JP2023102446A - bumper reinforcement - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の前端又は後端に取り付けられるバンパリーンフォースの構造に関する。 The present invention relates to a bumper reinforcement structure attached to the front end or rear end of a vehicle.
左右一対のサイドメンバの前端には左右のサイドメンバに架け渡されて車両幅方向に延びるバンパリーンフォースが取り付けられている。バンパリーンフォースは、衝突時に衝突荷重をサイドメンバの前端に取りけられたクラッシュボックスに伝達する強度部材である。衝突の際には、バンパリーンフォースから伝達された衝撃荷重によってクラッシュボックスが車両前後方向につぶれて衝撃力を吸収する。 Bumper reinforcements are attached to the front ends of the pair of left and right side members so as to span the left and right side members and extend in the vehicle width direction. A bumper reinforcement is a strength member that transfers the impact load to the crash box attached to the front end of the side member in the event of a collision. In the event of a collision, the crash box collapses in the longitudinal direction of the vehicle due to the impact load transmitted from the bumper reinforcement and absorbs the impact force.
バンパリーンフォースは、車両の前方の意匠面に合わせて、車両幅方向外側の端部で車両後方に向かって湾曲する形状の場合が多い(例えば、特許文献1参照)。 In many cases, the bumper reinforcement has a shape that curves toward the rear of the vehicle at the outer end in the vehicle width direction in accordance with the front design surface of the vehicle (see, for example, Patent Document 1).
ところで、近年、衝突時の衝撃力の吸収量を大きくする要求がある。これにより、クラッシュボックスの長さが長くなり、バンパリーンフォースの位置を車両前方にずらす構造が用いられる場合がある。また、近年、車両前方の下部、あるいは角部に丸みを持たせた意匠デザインが用いられる場合がある。衝撃力の吸収量を大きくするために長いクラッシュボックスを採用すると、意匠面とクラッシュボックスの前端との間のバンパリーンフォースを収容するスペースが小さくなり、バンパリーンフォースと意匠面とが干渉する場合がある。 By the way, in recent years, there has been a demand to increase the amount of impact force absorption at the time of collision. As a result, the length of the crash box is increased, and a structure that shifts the position of the bumper reinforcement to the front of the vehicle is sometimes used. Further, in recent years, there are cases in which a design design is used in which the lower part or the corners in front of the vehicle are rounded. If a long crash box is used to increase the amount of impact force absorption, the space for accommodating the bumper reinforcement force between the design surface and the front end of the crash box becomes small, and the bumper reinforcement force and the design surface may interfere.
そこで、本発明は、狭いスペースに収容可能なバンパリーンフォースの構造を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a bumper reinforcement structure that can be accommodated in a narrow space.
本発明のバンパリーンフォースは、車両前端又は車両後端で車両幅方向に延びて車両前後方向の衝撃荷重を受けるバンパリーンフォースであって、四角閉断面形状の中央部と、前記中央部から車両幅方向外側に向かって延びる側端部と、を備え、前記側端部は、車両幅方向外側及び車両下方に向かって車両前後方向の厚さが薄くなるように、車両前後方向外側の面が車両前後方向の後方又は前方に向かって傾斜していること、
を特徴とする。
The bumper reinforcement of the present invention is a bumper reinforcement that extends in the vehicle width direction at the vehicle front end or the vehicle rear end and receives an impact load in the vehicle front-rear direction, and includes a central portion with a square closed cross-sectional shape and side end portions extending outward in the vehicle width direction from the central portion, and the side end portions have surfaces on the vehicle front-rear direction outer side that are inclined rearward or forward in the vehicle front-rear direction so that the thickness in the vehicle front-rear direction decreases toward the vehicle width direction outer side and the vehicle lower side.
characterized by
これにより、側端部が意匠面と干渉することを抑制し、狭いスペースにバンパリーンフォースを収容することができる。 As a result, the side end portion can be prevented from interfering with the design surface, and the bumper reinforcement can be accommodated in a narrow space.
