JP2023127905A - 物品管理システム、物品管理方法及びプログラム - Google Patents

物品管理システム、物品管理方法及びプログラム Download PDF

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Rafii Zarina
和寛 持永
Kazuhiro Mochinaga
渉 須田
Wataru Suda
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Abstract

Figure 2023127905000001
【課題】物品の使い忘れを抑制して、ユーザの利便性を向上させた物品管理システム、物品管理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】貯蔵庫の貯蔵室内を撮像して撮像画像を生成し、前記撮像画像に基づき、前記貯蔵室に入庫される物品と、前記物品が収容される前記貯蔵室内の収容エリアと、前記収容エリアから出庫される物品と、を検出する撮像装置と、前記撮像装置の検出結果に基づき、前記入庫日から予め設定された期間を経過しても、前記収容エリアから出庫されない物品の情報を、情報処理装置に表示させる制御装置と、を備える、物品管理システム。
【選択図】図18

Description

本開示は、物品管理システム、物品管理方法及びプログラムに関する。
特許文献1は、冷蔵庫の上部にカメラを設け、冷蔵庫の開口部を通過する物体を検出した際に撮影を実行し、撮影結果に基づいて冷蔵庫に収容される食品を管理する技術を開示する。
特開2019-070476号公報
本開示は、物品の使い忘れを抑制して、ユーザの利便性を向上させた物品管理システム、物品管理方法及びプログラムを提供する。
本開示における物品管理システムは、貯蔵庫の貯蔵室内を撮像して撮像画像を生成し、前記撮像画像に基づき、前記貯蔵室に入庫される物品と、前記物品が収容される前記貯蔵室内の収容エリアと、前記収容エリアから出庫される物品と、を検出する撮像装置と、前記撮像装置の検出結果に基づき、前記入庫日から予め設定された期間を経過しても、前記収容エリアから出庫されない物品の情報を、情報処理装置に表示させる制御装置と、を備える。
また、本開示における物品管理方法は、貯蔵庫の貯蔵室内を撮像するステップと、撮像された撮像画像に基づき、前記貯蔵室に入庫される物品と、前記物品が収容される前記貯蔵室内の収容エリアと、前記収容エリアから出庫される物品と、を検出するステップと、前記貯蔵室内に入庫されてから予め設定された期間を経過しても、前記収容エリアから出庫されない物品の情報を、情報処理装置に表示させるステップと、を有する。
本開示におけるプログラムは、コンピュータに、貯蔵庫の貯蔵室内を撮像した撮像画像に基づき、前記貯蔵室に入庫される物品と、前記物品が収容される前記貯蔵室内の収容エリアと、前記収容エリアから出庫される物品と、を検出する手順と、前記貯蔵庫内に入庫されてから予め設定された期間を経過しても、前記収容エリアから出庫されない物品の情報を、情報処理装置に表示させる手順と、を実行させる。
本開示における物品管理システム、物品管理方法及びプログラムは、入庫日から予め設定された期間を経過しても、収容エリアから出庫されない物品の情報が情報処理装置に表示されるため、物品の使い忘れを抑制することができ、物品のロスを低減させることができる。このため、ユーザの利便性を向上させることができる。
物品管理システムのシステム構成の一例を示す図 識別情報データベースの構成の一例を示す図 食材管理データベースの構成の一例を示す図 物品管理データベースの構成の一例を示す図 開状態管理データベースの構成の一例を示す図 冷蔵庫の正面図 撮像装置の構成を示すブロック図 冷蔵庫の上面図 冷蔵室用カメラの撮像画像の一例を示す図 引き出し用カメラの撮像画像の一例を示す図 第1領域、第2領域、第3領域及び第4領域の境界線を示す図 入出庫判定画像を説明するための図 撮像装置の動作を示すフローチャート 物品管理システムの動作を示すフローチャート 物品管理サーバの動作を示すフローチャート 初期画面の一例を示す図 初期画面の他の例を示す図 長期保存出し入れ状況画面を示す図 出し入れ状況画面を示す図 開閉状況画面を示す図 選択画面を示す図 収容物品画面を示す図 収容物品画面を示す図 アプリ実行部の動作を示すフローチャート 引き出し用カメラの撮像画像であり、第5領域、第6領域、第7領域及び第8領域の境界線を示す図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、冷蔵庫などの貯蔵庫をカメラにより撮像し、カメラにより撮像された撮像画像から、貯蔵庫に収容された物品の情報を表示する技術はあった。しかしながら、従来の技術は、物品が貯蔵庫に収容されてからの経過時間を管理しておらず、物品である食材の使い忘れ等が生じ、食品ロスにつながるという課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、貯蔵庫に収容された物品の使い忘れを抑制し、物品のロスを低減させる物品管理システム、物品管理方法及びプログラムを提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
[1.システム構成]
図1は、物品管理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
物品管理システム1は、撮像装置3と、情報処理装置6と、物品管理サーバ8と、を備える。撮像装置3、情報処理装置6及び物品管理サーバ8は、ネットワーク10を介して相互に接続される。撮像装置3と情報処理装置6とは、無線接続によってネットワーク10に接続されるが、有線による接続であってもよい。
図1には、撮像装置3及び情報処理装置6をそれぞれ1台ずつ示すが、撮像装置3及び情報処理装置6は、物品管理システム1に登録されたユーザ数に対応して複数設けられる。また、撮像装置3と情報処理装置6との数は同数とは限らず、例えば、家庭内で複数のユーザがそれぞれ情報処理装置6を使用し、物品管理サーバ8から提供される画像や情報を情報処理装置6で視認することも可能である。
撮像装置3は、冷蔵庫2の天面に設置される。撮像装置3は、複数のカメラを備え、冷蔵庫2のドアや引き出しが開かれると、冷蔵室や野菜室等の庫内を撮像し、冷蔵庫2内に入庫される物品や、冷蔵庫2から出庫される物品を撮像した撮像画像を生成する。カメラが撮像する画像は、動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。また、冷蔵庫2に入庫される物品、又は冷蔵庫2から出庫される物品には、食品や食材、食品又は食材を収容した保存容器が含まれる。
撮像装置3は、生成した撮像画像を画像解析して物品や、物品に付されたマーカーIDを検出する。保存容器にはマーカーが付されており、マーカーにはマーカーの識別情報であるマーカーIDが含まれる。撮像装置3は、撮像画像やマーカーIDを含むアップロードデータを生成し、生成したアップロードデータを物品管理サーバ8に送信する。
物品管理サーバ8は、撮像装置3から受信したアップロードデータに基づき、冷蔵庫2に収容された物品を管理する。
例えば、物品管理サーバ8は、物品が冷蔵庫2に入庫された入庫日時や、物品が冷蔵庫2に入庫されてからの経過時間等を管理する。また、物品管理サーバ8は、冷蔵庫2のドアが開閉された回数や、一定時間以上が経過した物品が収容された冷蔵庫2の収容エリアを判定する。物品管理サーバ8は、これらの情報を情報処理装置6に送信し、情報処理装置6のタッチパネル63に表示させる。
情報処理装置6は、スマートフォンやタブレットコンピュータ等の携帯型のコンピュータである。また、情報処理装置6として、ノート型やデスクトップ型のパーソナルコンピュータを用いてもよい。情報処理装置6は、例えば、ユーザの操作により選択された画像や情報を物品管理サーバ8からダウンロードし、ダウンロードした画像や情報に基づいてアプリ画面700を生成する。情報処理装置6は、生成したアプリ画面700をタッチパネル63に表示させる。
[2.情報処理装置の構成]
情報処理装置6は、第1通信モジュール61、タッチパネル63及び第1制御部65を備える。
第1通信モジュール61は、無線通信の通信規格に従ったインターフェイス回路を有する通信インターフェイスである。第1通信モジュール61は、第1制御部65の制御に従って物品管理サーバ8と通信する。本実施の形態では、第1通信モジュール61が使用する通信規格は、無線通信規格を例示するが、有線通信規格でもよい。
タッチパネル63は、液晶表示パネル等の表示パネルと、タッチセンサとを備える。タッチパネル63は、タッチされた表示パネルの位置を示す座標情報を第1制御部65に出力する。
第1制御部65は、第1メモリ67及び第1プロセッサ69を備えるコンピュータ装置である。
第1メモリ67は、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備える。ROM及びRAMの図示は省略する。ROMは、第1プロセッサ69が実行する制御プログラムとして、物品管理アプリケーションプログラム675や、情報処理装置6の設定情報等を記憶する。以下、アプリケーションプログラムをアプリと表記する。RAMは、第1プロセッサ69の演算領域として使用される。
第1プロセッサ69は、CPU(Central Processing Unit)や、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置である。第1プロセッサ69は、単一のプロセッサにより構成してもよいし、複数のプロセッサにより構成することも可能である。また、第1プロセッサ69は、第1メモリ67の一部又は全部や、その他の回路と統合されたSoC(System-on-a-chip)により構成してもよい。また、第1プロセッサ69は、プログラムを実行するCPUと、所定の演算処理を実行するDSPとの組合せにより構成してもよい。さらに、第1プロセッサ69の機能の全てをハードウェアに実装した構成としてもよく、プログラマブルデバイスを用いて構成してもよい。
