JP2023147984A - ウエアラブル非接触給電システム - Google Patents

ウエアラブル非接触給電システム Download PDF

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Akihito Noda
宥貴 清水
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Abstract

【課題】本明細書は、ユーザが着用するベルトに取り付けられたバッテリから電気デバイスへ非接触で送電する技術に関し、高い送電効率を実現する技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示する非接触給電システムは、人が着用するベルトと中継器を備える。ベルトは、バッテリに接続されている送電コイルと第1磁石を備える。中継器は、ベルトとともにユーザが着用する衣服に取り付けられている。中継器は、受電コイルと、受電コイルに接続されているターミナルと、第2磁石を備える。第1/第2磁石と送電/受電コイルは次の位置関係を満足する。すなわち、第2磁石が第1磁石に磁力でくっついたときに送電コイルと受電コイルが対向する。本明細書が開示する非接触給電システムは、ベルトと中継器の間で非接触送電が行われ、第1磁石と第2磁石によって送電コイルと受電コイルが精確に対向するので、送電/受電コイル間で高い送電効率が実現される。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年12月15日発行、第22回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2021)(オンライン開催)講演会予稿集 2172-2175頁、公益社団法人計測自動制御学会 令和3年12月16日開催、第22回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2021)(オンライン開催)
本明細書が開示する技術は、ウエアラブル非接触給電システムに関する。ウエアラブル非接触給電システムとは、ユーザが身に着けるシステムであって、ユーザが身に着けている電気デバイスに非接触で電力を供給するシステムを意味する。
ユーザが着用するベルトにバッテリを取り付けた装置が特許文献1、2に開示されている。特許文献1の技術では、バッテリと外部の装置を電気的に接続するコネクタもベルトに備えられている。
特許文献2には、ベルトに内蔵されたバッテリから、ユーザが身に着けた電気デバイスへ非接触で送電する装置が開示されている。特許文献2には、「非接触電力伝送の方式としては、電波方式、電磁誘導方式、共鳴方式、電界結合方式等を用いることができるが、特に電波方式が好ましい。」と記載されているが、それ以上に具体的な送電機構は開示されていない。
特開平6-302307号公報 特開2016-73196号公報
本明細書は、ユーザが着用するベルトに取り付けられたバッテリから電気デバイスへ非接触で送電する技術に関し、高い送電効率を実現する技術を提供する。同時に、衣服に入れた電気デバイス(あるいは衣服に装備した電気デバイス)に対して簡単に電力を供給することのできる技術を提供する。なお、本明細書が開示する非接触給電技術とは、少なくとも、バッテリを備えたベルトと中継器を備えた衣服との間で非接触送電が行われることを意味する。
本明細書が開示するウエアラブル非接触給電システムは、人が着用するベルトと中継器を備える。ベルトには、バッテリと、バッテリに接続されている送電コイルと、第1磁石が取り付けられている。中継器は、ベルトとともにユーザが着用する衣服に取り付けられている。中継器は、受電コイルと、受電コイルに接続されているターミナルと、第2磁石を備える。ターミナルは、別言すれば、中継器においてバッテリの電力を出力する出力端である。第1/第2磁石と送電/受電コイルは次の位置関係を満足する。すなわち、第2磁石が第1磁石に磁力でくっついたときに送電コイルと受電コイルが対向する。本明細書が開示するウエアラブル非接触給電システムは、ベルトと中継器の間で非接触送電が行われる。このウエアラブル非接触給電システムは、第1磁石と第2磁石によって送電コイルと受電コイルが精確に対向するので、送電/受電コイル間で高い送電効率が実現される。さらに、ベルトにコイルと磁石を備え、衣服に装着する中継器にもコイルと磁石を備えることで、ユーザを煩わせることなく簡単に電力を送ることができる。