本発明のバンパリーンフォースにおいて、側端部は、車両前後方向外側の面を覆う板部材が取付けられてもよい。 In the bumper reinforcement of the present invention, a plate member may be attached to the side end portion to cover the outer surface in the vehicle front-rear direction.
これにより、側端部の剛性を高くすることができ、側端部からクラッシュボックス及びサイドメンバへ衝撃力を十分に伝達することができる。 As a result, the rigidity of the side ends can be increased, and the impact force can be sufficiently transmitted from the side ends to the crash boxes and the side members.
本発明のバンパリーンフォースは、前記中央部の車両前後方向外側の面の下辺部が車両前後方向の後方又は前方に向かって傾斜してもよい。 In the bumper reinforcement of the present invention, the lower side portion of the vehicle front-rear direction outer surface of the central portion may be inclined rearward or forward in the vehicle front-rear direction.
これにより、意匠面の下端部が湾曲形状の場合でも、バンパリーンフォースと意匠面との干渉を避けることができる。また、これにより側端部の切削加工が容易になる。 Thereby, even when the lower end portion of the design surface is curved, it is possible to avoid interference between the bumper reinforcement and the design surface. This also facilitates cutting of the side ends.
本発明は、狭い空間にバンパリーンフォースを収容することができる。 The present invention allows the bumper reinforcement to be accommodated in tight spaces.
以下、実施形態のバンパリーンフォース20について説明する。最初に図1を参照しながら、実施形態のバンパリーンフォース20を備える車両前部構造100について説明する。尚、各図に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、車両の後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
The
図1に示すように、車両前部構造100は、左右一対のサイドメンバ11と、各サイドメンバ11の前端に取り付けられたクラッシュボックス12と、クラッシュボックス12の前端に取り付けられ、車両幅方向に延びて車両前後方向の衝撃荷重を受けるバンパリーンフォース20と、バンパリーンフォース20の前方に配置されて車両前方の意匠面を構成するフロントパネル60とを含んでいる。クラッシュボックス12は、上面と下面と両側面に表面がくぼんだビード13が設けられており、衝突時にバンパリーンフォース20から車両前後方向の衝撃力が入力されると車両前後方向に潰れるように変形して衝撃力を吸収する。
As shown in FIG. 1, the
図1に示すように、バンパリーンフォース20は、車両幅方向に延びる本体21と、板部材22とで構成されている。本体21は、中央部30と、中央部30から車両幅方向外側に向かって延びる側端部40とを備えている。
As shown in FIG. 1 , the
図2に示すように、バンパリーンフォース20は、引き抜き加工により製造された四角閉断面形状の長手部材70の両端を図2に示す一点鎖線81に示すように切削加工し、図3、図4に示すように切削加工した部分に板部材22を取り付けたものである。切削加工された部分は側端部40を構成し、切削加工されずに長手部材70の四角閉断面形状のままとなっている部分は中央部30を構成する。
As shown in FIG. 2, the
図5に示すように、中央部30は、上板31と、下板34と、前板32と、後板33とで構成される四角閉断面形状で、内部に前板32と後板33とを車両前後方向に接続する上リブ35と、下リブ36とを備えている。前板32は下辺部37が車両前後方向の後方に向かって傾斜している。先に述べたように、中央部30は、削加工されずに長手部材70の四角閉断面形状のままとなっている部分であるから、中央部30の上板31、下板34、外板32、内板33、上中央リブ35、下中央リブ36、下辺部37は、それぞれ図2に示す長手部材70の上板71、下板74、外板72、内板73、上リブ75、下リブ76、下辺部77と同一構造である。
As shown in FIG. 5, the
図3、図6、図7に示すように、側端部40は、長手部材70の外板72と、上板71と、下板74と、上リブ75と、下リブ76とを、図2に示す一点鎖線81のように、車両幅方向外側及び車両下方に向かって車両前後方向の厚さが薄くなるように斜めに切削加工した部分である。
As shown in FIGS. 3, 6, and 7, the
