JP2023146498A - 紫外線照射システム - Google Patents
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Abstract
【課題】紫外線照射部が搭載される照射機器の小型化が実現される紫外線照射システムを提供すること。【解決手段】実施形態によれば、紫外線照射システムは、複数の照射機器、及び、電源部を備える。複数の照射機器のそれぞれは、紫外線を照射する動作を行う紫外線照射部を備え、複数の照射機器は、互いに対して別体で設けられる。電源部は、外部から交流電力をうけて、複数の照射機器のそれぞれに異なる系統で直流電力を供給することにより、複数の照射機器のそれぞれにおいて紫外線照射部を動作させる。電源部は、複数の照射機器のそれぞれとは別置きで設けられる。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、紫外線照射システムに関する。
紫外線照射部から紫外線を照射する動作を行い、紫外線照射部からの紫外線によって除菌等を行う紫外線照射システムが用いられている。このような紫外線照射システムでは、紫外線光源を含む紫外線照射部に直流電力が供給されることにより、紫外線照射部は紫外線を照射する動作を行う。このため、紫外線照射システムでは、紫外線照射部へ直流電力を供給するための電力供給源として、電源部が設けられ、電源部には、交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータが、設けられる。紫外線照射システムでは、AC/DCコンバータによって変換された直流電力が、紫外線照射部に供給される。
また、前述のような紫外線照射システムでは、紫外線照射部が搭載される照射機器の圧迫感を低減する観点等から、照射機器の小型化が、求められている。例えば、紫外線照射部へ電力を供給するための前述の電源部を照射機器とは別置きにする等して、照射機器を小型化することが、求められている。
本発明が解決しようとする課題は、紫外線照射部が搭載される照射機器の小型化が実現される紫外線照射システムを提供することにある。
実施形態によれば、紫外線照射システムは、複数の照射機器、及び、電源部を備える。複数の照射機器のそれぞれは、紫外線を照射する動作を行う紫外線照射部を備え、複数の照射機器は、互いに対して別体で設けられる。電源部は、外部からの交流電力を受けて、複数の照射機器のそれぞれに異なる系統で直流電力を供給することにより、複数の照射機器のそれぞれにおいて紫外線照射部を動作させる。電源部は、複数の照射機器のそれぞれとは別置きで設けられる。
本発明によれば、紫外線照射部が搭載される照射機器の小型化が実現される紫外線照射システムを提供することができる。
実施形態の紫外線照射システム(1)は、複数の照射機器(10)、及び、電源部(11)を備える。複数の照射機器(10)のそれぞれは、紫外線を照射する動作を行う紫外線照射部(22)を備え、複数の照射機器(10)は、互いに対して別体で設けられる。電源部(11)は、外部から交流電力を受けて、複数の照射機器(10)のそれぞれに異なる系統で直流電力を供給することにより、複数の照射機器(10)のそれぞれにおいて紫外線照射部(22)を動作させる。電源部(11)は、複数の照射機器(10)のそれぞれとは別置きで設けられる。このような構成であるため、照射機器(10)のそれぞれに、電源部(11)が搭載されない。このため、照射機器(10)のそれぞれの小型化が適切に実現される。
実施形態の紫外線照射システム(1)では、電源部(11)は、AC/DCコンバータ(32)、分岐回路(33)及び制御回路(30)を備える。AC/DCコンバータ(32)は、交流電力を直流電力に変換し、分岐回路(33)では、AC/DCコンバータ(32)からの電気経路が、複数の照射機器(10)のそれぞれに向かう状態に分岐する。制御回路(30)は、分岐回路(33)の動作を制御することにより、分岐回路(33)から複数の照射機器(10)のそれぞれへの直流電力の供給を制御する。このため、照射機器(10)のそれぞれとは別置きで電源部(11)を設けても、照射機器(10)のそれぞれへの電力の供給が、適切に制御され、照射機器(10)のそれぞれの紫外線照射部(22)の動作が、適切に制御される。
実施形態の紫外線照射システム(1)では、電源部(11)は、AC/DCコンバータ(32)及び制御回路(30)を備える。AC/DCコンバータ(32)は、交流電力を直流電力に変換する。制御回路(30)は、AC/DCコンバータ(32)の動作を制御することにより、AC/DCコンバータ(32)から複数の照射機器(10)のそれぞれへの直流電力の出力を制御する。このため、照射機器(10)のそれぞれとは別置きで電源部(11)を設けても、照射機器(10)のそれぞれへの電力の供給が、適切に制御され、照射機器(10)のそれぞれの紫外線照射部(22)の動作が、適切に制御される。