第1/第2磁石と送電/受電コイルの配置関係の好適な例は次の通りである。第1磁石は送電コイルを平面視したときに送電コイルの輪郭の内側に位置しており、第2磁石は受電コイルを平面視したときに受電コイルの輪郭の内側に位置している。より好ましくは、第1磁石は送電コイルを平面視したときに送電コイルの中央に位置しており、第2磁石は受電コイルを平面視したときに受電コイルの中央に位置している。そのような位置関係を備えていれば、第2磁石が第1磁石にくっついたとき送電/受電コイルが精確に対向する。
あるいは、本明細書が開示するウエアラブル非接触給電システムは、2個の第1磁石と2個の第2磁石を備えていてもよい。この場合、送電コイルは2個の第1磁石の間に配置され、受電コイルは2個の第2磁石の間に配置される。2個の第1磁石のそれぞれが2個の第2磁石のそれぞれに一対一でくっついたとき、送電/受電コイルが精確に対向することが保証される。磁石がコイルの中央に位置している態様は、円形コイルの場合に適している。一方、2個の磁石の間にコイルを配置する態様は、平面視したときのコイルの形状が扁平である場合に適している。
ターミナルは、受電コイルに接続された別の送電コイルと第3磁石を含んでおり、別の送電コイルと第3磁石は衣服のポケットに取り付けられているとよい。このとき、ウエアラブル非接触給電システムは、さらに、デバイス側受電器を備えているとよい。デバイス側受電器は、別の受電コイルと第4磁石を備えている。別の受電コイルは電気デバイスに接続される。別の受電コイルと第4磁石は電気デバイスに固定される。別の送電コイル、別の受電コイル、第3磁石、第4磁石は、次の位置関係を満足するように配置されている。すなわち、電気デバイスが衣服のポケットに入れられて第4磁石が第3磁石にくっつくと別の受電コイルが別の送電コイルに対向する。このウエアラブル非接触給電システムは、ベルトのバッテリからポケット内の電気デバイスまでの送電経路中の2カ所で非接触送電が行われる。このウエアラブル非接触給電システムは、電気デバイスをポケットに入れている間に、ベルトのバッテリで電気デバイスを充電することができる。
あるいは、ターミナルは、衣服に含まれており互いに絶縁されつつ積層されている一対の導電シートであってもよい。本願の発明者の一人は、互いに絶縁された一対の導電シートにワンタッチで取り付けられるコネクタを考案している(特許第6990953号)。本明細書が開示するウエアラブル非接触給電システムは、そのようなコネクタと相性がよい。例えば、LEDやセンサを備えた複数のコネクタを導電シートに取り付ける。導電シートを介してベルトのバッテリから複数のコネクタ(LEDやセンサ)に給電することができる。ベルトと中継器の間では、バッテリの電力は非接触で送電される。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
第1実施例のウエアラブル非接触給電システムの模式図である。 第1実施例のウエアラブル非接触給電システムのブロック図である。 第2実施例のウエアラブル非接触給電システムの模式図である。 第3実施例のウエアラブル非接触給電システムの模式図である。 第4実施例のウエアラブル非接触給電システムの模式図である。
(第1実施例)図1、2を参照して第1実施例のウエアラブル非接触給電システム2を説明する。なお、以下では、説明を簡単にするために、「ウエアラブル非接触給電システム」を単純に「給電システム」と称する。図1に給電システム2の模式図を示し、図2に給電システム2のブロック図を示す。
給電システム2は、ベルト10と中継器20とデバイス側受電器30を備えている。ベルト10は、ズボンに取り付けられるが、ズボンの図示は省略してある。すなわち、実施例における「ベルト」とは、ユーザが着用するベルトを意味する。図1には、ベルト10とともにユーザが着用するシャツ40も描かれている。中継器20は、シャツ40に取り付けられている。より具体的には、中継器20は、シャツ40に貼り付けられているか、あるいは、シャツ40に縫い付けられている。
給電システム2は、ベルト10に内蔵されたバッテリ11を用いて、ユーザがシャツ40のポケット41に入れた電気デバイス90を充電することができる。給電システム2では、バッテリ11から電気デバイス90への送電経路の2カ所で非接触送電が行われる。
