JP2023123181A - 受信装置、送信装置、送受信システム、受信方法、送出方法、およびプログラム - Google Patents

受信装置、送信装置、送受信システム、受信方法、送出方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】視聴者が選局してからコンテンツを提示するまでの時間を抑えることができる受信装置を提供すること。【解決手段】テレビジョン放送の信号を受信するチューナ部と、コンテンツと、コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを、チューナ部が受信した信号から取得する多重分離部と、DASHプレイヤを不揮発記憶領域に格納するDASHプレイヤ記憶部とを備え、チューナ部は、テレビジョン放送の信号を受信し、多重分離部は、受信した信号からDASHプレイヤを取得し、DASHプレイヤ記憶部に格納する、受信装置。【選択図】図1

Description

本発明は、受信装置、送信装置、送受信システム、受信方法、送出方法、およびプログラムに関する。
従来から、インターネットにおけるビデオオンデマンド(VOD)などの動画のストリーミング配信に、標準規格であるMPEG(Moving Picture Experts Group)-DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)(ISO/IEC23009-1)が用いられている(例えば、特許文献1参照)。このMPEG-DASHを、次世代地上デジタル放送などのテレビジョン放送網において放送映像音声の提示に使用することが検討されている。
また、現在策定が進められている米国の次世代放送規格であるATSC(Advanced Television Systems Committee)3.0などでは、放送経由又は通信経由で取得されるあらゆるファイルが、クライアント装置におけるローカルなファイルシステム上のローカルキャッシュに一旦蓄積されるモデルが想定されている。しかし、受信装置のチューナや記憶リソースの制限から、すべての受信可能な放送波上のファイルをキャッシュすることができないため、その時点で、選局しているサービスに必要なファイル群のみを取得してキャッシュし、サービス(チャネル)が切り替えられた場合には、直ちに記憶リソースが解放されるというような動作が想定される(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2017/090457号
しかしながら、MPEG-DASHにおいては、動画の受信にDASHプレイヤと呼ばれるプログラムが必要であるが、視聴者が選局してから、各放送局が放送波で配信しているDASHプレイヤを受信すると、DASHプレイヤを受信する時間のために、選局してからコンテンツを提示するまでに時間を要してしまうことがあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、視聴者が選局してからコンテンツを提示するまでの時間を抑えることができる受信装置、送信装置、送受信システム、受信方法、送出方法、およびプログラムを提供する。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、テレビジョン放送の信号を受信するチューナ部と、コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを、前記信号から取得する多重分離部と、前記DASHプレイヤを不揮発記憶領域に格納するDASHプレイヤ記憶部とを備える、受信装置である。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信装置であって、設定された時間になると、前記チューナ部は、前記テレビジョン放送の信号を受信し、前記多重分離部は、前記信号からDASHプレイヤを取得し、前記DASHプレイヤ記憶部に格納する。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信装置であって、前記時間を示す更新情報を、前記信号は含み、前記多重分離部は、前記更新情報に基づき、前記DASHプレイヤを取得し、前記DASHプレイヤ記憶部に格納する。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信装置であって、前記更新情報は、前記テレビジョン放送のチャンネルを少なくとも示す情報を含む。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信装置であって、前記多重分離部は、前記テレビジョン放送の信号を受信可能であることを確認するチャンネルスキャンの際に、前記DASHプレイヤを取得し、前記DASHプレイヤ記憶部に格納する。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信装置であって、前記DASHプレイヤのファイル名称は、複数のテレビジョン放送の間で共通であり、かつ、予め決められており、前記多重分離部は、前記ファイル名称を用いて、前記DASHプレイヤの取得を行う。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信装置であって、前記DASHプレイヤのファイル名称を示す情報を含む制御情報が、前記テレビジョン放送の信号に含まれており、前記多重分離部は、前記ファイル名称を示す情報を取得した後、前記ファイル名称を用いて、前記DASHプレイヤの取得を行う。
