JP2023143542A - container with lid - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば食品の収納に適した容器に関するものである。 The present invention relates to a container suitable for storing food, for example.
上部開口形の容体と、この容体の上部開口部を着脱自在に覆い閉塞する蓋体とからなる食品の収納等に適した簡易容器が従来から提案されている(特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art A simple container suitable for storing foods, etc., which is composed of a container with an open top and a lid that detachably covers and closes the top opening of the container has been proposed (see Patent Document 1).
また、この特許文献1は、前記容体の外周面の全周に凹溝状の係合凹部が設けられている一方、前記蓋体の内周面の周方向の広範囲に前記係合凹部に凹凸係合する係止凸部が設けられていて、容体の係合凹部に蓋体の係止凸部を凹凸係合係止させることで、容体の上部開口部が蓋体で覆い閉塞保持されるように構成されている。
Further, in
上記特許文献1のように、容体の外周面の全周に設けられている係合凹部に蓋体の内周面の広範囲に設けられている係止凸部を凹凸係合係止する蓋体閉塞保持構造は、広範囲を係合係止させる必要があるために蓋体の容体への取付けが面倒になるとともに、蓋体の閉塞保持時には強い係止力が発揮されるために蓋体の取外しも容易ではなかった。
As in
本発明は、この点、容体に対する蓋体の着脱作業が容易に行われる簡易構造の蓋付き容器を提供するものである。 In this respect, the present invention provides a container with a lid having a simple structure in which the lid can be easily attached to and removed from the container.
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 The gist of the present invention will be explained with reference to the accompanying drawings.
上部開口形の容体1と、この容体1の上部開口部を着脱自在に覆い閉塞する蓋体4とからなり、
前記容体1の外周部2の角部に、この角部の角縁に交差するようにして係合孔3が設けられ、
前記蓋体4の角部に、この蓋体4で前記容体1の上部開口部を覆い閉塞した際に前記係合孔3に係脱自在に係止する係止凸部5が内側に突出するようにして設けられていることを特徴とする蓋付き容器に係るものである。
It consists of a
An
A
また、前記容体1は、帯板部6が立直状態に配設されてなる前記外周部2の内側に容体部7が設けられている構成であることを特徴とする請求項1記載の蓋付き容器に係るものである。
Further, the
また、前記帯板部6で構成されている前記外周部2は紙製または発泡合成樹脂製であり、この外周部2の内側に設けられている前記容体部7および前記蓋体4は合成樹脂製であることを特徴とする請求項2記載の蓋付き容器に係るものである。
Further, the outer
また、前記容体1は、帯板部6が立直状態にして平面視方形状に折曲形成されてなる前記外周部2の内側に、前記容体部7が係止状態に設けられている方形容体に構成されていて、
この容体1の前記外周部2の四隅の前記角部の上下方向の前記角縁に、この角縁と交差するようにして水平スリット状の前記係合孔3が貫通形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の蓋付き容器に係るものである。
Further, the
The horizontal slit-
また、前記容体1は、帯板部6が立直状態に配設されてなる前記外周部2の内側に容体部7が設けられており、
前記帯板部6は、外板部8に内板部9が重合されている構成であるとともに、前記内板部9の上縁部が前記外板部8の上縁部よりも低い位置に設けられ、
この内板部9の上縁部と前記外板部8との間に係止用間隙10が設けられ、この係止用間隙10を介して前記外板部8の内面から内側に突出している前記内板部9の上縁部が容体係止用上縁部11として構成されて、この容体係止用上縁部11が前記帯板部6の内側に設けられており、
この容体係止用上縁部11に、前記容体部7の周縁部に設けられている係止部12が係止されることによって前記帯板部6の内側に前記容体部7が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の蓋付き容器に係るものである。
Further, the
The
A
A
また、前記帯板部6は、前記外板部8の下部が内側に折り返し形成され、この内側折り返し板部が前記内板部9として構成されて外板部8に内板部9が重合されているとともに、この内板部9の上縁部は、前記外板部8の上縁部よりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項5記載の蓋付き容器に係るものである。
Further, in the
また、前記内板部9は、上縁部が前記外板部8に対し内側に傾倒自在に設けられ、傾倒させて外板部8の内面から内側に突出させたこの内板部9の上縁部と外板部8との間の間隙が前記係止用間隙10として構成されているとともに、この内板部9の上縁部で構成されている前記容体係止用上縁部11が、前記帯板部6の内側に設けられていることを特徴とする請求項6記載の蓋付き容器に係るものである。
Further, the
本発明は上述のように構成したから、容体に対する蓋体の着脱作業を容易にでき、また、容体の外周部の角部にしか係合孔が設けられていないために、この外周部にデザインや装飾を施した場合でもデザインや装飾が損なわれにくく外観体裁良好となるなど、極めて実用性に優れた簡易構造の蓋付き容器となる。 Since the present invention is constructed as described above, it is possible to easily attach and detach the lid to the container, and since the engaging holes are provided only at the corners of the outer periphery of the container, the outer periphery has a design. The container with a lid has a simple structure and is extremely practical, as the design and decoration are not easily damaged and the appearance is good even when decoration is applied.
