JP2023094633A - 不正利用者認定装置、不正利用者認定方法及び不正利用者認定システム - Google Patents

不正利用者認定装置、不正利用者認定方法及び不正利用者認定システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが施設を利用する前に、ユーザの顔画像を予め登録サーバに登録することなく、施設の不正利用者を認定することができる。【解決手段】施設の入場口に存在しているユーザが所持している携帯端末50から、施設の利用券を示す利用券情報を収集し、利用券情報に基づいて、施設の不正利用者を検知する第1の検知部31と、第1の検知部31により不正利用者が検知されたときに、入場口を撮影した第1のカメラ11-nから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、入場口の映像データを取得する第1の映像取得部32とを備えるように、不正利用者認定装置30を構成した。【選択図】図1

Description

本開示は、不正利用者認定装置、不正利用者認定方法及び不正利用者認定システムに関するものである。
施設の不正利用者を認定する不正利用者認定装置がある。施設としては、例えば、イベント会場、美術館、又は、交通機関がある。例えば、非特許文献1には、交通機関の不正利用者を認定する不正利用者認定装置が開示されている。
非特許文献1に開示されている不正利用者認定装置は、交通機関の利用を希望するユーザの顔画像が登録されている登録サーバと、駅の改札口に存在しているユーザの顔を撮影し、ユーザの顔画像を示す映像データを出力するカメラとを備えている。また、不正利用者認定装置は、カメラから出力された映像データが示すユーザの顔画像が、登録サーバに記録されていなければ、当該ユーザが不正利用者であると認定する顔認証装置を備えている。
森口誠之、"国内初、大阪メトロ「顔認証改札」の実力と課題"、[東洋経済ONLINE]、2020/03/19 5:00配信<URL:https://toyokeizai.net/articles/-/336542>
施設の不正利用者を認定する従来の不正利用者認定装置では、予めユーザの顔画像が登録サーバに登録されていなければならないという課題があった。
例えば、施設の正当なユーザの顔画像が登録サーバに記録されている場合、顔画像が登録サーバに記録されていないユーザは、施設の不正利用者であると認定される。この場合は、施設の利用を希望する全てのユーザの顔画像が予め登録サーバに記録されていなければならない。例えば、特許文献1に開示されている不正利用者認定装置では、交通機関の利用を希望する全てのユーザの顔画像が予め登録サーバに記録されていなければならない。交通機関の利用を希望するユーザの数は、膨大であるため、登録サーバに記録される顔画像の数は、膨大な数である。したがって、顔認証装置は、カメラから出力された映像データが示す顔画像を、登録サーバに記録されている膨大な数の顔画像と照合する必要があるため、顔画像の照合処理に遅延を生じてしまうことがある。顔認証装置による顔画像の照合処理に遅延が生じることで、改札口において、ユーザが滞留してしまうことがある。
一方、不正利用者認定装置においては、施設の不正なユーザの顔画像が予め登録サーバに登録され、顔画像が登録サーバに登録されているユーザが、施設の不正利用者であると認定されるような態様も考えられる。例えば、交通機関の場合、一般に、正当な利用者の数に比べて不正利用者の数は少ないため、登録サーバに登録すべき顔画像の数も比較的少ない。しかし、施設の不正利用者を予め特定して登録サーバに登録しておくことは、困難である。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザが施設を利用する前に、ユーザの顔画像を予め登録サーバに登録することなく、施設の不正利用者を認定することができる不正利用者認定装置及び不正利用者認定方法を得ることを目的とする。
本開示に係る不正利用者認定装置は、施設の入場口に存在しているユーザが所持している携帯端末から、施設の利用券を示す利用券情報を収集し、利用券情報に基づいて、施設の不正利用者を検知する第1の検知部と、第1の検知部により不正利用者が検知されたときに、入場口を撮影した第1のカメラから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、入場口の映像データを取得する第1の映像取得部とを備えている。
本開示によれば、ユーザが施設を利用する前に、ユーザの顔画像を予め登録サーバに登録することなく、施設の不正利用者を認定することができる。
実施の形態1に係る不正利用者認定装置30を含む不正利用者認定システムを示す構成図である。 実施の形態1に係る不正利用者認定装置30を示す構成図である。 実施の形態1に係る不正利用者認定装置30のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 不正利用者認定装置30が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 第1のカメラ11-n(n=1,・・・,N)を示す構成図である。 第2のカメラ21-m(m=1,・・・,M)を示す構成図である。 実施の形態1に係る不正利用者認定装置30の処理手順である不正利用者認定方法を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る不正利用者認定装置30の処理手順である不正利用者認定方法を示すフローチャートである。 撮影部61により撮影された映像データが示す映像の一例を示す説明図である。 顔切り出し部62による映像の切り出し範囲を示す説明図である。 顔切り出し部62により切り出されたユーザの顔画像の一例を示す説明図である。 実施の形態1に係る他の不正利用者認定装置30を含む不正利用者認定システムを示す構成図である。 実施の形態1に係る他の不正利用者認定装置30を示す構成図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る不正利用者認定装置30を含む不正利用者認定システムを示す構成図である。
図2は、実施の形態1に係る不正利用者認定装置30を示す構成図である。
図3は、実施の形態1に係る不正利用者認定装置30のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図1に示す不正利用者認定システムでは、施設が交通機関であり、不正利用者認定装置30が交通機関の不正利用者を認定する。
