JP2023133282A - 光拡散シート、バックライトユニット、液晶表示装置、情報機器、及びバックライトユニットの製造方法 - Google Patents

光拡散シート、バックライトユニット、液晶表示装置、情報機器、及びバックライトユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】輝度均一性を向上させることができる光拡散シートを提供する。【解決手段】光拡散シート43は、二次元マトリクス状に配列された複数の光源42を用いたバックライトユニット40に組み込まれる。光拡散シート43の少なくとも一面に略逆四角錐状の複数の凹部22が二次元マトリクス状に配列される。複数の凹部22の配列方向と、複数の光源42の配列方向との交差角度は、30°以上60°以下である。【選択図】図8

Description

本開示は、光拡散シート、バックライトユニット、液晶表示装置、情報機器、及びバックライトユニットの製造方法に関するものである。
スマートフォンやタブレット端末などの各種情報機器の表示装置として、液晶表示装置(以下、液晶ディスプレイということもある。)が広く利用されている。液晶ディスプレイのバックライトとしては、光源が液晶パネルの側面の近傍に配置されるエッジライト方式が主流となっている。
直下型バックライトを採用する場合、LED(Light Emitting Diode)等の光源からの光を拡散させて画面全体に亘って輝度や色度の均一性を上げるために、光拡散シートが使用される(例えば特許文献1参照)。
ノートパソコンやタブレットなどの薄型ディスプレイの直下型バックライトユニットにおいては、例えば逆ピラミッド状の凹部が2次元配列された光拡散シートが用いられる。
特開2011-129277号公報
しかしながら、従来の光拡散シートでは、まだ十分な輝度均一性が得られていない。
本開示は、輝度均一性を向上させることができる光拡散シートを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本開示に係る光拡散シートは、二次元マトリクス状に配列された複数の光源を用いたバックライトユニットに組み込まれる光拡散シートであって、少なくとも一面に略逆四角錐状の複数の凹部が二次元マトリクス状に配列され、前記複数の凹部の配列方向と、前記複数の光源の配列方向との交差角度は、30°以上60°以下である。
本開示に係る光拡散シートによると、凹部の配列方向と光源の配列方向との交差角度を30°以上60°以下に設定するため、光拡散シートから出光する光の強度を、光源間距離が大きく輝度が低下しやすい光源配列の対角方向(光源の配列方向に対して45°傾斜した方向)に大きくできるので、輝度均一性を向上させることができる。
尚、本開示において、「複数の光源が二次元マトリクス状に配列される」とは、「数個の小型光源からなる光源群が二次元マトリクス状に配列される場合」を含み、この場合、各光源群を構成する小型光源自体は、二次元マトリクス状に配列されなくてもよい。
本開示に係る光拡散シートにおいて、前記交差角度が35°以上55°以下、より好ましくは40°以上50°以下であると、輝度均一性をより一層向上させることができる。
本開示に係る光拡散シートにおいて、前記複数の凹部が、出光面に設けられると、光拡散シートから出光する光の強度を、光源配列の対角方向に大きくしやすくなる。
本開示に係るバックライトユニットは、液晶表示装置に組み込まれ、二次元マトリクス状に配列された複数の光源から発せられた光を表示画面に導くバックライトユニットであって、前記表示画面と前記複数の光源との間に、本開示に係る光拡散シートを備える。
本開示に係るバックライトユニットによると、前述の本開示に係る光拡散シートを備えるため、輝度均一性を向上させることができる。
本開示に係るバックライトユニットにおいて、前記光拡散シートが複数配置されると、複数の光拡散シートにより光が繰り返し拡散されるので、輝度均一性がさらに向上する。
本開示に係るバックライトユニットにおいて、前記表示画面と前記複数の光源との間に、前記複数の光源から発せられた光の波長を変換する色変換シートをさらに備えてもよい。このようにすると、光源として、白色光源以外の他の光源を用いる場合にも、バックライトユニットを構成することができる。
本開示に係るバックライトユニットにおいて、前記光拡散シートと前記表示画面との間に、前記複数の光源から発せられた光の輝度を向上させる輝度向上シートを備えてもよい。このようにすると、輝度均一性を向上させながら輝度も増大させることができる。
本開示に係るバックライトユニットにおいて、前記複数の光源は、前記拡散シートから見て前記表示画面の反対側に設けられた反射シートの上に配置されてもよい。このようにすると、光拡散シートと反射シートとの間での多重反射によって光がさらに拡散されるので、輝度均一性がさらに向上する。
本開示に係る液晶表示装置は、本開示に係るバックライトユニットと、液晶表示パネルとを備える。
