JP2023154971A - 制御装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構図が維持された映像を取得する。【解決手段】パン・チルト・ズーム(PTZ)制御が可能に構成されたカメラを制御する制御装置は、カメラにより撮影された撮影映像を取得する取得手段と、撮影映像に含まれる被写体を検出し追尾するようにカメラをPTZ制御する追尾手段と、カメラに対してPTZ制御の指示を送信してからカメラから指示が反映された映像が入力されるまでの遅延時間を決定する決定手段と、遅延時間に基づいてカメラの撮影画角を設定する画角設定手段と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、カメラを用いた映像取得技術に関するものである。
昨今、講義映像やスポーツなどの撮影において、コスト削減を目的とした自動撮影による映像収録が注目されている。自動撮影では、例えば、注目する対象被写体を検知し、検知した被写体が常に撮影画角内に収まるようにパン・チルト・ズーム(PTZ)カメラを制御する(メカPTZとも呼ばれる)。また、被写体を追尾撮影する場合において、常に被写体を撮影画角内の特定の位置に捉える構図にて撮影することが求められる場合もある。例えば、最終的な配信映像にテロップを入れる場合などでは、テロップの領域を確保するために被写体を端に寄せて撮影することがある。
ただし、PTZカメラにより被写体の追尾撮影を行う場合、被写体が動いてからPTZカメラを駆動して被写体の追尾を開始するまでの間に時間差分(遅延)がある。この時間差分により、追尾を行っている間、撮影映像における構図が所望の構図から外れてしまう場合がある。
撮影映像における構図を維持するために撮影映像から映像を切り出す手法(デジタルPTZとも呼ばれる)が考えられる。例えば、特許文献1に開示される、カメラの揺れ量に基づき撮影映像から一部領域の映像を切り出す方法を用いることが出来る。
特開2015-29250号公報
しかしながら、撮像映像から一部領域の映像を切り出す場合、画質(解像度)が低下することになる。特に、撮影映像における被写体のぶれ量が大きい場合、所望の構図となる映像を切り出すと画質が大きく劣化する場合がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、構図が維持された映像を取得する技術を提供することを目的としている。
上述の問題点を解決するため、本発明に係る制御装置は以下の構成を備える。すなわち、パン・チルト・ズーム(PTZ)制御が可能に構成されたカメラを制御する制御装置は、
前記カメラにより撮影された撮影映像を取得する取得手段と、
前記撮影映像に含まれる被写体を検出し追尾するように前記カメラをPTZ制御する追尾手段と、
前記カメラに対してPTZ制御の指示を送信してから前記カメラから前記指示が反映された映像が入力されるまでの遅延時間を決定する決定手段と、
前記遅延時間に基づいて前記カメラの撮影画角を設定する画角設定手段と、
を有する。
本発明によれば、構図が維持された映像を取得する技術を提供することができる。
撮影制御装置のハードウェア構成を示す図である。 撮影制御装置の機能構成を示す図である。 撮影制御の概要を説明する図である。 第1実施形態における撮影制御動作を示すフローチャートである。 制御指示発行からPTZ動作開始までの時間差分を説明する図である。 構図の指定方法を説明する図である。 切り出し映像の解像度を変更する解像度変換を説明する図である。 第1実施形態における撮影範囲の決定処理を説明する図である。 第2実施形態における撮影制御動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における撮影範囲の決定処理を説明する図である。 第3実施形態における撮影制御動作を示すフローチャートである。 ブラー処理を行う理由および効果を説明する図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1実施形態)
本発明に係る制御装置の第1実施形態として、パン・チルト・ズーム(PTZ)カメラを利用して自動撮影(追尾撮影)を行う撮影制御装置を例に挙げて以下に説明する。特に、撮影制御装置がPTZカメラにネットワークを介して制御信号を送信し遠隔制御する形態について説明する。
<装置構成>
図1は、撮影制御装置100及び周辺装置のハードウェア構成を示す図である。撮影制御装置100はネットワーク130を介してカメラ110およびコントローラ120と相互に通信可能に接続されデータのやり取りが実施される。
撮影制御装置100は、CPU101、RAM102、ROM103、映像入力インタフェース104、映像出力インタフェース105、ネットワークインタフェース106を有する。
CPU101は、ROM103に記憶された制御プログラムを用いて、演算処理や各種プログラムを実行することで、撮影制御装置100の各機能を実現する。なお、CPU101とは異なる1つまたは複数の専用のハードウェアにより、CPU101による処理の少なくとも一部を実現するよう構成してもよい。専用のハードウェアの例としては、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、およびDSP(デジタルシグナルプロセッサ)などがある。