ベルト10には、バッテリ11のほか、DC-ACコンバータ14、送電コイル12、2個の第1磁石13a、13bが内蔵されている。バッテリ11、DC-ACコンバータ14、送電コイル12、2個の第1磁石13a、13bは、ベルト10に内蔵されており外からは見えないので本来は隠れ線(破線)で描くべきである。しかし理解を助けるために、図1ではそれらのデバイスを実線で描いてある。また、理解を助けるために、第1磁石13a、13bにはグレーのハッチングを施してある。ベルト10はキャパシタ15(図2参照)も備えている。キャパシタ15については後述する。
2個の第1磁石13a、13bは、送電コイル12の両側に配置されている。別言すれば、送電コイル12は2個の第1磁石13a、13bの間に配置されている。また、送電コイル12は平面タイプであり、第1磁石13a、13bは、送電コイル12を含む平面上に配置されている。
中継器20はシャツ40の布の裏側に取り付けられている。中継器20も外からは見えないので本来は隠れ線(破線)で描くべきであるが、理解を助けるために中継器20を構成するデバイスを実線で描いてある。以降の図でも、ベルトに内蔵されたバッテリ11、DC-ACコンバータ14、送電コイル12、第1磁石13a、13bを実線で描いてあり、中継器20を構成する部品も実線で描いてある。しかし、それらはベルトや衣服に隠れて本来は外から見えないように配置されていることに留意されたい。
中継器20は、受電コイル22、2個の第2磁石23a、23b、送電コイル25、2個の第3磁石26a、26bを備えている。理解を助けるために、第2磁石23a、23bと第3磁石26a、26bにはグレーのハッチングを施してある。2個の第2磁石23a、23bは、受電コイル22の両側に配置されている。別言すれば、受電コイル22は2個の第2磁石23a、23bの間に配置されている。受電コイル22も平面タイプであり、第2磁石23a、23bは、受電コイル22を含む平面上に配置されている。なお、中継器20はキャパシタ28も備えている(図2参照)。キャパシタ28については後述する。
受電コイル22は、ユーザがベルト10とともにシャツ40を着用したときに、ベルト10の送電コイル12と概ね対向するように配置されている。2個の第2磁石23a、23bのそれぞれは、ユーザがベルト10とともにシャツ40を着用したときに、2個の第1磁石13a、13bのそれぞれと対向するように配置されている。別言すれば、送電コイル12に対する第1磁石13a、13bの位置関係は、受電コイル22に対する第2磁石23a、23bの位置関係と同じである。そして、第1磁石13a(第1磁石13b)と、第2磁石23a(第2磁石23b)は、ユーザがベルト10とシャツ40を着用したときにほぼ対向する位置に配置されている。
送電コイル12、第1磁石13a、13b、受電コイル22、第2磁石23a、23bは、次の位置関係を満たすように配置されている。すなわち、ユーザがベルト10とシャツ40を着用し、第2磁石23a、23bのそれぞれが第1磁石13a、13bのそれぞれに磁力でくっついたときに送電コイル12と受電コイル22が精確に対向する(図1の矢印A参照)。ユーザがベルト10とシャツ40を着用したとき、送電コイル12と受電コイル22は概ね対向し、第2磁石23a、23bのそれぞれが第1磁石13a、13bのそれぞれに磁力でくっつくと、送電コイル12と受電コイル22は精確に対向するようになる。
中継器20の説明を続ける。受電コイル22と送電コイル25は一対のケーブル27で接続されている。
送電コイル25はシャツ40のポケット41の裏側に配置されている。送電コイル25の両側に第3磁石26a、26bが配置されている。別言すれば、2個の第3磁石26a、26bの間に送電コイル25が配置されている。送電コイル25も平面タイプであり、2個の第3磁石26a、26bは、送電コイル25を含む平面上に配置されている。
デバイス側受電器30について説明する。デバイス側受電器30は、受電コイル31、2個の第4磁石32a、32b、AC-DCコンバータ33(図2)を備えている。理解を助けるために、第4磁石32a、32bにはグレーのハッチングを施してある。以下、いずれの図においても、磁石にはグレーのハッチングを施した。デバイス側受電器30は、電気デバイス90に固定される。電気デバイス90は、例えばスマートフォンであり、デバイス側受電器30は、スマートフォンの裏面に固定される。