図3、図6に示すように、側端部40の中央部30との境界部分には、前板32の前面を車両後方及び車両下方に向かって傾斜するように切削加工した傾斜部47が形成されている。従って、前板32と傾斜部47との境界線47aは、上に向かうにつれて車両幅方向外側に開くように傾斜している。一方、中央部30の下辺部37は、車両後方に向かって傾斜しており、下辺部37の車両後方への傾斜角度と傾斜部47の車両後方への傾斜角度は同一の角度となっている。このため、中央部30の下辺部37と傾斜部47との境界線47bは、上部の境界線47aのように傾斜せず上下方向に延びている。これにより、傾斜部47の下端と中央部30の下端との境界が鋭角形状とならないので側端部40の切削加工が容易になる。
As shown in FIGS. 3 and 6, an
また、傾斜部47の車両幅方向外側では、長手部材70を構成する上板71と下板74と、上リブ75と、下リブ76の前面が車両後方及び車両下方に向かって傾斜するように切削加工され、側端部40の上フランジ41、下フランジ44、上リブ45、下リブ46が構成される。また、長手部材70の内板73は、側端部40の底板43を構成する。従って、側端部40の上フランジ41、下フランジ44、底板43、上リブ45、下リブ46はそれぞれ中央部30の上板31、下板34、内板33、上中央リブ35、下中央リブ36と車両幅方向に連続している。また、切削加工により長手部材70の外板72が削り取られるので、側端部40の傾斜部47よりも車両幅方向外側の部分は、図3、図7に示すように車両前方に開放された溝形断面形状となる。
Further, on the vehicle width direction outer side of the
図7に示すように、側端部40の上板41、下板44、上リブ45、下リブ46の各前端面48、49、50、51は、車両後方に向かって傾斜している。先に説明した側端部40の傾斜部47と、上板41、下板44、上リブ45、下リブ46の各前端面48、49、50、51とは、車両前方で車両後方及び車両下方に向かって傾斜する1つの傾斜面52の面内に位置している。従って、傾斜面52は、側端部40の車両前後方向外側の面を構成し、車両前後方向の後方に向かって傾斜すると共に、車両下方に向かって傾斜する。
As shown in FIG. 7,
図3に示すように、板部材22は、傾斜面52の上に溶接で取付けられて、側端部40の車両前後方向外側の面を覆っている。板部材22の車両前方の面は、傾斜面52と同様、車両後方及び車両下方に向かって傾斜している。板部材22には、重量軽減のために複数の穴23が設けられている。板部材22の車両幅方向内側は、傾斜部47の境界線47a、47bに合うように、上部端面24aが上に向かうにつれて車両幅方向外側に開くように傾斜し、下部端面24bが上下方向にのびている。これにより、図4に示すように、板部材22が側端部40の傾斜面52の上に取り付けられると、上部端面24a、下部端面24bはそれぞれ傾斜部47と中央部30との境界線47a、47bと一致する。
As shown in FIG. 3 , the
このように、バンパリーンフォース20は、側端部40の前方が車両後方及び車両下方に向かって車両前後方向の厚さが薄くなるように斜めに切削加工されているので、図1、図5から図7に示すように、フロントパネル60の側部61と下部62とが湾曲し、フロントパネル60とクラッシュボックス12との先端との間隔が狭い場合でも、フロントパネル60とクラッシュボックス12との間に配置することができる。
In this way, the
また、切削加工によって車両前後方向の厚さが小さくなっている側端部40の車両前方に板部材22を取り付けるので、側端部40の強度を確保し、衝撃力をクラッシュボックス12に十分に伝達することができる。
Further, since the
更に、中央部30の前面の下辺部37が車両後方に向かって傾斜しているので、下辺部37と側端部40との境界線47bが上下方向に延び、傾斜部47の下端と中央部30の下端との境界が鋭角形状とならず、側端部40の切削加工が容易になる。
Furthermore, since the
以上の説明では、バンパリーンフォース20は、車両前端に取り付けられることとして説明したが、車両後端に取り付けられてもよい。この場合、バンパリーンフォース20は、サイドメンバ11の後端に取り付けられたクラッシュボックス12の後端に取り付けられて車両幅方向に延びる。そして、側端部40の傾斜面52は、車両前方に傾斜すると共に車両下方に向かって車両前後方向の厚さが薄くなるように斜めに傾斜する。従って、車両後端に取り付けられるバンパリーンフォース20も、車両前端に取り付けられるバンパリーンフォース20と同様、傾斜面52は、側端部40の車両前後方向外側の面を構成し、車両前後方向の前方に向って傾斜すると共に、車両下方に向かって傾斜する。そして、板部材22は、側端部40の車両前後方向外側の面を覆うように側端部40に取り付けられる。
In the above description, the
車両後端に取り付けられるバンパリーンフォース20は、車両の前端に取付けらけれるバンパリーンフォース20と同様、リアパネル(図示せず)の側部と下部とが湾曲し、リアパネルとクラッシュボックス12との先端との間隔が狭い場合でも、リアパネルとクラッシュボックス12との間に配置することができる。
Similar to the
以上の説明では、バンパリーンフォース20は、引き抜き加工により製造された四角閉断面形状の長手部材70の両端を切削加工し、切削加工した部分に板部材22を取り付けたとして説明したが、これに限らず、例えば、長手部材70を複数の板部材と溝形部材を接合して製造し、この両端を切削加工し、切削加工した部分に板部材22を取り付けてもよい。
In the above description, the
11 サイドメンバ、12 クラッシュボックス、13 ビード、20 バンパリーンフォース、21 本体、22 板部材、23 穴、24a 上部端面、24b 下部端面、30 中央部、31 上板、32 前板、33 後板、34、44 下板、35、45 上リブ、36、46 下リブ、37 下辺部、40 側端部、47 傾斜部、47a、47b 境界線、48、49、50、51 前端面、52 傾斜面、60 フロントパネル、61 側部、62 下部、100 車両前部構造。
