JP2023135470A - 車載装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】決済の利便性を向上することが可能な車載装置及び方法を提供する。【解決手段】車載装置100は、各施設の位置情報ごとに、施設においてユーザスキャン方式でコード決済するための施設決済コード情報を、施設と関連付けて記憶する地図情報データベース151と、現在の自車両の位置情報を取得する位置情報取得部120と、自車両の位置情報が、施設の位置情報と一致する場合、施設に関連付けられた施設決済コード情報を選択する表示情報選択部174と、施設決済コード情報を表示する表示部180と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、車載装置及び方法に関する。
ドライブスルーの店舗や有料駐車場(単に駐車場とも称する)などの施設を利用する際の決済処理では、ユーザ側と施設側との間で煩雑な手続きが必要となることから、利便性の向上が望まれている。例えば、ドライブスルーシステムにおける決済サービスの利便性を向上させるための技術として、特許文献1が知られている。
特開2021-157577号公報
特許文献1には、店舗側端末から送信された決済情報を車両が備えるディスプレイに表示させ、ユーザ端末によるスキャン支払いによって決済処理を実行する、ユーザスキャン方式による技術が開示されている。しかしながら、特許文献1では、ストアスキャン方式における決済処理については開示されておらず、また店舗側端末から車両へ決済情報を送信する必要がある。このため、車両側で予め用意された決済情報を用いることで、車両と店舗端末との通信を不要とし、利便性を向上させることが望まれる。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、決済の利便性を向上することが可能な車載装置及び方法を提供するものである。
一実施の形態では、各施設の位置情報ごとに、前記施設においてユーザスキャン方式でコード決済するための施設決済コード情報を、前記施設と関連付けて記憶する施設情報記憶部と、現在の自車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記自車両の位置情報が、前記施設の位置情報と一致する場合、前記施設に関連付けられた前記施設決済コード情報を選択する表示情報選択部と、前記施設決済コード情報を表示する表示部と、を備える、車載装置を提供する。
また、一実施の形態では、車載装置で実行される方法であって、各施設の位置情報ごとに、前記施設においてユーザスキャン方式でコード決済するための施設決済コード情報を、前記施設と関連付けて記憶し、現在の自車両の位置情報を取得し、前記自車両の位置情報が、前記施設の位置情報と一致する場合、前記施設に関連付けられた前記施設決済コード情報を選択し、前記施設決済コード情報を表示する、方法を提供する。
一実施の形態によれば、決済の利便性を向上することが可能な車載装置及び方法を提供することができる。
実施の形態1に係る車載装置の構成例を示す構成図である。 実施の形態1に係る決済方法を実行するシステムの構成例を示す構成図である。 実施の形態1に係る決済方法の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態1に係る車載装置の表示例を示す図である。 実施の形態1の変形例に係る決済方法の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態2に係る車載装置の構成例を示す構成図である。 実施の形態2に係る決済方法の例を示すシーケンス図である。 実施の形態2の変形例に係る決済方法の流れを示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
(実施の形態の概要)
上記のように、ドライブスルーの店舗や駐車場などの施設における決済の利便性を向上させることが望まれている。特に、ドライブスルーの店舗や駐車場などでは、最終的な支払い場所が1、2箇所と少数しかなく、会計や出庫待ちの列ができることが課題である。また、料金の受け渡しについては精算機等の機器に依存している場合が大きく、移行コストを考えた時、店舗側でのキャッシュレス決済への即時的な対応が難しい。そこで、以下の実施の形態では、ナビゲーション装置などの車載装置を用いて、簡易的に事前決済を完了させることを可能とする。
なお、実施の形態では、ユーザスキャン方式またはストアスキャン方式でQRコード(登録商標)決済などのコード決済を行う。ユーザスキャン方式とは、施設側が提示する施設決済コードをユーザ側の端末でスキャンし、ユーザ端末が決済処理を実行することで決済を行う方式である。ストアスキャン方式とは、ユーザ側が提示するユーザ決済コードを施設側の端末でスキャンし、施設端末が決済処理を実行することで決済を行う方式である。
一例では、各施設に置かれているユーザスキャン用の施設決済コードを、車載装置のナビゲーション画面に表示する。ユーザはドライブスルーで商品を購入する際、車両外に掲示された施設決済コードを読み取るためにユーザ端末をかざす必要がなく、車内のナビゲーション画面をスキャンすることで決済を完了させることが可能となる。また、他の例では、ユーザ側が生成するストアスキャン用のユーザ決済コードを、車載装置から路車間通信などで施設側に送信する。この場合も、ユーザは車両外の店員にユーザ決済コードを提示することなく、決済を完了することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して実施の形態1について説明する。本実施の形態では、ユーザスキャン用の施設決済コードを車載装置に表示する例について説明する。
図1は、本実施の形態に係る車載装置の構成例を示している。本実施の形態に係る車載装置100は、例えば、車両に搭載されたナビゲーション装置であるが、ナビゲーション装置に限らず、ドライブレコーダ等でもよい。