本開示に係る液晶表示装置によると、本開示に係るバックライトユニットを備えるため、輝度均一性を向上させることができる。
本開示に係る情報機器は、本開示に係る液晶表示装置を備える。
本開示に係る情報機器によると、本開示に係る液晶表示装置を備えるため、輝度均一性を向上させることができる。
本開示に係るバックライトユニットの製造方法は、液晶表示装置に組み込まれ、二次元マトリクス状に配列された複数の光源から発せられた光を表示画面に導くバックライトユニットの製造方法であって、前記複数の光源を配置する工程と、少なくとも一面に略逆四角錐状の複数の凹部が二次元マトリクス状に配列された光拡散シートを配置する工程とを備え、前記複数の凹部の配列方向と前記複数の光源の配列方向との交差角度が30°以上60°以下となるように、前記複数の光源及び前記光拡散シートが配置される。
本開示に係るバックライトユニットの製造方法によると、光拡散シートの凹部の配列方向と、光源の配列方向との交差角度を30°以上60°以下に設定する。このため、光拡散シートから出光する光の強度を、光源間距離が大きく輝度が低下しやすい光源配列の対角方向(光源の配列方向に対して45°傾斜した方向)に大きくできるので、輝度均一性を向上させることができる。
本開示によると、輝度均一性を向上させることができる光拡散シートを提供することができる。
実施形態に係るバックライトユニットを備える液晶表示装置の断面図である。 実施形態に係る光拡散シートが組み込まれたバックライトユニットの断面図である。 図2に示すバックライトユニットにおける光源の配置例を示す平面図である。 実施形態に係る光拡散シートの断面図である。 実施形態に係る光拡散シートの斜視図である。 実施形態に係る光拡散シートにおける凹部の配列例を示す平面図である。 実施例に係る光拡散シートの配置角とプリズムシートの配置角との関係を示す図でる。 実施例に係る光拡散シートの配置角度を変化させた場合の輝度均一性変化を示す図である。 実施例に係る光拡散シートの配置角度45°及び0°に固定してプリズムシートの配置角度を変化させた場合の輝度均一性変化を示す図である。 実施例に係る光拡散シートの配置角度をプリズムシートの配置角度と共に変化させた場合の輝度均一性変化を示す図である。 実施例に係る光拡散シートを3層積層して各シートの配置角度を色々変化させた場合の輝度均一性を示す図である。
(実施形態)
以下、実施形態に係る光拡散シート、バックライトユニット、液晶表示装置、情報機器、及びバックライトユニットの製造方法について、図面を参照しながら説明する。尚、本開示の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
<液晶表示装置>
図1に示すように、液晶表示装置50は、液晶表示パネル5と、液晶表示パネル5の下面に貼付された第1偏光板6と、液晶表示パネル5の上面に貼付された第2偏光板7と、液晶表示パネル5の背面側に第1偏光板6を介して設けられたバックライトユニット40とを備えている。
液晶表示パネル5は、互いに対向するように設けられたTFT基板1及びCF基板2と、TFT基板1とCF基板2との間に設けられた液晶層3と、TFT基板1とCF基板2との間に液晶層3を封入するために枠状に設けられたシール材(図示省略)とを備える。
液晶表示装置50の表示画面50aを正面(図1の上方)から見た形状は、原則、長方形又は正方形であるが、これに限らず、長方形の角が丸くなった形状、楕円形、円形、台形、又は、自動車のインストルメントパネルなどの任意の形状であってもよい。
液晶表示装置50では、各画素電極に対応する各サブ画素において、液晶層3に所定の大きさの電圧を印加して液晶層3の配向状態を変える。これにより、バックライトユニット40から第1偏光板6を介して入射した光の透過率が調整される。透過率が調整された光は第2偏光板7を介して出射されて画像が表示される。
本実施形態の液晶表示装置50は、種々の情報機器(例えばカーナビゲーション等の車載装置、パーソナルコンピュータ、携帯電話、ノートパソコンやタブレット等の携帯情報端末、携帯型ゲーム機、コピー機、券売機、現金自動預け払い機など)に組み込まれる表示装置として用いられる。
TFT基板1は、例えば、ガラス基板上にマトリクス状に設けられた複数のTFTと、各TFTを覆うように設けられた層間絶縁膜と、層間絶縁膜上にマトリクス状に設けられ且つ複数のTFTにそれぞれ接続された複数の画素電極と、各画素電極を覆うように設けられた配向膜とを備える。CF基板2は、例えば、ガラス基板上に格子状に設けられたブラックマトリクスと、ブラックマトリクスの各格子間にそれぞれ設けられた赤色層、緑色層及び青色層を含むカラーフィルターと、ブラックマトリクス及びカラーフィルターを覆うように設けられた共通電極と、共通電極を覆うように設けられた配向膜とを備える。液晶層3は、電気光学特性を有する液晶分子を含むネマチック液晶材料等により構成される。第1偏光板6及び第2偏光板7は、例えば、一方向の偏光軸を有する偏光子層と、その偏光子層を挟持するように設けられた一対の保護層とを備える。