第1プロセッサ69は、物品管理アプリ675を実行することでアプリ実行部695として機能する。アプリ実行部695は、第1通信モジュール61により物品管理サーバ8と通信し、タッチパネル63に表示させるアプリ画面700のデータを受信する。
また、アプリ実行部695は、冷蔵庫2に収容された物品を管理するユーザーインターフェースとして、アプリ画面700をタッチパネル63に表示させる。アプリ実行部695は、アプリ画面700をタッチパネル63に表示させ、冷蔵庫2が収容する物品の各種情報をユーザに提供し、また、冷蔵庫2が収容する物品に対する各種入力をユーザから受け付ける。
[3.物品管理サーバの構成]
物品管理サーバ8は、第2通信モジュール81及び第2制御部83を備える。物品管理サーバ8は、制御装置に相当する。
第2通信モジュール81は、所定の通信規格に従ったインターフェイス回路等を備える通信インターフェイスである。第2通信モジュール81は、ネットワーク10に有線接続し、撮像装置3や情報処理装置6と相互にデータ通信を行う。
第2制御部83は、第2メモリ85及び第2プロセッサ87を備える。
第2メモリ85は、ROM、RAM、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置を備える。ROM、RAM及びHDDの図示は省略する。
ROMは、制御プログラム851を記憶する。RAMは、第2プロセッサ87の演算領域として使用される。
補助記憶装置は、識別情報データベース91、食材管理データベース93、物品管理データベース95及び開状態管理データベース97を記憶する。以下、データベースをDBと略記する。
第2プロセッサ87は、CPUやMPU等の演算処理装置である。第2プロセッサ87は、単一のプロセッサにより構成してもよいし、複数のプロセッサにより構成することも可能である。また、第2プロセッサ87は、第2メモリ85の一部又は全部や、その他の回路と統合されたSoCにより構成してもよい。また、第2プロセッサ87は、プログラムを実行するCPUと、所定の演算処理を実行するDSPとの組合せにより構成してもよい。さらに、第1プロセッサ69の機能の全てをハードウェアに実装した構成としてもよく、プログラマブルデバイスを用いて構成してもよい。
第2プロセッサ87は、第2メモリ85が記憶する制御プログラム851を読み出して実行することにより処理部871として機能する。
ここで、図2~図5を参照しながら、識別情報データベース91、食材管理データベース93、物品管理データベース95及び開状態管理データベース97の構成について説明する。
図2は、識別情報データベース91の構成の一例を示す図である。
識別情報データベース91は、識別情報を登録したデータベースである。
識別情報データベース91には、アカウント情報911、通信情報912及び撮像装置ID913が1レコードとして登録される。
アカウント情報911は、物品管理アプリ675のユーザに割り当てられたアカウントを識別する情報である。
通信情報912は、情報処理装置6との通信に使用するIPアドレス等のアドレス情報である。
撮像装置ID913は、ユーザ宅に設置された撮像装置3を識別するIDである。
図3は、食材管理DB93の構成の一例を示す図である。
食材管理DB93は、アカウント情報911ごとに生成されるデータベースであり、食材名情報931、色情報932、栄養素情報933、入庫日時情報934、食材画像935、収容エリア936、出庫日時情報937が1レコードとして登録される。
食材名情報931は、冷蔵庫2に入庫された食材の名称を示す情報である。
処理部871は、撮像装置3からアップロードされる撮像画像に撮像された食材を判定する。処理部871は、物品の色や形状等に基づいて食材を判定し、判定結果を食材名情報931として登録する。
色情報932には、食材名情報931の食材の色が登録される。
処理部871は、撮像画像から食材を判定すると、判定した食材の色情報を取得する。食材の色は、予め食材の色を登録したデータベースを第2メモリ85に記憶させ、このデータベースを参照して色情報を取得してもよいし、不図示の他のサーバから食材の色情報を取得してもよい。処理部871は、取得した色を色情報932として登録する。
栄養素情報933には、食材名情報931の食材に含まれる栄養素の情報が登録される。処理部871は、撮像画像から食材を判定すると、判定した食材に含まれる栄養素を取得する。食材に含まれる栄養素は、予め食材に含まれる栄養素を登録したデータベースを第2メモリ85に記憶させ、このデータベースを参照して栄養素情報を取得してもよいし、不図示の他のサーバから食材の栄養素情報を取得してもよい。処理部871は、取得した栄養素を栄養素情報933として登録する。
入庫日時情報934は、食材名情報931の食材が冷蔵庫2に入庫された日時を示す。処理部871は、撮像装置3からアップロードデータを受信した日時を入庫日時情報934として登録する。なお、入庫日時情報934は、撮像装置3からアップロードされる日時情報に基づいて登録されてもよい。
食材画像935には、撮像装置3からアップロードされた撮像画像が登録される。
撮像装置3は、冷蔵庫2の庫内を撮像して撮像画像を生成する。撮像装置3は、生成した撮像画像から物品が撮像された範囲の画像を、物品画像として切り出す。撮像装置3は、切り出した物品画像を含むアップロードデータを物品管理サーバ8にアップロードする。処理部871は、アップロードデータから物品画像を取り出し、取り出した物品画像から食材が検出された場合、物品画像を食材画像935に登録する。
収容エリア936は、食材が収容された冷蔵庫2の収容エリアを示す情報である。処理部871は、アップロードデータから収容エリアを示す情報を取り出し、取り出した収容エリアを示す情報を収容エリア936に登録する。冷蔵庫2が備える複数の収容エリアには、識別番号が付与されている。収容エリア936には、収容エリアを示す情報として識別番号が登録される。
出庫日時情報937は、食材名情報931の食材が冷蔵庫2から出庫された日時を示す。処理部871は、撮像装置3からアップロードデータを受信した日時を出庫日時情報937に登録する。なお、出庫日時情報937は、撮像装置3からアップロードされる日時情報に基づいて登録されてもよい。食材は、調理等のために、冷蔵庫2から取り出され、その後、冷蔵庫2の庫内に再度、収容される場合がある。このため、処理部871は、冷蔵庫2から食材が出庫されたと判定しても、一定時間を経過するまでは、食材管理DB93のレコードを削除しない。処理部871は、使用した食材が再入庫された場合、出庫日時情報937のレコードを削除するか、入庫日時情報934に新たな入庫日時を登録する。
図4は、物品管理DB95の構成の一例を示す図である。
物品管理DB95は、アカウント情報911ごとに生成されるデータベースであり、マーカーID951、物品画像952、入庫日時情報953、収容エリア954、出庫日時情報955が1レコードとして登録される。
マーカーID951は、撮像装置3から受信するアップロードデータに含まれる情報である。撮像装置3は、撮像画像から物品に付されたマーカーを検出し、検出したマーカーに付与されたマーカーIDを取得する。撮像装置3は、取得したマーカーIDをアップロードデータとして物品管理サーバ8に送信する。処理部871は、受信したアップロードデータからマーカーIDを取り出し、取り出したマーカーIDをマーカーID951に登録する。
物品画像952には、撮像装置3からアップロードされた撮像画像が登録される。
上述のように撮像装置3は、切り出した物品画像を含むアップロードデータを物品管理サーバ8にアップロードする。
処理部871は、アップロードデータにマーカーIDが含まれる場合、このアップロードデータから取り出した物品画像を物品画像952に登録する。
なお、アップロードデータにマーカーIDが含まれる場合、予め物品管理サーバ8に保存され、マーカーIDと対応している物品画像を物品画像952に登録してもよい。この場合、ユーザはマーカーIDが付された物品をカメラで撮影し、撮影した物品画像を物品管理サーバ8に送信する。処理部871は、受信した物品画像とマーカーIDを対応付けて物品管理DB95に登録する。
入庫日時情報953は、マーカーIDの物品が冷蔵庫2に入庫された日時を示す。処理部871は、撮像装置3からアップロードデータを受信した日時を入庫日時情報953に登録する。
収容エリア954は、物品が収容された冷蔵庫2の収容エリアを示す情報である。処理部871は、アップロードデータから収容エリアを示す情報を取り出し、取り出した収容エリアを示す情報を収容エリア954に登録する。
出庫日時情報955は、マーカーIDの物品が冷蔵庫2から出庫された日時を示す。処理部871は、撮像装置3からアップロードデータを受信した日時を出庫日時情報955に登録する。物品は、調理等のために、冷蔵庫2から取り出され、その後、冷蔵庫2の庫内に再度、収容される場合がある。このため、処理部871は、冷蔵庫2から食材が出庫されたと判定しても、一定時間を経過するまでは、食材管理DB93のレコードを削除しない。処理部871は、物品が再入庫された場合、出庫日時情報955のレコードを削除するか、入庫日時情報953に新たな入庫日時を登録する。
図5は、開状態管理DB97の構成の一例を示す図である。
開状態管理DB97は、アカウント情報911ごとに生成されるデータベースであり、冷蔵室21の開日時を記録するカラム971、野菜室27の開日時を記録するカラム972、冷凍室26の開日時を記録するカラム973を備える。
冷蔵室21の開日時を記録するカラム971には、冷蔵室21の左ドア22又は右ドア23が開かれた日時が登録される。
野菜室27の開日時を記録するカラム972には、野菜室27の引き出し27Aが引き出された日時が登録される。
冷凍室26の開日時を記録するカラム973には、冷凍室26の引き出し26Aが引き出された日時が登録される。
また、開状態管理DB97に登録されてから一定時間を経過したデータは、開状態管理DB97から削除される。
[4.冷蔵庫の構成]
ここで、撮像装置3が載置された冷蔵庫2の構成について説明する。
図6は、冷蔵庫2の正面図であって、冷蔵庫2が具備する左ドア22及び右ドア23を開いた状態を示す図である。図6に示すX軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する3軸である。図面視で、X軸方向は左右方向に対応し、X軸の正方向は右方向に対応する。図面視で、Y軸方向は前後方向に対応し、Y軸の正方向は前方向に対応する。図面視で、Z軸は上下方向に対応し、Z軸の正方向は上方向に対応する。