図1に示すように、車載装置100は、画像取得部110、位置情報取得部120、走行情報取得部130、通信部140、記憶部150、入力部160、制御部170、表示部180を備えている。また、車載装置100を搭載する自車両には、車載装置100の他に、カメラ111、GNSS受信機121、CAN131、ETC車載機141、無線通信機142等が搭載されている。例えば、車載装置100は、カメラ111、GNSS受信機121、CAN131、ETC車載機141、無線通信機142等とともに、車載システム1を構成する。
なお、図1の各構成は、一例であり、本実施の形態に係る動作が可能であれば、その他の構成であってもよい。車載装置100の内部または外部に示した各構成は、それぞれ一つのブロックまたは装置としてもよいし、必要に応じてそれぞれ複数のブロックまたは装置としてもよい。車載装置100の外部に示した構成の一部を、車載装置100の内部に備えてもよいし、車載装置100の内部に示した構成の一部を、車載装置100の外部に備えてもよい。
まず、車載装置100の外部に示した構成について説明する。カメラ111は、自車両の周辺を撮像して画像を生成する撮像装置である。例えば、カメラ111は、CCD(Charged-coupled devices)カメラやCMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)カメラである。カメラ111は、自車両の前方の周辺を撮像してもよいし、自車両の後方や側方の周辺を撮像してもよい。カメラ111は、スマートフォンなどの汎用的なカメラでもよく、例えば、ユーザ端末に搭載されたカメラ等を利用してもよい。
GNSS受信機121は、自車両の現在の位置(現在地とも称する)を検出する位置検出部である。GNSS受信機121は、GNSS(Global Navigation Satellite System)、例えばGPS(Global Positioning System)の衛星からの電波を受信し、受信した電波に基づいて現在の自車両の位置(経度および緯度)を検出する。GNSS受信機121は、スマートフォンなどの汎用的なGPS受信機でもよく、例えば、ユーザ端末に搭載されたGNSS受信機等を利用してもよい。
CAN(Controller Area Network)131は、自車両の動作を制御するための車載ネットワークであり、自車両の各部に配置されたECU(Electronic Control Unit)が通信可能に接続されている。例えば、CAN131上には、自車両におけるエンジンやサイドブレーキ等の状態を検出可能な制御信号が流れている。
ETC(Electronic Toll Collection System)車載機141は、ETCカードを挿入し、有料道路等のETC料金決済のために無線通信を行う無線通信装置である。ETC車載機141は、ETC決済システムとDSRC(Dedicated Short Range Communication)方式により無線通信を行う。
無線通信機142は、その他の通信方式により無線通信を行う無線通信装置である。無線通信機142は、例えば、無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)、その他の無線通信方式により無線通信を行う。無線通信機142は、他の装置とネットワークを介して通信を行ってもよいし、他の装置と直接通信を行ってもよい。
次に、車載装置100の内部に示した各部について説明する。画像取得部110は、カメラ111から自車両周辺の画像を取得する。例えば、カメラ111が自車両の前方や後方、側方等を撮像し、画像取得部110がその撮像した画像を取得する。
位置情報取得部120は、GNSS受信機121から、GNSS受信機121が検出した車両の現在の位置情報を取得する。走行情報取得部130は、CAN131を介して、車両の走行情報を取得する。走行情報取得部130は、CAN131上に流れる制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて自車両の各部の状態を検出する。例えば、制御信号に基づいて、エンジンが停止しているか否か、サイドブレーキが操作され作動しているか否か等を検出する。
通信部140は、ETC車載機141や無線通信機142を介して、他の装置と通信を行う。通信部140は、他の装置へデータを送信する送信部であり、また、他の装置からデータを受信する受信部である。
記憶部150は、車載装置100の動作に必要なプログラムやデータを記憶する。例えば、記憶部150は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリやハードディスク装置等である。この例では、記憶部150は、地図情報データベース151を含む。記憶部150は、車両情報として、車両のナンバーなどの固有情報、すなわち、車両を識別する識別情報を記憶しても良い。また、車両情報は車両の所有者を識別可能な情報、例えば、名前などを含んでもよい。
地図情報データベース151は、ナビゲーション用の地図情報50を記憶する。地図情報50は、表示及び経路探索のための地図及び道路の情報に加えて、施設情報51を含む。つまり、地図情報データベース151は、施設情報記憶部でもある。施設情報51は、店舗や駐車場などの各施設の情報である。施設情報51は、各施設の位置情報52に加えて、施設ごとに設定されたユーザスキャン用の施設決済コード情報53を含む。すなわち、各施設の位置情報52に施設決済コード情報53が関連付けられている。例えば、コード決済可能な施設の施設情報51に施設決済コード情報53が関連付けられている。施設決済コード情報53は、施設決済コードを含んでもよいし、施設決済コードの画像を含んでもよい。施設決済コードは、「〇〇ペイ」などのコード決済サービスにおいて、ユーザスキャン方式でコード決済するための決済コードである。施設決済コードは、予め施設ごとに設定されている。施設決済コードは、QRコードなどの二次元バーコードであるが、決済処理に利用できれば、その他のコードでもよい。
