾性体を有し、
前記表示パネルは略矩形であり、
前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されている状態において、前記背面弾性体の柔軟性は、前記表示パネルの角部に対応する第2部分で、前記角部に対応しない第1部分よりも高い
ことを特徴とする構成1~4のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成7)
前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持するための、前記枠状の内側に向かって突出した第1突出部を有し、
前記第1突出部のうち、前記表示パネルに対向する面は、前記第1部分で前記表示パネルの側に突出した第2突出部を有する
ことを特徴とする構成5または6に記載の表示装置。
(構成8)
前記背面弾性体は、前記第1部分に対応する第1背面弾性体と、前記第2部分に対応する第2背面弾性体とを含み、
前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されていない状態において、前記表示パネルの背面に垂直な方向における前記第2背面弾性体の厚さは、当該方向における前記第1背面弾性体の厚さよりも厚く、
前記第2背面弾性体の硬度は、前記第1背面弾性体の硬度よりも低い
ことを特徴とする構成5または6に記載の表示装置。
(構成9)
前記第1背面弾性体と前記第2背面弾性体は前記表示パネルの辺に沿って並んでおり、互いに接触している
ことを特徴とする構成8に記載の表示装置。
(構成10)
前記第1背面弾性体と前記第2背面弾性体との接触箇所に沿って設けられた第3背面弾性体を有する
ことを特徴とする構成9に記載の表示装置。
(構成11)
前記表示パネルの1辺のうち、前記表示パネルの角部に対応しない部分の長さは、当該1辺の長さの50%以上かつ80%以下である
ことを特徴とする構成5~10のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成12)
表示パネルと、
背面弾性体と、
前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持する枠状のパネルホルダと
を備え、
前記背面弾性体のうち、前記表示パネルにの中心側の面は、前記表示パネル側から前記パネルホルダ側に向かうように、前記表示パネルの背面から傾斜して立ち上がっている
ことを特徴とする表示装置。
(構成13)
背面弾性体を有し、
前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
前記背面弾性体のうち、前記表示パネルにの中心側の面は、前記表示パネル側から前記パネルホルダ側に向かうように、前記表示パネルの背面から傾斜して立ち上がっている
ことを特徴とする構成1~11のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成14)
前面弾性体と、
前記前面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を前面側から支持するフレームと
を備え、
前記背面弾性体は、前記前面弾性体に接触している
ことを特徴とする構成12または13に記載の表示装置。
(構成15)
前記背面弾性体のうち、前記表示パネルの中心側の面は、前記表示パネルの背面から15度以上かつ75度以下の角度で傾斜して立ち上がっている
こと特徴とする構成12~14のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成16)
背面弾性体を有し、
前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
前記背面弾性体は、前記表示パネルの中心から遠ざかる方向に変形している
ことを特徴とする構成1~15のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成17)
前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持するための、前記枠状の内側に向かって突出した第1突出部を有し、
前記第1突出部のうち、前記表示パネルに対向する面は、窪みを有し、
前記背面弾性体は、前記窪みの、前記表示パネルの中心に近い側の端部を跨ぐように設けられている
ことを特徴とする構成16に記載の表示装置。
(構成18)
前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されていない状態において、前記表示パネルの背面に垂直な方向における前記背面弾性体の厚さは、前記表示パネルの中心から遠い側で、当該中心に近い側よりも薄い
ことを特徴とする構成16に記載の表示装置。
(構成19)
前記背面弾性体は、前記表示パネルの中心から遠い側の面に切り欠きを有する
ことを特徴とする構成16に記載の表示装置。
(構成20)
前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されていない状態において、前記表示パネルの背面に垂直な方向における前記背面弾性体の厚さは、前記表示パネルの中心から遠ざかる方向において徐々に増して徐々に減少する
ことを特徴とする構成16に記載の表示装置。
(構成21)
背面弾性体を有し、
前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
前記背面弾性体は、第1背面弾性体と、前記表示装置の正面視において前記第1背面弾性体に対して外側から回り込むように設けられた第2背面弾性体とを含み、
前記第1背面弾性体と前記第2背面弾性体とは、互いに離間しないように貼り付けられている
ことを特徴とする構成1~20のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成22)
背面弾性体を有し、
前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
前記背面弾性体は、第1背面弾性体と、前記表示装置の正面視において前記第1背面弾性体に対して外側から回り込むように設けられた第2背面弾性体とを含み、
前記第1背面弾性体と前記第2背面弾性体との離間を抑制するガイドが設けられていることを特徴とする構成1~20のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成23)
前面弾性体と、
前記前面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を前面側から支持するフレームと
を備え、
前記フレームの、前記表示パネルに対向する面は、前記パネルホルダに接触していないことを特徴とする構成1~22のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成24)
