JP2023091630A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容部内の現像剤量の検知精度を向上した画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、装置本体と、現像剤を収容する収容部を構成する枠体を含み、前記装置本体に対して取り付けられるプロセスユニットと、光を発する発光部と、前記発光部から発せられ前記収容部の内部を通過した光を受光する受光部と、を有し、前記収容部に収容された現像剤量に応じた出力値を出力する検知ユニットと、前記検知ユニットから出力された前記出力値が所定の閾値以下の場合には第1状態となり、前記検知ユニットから出力された前記出力値が前記閾値よりも大きい場合には前記第1状態とは異なる第2状態となる表示部と、を備える。前記閾値は、前記画像形成装置の印刷枚数に応じて変化する。【選択図】図18

Description

本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、感光ドラムの表面に形成したトナー像を、転写媒体としての転写材に転写することで、画像を形成する。そして、現像剤の補給方式は、例えばプロセスカートリッジ方式やトナー容器補給方式が知られている。プロセスカートリッジ方式は、感光ドラムと現像容器をプロセスカートリッジとして一体化し、現像剤が切れるとプロセスカートリッジを新品に交換する方式である。一方、トナー容器補給方式は、トナーが切れると、トナーパックやトナーボトルといったトナー容器から、トナーを現像容器に補給する方式である。
従来、発光部から照射されて現像容器内を通過した検知光が受光部によって受光される受光時間により、現像容器のトナー残量を推測する画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。トナー容器には、トナーを撹拌する撹拌部材が設けられ、トナー容器内のトナー残量が少なくなるほど、受光部による受光時間が長くなる。
特開2003-131479号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、画像形成装置1の使用態様に依っては、現像容器内のトナーの流動性が変化する。例えば、新品の画像形成装置1に対して、使い古した画像形成装置1内のトナーは、流動性が低くなる。トナーの流動性が変化すると、現像容器内のトナーが、検知光を遮光するタイミングが変化する。このため、たとえ現像容器内のトナー残量が同じ場合であっても、受光部による受光時間が変わってしまい、トナー残量の検知精度が低下してしまっていた。
そこで、本発明は、収容部内の現像剤量の検知精度を向上した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、装置本体と、画像が担持される像担持体と、現像剤を収容する収容部を構成する枠体と、前記枠体に支持され、前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記収容部に現像剤を供給可能な補給口と、を有するプロセスユニットであって、前記装置本体に対して取り付けられるプロセスユニットと、光を発する発光部と、前記発光部から発せられ前記収容部の内部を通過した光を受光する受光部と、を有し、前記収容部に収容された現像剤量に応じた出力値を出力する検知ユニットと、前記検知ユニットから出力された前記出力値が所定の閾値以下の場合には第1状態となり、前記検知ユニットから出力された前記出力値が前記閾値よりも大きい場合には前記第1状態とは異なる第2状態となる表示部と、を備え、前記閾値は、前記画像形成装置の印刷枚数に応じて変化する、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、装置本体と、画像が担持される像担持体と、現像剤を収容する収容部を構成する枠体と、前記枠体に支持され、前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、回転することで前記収容部に収容された現像剤を撹拌する撹拌部材と、前記収容部に現像剤を供給可能な補給口と、を有するプロセスユニットであって、前記装置本体に対して取り付けられるプロセスユニットと、前記撹拌部材を駆動する駆動源と、光を発する発光部と、前記発光部から発せられ前記収容部の内部を通過した光を受光する受光部と、を有し、前記収容部に収容された現像剤量に応じた出力値を出力する検知ユニットと、前記検知ユニットから出力された前記出力値が所定の閾値以下の場合には第1状態となり、前記検知ユニットから出力された前記出力値が前記所定の閾値よりも大きい場合には前記第1状態とは異なる第2状態となる表示部と、を備え、前記閾値は、前記検知ユニットによる前記現像剤量の検知開始から所定時間前までの期間における前記駆動源の稼働率に応じて変化する、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、装置本体と、画像が担持される像担持体と、現像剤を収容する収容部を構成する枠体と、前記枠体に支持され、前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記収容部に現像剤を供給可能な補給口と、を有するプロセスユニットであって、前記装置本体に対して取り付けられるプロセスユニットと、光を発する発光部と、前記発光部から発せられ前記収容部の内部を通過した光を受光する受光部と、を有し、前記収容部に収容された現像剤量に応じた出力値を出力する検知ユニットと、前記検知ユニットから出力された前記出力値が所定の閾値以下の場合には第1状態となり、前記検知ユニットから出力された前記出力値が前記閾値よりも大きい場合には前記第1状態とは異なる第2状態となる表示部と、を備え、前記閾値は、前記収容部に収容された現像剤の凝集度に応じて変化する、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、装置本体と、画像が担持される像担持体と、現像剤を収容する収容部を構成する枠体と、前記枠体に支持され、前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記収容部に現像剤を供給可能な補給口と、を有するプロセスユニットであって、前記装置本体に対して取り付けられるプロセスユニットと、光を発する発光部と、前記発光部から発せられ前記収容部の内部を通過した光を受光する受光部と、を有し、前記収容部に収容された現像剤量に応じた出力値を出力する検知ユニットと、第1状態と、前記第1状態とは異なる第2状態と、に遷移可能に構成される表示部と、を備え、前記表示部は、前記収容部に収容された現像剤量が所定量かつ前記出力値が第1の出力値の際に、前記第1状態となり、前記収容部に収容された現像剤量が前記所定量かつ前記出力値が第1の出力値とは異なる第2の出力値の際にも、前記第1状態となる、ことを特徴とする。
本発明によると、収容部内の現像剤量の検知精度を向上した画像形成装置を提供できる。
(a)は第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す断面図、(b)は画像形成装置を示す斜視図。 (a)は画像形成装置を示す断面図、(b)は排出トレイが開かれた状態の画像形成装置を示す斜視図。 (a)は読取装置の圧板が閉じられた状態の画像形成装置を示す斜視図、(b)は圧板が開かれた状態の画像形成装置を示す斜視図。 (a)は現像容器及びトナーパックを示す斜視図、(b)は現像容器及びトナーパックを示す正面図、(c)は現像容器内の撹拌部材を示す斜視図。 (a)は図4(b)の5A-5A断面図、(b)は図4(b)の5B-5B断面図。 トナーパックを示す斜視図。 (a)はトナーパックを示す正面図、(b)はトナーパックの第1変形例を示す正面図、(c)はトナーパックの第2変形例を示す正面図。 現像装置を示す斜視図。 (a)は現像容器蓋に基板及び基板保持部材を組付けた様子を示す斜視図、(b)は基板及び基板保持部材を示す斜視図、(c)は基板及び基板保持部材を示す他の斜視図。 (a)は現像装置の断面図、(b)は(a)の10B-10B断面図。 トナー残量センサを示す回路図。 画像形成装置の制御系を示すブロック図。 (a)はトナー残量パネルがNearOutレベルを示している斜視図、(b)はトナー残量パネルがLowレベルを示している斜視図。(c)はトナー残量パネルがMidレベルを示している斜視図。(d)はトナー残量パネルがFullレベルを示している斜視図。 (a)は現像容器のトナー残量が少ない状態を示す、図4(b)の5B-5B断面図。(b)は現像容器のトナー残量が少ない状態であり、撹拌部材の回転位相が図14(a)とは異なる状態を示す、図4(b)の5B-5B断面図。 (a)は現像容器のトナー残量が多い状態であり、図14(a)と撹拌部材の回転位相が同じ状態を示す、図4(b)の5B-5B断面図。(b)は、現像容器のトナー残量が少なく、かつトナーの凝集度が高い状態を示す、図4(b)の5B-5B断面図。 撹拌部材が一回転する間にトナー残量センサが光を検知した際の検知電圧を示すグラフ。 印刷枚数に対するトナーの凝集度の推移を示すグラフ。 トナー残量とトナー残量センサの検知時間との関係を示すグラフ。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図。 モータ回転時間とトナーの凝集度との関係を示すグラフ。
以下、本発明を実施するための例示的な形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<第1の実施の形態>
図1(a)は、第1の実施の形態に係る画像形成装置1の構成を示す概略図である。画像形成装置1は、外部機器から入力される画像情報に基づいて記録材に画像を形成するモノクロプリンターである。記録材には、普通紙及び厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート、並びに布等の、材質の異なる様々なシート材が含まれる。
[全体構成]
