JP2023119785A - コンピュータ及びデータ不整合判定方法 - Google Patents

コンピュータ及びデータ不整合判定方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023119785000001
【課題】RAIDボリュームを構成する複数のストレージ間でデータの不整合が発生しているか否かを正確に判定できるコンピュータ及びデータ不整合判定方法を提供する。
【解決手段】方法は、第一ストレージST1と第二ストレージST2との間でのRAIDの制御を行うプログラムであるRAID制御プログラムが、第一ストレージST1の前回の起動時点での第一ストレージST1の電源オンオフ回数と、第二ストレージST2の前回の起動時点での第二ストレージST2の電源オンオフ回数と、第一ストレージST1の今回の起動時点での第一ストレージST1の電源オンオフ回数と、第二ストレージST2の今回の起動時点での第二ストレージST2の電源オンオフ回数とに基づいて、第一ストレージST1に記憶されているデータと第二ストレージST2に記憶されているデータとの間の不整合が発生しているか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本開示は、コンピュータ及びデータ不整合判定方法に関する。
コンピュータに複数のストレージを接続し、コンピュータに接続された複数のストレージを仮想的な一つのドライブとしてコンピュータに認識させる技術であるRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、または、Redundant Arrays of Independent Disks)が知られている。以下では、コンピュータに接続された複数のストレージを仮想的に一つに束ねた仮想ボリュームを「RAIDボリューム」と呼ぶことがある。
RAIDには複数のレベルが存在し、複数のレベルのうちのRAID1では、複数のストレージの内容が同一に保たれる「ミラーリング」が行われる。ミラーリングは、RAIDの制御を行うプログラム(以下では「RAID制御プログラム」と呼ぶことがある)によって行われる。この場合、RAID制御プログラムは、OS(Operating System)の一部としてOSに組み込まれている。
特開平09-259047号公報 特開2001-109757号公報 特開2007-087243号公報
例えば、第一ストレージ及び第二ストレージの二つのストレージによりRAID1が構築されているコンピュータに、RAID制御プログラムが組み込まれていないOSを記憶する第三ストレージが接続された場合を想定する。この場合、第三ストレージに記憶されているOSが起動されると、第一ストレージ及び第二ストレージはRAIDボリュームと認識されなくなってしまうため、第一ストレージに書き込まれるデータと第二ストレージに書き込まれるデータとの間に不整合が発生してしまうことがある。
また例えば、第一ストレージ及び第二ストレージの二つのストレージによりRAID1が構築されているコンピュータから取り外した第二ストレージを他のコンピュータに移設して起動させる場合を想定する。この場合、第二ストレージは第一ストレージが存在するコンピュータと異なる他のコンピュータにおいてデータの書き込みが行われることになるため、第一ストレージが存在するコンピュータに第二ストレージが戻されたとき、第一ストレージに記憶されているデータと第二ストレージに記憶されているデータとの間に不整合が発生する。
以上のように、RAIDボリュームを構成する第一ストレージと第二ストレージとの間でデータの不整合が発生したままの状態でコンピュータが動作すると、データ破壊やデータ損失等のトラブルの発生につながる。
そこで、本開示では、RAIDボリュームを構成する複数のストレージ間でデータの不整合が発生しているか否かを正確に判定できる技術を提案する。
本開示のコンピュータは、第一ストレージ及び第二ストレージに接続されたコンピュータであって、メモリを有する。前記メモリには、前記第一ストレージと前記第二ストレージとの間でのRAIDの制御を行うプログラムであるRAID制御プログラムが展開される。前記RAID制御プログラムは、前記第一ストレージの前回の起動時点での前記第一ストレージの電源オンオフ回数である第一回数と、前記第二ストレージの前回の起動時点での前記第二ストレージの電源オンオフ回数である第二回数と、前記第一ストレージの今回の起動時点での前記第一ストレージの電源オンオフ回数である第三回数と、前記第二ストレージの今回の起動時点での前記第二ストレージの電源オンオフ回数である第四回数とに基づいて、前記第一ストレージに記憶されている第一データと前記第二ストレージに記憶されている第二データとの間の不整合が発生しているか否かを判定する。