実施形態の紫外線照射システム(1)は、複数の照射機器(10)のそれぞれの紫外線照射部(22)に関連する情報を検知するセンサ(17)をさらに備え、センサ(17)は、複数の照射機器(10)のそれぞれとは別体で設けられる。制御回路(30)は、センサ(17)での検知結果に基づいて、制御対象(32;33)の動作を制御し、制御対象(32;33)から複数の照射機器(10)のそれぞれへの直流電力の供給を制御する。このような構成であるため、照射機器(10)のそれぞれに、センサ(17)等が搭載されない。このため、照射機器(10)のそれぞれの小型化が、さらに適切に実現される。また、照射機器(10)のそれぞれとは別置きで電源部(11)及びセンサ(17)を設けても、照射機器(10)のそれぞれの紫外線照射部(22)の動作が、適切に制御される。
以下、実施形態について図面を参照にして説明する。
(第1の実施形態)
まず、実施形態の一例として、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る紫外線照射システム1を示す。紫外線照射システム1は、複数の照射機器10、及び、電源装置である電源部11を備える。複数の照射機器10のそれぞれは、壁に取付けられ、図1の一例では、天井壁12に取付けられる。そして、複数の照射機器10は、互いに対して別体で設けられる。複数の照射機器10は、互いに対して離間して配設されることが、好ましい。
まず、実施形態の一例として、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る紫外線照射システム1を示す。紫外線照射システム1は、複数の照射機器10、及び、電源装置である電源部11を備える。複数の照射機器10のそれぞれは、壁に取付けられ、図1の一例では、天井壁12に取付けられる。そして、複数の照射機器10は、互いに対して別体で設けられる。複数の照射機器10は、互いに対して離間して配設されることが、好ましい。
また、照射機器10のそれぞれは、取付けられる壁の表面から空間に向かって、紫外線を照射可能である。図1の一例では、照射機器10のそれぞれは、取付けられる天井壁12の表面である天井面から、空間に向かって鉛直下側へ紫外線を照射可能である。空間では、照射機器10のそれぞれから照射される紫外線によって、除菌、殺菌、滅菌及び減菌等のいずれかが行われる。なお、照射機器10のそれぞれが取付けられる壁は、天井壁12に限るものではない。例えば、照射機器10のそれぞれが、部屋等の側壁に取付けられてもよい。この場合、照射機器10のそれぞれは、取付けられる側壁の表面から、空間(部屋)に向かって紫外線を照射する。
電源部11は、照射機器10のそれぞれへ直流電力を供給するための電力供給源として、設けられる。電源部11は、照射機器10のそれぞれとは別置きで、すなわち、照射機器10のそれぞれとは別体で、設けられる。紫外線照射システム1において、設けられる電源部11の数量は、照射機器10の数量より少ない。好ましくは、紫外線照射システム1において、設けられる電源部11は1台であり、以下では、紫外線照射システム1が備える電源部11は1台として説明を行う。また、本実施形態の紫外線照射システム1では、電源部11は、電気経路13を介して、外部電源(図示しない)に電気的に接続される。電気経路13は、例えば、電気ケーブル等から形成される。電源部11には、電気経路13を通して、外部電源から交流電力が供給される。
また、紫外線照射システム1には、照射機器10と同一の数の電気経路15が、形成される。照射機器10のそれぞれは、電気経路15の対応する1つを介して、電源部11に電気的に接続される。電気経路15のそれぞれは、例えば、電気ケーブル等から形成される。電源部11は、電気経路15の対応する1つを通して、照射機器10のそれぞれに直流電力を供給する。この際、電源部11は、外部電源からの交流電力を照射機器10への供給用の直流電力に変換し、変換した直流電力を照射機器10のそれぞれへ供給する。また、照射機器10と同一の数の電気経路15は、互いに対して電気的に絶縁され、互いに対して電気的に独立して形成される。
また、紫外線照射システム1には、センサ17が設けられる。センサ17は、照射機器10のそれぞれの紫外線照射部22の制御に関連する情報を検知する。センサ17としては、人感センサ及び近接センサ等が挙げられる。人感センサによって、紫外線照射部22のそれぞれからの紫外線の照射領域において、人の存在が検知される。また、近接センサによって、紫外線照射部22のそれぞれへの人等の接近を検知可能となり、紫外線照射部22のそれぞれと人等との距離が基準距離以下であるか否か等を判定可能となる。電源部11には、検知結果に対応する検知信号が、センサ17から入力される。
