JP2023141668A - 業務支援システム、及び業務支援方法 - Google Patents

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雄二 広瀬
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良介 土屋
Ryosuke Tsuchiya
誠 上馬場
Makoto Uebaba
晃久 山本
Akihisa Yamamoto
麻友佳 津田
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Abstract

【課題】検討対象となる業務についての有用な情報をログ情報から取得して提供する。【解決手段】業務支援システムは、業務に関して行われる一連の作業の流れを示す情報である業務フローと一連の作業に対応する業務フローの種別を示す情報である業務パターンとを対応づけた情報に基づき生成され、業務に関する作業の来歴を示す情報である来歴情報に対応する業務パターンを特定する業務パターン推定モデルと、業務パターンの夫々について、夫々に対応する業務フローを構成する系列を夫々が業務の遂行結果に与える影響に応じて分類したパターン毎系列情報と、支援の対象となる業務の来歴情報と、を記憶し、来歴情報に対応する業務パターンを業務パターン推定モデルにより特定し、特定した業務パターンのパターン毎系列情報に基づき、業務の遂行を支援するための情報である業務遂行支援情報を生成する。【選択図】図6

Description

本発明は、業務支援システム、及び業務支援方法に関する。
特許文献1には、事務作業の手順を表示するナビゲーション画面において、勘定系画面を事務作業端末より呼び出せるようにすることを目的として構成された事務ナビゲーションシステムについて記載されている。事務ナビゲーションシステムは、事務作業端末と、事務作業端末に事務作業を誘導する表示を行う事務ナビゲーションサーバとを含み、事務ナビゲーションサーバは、金融機関における事務作業の手順が定義された事務フロー定義に従ってナビゲーション画面を生成し、事務フロー定義にてナビゲーション画面として勘定系画面が使用される場合、勘定系画面の呼び出しを事務作業端末に要求し、事務作業端末は、勘定系画面を記憶し、生成されたナビゲーション画面を表示装置に表示させ、記憶部に記憶された勘定系画面を表示装置に表示させる。
特許文献2には、引合から受注決定に至る時間の流れの中でその時点に必要な営業活動を支援することを目的として構成された営業業務管理システムについて記載されている。営業業務管理システムは、営業商品の商品タイプ毎に引合から受注決定までの受注プロセスを所定の複数工程に分けて業務管理し、引合に応じて入力される当該案件の案件識別情報と当該案件の商品情報及び商品タイプ情報と顧客情報とを案件毎に対応付けた案件毎ファイルを作成し、担当者データベースのデータに基づき当該案件の少なくとも商品タイプに応じて営業担当者を決定し、該当案件ファイルの内容を更新し、次に行う顧客との打合せにおいて必要な情報を打合準備内容情報ファイルの情報に基づき出力し、項目情報の達成未達成情報を設定した受注確度情報を当該案件ファイル内に作成する。
特開2014-127141号公報 特開2018-55268号公報
企業や官公庁等の組織における業務の遂行に際しては、過去に行われた業務の履歴情報(以下、「ログ情報」と称する。)を分析し利用することが業務効率の改善や業務の成功率を向上させる上で有効である。しかし、業務の進め方についての検討対象となる業務について有用な情報や示唆を得るためには、検討対象となる業務のバリエーション(以下、「業務パターン」と称する。)を特定した上で適切な情報をログ情報から取得する必要がある。とくに組織が手がける業務の種類や手順が多く業務パターンが多岐に亘る場合は、検討対象となる業務について業務パターンを特定することは必ずしも容易ではない。
特許文献1に記載の事務ナビゲーションシステムは、金融機関における事務作業の手順が定義された事務フロー定義に従ってナビゲーション画面や勘定系画面をオペレータに提示する。しかし、上記事務ナビゲーションシステムは、検討対象となる業務のパターンを特定してログ情報から有用な情報や示唆を提供するものではない。
また、特許文献2に記載の営業業務管理システムは、案件の商品タイプに応じて営業担当者を決定し、次に行う顧客との打合せにおいて必要な情報や受注確度情報を営業担当者に提供する。しかし、案件の指定は人が行っており、検討対象となる業務のパターンを特
定するものではなく、また、ログ情報から有用な情報や示唆を提供するものでもない。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、検討対象となる業務についての有用な情報をログ情報から取得して提供することが可能な、業務支援システム、及び業務支援方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一つは、業務支援システムであって、プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置を用いて構成され、業務に関して行われる一連の作業の流れを示す情報である業務フローと前記一連の作業に対応する業務フローの種別を示す情報である業務パターンとを対応づけた情報に基づき生成され、業務に関する作業の来歴を示す情報である来歴情報に対応する前記業務パターンを特定するモデルである業務パターン推定モデルと、前記業務パターンの夫々について、夫々に対応する前記業務フローを構成する系列を夫々が業務の遂行結果に与える影響に応じて分類した情報を含むパターン毎系列情報と、支援の対象となる業務の来歴情報である対象来歴情報と、を記憶し、前記対象来歴情報に対応する前記業務パターンを前記業務パターン推定モデルにより特定し、
特定した前記業務パターンの前記パターン毎系列情報に基づき、業務の遂行を支援するための情報である業務遂行支援情報を生成する。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、検討対象となる業務についての有用な情報をログ情報から取得して提供することができる。