冷蔵庫2は、断熱性を有し、冷蔵庫2の本体を形成する箱状部材である箱体20を備える。
箱体20は、外箱と内箱との間の空間に断熱材を充填した構成を備える。外箱及び内箱の図示は省略する。外箱は、例えば、鉄などの金属板やABS樹脂等の硬質樹脂等で形成される。内箱は、例えば、ABS樹脂等の硬質樹脂で形成される。断熱材は、例えば、硬質ウレタンフォームが採用される。なお、断熱材は、これに限らず、断熱性を有し、外箱と内箱との間の空間に充填可能な材料であればよい。
冷蔵庫2の内部空間は、仕切り部材によって複数の空間に仕切られる。本実施形態では、内部空間は、5つの空間に仕切られ、5つの空間が、それぞれ、冷蔵室21、製氷室24、新鮮凍結室25、冷凍室26及び野菜室27として機能する。冷蔵室21、製氷室24、新鮮凍結室25、冷凍室26及び野菜室27は、貯蔵室に相当する。製氷室24、新鮮凍結室25、冷凍室26及び野菜室27は、物品を収容可能な引き出し24A、25A、26A、27Aをそれぞれ備える。
冷蔵室21は、左ドア22及び右ドア23により閉塞され、製氷室24は、引き出し24Aにより閉塞され、新鮮凍結室25は、引き出し25Aにより閉塞され、冷凍室26は、引き出し26Aによって閉塞され、野菜室27は、引き出し27Aにより閉塞される。
冷蔵室21には、棚板211、213、215、217が設けられ、冷蔵室21はこれら棚板211、213、215、217により5つの空間に区切られる。
棚板211により区切られ、Z軸方向の最も上に位置する冷蔵室21を第1冷蔵室21Aという。棚板211と棚板213とにより区切られ、Z軸方向の上から2番目に位置する冷蔵室21を第2冷蔵室21Bという。棚板213と棚板215とにより区切られ、Z軸方向の上から3番目に位置する冷蔵室21を第3冷蔵室21Cという。棚板215と棚板217とにより区切られ、Z軸方向の上から4番目に位置する冷蔵室21を第4冷蔵室21Dという。棚板217により区切られ、Z軸方向の最も下に位置する冷蔵室21をチルド室28という。チルド室28は、庫内温度が冷蔵室21より低い収容室である。チルド室28には、物品を収容可能な引き出し28Aが設けられる。
Y軸の正方向に位置する冷蔵庫2の前面には、回転式であって、観音開きの左ドア22及び右ドア23が設けられる。
左ドア22には、4つの左ドアポケットが設けられる。左ドア22には、Z軸方向の上から順に、第1左ドアポケット221、第2左ドアポケット223、第3左ドアポケット225、第4左ドアポケット227が設けられる。
右ドア23には、4つの右ドアポケットが設けられる。右ドア23には、Z軸方向の上から順に、第1右ドアポケット231、第2右ドアポケット233、第3右ドアポケット235、第4右ドアポケット237が設けられる。
[5.撮像装置の構成]
図7は、撮像装置3の構成を示すブロック図である。
図7を参照しながら撮像装置3の構成について説明する。
撮像装置3は、センサ基板30と、カメラ基板40とを備える。
センサ基板30は、各種センサから出力される信号を処理及び変換する信号処理ボードである。センサ基板30には、左ドア用測距センサ31、右ドア用測距センサ32、引き出し用測距センサ33、人感センサ34が接続される。左ドア用測距センサ31、右ドア用測距センサ32及び引き出し用測距センサ33は、開閉センサに相当する。
カメラ基板40は、カメラモジュールが出力した信号を処理して撮像画像を生成する信号処理ボードである。カメラ基板40には、第3通信モジュール41、カメラモジュールとしての冷蔵室用カメラ42及び引き出し用カメラ43、発光装置44が接続される。
左ドア用測距センサ31は、左ドア22との距離を検出する。左ドア用測距センサ31は、検出した左ドア22との距離を示す信号を第3制御部430に出力する。
右ドア用測距センサ32は、右ドア23との距離を検出する。右ドア用測距センサ32は、検出した右ドア23との距離を示す信号を第3制御部430に出力する。
図8は、冷蔵庫2を上から見た上面図である。
左ドア用測距センサ31は、検出光を射出する発光素子と、検出光が左ドア22で反射した反射光を受光する受光素子とを備える。右ドア用測距センサ32も、検出光を射出する発光素子と、検出光が右ドア23で反射した反射光を受光する受光素子とを備える。発光素子及び受光素子の図示は省略する。発光素子は受光素子よりもY軸方向の正方向に設けられる。これにより、測距センサの検出範囲を広くできる。
左ドア用測距センサ31は、Y軸の正方向に対して所定角度傾くように発光素子及び受光素子が設置される。右ドア用測距センサ32についても同様である。左ドア22が、所定角度以上、開いた状態では、発光素子から射出される検出光が、左ドア22の内側であって、Z軸方向の上部で反射する。また、左ドア22が、閉まった状態では、発光素子から射出される検出光が、左ドア22の内側であって、Z軸方向の上部で反射する。例えば、左ドア22の内側であって、左ドア22の上端と左ドア22に設けられたガスケットとの間の領域で反射する。左ドア22のZ軸方向の上部で反射した反射光を受光素子で検出することで、左ドア22が開状態であると判定される。例えば、左ドア22の閉まった状態における信号と比較し、所定値以上変化した場合は、左ドア22が開状態であると判定される。同様に、右ドア23が、所定角度以上、開いた状態では、発光素子から射出される検出光が、右ドア23の内側で反射であって、Z軸方向の上部で反射する。また、右ドア23が、閉まった状態では、発光素子から射出される検出光が、右ドア23の内側であって、Z軸方向の上部で反射する。例えば、右ドア23の内側であって、右ドア23の上端と右ドア23に設けられたガスケットとの間の領域で反射する。右ドア23のZ軸方向の上部で反射した反射光を受光素子で検出することで、右ドア23が開状態であると判定される。例えば、右ドア23の閉まった状態における信号と比較し、所定値以上変化した場合は、右ドア23が開状態であると判定される。左ドア22の内側とは、左ドア22が閉状態となったときに、冷蔵庫2の庫内に面する側である。右ドア23の内側についても同様である。
引き出し用測距センサ33は、引き出し24A、25A、26A、27A、28Aとの距離を検出するセンサである。引き出し用測距センサ33は、検出光を射出する発光素子と、検出光の反射光を受光する受光素子とが、Z軸方向の負方向である鉛直下方向に向けて設置される。発光素子及び受光素子の図示は省略する。
引き出し24A、25A、26A、27Aが冷蔵庫2の庫内から引き出されることで、発光素子が射出した検出光が引き出し24A、25A、26A、27Aのいずれかで反射する。受光素子は、引き出し24A、25A、26A、27Aのいずれかで反射した反射光を受光する。発光素子で検出光を射出してから、受光素子で反射光を受光するまでの時間の変化により、引き出し24A、25A、26A、27Aのいずれが引き出されたのかを判定する。引き出し用測距センサ33は、引き出し24A、25A、26A、27Aとの距離との距離を示す信号を第3制御部430に出力する。
人感センサ34は、人の接近を検知する。人感センサ34は、赤外線式、超音波式、可視光式のいずれの形式であってもよい。人感センサ34は、人の接近を検知し、人の接近を示すセンサ信号を第3制御部430に出力する。
センサ基板30には、第1I/F回路310及び信号処理部330が搭載される。信号処理部330は、第3メモリ340及び第3プロセッサ350を備える。第1I/F回路310及び信号処理部330は、SoC(System-on-a-chip)により構成してもよい。
第1I/F回路310は、カメラ基板40との通信インターフェイスである。第1I/F回路310は、ケーブルを接続するポートと、通信規格に対応したインターフェイス回路とを備える。
信号処理部330は、第3メモリ340及び第3プロセッサ350を備えるコンピュータ装置である。
第3メモリ340は、ROM及びRAMを備える。ROMは、第3プロセッサ350が実行する制御プログラム345を記憶する。RAMは、第3プロセッサ350の演算領域として使用される。
第3プロセッサ350は、CPUやMPU等の演算処理装置である。第3プロセッサ350は、単一のプロセッサにより構成してもよいし、複数のプロセッサにより構成することも可能である。また、第3プロセッサ350は、第3メモリ340の一部又は全部や、その他の回路と統合されたSoCにより構成してもよい。また、第3プロセッサ350は、プログラムを実行するCPUと、所定の演算処理を実行するDSPとの組合せにより構成してもよい。さらに、第3プロセッサ350の機能の全てをハードウェアに実装した構成としてもよく、プログラマブルデバイスを用いて構成してもよい。
信号処理部330は、左ドア用測距センサ31、右ドア用測距センサ32、引き出し用測距センサ33及び人感センサ34から入力される信号に、例えば、A/D変換等の処理を施し、処理後のデータを第3制御部430に出力する。処理後のデータをセンサデータという。
第3通信モジュール41は、コネクタや通信回路等を備え、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格に従ってネットワーク10に接続し、物品管理サーバ8と相互にデータ通信を行う。
冷蔵室用カメラ42は、CCD(Charge Coupled Device)センサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子を備えたカメラである。冷蔵室用カメラ42は、第3制御部430の制御に従って撮像し、撮像により生成した撮像画像を第3制御部430に出力する。撮像画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
図9は、冷蔵室用カメラ42の撮像画像の一例を示す図である。
冷蔵室用カメラ42の画角は、引き出し用カメラ43の画角よりも広い。冷蔵室用カメラ42の撮像画像には、冷蔵室21の一部や、左ドア22や右ドア23、検出領域TA等が撮像される。検出領域TAは、冷蔵室21内の底面においてチルド室28の前方に形成された前方領域内の領域である。本実施形態の検出領域TAは、前方領域より面積の小さい領域を例示するが、同じ面積でもよい。撮像装置3は、この検出領域TAにおいて、冷蔵庫2に入庫される物品、又は冷蔵庫から出庫される物品を検出する。