センサ17は、照射機器10のそれぞれとは別置きで、すなわち、照射機器10のそれぞれとは別体で、設けられる。なお、図1等の一例では、センサ17は、電源部11とは別体で設けられるが、これに限るものではない。ある一例では、センサ17は、電源部11を構成する後述のAC/DCコンバータ等と一体に、設けられてもよい。
図2は、複数の照射機器10のある1つの構成の一例を示す。図2の一例の照射機器10は、筐体21、紫外線照射部22及びケーブル接続部23を備える。照射機器10は、中心軸Cが規定され、中心軸Cに沿う方向が軸方向として規定される。筐体21は、照射機器10の外装を形成する。また、照射機器で10では、筐体21に紫外線照射部22が取付けられ、図2の一例では、紫外線照射部22は、筐体21の内部に配置される。
紫外線照射部22は、紫外線光源25及び電極等から構成される。紫外線光源25としては、エキシマランプ、紫外線LED及び低圧水銀ランプ等のいずれかが、用いられる。紫外線照射部22では、電極を介して紫外線光源25に直流電力が供給されることにより、紫外線光源25において紫外線が発生する(特に、紫外線光源25がランプの場合)。そして、紫外線照射部22では、紫外線光源25において発生した紫外線が、空間へ照射される。図2の一例の照射機器10では、軸方向の一方側へ向かって、紫外線が照射される。前述のように、紫外線照射部22は、直流電力が供給されることにより、紫外線を照射する動作を行う。
また、図2の一例の照射機器10では、軸方向について紫外線を照射する側とは反対側の端部に、ケーブル接続部23が形成される。照射機器10のケーブル接続部23には、電気経路15の対応する1つを形成する電気ケーブルが、接続される。ケーブル接続部23には、端子接続によって電気ケーブルが接続されてもよく、コネクタ接続によって電気ケーブルが接続されてもよい。また、図2の一例の照射機器10では、筐体21の内部に、後述する変圧回路が搭載される。ケーブル接続部23は、変圧回路を間に介して、紫外線照射部22に電気的に接続される。
前述のような構成であるため、照射機器10には、紫外線照射部22に直流電力を供給するための電源部(電源回路)等は、搭載されない。そして、照射機器10には、交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ、及び、紫外線照射部22への電力の供給を制御する制御回路等も、搭載されない。また、照射機器10には、センサ17等も搭載されない。このため、照射機器10の小型化が可能である。
なお、図2では、複数の照射機器10のある1つの構成について示されるが、他の照射機器10も、図2の一例と同様の構成であってもよい。また、複数の照射機器10のそれぞれの構成は、図2の一例の構成に限定されるものではない。紫外線照射部22が設けられ、かつ、紫外線照射部22へ電力を供給するための電源部(電源回路)、及び、照射機器10のそれぞれの紫外線照射部22に関連する情報を検知するセンサ17等が搭載されない構成であれば、複数の照射機器10のそれぞれは、適宜の構成を取り得る。したがって、本実施形態では、照射機器10のそれぞれに、AC/DCコンバータ、制御回路及びセンサ17等のいずれも、搭載されない。
図3は、本実施形態の紫外線照射システム1の電気系統及び制御系統等の一例を示す。図3の一例では、電源部11は、制御回路30、データ記憶部31、AC/DCコンバータ32及び分岐回路33を備える。また、複数の照射機器10のそれぞれは、前述した紫外線照射部22及び変圧回路35を備える。照射機器10のそれぞれでは、紫外線照射部22は、1つのみ設けられてもよく、複数設けられてもよい。図3の一例では、複数の照射機器10の1つである照射機器10Aには、紫外線照射部22が1つのみ設けられ、複数の照射機器10の中の照射機器10Aとは別の1つである照射機器10Bには、紫外線照射部22が複数設けられる。なお、紫外線光源25として紫外線LEDを備える照射機器10においては、変圧回路35は備えていなくてもよい。
電源部11を構成する電源装置は、プロセッサ又は集積回路、及び、メモリ等の記憶媒体を備える。電源部11を構成する電源装置では、制御回路30は、プロセッサ又は集積回路等から構成され、記憶媒体がデータ記憶部31として機能する。電源部11では、プロセッサ又は集積回路は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイコン、FPGA(Field Programmable Gate Array)、及び、DSP(Digital Signal processor)等のいずれかを含む。電源部11は、集積回路等を1つのみ備えてもよく、集積回路等を複数備えてもよい。また、電源部11は、記憶媒体を1つのみ備えてもよく、記憶媒体を複数備えてもよい。