また、請求項2~5記載の発明においては、容体部とは別体の外周部に対して前記係合孔を簡易に設計実現可能となる一層実用性に優れた蓋付き容器となる。
In addition, in the invention as claimed in
また、請求項3記載の発明のように構成した場合には、前記作用効果に加えて外周部と容体部とで構成される容体を簡易に設計実現可能となり、請求項4記載の発明のように構成した場合には、前記作用効果に加えて外周部の角部に係合孔が形成される構成を簡易構成にして容易に設計実現可能となり、請求項5記載の発明のように構成した場合には、前記作用効果に加えて外周部の内側に容体部が設けられる容体構造を、簡易構成にして容易に設計実現可能となる。
Further, when the invention is configured as claimed in
また、請求項6,7記載の発明においては、外板部に内板部が重合されている構成であるとともに、前記内板部の上縁部が前記外板部の上縁部よりも低い位置に設けられている前記外周部(を構成する帯板部)を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の蓋付き容器となり、特に請求項7記載の発明のように構成した場合には、帯板部の内側に設けられている容体係止用上縁部に容体部(の係止部)を安定的に係止できる。
Further, in the invention according to
本発明の最適な実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示し簡単に説明する。 DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS A preferred embodiment of the present invention will be briefly described based on the drawings, showing the effects of the present invention.
容体1の上部開口部を蓋体4で覆い、蓋体4を押し下げて前記容体1外周部2の係合孔3に、蓋体4の係止凸部5を係脱自在に係合係止させると、蓋体4が容体1の上部開口部を覆い閉塞した状態で保持されることになる。
The upper opening of the
この際、前記係合孔3は容体1の外周部2の角部に設けられており、前記係止凸部5も蓋体4の角部に設けられているので、上記特許文献1のように容体の係合凹部と蓋体の係止凸部とが広範囲で係合係止する構成に比べると、係止凸部5が係合孔3に係合係止する範囲が小さく(角部のみであり)、故に例えば蓋体4を軽い力で押し下げるだけでも簡単に係止凸部5が係合孔3に係合係止して、蓋体4の容体1への取り付け作業が容易に行われる。
At this time, since the
また、閉塞状態の蓋体4を容体1から取り外すときも、係合孔3と係止凸部5との係合範囲が小さいが故に係合孔3から係止凸部5を係脱させ易く、この蓋体4取り外し作業が容易に行われる。
Also, when removing the closed
また、容体1の外周部2の角部に、この角部の角縁に交差するようにして設けられる前記係合孔3は、容体の全周に係合凹部が形成される上記特許文献1の構成に比べると形成範囲が小さい分簡易に設計実現可能であり、蓋体4の角部に設けられる係止凸部5も、蓋体の周方向の多くの範囲に係止凸部が形成される上記特許文献1に比して形成範囲が小さい分簡易に設計実現可能である。
Further, the
また、容体1には、外周部2にデザインや装飾を施して商品性を向上させることが可能であるが、このように構成した場合に容体1の外周部2の角部に設けられている係合孔3はデザインや装飾を損ないにくく、良好な外観体裁を呈するものを設計実現可能である。
In addition, it is possible to improve the marketability of the
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。 Specific embodiments of the present invention will be described based on the drawings.