図10は、引き出し用カメラ43の撮像画像の一例を示す図である。
引き出し用カメラ43もCCDセンサ又はCMOSセンサ等の撮像素子を備えたカメラである。引き出し用カメラ43も、第3制御部430の制御に従って撮像を開始する。引き出し用カメラ43も撮像画像を生成し、生成した撮像画像を第3制御部430に出力する。撮像画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
図10には、引き出し用カメラ43の撮像画像の一例として、冷蔵庫2の庫内から引き出された冷凍室26を撮像した撮像を示す。
発光装置44は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を備え、第3制御部430の制御に従って発光又は点灯する。
カメラ基板40には、第2I/F回路410及び第3制御部430が搭載される。
第2I/F回路410及び第3制御部430は、SoCにより構成してもよい。
第2I/F回路410は、センサ基板30との通信インターフェイスである。第2I/F回路410は、ケーブルを接続するポートと、通信規格に対応したインターフェイス回路とを備える。
第3制御部430は、第4メモリ440及び第4プロセッサ450を備えるコンピュータ装置である。
第4メモリ440は、ROM及びRAMを備える。ROM及びRAMの図示は省略する。ROMは、第4プロセッサ450が実行する制御プログラム441や撮像装置ID443、撮像画像を記憶する。撮像装置ID443は、撮像装置3を一意に特定する識別情報である。
第4プロセッサ450は、CPUやMPU等の演算処理装置である。第4プロセッサ450は、単一のプロセッサにより構成してもよいし、複数のプロセッサにより構成することも可能である。また、第4プロセッサ450は、第4メモリ440の一部又は全部や、その他の回路と統合されたSoCにより構成してもよい。また、第4プロセッサ450は、プログラムを実行するCPUと、所定の演算処理を実行するDSPとの組合せにより構成してもよい。さらに、第4プロセッサ450の機能の全てをハードウェアに実装した構成としてもよく、プログラマブルデバイスを用いて構成してもよい。
第3制御部430は、制御プログラム441を実行することにより、人物存在判定部451、開閉判定部452、撮像制御部453、入出庫判定部454、取得部455及びデータ生成部456として機能する。
人物存在判定部451は、人感センサ34の検出値に基づいて、冷蔵庫2の周辺に人が存在するか否かを判定する。例えば、人物存在判定部451は、人感センサ34の検出値が所定値以上である場合、冷蔵庫2の周辺に人が存在すると判定し、所定値を下回る場合、冷蔵庫2の周辺に人が存在しないと判定する。
開閉判定部452は、左ドア用測距センサ31から入力されるセンサデータに基づき、左ドア22の状態が開状態であるか否かを判定する。また、開閉判定部452は、右ドア用測距センサ32から入力されるセンサデータに基づき、右ドア23の状態が開状態であるか否かを判定する。
また、開閉判定部452は、引き出し用測距センサ33から入力されるセンサデータに基づき、引き出し24A、25A、26A、27A、28Aのいずれかが冷蔵庫2の庫内から引き出された状態であるか否かを判定する。
撮像制御部453は、人物存在判定部451が冷蔵庫2の周辺に人が存在すると判定した場合、冷蔵室用カメラ42及び引き出し用カメラ43に撮像を開始させる。その後、撮像制御部453は、発光装置44を点灯又は点滅させ、撮像の開始をユーザに通知する。撮像制御部453は、人物存在判定部451が冷蔵庫2の周辺に人が存在しないと判定した場合、冷蔵室用カメラ42及び引き出し用カメラ43の撮像を終了させる。その後、撮像制御部453は、発光装置44を消灯させる。
また、撮像制御部453は、左ドア22及び右ドア23のいずれか一方が開状態である、もしくは、引き出し24A、25A、26A、27A、28Aのいずれかが開状態であると開閉判定部452により判定された場合、冷蔵室用カメラ42及び引き出し用カメラ43の録画を開始させる。撮像制御部453は、入力される撮像画像を第4メモリ440に記憶させる。また、撮像制御部453は、左ドア22及び右ドア23のいずれもが閉状態である、かつ、引き出し24A、25A、26A、27A、28Aのいずれもが閉状態であると開閉判定部452により判定された場合、冷蔵室用カメラ42及び引き出し用カメラ43の録画を終了させる。
なお、撮像制御部453は、左ドア22及び右ドア23のいずれか一方が開状態であると開閉判定部452が判定した場合、冷蔵室用カメラ42の録画を開始させてもよい。撮像制御部453は、入力される撮像画像を第4メモリ440に記憶させてもよい。また、撮像制御部453は、左ドア22及び右ドア23のいずれもが閉状態であると開閉判定部452により判定された場合、冷蔵室用カメラ42の録画を終了させてもよい。
また、撮像制御部453は、引き出し24A、25A、26A、27A、28Aのいずれかが開状態であると開閉判定部452により判定された場合、引き出し用カメラ43の録画を開始させてもよい。また、撮像制御部453は、入力される撮像画像を第4メモリ440に記憶させてもよい。撮像制御部453は、引き出し24A、25A、26A、27A、28Aのいずれもが閉状態であると開閉判定部452により判定された場合、引き出し用カメラ43の録画を終了させてもよい。
入出庫判定部454は、撮像画像を画像解析して物品である食材や食品、保存容器を検出する。また、入出庫判定部454は、検出した物品が冷蔵庫2内に入庫されるのか、冷蔵庫2から出庫されるのかを判定する。
図11及び図12を参照しながら撮像画像から物品を検出し、入出庫を判定する処理について説明する。図11は、第1領域R1、第2領域R2、第3領域R3及び第4領域R4の境界線を示す図である。以下では、マーカーMKが付された物品BPを検出する場合について説明する。
まず、入出庫判定部454は、撮像画像に、第1領域R1、第2領域R2、第3領域R3及び第4領域R4を設定する。第1領域R1は、撮像画像において、冷蔵室21に対応する領域である。第2領域R2は、撮像画像において、左ドア22に対応する領域である。第3領域R3は、撮像画像において、右ドア領域23に対応する領域である。第4領域R4は、撮像画像において、冷蔵庫2の庫外に対応する領域である。
冷蔵室21に対応する第1領域R1は、ユーザが開閉する左ドア22や右ドア23の開度が異なっても、撮像画像における第1領域R1の範囲は常に一定である。このため、入出庫判定部454は、撮像画像の予め設定された範囲を第1領域R1に設定する。図11に示す境界線501が、第1領域R1と、第2領域R2、第3領域R3及び第4領域R4との境界に対応する。
また、左ドア22に対応する第2領域R2や、右ドア23に対応する第3領域R3は、ユーザが開閉する左ドア22や右ドア23の開度によって領域が変更される。このため、入出庫判定部454は、例えば、左ドア22の第1左ドアポケット221~第4左ドアポケット227や、右ドア23の第1右ドアポケット231~第4右ドアポケット237のエッジを検出する。
入出庫判定部454は、検出した第1左ドアポケット221~第4左ドアポケット227や、第1右ドアポケット231~第4右ドアポケット237のエッジに基づいて第2領域R2及び第3領域R3の範囲を設定する。
また、第1左ドアポケット221~第4左ドアポケット227や、第1右ドアポケット231~第4右ドアポケット237の端部にマーク等を配置してもよい。入出庫判定部454は、撮像画像から検出したマークの位置に基づいて第2領域R2及び第3領域R3の範囲を設定する。また、入出庫判定部454は、設定した第1領域R1、第2領域R2及び第3領域R3以外の領域を、冷蔵室21の庫外である第4領域R4に設定する。図11に示す境界線502が第2領域R2の境界を示し、境界線503が第3領域R3の境界を示す。
なお、入出庫判定部454は、左ドア用測距センサ31から入力されるセンサデータに基づいて第2領域R2の範囲を設定してもよい。また、入出庫判定部454は、右ドア用測距センサ32から入力されるセンサデータに基づいて第3領域R3の範囲を設定してもよい。
入出庫判定部454は、撮像画像を画像解析して、物品BPやマーカーMKの画像を検出する。入出庫判定部454は、撮像画像の検出領域TAに対応する領域から物品BPやマーカーMKを検出する。入出庫判定部454は、例えば、検出領域TAでの輝度や色の変化に基づいて物品BPやマーカーMKを検出する。
また、入出庫判定部454は、連続して撮像された撮像画像を画像解析することで、移動する物品BPやマーカーMKの軌跡を検出する。
入出庫判定部454は、検出したマーカーMKの軌跡が、第1領域R1、第2領域R2、第3領域R3のいずれの領域で終了したのかを判定して、物品BPがいずれの領域に入庫されたのかを判定する。また、入出庫判定部454は、検出したマーカーMKの軌跡が、第4領域R4で終了した場合、物品BPが冷蔵室21の庫外に取り出されたと判定する。
図12は、入出庫判定画像を説明するための図である。
入出庫判定部454は、撮像画像に入出庫判定画像HGを重畳させて、物品BPの入庫と、出庫とを判定する。
図12には、マーカーMKが付された物品BPを冷蔵室21に入庫させるシーンを撮像した撮像画像に、入出庫判定画像HGを重畳した場合を示す。
入出庫判定画像HGは、境界線L1を有する。
境界線L1は、入出庫判定画像HGの図中略中央において、入出庫判定画像HGの図中左端から右端まで延びる線である。境界線L1は、冷蔵室用カメラ42の撮像画像に撮像された冷蔵室21の開口部より冷蔵庫2の前方に位置する。
入出庫判定画像HGの画像領域は、境界線L1によって、第1領域HA1と第2領域HA2とに分割される。第1領域HA1は、撮像画像に入出庫判定画像HGが重畳された際、冷蔵室用カメラ42の撮像画像に撮像された冷蔵室21の開口部より冷蔵庫2の前方側に対応する。第2領域HA2は、撮像画像に入出庫判定画像HGが重畳された際、冷蔵室用カメラ42の撮像画像に撮像された冷蔵室21の開口部より冷蔵庫2の後方側に対応する。
