JP2023105349A - 面状照明装置 - Google Patents

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    • F21LIGHTING
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    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]

Abstract

【課題】出射面における輝度の均一性を向上する。【解決手段】面状照明装置1Aは、複数の光源30が一方の面側に設けられた基板3と、基板3の一方の面側に配置され、複数の光源30それぞれに対応するセグメント4sであって、光源30を囲む反射面4fが形成されたセグメント4sを複数有するリフレクタ4と、を備える。複数のセグメント4sのうち、リフレクタ4の外周部に配置された外周部セグメント4soにおいて、外側の反射面と内側の反射面とが非対称である。【選択図】図9

Description

本発明は、面状照明装置に関する。
複数の光源が一方の面側に配列された基板と、基板の一方の面側に配置されたリフレクタと、を備える、いわゆる直下型の面状照明装置が知られている。このような面状照明装置は、例えば、車載用の液晶表示装置のバックライト等として用いられる。
このような面状照明装置の中には、光源の周囲に、光源からの光を反射する反射板を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、この面状照明装置は、光源からの光利用効率を向上するため、光源の軸芯を含む断面視において、反射板は曲線状に形成される。
特開平11-260122号公報
しかしながら、上記の面状照明装置は、リフレクタの外周部に位置する外周部セグメントにおける輝度が、長手方向および短手方向の内側に位置する内側セグメントにおける輝度よりも暗い。そのため、従来の面状照明装置は、出射面における輝度均一性の観点において改良の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、出射面における輝度の均一性を向上することができる面状照明装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る面状照明装置は、複数の光源が一方の面側に設けられた基板と、前記基板の前記一方の面側に配置され、前記複数の光源それぞれに対応するセグメントであって、前記光源を囲む反射面が形成された前記セグメントを複数有するリフレクタと、を備え、複数の前記セグメントのうち、前記リフレクタの外周部に配置された外周部セグメントにおいて、外側の反射面と内側の反射面とが非対称である。
本発明の一態様に係る面状照明装置は、出射面における輝度均一性を向上することができる。
図1は、第1実施形態に係る面状照明装置の斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る面状照明装置の分解斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る面状照明装置における基板およびリフレクタの平面視である。 図4は、第1実施形態に係る面状照明装置における基板およびリフレクタの断面図であって、図3の矢視IVにおける断面図である。 図5は、第1実施形態に係る面状照明装置の作用を示す断面図である。 図6は、第1比較例の面状照明装置の作用を示す断面図である。 図7は、第2比較例の面状照明装置の作用を示す断面図である。 図8は、第2実施形態に係る面状照明装置における基板およびリフレクタの平面図である。 図9は、第2実施形態に係る面状照明装置における基板およびリフレクタの断面図であって、図8の矢視IXにおける断面図である。 図10は、長手方向を含み、かつ、光源の光軸を通過する断面において、第1実施形態における面状照明装置の輝度均一性と、第2実施形態における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。 図11は、長手方向を含み、かつ、壁部の稜線に沿う断面において、第1実施形態における面状照明装置の輝度均一性と、第2実施形態における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。 図12は、第2実施形態に係る第1変形例の面状照明装置における基板およびリフレクタの図9と同様の断面図である。 図13は、第2実施形態に係る第2変形例の面状照明装置における基板およびリフレクタの図8と同様の平面図である。 図14は、長手方向を含み、かつ、光源の光軸を通過する断面において、第1実施形態における面状照明装置の輝度均一性と、第2実施形態の第2変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。 図15は、長手方向を含み、かつ、壁部の稜線に沿う断面において、第1実施形態における面状照明装置の輝度均一性と、第2実施形態の第2変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。 図16は、第3実施形態に係る面状照明装置における基板およびリフレクタの平面図である。 図17は、第3実施形態に係る面状照明装置における基板およびリフレクタの断面図であって、図9と同様の断面図である。 図18は、長手方向を含み、かつ、光源の光軸を通過する断面において、第1実施形態における面状照明装置の輝度均一性と、第3実施形態における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。 図19は、長手方向を含み、かつ、壁部の稜線に沿う断面において、第1実施形態における面状照明装置の輝度均一性と、第3実施形態における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。 図20は、第3実施形態の第1変形例に係る面状照明装置における基板およびリフレクタの断面図であって、図9と同様の断面図である。 図21は、長手方向を含み、かつ、光源の光軸を通過する断面において、第1実施形態における面状照明装置の輝度均一性と、第3実施形態の第2変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。 図22は、長手方向を含み、かつ、壁部の稜線に沿う断面において、第1実施形態における面状照明装置の輝度均一性と、第3実施形態の第2変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。 図23は、第4実施形態に係る面状照明装置における基板およびリフレクタの平面図である。 図24は、第4実施形態に係る面状照明装置における基板およびリフレクタの断面図であって、図23における矢視XXIVにおける基板およびリフレクタの断面図である。 図25は、長手方向を含み、かつ、光源の光軸を通過する断面において、第1実施形態における面状照明装置の輝度均一性と、第4実施形態の第1変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。 図26は、長手方向を含み、かつ、壁部の稜線に沿う断面において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第4実施形態の第1変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る面状照明装置1について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、1つの実施形態に記載された内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
まず、図1~図2を用いて、実施形態に係る面状照明装置1の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る面状照明装置1の斜視図である。図2は、第1実施形態に係る面状照明装置1の分解斜視図である。図1~図2においては、便宜上、面状照明装置1の長手方向をX軸方向、短手方向をY軸方向、厚さ方向をZ軸方向としている。長手方向は、第1の方向であり、短手方向は、第2の方向である。また、厚さ方向において、基板3に対して光学シート5が配置される側を出射面側、若しくは、一方の面側としている。