デバイス側受電器30が電気デバイス90に固定されるということは、受電コイル31と第4磁石32a、32bの位置関係が固定されることを意味する。受電コイル31は、2個の第4磁石32a、32bの間に位置する。受電コイル31も平面タイプであり、2個の第4磁石32a、32bは、受電コイル31を含む平面上に配置されている。
中継器20の送電コイル25、第3磁石26a、26b、デバイス側受電器30の受電コイル31、第4磁石32a、32bは、次の位置関係を満たすように配置されている。すなわち、ユーザがシャツ40のポケット41に電気デバイス90を入れ、第4磁石32a(32b)が第3磁石26a(26b)に磁力でくっついたとき、送電コイル25と受電コイル31が対向する。別言すれば、送電コイル25に対する第3磁石26a、26bの位置関係は、受電コイル31に対する第4磁石32a、32bの位置関係と同じである。
なお、送電コイル12、25、受電コイル22、31は、絶縁シートで覆われている。あるいは、送電コイル12、25、受電コイル22、31は、巻線が絶縁コーティングされている。それゆえ、送電コイル12と受電コイル22が近接対向しても両者が短絡することはない。同様に、送電コイル25と受電コイル31が近接対向しても両者が短絡することはない。また、送電コイル12、25、受電コイル22、31は柔軟性を有しており、ベルト10やシャツ40に取り付けるのに都合がよい。
図2を参照しつつ、ベルト10のバッテリ11から電気デバイス90のバッテリ91への送電経路について説明する。
ベルト10には、バッテリ11とDC-ACコンバータ14と送電コイル12と第1磁石13a、13bが内蔵されている。バッテリ11と送電コイル12の間にDC-ACコンバータ14が接続されている。DC-ACコンバータ14は、バッテリ11の直流電力を交流電力に変換して送電コイル12へ送る。
シャツ40に備えられた中継器20は、受電コイル22、第2磁石23a、23b、送電コイル25、第3磁石26a、26b、一対のケーブル27を備えている。受電コイル22と送電コイル25は一対のケーブル27で接続されている。
図2は、デバイス側受電器30が固定された電気デバイス90がシャツ40のポケット41に入れられた状態を表している。電気デバイス90に固定されたデバイス側受電器30は、受電コイル31、第4磁石32a、32b、AC-DCコンバータ33、キャパシタ35を備えている。受電コイル31は、AC-DCコンバータ33を介して電気デバイス90のバッテリ91に接続されている。
第1磁石13a(13b)と、第2磁石23a(23b)は、ユーザがベルト10とシャツ40を着用したときにほぼ対向する位置関係を有している。それゆえ、ユーザがベルト10とシャツ40を着用すると、第2磁石23aが磁力で第1磁石13aにくっつき、第2磁石23bが磁力で第1磁石13bにくっつく。先に述べたように、第2磁石23a、23bが第1磁石13a、13bにくっつくと、送電コイル12と受電コイル22が精確に近接対向する。同様に、ポケット41にて、第4磁石32a、32bが磁力で第3磁石26a、26bにくっつくと、送電コイル25と受電コイル31が精確に近接対向する。
バッテリ11の直流電力はDC-ACコンバータ14で交流電力に変換されて送電コイル12に送られる。送電コイル12と受電コイル22は近接対向しているため、磁気共鳴を生じ、交流電力は送電コイル12から受電コイル22へ伝送される。伝送された交流電力は中継器20の送電コイル25に送られる。中継器20の送電コイル25とデバイス側受電器30の受電コイル31も近接対向しているため、ここでも磁気共鳴を生じ、送電コイル25から受電コイル31へ交流電力が伝達される。受電コイル31が受け取った交流電力はAC-DCコンバータ33で直流電力に変換される。変換された直流電力で電気デバイス90のバッテリ91が充電される。
なお、ベルト10において送電コイル12とキャパシタ15が直列に接続されており、中継器20において受電コイル22とキャパシタ28と送電コイル25が直列に接続されており、デバイス側受電器30において受電コイル31とキャパシタ35が直接に接続されている。キャパシタ15、28、35の容量は、ベルト10(送電コイル12を含む回路)と、中継器20(受電コイル22と送電コイル25を含む回路)と、デバイス側受電器30(受電コイル31を含む回路)の共振周波数が一致するように(あるいは近くなるように)選定される。別言すれば、キャパシタ15、28、35の容量は、送電コイル12、25と受電コイル22、31が磁気共鳴を生じるように選定される。