業務支援システムの主な構成を示すシステムフロー図である。 ログ情報の一例である。 業務パターン化ログ情報の一例である。 業務フロー分析処理を説明するフローチャートである。 分析結果(パターン毎系列情報)の一例をグラフ形式で表した図である。 分析結果(パターン毎系列情報)の一例を表形式で表した図である。 分析結果(統計情報)の一例である。 業務支援システムの業務遂行支援機能に関する構成を示すシステムフロー図である。 業務支援システムの業務パターン推定モデルの生成(学習)機能に関する構成を示すシステムフロー図である。 業務パターン推定モデルの学習に用いる学習モデルの一例である。 業務パターン推定結果の一例である。 来歴分析処理を説明するフローチャートである。 分析結果(パターン毎系列情報)の一例である。 分析結果(パターン毎系列情報)の一例である。 支援情報提示画面の一例である。 業務支援システムの構成に用いる情報処理装置のハードウェア構成例である。
以下、本発明の実施形態について適宜図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示に過ぎず、説明の明確化のため、適宜、省
略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。とくに限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
以下の説明において、同一の又は類似する構成について同一の符号を付して重複した説明を省略することがある。また、以下の説明において、符号の前に付した「S」の文字は処理ステップの意味である。また、以下の説明における各種情報(データ)は例示するデータ構造以外の方法で表現もしくは管理してもよい。また、以下の説明において、各種の識別情報について説明する際、「識別子」、「ID」等の表現を適宜用いるが、これらについてはお互いに置換可能である。
図1は、第1実施形態として示す情報処理システム(以下、「業務支援システム1」と称する。)の概略的な構成を示すシステムフロー図である。業務支援システム1は、一つ以上の情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成される。
業務支援システム1は、過去に行われた業務の履歴情報に関する情報を含むテキストデータであるログ情報に基づき、業務に関する一連の作業の流れに関する情報(作業主体、作業内容、作業順序、作業日時、業務フローの結果(以下、「業務遂行結果」と称する。)等を示す情報。以下、「業務フロー」と称する。)を取得し、取得した情報に基づき業務フローを複数のバリエーション(以下、「業務パターン」と称する。)に分類し、業務パターン毎に業務フローと業務遂行結果との関係を分析することにより、ユーザやユーザが所属する組織が行う業務を支援するための情報を提供する。
業務支援システム1が支援の対象とする業務の種類は必ずしも限定されないが、例えば、企業や官公庁、自治体等の組織における業務について社員や職員等の作業主体によって行われる業務である。尚、作業主体は必ずしも人でなくてもよく、ロボット等であってもよい。
ログ情報は、例えば、上記のような組織において運用されている情報処理システムから取得される。上記情報処理システムは、例えば、営業管理システム、旅費精算システム、出退勤管理システム、在庫管理システム、発注管理システム、顧客管理システム、人事管理システム、物流管理システム、経理システム、決算システムである。本実施形態では、上記の情報処理システムが営業管理システムである場合を例として説明する。
以下の説明において、業務支援システム1が利用するログ情報は、ログパーサやログアダプタ等を用い、各ログの特性に基づき適宜、整形やクレンジング等の前処理がなされているものとする。また、ログ情報においては、前処理により、当該業務における業務の開始作業から完了作業から当該業務で最後に実施された作業までに至る一連の有限な作業が、実際の実行順に基づき一連の業務フローとして識別可能な状態になっているものとする。尚、業務フローは、例えば、特開2017-227944号公報に記載されている方法等の公知の技術を用いて取得することができる。
各業務フローには、前処理において当該業務フローに沿って業務を遂行した結果を示す情報(以下、「業務遂行結果」と称する。)が付与されているものとする。業務遂行結果の態様は必ずしも限定されず、例えば、2値的(成功/失敗)に表される場合や閾値によって分類(例えば、迅速、遅延、失敗等)される場合等、様々である。業務遂行結果は、例えば、業務フローに含まれる各作業(各作業ステップ)の内容や、業務フローの元になるログ情報の内容(作業時間等)に基づき取得される。業務遂行結果は、例えば、業務遂行結果が定義された他のファイルから内容をマージする等して取得してもよい。
業務支援システム1は、ログ情報に含まれている、様々な作業の組み合わせからなる業
務フローを分析し、それにより得られた業務フローの特性に基づき、業務フローを業務パターンに自動的に分類する。業務支援システム1は、例えば、業務フローに関する情報(作業を構成する個々の作業の結果、作業主体、経過時間、作業の集合や作業の順序等)を量子化することにより得られる特徴量(特徴値)に基づき、業務フローを業務パターンに分類する。業務支援システム1は、例えば、各業務の具体の業務フローに表現されている情報(作業主体の熟練度の差、異なる業務フローの共通の情報処理システムへの相乗りの状況、顧客側の業務フローであるか否か、作業客体(取り扱われる商品や分野等)の違い等の情報等、業務フローに明示的乃至暗黙に表現されている情報)に応じて、業務フローを業務パターンに分類する。
業務支援システム1は、業務フローを構成する作業の系列を、夫々が業務の遂行結果に与える影響に応じて分類する。具体的には、業務支援システム1は、業務フローを、業務が成功した系列(以下、「成功業務フロー」と称する。)の群(以下、「成功業務フロー群」と称する。)と業務が失敗した系列(以下、「失敗業務フロー」と称する。)の群(以下、「失敗業務フロー群」と称する。)に分類する。そして、業務支援システム1は、成功業務フロー群にのみ登場する頻出系列(以下、「成功系列」と称する。)と失敗業務フロー群にのみ登場する頻出系列(以下、「失敗系列」と称する。)、及び、成功業務フロー群及び失敗業務フロー群の双方に登場する頻出系列(以下、「共通系列」と称する。)を特定する。