実施形態に係る面状照明装置1は、各種の液晶表示装置のバックライトとして用いられる照明装置であって、後述する光源30が出射面Rの直下に配置される、いわゆる直下型の面状照明装置1である。面状照明装置1の対象である液晶表示装置は、例えば、車両に搭載される電子メータ、インジケータ等の表示器である。
図1に示されるように、実施形態に係る面状照明装置1は、後述するトップフレーム22の開口22dによって規定される出射面Rを有する。面状照明装置1は、出射面Rから発光し、上記した液晶表示装置のバックライトとして機能する。また、本実施形態に係る面状照明装置1の出射面Rは、厚さ方向に対して直交する平面である。
実施形態に係る面状照明装置1は、図2に示すように、フレーム2と、基板3と、リフレクタ4と、光学シート5と、を備える。
フレーム2は、例えば、剛性が高いステンレス製の筐体である。なお、フレーム2は、アルミニウム、又は、マグネシウム等で形成してもよい。本実施形態に係る面状照明装置1は、例えば、直方体状に形成され、正面視が矩形状である。なお、面状照明装置1の形状は、それに限られず、異なる形状に形成してもよい。フレーム2は、ボトムフレーム21と、トップフレーム22とを備え、ボトムフレーム21及びトップフレーム22によって形成される内部空間2s(図4参照)に、基板3、リフレクタ4、及び、光学シート5を収容する。
ボトムフレーム21は、有底箱状に形成されてフレーム2における土台として機能する。また、ボトムフレーム21は、底部21aと、一対の第1側壁21bと、一対の第2側壁21cとにより構成される。底部21aは、厚さ方向の一方側から視た場合には矩形状であり、面状照明装置1の正面視形状を規定する。一対の第1側壁21bは、長手方向において対向し、短手方向に連続する。一対の第2側壁21cは、短手方向において対向し、長手方向に連続する。
トップフレーム22は、ボトムフレーム21の厚さ方向の一方の面側に配置され、フレーム2における蓋として機能する。また、トップフレーム22は、樹脂で形成してもよい。さらに、トップフレーム22は、天板22aと、一対の第1側壁22bと、一対の第2側壁22cにより構成される。天板22aは、中央部に開口22dが形成され、かかる開口22dにより上記した出射面Rが規定される。言い換えると、トップフレーム22は、内側に開口22dが形成された額縁部22fを有する。また、本実施形態に係る面状照明装置1の出射面Rは、平面に構成されるが、曲面に構成してもよい。一対の第1側壁22bは、長手方向において対向し、短手方向に連続する。一対の第2側壁22cは、短手方向において対向し、長手方向に連続する。そして、フレーム2は、トップフレーム22がボトムフレーム21に組み付けられた状態において、内部空間2sが形成される(図4参照)。なお、本実施形態に係る面状照明装置1のトップフレーム22は、一対の第1側壁22bおよび一対の第2側壁22cを備えるものを説明したが、トップフレーム22に、第1側壁22bおよび第2側壁22cを設けなくてもよい。
基板3は、例えば、エポキシ樹脂またはPI(ポリイミド)からなる回路基板であり、例えば、フレキシブルプリント回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)を採用可能である。基板3は、厚さ方向において、ボトムフレーム21の一方の面に設けられる。換言すれば、面状照明装置1は、基板3の一方の面に対する反対面側に設けられたボトムフレーム21を備える。また、基板3の一方の面側には、複数の光源30が設けられる。換言すれば、面状照明装置1は、複数の光源30が一方の面側に設けられた基板3を備える。
光源30は、点状光源であり、例えば、LED(Light Emitting Diode)を採用可能である。光源30として、例えば、パッケージタイプのLEDや、チップタイプのLEDを用いることができるが、これに限定されない。そして、光源30は、光を出射する。なお、光源30は、LEDに限定されるものではなく、任意の発光部材を採用可能である。例えば、光源30は、装置の薄型化(厚さ方向における光源30と光学シート5との距離の短小化)を目的として、光源30の光軸方向の光量よりも、光軸30jから傾いた方向の光量を多くした、いわゆるバットウイング配光のものを採用することができる(図5参照)。図5中、光源30の光軸30j(図4参照)の方向(光軸方向)を0度とし、図5中に示す各角度は、光軸方向からのずれを示す。そして、図5中の光源30からの矢印は、矢印の長さが光量の大きさを示す。
本実施形態に係る面状照明装置1の光源30は、例えば、長手方向(第1の方向)に沿って一定のピッチで配列され、かつ、短手方向(第2の方向)に沿って一定のピッチで配列される。つまり、本実施形態に係る面状照明装置1の光源30は、縦横に等間隔で格子状に配置される。本実施形態に係る複数の光源30は、各光源30から出射される光量が同一である。
リフレクタ4は、例えば、合成樹脂によって形成され、光源30から放出される光を出射面側に反射し、出射面Rの輝度を高める機能を有し、面状照明装置1としての出射効率を向上させることができる。リフレクタ4は、厚さ方向において基板3の一方の面側に配置される。換言すれば、面状照明装置1は、基板3における一方の面側に設けられたリフレクタ4を備える。本実施形態に係るリフレクタ4は、例えば、合成樹脂を射出成型することによって一体的に形成される。つまり、本実施形態の面状照明装置1は、1つのリフレクタ4を備える。
図3は、第1実施形態に係る面状照明装置における基板3およびリフレクタ4の平面視である。図4は、第1実施形態に係る面状照明装置1における基板3およびリフレクタ4の断面図であって、図3の矢視IVにおける断面図である。また、リフレクタ4は、図3、図4に示すように、基板3に実装される複数の光源30それぞれに対応したセグメント4sが形成される。セグメント4sは、光源30を囲む隔壁4kを有する。つまり、リフレクタ4は、複数の光源30それぞれに対応する開口が格子状に配列されるように形成された隔壁4kを有する。隔壁4kは、長手方向に延在する複数の隔壁4kと短手方向に延在する複数の隔壁4kとを格子状に組み立てた形状となる。セグメント4sは、光源30を囲む隔壁4kにより規定される。
また、隔壁4kは、厚さ方向において、基板3側の幅が幅広である一方、出射面側に行くに従い幅が徐々に狭くなるように形成され、出射面側の端部に稜線4krを有する。本実施形態に係るリフレクタ4は、隔壁4kの厚さ方向の高さが同一である。さらに、リフレクタ4は、厚さ方向において、基板側に位置する開口である第1開口401と、出射面側に位置する開口である第2開口402とが形成される。つまり、1つの光源30に対応するセグメント4sは、厚さ方向において、基板側に位置する開口である第1開口401と、出射面側に位置する開口である第2開口(出射面側開口)402とが形成される。第1開口401は、例えば、光源30の頭部30aがそれぞれ挿通される。なお、第1開口401は、光源30の頭部30aを必ず挿通させる必要はなく、厚さ方向において、第1開口401が頭部30aより上方に位置してもよい。隔壁4kの側面は、光源30を囲む反射面4fとなる。つまり、1つの光源30に対応するセグメント4sには、当該光源30を囲む反射面4fが形成される。
反射面4fは、図3に示すように、長手方向(第1の方向)において光源30を挟んで対向する一対の第1反射面4fxを有し、かつ、短手方向(第2の方向)において光源30を挟んで対向する一対の第2反射面4fyを有する。つまり、セグメント4sは、長手方向(第1の方向)および短手方向(第2の方向)において対向する一対の第1反射面4fxおよび第2反射面4fyを有する。
また、第1反射面4fxは、上下方向において、基板3側に形成される基板側反射面4fxdと、出射面側に形成される出射面側反射面4fxuと、を有する。
基板側反射面4fxdは、長手方向(第1の方向)において光源30に隣接して位置する。出射面側反射面4fxuは、長手方向(第1の方向)において基板側反射面4fxdよりも光源30に離隔して位置する。