開示の技術によれば、RAIDボリュームを構成する複数のストレージ間でデータの不整合が発生しているか否かを正確に判定できる。
図1は、本開示の実施例のコンピュータの構成例を示す図である。 図2は、本開示の実施例の非RAIDボリューム情報の一例を示す図である。 図3は、本開示の実施例のコンピュータにおける処理手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、本開示の実施例のデータ不整合箇所の検出及び修復の一例を示す図である。
以下、本開示の実施例を図面に基づいて説明する。図面において同一の構成には同一の符号を付す。
[実施例]
<コンピュータの構成>
図1は、本開示の実施例のコンピュータの構成例を示す図である。図1において、コンピュータ1は、CPU(Central Processing Unit)10と、チップセット20と、メインメモリ30と、BIOS(Basic Input Output System)メモリ40とを有する。BIOSメモリ40には、BIOS50が記憶されている。
コンピュータ1には、チップセット20を介して、第一ストレージST1及び第二ストレージST2の二つのストレージが接続されており、第一ストレージST1及び第二ストレージST2によりRAIDボリュームが構成される。コンピュータ1は、第一ストレージST1及び第二ストレージST2を用いてRAID1のRAIDを実行する。第一ストレージST1は、記憶域11,12,13の三つの記憶域を有し、第二ストレージST2は、記憶域21,22,23の三つの記憶域を有する。記憶域11,21には、ブートローダが記憶される。記憶域12,22には、OS、RAID制御プログラム及びユーザデータが記憶される。記憶域11に記憶されているブートローダと、記憶域21に記憶されているブートローダとは互いに同一である。また、記憶域12に記憶されているOSと記憶域22に記憶されているOSとは互いに同一であり、記憶域12に記憶されているRAID制御プログラムと記憶域22に記憶されているRAID制御プログラムとは互いに同一である。RAID制御プログラムは、第一ストレージST1と第二ストレージST2との間でのRAID1の制御を行うプログラムである。OS及びRAID制御プログラムは、BIOS50によって起動されるブートローダによってメインメモリ30に展開されて実行される。記憶域13,23には、RAIDの構成を示す情報(以下では「RAID構成情報」と呼ぶことがある)が記憶される。RAID構成情報は、RAID制御プログラムによって使用される。また、RAID構成情報は、RAIDボリュームを一意に特定可能な情報(以下では「RAIDボリューム情報」と呼ぶことがある)と、RAIDボリューム情報以外の情報(以下では「非RAIDボリューム情報」と呼ぶことがある)とから形成される。RAIDボリューム情報として、個々のRAIDボリューム毎にユニークな番号や記号の組み合わせ等が挙げられる。図1では、記憶域11に記憶されたブートローダが「BL1」と示され、記憶域12に記憶されたOS、RAID制御プログラム及びユーザデータが「UD1」と示され、記憶域13に記憶されたRAID構成情報が「RD1」と示され、記憶域21に記憶されたブートローダが「BL2」と示され、記憶域22に記憶されたOS、RAID制御プログラム及びユーザデータが「UD2」と示され、記憶域23に記憶されたRAID構成情報が「RD2」と示されている。
また、RAID構成情報RD1,RD2に含まれる非RAIDボリューム情報には、図2に示すように、第一ストレージST1の前回の起動時点での第一ストレージST1の電源オンオフ回数を示す情報である「前DPC-Count(ST1)」と、第二ストレージST2の前回の起動時点での第二ストレージST2の電源オンオフ回数を示す情報である「前DPC-Count(ST2)」とが含まれる。RAID構成情報RD1に含まれる前DPC-Count(ST1)の値とRAID構成情報RD2に含まれる前DPC-Count(ST1)の値は同一であるとともに、RAID構成情報RD1に含まれる前DPC-Count(ST2)の値とRAID構成情報RD2に含まれる前DPC-Count(ST2)の値は同一である。図2は、本開示の実施例の非RAIDボリューム情報の一例を示す図である。
CPU10は、メインメモリ30、BIOSメモリ40、第一ストレージST1及び第二ストレージST2との間でのデータ、情報及びプログラム等のやりとりを、チップセット20を介して行う。