<バックライトユニット>
図2に示すように、バックライトユニット40は、反射シート41と、反射シート41上に2次元状に配置された複数の光源42と、複数の光源42の上側に設けられた光拡散シート43と、光拡散シート43の上側(表示画面50aの側)に設けられた輝度向上シート48とを有する。図2に示すバックライトユニット40では、光源42と光拡散シート43との間に色変換シート46が配置され、輝度向上シート48の上側(表示画面50aの側)に上側光拡散シート47が配置される。光拡散シート43の詳細については後述する。
[反射シート]
反射シート41は、例えば、白色のポリエチレンテレフタレート樹脂製のフィルム、銀蒸着フィルム等により構成される。
[光源]
光源42の種類は特に限定されないが、例えばLED素子やレーザー素子等であってもよく、コスト、生産性等の観点からLED素子を用いてもよい。光源42となるLED素子の出光角度特性を調節するために、LED素子にレンズを装着してもよい。光源42は、平面視した場合に矩形状を有していてもよく、その場合、一辺の長さは10μm以上(好ましくは50μm以上)10mm以下(好ましくは5mm以下)であってもよい。光源42の配置数も特に限定されないが、複数の光源42を分散配置する場合は、反射シート41上に規則的に配置することが好ましい。規則的に配置するとは、一定の法則性をもって配置することを意味し、例えば、光源42を等間隔で配置する場合が該当する。等間隔で光源42が配置される場合、隣り合う2つの小型光源42の中心間距離は、0.5mm以上(好ましくは2mm以上)20mm以下であってもよい。
本実施形態では、例えば図3に示すように、LED素子よりなる複数の光源42を一定の間隔をもってX方向及びY方向の2次元アレイ状に配置する。言い換えると、複数の光源42は、互いに直交する2方向(X方向及びY方向)に沿って配列される。また、本実施形態では、光源42として、青色光源を用いる。青色光源は、例えばCIE1931の色度座標においてx<0.24、y<0.18の光を発してもよい。尚、光源42として、白色光源を用いてもよい。白色光源は、ピーク波長が青色領域のLED素子と、ピーク波長が緑色領域のLED素子と、ピーク波長が赤色領域のLED素子とから構成され、例えばCIE1931の色度座標において0.24<x<0.42、0.18<y<0.48の光を発してもよい。
[色変換シート]
色変換シート46は、例えば青色光源である光源42からの光を、任意の色(例えば緑色や赤色)の波長をピーク波長とする光に変換する波長変換シートである。色変換シート46は、例えば、波長450nmの青色光を、波長540nmの緑色光と波長650nmの赤色光に変換する。この場合、波長450nmの青色光を発する光源42を用いると、色変換シート46によって青色光が部分的に緑色光と赤色光に変換されるので、色変換シート46を透過した光は白色光になる。色変換シート46としては、例えば、QD(量子ドット)シートや蛍光シート等を用いてもよい。
尚、光源42として、白色光源を用いる場合、色変換シート46は設けなくてもよい。また、色変換シート46の配置は、光源42と後述の輝度向上シート48との間であれば、特に限定されない。例えば、色変換シート46は、光拡散シート43と輝度向上シート48との間に配置されてもよい。
[輝度向上シート]
輝度向上シート47は、光源42に近い方から、下側プリズムシート44と上側プリズムシート45とが順次積層された構造を有する。プリズムシート44及び45は、光線を透過させる必要があるので、透明(例えば無色透明)の合成樹脂を主成分として形成される。プリズムシート44及び45は、一体に形成されてもよい。下側プリズムシート44は、基材層44aと、基材層44aの表面に積層される複数の突条プリズム部44bからなる突起列とを有する。同様に、上側プリズムシート45は、基材層45aと、基材層45aの表面に積層される複数の突条プリズム部45bからなる突起列とを有する。突条プリズム部44b及び45bはそれぞれ、基材層44a及び45aの表面にストライプ状に積層される。突条プリズム部44b及び45bはそれぞれ、裏面が基材層44a及び45aの表面に接する三角柱状体である。突条プリズム部44bの延伸方向と突条プリズム部45bの延伸方向とは、互いに直交する。これにより、光拡散シート43から入射される光線を下側プリズムシート44によって法線方向側に屈折させ、さらに下側プリズムシート44から出射される光線を上側プリズムシート45によって表示画面50aに対して略垂直に進むように屈折させることができる。