図1に示すように、業務支援システム1は、量子化部120、業務分類部130、及び分析部150の各機能を備える。また、業務支援システム1は、ログ情報111、量子化ログ情報112、業務パターン化ログ情報114、及び分析結果115を記憶する記憶部110(不図示)を備える。
図2にログ情報111の一例を示す。例示するログ情報111は、業務フローID1111、順序1112、作業ID1113、作業結果1114、作業主体ID1115、及び作業日時1116の各項目を有する複数のレコード(エントリ)で構成される。ログ情報111の一つのレコードは、一つの業務フローに対応する。
上記項目のうち、業務フローID1111には、業務フローの識別子である業務フローIDが格納される。順序1112には、業務フローを構成する各作業が行われる順序を示す情報(以下、「作業順序」と称する。)が格納される。本例では作業順序は自然数であり、作業順序の小さい作業から順に行われる。作業ID1113には、業務フローを構成する各作業を特定する情報である作業IDが格納される。作業結果1114には当該作業IDの作業の結果(作業毎の結果)を示す情報(以下、「作業結果」と称する。)が格納される。作業主体ID1115(作業者)には、当該作業IDの作業を行った作業主体の識別子(作業者名等)(以下、「作業主体ID」と称する。)が格納される。作業日時1116には、当該作業が行われた日時(以下、「作業日時」と称する。)が格納される。
図1に戻り、量子化部120は、ログ情報111から取得される、各業務フローに関する情報を量子化した情報である量子化ログ情報112を生成する。尚、量子化の方法は必ずしも限定されないが、量子化は、例えば、BoW(Bag of Words)、TF-IDF(Term Frequency - Invers Document Frequency)、Word2Vec(CBOW(Continuous Bag of Word)、Skip-Gram)等を用いて行われる。
業務分類部130は、量子化部120によって算出された量子化ログ情報に基づき、業務フローを複数の業務パターンに分類する。尚、業務フローの分類先となる業務パターンの数は、予め設定してもよいし、例えば、分析結果115を利用するユーザ(分析者)から受け付けるようにしてもよい。業務パターンの数は、例えば、ユーザが対応可能な程度
の数(例えば、20程度)とする。業務フローの業務パターンへの分類は、例えば、K-meansや混合ガウスモデル等を用いて行うことができる。尚、取り扱う次元数が多くなる場合は、例えば、潜在的意味解析(LSI(Latent Semantic Indexing)、LSA(Latent Semantic Analysis))や特異点分解(SVD(Singular Value Decomposition))を用いて次元圧縮を行ってもよい。
図3に業務パターン化ログ情報114の一例を示す。例示する業務パターン化ログ情報114は、業務パターンID1141、業務フローID1142、及び業務遂行結果1143の各項目を有する複数のレコード(エントリ)で構成される。
上記項目のうち、業務パターンID1141には、業務パターンの識別子である業務パターンIDが格納される。業務フローID1142には、業務パターンを構成する業務フローの業務フローIDが格納される。尚、業務パターンを構成する各業務フローは、業務パターンの特徴量の一つとなる。業務遂行結果1143には、当該業務フローIDで特定される業務フローの業務遂行結果が格納される。
図1に戻り、分析部150は、業務パターン化ログ情報114の業務パターン毎に分析を行うことにより、業務パターン毎の分析結果115を生成して出力する。
図4は、分析部150が行う上記の分析にかかる処理(以下、「業務フロー分析処理S400」と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに業務フロー分析処理S400について説明する。
まず、分析部150は、業務パターン化ログ情報114から業務パターンを一つ選択する(S411)。
続いて、分析部150は、選択中の業務パターンの業務フローを一つ選択する(S412)。
続いて、分析部150は、ログ情報111を参照し、選択中の業務フローが、成功業務フローであるか、失敗業務フローであるかを判定する(S413)。選択中の業務フローが成功業務フローであれば(S413:成功)、分析部150は、選択中の業務フローを成功業務フローとして記憶する(S414)。その後、処理はS416に進む。一方、選択中の業務フローが失敗業務フローであれば(S413:失敗)、分析部150は、選択中の業務フローを失敗業務フローとして記憶する(S415)。その後、処理はS416に進む。
S416では、分析部150は、選択中の業務パターンの業務フローを全て選択済か否かを判定する。選択中の業務パターンの業務フローを全て選択済でなければ(S416:NO)、処理はS412に戻る。一方、選択中の業務パターンの業務フローを全て選択済であれば(S416: YES)、処理はS417に進む。
S417では、分析部150は、記憶している成功業務フロー群と失敗業務フロー
群の夫々について、頻出系列を特定するアルゴリズムにより頻出系列を特定する。こ
こでいう頻出系列とは、当該集合の中で高頻度で出現する作業及び作業の順序系列で
ある。高頻度の判定は一定の閾値によってなされ、例えば、閾値が頻度「0.8」であ
り、その集合の中で「初期訪問_いまいち」というノードが「0.9」の頻度で出現して
いた場合、「初期訪問_いまいち」は長さ「1」の頻出系列とみなされる。また、も
し「初期訪問_いまいち」の後に「提案体制の決定」というノードがやはり「0.9」と
いう頻度で出現していた場合、初期訪問_いまいち」から「提案体制の決定」という
順序関係の頻出系列としてみなされる。尚、頻出系列は、ノード間の相対的な順序関
係においての頻出度合いを表現するものである。ノード間の間隔の上限を特に規定し
なければ、実際の事例に照らし合わせた際に当該ノード間に他のノードがいくつ含ま
れていても、閾値を超える数の事例でその順序関係が成り立っていれば頻出であると