RAM102は、CPU101の主メモリとして、ワークエリア等の一時記憶領域等で用いられる。ROM103は、ブートプログラム、制御プログラム、撮影制御装置100の各部に設定するパラメータ等を記憶する記憶領域を有する。
映像入力インタフェース104は、映像信号を受信するためのインタフェースである。具体例としては、HDMI(High Definition Multimedia Interface)やSDI(Serial Digital Interface)等の規格に準拠したインタフェースである。映像出力インタフェース105は、映像信号を外部へ出力するためのインタフェースであり、映像入力インタフェース104と同様の規格に準拠したインタフェースが例としてあげられる。
ネットワークインタフェース106は、ネットワークを介して周辺装置との通信を行うインタフェースである。ネットワークは例えばLAN(Local Area Network)等の有線ネットワークと接続する。撮影制御装置100は、ネットワークインタフェース106を介して、ネットワークに接続された周辺装置との間で各種情報の送受信を行う。
撮影制御装置100を構成する各機能ブロックは内部バス107で接続され、機能ブロック間でデータの送受信が実施される。
カメラ110は、撮影制御装置100が自動撮影を行うために制御する対象の撮像装置である。カメラ110は、パン・チルト・ズームを操作可能な機構を備え、撮影制御装置100の操作指示に基づきPTZを制御する(メカPTZ)ことで自動撮影を行う。PTZ制御の指示は、ネットワーク130を介し、撮影制御装置100からカメラ110へ送信される。
コントローラ120は、ユーザがカメラ110をマニュアルで操作するためのデバイスである。コントローラ120を操作することにより、ユーザは、カメラ110のPTZ操作などを実行することが出来る。また、本実施形態において、コントローラ120は、ユーザが構図を決定するためにも利用される。ユーザによる操作結果は、カメラ110に対する制御信号としてネットワークを経由して送信される。本実施形態ではコントローラ120は、撮影制御装置100を介してカメラ110と接続されているとし、コントローラ120から送信される制御信号は、撮影制御装置100を経由してカメラ110へ送信される。
なお、カメラ110と撮影制御装置100を一体構成としてもよいが、別体の構成とすることにより、機械学習によって得られるより高度なAI処理を利用することが出来、自動撮影を効果的に実施することが可能となる。例えば、検知された被写体の追尾といった簡素な自動撮影に留まらず、望ましい撮影画角の撮影を実現する自動撮影も期待される。なお、上述の説明では、映像信号は映像入力インタフェース104を介して入力すると説明したが、ネットワークインタフェース106を介して入力するよう構成してもよい。
図2は、撮影制御装置100の機能構成を示す図である。図2の各機能ブロックは、基本的に図1のCPU101が制御プログラムを実行することにより実現される。
映像入力部201は、カメラ110からの映像信号を撮影制御装置100内に取り込む処理を行う。映像入力部201にて実施される機能は、図1の映像入力インタフェース104を利用して実施される。
画像解析部202は、映像入力部201より取り込んだカメラ110の映像を解析する処理を行う。画像解析部202にて実施される解析処理は、撮影対象の被写体の種類や画面内の位置座標の特定などである。
カメラ情報取得部203は、カメラ110の各種情報を、カメラ110またはコントローラ120からネットワークを介して取得する処理を行う。ここでカメラ110の各種情報とは、PTZ制御に関わる性能や映像出力までの時間情報、画質設定情報などである。
通信部204は、カメラ110に対して制御信号を送受信するための処理を行う。また、カメラ110に対して制御情報が伝達されるまでの通信経路に要する時間差分の情報取得も行う。
撮影範囲決定部205は、カメラ情報取得部203や通信部204で得られた情報を基に、カメラ110にて撮影する撮影範囲(撮影画角)を決定する。撮影範囲決定部205で実施される処理については後述する。撮影範囲決定部205で決定された情報は、撮影制御部206へ転送され、カメラ110への画角設定制御が決定情報に基づき実行される。
撮影制御部206は、カメラ110を制御するPTZ制御信号を生成し、通信部204へ送出する。撮影制御部206では、画像解析部202にて得られた被写体の位置情報を利用した追尾撮影制御が実施される。追尾撮影制御においては、構図設定部207に基づいた撮影を行うための、撮影範囲の制御も合わせて実行される。
構図設定部207は、撮影制御装置100にて行う自動撮影の構図を設定する処理を行う。構図情報は、コントローラ120を用いてユーザにより設定される。本実施形態でいう構図とは、撮影範囲(撮影画角)内において被写体をどの位置にどのような大きさで配置するかを示すものとする。例えば、「被写体を撮影範囲内の右寄りにかつ全体が映るように撮影する」などである。コントローラ120によって被写体を撮影範囲内のどの位置に据えるかを操作し、操作された後に決定された被写体の位置・大きさの情報を構図情報として、構図設定部207で保存する。
切り出し範囲決定部208は、撮影された映像から切り出す映像の範囲を決定する。切り出し範囲決定部208で実施される処理については後述する。
