JP2023120172A - 個人電子データ管理システム及び個人電子データ管理方法 - Google Patents

個人電子データ管理システム及び個人電子データ管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】個人電子データの「本人性」、「存在性」及び「非改ざん性」を担保するとともに、個人電子データの所有者が故人になった場合、遺留した個人電子データの相続を円滑に行うことを可能にする。【解決手段】個人クライアントのデジタルIDによる本人認証が行われた前記個人クライアントの個人電子データにタイムスタンプを付与した後に、前記個人電子データを個人電子データ管理サービス提供者サーバの中の特定領域に格納する。前記個人クライアントが死亡した場合、故人の追悼WEBサイトを開設し、前記WEBサイト上に故人が生前に指定した相続人のマイページを設置する。前記相続人は前記マイページから故人が遺留した個人電子データを相続する。【選択図】図1

Description

本発明は、個人電子データを管理するシステム及び個人電子データ管理方法に関する。
我々の日常生活では、パソコンやスマートフォン、タブレットを用いて作成したメモ、日記、手紙、遺言書、委任書、設計図、絵、メールやネット上の金融取引の内容などの電子データを自分の個人端末又はサービス提供者のサーバに保存し、他人に見られないようにこれらの電子データを厳重に管理している。
個人電子データが裁判証拠として使われる可能性がある。しかし、電子データが容易に改ざんされるため、個人電子データに法的効力を持たせるために、修正や改ざんといった操作が行われていないことを証明する必要がある。
一方、個人は人間である以上、天災、事故や感染症による急死のリスクが付きまとうものである。個人は急死した場合、相続人は故人が遺留した電子データ(デジタル遺品)にアクセスできず、故人の債務整理や相続手続きなどがスムーズに行えないだけではなく、金銭的なトラブルに発展することもある。そのため、相続人はあらゆる手段で故人の携帯等端末のロックを解除することを試みる。これは必ず成功できるとは言えず、故人の人格権・プライバシーを侵害する恐れがある。
また、個人は自分が死亡した場合に誰かに伝えたい感謝のメッセージを、生前にひそかに作成し、どこかに預かっていて自分の死後にその人にそのメッセージを確実に届けたい、というニーズもある。
特許文献1においては、故人自身が生前に自分自身や親類・知人に関する情報を記録すると共に、自身の死をトリガーにして、故人が希望する限定された範囲に当該故人が記録した情報を伝達するシステムが提案されている。特許文献2においては、死亡した場合に自分が生前アップロードしたデータを他のユーザに相続して欲しいと考えるユーザの要望に応じることができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システムが提案されている。特許文献3においては、自分史や財産管理、遺言その他、個人に関する情報をインターネットの登録サイトに会員登録保存し、必要に応じて随時これらのデータを追記・改変し、また会員の生前における願望を死後に叶えるべく各種予約の登録を可能にするシステムが提案されている。特許文献4においては、ユーザが死亡したことを示す通知が電子データ管理サーバに通知され、電子データ管理サーバに保存されているユーザの電子データが自動的に消去されるシステムが提案されている。また、近年出版された多くの「デジタル遺品処理術」に関する書籍においては、個人電子データにアクセスするためのIDとパスワードをメモ用紙やエンディングノートに記入して家族が分かるような場所に保管するなどの方法が提案されている。
特開2012-168664号公報 特開2013-131131号公報 特開2002-197287号公報 特開2021-170336号公報
「重要性が増すデジタル遺品への備え」 ニッセイ基礎研究所レポート一 研究員の目 2022-02-07 「デジタル遺品の相続性に関する批判的考察(1)」 立命館法学 2021年1号(395号) 「デジタル遺品の相続性に関する批判的考察(2)」 立命館法学 2021年2号(396号) 「故人のデジタルデータの扱い」 情報の科学と技術 71巻11号(2021年)
しかしながら、特許文献1~3の技術では、相続人に伝えられたメッセージが確かに故人のものであり、改ざんされていないことが担保できない。特許文献4の技術では、故人の電子データがすべて消去され、故人が生前に特定の相続人を指定し、自分が死亡した後に特定の個別電子データを継承してもらうことができない。非特許文献1~4は、デジタル遺品に関する様々の課題を提起しているが、具体的解決手段を提示していない。また、IDとパスワードをメモ用紙やエンディングノートに記入しておく方法を採用すると、火災による焼失や個人電子データの改ざんなど様々なリスクが存在する。
本発明は、個人電子データの「本人性」、「存在性」及び「非改ざん性」が担保できる、且つ、個人電子データの所有者が故人になった場合、故人の人格権・プライバシーを守りながら遺留した個人電子データの相続を円滑に行うための、個人電子データ管理システム又は個人電子データ管理方法を提供する。また、本発明は、個人は自分の意思で自分が死亡した後に特定の人に個別の個人電子データの相続を指定することや生前にひそかに作成した特定の人へのメッセージをその人に確実に届くことを可能にする。
前記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、個人クライアントの端末と、前記個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人の端末と、個人電子データ管理サービス提供者サーバと、電子署名認証局サーバと、タイムスタンプを発行する時刻認証局サーバと、を備える個人電子データ管理システムであって、前記個人クライアントの端末から前記サービス提供者サーバに送信された電子署名付きの個人電子データは、前記個人クライアントのものである本人認証手段と、前記個人電子データにタイムスタンプを付与する時刻認証手段と、前記個人電子データが前記個人電子データ管理サービス提供者サーバの中の特定領域に格納され、且つ、前記個人クライアントだけに前記特定領域へのアクセス権限を付与する手段と、前記個人クライアントが死亡した場合、前記個人クライアントの指定に基づき特定の相続人が特定の個人電子データを相続できる手段と、を有することを特徴とする個人電子データ管理システムにある。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記個人クライアントの端末は、携帯端末であることと、前記携帯端末に設けられるICチップと、前記携帯端末が有する本体プロセッサにより実行され、前記携帯端末を前記個人電子データ管理サービス提供者のサービスを利用するための端末として機能させるアプリケーションプログラムとを有し、前記ICチップは、少なくとも、前記携帯端末を使用する者の正当性を確認するための本人認証に用いられる本人情報、前記個人クライアントの秘密鍵、前記秘密鍵とペアになる前記個人クライアントの公開鍵、及び、前記公開鍵を含む前記個人クライアントの電子証明書を非一時的に記憶するメモリと、少なくとも、前記アプリケーションプログラムから与えられる情報を前記個人クライアント本人情報と照合することにより前記個人クライアント認証を行う認証機能、及び、前記アプリケーションプログラムから与えられるデータに対し前記秘密鍵を用いた電子署名を行う電子署名機能を有するプロセッサと、を有することを特徴とする個人電子データ管理システムにある。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記個人電子データ管理サービス提供者サーバは、前記個人クライアント端末と、前記相続人端末と、前記電子署名認証局サーバ及び前記時刻認証局サーバと通信する機能と、前記電子署名認証局と連携して前記個人クライアントの本人認証を行う機能と、前記時刻認証局サーバと連携して前記個人電子データにタイムスタンプを付与する機能と、前記個人電子データを特定領域に格納すると共に前記個人クライアントが指定した特定の電子データを複製して特定の相続人に対応する特定の領域に格納する機能と、を有することを特徴とする個人電子データ管理システムにある。
