JP2023124409A - 自走式移動体システム、特定方法、及び、プログラム - Google Patents

自走式移動体システム、特定方法、及び、プログラム Download PDF

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尚子 梅原
Naoko Umehara
廉治 本田
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Abstract

【課題】検索対象が備えるパターンと類似したパターンを有する物体が存在しても、検索対象を正確に識別できる自走式移動体システムを提供する。【解決手段】自走式移動体システム300は、自走式移動体100と機器200とを備え、自走式移動体100は、光学検出部110と、光学検出部110により得られるデータを取得するデータ取得部123と、取得されたデータに基づいて第1パターン及び第2パターンを検出する検出部124と、検出された第1パターンに基づいて機器200の候補を抽出する抽出部125と、抽出された機器200の候補に対して、第1パターンを第2パターンに変更させる指示を出力する指示部126と、検出された第2パターンに基づいて機器100の候補を機器200と特定する特定部127と、を備え、機器200は、指示部126により出力された指示に基づいて第1パターンを第2パターンへ変更するパターン提示部240を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、自走式移動体システム、特定方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1には、自走式移動体のセンサから発せられる光を反射する反射面を備え、当該反射面は、反射面の中央付近の領域においても、反射面の中央から離れた領域においても、センサから発せられた光をセンサが受光可能な方向に反射するように構成された保持装置が開示されている。
特開2021-112408号公報
しかしながら、特許文献1に記載の保持装置では、自走式移動体の周囲に類似した反射面を有する物体が存在する場合、自走式移動体は保持装置を正確に特定できない。
そこで、本開示は、自走式移動体の周囲に機器が備える反射面(以下、パターンともいう)の検出パターンと類似した検出パターンの物体が存在する場合でも、機器を正確に特定することができる自走式移動体システム、特定方法、及び、プログラムを提供する。
本開示の一態様に係る自走式移動体システムは、自走式移動体と、前記自走式移動体と通信可能に接続される機器と、を備え、前記自走式移動体は、光学検出部と、前記光学検出部により得られるデータを取得するデータ取得部と、前記データ取得部により取得された前記データに基づいて第1パターン及び前記第1パターンと異なる第2パターンを検出する検出部と、前記検出部により検出された前記第1パターンに基づいて機器候補を抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出された前記機器候補に対して、前記第1パターンを前記第2パターンに変更させる指示を出力する指示部と、前記検出部により検出された前記第2パターンに基づいて前記機器候補を前記機器と特定する特定部と、を備え、前記機器は、前記指示部により出力された前記指示に基づいて前記第1パターンを前記第2パターンへ変更するパターン提示部を備える。
本開示の一態様に係る機器の特定方法は、コンピュータによって実行される機器の特定方法であって、光学検出部により得られるデータを取得するデータ取得ステップと、前記データ取得ステップで取得された前記データに基づいて第1パターンを検出する第1検出ステップと、前記第1検出ステップで検出された前記第1パターンに基づいて機器候補を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された前記機器候補に対して、前記第1パターンを前記第1パターンと異なる第2パターンに変更させる指示を出力する指示ステップと、前記指示ステップで出力された前記指示に基づいて前記第1パターンを前記第2パターンへ変更するパターン提示ステップと、前記指示の出力後に、前記光学検出部により取得されたデータに基づいて前記第2パターンを検出する第2検出ステップと、前記第2検出ステップで検出された前記第2パターンに基づいて前記機器候補を前記機器と特定する特定ステップと、を含む。
本開示の一態様に係るプログラムは、前記特定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、自走式移動体の周囲に機器が備えるパターン提示部の検出パターンと類似した検出パターンの物体が存在する場合でも、機器を正確に識別することができる。
図1は、実施の形態に係る自走式移動体システムの概要を説明するための図である。 図2は、実施の形態に係る自走式移動体システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態における自走式移動体を斜め上方側から見た斜視図である。 図4は、実施の形態における自走式移動体を裏面方向から見た外観を示す底面図である。 図5は、実施の形態における機器を側方向から見た外観を示す斜視図である。 図6は、実施の形態における機器を正面方向から見た外観を示す斜視図である。 図7は、実施の形態における機器を裏面方向から見た外観を示す底面図である。 図8は、図5のVIII-VIII線における断面図である。 図9は、パターン提示部の他の例を示す断面図である。 図10は、第1パターンを第2パターンへ変更する例を示す図である。 図11は、実施の形態に係る自走式移動体システムの動作の第1の例を示すシーケンス図である。 図12は、実施の形態に係る自走式移動体システムの動作の第1の例を示すシーケンス図である。 図13は、情報端末の操作画面の一例を示す図である。 図14は、情報端末の通知画面の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。また、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する場合がある。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略、または、簡略化される場合がある。
なお、以下において、略円形状、略矩形状及び略多角形状等の要素の形状を示す用語は、厳格な意味のみを表すのではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する。
(実施の形態)
[1.概要]
まず、実施の形態に係る自走式移動体システムの概要について説明する。図1は、実施の形態に係る自走式移動体システムの概要を説明するための図である。図1では、機器200は、移動体である例を示しているが、機器200は、車輪などの移動手段を有しない機器であってもよい。
自走式移動体システム300は、例えば、親器である自走式移動体100と、子器である機器200とを備える。親器と子器とは通信可能に接続されている。自走式移動体100は、例えばLiDAR(Light Detection And Ranging)などの光学検出部を備えており、光学検出部により取得されたデータに基づいて、第1パターン及び第2パターンを検出することにより、機器200を特定する。自走式移動体100は、第1パターンが検出されると、第1パターンに基づいて機器200の候補を抽出し、パターン提示部240に第1パターンを第2パターンへ変更させる指示を出力する。そして、自走式移動体100は、第2パターンを検出することにより、データベース131に基づいて、機器200の候補がどの機器200であるかを特定する。
以下では、自走式移動体100及び機器200が共にロボット掃除機である例を説明するが、この例に限定されない。自走式移動体100は、例えば、物品管理、運搬、警備、案内、探索、又は、消毒機能を備えてもよい。機器200は、自走式移動体100と同じ大きさであってもよいし、小さくてもよいし、大きくてもよい。また、例えば、機器200は、自走式移動体100と同じ機能を有してもよいし、自走式移動体100の補助的な機能を有してもよい。例えば、機器200は、自走式移動体100を親器とすると、子器として親器が移動できない狭い空間などを移動して親器と同じ機能を果たしてもよい。また、自走式移動体100及び機器200の一方は、さらに、充電器であってもよい。これにより、例えば自走式移動体100が充電器である場合、機器200の位置へ移動して機器200の充電を行うことができ、機器200が充電器である場合、自走式移動体100が機器200の位置へ移動して自走式移動体100の充電を行うことができる。このようにすることで、充電のためにドッキングするべき相手を判別しやすい充電システムを構成できるようになる。また、機器200は、バーチャルウォールを設定するためのマーカとして機能してもよい。これにより、識別精度の高いバーチャルウォールをシステム内に構築することができる。