また、本発明の他の一態様は、コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを多重して、ストリームを生成する多重部と、前記ストリームを、テレビジョン放送の信号にして送出する送出部とを備える、送信装置である。
また、本発明の他の一態様は、上述した送信装置であって、前記多重部は、前記DASHプレイヤを受信装置が更新すべき時間を示す更新情報も多重する。
また、本発明の他の一態様は、上述した送信装置であって、前記更新情報は、前記テレビジョン放送のチャンネルを少なくとも示す情報を含む。
また、本発明の他の一態様は、上述した送信装置であって、前記DASHプレイヤのファイル名称は、複数のテレビジョン放送の間で共通であり、かつ、予め決められている。
また、本発明の他の一態様は、上述した送信装置であって、前記多重部は、さらに前記DASHプレイヤのファイル名称を示す情報を含む制御情報を多重する。
また、本発明の他の一態様は、受信装置による受信方法であって、テレビジョン放送の信号を受信するステップと、コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤを、前記信号から取得するステップと、前記DASHプレイヤを不揮発記憶領域に格納するステップとを有する。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信方法であって、前記テレビジョン放送の信号を受信するステップは、設定された時間に行う。
また、本発明の他の一態様は、送信装置による送出方法であって、コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを多重して、ストリームを生成するステップと、前記ストリームを、テレビジョン放送の信号にして送出するステップとを有する。
また、本発明の他の一態様は、上述した送出方法であって、前記ストリームを生成するステップにおいて、前記DASHプレイヤを受信装置が更新すべき時間を示す更新情報も多重する。
また、本発明の他の一態様は、コンピュータを、コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを、チューナ部が受信したテレビジョン放送の信号から取得する多重分離部、前記DASHプレイヤを不揮発記憶領域に格納するDASHプレイヤ記憶部として機能させるためのプログラムである。
また、本発明の他の一態様は、上述したプログラムであって、設定された時間になると、前記チューナ部は、前記テレビジョン放送の信号を受信し、前記多重分離部は、前記信号からDASHプレイヤを取得し、前記DASHプレイヤ記憶部に格納する。
また、本発明の他の一態様は、コンピュータを、コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを多重して、ストリームを生成する多重部、前記ストリームを、テレビジョン放送の信号にして送出する送出部として機能させるためのプログラムである。
また、本発明の他の一態様は、上述したプログラムであって、前記多重部は、前記DASHプレイヤを受信装置が更新すべき時間を示す更新情報も多重する。
また、本発明の他の一態様は、上述した受信装置と、上述した送信装置とを含む送受信システムである。
この発明によれば、視聴者が選局してからコンテンツを提示するまでの時間を抑えることができる。
この発明の第1の実施形態によるテレビジョン放送の送受信システム10の構成例を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるテレビジョン放送の信号の例を説明する模式図である。 同実施形態におけるDASHプレイヤ記憶部104の記憶内容例を示すテーブルである。 同実施形態における更新情報の構成を示すテーブルである。 同実施形態における受信装置100によるチャネルスキャンの処理例を示すフローチャートである。 同実施形態における受信装置100によるDASHプレイヤ更新の処理例を示すフローチャートである。 同実施形態における送信装置200によるDASHプレイヤ更新の処理例を示すフローチャートである。 この発明の第2の実施形態による受信装置100によるDASHプレイヤ更新の処理例を示すフローチャートである。 同実施形態における送信装置200によるDASHプレイヤ更新の処理例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。第1の実施形態におけるテレビジョン放送の送受信システム10は、地上波放送網、衛星放送網、ケーブルテレビ網などによるテレビジョン放送網と、インターネットなどのIP(Internet Protocol)ネットワークによるコンテンツ配信の両方を含む。本実施形態では、従来からIPネットワークで用いられていたMEPG-DASHによるストリーミング配信が、テレビジョン放送網においても用いられる。MPEG-DASHでは、DASHプレイヤと呼ばれる、Javascriptなどで記述されたプログラムを受信側が実行することで、コンテンツの受信、再生を制御する。