本発明の第4の態様は、第1から第3の何れかの態様においての個人電子データ管理システムを利用して個人電子データを管理する個人電子データ管理方法であって、前記個人クライアント端末から前記個人電子データ管理サービス提供者サーバにアップロードした個人電子データがテキスト、動画、画像及び音声データを含むことと、前記個人電子データ管理者サーバは前記個人クライアントの要求に応じて特定の電子データをハッシュ値に変換して前記時刻認証局へ送付し前記時刻認証局からタイムスタンプを受け取り、当該電子データ及び前記個人クライアントのID情報と紐付けた状態で所定の領域に格納するステップを含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記個人クライアントの死亡が確認された場合、前記個人電子データ管理サービス提供者は、前記個人クライアントが指定した相続人毎に専用WEBページを作成し、前記相続人専用WEBページへのアクセス権限を当該相続人に限定し、当該相続人宛てに本人限定受取郵便にて当該相続人専用WEBページへのアクセス方法を通知することと、前記個人クライアントが生前に作成した当該相続人へのメッセージを預かっていれば、そのメッセージを前記相続人専用WEBページ上に表示させることと前記相続人が自分の専用WEBページ上に自分の相続個人電子データを閲覧又はダウンロードするステップを含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第6の態様は、個人電子データ管理方法であって、個人クライアントの端末から個人電子データ管理サービス提供者サーバにアップロードした個人電子データを前記個人クライアントのIDと紐づけて前記個人クライアントのために設けた格納領域に格納する一方、前記個人クライアントは自分が死んだ後に前記個人電子データを特定の相続人に相続してもらいたい場合、前記特定の相続人のために設けた格納領域に前記個人電子データを複製して格納するステップと、前記個人クライアントの死亡が確認された場合、個人クライアントのために設けた格納領域にある個人電子データを抹消する一方、前記特定の相続人のために設けた格納領域の個人電子データを前記特定の相続人に相続させるステップと、を含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記個人クライアントが指定した相続人が複数であり、相続人毎に別々の格納領域が設けられるステップを含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第8の態様は、個人電子データ管理方法であって、電子署名認証局により本人性が確認された個人クライアントからインターネットを介して個人電子データ管理サービス提供者サーバにアップロードした個人電子データを、前記個人クライアントのIDと紐づけて前記個人クライアントのために設けた格納領域に格納する一方、前記個人クライアントは自分が死んだ後に前記個人電子データを特定の相続人に継承してもらいたい場合、前記個人電子データをさらに前記特定の相続人の氏名及び住所と紐付けて管理するステップと、前記個人クライアントの死亡が確認された場合、特定の相続人の指定のない個人電子データを抹消する一方、特定の相続人の指定のある個人電子データを当該特定の相続人に相続させるステップと、を含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第9の態様は、第6から第8の何れかの態様において、前記個人クライアントの本人認証が電子署名法に基づく認定を受けている認証局により行われるステップと、前記個人クライアント端末は携帯端末であることと前記携帯端末にインストールされているアプリケーションを用いて前記個人電子データ管理サービス提供者のサービスを利用するステップと、前記特定の相続人の本人認証が本人限定受取郵便により行われるステップと、を含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第10の態様は、個人クライアントの端末と、前記個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人の端末と、個人電子データ管理サービス提供者のサーバと、を備えた個人電子データ管理システムを用いた個人電子データ管理方法であって、前記個人クライアントの本人認証を行うステップと、前記個人クライアントの個人公開WEBサイトを開設し、前記個人クライアントが死亡した場合、前記個人公開WEBサイトを前記個人クライアントの追悼WEBサイトに切り替えるとともに、前記追悼WEBサイトに前記相続人専用のマイページを設置するステップと、前記相続人が前記相続人専用のマイページ上から前記個人クライアントの個人電子データを相続するステップと、を含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第11の態様は、個人クライアントの端末と、前記個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人の端末と、個人電子データ管理サービス提供者のサーバと、を備えた個人電子データ管理システムを用いた個人電子データ管理方法であって、前記個人クライアントの本人認証を行うステップと、前記個人クライアントが死亡した場合、前記個人クライアントの追悼WEBサイトを開設し、前記追悼WEBサイトに前記相続人専用のマイページを設置するステップと、前記特定相続人が前記相続人専用のマイページ上から前記個人クライアントの個人電子データを相続するステップと、を含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第12の態様は、第10と第11の何れかの態様において、個人電子データ管理サービス提供者は、個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人のマイページにログインするためのIDとパスワードを前記相続人本人限定受取郵便にて前記相続人に通知するステップを含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第13の態様は、第10から第12の何れかの態様において、個人クライアントが生前に、前記個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人専用のマイページにログインするためのIDとパスワードを設定し、前記相続人に通知するステップを含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第14の態様は、第10から第13の何れかの態様において、個人クライアントが死亡した場合、前記個人クライアントの生前の指定に従い、個別の個人電子データを特定の相続人に相続させるステップを含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第15の態様は、第10から第14の何れかの態様において、個人クライアントは生前に、自分の追悼WEBサイトをデザインし、前記追悼WEBサイト上に個別の個人電子データを公開することを設定するステップを含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第16の態様は、第10から第15の何れかの態様において、前記個人グラファイトが指定した個別の個人電子データの本人性、存在性及び非改ざん性を担保するステップを含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明の第17の態様は、第4から第16の何れかの態様において、個人クライアントの本人認証及び前記個人クライアントの生存確認を、官民データ連携基盤を利用して行うステップを含むことを特徴とする個人電子データ管理方法にある。
本発明によれば、個人電子データの「本人性」、「存在性」及び「非改ざん性」を担保することと、個人電子データの所有者が故人になった場合に遺留した個人電子データの相続を円滑に行うことができる。
また、本発明によれば、個人グラファイトは自分の意思で自分が死んだ後に自分の個人電子データを特定の相続人に相続させることができる。さらに、個人グラファイトが必要に応じて個人電子データを法的に証拠として利用することができる。
また、本発明の個人電子データ管理方法はエンディングノートを作成する新しい方法になり、「デジタル遺品」に直面する様々な課題を解決する。
図1は、本発明の個人電子データ管理システムの構成概略図である。 図2は、個人電子データ管理サービス提供者サーバ200の構成概略図である。 図3は、個人電子データ管理サービスへの登録の流れを示す図である。 図4は、個人電子データ保管サービスへのログイン認証の流れを示す図である。 図5は、個人電子データ保管サービスへのログイン認証において個人クライアント端末に表示される図面例である。 図6は、個人電子データを保存する時の流れの前半を示す図である。 図7は、個人電子データを保存する時に個人クライアント端末に表示される画面例である 図8は、個人電子データを保存する時の流れの後半を示す図である。 図9は、電子データの保存が完了した時に個人クライアント端末に表示される画面例である。 図10は、個人クライアントが死亡した後の、相続人による個人電子データへのアクセスの流れを説明する図である。 図11は、特定相続人専用のマイページトップの表示例を示す図である。 図12は、本発明の第10の態様を説明する図である。 図13は、本発明の第12の態様を説明する図である。 図14は、本発明の第13の態様を説明する図である。 図15は、本発明の第17の態様を説明する図である。
図1は、本実施形態に係る個人電子データ管理システム10の構成概略図である。個人電子データ管理システム10は、個人クライアント端末100、個人電子データ管理サービス提供者サーバ200、電子署名認証局サーバ300、時刻認証局サーバ400、及び、前記個人クライアントが指定した、少なくとも一人の相続人の端末500を含んで構成されている。個人電子データ管理サービス提供者サーバ200は個人クライアント端末100と、及び前記個人クライアントが指定した、少なくとも一人の相続人の端末500とインターネット11を介して接続する。個人電子データ管理サービス提供者サーバ200は電子署名認証局サーバ300と、及び時刻認証局サーバ400と通信回線12を介して接続する。通信回線12の形態・通信経路・ネットワークトポロジ・通信プロトコルは不問である。なお、図1においては、個人クライアント端末100、及び相続人端末500は1つずつ示されているが、個人電子データ管理システム10は、それぞれを複数有していてもよい。
本発明の相続人とは、個人クライアントが死亡した場合に残した個人電子データの中に、前記個人クライアントが生前に指定した特定の電子データを継承する者を意味する。相続人は個人クライアントにより決められた者で、個人クライアントの家族や友人又は個人が契約している顧問弁護士、行政書士、税理士等の自然人でも法人でもよい。本明細書においでは、「データの相続」と「データの継承」とは意味が同じである。以下は、本発明の実施においての「個人クライアントの本人確認の方法」、「個人クライアントの死亡の確認方法」及び「相続人の本人確認の方法」について述べる。
〈個人クライアントの本人確認の方法〉
本発明での個人クライアントの本人確認は、個人クライアントが確実に本人であることを証明できる公知の方法により行われる。例えば、電子署名法で認定を受けた公的個人認証サービスを利用することができる。今後、普及することが予想される自治体が発行する住民IDを用いての本人確認方法が好適である。例えば、群馬県前橋市が発行する「まえばしID」が挙がられる。「まえばしID」はスマホの通信に必要な「SIMカード」に電子署名機能などを持たせ、デジタル空間で確実に本人確認できるようにマイナンバー法や電子署名法など法律上の根拠をIDに持たせる(日本経済新聞電子版、2020年12月8日)。このような住民IDは自治体の医療など行政が保有するデータと連携して様々なサービスをオンラインで利用できる。
〈個人クライアントの死亡確認の方法〉
本発明は、個人クライアントの死亡確認方法を限定する必要がない。例えば、個人クライアントの関係者は、個人クライアントの死亡診断書や死亡の記載がある戸籍謄本または除籍謄本を個人電子データ管理サービス提供者に提出するなど従来の方法が可能である。いろいろの方法の中で、前記住民IDを用いて自治体の行政が保有するデータとの連携による確認方法が望ましい。また、前記個人クライアントが重度な認知症の発症又は脳死の状態になった場合、相続人が関連証明書類を前記個人電子データ管理サービス提供者に提出すれば、前記個人電子データ管理サービス提供者は所定の手続きを経て前記個人電子データの処理と相続プロセスの実行を開始させてもよい。
〈相続人の本人確認の方法〉
本発明は、個人クライアントの死亡が確認された場合に、個人クライアントが生前に登録した相続人の氏名、住所に相続人本人限定受取郵便(特定事項伝達型)にて個人電子データ管理サービス提供者サーバにアクセスするための仮IDと仮パスワードを通知する。本人限定受取郵便(特定事項伝達型)とは、受取りの際に本人確認書類を提示することで郵便物等に記載された受取人本人に限り郵便物等を受け取ることができる日本郵便の郵便サービスである。