本実施例の蓋付き容器は、上部開口形の容体1と、この容体1の上部開口部を着脱自在に覆い閉塞する蓋体4とを備えている。
The container with a lid of this embodiment includes a
本実施例の前記容体1は、帯板部6が立直状態にして平面視方形の枠状に折曲形成されてなる外周部2と、薄い合成樹脂製で一体成形された容体部7とからなり、前記外周部2の内側に、前記容体部7を落とし込むように収容し縁部を係止することによって外周部2に容体部7が係止状態に組付けられた方形容体に構成されている(図1参照)。
The
また、本実施例の前記外周部2は、この外周部2を構成する前記帯板部6が外板部8に内板部9が重合されている構成であるとともに、前記内板部9の上縁部が前記外板部8の上縁部よりも低い位置に設けられている。
Further, the outer
具体的には、前記帯板部6は、厚さ1mm程度の硬質な横長の厚紙19で構成されており、この帯板部6の長さ方向の両端部が接続手段により重合接続されて枠形(環状)に構成されている(図1参照)とともに、図5に示すようにこの帯板部6の内側面の所定の四箇所には、縦(鉛直)方向に長さを有する凹溝状の枠折曲用溝15が設けられ(溝形成刃を用いて切り込み形成され)、この四箇所の枠折曲用溝15を折縁部として各箇所が直角に折曲されることにより、この四箇所の直角折曲部が角隅部となる方形枠状の前記外周部2に構成され、この四箇所の枠折曲用溝15を介して外周部2は帯板状に折り畳むことも可能(図示省略)に構成され、この折り畳み状態で外周部2は梱包・出荷されるように構成されている。尚、外周部2(帯板部6)は、発泡合成樹脂製でも良い。
Specifically, the
また、前記外周部2となった際の帯板部6の一方の対角線上に存する二箇所の枠折曲用溝15Aは、比較的幅広な縦溝状に切除されていて、この枠折曲用溝15Aに隣接する帯板部6の二辺が、この枠折曲用溝15Aを介して平面視90度以上となる方向へ折曲可能となるように構成されている。
Further, the two
また、前記外周部2となった際の帯板部6の他方の対角線上に存する二箇所の枠折曲用溝15Bは、前記枠折曲用溝15Aより幅狭な縦溝状に切除されていて、枠折曲用溝15Bに隣接する帯板部6の二辺が、この枠折曲用溝15Bを介して平面視約90度の角度をなす位置まで折曲可能となるように構成されている。即ち、この90度をなした状態から、枠折曲用溝15Bを介して枠折曲用溝15Bに隣接する帯板部6の二辺を平面視90度以上に拡大する方向へ折曲することはできるが、平面視90度以下に折曲することは、枠折曲用溝15Bに隣接する帯板部6の端縁の一方が他方に接触または双方の端縁同士が接触することによって困難となるように構成されている。
Further, the two
言い換えると、枠折曲用溝15Bは、この枠折曲用溝15Bに隣接する前記紙材5の二辺のなす角度が90度になる前記外周部2の展開状態から、この枠折曲用溝15Bに隣接する前記紙材5の二辺のなす角度が180度になる外周部2の折り畳み状態までの間の約90度範囲のみに折曲範囲が規制されている。従って、展開状態の外周部2を折り畳む時には、この枠折曲用溝15Bに隣接する帯板部6の二辺のなす角度が90度以上に拡大する方向にのみ折り畳み可能となるように構成され、逆に折り畳み状態の外周部2を展開する時にはこの枠折曲用溝15Bに隣接する帯板部6の二辺のなす角度が平面視約90度となったところでこれ以上は角度を縮小する方向に折曲できなくなるように(外周部2が方形枠形に展開された状態を越えて再び折り畳み状態とはならないように)構成されている。
In other words, the
また、この帯板部6の両端部の接続手段について説明すると、帯板部6の両端部に糊代18が設けられて、この糊代18を介して両端部が糊付けされる構成が採用されているが、帯板部6の両端部が紙テープやビニールテープなどの粘着テープで接着されるような構成が採用されていても良いし、他の接続手段が採用されていても良い。
Furthermore, to explain the means for connecting both ends of the
また、図5に示すように、この外周部2を構成する帯板部6には、前記枠折曲用溝15と重なる四隅の前記角部の角縁の上下方向のやや上側寄り位置に、この角縁と交差するようにして水平スリット状(横長角孔状)の前記係合孔3が貫通形成されている。
In addition, as shown in FIG. 5, the
この係合孔3は、例えば前記帯板部6を構成する厚紙19に、この帯板部6を前記枠折曲用溝15を介して折曲する(方形枠状体とする)前に予め形成しておくと良い。
This