入出庫判定部454は、入出庫判定画像HGが重畳された撮像画像を解析することで、検出領域TAで検出されたマーカーMKが、第1領域HA1に移動したのか、第2領域HA2に移動したのかを判定する。入出庫判定部454は、検出領域TA内で検出されたマーカーMKが第1領域HA1に移動したと判定した場合、検出した物品BPが冷蔵室21から出庫された物品BPであると判定する。一方、入出庫判定部454は、検出領域TA内で検出されたマーカーMKが第2領域HA2に移動した場合、検出した物品BPが冷蔵室21に入庫された物品BPであると判定する。
入出庫判定部454は、物品BPが庫内に入庫されたと判定した場合、物品BPが入庫された収容エリアを判定する。入出庫判定部454は、撮像画像を解析して、物品BPが入庫された冷蔵室21の収容エリアを特定する。そして、入出庫判定部454は、マーカーMKの移動方向と、庫内に複数設けられた収容エリアの庫内における配置と、に基づき、物品BPが収容された収容エリアを判定する。
例えば、冷蔵庫2の棚板211、213、215、217の左ドア22又は右ドア23の先端や、ドアポケットの各々には、収容エリアを識別するマークが付されている。入出庫判定部454は、撮像画像から収容エリアを識別するマークを検出し、検出したマークと、物品BPに付されたマーカーMKとの位置関係に基づいて、収容エリアを特定する。
また、入出庫判定部454は、物品BPが冷蔵庫2の庫内に再入庫された物品BPであるか否かを判定してもよい。例えば、ユーザPが使用するために冷蔵庫2から食材を取り出し、取り出した食材の一部を使用して、残った食材を冷蔵庫2に再入庫させる場合や、物品BPである保存容器内に保存した食材を使用し、保存容器内に新たに食材を補充して冷蔵庫2に再入庫させる場合が想定される。
上述の説明では、撮像画像から検出する対象が、マーカーMKが付された物品BPである場合について説明したが、マーカーMKが付されていない物品である食材や食品であっても、同様で検出することができる。
入出庫判定部454は、撮像画像に撮像された画像の色や形状に基づいて食材や食品を検出し、マーカーMKが付された物品BPの場合と同様にして、検出した食材や食品が入庫されたのか出庫されたのかを判定する。
取得部455は、入出庫判定部454が検出したマーカーMKを解析して、マーカーIDを取得する。マーカーIDは、マーカーMKに付与されたマーカーMKの識別情報である。例えば、マーカーMKがQRコード(登録商標)等の二次元コードである場合、取得部455は、QRコードに含まれるマーカーIDを取得する。取得部455は、取得したマーカーIDを第4メモリ440に一時的に記憶させる。
データ生成部456は、アップロードデータを生成する。アップロードデータは、物品管理サーバ8にアップロードする対象のデータである。データ生成部456は、生成したアップロードデータを物品管理サーバ8に送信する。
アップロードデータには、物品画像、収容エリア情報、撮像装置ID、物品が入庫されたのか、出庫されたのかを示す情報、入庫日時又は出庫日時、開かれた又は引き出されたドア又は引き出しの情報等が含まれる。物品が入庫された場合の情報を入庫情報といい、物品が出庫された場合の情報を出庫情報という。物品画像は、撮像画像のうち、物品が撮像された範囲を切り出した画像である。
また、物品が、マーカーMKが付された物品である場合、アップロードデータには、物品画像、収容エリア情報、撮像装置ID、入庫日時又は出庫日時、入庫情報又は出庫情、開かれた又は引き出されたドア又は引き出しの情報に加え、マーカーIDが含まれる。
また、左ドア22及び右ドア23の少なくとも一方が開かれた場合や、引き出し24A、25A、26A、27Aのいずれかが引き出されたが、物品が入庫や出庫されなかった場合、アップロードデータには、開かれた又は引き出されたドア又は引き出しの情報と、日時情報とが含まれる。
[6.撮像装置の動作]
図13は、撮像装置3の動作を示すフローチャートである。
図13に示すフローチャートを参照しながら撮像装置3の動作を説明する。
第3制御部430は、人感センサ34のセンサデータに基づき、冷蔵庫2の周辺に人が存在するか否かを判定する(ステップSA1)。
第3制御部430は、冷蔵庫2の周辺に人が存在すると判別した場合(ステップSA1/YES)、冷蔵室用カメラ42及び引き出し用カメラ43に撮像を開始させる(ステップSA2)。
次に、第3制御部430は、左ドア22及び右ドア23の少なくとも一方が開状態であるか、もしくは、引き出し24A、25A、26A、27A、28Aのいずれかが開状態であるか否かを判定する(ステップSA3)。
第3制御部430は、左ドア22及び右ドア23が開状態ではない、かつ、引き出し24A、25A、26A、27A、28Aのいずれもが開状態ではない場合(ステップSA3/NO)、ステップSA13の処理を行う。
第3制御部430は、左ドア22及び右ドア23の少なくとも一方が開状態である、もしくは、引き出し24A、25A、26A、27A、28Aのいずれかが開状態である場合(ステップSA3/YES)、冷蔵室用カメラ42及び引き出し用カメラ43が撮像した撮像画像を第4メモリ440に記憶させ、撮像画像の記録を開始する(ステップSA4)。
次に、第3制御部430は、第4メモリ440から撮像画像を読み出し、読み出した撮像画像に基づいて、検出領域TA内においてマーカー及び物品を検出したか否かを判定する(ステップSA5)。
第3制御部430は、検出領域TA内においてマーカー及び物品を検出したと判定した場合(ステップSA5/YES)、検出したマーカーからマーカーIDを読み出す(ステップSA7)。その後、第3制御部430は、撮像画像において、物品が撮像された画像である物品画像を切り出す(ステップSA8)。
また、第3制御部430は、検出領域TA内においてマーカーが検出されず、物品だけを検出した場合(ステップSA6/YES)、撮像画像において、物品が撮像された画像である物品画像を切り出す(ステップSA8)。
次に、第3制御部430は、第4メモリ440に記録した撮像画像に基づいて、入出庫判定を行う(ステップSA9)。第3制御部430は、物品が入庫されたと判定した場合、入庫された物品の物品画像と、物品が入庫された収容エリアと、入庫された時刻と、を対応づけて第4メモリ440に記憶させる。また、第3制御部430は、物品が出庫されたと判定した場合、出庫された物品の物品画像と、出庫された時刻とを対応づけて第4メモリ440に記憶させる。
また、第3制御部430は、左ドア22及び右ドア23の少なくとも一方が開かれた場合や、引き出し24A、25A、26A、27Aのいずれかが引き出されたが、物品の入庫や出庫がなかった場合、開かれた又は引き出されたドア又は引き出しの情報と、日時情報とを第4メモリ440に記憶させる。
次に、第3制御部430は、開状態のドア及び引き出しが閉状態になったか否かを判定する(ステップSA11)。第3制御部430は、ドア及び引き出しが閉状態になっていないと判定した場合(ステップSA11/NO)、処理をステップSA5に移す。
一方、第3制御部430は、開状態のドア及び引き出しが閉状態になったと判定した場合(ステップSA11/YES)、撮像画像の第4メモリ440への録画を終了する(ステップSA12)。
次に、第3制御部430は、冷蔵庫2の周辺に人が存在するか否かを判定する(ステップSA13)。第3制御部430は、冷蔵庫2の周辺に人が存在すると判定した場合(ステップSA13/YES)、処理をステップSA3に移す。
一方、第3制御部430は、冷蔵庫2の周辺に人が存在しないと判定した場合(ステップSA13/NO)、冷蔵室用カメラ42及び引き出し用カメラ43に撮像を終了させる(ステップSA14)。
第3制御部430は、ステップSA14の処理を行うと、処理をステップSA1に移し、再度、ステップSA1以降の処理を行う。
[7.撮像装置の動作及び物品管理サーバの動作]
図14は、物品管理システム1の動作を示すフローチャートである。
図14において、フローチャートFBは撮像装置3の動作を示し、フローチャートFCは物品管理サーバ8の動作を示す。
フローチャートFBで示すように、第3制御部430は、アップロードデータを物品管理サーバ8に送信するトリガーが発生したか否かを判定する(ステップSB1)。アップロードデータを送信するトリガーとして、物品が入庫又は出庫されたと判定され、判定結果を第4メモリ440に記憶させたこと、が挙げられる。この他に、冷蔵室用カメラ42の撮像画像の録画が終了したことや、現在時刻が予め定められた時刻に至ったこと等をトリガーとしてもよい。
第3制御部430は、トリガーが発生した場合(ステップSB1/YES)、第4メモリ440からアップロードデータを取得する(ステップSB2)。
アップロードデータには、物品画像、収容エリア情報、撮像装置ID、入庫情報又は出庫情報、入庫日時又は出庫日時、開かれた又は引き出されたドア又は引き出しの情報等が含まれる。また、物品が、マーカーMKが付された物品である場合、上記アップロードデータに加え、マーカーIDが含まれる。
また、左ドア22及び右ドア23の少なくとも一方が開かれた場合や、引き出し24A、25A、26A、27Aのいずれかが引き出されたが、物品が入庫や出庫されなかった場合、アップロードデータには、開かれた又は引き出されたドア又は引き出しの情報と、日時情報とが含まれる。
第3制御部430は、生成したアップロードデータを物品管理サーバ8に送信する(ステップSB3)。その後、第3制御部430は、ステップSB1の判定に戻る。
次に、物品管理サーバ8の動作を、フローチャートFCを参照しながら説明する。物品管理サーバ8の第2制御部83は、アップロードデータを受信したか否かを判定する(ステップSC1)。
第2制御部83は、アップロードデータを受信していないと判定した場合(ステップSC1/NO)、再度、ステップSC1の判定を行う。
一方、第2制御部83は、アップロードデータを受信したと判定した場合(ステップSC1/YES)、受信したアップロードデータを第2メモリ85に記憶させ、食材管理DB93、物品管理DB95、開状態管理DB97のいずれかを更新する(ステップSC2)。なお、第2制御部83は、食材管理DB93、物品管理DB95、開状態管理DB97のいずれも更新してもよい。
第2制御部83は、受信したアップロードデータに含まれる撮像装置IDに対応づけられたアカウント情報911を識別情報DB91から取得する。