なお、地図情報データベース151の地図情報50を更新する場合、施設決済コード情報53も書き換える必要がある。例えば、施設決済コード情報53を含む地図情報50は、SDカード等の外部記憶メディアを車載装置本体に接続することで更新してもよいし、無線通信機142等を介して地図情報を管理する地図管理サーバと通信することで更新してもよいし、車載装置の通信部140に通信機能を搭載させ、直接地図管理サーバと通信することで更新してもよい。地図管理サーバと通信し常に最新の情報に更新することで、店舗の「閉店」や「施設決済コードが変わった/使えなくなった」等の場合でも正確に対応することができる。
入力部160は、ユーザが車載装置100に対し各種の情報を入力する入力装置であり、例えば、タッチパネル等である。表示部180に表示されたGUI(Graphical User Interface)に対し、ユーザが操作を行うことにより、入力部160にユーザの操作に応じた情報が入力される。
制御部170は、車載装置100の各部の動作を制御する制御部である。例えば、記憶部150に記憶されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで実行することで、制御部170の機能が実現される。この例では、制御部170は、目的地設定部171、経路案内部172、画像認識部173、表示情報選択部174を含む。
目的地設定部171及び経路案内部172は、ナビゲーションに必要な機能を提供する。目的地設定部171は、ユーザの入力に応じて、自車両の目的地を設定する。経路案内部172は、地図情報50を参照し、目的地設定部171により設定された目的地までの経路を探索し、位置情報取得部120が取得する自車両の現在の位置情報に応じて経路を案内する。画像認識部173は、画像取得部110により取得された画像を認識する。例えば、画像認識果に応じて自車両の現在地を検出してもよい。
表示情報選択部174は、自車両の現在地に基づいて、表示する施設決済コード情報53を選択する。表示情報選択部174は、位置情報取得部120により取得された自車両の現在の位置情報が、地図情報データベース151に記憶された施設の位置情報52、すなわち、施設決済コード情報53が関連付けられコード決済可能な施設の位置情報52と一致する場合、当該施設情報51に関連付けられた施設決済コード情報53を選択する。なお、位置情報が一致する場合とは、一方の位置情報が、他方の位置情報から所定の範囲内に含まれる場合を含む。例えば、自車両の位置情報が、施設の位置情報52から所定の範囲内に含まれる場合、自車両の位置情報と施設の位置情報52が一致すると判断してもよい。
表示部180は、カーナビゲーションの地図情報やGUIを表示する表示装置である。例えば、表示部180は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。表示部180は、目的地設定部171が設定した目的地や経路案内部172が探索及び案内する経路を表示する。また、表示部180は、表示情報選択部174が自車両の現在地に応じて施設決済コード情報53を選択した場合、選択した施設決済コード情報53を表示する。施設決済コード情報53が施設決済コードを含む場合、施設決済コードをスキャン可能に表示し、施設決済コード情報53が施設決済コードの画像を含む場合、施設決済コードの画像を表示する。
表示部180は、自車両の現在値が、施設決済コード情報53が格納された施設と一致する場合、当該施設の施設決済コードを表示するとも言える。なお、表示部180は、その他の場合に、当該施設の施設決済コードを表示してもよい。例えば、表示部180は、走行情報取得部130により取得された自車両の走行情報に基づいて、当該施設内で自車両のエンジンが停止しているエンジン停止状態またはサイドブレーキが作動しているサイドブレーキ作動状態であると判断される場合に、施設決済コードを表示してもよい。ユーザがユーザ端末を使用して施設決済コードを読み取るため、車両の走行中は車載装置の表示部に施設決済コードを表示しないことで、安全性を確保することができる。特に、単にブレーキペダルを操作しているのみではなく、サイドブレーキが作動している状態やエンジンが停止している状態でなければ、施設決済コードを表示しないようにすることで、確実に安全性を確保できる。
また、表示部180は、画像取得部110により取得された画像に基づいて、自車両が施設ごとに定められる所定領域に位置すると認識される場合に、当該施設の施設決済コードを表示してもよい。例えば、画像認識部173が画像認識を行い、現在の自車両周辺の画像と位置検出用の画像とを比較することで、自車両の現在地がドライブスルー区域や駐車場など施設の所定領域内であると検出される場合に、当該施設の施設決済コードを表示してもよい。これにより、施設における決済が必要な場所でのみ、施設決済コードを表示することができる。なお、施設情報に施設内の所定領域の位置情報を保持しておき、所定領域の位置情報と車両の現在の位置情報が一致する場合に、施設決済コードを表示してもよい。
また、表示部180は、目的地設定部171により目的地としてコード決済可能な施設が設定された場合、当該施設の施設決済コードを取得し、取得した施設決済コードを表示してもよい。例えば、目的地として設定された施設の施設情報51にコード決済可能なことを示す情報が関連付けられている場合、通信部140は、ネットワークから当該施設の施設決済コードまたは施設決済コードの画像を受信する。表示部180は、自車両の現在の位置情報に基づいて、自車両が当該施設に近づいた、すなわち、当該施設に所定の距離よりも接近したことを検出した場合、当該施設の施設決済コードまたは施設決済コードの画像を表示してもよい。また、表示部180は、自車両の現在の位置情報に基づいて、自車両が当該施設内に入った、すなわち、当該施設の領域内に位置することが検出された場合、当該施設の施設決済コードまたは施設決済コードの画像を表示してもよい。また、表示部180は、自車両の車両情報に基づいて、当該施設内でサイドブレーキが引かれたことが検出された場合、当該施設の施設決済コードまたは施設決済コードの画像を表示してもよい。