画像形成装置1は、図1(a)(b)に示すように、装置本体としてのプリンタ本体100と、プリンタ本体100に開閉可能に支持される読取装置200と、プリンタ本体100の外装面に取り付けられた操作部300と、を有している。プリンタ本体100は、記録材にトナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10に記録材を給送する給送部60と、画像形成部10によって形成されたトナー像を記録材に定着させる定着部70と、排出ローラ対80と、を有している。
画像形成部10は、スキャナユニット11と、電子写真方式のプロセスユニット20と、プロセスユニット20の感光ドラム21に形成された現像剤像としてのトナー像を記録材に転写する転写ローラ12と、を有している。プロセスユニット20は、図5(a)(b)に示すように、感光ドラム21と、感光ドラム21の周囲に配置された帯電ローラ22、前露光装置23及び現像ローラ31を含む現像装置30を有している。プロセスユニット20は、プリンタ本体100に対して着脱可能に取付けられている。なお、プロセスユニット20は、プリンタ本体100に対してビス留めされていてもよく、主にユーザではなくサービスマンによって取り外されるものも含む。一方で、プロセスユニット20には、プリンタ本体100の筐体フレーム等、プリンタ本体100の構造部材は含まれない。
感光ドラム21は、円筒型に成形された感光体である。本実施の形態の感光ドラム21は、アルミニウムで成形されたドラム状の基体上に、負帯電性の有機感光体で形成された感光層を有している。また、像担持体としての感光ドラム21は、モータによって所定の方向(図中時計周り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
帯電ローラ22は、感光ドラム21に所定の圧接力で接触し、帯電部を形成する。また、帯電高圧電源によって所望の帯電電圧を印加されることで、感光ドラム21の表面を所定の電位に均一に帯電させる。本実施の形態では、感光ドラム21は帯電ローラ22により負極性に帯電する。前露光装置23は、帯電部で安定した放電を生じさせるために、帯電部に侵入する前の感光ドラム21の表面電位を除電する。
露光手段としてのスキャナユニット11は、外部機器又は読取装置200から入力された画像情報に対応したレーザ光を、ポリゴンミラーを用いて感光ドラム21に照射することで、感光ドラム21の表面を走査露光する。この露光により、感光ドラム21の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。なお、スキャナユニット11は、レーザスキャナ装置に限定されることはなく、例えば、感光ドラム21の長手方向に沿って複数のLEDが配列されたLEDアレイを有するLED露光装置を採用しても良い。
現像装置30は、現像剤を担持する現像剤担持体としての現像ローラ31と、現像装置30の枠体としての現像容器32と、現像ローラ31に現像剤を供給可能な供給ローラ33と、を備えている。現像ローラ31及び供給ローラ33は、現像容器32によって回転可能に支持されている。また、現像ローラ31は、感光ドラム21に対向するように、現像容器32の開口部に配置されている。供給ローラ33は現像ローラ31に回転可能に当接しており、現像容器32に収容されている現像剤としてのトナーは供給ローラ33によって現像ローラ31の表面に塗布される。なお、現像ローラ31に十分にトナーを供給できる構成であれば、必ずしも供給ローラ33は必要としない。
本実施の形態の現像装置30は、現像方式として接触現像方式を用いている。即ち、現像ローラ31に担持されたトナー層が、感光ドラム21と現像ローラ31とが対向する現像部(現像領域)において感光ドラム21と接触する。現像ローラ31には現像高圧電源によって現像電圧が印加される。現像電圧の下で、現像ローラ31に担持されたトナーが感光ドラム21の表面の電位分布に従って現像ローラ31からドラム表面に転移することで、静電潜像がトナー像に現像される。なお、本実施の形態では、反転現像方式を採用している。即ち、帯電工程において帯電させられた後、露光工程において露光されることで電荷量が減衰した感光ドラム21の表面領域にトナーが付着することでトナー像が形成される。
また、本実施の形態では、粒径が6μmで、正規の帯電極性が負極性のトナーを用いている。本実施の形態のトナーは一例として重合法により生成された重合トナーを採用している。また、本実施の形態のトナーは磁性成分を含有せず、主に分子間力や静電気力(鏡像力)によってトナーが現像ローラ31に担持される、所謂非磁性の一成分現像剤である。ただし、磁性成分を含有する一成分現像剤を用いてもよい。また、一成分現像剤には、トナー粒子以外にもトナーの流動性や帯電性能を調整するための添加物(例えば、ワックスやシリカ微粒子)が含まれている場合がある。また、現像剤として非磁性のトナーと磁性を有するキャリアとによって構成された二成分現像剤を用いてもよい。磁性を有する現像剤を用いる場合、現像剤担持体としては、例えば内側にマグネットが配置された円筒状の現像スリーブが用いられる。
現像容器32の内部には、撹拌部材34が設けられている。撹拌部材34は、モータM1(図12参照)に駆動されて回転することで、現像容器32内のトナーを撹拌すると共に、現像ローラ31及び供給ローラ33に向け、トナーを搬送する。また、撹拌部材34は、現像に使用されず現像ローラ31から剥ぎ取られたトナーを現像容器内で循環させ、現像容器内のトナーを均一化する役割を有する。なお、撹拌部材34は、回転する形態に限定されない。例えば、揺動する形態の撹拌部材を採用しても良い。また、撹拌部材34の他に、更に別の撹拌部材を設けても良い。
また、現像ローラ31が配置される現像容器32の開口部には、現像ローラ31に担持されるトナーの量を規制する現像ブレード35が配置されている。現像ローラ31の表面に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って現像ブレード35との対向部を通過することで、均一に薄層化され、また摩擦帯電により負極性に帯電させられる。
給送部60は、図1(a)(b)に示すように、プリンタ本体100に開閉可能に支持される前扉61と、トレイ部62と、中板63と、トレイバネ64と、ピックアップローラ65と、を有している。トレイ部62は、前扉61が開かれることで現れる記録材収容空間の底面を構成しており、中板63は、トレイ部62に昇降可能に支持されている。トレイバネ64は、中板63を上方に付勢しており、中板63に積載された記録材Pをピックアップローラ65に押し付ける。なお、前扉61は、プリンタ本体100に対して閉じられた状態で記録材収容空間を閉塞し、プリンタ本体100に対して開かれた状態でトレイ部62、中板63と共に記録材Pを支持する。
定着部70は、記録材上のトナーを加熱して溶融させることで画像の定着処理を行う熱定着方式のものである。定着部70は、定着フィルム71と、定着フィルム71を加熱するセラミックヒータ等の定着ヒータと、定着ヒータの温度を測定するサーミスタと、定着フィルム71に圧接する加圧ローラ72と、を備える。
次に、画像形成装置1の画像形成動作について説明する。画像形成装置1に画像形成の指令が入力されると、画像形成装置1に接続された外部のコンピュータ又は読取装置200から入力された画像情報に基づいて、画像形成部10による画像形成プロセスが開始される。スキャナユニット11は、入力された画像情報に基づいて、感光ドラム21に向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム21は、帯電ローラ22により予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム21上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラ31によりこの静電潜像が現像され、感光ドラム21上にトナー像が形成される。
上述の画像形成プロセスに並行して、給送部60のピックアップローラ65は、前扉61、トレイ部62及び中板63に支持された記録材Pを送り出す。記録材Pは、ピックアップローラ65によってレジストレーションローラ対15に給送され、レジストレーションローラ対15のニップに突き当たることで斜行が補正される。そして、レジストレーションローラ対15は、トナー像の転写タイミングに合わせて駆動され、記録材Pを転写ローラ12及び感光ドラム21によって形成される転写ニップに向けて搬送する。
転写手段としての転写ローラ12には、転写高圧電源から転写電圧が印加され、レジストレーションローラ対15によって搬送される記録材Pに感光ドラム21に担持されているトナー像が転写される。トナー像を転写された記録材Pは、定着部70に搬送され、定着部70の定着フィルム71と加圧ローラ72との間のニップ部を通過する際にトナー像が加熱及び加圧される。これによりトナー粒子が溶融し、その後固着することで、トナー像が記録材Pに定着する。定着部70を通過した記録材Pは、排出ローラ対80によって画像形成装置1の外部(機外)に排出され、プリンタ本体100の上部に形成された排出トレイ81に積載される。
排出トレイ81は、記録材の排出方向における下流に向けて上り傾斜しており、排出トレイ81に排出された記録材は、排出トレイ81を滑り下りることで、後端が規制面84によって整合される。
読取装置200は、図3(a)(b)に示すように、内部に不図示の読取部を内蔵する読取ユニット201と、読取ユニット201に開閉可能に支持される圧板202と、を有している。読取ユニット201の上面には、読取部から出射される光を透過すると共に、原稿が載置される原稿台ガラス203が設けられている。
ユーザは、原稿の画像を読取装置200によって読取らせる場合には、圧板202を開いた状態で原稿台ガラス203上に原稿を載置する。そして、圧板202を閉じることで原稿台ガラス203上の原稿の位置ずれを防止し、例えば操作部300を操作することで画像形成装置1に読取指令を出力する。読取動作が開始されると、読取ユニット201内の読取部が副走査方向、すなわち画像形成装置1の操作部300を正面に臨んだ状態で左右方向に読取部が往復移動する。読取部は、発光部から原稿に対して光を出射しつつ、原稿によって反射した光を受光部によって受光し、光電変換することで原稿の画像を読み取る。なお、以下では、操作部300を正面に臨んだ状態を基準にして、前後方向、左右方向及び上下方向を規定する。