磁気共鳴によって電力を伝送する場合、送電コイルと受電コイルの位置ずれが送電効率に大きく影響する。第1実施例の給電システム2は、第2磁石23a、23bのそれぞれが第1磁石13a、13bのそれぞれとくっつくことによって、送電コイル12と受電コイル22が精確に対向する。それゆえ、実施例の給電システム2は、2個のコイルの間の非接触送電でありながら高い送電効率を実現できる。
また、中継器20が第3磁石26a、26bを備えており、これらの磁石に対応するようにデバイス側受電器30が第4磁石32a、32bを備えている。第4磁石32a、32bのそれぞれが第3磁石26a、26bのそれぞれにくっつくと、デバイス側受電器30の受電コイル31が中継器20の送電コイル25に精確に対向する。それゆえ、中継器20とデバイス側受電器30の間でも高い送電効率が実現される。
また、中継器20の送電コイル25と第3磁石26a、26bはシャツ40のポケット41に取り付けられている。この配置により、ユーザは、デバイス側受電器30を固定した電気デバイス90をポケット41に入れるだけで、ベルト10のバッテリ11から電気デバイス90への送電経路が確立される。この点も、第1実施例の給電システム2の利点である。
第1実施例の給電システム2は、バッテリ11から電気デバイス90までの送電経路の2箇所(ベルト10と中継器20の間と、中継器20とデバイス側受電器30の間)で非接触送電が行われる。
(第2実施例)図3に、第2実施例の給電システム2aの模式図を示す。第2実施例の給電システム2aは、ベルト10aと中継器20aとデバイス側受電器30aを備える。第1実施例の給電システム2のベルト10は、2個の第1磁石13a、13bを備えていた。また、第1実施例の給電システム2の中継器20は、2個の第2磁石23a、23bと2個の第3磁石26a、26bを備えていた。第1実施例の給電システム2のデバイス側受電器30は、2個の第4磁石32a、32bを備えていた。
第2実施例の給電システム2aのベルト10aは、1個の第1磁石13を備える。第2実施例の給電システム2aの中継器20aは、1個の第2磁石23と1個の第3磁石26を備える。第2実施例の給電システム2aのデバイス側受電器30aは、1個の第4磁石32を備える。
第1磁石13は、送電コイル12を平面視したときに送電コイル12の中央に位置している。第2磁石23は、受電コイル22を平面視したときに、受電コイル22の中央に位置している。第1実施例と同様に、送電コイル12は平面タイプであり、第1磁石13は送電コイル12を含む平面上に配置される。受電コイル22も平面タイプであり、第2磁石23は受電コイル22を含む平面上に配置される。ただし、第1実施例における送電コイル12と受電コイル22は平面視したときの形状が矩形であったが、第2実施例における送電コイル12と受電コイル22は、円形コイルである。
送電コイル12、第1磁石13、受電コイル22、第2磁石23は、次の位置関係を満足する。すなわち、ユーザがベルト10aとシャツ40を着用し、第2磁石23が第1磁石13に磁力でくっついたときに送電コイル12と受電コイル22が対向する(図3の矢印B参照)。このような配置を採用すると、1個の第1磁石13と1個の第2磁石23によって、送電コイル12と受電コイル22が精確に位置合わせされる。
なお、第1磁石13は、送電コイル12の中央に位置していることが最も望ましい。第2磁石23も同様に、受電コイル22の中央に位置していることが最も望ましい。送電コイル12と受電コイル22が同径の円形コイルである。第2磁石23が第1磁石13にくっついたとき、送電コイル12と受電コイル22が完全に重なる。また、送電コイル12と受電コイル22の法線回りの角度差に関わらず、送電コイル12と受電コイル22は完全に重なる。そのため、送電コイル12と受電コイル22の法線回りの角度差に関わらず、送電コイル12と受電コイル22の間で高い送電効率が得られる。
第1磁石13は送電コイル12の中央に位置していることが最も望ましいが、送電コイル12を平面視したときに送電コイル12の最外側の輪郭の内側に位置していればよい。第2磁石23も同様に、受電コイル22の中央に位置していることが最も望ましいが、受電コイル22を平面視したときに受電コイル22の最外側の輪郭の内側に位置していればよい。磁石がコイルの中央に位置している場合には及ばないが、高い送電効率が得らえる。