図2は、個人電子データ管理サービス提供者サーバ200の構成概略図である。本実施態様においては、個人電子データ管理サービス提供者サーバ200に対しては、アクセス可能となっているは、登録した個人グラウンド、前記個人クライアントが指定した相続人、電子署名認証局及び時刻認証局である。その上で、個人電子データ管理サービスを申し込みして、承認を得た個人クライアントが、個人電子データ管理サービスを利用することが可能となる。個人クライアントの相続人のサーバ200へのアクセス権限が、前記個人クライアントの死亡が確認された後に付与される。サーバ200の実装形態は不問であり、複数の物理サーバ装置又は仮想サーバ装置によりサーバ200を構成することができる。
個人電子データ管理サービス提供者サーバ200は、通信機能、個人グラウンドの本人性を確認する機能、個人電子データを統合的に管理する機能、個人電子データを記憶する機能、相続用のための個人電子データを複製する機能、個人電子データを暗号化する機能、個人電子データをハッシュ値に変換する機能、前記個人クライアントの死亡をトリガーにして、個人電子データを自動的に抹消する機能と複製された相続用個人電子データの相続処理を自動的に実行する機能を有する。前記機能又はその処理の一部はソフトウエアではなくASICやFPGA又はCPLDなどで構成してもよい。
通信部210は、例えばネットワークアダプタなどを含んで構成される。通信部210は、LANやインターネットなど通信回線を介して、個人クライアント端末100、相続人の端末500、電子認証局サーバ300と時刻認証局サーバ400と通信する機能を発揮する。
本人認証部220は、個人クライアントからのログイン要求に応答して個人電子データ管理サービスの利用の可否を制御する機能を有する。管理部230は、個人クライアントから送信された電子データとその付加情報、個人クライアントのIDなど個人情報を統合的に管理する。また、管理部230は、外部連携先のデータベースとの定期照合により個人クライアントの生存状況を把握する機能を有する。時刻認証部240は、個人クライアントからタイムスタンプの付与の要求のある個人電子データに対し、連携している時刻認定認証局400にタイムスタンプの発行を要求し、前記電子データにタイムスタンプを付与する機能を有する。
相続管理部250は、個人クライアントが指定した相続人の情報を管理する機能を有する。相続人の氏名、住所などの個人情報は個人クライアントのIDと紐付けられ、相続人毎に作成されたフォルタに管理される。
データ保管部260は、個人クライアントの個人電子データを前記個人クライアントのID及び付加情報と紐付けて特定の領域に格納する機能を有する。また、データ保管部260は、特定領域に格納した前記個人電子データへのアクセス権限を、前記個人電子データの所有者である個人クライアントに限定する機能を有する。また、データ保管部260は、前記特定領域に格納した前記個人電子データを、個人クライアントが死亡した場合、抹消する機能を有する。
相続データ保管部270は、相続用の個人電子データを保管する機能を有する。相続データ保管部270は、個人クライアントが自分の死後に特定の相続人に相続してもらいたい特定の個人電子データを、特定の相続人毎に特定の領域に上書き不可状態で格納する機能を有する。データ保管部260と相続データ保管部270は共に、個人電子データとデータの名称、重要度などの付加情報やタイムスタンプと紐付けて保管と紐付けて保管する機能を有する。相続データ保管部270の特定相続人のために設けた特定の格納領域に保管されている相続データへのアクセス権限が、個人クライアントの死亡が確認された後に、当該相続人に付与される。
本発明の個人クライアント端末は限定されていない。ここでは個人クライアント端末をスマートフォンである場合の実施形態を説明する。スマートフォンには、個人電子データ保管サービス提供者が提供するオンラインサービスを利用するためのアプリケーション(以下「アプリ」とも称す)がインストールされている。アプリはテキスト入力、写真撮影、録音、録画により電子データを取得する機能、相続人情報を編集する機能、データをハッシュ化しハッシュ値を暗号化する機能を有する。
スマートフォンを用いての本人認証は法的に認められる本人認証方法により行われる。例えば、公知の技術である特許第6499367号に記載の方法を利用して本人認証を行う。この方法によれば、個人クライアントがスマートフォン以外のデバイス(トークンなど)を持ち歩く必要がなく、スマートフォンだけで個人電子データ管理サービスの利用が可能となるため、便利性が高い。
まずは、スマートフォン内のHSMで個人クライアントの秘密鍵と公開鍵を生成し、秘密鍵を管理保管する。公開鍵は電子署名法認定認証局に事前に登録され、認証局より電子証明書が発行されているものとする。HSMは、Android端末であれば通信SIMカードの上に貼り付けるサブSIMを利用する。電子署名法に基づく認定を受けている認証局が発行した電子証明書を利用して電子署名を付された個人電子データは、個人クライアント本人が正真に作成したものと推定される。
HSM内の秘密鍵、公開鍵、電子証明書、PINコードの登録は公知の方法により行われるので、ここでは詳細な説明を省略する。また、アプリとHSMの各種機能を制御するソフトとのAPI連携の仕組みは公知であり、ここでは詳細な説明を省略する。また、PINコード認証だけではなく、個人クライアント本人の生体情報(顔画像、虹彩、指紋など)を用いた生体認証もよいである。
個人電子データ管理サービスを受ける前に、HSM内の秘密鍵、公開鍵、電子証明書、PINコードの登録を完了させる。認証局は、電子署名法に基づいて個人クライアントの本人確認及び本人確認情報(氏名、性別、住所、生年月日)の保存管理並びに個人クライアント端末内のHSMに秘密鍵、公開鍵、電子証明書、PINコードの書き込み及び制御ソフトのインストールが、別途のサービスとして提供されるものとする。
〈個人電子データ管理サービスへの初回登録〉
図3を参照して、個人クライアントは個人電子データ管理サービスへの初回登録の流れを説明する。まず、個人クライアントは、端末100を操作し、アプリのダウンロード及びインストールを行う(ステップS3001)。そして、個人クライアントはアプリを起動し、個人クライアントIDとパスワードを入力する(ステップS3002)。そして、アプリは個人電子データ管理サービスサーバ200へのログインを要求する(ステップS3003)。その時、アプリは個人クライアントIDを不揮発性メモリに記憶する(ステップS3004)。個人クライアントIDとパスワードは、別途の手続きである個人電子データ管理サービスの新規申込を行った時に、個人電子データ管理サービス提供者から与えられた情報である。
ログインが完了すると、個人電子データ管理サービス提供者サーバ200は、所定の電文を個人クライアント端末100に送信し、電子署名と電子証明書を要求する(ステップS3005)。アプリはこれに応答してPINコード入力画面を表示する。個人クライアントによりPINコードが入力されると、アプリとHSMの各種機能を制御するソフトとのAPI連携により入力されたPINコードが正しいかどうかを確認する(ステップS3006)。PINコードが正しい場合は、電子署名付き電文と電子証明書が個人電子データ管理サービス提供者サーバ200に送信される(ステップS3007)。