第2制御部83は、取得したアカウント情報911に対応する食材管理DB93、物品管理DB95、開状態管理DB97のいずれかを更新する。なお、第2制御部83は、食材管理DB93、物品管理DB95、開状態管理DB97のいずれも更新してもよい。
第2制御部83は、受信したアップロードデータにマーカーIDが含まれる場合、物品管理DB95を更新する。第2制御部83は、アップロードデータに含まれるマーカーID、物品画像、入庫日時又は出庫日時、及び収容エリアを物品管理DB95に登録する。
また、第2制御部83は、受信したアップロードデータにマーカーIDが含まれない場合、物品画像から物品を特定し、特定した物品の色情報や栄養素情報を取得する。第2制御部83は、特定した食材の食材名を食材管理DB93の食材名情報931に登録する。また、第2制御部83は、取得した物品の色情報や栄養素情報を、食材管理DB93の色情報932や、栄養素情報933に登録する。さらに、第2制御部83は、アップロードデータに含まれる物品画像を食材画像935に登録し、入庫日時又は出庫日時、及び収容エリアを、それぞれ入庫日時934又は出庫日時937、収容エリア936に登録する。
また、第2制御部83は、アップロードデータに含まれる、開かれた又は引き出されたドア又は引き出しの情報に基づいて開状態管理DB97を更新する。
[8.物品管理サーバの動作]
図15は、物品管理サーバ8の動作を示すフローチャートである。
物品管理サーバ8の第2制御部83は、情報処理装置6からアカウント情報を伴ったデータの取得要求があるか否かを判定する(ステップSD1)。第2制御部83は、データの取得要求がない場合(ステップSD1/NO)、データの取得要求があるまで処理の開始を待機する。
第2制御部83は、データの取得要求を受信すると(ステップSD1/YES)、受信したアカウント情報に対応する食材管理DB93、物品管理DB95及び開状態管理DB97に登録されたデータが更新されたか否かを判定する(ステップSD2)。
第2制御部83は、食材管理DB93、物品管理DB95及び開状態管理DB97に登録されたデータに更新がない場合(ステップSD2/NO)、更新データがない旨を情報処理装置6に通知する(ステップSD4)。なお、更新データがない場合、前回のデータを送信してもよい。
また、第2制御部83は、食材管理DB93、物品管理DB95及び開状態管理DB97に登録されたデータに更新がある場合(ステップSD2/YES)、更新されたデータを食材管理DB93、物品管理DB95又は開状態管理DB97から取得し、取得したデータを更新データとして情報処理装置6に送信する(ステップSD3)。
[9.アプリ画面700の構成]
図16及び図17は、初期画面710A,710Bの一例を示す図である。
ここで、情報処理装置6のタッチパネル63に表示されるアプリ画面700について説明する。
図16及び図17は、物品管理アプリ675が起動された直後に表示される初期画面710A,710Bを示す。初期画面710A,710Bは、アプリ画面700に含まれる。
図16に示す初期画面710Aには、冷蔵庫2の庫内を撮像した撮像画像を表示した例を示す。また、図17に示す初期画面710Bには、空の冷蔵庫2の画像に、物品管理サーバ8から取得した物品画像を表示した例を示す。初期画面710Aと初期画面710Bとは、例えば、メニューボタン711の操作により切り替えることができる。以下、初期画面710A、710Bを総称して初期画面710と表記する。
なお、初期画面710Aには、左ドア22のみ開状態となった場合、左ドア22と冷蔵室21のうち左ドア22に対応する領域が撮像された撮像画像を表示してもよい。また、初期画面710Bには、左ドア22と冷蔵室21のうち左ドア22に対応する領域で更新された物品画像を空の冷蔵庫2の画像に表示してもよい。
同様に、初期画面710Aには、右ドア23のみ開状態となった場合、右ドア23と冷蔵室21のうち右ドア23に対応する領域が撮像された撮像画像を表示してもよい。また、初期画面710Bには、右ドア23と冷蔵室21のうち右ドア23に対応する領域で更新された物品画像を空の冷蔵庫2の画像に表示してもよい。
初期画面710には、メニューボタン711、冷蔵室ボタン712、野菜室ボタン713、冷凍室ボタン714及びレシピ検索ボタン715等が表示される。
メニューボタン711を押下することで、アプリ画面700として表示する画面を選択することができる。メニューボタン711により選択できるアプリ画面700には、長期保存通知画面730、出し入れ状況画面750、開閉状況画面770、収容物品画面820が含まれる。
冷蔵室ボタン712、野菜室ボタン713及び冷凍室ボタン714は、表示対象を切り替えるボタンである。初期画面710において、冷蔵室ボタン712が選択されると、表示対象が冷蔵室21に変更され、野菜室ボタン713が選択されると、表示対象が野菜室27に変更される。また、冷凍室ボタン714が押下されると、表示対象が冷凍室26に変更される。
レシピ検索ボタン715は、レシピを検索するボタンである。
レシピ検索ボタン715を押下することで、冷蔵庫2に収容された食材が一覧表示される。ユーザが一覧表示された食材から使用したい食材を選択することで、選択された食材を使用した料理を検索することができる。
図18は、長期保存通知画面730を示す図である。長期保存通知画面730もアプリ画面700に含まれる。
長期保存通知画面730は、冷蔵庫2に入庫されてから予め設定された期間を経過しても、収容エリアから出庫されない物品の情報を表示する画面である。長期保存通知画面730では、出庫されない物品の情報として収容エリアを表示した例を示す。長期保存通知画面730には、冷蔵室ボタン731、野菜室ボタン733、冷凍室ボタン735及びエリア表示領域740が表示される。冷蔵室ボタン731、野菜室ボタン733及び冷凍室ボタン735は表示対象を切り替えるボタンである。
エリア表示領域740には、冷蔵庫2の収容エリアが表示される。冷蔵室ボタン731、野菜室ボタン733又は冷凍室ボタン735を押下することで、エリア表示領域740に表示する収容エリアを変更することができる。
エリア表示領域740には、冷蔵庫2に収容されてからの経過日数が30日以上経過した冷蔵庫2の収容エリアが表示される。図18には、予め設定された期間として30日が設定された例を示す。予め設定された期間は、ユーザの操作により任意に変更可能である。
図18に示すエリア表示領域740では、冷蔵室21を、18個の収容エリアに分割して表示した例を示す。冷蔵室21の分割数は任意である。
冷蔵室21内は、X軸方向で左エリアと右エリアとに分割される。さらに、左エリアは、Z軸方向で5分割され、5分割されたエリアが、それぞれ第1冷蔵室21A、第2冷蔵室21B、第3冷蔵室21C、第4冷蔵室21D及びチルド室28に対応する。右エリアも同様に、Z軸方向で5分割され、5分割されたエリアが、それぞれ第1冷蔵室21A、第2冷蔵室21B、第3冷蔵室21C、第4冷蔵室21D及びチルド室28に対応する。
左ドア22のエリアは、第1左ドアポケット221、第2左ドアポケット223、第3左ドアポケット225、第4左ドアポケット227に対応して4つのエリアに分割される。
右ドア23のエリアは、第1右ドアポケット231、第2右ドアポケット233、第3右ドアポケット235、第4右ドアポケット237に対応して4つのエリアに分割される。
図18に示すように、長期保存通知画面730では、冷蔵庫2に収容されてからの経過時間が30日以上経過した物品のある収容エリアが表示される。図18には、30日以上等の経過日数を表示した例を示すが、予め設定された図形や記号、マーク等の画像を表示してもよい。
図19は、出し入れ状況画面750を示す図である。出し入れ状況画面750もアプリ画面700に含まれる。
物品管理サーバ8は、物品管理DB95に基づき、予め設定された設定期間において、冷蔵庫2に入庫された物品数と、冷蔵庫2から出庫された物品数とを収容エリアごとに計数する。
出し入れ状況画面750は、入庫された物品数と出庫された物品数との総数が予め設定された設定値以下の収容エリアの情報を表示する。
出し入れ状況画面750には、冷蔵室ボタン751、野菜室ボタン752、冷凍室ボタン753、期間選択ボタン754、755、単位選択ボタン756、757、出し入れ状況760が表示される。
冷蔵室ボタン751、野菜室ボタン752及び冷凍室ボタン753は、冷蔵室ボタン712、野菜室ボタン713及び冷凍室ボタン714と同様、表示対象を切り替えるボタンである。
期間選択ボタン754、755は、出し入れ状況760を表示する期間を選択するボタンである。期間選択ボタン754を選択することで、期間として1ヶ月が選択され、期間選択ボタン755を選択することで、期間として1週間が選択される。
単位選択ボタン756、757は、表示単位を選択するボタンである。単位選択ボタン756は、表示単位として1日が選択され、単位選択ボタン757は、表示単位として1日を、朝、昼、晩の3つに分割した単位が選択される。朝、昼、晩を分ける時間帯は、ユーザが任意に設定変更することができる。例えば、5時から10時までを朝に設定し、11時から16時までを昼に設置し、16時から24時までを夜に設定してもよい。
出し入れ状況760は、長期保存通知画面730と同様に、冷蔵室21を、18個の収容エリアに分割し、分割した各収容エリアの物品の出し入れの情報が表示される。
例えば、冷蔵室ボタン751が選択され、期間選択ボタン754が選択されて選択期間として1ヶ月が設定され、単位選択ボタン756が選択され、表示単位として1日が設定されたと仮定する。この場合、当日を含む過去1ヶ月において、物品が出し入れされた割合が、18個の収容エリアごとに表示される。
過去1ヶ月において、冷蔵室21、左ドア22及び右ドア23に物品が入庫された回数と、冷蔵室21、左ドア22及び右ドア23から物品が出庫された回数の総和を100%として、18個の収容エリアごとの入庫と出庫の回数の割合が表示される。図19には、すべての収容エリアの割合を表示させたが、割合が予め設定された設定値以下の収容エリアだけを表示させてもよい。
図20は、開閉状況画面770を示す図である。開閉状況画面770もアプリ画面700に含まれる。