そして、出射面側反射面4fxuと基板3との交差角度は、基板側反射面4fxdと基板3との交差角度よりも大きい。より詳細に説明すると、出射面側反射面4fxuと基板3の出射面側の表面との交差角度は、基板側反射面4fxdと基板3の出射面側の表面との交差角度よりも大きい。なお、以下の説明において、上記と同様、反射面4fと基板3との交差角度は、反射面4fと基板3の出射面側の表面との交差角度であるが、説明の重複を避けるため省略する。
第2反射面4fyは、上下方向において、基板3側に形成される基板側反射面4fydと、出射面側に形成される出射面側反射面4fyuと、を有する。
基板側反射面4fydは、短手方向(第2の方向)において光源30に隣接して位置する。出射面側反射面4fyuは、短手方向(第2の方向)において基板側反射面4fydよりも光源30に離隔して位置する。
そして、出射面側反射面4fyuと基板3との交差角度は、基板側反射面4fydと基板3との交差角度よりも大きい。
本実施形態に係る面状照明装置1において、基板3に対する出射面側反射面4fxuの交差角度と、基板3に対する出射面側反射面4fyuの交差角度とは、同一である。出射面側反射面4fxu、4fyuと基板3との交差角度は、例えば、50~75度である。なお、本実施形態に係る面状照明装置1において、基板3に対する出射面側反射面4fxuの交差角度と、基板3に対する出射面側反射面4fyuの交差角度とは、同一に限られず、異なってもよい。例えば、面状照明装置1の長手方向の長さと、短手方向の長さとが異なる場合、基板3に対する出射面側反射面4fxuの交差角度と、基板3に対する出射面側反射面4fyuの交差角度とが異なる。
本実施形態に係る面状照明装置1において、基板3に対する基板側反射面4fxdの交差角度と、基板3に対する基板側反射面4fydの交差角度とは、同一である。基板側反射面4fxd、4fydと基板3との交差角度は、例えば、15~50度である。なお、本実施形態に係る面状照明装置1において、基板3に対する基板側反射面4fxdの交差角度と、基板3に対する基板側反射面4fydの交差角度とは、同一に限られず、異なってもよい。
つまり、出射面側反射面4fyuと基板3との交差角度は、基板側反射面4fydと基板3との交差角度よりも大きい。また、出射面側反射面4fxuと基板3との交差角度は、基板側反射面4fxdと基板3との交差角度よりも大きい。例えば、基板3に対する出射面側反射面4fxuの交差角度が55度である一方、基板3に対する基板側反射面4fxdの交差角度が45度である。
なお、複数のセグメント4sのうち、リフレクタ4の外周部に配置されたセグメント4sを外周部セグメント4soと呼ぶ。また、複数のセグメント4sのうち、長手方向(第1の方向)および短手方向(第2の方向)において外周部セグメント4soの内側に配置されたセグメント4sを内側セグメント4siと呼ぶ。
本実施形態では、各セグメント4sの長手方向(第1の方向)の長さX1Lは、同一であり、各セグメント4sの短手方向(第2の方向)の長さY1Lは、同一である。従って、各セグメント4s(つまり、第2開口402)の面積は、同一である。
また、本実施形態では、各セグメント4sにおける第1開口401の長手方向(第1の方向)の長さX2Lは、同一であり、各セグメント4sにおける第1開口401の短手方向(第2の方向)の長さY2Lは、同一である。従って、各セグメント4sにおける第1開口401の面積は、同一である。
光学シート5は、図1、図2に示すように、厚さ方向において、リフレクタ4の一方の面側に配置される。本実施形態の面状照明装置1は、例えば、3枚の光学シート51、52、53を含む。光学シート5は、厚さ方向において、他方の面側から一方の面側に通過する光の配光や輝度を調整し、例えば、出射面Rから出射される光を均一化する。例えば、光学シート51は、拡散シートであり、光学シート52は、プリズムシートやBEF(Brightness Enhancement Film)等であり、光学シート53は、反射偏光フィルムやDBEF(Dual Brightness Enhancement Film)である。
本実施形態に係る面状照明装置1は、出射面Rの全体的な輝度均一性を向上するため、以下の構成を有する。
本実施形態に係る面状照明装置1に係るリフレクタ4の反射面4fは、基板側に形成される基板側反射面4fxd、4fydと、出射面側に形成される出射面側反射面4fxu、4fyuと、を有する。その上、出射面側反射面4fxu、4fyuと基板3との交差角度は、基板側反射面4fxd、4fydと基板3との交差角度よりも大きい。そのため、図5に示すように、光源30から遠い位置にある出射面側反射面4fxu、4fyuで反射した光を、光源30から近い位置にある基板側反射面4fxd、4fydで反射した光より、立ちあがる方向へ出射させることができる。さらに、基板側反射面4fxd、4fydおよび出射面側反射面4fxu、4fyuにおける反射面の交差角度を調整することで、例えば、光源30から出射されて出射面側反射面4fxu、4fyuで反射された光も、光源30から出射されて基板側反射面4fxd、4fydで反射された光も、当該光源30を覆う反射面の第2開口402から出射させることができる。このように交差角度が調整されるため、特にバットウイング配光の光源30を用いた場合に、図6に示す第1比較例(変形例)のように、反射面を出射面側反射面だけで構成した反射面と比較すると、光源30の直上付近の輝度と、第2開口402の周囲の輝度とを均一にすることができる。つまり、図5に示すように、光軸方向の光量よりも、光軸30jから傾いた方向の光量を多くした配光分布を示す光源30を用いた場合、第1比較例と比べて、光源30の直上付近の輝度と、第2開口402の周囲の輝度とを均一にすることができる。図5は、第1実施形態に係る面状照明装置の作用を示す断面図である。
[第1比較例]
図6は、第1比較例の面状照明装置の作用を示す断面図である。第1比較例に示す面状照明装置1P’は、直下型である。この面状照明装置1P’は、少なくとも複数の光源30P’が一方の面側に設けられた基板3P’と、基板3P’の一方の面側に配置され、複数の光源30P’それぞれに対応するセグメント4sP’であって、光源30P’を囲む反射面4fP’が形成されたセグメント4sP’を複数有するリフレクタ4P’と、を備える。そして、面状照明装置1P’におけるリフレクタ4P’は、基板3P’との交差角度が比較的に大きい出射面側反射面4fuP’だけを有する。
この面状照明装置1P’は、基板3P’との交差角度が比較的に大きい出射面側反射面4fuP’だけを有する反射面4fP’を具備するリフレクタ4P’を備えるため、バットウイング配光の光源30’を用いた場合に、光源30P’の直上付近の輝度が高い一方、第2開口402P’付近の輝度を高くすることができない。そのため、光源30P’の直上付近の輝度と、第2開口402P’の周囲の輝度との間に明暗のムラができるため、出射面Rにおける輝度を均一にすることができない。特に、この面状照明装置1P’は、隔壁4k’の直上付近の輝度が低く、隔壁4k’の稜線4kr’に沿う輝度の低い部分と、光源30P’の直上付近の輝度が高い部分との差が大きい。
第1比較例に対して、本実施形態に係る面状照明装置1によれば、上述したように交差角度を調整することで、出射面Rにおける輝度の均一性を向上することができる。
その上、本実施形態に係る面状照明装置1は、図7に示す第2比較例(変形例)のように反射面を基板側反射面だけで構成した反射部と比較すると、該当する反射面4fの第2開口402から広がらないように光源30からの光を出射させることができる。
[第2比較例]
図7は、第2比較例の面状照明装置の作用を示す断面図である。第2比較例に示す面状照明装置1Q’は、直下型である。この面状照明装置1Q’は、少なくとも複数の光源30Q’が一方の面側に設けられた基板3Q’と、基板3Q’の一方の面側に配置され、複数の光源30Q’それぞれに対応するセグメント4sQ’であって、光源30Q’を囲む反射面4fQ’が形成されたセグメント4sQ’を複数有するリフレクタ4Q’と、を備える。そして、面状照明装置1Q’におけるリフレクタ4Q’は、基板3Q’との交差角度が比較的に小さい基板側反射面4fdQ’だけを有する。
この面状照明装置1Q’は、基板3Q’との交差角度が比較的に小さい基板側反射面4fdQ’だけを有する反射面4fQ’を具備するリフレクタ4Q’を備えるため、バットウイング配光の光源30Q’を用いた場合に、光源30Q’から出射された光が該当するセグメント4sQ’の第2開口402Q’から広がるため、ローカルディミング時のコントラストを向上することができない。