本人認証部220は、個人クライアント端末100から受信した電子証明書を用いて電子署名付き電文を検証する(ステップS3008)。検証が成功した場合、個人電子データ管理サービス提供者サーバ本人認証部220は、該当個人クライアントID・パスワードと電子証明書を紐付けて、管理部230に登録する(ステップS3009)。そして、
個人電子データ管理サービス提供者サーバ200は、証明書の登録が完了した旨を個人クライアント端末100のアプリへ通知する(ステップS3009)。
〈個人電子データ保管サービスへのログイン〉
図4及び図5を参照して、個人電子データ保管サービスへのログイン認証を説明する。図4は個人電子データ保管サービス提供者サーバ200へのログイン認証の流れを示す図であり、図5は、個人クライアント端末100に表示される図面例である。
個人クライアントは、個人クライアント端末100においてアプリを起動すると、図5の511に示すように、個人クライアント端末100がPINコード入力画面を表示する(ステップS4001)。個人クライアントによりPINコードが入力されると、アプリとHSMの各種機能を制御するソフトとのAPI連携により入力されたPINコードが正しいかどうかの認証が行われる(ステップS4002)。入力されたPINコードが正しい場合、アプリは個人クライアントIDに電子署名を行う(ステップS4003)。そして、アプリはロイン要求を個人電子データ管理サービス提供者サーバ200に送信する(ステップS4004)。ロイン要求には、電子署名付き個人クライアントID(つまり、個人クライアントIDの電子署名と平文の個人クライアントID)が付加されている。
本人認証部220は、ログイン要求に含まれる個人クライアントIDに基づいて、クライアントIDに紐づく電子証明書を管理部230から読み出す(ステップS4005)。そして、本人認証部220は、この電子証明書を用いてログイン要求に含まれる電子署名付きの個人クライアントIDの検証を行う(ステップS4006)。また、必要に応じて、本人認証部220は、電子証明書の有効性を認証局に問い合わせてもよい(ステップS4007、ステップS4008)。個人クライアントIDの検証に成功した場合、個人クライアント端末100に個人電子データ管理サービスの利用が許可される(ステップS4009)。そして、図5の512に示すように、個人クライアント端末100が利用メニューの画面を表示される。
〈個人電子データ管理サービス利用の流れ〉
図6と図7を参照して、個人電子データを保存する時の手順を具体的に説明する。図6は個人電子データを保存する時の流れの前半を示す図であり、図7は個人クライアント端末に表示される画面例である。
図6は個人クライアント端末がログインした状態から始まる。まず、個人クライアントは利用メニューから「データ取得保存」を選択する(ステップS6001)。すると、図7に示したように、端末の画面が711から712に遷移する。続いて、個人クライアントが「写真撮影」を選択する(ステップS6002)。そして、端末が撮影モードに切り替われて、個人クライアントが端末のカメラで対象物(ここでは、撮影の対象物は紙の書類である)の写真を撮る。すると、端末に713に示したような画面が現す。続いて、個人クライアントが写真を確認し、この写真がよろしければ「この写真を使う」を選択する(ステップS6003)。すると、端末の画面が714に遷移する。続いて、個人クライアントがデータの付加情報である「重要度」、「相続要・不要」及び「時刻証明要・不要」を選ぶ(ステップS6004)。ここでは、「重要度1」、「相続要」及び「時刻証明要」を選択したとする。
続いて、「OK」をタッチして確定すると、端末の画面が715に遷移する。ここで、個人クライアントが、自分が死亡した場合、このデータの相続人を選択する(ステップS6005)。相続人の情報(氏名、住所など)はアプリの「相続人情報編集」機能を利用して予め入力され、記憶されている。この画面では相続人リストから相続人を選ぶ。個人クライアントが、相続人の選択が終わると、「次へ」をタッチする。すると、端末の画面が716に遷移する。
続いて、個人クライアントが選択した内容を確認する(ステップS6006)。これでよろしければ、「OK」をタッチして確定する。すると、端末の画面が716に遷移する。ここで、個人クライアントがこのデータの名称(つまり、ファイル名)と、PINコードを入力する(ステップS6007)。続いて、「OK」をタッチすると、写真データ、付加情報及び電子署名した個人クライアントIDが個人電子データ管理サービス提供者サーバ200に送信される(ステップS6008)。
個人電子データ管理サービス提供者サーバ200が、端末100からの保存要求と共に写真データ、付加情報及び電子署名した個人クライアントIDを受信すると、本人認証部220は、個人クライアントIDに基づいて、クライアントIDに紐づく電子証明書を管理部230から読み出す(ステップS6009)。そして、本人認証部220は、この電子証明書を用いて保存要求に含まれる電子署名付きの個人クライアントIDの検証を行う(ステップS6010)。また、必要に応じて、本人認証部220は、電子証明書の有効性を認証局に問い合わせてもよい(ステップS6011、ステップS6012)。個人クライアントIDの検証に成功した場合、管理部230は個人クライアント端末100からの保存要求を受け入れる。
図8及び図9を参照して、個人電子データの保存要求を受け入れた後の流れを説明する。図8は個人電子データを保存する時の流れの後半を示す図である。図9は、電子データの保存が完了した時に個人クライアント端末に表示される画面例である。
電子データの付加情報に電子データの時刻証明の要求があるため、管理部230はまず、電子データの電子データのハッシュ値を生成する(ステップS8001)。次に、個人電子データ管理サービス提供者サーバ200は連携している時刻認証局サーバに前記ハッシュ値を送信し時刻証明を要求する(ステップS8002)。時刻認証局はこれに応答して、タイムスタンプを発行する(ステップS8003)。
続いて、保管部は、個人電子データの付加情報を基づいて保存処理を行う(ステップS8004)。このステップには、個人電子データが付加情報及びタイムスタンプと共に個人クライアントIDと紐付けられて、データ保管部260と相続管理部250の両方にアップロードされる。相続管理部250は個人電子データの付加情報に基づいて、該当個人電子データ及びタイムスタンプを相続する者の人数分に複製し、相続データ保管部270に格納される。そして、個人電子データ管理サービス提供者サーバ200は個人端末100に対し、電子データ保存の完了を通知する(ステップS8005)。すると、端末の画面が図9の911に遷移する。
画面911の「最初に戻る」を選択すると、端末の表示が711に遷移し、利用メニューに戻る。アプリの機能により、個人クライアントが必要に応じて、個人電子データ管理サービス提供者サーバに保存している個人電子データの確認とダウンロード、相続人の追加や削除及び相続人に関する情報の更新、各種オプションサービスの加入をすることができる。ここでは、アプリ機能の詳細説明を省略する。
個人クライアントの死亡が確認された場合、データ保管部の個人クライアントの個人電子データが抹消される。一方、相続管理部は、相続人毎に専用のマイページ、アクセス用の仮IDと仮パスワードを生成する。個人電子データ管理サービス提供者は、本人限定受取郵便にて相続人毎にアクセス用の仮IDと仮パスワードを通知する。