図1は、この発明の第1の実施形態によるテレビジョン放送の送受信システム10の構成例を示す概略ブロック図である。送受信システム10は、受信装置100、送信装置(放送システム)200、ネットワーク300、DASHサーバ400、ストリーミングサーバ500、表示装置600を備える。受信装置100は、送信装置200によるテレビジョン放送と、ストリーミングサーバ500によるストリーミング配信との両方のサービスを受信可能な受信装置である。受信装置100は、例えば、テレビジョン放送の視聴者の住居などに設置される。送信装置200は、地上波放送網、衛星放送網、ケーブルテレビ網などによるテレビジョン放送の信号を送出する。この信号は、例えば、映像、音声、クローズドキャプション、サービス情報などが多重されたMMT(MPEG Media Transport)のである。なお、MMTは、MPEG-H Part1として、ISO/IEC 23008-1により標準化されている。また、送信装置200は、例えば、テレビジョン放送を行う放送事業者に設置される。
ネットワーク300は、インターネットなどのIPネットワークである。DASHサーバ400は、受信装置100からの要求に応じて、ネットワーク300を介してDASHプレイヤを受信装置100に送信する。ストリーミングサーバ500は、受信装置100へのMEPG-DASHによるストリーミング配信を、ネットワーク300を介して行う。表示装置600は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの映像表示手段と、スピーカなどの音声出力手段を有し、受信装置100が出力した映像信号および音声信号に従い、映像の表示と音声の出力とを行う。なお、本実施形態では、表示装置600は、受信装置100と別れているが、受信装置100に内蔵されていてもよい。
受信装置100は、チューナ部101、多重分離部102、デコーダ部103、DASHプレイヤ記憶部104、ネットワークI/F(Interface)部105、ブラウザ部106、DASHプレイヤ実行部107を備える。チューナ部101は、送信装置200が放送したテレビジョン放送の信号を受信する。多重分離部102は、コンテンツと、コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを、チューナ部101が受信した信号から分離し、取得する。コンテンツには、映像、音声、クローズドキャプションのいずれかが少なくとも含まれる。
本実施形態では、多重分離部102は、受信装置100がテレビジョン放送の信号を受信可能であることを確認するチャンネルスキャンの際に、DASHプレイヤを取得し、DASHプレイヤ記憶部104に格納する。また、テレビジョン放送の信号に、受信装置100がDASHプレイヤを更新すべき時間を示す更新情報が含まれている。この更新情報により設定された時間になると、チューナ部101は、テレビジョン放送の信号を受信し、多重分離部102は、チューナ部101が受信した信号からDASHプレイヤを取得し、DASHプレイヤ記憶部104に格納する。
DASHプレイヤ記憶部104は、多重分離部102が取得したDASHプレイヤを不揮発記憶領域に格納する。不揮発記憶領域は、フラッシュメモリ(Flush Memory)、ハードディスクなどが用いられており、書き換え可能であり、かつ、電源が切られても記憶を保持し続ける記憶領域である。ネットワークI/F部105は、ネットワーク300を介して、DASHサーバ400およびストリーミングサーバ500と通信する。
ブラウザ部106は、HTML(Hyper Text Markup Language)、BML(Broadcast Markup Language)などのブラウザであり、チューナ部101およびネットワークI/F部105を介して取得したコンテンツの表示を制御する。DASHプレイヤ実行部107は、DASHプレイヤを実行して、取得する映像、音声、クローズドキャプションを、多重分離部102およびネットワークI/F部105に指示する。DASHプレイヤ実行部107は、多重分離部102およびネットワークI/F部105を介して取得した映像、音声、クローズドキャプションを、デコーダ部103に復号させる。デコーダ部103は、多重分離部102およびネットワークI/F部105を介して取得した映像、音声、クローズドキャプションを復号して生成した映像、音声の信号を表示装置600に出力する。
送信装置200は、コンテンツ生成部201、SI(Signaling Information)生成部202、多重部203、送出部204を備える。コンテンツ生成部201は、映像、音声、クローズドキャプションなどのコンテンツを生成する。なお、DASHプレイヤが、コンテンツに含まれていてもよい。SI生成部202は、更新情報を含む制御情報を生成する。例えば、SI生成部202は、PLT(Package List Table)、MPT(MMT(MPEG(Moving Picture Experts Group) Media Transport) Package Table)などのMMT-SI形式の制御情報を生成する。多重部203は、コンテンツ生成部201が生成したコンテンツ、SI生成部202が生成した制御情報を多重して、1つのストリームを生成する。送出部204は、多重部203が生成したストリームを、テレビジョン放送の信号にして、受信装置100に送出する。