また、詳しく図示していないが、本実施例の外周部2(帯板部6)を構成する厚紙19には、図3に示した折曲前の展開状態の一側面(図3において奥側に存する面)に、防水性,耐久性,装飾性などの機能を有する外装シート(図示省略)が貼設されていて、この厚紙19が折曲されてなる前記帯板部6は、前記外板部8の外側面と、前記内板部9の内側面と、外板部8と内板部9の連設部(上部と下部)とに外装シートが表出するように構成されている。
Although not shown in detail, the
また、本実施例の前記容体部7は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の合成樹脂製の薄厚材で構成され、図1に示すように上部開口型であって前記外周部2の外形と略同形の平面視方形状をなし且つ外周部2内に収容可能な大きさの容体(箱体)に形成(一体成形)されている。尚、この容体部7の形状については、本実施例に限らず、平面視で六角形や八角形や太鼓形や瓢箪形や丸形やこれらの変形形状などの様々な形状を採用可能であり、これらの様々な形状の容体部7に対応する形状の前記外周部2を用意することも簡易に可能である。
Further, the
また、この容体部7は、図1,図2に示すように外周部全周が外方へ鍔状に突設されているとともに、この全周鍔が上部が溝底となる逆溝形状に形成(一体成形)されていて、この逆溝状の全周鍔が前記外周部2(帯板部6)の内側面に設けられている容体係止用上縁部11に上方から掛止係止可能な係止部12(周縁係止凹部12)として構成され、この係止部12の四隅の角部を除いた広範囲が前記容体係止用上縁部11に係止されることによって前記帯板部6の内側に前記容体部7が取付けられている。
Furthermore, as shown in FIGS. 1 and 2, the entire outer periphery of the
また、この容体部7は、複数を積み重ねてネスティングできる形状に形成されている。
Moreover, this
本実施例の前記蓋体4は、前記容体1の外形と同等の平面視長方形状に形成されているとともに、四隅の角部に、この蓋体4で前記容体1の上部開口部を覆い閉塞した際に前記係合孔3に係脱自在に係止する係止凸部5が内側に突出するようにして設けられている。
The
具体的には、蓋体4はポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリカーボネート(PC)等の透明な前記合成樹脂板材からなり、図1に示すように、周縁部全周に前記外周部2の上縁部に被嵌(外嵌)する側断面逆L字状の被嵌縁部16が外方へ突設(一体成形)されているとともに、この被嵌縁部16には、四隅の角部の垂下外縁部の内面に内側に向けて水平帯状に突設する形状の前記係止凸部5が設けられ(一体成形され)ている。
Specifically, the
また、この係止凸部5は、図2に示すように側断面形状が内側に向かって凸湾曲する形状に形成されて、前記係合孔3に対する係止・係脱が容易に行われるように構成されているとともに、この係止凸部5の係合孔3への係止嵌合によって、蓋体4が容体1の上部開口部を覆い閉塞した状態(蓋体4が容体1に被嵌係止した状態)に保持されるよう構成されている。
Further, as shown in FIG. 2, the locking
また、この蓋体4には、四隅の角部のうちの一箇所に摘み片17が突設(一体成形)されていて、この摘み片17を利用して蓋体4の開閉操作が容易に行われるように構成されている。
Further, this
図示していないが、本実施例の蓋付き容器に、商品名,賞味期限,内容物の成分等を表示(プリント)した帯を掛け回すことでの蓋体4開放防止作用を付加させても良い(このような帯掛けをせずとも、四隅部の係合孔3と係止凸部5の凹凸係合係止力により十分な蓋体4開放防止作用が発揮されることが出願人の試作実験により確認されている。)。
Although not shown, it is also possible to add a function to prevent the
また、この蓋体4は、複数を積み重ねてネスティングできる形状に形成されている。即ち、本実施例の蓋付き容器は、前記外周部2と容体部7と蓋体4とを分離した状態で出荷されるが、この際、帯状に折り畳んだ複数の外周部2と複数積み重ねた容体部7と複数積み重ねた蓋体4とを嵩張らない状態で運搬したり格納したりすることが可能である。
Moreover, this
ところで出願人は、特許第7031864号を取得している。 By the way, the applicant has obtained Patent No. 7031864.