図10は個人クライアントが死亡した後の、相続人による個人電子データへのアクセスの流れを説明する図である。図10を参照して、マイページへのアクセスのための登録過程を説明する。まず、相続人が個人電子データ管理サービス提供者のホームページへアクセスする(ステップS10001)。続いて、相続人用サイトへアクセスために仮IDと仮パスワードを入力、ログインを要求する(ステップS10002)。ここでは、本人認証部220が相続管理部と照合し、仮IDと仮パスワードの有効性を検証する(ステップS10003)。仮IDと仮パスワードの有効性が確認された場合、相続人端末の画面に「メールアドレスを入力してください」のメッセージと入力箇所が表示される(ステップS10004)。
次に、相続人は自分のメールアドレスを入力して返答する(ステップS10005)。すると、個人電子データ管理サービス提供者サーバから相続人のメールアドレスにマイページのURLを記載したメッセージが送信される(ステップS10006)。そして、相続人が指定のURLへアクセスする。すると、仮IDと仮パスワードの変更が要求される(ステップS10007)。相続人のIDとパスワードの更新が完了後、相続管理部は相続人のIDを被相続人のID(つまり、個人クライアントID)及び相続データ保管部に保管されている個人電子データと紐付ける(ステップS10008)。すると、個人電子データ管理サービス提供者サーバから相続人のメールアドレスへ登録完了のメッセージが送信される((ステップS10008)。同時に、相続人端末の画面に、自動的にマイページトップ画面が表示される。個人クライアントが該当相続人にメッセージを残った場合、前記該当相続人のマイページトップ画面上にそのメッセージが掲載される。
図11は、相続人のマイページのログイン画面(トップページ)の一つ表示例である。これは、被相続人(個人クライアント)が該当相続人にメッセージ(ラストレター)を残しており、また、自分のための追悼ホームページを開設するオプションを選択した例である。相続人がトップページ上の「ファイル明細」を開くと、該当相続人が継承可能な電子データ一覧が表示される。必要に応じて、重要度、タイムスタンプの有無、作成日時により電子データを分類してファイル明細を構成してもよい。相続人が自分のマイページから電子データをダウンロードできる。また、相続人のマイページ及び個人の追悼ホームページの存続期間を個人電子データ管理サービス提供者のサービス約款に定めることもできる。
本発明の第10から第16のいずれの態様の主体は個人電子データ管理方法にあるので、第10から第16の態様に用いた個人電子データ管理システムの構成の説明を省略する。本発明の第10から第16のいずれの態様において、個人グラファイトが死亡した場合、前記個人クライアントの追悼WEBサイトが開設され、前記追悼WEBサイトに前記個人クライアントが生前に指定した前記個人電子データを継承する相続人専用のマイページが設置され、前記相続人専用のマイページから前記個人電子データが継承されるステップが含まれる。
図12を参照して、本発明の第10の態様を説明する。第10の態様において、個人電子データ管理サービス提供者は個人グラファイトと個人電子データ管理サービス利用契約を締結した後、前記個人クライアントの個人公開WEBサイトを開設する。前記個人クライアントが死亡した場合、前記個人電子データ管理サービス提供者は前記個人クライアントの死亡情報を確認した後、前記個人公開WEBサイトを前記個人クライアントの追悼WEBサイトに切り替えるとともに、前記追悼WEBサイトに前記個人グラファイトが指定した前記個人グラファイトの個人電子データを継承する相続人専用のマイページを設置する。そうして、前記相続人が前記相続人専用のマイページにログインして、前記マイページ上から前記個人クライアントの個人電子データを継承する。図12のAは、前記個人グラファイトの公開個人WEBサイトトップページの表示例である。図12のBは、前記個人クライアントの追悼WEBサイトトップページの表示例である。図12のCは、前記相続人専用のマイページのログイン画面の表示例である。図12のDは、前記相続人専用のマイページのトップページの画面の表示例である。
本発明の第11の態様は、個人電子データ管理サービス提供者は個人クライアントの個人公開WEBサイトを開設せず、前記個人クライアントが死亡した場合、前記個人クライアントの追悼WEBサイトを開設する。ほかのステップは第10の態様と同じであるので、図示を省略する。
図13を参照して、本発明の第12の態様を説明する。まずは、個人グラファイトが個人電子データ管理サービス提供者に個人電子データ管理サービスの利用を申し込む(ステップa)。次に、個人電子データ管理サービス提供者が前記個人グラファイトの本人確認を含む所定の手続きに従って、前記個人グラファイトと契約を締結する(ステップb)。前記契約を結んだ後に、前記個人クライアントは個人電子データ管理サービス提供者のサービスの利用を開始する。前記個人クライアントは前記サービスを利用する際に前記個人クライアントのデジタルIDにより本人認証を行う。前記サービスは前記個人クライアントによる本人情報の登録と編集、個人電子データの送信と保存、相続人情報の登録と編集を含む(ステップc)。前記個人グラファイト死亡した場合、前記個人電子データ管理サービス提供者は、前記個人グラファイトの追悼WEBサイトを開設するとともに、前記追悼WEBサイトに前記相続人専用のマイページを設置し、前記相続人専用のマイページにログインするためのIDとパスワードを、前記相続人本人限定受取郵便にて発送する(ステップd)。そして、前記相続人は前記個人クライアントの追悼WEBサイトにアクセスして自分のマイページにログインする(ステップe)。そして、前記相続人は、マイページから前記個人クライアントが生前に作成したメッセージを閲覧することや前記個人クライアントの個人電子データ(デジタル遺品)を継承する(ステップf)。
図14を参照して、本発明の第13の態様の一つ実施例を説明する。第13の態様は、ステップa~cは前記第12の態様のステップa~cと同様であるので、説明を省略する。第13の態様において、個人クライアントは生前に、自分が指定した相続人のマイページにログインするIDとパスワードを設定し、前記相続人に通知する(ステップd)。このステップにより、国外にいる相続人も前記個人クライアントのデジタル遺品を継承することができる。ステップeとfは前記第10の態様のステップeとfと同様であるので、説明を省略する。
前記個人クライアントが死亡した後に、前記相続人のマイページにログインするIDとパスワードを通知方法は、前記二つ方法を併用することもよいである。
本発明の第14の態様は、第10から第13の何れかの態様において、個人クライアントが死亡した場合、前記個人クライアントの生前の指定に従い、個別の個人電子データを特定の相続人に継承させるステップを含む。例えば、前記個人グラファイトが個人電子データ管理サービス提供者のサーバに保管している自分のエンディングノートやネット証券の口座番号、暗号通貨に関する情報などを継承する相続人を自分の親族に指定することができる。また、前記個人グラファイトが自分の趣味で撮影した写真を継承する相続人を自分の友人に指定することができる。ここでは、図示を省略するが、前記個人グラファイトは前記個人電子データ管理サービス提供者のサーバに個人電子データを保存際に、自分が死亡した場合、その電子データの扱いについて、削除、公開またはその電子データを一人又は複数人の相続人に指定することができる。