第2比較例に対して、本実施形態に係る面状照明装置1によれば、上記構成をバットウイング配光の光源30に適用することで、ローカルディミング時のコントラストを向上することができる。
このように、本実施形態に係る面状照明装置1によれば、特に、装置の薄型化を目的として光源30としてバットウイング配光の光源30を用いた場合に、ローカルディミング時のコントラストおよび輝度の均一性を向上させることができる。
しかし、面状照明装置1のような直下型バックライトでは、依然として、輝度均一性が下がる要因がある。すなわち、外周部セグメント4soは、内側セグメント4siと比較して、周りのセグメント4sから入る光量が少ない。このため、外周部セグメント4soは、内側セグメント4siよりも輝度が低くなってしまう。その結果、特に、開口22dの近傍の輝度が上がらず、直下型バックライトの輝度均一性を下げる要因となる。以下の第2実施形態からは、かかる輝度低下を解消するための構造について、説明する。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態に係る面状照明装置1Aにおける基板3およびリフレクタ4Aの平面図である。図9は、第2実施形態に係る面状照明装置1Aにおける基板3およびリフレクタ4Aの断面図であって、図8の矢視IXにおける断面図である。なお、図8に示す外周部セグメント4soにおいて、後述するように、1段の反射面で構成される内側の反射面4fxi、4fyiにハッチングを付して当該反射面4fxi、4fyiを明示する。図8、図9に示し、次に説明する第2実施形態に係る面状照明装置1Aは、第1実施形態に係る面状照明装置1における反射面4fとは異なる反射面4fAを有する。より具体的に説明すると、本実施形態に係る外周部セグメント4soにおける反射面4fAは、第1実施形態に係る外周部セグメント4soにおける反射面4fとは異なる。一方、本実施形態に係る内側セグメント4siにおける反射面4fAは、第1実施形態に係る内側セグメント4siにおける反射面4fと同一である。以下、第2実施形態に係る面状照明装置1Aにおける外周部セグメント4soの長手方向の両端に位置し、かつ、短手方向の両端に位置する四隅の反射面4fAについて詳細に説明する。
反射面4fAは、第1実施形態の面状照明装置1に係る反射面4fと同様、一対の第1反射面4fxと、一対の第2反射面4fyをそれぞれ有する。本実施形態に係る外周部セグメント4soの一対の第1反射面4fxのうち、外側の反射面を第1反射面4fxoとし、内側の反射面を第1反射面4fxiとする。そして、第1反射面4fxoの出射面側反射面4fxuを、出射面側反射面4fxouとし、第1反射面4fxoの基板側反射面4fxdを、基板側反射面4fxodとする。出射面側反射面4fxouに対する基板3との交差角度は、基板側反射面4fxodに対する基板3との交差角度より大きい。内側の反射面4fxiは、基板3に対する交差角度が一定に形成される。そして、内側の反射面4fxiに対する基板3との交差角度は、外側の基板側反射面4fxodに対する基板3との交差角度より大きい。
また、本実施形態に係る外周部セグメント4soの一対の第2反射面4fyのうち、外側の反射面を第2反射面4fyoとし、内側の反射面を第2反射面4fyiとする。そして、第2反射面4fyoの出射面側反射面4fyuを、出射面側反射面4fyouとし、第2反射面4fyoの基板側反射面4fydを、基板側反射面4fyodとする。また、出射面側反射面4fyouに対する基板3との交差角度は、基板側反射面4fyodに対する基板3との交差角度より大きい。内側の反射面4fyiは、基板3に対する交差角度が一定に形成される。そして、内側の反射面4fyiに対する基板3との交差角度は、外側の基板側反射面4fyodに対する基板3との交差角度より大きい。
また、短手方向に関して四隅の外周部セグメント4soの間に位置し、かつ、長手方向の両端に位置する外周部セグメント4soにおいて、内側の反射面4fxiに対する基板3との交差角度は、外側の基板側反射面4fxodに対する基板3との交差角度より大きい。また、当該外周部セグメント4soにおいて、短手方向に対向する一対の第2反射面4fyは、必要に応じて適宜変更することができる。
同様に、長手方向に関して四隅の外周部セグメント4soの間に位置し、かつ、短手方向の両端に位置する外周部セグメント4soにおいて、内側の反射面4fyiに対する基板3との交差角度は、外側の基板側反射面4fyodに対する基板3との交差角度より大きい。また、当該外周部セグメント4soにおいて、長手方向に対向する一対の第1反射面4fxは、必要に応じて適宜変更することができる。
本実施形態に係る外周部セグメント4soの反射面4fAは、リフレクタ4Aの長手方向における中央線に対して線対称に形成され、かつ、リフレクタ4Aの短手方向における中央線に対して線対称に形成される。
また、本実施形態に係る面状照明装置1Aにおける長手方向(第1の方向)において、光源30と、第1開口401を構成する反射面4fxiの内縁との長さ30X1(図8参照)と、光源30と、第1開口401を構成する反射面4fxoの内縁との長さ30X2とが実質同一かわずかに異なる。
さらに、本実施形態に係る面状照明装置1Aにおける短手方向(第2の方向)において、光源30と、第1開口401を構成する反射面4fyiの内縁との長さ30Y1と、光源30と、第1開口401を構成する反射面4fyoの内縁との長さ30Y2とが実質同一かわずかに異なる。
上記の構成を有する面状照明装置1Aと同様の構成を有する試験装置を構成し、出射面Rにおける輝度の均一性を以下のように検証した。より具体的に説明すると、長手方向および短手方向に7つずつのセグメント4sを有する上記構成を備える面状照明装置1Aと、長手方向および短手方向に7つずつのセグメント4sを有する第1実施形態の構成を備える面状照明装置1とにおいて、輝度均一性を比較したグラフを図10、図11に示す。図10は、長手方向を含み、かつ、光源30の光軸30jを通過する断面(つまり、セグメント中央部を通過する断面)において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第2実施形態における面状照明装置1Aの輝度均一性とを比較するグラフである。図11は、長手方向を含み、かつ、壁部40kの稜線40krに沿う断面(つまり、稜線krを通過する断面(換言すれば、セグメント境界部を通過する断面))において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第2実施形態における面状照明装置1Aの輝度均一性とを比較するグラフである。図10、図11において、実線は本実施形態に係る面状照明装置1Aの輝度を示す一方、破線は第1実施形態に係る面状照明装置1の輝度を示す。
本実施形態に係る面状照明装置1Aは、図9に示すように、複数のセグメント4sのうち、リフレクタ4Aの外周部に配置された外周部セグメント4soであって、長手方向および短手方向において内側に位置する反射面4fxi、4fyiと外側に位置する反射面4fxo、4fyoとが非対称である。その上、外周部セグメント4soにおいて、長手方向および短手方向において内側に位置する反射面4fxi、4fyiと基板3との交差角度が、長手方向および短手方向において外側に位置する基板側反射面4fxod、4fyodと基板3との交差角度より大きい。そのため、本実施形態に係る面状照明装置1Aは、外周部セグメント4soにおいて、光源30から出射した光が、内側に位置する反射面4fxi、4fyiで反射し、当該光が、外周部セグメント4soにおける光源30と内側の隔壁4koiとの間の出射面Rに出射される。そのため、本実施形態に係る面状照明装置1Aは、第1実施形態に係る面状照明装置1に対して、外周部セグメント4soの内側の隔壁4koiの直上部分(図10、図11中において、〇を付して示す部分)の輝度を向上することができる。その結果、本実施形態に係る面状照明装置1Aは、より一層、出射面Rにおける輝度を均一にすることができる。
なお、上述した実施形態には、面状照明装置1Aにおける長手方向において、光源30と、第1開口401を構成する反射面4fxiの内縁との長さ30X1と、光源30と、第1開口401を構成する反射面4fxoの内縁との長さ30X2とが実質同一かわずかに異なるものを説明した。しかし、本実施形態に係る面状照明装置1Aは、それに限られず、長さ30X1と、長さ30X2とが同一でもよいし、後述するように異なっていてもよい。また、短手方向においても同様である。