乗車駅1は、交通機関に含まれている施設の一部であり、N個の入場口を有している。Nは、1以上の整数である。
降車駅2は、交通機関に含まれている施設の一部であり、M個の出場口を有している。Mは、1以上の整数である。
図1に示す不正利用者認定システムでは、施設が交通機関である。しかし、これは一例に過ぎず、施設が、例えば、イベント会場、又は、美術館であってもよい。
乗車駅1には、N個の第1のカメラ11-1~11-Nと、不正利用者画像受信装置12とが設置されている。
降車駅2には、M個の第2のカメラ21-1~21-Mと、不正利用者画像受信装置22とが設置されている。
不正利用者認定装置30は、第1の検知部31、第1の映像取得部32、第2の検知部33、第2の映像取得部34及び不正利用者認定部35を備えている。
不正利用者認定装置30は、ユーザが施設を利用する前に、ユーザの顔画像を予め登録サーバに登録することなく、施設の不正利用者を認定することが可能な装置である。不正利用者認定装置30は、ユーザの顔画像を予め登録サーバに登録する必要がないため、構成の簡素化と処理負荷の軽減化とを図ることができる。
第1のカメラ11-1~11-Nと不正利用者画像受信装置12と第2のカメラ21-1~21-Mと不正利用者画像受信装置22と不正利用者認定装置30とは、ネットワーク3を介して、互いに接続されている。
ネットワーク3としては、例えば、インターネット、又は、LAN(Local Area Network)がある。
第1の検知部31は、例えば、図3に示す第1の検知回路41によって実現される。
第1の検知部31は、乗車駅1の入場口に存在しているユーザが検知されたときに、施設の利用券を示す利用券情報の送信要求を、ユーザが所持している携帯端末50に送信する。
第1の検知部31は、携帯端末50から送信された利用券情報を収集し、利用券情報に基づいて、施設の不正利用者を検知する。
第1の検知部31は、施設の不正利用者を検知したとき、その旨を示す検知結果RD1を、第1のカメラ11-1~11-Nのうち、ユーザが存在している入場口を撮影している第1のカメラ11-nに送信する。その旨を示す検知結果RD1には、第1の検知部31によって、施設の不正利用者が検知された時刻である検知時刻tD1が含まれている。
また、第1の検知部31は、その旨を示す検知結果RD1を第1の映像取得部32に出力する。
第1のカメラ11-n(n=1,・・・,N)は、乗車駅1におけるいずれかの入場口を撮影する。
第1のカメラ11-nは、第1の検知部31から、施設の不正利用者を検知した旨を示す検知結果RD1を取得する。
第1のカメラ11-nは、入場口の映像データPINのうち、検知結果RD1に含まれている検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を第1の映像取得部32に送信する。
入場口の映像データPINが示す映像は、動画であってもよいし、静止画であってもよい。
第1の映像取得部32は、例えば、図3に示す第1の映像取得回路42によって実現される。
第1の映像取得部32は、第1の検知部31から、検知結果RD1を取得したのち、ユーザが存在している入場口を撮影した第1のカメラ11-nから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を取得する。
第1の映像取得部32は、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を不正利用者認定部35に出力する。
第2の検知部33は、例えば、図3に示す第2の検知回路43によって実現される。
第2の検知部33は、降車駅2の出場口に存在しているユーザが検知されたときに、施設の利用券を示す利用券情報の送信要求を、ユーザが所持している携帯端末50に送信する。
第2の検知部33は、携帯端末50から送信された利用券情報を収集し、利用券情報に基づいて、施設の不正利用者を検知する。
第2の検知部33は、施設の不正利用者を検知したとき、その旨を示す検知結果RD2を、第2のカメラ21-1~21-Mのうち、ユーザが存在している出場口を撮影している第2のカメラ21-mに送信する。その旨を示す検知結果RD2には、第2の検知部33によって、施設の不正利用者が検知された時刻である検知時刻tD2が含まれている。
また、第2の検知部33は、その旨を示す検知結果RD2を第2の映像取得部34に出力する。
第2のカメラ21-m(m=1,・・・,M)は、降車駅2におけるいずれかの出場口を撮影する。
第2のカメラ21-mは、第2の検知部33から、施設の不正利用者を検知した旨を示す検知結果RD2を取得する。
第2のカメラ21-mは、出場口の映像データPOUTのうち、検知結果RD2に含まれている検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を第2の映像取得部34に送信する。
出場口の映像データPOUTが示す映像は、動画であってもよいし、静止画であってもよい。
第2の映像取得部34は、例えば、図3に示す第2の映像取得回路44によって実現される。
第2の映像取得部34は、第2の検知部33から、検知結果RD2を取得したのち、ユーザが存在している出場口を撮影した第2のカメラ21-mから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を取得する。
第2の映像取得部34は、検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を不正利用者認定部35に出力する。
不正利用者認定部35は、例えば、図3に示す不正利用者認定回路45によって実現される。
不正利用者認定部35は、記録媒体35aを備えている。記録媒体35aは、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、あるいは、ミニディスクが該当する。
不正利用者認定部35は、第1の映像取得部32から、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を取得する。
不正利用者認定部35は、第2の映像取得部34から、検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を取得する。