コンピュータ1の電源投入時には、以下に示すブートシーケンスが実行される。すなわち、まず、BIOS50が起動し、BIOS50は、第一ストレージST1及び第二ストレージST2の二つのストレージのうちの何れか一方のストレージをブートストレージとして選択する。ブートストレージとして選択されるストレージは予めBIOS50に設定されている。次いで、BIOS50が、ブートストレージに記憶されているブートローダを起動させる。次いで、ブートローダが、ブートストレージに記憶されているOSを起動させる。この場合、RAID制御プログラムはOSの一部としてOSに組み込まれているため、OSが起動されることによりRAID制御プログラムが起動される。そして、RAID制御プログラムが、RAIDボリュームを生成する。
<コンピュータにおける処理手順>
図3は、本開示の実施例のコンピュータにおける処理手順の一例を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートは、コンピュータ1の電源が投入されたときに開始される。
ステップS100では、第一ストレージST1及び第二ストレージST2のうちブートストレージに記憶されているRAID制御プログラム(以下では「被ブートRAIDプログラム」と呼ぶことがある)が、第一ストレージST1が管理しているSMART(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)情報(以下では「第一SMART情報」と呼ぶことがある)を記憶域12から取得し、第二ストレージST2が管理しているSMART情報(以下では「第二SMART情報」と呼ぶことがある)を記憶域22から取得する。第一SMART情報には、第一ストレージST1の今回の起動時点での第一ストレージST1の電源オンオフ回数を示す情報(以下では「現DPC-Count(ST1)」と呼ぶことがある)が含まれ、第二SMART情報には、第二ストレージST2の今回の起動時点での第二ストレージST2の電源オンオフ回数を示す情報(以下では「現DPC-Count(ST2)」と呼ぶことがある)が含まれる。つまり、ステップS100では、被ブートRAIDプログラムが、現DPC-Count(ST1)と現DPC-Count(ST2)とを取得する。
次いで、ステップS105では、被ブートRAIDプログラムが、記憶域13に記憶されているRAID構成情報RD1または記憶域23に記憶されているRAID構成情報RD2から前DPC-Count(ST1)及び前DPC-Count(ST2)を取得する。
次いで、ステップS110では、被ブートRAIDプログラムが、第一ストレージST1に記憶されているユーザデータ(以下では「第一ユーザデータ」と呼ぶことがある)と第二ストレージST2に記憶されているユーザデータ(以下では「第二ユーザデータ」と呼ぶことがある)との間の不整合(以下では「データ不整合」と呼ぶことがある)が発生しているか否かを判定する。被ブートRAIDプログラムは、以下のようにして、前DPC-Count(ST1)と、前DPC-Count(ST2)と、現DPC-Count(ST1)と、現DPC-Count(ST2)とに基づいて、データ不整合が発生しているか否かを判定する。
例えば、判定パターンP1として、被ブートRAIDプログラムは、現DPC-Count(ST1)が前DPC-Count(ST1)より1回多い回数であり、かつ、現DPC-Count(ST2)が前DPC-Count(ST2)より1回多い回数であるときに、データ不整合が発生していないと判定する。
また例えば、判定パターンP2として、被ブートRAIDプログラムは、現DPC-Count(ST1)が前DPC-Count(ST1)より1回多い回数以外の回数であり、かつ、現DPC-Count(ST2)が前DPC-Count(ST2)より1回多い回数であるときに、データ不整合が発生していると判定する。
また例えば、判定パターンP3として、被ブートRAIDプログラムは、現DPC-Count(ST1)が前DPC-Count(ST1)より1回多い回数であり、かつ、現DPC-Count(ST2)が前DPC-Count(ST2)より1回多い回数以外の回数であるときに、データ不整合が発生していると判定する。
また例えば、判定パターンP4として、被ブートRAIDプログラムは、現DPC-Count(ST1)が前DPC-Count(ST1)より1回多い回数以外の回数であり、かつ、現DPC-Count(ST2)が前DPC-Count(ST2)より1回多い回数以外の回数であるときに、データ不整合が発生していると判定する。