(第2実施形態の第1変形例)
図12は、第2実施形態に係る第1変形例の面状照明装置1Bにおける基板3およびリフレクタ4Bの図9と同様の断面図である。次に説明する第1変形例に係る面状照明装置1Bは、第2実施形態に係る面状照明装置1Aにおける光源30とは、以下の点において異なる光源30Bを有する。以下、第2実施形態に係る面状照明装置1Aとは異なる構成であり、第2実施形態の第1変形例に係る面状照明装置1Bの光源30Bについて詳細に説明する。
本変形例に係る面状照明装置1Bの長手方向(第1の方向)において、光源30Bの光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fxiの内縁との長さ30X1は、光源30Bの光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fxoの内縁との長さ30X2よりも短い。つまり、外周部セグメント4soに配置された光源30Bは、長手方向(第1の方向)において、外側の反射面4fxoよりも内側の反射面4fxiに近接する。換言すれば、外周部セグメント4soに配置された光源30Bは、他方の反射面4fxoよりも一方の反射面4fxiに近接する。
また、図示省略するが、本変形例に係る面状照明装置1Bの短手方向(第2の方向)において、光源30の光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fyiの内縁との長さ30Y1は、光源30の光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fyoの内縁との長さ30Y2よりも短い。つまり、外周部セグメント4soに配置された光源30は、短手方向(第2の方向)において、光源30に対して、外側の反射面4fyoよりも内側の反射面4fyiに近接する。換言すれば、外周部セグメント4soに配置された光源30Bは、他方の反射面4fyoよりも一方の反射面4fyiに近接する。
本変形例に係る面状照明装置1Bは、外周部セグメント4soにおける光源30Bを、外側の反射面4fxo、4fyoよりも内側の反射面4fxi、4fyiに近接して位置するため、外周部セグメント4soの内側の隔壁4koiの直上部分の輝度をより向上することができる。そのため、本変形例に係る面状照明装置1Bは、さらに一層、出射面Rにおける輝度を均一にすることができる。
(第2実施形態の第2変形例)
図13は、第2実施形態に係る第2変形例の面状照明装置1Cにおける基板3およびリフレクタ4Cの図8と同様の平面図である。次に説明する第2変形例に係る面状照明装置1Cは、第1変形例に係る面状照明装置1Bにおけるセグメント4sとは、以下の点において異なるセグメント4sの一例である。以下、第2変形例に係る面状照明装置1Cのセグメント4sについて詳細に説明する。
本変形例に係る面状照明装置1Cの長手方向(第1の方向)において、外周部セグメント4soの長さX11Lは、内側セグメント4siの長さX12Lよりも短く、かつ、短手方向(第2の方向)において、外周部セグメント4soの長さY11Lは、内側セグメント4siの長さY12Lよりも短い。つまり、外周部セグメント4soの第2開口(出射面側開口)402の面積は、内側セグメント4siの第2開口(出射面側開口)402の面積よりも狭い。
本変形例に係る面状照明装置1Cの4隅の外周部セグメント4soにおいて、長手方向(第1の方向)の長さX11Lと、短手方向(第2の方向)の長さY11Lとは同一である。つまり、本変形例に係る面状照明装置1Cの4隅の外周部セグメント4soは、正方形状に形成される。
本変形例に係る面状照明装置1Cは、外周部セグメント4soにおける光源30からの単位面積あたりの光量を、内側セグメント4siにおける光源30からの単位面積当たりの光量よりも増加させることができるため、外周部セグメント4soにおける輝度を向上することができる。従って、本変形例に係る面状照明装置1Cは、出射面Rにおける輝度の均一性を向上することができる。
上記の構成を有する面状照明装置1Cと同様の構成を有する試験装置を構成し、出射面Rにおける輝度の均一性を以下のように検証した。より具体的に説明すると、長手方向および短手方向に7つずつのセグメント4sを有する上記構成を備える面状照明装置1Cと、長手方向および短手方向に7つずつのセグメント4sを有する第2実施形態の構成を備える面状照明装置1Aと、長手方向および短手方向に7つずつのセグメント4sを有する第1実施形態の構成を有する面状照明装置1と、において輝度の均一性を比較したグラフを図14、図15に示す。図14は、長手方向を含み、かつ、光源30の光軸30jを通過する断面(つまり、セグメント中央部を通過する断面)において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第2実施形態の第2変形例における面状照明装置1Cの輝度均一性とを比較するグラフである。図15は、長手方向を含み、かつ、壁部40kの稜線40krに沿う断面(つまり、稜線krを通過する断面(換言すれば、セグメント境界部を通過する断面))において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第2実施形態の第2変形例における面状照明装置1Cの輝度均一性とを比較するグラフである。図14、図15において、1点鎖線は本変形例に係る面状照明装置1Cの輝度を示す一方、実線は、第2実施形態に係る面状照明装置1Aの輝度を示し、破線は第1実施形態に係る面状照明装置1の輝度を示す。
本変形例に係る面状照明装置1Cは、第1実施形態に係る面状照明装置1および第2実施形態に係る面状照明装置1Aに対して、外周部セグメント4soの内側に位置する隔壁4koiの直上部分(図14、図15中において、〇を付して示す部分)の輝度を向上することができる。そのため、本変形例に係る面状照明装置1Cは、より一層、出射面Rにおける輝度を均一にすることができる。
なお、上述した第2変形例に係る面状照明装置1Cは、4隅の外周部セグメント4soにおいて、長手方向(第1の方向)の長さX11Lと、短手方向(第2の方向)の長さY11Lとは同一であるものを説明した。しかし、本変形例に係る面状照明装置1Cは、それに限られない。例えば、外周部セグメント4soにおいて、長手方向および短手方向のいずれか一方の長さを他方の長さよりも長くしてもよい。
(第3実施形態)
図16は、第3実施形態に係る面状照明装置1Dにおける基板3およびリフレクタ4Dの平面図である。図17は、第3実施形態に係る面状照明装置1Dにおける基板3およびリフレクタ4Dの断面図であって、図9と同様の断面図である。なお、図16に示す外周部セグメント4soにおいて、後述するように、1段の反射面で構成される外側の反射面4fxo、4fyoにハッチングを付して当該反射面4fxo、4fyoを明示する。図16、17に示し、次に説明する第3実施形態に係る面状照明装置1Dのリフレクタ4Dは、第1実施形態に係る面状照明装置1のリフレクタ4における反射面4fとは異なる反射面4fDを有する。より具体的に説明すると、本実施形態に係る外周部セグメント4soにおける反射面4fDは、第1実施形態に係る外周部セグメント4soにおける反射面4fとは異なる。一方、本実施形態に係る内側セグメント4siにおける反射面4fDは、第1実施形態に係る内側セグメント4siにおける反射面4fと同一である。以下、第3実施形態に係る面状照明装置1Dにおける外周部セグメント4soの反射面4fDについて詳細に説明する。
反射面4fDは、第1実施形態の面状照明装置1に係る反射面4fと同様、一対の第1反射面4fxと、一対の第2反射面4fyをそれぞれ有する。本実施形態に係る外周部セグメント4soの一対の第1反射面4fxのうち、外側の反射面を第1反射面4fxoとし、内側の反射面を第1反射面4fxiとする。そして、内側の第1反射面4fxiの出射面側反射面4fxuを、出射面側反射面4fxiuとし、第1反射面4fxiの基板側反射面4fxdを、基板側反射面4fxidとする。出射面側反射面4fxiuに対する基板3との交差角度は、基板側反射面4fxidに対する基板3との交差角度より大きい。一方、外側の反射面4fxoは、基板3に対する交差角度が一定に形成される。そして、外側の反射面4fxoに対する基板3との交差角度は、内側の基板側反射面4fxidに対する基板3との交差角度より大きい。