図2(a)(b)に示すように、プリンタ本体100の上部には、上方に開口した第1開口部101が形成されており、排出トレイ81によって覆われている。排出トレイ81は、左右方向に延びる回動軸を中心にプリンタ本体100に対して開閉可能に支持されている。排出トレイ81は、読取装置200がプリンタ本体100に対して開かれた状態で、手前側から奥側に向けて開かれる。また、第1開口部101には、後述する、トナーパック40を装着可能な補給口32aを有する装着部57が露出するように構成されている(図4(a)(b)参照)。ユーザは、排出トレイ81を開くことで装着部57にアクセス可能である。なお、読取装置200及び排出トレイ81は、ヒンジ機構等の保持機構によって、開かれた状態及び閉じられた状態で保持されるように構成されてもよい。
また、本実施の形態では、図1(b)に示すように、排出トレイ81に、開閉部材83が前後方向に延びる回動軸を中心に開閉可能に設けられている。排出トレイ81には、上方に開口した開口部81aが形成されている。開閉部材83は、トナーパック40が現像容器32に装着できないように補給口32aを覆う閉位置と、トナーパック40が現像容器32に装着できるように補給口32aを露出させる開位置と、の間を移動可能に構成される。開閉部材83は、閉位置において、排出トレイ81の一部として機能する。開閉部材83及び開口部81aは、排出トレイ81の左側に形成されている。開閉部材83は、排出トレイ81に設けられた溝部81bからユーザが指を掛けることで左方向に開かれる。このため、ユーザは、開閉部材83を開けるだけで、補給口32aにアクセスすることができる。開閉部材83は、排出トレイ81の形状に沿って、略L字状に形成されている。
本実施の形態では、現像装置30が画像形成装置1に装着されている状態のまま、ユーザが補給用のトナーが充填されているトナーパック40(図1(a)(b)参照)から現像装置30へとトナーを補給する方式(直接補給方式)を採用している。このため、プロセスユニット20のトナー残量が少なくなった場合に、プロセスユニット20をプリンタ本体100から取り出して新品のプロセスユニットに交換する作業が不要になるので、ユーザビリティを向上することができる。また、プロセスユニット20全体を交換するよりも安価に現像容器32にトナーを補給することができる。なお、直接補給方式は、プロセスユニット20の現像装置30のみを交換する場合に比しても、各種のローラやギア等を交換する必要が無いので、コストダウンできる。なお、画像形成装置1及びトナーパック40は、画像形成システムを構成している。
[転写残トナーの回収]
本実施の形態は、記録材Pに転写されずに感光ドラム21に残留した転写残トナーを現像装置30に回収し再利用するクリーナーレス構成を採用している。転写残トナーは、以下の工程で除去される。転写残トナーには正極性に帯電しているトナーや、負極性に帯電しているものの充分な電荷を有していないトナーが混在する。前露光装置23により転写後の感光ドラム21を除電し、帯電ローラ22による均一な放電を生じさせることで、転写残トナーは再び負極性に帯電させられる。帯電部において再び負極性に帯電させられた転写残トナーは、感光ドラム21の回転に伴い現像部に到達する。そして、帯電部を通過した感光ドラム21の表面領域は、転写残トナーが表面に付着した状態のまま、スキャナユニット11により露光されて静電潜像を書き込まれる。
ここで、現像部に到達した転写残トナーの挙動について、感光ドラム21の露光部と非露光部に分けて説明する。感光ドラム21の非露光部に付着している転写残トナーは、現像部において感光ドラム21の非露光部の電位(暗部電位)と現像電圧との電位差により現像ローラ31に転移し、現像容器32に回収される。これは、トナーの正規帯電極性が負極性であるものとして、現像ローラ31に印加される現像電圧が、非露光部の電位に対して相対的に正極性だからである。なお、現像容器32に回収されたトナーは、撹拌部材34によって現像容器内のトナーと撹拌されて分散すると共に、現像ローラ31に担持されることで再び現像工程に使用される。
一方、感光ドラム21の露光部に付着している転写残トナーは、現像部において感光ドラム21から現像ローラ31に転移せずにドラム表面に残る。これは、トナーの正規帯電極性が負極性であるものとして、現像ローラ31に印加される現像電圧が、露光部の電位(明部電位)よりもさらに負極性の電位となっているためである。ドラム表面に残った転写残トナーは、現像ローラ31から露光部へと転移する他のトナーと共に感光ドラム21に担持されて転写部へ移動し、転写部において記録材Pに転写される。
このように、本実施の形態は、転写残トナーを現像装置30に回収し再利用するクリーナーレス構成としたが、従来公知の感光ドラム21に当接するクリーニングブレードを使用して転写残トナーを回収する構成としてもよい。その場合、クリーニングブレードによって回収された転写残トナーは、現像装置30とは別に設置される回収容器に回収される。ただし、クリーナーレス構成とすることで、転写残トナー等を回収する回収容器の設置スペースが不要となって画像形成装置1のより一層の小型化が可能となり、また、転写残トナーを再利用することで印刷コストの低減を図ることもできる。
[現像容器とトナーパックの構成]
次に、現像容器32と、補給容器としてのトナーパック40の構成について説明する。図4(a)は、現像容器32及びトナーパック40を示す斜視図であり、図4(b)は、現像容器32及びトナーパック40を示す正面図である。図4(c)は、現像容器32内の撹拌部材34を示す斜視図である。図5(a)は、図4(b)の5A-5A断面図であり、図5(b)は、図4(b)の5B-5B断面図である。
図4(a)乃至図5(b)に示すように、現像装置30の一部である現像容器32は、撹拌部材34を収容する搬送室36を有している。トナーを含む現像剤(以下、トナーとする)を収容する収容部としての搬送室36は、現像容器32の長手方向LD(左右方向)における全長に亘って延びている。枠体としての現像容器32は、現像容器枠320と、現像容器蓋321と、を有しており、これら現像容器枠320及び現像容器蓋321は、接続部322によって接続されている。現像ローラ31及び供給ローラ33は、現像容器枠320に回転可能に支持されている。
また、現像容器32は、搬送室36の長手方向LDにおける一端部から上方に突出し、搬送室36に連通する補給突出部37を有している。より詳しくは、補給突出部37は、現像ローラ31の回転軸線方向(長手方向LD)において現像容器蓋321の一端部に設けられ、現像容器32の中央部よりも上記回転軸線方向に交差する交差方向において排出トレイ81に向かって突出している。
本実施の形態では、補給突出部37は、内部が中空状に形成されており、現像容器32の左側に配置されている。補給突出部37の端部には、トナーパック40を装着可能な装着部57が設けられており、装着部57には、トナーパック40から搬送室36へ現像剤が補給されるための回転可能な補給口32aが配置されている。装着部57には、トナーパック40が画像形成装置1の外部に露出した状態で装着できる。
補給突出部37は、搬送室36から装置手前かつ上方に向かって斜めに延びている。すなわち、補給突出部37は、排出ローラ対80の排出方向における下流かつ上方に向けて突出している。このため、補給突出部37に配置された補給口32aは、画像形成装置1の手前側に配置されることとなり、現像容器32へのトナーの補給作業を容易に行うことができる。また、補給口32aが配置される補給突出部37を、現像容器32の長手方向における一方側に設けることで、スキャナユニット11から出射されるレーザが通過可能なレーザ通過空間を確保することができ、画像形成装置1を小型化できる。
トナーパック40は、図4(a)乃至図5(b)に示すように、補給突出部37の装着部57に着脱可能に構成されている。また、トナーパック40は、開閉可能なシャッタ部材41と、装着部57に形成された突部32bに対応して形成された溝部42と、を有している。ユーザは、現像容器32にトナーを補給する場合、トナーパック40の溝部42が装着部57の突部32bを通過するように位置合わせして、トナーパック40を装着部57に連結する。そして、この状態で、画像形成装置1に設けられた不図示のレバーを介してトナーパック40のシャッタ部材41を90度回転させると、シャッタ部材41に合わせて補給口32aも回転する。すると、レバー又はシャッタ部材41が装着部57の不図示の突き当て部に突き当たることで、シャッタ部材41が完全に開かれると同時に、補給口32aとトナーパック40の開口部が連通する。これにより、トナーパック40に収容されたトナーがトナーパック40の開口部から漏下し、漏下したトナーは、補給口32aを介して中空状の補給突出部37から搬送室36に進入する。
ここで、撹拌部材34は、図4(c)に示すように、長手方向LDに延びる撹拌軸34aと、撹拌軸34aからそれぞれ径方向外側に延びる第1羽根部34b1と第2羽根部34b2と、を有する。第1羽根部34b1と第2羽根部34b2は、いずれも可撓性を有するシートで形成され、径方向外側に延びる長さが互いに異なる。第1羽根部34b1は第2羽根部34b2よりも長い。図5(a)(b)には、現像容器32の壁面を無視して第1羽根部34b1が真っ直ぐ延びた状態で回転したと仮定した場合の第1羽根部36b1の回転軌跡を、回転軌跡Tb1として示している。同様に、図5(a)(b)には、現像容器32の壁面を無視して第2羽根部34b1が真っ直ぐ延びた状態で回転したと仮定した場合の第2羽根部34b2の回転軌跡を、回転軌跡Tb2として示している。なお、図4(c)に示す撹拌部材34の拭取部34c及び拭取補助部34dについては後述する。
図5(a)に示すように、撹拌部材34の搬送方向における上流側に配置された補給口32aから補給されたトナーは、撹拌部材34の回転に伴い、現像ローラ31及び供給ローラ33に向けて送り込まれることになる。補給口32a及び補給突出部37は、現像容器32の長手方向LDにおける一端部に配置されているが、撹拌部材34の回転を繰り返すことで、現像容器32の全長に亘ってトナーを行き渡らせる。つまり、撹拌部材34の搬送方向は、現像容器32の長手方向LD(図4(a)参照)に平行な方向であると共に、長手方向LDと交差する方向(搬送室36から現像ローラ31及び供給ローラ33に向かう方向)でもある。ここで、回転軌跡Tb1,Tb2に示すように、長い方の羽根部である第1羽根部34b1は、トナーを現像ローラ31及び供給ローラ33に向け搬送する主要部分として機能する。一方、短い方の羽根部である第2羽根部34b2は、第1羽根部34b1では腹当たりになりうまく搬送できない、例えば、搬送室36の隅部36eのトナーを搬送する補助部分として機能する。