図1に示す不正利用者認定システムでは、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1及び検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2のそれぞれが示す画像は、静止画である。しかし、これは一例に過ぎず、それぞれの画像データが示す画像は、静止画に限るものではなく、動画であってもよい。ただし、それぞれの画像データが示す画像が動画である場合、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1は、検知時刻tD1を含む時刻範囲の映像データであり、検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2は、検知時刻tD2を含む時刻範囲の映像データである。
不正利用者認定部35は、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1が示す映像と検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2が示す映像とを照合し、双方の映像データが示す映像に映っているユーザを探索する。
不正利用者認定部35は、双方の映像データが示す映像に映っているユーザが施設の不正利用者であると認定する。
不正利用者認定部35は、施設の不正利用者であると認定したユーザの映像を記録媒体35aに記録させる。
不正利用者認定部35は、施設の不正利用者を認定したとき、ユーザの映像を不正利用者画像受信装置12及び不正利用者画像受信装置22のそれぞれに送信する。
図1に示す不正利用者認定システムでは、不正利用者認定部35が、記録媒体35aを備えている。しかし、これは一例に過ぎず、記録媒体35aが不正利用者認定装置30の外部に設けられていてもよい。
不正利用者画像受信装置12は、不正利用者認定部35から、ユーザの映像を取得する。
不正利用者画像受信装置12は、ユーザの映像を図示せぬディスプレイに表示させ、また、施設の不正利用者を検知した旨をディスプレイに表示させる。
不正利用者画像受信装置22は、不正利用者認定部35から、ユーザの映像を取得する。
不正利用者画像受信装置22は、ユーザの映像を図示せぬディスプレイに表示させ、また、施設の不正利用者を検知した旨をディスプレイに表示させる。
図1に示す不正利用者認定システムでは、不正利用者画像受信装置12及び不正利用者画像受信装置22のそれぞれが、施設の不正利用者を検知した旨をディスプレイに表示させている。しかし、これは一例に過ぎず、施設の不正利用者を検知した旨を図示せぬスピーカから音声出力させるようにしてもよい。
携帯端末50は、例えば、スマートフォン、又は、IC(Integrated Circuit)カードによって実現される。
携帯端末50の内部メモリには、携帯端末50を所持しているユーザが、施設を正当に利用できる利用者であれば、施設の正当な利用券を示す利用券情報が記録されている。
携帯端末50は、第1の検知部31から、利用券情報の送信要求を受信すると、内部メモリに記録されている利用券情報を第1の検知部31に送信する。
また、携帯端末50は、第2の検知部33から、利用券情報の送信要求を受信すると、内部メモリに記録されている利用券情報を第2の検知部33に送信する。
図2では、不正利用者認定装置30の構成要素である第1の検知部31、第1の映像取得部32、第2の検知部33、第2の映像取得部34及び不正利用者認定部35のそれぞれが、図3に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、不正利用者認定装置30が、第1の検知回路41、第1の映像取得回路42、第2の検知回路43、第2の映像取得回路44及び不正利用者認定回路45によって実現されるものを想定している。
第1の検知回路41、第1の映像取得回路42、第2の検知回路43、第2の映像取得回路44及び不正利用者認定回路45のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
不正利用者認定装置30の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、不正利用者認定装置30が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図4は、不正利用者認定装置30が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
不正利用者認定装置30が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、第1の検知部31、第1の映像取得部32、第2の検知部33、第2の映像取得部34及び不正利用者認定部35におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ81に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ82がメモリ81に格納されているプログラムを実行する。
また、図3では、不正利用者認定装置30の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図4では、不正利用者認定装置30がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、不正利用者認定装置30における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
図5は、第1のカメラ11-n(n=1,・・・,N)を示す構成図である。
図5に示す第1のカメラ11-nは、撮影部61、顔切り出し部62、記録部63、符号化部64及び通信部65を備えている。
撮影部61は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)によって実現される。
撮影部61は、乗車駅1におけるいずれかの入場口を撮影し、撮影した映像データを顔切り出し部62に出力する。
顔切り出し部62は、撮影部61から出力された映像データが示す映像の中から、ユーザの顔画像の切り出しを行う。撮影した入場口に複数のユーザが存在していれば、顔切り出し部62は、それぞれのユーザの顔画像の切り出しを行う。
顔切り出し部62は、切り出したユーザの顔画像を含む映像を示す映像データPINを記録部63に出力する。