11 side member, 12 crash box, 13 bead, 20 bumper reinforcement, 21 main body, 22 plate member, 23 hole, 24a upper end surface, 24b lower end surface, 30 central portion, 31 upper plate, 32 front plate, 33 rear plate, 34, 44 lower plate, 35, 45 upper rib, 36, 46 lower rib, 37 lower side portion, 40 side end portion, 47
Claims (3)
四角閉断面形状の中央部と、
前記中央部から車両幅方向外側に向かって延びる側端部と、を備え、
前記側端部は、車両幅方向外側及び車両下方に向かって車両前後方向の厚さが薄くなるように、車両前後方向外側の面が車両前後方向の後方または前方に向かって傾斜していること、
を特徴とするバンパリーンフォース。 A bumper reinforcement that extends in the vehicle width direction at a vehicle front end or a vehicle rear end and receives an impact load in the vehicle front-rear direction,
a center portion of a square closed cross-sectional shape;
a side end portion extending outward in the vehicle width direction from the central portion,
a surface of the side end portion on the vehicle front-rear direction outer side is inclined rearward or forward in the vehicle front-rear direction so that the thickness in the vehicle front-rear direction decreases toward the vehicle width direction outer side and the vehicle lower side;
Bumper Reinforcement characterized by
前記側端部は、車両前後方向外側の面を覆う板部材が取付けられていること、
を特徴とするバンパリーンフォース。 A bumper reinforcement according to claim 1,
a plate member is attached to the side end portion to cover a surface on the outer side in the vehicle front-rear direction;
Bumper Reinforcement characterized by
前記中央部の車両前後方向外側の面の下辺部が車両前後方向の後方または前方に向かって傾斜していること、
を特徴とするバンパリーンフォース。 The bumper reinforcement according to claim 1 or 2,
a lower side portion of the outer surface of the center portion in the vehicle front-rear direction is inclined rearwardly or forwardly in the vehicle front-rear direction;
Bumper Reinforcement characterized by
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002929A JP2023102446A (en) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | bumper reinforcement |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002929A JP2023102446A (en) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | bumper reinforcement |
Publications (1)
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JP2023102446A true JP2023102446A (en) | 2023-07-25 |
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ID=87377194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022002929A Pending JP2023102446A (en) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | bumper reinforcement |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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2022
- 2022-01-12 JP JP2022002929A patent/JP2023102446A/en active Pending
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