前記前面弾性体は、前記フレームの、前記表示パネルに対向する面に接着されている
ことを特徴とする構成23に記載の表示装置。
(構成25)
前記前面弾性体は、前記表示パネルまたは前記パネルホルダの、前記フレームに対向する面に接着されている
ことを特徴とする、構成23に記載の表示装置。
(構成26)
前面弾性体と、
前記前面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を前面側から支持するフレームと、
前記パネルホルダに接着された、前記表示パネルの端面を支持する支持部材と
を備え、
前記フレームまたは前記パネルホルダにより、前記前面弾性体または前記支持部材が入り込む空間が形成されている
ことを特徴とする構成1~25のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成27)
前記パネルホルダのうち、前記表示パネルの端面に対向する面は、前記表示パネルの厚み方向の略中心から前面側の部分として、前記支持部材が入り込む前記空間を形成するように前記表示パネルの端面から遠ざかる傾斜部を有する
ことを特徴とする構成26に記載の表示装置。
(構成28)
前記パネルホルダのうち、前記表示パネルの端面に対向する面は、前記表示パネルの厚み方向の略中心に、前記支持部材が入り込む前記空間を形成するように段差部を有し、
前記パネルホルダの、前記表示パネルの端面に対向する面のうち、前記表示パネルの厚み方向の略中心から前面側の部分は、前記表示パネルの厚み方向の略中心から背面側の部分よりも、前記表示パネルの端面から遠い
ことを特徴とする構成26に記載の表示装置。
(構成29)
前記表示装置の正面視において、前記表示パネルの端面から前記前面弾性体の外端までの長さは、前記表示パネルの端面から前記空間に入り込んだ前記支持部材の先端部までの長さよりも短い
ことを特徴とする構成26~28のいずれか1項に記載の表示装置。
(構成30)
前記フレームのうち、前記表示パネルに対向する面は、前記前面弾性体が入り込む前記空間を形成するように窪みを有する
ことを特徴とする構成26に記載の表示装置。
1:液晶表示装置 2:液晶パネル 3:ベゼル
30,30c,30d,30e,30f:パネルホルダ
40:背面弾性体 50:前面弾性体
110,110a,110b,110c:反射シート
230:パネルホルダ 240,241:背面弾性体
第1背面弾性体240a,242a,240b,242b
第2背面弾性体241a,243a,241b,243b
330:パネルホルダ 340:背面弾性体 350:前面弾性体

Claims (30)

  1. 表示パネルと、
    前記表示パネルの周囲を支持する枠状のパネルホルダと
    を備え、
    前記パネルホルダは、前記表示パネルの周囲を背面側から支持するための、前記枠状の内側に向かって突出した第1突出部を有し、
    前記第1突出部の先端部では、前記パネルホルダの他の部分の少なくとも一部よりも、光の反射率が高い
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示装置の正面視において、前記第1突出部の先端部は、前記表示パネルの表示領域よりも外側に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1突出部の先端部における光の反射率は70%以上である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記第1突出部には、光反射シートが貼り付けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  5. 略矩形の表示パネルと、
    背面弾性体と、
    前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持する枠状のパネルホルダと
    を備え、
    前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されている状態において、前記背面弾性体の柔軟性は、前記表示パネルの角部に対応する第2部分で、前記角部に対応しない第1部分よりも高い
    ことを特徴とする表示装置。
  6. 背面弾性体を有し、
    前記表示パネルは略矩形であり、
    前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
    前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されている状態において、前記背面弾性体の柔軟性は、前記表示パネルの角部に対応する第2部分で、前記角部に対応しない第1部分よりも高い
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  7. 前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持するための、前記枠状の内側に向かって突出した第1突出部を有し、
    前記第1突出部のうち、前記表示パネルに対向する面は、前記第1部分で前記表示パネルの側に突出した第2突出部を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記背面弾性体は、前記第1部分に対応する第1背面弾性体と、前記第2部分に対応する第2背面弾性体とを含み、
    前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されていない状態において、前記表示パネルの背面に垂直な方向における前記第2背面弾性体の厚さは、当該方向における前記
    第1背面弾性体の厚さよりも厚く、
    前記第2背面弾性体の硬度は、前記第1背面弾性体の硬度よりも低い
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  9. 前記第1背面弾性体と前記第2背面弾性体は前記表示パネルの辺に沿って並んでおり、互いに接触している
    ことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記第1背面弾性体と前記第2背面弾性体との接触箇所に沿って設けられた第3背面弾性体を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記表示パネルの1辺のうち、前記表示パネルの角部に対応しない部分の長さは、当該1辺の長さの50%以上かつ80%以下である
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  12. 表示パネルと、
    背面弾性体と、
    前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持する枠状のパネルホルダと