本実施形態では、トナーパック40は、図6及び図7(a)に示すように、変形容易なプラスチックフィルム製の袋体から構成されているが、これに限定されない。例えば、トナーパックは、図7(b)に示すように略円筒形状のボトル容器40Bから構成されてもよく、図7(c)に示すように紙製の紙容器40Cから構成されてもよい。いずれにしても、トナーパック(補給容器)は、その材質及び形状はどのようなものでも良い。また、トナーパックからトナーを吐出させる方法は、トナーパック40や紙容器40Cであればユーザが指で絞るようにするのが好適であり、ボトル容器40Bであればユーザが容器を叩く等して振動させながら漏下させるのが好適である。また、ボトル容器40Bからトナーを排出させるために、ボトル容器40B内に排出機構を設けてもよい。さらに、排出機構は、プリンタ本体100と係合してプリンタ本体100から駆動力を受ける構成でもよい。
また、いずれのトナーパックにおいてもシャッタ部材41を省いてもよく、回転式のシャッタ部材41の代わりにスライド式のシャッタ部材を適用してもよい。また、シャッタ部材41は、トナーパックを補給口32aに装着したり装着状態でトナーパックを回転させたりすることで破壊される構成でも良く、シールのような取り外し可能な蓋構造であってもよい。
さらに、本実施形態においては、撹拌部材34に2つの長さの異なる羽根部34b1、34b2を配置しているが、羽根部の長さ及び個数はこれに限定しない。例えば、現像容器32の形状や搬送効率等を考慮して自由に設定してよい。
[トナー残量センサ]
次に、現像容器32のトナー残量を検知するトナー残量センサ500の構成について、図8乃至図11を用いて説明する。図8は、現像装置30を示す斜視図である。図9(a)は、現像容器蓋321に基板700及び基板保持部材710を組付けた様子を示す斜視図である。図9(b)は、基板700及び基板保持部材710を示す斜視図であり、図9(c)は、基板700及び基板保持部材710を示す他の斜視図である。図10(a)は、現像装置30の発光素子510aを通る断面図であり、図10(b)は、図10(a)の10B-10B断面図である。図11は、トナー残量センサ500の回路構成の一例を示す回路図である。
図8に示すように、現像容器32の一部を構成する現像容器蓋321は、基板位置決め321a,321bと、基板固定部321c,321dと、を有している。現像容器蓋321の基板固定部321c,321dの間の位置には、導光部材600が設置されている。導光部材600は、第1光ガイド部610と、第2光ガイド部620と、を有している。第1光ガイド部610は、後述する発光素子510aに向けて延びており、第2光ガイド部620は、後述する受光素子510bに向けて延びている。第1光ガイド部610は、発光素子510aから発せられた光を現像容器32の搬送室36内に案内する。第2光ガイド部620は、第1光ガイド部610及び搬送室36内を通過した光を受光素子510bに案内する。なお、導光部材600と、発光部としての発光素子510aと、受光部としての受光素子510bと、を合わせて、検知ユニットとしてのトナー残量センサ500と呼称する。
基板位置決め321a,321bは、現像容器32の長手方向LDにおいて、基板固定部321c,321dの外側にそれぞれ配置されており、現像容器32から離れる方向に突出するボス形状を有している。なお、基板位置決め321a,321bの形状は、ボス形状に限らず、任意の形状にしてもよい。また、現像容器枠320の長手方向LDは、プロセスユニット20の長手方向LD(図4(a)参照)と同じである。基板固定部321c,321dには、ビス等の固定具が螺合可能となっている。
本実施の形態では、図9(a)に示すように、現像容器蓋321に基板700及び基板保持部材710が組付けられる。基板保持部材710は、現像容器蓋321及び基板700に挟まれた状態で現像容器蓋321に組付けられる。すなわち、基板保持部材710は、現像容器蓋321と基板700との間に配置される。このとき、基板保持部材710は、基板700の、発光素子510a及び受光素子510bが取り付けられている面510cを覆う。これにより、面510cに埃やトナー等の異物が付着するのを抑えると共に、サービスマン等が面510cに触れることを防止できる。
基板700は、図9(b)に示すように、基板保持部材710に対向する面に設けられ、搬送室36内のトナー残量を検知するための発光素子510a及び受光素子510bを有している。発光素子510a及び受光素子510bは、プロセスユニット20の長手方向LDに並んで配置されている。発光素子510aから発せられた光は、搬送室36の内部を通過し、受光素子510bにより受光される。すなわち、発光素子510a及び受光素子510bは、搬送室36の内部において光路Q(図10(a)参照)を形成している。光路Qは、長手方向LDに延びている。なお、本実施の形態では、発光素子510a及び受光素子510bは、基板700上に配置されたが、これに限定されない。例えば、発光素子510a及び受光素子510bをそれぞれ搬送室36の内部に配置してもよく、発光素子510a及び受光素子510bをそれぞれ現像容器32の外面に配置し、導光部によって、搬送室36の内外に光を案内してもよい。
また、本実施の形態では、発光素子510aにはLEDを使用し、受光素子510bにはLEDからの光によりオン状態となるフォトトランジスタを使用しているが、これに限定されない。例えば、発光素子510aにハロゲンランプや蛍光灯を適用してもよく、受光素子510bにフォトダイオードやアバランシェフォトダイオードを適用してもよい。また、基板700には、ケーブルコネクタ700nが設けられており、ケーブルコネクタ700nは、プリンタ本体100に設けられた後述する制御部90(図12参照)と不図示のケーブルによって接続される。
また、基板700は、基板位置決め321a,321bが挿通されると共に係合する位置決め孔700a,700bと、基板固定部321c,321dに螺合されるビスが貫通可能な基板固定孔700c,700dと、を有している。
基板保持部材710も同様に、基板位置決め321a,321bが挿通されると共に係合する位置決め孔710a、710bと、基板固定部321c,321dに螺合されるビスが貫通可能な基板固定孔710c,710dと、を有している。更に、基板保持部材710は、導光部材600の第1光ガイド部610が挿入される第1貫通孔部711aと、導光部材600の第2光ガイド部620が挿入される第2貫通孔部711bと、を有している。基板保持部材710は、現像容器蓋321に対向する第1対向面710hと、第1対向面710hから現像容器蓋321に向けて延びる第1筒部711c及び第2筒部711dを有している。第1筒部711c及び第2筒部711dは、それぞれ筒形状を有しており、第1貫通孔部711a及び第2貫通孔部711bを画定している。基板保持部材710は、基板700に当接している。
また、基板保持部材710の基板700に対向する側には、遮光板710e,710fが設けられている。これら遮光板710e,710fは、基板700及び基板保持部材710が現像容器蓋321に組付けられた状態で、発光素子510a及び受光素子510bの間に配置されると共に、基板700に近接して設けられている。
図8乃至図10(a)に示すように、基板保持部材710は、現像容器蓋321の基板位置決め321a,321bが位置決め孔710a、710bに貫通して係合することで、現像容器蓋321に対して位置決めされる。また、基板700は、現像容器蓋321の基板位置決め321a,321bが位置決め孔700a,700bに貫通して係合することで、現像容器蓋321に対して位置決めされる。このように、基板位置決め321a,321bが基板保持部材710及び基板700の位置決めに共通して使用されることで、現像容器蓋321、基板保持部材710及び基板700をより高精度に位置決めすることができる。
また、現像容器蓋321に対して基板保持部材710及び基板700が位置決めされた状態で、基板固定孔700c,700d,710c,710dにビスが挿入され、現像容器蓋321の基板固定部321c,321dにビスが螺合する。これにより、現像容器蓋321に対して基板保持部材710及び基板700がビスによって共締めされ、基板保持部材710及び基板700が現像容器蓋321に固定される。
図8乃至図10(b)に示すように、現像容器蓋321に対して基板保持部材710及び基板700が組付けられると、導光部材600の第1光ガイド部610が基板保持部材710の第1貫通孔部711aに挿入される。そして、第1光ガイド部610は、基板700の発光素子510aに近接した位置で位置決めされる。同様にして、導光部材600の第2光ガイド部620が基板保持部材710の第2貫通孔部711bに挿入される。そして、第2光ガイド部620は、基板700の受光素子510bに近接した位置で位置決めされる。第1貫通孔部711aは、現像容器蓋321と発光素子510aとの間において、第1貫通孔部711aに挿入された第1光ガイド部610の側面611を覆う。同様に、第2貫通孔部711bは、現像容器蓋321と受光素子510bとの間において、第2貫通孔部711bに挿入された第2光ガイド部620の側面621を覆う。これにより、発光素子510aから発せられた光以外の光が、第1光ガイド部610又は第2光ガイド部620に入射することを抑制することができ、トナー残量の検知精度を向上することができる。
上述したように、基板保持部材710及び基板700は現像容器蓋321に精度良く位置決めされるため、発光素子510aから発せられた光は、確実に第1光ガイド部610によって案内される。そして、第1光ガイド部610によって現像容器枠320の内部の搬送室36に案内された光は、第1光ガイド部610の発光窓612aから長手方向LDに向けて発せられる。
そして、搬送室36の内部で光路Qを進む光は、第2光ガイド部620の受光窓622aに入射し、第2光ガイド部620によって現像容器枠320の外側に案内される。第2光ガイド部620は、受光素子510bに近接して配置されているため、第2光ガイド部620から出た光は、確実に受光素子510bによって受光される。よって、発光素子510a及び受光素子510bによるトナー残量の検知精度を向上することができる。