プリズムシート44及び45の厚さ(基材層44a及び45aの裏面から突条プリズム部44b及び45bの頂点までの高さ)の下限は、例えば、50μm程度、より好ましくは100μm程度であってもよい。プリズムシート44及び45の厚さの上限は、200μm程度、より好ましくは180μm程度であってもよい。プリズムシート44及び45における突条プリズム部44b及び45bのピッチの下限は、例えば、20μm程度、より好ましくは25μm程度であってもよい。プリズムシート44及び45における突条プリズム部44b及び45bのピッチの上限は、例えば、100μm程度、より好ましくは60μm程度であってもよい。突条プリズム部44b及び45bの頂角は、例えば、85°以上95°以下であってもよい。突条プリズム部44b及び45bの屈折率の下限は、例えば、1.5、より好ましくは1.55であってもよい。突条プリズム部44b及び45bの屈折率の上限は、例えば、1.7であってもよい。
プリズムシート44及び45は、例えばPET(polyethylene terephthalate)フィルムからなる基材層44a及び45aに、UV硬化型アクリル系樹脂を用いて形状転写された突条プリズム部44b及び45bを設けたものであってもよいし、或いは、突条プリズム部44b及び45bが基材層44a及び45aと一体成形されたものであってもよい。
尚、本実施形態では、輝度向上シート48として、プリズムシート44及び45を用いたが、これに代えて、光源42から発せられた光の輝度を増大させることができる他の光学シートを用いてもよい。
[上側光拡散シート]
上側光拡散シート47は、上側プリズムシート45の上側(表示画面50aの側)に配設される。上側光拡散シート47は、基材層及び光拡散層の2層構造体として構成されてもよい。基材層は、光線を透過させる必要があるので、透明(例えば無色透明)の合成樹脂を主成分として形成されてもよい。光拡散層は、樹脂マトリックスと、樹脂マトリックス中に分散する樹脂ビーズとを有してもよい。
[その他の光学シート]
図示は省略しているが、上側光拡散シート47の上側(表示画面50aの側)に偏光シートを設けてもよい。偏光シートは、バックライトユニット40から出射された光が液晶表示装置50の第1偏光板6に吸収されることを防止することによって、表示画面50aの輝度を向上させる。
[光拡散シート]
図2に示すバックライトユニット40では、同じ構造の光拡散シート43を例えば3枚積層してバックライトユニット40に設ける。光拡散シート43は1枚若しくは2枚積層で用いてもよいし、或いは、4枚以上積層して用いてもよい。光拡散シート43は、図4に示すように、基材層21を有する。光拡散シート43(基材層21)は、光出射面となる第1面21aと、光入射面となる第2面21bとを有する。すなわち、光拡散シート43は、第2面21bを光源42の方に向けて配置される。基材層21のマトリックスとなる樹脂は、光を透過させる材料で構成されていれば、特に限定されないが、例えば、アクリル、ポリスチレン、ポリカーボネート、MS(メチルメタクリレート・スチレン共重合)樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、セルロールアセテート、ポリイミド等であってもよい。基材層21は、拡散剤その他の添加剤を含んでいてもよいし、或いは、実質的に添加剤を含有しなくてもよい。基材層21に含有可能な添加剤は、特に限定されないが、例えば、シリカ、酸化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の無機粒子であってもよいし、例えば、アクリル、アクリルニトリル、シリコーン、ポリスチレン、ポリアミド等の有機粒子であってよい。
光拡散シート43の厚さは、特に限定されないが、例えば、3mm以下(好ましくは2mm以下、より好ましくは1.5mm以下、更に好ましくは1mm以下)で50μm以上であってもよい。光拡散シート43の厚さが3mmを超えると、液晶ディスプレイの薄型化の達成が難しくなる。光拡散シート43の厚さが50μmを下回ると、輝度を均一にすることが難しくなる。光拡散シート43は、フィルム状であってもよいし、プレート(板)状であってもよい。
光拡散シート43の第1面21a(出光面)には、図5に示すように、略逆四角錐状(逆ピラミッド状)の複数の凹部22が2次元マトリクス状に配列される。言い換えると、複数の凹部22は、互いに直交する2方向(図6に示すX1方向及びY1方向)に沿って配列される。隣り合う凹部22同士は、稜線111によって区画される。稜線111は、凹部22が配列される2方向に沿って延びる。凹部22の中心(逆ピラミッドの頂点)112は、凹部22の最深部である。図5では、簡単のため、凹部22が5×5のマトリクス状に配置された様子を例示しているが、凹部22の実際の配列数ははるかに多い。複数の凹部22の2次元配列において、各凹部22は、第1面21aに隙間無く設けられてもよいし、所定の間隔をあけて設けられてもよい。また、光拡散効果が損なわれない程度に、一部の凹部22がランダムに配列されてもよい。