電源部11では、記憶媒体等に記憶されるプログラム等をプロセッサ等が実行することにより、制御回路30による後述の処理が行われる。ある一例では、電源部11を構成する電源装置において、プロセッサ等によって実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークを介して接続されたコンピュータ(サーバ)、又は、クラウド環境のサーバ等に格納されてもよい。この場合、電源部11を構成する電源装置のプロセッサ等は、ネットワーク経由でプログラムをダウンロードする。
本実施形態では、電源部11のAC/DCコンバータ32に、外部電源から電気経路13を通して、交流電力が供給される。AC/DCコンバータ32は、外部電源からの交流電力を直流電力に変換する。AC/DCコンバータ32によって変換された直流電力は、制御回路30に供給される。制御回路30は、AC/DCコンバータ32によって変換された直流電力が供給されることにより、駆動される。このため、変換された直流電力は、制御回路30の駆動電力となる。
また、図3の一例では、AC/DCコンバータ32によって変換された直流電力は、分岐回路33に出力される。電源部11では、分岐回路33において、AC/DCコンバータ32からの電気経路が、照射機器10と同一の数の電気経路15に分岐される。すなわち、分岐回路33では、AC/DCコンバータ32からの電気経路が、照射機器10のそれぞれに向かう状態に分岐する。
分岐回路33は、AC/DCコンバータ32によって変換された直流電力を、電気経路15の対応する1つを通して、複数の照射機器10のそれぞれに供給可能である。照射機器10のそれぞれでは、AC/DCコンバータ32によって変換された直流電力が供給されることにより、1つ以上の紫外線照射部22のそれぞれが、紫外線を照射する動作を行う。このため、変換された直流電力は、照射機器10のそれぞれの紫外線照射部22の動作電力となる。なお、図3の一例では、照射機器10のそれぞれにおいて、変圧回路35は、電源部11から供給された直流電力の電圧を昇圧する。そして、照射機器10のそれぞれでは、変圧回路35によって電圧が昇圧された直流電力が紫外線照射部22に供給され、紫外線照射部22が動作を行う。
図3の一例では、電源部11の制御回路30は、分岐回路33の動作を制御することにより、複数の照射機器10のそれぞれへの直流電力の供給を制御する。複数の照射機器10のそれぞれでは、電源部11からの直流電力の供給が制御されることにより、紫外線照射部22による紫外線を照射する動作が制御される。ここで、照射機器10と同一の数設けられる電気経路15は、互いに対して電気的に独立して形成される。このため、制御回路30は、1つの照射機器10ごとに、他の照射機器10とは独立して、直流電力の供給を制御する。したがって、1つの照射機器10ごとに、他の照射機器10とは独立して、紫外線照射部22の動作が制御される。
また、図3の一例の紫外線照射システム1では、前述したセンサ17が設けられるとともに、操作部材36が設けられる。操作部材36としては、壁スイッチ及びリモコン等が挙げられる。操作部材36では、紫外線照射システム1の利用者等によって、照射機器10のそれぞれの紫外線照射部22の動作に関する操作が入力される。電源部11の制御回路30には、入力された操作に対応する操作信号が、操作部材36から入力される。また、電源部11では、制御回路30に、センサ17での検知結果に対応する検知信号が、入力される。
制御回路30は、操作部材36からの操作信号、及び、センサ17からの検知信号等に基づいて、分岐回路33の動作を制御し、複数の照射機器10のそれぞれへの直流電力の供給を制御する。すなわち、操作部材36で入力された操作、及び、センサ17での検知結果に基づいて、複数の照射機器10のそれぞれへの直流電力の供給が制御され、複数の照射機器10のそれぞれにおいて、紫外線照射部22の動作が制御される。例えば、制御回路30は、操作部材36からの操作信号、及び、センサ17からの検知信号等に基づいて、複数の照射機器10のいずれにおいて紫外線照射部22から紫外線を照射させるかを、判定する。そして、制御回路30は、紫外線照射部22から紫外線を照射させる照射機器10へのみ直流電力が供給される状態に、分岐回路33の動作を制御する。
前述のように、本実施形態では、互いに対して別体で複数の照射機器10が設けられ、照射機器10のそれぞれは、紫外線を照射する動作を行う紫外線照射部22を備える。そして、複数の照射機器10のそれぞれとは別置きで電源部11が設けられ、電源部11は、交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ32、及び、AC/DCコンバータ32からの電気経路が複数の照射機器10のそれぞれに向かう状態に分岐する分岐回路33を備える。前述のような構成であるため、本実施形態では、照射機器10のそれぞれに、AC/DCコンバータ32を備える電源部11が搭載されない。照射機器10のそれぞれに電源部11が搭載されないため、照射機器10のそれぞれの小型化が適切に実現される。