また、図9(b)(c)に示すように、発光素子510a及び受光素子510bの間に配置されると共に、基板700に近接した位置には、遮光板710e,710fが配置されている。ところで、基板保持部材710は、基板700に対向する第2対向面710gを有している。遮光板710e,710fは、第2対向面710gから基板700に近づくように立設するリブである。このため、発光素子510aから発せられ第1光ガイド部610及び第2光ガイド部620を介さずに受光素子510bに向かう光は、遮光板710e,710fによって遮蔽される。特に、本実施の形態では、発光素子510aにLED素子を用いており、例えば砲弾型LED等に比して指向性が弱く、発光素子510aから受光素子510bに直接届く光を遮蔽することが望まれる。よって、光路Qを通らない光が受光素子510bによって受光されることに起因する誤検知が抑制され、発光素子510a及び受光素子510bによるトナー残量の検知精度を向上することができる。
ここで、発光素子510a及び受光素子510bの配置についてより詳しく説明する。発光素子510aおよび受光素子510bは、図10(a)(b)に示すように、現像ローラ31の長手方向に垂直な方向において、現像容器32の、現像ローラ31とは反対の側面36a側に配置されている。また、発光素子510aおよび受光素子510bは、長手方向LDにおいて搬送室36の中央部分に設けられている。より詳しくは、発光素子510a及び受光素子510bは、現像ローラ31の中央31a(破線)が発光素子510aと受光素子510bとの間にくるように配置されている。このように、発光素子510aおよび受光素子510bを搬送室36の中央部分に設けることで、搬送室36のトナー残量を良好に検知することができる。すなわち、搬送室36の長手方向LDにおける端部には、現像剤(トナー)が偏在することがあるが、搬送室36の中央部分は現像剤の偏在が少ないので、実際的なトナー残量を検知することができる。
ここで、撹拌部材34の、導光部材600に関係する構成について説明する。図4(c)に示すように、撹拌部材34は、長手方向LDにおいて、導光部材600と対向する位置に、発光側拭取端34c1と受光側拭取端34c2を含む拭取部34cと、拭取補助部34dと、を有する。拭取補助部34dは、拭取部34cと重ねて配置される。これら拭取部34c及び拭取補助部34dは、可撓性を有するシートである。また、撹拌部材34の軸方向(長手方向LD)に見た拭取部34cの回転軌跡は、光路Qと重なるように設定されている。
撹拌部材34が回転すると、発光側拭取端34c1は第1光ガイド部610の発光窓612aを擦りながら導光部材600を通過し、受光側拭取端34c2は第2光ガイド部620の受光窓622aを擦りながら導光部材600を通過する。即ち、撹拌部材34が1回転する毎に、拭取部34cによって、発光窓612aと受光窓622aに付着した現像剤が拭取られる。また、拭取補助部34dは、拭取部34cの発光窓612aと受光窓622aへの当接圧と進入角度を調整するためのもので、導光部材600と撹拌部材34の形状や位置関係などを考慮して設計されている。なお、拭取部34c単体での現像剤の拭取り性能が充分確保できれば、拭取補助部34dは無くてもよい。また、拭取部34cを省略し、撹拌部材34の羽根部により導光部材600の発光窓612a及び受光窓622aを清掃させる構成としてもよい。
図11のトナー残量センサ500の回路図に示すように、発光素子510aと電源電圧Vccとの間には、不図示のスイッチが設けられ、スイッチをオン状態にすることにより、電源電圧Vccからの電圧が発光素子510aに印加される。これにより、発光素子510aは導通状態となる。一方、受光素子510bも電源電圧Vccとの間に不図示のスイッチが設けられ、スイッチをオン状態にすることにより、検知した光量に応じた電流により受光素子510bは導通状態となる。
発光素子510aには、電源電圧Vccと電流制限抵抗R1が接続され、発光素子510aは、電流制限抵抗R1によって決定される電流により発光する。発光素子510aから出射された光は、図10(b)に示すように光路Qを通り、受光素子510bによって受光される。受光素子510bのコレクタ端子には電源電圧Vccが接続され、エミッタ端子には検出抵抗R2が接続されている。フォトトランジスタである受光素子510bは、発光素子510aから出射された光を受光し、受光した時間(検知時間)に応じた出力値としての信号を出力する。この信号は、検出抵抗R2により電圧V1に変換され、制御部90(図11参照)のA/D変換部95に入力される。撹拌部材34が1回転している間に受光素子510bが受光した時間(検知時間)は、光路Qが開放されている時間に比例するため、搬送室36内のトナー残量が少ないほど長くなる。即ち、トナー残量センサ500は、搬送室36に収容されたトナー量(現像剤量)に応じて、受光素子510bが受光した時間に対応する出力値を出力する。
図11(a)に示すように、トナー残量センサ500の光路Qは、撹拌部材34の回転軸の軸方向に視て、撹拌部材34の回転軌跡Tb1、Tb2と重なるように設定されている。言い換えれば、トナー残量センサ500の発光素子510aから発せられた光は、撹拌部材34の軸方向(長手方向LD)に視て、撹拌部材34の回転軌跡Tb1、Tb2内において搬送室36の内部を通過する。
[画像形成装置の制御系]
図12は、画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。画像形成装置1の制御手段としての制御部90は、演算装置としてのCPU91と、CPU91の作業領域として使用されるRAM92と、各種プログラムを格納するROM93と、を有している。また、制御部90は、外部の機器と接続される入出力ポートとしてのI/Oインターフェース94と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部95と、画像印刷枚数をカウントする画像印刷枚数カウンタ97と、を有している。
制御部90の入力側には、トナー残量センサ51、装着センサ53及び開閉センサ54が接続されており、装着センサ53は、トナーパック40が現像容器32の補給口32aに装着されたことを検知する。例えば、装着センサ53は、補給口32aに設けられ、トナーパック40によって押圧されることで検知信号を出力する感圧スイッチから構成される。また、開閉センサ54は、開閉部材83が排出トレイ81に対して開かれたか否かを検知する。開閉センサ54は、例えば感圧スイッチや磁気センサから構成される。
制御部90のCPU91は、トナー残量センサ500に入力された電圧レベルに基づいて受光素子510bが発光素子510aから光を受光したか否か判断する。そして、CPU91は、現像容器32内のトナーを撹拌部材34により一定時間撹拌させた際に、トナー残量センサ500が光を検知した時間の長さを算出する。ROM93は、トナー残量センサ500の光の検知時間からトナー残量を判定するためのトナー残量判定閾値(以下、単に閾値という)をテーブル96として予め記憶している。CPU91は、トナー残量センサ500の光の検知時間とテーブル96に記憶された閾値とに基づき現像容器32内のトナー残量を算出(予測)する。
また、制御部90には、操作部300と、画像形成部10と、トナー残量に関する情報を表示可能なトナー残量パネル400と、が接続されており、操作部300は、各種の設定画面を表示可能な表示部301及び物理キー等を有している。表示部301は、例えば液晶パネルから構成される。画像形成部10は、感光ドラム21、現像ローラ31、供給ローラ33及び撹拌部材34等を駆動する駆動源としてのモータM1を有している。なお、感光ドラム21、現像ローラ31及び供給ローラ33と、撹拌部材34と、をそれぞれ別個のモータによって駆動するように構成してもよい。
トナー残量パネル400は、図1(b)及び図13(a)~(d)に示すように、プリンタ本体100の筐体の前面の右側、すなわち左側に配置された操作部300とは反対側に設けられており、現像容器32内のトナー残量に関する情報を表示する。本実施の形態では、表示部としてのトナー残量パネル400は、上下に並設される複数(本実施の形態では3つ)の目盛りからなるパネル部材であり、各目盛りがLowレベル、Midレベル及びFullレベルに対応している。
すなわち、図13(a)に示すように、下方の目盛りのみが断続的に点滅している場合には、現像容器32のトナー残量はNearOutレベルを示す。このとき、現像容器32内のトナー残量は、第1量QT1(図18参照)よりも少ない。図13(b)に示すように、下方の目盛りのみが連続的に点灯している場合には、現像容器32のトナー残量はLowレベルを示す。このとき、現像容器32内のトナー残量は、第1量QT1(図18参照)以上かつ第2量QT2未満である。言い換えれば、トナー残量パネル400は、図13(b)に示す第1状態と、図13(a)に示す、第1状態とは異なる第2状態と、に遷移可能である。図13(c)に示すように、下方及び中央の目盛りが点灯し、上方の目盛りが消灯している場合には、現像容器32のトナー残量はMidレベルを示す。図13(d)に示すように、3つの目盛りの全てが点灯している場合には、現像容器32のトナー残量はFullレベルを示す。
NearOutレベルは、もうすぐ現像容器32内のトナーが切れて適切に画像形成できなくなる程度のトナー残量を示している。Lowレベルは、NearOutレベルよりも多く、Midレベルよりも少ないトナー残量を示している。Midレベルは、Lowレベルよりも多く、Fullレベルよりも少ないトナー残量を示している。
なお、トナー残量パネル400は、液晶パネルに限らず、LEDや白熱灯等の光源及び拡散レンズから構成されてもよい。また、トナー残量パネル400を別途設けずに、操作部300のディスプレイに、本実施の形態で説明したような各目盛りによるトナー残量の表示を行う構成としてもよい。また、現像容器32のトナー残量がLowレベルになったら、操作部300にトナー補給を促すための補給通知を表示してもよい。また、トナーが無くなったら操作部300にトナー補給を促すための補給通知を表示してもよい。