映像切り出し部209は、カメラ110にて撮影された映像から切り出し処理を行う(デジタルPTZ)。具体的には、映像切り出し部209では、映像入力部201より取得した映像から、切り出し範囲決定部208にて決定された範囲の切り出し処理を行う。
映像生成処理部210は、撮影制御装置100から出力する映像の生成を行う。ここでは、映像切り出し部209で切り出しされた映像の解像度変換が各種画像処理、映像の符号化処理、映像出力フォーマットへの変換処理などが実行される。
映像出力部211は、映像生成処理部210にて生成された映像を出力する処理を行う。映像出力部211で実施される処理は、図1の映像出力インタフェース105にて実行される。
<装置の概要>
撮像映像から一部領域の映像を切り出す場合、画質(解像度)が低下することになる。そこで、第1実施形態では、カメラ110に対するPTZ制御指示から実際に駆動するまでの時間差分に基づいて撮影範囲を決定し、決定した撮影範囲の撮影映像から、設定された構図(所与の構図)の映像を切り出す。これにより、より高い解像度の状態での映像の切り出しを可能とする。以下では、この動作について詳細に説明する。
図3は、撮影制御装置100にて実施される撮影制御の概要を説明する図である。横軸は時間の進みを示し、被写体の動き(上段)、固定撮影画角の追尾撮影による撮影範囲(中段)、第1実施形態における追尾撮影の撮影範囲および切り出し範囲(下段)の様子を例示的に示している。図3では、被写体は人であるとし、時間の経過に伴い、被写体が左に動く状況を想定する。
上述のように上段の図は被写体である人の時間変化を示している。動きを分かりやすくするために、図では、パン座標(0~9)およびチルト座標(A~G)が併せて示されている。時刻T+0において静止していた被写体が、時刻T+1において左に移動している。時刻T+2および時刻T+3において被写体は移動した地点に留まっている。
中段の図は、所与の構図となる固定撮影画角の追尾撮影による撮影範囲の時間変化を示している。撮影範囲とは、カメラ110のPTZ制御によって規定される範囲である。
時刻T+0において被写体を撮影する範囲が枠303で示す範囲である。ここでは、所与の構図として、被写体が撮影範囲の右寄りとなる構図、具体的には画面右端からスケール304で示す距離Lだけ離れた位置に被写体を据える構図とする。時刻T+1において被写体が動いていることを検出するが、すぐに撮影範囲を動かすことができないため、時刻T+1における撮影範囲は枠305で示されるように時刻T+0と同じ位置である。ただし、被写体は動いているため、画面右端からスケール306で示す距離M(M>L)離れた位置に被写体は存在する。すなわち、所与の構図(画面右端から距離L離れた位置に被写体が存在)が維持されていない結果となっている。
下段の図は、第1実施形態における追尾撮影の撮影範囲および切り出し範囲の時間変化を示している。中段の撮影範囲に比較して撮影範囲を広げて撮影(ズーム設定をワイド側に変更)しておき、所与の構図となるように切り出す処理を行う。
時刻T+0において、枠307で示される撮影範囲で被写体を撮影する。このときの、切り出し範囲は枠308で示されている。すなわち、所与の構図(画面右端から距離L離れた位置に被写体が存在)となるように枠308が決定されている。時刻T+1において、被写体が動いていることを検出するが、すぐに撮影範囲を動かすことができないため、時刻T+1における撮影範囲は枠310で示されるように時刻T+0と同じ位置である。しかしながら、切り出し範囲は枠311で示されるように移動している。そのため、切り出された映像においては、所与の構図が維持される結果となっている。このように、撮影範囲と切り出し範囲を変更することで、構図を維持した撮影を継続する。なお、図3ではパン方向の動きについて説明を行ったが、チルト方向であっても同様である。
<装置の動作>
図4は、第1実施形態における撮影制御動作を示すフローチャートである。
ステップS401では、撮影制御装置100は、制御対象であるカメラ110から、カメラの特性情報を取得する。S401の処理は、カメラ情報取得部203にて実施される。特性情報は、制御指示を受信してからPTZ駆動を開始するのに要する時間の情報を含む。
ステップS402では、撮影制御装置100は、撮影制御装置100からの制御指示がカメラ110へ到達するまでの時間を取得する。S402の処理は、通信部204にて実施される。制御指示の到達までの時間の取得についてはいくつか方法が考えられる。例えば、撮影制御装置100からカメラ110へなんらかの要求を送信し、当該要求に対する応答を受信までの時間を通信部204にて測定することで求めることが出来る。
ステップS403では、撮影制御装置100は、制御対象であるカメラ110からカメラの映像が出力され撮影制御装置100へ到達するまでの時間の情報を取得する。映像が出力され、撮影制御装置100へ到達するまでの時間は、映像のフォーマットや伝送形態において様々であり、映像フレームのバッファリング時間もカメラによって異なる。そのため、撮像してから映像出力までに要する時間の情報をカメラの特性として併せて取得する。S403の処理は、カメラ情報取得部203にて実施される。
図5は、制御指示発行からPTZ動作開始までの時間差分を説明する図である。具体的には、撮影制御装置100からカメラ110へPTZ制御指示を発行し、当該指示に基づき撮影範囲が変更された映像を受信するまでのシーケンス図(図の上から下に向かって時間が経過する)である。図5を参照して、S401~S403で取得する情報についてさらに説明する。