情報端末10は、ユーザが所持する携帯型の情報端末であり、例えば、スマートフォン、又は、タブレット端末などである。例えば、情報端末10は、自走式移動体100へユーザの指示を送信するため、及び、ユーザへの通知を受信するために使用される。具体的には、情報端末10は、専用のアプリケーションプログラムをインストールすることにより、自走式移動体100へのユーザの指示の送信、及び、ユーザへの通知の受信を行う。なお、情報端末10は、自走式移動体システム300に含まれていないが、自走式移動体システム300に含まれてもよい。
[2.構成]
続いて、自走式移動体システム300の機能構成について説明する。図2は、実施の形態に係る自走式移動体システム300の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2に示されるように、自走式移動体システム300は、例えば、自走式移動体100と、機器200とを備える。図2では、自走式移動体システム300は、機器200を1つ備える例を示しているが、2つ以上の機器200を備えてもよい。以下、自走式移動体システム300の各構成について図2~図7を参照しながらより具体的に説明する。
図3は、実施の形態における自走式移動体100を斜め上方側から見た斜視図である。図4は、実施の形態における自走式移動体100を裏面方向から見た外観を示す底面図である。図5は、実施の形態における機器200を側方向から見た外観を示す斜視図である。図6は、実施の形態における機器200を正面方向から見た外観を示す斜視図である。図7は、実施の形態における機器200を裏面方向から見た外観を示す底面図である。なお、図4では、見やすさの観点から、サイドブラシ161を省略している。
[2-1.自走式移動体100]
自走式移動体100は、自律的に走行する機器である。ここでは、自走式移動体100は掃除機能を有する自律走行型掃除機である例を説明するが、この例に限定されない。なお、自走式移動体100は、上面視において略三角形状である例を示しているが、特に限定されない。自走式移動体100の上面視形状は、例えば、略円形状、略矩形状又は略多角形状等でもよい。
自走式移動体100は、例えば、光学検出部110と、制御部120と、記憶部130と、センサ部140と、走行部150と、掃除部160と、受付部170と、提示部180と、通信部190とを備える。
[光学検出部110]
光学検出部110は、光学的にパターンを検出する検出装置である。光学検出部110は、例えば、自走式移動体100の本体101の上面に設置され、本体101の鉛直方向の中心軸周りに回転する。光学検出部110は、さらに、光学検出部110に対するパターン提示部240の位置関係を計測してもよい。光学検出部110は、例えば、RGB-Dカメラ、ToF(Time of Flight)カメラ、ステレオカメラ、又は、LiDAR(Light Detection And Ranging)である。
光学検出部110は、第1パターンの検出処理において、当該検出処理を行う前よりも遅い速度で回転してもよい。自走式移動体100が機器200を特定するべき状態にある時、特定するべき状態にない時に比べ、自走式移動体100は光学検出部110の回転速度を遅くする。こうすることで光学検出部110が取得するパターンの解像度が高まるため、機器200のパターン提示部240が有するパターン241を検出しやすくなる。
[制御部120]
制御部120は、自走式移動体100の動作を制御するための各種情報処理を行う。制御部120は、例えば、マイクロコントローラによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。制御部120は、機能的な構成要素として、例えば、地図情報取得部121と、自己位置推定部122と、データ取得部123と、検出部124と、抽出部125と、指示部126と、特定部127とを有する。これらの構成要素の機能は、例えば、制御部120を構成するマイクロコントローラ又はプロセッサが記憶部130に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。なお、構成要素には走行部や掃除部などの制御を行うための要素もあるが、以降の説明には不要なため図示していない。
[地図情報取得部121]
地図情報取得部121は、自走式移動体100が走行する所定の空間の地図を示す地図情報を取得する。地図情報取得部121は、例えば、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)などの地図作成技術によって所定の空間の地図を作成してもよく、外部の装置(不図示)から入力された地図情報を、ネットワークを介して取得してもよい。また、地図情報は、予め記憶部130に格納されていてもよく、この場合、地図情報取得部121は、記憶部130から地図情報を読み出して取得してもよい。
[自己位置推定部122]
自己位置推定部122は、地図上での自走式移動体100の本体101の現在位置を示す自己位置を推定する。例えば、自己位置推定部122は、光学検出部110や後述するセンサ部140が備える各種センサから得られるセンシングデータ、及び、地図情報取得部121により取得された地図情報などに基づいて、例えばSLAMにより地図上での自走式移動体100の現在位置を推定する。各種センサについては後述する。
[データ取得部123]
データ取得部123は、光学検出部110により得られるデータを取得する。
[検出部124]
検出部124は、データ取得部123により取得されたデータに基づいて第1パターン及び第2パターンを検出する。例えば、検出部124は、データ取得部123により取得されたデータに基づいて、後述するデータベース131に格納された参照用の第1パターンとパターンマッチングを行うことにより、第1パターンを検出してもよい。なお、参照用の第1パターンとは、第1パターンを示すデータ(例えば、点群データ)であり、第1パターンの検出パターンである。データベース131には、光学検出部110で取得したときにデータに含まれ得る第1パターンのマッチングに使われパターン(つまり、検出パターン)及び第2パターンのマッチングに使われるパターン(つまり、検出パターン)が含まれている。
また、検出部124は、後述する指示部126により第1パターンを第2パターンに変更する指示が出力された後に、データ取得部123により取得されたデータに基づいて第2パターンを検出する。例えば、検出部124は、データ取得部123により取得されたデータに基づいて、データベース131に格納された参照用の第2パターンとパターンマッチングを行うことにより、第2パターンを検出してもよい。なお、参照用の第2パターンとは、第2パターンを示すデータ(点群データ)であり、第2パターンの検出パターンである。
パターンマッチングでは、光学検出部110により取得されたデータの一部が、例えば、参照用の第1パターン、参照用の第2パターンとの一致度が所定の閾値を超えた場合、マッチしたと判定する。なお、第1パターン及び第2パターンの検出は、それぞれ、複数回行われてもよい。センシングの誤差、又は、外乱などの影響により一部のパターンを示すデータが失われる場合があるためである。パターンマッチングを複数回行った場合、所定の閾値を所定の割合で(言い換えると、所定の回数)超えた場合に、マッチングしたと判定してもよい。
[抽出部125]
抽出部125は、検出部124により検出された第1パターンに基づいて機器200の候補を抽出する。例えば、抽出部125は、データベース131を参照して、参照用の第1パターンに紐づけられて登録された機器200を機器200の候補として抽出してもよい。抽出される機器200の候補は、1つ以上であってもよい。
[指示部126]
指示部126は、抽出部125により抽出された機器200の候補に対して、第1パターンを第2パターンに変更させる指示を出力する。当該指示は、後述する通信部190を介して無線通信により出力される。
さらに、指示部126は、自走式移動体100の走行速度に応じた速度で第1パターンを第2パターンへ変更させる指示を出力してもよい。例えば、パターン提示部240がパターン241を本体201の側面の縦方向又は横方向にスライドすることにより第1パターンを第2パターンへ変更する場合、パターン241をスライドする速さを自走式移動体100の走行速度に応じて調整する。また、例えば、パターン提示部240が機器200の本体201の鉛直方向の中心軸周りを回転することにより第1パターンを第2パターンへ変更する場合、パターン提示部240の回転速度を自走式移動体100の走行速度に応じて調整する。
また、例えば、自走式移動体システム300が2つ以上の機器200を備える場合、指示部126は、2つ以上の機器200のそれぞれに対して、第1パターンを第2パターンへ変更させる指示を異なるタイミングで出力してもよい。
[特定部127]