図3の給電システム2aでは、中継器20aの第3磁石26も送電コイル25の中央に位置する。デバイス側受電器30aは電気デバイス90に固定されており、第4磁石32は受電コイル31の中央に位置する。それゆえ、中継器20a(送電コイル25)とデバイス側受電器30a(受電コイル31)の間でも高い送電効率が得られる。第2実施例の送電コイル25と受電コイル31も円形コイルである。それゆえ、送電コイル25と受電コイル31の間で高い送電効率が得られる。
(第3実施例)図4を参照して第3実施例の給電システム2bを説明する。給電システム2bはベルト10bと中継器20bとデバイス側受電器30bを備える。ベルト10bは、第2実施例のベルト10aと同じであり、送電コイル12を平面視したとき、第1磁石13は送電コイル12の中央に位置する。送電コイル12は平面タイプであり、第1磁石13は送電コイル12を含む平面上に配置されている。
中継器20bは、ユーザが着用するズボン50に取り付けられている。中継器20bは、受電コイル22、第2磁石23、送電コイル25、第3磁石26、一対のケーブル27を備える。第2磁石23は受電コイル22を平面視したときに受電コイル22の中央に位置する。第3磁石26は送電コイル25を平面視したときに送電コイル25の中央に位置する。受電コイル22は平面タイプであり、第2磁石23は受電コイル22を含む平面上に配置されている。受電コイル22と接続されている送電コイル25も平面タイプであり、第3磁石26は送電コイル25を含む平面上に配置されている。
デバイス側受電器30bは、受電コイル31と第4磁石32を備える。デバイス側受電器30bは、電気デバイス90に固定されており、受電コイル31の中央に第4磁石32が位置する。第4磁石32は受電コイル31を平面視したときに受電コイル31の中央に位置する。受電コイル31は平面タイプであり、第4磁石32は受電コイル31を含む平面上に配置されている。第1実施例の場合と同様に、受電コイル31はAC-DCコンバータ33を介して電気デバイス90のバッテリ91に接続される(図2)。
ベルト10bの送電コイル12、第1磁石13、中継器20bの受電コイル22、第2磁石23は、次の位置関係を満足する。すなわち、ユーザがベルト10とズボン50着用すると、第1磁石13が第2磁石23に磁力でくっついたときに送電コイル12と受電コイル22が対向する(図4の矢印B参照)。この位置関係によって、送電コイル12と受電コイル22が精確に対向し、ベルト10bと中継器20bの間で高い送電効率が得られる。
また、中継器20bの送電コイル25と第3磁石26はポケット51に配置されている。中継器20bの送電コイル25と第3磁石26、および、電気デバイス90に固定されたデバイス側受電器30bの受電コイル31と第4磁石32は、次の位置関係を満足する。すなわち、デバイス側受電器30bが固定された電気デバイス90がポケット61に入れられる。このとき、第4磁石32が第3磁石26に磁力でくっついたときに送電コイル25と受電コイル31が対向する。この位置関係によって、送電コイル25と受電コイル31が精確に対向し、中継器20bとデバイス側受電器30bの間でも、高い送電効率が得られる。
第3実施例においても、コイル12、22、25、31は円形であり、磁石13、23、26、32は、円形のコイルの中央に位置している。この配置により、送電コイル12と受電コイル22の間、及び、送電コイル25と受電コイル31の間で高い送電効率が得られる。
(第4実施例)図5に、第4実施例の給電システム2cの模式図を示す。給電システム2cは、ベルト10cと中継器20cを備えている。ベルト10cは、第1実施例の給電システム2のベルト10と同じである。中継器20cは、ユーザが着用するシャツ60に取り付けられている。シャツ60の一部は、互いに絶縁されつつ積層されている一対の導電シート62a、62bで作られている。一対の導電シート62a、62bの間には絶縁シート62cが挟まれており、絶縁シート62cが一対の導電シート62a、62bを相互に絶縁する。互いに絶縁された一対の導電シート62a、62bも中継器20cの一部である。説明の便宜上、一対の導電シート62a、62bを、絶縁シート62cも含めて単に導電シート62と称する。理解を助けるために、シャツ60において、導電シート62で作られた部分をグレーのハッチングで示してある。