    を備え、
    前記背面弾性体のうち、前記表示パネルにの中心側の面は、前記表示パネル側から前記パネルホルダ側に向かうように、前記表示パネルの背面から傾斜して立ち上がっている
    ことを特徴とする表示装置。
  13. 背面弾性体を有し、
    前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
    前記背面弾性体のうち、前記表示パネルにの中心側の面は、前記表示パネル側から前記パネルホルダ側に向かうように、前記表示パネルの背面から傾斜して立ち上がっている
    ことを特徴とする請求項1または2いずれか1項に記載の表示装置。
  14. 前面弾性体と、
    前記前面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を前面側から支持するフレームと
    を備え、
    前記背面弾性体は、前記前面弾性体に接触している
    ことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  15. 前記背面弾性体のうち、前記表示パネルの中心側の面は、前記表示パネルの背面から15度以上かつ75度以下の角度で傾斜して立ち上がっている
    こと特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  16. 背面弾性体を有し、
    前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
    前記背面弾性体は、前記表示パネルの中心から遠ざかる方向に変形している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  17. 前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持するための、前記枠状の内側に向かって突出した第1突出部を有し、
    前記第1突出部のうち、前記表示パネルに対向する面は、窪みを有し、
    前記背面弾性体は、前記窪みの、前記表示パネルの中心に近い側の端部を跨ぐように設けられている
    ことを特徴とする請求項16に記載の表示装置。
  18. 前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されていない状態において、前記表示パネルの背面に垂直な方向における前記背面弾性体の厚さは、前記表示パネルの中心から遠い側で、当該中心に近い側よりも薄い
    ことを特徴とする請求項16に記載の表示装置。
  19. 前記背面弾性体は、前記表示パネルの中心から遠い側の面に切り欠きを有する
    ことを特徴とする請求項16に記載の表示装置。
  20. 前記表示パネルが前記パネルホルダによって支持されていない状態において、前記表示パネルの背面に垂直な方向における前記背面弾性体の厚さは、前記表示パネルの中心から遠ざかる方向において徐々に増して徐々に減少する
    ことを特徴とする請求項16に記載の表示装置。
  21. 背面弾性体を有し、
    前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
    前記背面弾性体は、第1背面弾性体と、前記表示装置の正面視において前記第1背面弾性体に対して外側から回り込むように設けられた第2背面弾性体とを含み、
    前記第1背面弾性体と前記第2背面弾性体とは、互いに離間しないように貼り付けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  22. 背面弾性体を有し、
    前記パネルホルダは、前記背面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を背面側から支持し、
    前記背面弾性体は、第1背面弾性体と、前記表示装置の正面視において前記第1背面弾性体に対して外側から回り込むように設けられた第2背面弾性体とを含み、
    前記第1背面弾性体と前記第2背面弾性体との離間を抑制するガイドが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  23. 前面弾性体と、
    前記前面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を前面側から支持するフレームと
    を備え、
    前記フレームの、前記表示パネルに対向する面は、前記パネルホルダに接触していないことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  24. 前記前面弾性体は、前記フレームの、前記表示パネルに対向する面に接着されている
    ことを特徴とする請求項23に記載の表示装置。
  25. 前記前面弾性体は、前記表示パネルまたは前記パネルホルダの、前記フレームに対向する面に接着されている
    ことを特徴とする、請求項23に記載の表示装置。
  26. 前面弾性体と、
    前記前面弾性体を介して前記表示パネルの周囲を前面側から支持するフレームと、
    前記パネルホルダに接着された、前記表示パネルの端面を支持する支持部材と
    を備え、
    前記フレームまたは前記パネルホルダにより、前記前面弾性体または前記支持部材が入り込む空間が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  27. 前記パネルホルダのうち、前記表示パネルの端面に対向する面は、前記表示パネルの厚み方向の略中心から前面側の部分として、前記支持部材が入り込む前記空間を形成するように前記表示パネルの端面から遠ざかる傾斜部を有する
    ことを特徴とする請求項26に記載の表示装置。
  28. 前記パネルホルダのうち、前記表示パネルの端面に対向する面は、前記表示パネルの厚み方向の略中心に、前記支持部材が入り込む前記空間を形成するように段差部を有し、
    前記パネルホルダの、前記表示パネルの端面に対向する面のうち、前記表示パネルの厚み方向の略中心から前面側の部分は、前記表示パネルの厚み方向の略中心から背面側の部分よりも、前記表示パネルの端面から遠い
    ことを特徴とする請求項26に記載の表示装置。
  29. 前記表示装置の正面視において、前記表示パネルの端面から前記前面弾性体の外端までの長さは、前記表示パネルの端面から前記空間に入り込んだ前記支持部材の先端部までの長さよりも短い
    ことを特徴とする請求項26のいずれか1項に記載の表示装置。
  30. 前記フレームのうち、前記表示パネルに対向する面は、前記前面弾性体が入り込む前記空間を形成するように窪みを有する
    ことを特徴とする請求項26に記載の表示装置。
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