特定部127は、検出部124により検出された第2パターンに基づいて機器200の候補を機器200と特定する。例えば、特定部127は、データベース131を参照して、参照用の第2パターンに紐づけられて登録された機器200を、自走式移動体100により検出された機器200と特定してもよい。
また、特定部127は、光学検出部110により計測された光学検出部110に対するパターン提示部240の位置関係に基づいて、機器200の位置を特定してもよい。例えば、特定部127は、地図情報取得部121により取得された、自走式移動体100が走行する所定の空間を示す地図と、光学検出部110により計測された光学検出部110に対するパターン提示部240の位置関係と、自己位置推定部122により推定された自走式移動体100の自己位置とに基づいて、機器200の位置を特定してもよい。
また、特定部127は、第1パターン及び第2パターンのそれぞれについて、光学検出部110とパターン提示部240との位置関係に応じて、光学検出部110により一意的なパターンを示すデータが取得される場合、機器200の向きを特定してもよい。特定部127は、例えば、データベース131を参照して機器200の向きの特定を行ってもよい。なお、パターン提示部240の第1パターン、第2パターン及び一意的なパターンについては、後述する。
[記憶部130]
記憶部130は、制御部120により行われる上記情報処理に必要な各種情報、上記コンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部130は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリによって実現されてもよい。
データベース131には、参照用の第1パターン(例えば、第1パターンを示すデータ)及び参照用の第2パターン(例えば、第2パターンを示すデータ)と、機器200の識別情報とが紐づけて格納されている。機器200の識別情報は、IP(Internet Protocol)アドレスであってもよい。また、第1パターン及び第2パターンがそれぞれ光学検出部110とパターン提示部240との位置関係に応じて、光学検出部110により一意的なパターンを示すデータが取得される場合(言い換えると、光学検出部110により検出される角度に対して一意的なパターンである場合)、さらに、一意的なパターンを示すデータと機器200の向きとが紐づけられてデータベース131に格納されてもよい。
[センサ部140]
センサ部140は、例えば、図3及び図4に示されるように、カメラ141、障害物センサ142、床面センサ143、エンコーダ(不図示)、加速度センサ(不図示)、角速度センサ(不図示)、及び、接触センサ(不図示)などを備えてもよい。また、本実施の形態のように自走式移動体100がロボット掃除機である場合、センサ部140は、床面に堆積している塵埃の量を測定する塵埃センサを備えてもよい。
カメラ141は、自走式移動体100の上部空間を撮像する装置である。カメラ141で撮像された画像は、画像処理され、画像内の特徴点の位置から自走式移動体100の現在位置を把握することができるものとなっていてもよい。
障害物センサ142は、例えば、超音波センサが用いられる。障害物センサ142が超音波センサである場合、例えば、本体101の前方の中央に配置される発信部142a、及び、発信部142aの両側にそれぞれ配置される受信部142bを有し、発信部142aから発信されて障害物によって反射して返ってきた超音波を受信部142bがそれぞれ受信することで、障害物の距離や位置を検出することができる。
床面センサ143は、自走式移動体100の底面の複数箇所に配置され、床面が存在するか否かを検出する。例えば、床面センサ143は、発光部および受光部を有する赤外線センサであり、発光部から放射した赤外線光が戻ってくる場合は床面有り、閾値以下の光しか戻ってこない場合は床面無しとして検出する。
エンコーダは、走行部150に備えられ、走行用モータによって回転する一対の車輪151のそれぞれの回転角を検出する。加速度センサは、自走式移動体100が走行する際の加速度を検出する。角速度センサは、自走式移動体100が旋回する際の角速度を検出する。接触センサは、バンパ(不図示)の変位を検出して障害物が衝突したことを検出する。
以上のカメラ141、障害物センサ142、床面センサ143、エンコーダ(不図示)、加速度センサ(不図示)、及び、接触センサ(不図示)は例示であり、センサ部140は、他の種類のセンサを備えてもよい。
[走行部150]
走行部150(図2参照)は、制御部120からの指示に基づいて自走式移動体100を走行させる。走行部150は、床面上を走行する車輪151(図4参照)、車輪151にトルクを与える走行用モータ(図4で不図示)、及び、走行用モータを収容するハウジングなどを有する。また、自走式移動体100は、キャスタ152(図4参照)を補助輪として備えた対向二輪型であり、2つの車輪151を独立して制御することで、直進、後退、左回転、右回転など自走式移動体100を自在に走行させることができる。なお、車輪151の数は、2つに限られず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
[掃除部160]
掃除部160は、制御部120からの指示に基づいて床面上の塵埃を吸引口163(図4参照)から吸引し、本体101の内部に吸引した塵埃を本体101内に収容する。掃除部160は、サイドブラシ161(図3参照)及びメインブラシ162(図4参照)を回転させるブラシ回転モータ(不図示)、吸引口163から塵埃を吸引する吸引モータ(不図示)、これらのモータに電力を伝達する電力伝達部(不図示)、及び、吸引した塵埃を収容する収容部(不図示)などを備えている。
[受付部170]
受付部170は、ユーザによる入力操作を受け付けるユーザインターフェースである。受付部170は、例えば、タッチパネル、表示パネル、ハードウェアボタン、カメラ、又は、マイクロフォンなどによって実現されてもよい。表示パネルは、画像の表示機能、及び、ユーザの手動入力を受け付ける機能を有し、液晶パネル又は有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルに表示されるテンキー画像などへの入力操作を受け付ける。マイクロフォンは、ユーザの音声入力を受け付ける。
なお、ここでは、受付部170は、自走式移動体100の構成要素である例を示しているが、受付部170は、自走式移動体システム300の他の構成要素の少なくとも1つと一体化されていてもよい。例えば、受付部170は、機器200に組み込まれてもよいし、リモートコントローラ(不図示)に組み込まれてもよいし、情報端末10に組み込まれてもよい。
[提示部180]
提示部180は、自走式移動体100により出力された提示情報をユーザに提示する。提示部180は、例えば、表示パネルで実現されてもよく、表示パネル及びスピーカで実現されてもよい。表示パネルは、例えば、液晶パネル又は有機ELパネルなどでもよいし、LEDで構成されていてもよい。スピーカは、音又は音声を出力する。
[通信部190]
通信部190は、自走式移動体100が情報端末10及び機器200と通信を行うための通信回路である。通信部190は、広域通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路(通信モジュール)もしくは、局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路(通信モジュール)もしくはその両方を備えてもよい。通信部190は、例えば、無線通信を行うための無線通信回路である。なお、通信部190が行う通信の通信規格については特に限定されない。
[2-2.機器200]
機器200は、自走式移動体100と通信可能に接続される。機器200は、自走式移動体100を親器とした場合、子器として動作してもよい。また、機器200は、自走式移動体100が機器200を特定するためのパターン241を有するパターン提示部240を備えている。本実施の形態では、機器200は、さらに、機器200の本体201(図5参照)を走行させる走行部260(図2参照)を備えるが、走行部260を備えなくてもよい。また、本実施の形態では、機器200は、掃除機能を有するが、例示に過ぎず、特に限定されない。
図2に示されるように、機器200は、通信部210と、制御部220と、記憶部230と、パターン提示部240と、センサ部250と、走行部260と、掃除部270とを備える。以下、各構成について説明する。
[通信部210]
通信部210は、機器200が自走式移動体100及び他の機器200と通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。通信部210は、局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路を備える。通信部210は、例えば、無線通信を行う無線通信回路である。通信部210が行う通信の規格については特に限定されない。
[制御部220]