また、本実施形態では、電源部11に分岐回路33が設けられるため、AC/DCコンバータ32に加えて、分岐回路33も、照射機器10のそれぞれに搭載されない。このため、照射機器10の小型化が、さらに適切に実現される。
また、本実施形態では、電源部11に制御回路30が設けられ、制御回路30は、分岐回路33の動作を制御することにより、複数の照射機器10のそれぞれへの電力の供給を制御する。このため、電源部11を照射機器10のそれぞれとは別置きで設けても、電源部11の制御回路30によって、照射機器10のそれぞれへの電力の供給が、適切に制御される。したがって、照射機器10のそれぞれとは別置きで電源部11を設けても、照射機器10のそれぞれの紫外線照射部22の動作が、適切に制御される。
また、本実施形態では、複数の照射機器10のそれぞれの紫外線照射部22に関連する情報を検知するセンサ17が、照射機器10のそれぞれとは別体で設けられる。このため、本実施形態では、照射機器10のそれぞれにセンサ17等が搭載されないため、照射機器10のそれぞれの小型化が、さらに適切に実現される。また、本実施形態では、センサ17の検知結果に基づいて、制御回路30は、照射機器10のそれぞれへの直流電力の供給を制御する。このため、照射機器10のそれぞれとは別置きで電源部11及びセンサ17を設けても、照射機器10のそれぞれの紫外線照射部22の動作が、適切に制御される。
ここで、照射機器10のそれぞれが小型化することにより、照射機器10のそれぞれの圧迫感が低減される。また、紫外線照射部22の紫外線光源25は、可視光光源や電源部11等に比べて寿命が短い。このため、紫外線照射部22が搭載される照射機器10は、可視光を照射する照明機器等に比べて、交換頻度が高い。本実施形態では、AC/DCコンバータ32等を含む電源部11が照射機器10のそれぞれとは別置きで設けられるため、照射機器10のそれぞれの交換において、電源部11を交換する必要はない。これにより、照射機器10のそれぞれの交換作業における手間が、低減される。
(変形例)
なお、前述の実施形態等では、制御回路30は、分岐回路33の動作を制御することにより、照射機器10のそれぞれへの電力の供給を制御するが、これに限るものではない。図4に示すある変形例では、電源部11に、分岐回路33は設けられない。また、本変形例では、照射機器10のそれぞれは、電気経路15の対応する1つを介して、電源部11のAC/DCコンバータ32に接続される。そして、制御回路30は、AC/DCコンバータ32の動作を制御することにより、AC/DCコンバータ32から照射機器10のそれぞれへの直流電力の出力を制御する。本変形例では、制御回路30は、紫外線照射部22から紫外線を照射させる照射機器10へのみAC/DCコンバータ32から直流電力を出力させ、紫外線照射部22から紫外線を照射させない照射機器10へはAC/DCコンバータ32から直流電力を出力させない。
なお、前述の実施形態等では、制御回路30は、分岐回路33の動作を制御することにより、照射機器10のそれぞれへの電力の供給を制御するが、これに限るものではない。図4に示すある変形例では、電源部11に、分岐回路33は設けられない。また、本変形例では、照射機器10のそれぞれは、電気経路15の対応する1つを介して、電源部11のAC/DCコンバータ32に接続される。そして、制御回路30は、AC/DCコンバータ32の動作を制御することにより、AC/DCコンバータ32から照射機器10のそれぞれへの直流電力の出力を制御する。本変形例では、制御回路30は、紫外線照射部22から紫外線を照射させる照射機器10へのみAC/DCコンバータ32から直流電力を出力させ、紫外線照射部22から紫外線を照射させない照射機器10へはAC/DCコンバータ32から直流電力を出力させない。
本変形例でも、複数の照射機器10のそれぞれとは別置きで電源部11が設けられる。そして、電源部11は、交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ32、及び、AC/DCコンバータ32から複数の照射機器10のそれぞれへの直流電力の出力を制御する制御回路30を備える。前述のような構成であるため、本実施形態では、照射機器10のそれぞれに、AC/DCコンバータ32及び制御回路30を備える電源部11が搭載されない。このため、本変形例でも前述の実施形態等と同様に、照射機器10のそれぞれの小型化が適切に実現される。
また、本変形例では、制御回路30は、AC/DCコンバータ32からの直流電力の出力を制御することにより、複数の照射機器19のそれぞれにおいて紫外線照射部22の動作を制御する。このため、電源部11を照射機器10のそれぞれとは別置きで設けても、電源部11の制御回路30によって、照射機器10のそれぞれへの電力の供給が適切に制御され、照射機器10のそれぞれの紫外線照射部22の動作が、適切に制御される。