以上のようにして被ブートRAIDプログラムによってデータ不整合が発生しているか否かが判定され、データ不整合が発生していないと判定されたときは(ステップS115:No)、処理はステップS120へ進み、データ不整合が発生していると判定されたときは(ステップS115:Yes)、処理はステップS125へ進む。
ステップS120では、被ブートRAIDプログラムが、第一SMART情報に含まれる現DPC-Count(ST1)によってRAID構成情報RD1,RD2に含まれる双方の前DPC-Count(ST1)を更新し、第二SMART情報に含まれる現DPC-Count(ST2)によってRAID構成情報RD1,RD2に含まれる双方の前DPC-Count(ST2)を更新する。
一方で、ステップS125では、被ブートRAIDプログラムが、ユーザデータにおける不整合箇所(以下では「データ不整合箇所」と呼ぶことがある)の検出と、データ不整合箇所の修復を行う。以下、データ不整合箇所の検出及び修復について説明する。
<データ不整合箇所の検出及び修復>
図4は、本開示の実施例のデータ不整合箇所の検出及び修復の一例を示す図である。以下では、第一ストレージST1及び第二ストレージST2のうち、ブートストレージ以外のストレージを「非ブートストレージ」と呼ぶことがある。ここで、ブートストレージは「マスターストレージ」と呼ばれ、非ブートストレージは「スレーブストレージ」と呼ばれることもある。
図4に示すように、第一ユーザデータの記憶域及び第二ユーザデータの記憶域は、互いに同一の所定のサイズを有する連続した複数の小領域MB1~MBE,SB1~SBEに区切られている。連続する複数の小領域MB1~MBE,SB1~SBEの各々は、例えば、互いに同一の数のブロックから形成される。
上記の判定パターンP4においてデータ不整合が発生していると判定されたときは、BIOS50において、第一ストレージST1または第二ストレージST2の何れがブートストレージに設定されていても良い。一方で、上記の判定パターンP2においてデータ不整合が発生していると判定されたときは、BIOS50において第二ストレージST2がブートストレージに設定された後にコンピュータ1がリブートされ、リブート後にステップS125の処理が行われると良い。また、上記の判定パターンP3においてデータ不整合が発生していると判定されたときは、BIOS50において第一ストレージST1がブートストレージに設定された後にコンピュータ1がリブートされ、リブート後にステップS125の処理が行われると良い。
被ブートRAIDプログラムは、ステップS125において、図4に示すように、ブートストレージMSの先頭領域MB1及び非ブートストレージSSの先頭領域SB1から、ブートストレージMSの最後尾領域MBE及び非ブートストレージSSの最後尾領域SBEへ向かって第一ユーザデータと第二ユーザデータとを比較することによりデータ不整合箇所の検出を行う。被ブートRAIDプログラムは、第一ユーザデータと第二ユーザデータとが一致する小領域はデータ不整合箇所ではないと判定し、第一ユーザデータと第二ユーザデータとが相違する小領域はデータ不整合箇所であると判定する。図4には、小領域MB2のユーザデータと小領域SB2のユーザデータとが相違する場合を一例として示す。そこで、被ブートRAIDプログラムは、小領域MB2のユーザデータを小領域SB2にコピーすることにより、小領域MB2のユーザデータによって小領域SB2のユーザデータを修復する。
よって、上記の判定パターンP4においてデータ不整合が発生していると判定されたときは、データ不整合箇所において第一ユーザデータが第二ストレージST2にコピーされて、第一ユーザデータによって第二ユーザデータが修復されるか、または、データ不整合箇所において第二ユーザデータが第一ストレージST1にコピーされて、第二ユーザデータによって第一ユーザデータが修復される。
また、上記の判定パターンP2においてデータ不整合が発生していると判定されたときは、データ不整合箇所において第二ユーザデータが第一ストレージST1にコピーされて、第二ユーザデータによって第一ユーザデータが修復される。
また、上記の判定パターンP3においてデータ不整合が発生していると判定されたときは、データ不整合箇所において第一ユーザデータが第二ストレージST2にコピーされて、第一ユーザデータによって第二ユーザデータが修復される。
これにより、小領域MB2のユーザデータと小領域SB2のユーザデータとが同一になるため、第一ストレージST1と第二ストレージST2との間でのデータ不整合を解消することができる。
そして、被ブートRAIDプログラムは、ブートストレージMSと非ブートストレージSSとの間で全領域MB1~MBE,SB1~SBEに対するデータ不整合箇所の検出及び修復が完了したときに、ブートストレージMSから取得したSMART情報に含まれる現DPC-Countによって、非ブートストレージのSMART情報に含まれる現DPC-Countと、RAID構成情報RD1,RD2に含まれるすべての前DPC-Countとを更新する。