装置501が撮影制御装置100であり、装置502がカメラ110である。装置501と装置502は伝送経路503を介して制御や映像を伝送する。ここでは、制御の伝送経路はネットワーク130を介した経路であり、映像の伝送経路は映像入力インタフェース104(例えばHDMI)を介した経路である。撮影制御装置100がカメラ110のPTZ制御を行うまでには、大きく以下の手順で実施される。まず、撮影制御装置100は、映像を受信して解析し、PTZ制御を決定する。そして、撮影制御装置100は、決定したPTZ制御信号をカメラ110へ発行(送信)する。カメラ110は、制御信号を受信した後に実際にPTZを駆動し、映像を出力する。
S401で取得する情報は、矩形511で示すPTZ駆動に要する時間であり、S402で取得する情報は、矩形512で示す伝送に要する時間である。また、S403で取得する情報は、矩形514で示す伝送に要する時間、および、矩形513で示す映像出力に要する時間である。矢印515が、撮影制御装置100からカメラ110へPTZ制御指示を発行し、当該指示が反映された(撮影範囲が変更された)映像を受信するまでに要する時間差分(遅延時間)となる。矢印515には、撮影制御装置100内での各種所要時間が含まれる。
ステップS404では、撮影制御装置100は、S401~S403で取得した情報に基づき、カメラ110の撮影範囲を決定する。S404にて実施される処理は、撮影範囲決定部205にて実施される。S404にて実施される撮影範囲の決定処理の詳細については後述する。
ステップS405では、撮影制御装置100は、S404にて決定した撮影範囲をカメラ110に設定する。S405の処理は、撮影制御部206にて実施される。ステップS406~S414のループ処理は、撮影された映像のフレーム毎に処理が実施される。
ステップS407では、映像入力部201は、映像フレームを受信する。S407にて映像フレームを取得した後、ステップS408では、画像解析部202は、取得した映像フレームの解析を行う。ここでの解析は被写体の抽出を行い、被写体の画面内の位置を取得する。抽出の方法は様々なものが考えられるが、例えば、機械学習により得られたネットワークモデルを利用した推論による被写体の抽出などが想定される。解析情報は、撮影制御部205に転送され、被写体の追尾制御などに用いられる。
ステップS409では、撮影制御部205は、S408で求めた解析結果を基に、追尾制御を行うためのPTZ制御値を決定する。その後、決定したPTZ制御値を含むPTZ制御指示をカメラ110に送信する。
ステップS410では、切り出し範囲決定部208は、指定の構図を得られるように切り出し範囲を決定し、映像のフレームから切り出す処理を行う。切り出し処理は、映像切り出し部209で行われる。
第1実施形態では、構図については予めユーザによって設定されているとし、図2の構図設定部207に、設定された構図の情報が格納されているとする。ここでユーザによる構図の設定方法について、図6を参照して説明する。
図6は、構図の指定方法を説明する図である。図6(a)は、ユーザが構図を設定する際のデバイスの接続関係を示す図である。構図の設定はユーザがカメラの映像を確認しながらPTZを制御して実施する。また、図6(b)は、構図の例を示す図である。
ユーザは、映像表示モニタ603(コントローラ120)に表示されるカメラ映像を確認しながら、図6(b)に示されるような構図を設定する。設定された構図は、装置601(撮影制御装置100)にて記録される。
ステップS411では、映像生成処理部210は、S410で切り出した映像に対し解像度変換処理を加える。すなわち、切り出し映像は撮影映像より解像度が低くなるため、本来出力すべき解像度への変換処理を実施する。解像度変換処理について、図7を参照して説明する。
図7は、切り出し映像の解像度を変更する解像度変換を説明する図である。図7(a)は、切り出しをせず撮影映像をそのまま配信する場合の図であり、図7(b)は、撮影映像から一部領域の切り出しを行って配信する場合の図である。ここでは、撮影映像の横方向の解像度は4096画素であることを想定する。
図7(b)に示すように、横方向の解像度が3072画素の切り出し範囲で切り出し処理を行う場合、切り出しを行った後に、横方向の解像度が4096画素となるような解像度変換を行う。なお、縦方向についても同じ比率で解像度変換を行う。
ステップS412では、映像生成処理部210は、S411にて解像度変換処理が実施された映像に対し符号化処理などを行い、映像出力部211は、所定の映像フォーマットで映像出力を行う。
ステップS413では、撮影制御装置100は、自動撮影が終了したか否かを判定する。継続する場合はS407に戻り後続のフレームについて処理を実行する。
図8は、第1実施形態における撮影範囲の決定処理(S404)を説明する図である。図8(a)は、図3の中段で説明した固定撮影画角の追尾撮影による撮影範囲を示している。図8(b)および図8(c)は、図3の下段で説明した第1実施形態における追尾撮影の撮影範囲および切り出し範囲を示している。ただし、図8(b)は時間差分(遅延時間)が相対的に小さい場合の例を示しており、図8(c)は時間差分が相対的に大きい場合の例である。時間差分が小さい場合はPTZ制御が比較的すぐに追従可能であるため、撮影範囲と切り出し範囲との差分である余剰分(幅802)を小さく設定する。一方、時間差分が大きい場合は、幅804で示すように余剰分を大きく設定する。時間差分に対する余剰分を予め設定しておき、撮影制御装置100は、取得した時間差分に対応する余剰分となるように撮影範囲を制御するものとする。なお、余剰分の設定(すなわち撮影画角の制御)を、機械学習によって決定するよう構成してもよい。