また、本実施の形態においては、3つの目盛りによって4つの状態を表示する構成について説明したが、目盛りの数などはこれに限定されず、画像形成装置の構成などに応じて適宜設定されてよい。また、パーセント表示やゲージ表示によって、トナー残量を連続的に表示するように構成してもよい。また、トナー残量のユーザへの通知は、スピーカーを用いて音声により行ってもよい。
[トナー残量の検知方法]
次に、図14(a)乃至図18を用いて、現像容器32内のトナー残量の検知方法について説明する。図14(a)は、現像容器32のトナー残量が少ない状態を示す、図4(b)の5B-5B断面図である。図14(b)は、現像容器32のトナー残量が少ない状態であり、撹拌部材34の回転位相が図14(a)とは異なる状態を示す、図4(b)の5B-5B断面図である。なお、図14(a)(b)は、後述するトナーの凝集度が低い状態である。
図15(a)は、現像容器32のトナー残量が多い状態であり、図14(a)と撹拌部材34の回転位相が同じ状態を示す、図4(b)の5B-5B断面図である。図15(b)は、現像容器32のトナー残量が少なく、かつトナーの凝集度が高い状態を示す、図4(b)の5B-5B断面図である。図16は、撹拌部材34が一回転する間にトナー残量センサ500が光を検知した際の検知電圧を示すグラフである。図17は、印刷枚数に対するトナーの凝集度の推移を示すグラフである。図18は、トナー残量とトナー残量センサの検知時間との関係を示すグラフである。
図14(a)乃至図15(b)に示すように、現像容器32内のトナーは、撹拌部材34が回転することで、現像容器32内を移動して撹拌される。以下では、特に撹拌部材34の第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2により移動するトナーに着目して説明する。
図14(a)に示す撹拌部材34の回転位相では、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2により持ち上げられたトナーが下方に落ち始める。この時、撹拌部材34は第1回転位相に位置するものとする。そして、撹拌部材34が第1回転位相から第2回転位相に更に回転すると、図14(b)に示すように、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2上のトナーは、下方に落ちていく。図14(a)に示す状態では、光路Qを光が通過可能、すなわち光路Qはトナーによって遮光されずに開放されている。したがって、トナー残量センサ500は、光を検知することができる。
これに対して、図14(b)に示す状態では、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2から下方に落ちたトナーによって、光路Qがトナーによって遮光され、トナー残量センサ500が光を検知できなくなる。撹拌部材34が第1回転位相から第2回転位相に回転する過程において、トナー残量センサ500は、図16に示すように、受光素子510bが光を検知できる状態から検知できない状態に切り替わる遮光タイミングTc1を迎える。現像容器32のトナー残量が少ない状態では、撹拌部材34が1周する間にトナー残量センサ500が光を検知できる時間は、時間T1である。
図15(a)は、図14(a)(b)よりも現像容器32のトナー残量が多く、撹拌部材34が第1回転位相に位置している状態を示している。このとき、図15(a)に示すように、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2によりトナーが持ち上げられた状態でも、光路Q付近にはトナーが存在している。このため、図16に示すように、現像容器32のトナー残量が多い状態では、撹拌部材34が1周する間にトナー残量センサ500が光を検知できる時間は、時間T1よりも短い時間T0となる。
このように、撹拌部材34が1回転する際に撹拌部材34によって搬送されるトナーによって光路Qが遮光される時間、すなわちトナー残量センサ500が光を検知できない時間は、トナー残量に依存して変化する。つまり、現像容器32内のトナー残量が多いときは光路Qがトナーによって遮られやすいためにトナー残量センサ500が光を検知する時間が短くなり、トナー残量が少ない時は反対にトナー残量センサ500が光を検知する時間が長くなる。
ところで、画像形成装置1の累積の画像形成回数(画像印刷枚数)が増加するにつれて、現像容器32内のトナーは、流動性を失ってゆく。これは、現像ローラ31や撹拌部材34によってトナーが機械的なストレスを受け、トナーの流動化剤が、トナーのバインダに埋め込まれるからと考えられている。トナーは、主にバインダ、着色剤、ワックス、荷電制御剤及び流動化剤から構成される。バインダは、樹脂から構成され、記録材に転写された画像の定着性向上等の機能を持つ。ここで、現像容器32内のトナーの流動性(以下、単にトナー流動性ともいう)を示す一つの指標として凝集度について説明する。
[凝集度]
凝集度はトナーの集まりやすさを示す指数である。凝集度が高い状態では、トナーが集まり凝集しているため、トナー流動性は低くなる。反対に凝集度が低い状態では、トナーが集まりにくい状態を示しており、トナー流動性は高くなる。このような凝集度は、例えば以下のような方法で測定することが可能である。
測定装置は、ホソカワミクロン社製のパウダテスタ(登録商標)PT-D型である。測定は次のように行う。まず、測定装置の振動台の上に、3種類のふるいを重ねてセットする。3種類のふるいは、上から順に、ふるい目が75μmの200メッシュのふるい、ふるい目が38μmの390メッシュのふるい、ふるい目が25μmの635メッシュのふるいである。これらを振動台の上にセットして、5gのトナーを、23℃、50%の環境下で一晩エージングしたものを、15sec間、振幅0.6mmの振動を振動台に与えて、それぞれのふるいに残ったトナーを測定し、下記式を用いて、凝集度を算出する。
ふるい目75μmのふるいに残ったトナーの質量%×1 ・・・・(a)
ふるい目38μmのふるいに残ったトナーの質量%×0.6・・・・(b)
ふるい目25μmのふるいに残ったトナーの質量%×0.2・・・・(c)
凝集度=(a)+(b)+(c) (%)
図17には、印刷枚数に対するトナーの凝集度の推移を示す。初期状態から画像印刷枚数が増加するにつれて凝集度は上昇する。本実施の形態の画像形成装置1はトナーを現像容器32へ直接補給する直接補給方式であって、トナーを補給することにより、現像容器32内のトナーの凝集度はトナー補給直前よりも低下する。トナーのみを補給して、プロセスユニット20を繰り返し使用する場合、現像容器32内のトナーの凝集度が徐々に上昇していく。
以下では、トナー流動性とトナー残量検知の関係について説明する。先に説明した図14(a)はトナー凝集度が低い状態である。これと比較するため、図15(b)は、図14(a)と現像容器32内のトナーが同じ量であり、撹拌部材34の回転位相が同じ第1回転位相であるが、トナー凝集度が高い状態を示す。トナー流動性は、トナー凝集度に反比例する傾向がある。現像容器32内のトナーが同じ量である場合でもトナー流動性が異なる場合、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2上のトナーが下方に落ち始めるタイミングに違いが生じる。
図14(a)に示すトナー凝集度が低い状態では、トナー流動性が高く、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2上に堆積したトナーは、重力方向下方に滑落しやすい。一方で、図15(b)に示すトナー凝集度が高い状態では、トナー流動性が低く、トナー流動性が高い条件と比較すると、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2上に堆積したトナーはその姿勢を維持する傾向にある。そのため、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2上のトナーが重力方向下方に滑落しにくい。すなわち、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2上のトナーが重力方向下方に落ち始めるタイミングは、トナー流動性が高い条件よりもトナー流動性が低い条件の方が遅くなる。
図16に示すように、トナー流動性が低い条件での受光素子510bが光を検知できる状態から検知できない状態に切り替わる遮光タイミングは、遮光タイミングTc2となる。遮光タイミングTc2は、トナー流動性が高い条件での遮光タイミングTc1よりも遅いタイミングである。このため、トナー流動性が低い条件での、撹拌部材34が1周する間にトナー残量センサ500が光を検知できる時間は、時間T1よりも長い時間T2となる。なお、受光素子510bが光を検知できない状態から検知できる状態に切り替わる透光タイミングTc3は、トナー流動性に拘わらず、一定であるものとする。また、上述では、第1羽根部34b1及び第2羽根部34b2により移動するトナーに着目して時間T1,T2について説明したが、拭取部34c及び拭取補助部34dにより移動するトナーを含めて考えても、T1<T2の関係になるのは変わらない。
すなわち、現像容器32内のトナーが同じ量である場合においても、トナー流動性が異なる場合には、トナー残量センサ500が光を検知する時間に差が生じる。具体的には、トナー流動性が高い条件ではトナー残量センサ500の検知時間が短くなり、トナー流動性が低い条件ではトナー残量センサ500の検知時間が長くなる。
本実施の形態においては、トナー残量センサ500の検知時間からトナー残量を判定するための閾値を、ROM93のテーブル96に記憶している。テーブル96では、画像印刷枚数に応じてトナー残量を判定するための閾値が異なっている。例えば、画像印刷枚数が初期状態から5000枚時点での閾値を100%とした場合、閾値を10000枚時点で105%、20000枚時点で110%としている。
ここで、図18に示す線TV1は、画像形成装置1及びプロセスユニット20が新品時における、トナー残量とトナー残量センサ500の検知時間との関係を模式的に示す。図18に示す線TV2は、画像印刷枚数が20000枚時点の画像形成装置1における、トナー残量とトナー残量センサ500の検知時間との関係を模式的に示す。なお、図18の横軸は、トナー残量を示しており、+方向(右方向)に行くほど、現像容器32内のトナー残量が少なくなることを示す。また、図18の縦軸は、トナー残量センサ500の検知時間を示しており、+方向(上方向)に行くほど、検知時間が長くなることを示す。テーブル96には、Low閾値V1a,V2aと、NearOut閾値V1b,V2bと、が記憶されている。なお、図18で示す例においては、トナー残量が第1量QT1以上かつ第2量QT2未満の範囲では、トナー残量パネル400はLowレベルを示す。トナー残量が第1量QT1未満の場合には、トナー残量パネル400はNearOutレベルを示す。