<データ不整合箇所の検出中のストレージに対するI/O>
RAIDボリュームを構成する第一ストレージST1と第二ストレージST2との間でデータ不整合が発生している状態でI/O対象のストレージを限定することなく第一ストレージST1及び第二ストレージST2の双方をI/O対象にしてしまうと、リード処理対象のストレージの切替時に、OSから見た一連のユーザデータ(例えば、ファイルアクセス)に矛盾が生じてしまうことがある。
そこで、上記の判定パターンP2においてデータ不整合が発生していると判定されたときは、第一ストレージST1及び第二ストレージST2のうちブートストレージに記憶されているOS(以下では「被ブートOS」と呼ぶことがある)は、被ブートRAIDプログラムによるデータ不整合箇所の検出の開始から終了までの間は、ユーザデータのライト処理を第一ストレージST1及び第二ストレージST2の双方へ行い、ユーザデータのリード処理を第二ストレージST2に対して行う一方で第一ストレージST1に対して行わない。
また、上記の判定パターンP3においてデータ不整合が発生していると判定されたときは、被ブートOSは、被ブートRAIDプログラムによるデータ不整合箇所の検出の開始から終了までの間は、ユーザデータのライト処理を第一ストレージST1及び第二ストレージST2の双方へ行い、ユーザデータのリード処理を第一ストレージST1に対して行う一方で第二ストレージST2に対して行わない。
これにより、OSから見た一連のユーザデータに矛盾が生じてしまうことを防止できる。
以上、実施例について説明した。
以上のように、本開示のコンピュータ(実施例のコンピュータ1)は、第一ストレージ(実施例の第一ストレージST1)及び第二ストレージ(実施例の第二ストレージST2)に接続されたコンピュータであって、メモリ(実施例のメインメモリ30)を有する。メモリには、第一ストレージと第二ストレージとの間でのRAIDの制御を行うプログラムであるRAID制御プログラムが展開される。RAID制御プログラムは、第一ストレージの前回の起動時点での第一ストレージの電源オンオフ回数である第一回数(実施例の前DPC-Count(ST1))と、第二ストレージの前回の起動時点での第二ストレージの電源オンオフ回数である第二回数(実施例の前DPC-Count(ST2))と、第一ストレージの今回の起動時点での第一ストレージの電源オンオフ回数である第三回数(実施例の現DPC-Count(ST1))と、第二ストレージの今回の起動時点での第二ストレージの電源オンオフ回数である第四回数(実施例の現DPC-Count(ST2))とに基づいて、第一ストレージに記憶されている第一データ(実施例の第一ユーザデータ)と第二ストレージに記憶されている第二データ(実施例の第二ユーザデータ)との間の不整合が発生しているか否かを判定する。
例えば、RAID制御プログラムは、第三回数が第一回数より1回多い回数であり、かつ、第四回数が第二回数より1回多い回数であるときに、不整合が発生していないと判定する。
また例えば、RAID制御プログラムは、第三回数が第一回数より1回多い回数以外の回数であり、かつ、第四回数が第二回数より1回多い回数であるときに、不整合が発生していると判定する。
また例えば、RAID制御プログラムは、第三回数が第一回数より1回多い回数であり、かつ、第四回数が第二回数より1回多い回数以外の回数であるときに、不整合が発生していると判定する。
また例えば、RAID制御プログラムは、第三回数が第一回数より1回多い回数以外の回数であり、かつ、第四回数が第二回数より1回多い回数以外の回数であるときに、不整合が発生していると判定する。
こうすることで、RAIDボリュームを構成する複数のストレージ間でデータの不整合が発生しているか否かを正確に判定できる。
1 コンピュータ
10 CPU
20 チップセット
30 メインメモリ
40 BIOSメモリ
50 BIOS
ST1 第一ストレージ
ST2 第二ストレージ

Claims (10)

  1. 第一ストレージ及び第二ストレージに接続されたコンピュータであって、
    前記第一ストレージと前記第二ストレージとの間でのRAIDの制御を行うプログラムであるRAID制御プログラムが展開されるメモリを具備し、