シャツ60の一部をなす導電シート62には、バッジのようにワンタッチで取り付けられるコネクタ95が取り付けられる。コネクタ95は、LEDやセンサを搭載しており、導電シート62を介して電力供給を受けるとLEDが点灯する(あるいはセンサが動作する)。導電シート62にワンタッチで取り付けることができ、積層された一対の導電シート62a、62bから電力供給を受けることができるコネクタについての詳細は、例えば特許第6990953号を参照されたい。
中継器20cは、受電コイル22、第2磁石23a、23b、導電シート62、AC-DCコンバータ29を備えている。
中継器20cの受電コイル22、第2磁石23a、23bは、ベルト10cの送電コイル12、第1磁石13a、13bと、次の位置関係を有している。すなわち、ユーザがベルト10cとともにシャツ60を着用する。このとき、第1磁石13a、13bのそれぞれが第2磁石23a、23bのそれぞれにくっついたときに送電コイル12と受電コイル22が精確に対向する(図5の矢印A参照)。この位置関係により、ベルト10cのバッテリ11から中継器20cへの高い送電効率が得られる。
導電シート62(一対の導電シート62a、62b)は、AC-DCコンバータ29を介して受電コイル22に接続されている。中継器20cの受電コイル22が受けた交流電力はAC-DCコンバータ29によって直流電力に変換され、導電シート62(一対の導電シート62a、62b)に伝達される。すなわち、ベルト10cのバッテリ11からシャツ60の導電シート62に非接触で直流電力が送られる。先に述べたように、導電シート62に供給された電力により、導電シート62に取り付けられたコネクタ95のLEDが点灯する(あるいはコネクタ95のセンサが作動する)。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。中継器20(20a、20b)が備える送電コイル25が「別の送電コイル」の例である。デバイス側受電器30(30a、30b)が備える受電コイル31が「別の受電コイル」の例である。
中継器20(20a、20b)が備える送電コイル25と第3磁石26(26a、26b)が、「ターミナル」の例である。また、第4実施例における一対の導電シート62a、62bも「ターミナル」の例である。「ターミナル」は、中継器においてバッテリの電力を出力する電力出力端に相当する。第4実施例のコネクタ95も電気デバイスの一例である。シャツ40、60、ズボン50が「衣服」の例である。
磁石をコイルの両側に配置する構成(第1、第4実施例)は、平面視したときのコイルの形状が扁平である場合に適している。磁石をコイルの中央に配置する構成(第2、第3実施例)は、円形コイルの場合に適している。
第2実施例のシャツ40とベルト10aと第3実施例のズボン50を併用することも好適である。ベルト10aのバッテリ11で、シャツ40の中継器20aを介してポケット51内の電気デバイス90を充電すると同時に、ズボン50の中継器20bを介してポケット51内の電気デバイス90を充電することができる。
このように、ベルトにバッテリだけでなくコイルと磁石を配置することに利点がある。ベルトは、人の上半身に身に着ける衣服(シャツなど)と、下半身に身に着ける衣服(ズボンやスカートなど)の両方と重なり得る。それゆえ、人の腰に付けるベルトにコイルと磁石を配置することで、上半身用と下半身用のどちらの衣服に装着したデバイスに対しても給電することができる。特に、送電コイルと受電コイルの組み合わせにより、ユーザはコネクタの脱着という作業から開放され、さらに磁石を備えることで、ユーザはベルト側のコイルと衣服側のコイルの位置合わせに煩わされることがない。
ベルトのバッテリと送電コイルの間にスイッチを設けてもよい。スイッチは、ユーザが手動で開閉するものでよいが、次の構成を有するスイッチであるとなおよい。すなわち、スイッチは、第1磁石が第2磁石にくっついたときに閉じ(バッテリと送電コイルが接続され)、第1磁石に第2磁石がくっついていないときには開く(バッテリと送電コイルの間が電気的に遮断される)ように構成されている。