また、前述した実施形態等では、電源部11は、制御回路30及びAC/DCコンバータ32等が一体の電源装置から構成されるが、これに限るものではない。ある変形例では、電源部11において、AC/DCコンバータ32等が搭載される装置(電源装置)とは別体で、制御回路30が設けられてもよい。この場合も、制御回路30及びAC/DCコンバータ32等は、複数の照射機器10のそれぞれとは別置きで設けられる。このため、AC/DCコンバータ32等を含む電源部11は、前述の実施形態等と同様に、複数の照射機器10のそれぞれとは別置きで設けられる。
前述したいずれの実施形態及び変形例でも、AC/DCコンバータ32を含む電源部11は、複数の照射機器10のそれぞれとは別置きで設けられる。このため、いずれの実施形態及び変形例でも、第1の実施形態等と同様の作用及び効果を奏する。すなわち、いずれの実施形態及び変形例でも、紫外線照射部22が搭載される照射機器10のそれぞれの小型化が、実現される。
これら少なくとも一つの実施形態によれば、電源部は、外部から交流電力を受けて、複数の照射機器のそれぞれに異なる系統で直流電力を供給することにより、複数の照射機器のそれぞれにおいて紫外線照射部を動作させる。そして、電源部は、複数の照射機器とは別置きで設けられる。これにより、紫外線照射部が搭載される照射機器の小型化が実現される紫外線照射システムを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…紫外線照射システム、10…照射機器、11…電源部、22…紫外線照射部、30…制御回路、32…AC/DCコンバータ、33…分岐回路。
Claims (4)
- 紫外線を照射する動作を行う紫外線照射部をそれぞれが備え、互いに対して別体で設けられる複数の照射機器と;
外部から交流電力を受けて、前記複数の照射機器それぞれに異なる系統で直流電力を供給することにより、前記複数の照射機器のそれぞれにおいて前記紫外線照射部を動作させる、前記複数の照射機器のそれぞれとは別置きで設けられる電源部と;
を具備する、紫外線照射システム。 - 前記電源部は、前記交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータと、前記AC/DCコンバータからの電気経路が前記複数の照射機器のそれぞれに向かう状態に分岐する分岐回路と、前記分岐回路の動作を制御することにより、前記複数の照射機器のそれぞれへの前記直流電力の供給を制御する制御回路と、を備える、請求項1の紫外線照射システム。
- 前記電源部は、交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータと、前記AC/DCコンバータの動作を制御することにより、前記AC/DCコンバータから前記複数の照射機器のそれぞれへの前記直流電力の出力を制御する制御回路と、を備える、請求項1の紫外線照射システム。
- 前記複数の照射機器のそれぞれの前記紫外線照射部に関連する情報を検知し、前記複数の照射機器のそれぞれとは別体で設けられるセンサをさらに具備し、
前記制御回路は、前記センサでの検知結果に基づいて、制御対象の動作を制御し、前記制御対象から前記複数の照射機器のそれぞれへの前記直流電力の供給を制御する、
請求項2又は3の紫外線照射システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022053702A JP2023146498A (ja) | 2022-03-29 | 2022-03-29 | 紫外線照射システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022053702A JP2023146498A (ja) | 2022-03-29 | 2022-03-29 | 紫外線照射システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023146498A true JP2023146498A (ja) | 2023-10-12 |
Family
ID=88286697
Family Applications (1)
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JP2022053702A Pending JP2023146498A (ja) | 2022-03-29 | 2022-03-29 | 紫外線照射システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023146498A (ja) |
-
2022
- 2022-03-29 JP JP2022053702A patent/JP2023146498A/ja active Pending
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