以上説明したとおり第1実施形態によれば、撮影制御装置100からカメラ110へPTZ制御指示を発行し、当該指示に基づき撮影範囲が変更された映像を受信するまでに要する時間差分(遅延時間)に応じて撮影範囲(ズーム設定)を制御する。これにより、構図が維持された映像をより高い解像度で取得することが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、制御に要する時間差分に加え、被写体の速度に基づき撮影範囲(撮影画角)を決定する形態について説明する。なお、装置構成については第1実施形態(図1および図2)と同様であるため説明を省略する。
<装置の動作>
図9は、第2実施形態における撮影制御動作を示すフローチャートである。
ステップS901では、撮影制御装置100は、制御対象であるカメラ110から、カメラの特性情報を取得する。S901の処理は、第1実施形態のS401と同様である。
ステップS902では、撮影制御装置100は、撮影制御装置100からの制御指示がカメラ110へ到達するまでの時間を取得する。S902の処理は、第1実施形態のS402と同様である。
ステップS903では、撮影制御装置100は、制御対象であるカメラ110からカメラの映像が出力され撮影制御装置100へ到達するまでの時間を取得する。S903の処理は、第1実施形態のS403と同様である。
ステップS904では、撮影制御装置100は、S901~S903で取得した情報に基づき、カメラ110の撮影範囲を決定する。ここでの撮影範囲は被写体の速度を考慮しない撮影範囲であり、基本的な設定として利用される。すなわち、S904にて実施される処理は、第1実施形態のS404と同様である。
ステップS905では、撮影制御装置100は、S904にて決定した撮影範囲をカメラ110に設定する。S905の処理は、第1実施形態のS405と同様である。ステップS906~S918のループ処理は、撮影された映像のフレーム毎に処理が実施される。
ステップS907では、映像入力部201は、映像フレームを受信する。S907の処理は、第1実施形態のS407と同様である。S907にて映像フレームを取得した後、ステップS908では、画像解析部202は、取得した映像フレームの解析を行う。S908で実施される処理は、第1実施形態のS408と同様である。
ステップS909では、画像解析部202は、映像に含まれる被写体が新規の追尾対象(初めて追尾、または、被写体が変更)であるか否かを判定する。新規の追尾対象と判定された場合、S910に進み、被写体の速度に基づいた撮影範囲の決定を行う。既存の追尾対象である場合は、S913に進む。
ステップS910では、画像解析部202は、追尾対象の被写体の速度を求める。ここで被写体の速度は、被写体の種別毎に予め設定された速度を利用する。例えば、S908の解析結果に基づき、追尾対象の被写体が人であると判定された場合は、一般的な人の速度を事前に保存されたデータベースから取得する。なお、追尾対象の被写体の速度の求め方はこれに限らない。例えば、隣接するフレーム間の被写体位置の変化量から、実際の速度を求めてもよい。
ステップS911では、撮影範囲決定部205は、S910で求めた被写体の速度を利用してS904で決定した撮影範囲の大きさを補正する。そして、ステップS912では、撮影範囲決定部205は、補正した撮影範囲をカメラに適用する。なお、S911にて実施される撮影範囲の決定については後述する。
ステップS913では、撮影制御部205は、S908で求めた解析結果を基に、追尾制御を行うためのPTZ制御値を決定する。その後、決定したPTZ制御値を含むPTZ制御指示をカメラ110に送信する。S913で実施される処理は、第1実施形態のS409と同様である。
ステップS914では、切り出し範囲決定部208は、指定の構図を得られるように切り出し範囲を決定し、映像のフレームから切り出す処理を行う。切り出し処理は、映像切り出し部209で行われる。S914で実施される処理は、第1実施形態のS410と同様である。
ステップS915では、映像生成処理部210は、S914で切り出した映像に対し解像度変換処理を加える。S915で実施される処理は、第1実施形態のS411と同様である。
ステップS916では、映像生成処理部210は、S915にて解像度変換処理が実施された映像に対し符号化処理などを行い、映像出力部211は、所定の映像フォーマットで映像出力を行う。S916で実施される処理は、第1実施形態のS412と同様である。
ステップS917では、撮影制御装置100は、自動撮影が終了したか否かを判定する。継続する場合はS907に戻り後続のフレームについて処理を実行する。
図10は、第2実施形態における撮影範囲の決定処理(S911)を説明する図である。図10(a)は、図3の中段で説明した固定撮影画角の追尾撮影による撮影範囲を示している。図10(b)は、第2実施形態における追尾撮影の撮影範囲および切り出し範囲を示している。上述したように、第2実施形態では、被写体の速度も考慮して撮影範囲を決定する。