また、本実施形態に係る外周部セグメント4soの一対の第2反射面4fyのうち、外側の反射面を第2反射面4fyoとし、内側の反射面を第2反射面4fyiとする。そして、内側の第2反射面4fyiの出射面側反射面4fyuを、出射面側反射面4fyiuとし、第2反射面4fyiの基板側反射面4fydを、基板側反射面4fyidとする。また、出射面側反射面4fyiuに対する基板3との交差角度は、基板側反射面4fyidに対する基板3との交差角度より大きい。一方、外側の反射面4fyoは、基板3に対する交差角度が一定に形成される。そして、外側の反射面4fyoに対する基板3との交差角度は、内側の基板側反射面4fyidに対する基板3との交差角度より大きい。
また、短手方向に関して四隅の外周部セグメント4soの間に位置し、かつ、長手方向の両端に位置する外周部セグメント4soにおいて、外側の反射面4fxoに対する基板3との交差角度は、内側の基板側反射面4fxidに対する基板3との交差角度より大きい。また、当該外周部セグメント4soにおいて、短手方向に対向する一対の第2反射面4fyは、必要に応じて適宜変更することができる。
同様に、長手方向に関して四隅の外周部セグメント4soの間に位置し、かつ、短手方向の両端に位置する外周部セグメント4soにおいて、外側の反射面4fyoに対する基板3との交差角度は、内側の基板側反射面4fyidに対する基板3との交差角度より大きい。また、当該外周部セグメント4soにおいて、長手方向に対向する一対の第1反射面4fxは、必要に応じて適宜変更することができる。
本実施形態に係る外周部セグメント4soの反射面4fDは、リフレクタ4Dの長手方向における中央線に対して線対称に形成され、かつ、リフレクタ4Dの短手方向における中央線に対して線対称に形成される。
また、本実施形態に係る面状照明装置1Dの長手方向(第1の方向)において、光源30の光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fxiの内縁との長さ30X1と、光源30の光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fxoの内縁との長さ30X2とが実質同一かわずかに異なるが、同一であってもよいし、第1実施形態に示したように異なっていてもよい。
さらに、本実施形態に係る面状照明装置1Dの短手方向(第2の方向)において、光源30の光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fyiの内縁との長さ30Y1と、光源30の光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fyoの内縁との長さ30Y2とが実質同一かわずかに異なるが、同一であってもよいし、第1実施形態に示したように異なっていてもよい。
上記の構成を有する面状照明装置1Dと同様の構成を有する試験装置を構成し、出射面Rにおける輝度の均一性を以下のように検証した。より具体的に説明すると、長手方向および短手方向に7つのセグメント4sを有する上記構成を備える面状照明装置1Dと、長手方向および短手方向に7つのセグメント4sを有する第1実施形態の構成を備える面状照明装置1と、において輝度の均一性を比較したグラフを図18、図19に示す。図18は、長手方向を含み、かつ、光源30の光軸30jを通過する断面(つまり、セグメント中央部を通過する断面)において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第3実施形態における面状照明装置1Dの輝度均一性とを比較するグラフである。図19は、長手方向を含み、かつ、壁部40kの稜線40krに沿う断面(つまり、稜線krを通過する断面(換言すれば、セグメント境界部を通過する断面))において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第3実施形態における面状照明装置1Dの輝度均一性とを比較するグラフである。図18、図19において、実線は本実施形態に係る面状照明装置1Dの輝度を示す一方、破線は第1実施形態に係る面状照明装置1の輝度を示す。
本実施形態に係る面状照明装置1Dは、図17に示すように、長手方向および短手方向において外側に位置する反射面4fxo、4fyoと基板3との交差角度が、長手方向および短手方向において内側に位置する基板側反射面4fxid、4fyidと基板3との交差角度より大きい。そのため、本実施形態に係る面状照明装置1Dは、外周部セグメント4soにおいて、光源30から出射した光が、外側に位置する反射面4fxo、4fyoで反射し、当該光が、外周部セグメント4soにおける外側の隔壁4kooと光源30との間の出射面Rに出射される。そのため、本実施形態に係る面状照明装置1Dは、第1実施形態に係る面状照明装置1に対して、外周部セグメント4soの外側の隔壁4kooの直上部分(図18、図19中において、〇を付して示す部分)の輝度を向上することができる。その結果、本実施形態に係る面状照明装置1Dは、より一層、出射面Rにおける輝度を均一にすることができる。
(第3実施形態の第1変形例)
図20は、第3実施形態の第1変形例に係る面状照明装置1Eにおける基板3およびリフレクタ4Eの断面図であって、図9と同様の断面図である。次に説明する第1変形例に係る面状照明装置1Eは、第1実施形態に係る面状照明装置1における光源30とは、以下の点において異なる光源30Eの一例である。以下、第1実施形態に係る面状照明装置1とは異なる構成であり、第3実施形態の第1変形例に係る面状照明装置1Eの光源30Eについて詳細に説明する。
本変形例に係る面状照明装置1Eにおける外周部セグメント4soの長手方向(第1の方向)において、光源30Eの光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fxoの内縁との長さ30X2は、光源30Eの光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fxiの内縁との長さ30X1よりも短い。つまり、外周部セグメント4soに配置された光源30Eは、長手方向(第1の方向)において、内側の反射面4fxi(一方の反射面)よりも外側の反射面4fxo(他方の反射面)に近接する。換言すれば、外周部セグメント4soに配置された光源30Eは、他方の反射面4fxiよりも一方の反射面4fxoに近接する。
また、図示省略するが、本変形例に係る面状照明装置1Eの短手方向(第2の方向)において、光源30の光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fyoの内縁との長さは、光源30の光軸30jと、第1開口401を構成する反射面4fyiの内縁との長さよりも短い。つまり、外周部セグメント4soに配置された光源30Eは、短手方向(第2の方向)において、内側の反射面4fyi(一方の反射面)よりも外側の反射面4fyo(他方の反射面)に近接する。換言すれば、外周部セグメント4soに配置された光源30Eは、他方の反射面4fyiよりも一方の反射面4fyoに近接する。
本変形例に係る面状照明装置1Eは、外周部セグメント4soにおける光源30Eを、内側の反射面4fxi、4fyiよりも外側の反射面4fxo、4fyoに近接して位置するため、外周部セグメント4soの外側の隔壁4kooの直上部分の輝度をより向上することができる。そのため、本変形例に係る面状照明装置1Eは、さらに一層、出射面Rにおける輝度を均一にすることができる。
(第3実施形態の第2変形例)
なお、上述した第3実施形態に係る面状照明装置1D、1Eは、複数のセグメント4sの面積が同一であり、かつ、複数のセグメント4sの第2開口402の面積が同一であるものを説明した。しかしながら、本実施形態に係る面状照明装置1D、1Eは、それに限られない。例えば、第3実施形態に係る面状照明装置1D、1Eの第2変形例は、第2実施形態の第2変形例に係る面状照明装置1Cと同様、外周部セグメント4soの第2開口402の面積を、内側セグメント4siの第2開口402の面積よりも狭くしてもよい。