凹部22の頂角θは例えば90°であり、凹部22の配列ピッチpは例えば100μmであり、凹部22の深さは例えば50μmであってもよい。凹部22の頂角θとは、光拡散シート43の配置面に対して垂直な面(縦断面)で、凹部22の中心(逆ピラミッドの頂点112)を通り且つ当該中心を挟んで向き合う一対の斜面を垂直に横切るように切断したときに現れる断面において、斜面の断面線同士がなす角のことである。また、凹部22の配列ピッチpとは、隣り合う凹部22の中心(逆ピラミッドの頂点112)同士の間の距離(光拡散シート43の配置面に平行な方向に沿った距離)のことである。
光拡散シート43の第2面21bは、例えば平坦面(鏡面)又はエンボス加工面であってもよい。
光拡散シート43は、第1面21aに凹凸形状(凹部22)を持つ基材層21の1層構造で構成してもよい。光拡散シート43は、両面が平坦な基材層と、一面に凹凸形状を持つ層との2層構造で構成してもよい。光拡散シート43は、一面に凹凸形状を持つ層を含む3層以上の構造で構成してもよい。光拡散シート43の製造方法は、特に限定されないが、例えば、押し出し成型法、射出成型法などを用いてもよい。
押し出し成型法を用いて、凹凸形状を表面に持つ単層の光拡散シートを製造する手順は次の通りである。まず、ペレット状のプラスチック粒子(拡散剤が添加されてもよい)を単軸押し出し機に投入し、加熱しながら溶融、混錬する。その後、T-ダイスにより押し出された溶融樹脂を2本の金属ロールで挟んで冷却した後、ガイドロールを用いて搬送し、シートカッター機により枚葉平板に切り落とすことによって、光拡散シートを作製する。ここで、所望の凹凸形状を反転した形状を表面に持つ金属ロールを使用して溶融樹脂を挟むことにより、ロール表面の反転形状が樹脂に転写されるので、所望の凹凸形状を拡散シート表面に賦形することができる。また、樹脂に転写された形状は、必ずしもロール表面の形状が100%転写されたものとはならないので、転写度合いから逆算して、ロール表面の形状を設計してもよい。
押し出し成型法を用いて、凹凸形状を表面に持つ2層構造の光拡散シートを製造する場合は、例えば、2つの単軸押し出し機のそれぞれに、各層の形成に必要なペレット状のプラスチック粒子を投入した後、各層毎に前述と同様の手順を実施し、作製された各シートを積層すればよい。
或いは、以下のように、凹凸形状を表面に持つ2層構造の光拡散シートを作製してもよい。まず、2つの単軸押し出し機のそれぞれに、各層の形成に必要なペレット状のプラスチック粒子を投入し、加熱しながら溶融、混錬する。その後、各層となる溶融樹脂を1つのT-ダイスに投入し、当該T-ダイス内で積層し、当該T-ダイスにより押し出された積層溶融樹脂を2本の金属ロールで挟んで冷却する。その後、ガイドロールを用いて積層溶融樹脂を搬送し、シートカッター機により枚葉平板に切り落とすことによって、凹凸形状を表面に持つ2層構造の光拡散シートを作製してもよい。
また、UV(紫外線)を用いた賦形転写により、以下のように光拡散シートを製造してもよい。まず、転写したい凹凸形状の反転形状を有するロールに未硬化の紫外線硬化樹脂を充填し、当該樹脂に基材を押し当てる。次に、紫外線硬化樹脂が充填されたロールと基材とが一体になっている状態で、紫外線を照射して樹脂を硬化させる。次に、樹脂によって凹凸形状が賦形転写されたシートをロールからはく離させる。最後に、再度シートに紫外線照射を行って樹脂を完全硬化させ、凹凸形状を表面に持つ光拡散シートを作製する。
尚、本開示では、通常の形状転写技術により幾何学的に厳密な逆四角錐の凹部を形成することが難しいことを考慮して、「略逆四角錐」との表記を用いるが、「略逆四角錐」は、真正の又は実質的に逆四角錐とみなせる形状を含むものとする。また、「略」とは、近似可能であることを意味し、「略逆四角錐」とは、逆四角錐に近似可能な形状をいう。例えば、頂部が平坦な「逆四角錐台形」についても、本発明の作用効果が失われない程度に頂部面積が小さいものは、「略逆四角錐」に包含されるものとする。また、工業生産上の加工精度に起因する不可避的な形状のばらつきの範囲内で「逆四角錐」から変形した形状も、「略逆四角錐」に包含される。
<実施形態の特徴>
本実施形態の光拡散シート43は、二次元マトリクス状に配列された複数の光源42を用いたバックライトユニット40に組み込まれる。光拡散シート43の少なくとも一面に略逆四角錐状の複数の凹部22が二次元マトリクス状に配列される。複数の凹部22の配列方向(図6のX1方向及びY1方向)と、複数の光源42の配列方向(図3のX方向及びY方向)との交差角度は、30°以上60°以下である。
本実施形態の光拡散シート43によると、凹部22の配列方向と光源42の配列方向との交差角度を30°以上60°以下に設定するため、光拡散シート43から出光する光の強度を、光源間距離が大きく輝度が低下しやすい光源配列の対角方向(光源42の配列方向に対して45°傾斜した方向)に大きくできるので、輝度均一性を向上させることができる。尚、本実施形態において、「複数の光源42が二次元マトリクス状に配列される」とは、「数個の小型光源からなる光源群が二次元マトリクス状に配列される場合」を含み、この場合、各光源群を構成する小型光源自体は、二次元マトリクス状に配列されなくてもよい。