制御部220は、機器200が自走式移動体100から出力された指示に基づいて機器200の動作を制御するための各種情報処理を行う。また自走式移動体100からの指示の無い時に自律的に動くような処理も行ってもよい。制御部220は、例えば、マイクロコントローラによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。なお、構成要素には走行部や掃除部などの制御を行うための要素もあるが、以降の説明には不要なため図示していない。
[記憶部230]
記憶部230は、制御部220により行われる上記情報処理に必要な各種情報、コンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部230は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリによって実現されてもよい。
[パターン提示部240]
パターン提示部240は、指示部126により出力された指示に基づいて第1パターンを第2パターンへ変更する。パターン提示部240は、複数の凹凸(例えば、図5の凸部241a、凹部241b)から構成されるパターン241を有する。第1パターンは、当該パターンの一部のパターンであり、第2パターンは、当該パターンの他の一部のパターンである。より具体的には、第1パターンは、光学検出部110により光学的に検出された複数の凹凸のうちの一部のパターンであり、第2パターンは、光学検出部110により光学的に検出された複数の凹凸のうちの他の一部のパターンである。
複数の凹凸は、さらに、光の反射率が高い高反射材で覆われた凸部と、光の反射率が低い低反射材で覆われた凹部とを含んでもよい。なお、具体的な構造については、図8及び図9を参照しながら後述する。
パターン提示部240は、例えば、自走式移動体100の光学検出部110がデータを取得できる高さにパターン241を有してもよい。パターン提示部240は、例えば、機器200の本体201の側面の少なくとも一部にパターン241の少なくとも一部を提示し、パターン241を本体201の側面の縦方向又は横方向にスライドさせることにより第1パターンを第2パターンへ変更してもよい。より具体的には、例えば、パターン提示部240は、本体201の側面の少なくとも一部に設置された窓部内に位置し、側面の縦方向又は横方向にスライドすることによりパターン241もスライドする。これにより、窓部から提示されるパターン241の一部(いわゆる、第1パターン)が他の一部(いわゆる、第2パターン)に切り替えられてもよい。なお、窓部のサイズは、機器200のサイズに応じて設定されてもよい。また、窓部の形状についても特に限定されず、例えば、矩形形状であってもよいし、円形形状であってもよい。
また、パターン提示部240は、図5及び図6に示されるように、機器200の本体201の側面の外周に帯状にパターン241を提示し、本体201の鉛直方向の中心軸周りを回転することにより第1パターンを第2パターンへ変更してもよい。
また、第1パターン及び第2パターンは、それぞれ、光学検出部110とパターン提示部240との位置関係に応じて、光学検出部110により一意的なパターンを示すデータが取得されてもよい。言い換えると、第1パターン及び第2パターンのそれぞれは、光学検出部110により検出される角度に対して一意的なパターンであってもよい。
ここで、図8及び図9を参照しながらパターン提示部240の構造についてより具体的に説明する。図8は、図5のVIII-VIII線における断面図である。図9は、パターン提示部240の他の例を示す断面図である。
図5に示されるように、パターン提示部240は、複数の凹凸から構成されるパターン241を有する。より具体的には、図8の(a)に示されるように、パターン241は、複数の凸部241a及び複数の凹部241bから構成される。図8では、凸部241a及び凹部241bの形状とサイズとが異なる例を示しているが、パターン提示部240は、同一形状及び同一サイズの凸部241aと凹部241bとから構成される規則的なパターン241を有してもよい。
また、例えば、複数の凹凸は、さらに、光の反射率が低い低反射材で覆われた凹部と、前記光の反射率が高い高反射材で覆われた凸部とを含んでもよい。より具体的には、図8の(b)に示されるように、複数の凹凸は、さらに、光の反射率が高い高反射材で覆われた凸部241a1と光の反射率が低い低反射材で覆われた凹部241b1とを含んでもよい。凸部241a1は、図8の(a)の凸部241aに高反射材を被覆して形成されてもよく、凹部241b1は、図8の(a)の凹部241bに低反射材を被覆して形成されてもよい。
なお、図8の(a)及び図8の(b)では、パターン提示部240は、規則的な複数の凹凸から構成されるパターン241を有するが、複数の凹凸は、規則的に形成されなくてもよい。例えば、図9の(a)及び図9の(b)に示されるように、パターン提示部240は、異なるサイズの凸部241a及び異なるサイズの凹部241bから構成されるパターン241を有してもよい。これにより、第1パターン及び第2パターンは、それぞれ、光学検出部110とパターン提示部240との位置関係に応じて、光学検出部110により一意的なパターンを示すデータが取得される。つまり、不規則な複数の凹凸から構成されるパターン241では、第1パターン及び第2パターンは、それぞれ、光学検出部110により検出される角度に対して一意的なパターンとなる。そのため、特定部127は、一意的なパターンに基づいて機器200の向きを特定することができる。
続いて、第1パターンを第2パターンへ変更する指示(以下、パターン変更指示ともいう)を取得したときのパターン提示部240の動きと、光学検出部110により取得されるデータ(以下、検出パターンという)とについて、図10を参照しながら説明する。ここでは、光学検出部110は、LiDARである。図10は、第1パターンを第2パターンへ変更する例を示す図である。図10の例では、機器200は、自走式移動体100からパターン変更指示を取得すると、パターン提示部240を本体201の鉛直方向の中心軸周りを回転させることにより第1パターンを第2パターンへ変更する。
まず、図10の(a)及び(b)を参照しながら、図8の(a)に示される複数の凹凸(凸部241a、凹部241b)から構成されるパターン241を有するパターン提示部240の動き、及び、光学検出部110により取得されるデータ(検出パターン)について説明する。
図10の(a)の(1)は、図8の(a)に示されるパターン提示部240の断面図を示している。
また、図10の(a)の(2)は、光学検出部110により第1パターンを示すデータが取得されたときのパターン提示部240の断面図を示しており、図中の矢印は、指示部126からパターン変更指示を取得したときにパターン提示部240が回転する方向を示している。なお、図10の(a)の(2)では、パターン提示部240は静止しているものとする。図10の(b)の(2)には、光学検出部110によって取得されたデータ(具体的には、反射光の点群データ、いわゆる、検出パターン)が示されている。このデータは、第1パターンを示すデータ(第1パターンの検出パターン)の一例である。
また、図10の(a)の(3)は、機器200が指示部126から出力した指示を取得し、パターン提示部240が取得された指示に従って第1パターンを第2パターンへ変更する例を示している。図10の(a)の(3)では、パターン提示部240が本体201の鉛直方向の中心軸周りに時計と反対周りに10度回転したときの断面図を示している。図10の(b)の(3)には、光学検出部110によって取得されたデータ(いわゆる、検出パターン)が示されている。このデータは、第2パターンを示すデータ(第2パターンの検出パターン)の一例である。
また、図10の(a)の(4)は、パターン提示部240が本体201の鉛直方向の中心軸周りに時計と反対周りにさらに10度回転したときの断面図を示している。図10の(b)の(4)には、光学検出部110によって取得されたデータ(いわゆる、検出パターン)が示されている。このデータは、第2パターンを示すデータ(第2パターンの検出パターン)の一例である。
以上のように、機器200は、パターン変更指示を取得すると、パターン提示部240を本体201の鉛直方向の中心軸周りに回転させることにより、第1パターンを第2パターンへ変更する。また、図10の(a)に示されるように、パターン241が複数の凹凸から構成されることにより、光学検出部110により取得される距離データに凹凸パターンが表れるため、自走式移動体100は機器200を特定することができる。
続いて、図10の(c)及び(d)を参照しながら、図8の(b)に示される光の反射率が高い高反射材で覆われた凸部241a1、光の反射率が低い低反射材で覆われた凹部241b1から構成されるパターン241を有するパターン提示部240の動き、及び、光学検出部110により取得されるデータ(検出パターン)について説明する。
図10の(c)の(1)は、図8の(b)に示されるパターン提示部240の断面図を示している。