従来のカメラの撮影範囲(構図と一致する撮影範囲)を幅Wとする。被写体が左へ移動した場合、PTZが実際に動き出すまでの期間は被写体のみ動く状態となる。この期間に動く被写体の距離1002が移動量Lである。移動量Lは、被写体の移動速度とPTZが実際に動き出すまでの時間の乗算で求められる。
第2実施形態では、被写体が撮影範囲(画角)内を移動量Lだけ移動した場合であっても、切り出しにて同じ構図で映像の取得が可能となるよう、撮影範囲の拡大倍率(ズーム設定)を決定する。幅1003で示す余剰量をMとすると、撮影範囲の拡大倍率は、以下の式で求めることが可能である。
撮影範囲の拡大倍率=幅W/(幅W+移動量L×2)
そのため、算出された拡大倍率となるように、ワイド側にズーム設定を変更して撮影範囲を設定する。このように設定された撮影範囲を利用することにより、切り出し範囲内での被写体の相対的な位置を一定に保つことが可能な切り出し範囲を設定可能となる。図10で、距離1004、距離1005、距離1006で示す、切り出し範囲右端からの被写体の距離はすべてNで同一である。なお、図10で説明した撮影範囲の決定方法は一例でありこれに限らない。
以上説明したとおり第2実施形態によれば、第1実施形態で説明した時間差分(遅延時間)に加えて、被写体の移動速度をさらに考慮して撮影範囲を制御する。これにより、構図が維持された映像をより高い解像度でより効率的に取得することが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第2実施形態と同様に、制御に要する時間差分に加え被写体の速度に基づき撮影範囲を決定する。ただし、切り出しにより得られる映像の見え(アピアランス)が撮影映像における見えと略一致するように画像処理する点が異なる。なお、装置構成については第1実施形態(図1および図2)と同様であるため説明を省略する。
<装置の動作>
図11は、第3実施形態における撮影制御動作を示すフローチャートである。なお、ステップS1101~S1115は第2実施形態のS901~S915と同様であるため説明は省略する。
ステップS1116では、カメラ情報取得部203は、カメラ110からカメラの画質に関する設定を取得する。本実施形態ではカメラに設定されているシャッタースピードの情報を取得する。
ステップS1117では、カメラ情報取得部203は、S1116で取得したカメラ110のシャッタースピードが所定の閾値より遅いか否かを判定する。閾値より遅い場合はS1118に進み、閾値より速い場合はS1119に進む。
ステップS1118では、映像生成処理部210は、解像度変換後の映像に対してブラー(ぼかし)処理を適用する。この理由については図12を参照して後述する。
ステップS1119では、映像生成処理部210は、(S1117(No)から進んできた場合)S1115にて解像度変換処理が実施された映像に対し符号化処理などを行う。一方、(S1118から進んできた場合)S1118にてブラー処理が実施された映像に対し符号化処理などを行う。そして、映像出力部211は、所定の映像フォーマットで映像出力を行う。
ステップS1120では、撮影制御装置100は、自動撮影が終了したか否かを判定する。継続する場合はS1107に戻り後続のフレームについて処理を実行する。
図12は、ブラー処理(S1118)を行う理由および効果を説明する図である。図の上から順に、被写体の動き、撮影範囲と切り出し範囲の動き、被写体の移動速度、カメラのパン速度、それぞれの時間変化を例示的に示している。
図12の最上段に示されるように、静止していた被写体が時刻T+1から左に移動を開始する例を示している。図12の上から2段目に示されるように、時刻T+1では、切り出し範囲の移動により構図を維持する。そして、時刻T+2以降はカメラのパン方向(ここでは左方向)への撮影範囲の移動が開始され、撮影範囲に対する切り出し範囲の相対的な位置は固定されている。
すなわち、図12の上から3段目(被写体の移動速度)及び4段目(カメラのパン速度)において、領域1201は、被写体は動いているがカメラのパン方向の移動は行われていない期間である。上述したように、この期間では切り出し範囲を移動することにより構図を維持する。すなわち、デジタルPTZのみが行われている期間である。
一方、領域1202は、被写体は動いておりかつカメラがパン方向に移動している期間である。上述したように、この期間では切り出し範囲は撮影範囲内で固定されている。すなわち、メカPTZのみが行われている期間である。
撮影に用いているシャッタースピードが遅い場合には、構図が同じであっても、デジタルPTZにより得られる映像とメカPTZにより得られる映像とでは見えが異なる。具体的には、シャッタースピードが遅い場合には、メカPTZにより得られる映像においては背景にぼけなどが生じる場合がある。そのため、領域1201の期間に得られる映像から領域1201の期間に得られる映像に変化した場合、構図は維持されているが見えが一貫していない映像が得られることになる。
そこで、デジタルPTZにより得られる映像とメカPTZにより得られる映像とで見えを略一致させるため、デジタルPTZにより得られる映像(領域1201の期間に得られる映像)に対してブラー処理を行う。これにより、領域1201の期間に得られる映像から領域1201の期間に得られる映像に変化した場合、見えも一貫した映像が得られることになる。なお、シャッタースピードが速い場合は見えの差異は少ないためブラー処理を行っていない。