記録部63は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、あるいは、ミニディスクによって実現される。
記録部63は、顔切り出し部62から出力された映像データPINを記録する。
符号化部64は、通信部65から検知結果RD1を受信した旨の通知を受けると、記録部63に記録されている映像データPINの中から、検知結果RD1に含まれている検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を取得する。
符号化部64は、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を任意の映像圧縮形式で符号化し、符号化後の映像データPIN,tD1を通信部65に出力する。任意の映像圧縮形式としては、例えば、H.264符号化方式、又は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)符号化方式がある。符号化後の映像データPIN,tD1は、例えば、IP(Internet Protocol)データである。
通信部65は、第1の検知部31から検知結果RD1が送信されたとき、検知結果RD1を受信し、検知結果RD1を受信した旨の通知を符号化部64に出力する。
通信部65は、符号化部64から出力された符号化後の映像データPIN,tD1を第1の映像取得部32に送信する。
図6は、第2のカメラ21-m(m=1,・・・,M)を示す構成図である。
図6に示す第2のカメラ21-mは、撮影部71、顔切り出し部72、記録部73、符号化部74及び通信部75を備えている。
撮影部71は、例えば、CCDによって実現される。
撮影部71は、降車駅2におけるいずれかの出場口を撮影し、撮影した映像データを顔切り出し部72に出力する。
顔切り出し部72は、撮影部71から出力された映像データが示す映像の中から、ユーザの顔画像の切り出しを行う。撮影した出場口に複数のユーザが存在していれば、顔切り出し部72は、それぞれのユーザの顔画像の切り出しを行う。
顔切り出し部72は、切り出したユーザの顔画像を含む映像を示す映像データPOUTを記録部73に出力する。
記録部73は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、あるいは、ミニディスクによって実現される。
記録部73は、顔切り出し部72から出力された映像データPOUTを記録する。
符号化部74は、通信部75から検知結果RD2を受信した旨の通知を受けると、記録部73に記録されている映像データPOUTの中から、検知結果RD2に含まれている検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を取得する。
符号化部74は、検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を任意の映像圧縮形式で符号化し、符号化後の映像データPOUT,tD2を通信部75に出力する。符号化後の映像データPOUT,tD2は、例えば、IPデータである。
通信部75は、第2の検知部33から検知結果RD2が送信されたとき、検知結果RD2を受信し、検知結果RD2を受信した旨の通知を符号化部74に出力する。
通信部75は、符号化部74から出力された符号化後の映像データPOUT,tD2を第2の映像取得部34に送信する。
次に、図1に示す不正利用者認定システムの動作について説明する。
図7及び図8のそれぞれは、実施の形態1に係る不正利用者認定装置30の処理手順である不正利用者認定方法を示すフローチャートである。
或るユーザが乗車駅1におけるいずれかの入場口に行くと、例えば、入場口に設置されている図示せぬ人感センサが、当該ユーザを検知する。
人感センサは、ユーザを検知した旨を示す検知結果を不正利用者認定装置30の第1の検知部31に送信する。
第1の検知部31は、人感センサから、ユーザを検知した旨を示す検知結果を受けると、施設の利用券を示す利用券情報の送信要求を、当該ユーザが所持している携帯端末50に送信する(図7のステップST1)。図1に示す不正利用者認定システムでは、施設の利用券は、交通機関の乗車券である。
携帯端末50は、第1の検知部31から、利用券情報の送信要求を受信すると、内部メモリに記録されている利用券情報を第1の検知部31に送信する。
図1に示す不正利用者認定システムでは、携帯端末50が、第1の検知部31から、利用券情報の送信要求を受信している。しかし、これは一例に過ぎず、例えば、ユーザが携帯端末50を改札ゲートのタッチセンサに近づけると、携帯端末50が、タッチセンサから、利用券情報の送信要求を受信するようにしてもよい。
第1の検知部31は、利用券情報の送信要求を携帯端末50に送信したのち、携帯端末50から送信された利用券情報を受信する。
第1の検知部31は、利用券情報に基づいて、施設の不正利用者を検知する。
即ち、第1の検知部31は、利用券情報が示す利用券が、施設の利用条件を満足していれば、施設の正当な利用者であると判定し、施設の利用条件を満足していなければ、施設の不正利用者を検知する。施設の利用条件を満足していない態様としては、例えば、施設の利用可能期間が、既に過ぎているような場合が該当する。また、施設が交通機関であれば、乗車駅1が利用可能な乗車区間に含まれていないような場合が該当する。
図1に示す不正利用者認定システムでは、第1の検知部31が、利用券情報に基づいて、施設の不正利用者を検知している。しかし、これは一例に過ぎず、例えば、第1の検知部31が、送信要求を携帯端末50に送信してから、一定時間を経過しても、携帯端末50から、利用券情報が送信されてこなければ、施設の不正利用者を検知するようにしてもよい。
例えば、ネットワーク3の伝送状況によっては、誤りのある利用券情報が第1の検知部31に伝送される可能性がある。このため、利用券情報に基づく不正利用者の検知が、誤検知である可能性はある。
第1の検知部31は、施設の不正利用者を検知すれば(図7のステップST2:YESの場合)、その旨を示す検知結果RD1を、第1のカメラ11-1~11-Nのうち、ユーザが存在している入場口を撮影した第1のカメラ11-nに送信する(図7のステップST3)。その旨を示す検知結果RD1には、第1の検知部31によって、不正利用者が検知された時刻である検知時刻tD1が含まれている。
また、第1の検知部31は、その旨を示す検知結果RD1を第1の映像取得部32に出力する。