この特許第7031864号を簡単に説明すると、本実施例の容体1と同様に内側面の周方向に沿って容体係止用上縁部が設けられている外周部と、前記容体係止用上縁部に外周部の周縁係止凹部が係止されることによって前記外周部内に組み付けられる容体部とからなる容体であって、前記外周部は、外面に模様等を付して美装した一枚の帯状に形成された例えばポリスチレンシート等の発泡樹脂製板材が、予め板面に形成された屈曲部に沿って屈曲されて、前記容体部を囲繞する平面視方形状の枠状板体に形成され、この外周部の内側面には、外方に向かって凹設する溝部(横溝部)が切り込み形成されているとともに、同時に溝部の下側溝面の奥部から下方に向かって(奥側溝面の下方延長線上に沿って)切り込みが形成され、この溝部に形成した切り込み部(縦溝部)より内側部分が内側に傾斜するように突出変形されて、この内側に傾斜突出する部分が前記容体係止用上縁部として構成されている。
Briefly explaining this patent No. 7031864, there is an outer circumferential portion provided with an upper edge portion for locking the container along the circumferential direction of the inner surface like the
本実施例は、この特許第7031864号とは異なった簡易構造により、前記外周部2の内側に前記容体係止用上縁部11が設けられている。
In this embodiment, the
具体的に説明すると、前記横長の帯板部6を構成する厚紙19は、図3に示すようにその内側面の上縁部寄りと下部寄り位置とに水平横方向に長さを有する凹溝状の重合用切欠溝13が設けられ(溝形成刃を用いて切り込み形成され)、図4に示すようにこの上下の重合用切欠溝13を折縁として上縁部と下縁部が(枠形の外周部2となった際の)内側に向けて折曲されている。
Specifically, as shown in FIG. 3, the
即ち、横長帯板部6は、上部と下部とが二重に折り重ねられ、この折り重ね状態が接着等の止着手段により保持されて外板部8に内板部9が重合され(外板部8の上部と下部が内側に折り返し形成され)た形態に形成されており、この上下の内板部9のうちの下側内板部9Aの上縁部が外板部8の上縁部より低い位置に設けられている(図4(b),図5参照)。
That is, the horizontally long
また、この下側内板部9Aの上縁部と前記外板部8との間には、係止用間隙10が設けられている。具体的には、前記下側内板部9Aには前記外板部8との重合側面の途中部に水平方向に長さを有する凹溝状の傾倒用切欠溝14が予め設けられ(溝形成刃を用いて前記厚紙19に予め切り込み形成され)ており(図2,図4(b)参照)、この傾倒用切欠溝14より下方側が前記止着手段により前記外板部8と重合保持され、この傾倒用切欠溝14より上方側は、外板部8に接着されずにこの傾倒用切欠溝14を折縁として前記外板部8に対し内側に傾倒自在に設けられ、傾倒させて外板部8の内側面から内方に突出させたこの下側内板部9Aの上縁部と外板部8との間の間隙が前記係止用間隙10として構成されている。尚、この傾倒用切欠溝14は、前記帯板部6が前記外周部2に形成された際の前記下側内板部9Aの内側面(本実施例で傾倒用切欠溝14が形成されている面の反対側面)に設けられている構成が採用されていても良いし、この傾倒用切欠溝14より下方側の下側内板部9Aが前記外板部8と止着されていない(外板部8と重合保持されていない)構成が採用されていても良い。
Further, a locking
そして、この下側内板部9Aの上縁部が前記容体係止用上縁部11として構成されて、この容体係止用上縁部11が前記帯板部6の内側の略全周に設けられ、この容体係止用上縁部11に後述の前記容体部7の周縁部に設けられている係止部12が係止されるとともに、前記係止用間隙10に係止部12の垂下外縁部が配設されることによって前記帯板部6(前記外周部2)の内側に前記容体部7が組付けられるように構成されている。
The upper edge portion of this lower
また、前記下側内板部9Aの、前記各枠折曲用溝15(15A,15B)の前記傾倒用切欠溝14より上側部分が厚紙19の表裏方向に貫通した切欠部20に形成されているとともに、この切欠部20は、左右の端縁の夫々が上側ほど対向間隔を拡大する傾斜縁21に形成されている。そして、この切欠部20および傾斜縁21を形成したことによって、前記外周部2の角隅部にあっては前記容体係止用上縁部11が存在せず(容体係止用上縁部11は前記帯板部6の内側の全周にはなく、四箇所の枠折曲用溝15を除いた略全周に周設され)、これによりこの容体係止用上縁部11には、前記容体部7の係止部12の角隅部を除いた箇所が係止されて外周部2の内側に容体部7が組付けられている。
Further, a portion of the lower
即ち、合成樹脂製で一体成形される係止部12付きの容体部7は、脱型時の抜け易さを考慮して角隅部の係止部12は平面視直角形状ではなくR形状とならざるを得ないが、この角隅部のR形状係止部12を平面視直角状に折曲された容体係止用上縁部11に係止しようとすると、この角隅部の容体係止用上縁部11は係止部12に接触・干渉し易くこれが挿入抵抗となって組付け作業の障害となるおそれがあったが、外周部2の角隅部に容体係止用上縁部11が設けられていない本実施例においては、このような障害は生じず外周部2への容体部7の組付け作業が容易に行われる。
That is, in the
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。 Note that the present invention is not limited to this embodiment, and the specific configuration of each component can be designed as appropriate.