以上説明したように第3実施形態では、切り出しにより得られる映像の見え(アピアランス)が撮影映像における見えと略一致するように画像処理する。具体的には、シャッタースピードが遅い場合のデジタルPTZにより得られる映像に対してブラー処理を行う。これにより、構図が維持されかつ一貫した見えの映像を取得することが可能となる。
また、上述の説明においては、閾値に依存したブラー処理適用の有無を制御したが、例えば、シャッタースピードに応じて連続的にブラー処理の強度を変更するよう制御してもよい。また、シャッタースピードの情報の代わりに、画像解析部202による画像解析の結果に基づきブラー処理を制御してもよい。また、見えを略一致させるためにブラー処理以外の画像処理を適用してもよい。
本明細書の開示は、以下の制御装置、制御方法、およびプログラムを含む。
(項目1)
パン・チルト・ズーム(PTZ)制御が可能に構成されたカメラを制御する制御装置であって、
前記カメラにより撮影された撮影映像を取得する取得手段と、
前記撮影映像に含まれる被写体を検出し追尾するように前記カメラをPTZ制御する追尾手段と、
前記カメラに対してPTZ制御の指示を送信してから前記カメラから前記指示が反映された映像が入力されるまでの遅延時間を決定する決定手段と、
前記遅延時間に基づいて前記カメラの撮影画角を設定する画角設定手段と、
を有することを特徴とする制御装置。
(項目2)
映像における被写体の位置と大きさを規定する構図を設定する構図設定手段と、
前記画角設定手段により設定された撮影画角で撮影された撮影映像から前記構図となる映像を切り出して出力する出力手段と、
をさらに有する
ことを特徴とする項目1に記載の制御装置。
(項目3)
前記取得手段は、前記撮影映像をフレーム毎に取得し、
前記出力手段は、前記撮影映像から前記構図となる映像をフレーム毎に切り出して出力する
ことを特徴とする項目2に記載の制御装置。
(項目4)
前記画角設定手段は、前記構図に対する撮影範囲の拡大倍率として前記撮影画角を設定する
ことを特徴とする項目2または3に記載の制御装置。
(項目5)
前記遅延時間は、
前記カメラが撮像してから撮像映像を出力するまでに要する第1の時間と、
撮像映像の前記カメラから前記制御装置までの伝送に要する第2の時間と、
前記制御装置が撮像映像を受信してから該撮像映像に含まれる被写体を検出するまでに要する第3の時間と、
前記制御装置が検出された被写体に基づき追尾のためのPTZ制御指示を送信するのに要する第4の時間と、
PTZ制御指示の前記制御装置から前記カメラまでの伝送に要する第5の時間と、
前記カメラがPTZ制御指示を受信してからPTZ制御を開始するのに要する第6の時間と、
を含む
ことを特徴とする項目2乃至4の何れか1項目に記載の制御装置。
(項目6)
前記追尾手段は、機械学習によって得られたネットワークモデルに基づく推論により、前記撮影映像に含まれる被写体を検出する
ことを特徴とする項目2乃至5の何れか1項目に記載の制御装置。
(項目7)
前記画角設定手段は、前記撮影映像における前記被写体の移動速度に更に基づいて前記撮影画角を設定する
ことを特徴とする項目2乃至6の何れか1項目に記載の制御装置。
(項目8)
前記出力手段から出力された映像にブラー処理を適用する画像処理手段を有し、
前記画像処理手段は、前記カメラが前記撮影映像を取得したときのシャッタースピードに応じてブラー処理の強度を変化させる
ことを特徴とする項目2乃至7の何れか1項目に記載の制御装置。
(項目9)
パン・チルト・ズーム(PTZ)制御が可能に構成されたカメラを制御する制御装置の制御方法であって、
前記制御装置は、
前記カメラにより撮影された撮影映像を取得する取得手段と、
前記撮影映像に含まれる被写体を検出し追尾するように前記カメラをPTZ制御する追尾手段と、
を有し、
前記制御方法は、
前記カメラに対してPTZ制御の指示を送信してから前記カメラから前記指示が反映された映像が入力されるまでの遅延時間を決定する決定工程と、
前記遅延時間に基づいて前記カメラの撮影画角を設定する画角設定工程と、
前記画角設定工程により設定された撮影画角で撮影された撮影映像から所与の構図となる映像を切り出して出力する出力工程と、
を含むことを特徴とする制御方法。
(項目10)
パン・チルト・ズーム(PTZ)制御が可能に構成されたカメラを制御する制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記制御装置は、
前記カメラにより撮影された撮影映像を取得する取得手段と、
前記撮影映像に含まれる被写体を検出し追尾するように前記カメラをPTZ制御する追尾手段と、
を有し、
前記制御方法は、
前記カメラに対してPTZ制御の指示を送信してから前記カメラから前記指示が反映された映像が入力されるまでの遅延時間を決定する決定工程と、
前記遅延時間に基づいて前記カメラの撮影画角を設定する画角設定工程と、
前記画角設定工程により設定された撮影画角で撮影された撮影映像から所与の構図となる映像を切り出して出力する出力工程と、