第1の検知部31は、施設の不正利用者を検知しなければ(図7のステップST2:NOの場合)、その旨を示す検知結果RD1を、ユーザが存在している入場口を撮影した第1のカメラ11-nに送信しない。また、第1の検知部31は、その旨を示す検知結果RD1を第1の映像取得部32に出力しない。
第1の検知部31によって、不正利用者が検知された場合、一般的には、入場口のゲートが閉じられるため、入場口に存在しているユーザは、入場口のゲートを通過することができない。しかしながら、当該ユーザが、当該ユーザの前を歩いている他のユーザと連なって歩いているような場合、他のユーザがゲートを通過して、当該ゲートが閉じる前に、当該ユーザがゲートを通過してしまうことがある。
また、入場口のゲートに誤動作が生じて、ゲートが開きっぱなしであるような場合も、当該ユーザがゲートを通過してしまうことがある。
なお、図1に示す不正利用者認定システムが、例えば、ゲートレス改札に適用されるシステムであれば、第1の検知部31によって、不正利用者が検知された場合でも、不正利用者は、施設に入場することができる。ゲートレス改札に適用されるシステムは、例えば、不正利用者から正規の利用料を徴収することを目的とするものである。
第1のカメラ11-1~11-Nのうち、ユーザを検知した人感センサと同じ入場口に設置されている第1のカメラ11-nの撮影部61は、当該入場口を撮影し、図9に示すような映像を示す映像データを顔切り出し部62に出力する。
図9は、撮影部61により撮影された映像データが示す映像の一例を示す説明図である。
顔切り出し部62は、撮影部61から出力された映像データが示す映像の中から、図10に示す破線に囲まれている部分を切り出すことで、ユーザの顔画像の切り出しを行う。撮影した入場口に複数のユーザが存在していれば、顔切り出し部62は、それぞれのユーザの顔画像の切り出しを行う。
図10は、顔切り出し部62による映像の切り出し範囲を示す説明図である。
図11は、顔切り出し部62により切り出されたユーザの顔画像の一例を示す説明図である。
顔切り出し部62は、切り出したユーザの顔画像を含む映像を示す映像データPINを記録部63に記録させる。
通信部65は、第1の検知部31から検知結果RD1が送信されたとき、検知結果RD1を受信し、検知結果RD1を受信した旨の通知を符号化部64に出力する。
符号化部64は、通信部65から検知結果RD1を受信した旨の通知を受けると、記録部63に記録されている映像データPINの中から、検知結果RD1に含まれている検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を取得する。
符号化部64は、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を符号化し、符号化後の映像データPIN,tD1を通信部65に出力する。
通信部65は、符号化部64から出力された符号化後の映像データPIN,tD1を第1の映像取得部32に送信する。
不正利用者認定装置30の第1の映像取得部32は、第1の検知部31から、検知結果RD1を取得する。
第1の映像取得部32は、第1の検知部31から検知結果RD1を取得したのち、入場口での不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、通信部65から送信された符号化後の映像データPIN,tD1を取得する(図7のステップST4)。
第1の映像取得部32は、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を不正利用者認定部35に出力する。
不正利用者認定部35は、第1の映像取得部32から、検知時刻tD1の映像データPIN,tD1を取得する。
不正利用者認定部35は、映像データPIN,tD1を復号し、復号後の映像データPIN,tD1が示す映像に含まれているユーザの顔画像が、既に記録媒体35aに記録されていれば、当該ユーザが施設の不正利用者であると認定する。
不正利用者認定部35は、当該ユーザが施設の不正利用者であると認定すれば、復号後の映像データPIN,tD1が示す映像に含まれているユーザの顔画像を不正利用者画像受信装置12に送信する。
不正利用者認定部35は、復号後の映像データPIN,tD1が示す映像に含まれているユーザの顔画像が、未だ記録媒体35aに記録されていなければ、この段階では、当該ユーザが施設の不正利用者であるとの認定を行わない。
或るユーザが降車駅2におけるいずれかの出場口に行くと、例えば、出場口に設置されている図示せぬ人感センサが、当該ユーザを検知する。
人感センサは、ユーザを検知した旨を示す検知結果を不正利用者認定装置30の第2の検知部33に送信する。
第2の検知部33は、人感センサから、ユーザを検知した旨を示す検知結果を受けると、施設の利用券を示す利用券情報の送信要求を、当該ユーザが所持している携帯端末50に送信する(図8のステップST5)。
携帯端末50は、第2の検知部33から、利用券情報の送信要求を受信すると、内部メモリに記録されている利用券情報を第2の検知部33に送信する。
図1に示す不正利用者認定システムでは、携帯端末50が、第2の検知部33から、利用券情報の送信要求を受信している。しかし、これは一例に過ぎず、ユーザが携帯端末50を改札ゲートのタッチセンサに近づけると、携帯端末50が、タッチセンサから、利用券情報の送信要求を受信するようにしてもよい。
第2の検知部33は、利用券情報の送信要求を携帯端末50に送信したのち、携帯端末50から送信された利用券情報を受信する。
第2の検知部33は、利用券情報に基づいて、施設の不正利用者を検知する。
即ち、第2の検知部33は、利用券情報が示す利用券が、施設の利用条件を満足していれば、施設の正当な利用者であると判定し、施設の利用条件を満足していなければ、施設の不正利用者を検知する。
図1に示す不正利用者認定システムでは、第2の検知部33が、利用券情報に基づいて、施設の不正利用者を検知している。しかし、これは一例に過ぎず、例えば、第2の検知部33が、送信要求を携帯端末50に送信してから、一定時間を経過しても、携帯端末50から、利用券情報が送信されてこなければ、施設の不正利用者を検知するようにしてもよい。
第2の検知部33は、施設の不正利用者を検知すれば(図8のステップST6:YESの場合)、その旨を示す検知結果RD2を、第2のカメラ21-1~21-Mのうち、ユーザが存在している出場口を撮影した第2のカメラ21-mに送信する(図8のステップST7)。その旨を示す検知結果RD2には、第2の検知部33によって、不正利用者が検知された時刻である検知時刻tD2が含まれている。