本発明の第15の態様は、第10から第14の何れかの態様において、前記個人クライアントは生前に、自分の追悼WEBサイトをデザインし、前記追悼WEBサイト上に公開する個別の個人電子データを指定するステップを含むことにある。
本発明の第16の態様は、第10から第15の何れかの態様において、前記個人グラファイトが指定した個別の個人電子データの本人性、存在性及び非改ざん性を担保するステップを含むことにある。前記個人電子データの本人性とは、前記個人電子データが確かに前記個人グラファイトの意思で前記個人クライアントから前記個人電子データサービス提供者に預かった電子データであることを意味する。前記個人電子データの存在性とは、ある時刻で前記個人電子データサービス提供者のサーバに前記個人電子データが存在することを意味する。前記個人電子データの非改ざん性とは、前記個人電子データが前記のある時刻から改ざんされていないことを意味する。
前記個人電子データにデジタル署名をおこなうことにより、前記個人電子データの本人性及び非改ざん性を担保することができる。また、前記個人電子データにタイムスタンプを付与することにより、前記個人電子データの存在性を担保することができる。タイムスタンプに付与される時刻情報は、時刻認証局によって発行されるものであるため、タイムスタンプが付与された前記個人電子データであれば、いつから存在するデータなのかを客観的に証明することができる。
前記個人電子データは、前記個人クライアントが作成したテキストデータ、音声データ、画像データや動画データに限定することが必要なく、前記個人クライアントが購入した電子データや証拠資料として取集した他人の電子データであってもよいである。
本発明の第17の態様において、個人クライアントの本人認証及び個人クライアントの生存確認を行うために官民データ連携基盤を利用する。官民データ連携基盤とは、官民連携法人が構築した、本人合意のもとで安全にデータを連携させるシステムである。また、第17の態様において、個人クライアントは、自分の生存に関する個人データを個人電子データサービス提供者に提供することを許諾する。
図15を参照して、前記個人クライアントの本人認証及び個人クライアントの生存確認を具体的に説明する。まず、官民連携法人は個人クライアントの申請に基づき、所定の手続きを経て前記個人クライアントにデジタルIDを発行する(ステップa)。次に、前記個人グラファイトの許諾に基づき、前記官民連携法人が管理する官民データ連携基盤は、自治体、民間企業と国・準公共団体などが個別に管理している前記個人グラファイトの個人情報(死亡情報を含む)を共有する(ステップb)。次に、前記個人グラファイトのサービス利用申込を受けた前記個人電子データ管理サービス提供者は、前記個人クライアントのデジタルIDを用いて前記個人グラファイトの本人認証を行った上、前記個人グラファイトとサービス利用の契約を締結する。そして、前記個人グラファイトは前記デジタルIDを利用して、前記個人電子データ管理サービス提供者のサービスにログインし、個人電子データの保存、相続人情報の編集などを行うことが可能になる(ステップc)。また、前記個人電子データ管理サービス提供者は、前記個人グラファイトの許諾に基づき、官民連携法人が管理する官民データ連携基盤に定期的に照会し、前記個人グラファイトの生存情報を確認する(ステップd)。また、前記個人電子データ管理サービス提供者は時刻認証局と連携して、前記個人グラファイトの要求に基づき、前記個人グラファイトの個別の電子データにタイムスタンプを付与する(ステップe)。
前記官民連携法人は、具体例として、株式会社めぶくグラウンド(前橋市)が挙げられる。前記個人グラファイトのデジタルIDは、具体例として、めぶくID(商標)が挙げられる。株式会社めぶくグラウンドは、前橋市と民間企業8社により設立した官民連携法人で、デジタル化により地域の課題解決を促す政府のデジタル田園都市国家構想を通じて、デジタル個人認証「めぶくID」の発行とデータ連携基盤の運用を担う。めぶくIDは、マイナンバーカードによる本人確認を実施したうえで、スマートフォン上に実装されるデジタルIDである。
11 インターネッ
12 通信回線
100 クライアント端末
200 個人電子データ管理サービス提供者サーバ
300 電子署名認証局サーバ
400 時刻認証局サーバ
500 相続人の端末

Claims (17)

  1. 個人クライアントの端末と、前記個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人の端末と、個人電子データ管理サービス提供者サーバと、電子署名認証局サーバと、タイムスタンプを発行する時刻認証局サーバと、を備える個人電子データ管理システムであって、前記個人クライアントの端末から前記サービス提供者サーバに送信された電子署名付きの個人電子データは、前記個人クライアントのものである本人認証手段と、前記個人電子データにタイムスタンプを付与する時刻認証手段と、前記個人電子データが前記個人電子データ管理サービス提供者サーバの中の特定領域に格納され、且つ、前記個人クライアントだけに前記特定領域へのアクセス権限を付与する手段と、前記個人クライアントが死亡した場合、前記個人クライアントの指定に基づき特定の相続人が特定の個人電子データを相続する手段と、を有することを特徴とする個人電子データ管理システム。
  2. 前記個人クライアントの端末は、携帯端末であることと、前記携帯端末に設けられるICチップと、前記携帯端末が有する本体プロセッサにより実行され、前記携帯端末を前記個人電子データ管理サービス提供者のサービスを利用するための端末として機能させるアプリケーションプログラムとを有し、前記ICチップは、少なくとも、前記携帯端末を使用する者の正当性を確認するための本人認証に用いられる本人情報、前記個人クライアントの秘密鍵、前記秘密鍵とペアになる前記個人クライアントの公開鍵、及び、前記公開鍵を含む前記個人クライアントの電子証明書を非一時的に記憶するメモリと、少なくとも、 前記アプリケーションプログラムから与えられる情報を前記個人クライアント本人情報と照合することにより前記個人クライアント認証を行う認証機能、及び、前記アプリケーションプログラムから与えられるデータに対し前記秘密鍵を用いた電子署名を行う電子署名機能を有するプロセッサと、を有することを特徴とする請求項1に記載の個人電子データ管理システム。
  3. 前記個人電子データ管理サービス提供者サーバは、前記個人クライアント端末と、前記相続人端末と、前記電子署名認証局サーバ及び前記時刻認証局サーバと通信する機能と、 前記電子署名認証局と連携して前記個人クライアントの本人認証を行う機能と、前記時刻認証局サーバと連携して前記個人電子データにタイムスタンプを付与する機能と、前記個人電子データを特定領域に格納すると共に前記個人クライアントが指定した特定の電子データを複製して特定の相続人に対応する特定の領域に格納する機能と、を有することを特徴とする請求項1と請求項2のいずれに記載した個人電子データ管理システム。