本実施形態の光拡散シート43において、凹部22の配列方向と光源42の配列方向との前記交差角度が35°以上55°以下、より好ましくは40°以上50°以下であると、輝度均一性をより一層向上させることができる。
本実施形態の光拡散シート43において、凹部22が出光面に設けられると、光拡散シート43から出光する光の強度を、光源配列の対角方向に大きくしやすくなる。
本実施形態のバックライトユニット40は、液晶表示装置50に組み込まれ、二次元マトリクス状に配列された複数の光源42から発せられた光を表示画面50aに導く。バックライトユニット40は、表示画面50aと複数の光源42との間に、前述の本実施形態の光拡散シート43を備える。
本実施形態のバックライトユニット40によると、本実施形態の光拡散シート43を備えるため、輝度均一性を向上させることができる。
本実施形態のバックライトユニット40において、光拡散シート43が複数配置されると、複数の光拡散シート43により光が繰り返し拡散されるので、輝度均一性がさらに向上する。この場合、複数の光拡散シート43の少なくとも1つにおいて、凹部22の配列方向と光源42の配列方向との交差角度は、30°以上60°以下である。
本実施形態のバックライトユニット40において、表示画面50aと複数の光源42との間に、光源42から発せられた光の波長を変換する色変換シート46をさらに備えてもよい。このようにすると、光源42として、白色光源以外の他の光源を用いる場合にも、バックライトユニット40を構成することができる。
本実施形態のバックライトユニット40において、光拡散シート43と表示画面50aとの間に、光源42から発せられた光の輝度を向上させる輝度向上シート48を備えてもよい。このようにすると、輝度均一性を向上させながら輝度も増大させることができる。
本実施形態のバックライトユニット40において、複数の光源42は、光拡散シート43から見て表示画面50aの反対側に設けられた反射シート41の上に配置されてもよい。このようにすると、光拡散シート43と反射シート41との間での多重反射によって光がさらに拡散されるので、輝度均一性がさらに向上する。
本実施形態のバックライトユニット40において、光源42と光拡散シート43との間の距離が5mm以下であると、バックライトユニット40を小型化することができる。また、今後の中小型液晶ディスプレイの薄型化をにらみ、光源42と光拡散シート43との距離をより好ましくは2.5mm以下、さらに好ましくは1mm以下、究極的には0mmとしてもよい。
本実施形態の液晶表示装置50は、前述の本実施形態のバックライトユニット40と、液晶表示パネル5とを備える。このため、バックライトユニット40によって、輝度均一性を向上させることができる。液晶表示装置50が組み込まれた情報機器(例えばノートパソコンやタブレットなどの携帯情報端末)でも同様の効果を得ることができる。
本実施形態のバックライトユニット40の製造方法は、複数の光源42を配置する工程と、少なくとも一面に略逆四角錐状の複数の凹部22が二次元マトリクス状に配列された光拡散シート43を配置する工程とを備え、複数の凹部22の配列方向と複数の光源42の配列方向との交差角度が30°以上60°以下となるように、複数の光源42及び光拡散シート43が配置される。
本実施形態のバックライトユニット40の製造方法によると、光拡散シート43の凹部22の配列方向と光源42の配列方向との交差角度を30°以上60°以下に設定する。このため、光拡散シート43から出光する光の強度を、光源間距離が大きく輝度が低下しやすい光源配列の対角方向に大きくできるので、輝度均一性を向上させることができる。
(実施例)
以下、実施例について説明する。
実施例では、図2に示すように、厚さ110μmで同じ構造の光拡散シート43を凹部22が出光面(第1面21a)に配置される向きに3枚重ねたものの上に、プリズム延伸方向が互いに直交する下側プリズムシ-ト44及び上側プリズムシ-ト45と、上側光拡散シート47とを順次配置した。また、光拡散シート43の下側にQDシートからなる色変換シート46を配置した。
光拡散シート43には、頂角90°の逆ピラミッド形状の凹部22をピッチ100μmで2次元配列した。光拡散シート43の入光面(第2面21b)は、平坦面とした。
プリズムシート44及び45は、PETフィルムからなる基材層44a及び45aに、アクリレートからなるUV硬化型アクリル系樹脂を用いて突条プリズム部44b及び45bを設けて形成した。下側プリズムシ-ト44は、総厚さが90μmで、高さ12μm、頂角90°の突条プリズム部44bをピッチ24μmで配列した。上側プリズムシ-ト45は、総厚さが155μmで、高さ25μm、頂角90°の突条プリズム部45bをピッチ50μmで配列した。