次に、図2及び図3を用いて、本実施の形態に係る車載装置を用いた決済方法の例について説明する。図2は、本実施の形態に係る決済方法を実行する決済システムの構成例を示している。
図2に示すように、本実施の形態に係る決済システム10は、車両20に搭載された車載装置100、ユーザ端末200、施設端末300、決済サーバ400を備えている。ユーザ端末200、施設端末300、決済サーバ400は、ネットワーク30を介して互いに通信可能である。ネットワーク30は、インターネット等の通信ネットワークであり、必要に応じて無線通信網や有線通信網を含む。
決済システム10は、ドライブスルーの店舗や有料駐車場などの施設において、車両20のユーザと施設との間で決済を行うシステムである。上記のように、この例では、「〇〇ペイ」などのコード決済サービスを提供し、施設においてユーザスキャン方式によりコード決済を行う。なお、施設の例として、店舗や駐車場に限定されず、高速道路のETCによる決済等に適用してもよい。
ユーザ端末200は、車両20に乗車しているユーザが使用する端末装置である。ユーザは、車両20の運転者でもよいし、その他の搭乗者でもよい。例えば、ユーザ端末200は、スマートフォンや携帯電話、タブレット端末等のモバイル端末である。ユーザ端末200は、ユーザがコード決済サービスを利用するための端末であり、コード決済サービス用のコード決済アプリケーションがインストールされている。ユーザ端末200は、ユーザの操作に応じて、施設決済コードをスキャン(読み取り)し、決済サーバ400との間で決済処理を行うことにより、施設側へ料金を支払う。
施設端末300は、ドライブスルーの店舗や駐車場などの施設に設置された端末装置である。例えば、施設端末300は、POSレジスタや精算機等である。施設端末300は、コード決済サービスを利用してユーザから料金を受け取る。例えば、ユーザ端末200と決済サーバ400との間で施設に対する決済処置が完了した後、決済サーバ400から施設端末300または施設側に料金が支払われる。
決済サーバ400は、ユーザ端末200及び施設端末300に対しコード決済サービスを提供する。ユーザスキャン方式では、決済サーバ400は、ユーザ端末200からの要求に応じて、ユーザから施設に対し料金を支払うための決済処理を実行する。ストアスキャン方式では、決済サーバ400は、施設端末300からの要求に応じて、施設がユーザから料金を受領するための決済処理を実行する。
図3は、本実施の形態に係る決済システムにおける決済方法の流れを示している。図3に示すように、車両20に搭載された車載装置100は、ナビゲーション用の地図を表示し、施設までの経路を案内する(S101)。例えば、ユーザが入力部160を操作し目的地の施設を入力すると、目的地設定部171は、車両20の目的地として、入力された施設を設定する。経路案内部172は、設定された施設までの経路を探索し、車両20の現在地に応じて経路を案内する。例えば、表示部180に案内情報を表示してもよいし、スピーカ(不図示)から案内情報の音声を出力してもよい。
次に、車両20が施設に到着する(S102)。経路案内部172は、車両20の現在地が目的地の施設の位置情報と一致すると、目的地に到着したことを検出し、案内を終了する。この例では、車両20は、コード決済が使用可能な施設に到着する。
次に、車載装置100は、車両20の現在地を取得し(S103)、取得した現在地に応じて表示情報を選択する(S104)。車両20が施設に到着すると、位置情報取得部120は、GNSS受信機121から車両20の現在の位置情報を取得する。表示情報選択部174は、地図情報データベース151の地図情報50を参照し、位置情報52が現在の車両の位置情報と一致する施設を検索する。表示情報選択部174は、検索した結果に応じて、車両20の現在の位置情報と一致する位置情報52を有する施設の施設情報51を取得し、施設情報51に含まれる施設決済コード情報53を選択する。
次に、車載装置100は、施設に対応した施設決済コードを表示する(S105)。表示部180は、現在地に応じて選択された施設決済コード情報53に基づいて施設決済コードを表示する。図4は、表示部180における施設決済コードの表示例を示している。図4に示すように、表示部180のナビゲーション画面には、地図と目的地が表示されている。車両20が目的地である施設に到着すると、該当施設の施設決済コードを地図上に表示する。例えば、駐車場名称や店舗名称など施設を識別する情報や施設に対応するアイコン等を表示するとともに、該当する施設決済コードを表示する。また、「〇〇ペイ」などのコード決済種別を表示してもよい。
一方、ユーザは、車両20が施設に到着し、施設のサービスを利用する場合、または、施設のサービスを利用した場合、施設側に注文または精算を依頼し(S106)、施設側で精算を行う(S107)。例えば、ドライブスルーの店舗の場合、ユーザは店舗の店員に商品を注文する。店員は、施設端末300を操作し、注文に応じて商品の料金を精算し、精算した料金をユーザに伝える。また、駐車場の場合、ユーザは駐車場の出口において、係員に駐車券を渡し精算を依頼する。係員は、施設端末300を操作し、駐車料金を精算し、精算した料金をユーザに伝える。なお、ユーザ端末200からネットワーク30を介して施設端末300へ注文や精算を依頼し、ユーザ端末200が料金を取得してもよい。
次に、ユーザ端末200は、表示された施設決済コードをスキャンする(S108)。ユーザは、ユーザスキャン方式でコード決済により料金を支払うため、ユーザ端末200のコード決済アプリケーションを操作し、車載装置100に表示されている施設決済コードをスキャンする。