上記第2変形例に係る面状照明装置と同様の構成を有する試験装置を構成し、出射面Rにおける輝度の均一性を以下のように検証した。より具体的に説明すると、長手方向および短手方向に7つのセグメント4sを有する上記第3実施形態の第2変形例の構成を備える面状照明装置と、長手方向および短手方向に7つのセグメント4sを有する第3実施形態の第1変形例の構成を備える面状照明装置1Eと、長手方向および短手方向に7つのセグメント4sを有する第1実施形態の構成を備える面状照明装置1とにおいて、輝度との均一性を比較したグラフを図21、図22に示す。図21は、長手方向を含み、かつ、光源30の光軸30jを通過する断面(つまり、セグメント中央部を通過する断面)において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第3実施形態の第2変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。図22は、長手方向を含み、かつ、壁部40kの稜線40krに沿う断面(つまり、稜線krを通過する断面(換言すれば、セグメント境界部を通過する断面))において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第3実施形態の第2変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。図21、図22において、1点鎖線は第3実施形態の第2変形例に係る面状照明装置の輝度を示し、実線は、第3実施形態の第1変形例に係る面状照明装置1Eの輝度を示し、破線は第1実施形態に係る面状照明装置1の輝度を示す。
第3実施形態の第2変形例に係る面状照明装置は、第1実施形態に係る面状照明装置1および第3実施形態の第1変形例に係る面状照明装置1Eに対して、外周部セグメント4soの第2開口402の面積が狭くて単位面積の光量を増加できるから、外周部セグメント4soの外側に位置する隔壁4kooの直上部分(図21、図22中において、〇を付して示す部分)の輝度を向上することができる。そのため、本変形例に係る面状照明装置は、より一層、出射面Rにおける輝度を均一にすることができる。
(第4実施形態)
図23は、第4実施形態に係る面状照明装置1Fにおける基板3およびリフレクタ4Fの平面図である。図24は、第4実施形態に係る面状照明装置1Fにおける基板3Fおよびリフレクタ4Fの断面図であって、図23における矢視XXIVにおける基板3Fおよびリフレクタ4Fの断面図である。なお、図23において、後述する外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiにハッチングを付して当該隔壁4koiを明示する。図23、24に示し、次に説明する第4実施形態に係る面状照明装置1Fは、第1実施形態に係る面状照明装置1における隔壁4kとは異なる隔壁4kFを有する。より具体的に説明すると、本実施形態に係る外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiは、第1実施形態に係る外周部セグメント4soと内側セグメント4siとを形成する隔壁4kとは異なる。一方、本実施形態に係る内側セグメント4siと当該内側セグメント4siに隣接する内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4kiiは、第1実施形態に係る内側セグメント4siと当該内側セグメント4siに隣接する内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4kと同一である。以下、第4実施形態に係る面状照明装置1Fの外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiについて詳細に説明する。
第1実施形態に係る面状照明装置1における複数の隔壁4kは、基板3の出射面側の表面から厚さ方向の一方に突出する高さが同一のものを説明した。一方、第4実施形態に係る面状照明装置1Fにおける複数の隔壁4kFは、基板3Fの出射面側の表面から厚さ方向の一方に突出する高さを以下のように設定する。
長手方向(第1の方向)において、外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiに関して、基板3Fの出射面側の表面から厚さ方向の一方に突出する高さは、4koiHである。
長手方向(第1の方向)において、内側セグメント4siと当該内側セグメント4siに隣接する内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4kiiに関して、基板3Fの出射面側の表面から厚さ方向の一方に突出する高さは、4kiiHである。そして、隔壁4koiの基板3Fからの高さ4koiHは、隔壁4kiiの基板3Fからの高さ4kiiHよりも低い。つまり、外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiの高さ4koiHは、外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiとは異なる他の隔壁4kiiの高さ4kiiHよりも低い。本実施形態に係る面状照明装置1Fにおいて、外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiの高さは、他の隔壁4kiiの高さよりもΔH(例えば1mm~2mm)だけ低い。なお、上述には、長手方向に沿う方向の構成を説明したが、短手方向に沿う構成も同様である。
外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiは、リフレクタ4Fの長手方向における中央線に対して線対称に形成され、かつ、リフレクタ4Fの短手方向における中央線に対して線対称に形成される。
本実施形態に係る面状照明装置1Fにおいて、外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiの高さ4koiHは、外周部セグメント4soと内側セグメント4siとの境界を形成する隔壁4koiとは異なる他の隔壁4kiiの高さ4kiiHよりも低い。そのため、外周部セグメント4soには、長手方向および短手方向において、当該外周部セグメント4soの内側に隣接する内側セグメント4siの光源30から出射された光が入り、その光が外周部セグメント4soの出射面Rから出射される。その結果、本実施形態に係る面状照明装置1Fは、外周部セグメント4soの出射面Rから出射される光量を増加することができるため、より一層、出射面Rにおける輝度を均一にすることができる。
なお、図24に示す面状照明装置1Fは、外周部セグメント4soにおいて、外側に位置する基板側反射面4fxodの基板3Fからの高さと、内側に位置する基板側反射面4fxidの基板3Fからの高さとが同一のものを示した。しかし、本実施形態に係る面状照明装置1Fは、それに限られず、外周部セグメント4soにおいて、外側に位置する基板側反射面4fxodの基板3Fからの高さと、内側に位置する基板側反射面4fxidの基板3Fからの高さとが異なってもよい。その上、図示省略するが、短手方向についても同様である。
(第4実施形態の第1変形例)
上述した第4実施形態に係る面状照明装置1Fは、セグメント4sの面積が同一であり、かつ、セグメント4sの第2開口402の面積が同一であるものを説明した。しかしながら、本実施形態に係る面状照明装置1Fは、それに限られない。例えば、第4実施形態に係る面状照明装置1Fの第1変形例は、第2実施形態の第2変形例に係る面状照明装置1Cと同様、外周部セグメント4soの第2開口402の面積を、内側セグメント4siの第2開口402の面積よりも狭くしてもよい。