  4. 請求項1から請求項3の何れに記載した個人電子データ管理システムを利用して個人電子データを管理する個人電子データ管理方法であって、前記個人クライアント端末から前記個人電子データ管理サービス提供者サーバにアップロードした個人電子データがテキスト、動画、画像及び音声データを含むことと、前記個人電子データ管理者サーバは前記個人クライアントの要求に応じて特定の電子データをハッシュ値に変換して前記時刻認証局へ送付し前記時刻認証局からタイムスタンプを受け取り、当該電子データ及び前記個人クライアントのID情報と紐付けた状態で所定の領域に格納するステップと、を有することを特徴とする個人電子データ管理方法。
  5. 前記個人クライアントの死亡が確認された場合、前記個人電子データ管理サービス提供者は、前記個人クライアントが指定した相続人毎に専用WEBページを作成し、前記相続人専用WEBページへのアクセス権限を当該相続人に限定し、当該相続人宛てに本人限定受取郵便にて当該相続人専用WEBページへのアクセス方法を通知するステップと、前記個人クライアントが生前に作成した当該相続人へのメッセージを預かっていれば、そのメッセージを前記相続人専用WEBページ上に表示させるステップと、前記相続人が自分の専用WEBページ上に自分の相続個人電子データを閲覧又はダウンロードするステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載した個人電子データ管理方法。
  6. 個人電子データ管理方法であって、個人クライアントの端末から個人電子データ管理サービス提供者サーバにアップロードした個人電子データを前記個人クライアントのIDと紐づけて前記個人クライアントのために設けた格納領域に格納する一方、前記個人クライアントは自分が死んだ後に前記個人電子データを特定の相続人に継承してもらいたい場合、前記特定の相続人のために設けた格納領域に前記個人電子データを複製して格納するステップと、前記個人クライアントの死亡が確認された場合、個人クライアントのために設けた格納領域にある個人電子データを抹消する一方、前記特定の相続人のために設けた格納領域の個人電子データを前記特定の相続人に相続させるステップと、を含むことを特徴とする個人電子データ管理方法。
  7. 前記個人クライアントが指定した相続人が複数いる場合、相続人毎に別々の格納領域が設けられるステップを有することを特徴とする請求項6に記載した個人電子データ管理方法。
  8. 個人電子データ管理方法であって、電子署名認証局により本人性が確認された個人クライアントからインターネットを介して個人電子データ管理サービス提供者サーバにアップロードした個人電子データを、前記個人クライアントのIDと紐づけて前記個人クライアントのために設けた格納領域に格納するステップと、前記個人クライアントは自分が死んだ後に前記個人電子データを特定の相続人に継承してもらいたい場合、前記個人電子データをさらに前記特定の相続人の氏名及び住所と紐付けて管理するステップと、前記個人クライアントの死亡が確認された場合、前記特定の相続人の指定のある個人電子データを当該特定の相続人に相続させるステップと、を有することを特徴とする個人電子データ管理方法。
  9. 前記個人クライアントの本人認証が電子署名法に基づく認定を受けている電子署名認証局により行われるステップと、前記個人クライアント端末は携帯端末であることと、前記携帯端末にインストールされているアプリケーションを用いて前記個人電子データ管理サービス提供者のサービスを利用するステップと、前記特定の相続人の本人認証が本人限定受取郵便により行われるステップと、を有することを特徴とする請求項6から請求項8の何れに記載した個人電子データ管理方法。
  10. 個人クライアントの端末と、前記個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人の端末と、個人電子データ管理サービス提供者のサーバと、を備えた個人電子データ管理システムを用いた個人電子データ管理方法であって、前記個人クライアントの本人認証を行うステップと、前記個人クライアントの個人公開WEBサイトを開設し、前記個人クライアントが死亡した場合、前記個人公開WEBサイトを前記個人クライアントの追悼WEBサイトに切り替えるとともに、前記個人グラファイトの追悼WEBサイトに前記相続人専用のマイページを設置するステップと、前記相続人が前記相続人専用のマイページ上から前記個人クライアントの個人電子データを相続するステップと、を含むことを特徴とする個人電子データ管理方法。
  11. 個人クライアントの端末と、前記個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人の端末と、個人電子データ管理サービス提供者のサーバと、を備えた個人電子データ管理システムを用いた個人電子データ管理方法であって、前記個人クライアントの本人認証を行うステップと、前記個人クライアントが死亡した場合、前記個人クライアントの追悼WEBサイトを開設し、前記個人クライアントの追悼WEBサイトに前記相続人専用のマイページを設置するステップと、前記相続人が前記相続人専用のマイページ上から前記個人クライアントの個人電子データを相続するステップと、を含むことを特徴とする個人電子データ管理方法。
  12. 個人電子データ管理サービス提供者は、個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人のマイページにログインするためのIDをとパスワードを前記相続人本人限定受取郵便にて前記相続人に通知するステップを含むことを特徴とする第10と第11の何れかの請求項に記載の個人電子データ管理方法。
  13. 個人クライアントが生前に、前記個人クライアントが指定した少なくとも一人の相続人専用のマイページにログインするためのIDとパスワードを設定し、前記相続人に通知するステップを含むことを特徴とする第10から第12の何れかの請求項に記載の個人電子データ管理方法。
  14. 個人クライアントが死亡した場合、前記個人クライアントの生前の指定に従い、個別の個人電子データを特定の相続人に継承させるステップを含むことを特徴とする第10から第13の何れかの請求項に記載の個人電子データ管理方法。
  15. 個人クライアントは生前に、自分の追悼WEBサイトをデザインし、前記追悼WEBサイト上に個別の個人電子データを公開することを設定するステップを含むことを特徴とする第10から第14の何れかの請求項に記載の個人電子データ管理方法。
  16. 個人グラファイトが指定した個別の個人電子データの本人性、存在性及び非改ざん性を担保するステップを含むことを特徴とする第10から第15の何れかの請求項に記載の個人電子データ管理方法。
  17. 官民データ連携基盤を利用して個人クライアントの本人認証及び前記個人クライアントの生存確認を行うステップを含むことを特徴とする第4から第16の何れかの請求項に記載の個人電子データ管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023105105A (ja) * 2020-05-29 2023-07-28 株式会社三洋物産 遊技機

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