新品の画像形成装置1(線TV1参照)においては、トナー残量センサ500の検知時間がLow閾値V1aを上回ると、制御部90は、トナー残量がLowレベルであると判断する。そして、制御部90は、トナー残量パネル400がLowレベルを示すように制御する(図13(b)参照)。また、新品の画像形成装置1においては、トナー残量センサ500の検知時間がNearOut閾値V1bを上回ると、制御部90は、トナー残量がNearOutレベルであると判断する。そして、制御部90は、トナー残量パネル400がNearOutレベルを示すように制御する(図13(a)参照)。言い換えれば、トナー残量パネル400は、トナー残量センサ500から出力された検知時間が所定の閾値としてのNearOut閾値V1b以下の場合には、Lowレベル(第1状態)となる。また、トナー残量パネル400は、トナー残量センサ500から出力された検知時間がNearOut閾値V1bよりも大きい場合には、NearOutレベル(第2状態)となる。
同様に、画像印刷枚数が20000枚時点の画像形成装置1(線TV2参照)においては、トナー残量センサ500の検知時間がLow閾値V2aを上回ると、制御部90は、トナー残量がLowレベルであると判断する。そして、制御部90は、トナー残量パネル400がLowレベルを示すように制御する(図13(b)参照)。また、画像印刷枚数が20000枚時点の画像形成装置1においては、トナー残量センサ500の検知時間がNearOut閾値V2bを上回ると、制御部90は、トナー残量がNearOutレベルであると判断する。そして、制御部90は、トナー残量パネル400がNearOutレベルを示すように制御する(図13(a)参照)。言い換えれば、トナー残量パネル400は、トナー残量センサ500から出力された検知時間がNearOut閾値V2b以下の場合には、Lowレベル(第1状態)となる。また、トナー残量パネル400は、トナー残量センサ500から出力された検知時間がNearOut閾値V2bよりも大きい場合には、NearOutレベル(第2状態)となる。
このように、制御部90は、画像形成装置1の画像印刷枚数に応じて、トナー残量の判断において使用する閾値を変更する。言い換えれば、トナー残量の判断において使用する閾値は、現像容器32内に収容された現像剤としてのトナーの凝集度に応じて変化する。具体的には、画像印刷枚数が増加するにつれてトナー流動性が低くなる(トナー凝集度が高くなる)。そして、トナー残量が同じ場合であっても、トナー流動性が低くなるほど、トナー残量センサ500の検知時間が長くなる。このため、本実施の形態では、画像印刷枚数が増加するにつれて、トナー残量を判定するための閾値が高くなるように補正される。例えば、画像印刷枚数が20000枚時点の画像形成装置1が、トナー残量がLowレベルを判断するためのLow閾値V2aは、新品の画像形成装置1が、トナー残量がLowレベルを判断するためのLow閾値V1aよりも高い。画像印刷枚数が20000枚時点の画像形成装置1が、トナー残量がNearOutレベルを判断するためのNearOut閾値V2bは、新品の画像形成装置1が、トナー残量がNearOutレベルを判断するためのNearOut閾値V1bよりも大きい。言い換えれば、印刷枚数が第1の値(例えば0枚)の場合には第1の閾値としてのNearOut閾値V1bに設定され、印刷枚数が第1の値よりも大きい第2の値(例えば20000枚)の場合には第2の閾値としてのNearOut閾値V2bに設定される。
このようにトナー残量を判定するための閾値を画像印刷枚数に応じて補正することで、現像容器32内のトナー残量をより正確に算出することができる。例えば、現像容器32に収容されたトナー残量が所定量としての第3量QT3である場合を考える。第3量QT3は、第1量QT1以上かつ第2量QT2未満の量であって、Lowレベルに相当する量である。この時、新品の画像形成装置1(線TV1参照)においては、トナー残量センサ500は、第1の出力値としての検知時間V1cを出力する。一方で、画像印刷枚数が20000枚時点の画像形成装置1(線TV2参照)においては、トナー残量センサ500は、検知時間V1cとは異なる第2の出力値としての検知時間V2cを出力する。そして、トナー残量パネル400は、適用されるトナー残量を判定するための閾値がそれぞれ異なることで、新品の画像形成装置1及び画像印刷枚数が20000枚時点の画像形成装置1の両方において、Lowレベル(第1状態)となる。よって、トナー凝集度(トナー流動性)の違いに起因してトナー残量センサ500から出力される検知時間が異なっても、トナー残量を判定するための閾値を補正することで、現像容器32内のトナー残量の検知精度を向上することができる。
なお、本実施の形態の画像形成装置1は、直接補給方式であって、トナーを補給することにより、現像容器32内のトナー量が増加する。制御部90は、トナーを補給した後の現像容器32内のトナー残量を判定する際にも、画像印刷枚数に応じてトナー残量を判定するための閾値を変更している。すなわち、画像形成装置1は、LowレベルやNearOutレベルの判定に限らず、MidレベルやFullレベルの判定においても、画像印刷枚数に応じてトナー残量を判定するための閾値を変更している。
また、本実施の形態では、トナーを収容する搬送室36を含むプロセスユニット20に基板保持部材710及び基板700が取り付けられており、基板700には発光素子510a及び受光素子510bが設けられている。このため、搬送室36における光路Qの相対位置は、一定となり、プリンタ本体100に対するプロセスユニット20の位置精度に拘わらず、安定してトナー残量を検知することができる。
また、本実施の形態の発光素子510a及び受光素子510bは、プロセスユニット20の長手方向LDに並んで配置されており、かつ長手方向LDに視て、搬送室36に対して同じ側(手前側)に配置されている。このため、発光素子510a及び受光素子510bをコンパクトに配置することができると共に、発光素子510a及び受光素子510bへ電源を供給する電源構成についてもコンパクトに配置することができる。よって、プロセスユニット20を小型化することができる。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態とはトナー残量の判定方法が異なる。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
本実施の形態における制御部90は、図19に示すように、第1の実施形態と同様に、CPU91と、RAM92と、ROM93と、I/Oインターフェース94と、A/D変換部95と、画像印刷枚数カウンタ97と、を有している。更に、制御部90は、画像形成装置1がトナー残量センサ500によるトナー残量の検知開始から過去数分間のモータM1の回転状態をモニタし、直近のモータM1の稼働率(以下、直近モータ稼働率という)を算出するモータ稼働率カウンタ98を有している。すなわち、稼働率としての直近モータ稼働率は、トナー残量センサ500によるトナー残量(現像剤量)の検知開始から所定時間前までの期間におけるモータM1の稼働率である。そして、制御部90のCPU91は、トナー残量センサ500の光の検知時間とテーブル96に記憶された閾値に基づいて、トナー残量を判定する。本実施の形態では、トナー残量を判定するための閾値は、直近モータ稼働率に応じて異なる。
具体的には、トナー残量の検知開始から過去5分間のモータ回転をモニタとする場合、トナー残量の検知開始まで5分以上休止した状態では直近モータ稼働率は0%である。一方、トナー残量の検知開始まで5分以上連続してモータM1が回転する場合の直近モータ稼働率は100%である。本実施の形態において、直近モータ稼働率が0%である時点での閾値を100%とした場合、直近モータ稼働率が100%に達した場合に閾値を110%としている。さらに、直近モータ稼働率が0%から100%に上昇する過程で、閾値を100%から110%まで直近モータ稼働率に応じて線形補間しながら変更していく。
以下では、直近モータ稼働率とトナー残量検知の関係について説明する。図20は、モータ回転時間とトナーの凝集度の関係を示すグラフである。凝集度は上述したようにトナーの集まりやすさを示す指数である。現像容器32内のトナーが、撹拌部材34によって連続的に撹拌された場合、トナーは電荷を帯びてトナー同士が集まりやすい状態となり、凝集度は高くなる(すなわち、トナー流動性は低くなる)傾向にある。一方で、撹拌部材34を一定時間停止すると、撹拌部材34によって撹拌されたことによるトナーの電荷は徐々に減衰し、トナー同士が集まりやすい状態が解消され、凝集度は低くなる傾向にある。
図20の領域SAは、画像形成装置1が一定時間以上休止した状態から連続的に画像を印刷した期間を示す。すなわち、領域SAでは、モータM1の稼働率が高い。連続的に画像を印刷すると、トナー凝集度は上昇し、一定枚数印刷すると、トナー凝集度は高い状態で一定になる。
図20の領域SBは、画像形成装置1が連続的に画像を印刷した後に、一定時間以上休止した期間を示す。すなわち、領域SBでは、モータM1の稼働率が低い。印刷を休止すると、トナー凝集度は徐々に低下し、一定時間以上経過すると、トナー凝集度は低い状態で一定となる。このように、モータM1の稼働状況に応じてトナーの凝集度は変化し得る。つまり、ユーザが画像形成装置1を使用する頻度や印刷枚数に応じて、トナーの凝集度は変化する。
すなわち、ユーザが画像形成装置1を一定時間以上の間隔で少ない枚数を印刷する場合、トナーの凝集度は低い状態であり、トナー流動性が高くなる。一方で、ユーザが画像形成装置1を連続的に使用する場合は、トナーの凝集度は高い状態であり、トナー流動性が低くなる。
本実施形態においては、制御部90は、モータ稼働率カウンタ98が算出する直近モータ稼働率に応じて、トナー残量を判定するための閾値を変更する。テーブル96には、直近モータ稼働率と、トナー残量を判定するための閾値と、の複数の組み合わせが記憶されている。