図2は、本実施形態におけるテレビジョン放送の信号の例を説明する模式図である。図2おける各矩形は、データを格納したパケットを示す。パケットVは、符号化された映像を格納する。パケットAは、符号化された音声を格納する。パケットVは、符号化された映像を格納する。パケットDは、DASHプレイヤを格納する。パケットMは、PLT、MPT、更新情報などの制御情報を格納する。本実施形態におけるテレビジョン放送の信号は、MMTなどのストリームであり、図2に示すように、それぞれが映像、音声、DASHプレイヤ、制御情報などを格納したパケットにより構成される。図2では、映像、音声、DASHプレイヤ、制御情報を格納したパケットを示したが、これらの他のデータを格納したパケットを含んでいてもよいし、映像または音声を格納したパケットを含んでいなくてもよい。また、パケットの大きさ(時間長)は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
このように、DASHプレイヤを格納したパケットは、時間間隔を置いて繰り返し配信される。このため、受信装置100は、テレビジョン放送の信号からDASHプレイヤを取得する場合、DASHプレイヤが格納されたパケットが配信されるまで待たないと、取得することができない。また、DASHプレイヤは、複数のパケットに分割されて格納されていることも有り得る。この場合は、受信装置100は、DASHプレイヤが分割して格納された複数のパケット全てが配信されるまで待たないと、取得することができない。そこで、本実施形態では、DASHプレイヤを、パッケージ(チャネル、サービス)内では同じものを使用するなど、イベント(番組、コンテンツ)間で同じものを使用するようにし、一度取得したものをDASHプレイヤ記憶部104に格納しておく。
図3は、本実施形態におけるDASHプレイヤ記憶部104の記憶内容例を示すテーブルである。DASHプレイヤ記憶部104は、DASHプレイヤに、そのDASHプレイヤを使用するチャネルのパッケージ識別(MMT_package_id)と、バージョンを対応付けて記憶している。図3の例では、1行目にパッケージ識別「0x010203」、バージョン「00011」、DASHプレイヤ「XXXXXXXXX」を記憶し、2行目にパッケージ識別「0x010213」、バージョン「00005」、DASHプレイヤ「XXXXXXXXX」を記憶している。このように、DASHプレイヤ記憶部104は、1つ以上のパッケージ各々のDASHプレイヤを記憶している。
図4は、本実施形態における更新情報の構成を示すテーブルである。本実施形態において、更新情報は、MPEG_DASH_Player_Update記述子(MPEG_DASH_Player_Update_Descriptor)である。図4において、データ構造の欄は、MPEG_DASH_Player_Update記述子を構成するデータ構造の名称を示す。ビット数の欄は、各データ構造のビット数を示す。データ表記の欄は、各データ構造のデータ表記を示す。データ表記の“uimsbf”は、「符号なし整数、最上位ビット先頭(unsigned integer most significant bit first)」の略である。
MPEG_DASH_Player_Update記述子には、図4に示すように、“descriptor_tag”、“descriptor_length”、“update_time”、“version”が配置されている。“descriptor_tag”は、当該記述子がMPEG_DASH_Player_Update記述子であることを示す。“descriptor_length”は、当該記述子の長さ(バイト数)を示す。“update_time”は、DASHプレイヤを更新する時間を示す。なお、“update_time”は、年月日のみを表し、更新を行う時刻は予め決められていてもよいし、“update_time”で、年月日に加えて時刻も表すようにしてもよい。“version”は、更新後のDASHプレイヤのバージョン番号を示す。
なお、図4に示すビット数、データ表記は、一例であり、他のビット数、データ表記であってもよい。また、MPEG_DASH_Player_Update記述子に含まれる項目の順番も一例であり、他の順であってもよいし、また、全ての項目を含んでいなくてもよい。なお、更新情報は、チャンネル(パッケージ)を示す情報を含む。例えば、MPEG_DASH_Player_Update記述子は、MPT(MMT Package Table)などの特定のパッケージに関するテーブルに配置され、該パッケージのDASHプレイヤに関する情報であることを示すようにしてもよいし、他のテーブル内に含まれ、記述子内に、パッケージ識別を含むようにしてもよい。