判断する。尚、頻出系列の特定は、例えば、公知の頻出系列抽出手法(頻出パターン
マイニング(frequent pattern mining)等)を用いて行うことができる。
続いて、分析部150は、前述した「成功系列」、「失敗系列」、及び「共通系列」を夫々特定し、特定した結果を出力する(S418)。
S419では、分析部150は、全ての業務パターンを選択済か否かを判定する。未選択の業務パターンがあれば(S419:NO)、処理はS411に戻る。全ての業務パターンを選択済であれば(S419:YES)、業務フロー分析処理S400は終了する。
図5A及び図5Bに、ある業務パターンについての分析結果115の一例を示す。図5Aは、当該業務パターンについて特定された「成功系列」、「失敗系列」、及び「共通系列」(以下、「パターン毎系列情報」とも称する。)をグラフ形式(有向グラフ形式)で表現したものであり、図5Bは、パターン毎系列情報を表形式で示したものである。
図5Aにおいて、各ノードを表す円には、作業と当該作業の作業結果を記載している。尚、作業結果については必ずしも取得できない場合もある。各ノードを結ぶ矢線は系列間の相対的な順序関係を表す。実線で示す矢線は「共通系列」を、破線で示す矢線は「成功系列」を、一点鎖線で示す矢線は「失敗系列」を、夫々表す。
業務支援システム1が、例えば図5A乃至図5Bの内容(「成功系列」、「失敗系列」、及び「共通系列」)を視覚的に表示することで、ユーザは、成功の要因となった業務フローの情報や、失敗の要因となった業務フローの情報を容易に得ることができ、業務の改善計画等に役立てることができる。例えば、ユーザは、現在行っている作業の後、業務をどのように進めていけば成功に繋がるのかといった情報を容易に取得することができる。
業務支援システム1は、ユーザが業務に際して行った作業の来歴情報118を分析結果115(パターン毎系列情報)と対照することによりユーザが現在行っている作業を特定し、ユーザが現在行っている作業の後に行う作業を決定するための指針や参考となる情報(以下、「業務遂行支援情報」と称する。)を生成してユーザに提供する(以下、当該機能のことを「業務遂行支援機能」と称する。)。業務遂行支援情報は、例えば、今後行うべき作業(以下、「推奨作業」と称する。)、早期に行うべき作業(以下、「早期実行作業」と称する。)、タイミングを待ってから行うべき作業(以下、「時期尚早作業」と称する。)、避けるべき作業(以下、「忌避作業」と称する。)、静観すべき(積極的には進めるべきでない)作業(以下、「静観作業」と称する。)等を示す情報である。
図1に戻り、分析部150は、更に業務パターン化ログ情報114の業務パターン毎に統計処理を行うことにより、業務パターン毎の分析結果115を生成して出力する。
図5Cに上記統計処理により得られる分析結果115の一例を示す。例示する分析結果115の各レコード(エントリ)は一つの業務パターンに対応する。分析結果115は、業務パターンID1151、実行数1152、受注オッズ1153、受注/失注1154、及び分類結果1155の各項目を有する複数のエントリ(レコード)を含む。尚、実行数1152、受注オッズ1153や受注/失注1154には、ログ情報111の作業結果1114を統計処理した結果が格納される。
業務パターンID1151には、業務パターンIDが格納される。実行数1152には、当該業務パターンに属する業務フローの数が格納される。受注オッズ1153には、当該業務パターンについて所定の計算式により求めたオッズの値が格納される。受注/失注1154には、受注数(成功数)と失注数(失敗数)の数が格納される。分類結果1155には、受注オッズ1153の値に応じた当該業務パターンの分類先(有望群、可能群、絶望群)を示す情報が格納される。本例では、有望群と可能群を線引きする受注オッズ1153の値(第1閾値)として「3.0」を、可能群と絶望群を線引きする受注オッズ11
53の値(第2閾値)として「0.10」を設定している。
同図に示す分析結果115が提供されることで、ユーザ(分析者)は、例えば、いずれの業務パターンの業務フローに従って作業すべきであるかについての示唆を得ることができる。例えば、ユーザは、業務プロセスの再構築や作業員への指導方法等についての効果的な改善を図ることができる。
図6は、業務支援システム1の前述した業務遂行支援機能に関する構成を説明するシステムフロー図である。業務支援システム1は、業務パターン推定部160と来歴分析処理部170を更に備える。また、記憶部110は、機械学習モデルである業務パターン推定モデル155、来歴情報118、及び業務遂行支援情報119を更に記憶する。
来歴情報118は、ユーザが業務に際し現在までに行った作業に関する情報を含む。来歴情報118の取得方法は必ずしも限定されないが、例えば、ユーザの手入力やユーザが利用する各種の情報処理システムから取得される。
業務パターン推定部160は、来歴情報118を業務パターン推定モデル155に入力することにより、来歴情報118に対応する業務パターンを特定し、特定した業務パターンを示す情報を含む業務パターン推定結果117を生成する。業務パターン推定モデル155は、例えば、DNN(Deep Neural Network)、LSTM(Long Short-Term Memory
)を用いたRNN(Recurrent Neural Network)等である。業務パターン推定モデル155の生成(学習)については後述する。
来歴分析処理部170は、業務パターン推定結果117に記載されている業務パターンに対応する分析結果115に基づき業務遂行支援情報119を生成する。
図7は、業務支援システム1が備える、業務パターン推定モデル155の生成(学習)機能に関する主な構成を説明するシステムフロー図である。業務支援システム1は、学習データ生成部165及び学習処理部166を更に備える。また、記憶部110は、ラベル173、及び学習データ175を更に記憶する。
学習データ生成部165は、ログ情報111とラベル173に基づき学習データ175を生成する。ラベルは、例えば、ユーザインタフェースを介してユーザが設定するが、例えば、業務パターン化ログ情報114に基づき設定してもよい。学習データ175は、ログ情報111における各業務フローの全部又は一部と、(当該全部又は一部が対応する)業務パターン(業務パターンID)とを対応づけた情報である。