次に、ユーザ端末200は、ユーザスキャン方式で決済処理を行う(S109)。ユーザ端末200により施設決済コードをスキャンすると、コード決済アプリケーションが料金入力画面となるため、ユーザは、ユーザ端末200に対し、精算された料金を入力する。ユーザ端末200は、スキャンにより取得した施設決済コードと入力された料金を用いて、決済サーバ400との間で決済処理を行い、ユーザから施設に対する支払いを完了する。
次に、ユーザ端末200は、決済結果を表示し(S110)、施設側は、表示された決済結果を確認する(S111)。決済処置が正常に完了すると、ユーザ端末200は、コード決済アプリケーションの画面に決済完了を表示する。ユーザは、決済完了が表示されたユーザ端末200を、店舗の店員または駐車場の係員に提示する。店舗の店員または駐車場の係員が、ユーザ端末200に表示された決済完了を確認すると、コード決済による決済手続きが終了する。
以上のように、本実施の形態では、ナビゲーション装置などの車載装置において、地図情報に、店舗や駐車場等の施設で使用するユーザスキャン用の施設決済コードを保有しておき、車両が各施設の地点を訪れた際に、車載装置の画面上に該当する施設の施設決済コードを表示させる。そして、車載装置に表示させた施設決済コードをスマートフォン等のユーザ端末で読み取り、コード決済を行う。
これにより、コード決済を自車両内で行うことができるため、ドライブスルーの店舗の会計時の待ち時間や有料駐車場の出口での待ち時間を短縮する事ができる。また、「〇〇ペイ」などのコード決済サービスを利用できるため、事前決済の代表例である事前精算機等の機器にかかる導入コストが抑えられる。到着地点で車載装置に施設決済コードを表示させることにより、キャッシュレスでの決済を促進する事ができる。さらに、「〇〇ペイ」に限らず、多様な決済方法が利用できる。
(実施の形態1の変形例)
上記の実施の形態1の車載装置100において表示する施設決済コードは、記憶部150が記憶する、自車両の車両情報を含んでもよい。すなわち、施設決済コードは、コード決済用の施設の決済情報とユーザの車両情報を含んでもよい。
図5は、実施の形態1の変形例に係る決済システムにおける決済方法の流れを示している。なお、決済システムの構成は図2と同様であり、基本的な動作は図3と同様である。図5に示すように、本変形例では、車載装置100は、車両が施設に到着し、現在地に応じて施設決済コード情報が選択されると(S101~S104)、自車両の車両情報を含む施設決済コードを表示し(S105a)、ユーザ端末200は、表示された車両情報を含む施設決済コードをスキャンする(S108a)。
次に、ユーザ端末200は、決済サーバ400との間で決済処理を行い(S109)、さらに、決済サーバ400へ車両情報を通知する(S110a)。ユーザ端末200は、スキャンした施設決済コードに含まれるコード決済用の施設の決済情報を用いて、決済サーバ400との間で決済処理を行う。さらに、ユーザ端末200は、スキャンした施設決済コードに含まれる車両情報を、ネットワーク30を介して決済サーバ400へ通知する。なお、スキャンした車両情報を含む施設決済コードを決済サーバ400へ通知してもよい。決済サーバ400は、決済結果及び通知された車両情報を、ネットワーク30を介して、決済を行った施設の施設端末300へ通知する(S110b)。例えば、決済結果には、決済を行ったユーザを識別する情報が含まれる。
次に、施設側は、決済結果及び車両を確認する(S111a)。施設端末300は、受信した決済結果及び車両情報をディスプレイなどに表示する。店舗の店員または駐車場の係員は、表示された決済結果及び車両情報を確認する。例えば、ドライブスルーの店舗では、受信した車両情報に基づいて、施設内に駐車している車両の中から決済を行った車両を特定し、特定した車両のユーザへ商品を届けてもよい。また、駐車場の場合、受信した車両情報に基づいて、駐車場内の車両の中から決済を行った車両を特定し、特定した車両のみ出庫を許可してもよい。これにより、どのユーザがどの車両から支払いを行ったのかを明確に確認できるため、料金の受け渡しが正確に行われなかった相手に対して料金の請求が容易となる。
(実施の形態2)
以下、図面を参照して実施の形態2について説明する。本実施の形態では、ストアスキャン用のユーザ決済コードを車載装置から施設側へ送信する例について説明する。
図6は、本実施の形態に係る車載装置の構成例を示している。図6に示すように、本実施の形態に係る車載装置100は、実施の形態1の構成と比べて、記憶部150の地図情報データベース151に格納される地図情報50の施設情報51は、各施設の位置情報52に加えて、施設ごとの決済対応情報54及び送信先情報55を含む。すなわち、位置情報52ごとに、決済対応情報54及び送信先情報55が関連付けられている。決済対応情報54は、施設におけるコード決済の対応状況を示しており、「〇〇ペイ」などのコード決済が可能か否かの情報と決済可能なコード決済種別情報を含む。コード決済種別情報は、例えば「〇〇ペイはOK」、「××ペイは不可」などの情報である。送信先情報55は、施設におけるユーザ決済コードの送信先を示す情報であり、例えば送信先の通信アドレス等である。
記憶部150は、地図情報データベース151に加えて、ユーザ決済コード記憶部152を備える。ユーザ決済コード記憶部152は、ユーザ決済コード情報60を記憶する。ユーザ決済コード情報60は、ユーザ決済コードを含んでもよいし、ユーザ決済コードの画像を含んでもよい。ユーザ決済コードは、「〇〇ペイ」などのコード決済サービスにおいて、ストアスキャン方式でコード決済するための決済コードである。ユーザ決済コードは、ユーザごとに決済時生成される。