図5は、本実施形態における受信装置100によるチャネルスキャンの処理例を示すフローチャートである。チャネルスキャンは、受信装置100にアンテナなどを接続した際に行われる。このチャネルスキャンにより、いずれのチャネルのテレビジョン放送の信号が受信可能かを確認することができる。チャネルスキャンでは、まず、受信装置100は、設置場所などに基づくチャネルスキャンの対象となるチャネルの候補ごとに(ステップSa1)、チャネルが検出されたか否かを判定する(ステップSa2)。チャネルを検出する際には、例えば、そのチャネルの周波数の信号を、チューナ部101が受信し、その信号からMMTのストリームを多重分離部102が検出できるか否かにより判定する。
ステップSa2でチャネルが検出されたと判定されたときは(ステップSa2-Yes)、多重分離部102は、そのチャネルのDASHプレイヤを、検出したMMTのストリームからダウンロードし、そのチャネルのパッケージ識別、バージョンとともにDASHプレイヤ記憶部104に格納する(ステップSa3)。このとき、多重分離部102は、DASHプレイヤを分離するのに、DASHプレイヤのファイル名称を用いる。DASHプレイヤのファイル名称は、複数のテレビジョン放送の間で共通であり、かつ、予め決められていてもよい。あるいは、そのチャネルのDASHプレイヤのファイル名称を示す情報が、MPTなどの、そのチャネルの制御情報に含まれていてもよい。
ステップSa2でチャネルが検出されないと判定されたとき(ステップSa2-No)、あるいは、ステップSa3の後、候補のチャネルがある間は、受信装置100は、次の候補のチャネルについて、ステップSa2からの処理を行い、全ての候補のチャネルについて、処理をした場合は、チャネルスキャンを終了する(ステップSa4)。
このように、チャネルスキャンの際に、検出できたチャネルのDASHプレイヤをダウンロードして、DASHプレイヤ記憶部104、すなわち不揮発記憶領域に格納しておく。これにより、いずれのチャネルを視聴する際にも、格納されているDASHプレイヤを用いて、視聴者が選局してからコンテンツを提示するまでの時間を抑えることができる。
図6は、本実施形態における受信装置100によるDASHプレイヤ更新の処理例を示すフローチャートである。まず、受信装置100は、更新時間、バージョン、チャネルを示す更新情報を受信し、設定する(ステップSb1)。この受信は、多重分離部102が、チューナ部101が受信した信号から、MPEG_DASH_Player_Update記述子を分離し、取得することにより行われる。次に、受信装置100は、更新情報が示すバージョンが、DASHプレイヤ記憶部104が記憶するDASHプレイヤのバージョンよりも新しい(大きい)か否かを判定する(ステップSb2)。
新しくないと判定したときは(ステップSb2-No)、処理は、ステップSb1に戻る。新しいと判定したときは(ステップSb2-Yes)、更新情報が示す更新時間まで待ち(ステップSb3)、更新時間になっても視聴中であれば、終了するまで待ち(ステップSb4)、チューナ部101は、更新情報が示すチャネルの信号を受信する(ステップSb5)。多重分離部102は、チューナ部101が受信した信号から、DASHプレイヤをダウンロードし、そのチャネルのパッケージ識別、バージョンとともにDASHプレイヤ記憶部104に格納する(ステップSb6)。このとき、多重分離部102が、DASHプレイヤを分離するのに、DASHプレイヤのファイル名称を用いるのは、図5の場合と同様である。その後、処理は、ステップSb1に戻る。
このように、受信装置100は、更新情報が示す更新時間をDASHプレイヤの更新時間として設定する。そして、設定された時間になると、チューナ部101は、テレビジョン放送の信号を受信し、多重分離部102は、チューナ部が受信した信号からDASHプレイヤを取得し、DASHプレイヤ記憶部104に格納する。これにより、DASHプレイヤが更新されても、格納されているDASHプレイヤを用いて、視聴者が選局してからコンテンツを提示するまでの時間を抑えることができる。
図7は、本実施形態における送信装置200によるDASHプレイヤ更新の処理例を示すフローチャートである。SI生成部202は、更新時間、バージョン、チャネルを含む更新情報を制御情報に含める。多重部203は、その制御情報を含むストリームを生成する。送出部204は、そのストリームを、テレビジョン放送の信号にして送出する(ステップSc1)。
送信装置200は、更新情報が示す更新時間になるまで更新情報を送出し続け、更新時間になると(ステップSc2)、コンテンツ生成部201が、更新されたDASHプレイヤを生成する。そして、多重部203が、生成されたDASHプレイヤと、他のコンテンツと、制御情報とを多重して、1つのストリームを生成する。送出部204は、そのストリームを、テレビジョン放送の信号にして送出する(ステップSc3)。
このように、送信装置200は、更新時間を示す更新情報を予め送出し、更新情報になると更新されたDASHプレイヤを送出する。これにより、受信装置100は、更新時間にDASHプレイヤを格納することができるので、DASHプレイヤが更新されても、格納したDASHプレイヤを用いて、視聴者が選局してからコンテンツを提示するまでの時間を抑えることができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、DASHプレイヤの更新時間を、送信装置200が受信装置100に通知しているが、第2の実施形態では、更新時間を通知せず、受信装置100が予め設定された時間に更新を確認する場合を説明する。本実施形態においても、送受信システム10の構成は、特に断らない限り、図1と同様である。本実施形態では、第1の実施形態と異なる部分のみを説明する。