    前記RAID制御プログラムは、前記第一ストレージの前回の起動時点での前記第一ストレージの電源オンオフ回数である第一回数と、前記第二ストレージの前回の起動時点での前記第二ストレージの電源オンオフ回数である第二回数と、前記第一ストレージの今回の起動時点での前記第一ストレージの電源オンオフ回数である第三回数と、前記第二ストレージの今回の起動時点での前記第二ストレージの電源オンオフ回数である第四回数とに基づいて、前記第一ストレージに記憶されている第一データと前記第二ストレージに記憶されている第二データとの間の不整合が発生しているか否かを判定する、
    コンピュータ。
  2. 前記RAID制御プログラムは、前記第三回数が前記第一回数より1回多い回数であり、かつ、前記第四回数が前記第二回数より1回多い回数であるときに、前記不整合が発生していないと判定する、
    請求項1に記載のコンピュータ。
  3. 前記RAID制御プログラムは、前記第三回数が前記第一回数より1回多い回数以外の回数であり、かつ、前記第四回数が前記第二回数より1回多い回数であるときに、前記不整合が発生していると判定する、
    請求項1に記載のコンピュータ。
  4. 前記RAID制御プログラムは、前記第三回数が前記第一回数より1回多い回数であり、かつ、前記第四回数が前記第二回数より1回多い回数以外の回数であるときに、前記不整合が発生していると判定する、
    請求項1に記載のコンピュータ。
  5. 前記RAID制御プログラムは、前記第三回数が前記第一回数より1回多い回数以外の回数であり、かつ、前記第四回数が前記第二回数より1回多い回数以外の回数であるときに、前記不整合が発生していると判定する、
    請求項1に記載のコンピュータ。
  6. 前記RAID制御プログラムは、前記不整合が発生していると判定したときに、前記不整合が発生している箇所である不整合箇所において前記第二データを前記第一ストレージにコピーする、
    請求項3に記載のコンピュータ。
  7. 前記第一ストレージ及び前記第二ストレージの双方が同一のオペレーティングシステムをそれぞれ記憶し、
    前記RAID制御プログラムは、前記第一ストレージの先頭領域及び前記第二ストレージの先頭領域から、前記第一ストレージの最後尾領域及び前記第二ストレージの最後尾領域へ向かって前記第一データと前記第二データとを比較することにより前記不整合箇所の検出を行い、
    前記オペレーティングシステムは、前記RAID制御プログラムによる前記不整合箇所の検出の開始から終了までの間は、データのライト処理を前記第一ストレージ及び前記第二ストレージの双方へ行い、データのリード処理を前記第二ストレージに対して行う一方で前記第一ストレージに対して行わない、
    請求項6に記載のコンピュータ。
  8. 前記RAID制御プログラムは、前記不整合が発生していると判定したときに、前記不整合が発生している箇所である不整合箇所において前記第一データを前記第二ストレージにコピーする、
    請求項4に記載のコンピュータ。
  9. 前記第一ストレージ及び前記第二ストレージの双方が同一のオペレーティングシステムをそれぞれ記憶し、
    前記RAID制御プログラムは、前記第一ストレージの先頭領域及び前記第二ストレージの先頭領域から、前記第一ストレージの最後尾領域及び前記第二ストレージの最後尾領域へ向かって前記第一データと前記第二データとを比較することにより前記不整合箇所の検出を行い、
    前記オペレーティングシステムは、前記RAID制御プログラムによる前記不整合箇所の検出の開始から終了までの間は、データのライト処理を前記第一ストレージ及び前記第二ストレージの双方へ行い、データのリード処理を前記第一ストレージに対して行う一方で前記第二ストレージに対して行わない、
    請求項8に記載のコンピュータ。
  10. 第一ストレージ及び第二ストレージに接続され、かつ、前記第一ストレージと前記第二ストレージとの間でのRAIDの制御を行うプログラムであるRAID制御プログラムが展開されるメモリを具備するコンピュータにおいて、
    前記RAID制御プログラムは、前記第一ストレージの前回の起動時点での前記第一ストレージの電源オンオフ回数である第一回数と、前記第二ストレージの前回の起動時点での前記第二ストレージの電源オンオフ回数である第二回数と、前記第一ストレージの今回の起動時点での前記第一ストレージの電源オンオフ回数である第三回数と、前記第二ストレージの今回の起動時点での前記第二ストレージの電源オンオフ回数である第四回数とに基づいて、前記第一ストレージに記憶されている第一データと前記第二ストレージに記憶されている第二データとの間の不整合が発生しているか否かを判定する、
    データ不整合判定方法。
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