また、制御部170は、表示情報選択部174の代わりに、送信情報選択部175を備える。送信情報選択部175は、自車両の現在地に基づいて、送信するユーザ決済コード情報60を選択する情報選択部である。送信情報選択部175は、位置情報取得部120により取得された自車両の現在の位置情報が、コード決済が可能な施設の位置情報52と一致する場合、ユーザ決済コード記憶部152に記憶されたユーザ決済コード情報60を選択する。例えば、送信情報選択部175は、自車両の現在の位置情報と一致する施設の位置情報52を有する施設において、当該施設の決済対応情報54がコード決済可能であることを示す場合、または、当該施設の決済対応情報54の決済種別がユーザ決済コード記憶部152に記憶されたユーザ決済コード情報60に対応している場合、ユーザ決済コード記憶部152に記憶されたユーザ決済コード情報60を選択してもよい。
さらに、車載装置100は、ユーザ決済コード取得部190を備える。ユーザ決済コード取得部190は、ユーザが決済する際にユーザ決済コードを取得し、取得したユーザ決済コードをユーザ決済コード記憶部152に格納する。ユーザ決済コードの取得経路は任意でよく、特に限定されない。例えば、ユーザ決済コード取得部190は、ユーザコード決済アプリケーションを内蔵し、内蔵するユーザコード決済アプリケーションによりユーザ決済コードを生成し取得してもよい。また、ユーザ決済コード取得部190は、ユーザ端末200のユーザコード決済アプリケーションで表示されるユーザ決済コードの画像をカメラ111等で取得してもよい。ユーザ決済コード取得部190は、通信部140によりユーザ端末200等からユーザ決済コードやユーザ決済コードの画像を取得してもよいし、SDカードなどの外部記憶メディアを車載装置本体に接続することでユーザ決済コードやユーザ決済コードの画像を取得してもよい。
また、本実施の形態では、通信部140は、送信情報選択部175が選択したユーザ決済コード情報60を、当該施設の送信先情報55に基づいて無線送信する送信部である。通信部140は、ETC車載機141を用いて無線送信してもよいし、無線通信機142を用いて無線送信してもよい。無線送信する方法は任意でよく、特に限定されない。
通信部140は、直接DSRC通信に対応したアンテナを用いて無線送信してもよい。この場合、ETC車載機の機能を車載装置100の通信部140に設け、DSRC通信に対応したアンテナを車載装置100に接続し、接続したアンテナを介して、施設に設置されたアンテナと通信し、ユーザ決済コードを送信する。また、通信部140は、ETC車載機141との連動を用いて無線送信してもよい。この場合、ETC車載機141と車載装置100を連動させることで、既存のETC料金支払いシステムの通信を利用する。車載装置100から出力されるユーザ決済コードをETC車載機141を経由させ、DSRC通信に対応したアンテナを介して、施設に設置されたアンテナと通信し、ユーザ決済コードを送信する。通信部140は、その他の無線通信を用いて無線送信してもよい。この場合、無線通信機142を用いて、無線LANやBluetooth等の無線通信方式を利用し、ユーザ決済コードを送信する。
通信部140は、自車両の位置情報が、コード決済が可能な施設の位置情報と一致する場合、ユーザ決済コード記憶部152に記憶されたユーザ決済コード情報を送信するとも言える。なお、通信部140は、その他の場合に、ユーザ決済コード情報を送信してもよい。例えば、通信部140は、画像取得部110により取得された画像に基づいて、自車両が施設ごとに定められる所定領域に位置すると認識される場合に、当該施設にユーザ決済コード情報を送信してもよい。例えば、画像認識部173が画像認識を行い、現在の自車両周辺の画像と位置検出用の画像とを比較することで、自車両の現在地がドライブスルー区域や駐車場など施設の所定領域内であると検出される場合に、当該施設にユーザ決済コード情報を送信してもよい。これにより、施設における決済が必要な場所でのみ、ユーザ決済コードを送信することができる。なお、施設情報に施設内の所定領域の位置情報を保持しておき、所定領域の位置情報と車両の現在の位置情報が一致する場合に、ユーザ決済コードを送信してもよい。
通信部140は、目的地設定部171により目的地としてコード決済可能な施設が設定された場合、当該施設にユーザ決済コード情報を送信してもよい。また、通信部140は、自車両の現在の位置情報に基づいて、自車両が当該施設に近づいた、すなわち、当該施設に所定の距離よりも接近したことを検出した場合、当該施設にユーザ決済コード情報を送信してもよい。また、通信部140は、自車両の現在の位置情報に基づいて、自車両が当該施設内に入った、すなわち、当該施設の領域内に位置することが検出された場合、当該施設にユーザ決済コード情報を送信してもよい。また、通信部140は、自車両の車両情報に基づいて、当該施設内でサイドブレーキが引かれたことが検出された場合、当該施設にユーザ決済コード情報を送信してもよい。また、通信部140は、送信情報選択部175が選択したユーザ決済コード情報60を送信する際に、ユーザの入力を要求してもよい。すなわち、ユーザが承認する旨の入力があった場合に、選択されたユーザ決済コード情報60を送信することとしてもよい。
図7は、本実施の形態に係る決済システムにおける決済方法の流れを示している。なお、決済システムの構成は実施の形態1の図2と同様である。図7に示すように、実施の形態1と同様に、車両20の車載装置100は、ナビゲーション用の地図を表示し、施設までの経路を案内し(S201)、車両20がコード決済可能な施設に到着する(S202)。
次に、車載装置100は、車両20の現在地を取得し(S203)、ユーザ決済コードの取得画面に遷移する(S204)。車両20が施設に到着すると、位置情報取得部120は、GNSS受信機121から車両20の現在の位置情報を取得する。ユーザ決済コード取得部190は、地図情報データベース151の地図情報50を参照し、位置情報52が現在の車両の位置情報と一致する施設を検索する。このとき、施設の決済対応情報54によりコード決済可能か否か判定する。ユーザ決済コード取得部190は、車両20の現在の位置情報と一致する位置情報52を有し、コード決済可能な施設が検索された場合、ユーザ決済コードの取得画面を表示部180に表示させる。