例えば、図2の業務フローIDが「GF0001」の作業の場合、学習データ175は、当該業務フローの全部(作業IDが「初期訪問」から「受注」までの全てのレコード)と業務パターン(業務パターンID)を対応づけた情報や、当該業務フローの一部(例えば、作業IDが「初期訪問」と「要件取得」の2つのレコードのセット)と業務パターン(業務パターンID)を対応づけた情報である。尚、業務フローの一部のレコードのセットは、当該業務フローにおいて最初に行われる作業のレコードと、当該作業以降に順次行われる
一つ以上の作業のレコードのセット(図2の例では作業ID1113が「初期訪問」のレコードを含み、順次後続する一連のレコードのセット)である。
図8に学習データ175の一例を示す。例示する学習データ175は、学習データID1751、業務フローID1752、順序1753、作業ID1754、作業結果1755、及び業務パターンID1756の各項目を有する複数のレコードで構成される。
上記項目のうち、学習データID1751には、学習データ毎に付与される識別子である学習データIDが格納される。尚、学習データIDが共通する一群のレコードのデータは1つの学習データを構成する。業務フローID1752、順序1753、作業ID1754、及び作業結果1755は、いずれもログ情報111から取得される情報である。業務パターンID1756には、当該学習データについて設定したラベル(業務パターン)の業務パターンIDが格納される。
図9は、業務パターン推定部160が、入力された来歴情報118(対象来歴情報)の業務パターンを業務パターン推定モデル155を用いて推定することにより得られる業務パターン推定結果117の一例である。同図に示すように、業務パターン推定結果117は、業務パターンID1771及び尤度1772の各項目を有する一つ以上のレコードで構成される。
上記項目のうち、業務パターンID1771には、前述した業務パターンIDが格納される。尤度1772には、当該業務パターンの尤度が格納される。尤度は、業務パターン推定モデル155が算出した、来歴情報118と当該業務パターンIDの類似性(類似度)を表す値であり、値が大きい程、類似性が高いことを示す。
図10は、来歴分析処理部170が、業務パターン推定結果117と分析結果115(パターン毎系列情報)に基づき業務遂行支援情報119を生成する処理(以下、「来歴分析処理S1000」と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに来歴分析処理S1000について説明する。尚、以下では、分析結果115として図11A及び図11Bに示す内容が取得されている場合を例として説明する。
まず、来歴分析処理部170は、業務パターン推定結果117から業務パターンを一つ選択する(S1011)。来歴分析処理部170は、例えば、尤度1172の最も高い業務パターンを選択する。尚、来歴分析処理部170が複数の業務パターンを選択し、選択した個々の業務パターンについて以下の処理S1012~S1016を行うようにしてもよい。
続いて、来歴分析処理部170は、分析結果115から、選択した業務パターンの業務フロー(パターン毎系列情報に基づく業務フロー)を取得する(S1012)。
続いて、来歴分析処理部170は、来歴情報118と取得した業務フローとを対照することにより、当該業務フローにおけるユーザの現在の作業を特定する(S1013)。尚、来歴情報118の作業の系列が上記業務フローの作業の系列と完全に一致しない場合もあるが、その場合は、例えば、上記業務フローと一致する作業を系列に沿って順次辿ることにより、ユーザの現在の作業を特定する。
続いて、来歴分析処理部170は、特定した現在の作業に後続する作業(以下、「後続作業」と称する。)をS1012で取得した業務フローから特定する(S1014)。
例えば、図11Aの例で、S1013でユーザの現在の作業が「提案方針の検討」と特
定されている場合、来歴分析処理部170は、「見積り」、「提案書作成」、「課題対応_成功」、「責任体制の決定」、及び「要件取得_成功」を後続作業として特定する。尚、「提案書作成」、「課題対応_成功」、及び「責任体制の決定」については、いずれも「提案方針の検討」と同様に「提案体制の決定」に後続する作業であり、「提案方針の検討」と並行して行われる作業であるので、来歴分析処理部170は、これらの作業についても「提案方針の検討」の後続作業として特定する。また、「要件取得_成功」については、当該作業に先行する作業が無い作業であるので、来歴分析処理部170は、当該作業についても「提案方針の検討」の後続作業として特定する。
また、図11Aの例で、S1113で特定されたユーザの現在の作業が「提案体制の決定」であった場合、来歴分析処理部170は、「提案書作成」、「課題対応_成功」、「責任体制の決定」、「提案方針の検討」、及び「要件取得_成功」を後続作業として特定する。
また、図11Aの例で、S1113で特定されたユーザの現在の作業が「初期訪問いまいち」であった場合、来歴分析処理部170は、「提案体制の決定」及び「要件取得_成功」を後続作業として特定する。
図10に戻り、続いて、来歴分析処理部170は、特定した後続作業に基づき、業務遂行支援情報119を生成する(S1015)。
例えば、ユーザの現在の作業から後続作業への遷移が「成功系列」であれば、来歴分析処理部170は、当該後続作業を「推奨作業」とする業務遂行支援情報119を生成する。例えば、図11Aの例で、ユーザの作業の現在の状態が「提案方針の検討」である場合、来歴分析処理部170は、「成功系列」における後続作業である「提案書作成」及び「課題対応_成功」を「推奨作業」とする内容の業務遂行支援情報119を生成する。
また、例えば、ユーザの現在の作業から後続作業への遷移が「失敗系列」であれば、来歴分析処理部170は、当該後続作業を「忌避作業」とする内容の業務遂行支援情報119を生成する。例えば、図11Aの例で、ユーザの作業の現在の状態が「提案方針の検討」である場合、来歴分析処理部170は、失敗系列における後続作業である「責任体制の決定」を「忌避作業」とする内容の業務遂行支援情報119を生成する。