また、図10の(c)の(2)は、光学検出部110により第1パターンを示すデータが取得されたときのパターン提示部240の断面図を示しており、図中の矢印は、指示部126からパターン変更指示を取得したときにパターン提示部240が回転する方向を示している。なお、図10の(c)の(2)では、図10の(a)の(2)と同様、パターン提示部240は静止しているものとする。図10の(d)の(2)には、光学検出部110によって取得されたデータ(いわゆる、検出パターン)が示されている。このデータは、第1パターンを示すデータ(第1パターンの検出パターン)の一例である。
また、図10の(c)の(3)は、機器200が指示部126から出力した指示を取得し、パターン提示部240が取得された指示に従って第1パターンを第2パターンへ変更する例を示している。図10の(c)の(3)では、パターン提示部240が本体201の鉛直方向の中心軸周りに時計と反対周りに10度回転したときの断面図を示している。図10の(d)の(3)には、光学検出部110によって取得されたデータ(いわゆる、検出パターン)が示されている。このデータは、第2パターンを示すデータ(第2パターンの検出パターン)の一例である。
また、図10の(c)の(4)は、パターン提示部240が本体201の鉛直方向の中心軸周りに時計と反対周りにさらに10度回転したときの断面図を示している。図10の(d)の(4)には、光学検出部110によって取得されたデータ(いわゆる、検出パターン)が示されている。このデータは、第2パターンを示すデータ(第2パターンの検出パターン)の一例である。
以上のように、機器200は、パターン変更指示を取得すると、パターン提示部240を本体201の鉛直方向の中心軸周りに回転させることにより、第1パターンを第2パターンへ変更する。また、図10の(c)に示されるように、光学検出部110が光の強弱を測定する場合、パターン241は、複数の凹凸に高反射材及び低反射材を組み合わせてパターン241を構成してもよい。光学検出部110とパターン提示部240との距離が長い場合、図10の(a)に示される複数の凹凸から構成されるパターン241では、凹凸が誤差に埋もれてしまう可能性があるため、図10の(c)に示されるように凹部に低反射材を被覆することで、凹部からの光の反射がなくなり、凸部からの光の反射を示す点群データに基づいて機器200を特定することができる。光学検出部110とパターン提示部240との距離が中距離である場合も、凹凸パターンと反射光の強弱パターンとの両方の情報を得ることができるため、より正確に機器200を特定することができる。
なお、機器200が指示部126による自走式移動体100の走行速度に応じた速度で第1パターンを第2パターンへ変更させる指示を取得すると、機器200は、パターン提示部240を指示された速度で回転させることにより第1パターンを第2パターンへ変更してもよい。ここでは、機器200は、パターン提示部240を回転させる例を示したが、これに限られない。機器200は、例えば、本体201を回転させることにより第1パターンを第2パターンへ変更してもよい。
[センサ部250]
センサ部250は、例えば、位置センサ251と、障害物センサ252と、を備える。位置センサ251は、自己の周囲の物体を検知し、自己に対する物体の位置関係を取得する。例えば、位置センサ251は、機器200の本体201の上面の中央に配置されており、機器200と、機器200の周囲に存在する壁などを含む物体との距離及び方向を含む位置関係を取得する。位置センサ251は、例えば、光を放出し障害物により反射して返ってきた光に基づいて位置関係(例えば、物体の位置及び自己から物体までの距離)を検出するLiDAR又はレーザレンジファインダであってもよい。
障害物センサ252は、位置センサ251と異なる方法で自己の周囲の障害物となる物体を検知し、自己に対する障害物候補となる物体の位置関係を取得する。障害物センサ252は、例えば、超音波センサ、又は、測距センサなどのセンサである。例えば、障害物センサ252は、ToFカメラ、又は、ステレオカメラであってもよい。本実施の形態では、障害物センサ252は、例えば、超音波センサである。障害物センサ252は、本体201の前方の中央に配置される発信部252a、及び、発信部252aの両側にそれぞれ配置される受信部252bを有し、発信部252aから発信されて障害物によって反射して返ってきた超音波を受信部252bがそれぞれ受信することで、障害物の距離及び位置を検出してもよい。
図示していないが、センサ部250は、他の種類のセンサを備えてもよい。例えば、他の種類のセンサは、カメラ、床面センサ、エンコーダ、加速度センサ、及び、接触センサなどであってもよい。
[走行部260]
走行部260(図2参照)は、制御部220からの指示に基づいて機器200を走行させる。走行部260は、床面上を走行する車輪261(図5参照)、車輪261にトルクを与える走行用モータ(図5で不図示)、及び、走行用モータを収容するハウジングなどを有する。また、機器200は、キャスタ(不図示)を補助輪として備えた対向二輪型であってもよい。この場合、走行部260は、2つの車輪261を独立して制御することで、直進、後退、左回転、右回転など機器200を自在に走行させることができる。なお、車輪261の数は、2つに限られず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
[掃除部270]
掃除部270は、制御部220からの指示に基づいて床面上の塵埃を吸引口273(図7参照)から吸引し、本体201の内部に吸引した塵埃を本体201内に収容する。掃除部270は、サイドブラシ271(図7参照)及びメインブラシ272を回転させるブラシ回転モータ(不図示)、吸引口273から塵埃を吸引する吸引モータ(不図示)、これらのモータに電力を伝達する電力伝達部(不図示)、及び、吸引した塵埃を収容する収容部(不図示)などを備えている。
[3.動作]
続いて、実施の形態に係る自走式移動体システム300の動作について説明する。以下では、自走式移動体システム300は、ロボット掃除機を備える掃除システムの例を説明する。
[第1の例]
図11及び図12は、実施の形態に係る自走式移動体システム300の動作の第1の例を示すシーケンス図である。図13は、情報端末10の操作画面の一例を示す図である。第1の例では、自走式移動体100は、掃除開始の指示を取得すると、機器200との通信を確立させ、次に、光学検出部110を用いて機器200を探索する。自走式移動体100は、探索の結果、機器200及び機器200の位置を特定すると、機器200と連動して掃除を開始する。自走式移動体100は、掃除の途中で機器200を見失うと機器200の探索シーケンスに戻り、機器200及び機器200の位置を特定すると、機器200と連動して掃除を開始する。以下、図面を参照しながら、動作の第1の例についてより具体的に説明する。
図11に示されるように、情報端末10は、掃除開始の指示を受け付けると(S01)、掃除開始の指示を自走式移動体100へ出力する(S02)。例えば、図13に示されるように、ユーザが情報端末10の操作画面で掃除エリア1を選択して、連動制御ボタンをタッチすると、情報端末10は、掃除開始の指示と、自走式移動体100及び機器200の連動制御の開始の指示を受け付ける。そして、情報端末10は、受け付けられた指示に基づいて、自走式移動体100に機器200と連動して掃除を開始する指示を出力する。
次に、自走式移動体100は、掃除開始の指示を取得すると、機器200へ応答要求を送信する(S03)。機器200は応答要求を受信したか否かを判定し(S04)、応答要求を受信すると(S04でYes)、当該要求に対する応答信号を自走式移動体100へ送信する(S05)。一方、機器200が応答信号を受信していないと判定すると(S04でNo)、ステップS04へ戻る。
自走式移動体100は、機器200の応答信号を受信したか否かを判定し(S06)、機器200の応答信号を受信していないと判定すると(S06でNo)、走行して場所を移動し(S07)、機器200へ応答要求を送信する(S03)。一方、自走式移動体100は、機器200の応答信号を受信したと判定した場合(S06でYes)、機器200の探索を開始する(S08)。なお、自走式移動体100は、掃除をしながら機器200を探索してもよい。
自走式移動体100のデータ取得部123は、光学検出部110により取得されたデータを取得すると(S09)、取得されたデータを検出部124へ出力する(不図示)。検出部124は、ステップS09で取得されたデータが第1パターンを示すデータを含むか否かを判定する(S10)。このとき、検出部124は、データベース131に格納された参照用の第1パターンを示すデータ(第1パターンの検出パターン)を読み出して、光学検出部110により取得されたデータ(いわゆる、検出パターン)とパターンマッチングを行う。検出部124は、パターンマッチングの結果、光学検出部110により取得されたデータのどの部分もが第1パターンと所定の閾値以上の確度を有しない場合、取得されたデータが第1パターンを含むデータではないと判定すると(S10でNo)、走行して場所を移動し(S11)、機器200の探索を再び開始する(S08)。