図8は、本実施形態における受信装置100によるDASHプレイヤ更新の処理例を示すフローチャートである。受信装置100は、例えば、午前3時など、予め設定された所定の時間になったか否かを判定する(ステップSd1)。所定の時間になっても視聴中であれば、処理は、ステップSd1に戻る(ステップSd2)。視聴中でなければ、候補となるチャネルごとに(ステップSd3)、受信装置100は、DASHプレイヤが更新されているか否かを判定する(ステップSd4)。この判定は、例えば、チューナ部101が、該当チャネルのテレビジョン放送の信号を受信し、多重分離部102が、その信号に含まれるDASHプレイヤのバージョンを示す情報を分離し、DASHプレイヤ記憶部104に記憶されているバージョンと比較することで行う。
DASHプレイヤが更新されていると判定したときは(ステップSd4-Yes)、多重分離部102は、該当チャネルのテレビジョン放送の信号から、DASHプレイヤをダウンロードし、DASHプレイヤ記憶部104に格納する(ステップSd5)。DASHプレイヤが更新されていないと判定したとき(ステップSd4-No)、あるいは、ステップSd5の後、候補のチャネルがある間は、受信装置100は、次の候補のチャネルについて、ステップSd4らの処理を行い、全ての候補のチャネルについて、処理をした場合は、ステップSd1に戻る(ステップSd6)。なお、候補となるチャネルは、例えば、チャネルスキャンにより受信可能であることが確認されたチャネルである。
このように、予め設定された時間になると、チューナ部101は、テレビジョン放送の信号を受信し、多重分離部102は、その信号からDASHプレイヤを取得し、DASHプレイヤ記憶部104に格納する。これにより、DASHプレイヤが更新されても、格納されているDASHプレイヤを用いて、視聴者が選局してからコンテンツを提示するまでの時間を抑えることができる。
図9は、本実施形態における送信装置200によるDASHプレイヤ更新の処理例を示すフローチャートである。送信装置200では、更新日の(ステップSe1)、予め設定された所定の時間になると(ステップSe2)、コンテンツ生成部201が、更新されたDASHプレイヤを生成する。そして、多重部203が、生成されたDASHプレイヤと、他のコンテンツと、制御情報とを多重して、1つのストリームを生成する。送出部204は、そのストリームを、テレビジョン放送の信号にして送出する(ステップSe3)。
このように、送信装置200は、更新を行う日の所定の時間になると更新されたDASHプレイヤを送出する。これにより、受信装置100は、更新されたDASHプレイヤを所定の時間に受信して格納することができるので、DASHプレイヤが更新されても、格納したDASHプレイヤを用いて、視聴者が選局してからコンテンツを提示するまでの時間を抑えることができる。
また、図1における受信装置100、送信装置200の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより受信装置100、送信装置200を実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、複数のコンピュータにより構成されていてもよく、また、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した図1における受信装置100、送信装置200の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず、専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。ハイブリッド、モノリシックのいずれでも良い。一部は、ハードウェアにより、一部はソフトウェアにより機能を実現させても良い。
また、半導体技術の進歩により、LSIに代替する集積回路化等の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10…送受信システム
100…受信装置
101…チューナ部
102…多重分離部
103…デコーダ部
104…DASHプレイヤ記憶部
105…ネットワークI/F部
106…ブラウザ部
107…DASHプレイヤ実行部
200…送信装置
201…コンテンツ生成部
202…SI生成部
203…多重部
204…送出部
300…ネットワーク
400…DASHサーバ
500…ストリーミングサーバ
600…表示装置

Claims (21)

  1. テレビジョン放送の信号を受信するチューナ部と、
    コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを、前記信号から取得する多重分離部と、
    前記DASHプレイヤを不揮発記憶領域に格納するDASHプレイヤ記憶部と
    を備える、受信装置。