また、ユーザ決済コード取得部190は、ユーザ決済コードの取得方法を選択する。例えば、ユーザ決済コードの取得方法として、車載装置に内蔵するコード決済アプリケーションによりユーザ決済コードを生成し取得する第1の取得方法、ユーザ端末200のコード決済アプリケーションで表示されるユーザ決済コードの画像をカメラ111により取得する第2の取得方法、無線通信により外部記憶メディアから取得する第3の取得方法が選択可能である。ユーザ決済コード取得部190は、例えば、ユーザの操作に応じて取得方法を選択してもよいし、取得方法は予め設定されていてもよい。この例では、第2の取得方法により、ユーザ端末200に表示されるユーザ決済コードの画像をカメラ111により取得する。この場合、カメラ111によりユーザ決済コードが撮像されるまで取得待ちとなる。
一方、ユーザは、車両20が施設に到着し、施設のサービスを利用する場合、または、施設のサービスを利用した場合、施設側に注文または精算を依頼し(S205)、施設側で精算を行う(S206)。実施の形態1と同様に、施設側は、精算を行うと、精算した料金をユーザに伝える。
次に、ユーザ端末200は、ユーザ決済コードを表示する(S207)。ユーザは、ストアスキャン方式でコード決済により料金を支払うため、ユーザ端末200のコード決済アプリケーションを操作し、ユーザ決済コードを画面に表示する。ユーザは、ユーザ決済コードを表示した画面を、カメラ111の撮像可能な位置に配置する。
次に、車載装置100は、表示されたユーザ決済コードを取得する(S208)。カメラ111がユーザ決済コードを撮像すると、ユーザ決済コード取得部190は、画像取得部110によりカメラ111がユーザ決済コードを撮像した画像を取得し、取得したユーザ決済コードの画像を含むユーザ決済コード情報60をユーザ決済コード記憶部152に格納する。
次に、車載装置100は、施設側へ送信する送信情報を選択する(S209)。例えば、送信情報選択部175は、車両20の現在位置に対応する施設の決済対応情報54を参照し、当該施設が決済可能なコード種別に対応するユーザ決済コード情報60を選択する。複数のユーザ決済コード情報60が取得され記録されている場合、複数のユーザ決済コード情報60の中から、施設が決済可能な種別のユーザ決済コード情報60を選択する。なお、ユーザの操作に応じてユーザ決済コード情報60を選択してもよい。
次に、車載装置100は、選択したユーザ決済コード情報を送信する(S210)。このとき、通信部140は、ユーザ決済コード情報の送信方法を選択する。例えば、ユーザ決済コードの送信方法として、直接DSRC通信に対応したアンテナを用いて無線送信する第1の送信方法、ETC車載機141との連動を用いて無線送信する第2の送信方法、無線LANやBluetooth等の無線通信を用いて無線送信する第3の送信方法が選択可能である。通信部140は、例えば、ユーザの操作に応じて送信方法を選択してもよいし、送信方法は予め設定されていてもよい。また、施設の送信先情報55に基づいて、送信方法を選択してもよい。
通信部140は、選択した送信方法を用いて、送信情報選択部175が選択したユーザ決済コード情報を、車両20の現在位置に対応する施設の送信先情報55が示す送信先に無線送信する。例えば、ユーザの操作により第3の送信方法を選択されると、通信部140は、無線通信機142を介して、無線LANやBluetooth等によりユーザ決済コード情報を無線送信する。
次に、施設端末300は、ユーザ決済コードをスキャンする(S211)。例えば、施設側にユーザ決済コード表示装置(不図示)を設置し、ユーザ決済コード情報の送信先を決済コード表示装置とする。ユーザ決済コード表示装置は、タブレット端末やスマートフォン等でもよい。車載装置100が、ユーザ決済コード情報を送信すると、ユーザ決済コード表示装置が、ユーザ決済コード情報を受信し、受信したユーザ決済コード情報を画面に表示する。例えば、ユーザ決済コード情報に含まれるユーザ決済コードの画像を表示する。施設端末300は、ユーザ決済コード表示装置に表示されたユーザ決済コードをスキャンする。なお、車載装置100から施設端末300へユーザ決済コードを直接送信してもよい。
次に、施設端末300は、ストアスキャン方式で決済処理を行う(S212)。施設端末300は、ユーザ決済コードをスキャンすると、スキャンしたユーザ決済コードと精算した料金を用いて、決済サーバ400との間で決済処理を行い、ユーザから施設に対する支払いを完了する。
次に、施設端末300は、車載装置100へ決済結果を通知し(S213)、車載装置100は、通知された決済結果を表示する(S214)。施設端末300から車載装置100へ決済結果を送信してもよいし、ユーザ決済コード表示装置から車載装置100へ決済結果を送信してもよい。送信方法は、ユーザ決済コードの送信方法と同様である。車載装置100では、通信部140は、施設側から決済結果を受信し、表示部180は、受信した決済結果を表示する。これにより、ユーザが決済完了を確認する。
また、施設側は、決済結果を確認する(S215)。施設端末300は、決済処理が完了すると、決済結果をディスプレイなどに表示する。店舗の店員または駐車場の係員は、表示された決済結果を確認し、コード決済による決済手続きが終了する。
以上のように、本実施の形態では、ナビゲーション装置などの車載装置において、各店舗や駐車場などの施設が読み取るストアスキャン用のユーザ決済コードを路車間通信などで、施設側に送信し表示させる。ユーザは、ドライブスルーの店舗などで買い物する際、車両外にユーザ決済コードが表示されたユーザ端末を提示する必要がなく、車内で決済を完了する事ができる。
(実施の形態2の変形例)
上記実施の形態2の車載装置100において送信するユーザ決済コードは、実施の形態1の変形例と同様に、自車両の車両情報を含んでもよい。すなわち、ユーザ決済コードは、コード決済用のユーザの決済情報とユーザの車両情報を含んでもよい。