また、第2の検知部33は、その旨を示す検知結果RD2を第2の映像取得部34に出力する。
第2の検知部33は、施設の不正利用者を検知しなければ(図8のステップST6:NOの場合)、その旨を示す検知結果RD2を、ユーザが存在している出場口を撮影した第2のカメラ21-nに送信しない。また、第2の検知部33は、その旨を示す検知結果RD2を第2の映像取得部34に出力しない。
第2の検知部33によって、不正利用者が検知された場合、一般的には、出場口のゲートが閉じられるため、出場口に存在しているユーザは、出場口のゲートを通過することができない。しかしながら、当該ユーザが、当該ユーザの前を歩いている他のユーザと連なって歩いているような場合、他のユーザがゲートを通過して、当該ゲートが閉じる前に、当該ユーザがゲートを通過してしまうことがある。
また、出場口のゲートに誤動作が生じて、ゲートが開きっぱなしであるような場合も、当該ユーザがゲートを通過してしまうことがある。
なお、図1に示す不正利用者認定システムが、例えば、ゲートレス改札に適用されるシステムであれば、第2の検知部33によって、不正利用者が検知された場合でも、不正利用者は、施設から外に出ることができる。
第2のカメラ21-1~21-Mのうち、ユーザを検知した人感センサと同じ出場口に設置されている第2のカメラの撮影部71は、当該出場口を撮影し、撮影した映像データを顔切り出し部72に出力する。
顔切り出し部72は、撮影部71から出力された映像データが示す映像の中から、ユーザの顔画像の切り出しを行う。撮影した出場口に複数のユーザが存在していれば、顔切り出し部72は、それぞれのユーザの顔画像の切り出しを行う。顔切り出し部72による顔画像の切り出し処理は、顔切り出し部72による顔画像の切り出し処理と同様である。
顔切り出し部72は、切り出したユーザの顔画像を含む映像を示す映像データPOUTを記録部73に出力する。
通信部75は、第2の検知部33から検知結果RD2が送信されたとき、検知結果RD2を受信し、検知結果RD2を受信した旨の通知を符号化部74に出力する。
符号化部74は、通信部75から検知結果RD2を受信した旨の通知を受けると、記録部73に記録されている映像データPOUTの中から、検知結果RD2に含まれている検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を取得する。
符号化部74は、検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を符号化し、符号化後の映像データPOUT,tD2を通信部75に出力する。
通信部75は、符号化部74から出力された符号化後の映像データPOUT,tD2を第2の映像取得部34に送信する。
不正利用者認定装置30の第2の映像取得部34は、第2の検知部33から、検知結果RD2を取得する。
第2の映像取得部34は、第2の検知部33から検知結果RD2を取得したのち、出場口での不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、通信部75から送信された符号化後の映像データPOUT,tD2を取得する(図8のステップST8)。
第2の映像取得部34は、検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を不正利用者認定部35に出力する。
不正利用者認定部35は、第2の映像取得部34から、検知時刻tD2の映像データPOUT,tD2を取得する。
不正利用者認定部35は、映像データPOUT,tD2を復号する。
不正利用者認定部35は、入場口における復号後の映像データPIN,tD1が示す映像に含まれているユーザの顔画像と、出場口における復号後の映像データPOUT,tD2が示す映像に含まれているユーザの顔画像とを照合する。そして、不正利用者認定部35は、映像データPIN,tD1が示す映像と映像データPOUT,tD2が示す映像との双方に顔画像が含まれているユーザを探索する(図8のステップST9)。
不正利用者認定部35は、双方の映像データが示す映像に顔画像が含まれているユーザが存在していれば、当該ユーザが施設の不正利用者であると認定する(図8のステップST10)。
不正利用者認定部35は、施設の不正利用者であると認定したユーザの顔画像を記録媒体35aに記録させる。
また、不正利用者認定部35は、施設の不正利用者であると認定したユーザの顔画像を不正利用者画像受信装置12及び不正利用者画像受信装置22のそれぞれに送信する。
不正利用者認定部35は、双方の映像データが示す映像に顔画像が含まれているユーザが存在していなければ、当該ユーザが施設の不正利用者であるとの認定を行わない。
不正利用者画像受信装置12は、不正利用者認定部35からユーザの顔画像が送信されると、ユーザの顔画像を受信する。
不正利用者画像受信装置12は、施設の不正利用者の顔画像として、受信したユーザの顔画像を図示せぬディスプレイに表示させ、施設の不正利用者を検知した旨をディスプレイに表示させる。
不正利用者画像受信装置22は、不正利用者認定部35からユーザの顔画像が送信されると、ユーザの顔画像を受信する。
不正利用者画像受信装置22は、施設の不正利用者の顔画像として、受信したユーザの顔画像を図示せぬディスプレイに表示させ、施設の不正利用者を検知した旨をディスプレイに表示させる。
以上の実施の形態1では、施設の入場口に存在しているユーザが所持している携帯端末50から、施設の利用券を示す利用券情報を収集し、利用券情報に基づいて、施設の不正利用者を検知する第1の検知部31と、第1の検知部31により不正利用者が検知されたときに、入場口を撮影した第1のカメラ11-nから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、入場口の映像データを取得する第1の映像取得部32とを備えるように、不正利用者認定装置30を構成した。したがって、不正利用者認定装置30は、ユーザが施設を利用する前に、ユーザの顔画像を予め登録サーバに登録することなく、施設の不正利用者を認定することができる。
図1に示す不正利用者認定システムでは、第1のカメラ11-n(n=1,・・・,N)の顔切り出し部62が、撮影部61から出力された映像データが示す映像の中から、ユーザの顔画像の切り出しを行い、通信部65が、切り出したユーザの顔画像を含む映像を示す符号化後の映像データを第1の映像取得部32に送信している。