中継器が備える第2磁石の影響で開閉するスイッチの構造の一例は次の通りである。スイッチは、第1端子、第2端子、第1端子と第2端子を接続する導電部材、バネ、スイッチ磁石を備えている。第1端子はバッテリに接続されており、第2端子は送電コイルに接続されている。バネは、導電部材に取り付けられており、導電部材を第1端子または第2端子から離す方向に導電部材を付勢する。スイッチ磁石は導電部材に取り付けらえている。スイッチ磁石に他の磁石が近づいていないとき、第1端子と第2端子は電気的に遮断されている。中継器の第2磁石が第1磁石にくっついたとき、第2磁石または中継器が備える別の磁石がスイッチ磁石と対向し、スイッチ磁石を吸引する。スイッチ磁石が中継器の磁石に吸引されると導電部材が動いて第1端子と第2端子を導通させる。
第2磁石の影響で開閉するスイッチの構造の別の例として、磁気センサと半導体スイッチによる電子的なスイッチがある。磁気センサは第1磁石の隣りに配置されている。半導体スイッチはバッテリと送電コイルの間に接続されている。磁気センサが第2磁石を検知すると、半導体スイッチが閉じ、送電コイルがバッテリに接続される。磁気センサが第2磁石を検知しなくなると、半導体スイッチが開き、送電コイルがバッテリから電気的に切り離される。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、2a-2c:ウエアラブル非接触給電システム 10、10a-10c:ベルト 11、91:バッテリ 12、25:送電コイル 13、13a、13b:第1磁石 14:DC-ACコンバータ 15、28、35:キャパシタ 20、20a-20c:中継器 22、31:受電コイル 23、23a、23b:第2磁石 26、26a、26b:第3磁石 27:ケーブル 29、33:AC-DCコンバータ 30、30a、30b:デバイス側受電器 32、32a、32b:第4磁石 40、60:シャツ 41、51、61:ポケット 50:ズボン 62、62a、62b:導電シート 62c:絶縁シート 90:電気デバイス 95:コネクタ

Claims (6)

  1. ユーザが着用するベルトであって、バッテリと、前記バッテリに接続されている送電コイルと、第1磁石が取り付けられているベルトと、
    前記ベルトとともにユーザが着用する衣服に取り付けられており、受電コイルと、前記受電コイルに接続されているターミナルと、第2磁石が備えられている中継器と、
    を備えており、
    前記第2磁石が前記第1磁石に磁力でくっついたときに前記送電コイルと前記受電コイルが対向する、ウエアラブル非接触給電システム。
  2. 前記第1磁石は前記送電コイルを平面視したときに前記送電コイルの輪郭の内側に位置しており、
    前記第2磁石は前記受電コイルを平面視したときに前記受電コイルの輪郭の内側に位置している、請求項1に記載のウエアラブル非接触給電システム。
  3. 前記第1磁石は前記送電コイルを平面視したときに前記送電コイルの中央に位置しており、
    前記第2磁石は前記受電コイルを平面視したときに前記受電コイルの中央に位置している、請求項2に記載のウエアラブル非接触給電システム。
  4. 2個の第1磁石と2個の第2磁石を備えており、
    前記送電コイルは2個の前記第1磁石の間に配置されており、
    前記受電コイルは2個の前記第2磁石の間に配置されている、
    請求項1に記載のウエアラブル非接触給電システム。
  5. 前記電気デバイスに固定されるデバイス側受電器をさらに備えており、
    前記デバイス側受電器は、第4磁石と、前記電気デバイスに接続される別の受電コイルを備えており、
    前記ターミナルは、前記受電コイルに接続された別の送電コイルと第3磁石を備えており、前記別の送電コイルと前記第3磁石は前記衣服のポケットに取り付けられており、
    前記別の送電コイル、前記別の受電コイル、前記第3磁石、前記第4磁石は、前記電気デバイスが前記ポケットに入れられて前記第4磁石が前記第3磁石にくっつくと前記別の受電コイルが前記別の送電コイルに対向する位置関係を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載のウエアラブル非接触給電システム。
  6. 前記ターミナルは、前記衣服に含まれている一対の導電シートであって互いに絶縁されつつ積層されている一対の導電シートである、請求項1から4のいずれか1項に記載のウエアラブル非接触給電システム。
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