尚、複数の光源42としては、ピーク波長450nm(半値全幅16nm)の青色LEDが2.8mmピッチで2次元的に複数配置されたLEDアレイを用いた。
以下に説明するように、実施例の光拡散シート43における凹部22の配列方向と、複数の光源42の配列方向との交差角度を変化させながら、輝度均一性を調べた。
輝度測定の初期状態として、図7に示すように、光拡散シート43は、凹部22の配列方向の1つを基準方向(光源42の配列方向(X方向))に一致させて(配置角度0°で)配置し、下側プリズムシート44は、突条プリズム部44bの延伸方向をX方向に対して反時計回りに130°回転させて(配置角度130°で)配置し、上側プリズムシート45は、突条プリズム部45bの延伸方向をX方向に対して反時計回りに40°回転させて(配置角度40°で)配置した。
第1測定として、前記初期状態から、3枚の光拡散シート43の配置向き(配置角度)を反時計回りに10°ずつ90°回転させながら、輝度均一性の変化を調べた。輝度均一性は、以下のように評価した。まず、複数の光源42(LEDアレイ)の上に、前述の通り、色変換シート46、3枚の光拡散シート43、プリズムシート44及び45、上側光拡散シート47を順次配置し、さらにその上にシート類の浮きを抑えるために透明ガラス板を載せて、トプコンテクノハウス社製の2次元色彩輝度計UA-200を用いて、鉛直方向上向き(LEDアレイからガラス板に向かう方向)の輝度を測定した。次に、得られた二次元輝度分布画像に対して、個々のLEDの発光強度バラツキに対する補正を行い、異物等に起因する輝点・暗点ノイズを抑えるためのフィルタリング処理を行った後、全画素の輝度について平均値及び標準偏差を算出した。最後に、「輝度均一性」を「輝度の平均値/輝度の標準偏差」と定義して、輝度均一性を算出した。
図8に、第1測定で得られた輝度均一性の変化(実線)を示す。尚、図8では、光拡散シート43の回転に伴い、「配置角度」が0°から10°ずつ90°まで増えるが、光拡散シート43が配置角度0°(180°)及び90°(270°)で等価な配列を有することから、0~90°以外の「配置角度」については、90°の倍数を加算又は減算して、0~90°の「配置角度」に換算可能である。このように換算された「配置角度」は、光拡散シート43の凹部22の配列方向と、光源42の配列方向との交差角度(以下、単に「交差角度」ということもある)に等しくなる。
図8に示すように、輝度均一性を向上させるためには、光拡散シート43の配置角度、つまり、凹部22の配列方向と光源42の配列方向との交差角度を、30°以上60°以下、好ましくは35°以上55°以下、より好ましくは40°以上50°以下に設定すれば良いことが分かる。尚、第1測定でのプリズムシート44及び45の配置角度の影響を調べるために、下側プリズムシート44の配置角度を90°、上側プリズムシート45の配置角度を0°として、第1測定と同様の測定を行ったところ、輝度均一性と交差角度との間に同様の相関が確認された(図8の破線参照)。
次に、第2測定として、3枚の光拡散シート43の配置向き(配置角度)を45°及び0°にそれぞれ固定して、プリズムシート44及び45を回転させながら、輝度均一性の変化を調べた。輝度均一性の評価方法は、第1測定と同じである。
図9に、第2測定で得られた輝度均一性の変化を示す。尚、図9では、実線が光拡散シート43の配置角度を45°に設定した場合の結果を、破線が光拡散シート43の配置角度を0°に設定した場合の結果をそれぞれ示す。また、図9の横軸には、上側プリズムシート45の配置角度(光源42の配列方向(X方向)に対する突条プリズム部45b(稜線)の延伸方向の回転角度)を示しているが、下側プリズムシート44の配置角度(光源42の配列方向(X方向)に対する突条プリズム部44b(稜線)の延伸方向の回転角度)は、「上側プリズムシート45の配置角度」+90°である。
図9に示すように、光拡散シート43の配置角度つまり交差角度を45°に設定した場合の方が、0°に設定した場合と比べて、プリズムシート44及び45のあらゆる配置角度において、輝度均一性が高くなっている。具体的には、交差角度を45°に設定した場合の方が、プリズムシート44及び45の配置角度に依存する変動幅の3倍程度も輝度均一性が向上している。
次に、第3測定として、前記初期状態から、3枚の光拡散シート43の配置向き(配置角度)をプリズムシート44及び45と一緒に反時計回りに10°ずつ180°回転させながら、輝度均一性の変化を調べた。輝度均一性の評価方法は、第1測定と同じである。
図10に、第3測定で得られた輝度均一性の変化を示す。図10に示すように、光源42の配列方向に対して、光拡散シート43をプリズムシート44及び45と共に回転させた場合でも、第1測定の結果と同様に、光拡散シート43の配置角度つまり交差角度が30°以上60°以下、好ましくは35°以上55°以下、より好ましくは40°以上50°以下であると、輝度均一性が向上することが分かった。