一方、検出部124は、光学検出部110により取得されたデータの一部が第1パターンと所定の閾値以上の確度を有する場合、第1パターンを含むデータであると判定する(S10でYes)。この場合、抽出部125は、検出部124により検出された第1パターンに基づいて、データベース131から機器200の候補を抽出する(S12)。より具体的には、抽出部125は、データベース131に検出された第1パターンに紐づけて格納されている機器200を機器200の候補として抽出する。
次に、指示部126は、機器200にパターンの変更指示を出力する(S13)。機器200がパターンの変更指示を取得すると、パターン提示部240は、例えば、機器200の本体201の鉛直方向の中心軸周りに回転することにより、第1パターンを第2パターンに変更する(S14)。
次に、自走式移動体100のデータ取得部123は、光学検出部110からデータを取得すると(S15)、取得されたデータを検出部124へ出力する(不図示)。検出部124は、ステップS15で取得されたデータが第2パターンを含むデータであるか否かを判定する(S16)。このとき、検出部124は、データベース131に格納された参照用の第2パターンを示すデータ(第2パターンの検出パターン)を読み出して、光学検出部110により取得されたデータ(いわゆる、検出パターン)とパターンマッチングを行う。検出部124は、パターンマッチングの結果、光学検出部110により取得されたデータのどの部分もが第2パターンと所定の閾値以上の確度を有しない場合、取得されたデータが第2パターンを含むデータではないと判定すると(S16でNo)、走行して場所を移動し(S11)、機器200の探索を再び開始する(S08)。
一方、検出部124は、光学検出部110により取得されたデータの一部が第2パターンと所定の閾値以上の確度を有する場合、第2パターンを含むデータであると判定する(S16でYes)。この場合、特定部127は、検出部124により検出された第2パターンに基づいて、機器200の候補を機器200と特定する(S17)。より具体的には、特定部127は、データベース131に検出された第2パターンに紐づけて格納されている機器200と抽出部125により抽出された機器200の候補とが一致する場合に、機器200の候補を機器200と特定する。
次に、指示部126は、パターン変更の停止指示を機器200へ送信する(S18)。機器200がパターン変更の停止指示を取得すると、パターン提示部240は、例えば、回転を停止することにより、パターンの変更を停止する(S19)。
自走式移動体100は、掃除を開始し(S20)、機器200へ動作指示を送信する(S21)。例えば、自走式移動体100は、自身が走行できない狭い場所(例えば、家具と家具との間、床と家具との隙間など)に機器200を走行させる指示を送信してもよい。機器200は、動作指示を取得すると、当該指示に従って動作する(S22)。このとき、機器200は、例えば、掃除動作を行いながら自走式移動体100が走行できない狭い場所を走行してもよい。
自走式移動体100は、機器200の位置が不明であるか否かを判定し(S23)、機器200の位置が不明であると判定した場合(S23でYes)、掃除を停止し(S24)、機器200の探索を開始する(S08)。一方、自走式移動体100は、機器200の位置が不明でないと判定した場合(S23でNo)、掃除を継続する。なお、自走式移動体100は、ステップS24で掃除を停止するとともに、機器200へ動作停止の指示を送信してもよいし(不図示)、ステップS24で掃除を停止せずに(つまり、掃除をしながら)機器200を探索してもよい(S08)。
次に、自走式移動体100は、掃除が完了しているか否かを判定し(S25)、掃除が完了していないと判定した場合(S25でNo)、掃除を継続する。一方、自走式移動体100は、掃除が完了していると判定した場合(S25でYes)、終了指示を機器200へ送信し(S26)し、自身も掃除を終了する。機器200は、当該指示を取得すると、動作を停止し(S27)、当該指示に対する応答信号を自走式移動体100へ送信する(S28)。自走式移動体100は、機器200から応答信号を取得すると、掃除が終了したことを通知する(S29)。
情報端末10は、自走式移動体100から通知を取得すると、ユーザに通知を提示する(S30)。図14は、情報端末10の通知画面の一例を示す図である。例えば、図14に示されるように、情報端末10は、自走式移動体100から掃除が終了したことの通知を取得すると、情報端末10の表示部に、例えば、掃除エリア1の掃除が終了したことを示すメッセージと、掃除エリア1で掃除されたゴミの量の分布を示すゴミマップとを表示してもよい。このとき、情報端末10は、自走式移動体100が掃除エリア1で機器200を使って掃除をさせた箇所を表示してもよいし、自走式移動体100の走行経路を表示してもよい。
なお、本例では、自走式移動体100が機器200の第1パターンを検出した後に第1パターンを第2パターンへ変更するように機器200へ指示を送信し、機器200が当該指示を受信すると、第1パターンを第2パターンへ変更するが、これに限られない。例えば、機器200のパターン提示部240は、常時、パターン241を回転させることにより、パターンを変更し続けてもよい。より具体的には、機器200は、第1パターンから第2パターンへの変更、場合によっては、第1パターンから3以上のパターン(例えば、第2パターン、第3パターン、及び、第4パターンなど)への変更(切り替えともいう)を常時行っていてもよい。この場合、自走式移動体100は、例えば、経時的に切り替わるパターンを複数検出して機器200を特定する。
また、第2パターンは第1パターンとして機能することも可能であり、その場合、第1パターンは第2パターンとして機能する。例えば、自走式移動体100は、第2パターンを検出した後に第2パターンから第1パターンへ変更するように機器200へ指示を送信し、当該指示を取得した機器200は、第2パターンを第1パターンへ変更する。なお、機器200が3以上のパターンを切り替える場合も同様である。
[第1の例の変形例]
第1の例では、自走式移動体100は、機器200を見失ったときに、機器200を探索し、第1パターン及び第2パターンを検出して機器200を特定したが、第1の例の変形例では、自走式移動体100は、さらに、機器200の位置及び向きを特定してもよい。
例えば、第1パターン及び第2パターンのそれぞれについて、光学検出部110とパターン提示部240との位置関係に応じて、光学検出部110により一意的なパターンを示すデータが取得される場合、特定部127は、データベース131を参照して機器200の向きを特定してもよい。また、特定部127は、光学検出部110とパターン提示部240との位置関係に基づいて、機器200の位置を特定してもよい。
[第2の例]
第1の例及び第1の例の変形例では、機器200は1つであったが、第2の例では、機器200は2つ以上である例について説明する。例えば、自走式移動体100が機器200及び他の機器200の2つと機器と連動して動作する場合、自走式移動体100は、機器200及び他の機器200の第1パターンの検出、第2パターンの検出を並列で行うが、例えば、機器200及び他の機器200が同一のパターン241を有するパターン提示部240を備える場合は、機器200及び他の機器200に、異なるタイミングでパターン変更の指示を出力する。これにより、より正確に機器200及び他の機器200を特定することができる。一方、機器200及び他の機器200がそれぞれ異なる第1パターン及び異なる第2パターンが検出されるパターン提示部240を備える場合、これらの機器200に同時にパターン変更の指示を出力してもよい。
[4.効果等]
以上説明したように、実施の形態に係る自走式移動体システム300は、自走式移動体100と、自走式移動体100と通信可能に接続される機器200と、を備え、自走式移動体100は、光学検出部110と、光学検出部110により得られるデータを取得するデータ取得部123と、データ取得部123により取得されたデータに基づいて第1パターン及び第1パターンと異なる第2パターンを検出する検出部124と、検出部124により検出された第1パターンに基づいて機器候補を抽出する抽出部125と、抽出部125により抽出された機器候補に対して、第1パターンを第2パターンに変更させる指示を出力する指示部126と、検出部124により検出された第2パターンに基づいて機器候補を機器200と特定する特定部127と、を備え、機器200は、指示部126により出力された指示に基づいて第1パターンを第2パターンへ変更するパターン提示部240を備える。