また、第2のカメラ21-m(m=1,・・・,M)の顔切り出し部72が、撮影部71から出力された映像データが示す映像の中から、ユーザの顔画像の切り出しを行い、通信部75が、切り出したユーザの顔画像を含む映像を示す符号化後の映像データを第2の映像取得部34に送信している。
しかし、これは一例に過ぎず、符号化部64が、撮影部61から出力された映像データを符号化し、通信部65が、符号化後の映像データを第1の映像取得部32に送信し、符号化部74が、撮影部71から出力された映像データを符号化し、通信部75が、符号化後の映像データを第2の映像取得部34に送信するようにしてもよい。
この場合、不正利用者認定装置30の不正利用者認定部35は、復号後の映像データPIN,tD1が示す映像の中から、ユーザの顔画像の切り出しを行い、復号後の映像データPOUT,tD2が示す映像の中から、ユーザの顔画像の切り出しを行う。
この場合、第1のカメラ11-nは、顔切り出し部62を実装する必要がなく、第2のカメラ21-mは、顔切り出し部72を実装する必要がない。
図1に示す不正利用者認定システムでは、不正利用者認定装置30が、第1の検知部31及び第2の検知部33を備えている。しかし、これは一例に過ぎず、図12に示すように、第1の検知部31が乗車駅1に設置され、第2の検知部33が降車駅2に設置されているものであってもよい。
この場合、不正利用者認定装置30は、図13に示すように、第1の検知部31及び第2の検知部33を備える必要がない。
図12は、実施の形態1に係る他の不正利用者認定装置30を含む不正利用者認定システムを示す構成図である。
図13は、実施の形態1に係る他の不正利用者認定装置30を示す構成図である。
図1に示す不正利用者認定システムでは、不正利用者認定装置30の不正利用者認定部35が、入場口における復号後の映像データPIN,tD1が示す映像に含まれているユーザの顔画像と、出場口における復号後の映像データPOUT,tD2が示す映像に含まれているユーザの顔画像とを無条件に照合している。
しかし、これは一例に過ぎず、不正利用者認定部35は、以下の式(1)に示すように、第1の検知部31により不正利用者が検知されたときの時刻である検知時刻tD1と、第2の検知部33により不正利用者が検知されたときの時刻である検知時刻tD2との時間差Δtを算出する。
Δt=|tD1-tD2| (1)
また、不正利用者認定部35は、例えば、交通機関が運営しているサーバから、所要時間TRを示す時間情報を取得する。時間情報が示す所要時間TRは、乗車駅1から、降車駅2に至るまでの移動時間である。
不正利用者認定部35は、時間差Δtと所要時間TRとの差分が閾値以下であるときに限り、入場口における復号後の映像データPIN,tD1が示す映像に含まれているユーザの顔画像と、出場口における復号後の映像データPOUT,tD2が示す映像に含まれているユーザの顔画像とを照合するようにしてもよい。閾値は、不正利用者認定部35の内部メモリに格納されていてもよいし、不正利用者認定装置30の外部から与えられるものであってもよい。
時間差Δtと所要時間TRとの差分が閾値以下であれば、乗車駅1の入場口に存在しているユーザと降車駅2の出場口に存在しているユーザとが、同じユーザである確率が高い。一方、時間差Δtと所要時間TRとの差分が閾値よりも大きければ、乗車駅1の入場口に存在しているユーザと降車駅2の出場口に存在しているユーザとが、異なるユーザである確率が高い。
不正利用者認定部35は、時間差Δtと所要時間TRとの差分が閾値以下であるときに限り、不正利用者認定部35が、顔画像の照合処理を実施するようにすれば、異なるユーザである確率が高いときの無駄な照合処理を省くことができる。
実施の形態2.
図1に示す不正利用者認定システムでは、第1のカメラ11-n(n=1,・・・,N)の顔切り出し部62が、撮影部61から出力された映像データが示す映像の中から、ユーザの顔画像の切り出しを行っている。また、第2のカメラ21-m(m=1,・・・,M)の顔切り出し部72が、撮影部71から出力された映像データが示す映像の中から、ユーザの顔画像の切り出しを行っている。
しかし、これは一例に過ぎず、顔切り出し部62が、ユーザの顔画像の切り出しを行う代わりに、ユーザの骨格画像の切り出しを行うようにしてもよい。また、顔切り出し部72が、ユーザの顔画像の切り出しを行う代わりに、ユーザの骨格画像の切り出しを行うようにしてもよい。骨格画像の切り出し処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。このときの映像データが示す映像は、例えば、X線映像である。
この場合、不正利用者認定装置30の不正利用者認定部35は、入場口における復号後の映像データPIN,tD1が示す映像に含まれているユーザの骨格画像と、出場口における復号後の映像データPOUT,tD2が示す映像に含まれているユーザの骨格画像とを照合し、双方の映像データが示す映像に骨格画像が含まれているユーザを探索する。
そして、不正利用者認定部35は、双方の映像データが示す映像に骨格画像が含まれているユーザが存在していれば、当該ユーザが施設の不正利用者であると認定する。
不正利用者認定部35は、施設の不正利用者であると認定したユーザの骨格画像を記録媒体35aに記録させる。
また、不正利用者認定部35は、施設の不正利用者であると認定したユーザの骨格画像を不正利用者画像受信装置12及び不正利用者画像受信装置22のそれぞれに送信する。
不正利用者認定部35は、双方の映像データが示す映像に骨格画像が含まれているユーザが存在していなければ、当該ユーザが施設の不正利用者であるとの認定を行わない。
以上より、実施の形態2に係る不正利用者認定装置30は、実施の形態1に係る不正利用者認定装置30と同様に、ユーザが施設を利用する前に、ユーザの顔画像を予め登録サーバに登録することなく、施設の不正利用者を認定することができる。
なお、本開示は、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 乗車駅、2 降車駅、3 ネットワーク、11-1~11-N 第1のカメラ、12 不正利用者画像受信装置、21-1~21-M 第2のカメラ、22 不正利用者画像受信装置、30 不正利用者認定装置、31 第1の検知部、32 第1の映像取得部、33 第2の検知部、34 第2の映像取得部、35 不正利用者認定部、35a 記録媒体、41 第1の検知回路、42 第1の映像取得回路、43 第2の検知回路、44 第2の映像取得回路、45 不正利用者認定回路、50 携帯端末、61 撮影部、62 顔切り出し部、63 記録部、64 符号化部、65 通信部、71 撮影部、72 顔切り出し部、73 記録部、74 符号化部、75 通信部、81 メモリ、82 プロセッサ。