上記第1変形例に係る面状照明装置と同様の構成を有する試験装置を構成し、出射面Rにおける輝度の均一性を以下のように検証した。より具体的に説明すると、長手方向および短手方向に7つのセグメント4sを有する上記第4実施形態の第1変形例の構成を備える面状照明装置と、長手方向および短手方向に7つのセグメント4sを有する第4実施形態の構成を備える面状照明装置1Fと、長手方向および短手方向に7つのセグメント4sを有する第1実施形態の構成を備える面状照明装置1とにおいて、輝度との均一性を比較したグラフを図25、図26に示す。図25は、長手方向を含み、かつ、光源30の光軸30jを通過する断面(つまり、セグメント中央部を通過する断面)において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第4実施形態の第1変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。図26は、長手方向を含み、かつ、壁部40kの稜線40krに沿う断面(つまり、稜線krを通過する断面(換言すれば、セグメント境界部を通過する断面))において、第1実施形態における面状照明装置1の輝度均一性と、第4実施形態の第1変形例における面状照明装置の輝度均一性とを比較するグラフである。図25、図26において、1点鎖線は第4実施形態の第1変形例に係る面状照明装置の輝度を示し、実線は、第4実施形態に係る面状照明装置1Fの輝度を示し、破線は第1実施形態に係る面状照明装置1の輝度を示す。
第4実施形態の第1変形例に係る面状照明装置は、第1実施形態に係る面状照明装置1および第4実施形態に係る面状照明装置1Fに対して、外周部セグメント4soの第2開口402の面積が狭くて単位面積の光量を増加できるから、外周部セグメント4soの全体(図25、図26中において、〇を付して示す部分)の輝度を向上することができる。そのため、第4実施形態の第1変形例に係る面状照明装置は、より一層、出射面Rにおける輝度を均一にすることができる。
なお、上記した第4実施形態に係る面状照明装置1Fの反射面4fFは、基板側反射面と出射面側反射面との2面の反射面を備えるものを説明した。しかし、本実施形態に係る面状照明装置1Fの反射面4fFは、それに限られず、例えば、外側の反射面および内側の反射面のうち少なくともいずれか一方の反射面は、基板3に対する交差角度が一定の出射面側反射面だけを備えてもよい。
以上、本発明の第1実施形態に係る面状照明装置1、第2実施形態に係る面状照明装置1A、1B、1C、第3実施形態に係る面状照明装置1D、1E、および、第4実施形態に係る面状照明装置1Fについて説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
さらに、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各実施形態の構成要素および各変形例の構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F 面状照明装置, 3、3F 基板, 30、30B、30E 光源, 4、4A、4B、4C、4D、4E、4F リフレクタ, 4f、4fA、4fD 反射面, 4fxi、4fyi 内側の反射面, 4fxo、4fyo 外側の反射面, 4fxd、4fyd、4fxid、4fxod、4fyid、4fyod 基板側反射面, 4fxu、4fyu、4fxiu、4fxou、4fyiu、4fyou 出射面側反射面, 4koi 外周部セグメントと内側セグメントとの境界を形成する隔壁, 4kii 内側セグメントと当該内側セグメントに隣接する内側セグメントとの境界を形成する隔壁(外周部セグメントと内側セグメントとの境界を形成する隔壁とは異なる他の隔壁), 4s セグメント, 4so 外周部セグメント, 4si 内側セグメント, 402 第2開口(出射面側開口)
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る面状照明装置は、複数の光源が一方の面側に設けられた基板と、前記基板の前記一方の面側に配置され、前記複数の光源それぞれに対応するセグメントであって、前記光源を囲む反射面が形成された前記セグメントを複数有するリフレクタと、を備え、複数の前記セグメントのうち、前記リフレクタの外周部に配置された外周部セグメントにおいて、外側の反射面および内側の反射面の一方の反射面と前記基板との交差角度は、他方の反射面と前記基板との交差角度より大きく、前記他方の反射面は、前記基板側に形成される基板側反射面と、出射面側に形成される出射面側反射面とを有し、前記一方の反射面と前記基板との交差角度は、前記基板側反射面と前記基板との交差角度より大きく、前記出射面側反射面と前記基板との交差角度は、前記基板側反射面と前記基板との交差角度より大きい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る面状照明装置は、複数の光源が一方の面側に設けられた基板と、前記基板の前記一方の面側に配置され、前記複数の光源それぞれに対応するセグメントであって、前記光源を囲む反射面が形成された前記セグメントを複数有するリフレクタと、を備え、複数の前記セグメントのうち、前記リフレクタの外周部に配置された外周部セグメントにおいて、外側の反射面および内側の反射面の一方の反射面と前記基板との交差角度は、他方の反射面と前記基板との交差角度より大きく、前記他方の反射面は、前記基板側に形成される基板側反射面と、出射面側に形成される出射面側反射面とを有し、前記一方の反射面と前記基板との交差角度は、前記基板側反射面と前記基板との交差角度より大きく、前記出射面側反射面と前記基板との交差角度は、前記基板側反射面と前記基板との交差角度より大きく、前記外側の反射面と前記内側の反射面とは、厚さ方向において前記基板との交差角度が異なる反射面の数が異なる。

Claims (8)

  1. 複数の光源が一方の面側に設けられた基板と、
    前記基板の前記一方の面側に配置され、前記複数の光源それぞれに対応するセグメントであって、前記光源を囲む反射面が形成された前記セグメントを複数有するリフレクタと、
    を備え、
    複数の前記セグメントのうち、前記リフレクタの外周部に配置された外周部セグメントにおいて、外側の反射面と内側の反射面とが非対称である、
    面状照明装置。
  2. 前記外周部セグメントにおいて、前記外側の反射面および前記内側の反射面の一方の反射面と前記基板との交差角度は、他方の反射面と前記基板との交差角度より大きい、
    請求項1に記載の面状照明装置。
  3. 前記外周部セグメントに配置された前記光源は、前記他方の反射面よりも前記一方の反射面に近接する、
    請求項1または2に記載の面状照明装置。
  4. 前記外周部セグメントの出射面側開口の面積は、前記外周部セグメントの内側に位置する内側セグメントの出射面側開口の面積よりも狭い、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の面状照明装置。
  5. 前記他方の反射面は、前記基板側に形成される基板側反射面と、出射面側に形成される出射面側反射面とを有し、
    前記一方の反射面と前記基板との交差角度は、前記基板側反射面と前記基板との交差角度より大きく、
    前記出射面側反射面と前記基板との交差角度は、前記基板側反射面と前記基板との交差角度より大きい、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の面状照明装置。
  6. 複数の光源が一方の面側に設けられた基板と、
    前記基板の前記一方の面側に配置され、前記複数の光源それぞれに対応するセグメントであって、前記光源を囲む反射面が形成されたセグメントを複数有するリフレクタと、
    を備え、
    複数の前記セグメントは、前記リフレクタの外周部に配置された外周部セグメントと、前記外周部セグメントの内側に配置された内側セグメントと、を有し、
    前記外周部セグメントと前記内側セグメントとの境界を形成する前記リフレクタの隔壁の高さは、他の隔壁の高さよりも低い、
    面状照明装置。
  7. 複数の光源が一方の面側に設けられた基板と、
    前記基板の前記一方の面側に配置され、前記複数の光源それぞれに対応するセグメントであって、前記光源を囲む反射面が形成された前記セグメントを複数有するリフレクタと、
    を備え、
    前記反射面は、前記基板側に形成される基板側反射面と、出射面側に形成される出射面側反射面とを有し、
    前記出射面側反射面と前記基板との交差角度は、前記基板側反射面と前記基板との交差角度より大きい、
    面状照明装置。
  8. 前記光源は、光軸方向の光量よりも、光軸から傾いた方向の光量を多くした配光分布を示す
    請求項1~7のいずれか一項に記載の面状照明装置。
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