  2. 設定された時間になると、前記チューナ部は、前記テレビジョン放送の信号を受信し、前記多重分離部は、前記信号からDASHプレイヤを取得し、前記DASHプレイヤ記憶部に格納する、請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記時間を示す更新情報を、前記信号は含み、
    前記多重分離部は、前記更新情報に基づき、前記DASHプレイヤを取得し、前記DASHプレイヤ記憶部に格納する、請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記更新情報は、前記テレビジョン放送のチャンネルを少なくとも示す情報を含む、請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記多重分離部は、前記テレビジョン放送の信号を受信可能であることを確認するチャンネルスキャンの際に、前記DASHプレイヤを取得し、前記DASHプレイヤ記憶部に格納する、請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の受信装置。
  6. 前記DASHプレイヤのファイル名称は、複数のテレビジョン放送の間で共通であり、かつ、予め決められており、
    前記多重分離部は、前記ファイル名称を用いて、前記DASHプレイヤの取得を行う、請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の受信装置。
  7. 前記DASHプレイヤのファイル名称を示す情報を含む制御情報が、前記テレビジョン放送の信号に含まれており、
    前記多重分離部は、前記ファイル名称を示す情報を取得した後、前記ファイル名称を用いて、前記DASHプレイヤの取得を行う、請求項1から請求項6のいずれかの項に記載の受信装置。
  8. コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを多重して、ストリームを生成する多重部と、
    前記ストリームを、テレビジョン放送の信号にして送出する送出部と
    を備える、送信装置。
  9. 前記多重部は、前記DASHプレイヤを受信装置が更新すべき時間を示す更新情報も多重する、請求項8に記載の送信装置。
  10. 前記更新情報は、前記テレビジョン放送のチャンネルを少なくとも示す情報を含む、請求項9に記載の送信装置。
  11. 前記DASHプレイヤのファイル名称は、複数のテレビジョン放送の間で共通であり、かつ、予め決められている、請求項8から請求項10までのいずれかの項に記載の送信装置。
  12. 前記多重部は、さらに前記DASHプレイヤのファイル名称を示す情報を含む制御情報を多重する、請求項8から請求項11までのいずれかの項に記載の送信装置。
  13. 受信装置による受信方法であって、
    テレビジョン放送の信号を受信するステップと、
    コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤを、前記信号から取得するステップと、
    前記DASHプレイヤを不揮発記憶領域に格納するステップと
    を有する、受信方法。
  14. 前記テレビジョン放送の信号を受信するステップは、設定された時間に行う、請求項13に記載の受信方法。
  15. 送信装置による送出方法であって、
    コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを多重して、ストリームを生成するステップと、
    前記ストリームを、テレビジョン放送の信号にして送出するステップと
    を有する、送出方法。
  16. 前記ストリームを生成するステップにおいて、前記DASHプレイヤを受信装置が更新すべき時間を示す更新情報も多重する、請求項15に記載の送出方法。
  17. コンピュータを、
    コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを、チューナ部が受信したテレビジョン放送の信号から取得する多重分離部、
    前記DASHプレイヤを不揮発記憶領域に格納するDASHプレイヤ記憶部
    として機能させるためのプログラム。
  18. 設定された時間になると、前記チューナ部は、前記テレビジョン放送の信号を受信し、前記多重分離部は、前記信号からDASHプレイヤを取得し、前記DASHプレイヤ記憶部に格納する、請求項17に記載のプログラム。
  19. コンピュータを、
    コンテンツと、前記コンテンツの再生に必要なDASHプレイヤとを多重して、ストリームを生成する多重部、
    前記ストリームを、テレビジョン放送の信号にして送出する送出部
    として機能させるためのプログラム。
  20. 前記多重部は、前記DASHプレイヤを受信装置が更新すべき時間を示す更新情報も多重する、請求項19に記載のプログラム。
  21. 請求項1から請求項7までのいずれかの項に記載の受信装置と、請求項8から請求項12までのいずれかの項に記載の送信装置とを含む、送受信システム。
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