を含むことを特徴とするプログラム。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100 撮影制御装置; 110 カメラ; 120 コントローラ; 130 ネットワーク; 201 映像入力部; 202 画像解析部; 203 カメラ情報取得部; 204 通信部; 205 撮影範囲決定部; 206 撮影制御部; 207 構図設定部; 208 切り出し範囲決定部; 209 映像切り出し部; 210 映像生成処理部; 211 映像出力部

Claims (10)

  1. パン・チルト・ズーム(PTZ)制御が可能に構成されたカメラを制御する制御装置であって、
    前記カメラにより撮影された撮影映像を取得する取得手段と、
    前記撮影映像に含まれる被写体を検出し追尾するように前記カメラをPTZ制御する追尾手段と、
    前記カメラに対してPTZ制御の指示を送信してから前記カメラから前記指示が反映された映像が入力されるまでの遅延時間を決定する決定手段と、
    前記遅延時間に基づいて前記カメラの撮影画角を設定する画角設定手段と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 映像における被写体の位置と大きさを規定する構図を設定する構図設定手段と、
    前記画角設定手段により設定された撮影画角で撮影された撮影映像から前記構図となる映像を切り出して出力する出力手段と、
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記取得手段は、前記撮影映像をフレーム毎に取得し、
    前記出力手段は、前記撮影映像から前記構図となる映像をフレーム毎に切り出して出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記画角設定手段は、前記構図に対する撮影範囲の拡大倍率として前記撮影画角を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記遅延時間は、
    前記カメラが撮像してから撮像映像を出力するまでに要する第1の時間と、
    撮像映像の前記カメラから前記制御装置までの伝送に要する第2の時間と、
    前記制御装置が撮像映像を受信してから該撮像映像に含まれる被写体を検出するまでに要する第3の時間と、
    前記制御装置が検出された被写体に基づき追尾のためのPTZ制御指示を送信するのに要する第4の時間と、
    PTZ制御指示の前記制御装置から前記カメラまでの伝送に要する第5の時間と、
    前記カメラがPTZ制御指示を受信してからPTZ制御を開始するのに要する第6の時間と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記追尾手段は、機械学習によって得られたネットワークモデルに基づく推論により、前記撮影映像に含まれる被写体を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  7. 前記画角設定手段は、前記撮影映像における前記被写体の移動速度に更に基づいて前記撮影画角を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  8. 前記出力手段から出力された映像にブラー処理を適用する画像処理手段を有し、
    前記画像処理手段は、前記カメラが前記撮影映像を取得したときのシャッタースピードに応じてブラー処理の強度を変化させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  9. パン・チルト・ズーム(PTZ)制御が可能に構成されたカメラを制御する制御装置の制御方法であって、
    前記制御装置は、
    前記カメラにより撮影された撮影映像を取得する取得手段と、
    前記撮影映像に含まれる被写体を検出し追尾するように前記カメラをPTZ制御する追尾手段と、
    を有し、
    前記制御方法は、
    前記カメラに対してPTZ制御の指示を送信してから前記カメラから前記指示が反映された映像が入力されるまでの遅延時間を決定する決定工程と、
    前記遅延時間に基づいて前記カメラの撮影画角を設定する画角設定工程と、
    前記画角設定工程により設定された撮影画角で撮影された撮影映像から所与の構図となる映像を切り出して出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  10. パン・チルト・ズーム(PTZ)制御が可能に構成されたカメラを制御する制御装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記制御装置は、
    前記カメラにより撮影された撮影映像を取得する取得手段と、
    前記撮影映像に含まれる被写体を検出し追尾するように前記カメラをPTZ制御する追尾手段と、
    を有し、
    前記制御方法は、
    前記カメラに対してPTZ制御の指示を送信してから前記カメラから前記指示が反映された映像が入力されるまでの遅延時間を決定する決定工程と、
    前記遅延時間に基づいて前記カメラの撮影画角を設定する画角設定工程と、
    前記画角設定工程により設定された撮影画角で撮影された撮影映像から所与の構図となる映像を切り出して出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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