また、例えば、ユーザの現在の作業から後続作業への遷移が「共通系列」や「失敗系列」を成立させない後続作業については、来歴分析処理部170は、「早期実行作業」とする内容の業務遂行支援情報119を生成する。例えば、図11Aの例で、ユーザの作業の現在の状態が「提案体制の決定」である場合、来歴分析処理部170は、後続作業である「要件取得_成功」を「早期実行作業」とする内容の業務遂行支援情報119を生成する。
また、例えば、特定した後続作業を実行することにより「成功系列」の実行順序が崩れてしまう可能性がある場合、来歴分析処理部170は、当該後続作業を「時期尚早作業」とする内容の業務遂行支援情報119を生成する。例えば、図11Aの例で、ユーザの作業の現在の状態が「提案方針の検討」である場合、共通系列の後続作業である「見積り」については「成功系列」である他の後続作業「提案書作成」、「課題対応_成功」が存在するので、来歴分析処理部170は後続作業「見積り」を「時期尚早作業」とする内容の業務遂行支援情報119を生成する。
また、例えば、業務フローによっては、同じ後続作業が「成功系列」であり「失敗系列」でもある場合もある。その場合、来歴分析処理部170は、例えば、当該後続作業を「
静観作業」(積極的には進めない)とする内容の業務遂行支援情報119を生成する。
また、例えば、後続作業が「失敗系列」への遷移を有する場合、来歴分析処理部170は、当該後続作業の系列以外の系列の後続作業を推奨する内容の業務遂行支援情報119を生成する。例えば、図11Aの例で、ユーザの作業の現在の状態が「提案体制の決定」である場合、後続作業である「提案方針の検討」は失敗系列の遷移(「責任体制の決定」への遷移)を有するので、来歴分析処理部170は、当該後続作業の系列以外の系列の後続作業(例えば、「責任体制の決定」)の実行を推奨する内容の業務遂行支援情報119を生成する。
図10に戻り、続いて、来歴分析処理部170は、生成した業務遂行支援情報119に基づく情報をユーザに提供する(S1016)。
図12は、来歴分析処理部170が、業務遂行支援情報119の内容をユーザに提供する際にユーザインタフェースを介してユーザに提示する画面(以下、「支援情報提示画面1200」と称する。)の一例である。
同図に示すように、支援情報提示画面1200は、業務担当者の表示欄1211、業務パターンの表示欄1212、尤度の表示欄1213、現在の作業の表示欄1214、業務フローの表示欄1220、及びレコメンデーションの表示欄1230を有する。
業務担当者の表示欄1211には、来歴情報118とともに取得されるユーザの識別子(業務担当者名)が表示される。業務パターンの表示欄1212には、図10のS1011で選択した業務パターンの識別子(業務パターンID)が表示される。尤度の表示欄1213には、図10のS1011で選択した業務パターンの尤度(業務パターン推定結果177の尤度1772)が表示される。現在の作業の表示欄1214には、図10のS1013で特定したユーザの現在の作業を示す情報が表示される。業務フローの表示欄1220には、図10のS1012で取得した業務フローが表示される。レコメンデーションの表示欄1230には、図10のS1015で生成した業務遂行支援情報119が表示される。
ユーザは、支援情報提示画面1200を参照することで、ユーザが現在行っている作業がどのような業務パターンに属しているかを容易に確認することができる。また、ユーザは、自身が行ってきた作業の経緯を確認し、例えば、自身が現在行っている作業が成功に近い状況にあるのか、失敗に近い状況にあるのかといった情報を得ることができる。
また、ユーザは、業務を成功させるためにこれからどのような作業を行うべきであるのか、どのような作業を行わないほうがよいのかといった示唆を得ることができ、業務の進め方の決定に際し有用な情報として利用することができる。
尚、例えば、支援情報提示画面1200に、更に図5Cに示した分析結果115(統計情報)に基づく情報を表示する(もしくはユーザの指示を受け付けて表示する機能を設ける)ようにしてもよい。ユーザは、上記の情報を参照することで、例えば、自身が現在行っている作業の成功確率(受注オッズ)を確認し、業務の成功に結びつく可能性の高い作業を適切に選択して業務を進めることができる。
また、図9に示した業務パターン推定結果177の尤度1772の値が小さい場合には誤った情報がユーザに提供されてしまう可能性が高くなる。そこで、例えば、業務支援システム1が、尤度1772の値が予め設定した閾値(以下、「尤度閾値」と称する。)以上である場合は業務遂行支援情報119をユーザに提供し、尤度1772の値が尤度閾値
よりも小さい場合は業務遂行支援情報119をユーザに提供しない(もしくは、ユーザに提示する際に信頼性が低い旨の情報を併記する)ようにしてもよい。
<情報処理装置の例>
図13に、業務支援システム1を構成する情報処理装置の構成例を示す。例示する情報処理装置10は、プロセッサ11、主記憶装置12、補助記憶装置13、入力装置14、出力装置15、及び通信装置16を備える。尚、例示する情報処理装置10は、その全部又は一部が、例えば、クラウドシステムによって提供される仮想サーバのように、仮想化技術やプロセス空間分離技術等を用いて提供される仮想的な情報処理資源を用いて実現されるものであってもよい。また、情報処理装置10によって提供される機能の全部又は一部は、例えば、クラウドシステムがAPI(Application Program Interface)等を介し
て提供するサービスによって実現してもよい。また、業務支援システム1は、通信可能に接続された複数の情報処理装置10を用いて構成してもよい。
同図において、プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、M
PU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit
)、AI(Artificial Intelligence)チップ等を用いて構成されている。
主記憶装置12は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ(NVRAM(Non Volatile RAM))等である。