開閉状況画面770には、期間選択ボタン771、772、単位選択ボタン773、774、開閉状況780が表示される。
期間選択ボタン771、772は、開閉状況780を表示する期間を選択するボタンである。期間選択ボタン771を選択することで、期間として1ヶ月が選択され、期間選択ボタン772を選択することで、期間として1週間が選択される。
単位選択ボタン773、774は、表示単位を選択するボタンである。単位選択ボタン773は、表示単位として1日が選択され、単位選択ボタン774は、表示単位として1日を、朝、昼、晩の3つに分割した単位が選択される。
開閉状況780には、左ドア22及び右ドア23の少なくとも一方が開かれた回数のカウント値が表示される。
例えば、期間選択ボタン772が選択され、選択期間として一週間が設定され、単位選択ボタン774が選択され、表示単位として朝、昼、晩が設定されたと仮定する。この場合、冷蔵室21、野菜室27及び冷凍室26の一週間分の朝、昼、晩ごとの開閉回数が表示される。
物品管理サーバ8は、予め設定された設定期間を経過してもドア又は引き出しの開閉を検出できない場合に、情報処理装置6により報知動作を実行させる。例えば、アプリ実行部695にドア又は引き出しの開閉が検出された通常状態とは異なる表示態様で開閉状況画面770を表示させてもよい。また、アプリ実行部695に、開閉状況画面770の表示色を変更させたり、ドア又は引き出しの開閉が検出されないことを初期画面710に表示させたりしてもよい。
図21は、選択画面790を示す図であり、図22及び図23は、収容物品画面820A,820Bを示す図である。選択画面790、収容物品画面820A,820Bもアプリ画面700に含まれる。
選択画面790は、収容物品画面820Bに表示させる収納エリアを選択する画面である。選択画面790には、表示選択ボタン791、792と、エリア選択表示800と、決定ボタン810とが表示される。
表示選択ボタン791、792は、冷蔵庫2に収容された物品の画像を表示させるときに、物品の表示態様を選択するボタンである。表示選択ボタン791を選択することで、収容日からの経過日数が多い順に物品が表示される。また、表示選択ボタン792を選択することで、物品が収容されたエリアを選択することができる。
エリア選択表示800は、表示選択ボタン792が選択された場合に、収容された物品の画像を表示させる収容エリアを選択する画面である。ユーザにより収容エリアの1つが選択され、決定ボタン810が押下されることで、図23に示す収容物品画面820Bが表示される。
図22は、収容物品画面820Aを示す図である。
収容物品画面820Aは、冷蔵庫2に入庫されたすべての物品が、入庫日からの経過時間が長い順に表示した画面である。
収容物品画面820Aには、削除ボタン821、新規追加ボタン823及び物品表示領域830が表示される。削除ボタン821は、物品表示領域に表示された物品を削除するボタンである。新規追加ボタン823は、物品表示領域830に物品を新規に登録するボタンである。
物品表示領域830には、物品画像831、入庫日時833、収容エリア情報835が表示される。
物品画像831は、物品の撮像画像である。入庫日時833は、物品画像831の物品が冷蔵庫2に入庫された日時を示す。収容エリア情報835は、物品が収容された冷蔵庫2の収容エリアを示す。図22には、収容エリア情報835として、冷蔵室21における収容エリアの位置を示す画像を表示した例を示す。
図23は、収容物品画面820Bを示す図である。
収容物品画面820Bは、エリア選択表示800で選択された収容エリアに収容された物品を、入庫日からの経過時間が長い順に表示した画面である。
収容物品画面820Bにも、削除ボタン821や、新規追加ボタン823が表示される。
収容物品欄840にも、物品画像841、入庫日時843、収容エリア情報845が表示される。
物品画像841は、物品の撮像画像である。入庫日時843は、物品画像841の物品が冷蔵庫2に入庫された日時を示す。収容エリア情報845は、物品が収容された冷蔵庫2の収容エリアを示す。図23に示す収容物品画面820Bの場合、収容エリア情報845としてすべて同一の収容エリアが示される。
以下、収容物品画面820A、820Bを総称して収容物品画面820と表記する。
[10.情報処理装置の動作]
図24は、アプリ実行部695の動作を示すフローチャートである。
図24に示すフローチャートを参照しながらアプリ実行部695の動作を説明する。
アプリ実行部695は、物品管理アプリ675が選択されて動作を開始すると、物品管理サーバ8と通信し、更新のあった更新データを取得する(ステップSE1)。次に、アプリ実行部695は、図16又は図17に示す初期画面710をタッチパネル63に表示させる(ステップSE2)。
次に、アプリ実行部695は、長期保存通知画面730が選択されたか否かを判定する(ステップSE3)。アプリ実行部695は、長期保存通知画面730が選択された場合(ステップSE3/YES)、図18に示す長期保存通知画面730をタッチパネル63に表示させる(ステップSE4)。その後、アプリ実行部695は、ステップSE3の判定に戻る。
また、アプリ実行部695は、長期保存通知画面730が選択されていない場合(ステップSE3/NO)、出し入れ状況画面750が選択されたか否かを判定する(ステップSE5)。アプリ実行部695は、出し入れ状況画面750が選択された場合(ステップSE5/YES)、図19に示す出し入れ状況画面750をタッチパネル63に表示させる(ステップSE6)。その後、アプリ実行部695は、ステップSE3の判定に戻る。
アプリ実行部695は、出し入れ状況画面750が選択されていない場合(ステップSE5/NO)、開閉状況画面770が選択されたか否かを判定する(ステップSE7)。アプリ実行部695は、開閉状況画面770が選択された場合(ステップSE7/YES)、図20に示す開閉状況画面770をタッチパネル63に表示させる(ステップSE8)。その後、アプリ実行部695は、ステップSE3の判定に戻る。
アプリ実行部695は、開閉状況画面770が選択されていない場合(ステップSE8/NO)、収容物品画面820が選択されたか否かを判定する(ステップSE9)。アプリ実行部695は、収容物品画面820が選択された場合(ステップSE9/YES)、図21に示す選択画面790を表示させ、収容エリアごとの物品の表示であるか否かを判定する(ステップSE11)。
アプリ実行部695は、収容エリアごとの表示ではない場合(ステップSE11/NO)、図22に示す収容物品画面820Aを表示させ、冷蔵庫2に入庫されたすべての物品を、入庫日からの経過時間が長い順に表示させる(ステップSE12)。その後、アプリ実行部695は、ステップSE3の判定に戻る。
また、アプリ実行部695は、収容エリアごとの表示である場合(ステップSE11/YES)、選択画面790において、収容エリアの選択を受け付ける(ステップSE13)。そして、アプリ実行部695は、図23に示す収容物品画面820Bを表示させ、選択された収容エリアに収容された物品を、入庫日からの経過時間が長い順に表示する(ステップSE14)。
また、アプリ実行部695は、ステップSE9の判定が収容物品画面820Bの選択ではない場合(ステップSE9/NO)、受け付けた操作に対応した処理を実行し(ステップSE10)、ステップSE3の判定に戻る。
[11.効果等]
以上説明したように物品管理システム1は、撮像装置3と、物品管理サーバ8とを備える。
撮像装置3は、冷蔵庫2の冷蔵室21内を撮像して撮像画像を生成する。
物品管理サーバ8は、撮像装置3が撮像した撮像画像に基づき、冷蔵室21に入庫される物品と、物品が収容される冷蔵室21内の収容エリアと、収容エリアから出庫される物品と、を検出する。
物品管理サーバ8は、検出結果に基づき、物品が冷蔵室21に入庫された入庫日と、物品が収容された収容エリアと、を第2メモリ85に記憶させる。
物品管理サーバ8は、入庫日から予め設定された期間を経過しても、収容エリアから出庫されない物品の情報を、情報処理装置6に表示させる。
これによれば、入庫日から予め設定された期間を経過しても、収容エリアから出庫されない物品の情報が情報処理装置6に表示されるため、物品の使い忘れを抑制することができ、物品のロスを低減させることができる。
物品管理サーバ8は、入庫日から予め設定された期間を経過しても、収容エリアから出庫されない物品の収容エリアの情報を情報処理装置6に表示させる。
これによれば、物品の使い忘れを抑制することができ、物品のロスを低減させることができる。また、あまり使用しない収容エリアをユーザに認識させることができる。
物品管理サーバ8は、予め設定された設定期間において、冷蔵庫2に入庫された物品数と、冷蔵庫2から出庫された物品数とを収容エリアごとに計数する。
物品管理サーバ8は、入庫された物品数と出庫された物品数との総数が予め設定された設定値以下の収容エリアの情報を情報処理装置6に表示させる。
これによれば、あまり使用しない収容エリアをユーザに認識させることができる。
物品管理サーバ8は、冷蔵庫2内に入庫された物品の入庫日と、物品が収容された収容エリアを示す画像と、を、物品が冷蔵庫2内に入庫されてからの経過時間順に情報処理装置に表示させる。
これによれば、物品の入庫日や、収容エリア、経過時間をユーザに認識させることができ、物品のロスを低減させることができる。
撮像装置3は、物品管理サーバ8は、冷蔵庫2が備えるドア及び引き出しの少なくともいずれかの開閉状態を検出する左ドア用測距センサ31、右ドア用測距センサ32及び引き出し用測距センサ33を備える。
物品管理サーバ8は、予め設定された設定期間を経過しても左ドア用測距センサ31、右ドア用測距センサ32及び引き出し用測距センサ33によりドア又は引き出しの開閉を検出できない場合に、情報処理装置6に報知動作を実行させる。
これにより、冷蔵庫2のドア及び引き出しの開閉が検出されない場合に、情報処理装置6により報知動作を実行させ、物品の使い忘れを抑制することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する例示として、上記実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上述した実施の形態では、本開示の貯蔵庫として冷蔵庫2を例示した。しかしながら、本開示の貯蔵庫は、冷蔵庫2に限定されず、冷凍庫や、常温保存庫などの他の貯蔵庫でもよい。