図8は、実施の形態2の変形例に係る決済システムにおける決済方法の流れを示している。なお、決済システムの構成は図2と同様であり、基本的な動作は図7と同様である。図8に示すように、本変形例では、車載装置100は、ユーザ決済コードを取得し、送信情報をすると(S201~S209)、選択したユーザ決済コードに自車両の車両情報を追加し(S209a)、車両情報を含むユーザ決済コードを送信する(S210a)。
次に、施設端末300は、送信された車両情報を含むユーザ決済コードをスキャンし(S211a)、決済サーバ400との間で、ユーザ決済コードに含まれるコード決済用のユーザの決済情報を用いて決済処理を行い(S212)、決済結果を車載装置100へ通知する(S213)。
車載装置100は、通知された決済結果を表示し(S214)、さらに、施設側は、決済結果と決済を行ったユーザの車両を確認する(S215a)。施設端末300は、決済処理が完了すると、決済結果と決済を行ったユーザ決済コードに含まれる車両情報をディスプレイなどに表示する。店舗の店員または駐車場の係員は、表示された決済結果及び車両情報を確認し、決済を行った車両を特定する。例えば、車両のナンバープレートの車番を認識可能な駐車場では、決済結果と車両情報を連動させることで、各車両の決済が個々で完結するため、車両出庫の効率が向上する。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態1と2を組み合わせて、車載装置がユーザスキャン方式及びストアスキャン方式の両方に対応してもよい。施設が対応する方式に併せて、施設決済コードの表示、または、ユーザ決済コードの取得を行ってもよい。
上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。各装置の機能(処理)を、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置に実施形態における方法を行うためのプログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたプログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
これらのプログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
1 車載システム
10 決済システム
20 車両
30 ネットワーク
50 地図情報
51 施設情報
52 位置情報
53 施設決済コード情報
54 決済対応情報
55 送信先情報
60 ユーザ決済コード情報
100 車載装置
110 画像取得部
111 カメラ
120 位置情報取得部
121 GNSS受信機
130 走行情報取得部
131 CAN
140 通信部
141 ETC車載機
142 無線通信機
150 記憶部
151 地図情報データベース
152 ユーザ決済コード記憶部
160 入力部
170 制御部
171 目的地設定部
172 経路案内部
173 画像認識部
174 表示情報選択部
175 送信情報選択部
180 表示部
190 ユーザ決済コード取得部
200 ユーザ端末
300 施設端末
400 決済サーバ

Claims (5)

  1. 各施設の位置情報ごとに、前記施設においてユーザスキャン方式でコード決済するための施設決済コード情報を、前記施設と関連付けて記憶する施設情報記憶部と、
    現在の自車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記自車両の位置情報が、前記施設の位置情報と一致する場合、前記施設に関連付けられた前記施設決済コード情報を選択する表示情報選択部と、
    前記施設決済コード情報を表示する表示部と、
    を備える、車載装置。
  2. 前記自車両の走行情報を取得する走行情報取得部をさらに備え、
    前記表示部は、前記走行情報に基づいて、前記施設内で前記自車両がエンジン停止状態またはサイドブレーキ作動状態であると判断される場合に、前記施設決済コード情報を表示する、
    請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記自車両の周辺を撮像した画像を取得する画像取得部をさらに備え、
    前記表示部は、前記画像に基づいて、前記自車両が前記施設ごとに定められる所定領域に位置すると認識される場合に、前記施設決済コード情報を表示する、
    請求項1または2に記載の車載装置。
  4. 目的地を設定する目的地設定部と、
    ネットワークから情報を受信する情報受信部とをさらに備え、
    前記情報受信部は、前記目的地として前記コード決済が可能な施設が設定された場合、前記ネットワークから前記施設の施設決済コードもしくは施設決済コードの画像を受信し、
    前記表示部は、前記自車両が前記施設に所定の距離よりも接近した場合、または、前記自車両が前記施設内に入った場合、または、前記施設内でサイドブレーキが引かれた場合、前記受信された施設決済コードもしくは施設決済コードの画像を表示する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車載装置。
  5. 車載装置で実行される方法であって、
    各施設の位置情報ごとに、前記施設においてユーザスキャン方式でコード決済するための施設決済コード情報を、前記施設と関連付けて記憶し、
    現在の自車両の位置情報を取得し、
    前記自車両の位置情報が、前記施設の位置情報と一致する場合、前記施設に関連付けられた前記施設決済コード情報を選択し、
    前記施設決済コード情報を表示する、
    方法。
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