これにより、自走式移動体システム300は、自走式移動体100の周囲に機器200が備えるパターン提示部240の検出パターンと類似した検出パターンの物体が存在する場合でも、機器200を正確に特定することができる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、機器200は、さらに、機器200の本体201を走行させる走行部260を備える。
これにより、機器200は自走することができる。したがって、自走式移動体システム300は、自走する機器200を識別することができる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、パターン提示部240は、複数の凹凸(例えば、凸部241a、凹部241b)から構成されるパターン241を有し、第1パターンは、パターン241の一部のパターンであり、第2パターンは、パターン241の他の一部のパターンである。
これにより、自走式移動体システム300は、LiDARに代表される対象物までの距離を取得できる光学検出部110によって第1パターン及び第2パターンを検出できるようになり、機器200の特定精度のよいシステムを構成できるようになる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、複数の凹凸(例えば、凸部241a、凹部241b)は、さらに、光の反射率が低い低反射材で覆われた凹部241b1と、光の反射率が高い高反射材で覆われた凸部241a1とを含む。
これにより、凹部241bが低反射材で覆われ、凸部241aが高反射材で覆われるため、光学検出部110により取得されるデータは、反射光の強弱パターンを示すデータを含む。したがって、自走式移動体システム300は、光学検出部110とパターン提示部240のパターン241との距離が離れても、第1パターン及び第2パターンをより精度よく検出することができるため、機器200の特定精度が向上する。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、パターン提示部240は、機器200の本体201の側面の少なくとも一部にパターン241の少なくとも一部を提示し、パターン241を側面の縦方向又は横方向にスライドすることにより第1パターンを第2パターンへ変更する。
これにより、自走式移動体システム300は、パターン241の少なくとも一部を機器200の本体201の側面の縦方向又は横方向にスライドすることにより、機器200の特定精度のよいシステムを構成するための第1パターンから第2パターンへの切り替えが可能になる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、パターン提示部240は、機器200の本体201の側面の外周に帯状にパターン241を提示し、本体201の鉛直方向の中心軸周りを回転することにより第1パターンを第2パターンへ変更する。
これにより、自走式移動体システム300は、パターン提示部240を機器200の本体201の鉛直方向の中心軸周りに回転することにより、第1パターンを第2パターンに変更することができる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、第1パターン及び第2パターンは、それぞれ、光学検出部110とパターン提示部240との位置関係に応じて、光学検出部110により一意的なパターンを示すデータが取得される。
これにより、自走式移動体システム300は、光学検出部110により検出される角度に対する一意的なパターンに基づいて機器200の向きも特定することができる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、光学検出部110は、自走式移動体100の本体101の上面に、本体101の鉛直方向の中心軸周りを回転可能に設置され、第1パターンの検出処理において、当該検出処理を行う前よりも遅い速度で回転する。
これにより、自走式移動体システム300は、パターンをより精度よく検出することができる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、指示部126は、さらに、自走式移動体100の走行速度に応じた速度で第1パターンを第2パターンへ変更させる指示を出力し、パターン提示部240は、当該指示に従って、当該速度で第1パターンを第2パターンへ変更する。
これにより、自走式移動体システム300は、自走式移動体100が走行中でも機器200のパターン提示部240が有するパターン241をより精度よく検出することができる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、光学検出部110は、さらに、光学検出部110に対するパターン提示部240の位置関係を計測し、特定部127は、位置関係に基づいて、機器200の位置を特定する。
これにより、自走式移動体システム300は、機器200の特定と機器200の位置の特定とを行うことができる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、自走式移動体100及び機器200の一方は、充電器である。
これにより、充電のためにドッキングするべき相手を判別しやすい充電システムを構成できるようになる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300では、機器200は、バーチャルウォールを設定するためのマーカとして機能する。
これにより、自走式移動体システム300は、識別精度の高いバーチャルウォールをシステム内に構成できる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300は、さらに、2以上の機器200を備え、指示部126は、2以上の機器200のそれぞれに対して、第1パターンを第2パターンへ変更させる指示を異なるタイミングで出力する。
これにより、自走式移動体システム300は、複数の機器200のパターン提示部240にそれぞれ異なるタイミングでパターン241を変更させるため、複数の機器200のパターン提示部240が有するパターン241が同じであっても、複数の機器200のそれぞれを正確に特定することができる。
例えば、実施の形態に係る自走式移動体システム300は、さらに、2以上の機器200を備え、2以上の機器200のそれぞれは、検出部124により少なくともどちらか一方が互いに異なる第1パターン、及び、第2パターンが検出されるパターン提示部240を備える。
これにより、自走式移動体システム300は、複数の機器200のそれぞれについて、検出部124により検出される第1パターン及び第2パターンの少なくとも一方が互いに異なる場合、検出された第1パターン及び第2パターンの少なくとも一方に基づいて複数の機器200のそれぞれを特定することができる。したがって、自走式移動体システム300は、第1パターン及び第2パターンの少なくとも一方に基づいて複数の機器200のそれぞれを正確に特定することができる。
また、実施の形態に係る識別方法は、コンピュータによって実行される機器200の識別方法であって、光学検出部110により得られるデータを取得するデータ取得ステップと、データ取得ステップで取得されたデータに基づいて第1パターンを検出する第1検出ステップと、第1検出ステップで検出された第1パターンに基づいて機器候補を抽出する抽出ステップと、抽出ステップで抽出された機器候補に対して、第1パターンを第1パターンと異なる第2パターンに変更させる指示を出力する指示ステップと、指示ステップで出力された指示に基づいて第1パターンを第2パターンへ変更するパターン提示ステップと、指示の出力後に、光学検出部110により取得されたデータに基づいて第2パターンを検出する第2検出ステップと、第2検出ステップで検出された第2パターンに基づいて機器候補を機器200と特定する特定ステップと、を含む。
これにより、識別方法は、自走式移動体100の周囲に機器200が備えるパターン提示部240の検出パターンと類似した検出パターンの物体が存在する場合でも、機器200を正確に特定することができる。
(他の実施の形態)
以上、本開示の1つ又は複数の態様に係る自走式移動体システム及び識別方法について、上記の実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構成される形態も、本開示の1つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、パターン提示部240は、光の反射率が高い、複数の第1部分、及び、光の反射率が低い、複数の第2部分から構成されてもよい。例えば、第1部分は、高反射材で構成され、第2部分は、低反射材で構成されてもよい。高反射材は、金属であってもよい。また、例えば、パターン提示部240は、第1部分が白色であり、第2部分が黒色であるバーコードであってもよい。バーコードは、白色及び黒色の画素で表示されてもよい。