Claims (11)

  1. 施設の入場口に存在しているユーザが所持している携帯端末から、前記施設の利用券を示す利用券情報を収集し、前記利用券情報に基づいて、前記施設の不正利用者を検知する第1の検知部と、
    前記第1の検知部により不正利用者が検知されたときに、前記入場口を撮影した第1のカメラから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、前記入場口の映像データを取得する第1の映像取得部と
    を備えた不正利用者認定装置。
  2. 前記施設の出場口に存在しているユーザが所持している携帯端末から、前記利用券情報を収集し、前記利用券情報に基づいて、前記施設の不正利用者を検知する第2の検知部と、
    前記第2の検知部により不正利用者が検知されたときに、前記出場口を撮影した第2のカメラから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、前記出場口の映像データを取得する第2の映像取得部と、
    前記第1の映像取得部により取得された入場口の映像データが示す映像と前記第2の映像取得部により取得された出場口の映像データが示す映像との双方に映っているユーザが前記施設の不正利用者であると認定する不正利用者認定部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の不正利用者認定装置。
  3. 前記第1のカメラから取得する入場口の映像データが示す映像は、前記入場口に存在しているユーザの顔画像を含む映像であり、
    前記第2のカメラから取得する出場口の映像データが示す映像は、前記出場口に存在しているユーザの顔画像を含む映像であり、
    前記不正利用者認定部は、前記入場口の映像データが示す映像と前記出場口の映像データが示す映像との双方に顔画像が含まれているユーザが前記施設の不正利用者であると認定することを特徴とする請求項2記載の不正利用者認定装置。
  4. 前記不正利用者認定部は、
    前記施設の不正利用者であると認定したユーザの顔画像を記録させる記録媒体を備えていることを特徴とする請求項3記載の不正利用者認定装置。
  5. 前記不正利用者認定部は、
    前記第1の映像取得部により取得された入場口の映像データが示す映像に含まれているユーザの顔画像が、既に前記記録媒体に記録されていれば、当該ユーザが前記施設の不正利用者であると認定することを特徴とする請求項4記載の不正利用者認定装置。
  6. 前記第1のカメラから取得する入場口の映像データが示す映像は、前記入場口に存在しているユーザの骨格画像を含む映像であり、
    前記第2のカメラから取得する出場口の映像データが示す映像は、前記出場口に存在しているユーザの骨格画像を含む映像であり、
    前記不正利用者認定部は、前記入場口の映像データが示す映像と前記出場口の映像データが示す映像との双方に骨格画像が含まれているユーザが前記施設の不正利用者であると認定することを特徴とする請求項2記載の不正利用者認定装置。
  7. 前記不正利用者認定部は、
    前記施設の不正利用者であると認定したユーザの骨格画像を記録させる記録媒体を備えていることを特徴とする請求項6記載の不正利用者認定装置。
  8. 前記不正利用者認定部は、
    前記第1の映像取得部により取得された入場口の映像データが示す映像に含まれているユーザの骨格画像が、既に前記記録媒体に記録されていれば、当該ユーザが前記施設の不正利用者であると認定することを特徴とする請求項7記載の不正利用者認定装置。
  9. 前記施設が交通機関であって、前記施設の入場口が乗車駅の入場口、前記施設の出場口が降車駅の出場口であり、
    前記不正利用者認定部は、
    前記第1の検知部により不正利用者が検知されたときの時刻と前記第2の検知部により不正利用者が検知されたときの時刻との時間差を算出し、前記乗車駅から前記降車駅に至るまでの所要時間と前記時間差との差分が閾値以下であるときに限り、前記第1の映像取得部により取得された入場口の映像データが示す映像と前記第2の映像取得部により取得された出場口の映像データが示す映像との双方に映っているユーザが前記施設の不正利用者であると認定することを特徴とする請求項2記載の不正利用者認定装置。
  10. 第1の検知部が、施設の入場口に存在しているユーザが所持している携帯端末から、前記施設の利用券を示す利用券情報を収集し、前記利用券情報に基づいて、前記施設の不正利用者を検知し、
    第1の映像取得部が、前記第1の検知部により不正利用者が検知されたときに、前記入場口を撮影した第1のカメラから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、前記入場口の映像データを取得する
    不正利用者認定方法。
  11. 施設の入場口に存在しているユーザが所持している携帯端末から、前記施設の利用券を示す利用券情報を収集し、前記利用券情報に基づいて、前記施設の不正利用者を検知する第1の検知部と、
    前記第1の検知部により不正利用者が検知されたときに、前記入場口を撮影する第1のカメラと、
    前記第1のカメラから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、前記入場口の映像データを取得する第1の映像取得部と、
    前記施設の出場口に存在しているユーザが所持している携帯端末から、前記利用券情報を収集し、前記利用券情報に基づいて、前記施設の不正利用者を検知する第2の検知部と、
    前記第2の検知部により不正利用者が検知されたときに、前記出場口を撮影する第2のカメラと、
    前記第2のカメラから、不正利用者が映っている映像を示す映像データとして、前記出場口の映像データを取得する第2の映像取得部と、
    前記第1の映像取得部により取得された入場口の映像データが示す映像と前記第2の映像取得部により取得された出場口の映像データが示す映像との双方に映っているユーザが前記施設の不正利用者であると認定する不正利用者認定部と
    を備えた不正利用者認定システム。
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