次に、第4測定として、3枚の光拡散シート43における各シートの配置向き(配置角度)を個別に0°又は45°に設定して、輝度均一性の変化を調べた。輝度均一性の評価方法は、第1測定と同じである。
図11に、第4測定で得られた輝度均一性を示す。尚、図11において、横軸の「上」、「中」、「下」はそれぞれ、3枚の光拡散シート43のうちの最上層、第2層、最下層を意味する。図11に示すように、配置角度つまり交差角度が45°である光拡散シート43が多いほど、輝度均一性が高くなった。また、配置角度つまり交差角度が45°である光拡散シート43が1層又は2層の場合、当該光拡散シート43が上層に配置されるほど、輝度均一性が高くなった。
(その他の実施形態)
前記実施形態(実施例を含む。以下同じ。)では、色変換シート46と光拡散シート43と輝度向上シート48と上側光拡散シート47とを用いてバックライトユニット40を構成した。しかし、バックライトユニット40を構成するシート構成(シート種類や配置準等)は特に限定されるものではない。
また、前記実施形態では、光拡散シート43の第2面21bは、平坦面(鏡面)又はエンボス加工面としたが、光拡散シート43の第2面21bに、二次元配置可能な逆多角錐形状の凹部や、突条プリズム部等の突起列を設けてもよい。
以上、本開示についての実施形態を説明したが、本開示は前述の実施形態のみに限定されず、開示の範囲内で種々の変更が可能である。すなわち、前述の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
1 TFT基板
2 CF基板
3 液晶層
5 液晶表示パネル
6 第1偏光板
7 第2偏光板
21 基材層
21a 第1面
21b 第2面
22 凹部
40 バックライトユニット
41 反射シート
42 光源
43 光拡散シート
44 下側プリズムシート
44a 基材層
44b 突条プリズム部
45 上側プリズムシート
45a 基材層
45b 突条プリズム部
46 色変換シート
47 上側光拡散シート
48 輝度向上シート
50 液晶表示装置
50a 表示画面
111 稜線
112 凹部中心(逆ピラミッド頂点)

Claims (11)

  1. 二次元マトリクス状に配列された複数の光源を用いたバックライトユニットに組み込まれる光拡散シートであって、
    少なくとも一面に略逆四角錐状の複数の凹部が二次元マトリクス状に配列され、
    前記複数の凹部の配列方向と、前記複数の光源の配列方向との交差角度は、30°以上60°以下である
    光拡散シート。
  2. 前記交差角度は、35°以上55°以下である
    請求項1に記載の光拡散シート。
  3. 前記複数の凹部は、出光面に設けられる
    請求項1又は2に記載の光拡散シート。
  4. 液晶表示装置に組み込まれ、二次元マトリクス状に配列された複数の光源から発せられた光を表示画面に導くバックライトユニットであって、
    前記表示画面と前記複数の光源との間に、請求項1~3のいずれか1項に記載の光拡散シートを備える
    バックライトユニット。
  5. 前記光拡散シートが複数配置される
    請求項4に記載のバックライトユニット。
  6. 前記表示画面と前記複数の光源との間に、前記複数の光源から発せられた光の波長を変換する色変換シートを備える
    請求項4又は5に記載のバックライトユニット。
  7. 前記光拡散シートと前記表示画面との間に、前記複数の光源から発せられた光の輝度を向上させる輝度向上シートを備える
    請求項4~6のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  8. 前記複数の光源は、前記光拡散シートから見て前記表示画面の反対側に設けられた反射シートの上に配置される
    請求項4~7のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  9. 請求項4~8のいずれか1項に記載のバックライトユニットと、
    液晶表示パネルとを備える
    液晶表示装置。
  10. 請求項9に記載の液晶表示装置を備える情報機器。
  11. 液晶表示装置に組み込まれ、二次元マトリクス状に配列された複数の光源から発せられた光を表示画面に導くバックライトユニットの製造方法であって、
    前記複数の光源を配置する工程と、
    少なくとも一面に略逆四角錐状の複数の凹部が二次元マトリクス状に配列された光拡散シートを配置する工程とを備え、
    前記複数の凹部の配列方向と前記複数の光源の配列方向との交差角度が30°以上60°以下となるように、前記複数の光源及び前記光拡散シートが配置される
    バックライトユニットの製造方法。
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