補助記憶装置13は、例えば、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライ
ブ、光学式記憶装置(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等)、ストレージシステム、ICカード、SDカードや光学式記録媒体等の記録媒体の読取/書込装置、クラウドサーバの記憶領域等である。補助記憶装置13には、記録媒体の読取装置や通信装置16を介してプログラムやデータを読み込むことができる。補助記憶装置13に格納(記憶)されているプログラムやデータは主記憶装置12に随時読み込まれる。
入力装置14は、外部からの入力を受け付けるインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カードリーダ、ペン入力方式のタブレット、音声入力装置等である。
出力装置15は、処理経過や処理結果等の各種情報を出力するインタフェースである。出力装置15は、例えば、上記の各種情報を可視化する表示装置(液晶モニタ、LCD(Liquid Crystal Display)、グラフィックカード等)、上記の各種情報を音声化する装置(音声出力装置(スピーカ等))、上記の各種情報を文字化する装置(印字装置等)である。尚、例えば、情報処理装置10が通信装置16を介して他の装置との間で情報の入力や出力を行う構成としてもよい。
入力装置14及び出力装置15は、ユーザとの間で情報の受け付けや情報の提示を行うユーザインタフェースを構成する。
通信装置16は、他の装置との間の通信を実現する装置である。通信装置16は、通信ネットワーク等の通信媒体を介して他の装置との間の通信を実現する、有線方式又は無線方式の通信インタフェースであり、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線通信モジュール、USBモジュール等である。
情報処理装置10には、例えば、オペレーティングシステム、ファイルシステム、DB
MS(DataBase Management System)(リレーショナルデータベース、NoSQL等)、KVS(Key-Value Store)等が導入されていてもよい。
業務支援システム1が備える各機能は、プロセッサ11が、主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、もしくは、業務支援システム1を構成するハードウェア(FPGA、ASIC、AIチップ等)によって実現される。業務支援システム1は、前述した各種の情報(データ)を、例えば、データベースのテーブルやファイルシステムが管理するファイルとして記憶する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成の一部について、他の構成の追加や削除、置換をすることが可能である。
例えば、業務フロー(作業の系列)の表現態様として、例えば、ベイジアンネットワーク(Bayesian network)等の確率モデルベースのものを用いてもよい。
また、上記の各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、I
Cカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、以上に説明した各情報処理装置の各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は一例に過ぎない。各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は、これらの装置が備えるハードウェアやソフトウェアの性能、処理効率、通信効率等の観点から最適な配置形態に変更し得る。
また、前述した各種のデータを格納するデータベースの構成(スキーマ(Schema)等)は、リソースの効率的な利用、処理効率向上、アクセス効率向上、検索効率向上等の観点から柔軟に変更し得る。
1 業務支援システム、111 ログ情報、112 量子化ログ情報、114 業務パターン化ログ情報、115 分析結果、117 業務パターン推定結果、118 来歴情報、119 業務遂行支援情報、120 量子化部、130 業務分類部、150 分析部、155 業務パターン推定モデル、160 業務パターン推定部、165 学習データ生成部、166 学習処理部、170 来歴分析処理部、173 ラベル、175 学習データ、S400 業務フロー分析処理、S1000 来歴分析処理、1200 支援情報提示画面

Claims (15)

  1. プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置を用いて構成され、
    業務に関して行われる一連の作業の流れを示す情報である業務フローと前記一連の作業に対応する業務フローの種別を示す情報である業務パターンとを対応づけた情報に基づき生成され、業務に関する作業の来歴を示す情報である来歴情報に対応する前記業務パターンを特定するモデルである業務パターン推定モデルと、
    前記業務パターンの夫々について、夫々に対応する前記業務フローを構成する系列を夫々が業務の遂行結果に与える影響に応じて分類した情報を含むパターン毎系列情報と、
    支援の対象となる業務の来歴情報である対象来歴情報と、
    を記憶し、
    前記対象来歴情報に対応する前記業務パターンを前記業務パターン推定モデルにより特定し、
    特定した前記業務パターンの前記パターン毎系列情報に基づき、業務の遂行を支援するための情報である業務遂行支援情報を生成する、
    業務支援システム。
  2. 請求項1に記載の業務支援システムであって、
    前記パターン毎系列情報は、業務の成功に繋がる作業の系列である成功系列、業務の失敗に繋がる作業の系列である失敗系列、及び前記成功系列及び前記失敗系列の双方に登場する系列である共通系列のうちの少なくともいずれかを示す情報を含む、
    業務支援システム。
  3. 請求項2に記載の業務支援システムであって、
    前記対象来歴情報と、当該対象来歴情報について特定した前記業務パターンの前記パターン毎系列情報に基づく業務フローとを対照することにより、前記支援の対象となる業務における現在の作業を特定し、