パターン提示部240は、光の反射率が高い、複数の第1部分、及び、光の反射率が低い、複数の第2部分から構成される場合、第1パターンは、光学検出部110により光学的に検出された複数の第1部分及び複数の第2部分の一部のパターンであり、第2パターンは、光学検出部110により光学的に検出された複数の第1部分及び複数の第2部分の他の一部のパターンであってもよい。
また、パターン提示部240は、機器200の本体201の側面の少なくとも一部に設置され、パターン241を切り替えることにより第1パターンを第2パターンへ変更してもよい。例えば、パターン提示部240が本体201の側面の少なくとも一部に設置された表示パネルであり、光学検出部110が表示パネルに表示された画像中のバーコードを検出する場合、2つ以上の画像の表示を切り替えることにより、表示パネルに表示されるバーコードを変更してもよい。なお、表示パネルのサイズは、機器200のサイズに応じて設定されてもよい。
また、上記実施の形態に係る自走式移動体システムに含まれるそれぞれの処理部は、典型的に集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
なお、上記実施の形態において、それぞれの構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、それぞれの構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。それぞれの構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の実施の形態は例示された数字に制限されない。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、フローチャートにおけるそれぞれのステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
本開示は、自走式移動体を備える自走式移動体システムに広く利用可能である。
10 情報端末
100 自走式移動体
101 本体
110 光学検出部
120 制御部
121 地図情報取得部
122 自己位置推定部
123 データ取得部
124 検出部
125 抽出部
126 指示部
127 特定部
130 記憶部
131 データベース
140 センサ部
141 カメラ
142 障害物センサ
142a 発信部
142b 受信部
143 床面センサ
150 走行部
151 車輪
152 キャスタ
160 掃除部
161 サイドブラシ
162 メインブラシ
163 吸引口
170 受付部
180 提示部
190 通信部
200 機器
201 本体
210 通信部
220 制御部
230 記憶部
240 パターン提示部
241 パターン
241a、241a1 凸部
241b、241b1 凹部
250 センサ部
251 位置センサ
252 障害物センサ
252a 発信部
252b 受信部
260 走行部
261 車輪
270 掃除部
271 サイドブラシ
272 メインブラシ
273 吸引口
300 自走式移動体システム

Claims (16)

  1. 自走式移動体と、
    前記自走式移動体と通信可能に接続される機器と、
    を備え、
    前記自走式移動体は、
    光学検出部と、
    前記光学検出部により得られるデータを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部により取得された前記データに基づいて第1パターン及び前記第1パターンと異なる第2パターンを検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記第1パターンに基づいて機器候補を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記機器候補に対して、前記第1パターンを前記第2パターンに変更させる指示を出力する指示部と、
    前記検出部により検出された前記第2パターンに基づいて前記機器候補を前記機器と特定する特定部と、
    を備え、
    前記機器は、
    前記指示部により出力された前記指示に基づいて前記第1パターンを前記第2パターンへ変更するパターン提示部
    を備える、
    自走式移動体システム。
  2. 前記機器は、さらに、前記機器の本体を走行させる走行部を備える、
    請求項1に記載の自走式移動体システム。
  3. 前記パターン提示部は、複数の凹凸から構成されるパターンを有し、
    前記第1パターンは、前記パターンの一部のパターンであり、
    前記第2パターンは、前記パターンの他の一部のパターンである、
    請求項1又は2に記載の自走式移動体システム。
  4. 前記複数の凹凸は、さらに、光の反射率が低い低反射材で覆われた凹部と、前記光の反射率が高い高反射材で覆われた凸部とを含む、
    請求項3に記載の自走式移動体システム。
  5. 前記パターン提示部は、
    前記機器の本体の側面の少なくとも一部に前記パターンの少なくとも一部を提示し、
    前記パターンを前記側面の縦方向又は横方向にスライドすることにより前記第1パターンを前記第2パターンへ変更する、
    請求項3又は4に記載の自走式移動体システム。
  6. 前記パターン提示部は、
    前記機器の本体の側面の外周に帯状に前記パターンを提示し、
    前記本体の鉛直方向の中心軸周りを回転することにより前記第1パターンを前記第2パターンへ変更する、
    請求項3~5のいずれか1項に記載の自走式移動体システム。
  7. 前記第1パターン及び前記第2パターンは、それぞれ、前記光学検出部と前記パターン提示部との位置関係に応じて、前記光学検出部により一意的なパターンを示すデータが取得される、
    請求項5又は6に記載の自走式移動体システム。
  8. 前記光学検出部は、
    前記自走式移動体の本体の上面に、前記本体の鉛直方向の中心軸周りを回転可能に設置され、
    前記第1パターンの検出処理において、当該検出処理を行う前よりも遅い速度で回転する、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の自走式移動体システム。
  9. 前記指示部は、さらに、前記自走式移動体の走行速度に応じた速度で前記第1パターンを前記第2パターンへ変更させる指示を出力し、
    前記パターン提示部は、前記指示に従って、前記速度で前記第1パターンを前記第2パターンへ変更する、
    請求項1~8のいずれか1項に記載の自走式移動体システム。
  10. 前記光学検出部は、さらに、前記光学検出部に対する前記パターン提示部の位置関係を計測し、
    前記特定部は、前記位置関係に基づいて、前記機器の位置を特定する、
    請求項1~9のいずれか1項に記載の自走式移動体システム。
  11. 前記自走式移動体及び前記機器のうちの一方は、充電器である、
    請求項1~10のいずれか1項に記載の自走式移動体システム。
  12. 前記機器は、バーチャルウォールを設定するためのマーカとして機能する、
    請求項1~10のいずれか1項に記載の自走式移動体システム。
  13. さらに、2以上の前記機器を備え、
    前記指示部は、2以上の前記機器のそれぞれに対して、前記第1パターンを前記第2パターンへ変更させる指示を異なるタイミングで出力する、
    請求項1~12のいずれか1項に記載の自走式移動体システム。
  14. さらに、2以上の前記機器を備え、
    2以上の前記機器のそれぞれは、前記検出部により少なくともどちらか一方が互いに異なる前記第1パターン、及び、前記第2パターンが検出される前記パターン提示部を備える、
    請求項1~13のいずれか1項に記載の自走式移動体システム。
  15. コンピュータによって実行される機器の特定方法であって、
    光学検出部により得られるデータを取得するデータ取得ステップと、
    前記データ取得ステップで取得された前記データに基づいて第1パターンを検出する第1検出ステップと、
    前記第1検出ステップで検出された前記第1パターンに基づいて機器候補を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出された前記機器候補に対して、前記第1パターンを前記第1パターンと異なる第2パターンに変更させる指示を出力する指示ステップと、
    前記指示ステップで出力された前記指示に基づいて前記第1パターンを前記第2パターンへ変更するパターン提示ステップと、
    前記指示の出力後に、前記光学検出部により取得されたデータに基づいて前記第2パターンを検出する第2検出ステップと、
    前記第2検出ステップで検出された前記第2パターンに基づいて前記機器候補を前記機器と特定する特定ステップと、
    を含む、
    特定方法。
  16. 請求項15に記載の特定方法をコンピュータに実行させるための、
    プログラム。
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