すなわち、ユーザが画像形成装置1を一定時間以上の間隔で少ない枚数を印刷した時のように、直近モータ稼働率が低い場合は、トナー残量を判定するための閾値は小さく設定される。一方で、ユーザが画像形成装置1を連続的に使用した時のように、直近モータ稼働率が高い場合は、トナー残量を判定するための閾値は大きく設定される。
例えば、図18に示すように、直近モータ稼働率が低い場合には、画像形成装置1は、Low閾値V1a及びNearOut閾値V1bを採用する。一方で、直近モータ稼働率が高い場合には、画像形成装置1は、Low閾値V2a及びNearOut閾値V2bを採用する。すなわち、トナー残量が同じ第2量QT2を検知する場合でも、直近モータ稼働率が高い場合のLow閾値V2aは、直近モータ稼働率が低い場合のLow閾値V1aよりも大きい。また、トナー残量が同じ第1量QT1を検知する場合でも、直近モータ稼働率が高い場合のNearOut閾値V2bは、直近モータ稼働率が低い場合のNearOut閾値V1bよりも大きい。言い換えれば、トナー残量がNearOutレベルとなるかを判定するための閾値は、直近モータ稼働率が第1の稼働率(例えば0%)の場合には第1の閾値としてのNearOut閾値V1bに設定される。また、トナー残量がNearOutレベルとなるかを判定するための閾値は、直近モータ稼働率が第1の稼働率よりも大きい第2の稼働率(例えば100%)の場合には第2の閾値としてのNearOut閾値V2bに設定される。NearOut閾値V2bは、NearOut閾値V1bよりも大きい。
このように、ユーザの画像形成装置1の使用頻度に対応する直近モータ稼働率に応じて、トナー残量を判定するための閾値を変更することで、現像容器32内のトナー残量を正確に算出することができる。
<その他の実施の形態>
なお、上述した第1の実施の形態では、制御部90は画像印刷枚数に応じてトナー残量を判定するための閾値を補正したが、その限りではない。すなわち、トナー残量の閾値を一定にしたまま、トナー残量センサ500の検知時間を補正することも可能である。
また、既述の何れの形態においても、制御部90は、トナー残量センサ500の検知時間と所定の閾値とを比較して、現像容器32内のトナー残量のレベルを判断していたが、これに限定されない。例えば、トナー残量センサ500は、検知時間と反比例する値を持つ信号を制御部90に出力してもよく、制御部90は、この値と閾値とを比較して、現像容器32内のトナー残量のレベルを判断してもよい。この時、閾値は、トナー凝集度が高くなるほど、低く設定される。
また、既述のいずれの形態においても、発光部及び受光部は、長手方向LDに並んで配置されているが、これに限定されない。すなわち、発光部及び受光部は、搬送室36の、現像ローラ31とは反対の側面側に配置されていれば、どのような位置に配置してもよい。
なお、既述のいずれの形態においても、プリンタ本体の上方に読取装置200を設けていたが、これに限定されない。すなわち、画像形成装置は、読取装置を有さないプリンタでもよい。また、読取装置は、原稿を給送するADF(Auto Ducument Feeder)を備えた読取装置でも良い。
1:画像形成装置/20:プロセスユニット/21:像担持体(感光ドラム)/31:現像剤担持体(現像ローラ)/32:枠体(現像容器)/32a:補給口/34:撹拌部材/36:収容部(搬送室)/40:補給容器(トナーパック)/100:装置本体(プリンタ本体)/400:表示部(トナー残量パネル)/500:検知ユニット(トナー残量センサ)/510a:発光部(発光素子)/510b:受光部(受光素子)/LD:長手方向/M1:駆動源(モータ)/Tb1:回転軌跡/V1b:所定の閾値、第1の閾値(NearOut閾値)/V1c:第1の出力値(検知時間)/V2b:第2の閾値(NearOut閾値)/V2c:第2の出力値(検知時間)

Claims (10)

  1. 画像形成装置において、
    装置本体と、
    画像が担持される像担持体と、
    現像剤を収容する収容部を構成する枠体と、前記枠体に支持され、前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記収容部に現像剤を供給可能な補給口と、を有するプロセスユニットであって、前記装置本体に対して取り付けられるプロセスユニットと、
    光を発する発光部と、前記発光部から発せられ前記収容部の内部を通過した光を受光する受光部と、を有し、前記収容部に収容された現像剤量に応じた出力値を出力する検知ユニットと、
    前記検知ユニットから出力された前記出力値が所定の閾値以下の場合には第1状態となり、前記検知ユニットから出力された前記出力値が前記閾値よりも大きい場合には前記第1状態とは異なる第2状態となる表示部と、を備え、
    前記閾値は、前記画像形成装置の印刷枚数に応じて変化する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記閾値は、前記印刷枚数が第1の値の場合には第1の閾値に設定され、前記印刷枚数が前記第1の値よりも大きい第2の値の場合には前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値に設定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プロセスユニットは、回転することで前記収容部に収容された現像剤を撹拌する撹拌部材を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置において、
    装置本体と、
    画像が担持される像担持体と、
    現像剤を収容する収容部を構成する枠体と、前記枠体に支持され、前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、回転することで前記収容部に収容された現像剤を撹拌する撹拌部材と、前記収容部に現像剤を供給可能な補給口と、を有するプロセスユニットであって、前記装置本体に対して取り付けられるプロセスユニットと、
    前記撹拌部材を駆動する駆動源と、
    光を発する発光部と、前記発光部から発せられ前記収容部の内部を通過した光を受光する受光部と、を有し、前記収容部に収容された現像剤量に応じた出力値を出力する検知ユニットと、
    前記検知ユニットから出力された前記出力値が所定の閾値以下の場合には第1状態となり、前記検知ユニットから出力された前記出力値が前記所定の閾値よりも大きい場合には前記第1状態とは異なる第2状態となる表示部と、を備え、
    前記閾値は、前記検知ユニットによる前記現像剤量の検知開始から所定時間前までの期間における前記駆動源の稼働率に応じて変化する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記閾値は、前記稼働率が第1の稼働率の場合には第1の閾値に設定され、前記稼働率が前記第1の稼働率よりも大きい第2の稼働率の場合には前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値に設定される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記発光部及び前記受光部は、前記像担持体の長手方向に並んで配置され、
    前記発光部から発せられた光は、前記長手方向に視て、前記撹拌部材の回転軌跡内において前記収容部の内部を通過する、
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記出力値は、前記撹拌部材が1回転する間に前記受光部が前記発光部から発せられた光を受光した時間に対応する値である、
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置において、
    装置本体と、
    画像が担持される像担持体と、
    現像剤を収容する収容部を構成する枠体と、前記枠体に支持され、前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記収容部に現像剤を供給可能な補給口と、を有するプロセスユニットであって、前記装置本体に対して取り付けられるプロセスユニットと、
    光を発する発光部と、前記発光部から発せられ前記収容部の内部を通過した光を受光する受光部と、を有し、前記収容部に収容された現像剤量に応じた出力値を出力する検知ユニットと、
    前記検知ユニットから出力された前記出力値が所定の閾値以下の場合には第1状態となり、前記検知ユニットから出力された前記出力値が前記閾値よりも大きい場合には前記第1状態とは異なる第2状態となる表示部と、を備え、
    前記閾値は、前記収容部に収容された現像剤の凝集度に応じて変化する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 画像形成装置において、
    装置本体と、
    画像が担持される像担持体と、
    現像剤を収容する収容部を構成する枠体と、前記枠体に支持され、前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記収容部に現像剤を供給可能な補給口と、を有するプロセスユニットであって、前記装置本体に対して取り付けられるプロセスユニットと、
    光を発する発光部と、前記発光部から発せられ前記収容部の内部を通過した光を受光する受光部と、を有し、前記収容部に収容された現像剤量に応じた出力値を出力する検知ユニットと、
    第1状態と、前記第1状態とは異なる第2状態と、に遷移可能に構成される表示部と、を備え、
    前記表示部は、前記収容部に収容された現像剤量が所定量かつ前記出力値が第1の出力値の際に、前記第1状態となり、前記収容部に収容された現像剤量が前記所定量かつ前記出力値が第1の出力値とは異なる第2の出力値の際にも、前記第1状態となる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記表示部は、前記第1状態において連続的に点灯し、かつ前記第2状態において断続的に点滅するパネル部材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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