    特定した現在の作業に後続する作業である後続作業が、前記成功系列、前記失敗系列、及び前記共通系列のいずれの系列の作業であるかを特定し、
    特定した系列に応じた内容の前記業務遂行支援情報を生成する、
    業務支援システム。
  4. 請求項3に記載の業務支援システムであって、
    前記業務フローと前記業務フローに従って業務を遂行した結果を示す情報である業務遂行結果とを含むログ情報を記憶し、
    前記ログ情報における業務フローの特徴量に基づき、前記業務フローを複数の業務パターンに分類した情報である業務パターン化ログ情報を生成し、
    前記業務パターン化ログ情報と前記ログ情報から取得される前記業務遂行結果とに基づき、前記パターン毎系列情報を生成する、
    業務支援システム。
  5. 請求項4に記載の業務支援システムであって、
    前記業務パターン化ログ情報と前記ログ情報から取得される前記業務遂行結果とに基づき、前記業務パターンの夫々について、夫々に属する業務フローが、成功に繋がる業務フローである成功業務フローであるか、失敗に繋がる業務フローである失敗業務フローであるかを特定し、
    前記成功業務フローの群である成功業務フロー群にのみ登場する頻出系列を前記成功系列として特定し、前記失敗業務フローの群である失敗業務フロー群にのみ登場する頻出系列を前記失敗系列として特定し、前記成功業務フロー群及び失敗業務フロー群の双方に登場する頻出系列を前記共通系列として特定することにより、前記パターン毎系列情報を生
    成する、
    業務支援システム。
  6. 請求項3に記載の業務支援システムであって、
    前記後続作業が前記成功系列の作業である場合は当該後続作業の遂行を推奨すべきことを示す内容の前記業務遂行支援情報を生成する、
    業務支援システム。
  7. 請求項3に記載の業務支援システムであって、
    前記後続作業が前記失敗系列の作業である場合は当該後続作業の遂行を忌避すべきことを示す内容の前記業務遂行支援情報を生成する、
    業務支援システム。
  8. 請求項3に記載の業務支援システムであって、
    前記後続作業が前記共通系列の作業である場合は当該後続作業の遂行を静観すべきことを示す内容の前記業務遂行支援情報を生成する、
    業務支援システム。
  9. 請求項1に記載の業務支援システムであって、
    前記業務パターン推定モデルは、前記業務フローを含むログ情報と前記ログ情報から取得される前記業務フローに対応する業務パターンとを対応づけた情報を含む学習データを用いて学習される機械学習モデルである、
    業務支援システム。
  10. 請求項9に記載の業務支援システムであって、
    前記業務パターン推定モデルは、前記対象来歴情報に対応する前記業務パターンの特定に際し、前記対象来歴情報と特定した前記業務パターンの尤度を生成し、
    前記尤度が予め設定された閾値以上である前記業務パターンを、前記対象来歴情報に対応する前記業務パターンとして特定する、
    業務支援システム。
  11. 請求項1に記載の業務支援システムであって、
    ユーザインタフェースを有し、
    前記ユーザインタフェースを介して前記業務遂行支援情報をユーザに提供する、
    業務支援システム。
  12. プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置が、
    業務に関して行われる一連の作業の流れを示す情報である業務フローと前記一連の作業に対応する業務フローの種別を示す情報である業務パターンとを対応づけた情報に基づき生成され、業務に関する作業の来歴を示す情報である来歴情報に対応する前記業務パターンを特定するモデルである業務パターン推定モデルと、
    前記業務パターンの夫々について、夫々に対応する前記業務フローを構成する系列を夫々が業務の遂行結果に与える影響に応じて分類した情報を含むパターン毎系列情報と、
    支援の対象となる業務の来歴情報である対象来歴情報と、
    を記憶するステップ、
    前記対象来歴情報に対応する前記業務パターンを前記業務パターン推定モデルにより特定するステップ、及び、
    特定した前記業務パターンの前記パターン毎系列情報に基づき、業務の遂行を支援するための情報である業務遂行支援情報を生成するステップ、
    を実行する、業務支援方法。
  13. 請求項12に記載の業務支援方法であって、
    前記パターン毎系列情報は、業務の成功に繋がる作業の系列である成功系列、業務の失敗に繋がる作業の系列である失敗系列、及び前記成功系列及び前記失敗系列の双方に登場する系列である共通系列のうちの少なくともいずれかを示す情報を含む、
    業務支援方法。
  14. 請求項13に記載の業務支援方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記対象来歴情報と、当該対象来歴情報について特定した前記業務パターンの前記パターン毎系列情報に基づく業務フローとを対照することにより、前記支援の対象となる業務における現在の作業を特定するステップ、
    特定した現在の作業に後続する作業である後続作業が、前記成功系列、前記失敗系列、及び前記共通系列のいずれの系列の作業であるかを特定するステップ、及び、
    特定した系列に応じた内容の前記業務遂行支援情報を生成するステップ、
    を更に実行する、業務支援方法。
  15. 請求項14に記載の業務支援方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記業務フローと前記業務フローに従って業務を遂行した結果を示す情報である業務遂行結果とを含むログ情報を記憶するステップ、
    前記ログ情報における業務フローの特徴量に基づき、前記業務フローを複数の業務パターンに分類した情報である業務パターン化ログ情報を生成するステップ、及び、
    前記業務パターン化ログ情報と前記ログ情報から取得される前記業務遂行結果とに基づき、前記パターン毎系列情報を生成するステップ、
    を更に実行する、業務支援方法。
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