上述した実施の形態では、本開示の貯蔵室として冷蔵室21を例示した。しかしながら、本開示の貯蔵室は冷蔵室21に限定されず、製氷室24、新鮮凍結室25、冷凍室26及び野菜室27でもよい。また、本開示の貯蔵庫が冷蔵庫2以外の貯蔵庫である場合、本開示の貯蔵室は、冷蔵庫2以外の貯蔵庫の貯蔵室に対応する。
図25を参照しながら撮像画像から物品を検出し、収容エリアを判定する処理について説明する。図25は、第5領域R5、第6領域R6、第7領域R7、第8領域R8の境界線を示す図である。以下では、庫内から引き出された野菜室27を例に説明する。
入出庫判定部454は、撮像画像を解析して、物品が入庫された野菜室27の収容エリアを特定する。例えば、第5領域R5に収容されている物品の収容エリアは、第5領域R5であると判定する。また、第6領域R6、第7領域R7、第8領域R8も同様に判定する。即ち、野菜室27全体を撮像した一枚の画像から収容エリアを特定する。これにより、物品管理システム1はシステム構成が簡素となる。
なお、物品管理サーバ8の処理部871が収容エリアを特定してもよい。この構成の場合、野菜室27の撮像画像を撮像装置3から物品管理サーバ8に送信し、受信した撮像画像に基づき、処理部871が収容エリアを特定し、食材管理DB又は物品管理DBに収容エリアを登録する。
なお、野菜室27を2つの領域等、任意の領域に分割してもよい。
上述した実施の形態では、人物存在判定部451が人感センサ34の検出値に基づいて、冷蔵庫2の周辺に人が存在するか否かを判定する構成を例示した。しかしながら、人物存在判定部451は、人感センサ34の代わりに、照度センサや、冷蔵庫2の把持部に設けられる静電センサ等の検出値に基づいて判定してもよい。この静電センサの場合、冷蔵庫2と撮像装置3とが通信可能であり、冷蔵庫2は、静電センサの検出値を撮像装置3に送信する。
他の実施の形態では、冷蔵室用カメラ42及び引き出し用カメラ43は、一つのカメラとして構成されていてもよい。この構成の場合、冷蔵庫2の扉の開閉状況により、カメラの画角を変更してもよい。これにより、撮像装置3は複数のカメラを具備する必要がなくシステム構成が簡易となる。
他の実施の形態では、情報処理装置6が制御装置として動作してもよい。この構成の場合、食材管理DB93、物品管理DB95及び開状態管理DB97のデータを情報処理装置6が記憶する。情報処理装置6は、食材管理DB93、物品管理DB95及び開状態管理DB97のデータを、上述した物品管理サーバ8と同様に適宜更新する。これにより、物品管理システム1は物品管理サーバ8を具備する必要がなくシステム構成が簡易となる。
他の実施の形態では、冷蔵庫2の箱体20に形成される部屋の種類は、冷蔵室21、製氷室24、新鮮凍結室25、冷凍室26、及び野菜室27以外の収容室があってもよいし、製氷室24、新鮮凍結室25、冷凍室26及び野菜室27の少なくともいずれかがなくてもよい。また、他の実施の形態では、冷蔵室21の前面の開口部に設けられるドアの数は、1つでもよい。
また、第1プロセッサ69、第2プロセッサ87及び第4プロセッサ450は、単一のプロセッサにより構成されてもよいし、複数のプロセッサにより構成されていてもよい。第1プロセッサ69、第2プロセッサ87及び第4プロセッサ450は、対応する機能部を実現するようプログラムされたハードウェアでもよい。すなわち、第1プロセッサ69、第2プロセッサ87及び第4プロセッサ450は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成される。
図1及び図5に示した撮像装置3、情報処理装置6及び物品管理サーバ8の構成は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施の形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、撮像装置3、情報処理装置6及び物品管理サーバ8の他の各部の具体的な細部構成についても、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
第2制御部83が実行する制御プログラム851は、可搬型の情報記録媒体に制御プログラム851を記録させた状態で実現することも可能である。情報記録媒体は、ハードディスク等の磁気的記録媒体、CD等の光学的記録媒体、USB(Universal Serial Bus)メモリやSSD(Solid State Drive)等の半導体記憶デバイスが挙げられるが、その他の記録媒体を用いることも可能である。
第1プロセッサ69、第2プロセッサ87、第3プロセッサ350及び第4プロセッサ450は、単一のプロセッサにより構成されてもよいし、複数のプロセッサにより構成されていてもよい。これらプロセッサは、対応する機能部を実現するようプログラムされたハードウェアでもよい。すなわち、これらプロセッサは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成されてもよい。
図1に示した情報処理装置6及び物品管理サーバ8の構成、及び図7に示した撮像装置3の構成は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも可能である。また、上述した実施の形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
図13、図14、図15及び図24に示す動作のステップ単位は、動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、動作が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本開示の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上のように、本発明に係る冷蔵庫、及び貯蔵庫は、貯蔵庫の庫内状況が写る撮影画像を使用する用途に利用可能である。
1 物品管理システム
2 冷蔵庫
3 撮像装置
6 情報処理装置
8 物品管理サーバ
10 ネットワーク
20 箱体
21 冷蔵室
22 左ドア
23 右ドア
30 センサ基板
31 左ドア用測距センサ
32 右ドア用測距センサ
33 引き出し用測距センサ
34 人感センサ
35 センサ基板
40 カメラ基板
41 第3通信モジュール
42 冷蔵室用カメラ
43 引き出し用カメラ
44 発光装置
61 第1通信モジュール
63 タッチパネル
65 第1制御部
67 第1メモリ
69 第1プロセッサ
81 第2通信モジュール
83 第2制御部
85 第2メモリ
87 第2プロセッサ
91 識別情報データベース
93 食材管理データベース
95 物品管理データベース
97 開状態管理データベース
310 第1I/F回路
330 信号処理部
340 第3メモリ
345 制御プログラム
350 第3プロセッサ
410 第2I/F回路
430 第3制御部
440 第4メモリ
441 制御プログラム
443 撮像装置ID
450 第4プロセッサ
451 人物存在判定部
452 開閉判定部
453 撮像制御部
454 出庫判定部
455 取得部
456 データ生成部
459 第4プロセッサ
675 物品管理アプリ
695 アプリ実行部
700 アプリ画面

Claims (7)

  1. 貯蔵庫の貯蔵室内を撮像して撮像画像を生成し、前記撮像画像に基づき、前記貯蔵室に入庫される物品と、前記物品が収容される前記貯蔵室内の収容エリアと、前記収容エリアから出庫される物品と、を検出する撮像装置と、
    前記撮像装置の検出結果に基づき、前記貯蔵室内に入庫されてから予め設定された期間を経過しても、前記収容エリアから出庫されない物品の情報を、情報処理装置に表示させる制御装置と、
    を備える、物品管理システム。
  2. 前記制御装置は、前記貯蔵室内に入庫されてから予め設定された期間を経過しても、前記収容エリアから出庫されない物品の収容エリアの情報を前記情報処理装置に表示させる、請求項1記載の物品管理システム。
  3. 前記制御装置は、予め設定された設定期間において、前記貯蔵庫に入庫された物品数と、前記貯蔵庫から出庫された物品数とを前記収容エリアごとに計数し、
    前記入庫された物品数と前記出庫された物品数との総数が予め設定された設定値以下の収容エリアの情報を前記情報処理装置に表示させる、請求項1又は2記載の物品管理システム。
  4. 前記制御装置は、前記貯蔵庫内に入庫された物品の入庫日と、前記物品が収容された収容エリアを示す画像と、を、前記物品が前記貯蔵庫内に入庫されてからの経過時間順に前記情報処理装置に表示させる、請求項1から3のいずれか一項に記載の物品管理システム。
  5. 前記撮像装置は、前記貯蔵庫が備えるドア及び引き出しの少なくともいずれかの開閉状態を検出する開閉センサを備え、
    前記制御装置は、予め設定された設定期間を経過しても前記開閉センサにより前記ドア又は引き出しの開閉を検出できない場合に、前記情報処理装置に報知動作を実行させる、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品管理システム。
  6. 貯蔵庫の貯蔵室内を撮像するステップと、
    撮像された撮像画像に基づき、前記貯蔵室に入庫される物品と、前記物品が収容される前記貯蔵室内の収容エリアと、前記収容エリアから出庫される物品と、を検出するステップと、
    前記貯蔵室内に入庫されてから予め設定された期間を経過しても、前記収容エリアから出庫されない物品の情報を、情報処理装置に表示させるステップと、
    を有する、物品管理方法。
  7. コンピュータに、
    貯蔵庫の貯蔵室内を撮像した撮像画像に基づき、前記貯蔵室に入庫される物品と、前記物品が収容される前記貯蔵室内の収容エリアと、前記収容エリアから出庫される物品と、を検出する手順と、
    前記貯蔵庫内に入庫されてから予め設定された期間を経過しても、前記収容エリアから出庫されない物品の情報を、情報処理装置に表示させる手順と、
    を実行させる、プログラム。
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