1 容体
2 外周部
3 係合孔
4 蓋体
5 係止凸部
6 帯板部
7 容体部
8 外板部
9 内板部
10 係止用間隙
11 容体係止用上縁部
12 係止部
1
10 Locking gap
11 Upper edge for container locking
12 Locking part
Claims (7)
前記容体の外周部の角部に、この角部の角縁に交差するようにして係合孔が設けられ、
前記蓋体の角部に、この蓋体で前記容体の上部開口部を覆い閉塞した際に前記係合孔に係脱自在に係止する係止凸部が内側に突出するようにして設けられていることを特徴とする蓋付き容器。 It consists of a container with an open top and a lid that removably covers and closes the top opening of the container,
An engagement hole is provided in a corner of the outer periphery of the container so as to intersect with a corner edge of the corner,
A locking convex portion protruding inward is provided at a corner of the lid body to releasably lock in the engagement hole when the lid covers and closes the upper opening of the container. A container with a lid characterized by:
この容体の前記外周部の四隅の前記角部の上下方向の前記角縁に、この角縁と交差するようにして水平スリット状の前記係合孔が貫通形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の蓋付き容器。 The container is configured as a rectangular container in which the container portion is provided in a locked state inside the outer peripheral portion, which is formed by bending the band plate portion into an upright state and into a rectangular shape in plan view. ,
A claim characterized in that the horizontal slit-shaped engagement holes are formed through the vertical edges of the four corners of the outer circumference of the container so as to intersect with the corner edges. A container with a lid according to any one of items 1 to 3.
前記帯板部は、外板部に内板部が重合されている構成であるとともに、前記内板部の上縁部が前記外板部の上縁部よりも低い位置に設けられ、
この内板部の上縁部と前記外板部との間に係止用間隙が設けられ、この係止用間隙を介して前記外板部の内面から内側に突出している前記内板部の上縁部が容体係止用上縁部として構成されて、この容体係止用上縁部が前記帯板部の内側に設けられており、
この容体係止用上縁部に、前記容体部の周縁部に設けられている係止部が係止されることによって前記帯板部の内側に前記容体部が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の蓋付き容器。 In the container, a container portion is provided inside the outer peripheral portion in which the band plate portion is arranged in an upright state,
The band plate part has a structure in which an inner plate part is overlapped with an outer plate part, and an upper edge part of the inner plate part is provided at a lower position than an upper edge part of the outer plate part,
A locking gap is provided between the upper edge of the inner plate and the outer plate, and the inner plate protrudes inwardly from the inner surface of the outer plate through the locking gap. an upper edge portion is configured as an upper edge portion for container locking, and this upper edge portion for container locking is provided inside the band plate portion;
The container portion is provided inside the band plate portion by locking a locking portion provided at a peripheral edge of the container portion to this upper edge portion for locking the container. The container with a lid according to any one of claims 1 to 4.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022050971A JP2023143542A (en) | 2022-03-26 | 2022-03-26 | container with lid |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022050971A JP2023143542A (en) | 2022-03-26 | 2022-03-26 | container with lid |
Publications (1)
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JP2023143542A true JP2023143542A (en) | 2023-10-06 |
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ID=88219978
Family Applications (1)
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JP2022050971A Pending JP2023143542A (en) | 2022-03-26 | 2022-03-26 | container with lid |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023143542A (en) |
-
2022
- 2022-03-26 JP JP2022050971A patent/JP2023143542A/en active Pending
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